特許第6893004号(P6893004)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ 矢崎化工株式会社の特許一覧

(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6893004
(24)【登録日】2021年6月2日
(45)【発行日】2021年6月23日
(54)【発明の名称】パイプ継手
(51)【国際特許分類】
   F16B 7/20 20060101AFI20210614BHJP
   F16B 12/40 20060101ALI20210614BHJP
   F16B 12/44 20060101ALI20210614BHJP
   F16B 12/46 20060101ALI20210614BHJP
   F16B 12/48 20060101ALI20210614BHJP
【FI】
   F16B7/20 D
   F16B12/40 C
   F16B12/44 E
   F16B12/46 B
   F16B12/46 Z
   F16B12/48 B
【請求項の数】1
【全頁数】10
(21)【出願番号】特願2016-171233(P2016-171233)
(22)【出願日】2016年9月1日
(65)【公開番号】特開2018-35906(P2018-35906A)
(43)【公開日】2018年3月8日
【審査請求日】2019年8月27日
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用 平成28年6月7日〜6月10日に、東京ビッグサイト(東京都江東区有明3−11−1)において開催された「FOOMA JAPAN 2016 国際食品工業展」で公開した。
(73)【特許権者】
【識別番号】000245830
【氏名又は名称】矢崎化工株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100090114
【弁理士】
【氏名又は名称】山名 正彦
(74)【代理人】
【識別番号】100174207
【弁理士】
【氏名又は名称】筬島 孝夫
(72)【発明者】
【氏名】本多 守
(72)【発明者】
【氏名】中谷 北斗
【審査官】 鵜飼 博人
(56)【参考文献】
【文献】 特開2015−086944(JP,A)
【文献】 特公昭47−020365(JP,B1)
【文献】 実公昭46−031637(JP,Y1)
【文献】 登録実用新案第3017786(JP,U)
【文献】 実開昭61−197104(JP,U)
【文献】 実公昭47−029883(JP,Y1)
【文献】 特開2008−019701(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
F16B 7/00− 7/22,
12/00− 12/60
F16L 21/00− 21/08
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
パイプが嵌合される複数の嵌合筒を交差状に接合し、隣接する嵌合筒間に形成された補強リブと一体化してなるパイプ継手であって、
前記補強リブは、前記隣接する嵌合筒同士の入隅側の根元部が肉厚に形成され、その肉厚な根元部から先端部に向かって漸次薄くなり、かつ前記補強リブの表面及び裏面が、当該補強リブの根元部と先端部との間を水が流れ易い凹面状に湾曲して形成したことを特徴とする、パイプ継手。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、パイプが継手を介して接続されて成るパイプ構造物を構築するためのパイプ継手の技術分野に属し、更にいえば、複数の樹脂被覆パイプを用いて立体的に構築される棚又は棚車(キャスター付き棚)等のパイプ構造物を製造する際に当該樹脂被覆パイプを嵌合し、接着剤を用いて接続するためのパイプ継手に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、図13に示したような棚車、又は棚等のパイプ構造物を構築するパイプを接続するための継手として、図13、或いは図14に示したような、樹脂被覆パイプ1が嵌合される複数の嵌合筒2を交差状に接合し、隣接する嵌合筒2、2との間に形成された補強リブaと一体化してなるパイプ継手が知られている(その他、特許文献1、2を参照)。
前記した従来のパイプ継手に係る補強リブaは、共通して、同厚の平坦状に形成されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】意匠登録第299100号公報
【特許文献2】意匠登録第299106号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
前記従来のパイプ継手は、隣接する嵌合筒2、2間に形成された補強リブaによって強度は向上したが、その補強リブaの構成は、単なる同厚の平坦形状であるが故に、平坦な表裏面部(特には入隅部)に水が溜まりやすくなり、洗浄が煩わしく、衛生面から問題となる場合があった。厚生労働省の食品業界への食の安全を守るHACCP(ハサップ)の導入を義務化する動きもあって、特にリスク管理の観点から衛生的環境が要求される食品工場等においては、このような平坦形状の補強リブaを備えた継手、ひいては同継手を用いたパイプ構造物の使用が敬遠される(嫌われる)場合があった。
そこで、補強リブaのない継手を供給してみたが、構造用のパイプ継手としては、強度不足を生じた。
【0005】
この問題を踏まえ、補強リブaを付けるが、水が溜まりやすい面積を小さくするため、補強リブaを小さく形成しようとすると、強度を出すために補強リブaの肉厚を厚くする必要がある。しかしながら、射出成形では肉厚が厚いと空洞やひけ、寸法精度の低下が生じ、冷却も十分に効かなくなるので成形ショットも長くなり不経済となる問題があった。すなわち、単純な平坦形状の補強リブaの所謂コンパクト化は、品質性、経済性の点で新たな問題が生じるので好ましくなく、よって、更なる工夫をすることが望まれた。
【0006】
本発明は、上述した背景技術の課題に鑑みて案出されたものであり、その目的とするところは、補強リブ(の特には入隅部)に水が溜まりにくく、全体的にも水が流れやすい形状で、強度保持はもとより、衛生的で、品質性および経済性に優れたパイプ継手を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記背景技術の課題を解決するための手段として、請求項1に記載した発明に係るパイプ継手は、パイプが嵌合される複数の嵌合筒を交差状に接合し、隣接する嵌合筒間に形成された補強リブと一体化してなるパイプ継手であって、
前記補強リブは、前記隣接する嵌合筒同士の入隅側の根元部が肉厚に形成され、その肉厚な根元部から先端部に向かって漸次薄くなり、かつ前記補強リブの表面及び裏面が、当該補強リブの根元部と先端部との間を水が流れ易い凹面状に湾曲して形成したことを特徴とする。
【発明の効果】
【0013】
本発明に係るパイプ継手によれば、補強リブが、隣接する嵌合筒同士の入隅側の根元部が肉厚に形成され、その肉厚な根元部から先端部に向かって漸次薄くなり、かつ前記補強リブの表面及び裏面が、当該補強リブの根元部と先端部との間を水が流れ易い凹面状に湾曲して形成したので、構造物構築用の強度・剛性を十分に保持できる上に、補強リブの表裏面に水が溜まりにくい構造を実現できる。よって、洗浄がしやすい等、衛生的に優れている。
嵌合筒自体の形状も開口部先端に向かって先細り状に形成する場合は、当該パイプ継手(嵌合筒)全体も水が流れやすい構造を実現できるので、より一層衛生的である。
しかも、補強リブの表面及び裏面を前記凹面状に湾曲して形成したことによって表面積が広くなるため、射出成形の際に冷却効果が高められて良好な成形ショットを実現できる等、品質性および経済性に優れたパイプ継手を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
図1A】本発明に係るパイプ継手の一例を示した斜視図である。
図1B図1Aに対応する写真である。
図2図1Aに係るパイプ継手の底面方向からみた斜視図である。
図3A図1Aに係るパイプ継手の平面図である。
図3B】同底面図(又は同左側面図)である。
図3C】同正面図である。
図3D】同背面図である。
図3E】同右側面図である。
図3F図3AのA−A線矢視断面図である。
図3G図3AのB−B線矢視断面図である。
図4】嵌合筒が直角2方向タイプのパイプ継手を示した斜視図である。
図5】嵌合筒が十字4方向タイプのパイプ継手を示した斜視図である。
図6】嵌合筒がT字3方向タイプのパイプ継手を示した斜視図である。
図7A】嵌合筒が4方向タイプのパイプ継手を示した斜視図である。
図7B図7Aについて、異なる方向からみた斜視図である。
図8】嵌合筒が3方向タイプのパイプ継手を示した斜視図である。
図9A】嵌合筒が4方向タイプのパイプ継手を示した斜視図である。
図9B図9Aについて、異なる方向からみた斜視図である。
図10A】嵌合筒が5方向タイプのパイプ継手を示した斜視図である。
図10B図10Aについて、異なる方向からみた斜視図である。
図11】2つの嵌合筒が鋭角で接続されたパイプ継手を示した斜視図である。
図12】3つの嵌合筒が鋭角で接続されたパイプ継手を示した斜視図である。
図13】従来のパイプ継手にパイプを接続して構築された構造物(棚車)を示した斜視図である。
図14】従来のパイプ継手を例示した斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下に、本発明に係るパイプ継手の実施例を図面に基づいて説明する。
【0016】
本発明に係るパイプ継手は、パイプ(特には樹脂被覆パイプ)1が嵌合される複数の嵌合筒2を交差状に接合し、隣接する嵌合筒2、2間に形成された補強リブ3と一体化してなるパイプ継手であり、前記補強リブ3は、隣接する嵌合筒2、2同士の入隅側の根元部4が肉厚に形成され、その肉厚な根元部4から先端部に向かって漸次薄くなり、かつ前記補強リブの表面及び裏面が、当該補強リブの根元部と先端部との間を水が流れ易い凹面状に湾曲して形成した
このような構成のパイプ継手により、例えば、樹脂被覆パイプ1を当該パイプ継手の各嵌合筒2に接続して衛生的な棚、或いは棚車(キャスター付き棚)等のパイプ構造物が構築される。ちなみに、本発明に係るパイプ継手は樹脂製が好ましい。
【0017】
具体的に、図1図3に係るパイプ継手は、立体の構築物を作る場合でコーナー部を構成する継手であって、水平な同一面で直角2方向に2個と、垂直方向に1個の合計3個の合成樹脂製の嵌合筒2が、各々直角に交差して接合されている。すなわち、同一平面上でL字状に2個接合された嵌合筒2、2のコーナーの根元部4のやや後方部位に、垂直配置の嵌合筒2が1個接合され、隣接する各嵌合筒2、2同士は直交して一体的に形成されている。
また、各嵌合筒2の外周部2a(外径34mm)は、端部から20mm辺りからその開口端部5(φ=30mm)に向かって先細り状に形成されている。このように各嵌合筒2の外周部2aが先細りの曲線を描くように形成されているので、水が溜まりにくく、流れやすくなっている。
ちなみに、このパイプ継手の高さは一例として約67mmである。
【0018】
前記補強リブ3は、図3Aが分かりやすいように、隣接する嵌合筒2、2同士の入隅を基点として各筒軸方向に沿って末広がりに延在する平面視略逆三角形状に形成され、その先端部(符号6参照)が平面視略凹曲線状に形成されている。
より具体的に説明すると、前記補強リブ3は、その前記平面視略逆三角形状の底辺部(以下、稜線部という。)6が、隣接する嵌合筒2、2の開口端部5、5の中心から下ろした垂線の交点P(図3A参照)を中心に曲率半径R=35mmで曲線を描くように形状されている。すなわち、平面的に入隅(根元部4)からみると水掻き状に形成されている。なお、前記稜線部6は、凹曲線状(水掻き形状)に限定されるものではなく、直線状に形成して実施することも勿論できる。
前記パイプ継手3は、図2に係る粗い斜線で示した符号Sの部分が緩い傾斜面として、例えば2つの嵌合筒2、2の重なりで現われた相貫線上に沿って曲率半径R=10mmで形成されている。また、図1Aに係る粗い斜線で示した符号Sの部分の緩い傾斜面としては、例えば、先に稜線部6に沿って曲率半径R=35mmで、密な斜線で示した符号Tの部分の急な傾斜面として形成後、それと嵌合筒2の外周とで現われた相貫線上に沿った曲率半径R=10mmで形成されている(図3Gも合わせて参照)。
要するに、前記補強リブ3を断面的にみると、図3Gに示したように、前記補強リブ3の表面U及び裏面Dが、水が流れやすいように凹面状に湾曲して形成され、その頂角3aは角が丸く形成され、ちなみにR=1.5mmのアールが付けられている。
【0019】
まとめると、前記補強リブ3の形態は、全体的に曲面処理が施された水が溜まりにくい(流れやすい)構造を呈している。以下の図4以降で説明する実施例についても同様の技術的思想とする。
なお、前記補強リブ3(の稜線部6)は、図示例のような、平面的にみて隣接する嵌合筒2、2の開口端部5、5に繋がる形態に限られない。所要の強度・剛性を発揮できることを条件に、隣接する嵌合筒2、2の各外周部2a、2aの任意の位置に繋がるコンパクト化した形態で実施してもよい。
【0020】
このような肉厚な根元部4を有する補強リブ3としたことにより、当該補強リブ3を備えたパイプ継手は、パイプ構造物構築用に使用できる強度・剛性を十分に発揮できる上に、補強リブ3が凹面状に湾曲しているので、水が溜まりづらく、流れやすい形状を実現できる。よって衛生的であり、しかも凹曲形状は表面積をより広く確保するのに寄与する構造なので、射出成形の際に冷却効果が高められ、良好な成形ショットも実現可能となる。
【0021】
次に、図4図10は、前述した補強リブ3を備えた各種パイプ継手のバリエーションを示している。隣接する嵌合筒2、2同士は互いに直交する配置で接合されていて、その隣接する嵌合筒2、2間に形成される補強リブ3の構造は上記と同様なので、詳細な説明は省略する。
図4に係るパイプ継手は、四角形のコーナー部を作る継手になり、同一の平面上で直角2方向に2個の嵌合筒2が交差して接合され、その間の1箇所に、稜線部6が凹曲線状の補強リブ3が一体的に形成されてなる構成で、2本のパイプを直角2方向に連結するために供される。
図5に係るパイプ継手は、同一平面上で十字状方向に合計4個の嵌合筒2が交差して接合され、隣接する嵌合筒2、2間の4箇所に、稜線部6が凹曲線状の補強リブ3が一体的に形成されてなる構成で、直交する一方の嵌合筒2、2同士は、中にパイプを貫通させる嵌合筒になり、3本のパイプを十字方向に連結するために供される。
図6に係るパイプ継手は、同一平面上でT字状方向に3個の嵌合筒2が交差して接合され、隣接する嵌合筒2、2間の2箇所に、稜線部6が凹曲線状の補強リブ3が一体的に形成されてなる構成で、2本のパイプをT字方向に連結するために供される。
【0022】
図7に係るパイプ継手は、立体の構築物を作る場合で、例えば、立体の縦方向の中間に水平方向に無端状にパイプを繋ぐためのコーナー部に使われる継手であり、構築物の縦パイプを通す方向には、直線に並ぶ嵌合筒2、2同士を中にパイプを貫通させる嵌合筒とし(図中では水平方向の2つ)、図1の形態における中心部で垂直方向の嵌合筒2が下向きに若干長く突き出たような構成で接合されている。また、隣接する嵌合筒2、2間の5箇所に、稜線部6が凹曲線状の補強リブ3が形成されている。
図8に係るパイプ継手は、図7で構築物のパイプを通す所(図7Aの水平な一連の嵌合筒2、2)を短い嵌合筒2に代えた継手とも云え、図4に示したような同一平面上でL字状方向に2個の嵌合筒2が交差して接合されている上に、その中心部で垂直方向の短い嵌合筒2が更に接合されて、合計3個の嵌合筒2が交差して接合されている。また、隣接する嵌合筒2、2間の1箇所に、稜線部6が凹曲線状の補強リブ3が形成されている。
図9に係るパイプ継手は、図8の形態における中心部で垂直方向の嵌合筒2が下向きに若干長く突き出たような構成で接合されている。また、隣接する嵌合筒2、2間の3箇所に、稜線部6が凹曲線状の補強リブ3が形成されている。
図10に係るパイプ継手は、立体の構築物を作る場合で、縦方向かつ横方向の中間部にパイプを結ぶ場合の継手であり、図7の形態における左後方に更に嵌合筒2を加えたような形態で、合計5個の嵌合筒2が接合されている。また、隣接する嵌合筒2、2間の8箇所に、稜線部6が凹曲線状の補強リブ3が形成されている。
【0023】
以上、上述したパイプ継手の直交配置で隣接する嵌合筒2、2には、いずれも肉厚な根元部4を備え稜線部6に向かって漸次薄くなる補強リブ3が形成されており、当該種々の形態のパイプ継手を適宜組み合わせることにより、水はけが良好な所望の各種パイプ構造物を容易に組み立てることができる。
【0024】
次に、図11図12は、隣接する嵌合筒2、2同士が、鋭角に交差して接合されて成るパイプ継手の実施例を示している。
図11に係るパイプ継手は、下側に示した水平配置の嵌合筒2が断面略C字状に形成されており、この異形の嵌合筒2に対し、通常の嵌合筒2が45°の角度で接合された構成となっている。このような構成のパイプ継手においても、45°の角度で隣接する嵌合筒2、2間の根元部4(入隅)に上述した補強リブ3が形成され、また、当該嵌合筒2、2はともに先細り状に形成され、水が溜まりにくく、流れやすくなっている。
同様に、図12に係るパイプ継手は、中央の水平配置の嵌合筒2が断面略C字状に形成されており、この異形の嵌合筒2に対して隣接する嵌合筒2、2が、上下の各方向に45°の角度で各々接合された構成となっている。このような構成のパイプ継手においても、45°の角度で隣接する嵌合筒2、2間の根元部4(入隅)に上述した補強リブ3が形成され、また、当該嵌合筒2、2はともに先細り状に形成され、水が溜まりにくく、流れやすくなっている。
前記断面略C字状に形成された異形の嵌合筒2は、そのC字状の外周面開口部に対し、樹脂被覆パイプ1の外周面を当てがい嵌め込むことにより、当該C字状の外周面開口部の弾性変形を利用してワンタッチ式で接合することができる。
【0025】
以上、実施例を図面に基づいて説明したが、本発明は図示例の限りではなく、その技術的思想を逸脱しない範囲において、当業者が通常に行う設計変更、応用のバリエーションの範囲を含むことを念のために言及する。
【符号の説明】
【0026】
1 樹脂被覆パイプ
2 嵌合筒
2a 外周部
3 補強リブ
4 根元部
5 開口端部
6 稜線部
図1A
図1B
図2
図3A
図3B
図3C
図3D
図3E
図3F
図3G
図4
図5
図6
図7A
図7B
図8
図9A
図9B
図10A
図10B
図11
図12
図13
図14