特許第6894228号(P6894228)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6894228サーバ、情報処理方法、ネットワークシステム、および端末
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6894228
(24)【登録日】2021年6月7日
(45)【発行日】2021年6月30日
(54)【発明の名称】サーバ、情報処理方法、ネットワークシステム、および端末
(51)【国際特許分類】
   G06F 13/00 20060101AFI20210621BHJP
   G06F 3/16 20060101ALI20210621BHJP
   G06F 3/048 20130101ALI20210621BHJP
【FI】
   G06F13/00 540P
   G06F3/16 650
   G06F3/048
【請求項の数】9
【全頁数】23
(21)【出願番号】特願2016-245458(P2016-245458)
(22)【出願日】2016年12月19日
(65)【公開番号】特開2018-101197(P2018-101197A)
(43)【公開日】2018年6月28日
【審査請求日】2019年9月20日
(73)【特許権者】
【識別番号】000005049
【氏名又は名称】シャープ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100148275
【弁理士】
【氏名又は名称】山内 聡
(74)【代理人】
【識別番号】100136319
【弁理士】
【氏名又は名称】北原 宏修
(74)【代理人】
【識別番号】100147706
【弁理士】
【氏名又は名称】多田 裕司
(74)【代理人】
【識別番号】100142745
【弁理士】
【氏名又は名称】伊藤 世子
(72)【発明者】
【氏名】永松 孝之
(72)【発明者】
【氏名】阪本 実雄
(72)【発明者】
【氏名】竹内 正樹
(72)【発明者】
【氏名】太田 慎一郎
(72)【発明者】
【氏名】城山 真恵加
【審査官】 小林 義晴
(56)【参考文献】
【文献】 特開2003−308338(JP,A)
【文献】 特開2004−258902(JP,A)
【文献】 特開2011−007963(JP,A)
【文献】 国際公開第2014/171373(WO,A1)
【文献】 特開平09−006389(JP,A)
【文献】 特開2014−219707(JP,A)
【文献】 特開2009−131928(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06F 13/00
G06F 3/048
G06F 3/16
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
スピーカを有する端末と通信するための通信インターフェイスと、
前記通信インターフェイスを介して、前記端末にメッセージを出力させ、前記端末を介して取得したユーザの動作に基づいて、前記ユーザが前記メッセージを聞いたか否かを判断するためのプロセッサと、を備え
前記プロセッサは、前記端末から取得したユーザの動作に基づいて、ユーザ毎の第1の時間帯を決定または補正し、前記ユーザ毎の第1の時間帯とそれ以外の時間帯とで、前記ユーザの動作に基づく判断の基準を異ならせるサーバ。
【請求項2】
前記プロセッサは、
前記ユーザの動作が第1の所定の動作である場合に、前記ユーザが前記メッセージを第1のレベルの興味を持って聞いたと判断し、
前記ユーザの動作が第2の所定の動作である場合に、前記ユーザが前記メッセージを第2のレベルの興味を持って聞いたと判断する、請求項1に記載のサーバ。
【請求項3】
前記プロセッサは、前記通信インターフェイスを介して前記端末に、前記メッセージとして、以前のメッセージに関する問い掛けを出力させ、前記ユーザの動作としての前記問い掛けに対するユーザからの回答を取得する、請求項1または2に記載のサーバ。
【請求項4】
前記プロセッサは、前記通信インターフェイスを介して前記端末に、前記メッセージとして、対話を構成する複数回の往復のうちの前記ユーザに向けた複数回のメッセージを出力させ、前記ユーザの動作として、前記対話を構成する複数回の往復のうちの前記ユーザからの複数回のメッセージを取得する、請求項1から3のいずれか1項に記載のサーバ。
【請求項5】
前記プロセッサは、
前記ユーザが前記メッセージに対して肯定的な動作を行った場合に、前記通信インターフェイスを介して、前記端末に第1の情報を出力させ、
前記ユーザが前記メッセージに対して肯定的な動作を行わなかった場合に、前記端末に第2の情報を出力させる、または前記端末に第1および第2の情報を出力させない、請求項1からのいずれか1項に記載のサーバ。
【請求項6】
前記プロセッサは、前記通信インターフェイスを介して前記端末に、ユーザが所定の動作を実行するとポイントを付与する旨を出力させる、請求項1からのいずれか1項に記載のサーバ。
【請求項7】
前記プロセッサは、前記ユーザの動作として、前記ユーザが前記端末に触れたことに基づいて、前記ユーザが前記メッセージを聞いたと判断する、請求項1からのいずれか1項に記載のサーバ。
【請求項8】
通信インターフェイスとプロセッサとを含むサーバにおける情報処理方法であって、
前記プロセッサが、前記通信インターフェイスを介して、端末にメッセージを出力させるステップと、
前記プロセッサが、前記通信インターフェイスを介して前記端末から取得したユーザの動作に基づいて、前記ユーザが前記メッセージを聞いたか否かを判断するステップと、
前記プロセッサが、前記端末から取得したユーザの動作に基づいて、ユーザ毎の第1の時間帯を決定または補正するステップと、
前記プロセッサが、前記ユーザ毎の第1の時間帯とそれ以外の時間帯とで、前記ユーザの動作に基づく判断の基準を異ならせるステップと、を備える、情報処理方法。
【請求項9】
メッセージを出力するためのスピーカを有する端末と、
前記端末に前記メッセージを出力させ、前記端末から取得したユーザの動作に基づいて、前記ユーザが前記メッセージを聞いたか否かを判断するサーバと、を備え
前記サーバは、前記端末から取得したユーザの動作に基づいて、ユーザ毎の第1の時間帯を決定または補正し、前記ユーザ毎の第1の時間帯とそれ以外の時間帯とで、前記ユーザの動作に基づく判断の基準を異ならせるネットワークシステム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、メッセージなどの音声を出力するためのサーバ、情報処理方法、ネットワークシステム、および端末の技術に関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、ユーザに適したメッセージを出力するための技術が知られている。たとえば、特開2016−24636号公報(特許文献1)には、制御装置、制御方法および制御プログラムが開示されている。特許文献1によると、制御装置は、対話エージェントシステムとユーザとの会話における音の特徴に基づいて、応答メッセージとして出力する広告に関する情報である広告情報を検索する検索部と、検索部によって検索された広告情報に関する広告を応答メッセージとして出力するよう制御する出力制御部と、を備えたことを特徴とする。このため、制御装置は、ユーザに適したメッセージを出力することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2016−24636号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明の目的は、より好適なユーザとの対話を実現するための技術を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
この発明のある態様に従うと、スピーカを有する端末と通信するための通信インターフェイスと、通信インターフェイスを介して、端末にメッセージを出力させ、端末を介して取得したユーザの動作に基づいて、ユーザがメッセージを聞いたか否かを判断するためのプロセッサと、を備えるサーバが提供される。
【0006】
好ましくは、プロセッサは、ユーザの動作が第1の所定の動作である場合に、ユーザがメッセージを第1のレベルの興味を持って聞いたと判断し、ユーザの動作が第2の所定の動作である場合に、ユーザがメッセージを第2のレベルの興味を持って聞いたと判断する。
【0007】
好ましくは、プロセッサは、通信インターフェイスを介して端末に、メッセージとして、以前のメッセージに関する問い掛けを出力させ、ユーザの動作としての問い掛けに対するユーザからの回答を取得する。
【0008】
好ましくは、プロセッサは、通信インターフェイスを介して端末に、メッセージとして、対話を構成する複数回の往復のうちのユーザに向けた複数回のメッセージを出力させ、ユーザの動作として、対話を構成する複数回の往復のうちのユーザからの複数回のメッセージを取得する。
【0009】
好ましくは、プロセッサは、端末から取得したユーザの動作に基づいて、ユーザ毎の第1の時間帯を決定する。
【0010】
好ましくは、プロセッサは、ユーザ毎の第1の時間帯とそれ以外の時間帯とで、ユーザの動作に基づく判断の基準を異ならせる。
【0011】
好ましくは、プロセッサは、ユーザがメッセージに対して肯定的な動作を行った場合に、通信インターフェイスを介して、端末に第1の情報を出力させ、ユーザがメッセージに対して肯定的な動作を行わなかった場合に、端末に第2の情報を出力させる、または端末に第1の情報も第2の情報も出力させない。
【0012】
好ましくは、プロセッサは、通信インターフェイスを介して端末に、ユーザが所定の動作を実行するとポイントを付与する旨を出力させる。
【0013】
好ましくは、プロセッサは、ユーザの動作として、ユーザが端末に触れたことに基づいて、ユーザがメッセージを聞いたと判断する。
【0014】
この発明の別の局面に従うと、通信インターフェイスとプロセッサとを含むサーバにおける情報処理方法が提供される。情報処理方法は、プロセッサが、通信インターフェイスを介して、端末にメッセージを出力させるステップと、プロセッサが、通信インターフェイスを介して端末から取得したユーザの動作に基づいて、ユーザがメッセージを聞いたか否かを判断するステップと、を備える。
【0015】
この発明の別の局面に従うと、メッセージを出力するためのスピーカを有する端末と、端末にメッセージを出力させ、端末から取得したユーザの動作に基づいて、ユーザがメッセージを聞いたか否かを判断するサーバと、を備えるネットワークシステムが提供される。
【0016】
この発明の別の局面に従うと、スピーカと、マイクまたはカメラまたは他のセンサと、通信インターフェイスと、通信インターフェイスを介して受信したサーバからの情報に基づいてスピーカにメッセージを出力させ、マイクまたはカメラまたは他のセンサを介して取得したユーザの動作を示す情報をサーバに提供し、サーバからのデータに基づいてユーザがメッセージを聞いていると判断された際の音声またはユーザがメッセージを聞いていないと判断された際の音声をスピーカに出力させるためのプロセッサと、を備える端末が提供される。
【0017】
好ましくは、プロセッサは、ユーザの動作として、ユーザが端末に触れたことを示す情報をサーバに提供する。
【発明の効果】
【0018】
以上のように、この発明によれば、より好適なユーザとの対話が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【0019】
図1】第1の実施の形態にかかるネットワークシステム1の全体構成を示す図である。
図2】第1の実施の形態にかかるネットワークシステム1の動作概要を示す図である。
図3】第1の実施の形態にかかる音声サービスサーバ100の構成を示すブロック図である。
図4】第1の実施の形態にかかる音声サービスサーバ100における情報処理を示すフローチャートである。
図5】第1の実施の形態にかかる電気機器300の構成を示すブロック図である。
図6】第2の実施の形態にかかる音声サービスサーバ100における第1の動作概要を示す図である。
図7】第2の実施の形態にかかる音声サービスサーバ100における第2の動作概要を示す図である。
図8】第3の実施の形態にかかる音声サービスサーバ100における第1の情報処理を示すフローチャートである。
図9】第3の実施の形態にかかる音声サービスサーバ100における第2の情報処理を示すフローチャートである。
図10】第3の実施の形態にかかる音声サービスサーバ100における第3の情報処理を示すフローチャートである。
図11】第4の実施の形態のゴールデンタイムを示す図である。
図12】第4の実施の形態にかかる音声サービスサーバ100における第1の情報処理を示すフローチャートである。
図13】第4の実施の形態にかかる音声サービスサーバ100における第2の情報処理を示すフローチャートである。
図14】第4の実施の形態にかかる音声サービスサーバ100における第3の情報処理を示すフローチャートである。
図15】第5の実施の形態にかかるネットワークシステム1の動作概要を示す図である。
図16】第5の実施の形態にかかる音声サービスサーバ100における情報処理を示すフローチャートである。
図17】第6の実施の形態にかかる音声サービスサーバ100における情報処理を示すフローチャートである。
図18】第7の実施の形態にかかる音声サービスサーバ100における情報処理を示すフローチャートである。
図19】第8の実施の形態にかかる電気機器300を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0020】
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明は繰り返さない。
<第1の実施の形態>
<ネットワークシステム1の全体構成>
【0021】
まず、図1を参照して本実施の形態にかかるネットワークシステム1の全体構成について説明する。本実施の形態にかかるネットワークシステム1は、主に、音声サービスサーバ100と、他の情報提供サーバ100B,100Cと、ロボット300Aや冷蔵庫やエアコンなどの電気機器(通信端末)と、を含む。本実施の形態にかかる電気機器は、ユーザからのメッセージに応じて、音声サービスサーバ100からのデータに基づいてメッセージを音声出力するものである。
【0022】
なお、電気機器(通信端末)は、ロボット300Aに限らず、冷蔵庫、電子レンジ、エアコン、洗濯機、掃除機、空気清浄器、加湿器、除湿器、炊飯器、照明などの家電、携帯電話、スマートフォン、テレビ、ハードディスクレコーダ、プロジェクタ、音楽プレーヤ、ゲーム機、パーソナルコンピュータなどのAV(オーディオ・ビジュアル)機器、組み込み照明、太陽光発電機、インターホン、給湯器、温水洗浄便座コントローラなどの住宅設備、などであってもよい。以下では、これらの電気機器(通信端末)を総称して、電気機器300ともいう。
<ネットワークシステム1の動作概要>
【0023】
次に、図1図2とを参照して本実施の形態にかかるネットワークシステム1の動作概要について説明する。
【0024】
本実施の形態にかかるネットワークシステム1に関しては、ユーザがロボット300Aなどの電気機器300に話しかけたり、電気機器300がユーザに話しかけたりすることによって、対話すなわち音声メッセージのやり取りが行われる。より詳細には、本実施の形態においては、音声サービスサーバ100が、電気機器300に音声メッセージを出力させたり、電気機器300を介してユーザからの音声メッセージを取得したりする。
【0025】
そして特に、音声サービスサーバ100は、ユーザの反応に応じて、先に出力した音声メッセージをユーザが聞いたか否かを判断するものである。たとえば、図2に示すように、音声サービスサーバ100は、ユーザからの所定のメッセージに基づいて、先のメッセージをユーザが聞いたか否かを判断するものである。
【0026】
あるいは、音声サービスサーバ100は、ユーザの反応に応じて、先に出力した音声メッセージや当該メッセージに関する話題にユーザが興味を持っているか否かを判断する。たとえば、図2に示すように、音声サービスサーバ100は、ユーザからの所定のメッセージに基づいて、先のメッセージや話題やテーマをユーザが興味を持って聞いたか否かを判断するものである。
【0027】
このように、音声サービスサーバ100は、電気機器300が出力したメッセージを、ユーザが強い興味を持って聞いたか、ユーザが通常の興味を持って聞いたか、ユーザが興味を持たずに聞いたか、ユーザが聞いていないか、に関する判断結果やそれに基づく集計結果などを取得することができる。以下、このような機能を実現するためのネットワークシステム1の具体的な構成について詳述する。
<音声サービスサーバ100のハードウェア構成>
【0028】
まず、本実施の形態にかかるネットワークシステム1を構成する音声サービスサーバ100のハードウェア構成の一態様について説明する。他の情報提供サーバ100B、100Cも音声サービスサーバ100と同様の構成を有しているため、ここでは説明を繰り返さない。
【0029】
図3を参照して、音声サービスサーバ100は、主たる構成要素として、CPU(Central Processing Unit)110と、メモリ120と、操作部140と、通信インターフェイス160とを含む。
【0030】
CPU110は、メモリ120に記憶されているプログラムを実行することによって、音声サービスサーバ100の各部を制御する。たとえば、CPU110は、メモリ120に格納されているプログラムを実行し、各種のデータを参照することによって、後述する各種の処理を実行する。
【0031】
メモリ120は、各種のRAM(Random Access Memory)、各種のROM(Read-Only Memory)などによって実現される。メモリ120は、CPU110によって実行されるプログラムや、CPU110によるプログラムの実行により生成されたデータ、入力されたデータ、その他の音声サービスに利用されるデータベースなどを記憶する。たとえば、メモリ120は、ユーザがメッセージに興味を持っていることを示す第1のレベルの複数種類のキーワードや、ユーザが単にメッセージを聞いたことを示す第2のレベルの複数種類のキーワードのデータなどを格納する。
【0032】
操作部140は、サービスの管理者などの命令を受け付けて、当該命令をCPU110に入力する。
【0033】
通信インターフェイス160は、CPU110からのデータを、インターネット、キャリア網、ルータなどを介して電気機器300などの他の装置に送信する。逆に、通信インターフェイス160は、インターネット、キャリア網、ルータなどを介して他の装置からのデータを受信して、CPU110に受け渡す。
【0034】
他の情報提供サーバ100B,100Cの構成は、メモリ120のデータやCPU110の処理が異なるが、ハードウェア構成は概ね音声サービスサーバ100のそれと同様であるため、ここでは説明を繰り返さない。
<音声サービスサーバ100における情報処理>
【0035】
次に、図4を参照しながら、本実施の形態にかかる音声サービスサーバ100における情報処理について説明する。
【0036】
音声サービスサーバ100のCPU110は、通信インターフェイス160を介して、電気機器300から音声データを受信すると以下の処理を実行する。まず、CPU110は、音声データからメッセージを抽出して、メッセージを解析する(ステップS102)。
【0037】
CPU110は、メモリ120のデータを参照して、ユーザが1つ前のメッセージや一連のメッセージやその話題やテーマに興味を示したか否かを判断する(ステップS112)。たとえば、CPU110は、抽出したメッセージに第1のレベルのキーワード、たとえば「大好き!!」や「いいよね。」やユーザからの質問などが含まれている場合に、ユーザが一連のメッセージに興味を示したと判断し、メッセージに第1のレベルのキーワードが含まれていない場合に、ユーザが一連のメッセージに興味を示さなかったと判断する。あるいは、CPU110は、電気機器300を介してユーザにクイズを出して、ユーザの回答があったときに、ユーザが一連のメッセージに興味を示したと判断し、当該クイズに対して回答がなかった場合に、ユーザが一連のメッセージに興味を示さなかったと判断してもよい。あるいは、ユーザに「興味がありますか?」と質問したのちのユーザの「はい。」や「うん。」などの回答があったとき時に、ユーザが一連のメッセージに興味を示したと判断し、当該質問に対して「いいえ。」や「ううん。」の回答があった場合や回答がなかった場合に、ユーザがメッセージに興味を示さなかったと判断する。
【0038】
ユーザがメッセージに興味を示したと判断した場合(ステップS112にてYESである場合)、CPU110は、ユーザの特定情報と、その前のメッセージの特定情報やそのテーマの特定情報や時間帯と、に対応付けて、興味を持っていることを示すデータをメモリ120に格納する(ステップS114)。CPU110は、次の電気機器300からの音声データを待ち受ける。
【0039】
ユーザがメッセージに興味を示さなかったと判断した場合(ステップS112にてNOである場合)、CPU110は、メモリ120のデータを参照して、ユーザがメッセージを聞いたか否かを判断する(ステップS122)。たとえば、CPU110は、抽出したメッセージに第2のレベルのキーワード、たとえば「うん。」や「へえ。」などが含まれている場合に、ユーザがメッセージに興味を示したと判断し、メッセージに第2のレベルのキーワードが含まれていない場合に、ユーザがメッセージに興味を示さなかったと判断する。あるいは、ユーザに「ねえ、聞いていますか?」と質問したのちのユーザの「はい。」や「うん。」などの回答があったとき時に、ユーザがメッセージを聞いたと判断し、当該質問に対して「いいえ。」や「ううん。」などの回答があった場合や回答がなかった場合に、ユーザがメッセージを聞かなかったと判断する。
【0040】
ユーザがメッセージを聞いたと判断した場合(ステップS122にてYESである場合)、CPU110は、ユーザの特定情報と、その前のメッセージの特定情報やそのテーマの特定情報や時間帯と、に対応付けて、ユーザがメッセージを聞いたことを示すデータをメモリ120に格納する(ステップS124)。CPU110は、次の電気機器300からの音声データを待ち受ける。
【0041】
ユーザがメッセージを聞かなかったと判断した場合(ステップS122にてNOである場合)、CPU110は、次の電気機器300からの音声データを待ち受ける。
【0042】
好ましくは、CPU110は、「ユーザ毎の、または年齢・住所・性別などのユーザ層毎の、またはユーザ全体の」、「メッセージ毎の、またはテーマ毎の、または時間帯毎の」、「メッセージを聞いた割合、またはメッセージに興味を示した割合」などを計算してメモリ120に格納したり、通信インターフェイス160を介して他のサーバに当該情報を提供したりする。
【0043】
なお、本実施の形態においては、CPU110は、第1のレベルとして、興味をもってメッセージを聞いたという判断結果と、第2のレベルとして、単にメッセージを聞いたという判断結果と、メッセージを聞かなかったという判断結果とを集計するものであった。しかしながら、CPU110は、さらに、多くの段階のレベルに分けた判断結果を集計してもよい。たとえば、CPU110は、第1のレベルとして、ユーザが強い興味を持ってメッセージを聞いたか、第2のレベルとして、ユーザが通常の興味を持ってメッセージを聞いたか、第3のレベルとして、ユーザが興味を持たずにメッセージを聞いたか、ユーザが聞いていないか、に関する判断結果やそれに基づく集計結果などを取得してもよい。
<電気機器300のハードウェア構成>
【0044】
次に、図5を参照して、ネットワークシステム1を構成する電気機器300の構成の一態様について説明する。電気機器300は、主たる構成要素として、CPU310と、メモリ320と、ディスプレイ330と、操作部340と、カメラ350、通信インターフェイス360と、スピーカ370と、マイク380と、機器駆動部390とを含む。
【0045】
CPU310は、メモリ320あるいは外部の記憶媒体に記憶されているプログラムを実行することによって、電気機器300の各部を制御する。
【0046】
メモリ320は、各種のRAMや、各種のROMなどによって実現される。メモリ320は、CPU310によって実行される機器駆動プログラムや会話プログラムやその他のプログラムや、CPU310によるプログラムの実行により生成されたデータ、音声サービスサーバ100や他のサーバから受信したデータ、操作部340を介して入力されたデータなどを記憶する。
【0047】
ディスプレイ330は、CPU310からの信号に基づいて、文字や画像などを出力する。ディスプレイ330は、図1に示すように、単にライト330A,330Bであってもよい。
【0048】
操作部340は、ボタン、タッチパネルなどによって実現され、ユーザからの命令を受け付けて、当該命令をCPU310に入力する。なお、ディスプレイ330と操作部340とは、タッチパネルを構成してもよい。
【0049】
また、操作部340は、近接センサや温度センサなどであってもよい。この場合は、CPU310は、操作部340としての近接センサや温度センサを介して、ユーザが電気機器300に手をかざしたことを検知して、各種の動作を開始する。たとえば、電気機器300がロボットであって、近接センサが額の近辺に配置されることによって、ユーザが電気機器300をなでたり・たたいたりすることを電気機器300が検知してもよい。
【0050】
カメラ350は、画像を撮影して、画像データをCPU310に受け渡す。CPU310は、画像データからユーザの動きを特定してもよいし、画像データをサーバ100に提供してサーバ100がユーザの動きを特定してもよい。
【0051】
通信インターフェイス360は、無線LAN通信あるいは有線LANなどの通信モジュールによって実現される。通信インターフェイス360は、有線通信あるいは無線通信によって音声サービスサーバ100などの他の装置との間でデータをやり取りする。
【0052】
スピーカ370は、CPU310からの信号に基づいて、音声を出力する。より詳細には、本実施の形態においては、CPU310は、通信インターフェイス360を介してサーバ100から受信した音声データに基づいてスピーカ370に音声メッセージを出力させる。あるいは、CPU310は、通信インターフェイス360を介してサーバ100から受信したテキストデータに基づいて音声信号を作成し、スピーカ370に音声メッセージを出力させる。あるいは、CPU310は、通信インターフェイス360を介してサーバ100から受信したメッセージIDに基づいて、メモリ320からメッセージの音声データを読み出して、スピーカ370に音声メッセージを出力させる。
【0053】
マイク380は、外部からの音声に基づいて音声信号を作成し、CPU310に入力する。
【0054】
機器駆動部390は、CPU310からの信号に基づいて、電気機器300の各部(モータやヒータなど)を制御する。
【0055】
このように、本実施の形態に係る音声サービスにおいては、たとえば当該音声サービスに会話情報や広告情報の提供者に、「ユーザ毎の、または年齢・住所・性別などのユーザ層毎の、またはユーザ全体の」、「メッセージ毎の、または話題毎の、またはテーマ毎の、または時間帯毎の」、「メッセージを聞いた割合、またはメッセージに興味を示した割合」などを伝えることができる。そして、このような情報は、広告の提供者から徴収する料金の算定や、他の情報の提供者へ支払う料金の算定や、各種のマーケティングなどに利用することができる。
<第2の実施の形態>
【0056】
第1の実施の形態では、音声サービスサーバ100が、電気機器300を介して音声メッセージを出力し、電気機器300を介して取得したユーザの反応に基づいて、ユーザが音声メッセージを聞いたか否かを判断・集計したり、またユーザが音声メッセージに興味を示したか否かを判断・集計したりするものであった。しかしながら、このような構成には限られない。
【0057】
たとえば、図6に示すように、音声サービスサーバ100のCPU110は、電気機器300を介して取得したユーザの反応に基づいて、ユーザが音声メッセージを聞いたか否かを判断・集計して、ユーザが音声メッセージに興味を示したか否かは判断しなくてもよい。
【0058】
あるいは、図7に示すように、音声サービスサーバ100のCPU110が、電気機器300を介して取得したユーザの反応に基づいて、ユーザが音声メッセージに興味を示したか否かを判断・集計して、ユーザが音声メッセージを聞いたか否かは判断しなくてもよい。
<第3の実施の形態>
【0059】
第1の実施の形態では、音声サービスサーバ100が、電気機器300を介して取得したユーザのメッセージの内容に基づいて、ユーザが音声メッセージを聞いたか否かを判断・集計したり、またユーザが音声メッセージに興味を示したか否かを判断・集計したりするものであった。しかしながら、ユーザがメッセージを聞いたか否かの判断やユーザがメッセージに興味を持ったか否かの判断の方法はこのような構成には限られない。
【0060】
たとえば、音声サービスサーバ100のCPU110は、電気機器300に対してユーザが所定回数以上話しかけたか否かに基づいて、電気機器300が取得中の一連のメッセージを聞いているかを判断・集計したり、電気機器300が取得中の一連のメッセージに興味を有しているかを判断・集計したりしてもよい。本実施の形態においては、メモリ120には、ユーザ毎のメッセージの反応回数が格納される。
【0061】
図8を参照して、CPU110は、音声データからメッセージを抽出して、メッセージを解析する(ステップS102)。このとき、CPU110は、ユーザの反応回数を+1する(ステップS104)。
【0062】
CPU110は、ユーザが所定回数以上、電気機器300が出力するメッセージに反応しているか否か、すなわち所定回数以上ユーザが電気機器300にメッセージを入力したか否かを判断する(ステップS106)。
【0063】
所定回数以上ユーザが電気機器300にメッセージを入力した場合(ステップS106にてYESである場合)、CPU110は、ステップS112からの処理を実行する。
【0064】
あるいは、音声サービスサーバ100のCPU110は、ユーザの反応回数に基づいて、ユーザが電気機器300の出力するメッセージに興味を持っているか否かを判断したり、ユーザが電気機器300の出力するメッセージを聞いたか否かを判断したりしてもよい。
【0065】
たとえば、図9を参照して、CPU110は、音声データからメッセージを抽出して、メッセージを解析する(ステップS102)。このとき、CPU110は、ユーザの反応回数を+1する(ステップS104)。
【0066】
CPU110は、ユーザが第1の所定回数以上、電気機器300が出力するメッセージに反応しているか否か、たとえば第1の所定回数以上ユーザが電気機器300にメッセージを入力したか否かを判断する(ステップS312)。
【0067】
第1の所定回数以上ユーザが電気機器300にメッセージを入力している場合(ステップS312にてYESである場合)、CPU110は、ユーザと、その前のメッセージまたはテーマなどと、に対応付けて、ユーザがメッセージやそのテーマに興味を持っていることを示すデータをメモリ120に格納する(ステップS314)。CPU110は、次の電気機器300からの音声データを待ち受ける。
【0068】
未だ第1の所定回数以上ユーザが電気機器300にメッセージを入力していない場合(ステップS312にてNOである場合)、CPU110は、ユーザが第1の所定回数よりも少ない第2の所定回数以上、電気機器300が出力するメッセージに反応しているか否か、たとえば第2の所定回数以上ユーザが電気機器300にメッセージを入力したか否かを判断する(ステップS322)。
【0069】
第2の所定回数以上ユーザが電気機器300にメッセージを入力している場合(ステップS322にてYESである場合)、ユーザと、その前のメッセージまたはテーマなどと、に対応付けて、メッセージを聞いたことを示すデータをメモリ120に格納する(ステップS324)。CPU110は、次の電気機器300からの音声データを待ち受ける。
【0070】
さらにあるいは、図10に示すように、音声サービスサーバ100のCPU110は、電気機器300からの音声データに基づいてユーザの抑揚や声色を特定し(ステップS302)、当該抑揚や声色に基づいてユーザが音声メッセージを聞いたか否かを判断・集計したり、またユーザが音声メッセージに興味を示したか否かを判断・集計したりしてもよい。
<第4の実施の形態>
【0071】
音声サービスサーバ100は、さらに、時間帯や曜日などに応じて、ユーザが音声メッセージを聞いたか否かの判断方法や、ユーザが音声メッセージに興味を示したか否かの判断方法を、変更してもよい。
【0072】
以下では、図11に示すように、ユーザ毎の電気機器300のメッセージに集中することができる可能性が高い時間帯、換言すればユーザ毎の忙しくない時間帯を、ゴールデンタイムという。たとえば、音声サービスサーバ100のCPU110は、ユーザ毎または電気機器300毎の、メッセージに対する「興味あり」との判断結果の割合に基づいて、「興味あり」との判断結果の割合が多い、たとえば30%以上などの、時間帯をユーザ毎のゴールデンタイムとして設定する。あるいは、CPU110は、ユーザ毎または電気機器300毎の、メッセージに対する「興味あり」の判断結果の割合と「聞いた」の判断結果の割合とに基づいて、両者の割合の合計が多い、たとえば40%以上などの、時間帯をユーザ毎のゴールデンタイムとして設定する。
【0073】
ただし、ゴールデンタイムはユーザ毎に設定される必要はなく、全ユーザに共通であってもよいし、年齢・性別・住所などの属性毎に設定されるものであってもよい。
【0074】
図12を参照して、CPU110は、電気機器300からの音声データからメッセージを抽出して、メッセージを解析する(ステップS502)。
【0075】
CPU110は、ユーザまたは電気機器300のIDなどに基づいて、現在がゴールデンタイムに該当するか否かを判断する(ステップS504)。
【0076】
ゴールデンタイムのときは(ステップS504にてYESである場合)、CPU110は、メモリ120のデータを参照して、ユーザがメッセージに興味を示したか否かを判断する(ステップS512)。ユーザがメッセージに興味を示したと判断した場合(ステップS512にてYESである場合)、CPU110は、ユーザと、その前のメッセージとそのテーマと時間帯などと、に対応付けて、興味を持っていることを示すデータをメモリ120に格納する(ステップS514)。CPU110は、ユーザが電気機器300のメッセージに興味を持った時間を記憶して、ゴールデンタイムの判断のための反応頻度を高める補正をする(ステップS516)。CPU110は、次の電気機器300からの音声データを待ち受ける。
【0077】
一方、ユーザがメッセージに興味を示さなかったと判断した場合(ステップS512にてNOである場合)、CPU110は、メモリ120のデータを参照して、ユーザがメッセージを聞いたか否かを判断する(ステップS522)。ユーザがメッセージを聞いたと判断した場合(ステップS522にてYESである場合)、CPU110は、ユーザと、その前のメッセージまたはテーマと、に対応付けて、ユーザがメッセージを聞いたことを示すデータをメモリ120に格納する(ステップS524)。本実施の形態においては、CPU110は、ユーザが電気機器300のメッセージを聞いた時間を記憶して、ゴールデンタイムの判断のための反応頻度を維持する(ステップS526)。CPU110は、次の電気機器300からの音声データを待ち受ける。
【0078】
ユーザがメッセージを聞かなかったと判断した場合(ステップS522にてNOである場合)、CPU110は、ユーザが電気機器300のメッセージを聞かなかった時間を記憶して、ゴールデンタイムの頻度を低減する補正をする(ステップS528)。CPU110は、次の電気機器300からの音声データを待ち受ける。
【0079】
CPU110は、現在がゴールデンタイムでない場合には(ステップS504にてNOである場合)、次の電気機器300からの音声データを待ち受ける。
【0080】
なお、本実施の形態においては、ゴールデンタイムだけに、ユーザが音声メッセージを聞いたか否かの判断やユーザが音声メッセージに興味を示したか否かの判断をするものであった。これは、ユーザに余裕があるときに、対象となるテーマのメッセージを聞いたか否かを調べたいときに有効である。
【0081】
しかしながら、逆に、音声サービスサーバ100のCPU110は、ゴールデンタイムには、上記の判断をせずに、ゴールデンタイムでないときに、ユーザが音声メッセージを聞いたか否かの判断やユーザが音声メッセージに興味を示したか否かの判断をしてもよい。これは、ユーザに余裕がないときに、対象となるテーマのメッセージを聞いたか否かを調べたいときに有効である。
【0082】
あるいは、図13に示すように、音声サービスサーバ100のCPU110は、ゴールデンタイムには、ユーザが音声メッセージに興味を示したか否かの判断を行い、ゴールデンタイムでないときには、ユーザが音声メッセージを聞いたか否かの判断を行うものであってもよい。
【0083】
あるいは、ゴールデンタイムの判断基準とそれ以外のときの判断基準とが準備されてもよい。なお以下では、「第1の基準」は、最もユーザがメッセージやテーマに興味を示している場合の反応に対するものであって、たとえばユーザからの回答が20文字以上、あるいはユーザとの対話の回数が10回以上すなわちユーザが10回以上メッセージを入力している、などである。「第2の基準」は、次にユーザがメッセージやテーマに興味を示している場合の反応に対するものであって、たとえばユーザからの回答が14文字以上、あるいはユーザとの対話の回数が7回以上すなわちユーザが7回以上メッセージを入力している、などである。「第3の基準」は、その次にユーザがメッセージやテーマに興味を示している場合の反応に対するものであって、たとえばユーザからの回答が7文字以上、あるいはユーザとの対話の回数が4回以上すなわちユーザが4回以上メッセージを入力している、などである。「第4の基準」は、最もユーザがメッセージやテーマに興味を示していない場合の反応に対するものであって、たとえばユーザからの回答が1文字以上、あるいはユーザとの対話の回数が1回以上すなわちユーザが1回以上メッセージを入力している、などである。
【0084】
図14を参照して、CPU110は、電気機器300からの音声データからメッセージを抽出して、メッセージを解析する(ステップS502)。
【0085】
CPU110は、ゴールデンタイムであるか否かを判断する(ステップS504)。
【0086】
ゴールデンタイムのときは(ステップS504にてYESである場合)、CPU110は、メモリ120のデータを参照して、第1の基準に基づいて、ユーザがメッセージに興味を示したか否かを判断する(ステップS512)。ユーザがメッセージに興味を示したと判断した場合(ステップS512にてYESである場合)、CPU110は、ユーザとメッセージなどの特定情報に対応付けて、興味を持っていることを示すデータをメモリ120に格納する(ステップS514)。CPU110は、ユーザが電気機器300のメッセージに興味を持った時間を記憶して、ゴールデンタイムの判断のための反応頻度を高める補正をする(ステップS516)。CPU110は、次の電気機器300からの音声データを待ち受ける。
【0087】
一方、ユーザがメッセージに興味を示さなかったと判断した場合(ステップS512にてNOである場合)、CPU110は、メモリ120のデータを参照して、第3の基準に基づいて、ユーザがメッセージを聞いたか否かを判断する(ステップS522)。ユーザがメッセージを聞いたと判断した場合(ステップS522にてYESである場合)、CPU110は、ユーザとメッセージなどの特定情報に対応付けて、ユーザがメッセージを聞いたことを示すデータをメモリ120に格納する(ステップS524)。本実施の形態においては、CPU110は、ユーザが電気機器300のメッセージを聞いた時間を記憶して、ゴールデンタイムの判断のための反応頻度を維持する(ステップS526)。CPU110は、次の電気機器300からの音声データを待ち受ける。
【0088】
ユーザがメッセージを聞かなかったと判断した場合(ステップS522にてNOである場合)、CPU110は、ユーザが電気機器300のメッセージを聞かなかった時間を記憶して、ゴールデンタイムの判断のための反応頻度を低減する補正をする(ステップS528)。CPU110は、次の電気機器300からの音声データを待ち受ける。
【0089】
CPU110は、現在がゴールデンタイムでない場合には(ステップS504にてNOである場合)、CPU110は、メモリ120のデータを参照して、第2の基準に基づいて、ユーザがメッセージに興味を示したか否かを判断する(ステップS562)。ユーザがメッセージに興味を示したと判断した場合(ステップS562にてYESである場合)、CPU110は、ユーザとメッセージなどの特定情報に対応付けて、興味を持っていることを示すデータをメモリ120に格納する(ステップS564)。CPU110は、ユーザが電気機器300のメッセージに興味を持った時間を記憶して、ゴールデンタイムの判断のための反応頻度を高める補正をする(ステップS566)。CPU110は、次の電気機器300からの音声データを待ち受ける。
【0090】
一方、ユーザがメッセージに興味を示さなかったと判断した場合(ステップS562にてNOである場合)、CPU110は、メモリ120のデータを参照して、第4の基準に基づいて、ユーザがメッセージを聞いたか否かを判断する(ステップS572)。ユーザがメッセージを聞いたと判断した場合(ステップS572にてYESである場合)、CPU110は、ユーザとメッセージなどの特定情報に対応付けて、ユーザがメッセージを聞いたことを示すデータをメモリ120に格納する(ステップS574)。本実施の形態においては、CPU110は、ユーザが電気機器300のメッセージを聞いた時間を記憶して、ゴールデンタイムの判断のための反応頻度を維持する(ステップS576)。CPU110は、次の電気機器300からの音声データを待ち受ける。
【0091】
ユーザがメッセージを聞かなかったと判断した場合(ステップS572にてNOである場合)、CPU110は、ユーザが電気機器300のメッセージを聞かなかった時間を記憶して、ゴールデンタイムの判断のための反応頻度を低減する補正をする(ステップS578)。CPU110は、次の電気機器300からの音声データを待ち受ける。
【0092】
なお、第2の基準よりも第3の基準の方がより難しいものであってもよいし、第1から第4の基準に同じ基準のものがあってもよい。
<第5の実施の形態>
【0093】
音声サービスサーバ100は、ユーザが興味を示したり肯定的なメッセージを話したりした場合に、企業や商品やサービスの広告を電気機器300から出力させ(図2などを参照。)、ユーザが興味を示さなかったり否定的なメッセージを話したりした場合に、図15に示すように、企業や商品やサービスの広告を電気機器300から出力させないという構成であってもよい。
【0094】
より詳細には、図16を参照して、まず、CPU110は、音声データからメッセージを抽出して、メッセージを解析する(ステップS602)。
【0095】
CPU110は、ユーザがメッセージを聞いたか否かを判断する(ステップS612)。CPU110は、ユーザがメッセージを聞いていないと判断した場合(ステップS612にてNOである場合)、次の電気機器300からの音声データを待ち受ける。
【0096】
ユーザがメッセージを聞いたと判断した場合(ステップS612にてYESである場合)、CPU110は、ユーザからのメッセージが肯定的であるか否かを判断する(ステップS632)。ユーザからのメッセージが肯定的である場合(ステップS632にてYESである場合)、CPU110は、ユーザとメッセージなどの特定情報に対応付けて、ユーザが肯定的なメッセージを発したことを示すデータをメモリ120に格納する(ステップS634)。CPU110は、通信インターフェイス160を介して、広告用のデータを送信し、図2図6図7に示すように、電気機器300は音声サービスサーバ100からのデータに基づいて、広告を出力する(ステップS636)。CPU110は、次の電気機器300からの音声データを待ち受ける。
【0097】
ユーザからのメッセージが肯定的でない場合(ステップS632にてNOである場合)、CPU110は、ユーザとメッセージなどの特定情報に対応付けて、ユーザが肯定的でないメッセージを発したことを示すデータをメモリ120に格納する(ステップS638)。CPU110は、図15に示すように、電気機器300に広告を出力させることなく、次の電気機器300からの音声データを待ち受ける(ステップS640)。
【0098】
なお、予め肯定的な第1のメッセージが設定されており、音声サービスサーバ100のCPU110が、ユーザのメッセージが当該第1のメッセージを含む場合にユーザが肯定的であると判断し、ユーザのメッセージが当該第1のメッセージを含まない場合にユーザが否定的であると判断してもよい。
【0099】
あるいは、予め否定的な第2のメッセージが設定されており、音声サービスサーバ100のCPU110が、ユーザのメッセージが当該第2のメッセージを含む場合にユーザが否定的であると判断し、ユーザのメッセージが当該第2のメッセージを含まない場合にユーザが肯定的であると判断してもよい。
【0100】
なお、予め肯定的な第1のメッセージと否定的な第2のメッセージが設定されており、音声サービスサーバ100のCPU110が、ユーザのメッセージが当該第1のメッセージを含む場合にユーザが肯定的であると判断し、ユーザのメッセージが当該第2のメッセージを含む場合にユーザが否定的であると判断し、ユーザのメッセージがいずれのメッセージも含まない場合は次のメッセージまで判断を保留してもよい。
【0101】
あるいはメッセージ毎に、肯定的である度合を示す肯定ポイントが付与されている。なお、肯定的なメッセージ、たとえば「大好き。」「最高。」には“正”の大きなポイントが付与されており、否定的なメッセージ、たとえば「大嫌い。」「いや。」には“負”の大きなポイントが付与される。そして、CPU110が、ユーザのメッセージのポイントまたは累積ポイントが所定値以上である場合に肯定的であると判断し、所定値未満である場合に肯定的ではないと判断してもよい。
【0102】
また、上記の実施の形態においては、肯定的なユーザのメッセージに応じて広告情報を出力させ、否定的なユーザのメッセージに応じて広告情報を出力しないものとしているがこのような形態には限られない。
【0103】
たとえば、音声サービスサーバ100のCPU110は、肯定的なユーザのメッセージに応じて第1の広告情報を出力させ、否定的なユーザのメッセージに応じて第2の広告情報を出力する形態にしてもよい。なお、第1の広告情報は、第2の広告情報よりも詳しい内容を含む。あるいは、第1の広告情報には企業名と商品とを含み、第2の広告情報には企業名と商品のいずれかを含む。
【0104】
なお、広告情報に限らず、音声サービスサーバ100のCPU110は、肯定的なユーザのメッセージに応じてニュースなどの情報を出力させ、否定的なユーザのメッセージに応じてニュースなどの情報を出力しない形態にしてもよい。あるいは、肯定的なユーザのメッセージに応じて詳細情報を出力させ、否定的なユーザのメッセージに応じて簡易情報を出力する形態にしてもよい。
【0105】
さらにはそれらを組み合わせて、音声サービスサーバ100のCPU110は、ユーザのメッセージのポイントまたは累積ポイントが第1の所定値以上である場合、あるいはユーザのメッセージに第1の肯定メッセージが含まれている場合、第1の肯定状態であると判断し、詳細情報と広告情報とを電気機器300に出力させる。CPU110は、ユーザのメッセージのポイントまたは累積ポイントが第1の所定値未満かつ第1の所定値よりも小さな第2の所定値以上である場合、あるいはユーザのメッセージに第2の肯定メッセージが含まれている場合、第2の肯定状態であると判断し、簡易情報と広告情報とを電気機器300に出力させる。CPU110は、ユーザのメッセージのポイントまたは累積ポイントが第2の所定値未満である場合、あるいはユーザのメッセージに第1および第2の肯定メッセージが含まれていない場合、否定的な状態であると判断し、簡易情報のみを電気機器300に出力させてもよい。
【0106】
つまり、音声サービスサーバ100のCPU110は、ユーザが肯定的な場合に、第1の情報としての広告情報と第2の情報としての広告以外の情報などを出力させて、ユーザが否定的な場合に、第1の情報だけを出力させてもよい。なお、CPU110は、ユーザが否定的な場合に、第1の情報も第2の情報も出力させないようにしてもよい。あるいは、CPU110は、ユーザが肯定的な場合に、第1の情報としての広告情報と広告以外の情報などを出力させて、ユーザが否定的な場合に、第2の情報としての広告以外の情報を出力させてもよい。この場合も、CPU110は、ユーザが否定的な場合に、第1の情報も第2の情報も出力させないようにしてもよい。
<第6の実施の形態>
【0107】
図6図7に示すように、音声サービスサーバ100のCPU110は、ユーザが電気機器300のメッセージに答えたり、電気機器300のメッセージに興味を示した際に、ユーザにポイントを付与したり、ユーザにポイントを付与した旨を伝えたりしてもよい。なお、CPU110は、ユーザに聞いてもらいたいメッセージの出力前に、「当該メッセージに回答してくれたらポイントを付与する。」という旨を伝えてもよい。
【0108】
たとえば、図17に示すように、CPU110は、ステップS114やステップS124において、ユーザとメッセージなどの特定情報に対応付けて、メッセージに興味を持っていることを示すデータやメッセージを聞いたことを示すデータをメモリ120に格納する際に、ユーザにポイントを付与する処理や、ユーザにポイントを付与する旨を通信インターフェイス160を介して電気機器300に出力させる処理などを実行する(ステップS716,ステップS726)。
【0109】
なお、CPU110は、たとえば、図2に示すように、クイズを出したり、質問や提案を行ったりして、その回答に対してポイントを付与するようにすると、ユーザを電気機器300からのメッセージに集中させやすくなるし、メッセージを聞いたか否かの判断や興味があるか否かの判断が容易になる。あるいは、CPU110は、ユーザがクイズに正解した場合に当該ユーザに多めのポイントを付与し、ユーザがクイズに不正解だった場合に当該ユーザに少なめのポイントを付与したりポイントを付与しないようしたりすると、ユーザを電気機器300からのメッセージに集中させやすくなるし、メッセージを聞いたか否かの判断や興味があるか否かの判断が容易になる。なお、クイズや提案などに限らず、ユーザの回答を促すための、ユーザに対する問い掛けであればよい。
<第7の実施の形態>
【0110】
なお、第1〜第6の実施の形態においては、音声サービスサーバ100は、ユーザからのメッセージにキーワードが含まれているか否かや音声メッセージのやり取りの回数などに基づいて、ユーザが音声メッセージを聞いたか否かを判断・集計したり、またユーザが音声メッセージに興味を示したか否かを判断・集計したりするものであった。しかしながら、このような構成には限られない。
【0111】
たとえば、音声サービスサーバ100のCPU110は、音声ではなく画像に基づいて、ユーザが音声メッセージを聞いたか否かを判断・集計したり、またユーザが音声メッセージに興味を示したか否かを判断・集計したりするものであってもよい。
【0112】
具体的には、電気機器300のCPU310が、カメラ350の撮影画像を音声サービスサーバ100に送信してもよい。そして、図18に示すように、音声サービスサーバ100のCPU110は、電気機器300からの画像データを解析してもよい(ステップS802)。
【0113】
CPU110は、ユーザが大きくうなずいた場合(ステップS812にてYESである場合)、CPU110は、ユーザとメッセージまたはテーマなどの特定情報に対応付けて、興味を持っていることを示すデータをメモリ120に格納する(ステップS814)。CPU110は、次の電気機器300からの画像データを待ち受ける。
【0114】
逆に、CPU110は、ユーザが小さくうなずいた場合あるいは首を振った場合(ステップS822にてYESである場合)、CPU110は、ユーザとメッセージまたはテーマなどの特定情報に対応付けて、ユーザがメッセージを聞いたことを示すデータをメモリ120に格納する(ステップS824)。CPU110は、次の電気機器300からの画像データを待ち受ける。
【0115】
あるいは、CPU110は、ユーザが笑顔のときにユーザがメッセージに興味を持っている判断したり広告を出力したりして、ユーザが笑顔ではないがうなずいた際にユーザが単にメッセージを聞いたと判断したり広告を出力しないようにしたりしてもよい。
【0116】
あるいは、電気機器300の操作部340としての近接センサや温度センサからのデータに基づいて、ユーザが電気機器300に手をかざしたり、電気機器300の頭をなでたり・たたいたりしたことを検知して、その旨を音声サービスサーバ100に送信してもよい。音声サービスサーバ100のCPU110は、電気機器300からのそのようなデータに基づいて、ユーザがメッセージに興味をもったと判断したり、ユーザがメッセージを聞いたと判断したりしてもよい。逆に、ユーザが電気機器300に触れなければ、CPU110は、ユーザがメッセージに興味がないと判断する。
【0117】
あるいは、電気機器300の操作部340としてのボタンをユーザが押した場合に、その旨を音声サービスサーバ100に送信してもよい。音声サービスサーバ100のCPU110は、電気機器300からのそのようなデータに基づいて、ユーザがメッセージに興味をもったと判断したり、ユーザがメッセージを聞いたと判断したりしてもよい。逆に、ユーザが電気機器300に触れなければ、CPU110は、ユーザがメッセージに興味がないと判断する。
【0118】
さらに、電気機器300が近接センサによって取得されるデータや温度センサによって取得されるデータやマイクによって取得される音声データなどを利用してユーザの動作を検知することによって、音声サービスサーバ100がユーザがメッセージを聞いたことを認識してもよい。また、電気機器300がボタンによって取得されるデータやカメラによって取得される画像データなどを利用してユーザの動作を検知することによって、音声サービスサーバ100がユーザがメッセージに興味を示したことを取得してもよい。すなわち、音声サービスサーバ100のCPU110は、音声データ、画像データ、近接センサや温度センサからの検知データ、ボタンへの操作命令、などを組み合わせて、ユーザの動作やメッセージを聞いたことやメッセージに興味を示したことなどを認識してもよい。
<第8の実施の形態>
【0119】
なお、第1〜第7の実施の形態のような、サーバ100や電気機器300の構造・機能・動作に限られず、たとえば各装置の役割が、他のサーバやデータベースなどの複数の装置に分担されてもよい。逆に、複数の装置の役割の一部または全部が1つの装置に集約されてもよい。
【0120】
たとえば、図19に示すように、第1から第7の実施の形態にかかる音声サービスサーバ100の役割の全部を、スタンドアローン型の電気機器300が有してもよい。電気機器300は、対話サービスの一部の更新データだけを音声サービスサーバ100から取得してもよいし、他のサーバ100B,100Cの情報を利用してもよい。また、第1から第7の実施の形態にかかる音声サービスサーバ100の一部だけを電気機器300が有するものであってもよい。
<その他の応用例>
【0121】
本発明は、システム或いは装置にプログラムを供給することによって達成される場合にも適用できることはいうまでもない。そして、本発明を達成するためのソフトウェアによって表されるプログラムを格納した記憶媒体(あるいはメモリ)を、システム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(又はCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読出し実行することによっても、本発明の効果を享受することが可能となる。
【0122】
この場合、記憶媒体から読出されたプログラムコード自体が前述した実施の形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
【0123】
また、コンピュータが読出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施の形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS(オペレーティングシステム)などが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施の形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0124】
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わる他の記憶媒体に書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施の形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0125】
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した説明ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
【符号の説明】
【0126】
1 :ネットワークシステム
100 :音声サービスサーバ
100B :情報提供サーバ
100C :情報提供サーバ
110 :CPU
120 :メモリ
140 :操作部
160 :通信インターフェイス
300 :電気機器
300A :ロボット
300B :冷蔵庫
300C :洗濯機
300D :エアコン
300E :電子レンジ
310 :CPU
320 :メモリ
330 :ディスプレイ
330A :ライト
330B :ライト
340 :操作部
350 :カメラ
360 :通信インターフェイス
370 :スピーカ
380 :マイク
390 :機器駆動部
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
図17
図18
図19