【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明者らが上記目的を達成するために鋭意検討を重ねた結果、特許文献1に記載の銀イオンおよび亜鉛イオンを含有するA型ゼオライトに、さらにセシウムイオンおよびルビジウムイオンからなる群から選ばれる少なくとも一つを含有させることによって、温度上昇による発光強度の低下を抑制し得ることを見出した。この知見に基づく本発明は、以下の通りである。
【0007】
[1] セシウムイオンおよびルビジウムイオンからなる群から選ばれる少なくとも一つと、銀イオンと、亜鉛イオンとを含有するA型ゼオライトであり、光の照射によって可視光を発光するフォトルミネッセント材料。
[2] 照射する光の波長が、200nm以上450nm以下である前記[1]に記載のフォトルミネッセント材料。
【0008】
[3] 照射する光の波長が、250nm以上である前記[2]に記載のフォトルミネッセント材料。
[4] 照射する光の波長が、280nm以上である前記[2]に記載のフォトルミネッセント材料。
【0009】
[5] 照射する光の波長が、440nm以下である前記[2]〜[4]のいずれか一つに記載のフォトルミネッセント材料。
[6] 照射する光の波長が、430nm以下である前記[2]〜[4]のいずれか一つに記載のフォトルミネッセント材料。
【0010】
[7] セシウムイオンおよびルビジウムイオンからなる群から選ばれる少なくとも一つが、セシウムイオンである前記[1]〜[6]のいずれか一つに記載のフォトルミネッセント材料。
[8] セシウムイオンおよびルビジウムイオンからなる群から選ばれる少なくとも一つの合計含有量が、1重量%以上25重量%以下である前記[1]〜[7]のいずれか一つに記載のフォトルミネッセント材料。
【0011】
[9] セシウムイオンおよびルビジウムイオンからなる群から選ばれる少なくとも一つの合計含有量が、1.5重量%以上である前記[8]に記載のフォトルミネッセント材料。
[10] セシウムイオンおよびルビジウムイオンからなる群から選ばれる少なくとも一つの合計含有量が、2重量%以上である前記[8]に記載のフォトルミネッセント材料。
【0012】
[11] セシウムイオンおよびルビジウムイオンからなる群から選ばれる少なくとも一つの合計含有量が、24重量%以下である前記[8]〜[10]のいずれか一つに記載のフォトルミネッセント材料。
[12] セシウムイオンおよびルビジウムイオンからなる群から選ばれる少なくとも一つの合計含有量が、23重量%以下である前記[8]〜[10]のいずれか一つに記載のフォトルミネッセント材料。
【0013】
[13] 銀イオンの含有量が、0.5重量%以上30重量%以下である前記[1]〜[12]のいずれか一つに記載のフォトルミネッセント材料。
【0014】
[14] 銀イオンの含有量が、1重量%以上である前記[13]に記載のフォトルミネッセント材料。
[15] 銀イオンの含有量が、1.5重量%以上である前記[13]に記載のフォトルミネッセント材料。
【0015】
[16] 銀イオンの含有量が、29重量%以下である前記[13]〜[15]のいずれか一つに記載のフォトルミネッセント材料。
[17] 銀イオンの含有量が、28重量%以下である前記[13]〜[15]のいずれか一つに記載のフォトルミネッセント材料。
【0016】
[18] 亜鉛イオンの含有量が、0.5重量%以上15重量%以下である前記[1]〜[17]のいずれか一つに記載のフォトルミネッセント材料。
【0017】
[19] 亜鉛イオンの含有量が、1重量%以上である前記[18]に記載のフォトルミネッセント材料。
[20] 亜鉛イオンの含有量が、5重量%以上である前記[18]に記載のフォトルミネッセント材料。
【0018】
[21] 亜鉛イオンの含有量が、14重量%以下である前記[18]〜[20]のいずれか一つに記載のフォトルミネッセント材料。
[22] 亜鉛イオンの含有量が、13重量%以下である前記[18]〜[20]のいずれか一つに記載のフォトルミネッセント材料。
【0019】
[23] A型ゼオライトの粒子径が、0.1〜20μmである前記[1]〜[22]のいずれか一つに記載のフォトルミネッセント材料。
[24] A型ゼオライトの粒子径が、0.5〜10μmである前記[1]〜[22]のいずれか一つに記載のフォトルミネッセント材料。
【0020】
[25] 光源および前記[1]〜[24]のいずれか一つに記載のフォトルミネッセント材料を含む照明装置。
[26] 液晶表示装置用バックライトである前記[25]に記載の照明装置。