特許第6894554号(P6894554)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6894554
(24)【登録日】2021年6月7日
(45)【発行日】2021年6月30日
(54)【発明の名称】連窓
(51)【国際特許分類】
   E06B 5/16 20060101AFI20210621BHJP
   E06B 1/18 20060101ALI20210621BHJP
   E04B 1/94 20060101ALI20210621BHJP
【FI】
   E06B5/16
   E06B1/18 X
   E04B1/94 F
【請求項の数】4
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2020-111714(P2020-111714)
(22)【出願日】2020年6月29日
(62)【分割の表示】特願2017-85589(P2017-85589)の分割
【原出願日】2017年4月24日
(65)【公開番号】特開2020-159186(P2020-159186A)
(43)【公開日】2020年10月1日
【審査請求日】2020年6月29日
(73)【特許権者】
【識別番号】390005267
【氏名又は名称】YKK AP株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110000176
【氏名又は名称】一色国際特許業務法人
(72)【発明者】
【氏名】内田 雅也
(72)【発明者】
【氏名】村井 信太郎
【審査官】 鈴木 智之
(56)【参考文献】
【文献】 特開2015−001120(JP,A)
【文献】 特開2015−132160(JP,A)
【文献】 特開2016−204870(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
E06B 1/00− 1/70
E06B 5/16
E04B 1/94
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
互いに隣り合う2つの窓サッシ間に設けられ前記2つの窓サッシが連結される方立と、
前記方立の屋内側に設けられる耐火部材と、
連結される前記2つの窓サッシに跨がるように設けられ前記耐火部材の屋外側に配置されて前記方立に取り付けられる連結部材と、
前記連結部材に取り付けられ前記耐火部材が載置される耐火部材載置部材と、
を有することを特徴とする連窓。
【請求項2】
請求項1に記載の連窓であって、
前記耐火部材載置部材は、前記耐火部材が載置される部位が平坦であることを特徴とする連窓。
【請求項3】
請求項2に記載の連窓であって、
前記耐火部材載置部材は、前記耐火部材が載置される部位の、前記2つの窓サッシが隣り合って並ぶ方向側の両端に、上方に突出する突出部を有していることを特徴とする連窓。
【請求項4】
請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の連窓であって、
前記耐火部材と前記連結部材とを屋内側から覆うカバー部材を有していることを特徴とする連窓。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、連窓に関する。
【背景技術】
【0002】
複数の窓サッシが並べて配置された連窓は知られている(例えば、特許文献1参照)。このような連窓は、互いに隣り合う2つの窓サッシが間に方立を介して配列されており、方立の屋内側に耐火部材が設けられている。耐火部材は、例えばケイ酸カルシウムを主成分とした板状の耐火被覆材(ケイ酸カルシウム板)や吹き付け型のロックウールなどで構成されている。耐火部材の施工は現場にて行われ、耐火部材が耐火被覆材の場合には、躯体や方立にビスが貫通又は螺合されて固定され、ロックウールの場合には方立に設けられた溝状の部位に吹き付けられることにより備えられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2015−1120号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記の連窓において、耐火被覆材がビスにより固定されている場合には、火災等により加熱されたときに方立と耐火被覆材との熱延量の相違によりビス止め部分から耐火被覆材にひび割れが生じ、防火性能の低下に繋がる虞がある。また、ロックウール等が吹き付けられている場合には、2つの窓サッシの枠間に沿う長い範囲に、施工現場における手作業でより均一の耐火層を形成することは、作業が煩雑であり多大な施工時間を要するという課題がある。
本発明は、かかる課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、耐火性と施工性に優れた連窓を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
かかる目的を達成するために本発明の連窓は、互いに隣り合う2つの窓サッシ間に設けられ前記2つの窓サッシが連結される方立と、前記方立の屋内側に設けられる耐火部材と、連結される前記2つの窓サッシに跨がるように設けられ前記耐火部材の屋外側に配置されて前記方立に取り付けられる連結部材と、前記連結部材に取り付けられ前記耐火部材が載置される耐火部材載置部材と、を有することを特徴とする連窓である。
【0006】
かかる連窓であって、前記耐火部材載置部材は、前記耐火部材が載置される部位が平坦であることを特徴とする。
【0007】
かかる連窓であって、前記耐火部材載置部材は、前記耐火部材が載置される部位の、前記2つの窓サッシが隣り合って並ぶ方向側の両端に、上方に突出する突出部を有していることを特徴とする。
【0008】
かかる連窓であって、前記耐火部材と前記連結部材とを屋内側から覆うカバー部材を有していることを特徴とする。
【0009】
なお、以下に示す実施の形態には、参考技術として下記の発明も含まれる。
互いに隣り合う2つの窓サッシ間に設けられ前記2つの窓サッシが連結される方立と、前記方立の屋内側に固定され、耐火部材が収容される耐火部材収容部材と、前記耐火部材収容部材に固定されて前記耐火部材を押さえる押さえ部材と、を有することを特徴とする連窓である。
【0010】
このような連窓によれば、連結された窓サッシ間に設けられている方立の屋内側に固定された耐火部材収容部材に収容された耐火部材が、押さえ部材に押さえられている。このため、耐火部材にはビスが貫通または螺合されないので、熱延びが生じてもひび割れが生じ難い。このため、高い耐火性を備えることが可能である。また、耐火部材を押さえ部材により押さえることにより耐火部材を備えるので、取り付けが容易であり、施工現場での作業であっても安定した耐火性能を確保することが可能である。このため、耐火性と施工性に優れた連窓を提供することが可能である。
【0011】
かかる連窓であって、前記耐火部材収容部材は、前記方立と対向する方立対向壁部と、前記方立対向壁部から屋内側に延出された一対の延出壁部と、により前記耐火部材が収容される収容部が形成されており、前記押さえ部材は、前記収容部に収容された前記耐火部材と前記延出壁部との間に挿入されて前記延出壁部に固定される固定部と、前記固定部と繋がり屋内側にて前記耐火部材と見込み方向に対向する耐火部材対向部とを備えていることが望ましい。
【0012】
このような連窓によれば、耐火部材を、方立に固定された耐火部材収容部材の収容部に収容し、押さえ部材の固定部を耐火部材収容部材の延出壁部に固定するだけで、耐火部材収容部材の方立対向壁部と押さえ部材の耐火部材対向部とにより耐火部材を保持し、2つの窓サッシ間の屋内側に耐火部材を備えることが可能である。
【0013】
かかる連窓であって、前記押さえ部材は、前記耐火部材と前記延出壁部との間に挿入されて前記耐火部材の移動を規制する規制部を有することが望ましい。
このような連窓によれば、押さえ部材の規制部により、収容部に収容された耐火部材の移動を規制して安定した状態で耐火部材を備えることが可能である。
【0014】
かかる連窓であって、前記規制部は、前記収容部に収容された前記耐火部材と前記延出壁部との間に形成される隙間の幅以上の幅を有していることが望ましい。
このような連窓によれば、収容部に収容された耐火部材に規制部が喰い込むように、押さえ部材が固定されるので、耐火部材がより確実に規制されるとともに、耐火部材をより強固に保持することが可能である。
【0015】
かかる連窓であって、前記方立に取り付けられている前記耐火部材収容部材、前記押さえ部材および前記耐火部材を覆うカバー部材と、前記耐火部材と共に前記押さえ部材に押さえられて前記カバー部材が係止されるカバー係止部材と、を有することが望ましい。
【0016】
このような連窓によれば、押さえ部材により耐火部材とともに押さえられているカバー係止部材にカバー部材を係止した後に、カバー部材を固定することができるので、カバー部材の取り付けも容易である。このため、容易に取り付けられるカバー部材を備え、意匠性に優れた連窓を提供することが可能である。
【0017】
かかる連窓であって、前記カバー部材と前記耐火部材との間には空隙が設けられていることが望ましい。
このような連窓によれば、空隙によりカバー部材と耐火部材との間に空気層が形成されるのでより高い耐火性を備えること可能である。また、窓サッシが取り付けられる屋内の内装材であって、方立と交差するように配置される額縁との接合部をカバー部材の内側に納めることができるので、より意匠性に優れた連窓を提供することが可能である。
【発明の効果】
【0018】
本発明によれば、耐火性と施工性に優れた連窓を提供することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【0019】
図1】本実施形態に係る連窓の内観図である。
図2】連窓が備える2つの窓サッシの連結部分の構成を示す斜視図である。
図3】2つの窓サッシの連結部分の横断面図である。
図4】耐火部材を押さえる押さえ部材を示す斜視図である。
図5】2つの窓サッシの連結部分の施工方法を示す横断面図である。
図6】額縁との取り合い部分を示す縦断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0020】
本実施の形態に係る連窓について、図を用いて説明する。
本実施形態においては、図1に示すように、互いに隣り合う2つの引違い窓が左右方向に連なる連窓1を例に挙げて説明する。
【0021】
以下の説明においては、例えば、連窓1が躯体に取り付けられた状態を屋内側から見たときに、上下となる方向を上下方向、引違い窓が並ぶ方向を左右方向、屋内外方向を見込み方向として示す。また、連窓1を構成する各部材及び各部位については、単体の状態であっても連窓1が躯体に取り付けられている状態で上下方向、左右方向、見込み方向等となる方向にて方向を特定して説明する。
【0022】
本実施形態の連窓1は、2つの引違い窓用の窓サッシ2、3が連結されて構成されている。各々の窓サッシ2、3は、矩形状をなすガラスの周端部を框が保持して左右方向に移動可能な2枚の障子4と、矩形状に接合されて2枚の障子4が案内されるサッシ枠20、30と、を有している。図2図3に示すように、左右に隣り合うサッシ枠20、30のうちの左側に位置するサッシ枠20の右側の縦枠(以下、右縦枠という)21と右側に位置するサッシ枠30の左側の縦枠(以下、左縦枠という)31とは、方立5及び方立5に溶接されたサッシアンカー6とを介して連結されている。すなわち、方立5は、2つの窓サッシ2、3の間に設けられている。
【0023】
右縦枠21と左縦枠31は、いずれも見込み方向に沿う見込壁部21a、31aと、見込壁部21a、31aの両端部に設けられ屋外に臨む屋外壁部21b、31b及び屋内に臨む屋内壁部21c、31cと、を有している。屋外壁部21b、31b及び屋内壁部21c、31cは、見込壁部21a、31aに対して左右両側に延出して設けられており、各屋外壁部21b、31b及び各屋内壁部21c、31cの、サッシ枠20、30において外周側となる縁には、見込み方向において対向する側に延出された延出片21d、31dが設けられている。すなわち、右縦枠21及び左縦枠31の屋外壁部21b、31bには、屋内側に延出された延出片21d、31dが設けられており、右縦枠21及び左縦枠31の屋内壁部21c、31cには、屋外側に延出された延出片21d、31dが設けられている。
【0024】
方立5は、スチール製の角パイプであり、右縦枠21及び左縦枠31とほぼ同じ長さを有している。方立5の上下端部には、上下方向に位置する方立5同士、上又は下に位置する躯体と方立5とを連結する方立アンカー7が方立5の内側に固定されている。
【0025】
角パイプでなる方立5は、互いに対向する側壁部5aが、右縦枠21及び左縦枠31の見込壁部21a、31aとほぼ平行をなすように配置されている。方立5の側壁部5aには、スチール製のサッシアンカー6が溶接されている。サッシアンカー6は、方立5の長さより十分に小さな部材であり、方立5の長手方向に沿って間隔を隔てて複数(本実施形態では2つ)設けられている。
【0026】
サッシアンカー6は、鋼板から形成されており、方立5の側壁部5aと対面するように配置される本体板部6aと、本体板部6aの中央部に設けられ水平をなすように方立5側に曲げ起こされた水平片6bと、見込み方向の両端に、水平片6bとは反対側に突出するように段曲げされた段曲片6cと、が設けられている。段曲片6cは、本体板部6aと平行をなす段曲板面6dが、本体板部6aと間隔を空けて形成されており、本体板部6aと段曲板面6dとの間に、右縦枠21と左縦枠31に設けられている延出片21d、31dが挿入されて溶接されている。
【0027】
連結された右縦枠21と左縦枠31との間の屋外側には、右縦枠21の屋外壁部21bと左縦枠31の屋外壁部31bとに跨がるように外部カバー8が設けられている。外部カバー8は、右縦枠21の屋外壁部21bと左縦枠31の屋外壁部31bと対向し間隔を隔てて屋外側に配置される外カバー板部8aを有しており、外カバー板部8aと各屋外壁部21b、31bとの間にはシーリング8bが介在されている。
【0028】
連結された右縦枠21と左縦枠31との間の屋内側には、耐火部材9が設けられている。耐火部材9は、右縦枠21と左縦枠31とに跨がるように設けられ耐火部材9の収容部10aを備える耐火部材収容部材としての連結部材10と、連結部材10に固定されて収容部10aに収容された耐火部材9を屋内側から押さえる押さえ部材11と、により方立5に保持されており、連結部材10及び耐火部材9はカバー部材としての内部カバー12により屋内側から覆われている。内部カバー12は、耐火部材9とともに押さえ部材11により連結部材10側に押さえられて固定されるカバー係止部材13に係止されるとともに連結部材10にビス止めされている。
【0029】
本実施形態の耐火部材9は、右縦枠21及び左縦枠31の長手方向に長く、右縦枠21と左縦枠31との間隔より幅が広い長方形状をなす、複数枚のケイ酸カルシウム板が見込み方向に重ねられて構成されている。
【0030】
連結部材10は、水平断面がコ字状をなすスチール製の部材であり、右縦枠21、左縦枠31及び方立5とほぼ同じ長さを有している。連結部材10は、右縦枠21の屋内壁部21cと左縦枠31の屋内壁部31cとに渡り方立5と対向する方立対向壁部10bと、方立対向壁部10bの左右方向の端部と繋がって屋内側に延出された一対の延出壁部10cと、を有し、上下方向に沿い屋内側に開放された溝状をなしている。連結部材10の溝状をなす部位が、耐火部材9が収容される収容部10aをなしている。
【0031】
連結部材10の左右方向に対向する2つの延出壁部10c間の間隔は、耐火部材9の左右方向の幅より広く形成されており、収容部10aの見込み方向の深さは、耐火部材9の見込み方向の厚みより浅く形成されている。このため、図4図5に示すように、収容部10aに収容された耐火部材9と2つの延出壁部10cとの間には間隙S1が設けられ、見込み方向においては、延出壁部10cの先端より屋内側に突出している。連結部材10の下端には、対向する一対の延出壁部10cに渡されるとともに延出壁部10cにビス止めされて、耐火部材9が載置される耐火部材載置部材14が取り付けられている。
【0032】
押さえ部材11は鋼板から形成されている部材である。押さえ部材11は、耐火部材9と延出壁部10cとの間の間隙S1に挿入されて延出壁部10cにビス止めされる固定部11aと、固定部11aの屋外側の端部が曲げ起こされて耐火部材9と屋内側にて対向する耐火部材対向部11bと、固定部11aの上下方向の端部が水平方向に曲げ起こされた規制部11cと、を有している。押さえ部材11が耐火部材9と延出壁部10cとの間の間隙S1に挿入されたときに、延出壁部10cに当接される面11dから、規制部11cの先端、すなわち規制部11cの固定部11aと反対側の端との幅W1は、間隙S1の左右方向の幅W2と同じ、或いは、間隙S1の左右方向の幅W2より僅かに広く形成されている。このため、押さえ部材11が間隙S1に挿入されると、規制部11cにより耐火部材9の移動が規制される。
【0033】
カバー係止部材13は、耐火部材9の屋内側に向く面9aに当接される矩形状の当接板部13aと、当接板部13aの四隅から各々屋内側に延出された係止腕部13bと、を有している。係止腕部13bには、先端部に内部カバー12に設けられたフック部12aが係止される係止片13cが設けられている。カバー係止部材13は、左右端部に設けられ上下方向に間隔を隔てた2つの係止腕部13b間に、押さえ部材11の耐火部材対向部11bの先端が挿入されるように配置され、固定部11aと規制部11cとが間隙S1が挿入されて固定部11aが延出壁部10cにビス止めされることにより、耐火部材9とカバー係止部材13とが押さえ部材11の耐火部材対向部11bにより押さえられる。
【0034】
内部カバー12は、2つの延出壁部10cの外側に各々配置されるカバー側壁部12bと、2つのカバー側壁部12bの屋内側の端部を連結して、耐火部材9及び連結部材10等を覆うカバー本体部12cと、を有している。カバー本体部12cには、屋外側に突出させて前述したフック部12aが設けられている。
【0035】
内部カバー12は、連結部材10と押さえ部材11とにより、耐火部材9及びカバー係止部材13が保持された状態で屋内側から装着され、フック部12aが係止片13cに係止され、カバー側壁部12bが延出壁部10cにビス止めされて固定される。このとき、カバー側壁部12bの先端は、右縦枠21の屋内壁部21c及び左縦枠31の屋内壁部31cに当接又は近接している。内部カバー12が取り付けられた状態で、耐火部材9とカバー本体部12cとの間には空隙S2が設けられている。このため、図6に示すように、窓サッシ2、3の上下に設けられる横材、例えば額縁16が内部カバー12の内側に入り込んでいる。
【0036】
本実施形態の連窓1を施工する際には、まず、外部カバー8が取り付けられた方立5及びサッシアンカー6を介して、隣り合う2つの引違い窓用の窓サッシ2、3のサッシ枠20、30を連結しておく。
次に、図5に示すように、連結された窓サッシ2、3のサッシ枠20、30の屋内壁部21c、31cに渡るように連結部材10を配置し、連結部材10の方立対向壁部10bを右縦枠21、左縦枠31及び方立5にビス止めする。
【0037】
次に、連結部材10に設けられた耐火部材載置部材14上に耐火部材9を載置して収容部10aに耐火部材9を配置する。そして、カバー係止部材13の当接板部13aに押さえ部材11の耐火部材対向部11bを当接させつつ耐火部材9と延出壁部10cとの間の間隙S1に固定部11a及び規制部11cを挿入する。耐火部材9及びカバー係止部材13を耐火部材対向部11bにより押さえた状態で押さえ部材11を延出壁部10cにビス止めする。
最後に、内部カバー12を屋内側から被せ、カバー側壁部12bを延出壁部10cにビス止めする。
【0038】
上記実施形態においては、互いに隣り合う2つの引違い窓が左右方向に連なる連窓1を例に挙げて説明したが、連窓を構成する窓サッシの数は2つに限るものではない。また、隣り合う窓は引違い窓に限るものではなく、窓の種類に拘らず窓サッシが連結されるものであれば構わない。
【0039】
上記実施形態においては、耐火部材9が収容される耐火部材収容部材を、右縦枠21と左縦枠31とに跨がるように設けられた連結部材10としたが、耐火部材収容部材は、必ずしも右縦枠21と左縦枠31との間に跨がる連結部材でなくとも構わない。例えば、方立5の室内側にて耐火部材が収容され押さえ部材により押さえられる構成であれば構わない。
【0040】
また、上記実施形態においては、耐火部材を複数枚のケイ酸カルシウム板としたが、板材に限らずブロック状であっても、またケイ酸カルシウム以外の耐火部材であっても構わない。
【0041】
また、上記実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれることはいうまでもない。
【符号の説明】
【0042】
1 連窓、2 左の窓サッシ、3 右の窓サッシ、5 方立、9 耐火部材、
10 連結部材、10a 収容部、10b 方立対向壁部、10c 延出壁部、
11 押さえ部材、11a 固定部、11b 耐火部材対向部、11c 規制部、
12 内部カバー、13 カバー係止部材、
S2 空隙
図1
図2
図3
図4
図5
図6