【実施例】
【0066】
実施例1〜19
表面積55平方メートル毎グラム、細孔容積0.30立方センチメートル毎グラム(Hg)である直径1.6mmの押出成形物の形態にある単斜晶ジルコニアの130立方センチメートル(155.79g)のアリコートを、コーティングドラムに装入した。次いで、Cu(NO
3)
2・3H
2O(31.84グラム)、HReO
4の76.5重量パーセント溶液(2.95グラム)およびZn(NO
3)
2・6H
2O(7.62グラム)を十分な脱イオン水と一緒に含む溶液(40ml)を調製した(これらの数値は材料の重量および吸水による細孔容積を基準とすることを理解すべきである)。30分間に亘り、コーティングドラム内でジルコニア押出成形物を転動させながらこの溶液を吹き付けた。噴霧機および溶液の容器を脱イオン水(約6ml)で濯ぎ、濯ぎ水も同様にジルコニア上に吹き付けた。結果として得られたincipient wetnessの固体をさらに30分間転動させた後
、80℃の真空オーブン(圧力75torr)で16時間乾燥させた。比較のため、他の触媒には異なる量のCu、ReおよびZnを使用し、同じ製造業者からの同じジルコニア担体上および数種の炭素担体上に担持させ、基本的に同じ方法で調製した。但し、炭素担体に含浸させるための金属塩用溶媒は、一部の炭素担体の疎水性を克服するためにイソプロパノールを25〜50パーセント含有させた(表1に含まれない後続の実施例は、明記しない限り、イソプロパノールの使用を含まないものとした)。同様に、幾つかの例においては、複数の溶液を用いて逐次含浸することにより金属を担体に取り込ませた。この種の例の1つにおいては、硝酸亜鉛溶液を担体に吹き付けた後、乾燥させ、5% H
2/95% N
2中、250℃で4時間還元した。次いで、硝酸銅−過レ二ウム酸混合物を含浸させ、乾燥させ、充填し、次の段落に記載するようにin situで還元した。他のこの種の
例においては、まず担体に過レニウム酸溶液を含浸させた後、乾燥させ、5% H
2/95% N
2中、250度で4時間還元し、次いで硝酸銅−硝酸亜鉛の混合物の溶液を含浸させ、乾燥させ、充填し、同じく後述するようにin situで還元した。
【0067】
これらの触媒をそれぞれ30立方センチメートルの反応器に充填した。充填された触媒を次に示す手順に従い水素5パーセントを通気して還元した:水素気流中、2℃毎分で200℃まで昇温し、6時間保持;次いで250℃まで2℃毎分で昇温し、250度で16〜20時間保持;次いで水素気流を維持したまま60℃まで冷却。次いでこうして調製された触媒を、様々な圧力(水素供給による)、様々な反応温度、様々な水素流量および様々な液空間速度(80重量パーセントのグリセロール水溶液の供給による)を用いて評価した。反応圧を水素で設定し、水(LHSV 1〜2hr
−1)で4〜16時間洗浄し、グリセロール/水溶液供給原料に切り替え、反応器温度を所望の温度まで5℃毎分で上昇させた。液体試料を定期的にHPLCおよびGCで分析した。
【0068】
結果を次の表1に示す。C−1、C−2、C−3等は異なる炭素担体を示す。
【0069】
【表1】
【0070】
実施例20
5% Cu、1% Reおよび1% Znを同じ単斜晶ジルコニア担体上に担持させた触媒を実施例1〜19に記載したように調製し、30立方センチメートルの反応器に充填し、評価を行うために還元した。本実施例および後続の全ての実施例については実施例1〜19に用いた還元方法を若干改変した方法を用いた。
【0071】
より詳細には、本実施例および後続の実施例に関しては、充填した触媒を次の手順に従い還元した:1000ml/minの5%水素気流中、2℃毎分で250℃まで昇温した
後、1時間保持;次いで100%水素に切り替え、さらに250℃での保持を3時間継続;次いで水素気流を維持したまま60℃に冷却。冷却後、反応器を適切な圧力に加圧し、水素気流を1000ml/minとし、脱イオン水の流通をLHSV 1hr
−1で開始する。16時間後、脱イオン水をグリセロール含有供給原料に切り替え、流通を4時間継続した後、反応器を所望の反応温度に加熱する。
【0072】
本実施例における触媒の評価に用いた具体的な反応条件は、反応温度210℃、圧力12.4MPa、ゲージ圧(1800psig)、LHSV 0.7hr
−1、水素流量2000立方センチメートル毎分(標準温度及び圧力状態)とした。運転を6480時間行う間に定期的に試料を採取した。運転中の指定した異なる期間における結果の平均値を次の表2に示す。
【0073】
【表2】
【0074】
比較例1
実施例20に報告した運転の過程において、他のグリセロール水素化分解触媒プロセスに関し報告したポリオール副生成物について分析を行った。同時に、Werpyらに付与され
た米国特許第6,479,713号の30立方センチメートルの流動床反応器の実施例に使用された種類のNi/Re炭素担持触媒を使用し、米国特許第6,479,713号において特定された好ましい条件下におけるポリオール副生成物の生成に関し評価した。これらの2種類の触媒に関する結果を次の表3に示す。選択性は全て選択率(モルパーセント)で報告する。
【0075】
【表3】
【0076】
比較例2および3
水蒸気賦活および酸洗浄された直径0.8mmのペレット形態にある市販の押出成形炭素(Norit ROX 0.8活性炭)上に10% Cu、1% Reおよび2% Znを担持
した触媒を調製し、30立方センチメートルの反応器に充填し、実施例20と同様にして評価を行うために還元を行った。
【0077】
この炭素は、グリセロール水素化分解用Ni/Re触媒の担体として良好な活性を示すと共に、a)平均14.7MPa(平均1500グラム毎平方ミリメートル)の単一ペレット圧壊強度(1ミリメートルのTA−45切断用(incisor)ナイフブレードを取り付
けたTA XTPlus(登録商標)Texture Analyzer(Texture Technologies Corporation,Hamilton,MA)を用いて、押出成形されたペレットをその断面方向に劈開することにより
測定)を有し;b)同じTexture Technologies XTPlus(登録商標)Texture Analyzerに
TA−49円形プランジャおよび単一のボールベアリングを取り付け、50mLのメスシリンダー内の炭素(約49mL)に3.5MPaの荷重を30分間に亘り印加して、40メッシュ(420μm)のASTM篩を通過する微粉が3.7パーセントしか生成しないバルク圧壊強度を有し;およびc)ASTM D4058に準拠する摩耗による質量損失が5.3重量パーセントである、ことを特徴とする良好な機械的安定性を有していた。
【0078】
ASTM D4058には、まず試験に供する材料を優しく扱いながら分割または四分割することにより代表的な試料約110グラムを取得し、次いでこの試料をNo.20(850μm)のASTM篩で丁寧に篩過し、予備篩過した試料を広口容器(0.01g単位で風袋消去)に移し、次いでこの活性炭試料を190℃の空気中で4時間乾燥させることが規定されている(しかしながら、本発明者らは、燃焼防止のために炭素担体を120℃で乾燥させた)。乾燥させた試料を、新たに再生(220〜260℃)したモレキュラーシーブを乾燥剤として使用してデシケーター内で少なくとも30分間冷却し、冷却した炭素100グラム(0.01g単位で秤量)を、デシケーターから、内径254mm、長さ152mmの蓋付き円筒形試験容器(円筒形試験容器の長さ方向に延在する高さ51mmの真っ直ぐな邪魔板を有する)に移し替える。60±5rpmで1800回転させた後、邪魔板が最上部にくるまで円筒形試験容器を回転させ、円筒形試験容器をゴムハンマーで数回叩くことにより、摩耗によって生じた微粉を円筒形試験容器の底に集める。No.20のASTM篩上で円筒形容器の中身を空にし、篩の上で微細毛ブラシを使用して円筒形試験容器および蓋をきれいにする。篩を手で優しく揺らして、篩の下に敷いたパンに微粉を回収し、最初に行った方法と同様の方法で乾燥させた後、0.1g単位で秤量し、デシケーターから円筒形試験容器に移した炭素の重量と比較することにより、摩耗による質量損失数(attrition mass loss number)を測定する。
【0079】
但し、この炭素は、アルカリ金属含有量およびその表面酸素官能基濃度という観点では、未改質の(本来の)ナトリウム含有量である1282mg/kgおよびカリウム含有量367mg/kgを有しており、昇温脱離法による表面酸素官能基濃度は489μmol/gであった(二酸化炭素を脱離する官能基114μmol/gおよび一酸化炭素を脱離する官能基375μmol/gに分布している)。
【0080】
反応条件は、反応温度を213℃、圧力を12.7MPa、ゲージ(1847psig)、LHSVを0.5hr
−1、水素流量を2000立方センチメートル毎分(標準温度及び圧力状態)とすることにより、水素:グリセロール供給モル比を43:1とした。
【0081】
40時間運転した後に変換されたグリセロールは僅か7.3パーセントであり、プロピレングリコールの選択率は95.7%であり、対応するプロピレングリコールの収率は5.8%であった。次いで同じ触媒を用いて2回目の運転を実施した。触媒活性の増大を試みて温度を232℃に昇温し、圧力を4.5MPa、ゲージ(650psig)、LHSVを0.5hr
−1とし、水素:グリセロール供給比は同じく43:1としたところ、グリセロールの転化率は55.9パーセントとなったが、プロピレングリコールの選択率は86.2パーセントに低下し、所望のプロピレングリコール生成物の収率は39.8パーセントとなった。
【0082】
実施例21〜23
実施例20で使用したものと同じ30立方センチメートルの反応器内で同一手順に従い評価を行うために一連の触媒を調製した。各触媒は、担体として同じROX 0.8押出成形炭素上に10% Cu、1〜2% Reおよび2% 亜鉛を担持させて使用した。但し、炭素担体に異なる予備処理を施した。
【0083】
一例においては、押出成形ペレット(100mL)を500mLのビーカーに加え、次いで過酸化水素溶液(200mL)を室温で約30分間かけてゆっくりと加えることによって、炭素を過酸化水素の30パーセント水溶液を用いて液相中で酸化した。次いで混合物をマグネチックスターラーで1時間撹拌した。加熱は行わず、温度の監視および制御は行わなかった。次いでこの炭素を、焼結ガラスフリット付きブフナー漏斗を用いて吸引濾過し、濾過した押出成形物を室温の脱イオン水(100mL)で5回洗浄した。浅型のパンに入れて125℃の強制空気循環型オーブンで乾燥させ、試料を分析したところ、表面酸素官能基の総濃度が489μmol/gから968μmol/gに増加していることが示された(うち248μmol/gは二酸化炭素を脱離する官能基に付随するものであり、720μmol/gは一酸化炭素を脱離する官能基に付随するものであった)。
【0084】
他の例においては、2.5重量パーセントの水酸化カリウム(200mL)をビーカー内で室温下に30分間撹拌しながら押出成形物と合一することによって、新たに取り分けた(another portion)炭素を水酸化カリウム溶液形態にあるアルカリ金属源を用いて液
相中で処理した。次いで押出成形物を20μmのフィルタで吸引濾過し、浅型のパンに入れて同じ125℃の強制空気循環型オーブン内で一夜乾燥させた。
【0085】
他の例においては、水冷した冷却器を取り付けた250mL容の丸底フラスコをシリコーン油浴に浸け、押出成形炭素(100mL)を5Mの硝酸(100mL)と合一することにより炭素をまず硝酸水溶液の液相中で酸化させた。混合物を撹拌しながら105℃に加熱し、220分間反応させた。次いでフラスコを油浴から取り出して室温まで放冷した後、内容物を焼結ガラスフリット付きブフナー漏斗で吸引濾過した。濾過した押出成形物を室温の脱イオン水(100mL)で5回洗浄し、乾燥および分析用に取り分け、次いで残りの押出成形物を直前に記載した方法と同様にして水酸化カリウムに曝露することにより処理した。
【0086】
硝酸による酸化および水酸化カリウム処理を順に行うことにより、表面含酸素官能基の総濃度が489μmol/gから5056μmol/gへと増加した(うち2092μmol/gは二酸化炭素を脱離する官能基に付随し、2964μmol/gは一酸化炭素を脱離する官能基に付随するものであった)。また、硝酸(のみ)で処理した炭素試料ならびに硝酸および水酸化カリウムで処理した炭素押出成形物をICP−OES分析したところ、次に示す結果が得られた(濃度は全てmg/kgで報告する)。
【0087】
【表4】
【0088】
これらの様々な炭素から調製された触媒に関し観測された結果を次の表4に示す。この場合、一定の液空間速度である0.5hr
−1および一定の水素:グリセロール供給モル比である43:1を使用した。
【0089】
【表5】
【0090】
実施例24
先の実施例と同様にして、10% Cu/2% Re/2% Zn触媒を調製した。実施例21〜23に使用したNorit ROX 0.8炭素と共通する良好な機械特性を有するが
、固有のアルカリ金属含有量がより高く、表面含酸素官能基濃度がより高い市販の顆粒状炭素上に担持させた。
【0091】
対象の炭素であるJacobi GA AddSorbシリーズの活性炭(Jacobi Carbons,Inc.,Columbus OH)は、より詳細には、ナトリウムを523mg/kgおよびカリウムを14,010mg/kg(ROX 0.8炭素の総アルカリ金属含有量は1659mg/kgであることと比較)を含み、表面含酸素官能基濃度の総和は821μmol/g(脱離したCO
2で示される官能基に由来する391μmol/gおよび一酸化炭素の脱離に関与する官能基430μmol/g)であり、比較例2および3に記載した装置と同じ装置を用いて30分間かけて3.5MPaの荷重を印加した後に40メッシュのASTM篩を通過する微粉がわずか3.6パーセントしか生じないバルク圧壊強度を有し、ASTM D4058に準拠する摩滅質量損失率が0.4重量パーセントであることが分かった。
【0092】
次いで、結果として得られた触媒を同じ30立方センチメートル容の反応器内で、80パーセント グリセロール/20パーセント 脱イオン水の供給原料を、水素と一緒に、水素:グリセロール供給モル比を同じく43:1として供給し、LHSVを0.5hr
−1とし、圧力を10.4MPa(ゲージ圧)(1500psig)として評価した。Jacobi GA炭素には、その上に金属Cu、ReおよびZnを堆積させる前に酸化もアルカリ金属源による予備処理も行わず、最初は水素化分解反応の最中にアルカリ金属源によるin
situ曝露も行わなかった。反応温度を225℃とした場合、1024時間の運転時間に
亘り観測されたグリセロールの転化率は99.7パーセントであり、収率は80.1モルパーセントであった。失活率がわずかに上昇したことが認められたが、そのときに応じて、転化率および収率を維持するために、表5に示すように反応温度をわずかに上昇させた。反応温度をこのようにして225℃から238℃に上昇させた後、K
2CO
3の同時供給を百万重量部当たり250重量部で開始すると、触媒上のグリセロール転化率を高く維持したまま反応温度を低下させることが可能になった。
【0093】
【表6】
【0094】
この効果をさらに実証するために、同じく10% Cu/2% Re/2% ZnをJacobi GA炭素に担持させた触媒の新鮮な試料を30cc容の反応器に充填し、炭酸カリウム(100ppm)をグリセロール80%の供給原料と同時に供給し、同一圧力で、水素:グリセロール供給比を同一とし、運転時間を1500時間として評価した。非常に安定な反応器性能が認められ、失活速度は、1時間当たりの転化率の低下が0.0005パーセントよりも大幅に低かった。約1500時間後に同時供給を停止し、温度上昇による補償を行わなかったところ、転化率は170時間以内に100パーセントから約91.5パーセントに低下した。同時供給を再開すると転化率は着実に増加し、次の表6に示すように同時供給を停止する前の水準に近づいた。
【0095】
【表7】
【0096】
実施例25〜32
これらの実施例に関しては、他の様々な金属の組合せをスクリーニングするために、Cu(硝酸銅三水和物として)を10重量%、Zn(硝酸亜鉛六水和物として)1重量%ならびにRh(硝酸ロジウムとして)、Pt(最初に投入するPtとしてヘキサクロロ白金酸六水和物、次に投入するPtとして硝酸白金(IV))、Pd(硝酸パラジウム)、Ru(ニトロシル硝酸ルテニウム)、Mn(硝酸マンガン)およびMo(モリブデン酸カリウム(IV))を、それぞれ1重量%を用いてJacobi GA炭素に担持させて一連の触媒を調製した。これらから調製した触媒の初期活性および選択性を、グリセロール含有供給原料の水素化分解によるプロピレングリコール製造において評価した。触媒の投入量をそれぞれ400ミリグラムとして、パラレル型のマイクロスケールハイスループット反応器に充填し、同じ80パーセント グリセロール/20パーセント 脱イオン水供給原料(但し炭酸カリウムを同時供給しない)の水素化分解に関し評価を行った。従来の実施に従い、反応条件は、任意の所与の触媒の性能を最適化するのではなく、スクリーニングにかけた様々な触媒間の性能の差が明確に示されるように選択した。反応温度を225℃に設定し、水素化分解用の水素を6.2MPa(ゲージ圧)(800psig)で供給した(保持時間を2時間とし、気体/固体/液体が接触するように十分に撹拌するために500rpmで旋回振盪した)。結果を次の表7に示すが、全ての触媒が水素化分解反応の実施において活性を示したことが実証された。
【0097】
【表8】
【0098】
実施例33
規模をさらに拡大してさらに幅広い評価を行った。10% Cu/1% Pd/2% ZnをJacobi GA炭素に担持した触媒を同じ30立方センチメートル容反応器に充填し、ジャケット温度を212℃〜227℃の範囲とし、LHSVを0.5hr
−1、水素:グリセロール供給モル比を43:1とし、水素を添加して圧力を12.4MPa(ゲージ圧)(1800psig)とした。供給原料は同じくグリセロール80パーセントおよび水20パーセントの組合せとし、百万重量部当たりの250重量部の炭酸カリウムと同時供給した。1200時間の運転の過程で、触媒は供給原料中の平均99.1%のグリセロールを転化し、プロピレングリコールの平均選択率は99.4パーセントであり、平均モル収率は81.4%であった。この時間に亘る失活速度は、1時間当たりの転化率の低下が約0.0008%であり、1200時間の運転の間に起こった転化率の低下を部分的に補うための平均補償反応温度として1時間当たり0.0056℃上昇させた。
【0099】
本発明を特定の例示的な実施形態、組成物およびその使用を参照しながら説明してきた。しかしながら、本開示の主旨および範囲を逸脱することなく任意の例示的な実施形態の様々な置換、修正または組合せが可能であることを当業者は認識するであろう。したがって、本開示は例示的な実施形態の記載に制限されるのではなく、最初に出願した添付の特許請求の範囲により制限される。