特許第6891310号(P6891310)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6891310
(24)【登録日】2021年5月28日
(45)【発行日】2021年6月18日
(54)【発明の名称】商品読取装置及びその制御プログラム
(51)【国際特許分類】
   G07G 1/00 20060101AFI20210607BHJP
【FI】
   G07G1/00 311D
   G07G1/00 311E
【請求項の数】5
【全頁数】14
(21)【出願番号】特願2020-26939(P2020-26939)
(22)【出願日】2020年2月20日
(62)【分割の表示】特願2015-253556(P2015-253556)の分割
【原出願日】2015年12月25日
(65)【公開番号】特開2020-74251(P2020-74251A)
(43)【公開日】2020年5月14日
【審査請求日】2020年3月19日
(73)【特許権者】
【識別番号】000003562
【氏名又は名称】東芝テック株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100108855
【弁理士】
【氏名又は名称】蔵田 昌俊
(74)【代理人】
【識別番号】100103034
【弁理士】
【氏名又は名称】野河 信久
(74)【代理人】
【識別番号】100179062
【弁理士】
【氏名又は名称】井上 正
(74)【代理人】
【識別番号】100075672
【弁理士】
【氏名又は名称】峰 隆司
(74)【代理人】
【識別番号】100153051
【弁理士】
【氏名又は名称】河野 直樹
(74)【代理人】
【識別番号】100162570
【弁理士】
【氏名又は名称】金子 早苗
(72)【発明者】
【氏名】五反田 剛
(72)【発明者】
【氏名】宍戸 範文
【審査官】 小島 哲次
(56)【参考文献】
【文献】 特開2015−166910(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G07G 1/00− 1/12
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
商品を識別するための識別コードを入力する機能と、前記商品に取り付けられた防犯タグを無効化する機能と、を備えたハンディユニットと、
前記識別コードを入力する固定スキャナと、
前記識別コードが前記固定スキャナで入力されたことを判定する判定手段と、
入力された前記識別コードで識別される前記商品が前記防犯タグの取り付け対象であるか否かを確認する確認手段と、
前記識別コードが前記固定スキャナで入力されたと前記判定手段により判定され、かつ当該識別コードで識別される前記商品が前記防犯タグの取り付け対象であることが前記確認手段により確認された場合に、前記識別コードを前記ハンディユニットにより入力し直すように操作者に促すための報知動作を制御する制御手段と、
を具備した商品読取装置。
【請求項2】
前記ハンディユニットは、前記商品に近接された際に、前記識別コードを入力するとともに、前記商品に取り付けられた前記防犯タグを無効化する、
請求項1に記載の商品読取装置。
【請求項3】
前記防犯タグの取り付け対象ではないことが前記確認手段により確認された場合は、前記固定スキャナにより入力された前記識別コードを、当該識別コードを売上商品の識別コードとして登録する登録手段を備えた端末へと送信する送信手段、
をさらに備える請求項1又は請求項2に記載の商品読取装置。
【請求項4】
商品を識別するための識別コードを入力する機能と、前記商品に取り付けられた防犯タグを無効化する機能と、を備えたハンディユニットと、
前記識別コードを入力する固定スキャナと、
を具備した商品読取装置を制御するコンピュータを、
前記識別コードが前記固定スキャナで入力されたことを判定する判定手段と、
入力された前記識別コードで識別される前記商品が前記防犯タグの取り付け対象であるか否かを確認する確認手段と、
前記識別コードが前記固定スキャナで入力されたと前記判定手段により判定され、かつ当該識別コードで識別される前記商品が前記防犯タグの取り付け対象であることが前記確認手段により確認された場合に、前記識別コードを前記ハンディユニットにより入力し直すように操作者に促すための報知動作を制御する制御手段と、
して機能させるための制御プログラム。
【請求項5】
前記防犯タグの取り付け対象ではないことが前記確認手段により確認された場合は、前記固定スキャナにより入力された前記識別コードを、当該識別コードを売上商品の識別コードとして登録する登録手段を備えた端末へと送信する送信手段、
として前記コンピュータをさらに機能させる請求項4に記載の制御プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、商品読取装置及びその制御プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
無効化されていない防犯タグが、店舗の出口付近に設けた防犯ゲート付近に持ち込まれた場合に、警報を発する防犯システムは知られている。そしてこの種の防犯システムでは、売上商品の精算時に、当該売上商品に取り付けられた防犯タグを無効化している。
防犯タグの無効化は、店員が、防犯タグが取り付けられた商品を無効化装置に近接させることにより行われる。そしてこの作業は、商品の売上登録の際に行われることが多い。
【0003】
売上登録が行われた商品に取り付けられた防犯タグの無効化が正しく行われなかった場合、買物客が買い上げた商品を店舗外に持ち出そうとする際に、防犯ゲートにて警報が発せられることになる。これは誤報であり、確認作業のために店員の手を煩わすことになる上に、買物客に不快な思いをさせてしまうことになる。
【0004】
このような事情から、買物客が買い上げた商品を店舗外に持ち出そうとする際に、防犯システムにて誤報が生じる可能性を低減できることが望まれていた。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2015−125755号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明が解決しようとする課題は、買物客が買い上げた商品を店舗外に持ち出そうとする際に、防犯システムにて誤報が生じる可能性を低減できる商品読取装置及びその制御プログラムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
実施形態の商品読取装置は、ハンディユニット固定スキャナ、判定手段、確認手段及び制御手段を備える。ハンディユニットは、商品を識別するための識別コードを入力する機能と、商品に取り付けられた防犯タグを無効化する機能とを備える。固定スキャナは、識別コードを入力する。確認手段は、入力された識別コードにより識別される商品が防犯タグの取り付け対象であるか否かを確認する。制御手段は、識別コードが固定スキャナで入力されたと判定手段により判定され、かつ当該識別コードで識別される商品が防犯タグの取り付け対象であることが確認手段により確認された場合に、ハンディユニットにより入力し直すように操作者に促すための報知動作を制御する。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1】一実施形態に係る商品読取装置を含んだ店舗会計システムの外観図。
図2図1に示す店舗会計システムにおける電気的要素のブロック図。
図3】PLUファイルが含むデータレコードの構造を示す図。
図4】商品読取装置が備える図2中のCPUの制御処理のフローチャート。
図5】報知画面の一例を示す図。
図6】消去中画面の一例を示す図。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、商品読取装置及びそれを備えた商品登録装置の実施形態について、図面を用いて説明する。本実施形態は、スーパーマーケット等の店舗で売上商品の識別コードであるPLU(price look up)コードを読み取り、売上商品のPLUコードとして登録する店舗会計システムとして商品登録装置を実現する場合である。
【0010】
図1は本実施形態に係る商品読取装置を含んだ店舗会計システムの外観図である。
図1に示す店舗会計システムは、商品読取装置100及びPOS端末200を含む。商品読取装置100は、会計カウンタ300の上に取り付けられる。POS端末200は、レジ台400に載置されたドロワ500の上に設置されている。商品読取装置100とPOS端末200とは、図示しない通信ケーブルにより電気的に接続される。ドロワ500に代えて、自動釣銭機が設置される場合もある。
【0011】
商品読取装置100は、ハウジング101、キーボード102、タッチパネル103、客用ディスプレイ104、固定スキャナ105及びハンディユニット106を含む。
ハウジング101は、平型の箱状をなし、会計カウンタ300の上に立つ。ハウジング101は、上端においてキーボード102、タッチパネル103、客用ディスプレイ104を支持し、内部において固定スキャナ105を支持する。ハウジング101は、固定スキャナ105に対向して読取窓101aを有し、読取窓101aの前に位置する物体(オブジェクト)を、読取窓101aを介して固定スキャナ105によりスキャン可能とする。ハウジング101には、置き台101bが取り付けられている。置き台101bは、ハンディユニット106を引っ掛けた状態で保持する。ハンディユニット106は、ケーブル106aを介して商品読取装置100に接続されていて、オペレータにより持たれて使用される。なおオペレータは、一般的には店員である。
【0012】
POS端末200は、ハウジング201、キーボード202、オペレータ用ディスプレイ203、客用ディスプレイ204及びプリンタ205を含む。
ハウジング201は、キーボード202をその一部を外部に露出する状態で支持し、オペレータ用ディスプレイ203及び客用ディスプレイ204を外部に位置する状態で支持し、プリンタ205を内部にて支持する。
【0013】
会計カウンタ300は、細長い天板300aを含む。会計カウンタ300は、天板の長手方向に沿った顧客通路(図1における奥側)とオペレータスペース(図1における手前側)とを分ける。ハウジング101は、天板300aの長手方向の略中央に位置し、キーボード102、タッチパネル103及び読取窓101aをそれぞれオペレータスペース側に向けるとともに、客用ディスプレイ104を顧客通路側に向ける。天板300aの上面は、商品読取装置100を挟んで買物客移動方向の上流側の領域については、買物客が購入しようとする商品のうちの売上登録が済んでいない商品を置くためのスペースとして使用される。また、下流側の領域は、売上登録が済んだ商品を置くためのスペースとして使用される。
レジ台400は、顧客通路における顧客の移動方向に対して下流側の会計カウンタ300の端部に並ぶようにオペレータスペース側に位置する。
【0014】
図2図1に示す店舗会計システムにおける電気的要素のブロック図である。なお、図2に示される要素のうちで図1に示されるのと同一の要素には図1と同一の符号を付する。
商品読取装置100は電気的要素として、キーボード102、タッチパネル103、客用ディスプレイ104、固定スキャナ105、ハンディユニット106のほかに、CPU(central processing unit)107、ROM(read-only memory)108、RAM(random-access memory)109、補助記憶ユニット110、インタフェース111及びバスライン112を含む。なお、バスライン112は、アドレスバス及びデータバスなどを含み、キーボード102、タッチパネル103、客用ディスプレイ104、固定スキャナ105、ハンディユニット106、CPU107、ROM108、RAM109、補助記憶ユニット110及びインタフェース111を互いに接続する。
【0015】
キーボード102は、複数のキースイッチを含み、これらのキースイッチに対するオペレータによる操作の内容を表したコマンドを出力する。
【0016】
タッチパネル103は、例えばLCD(liquid crystal display)などの表示デバイスと、この表示デバイスの表示画面に重ねて配置された透明な二次元タッチセンサとを含む。タッチパネル103は、CPU107の制御の下に任意の画像を表示デバイスにおいて表示する。タッチパネル103は、表示デバイスの表示画面におけるオペレータのタッチ位置を二次元タッチセンサにて検出し、そのタッチ位置を表す座標データを出力する。タッチパネル103は、オペレータに対して提示するべき各種の情報を表した画像を表示するためや、オペレータの操作を入力するために利用される。
【0017】
客用ディスプレイ104は、CPU107の制御の下に任意の文字列又は画像を表示する。客用ディスプレイ104は、客に対して提示するべき各種の文字列や画像を表示するために利用される。客用ディスプレイ104としては、例えば蛍光管表示器又はLCDが利用できる。
【0018】
固定スキャナ105は、読取窓101aの前に翳された商品を撮像した上で、当該商品に形成された可視パターンであるバーコードが表す情報(以下、バーコード情報と称する)を光学的に読み取る。そして固定スキャナ105は、読み取ったバーコード情報をCPU107へ出力する。なお、固定スキャナ105は、レーザ光の反射を利用してバーコードを読み取るような他のタイプの周知のデバイスを利用することもできる。また固定スキャナ105は、商品を撮像して得た画像からオブジェクト認識技術を利用して商品を特定する機能を備えるタイプの周知のデバイスを利用することもできる。
【0019】
ハンディユニット106は、タッチスキャナ106b、無効化ユニット106c及び受信ユニット106dを備える。タッチスキャナ106bは、ハンディユニット106が商品に表示されたバーコードに近接された場合に、当該バーコードが表すバーコード情報を光学的に読み取る。無効化ユニット106cは、ハンディユニット106が商品に取り付けられた防犯タグに近接された場合に、当該防犯タグを無効化する。受信ユニット106dは、防犯タグが送信する信号を受信する。無効化ユニット106c、受信ユニット106d及び防犯タグは、既存の仕組みの物をそのまま用いることができる。例えば、防犯タグとしては、特定の電波を受けて破壊される構造の物を用い、無効化ユニット106cとしては、上記特定の電波を送信するものを用いることが想定される。これは、電波方式(RF方式)と称される。防犯タグとしては別に、音響磁気方式(AM方式)及びRFID(radio frequency identification)方式等が知られており、これらの方式に準じた防犯タグ及び無効化ユニット106cを用いることもできる。無効化ユニット106cは、無効化手段の一例である。また受信ユニット106dは、防犯タグが送信する信号を受信するために防犯ゲートに組み込まれている既存のユニットを用いることができる。
【0020】
CPU107は、ROM108及びRAM109に記憶されたオペレーティングシステム、ミドルウェア及びアプリケーションプログラムに基づいて、商品読取装置100としての各種の動作を実現するべく商品読取装置100の各要素を制御する。
【0021】
ROM108は、上記のオペレーティングシステムを記憶する。ROM108は、上記のミドルウェアやアプリケーションプログラムを記憶する場合もある。またROM108は、CPU107が各種の処理を行う上で参照するデータを記憶する場合もある。
【0022】
RAM109は、CPU107が各種の処理を行う上で参照するデータを記憶する。さらにRAM109は、CPU107が各種の処理を行う上で一時的に使用するデータを記憶しておく、いわゆるワークエリアとして利用される。
【0023】
補助記憶ユニット110は、CPU107が各種の処理を行う上で使用するデータや、CPU107での処理によって生成されたデータを保存する。補助記憶ユニット110は、上記のミドルウェアやアプリケーションプログラムを記憶する場合もある。補助記憶ユニットとしては、EEPROM(electric erasable programmable read-only memory)、ハードディスクドライブ、あるいはSSD(solid state drive)などが利用できる。
補助記憶ユニット110は、上記のミドルウェアやアプリケーションプログラムを記憶する場合もある。
【0024】
かくして、CPU107、ROM108、RAM109及び補助記憶ユニット110は、コンピュータを構成する。CPU107は、当該コンピュータの中枢部分に相当する。
ROM108及びRAM109は、当該コンピュータの主記憶部分に相当する。補助記憶ユニット110は、当該コンピュータの補助記憶部分に相当する。
【0025】
ROM108又は補助記憶ユニット110に記憶されるアプリケーションプログラムには、後述する制御処理に関して記述した制御プログラムを含む。なお、商品読取装置100の使用者への譲渡は、一般的に制御プログラムがROM108又は補助記憶ユニット110に記憶された状態にて行われる。しかし、制御プログラムがROM108又は補助記憶ユニット110に記憶されない状態で商品読取装置100が使用者へと譲渡されても良い。そして、リムーバブルな記録媒体に記録して、あるいはネットワークを介して制御プログラムが使用者に譲渡され、この制御プログラムが上記の別途に譲渡された商品読取装置100の補助記憶ユニット110に使用者による操作に従って書き込まれても良い。記録媒体としては、磁気ディスク、光磁気ディスク、光ディスク、半導体メモリなどが利用できる。
【0026】
インタフェース111は、POS端末200とCPU107とのデータの授受をインタフェースする。インタフェース111としては、例えばUSB規格又はRS−232C規格に準拠した周知のデバイスを利用できる。
【0027】
POS端末200は電気的要素として、キーボード202、オペレータ用ディスプレイ203、客用ディスプレイ204及びプリンタ205のほかに、CPU206、ROM207、RAM208、補助記憶ユニット209、インタフェース210、インタフェース211、通信デバイス212及びバスライン213を含む。なお、バスライン213は、アドレスバス及びデータバスなどを含み、CPU206、ROM207、RAM208、補助記憶ユニット209、インタフェース210、インタフェース211及び通信デバイス212を互いに接続する。
【0028】
キーボード202は、複数のキースイッチを含み、これらのキースイッチに対するオペレータによる操作の内容を表したコマンドを出力する。
【0029】
オペレータ用ディスプレイ203は、CPU206の制御の下に任意の画像を表示する。オペレータ用ディスプレイ203は、オペレータに対して提示するべき各種の画像を表示するために利用される。オペレータ用ディスプレイ203としては、例えばLCDが利用できる。
【0030】
客用ディスプレイ204は、CPU206の制御の下に任意の文字列又は画像を表示する。客用ディスプレイ204は、客に対して提示するべき各種の文字列や画像を表示するために利用される。客用ディスプレイ204としては、例えば蛍光管表示器又はLCDが利用できる。
【0031】
プリンタ205は、CPU206の制御の下に、取引の内容を表したレシート画像をレシート用紙に対してプリントする。プリンタ205としては、周知の各種方式の既存のプリンタが利用できる。典型的にはプリンタ205は、サーマルプリンタである。
【0032】
CPU206は、ROM207及びRAM208に記憶されたオペレーティングシステム、ミドルウェア及びアプリケーションプログラムに基づいて、POS端末200としての各種の動作を実現するべく各部を制御する。
【0033】
ROM207は、上記のオペレーティングシステムを記憶する。ROM207は、上記のミドルウェアやアプリケーションプログラムを記憶する場合もある。またROM207は、CPU206が各種の処理を行う上で参照するデータを記憶する場合もある。
【0034】
RAM208は、CPU206が各種の処理を行う上で参照するデータを記憶する。さらにRAM208は、CPU206が各種の処理を行う上で一時的に使用するデータを記憶しておく、いわゆるワークエリアとして利用される。RAM208の記憶領域の一部は、売上登録された商品についての情報を管理するための商品リストエリアとして使用される。
【0035】
補助記憶ユニット209は、例えばハードディスクドライブやSSDなどであり、CPU206が各種の処理を行う上で使用するデータや、CPU206での処理によって生成されたデータを保存する。補助記憶ユニット209は、上記のミドルウェアやアプリケーションプログラムを記憶する場合もある。
【0036】
インタフェース210は、商品読取装置100とCPU206とのデータの授受をインタフェースする。インタフェース210としては、インタフェース111が準拠するのと同一の規格に準拠した周知のデバイスを利用できる。
【0037】
インタフェース211は、CPU206からドロワ開放が指示されたことに応じてドロワ500を開放させるための駆動信号をドロワ500に対して出力する。
【0038】
通信デバイス212は、通信ネットワーク600を介してサーバ700と通信する。通信デバイス212としては、例えば既存のLAN通信デバイスを適用できる。
【0039】
次に以上のように構成された店舗会計システムの動作について説明する。
商品読取装置100を動作させるに先立って、RAM109又は補助記憶ユニット110にPLUファイルを記憶させておく。PLUファイルは、店舗会計システムが使用される店舗で販売する商品のそれぞれに関する多数のデータレコードを含む。
【0040】
図3はPLUファイルが含むデータレコードの構造を示す図である。
このデータレコードは、フィールドF1,F2,F3,F4の各データフィールドを含む。フィールドF1,F2,F3には、関連する商品の識別コードであるPLUコード、商品の名称及び単価がそれぞれ記述される。フィールドF4には、防犯フラグが記述される。防犯フラグは、商品が防犯タグの取り付け対象とされているか否かを表す1ビットのデータである。本実施形態では、防犯タグの取り付け対象とされている商品に関する防犯フラグがセット状態とされることとする。なお、防犯タグの取り付け対象とする商品は、店舗の運営管理者などにより任意に定められて良い。
【0041】
なお、通常はPLUファイルのマスタは、サーバ700等により管理されている。CPU107は、商品読取装置100の予め定められたタイミングでPOS端末200を介してサーバ700からPLUファイルを取得し、RAM109又は補助記憶ユニット110に保存する。上記所定のタイミングは任意であって良いが、例えば、商品読取装置100が起動されたとき、予め定められた時刻となったとき、あるいはPLUファイルが更新されたことがサーバ700から通知されたとき等が想定される。
【0042】
商品読取装置100が売上登録のためなどの予め定められた動作モードで動作するとき、CPU107はROM108又は補助記憶ユニット110に記憶された制御プログラムに従って制御処理を実行する。
図4はCPU107の制御処理のフローチャートである。なお、以下に説明する処理の内容は一例であって、同様な結果を得ることが可能な様々な処理を適宜に利用できる。
【0043】
Act1においてCPU107は、固定スキャナ105又はタッチスキャナ106bでPLUスキャンがなされたか否かを確認する。そしてCPU107は、PLUスキャンがなされていないならばNoと判定し、Act1を繰り返す。かくしてCPU107はAct1においては、PLUスキャンがなされるのを待ち受ける。
【0044】
店舗会計システムのオペレータは、バーコードが表示された商品を売上商品として登録する場合、上記のバーコードを読取窓101aの前に翳すか、上記のバーコードにタッチスキャナ106bを近接させる。バーコードが読取窓101aの前に翳されると、このバーコードを固定スキャナ105が読み取る。バーコードにタッチスキャナ106bが近接されると、このバーコードをタッチスキャナ106bが読み取る。商品に表示されるバーコードが表すバーコード情報は、当該商品を識別するための識別コードであるPLUコードを含む。タッチスキャナ106bは入力手段の一例である。
【0045】
この店舗会計システムは、販売する商品のうちの一部の商品のみに防犯タグを取り付けるような店舗での使用に適する。そして、防犯タグの取り付け対象となる商品には、それに表示されるバーコードの近辺に防犯タグを取り付けることとする。これにより、バーコードのスキャンのためにハンディユニット106を商品に近接させると、その商品に取り付けられた防犯タグに無効化ユニット106cが近接することになる。このため、無効化ユニット106cによって防犯タグが無効化される。固定スキャナ105でスキャンするべくバーコードを読取窓101aの前に翳した場合には、防犯タグは無効化されない。防犯タグは、無効化されていない状態及び無効化された状態の少なくともいずれか一方において予め定められた信号を送信する。なお防犯タグは、両状態においていずれも信号を送信する場合には、別々の信号を送信する。ここでは防犯タグは、無効化されていない状態においては所定の信号(以下、タグ信号と称する)を送信することとする。防犯タグは、受信ユニット106dが近接した場合に信号を送信するもの、または受信ユニット106dからの要求に応答して信号を送出するものなどの種々のタイプのいずれであっても良い。受信ユニット106dは、タグ信号を受信した場合に、その旨の通知情報をRAM109に書き込む。
【0046】
CPU107は、固定スキャナ105又はタッチスキャナ106bによりバーコードがスキャンされたならば、これによって固定スキャナ105又はタッチスキャナ106bで得られたバーコードデータにPLUコードが含まれているか否かを確認する。そしてCPU107は、バーコードデータにPLUコードが含まれていることを確認したならば、PLUスキャンが行われたと判定する。つまりCPU107は、Act1にてYesと判定し、Act2へと進む。
【0047】
Act2においてCPU107は、PLUスキャンを行ったのが固定スキャナ105であるか否かを確認する。CPU107は具体的には、バーコードデータの取得が固定スキャナ105及びタッチスキャナ106bのいずれで行われたのかを確認する。そしてCPU107は、バーコードデータの取得が固定スキャナ105で行われたのならばYesと判定し、Act3へと進む。
Act3においてCPU107は、防犯フラグがセット状態であるか否かを確認する。
具体的にはCPU107は、固定スキャナ105で得られたバーコードデータからPLUコードを抽出する。CPU107は、当該PLUコードがフィールドF1に記述されているデータレコードを、PLUファイル内から検索する。そしてCPU107は、該当するデータレコードがあったならば、そのデータレコードのフィールドF4に記述された防犯フラグがセット状態であるか否かを確認する。CPU107は、防犯フラグがセット状態であるならばYesと判定し、Act4へと進む。
【0048】
Act4においてCPU107は、報知動作を実行する。この報知動作は、バーコードをタッチスキャナ106bでスキャンし直すようにオペレータに促すための動作である。
CPU107は例えば、タッチパネル103の表示画面を、バーコードをタッチスキャナ106bでスキャンし直すようにオペレータに促すための案内画面とするよう、タッチパネル103を制御する。かくして制御プログラムに基づく制御処理をCPU107が実行することによって、CPU107を中枢部分とするコンピュータは制御手段として機能する。また、タッチパネル103は、報知動作を実行する動作手段の一例である。そして、CPU107を中枢部分とするコンピュータの制御手段としての機能と、タッチパネル103との協働により、報知手段としての機能が実現される。
図5は報知画面の一例を示す図である。
図5に示す報知画面では、文字メッセージM1により、バーコードをタッチスキャナ106bでスキャンし直すようにオペレータに促す。
報知動作は、タッチパネル103での案内画面の表示に加えて、あるいは代えて、客用ディスプレイ104での案内画面の表示、音声メッセージの出力、報知音の出力、あるいは報知ランプの点灯などの種々の動作とすることが可能である。
【0049】
Act5においてCPU107は、確認操作がなされたか否かを確認する。そしてCPU107は、確認操作がなされていないためにNoと判定したならば、Act5を繰り返す。かくしてCPU107はAct5においては、確認操作がなされるのを待ち受ける。

図5に示す案内画面での報知内容を確認したオペレータは、予め定められた確認操作を行うことを操作上のルールとしておく。確認操作は任意であって良いが、例えば図5に示すように案内画面内に配置したボタンB1へのタッチ操作である。そしてCPU107は、このルールに従った確認操作が行われたならば、Act5にてYesと判定し、Act1の待受状態に戻る。
【0050】
さて、CPU107は、バーコードデータの取得がタッチスキャナ106bであったためにAct2にてNoと判定したならば、Act6へと進む。
Act6においてCPU107は、タグ信号が受信ユニット106dによって受信されているか否かを確認する。そしてCPU107は、タグ信号が受信されているためにYESと判定したならば、Act7へと進む。
【0051】
Act7においてCPU107は、タッチパネル103の表示画面を消去中画面とするよう、タッチパネル103を制御する。
図6は消去中画面の一例を示す図である。
図6に示す消去中画面では、文字メッセージM2により、防犯タグの無効化中であること、並びにハンディユニット106を商品に近接させたままで待機すべきであることとをオペレータに通知する。
そしてCPU107は、消去中画面を表示した状態でAct6へと戻る。かくしてCPU107は、タグ信号が受信されているうちは、Act6及びAct7を繰り返す。なおCPU107は、消去中画面を表示している状態でAct7へと進んだ場合には、その消去中画面の表示を維持する。かくしてCPU107はAct6及びAct7においては、消去中画面を表示した状態にて、タグ信号が受信されなくなるのを待ち受ける。
【0052】
無効化ユニット106cにより防犯タグが無効化されたならば、受信ユニット106dにおいてはタグ信号を受信できなくなる。CPU107はこれに応じて、Act6にてNOと判定したならば、Act8へと進む。またCPU107は、防犯フラグがセット状態ではないためにAct3にてNoと判定したならば、Act8へと進む。
Act8においてCPU107は、PLUスキャンにより得られたPLUコードをPOS端末200へと送信する。具体的にはCPU107は、Act2からAct8へと進んだ場合には、タッチスキャナ106bで得られたバーコードデータからPLUコードを抽出し、これをPOS端末200へと送信するようにインタフェース111を制御する。またCPU107は、Act3からAct8へと進んだ場合には、Act3で抽出したPLUコードをPOS端末200へと送信するようにインタフェース111を制御する。そしてCPU107はこののち、Act1の待受状態に戻る。
なお、POS端末200では、上記のようにインタフェース111から送信されたPLUコードをインタフェース210が受信する。そしてこの場合にCPU206は、この受信されたPLUファイルを売上商品のリストに追加する。つまりCPU206は、商品読取装置100からのPLUコードの通知を受けて、そのPLUコードで識別される商品を売上商品として登録する。
かくしてCPU107は、タッチスキャナ106bを用いて得られたPLUコードについては、その商品に防犯タグが取り付けられているならば、当該防犯タグが無効化されたことを確認した上で、有効に読み取られたPLUコードとして取り込んでいることになる。つまりCPU107は、防犯タグの取り付け対象である商品のPLUコードが得られた際に、受信ユニット106dによりタグ信号が受信されない場合に、当該商品に取り付けられた防犯タグが無効化されたと確認する。かくして制御プログラムに基づく制御処理をCPU107が実行することによって、CPU107を中枢部分とするコンピュータは、受信ユニット106dとの協働によって確認手段としての機能を実現する。そしてCPU107は、上記のように防犯タグが無効化されていることが確認された場合に、得られたPLUコードを有効に入力されたPLUコードとして取り込んでいる。かくして制御プログラムに基づく制御処理をCPU107が実行することによって、CPU107を中枢部分とするコンピュータは取込手段として機能する。また、CPU107を中枢部分とするコンピュータと、CPU206を中枢部分とするコンピュータとの協働により、登録手段としての機能が実現される。
なおCPU107は、タッチスキャナ106bを用いて得られたPLUコードについては、当該PLUコードで識別される商品に防犯タグが取り付けられていないならば、当該PLUコードを有効に読み取られたPLUコードとして取り込む。またCPU107は、固定スキャナ105を用いて得られたPLUコードは、当該PLUコードで識別される商品に防犯タグが取り付けられていない場合に、有効に読み取られたPLUコードとして取り込む。
【0053】
さて、前述したように、天板300aの上面は、商品読取装置100を挟んで、売上登録が済んでいない商品を置くためのスペースと、売上登録が済んだ商品を置くためのスペースとに分けられる。かくして通常は、売上商品は、上記の2つのスペースの間を、読取窓101aの前を通してオペレータにより移される。つまり、読取窓101aは、売上商品の上記の移動における動線に面して位置しており、固定スキャナ105でのスキャンは、タッチスキャナ106bでのスキャンに比べて操作性に優れる。このためオペレータは多くの場合、固定スキャナ105でのスキャンを試みる。そしてこのような固定スキャナ105でのスキャンにより得られたPLUコードにPLUファイルで関連付けられた防犯フラグがセット状態ではない場合、当該PLUコードはPOS端末200へと送られる。
つまり、防犯タグが取り付けられていない売上商品が固定スキャナ105でスキャンされた場合は、これにより取得されたPLUコードはPOS端末200へと送られる。
【0054】
防犯タグが取り付けられた売上商品のスキャンが固定スキャナ105で試みられた場合、防犯タグは無効化されない。しかしながら、固定スキャナ105でのスキャンにより得られたPLUコードにPLUファイルで関連付けられた防犯フラグがセットであった場合は、報知動作によって、バーコードをタッチスキャナ106bでスキャンし直すようにオペレータに促される。そしてこの場合には、固定スキャナ105でのスキャンにより得られたPLUコードは、商品読取装置100からPOS端末200へは送られない。報知動作での報知に従ってオペレータがタッチスキャナ106bでスキャンし直せば、防犯タグは無効化ユニット106cによって無効化される。そしてタッチスキャナ106bでのスキャンにより得られたPLUコードがPOS端末200へと送られる。
【0055】
かくしてオペレータは、売上商品が、防犯タグが取り付けられた商品であるか否かを気にすること無しに、まずは固定スキャナ105によるスキャンを試みれば良い。そして報知動作がなされた場合には、タッチスキャナ106bでスキャンし直せば良い。このため、オペレータが個々の商品に防犯タグが取り付けられているか否かを判断し、防犯タグが取り付けられている場合にはその無効化のための操作を行う場合に比べて、オペレータの負担は軽減される。
【0056】
また、防犯タグが取り付けられた商品に関して固定スキャナ105でのスキャンにより得られたPLUコードがPOS端末200へと送られることがないため、防犯タグが無効化されないままに、POS端末200での売上登録が行われてしまうことがない。
【0057】
また、無効化されていない防犯タグが取り付けられた商品に関してタッチスキャナ106bでのスキャンにより得られたPLUコードは、タグ信号が受信できなくなるまで、すなわち防犯タグが無効化されるまでは、POS端末200へと送られることがない。このため、無効化が正しく行われないままの防犯タグが取り付けられている商品が、POS端末200で売上登録されてしまうことがない。
【0058】
この実施形態は、次のような種々の変形実施が可能である。
前記実施形態では、入力手段としてタッチスキャナ106bを用いているが、これは適宜に変更が可能である。例えば、固定スキャナ105を入力手段として用いることもできる。この場合、無効化ユニット106cは、読取窓101aの前に翳された商品に取り付けられている防犯タグを無効化するように設ける。また受信ユニット106dは、読取窓101aの前に翳された商品に取り付けられている防犯タグが送信する信号を受信するように設ける。
【0059】
無効化ユニット106cは、PLUコードの読み取りとは別のタイミングで防犯タグを無効化するように配置されても良い。例えば、天板300a上に無効化ユニット106cが設けられていても良い。この場合、無効化ユニット106cは、商品読取装置100には含まず、別装置として商品読取装置100に外付けされる形態であっても良い。そしてこの構成とする場合は、無効化ユニット106cで防犯タグを無効化した後に、PLUコードの読み取りを行うことを操作上のルールとしておく。そしてCPU107は、このルールに反して、無効化ユニット106cで無効化されることなしにPLUコードの読み取りがなされた場合には、当該PLUコードをPOS端末200へと送らないこととする。
【0060】
CPU107は、Act3〜Act5は省略し、Act2からAct8へと進んでも良い。
【0061】
PLUファイルに代えて、防犯タグが取り付けられた商品のPLUコードのリスト及び防犯タグが取り付けられない商品のPLUコードのリストの少なくとも一方を表したデータファイルを用いても良い。この場合にCPU107は、取得したPLUコードが前者のリストに含まれる場合又は後者のリストに含まれない場合に、Act3からAct4へと進むこととする。
【0062】
商品読取装置100の機能を内蔵したPOS端末やキャッシュレジスタとして実現することも可能である。
【0063】
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
以下に、特願2015-253556の当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[付記1] 商品を識別するための識別コードを入力する入力手段と、
前記識別コードが前記入力手段によって商品から読み取られる際に、当該商品に取り付けられた防犯タグが無効化されていることを確認する確認手段と、
前記入力手段により前記防犯タグが無効化されていることが確認された場合に、読み取られた前記識別コードを有効に入力された識別コードとして取り込む取込手段と、を具備したことを特徴とする商品読取装置。
[付記2] 前記識別コードが前記入力手段によって商品から読み取られる際に、当該商品に取り付けられた前記防犯タグを無効化する無効化手段、
を更に備えることを特徴とする付記1に記載の商品読取装置。
[付記3] 前記入力手段は、操作者により持たれるハンディユニットに設けられ、当該ハンディユニットが前記商品に近接された際に当該商品の商品コードを読み取り、
前記無効化手段は、前記ハンディユニットに設けられ、前記ハンディユニットが前記商品に近接された際に前記商品に取り付けられた前記防犯タグを無効化する、ことを特徴とする付記2に記載の商品読取装置。
[付記4] 商品を識別するための識別コードを入力する入力手段と、
前記識別コードが前記入力手段によって商品から読み取られる際に、当該商品に取り付けられた防犯タグが無効化されていることを確認する確認手段と、
前記入力手段により読み取られた前記識別コードで識別される商品に取り付けられた防犯タグが無効化されていることが前記確認手段により確認された場合に、前記入力手段により読み取られた前記識別コードを売上商品の識別コードとして登録する登録手段と、を具備したことを特徴とする商品読取装置。
[付記5] 商品を識別するための識別コードを入力する入力手段と、
前記識別コードが前記入力手段によって商品から読み取られる際に、当該商品に取り付けられた防犯タグが無効化されていることを確認する確認手段と、
を具備した商品読取装置を制御するコンピュータを、
前記入力手段により読み取られた前記識別コードで識別される商品に取り付けられた防犯タグが無効化されていることが前記確認手段により確認された場合に、前記入力手段により読み取られた前記識別コードを有効に読み取られた識別コードとして取り込む取込手段と、
して機能させるための制御プログラム。
【符号の説明】
【0064】
100…商品読取装置、101…ハウジング、102…キーボード、103…タッチパネル、104…客用ディスプレイ、105…固定スキャナ、106…ハンディユニット、106b…タッチスキャナ、106c…無効化ユニット、106d…受信ユニット、107…CPU、108…ROM、109…RAM、110…補助記憶ユニット、111…インタフェース、112…バスライン、200…端末、201…ハウジング、202…キーボード、203…オペレータ用ディスプレイ、204…客用ディスプレイ、205…プリンタ、206…CPU、207…ROM、208…RAM、209…補助記憶ユニット、210,211…インタフェース、212…通信デバイス、213…バスライン。
図1
図2
図3
図4
図5
図6