(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記アウターフレームは、前記フロントガラスの外周面を囲むように前記アウターフレームの外周部から突設される付着ガイドをさらに備えてなる、請求項1に記載の衣類処理装置。
前記アウターフレームの背面から突設され、前記補強リブと前記連結リブ間で前記補強リブ又は前記連結リブと交差する方向に延びる複数の支持リブをさらに備えてなる、請求項12に記載の衣類処理装置。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
本発明は、従来の問題を解決するためになされたものであり、本発明の目的は、アウターフレームとインナーフレームにそれぞれ締結孔を形成することなく、アウターフレームとインナーフレームとを結合することにより、アウターフレームとインナーフレームとの結合力を高めると共に、コストを低減することのできる衣類処理装置を提供することにある。
【0011】
本発明の他の目的は、アウターフレームの締結孔とインナーフレームの締結孔の不一致による不良部品の発生の問題を解消するだけでなく、再作業や不良部品の廃棄による材料費の上昇の問題を解消することのできる衣類処理装置を提供することにある。
【0012】
本発明のさらに他の目的は、アウターフレームの強度を補強することのできる衣類処理装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0013】
〔1〕 衣類処理装置であって、
衣類投入口が形成される前面パネル、及び前記衣類投入口から投入される衣類を収容する衣類収容部を備える本体と、
前記衣類投入口を開閉するように前記前面パネルに回転可能に設けられるドアとを備えてなり、
前記ドアは、
開口部を備え、前記本体の外側を向くように配置されるアウターフレームと、
前記開口部を覆うように前記アウターフレームの前面に付着されるフロントガラスと、
前記アウターフレームの背面に結合され、前記本体の内側を向くように配置されるインナーフレームとを備え、
前記アウターフレームは、
前記アウターフレームの前面に備えられ、前記フロントガラスの付着のための接着剤が充填される接着剤充填部と、
前記アウターフレームの背面に備えられ、前記接着剤充填部に対応して配置されて前記アウターフレームの剛性を補強する補強部と、
前記アウターフレームの外周部から前記インナーフレームの外周部に向かって突設される第1フックと、
前記アウターフレームと前記インナーフレームとが締まり嵌めされるように、前記インナーフレームの外周部から前記アウターフレームに向かって突設される第2フックとを備えてなる、衣類処理装置。
〔2〕 前記接着剤充填部は、
前記アウターフレームの前面に凹状に形成され、前記接着剤が充填される接着剤充填溝と、
前記アウターフレームの前面に凹状に形成され、前記フロントガラスを付着する際に前記接着剤充填溝から溢れ出る接着剤を収容する接着剤溢出溝とを備えてなる、〔1〕に記載の衣類処理装置。
〔3〕 前記接着剤溢出溝は、前記アウターフレームの円周方向にそれぞれ延びる複数の接着剤溢出溝から構成され、
前記複数の接着剤溢出溝は、前記接着剤充填溝を挟んで半径方向外側及び内側にそれぞれ配置される、〔2〕に記載の衣類処理装置。
〔4〕 前記補強部は、前記接着剤充填部に対応して前記アウターフレームの背面から突設され、
前記補強部は、前記アウターフレームの厚さ方向に前記接着剤充填部と重なるように配置される、〔1〕に記載の衣類処理装置。
〔5〕 前記補強部は、前記アウターフレームの厚さ方向に前記複数の接着剤溢出溝と重なるように配置され、
前記補強部は、リング状に形成されたものである、〔3〕に記載の衣類処理装置。
〔6〕 前記フロントガラスは、前面及び背面が平面からなる円板状に形成されたものであり、かつ、ガラス材質からなる、〔1〕に記載の衣類処理装置。
〔7〕 前記アウターフレームは、前記フロントガラスの外周面を囲むように前記アウターフレームの外周部から突設される付着ガイドをさらに備えてなる、〔1〕に記載の衣類処理装置。
〔8〕 前記第1フックは、前記付着ガイドの外側に配置される、〔7〕に記載の衣類処理装置。
〔9〕 前記第1フックは、前記付着ガイドと逆方向に突設される、〔7〕に記載の衣類処理装置。
〔10〕 前記第1フック及び前記第2フックは、それぞれリング状に形成されたものである、〔1〕に記載の衣類処理装置。
〔11〕 前記第2フックは、前記第1フックの内側に挿入結合される、〔10〕に記載の衣類処理装置。
〔12〕 衣類投入口が形成される前面パネル、及び前記衣類投入口から投入される衣類を収容する衣類収容部を備える本体と、
前記衣類投入口を開閉するように前記前面パネルに回転可能に設けられるドアとを備えてなり、
前記ドアは、
開口部を備え、前記本体の外側を向くように配置されるアウターフレームと、
前記開口部を覆うように前記アウターフレームの前面に付着されるフロントガラスと、
前記アウターフレームの背面に結合され、前記本体の内側を向くように配置されるインナーフレームと、
前記アウターフレームの前面に形成され、前記フロントガラスの付着のための接着剤が充填される接着剤充填溝と、
前記アウターフレームの前面に前記接着剤充填溝から離隔して形成され、前記接着剤充填溝から溢れる前記接着剤を収容する複数の接着剤溢出溝と、
前記アウターフレームの背面から突設される補強リブと、
前記補強リブから離隔して前記アウターフレームの背面から突設される連結リブとを備えてなる、衣類処理装置。
〔13〕 前記複数の接着剤溢出溝は、
前記接着剤充填溝から前記アウターフレームの半径方向外側に離隔して配置される第1接着剤溢出溝と、
前記接着剤充填溝から前記アウターフレームの半径方向内側に離隔して配置される第2接着剤溢出溝とを備えてなる、〔12〕に記載の衣類処理装置。
〔14〕 前記連結リブは、前記アウターフレームの厚さ方向に前記第1接着剤溢出溝と重なるように配置され、
前記補強リブは、前記アウターフレームの厚さ方向に前記第2接着剤溢出溝と重なるように配置される、〔13〕に記載の衣類処理装置。
〔15〕 前記アウターフレームの背面から突設され、前記補強リブと前記連結リブ間で前記補強リブ又は前記連結リブと交差する方向に延びる複数の支持リブをさらに備えてなる、〔13〕に記載の衣類処理装置。
〔16〕 前記複数の支持リブのそれぞれの一側は、前記アウターフレームの円周方向に離隔して配置され、前記連結リブにより連結される、〔15〕に記載の衣類処理装置。
〔17〕 前記アウターフレームは、円形のリング状に形成されたものである、〔1又は12〕に記載の衣類処理装置。
〔18〕 前記接着剤充填溝及び前記複数の接着剤溢出溝は、それぞれ同じ中心を有して円周方向に延びる円形のリング状に形成されたものである、〔13〕に記載の衣類処理装置。
〔19〕 前記アウターフレームは、前記接着剤充填溝及び前記複数の接着剤溢出溝が前面に形成される平面部を備えてなる、〔12〕に記載の衣類処理装置。
〔20〕 前記補強リブ及び前記連結リブは、前記平面部の背面においてそれぞれ同じ中心を有して円周方向に延びる円形のリング状に形成されたものである、〔19〕に記載の衣類処理装置。
【0014】
上記目的を達成するために、本発明の一実施形態による衣類処理装置は、衣類投入口が形成される前面パネル、及び前記衣類投入口から投入される衣類を収容する衣類収容部を備える本体と、前記衣類投入口を開閉するように前記前面パネルに回転可能に設けられるドアとを含み、前記ドアは、開口部を備え、前記本体の外側を向くように配置されるアウターフレームと、前記開口部を覆うように前記アウターフレームの前面に付着されるフロントガラスと、前記アウターフレームの背面に結合され、前記本体の内側を向くように配置されるインナーフレームとを含み、前記アウターフレームは、前記アウターフレームの前面に備えられ、前記フロントガラスの付着のための接着剤が充填される接着剤充填部と、前記アウターフレームの背面に備えられ、前記接着剤充填部に対応して配置されて前記アウターフレームの剛性を補強する補強部と、前記アウターフレームの外周部から前記インナーフレームの外周部に向かって突設される第1フックと、前記アウターフレームと前記インナーフレームとが締まり嵌めされるように、前記インナーフレームの外周部から前記アウターフレームに向かって突設される第2フックとを含む。
【0015】
本発明の一態様によれば、前記接着剤充填部は、前記アウターフレームの前面に凹状に形成され、前記接着剤が充填される接着剤充填溝と、前記アウターフレームの前面に凹状に形成され、前記フロントガラスを付着する際に前記接着剤充填溝から溢れ出る接着剤を収容する接着剤溢出溝とを含むようにしてもよい。
【0016】
本発明の他の態様によれば、前記接着剤溢出溝は、前記アウターフレームの円周方向にそれぞれ延びる複数の接着剤溢出溝から構成され、前記複数の接着剤溢出溝は、前記接着剤充填溝を挟んで半径方向外側及び内側にそれぞれ配置されるようにしてもよい。
【0017】
本発明のさらに他の態様によれば、前記補強部は、前記接着剤充填部に対応して前記アウターフレームの背面から突設され、前記補強部は、前記アウターフレームの厚さ方向に前記接着剤充填部と重なるように配置されるようにしてもよい。
【0018】
本発明のさらに他の態様によれば、前記補強部は、前記アウターフレームの厚さ方向に前記複数の接着剤溢出溝と重なるように配置され、前記補強部は、リング状に形成されるようにしてもよい。
【0019】
本発明のさらに他の態様によれば、前記フロントガラスは、前面及び背面が平面からなる円板状に形成され、ガラス材質からなるようにしてもよい。
【0020】
本発明のさらに他の態様によれば、前記アウターフレームは、円形のリング状に形成されるようにしてもよい。
【0021】
本発明のさらに他の態様によれば、前記アウターフレームは、前記フロントガラスの外周面を囲むように前記アウターフレームの外周部から突設される付着ガイドをさらに含むようにしてもよい。
【0022】
本発明のさらに他の態様によれば、前記第1フックは、前記付着ガイドの外側に配置されるようにしてもよい。
【0023】
本発明のさらに他の態様によれば、前記第1フックは、前記付着ガイドと逆方向に突設されるようにしてもよい。
【0024】
本発明のさらに他の態様によれば、前記第1フック及び前記第2フックは、それぞれリング状に形成されるようにしてもよい。
【0025】
本発明のさらに他の態様によれば、前記第2フックは、前記第1フックの内側に挿入結合されるようにしてもよい。あるいは、前記第1フックは、前記第2フックの外周部を囲むように結合されるようにしてもよい。
【0026】
本発明の他の実施形態による衣類処理装置は、衣類投入口が形成される前面パネル、及び前記衣類投入口から投入される衣類を収容する衣類収容部を備える本体と、前記衣類投入口を開閉するように前記前面パネルに回転可能に設けられるドアとを含み、前記ドアは、開口部を備え、前記本体の外側を向くように配置されるアウターフレームと、前記開口部を覆うように前記アウターフレームの前面に付着されるフロントガラスと、前記アウターフレームの背面に結合され、前記本体の内側を向くように配置されるインナーフレームと、前記アウターフレームの前面に形成され、前記フロントガラスの付着のための接着剤が充填される接着剤充填溝と、前記アウターフレームの前面に前記接着剤充填溝から離隔して形成され、前記接着剤充填溝から溢れる前記接着剤を収容する複数の接着剤溢出溝と、前記アウターフレームの背面から突設される補強リブと、前記補強リブから離隔して前記アウターフレームの背面から突設される連結リブとを含む。
【0027】
本発明の一態様によれば、前記複数の接着剤溢出溝は、前記接着剤充填溝から前記アウターフレームの半径方向外側に離隔して配置される第1接着剤溢出溝と、前記接着剤充填溝から前記アウターフレームの半径方向内側に離隔して配置される第2接着剤溢出溝とを含むようにしてもよい。
【0028】
本発明の他の態様によれば、前記連結リブは、前記アウターフレームの厚さ方向に前記第1接着剤溢出溝と重なるように配置され、前記補強リブは、前記アウターフレームの厚さ方向に前記第2接着剤溢出溝と重なるように配置されるようにしてもよい。
【0029】
本発明のさらに他の態様によれば、前記衣類処理装置は、前記アウターフレームの背面から突設され、前記補強リブと前記連結リブ間で前記補強リブ又は前記連結リブと交差する方向に延びる複数の支持リブをさらに含むようにしてもよい。
【0030】
本発明のさらに他の態様によれば、前記複数の支持リブのそれぞれの一側は、前記アウターフレームの円周方向に離隔して配置され、前記連結リブにより連結されるようにしてもよい。
【0031】
本発明のさらに他の態様によれば、前記アウターフレームは、円形のリング状に形成されるようにしてもよい。
【0032】
本発明のさらに他の態様によれば、前記接着剤充填溝及び前記複数の接着剤溢出溝は、それぞれ同じ中心を有して円周方向に延びる円形のリング状に形成されるようにしてもよい。
【0033】
本発明のさらに他の態様によれば、前記アウターフレームは、前記接着剤充填溝及び前記複数の接着剤溢出溝が前面に形成される平面部を含むようにしてもよい。
【0034】
本発明のさらに他の態様によれば、前記補強リブ及び前記連結リブは、前記平面部の背面においてそれぞれ同じ中心を有して円周方向に延びる円形のリング状に形成されるようにしてもよい。
【発明の効果】
【0035】
本発明による衣類処理装置においては次の効果が得られる。
【0036】
第一に、アウターフレームの背面に補強部を備えるので、アウターフレームの強度を補強することができる。
【0037】
具体的には、アウターフレームの前面には接着剤を充填するための接着剤充填溝及び接着剤充填溝から溢れる接着剤を収容するための接着剤溢出溝がそれぞれ円周方向にリング状に形成されるので、アウターフレームの厚さは部分的に薄くなっている。補強部は、部分的に薄くなっているアウターフレームの強度を補強する。
【0038】
接着剤充填溝には常に接着剤が充填されているが、接着剤溢出溝には常に接着剤が充填されているわけではない。よって、接着剤溢出溝に接着剤が充填されていない場合、アウターフレームにおいて、接着剤溢出溝が形成されている部分の方が接着剤充填溝が形成されている部分より剛性が弱い。
【0039】
それを補完するために、補強部は、アウターフレームの厚さ方向に接着剤溢出溝と重なるように接着剤溢出溝の反対側に配置され、剛性が弱い接着剤溢出溝に対してアウターフレームの剛性を補強する。
【0040】
第二に、アウターフレームの外周部から突設される第1フックとインナーフレームの外周部から突設される第2フックとが締まり嵌めされ、アウターフレームとインナーフレーム間のシールが維持されるので、アウターフレームとインナーフレーム間のシールのための部材を必要としない。
【0041】
第三に、補強部によりアウターフレームの強度が補強されるので、アウターフレームの外周部でフロントガラスの外周面を囲む付着ガイドと第1フック間の距離を縮小することができる。
【0042】
第四に、アウターフレームとインナーフレームとがフック結合されるので(フック結合構造)、フロントガラスに締結孔を形成することなく、アウターフレームとインナーフレームとの結合力を高めることができる。
【0043】
第五に、アウターフレームの第1フック及びインナーフレームの第2フックは、それぞれくさび状のフック突起を備え、各フック突起は、第1フックと第2フックとの結合後に互いに当接する第2傾斜面の傾斜度の方が、第1フックと第2フックとの結合前に互いに当接する第1傾斜面の傾斜度より大きくなるように形成されるので、第2フックが第1フックの内側に入ることは容易であるが、第2フックが第1フックから離脱することは制限される。
【0044】
第六に、アウターフレームの背面に弾性溝を備え、アウターフレームの第1フックとインナーフレームの第2フックとが結合される際に第1フックが半径方向外側に弾性変形するようにするので、第2フックが第1フックの内側に入ることが容易になり、アウターフレームとインナーフレームとの組立性を向上させることができる。
【0045】
第七に、圧着部はアウターフレームの背面に複数の圧着リブ、連結リブ及び支持リブを備え、圧着リブはアウターフレームの第1フックとインナーフレームの第2フックとが結合されると第2フックを圧着するので、ドアの総重量に対してフロントガラスの重量が占める割合が相対的に大きいにもかかわらず、第2フックが第1フックに対して半径方向内側に変形することが防止されることにより、第1フックと第2フックとの結合力をより強固に維持することができる。
【0046】
第八に、連結リブは複数の圧着リブを連結するようにアウターフレームの背面から突設され、円周方向にリング状に形成されるので、フロントガラスに対するアウターフレームの支持強度と複数の圧着リブの圧着力を強化することができる。
【0047】
第九に、複数の支持リブはアウターフレームの背面から突設され、連結リブの内周面に一体に連結されるので、連結リブ及び圧着リブに対する支持力をさらに強化することができる。
【発明を実施するための形態】
【0049】
以下、添付図面を参照して本発明の実施形態について詳細に説明するが、図面番号に関係なく同一又は類似の構成要素には同一の符号を付し、それについての重複する説明は省略する。以下で用いられる構成要素の接尾辞である「モジュール」及び「部」は、明細書の作成を容易にするために付与又は混用されるものであり、それ自体が有意性や有用性を有するものではない。また、本明細書に開示された実施形態について説明するにあたり、関連する公知技術についての具体的な説明が本明細書に開示された実施形態の要旨を不明にすると判断される場合は、その詳細な説明を省略する。さらに、添付図面は本明細書に開示された実施形態を容易に理解できるようにするためのものにすぎず、添付図面により本明細書に開示された技術的思想が限定されるものではなく、本発明の思想及び技術範囲に含まれるあらゆる変更、均等物乃至代替物を含むものと理解されるべきである。
【0050】
第1、第2などのように序数を含む用語は様々な構成要素を説明するために用いられるが、上記構成要素は上記用語により限定されるものではない。上記用語は1つの構成要素を他の構成要素と区別する目的でのみ用いられる。
【0051】
ある構成要素が他の構成要素に「連結」又は「接続」されていると言及された場合は、他の構成要素に直接連結又は接続されていてもよく、中間にさらに他の構成要素が存在してもよいものと解すべきである。それに対して、ある構成要素が他の構成要素に「直接連結」又は「直接接続」されていると言及された場合は、中間にさらに他の構成要素が存在しないものと解すべきである。
【0052】
単数の表現には、特に断らない限り複数の表現が含まれる。
【0053】
本明細書において、「含む」や「有する」などの用語は、明細書に記載された特徴、数字、段階、動作、構成要素、部品又はそれらの組み合わせが存在することを指定しようとするもので、1つ又はそれ以上の他の特徴、数字、段階、動作、構成要素、部品又はそれらの組み合わせの存在や付加可能性を予め排除するものではないと理解すべきである。
【0054】
図1は本発明による衣類処理装置を示す斜視図である。
【0055】
本発明による衣類処理装置は、本体10、衣類収容部及びドア12を含んでもよい。
【0056】
本体10は、衣類処理装置の外形を形成する。本体10は、直方体状に形成されてもよい。
【0057】
本体10は、衣類処理装置の前面を形成する前面パネル101と、衣類処理装置の背面を形成する背面パネルと、衣類処理装置の両側面を形成する側面パネルと、衣類処理装置の上面を形成する上面パネルと、衣類処理装置の下面を形成する下面パネルとから構成されてもよい。
【0058】
背面パネル及び左右両側の側面パネルは、1つの長方形のプレートがコ字状にベンディングされて形成されてもよい。こうすることにより、本体10の構造的な剛性が向上する。
【0059】
前面パネル101には、衣類投入口102が円形状に形成されてもよい(
図5参照)。衣類投入口102は前面パネル101に貫通形成され、衣類を衣類投入口102から衣類収容部に投入することができる。
【0060】
前面パネル101には、衣類投入口102を囲むように本体10の内側に向かって凹設される凹部103が形成されてもよい。衣類投入口102は凹部103の内側に貫通形成される。凹部103にはドア12の一部が収容される。
【0061】
ドア12は、衣類投入口102を開閉するように、ヒンジ25により前面パネル101に回転可能に結合されてもよい。
【0062】
本体10の内部に備えられる衣類収容部は、乾燥機能を実行できるようにドラムを備えてもよく、洗濯機能と乾燥機能を共に実行できるようにタブ及びドラムを備えてもよい。
【0063】
本実施形態においては、洗濯機能と乾燥機能を共に実行できるように、本体10の内部にタブ及びドラムが備えられる。タブは、円筒状に形成され、タブの長手方向の中心軸が水平に配置されてもよく、所定の角度で傾斜して配置されてもよい。タブの内部には洗濯水を貯蔵することができる。
【0064】
ドラムは、タブの内部に回転可能に備えられてもよい。
【0065】
タブの前端部には、衣類投入口102に連通するようにガスケットが設置され、タブの内部に貯蔵された洗濯水が本体10の収容空間に漏れることを防止することができる。
【0066】
ドラムは、タブの内部でタブに対して回転可能に設置されてもよい。
【0067】
ドラムの前部は開放されて衣類投入口102に連通し、衣類投入口102からドラムの内部に衣類を収容することができる。
【0068】
タブの背面には駆動モータが設置される。駆動モータは回転軸を介してドラムの背面に連結され、駆動モータが駆動すると、駆動モータの動力が回転軸を介してドラムに伝達され、ドラムが回転する。
【0069】
ドラムの円周面には複数の貫通孔が形成され、洗濯水などの流体が複数の貫通孔からドラムの内部に流入したりドラムの外部に流出する。
【0070】
ドラムは、内部に複数のリフターを備え、ドラムの内部に収容された衣類を回転させることにより洗濯機能及び乾燥機能を実行するように構成されてもよい。
【0071】
コントロールユニット11は、本体10に備えられてもよく、ドア12に備えられてもよい。本実施形態においては、コントロールユニット11が本体10の前面パネル101の上部に配置された場合を示す。
【0072】
コントロールユニット11は、衣類処理装置で行われる行程に関する情報を表示し、ユーザ操作の入力を受けるように構成される。コントロールユニット11は、ユーザ操作の入力のための円形のノブ及び複数のボタンを備えてもよい。また、コントロールユニット11は、視覚情報を表示するためのディスプレイ部を備えてもよい。
【0073】
図2は
図1のドア12を前方から見た正面図であり、
図3は
図2のドア12を分解して示す分解図である。
【0074】
ドア12は、ドアフレーム13、ドアウィンドウ23、フロントガラス20、ヒンジユニット24及びロックユニット30から構成されてもよい。
【0075】
ドアフレーム13は、リング状に形成されてもよい。
【0076】
ドアフレーム13は、アウターフレーム14及びインナーフレーム19から構成されてもよい。アウターフレーム14及びインナーフレーム19は、合成樹脂材質(例えば、ABS材質、PC材質など)からなるようにしてもよい。
【0077】
アウターフレーム14及びインナーフレーム19は、合成樹脂材質からなる場合、射出成形により製作してもよい。
【0078】
アウターフレーム14及びインナーフレーム19は、それぞれリング状に形成され、互いに前後方向に重なるように配置されて結合されてもよい。アウターフレーム14とインナーフレーム19との結合構造の詳細については後述する。
【0079】
アウターフレーム14は、ドア12が閉じた状態で本体10の外側を向くように配置されるのでアウターフレームと命名し、インナーフレーム19は、ドア12が閉じた状態で本体10の内側を向くように配置されるのでインナーフレームと命名する。アウターフレーム14を第1フレームと命名し、インナーフレーム19を第2フレームと命名してもよい。
【0080】
アウターフレーム14及びインナーフレーム19の内側には、それぞれ円形の開口部18が互いに対応して形成される。
【0081】
開口部18は、アウターフレーム14又はインナーフレーム19の中心から偏心して配置されてもよい。例えば、開口部18の中心の方がアウターフレーム14又はインナーフレーム19の中心より上方に配置されてもよい。
【0082】
上記構成によれば、アウターフレーム14及びインナーフレーム19は、それぞれ円周方向に沿って幅が変化するようにしてもよい。すなわち、アウターフレーム14及びインナーフレーム19は、それぞれ外径と内径(開口部18の直径)間の距離(幅)が最上端から最下端へ行くほど遠くなる(広くなる)ように構成されてもよい。
【0083】
ドラムの中心は、本体10の高さ中心(1/2の高さ)より高い位置に配置されてもよい。
【0084】
ドラムは、回転による微細な振動は別として、本体10の高さ方向において所定高さに固定される。
【0085】
消費者は、洗濯機の容量及び大きさが同一であれば、本体10を前方から見た場合にドア12が大きいものを好む。
【0086】
また、消費者は、ドア12を通してドラムの内部を見ることができ、できればドラムの内部空間に対して広い視野が確保されるものを好む。
【0087】
このような消費者のニーズを満たすためにドア12を大きくする場合、ドラムの位置が固定された状態では、ドア12を下方に大きくしなければならない。
【0088】
また、ドアフレーム13の中心は、衣類投入口102又は開口部18の中心より下方に移動させなければならない。同様に、ドアフレーム13の中心は、開口部18に対応して配置されるドアウィンドウ23に対して下方に移動させなければならない。
【0089】
さらに、ドア12を大きくする場合、ドア12の一部は、凹部103の外側に突出することが好ましい。ドア12の直径は、凹部103より大きいことが好ましい。
【0090】
フロントガラス20は、所定の半径を有する円形状に形成される。フロントガラス20は、ガラス材質からなる。
【0091】
フロントガラス20は、前面及び背面が平坦に形成される。
【0092】
フロントガラス20は、一定の厚さを有する円板状に形成され、上下左右のどこから見ても屈曲がない。
【0093】
このように、ガラス製のフロントガラス20が平坦な前面及び背面を有して円形状に形成されるので、凸状の前面を有して不完全な円形状に形成されていた合成樹脂製の従来のドアカバーに比べて、ドア12の高級感が向上する。
【0094】
非透光領域22内には透光性のアライメントマーク221が形成される。アライメントマーク221は、アウターフレーム14へのフロントガラス20の付着位置をガイドするための構成である。同図においては、フロントガラス20の下部(6時方向)に円形のアライメントマーク221が形成された場合を示す。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。アライメントマーク221は、多角形状に形成されてもよく、ライン状に形成されてもよい。アライメントマーク221の位置を変更してもよいことは言うまでもない。
【0095】
フロントガラス20は、次のレイヤ構造により、透光領域21、非透光領域22及びアライメントマーク221を実現することができる。
【0096】
第1例として、フロントガラス20は、透光性のガラス材質からなるガラス本体と、前記ガラス本体の背面を覆うように配置され、非透光領域22を形成する遮蔽層とを含む。ここで、前記遮蔽層が配置されていない部分は、透光領域21及びアライメントマーク221を形成する。前記遮蔽層は、前記ガラス本体の背面にガラス印刷により形成されるようにしてもよい。
【0097】
第2例として、フロントガラス20は、透光性のガラス材質からなるガラス本体と、前記ガラス本体の背面を覆うように配置されるフィルムとを含み、前記フィルムは、透光領域21に対応して透光性を有するように形成される透光部と、非透光領域22に対応して非透光性を有するように形成される非透光部と、アライメントマーク221に対応して透光性を有するように形成されるアライメント部とを含む。
【0098】
第3例として、フロントガラス20は、透光性のガラス材質からなるガラス本体と、前記ガラス本体の背面を覆うように配置されるフィルムとを含み、前記第2例とは異なり、前記フィルムが、透光領域21に対応して形成される第1ホールと、非透光領域22に対応して非透光性を有するように形成される非透光部と、アライメントマーク221に対応して形成される第2ホールとを含む。すなわち、前記第2例では、前記フィルムにおいて透光領域21及びアライメントマーク221に対応する部分が透光性を有するように形成され、それに対し、前記第3例では、前記フィルムにおいて透光領域21及びアライメントマーク221に対応する部分が穿孔形成される。
【0099】
フロントガラス20は、ドアフレーム13の開口部18を覆うように配置されてもよい。フロントガラス20は、シーラントや接着剤などにより、アウターフレーム14の前面に接着されてもよい。
【0100】
ガラス材質の特性上、フロントガラス20は、結合孔を開けると割れやすくなるので、ガラスの割れを防止するために、接着剤などを用いてアウターフレーム14に付着する。
【0101】
一方、ガラス製のフロントガラス20の荷重は、ドア12の総荷重に対して相対的に大きな割合を占める。フロントガラス20の荷重を支持するために、アウターフレーム14の前面には、フロントガラス20の付着のための付着ガイド34が備えられる。
【0102】
特に、フロントガラス20は、強化ガラスからなるようにしてもよい。強化ガラスの特性上、フロントガラス20の前面及び背面は強度が強いが、フロントガラス20の側面である円形の外周面は強度が強くない。
【0103】
それを補完するために、付着ガイド34は、フロントガラス20の外周面を囲むように、アウターフレーム14の前面外周端から前方に突設され、フロントガラス20の荷重を支持すると共に、外部の衝撃からフロントガラス20の側面を保護する。
【0104】
付着ガイド34の突出長さは、少なくともフロントガラス20の厚さの約2/3を覆う長さであってもよい。
【0105】
これは、付着ガイド34の突出長さが短すぎると、外部の衝撃がフロントガラス20の外周面に加わり、フロントガラス20の荷重を十分に支持できないからである。
【0106】
例えば、フロントガラス20の外周面は、直線部202及び複数の曲線部201、203からなるようにしてもよい(
図7参照)。複数の曲線部201、203は、フロントガラス20の前面に連結される第1曲線部201と、フロントガラス20の背面に連結される第2曲線部203とからなるようにしてもよい。複数の曲線部201、203は、それぞれ所定の曲率を有する曲面状に形成される。
【0107】
直線部202は、第1及び第2曲線部201、203間に配置され、第1及び第2曲線部201、203にそれぞれ連結される。フロントガラス20の厚さにおける第1曲線部201、直線部202及び第2曲線部203の占める割合は、それぞれ1/3であってもよい。
【0108】
付着ガイド34は、フロントガラス20の第2曲線部203及び直線部202を覆うように構成されてもよい。
【0109】
付着ガイド34は、アウターフレーム14の前面縁部から突設されてもよい。付着ガイド34は、リング状に延び、内部にフロントガラス20を収容するための空間を形成する。
【0110】
付着ガイド34は、所定の内径を有し、円形をなす。付着ガイド34の内径は、フロントガラス20の外径に対応し、よって、付着ガイド34は、フロントガラス20の外周面を囲むように構成される。
【0111】
付着ガイド34は、フロントガラス20の前面と同一平面を形成するように、所定の厚さで突設されてもよい。上記構成によれば、付着ガイド34とフロントガラス20間に段差がないので、よりシンプルな外観を実現することができる。
【0112】
フロントガラス20の内側及び外側には、それぞれ透光領域21及び非透光領域22が形成されてもよい。
【0113】
透光領域21とは、光の少なくとも一部が透過するように構成され、反対側や内部が見えるように構成される領域を意味する。よって、透光領域21は、半透光領域を含む概念である。
【0114】
透光領域21は、アウターフレーム14の開口部18、インナーフレーム19の開口部18、及びドアウィンドウ23に対応して配置される。よって、ドア12が閉じた状態で、ユーザは透光領域21を通して衣類収容部を見ることができる。
【0115】
透光領域21の中心は、アウターフレーム14の開口部18及びインナーフレーム19の開口部18の中心に対応する位置に配置される。ここで、対応する位置には、中心が完全に一致する場合の位置だけでなく、中心の偏心方向が同じ場合の位置も含まれる。すなわち、透光領域21の中心と開口部18の中心が一致してもよく、透光領域21の偏心した方向と開口部18の偏心した方向が同じでもよい。
【0116】
本実施形態においては、開口部18の中心がドアフレーム13の中心から上方(12時方向)に偏心して配置され、それに対応して、透光領域21の中心がフロントガラス20の中心から上方(12時方向)に偏心して配置された場合を示す。ここで、透光領域21の中心と開口部18の中心が一致するようにしてもよい。
【0117】
非透光領域22は、透光領域21を囲むように形成され、光を透過させず、ガラス自体が黒色に見えるようにしてもよい。
【0118】
非透光領域22は、ドアフレーム13の開口部18及びドアフレーム13の一部を除く部分を覆って遮蔽するように配置される。
【0119】
透光領域21とそれを囲む非透光領域22との境界線は、非透光領域22により明確に区分されるようにしてもよい。
【0120】
あるいは、網点(ハーフトーン)技法により透光領域21と非透光領域22との境界をぼかし、透光領域21から非透光領域22へと視覚的になめらかに移行するようにしてもよい。そのために、非透光領域22は、透光領域21の周辺に形成される複数の遮蔽ドットを含み、前記複数の遮蔽ドットは、透光領域21へ行くほど密度が低くなるように形成されてもよい。
【0121】
アウターフレーム14は、平面部15及び曲面部16から構成されてもよい。
【0122】
平面部15は、フロントガラス20の背面に接触し、平面部15の一部は、非透光領域22と重なるように配置されてもよい。平面部15に接着剤が塗布され、平面部15にフロントガラス20が接着されてもよい。
【0123】
アウターフレーム14の平面部15の前面には、接着剤を充填するための接着剤充填溝43が形成される。接着剤充填溝43は、平面部15の前面において平面部15の厚さ方向に凹設されてもよい。
【0124】
接着剤充填溝43に接着剤が収容され、接着剤により平面部15にフロントガラス20の背面が接着されてもよい。
【0125】
接着剤を接着剤充填溝43に充填する際に、接着剤が接着剤充填溝43の外側又は内側に溢れることがある。接着剤充填溝43から溢れる接着剤を収容するために、接着剤充填溝43の内側及び外側には、それぞれ接着剤溢出溝441、442がリング状に凹設されてもよい(
図6参照)。
【0126】
接着剤充填溝43及び複数の接着剤溢出溝441、442は、アウターフレーム14の円周方向に延設されてもよい。
【0127】
接着剤充填溝43及び複数の接着剤溢出溝441、442は、平面部15の外側に形成されてもよい。
【0128】
フロントガラス20の非透光領域22は、平面部15の接着剤充填溝43及び接着剤溢出溝441、442を覆うように配置されてもよい。
【0129】
複数の接着剤溢出溝441、442は、第1接着剤溢出溝441及び第2接着剤溢出溝442からなるようにしてもよい。
【0130】
第1接着剤溢出溝441は、接着剤充填溝43の半径方向外側にリング状に形成されてもよい。第2接着剤溢出溝442は、接着剤充填溝43の内側にリング状に形成されてもよい。複数の接着剤溢出溝441、442は、接着剤充填溝43に充填されていた接着剤が溢れる際に溢れる接着剤を収容する。
【0131】
平面部15の下部には、複数の水排出孔48が厚さ方向に貫通形成され、フロントガラス20の背面とアウターフレーム14の前面間に溜まる水又は湿気が水排出孔48からドア12の外部に排出されるようにしてもよい。
【0132】
曲面部16は、平面部15の内側端からインナーフレーム19の開口部18の外周部に向かって、所定の曲率を有する円弧状に屈曲形成されてもよい。平面部15の内側部分と曲面部16は、透光領域21の外縁部と重なるように配置されてもよい。曲面部16の半径方向内側に開口部18が形成されてもよい。
【0133】
平面部15の最外縁部からは、円周方向に沿って付着ガイド34が突設されてもよい。アウターフレーム14の付着ガイド34は、フロントガラス20の外縁部を囲むように構成され、フロントガラス20の外縁部がアウターフレーム14の平面部15から半径方向外側に離脱することを防止する。
【0134】
アウターフレーム14の前面及び外周面には、メッキ層17がクロムメッキにより形成されてもよい。アウターフレーム14は、クロムメッキ液に完全に浸漬されてクロムメッキが施されることにより、アウターフレーム14の表面全体にメッキ層17が形成されるようにしてもよい。
【0135】
メッキ層17は、アウターフレーム14に銀色の金属光沢を持たせるように構成されてもよい。よって、メッキ層17は、明るい銀色により円形の水滴のように見える効果を奏する。また、メッキ層17は、外見的に高級感などの感性を感じさせる。
【0136】
ドアウィンドウ23は、ドア12が閉じた状態で衣類投入口102に対応するように配置されてもよい。ドアウィンドウ23は、インナーフレーム19の開口部18に対応するようにドアフレーム13に装着されてもよい。
【0137】
ドアウィンドウ23は、透明な材質、例えば透光性を有する合成樹脂材質からなり、ドアウィンドウ23を通して衣類収容部の内部空間を目視できるようにしてもよい。ドアウィンドウ23は、合成樹脂材質に限定されるものではなく、ガラス材質からなるようにしてもよい。
【0138】
アウターフレーム14とインナーフレーム19間には、ドアウィンドウ23の外縁部が挿入されて結合されるようにしてもよい。
【0139】
ドアウィンドウ23の外縁部は、平面状に形成され、アウターフレーム14の曲面部16の後端とインナーフレーム19の内側端間に配置されて固定されるようにしてもよい。
【0140】
ドア12が閉じた状態で、アウターフレーム14及びインナーフレーム19の一部は、凹部103の前方に突出し、アウターフレーム14及びインナーフレーム19の他の一部は、凹部103に収容されるようにしてもよい。
【0141】
アウターフレーム14の平面部15は、凹部103の前方に突出するように凹部103の外側に配置され、アウターフレーム14の曲面部16の後端は、凹部103の内側に収容されるようにしてもよい。
【0142】
インナーフレーム19の外周部の前部は、凹部103の外側前方に突出し、インナーフレーム19の外周部の後部は、凹部103に収容されるようにしてもよい。
【0143】
フロントガラス20は、凹部103から外側前方に離隔して垂直に配置されてもよい。
【0144】
ドア12は、ヒンジユニット24により本体10に対して前後方向に回転可能に設置されてもよい。
【0145】
ヒンジユニット24は、ヒンジ25、ヒンジホルダ28及びブッシュ29を含んでもよい。
【0146】
ヒンジ25は、本体10に固定され、ドアフレーム13に回転可能に結合されてもよい。ヒンジ25は、本体10に結合される板状のベース部26と、ベース部26から突設されてドアフレーム13に回転可能に結合される回転結合部27とを備えてもよい。回転結合部27は、複数備えられ、上下方向に離隔して配置されてもよい。
【0147】
ヒンジホルダ28は、ドアフレーム13に結合されて回転結合部27を支持し、回転結合部27がドアフレーム13から離脱することを防止する。
【0148】
ブッシュ29は、回転結合部27の回転軸に嵌められ、回転軸が円滑に回転できるようにする。
【0149】
ドア12の一側にヒンジユニット24が取り付けられ、ドア12の他側にロックユニット30が備えられてもよい。ロックユニット30は、ドア12を本体10にロック又はロック解除するように構成される。
【0150】
ロックユニット30は、シャフト31、ドアラッチ32及びスプリング33を含んでもよい。
【0151】
シャフト31は、ドアラッチ32を貫通するように構成され、ドアフレーム13に取り付けられてもよい。スプリング33は、ドアラッチ32の回転時にドアラッチ32が復元できるように付勢する。
【0152】
上記構成によれば、ドアラッチ32は、ドアフレーム13に回転及び復元可能に構成され、ドア12を本体10にロック又はロック解除する。
【0153】
図4は
図2のドア12の背面を示す概念図であり、
図5はドア12が本体10の前面パネル101に装着されて衣類投入口102を閉じた状態を示す断面図であり、
図6はアウターフレーム14とインナーフレーム19(取っ手35が形成されていない部分)とのフック結合構造を示す、
図4のVI−VI線断面図であり、
図7はアウターフレーム14とインナーフレーム19(取っ手35が形成されている部分)とのフック結合構造を示す、
図4のVII−VII線断面図であり、
図8は
図4のインナーフレーム19を前方から見た概念図、及びフック47が部分的に形成された取っ手35を拡大して示す概念図である。
【0154】
図5は
図1のコントロールユニット11が前面パネル101の上部から除去された状態を示す。
【0155】
ユーザがドア12を開閉できるように、ドア12には取っ手35が備えられる。
図4及び
図5に示すように、取っ手35は、インナーフレーム19の背面上部に凹設され、ユーザが取っ手35を引いてドア12を開放できるように構成される。
【0156】
インナーフレーム19の背面は、曲面状に後方に突設されてもよい。
【0157】
従来は、取っ手がドアの前部に備えられるのが一般的であった。しかし、本発明においては、ドア12の前面を覆うようにフロントガラス20が備えられ、フロントガラス20に取っ手35を設置することは困難である。
【0158】
フロントガラス20によりドア12の前面に取っ手35を備えることができず、取っ手35は、ドア12の背面に備えられることが好ましい。よって、取っ手35は、インナーフレーム19に備えられる。
【0159】
また、ユーザがドア12を引きやすくするために、取っ手35は、ドア12の上部に設けられることが好ましい。これは、取っ手35がドア12の下部に設けられた場合、ユーザは取っ手35を引くために腰及び膝をより多く曲げなければならないからである。
【0160】
さらに、ヒンジユニット24及びロックユニット30がドアフレーム13の水平中心線上においてドアフレーム13の左部及び右部にそれぞれ備えられるので、取っ手35は、前記水平中心線より高い位置に配置されることが好ましい。ここで、前記水平中心線とは、ドアフレーム13の中心を通る半径方向の水平線をいう。
【0161】
その上、少ない力でドア12を開閉できるように、取っ手35は、ロックユニット30より高い位置、すなわちドアフレーム13の上部に配置されることが好ましい。
【0162】
取っ手35は、インナーフレーム19の背面上部に形成されてもよい。より具体的には、取っ手35は、ドア12が閉じた状態で本体10の前方から見てロックユニット30より高い位置である右上部、すなわちドアフレーム13において1時方向と3時方向の間の区間に円周方向に形成されてもよい。
【0163】
取っ手35は、インナーフレーム19の背面に凹設されてもよい。取っ手35は、インナーフレーム19の背面において円周方向の一部の区間に円弧状に形成されてもよい。
【0164】
取っ手35は、インナーフレーム19の外周部(取っ手35が形成されていない外周部)より薄く、平面状に形成されてもよい。
【0165】
上記構成によれば、ドア12が閉じた状態で本体10の前方から見て、取っ手35がインナーフレーム19の背面外周部より前方に凹んで平面状に形成されるので、ドア12が閉じた状態でユーザが取っ手35に手を掛けることが容易であり、取っ手35の位置を識別することが容易である。
【0166】
アウターフレーム14とインナーフレーム19とを結合するために、アウターフレーム14及びインナーフレーム19にはそれぞれフック37、36が形成される。
【0167】
フック37、36は、アウターフレーム14に備えられる第1フック37と、インナーフレーム19に備えられる第2フック36とからなるようにしてもよい。第1フック37及び第2フック36は、それぞれ円周方向にリング状に形成されてもよい。
【0168】
第1フック37は、アウターフレーム14からインナーフレーム19に向かって突設されてもよい。第1フック37は、インナーフレーム19の外周部を囲むように、付着ガイド34の半径方向外側に配置されてもよい。第1フック37は、本体10の前方から見て付着ガイド34の外側に配置されてもよい。
【0169】
付着ガイド34と第1フック37とは、延長部341により一体に連結される。延長部341は、付着ガイド34から第1フック37に延びる。延長部341は、付着ガイド34から第1フック37へ行くにつれて直径が次第に大きくなるように延びる。延長部341は、曲面状に形成される。
【0170】
付着ガイド34、延長部341及び第1フック37は、それぞれアウターフレーム14の円周方向に延びる。
【0171】
上記構成によれば、付着ガイド34、延長部341及び第1フック37は、アウターフレーム14の外周面が1つの曲面からなるようにし、インナーフレーム19を覆って本体10の前方からインナーフレーム19を遮蔽するので、ドア12の外観が美麗になる。付着ガイド34、延長部341及び第1フック37は、それぞれシワ又は段差を有することなく、付着ガイド34から第1フック37へ行くにつれて直径が次第に大きくなるように、曲面状又は傾斜面状に形成される。
【0172】
第1フック37と第2フック36とは、半径方向に重なるように配置されてもよい。
【0173】
第1フック37の直径の方が第2フック36の直径より大きく、第1フック37の内側に第2フック36が挿入されるようにしてもよい。
【0174】
インナーフレーム19の外周端と第2フック36間には、装着溝191が円周方向に形成されてもよい。第2フック36は、インナーフレーム19の外周端から半径方向内側に段差を有するように形成されてもよい。装着溝191の半径方向高さは、第1フック37の厚さと同程度に形成されてもよい。
【0175】
こうすることにより、アウターフレーム14とインナーフレーム19とが結合された状態で、第1フック37の外周端とインナーフレーム19の外周端間に段差がなくなるので、ドア12の外観が美麗になる。
【0176】
第1フック37は、アウターフレーム14の外周部からインナーフレーム19に向かって後方に突設される。第1フック37は、フック突起371を有する。フック突起371は、第1フック37の内周面から第2フック36に向かって、半径方向内側に突設されてもよい。
【0177】
第2フック36は、インナーフレーム19の外周部からアウターフレーム14に向かって前方に突設される。第2フック36は、フック突起361を有する。フック突起361は、第2フック36の外周面から第1フック37に向かって、半径方向外側に突設されてもよい。第1フック37のフック突起371と第2フック36のフック突起361とは、半径方向に平行に突設されてもよい。
【0178】
フック突起371は、第1フック37の端部にくさび状に形成され、フック突起361は、第2フック36の端部にくさび状に形成されてもよい。第1フック37のフック突起371と第2フック36のフック突起361とは、軸方向に重なるように配置されてもよい。フック突起371、361は、第1フック37と第2フック36との結合は容易にし、逆方向の分離は許容しない。
【0179】
第1フック37のフック突起371及び第2フック36のフック突起361は、それぞれ、互いに結合する前に当接する第1傾斜面と、前記第1傾斜面の反対側に傾斜して形成され、互いに結合した後に当接する第2傾斜面とからなるようにしてもよい。フック突起371、361の第1傾斜面及び第2傾斜面は、フック突起371、361の頂点を境に傾斜の方向が逆になる。
【0180】
第1傾斜面の傾斜と第2傾斜面の傾斜とは異なってもよい。より具体的には、結合前に対向する各フック突起371、361の第1傾斜面の傾斜度の方が、結合後に対向する各フック突起371、361の第2傾斜面の傾斜度より小さくなるように形成されてもよい。
【0181】
すなわち、結合後に対向する各フック突起371、361の第2傾斜面の傾斜度の方が、結合前に対向する各フック突起371、361の第1傾斜面の傾斜度より大きくなるように形成されてもよい。
【0182】
上記構成によれば、第1フック37と第2フック36とが互いに向かって軸方向に移動してフック突起371、361同士が係合されることにより、アウターフレーム14とインナーフレーム19とが結合される。
【0183】
また、くさび状のフック突起371、361は、第1フック37と第2フック36との結合を容易にし、第1フック37又は第2フック36の破損がない限り、逆方向の分離を防止する。
【0184】
すなわち、アウターフレーム14とインナーフレーム19とを結合するために第1フック37と第2フック36とを互いに向かって軸方向に移動させる際には、結合前のフック突起371、361間の移動抵抗が低減され、第1フック37と第2フック36とが結合されてフック突起371、361の第2傾斜面同士が当接した状態では、結合が解除される方向の移動が制限される。
【0185】
高荷重のフロントガラス20を支持し、アウターフレーム14とインナーフレーム19とのフック結合構造を強固に維持するために、アウターフレーム14には弾性溝38及び圧着部が備えられる。
【0186】
圧着部は、複数の圧着リブ39、連結リブ40及び支持リブ41を含んでもよい。
【0187】
弾性溝38は、アウターフレーム14の背面において第1フック37より半径方向内側に形成されてもよい。弾性溝38は、アウターフレーム14の平面部15の背面において平面部15の厚さ方向に凹設されてもよい。
【0188】
弾性溝38は、平面部15において第1フック37の内周面に近い部分が厚さ方向にさらに凹むように形成される。こうすることにより、第1フック37が薄くなり、半径方向外側に弾性変形可能になる。
【0189】
上記構成によれば、第2フック36を第1フック37の内側に軸方向に挿入する際に、第1フック37のフック突起371と第2フック36のフック突起361とが当接し、第1フック37のフック突起371が半径方向外側に広がるので、第2フック36のフック突起361が第1フック37のフック突起371の内側に入りやすくなる。
【0190】
また、第2フック36のフック突起361が第1フック37のフック突起371の最高頂点を過ぎると、第1フック37のフック突起371と第2フック36のフック突起361との相互の半径方向の加圧力が解除されるので、第1フック37が変形した位置から元の位置に復帰し、第1フック37のフック突起371と第2フック36のフック突起361とが係合される。
【0191】
平面部15の背面には、複数の圧着リブ39が形成されてもよい。圧着リブ39は、平面部15の背面から第2フック36の内周面に接触可能に突設され、第1フック37と第2フック36とが結合されると第2フック36を圧着するように構成される。圧着リブ39は、平面部15の円周方向に互いに離隔して配置されてもよい。
【0192】
より具体的には、圧着リブ39は、第1フック37と第2フック36とが結合されると、第2フック36の内周面を半径方向外側に圧着する。上記構成によれば、第2フック36が半径方向内側に押されなくなるので、第1フック37のフック突起371と第2フック36のフック突起361とが係合された後、軸方向に離脱しなくなり、アウターフレーム14とインナーフレーム19との結合状態が強固に維持される。
【0193】
すなわち、圧着リブ39は、第2フック36を圧着することにより、アウターフレーム14とインナーフレーム19との結合力を強化する。
【0194】
圧着リブ39は、アウターフレーム14の背面において弾性溝38よりも半径方向内側に配置される。
【0195】
圧着リブ39の背面には、弾性溝38に向かって傾斜するように、進入ガイド面391が形成されてもよい。進入ガイド面391は、第2フック36の移動をガイドし、第2フック36が圧着リブ39と第1フック37間に挿入されるようにする。
【0196】
上記構成によれば、進入ガイド面391は、第2フック36が第1フック37の内側に入りやすくし、組立性を向上させる。
【0197】
アウターフレーム14の背面には、後方に突出して円周方向に延びるように、リング状の連結リブ40が形成されてもよい。連結リブ40は、複数の圧着リブ39を連結するように構成される。
【0198】
連結リブ40は、平面部15の背面において第1接着剤溢出溝441の反対側からインナーフレーム19に向かって突設されてもよい。
【0199】
連結リブ40は、一部又は全部が平面部15の厚さ方向に第1接着剤溢出溝441と重なるように配置されてもよい。
【0200】
上記構成によれば、連結リブ40は、接着剤溢出溝441により平面部15の一側の厚さが薄くなって低下する剛性を補強する。
【0201】
弾性溝38は、連結リブ40と第1フック37間に形成されてもよい。弾性溝38は、連結リブ40から第1フック37へ行くにつれて平面部15の厚さが次第に薄くなるように傾斜して形成される傾斜面を備えてもよい。
【0202】
アウターフレーム14の背面には、複数の支持リブ41が突設されてもよい。複数の支持リブ41は、台形の板状に形成され、半径方向に延びるようにしてもよい。
【0203】
複数の支持リブ41は、円周方向に離隔して配置されてもよい。複数の支持リブ41の一側面は、それぞれ平面部15の背面に一体に連結されてもよい。支持リブ41の一側面に垂直な外側面は、連結リブ40に一体に連結され、連結リブ40により複数の支持リブ41が互いに連結されるようにしてもよい。支持リブ41の一側面及びその反対側である支持リブ41の他側面は、平面部15と平行に形成されてもよい。
【0204】
上記構成によれば、複数の支持リブ41は、連結リブ40の内側面と平面部15に接するように一体に形成され、連結リブ40と圧着リブ39を強固に支持する。
【0205】
複数の支持リブ41と複数の圧着リブ39とは、連結リブ40を挟んで連結リブ40の内側及び外側に半径方向に対向して配置されてもよい。
【0206】
複数の支持リブ41は、平面部15の背面において平面部15の厚さ方向に接着剤充填溝43と重なるように配置されてもよい。
【0207】
上記構成によれば、支持リブ41は、接着剤充填溝43により低下する平面部15の剛性を補強する。
【0208】
平面部15の背面において、複数の接着剤溢出溝441、442のうち接着剤充填溝43より内側に配置される第2接着剤溢出溝442の反対側には、補強リブ42が突設されてもよい。
【0209】
補強リブ42は、平面部15の厚さ方向に第2接着剤溢出溝442と重なるように配置されてもよい。
【0210】
上記構成によれば、補強リブ42は、第2接着剤溢出溝442により低下する平面部15の剛性を補強する。
【0211】
取っ手35は、インナーフレーム19の一部分であり、インナーフレーム19の外縁部のうち取っ手35が形成されていない部分より薄く形成される。また、取っ手35は、アウターフレーム14の第1フック46を軸方向に覆わないように形成される。
【0212】
よって、取っ手35とアウターフレーム14とのフック結合構造は、インナーフレーム19とアウターフレーム14とのフック結合構造とは異なる。
【0213】
取っ手35には、取っ手35の円周方向に離隔するように、複数の第2フック47が形成されてもよい。
【0214】
取っ手35に形成される複数の第2フック47は、円周方向の長さが異なってもよい。
【0215】
アウターフレーム14の第1フック46と取っ手35の第2フック47とは、半径方向に互いに向かって平行に突設されてもよい。
【0216】
アウターフレーム14の第1フック46は、アウターフレーム14の外周部の内側面から半径方向内側に突設され、取っ手35の第2フック47は、取っ手35の外周面から半径方向外側に突設されてもよい。
【0217】
アウターフレーム14とインナーフレーム19とが結合されると、アウターフレーム14の第1フック46と取っ手35の第2フック47とは、取っ手35の厚さ方向に重なるように配置され、厚さ方向に係合される。
【0218】
アウターフレーム14の第1フック46の一側の角部には、所定の角度で傾斜するように、面取り部461が形成されてもよい。アウターフレーム14の第1フック46の他側には、第1フック46の内周面に対して略垂直になるように、接触部462が形成されてもよい。
【0219】
取っ手35の第2フック47の一側の角部には、所定の角度で傾斜するように、面取り部471が形成されてもよい。取っ手35の第2フック47の他側には、第2フック47の外周面に対して略垂直になるように、接触部472が形成されてもよい。
【0220】
上記構成によれば、アウターフレーム14とインナーフレーム19とを前後方向(軸方向)に結合する際に、面取り部461、471が互いに当接するので、取っ手35の第2フック47がアウターフレーム14の第1フック46の内側に入りやすい。
【0221】
また、アウターフレーム14と取っ手35とが結合されると、アウターフレーム14の第1フック46の接触部462と取っ手35の第2フック47の接触部472とが面接触するので、互いに分離されない。
【0222】
アウターフレーム14の平面部15の背面には、弾性溝38が厚さ方向に凹設され、第1フック46の内側に第2フック47が挿入される際に弾性溝38により第1フック46が半径方向外側に弾性変形する。
【0223】
また、第2フック47は、面取り部461、471により、第1フック46の内側に入りやすくなる。
【0224】
さらに、第1フック46と第2フック47とは、接触部462、472により、互いに分離されることが防止される。
【0225】
取っ手35の一側からは、第1接着剤溢出溝441に向かって補強リブ45が突設されてもよい。
【0226】
取っ手35の補強リブ45は、第1接着剤溢出溝441の反対側に接触するように配置されてもよい。取っ手35の補強リブ45は、第1接着剤溢出溝441により平面部15の厚さが薄くなって低下する平面部15の強度を補強する。
【0227】
また、補強リブ45は、取っ手35と平面部15の間隔を一定に維持するスペーサの役割を果たす。よって、取っ手35を薄くすることができる。
【0228】
さらに、補強リブ45は、薄い取っ手35の強度を補強すると共に、第1フック46の接触部462と第2フック47の接触部472との接触状態を維持する。
【0229】
よって、アウターフレーム14の第1フック46と取っ手35の第2フック47との結合構造により、アウターフレーム14とインナーフレーム19との結合性及び組立性を向上させることができる。