(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記タブなしページの各センサモジュールは、圧力センサモジュール、気泡検出センサモジュール、レベルセンサモジュール、流量センサモジュール、圧力デルタデータセンサモジュール、および温度センサモジュールから成る群から個々に選択される、請求項1に記載の心肺バイパスシステム。
前記複数のタブ付き表示ページを表示する前記少なくとも1つの区分の1つのタブ付き表示ページのみが、前記表示モードにおいて一度に表示され、残りの前記タブ付き表示ページは、前記オーバーレイモードにおいて表示される、請求項1に記載の心肺バイパスシステム。
各タブは、ユーザによって前記タッチスクリーン上に及ぼされるタッチまたは圧力によって起動可能であり、タッチまたは圧力による前記タブの起動は、関連付けられるタブ付き表示ページが前記表示モードにおいて表示され、残りの前記タブ付き表示ページが前記オーバーレイモードにおいて表示されるようにする、請求項11に記載の心肺バイパスシステム。
前記グラフィカルユーザインターフェースは、ヘッダ部分と、フッタ部分とを含み、前記中心部分は、前記ヘッダ部分と前記フッタ部分との間に配置されている、請求項1に記載の心肺バイパスシステム。
体外血流回路の1つ以上のパラメータを測定するように配置されている複数のセンサをさらに備え、前記複数のセンサは、前記1つ以上のパラメータに関連する測定されたデータを前記プロセッサに入力するように動作可能に接続され、各センサは、前記タブなし表示ページまたは前記タブ付き表示ページのうちの1つのいずれかのセンサモジュールのうちの1つのセンサモジュールにリンクされ、それによって、前記センサによって測定されたデータは、前記1つのセンサモジュールによって表示される、請求項1に記載の心肺バイパスシステム。
【発明を実施するための形態】
【0034】
例証を目的として、本開示の原理は、種々の例示的非限定的実施形態を参照することによって説明される。したがって、ある実施形態が本明細書に具体的に説明されるが、当業者は、同一の原理が他のシステムおよび方法に等しく適用可能であり、それらにおいて採用され得ることを容易に認識するであろう。開示される実施形態を詳細に説明する前に、本開示は、その適用において、示される任意の特定の実施形態の詳細に限定されないことを理解されたい。加えて、本明細書で使用される専門用語は、説明を目的とし、限定を目的としない。さらに、ある方法が、本明細書においてある順序で提示されるステップに関して説明されるが、多くの事例では、これらのステップは、当業者によって理解され得るように、任意の順序で実施され得る。本明細書に開示される新規の方法は、したがって、本明細書に開示されるステップの特定の配列に限定されない。
【0035】
本願の目的として、本明細書で使用されるような「表示フィールド」は、ユーザインターフェース上に情報を表示するように構成されるフィールドを指し、本明細書で使用されるような「データフィールド」は、ユーザインターフェース上に情報を表示し、ユーザインターフェースを介してコンピュータシステムに情報を入力することの両方を行うように構成されるフィールドを指す。本開示による、用語「インターフェース」は、それ自体もまた機械である機械の構成要素を指すように解釈されるべきである。したがって、本開示による、用語「インターフェース」は、ソフトウェアアプリケーションとしてのみ解釈されるべきではなく、しかしながら、これは、機械および機械の構成要素として動作する関連する内蔵ソフトウェアとして解釈され得る。本開示による、用語「機構」は、機械を指すように解釈されるべきであり、これは、電気機械的デバイスと、また、機械であるその構成要素とを含み得る。
【0036】
本開示のいくつかの実施形態によると、用語「ユーザインターフェース」は、以下の特徴、すなわち、(i)ダイヤル、ノブ、および/またはタッチもしくは圧力動作ボタンのセット、(ii)オペレーティングシステムコマンド、(iii)グラフィカル表示フォーマット、ならびに(iv)ユーザがコンピュータまたはコンピュータ上で動作するプログラムと通信し、それを使用することを可能にするために、コンピュータによって提供される他のデバイスのうちの少なくとも2つもしくはそれを上回るものを含む機械に関連する。グラフィカルユーザインターフェース(GUI)が、そのユーザに、コンピュータ技術と相互作用するための多少なりとも「画像指向」の方法を提供する。
【0037】
本開示は、血液灌流を促進し、ならびに患者の種々の生理学的パラメータを監視および/または調整するための医療装置およびシステムと関連して使用するために構成されるユーザインターフェースシステムおよびディスプレイ、カスタマイズのための対応する方法、ならびにその使用を対象とする。ユーザインターフェースシステムは、心肺バイパスシステム、灌流システム、体外循環装置、または人工心肺機械のハードウェアの一部である、その中に統合される、それと関連して使用される、および/もしくはそれによってサポートされ得る。例示的実施形態では、ユーザインターフェースは、ユーザ、患者、および/または臨床用途を可能にする柔軟な人間工学的システムであり、関連するカスタマイズが、直感的使用および容易な使用を促進するために提供される。ユーザインターフェースシステムはさらに、部分的に、そうでなければデータアクセスを妨げるメニュー層のネスト化およびネスト化深さを最小限にする、ならびに/または排除することによって、生理学的データおよびシステムパラメータへの迅速、効率的、かつ連続的な妨害されないアクセスを促進し、システムパラメータの迅速かつ効率的な監視、調整、および/または調節を可能にし得る。対照的に、本開示のユーザインターフェースシステムは、開かれると、メニューの妨害されない配置を提供し、これは、妨害されるデータアクセスによって引き起こされる患者安全性へのリスクを最小限にする。さらに、本開示のユーザインターフェースは、いくつかの実施形態によると、ユーザが医療装置およびシステムを動作させないように気を散らすまたは妨げることなく、閾値を超えた、および/または危険な値に到達したシステム障害および/または患者パラメータにユーザの注意を迅速に向けさせる、複数の対応するアラーム通知を伴う統合されたアラームシステムを含み得る。本開示によると、いくつかの実施形態はさらに、各アラームに関する高レベルかつより詳細な情報、ならびにアラームを生成した根本的な状況を説明および解決するためのヘルプメニューを提供し、アラーム優先順位付けを補助する。
【0038】
本開示の実施形態の容易な理解を促進するために、ユーザインターフェースシステムのグラフィカルユーザインターフェースが、説明され、ユーザインターフェースシステムのカスタマイズ可能な特徴の開示が続く。
【0039】
(グラフィカルユーザインターフェース)
本開示によると、グラフィカルユーザインターフェース100は、
図1によって示されるように、心肺バイパス機械1の表示装置10の構成要素である。グラフィカルユーザインターフェース100はまた、
図2aによって示されるように、心肺バイパス機械1のユーザインターフェースシステム20の構成要素であり、これは、表示装置10と統合され得る。言い換えると、表示装置10は、ユーザインターフェースシステム20のいくつかの部分または全てを組み込み得る。しかしながら、ユーザインターフェースシステム20の他の部分22、24は、表示装置10から遠隔にあり得る。
図2aによると、心肺バイパス機械1のユーザインターフェースシステム20は、心肺バイパス機械1のプロセッサ30に信号入力を送信し、プロセッサ30から信号入力を受信するように動作可能に接続される。プロセッサ30は、好ましくは、内蔵システムであり得、汎用コンピュータではない。心肺バイパス機械1の構成要素およびその体外血流回路は、2015年5月13日に出願された、米国仮特許出願第62/160,689号およびその対応する米国特許出願公開第US XXXX/YYYYYYYY号(その両方が、それらが開示する全てに関して、参照することによってその全体として本明細書に組み込まれる)によって開示される体外循環システムのものと類似し得る。
【0040】
図2bは、心肺バイパス機械1および、概して、種々の血液適合性管類から構築されるその体外血流回路3を組み込む、心肺バイパスシステム2の構成要素と統合されるような、本開示のグラフィカルユーザインターフェース100を図示する。
図2bは、心肺バイパスシステム2のより関連する部分の概略図示であり、したがって、そのようなシステム2のあまり関連しない部分は、図面から省略されている。心肺バイパスシステムのより詳細な図示の非限定的実施例に関して、Glenn P.Gravlee、他による「CARDIOPULMONARY BYPASS PRINCIPLES AND PRACTICE」(第3版)63−65(Lippincott Williams & Wilkins 2008年)の第5章の
図1を参照されたい。
【0041】
図2bを参照すると、静脈血液が、心臓Hの大静脈または右心房から、静脈カテーテル32を通して、体外血流回路3の中に引き込まれ、回路3を通して進行し、次いで、動脈カテーテル34を通して大動脈に進入する。心臓Hから体外血流回路3を通して進行する静脈血液は、静脈血液リザーバ36を通過し、1つ以上の静脈血液ポンプ37を介して、静脈血液に酸素供給する酸素ガス源54に接続される酸素供給器52に圧送され、酸素供給された血液は、動脈カテーテル34を介して酸素供給された動脈血液として大動脈に戻る前に、1つ以上の動脈ポンプ38を介して圧送され得る。体外血流回路3は、データ入力をプロセッサ30に送信するように接続されるいくつかのセンサ50、60、70、80、90を提供され得る。そのようなセンサは、体外血流回路3に沿った種々の点において、それぞれ、圧力データ、気泡検出データ、温度データ、および血流データを収集するように動作するような、圧力センサ50、気泡検出センサ60、温度センサ80、および血流/ポンプセンサ90を含み得る。静脈血液リザーバ36は、静脈血液リザーバ36内に収集された血液流体のレベルを測定するために、1つ以上のレベルセンサ70を提供され得る。プロセッサ30は、血液ポンプ37、38および真空ポンプ39等、心肺バイパス機械1の種々の構成要素に制御信号を送信するように接続され得る。
【0042】
本開示のある実施形態によると、プロセッサ30は、随意に、静脈血液ガスセンサアセンブリ92および動脈血液ガスセンサアセンブリ94からデータ入力を受信するように接続され、これらは、それぞれ、静脈および動脈酸素飽和度(SvO
2、SaO
2)ならびに対応する動脈および静脈分圧(PvO
2、PaO
2)に関するデータ入力を提供する。プロセッサ30はまた、HCTセンサ95からHCTデータ入力を受信し、カプノグラフ96から呼気の二酸化炭素データを受信するように接続され得る。プロセッサ30はまた、血液流体レベルLの上方の血液流体リザーバ36の空気空間内に真空を引き込むように接続される、真空ポンプ39に制御信号を送信するように接続され得る。
【0043】
表示装置10は、液晶ディスプレイ(LCD)タッチスクリーンモニタ15を含み、容量タッチスクリーンシステム、または抵抗タッチスクリーンシステム、または弾性表面波タッチスクリーンシステム、もしくは赤外線タッチスクリーンシステムを採用し得る。タッチスクリーンモニタ15のグラフィカルユーザインターフェース100は、
図3に示されるように、ヘッダ部分102、フッタ部分104、および中心監視部分106に分割される。部分102、104、および106の各々は、本開示のある実施形態に従って、明確な境界線107によって囲まれ得、したがって、パネルとして解釈され得る。しかしながら、本開示の他の実施形態によると、部分102、104、および106は、目立たない境界線を有し得る。
【0044】
(グラフィカルユーザインターフェースのヘッダ部分)
ヘッダ部分102は、概して、心肺バイパス機械1のタッチスクリーンモニタ15を監視するそれらの個人にとって有用な種々の情報を1つ以上の表示フィールド内に表示する。本開示のある実施形態によると、
図4によって図示されるように、ヘッダ部分102は、現在の日付および時間を連続的に表示する、日付および時間表示フィールド200を含み得る。ヘッダ部分102はまた、表示されると、心肺バイパス機械1のあるオーディオアラームがオフにされている、またはある意味では無効にされていることを示す、オーディオアラームキャンセルアイコン202を含む。オーディオアラームキャンセルアイコン202は、2つの状態、すなわち、表示またはブランク(すなわち、完全には表示されない)状態を有する。オーディオアラームキャンセルアイコン202がブランクにされている(すなわち、完全には可視ではない)とき、心肺バイパス機械1のいかなるオーディオアラームも、無効にされていない、またはいかようにも損なわれていない。
【0045】
ヘッダ部分102はまた、表示されると、心肺バイパス機械1のある視聴覚アラームがオフにされている、またはある意味では無効にされていることを示す、アラームキャンセルアイコン204を含み得る。アラームキャンセルアイコン204は、2つの状態、すなわち、表示またはブランク(すなわち、完全には表示されない)状態を有する。アラームキャンセルアイコン204がブランクにされている(すなわち、完全には可視ではない)とき、心肺バイパス機械1のいかなる閲覧可能な非オーディオアラームも、無効にされていない、またはいかようにも損なわれていない。心肺バイパス機械1の視聴覚アラームは、視聴覚アラームのオーディオ部分が消音され得る、選択可能なサイレントモードを有する。
【0046】
本開示のある実施形態によると、ヘッダ部分102は、心肺バイパス機械1の電力管理システム40に関する情報を表示する、バッテリアイコン206を含む。例えば、バッテリアイコン206は、心肺バイパス機械1の電力管理システム40のバッテリ42が、(i)完全に充電されているか(
図5a)、(ii)電力管理システム40のバッテリ充電器44を介して充電しているか(
図5b)、(iii)充電しておらず、30分を上回って心肺バイパス機械1を動作させるために十分な推定される残り充電量を有しているか(
図5c)、(iv)充電しておらず、10分を上回り、30分を下回って心肺バイパス機械1を動作させるために十分な推定される残り充電量を有しているか(
図5d)、(v)充電しておらず、10分を下回って心肺バイパス機械1を動作させるために十分な推定される残り充電量を有しているか(
図5e)、または(vi)使用可能ではないか(
図5f)に対応する、実質的に異なる表示状態を有し得る。
【0047】
本開示のある実施形態によると、ヘッダ部分102は、タッチスクリーン17のタッチまたは圧力起動ボタンである、ロックスクリーンボタン208を含む。そのデフォルトモードでは、ロックスクリーンボタン208は、タッチスクリーンモニタ15のタッチスクリーン17がロック解除されていることを示し、これは、タッチスクリーンのタッチスクリーンモダリティが、動作可能かつアクティブであることを意味する。本状態では、ロックスクリーンボタン208は、例えば、
図6aに示されるように、ロック解除された南京錠アイコンを表示するボタンとして現れる。しかしながら、規定された期間(例えば、少なくとも2秒)にわたってロックスクリーンボタン208を押し続けることによって、タッチスクリーン17は、「ロックされた」状態に遷移し、キーパッド機構が、「グレーアウト」モードにおいて表示され、そのようなキーパッド機構上に表示されたアイテムは、タッチスクリーン17をタッチすることによって、閉じられる、または別様に影響を受け得ない。タッチスクリーン17がそのようにロックアウトされたとき、ロックスクリーンボタン208は、例えば、
図6bに示されるようなロックされた南京錠アイコンを表示すること等によって、タッチスクリーン17のロックアウト状態を示すように、その表示モードを変更し得る。加えて、ロックアウト状態中、ロックスクリーンボタン208は、ロック解除スクリーンキー209によって囲繞および境界され得る。タッチスクリーン17のロック解除スクリーンキー209の任意の部分をタッチすることは、タッチスクリーンを直ちにロック解除し、これは、タッチスクリーンが再び完全に動作可能かつアクティブである、ロック解除状態に戻るように遷移する。タッチスクリーン17はまた、任意の技術的な高優先順位、中優先順位、または低優先順位アラームの存在下で、自動的にロック解除する、および/またはロック解除されたままである。タッチスクリーン17はまた、自動ロック特徴に従って、いかなるタッチ活動もない期間に続いて、いかなるアラームも存在しない限り、ロックアウト状態に自動的に遷移し得る。
【0048】
本開示のある実施形態によると、ヘッダ部分102は、コネクティビティステータスインジケータ210を含み得、これは、場合によっては緑色またはある他の好適な色等の色において点灯または発光すると、システムタッチスクリーンモニタ15および病院情報システム/コンピュータ情報システム(HIS/CIS)ネットワークに対するネットワークコネクティビティステータスを示す。コネクティビティステータスインジケータ210が点灯もしくは発光していない、または赤色等の異なる色において点灯もしくは発光しているとき、HIS/CISネットワークとのネットワークコネクティビティの不在が、示される。
【0049】
本開示のある実施形態によると、ヘッダ部分102は、構成インジケータ212を含み得、これは、ユーザの選好に従って、タッチスクリーンモニタ15のユーザによって構成および/または選択されたグラフィカルユーザインターフェース100の特定のユーザ構成を示す。例えば、タッチスクリーンモニタ15は、ユーザ選好に応じて、かつプログラムされたグラフィカルユーザインターフェースオプションに応じてユーザによって選択可能である、複数の異なるタッチスクリーン構成を提供するように動作され得る。例えば、タッチスクリーンモニタ15は、ユーザによって選択可能である2つ、または3つ、または4つ、または5つ、もしくは6つ等の異なる選択可能タッチスクリーン構成を提供するように動作され得る。例えば、
図3aは、1つの非限定的選択可能タッチスクリーン構成を構成する。例えば、
図3b等によって示される他の非限定的選択可能タッチスクリーン構成は、本開示の以降で説明される設定モード中にグラフィカルユーザインターフェース100のユーザによって選択的に配列され得る。
【0050】
図7aは、「成人構成♯2」として識別される第2のユーザ構成が選択され、構成インジケータ212として表示されていることを示す。理解されるはずであるように、「成人構成♯1」として識別される、第1のユーザ構成が存在し、これは、選択され得るが、非限定的実施例に従って選択されていない。これが選択された場合、構成インジケータ212は、「成人構成♯1」を表示するであろう。外挿によって、第3のユーザ構成等の他のユーザ構成は、選択されると、「成人構成♯3」として識別され、以下同様である。本開示に従って可能である、第2のユーザ構成が選択後に修正される場合、構成インジケータ212は、場合によっては黄色または他の色において点灯または発光するインジケータによって、修正が成されたことを示し、例えば、
図7bによって図示されるような語句「構成が変更されました」が付随する。
【0051】
本開示のある実施形態によると、ヘッダ部分102は、システム構成メニューインターフェース802を起動するために使用される、システム設定メニューボタン214を含み得る。本実施形態によると、システム設定メニューボタン214は、
図8aに示されるようなアイコンによって表され得る。システム構成メニューインターフェースは、心肺バイパス機械1のグラフィカルユーザインターフェース100を構成するために使用され、したがって、これは、1人以上の特定のユーザの選好によって人間工学的に構成される。システム構成メニューインターフェース802は、本開示の以降で説明されるであろう。システム構成メニューインターフェースが、タッチまたは圧力起動可能な単一の起動ボタンを構成し得る、システム設定メニューボタン214の起動に応じて表示されると、
図8aに示されるアイコンは、
図8bによって図示される「メニューを閉じる」ボタンによって置換される。
【0052】
本開示のある実施形態によると、ヘッダ部分102は、上記に説明される特徴200、202、204、206、208、210、212、および214の全て、または任意の組み合わせにおける特徴200、202、204、206、208、210、および214のいくつかのみを提供され得る。
【0053】
(グラフィカルユーザインターフェースの中心監視部分)
中心監視部分106は、1つ以上の区分108に分割され、これらは、1つもしくはそれを上回るセンサモジュールに関連する情報を表示する、および/または心肺バイパス機械1を動作させる、もしくはその動作を促進する際に有用な1つもしくはそれを上回る機能性(すなわち、ユーザモジュール)を提供するために使用される。人工心肺機械環境または他の心肺バイパス機械への適用に関して、中心監視部分106を「象限」と称され得る4つの区分108に分割することは、最適な効率的な空間の使用を提供し、人間工学的なユーザ中心かつ構成可能な監視インターフェースを提供する。しかしながら、他の用途に関して、他の数の区分108が、好ましくあり得る。例えば、中心監視部分は、2つの区分、または3つの区分、または5つの区分、または6つの区分、または7つの区分、もしくは8つの区分に分割され得る。中心監視部分の区分の各々は、実質的に対称であり得る(すなわち、同一のサイズおよび形状を有する)、またはそれらは、非対称であり得る(すなわち、いくつかの区分は、他の区分と異なるサイズおよび/または形状を有し得る)。
【0054】
区分108の各々は、1〜4つのユーザ構成可能なタブ付き表示ページを含むように個別に構成可能であり得る、または区分108の各々は、ユーザ構成可能である単一のタブなし表示ページを構成し得る。本開示のいくつかの実施形態によると、区分108のいくつかは、1〜4つのユーザ構成可能なタブ付き表示ページを含み、区分108のいくつかは、単一のタブなし表示ページを構成する。本開示のある実施形態によると、中心監視部分106は、区分108aに関する1つのタブなし表示ページならびに複数のタブ付き表示ページを含む3つの区分108b、108c、および108dを提供される。
【0055】
本開示による表示ページは、区分108の境界線内に表示されるグラフィカル画像であり、その中に、これは、限定される。表示ページは、表示されると、その区分を完全に被覆するか、またはその区分108の表示空間の実質的大部分を被覆するかのいずれかである。本開示による表示ページは、ポップアップ画像ではなく、これは、1つを上回る区分108に重複しない。したがって、本開示による表示ページは、その区分108の境界線107の領域内に留まり、別の区分108内に位置するその近傍の表示ページのいずれかに侵入しない。このように表示ページを限定することは、近傍の区分からの表示ページが、互いに重複し得ず、したがって、それらが、別の区分の表示ページによって表示される、データおよびアラームを含む画像を被覆しない、または不明瞭にし得ない利点を有する。本開示による表示ページは、タブなし表示ページまたはタブ付き表示ページのいずれかとして構築される。
【0056】
(タブなし表示ページ)
区分108aの表示ページ115等のタブなし表示ページは、いかなるタブも有していない。タブなし表示ページ115は、
図9等によって示されるように、1つ以上のセクタ122a、122b、122c、122d、122e、122g、122f、および122hを含み得る。本開示の非限定的実施形態によると、タブなし表示ページ115は、主として、センサデータを表示し、随意に、心肺バイパス機械1の動作に関連する他の情報を表示する、センサモジュール表示ページとして構成される。本開示のある実施形態によると、タブなし表示ページ115は、灌流技師等の心肺バイパス機械1を動作させる人によって連続的に監視可能であるように、情報が連続的に表示されることを要求する様式で、心肺バイパス機械1の動作に重要な時間依存情報を表示する。このように、グラフィカルユーザインターフェース100を監視する人物は、タブなし表示ページ115によって表示される情報への一定の直接的な視覚アクセスを有し得る。
【0057】
図9から明白であるように、センサデータを表示するように構成されるタブなし表示ページ115のそれらのセクタは、それ自身のモジュール設定メニューボタン124を含む。各モジュール設定メニューボタン124は、各モジュール設定メニューボタン124がモジュール構成メニューインターフェースを起動するために使用されることを除いて、システム設定メニューボタン214と類似する。本開示のある実施形態によると、モジュール設定メニューボタン124は、
図8aに示されるようなアイコンによって表され得る。モジュール構成メニューインターフェースは、グラフィカルユーザインターフェース100のセクタに関する対応するモジュールを構成するために使用され、したがって、これは、モジュールの機能性を設定し、センサモジュールを介してセクタに適切なセンサをリンクするユーザの選好によってセンサデータを表示するように構成され、これは、情報ディスプレイを提供される。種々の非限定的情報ディスプレイ125a、125b、125c、125d、125f、および125gが、その対応するセクタ内でその対応するセンサモジュールに関して
図9に図示される。種々の具体的センサモジュールタイプの構成は、本開示の以降でより詳細に説明される。
【0058】
種々のモジュール構成メニューインターフェースが、本開示の以降でより詳細に説明されるであろう。モジュール構成メニューインターフェースが、タッチまたは圧力感受性の単一の起動ボタンを構成し得る、モジュール設定メニューボタン124の起動に応じて表示されると、モジュール構成メニューインターフェースは、モジュール構成メニューインターフェースを閉じるために設計された圧力またはタッチ感受性ボタンを起動することによって閉じられるまで、その象限内に表示されたままである。本開示のある実施形態では、モジュール構成メニューインターフェースが表示されると、これは、モジュールが位置する象限全体を被覆するが、グラフィカルユーザインターフェース100の任意の他の象限のいずれの部分も被覆しない。
【0059】
図3から明白なように、本開示のある実施形態によると、タブなし表示ページの全てのセクタが、利用される必要があるわけではない。
図9から明白なように、本開示のある実施形態によると、タブなし表示ページの各セクタは、選択的に利用され得るが、セクタのいくつかは、センサモジュールとの併用のために構成され得、セクタのいくつかは、非センサモジュールとの併用のために構成され得る。
図9では、例えば、セクタ122hは、情報ディスプレイ125hを提供される非センサモジュールによって提供される非センサデータを表示するように構成される。
【0060】
(タブ付き表示ページ)
図3の、例えば、区分108bのタブ付き表示ページ110、111、112、114等のタブ付き表示ページは、それらが、それぞれ、表示ページの一部から延在する、それぞれ、タブ110a、111a、112a、114aを含むため、タブ付きとして特徴付けられる。本開示のある実施形態によると、各タブ110a、111a、112a、114aは、それぞれ、その表示ページ110、111、112、114の底部部分から延在する。しかしながら、他の実施形態によると、タブは、全て表示ページの右側から延び得る、またはそれらは、全て表示ページの左側から延び得る、またはそれらは、全てタッチスクリーンモニタ15の側に向かって側方に延び得る、またはそれらは、全てタッチスクリーン17の内部に向かって延び得る、もしくはそれらは、全て表示ページの上部から延び得る。
【0061】
タブ110a、111a、112a、114aは、複数の機能を果たす。第1に、タブは、ユーザが、区分108が有する表示ページの数を確認することを可能にする。例えば、
図3aでは、4つの区分108が、非限定的例証的実施形態において示される。時計回りに、4つの区分108は、それぞれ、ヘッダ部分102と境界する、左上区分108aおよび右上区分108bと、それぞれ、フッタ部分104と境界する、右下区分108cおよび左下区分108dとを含む。右上区分108bは、対応する個別のタブ110a、111a、112a、および114aを伴う、4つのタブ付き表示ページ110、111、112、および114を含む。左下区分108dは、3つのタブ付き表示ページ116、118、および120を含み、その対応するタブは、それぞれ、タブ116a、118a、および120aである。右下区分108cは、それぞれ、2つのタブ付き表示ページ121および123を含み、その対応するタブは、タブ121aおよび123aである。左上区分は、表示ページがいかなるタブも有していないため、単一のタブなし表示ページ115を表示する。
【0062】
第2に、各タブは、表示されたアイコンに対応する表示ページの性質に関する情報を表示する、1つ以上のグラフィカル表示アイコンを提供する。例えば、本開示の非限定的実施形態によると、タブ110aは、心筋保護液に特に関連するデータを監視するモジュールを表示するものとしてのタブ付き表示ページ110を識別する略語「CPL」を表示し、これは、心臓外科手術中の心肺バイパスにおける患者の心臓活動の意図的かつ一時的な停止に関連する。したがって、タブ110aは、心筋保護液タブと称され得、タブ付き表示ページ110は、心筋保護液表示ページと称され得る。
【0063】
タブ111aは、タイマデータを表示するものとしてのタブ付き表示ページ111を識別するクロックアイコンを表示する。したがって、タブ111aは、タイマタブと称され得、タブ付き表示ページ111は、タイマ表示ページと称され得る。
【0064】
タブ112aは、患者の身重、体重、およびDuBois、Boyd、またはMostellerのいずれかによる公知のBSA公式のうちの1つを使用して計算される体表面積(BSA)に基づいて、心肺パイバスにおいて患者の標的血流を計算するために使用され得るような、体重ベースの標的流量計算器にダイレクトされるようなタブ付き表示ページ112を識別する心臓パーセンテージアイコンを表示する。したがって、タブ112aは、標的流量計算器タブと称され得、タブ付き表示ページ112は、標的流量計算器表示ページと称され得る。
【0065】
タブ114aは、心肺パイバス手技に先立って、およびその間に種々の灌流パラメータを計算するために使用され得るような、灌流計算器にダイレクトされるようなタブ付き表示ページ114を識別するBSA計算器アイコンを表示する。内蔵プロセッサ30によって実装され得るような灌流計算器の実施例は、2015年5月13日に出願された、米国仮特許出願第62/160,689号およびその対応する米国特許出願公開第US XXXX/YYYYYYYY号(その両方が、それらが開示する全てに関して、参照することによってその全体として本明細書に組み込まれる)によって開示されている。タブ114aは、灌流計算器タブと称され得、タブ付き表示ページ114は、灌流計算器ページと称され得る。
【0066】
タブ116aおよび121aは、圧力測定、温度測定、気泡検出、およびリザーバ流体レベル測定等にダイレクトされる複数のアイコンを表示し、それによって、心肺バイパス機械1の体外血流回路の種々の部分に関する圧力測定、温度測定、気泡検出、および流体レベル測定にダイレクトされる1つ以上のタイプのセンサに関連する選択されたセンサモジュールからのデータの表示にダイレクトされるような個別のタブ付き表示ページ116および121を識別する。したがって、タブ116aおよび121aは、センサタブと称され得、タブ付き表示ページ116および121は、センサデータ表示ページと称され得る。
【0067】
タブ118aは、心肺バイパス機械1に関連付けられる別個のヒータ−クーラユニット85の遠隔監視および制御にダイレクトされるようなタブ付き表示ページ118を識別する太陽および雪片アイコンを表示する。ヒータ−クーラユニット85は、心肺パイバス中に患者の温度を監視および制御することに役立つように提供され、プロセッサ30に患者温度データを提供し、プロセッサ30から制御信号を受信するように動作可能に接続され得る。したがって、タブ118aは、ヒータ/クーラ遠隔制御タブと称され得、タブ付き表示ページ118は、ヒータ/クーラ遠隔制御ページと称され得る。
【0068】
タブ120aは、基本的な数学的演算(例えば、加算、減算、乗算、除算)を実施するために使用され得るような、基本計算器にダイレクトされるようなタブ付き表示ページ120を識別する計算器アイコンを表示する。したがって、タブ120aは、計算器タブと称され得、タブ付き表示ページ120は、計算器表示ページと称され得る。
【0069】
タブ123aは、心肺バイパス機械1が、体外血流回路の少なくとも一部において脈動波を生成することが可能な随意の動脈ポンプを採用するときにイネーブルにされる、脈動流制御モジュールにダイレクトされるようなタブ付き表示ページ123を識別する脈動波アイコンを表示する。したがって、タブ123aは、脈動流タブと称され得、タブ付き表示ページ123は、脈動流制御表示ページと称され得る。
【0070】
図3bは、
図3aのグラフィカルユーザインターフェース100とは異なる構成を図示する。これらの2つの構成は、グラフィカルユーザインターフェース100のユーザに利用可能な多数の構成からの2つの可能な構成のみを表すことを理解されたい。各構成は、ユーザがグラフィカルユーザインターフェース100をユーザの個人的嗜好にカスタマイズすることを可能にするために利用可能な設定機能性を使用して、グラフィカルユーザインターフェース100のユーザによって選択可能に構成され得る。
【0071】
図3bは、対応するタブ付き表示ページ127の機能性を表す、別の一意のアイコンを提供される2つの付加的タブ127aを図示する。この場合、タブ付き表示ページ127は、血液監視ユニット(BMU)インターフェース表示ページを構成し、そのタブ127aは、BMUインターフェースタブを構成する。理解されるはずであるように、他のアイコンも、対応するタブ付き表示ページの機能性を表すために使用され得る。言い換えると、本開示の範囲は、本明細書に明示的に開示される特定のアイコンおよびタブ付き表示ページに限定されるように解釈されるべきではない。
【0072】
各タブは、ユーザがタッチスクリーンモニタ15のタッチスクリーン17上のタブをタッチまたは押下すると、選択機能を実施する。本特徴は、
図3aおよび3bを比較することによって明白である。
図3aでは、区分108bの表示されるタブ付き表示ページは、タブ付き表示ページ111であり、これは、以前のある時点で、ユーザがタッチスクリーン17上のタブ111aを押下する必要があったための場合である。タッチスクリーン17上のタブ111aを押下することは、プロセッサ30が、タッチスクリーンモニタ15にタイマ表示ページであるタブ付きページ111を表示させることをもたらし、したがって、これは、グラフィカルユーザインターフェース100の区分108bにおいて前面に出現する。他のタブ付き表示ページ110、112、114は、その個別のタブ110a、112a、114aを除いて、可視ではない。これは、表示されたタブ付き表示ページ111が、タブ付き表示ページ110、112、および114にオーバーレイするように出現する視覚効果を生じ、これらは、閲覧できない。
【0073】
本開示の目的として、タブ付き表示ページがその区分において前面に表示されると、これは、表示モードにあると考えられ得る。タブ付き表示ページが、表示モードにあるタブ付き表示ページによってオーバーレイされるように出現するとき、視覚的にオーバーレイされたタブ付き表示ページは、オーバーレイモードにあると考えられる。したがって、
図3aの区分108bに関して、タブ付き表示ページ111は、表示モードにあり、タブ付き表示ページ110、112、および114は、オーバーレイモードにある。本開示のある実施形態によると、区分内の複数のタブ付き表示ページは、初期化に応じてデフォルトにされ、最も左のタブ付き表示ページを表示モードにおいて表示し、残りのタブ付き表示ページをオーバーレイモードにおいて表示し得る。
【0074】
図3bでは、区分108bの表示されるタブ付き表示ページは、タブ付き表示ページ110であり、これは、以前のある時点で、ユーザがタッチスクリーン17上のタブ110aを押下する必要があった、または区分108bが初期化されたばかりであるための場合である。タッチスクリーン17上のタブ110aを押下することは、プロセッサ30が、タッチスクリーンモニタ15に心筋保護液表示ページであるタブ付きページ110を表示させることをもたらし、したがって、これは、グラフィカルユーザインターフェース100の区分108bにおいて前面に出現する。他のタブ付き表示ページ111、112、114は、その個別のタブ111a、112a、114aを除いて、可視ではない。これは、表示されたタブ付き表示ページ110が、表示ページ111、112、および114にオーバーレイするように出現する視覚効果を生じ、これらは、閲覧できない。したがって、
図3bの区分108bに関して、タブ付き表示ページ110は、表示モードにあり、タブ付き表示ページ111、112、および114は、オーバーレイモードにある。
【0075】
図面に明示的に示されないが、外挿によって、タッチスクリーン17上のタブ112aへのタッチまたは圧力は、プロセッサ30が、タッチスクリーンモニタ15に、グラフィカルユーザインターフェース100を介して、標的流量計算器表示ページであるタブ付き表示ページ112を表示させることをもたらし、したがって、これは、区分108bにおいて前面に(すなわち、表示モードにおいて)出現する一方、他のタブ付き表示ページ110、111、および114は、オーバーレイされて(すなわち、オーバーレイモードにおいて)出現し、その個別のタブ110a、111a、および114aを除いて閲覧できないことを理解されたい。同様に、タッチスクリーン17上のタブ114aへのタッチまたは圧力は、プロセッサ30が、タッチスクリーンモニタ15に、グラフィカルユーザインターフェース100を介して、灌流計算器ページであるタブ付き表示ページ114を表示させることをもたらし、したがって、これは、区分108bにおいて前面に(すなわち、表示モードにおいて)出現する一方、他のタブ付き表示ページ110、111、および112は、オーバーレイされて(すなわち、オーバーレイモードにおいて)出現し、その個別のタブ110a、111a、および112aを除いて閲覧できない。
【0076】
表示モードならびにオーバーレイモードに関するタブおよびタブ付き表示ページの本タブ機能性は、ユーザが、ネスト化階層化ページ構造を通して移動する必要なく、1つのタブ付き表示ページから別のものに視覚的に移動することを可能にする。区分108bの構造は、対応するタブ付き表示ページを表示モードに遷移させる一方、残りのタブ付き表示ページをオーバーレイモードに同時に遷移させるためにタッチまたは圧力起動可能であるそのタブとともに、タブ選択可能ページ構造として特徴付けられ得、これは、米国特許第4,712,191号(参照することによってその全体として本明細書に組み込まれる)によって開示されるもの等の従来のネスト化階層化ページ構造とは実質的に異なる。
図3aおよび3bから理解されるはずであるように、区分108b、108c、および108dは、それぞれ、それ自身のタブ選択可能ページ構造を保有する。
【0077】
タブ選択可能ページ構造の利点は、ユーザが、適切なタブに対する単一のタッチまたはプッシュによって、区分内のタブ付き表示ページのうちのいずれか1つから同一の区分内のタブ付き表示ページのうちの任意の他の1つに直接移動し得ることである。例えば、ユーザは、タブ110aを起動することによって、タブ付き表示ページ111からタブ付き表示ページ110に直接移動し得る、またはタブ112aを起動することによって、タブ付き表示ページ111からタブ付き表示ページ112に直接移動し得る、もしくはタブ114aを起動することによって、タブ付き表示ページ111からタブ付き表示ページ114に直接移動し得る。したがって、タブ選択可能ページ構造は、ネスト化ページ構造では可能ではない、1つのタブ付き表示ページから別のタブ付き表示ページへの移動の柔軟性を可能にする。例えば、ユーザは、最初に、タブ110aを起動し、タブ付き表示ページ110が表示モードになった後、次いで、タブ114aを起動することによって、タブ付き表示ページ112からタブ付き表示ページ110に、次いで、タブ付き表示ページ114に移動し得る。タブ付き表示ページ間の移動の柔軟性を例証する本実施例は、区分内のタブ付き表示ページ間の連続的移動の任意の順列が本開示の範囲内であるため、非限定的であり、例証のみを目的とする。
【0078】
タブ選択可能ページ構造の別の利点は、タブが、各タブ付き表示ページの一部として構成され得る種々のモジュールのアラームステータスをユーザにアラートするために使用され得ることである。例えば、本開示のある実施形態によると、タブ付き表示ページがオーバーレイモードにあり、オーバーレイされたタブ付き表示ページのコンポーネントである任意のセンサモジュールまたは任意の非センサモジュールがアラーム状態に遷移するときは常に、オーバーレイされたタブ付き表示ページの対応するタブは、アラームモードに遷移し、アラーム状態にユーザの注意を向けさせるために、点滅または明滅し、場合によっては変色し得る。このように、ユーザは、アラームを発するタブによって、そのアラームを発するモジュールに関するオーバーレイされたタブ付き表示ページをチェックするように通知されるであろう。本開示のある実施形態によると、アラームモードは、医療デバイス規格による規定された速度において、通常色とアラーム色との間で点滅することを含む。
【0079】
非限定的実施例として、
図3bの区分108bは、圧力センサモジュール129を含み、これは、タブ付き表示ページ110が表示モードにあり、タブ付き表示ページ111、112、および114がオーバーレイモードにある間に表示される。
図3aでは、区分108bのタブ付き表示ページ110は、オーバーレイモードにあり、タブ付き表示ページ111は、表示モードにある。本状態にあるとき、ユーザは、本開示の以降で説明されるように、圧力センサモジュール129の一部として組み込まれるアラームを、それらがアラームを発するときに直接確認することが可能ではないであろう。そのようなアラームは、体外血流回路の一部内の測定された圧力が、最大閾値測定圧力を超える、または最小閾値測定圧力を下回って下降すると、トリガされ得る。
【0080】
タブ110aは、タブ付き表示ページ110が
図3aのオーバーレイモードにあるにもかかわらず、依然として可視であるため、タブ110aは、アラームを発する圧力センサモジュール129の通知を提供し得る。本開示のある実施形態によると、圧力センサモジュール129がアラームを発するべきであり、タブ付き表示ページ110がオーバーレイモードにあるとき、プロセッサ30は、タブ110aをアラームモードに遷移させ、タブ110aは、点滅および変色し得る。本開示のある実施形態によると、タブ毎のアラームモードは、その背景色と、中優先順位アラームに関して黄色および高優先順位アラームに関して赤色等の適切なアラーム色との間で点滅することを伴う。
【0081】
タブが点滅および/または変色する方法に基づいて、アラームを発するタブは、これが高優先順位アラーム、中優先順位アラーム、または低優先順位アラームを構成するか等、アラームの性質に関してユーザに通知し得る。例えば、本開示のある実施形態によると、黄色で点滅するタブは、中優先順位アラームを示し得、赤色で点滅するタブは、高優先順位アラームを示し得る。本開示のある実施形態によると、低優先順位アラームは、付加的点滅を伴わずに、タブの背景色からシアン色または黄色への変色を構成する。したがって、例えば、その背景色から定常シアン色または定常黄色に遷移するタブは、低優先順位アラーム状態を示している。一方、黄色で点滅し始めるタブは、中優先順位アラーム状態を示し、赤色で点滅し始めるタブは、高優先順位アラーム状態を示す。点滅の速度もまた、アラームの優先度に対応し得る。例えば、中優先順位アラームに従って黄色で点滅する速度は、高優先順位アラームに従って赤色で点滅する速度よりも遅くあり得る。しかしながら、低優先順位アラームは、色がシアン色または黄色であるかにかかわらず、アラーム色の定常非点滅表示を維持する。
【0082】
したがって、本開示のある実施形態では、アラームを発するタブは、オーバーレイされたタブ付き表示ページのアラームを発するモジュールの深刻度を示す色付き状態に遷移し得る。例えば、アラームを発するタブは、高優先順位アラームを通知するために、全体を通して赤色を保有する、またはタブの一部の上のみに赤色を保有するように遷移し得る一方、アラームを発するタブは、中または低優先順位アラームを通知するために、全体を通して黄色を保有する、またはタブの一部の上のみに黄色を保有するように遷移し得る。アラームを発するタブはまた、低優先順位アラームを通知するために、全体を通してシアン色を保有する、またはタブの一部の上のみにシアン色を保有するように遷移し得る。本開示のために採用されるアラーム色スキームは、医療デバイスに関する標準的色スキームに従う。他の色スキームも、グラフィカルユーザインターフェース100が非医療デバイスのみとの併用のために採用されるとき、採用され得る。
【0083】
したがって、アラームを表示することが可能なタブ付き表示ページに関連付けられる、本開示による各タブは、関連付けられるタブ付き表示ページがオーバーレイモードにあり、オーバーレイされたタブ付き表示ページのいくつかのモジュールがアラームを発するべきであるとき、アラームモードに遷移することが可能である。タブ110aのアラーム機能性が詳細に説明されたが、本アラーム機能性は、他のタブ111a、116a、118a、および121aのそれぞれによって保有され、例えば、その関連付けられるタブ付き表示ページは、ユーザが注意を払う必要があるアラーム状態を有するセンサモジュールまたは非センサモジュールを保有する。
【0084】
グラフィカルユーザインターフェース100の一般的構造、すなわち、タブなし表示ページおよびタブ付き表示ページのタブ選択可能ページ構造を説明したが、タブなし表示ページおよび/またはタブ付き表示ページのいずれかのコンポーネントモジュールとして採用され得る、種々のセンサモジュールおよび非センサモジュールが、以下のように説明される。
【0085】
(圧力センサモジュール)
心肺パイバスシステム1は、典型的には、体外血流回路3上の種々の所望の点における圧力を測定し、表示のためにグラフィカルユーザインターフェース100に圧力データを出力する前にこれを処理し得るプロセッサ30に圧力データを入力するために配置される、1つ以上の圧力センサ50を提供される。各圧力センサ50からのデータは、
図10aおよび10b等に示される対応する一意の圧力センサモジュール152によって表示される。
図10aは、
図10aが圧力データをmmHgにおいて表示し、
図10bが圧力データをkPaにおいて表示することを除いて、
図10bと類似する。各圧力センサモジュール152は、ユーザの選好による用途および設定に応じて、タブなし表示ページのコンポーネントとして、またはタブ付きセンサ表示ページのコンポーネントとして、もしくはタブ付き心筋保護液表示ページのコンポーネントとしてかどうかにかかわらず、4つの象限108のいずれかの中に表示され得る表示モジュールである。非限定的実施例として、圧力センサモジュールは、
図3bに示されるように、タブなし表示ページ115のコンポーネントとして、かつタブ付き心筋保護液表示ページ110のコンポーネントとして図示される。
【0086】
図10aに示されるように、各一意の圧力センサモジュール152は、タイトルフィールド154を含み、これは、それから表示されるデータが取得される圧力センサ50に関連する一意の識別子を表示する英数字フィールドである。一意の識別子は、「Px−,」の形態を有し得、xは、具体的圧力センサに対応する数字であり、体外血流回路に沿った場所を示し得るような、センサ名称が続く。
図10aに示されるセンサ名称は、単に、例示的であり、例証を目的とし、限定であることを意味しない。
【0087】
各圧力センサモジュール152はまた、圧力センサ50によって測定された圧力データの値を表示する数字フィールドである圧力値データフィールド156と、圧力センサ50によって測定された圧力データの単位を表示する英数字フィールドである圧力値単位フィールド157とを含む。各圧力センサモジュール152はさらに、以下により詳細に説明されるように、心肺パイバス機械1のポンプ38の相互作用にリンクまたはリンク解除し得る介入ボタン158を含み得る。各圧力センサモジュール152はまた、上で議論されるようなモジュール設定メニューボタン124を含む。
【0088】
各圧力センサモジュール152はさらに、
図10c、10d、10e、10f、および10gによって図示されるような複数のアラーム指示状態を含み得る。例えば、
図10cによって示されるように、圧力センサ50が、停止限界値に到達する、および/またはそれを超える体外血流回路内の圧力を測定すると、圧力センサモジュール152は、圧力高優先順位アラーム状態に切り替わる。圧力高優先順位アラーム状態は、種々の方法で構成され得る。一非限定的実施形態では、圧力高優先順位アラーム状態は、3つの感嘆符を伴う三角形等の警告シンボルおよび赤色バナーを表示することを伴い、これは、医療デバイスに関する産業規格に従って決定された速度(すなわち、1.4Hz〜2.8Hzの点滅周波数および20%〜60%のデューティサイクル)において点滅する。本開示の別の実施形態では、上記に開示される圧力高優先順位アラーム状態の視覚コンポーネントに加えて、またはその置換として、圧力高優先順位アラーム状態は、事前決定されたケイデンスにおいてパルスを発する音(例えば、高音ビープ音)から成る聴覚アラームを含み得る。
【0089】
図10dによって示されるように、圧力センサ50が、停止限界値よりも実質的に低い閾値限界値に到達する、および/またはそれを超える体外血流回路内の圧力を測定すると、圧力センサモジュール152は、圧力中優先順位アラーム状態に切り替わる。圧力中優先順位アラーム状態は、種々の方法で構成され得る。一非限定的実施形態では、圧力中優先順位アラーム状態は、2つの感嘆符を伴う三角形等の警告シンボルおよび黄色バナーを表示することを伴い、これは、別の事前決定された速度(すなわち、0.4Hz〜0.8Hzの点滅周波数および20%〜60%のデューティサイクル等)において点滅する。本開示の別の実施形態では、上記に開示される圧力中優先順位アラーム状態の視覚コンポーネントに加えて、またはその置換として、圧力中優先順位アラーム状態は、別の事前決定されたケイデンスにおいてパルスを発する音(例えば、高優先順位アラーム状態の高音ビープ音よりも実質的に低音のビープ音)から成る聴覚アラームを含み得る。
【0090】
図10eによって示されるように、圧力センサ50が、閾値限界値よりも実質的に低いアラーム限界値に到達する、および/またはそれを超える体外血流回路3内の圧力を測定すると、圧力センサモジュール152は、圧力低優先順位アラーム状態に切り替わる。圧力低優先順位アラーム状態は、種々の方法で構成され得る。一非限定的実施形態では、圧力低優先順位アラーム状態は、単一の感嘆符を伴う三角形等の警告シンボルおよびシアン色バナーを表示することを伴い、これは、非点滅様式(すなわち、デューティサイクルは、100%である)において提示される。本開示の別の実施形態では、上記に開示される圧力低優先順位アラーム状態の視覚コンポーネントに加えて、またはその置換として、圧力低優先順位アラーム状態は、別の事前決定されたケイデンスにおいてパルスを発する音(例えば、圧力中優先順位アラーム状態の中音ビープ音よりも実質的に低音のビープ音)から成る聴覚アラームを含み得る。
【0091】
したがって、上記の実施例によると、停止限界値に関する圧力値は、閾値限界値に関する圧力値を上回り、これは、アラーム限界値に関する圧力値を上回る。加えて、医療デバイスに関する産業規格による、高、中、および低優先順位アラームバナーに関する特定の色スキーム、すなわち、それぞれ、赤色、黄色、およびシアン色が、圧力測定に関して説明されている。しかしながら、グラフィカルユーザインターフェース100が、非医療環境において採用されるとき、他の色スキームも、採用され得る。
【0092】
圧力高優先順位アラーム状態が起動されている場合では、圧力センサ50によって測定された圧力は、停止限界値に到達している、および/またはそれを超えており、これは、その圧力が圧力センサ50によって監視される、体外血流回路3の少なくともその部分における圧力を速やかに低減させる必要性があることを意味する。そのような圧力の速やかな低減をもたらすための1つの方法は、圧力を減少させるためにポンプ活動を減少させる自動的圧力補正アルゴリズムを提供することである。圧力が設定された閾値を下回って降下するに関連付けられるポンプは、自動的圧力補正アルゴリズムに従って、活動を自動的に再開する。しかしながら、介入ボタン158が、提供され得、これは、ユーザによってタッチまたは圧力起動されると、そうでなければ特定の血液ポンプ38の動作に影響を及ぼすであろう自動的圧力補正アルゴリズムを無効にする。
【0093】
非限定的実施例として、
図10aによると、介入ボタン158は、特定のポンプ、すなわち、動脈ポンプ38への動作可能なリンクを示す。圧力が停止限界値を超えると、自動的圧力補正アルゴリズムが、起動され、したがって、プロセッサ30は、圧力を低減させる様式で動脈ポンプ38の動作を制御する(すなわち、ポンプ38は、圧力を低減させるために、完全または部分的に遮断される)。しかしながら、ユーザによる介入ボタン158の手動起動によって、自動的圧力補正アルゴリズムは、2秒にわたって選択的に無効にされ得る。
【0094】
いかなる介入機構もポンプに関連付けられていない場合では、介入ボタン158は、自動的圧力補正アルゴリズムを無効にし得るような、ポンプと介入ボタン158との間のいかなるリンクも示さないように、
図11aのように現れる。介入ボタン158が
図11aによって示される状態にあるとき、ユーザは、介入ボタン158とポンプ38との間の関連付けの欠如に起因して、ポンプ38の自動的圧力補正アルゴリズムの動作を手動で無効にすることができない。しかしながら、介入ボタン158が
図11bのように現れるとき、誤動作または他の意図されない介入ボタン158とポンプ38との間の機能的切断が、検出され、これは、介入ボタン158が自動的圧力補正アルゴリズムの動作を無効にすることを妨げる。
【0095】
圧力センサモジュール152によって現れ得る他の圧力アラーム状態は、
図10f、10g、および10hに図示される状態を含む。
図10fでは、圧力センサモジュール152は、圧力センサ50がセンサパネルから切断するときに起こり得るような、圧力センサ50がプロセッサ30から切断される状態を示している。
図10gでは、圧力センサモジュール152は、圧力センサ50が誤動作している状態を示している。
図10hでは、圧力センサモジュール152は、圧力センサ50が「オフ」構成にあるとき等、圧力センサ50が利用不可能である状態を示している。
【0096】
(気泡検出センサモジュール)
心肺パイバスシステム1は、典型的には、体外血流回路3上の種々の所望の点における血流内の気泡を検出し、表示のためにグラフィカルユーザインターフェース100に気泡検出データを出力する前にこれを処理し得るプロセッサ30に気泡検出データを入力するために配置される、1つ以上の気泡センサ60を提供される。各気泡検出センサ60からのデータは、
図12等に示されるような対応する一意の気泡検出センサモジュール162によって表示される。各気泡検出センサモジュール162は、ユーザの選好による用途および設定に応じて、タブなし表示ページのコンポーネントとして、またはタブ付きセンサ表示ページのコンポーネントとして、もしくはタブ付き心筋保護液表示ページのコンポーネントとしてかどうかにかかわらず、4つの象限108のいずれかの中に表示され得る表示モジュールである。非限定的実施例として、気泡検出センサモジュールは、
図3bに示されるように、タブなし表示ページ115のコンポーネントとして、かつタブ付き心筋保護液表示ページ110のコンポーネントとして図示される。
【0097】
図12に示されるように、各一意の気泡検出センサモジュール162は、タイトルフィールド164を含み、これは、それから表示されるデータが取得される気泡検出センサ60に関連する一意の識別子を表示する英数字フィールドである。一意の識別子は、「Bx−,」の形態を有し得、xは、具体的気泡検出センサに対応する数字であり、体外血流回路に沿った場所を示し得るような、センサ名称が続く。
図12に示されるセンサ名称は、単に、例示的であり、例証を目的とし、限定であることを意味しない。
【0098】
各気泡検出センサモジュール162はまた、気泡レベルアイコンを介して、気泡検出センサ60によって取得される気泡検出データを表示するグラフィカルフィールドである、気泡検出データフィールド166と、気泡検出モジュール162が気泡検出高優先順位アラームの状態にあるとき、検出される気泡のサイズをリセットするために、タッチまたは圧力によって起動され得る、リセットボタン167とを含む。気泡検出モジュール162が高優先順位アラームの状態にあり、それによって、事前決定された閾値を超える気泡の検出を示すとき、体外血流回路3内の血液流体の流量を低減させ、気泡が患者に進入する前にそれらを除去する必要性がある。したがって、灌流技師または心肺バイパス機械1の他のオペレータは、気泡検出センサモジュール162が気泡検出高優先順位アラーム状態に入ると、必要に応じて、検出された気泡を除去するための是正措置が講じられていることを確実にしなければならない。
【0099】
次いで、気泡検出高優先順位アラーム状態は、大きい検出された気泡を除去するための是正措置が講じられるまで持続する必要性がある。その結果、リセットボタン167は、気泡検出モジュール162が気泡検出高優先順位アラームの状態にないとき、選択のために利用不可能である。気泡検出センサモジュール162が気泡検出高優先順位アラーム状態に入ると、リセットボタン167は、選択のために利用可能になる。しかしながら、リセットボタン167のタッチまたは圧力起動は、気泡検出センサモジュール162のアラームステータスをリセットしないであろう一方、センサ60は、気泡検出高優先順位アラーム状態に対応する気泡サイズ閾値よりも大きい気泡を検出している。
【0100】
気泡検出高優先順位アラーム状態が起動される場合では、体外血流回路3から検出された気泡を除去する必要性がある。これらの大きい気泡の除去を開始するための1つの方法は、心肺バイパス機械1のポンプ活動を改変することによって、体外血流回路3を通した血流を減少させる自動的気泡除去アルゴリズムを提供することである。各気泡検出センサモジュール162はさらに、ユーザによってタッチまたは圧力起動されると、そうでなければ1つ以上の血液ポンプの動作に影響を及ぼすであろう自動的気泡除去アルゴリズムを無効にし得る、介入ボタン168を含み得る。介入ボタン168の起動は、以下により詳細に対処されるように、自動的気泡除去アルゴリズムの2秒の無効化を開始する。各気泡検出センサモジュール162はまた、上で議論されるようなモジュール設定メニューボタン124を含む。
【0101】
気泡検出データフィールド166の気泡レベルアイコンは、
図13a、13b、13c、および13dを参照して説明される。気泡レベルアイコンは、複数のレベルの事前決定された検出可能気泡サイズを表示することが可能である。ユーザ選択された気泡検出サイズは、図に示される白色リング等によって示されるような、選択された気泡サイズの周囲のリングとして示される。例証される実施形態は、白色リングを採用するが、リングに関する他の色も、それらが気泡検出センサモジュール62のユーザによって容易に理解される限り、採用され得る。
図13bから明白なように、気泡レベルアイコンの各円は、より高い優先順位アラームをトリガするために選択されるものよりも小さい気泡の検出(すなわち、微小気泡活動の検出)を示すように、気泡検出中優先順位アラーム状態を表す色で、塗り潰され、最も左の円において始まり、選択された気泡検出サイズを表す円(すなわち、白色円によって囲繞された円)の前で終わる。この場合、気泡検出中優先順位アラーム色は、これが圧力中優先順位アラーム状態を伴うため、黄色であり得る。
【0102】
現在の気泡検出活動が、
図13c等によって示されるように、選択された気泡検出サイズを上回る、またはそれに等しいとき、気泡レベルアイコンは、圧力高優先順位アラーム状態に関して採用されるような赤色等の気泡検出高優先順位アラーム色で、最も小さい検出された気泡サイズから最も大きい検出された気泡サイズまで塗り潰される。高優先順位アラームに関する色は、医療デバイスに関する産業規格に従って選択される。高優先順位アラームを示すための赤色以外の他の色の選択は、非医療デバイス用途のみを対象とする実施形態に関連する。
【0103】
図13dは、気泡検出センサモジュール162が、オンであるように構成される場合を図示するが、しかしながら、いかなる気泡検出センサ60も、気泡検出センサモジュール162に動作可能に取り付けられていない。この場合、気泡検出アイコンの気泡サイズインジケータの全ては、気泡検出センサモジュール162の背景色の代わりに、黒色で塗り潰される。本開示の全ての色選択の場合のように、適用される環境が、非医療デバイスのみに関連するとき、黒色以外の別の色が、気泡検出センサモジュール162に動作可能に接続される気泡検出センサ60の不在を示すために使用され得る。
【0104】
各気泡検出センサモジュール162はさらに、
図14a、14b、14c、14d、および14eによって図示されるような複数のアラーム指示状態を含み得る。例えば、
図14aによって示されるように、気泡検出センサ60が、選択された気泡検出サイズ値に到達する、および/またはそれを超える体外血流回路内の気泡を検出すると、気泡検出センサモジュール162は、気泡検出高優先順位アラーム状態に切り替わる。気泡検出高優先順位アラーム状態は、種々の方法で構成され得る。一非限定的実施形態では、気泡検出高優先順位アラーム状態は、3つの感嘆符を伴う三角形等の警告シンボルおよび赤色バナーを表示することを伴い、これは、医療デバイスに関する産業規格に従って事前決定された速度(すなわち、1.4Hz〜2.8Hzの点滅周波数および20%〜60%のデューティサイクル)において点滅する。加えて、検出された最大気泡サイズに対応する気泡検出サイズインジケータによって示される選択された気泡サイズおよびより小さい気泡サイズインジケータも、同様に赤色で塗り潰される。本開示の別の実施形態では、上記に開示される気泡検出高優先順位アラーム状態の視覚コンポーネントに加えて、気泡検出高優先順位アラーム状態は、医療デバイスに関する産業規格に従って、事前決定されたケイデンスにおいてパルスを発する音(例えば、高音ビープ音)から成る聴覚アラームを含み得る。
【0105】
図14bによって示されるように、気泡検出センサ60が、閾値限界値よりも小さい体外血流回路3内の気泡を検出すると(すなわち、選択された気泡検出サイズ閾値よりも小さい微小気泡の検出)、気泡検出センサモジュール162は、気泡検出中優先順位アラーム状態に切り替わる。気泡検出中優先順位アラーム状態は、種々の方法で構成され得る。一非限定的実施形態では、気泡検出中優先順位アラーム状態は、単一の感嘆符を伴う三角形等の警告シンボルおよび黄色バナーを表示することを伴い、これは、別の事前決定された速度において(すなわち、気泡検出高優先順位アラーム状態の点滅速度よりも実質的に遅く、医療デバイスに関する産業規格に従って、0.4Hz〜0.8Hzの点滅周波数および20%〜60%のデューティサイクルから選択される速度において)点滅し得る。本開示の別の実施形態では、上記に開示される気泡検出中優先順位アラーム状態の視覚コンポーネントに加えて、気泡検出中優先順位アラーム状態は、事前決定されたケイデンスにおいてパルスを発する音(例えば、気泡検出高優先順位アラーム状態の高音ビープ音よりも実質的に低音のビープ音)から成る聴覚アラームを含み得る。
【0106】
医療デバイスに関する産業規格による、高および中優先順位アラームバナーに関する特定の色スキーム、すなわち、それぞれ、赤色および黄色が、気泡検出に関して説明されている。しかしながら、グラフィカルユーザインターフェース100が、非医療環境において採用されるとき、他の色スキームも、採用され得る。
【0107】
気泡検出センサモジュール162が、気泡検出高優先順位アラーム状態に入ると、気泡検出センサモジュール162は、リセットボタン167が起動され(すなわち、押下またはタッチ起動され)、気泡検出センサ60が、気泡検出センサモジュール162に関して設定された気泡サイズ検出限界に等しい、またはそれよりも大きい気泡をもはや検出しなくなるまで、本状態のままであろう。言い換えると、気泡検出センサモジュール162が、気泡検出高優先順位アラーム状態に入ると、気泡検出センサモジュール162が、リセットボタン167を使用してリセットされるまで(および同時に、気泡検出センサ60が、高優先順位アラームの設定に関する気泡サイズ検出閾値またはそれを上回るサイズの気泡を目下検出しなくなるまで)、これは、アラームなし状態または気泡検出中優先順位アラーム状態に戻るように遷移しないであろう。
【0108】
気泡検出センサモジュール162が、気泡検出中優先順位アラーム状態に入ると、気泡検出センサモジュール162は、リセットボタン167の起動を要求することなく、本状態から遷移し得る。実際には、リセットボタン167は、気泡検出センサモジュール162が気泡検出高優先順位アラーム状態にある間にのみ起動可能であるが、これは、気泡検出センサモジュール162が気泡検出中優先順位アラーム状態にある間に起動可能ではない。本開示のある実施形態によると、気泡検出センサモジュール162は、気泡が検出可能限界を下回るサイズに減少する(すなわち、いかなる検出可能な気泡もない)か、または気泡検出高優先順位アラーム状態への遷移をトリガするサイズに増加するかに応じて、気泡検出中優先順位アラームから、
図12等に示されるような非気泡検出状態、または
図14a等に示されるような気泡検出高優先順位アラーム状態のいずれかに自発的に遷移し得る。
【0109】
気泡検出高優先順位アラーム状態が起動されているときの場合では、気泡検出センサ60によって検出される1つ以上の気泡は、選択された閾値気泡検出サイズに到達している、および/またはそれを超えており、これは、許容できないほど大きい気泡が気泡検出センサ60によって検出されている体外血流回路の少なくともその部分における血流を速やかに停止させる必要性があることを意味する。そのような血流の速やかな停止をもたらすための1つの方法は、本システムに、体外血流回路3の少なくとも関連する部分における前方血液流体流量を減少または中止させるように、気泡検出高優先順位アラーム状態に応答して、心肺バイパス機械の1つ以上のポンプを自動的に調節する自動的気泡補正アルゴリズムを提供することである。このように、本システムは、気泡検出高優先順位状態に自動的に応答し、したがって、体外血流回路3内に検出される許容できないほど大きい気泡を一掃することを対象とする、灌流技師または他の医療提供者によって実施されるプロセスを促進し得る。
【0110】
気泡検出センサモジュール162は、タッチまたは圧力によってユーザによって起動されると、自動的気泡補正アルゴリズムを無効にする介入ボタン168を提供され得、したがって、これは、2秒等の事前決定された期間にわたって特定のポンプ38の動作に影響を及ぼさなくなる。非限定的実施例として、
図14aによると、介入ボタン168は、特定のポンプ、すなわち、動脈ポンプ38への動作可能なリンクを示す。気泡検出閾値限界を超えるサイズの気泡が検出されると、自動的気泡補正アルゴリズムは、起動され、したがって、プロセッサ30は、体外血流回路3の少なくとも関連する部分における前方血流を低減または中止させる様式で動脈ポンプ38の動作を制御する。しかしながら、ユーザによる介入ボタン168の手動起動によって、自動的気泡補正アルゴリズムは、2秒にわたって選択的に無効にされる。
【0111】
気泡検出センサモジュール162は、いくつかの付加的アラーム状態に遷移することが可能である。例えば、
図14cに示されるように、気泡検出センサ60がセンサパネルから切断された状態になるときの場合では、気泡検出センサモジュール62は、気泡検出切断高優先順位アラーム状態に遷移する。気泡検出切断高優先順位アラーム状態は、種々の方法で構成され得る。一非限定的実施形態では、気泡検出切断高優先順位アラーム状態は、3つの感嘆符を伴う三角形等の警告シンボルおよび赤色バナーを表示することを伴い、これは、事前決定された速度において点滅する。しかしながら、気泡検出高優先順位アラーム状態とは異なり、気泡検出切断高優先順位アラーム状態の間、気泡検出データフィールド166のいずれの気泡サイズインジケータも、赤色で塗り潰されず、それらは、切断を示すために黒色で塗り潰される。本開示の別の実施形態では、上記に説明される気泡検出切断高優先順位アラーム状態の視覚コンポーネントに加えて、気泡検出切断高優先順位アラーム状態は、事前決定されたケイデンスにおいてパルスを発する音(例えば、高音ビープ音)から成る聴覚アラームを含み得る。
【0112】
図14dに示されるように、気泡検出センサ60がイネーブルにされるが、不良ステータスを返すようにある意味では誤動作していると、気泡検出センサモジュール162は、気泡センサ不良アラーム状態に遷移する。気泡センサ不良アラーム状態は、種々の方法で構成され得る。一非限定的実施形態では、気泡センサ不良アラーム状態は、3つの感嘆符を伴う三角形等の警告シンボルおよび赤色バナーを表示することを伴い、これは、事前決定された速度において点滅する。しかしながら、気泡検出高優先順位アラーム状態とは異なり、気泡センサ不良アラームの状態の間、気泡検出データフィールド166のいずれの気泡サイズインジケータも、赤色で塗り潰されず、それらは、背景の色で塗り潰され、大きい赤色の「X」が、気泡検出データフィールド166にわたって重ねられる。本開示の別の実施形態では、上記に開示される気泡センサ不良アラーム状態の視覚コンポーネントに加えて、気泡センサ不良アラーム状態は、事前決定されたケイデンスにおいてパルスを発する音(例えば、高音ビープ音)から成る聴覚アラームを含み得る。本開示のある実施形態によると、気泡検出センサモジュール162が、気泡センサ不良アラーム状態にあるとき、リセットボタン167は、イネーブルにされない。
【0113】
図14eに示されるように、気泡検出センサ60がオフ状態に構成されると、気泡検出センサモジュール162は、気泡検出センサ利用不可能状態に遷移する。気泡検出センサ利用不可能アラーム状態は、種々の方法で構成され得る。一非限定的実施形態では、気泡検出センサ利用不可能状態は、暗色バナーおよび抑制された気泡検出データフィールド166を表示することを伴う。気泡検出センサ利用不可能状態にあるとき、リセットボタン167および介入ボタン168は、イネーブルにされないが、モジュール設定メニューボタン124が、イネーブルにされる。本開示のある実施形態によると、リセットボタン167および介入ボタン168は、
図14eに示されるように、それらが気泡検出センサ利用不可能状態中に起動可能ではない(イネーブルにされない)ことを示すために、抑制されたモードにおいて表示される。しかしながら、モジュール設定メニューボタン124は、
図14eに示されるように、その起動可能(イネーブルにされる)条件を示すために、照明付きモードにおいて表示される。
【0114】
(レベルセンサモジュール)
心肺パイバスシステム1は、心肺パイバスシステム1の体外血流回路3の構成要素を構成する、血液リザーバ、典型的には、静脈リザーバ内の流体レベルを検出するために配置される、1つ以上のレベルセンサ70を提供され得る。各レベルセンサ70は、表示のためにグラフィカルユーザインターフェース100に流体レベルデータを出力する前にこれを処理し得る、プロセッサ30に流体レベルデータを入力するように動作可能に接続される。レベルセンサ70からのデータは、
図15a等に示される対応する一意のレベルセンサモジュール172によって表示され得る。各レベルセンサモジュール172は、ユーザの選好による用途および設定に応じて、タブなし表示ページのコンポーネントとして、またはタブ付きセンサ表示ページのコンポーネントとして、もしくはタブ付き心筋保護液表示ページのコンポーネントとしてかどうかにかかわらず、4つの象限108のいずれかの中に表示され得る表示モジュールである。非限定的実施例として、レベルセンサモジュールは、
図3bに示されるように、タブなし表示ページ115のコンポーネントとして図示される。
【0115】
図15aに示されるように、各一意のレベルセンサモジュール172は、タイトルフィールド174を含み、これは、それから表示されるデータが取得されるレベルセンサ70に関連する一意の識別子を表示する英数字フィールドである。一意の識別子は、「Lx−,」の形態を有し得、xは、具体的レベルセンサに対応する数字であり、体外血流回路に沿った場所を示し得るような、センサ名称が続く。
図15aに示されるセンサ名称は、単に、例示的であり、例証を目的とし、限定であることを意味しない。
【0116】
各レベルセンサモジュール172はまた、レベルデータフィールド176を含み、これは、レベルアイコンを介して、レベルセンサ70によって取得された相対レベルデータを表示するグラフィカルフィールドである。より具体的には、レベルセンサ70によって取得されたレベルデータは、レベルセンサ70の位置に関連する。各レベルセンサモジュール172はさらに、以下により詳細に説明されるように、適切な状況下で、心肺バイパス機械1の血液流体ポンプ37の動作を介して、血液リザーバ70内の血液流体レベルを自動的に調節する自動的レベル補正アルゴリズムを無効にするように起動可能である、介入ボタン178を含み得る。介入ボタン178に動作可能に接続されるポンプ37は、血液リザーバ70から血液流体を圧送する種類のものである。各レベルセンサモジュール172はまた、上で議論されるようなモジュール設定メニューボタン124を含む。
【0117】
レベルデータフィールド176のレベルアイコンが、
図16a、16b、16c、および16dを参照して説明される。レベルアイコンの各々は、関連付けられるリザーバ内の流体の相対レベルをグラフで表す。例えば、
図16aのレベルアイコンは、血液リザーバ内の流体の許容可能なレベル(すなわち、調整レベルを上回るレベル)をグラフで表す。例証される実施形態は、医療デバイスに関する産業規格に従って、緑色三角形を採用する。しかしながら、グラフィカルユーザインターフェース100が、非医療システムの構成要素として採用されるとき、他の色および形状も、それらがレベルセンサモジュール172のユーザによってそのようなものとして容易に理解される限り、許容可能な相対レベルを表すために採用され得る。緑色三角形アイコンはまた、2つの水平白色破線を提供され、これは、他のレベルアイコンに関して以下に説明されるような他の重要な相対レベルを表す。
【0118】
図16bのレベルアイコンは、
図16aのレベルアイコンによってグラフで表される流体のレベルよりも低い、血液リザーバ内の流体のレベルをグラフで表す。実際には、
図16bのレベルアイコンによってグラフで表される流体のレベルは、上側水平破線によって表される調整限界にある、またはそれを下回り、下側水平破線によって表されるレベルセンサ70のレベルを上回る。
図16bによってグラフで表される流体レベルは、依然として、流体の許容可能なレベルであるが、これは、
図15b等によって表されるように、レベル低優先順位アラーム状態による、より綿密な注意に値する流体レベルを表す。本レベル低優先順位アラーム状態は、種々の方法で構成され得る。例えば、
図15bに示されるように、グラフで表される流体レベルの色付けは、緑色から黄色に改変され得、黄色バナーが、起動されると定常非点滅状態を維持する三角形警告アイコンおよび2つの感嘆符を提供され得る。本開示の別の実施形態では、レベル低優先順位アラーム状態の視覚コンポーネントに加えて、レベル低優先順位アラーム状態は、レベル低優先順位アラーム状態を示す事前決定されたケイデンスにおいてパルスを発する音(すなわち、低または中音)から成る聴覚アラームを含み得る。
【0119】
図16cのレベルアイコンは、下側水平破線によって表されるように、
図16bのレベルアイコンによってグラフで表される流体のレベルよりも低く、レベルセンサ70のレベルにある、またはそれを下回る流体レベルに対応する血液リザーバ内の流体のレベルをグラフで表す。
図16cによってグラフで表される流体レベルは、枯渇する血液リザーバに関連付けられるリスクのため、流体の許容可能なレベルではなく、したがって、これは、
図15c等によって示されるように、レベル高優先順位アラーム状態に対応する。本レベル高優先順位アラーム状態は、種々の方法で構成され得る。例えば、グラフで表される流体レベルの色付けは、赤色に改変され得、赤色バナーが、三角形警告アイコンおよび3つの感嘆符とともに提供され得、レベルアイコンは、レベル高優先順位アラーム状態を示す事前決定された速度において点滅するようにされ得る。本開示の別の実施形態では、レベル高優先順位アラーム状態の視覚コンポーネントに加えて、レベル高優先順位アラーム状態は、レベル高優先順位アラーム状態を示すケイデンスにおいてパルスを発する音(すなわち、高音)から成る聴覚アラームを含み得る。
【0120】
レベルデータフィールド176が、
図16cのレベルアイコンを表示し、それによって、レベル高優先順位アラーム状態を示すと、血液リザーバ内の低流体レベルを補正する必要性が、急を要している。この場合、プロセッサ30は、自動的レベル補正アルゴリズムを開始し、これは、血液ポンプ38またはある他の血液ポンプの動作を調節することを伴い、したがって、血液流体が、血液リザーバ36内に蓄積し、それによって、血液流体レベルを上昇させる。介入ボタン178が、これらの状況下で起動可能な状態になり、したがって、ユーザは、タッチスクリーン17に対する圧力またはタッチによって、介入ボタン178を起動し、2秒の期間にわたって自動的レベル補正アルゴリズムを無効にし得る。そのような無効化は、自動的レベル補正アルゴリズムを中断し、したがって、血液ポンプ38は、自動的レベル補正アルゴリズムの起動前のその動作の以前の状態を再開する。
【0121】
表示されるレベルアイコンが
図16bのアイコンであるとき、レベルセンサモジュール172は、レベルセンサモジュールおよび介入ボタン178と動作可能に関連付けられるポンプが、動脈血液ポンプ38であるときの
図15bによって図示される構成を表示し得る。表示されるレベルアイコンが
図16cのアイコンであるとき、レベルセンサモジュール172は、レベルセンサモジュールおよび介入ボタン178と動作可能に関連付けられるポンプが、動脈血液ポンプ38であるときの
図15cによって図示される構成を表示し得る。
【0122】
図16dによってグラフで表される条件は、レベルデータが特定の血液リザーバセンサに対して利用可能ではない状況に対応する。レベルセンサモジュール172のレベルデータフィールド176によって表示されるレベルアイコンは、必要に応じて、
図16a、16b、16c、および16dによってグラフで表される状態のいずれかの間で自動的に遷移し得る。このように、レベルセンサモジュール172は、ユーザが任意のリセット機能を実施することなく、流体リザーバ内の流体レベルを示し得る。
【0123】
図16a、16b、16c、および16dのレベルアイコンの図示される実施形態は、非限定的であるが、しかしながら、それらは、医療デバイスに関する産業規格による。グラフィカルユーザインターフェース100が、非医療システムにおいて採用されるとき、他の形状および/または色も、種々の相対的流体レベルがレベルセンサモジュール172のユーザによってそのようなものとして容易に理解される限り、対応する血液リザーバに関する種々の相対的流体レベルをグラフで図示するために採用され得る。
【0124】
いくつかの場合では、流体レベルセンサ70が、血液ポンプ37または38ではなく、空気除去ポンプ39(すなわち、真空ポンプ)への介入ボタン178と動作可能に接続されるレベルセンサモジュール172に関連付けられ得る。そのような場合では、自動的レベル補正アルゴリズム中、プロセッサ30は、血液リザーバ36の中への血流を増加させ、それによって、血液リザーバ36内の血液流体レベルを増加させるために、空気除去ポンプ39の動作を操作する。これらの状況下で、介入ボタン178の起動が、可能な状態になる。タッチまたは圧力による介入ボタン178の起動は、2秒の期間にわたって自動的レベル補正アルゴリズムを無効にし、無効化の期間中、空気除去ポンプ39は、自動的レベル補正アルゴリズムが開始される前のように動作する。
【0125】
レベルセンサモジュール172は、
図17a、17b、および17cに示されるような種々の状態を呈し得る。本開示による血液ポンプは、主として、血液流体を体外血流回路を通して圧送することを目的として、血液リザーバ36および心肺パイバスシステム1の体外血流回路3に接続されるポンプである。そのような血液流体は、微小気泡の形態における微量の空気を含み得るが、血液ポンプによって圧送される体積の大部分は、主として、血液流体である。本開示による空気除去ポンプは、血液リザーバから空気を除去するように、血液リザーバ36に接続されるポンプである。そのような除去された空気は、ある程度の血液流体を含み得るが、空気除去ポンプによって圧送される体積の大部分は、概して、空気である。
【0126】
レベルセンサモジュール172が、空気除去ポンプ39への介入ボタン178と動作可能に接続され、血液リザーバ内の血液流体が、許容可能なレベルにある(すなわち、調整レベルを上回る)と、レベルセンサモジュール172は、
図17aのように現れるであろう。
図17aは、タイトルフィールド174、レベルデータフィールド176、介入ボタン178、およびモジュール設定メニューボタン124を保有することに関して、
図15aと実質的に類似する。しかしながら、
図17aの介入ボタン178は、「ART」(動脈側上の血液ポンプ)ではなく、「ARP」(空気除去ポンプ)を識別する。
【0127】
血液リザーバ内の血液流体レベルが許容可能なレベルにあり、レベルセンサモジュール172が
図17aのように表示する間、空気除去ポンプは、係脱され得、これは、これが、通常、血液リザーバ内に存在するエアポケットに関して真空に引くように動作していないことを意味する。血液リザーバ内の流体のレベルが、
図17aのレベルアイコンによってグラフで表される流体のレベルよりも低く、したがって、流体のレベルが、(上側水平破線によって表される)調整限界にある、またはそれを下回るが、(下側水平破線によって表される)レベルセンサ70のレベルを上回るとき、レベルセンサモジュール172は、
図17bのように現れるであろう。本状態は、空気除去ポンプに関するレベル高優先順位状態に対応し、種々の方法で構成され得る。例えば、グラフで表される流体レベルの色付けは、緑色から黄色に改変され得、赤色バナーが、三角形警告アイコンおよび3つの感嘆符を提供され得、レベルアイコンは、本アラーム状態による事前決定された速度において点滅するようにされ得る。本開示の別の実施形態では、レベル高優先順位アラーム状態の視覚コンポーネントに加えて、レベル高優先順位アラーム状態は、高優先順位アラーム状態の本レベルを示すケイデンスにおいてパルスを発する音(すなわち、中または高音)から成る聴覚アラームを含み得る。
【0128】
レベルセンサモジュール172が、
図17bのレベル高優先順位アラーム状態を表示するとき、空気除去ポンプが、血液リザーバ36内のエアポケットに対して真空を付与するために、自動的レベル補正アルゴリズムの開始に起因して、自動的に関与する。本真空は、心肺バイパス機械1の体外血流回路から血液リザーバの中に血液を引き込むことに役立つ。同時に、介入ボタン178は、タッチまたは圧力によってユーザによって起動可能な状態になる。ユーザが、これらの条件下でタッチまたは圧力によって介入ボタン178を起動すると、自動的レベル補正アルゴリズムは、2秒の期間にわたって一時的に無効にされ、したがって、空気除去ポンプが、自動的レベル補正アルゴリズムが起動された時点で存在していたその動作状態を一時的に再開する。
【0129】
図17cのレベルアイコンは、下側水平破線によって表されるように、
図17bのレベルアイコンによってグラフで表される流体のレベルよりも低く、レベルセンサ70のレベルにある、またはそれを下回る流体レベルに対応する血液リザーバ内の流体のレベルをグラフで表す。本状態はまた、レベル高優先順位アラーム状態に対応し、これが
図17bと類似するバナーおよび警告シンボル、すなわち、赤色バナー、三角形警告アイコン、および3つの感嘆符を表示し、レベルアイコンが本レベル高優先順位アラーム状態に対応する事前決定された速度において点滅し得る点において、
図17bと類似する。本レベル高優先順位アラーム状態によると、グラフで表される流体レベルの色は、黄色から赤色に遷移し得る。本開示の別の実施形態では、本レベル高優先順位アラーム状態の視覚コンポーネントに加えて、レベル高優先順位アラーム状態は、本レベル高優先順位アラーム状態の程度と合致するケイデンスにおいてパルスを発する音(すなわち、高音)から成る聴覚アラームを含み得る。
【0130】
レベルセンサモジュール172が
図17cのレベル高優先順位アラーム状態を表示するとき、空気除去ポンプは、体外血流回路から血液リザーバの中に血液を引き込むことに役立てるために、血液リザーバ内のエアポケットに対して真空を付与するための自動的レベル補正アルゴリズムに従って、自動的に関与する、または自動的に継続して関与する。同時に、介入ボタン178は、ユーザによって起動可能なタッチまたは圧力において起動可能である。ユーザが、これらの条件下で介入ボタン178を起動すると、自動的レベル補正アルゴリズムは、2秒の期間にわたって一時的に無効にされ、したがって、空気除去ポンプが、自動的レベル補正アルゴリズムが起動された時点で実施されていたその動作状態を再開する。
【0131】
レベルセンサモジュール172が、
図17bまたは17c等に対応するレベル高優先順位アラーム状態を表示し、次いで、
図17dに対応する状態、すなわち、血液リザーバ内の血液流体レベルが許容可能なレベルにある条件を表示するように続けて遷移すると、空気除去ポンプは、最初に、自動的レベル補正アルゴリズムによる、ヒステリシス期間の持続時間にわたって、血液リザーバのエアポケットに対して真空を付与するようにアクティブなままである。本ヒステリシス期間中、レベルセンサモジュール172は、
図17dに示されるようなレベル高優先順位アラーム状態を表示し、介入ボタン178は、起動可能なままである。
図17dによって表されるアラーム状態によると、レベルデータフィールド176は、
図16aのレベルアイコンを表示し、それによって、血液リザーバ内の血液流体の許容可能なレベルを示す。しかしながら、バナーは、赤色のままであり、三角形警告アイコンおよび3つの感嘆符は、継続して表示され、ユーザに、空気除去ポンプが依然として関与し、真空に引いていることを通知する。
【0132】
ヒステリシス期間が終了した後、レベルセンサ70によって検出される血液リザーバの血液レベルが許容可能なままであると、次いで、レベルセンサモジュール172は、
図17aによる画像を表示するように遷移する。この時点で、自動的レベル補正アルゴリズム下の空気除去ポンプの操作は、自動的レベル補正アルゴリズムが中止すると、中止し、介入ボタン178は、これがタッチまたは圧力によって起動可能ではない状態に遷移する。
【0133】
図17a、17b、17c、および17dのレベルアイコンの図示される実施形態は、非限定的であるが、しかしながら、それらは、医療デバイスに関する産業規格による。グラフィカルユーザインターフェース100が、非医療システムの構成要素として採用されるとき、他の形状および/または色も、種々の相対的流体レベルがレベルセンサモジュール172のユーザによってそのようなものとして容易に理解される限り、対応する血液リザーバに関する種々の相対的流体レベルをグラフで図示するために採用され得る。
【0134】
レベルセンサモジュール172は、いくつかの付加的アラーム状態に遷移することが可能である。例えば、
図18aに示されるように、レベルセンサ70がセンサパネルから切断された状態になるときの場合では、レベルセンサモジュール172は、レベル切断高優先順位アラーム状態に遷移する。レベル切断高優先順位アラーム状態は、種々の方法で構成され得る。一非限定的実施形態では、レベル切断高優先順位アラーム状態は、3つの感嘆符を伴う三角形等の警告シンボルおよび赤色バナーを表示することを伴い、これは、事前決定された速度において点滅する。しかしながら、他のレベル高優先順位アラーム状態とは異なり、レベル切断高優先順位アラーム状態の間、レベルデータフィールド176のレベルアイコンは、レベルを示さないように黒色で塗り潰される。本開示の別の実施形態では、上記に説明されるレベル切断高優先順位アラーム状態の視覚コンポーネントに加えて、レベル切断高優先順位アラーム状態は、レベル切断高優先順位アラーム状態を示す事前決定されたケイデンスにおいてパルスを発する音(例えば、高音ビープ音)から成る聴覚アラームを含み得る。
【0135】
レベルセンサ70が、イネーブルにされるが、不良ステータスを返すようにある意味では誤動作していると、レベルセンサモジュール172は、
図18bに示されるようなレベル不良アラーム状態に遷移する。レベル不良アラーム状態は、種々の方法で構成され得る。一非限定的実施形態では、レベル不良アラーム状態は、3つの感嘆符を伴う三角形等の警告シンボルおよび赤色バナーを表示することを伴い、これは、事前決定された速度において点滅する。加えて、レベル不良アラーム状態の間、レベルデータフィールド176のレベルアイコンは、黒色で塗り潰され、大きい赤色の「X」が、レベルデータフィールド176にわたって重ねられる。本開示の別の実施形態では、上記に開示されるレベル不良アラーム状態の視覚コンポーネントに加えて、レベル不良アラーム状態は、レベル不良アラーム状態を示す事前決定されたケイデンスにおいてパルスを発する音(例えば、高音ビープ音)から成る聴覚アラームを含み得る。
【0136】
レベルセンサ70が、オフ状態に構成されるとき、レベルセンサモジュール172は、
図18cに示されるようなレベルセンサ利用不可能状態に遷移する。レベルセンサ利用不可能状態は、種々の方法で構成され得る。一非限定的実施形態では、レベルセンサ利用不可能状態は、暗色バナーおよび抑制されたレベルデータフィールド176を表示することを伴い、これも同様に、黒色で塗り潰され得る。レベルセンサ利用不可能状態にあるとき、介入ボタン178は、起動可能ではないが、モジュール設定メニューボタン124は、タッチまたは圧力によって起動され得る。
【0137】
(温度センサモジュール)
心肺パイバスシステム1は、典型的には、体外血流回路3上の種々の所望の点における温度を測定し、および/または患者の温度を測定し、ならびに/もしくは心筋保護中に心臓の温度を測定し、表示のためにグラフィカルユーザインターフェース100に温度データを出力する前にこれを処理し得るプロセッサ30に温度データを入力するために配置される、1つ以上の温度センサ80を提供される。各温度センサ80からのデータは、
図19a、19f、および19g等に示されるような対応する一意の温度センサモジュール182によって表示される。
図19aは、
図19fおよび19gが、心筋保護液回路との関連付けに関する情報を表示する、それぞれ、アイコンフィールド188および189を含むことを除いて、
図19fおよび19gと類似する。より具体的には、アイコンフィールド188は、温度センサ80が心筋保護液加熱−冷却ユニットに関連付けられ、体外血流回路3の血液流体の温度を測定することを示す。この関連付けは、太陽および雪片シンボルならびに身体シンボルによってグラフで示される。アイコンフィールド189は、温度センサ80が心筋保護液加熱−冷却ユニットに関連付けられ、心筋保護溶液の温度を測定することを示す。この関連付けは、太陽および雪片シンボルならびに心臓シンボルによってグラフで示される。
【0138】
温度センサモジュール182は、ユーザの選好による用途および設定に応じて、必要に応じて、タブなし表示ページのコンポーネントとして、またはタブ付きセンサ表示ページのコンポーネントとして、もしくはタブ付き心筋保護液表示ページのコンポーネントとして、4つの象限108のいずれかの中に表示され得る表示モジュールである。非限定的実施例として、温度センサモジュールは、
図3bに示されるように、タブ付き表示ページ116および121のコンポーネントとして、かつタブ付き心筋保護液表示ページ110のコンポーネントとして図示される。
【0139】
図19aに示されるように、各一意の温度センサモジュール182は、タイトルフィールド184を含み、これは、それから表示されるデータが取得される温度センサ80に関連する一意の識別子を表示する英数字フィールドである。一意の識別子は、「Tx−,」の形態を有し得、xは、具体的温度センサに対応する数字であり、体外血流回路3に沿った場所を示し得るような、センサ名称が続く。
図19aに示されるセンサ名称は、単に、例示的であり、例証を目的とし、限定であることを意味しない。
【0140】
各温度センサモジュール182はまた、温度センサ80によって測定された温度データの値を表示する数字フィールドである温度値データフィールド186と、温度センサ80によって測定された温度データの単位を表示する英数字フィールドである温度値単位フィールド187とを含む。温度値単位フィールド187は、温度単位を摂氏度または華氏度において示し得る。本開示のある実施形態によると、温度値データフィールド186および温度値単位フィールド187は、単一のフィールドとしてともに統合され得る。各温度センサモジュール182はまた、上で議論されるようなモジュール設定メニューボタン124を含む。
【0141】
各温度センサモジュール182はさらに、
図19b、19c、および19dによって図示されるような複数のアラーム指示状態を含み得る。例えば、
図19bによって示されるように、温度センサ80が、上限値に到達する、および/もしくはそれを超える、または下限値に到達する、および/もしくはそれを下回って降下する体外血流回路内の温度を測定すると、温度センサモジュール182は、温度中優先順位アラーム状態に切り替わる。温度中優先順位アラーム状態は、種々の方法で構成され得る。一非限定的実施形態では、温度中優先順位アラーム状態は、対合感嘆符を伴う三角形等の警告シンボルおよび黄色バナーを表示することを伴い、これは、中優先順位アラーム状態を示す事前決定された速度において点滅し得る。本開示の別の実施形態では、上記に説明される温度中優先順位アラーム状態の視覚コンポーネントに加えて、温度中優先順位アラーム状態は、温度中優先順位アラーム状態を示すケイデンスにおいてパルスを発する音(例えば、中音ビープ音)から成る聴覚アラームを含み得る。
【0142】
温度測定に関して説明された中優先順位アラームバナーに関する特定の色スキーム、すなわち、黄色バナーは、医療デバイスに関する産業規格と一貫する。他の色スキームも、本開示の種々の代替実施形態に従って、グラフィカルユーザインターフェース100が非医療デバイスのみと採用されるとき、同様に採用され得る。
【0143】
温度センサモジュール182は、いくつかの付加的アラーム状態に遷移することが可能である。
図19cでは、温度センサモジュール182は、温度センサ80がセンサパネルから切断するときに起こり得るような、温度センサ80がプロセッサ30から切断される状態を示している。
図19dでは、温度センサモジュール182は、温度センサ80が誤動作している状態を示している。
図19eでは、温度センサモジュール182は、温度センサ80が「オフ」構成にあるとき等、圧力センサ80が利用不可能である状態を示している。
【0144】
(流量センサモジュール)
心肺パイバスシステム1は、典型的には、体外血流回路3上の種々の所望の点における血液流体流量を測定し、表示のためにグラフィカルユーザインターフェース100に血液流体流量データを出力する前にこれを処理し得るプロセッサ30に血液流体流量データを入力するために配置される、1つ以上の血流センサ90を提供される。各流量センサ90からのデータは、
図20a等に示されるような対応する一意の流量センサモジュール192によって表示される。流量センサモジュール192は、ユーザの選好による用途および設定に応じて、必要に応じて、タブなし表示ページのコンポーネントとして、またはタブ付きセンサ表示ページのコンポーネントとして、もしくはタブ付き心筋保護液表示ページのコンポーネントとして、4つの象限108のいずれかの中に表示され得る表示モジュールである。非限定的実施例として、流量センサモジュールは、
図3bに示されるように、タブなし表示ページ115のコンポーネントとして、かつタブ付き表示ページ116のコンポーネントとして図示される。
【0145】
図20aに示されるように、各一意の流量センサモジュール192は、タイトルフィールド194を含み、これは、それから表示されるデータが取得される流量センサ90に関連する一意の識別子を表示する英数字フィールドである。一意の識別子は、「Fx−,」の形態を有し得、xは、具体的流量センサに対応する数字であり、体外血流回路に沿った場所を示し得るような、センサ名称が続く。
図20aに示されるセンサ名称は、単に、例示的であり、例証を目的とし、限定であることを意味しない。
【0146】
各流量センサモジュール192はまた、流量センサ90によって測定された流量データの値を表示する数字フィールドである流量値データフィールド196と、流量センサ90によって測定された流量データの単位を表示する英数字フィールドである流量値単位フィールド197とを含む。例えば、表示される単位は、リットル/分(LPM)であり得る。本開示のある実施形態によると、流量値データフィールド196および流量値単位フィールド197は、単一のフィールドとしてともに統合され得る。各流量センサモジュール192はまた、上で議論されるようなモジュール設定メニューボタン124を含む。
【0147】
各流量センサモジュール192はさらに、
図20b、20c、20d、および20eによって図示されるような複数のアラーム指示状態を含み得る。例えば、
図20bによって示されるように、流量センサ90が、負である体外血流回路3内の血液流体の流量を測定する(すなわち、逆流が存在する)と、流量センサモジュール192は、流量中優先順位アラーム状態に切り替わる。中高優先順位アラーム状態は、種々の方法で構成され得る。一非限定的実施形態では、流量中優先順位アラーム状態は、2つの感嘆符を伴う三角形等の警告シンボルおよび黄色バナーを表示することを伴い、これは、流量中優先順位アラーム状態に対応する事前決定された速度において点滅する。本開示の別の実施形態では、上記に説明される流量中優先順位アラーム状態の視覚コンポーネントに加えて、流量中優先順位アラーム状態は、パルスが流量中優先順位アラーム状態を示す音(例えば、中音ビープ音)から成る聴覚アラームを含み得る。
【0148】
図20cによって示されるように、流量センサ90が、上限値に到達する、および/またはそれを超える体外血流回路3内の血液流体の流量を測定すると、流量センサモジュール192は、流量中優先順位アラーム状態に切り替わる。本流量中優先順位アラーム状態は、流量が負であるときに提供される中優先順位アラームと類似する様式で構成される。
【0149】
流量高および中優先順位アラームバナーに関する特定の色スキーム、すなわち、高優先順位に関する赤色バナーおよび中優先順位に関する黄色バナーが、血液流体流量測定に関して説明されたが、この色スキームは、医療デバイスに関する産業規格による。他の色スキームも、いかなる医療デバイスも採用されない、本開示の種々の代替実施形態に従って、グラフィカルユーザインターフェース100が厳密に非医療監視環境において採用されるとき、採用され得る。
【0150】
流量センサモジュール192は、いくつかの付加的アラーム状態に遷移することが可能である。
図20dでは、流量センサモジュール192は、流量センサ90がセンサパネルから切断するときに起こり得るような、流量センサ90がプロセッサ30から切断されるアラーム状態を示している。
図20eでは、流量センサモジュール192は、流量センサ90が誤動作しているアラーム状態を示している。
図20fでは、圧力センサモジュール192は、流量センサ90が「オフ」構成にあるとき等、圧力センサ90が利用不可能である通知状態を示している。
【0151】
(圧力デルタモジュール)
心肺バイパスシステム1のグラフィカルユーザインターフェースの区分108は、1つ以上の圧力デルタセンサモジュール252を採用し得、これは、体外血流回路3上の種々の所望の点において比較目的のために圧力を測定し、表示のためにグラフィカルユーザインターフェース100に圧力デルタデータを出力する前に、圧力デルタデータを生成するように圧力データを処理し得るプロセッサ30に圧力データの2つのソースを入力するために配置される、少なくとも2つの圧力センサ50に動作可能に接続される。プロセッサ30によって計算されるような、対合圧力センサ50からのそのような生成された圧力デルタデータは、
図21aおよび21b等に示されるような対応する一意の圧力デルタセンサモジュール252によって表示される。
図21aは、
図21aが圧力デルタデータをmmHgにおいて表示し、
図21bが圧力デルタデータをkPaにおいて表示することを除いて、
図21bと類似する。圧力デルタデータセンサモジュール252は、ユーザの選好による用途および設定に応じて、必要に応じて、タブなし表示ページのコンポーネントとして、またはタブ付きセンサ表示ページのコンポーネントとして、もしくはタブ付き心筋保護液表示ページのコンポーネントとして、4つの象限108のいずれかの中に表示され得る表示モジュールである。非限定的実施例として、圧力デルタデータセンサモジュールは、
図3bのタブなし表示ページ115のコンポーネントとして、かつ
図3aに示されるようなタブ付き表示ページ116のコンポーネントとして図示される。
【0152】
図21aに示されるように、各一意の圧力デルタデータセンサモジュール252は、タイトルフィールド254を含み、これは、それから表示されるデータが取得される対合圧力センサ50に関連する一意の識別子を表示する英数字フィールドである。一意の識別子は、「圧力デルタPy−Px,」の形態を有し得、xは、具体的な第1の圧力センサに対応する数字であり、yは、圧力デルタを計算することを目的として第1の圧力センサと対合される具体的な第2の圧力センサに対応する数字である。
図20aに示されるタイトル実施例は、単に、例示的であり、例証を目的とし、限定であることを意味しない。
【0153】
各圧力デルタセンサモジュール252はまた、対合圧力センサ50によって測定された圧力から計算された圧力デルタデータの値を表示する数字フィールドである圧力デルタ値データフィールド256と、対合圧力センサ50によって提供される測定された圧力データから計算された圧力デルタデータの単位を表示する英数字フィールドである圧力デルタデータ値単位フィールド257とを含む。本開示のある実施形態によると、圧力デルタ値データフィールド256および圧力デルタ値単位フィールド257は、単一のフィールドとしてともに統合され得る。各圧力デルタデータセンサモジュール252はまた、上で議論されるようなモジュール設定メニューボタン124を含む。
【0154】
各圧力デルタデータセンサモジュール252はさらに、
図21cによって図示されるようなアラーム指示状態を含み得る。計算された圧力デルタデータ値が、閾値限界値に到達する、および/またはそれを超える場合、圧力センサモジュール252は、
図21cによって示されるような圧力デルタ中優先順位アラーム状態に切り替わる。圧力デルタ中優先順位アラーム状態は、種々の方法で構成され得る。一非限定的実施形態では、圧力デルタ中優先順位アラーム状態は、2つの感嘆符を伴う三角形等の警告シンボルおよび黄色バナーを表示することを伴い、これは、中優先順位アラーム状態を示す事前決定された速度において点滅する。本開示の別の実施形態では、上記に開示される圧力デルタ中優先順位アラーム状態の視覚コンポーネントに加えて、圧力デルタ中優先順位アラーム状態は、圧力デルタ中優先順位アラーム状態を示す事前決定されたケイデンスにおいてパルスを発する音(例えば、中音ビープ音)から成る聴覚アラームを含み得る。
【0155】
中優先順位アラームバナーに関する特定の色スキーム、すなわち、医療デバイスに関する産業規格による、黄色が、圧力デルタ決定に関して説明された。しかしながら、他の色スキームも、グラフィカルユーザインターフェース100が、厳密に非医療監視環境において使用され、いずれの医療デバイスとも関連付けられないとき、本開示の種々の実施形態に従って採用され得る。
【0156】
図21dでは、圧力デルタデータセンサモジュール252は、対合圧力センサのうちの一方または両方が利用不可能である通知状態を示している。これは、圧力センサ50のうちの一方または両方が「オフ」構成にあるときに起こり得る。
【0157】
上で議論される種々のセンサモジュール以外に、タブ付きおよびタブなし表示ページは、種々の非センサモジュールから選択されるコンポーネントを提供され得る。例えば、タブなし表示ページ116は、
図9に示されるように、セクタ122h内に非センサモジュールを採用する。この非センサモジュールは、心肺パイバス手技の異なる部分である、灌流、およびクロスクランプ、ならびに再灌流を対象とする心肺パイバス手技中の時間等のタイマデータを表示する。非センサモジュールの本実施例は、単に、例示として、したがって、非限定的として解釈されるべきである。
【0158】
(タブなしおよびタブ付き表示ページの非限定的実施例)
グラフィカルユーザインターフェース100の種々のタブなしおよびタブ付き表示ページを選択的に構築するためにユーザによって採用され得るような、センサモジュールおよび非センサモジュールのいくつかの非限定的例証的実施例を説明したが、タブなしおよびタブ付き表示ページのいくつかの非限定的例証的実施例は、タブなしおよびタブ付き表示ページのモジュール式構造ならびにこのモジュール式構造に関連付けられる選択可能性によって提供される柔軟性およびカスタマイズを強調するために説明される。
【0159】
(非限定的例証的タブなし表示ページ構成)
図3aの区分108aのタブなし表示ページは、2つの圧力センサモジュール(すなわち、P1−膜前およびP2−膜前)と、2つの気泡検出センサモジュール(すなわち、B1−膜前およびB2−膜前)と、2つのレベルセンサモジュール(すなわち、L1−リザーバおよびL2)とを含む。圧力センサモジュールのうちの一方(すなわち、P2−膜前)は、動脈ポンプに動作可能にリンクされ、それによって、その介入ボタンの起動は、そのようにリンクされた動脈ポンプの動作に影響を及ぼすであろうが、しかしながら、他方の圧力センサモジュール(すなわち、P1−膜前)は、切れた鎖の上側にXマークを伴う切れた鎖のアイコンから明白なように、いずれのポンプにもリンクされない。気泡検出センサモジュールのうちの一方(B1−膜前)は、動脈ポンプに動作可能にリンクされ、それによって、この気泡検出センサモジュールの介入ボタンの起動は、動脈ポンプの動作に影響を及ぼすであろう。気泡検出センサモジュールのうちの他方(B2−膜前)は、補助ポンプに動作可能にリンクされ、それによって、この気泡検出センサモジュールの介入ボタンの起動は、リンクされた補助ポンプの動作に影響を及ぼすであろう。レベルセンサモジュールのうちの一方(すなわち、L2)は、補助ポンプに動作可能にリンクされ、それによって、このモジュールの介入ボタンの起動は、補助ポンプの動作に影響を及ぼすであろう。他方のレベルセンサモジュール(すなわち、L1−リザーバ)は、これがアイコンから明白なように「オフ」状態にあるため、いずれのポンプにもリンクされない。
【0160】
図3bの区分108aのタブなし表示ページは、
図3aの区分108aのものとは異なる構成を図示する。
図3bは、2つの圧力センサモジュール(すなわち、P1−膜前およびP2−膜後)、1つの圧力デルタセンサモジュール(すなわち、圧力デルタP2−P1)、1つの気泡検出センサモジュール(すなわち、B2−膜後)、2つのレベルセンサモジュール(すなわち、L1−リザーバおよびL2)、および流量センサモジュール(すなわち、F1−膜前)を図示する。圧力センサモジュールのうちの一方(すなわち、P1−膜前)は、介入ボタンの輪郭付きの切れた鎖アイコンから明白なように、ポンプにリンクされず、したがって、その介入ボタンは、そのリンクされない状態に起因して、いずれのポンプの動作にも影響を及ぼすことができない。他方の圧力センサモジュール(すなわち、P2−膜後)は、介入ボタンに対応する輪郭なしのそのままの鎖のアイコンから明白なように、動脈ポンプに動作可能にリンクされ、それによって、本圧力感受性モジュールの介入ボタンの起動は、リンクされる動脈ポンプの動作に少なくとも一時的に影響を及ぼすはずである。気泡検出センサモジュール(B2−膜後)は、動脈ポンプに動作可能にリンクされ、それによって、本気泡検出センサモジュールの介入ボタンの起動は、動脈ポンプの動作に影響を及ぼすであろう。レベルセンサモジュールのうちの一方(すなわち、L1−リザーバ)は、真空ポンプである空気除去ポンプ(「ARP」)に動作可能にリンクされ、それによって、その介入ボタンの起動は、空気除去ポンプの動作に一時的に影響を及ぼすであろう。レベルセンサモジュールのうちの他方(すなわち、L2)は、動脈ポンプに動作可能にリンクされ、それによって、本センサモジュールの介入ボタンの起動は、動脈ポンプの動作に一時的に影響を及ぼすはずである。
【0161】
図9のタブなし表示ページは、別の非限定的構成を図示し、これは、2つの圧力センサモジュール(すなわち、P1−膜前およびP2−膜前)と、2つの気泡検出センサモジュール(すなわち、B1−膜前およびB2−膜前)と、2つのレベルセンサモジュール(すなわち、L1−リザーバおよびL2)と、1つの流量センサモジュール(すなわち、F1−膜前)と、非センサモジュール(すなわち、タイマ)とを含む。2つの圧力センサモジュールは、同一の動脈ポンプに動作可能にリンクされ、それによって、P1−膜前圧力センサモジュールまたはP2−膜前圧力センサモジュールのいずれかの介入ボタンの起動は、動脈ポンプの動作に一時的に影響を及ぼす。一方、B1−膜前気泡検出センサモジュールは、動脈ポンプに動作可能にリンクされ、B2−膜前気泡検出センサモジュールは、補助ポンプに動作可能にリンクされる。したがって、B1−膜前気泡検出センサモジュールの介入ボタンの起動は、動脈ポンプの動作に一時的に影響を及ぼす一方、B2−膜前気泡検出センサモジュールの介入ボタンの起動は、補助ポンプの動作に一時的に影響を及ぼす。L1−リザーバレベルセンサモジュールは、空気除去ポンプに動作可能にリンクされ、L2レベルセンサモジュールは、補助ポンプに動作可能にリンクされる。したがって、L1−リザーバセンサモジュールの介入ボタンの起動は、空気除去ポンプ(すなわち、空気ポンプ)の動作に一時的に影響を及ぼす一方、L2レベルセンサモジュールの介入ボタンの起動は、補助ポンプ(すなわち、血液流体ポンプ)の動作に一時的に影響を及ぼす。
【0162】
非センサモジュール125hは、例えば、灌流の持続時間、クロスクランプ持続時間、および再灌流の持続時間を記録するためのタイマ等、心肺パイバス手技中に有用な種々のタイマに関連する情報ディスプレイである。非センサモジュール125hは、モジュール設定メニューボタンを含まない。
【0163】
図3a、3b、および9の構成は、タブなし表示ページの柔軟かつ再構成可能な性質を実証するために、単に、非限定的実施例を構成する。本開示のある実施形態では、中心監視部分106は、1つのみのタブなし表示ページと、1つ、2つ、または3つのタブ付き表示ページとを含み、タブなし表示ページは、複数のセクタに分割され、各セクタは、圧力センサモジュール、気泡検出センサモジュール、レベルセンサモジュール、温度センサモジュール、流量センサモジュール、およびタイマモジュール(すなわち、非センサモジュール)から成る群から選択される1つのモジュールを用いて構成され得る。
【0164】
(心筋保護液のための非限定的例証的タブ付き表示ページ構成)
図3aおよび3bの区分108bのタブ付き表示ページは、心肺バイパス手技中に心筋保護を実施することを対象とする、センサデータ、ポンプ、および心肺バイパス機械の他の構成要素に関連し得るように、心筋保護液表示インターフェースに関連する。例えば、
図3bに示され、そのタブ110aのみが
図3aにおいて閲覧可能なタブ付き表示ページ110の部分であるような、タブ付き表示ページ110は、圧力センサモジュール(すなわち、P3−心筋保護液)と、温度センサモジュール(すなわち、T1−心筋保護液)と、気泡検出センサモジュール(すなわち、B2−心筋保護液)とを含むように構成され得る。圧力センサモジュールおよび気泡検出センサモジュールの両方は、同一の心筋保護液(「CPL」)ポンプに動作可能にリンクされ、それによって、P3−心筋保護液圧力センサモジュールまたはB2−心筋保護液気泡検出モジュールのいずれかに関する介入ボタンの起動は、心筋保護液ポンプの動作に一時的に影響を及ぼす。本タブ付き表示ページはまた、非センサモジュール(すなわち、合計心筋保護液体積)を含み、これは、心筋保護手技の進行に関して患者に投与される流体体積の量を手動で追跡するために使用される。
図3bによって示されるような区分108bのタブ付き表示ページはまた、心筋保護液休止時間を追跡することに関連するタイマモジュールと、心筋保護液送達モジュールとを含む。タブ付き表示ページ110は、「実際の心筋保護液をリセットする」と標識化されたリセットボタンを有し、これは、少なくとも2秒にわたってタッチまたは圧力起動されると、ページをリセットする。
【0165】
図3aに示され、そのタブ111aのみが
図3bにおいて閲覧可能な部分であるような、タブ付き表示ページ111は、タイマ表示インターフェースに関連する。タブ付き表示ページ111は、非センサタイマモジュールを含み、これは、心肺バイパス中の灌流、クロスクランプ、および再灌流の持続時間を記録するために、心肺バイパス手技中に使用される種々のタイマを表示する。灌流、クロスクランプ、および再灌流を計時することに関連するこれらの非センサモジュールは、モジュール設定メニューボタンを含まない。タブ付き表示ページ111はまた、クリスタロイド送達タイマと、注入液タイマとを備えている非センサタイマモジュールを含み、これらは、モジュール設定メニューボタンから明白なように、クリスタロイド送達ポンプおよび注入液送達ポンプに動作可能にリンクされ得る。タブ付き表示ページ111はまた、非センサカウントアップタイマと、カウントダウンタイマモジュールとを含み得、これは、カウントアップタイマと、カウントダウンタイマとを含む。タブ付き表示ページ111のタイマの各々は、少なくとも2秒にわたって対応するタイマリセットフィールドを連続的に押下することによって、選択的にリセットされ得る。
【0166】
(非限定的例証的タブ付き表示ページ計算器構成)
タブ付き表示ページ112が、
図22aおよび22bに図示され、本開示のある実施形態による、体重ベースの標的流量計算器ユーザインターフェースに関連する。タブ付き表示ページ112は、インターフェースのユーザが、それぞれ、DuBois公式、Boyd公式、またはMosteller公式を採用することを所望するかに応じて、3つの公式選択ボタン302、304、306を有する体表面積公式選択モジュール300を含み、タッチまたは圧力感受性キーパッド312を使用して、それぞれ、データフィールド308および310内に入力されるメートル単位における患者の身長および体重に基づいて、体表面積(BSA)を計算する。計算されたBSAは、データフィールド314内に表示される。タブ付き表示ページ112はまた、患者の計算されたBSAおよびデータフィールド318(
図22a)内に入力される標的心臓指数の積、または患者の体重およびデータフィールド320(
図22b)内に入力される標的流量指数(CI)の積のいずれかとして、ユーザが体外血流回路3に関する患者の標的流量を計算することを可能にする標的流量モジュール316を含む。ユーザは、BSAベースの標的流量計算ボタン322または体重ベースの標的流量計算ボタン324のいずれかを起動することによって、どちらの標的流量計算を実施するかを選択し得る。標的流量計算の結果は、データフィールド326内に表示される。上記の計算の全ては、プロセッサ30によって実施される。
【0167】
タブ付き表示ページ114が、
図23a、23b、23c、および23dに図示され、本開示のある実施形態による、灌流計算器ユーザインターフェースに関連する。タブ付き表示ページ114は、ユーザが、患者パラメータを入力する、心肺内流体(内部CPB)を計算する、患者に対するヘパリン投薬量を計算する、または患者の指標付き酸素送達DO
2Iおよび指標付き酸素消費VO
2Iならびに、随意に、その比率を計算することを可能にするモジュールを選択するための、それぞれ、4つのタッチまたは圧力感受性選択ボタン332、334、336、338を有する灌流パラメータ選択モジュール330を含み、これらは、米国特許出願公開第US 2006/0257283 A1号(これが開示する全てに関して、参照することによって本明細書に組み込まれる)等に開示されるように、患者を監視するときに有用な臨床パラメータである。タッチまたは圧力感受性選択ボタン332、334、336、338に照らして、タブ付き表示ページ114は、非ネスト化サブ階層化構造を有し、これは、ネスト化構造とは実質的に異なる。タブ付き表示ページ114はまた、データ入力のために使用されるデータフィールドにデータを入力するためのキーパッド340を含む。
【0168】
「患者統計」ボタン332がタッチまたは圧力起動されると、タブ付き表示ページ114は、
図23aによって示されるように、患者統計データ入力ユーザインターフェースを表示し、これは、データ入力フィールド350と、データ出力フィールド342、344、346、348、352、354、および356とを有する。データ出力フィールド342は、タブ付き表示ページ112のデータ入力フィールド308に入力されるような患者の身長を自動投入される身長データフィールドを有する。データ出力フィールド344は、タブ付き表示ページ112のデータ入力フィールド310に入力されるような患者の体重を自動投入される体重データフィールドを有する。データ出力フィールド346は、タブ付き表示ページ112を使用して選択可能なBSA公式のうちの1つを使用して、プロセッサ30によって計算される患者の体表面積(BSA)を出力するためのBSAデータフィールドを有する。データ出力フィールド348は、公知の公式ならびにデータ出力フィールド342および344に自動投入された身長および体重データを使用して、プロセッサ30によって計算される患者の肥満度指数を出力するための肥満度指数(BMI)データフィールドを有する。データ入力フィールド350は、キーパッド340を使用して、他の計算において使用するための体重比あたりの推定される血管内血液体積を入力するための体積/kgデータフィールドを有する。データ出力フィールド352は、公知の公式ならびにデータ出力フィールド342、344、およびデータ入力フィールド350によって表示されるデータに基づいて、プロセッサ30によって計算される患者に関する推定される事前CPB血液体積を出力するための事前CPB体積データフィールドを有する。データ出力フィールド354は、タブ付き表示ページ112の体表面積公式選択モジュール300から選択されるように、患者のBSAを計算するために使用される選択されたBSA公式(すなわち、DuBois、Boyd、またはMosteller)を表示するためのデータフィールドを有する。データ出力フィールド356は、プロセッサ30によって計算されたBMIおよび一般的に採用される体重特性評価パラダイムに基づいてプロセッサ30によって選択される、体重特性評価(すなわち、低体重、正常、過体重、肥満)を出力するための体重分類フィールドを有する。
【0169】
「内部CPB流体」ボタン334が、タッチまたは圧力起動されると、タブ付き表示ページ114は、
図23bによって示されるように、内部CPB流体データ入力ユーザインターフェースを表示し、これは、データ入力フィールド360、362、364、366、368、372と、データ出力フィールド370および374とを有する。キーパッド340が、データをデータ入力フィールドに入力するために使用される。データ入力フィールド360は、心肺バイパスシステム2をプライミングするために要求されるプライミング体積を入力するためのプライミング体積データフィールドを有する。データ入力フィールド362は、CPB手技中に患者に輸血される濃厚赤血球(pRBC)の体積を入力するためのpRBC体積データフィールドを有する。データ入力フィールド364は、CPB手技が実施される医療設備におけるpRBCのヘマトクリット(Hct)を入力するためのpRBC Hctデータフィールドを有する。データ入力フィールド366は、CPB手技中のその時点までに患者に注入された静脈内流体(すなわち、クリスタロイド、生理食塩水、血小板、新鮮な凍結血漿等)の体積を入力するためのIV流体データフィールドを有する。データ入力フィールド368は、CPB手技の開始時に体外血流回路3から除去されたプライミング外れ体積を入力するためのプライミング外れ体積データフィールドを有する。データ出力フィールド370は、2015年5月13日に出願された米国仮特許出願第62/160,689号およびその対応する米国特許出願公開第US XXXX/YYYYYYYY号(その両方が、参照することによって本明細書に組み込まれる)等に開示されるような、公知の公式を使用して、データ入力フィールド360、362、364、366、368からの入力されたデータを使用して、プロセッサ30によって計算される患者の内部CPB体積を表示するための内部CPB体積データフィールドを有する。データ入力フィールド372は、CPB手技の開始前に測定されるような患者のHctを入力するための事前CPB−Hctデータフィールドを有する。データ出力フィールド374は、公知の公式に従って、入力されるデータを使用してプロセッサ30によって計算される、CPB手技中の患者の推定されるヘマトクリットを表示するための推定CPB Hctデータフィールドを有する。例えば、2015年5月13日に出願された米国仮特許出願第62/160,689号およびその対応する米国特許出願公開第US XXXX/YYYYYYYY号を参照されたい。
【0170】
「ヘパリン投薬量」ボタン336がタッチまたは圧力起動されると、タブ付き表示ページ114は、
図23cによって示されるように、ヘパリン投薬量表を表示し、これは、体重あたりヘパリン投薬量列380と、列380によって表示されるデータおよびタブ付き表示ページ112のデータフィールド308に入力された患者の体重に基づいて、プロセッサ30によって計算され、計算されたヘパリン投薬量を自動投入される、ヘパリン計算投薬量列382とを有する。列380および382から明白なように、各行は、列380からの体重あたりヘパリン投薬量を列382からのその計算されたヘパリン投薬量と対合させる。例えば、体重が80kgの患者に関して、24,000単位の計算されたヘパリンの投薬量は、300単位/kgの投薬量に対応する。
【0171】
「指標付きDO
2/VO
2」ボタン338がタッチまたは圧力起動されると、タブ付き表示ページ114は、
図23dによって示されるように、臨床データ入力ユーザインターフェースを表示し、これは、データ入力フィールド390、392、394、396、398、400と、データ出力フィールド402および404とを有する。キーパッド340が、データをデータ入力フィールドに入力するために使用される。データ入力フィールド390は、患者のヘモグロビンデータを入力するためのヘモグロビン(Hb)データフィールドを有する。データ入力フィールド392は、患者の動脈血液酸素飽和度データを入力するための動脈血液酸素飽和度(SaO
2)データフィールドを有する。データ入力フィールド394は、患者の動脈酸素分圧データを入力するための動脈酸素分圧(PaO
2)データフィールドを有する。データ入力フィールド396は、体外血流回路3からのポンプ流量(CO)データを入力するためのポンプ流量データフィールドを有する。データ入力フィールド398は、患者の静脈血液酸素飽和度データを入力するための静脈血液酸素飽和度(SvO
2)データフィールドを有する。データ入力フィールド400は、患者の静脈酸素分圧データを入力するための静脈酸素分圧(PvO
2)データフィールドを有する。データ出力フィールド402は、公知の公式に従って、入力データフィールド390、392、394、396、398、400に入力されたデータを使用して、プロセッサ30によって計算される指標付き酸素送達(DO
2I)値を表示するための指標付き酸素送達(DO
2I)データフィールドを有する。データ出力フィールド404は、公知の公式に従って、入力データフィールド390、392、394、396、398、400に入力されたデータを使用して、プロセッサ30によって計算される指標付き酸素消費(VO
2I)値を表示するための指標付き酸素消費(VO
2I)データフィールドを有する。
【0172】
(非限定的例証的タブ付き表示ページ患者モニタ構成)
本開示のある実施形態によると、タブ付き表示ページ117は、タブ付き表示ページ114と代用され得る。
図24に示されるように、タブ付き表示ページ117は、ユーザが、患者パラメータを入力する、心肺内流体(内部CPB)を計算する、患者に対するヘパリン投薬量を計算する、または患者を監視するときに有用な臨床パラメータを監視することを可能にするモジュールを選択するための、それぞれ、4つのタッチまたは圧力感受性選択ボタン332、334、336、412を有する灌流パラメータ選択モジュール410を含む。タッチまたは圧力感受性選択ボタン332、334、および336は、モニタボタン412が「指標付きDO
2/VO
2」ボタン338と代用され、実質的に異なるユーザインターフェースを起動することを除いて、それぞれ、
図23a、23b、および23cによって図示される実質的に同一のユーザインターフェースを起動する。タブ付き表示ページ117は、それ自身の一意のタブ117aを有する。タブ付き表示ページ117は、タッチまたは圧力感受性選択ボタン332、334、336、412によって提供される非ネスト化サブ階層化構造を有する。
【0173】
「モニタ」ボタン412がタッチまたは圧力起動されると、タブ付き表示ページ117は、
図24によって示されるように、臨床パラメータ監視インターフェースを表示し、これは、データ出力フィールド414、416、418、419、420、422、424、425、426、428、430、432を有する。データ出力フィールド414、416、418、420、422、および424は、センサ出力フィールドを構成し、フィールド設定メニューボタン434を含み、これは、各フィールドを適切なデータセンサにリンクするために使用され、モジュール設定メニューボタン124と類似する様式でアラーム(すなわち、高優先順位アラーム、中優先順位アラーム、低優先順位アラーム)を設定するために使用され得る。データ出力フィールド426、428、430、および432は、計算出力フィールドを構成し、高優先順位アラーム、中優先順位アラーム、および低優先順位アラームから成る群から選択される1つ以上のアラーム等のアラームを設定するためのフィールド設定メニューボタン435を含む。
【0174】
例えば、データ出力フィールド414は、連続的様式でHCTセンサ95から導出される患者のヘモグロビンデータを表示するためのヘモグロビン(Hb)データフィールドを有する。本開示の別の実施形態では、データ出力フィールド414は、ヘモグロビンデータフィールド内のヘモグロビンデータの代わりに、ヘマトクリットデータフィールド内にヘマトクリットデータを表示し得る、またはセンサは、ヘモグロビンセンサであり得る。ヘモグロビンおよびヘマトクリットは、概して、関係Hct=3・(Hb)によって関連するため、ヘモグロビンおよびヘマトクリットは、本開示の目的として、同等かつ同義的と見なされる。フィールド414のフィールド設定メニューボタン434がタッチまたは圧力起動されると、フィールド設定メニューが、起動され、閲覧可能にされ、したがって、ユーザは、フィールド414内に測定されたHbデータまたはHCTデータを表示するために、HCTセンサ95をフィールド414にリンクし得、したがって、ユーザは、フィールド414に対して任意の所望のHb/HCT高、中、および/または低優先順位アラームを設定し得る。Hb/HCT高、中、および低優先順位アラームのグラフィカル表示は、温度センサモジュール182または流量センサモジュール192に関して採用される色スキームおよび構成を模倣し得る。
【0175】
データ出力フィールド416は、連続的様式でSaO
2を測定する動脈血液ガスセンサアセンブリ94から導出される患者の動脈血液酸素飽和度データを表示するための動脈血液酸素飽和度(SaO
2)データフィールドを有する。フィールド416のフィールド設定メニューボタン434がタッチまたは圧力起動されると、フィールド設定メニューが、起動され、閲覧可能にされ、したがって、ユーザは、フィールド416内にSaO
2データを表示するために、動脈血液ガスセンサアセンブリ94をフィールド416にリンクし得、したがって、ユーザは、フィールド416に対して任意の所望のSaO
2高、中、および/または低優先順位アラームを設定し得る。
【0176】
データ出力フィールド418は、連続的様式でPaO
2を測定する動脈血液ガスセンサアセンブリ94から導出される患者の動脈酸素分圧データを表示するための動脈酸素分圧(PaO
2)データフィールドを有する。フィールド418のフィールド設定メニューボタン434がタッチまたは圧力起動されると、フィールド設定メニューが、起動され、閲覧可能にされ、したがって、ユーザは、フィールド418内にPaO
2データを表示するために、動脈血液ガスセンサアセンブリ94をフィールド418にリンクし得、したがって、ユーザは、フィールド418に対して任意の所望のPaO
2高、中、および/または低優先順位アラームを設定し得る。
【0177】
データ出力フィールド419は、連続的様式でexpCO
2を測定するカプノグラフ96から導出される患者の呼気の二酸化炭素分圧データを表示するための呼気CO
2(expCO
2)データフィールドを有する。フィールド419のフィールド設定メニューボタン434がタッチまたは圧力起動されると、フィールド設定メニューが、起動され、閲覧可能にされ、したがって、ユーザは、フィールド419内にexpCO
2データを表示するために、カプノグラフ96をフィールド419にリンクし得、したがって、ユーザは、フィールド419に対して任意の所望のexpCO
2高、中、および/または低優先順位アラームを設定し得る。
【0178】
データ出力フィールド420は、連続的様式で圧送血流センサ90によって取得されるような、体外血流回路からのポンプ流量(CO)データを入力するためのポンプ流量データフィールドを有する。フィールド420のフィールド設定メニューボタン434がタッチまたは圧力起動されると、フィールド設定メニューが、起動され、閲覧可能にされ、したがって、ユーザは、フィールド420内に血液流体流量データを表示するために、血流センサ90をフィールド420にリンクし得、したがって、ユーザは、フィールド420に対して任意の所望の血液流体流量高、中、および/または低優先順位アラームを設定し得る。
【0179】
データ出力フィールド422は、連続的様式でSvO
2を測定する静脈血液ガスセンサアセンブリ92から導出される患者の静脈血液酸素飽和度データを表示するための静脈血液酸素飽和度(SvO
2)データフィールドを有する。フィールド422のフィールド設定メニューボタン434がタッチまたは圧力起動されると、フィールド設定メニューが、起動され、閲覧可能にされ、したがって、ユーザは、フィールド422内にSvO
2データを表示するために、静脈血液ガスセンサアセンブリ92をフィールド422にリンクし得、したがって、ユーザは、フィールド422に対して任意の所望のSvO
2高、中、および/または低優先順位アラームを設定し得る。
【0180】
データ出力フィールド424は、連続的様式でPvO
2を測定する静脈血液ガスセンサアセンブリ92から導出される患者の静脈酸素分圧データを表示するための静脈酸素分圧(PvO
2)データフィールドを有する。フィールド424のフィールド設定メニューボタン434がタッチまたは圧力起動されると、フィールド設定メニューが、起動され、閲覧可能にされ、したがって、ユーザは、フィールド424内にPvO
2データを表示するために、静脈血液ガスセンサアセンブリ92をフィールド424にリンクし得、したがって、ユーザは、フィールド424に対して任意の所望のPvO
2高、中、および/または低優先順位アラームを設定し得る。
【0181】
データ出力フィールド425は、連続的様式で血中乳酸レベルを測定するインライン血中乳酸センサ99から導出される患者の血中乳酸データを表示するための血中乳酸データフィールドを有する。フィールド425のフィールド設定メニューボタン434がタッチまたは圧力起動されると、フィールド設定メニューが、起動され、閲覧可能にされ、したがって、ユーザは、フィールド425内に血中乳酸データを表示するために、血中乳酸センサ99をフィールド425にリンクし得、したがって、ユーザは、フィールド425に対して任意の所望の血中乳酸高、中、および/または低優先順位アラームを設定し得る。
【0182】
データ出力フィールド426は、公知の公式に従って、HCTセンサ95、圧送血流センサ90、および動脈血液ガスセンサアセンブリ94から入力されたデータならびにタブ付き表示ページ112を介するデータ入力から計算された患者のBSAを使用して、プロセッサ30によって計算された指標付き酸素送達(DO
2I)値を表示するための指標付き酸素送達(DO
2I)データフィールドを有する。フィールド426のフィールド設定メニューボタン435がタッチまたは圧力起動されると、フィールド設定メニューが、起動され、閲覧可能にされ、したがって、ユーザは、フィールド426に対して所望のDO
2I高、中、および/または低優先順位アラームを設定し得る。
【0183】
データ出力フィールド428は、公知の公式に従って、HCTセンサ95、圧送血流センサ90、動脈血液ガスセンサアセンブリ92、および静脈血液ガスセンサアセンブリ94から入力されたデータならびにタブ付き表示ページ112を介するデータ入力から計算された患者のBSAを使用して、プロセッサ30によって計算された指標付き酸素消費(VO
2I)値を表示するための指標付き酸素消費(VO
2I)データフィールドを有する。フィールド428のフィールド設定メニューボタン435がタッチまたは圧力起動されると、フィールド設定メニューが、起動され、閲覧可能にされ、したがって、ユーザは、フィールド426に対して所望のVO
2I高、中、および/または低優先順位アラームを設定し得る。
【0184】
データ出力フィールド430は、公知の公式に従って、プロセッサ30によって計算される指標付き酸素消費(VO
2I)に対する指標付き酸素送達(DO
2I)の比率の値を表示するための(DO
2I)/(VO
2I)比率データフィールドを有する。フィールド430のフィールド設定メニューボタン435がタッチまたは圧力起動されると、フィールド設定メニューが、起動され、閲覧可能にされ、したがって、ユーザは、フィールド430に対して所望の(DO
2I)/(VO
2I)比率高、中、および/または低優先順位アラームを設定し得る。
【0185】
データ出力フィールド432は、HCTセンサ95、圧送血流センサ90、動脈血液ガスセンサアセンブリ92、およびカプノグラフ96からのデータ入力を使用して、公知の公式に従ってプロセッサ30によって計算される、指標付き二酸化炭素生産(VCO
2I)に対する指標付き酸素送達(DO
2I)の比率の値を表示するための(DO
2I)/(VCO
2I)比率データフィールドを有する。フィールド432のフィールド設定メニューボタン435がタッチまたは圧力起動されると、フィールド設定メニューが、起動され、閲覧可能にされ、したがって、ユーザは、フィールド432に対して所望の(DO
2I)/(VCO
2I)比率高、中、および/または低優先順位アラームを設定し得る。
【0186】
本開示のある実施形態によると、タブ付き表示ページ117と同一の患者監視構成を伴うタブなし表示ページが、タブ付き表示ページ117の代わりに実装され得る。本実施形態では、タブなし表示ページは、これがいかなるタブも有しておらず、それ自身の区分108内に連続的に表示されることを除いて、タブ付き表示ページ117の実質的に同一のデータ出力フィールドおよび機能性を保有する患者監視構成を提供される。そのような実施形態では、本タブなし患者監視表示ページは、タブなし表示ページ115に加えて、連続的に表示される連続的患者監視表示ページを提供し、したがって、中心監視部分106は、それぞれ、それ自身の区分108内に2つのタブなし表示ページを提供され、中心監視部分106の残りの区分108は、それぞれ、1つ以上のタブ付き表示ページを提供される。本開示の別の実施形態によると、中心監視部分106の1つの区分108は、単一のタブなし表示ページ、すなわち、タブなし患者監視表示ページを提供され、中心監視部分106の残りの区分108は、1つ以上のタブ付き表示ページ(好ましくは、区分あたり1〜4つのタブ付き表示ページ)を投入される。
【0187】
(付加的センサのための非限定的例証的タブ付き表示ページ構成)
区分108dのタブ付き表示ページ116および区分108cのタブ付き表示ページ122は、それを通してユーザによって所望される種々の付加的センサが、グラフィカルユーザインターフェース100にリンクされ、それによって、ユーザによって監視可能である、センサページを構成する。したがって、任意の付加的圧力センサモジュール、気泡検出センサモジュール、レベルセンサモジュール、温度センサモジュール、流量センサモジュール、圧力デルタセンサモジュール、および同等物が、区分108cおよび108dのそのような付加的センサページにおいて任意の順序で構成され得る。
図3aおよび3bに示される実施例は、単に、例示的であり、限定的実施例および/または好ましい実施例として解釈されるべきではない。
【0188】
(ヒータ/クーラユニットの遠隔制御のための非限定的例証的タブ付き表示ページ構成)
区分108cまたは区分108d内に位置し得るようなタブ付き表示ページ118は、心肺バイパス手技中にヒータ−クーラユニット85を使用して、患者の加熱−冷却を遠隔制御する、および/または心筋保護中に加熱−冷却を遠隔制御するために使用され得るような、ヒータ/クーラ遠隔制御ユーザインターフェースを構成する。
図25aに示されるように、タブ付き表示ページ118は、タブ付き表示ページ118のスクリーン441に関する構成を選択するために使用される、スクリーン選択モジュール440を含む。スクリーン選択モジュール440は、ホームボタン442と、スクリーン設定ボタン444と、ヒータ−クーラユニット機能ボタン446と、ヒータ−クーラユニットアラームボタン448とを含み、これらは全て、タッチまたは圧力起動される。ホームボタン442の起動は、
図25aによる、スクリーン構成の表示をもたらす。スクリーン設定ボタン444の起動は、
図25bによる、スクリーン構成の表示をもたらし、これは、患者の身体および心筋保護液に関する温度設定点ならびに加温および/または冷却において使用される温度勾配等の温度パラメータを設定するために使用される。ヒータ−クーラユニット機能ボタン446の起動は、
図25cによる、スクリーン構成の表示をもたらし、これは、ヒータ−クーラユニット85のコンプレッサの動作を管理し、患者および/または心筋保護液加熱−冷却回路の脱気を開始し、ならびに患者および/または心筋保護液加熱−冷却回路の管の排出を開始するために使用される。ヒータ−クーラアラームボタン448の起動は、
図25dによる、スクリーン構成の表示をもたらし、これは、ヒータ−クーラユニット85に関連する任意のアラーム状態に関連するメッセージを精査するために使用される。
図25aおよび25dから明白なように、ヒータ−クーラユニットアラームボタン444のアイコンおよび/または色スキームは、通常状態(すなわち、アラームなし)から高優先順位アラーム状態(すなわち、3つの感嘆符を伴うアラーム)に切り替わり、それによって、アラーム状態に関連する付加的情報を精査するために、ヒータ−クーラユニットアラームボタン444を起動するようにユーザに通知し得る。
【0189】
図25aのスクリーンは、以下のようにより詳細に説明される。
図25aによるスクリーンは、ヒータ−クーラ温度モジュール450、452、454、および456を含む。これらの温度モジュールの各々は、温度センサによって取得される温度データを表示するための温度値フィールド458を含む。温度モジュール450は、患者アイコンに関連付けられる用語「T
Out」を含むタイトルフィールド460を含み、これは、このモジュールがヒータ−クーラユニット85の患者回路に関する実際の出力温度を表示することを示す。温度モジュール452は、心臓アイコンに関連付けられる用語「T
Out」を含むタイトルフィールド462を含み、これは、このモジュールがヒータ−クーラユニット85の心筋保護液回路に関する実際の出力温度を表示することを示す。温度モジュール454は、患者アイコンに関連付けられる「T
Set」ボタン464を含み、これは、本ボタン464が、タッチまたは圧力によって、ヒータ−クーラユニット85の患者回路に関する設定温度を設定するためのメニュースクリーンを起動することを示す。温度モジュール456は、心臓アイコンに関連付けられる「T
Set」ボタン466を含み、これは、本ボタン466が、タッチまたは圧力に続いて、ヒータ−クーラユニット85の心筋保護液回路に関する設定温度を設定するためのメニュースクリーンを起動することを示す。
【0190】
図25aのスクリーンはまた、患者回路モジュール470と、心筋保護液回路モジュールとを含む。患者回路モジュール470は、複数の患者回路制御状態から選択するために使用される、患者回路制御ボタン474を含む。患者回路モジュール470はさらに、患者加温ボタン478と、患者冷却ボタン480とを含む。タッチまたは圧力によって起動されると、患者加温ボタン478は、患者加温温度設定点および患者加温温度勾配を確認またはキャンセルするために使用されるスクリーンの表示を引き起こす。タッチまたは圧力によって起動されると、患者冷却ボタン480は、患者冷却温度設定点および患者冷却温度勾配を確認またはキャンセルするために使用されるスクリーンの表示を引き起こす。
【0191】
心筋保護液回路モジュール472は、複数の心筋保護液回路制御状態から選択するために使用される、心筋保護液回路制御ボタン476を含む。心筋保護液回路モジュール472はさらに、心筋保護液加温ボタン482と、心筋保護液冷却ボタン484とを含む。タッチまたは圧力によって起動されると、心筋保護液加温ボタン482は、心筋保護液加温温度設定点および心筋保護液加温温度勾配を確認またはキャンセルするために使用されるスクリーンの表示を引き起こす。タッチまたは圧力によって起動されると、心筋保護液冷却ボタン484は、心筋保護液冷却温度設定点および心筋保護液冷却温度勾配を確認またはキャンセルするために使用されるスクリーンの表示を引き起こす。
【0192】
(汎用計算器のための非限定的例証的タブ付き表示ページ構成)
図26に示されるように、タブ付き表示ページ120は、加算、減算、乗算、除算、および逆関数等の標準的算術機能を提供される汎用計算器として構成される。汎用計算器はまた、ポンドからキログラム、キログラムからポンド、インチからセンチメートル、およびセンチメートルからインチ等のいくつかの単位変換機能を提供される。
【0193】
(血流の脈動制御のための非限定的例証的タブ付き表示ページ構成)
タブ付き表示ページ123が、
図27に図示され、動脈ポンプ38が回路3内で動作しているとき、体外血流回路3を通して流動する血液流体の脈動特性を制御するために使用されるような、本開示のある実施形態による、脈動制御ユーザインターフェースに関連する。そのような脈動制御は、有利なこととして、より生理学的である体外血流回路3内の脈動血流を提供し、したがって、非脈動流によって達成可能ではない灌流利点を生産し得る。
【0194】
タブ付き表示ページ123は、脈動制御モジュール490と、最大流量モジュール491と、開始時間モジュール492と、停止時間モジュール494と、パルス繰り返し数および周波数モジュール496と、基底流量モジュール498とを含む。脈動制御モジュール490は、固定タイトルフィールド500と、脈動送達設定メニューボタン502と、脈動制御ボタン504とを含む。タッチまたは圧力による脈動送達設定メニューボタン502の起動は、脈動送達設定メニュースクリーンが可視になるようにし、これは、タブ付き表示ページ123の他のモジュール491、492、494、496、および498内に表示される制御パラメータを入力するためのグラフィカルユーザインターフェーススクリーンを構成する。少なくとも2秒にわたる連続的タッチまたは圧力による脈動制御ボタン504の起動は、タブ付き表示ページ123に動作可能にリンクされる動脈ポンプ38を以下のように定義されるような特性を有する脈動流モードにおいて動作させる。
【0195】
最大流量モジュール491は、固定最大流量タイトルフィールド506と、固定単位フィールド508と、最大流量値フィールド510とを含む。最大流量値フィールド510は、脈動送達設定メニューを使用して設定されるような、脈動流に関する達成可能な最大流量値を表示する。
【0196】
開始時間モジュール492は、固定開始時間タイトルフィールド512と、ポンプ圧力がポンプサイクル中にその最大値に到達するためにかかる時間を心臓サイクルのパーセンテージとして表示する、開始時間値フィールド514とを含む。停止時間モジュール494は、固定停止時間タイトルフィールド516と、ポンプ圧力がポンプサイクル中にそのベースライン最小値に到達するためにかかる時間を心臓サイクルのパーセンテージとして表示する、停止時間値フィールド518とを含む。
【0197】
パルス繰り返し数および周波数モジュール496は、パルス繰り返し数および脈動周波数に関する固定タイトルフィールド520と、固定単位フィールド522と、ポンプ38のパルス繰り返し数を心拍数(bpm)およびポンプサイクルと心臓サイクルとの比率において表示する、パルス繰り返し数および脈動値フィールド524とを含む。この場合、表示される1:1比は、心臓サイクルあたり1回のポンプサイクルが存在することを意味する。
【0198】
基底流量モジュール498は、固定基底流量タイトルフィールド526と、基底流量を動脈ポンプ38の標的流量のパーセンテージとして表示する、基底流量値フィールド528とを含む。動脈ポンプ38の標的流量は、ユーザインターフェースシステム20の別の部分24の一部として別の場所に表示される。
【0199】
(臨床パラメータモニタ−シミュレータのための非限定的例証的タブ付き表示ページ構成)
本開示のある実施形態によると、グラフィカルユーザインターフェース100は、臨床パラメータモニタ−シミュレータユーザインターフェース598を含み得る。臨床パラメータモニタ−シミュレータユーザインターフェース598は、タブ付き表示ページ117、600、および602の組み合わせられた同時表示によって形成され、これは、ユーザがタブ117a、600a、および602aを並行してタッチまたは圧力起動すると起こり、したがって、タブ付き表示ページ117、600、および602は、
図28に示されるように、ともに表示モードにある。言い換えると、
図28等によって示されるように、タブ付き表示ページ117、600、および602が、3つの異なる区分108、例えば、それぞれ、区分108b、108c、および108d等内に同時に表示されると、これらの3つのタブ付き表示ページは、統一臨床パラメータモニタ−シミュレータグラフィカルインターフェースを形成するようにともに動作可能である。本開示によると、3つの動作可能に接続されたタブ付き表示ページによって形成されるそのようなテーマ別ユーザインターフェースは、タブ付き表示ページの三重対として特徴付けられ得る。本開示の他の実施形態によると、ともに表示される2つの動作可能に接続されたタブ付き表示ページによって形成されるテーマ別ユーザインターフェースが、タブ付き表示ページの二重対として特徴付けられ得る。
【0200】
タブ付き表示ページ117は、上記に説明され、タッチまたは圧力感受性モニタボタン412が起動されると、患者モニタ構成を表示する(
図24参照)。タブ付き表示ページ600は、シミュレータページを構成し、タブ付き表示ページ602は、シミュレータキーパッドページを構成し、これらはともに、患者の実際の臨床データに基づいて、リアルタイムかつ原位置で複数の仮説的臨床シナリオを試行するために、臨床シミュレータに関する臨床データを入力および操作するためのグラフィカルユーザインターフェースを提供する。したがって、統一臨床パラメータモニタ−シミュレータグラフィカルインターフェースは、臨床医に、例えば、心肺バイパス手技中に患者を管理することに関するタイムリーなガイダンスを提供するように動作可能である。
【0201】
図29に示されるように、タブ付き表示ページ602は、タッチまたは圧力感受性であるタブ602aを含む。タッチまたは圧力によるタブ602aの起動は、表示モードにおけるタブ付き表示ページ602の表示をもたらし、対応する区分の残りのタブ付き表示ページは、次いで、オーバーレイモードにおいて表示される。タブ付き表示ページ602は、スナップボタン610と、繰り返しボタン612と、算出ボタン614と、全てクリアボタン616と、キーパッド618とを含み、その全ては、タッチスクリーン17上でタッチまたは圧力起動される。スナップボタンは、タッチまたは圧力によって、タブ付き表示ページ600のシミュレータスクリーンのデータフィールドアレイへのタブ付き表示ページ117の患者モニタによって表示される監視される患者データの転送をもたらすように動作可能である。繰り返しボタン612は、タッチまたは圧力によって、シミュレータスクリーンの第2または第3のデータフィールドアレイへの監視される患者データの複製転送をもたらすように動作可能である。算出ボタン614は、タッチまたは圧力によって、タブ付き表示ページ600の1つ、2つ、または3つのデータフィールドアレイ内の患者データに基づいて、1つ以上の算出をもたらすように動作可能である。全てクリアボタンは、タッチまたは圧力によって、好ましくは、要求される2秒のホールドによって、シミュレータスクリーンのデータフィールドアレイによって表示される全ての監視される患者データのクリアならびにシミュレータスクリーンの算出フィールドアレイ内に含有される全ての計算された臨床パラメータのクリアをもたらすように動作可能である。
【0202】
キーパッド618は、公知のキーパッドコンポーネントのような、複数の数字および句読点キー620、ならびに上矢印キー622、下矢印キー624、バックスペースキー626、クリアキー628、および入力キー630を含む。種々のキーは、タブ付き表示ページ600のシミュレータスクリーンの1つ以上のデータフィールドアレイ内のデータを操作するために使用される。上矢印キー622および下矢印キー624は、カーソルをデータフィールドアレイの上下に移動させるために使用される。バックスペースキー626は、データフィールド内の入力を一度に1つの数字だけ消去するために使用される一方、クリアキー628は、単一のデータフィールド内のデータの全てをクリアするために使用される。入力キー630は、カーソルを1つのデータフィールドアレイから別のデータフィールドアレイに移動させるために使用され得る。
【0203】
図30aは、タブ付き表示ページ600を図示し、これは、タッチまたは圧力起動タブ600aを含み、これは、タブ600aがタッチまたは圧力によって起動されると、タブ付き表示ページ600がその象限内に表示されるようにする。タブ付き表示ページ600は、それぞれ、シナリオNo.1、2、および3としてともに標識化される、3つの臨床データフィールドアレイ640、642、644と、それぞれ、対応する3つの算出データフィールドアレイ650、652、654とを含むシミュレータスクリーンを構成する。各臨床データフィールドアレイは、複数のデータ入力フィールドを含み、これらは、その中に臨床データ値が、タブ付き表示ページ602のキーパッド618を使用して入力され、選択的に操作されるデータフィールドである。データフィールドアレイ640、642、644等を形成するデータ入力フィールドは、その中にIV流体体積データが入力されるIV流体データ入力フィールド646と、その中に輸血されるpRBCの体積のデータが入力されるpRBCデータ入力フィールド648と、その中に患者呼気二酸化炭素データが入力されるexpCO
2データ入力フィールド670と、その中にポンプからの、および/または体外血流回路の血流データが入力される流量データ入力フィールド672と、その中に患者動脈酸素飽和度データが入力されるSaO
2データ入力フィールド674と、その中に患者動脈酸素分圧データが入力されるPaO
2データ入力フィールド676と、その中に患者静脈酸素飽和度データが入力されるSvO
2データ入力フィールド678と、その中に患者静脈酸素分圧データが入力されるPvO
2データ入力フィールド680とを含み得る。
【0204】
タブ付き表示ページ602のスナップボタン610を押下することによって、タブ付き表示ページ117(
図24)および/またはタブ付き表示ページ114(
図23b)からの対応するデータフィールドによって表示される患者臨床データ値が、第1の臨床データフィールドアレイ640のデータ入力フィールドに瞬間的に自動投入されるように使用される。これは、
図30aによって図示されるような場合であり、これは、患者臨床データ値を投入された第1の臨床データフィールドアレイ640を示し、スナップボタン610がある時点t0において起動されると、自動投入される。ユーザが、続けて、ある後の時点t1において再びスナップボタン610を押下した場合、第2の臨床データフィールドアレイ642は、後の時点t1においてであるが、タブ付き表示ページ114、117の対応するデータフィールドからの患者臨床値を自動投入されるであろう。ユーザが、続けて、ある後の時点t2において再びスナップボタンを押下した場合、第3の臨床データフィールドアレイ644は、さらに後の時点t2に対応するが、タブ付き表示ページ114、117の対応するデータフィールドからの患者臨床値を自動投入されるであろう。3つの臨床データフィールドアレイ640、642、644がデータを投入されると、スナップボタン610の起動は、臨床データフィールドアレイ640、642、644内のデータが、例えば、全てクリアボタン616を起動することによってクリアされるまで、いかなる影響も及ぼさないであろう。本開示のある実施形態では、全てクリアボタン616のタッチまたは押下起動は、同時に、臨床データフィールドアレイ640、642、および644からのデータをプロセッサ30に関連付けられるメモリデバイス内に記憶し、臨床データフィールドアレイ640、642、644をクリアする。本開示のある実施形態によると、メモリデバイスは、ハードウェアデバイスである。
【0205】
算出データフィールドアレイ650、652、654の各々は、複数のデータ表示フィールドを含み、これらは、2015年5月13日に出願された米国仮特許出願第62/160,689号およびその対応する米国特許出願公開第US XXXX/YYYYYYYY号、ならびに/または米国特許出願公開第US 2006/0257283 A1号(それらが開示する全てに関して、参照することによってその全体として本明細書に組み込まれる)によって開示されるもの等の公知の公式を使用して、算出された臨床データ値を表示するデータフィールドである。算出データフィールドアレイ650、652、644等を形成するデータ表示フィールドは、算出されたヘモグロビン値を表示する算出ヘモグロビンデータ表示フィールド655と、算出された指標付き酸素送達値を表示する指標付き酸素送達(DO
2I)データ表示フィールド656と、算出された指標付き酸素消費値を表示する指標付き酸素消費(VO
2I)データ表示フィールド658と、指標付き酸素消費に対する指標付き酸素送達の算出された比率(DO
2I/VO
2I)を表示する指標付き酸素消費データ表示フィールド660に対する指標付き酸素送達の算出された比率と、指標付き二酸化炭素生産に対する指標付き酸素送達の算出された比率(DO
2I/VCO
2I)を表示する指標付き二酸化炭素生産データ表示フィールド662に対する指標付き酸素送達の算出された比率とを含み得る。
【0206】
算出データフィールドアレイ650等の算出データフィールドアレイのデータ表示フィールドに投入されるであろう算出データ値は、対応するデータフィールドアレイ640がデータを完全に投入され、次いで、タブ付き表示ページ602の算出ボタン614がタッチまたは圧力によって起動されると、プロセッサ30によって計算される。それぞれ、対合される臨床および算出データフィールドアレイ640および650に関して上記に説明される同一の動作が、それぞれ、対合される臨床および算出データフィールドアレイ642および652ならびに対合される臨床および算出データフィールドアレイ644および654に適用される。
【0207】
図30bは、タブ付き表示ページ602の繰り返しボタン612の効果を図示する。タッチまたは圧力による繰り返しボタン612の起動は、すぐ左の臨床データフィールドアレイのデータ入力フィールド内のデータを、同一のデータを用いてすぐ右の臨床データフィールドアレイのデータ入力フィールドに自動投入させる。したがって、臨床データフィールドアレイ640が
図30aに示されるようにデータを投入されるとき、繰り返しボタン612の起動は、臨床データフィールドアレイ642が、
図30bに示されるように、臨床データフィールドアレイ640と同一のデータを投入されるようにする。繰り返しボタン612が再び起動される場合、空欄の臨床データフィールドアレイ644は、臨床データフィールドアレイ642に投入される同一のデータを自動投入されるであろう。繰り返しボタン612の目的は、異なるシナリオシミュレーションの可能な比較を行うために、仮説的臨床介入に基づいて、仮説的算出データ値を算出する前に、後続操作を目的として同一のデータを1つを上回る臨床データフィールドアレイにコピーすることを促進することである。
【0208】
繰り返しボタン612の起動は、臨床データフィールドアレイ640および642が空欄であるとき、いかなる影響も及ぼさない。繰り返しボタン612の起動はまた、3つの臨床データフィールドアレイがデータで満たされているとき、いかなる影響も及ぼさない。
【0209】
臨床データフィールドアレイ640、642、644が空欄であるとき、3回連続したスナップボタン610の起動は、各スナップショットが異なる時点t
0、t
1、t
2において起こり、スナップショットされたデータの多くは連続的に監視され、したがって、これが連続的に変化しているため、異なる情報による臨床データフィールドアレイ640、642、644の投入をもたらし得ることを理解されたい。一方、スナップボタン610の起動に続けて2回繰り返しボタン612を起動することは、臨床データフィールドアレイ640、642、644に同一のデータが投入されることをもたらすであろう。
【0210】
図30cは、シミュレーションが臨床パラメータモニタ−シミュレータユーザインターフェース598を使用して患者ケアを促進するために使用され得る方法の非限定的実施例を図示する。本実施例では、臨床医は、全ての他のパラメータが一定に保持される場合、種々の量のpRBC(例えば、250cc、500cc、または750cc)が、ヘモグロビンレベルならびにDO
2I、VO
2I、DO
2I/VO
2I、およびDO
2I/VCO
2I等の他の臨床パラメータに影響を及ぼし得る様子を探求し得る。本実施例では、臨床医は、スナップボタン610またはスナップボタン610および、次いで、繰り返しボタン612を起動することによって以前に提供された自動投入されたデータ入力を選択的に変更するために、キーパッド618を採用する。シミュレーションデータの入力に続いて、臨床医は、算出ボタン614を起動し、したがって、算出データフィールドアレイ650、652、654は、算出されたデータを投入される。
【0211】
輸血される血液の量を変動させることを対象とする本実施例は、単に、例示的であり、例えば、投与される合計IV流体および/または二酸化炭素生産(expCO
2)の変更等の他のパラメータを変動させる他のシミュレーションが実施され得るため、限定として解釈されるべきではない。一度に1つのパラメータのみが変動され、全ての他の変数は一定に保持されるシミュレーションが、実施され得る。一度に複数のパラメータが変動され、残りの他の変数は一定に保持される、シミュレーションが、実施され得る。シミュレーションはまた、変数が、1つ以上の他の変数の仮定された変更に起因して変化し得る様子に関する推定値および推測値を含み得る。
【0212】
図30dは、推定値または推測値のいずれかを採用するシミュレーションの非限定的実施例を図示する。本開示による推定値は、シミュレーションにおいて使用される推定されるデータを生成するために、事実を基礎として使用され得る、別の計算に基づく、または患者についての履歴データに基づく仮説的データ点を構成する。一方、本開示による推測値は、それ自体が事実に基づかない仮説的データ点を構成し、これは、直感に基づき得る。例えば、患者の二酸化炭素生産が、再加温中に華氏10度の体温の上昇に続いて増加し得ることが考えられる場合、シミュレーションに関する推測値は、例えば、患者の二酸化炭素生産expCO
2が10%だけ上昇し得るという直感的推測を含み得る。したがって、そのような状況下では、患者のexpCO
2は、患者の体温を10%増加させることが計画される場合、以前のベースラインよりも10%高い推測値としてシミュレータに入力され得る。
【0213】
図30dのシミュレーションによると、臨床データフィールドアレイ640は、スナップボタン610の起動からもたらされるタブ付き表示ページ114および117から自動投入されたデータを意味する、スナップショットされたデータから成る。臨床データフィールドアレイ642は、繰り返しボタン612を使用して、臨床データフィールドアレイ640から繰り返されたデータを構成し、データフィールドのいくつかは、次いで、キーパッド618を使用して仮説的データを含むように修正されている。より具体的には、臨床データフィールドアレイ640は、心肺バイパス手技中にスナップボタン610が起動される時間までに、250ccのIV流体および500ccのpRBCを受容した患者に対応し、患者は、32.1mmHgのexpCO
2、5.00l/分の流量、99%のSaO
2、250mmHgのPaO
2、73%のSvO
2、および36mmHgのPvO
2の測定された値を有する。シミュレーションによると、シミュレーションに関する仮説的データは、pRBC、SVO
2、およびPvO
2に関して追加されており、これは、患者に与えられる別の250ccのpRBC輸血を反映し、輸血された血液が患者のSvO
2およびPvO
2を増加させるであろうという仮定に基づいて、それぞれ、81および40のSvO
2およびPvO
2に関する推定または推測された値を伴う。算出ボタン614を起動することは、次いで、算出されたデータが算出データフィールド650および652に投入されることをもたらし、これは、ヘモグロビン、指標付き酸素送達(DO
2I)、指標付き酸素消費(VO
2I)、および臨床転帰との相関を有することが公知である、またはそのように考えられる種々の比率等の公知の計算可能な臨床パラメータに基づいて、計画された介入が患者の臨床ステータスに影響を及ぼし得る様子についてのアイデアを臨床医に与える。例えば、M.Rannuci、他による「Anaerobic Metabolism During Cardiopulmonary Bypass: Predictive Value of Carbon Dioxide Derived Parameters」(81 ANNUALS THORACIC SURGURY 2189−2195(2006年))によると、5またはそれを上回るDO
2I/VCO
2I比率は、改善された臨床転帰に関連付けられる。
【0214】
本開示のある実施形態によると、グラフィカルユーザインターフェース100は、タブ付き表示ページ700および702の組み合わせられた同時表示によって形成される臨床パラメータモニタ−シミュレータユーザインターフェース698を含み得、これは、ユーザがタブ700aおよび702aを並行してタッチまたは圧力起動すると起こり、したがって、タブ付き表示ページ700および702は、
図31に示されるように、ともに表示モードにある。言い換えると、
図31等によって示されるように、タブ付き表示ページ700および702が、2つの異なる区分108、例えば、それぞれ、区分108cおよび108d等内に同時に表示されると、これらの2つのタブ付き表示ページは、統一臨床パラメータモニタ−シミュレータグラフィカルインターフェース698を形成するようにともに動作可能である。本開示によると、2つの動作可能に接続されたタブ付き表示ページによって形成されるそのようなテーマ別ユーザインターフェースは、タブ付き表示ページの二重対として特徴付けられ得る。本開示のある実施形態によると、臨床パラメータモニタ−シミュレータユーザインターフェースは、単一のタブ付き表示ページ(すなわち、一重タブ付き表示ページ)によって形成され得、これは、患者モニタおよびシミュレータの両方を組み込む。
【0215】
タブ付き表示ページ700は、患者モニタページを構成し、タブ付き表示ページ117と類似するが、しかしながら、タブ付き表示ページ700は、単に、タブ700aのタッチまたは圧力起動によって表示モードにおいて起動可能である。タブ付き表示ページ702は、シミュレータスクリーン704およびシミュレータキーパッド706を構成し、これは、臨床医に、例えば、心肺バイパス手技中に患者を管理することに関するタイムリーなガイダンスを提供するために、患者の実際の臨床データに基づいて、リアルタイムかつ原位置で複数の仮説的臨床シナリオを試行するために、臨床シミュレータに関する臨床データを入力および操作するためのグラフィカルユーザインターフェースを提供する。
【0216】
タブ付き表示ページ702は、スナップボタンと、繰り返しボタンと、算出ボタンと、全てクリアボタンと、キーパッド706とを含み、その全ては、タッチスクリーン17上でタッチまたは圧力起動される。スナップボタンは、タッチまたは圧力によって、タブ付き表示ページ702のシミュレータスクリーン704のデータフィールドアレイへのタブ付き表示ページ700の患者モニタによって表示される監視される患者データの転送をもたらすように動作可能である。繰り返しボタンは、タッチまたは圧力によって、シミュレータスクリーン704の第2または第3のデータフィールドアレイへの監視される患者データの複製転送をもたらすように動作可能である。算出ボタンは、タッチまたは圧力によって、タブ付き表示ページ702の1つ、2つ、または3つのデータフィールドアレイ内の患者データに基づいて、1つ以上の算出をもたらすように動作可能である。全てクリアボタン(CLR ALL)は、タッチまたは圧力によって、好ましくは、要求される2秒のホールドによって、シミュレータスクリーンのデータフィールドアレイによって表示される全ての監視される患者データのクリアならびにシミュレータスクリーンの算出フィールドアレイ内に含有される全ての計算された臨床パラメータのクリアをもたらすように動作可能である。シミュレータスクリーン704およびキーパッド706の動作は、タブ付き表示ページ600および602の動作と実質的に同一である。タブ付き表示ページ702の全てクリアボタンは、保存動作をもたらし得、データフィールドアレイ内のデータは、データフィールドアレイがデータをクリアされると同時に、プロセッサ30に関連付けられるメモリデバイスに保存される。
【0217】
二重臨床パラメータモニタ−シミュレータユーザインターフェース698が有する三重臨床パラメータモニタ−シミュレータユーザインターフェース598に優る利点は、二重ユーザインターフェース698が三重ユーザインターフェース598よりも少ないスペースを占めることである。三重ユーザインターフェース598が有する二重ユーザインターフェース698に優る利点は、三重ユーザインターフェース598が、これが監視およびシミュレーションのためのより広いスペースを有するため、二重ユーザインターフェース698よりも多くの臨床パラメータを監視およびシミュレートするために使用され得ることである。
【0218】
(血液監視ユニットとインターフェースをとるための非限定的例証的タブ付き表示ページ構成)
本開示のある実施形態によると、
図32に示されるように、グラフィカルユーザインターフェース100は、血液監視ユーザインターフェース710を含み得、これは、心肺バイパス機械1のプロセッサ30に動作可能に接続され得る、血液監視ユニットBMU40(MAQUET)等の血液監視ユニット800とインターフェースをとるためのタブ付き表示ページである。血液監視ユニット(BMU)800は、体外血液循環中の生体血液パラメータの連続的測定のためのインライン監視デバイスであり、体外血流回路3の動脈側上の酸素分圧および温度ならびに体外血流回路の静脈側上の酸素飽和度、ヘモグロビン、ヘマトクリット、および温度を監視するためのセンサを含有し得る。
【0219】
血液監視ユニットインターフェース710は、タブ付き表示ページのために採用されるグラフィカルユーザインターフェース100のセクタ108のうちのいずれか1つの中に配置され得るような、タブ712aを伴うタブ付き表示ページ712を含む。
図32は、血液監視ユニットインターフェース710の非限定的実施形態を図示し、これは、静脈酸素飽和度センサモジュール714と、静脈温度モジュール716と、ヘモグロビンセンサモジュール718と、ヘマトクリットセンサモジュール720と、スナップショット機構722とを含み得る。
【0220】
静脈酸素飽和度センサモジュール714は、固定英数字タイトルフィールド724と、測定された静脈酸素飽和度の値を表示する静脈酸素飽和度値フィールド726とを含む。静脈酸素飽和度値フィールド726は、適切な単位フィールド(%)728に関連付けられる。静脈酸素飽和度センサモジュール714はまた、モジュール設定メニューボタン124を含む。
【0221】
静脈温度センサモジュール716は、固定英数字タイトルフィールド730と、測定された静脈温度の値を表示する静脈温度値フィールド732とを含む。静脈温度値フィールド732は、適切な単位フィールド(℃)734に関連付けられる。静脈温度センサモジュール716はまた、モジュール設定メニューボタン124を含む。
【0222】
ヘモグロビンセンサモジュール718は、固定英数字タイトルフィールド736と、測定された血中ヘモグロビンの値を表示するヘモグロビン値フィールド738とを含む。ヘモグロビン値フィールド738は、適切な単位フィールド(g/dl)740に関連付けられる。ヘモグロビンセンサモジュール718はまた、モジュール設定メニューボタン124を含む。
【0223】
ヘマトクリットセンサモジュール720は、固定英数字タイトルフィールド742と、測定された血中ヘマトクリットの値を表示するヘマトクリット値フィールド744とを含む。ヘマトクリット値フィールド744は、適切な単位フィールド(%)746に関連付けられる。ヘマトクリットセンサモジュール720はまた、モジュール設定メニューボタン124を含む。
【0224】
スナップショット機構722は、タッチまたは圧力起動されると、静脈血液酸素飽和度(S
vO
2)、静脈温度(T
ven)、ヘモグロビン(Hb)、およびヘマトクリット(Hct)に関する表示された値を、記憶および後の読出のためにプロセッサ30と動作可能に関連付けられるメモリデバイス(すなわち、ハードウェアメモリデバイス)に保存する、タッチスクリーン上のタッチまたは圧力感受性ボタンを構成する。関連付けられるメモリデバイスは、外部デバイスまたはプロセッサ30のコンポーネントのいずれかとして、プロセッサ30と動作可能に接続され得る。
【0225】
(グラフィカルユーザインターフェースのフッタ部分)
フッタ部分104は、主として、スクロール特徴を提供される表示フィールド750内に英数字エラーメッセージを表示する。フッタ部分104は、上スクロールボタン752および下スクロールボタンを提供され、その両方は、タッチまたは圧力起動される。上スクロールボタン752の起動は、表示フィールド750を表示フィールドを通して上にスクロールさせ、下スクロールボタン754の起動は、表示フィールド750を表示フィールドを通して下にスクロールさせる。表示フィールド750によって表示されるエラーメッセージは、誤動作、誤接続、切断、およびアラーム状態に関するメッセージを含む。フッタ部分104はまた、可変アラームメッセージアイコン756および利用可能ヘルプスクリーンボタン758を提供され得る。アラームメッセージアイコン756は、上記に説明されるような種々の高優先順位アラーム状態、中優先順位アラーム状態、および低優先順位アラーム状態に対応して、異なる色に遷移し、印を表示し、点滅するように構築される。
【0226】
例えば、アラームメッセージアイコン756は、高優先順位アラームが存在するとき、赤色を表示し、3つの感嘆符を伴う三角形を表示しながら、高優先順位アラーム状態を示す速度において点滅し得る。一方、アラームメッセージアイコン756は、中優先順位アラームが存在するとき、黄色を表示し、2つの感嘆符を伴う三角形を表示しながら、中優先順位アラーム状態を示す速度において点滅し得る。アラームメッセージアイコン756は、低優先順位アラームが存在するとき、1つの感嘆符を伴う三角形を表示しながら、点滅することなくシアン色を表示し得る。1つを上回るアラームが同時にトリガされている場合、アラームメッセージアイコン756は、現在実施されている最も高いレベルのアラームを示す状態に遷移するであろう。
【0227】
利用可能ヘルプスクリーンボタン758は、1つ以上のアラームがトリガされているときは常に、タッチスクリーン17上で利用可能になるタッチまたは圧力起動可能ボタンである。したがって、本開示のある実施形態によると、利用可能ヘルプスクリーンボタン758は、起動されたアラームが存在するときのみ利用可能である(すなわち、そのときのみ表示される)。利用可能ヘルプスクリーンボタン758の起動は、フッタ部分104に、単一のアラームのみが起動されているとき、
図41aに示されるように、単一のアラームヘルプスクリーンを表示させる、または複数のアラームがトリガされているとき、
図41bに示されるように、複数のアラームヘルプスクリーンを表示させる。
図41aの単一のアラームヘルプスクリーンおよび
図41bの複数のアラームヘルプスクリーンは、単に、例示的であり、限定として解釈されるべきではない。
【0228】
(グラフィカルユーザインターフェースシステムのための設定機構)
グラフィカルユーザインターフェース100のヘッダ102は、
図34aに示されるように、システム構成メニューインターフェース802を起動するために使用されるシステム設定メニューボタン214を含む。システム構成メニューインターフェース802は、ネスト化構造を有し得、これは、設定機構を対象とせず、ネスト化構造ではないグラフィカルユーザインターフェース100のそれらの部分とは異なる。言い換えると、本開示のある実施形態によると、システムおよびモジュール構成メニューインターフェースは、それらが設定機構に関連するため、ネスト化構造を有し得る一方、グラフィカルユーザインターフェースの臨床的に動作する部分は、主として、ネスト化構造ではないタブ選択可能ページ構造を提供される。
【0229】
システム設定メニューボタン214は、タッチまたは圧力起動可能である。タッチまたは圧力によるシステム設定メニューボタン214の起動は、システム構成メニューインターフェース802がグラフィカルユーザインターフェース100によって表示されるようにする。システム構成メニューインターフェース802は、負荷構成ボタン804と、アラーム履歴ボタン806と、一般設定ボタン808と、システム情報ボタン810と、外部デバイスボタン812と、サービスモードボタン814と、メニュー閉ボタン816とを含む。ボタン804、806、808、810、812、814、および816の各々は、タッチまたは圧力によって起動可能である。
【0230】
タッチまたは圧力による構成ロードボタン804の起動は、
図34b等に示されるように、選択可能な事前定義されたグラフィカルユーザインターフェース構成のメニュー820が、システム構成メニューインターフェース802の表示フィールド818内に表示されるようにする。ユーザは、次いで、グラフィカルユーザインターフェース100による表示のために、事前定義されたグラフィカルユーザインターフェース構成のうちの1つを選択し得る。
【0231】
タッチまたは圧力によるアラーム履歴ボタン806の起動は、
図34c等に示されるように、アラームメッセージのログ822がシステム構成メニューインターフェース802の表示フィールド818内に表示されるようにする。アラームメッセージのログ820は、各メッセージの時間および日付を含み、アラームメッセージは、高優先順位アラームメッセージに関して赤色、中優先順位アラームメッセージに関して黄色、および低優先順位メッセージに関してシアン色、ならびに優先順位を割り当てられないメッセージに関して白色等、その優先順位レベルに従って色分けされ得る。
【0232】
タッチまたは圧力による一般設定ボタン808の起動は、
図34d等に示されるように、選択可能設定ボタンのメニュー824がシステム構成メニューインターフェース802の表示フィールド818内に表示されるようにする。選択可能設定ボタンのメニュー824は、ディスプレイ輝度826、アラーム音量828、日付および時間設定830、スクリーンロック設定832、およびタイマフォーマット設定834にダイレクトされる設定ボタンを含み得る。これらの設定ボタンの各々は、選択されたカテゴリに対応する選択可能設定を表示するように、タッチまたは圧力起動可能である。
【0233】
タッチまたは圧力によるシステム情報ボタン810の起動は、
図34e等に示されるように、種々のシステム情報836がシステム構成メニューインターフェース802の表示フィールド818内に表示されるようにする。表示フィールド818内に表示されるシステム情報836は、合計システム時間データ、システムソフトウェア改訂データ、最終システム保守日付データ、次回システム保守期限データ、バッテリ試験期限日付データ、およびバッテリ交換日付データ等の情報を含み得る。
【0234】
タッチまたは圧力による外部デバイスボタン812の起動は、
図34f等に示されるように、外部デバイスメニュー838がシステム構成メニューインターフェース802の表示フィールド818内に表示されるようにする。外部デバイスメニュー838は、グラフィカルユーザインターフェース100と、ヒータ−クーラユニット85または血液監視ユニット800等の外部デバイスとの間の通信をイネーブルまたはディスエーブルにするために使用される。
【0235】
タッチまたは圧力によるサービスモードボタン814の起動は、臨床動作モードを終了し、サービス動作モードに入る方法を詳述し、逆もまた同様である、命令840がシステム構成メニューインターフェース802の表示フィールド818内に表示されるようにする。サービスモードボタン814の起動はまた、サービスモードに入るボタン842を利用可能にさせる。サービスモードに入るボタン842は、タッチまたは圧力起動可能ボタンであり、これは、プロセッサ30がサービスモードに入るであろう前に、少なくとも2秒にわたって押下されなければならない。サービスモードは、診断を実施するために、ならびに/またはプロセッサ30に関するプログラミング更新および/もしくは改訂を提供するために、サービス技術者によって採用される動作モードである。
【0236】
(グラフィカルユーザインターフェースのモジュールのための設定機構)
上記に説明される種々のセンサモジュールおよび非センサモジュールは、モジュール設定メニューボタン124を提供され得、これは、タッチスクリーンのタッチまたは圧力起動可能ボタンである。センサモジュールまたは非センサモジュールに関するモジュール設定メニューボタン124の起動は、そのモジュールに関する設定メニューインターフェースが表示されるようにするであろう。種々の設定メニューインターフェースが、以下のように説明される。
【0237】
(圧力センサモジュール構成メニューインターフェース)
図35aは、圧力センサモジュール152に関する設定メニューインターフェースを図示する。圧力センサモジュール152のタッチまたは圧力によるモジュール設定メニューボタン124の起動は、圧力センサモジュール構成メニューインターフェース902がグラフィカルユーザインターフェース100によって表示されるようにする。圧力センサモジュール構成メニューインターフェース902は、関連付けられる圧力センサモジュール152のタイトルフィールド154と合致する英数字タイトルフィールド903を含み得る。圧力センサ構成メニューインターフェース902は、値をメニュー902の種々の設定フィールド906、908に入力するために使用されるキーパッド904を含む。圧力センサ構成メニューインターフェース902は、圧力停止限界フィールド906と、圧力調整限界フィールド908と、アラーム限界ボタン910と、ゼロ圧力ボタン912と、圧力較正ボタン914と、センサオンボタン916と、センサオフボタン918と、ポンプ関連付けボタン920と、設定キャンセルボタン922と、設定起動ボタン924とを含む。ボタン910、912、914、916、918、920、922、および924の各々は、タッチまたは圧力によって起動可能である。圧力センサ構成メニューインターフェース902は、随意に、圧力センサモジュール152にリンクされる圧力センサ50によって測定される実際の圧力を表示し得る、圧力表示フィールド926を提供され得る。
【0238】
図35aの圧力センサモジュール構成メニューインターフェース902は、mmHgの単位における圧力の表示のために構成される。しかしながら、圧力センサモジュール構成メニューインターフェースはまた、kPaの単位における圧力表示のために構成され得る。
【0239】
圧力停止限界フィールド906および圧力調整限界フィールド908は、上記に説明される種々の圧力優先順位アラーム状態を起動するために圧力センサモジュール152によって使用される、それぞれ、圧力停止限界値および圧力閾値限界値を設定するために使用される。アラーム限界ボタン910は、圧力アラーム限界値の設定をイネーブルおよびディスエーブルにするために提供される。圧力停止限界フィールド906、圧力調整限界フィールド908、およびアラーム限界ボタン910の各々は、それぞれ、オーディオボタン928、930、932に関連付けられる。オーディオボタン928、930、および932は、それぞれ、少なくとも2秒にわたるタッチまたは圧力によって起動される、タッチまたは圧力起動可能ボタンである。これらのボタン928、930、932は、対応する閾値に関連付けられるオーディオアラームをディスエーブルおよびイネーブルにするために使用される。
図35に示されるように、ボタン928および930は、圧力センサモジュール構成メニューインターフェース902によって、ボタン932よりも薄く、より灰色なものとして表示され、これは、ボタン928および930に関連付けられるオーディオアラームがディスエーブルにされている一方、ボタン932に関連付けられるオーディオアラームがイネーブルにされていることを示す。
【0240】
ゼロ圧力ボタン912は、少なくとも2秒にわたって押し続けることによって起動されると、圧力チャネルをゼロに設定するタッチまたは圧力起動可能ボタンである。圧力較正ボタン914は、起動されると、
図35bに示されるように、圧力センサモジュール構成メニューインターフェース902の一部にオーバーレイするポップアップとしての圧力較正メニューインターフェース936の表示をもたらす、タッチまたは圧力起動可能単一アクションボタンである。圧力較正メニューインターフェース936は、ゼロ圧力ボタン912を使用して圧力チャネルがゼロに設定された後、ユーザがリンクされる圧力センサを較正することを可能にする。圧力較正メニューインターフェース936は、標的較正圧力値を標的較正圧力データフィールドに入力するためのキーボード937を提供され得る。圧力較正メニューインターフェース936は、圧力センサモジュール152にリンクされる圧力センサ50によって測定される実際の圧力を表示し得る、圧力表示フィールド940を含み得る。圧力較正メニューインターフェース936は、設定キャンセルボタン941と、設定起動ボタン942とを含み、これらは、2つのタッチまたは圧力起動可能単一アクションボタンである。設定キャンセルボタン941の起動は、標的較正圧力のいずれの新しい変更も受け取ることなく、圧力較正メニューインターフェース936を閉じる。設定起動ボタン942の起動は、圧力較正メニューインターフェース936を閉じると同時に、圧力較正メニューインターフェース902を使用して成される標的較正圧力の任意の新しい変更を受け取り、イネーブルにする。
【0241】
センサオンボタン916およびセンサオフボタン918は、2つのタッチまたは圧力起動可能単一アクションボタンである。センサオンボタン916の起動は、リンクされる圧力センサ50をイネーブルにし、センサオフボタン918の起動は、リンクされる圧力センサ50をディスエーブルにする。
【0242】
ポンプ関連付けボタン920は、起動されると、圧力センサモジュール構成メニューインターフェース902の一部にオーバーレイするポップアップとしての圧力センサポンプ関連付けメニューインターフェース944の表示をもたらす、タッチまたは圧力起動可能単一アクションボタンである。圧力センサポンプ関連付けメニューインターフェース944は、ユーザが、心肺バイパスシステム1のポンプを選択し、これを圧力センサモジュール152にリンクすることを可能にし、したがって、ユーザによる介入ボタン158の起動は、リンクされるポンプ(すなわち、関連付けられるポンプ)の動作に影響を及ぼすであろう。したがって、圧力センサポンプ関連付けメニューインターフェース944は、圧力センサモジュール152に関連付けるために利用可能なポンプに対応する、複数のイネーブルにされる単一アクションポンプボタン945、946、947、948、949を含む。圧力センサポンプ関連付けメニューインターフェース944は、例えば、空気除去ポンプ(「ARP」)等、圧力センサモジュール152に関連付けるために利用可能ではないそれらのポンプに関連する、イネーブルにされない単一アクションポンプボタンを含み得る。圧力センサポンプ関連付けメニューインターフェース944は、「なし」ボタンを提供され得、これは、いかなるポンプも圧力センサモジュール152に関連付けられるべきではないときに選択され得る。ポンプが対応するポンプボタンの起動によって選択されると、ポンプボタンは、動脈血液ポンプが圧力センサモジュール152に関連付けられている
図35cの非限定的実施例におけるポンプボタン945等によって示されるように、チェックアイコンを表示する。
【0243】
圧力センサポンプ関連付けメニューインターフェース944は、設定キャンセルボタン950と、設定起動ボタン951とを含み、これらは、2つのタッチまたは圧力起動可能単一アクションボタンである。設定キャンセルボタン950の起動は、圧力センサモジュール152に関連付けられるポンプのいずれの新しい変更も受け取ることなく、圧力センサポンプ関連付けメニューインターフェース944を閉じる。設定起動ボタン951の起動は、圧力センサポンプ関連付けメニューインターフェース944を閉じると同時に、圧力センサポンプ関連付けメニューインターフェース944を使用して成される圧力センサモジュール152に関連付けられるポンプの任意の新しい変更を受け取り、イネーブルにする。
【0244】
圧力センサモジュール構成メニューインターフェース902の設定キャンセルボタン922および設定起動ボタン924は、2つのタッチまたは圧力起動可能単一アクションボタンである。設定キャンセルボタン922の起動は、圧力センサモジュール構成のいずれの新しい変更も受け取ることなく、圧力センサモジュール構成メニューインターフェース902を閉じる。設定起動ボタン924の起動は、圧力センサモジュール構成メニューインターフェース902を閉じると同時に、圧力センサモジュール構成メニューインターフェース902を使用して成される圧力センサモジュール構成の任意の新しい変更を受け取り、イネーブルにする。
【0245】
(気泡検出センサモジュール構成メニューインターフェース)
図36aは、気泡検出センサモジュール162に関する設定メニューインターフェースを図示する。気泡検出センサモジュール162のタッチまたは圧力によるモジュール設定メニューボタン124の起動は、気泡検出センサモジュール構成メニューインターフェース952がグラフィカルユーザインターフェース100によって表示されるようにする。気泡検出センサモジュール構成メニューインターフェース952は、関連付けられる気泡検出センサモジュール162のタイトルフィールド164と合致する英数字タイトルフィールド953を含み得、これは、使用中であり、気泡検出センサモジュール162にリンクされる特定のタイプの気泡検出センサを識別する、英数字気泡検出センサタイプフィールド954を含み得る。気泡検出センサモジュール構成メニューインターフェース952は、複数の気泡検出レベルボタン957、958、959、960を提供される気泡感度検出アレイ956と、微小気泡オーディオアラームボタン962と、センサオンボタン964と、センサオフボタン966と、ポンプ関連付けボタン968と、設定キャンセルボタン970と、設定起動ボタン972とを含む。ボタン957、958、959、960、962、964、966、968、970、および972の各々は、タッチまたは圧力によって起動可能である。
【0246】
気泡感度検出アレイ956は、気泡検出レベルボタン957、958、959、960のうちの1つを起動することによって、ユーザが関連付けられる気泡検出センサモジュール162による気泡検出のアラーム感度を設定することを可能にする。気泡検出レベルボタン957、958、959、960の各々は、タッチまたは圧力単一アクションボタンであり、これは、上記に説明される種々の気泡検出優先順位アラーム状態を起動するために、気泡検出センサモジュール162によって使用される気泡検出サイズアラーム閾値を設定する。気泡感度検出アレイ956は、アラーム状態を設定するが、これは、リンクされる気泡検出センサ60によって検出される気泡のサイズを変更しない。気泡検出レベルボタン957は、最も小さいサイズの気泡の検出アラーム閾値(すなわち、最も高い気泡検出感度)に対応し、気泡検出レベルボタン960は、最も大きいサイズの気泡の検出アラーム閾値(すなわち、最も低い気泡検出感度)に対応し、気泡検出レベルボタン958および959は、気泡検出レベルボタン957および960を使用して設定可能なこれらのアラーム閾値間でアラーム閾値を設定する。
【0247】
微小気泡オーディオアラームボタン962は、微小気泡オーディオアラームの設定をイネーブルおよびディスエーブルにするために提供される。タッチまたは圧力によって微小気泡オーディオアラームボタン962を起動することは、オーディオアラームの状態をイネーブルにされた状態とディスエーブルにされた状態との間で反転させる。例えば、微小気泡オーディオアラームが関与する場合、微小気泡オーディオアラームボタン962を起動することは、オーディオアラームを解除させ、本解除された状態は、解除アイコン(すなわち、アクティブなスピーカアイコンにわたる赤色の「X」)によって示される。微小気泡オーディオアラームが解除されている場合、微小気泡オーディオアラームボタン962を起動することは、オーディオアラームを関与させ、本関与する状態は、関与アイコン(すなわち、アクティブなスピーカアイコン)によって示される。
【0248】
センサオンボタン964およびセンサオフボタン966は、2つのタッチまたは圧力起動可能ボタンであるが、センサオンボタン964は、単一アクションボタンであり、センサオフボタン966は、起動するために少なくとも2秒にわたって押し続けられなければならない。センサオンボタン964の起動は、リンクされる気泡検出センサ60をイネーブルにし、センサオフボタン966の起動は、リンクされる気泡検出センサ60をディスエーブルにする。
【0249】
ポンプ関連付けボタン968は、
図36b等に示されるように、起動されると、気泡検出センサモジュール構成メニューインターフェース952の一部にオーバーレイするポップアップとしての気泡センサポンプ関連付けメニューインターフェース974の表示をもたらす、タッチまたは圧力起動可能単一アクションボタンである。気泡センサポンプ関連付けメニューインターフェース974は、ユーザが、心肺バイパスシステム1のポンプを選択し、これを気泡検出センサモジュール162にリンクすることを可能にし、したがって、ユーザによる介入ボタン168の起動は、リンクされるポンプ(すなわち、関連付けられるポンプ)の動作に影響を及ぼすであろう。
【0250】
気泡センサポンプ関連付けメニューインターフェース974は、気泡検出センサモジュール162に関連付けるために利用可能なポンプに対応する、複数のイネーブルにされる単一アクションポンプボタン975、976、977、978、979を含む。気泡センサポンプ関連付けメニューインターフェース974は、例えば、空気除去ポンプ(「ARP」)等、気泡検出センサモジュール162に関連付けるために利用可能ではないそれらのポンプに関連する、イネーブルにされない単一アクションポンプボタンを含み得る。気泡センサポンプ関連付けメニューインターフェース974は、「なし」ボタンを提供され得、これは、いかなるポンプも気泡検出センサモジュール162に関連付けられるべきではないときに選択され得る。ポンプが対応するポンプボタンの起動によって選択されると、ポンプボタンは、
図36bの非限定的実施例におけるポンプボタン975等によって示されるように、チェックアイコンを表示する。
【0251】
気泡センサポンプ関連付けメニューインターフェース974は、設定キャンセルボタン980と、設定起動ボタン981とを含み、これらは、2つのタッチまたは圧力起動可能単一アクションボタンである。設定キャンセルボタン980の起動は、気泡検出センサモジュール162に関連付けられるポンプのいずれの新しい変更も受け取ることなく、気泡センサポンプ関連付けメニューインターフェース974を閉じる。設定起動ボタン981の起動は、気泡センサポンプ関連付けメニューインターフェース974を閉じると同時に、気泡センサポンプ関連付けメニューインターフェース974を使用して成される気泡検出センサモジュール162に関連付けられるポンプの任意の新しい変更を受け取り、イネーブルにする。
【0252】
気泡検出センサモジュール構成メニューインターフェース952の設定キャンセルボタン970および設定起動ボタン972は、2つのタッチまたは圧力起動可能単一アクションボタンである。設定キャンセルボタン970の起動は、気泡検出センサモジュール構成のいずれの新しい変更も受け取ることなく、気泡検出センサモジュール構成メニューインターフェース952を閉じる。設定起動ボタン972の起動は、気泡検出センサモジュール構成メニューインターフェース952を閉じると同時に、気泡検出センサモジュール構成メニューインターフェース952を使用して成される気泡検出センサモジュール構成の任意の新しい変更を受け取り、イネーブルにする。
【0253】
(レベルセンサモジュール構成メニューインターフェース)
図37aは、レベルセンサモジュール172に関する設定メニューインターフェースを図示する。レベルセンサモジュール172のタッチまたは圧力によるモジュール設定メニューボタン124の起動は、レベルセンサモジュール構成メニューインターフェース992がグラフィカルユーザインターフェース100によって表示されるようにする。レベルセンサモジュール構成メニューインターフェース992は、関連付けられるレベルセンサモジュール172のタイトルフィールド174と合致する英数字タイトルフィールド993を含み得る。レベルセンサモジュール構成メニューインターフェース992は、調整オンボタン996および調整オフボタン998を提供される調整インターフェース994を含む。調整オンボタン996および調整オフボタン998は、それぞれ、タッチまたは圧力起動可能ボタンであるが、しかしながら、調整オンボタン996は、単一アクションボタンであり、調整オフボタン998は、起動するために少なくとも2秒にわたって押し続けられなければならない。調整オンボタン996の起動は、流体レベルセンサ70が低レベルを検出するに関連付けられる空気除去ポンプ39の動作を介して、自動的レベル調整をイネーブルにし、調整オフボタン998の起動は、本自動的レベル調整機構をディスエーブルにする。
【0254】
レベルセンサモジュール構成メニューインターフェース992はまた、センサオンボタン1002およびセンサオフボタン1004を含むレベルセンサ起動インターフェース1000を提供され得る。センサオンボタン1002およびセンサオフボタン1004は、それぞれ、タッチまたは圧力起動可能ボタンであるが、しかしながら、センサオンボタン1002は、単一アクションボタンであり、センサオフボタン1004は、起動するために少なくとも2秒にわたって押し続けられなければならない。センサオンボタン1002の起動は、リンクされるリザーバ流体レベルセンサ70をイネーブルにし、センサオフボタン1004の起動は、リンクされるリザーバ流体レベルセンサ70をディスエーブルにする。
【0255】
レベルセンサモジュール構成メニューインターフェース992はまた、ポンプ関連付けボタン1006を提供され得、これは、
図37b等に示されるように、起動されると、レベルセンサモジュール構成メニューインターフェース992の一部にオーバーレイするポップアップとしてのレベルセンサポンプ関連付けメニューインターフェース1012の表示をもたらす、タッチまたは圧力起動可能単一アクションボタンである。レベルセンサポンプ関連付けメニューインターフェース1012は、ユーザが、心肺バイパスシステム1のポンプを選択し、これをレベルセンサモジュール172にリンクすることを可能にし、したがって、ユーザによる介入ボタン178の起動は、血液ポンプ37、38または空気除去ポンプ39であり得るリンクされるポンプ(すなわち、関連付けられるポンプ)の動作に影響を及ぼすであろう。
【0256】
レベルセンサポンプ関連付けメニューインターフェース1012は、レベルセンサモジュール172に関連付けるために利用可能なポンプに対応する、複数のイネーブルにされる単一アクションポンプボタン1013、1014、1015、1016、1017、1018を含む。レベルセンサポンプ関連付けメニューインターフェース1012は、レベルセンサモジュール172に関連付けるために利用可能ではないそれらのポンプに関連する、イネーブルにされない単一アクションポンプボタンを含み得る。レベルセンサポンプ関連付けメニューインターフェース1012は、「なし」ボタンを提供され得、これは、いかなるポンプもレベルセンサモジュール172に関連付けられるべきではないときに選択され得る。ポンプが対応するポンプボタンの起動によって選択されると、ポンプボタンは、レベルセンサモジュール172に関連付けられるポンプが空気除去ポンプである
図37bの非限定的実施例におけるポンプボタン1018等によって示されるように、チェックアイコンを表示する。
【0257】
レベルセンサポンプ関連付けメニューインターフェース1012は、設定キャンセルボタン1019と、設定起動ボタン1020とを含み、これらは、2つのタッチまたは圧力起動可能単一アクションボタンである。設定キャンセルボタン1019の起動は、レベルセンサモジュール172に関連付けられるポンプのいずれの新しい変更も受け取ることなく、レベルセンサポンプ関連付けメニューインターフェース1012を閉じる。設定起動ボタン1020の起動は、レベルセンサポンプ関連付けメニューインターフェース1012を閉じると同時に、レベルセンサポンプ関連付けメニューインターフェース1012を使用して成されるレベルセンサモジュール172に関連付けられるポンプの任意の新しい変更を受け取り、イネーブルにする。
【0258】
レベルセンサモジュール構成メニューインターフェース992はまた、設定キャンセルボタン1008および設定起動ボタン1010を提供され得、これらは、2つのタッチまたは圧力起動可能単一アクションボタンである。設定キャンセルボタン1008の起動は、レベルセンサモジュール構成のいずれの新しい変更も受け取ることなく、レベルセンサモジュール構成メニューインターフェース992を閉じる。設定起動ボタン1010の起動は、レベルセンサモジュール構成メニューインターフェース992を閉じると同時に、レベルセンサモジュール構成メニューインターフェース992を使用して成されるレベルセンサモジュール構成の任意の新しい変更を受け取り、イネーブルにする。
【0259】
(温度センサモジュール構成メニューインターフェース)
図38は、温度センサモジュール182に関する設定メニューインターフェースを図示する。温度センサモジュール182のタッチまたは圧力によるモジュール設定メニューボタン124の起動は、温度センサモジュール構成メニューインターフェース1022がグラフィカルユーザインターフェース100によって表示されるようにする。温度センサモジュール構成メニューインターフェース1022は、関連付けられる温度センサモジュール182のタイトルフィールド184と合致する英数字タイトルフィールド1023を含み得る。
【0260】
温度センサ構成メニューインターフェース1022は、値をメニュー1022の種々の設定フィールド1026、1028に入力するために使用されるキーパッド1024を含む。温度センサ構成メニューインターフェース1022は、温度上限フィールド1026と、上限に対応するオーディオボタン1025と、温度下限フィールド1028と、下限に対応するオーディオボタン1030と、加熱−冷却ユニッに関連付けボタン1034と、センサオンボタン1038およびセンサオフボタン1040を含む温度センサ起動インターフェース1036と、設定キャンセルボタン1042と、設定起動ボタン1044とを含む。ボタン1025、1030、1034、1038、1040、1042、および1044の各々は、タッチまたは圧力によって起動可能である。温度センサ構成メニューインターフェース1022は、随意に、温度センサモジュール182にリンクされる温度センサ80によって測定される実際の温度を表示し得る、温度表示フィールド1032を提供され得る。
【0261】
図38の温度センサモジュール構成メニューインターフェース1022は、摂氏度の単位における圧力の表示のために構成される。しかしながら、温度センサモジュール構成メニューインターフェースはまた、華氏度の単位における温度表示のために構成され得る。
【0262】
温度上限フィールド1026および温度下限フィールド1028は、上記に説明される種々の温度優先順位アラーム状態を起動するために温度センサモジュール182によって使用される、それぞれ、温度上限値および温度下限値を設定するために使用される。オーディオボタン1025は、温度アラーム上限値に対応するオーディオアラームをイネーブルおよびディスエーブルにするために提供され、オーディオボタン1030は、温度アラーム下限値に対応するオーディオアラームをイネーブルおよびディスエーブルにするために提供される。オーディオボタン1025は、対応するオーディオアラームをディスエーブルにするために、少なくとも2秒の期間にわたって押下されると起動される、タッチまたは圧力起動可能ボタンである一方、オーディオボタン1030は、タッチまたは圧力起動可能単一アクションボタンである。本開示のある実施形態では、オーディオボタン1025は、対応するオーディオアラームをイネーブルにするために使用されるとき、単一アクションボタンとして構成され、本オーディオアラームをディスエーブルにするために、少なくとも2秒の期間にわたる起動を要求する。
【0263】
加熱−冷却ユニッに関連付けボタン1034は、起動されると、温度センサモジュール構成メニューインターフェース1022の一部にオーバーレイするポップアップとしての加熱−冷却ユニッに関連付けメニューインターフェースの表示をもたらす、タッチまたは圧力起動可能単一アクションボタンである。加熱−冷却ユニッに関連付けメニューインターフェースは、ユーザが、温度センサ80が加熱−冷却ユニット患者回路外部温度または心筋保護液回路外部温度を測定するために配置されるとき、必要に応じて、心肺バイパスシステム1のヒータ−クーラユニット85を温度センサ80とリンクする、または温度センサ80とヒータ−クーラユニット85との間にいかなる関連付けも存在しないとき、これを規定することを可能にする。
【0264】
センサオンボタン1038は、単一アクションタッチまたは圧力起動可能ボタンであり、センサオフボタン1040は、起動するために少なくとも2秒にわたって押下されなければならないタッチまたは圧力起動可能ボタンである。センサオンボタン1038の起動は、リンクされる温度センサ80をイネーブルにし、センサオフボタン1040の起動は、リンクされる温度センサ80をディスエーブルにする。
【0265】
設定キャンセルボタン1042および設定起動ボタン1044は、2つのタッチまたは圧力起動可能単一アクションボタンである。設定キャンセルボタン1042の起動は、温度センサモジュール構成のいずれの新しい変更も受け取ることなく、温度センサモジュール構成メニューインターフェース1022を閉じる。設定起動ボタン1044の起動は、温度センサモジュール構成メニューインターフェース1022を閉じると同時に、温度センサモジュール構成メニューインターフェース1022を使用して成される温度センサモジュール構成の任意の新しい変更を受け取り、イネーブルにする。
【0266】
(流量センサモジュール構成メニューインターフェース)
図39aは、流量センサモジュール192に関する設定メニューインターフェースを図示する。流量センサモジュール192のタッチまたは圧力によるモジュール設定メニューボタン124の起動は、流量センサモジュール構成メニューインターフェース1052がグラフィカルユーザインターフェース100によって表示されるようにする。流量センサモジュール構成メニューインターフェース1052は、関連付けられる流量センサモジュール192のタイトルフィールド194と合致する英数字タイトルフィールド1053を含み得る。流量センサ構成メニューインターフェース1052は、値をメニューインターフェース1052の種々の設定フィールド1056、1058に入力するために使用されるキーパッド1054を含む。流量センサ構成メニューインターフェース1052は、流量上限フィールド1056と、上限に対応するオーディオボタン1057と、流量下限フィールド1058と、下限に対応するオーディオボタン1060と、ゼロ流量ボタン1064と、センサオンボタン1070およびセンサオフボタン1072を含む流量センサ起動インターフェース1068と、ポンプ関連付けボタン1066と、設定キャンセルボタン1074と、設定起動ボタン1076とを含む。ボタン1057、1060、1064、1066、1070、1072、1074、および1076の各々は、タッチまたは圧力によって起動可能である。圧力センサ構成メニューインターフェース1052は、随意に、流量センサモジュール192にリンクされる流量センサ90によって測定される実際の流量を表示し得る、流量表示フィールド1062を提供され得る。
【0267】
流量上限フィールド1056および流量下限フィールド1058は、上記に説明される種々の流量優先順位アラーム状態を起動するために流量センサモジュール192によって使用される、それぞれ、流量上限値および流量下限値を設定するために使用される。オーディオボタン1057は、流量アラーム上限値に対応するオーディオアラームをイネーブルおよびディスエーブルにするために提供され、オーディオボタン1060は、流量アラーム下限値に対応するオーディオアラームをイネーブルおよびディスエーブルにするために提供される。オーディオボタン1057は、対応するオーディオアラームを解除するために、少なくとも2秒の期間にわたって押下されると起動されるタッチまたは圧力ボタンであるが、オーディオボタン1057は、対応するオーディオアラームをイネーブルにするために、単一アクションボタンとして構成され得る一方、下限解除ボタン1060は、その対応するオーディオアラームのイネーブルおよびディスエーブルの両方のためのタッチまたは圧力起動可能単一アクションボタンである。
【0268】
ゼロ流量ボタン1064は、少なくとも2秒にわたって押し続けることによって起動されると、流量センサをゼロに設定するタッチまたは圧力起動可能ボタンである。ポンプ関連付けボタン1066は、
図39b等に示されるように、起動されると、流量センサモジュール構成メニューインターフェース1052の一部にオーバーレイするポップアップとしてのレベルセンサポンプ関連付けメニューインターフェース1100の表示をもたらす、タッチまたは圧力起動可能単一アクションボタンである。レベルセンサポンプ関連付けメニューインターフェース1100は、ユーザが、心肺バイパスシステム1の遠心ポンプを選択し、これを流量センサモジュール192にリンクすることを可能にする。
【0269】
流量センサポンプ関連付けメニューインターフェース1100は、流量センサモジュール192に関連付けるために利用可能なポンプに対応する、複数のイネーブルにされる単一アクションポンプボタン1101、1102、1103、1104、1105を含む。流量センサポンプ関連付けメニューインターフェース1100は、流量センサモジュール192に関連付けるために利用可能ではないそれらのポンプに関連する、イネーブルにされない単一アクションポンプボタンを含み得る。流量センサポンプ関連付けメニューインターフェース1100は、「なし」ボタンを提供され得、これは、いかなるポンプも流量センサモジュール192に関連付けられるべきではないときに選択され得る。ポンプが対応するポンプボタンの起動によって選択されると、ポンプボタンは、レベルセンサモジュール192に関連付けられるポンプが遠心血液ポンプであり得る
図39bの非限定的実施例におけるポンプボタン1101等によって示されるように、チェックアイコンを表示する。
【0270】
流量センサポンプ関連付けメニューインターフェース1100は、設定キャンセルボタン1106と、設定起動ボタン1107とを含み、これらは、2つのタッチまたは圧力起動可能単一アクションボタンである。設定キャンセルボタン1106の起動は、流量センサモジュール192に関連付けられるポンプのいずれの新しい変更も受け取ることなく、流量センサポンプ関連付けメニューインターフェース1100を閉じる。設定起動ボタン1107の起動は、流量センサポンプ関連付けメニューインターフェース1100を閉じると同時に、流量センサポンプ関連付けメニューインターフェース1100を使用して成される流量センサモジュール192に関連付けられるポンプの任意の新しい変更を受け取り、イネーブルにする。
【0271】
センサオンボタン1070は、単一アクションタッチまたは圧力起動可能ボタンであり、センサオフボタン1072は、起動するために少なくとも2秒にわたって押下されなければならないタッチまたは圧力起動可能ボタンである。センサオンボタン1070の起動は、リンクされる流量センサ90をイネーブルにし、センサオフボタン1072の起動は、リンクされる流量センサ90をディスエーブルにする。
【0272】
設定キャンセルボタン1074および設定起動ボタン1076は、流量センサモジュール構成メニューインターフェース1052の2つのタッチまたは圧力起動可能単一アクションボタンである。設定キャンセルボタン1074の起動は、流量センサモジュール構成のいずれの新しい変更も受け取ることなく、流量センサモジュール構成メニューインターフェース1052を閉じる。設定起動ボタン1076の起動は、流量センサモジュール構成メニューインターフェース1052を閉じると同時に、流量センサモジュール構成メニューインターフェース1052を使用して成される流量センサモジュール構成の任意の新しい変更を受け取り、イネーブルにする。
【0273】
(圧力デルタセンサモジュール構成メニューインターフェース)
図40は、圧力デルタセンサモジュール252に関する設定メニューインターフェースを図示する。圧力デルタセンサモジュール252のタッチまたは圧力によるモジュール設定メニューボタン124の起動は、圧力デルタセンサモジュール構成メニューインターフェース1082がグラフィカルユーザインターフェース100によって表示されるようにする。圧力デルタセンサモジュール構成メニューインターフェース1082は、関連付けられる圧力デルタセンサモジュール252のタイトルフィールド254と合致する英数字タイトルフィールド1083を含み得る。圧力デルタセンサ構成メニューインターフェース1082は、値を構成メニューインターフェース1082の種々の設定フィールド1086、1088に入力するために使用されるキーパッド1084を含む。圧力デルタセンサ構成メニューインターフェース1082は、圧力デルタ上限フィールド1086と、上限に対応するオーディオボタン1087と、圧力デルタ下限フィールド1088と、下限に対応するオーディオボタン1090と、設定キャンセルボタン1094と、設定起動ボタン1096とを含む。ボタン1087、1090、1094、および1096の各々は、タッチまたは圧力によって起動可能である。圧力センサ構成メニューインターフェース1082は、随意に、圧力デルタセンサモジュール252にリンクされる少なくとも2つの圧力センサ50から測定される圧力値から導出されるような実際の圧力デルタを表示し得る、圧力デルタ表示フィールド1092を提供され得る。
【0274】
図40の圧力デルタセンサモジュール構成メニューインターフェース1082は、mmHgの単位における圧力デルタ値の表示のために構成される。しかしながら、圧力デルタセンサモジュール構成メニューインターフェースはまた、kPaの単位における圧力デルタ値表示のために構成され得る。
【0275】
圧力デルタ上限フィールド1086および圧力デルタ下限フィールド1088は、上記に説明される種々の圧力デルタ優先順位アラーム状態を起動するために圧力デルタセンサモジュール252によって使用される、それぞれ、圧力デルタ上限値および圧力デルタ下限値を設定するために使用される。オーディオボタン1087は、圧力デルタアラーム上限値に対応するオーディオアラームをイネーブルおよびディスエーブルにするために提供される。例えば、オーディオアラームがイネーブルにされた状態にあるとき、オーディオボタン1087に対する少なくとも2秒にわたって持続されるタッチまたは圧力は、オーディオアラームをディスエーブルにされた状態に遷移させるであろう。上限に対応するオーディオアラームがディスエーブルにされると、オーディオボタン1087に対する単一アクションタッチまたは圧力は、オーディオアラームをイネーブルにされた状態に戻るように遷移させるであろう。
【0276】
オーディオボタン1090は、圧力デルタアラーム下限値に対応するオーディオアラームをイネーブルおよびディスエーブルにするために提供される。オーディオボタン1090は、タッチまたは圧力起動可能単一アクションボタンであり、したがって、単一のタッチまたは押下が、イネーブルにされた状態からディスエーブルにされた状態の間で、およびディスエーブルにされた状態からイネーブルにされた状態の間でオーディオアラームを遷移させる。
【0277】
設定キャンセルボタン1094および設定起動ボタン1096は、2つのタッチまたは圧力起動可能単一アクションボタンである。設定キャンセルボタン1094の起動は、圧力デルタセンサモジュール構成のいずれの新しい変更も受け取ることなく、圧力デルタセンサモジュール構成メニューインターフェース1082を閉じる。設定起動ボタン1096の起動は、圧力デルタセンサモジュール構成メニューインターフェース1082を閉じると同時に、圧力デルタセンサモジュール構成メニューインターフェース1082を使用して成される圧力デルタセンサモジュール構成の任意の新しい変更を受け取り、イネーブルにする。
【0278】
(ユーザインターフェース設定を対象とする方法実施形態)
本開示によると、臨床動作モードにおける動作に先立って、タッチスクリーンのグラフィカルユーザインターフェースを構成する方法が、提供され、本方法は、(a)第1の信号に応答して、タッチスクリーンによって表示されるグラフィカルユーザインターフェースのタブ付き表示ページに関連付けられたセンサモジュール構成メニューインターフェースを表示するステップと、(b)第2の信号に応答して、タブ付き表示ページに関連付けられたセンサモジュール構成メニューインターフェースに関連付けられたセンサモジュールのための少なくとも1つのアラーム限界を設定するステップとを含む。本文脈では、タッチスクリーンの臨床動作モードは、グラフィカルユーザインターフェースが、複数のセンサモジュールに関連付けられる複数のセンサからのデータ入力を表示および監視するように構成され、動作しているときに使用される動作モードである。本方法のある実施形態によると、第1の信号は、タブ付き表示ページのセンサモジュールのタッチまたは圧力起動可能モジュール設定メニューボタンの起動の結果として生成される。本方法のある実施形態によると、第2の信号は、タブ付き表示ページに関連付けられたセンサモジュール構成メニューインターフェースのタッチまたは圧力起動可能ボタンの起動の結果として生成される。本開示のある実施形態によると、本方法はさらに、(c)第3の信号に応答して、ポンプのタブ付き表示ページのセンサモジュールとの選択的関連付けを可能にするために、タブ付き表示ページのセンサモジュール構成メニューインターフェースの一部上にポンプ関連付けメニューインターフェースをオーバーレイするステップを含み得る。本開示のある実施形態によると、本第3の信号は、センサモジュール構成メニューインターフェースのタッチまたは圧力起動可能ポンプ関連付けボタンの起動の結果として生成される。
【0279】
本開示のある実施形態によると、本方法は、(c)第3の信号に応答して、タッチスクリーンによって表示されるグラフィカルユーザインターフェースのタブなし表示ページの一部上にセンサモジュール構成メニューインターフェースを表示するステップと、(d)第4の信号に応答して、タブなし表示ページに関連付けられたセンサモジュール構成メニューインターフェースに関連付けられたセンサモジュールのための少なくとも1つのアラーム限界を設定するステップとを含み得る。本方法のある実施形態によると、本第3の信号は、タブなし表示ページのセンサモジュールのタッチまたは圧力起動可能モジュール設定メニューボタンの起動の結果として生成され得る。本開示のある実施形態によると、本第4の信号は、タブなし表示ページのセンサモジュール構成メニューインターフェースのタッチまたは圧力起動可能ボタンの起動の結果として生成され得る。本開示のある実施形態によると、本方法はさらに、(e)第5の信号に応答して、ポンプのタブなし表示ページのセンサモジュールとの選択的関連付けを可能にするために、タブなし表示ページのセンサモジュール構成メニューインターフェースの一部上にポンプ関連付けメニューインターフェースをオーバーレイするステップを含み得る。本開示のある実施形態によると、第5の信号は、センサモジュール構成メニューインターフェースのタッチまたは圧力起動可能ポンプ関連付けボタンの起動に応じて生成され得る。
【0280】
本開示のある実施形態によると、その対応するセンサモジュール構成メニューインターフェースに関連付けられた各センサモジュールは、圧力センサモジュール構成メニューインターフェースに関連付けられた圧力センサモジュール、気泡検出センサモジュール構成メニューインターフェースに関連付けられた気泡検出センサモジュール、レベルセンサモジュール構成メニューインターフェースに関連付けられたレベルセンサモジュール、温度センサモジュール構成メニューインターフェースに関連付けられた温度センサモジュール、流量センサモジュール構成メニューインターフェースに関連付けられた流量センサモジュール、および圧力デルタセンサモジュール構成メニューインターフェースに関連付けられた圧力デルタセンサモジュールから成る群から独立して選択され得る。本開示のある実施形態によると、本方法は、事前定義されたグラフィカルユーザインターフェース構成を選択する、または輝度およびアラーム音量から成る群から選択される少なくとも1つの選択可能アラーム設定を構成する、もしくは外部デバイスメニューを表示するために、システム構成メニューインターフェースを起動するステップを含み得る。しかしながら、システム構成メニューインターフェースは、本システムを構成するために採用可能な他のオプションを提供され得る。
【0281】
本開示のある実施形態によると、本方法は、タブ付き表示ページのセンサモジュールの少なくとも1つのアラーム限界を受け取り、イネーブルにするように、タブ付き表示ページのセンサモジュール構成メニューインターフェースを閉じるステップを含み得る、および/またはこれはまた、タブなし表示ページのセンサモジュールの少なくとも1つのアラーム限界を受け取り、イネーブルにするために、タブなし表示ページのセンサモジュール構成メニューインターフェースを閉じるステップを含み得る。
【0282】
(多角的解説)
したがって、本開示によると、便利なカスタマイズ、柔軟な構成、およびモジュール式構造を提供し、直感的設計を採用し、それによって、容易な使用および安全な使用を促進するグラフィカルユーザインターフェースが、説明された。また、本開示によると、グラフィカルユーザインターフェースを使用するとき、安全性を強化する統合されたアラームを伴うグラフィカルユーザインターフェースが、説明された。本開示によるグラフィカルユーザインターフェースは、システム設定を設定し、ならびに少なくとも1つのタブなし表示ページおよび複数のタブ付き表示ページ内に構成される種々のセンサモジュールおよび非センサモジュールを設定するための種々の段階化設定機構を提供される。
【0283】
本開示によって提供される前述の説明は、例証および説明のみを目的として提示され、いかようにも請求されるような本発明の範囲を限定するものとして解釈されるべきではない。本発明の範囲は、本明細書に添付される請求項から決定されるべきである。