【課題を解決するための手段】
【0008】
この課題は、本発明により、請求項1に記載の特徴を有する自動変速機により解決される。本発明の更なる有利な構成及び発展形態は、従属請求項から明らかである。
【0009】
従って、特に自動車用の自動変速機が提供される。自動車用の自動変速機は、変速機ハウジング、駆動可能な第1回転可能軸、自動変速機の被動部を構成する第2回転可能軸、4つの遊星歯車セット、並びに本発明による7つのシフト要素を備え、多様な変速比を第1軸と第2軸の間で切り替える。第1回転可能軸は、変速機入力軸とも称することが可能である。第2回転可能軸は、変速機出力軸又は変速機被動軸とも称することが可能である。第1回転可能軸の駆動部は、例えば内燃機関を介して、及び/又は電気機械を介して実現可能である。第1、第3及び第4遊星歯車セットは各々、シングルピニオン式遊星歯車セットとして構成される。一方第2遊星歯車セットは、ダブルピニオン式遊星歯車セットとして構成される。
【0010】
遊星歯車セットの個々の要素間の接続に関して、及び自動変速機の個々の軸を構成するために、以下が備えられる。第1遊星歯車セットの遊星歯車キャリア及び第2遊星歯車セットの遊星歯車キャリア及び第4遊星歯車セットの遊星歯車キャリアは、相互に常時接続され及び自動変速機の第1回転可能軸を構成する。第3遊星歯車セットの遊星歯車キャリアは、自動変速機の第2回転可能軸を構成する。第1遊星歯車セットの太陽歯車は、自動変速機の第3回転可能軸を構成する。第3遊星歯車セットの内歯車は、自動変速機の第4回転可能軸を構成する。第2遊星歯車セットの太陽歯車は、自動変速機の第5回転可能軸を構成する。第1遊星歯車セットの内歯車及び第2遊星歯車セットの内歯車は、相互に常時接続されるか又は共通の構成部品として構成され、及び自動変速機の第6回転可能軸を構成する。第3遊星歯車セットの太陽歯車及び第4遊星歯車セットの太陽歯車は、相互に常時接続され、及び自動変速機の第7回転可能軸を構成する。第4遊星歯車セットの内歯車は、自動変速機の第8回転可能軸を構成する。
【0011】
7つのシフト要素の、自動変速機の個々の回転可能軸への連結に関して、以下が備えられる。第1シフト要素は、第3回転可能軸と変速機ハウジングの間のパワーフローに配置される。そのため、第1遊星歯車セットの太陽歯車1は、第1シフト要素を締結することにより、変速機ハウジングに固定可能である。第2シフト要素は、第4回転可能軸と変速機ハウジングの間のパワーフローに配置される。そのため、第3遊星歯車セットの内歯車は、第2シフト要素を締結することにより、変速機ハウジングに固定可能である。第3シフト要素は、第2回転可能軸と第8回転可能軸の間のパワーフローに配置される。そのため、第4遊星歯車セットの内歯車は、第3シフト要素を締結することにより、第3遊星歯車セットの遊星歯車キャリアと接続可能であり、及び自動変速機の被動部と接続可能である。第4シフト要素は、第4回転可能軸と第6回転可能軸の間のパワーフローに配置される。そのため、第3遊星歯車セットの内歯車は、第4シフト要素を締結することにより、第1遊星歯車セットの内歯車と接続可能である。第1遊星歯車セットの内歯車は、第2遊星歯車セットの内歯車と常時接続されるか、又は第2遊星歯車セットの内歯車と共に共通の構成部品を構成する。第5シフト要素は、第5回転可能軸と第7回転可能軸の間のパワーフローに配置される。そのため、第3及び第4遊星歯車セットの、相互に常時接続される太陽歯車を、第5シフト要素を締結することにより、第2遊星歯車セットの太陽歯車と接続可能である。第6シフト要素は、第6回転可能軸と第7回転可能軸の間のパワーフローに配置される。そのため、第3及び第4遊星歯車セットの、相互に常時接続される太陽歯車を、第6シフト要素を締結することにより、第1遊星歯車セットの内歯車と接続可能である。第1遊星歯車セットの内歯車は、第2遊星歯車セットの内歯車と常時接続されるか、又は第2遊星歯車セットの内歯車と共に共通の構成部品を構成する。
【0012】
本発明により、国際公開第2015/080020号が開示する一般的な自動変速機と比較して、追加的な第7シフト要素が、第4と第7回転可能軸の間、又は第2と第7回転可能軸の間、又は第2と第4回転可能軸の間に配置される。そのため、第3遊星歯車セットを、第7シフト要素を締結することによりブロック可能であり、第3遊星歯車セットの太陽歯車、遊星歯車キャリア及び内歯車が、同一の回転数で回転する状態となる。
【0013】
つまり、4つの遊星歯車セットは各々、第1、第2及び第3要素を備える。個々の要素はまた、組み合わされることができる。国際公開第2015/080020号が開示する一般的な自動変速機の場合のように、第1及び第2遊星歯車セットは、第1回転可能軸と接続された、つまりは駆動可能な前置切り替え歯車セットを構成する。一方第3及び第4遊星歯車セットは、メイン歯車セットを構成する。メイン歯車セットは、第1回転可能軸と常時接続され、つまりは駆動可能であり、並びに第2回転可能軸と、つまりは自動変速機の被動部と常時接続される。国際公開第2015/080020号が開示する一般的な自動変速機と比較して追加的な第7シフト要素により、第3遊星歯車セットを状況に応じてブロックすることで、追加的前進速が可能とされる。詳細は、以下に述べられる。
【0014】
シフト要素を遊星歯車セットに連結することに関して、「常時接続される」とは、各シフト要素の入力要素又は出力要素が、回転不能な接続又はねじり弾性的な接続を介して、各遊星歯車セットの要素のうちの1つの要素と直接的に接続されるため、この遊星歯車セットの要素と、このシフト要素の入力要素又は出力要素の間に、固定された回転数の関係性が常在する、と理解される。
【0015】
シフト要素を軸に連結することに関して、「常時接続される」とは、各シフト要素の入力要素又は出力要素が、回転不能な接続又はねじり弾性的な接続を介して、各軸と直接的に接続されるため、この軸と、このシフト要素の入力要素又は出力要素の間に、固定された回転数の関係性が常在する、と理解される。
【0016】
遊星歯車セットを他の遊星歯車セットに連結することに関して、「常時接続される」とは、各遊星歯車セットの要素のうちの1つの要素が、回転不能な接続又はねじり弾性的な接続を介して、各他の遊星歯車セットの要素のうちの1つの要素と直接的に接続されるため、これら両方の遊星歯車セットの要素の間に、固定された回転数の関係性が常在する、と理解される。
【0017】
遊星歯車セットの要素又はシフト要素を、ハウジングに連結することに関して、「常時接続される」とは、各遊星歯車セットの要素又は各シフト要素の出力要素が、回転不能な接続又はねじり弾性的な接続を介して、ハウジングと直接的に接続されるため、各遊星歯車セットの要素又は各シフト要素の出力要素が常に静止する、と理解される。
【0018】
「遊星歯車セットの要素」とは、既知のように、この遊星歯車セットの太陽歯車、遊星歯車キャリア及び内歯車である。
【0019】
既述したように、遊星と称される4つの構成に関して、第1、第3及び第4遊星歯車セットは各々、いわゆるシングルピニオン式遊星歯車セットとして構成される。一方第2遊星歯車セットは、いわゆるダブルピニオン式遊星歯車セットとして構成される。既知のようにシングルピニオン式遊星歯車セットは、遊星歯車キャリアを備え、遊星歯車キャリアには遊星歯車が回転可能な状態で支承される。全ての遊星歯車は、このシングルピニオン式遊星歯車セットの太陽歯車及び内歯車と、噛み合うか又は噛み合い係合する。これに対してダブルピニオン式遊星歯車セットは、遊星歯車キャリアを備え、遊星歯車キャリアには内側遊星歯車及び外側遊星歯車が回転可能な状態で支承される。ダブルピニオン式遊星歯車セットにおいては、その内側遊星歯車が各々、その外側遊星歯車のうちの各1つの外側遊星歯車、及びそのダブルピニオン式遊星歯車セットの太陽歯車と、噛み合うか又は噛み合い係合する。一方外側遊星歯車は各々、その内側遊星歯車のうちの各1つの内側遊星歯車、及びそのダブルピニオン式遊星歯車セットの内歯車と、噛み合うか又は噛み合い係合する。
【0020】
この場合、国際公開第2015/080020号が構成する一般的な自動変速機の場合のように、第1及び第2遊星歯車セットは、2キャリア4軸型遊星歯車装置として構成された前置切り替え歯車セットを構成する。前置切り替え歯車セットは、第1回転可能軸又は変速機入力軸と常時接続され、及びいわゆるラビニヨ式遊星歯車セットの構造で構成される。第3及び第4遊星歯車セットは、国際公開第2015/080020号が構成する一般的な自動変速機の場合のように、2キャリア5軸型遊星歯車装置として構成されたメイン歯車セットを構成する。メイン歯車セットは、第1回転可能軸(変速機入力軸)及び第2回転可能軸(変速機出力軸)と常時接続され、及びいわゆるシンプソン式遊星歯車セットに類似して構成される。国際公開第2015/080020号が構成する一般的な自動変速機とは異なり、第3遊星歯車セットが追加的にブロック可能である。
【0021】
これにより、本発明による自動変速機は、一般的な従来技術と比較して、独立した運動学特性を有する。本発明による自動変速機においては、第7シフト要素を使用し、今や前進11速及び後退1速を切り替え可能である。
【0022】
好適には、本発明による自動変速機においては、各速度において、7つのシフト要素のうちの3つのシフト要素が締結される。その場合、1つの速度から次に高い又は低い速度へ変更する際に、その都度、従前に締結されていたシフト要素のうちの1つのみのシフト要素が開放され、及び従前に開放されていた1つのシフト要素が締結される。そのため、その都度1つの速度を連続的にアップシフト又はダウンシフトする際に、いわゆるグループ切り替えが回避される。
【0023】
7つのシフト要素により、前進11速及び後退1速を実現するために、以下のシフトロジック又は速度ロジックを装備可能である。前進第1速において、第2、第5及び第6シフト要素がトルクを導く。前進第2速において、第1、第2及び第6シフト要素がトルクを導く。前進第3速において、第1、第2及び第5シフト要素がトルクを導く。前進第4速において、第1、第2及び第3シフト要素がトルクを導く。前進第5速において、第1、第3及び第5シフト要素がトルクを導く。前進第6速において、第1、第3及び第6シフト要素がトルクを導く。前進第7速において、第3、第4及び第6シフト要素がトルクを導く。前進第8速において、第1、第3及び第4シフト要素がトルクを導く。前進第9速において、第1、第4及び第6シフト要素がトルクを導く。前進第10速において、第1、第4及び第5シフト要素がトルクを導く。前進第11速において、第1、第5及び第7シフト要素がトルクを導く。後退速において、第2、第4及び第5シフト要素がトルクを導く。
【0024】
つまり、国際公開第2015/080020号が開示する一般的な自動変速機と比較して追加的な前進速により、追加的なオーバードライブ‐変速比が提供される。このオーバードライブ‐変速比は、これまで最小であったオーバードライブ‐変速比よりも小さく、そのため自動変速機を駆動する機械において回転数低減が可能となり、これにより更に快適性が向上される。この機械が内燃機関であるため、こうした更なる回転数低減が、追加的な燃料節約へ至ることが可能である。
【0025】
4つの遊星歯車セットを相互に連結する、本発明による運動学特性が、7つのシフト要素、第1回転可能軸又は変速機入力軸、及び第2回転可能軸又は変速機出力軸に対して保持される限り、遊星歯車セット及びシフト要素の変速機ハウジング内部の空間的配置も、広範囲に亘って変化可能である。
【0026】
そのため、4つの遊星歯車セットの変速機ハウジング内での空間的配置に対する一つの構成において、全ての4つの遊星歯車セットを相互に同軸で並列させ、「第1、第2、第3、第4遊星歯車セット」で定義された順番で配置することが提案される。これにより、全てのクラッチ及びブレーキに対して、油圧作動に必要な圧力媒体を、比較的簡単な方法で供給可能である。変速機入力軸及び変速機出力軸が相互に同軸で走る構成に適用するには、この場合、第1遊星歯車セットが、遊星歯車セットのグループにおいて、自動変速機の駆動部に向いた遊星歯車セットであることが適切である。もちろん、自動変速機の変速機ハウジング内において、4つの遊星歯車セットの他の空間的配置も可能である。
【0027】
シフト要素の変速機ハウジング内での空間的配置に対する一つの構成において、本発明による追加的な第7シフト要素を、軸上で第2及び第3遊星歯車セットの間の領域に、好適には第3遊星歯車セットに隣接して配置することが提案される。第7シフト要素が、第3遊星歯車セットの遊星歯車キャリアと常時接続される限り、第7シフト要素を、空間的に見て、軸上で第3及び第4遊星歯車セットの間の領域に、再度好適には軸上で第3遊星歯車セットに隣接して配置することも、適切とすることが可能である。
【0028】
シフト要素の変速機ハウジング内の空間的配置に関する更なる構成において、第4、第5及び第6シフト要素が、軸上で第2遊星歯車セットに隣接する、製造技術的観点から有利な事前組立可能なクラッチアセンブリを構成することが提案される。クラッチアセンブリは、第5シフト要素用のアウタプレートキャリア及び第6シフト要素用のインナプレートキャリアとして構成された第1プレートキャリア、第6シフト要素用のアウタプレートキャリア及び第4シフト要素のインナプレートキャリアとして構成された第2プレートキャリア、第5シフト要素のインナプレート及びアウタプレートを備えるプレートパッケージ、第5シフト要素のプレートパッケージに作用する第5シフト要素の駆動装置、第6シフト要素のインナプレート及びアウタプレートを備えるプレートパッケージ、第6シフト要素のプレートパッケージに作用する第6シフト要素の駆動装置、第4シフト要素のインナプレート及びアウタプレートを備えるプレートパッケージ、第4シフト要素のプレートパッケージに作用する第4シフト要素の駆動装置、を備える。この場合、第4シフト要素のプレートパッケージは、軸方向に見て、実質的に径方向に第6シフト要素のプレートパッケージの上に配置される。一方第6シフト要素のプレートパッケージは、軸方向に見て、実質的に径方向に第5シフト要素のプレートパッケージの上に配置される。
【0029】
使用されるシフト要素は、パワーシフト型クラッチ又はブレーキとして構成可能である。特に、例えば多板クラッチ、バンドブレーキ及び/又はコーンクラッチのような摩擦結合型クラッチ又はブレーキを使用可能である。しかしながらシフト要素として、例えば同期装置または噛合型クラッチのような形状結合型ブレーキ及び/又はクラッチも使用可能である。本発明による追加的な第7シフト要素は、特に噛合型クラッチとして実現するのに良く適している。なぜなら、前進最高速に入力するためだけには、ごく僅かな回転数差のみを切り替えればよいためである。
【0030】
本発明による自動変速機に関して提案された実施形態及び構成は全て、特に乗用車に対して実地で使用可能な変速比を有する。この変速比は、ドライバビリティの観点で有効な変速段ステップの、極めて大きな総変速比幅を有する。これは、目標とする燃料消費の低減にプラスに作用する。更に本発明による自動変速機は、速度の数に対してシフト要素の数が少なく、及び構成のための労力が比較的僅かであることを特徴とする。更に本発明による自動変速機は、効率性が良好であり、特にシフト要素における引きずり損失が比較的少ないことを特徴とする。
【0031】
有利なことに、本発明による自動変速機により、変速機外の発進要素並びに変速機内の摩擦型シフト要素の両方により、自動車を発進可能である。変速機外の発進要素は、既知のように、例えば(好適にはコンバータロックアップクラッチを備える)ハイドロダイナミック式トルクコンバータ、いわゆる乾式発進クラッチ、いわゆる湿式発進クラッチ、磁気粉末クラッチ又は遠心クラッチ等として構成可能である。この種の発進要素をパワーフロー方向で駆動機関と自動変速機の間に配置することに対して代替的に、変速機外の発進要素を、パワーフロー方向に見て自動変速機の後ろにも配置可能である。この場合、自動変速機の変速機入力軸は、回転不能に又はねじり弾性的に、駆動機関のクランク軸と常時接続される。変速機内の発進要素としては、特にブレーキとして構成された第2シフト要素が適している。この第2シフト要素は、第1の前進四速、及び後退速でトルクを導く。
【0032】
更に本発明による自動変速機は、多様なドライブトレインに対して、パワーフロー方向並びに空間的観点、の両方において適応可能であるよう設計される。そのため、同一の変速機フローにおいて、個々の遊星歯車セットの静止変速機変速比に応じて、異なる速度ステップが生じる。そのため、適用例に特有又は車両に特有の、バリエーションが可能となる。更に特別な構造手段無しで、自動変速機の駆動部及び被動部を、選択的に、同軸又は軸方向に平行に、相互に配置可能である。自動変速機の駆動側又は被動側に、車軸差動機構及び/又は分配差動機構を配置可能である。更に、自動変速機における適切な各位置、例えば回転可能軸と変速機ハウジングの間に、又は2つの回転可能軸を必要に応じて接続するために、追加的なフリーホイールを装備可能である。各回転可能軸の上、好適には変速機入力軸又は変速機出力軸の上に、例えば油圧的又は電気的リターダ等のような、磨耗の無いブレーキを配置可能である。これらは、特に商用車において使用する場合には、特に有意義である。追加的アセンブリを駆動するために、各回転可能軸の上、好適には変速機入力軸又は変速機出力軸の上に、補助駆動ユニットを装備可能である。
【0033】
本発明による自動変速機の更なる利点は、多数の回転可能軸に対して、電気機械を追加的に、発電機及び/又は追加的な駆動機械として取り付け可能なことである。そうした電気機械は、一般的には構造的に極めて簡単に、自動変速機の第1回転可能軸及び/又は第2回転可能軸に、直接的に連結可能である。しかしながら、提案された歯車セットのコンセプトにより、そうした電気機械を、構造的に極めて簡単に、第4回転可能軸及び/又は第6回転可能軸に対しても、直接的に連結可能である。そうした電気機械が、第4回転可能軸又は第6回転可能軸に直接的に連結されると、有利なことにこれらの電気機械は、いわゆる電気力学的ギヤシフトの機能も果たすことが可能である。電気力学的ギヤシフトにおいては、電気機械EMが、各パワーシフトを引き受ける、つまり各切り替えプロセスにおいて発生する補助モメントを調達し、補助するのである。
【0034】
本発明は、添付の図面を参照して、以下に例示的に詳説される。この場合、同一又は類似の構成部品にも、同一の符号が付記される。