(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
隣接したビームが連携伝送の方式によって同じ端末装置に前記基準信号を送信する場合、前記隣接するビームに対して、前記基準信号の時間周波数リソース位置は同じであることを特徴とする請求項5または6に記載のネットワーク装置。
前記基準信号の時間周波数リソースの1つの制御チャネルユニット内における位置は、制御チャネル候補の位置及び制御チャネル候補に占有された制御チャネルユニットの数とは無関係であり、
ここで、前記制御チャネル候補の数が前記制御チャネルリソースユニット内の前記制御チャネルユニットのアグリゲーションレベル数に対応することを特徴とする請求項5〜7のいずれか1項に記載のネットワーク装置。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本願の実施例は、システムの性能を向上させることができる信号の伝送方法、ネットワーク装置及び端末装置を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
第1の態様にて提供される信号の伝送方法は、
周波数領域で連続した2つのリソースエレメントREである複数組のリソース組を含む、制御チャネルに必要な基準信号の時間周波数リソースを確定するステップと、
該基準信号の時間周波数リソースによって、該基準信号を送信するステップとを含む。
【0007】
本願の実施例では、基準信号の時間周波数リソースは、周波数領域で連続した2つのREを複数組使用する。このように、隣接する基準信号によってチャネル推定の効果を高めることができ、それによりシステムの性能を向上させることができる。
【0008】
幾つかの可能な実施形態では、該基準信号の時間周波数リソースは、1つの制御チャネルリソースユニット内に2組の該リソース組を含む。
【0009】
幾つかの可能な実施形態では、該2組の該リソース組の間は、4つのREによって分離されている。
【0010】
幾つかの可能な実施形態では、複数の端末装置に対して、該基準信号の時間周波数リソースは、構成が位置している制御チャネルリソースユニットに従って、システム帯域幅内における第1の制御領域内において、先に周波数領域、次いで時間領域の方式でマッピングする。
【0011】
幾つかの可能な実施形態では、先に周波数領域、次いで時間領域の該方式は、
先に周波数領域に沿って、該第1の制御領域内における1番目の直交周波数分割多重OFDMシンボルをマッピングし、次いで該第1の制御領域内における次のOFDMシンボルをマッピングすることを含む。
【0012】
幾つかの可能な実施形態では、同じ端末装置の該基準信号の時間周波数リソースは、1つのOFDMシンボルに位置する。
【0013】
幾つかの可能な実施形態では、複数の端末装置に対して、該基準信号の時間周波数リソースは、構成が位置している制御チャネルリソースユニットに従って、システム帯域幅内における第1の制御領域内において、先に時間領域、次いで周波数領域の方式でマッピングする。
【0014】
幾つかの可能な実施形態では、先に時間領域、次いで周波数領域の該方式は、
先に時間領域に沿って、該第1の制御領域内における1番目の物理リソースブロックPRB上のOFDMシンボルをマッピングし、次いで該第1の制御領域内における次のPRB上のOFDMシンボルをマッピングすることを含む。
【0015】
幾つかの可能な実施形態では、同じPRBにおいての隣接するOFDMシンボルに対して、該基準信号の時間周波数リソース位置の間にシフトがある。
【0016】
幾つかの可能な実施形態では、異なるOFDMシンボル数の制御領域に対して、該基準信号の時間周波数リソースは、少なくとも制御領域の最初及び最後のOFDMシンボルを占有する。
【0017】
幾つかの可能な実施形態では、隣接したビームが異なる端末装置に該基準信号を送信する場合、該隣接したビームに対して、該基準信号の時間周波数リソース位置の間にシフトがある。
【0018】
幾つかの可能な実施形態では、異なるビームに対して、該基準信号の時間周波数リソース位置のシフトは、少なくともビームシーケンス番号によって確定される。
【0019】
幾つかの可能な実施形態では、隣接したビームが連携伝送の方式によって同じ端末装置に該基準信号を送信する場合、該隣接したビームに対して、該基準信号の時間周波数リソース位置は同じである。
【0020】
幾つかの可能な実施形態では、異なる端末装置に対して、該基準信号の時間周波数リソース位置のシフトは、少なくとも端末装置の無線ネットワークの臨時の識別子RNTIによって確定される。
【0021】
幾つかの可能な実施形態では、該基準信号の時間周波数リソースの1つの制御チャネルユニット内における位置は、制御チャネル候補の位置及び制御チャネル候補に占有された制御チャネルユニットの数とは無関係である。
【0022】
幾つかの可能な実施形態では、該方法は、
制御領域リソースブロックのシーケンス番号、端末装置のRNTI、ビームシーケンス番号、又は仮想識別子のうちの少なくとも1つに基づいて、該基準信号のシーケンスを生成するステップをさらに含む。
【0023】
幾つかの可能な実施形態では、該方法は、
該基準信号の時間周波数リソースの位置情報を含む基準信号の構成情報を送信するステップをさらに含む。
【0024】
幾つかの可能な実施形態では、該基準信号の構成情報は、該基準信号のシーケンス情報をさらに含む。
【0025】
第2の態様にて提供される信号の伝送方法は、
周波数領域で連続した2つのリソースエレメントREである複数組のリソース組を含む、制御チャネルに必要な基準信号の時間周波数リソースを確定するステップと、
該基準信号の時間周波数リソースによって、該基準信号を受信するステップと、
該基準信号に基づいて、該制御チャネルを復調するステップとを含む。
【0026】
幾つかの可能な実施形態では、制御チャネルに必要な基準信号の時間周波数リソースを確定する前に、該方法は、
ネットワーク装置から送信された、該基準信号の時間周波数リソースの位置情報を含む基準信号の構成情報を受信するステップをさらに含み、
制御チャネルに必要な基準信号の時間周波数リソースを確定する該ステップは、
該基準信号の構成情報に基づいて、該基準信号の時間周波数リソースを確定することを含む。
【0027】
幾つかの可能な実施形態では、該基準信号の構成情報は、該基準信号のシーケンス情報をさらに含む。
【0028】
第3の態様にて提供されるネットワーク装置は、第1の態様又は第1の態様のいずれかの可能な実施形態における方法を実行するモジュールを含む。
【0029】
第4の態様にて提供される端末装置は、第2の態様又は第2の態様のいずれかの可能な実施形態における方法を実行するモジュールを含む。
【0030】
第5の態様にて提供されるネットワーク装置は、プロセッサと、メモリと、通信インタフェースとを含む。プロセッサはメモリ及び通信インタフェースに接続されている。メモリは命令を記憶するために用いられ、プロセッサは該命令を実行するために用いられ、通信インタフェースはプロセッサの制御下で、他のネットワーク要素と通信するために用いられる。該プロセッサが該メモリに記憶された命令を実行する場合、該実行によって、該プロセッサは第1の態様又は第1の態様のいずれかの可能な実施形態における方法を実行する。
【0031】
第6の態様にて提供される端末装置は、プロセッサと、メモリと、通信インタフェースとを含む。プロセッサはメモリ及び通信インタフェースに接続されている。メモリは命令を記憶するために用いられ、プロセッサは該命令を実行するために用いられ、通信インタフェースはプロセッサの制御下で、他のネットワーク要素と通信するために用いられる。該プロセッサが該メモリに記憶された命令を実行する場合、該実行によって、該プロセッサは第2の態様又は第2の態様のいずれかの可能な実施形態における方法を実行する。
【0032】
第7の態様にて提供されるコンピュータ可読媒体は、第1の態様又は第1の態様のいずれかの可能な実施形態における方法を実行するための命令を含むコンピュータプログラムを記憶するために用いられる。
【0033】
第8の態様にて提供されるコンピュータ可読媒体は、第2の態様又は第2の態様のいずれかの可能な実施形態における方法を実行するための命令を含むコンピュータプログラムを記憶するために用いられる。
【発明を実施するための形態】
【0035】
以下では本願の実施例における図面を参照しながら、本願の実施例における技術的解決手段を説明する。
【0036】
図1は、本願の実施例に適用しうる通信システムの概略図である。
図1に示すように、ネットワーク100は、ネットワーク装置102と端末装置104、106、108、110、112及び114とを含むことができ、ここで、ネットワーク装置と端末装置との間は無線を通じて接続されている。なお、
図1では、ネットワークが1つのネットワーク装置を含む場合を例にして説明するが、本願の実施例はこれに限定されるものではない。例えば、ネットワークはより多くのネットワーク装置をさらに含んでもよい。同様に、ネットワークはより多くの端末装置を含むことができ、且つネットワーク装置はその他の装置を含むこともできる。
【0037】
本願は、端末装置を結びつけ、各実施例を説明する。端末装置はまた、ユーザー機器(User Equipment、UE)、アクセス端末、ユーザーユニット、ユーザー局、移動局、移動台、遠隔局、遠隔端末、移動装置、ユーザー端末、端末、無線通信装置、ユーザーエージェント又はユーザー装置を指してもよい。アクセス端末は、セルラ電話、コードレス電話、セッション開始プロトコル(Session Initiation Protocol、SIP)電話、無線ローカルループ(Wireless Local Loop、WLL)ステーション、携帯情報端末(Personal Digital Assistant、「PDA」と略称する)、無線通信機能を備えるハンドヘルド装置、コンピューティング装置又は無線モデムに接続されたその他の処理装置、車載装置、ウェアラブル装置、将来の5Gネットワークにおける端末装置、又は将来の進化型公衆陸上モバイルネットワーク(Public Land Mobile Network、PLMN)ネットワークにおける端末装置などであってもよい。
【0038】
本願は、ネットワーク装置を結びつけ、各実施例を説明する。ネットワーク装置は、端末装置と通信するための装置であってもよく、該ネットワーク装置は、GSM又はCDMAにおける基地局(Base Transceiver Station、BTS)であってもよく、又はWCDMAシステムにおける基地局(NodeB、NB)であってもよく、又はLTEシステムにおける進化型基地局(Evolutional Node B、eNB又はeNodeB)であってもよく、又はクラウド無線アクセスネットワーク(Cloud Radio Access Network、CRAN)シーンにおける無線コントローラであってもよく、或いは該ネットワーク装置は、中継局、アクセスポイント、車載装置、ウェアラブル装置及び将来の5Gネットワークにおけるネットワーク装置又は将来の進化型PLMNネットワークにおけるネットワーク装置などであってもよい。
【0039】
5Gシステムのダウンリンク制御チャネルは少なくとも2種類があり、1つは共通制御チャネルであり、もう1つは端末装置構成(UE−specific)のダウンリンク制御チャネルである。共通制御チャネルは、全部又は一部の端末装置に幾つかの共通情報をブロードキャストするために用いられる。端末装置構成(UE−specific)のダウンリンク制御チャネルは、指定された端末装置に、例えばデータ伝送に関連する構成信号などのダウンリンク関連の制御情報を伝送するために用いられる。端末装置は、例えば、1つのスロット又はミニスロット(slot or mini−slot)のようなダウンリンク時間領域スケジューリングユニットにおいて、端末装置構成のダウンリンク制御情報を検出することによって、ネットワークからダウンリンクデータが伝送されるか否かを判断し、且つ関連構成信号を用いてダウンリンクデータを復調する。本願の実施例の技術的解決手段は、端末装置構成(UE−specific)のダウンリンク制御チャネルに適用しうる。
【0040】
4Gシステムと異なり、5Gシステムでは、1つのダウンリンク制御領域は、制御リソースセット(control resource set)とも呼ばれ、周波数領域においてシステム帯域幅全体をカバーせず、そのうちの一部の周波数領域リソースのみをカバーする。この領域は、周波数領域において連続的又は非連続的である幾つかの物理リソースブロック(Physical Resource Block、PRB)で構成されてもよい。これは、5Gシステムのカバレッジ帯域が非常に広い場合(特に高周波帯域にある場合)があり、このように、端末装置が全周波数帯域にわたって制御チャネルを検出するために大量の端末装置リソースを消費する必要があるからである。時間領域では、ダウンリンク制御領域も1つの時間領域スケジューリングユニット内における全てのOFDMシンボルで構成されるものではなく、1つ又は複数のOFDMシンボルで構成されるものである。一般的には、これらのOFDMシンボルはダウンリンク時間領域スケジューリングユニットの始めに位置する。設計上の考慮として、端末装置が制御信号を検出した後に、データチャネルの復調を完了する時間を十分に備えさせ、それにより幾つかのアプリケーションのニーズ、特に低遅延アプリケーションの要求を満たさせる。
図2はこのようなリソースセットを示す。
【0041】
普通の制御チャネルの伝送は、下記のようなステップによって実行される。即ち、制御信号は最後に巡回誤り訂正符号を付加し、続いて制御チャネルによって符号化され、変調され、前処理され(例えば伝送ダイバーシチ又はビームフォーミングを用いる)、さらに割り当てられた物理リソースで伝送される。
【0042】
制御チャネルの負荷が異なるため、符号化されたレートも異なり(チャネル品質及び誤りレート要求による)、1つのダウンリンク制御チャネルは、1つ又は複数の制御チャネル要素(control channel element、CCE)によって伝送することができ、例えば、1、2、4、8、…個の制御チャネル要素によって伝送され、これは制御チャネル要素アグリゲーションレベル(CCE aggregation level、CCE AL)とも呼ばれる。
図3に示すように、1つの制御チャネル要素は複数の制御リソースユニット(control resource unit)で構成されてもよく、1つの制御リソースユニットは周波数領域内における1つの物理リソースブロック(PRB)及び時間領域内における1つ(又は複数)のOFDMシンボルで構成された時間周波数リソース(time−frequency resource)であり、これは、制御チャネルの伝送に用いられる最小のリソースユニットと見なされる。
【0043】
1つのダウンリンク制御領域は複数の端末装置に共有されてもよく、それらのダウンリンク制御チャネルはいずれもこのダウンリンク制御領域で伝送されることを意味する。一般には、端末装置は、時間領域スケジューリングユニット内の対応するダウンリンク制御領域において検索し、ブラインド検出によって自身のダウンリンク制御チャネルを取得する必要がある。異なる端末装置のダウンリンク制御チャネルが同一のダウンリンク制御領域において衝突しないようにするために、各端末装置に送信するダウンリンク制御チャネルは、特定のリソース上で伝送される必要があり、端末装置も特定のリソース上で検索して、自身に属するダウンリンク制御チャネルをブラインド検出する必要がある。これらの特定のリソース及びその上で伝送される可能性のある異なるダウンリンク制御チャネル候補(control channel candidate)、例えば、同じ又は異なるCCE ALに基づく候補などは、端末装置ダウンリンク制御チャネルのサーチスペースと総称される。
【0044】
図4は、端末装置の同じ又は異なる制御チャネル要素アグリゲーションレベルに基づく異なるダウンリンク制御チャネル候補の例を示す。例えば、CCE AL=1に基づく候補は8つある可能性があり、例えば、CCE AL=2に基づく候補は4つある可能性があり、例えば、CCE AL=4に基づく候補は2つある可能性があり、例えば、CCE AL=8に基づく候補は1つある可能性がある。これらの候補の使用したリソースは、完全に重畳する可能性があり、一部重畳する可能性もあり、重畳しない可能性もある。端末装置にとって、それはネットワーク側がどの候補(同じ又は異なる制御チャネル要素アグリゲーションレベルに基づく候補を含む)を用いて制御チャネルを送信するかを知らないかもしれないため、それは全ての可能な候補のリソース上に、ブラインド検出によってそれに属する制御チャネルを検出する必要がある。全ての可能な候補にそれに属する制御信号が検出されないと、端末装置は、ネットワーク側が現在のスケジューリングユニットにおいて制御信号を送信していないと仮定するしかない。
【0045】
基準信号は、チャネル応答を推定するために用いられ、それにより制御チャネルの復調を助け、その設計の良否は、制御チャネルの性能及びシステム全体の性能に直接関係する。これに鑑みて、本願は、基準信号の設計方案を提供し、それによりシステムの性能を向上させる。
【0046】
図5は、本願の一実施例による信号の伝送方法500の概略フローチャートを示す。該方法500は、ネットワーク装置、例えば、
図1におけるネットワーク装置102により実行される。
図5に示すように、該方法500は、
周波数領域で連続した2つのリソースエレメントREである複数組のリソース組を含む、制御チャネルに必要な基準信号の時間周波数リソースを確定するS510と、
該基準信号の時間周波数リソースによって、該基準信号を送信するS520とを含む。
【0047】
本願の実施例では、基準信号の時間周波数リソースは、周波数領域で連続した2つのリソースエレメント(Resorce Element、RE)を複数組使用する。このように、隣接した基準信号によってチャネル推定の効果を高めることができ、それによりシステムの性能を向上させることができる。
【0048】
選択的には、該基準信号の時間周波数リソースは、1つの制御チャネルリソースユニット内に2組の該リソース組を含むこととしてもよい。
【0049】
選択的には、該2組の該リソース組の間は、4つのREによって分離されていることとしてもよい。
【0050】
1つの制御チャネルリソースユニットが周波数領域で1つのPRBであるため、合せて12個のリソースエレメントがあり、基準信号を伝送するための4つのリソースエレメントを除き、制御信号を伝送するためのリソースエレメントが合計8つある。
【0051】
選択的には、該基準信号の時間周波数リソースの1つの制御チャネルユニット内における位置は、制御チャネル候補の位置及び制御チャネル候補に占有された制御チャネルユニットの数とは無関係であることとしてもよい。
【0052】
すなわち、異なる制御チャネル候補、及び異なる制御チャネル要素アグリゲーションレベルに対して、同じ基準信号を使用することができる。
【0053】
選択的には、一実施例において、複数の端末装置に対して、該基準信号の時間周波数リソースは、構成が位置している制御チャネルリソースユニットに従って、システム帯域幅内における第1の制御領域内において、先に周波数領域、次いで時間領域の方式でマッピングする。
【0054】
例えば、先に周波数領域、次いで時間領域の該方式は、
先に周波数領域に沿って、該第1の制御領域内における1番目の直交周波数分割多重OFDMシンボルをマッピングし、次いで該第1の制御領域内における次のOFDMシンボルをマッピングすることを含む。
【0055】
例えば、
図6に示すように、該第1の制御領域は1つ又は複数のOFDMシンボルを含むことができ、制御チャネル要素のマッピングは先に周波数領域に沿って、次いで時間領域に沿って行われる(複数のOFDMシンボルがある場合である)。
【0056】
先に周波数領域、次いで時間領域の方式を用いる場合、同じ端末装置の該基準信号の時間周波数リソースは、1つのOFDMシンボルに位置することができる。
【0057】
例えば、先に周波数領域、次いで時間領域の方式を用いる場合、基準信号は
図7〜
図9に示した設計を用いることができる。
【0058】
同じ端末に割り当てられた制御チャネルリソースユニット内における隣接した基準信号を用いればチャネル推定の効果を高めることができる。
【0059】
制御チャネルの同じ又は異なる制御チャネル要素アグリゲーションレベルに基づく異なる候補が重畳した検索スペースを用いるため、同じ制御チャネルリソースユニット内における基準信号リソース上に推定されたチャネル応答は、端末に異なる制御チャネル要素アグリゲーションレベルに基づく候補が行われているブラインド検出に用いられることが可能であり、このように基準信号リソース上に推定されたチャネル応答を多重化し、端末装置のチャネル推定の複雑さを軽減させることができる。
【0060】
隣接した2つの周波数領域リソースを基準信号リソースとして、2ポートの基準信号をサポートし、異なるポートリソースの多重化をサポートすることができる。基準信号にはビームフォーミングなどの前処理をすることができる。
【0061】
本願の実施例の基準信号は、ビームフォーミング(beamforming)システムに用いられる。選択的には、隣接したビーム内における基準信号間の衝突を低減させ、チャネル推定の品質を保証するために、隣接したビーム基準信号位置の間に一定のシフトがあることとしてもよい。
【0062】
図7〜
図9は、3種類の異なるシフト基準信号モードを示しており、異なるシフト基準信号モードの基準信号位置間にそれぞれ2つのリソースエレメントのシフトがあるが、本願の実施例はこれを限定しない。これらの異なるシフト基準信号モードは異なるビーム上に用いられると、異なるビーム上における対応する基準信号位のn間にそれぞれ2つのリソースエレメントのシフトがあることを意味し、このように基準信号間の衝突を回避する。
【0063】
選択的には、隣接したビームが異なる端末装置に該基準信号を送信する場合、該隣接したビームに対して、該基準信号の時間周波数リソース位置の間にシフトがある。
【0064】
この場合、選択的には、異なるビームに対して、該基準信号の時間周波数リソース位置のシフトは、少なくともビームシーケンス番号によって確定される。
【0065】
例えば、下記のような方式によって確定することができる。
シフト基準信号モードのシーケンス番号(例えば、0、1、N−1)=ビームシーケンス番号mod(N)であり、ここでNは可能なシフト基準信号モードの数である(上記のように3である)。
【0066】
選択的には、隣接したビームが連携伝送のモードによって同じ端末装置に該基準信号を送信する場合、該隣接したビームに対して、該基準信号の時間周波数リソース位置は同じである。
【0067】
この場合、選択的には、異なる端末装置に対して、該基準信号の時間周波数リソース位置のシフトは、少なくとも端末装置の無線ネットワークの一時的識別子RNTIによって確定される。
【0068】
例えば、下記の方式によって確定することができる。
シフト基準信号モードのシーケンス番号(例えば、0、1、N−1)=RNTI mod(N)であり、ここでNは可能なシフト基準信号モードの数である(上記のように3である)。
【0069】
選択的には、他の実施例では、複数の端末装置に対して、該基準信号の時間周波数リソースは、構成が位置している制御チャネルリソースユニットに従って、システム帯域幅内における第1の制御領域内において、先に時間領域、次いで周波数領域の方式でマッピングする。
【0070】
例えば、先に時間領域、次いで周波数領域の該方式は、
先に時間領域に沿って、該第1の制御領域内における1番目の物理リソースブロックPRB上のOFDMシンボルをマッピングし、次いで該第1の制御領域内における次のPRB上のOFDMシンボルをマッピングすることを含む。
【0071】
例えば、
図10に示すように、該第1の制御領域は1つ又は幾つかのOFDMシンボルを含むことができ、制御チャネル要素のマッピングは、先に時間領域に沿って1つの物理リソースブロックで、次いで周波数領域に沿って次の物理リソースブロックに移行して行われる。
【0072】
選択的には、先に周波数領域、次いで時間領域の方式を用いる場合、同じPRBの隣接したOFDMシンボルに対して、該基準信号の時間周波数リソース位置の間にシフトがある。
【0073】
例えば、先に時間領域、次いで周波数領域の方式を用いる場合、基準信号は
図11〜
図15に示した設計を用いることができる。
【0074】
選択的には、同じ物理リソースブロックの隣接したOFDMシンボル上における基準信号リソース間には1つ又は複数のリソースエレメントのシフトがあることが可能であり、このようにチャネル推定の補間をより容易にする。
図11において、このシフトは2つのリソースエレメントであり、このように少なくとも2つの制御チャネルのリソースエレメントが周波数領域で連続することを維持し、空間周波数ブロックコード(Space Frequency Block Code、SFBC)に基づく送信ダイバーシチ(このような伝送方式はペアリングされたSFBCリソースが周波数領域で連続することが望ましい)を支持しやすい。
図12において、隣接したOFDMシンボル上における基準信号リソース間のシフトは3つのリソースエレメントである。本願の実施例はシフトしたリソースエレメントの数を限定しない。
【0075】
隣接したOFDMシンボル上の同じ端末に割り当てられた制御チャネルリソースユニット内における基準信号を用いればチャネル推定の効果を高めることができる。各制御チャネルリソースユニット(1つの物理リソースブロック及び1つのOFDMシンボルの時間周波数リソース)には、いずれも基準信号を含み、自身のチャネル推定を独立に完了することができ、同時に隣接するリソースユニットの基準信号によってチャネルの推定品質を高めることができる。このような設計は、属する制御リソースユニットの数の変化に従って変化せず、複雑すぎる設計及び不必要な構成シグナリングを回避し、端末装置のチャネル推定の複雑さを軽減させる。
【0076】
制御チャネルの同じ又は異なる制御チャネル要素アグリゲーションレベルに基づく異なる候補は重畳したリソースを用いるため、同じ制御チャネルリソースユニットに含まれた基準信号から推定されたチャネル応答は、端末装置による異なる制御チャネル候補のブラインド検出に用いることができ、端末装置のチャネル推定の複雑さを大幅に軽減させる。
【0077】
隣接した2つの周波数領域リソースを基準信号リソースとして、2ポートの基準信号をサポートし、異なるポートリソースの多重化をサポートすることができる。基準信号にはビームフォーミングなどの前処理を加えることができる。
【0078】
前述した実施例と似たように、本実施例においても、隣接したビーム基準信号間の相互影響(例えば、干渉)を考慮し、シフトの設計により、干渉を低減することができる。
図13〜
図15は3種類の異なるシフト基準信号モードであり、異なるシフト基準信号モード間における基準信号位置の間において、それぞれ2つのリソースエレメントのシフトがあるが、本願の実施例はこれを限定するものではない。これらのシフト基準信号モードが異なるビーム上に用いられる場合、異なるビーム上の対応する基準信号位置間にそれぞれ2つのリソースエレメントのシフトがあることを意味する。シフトの確定方式については、前述した実施例を参照することができ、簡潔にするために、ここでは詳細な説明を省略する。
【0079】
選択的には、異なるOFDMシンボル数の制御領域に対して、該基準信号の時間周波数リソースは、少なくとも制御領域の最初及び最後のOFDMシンボルを占有する。
【0080】
例えば、
図16〜
図18に示すように、サイズの異なる制御領域に対して、同じ数のOFDMシンボル上で基準信号を送信することができ、例えば、制御領域の最初及び最後のOFDMシンボル上で基準信号を送信することができ、このようにチャネル推定を行う場合に補間しやすい。
図16に示した設計の実施例と比べ、
図17に示した設計の実施例は3つのOFDMシンボルを有する制御信号に対するリソースセットであり、この設計の実施例は2番目のシンボル上で基準信号を伝送せず、
図18に示した設計の実施例は4つのOFDMシンボルを有する制御信号に対するリソースセットであり、この設計の実施例は2番目及び3番目のシンボル上で基準信号を伝送しない。
【0081】
選択的には、ネットワーク装置は、制御領域リソースブロックのシーケンス番号、端末装置のRNTI、ビームシーケンス番号、又は仮想識別子のうちの少なくとも1つに基づいて、該基準信号のシーケンスを生成することができる。
【0082】
ここで、制御領域リソースブロックのシーケンス番号(control region PRB index)は、制御領域に基づいて確立されたシーケンス番号であってもよく、制御領域のシステム帯域幅全体における絶対シーケンス番号であってもよく、制御チャネルの伝送はビームのシーケンス番号を用いて、複数のビームが同時に連携伝送を行う場合、1つの仮想ビームシーケンス番号を用いることができる。
【0083】
このように生成した基準信号シーケンスは、
隣接したビーム間の干渉を軽減させる機能、
ビーム間の連携伝送をサポートする機能、
隣接したビーム又はマルチユーザーマルチ入力マルチ出力(Multi−User Multiple−Input Multiple−Output、MU−MIMO)のような異なる端末装置間の基準信号の干渉を低減させる機能を有する。
【0084】
選択的には、ネットワーク装置は、該基準信号の時間周波数リソースの位置情報を含む基準信号の構成情報をさらに送信することができる。
【0085】
このように、端末装置は、該基準信号の構成情報に基づいて、基準信号の時間周波数リソースを確定することができる。
【0086】
選択的には、該基準信号の構成情報は、該基準信号のシーケンス情報をさらに含むこととしてもよい。
【0087】
以上では、ネットワーク装置側から本願の実施例による信号の伝送方法を説明し、以下では、端末装置側から本願の実施例による信号の伝送方法を説明する。
【0088】
図19は、本願の実施例による信号の伝送方法1900の概略フローチャートを示す。該方法1900は、端末装置、例えば、
図1における端末装置による実行される。
図19に示すように、該方法1900は、
周波数領域で連続した2つのリソースエレメントREである複数組のリソース組を含む、制御チャネルに必要な基準信号の時間周波数リソースを確定するS1910と、
該基準信号の時間周波数リソースによって、該基準信号を受信するS1920と、
該基準信号に基づいて、該制御チャネルを復調するS1930とを含む。
【0089】
選択的には、端末装置は、ネットワーク装置から送信された、該基準信号の時間周波数リソースの位置情報を含む基準信号の構成情報を受信でき、
該基準信号の構成情報に基づいて、該基準信号の時間周波数リソースを確定する。
【0090】
選択的には、該基準信号の構成情報は、該基準信号のシーケンス情報をさらに含むこととしてもよい。
【0091】
なお、本願の実施例では、ネットワーク装置側から説明した基準信号の設計、及びネットワーク装置と端末装置との間のインタラクション及び関連性、機能などは端末装置側からの説明に対応し、簡潔にするために、ここでは詳細な説明を省略する。
【0092】
なお、本願の様々な実施例では、上記各プロセスのシーケンス番号は実行順序を示すものではなく、各プロセスの実行順序はその機能及び内部ロジックによって確定されるべきであり、本願の実施例による実施プロセスを何らか限定すべきでない。
【0093】
以上では、本願の実施例による信号の伝送方法について詳細に説明し、以下では、本願の実施例によるネットワーク装置及び端末装置について説明する。なお、本願の実施例によるネットワーク装置及び端末装置は前述した本願の実施例による様々な方法を実行することができ、すなわち、以下の様々な装置の具体的な作業プロセスは、前述した方法例における対応するプロセスを参照することができる。
【0094】
図20は、本願の一実施例によるネットワーク装置2000の概略ブロック図を示す。
図20に示すように、該ネットワーク装置2000は、
周波数領域で連続した2つのリソースエレメントREである複数組のリソース組を含む、制御チャネルに必要な基準信号の時間周波数リソースを確定するための処理モジュール2010と、
該基準信号の時間周波数リソースによって、該基準信号を送信するための送受信モジュール2020とを含む。
【0095】
選択的には、該基準信号の時間周波数リソースは、1つの制御チャネルリソースユニット内に2組の該リソース組を含むこととしてもよい。
【0096】
選択的には、該2組の該リソース組の間は、4つのREによって分離されていることとしてもよい。
【0097】
選択的には、複数の端末装置に対して、該基準信号の時間周波数リソースは、構成が位置している制御チャネルリソースユニットに従って、システム帯域幅内における第1の制御領域内において、先に周波数領域、次いで時間領域の方式でマッピングする。
【0098】
選択的には、先に周波数領域、次いで時間領域の該方式は、
先に周波数領域に沿って、該第1の制御領域内における1番目の直交周波数分割多重OFDMシンボルをマッピングし、次いで該第1の制御領域内における次のOFDMシンボルをマッピングすることを含む。
【0099】
選択的には、同じ端末装置の該基準信号の時間周波数リソースは、1つのOFDMシンボルに位置する。
【0100】
選択的には、複数の端末装置に対して、該基準信号の時間周波数リソースは、構成が位置している制御チャネルリソースユニットに従って、システム帯域幅内における第1の制御領域内において、先に時間領域、次いで周波数領域の方式でマッピングする。
【0101】
選択的には、先に時間領域、次いで周波数領域の該方式は、
先に時間領域に沿って、該第1の制御領域内における1番目の物理リソースブロックPRB上のOFDMシンボルをマッピングし、次いで該第1の制御領域内における次のPRB上のOFDMシンボルをマッピングすることを含む。
【0102】
選択的には、同じPRBの隣接するOFDMシンボルに対して、該基準信号の時間周波数リソース位置の間にシフトがある。
【0103】
選択的には、異なるOFDMシンボル数の制御領域に対して、該基準信号の時間周波数リソースは、少なくとも制御領域の最初及び最後のOFDMシンボルを占有する。
【0104】
選択的には、隣接するビームが異なる端末装置に該基準信号を送信する場合、該隣接するビームに対して、該基準信号の時間周波数リソース位置の間にシフトがある。
【0105】
選択的には、異なるビームに対して、該基準信号の時間周波数リソース位置のシフトは、少なくともビームシーケンス番号によって確定される。
【0106】
選択的には、隣接したビームが連携伝送のモードによって同じ端末装置に該基準信号を送信する場合、該隣接したビームに対して、該基準信号の時間周波数リソース位置は同じである。
【0107】
選択的には、異なる端末装置に対して、該基準信号の時間周波数リソース位置のシフトは、少なくとも端末装置の無線ネットワークの一時的識別子RNTIによって確定される。
【0108】
選択的には、該基準信号の時間周波数リソースの1つの制御チャネルユニット内における位置は、制御チャネル候補の位置及び制御チャネル候補に占有された制御チャネルユニットの数とは無関係である。
【0109】
選択的には、該処理モジュール2010は、
制御領域リソースブロックのシーケンス番号、端末装置のRNTI、ビームシーケンス番号、又は仮想識別子のうちの少なくとも1つに基づいて、該基準信号のシーケンスを生成するためにさらに用いられる。
【0110】
選択的には、該送受信モジュール2020は、該基準信号の時間周波数リソースの位置情報を含む基準信号の構成情報を送信するためにさらに用いられる。
【0111】
選択的には、該基準信号の構成情報は、該基準信号のシーケンス情報をさらに含む。
【0112】
本願の実施例によるネットワーク装置2000は、本願の実施例による信号の伝送方法におけるネットワーク装置に対応でき、そのうちの各モジュールの上記及びその他の操作及び/又は機能は、それぞれ前述した各方法の相応のフローを実現するためであり、簡潔にするために、ここでは詳細な説明を省略する。
【0113】
図21は、本願の実施例による端末装置2100の概略ブロック図を示す。
図21に示すように、該端末装置2100は、
周波数領域で連続した2つのリソースエレメントREである複数組のリソース組を含む、制御チャネルに必要な基準信号の時間周波数リソースを確定するための処理モジュール2110と、
該基準信号の時間周波数リソースによって、該基準信号を受信するための送受信モジュール2120とを含み、
該処理モジュール2110は、該基準信号に基づいて、該制御チャネルを復調するためにさらに用いられる。
【0114】
選択的には、該送受信モジュール2120は、ネットワーク装置から送信された、該基準信号の時間周波数リソースの位置情報を含む基準信号の構成情報を受信するためにさらに用いられる。
【0115】
該処理モジュール2110は、具体的には、該基準信号の構成情報に基づいて、該基準信号の時間周波数リソースを確定するために用いられる。
【0116】
選択的には、該基準信号の構成情報は、該基準信号のシーケンス情報をさらに含む。
【0117】
本願の実施例による端末装置2100は、本願の実施例による信号の伝送方法における端末装置に対応でき、且つ端末装置2100における各モジュールの上記及びその他の操作及び/又は機能は、それぞれ前述した各方法の相応のフローを実現するためであり、簡潔にするために、ここでは詳細な説明を省略する。
【0118】
図22は、本願のさらに他の実施例によるネットワーク装置の構成を示し、少なくとも1つのプロセッサ2202(例えば、CPU)、少なくとも1つのネットワークインタフェース2205又は他の通信インタフェース、及びメモリ2206を含む。これらの部材間は通信可能に接続される。プロセッサ2202は、メモリ2206に記憶されたコンピュータプログラムのような実行可能モジュールを実行するために用いられる。メモリ2206は、高速ランダムアクセスメモリ(RAM:Random Access Memory)を含む可能性があり、少なくとも1つのディスクメモリのような不揮発性メモリ(non−volatile memory)を含む可能性もある。少なくとも1つのネットワークインタフェース2205(有線でも無線でもよい)によって少なくとも1つの他のネットワーク要素との間の通信接続を実現する。
【0119】
幾つかの実施形態では、メモリ2206はプログラム22061を記憶しており、プロセッサ2202はプログラム22061を実行し、前述した本願の様々な実施例における方法を実行するために用いられる。
【0120】
図23は、本願のさらに他の実施例による端末装置の構成を示し、少なくとも1つのプロセッサ2302(例えば、CPU)、少なくとも1つのネットワークインタフェース2305又は他の通信インタフェース、及びメモリ2306を含む。これらの部材間は通信可能に接続される。プロセッサ2302は、メモリ2306に記憶されたコンピュータプログラムのような実行可能モジュールを実行するために用いられる。メモリ2306は、高速ランダムアクセスメモリ(RAM:Random Access Memory)を含む可能性があり、少なくとも1つのディスクメモリのような不揮発性メモリ(non−volatile memory)を含む可能性もある。少なくとも1つのネットワークインタフェース2305(有線でも無線でもよい)によって少なくとも1つの他のネットワーク要素との間の通信接続を実現する。
【0121】
幾つかの実施形態では、メモリ2306はプログラム23061を記憶しており、プロセッサ2302はプログラム23061を実行し、前述した本願の様々な実施例における方法を実行するために用いられる。
【0122】
なお、本願の実施例における具体例は、当業者に本願の実施例をよりよく理解させるためのものであり、本願の実施例の範囲を限定するものではない。
【0123】
なお、本願の実施例において、「及び/又は」という用語は関連対象の関連関係のみを説明し、3つの関係が存在できることを示す。例えば、A及び/又はBは、Aが単独に存在し、A及びBが同時に存在し、そしてBが単独に存在するという3つの状況を示すことができる。また、本明細書において、「/」という文字は、常に前後の関連対象が「又は」という関係であることを示す。
【0124】
当業者であれば、理解できるように、本明細書に開示した実施例の説明した様々な実施例のユニット及びアルゴリズムステップを組み合わせて、電子ハードウェア、コンピュータソフトウェア、又はその両方の組み合わせで実現することができ、ハードウェアとソフトウェアとの互換可能性を明確に説明するために、上記説明において、機能に応じて各実施例の構成及びステップを一般的に説明する。これらの機能がハードウェアで実行されるかソフトウェアで実行されるかは、技術的解決手段の特定の応用及び設計上の制約条件によって決められる。当業者は、各特定の応用について異なる方法を用いて前述した機能を実施することができるが、そのような実現は本願の範囲を超えると見なされるべきではない。
【0125】
当業者であれば、明確に理解できるように、説明の利便性及び簡潔さのために、上記説明したシステム、装置及びユニットの具体的な作業プロセスは、前述した方法例における対応するプロセスを参照することができ、ここでは詳細な説明を省略する。
【0126】
本願が提供した幾つかの実施例では、披露されたシステム、装置及び方法はその他の方式でも実現できる。例えば、以上で説明した装置の実施例は単なる例示的なものであり、例えば、前記ユニットの分割は、単なる論理機能の分割であり、実際に実現する際には他の分割方式が可能であり、例えば複数のユニット又は構成要素は結合し、又は他のシステムに集積でき、又は幾つかの特徴は無視してもよく、又は実行しないようにすることができる。また、図示又は検討した相互間の結合、又は直接結合、又は通信接続は、幾つかのインタフェース、装置、又はユニットの間接結合、又は通信による接続であってもよく、電気、機械、又はその他の形式の接続であってもよい。
【0127】
分離部材として説明した前記ユニットは、物理的に分離しても、或いは分離しなくてもよく、ユニットとして表示された部材は物理ユニットであっても、又は物理ユニットでなくてもよく、すなわち同一の箇所に位置することができ、又は複数のネットワークユニットに配置することもできる。実際の必要に応じて、その一部又は全てのユニットを選択して、本願の実施例の手段の目的を実現できる。
【0128】
なお、本願の各実施例における各機能ユニットは、同一の処理ユニットに集積することができ、各ユニットは独立して物理的に実在することもでき、2つ、或いは2つ以上のユニットを1つのユニットに集積することもできる。集積した上記ユニットは、ハードウェアの形式で実現でき、ソフトウェア機能ユニットの形式による実現も可能である。
【0129】
集積した前記ユニットは、ソフトウェア機能ユニットの形式で実現し、且つ独立した製品として販売又は使用する際、1つのコンピュータ読み取り可能な記憶媒体に記憶させることができる。このような理解に基づいて、本願の技術的解決手段を本質的に、又は従来技術に対する貢献部分を、又は該技術的解決手段の全て又は一部を、ソフトウェア製品の形式で示すことができ、該コンピュータソフトウェア製品は1つの記憶媒体に記憶され、それは1台のコンピュータ装置(パーソナルコンピュータ、サーバ、又はネットワーク装置などであってもよい)が、本願の各実施例における前記方法のステップの全て又は一部を実行するための複数の命令を含む。前述の記憶媒体は、フラッシュメモリー、モバイルハードディスク、読み出し専用メモリ(ROM、Read−Only Memory)、ランダムアクセスメモリ(RAM、Random Access Memory)、磁気ディスク又は光ディスクなどのプログラムコードを記憶することができる種々の媒体を含む。
【0130】
以上に記述されたのは、本願の具体的な実施形態に過ぎず、本願の保護範囲はこれに限定されるものではなく、当業者であれば、本願に披露された技術的範囲内で、様々な同等効果の修正又は置換を容易に想到し得る。これらの修正又は置換は、いずれも本願の範囲内に含まれるべきである。従って、本願の保護範囲は特許請求の保護範囲に準じるものとする。