(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記CNS関連障害は、睡眠障害、気分障害、統合失調症スペクトラム障害、痙攣障害、記憶および/または認知の障害、運動障害、人格障害、自閉症スペクトラム障害、疼痛、外傷性脳損傷、脈管疾患、物質乱用障害および/または離脱症候群、あるいは耳鳴である、請求項16に記載の組成物。
【実施例】
【0227】
本明細書中に記載される本発明がより充分に理解され得る目的で、以下の実施例を示す。本願に記載される合成のおよび生物学的な実施例は、本明細書中に提供される化合物、薬学的組成物および方法を例証するために提供されるものであって、決してその範囲を限定すると解釈されるべきでない。
材料および方法
【0228】
本明細書中に提供される化合物は、以下の一般的な方法および手順を使用して、容易に入手可能な出発物質から調製され得る。典型的なまたは好ましいプロセス条件(すなわち、反応温度、時間、反応体のモル比、溶媒、圧力など)が与えられるが、別段述べられない限り、他のプロセス条件も使用することができることが理解される。最適反応条件は、使用される特定の反応体または溶媒によって変動し得るが、そのような条件は、慣用的な最適化によって当業者によって決定され得る。
【0229】
さらに、当業者には明らかであり得るように、従来の保護基は、ある特定の官能基が望まれない反応を起こすことを防ぐために必要であり得る。特定の官能基に対する好適な保護基の選択ならびに保護および脱保護に適した条件は、当該分野で周知である。例えば、数多くの保護基ならびにそれらの導入および除去は、T.W.GreeneおよびP.G.M.Wuts,Protecting Groups in Organic Synthesis,第2版,Wiley,New York,1991およびその中で引用されている参考文献に記載されている。
【0230】
本明細書中に提供される化合物は、公知の標準的な手順によって単離され得、精製され得る。そのような手順としては、再結晶、カラムクロマトグラフィー、HPLC、または超臨界流体クロマトグラフィー(SFC)が挙げられる(がこれらに限定されない)。以下のスキームは、本明細書中に列挙される代表的な置換ビアリールアミドの調製に関して詳細に提示される。本明細書中に提供される化合物は、有機合成分野の当業者によって、公知のまたは商業的に入手可能な出発物質および試薬から調製され得る。本明細書中に提供されるエナンチオマー/ジアステレオマーの分離/精製において使用するために利用可能な例示的なキラルカラムとしては、CHIRALPAK(登録商標)AD−10、CHIRALCEL(登録商標)OB、CHIRALCEL(登録商標)OB−H、CHIRALCEL(登録商標)OD、CHIRALCEL(登録商標)OD−H、CHIRALCEL(登録商標)OF、CHIRALCEL(登録商標)OG、CHIRALCEL(登録商標)OJおよびCHIRALCEL(登録商標)OKが挙げられるが、これらに限定されない。
【0231】
本明細書中で割り当てられる立体化学(例えば、ステロイドのC21位に対する「R」または「S」の割り当て)は、暫定的に(例えば、無作為に)割り当てられ得る。例えば、C21位が「S」配置にある場合でも、このC21位が「R」配置で描かれる場合もある。
【0232】
本明細書中に報告される(例えば、中間体の)
1H−NMRは、化合物(例えば、本明細書中に記載される化合物)の全NMRスペクトルの部分的な表現であり得る。例えば、報告される
1H NMRは、約1〜約2.5ppmの間のδ(ppm)の領域を排除し得る。
【0233】
分取HPLCのための例示的な一般方法:カラム:Waters RBridge prep 10μm C18、19×250mm。移動相:アセトニトリル、水(NH
4HCO
3)(30Lの水、24gのNH
4HCO
3、30mLのNH
3.H
2O)。流量:25mL/分
【0234】
分析HPLCのための例示的な一般方法:移動相:A:水(10mMのNH
4HCO
3)、B:アセトニトリル 勾配:5%〜95%のBを1.6分間または2分間 流量:1.8または2mL/分;カラム:XBridge C18、4.6×50mm、3.5μm、45℃
合成方法
【0235】
実施例1.中間体A10の合成。
【化66】
[この文献は図面を表示できません]
【0236】
工程1.化合物A2の合成。テトラヒドロフラン(5mL)および濃臭化水素酸(0.02mL)中の化合物A1(500mg、1.84mmol)および10%Pd/黒(20mg)を、1気圧の水素バルーンで水素化した。室温で24時間撹拌した後、この混合物をセライトのパッドで濾過し、そして濾液を減圧中で濃縮した。アセトンから再結晶して、化合物A2(367mg、1.34mmol、73%)を得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3), δ (ppm), 2.61-2.54 ( m, 1H ), 2.58 ( t, 1H, J=14 Hz), 2.45 ( dd, 1H, J=19 Hz, 9 Hz ),0.98 ( s,3H).
【0237】
工程2.化合物A3の合成。化合物A2(274mg、1mmol)のメタノール(4mL)中の溶液に、ヨウ素(0.1mmol)を添加した。60℃で12時間撹拌した後、TLCはSMを示さなかったので、溶媒を減圧中で除去した。この粗生成物をジクロロメタン(20mL)に溶解し、そして飽和NaHCO
3(15mL)、ブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、そして濃縮した。その残渣を、塩基性アルミナでのクロマトグラフィー(石油エーテル/酢酸エチル=9:1)により精製して、化合物A3(280mg、0.88mmol、88%)を得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl3), δ (ppm), 3.19 ( s,3H),3.13 (s,3H), 2.43 (dd,1H, J=19.2 Hz, 8.8 Hz) ,0.83 ( s,3H ).
【0238】
工程3.化合物A4の合成。メチルトリフェニルホスホニウムブロミド(10.26g、28.84mmol)の30mLのTHF中の溶液に、KOt−Bu(3.23g、28.80mmol)を添加した。この反応物を1時間かけて60℃に加熱した。A3(3.23g、9.6mmol)をこの混合物に添加し、60℃で15時間撹拌した。この反応混合物を500mlのEtOAcで抽出し、ブラインで洗浄し、そして減圧中でエバポレートし、次いで、クロマトグラフィー(PE:EA=3:1)により精製して、A4を固体(2.1g)として得た。
【0239】
工程4.化合物A5の合成。A4(1g、3.1mmol)の20mlのTHF中の溶液に、2mLの2M HClを添加し、そしてこの反応物を室温で1時間撹拌した。この反応混合物を5mLのH
2Oでクエンチし、そして100mLのEtOAcで抽出し、ブラインで洗浄し、そして減圧中でエバポレートし、次いで、クロマトグラフィー(PE:EtOAc=10:1)により精製して、A5を固体(710mg)として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3), δ (ppm), 4.65 (s, 1H), 4.63 (s, 1H), 0.82 (s, 3H).
【0240】
工程5.化合物A6の合成。トリメチルスルホニウムヨージド(6.4g、31.5mmol)の10mLのDMSO中の撹拌溶液に、NaH(60%;800mg、31.5mmol)を添加した。室温で1時間撹拌した後、A5(870mg、3.2mmol)の5mLのDMSO中の懸濁物を滴下により添加した。15時間後、この反応混合物を氷冷水に注ぎ、そして300mLのEtOAcで抽出し、100mLのブライン溶液で洗浄し、乾燥させ、そして減圧中でエバポレートし、次いで、クロマトグラフィー(PE:EtOAc=10:1)により精製して、A6およびその異性体を固体(695mg)として得た。
【0241】
工程6.化合物A7の合成。A6およびその異性体(129mg、0.45mmol)の10mLのTHF中の溶液に、LiAlH
4(50mg、1.35mmol)を添加し、室温で1時間撹拌した。この反応混合物を5mLのH
2Oでクエンチし、そして100mlのEtOAcで抽出し、ブライン溶液で洗浄し、そして減圧中でエバポレートし、次いで、クロマトグラフィー(PE:EtOAc=3:1)により精製して、A7を固体(62mg)として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3), δ (ppm), 4.63 (s, 1H), 4.61 (s, 1H), 0.82 (s, 3H), 1.25 (s, 3H).
【0242】
工程7.化合物A8の合成。A7(86mg、0.3mmol)の乾燥THF(5mL)中の溶液に、ボラン−テトラヒドロフラン錯体(1mL;THF中1.0M溶液)を添加した。室温で1時間撹拌した後、この反応混合物を氷浴中で冷却し、次いで、10%NaOH水溶液(1mL)、その後、30%H
2O
2水溶液(1mL)でゆっくりとクエンチした。室温で1時間撹拌した後、この混合物をEtOAc(3×100mL)で抽出した。合わせた有機層を10%Na
2S
2O
3水溶液(100mL)、ブライン(水溶液、100mL)で洗浄し、MgSO
4で乾燥させ、濾過し、そして濃縮して、A8を固体(83mg、91%)として得た。この粗生成物をさらに精製せずに次の工程で使用した。
【0243】
工程8.化合物A9の合成。A8(300mg、0.80mmol)の15mLのDMF中の溶液に、PDC(2.7g、7.2mmol)および1mLのH
2Oを添加し、室温で15時間撹拌した。この反応混合物を100mLのEtOAcで抽出し、ブラインで洗浄し、そして減圧中でエバポレートし、次いで、クロマトグラフィー(PE:EtOAc=1:1)により精製して、A9を固体128mgとして得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6), δ (ppm), 11.90 (s, 1H), 4.22 (s, 1H), 2.28 (1H,t, J=7 Hz), 1.28 (s, 3H), 0.68 (s, 3H).
【0244】
工程9.化合物A10の合成。A9(200mg、0.61mmol)の5mLのDMF中の溶液に、N,O−ジメチルヒドロキシルアミンHCl塩(60mg、0.62mmol)、HATU(236mg、0.62mmol)およびDIPEA 1mLを添加し、室温で3時間撹拌した。この反応混合物を100mLのEtOAcで抽出し、ブライン溶液で洗浄し、そして減圧中でエバポレートし、次いで、クロマトグラフィー(PE:EtOAc=1:1)により精製して、A10を固体110mgとして得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6), δ (ppm), 3.64 (s, 3H), 3.19 (s, 3H), 2.70 (bs, 1H), 2.17 (t, J=7 Hz, 1H), 1.32 (s, 3H), 0.73 (s, 3H).
【0245】
実施例2.化合物1の合成。
【化67】
[この文献は図面を表示できません]
A10(0.1g、0.275mmol)の5mLのTHF中の撹拌溶液に、フェニルマグネシウムブロミド(1M;1.375mL、1.375mmol)を室温で滴下により添加した。室温で3時間撹拌した後、この反応混合物を氷冷水に注ぎ、そしてEtOAc(100mL×3)で抽出し、ブライン(100mL×3)で洗浄し、乾燥させ(MgSO
4)、濾過し、そして減圧中でエバポレートし、次いで、prep−HPLCにより精製して、1を固体24mgとして得た。
1H NMR (500 MHz, CDCl
3), δ (ppm), 7.86 (d, 2H, J=6.8 Hz), 7.52 (t, 1H, J=7.2 Hz), 7.43 (t, 2H, J=7.2 Hz), 3.49 (t,1H, J=7.8 Hz), 2.43 (q, 1H, J=8.6 Hz), 1.25 (s, 3H), 0.60 (s, 3H).LCMS:Rt=2.618min,MS(ESI)m/z:381[M+H]
+.
【0246】
実施例3.化合物2の合成。
【化68】
[この文献は図面を表示できません]
チアゾール(117mg、1.375mmol)の10mLのTHF中の撹拌溶液に、nBuLi(2.5M;0.55ml、1.375mmol)を−78℃で添加した。−78℃で30分間撹拌した後、A10(0.1g、0.275mmol)の5mLのTHF中の溶液を−78℃で滴下により添加した。−78℃で1時間撹拌した後、この反応混合物を氷冷水に注ぎ、そしてEtOAc(100mL×3)で抽出し、ブライン(100mL×3)で洗浄し、乾燥させ(MgSO
4)、濾過し、そして減圧中でエバポレートし、prep−HPLCにより精製して、2を固体44mgとして得た。
1H NMR (500 MHz, CDCl
3), δ (ppm), 7.97 (d, 1H, J=3.0 Hz), 7.63 (d, 1H, J=3.0 Hz), 3.87 (t, 1H, J=9.0 Hz), 1.26 (s, 3H), 0.69 (s, 3H).LCMS:Rt=2.564min,MS(ESI)m/z:388[M+H]
+.
【0247】
実施例4.化合物3の合成。
【化69】
[この文献は図面を表示できません]
1−メチル−1H−イミダゾール(113mg、1.375mmol)の10mLのTHF中の撹拌溶液に、nBuLi(2.5M;0.55ml、1.375mmol)を−78℃で添加した。−78℃で30分間撹拌した後、A10(0.1g、0.275mmol)の5mLのTHF中の溶液を−78℃で滴下により添加した。−78℃で1時間撹拌した後、この反応混合物を氷冷水に注ぎ、そしてEtOAc(100mL×3)で抽出し、ブライン(100mL×3)で洗浄し、乾燥させ(MgSO
4)、濾過し、そして減圧中でエバポレートし、次いでprep−HPLCにより精製して、3を固体20mgとして得た。
1H NMR (500 MHz, CDCl
3), δ
H (ppm), 7.09 (d, 1H, J=0.5 Hz), 6.98 (d, 1H, J=0.5 Hz), 3.97 (s, 3H), 3.96 (t, 1H, J=8.6 Hz), 1.25 (s, 3H), 0.67 (s, 3H).LCMS:Rt=2.393min,MS(ESI)m/z:385[M+H]
+.
【0248】
実施例5.化合物4の合成。
【化70】
[この文献は図面を表示できません]
チオフェン(115mg、1.375mmol)の10mLのTHF中の撹拌溶液に、nBuLi(2.5M;0.55mL、1.375mmol)を0℃で添加した。0℃で40分間撹拌した後、A10(0.1g、0.275mmol)の5mLのTHF中の溶液を0℃で滴下により添加した。0℃で2時間撹拌した後、この反応混合物を氷冷水に注ぎ、そしてEtOAc(100mL×3)で抽出し、ブライン(100mL×3)で洗浄し、乾燥させ(MgSO
4)、濾過し、そして減圧中でエバポレートし、次いでprep−HPLCにより精製して、4を固体31mgとして得た。
1H NMR (500 MHz, CDCl
3), δ (ppm), 7.66 (d, 1H), 7.61 (d, 1H), 7.11 (t, 1H), 3.27 (t, 1H), 1.26 (s, 3H), 0.67 (s, 3H).LCMS:Rt=2.541min,MS(ESI)m/z:387[M+H]
+.
【0249】
実施例6.化合物5の合成。
【化71】
[この文献は図面を表示できません]
ベンゾフラン(162mg、1.375mmol)の10mLのTHF中の撹拌溶液に、nBuLi(2.5M;0.55mL、1.375mmol)を0℃で添加した。0℃で40分間撹拌した後、A10(0.1g、0.275mmol)の5mLのTHF中の溶液を0℃で滴下により添加した。0℃で2時間撹拌した後、この反応混合物を氷冷水に注ぎ、そしてEtOAc(100mL×3)で抽出し、ブライン(100mL×3)で洗浄し、乾燥させ(MgSO
4)、濾過し、そして減圧中でエバポレートし、次いでprep−HPLCにより精製して、5を固体47mgとして得た。
1H NMR (500 MHz, CDCl
3), δ (ppm), 7.71 (d, 1H, J=7.8 Hz), 7.58 (d, 1H, J=7.8 Hz), 7.46 (t, 1H, J=7.8 Hz), 7.45 (s, 1H), 7.30 (t, 1H, J=7.8 Hz), 3.40 (t, 1H, J=8.2 Hz), 1.27 (s, 3H), 0.69 (s, 3H).LCMS:Rt=2.621min,MS(ESI)m/z:421[M+H]
+.
【0250】
実施例7.化合物6の合成。
【化72】
[この文献は図面を表示できません]
1−メチル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール(181mg、1.375mmol)の10mLのTHF中の撹拌溶液に、nBuLi(2.5M;0.55mL、1.375mmol)を−78℃で添加した。−78℃で30分間撹拌した後、A10(0.1g、0.275mmol)の5mLのTHF中の溶液を−78℃で滴下により添加した。−78℃で2時間撹拌した後、この反応混合物を氷冷水に注ぎ、そしてEtOAc(100mL×3)で抽出し、ブライン(100mL×3)で洗浄し、乾燥させ(MgSO
4)、濾過し、そして減圧中でエバポレートし、次いでprep−HPLCにより精製して、6を固体65mgとして得た。
1H NMR (500 MHz, CDCl
3), δ (ppm), 7.89 (d, 1H, J=7.8 Hz), 7.44-7.40 (m, 2H), 7.36-7.33 (m, 1H), 4.19 (t, 1H, J=8.6 Hz), 4.10 (s, 3H), 1.25 (s, 3H), 0.69 (s, 3H).LCMS:Rt=2.607min,MS(ESI)m/z:435[M+H]
+.
【0251】
実施例8.化合物7の合成。
【化73】
[この文献は図面を表示できません]
1−メチル−1H−インドール(180mg、1.375mmol)の10mLのTHF中の撹拌溶液に、nBuLi(2.5M;0.55mL、1.375mmol)を0℃で添加した。0℃で40分間撹拌した後、A10(0.1g、0.275mmol)の5mLのTHF中の溶液を0℃で滴下により添加した。0℃で2時間撹拌した後、この反応混合物を氷冷水に注ぎ、そしてEtOAc(100mL×3)で抽出し、ブライン(100mL×3)で洗浄し、乾燥させ(MgSO
4)、濾過し、そして減圧中でエバポレートし、次いでprep−HPLCにより精製して、7を固体36mgとして得た。
1H NMR (500 MHz, CDCl
3), δ (ppm), 7.70 (d, 1H, J=7.8 Hz), 7.38-7.34 (m, 2H), 7.23 (s, 1H), 7.15-7.13 (m, 1H), 4.06 (s, 3H), 3.40 (t, 1H, J=8.2 Hz), 1.26 (s, 3H), 0.68 (s, 3H).LCMS:Rt=2.742min,MS(ESI)m/z:434[M+H]
+.
【0252】
実施例9.化合物8の合成。
【化74】
[この文献は図面を表示できません]
ベンゾ[d]チアゾール(185mg、1.375mmol)の10mLのTHF中の撹拌溶液に、nBuLi(2.5M;0.55mL、1.375mmol)を−78℃で添加した。−78℃で30分間撹拌した後、A10(0.2g、0.55mmol)の5mLのTHF中の溶液を−78℃で滴下により添加した。−78℃で2時間撹拌した後、この反応混合物を氷冷水に注ぎ、そしてEtOAc(100mL×3)で抽出し、ブライン(100mL×3)で洗浄し、乾燥させ(MgSO
4)、濾過し、そして減圧中でエバポレートし、prep−HPLCにより精製して、8を固体100mgとして得た。
1H NMR (500 MHz, CDCl
3), δ (ppm), 8.09 (d, 1H, J=7.8 Hz), 7.87 (d, 1H, J=7.8 Hz), 7.45 (t, 1H, J=7.8 Hz), 7.40 (t, 1H, J=7.8 Hz), 3.94 (t, 1H, J=8.6 Hz), 1.17 (s, 3H), 0.61 (s, 3H). LCMS:Rt=2.829min,MS(ESI)m/z:438[M+H]
+.
【0253】
実施例10.化合物9の合成。
【化75】
[この文献は図面を表示できません]
1−メチル−1H−ピラゾール(60mg、0.7mmol)の10mLのTHF中の撹拌溶液に、BuLi(2.5M;0.3ml、0.7mmol)を0℃で添加した。0℃で30分間撹拌した後、A10(50mg、0.14mmol)の3mLのTHF中の溶液を−78℃で滴下により添加した。0℃で2時間撹拌した後、この反応混合物を氷冷水に注ぎ、そしてEtOAc(100mL×3)で抽出した。合わせた抽出物をブライン(100mL×3)で洗浄し、乾燥させ(MgSO
4)、濾過し、減圧中でエバポレートし、そしてprep−HPLCにより精製して、9を固体(23mg、0.06mmol)として得た。
1H NMR (500 MHz, CDCl
3),δ(ppm), 7.44(1H, d, J=2Hz), 6.77 (1H, d, J=2Hz), 4.15 (3H,s), 3.17 (1H,t, J=9Hz), 2.35(1H,dd,J=9Hz,8Hz)1.27 (s, 3H), 0.64 (s, 3H).LCMS::Rt=2.45min,m/z=385.2[M+H]
【0254】
実施例11.化合物10の合成。
【化76】
[この文献は図面を表示できません]
3−ブロモチオフェン(110mg、0.7mmol)の10mLのTHF中の撹拌溶液に、BuLi(2.5M;0.3ml、0.7mmol)を−78℃で添加した。−78℃で30分間撹拌した後、A10(50mg、0.14mmol)の3mLのTHF中の溶液を−78℃で滴下により添加した。−78℃で2時間撹拌した後、この反応混合物を氷冷水に注ぎ、そしてEtOAc(100mL×3)で抽出し、ブライン(100mL×3)で洗浄し、乾燥させ(MgSO
4)、濾過し、減圧中でエバポレートし、そしてprep−HPLCにより精製して、10を固体(15mg、0.039mmol)として得た。
1H NMR (500 MHz, CDCl
3),δ(ppm), 7.66(1H,d,J=4Hz), 7.61 (1H, dd, J=1Hz), 7.11 (1H, t, J=4Hz), 3.28 (1H, t, J=9 Hz), 2.42-2.36(1H, m)1.27 (s, 3H), 0.68 (s, 3H).LCMS:Rt=2.54min,m/z=387.1[M+H]
【0255】
実施例12.化合物11の合成。
【化77】
[この文献は図面を表示できません]
3−ブロモベンゾ[b]チオフェン(230mg、1.1mmol)の10mLのTHF中の撹拌溶液に、BuLi(2.5M;0.45ml、1.1mmol)を−78℃で添加した。−78℃で30分間撹拌した後、A10(80mg、0.22mmol)の3mLのTHF中の溶液を−78℃で滴下により添加した。−78℃で2時間撹拌した後、この反応混合物を氷冷水に注ぎ、そしてEtOAc(100mL×3)で抽出し、合わせた抽出物をブライン(100mL×3)で洗浄し、乾燥させ(MgSO4)、濾過し、減圧中でエバポレートし、そしてprep−HPLCにより精製して、11を固体(52mg、0.12mmol)として得た。
1H NMR (500 MHz, CDCl
3),δ(ppm), 7.90-7.89 (2H, s), 7.85(1H, d, J=9Hz), 7.44 (1H,t,J=7Hz), 7.39 (1H,t,J=7Hz), 3.40 (1H,t, J=9Hz), 2.43-2.39(1H,m)1.27 (s, 3H), 0.69 (s, 3H).LCMS::rt=2.73min,m/z=437.2[M+H]
【0256】
実施例13.化合物12の合成。
【化78】
[この文献は図面を表示できません]
3−ブロモベンゾフラン(140mg、0.7mmol)の10mLのTHF中の撹拌溶液に、BuLi(2.5M;0.3ml、0.7mmol)を−78℃で添加した。−78℃で30分間撹拌した後、A10(50mg、0.14mmol)の3mLのTHF中の溶液を−78℃で滴下により添加した。−78℃で2時間撹拌した後、この反応混合物を氷冷水に注ぎ、そしてEtOAc(100mL×3)で抽出した。合わせた抽出物をブライン(100mL×3)で洗浄し、乾燥させ(MgSO
4)、濾過し、減圧中でエバポレートし、そしてprep−HPLCにより精製して、12を固体(25mg、0.06mmol)として得た。
1H NMR (500 MHz, CDL3),δ(ppm),7.71(1H,d,J=8Hz), 7.58(1H,d,J=9Hz), 7.46 (1H,s) , 7.46 (1H,t,J=5Hz),7.30 (1H,t,J=7Hz), 3.41 (1H,t, J=9Hz), 2.45-2.37(1H,m)1.27 (s, 3H), 0.69 (s, 3H).LCMS::rt=2.53min,m/z=421.3[M+H].
【0257】
実施例14.化合物13の合成。
【化79】
[この文献は図面を表示できません]
【0258】
工程1.B23(55g、198mmol)のDCM(2000mL)中の溶液に、Dess−Martin(167g、396mmol)を15℃で少しずつ添加した。添加が完了した後、この混合物を15℃で2時間撹拌した。TLC(PE:EA=3:1、PMA)は、反応が終了したことを示し、そして1つの主要スポットが見られた。反応溶液が透明になり、そしてデンプンヨウ化カリウム紙が青色にならなくなるまで、この混合物に、NH
4ClおよびNaHCO
3の飽和混合溶液(v:v=1:1)(1.5L)を添加した。この混合物をDCM(1L×2)で抽出した。合わせた有機相をNa
2SO
4で乾燥させ、そして濃縮して、粗製物B24(60g、粗製)を固体として得た。
【0259】
工程2.B24(60g、208mmol)のTHF(1000mL)中の溶液に、メチルマグネシウムブロミド(624mmol、208mL、エーテル中3M)を−70℃で添加した。この混合物を−70℃で3時間撹拌した。TLC(PE:EA=3:1、PMA)は、反応が終了したことを示した。この反応混合物を飽和NH
4Cl溶液(1500mL)でクエンチし、次いで、濃縮して残渣を得、これをDCM(1000mL×3)で抽出した。その有機相を乾燥させ、濃縮して、粗製物B25(50g)を固体として得た。
【0260】
工程3.Ph
3PMeBr(280g、785mmol)のTHF(500mL)中の溶液に、t−BuOK(87.9g、785mmol)のTHF(200mL)中のスラリーをN
2下で添加した。この混合物が赤色になり、そしてこの混合物を60℃で1時間撹拌した。B25(48g、157mmol)の溶液を一度に添加した。最終反応混合物をこの温度(60℃)で2時間撹拌した。TLC(PE:EA=3:1、PMA)は、反応が終了したことを示した。この反応物を後処理した。合わせた反応混合物に、飽和NH
4Cl溶液(1000mL)を添加し、次いで、EtOAc(1000mL×2)で抽出した。合わせた有機相を乾燥させ、濃縮し、そしてシリコンゲルカラム(PE:EA=50/1〜20/1)で精製して、B26(15g、31.6%)を固体として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ = 4.65 - 4.57 (m, 2H), 2.53 - 2.42 (m, 1H), 2.27 - 2.16 (m, 1H), 1.85 - 1.10 (m, 21H), 1.05 - 0.78 (m, 2H), 0.77 (s, 7H)
【0261】
工程4.B26(15g、49.5mmol)のTHF(500mL)中の溶液に、BH3−Me2S(49.5mL、495mmol)の溶液を0℃で滴下により添加した。この溶液を15℃で3時間撹拌した。TLC(PE/EtOAc=3/1)は、反応が完了したことを示した。0℃に冷却した後、NaOHの溶液(250mL、3M)を非常にゆっくりと添加した。添加後、H
2O
2(67g、594mmol、水中30%)をゆっくりと添加し、そして内部温度を10℃未満に維持した。得られた溶液を15℃で2時間撹拌した。次いで、反応溶液が透明になるまで、飽和Na
2S
2O
3水溶液(500mL)を添加した。この混合物をEtOAc(200×3)で抽出した。合わせた有機溶液を飽和Na
2S
2O
3水溶液(100mL×3)、ブライン(200mL)で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、そして減圧中で濃縮して、粗生成物B27(20g)を固体として得、これをさらに精製せずに次の工程で使用した。
【0262】
工程5.B27(20g、62.4mmol)のDCM(400mL)中の溶液に、PCC(26.7g、123mmol)およびSiO
2(26.7g)を添加した。最終反応混合物を15℃で3時間撹拌した。TLC(PE:EA=3:1)が、反応が終了したことを示し、そして1つの主要スポットが見られた後、この混合物を濃縮し、そしてcombi−flash(PE:EA=100%〜70%)により精製して、B28(10g、51.2%)を固体として得た。
【0263】
工程6.B28(10g、31.3mmol)のアセトン(150mL)および2−メチル−2−ブテン(35mL)中の溶液に、水(100mL)中の水性NaH
2PO
4(18.7g、156mmol)およびNaClO
2(14.1g、156mmol)を0℃でゆっくりと滴下により添加した。この混合物を15℃で2時間撹拌した。TLC(PE/EA=1/1)は、反応が完了したことを示し、そして2つの主要スポットが見られた。次いで、この反応物を水(400mL)に注ぎ、そして濾過した。フィルターケーキを水(100mL)で洗浄し、そして濃縮して、混合物(8g)を固体として得た。
【0264】
工程7.B29(8g、23.9mmol)のDMF(200mL)中の溶液に、HATU(18.1g、47.8mmol)、TEA(5.25g、47.8mmol)およびN,O−ジメチルヒドロキシルアミン(2.18g、35.8mmol)を15℃で添加した。この混合物を15℃で16時間撹拌した。TLC(PE/EA=1/1)は、反応が完了したことを示した。この反応物を水(500mL)に注ぎ、そしてEtOAc(100mL×2)で抽出した。合わせた有機相を飽和ブライン(200mL)で洗浄し、無水Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、そして減圧中で濃縮した。その残渣を、シリカゲルクロマトグラフィー(100〜200メッシュシリカゲル、石油エーテル/酢酸エチル=4/1)により精製して、B30(3g)を固体として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ = 3.64 (s, 3H), 3.20 (s, 3H), 2.85 - 2.71 (m, 1H), 2.28 - 2.08 (m, 1H), 1.80-0.70 (m, 31H)
【0265】
工程8.B30(0.1g、0.264mmol)のTHF(2mL)中の溶液に、(3,5−ジメトキシフェニル)マグネシウムクロリド(2.63mL、2.63mmol、THF中1.0M)をN
2下で添加した。この反応混合物を15℃で1.5時間撹拌した。LCMSは、反応が終了したことを示し、そして所望のMSピークが見られた。この反応混合物に、飽和NH
4Cl溶液(5mL)を添加し、次いで、EtOAc(2mL×3)で抽出した。合わせた有機相を濃縮し、そしてprep−HPLCにより精製して、13(47.8mg)を固体として得た。
【0266】
1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ 7.01 (d, J=2.3 Hz, 2H), 6.65 - 6.59 (m, 1H), 3.83 (s, 6H), 3.46 - 3.36 (m, 1H), 2.49 - 2.34 (m, 1H), 1.84 - 1.66 (m, 3H), 1.19 (s, 20H), 1.04 - 0.89 (m, 1H), 0.71 (s, 4H), 0.60 (s, 3H).LCMS Rt=1.489min(2分間のクロマトグラフィー)、10−80AB、C
29H
43O
4[M+H]
+のMS ESI計算値455、実測値455.
【0267】
実施例15.化合物14の合成。
【化80】
[この文献は図面を表示できません]
B30(0.1g、0.264mmol)のTHF(2mL)中の溶液に、ナフタレン−2−イルマグネシウムブロミド(5.26mL、2.63mmol、THF中0.5M)をN
2下で添加した。この反応混合物を15℃で4時間撹拌した。LCMSは、反応が終了したことを示し、そして所望のMSピークが見られた。この反応混合物に、飽和NH
4Cl溶液(5mL)を添加し、次いで、EtOAc(2mL×3)で抽出した。合わせた有機相を濃縮し、そしてprep−HPLCにより精製して、14(36.1mg)を固体として得た。
【0268】
1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ8.42 - 8.37 (m, 1H), 8.00 - 7.94 (m, 2H), 7.91 - 7.84 (m, 2H), 7.62 - 7.51 (m, 2H), 3.70 - 3.62 (m, 1H), 2.56 - 2.42 (m, 1H), 1.87 - 1.69 (m, 3H), 1.19 (s, 21H), 0.84 - 0.75 (m, 1H), 0.70 (s, 3H), 0.63 (s, 3H).LCMS Rt=1.553min(2分間のクロマトグラフィー)、10−80AB、C
31H
41O
2[M+H]
+のMS ESI計算値445、実測値445.
【0269】
実施例16.化合物15の合成。
【化81】
[この文献は図面を表示できません]
B30(0.1g、0.264mmol)のTHF(2mL)中の溶液に、[1,1’−ビフェニル]−4−イルマグネシウムブロミド(5.26mL、2.63mmol、THF中0.5M)をN
2下で添加した。この反応混合物を15℃で4時間撹拌した。LCMSは、反応が終了したことを示し、そして所望のMSピークが見られた。この反応混合物に、飽和NH
4Cl溶液(5mL)を添加し、次いで、EtOAc(2mL×3)で抽出した。合わせた有機相を濃縮し、そして分取HPLCにより精製して、15(41.4mg)を固体として得た。
【0270】
1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ 7.96 (d, J=8.3 Hz, 2H), 7.65 (dd, J=7.9, 11.9 Hz, 4H), 7.50 - 7.33 (m, 3H), 3.59 - 3.47 (m, 1H), 2.51 - 2.38 (m, 1H), 1.86 - 1.68 (m, 3H), 1.19 (s, 20H), 1.05 - 0.91 (m, 1H), 0.84 - 0.75 (m, 1H), 0.72 (s, 3H), 0.62 (s, 3H).LCMS Rt=1.645min(2分間のクロマトグラフィー)、10−80AB、C
33H
43O
2[M+H]
+のMS ESI計算値471、実測値471.
【0271】
実施例17.化合物16の合成。
【化82】
[この文献は図面を表示できません]
A10(100mg、0.275mmol)のTHF(3mL)中の溶液に、(3,5−ジメチルフェニル)マグネシウムブロミド(5.5mL、95%)を添加した。この混合物を20℃で3.5時間撹拌した。TLCが、出発物質が消費されたことを示し、そして新たなスポットが生成されたら、この混合物に、飽和NH
4Cl水溶液(5mL)を添加した。その有機相をDCM(5mL×2)で抽出し、飽和NaCl水溶液(8mL×2)で洗浄し、減圧中で濃縮した。その残渣を、prep.HPLCにより精製して、16(48.3mg)を固体として得た。
【0272】
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ7.47 (s, 2H), 7.16 (s, 1H), 3.47 (t, J = 8.8 Hz, 1H), 2.36 (s, 7H), 1.84-1.70 (m, 5H), 1.66-1.58 (m, 2H), 1.49-1.24 (m, 16H), 1.17-1.04 (m, 2H), 0.98-0.85 (m, 1H), 0.60 (s, 3H).LCMS Rt=1.500min(2分間のクロマトグラフィー)、10−80AB、C
28H
41O
2[M+H]
+のMS ESI計算値409、実測値391[M−H
2O].
【0273】
実施例18.化合物17の合成。
【化83】
[この文献は図面を表示できません]
A30の合成は、以下の実施例37に見ることができる。
A30(100mg、264μmol)の無水THF(2mL)中の溶液に、(3,4−ジメチルフェニル)マグネシウムクロリド(5.26mL、0.5M、2.63mmol)を25℃で添加した。この反応混合物を25℃で2時間撹拌した。LCMSは、出発物質が完全に消費されたことを示した。反応を飽和NH
4Cl水溶液(1mL)でクエンチし、減圧中で濃縮して残渣を得、これをPrep−HPLC(0.05%HCl−ACN)により精製して、17(61.8mg)を固体として得た。
【0274】
1H NMR (400 MHz, CDCl
3)δ = 7.67 (s, 1H), 7.61 (d, J=7.5 Hz, 1H), 7.18 (d, J=8.0 Hz, 1H), 3.47 (t, J=8.8 Hz, 1H), 2.48 - 2.36 (m, 1H), 2.31 (s, 6H), 2.04 - 1.92 (m, 1H), 1.90 - 1.80 (m, 1H), 1.79 - 1.63 (m, 3H), 1.54 - 0.97 (m, 21H), 0.91 (s, 3H), 0.58 (s, 3H)
LCMS R
t=1.475min(2分間のクロマトグラフィー)、10−80AB、C
33H
42O
2[M+H]
+のMS ESI計算値423、実測値423.3.
【0275】
実施例19.化合物18の合成。
【化84】
[この文献は図面を表示できません]
A30(100mg、264μmol)の無水THF(2mL)中の溶液に、ナフタレン−2−イルマグネシウムブロミド(5.26mL、0.5M、2.63mmol)を25℃で添加した。この反応混合物を25℃で2時間撹拌した。LCMSは、出発物質が完全に消費されたことを示した。反応を飽和NH
4Cl水溶液(1mL)でクエンチし、減圧中で濃縮して残渣を得、これをPrep−HPLC(0.05%HCl−ACN)により精製して、18(8.4mg)を固体として得た。
【0276】
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ = 8.39 (s, 1H), 8.02 - 7.92 (m, 2H), 7.88 (d, J=8.5 Hz, 2H), 7.65 - 7.51 (m, 2H), 3.67 (t, J=8.5 Hz, 1H), 2.55 - 2.43 (m, 1H), 2.07 - 1.75 (m, 5H), 1.66 (d, J=14.6 Hz, 2H), 1.58 - 1.23 (m, 19H), 1.21 - 0.97 (m, 3H), 0.90 (s, 3H), 0.63 (s, 3H)
LCMS R
t=1.496min(2分間のクロマトグラフィー)、10−80AB、C
31H
41O
2[M+H]
+のMS ESI計算値445、実測値445.3.
【0277】
実施例20.化合物19の合成。
【化85】
[この文献は図面を表示できません]
【0278】
A10(100mg、0.275mmol)のTHF(3mL)中の溶液に、ナフタレン−2−イルマグネシウムブロミド(5.5mL、THF中0.5M)を添加した。この混合物を20℃で3.5時間撹拌した。TLCが、出発物質が消費されたことを示し、そして新たなスポットが生成されたら、この混合物に、飽和NH
4Cl水溶液(5mL)を添加した。その有機相をDCM(5mL×2)で抽出し、飽和NaCl水溶液(8mL×2)で洗浄し、減圧中で濃縮した。その残渣を、分取HPLCにより精製して、19(37mg)を固体として得た。
【0279】
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 8.39 (s, 1H), 8.01-7.93 (m, 2H), 7.88 (d, J = 8.8 Hz, 2H), 7.62-7.52 (m, 2H), 3.67 (t, J = 8.7 Hz, 1H), 2.57-2.43 (m, 1H), 1.91-1.71 (m, 5H), 1.68-1.56 (m, 2H), 1.50-1.23 (m, 16H), 1.19-1.04 (m, 2H), 0.95-0.83 (m, 1H), 0.64 (s, 3H).LCMS Rt=1.495min(2分間のクロマトグラフィー)、10−80AB、C
30H
39O
2[M+H]
+のMS ESI計算値430、実測値413[M−H
2O].
【0280】
実施例21.化合物20の合成。
【化86】
[この文献は図面を表示できません]
A10(100mg、0.275mmol)のTHF(3mL)中の溶液に、(3,4−ジメチルフェニル)マグネシウムクロリド(5.5mL、THF中0.5M)を添加した。この混合物を20℃で3.5時間撹拌した。TLCが、出発物質が消費されたことを示し、そして新たなスポットが生成された。この混合物に、飽和NH
4Cl(5mL)を添加した。その水層をDCM(5mL×2)で抽出し、飽和NaCl(8mL×2)で洗浄し、濾過し、そして減圧中で濃縮した。その残渣を、prep−HPLCにより精製して、20(45mg)を固体として得た。
【0281】
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ7.66 (s, 1H), 7.61 (d, J = 7.8 Hz, 1H), 7.18 (d, J = 7.8 Hz, 1H), 3.47 (t, J = 8.7 Hz, 1H), 2.48-2.36 (m, 1H), 2.31 (s, 6H), 1.82-1.60 (m, 6H), 1.51-1.23 (m, 17H), 1.19-1.02 (m, 2H), 0.98-0.85 (m, 1H), 0.60 (s, 3H).LCMS t
R=1.491min(2分間のクロマトグラフィー)、10−80AB、C
28H
41O
2[M+H]
+のMS ESI計算値409、実測値391[M−H
2O]
+.
【0282】
実施例22.化合物21の合成。
【化87】
[この文献は図面を表示できません]
A30(100mg、264μmol)の無水THF(2mL)中の溶液に、(3,5−ジメトキシフェニル)マグネシウムクロリド(2.63mL、1.0M、2.63mmol)を25℃で添加した。この反応混合物を25℃で2時間撹拌した。LCMSは、出発物質が完全に消費されたことを示した。反応を飽和NH
4Cl水溶液(1mL)でクエンチし、減圧中で濃縮して残渣を得、これをPrep−HPLC(0.05%HCl−ACN)により精製して、21(68.8mg)を固体として得た。
【0283】
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ = 7.02 (d, J=2.0 Hz, 2H), 6.63 (s, 1H), 3.84 (s, 6H), 3.41 (t, J=8.8 Hz, 1H), 2.46 - 2.35 (m, 1H), 2.03 - 1.93 (m, 1H), 1.90 - 1.64 (m, 4H), 1.53 - 1.28 (m, 12H), 1.28 - 1.20 (m, 5H), 1.18 - 0.97 (m, 3H), 0.91 (s, 3H), 0.59 (s, 3H).LCMS R
t=1.474min(2分間のクロマトグラフィー)、10−80AB、C
33H
43O
2[M+H]
+のMS ESI計算値455、実測値437([M−H
2O]
+).
【0284】
実施例23.化合物22の合成。
【化88】
[この文献は図面を表示できません]
A30(100mg、264μmol)の無水THF(2mL)中の溶液に、[1,1’−ビフェニル]−4−イルマグネシウムブロミド(5.26mL、0.5M、2.63mmol)を25℃で添加した。この反応混合物を25℃で2時間撹拌した。LCMSは、出発物質が完全に消費されたことを示した。反応を飽和NH
4Cl水溶液(1mL)でクエンチし、減圧中で濃縮して残渣を得、これをPrep−HPLC(0.05%HCl−ACN)により精製して、22(76mg)を固体として得た。
【0285】
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ = 7.96 (d, J=8.0 Hz, 2H), 7.72 - 7.60 (m, 4H), 7.51 - 7.43 (m, 2H), 7.43 - 7.36 (m, 1H), 3.53 (t, J=8.5 Hz, 1H), 2.52 - 2.40 (m, 1H), 1.98 (t, J=13.3 Hz, 1H), 1.91 - 1.63 (m, 4H), 1.55 - 1.29 (m, 12H), 1.28 - 0.96 (m, 9H), 0.92 (s, 3H), 0.62 (s, 3H).LCMS R
t=1.556min(2分間のクロマトグラフィー)、10−80AB、C
33H
43O
2[M+H]
+のMS ESI計算値471、実測値471.3.
【0286】
実施例24.化合物23の合成。
【化89】
[この文献は図面を表示できません]
A30(110mg、291umol)の3mLのTHF中の撹拌溶液に、(3,5−ジフルオロフェニル)マグネシウムブロミド(0.5M;5.8mL、2.9mmol)を25℃で滴下により添加した。25℃で12時間撹拌した後、LCMSは、反応が完了したことを示した。この反応混合物を氷冷水に注ぎ、そしてEtOAc(50mL×2)で抽出し、ブライン(30mL×2)で洗浄し、乾燥させ(Na2SO4)、濾過し、そして減圧中でエバポレートして、粗生成物を得た。この反応混合物を、さらなる精製のためにHPLC分離(カラム:Phenomenex Synergi C18 150×25×10um、勾配:80〜100%B(A=0.05%HCl−ACN、B=アセトニトリル)、流量:25mL/分)により精製して、23(28.4mg)を固体として得た。
【0287】
1HNMR (CDCl
3, 400MHz): δ = 7.38 (d, J=6.0 Hz, 2H), 6.99 (t, J=8.4 Hz, 1H), 3.35 (t, J=8.8 Hz, 1H), 2.35-2.45 (m, 1H), 1.96 (t, J=13.2 Hz, 1H), 1.73-1.90 (m, 3H), 1.69 (d, J=14.6 Hz, 1H), 1.33-1.54 (m, 12H), 1.21-1.28 (m, 5H), 1.10-1.19 (m, 2H), 1.01-1.08 (m, 1H), 0.92 (s, 3H), 0.59 (s, 3H).LCMS Rt=3.417min(4.0分間のクロマトグラフィー)、10−80AB、C
27H
36F
2O
2[M−+H]+のMS ESI計算値430.3、実測値413.0[M−H
2O]
+.
【0288】
実施例25.化合物24の合成。
【化90】
[この文献は図面を表示できません]
A30(110mg、291umol)の3mLのTHF中の撹拌溶液に、ベンゾ[d][1,3]ジオキソール−5−イルマグネシウムブロミド(0.5M;5.8mL、2.9mmol)を25℃で滴下により添加した。25℃で12時間撹拌した後、LCMSは、反応が完了したことを示した。この反応混合物を氷冷水に注ぎ、そしてEtOAc(50mL×2)で抽出し、ブライン(30mL×2)で洗浄し、乾燥させ(Na
2SO
4)、濾過し、そして減圧中でエバポレートして、粗生成物を得た。この反応混合物を、さらなる精製のためにHPLC分離(カラム:Phenomenex Synergi C18 150×25×10um、勾配:80〜100%B(A=0.05%HCl−ACN、B=アセトニトリル)、流量:25mL/分)により精製して、24(21.1mg)を固体として得た。
【0289】
1HNMR (CDCl
3, 400MHz): δ= 7.50 (d, J=8.0 Hz, 1H), 7.41 (s, 1H), 6.84 (d, J=8.0 Hz, 1H), 6.04 (s, 2H), 3.40 (t, J=8.6 Hz, 1H), 2.37-2.45 (m, 1H), 1.97 (t, J=13.6 Hz, 1H), 1.81-1.90 (m, 1H), 1.64-1.79 (m, 3H), 1.29-1.55 (m, 12H), 1.27 (s, 3H), 1.23 (br. s, 2H), 1.10-1.19 (m, 2H), 1.00-1.08 (m, 1H), 0.92 (s, 3H), 0.59 (s, 3H).LCMS Rt=3.309min(4.0分間のクロマトグラフィー)、10−80AB、C
28H
39O
4[M+H]+のMS ESI計算値439.3、実測値439.1.
【0290】
実施例26.化合物25の合成。
【化91】
[この文献は図面を表示できません]
A10(100mg、0.275mmol)のTHF(3mL)中の溶液に、(4−(メチルチオ)フェニル)マグネシウムブロミド(5.5mL、THF中0.5M)を添加した。この混合物を20℃で3.5時間撹拌した。この混合物に、飽和NH
4Cl(5mL)を添加した。その有機相をDCM(5mL×2)で抽出し、飽和NaCl(8mL×2)で洗浄し、減圧中で濃縮した。その残渣を、prep.HPLC
1により精製して、25(32mg)を固体として得た。
【0291】
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ7.81 (d, J=8.5 Hz, 2H), 7.25-7.22 (m, 2H), 3.45 (t, J=8.8 Hz, 1H), 2.56 - 2.35 (m, 4H), 1.84 - 1.72 (m, 5H), 1.53 - 1.25 (m, 18H), 1.20 - 0.84 (m, 3H), 0.59 (s, 3H).
LCMS Rt=1.476min(2分間のクロマトグラフィー)、10−80AB、C
27H
39O
2S[M+H]
+のMS ESI計算値427.3、実測値409[M−H
2O]
+.
【0292】
実施例27.化合物26の合成。
【化92】
[この文献は図面を表示できません]
A10(100mg、0.275mmol)のTHF(3mL)中の溶液に、(4−フルオロ−3−メチルフェニル)マグネシウムブロミド(2.75mL)を2時間かけて25℃で添加し、この時点で、LC−MSは、反応が完了したことを示した。NH
4Clの水溶液(5mL)をこの反応混合物に25℃で滴下により添加し、そしてEtOAc(10mL×2)で抽出した。合わせた有機溶液をブライン(5mL)で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させた。その有機層を濾過し、そして減圧下で濃縮して粗混合物を得、これをHPLCにより精製して、26(47.5mg)を固体として得た。
【0293】
1H NMR (CDCl
3, 400MHz) δ = 7.83 - 7.70 (m, 2H), 7.06 (t, J=8.9 Hz, 1H), 3.46 (t, J=8.7 Hz, 1H), 2.48 - 2.31 (m, 4H), 1.89 - 1.73 (m, 5H), 1.71 - 1.60 (m, 2H), 1.61 - 1.60 (m, 1H), 1.54 - 1.45 (m, 3H), 1.43 - 1.33 (m, 7H), 1.33 - 1.24 (m, 6H), 1.22 - 1.05 (m, 2H), 1.03 - 0.88 (m, 1H), 0.62 (s, 3H).LCMS Rt=1.285min(2分間のクロマトグラフィー)、30−90AB、C
27H
38FO
2[M+H]
+のMS ESI計算値413、実測値413.
【0294】
実施例28.化合物27の合成。
【化93】
[この文献は図面を表示できません]
A30(110mg、291umol)の3mLのTHF中の撹拌溶液に、(3−フルオロ−4−メチルフェニル)マグネシウムブロミド(0.5M、5.8mL、2.9mmol)を25℃で滴下により添加した。25℃で12時間撹拌した後、LCMSは、反応が完了したことを示した。この反応混合物を氷冷水に注ぎ、そしてEtOAc(50mL×2)で抽出し、ブライン(30mL×2)で洗浄し、乾燥させ(Na
2SO
4)、濾過し、そして減圧中でエバポレートして、粗生成物を得た。この反応混合物を、さらなる精製のためにHPLC分離(カラム:Phenomenex Synergi C18 150×25×10um、勾配:88〜88%B(A=0.05%HCl−ACN、B=アセトニトリル)、流量:25mL/分)により精製して、27(42.4mg)を固体として得た。
【0295】
1HNMR (CDCl
3, 400MHz): δ = 7.48-7.61 (m, 2H), 7.20-7.26 (m, 1H), 3.41 (t, J=8.8 Hz, 1H), 2.37-2.44 (m, 1H), 2.33 (d, J=1.4 Hz, 3H), 1.97 (t, J=13.2 Hz, 1H), 1.87 (ddd, J=13.8, 9.3, 4.5 Hz, 1H), 1.65-1.80 (m, 3H), 1.33-1.56 (m, 12H), 1.22-1.29 (m, 5H), 0.99-1.18 (m, 3H), 0.92 (s, 3H), 0.58 (s, 3H).LCMS Rt=3.322min(4.0分間のクロマトグラフィー)、10−80AB、C
28H
40FO
2[M+H]+のMS ESI計算値427.3、実測値409.1([M−H
2O]
+.
【0296】
実施例29.化合物28の合成。
【化94】
[この文献は図面を表示できません]
A30(110mg、291umol)の3mLのTHF中の撹拌溶液に、フェニルマグネシウムクロリド(0.5M;5.8mL、2.9mmol)を25℃で滴下により添加した。25℃で12時間撹拌した後、LCMSは、反応が完了したことを示した。この反応混合物を氷冷水に注ぎ、そしてEtOAc(50mL×2)で抽出し、ブライン(30mL×2)で洗浄し、乾燥させ(Na
2SO
4)、濾過し、そして減圧中でエバポレートして、粗生成物を得た。この粗生成物を、さらなる精製のためにHPLC分離(カラム:Gemini 150×25 5u、勾配:69〜94%B(A=0.05%HCl−ACN、B=アセトニトリル)、流量:30mL/分)により精製して、28(48.4mg、291μmol)を固体として得た。
【0297】
1HNMR (CDCl
3, 400MHz): δ = 7.88 (d, J=7.4 Hz, 1H), 7.50-7.58 (m, 1H), 7.39-7.48 (m, 2H), 3.50 (t, J=8.8 Hz, 1H), 2.36-2.52 (m, 1H), 1.98 (t, J=13.2 Hz, 1H), 1.85 (d, J=13.8 Hz, 1H), 1.74-1.81 (m, 2H), 1.68 (d, J=14.4 Hz, 1H), 1.32-1.55 (m, 13H), 1.21-1.29 (m, 5H), 0.99-1.17 (m, 3H), 0.91 (s, 3H), 0.60 (s, 3H).LCMS Rt=3.253min(4.0分間のクロマトグラフィー)、10−80AB、C
27H
39O
2[M+H]
+のMS ESI計算値395.3、実測値377.0[M−H
2O]
+.
【0298】
実施例30.化合物29の合成。
【化95】
[この文献は図面を表示できません]
【0299】
工程1.無水THF(400mL)を窒素雰囲気下10℃に冷却し、そして無水LiCl(12.8g、304mmol)を一度に添加した。この混合物を30分間撹拌し、その後、透明な溶液が得られた。この混合物に、無水FeCl
3(25.7g、159mmol)を一度に添加した。得られた混合物をさらに30分間撹拌した。この反応混合物を−35℃に冷却し、そして内部温度を−35℃〜−30℃に維持しながら、メチルマグネシウムブロミド(ジエチルエーテル中3M、193mL、580mmol)を滴下により添加した。上記混合物を−30℃で30分間撹拌した。B4(40g、145mmol)を一度に添加した。内部温度を−20℃にし、−15℃〜−20℃で2時間維持した。TLCは、反応が完了したことを示した。この反応混合物をHCl水溶液(2M、200mL)でクエンチし、CH
2Cl
2(500mL×2)で抽出した。合わせた有機層をNaOH水溶液(10%、300mL×2)およびブライン(300mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、そして濃縮した。その残渣をEtOAcから磨砕して、B5(25.0g、59.3%)を固体として得た。
【0300】
1H NMR (400MHz, CDCl
3) δ 2.44-2.40 (m, 1H), 2.09-2.00 (m, 1H), 1.89-1.57 (m, 7H), 1.54-1.03 (m, 16H), 0.87 (s, 3H), 0.73-0.70 (m, 2H).
【0301】
工程2.エチルトリフェニルホスホニウムブロミド(152g、412mmol)のTHF(600mL)中の溶液に、t−BuOK(46.1g、412mmol)の溶液を25℃で添加した。この混合物を60℃に加熱し、そして1時間撹拌した。B5(30.0g、103mmol)を添加した。この混合物を60℃で2時間撹拌した。TLCは、反応が完了したことを示した。この混合物を飽和NH
4Cl水溶液(500mL)に注ぎ、EtOAc(300mL×2)で抽出した。合わせた有機相をブライン(300mL)で洗浄し、無水Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、濃縮した。その残渣を、シリカゲルカラム(PE/EtOAc=100/1)により精製して、B6(30g、96.4%)を固体として得た。
【0302】
1H NMR (400MHz, CDCl
3) δ 5.12-5.09 (m, 1H), 2.34-2.21 (m, 3H), 1.86-1.58 (m, 8H), 1.56-0.99 (m, 17H), 0.87 (s, 3H), 0.75-0.68 (m, 2H).
【0303】
工程3.B6(40g、132mmol)のTHF(300mL)中の溶液に、ジメチルスルフィドボラン(132mL、1.32mol)を0℃で滴下により添加した。この混合物を25℃で12時間撹拌した。TLCは、反応が完了したことを示した。0℃に冷却した後、NaOHの溶液(220mL、3M)を非常にゆっくりと添加した。添加が完了した後、H
2O
2(150mL、33%)をゆっくりと添加し、そして内部温度を10℃未満に維持した。得られた溶液を25℃で2時間撹拌した。得られた溶液を濾過し、そして濾液をEtOAc(500mL×3)で抽出した。合わせた有機溶液を飽和Na
2S
2O
3水溶液(500mL×2)、ブライン(500mL)で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、そして減圧中で濃縮して、B7(40g、粗製)を固体として得た。この粗生成物をさらに精製せずに次の工程で使用した。
【0304】
工程4.B7(40g、124mmol)およびシリカゲル(44g)のCH
2Cl
2(400mL)中の溶液に、ピリジニウムクロロクロメート(53.4g、248mmol)を25℃で添加した。この混合物を25℃で2時間撹拌した。TLCは、反応が完了したことを示した。この混合物を濾過し、そしてフィルターケーキをCH
2Cl
2(200mL×2)で洗浄した。合わせた濾液を減圧中で濃縮した。その残渣を、シリカゲルカラム(PE/EtOAc=10/1〜1/1で溶出)により精製して、B8(34g、86.2%)を固体として得た。
【0305】
1H NMR (400MHz, CDCl
3) δ 2.55-2.51 (m, 1H), 2.20-2.10 (m, 4H), 2.00-1.64 (m, 4H), 1.60-0.99 (m, 20H), 0.75-0.69 (m, 3H), 0.60 (s, 3H).
【0306】
工程5.B8(10.0g、31.3mmol)のジオキサン/H
2O(400mL/120mL)中の溶液に、次亜臭素酸ナトリウム(1500mL)[NaOH(163g)、二臭素(54.1mL)、ジオキサン(600mL)およびH
2O(800mL)から調製]を0℃で添加した。得られた混合物を25℃で24時間撹拌した。TLCが、反応が完了した(compeleted)ことを示した後、飽和Na
2S
2O
3水溶液(400mL)を添加し、その後、HCl水溶液(450mL、1M)をこの混合物に添加した。この混合物をpH=6に調整すると、白色固体が沈殿した。この固体を濾過し、そしてフィルターケーキを水(300mL×2)で洗浄し、減圧中で乾燥させて、B9(9.5、95.0%)を固体として得た。
【0307】
1H NMR (400MHz, DMSO-d
6) δ 11.89 (br, 1H), 3.87 (s, 1H), 2.29-2.26 (m, 1H), 2.00-1.93 (m, 2H), 1.65-1.15 (m, 9H), 1.13-0.91 (m, 13H), 0.85-0.75 (m, 5H).
【0308】
工程6.B9(12.2g、38.0mmol)、N,O−ジメチルヒドロキシルアミン塩酸塩(7.41g、76.0mmol)、HATU(17.3g、45.5mmol)およびEt
3N(21.0mL、152mmol)の300mLの無水CH
2Cl
2中の混合物を25℃で18時間撹拌した。TLCは、反応が完了したことを示した。この混合物を水(200mL)で処理し、CH
2Cl
2(300mL×2)で抽出した。合わせた有機相をHCl水溶液(200mL、1M)、飽和NaHCO
3水溶液(200mL)、およびブライン(300mL)で洗浄し、無水Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、減圧中で濃縮した。その残渣を、シリカゲルカラム(PE/EtOAc=5/1)により精製して、B10(13.0g、94.2%)を固体として得た。
【0309】
1H NMR (CDCl
3,
400MHz) δ 3.64 (s, 3H), 3.20 (s, 3H), 2.80 (br, 1H), 2.25-2.15 (m, 1H), 1.81-1.57 (m, 8H), 1.33-1.00 (m, 16H), 0.74 (s, 3H), 0.69-0.60 (m, 2H).
【0310】
工程7.B10(100mg、275umol)のTHF(3mL)中の溶液に、(4−フルオロ−3−メチルフェニル)マグネシウムブロミド(2.74mL、1.37mmol)を25℃で滴下により添加した。この混合物を25℃で3時間撹拌した。LCMSは、反応が完了したことを示した。次いで、この反応物を減圧中で濃縮した。その残渣を、さらなる精製のためにprep−HPLC分離(カラム:Phenomenex Synergi C18 150×30mm×4um、勾配:80〜95%B(A=0.05%HCl−アセトニトリル、B=アセトニトリル)、流量:25mL/分)により精製して、29(46.9mg)を固体として得た。
【0311】
1HNMR (CDCl
3,
CDCl3 400MHz): δ=7.69-7.80 (m, 2H), 7.04 (t, J=8.8 Hz, 1H), 3.45 (t, J=8.6 Hz, 2H), 2.37-2.43 (m, 1H), 2.33 (s, 3H), 1.56-1.79 (m, 8H), 1.26-1.42 (m, 6H), 1.20 (s, 3H), 0.97-1.16 (m, 6H), 0.65-0.79 (m, 2H), 0.61 (s, 3H).LCMS Rt=3.457min(4.0分間のクロマトグラフィー)、10−80AB、C
27H
38FO
2[M+H]+のMS ESI計算値413.28、実測値413.2[M+H]
+.
【0312】
実施例31.化合物30の合成。
【化96】
[この文献は図面を表示できません]
B10(100mg、275umol)の3mLのTHF中の撹拌溶液に、(3,4−ジメチルフェニル)マグネシウムクロリド(0.5M;2.74mL、1.37mmol)を25℃で滴下により添加した。25℃で12時間撹拌した後、LCMSは、反応が完了したことを示した。この反応混合物を氷冷水に注ぎ、そしてEtOAc(50mL×2)で抽出し、ブライン(30mL×2)で洗浄し、乾燥させ(Na
2SO
4)、濾過し、そして減圧中でエバポレートして、粗生成物を得た。この粗生成物を、さらなる精製のためにHPLC分離(カラム:Phenomenex Synergi C18 150×30mm×4um、勾配:80〜93%B(A=0.05%HCl−ACN、B=アセトニトリル)、流量:25mL/分)により精製して、30(28mg)を固体として得た。
【0313】
1H NMR (CDCl
3, 400MHz): δ = 7.68 (s, 1H), 7.62 (d, J=8.0 Hz, 1H), 7.18 (d, J=7.6 Hz, 1H), 3.48 (t, J=8.6 Hz, 1H), 2.28-2.46 (m, 7H), 1.63-1.78 (m, 6H), 1.25-1.55 (m, 8H), 1.20 (s, 3H), 0.86-1.18 (m, 7H), 0.65-0.77 (m, 2H), 0.61 (s, 3H).LCMS Rt=3.488min(4.0分間のクロマトグラフィー)、10−80AB、C
28H
41O
2[M+H]+のMS ESI計算値409.3、実測値409.1.
【0314】
実施例32.化合物31の合成。
【化97】
[この文献は図面を表示できません]
A30(100mg、264umol)の3mLのTHF中の撹拌溶液に、(3,5−ジメチルフェニル)マグネシウムブロミド(0.5M;2.62mL、1.31mmol)を25℃で滴下により添加した。25℃で12時間撹拌した後、LCMSは、反応が完了したことを示した。この反応混合物を氷冷水に注ぎ、そしてEtOAc(50mL×2)で抽出し、ブライン(30mL×2)で洗浄し、乾燥させ(Na
2SO
4)、濾過し、そして減圧中でエバポレートして、粗生成物を得た。この粗生成物を、HPLC分離(カラム:Phenomenex Synergi C18 150×30mm×4um、勾配:80〜100%B(A=0.05%HCl−ACN、B=アセトニトリル)、流量:30mL/分)により精製して、31(15.3mg)を固体として得た。
【0315】
1HNMR (CDCl
3, 400MHz): δ = 7.46 (s, 2H), 7.16 (s, 1H), 3.46 (t, J=8.8 Hz, 1H), 2.36 (s, 7H), 1.97 (t, J=13.2 Hz, 1H), 1.82-1.89 (m, 1H), 1.74 (br. s., 4H), 1.31-1.51 (m, 9H), 1.20-1.31 (m, 6H), 0.97-1.20 (m, 4H), 0.91 (s, 3H), 0.58 (s, 3H).LCMS Rt=3.478min(4.0分間のクロマトグラフィー)、10−80AB、C
29H
43O
2[M+H]
+のMS ESI計算値423.3、実測値405.1[M−H
2O]
+.
【0316】
実施例33.化合物32の合成。
【化98】
[この文献は図面を表示できません]
【0317】
4−ブロモ−N,N−ジメチルアニリン(1.3M、1.92mL、2.50mmol)の撹拌溶液に、tert−ブチルリチウムを−78℃で滴下により添加した。−78℃で2時間撹拌した後、A10(100mg、0.264mmolを添加した。この混合物を−78℃で1時間撹拌した。LCMSは、反応が完了したことを示した。この反応混合物をNH
4Cl(30mL)でクエンチした。この混合物をEtOAc(20mL×2)で抽出し、ブライン(30mL)で洗浄し、乾燥させ(Na
2SO
4)、濾過し、そして減圧中でエバポレートして、粗生成物を得た。この粗生成物を、さらなる精製のためにHPLC分離(カラム:Boston Green ODS 150×30 5u、勾配:85〜100%B(A=0.05%HCl−ACN、B=アセトニトリル)、流量:25mL/分)により精製して、32(11.9mg)を固体として得た。
【0318】
1HNMR (CDCl
3, 400MHz): δ = 7.87 (d, J=9.0 Hz, 2H), 6.65 (d, J=9.0 Hz, 2H), 3.46 (t, J=8.6 Hz, 1H), 3.06 (s, 6H), 2.38-2.51 (m, 1H), 1.78-1.90 (m, 3H), 1.69-1.77 (m, 2H), 1.58-1.67 (m, 2H), 1.29-1.57 (m, 12H), 1.27 (s, 4H), 1.05-1.18 (m, 2H), 0.89-1.01 (m, 1H), 0.62 (s, 3H).
LCMS Rt=2.443min(4.0分間のクロマトグラフィー)、30−90AB、C
28H
42NO
2[M+H]+のMS ESI計算値424.31、実測値424.1.
【0319】
実施例34.化合物33の合成。
【化99】
[この文献は図面を表示できません]
1−ブロモ−4−メトキシ−2−メチルベンゼン(2.5M;0.524mL、1.31mmol)の撹拌溶液に、tert−ブチルリチウムを−78℃で滴下により添加した。−78℃で2時間撹拌した後、A30(100mg、0.264mmolを添加した。この混合物を−78℃で1時間撹拌した。LCMSは、反応が完了したことを示した。この反応混合物をNH
4Cl(30mL)でクエンチした。この混合物をEtOAc(20mL×2)で抽出し、ブライン(30mL)で洗浄し、乾燥させ(Na
2SO
4)、濾過し、そして減圧下でエバポレートして、粗生成物を得た。この粗生成物を、HPLC分離(カラム:Phenomenex Synergi C18 150×30mm×4um 5u、勾配:75〜100%B(A=0.05%HCl−ACN、B=アセトニトリル)、流量:30mL/分)により精製して、33(13.5mg)を固体として得た。
【0320】
1HNMR (CDCl
3, 400MHz): δ = 7.53 (d, J=8.0 Hz, 1H), 6.69-6.75 (m, 2H), 3.83 (s, 3H), 3.49 (d, J=5.6 Hz, 1H), 3.33 (t, J=8.8 Hz, 1H), 2.46 (s, 3H), 2.34-2.40 (m, 1H), 1.93-1.98 (m, 1H), 1.63-1.76 (m, 4H), 1.32-1.50 (m, 8H), 1.22-1.30 (m, 7H), 0.96-1.17 (m, 5H), 0.87-0.92 (m, 3H), 0.60 (s, 3H).LCMS Rt=3.478min(3.0分間のクロマトグラフィー)、30−90CD、C
29H
43O
3[M+H]
+のMS ESI計算値439.31、実測値439.3.
【0321】
実施例35.化合物34の合成。
【化100】
[この文献は図面を表示できません]
1−ブロモ−4−(トリフルオロメトキシ)ベンゼン(330mg、1.37mmol)の3mLのTHF中の撹拌溶液に、tert−ブチルリチウム(1.3M;2.0mL、2.61mmol)を−78℃で滴下により添加した。−78℃で2時間撹拌した後、A10(100mg、0.275mmol)を添加した。この混合物を−78℃で1時間撹拌した。LCMSは、反応が完了したことを示した。この反応混合物をNH
4Cl(30mL)でクエンチした。この混合物をEtOAc(20mL×2)で抽出し、ブライン(30mL)で洗浄し、乾燥させ(Na
2SO
4)、濾過し、そして減圧中でエバポレートして、粗生成物を得た。この粗生成物を、HPLC分離(カラム:Phenomenex Synergi C18 150×30mm×4um、勾配:80〜100%B(A=0.05%HCl−ACN、B=アセトニトリル)、流量:30mL/分)により精製して、34(57mg)を固体として得た。
【0322】
1H NMR (CDCl
3, 400MHz): δ = 7.93 (d, J=8.6 Hz, 2H), 7.26-7.29 (m, 2H), 3.45 (t, J=8.8 Hz, 1H), 2.37-2.46 (m, 1H), 1.73-1.86 (m, 5H), 1.58-1.65 (m, 2H), 1.41-1.50 (m, 3H), 1.37 (d, J=12.6 Hz, 6H), 1.24-1.33 (m, 7H), 1.06-1.17 (m, 2H), 0.87-0.97 (m, 1H), 0.60 (s, 3H).LCMS Rt=3.467min(4.0分間のクロマトグラフィー)、10−80AB、C
27H
36F
3O
3[M+H]
+のMS ESI計算値465.26、実測値447.2[M−H
2O]
+.
【0323】
実施例36.化合物35の合成。
【化101】
[この文献は図面を表示できません]
A10(100mg、0.275mmol)のTHF(3mL)中の溶液に、ベンゾ[d][1,3]ジオキソル−5−イルマグネシウムブロミド(5.5mL、95%)を添加した。この混合物を20℃で3.5時間撹拌した。TLCが、出発物質が消費されたことを示し、そして新たなスポットが生成されたら、この混合物に、飽和NH
4Cl水溶液(5mL)を添加した。その有機相をDCM(5mL×2)で抽出し、飽和NaCl水溶液(8mL×2)で洗浄し、減圧中で濃縮した。その残渣を、分取HPLCにより精製して、35(30mg)を固体として得た。
【0324】
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ7.49 (dd, J=1.6, 8.2 Hz, 1H), 7.40 (d, J=1.5 Hz, 1H), 6.83 (d, J=8.0 Hz, 1H), 6.03 (s, 2H), 3.40 (t, J=8.5 Hz, 1H), 2.47 - 2.35 (m, 1H), 1.82 - 1.73 (m, 4H), 1.66 - 1.58 (m, 2H), 1.50 - 1.25 (m, 17H), 1.19 - 0.87 (m, 3H), 0.60 (s, 3H).LCMS Rt=1.391min(2分間のクロマトグラフィー)、10−80AB、C
27H
37O
4[M+H]
+のMS ESI計算値425.26、実測値407[M−H
2O]
+.
【0325】
実施例37.化合物36の合成。
【化102】
[この文献は図面を表示できません]
【0326】
工程1.A26(40g、127mmol)およびPd/C(4g)の酢酸エチル(200mL)およびTHF(200mL)中の混合物をH(15psi)下25℃で4時間撹拌した。TLC(PE:EA=5:1)は、出発物質が完全に消費されたことを示した。この反応混合物を濾過し、そしてフィルターケーキを酢酸エチル(40mL×5)で洗浄した。合わせた有機相を減圧中で濃縮して、A27(41g、粗製)を固体として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ = 2.69 (t, J=14.1 Hz, 1H), 2.61 - 2.48 (m, 1H), 2.43 - 2.25 (m, 1H), 2.24 - 1.96 (m, 8H), 1.95 - 1.78 (m, 2H), 1.75 - 1.07 (m, 15H), 1.03 (s, 3H), 0.64 (s, 3H)
【0327】
工程2.2,6−ジ−tert−ブチル−4−メチルフェノール(170g、774mmol)のトルエン(150mL)中の溶液に、トリメチルアルミニウム(193mL、387mmol、トルエン中2.0M)をN
2雰囲気下25℃未満で滴下により添加した。得られた混合物を25℃で1時間撹拌した。トルエン(50mL)中のA27(41g、129mmol)を−78℃で添加した。この混合物を−78℃で1時間撹拌した。メチルマグネシウムブロミド(129mL、387mmol、ジエチルエーテル中3.0M)を−78℃で添加した。この反応混合物を−78℃で4時間撹拌した。TLC(PE:EA=2:1)は、出発物質が完全に消費されたことを示した。この混合物を飽和NH
4Cl水溶液(20mL)によってクエンチし、酢酸エチル(150mL×2)で抽出した。合わせた有機相をブライン(150mL)で洗浄し、無水Na
2SO
4で乾燥させた。酢酸エチル溶媒をエバポレートして粗固体を得、これをシリカゲルでのクロマトグラフィー(PE/EtOAc=7/1)により精製して、所望の生成物A28(36g)を淡色固体として得た。
【0328】
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ = 2.58 - 2.46 (m, 1H), 2.22 - 2.09 (m, 4H), 2.06 - 1.79 (m, 3H), 1.78 - 0.99 (m, 25H), 0.94 (s, 3H), 0.59 (s, 3H).
【0329】
工程3.液体臭素(5.76g、36.0mmol)を、激しく撹拌した水酸化ナトリウム水溶液(48.0mL、3M、144mmol)に0℃でゆっくりと添加した。全ての臭素が溶解したら、この混合物を冷ジオキサン(10mL)で希釈し、そして1 A28(4g、12.0mmol)のジオキサン(15mL)および水(10mL)中の撹拌溶液にゆっくりと添加した。均一な黄色溶液がゆっくりと無色になり、そして白色沈殿物が形成された。この反応混合物を25℃で16時間撹拌した。残りの酸化試薬をNa
2S
2O
3水溶液(30mL)によりクエンチし、次いで固体物質が溶解するまで、この混合物を80℃で加熱した。この溶液を塩酸(3N)で酸性化すると、白色沈殿物が生じた。この固体を濾過し、そして水(100mL×3)で洗浄して白色固体を得、これを減圧中で乾燥させて、A29(4.01g、100%)を固体として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ = 11.90 (br. s., 1H), 4.24 (s, 1H), 2.28 (t, J=9.0 Hz, 1H), 2.01 - 1.54 (m, 8H), 1.50 - 1.28 (m, 6H), 1.26 - 0.92 (m, 13H), 0.91 (s, 3H), 0.61 (s, 3H)
【0330】
工程4.A29(4.01g、11.9mmol)およびN,O−ジメチルヒドロキシルアミン塩酸塩(4.64g、47.6mmol)のDMF(40mL)中の懸濁物に、HATU(9.04g、23.8mmol)を25℃で添加した。DIPEA(15.3g、119mmol)を得られた混合物に添加した。この反応混合物を25℃で2時間撹拌した。TLC(PE:EA=2:1)は、出発物質が完全に消費されたことを示した。H
2O(500mL)をこの反応混合物に25℃で添加した。この混合物中の沈殿物を濾過して淡色固体を得、これを水(40mL×3)で洗浄し、減圧中で乾燥させて、A30(4.31g、95.9%)を固体として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ = 11.90 (br. s., 1H), 4.24 (s, 1H), 2.28 (t, J=9.0 Hz, 1H), 2.01 - 1.54 (m, 8H), 1.50 - 1.28 (m, 6H), 1.26 - 0.92 (m, 13H), 0.91 (s, 3H), 0.61 (s, 3H)
【0331】
工程5.B30(0.1g、0.264mmol)のTHF(2mL)中の溶液に、フェニルマグネシウムクロリド(5.26mL、2.63mmol、THF中0.5M)をN
2下で添加した。この反応混合物を15℃で16時間撹拌した。LCMSは、反応が終了したことを示し、そして所望のMSピークが見られた。この反応混合物に、飽和NH
4Cl溶液(5mL)を添加し、次いで、EtOAc(2mL×3)で抽出した。合わせた有機相を濃縮し、そしてprep−HPLCにより精製して、36(20.6mg)を固体として得た。
【0332】
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ7.88-7.86 (m, 2H), 7.54-7.51 (m, 1H), 7.45-7.41 (m, 2H), 3.50-3.46 (m, 1H), 2.45-2.38 (m, 1H), 1.80-0.72 (m, 25H), 0.70 (s, 3H), 0.59 (s, 3H).LCMS Rt=1.466min(2分間のクロマトグラフィー)、10−80AB、C
27H
39O
2[M+H]
+のMS ESI計算値395.29、実測値377[M−H
2O]
+.
【0333】
実施例38.化合物37の合成。
【化103】
[この文献は図面を表示できません]
B30(0.1g、0.264mmol)のTHF(2mL)中の溶液に、(3,5−ジフルオロフェニル)マグネシウムブロミド(5.26mL、2.63mmol、THF中0.5M)をN
2下で添加した。この反応混合物を15℃で16時間撹拌した。LCMSは、反応が終了したことを示し、そして所望のMSピークが見られた。この反応混合物に、飽和NH
4Cl溶液(5mL)を添加し、次いで、EtOAc(2mL×3)で抽出した。合わせた有機相を濃縮し、そしてprep−HPLCにより精製して、37(14.2mg)を固体として得た。
【0334】
1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ7.37 (d, J=6.0 Hz, 2H), 7.04 - 6.89 (m, 1H), 3.40 - 3.28 (m, 1H), 2.47 - 2.30 (m, 1H), 1.87 - 1.65 (m, 3H), 1.19 (s, 19H), 0.72 (s, 4H), 0.59 (s, 3H).LCMS Rt=1.540min(2分間のクロマトグラフィー)、10−80AB、C
27H
37F
2O
2[M+H]
+のMS ESI計算値431.27、実測値413[M−H
2O]
+.
【0335】
実施例39.化合物38の合成。
【化104】
[この文献は図面を表示できません]
B30(0.1g、0.264mmol)のTHF(2mL)中の溶液に、(4−フルオロ−3−メチルフェニル)マグネシウムブロミド(5.26mL、2.63mmol、THF中0.5M)をN
2下で添加した。この反応混合物を15℃で1.5時間撹拌した。LCMSは、反応が終了したことを示し、そして所望のMSピークが見られた。この反応混合物に、飽和NH
4Cl溶液(5mL)を添加し、次いで、EtOAc(2mL×3)で抽出した。合わせた有機相を濃縮し、そしてprep−HPLCにより精製して、38(38.6mg)を固体として得た。
【0336】
1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ7.76-7.68 (m, 2H), 7.05-7.00 (m, 2H), 3.44-3.40 (m, 1H), 2.40 -2.31 (m, 4H), 1.80-1.65 (m, 3H), 1.60-0.72 (m, 22H), 0.72 (s, 3H), 0.58 (s, 3H).LCMS Rt=1.534min(2分間のクロマトグラフィー)、10−80AB、C
28H
40FO
2[M+H]
+のMS ESI計算値427、実測値427.
【0337】
実施例40.化合物39の合成。
【化105】
[この文献は図面を表示できません]
B30(0.1g、0.264mmol)のTHF(2mL)中の溶液に、(3,4−ジメチルフェニル)マグネシウムクロリド(5.26mL、2.63mmol、THF中0.5M)をN
2下で添加した。この反応混合物を15℃で4時間撹拌した。LCMSは、反応が終了したことを示し、そして所望のMSピークが見られた。この反応混合物に、飽和NH
4Cl溶液(5mL)を添加し、次いで、EtOAc(2mL×3)で抽出した。合わせた有機相を濃縮し、そしてprep−HPLCにより精製して、39(27.8mg)を固体として得た。
【0338】
1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ7.69 - 7.65 (m, 1H), 7.64 - 7.58 (m, 1H), 7.22 - 7.15 (m, 1H), 3.50 - 3.41 (m, 1H), 2.46 - 2.35 (m, 1H), 2.31 (s, 6H), 1.81 - 1.66 (m, 3H), 1.61 - 1.05 (m, 20H), 1.04 - 0.89 (m, 1H), 0.82 - 0.73 (m, 1H), 0.71 (s, 3H), 0.59 (s, 3H).LCMS Rt=1.536min(2分間のクロマトグラフィー)、10−80AB、C
29H
43O
2[M+H]
+のMS ESI計算値423、実測値423.
【0339】
実施例41.化合物40の合成。
【化106】
[この文献は図面を表示できません]
4−ブロモ−N,N−ジメチルアニリン(262mg、1.31mmol)の3mLのTHF中の撹拌溶液に、tert−ブチルリチウム(1.3M;1.92mL、2.50mmol)を−78℃で滴下により添加した。−78℃で2時間撹拌した後、A30(100mg、0.264mmolを添加した。この混合物を−78℃で1時間撹拌した。LCMSは、反応が完了したことを示した。この反応混合物をNH
4Cl(30mL)でクエンチした。この混合物をEtOAc(20mL×2)で抽出し、ブライン(30mL)で洗浄し、乾燥させ(Na
2SO
4)、濾過し、そして減圧中でエバポレートして、粗生成物を得た。この粗生成物を、さらなる精製のためにHPLC分離(カラム:Phenomenex Synergi C18 150×30mm×4um、勾配:75〜100%B(A=0.05%HCl−ACN、B=アセトニトリル)、流量:30mL/分)により精製して、40(11.2mg)を固体として得た。
【0340】
1HNMR (CDCl
3, 400MHz): δ = 7.86 (d, J=9.0 Hz, 2H), 6.64 (d, J=9.0 Hz, 2H), 3.44 (t, J=8.6 Hz, 1H), 3.05 (s, 6H), 2.39-2.45 (m, 1H), 1.99 (d, J=12.0 Hz, 1H), 1.84 (d, J=13.6 Hz, 2H), 1.63-1.77 (m, 4H), 1.35-1.51 (m, 9H), 1.20-1.29 (m, 6H), 1.10-1.18 (m, 2H), 1.04 (dd, J=14.6 Hz, 1H), 0.91 (s, 3H), 0.59 (s, 3H).LCMS Rt=2.511min(4.0分間のクロマトグラフィー)、30−30AB、C
29H
44NO
2[M+H]+のMS ESI計算値438.33、実測値438.1.
【0341】
実施例42.化合物41の合成。
【化107】
[この文献は図面を表示できません]
A10(100mg、0.275mmol)のTHF(3mL)中の溶液に、(3−フルオロ−4−メチルフェニル)マグネシウムブロミド(5.5mL、95%)を添加した。この混合物を20℃で3.5時間撹拌した。TLCが、出発物質が消費されたことを示し、そして新たなスポットが生成されたら、この混合物に、飽和NH
4Cl水溶液(5mL)を添加した。その有機相をDCM(5mL×2)で抽出し、飽和NaCl水溶液(8mL×2)で洗浄し、減圧中で濃縮した。その残渣を、分取HPLCにより2回精製して、41(58mg)を固体として得た。
【0342】
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 7.59-7.49 (m, 2H), 7.25-7.20 (m, 1H), 3.41 (t, J = 8.8 Hz, 1H), 2.47-2.36 (m, 1H), 2.32 (d, J = 1.5 Hz, 3H), 1.82-1.75 (m, 4H), 1.69-1.57 (m, 2H), 1.50-1.25 (m, 17H), 1.18-1.04 (m, 2H), 1.00-0.84 (m, 1H), 0.60 (s, 3H).LCMS Rt=1.476min(2分間のクロマトグラフィー)、10−80AB、C
27H
37F
2O[M+H]
+のMS ESI計算値413.28、実測値395[M−H
2O]
+.
【0343】
実施例43.化合物42の合成。
【化108】
[この文献は図面を表示できません]
1−ブロモ−4−エチルベンゼン(305mg、1.65mmol)のTHF(3mL)中の溶液に、ブチルリチウム(0.66mL、0.825mmol)を−68℃で滴下により添加した。この混合物を−68℃で2時間撹拌した。1mLのTHF中のA10(120mg、0.33mmol)を−68℃で滴下により添加した。この反応物を−68℃で2時間撹拌した。LCMSは、反応が完了したことを示した。この反応をNH
4Cl(20mL)でクエンチし、EtOAc(20mL×2)で抽出した。合わせた有機層をブライン(10mL)で洗浄した。その有機層をNa
2SO
4で乾燥させ、濾過し、そしてエバポレートして、粗生成物を得た。この粗生成物をprep−HPLCにより精製して、42(46.4mg、0.113mmol)を固体として得た。
【0344】
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ=7.82 (d, J=8.0 Hz, 2H), 7.25 (s, 1H), 3.49 (t, J=8.8 Hz, 1H), 2.70 (q, J=7.7 Hz, 2H), 2.48 - 2.38 (m, 1H), 1.87 - 1.69 (m, 5H), 1.69 - 1.55 (m, 2H), 1.54 - 1.41 (m, 4H), 1.41 - 1.34 (m, 5H), 1.34 - 1.21 (m, 11H), 1.20 - 1.01 (m, 2H), 1.00 - 0.84 (m, 1H), 0.61 (s, 3H).LCMS t
R=1.299min(2分間のクロマトグラフィー)、30−90AB、C
28H
40O
2[M]
+のMS ESI計算値408、実測値408.
【0345】
実施例44.化合物43の合成。
【化109】
[この文献は図面を表示できません]
【0346】
1−ブロモ−4−メトキシ−2−メチルベンゼン(275mg、1.37mmol)の3mLのTHF中の撹拌溶液に、tert−ブチルリチウム(1.3M、2.00mL、2.61mmol)を−78℃で滴下により添加した。−78℃で2時間撹拌した後、A10(100mg、0.275mmolを添加した。この混合物を−78℃で1時間撹拌した。LCMSは、反応が完了したことを示した。この反応混合物をNH
4Cl(30mL)でクエンチした。この混合物をEtOAc(20mL×2)で抽出し、ブライン(30mL)で洗浄し、乾燥させ(Na
2SO
4)、濾過し、そして減圧中でエバポレートして、粗生成物を得た。この粗生成物を、さらなる精製のためにHPLC分離(カラム:Phenomenex Synergi C18 150×30mm×4um、勾配:70〜100%B(A=0.05%HCl−ACN、B=アセトニトリル)、流量:30mL/分)により精製して、42(20mg)を固体として得た。
【0347】
1HNMR (CDCl3, 400MHz): δ = 7.54 (d, J=8.6 Hz, 1H), 6.68-6.77 (m, 2H), 3.83 (s, 3H), 3.34 (t, J=8.8 Hz, 1H), 2.47 (s, 3H), 2.34-2.42 (m, 1H), 1.69-1.85 (m, 5H), 1.57-1.68 (m, 2H), 1.22-1.50 (m, 14H), 0.97-1.22 (m, 4H), 0.86-0.93 (m, 1H), 0.62 (s, 3H).LCMS Rt=2.600min(4.0分間のクロマトグラフィー)、30−90AB、C
28H
41O
3[M+H]+のMS ESI計算値425.3、実測値425.2.
【0348】
実施例45.化合物44の合成。
【化110】
[この文献は図面を表示できません]
A10(150mg、0.412mmol)のTHF(3mL)中の溶液に、[1,1’−ビフェニル]−4−イルマグネシウムブロミド(8.22mL、THF中0.5M)を添加した。この混合物を20℃で3.5時間撹拌した(stired)。TLCが、出発物質が消費されたことを示し、そして新たなスポットが生成されたら、この混合物に、飽和NH
4Cl水溶液(5mL)を添加した。その有機相をDCM(5mL×2)で抽出し、飽和NaCl水溶液(8mL×2)で洗浄し、減圧中で濃縮した。その残渣を、prep.HPLCにより精製して、44(113mg)を固体として得た。
【0349】
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ
7.96 (d, J = 8.3 Hz, 2H), 7.69-7.61 (m, 4H), 7.50-7.44 (m, 2H), 7.42-7.36 (m, 1H), 3.53 (t, J = 8.7 Hz, 1H), 2.52-2.37 (m, 1H), 1.79 (d, J = 10.3 Hz, 5H), 1.68-1.61 (m, 1H), 1.51-0.88 (m, 20H), 0.63 (s, 3H).LCMS Rt=1.081min(1.5分間のクロマトグラフィー)、5−95AB、C
32H
41O
2[M+H]
+のMS ESI計算値457.3、実測値439[M−H
2O]
+..
【0350】
実施例46.化合物45の合成。
【化111】
[この文献は図面を表示できません]
B30(0.1g、0.264mmol)のTHF(2mL)中の溶液に、(3−フルオロ−4−メチルフェニル)マグネシウムブロミド(5.26mL、2.63mmol、THF中0.5M)をN
2下で添加した。この反応混合物を15℃で16時間撹拌した。LCMSは、反応が終了したことを示し、そして所望のMSピークが見られた。この反応混合物に、飽和NH
4Cl溶液(5mL)を添加し、次いで、EtOAc(2mL×3)で抽出した。合わせた有機相を濃縮し、そしてprep−HPLCにより精製して、45(22.7mg)を固体として得た。
【0351】
1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ7.64 - 7.47 (m, 2H), 7.25 - 7.17 (m, 1H), 3.47 - 3.36 (m, 1H), 3.10 - 2.91 (m, 2H), 2.32 (s, 4H), 1.87 - 1.06 (m, 21H), 1.04 - 0.90 (m, 1H), 0.71 (s, 4H), 0.58 (s, 3H).LCMS Rt=1.541min(2分間のクロマトグラフィー)、10−80AB、C
28H
40FO
2[M+H]
+のMS ESI計算値427、実測値409[M−H
2O]
+.
【0352】
実施例47.化合物46の合成。
【化112】
[この文献は図面を表示できません]
2−ブロモ−3−メチルチオフェン(242mg、1.37mmol)の3mLのTHF中の撹拌溶液に、tert−ブチルリチウム(1.3M;2.00mL、2.61mmol)を−78℃で滴下により添加した。−78℃で2時間撹拌した後、A10(100mg、0.275mmolを添加した。この混合物を−78℃で1時間撹拌した。LCMSは、反応が完了したことを示した。この反応混合物をNH
4Cl(30mL)でクエンチした。この混合物をEtOAc(20mL×2)で抽出し、ブライン(30mL)で洗浄し、乾燥させ(Na2SO4)、濾過し、そして減圧中でエバポレートして、粗生成物を得た。この粗生成物を、さらなる精製のためにHPLC分離(カラム:Phenomenex Synergi C18 150×30mm×4um、勾配:80〜100%B(A=0.05%HCl−ACN、B=アセトニトリル)、流量:30mL/分)により精製して、46(10mg)を固体として得た。
【0353】
1HNMR (CDCl3, 400MHz): δ = 7.37 (d, J=5.0 Hz, 1H), 6.97 (d, J=5.0 Hz, 1H), 3.16 (t, J=8.8 Hz, 1H), 2.57 (s, 3H), 2.31-2.42 (m, 1H), 1.72-1.87 (m, 5H), 1.65 (d, J=13.6 Hz, 2H), 1.32-1.56 (m, 12H), 1.28 (s, 4H), 1.08-1.21 (m, 2H), 0.93-1.06 (m, 1H), 0.71 (s, 3H).LCMS Rt=2.591min(4.0分間のクロマトグラフィー)、30−90AB、C
25H
37O
2S[M+H]+のMS ESI計算値401.24、実測値401.1.
【0354】
実施例48.化合物47の合成。
【化113】
[この文献は図面を表示できません]
1−ブロモ−4−(トリフルオロメトキシ)ベンゼン(315mg、1.31mmol)の3mLのTHF中の撹拌溶液に、tert−ブチルリチウム(1.3M、1.92mL、2.5mmol)を−78℃で滴下により添加した。−78℃で2時間撹拌した後、A30(100mg、0.264mmolを添加した。この混合物を−78℃で1時間撹拌した。LCMSは、反応が完了したことを示した。この反応混合物をNH4Cl(30mL)でクエンチした。この混合物をEtOAc(20mL×2)で抽出し、ブライン(30mL)で洗浄し、乾燥させ(Na
2SO
4)、濾過し、そして減圧中でエバポレートして、粗生成物を得た。この粗生成物を、さらなる精製のためにHPLC分離(カラム:Phenomenex Synergi C18 150×30mm×4um、勾配:80〜100%B(A=0.05%HCl−ACN、B=アセトニトリル)、流量:30mL/分)により精製して、47(19.3mg)を固体として得た。
【0355】
1HNMR (CDCl
3, 400MHz): δ = 7.92 (d, J=8.0 Hz, 1H), 7.25 (d, J=7.0 Hz, 2H), 3.43 (br s, 1H), 2.31-2.47 (m, 1H), 1.62-2.01 (m, 6H), 1.32-1.53 (m, 11H), 1.19-1.30 (m, 6H), 0.97-1.17 (m, 3H), 0.90 (br. s., 3H), 0.57 (br. s., 3H).LCMS Rt=2.907min(4.0分間のクロマトグラフィー)、30−90AB、C
28H
38F
3O
3[M+H]
+のMS ESI計算値479.3、実測値461.2[M−H
2O]
+..
【0356】
実施例49.化合物48の合成。
【化114】
[この文献は図面を表示できません]
A30(100mg、264μmol)の無水THF(2mL)中の溶液に、(4−(メチルチオ)フェニル)マグネシウムブロミド(5.26mL、0.5M、2.63mmol)を25℃で添加した。この反応混合物を25℃で2時間撹拌した。LCMSは、出発物質が完全に消費されたことを示した。反応を飽和NH
4Cl水溶液(1mL)でクエンチし、減圧中で濃縮して残渣を得、これをPrep−HPLC(0.05%HCl−ACN)により精製して、48(65.4mg)を固体として得た。
【0357】
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ = 7.81 (d, J=8.0 Hz, 2H), 7.24 (s, 1H), 3.44 (t, J=8.8 Hz, 1H), 2.52 (s, 3H), 2.48 - 2.37 (m, 1H), 2.04 - 1.92 (m, 1H), 1.91 - 1.81 (m, 1H), 1.79 - 1.64 (m, 3H), 1.54 - 1.19 (m, 17H), 1.18 - 0.97 (m, 3H), 0.91 (s, 3H), 0.58 (s, 3H).LCMS R
t=1.441min(2分間のクロマトグラフィー)、10−80AB、C
28H
41O
2S[M+H]
+のMS ESI計算値441.3、実測値441.3[M+H]
+.
【0358】
実施例50.化合物49の合成。
【化115】
[この文献は図面を表示できません]
1−ブロモ−4−エチルベンゼン(366mg、1.98mmol)のTHF(3mL)中の溶液に、ブチルリチウム(0.792mL、1.98mmol)を−78℃で滴下により添加した。この混合物を−78℃で2時間撹拌した。1mLのTHF中のA30を−78℃で滴下により添加した。この反応物を−78℃で2時間撹拌した。LCMSは、反応が完了したことを示した。次いで、この反応をNH
4Cl(20mL)でクエンチした。EtOAc(20mL×2)で抽出した。合わせた有機層をブライン(10mL)で洗浄した。その有機層をNa
2SO
4で乾燥させ、濾過し、そしてエバポレートして、粗生成物を得た。この粗生成物を、さらなる精製のためにprep−HPLC分離(カラム:Phenomenex Synergi C18 150×30mm×4um、勾配:85〜100%B(A=0.05%HCl−ACN、B=アセトニトリル)、流量:30mL/分)により精製して、49(69.9mg)を固体として得た。
【0359】
1HNMR (CDCl
3, 400MHz): δ = 7.82 (d, J=8.0 Hz, 2H), 7.25 (br s, 1H), 3.48 (t, J=8.8 Hz, 1H), 2.70 (q, J=7.6 Hz, 2H), 2.37-2.48 (m, 1H), 1.93-2.03 (m, 1H), 1.81-1.91 (m, 1H), 1.64-1.79 (m, 3H), 1.31-1.55 (m, 11H), 1.18-1.30 (m, 8H), 0.92-1.18 (m, 4H), 0.91 (s, 3H), 0.59 (s, 3H).
LCMS Rt=3.492min(4.0分間のクロマトグラフィー)、10−80AB、C
29H
43O
2[M+H]
+のMS ESI計算値423.32、実測値405.1[M−H
2O]
+.
【0360】
実施例51.化合物50の合成。
【化116】
[この文献は図面を表示できません]
1−ブロモ−2−メトキシベンゼン(514mg、2.75mmol)のTHF(3mL)中の溶液に、t−ブチルリチウム(3.80mL、4.94mmol)を−78℃で滴下により添加した。この混合物を−78℃で2時間撹拌した。THF(1mL)中のA10(100mg、2.75mmol)を−78℃で滴下により添加した。この反応物を15℃で2時間撹拌した。TLCは、反応が完了したことを示した。この反応を飽和NH
4Cl(20mL)でクエンチし、そしてEtOAc(20mL×2)で抽出した。合わせた有機層をブライン(10mL)で洗浄した。その有機層をNa
2SO
4で乾燥させ、濾過し、そしてエバポレートして粗生成物を得、これをprep−HPLCにより精製して、50(68mg)を固体として得た。
【0361】
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 7.30 - 7.44 (m, 2 H) 6.88 - 7.00 (m, 2 H) 3.85 (s, 3 H) 3.54 (t, J=8.91 Hz, 1 H) 2.27 - 2.42 (m, 1 H) 1.53 - 1.89 (m, 8 H) 0.96 - 1.52 (m, 20 H) 0.79 - 0.92 (m, 1 H) 0.61 (s, 3 H).LCMS Rt=1.593min(2.0分間のクロマトグラフィー)、50−100AB、C
27H
39O
3[M+H]
+のMS ESI計算値411、実測値411
【0362】
実施例52.化合物51の合成。
【化117】
[この文献は図面を表示できません]
1−ブロモ−4−クロロベンゼン(503mg、2.63mmol)のTHF(3mL)中の溶液に、t−ブチルリチウム(3.65mL、4.75mmol)を−78℃で滴下により添加した。この混合物を−78℃で2時間撹拌した。THF(1mL)中のA30(100mg、2.75mmol)を15℃で滴下により添加した。この反応物を15℃で2時間撹拌した。TLCは、反応が完了したことを示した。この反応を飽和NH
4Cl(20mL)でクエンチし、そしてEtOAc(20mL×2)で抽出した。合わせた有機層をブライン(10mL)で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、そしてエバポレートして粗生成物を得、これをprep−HPLCにより精製して、51(38mg)を固体として得た。
【0363】
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 7.82 (d, J=8.53 Hz, 2 H) 7.41 (d, J=8.53 Hz, 2 H) 3.43 (t, J=8.78 Hz, 1 H) 2.33 - 2.49 (m, 1 H) 1.91 - 2.05 (m, 1 H) 1.63 - 1.91 (m, 4 H) 1.28 - 1.60 (m, 15 H) 0.98 - 1.28 (m, 10 H) 0.91 (s, 3 H) 0.58 (s, 3 H).LCMS Rt=0.976min(2.0分間のクロマトグラフィー)、50−100AB、C
27H
38ClO
2[M]
+のMS ESI計算値430、実測値429[M]
+.
【0364】
実施例53.化合物52の合成。
【化118】
[この文献は図面を表示できません]
1−ブロモ−4−クロロベンゼン(526mg、2.75mmol)のTHF(3mL)中の溶液に、t−ブチルリチウム(3.80mL、4.94mmol)を−78℃で滴下により添加した。この混合物を−78℃で2時間撹拌した。THF(1mL)中のA10(100mg、2.75mmol)を15℃で滴下により添加した。この反応物を15℃で2時間撹拌した。TLCは、反応が完了したことを示した。この反応を飽和NH
4Cl(20mL)でクエンチし、そしてEtOAc(20mL×2)で抽出した。合わせた有機層をブライン(10mL)で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、そしてエバポレートして粗生成物を得、これをprep−HPLC分離により精製して、52(60mg)を固体として得た。
【0365】
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 7.82 (d, J = 8.53 Hz, 2 H) 7.41 (d, J = 8.53 Hz, 2 H) 3.44 (t, J = 8.66 Hz, 1 H) 2.35-2.48 (m, 1 H) 1.71-1.87 (m, 5 H) 1.22-1.70 (m, 21 H) 1.02-1.21 (m, 2 H) 0.85-0.99 (m, 1 H) 0.60 (s, 3 H).LCMS Rt=0.994min(2.0分間のクロマトグラフィー)、50−100AB、C
26H
35ClO
2[M+H]
+のMS ESI計算値416.3、実測値415[M]
+.
【0366】
実施例54.化合物53の合成。
【化119】
[この文献は図面を表示できません]
1−ブロモ−2−メトキシベンゼン(491mg、2.63mmol)のTHF(3mL)中の溶液に、t−ブチルリチウム(3.65mL、4.75mmol)を−78℃で滴下により添加した。この混合物を−78℃で2時間撹拌した。THF(1mL)中のA30(100mg、2.64mmol)を−78℃で滴下により添加した。この反応物を15℃で2時間撹拌した。TLCは、反応が完了したことを示した。この反応を飽和NH
4Cl(20mL)でクエンチし、そしてEtOAc(20mL×2)で抽出した。合わせた有機層をブライン(10mL)で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、そしてエバポレートして粗生成物を得、これをさらなる精製のためにprep−HPLC分離により精製して、53(38mg)を固体として得た。
【0367】
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 7.30 - 7.41 (m, 2 H) 6.89 - 6.99 (m, 2 H) 3.86 (s, 3 H) 3.54 (t, J=9.03 Hz, 1 H) 2.27 - 2.44 (m, 1 H) 1.60 - 2.01 (m, 6 H) 0.93 - 1.57 (m, 22 H) 0.89 (s, 3 H) 0.59 (s, 3 H).LCMS Rt=1.688min(3.0分間のクロマトグラフィー)、50−100AB、C
28H
41O
3[M+H]
+のMS ESI計算値425、実測値425.
【0368】
実施例55.化合物54の合成。
【化120】
[この文献は図面を表示できません]
1−ブロモ−4−フルオロベンゼン(460mg、2.63mmol)のTHF(3mL)中の溶液に、t−ブチルリチウム(3.65mL、4.75mmol)を−78℃で滴下により添加した。この混合物を−78℃で2時間撹拌した。THF(1mL)中のA30(100mg、2.64mmol)を−78℃で滴下により添加した。この反応物を15℃で2時間撹拌した。TLCは、反応が完了したことを示した。この反応を飽和NH
4Cl(20mL)でクエンチし、そしてEtOAc(20mL×2)で抽出した。合わせた有機層をブライン(10mL)で洗浄した。その有機層をNa
2SO
4で乾燥させ、濾過し、そしてエバポレートして粗生成物を得、これをprep−HPLCにより精製して、54(33mg)を固体として得た。
【0369】
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 7.91 (dd, J = 8.78, 5.52 Hz, 2 H), 7.11 (t, J = 8.53 Hz, 2 H), 3.44 (t, J = 8.78 Hz, 1 H), 2.33-2.48 (m, 1 H), 1.62 - 2.05 (m, 5 H), 1.56 (s, 4 H), 0.98-1.53 (m, 20 H), 0.86-0.95 (m, 3 H), 0.58 (s, 3 H).LCMS Rt=0.885min(2.0分間のクロマトグラフィー)、50−100AB、C
27H
38FO
2[M+H]
+のMS ESI計算値413.3、実測値395[M−H
2O]
+.
【0370】
実施例56.化合物55の合成。
【化121】
[この文献は図面を表示できません]
1−ブロモ−4−フルオロベンゼン(359mg、2.75mmol)のTHF(3mL)中の溶液に、t−ブチルリチウム(3.8mL、4.94mmol)を−78℃で滴下により添加した。この混合物を−78℃で2時間撹拌した。THF(1mL)中のA10(100mg、2.75mmol)を−78℃で滴下により添加した。この反応物を−78℃で2時間撹拌した。TLCは、反応が完了したことを示した。この反応を飽和NH
4Cl(20mL)でクエンチし、そしてEtOAc(20mL×2)で抽出した。合わせた有機層をブライン(10mL)で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、そしてエバポレートして粗生成物を得、これをprep−HPLC分離により精製して、55(101mg)を固体として得た。
【0371】
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 7.91 (dd, J = 8.78, 5.52 Hz, 2 H), 7.11-7.11 (m, 1 H), 7.11-7.11 (m, 1 H), 7.10-7.11 (m, 1 H), 7.11 (t, J = 8.66 Hz, 2 H), 3.45 (t, J = 8.66 Hz, 1 H), 2.36-2.49 (m, 1 H), 1.70-1.89 (m, 5 H), 1.53-1.69 (m, 8 H), 1.03-1.52 (m, 19 H), 0.84-1.00 (m, 1 H), 0.60 (s, 3 H).LCMS Rt=0.857min(2.0分間のクロマトグラフィー)、50−100AB、C
26H
36FO
2[M+H]
+のMS ESI計算値399.3、実測値381[M−H
2O]
+.
【0372】
実施例57.化合物56の合成。
【化122】
[この文献は図面を表示できません]
1−ブロモ−3−フルオロベンゼン(239mg、1.37mmol)のTHF(5mL)中の溶液に、n−ブチルリチウム(1.90mL、2.47mmol)を−68℃で滴下により添加した。この混合物を−68℃で2時間撹拌した。THF(3mL)中のA10(100mg、275μmol)を−68℃で滴下により添加した。この反応物を25℃で2時間撹拌した。LCMSは、反応が完了したことを示した。この反応をNH
4Cl(20mL)でクエンチし、EtOAc(20mL×2)で抽出した。合わせた有機層をブライン(10mL)で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、そしてエバポレートして粗生成物を得、これをprep−HPLCにより精製して、56(28.2mg)を固体として得た。
【0373】
1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 7.78 - 7.42 (m, 4H), 4.25 (s, 1H), 3.67 (t, J = 8.4 Hz, 1H), 2.28-2.15 (m, 1H), 1.79-1.63 (m, 5H), 1.62-1.48 (m, 2H), 1.47-1.34 (m, 4H), 1.32-1.17 (m, 7H), 1.16-0.96 (m, 8H), 0.84 (d, J = 12.0 Hz, 1H), 0.50 (s, 3H).LCMS Rt=1.223min(2分間のクロマトグラフィー)、30−90AB、C
26H
36FO
2[M+H]
+のMS ESI計算値381、実測値381[M−H
2O]
+.
【0374】
実施例58.化合物57の合成。
【化123】
[この文献は図面を表示できません]
1−ブロモ−4−メトキシベンゼン(256mg、1.37mmol)の3mLのTHF中の撹拌溶液に、tert−ブチルリチウム(1.3M;2mL、2.61mmol)をN
2下−78℃で滴下により添加した。−78℃で2時間撹拌した後、A10(100mg、0.275mmol)を添加した。この混合物を25℃で1時間撹拌した。LCMSは、反応が完了したことを示した。この反応混合物をNH
4Cl(30mL)でクエンチし、EtOAc(20mL×2)で抽出し、ブライン(30mL)で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、そして減圧中でエバポレートした。この粗生成物を、分取HPLC(カラム:Phenomenex Synergi C18 150×30mm×4um、勾配:90〜98%B(A=0.05%HCl−ACN、B=アセトニトリル)、流量:30mL/分)により精製して、57(41.0mg)を固体として得た。
【0375】
1H NMR (CDCl
3, 400MHz):δ 7.90 (d, J=8.6 Hz, 2H), 6.92 (d, J=9.0 Hz, 2H), 3.87 (s, 3H), 3.46 (t, J=8.6 Hz, 1H), 2.36-2.49 (m, 1H), 1.70-1.85 (m, 5H), 1.53-1.69 (m, 3H), 1.25-1.50 (m, 15H), 1.03-1.19 (m, 2H), 0.86-1.00 (m, 1H), 0.61 (s, 3H).LCMS Rt=2.415min(4.0分間のクロマトグラフィー)、30−90CD、C
27H
39O
3[M+H]
+のMS ESI計算値411、実測値411.
【0376】
実施例59.化合物58の合成。
【化124】
[この文献は図面を表示できません]
B10(100mg、0.275mmol)のTHF(3mL)中の溶液に、ナフタレン−2−イルマグネシウムブロミド(2.74mL)を2時間かけて25℃で添加した。TLCは、反応が完了したことを示した。NH
4Clの水溶液(5mL)を25℃で滴下により添加し、そしてEtOAc(10mL×2)で抽出した。合わせた有機溶液をブライン(5mL)で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させた。その有機層を濾過し、そして減圧下で濃縮して混合物を得、これをHPLCにより精製して、58(18.5mg、40.5μmol)を固体として得た。
【0377】
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 8.03 - 7.93 (m, 2H), 7.72 - 7.61 (m, 4H), 7.53 - 7.45 (m, 2H), 7.44 - 7.37 (m, 1H), 3.60 - 3.51 (m, 1H), 2.54 - 2.42 (m, 1H), 1.85 - 1.62 (m, 7H), 1.37 (br.s.,7H),1.24-0.93(m,10H),0.66(s,5H).LCMS Rt=1.392min(2分間のクロマトグラフィー)、30−90AB、C
32H
41O
2[M+H]
+のMS ESI計算値457、実測値457.
【0378】
実施例60.化合物59の合成。
【化125】
[この文献は図面を表示できません]
【0379】
B10(100mg、0.275mmol)のTHF(3mL)中の溶液に、ナフタレン−2−イルマグネシウムブロミド(550μL)を2時間かけて25℃で添加した。TLCは、反応が完了したことを示した。NH
4Clの水溶液(5mL)をこの反応混合物に25℃で滴下により添加し、そしてEtOAc(10mL×2)で抽出した。合わせた有機溶液をブライン(5mL)で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させた。その有機層を濾過し、そして減圧下で濃縮して混合物を得、これをHPLCにより精製して、59(7.8mg)を固体として得た。
【0380】
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 8.41(s, 1H), 8.03 - 7.97 (m, 2H), 7.93 - 7.87 (m, 2H), 7.64 - 7.54 (m, 2H), 3.74 - 3.66 (m, 1H), 2.59 - 2.46 (m, 1H), 1.88 - 1.76 (m, 2H), 1.76 - 1.60 (m, 5H), 1.56 - 1.53 (m, 1H), 1.40 (br.s.,6H),1.21(s,10H),0.81-0.70(m,1H),0.67(s,4H).LCMS Rt=1.346min(2分間のクロマトグラフィー)、30−90AB、C
30H
39O
2[M+H]
+のMS ESI計算値431、実測値431.
【0381】
実施例61.化合物60の合成。
【化126】
[この文献は図面を表示できません]
2−ブロモピリジン(216mg、1.37mmol)の3mLのTHF中の撹拌溶液に、tert−ブチルリチウム(1.3M;2mL、2.61mmol)をN
2下−78℃で滴下により添加した。−78℃で2時間撹拌した後、A10(100mg、0.275mmol)を添加した。この混合物を25℃で1時間撹拌した。LCMSは、反応が完了したことを示した。この反応混合物を飽和NH
4Cl(30mL)でクエンチした。この混合物をEtOAc(20mL×2)で抽出し、ブライン(30mL)で洗浄し、(Na
2SO
4)で乾燥させ、濾過し、そして減圧中でエバポレートして、粗生成物を得た。この粗生成物を、per−HPLC分離(カラム:Phenomenex Synergi C18 150×30mm×4um、勾配:70〜80%B(A=0.05%HCl−ACN、B=アセトニトリル)、流量:30mL/分)により精製して、60(49.9mg)を固体として得た。
【0382】
1H NMR (CDCl
3, 400MHz): δ 8.66 (d, J = 4.6 Hz, 1H), 7.94 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 7.78-7.85 (m, 1H), 7.40-7.46 (m, 1H), 4.22 (t, J = 8.8 Hz, 1H), 2.24-2.41 (m, 1H), 1.74-1.87 (m, 5H), 1.23-1.56 (m, 17H), 1.04-1.20 (m, 3H), 0.83-0.95 (m, 1H), 0.63 (s, 3H).LCMS Rt=2.154min(4.0分間のクロマトグラフィー)、30−90AB、C
25H
36NO
2[M+H]
+のMS ESI計算値382、実測値382.
【0383】
実施例62.化合物61の合成。
【化127】
[この文献は図面を表示できません]
1−ブロモ−4−メトキシベンゼン(245mg、1.31mmol)の3mLのTHF中の撹拌溶液に、tert−ブチルリチウム(1.3M;1.92mL、2.50mmol)をN
2下−78℃で滴下により添加した。−78℃で2時間撹拌した後、A30(100mg、0.264mmol)を添加した。この混合物を25℃で1時間撹拌した。LCMSは、反応が完了したことを示した。この反応混合物を飽和NH
4Cl(30mL)でクエンチした。この混合物をEtOAc(20mL×2)で抽出し、ブライン(30mL)で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、そして減圧中でエバポレートして、粗生成物を得た。この粗生成物を、HPLC分離(カラム:Phenomenex Synergi C18 150×30mm×4um、勾配:75〜100%B(A=0.05%HCl−ACN、B=アセトニトリル)、流量:30mL/分)により精製して、61(13.3mg)を固体として得た。
【0384】
1H NMR (CDCl
3, 400MHz): δ 7.89 (d, J = 8.6 Hz, 2H), 6.91 (d, J = 9.0 Hz, 2H), 3.86 (s, 3H), 3.45 (t, J = 8.8 Hz, 1H), 2.37-2.47 (m, 1H), 1.97 (t, J = 13.2 Hz, 1H), 1.63-1.91 (m, 5H), 1.31-1.54 (m, 11H), 1.19-1.27 (m, 5H), 1.09-1.18 (m, 2H), 1.03 (td, J = 14.4, 3.3 Hz, 1H), 0.91 (s, 3H), 0.58 (s, 3H).LCMS Rt=1.230min(2.0分間のクロマトグラフィー)、30−90AB、C
28H
41O
3[M+H]
+のMS ESI計算値425.3、実測値407[M−H
2O]
+.
【0385】
実施例63.化合物62の合成。
【化128】
[この文献は図面を表示できません]
2−ブロモピリジン(206mg、1.31mmol)の3mLのTHF中の撹拌溶液に、tert−ブチルリチウム(1.3M;1.92mL、2.50mmol)をN
2下−78℃で滴下により添加した。−78℃で2時間撹拌した後、A30(100mg、0.264mmol)を添加した。この混合物を25℃で1時間撹拌した。LCMSは、反応が完了したことを示した。この反応混合物を飽和NH
4Cl(30mL)でクエンチした。この混合物をEtOAc(20mL×2)で抽出し、ブライン(30mL)で洗浄し、(Na
2SO
4)で乾燥させ、濾過し、そして減圧中でエバポレートして、粗生成物を得た。この粗生成物を、per−HPLC分離(カラム:Phenomenex Synergi C18 150×30mm×60、勾配:84〜84%B(A=0.05%HCl−ACN、B=アセトニトリル)、流量:30mL/分)により精製して、62(20.3mg)を固体として得た。
【0386】
1H NMR (MeOD, 400MHz): δ 8.81 (d, J = 4.8 Hz, 1H), 8.33-8.39 (m, 1H), 8.26-8.32 (m, 1H), 7.87-7.94 (m, 1H), 4.03 (t, J = 8.8 Hz, 1H), 2.30-2.46 (m, 1H), 1.79-2.09 (m, 5H), 1.71 (d, J = 14.4 Hz, 1H), 1.34-1.60 (m, 10H), 1.21-1.31 (m, 7H), 1.03-1.20 (m, 2H), 0.96 (s, 3H), 0.65 (s, 3H).LCMS Rt=2.257min(4.0分間のクロマトグラフィー)、30−90AB、C
26H
38NO
2[M+H]
+のMS ESI計算値396、実測値396.
【0387】
実施例64.化合物63の合成。
【化129】
[この文献は図面を表示できません]
1−ブロモ−3−メトキシベンゼン(245mg、1.31mmol)の3mLのTHF中の撹拌溶液に、tert−ブチルリチウム(1.3M、1.92mL、2.50mmol)をN
2下−78℃で滴下により添加した。−78℃で2時間撹拌した後、A30(100mg、0.264mmol)を添加した。この混合物を25℃で1時間撹拌した。LCMSは、反応が完了したことを示した。この反応混合物を飽和NH
4Cl(30mL)でクエンチした。この混合物をEtOAc(20mL×2)で抽出した。合わせた有機層をブライン(30mL)で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、そして減圧中でエバポレートして、粗生成物を得、これをさらなる精製のためにprep−HPLC分離(カラム:Phenomenex Synergi C18 150×30mm×4um、勾配:75〜100%B(A=0.05%HCl−ACN、B=アセトニトリル)、流量:30mL/分)により精製して、63(19.4mg)を固体として得た。
【0388】
1H NMR (CDCl3, 400 MHz): δ 7.45 (d, J = 7.6 Hz, 1H), 7.40 (s, 1H), 7.34 (t, J = 8.0 Hz, 1H), 7.08 (dd, J = 8.0, 2.3 Hz, 1H), 3.86 (s, 3H), 3.45 (t, J = 8.8 Hz, 1H), 2.37-2.47 (m, 1H), 1.65-2.00 (m, 6H), 1.33-1.53 (m, 10H), 1.22-1.28 (m, 5H), 1.08-1.18 (m, 2H), 0.98-1.05 (m, 1H), 0.89-0.89 (m, 1H), 0.91 (s, 3H), 0.59 (s, 3H).LCMS Rt=3.246min(4.0分間のクロマトグラフィー)、30−90CD、C
28H
41O
3[M+H]
+のMS ESI計算値425.3、実測値407.3[M−H
2O]
+.
【0389】
実施例65.化合物64の合成。
【化130】
[この文献は図面を表示できません]
1−ブロモ−2−メチルベンゼン(234mg、1.37mmol)の3mLのTHF中の撹拌溶液に、tert−ブチルリチウム(1.3M;2mL、2.61mmol)をN
2下−78℃で滴下により添加した。−78℃で2時間撹拌した後、A10(100mg、0.275mmolを添加した。この混合物を25℃で1時間撹拌した。LCMSは、反応が完了したことを示した。この反応混合物を飽和NH
4Cl(30mL)でクエンチした。この混合物をEtOAc(20mL×2)で抽出し、ブライン(30mL)で洗浄し、(Na
2SO
4)で乾燥させ、濾過し、そして減圧中でエバポレートして、粗生成物を得、これをさらなる精製のためにprep−HPLC分離(カラム:Phenomenex Synergi C18 150×30mm×4um、勾配:70〜95%B(A=0.05%HCl−ACN、B=アセトニトリル)、流量:25mL/分)により精製して、64(23.4mg)を固体として得た。
【0390】
1H NMR (CDCl
3, 400MHz): δ7.47 (d, J =7.4 Hz, 1H), 7.30-7.34 (m, 1H), 7.22 (d, J =7.4 Hz, 2H), 3.31 (t, J =8.8 Hz, 1H), 2.31-2.46 (m, 4H), 1.69-1.83 (m, 5H), 1.19-1.51 (m, 16H), 0.97-1.19 (m, 4H), 0.82-0.90 (m, 1H), 0.66 (s, 3H).LCMS Rt=2.592min(4.0分間のクロマトグラフィー)、30−90CD、C
27H
39O
2[M+H]
+のMS ESI計算値395.3、実測値377.29[M−H
2O]
+.
【0391】
実施例66.化合物65の合成。
【化131】
[この文献は図面を表示できません]
1−ブロモ−3−メトキシベンゼン(256mg、1.37mmol)の3mLのTHF中の撹拌溶液に、tert−ブチルリチウム(1.3M;2mL、2.61mmol)をN
2下−78℃で滴下により添加した。−78℃で1時間撹拌した後、A10(100mg、0.275mmol)を添加した。この混合物を25℃で20分間撹拌した。LCMSは、反応が完了したことを示した。この反応混合物をNH
4Cl(30mL)でクエンチし、EtOAc(20mL×2)で抽出し、ブライン(30mL)で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、そして減圧中でエバポレートした。この粗生成物を、HPLC分離(カラム:Phenomenex Synergi C18 150×30mm×4um、勾配:75〜100%B(A=0.05%HCl−ACN、B=アセトニトリル)、流量:30mL/分)により精製して、65(63.3mg)を固体として得た。
【0392】
1H NMR (CDCl
3, 400MHz): 7.45 (d, J = 7.6 Hz, 1H), 7.40 (s, 1H), 7.34 (t, J = 7.8 Hz, 1H), 7.08 (dd, J = 8.2, 2.1 Hz, 1H), 3.86 (s, 3H), 3.46 (t, J = 8.8 Hz, 1H), 2.38-2.46 (m, 1H), 1.70-1.87 (m, 5H), 1.58-1.68 (m, 2H), 1.11-1.52 (m, 17H), 1.03-1.10 (m, 1H), 0.84-0.99 (m, 1H), 0.61 (s, 3H).LCMS Rt=3.153min(4.0分間のクロマトグラフィー)、10−80CD、C
27H
38O
3[M−H
2O+H]
+のMS ESI計算値393、実測値393.
【0393】
実施例67.化合物66の合成。
【化132】
[この文献は図面を表示できません]
1−ブロモ−3−クロロベンゼン(262mg、1.37mmol)の3mLのTHF中の撹拌溶液に、tert−ブチルリチウム(1.3M;2mL、2.61mmol)をN
2下−78℃で滴下により添加した。−78℃で2時間撹拌した後、A10(100mg、0.275mmolを添加した。この混合物を25℃で1時間撹拌した。LCMSは、反応が完了したことを示した。この反応混合物をNH
4Cl(30mL)でクエンチし、EtOAc(20mL×2)で抽出し、ブライン(30mL)で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、そして減圧中でエバポレートした。この粗生成物を、HPLC分離(カラム:Phenomenex Synergi C18 150×30mm×4um、勾配:75〜100%B(A=0.05%HCl−ACN、B=アセトニトリル)、流量:30mL/分)により精製して、66(67.6mg)を固体として得た。
【0394】
1H NMR (CDCl
3, 400MHz): δ 7.84 (s, 1H), 7.73 (d, J=7.6 Hz, 1H), 7.50 (d, J=8.6 Hz, 1H), 7.34-7.43 (m, 1H), 3.43 (t, J=8.6 Hz, 1H), 2.36-2.45 (m, 1H), 1.70-1.86 (m, 5H), 1.57-1.67 (m, 2H), 1.41-1.54 (m, 3H), 1.21-1.41 (m, 13H), 1.04-1.17 (m, 2H), 0.88-0.99 (m, 1H), 0.60 (s, 3H).
LCMS Rt=2.722min(4.0分間のクロマトグラフィー)、30−90CD、C
26H
36ClO
2[M+H]
+のMS ESI計算値415.3、実測値397.0[M−H
2O]
+.
【0395】
実施例68.化合物67の合成。
【化133】
[この文献は図面を表示できません]
1−ブロモ−3−クロロベンゼン(250mg、1.31mmol)の3mLのTHF中の撹拌溶液に、tert−ブチルリチウム(1.3M;1.92mL、2.50mmol)を−78℃で滴下により添加した。−78℃で2時間撹拌した後、A30(100mg、0.264mmol)を添加した。この混合物を−78℃で1時間撹拌した。LCMSは、反応が完了したことを示した。この反応混合物をNH
4Cl(30mL)でクエンチし、EtOAc(20mL×2)で抽出し、ブライン(30mL)で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、そして減圧中でエバポレートした。この粗生成物を、HPLC分離(カラム:Phenomenex Synergi C18 150×30mm×4um、勾配:80〜100%B(A=0.05%HCl−ACN、B=アセトニトリル)、流量:30mL/分)により精製して、67(22.3mg)を固体として得た。
【0396】
1H NMR (CDCl
3, 400MHz): δ 7.84 (s, 1H), 7.73 (d, J=7.6 Hz, 1H), 7.50 (d, J=8.0 Hz, 1H), 7.33-7.43 (m, 1H), 3.41 (t, J=8.6 Hz, 1H), 2.34-2.45 (m, 1H), 1.96 (t, J=13.2 Hz, 1H), 1.59-1.87 (m, 5H), 1.20-1.53 (m, 17H), 1.09-1.16 (m, 1H), 0.98-1.07 (m, 1H), 0.90 (s, 3H), 0.58 (s, 3H).
LCMS Rt=2.800min(4.0分間のクロマトグラフィー)、30−90CD、C
27H
38ClO
2[M+H]
+のMS ESI計算値429.3、実測値411.0[M−H
2O]
+.
【0397】
実施例69.化合物68の合成。
【化134】
[この文献は図面を表示できません]
1−ブロモ−2−メチルベンゼン(224mg、1.31mmol)の3mLのTHF中の撹拌溶液に、tert−ブチルリチウム(1.3M;1.92mL、2.50mmol)をN
2下−78℃で滴下により添加した。−78℃で2時間撹拌した後、A30(100mg、0.264mmolを添加した。この混合物を25℃で1時間撹拌した。LCMSは、反応が完了したことを示した。この反応混合物を飽和NH
4Cl(30mL)でクエンチした。この混合物をEtOAc(20mL×2)で抽出し、ブライン(30mL)で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、そして減圧中でエバポレートして、粗生成物を得、これをさらなる精製のためにprep−HPLC分離(カラム:Phenomenex Synergi C18 150×30mm×4um、勾配:70〜95%B(A=0.05%HCl−ACN、B=アセトニトリル)、流量:25mL/分)により精製して、68(15.6mg)を固体として得た。
【0398】
1H NMR (CDCl3, 400MHz): δ 7.47 (d, J =7.4 Hz, 1H), 7.30-7.34 (m, 1H), 7.18-7.25 (m, 2H), 3.30 (t, J=8.8 Hz, 1H), 2.31-2.46 (m, 4H), 1.93 (t, J=13.4 Hz, 1H), 1.83 (dt, J =9.2, 4.5 Hz, 1H), 1.74 (d, J =3.4 Hz, 1H), 1.61-1.67 (m, 2H), 1.20-1.47 (m, 16H), 0.95-1.16 (m, 4H), 0.89 (s, 3H), 0.64 (s, 3H).LCMS Rt=2.672min(4.0分間のクロマトグラフィー)、30−90CD、C
28H
40O
2[M−H
2O+H]
+のMS ESI計算値391.1、実測値391.3.
【0399】
実施例70.化合物69の合成。
【化135】
[この文献は図面を表示できません]
1−ブロモ−2−フルオロベンゼン(239mg、1.37mmol)のTHF(5mL)中の溶液に、n−ブチルリチウム(1.90mL、2.47mmol)を−68℃で滴下により添加した。この混合物を−68℃で2時間撹拌した。THF(3mL)中のA10(100mg、275μmol)を−68℃で滴下により添加した。この反応物を25℃で2時間撹拌した。LCMSは、反応が完了したことを示した。この反応を飽和NH
4Cl(20mL)でクエンチし、EtOAc(20mL×2)で抽出した。合わせた有機層をブライン(10mL)で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、そしてエバポレートして粗生成物を得、これをprep−HPLCにより精製して、69(21.6mg)を固体として得た。
【0400】
1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 7.68 - 7.54 (m, 2H), 7.34 - 7.28 (m, 2H), 4.21 (s, 1H), 3.40 (t, J = 8.4 Hz, 1H), 2.30-2.17 (m, 1H), 1.77-1.51 (m, 6H), 1.49-1.12 (m, 12H), 1.12-0.90 (m, 7H), 0.89-0.74 (m, 1H), 0.58-0.50 (m, 3H).LCMS Rt=1.187min(2分間のクロマトグラフィー)、30−90AB、C
26H
36FO
2[M+H]
+のMS ESI計算値399.3、実測値381[M−H
2O]
+.
【0401】
実施例71.化合物70の合成。
【化136】
[この文献は図面を表示できません]
【0402】
工程1.3−ブロモピリジン(51.8mg、328umol)の3mLのTHF中の溶液に、イソプロピルマグネシウムクロリド(2M、164uL、328umol)をN
2下15℃で滴下により添加した。15℃で1時間撹拌した後、A31(50mg、0.164mmol)を添加した。この混合物を15℃で1時間撹拌した。LCMSは、反応が完了したことを示した。この反応混合物を飽和NH
4Cl(30mL)でクエンチした。この混合物をEtOAc(20mL×2)で抽出した。合わせた有機層をブライン(30mL)で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、そして減圧中でエバポレートして、60mgの粗生成物を得た。
【0403】
工程2.A32(60mg、156umol)のDCM(3mL)中の溶液に、PCC(50.3mg、234umol)を15℃で添加した。この混合物を15℃で1時間撹拌した。LCMSは、反応が完了したことを示した。この溶液を濾過し、そしてフィルターケーキをDCM(50mL×2)で洗浄した。合わせた濾液を減圧中で濃縮した。その残渣を、シリカゲルカラムによりPE/EtOAc(10/1)で溶出して精製して粗生成物を得、次いで、これをperp−HPLC(カラム:Phenomenex Gemini 150×25mm×10um、勾配:45〜70%B(A=0.05%HCl−ACN、B=アセトニトリル)、流量:30mL/分)により精製して、70(1.6mg)を固体として得た。
【0404】
1H NMR (CDCl
3, 400MHz) δ = 9.15-9.05 (m, 1H), 8.80-8.70 (m, 1H), 8.20-8.10 (m, 1H), 7.47-7.35 (m, 1H), 3.46 (t, J=8.6 Hz, 1H), 3.08 (br. s., 1H), 2.52-2.34 (m, 1H), 1.90-1.72 (m, 5H), 1.68-1.61 (m, 2H), 1.52-1.44 (m, 3H), 1.43-1.33 (m, 7H), 1.31-1.24 (m, 5H), 1.20-1.04 (m, 2H), 1.00-0.85 (m, 1H), 0.62 (s, 3H).LCMS Rt=1.206min(2.0分間のクロマトグラフィー)、10−80AB、C
25H
36NO
2[M+H]
+のMS ESI計算値382、実測値382.
【0405】
実施例72.化合物71の合成。
【化137】
[この文献は図面を表示できません]
1−ブロモ−4−メチルベンゼン(203mg、1.09mmol)のTHF(0.3mL)中の溶液に、tert−ブチルリチウム(1.68mL、1.3M)を−60℃で添加した。この混合物を−60℃で1時間撹拌した。B10(40mg、110μmol)のTHF(0.1mL)中の溶液をこの混合物に−60℃で添加した。この反応混合物を25℃で2時間撹拌した。TLCは、反応が完了したことを示した。飽和NH
4Cl(1mL)を添加した。この混合物をEtOAc(1.5mL×3)で抽出した。合わせた有機層をNa
2SO
4で乾燥させた。この混合物を濾過した。濾液を減圧中で濃縮した。その残渣を、prep−HPLC(カラム:Phenomenex Synergi C18 150×30mm×4um、勾配:80〜95%B(A=0.05%HCl−ACN、B=アセトニトリル)、流量:25mL/分)により精製して、71(6.5mg)を固体として得た。
【0406】
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 7.56-7.43 (m, 2H), 7.41-7.29 (m, 1H), 7.11-7.06 (m, 1H), 3.86 (s, 3H), 3.48-3.39 (m, 1H), 2.47-2.36 (m, 1H), 1.81-1.46 (m, 10H), 1.53-0.91 (m, 20H), 0.72-0.58 (m, 5H).LCMS t
R=1.039min(1.5分間のクロマトグラフィー)、5−95AB、C
27H
39O
3[M+H]
+のMS ESI計算値411、実測値411.
【0407】
実施例73.化合物72の合成。
【化138】
[この文献は図面を表示できません]
2−ブロモ−6−メトキシナフタレン(258mg、1.09mmol)の3mLのTHF中の撹拌溶液に、tert−ブチルリチウム(1.3M、1.6mL、2.09mmol)をN
2下−78℃で滴下により添加した。−78℃で1時間撹拌した後、A10(80mg、0.220mmol)を添加した。この混合物を25℃で1時間撹拌した。LCMSは、反応が完了したことを示した。この反応混合物を飽和NH
4Cl(30mL)でクエンチした。この混合物をEtOAc(20mL×2)で抽出した。合わせた有機層をブライン(30mL)で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、そして減圧中でエバポレートして粗生成物を得、これをprep−HPLC分離(カラム:Phenomenex Synergi C18 150×30mm×4um、勾配:80〜100%B(A=0.05%HCl−ACN、B=アセトニトリル)、流量:30mL/分)により精製して、72(58.3mg)を固体として得た。
【0408】
1H NMR (CDCl
3, 400MHz): δ 8.33 (s, 1H), 7.93-7.99 (m, 1H), 7.85 (d, J = 8.6 Hz, 1H), 7.75 (d, J = 8.6 Hz, 1H), 7.20 (dd, J = 9.0, 2.5 Hz, 1H), 7.15 (d, J = 2.0 Hz, 1H), 3.95 (s, 3H), 3.64 (t, J = 8.6 Hz, 1H), 2.55-2.42 (m, 1H), 1.88-1.73 (m, 5H), 1.69-1.59 (m, 1H), 1.55-1.20 (m, 17H), 1.19-1.04 (m, 2H), 0.97-0.83 (m, 1H), 0.64 (s, 3H).LCMS Rt=1.242min(2.0分間のクロマトグラフィー)、30−90AB、C
31H
41O
3[M+H]
+のMS ESI計算値461、実測値461.
【0409】
実施例74.化合物73の合成。
【化139】
[この文献は図面を表示できません]
1−ブロモ−3−メチルベンゼン(224mg、1.31mmol)の3mLのTHF中の撹拌溶液に、tert−ブチルリチウム(1.3M;1.6mL、2.5mmol)をN
2下−78℃で滴下により添加した。−78℃で2時間撹拌した後、A30(100mg、0.264mmol)を添加した。この混合物を25℃で1時間撹拌した。LCMSは、反応が完了したことを示した。この反応混合物を飽和NH
4Cl(30mL)でクエンチした。この混合物をEtOAc(20mL×2)で抽出し、ブライン(30mL)で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、そして減圧中でエバポレートして粗生成物を得た。この粗生成物をprep−HPLC分離(カラム:Phenomenex Synergi C18 150×30mm×4um、勾配:80〜100%B(A=0.05%HCl−ACN、B=アセトニトリル)、流量:30mL/分)により精製して、73(12.2mg)を固体として得た。
【0410】
1H NMR (CDCl
3, 400MHz):δ 7.62-7.70 (m, 2H), 7.28-7.36 (m, 2H), 3.47 (t, J = 8.8 Hz, 1H), 2.34-2.47 (m, 4H), 1.97 (t, J = 13.2 Hz, 1H), 1.59-1.92 (m, 5H), 1.28-1.51 (m, 10H), 1.20-1.27 (m, 5H), 0.96-1.18 (m, 4H), 0.90 (s, 3H), 0.59 (s, 3H).LCMS Rt=1.261min(2.0分間のクロマトグラフィー)、30−90AB、C
28H
41O
2[M+H]
+のMS ESI計算値409、実測値409.
【0411】
実施例75.化合物74の合成。
【化140】
[この文献は図面を表示できません]
1−ブロモ−3−メトキシベンゼン(186mg、1.09mmol)の3mLのTHF中の撹拌溶液に、tert−ブチルリチウム(1.3M;1.6mL、2.09mmol)をN
2下−78℃で滴下により添加した。−78℃で2時間撹拌した後、A10(80mg、0.22mmol)を添加した。この混合物を25℃で1時間撹拌した。LCMSは、反応が完了したことを示した。この反応混合物を飽和NH
4Cl(30mL)でクエンチした。この混合物をEtOAc(20mL×2)で抽出し、ブライン(30mL)で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、そして減圧中でエバポレートして粗生成物を得た。この粗生成物をperp−HPLC分離(カラム:Phenomenex Synergi C18 150×30mm×4um、勾配:85〜85%B(A=0.05%HCl−ACN、B=アセトニトリル)、流量:30mL/分)により精製して、74(18.8mg)を固体として得た。
【0412】
1H NMR (CDCl
3, 400MHz): δ7.60-7.74 (m, 2H), 7.29-7.39 (m, 2H), 3.48 (t, J = 8.6 Hz, 1H), 2.33-2.48 (m, 4H), 1.69-1.85 (m, 5H), 1.55-1.69 (m, 3H), 1.41-1.51 (m, 3H), 1.20-1.41 (m, 12H), 1.02-1.16 (m, 2H), 0.82-0.97 (m, 1H), 0.60 (s, 3H).LCMS Rt=1.232min(2.0分間のクロマトグラフィー)、30−90AB、C
27H
39O
2[M+H]
+のMS ESI計算値395.3、実測値377[M−H
2O]
+.
【0413】
実施例76.化合物75の合成。
【化141】
[この文献は図面を表示できません]
1−ブロモ−4−メチルベンゼン(51.5mg、0.264mmol)の3mLのTHF中の撹拌溶液に、tert−ブチルリチウム(ヘキサン中1.3M、0.4mL、0.52mmol)をN
2下−65℃で滴下により添加した。−65℃で2時間撹拌した後、B30(50mg、0.132mmol)を添加した。この混合物を15℃で1時間撹拌した。LCMSは、反応が完了したことを示した。この反応混合物を飽和NH
4Cl(30mL)でクエンチした。この混合物をEtOAc(20mL×2)で抽出し、ブライン(30mL)で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、そして減圧中でエバポレートして、粗生成物を得た。この粗生成物を、さらなる精製のためにHPLC分離(カラム:Phenomenex Synergi C18 150×25×10um、勾配:69〜74%B(A=0.1%TFA−ACN、B=アセトニトリル)、流量:30mL/分)により精製して、75(21.9mg)を固体として得た。
【0414】
1H NMR (CDCl
3, 400MHz) δ 7.79 (d, J = 8.6 Hz, 2H), 7.23 (d, J = 8.0 Hz, 2H), 3.47 (t, J = 8.6 Hz, 1H), 2.47 - 2.36 (m, 4H), 1.78 - 1.69 (m, 3H), 1.50 - 1.17 (m, 19H), 1.17 - 1.08 (m, 1H), 1.03 - 0.92 (m, 1H), 0.83 - 0.74 (m, 1H), 0.72 (s, 3H), 0.60 (s, 3H).LCMS Rt=1.277min(2.0分間のクロマトグラフィー)、30−90AB、C
28H
41NO
2[M+H]
+のMS ESI計算値409、実測値409.
【0415】
実施例77.化合物76の合成。
【化142】
[この文献は図面を表示できません]
1−ブロモ−4−メトキシベンゼン(49.3mg、0.264mmol)の3mLのTHF中の撹拌溶液に、tert−ブチルリチウム(1.3M、406μL、0.528mmol)をN
2下−65℃で滴下により添加した。−65℃で2時間撹拌した後、B30(50mg、0.132mmol)を添加した。この混合物を15℃で1時間撹拌した。LCMSは、反応が完了したことを示した。この反応混合物を飽和NH
4Cl(30mL)でクエンチした。この混合物をEtOAc(20mL×2)で抽出し、ブライン(30mL)で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、そして減圧中でエバポレートして、粗生成物を得た。この粗生成物を、さらなる精製のためにHPLC分離(カラム:Phenomenex Synergi C18 150×30mm×4um、勾配:90〜95%B(A=0.05%HCl−ACN、B=アセトニトリル)、流量:25mL/分)により精製して、76(26.1mg)を固体として得た。
【0416】
1H NMR (CDCl
3, 400MHz) δ 7.89 (d, J = 8.6 Hz, 2H), 6.91 (d, J = 9.0 Hz, 2H), 3.86 (s, 3H), 3.45 (t, J = 8.6 Hz, 1H), 2.45 - 2.36 (m, 1H), 1.78 - 1.68 (m, 3H), 1.53 - 1.12 (m, 20H), 1.03 - 0.92 (m, 1H), 0.82 - 0.75 (m, 1H), 0.71 (s, 3H), 0.59 (s, 3H).LCMS Rt=1.302min(2.0分間のクロマトグラフィー)、30−90AB、C
28H
41O
3[M+H]
+のMS ESI計算値425、実測値425.
【0417】
実施例78.化合物77の合成。
【化143】
[この文献は図面を表示できません]
1−ブロモ−3−メトキシベンゼン(49.3mg、0.264mmol)の3mLのTHF中の撹拌溶液に、tert−ブチルリチウム(1.3M、406uL、0.528mmol)をN
2下−65℃で滴下により添加した。−65℃で2時間撹拌した後、B30(50mg、0.132mmol)を添加した。この混合物を15℃で1時間撹拌した。LCMSは、反応が完了したことを示した。この反応混合物を飽和NH
4Cl(30mL)でクエンチした。この混合物をEtOAc(20mL×2)で抽出し、ブライン(30mL)で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、そして減圧中でエバポレートして、粗生成物を得た。この粗生成物を、さらなる精製のためにHPLC分離(カラム:Phenomenex Synergi C18 150×30mm×4um、勾配:90〜95%B(A=0.05%HCl−ACN、B=アセトニトリル)、流量:25mL/分)により精製して、77(19.9mg)を固体として得た。
【0418】
1H NMR (CDCl
3, 400MHz) δ 7.50 - 7.30 (m, 3H), 7.07 (dd, J = 2.0, 8.0 Hz, 1H), 3.85 (s, 3H), 3.45 (t, J = 8.8 Hz, 1H), 2.46 - 2.34 (m, 1H), 1.81 - 1.67 (m, 3H), 1.53 - 1.26 (m, 12H), 1.25 - 1.09 (m, 8H), 1.03 - 0.92 (m, 1H), 0.81 - 0.74 (m, 1H), 0.71 (s, 3H), 0.60 (s, 3H).LCMS Rt=1.315min(2.0分間のクロマトグラフィー)、30−90AB、C
28H
41O
3[M+H]
+のMS ESI計算値425、実測値425.
【0419】
実施例79.化合物78の合成。
【化144】
[この文献は図面を表示できません]
1−ブロモ−2−メトキシベンゼン(49.3mg、0.264mmol)の3mLのTHF中の撹拌溶液に、tert−ブチルリチウム(1.3M、406uL、0.528mmol)をN
2下−65℃で滴下により添加した。−65℃で2時間撹拌した後、B30(50mg、0.132mmol)を添加した。この混合物を15℃で1時間撹拌した。LCMSは、反応が完了したことを示した。この反応混合物を飽和NH
4Cl(30mL)でクエンチした。この混合物をEtOAc(20mL×2)で抽出し、ブライン(30mL)で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、そして減圧中でエバポレートして、粗生成物を得た。この粗生成物を、さらなる精製のためにHPLC分離(カラム:Phenomenex Synergi C18 150×30mm×4um、勾配:95〜95%B(A=0.05%HCl−ACN、B=アセトニトリル)、流量:25mL/分)により精製して、78(19.6mg)を固体として得た。
【0420】
1H NMR (CDCl
3, 400MHz) δ 7.43 - 7.28 (m, 2H), 7.02 - 6.82 (m, 2H), 3.84 (s, 3H), 3.55 - 3.45 (m, 1H), 2.43 - 2.25 (m, 1H), 1.79 - 1.63 (m, 5H), 1.48 - 1.33 (m, 6H), 1.25 - 1.16 (m, 10H), 1.12 - 1.04 (m, 2H), 1.00 - 0.85 (m, 1H), 0.77 - 0.70 (m, 1H), 0.69 (s, 3H), 0.60 (s, 3H).LCMS Rt=1.277min(2.0分間のクロマトグラフィー)、30−90AB、C
28H
41O
3[M+H]
+のMS ESI計算値425、実測値425.
【0421】
実施例80.化合物79の合成。
【化145】
[この文献は図面を表示できません]
1−ブロモ−4−フルオロベンゼン(46.1mg、0.264mmol)の3mLのTHF中の撹拌溶液に、tert−ブチルリチウム(1.3M、406uL、0.528mmol)をN
2下−65℃で滴下により添加した。−65℃で2時間撹拌した後、B30(50mg、0.132mmolを添加した。この混合物を15℃で1時間撹拌した。LCMSは、反応が完了したことを示した。この反応混合物を飽和NH
4Cl(30mL)でクエンチした。この混合物をEtOAc(20mL×2)で抽出し、ブライン(30mL)で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、そして減圧中でエバポレートして、粗生成物を得た。この粗生成物を、HPLC分離(カラム:Phenomenex Synergi C18 150×30mm×4um、勾配:85〜95%B(A=0.05%HCl−ACN、B=アセトニトリル)、流量:30mL/分)により精製して、79(22.1mg)を固体として得た。
【0422】
1H NMR (CDCl
3, 400MHz) δ7.91 (dd, J = 5.6, 8.5 Hz, 2H), 7.10 (t, J = 8.6 Hz, 2H), 3.44 (t, J = 8.6 Hz, 1H), 2.45 - 2.35 (m, 1H), 1.83 - 1.64 (m, 4H), 1.54 - 1.42 (m, 6H), 1.38 (d, J = 13.4 Hz, 2H), 1.32 - 1.14 (m, 11H), 1.02 - 0.92 (m, 1H), 0.83 - 0.74 (m, 1H), 0.71 (s, 3H), 0.59 (s, 3H).
LCMS Rt=1.240min(2.0分間のクロマトグラフィー)、30−90AB、C
27H
38FO
2[M+H]
+のMS ESI計算値413、実測値413.
【0423】
実施例81.化合物80の合成。
【化146】
[この文献は図面を表示できません]
1−ブロモ−2−フルオロベンゼン(46.1mg、0.264mmol)の3mLのTHF中の撹拌溶液に、tert−ブチルリチウム(ヘキサン中1.3M、406uL、0.528mmol)をN
2下−65℃で滴下により添加した。−65℃で2時間撹拌した後、B30(50mg、0.132mmol)を添加した。この混合物を15℃で1時間撹拌した。LCMSは、反応が完了したことを示した。この反応混合物を飽和NH
4Cl(30mL)でクエンチした。この混合物をEtOAc(20mL×2)で抽出し、ブライン(30mL)で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、そして減圧中でエバポレートして、粗生成物を得た。この粗生成物を、HPLC分離(カラム:Phenomenex Synergi C18 150×30mm×4um、勾配:84〜84%B(A=0.05%HCl−ACN、B=アセトニトリル)、流量:30mL/分)により精製して、80(19.9mg)を固体として得た。
【0424】
1H NMR (CDCl
3, 400MHz) δ 7.57 - 7.48 (m, 1H), 7.47 - 7.39 (m, 1H), 7.19 (t, J = 7.6 Hz, 1H), 7.12 - 7.05 (m, 1H), 3.39 (t, J = 8.6 Hz, 1H), 2.43 - 2.32 (m, 1H), 1.79 - 1.66 (m, 3H), 1.49 - 1.31 (m, 7H), 1.28 - 1.13 (m, 12H), 1.13 - 1.04 (m, 1H), 0.96 (dq, J = 5.4, 12.1 Hz, 1H), 0.79 - 0.73 (m, 1H), 0.70 (s, 3H), 0.60 (s, 3H).LCMS Rt=1.217min(2.0分間のクロマトグラフィー)、30−90AB、C
27H
39FO
2[M+H]
+のMS ESI計算値413、実測値395[M−H
2O]
+.
【0425】
実施例82.化合物81の合成。
【化147】
[この文献は図面を表示できません]
1−ブロモ−4−クロロベンゼン(50.5mg、0.264mmol)の3mLのTHF中の撹拌溶液に、tert−ブチルリチウム(1.3M、406uL、0.528mmol)をN
2下−65℃で滴下により添加した。−65℃で2時間撹拌した後、B30(50mg、0.132mmol)を添加した。この混合物を15℃で1時間撹拌した。LCMSは、反応が完了したことを示した。この反応混合物を飽和NH
4Cl(30mL)でクエンチした。この混合物をEtOAc(20mL×2)で抽出し、ブライン(30mL)で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、そして減圧中でエバポレートして、粗生成物を得た。この粗生成物を、HPLC分離(カラム:Phenomenex Synergi C18 150×30mm×4um、勾配:88〜88%B(A=0.05%HCl−ACN、B=アセトニトリル)、流量:30mL/分)により精製して、81(11.8mg)を固体として得た。
【0426】
1H NMR (CDCl
3, 400MHz) δ 7.85 (d, J = 8.4 Hz, 2H), 7.43 (d, J = 8.6 Hz, 2H), 3.45 (t, J = 8.6 Hz, 1H), 2.48 - 2.38 (m, 1H), 1.87 - 1.66 (m, 4H), 1.56 - 1.46 (m, 5H), 1.42 - 1.25 (m, 9H), 1.24 - 1.16 (m, 5H), 1.05 - 0.95 (m, 1H), 0.84 - 0.76 (m, 1H), 0.74 (s, 3H), 0.60 (s, 3H).LCMS Rt=1.318min(2.0分間のクロマトグラフィー)、30−90AB、C
27H
37ClO
2[M+H]
+のMS ESI計算値429.3、実測値411[M−H
2O]
+.
【0427】
実施例83.化合物82の合成。
【化148】
[この文献は図面を表示できません]
1−ブロモ−3−メチルベンゼン(45.1mg、0.264mmol)の3mLのTHF中の撹拌溶液に、tert−ブチルリチウム(1.3M、406uL、0.528mmol)をN
2下−65℃で滴下により添加した。−65℃で2時間撹拌した後、B30(50mg、0.132mmol)を添加した。この混合物を15℃で1時間撹拌した。LCMSは、反応が完了したことを示した。この反応混合物を飽和NH
4Cl(30mL)でクエンチした。この混合物をEtOAc(20mL×2)で抽出し、ブライン(30mL)で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、そして減圧中でエバポレートして、粗生成物を得た。この粗生成物を、HPLC分離(カラム:Phenomenex Synergi C18 150×25×10um、勾配:69〜94%B(A=0.1%TFA−ACN、B=アセトニトリル)、流量:30mL/分)により精製して、82(24.6mg)を固体として得た。
【0428】
1H NMR (CDCl
3, 400MHz) δ 7.70-7.60 (m, 2H), 7.36 - 7.29 (m, 2H), 3.47 (t, J = 8.6 Hz, 1H), 2.48 - 2.33 (m, 4H), 1.80 - 1.67 (m, 3H), 1.52 - 1.41 (m, 6H), 1.41 - 1.22 (m, 9H), 1.19 (s, 4H), 1.16 - 1.07 (m, 1H), 1.03 - 0.92 (m, 1H), 0.82 - 0.74 (m, 1H), 0.71 (s, 3H), 0.60 (s, 3H).LCMS Rt=1.273min(2.0分間のクロマトグラフィー)、30−90AB、C
28H
41O
2[M+H]
+のMS ESI計算値409、実測値409
【0429】
実施例84.化合物83の合成。
【化149】
[この文献は図面を表示できません]
1−ブロモ−3−フルオロベンゼン(460mg、2.63mmol)のTHF(3mL)中の溶液に、t−ブチルリチウム(4.75mL、4.75mmol)を−78℃で滴下により添加した。−78℃で2時間撹拌した後、THF(1mL)中のA30(100mg、0.264mmol)の溶液を15℃で滴下により添加した。この反応物を15℃で2時間撹拌した。TLCは、反応が完了したことを示した。この反応を飽和NH
4Cl(20mL)でクエンチし、そしてEtOAc(20mL×2)で抽出した。合わせた有機層をブライン(10mL)で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、そしてエバポレートした。この粗残渣を、prep−HPLC分離(カラム:Phenomenex Synergi C18 150×30mm×4um、勾配:85〜90%B(A=0.05%HCl−ACN、B=アセトニトリル)、流量:30mL/分)により精製して、83(16.0mg)を固体として得た。
【0430】
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 7.65 (d, 1 H) 7.56 (dt, 1 H) 7.42 (td, 1 H) 7.19 - 7.25 (m, 1 H) 3.42 (t, 1 H) 2.36 - 2.47 (m, 1 H) 1.92 - 2.04 (m, 1 H) 1.62 - 1.91 (m, 4 H) 0.97 - 1.58 (m, 23 H) 0.86 - 0.93 (m, 3 H) 0.54 - 0.61 (m, 3 H).LCMS Rt=0.893min(2.0分間のクロマトグラフィー)、10−80AB、C
27H
38FO
2のMS ESI計算値413[M+H]
+、実測値395.2[M−H
2O]
+.
【0431】
実施例85.化合物84の合成。
【化150】
[この文献は図面を表示できません]
1−ブロモ−2−フルオロベンゼン(229mg、1.31mmol)の3mLのTHF中の撹拌溶液に、tert−ブチルリチウム(1.3M、1.92mL、2.50mmol)をN
2下−78℃で滴下により添加した。−78℃で1時間撹拌した後、A30(100mg、0.264mmol)を添加した。この混合物を25℃で1時間撹拌した。LCMSは、反応が完了したことを示した。この反応混合物を飽和NH
4Cl(30mL)でクエンチした。この混合物をEtOAc(20mL×2)で抽出した。合わせた有機層をブライン(30mL)で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、そして減圧中でエバポレートして粗生成物を得、これをprep−HPLC分離(カラム:Phenomenex Synergi C18 150×30mm×4um、勾配:81〜81%B(A=0.05%HCl−ACN、B=アセトニトリル)、流量:30mL/分)により精製して、84(18.7mg)を固体として得た。
【0432】
1H NMR (CDCl
3, 400MHz): δ 7.53 (t, J = 6.8 Hz, 1H), 7.40-7.48 (m, 1H), 7.19 (t, J = 7.4 Hz, 1H), 7.12-7.05 (m, 1H), 3.40 (t, J = 8.8 Hz, 1H), 2.32-2.44 (m, 1H), 1.94 (t, J = 13.4 Hz, 1H), 1.88-1.61 (m, 5H), 1.52-1..27 (m, 10H), 1.26-1.18 (m, 6H), 1.16-0.96 (m, 3H), 0.89 (s, 3H), 0.59 (s, 3H).LCMS Rt=1.205min(2.0分間のクロマトグラフィー)、30−90AB、C
27H
38FO
2のMS ESI計算値413[M+H]
+、実測値395.2[M−H
2O]
+.
【0433】
実施例86.化合物85の合成。
【化151】
[この文献は図面を表示できません]
2−ブロモ−6−メトキシナフタレン(310mg、1.31mmol)の3mLのTHF中の撹拌溶液に、tert−ブチルリチウム(1.3M、1.92mL、2.50mmol)をN
2下−78℃で滴下により添加した。−78℃で1時間撹拌した後、A30(100mg、0.264mmol)を添加した。この混合物を25℃で1時間撹拌した。LCMSは、反応が完了したことを示した。この反応混合物を飽和NH
4Cl(30mL)でクエンチした。この混合物をEtOAc(20mL×2)で抽出した。合わせた有機層をブライン(30mL)で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、そして減圧中でエバポレートして粗生成物を得、これをprep−HPLC分離(カラム:Phenomenex Synergi C18 150×30mm×4um、勾配:85〜90%B(A=0.05%HCl−ACN、B=アセトニトリル)、流量:30mL/分)により精製して、85(29.3mg)を固体として得た。
【0434】
1H NMR (CDCl
3, 400MHz): δ8.33 (s, 1H), 7.96 (d, J = 8.6 Hz, 1H), 7.85 (d, J = 9.0 Hz, 1H), 7.75 (d, J = 8.6 Hz, 1H), 7.20 (dd, J = 8.8, 2.4 Hz, 1H), 7.15 (s, 1H), 3.95 (s, 3H), 3.64 (t, J = 8.8 Hz, 1H), 2.44-2.52 (m, 1H), 1.94-2.02 (m, 1H), 1.76-1.91 (m, 3H), 1.66 (d, J = 14.4 Hz, 1H), 1.29-1.54 (m, 12H), 1.21-1.28 (m, 5H), 0.97-1.19 (m, 3H), 0.90 (s, 3H), 0.62 (s, 3H).LCMS Rt=1.267min(2.0分間のクロマトグラフィー)、30−90AB、C
32H
43O
3[M+H]
+のMS ESI計算値475.3、実測値457[M−H
2O]
+
【0435】
実施例87.化合物86の合成。
【化152】
[この文献は図面を表示できません]
1−ブロモ−4−メチルベンゼン(186mg、1.09mmol)の3mLのTHF中の撹拌溶液に、tert−ブチルリチウム(1.3M;1.6mL、2.09mmol)をN
2下−78℃で滴下により添加した。−78℃で2時間撹拌した後、A10(80mg、0.22mmol)を添加した。この混合物を25℃で1時間撹拌した。LCMSは、反応が完了したことを示した。この反応混合物を飽和NH
4Cl(30mL)でクエンチした。この混合物をEtOAc(20mL×2)で抽出し、ブライン(30mL)で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、そして減圧中でエバポレートして、粗生成物を得た。この粗生成物を、prep−HPLC分離(カラム:Phenomenex Synergi C18 150×30mm×4um、勾配:80〜100%B(A=0.05%HCl−ACN、B=アセトニトリル)、流量:30mL/分)により精製して、86(23.7mg)を固体として得た。
【0436】
1H NMR (CDCl
3, 400MHz): δ 7.79 (d, J = 8.0 Hz, 2H), 7.24 (d, J = 8.0 Hz, 2H), 3.48 (t, J = 8.6 Hz, 1H), 2.37-2.48 (m, 4H), 1.72-1.84 (m, 5H), 1.59-1.67 (m, 2H), 1.25-1.49 (m, 15H), 1.06-1.17 (m, 2H), 0.82-0.99 (m, 2H), 0.60 (s, 3H).LCMS Rt=1.233min(2.0分間のクロマトグラフィー)、30−90AB、C
27H
39O
2[M+H]
+のMS ESI計算値395.3、実測値377[M−H
2O]
+.
【0437】
実施例88.化合物87の合成。
【化153】
[この文献は図面を表示できません]
1−ブロモ−4−メチルベンゼン(203mg、1.09mmol)のTHF(0.3mL)中の溶液に、tert−ブチルリチウム(1.68mL、1.3M)を−60℃で添加した。この混合物を−60℃で1時間撹拌した。B10(40mg、110μmol)のTHF(0.1mL)中の溶液をこの混合物に−60℃で添加した。この反応混合物を25℃で2時間撹拌した(sterred)。TLCは、反応が完了したことを示した。飽和NH
4Cl(1mL)を添加した。この混合物をEtOAc(1.5mL×3)で抽出した。合わせた有機層をNa
2SO
4で乾燥させた。この混合物を濾過した。濾液を減圧中で濃縮した。その残渣を、prep−HPLC(カラム:Phenomenex Synergi C18 150×30mm×4um、勾配:95〜100%B(A=0.05%HCl−ACN、B=アセトニトリル)、流量:25mL/分)により精製して、87(5mg)を固体として得た。
【0438】
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 7.90 (d, J = 8.8 Hz, 2H), 6.92 (d, J = 8.8 Hz, 2H), 3.86 (s, 3H), 3.50-3.43 (m, 1H), 2.46-2.39 (m, 1H), 1.79-1.44 (m, 9H), 1.53-0.93 (m, 17H), 0.71-0.57 (m, 5H).
LCMS t
R=0.991min(1.5分間のクロマトグラフィー)、5−95AB、C
27H
39O
3[M+H]
+のMS ESI計算値411、実測値411.
【0439】
実施例89.化合物88の合成。
【化154】
[この文献は図面を表示できません]
【0440】
工程1.A35(1g、3.26mmol)のDCM(5mL)中の溶液に、PCC(1.05g、4.89mmol)を15℃で添加した。TLCは、反応が完了したことを示した。この溶液を濾過し、そしてフィルターケーキをDCM(50mL×2)で洗浄した。合わせた濾液を減圧中で濃縮した。その残渣を、シリカゲルカラムにより(PE/EtOAc=10/1)で溶出して精製して、A31(300mg)を固体として得た。
【0441】
1H NMR (CDCl
3, 400MHz)δ 9.85-9.70 (m, 1H), 2.34-2.26 (m, 1H), 2.16-2.06 (m, 1H), 2.01-1.95 (m, 1H), 1.89-1.60 (m, 8H), 1.49-1.18 (m, 16H), 1.13-1.00 (m, 3H), 0.69 (s, 3H).
【0442】
工程2.2−(tert−ブチルジメチルシリル)−N,N−ジメチル−1H−イミダゾール−1−スルホンアミド(189mg、656umol)の2mLのTHF中の撹拌溶液に、n−BuLi(2.5M;196uL、492umol)を−65℃で滴下により添加した。−65℃で40分間撹拌した後、A31(100mg、328umol)の2mLのTHF中の溶液を−65℃で滴下により添加した。15℃で2時間撹拌した後、TLCは、反応が完了したことを示した。この反応混合物を氷冷水に注ぎ、そしてEtOAc(20mL×2)で抽出し、ブライン(50mL)で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、そして減圧中でエバポレートして、A33(140mg、粗製)を固体として得た。
【0443】
工程3.A33(140mg、235umol)の5mLのDCM中の撹拌溶液に、Dess−Martin(199mg、470umol)を15℃で添加した。この混合物を15℃で2時間撹拌した。TLCは、反応が完了したことを示した。この反応混合物を飽和Na
2S
2O
3(20mL)に注ぎ、そしてEtOAc(20mL×2)で抽出し、ブライン(50mL)で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、そして減圧中でエバポレートした。その残渣を、シリカゲルクロマトグラフィー(PE/EA=10/1〜3/1)により精製して、A34(70mg)を固体として得た。
【0444】
1H NMR (CDCl
3, 400MHz) δ 8.17 (s, 1H), 7.66 (s, 1H), 3.13-3.02 (m, 7H), 2.86 (s, 1H), 2.40-2.30 (m, 1H), 1.85-1.78 (m, 3H), 1.77-1.70 (m, 2H), 1.68-1.57 (m, 4H), 1.52-1.22 (m, 17H), 1.17-1.07 (m, 2H), 1.04-0.93 (m, 1H), 0.67 (s, 3H).
【0445】
工程4.A34(30mg、62.8umol)のTHF(3mL)中の溶液に、塩化水素(1M、125uL、125umol)を15℃で添加した。この混合物を15℃で1時間撹拌し、次いで、この反応混合物を飽和NaHCO
3(30mL)でクエンチした。この混合物をEtOAc(20mL×2)で抽出した。合わせた有機層をブライン(30mL)で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、そして減圧中でエバポレートして粗生成物を得、これをprep−HPLC分離(カラム:Phenomenex Synergi C18 150×25×10um、勾配:29〜54%B(A=0.225%FA−ACN、B=アセトニトリル)、流量:30mL/分)により精製し、次いで、n−ヘキサン(5mL)で磨砕して、88(8.8mg)を固体として得た。
【0446】
1H NMR (CDCl
3, 400MHz): δ7.77 (s, 1H), 7.68 (s, 1H), 3.25-3.05 (m, 1H), 2.39-2.31 (m, 1H), 1.87-1.80 (m, 3H), 1.78-1.60 (m, 8H), 1.51-1.30 (m, 10H), 1.27 (s, 3H), 1.17-1.06 (m, 2H), 1.04-0.96 (m, 1H), 0.65 (s, 3H).LCMS Rt=1.000min(2.0分間のクロマトグラフィー)、10−80AB、C
23H
35N
2O
2[M+H]
+のMS ESI計算値371、実測値371.
【0447】
実施例90.化合物89の合成。
【化155】
[この文献は図面を表示できません]
1−ブロモ−4−メチルベンゼン(224mg、1.31mmol)の3mLのTHF中の撹拌溶液に、tert−ブチルリチウム(1.3M、1.92mL、2.5mmol)をN
2下−78℃で滴下により添加した。−78℃で1時間撹拌した後、A30(100mg、0.264mmol)を添加した。この混合物を25℃で1時間撹拌した。LCMSは、反応が完了したことを示した。この反応混合物を飽和NH
4Cl(30mL)でクエンチした。この混合物をEtOAc(20mL×2)で抽出し、ブライン(30mL)で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、そして減圧中でエバポレートして粗生成物を得、これをprep−HPLC分離(カラム:Phenomenex Synergi C18 150×30mm×4um、勾配:85〜85%B(A=0.05%HCl−ACN、B=アセトニトリル)、流量:30mL/分)により精製して、89(18.1mg)を固体として得た。
【0448】
1H NMR (CDCl
3, 400MHz): δ 7.79 (d, J = 8.0 Hz, 2H), 7.23 (d, J = 8.0 Hz, 2H), 3.47 (t, J = 8.8 Hz, 1H), 2.38-2.48 (m, 4H), 1.97 (t, J = 13.2 Hz, 1H), 1.62-1.90 (m, 5H), 1.32-1.51 (m, 10H), 1.20-1.30 (m, 6H), 1.08-1.18 (m, 2H), 1.04 (dd, J = 14.1, 3.6 Hz, 1H), 0.91 (s, 3H), 0.58 (s, 3H).
LCMS Rt=1.267min(2.0分間のクロマトグラフィー)、30−90AB、C
28H
41O
2[M+H]
+のMS ESI計算値409、実測値409.
【0449】
実施例91.化合物90の合成。
【化156】
[この文献は図面を表示できません]
【0450】
工程1.B38(10g、27.5mmol)のジオキサン/H
2O(374mL/110mL)中の溶液に、次亜臭素酸ナトリウム[NaOH(145g)、臭素(47.7mL)、ジオキサン(798mL)およびH
2O(1230mL)から調製]を0℃で添加した。得られた混合物を25℃で24時間撹拌し、そして0℃に冷却した。飽和亜硫酸ナトリウム水溶液(1000mL)およびHCl水溶液(1M、500mL)を順次添加した。この混合物を酢酸エチル(1000mL×2)で抽出した。その有機相を水(1000mL×3)、ブライン(1000mL)で洗浄し、無水Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、そしてエバポレートして、B39(8g)を固体として得た。
【0451】
1H NMR (DMSO-d
6, 400MHz) δ = 11.90 (br. s., 1H), 3.89 (s, 1H), 3.67 - 3.61 (m, 1H), 3.43 (d, J = 10.0 Hz, 1H), 3.31 (br. s., 1H), 3.20 (s, 3H), 2.25 (t, J = 9.0 Hz, 1H), 2.00 - 1.77 (m, 3H), 1.72 - 1.28 (m, 11H), 1.22 - 0.99 (m, 11H), 0.95 - 0.81 (m, 1H), 0.76 - 0.67 (m, 1H), 0.63 (s, 3H).
【0452】
工程2.B39(7.8g、21.3mmol)のDMF(100mL)中の溶液に、HATU(9.69g、25.5mmol)、TEA(14.6mL、106mmol)およびN,O−ジメチルヒドロキシルアミン塩酸塩(7.26g,74.5mmol)を15℃で添加した。この混合物を15℃で2時間撹拌した。TLC(PE/EA=1/1)は、反応が完了したことを示した。この混合物を水(200mL)に注ぎ、そしてEtOAc(2×200mL)で抽出した。合わせた有機層をブライン(100mL)で洗浄し、無水Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、そして濃縮した。その残渣を、シリカでのカラムクロマトグラフィー(石油エーテル/酢酸エチル=10:1)により精製して、B40(8g)を固体として得た。
【0453】
1H NMR (CDCl
3, 400MHz) δ = 3.64 (s, 3H), 3.49 - 3.44 (m, 1H), 3.39 - 3.35 (m, 1H), 3.28 (s, 3H), 3.19 (s, 3H), 2.78 (br. s., 1H), 2.25 - 2.11 (m, 1H), 2.02 (td, J = 3.4, 13.2 Hz, 1H), 1.84 - 1.62 (m, 5H), 1.59 - 1.41 (m, 6H), 1.34 - 1.04 (m, 11H), 0.96 (dd, J = 4.8, 12.0 Hz, 1H), 0.85 - 0.72 (m, 4H).LCMS Rt=3.497min(7.0分間のクロマトグラフィー)、10−80AB、C
24H
42NO
4[M+H]
+のMS ESI計算値408、実測値408
【0454】
工程3.1−ブロモ−4−クロロベンゼン(75mg、0.392mmol)の3mLのTHF中の撹拌溶液に、tert−ブチルリチウム(1.3M;587uL、0.764mmol)をN
2下−65℃で滴下により添加した。−65℃で2時間撹拌した後、THF(1mL)中のB40(80mg、0.196mmol)を滴下により添加した。この反応物を15℃で1時間撹拌した。LCMSは、反応が完了したことを示した。この反応混合物を飽和NH
4Cl(30mL)でクエンチした。この混合物をEtOAc(20mL×2)で抽出し、ブライン(30mL)で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、そして減圧中でエバポレートして、粗生成物を得た。この粗生成物を、HPLC分離(カラム:Phenomenex Synergi Max−RP 250×50mm×10um、勾配:88〜93%B(A=0.05%HCl−ACN、B=アセトニトリル)、流量:30mL/分)により精製して、90(19.7mg)を固体として得た。
【0455】
1H NMR (CDCl
3, 400MHz) δ 7.82 (d, J = 8.6 Hz, 2H), 7.41 (d, J = 8.6 Hz, 2H), 3.47 - 3.39 (m, 2H), 3.37 - 3.30 (m, 1H), 3.23 (s, 3H), 2.48 - 2.35 (m, 1H), 2.00 - 1.93 (m, 1H), 1.81 - 1.69 (m, 3H), 1.65 - 1.59 (m, 2H), 1.56 - 1.44 (m, 5H), 1.39 - 1.28 (m, 5H), 1.27 - 1.14 (m, 7H), 1.13 - 0.97 (m, 2H), 0.86 - 0.77 (m, 1H), 0.61 (s, 3H).LCMS Rt=3.085min(4.0分間のクロマトグラフィー)、30−90AB、C
28H
40ClO
3[M+H]
+のMS ESI計算値460.3、実測値441[M−H
2O]
+.
【0456】
実施例92.化合物91の合成。
【化157】
[この文献は図面を表示できません]
2−ブロモ−1,1’−ビフェニル(91.3mg、0.392mmol)の3mLのTHF中の撹拌溶液に、tert−ブチルリチウム(1.3M;587μL、0.764mmol)をN
2下−65℃で滴下により添加した。−65℃で2時間撹拌した後、THF(1mL)中のB40(80mg、0.196mmol)の溶液を滴下により添加した。この混合物を15℃で1時間撹拌した。LCMSは、反応が完了したことを示した。この反応混合物を飽和NH
4Cl(30mL)でクエンチした。この混合物をEtOAc(20mL×2)で抽出し、ブライン(30mL)で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、そして減圧中でエバポレートして、粗生成物を得た。この粗生成物を、さらなる精製のためにHPLC分離(カラム:Boston Green ODS 150×30 5u、勾配:92〜98%B(A=0.05%HCl−ACN、B=アセトニトリル)、流量:25mL/分)により精製して、91(17.8mg)を固体として得た。
【0457】
1H NMR (CDCl
3, 400MHz) δ 7.51 - 7.30 (m, 9H), 3.38 - 3.34 (m, 1H), 3.30 - 3.25 (m, 1H), 3.22 (s, 3H), 2.31 - 2.25 (m, 1H), 2.23 - 2.14 (m, 1H), 1.93 - 1.86 (m, 1H), 1.51 - 1.32 (m, 8H), 1.31 - 1.16 (m, 6H), 1.15 - 0.69 (m, 8H), 0.64 - 0.54 (m, 5H).LCMS Rt=3.112min(4.0分間のクロマトグラフィー)、30−90AB、C
34H
45O
3[M+H]
+のMS ESI計算値501、実測値501.
【0458】
実施例93.化合物92の合成。
【化158】
[この文献は図面を表示できません]
1−ブロモ−4−メチルベンゼン(67mg、0.392mmol)の3mLのTHF中の撹拌溶液に、tert−ブチルリチウム(1.3M;587μL、0.764mmol)をN
2下−65℃で滴下により添加した。−65℃で2時間撹拌した後、THF(1mL)中のB40(80mg、0.196mmol)の溶液を滴下により添加した。この反応物を15℃で1時間撹拌した。LCMSは、反応が完了したことを示した。この反応混合物を飽和NH
4Cl(30mL)でクエンチした。この混合物をEtOAc(20mL×2)で抽出し、ブライン(30mL)で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、そして減圧中でエバポレートして、粗生成物を得た。この粗生成物を、さらなる精製のためにHPLC分離(カラム:Boston Green ODS 150×30 5u、勾配:82〜98%B(A=0.05%HCl−ACN、B=アセトニトリル)、流量:25mL/分)により精製して、92(24.9mg)を固体として得た。
【0459】
1H NMR (CDCl
3, 400MHz) δ 7.78 (d, J = 8.0 Hz, 2H), 7.22 (d, J = 8.0 Hz, 2H), 3.50 - 3.39 (m, 2H), 3.37 - 3.31 (m, 1H), 3.23 (s, 3H), 2.48 - 2.37 (m, 4H), 2.00 - 1.93 (m, 1H), 1.79 - 1.69 (m, 3H), 1.62 - 1.54 (m, 3H), 1.50 - 1.44 (m, 3H), 1.42 - 1.25 (m, 6H), 1.25 - 1.15 (m, 5H), 1.15 - 0.92 (m, 3H), 0.86 - 0.76 (m, 1H), 0.61 (s, 3H).LCMS Rt=2.954min(2.0分間のクロマトグラフィー)、30−90AB、C
29H
43O
3[M+H]
+のMS ESI計算値439、実測値421[M−H
2O]
+.
【0460】
実施例94.化合物93の合成。
【化159】
[この文献は図面を表示できません]
1−ブロモ−3,5−ジメチルベンゼン(72.5mg、0.392mmol)の3mLのTHF中の撹拌溶液に、tert−ブチルリチウム(1.3M;587uL、0.764mmol)をN
2下−65℃で滴下により添加した。−65℃で2時間撹拌した後、THF(1mL)中のB40(80mg、0.196mmol)の溶液を滴下により添加した。この反応物を15℃で1時間撹拌した。LCMSは、反応が完了したことを示した。この反応混合物を飽和NH
4Cl(30mL)でクエンチした。この混合物をEtOAc(20mL×2)で抽出し、ブライン(30mL)で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、そして減圧中でエバポレートして、粗生成物を得た。この粗生成物を、さらなる精製のためにHPLC分離(カラム:Phenomenex Synergi Max−RP 250×50mm×10um、勾配:88〜93%B(A=0.05%HCl−ACN、B=アセトニトリル)、流量:30mL/分)により精製して、93(47.4mg)を固体として得た。
【0461】
1H NMR (CDCl
3, 400MHz) δ 7.45 (s, 2H), 7.16 (s, 1H), 3.49 - 3.40 (m, 2H), 3.37 - 3.32 (m, 1H), 3.23 (s, 3H), 2.45 - 2.33 (m, 7H), 2.00-1.95 (m, 1H), 1.80 - 1.70 (m, 3H), 1.56 - 1.44 (m, 6H), 1.43 - 1.25 (m, 6H), 1.24 - 1.17 (m, 5H), 1.16 - 0.95 (m, 3H), 0.87 - 0.75 (m, 1H), 0.62 (s, 3H).
LCMS Rt=3.124min(4.0分間のクロマトグラフィー)、30−90AB、C
30H
45O
3[M+H]
+のMS ESI計算値453、実測値453.
【0462】
実施例95.化合物94の合成。
【化160】
[この文献は図面を表示できません]
5−ブロモベンゾ[d][1,3]ジオキソール(78.7mg、0.392mmol)の3mLのTHF中の撹拌溶液に、tert−ブチルリチウム(1.3M;587uL、0.764mmol)をN
2下−65℃で滴下により添加した。−65℃で2時間撹拌した後、THF(1mL)中のB40(80mg、0.196mmol)の溶液を滴下により添加した。この反応物を15℃で1時間撹拌した。LCMSは、反応が完了したことを示した。この反応混合物を飽和NH
4Cl(30mL)でクエンチした。この混合物をEtOAc(20mL×2)で抽出し、ブライン(30mL)で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、そして減圧中でエバポレートして、粗生成物を得た。この粗生成物を、HPLC分離(カラム:Phenomenex Synergi Max−RP 250×50mm×10um、勾配:88〜93%B(A=0.05%HCl−ACN、B=アセトニトリル)、流量:30mL/分)により精製して、94(28.2mg)を固体として得た。
【0463】
1H NMR (CDCl
3, 400MHz)δ 7.49 (dd, 1H), 7.39 (d, 1H), 6.83 (d, 1H), 6.03 (s, 2H), 3.45 - 3.33 (m, 3H), 3.24 (s, 3H), 2.45 - 2.36 (m, 1H), 2.01 - 1.95 (m, 1H), 1.77 - 1.68 (m, 3H), 1.60 - 1.50 (m, 2H), 1.53 - 1.42 (m, 5H), 1.42 - 1.18 (m, 10H), 1.15 - 0.96 (m, 3H), 0.86 - 0.77 (m, 1H), 0.61 (s, 3H).LCMS Rt=3.401min(4.0分間のクロマトグラフィー)、10−10AB、C
29H
41O
5[M+H]
+のMS ESI計算値469.3、実測値451[M−H
2O]
+.
【0464】
実施例96.化合物95の合成。
【化161】
[この文献は図面を表示できません]
4−ブロモ−1,2−ジメチルベンゼン(72.5mg、0.392mmol)の3mLのTHF中の撹拌溶液に、tert−ブチルリチウム(1.3M;587uL、0.764mmol)をN
2下−65℃で滴下により添加した。−65℃で2時間撹拌した後、THF(1mL)中のB40(80mg、0.196mmol)の溶液を滴下により添加した。この反応物を15℃で1時間撹拌した。LCMSは、反応が完了したことを示した。この反応混合物を飽和NH
4Cl(30mL)でクエンチした。この混合物をEtOAc(20mL×2)で抽出し、ブライン(30mL)で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、そして減圧中でエバポレートして、粗生成物を得た。この粗生成物を、HPLC分離(カラム:Phenomenex Synergi Max−RP 250×50mm×10um、勾配:88〜93%B(A=0.05%HCl−ACN、B=アセトニトリル)、流量:30mL/分)により精製して、95(12mg)を固体として得た。
【0465】
1H NMR (CDCl
3, 400MHz)δ 7.65 (s, 1H), 7.60 (d, J = 7.8 Hz, 1H), 7.17 (d, J = 7.8 Hz, 1H), 3.49 - 3.39 (m, 2H), 3.37 - 3.31 (m, 1H), 3.23 (s, 3H), 2.47 - 2.36 (m, 1H), 2.30 (s, 6H), 2.00 - 1.95 (m, 1H), 1.78 - 1.68 (m, 3H), 1.54 - 1.44 (m, 6H), 1.42 - 1.17 (m, 11H), 1.16 - 0.92 (m, 3H), 0.86 - 0.75 (m, 1H), 0.61 (s, 3H).LCMS Rt=3.079min(4.0分間のクロマトグラフィー)、30−90AB、C
30H
45O
3[M+H]
+のMS ESI計算値453、実測値453
【0466】
実施例97.化合物96の合成。
【化162】
[この文献は図面を表示できません]
1−ブロモ−4−メトキシ−2−メチルベンゼン(78.8mg、0.392mmol)の3mLのTHF中の撹拌溶液に、tert−ブチルリチウム(1.3M;587uL、0.764mmol)をN
2下−65℃で滴下により添加した。−65℃で2時間撹拌した後、THF(1mL)中のB40(80mg、0.196mmol)の溶液を滴下により添加した。この反応物を15℃で1時間撹拌した。LCMSは、反応が完了したことを示した。この反応混合物を飽和NH
4Cl(30mL)でクエンチした。この混合物をEtOAc(20mL×2)で抽出し、ブライン(30mL)で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、そして減圧中でエバポレートして、粗生成物を得た。この粗生成物を、さらなる精製のためにHPLC分離(カラム:Boston Green ODS 150×30 5u、勾配:92〜98%B(A=0.05%HCl−ACN、B=アセトニトリル)、流量:25mL/分)により精製して、96(14.3mg)を固体として得た。
【0467】
1H NMR (CDCl
3, 400MHz) δ 7.53 (d, J = 8.6 Hz, 1H), 6.76 - 6.68 (m, 2H), 3.83 (s, 3H), 3.44 - 3.40 (m, 1H), 3.36 - 3.29 (m, 2H), 3.23 (s, 3H), 2.47 (s, 3H), 2.44 - 2.34 (m, 1H), 1.99 - 1.90 (m, 1H), 1.77 - 1.67 (m, 3H), 1.51 - 1.41 (m, 6H), 1.39 - 1.12 (m, 11H), 1.11 - 0.94 (m, 3H), 0.81 - 0.72 (m, 1H), 0.64 (s, 3H).LCMS Rt=2.925min(4.0分間のクロマトグラフィー)、30−90AB、C
30H
45O
4[M+H]
+のMS ESI計算値469、実測値469.
【0468】
実施例98.化合物97の合成。
【化163】
[この文献は図面を表示できません]
2−ブロモ−6−メトキシナフタレン(92.9mg、0.392mmol)の3mLのTHF中の撹拌溶液に、tert−ブチルリチウム(1.3M;587uL、0.764mmol)をN
2下−65℃で滴下により添加した。−65℃で2時間撹拌した後、THF(1mL)中のB40(80mg、0.196mmol)の溶液を滴下により添加した。この反応物を15℃で1時間撹拌した。LCMSは、反応が完了したことを示した。この反応混合物を飽和NH
4Cl(30mL)でクエンチした。この混合物をEtOAc(20mL×2)で抽出し、ブライン(30mL)で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、そして減圧中でエバポレートして、粗生成物を得た。この粗生成物を、HPLC分離(カラム:Phenomenex Synergi Max−RP 250×50mm×10um、勾配:84〜84%B(A=0.05%HCl−ACN、B=アセトニトリル)、流量:30mL/分)により精製して、97(36.5mg)を固体として得た。
【0469】
1H NMR (CDCl
3, 400MHz) δ 8.33 (s, 1H), 7.96 (dd, J = 1.4, 8.7 Hz, 1H), 7.85 (d, J = 9.0 Hz, 1H), 7.75 (d, J = 8.6 Hz, 1H), 7.20 (dd, J = 2.4, 8.9 Hz, 1H), 7.15 (d, J = 2.4 Hz, 1H), 3.95 (s, 3H), 3.63 (t, J = 8.8 Hz, 1H), 3.46 - 3.40 (m, 1H), 3.36 - 3.30 (m, 1H), 3.22 (s, 3H), 2.55 - 2.42 (m, 1H), 2.00-1.90 (m, 1H), 1.82 - 1.71 (m, 3H), 1.53 - 1.44 (m, 6H), 1.43 - 1.31 (m, 6H), 1.25 - 1.20 (m, 5H), 1.17 - 0.99 (m, 3H), 0.87 - 0.80 (m, 1H), 0.66 (s, 3H).LCMS Rt=1.278min(2.0分間のクロマトグラフィー)、30−90AB、C
33H
45O
4[M+H]
+のMS ESI計算値505.3、実測値487[M−H
2O]
+.
【0470】
実施例99.化合物98の合成。
【化164】
[この文献は図面を表示できません]
【0471】
工程1.A11(1.0g、3.13mmol)の1,1−ジ−tert−ブトキシ−N,N−ジメチルメタンアミン(10mL)中の溶液を130℃で18時間還流した。この混合物を濃縮して8.4gの粗生成物A12を得、これを次の工程で直接使用した。
【0472】
LCMS Rt=1.754min(3.0分間のクロマトグラフィー)、10−80AB、C
24H
40NO
2[M+H]
+のMS ESI計算値374、実測値374.
【0473】
工程2.粗製物A12(1.16g、3.10mmol、8.4g 粗製)のCH
3CN(20mL)中の溶液に、4−メチルベンゼンスルホニルアジド(3.05g、15.5mmol)を添加した。この混合物を15℃で25時間撹拌した。LCMSは、出発物質が消費されたことを示し、そしてLCMSによって所望の化合物を決定した。この溶液を飽和Na
2S
2O
3(50mL)でクエンチした。この混合物をEA(50mL×2)で抽出した。合わせた有機相をブライン(30mL)で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、そして減圧中で濃縮して、粗生成物(3.6g)を得た。この粗生成物を、シリカゲルクロマトグラフィー(PE:EA=1:1)により精製して生成物を固体(450mg、粗製)として得、これをprep−HPLC(カラム:Phenomenex Synergi C18 150×25×10um、勾配:38〜63%B(A=水(0.1%TFA)、B=アセトニトリル)、流量:30mL/分)により精製して、110mgの98を得た。
【0474】
1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ 8.17 (s, 1H), 3.63 (t, J = 8.5 Hz, 1H), 2.43-2.29 (m, 1H), 1.95-0.90 (m, 29H), 0.66 (s, 3H).LCMS Rt=1.860min(3.0分間のクロマトグラフィー)、10−80AB、C
22H
34N
3O
2[M+H]
+のMS ESI計算値372、実測値372.
【0475】
実施例100.化合物99および100の合成。
【化165】
[この文献は図面を表示できません]
98(88mg、236μmol)のCH
3CN(1mL)中の溶液に、K
2CO
3(97.7mg、708μmol)およびMeI(0.650、4.58mmol)を添加した。この反応混合物を15℃でさらに15時間撹拌した。LCMSは、出発物質が完全に消費されたことを決定した。反応を次亜塩素酸ナトリウム水溶液(5%、20mL)でクエンチした。この混合物をEA(50mL×3)で抽出した。合わせた有機相をブライン(40mL)で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、そして減圧中で濃縮して、粗生成物を得た。この粗生成物を、シリカゲルクロマトグラフィー(PE:EA=1:1)により精製して、粗製物99(25mg)および100(13mg)を得た。99を、prep−HPLC(カラム:Boston Green ODS 150×30 5u、勾配:68〜98%B(A=水(0.05%HCl)、B=アセトニトリル)、流量:25mL/分)により精製して、精製99(5mg)を得、99の構造を無作為に割り当てた。100を、prep−HPLC(カラム:Boston Green ODS 150×30 5u、勾配:65〜95%B(A=水(0.05%HCl)、B=アセトニトリル)、流量:25mL/分)により精製して、100(4.2mg)を得た。
【0476】
99:
1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ 7.99 (s, 1H), 4.24 (s, 3H), 3.53 (t, J = 8.5 Hz, 1H), 2.42 - 2.25 (m, 1H), 2.09 - 0.84 (m, 32H), 0.65 (s, 3H).LCMS Rt=1.228min(2.0分間のクロマトグラフィー)、30−90AB、C
23H
36N
3O
2[M+H]
+のMS ESI計算値386、実測値368[M−H
2O]
+.
【0477】
100:
1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ 8.01 (s, 1H), 4.14 (s, 3H), 3.83 (t, J = 8.9 Hz, 1H), 2.38 - 2.25 (m, 1H), 1.88 - 0.81 (m, 35H), 0.65 (s, 3H).LCMS Rt=1.085min(2.0分間のクロマトグラフィー)、30−90AB、C
23H
36N
3O
2[M+H]
+のMS ESI計算値386、実測値386.
【0478】
実施例101.化合物101の合成。
【化166】
[この文献は図面を表示できません]
1−ブロモ−3−クロロベンゼン(50.5mg、0.264mmol)の3mLのTHF中の撹拌溶液に、tert−ブチルリチウム(1.3M、406uL、0.528mmol)をN
2下−65℃で滴下により添加した。−65℃で2時間撹拌した後、B30(50mg、0.132mmol)を添加した。この混合物を15℃で1時間撹拌した。LCMSは、反応が完了したことを示した。この反応混合物を飽和NH
4Cl(30mL)でクエンチした。この混合物をEtOAc(20mL×2)で抽出し、ブライン(30mL)で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、そして減圧中でエバポレートして、粗生成物を得た。この粗生成物を、HPLC分離(カラム:Phenomenex Synergi C18 150×25×10um、勾配:72〜97%B(A=0.225%FA−ACN、B=アセトニトリル)、流量:30mL/分)により精製して、30mgの不純物質を得た。さらなるHPLC分離(カラム:Phenomenex Synergi C18 250×21.2mm×4um、勾配:95〜95%B(A=0.05%HCl−ACN、B=アセトニトリル)、流量:25mL/分)により、101(8.2mg)を白色固体として得た。
【0479】
1H NMR (CDCl
3, 400MHz) δ 7.84 (s, 1H), 7.74 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 7.50 (d, J = 8.6 Hz, 1H), 7.41 - 7.35 (m, 1H), 3.41 (t, J = 8.8 Hz, 1H), 2.43 - 2.35 (m, 1H), 1.84 - 1.65 (m, 4H), 1.53 - 1.44 (m, 5H), 1.38 - 1.22 (m, 9H), 1.21 - 1.11 (m, 5H), 1.03 - 0.92 (m, 1H), 0.82 - 0.75 (m, 1H), 0.71 (s, 3H), 0.59 (s, 3H).LCMS Rt=1.326min(2.0分間のクロマトグラフィー)、30−90AB、C
27H
38ClO
2[M+H]
+のMS ESI計算値429.2、実測値411[M−H
2O]
+.
【0480】
実施例102.化合物102の合成。
【化167】
[この文献は図面を表示できません]
1−ブロモ−4−(トリフルオロメトキシ)ベンゼン(94.4mg、0.392mmol)の3mLのTHF中の撹拌溶液に、tert−ブチルリチウム(1.3M;587uL、0.764mmol)をN
2下−65℃で滴下により添加した。−65℃で2時間撹拌した後、B40(80mg、0.196mmol)のTHF(1mL)中の溶液を滴下により添加した。この混合物を15℃で1時間撹拌した。LCMSは、反応が完了したことを示した。この反応混合物を飽和NH
4Cl(30mL)でクエンチした。この混合物をEtOAc(20mL×2)で抽出し、ブライン(30mL)で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、そして減圧中でエバポレートして、粗生成物を得た。この粗生成物を、さらなる精製のためにHPLC分離(カラム:Boston Green ODS 150×30 5u、勾配:90〜100%B(A=0.05%HCl−ACN、B=アセトニトリル)、流量:30mL/分)により精製して、102(45.8mg)を固体として得た。
【0481】
1H NMR (CDCl
3, 400MHz) δ7.92 (d, J = 8.8 Hz, 2H), 7.25 (d, J = 8.8 Hz, 2H), 3.47 - 3.40 (m, 2H), 3.36 - 3.32 (m, 1H), 3.23 (s, 3H), 2.47 - 2.35 (m, 1H), 2.00 - 1.94 (m, 1H), 1.79 - 1.70 (m, 3H), 1.53 - 1.43 (m, 6H), 1.41 - 1.27 (m, 6H), 1.26 - 1.18 (m, 5H), 1.16 - 0.96 (m, 3H), 0.86 - 0.78 (m, 1H), 0.62 (s, 3H).LCMS Rt=3.164min(4.0分間のクロマトグラフィー)、30−90AB、C
29H
40F
3O
4[M+H]
+のMS ESI計算値509.3、実測値491[M−H
2O]
+.
【0482】
実施例103.化合物103の合成。
【化168】
[この文献は図面を表示できません]
1−ブロモ−3−メチルベンゼン(67mg、0.392mmol)の3mLのTHF中の撹拌溶液に、tert−ブチルリチウム(1.3M;587μL、0.764mmol)をN
2下−65℃で滴下により添加した。−65℃で2時間撹拌した後、B40(80mg、0.196mmol)のTHF(1mL)中の溶液を滴下により添加した。この混合物を15℃で1時間撹拌した。LCMSは、反応が完了したことを示した。この反応混合物を飽和NH
4Cl(30mL)でクエンチした。この混合物をEtOAc(20mL×2)で抽出し、ブライン(30mL)で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、そして減圧中でエバポレートして、粗生成物を得た。この粗生成物を、さらなる精製のためにHPLC分離(カラム:Boston Green ODS 150×30 5u、勾配:82〜98%B(A=0.05%HCl−ACN、B=アセトニトリル)、流量:25mL/分)により精製して、103(40.3mg)を固体として得た。
【0483】
1H NMR (CDCl
3, 400MHz) δ 7.69 - 7.62 (m, 2H), 7.36 - 7.28 (m, 2H), 3.50 - 3.40 (m, 2H), 3.37 - 3.31 (m, 1H), 3.23 (s, 3H), 2.48 - 2.37 (m, 4H), 2.00 - 1.93 (m, 1H), 1.80 - 1.70 (m, 3H), 1.65 - 1.50 (m, 4H), 1.48 - 1.44 (m, 2H), 1.38 - 1.25 (m, 6H), 1.25-1.18 (m, 5H), 1.16 - 0.93 (m, 3H), 0.86 - 0.78 (m, 1H), 0.62 (s, 3H).LCMS Rt=2.960min(4.0分間のクロマトグラフィー)、30−90AB、C
29H
43O
3[M+H]
+のMS ESI計算値439.3、実測値421[M−H
2O]
+.
【0484】
実施例104.化合物104の合成。
【化169】
[この文献は図面を表示できません]
1−ブロモ−4−エチルベンゼン(72.5mg、0.392mmol)の3mLのTHF中の撹拌溶液に、tert−ブチルリチウム(1.3M;587uL、0.764mmol)をN
2下−65℃で滴下により添加した。−65℃で2時間撹拌した後、B40(80mg、0.196mmol)のTHF(1mL)中の溶液を滴下により添加した。この混合物を15℃で1時間撹拌した。LCMSは、反応が完了したことを示した。この反応混合物を飽和NH
4Cl(30mL)でクエンチした。この混合物をEtOAc(20mL×2)で抽出し、ブライン(30mL)で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、そして減圧中でエバポレートして、粗生成物を得た。この粗生成物を、さらなる精製のためにHPLC分離(カラム:Phenomenex Synergi Max−RP 250×50mm×10um、勾配:88〜93%B(A=0.05%HCl−ACN、B=アセトニトリル)、流量:30mL/分)により精製して、104(22.6mg)を固体として得た。
【0485】
1H NMR (CDCl
3, 400MHz) δ 7.80 (d, J = 8.4 Hz, 2H), 7.24 (d, J = 8.4 Hz, 2H), 3.49 - 3.40 (m, 2H), 3.36 - 3.31 (m, 1H), 3.23 (s, 3H), 2.69 (q, J = 7.6 Hz, 2H), 2.49 - 2.36 (m, 1H), 2.01 - 1.93 (m, 1H), 1.77 - 1.68 (m, 3H), 1.54 - 1.44 (m, 6H), 1.41 - 1.34 (m, 2H), 1.33 - 1.16 (m, 12H), 1.16 - 0.95 (m, 3H), 0.86 - 0.77 (m, 1H), 0.62 (s, 3H).LCMS Rt=3.113min(4.0分間のクロマトグラフィー)、30−90AB、C
30H
45O
3[M+H]
+のMS ESI計算値453、実測値453
【0486】
実施例105.化合物105の合成。
【化170】
[この文献は図面を表示できません]
1−ブロモ−2−メトキシベンゼン(228mg、1.22mmol)の3mLのTHF中の撹拌溶液に、tert−ブチルリチウム(1.3M;1.69mL、2.2mmol)をN
2下−65℃で滴下により添加した。−65℃で2時間撹拌した後、B40(100mg、0.245mmol)のTHF(1mL)中の溶液を滴下により添加した。この混合物を15℃で1時間撹拌した。LCMSは、反応が完了したことを示した。この反応混合物を飽和NH
4Cl(30mL)でクエンチした。この混合物をEtOAc(20mL×2)で抽出し、ブライン(30mL)で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、そして減圧中でエバポレートして、粗生成物を得た。この粗生成物を、HPLC分離(カラム:Phenomenex Synergi Max−RP 250×50mm×10um、勾配:83〜88%B(A=0.05%HCl−ACN、B=アセトニトリル)、流量:30mL/分)により精製して、105(11.4mg)を固体として得た。
【0487】
1H NMR (CDCl
3, 400MHz)δ 7.40 - 7.34 (m, 1H), 7.31 (dd, J = 1.6, 7.7 Hz, 1H), 6.96 (t, J = 7.2 Hz, 1H), 6.90 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 3.84 (s, 3H), 3.51 (t, J = 9.0 Hz, 1H), 3.44 - 3.38 (m, 1H), 3.35 - 3.29 (m, 1H), 3.23 (s, 3H), 2.41 - 2.30 (m, 1H), 2.00 - 1.90 (m, 1H), 1.78 - 1.67 (m, 4H), 1.53 - 1.40 (m, 7H), 1.33 - 1.26 (m, 2H), 1.25 - 1.20 (m, 5H), 1.18 - 0.87 (m, 5H), 0.80 - 0.70 (m, 1H), 0.63 (s, 3H).LCMS Rt=2.730min(4.0分間のクロマトグラフィー)、30−90AB、C
29H
43O
4[M+H]
+のMS ESI計算値455、実測値455.
【0488】
実施例106.化合物106の合成。
【化171】
[この文献は図面を表示できません]
1−ブロモ−3−メトキシベンゼン(183mg、0.980mmol)の3mLのTHF中の撹拌溶液に、tert−ブチルリチウム(1.3M;1.35mL、1.76mmol)をN
2下−65℃で滴下により添加した。−65℃で2時間撹拌した後、B40(80mg、0.196mmol)のTHF(1mL)中の溶液を滴下により添加した。この混合物を15℃で1時間撹拌した。LCMSは、反応が完了したことを示した。この反応混合物を飽和NH
4Cl(30mL)でクエンチした。この混合物をEtOAc(20mL×2)で抽出し、ブライン(30mL)で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、そして減圧中でエバポレートして、粗生成物を得た。この粗生成物を、さらなる精製のためにHPLC分離(カラム:Phenomenex Synergi Max−RP 250×50mm×10um、勾配:85〜95%B(A=0.05%HCl−ACN、B=アセトニトリル)、流量:30mL/分)により精製して、106(15.4mg)を固体として得た。
【0489】
1H NMR (CDCl
3, 400MHz) δ 7.45 (d, J = 7.8 Hz, 1H), 7.39 (s, 1H), 7.33 (t, J = 8.0 Hz, 1H), 7.07 (dd, J = 2.0, 8.3 Hz, 1H), 3.85 (s, 3H), 3.48 - 3.39 (m, 2H), 3.36 - 3.31 (m, 1H), 3.23 (s, 3H), 2.47 - 2.35 (m, 1H), 1.97 (d, J = 13.2 Hz, 1H), 1.81 - 1.69 (m, 3H), 1.52 - 1.17 (m, 17H), 1.16 - 0.92 (m, 3H), 0.85 - 0.75 (m, 1H), 0.62 (s, 3H).LCMS Rt=2.821min(2.0分間のクロマトグラフィー)、30−90AB、C
29H
43O
4[M+H]
+のMS ESI計算値455、実測値455.
【0490】
実施例107.化合物107の合成。
【化172】
[この文献は図面を表示できません]
1−ブロモ−4−メトキシベンゼン(91.6mg、0.490mmol)の3mLのTHF中の撹拌溶液に、tert−ブチルリチウム(1.3M;753uL、0.98mmol)をN
2下−65℃で滴下により添加した。−65℃で2時間撹拌した後、THF(1mL)中のB40(100mg、0.245mmol)を滴下により添加した。この混合物を15℃で1時間撹拌した。LCMSは、反応が完了したことを示した。この反応混合物を飽和NH
4Cl(30mL)でクエンチした。この混合物をEtOAc(20mL×2)で抽出し、ブライン(30mL)で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、そして減圧中でエバポレートして、粗生成物を得た。この粗生成物を、HPLC分離(カラム:Phenomenex Synergi C18 250×21.2mm×4um、勾配:75〜95%B(A=0.05%HCl−ACN、B=アセトニトリル)、流量:25mL/分)により精製して、107(25.6mg)を固体として得た。
【0491】
1H NMR (CDCl
3, 400MHz) δ 7.89 (d, J = 8.8 Hz, 2H), 6.91 (d, J = 8.8 Hz, 2H), 3.86 (s, 3H), 3.49 - 3.39 (m, 2H), 3.37 - 3.30 (m, 1H), 3.23 (s, 3H), 2.49 - 2.35 (m, 1H), 2.01 - 1.93 (m, 1H), 1.78 - 1.68 (m, 3H), 1.54 - 1.39 (m, 7H), 1.38 - 1.17 (m, 10H), 1.16 - 0.92 (m, 3H), 0.85 - 0.75 (m, 1H), 0.61 (s, 3H).LCMS Rt=2.790min(4.0分間のクロマトグラフィー)、30−90AB、C
29H
43O
4[M+H]
+のMS ESI計算値455、実測値455
【0492】
実施例108.化合物108の合成。
【化173】
[この文献は図面を表示できません]
1−ブロモ−4−(トリフルオロメトキシ)ベンゼン(127mg、0.528mmol)の3mLのTHF中の撹拌溶液に、tert−ブチルリチウム(1.3M;807uL、1.05mmol)をN
2下−65℃で滴下により添加した。−65℃で2時間撹拌した後、B30(50mg、0.132mmol)のTHF(1mL)中の溶液を滴下により添加した。この混合物を15℃で1時間撹拌した。LCMSは、反応が完了したことを示した。この反応混合物を飽和NH
4Cl(30mL)でクエンチした。この混合物をEtOAc(20mL×2)で抽出し、ブライン(30mL)で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、そして減圧中でエバポレートし、これを、さらなる精製のためにprep−HPLC分離(カラム:Phenomenex Synergi C18 150×30mm×4um、勾配:90〜95%B(A=0.05%HCl−ACN、B=アセトニトリル)、流量:25mL/分)により精製して、108(49.1mg)を固体として得た。
【0493】
1H NMR (CDCl
3, 400MHz)
δ7.93 (d, J = 8.8 Hz, 2H), 7.26 - 7.23 (m, 2H), 3.44 (t, J = 8.8 Hz, 1H), 2.47 - 2.34 (m, 1H), 1.80 - 1.67 (m, 3H), 1.55 - 1.41 (m, 6H), 1.40 - 1.22 (m, 9H), 1.20 - 1.13 (m, 5H), 1.04 - 0.91 (m, 1H), 0.83 - 0.74 (m, 1H), 0.71 (s, 3H), 0.59 (s, 3H).LCMS Rt=1.342min(2.0分間のクロマトグラフィー)、30−90AB、C
28H
38F
3O
3[M+H]
+のMS ESI計算値479.3、実測値461[M−H
2O]
+.
【0494】
実施例109.化合物109の合成。
【化174】
[この文献は図面を表示できません]
4−ブロモ−N,N−ジメチルアニリン(78.4mg、0.392mmol)の3mLのTHF中の撹拌溶液に、tert−ブチルリチウム(1.3M;587uL、0.764mmol)をN
2下−65℃で滴下により添加した。−65℃で2時間撹拌した後、B40(80mg、0.196mmol)のTHF(1mL)中の溶液を滴下により添加した。この混合物を15℃で1時間撹拌した。LCMSは、反応が完了したことを示した。この反応混合物を飽和NH
4Cl(30mL)でクエンチした。この混合物をEtOAc(20mL×2)で抽出し、ブライン(30mL)で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、そして減圧中でエバポレートして、粗生成物を得た。この粗生成物を、さらなる精製のためにHPLC分離(カラム:Phenomenex Synergi Max−RP 250×50mm×10um、勾配:83〜88%B(A=0.05%HCl−ACN、B=アセトニトリル)、流量:30mL/分)により精製して、109(26.3mg)を固体として得た。
【0495】
1H NMR (CDCl
3, 400MHz) δ 7.87 (d, J = 8.8 Hz, 2H), 6.71 (d, J = 8.0 Hz, 2H), 3.46 - 3.40 (m, 2H), 3.38 - 3.32 (m, 1H), 3.23 (s, 3H), 3.06 (s, 6H), 2.49 - 2.37 (m, 1H), 2.00 - 1.95 (m, 1H), 1.77 - 1.68 (m, 3H), 1.54 - 1.44 (m, 7H), 1.42 - 1.27 (m, 5H), 1.27 - 1.16 (m, 5H), 1.15 - 0.93 (m, 3H), 0.86 - 0.78 (m, 1H), 0.62 (s, 3H).LCMS Rt=2.113min(3.0分間のクロマトグラフィー)、30−90AB、C
30H
46NO
3[M+H]
+のMS ESI計算値468、実測値468
【0496】
実施例110.化合物110の合成。
【化175】
[この文献は図面を表示できません]
1−ブロモ−3−クロロベンゼン(75mg、0.392mmol)の3mLのTHF中の撹拌溶液に、tert−ブチルリチウム(1.3M;587uL、0.764mmol)をN
2下−65℃で滴下により添加した。−65℃で2時間撹拌した後、THF(1mL)中のB40(80mg、0.196mmol)を滴下により添加した。この混合物を15℃で1時間撹拌した。LCMSは、反応が完了したことを示した。この反応混合物を飽和NH
4Cl(30mL)でクエンチした。この混合物をEtOAc(20mL×2)で抽出し、ブライン(30mL)で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、そして減圧中でエバポレートして、粗生成物を得た。この粗生成物を、さらなる精製のためにHPLC分離(カラム:Phenomenex Synergi Max−RP 250×50mm×10um、勾配:88〜93%B(A=0.05%HCl−ACN、B=アセトニトリル)、流量:30mL/分)により精製して、110(10.3mg)を固体として得た。
【0497】
1H NMR (CDCl
3, 400MHz) δ 7.83 (t, J = 1.8 Hz, 1H), 7.72 (d, J = 7.8 Hz, 1H), 7.52 - 7.47 (m, 1H), 7.41 - 7.34 (m, 1H), 3.45 - 3.39 (m, 2H), 3.36 - 3.31 (m, 1H), 3.23 (s, 3H), 2.46 - 2.35 (m, 1H), 2.00 - 1.92 (m, 1H), 1.80 - 1.68 (m, 4H), 1.52 - 1.42 (m, 5H), 1.38 - 1.25 (m, 6H), 1.25 - 1.21 (m, 5H), 1.15 - 0.98 (m, 3H), 0.85 - 0.75 (m, 1H), 0.61 (s, 3H).LCMS Rt=3.113min(4.0分間のクロマトグラフィー)、30−90AB、C
28H
40ClO
3[M+H]
+のMS ESI計算値459.3、実測値441[M−H
2O]
+.
【0498】
実施例111.化合物111の合成。
【化176】
[この文献は図面を表示できません]
4−ブロモ−N,N−ジメチルアニリン(110mg、0.550mmol)の3mLのTHF中の撹拌溶液に、tert−ブチルリチウム(1.3M;838uL、1.09mmol)をN
2下−65℃で滴下により添加した。−65℃で2時間撹拌した後、B10(100mg、0.275mmol)のTHF(1mL)中の溶液を滴下により添加した。この混合物を15℃で1時間撹拌した。LCMSは、反応が完了したことを示した。この反応混合物を飽和NH
4Cl(30mL)でクエンチした。この混合物をEtOAc(20mL×2)で抽出し、ブライン(30mL)で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、そして減圧中でエバポレートして、粗生成物を得、これを、さらなる精製のためにHPLC分離(カラム:Phenomenex Synergi C18 150×25×10um、勾配:59〜84%B(A=0.1%TFA−ACN、B=アセトニトリル)、流量:30mL/分)により精製して、111(20mg)を固体として得た。
【0499】
1H NMR (CDCl
3, 400MHz) δ7.87 (d, J = 9.0 Hz, 2H), 6.66 (d, J = 8.8 Hz, 2H), 3.45 (t, J = 8.8 Hz, 1H), 3.05 (s, 6H), 2.45 - 2.38 (m, 1H), 1.71 - 1.48 (m, 9H), 1.45 - 1.24 (m, 6H), 1.20 (s, 3H), 1.15 - 0.93 (m, 6H), 0.78 - 0.64 (m, 2H), 0.61 (s, 3H).LCMS Rt=1.189min(2.0分間のクロマトグラフィー)、30−90AB、C
28H
42NO
2[M+H]
+のMS ESI計算値424、実測値424.
【0500】
実施例112.化合物112の合成。
【化177】
[この文献は図面を表示できません]
2−ブロモ−6−メトキシナフタレン(488mg、2.06mmol)のTHF(3mL)中の溶液に、tert−ブチルリチウム(2.85mL、中1.3M)を−70℃で添加した。この混合物を−70℃で1時間撹拌した。B10(150mg、0.4126mmol)のTHF(1mL)中の溶液を−70℃で添加した。この混合物を25℃で1時間撹拌した。この混合物を飽和NH
4Cl(10mL)でクエンチし、EtOAc(10mL×3)で抽出し、ブライン(30mL×3)で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、減圧中で濃縮して粗生成物を得、これをprep.HPLC(カラム:Phenomenex Synergi C18 150×30mm×4um;条件:水(0.05%HCl)−ACN;勾配90%〜95%B;勾配時間(分):10;流量(ml/分):25)で精製して、112(64.2mg)を固体として得た。
【0501】
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 8.35-8.31 (m, 1H), 7.98-7.94 (m, 1H), 7.85 (d, J = 9.0 Hz, 1H), 7.75 (d, J = 8.8 Hz, 1H), 7.22-7.17 (m, 1H), 7.16-7.14 (m, 1H), 3.95 (s, 3H), 3.64 (t, J = 8.7 Hz, 1H), 2.57-2.39 (m, 1H), 1.84-1.59 (m, 7H), 1.45-1.24 (m, 7H), 1.20-0.93 (m, 10H), 0.82-0.57 (m, 5H).LCMS t
R=1.096min(1.5分間のクロマトグラフィー)、5−95AB、C
31H
41O
3[M+H]
+のMS ESI計算値461、実測値461.
【0502】
実施例113.化合物113の合成。
【化178】
[この文献は図面を表示できません]
2−ブロモピリジン(165mg、1.05mmol)のTHF(5mL)中の溶液に、tert−ブチルリチウム(1.45mL)を−68℃で添加した。この混合物を−68℃で1時間撹拌した。THF(5mL)中のB30(80mg、211μmol)を−68℃で滴下により添加した。この反応物を25℃で1時間撹拌した。LCMSは、反応が完了したことを示した。この反応をNH
4Cl(10mL)でクエンチし、EtOAc(10mL×2)で抽出した。合わせた有機層をブライン(10mL)で洗浄した。その有機層をNa
2SO
4で乾燥させ、濾過し、そして減圧下で濃縮して粗生成物を得、これをHPLC分離(カラム:Boston Green ODS 150×30 5u、勾配:91〜100%条件:(水(0.05%HCl)−ACN)、流量:25mL/分)により精製して、113(15mg)を固体として得た。
【0503】
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 8.67-8.66 (m, 1H), 7.95-7.93 (m, 1H), 7.82-7.81 (m, 1H), 7.44-7.41 (m, 1H), 4.21-4.17 (m, 1H), 2.36-2.31 (m, 1H), 1.78-1.69 (m, 3H), 1.47-1.18 (m, 22H), 1.12-0.92 (m, 1H), 0.78-0.75 (m, 1H), 0.71 (s, 3H), 0.62 (s, 3H).LCMS Rt=1.299min(2分間のクロマトグラフィー)、30−90AB、C
26H
38NO
2[M+H]
+のMS ESI計算値396、実測値396.
【0504】
実施例114.化合物114の合成。
【化179】
[この文献は図面を表示できません]
4−ブロモ−N,N−ジメチルアニリン(210mg、1.05mmol)のTHF(5mL)中の溶液に、tert−ブチルリチウム(1.45mL)を−68℃で添加した。この混合物を−68℃で1時間撹拌した。B30(80mg、211μmol)のTHF(5mL)中の溶液を−68℃で滴下により添加した。この反応物を25℃で1時間撹拌した。LCMSは、反応が完了したことを示した。この反応をNH
4Cl(10mL)でクエンチし、EtOAc(10mL×2)で抽出した。合わせた有機層をブライン(10mL)で洗浄した。その有機層をNa
2SO
4で乾燥させ、濾過し、そして減圧下で濃縮して粗生成物を得、これをHPLC分離(カラム:Boston Green ODS 150×30 5u、勾配:92〜98%条件:(水(0.05%HCl)−ACN)、流量:25mL/分)により精製して、114(57.2mg)を固体として得た。
【0505】
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 7.87 (d, J = 9.0 Hz, 2H), 6.65 (d, J = 9.0 Hz, 2H), 3.44 (t, J = 8.8 Hz, 1H), 3.05 (s, 6H), 2.48 - 2.36 (m, 1H), 1.79 - 1.66 (m, 4H), 1.51 - 1.09 (m, 19H), 1.07 - 0.69 (m, 5H), 0.60 (s, 3H).LCMS Rt=1.032min(1.5分間のクロマトグラフィー)、5−95AB、C
29H
44NO
2[M+H]
+のMS ESI計算値438、実測値438.
【0506】
実施例115.化合物115の合成。
【化180】
[この文献は図面を表示できません]
2−ブロモピリジン(61.9mg、0.392mmol)の3mLのTHF中の撹拌溶液に、tert−ブチルリチウム(1.3M;587uL、0.764mmol)をN
2下−65℃で滴下により添加した。−65℃で2時間撹拌した後、B40(80mg、0.196mmol)のTHF(1mL)中の溶液を滴下により添加した。この混合物を15℃で1時間撹拌し、次いで、この反応混合物を飽和NH
4Cl(30mL)でクエンチした。この混合物をEtOAc(20mL×2)で抽出し、ブライン(30mL)で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、そして減圧中でエバポレートして、粗生成物を得た。この粗生成物を、さらなる精製のためにHPLC分離(カラム:Phenomenex Synergi Max−RP 250×50mm×10um、勾配:83〜88%B(A=0.05%HCl−ACN、B=アセトニトリル)、流量:30mL/分)により精製して、115(36.3mg)を固体として得た。
【0507】
1H NMR (CDCl
3, 400MHz) δ 8.67 (d, J = 4.6 Hz, 1H), 7.93 (d, J = 7.8 Hz, 1H), 7.82 (t, J = 7.2 Hz, 1H), 7.47 - 7.41 (m, 1H), 4.19 (t, J = 9.0 Hz, 1H), 3.46 - 3.41 (m, 1H), 3.36 - 3.31 (m, 1H), 3.23 (s, 3H), 2.40 - 2.27 (m, 1H), 2.00 - 1.92 (m, 1H), 1.85 - 1.68 (m, 4H), 1.54 - 1.44 (m, 5H), 1.44 - 1.26 (m, 6H), 1.25 - 1.13 (m, 5H), 1.12 - 0.96 (m, 3H), 0.85 - 0.75 (m, 1H), 0.64 (s, 3H).
LCMS Rt=3.208min(4.0分間のクロマトグラフィー)、10−80AB、C
27H
40NO
3[M+H]
+のMS ESI計算値426、実測値426
【0508】
実施例116.化合物116の合成。
【化181】
[この文献は図面を表示できません]
1−ブロモ−4−エチルベンゼン(381mg、2.06mmol)のTHF(3mL)中の溶液に、tert−ブチルリチウム(2.85mL、THF中1.3M)を−70℃で添加した。この混合物を−70℃で1時間撹拌した。B10(150mg、0.4126mmol)のTHF(1mL)中の溶液を−70℃で添加し、そしてこの混合物を25℃で1時間撹拌した。この混合物を飽和NH
4Cl(10mL)でクエンチし、EtOAc(10mL×3)で抽出し、ブライン(30mL×3)で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、減圧中で濃縮して粗生成物を得、これをprep.HPLC(カラム:Phenomenex Synergi C18 150×30mm×4um;条件:水(0.05%HCl)−ACN;勾配90%〜95%B;勾配時間(分):10;流量(ml/分):25)で精製して、116(84.4mg)を固体として得た。
【0509】
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 7.82 (d, J = 8.3 Hz, 2H), 7.25 (d, J = 8.3 Hz, 2H), 3.48 (t, J = 8.7 Hz, 1H), 2.70 (q, J = 7.7 Hz, 2H), 2.50-2.26 (m, 1H), 1.77-1.59 (m, 6H), 1.55-1.50 (m, 1H), 1.45-0.85 (m, 20H), 0.77-0.57 (m, 5H).LCMS t
R=1.090min(1.5分間のクロマトグラフィー)、5−95AB、C
28H
41O
2[M+H]
+のMS ESI計算値409、実測値409.
【0510】
実施例117.化合物117の合成。
【化182】
[この文献は図面を表示できません]
1−ブロモ−2−メトキシベンゼン(256mg、1.37mmol)のTHF(5mL)中の溶液に、tert−ブチルリチウム(1.90mL、2.47mmol)を−68℃で添加した。この混合物を−68℃で1時間撹拌した。THF(5mL)中のB10(100mg、275μmol)を−68℃で滴下により添加した。この反応物を25℃で2時間撹拌した。この反応をNH
4Cl(10mL)でクエンチし、EtOAc(10mL×2)で抽出した。合わせた有機層をブライン(10mL)で洗浄した。その有機層をNa
2SO
4で乾燥させ、濾過し、そして減圧下で濃縮して粗生成物を得、これをHPLC分離(Phenomenex Synergi C18 150×30mm×4um、勾配:90〜98%条件:(水(0.05%HCl)−ACN)、流量:25mL/分)により精製して、117(27.7mg)を固体として得た。
【0511】
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 7.42 - 7.36 (m, 1H), 7.32 (dd, J = 1.8, 7.5 Hz, 1H), 7.01 - 6.89 (m, 2H), 3.85 (s, 3H), 3.56 - 3.49 (m, 1H), 2.40 - 2.29 (m, 1H), 1.83 - 1.74 (m, 1H), 1.69 - 1.49 (m, 7H), 1.36 - 1.21 (m, 5H), 1.19 (s, 3H), 1.16 - 0.83 (m, 7H), 0.70 - 0.56 (m, 5H).LCMS Rt=1.283min(2分間のクロマトグラフィー)、30−90AB、C
27H
39O
3[M+H]
+のMS ESI計算値411、実測値411.
【0512】
実施例118.化合物118の合成。
【化183】
[この文献は図面を表示できません]
1−ブロモ−4−クロロベンゼン(275mg、1.37mmol)のTHF(5mL)中の溶液に、tert−ブチルリチウム(1.90mL、2.47mmol)を−68℃で添加した。この混合物を−68℃で1時間撹拌した。THF(5mL)中のB10(100mg、275μmol)を−68℃で滴下により添加した。この反応物を25℃で2時間撹拌した。この反応をNH
4Cl(10mL)でクエンチし、EtOAc(10mL×2)で抽出した。合わせた有機層をブライン(10mL)で洗浄した。その有機層をNa
2SO
4で乾燥させ、濾過し、そして減圧下で濃縮して粗生成物を得、これをHPLC分離(Phenomenex Synergi C18 150×30mm×4um、勾配:90〜98%条件:(水(0.05%HCl)−ACN)、流量:25mL/分)により精製して、118(27.4mg)を固体として得た。
【0513】
1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ 7.82 (d, J = 8.4 Hz, 2H), 7.41 (d, J = 8.4 Hz, 2H), 3.44 (t, J = 8.7 Hz, 1H), 2.47 - 2.36 (m, 1H), 1.82 - 1.65 (m, 5H), 1.64 - 1.61 (m, 1H), 1.55 - 1.56 (m, 1H), 1.55 - 1.50 (m, 1H), 1.35 - 1.32 (m, 6H), 1.22 - 0.85 (m, 10H), 0.78 - 0.57 (m, 5H).LCMS Rt=1.411min(2分間のクロマトグラフィー)、30−90AB、C
26H
36ClO
2[M+H]
+のMS ESI計算値415、実測値415.
【0514】
実施例119.化合物119の合成。
【化184】
[この文献は図面を表示できません]
6−ブロモベンゾ[d][1,3]ジオキソール(275mg、1.37mmol)のTHF(5mL)中の溶液に、tert−ブチルリチウム(1.90mL、2.47mmol)を−68℃で添加した。この混合物を−68℃で1時間撹拌した。THF(5mL)中のB10(100mg、275μmol)を−68℃で滴下により添加した。この反応物を25℃で2時間撹拌した。この反応をNH
4Cl(10mL)でクエンチし、EtOAc(10mL×2)で抽出した。合わせた有機層をブライン(10mL)で洗浄した。その有機層をNa
2SO
4で乾燥させ、濾過し、そして減圧下で濃縮して粗生成物を得、これをHPLC分離(Phenomenex Synergi C18 150×30mm×4um、勾配:90〜98%条件:(水(0.05%HCl)−ACN)、流量:25mL/分)により精製して、119(41.2mg)を固体として得た。
【0515】
1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ 7.50 (dd, J = 1.6, 8.2 Hz, 1H), 7.40 (d, J = 1.5 Hz, 1H), 6.83 (d, J = 8.3 Hz, 1H), 6.04 (s, 2H), 3.40 (t, J = 8.5 Hz, 1H), 2.46 - 2.35 (m, 1H), 1.79 - 1.61 (m, 6H), 1.52-1.54 (m, 1H), 1.44-1.48 (m, 1H), 1.40 - 1.24 (m, 5H), 1.22 - 1.16 (m, 4H), 1.16 - 0.92 (m, 6H), 0.60 (m, 5H).LCMS Rt=1.293min(2分間のクロマトグラフィー)、30−90AB、C
27H
37O
4[M+H]
+のMS ESI計算値425、実測値425.
【0516】
実施例120.化合物120の合成。
【化185】
[この文献は図面を表示できません]
2−ブロモ−1,1’−ビフェニル(319mg、1.37mmol)のTHF(5mL)中の溶液に、tert−ブチルリチウム(1.90mL、2.47mmol)を−68℃で添加した。この混合物を−68℃で1時間撹拌した。THF(5mL)中のB10(100mg、275μmol)を−68℃で滴下により添加した。この反応物を25℃で2時間撹拌した。この反応をNH
4Cl(10mL)でクエンチし、EtOAc(10mL×2)で抽出した。合わせた有機層をブライン(10mL)で洗浄した。その有機層をNa
2SO
4で乾燥させ、濾過し、そして減圧下で濃縮して粗生成物を得、これをHPLC分離(Phenomenex Synergi C18 150×30mm×4um、勾配:90〜98%条件:(水(0.05%HCl)−ACN)、流量:25mL/分)により精製して、120(30.7mg)を固体として得た。
【0517】
1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ 7.53 - 7.30 (m, 9H), 2.36 - 2.27 (m, 1H), 2.23 - 2.10 (m, 1H), 1.54 - 1.39 (m, 6H), 1.34 - 1.19 (m, 3H), 1.17 (s, 3H), 1.15 - 0.63 (m, 13H), 0.62 - 0.44 (m, 5H).
LCMS Rt=1.099min(2分間のクロマトグラフィー)、5−95AB、C
32H
41O
2[M+H]
+のMS ESI計算値457、実測値457.
【0518】
実施例121.化合物121の合成。
【化186】
[この文献は図面を表示できません]
3−ブロモピリジン(325mg、2.06mmol)のTHF(3mL)中の溶液に、tert−ブチルリチウム(2.85mL、THF中1.3M)を−70℃で添加した。この混合物を−70℃で1時間撹拌した。B10(150mg、0.4126mmol)のTHF(1mL)中の溶液を−70℃で添加した。この混合物を25℃で1時間撹拌した。この混合物を飽和NH
4Cl(10mL)でクエンチし、EtOAc(10mL×3)で抽出し、ブライン(30mL×3)で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、減圧中で濃縮して粗生成物を得、これをprep.HPLC(カラム:Boston Green ODS 150×30 5u;条件:水(0.05%HCl)−CAN;勾配:60%〜90%B;勾配時間(分):10;100%B 保持時間(分):4;流量(ml/分):25)で精製して、121(68mg)を固体として得た。
【0519】
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ 9.08 (s, 1H), 8.78 (d, J = 3.5 Hz, 1H), 8.44 (d, J = 8.3 Hz, 1H), 7.68 (dd, J = 5.0, 8.0 Hz, 1H), 3.66 (t, J = 8.5 Hz, 1H), 2.48-2.36 (m, 1H), 1.87-1.61 (m, 7H), 1.55-1.44 (m, 3H), 1.37-0.98 (m, 13H), 0.83-0.59 (m, 5H). LCMS tR=0.881min(1.5分間のクロマトグラフィー)、5−95AB、C
25H
36NO
2[M+H]
+のMS ESI計算値382、実測値382.
【0520】
実施例122.化合物122の合成。
【化187】
[この文献は図面を表示できません]
2−ブロモピリジン(325mg、2.06mmol)のTHF(3mL)中の溶液に、tert−ブチルリチウム(2.85mL、THF中1.3M)を−70℃で添加した。この混合物を−70℃で1時間撹拌した。B10(150mg、0.4126mmol)のTHF(1mL)中の溶液を−70℃で添加した。この混合物を25℃で1時間撹拌した。この混合物を飽和NH
4Cl(10mL)でクエンチし、EtOAc(10mL×3)で抽出し、ブライン(30mL×3)で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、減圧中で濃縮して粗生成物を得、これをprep.HPLC(カラム:Phenomenex Synergi C18 150×30mm×4um;条件:水(0.05%HCl)−ACN;勾配90%〜95%B;勾配時間(分):10;流量(ml/分):25)で精製して、122(17.7mg,)を固体として得た。
【0521】
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 8.68-8.64 (m, 1H), 7.96-7.92 (m, 1H), 7.84-7.77 (m, 1H), 7.45-7.40 (m, 1H), 4.20 (t, J = 9.0 Hz, 1H), 2.39-2.24 (m, 1H), 1.85-1.60 (m, 7H), 1.52-1.25 (m, 6H), 1.21-0.85 (m, 11H), 0.78-0.56 (m, 5H).LCMS t
R=0.998min(1.5分間のクロマトグラフィー)、5−95AB、C
25H
35NO
2[M+H]
+のMS ESI計算値382、実測値382.
【0522】
実施例123.化合物123の合成。
【化188】
[この文献は図面を表示できません]
3−ブロモ−1−メチル−1H−ピラゾール(169mg、1.05mmol)のTHF(5mL)中の溶液に、tert−ブチルリチウム(1.45mL)を−68℃で添加した。この混合物を−68℃で1時間撹拌した。THF(5mL)中のB30(80mg、211μmol)を−68℃で滴下により添加した。この反応物を25℃で1時間撹拌した。LCMSは、反応が完了したことを示した。この反応混合物をNH
4Cl(10mL)でクエンチし、EtOAc(10mL×2)で抽出した。合わせた有機層をブライン(10mL)で洗浄した。その有機層をNa
2SO
4で乾燥させ、濾過し、そして減圧下で濃縮して粗生成物を得、これをHPLC分離(カラム:Boston Green ODS 150×30 5u、勾配:92〜98%条件:(水(0.05%HCl)−ACN)、流量:25mL/分)により精製して、123(6.4mg)を固体として得た。
【0523】
1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ 7.35 - 7.34 (m, 1H), 6.75 - 6.74 (m, 1H), 3.96 (s, 3H), 3.62 (t, J = 8.7 Hz, 1H), 2.38 - 2.26 (m, 1H), 1.83 - 1.67 (m, 3H), 1.56 - 1.09 (m, 19H), 1.07 - 0.91 (m, 1H), 0.89 - 0.69 (m, 4H), 0.65 (s, 3H).LCMS Rt=0.956min(1.5分間のクロマトグラフィー)、5−95AB、C
25H
39N
2O
2[M+H]
+のMS ESI計算値399、実測値399.
【0524】
実施例124.化合物124の合成。
【化189】
[この文献は図面を表示できません]
4−ブロモ−1−メチル−1H−ピラゾール(169mg、1.05mmol)のTHF(5mL)中の溶液に、tert−ブチルリチウム(1.45mL)を−68℃で添加した。この混合物を−68℃で1時間撹拌した。THF(5mL)中のB30(80mg、211μmol)を−68℃で滴下により添加した。この反応混合物を25℃で1時間撹拌した。LCMSは、反応が完了したことを示した。この反応をNH
4Cl(10mL)でクエンチし、EtOAc(10mL×2)で抽出した。合わせた有機層をブライン(10mL)で洗浄した。その有機層をNa
2SO
4で乾燥させ、濾過し、そして減圧下で濃縮して粗生成物を得、これをHPLC分離(カラム:Boston Green ODS 150×30 5u、勾配:92〜98%条件:(水(0.05%HCl)−ACN)、流量:25mL/分)により精製して、124(23mg)を固体として得た。
【0525】
1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ 7.87 (s, 1H), 7.83 (s, 1H), 3.93 (s, 3H), 3.04 - 2.97 (m, 1H), 2.42 - 2.29 (m, 1H), 1.78 - 1.62 (m, 5H), 1.55 - 1.11 (m, 21H), 1.06 - 0.91 (m, 1H), 0.85 - 0.69 (m, 4H), 0.62 (s, 3H).LCMS Rt=1.124min(2分間のクロマトグラフィー)、30−90AB、C
25H
39N
2O
2[M+H]
+のMS ESI計算値399、実測値399.
【0526】
実施例125.化合物125の合成。
【化190】
[この文献は図面を表示できません]
3−ブロモピリジン(206mg、1.31mmol)のTHF(5mL)中の溶液に、tert−ブチルリチウム(1.82mL)を−68℃で添加した。この混合物を−68℃で1時間撹拌した。THF(5mL)中のB30(100mg、264μmol)を−68℃で滴下により添加した。この反応物を25℃で1時間撹拌した。LCMSは、反応が完了したことを示した。この反応混合物をNH
4Cl(10mL)でクエンチし、EtOAc(10mL×2)で抽出した。合わせた有機層をブライン(10mL)で洗浄した。その有機層をNa
2SO
4で乾燥させ、濾過し、そして減圧下で濃縮して粗生成物を得、これをHPLC分離(カラム:Boston Green ODS 150×30 5u、勾配:92〜98%条件:(水(0.05%HCl)−ACN)、流量:25mL/分)により精製して、125(7.4mg)を固体として得た。
【0527】
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 9.25-9.15 (m, 1H), 8.85-8.70 (m, 1H), 8.25-2.15 (m, 1H), 7.55-7.40 (m, 1H), 3.50 - 3.40 (m, 1H), 2.51 - 2.36 (m, 1H), 1.93 - 1.62 (m, 11H), 1.56 - 1.08 (m, 26H), 1.07 - 0.65 (m, 7H), 0.60 (s, 3H).LCMS Rt=0.903min(1.5分間のクロマトグラフィー)、5−95AB、C
26H
38NO
2[M+H]
+のMS ESI計算値396、実測値396.
【0528】
実施例126.化合物126の合成。
【化191】
[この文献は図面を表示できません]
1−ブロモ−2−フルオロベンゼン(68.5mg、0.392mmol)の3mLのTHF中の撹拌溶液に、tert−ブチルリチウム(1.3M;587uL、0.764mmol)をN
2下−65℃で滴下により添加した。−65℃で2時間撹拌した後、THF(1mL)中のB40(80mg、0.196mmol)を滴下により添加した。この混合物を15℃で1時間撹拌した。LCMSは、反応が完了したことを示した。この反応混合物を飽和NH
4Cl(30mL)でクエンチした。この混合物をEtOAc(20mL×2)で抽出し、ブライン(30mL)で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、そして減圧中でエバポレートして、粗生成物を得た。この粗生成物を、HPLC分離(カラム:Phenomenex Synergi Max−RP 250×50mm×10um、勾配:85〜90%B(A=0.05%HCl−ACN、B=アセトニトリル)、流量:30mL/分)により精製して、126(19.4mg)を固体として得た。
【0529】
1H NMR (CDCl
3, 400MHz) δ 7.51 (dt, J = 1.8, 7.6 Hz, 1H), 7.48 - 7.39 (m, 1H), 7.22 - 7.14 (m, 1H), 7.08 (dd, J = 8.3, 10.8 Hz, 1H), 3.43 - 3.36 (m, 2H), 3.34 - 3.29 (m, 1H), 3.23 (s, 3H), 2.45 - 2.32 (m, 1H), 1.94 (td, J = 3.5, 13.1 Hz, 1H), 1.83 - 1.66 (m, 4H), 1.51 - 1.41 (m, 6H), 1.34 - 1.16 (m, 10H), 1.15 - 0.90 (m, 3H), 0.82 - 0.71 (m, 1H), 0.62 (s, 3H).LCMS Rt=2.809min(4.0分間のクロマトグラフィー)、30−90AB、C
28H
40FO
3[M+H]
+のMS ESI計算値443.3、実測値425[M−H
2O]
+.
【0530】
実施例127.化合物127の合成。
【化192】
[この文献は図面を表示できません]
2−ブロモ−1,1’−ビフェニル(244mg、1.05mmol)のTHF(5mL)中の溶液に、tert−ブチルリチウム(1.45mL)を−68℃で添加した。この混合物を−68℃で1時間撹拌した。B30(80mg、211μmol)のTHF(5mL)中の溶液を−68℃で滴下により添加した。この反応物を25℃で1時間撹拌した。LCMSは、反応が完了したことを示した。この反応をNH
4Cl(10mL)でクエンチし、EtOAc(10mL×2)で抽出した。合わせた有機層をブライン(10mL)で洗浄した。その有機層をNa
2SO
4で乾燥させ、濾過し、そして減圧下で濃縮して粗生成物を得、これをHPLC分離(カラム:Boston Green ODS 150×30 5u、勾配:91〜100%条件:(水(0.05%HCl)−ACN)、流量:25mL/分)により精製して、127(27.3mg)を固体として得た。
【0531】
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 7.53 - 7.30 (m, 9H), 2.33 - 2.26 (m, 1H), 2.22 - 2.09 (m, 1H), 1.50 - 0.62 (m, 27H), 0.56 (m, 4H).LCMS Rt=1.473min(2分間のクロマトグラフィー)、30−90AB、C
33H
43O
2[M+H]
+のMS ESI計算値471、実測値471.
【0532】
実施例128.化合物128の合成。
【化193】
[この文献は図面を表示できません]
2−ブロモ−6−メトキシナフタレン(248mg、1.05mmol)のTHF(5mL)中の溶液に、tert−ブチルリチウム(1.45mL)を−68℃で添加した。この混合物を−68℃で1時間撹拌した。B30(80mg、211μmol)のTHF(5mL)中の溶液を−68℃で滴下により添加した。この反応物を25℃で1時間撹拌した。LCMSは、反応が完了したことを示した。この反応をNH
4Cl(10mL)でクエンチし、EtOAc(10mL×2)で抽出した。合わせた有機層をブライン(10mL)で洗浄した。その有機層をNa
2SO
4で乾燥させ、濾過し、そして減圧下で濃縮して粗生成物を得、これをHPLC分離(カラム:Boston Green ODS 150×30 5u、勾配:92〜98%条件:(水(0.05%HCl)−ACN)、流量:25mL/分)により精製して、128(42.9mg)を固体として得た。
【0533】
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 8.34 (s, 1H), 7.97 (dd, J = 1.5, 8.5 Hz, 1H), 7.86 (d, J = 8.8 Hz, 1H), 7.76 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 7.23 - 7.14 (m, 2H), 3.95 (s, 3H), 3.64 (t, J = 8.7 Hz, 1H), 2.53 - 2.43 (m, 1H), 1.85 - 1.69 (m, 3H), 1.50 - 1.17 (m, 19H), 1.16 - 0.93 (m, 2H), 0.85 - 0.76 (m, 1H), 0.71 (s, 3H), 0.63 (s, 3H).LCMS Rt=1.100min(1.5分間のクロマトグラフィー)、5−95AB、C
32H
43O
3[M+H]
+のMS ESI計算値475、実測値475.
【0534】
実施例129.化合物129の合成。
【化194】
[この文献は図面を表示できません]
(220mg、1.37mmol)のTHF(5mL)中の溶液に、tert−ブチルリチウム(1.90mL、2.47mmol)を−68℃で添加した。この混合物を−68℃で1時間撹拌した。THF(5mL)中のB10(100mg、275μmol)を−68℃で滴下により添加した。この反応物を25℃で2時間撹拌した。この反応をNH
4Cl(10mL)でクエンチし、EtOAc(10mL×2)で抽出した。合わせた有機層をブライン(10mL)で洗浄した。その有機層をNa
2SO
4で乾燥させ、濾過し、そして減圧下で濃縮して粗生成物を得、これをHPLC分離(Phenomenex Synergi C18 150×30mm×4um、勾配:90〜98%条件:(水(0.05%HCl)−ACN)、流量:25mL/分)により精製して、129(25.9mg)を固体として得た。
【0535】
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ7.87 (s, 1H), 7.83 (s, 1H), 3.93 (s, 3H), 3.02 (t, J=8.9 Hz, 1H), 2.42 - 2.32 (m, 1H), 1.81 - 1.62 (m, 8H), 1.61 - 1.55 (m, 2H), 1.43 - 1.24 (m, 5H), 1.20 (s, 3H), 1.18 - 0.95 (m, 6H), 0.80 - 0.60 (m, 5H).LCMS Rt=1.058min(2分間のクロマトグラフィー)、30−90AB、C
24H
37N
2O
2[M+H]
+のMS ESI計算値385、実測値385.
【0536】
実施例130.化合物130の合成。
【化195】
[この文献は図面を表示できません]
A10(100mg、0.275mmol)のTHF(3mL)中の溶液に、(3,5−ジメトキシフェニル)マグネシウムクロリド(2.75mL、THF中1M)を添加した。この混合物を20℃で3.5時間撹拌し(stired)、次いで、この混合物に、飽和NH
4Cl(5mL)を添加した。その有機相をDCM(5mL×2)で抽出し、飽和NaCl水溶液(8mL×2)で洗浄し、減圧中で濃縮した。その残渣を、prep.HPLCにより精製して、130(19mg)を固体として得た。
【0537】
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 7.01 (d, J = 2.5 Hz, 2H), 6.62 (t, J = 2.3 Hz, 1H), 3.83 (s, 6H), 3.42 (t, J = 8.7 Hz, 1H), 2.49-2.33 (m, 1H), 1.86-1.58 (m, 7H), 1.52-1.27 (m, 13H), 1.26 (s, 3H), 1.20-0.85 (m, 3H), 0.61 (s, 3H).LCMS Rt=1.427min(2分間のクロマトグラフィー)、10−80AB、C
28H
41O
4[M+H]
+のMS ESI計算値441.3、実測値423[M−H
2O]
+.
【0538】
実施例131.化合物131の合成。
【化196】
[この文献は図面を表示できません]
1−ブロモ−4−メトキシ−2−メチルベンゼン(414mg、2.06mmol)のTHF(3mL)中の溶液に、tert−ブチルリチウム(2.85mL、THF中1.3M)を−70℃で添加した。この混合物を−70℃で1時間撹拌した。B10(150mg、0.4126mmol)のTHF(1mL)中の溶液を−70℃で添加した。この混合物を25℃で1時間撹拌した。TLCは、出発物質が消費されたことを示し、そして新たなスポットが生成された。この混合物を飽和NH
4Cl(10mL)でクエンチし、EtOAc(10mL×3)で抽出し、ブライン(30mL×3)で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、減圧中で濃縮して粗生成物を得、これをprep.HPLC(カラム:Phenomenex Synergi C18 150×30mm×4um;条件:水(0.05%HCl)−ACN;勾配90%〜95%B;勾配時間(分):10;流量(ml/分):25)で精製して、131(26mg)を固体として得た。
【0539】
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ
7.54 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 6.75-6.68 (m, 2H), 3.83 (s, 3H), 3.34 (t, J = 8.7 Hz, 1H), 2.50-2.33 (m, 4H), 1.80-1.45 (m, 8H), 1.36-1.22 (m, 5H), 1.20-0.89 (m, 11H), 0.72-0.54 (m, 5H).LCMS t
R=1.058min(1.5分間のクロマトグラフィー)、5−95AB、C
28H
41O
3[M+H]
+のMS ESI計算値425、実測値425.
【0540】
実施例132.化合物132の合成。
【化197】
[この文献は図面を表示できません]
1−ブロモ−4−メトキシ−2−メチルベンゼン(211mg、1.05mmol)のTHF(5mL)中の溶液に、tert−ブチルリチウム(1.45mL)を−68℃で添加した。この混合物を−68℃で1時間撹拌した。B30(80mg、211μmol)のTHF(5mL)中の溶液を−68℃で滴下により添加した。この反応物を25℃で1時間撹拌した。LCMSは、反応が完了したことを示した。この反応をNH
4Cl(10mL)でクエンチし、EtOAc(10mL×2)で抽出した。合わせた有機層をブライン(10mL)で洗浄した。その有機層をNa
2SO
4で乾燥させ、濾過し、そして減圧下で濃縮して粗生成物を得、これをHPLC分離(カラム:Boston Green ODS 150×30 5u、勾配:91〜100%条件:(水(0.05%HCl)−ACN)、流量:25mL/分)により精製して、132(29.3mg)を固体として得た。
【0541】
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 7.55 (d, J = 8.3 Hz, 1H), 6.77 - 6.68 (m, 2H), 3.83 (s, 3H), 3.33 (t, J = 8.5 Hz, 1H), 2.47 (s, 3H), 2.43 - 2.32 (m, 1H), 1.78 - 1.65 (m, 4H), 1.52 - 1.31 (m, 9H), 1.30 - 1.06 (m, 14H), 1.04 - 0.87 (m, 1H), 0.79 - 0.67 (m, 4H), 0.61 (s, 3H).LCMS Rt=1.066min(2分間のクロマトグラフィー)、5−95AB、C
29H
43O
3[M+H]
+のMS ESI計算値439、実測値439.
【0542】
実施例133.化合物133の合成。
【化198】
[この文献は図面を表示できません]
6−ブロモベンゾ[d][1,3]ジオキソール(158mg、789μmol)のTHF(5mL)中の溶液に、tert−ブチルリチウム(1.09mL)を−68℃で添加した。−68℃で1時間撹拌した後、B30(60mg、158μmol)のTHF(5mL)中の溶液を−68℃で滴下により添加した。この反応物を25℃で2時間撹拌した。TLCは、反応が完了したことを示した。この反応を飽和NH
4Cl(10mL)でクエンチし、EtOAc(10mL×2)で抽出した。合わせた有機層をブライン(10mL)で洗浄した。その有機層をNa
2SO
4で乾燥させ、濾過し、そして減圧下で濃縮して粗生成物を得、これをHPLC分離(カラム:Boston Green ODS 150×30 5u、勾配:80〜95%B(A=0.05%HCl−ACN、B=アセトニトリル)、流量:25mL/分)により精製し、そして凍結乾燥して、133(14.9mg)を固体として得た。
【0543】
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 7.55 (dd, J = 8.2, 1.4 Hz, 1H), 7.40 (d, J = 1.3 Hz, 1H), 7.01 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 6.13 (d, J = 1.0 Hz, 2H), 3.87 (s, 1H), 3.58 (t, J = 8.3 Hz, 1H), 2.29 - 2.17 (m, 1H), 1.74 - 1.58 (m, 3H), 1.55 - 1.39 (m, 3H), 1.36 - 1.00 (m, 17H), 0.98 - 0.84 (m, 1H), 0.78 - 0.61 (m, 4H), 0.47 (s, 3H).LCMS Rt=1.033min(1.5分間のクロマトグラフィー)、5−95AB、C
28H
40O
4[M+H]
+のMS ESI計算値439、実測値439.
【0544】
実施例134.化合物134の合成。
【化199】
[この文献は図面を表示できません]
1−ブロモ−4−エチルベンゼン(146mg、789μmol)のTHF(5mL)中の溶液に、tert−ブチルリチウム(1.09mL)を−68℃で添加した。−68℃で1時間撹拌した後、B30(60mg、158μmol)のTHF(5mL)中の溶液を−68℃で滴下により添加した。この反応物を25℃で2時間撹拌した。TLCは、反応が完了したことを示した。この反応を飽和NH
4Cl(10mL)でクエンチし、EtOAc(10mL×2)で抽出した。合わせた有機層をブライン(10mL)で洗浄した。その有機層をNa
2SO
4で乾燥させ、濾過し、そして減圧下で濃縮して粗生成物にし、これをHPLC分離(カラム:Boston Green ODS 150×30 5u、勾配:95〜100%B(A=0.05%HCl−ACN、B=アセトニトリル)、流量:25mL/分)により精製し、そして凍結乾燥して、134(23.3mg)を固体として得た。
【0545】
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ 7.83 (d, J = 8.0 Hz, 2H), 7.33 (d, J = 8.0 Hz, 2H), 3.86 (s, 1H), 3.63 (t, J = 8.5 Hz, 1H), 2.67 (q, J =7.5 Hz, 2H), 2.32 - 2.20 (m, 1H), 1.76 - 1.60 (m, 3H), 1.52 - 1.31 (m, 7H), 1.27 - 1.10 (m, 11H), 1.08 - 0.88 (m, 5H), 0.76 - 0.60 (m, 4H), 0.48 (s, 3H).
LCMS Rt=1.115min(1.5分間のクロマトグラフィー)、5−95AB、C
29H
44O
2[M+H]
+のMS ESI計算値423、実測値423.
【0546】
実施例135.化合物135の合成。
【化200】
[この文献は図面を表示できません]
1−ブロモ−3,5−ジメチルベンゼン(146mg、789μmol)のTHF(5mL)中の溶液に、tert−ブチルリチウム(1.09mL)を−68℃で添加した。−68℃で1時間撹拌した後、THF(5mL)中のB30(60mg、158μmol)を−68℃で滴下により添加した。この反応物を25℃で2時間撹拌した。この反応を飽和NH
4Cl(10mL)でクエンチし、EtOAc(10mL×2)で抽出した。合わせた有機層をブライン(10mL)で洗浄した。その有機層をNa
2SO
4で乾燥させ、濾過し、そして減圧下で濃縮して生成物を得、これをprep−HPLC(カラム:Boston Green ODS 150×30 5u、勾配:95〜100%条件:(0.05%HCl−ACN)、流量:25mL/分)により精製し、そして凍結乾燥して、135(27.6mg)を固体として得た。
【0547】
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ 7.48 (s, 2H), 7.23 (s, 1H), 3.86 (s, 1H), 3.61 (t, J = 8.4 Hz, 1H), 2.33 (s, 6H), 2.30 - 2.18 (m, 1H), 1.75 - 1.60 (m, 3H), 1.55 - 0.80 (m, 21H), 0.77 - 0.61 (m, 4H), 0.48 (s, 3H).LCMS Rt=1.113min(1.5分間のクロマトグラフィー)、5−95AB、C
29H
43O
2[M+H]
+のESI計算値423、実測値423.
【0548】
実施例136.化合物136の合成。
【化201】
[この文献は図面を表示できません]
A10(110mg、302umol)の3mLのTHF中の撹拌溶液に、(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)マグネシウムブロミド(0.5M、6.02mL、3.01mmol)を25℃で滴下により添加した。25℃で12時間撹拌した後、LCMSは、反応が完了したことを示した。この反応混合物を氷冷水に注ぎ、そしてEtOAc(50mL×2)で抽出し、ブライン(30mL×2)で洗浄し、乾燥させ(Na
2SO
4)、濾過し、そして減圧中でエバポレートして粗生成物を得、これをさらなる精製のためにprep−HPLC分離(カラム:Boston Green ODS 150×30 5u、勾配:90〜100%B(A=0.05%HCl−ACN、B=アセトニトリル)、流量:25mL/分)により精製して、(3,5−ジフルオロフェニル)((3R,5R,8R,9R,10S,13S,14S,17S)−3−ヒドロキシ−3,13−ジメチルヘキサデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−イル)メタノン(67mg、53%)を固体として得た。
【0549】
1HNMR (CDCl
3, 400MHz): δ 7.38 (d, J=6.0 Hz, 2H), 6.99 (t, J=8.6 Hz, 1H), 3.36 (t, J=8.6 Hz, 1H), 2.36-2.42 (m, 1H), 1.73-1.85 (m, 5H), 1.63 (d, J=13.6 Hz, 2H), 1.26-1.50 (m, 15H), 1.04-1.15 (m, 2H), 0.85-1.02 (m, 2H), 0.61 (s, 3H)
LCMS Rt=3.219min(4.0分間のクロマトグラフィー)、10−80AB、純度100%、C
26H
35F
2O
2[M+H]+のMS ESI計算値417.3、実測値399.0[M−H
2O]
+.
【0550】
実施例137.化合物137の合成。
【化202】
[この文献は図面を表示できません]
A30(110mg、291umol)の3mLのTHF中の撹拌溶液に、(4−フルオロ−3−メチルフェニル)マグネシウムブロミド(0.5M、5.8mL、2.9mmol)を25℃で滴下により添加した。25℃で12時間撹拌した後、LCMSは、反応が完了したことを示した。この反応混合物を氷冷水に注ぎ、そしてEtOAc(50mL×2)で抽出し、ブライン(30mL×2)で洗浄し、乾燥させ(Na2SO4)、濾過し、そして減圧中でエバポレートして粗生成物を得た。この反応混合物をさらなる精製のためにHPLC分離(カラム:Phenomenex Synergi C18 150×25×10um、勾配:80〜100%B(A=0.05%HCl−ACN、B=アセトニトリル)、流量:25mL/分)により精製して、(4−フルオロ−3−メチルフェニル)((3R,5R,8R,9S,10S,13S,14S,17S)−3−ヒドロキシ−3,10,13−トリメチルヘキサデカヒドロ−1H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−イル)メタノン(52.1mg、40.2%)を固体として得た。
【0551】
1HNMR (CDCl
3, 400MHz): δ = 7.76 (d, J=7.6 Hz, 1H), 7.71 (br. s., 1H), 7.04 (t, J=9.0 Hz, 1H), 3.44 (t, J=8.8 Hz, 1H), 2.36-2.43 (m, 1H), 2.33 (s, 3H), 1.92-2.05 (m, 2H), 1.81-1.88 (m, 1H), 1.67-1.78 (m, 3H), 1.32-1.51 (m, 10H), 1.26 (s, 3H), 1.23 (br. s., 2H), 1.09-1.18 (m, 2H), 0.98-1.08 (m, 2H), 0.91 (s, 3H), 0.58 (s, 3H)
LCMS Rt=3.430min(4.0分間のクロマトグラフィー)、10−80AB、純度95.9%、C
28H
40FO
2[M+H]
+のMS ESI計算値426.6、実測値409.0[M−H2O]
+.
アッセイ方法
【0552】
本明細書中に提供される化合物は、様々なアッセイを用いて評価され得る;それらのアッセイの例を下記に記載する。
TBPS結合のステロイド阻害
【0553】
5μM GABAの存在下においてラット脳皮質膜を使用するTBPS結合アッセイが報告されている(Geeら、J.Pharmacol.Exp.Ther.1987,241,346−353;Hawkinsonら、Mol.Pharmacol.1994,46,977−985;Lewin, A.Hら, Mol.Pharmacol.1989, 35, 189−194)。
【0554】
簡潔には、二酸化炭素で麻酔されたSprague−Dawleyラット(200〜250g)の断頭術後、速やかに皮質を取り出す。その皮質を、ガラス/テフロン(登録商標)ホモジナイザーを使用して10体積の氷冷0.32Mスクロース中でホモジナイズし、4℃、1500×gにおいて10分間遠心分離する。得られた上清を4℃、10,000×gにおいて20分間遠心分離して、P2ペレットを得る。そのP2ペレットを、200mM NaCl/50mMリン酸Na−K pH7.4緩衝液に再懸濁し、4℃、10,000×gにおいて10分間遠心分離する。この洗浄手順を2回繰り返し、ペレットを10体積の緩衝液に再懸濁する。膜懸濁液のアリコート(100μL)を、3nM[
35S]−TBPS、および5μM GABAの存在下のジメチルスルホキシド(DMSO)に溶解された試験薬物(最終0.5%)の5μLのアリコートとともにインキュベートする。このインキュベーションによって、緩衝液を含む1.0mLという最終体積が生じる。非特異的結合が、2μM非標識TBPSの存在下において測定され、それは、15〜25%の範囲である。室温での90分間のインキュベーションの後、細胞回収器(Brandel)を使用するガラスファイバーフィルター(Schleicher and Schuell No.32)での濾過によってアッセイを終了させ、氷冷緩衝液で3回すすぐ。フィルターに結合した放射能を液体シンチレーションスペクトロメトリーによって測定する。各濃度について平均された各薬物に対するデータ全体の非線形カーブフィッティングを、Prism(GraphPad)を使用して行う。F検定によって平方和が有意に低い場合、完全阻害モデルの代わりに部分阻害モデルにデータを当てはめる。同様に、F検定によって平方和が有意に低い場合、1成分阻害モデルの代わりに2成分阻害モデルにデータを当てはめる。特異的結合の50%阻害をもたらす試験化合物の濃度(IC
50)および阻害の最大程度(I
max)を、データ全体に対して使用された同じモデルを用いて個々の実験について測定し、次いで、その個々の実験の平均値±SEMを計算する。ピクロトキシンは、これらの研究のためのポジティブコントロールとして働く。なぜなら、TBPS結合を強く阻害することが実証されているからである。
【0555】
様々な化合物を、インビトロにおける[
35S]−TBPS結合の調節因子としての潜在能力を測定するためにスクリーニングするまたはスクリーニングし得る。これらのアッセイは、上で論じられた手順に従って行われるまたは行われ得る。
【0556】
表1では、「A」は、<20nMのIC
50を示し、「B」は、20nM〜50nMのIC
50を示し、「C」は、>50nM〜100nMのIC
50を示し、「D」は、>100nMのIC
50を示す。
【0557】
【表1-1】
[この文献は図面を表示できません]
【表1-2】
[この文献は図面を表示できません]
【表1-3】
[この文献は図面を表示できません]
【表1-4】
[この文献は図面を表示できません]
組換えα
1β
2γ
2およびα
4β3δ GABA
Aレセプターのパッチクランプ電気生理学
【0558】
細胞電気生理学を使用して、異質細胞系において、本発明者らのGABA
Aレセプター調節因子の薬理学的特性を測定する。各化合物を、最大下アゴニスト用量(GABA EC
20=2μM)でGABAによって媒介される電流に影響する能力について試験する。LTK細胞を、GABAレセプターのα
1β
2γ
2サブユニットで安定にトランスフェクトし、そしてCHO細胞を、リポフェクタミン法によって、α
4β3δサブユニットで一過性トランスフェクションする。細胞を約50%〜80%のコンフルエンスで継代し、次いで、抗生物質も抗真菌物質も含まない2mlの培養完全培地を含む35mmの滅菌培養皿に播種した。細胞のコンフルエントなクラスターを電気的に交接させる(Pritchettら、Science,1988,242,1306−1308.)。遠くの細胞の応答は充分に電圧クランプされないこと、および交接の程度に関する不確実性(Verdoornら、Neuron 1990,4,919−928)に起因して、細胞を、1個の細胞の記録を可能にする密度で(他の細胞との目に見える連結がないように)培養した。
【0559】
ホールセル電流を、HEKA EPC−10増幅器で、PatchMasterソフトウェアを使用して、またはハイスループットQPatchプラットフォーム(Sophion)を使用することによって、測定した。全ての実験のための浴液は、以下のものを(mM単位で)含有した:NaCl 137mM、KCl 4mM、CaCl
2 1.8mM、MgCl
2 1mM、HEPES 10mM、D−グルコース 10mM、pH(NaOH)7.4。いくつかの場合において、0.005%のクレモフォールもまた添加した。細胞内(ピペット)溶液は、以下のものを含有した:KCl 130mM、MgCl
2 1mM、Mg−ATP 5mM、HEPES 10mM、EGTA 5mM、pH7.2。実験中に、細胞および溶液を室温(19℃〜30℃)で維持した。マニュアルパッチクランプ記録のために、細胞培養皿を顕微鏡のディッシュホルダーに置き、浴液で継続的に灌流した(1ml/分)。パッチ電極と細胞との間でのギガオームシールの形成後に(ピペットの抵抗範囲:2.5MΩ〜6.0MΩ;シールの抵抗範囲:>1GΩ)、ピペット先端に張られた細胞膜を破って、細胞内部への電気的アクセスを確実にした(ホールセルパッチコンフィギュレーション)。QPatchシステムを使用する実験については、細胞を懸濁物としてQPatchシステムに浴液中で移し、そして自動ホールセル記録を行った。
【0560】
細胞を、−80mVの保持電位で電圧クランプした。試験物品の分析のために、次第に増大する濃度のこの試験物品の連続的な予備インキュベーション後に、GABAレセプターを2μMのGABAにより刺激した。予備インキュベーションの持続時間は、30秒間であり、そしてGABA刺激の持続時間は、2秒間であった。試験物品をDMSOに溶解させてストック溶液(10mM)を形成した。試験物品を浴溶液で0.01μM、0.1μM、1μM、および10μMに希釈した。全ての濃度の試験物品を、各細胞に対して試験した。相対百分率相乗作用を、試験物品の存在下でのGABA EC
20に対する応答のピーク振幅を、GABA EC
20単独に対する応答のピーク振幅で割り、100を掛けたものとして定義した。
【0561】
【表2】
[この文献は図面を表示できません]
表2では、GABAA受容体α1β2γ2およびα4β3δの%効力:「A」10〜100、「B」>100〜500、「C」>500;Dは、データが利用不可能または未決定であることを示す。