特許第6894051号(P6894051)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6894051非空気圧タイヤと車輪装置及びタイヤ本体及び留め具
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6894051
(24)【登録日】2021年6月4日
(45)【発行日】2021年6月23日
(54)【発明の名称】非空気圧タイヤと車輪装置及びタイヤ本体及び留め具
(51)【国際特許分類】
   B60C 7/24 20060101AFI20210614BHJP
   B60C 7/00 20060101ALI20210614BHJP
   B60B 19/00 20060101ALI20210614BHJP
   B60C 19/00 20060101ALI20210614BHJP
【FI】
   B60C7/24
   B60C7/00 B
   B60B19/00
   B60C19/00 K
【請求項の数】10
【全頁数】8
(21)【出願番号】特願2020-537833(P2020-537833)
(86)(22)【出願日】2018年9月26日
(65)【公表番号】特表2020-534213(P2020-534213A)
(43)【公表日】2020年11月26日
(86)【国際出願番号】CN2018107504
(87)【国際公開番号】WO2019076184
(87)【国際公開日】20190425
【審査請求日】2020年3月24日
(31)【優先権主張番号】201710962396.1
(32)【優先日】2017年10月16日
(33)【優先権主張国】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】520102440
【氏名又は名称】中策橡膠集団有限公司
【氏名又は名称原語表記】ZHONGCE RUBBER GROUP CO., LTD
(74)【代理人】
【識別番号】100130111
【弁理士】
【氏名又は名称】新保 斉
(72)【発明者】
【氏名】羅 乃良
(72)【発明者】
【氏名】王 継栄
【審査官】 赤澤 高之
(56)【参考文献】
【文献】 中国特許出願公開第107020887(CN,A)
【文献】 特開2006−143187(JP,A)
【文献】 中国実用新案第2631795(CN,Y)
【文献】 実開平07−028703(JP,U)
【文献】 中国実用新案第208085410(CN,U)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B60C 1/00− 19/12
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
タイヤ本体(4)の内輪に装着用環状凸部(2)が設けられ、前記装着用環状凸部(2)と前記タイヤ本体(4)の連結部の両側に前記タイヤ本体(4)をホイール(3)に固定するための保持切り欠き(42)が設けられる非空気圧タイヤのタイヤ本体であって、前記装着用環状凸部(2)の内輪に位置決め溝(41)が設けられ、前記位置決め溝(41)が環状構造であり;または、前記位置決め溝(41)は、円弧状構造であり、複数の円弧状構造の前記位置決め溝(41)が前記装着用環状凸部(2)の内輪に円周方向に均等に配置され;前記位置決め溝(41)の2つの側壁には、前記保持切り欠き(42)の下方に複数の保持孔(43)が各々設けられ、前記保持孔(43)が前記位置決め溝(41)の側壁を貫通し、かつ前記保持孔(43)の外側が前記保持切り欠き(42)と部分的に重なっている
ことを特徴とする非空気圧タイヤのタイヤ本体。
【請求項2】
前記保持切り欠き(42)は、一周の円周方向環状保持溝であり;または、前記保持切り欠き(42)は、円周方向に沿って設けられた複数の円弧状保持溝で構成され;あるいは、前記保持切り欠き(42)は、円周方向に沿って設けられた複数の保持孔(43)で構成される
請求項1に記載の非空気圧タイヤのタイヤ本体。
【請求項3】
前記位置決め溝(41)は、円弧状構造であり、4〜100本の前記位置決め溝(41)が前記装着用環状凸部(2)の内輪に円周方向に均等に配置される
請求項1に記載の非空気圧タイヤのタイヤ本体。
【請求項4】
前記位置決め溝(41)の深さは、5〜30mmの範囲であり;前記保持孔(43)の長さは、1〜30mmの範囲である
請求項1に記載の非空気圧タイヤのタイヤ本体。
【請求項5】
前記タイヤ本体(4)は、ソリッドタイヤ本体であり;または、前記タイヤ本体(4)の内周方向に空洞部(44)が設けられ、前記空洞部(44)の数が1〜10個であり;あるいは、前記タイヤ本体(4)の軸方向に複数の穴部(45)が設けられ、前記複数の穴部(45)は、前記タイヤ本体(4)の円周方向に均等に配置され、前記穴部(45)の深さが5mm以上または貫通し、前記穴部(45)の数が12〜100個の範囲である
請求項1に記載の非空気圧タイヤのタイヤ本体。
【請求項6】
請求項1ないし3のいずれかに記載のタイヤ本体(4)用の留め具であって、
前記留め具は、環状構造または円弧状構造であり、複数の前記円弧状構造の留め具で断続的な環状リングを構成し;前記留め具の外輪に支持部(51)と、位置決め部(52)と、を有し、前記留め具の内輪は、突出したストッパー部(53)であり、前記支持部(51)の外輪が位置決め溝(41)に適合され、2つの前記位置決め部(52)が各々前記支持部(51)の両側に位置し、前記位置決め部(52)が前記保持孔(43)に適合され;前記ストッパー部(53)の内輪は、前記ホイール(3)内側の位置決めブロックまたは突起したスポークニップルに適合される
ことを特徴とする留め具。
【請求項7】
前記留め具の断面は、U字型で、前記支持部(51)が2つであり、2つの前記支持部(51)が各々前記U字型留め具の2つの上端部に設けられ、前記位置決め部(52)が各々前記支持部(51)の両側に位置し、前記ストッパー部(53)が前記U字型留め具の底部に設けられ;または前記留め具の断面がW字型で、前記支持部(51)が2つであり、2つの前記支持部(51)が各々前記W字型留め具の2つの上端部に設けられ、前記位置決め部(52)が各々前記支持部(51)の両側に位置し、前記ストッパー部(53)がストッパー部材であり、ストッパー部材が前記W字型留め具の底部に設けられ;あるいは、前記留め具の断面は、W字型で、前記支持部(51)が3つであり、3つの前記支持部(51)が各々前記W字型留め具の2つの上端部と中央の上端部に設けられ、前記位置決め部(52)が各々2つの上端部の前記支持部(51)の両側に位置し、前記ストッパー部(53)がストッパー部材であり、ストッパー部材が前記W字型留め具の底部に設けられ;もしくは、前記留め具の断面は、V字型で、前記支持部(51)が2つで、2つの前記支持部(51)が各々前記V字型留め具の2つの上端部に設けられ、前記位置決め部(52)が各々前記支持部(51)の両側に位置し、前記ストッパー部(53)がストッパー部材であり、ストッパー部材が前記V字型留め具の底部に設けられる
請求項6に記載の留め具。
【請求項8】
前記ストッパー部(53)は、連続的または断続的に設けられ、高さが1〜30mmの範囲であり、断続的な前記ストッパー部(53)の厚さが1〜10mmの範囲である
請求項7に記載の留め具。
【請求項9】
請求項1ないし3のいずれかに記載のタイヤ本体(4)と、請求項6に記載の留め具(5)と、を含む非空気圧タイヤであって、
前記留め具(5)は、前記位置決め溝(41)内に装着され、前記支持部(51)の外輪が前記位置決め溝(41)の内壁に当接され、前記位置決め部(52)が前記保持孔(43)内に貫設される
ことを特徴とする非空気圧タイヤ。
【請求項10】
請求項9に記載の非空気圧タイヤ(1)と、ホイール(3)と、を含む非空気圧タイヤを備えた車輪装置であって、
前記ホイール(3)のリムが保持切り欠き(3)に係合され、前記位置決め部(52)が前記保持孔(43)の外部を通して前記ホイール(3)のリムと係合し;ストッパー部(53)の内輪は、前記ホイール(3)内側の位置決めブロックまたは突起したスポークニップルと係合する
ことを特徴とする非空気圧タイヤを備えた車輪装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、非空気圧タイヤに関する。
【背景技術】
【0002】
図1を参照すると、ホイールに組み付けられた従来の非空気圧タイヤを示す模式図であり、前記非空気圧タイヤ1底部に装着用環状凸部2が設けられ、装着用環状凸部2の幾つかの高強度繊維束あるいは数本のスチールワイヤロープで非空気圧タイヤ1をホイール3の内部に固定される。
【0003】
高強度の繊維束または数本のスチールワイヤロープの伸び率が悪いため、非空気圧タイヤ1の取り付けが困難になり、その繊維束が適用されず、使用中に非空気圧タイヤ1がホイールから外れるリスクが生じ、同時に前記技術的手段はタイヤとホイール3の相対的な滑りの問題が解決されていない。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来技術の不足を克服するため、本発明の第1の目的は、非空気圧タイヤのタイヤ本体を提供することにあり、本発明の第2の目的が留め具を提供することにあり、本発明の第3の目的が上記タイヤ本体と留め具を用いた非空気圧タイヤを提供することにあり、本発明の第4の目的が上記非空気圧タイヤを用いた車輪装置を提供することにある。本発明のタイヤ本体は、前記留め具に適合し、非空気圧タイヤをホイール内に確実に固定させ、タイヤとホイールの相對的な滑りを減少すると共に非空気圧タイヤタがホイールから外れることを防止し、タイヤの日常整備を減らすことができる。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記第1目的を達成するために、本発明では次のような技術的手段を講じた。
非空気圧タイヤのタイヤ本体であって、前記タイヤ本体の内輪に装着用環状凸部が設けられ、装着用環状凸部とタイヤ本体の連結部の両側にタイヤ本体をホイールに固定するための保持切り欠きが設けられ、前記装着用環状凸部の内輪に位置決め溝が設けられ、位置決め溝が環状構造であり;または、位置決め溝は、円弧状構造であり、複数の円弧状構造の位置決め溝が装着用環状凸部の内輪に円周方向に均等に配置され;前記位置決め溝の2つの側壁には、保持切り欠きの下方に複数の保持孔が各々設けられ、保持孔が位置決め溝の側壁を貫通している。
【0006】
好ましくは、前記保持切り欠きは、一周の円周方向環状保持溝であり、または保持切り欠きは円周方向に沿って設けられた複数の円弧状保持溝で構成され、あるいは、保持切り欠きが円周方向に沿って設けられた複数の保持孔で構成される。
【0007】
好ましくは、前記位置決め溝は、円弧状構造であり、4〜100本の位置決め溝が装着用環状凸部の内輪に円周方向に均等に配置される。
【0008】
好ましくは、前記位置決め溝の深さは、5〜30mmの範囲であり;保持孔の長さは、1〜30mmの範囲である。
【0009】
好ましくは、前記タイヤ本体は、ソリッドタイヤ本体であり;または、前記タイヤ本体の内周方向に空洞部が設けられ、空洞部の数が1〜10個であり;あるいは、前記タイヤ本体の軸方向に複数の穴部が設けられ、複数の穴部は、タイヤ本体の円周方向に均等に配置され、穴部の深さが5mm以上または貫通し、穴部の数が12〜100個の範囲である。
【0010】
上記第2目的を達成するために、本発明では次のような技術的手段を講じた。
前記タイヤ本体に適した留め具であって、前記留め具は、環状構造または円弧状構造であり、複数の円弧状構造の留め具で断続的な環状リングを構成し;前記留め具の外輪に支持部と、位置決め部と、を有し、留め具の内輪は、突出したストッパー部であり、前記支持部の外輪が位置決め溝に適合され、2つの位置決め部が各々支持部の両側に位置し、位置決め部が前記保持孔に適合され;前記ストッパー部の内輪は、ホイール内側の位置決めブロックまたは突起したスポークニップルに適合される。
【0011】
好ましくは、前記留め具の断面は、U字型で、支持部が2つであり、2つの支持部が各々U字型留め具の2つの上端部に設けられ、位置決め部が各々支持部の両側に位置し、前記ストッパー部がU字型留め具の底部に設けられ;または留め具の断面がW字型で、支持部が2つであり、2つの支持部が各々W字型留め具の2つの上端部に設けられ、位置決め部が各々支持部の両側に位置し、前記ストッパー部がW字型留め具の底部に設けられ;あるいは、留め具の断面は、W字型で、支持部が3つであり、3つの支持部が各々W字型留め具の2つの上端部と中央の上端部に設けられ、位置決め部が各々2つの上端部の支持部の両側に位置し、前記ストッパー部がW字型留め具の底部に設けられ;もしくは、留め具の断面は、V字型で、支持部が2つで、2つの支持部が各々V字型留め具の2つの上端部に設けられ、位置決め部が各々支持部の両側に位置し、前記ストッパー部がV字型留め具の底部に設けられる。
【0012】
好ましくは、前記ストッパー部は、連続的または断続的に設けられ、高さが1〜30mmの範囲であり、断続的なストッパー部の厚さが1〜10mmの範囲である。
【0013】
上記第3目的を達成するために、本発明では次のような技術的手段を講じた。
非空気圧タイヤであって、前記タイヤは、タイヤ本体と、留め具と、を含み、前記タイヤ本体が上記技術的手段のいずれのタイヤ本体を使用し、留め具が上記技術的手段のいずれの留め具を使用し;前記留め具は、位置決め溝内に装着され、前記支持部の外輪が位置決め溝の内壁に当接され、前記位置決め部が前記保持孔内に貫設される。
【0014】
上記第4目的を達成するために、本発明では次のような技術的手段を講じた。
非空気圧タイヤを備えた車輪装置であって、前記車輪装置は、ホイールと、非空気圧タイヤと、を含み、非空気圧タイヤが上記第3目的の非空気圧タイヤを使用し、ホイールのリムが保持切り欠きに係合され、前記位置決め部が前記保持孔の外部を通して前記ホイールのリムと係合し;前記ストッパー部の内輪は、ホイール内側の位置決めブロックまたは突起したスポークニップルと係合する。
【発明の効果】
【0015】
本発明は、上記技術的手段を講じておりた、え、本発明の非空気圧タイヤが留め具の特殊な形状を利用し、非空気圧タイヤをホイール内に確実に固定することで、タイヤがホイールから外れること及び相対的な滑りを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
図1】従来の非空気圧タイヤがホイールリムに組み付けられた際の様子を示す模式図である。
図2】本発明に係る非空気圧タイヤがホイールリムに組み付けられた際の様子を示す模式図である。
図3】本発明の別のタイヤの断面図である。
図4】本発明の別のタイヤの断面図である。
図5】本発明の更なる別のタイヤ断面図である。
図6】非空気圧タイヤの側面図である。
図7】本発明の留め具を示す模式図である。
図8】本発明の別の留め具を示す模式図である。
図9】本発明の別の留め具を示す模式図である。
図10】本発明の更なる別の留め具を示す模式図である。
図11図8に示される留め具を用いた非空気圧タイヤをホイールリムに組み付けられた際の様子を示す模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
以下、添付図面及び具体的実施形態を参照しつつ本発明を詳細に説明する。
【0018】
図2に示す非空気圧タイヤを備えた車輪装置は、ホイール3と、非空気圧タイヤ1と、を含む。非空気圧タイヤ1は、タイヤ本体4と、留め具5と、を含み、前記タイヤ本体4がソリッドタイヤ本体4であってもよく;または、図4に示すように、前記タイヤ本体4の内周方向に空洞部44が設けられ、空洞部44の数が1〜10個であり;あるいは、図5に示すように、前記タイヤ本体4の軸方向に複数の穴部45が設けられ、複数の穴部45は、タイヤ本体4の円周方向に均等に配置され、穴部45の深さが5mm以上または貫通し、穴部45の数が12〜100個の範囲である。図2に示すように、タイヤ本体4の内輪に装着用環状凸部2が設けられ、装着用環状凸部2はホイール3に嵌め込んで設けられ、装着用環状凸部2とタイヤ本体4の連結部の両側に各々保持切り欠き42が設けられ、前記保持切り欠き42が一周の円周方向環状保持溝であり、ホイール3のリムが保持切り欠き42に係合される。
【0019】
図3図6に示すように、前記装着用環状凸部2の内輪に位置決め溝41が設けられ、位置決め溝41は、円弧状構造であり、位置決め溝41の深さが5〜30mmの範囲であり;4〜100本の円弧状構造の位置決め溝41は、装着用環状凸部2の内輪に円周方向に均等に配置される。前記位置決め溝41の2つの側壁には、保持切り欠き42の下方に各々複数の保持孔43が設けられ、保持孔43が位置決め溝41の側壁を貫通し、保持孔43の長さが1〜30mmの範囲であり;かつ保持孔43の外側は、前記保持切り欠き42と部分的に重なっている。
【0020】
図2に示すように、留め具5は、円弧状構造であり、4〜100個の円弧状構造の留め具5で断続的な環状リングを構成し;前記留め具5は、位置決め溝41内に装着され、留め具5の外輪に支持部51と、位置決め部52と、を有し,留め具5の内輪が突出したストッパー部53であり、前記支持部51の外輪が位置決め溝41に適合され、2つの位置決め部52が各々支持部51の両側に位置し、位置決め部52が前記保持孔43に適合され、前記保持孔43の外部を通して前記ホイール3のリムと係合する。留め具5は、ある程度の剛性を持つ材料で製作されており、タイヤの保持孔を介してホイールのリム突出部分と係合でき、非空気圧タイヤ1をホイール3の内部に固定させることができる。前記ストッパー部53の内輪がホイール3内側の位置決めブロックまたは突起したスポークニップルと係合し、タイヤとホイール3を円周方向に位置決めさせることができる。
【0021】
図7に示すように、前記留め具5の断面は、U字型で、支持部51が2つであり、2つの支持部51が各々U字型留め具5の2つの上端部に設けられ、位置決め部52が各々支持部51の両側に位置し、前記ストッパー部53がU字型留め具5の底部に設けられ;または図8に示すように、留め具5の断面がW字型で、支持部51が2つであり、2つの支持部51が各々W字型留め具5の2つの上端部に設けられ、位置決め部52が各々支持部51の両側に位置し、前記ストッパー部53がストッパー部材であり、ストッパー部材がW字型留め具5の底部に設けられ;あるいは図8に示すように、留め具5の断面は、W字型で、支持部51が3つであり、3つの支持部51が各々W字型留め具5の2つの上端部と中央の上端部に設けられ、位置決め部52が各々2つの上端部の支持部51の両側に位置し、前記ストッパー部53がストッパー部材であり、ストッパー部材がW字型留め具5の底部に設けられ;もしくは図10に示すように、留め具5の断面は、V字型で、支持部51が2つで、2つの支持部51が各々V字型留め具5の2つの上端部に設けられ、位置決め部52が各々支持部51の両側に位置し、前記ストッパー部53がストッパー部材であり、ストッパー部材がV字型留め具5の底部に設けられる。前記ストッパー部53は、連続的または断続的に設けられ、高さが1〜30mmの範囲であり、断続的なストッパー部の厚さが1〜10mmの範囲である。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11