【実施例】
【0094】
一般的合成:
一般スキーム1〜7に記載するように、式(I)の化合物を合成することができる。
【0095】
一般式IIのカルボン酸塩化物を、例えば、トリエチルアミン若しくはDIPEA(N
,N−ジイソプロピルエチルアミン)などの有機塩基の存在下、CH
2Cl
2のような有
機溶媒中で、又は別の例として、化合物IIの還流トルエン溶液へのアニリンIIIの添
加により、一般式IIIのアニリンと選択的に反応させることができ、これにより化合物
IVが得られる。化合物IV中の残留スルホン酸塩化物官能性は、一般式Vのアミンとさ
らに反応して、一般式(I)の化合物が得られる。あるいは、一般式(I)の化合物は、
スキーム2に記載のように得ることもできる。この場合、スルホン酸塩化物VIが、例え
ば、トリエチルアミン若しくはDIPEAなどの有機塩基の存在下、CH
2Cl
2のよう
な有機溶媒中で、又は別の例として、H
2O/THFの混合物中のNa
2CO
3の存在下
で、一般式Vのアミンと反応させる。形成された化合物VIIは、例えば、HATUなど
の活性化試薬及びトリエチルアミン若しくはDIPEAなどの有機塩基の存在下で、一般
式IIIのアニリンとカップリングさせる。
【化29】
[この文献は図面を表示できません]
スキーム1
【化30】
[この文献は図面を表示できません]
スキーム2
【0096】
一般式IX及びXの化合物の一般的合成をスキーム3に記載する。中間体IVをアンモ
ニアと反応させることにより、式VIIIの化合物を得る。この中間体は、例えば、CH
Cl
3中の還流でSiO
2及びH
2SO
4の存在下で、塩化カルボニル、例えば、シクロ
ヘキサンカルボニル塩化物と反応させることにより、式IXの化合物にさらに変換するこ
とができる。一般式IXの化合物は、さらに式Xの化合物に変換することができる。R
1
がMeと等しい場合、これは、MeOH/CH
2Cl
2中で、IXをTMSCHN
2と反
応させることにより実施することができる。
【化31】
[この文献は図面を表示できません]
スキーム3
【0097】
別の例では、化合物IVを、NaOHのような塩基の存在下で、アミノ酸XIと反応さ
せることにより、スキーム4に記載のような化合物XIIを取得する。この中間体XII
は、任意選択で、例えば、トルエン中で酢酸無水物及びKOAcと加熱するか、又はカル
ボン酸を酸塩化物に変換した後、トリエチルアミンのような塩基の存在下での環化により
、化合物XIIIに環化することができる。構造XIのアミノ酸の好適な例は、5−アミ
ノペンタン酸又は4−アミノ酪酸の誘導体である。
【化32】
[この文献は図面を表示できません]
スキーム4
【化33】
[この文献は図面を表示できません]
スキーム5
【0098】
一般式XVIの化合物への合成経路をスキーム5に記載する。一般式(I)の化合物の
ためにスキーム1に記載のように調製したアミノエタノール誘導体XIVを、THF中の
ジエチルジアゼン−1,2−ジカルボキシレート及びPPh
3での処理によりアジリジン
誘導体XVに変換する。一般式XVのアジリジンを求核基Nuと反応させることにより、
一般式XVIの化合物を得る。このような求核基(Nu)の例としては、限定しないが、
モルホリン及び1−メチルピペラジンがある。スキーム5に記載の経路に従って合成され
る化合物の例として、化合物116及び117がある。
【化34】
[この文献は図面を表示できません]
スキーム6
【0099】
一般式VIIの化合物の合成のための別の方法は、スキーム6に記載のようにエステル
XVIIを用いて行う。例えば、トリエチルアミン若しくはDIPEAなどの有機塩基の
存在下、CH
2Cl
2若しくはTHFのような有機溶媒中で、XVIIとアミンVを反応
させ、続いて、例えば、THF/H
2O中のLiOHを用いて、エステルの加水分解を行
った後、酸性化により、一般式VIIの化合物が得られる。スキーム2又はスキーム6の
経路により得られた一般式VIIの化合物は、例えば、塩化オキサリル又は塩化チオニル
での処理により、式XIXの酸塩化物に変換することができる。次に、一般式XIXの化
合物を式IIIのアニリンとの反応により、一般式(I)の化合物に変換することができ
る。
【0100】
一般式VIの化合物は、例えば、CH
2Cl
2中の塩化オキサリルでの処理により、一
般式IIの化合物に変換することができる。
【化35】
[この文献は図面を表示できません]
スキーム7
【0101】
一般式XVII又はVIの化合物のために可能な合成経路をスキーム7に記載し、さら
に実験の項に例示する。例えば、クロロスルホン酸での処理によるカルボン酸XXI又は
カルボン酸エステルXXのクロロスルホン化によって、一般式VI又はXVIIのクロロ
スルホン酸を得ることができる(例えば、Phosphorus,Sulfur,and
Silicon and the Related Elements Vol.56
,Iss.1−4,1991を参照)。あるいは、一般式XXV又はXXIVの化合物は
、対応するジアゾニウム塩への変換(例えば、NaNO
2/HClによる)の後、ジアゾ
ニウム塩の塩化スルホニルへの変換(例えば、SO
2/CuClによる)により、それぞ
れ一般式XVII及びVIの化合物に変換してもよい(例えば、Organic Pro
cess Research & Development,13(5),875−87
9;2009に記載の通り)。あるいは、一般式XXII及びXXIIIの化合物(R
7
は、H、ベンジル又はメチルである)は、例えば、AcOH/H
2O中のCl
2又はN−
クロロスクシンイミドでの処理により、それぞれ一般式XVII及びVIの化合物に変換
してもよい。
【0102】
この一般的合成の項でR
4により表される置換基は、当業者にとって不当な負担となる
ことなく、本発明の任意のR
4置換基への変換に好適であるあらゆる置換基又は反応性種
を含むものとする。
【0103】
以下の化合物の合成の項に具体的に記載していない化合物は、上記のスキーム1〜7に
従い合成することができ、市販のものを取得した。
【0104】
化合物の合成
LC−MC方法:
方法A:移動相A:H
2O(0.1%TFA;B:CH
3CN(0.05%TFA)停止
時間:10分;勾配時間(分)[%A/%B]0.0[100/0]〜1[100/0]
〜5[40/60]〜7.5[40/60]〜8.0[100/0];流量:0.8mL
/分;カラム温度:50℃、YMC−PACK ODS−AQ、50×2.0mm 5μ
m。
【0105】
方法B:移動相A:H
2O(0.1%TFA;B:CH
3CN(0.05%TFA)停止
時間:10分;勾配時間(分)[%A/%B]0.0[90/10]〜0.8[90/1
0]〜4.5[20/80]〜7.5[20/80]〜8.0[90/10];流量:0
.8mL/分;カラム温度:50℃、YMC−PACK ODS−AQ、50×2.0m
m 5μm。
【0106】
方法C:移動相A:H
2O(0.1%TFA);B:CH
3CN(0.05%TFA)停
止時間:10分;勾配時間(分)[%A/%B]0.0[90/10]〜0.8[90/
10]〜4.5[20/80]〜7.5[20/80];9.5[90/10];流量:
0.8mL/分;カラム温度:50℃;Agilent TC−C18、50×2.1m
m、5μm。
【0107】
方法D:移動相A:H
2O(0.05%NH
3.H
2O);B:CH
3CN 停止時間:
10分;勾配時間(分)[%A/%B]0.0[100/0]〜1[100/0]〜5[
40/60]〜7.5[40/60];8[100/0];流量:0.8mL/分;カラ
ム温度:40℃、XBridge Shield−RP18、50*2.1mm 5μm
。
【0108】
方法E:移動相A:H
2O(0.1%TFA;B:CH
3CN(0.05%TFA)停止
時間:10分;その後の経過時間:0.5分;勾配時間(分)[%A/%B]0[100
/0]〜1[100/0]〜5[40/60]〜7.5[15/85]〜9.5[100
/0];流量:0.8mL/分;カラム温度:50℃;Agilent TC−C18、
50×2.1mm、5μm。
【0109】
方法F:カラムヒータ(55℃に設定)を備えるAcquity UPLC(Water
s)を用いて、LC測定を実施した。逆相UPLC(超高速液体クロマトグラフィー)を
、流量0.8mL/分の架橋エチルシロキサン/シリカハイブリッド(BEH)C18カ
ラム(1.7μm、2.1×50mm;Waters Acquity)上で実施した。
2つの移動相(H
2O/アセトニトリル95/5中の10mM酢酸アンモニウム;移動相
B:アセトニトリル)を用いて、1.3分で95%A及び5%Bから5%A及び95%B
へと勾配状態を実施し、0.3分間維持した。0.5μlの注入量を用いた。コーン(C
one)電圧は、正のイオン化モードの場合10Vであり、負のイオン化モードの場合2
0Vであった。
【0110】
方法G:カラムヒータ(55℃に設定)を備えるAcquity UPLC(Water
s)を用いて、LC測定を実施した。逆相UPLC(超高速液体クロマトグラフィー)を
、流量0.8mL/分のAcquity UPLC HSS T3カラム(1.8μm、
2.1×100mm;Waters Acquity)上で実施した。2つの移動相(A
:H
2O/アセトニトリル95/5中の10mM酢酸アンモニウム;移動相B:アセトニ
トリル)を用いて、2.1分で100%A及び0%Bから5%A及び95%Bへ、続いて
、0.9分で0%A及び100%Bへ、次に0.5分で5%A及び95%Bへと勾配状態
を実施した。1μlの注入量を用いた。コーン(Cone)電圧は、正のイオン化モード
の場合30Vであり、負のイオン化モードの場合30Vであった。
【0111】
方法H:逆位相HPLCを、流量1.6mL/分のAtlantis C18カラム(3
.5μm、4.6×100mm)上で実施した。カラムヒータを45℃に設定した。2つ
の移動相(移動相A:70%メタノール+30%H
2O;移動相B:H
2O/メタノール
95/5中の0.1%ギ酸)を用いて、9分で100%Bから5%B+95%Aへの勾配
状態を実施し、これらの状態を3分間維持した。10μlの注入量を用いた。コーン(C
one)電圧は、正のイオン化モードの場合10Vであり、負のイオン化モードの場合2
0Vであった。
【0112】
化合物21、49〜55、57〜62をAurora Fine Chemicalsか
ら購入した。
【化36】
[この文献は図面を表示できません]
化合物1
【0113】
3−(クロロスルホニル)ベンゾイル塩化物(207mg、1mモル)をジクロロメタ
ン(3mL)に溶解させ、ジクロロメタン(2mL)中の4−フルオロアニリン(111
mg、1.0mモル)及びトリエチルアミン(112mg、1.0mモル)を混合物に0
℃で添加した。次に、混合物を20℃で1時間撹拌した。0℃で、3−(4−フルオロ−
フェニルカルバモイル)ベンゼン−1−スルホニル塩化物を含有するこの反応混合物に、
ジクロロメタン(3mL)中のトリエチルアミン(121mg、1.2mモル)及び4−
アミノテトラヒドロピラン(88mg、0.861mモル)の溶液を添加した。この混合
物を20℃で1時間撹拌した。溶媒を真空で除去した。残留物を高性能液体クロマトグラ
フィー(カラム:Phenomenex Synergi C18 150*20mm*
5um.A:H
2O+0.1%TFA;B:MeCN)により精製した。生成物画分を回
収し、有機溶媒を蒸発させた。画分を飽和NaHCO
3により中和した。混合物をジクロ
ロメタンで抽出した。有機層をNa
2SO
4で乾燥させ、濃縮することにより、化合物1
(85.4mg)を得た。方法A;保持時間:4.88分。m/z:379.2(M+H
)
+精密質量:378.1。
【0114】
以下の化合物を、4−アミノテトラヒドロピランの代わりに相応のアミンを用いて、化
合物1と同様に調製した。
【化37】
[この文献は図面を表示できません]
化合物2
方法B;保持時間:4.27分。m/z:363.1(M+H)
+精密質量:362.1
【0115】
【化38】
[この文献は図面を表示できません]
化合物3
方法A;保持時間:4.64分。m/z:351.1(M+H)
+精密質量:350.1
。
【0116】
【化39】
[この文献は図面を表示できません]
化合物4
方法A;保持時間:4.87分。m/z:365.1(M+H)
+精密質量:364.1
。
【0117】
【化40】
[この文献は図面を表示できません]
化合物5
方法A;保持時間:5.32分。m/z:349.1(M+H)
+精密質量:348.1
。
【0118】
【化41】
[この文献は図面を表示できません]
化合物79
方法A;保持時間:5.39分。m/z:365.2(M+H)
+精密質量:364.1
1H NMR(400MHz,CHLOROFORM−d) δppm 8.37(1H
,t,J=1.5Hz)、8.16(1H,br.s.)、8.11(1H,dm,J=
8.0Hz)、8.05(1H,dm,J=8.0Hz)、7.57〜7.70(3H,
m)、7.08(2H,t,J=8.7Hz)、4.78(1,s)、1.55(2H,
q,J=7.5Hz)、1.18(6H,s)、0.84(3H,t,J=7.5Hz)
。
【0119】
【化42】
[この文献は図面を表示できません]
化合物83
方法A;保持時間:4.20分。m/z:415.0(M+Na)
+精密質量:392.
1;
シリカゲルクロマトグラフィー(勾配溶離液:100/1〜1/1の石油エーテル/酢酸
エチル)により精製。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6)δppm 10.
57(1H,br.s.)、8.33〜8.47(1H,m)、8.19(1H,dm,
J=7.5Hz)、8.06(1H,dm,J=7.5Hz)、7.72〜7.85(3
H,m),7.66〜7.73(1H,br.s.)、7.12〜7.31(2H,m)
、3.42〜3.58(4H,m)、1.71〜1.92(2H,m)、1.27〜1.
50(2H,m)、1.06(3H,s)。
【0120】
【化43】
[この文献は図面を表示できません]
化合物87
方法B;保持時間:3.94分。m/z:363.1(M+H)
+精密質量:362.1
RP−18上での高性能液体クロマトグラフィー(勾配溶離液:水(0.1%TFA)中
のCH
3CN(25〜55、v/v))により精製。
1H NMR(400MHz、DM
SO−d
6)、δppm 0.34〜0.42(m,2H)、0.46〜0.54(m,
2H)、0.75(t,J=7.3Hz,3H)、1.28(q,J=7.3Hz,2H
)、7.15〜7.25(m,2H)、7.67〜7.83(m,3H)、7.97(d
,J=8.3Hz;1H)、8.14〜8.25(m,2H)、8.33(s,1H)、
10.55(s,1H)。
【0121】
【化44】
[この文献は図面を表示できません]
化合物89
方法E;保持時間:4.83分。m/z:379.1(M+H)
+精密質量:378.1
;
1H NMR(400MHz、DMSO−d6)、δppm 10.60(s,1H)
、8.48(br.s.,1H)、8.39(s,1H)、8.23(d,J=7.8H
z,1H)、8.04(d,J=7.8Hz,1H)、7.74〜7.87(m,3H)
、7.23(t,J=9.0Hz,2H)、4.51(d,J=6.5Hz,2H)、4
.20(d,J=6.5Hz,2H)、1.84(q,J=7.3Hz,2H)、0.6
4(t,J=7.3Hz,3H)。4−アミノテトラヒドロピランの代わりに3−エチル
オキセタン−3−アミンを用いて、化合物1について記載したのと同様に調製した。3−
エチルオキセタン−3−アミンの合成:3−エチルオキセタン−3−カルボン酸(3.0
g、23.1mモル)、DPPA(ジフェニルリン酸アジド、7.61g、27.7mモ
ル)、トリエチルアミン(3.0g、23.1mモル)及びBnOH(2.99g、27
.7mモル)をトルエン(50mL)に溶解した。混合物を110℃で一晩撹拌した。溶
媒を真空で除去した。ジクロロメタン(50mL)を添加した。混合物を1N HCl(
20mL)で洗浄した。ジクロロメタン(20mL)で、水層を抽出した。合わせた有機
層を塩水で洗浄した後、Na
2SO
4で乾燥させた。溶媒を真空で除去した。残留物をシ
リカゲル上のカラムクロマトグラフィー(勾配溶離液:100/1〜60/40の石油エ
ーテル/酢酸エチル)により精製することによって、ベンジル3−エチルオキセタン−3
−イルカルバメート(4.0g)を得た。MeOH(20mL)中のベンジル3−エチル
オキセタン−3−イルカルバメート(2.0g、8.5mモル)とシクロヘキサ−1,4
−ジエン(1.02g、12.75mモル)の溶液に、Pd−C(10%、0.2g)を
N
2下で添加した。H
2バルーン下で、混合物を25℃で4時間撹拌した。濾過後、濾過
物を濃縮して、3−エチルオキセタン−3−アミン(860mg)を取得し、これをその
まま次の反応に用いた。
【0122】
化合物6の合成:
【化45】
[この文献は図面を表示できません]
化合物6
5℃のCH
2Cl
2(20mL)中の3−(クロロスルホニル)安息香酸(1g、4.
53mモル)の溶液に、シクロヘキサンアミン(0.899g、9.06mモル)及びト
リエチルアミン(1.38g、13.60mモル)を順次滴下しながら添加した。溶液を
室温で一晩撹拌した。混合物を1N HCl(50mL)で洗浄した。有機相をMgSO
4で乾燥させ、濃縮することにより、白色の固体として3−(N−シクロヘキシルスルフ
ァモイル)安息香酸(1.2g)を取得し、これを精製なしで次のステップに用いた。5
℃のDMF(15mL)中の3−(N−シクロヘキシルスルファモイル)安息香酸(1.
2g、4.24mモル)の溶液に、4−フルオロアニリン(0.52g、4.66mモル
)及びDIPEA(1.64g、12.71mモル)を順次添加した。混合物を20分撹
拌した後、HATU(1.93g、5.08mモル)を添加した。溶液を室温で一晩撹拌
した。反応混合物に、水性NaHCO
3(50mL)を、続いてEtOAc(50mL)
を添加した。有機層をHCl(5%;50mL)及び塩水で洗浄した。有機層をMgSO
4で乾燥させ、濃縮することにより、残留物を得た。得られた残留物をシリカゲルクロマ
トグラフィーカラム(石油エーテル:EtOAc=2:1)で精製することにより、白色
の固体として化合物6(850mg)が得られた。方法B;保持時間:4.50分。m/
z:377.2(M+H)
+精密質量:376.1。
【0123】
化合物7の合成:
【化46】
[この文献は図面を表示できません]
化合物7
EtOAc(150mL)中の5−(クロロスルホニル)−2−フルオロ安息香酸(1
0g、41.91mモル)に、室温でシクロヘキサンアミン(12.47g、125.7
2mモル)を添加した。反応混合物を室温で10分撹拌してから、1N HCl(100
mL)で洗浄した。有機相をMgSO
4で乾燥させ、濃縮することにより、白色の固体(
10.9g)として5−(N−シクロヘキシルスルファモイル)−2−フルオロ安息香酸
を取得し、これをそれ以上精製することなく次のステップで用いた。DMF(15mL)
中の5−(N−シクロヘキシルスルファモイル)−2−フルオロ安息香酸(1g、3.3
2mモル)の溶液に、3−(トリフルオロメチル)−アニリン(0.54g、3.32m
モル)及びDIPEA(1.29g、9.96mモル)を5℃で順次添加した。混合物を
20分撹拌した後、HATU(1.51g、3.98mモル)を添加した。溶液を室温で
一晩撹拌した。反応混合物に、水性NaHCO
3(50mL)を添加後、EtOAc(5
0mL)を添加した。有機層をHCl(5%)及び塩水で洗浄した。有機層をMgSO
4
で乾燥させ、真空下で濃縮して、得られた残留物を分取HPLCにより精製することによ
り、白色の固体として化合物7(902mg)が得られた。方法B;保持時間:4.85
分。m/z:445.2(M+H)
+精密質量:444.1;
1H NMR(400MH
z、DMSO−d
6)δppm 10.94(1H,br.s)、8.15〜8.22(
1H,m)、8.12(1H,dd,J=6.5Hz,2.5Hz)、8.03(1H,
ddd,J=9.0,4.5,2.5Hz,1H)、7.88〜7.97(1H,m)、
7.83(1H,d,J=7.5Hz)、7.58〜7.67(2H,m)、7.46〜
7.54(1H,m)、2.90〜3.07(1H,m)、1.51〜1.67(4H,
m)、1.38〜1.51(1H,m)、0.96〜1.27(5H,m)。
【0124】
3−(トリフルオロメチル)−アニリンの代わりに相応のアニリンを用いて、化合物7と
同様に調製した化合物の例:
【化47】
[この文献は図面を表示できません]
化合物18
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6)δppm 10.68(1H,br.s
)、8.08(1H,dd,J=6.0Hz,2.5Hz)、8.01(1H,ddd,
J=8.5,4.5,2.5Hz)、7.83(1H,br.s)、7.70〜7.77
(2H,m)、7.60(1H,app.t,J=9.0Hz)、7.18〜7.27(
2H,m)、2.90〜3.07(1H,m)、1.53〜1.67(4H,m)、1.
40〜1.53(1H,m)、0.96〜1.25(5H,m)。方法C;保持時間:4
.21分。m/z:395.1(M+H)
+精密質量:394.1。
【0125】
【化48】
[この文献は図面を表示できません]
化合物19
方法C;保持時間:4.17分。m/z:377.1(M+H)
+精密質量:376.1
。
【0126】
【化49】
[この文献は図面を表示できません]
化合物43
方法C;保持時間:4.53分。m/z:411.1(M+H)
+精密質量:410.1
。
【0127】
【化50】
[この文献は図面を表示できません]
化合物8
THF(20mL)中の(R)−テトラヒドロフラン−3−アミン(0.87g、9.
97mモル)の溶液に、水性水酸化ナトリウム(4mL、5N)を氷浴中で添加した後、
3−(クロロスルホニル)安息香酸(2.2g、9.97mモル)を添加した。25℃で
3時間撹拌した後、反応混合物をH
2O(20mL)で希釈してから、EtOAc(20
mL)で抽出した。水層を水性HCL(2N)によりpH=3に調節し、得られた混合物
をEtOAc(3×20mL)で抽出した。合わせた有機層を塩水で洗浄し、無水MgS
O
4で乾燥させた後、真空で濃縮することにより、化合物(R)−3−(N−(テトラヒ
ドロフラン−3−イル)スルファモイル)安息香酸(900mg)が得られた。N
2雰囲
気下の氷浴中で冷却したCH
2Cl
2(10mL)中の化合物(R)−3−(N−(テト
ラヒドロフラン−3−イル)スルファモイル)安息香酸(0.80g、2.95mモル)
、4−フルオロアニリン(0.39g、3.54mモル)、及びHATU(3.36g、
8.85mモル)の溶液に、DIPEA(0.57g、0.44mモル)を添加した。得
られた混合物をCH
2Cl
2(15mL)で希釈してから、飽和水性NaHCO
3(15
mL)及び塩水(10mL)で洗浄した。無水MgSO
4で乾燥させた後、真空で溶媒を
除去した。得られた残留物を、RP−18上での高性能液体クロマトグラフィー(溶離液
:H
2O中40%〜80%、v/vのCH
3CN;添加物として0.05%TFA)によ
り精製した。純粋な画分を回収し、揮発物を真空で除去した。Amberlite IR
A−900イオン交換樹脂(OH形態)を用いて水層をpH=7まで調節し、濾過した後
、凍結乾燥した。得られた残留物を分取SFC(カラム;Chiralpak AD−3
150×4.6mm I.D.、3um 移動相:CO
2中の40%のメタノール(0
.05%ジエチルアミン)、流量:2.5mL/分)によりさらに精製することによって
、化合物8(370mg)を得た。方法A;保持時間:4.6分。m/z:365.2(
M+H)
+精密質量:364.1;[α]
20D=−13.60(c=0.11,MeO
H)
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6)δppm 10.57(1H,br
.s)、8.34〜8.40(1H,m)、8.18〜8.27(1H,m)、8.09
(1H,br.s)、7.99〜8.06(1H,m)、7.74〜7.84(3H,m
)、7.13〜7.33(2H,m)、3.64〜3.83(2H,m)、3.50〜3
.64(2H,m)、3.35〜3.39(1H,m)、1.80〜1.99(1H,m
)、1.51〜1.68(1H,m)。
【0128】
【化51】
[この文献は図面を表示できません]
化合物9
H
2O(5mL)及びTHF(5mL)中の(S)−テトラヒドロフラン−3−アミン
塩酸塩(0.500g、4.41mモル)及びNaOH(0.485g、12.138m
モル)の氷冷混合物に、3−(クロロスルホニル)安息香酸(0.893g、4.406
mモル)を数部に分けて添加した。次に、反応混合物を20℃で2時間撹拌した。得られ
た混合物をH
2O(10mL)で希釈してから、酢酸エチル(10mL)で抽出した。水
層のpH値を1N HCLの添加により3に調節した後、混合物を酢酸エチル(3×10
mL)で抽出した。合わせた有機層を塩水(10mL)で洗浄し、無水Na
2SO
4で乾
燥させた後、減圧下で濃縮することにより、(S)−3−(N−(テトラヒドロフラン−
3−イル)スルファモイル)安息香酸(0.60g)が得られた。DMF(5mL)中の
(S)−3−(N−(テトラヒドロフラン−3−イル)スルファモイル)安息香酸(60
0mg、2.212mモル)、4−フルオロアニリン(270mg、2.433mモル)
及びHATU(1.01g、2.654mモル)の氷冷混合物に、N
2雰囲気下でDIP
EA(1.15mL、6.636mモル)を添加した。得られた混合物を20℃で2時間
撹拌した。溶媒を真空で除去した。混合物を飽和水性クエン酸(10mL)、塩水で洗浄
した後、Na
2SO
4で乾燥させた。溶媒を真空下で除去した。残留物は、シリカゲル上
のカラムクロマトグラフィー(勾配溶離液:100/0〜10/90の石油エーテル/酢
酸エチル)により精製した。純粋な画分を回収し、溶媒を真空下で除去した。残留物をR
P−18上での分取高性能液体クロマトグラフィー(溶離液:H
2O中40%〜80%、
v/vのCH
3CN;添加物としての0.06%NH
4HCO
3)によりさらに精製した
。純粋な画分を回収し、揮発物を真空で除去した。水層を乾燥まで凍結乾燥することによ
り、化合物9(0.48g)を得た。方法A;保持時間:4.6分。m/z:365.2
(M+H)
+精密質量:364.1;[α]
20D=+15.56(c=0.10,Me
OH);
1H NMR(400MHz,80℃,DMSO−d
6)δppm 10.35
(1H,br.s)、8.32〜8.48(1H,m)、8.15〜8.32(1H,m
)、8.03(1H,br.s)、7.83〜7.94(1H,m)、7.68〜7.8
3(3H,m)、7.06〜7.31(2H,m)、3.70〜3.87(2H,m)、
3.51〜3.70(2H,m)、3.32〜3.48(1H,m)、1.85〜2.0
4(1H,m)、1.59〜1.78(1H,m)。
【0129】
テトラヒドロフラン−3−アミンの代わりに相応のアミンから、化合物8及び9について
記載したのと同様に調製した化合物:
【化52】
[この文献は図面を表示できません]
化合物10
方法B;保持時間:4.24分。m/z:365.2(M+H)
+精密質量:364.1
;
【化53】
[この文献は図面を表示できません]
化合物76
テトラヒドロフラン−3−アミンの代わりに、1−メチルシクロペンタンアミンを使用し
、Gemini250*20mm*5um(溶離液:H
2O(0.1%TFA)中40%
〜70%、v/vのCH
3CN)を用いて精製した。方法B;保持時間:4.24分。m
/z:377.2(M+H)
+精密質量:376.1。
【0130】
3−(N−シクロペンチルスルファモイル)安息香酸の合成:
シクロペンタンアミン(1.93g、22.66mモル)と、H
2O(25mL)及び
THF(25mL)中のNaOH(1.81g、45.32mモル)の溶液との氷冷混合
物に、3−(クロロスルホニル)安息香酸(5.0g、22.66mモル)を数部に分け
て添加した。反応混合物を20℃で2時間撹拌した。得られた混合物をH
2O(20mL
)で希釈してから、酢酸エチル(30mL)で抽出した。水層を分離して、4N HCL
によりpH=2に調節した後、ジクロロメタン(3×30mL)で抽出した。合わせた有
機層を塩水(15mL)で洗浄し、無水Na
2SO
4で乾燥させた後、減圧下で濃縮する
ことにより、3−(N−シクロペンチルスルファモイル)安息香酸(4.5g)が得られ
た。
【0131】
【化54】
[この文献は図面を表示できません]
化合物11
CH
2Cl
2(15mL)中の3−(N−シクロペンチルスルファモイル)安息香酸(
250mg、0.928mモル)、4−フルオロ−3−メチルアニリン(116.2mg
、0.928mモル)、HATU(388.2mg、1.021mモル)の氷冷混合物に
、N
2雰囲気下でDIPEA(359.8mg、2.784mモル)を添加した。得られ
た混合物を20℃で16時間撹拌した。溶媒を真空で除去した。混合物を飽和水性クエン
酸(10mL)、塩水で洗浄した後、Na
2SO
4で乾燥させた。溶媒を真空で除去した
。残留物は、シリカゲル上でのカラムクロマトグラフィー(勾配溶離液:100/0〜1
0/90の石油エーテル/酢酸エチル)により精製した。純粋な画分を回収し、溶媒を真
空で除去した。残留物をRP−18上での分取高性能液体クロマトグラフィー(溶離液:
H
2O中45%〜75%、v/vのCH
3CN;添加物として0.01%HCl)により
さらに精製した。純粋な画分を回収し、揮発物を真空下で除去した。Amberlite
IRA−900イオン交換樹脂(OH形態)を用いて水層をPh=7に調節し、濾過し
た後、乾燥まで凍結乾燥することにより、化合物11(170.0mg)を得た。方法B
;保持時間:4.31分。m/z:377.2(M+H)
+精密質量:376.1;
1H
NMR(400MHz,DMSO−d
6)δppm 10.47(1H,br.s)、
8.33〜8.35(1H,m)、8.17(1H,dm,J=8.0)、7.98(1
H,dm,J=8.0)、7.78(1H,d,J=7.0Hz)、7.74(1H,t
,J=8.0)、7.62〜7.68(1H,m)、7.53〜7.61(1H,m)、
7.13(1H,t,J=9.0Hz)、3.37〜3.48(1H,m)、2.23(
3H,d,J=1.8Hz)、1.44〜1.69(4H,m)、1.12〜1.45(
4H,m)。
【0132】
4−フルオロ−3−メチルアミンの代わりに相応のアミンから出発して、化合物11と同
様に調製した。
【化55】
[この文献は図面を表示できません]
化合物12
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6)δppm 10.60(1H,bs)、
8.36(1H,t,J=1.5Hz)、8.19(1H,dm,J=7.5Hz)、8
.02(1H,dm,J=7.5Hz)、7.81(1H,d,J=7.5Hz)、7.
78(1H,t,J=7.5Hz)、7.55(1H,dm,J=11.0Hz)、7.
38〜7.46(1H,m)、6.82(1H,dm,J=9.5Hz)、3.41〜3
.54(1H,m)、2.34(3H,s)、1.45〜1.70(4H,m)、1.1
9〜1.45(4H,m);方法B;保持時間:4.41分。m/z:377.2(M+
H)
+精密質量:376.1。
【0133】
【化56】
[この文献は図面を表示できません]
化合物13
残留物をシリカゲル上でのカラムクロマトグラフィー(勾配溶離液:100/0〜40
/60の石油エーテル/酢酸エチル)により精製した。方法B;保持時間:4.41分。
m/z:377.2(M+H)
+精密質量:376.1。
【0134】
【化57】
[この文献は図面を表示できません]
化合物14
方法B;保持時間:4.34分。m/z:381.2(M+H)
+精密質量:380.1
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6)δppm 1.20〜1.44(m,4
H)、1.44〜1.68(m,4H)、3.44(sxt,J=6.8Hz,1H)、
7.45(dt,J=10.6,9.0Hz,1H)、7.51〜7.60(m,1H)
、7.77(t,J=7.8Hz,1H)、7.80(d,J=7.2Hz,1H)、7
.93(ddd,J=13.2、7.5,2.5Hz,1H)、8.02(d,J=7.
8Hz,1H)、8.19(d,J=7.7Hz,1H)、8.35(t,J=1.7H
z,1H)、10.70(s,1H)。
【0135】
【化58】
[この文献は図面を表示できません]
化合物15
方法B;保持時間:4.43分。m/z:381.2(M+H)
+精密質量:380.1
。
【0136】
【化59】
[この文献は図面を表示できません]
化合物77
方法B;保持時間:5.45分。m/z:363.2(M+H)
+精密質量:362.1
。
【0137】
【化60】
[この文献は図面を表示できません]
化合物81
分取高性能液体クロマトグラフィー(カラム:Phenomenex Synergi
200mm*77mm、10um;移動相:水(0.1%TFA)中45%〜75%の
CH
3CN)により精製。方法A;保持時間:5.87分。m/z:413.2(M+H
)
+精密質量:412.1。
【0138】
【化61】
[この文献は図面を表示できません]
化合物16
二塩化オキサリル(10mL)中の3−(N−シクロペンチルスルファモイル)安息香
酸(500mg、1.73mモル)の溶液を45℃で5時間撹拌した。溶媒を真空下で除
去した。粗3−(N−シクロペンチルスルファモイル)ベンゾイル塩化物(600mg)
をそのまま次のステップで使用した。CH
2Cl
2(5mL)中の3−(N−シクロペン
チルスルファモイル)ベンゾイル塩化物(600mg、1.74mモル)及び4−アミノ
−2−メチルベンゾニトリル(230mg、1.74mモル)の氷冷混合物に、N
2雰囲
気下でピリジン(10mモル)を添加した。得られた混合物を20℃で16時間撹拌した
。溶媒を真空下で除去した。残留物をRP−18上での分取高性能液体クロマトグラフィ
ー(溶離液:H
2O中50%〜80%、v/vののCH
3CN;添加物として0.05%
TFA)により精製した。純粋な画分を回収し、揮発物を真空下で除去した。Amber
lite IRA−900イオン交換樹脂(OH形態)を用いて水層をPH=7に調節し
、濾過した後、凍結乾燥することにより、化合物16(250mg)を得た。方法B;保
持時間:4.23分。m/z:384.2(M+H)
+精密質量:383.1。
【0139】
【化62】
[この文献は図面を表示できません]
化合物75
4−アミノ−2−メチルベンゾニトリルの代わりに3−アミノベンゾニトリルを用いて
、化合物16について記載したのと同様に調製した。方法A;保持時間:5.24分。m
/z:370.2(M+H)
+精密質量:369.1。
【0140】
【化63】
[この文献は図面を表示できません]
化合物80
4−アミノ−2−メチルベンゾニトリルの代わりに4−アミノベンゾニトリルを用いて
、化合物16について記載したのと同様に調製した:方法A;保持時間:5.32分。m
/z:370.2(M+H)
+精密質量:369.1。
【0141】
【化64】
[この文献は図面を表示できません]
化合物82
4−アミノ−2−メチルベンゾニトリルの代わりに3−アミノ−5−メチルベンゾニト
リルを用いて、化合物16について記載したのと同様に調製した:方法A;保持時間:5
.52分。m/z:384.2(M+H)
+精密質量:383.1。
【0142】
【化65】
[この文献は図面を表示できません]
化合物17
氷浴中で冷却したCH
2Cl
2(10mL)中の化合物2,4−ジクロロ−5−(ピペ
リジン−1−イルスルホニル)安息香酸(1.0g、2.96mモル)、m−トルイジン
(0.38g、3.55mモル)、及びHATU(1.69g、4.44mモル)の溶液
に、N
2雰囲気下でDIPEA(1.15g、8.88mモル)を添加した。得られた混
合物をCH
2Cl
2(15mL)で希釈してから、飽和水性NaHCO
3(15mL)及
び塩水(10mL)で洗浄し、無水MgSO
4で乾燥させた後、溶媒を真空で除去した。
残留物は、シリカゲル上のカラムクロマトグラフィー(勾配溶離液:100/0〜40/
60の石油エーテル/酢酸エチル)により精製した。純粋な画分を回収し、溶媒を真空で
除去することにより、化合物17(0.65g)を得た。方法B;保持時間:4.70分
。m/z:427.1(M+H)
+精密質量:426.1。
【0143】
【化66】
[この文献は図面を表示できません]
化合物46
THF(60mL)中の3−(クロロスルホニル)安息香酸(1.10g、4.97m
モル)の溶液に、水酸化ナトリウム(水性、2mL、5L)を氷浴中で添加した後、N−
メチルシクロペンタンアミン(0.50g、4.97mモル)を添加した。25℃で3時
間撹拌した後、反応混合物をH
2O(50mL)で希釈してから、EtOAc(50mL
)で抽出した。水層をHCL(2N)によりpH=3に調節した後、EtOAc(3×5
0mL)で抽出した。合わせた有機層を塩水で洗浄し、無水MgSO
4で乾燥させた後、
真空で濃縮することにより、3−(N−シクロペンチル−N−メチルスルファモイル)安
息香酸(0.8g)が得られた。氷浴において冷却したCH
2Cl
2(10mL)中の3
−(N−シクロペンチル−N−メチルスルファモイル)安息香酸(0.80g、2.82
mモル)、4−フルオロアニリン(0.31g、2.82mモル)、及びHATU(1.
61g、4.24mモル)の溶液に、N
2雰囲気下でDIPEA(1.09g、8.47
mモル)を添加した。得られた混合物をCH
2Cl
2(15mL)で希釈してから、飽和
水性NaHCO
3(15mL)及び塩水(10mL)で洗浄し、無水MgSO
4で乾燥さ
せた後、真空下で溶媒を除去した。得られた残留物は、RP−18上での分取高性能液体
クロマトグラフィー(溶離液:H
2O中30%〜80%、v/vのCH
3CN;添加物と
して0.05%TFA)により精製した。純粋な画分を回収し、揮発物を真空で除去した
。Amberlite IRA−900イオン交換樹脂(OH形態)を用いて水層をPh
=7まで調節し、濾過した後、乾燥まで凍結乾燥することにより、化合物46(0.73
g)を得た。方法B;保持時間:4.43分。m/z:377.2(M+H)
+精密質量
:376.1。
【0144】
【化67】
[この文献は図面を表示できません]
化合物56
4−フルオロアニリン(0.93g、8.366mモル)及びDIPEA(2.91m
L、16.732mモル)をCH
2Cl
2(20mL)に溶解させた。CH
2Cl
2(2
0mL)中の3−(クロロスルホニル)ベンゾイル塩化物(2g、8.366mモル)を
0℃で一度に添加した。混合物を1℃で1時間撹拌した。3−(4−フルオロフェニルカ
ルバモイル)ベンゼン−1−スルホニル塩化物を含む反応混合物(40mL)をそれ以上
精製せずに次のステップで用いた。CH
2Cl
2(30mL)中の3−(4−フルオロフ
ェニルカルバモイル)ベンゼン−1−スルホニル塩化物(前述のように取得、6mモル)
の溶液に、0℃で、アンモニア(2.52g、18mモル、25〜28重量%)を添加し
た。混合物を20℃で1時間撹拌した。1N HCl(30mL)を反応混合物に添加し
、揮発物を真空下で一部除去した。形成された沈殿物を濾過し、トルエン(10mL)と
同時蒸発させることにより、N−(4−フルオロフェニル)−3−スルファモイルベンズ
アミド(1.6g)を得た。SiO
2(180mg)及びH
2SO
4(0.5mL)と共
に、クロロホルム(40mL)中のN−(4−フルオロフェニル)−3−スルファモイル
ベンズアミド(1.8g、6.12mモル)及び塩化シクロヘキサンカルボニル(1.7
9g、12.23mモル)の溶液を1時間還流した。ジクロロメタン(20mL)を添加
し、固体を濾過により除去した。濾過物を水(10mL)で洗浄した後、Na
2SO
4で
乾燥させた。溶媒を真空で除去した。得られた残留物は、シリカゲルカラムクロマトグラ
フィー(勾配溶離液:100/0〜70/30の石油エーテル/酢酸エチル)により精製
した。得られた生成物(1.2g、純度95%)をメチルt−ブチルエーテル(10mL
)でさらに洗浄することにより、化合物56(500mg、99.7%純度)を得た。方
法A;保持時間:5.51分。m/z:405.2(M+H)
+精密質量:404.1;
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6)δppm 12.16(1H,br.s
)、10.62(1H,br.s)、8.41(1H,t,J=2.0Hz)、8.27
(1H,dm,J=7.5Hz)、8.09(1H,dm,J=7.5Hz)、7.73
〜7.82(3H,m)、7.07〜7.33(2H,m)、2.11〜2.31(1H
,m)、1.43〜1.80(5H,m)、0.94〜1.32(5H,m)。
【0145】
【化68】
[この文献は図面を表示できません]
化合物48
化合物56(600mg)をCH
2Cl
2(6mL)に溶解させ、MeOH(2mL)
及びTMSCHN
2(3.7mL、7.415mモル、ヘキサン中2M)を20℃で滴下
しながら添加した。混合物を20℃で2時間撹拌した。溶媒を真空下で除去した。残留物
をフラッシュカラム(勾配溶離液:100/0〜70/30の石油エーテル/酢酸エチル
)で精製することにより、残留物(0.41g)を得た。得られた生成物をRP−18上
の分取高性能液体クロマトグラフィー(溶離液:H
2O(0.1%TFA)中20%〜5
0%、v/vのCH
3CN)によりさらに精製した。純粋な画分を回収し、揮発物を真空
下で除去した。沈殿物を濾過し、残留水を凍結乾燥により除去することによって、化合物
48(300mg)を得た。方法B;保持時間:4.60分。m/z:419.2(M+
H)
+精密質量:418.1;
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6)δppm
10.62(1H,br.s)、8.40〜8.45(1H,m)、8.28(1H,
dm,J=7.5Hz)、8.13(1H,dm,J=7.5Hz)、7.66〜7.9
5(3H,m)、7.07〜7.33(2H,m)、3.40(3H,s)、2.73〜
2.92(1H,m)、1.42〜1.77(5H,m)、0.90〜1.35(5H,
m)。
【0146】
【化69】
[この文献は図面を表示できません]
化合物63
THF(25mL)中のエチル2−(クロロスルホニル)−1H−イミダゾリル−4−
カルボキシレート(1g、4.19mモル)、Et
3N(1.27g、12.55mモル
)及びシクロヘキサンアミン(0.623g、6.28mモル)の混合物を室温で15時
間撹拌した。混合物を濃縮し、分取HPLC(カラム:C18;移動相A:精製水(0.
075%TFA,V/V);移動相B:アセトニトリル;流量:80mL/分;勾配:2
5〜55%、30分)で精製することにより、薄い黄色の固体としてエチル2−(N−シ
クロヘキシルスルファモイル)−1H−イミダゾール−4−カルボキシレート(0.6g
)を得た。EtOH−H
2O(3/1;20mL)中のエチル2−(N−シクロヘキシル
−スルファモイル)−1H−イミダゾール−4−カルボキシレート(0.6g、1.99
mモル)の溶液に、LiOH(0.145g、6.055mモル)を添加した。混合物を
室温で15時間撹拌した。反応混合物をHCl(2M)で中和し、水で希釈してから、E
tOAc中で抽出し、MgSO
4で乾燥し、濾過した後、濃縮することにより、白色の固
体として2−(N−シクロヘキシルスルファモイル)−1H−イミダゾール−4−カルボ
ン酸(400mg)を得た。DMF(25mL)中の2−(N−シクロヘキシルスルファ
モイル)−1H−イミダゾール−4−カルボン酸(0.3g、1.098mモル)、アニ
リン(0.102g、1.098mモル)、DIPEA(0.284g、2.196mモ
ル)及びHATU(0.501g、1.317mモル)の混合物を室温で15時間撹拌し
た。混合物を分取HPLC(カラム:YMC150×30mm。移動相A:精製水(0.
075%TFA,V/V);移動相B:アセトニトリル;流量:30mL/分;勾配:4
0〜70%、8分)で精製することにより、化合物63(218mg)を得た。方法B;
保持時間:3.98分。m/z:349.2(M+H)
+精密質量:348.1;
1H
NMR(400MHz,METHANOL−d
4)δppm 1.26(s,5H)1.
51〜1.62(m,1H)1.65〜1.80(m,4H)3.23〜3.29(m,
1H)7.10〜7.18(m,1H)7.32〜7.39(m,2H)7.67〜7.
74(m,2H)7.86(s,1H)。
【0147】
【化70】
[この文献は図面を表示できません]
化合物64
THF(100mL)中のエチル2−(クロロスルホニル)チアゾール−4−カルボキ
シレート(3g、11.73mモル)、Et
3N(3.56g、35.2mモル)及びシ
クロヘキサンアミン(1.75g、17.65mモル)の混合物を室温で15時間撹拌し
た。混合物を濃縮し、分取HPLCで精製することにより、白色の固体としてエチル2−
(N−シクロヘキシルスルファモイル)チアゾール−4−カルボキシレート(2g)を得
た。EtOH−THF(1/1、60mL)中のエチル2−(N−シクロヘキシルスルフ
ァモイル)チアゾール−4−カルボキシレート(2g)の溶液に、LiOH(0.451
g、18.83mモル)を添加した。混合物を室温で15時間撹拌した。反応混合物をH
Cl(2M)で中和し、水で希釈してから、EtOAc中に抽出し、MgSO
4で乾燥し
、濾過した後、真空で濃縮することにより、白色の固体として2−(N−シクロヘキシル
−スルファモイル)チアゾール−4−カルボン酸(1.7g)を得た。DMF(40mL
)中の2−(N−シクロヘキシルスルファモイル)チアゾール−4−カルボン酸(1g)
、アニリン(0.321g、3.44mモル)、DIPEA(1.33g、10.29m
モル)及びHATU(1.57g、4.13mモル)の混合物を室温で15時間撹拌した
。混合物を分取HPLC(カラム:SYNERGI 250*50 10um;移動相A
:精製水(0.075%TFA,V/V);移動相B:アセトニトリル;流量:80mL
/分;勾配:35〜65%、30分)で濃縮および精製することにより、白色の固体とし
て化合物64(895mg)を得た。方法B;保持時間:4.45分。m/z:366.
1(M+H)
+精密質量:365.1。
【0148】
【化71】
[この文献は図面を表示できません]
化合物65
DMF中の6−クロロ−N−フェニルピコリンアミド(4g、17.19mモル)、フ
ェニルメタンチオール(3.23g、25.79mモル)及びK
2CO
3(4.75g、
34.38mモル)の混合物を80℃で18時間撹拌した。反応混合物をEtOAc(1
50mL)で希釈し、塩水(2×200mL)で洗浄した。有機層をMgSO
4で乾燥し
、濾過した後、濃縮した。残留物をシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィー(石油
エーテル中20%EtOAc)で精製することにより、6−(ベンジルチオ)−N−フェ
ニルピコリンアミド(2.8g)を得た。酢酸(60mL)及び水(40mL)中の6−
(ベンジルチオ)−N−フェニルピコリンアミド(2g、6.24mモル)の混合物に、
N−クロロスクシンイミド(3.42g、25.6mモル)を添加した。反応混合物を室
温で3時間撹拌した。反応物をCH
2Cl
2(100mL)で希釈した。水で洗浄した後
、CH
2Cl
2(200mL)中のシクロヘキサンアミン(12.4g、125mモル)
及びEt
3N(50mL)の混合物に有機層を添加した。得られた混合物を室温で4時間
撹拌した。反応混合物をNH
4Cl(飽和)、塩水で洗浄し、MgSO
4で乾燥し、濾過
した後、濃縮した。得られた残留物を分取HPLC(カラム:Synergi 150*
30mm*5um;移動相A:精製水(0.075%TFA,V/V):移動相B;アセ
トニトリル;流量:30mL/分;勾配:46〜76%(溶媒B)、8分)で精製するこ
とにより、化合物65(330mg)を得た。方法B;保持時間:4.46分。m/z:
360.2(M+H)
+精密質量:359.1。
1H NMR(400MHz,DMSO
−d
6)δppm 1.00〜1.31(m,5H)1.34〜1.47(m,1H)1
.51〜1.71(m,4H)3.02〜3.13(m,1H)7.15〜7.21(m
,1H)7.40〜7.46(m,2H)7.82〜7.88(m,2H)8.15(d
d,J=6.3,2.5Hz,1H)8.23〜8.28(m,1H)8.29〜8.3
6(m,2H)10.47(s,1H)。
【0149】
【化72】
[この文献は図面を表示できません]
化合物66
DMF中の2−クロロ−N−フェニルイソニコチンアミド(2g、8.6mモル)、フ
ェニルメタンチオール(2.11g、17mモル)及びK
2CO
3(2.35g、17m
モル)の混合物を80℃で18時間撹拌した。反応物を水(200mL)で希釈し、Et
OAc(2×100mL)で抽出した。合わせた有機層を塩水で洗浄してから、MgSO
4で乾燥し、濾過した後、濃縮した。得られた残留物をシリカゲルクロマトグラフィー(
石油エーテル中0〜20%EtOAc)で精製することにより、2−(ベンジルチオ)−
N−フェニルイソニコチンアミド(1.7g)を得た。酢酸(20mL)及び水(10m
L)中の2−(ベンジルチオ)−N−フェニルイソニコチンアミド(1.5g、4.68
mモル)の混合物に、N−クロロスクシンイミド(2.56g、19.2mモル)を添加
した。反応混合物を室温で4時間撹拌した。反応物をCH
2Cl
2(20mL)で希釈し
た。水で洗浄した後、CH
2Cl
2(50mL)中のシクロヘキサンアミン(4.641
g、46.8mモル)及びEt
3N(10mL、71.74mモル)の混合物に有機層を
添加した。得られた混合物を室温で4時間撹拌した。反応混合物をNH
4Cl(飽和)、
塩水で洗浄し、MgSO
4で乾燥し、濾過した後、濃縮した。得られた残留物を分取HP
LC(カラム:C18−10um;移動相A:精製水(0.075%TFA,V/V);
移動相B:アセトニトリル;流量:80mL/分;勾配:40〜70%(溶媒B)、25
分)で精製することにより、化合物66(250mg)を得た。方法B;保持時間:4.
22分。m/z:360.2(M+H)
+精密質量:359.1。
1H NMR(400
MHz,DMSO−d
6)δppm 0.96〜1.08(m,1H)1.08〜1.2
4(m,4H)1.40〜1.52(m,1H)1.53〜1.67(m,4H)3.1
1〜3.22(m,1H)7.14〜7.21(m,1H)7.37〜7.44(m,2
H)7.78(d,J=7.8Hz,2H)7.97(br.s,1H)8.12(dd
,J=5.0,1.5Hz,1H)8.40(s,1H)8.94(d,J=5.0Hz
,1H)10.75(s,1H)。
【0150】
【化73】
[この文献は図面を表示できません]
化合物67
CO(50Psi)雰囲気下、メタノール(50mL)中の2−クロロ−N−シクロピ
リジン−4−スルホンアミド(540mg、1.965mモル)、PdCl
2dppf(
100mg、0.137mモル)及びEt
3N(5.89mモル)を50℃で18時間撹
拌した。溶媒を減圧下で除去した。得られた残留物(700mg)は、メチル4−(N−
シクロヘキシルスルファモイル)ピコリネートを含み、これは、それ以上精製せずに次の
ステップで使用した。メタノール及び水中のメチル4−(N−シクロヘキシルスルファモ
イル)ピコリネートの混合物に、K
2CO
3(421mg、3.05mモル)を添加した
。混合物を20℃で18時間撹拌した。溶媒を除去し、残留物を水(50mL)で希釈し
た後、EtOAc(2×50mL)で洗浄した。次に、水層を1M HClでpH=3に
酸性化してから、EtOAc(2×50mL)で抽出した。合わせた有機層をMgSO
4
で乾燥し、濾過した後、濃縮することにより、4−(N−シクロヘキシルスルファモイル
)ピコリン酸(380mg)を得た。次に、DMF(50mL)中の4−(N−シクロヘ
キシルスルファモイル)ピコリン酸(380mg、1.34mモル)、アニリン(251
mg、2.7mモル)及びDIPEA(0.517g、4.0mモル)の混合物に、HA
TU(0.76g、2.0mモル)を室温で添加した。得られた混合物を室温で18時間
撹拌した。混合物を水(200mL)で希釈してから、EtOAcで抽出した。有機層を
塩水で洗浄し、MgSO
4で乾燥し、濾過した後、真空下で濃縮した。得られた残留物を
シリカゲルクロマトグラフィー(石油エーテル中10〜20%EtOAc)で精製するこ
とにより、白色の固体(330mg)として化合物67を得た。方法B;保持時間:4.
58分。m/z:360.2(M+H)
+精密質量:359.1。
1H NMR(300
MHz,DMSO−d
6)δppm 0.93〜1.26(m,5H)1.37〜1.5
0(m,1H)1.50〜1.69(m,4H)2.98〜3.12(m,1H)7.1
5(t,J=7.2Hz,1H)7.32〜7.45(m,2H)7.86〜7.97(
m,2H)8.03(dd,J=5.0,1.5Hz,1H)8.25(d,J=7.3
Hz,1H)8.47(d,J=1.5Hz,1H)9.00(d,J=5.0Hz,1
H)10.78(s,1H)。
【0151】
【化74】
[この文献は図面を表示できません]
化合物68
塩化チオニル(10mL、137mモル)を0〜5℃の水(60mL)に滴下しながら
添加した。混合物を室温で16時間撹拌した。CuCl(40mg、0.4mモル)を添
加し、混合物(混合物A)を−5℃に冷却した。濃塩酸(con.HCl)(35mL)
中の5−アミノ−ニコチン酸の混合物に、−5℃〜0℃の水(40mL)中のNaNO
2
(2.76g、40mモル)の溶液を添加した(混合物B)。温度を−5℃〜0℃に維持
しながら、混合物Bを混合物Aに少量ずつ30分かけて添加した。0℃で1時間撹拌した
後、固体を濾過により回収し、水で洗浄し、真空下で乾燥することにより、5−(クロロ
スルホニル)ニコチン酸(1.05g)が得られた。CH
2Cl
2(30mL)中の5−
(クロロスルホニル)ニコチン酸(1g、4.5mモル)、シクロヘキサンアミン(0.
893g、9mモル)及びEt
3N(1.37mモル、13.5mモル)の混合物を室温
で18時間撹拌した。溶媒を減圧下で除去した。残留物をHPLC(カラム:C18 1
0um;移動相A:精製水(0.075%TFA、V/V);移動相B:アセトニトリル
;流量:80mL/分;勾配:30〜60%(溶媒B)、30分)で精製することにより
、白色の固体として5−(N−シクロヘキシルスルファモイル)ニコチン酸(1g)を得
た。DMF(50mL)中の5−(N−シクロヘキシルスルファモイル)ニコチン酸(1
g、3.5mモル)、アニリン(391mg、4.2mモル)及びDIPEA(1.36
g、10.5mモル)の混合物に、HATU(2.6g、7mモル)を室温で添加した。
得られた混合物を室温で18時間撹拌した。混合物を水(200mL)で希釈してから、
EtOAcで抽出した。有機層を塩水で洗浄し、MgSO
4で乾燥し、濾過した後、濃縮
した。残留物をシリカゲルクロマトグラフィー(石油エーテル中10〜100%EtOA
c)で精製することにより、白色の固体として化合物68(708mg)を得た。方法B
;保持時間:4.58分。m/z:360.2(M+H)
+精密質量:359.1。
【0152】
【化75】
[この文献は図面を表示できません]
化合物69
THF(16mL)中の5−アミノペンタン酸(1.2g、3.44mモル)及び1N
NaOH(8mL)の氷冷混合物に、3−(4−フルオロフェニルカルバモイル)ベン
ゼン−1−スルホニル塩化物(0.444g、3.78mモル)を添加した。次に、反応
混合物を25℃で一晩撹拌した。得られた混合物を1N HCl(10mL)で希釈して
から、酢酸エチル(2×30mL)で抽出した。合わせた有機層を塩水で洗浄し、無水N
a
2SO
4で乾燥させた後、減圧下で濃縮した。残留物を、シリカゲルカラムクロマトグ
ラフィー(勾配溶離液:100:0〜65:35の石油エーテル:酢酸エチル)により精
製することにより、5−(3−(4−フルオロフェニルカルバモイル)フェニルスルホン
アミド)ペンタン酸(0.9g)を取得した。トルエン(25mL)中の5−(3−(4
−フルオロフェニルカルバモイル)フェニルスルホンアミド)ペンタン酸(400mg、
0.913mモル)、酢酸無水物(0.466g、4.57mモル)及びAcOK(1.
79g、18.3mモル)の混合物を150℃のマイクロ波照射により30分加熱した。
形成された沈殿物を濾過し、濾過物を真空下で濃縮した。残留物を分取高性能液体クロマ
トグラフィー(溶離液:H
2O(0.05%HCl)中0%〜35%、v/vののCH
3
CN)により精製した。純粋な画分を回収し、Amberlite IRA−900(O
H)アニオン交換樹脂を用いて、pH=7に調節した。樹脂を濾過し、濾過物を乾燥まで
凍結乾燥することにより、化合物69(200mg)を得た。方法A;保持時間:4.9
7分。m/z:377.2(M+H)
+精密質量:376.1;
1H NMR(400M
Hz,CHLOROFORM−d)δppm 1.78〜1.87(m,2H)、1.9
0〜1.99(m,2H)、2.44(t,J=6.8Hz,2H)、3.95(t,J
=6.0Hz,2H)、7.08(t,J=8.7Hz,2H)、7.55〜7.70(
m,3H)、8.15(d,J=8.0Hz,1H)、8.20(d,J=7.8Hz,
1H)、8.26(br.s.,1H)、8.49(s,1H)。
【0153】
【化76】
[この文献は図面を表示できません]
化合物70
H
2O(15mL)及びTHF(15mL)中の(R)−ブタン−2−アミン(0.5
00g、6.837mモル)及びNaOH(0.547g、13.67mモル)の氷冷混
合物に、3−(クロロスルホニル)安息香酸(1.508g、6.84mモル)を少量ず
つ添加した。反応混合物を20℃で2時間撹拌した。得られた混合物をH
2O(15mL
)で希釈してから、酢酸エチル(15mL)で抽出した。水層を分離し、1N HClに
よりpHを3に調節した後、酢酸エチル(3×10mL)で抽出した。合わせた有機層を
塩水(10mL)で洗浄し、無水Na
2SO
4で乾燥させた後、減圧下で濃縮することに
より、(R)−3−(N−sec−ブチルスルファモイル)安息香酸(0.73g)を得
た。DMF(10mL)中の(R)−3−(N−sec−ブチルスルファモイル)安息香
酸(730mg)、4−フルオロアニリン(347mg、3.121mモル)、HATU
(1.294g、3.404mモル)の氷冷混合物に、DIPEA(1.48mL、8.
51mモル)をN
2雰囲気下で添加した。得られた混合物を20℃で2時間撹拌した。溶
媒を真空で除去した。混合物を飽和水性クエン酸(10mL)、塩水で洗浄した後、Na
2SO
4で乾燥させた。溶媒を真空で除去した。残留物をシリカゲル上のカラムクロマト
グラフィー(勾配溶離液:100/0〜55/45の石油エーテル/酢酸エチル)により
精製した。純粋な画分を回収し、溶媒を真空で除去した。残留物をSFC分離(Chir
alcel OJ,20μm;Supercritical CO
2:MeOH(0.2
%ジエチルアミン))により精製した。純粋な画分を回収し、溶媒を真空下で除去するこ
とにより、化合物70(300mg)を得た。方法A;保持時間:5.25分。m/z:
351.2(M+H)
+精密質量:350.1。[α]
20D=−(c=0.2,MeO
H)。[α]
20D=−9.9(c0.435w/v%,DMF);カラム:Chira
lpak AD−3 150×4.6mm I.D.、3um;移動相:CO
2中5%〜
40%のメタノール(0.05%ジエチルアミン);流量:2.5mL/分;保持時間:
7.58分;
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6)δppm 0.70(t,
J=7.4Hz,3H)、0.88(d,J=6.5Hz,3H)、1.30(quin
、J=7.2Hz,2H)、3.01〜3.18(m,1H)、7.21(t,J=8.
8Hz,2H)、7.67(br.d,J=5.5Hz,1H)、7.75(t,J=7
.8Hz,1H)、7.78(dd,J=8.8,5.1Hz,2H)、8.00(d,
J=7.8Hz,1H)、8.19(d,J=7.8Hz,1H)、8.36(s,1H
)、10.55(s,1H)。
【0154】
【化77】
[この文献は図面を表示できません]
化合物71
(R)−ブタン−2−アミンの代わりに(S)−ブタン−2−アミンから出発して、化
合物70について記載したのと同様に調製した。方法B;保持時間:4.03分。m/z
:351.2(M+H)
+精密質量:350.1。([α]
20D=+(c=0.2,M
eOH)。[α]
20D=+9.49(c0.611w/v%,DMF)、カラム:Ch
iralpak AD−3 150×4.6mm I.D.、3um;移動相:CO
2中
5%〜40%のメタノール(0.05%ジエチルアミン);流量:2.5mL/分;保持
時間:7.73分。[α]
20589+9.49°(c0.61w/v%,MeOH)。
【0155】
【化78】
[この文献は図面を表示できません]
化合物72
3−(クロロスルホニル)ベンゾイル塩化物(1200mg、5.0mモル)をジクロ
ロメタン(15mL)に溶解させた。ジクロロメタン(15mL)中の4−フルオロ−3
−メチルアニリン(625mg、5.0mモル)及びトリエチルアミン(606mg、6
.0mモル)の溶液を0℃で混合物に添加した。混合物を25℃で1時間撹拌した。反応
混合物は、それ以上精製せずに次のステップで使用した。上記の反応混合物に、ジクロロ
メタン(15mL)中のトリエチルアミン(606mg、6.0mモル)及び(S)−テ
トラヒドロフラン−3−アミン(460.0mg、5.3mモル)の溶液を0℃で添加し
た。混合物を25℃で1時間撹拌した。溶媒を真空で除去した。残留物を逆相高性能液体
クロマトグラフィー(溶離液:水(0.1%TFA)中25〜55、v/vのCH
3CN
)により精製した。純粋な画分を回収し、有機溶媒を蒸発させた。水層を飽和水性NaH
CO
3でpH=7.8に中和した。混合物をジクロロメタン(3×15mL)で抽出した
。合わせた有機層をNa
2SO
4で乾燥し、真空で濃縮することにより、化合物72(6
20mg)を得た。方法A;保持時間:4.88分。m/z:379.2(M+H)
+精
密質量:378.1。
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6)δppm 1.5
6〜1.65(m,1H)、1.85〜1.94(m,1H)、2.22〜2.28(m
,3H)、3.33〜3.39(m,1H)、3.52〜3.65(m,2H)、3.6
5〜3.73(m,1H)、3.73〜3.79(m,1H)、7.14(t,J=9.
2Hz,1H)、7.56〜7.62(m,1H)、7.67(dd,J=7.0,2.
3Hz,1H)、7.78(t,J=7.8Hz,1H)、8.02(d,J=7.8H
z,1H)、8.10(d,J=4.5Hz,1H)、8.21(d,J=7.8Hz,
1H)、8.37(s,1H)、10.49(s,1H)。
【0156】
【化79】
[この文献は図面を表示できません]
化合物85
(S)−テトラヒドロフラン−3−アミンの代わりに1−エチルシクロプロパンアミン
塩酸塩を用いて、化合物72について記載したのと同様に調製した。化合物85をRP−
18上での分取高性能液体クロマトグラフィー(溶離液:H
2O(0.5%NH
4HCO
3)中43%〜73%、v/vのCH
3CN)により精製した。方法B;保持時間:4.
17分。m/z:377.1(M+H)
+精密質量:376.1。
1H NMR(400
MHz,DMSO−d
6)δppm 0.35〜0.45(m,2H)、0.49〜0.
58(m,2H)、0.77(t,J=7.2Hz,3H)、1.31(q,J=7.1
Hz,2H)、2.26(s,3H)、7.15(t,J=9.3Hz,1H)、7.5
5〜7.64(m,1H)、7.69(d,J=7.0,1H)、7.76(t,J=7
.8Hz,1H)、7.98(d,J=7.8Hz,1H)、8.16〜8.25(m,
2H)、8.35(s,1H)、10.50(s,1H)。
【0157】
【化80】
[この文献は図面を表示できません]
化合物86
(S)−テトラヒドロフラン−3−アミンの代わりに、2−メチルブタン−2−アミン
塩酸塩を用いて、化合物72について記載したのと同様に調製した。RP−18上の高性
能液体クロマトグラフィー(溶離液:水中47%〜77%、v/vのCH
3CN)により
精製した。方法D;保持時間:5.97分。m/z:379.1(M+H)
+精密質量:
378.1。
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6)、δ=0.73(t,J=
7.5Hz,3H)、1.02(s,6H)、1.44(q,J=7.5Hz,2H)、
2.23(d,J=1.0Hz,3H)、7.12(t,J=9.3Hz,1H)、7.
52〜7.61(m,2H)、7.64〜7.77(m,2H)、8.01(d,J=7
.8Hz,1H)、8.14(d,J=7.8Hz,1H)、8.36(s,1H)、1
0.45(s,1H)。
【0158】
化合物72の別の合成法
トルエン(45mL)中の3−(クロロスルホニル)ベンゾイル塩化物(4.61g、
19.28mモル)の混合物を穏やかな窒素流の下で還流させた。トルエン(15mL)
中の4−フルオロ−3−メチルアニリン(2.19g、17.53mモル)を滴下しなが
ら還流溶液に添加した。添加後、混合物をさらに30分還流した。次に、混合物を室温ま
で冷却させ、トルエン(15mL)及びCH
2Cl
2(10mL)中の(S)−3−アミ
ノテトラヒドロフラントシレート(5g、19.28mモル)及びジイソプロピルエチル
アミン(15mL)の混合物を滴下しながら添加した。添加後、混合物を室温で4時間撹
拌した。得られた混合物をHCl(2×100mL、1M水性)、水(2×100mL)
及びNaHCO
3(2×100mL、飽和水性)で洗浄した。有機層を、MgSO
4で乾
燥し、減圧下で濃縮した。得られた残留物をシリカゲルクロマトグラフィー(100:0
〜95:5のCH
2Cl
2−MeOH)で精製することにより、CH
2Cl
2溶離中に3
−(4−フルオロ−3−メチルフェニルカルバモイル)ベンゼン−1−スルホニル塩化物
(1.07g)が得られ、溶媒を除去(55℃の真空オーブン内で20時間乾燥)した後
、白色の固体として化合物72(2.85g)を得た。([α]
20D=−5.21(c
0.67w/v%,MeOH)、方法F;保持時間:0.88分。m/z:379.1(
M+H)
+精密質量:378.1。化合物をCH
2Cl
2:DSC(10℃/分で30〜
300℃)から結晶化した:149℃。[α]
20D=+3.21(c0.65w/v%
,DMF)。
【0159】
【化81】
[この文献は図面を表示できません]
化合物73
酢酸エチル(1000mL)中の3−(クロロスルホニル)安息香酸(50.0g、2
26.6mモル)の氷冷溶液に、イソプロピルアミン(67.0g、1.13mモル)を
一度に添加した。反応混合物を25℃で3時間撹拌した。得られた混合物を1N HCl
(500mL)で希釈してから、酢酸エチル(2×500mL)で抽出した。合わせた有
機層を塩水(400mL)で洗浄し、無水Na
2SO
4で乾燥させた後、減圧下で濃縮す
ることにより、3−(N−イソプロピルスルファモイル)安息香酸(46g)を得た。C
H
2Cl
2(70mL)中の(3−(N−イソプロピルスルファモイル)安息香酸(7.
0g、28.77mモル)、4−フルオロ−3−メチルアニリン(3.6g、28.77
mモル)及びDIPEA(18.6g、143.91mモル)の氷冷混合物に、HATU
(12.0g、31.56mモル)をN
2雰囲気下で添加した。得られた混合物を20℃
で16時間撹拌した。溶媒を真空で除去した。混合物を飽和水性クエン酸(30mL)、
塩水(20mL)で洗浄した後、Na
2SO
4で乾燥させた。溶媒を真空下で除去した。
残留物をSYNERGI 250*50 10um上での分取高性能液体クロマトグラフ
ィー(溶離液:H
2O(0.05%TFA)中35%〜65%、v/vのCH
3CN)に
より精製した。純粋な画分を回収し、Amberlite IRA−900(OH)アニ
オン交換樹脂を用いて、pH=7に調節した。樹脂を濾過により除去した。濾過物を乾燥
まで凍結乾燥することにより、化合物73(7.5g)を得た。方法B;保持時間:3.
44分。m/z:351.1(M+H)
+精密質量:350.1;
1H NMR(400
MHz,DMSO−d
6)δppm 10.49(1H,br.s)、8.36(1H,
t,J=1.5Hz)、8.19(1H,ddd,J=7.8,1.5,1.0Hz)、
8.01(1H,ddd,J=7.8,1.5,1.0Hz)、7.76(1H,t,J
=7.8Hz)、7.68(1H,dd,J=7.0,3.0Hz)、7.75(1H,
bs)、7.59(1H,ddd,J=9.0,4.5,3.0Hz),7.15(1H
,t,J=9.0Hz)、3.14〜3.33(1H,m)、2.25(3H,d,J=
1.5Hz)、0.96(6H,d,J=6.5Hz)。
【0160】
【化82】
[この文献は図面を表示できません]
化合物74
4−フルオロ−3−メチルアニリンの代わりに4−フルオロ−3−(トリフルオロメチ
ル)−アニリンを用いて、化合物73について記載したのと同様に調製した。HPLC
Synergi 150*30mm×5u(溶離液:H
2O(0.05%HCl)中45
%〜75%、v/vのCH
3CN)により精製した。方法A;保持時間:5.62分。m
/z:405.2(M+H)
+精密質量:404.1;
1H NMR(400MHz,D
MSO−d
6)δppm 10.82(1H,s)、8.39(1H,t,J=1.5H
z)、8.17〜8.30(2H,m)、8.07〜8.17(1H,m)、8.03(
1H,d,J=7.8)、7.73〜7.83(2H,m)、7.55(1H,t,J=
10.0Hz)、3.20〜3.33(1H,m)、0.95(6H,d,J=6.5H
z)。
【0161】
【化83】
[この文献は図面を表示できません]
化合物84
水(7mL)、EtOH(7mL)及びトルエン(7mL)中のN−(3−ブロモ−4
−フルオロフェニル)−3−(N−イソプロピルスルファモイル)ベンズアミド(4−フ
ルオロ−3−メチルアニリンの代わりに3−ブロモ−4−フルオロアニリンを用いて、化
合物73について記載したのと同様に調製し、RP−18上の分取高性能液体クロマトグ
ラフィー(溶離液:H
2O(0.05%NH
4HCO
3)中40%〜70%、v/vのC
H
3CN)により精製;700mg、1.69mモル)、シクロプロピルボロン酸(0.
22g、2.529mモル)、Pd(PPh
3)
4(0.20g、0.169mモル)及
びNa
2CO
3(1.43g、13.49mモル)の混合物をN
2雰囲気下、100℃で
40分間のマイクロ波照射により加熱した。反応混合物を、珪藻土を介して濾過した。水
(10mL)を濾過物に添加し、混合物を酢酸エチル(2×10mL)で抽出した。合わ
せた有機層を塩水で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させた。減圧下で溶媒を除去した。残留
物をRP−18上での分取高性能液体クロマトグラフィー(溶離液:H
2O(0.1%T
FA)中20%〜50%、v/vのCH
3CN)により精製した。純粋な画分を回収し、
揮発物を真空で除去した。水層を、飽和NaHCO
3を用いてpH=7に調節し、酢酸エ
チル(2×20mL)で抽出した。合わせた有機層をNa
2SO
4で乾燥させた。真空で
溶媒を除去し、得られた残留物を、超臨界流体クロマトグラフィー(カラム;Chira
lpak AD−3 150×4.6mm I.D.、3um 移動相:CO
2中5%〜
40%のメタノール(0.05%ジエチルアミン)、流量:2.5mL/分)によりさら
に精製した。純粋な画分を回収し、揮発物を真空で除去した。残留物を水(5mL)に懸
濁させ、乾燥まで凍結乾燥することにより、化合物84(35mg)を得た。方法B;保
持時間:4.18分。m/z:377.1(M+H)
+精密質量:376.1;
1H N
MR(400MHz,クロロホルム−d)δppm 8.34(s,1H)、8.12(
d,J=8.0Hz,1H)、7.97〜8.07(m,2H)、7.65(t,J=8
.0Hz,1H)、7.36〜7.46(m,1H)、7.15〜7.22(m,1H)
、7.01(t,J=9.3Hz,1H)、4.65(d,J=7.5Hz,1H)、3
.44〜3.58(m,1H)、2.04〜2.16(m,1H)、1.10(d,J=
6.5Hz,6H)、0.96〜1.06(m,2H)、0.71〜0.82(m,2H
)。
【0162】
【化84】
[この文献は図面を表示できません]
化合物88
4−フルオロ−3−メチルアニリンの代わりに、3,4−ジフルオロアニリンを用いて
、化合物73について記載したのと同様に調製した。方法E;保持時間:5.31分。m
/z:355.1(M+H)
+精密質量:354.1;
1H NMR(400MHz,D
MSO−d
6)δppm 10.71(s,1H)、8.36(t,J=1.5Hz,1
H)、8.19(d,J=7.8Hz,1H)、7.98〜8.08(m,1H)、7.
94(ddd,J=13.2,7.5,2.4Hz,1H)、7.71〜7.83(m,
2H)、7.53〜7.59(m,1H)、7.42〜7.51(m,1H)、3.21
〜3.29(m,1H)、0.96(d,J=6.5Hz,6H)。
【0163】
【化85】
[この文献は図面を表示できません]
化合物90
3−(クロロスルホニル)ベンゾイル塩化物(1200mg、5.0mモル)をジクロ
ロメタン(15mL)に溶解させた。ジクロロメタン(15mL)中の3,4−ジフルオ
ロアニリン(650mg、5.0mモル)及びトリエチルアミン(606mg、6.0m
モル)の溶液を0℃で混合物に添加した。混合物を25℃で1時間撹拌した。得られた反
応混合物に、ジクロロメタン(15mL)中のトリエチルアミン(606mg、6.0m
モル)及び(S)−テトラヒドロフラン−3−アミン(460.0mg、5.3mモル)
の溶液を0℃で添加した。混合物を25℃で1時間撹拌した。溶媒を真空下で除去した。
得られた残留物をRP−18上の高性能液体クロマトグラフィー(溶離液:水(0.1%
TFA)中30〜60、v/vのCH
3CN)により精製した。純粋な画分を回収し、有
機溶媒を蒸発させた。水層を飽和水性NaHCO
3でpH=7〜8に中和した。混合物を
ジクロロメタン(3×15mL)で抽出した。合わせた有機層をNa
2SO
4で乾燥し、
真空で濃縮することにより、化合物90(710mg)を得た。方法A;保持時間:4.
16分。m/z:383.0(M+H)
+精密質量:382.1。
1H NMR(400
MHz,DMSO−d
6)δppm 1.54〜1.63(m,1H)、1.83〜1.
93(m,1H)、3.32〜3.38(m,1H)、3.52〜3.63(m,2H)
、3.63〜3.77(m,2H)、7.45(dt,J=10.5,9.0Hz,1H
)、7.51〜7.57(m,1H)、7.78(t,J=7.8Hz,1H)、7.9
2(ddd,J=13.3,7.5,2.5Hz,1H)、8.02(d,J=7.8H
z,1H)、8.09(d,J=6.5Hz,1H)、8.20(d,J=7.8Hz,
1H)、8.35(s,1H)、10.70(s,1H)。SFC:カラム;Chira
lcel OJ−H 250×4.6mm I.D.、5um;流量:2.35mL/分
;移動相:CO
2中5%〜40%のメタノール(0.05%ジエチルアミン);保持時間
:5.61分。[α]
20D=+3.21(c0.624w/v%,DMF)。
【0164】
【化86】
[この文献は図面を表示できません]
化合物91
N−(3−ブロモ−4−フルオロフェニル)−3−(N−イソプロピルスルファモイル
)ベンズアミド(1.5g、3.61mモル)、エチニルトリメチルシラン(1.77g
、18.06mモル)、Pd(PPh
3)
2Cl
2(0.127g、0.181mモル)
及びヨウ化銅(34.4mg、0.181mモル)をジイソプロピルアミン(10mL)
に溶解させた。オードクレーブ内で混合物を80℃で24時間撹拌した。溶媒を真空で除
去し、ジクロロメタン(30mL)を添加した。混合物を水(20mL)で洗浄し、水層
をジクロロメタン(20mL)で抽出した。合わせた有機層を塩水で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させた。溶媒を真空で除去した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグ
ラフィー(溶離液:100/1〜60/40の石油エーテル/酢酸エチル)で精製するこ
とにより、N−(4−フルオロ−3−((トリメチルシリル)エチニル)フェニル)−3
−(N−イソプロピルスルファモイル)ベンズアミド(0.8g)を得た。N−(4−フ
ルオロ−3−((トリメチルシリル)エチニル)フェニル)−3−(N−イソプロピルス
ルファモイル)ベンズアミド(0.8g、1.66mモル)及びTFA(4mL)を無水
CH
2Cl
2(16mL)に溶解させた。混合物を25℃で一晩撹拌した後、真空で濃縮
した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶離液:100/0〜7
5/25の石油エーテル/酢酸エチル)で精製することにより、化合物91(220mg
)を得た。方法A;保持時間:5.12分。m/z:361.3(M+H)
+精密質量:
360.1。
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6)δppm 10.60(1
H,s)、8.35(1H,t,J=1.5Hz)、8.18(1H,d,J=8.0H
z)、8.00(1H,d,J=8.0Hz)、7.97(1H,dd,J=6.5,3
.0Hz)、7.77〜7.84(1H,m)、7.70〜7.79(2H,m)、7.
32(1H,t,J=9.0Hz)、4.52(1H,s)3.22〜3.31(1H,
m)、0.94(6H,d,J=6.5Hz)。
【0165】
【化87】
[この文献は図面を表示できません]
化合物92
N−(4−フルオロ−3−((トリメチルシリル)エチニル)フェニル)−3−(N−
イソプロピルスルファモイル)ベンズアミド(0.8g、1.66mモル)及びTFA(
4mL)を無水CH
2Cl
2(16mL)に溶解させた。混合物を25℃で一晩撹拌した
。混合物を濃縮することにより、粗N−(3−エチニル−4−フルオロフェニル)−3−
(N−イソプロピルスルファモイル)ベンズアミドが得られ、これをそのまま次のステッ
プで用いた(650mg)。MeOH(20mL)中のN−(3−エチニル−4−フルオ
ロフェニル)−3−(N−イソプロピルスルファモイル)ベンズアミド(0.6g)の溶
液に、Pd−C(10%、0.2g)をN
2雰囲気下で添加した。水素雰囲気(50ps
i)下、混合物を25℃で4時間撹拌した。珪藻土での濾過後、溶媒を真空で除去し、得
られた残留物を逆相C−18上の分取高性能液体クロマトグラフィー(溶離液:H
2O(
0.05%HCl)中42%〜72%、v/vのCH
3CN)により精製した。純粋な画
分を回収し、揮発物を真空で除去した。水層を、Amberlite IRA−900ア
ニオン交換樹脂(OH形態)を用いて、PH=7に調節し、濾過した後、乾燥まで凍結乾
燥することにより、化合物92(160mg)を得た。方法B;保持時間:4.13分。
m/z:365.3(M+H)
+精密質量:364.1。
1H NMR(400MHz,
DMSO−d
6)δppm 10.48(1H,s)、8.35(1H,t,J=1.5
Hz)、8.18(1H,d,J=8.0Hz)、7.99(1H,d,J=8.0Hz
)、7.70〜7.78(2H,m)、7.65〜7.70(1H,m)、7.57〜7
.65(1H,m)、7.13(1H,t,J=9.0Hz)、3.21〜3.32(1
H,m)、2.62(2H,q,J=7.5Hz)、1.18(3H,t,J=7.5H
z)、0.94(6H,d,J=6.5Hz)。
【0166】
【化88】
[この文献は図面を表示できません]
化合物93
CH
2Cl
2(10mL)中の3−(クロロスルホニル)ベンゾイル塩化物(0.50
g、2.09mモル)の溶液に、DIPEA(1.35g、10.45mモル)を添加し
た後、4−フルオロ−3−メチルアニリン(0.25g、1.99mモル)をゆっくりと
添加した。25℃で0.5時間撹拌した後、3−エチルオキセタン−3−アミン(0.2
1g、2.09mモル)を添加した。1時間後、得られた混合物をCH
2Cl
2(15m
L)で希釈し、飽和水性NaHCO
3(15mL)及び塩水(10mL)で洗浄した後、
MgSO
4で乾燥した。溶媒を真空下で除去し、得られた残留物をシリカゲルカラムクロ
マトグラフィー(勾配溶離液:100/0〜80/20の石油エーテル/酢酸エチル)で
精製することにより、化合物93(70mg)を得た。方法B;保持時間:3.79分。
m/z:393.3(M+H)
+精密質量:392.1;
1H NMR(400MHz,
DMSO−d
6)δppm 10.50(1H,s)、8.47(1H,br.s)、8
.38(1H,t,J=1.5Hz)、8.22(1H,d,J=8.0Hz)、8.0
3(1H,d,J=8.0Hz)、7.78(1H,t,J=8.0Hz)、7.68(
1H,dd,J=7.5,2.5Hz)、7.56〜7.64(1H,m)、7.15(
1H,t,J=9.0 Hz)、4.51(2H,d,J=6.5Hz)、4.19(2
H,d,J=6.5Hz)、2.25(3H,d,J=1.5Hz)、1.84(2H,
q,J=7.0Hz)、0.64(3H,t,J=7.0Hz)。
【0167】
【化89】
[この文献は図面を表示できません]
化合物94
3−(クロロスルホニル)ベンゾイル塩化物(1200mg、5.0mモル)をジクロ
ロメタン(15mL)に溶解させた。ジクロロメタン(15mL)中の4−フルオロ−3
−メチルアニリン(625mg、5.0mモル)及びトリエチルアミン(606mg、6
.0mモル)の溶液を0℃で混合物に添加した。混合物を25℃で1時間撹拌した。反応
混合物をそれ以上精製せずに次のステップで使用した(粗、30mL)。上記の反応混合
物に、ジクロロメタン(15mL)中のトリエチルアミン(606mg、6.0mモル)
及び1−メチルシクロ−プロパンアミン(425.0mg、5.9mモル)の溶液を0℃
で添加した。混合物を25℃で1時間撹拌した。溶媒を真空下で除去した。残留物を逆相
高性能液体クロマトグラフィー(溶離液:水中40%〜70%、v/vのCH
3CN)に
より精製した。純粋な画分を回収し、有機溶媒を蒸発させた。水層を飽和水性NaHCO
3でpH=7〜8に中和した。混合物をジクロロメタン(3×15mL)で抽出した。合
わせた有機層をNa
2SO
4で乾燥し、真空で濃縮することにより、化合物94(365
mg)を得た。方法B;保持時間:3.40分。m/z:363.0(M+H)
+精密質
量:362.1。
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6)δppm 10.49
(1H,s)、8.35(1H,t,J=1.5Hz)、8.17〜8.23(2H,m
)、7.99(1H,d,J=8.0Hz)、7.76(1H,t,J=8.0Hz)、
7.68(1H,dd,J=7.5,2.5Hz)、7.56〜7.62(1H,m)、
7.14(1H,t,J=9.0Hz)、2.25(3H,d,J=1.5Hz)、1.
06(3H,s)、0.58〜0.63(2H,m)、0.37〜0.42(2H,m)
。
【0168】
【化90】
[この文献は図面を表示できません]
化合物95
ジオキサン(8mL)及び水(2mL)中のN−(3−ブロモ−4−フルオロフェニル
)−3−(N−イソプロピルスルファモイル)ベンズアミド(800mg、1.93mモ
ル)、4,4,5,5−テトラメチル−2−(プロプ−1−エン−2−イル)−1,3,
2−ジオキサボロラン(0.65g、3.85mモル)、Pd(PPh
3)
4(111m
g、0.096mモル))及びK
2CO
3(0.53g、3.85mモル)の混合物をN
2雰囲気下、120℃で110分間のマイクロ波照射により加熱した。反応混合物を酢酸
エチル(20mL)で希釈してから、触媒を濾過により除去した。濾過物を真空で濃縮し
た。水(20mL)を添加し、水層を酢酸エチル(2×20mL)で抽出した。合わせた
有機層を塩水で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させた。減圧下で溶媒を除去し、得られた残
留物を逆相C−18上の分取高性能液体クロマトグラフィー(溶離液:H
2O(0.1%
TFA)中40%〜70%、v/vのCH
3CN)により精製した。純粋な画分を回収し
、有機層を真空で除去した。水層を乾燥まで凍結乾燥することにより、N−(4−フルオ
ロ−3−(プロプ−1−エン−2−イル)フェニル)−3−(N−イソプロピルスルファ
モイル)ベンズアミド(300mg)が得られた。N−(4−フルオロ−3−(プロプ−
1−エン−2−イル)フェニル)−3−(N−イソプロピルスルファモイル)ベンズアミ
ド(180mg)とPd/C(湿潤)(20mg)をメタノール(4mL)中で、水素雰
囲気下、25℃で3時間撹拌した。混合物を珪藻土で濾過し、濾過物を乾燥まで真空で蒸
発させた。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(勾配溶離液:100/0〜7
0/30の石油エーテル/酢酸エチル)で精製した。揮発物を真空下で除去することによ
り、化合物95(175mg)を得た。方法B;保持時間:4.33分。m/z:379
.3(M+H)
+精密質量:378.1。
【0169】
【化91】
[この文献は図面を表示できません]
化合物96
3−(ジフルオロメチル)−4−フルオロアラニン(1.20g、7.448mモル)
、3−(N−イソプロピルスルファモイル)安息香酸(0.90g、3.699mモル)
及びDIPEA(1.93mL、11.10mモル)をCH
2Cl
2(10mL)に溶解
させ、HATU(1.41g、3.699mモル)を0℃で添加した。混合物を20℃で
2時間撹拌した。混合物をCH
2Cl
2(10mL)及びH
2O(10mL)で希釈した
。有機層を分離し、飽和水性NaHCO
3(10mL)及び塩水(10mL)で洗浄した
後、Na
2SO
4で乾燥させた。溶媒を真空で除去し、得られた残留物を逆相C−18上
の分取高性能液体クロマトグラフィー(溶離液:H
2O(0.1%NH
4HCO
3)中4
5%〜75%、v/vのCH
3CN)により精製した。純粋な画分を回収し、有機溶媒を
真空で除去した。水層を乾燥まで凍結乾燥することにより、化合物96(0.885g)
を得た。方法A;保持時間:5.16分。m/z:387.3(M+H)
+精密質量:3
86.1。
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6)δppm 10.72(1H
,s)、8.38(1H,t,J=1.5Hz)、8.21(1H,d,J=8.0Hz
)、8.06〜8.13(1H,m)、8.02(1H,d,J=8.0Hz)、7.9
2〜8.00(1H,m)、7.72〜7.82(2H,m)、7.40(1H,t,J
=9.5Hz)、7.25(1H,t,J=55Hz)、3.23〜3.32(1H,m
)、0.95(6H,d,J=6.5Hz)。
【0170】
【化92】
[この文献は図面を表示できません]
化合物97
室温で、トルエン(10mL)中の3−(4−フルオロ−3−メチルフェニルカルバモ
イル)ベンゼン−1−スルホニル塩化物(500mg、1.53mモル)に、トルエン(
5mL)及びジクロロメタン(10mL)中のジイソプロピルエチルアミン(0.657
mL、141.6mモル)及び3−メチル−3−オキセタンアミン塩酸塩(207mg、
1.68mモル)の溶液を滴下しながら添加した。2時間後、反応混合物を1M塩酸(2
×10mL、飽和NaHCO
3(2×10mL)及び塩水(2×10mL)で洗浄した。
有機層をMgSO
4で乾燥させ、濾過した後、トルエンのみが残るまで、減圧下で濃縮し
た。形成された白色の沈殿物を濾過し、ジイソプロピルエーテル及びアセトニトリルから
再結晶させて取り出した。結晶を55℃の真空オーブン内で20時間にわたって乾燥させ
ることにより、白色の固体として化合物97(361mg)を得た。方法F;保持時間:
0.89分。m/z:379.0(M+H)
+精密質量:378.1。
1H NMR(4
00MHz,DMSO−d
6)δppm 1.41(s,3H)、2.25(d,J=1
.5Hz,3H)、4.14(d,J=6.3Hz,2H)、4.56(d,J=6.3
Hz,2H)、7.14(t,J=9.0Hz,1H)、7.52〜7.64(m,1H
)、7.68(dd,J=7.0,2.2Hz,1H)、7.77(t,J=8.0Hz
,1H)、7.99〜8.06(m,1H)、8.20(d,J=8.0Hz,1H)、
8.37(t,J=1.5Hz,1H)、8.50(br.s.,1H)、10.48(
s,1H)。
【0171】
【化93】
[この文献は図面を表示できません]
化合物98
室温で、トルエン(10mL)中の3−(4−フルオロ−3−メチルフェニルカルバモ
イル)ベンゼン−1−スルホニル塩化物(500mg、1.53mモル)に、トルエン(
5mL)及びジクロロメタン(10mL)中のジイソプロピルエチルアミン(0.657
mL、141.6mモル)及び(R)−(−)−2−アミノブタン(130mg、1.8
3mモル)の溶液を滴下しながら添加した。2時間後、反応混合物を1M水性塩酸(2×
10mL)、NaHCO
3(2×10mL)及び塩水(2×10mL)で洗浄した。有機
層をMgSO
4で乾燥させ、濾過した後、トルエンだけが残るまで、減圧下で濃縮した。
形成された白色の沈殿物を濾過し、再結晶させた(ジイソプロピルエーテル及びアセトニ
トリル)後、55℃の真空で20時間にわたって乾燥させることにより、白色の固体とし
て化合物98(257mg)を得た。方法F;保持時間:1.04分。m/z:382.
1(M+NH
4)
+精密質量:364.1。
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6)δppm 0.71(t,J=7.5Hz,3H)、0.88(d,J=6.6Hz
,3H)、1.31(quin,J=7.5Hz,2H)、2.25(d,J=1.8H
z,3H)、3.05〜3.18(m,1H)、7.14(t,J=9.0Hz,1H)
、7.55〜7.62(m,1H)、7.63〜7.72(m,2H)、7.75(t,
J=8.0Hz,1H)、8.00(d,J=8.0Hz,1H)、8.18(d,J=
8.0Hz,1H)、8.36(t,J=1.5Hz,1H)、10.46(s,1H)
。
【0172】
【化94】
[この文献は図面を表示できません]
化合物99
CH
2Cl
2(30mL)中の3−(N−イソプロピルスルファモイル)安息香酸(2
.3g、9.615mモル)、3−ブロモ−4,5−ジフルオロアニリン(2g、9.6
15mモル)及びDIPEA(5mL)の混合物を0℃に冷却し、HATU(4.39g
、11.538mモル)を添加した。混合物を20℃で2時間撹拌した。混合物を1N
HCl(30mL)及び塩水(30mL)で洗浄した後、Na
2SO
4で乾燥させた。溶
媒を真空で除去した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶離液:100/
0〜70/30の石油エーテル/酢酸エチル)で精製することにより、粗N−(3−ブロ
モ−4,5−ジフルオロフェニル)−3−(N−イソプロピルスルファモイル)ベンズア
ミド(4g)を得た。ジオキサン(15mL)中のN−(3−ブロモ−4,5−ジフルオ
ロフェニル)−3−(N−イソプロピルスルファモイル)ベンズアミド(1g、2.30
8mモル)、メチルボロン酸(1g、4.616mモル)、Cs
2CO
3(2.26g、
6.924mモル)、2−ジシクロヘキシルホスフィノ−2’,6’−ジメトキシビフェ
ニル(95mg、0.231mモル)及びトリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウ
ム(0)(0.21g、0.231mモル)の混合物をN
2雰囲気下、120℃で40分
間のマイクロ波照射により加熱した。冷却後、混合物を珪藻土で濾過し、濾過物を乾燥ま
で蒸発させた。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶離液:100
/0〜70/30の石油エーテル/酢酸エチル)で精製し、さらに、逆相C−18上の分
取高性能液体クロマトグラフィー(溶離液:H
2O(0.1%TFA)中38%〜68%
、v/vのCH
3CN)により精製した。純粋な画分を回収し、揮発物の半分を真空で除
去した。混合物は、Amberlite IRA−900(OH)アニオン交換樹脂を用
いて、pH=7に調節し、樹脂を濾過により除去した。有機溶媒を真空で濃縮し、水層を
乾燥まで凍結乾燥した。得られた生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶離液
:100/0〜70/30の石油エーテル/酢酸エチル)でさらに精製することにより、
化合物99(190mg)を得た。方法A;保持時間:6.09分。m/z:369.2
(M+H)
+精密質量:368.1。
1H NMR(400MHz,CHLOROFOR
M−d)δppm 8.35(1H,t,J=1.5Hz)、8.09〜8.17(2H
,m)、8.04(1H,dt,J=8.0,1.5Hz)、7.66(1H,t,J=
8.0Hz)、7.54(1H,ddd,J=11.5,6.5,3.0Hz)、7.1
4〜7.22(1H,m)、4.72(1H,d,J=8.0Hz)、3.43〜3.6
0(1H,m)、2.32(3H,d,J=2.0Hz)、1.10(6H,d,J=6
.5Hz)。
【0173】
【化95】
[この文献は図面を表示できません]
化合物100
5−(クロロスルホニル)−2−フルオロ安息香酸(7g、29.3mモル)をジクロ
ロメタン(70mL)に溶解させた。DMF(0.7mL)を添加した後、0℃で塩化オ
キサリル(4.46g、35.16mモル)を滴下しながら添加した。混合物を20℃で
1時間撹拌した。混合物を真空で濃縮し、粗5−(クロロスルホニル)−2−フルオロベ
ンゾイル塩化物をジクロロメタン(15mL)に溶解させた。ジクロロメタン(60mL
)中の3,4−ジフルオロアニリン(3.6g、27.87mモル)及びDIPEA(4
.6g、35.20mモル)の溶液を上記混合物に0℃で添加した。混合物を25℃で1
時間撹拌し、次のステップで直接使用した。上記の反応混合物に、ジクロロメタン(60
mL)中の(R)−(−)−2−アミノブタン(2.2g、29.34mモル)及びDI
PEA(4.6g、35.20mモル)の溶液を0℃で添加した。得られた混合物を25
℃で1時間撹拌した。混合物を真空で濃縮し、得られた残留物を逆相上の高性能液体クロ
マトグラフィー(溶離液:水(0.1%TFA)中25%〜55%、v/vのCH
3CN
)により精製した。純粋な画分を回収し、有機溶媒を蒸発させた。飽和水性NaHCO
3
で水溶液をpH=7に調節した。混合物をジクロロメタン(3×200mL)で抽出した
。合わせた有機層をNa
2SO
4で乾燥させ、真空で濃縮した。得られた残留物を水(1
0mL)中に懸濁させ、水層を乾燥まで凍結乾燥させることにより、化合物100(4.
7g)を得た。方法B;保持時間:4.70分。m/z:387.2(M+H)
+精密質
量:386.1。
【0174】
【化96】
[この文献は図面を表示できません]
化合物101
THF(50mL)及びH
2O(50mL)に(S)−テトラヒドロフラン−3−アミ
ン塩化物(5.17g、42mモル)及びNaOH(5g、126mモル)を溶解した。
5−(クロロスルホニル)−2−フルオロ安息香酸(10g、42mモル)を0℃で添加
した。混合物を20℃で4時間撹拌した。混合物を酢酸エチル(3×20mL)で洗浄し
た。水層を分離し、1N HClでpH=3に調節した。水層を酢酸エチル(3×50m
L)で抽出した。合わせた有機層を塩水で洗浄してから、Na
2SO
4で乾燥させた。溶
媒を真空で除去し、(S)−2−フルオロ−5−(N−(テトラヒドロフラン−3−イル
)スルファモイル)安息香酸(2.1g)を得た。(S)−2−フルオロ−5−(N−(
テトラヒドロフラン−3−イル)スルファモイル)安息香酸(1g、3.457mモル)
、3,4−ジフルオロアニリン(0.53g、4.15mモル)及びトリエチルアミン(
0.7g、6.9mモル)をDMF(40mL)に溶解させ、0℃でHATU(1.57
g、4.15mモル)を添加した。次に、混合物を20℃で6時間撹拌した。溶媒を真空
で除去し、得られた残留物をシリカゲルクロマトグラフィー(溶離液:石油エーテル:酢
酸エチル=5:1)で精製することにより、化合物101(0.8g)を得た。方法B;
保持時間:4.15分。m/z:401.3(M+H)
+精密質量:400.1。
【0175】
3−[[(3S)−テトラヒドロフラン−3−イル]スルファモイル]安息香酸の合成:
(3S)−テトラヒドロフラン−3−アミン塩酸塩(5.6g、45.3mモル)及びN
aOH(5.2g、130mモル)をTHF(50mL)及びH
2O(50mL)に溶解
させた。3−(クロロスルホニル)−安息香酸(10g、45.325mモル)を0℃で
添加した。混合物を20℃で4時間撹拌した。水層を分離し、1N HClでpHを2に
調節した。混合物を酢酸エチル(3×100mL)で洗浄した。合わせた有機層を真空で
濃縮して、3−[[(3S)−テトラヒドロフラン−3−イル]スルファモイル]安息香
酸(11.2g)を得た。
【0176】
【化97】
[この文献は図面を表示できません]
化合物102
乾燥CH
2Cl
2(400mL)中の(S)−テトラヒドロフラン−3−アミン塩化物
(11.2g、90.7mモル)及びNE
3(50.5mL、362.6mモル)の混合
物を20℃で5分撹拌した。3−(クロロスルホニル)安息香酸(20g、90.7mモ
ル)を添加し、混合物を20℃で一晩撹拌した。反応混合物を1N HCl(100mL
)で洗浄し、水層をジクロロメタン(2×200mL)で抽出した。合わせた有機層をN
a
2SO
4で乾燥させた後、溶媒を真空で除去し、3−[[(3S)−テトラヒドロフラ
ン−3−イル]スルファモイル]安息香酸(16.3g)を得た。3−[[(3S)−テ
トラヒドロフラン−3−イル]スルファモイル]安息香酸(3g、11.058mモル)
、3−(ジフルオロメチル)−4−フルオロアニリン(2.1g、13.3mモル)及び
トリエチルアミン(3.3g、33mモル)をDMF(400mL)に溶解させた。Py
BrOP(132705−51−2、6.2g、13.3mモル)を0℃で添加した。混
合物を50℃で12時間撹拌した。溶媒を真空で除去し、得られた残留物を逆相高性能液
体クロマトグラフィー(移動相:水(0.1%TFA)中30%〜60%のCH
3CN)
により精製した。純粋な画分を回収し、固体NaHCO
3で中和した。有機溶媒を真空で
除去し、形成された沈殿物を濾過し、H
2O(5mL)で洗浄した後、高真空下で乾燥さ
せた。得られた残留物を水(5mL)中に懸濁させ、乾燥まで凍結乾燥させることにより
、化合物102(2.3g)を得た。方法A;保持時間:5.32分。m/z:415.
2(M+H)
+精密質量:414.1。
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6)
δppm 1.53〜1.68(m,1H)1.82〜1.99(m,1H)3.27〜
3.42(m,1H)3.51〜3.90(m,4H)7.26(t,J=55Hz,1
H)7.36〜7.51(m,1H)7.80(t,J=7.8Hz,1H)7.92〜
8.00(m,1H)8.01〜8.08(m,1H)8.08〜8.15(m,2H)
8.25(d,J=7.8Hz,1H)8.40(s,1H)10.75(s,1H)。
【0177】
【化98】
[この文献は図面を表示できません]
化合物103
3−[[(3S)−テトラヒドロフラン−3−イル]スルファモイル]安息香酸(40
0mg、1.47mモル)をDMF(0.5mL)及びCH
2Cl
2(10mL)に溶解
させた。(COCl)
2(223mg、1.76mモル)を0℃で添加した。混合物を2
0℃で2時間撹拌した。溶媒を真空で除去し、得られた残留物をトルエン(2×10mL
)と一緒に同時蒸発させることにより、粗3−[[(3S)−テトラヒドロフラン−3−
イル]スルファモイル]ベンゾイル塩化物(400mg)を得た。この粗生成物を精製せ
ずに次のステップで使用した。3−[[(3S)−テトラヒドロフラン−3−イル]スル
ファモイル]ベンゾイル塩化物(200mg)をジクロロメタン(5mL)に溶解させた
。4−フルオロ−3−メトキシ−アニリン(78mg、0.552mモル)及びトリエチ
ルアミン(167mg、165mモル)を0℃で添加した。混合物を20℃で2時間撹拌
し、H
2O(5mL)で洗浄した後、水層をジクロロメタン(3×10mL)で抽出した
。合わせた有機層を真空で濃縮した。得られた残留物を逆相高性能液体クロマトグラフィ
ー(移動相:水(0.l%TFA)中30%〜60%のCH
3CN)により精製した。純
粋な画分を回収し、固体NaHCO
3で中和した。有機溶媒を真空で除去した。得られた
沈殿物を濾過し、H
2O(5mL)で洗浄した後、高真空下で乾燥させた。残留物を水(
5mL)中に懸濁させ、乾燥まで凍結乾燥させることにより、化合物103(140mg
)を得た。方法A;保持時間:4.98分。m/z:395.2(M+H)
+精密質量:
394.1。
【0178】
化合物103について記載したのと同様に調製した。
【化99】
[この文献は図面を表示できません]
化合物104
方法A;保持時間:5.17分。m/z:397.3(M+H)
+精密質量:396.1
。
【0179】
【化100】
[この文献は図面を表示できません]
化合物105
方法A;保持時間:5.10分。m/z:389.1(M+H)
+精密質量:390.2
。
【0180】
【化101】
[この文献は図面を表示できません]
化合物106
方法A;保持時間:5.18分。m/z:397.2(M+H)
+精密質量:396.1
。
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6)δppm 1.54〜1.69(m,1
H)1.82〜1.98(m,1H)2.24(s,3H)3.35〜3.40(m,1
H)3.52〜3.66(m,2H)3.66〜3.83(m,2H)7.32(t,J
=10.0Hz,1H)7.49(t,J=8.5Hz,1H)7.79(t,J=7.
8Hz,1H)8.04(d,J=8.0Hz,1H)8.07〜8.18(m,1H)
8.23(d,J=7.8Hz,1H)8.39(s,1H)10.40(br.s,1
H)。
【0181】
【化102】
[この文献は図面を表示できません]
化合物107
3−[[(3S)−テトラヒドロフラン−3−イル]スルファモイル]安息香酸(27
0mg、1.0mモル)をジクロロメタン(5mL)に溶解させた。3−メチル−4−メ
トキシアニリン(165mg、1.2mモル)及びトリエチルアミン(145mg、1.
4mモル)を混合物に20℃で添加した。混合物を20℃で5分撹拌した。HATU(4
56mg、1.2モル)を添加し、混合物を20℃で8時間さらに撹拌した。溶媒を真空
で除去し、得られた残留物を高性能液体クロマトグラフィー(カラム:Phenomen
ex Synergi C18 150*20mm*5um。A:H
2O+0.1%TF
A;B:MeCN;A中30%〜60%のB)により精製した。生成物画分を回収し、有
機溶媒を真空で蒸発させた。水層を飽和水性NaHCO
3により中和し、ジクロロメタン
(2×10mL)で抽出した。合わせた有機層をNa
2SO
4で乾燥し、濃縮することに
より、化合物107(135mg)を得た。方法A;保持時間:5.24分。m/z:3
91.3(M+H)
+精密質量:390.1。
【0182】
【化103】
[この文献は図面を表示できません]
化合物108
5−アミノ−2−フルオロ−フェノール(234mg、1.84mモル)及び3−[(
3−メチルオキセタン−3−イル)スルファモイル]安息香酸(500mg、1.84m
モル)をジクロロメタン(8mL)に溶解させた。PyBrOP(132705−51−
2、1030mg、2.21mモル)の添加に続いて、DIPEA(714mg、5.5
3mモル)を0℃で滴下しながら添加した。混合物を25℃で1時間撹拌した。混合物を
飽和水性クエン酸(15mL)、飽和水性NaHCO
3(15mL)及び塩水で洗浄した
後、Na
2SO
4で乾燥させた。溶媒を真空で除去した。得られた残留物を逆相高性能液
体クロマトグラフィー(移動相:水(0.05%NH
4HCO
3)中29%〜39%のC
H
3CN)により精製した。純粋な画分を回収し、揮発物を真空で除去した。得られた水
層を乾燥まで凍結乾燥させることにより、化合物108(60mg)を得た。方法A;保
持時間:4.47分。m/z:381.2(M+H)
+精密質量:380.1。
【0183】
【化104】
[この文献は図面を表示できません]
化合物109
5−アミノ−2−フルオロ−フェノールの代わりに、4−フルオロ−3−メトキシ−ア
ニリンを用いて、化合物108について記載したのと同様に調製した。方法A;保持時間
:5.03分。m/z:395.2(M+H)
+精密質量:394.1。
【0184】
【化105】
[この文献は図面を表示できません]
化合物110
25℃でDMF(100mL)中の3−[(3−メチルオキセタン−3−イル)スルフ
ァモイル]安息香酸(3.0g、11.06mモル)及びHATU(4.20g、11.
05mモル)の溶液に、DIPEA(2.85g、22.08mモル)を添加した。30
分後、3−ブロモ−4−フルオロ−アニリン(2.1g、11.05mモル)を溶液に添
加した。反応混合物を25℃で一晩撹拌した。溶媒を真空で除去し、得られた残留物をシ
リカゲルクロマトグラフィー(溶離液:10/1〜5/1の石油エーテル/酢酸エチル)
で精製した。純粋な画分を回収し、溶媒を真空で除去することにより、N−(3−ブロモ
−4−フルオロ−フェニル)−3−[(3−メチルオキセタン−3−イル)スルファモイ
ル]ベンズアミド(化合物160、2.5g)を得た。CH
3CN(10mL)及びH
2
O(2mL)中のN−(3−ブロモ−4−フルオロ−フェニル)−3−[(3−メチルオ
キセタン−3−イル)スルファモイル]ベンズアミド(0.3g、0.68mモル)、4
,4,5,5−テトラメチル−2−ビニル−1,3,2−ジオキサボロラン(54.2m
g、0.35mモル)、Pd(dppf)Cl
2(50mg、0.068mモル)、KO
Ac(108mg、1.1mモル)及びNa
2CO
3(100mg、0.94mモル)の
混合物をN
2雰囲気下、130℃で30分間のマイクロ波照射により加熱した。反応混合
物を、珪藻土を介して濾過し、濾過ケークを酢酸エチル(2×10mL)で洗浄した。有
機層を濾過物から分離し、塩水で洗浄してから、Na
2SO
4で乾燥させた。真空で溶媒
を除去した。得られた残留物を分取高性能液体クロマトグラフィー(溶離液:H
2O(0
.05%NH
3.H
2O)中30%〜80%、v/vのCH
3CN)により精製した。純
粋な画分を回収し、揮発物を真空下で除去した。水層を乾燥まで凍結乾燥することにより
、化合物110(70mg)を得た。方法B;保持時間:4.19分。m/z:391.
3(M+H)
+精密質量:390.1。
【0185】
【化106】
[この文献は図面を表示できません]
化合物111
3−[(3−メチルオキセタン−3−イル)スルファモイル]安息香酸(3g、11.
06mモル)、メチル5−アミノ−2−フルオロ−安息香酸塩(2.33g、13.2m
モル)及びDIPEA(2.84g、22mモル)をDMF(40mL)に溶解させた。
HATU(5.02g、13.2mモル)を0℃で添加した。混合物を20℃で2時間撹
拌した。溶媒を真空で除去し、得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(
溶離液:石油エーテル:酢酸エチル=3:1)で精製することにより、メチル2−フルオ
ロ−5−[[3−[(3−メチルオキセタン−3−イル)スルファモイル]ベンゾイル]
アミノ]安息香酸塩(2.3g)を得た。THF(5mL)及びエタノール(5mL)中
にメチル2−フルオロ−5−[[3−[(3−メチルオキセタン−3−イル)スルファモ
イル]ベンゾイル]アミノ]安息香酸塩(0.3g、0.71mモル)を溶解させた。N
aBH
4(53mg、1.4mモル)を0℃で添加した。混合物を20℃で2時間撹拌し
た。溶媒を真空で除去し、得られた残留物を逆相高性能液体クロマトグラフィー(移動相
:水(0.1%TFA)中34%〜64%のCH
3CN)により精製した。純粋な画分を
回収し、固体NaHCO
3で中和した。有機溶媒を真空で除去した。沈殿物を濾過し、H
2O(5mL)で洗浄した後、高真空で乾燥させた。残留物を水(5mL)に懸濁させ、
水層を乾燥まで凍結乾燥することにより、化合物111(220mg)を得た。方法A;
保持時間:4.34分。m/z:395.3(M+H)
+精密質量:394.1。
【0186】
【化107】
[この文献は図面を表示できません]
化合物127
(2−フルオロ−5−ニトロ−フェニル)メタノール(4.3g、25.1mモル)を
ジクロロメタン(50mL)に溶解させた。三フッ化ジエチルアミノイオウ(4.5g、
27.9mモル)を−30℃で滴下しながら混合物に添加した。混合物を10℃で4時間
撹拌した。メタノール(10mL)を混合物に添加し、混合物を10℃でさらに30時間
撹拌した。混合物を塩水(30mL)で洗浄した後、水層をCH
2Cl
2(2×30mL
)で抽出した。合わせた有機層をNa
2SO
4で乾燥させ、真空で濃縮することにより、
1−フルオロ−2−(フルオロメチル)−4−ニトロ−ベンゼン(3.9g)を得た。1
−フルオロ−2−(フルオロメチル)−4−ニトロ−ベンゼン(3.1g、17.9mモ
ル)、鉄(4.0g、71.6mモル)及びメタノール(30mL)を65℃で8時間撹
拌した。混合物を濾過し、濾過物を真空で濃縮することにより、4−フルオロ−3−(フ
ルオロメチル)アニリン(1.5g)を得た。3−(クロロスルホニル)ベンゾイル塩化
物(300mg、1.2mモル)及びトリエチルアミン(150mg、1.5mモル)を
ジクロロメタン(20mL)に溶解させた。この混合物に、4−フルオロ−3−(フルオ
ロメチル)アニリン(175mg、1.22mモル)を0℃で添加した。混合物を10℃
で30分撹拌した。この混合物をそれ以上精製せずに次のステップで使用した。上で得ら
れた反応混合物に、トリエチルアミン(152mg、1.5mモル)及び3−メチル−3
−オキセタンアミン(131mg、1.5mモル)を0℃で添加した。混合物を20℃で
1時間撹拌した。溶媒を真空で除去し、得られた残留物を逆相高性能液体クロマトグラフ
ィー(カラム:Gemini 250*20mm*5um。A:H
2O+0.1%TFA
B:MeCN。A中27%〜57%のB)を用いて精製した。生成物画分を回収し、有
機溶媒を真空で除去した。画分を飽和NaHCO
3で中和した。混合物をジクロロメタン
(3×20mL)で抽出した後、合わせた有機層をNa
2SO
4で乾燥させ、真空で濃縮
することにより、化合物127(91.1mg)を得た。方法A;保持時間:4.95分
。m/z:397.3(M+H)
+精密質量:396.1。
1H NMR(400MHz
,DMSO−d
6)δppm 1.41(s,3H)4.14(d,J=6.3Hz,2
H)4.56(d,J=6.3Hz,2H)5.52(d,J=48Hz,2H)7.3
1(t,J=9.4Hz,1H)7.72〜7.89(m,2H)7.92〜7.97(
m,1H)8.03(d,J=8.0Hz,1H)8.23(d,J=7.8Hz,1H
)8.39(s,1H)8.55(s,1H)10.67(s,1H)。
【0187】
【化108】
[この文献は図面を表示できません]
化合物112
化合物123(255mg、0.592mモル)及びPd/C(50mg)をメタノー
ル(25mL)中で、水素雰囲気下にて3時間撹拌した。反応混合物を濾過し、濃縮して
、得られた残留物を50℃で乾燥させることにより、無色の樹脂状の化合物112(17
4mg)が得られた。方法G;保持時間:1.57分。m/z:397.1(M+H)
+
精密質量:396.1。
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6)δppm 1.
65〜1.80(m,1H)、1.91〜2.04(m,1H)、2.24(d,J=1
.5Hz,3H)、3.43(dd,J=9.0,4.6Hz,1H)、3.55〜3.
79(m,3H)、3.80〜3.91(m,1H)、7.14(t,J=9.2Hz,
1H)、7.45〜7.57(m,2H)、7.64(dd,J=7.0,2.4Hz,
1H)、7.85〜8.02(m,2H)、8.40(d,J=6.8Hz,1H)、1
0.62(s,1H)。
【0188】
【化109】
[この文献は図面を表示できません]
化合物113
3−メチルオキセタン−3−アミン塩酸塩(210mg、1.7mモル)及びNaOH
(204mg、5.1mモル)を2−メチルテトラヒドロフラン(5mL)及びH
2O(
5mL)に溶解させた。5−クロロスルホニル−2−メチル安息香酸(400mg、1.
7mモル)を0℃で添加した。混合物を20℃で4時間撹拌した。水層を分離し、水性H
Cl(1N)によりpH=3に調節した。混合物を酢酸エチル(3×100mL)で抽出
した。合わせた有機層を真空で濃縮することにより、2−メチル−5−[(3−メチルオ
キセタン−3−イル)スルファモイル]安息香酸(250mg)を得た。DMF(5mL
)中に、2−メチル−5−[(3−メチルオキセタン−3−イル)スルファモイル]安息
香酸(250mg、0.876mモル)、3−(ジフルオロメチル)―4−フルオロ−ア
ニリン(178mg、1.1mモル)及びDIPEA(232mg、1.8mモル)を溶
解させた。HATU(399mg、1.05mモル)を0℃で添加した。混合物を20℃
で2時間撹拌した。溶媒を真空で除去し、得られた残留物を逆相高性能液体クロマトグラ
フィー(移動相:水(0.1%TFA)中34%〜64%のCH
3CN)により精製した
。純粋な画分を回収し、固体NaHCO
3で中和した。有機溶媒を真空で除去し、形成さ
れた沈殿物を濾過し、H
2O(5mL)で洗浄した後、高真空で乾燥させた。残留物を水
(5mL)に懸濁させ、水層を乾燥まで凍結乾燥することにより、化合物113(220
mg)を得た。方法A;保持時間:5.28分。m/z:429.3(M+H)
+精密質
量:428.1。
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6)δppm 1.44(
s,3H)2.47(s,3H)4.15(d,J=6.3Hz,2H)4.57(d,
J=6.0Hz,2H)7.24(t,J=54.5Hz,1H)7.40(t,J=9
.5Hz,1H)7.56(d,J=8.0Hz,1H)7.71〜7.98(m,3H
)8.09(d,J=4.3Hz,1H)8.37(br.s.,1H)10.74(b
r.s.,1H)。
【0189】
【化110】
[この文献は図面を表示できません]
化合物114
3−(イソプロピルスルファモイル)安息香酸(190mg、0.78mモル)をジク
ロロメタン(5mL)に溶解させた。3−フルオロ−4−メトキシアニリン(139mg
、0.94mモル)及びトリエチルアミン(112mg、1mモル)を混合物に20℃で
添加した。混合物を20℃で5分撹拌した。HATU(358mg、0.94mモル)を
20℃で混合物に添加した。混合物を20℃で8時間撹拌した。溶媒を真空で除去し、得
られた残留物を高性能液体クロマトグラフィー(カラム:Phenomenex Syn
ergi C18 150*20mm*5um。A:H
2O+0.1%TFA B:Me
CN。A中30%〜60%のB)により精製した。生成物画分を回収し、有機溶媒を蒸発
させた。水層を飽和水性NaHCO
3で中和した。混合物をジクロロメタン(2×10m
L)で抽出した。合わせた有機層をNa
2SO
4で乾燥させ、真空で濃縮することにより
、化合物114(135mg)を得た。方法A;保持時間:5.60分。m/z:367
.2(M+H)
+精密質量:366.1。
【0190】
【化111】
[この文献は図面を表示できません]
化合物115
4−フルオロ−3−(フルオロメチル)アニリンの代わりに4−フルオロ−2,3−ジ
メチル−アニリンを用いて、化合物127について記載したのと同様に調製した。方法A
;保持時間:4.98分。m/z:393.3(M+H)
+精密質量:392.1。
【0191】
【化112】
[この文献は図面を表示できません]
化合物116
トルエン(300mL)中の3−(クロロスルホニル)ベンゾイル塩化物(19.0g
、79.47mモル)に、110℃で、4−フルオロ−3−メチル−アニリン(9.04
g、72.2mモル)を滴下しながら添加した。得られた混合物を110℃で1時間撹拌
した後、一晩かけて20℃まで冷却させた。沈殿物を濾過し、乾燥トルエンから再結晶す
ることにより、3−[(4−フルオロ−3−メチル−フェニル)カルバモイル]ベンゼン
スルホニル塩化物(20g)を得た。THF(200mL)中の2−アミノプロパン−1
−オール(3.437g、45.77mモル)及びトリエチルアミン(6.946g)の
溶液に、3−[(4−フルオロ−3−メチル−フェニル)カルバモイル]ベンゼンスルホ
ニル塩化物(15g、45.77mモル)を0℃で滴下しながら添加した。得られた混合
物を10分撹拌した後、2時間かけて20℃まで温めた。反応混合物を1N HCl(5
0mL)でクエンチングした。混合物をジクロロメタン(3×30mL)で抽出した。合
わせた有機層を塩水で洗浄してから、MgSO
4で乾燥させ、真空で濃縮した。残留物を
シリカゲルカラムクロマトグラフィー(勾配溶離液:100/1〜50/50の石油エー
テル/酢酸エチル)で精製することにより、N−(4−フルオロ−3−メチル−フェニル
)−3−[(2−ヒドロキシ−1−メチル−エチル)スルファモイル]−ベンズアミド(
15.6g)を得た。アルゴン下、−70℃で、THF(500mL)中のN−(4−フ
ルオロ−3−メチル−フェニル)−3−[(2−ヒドロキシ−1−メチル−エチル)スル
ファモイル]−ベンズアミド(7.8g、21.29mモル)及びPPh
3(6.14g
、23.41mモル)の溶液に、ジエチルジアゼン−1,2−ジカルボキシレート(4.
91g、28.19mモル)を滴下しながら添加した。得られた混合物を1時間撹拌した
後、一晩かけて20℃まで温めた。反応混合物を1N HCl(300mL)でクエンチ
ングした。混合物をジクロロメタン(4×400mL)で抽出し、合わせた有機層を塩水
で洗浄してから、MgSO
4で乾燥させ、濾過した後、真空で濃縮した。得られた残留物
をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(勾配溶離液:100/1〜60/40の石油エ
ーテル/酢酸エチル)で精製することにより、N−(4−フルオロ−3−メチル−フェニ
ル)−3−(2−メチルアジリジン−1−イル)スルホニル−ベンズアミド(6.5g)
を得た。1,4−ジオキサン(3mL)中のN−(4−フルオロ−3−メチル−フェニル
)−3−(2−メチルアジリジン−1−イル)スルホニル−ベンズアミド(300mg、
0.861mモル)及び1−メチルピペラジン(862mg、8.61mモル)の混合物
を150℃で30分のマイクロ波照射により加熱した。揮発物を真空で除去した。得られ
た残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(勾配溶離液:100/1〜1/100
の石油エーテル/酢酸エチル)で精製した。純粋な画分を回収し、溶媒を真空で除去した
。得られた残留物を分取高性能液体クロマトグラフィー(カラム:Luna 150*3
0mm*5u、移動相:水(0.1%NH
4HCO
3)中44%〜74%のCH
3CN)
により精製した。純粋な画分を回収し、真空で濃縮し、残留水溶液を乾燥まで凍結乾燥す
ることにより、化合物116(250mg)を得た。方法A;保持時間:4.26分。m
/z:449.4(M+H)
+精密質量:448.2。
【0192】
【化113】
[この文献は図面を表示できません]
化合物117
1−メチルピペラジンの代わりにモルホリンを用いて、化合物116について記載した
のと同様に調製した。方法A;保持時間:4.45分。m/z:436.3(M+H)
+
精密質量:435.2。
【0193】
【化114】
[この文献は図面を表示できません]
化合物118
DMF(10mL)中の3,4−ジフルオロ−2−メチル−アニリン(369mg、2
.6mモル)、3−[[(3S)−テトラヒドロフラン−3−イル]スルファモイル]安
息香酸(700mg、2.58mモル)及びN,N−ジイソプロピルエチルアミン(1.
35ml、7.74mモル)の撹拌溶液に、Pybrop(132705−51−2、1
.82g、3.9mモル)を0℃で添加した。得られた混合物を18℃で一晩撹拌した。
混合物を真空で濃縮し、酢酸エチル(15mL)を添加し、有機層を1N HCl(15
ml)で洗浄してから、飽和水性NaHCO
3(15mL)で洗浄した。Na
2SO
4で
乾燥させた後、真空で濃縮し、粗残留物を逆相高性能液体クロマトグラフィー(溶離液:
H2O(0.05%NH
3.H
2O)中37%〜37%、v/vのCH
3CN)により精
製した。純粋な画分を回収し、揮発物を真空で除去した。水層を乾燥まで凍結乾燥させる
ことにより、化合物118(238mg)を得た。方法D;保持時間:5.01分。m/
z:396.9(M+H)
+精密質量:396.1。
【0194】
【化115】
[この文献は図面を表示できません]
化合物119
4−フルオロ−3−(フルオロメチル)アニリンの代わりに、4−フルオロ−2,5−
ジメチル−アニリンを、またNEt
3の代わりにDIPEAを用いて、化合物127につ
いて記載したのと同様に調製した。方法A;保持時間:5.27分。m/z:393.3
(M+H)
+精密質量:392.1。
【0195】
【化116】
[この文献は図面を表示できません]
化合物120
1−(2−ピリジル)プロパン−2−アミン(207.8mg、1.53mモル)及び
DIPEA(0.532mL、3.05mモル)の混合物をCH
2Cl
2(10mL)に
溶解させた。3−[(4−フルオロ−3−メチル−フェニル)カルバモイル]ベンゼンス
ルホニル塩化物(500mg、1.53mモル)を0℃で少量ずつ添加し、混合物を0℃
で1時間撹拌した。混合物を飽和クエン酸(10mL)、飽和水性NaHCO
3(10m
L)、塩水で洗浄した後、Na
2SO
4で乾燥させた。溶媒を真空で除去し、得られた残
留物をシリカゲルクロマトグラフィー(勾配溶離液:100/1〜1/100の石油エー
テル/酢酸エチル)により精製した。純粋な画分を回収し、溶媒を真空で除去した。得ら
れた固体を水(10mL)及びアセトニトリル(10mL)中に懸濁させ、溶液を乾燥ま
で凍結乾燥することにより、化合物120(550mg)を得た。方法B;保持時間:3
.36分。m/z:428.3(M+H)
+精密質量:427.1。
1H NMR(40
0MHz,DMSO−d
6)δppm 0.95(d,J=6.5Hz,3H)2.26
(d,J=1.5Hz,3H)2.69(dd,J=13.6,7.3Hz,1H)2.
80(dd,J=13.6,7.0Hz,1H)3.64〜3.74(m,1H)7.0
8〜7.19(m,3H)7.55〜7.64(m,2H)7.64〜7.71(m,2
H)7.84〜7.89(m,1H)7.89〜7.95(m,1H)8.12〜8.1
7(m,1H)8.25(t,J=1.5Hz,1H)8.32〜8.36(m,1H)
10.45(s,1H)。
【0196】
【化117】
[この文献は図面を表示できません]
化合物224
1−(2−ピリジル)プロパン−2−アミンの代わりに1−(4−ピリジル)プロパン
−2−アミンを用いて、化合物223について記載したのと同様に化合物224を調製し
た。化合物224を、分取高性能液体クロマトグラフィー(カラム:Luna 150*
30mm*4um、移動相:水(0.05%NH
4HCO
3)中40%〜70%のCH
3
CN)により精製した。方法A;保持時間:4.6分。m/z:428.3(M+H)
+
精密質量:427.1。
【0197】
5−クロロスルホニル−2−メチル−ベンゾイル塩化物及び3−[(4−フルオロ−3−
メチル−フェニル)カルバモイル]−4−メチル−ベンゼンスルホニル塩化物の合成
5−(クロロスルホニル)−2−メチル安息香酸(10g、42.61mモル)をジク
ロロメタン(200mL)に溶解させた。N,N−ジメチルホルムアミド(166μL、
2.13mモル)を添加し、混合物を窒素雰囲気下、室温で撹拌した。塩化オキサリル(
18.3mL、213mモル)を1時間かけ、4部に分けて添加した。得られた混合物を
室温で1時間撹拌した。混合物を真空で濃縮し、トルエン(2×100mL)を用いて2
回同時蒸発させることにより、黄色い油状の5−クロロスルホニル−2−メチル−ベンゾ
イル塩化物が得られ、これをそのまま使用した。5−クロロスルホニル−2−メチル−ベ
ンゾイル塩化物(10.7g、42.3mモル)をトルエン(220mL)に溶解させ、
これを還流まで加熱した後、穏やかな窒素流下で撹拌した。シリンジポンプ(0.8mL
/分)を用いて、トルエン(80mL)中の4−フルオロ−3−メチルアニリン(4.7
6g、38.1mモル)を滴下しながら添加した。加熱を続けながら、得られた混合物を
30分撹拌した。次に、混合物を室温に冷却した。沈殿物が形成され、これをガラスフィ
ルター上で回収した。得られた固体を55℃の真空で乾燥させることにより、固体として
3−[(4−フルオロ−3−メチル−フェニル)カルバモイル]−4−メチル−ベンゼン
スルホニル塩化物(10.4g)が得られ、これを次のステップでそのまま使用した。
【0198】
【化118】
[この文献は図面を表示できません]
化合物121
ジクロロメタン(10mL)中の(S)−3−アミノテトラヒドロフラントシレート(
0.76g、2.93mモル)及びジイソプロピルエチルアミン(1.26mL、7.3
1mモル)の溶液を、ジクロロメタン(10mL)中の3−[(4−フルオロ−3−メチ
ル−フェニル)カルバモイル]−4−メチル−ベンゼンスルホニル塩化物(1g、2.9
3mモル)に滴下しながら添加した。得られた混合物を室温で1時間撹拌した。混合物を
HCl(aq/14.6mL、14.6mモル)でクエンチングした。各層を分離し、水
層をジクロロメタン(2×20mL)で抽出した。合わせた有機物を真空で濃縮した後、
シリカゲルカラムクロマトグラフィー(勾配溶離液:0:100〜100:0のEtOA
c−ヘプタン)で精製した。目的の画分を真空で濃縮し、55℃の真空で乾燥させること
により、明るい白色の固体として化合物121を得た。方法F;保持時間:0.90分。
m/z:393.2(M+H)
+精密質量:392.1。
1H NMR(400MHz,
DMSO−d
6)δppm 1.58〜1.69(m,1H)、1.85〜1.98(m
,1H)、2.24(d,J=1.3Hz,3H)、2.45(s,3H)、3.38(
dd,J=8.8,4.4Hz,1H)、3.53〜3.65(m,2H)、3.66〜
3.76(m,2H)、7.13(t,J=9.2Hz,1H)、7.46〜7.59(
m,2H)、7.66(dd,J=7.0,2.2Hz,1H)、7.75〜7.87(
m,2H)、7.96(br.s.,1H)、10.46(s,1H)。
【0199】
【化119】
[この文献は図面を表示できません]
化合物122
ジクロロメタン(10mL)中の3−メチル−3−オキセタンアミン塩酸塩(0.4g
、3.22mモル)及びジイソプロピルエチルアミン(1.26mL、7.31mモル)
の溶液を、ジクロロメタン(10mL)中の3−[(4−フルオロ−3−メチル−フェニ
ル)カルバモイル]−4−メチル−ベンゼンスルホニル塩化物(1g、2.93mモル)
に滴下しながら添加した。得られた混合物を室温で1時間撹拌した。混合物をHCl(a
q/14.63mL、14.63mモル)でクエンチングした。各層を分離し、水層をジ
クロロメタン(2×20mL)で抽出した。合わせた有機層を真空で濃縮した後、カラム
クロマトグラフィー(勾配溶離液:0:100〜100:0のEtOAc−ヘプタン)で
精製した。目的の画分を真空で濃縮し、55℃の真空で乾燥させることにより、明るい白
色の固体として化合物122を得た。方法F;保持時間:0.90分。m/z:410.
2(M+NH
4)
+精密質量:392.1。
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6)δppm 1.43(s,3H)、2.19〜2.29(m,3H)、2.44(s
,3H)、4.14(d,J=6.4Hz,2H)、4.56(d,J=6.2Hz,2
H)、7.13(t,J=9.1Hz,1H)、7.42〜7.57(m,2H)、7.
59〜7.71(m,1H)、7.74〜7.90(m,2H)、8.36(s,1H)
、10.46(s,1H)。
【0200】
【化120】
[この文献は図面を表示できません]
化合物123
化合物123は、5−クロロ−3−クロロスルホニル−2−フルオロ−安息香酸(En
amine EN300−35191から市販のもの)から出発し、5−クロロ−3−ク
ロロスルホニル−2−フルオロ−ベンゾイル塩化物を経て、化合物121について記載し
たのと同様に調製した(
1H NMR(400MHz,CHLOROFORM−d)δp
pm 8.23(dd,J=5.4,2.8Hz,1H)、8.37(dd,J=5.5
,2.6Hz,1H))。シリカゲルカラムクロマトグラフィー(勾配溶離液:10:9
0〜100:0のEtOAc−ヘプタン)の後、化合物123の高温iPrOH溶液への
H
2Oの添加によって化合物123を結晶化することにより、白色の固体(3153mg
)として化合物123を得た。方法G;保持時間:1.81分。m/z:431.0(M
+H)
+精密質量:430.1。
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6)δpp
m 1.65〜1.79(m,1H)、1.93〜2.06(m,1H)、2.25(d
,J=1.8Hz,3H)、3.44(dd,J=9.0,4.4Hz,1H)、3.6
2(td,J=8.0,5.9Hz,1H)、3.69(dd,J=8.9,6.3Hz
,1H)、3.71〜3.79(m,1H)、3.84〜3.98(m,1H)、7.1
5(t,J=9.1Hz,1H)、7.45〜7.55(m,1H)、7.61(dd,
J=6.9,2.3Hz,1H)、7.91(dd,J=5.7,2.6Hz,1H)、
8.07(dd,J=5.2,2.8Hz,1H)、8.57(dd,J=6.8Hz,
1H)、10.68(s,1H)。
【0201】
【化121】
[この文献は図面を表示できません]
化合物124
化合物125(167mg、0.371mモル)及びPd/C(25mg)をメタノー
ル(19mL)中で、水素雰囲気下にて80分撹拌した。反応混合物を濾過し、濃縮した
。得られた残留物を分取SFC(固定相:Chiralpak Diacel AD 3
0×250mm)、移動相:CO
2、0.2%のiPrNH
2を含むMeOH)により精
製し、目的の画分を回収し、濃縮し、MeOHに溶解させた後、再度蒸発させることによ
り、化合物124(67mg)を得た。方法G;保持時間:1.61分。m/z:430
.0(M+NH
4)
+精密質量:412.1。
1H NMR(400MHz,DMSO−
d
6)δppm 1.68〜1.83(m,1H)、1.89〜2.03(m,1H)、
2.24(d,J=1.5Hz,3H)、3.45(dd,J=8.9,4.7Hz,1
H)、3.56〜3.69(m,2H)、6 3.70〜3.86(m,2H)、7.1
4(t,J=9.1Hz,1H)、7.45〜7.55(m,1H)、7.60〜7.6
9(m,2H)、7.82(dd,J=7.6,1.7Hz,1H)、8.09(dd,
J=7.8,1.7Hz,1H)、8.34(s,1H)、10.62(s,1H)。
【0202】
【化122】
[この文献は図面を表示できません]
化合物125
化合物125は、3−クロロスルホニル−2−メチル−安息香酸の代わりに、2,6−
ジクロロ−3−クロロスルホニル−安息香酸から出発して、化合物126について記載し
たのと同様に調製した。方法G;保持時間:1.77分。m/z:464.0(M+NH
4)
+精密質量:446.0。
1H NMR(400MHz,CHLOROFORM−d
)δppm 1.75〜1.86(m,1H)、2.04〜2.16(m,1H)、2.
30(d,J=1.8Hz,3H)、3.57〜3.65(m,1H)、3.66〜3.
76(m,2H)、3.82〜3.95(m,2H)、5.45(d,J=7.5Hz,
1H)、7.01(t,J=8.9Hz,1H)、7.30〜7.38(m,1H)、7
.47〜7.56(m,2H)、7.83(s,1H)、8.05(d,J=8.6Hz
,1H)。
【0203】
【化123】
[この文献は図面を表示できません]
化合物126
3−クロロスルホニル−2−メチル−安息香酸(Enamine EN300−109
516から市販;508.4mg、2.17mモル)をジクロロメタン(50mL)に溶
解させた。DMF(1滴)及びオキサリル塩化物(1375mg、10.83mモル)を
添加し、混合物を不活性雰囲気下で4時間撹拌した。反応混合物を濃縮することにより、
黄色い油状の3−クロロスルホニル−2−メチル−ベンゾイル塩化物(554mg)が得
られ、これを次のステップでそのまま使用した。
1H NMR(400MHz,CHLO
ROFORM−d)δppm 2.92〜3.01(m,3H)、7.60(t,J=7
.9Hz,1H)、8.27〜8.41(m,2H)。ジクロロメタン(10mL)中の
4−フルオロ−3−メチルアニリン(227mg、1.98mモル)を、トルエン(50
mL)中の3−クロロスルホニル−2−メチル−ベンゾイル塩化物(550mg、2.1
7mモル)の溶液に、還流下、5分かけて滴下しながら添加した。反応混合物を30分還
流させた後、氷浴中で冷却した。ジクロロメタン(10mL)に溶解した(S)−3−ア
ミノテトラヒドロフラントシレート(564mg、2.17mモル)及びDIPEA(0
.85ml、4.94mモル)の溶液を添加し、得られた混合物を30分撹拌した。得ら
れた混合物をHCl(2×100mL/1M aq)、水(2×100mL)及びNaH
CO
3(2×100mL/飽和aq)で洗浄した。有機層をMgSO
4で乾燥し、真空で
濃縮した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(100:0〜90:
10のCH
2Cl
2−MeOH)で精製することにより、ヘプタン中10〜100%まで
のEtOAcの勾配を適用して再精製した。生成物画分を濃縮し、50℃の真空で一晩乾
燥させることにより、無色の油状の化合物126(16.6mg)を得た。方法G;保持
時間:1.65分。m/z:393.1(M+H)
+精密質量:392.1。
1H NM
R(400MHz,CHLOROFORM−d)δppm 1.73〜1.87(m,1
H)、2.06〜2.20(m,1H)、2.30(d,J=1.8Hz,3H)、2.
69(s,3H)、3.54〜3.63(m,1H)、3.65〜3.78(m,2H)
、3.83〜3.97(m,2H)、4.99(d,J=8.1Hz,1H)、7.01
(t,J=8.9Hz,1H)、7.31〜7.44(m,2H)、7.51(dd,J
=6.7,2.5Hz,1H)、7.58〜7.69(m,2H)、8.06(dd,J
=8.0,1.2Hz,1H)。
【0204】
手順S1:トルエン(10mL)中の3−[(4−フルオロ−3−メチル−フェニル)カ
ルバモイル]ベンゼンスルホニル塩化物(0.50g、1.52mモル、1当量)を、ア
ミン(1.1当量)を含むフラスコに添加した。DIPEA(657μL、3.81mモ
ル、2.5当量)を添加し、反応混合物を1時間撹拌した。次に、1M HCl(5mL
)を反応混合物に添加した。
【0205】
手順S2:試験管に3−[(4−フルオロ−3−メチル−フェニル)カルバモイル]ベン
ゼンスルホニル塩化物(250mg、0.76mモル)及びアミン(1.1当量)を充填
し、CH
2Cl
2(5mL)を添加した。溶液を撹拌し、DIPEA(329μL、1.
9mモル、2.5当量)を添加し、混合物を30分さらに撹拌した。次に、HCl(1M
aq/5mL)を添加し、混合物をさらに5分撹拌した。
【0206】
手順S3:CH
2Cl
2(10mL)中の3−[(4−フルオロ−3−メチル−フェニル
)カルバモイル]ベンゼンスルホニル塩化物(0.50g、1.52mモル、1当量)及
びDIPEA(657μL、3.81mモル、2.5当量)の溶液に、アミン(1.1当
量)を添加した。反応混合物を1時間撹拌した。次に、1M HCl(5mL)を反応混
合物に添加した。
【0207】
手順S4:CH
2Cl
2(5mL)に溶解させた3−[(4−フルオロ−3−メチル−フ
ェニル)カルバモイル]ベンゼンスルホニル塩化物(250mg、0.76mモル)及び
DIPEA(329μL、1.9mモル、2.5当量)を、アミン(1.1当量)を含む
試験管に添加した。反応混合物を3時間撹拌した。1M HCl(5mL)を添加した。
【0208】
ワークアップW1:沈殿物が形成された。沈殿物を濾過して除去し、ジイソプロピルエー
テルですすいだ後、55℃の真空オーブン内で乾燥させた。
【0209】
ワークアップW2:有機層を分離し、真空で濃縮した。得られた残留物を、溶離液として
ヘプタンからEtOAcへの勾配を用いたシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精
製した。
【0210】
ワークアップW3:各層を分離し、有機層を精製のためのシリカゲルカラム(勾配溶離:
100:0〜97:3のCH
2Cl
2−メタノールを用いる)にロードした。
【0211】
ワークアップW4:有機層を分離して、シリカゲルカラムにロードした。ヘプタンからE
tOAcへの勾配溶離を用いて、混合物を精製した。
【0212】
【化124】
[この文献は図面を表示できません]
化合物128
アミンとして7−オキサビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−アミンを用いた手順S
4、ワークアップW4に従う合成。方法F;保持時間:0.94分。m/z:422.1
(M+NH
4)
+精密質量:404.1。
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6
)δppm 1.22〜1.48(m,5H)、1.68(dd,J=12.5,7.9
Hz,1H)、2.25(d,J=1.8Hz,3H)、3.25〜3.29(m,1H
)、4.14(d,J=4.8Hz,1H)、4.44(t,J=4.8Hz,1H)、
7.14(t,J=9.2Hz,1H)、7.54〜7.63(m,1H)、7.68(
dd,J=7.2,2.3Hz,1H)、7.74〜7.80(m,1H)、7.86(
d,J=6.8Hz,1H)、7.98〜8.03(m,1H)、8.20(dt,J=
7.8,1.4Hz,1H)、8.35(t,J=1.5Hz,1H)、10.46(s
,1H)。
【0213】
【化125】
[この文献は図面を表示できません]
化合物129
アミンとしてR−(+)−3−アミノテトラヒドロフラントルエン−4−スルホネート
を用いた手順S3、ワークアップW2に従う合成。
方法F;保持時間:0.89分。m/z:396.1(M+NH
4)
+精密質量:378
.1。
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6)ppm 1.56〜1.65(m
,1H)、1.85〜1.94(m,1H)、2.25(d,J=1.8Hz,3H)、
3.36(dd,J=9.0,4.4Hz,1H)、3.52〜3.65(m,2H)、
3.65〜3.73(m,1H)、3.73〜3.79(m,1H)、7.14(t,J
=9.2Hz,1H)、7.56〜7.62(m,1H)、7.67(dd,J=7.0
,2.3Hz,1H)、7.78(t,J=7.8Hz,1H)、7.99〜8.05(
m,1H)、8.08(bs,1H)、8.20〜8.23(m,1H)、8.37(t
,J=1.7Hz,1H)、10.47(s,1H)、[α]
20D=+5.8(c0.
61w/v%,MeOH)。
【0214】
【化126】
[この文献は図面を表示できません]
化合物130
方法F;保持時間:0.95分。m/z:424.2(M+NH
4)
+精密質量:406
.1。
アミンとしてラセミトランス−2−アミノシクロヘキサノール塩酸塩を用いた手順S3
、ワークアップW2に従う合成。
【0215】
【化127】
[この文献は図面を表示できません]
化合物131
アミンとして(1S,2S)−トランス−2−アミノシクロヘキサノール塩酸塩を用い
た手順S3、ワークアップW2に従う合成。
方法F;保持時間:0.95分。m/z:424.2(M+NH
4)
+精密質量:406
.1。
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6)δppm 1.01〜1.23(m,4
H)、1.41〜1.58(m,2H)、1.59〜1.70(m,1H)、1.71〜
1.83(m,1H)、2.25(d,J=1.3Hz,3H)、2.77〜2.90(
m,1H)、3.15〜3.27(m,1H)、4.50(d,J=4.6Hz,1H)
、7.14(t,J=9.2Hz,1H)、7.54〜7.64(m,2H)、7.64
〜7.69(m,1H)、7.72(t,J=7.9Hz,1H)、8.04(d,J=
7.7Hz,1H)、8.16(d,J=7.9Hz,1H)、8.39(s,1H)、
10.43(s,1H)。
【0216】
【化128】
[この文献は図面を表示できません]
化合物132
アミンとしてラセミシス−2−アミノシクロヘキサノール塩酸塩を用いた手順S3、ワ
ークアップW2に従う合成。方法F;保持時間:0.96分。m/z:424.1(M+
NH
4)
+精密質量:406.1。
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6)δp
pm 1.01〜1.26(m,4H)、1.26〜1.36(m,1H)、1.38〜
1.62(m,3H)、2.25(d,J=1.8Hz,3H)、3.03〜3.14(
m,1H)、3.57(br.s.,1H)、4.52(d,J=4.2Hz,1H)、
7.14(t,J=9.1Hz,1H)、7.46(d,J=7.9Hz,1H)、7.
56〜7.62(m,1H)、7.68(dd,J=7.0,2.6Hz,1H)、7.
73(t,J=7.8Hz,1H)、8.05(dt,J=8.1、1.2Hz,1H)
、8.14〜8.19(m,1H)、8.39(t,J=1.7Hz,1H)、10.4
3(s,1H)。
【0217】
【化129】
[この文献は図面を表示できません]
化合物133
アミンとして、トランス−4−アミノシクロヘキサノール塩酸塩を用いた手順S3、ワ
ークアップW2に従う合成。
方法F;保持時間:0.84分。m/z:424.2(M+NH
4)
+精密質量:406
.1。
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6)δppm 1.01〜1.31(m,4
H)、1.57(d,J=10.3Hz,2H)、1.69(d,J=12.5Hz,2
H)、2.25(d,J=1.8Hz,3H)、2.84〜3.01(m,1H)、3.
22〜3.29(m,1H)、4.46(d,J=4.4Hz,1H)、7.14(t,
J=9.1Hz,1H)、7.53〜7.64(m,1H)、7.68(dd,J=7.
0,2.2Hz,1H)、7.72〜7.79(m,2H)、7.95〜8.04(m,
1H)、8.18(dt,J=7.7,1.3Hz,1H)、8.36(t,J=1.7
Hz,1H)、10.46(s,1H)。
【0218】
【化130】
[この文献は図面を表示できません]
化合物134
方法F;保持時間:0.89分。m/z:424.2(M+NH
4)
+精密質量:406
.1。
アミンとして、3−アミノ−シクロヘキサノールを用いた手順S3、ワークアップW2
に従う合成。
化合物134をその異性体において、分取SFC(固定相:Chiralpak Da
icel IC 20×250mm)、移動相:CO
2、0.4%のiPrNH
2を含む
iPrOH)により分離し、目的の画分を回収し、濃縮し、MeOHに溶解させた後、再
度蒸発させることにより、134a、134b、134c、134dを得た。SFCカラ
ム:ID−H 250mm×4.6mm 流量:3ml/分 移動相:25%iPrOH
(0.2%のiPrNH2を含む)を18.0分維持。
温度:30℃;保持時間:134a(10.0分)、134b(11.1分)、134c
(13.6分)、134d(14.7分)。シス(Cis):エナンチオマー134a及
び134b N−(4−フルオロ−3−メチル−フェニル)−3−[[(1R,3S)−
3−ヒドロキシシクロヘキシル]スルファモイル]ベンズアミド又はN−(4−フルオロ
−3−メチル−フェニル)−3−[[(1S,3R)−3−ヒドロキシシクロヘキシル]
スルファモイル]ベンズアミド。
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6)δpp
m 0.84〜1.14(m,4H)、1.48〜1.60(m,2H)、1.60〜1
.72(m,1H)、1.72〜1.82(m,1H)、2.26(d,J=1.8Hz
,3H)、2.93〜3.07(m,1H)、3.20〜3.30(m,1H)、4.5
8(d,J=4.6Hz,1H)、7.14(t,J=9.1Hz,1H)、7.55〜
7.64(m,1H)、7.69(dd,J=7.0,2.2Hz,1H)、7.76(
t,J=7.8Hz,1H)、7.83(br.s.,1H)、7.96〜8.06(m
,1H)、8.13〜8.24(m,1H)、8.38(t,J=1.7Hz,1H)、
10.47(s,1H)。
【0219】
トランス(Trans):エナンチオマー134c及び134d N−(4−フルオロ−
3−メチル−フェニル)−3−[[(1R,3R)−3−ヒドロキシシクロヘキシル]ス
ルファモイル]ベンズアミド又はN−(4−フルオロ−3−メチル−フェニル)−3−[
[(1S,3S)−3−ヒドロキシシクロヘキシル]スルファモイル]ベンズアミド。
1
H NMR(400MHz,DMSO−d
6)δppm 1.08〜1.20(m,1H
)、1.25〜1.42(m,4H)、1.42〜1.58(m,3H)、2.25(d
,J=1.8Hz,3H)、3.36〜3.45(m,1H)、3.71〜3.89(m
,1H)、4.38(d,J=3.5Hz,1H)、7.14(t,J=9.1Hz,1
H)、7.51(br.s.,1H)、7.56〜7.63(m,1H)、7.69(d
d,J=7.2,2.3Hz,1H)、7.73〜7.78(m,1H)、7.97〜8
.05(m,1H)、8.19(dt,J=7.9,1.2Hz,1H)、8.37(t
,J=1.7Hz,1H)、10.47(br.s.,1H)。
【0220】
【化131】
[この文献は図面を表示できません]
化合物135
アミンとして2−オキサ−6−アザスピロ[3.3]ヘプタンを用いた手順S3、ワー
クアップW2に従う合成。方法F;保持時間:0.91分。m/z:389.1(M−H
)
−精密質量:390.1。
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6)δppm
2.26(d,J=1.8Hz,3H)、3.95(s,4H)、4.44(s,4H)
、7.15(t,J=9.2Hz,1H)、7.57〜7.65(m,1H)、7.68
(dd,J=7.0,2.4Hz,1H)、7.85(t,J=7.8Hz,1H)、8
.01(dt,J=8.0,1.3Hz,1H)、8.28〜8.38(m,2H)、1
0.51(s,1H)。
【0221】
【化132】
[この文献は図面を表示できません]
化合物136
アミンとして(1R,2S)−(+)−シス−1−アミノインダン−2−オールを用い
た手順S1、ワークアップW1に従う合成。方法G;保持時間:1.79分。m/z:4
39.0(M−H)
−精密質量:440.1。
1H NMR(400MHz,DMSO−
d
6)δppm 2.25(d,J=1.8Hz,3H)、2.72(d,J=15.0
Hz,1H)、2.93(dd,J=16.1,4.6Hz,1H)、4.15(qd,
J=4.7,1.8Hz,1H)、4.69(dd,J=8.7,4.7Hz,1H)、
4.96(d,J=4.4Hz,1H)、6.87(d,J=7.3Hz,1H)、7.
04〜7.10(m,1H)、7.10〜7.21(m,3H)、7.55〜7.64(
m,1H)、7.68(dd,J=7.0,2.4Hz,1H)、7.77(t,J=7
.8Hz,1H)、7.93(d,J=9.0Hz,1H)、8.15(dt,J=8.
1,1.2Hz,1H)、8.21(dd,J=7.7,1.5Hz,1H)、8.48
(t,J=1.7Hz,1H)、10.44(s,1H)。
【0222】
【化133】
[この文献は図面を表示できません]
化合物137
アミンとして(1S,2R)−2−アミノテトラリン−1−オール塩酸塩を用いた手順
S4、ワークアップW4に従う合成。方法F;保持時間:1.03分。m/z:472.
2(M+NH
4)
+精密質量:454.1。
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6)δppm 1.35〜1.46(m,1H)、1.96(qd,J=11.8,6.
2Hz,1H)、2.25(d,J=1.5Hz,3H)、2.62(ddd,J=17
.2,10.9,6.3Hz,1H)、2.70〜2.82(m,1H)、3.34〜3
.45(m,1H)、4.39(br.s.,1H)、5.29(d,J=5.7Hz,
1H)、7.04(d,J=6.8Hz,1H)、7.09〜7.24(m,4H)、7
.55〜7.63(m,1H)、7.62〜7.70(m,2H)、7.75(t,J=
7.8Hz,1H)、8.06〜8.13(m,1H)、8.19(d,J=8.1Hz
,1H)、8.43(t,J=1.5Hz,1H)、10.44(s,1H)。[α]
2
0D:+66°(c0.55w/v%,DMF)。DSC(10℃/分で30〜300℃
):170℃。
【0223】
【化134】
[この文献は図面を表示できません]
化合物138
アミンとして、トランス−(1S,2S)−2−アミノシクロペンタノール塩酸塩を用
いた手順S1、ワークアップW1に従う合成。方法F;保持時間:0.88分。m/z:
410.4(M+NH
4)
+精密質量:392.1。
1H NMR(400MHz,DM
SO−d
6)δppm 1.16〜1.29(m,1H)、1.29〜1.40(m,1
H)、1.50(quin,J=7.4Hz,2H)、1.61〜1.78(m,2H)
、2.25(d,J=1.8Hz,3H)、3.16〜3.26(m,1H)、3.74
〜3.82(m,1H)、4.67(d,J=4.4Hz,1H)、7.14(t,J=
9.2Hz,1H)、7.55〜7.63(m,1H)、7.65〜7.72(m,2H
)、7.75(t,J=7.8Hz,1H)、7.98〜8.04(m,1H)、8.1
8(dt,J=7.9,1.3Hz,1H)、8.36(t,J=1.7Hz,1H)、
10.45(s,1H)。
【0224】
【化135】
[この文献は図面を表示できません]
化合物139
アミンとして、シス−(1R,2S)−2−アミノシクロペンタノール塩酸塩を用いた
手順S1、ワークアップW1に従う合成。方法F;保持時間:0.92分。m/z:41
0.1(M+NH
4)
+精密質量:392.1。
1H NMR(400MHz,DMSO
−d
6)δppm 1.25〜1.51(m,4H)、1.51〜1.67(m,2H)
、2.25(d,J=1.5Hz,3H)、3.21〜3.28(m,1H)、3.72
〜3.79(m,1H)、4.63(d,J=4.0Hz,1H)、7.14(t,J=
9.2Hz,1H)、7.42(d,J=8.1Hz,1H)、7.55〜7.63(m
,1H)、7.68(dd,J=7.3,2.4Hz,1H)、7.73(t,J=7.
8Hz,1H)、8.06(dt,J=8.1,1.2Hz,1H)、8.17(d,J
=8.1Hz,1H)、8.40(t,J=1.5Hz,1H)、10.43(s,1H
)。
【0225】
【化136】
[この文献は図面を表示できません]
化合物172
アミンとして、シス−(1S,2R)−2−アミノシクロペンタノール塩酸塩を用いた
手順S2に従う合成。形成された沈殿物をガラスフィルター上に回収し、CH
2Cl
2(
2×5mL)ですすいだ。沈殿物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(勾配溶離液:
0:100〜100:0のEtOAc−ヘプタン)で精製した。55℃の真空で乾燥させ
ることにより、明るい白色の粉末として化合物172を得た。方法G;保持時間:1.6
5分。m/z:392.9(M+H)
+精密質量:392.1。DSC(10℃/分で3
0〜300℃):145℃。
【0226】
【化137】
[この文献は図面を表示できません]
化合物173
アミンとして、トランス−(1R,2R)−2−アミノシクロペンタノール塩酸塩を用
いた手順S4(反応時間=3時間ではなく、20時間)、ワークアップW4に従う合成。
方法F;保持時間:0.87分。m/z:410.1(M+NH
4)
+精密質量:392
.1。
【0227】
【化138】
[この文献は図面を表示できません]
化合物140
アミンとして、1,1−ジオキソチオラン−3−アミン塩酸塩を用いた手順S1、ワー
クアップW1に従う合成。方法F;保持時間:0.85分。m/z:444.2(M+N
H
4)
+精密質量:426.1。
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6)δpp
m 1.90〜2.04(m,1H)、2.16〜2.24(m,1H)、2.25(d
,J=1.8Hz,3H)、2.81(dd,J=13.4,7.0Hz,1H)、3.
08(ddd,J=13.1,9.1,7.5Hz,1H)、3.15〜3.26(m,
2H)、3.94〜4.06(m,1H)、7.15(t,J=9.2Hz,1H)、7
.55〜7.63(m,1H)、7.68(dd,J=7.2,2.3Hz,1H)、7
.79(t,J=7.8Hz,1H)、8.01〜8.07(m,1H)、8.23(d
t,J=7.7,1.3Hz,1H)、8.38(t,J=1.7Hz,1H)、8.4
0(br.s.,1H)、10.48(s,1H)。
【0228】
【化139】
[この文献は図面を表示できません]
化合物141
アミンとして、2−アミノインダン−1−オール塩酸塩を用いた手順S4、ワークアッ
プW4に従う合成。方法F;保持時間:0.98分及び1.01分。m/z:458.1
(M+NH
4)
+精密質量:440.1。化合物141をその異性体において、分取SF
C(固定相:Chiralcel Diacel OD 20×250mm)、移動相:
CO
2、0.2%のiPrNH
2を含むMeOH)により精製し、目的の画分を回収し、
濃縮し、MeOHに溶解させた後、再度蒸発させた。SFC、カラム:OD−H(Dia
cel)250mm×4.6mm。
流量:5mL/分、移動相:30%MeOH(0.2%のiPrNH
2を含む)を4.0
0分維持、1分で50%までとし、温度:40℃にて、50%で2.00分維持。保持時
間:141a(1.8分)、141b(2.1分)、141c(2.5分)、141d(
2.7分)。
141a、141c:N−(4−フルオロ−3−メチル−フェニル)−3−[[(1S,
2S)−1−ヒドロキシインダン−2−イル]−スルファモイル]ベンズアミド又はN−
(4−フルオロ−3−メチル−フェニル)−3−[[(1R,2R)−1−ヒドロキシイ
ンダン−2−イル]スルファモイル]ベンズアミド。
1H NMR(400MHz,DM
SO−d
6)δppm 2.25(d,J=1.5Hz,3H)、2.43〜2.55(
m,1H)、2.83(dd,J=15.7,7.8Hz,1H)、3.59〜3.70
(m,1H)、4.83(d,J=6.8Hz,1H)、5.58(br.s.,1H)
、7.03〜7.27(m,5H)、7.56〜7.65(m,1H)、7.68(dd
,J=7.0,2.4Hz,1H)、7.78(t,J=7.8Hz,1H)、8.05
〜8.11(m,1H)、8.16(br.s.,1H)、8.22(d,J=8.1H
z,1H)、8.43(t,J=1.7Hz,1H)、10.47(br.s.,1H)
。方法F;保持時間:0.98分。m/z:458.3(M+NH
4)
+精密質量:44
0.1。
141b、141d:N−(4−フルオロ−3−メチル−フェニル)−3−[[(1R,
2S)−1−ヒドロキシインダン−2−イル]スルファモイル]ベンズアミド又はN−(
4−フルオロ−3−メチル−フェニル)−3−[[(1S,2R)−1−ヒドロキシイン
ダン−2−イル]スルファモイル]ベンズアミド。
1H NMR(600MHz,ACE
TONE−d
6,−14℃)δppm 2.25(d,J=1.9Hz,3H)、2.8
0〜2.90(m,2H)、3.94〜3.99(m,1H)、4.72(d,J=5.
3Hz,1H)、4.87(d,J=3.8Hz,1H)、6.96(d,J=5.0H
z,1H)、7.08(t,J=9.2Hz,1H)、7.14〜7.19(m,2H)
、7.21(td,J=7.3,1.2Hz,1H)、7.29(d,J=7.3Hz,
1H)、7.65〜7.70(m,1H)、7.74(dt,J=6.8,3.1Hz,
1H)、7.79(t,J=7.8Hz,1H)、8.19(ddd,J=7.8,1.
8,1.1Hz,1H)、8.27(ddt,J=7.8,1.8,0.9,0.9Hz
,1H)、8.54(q,J=1.6Hz,1H)、10.09(s,1H)。方法F;
保持時間:1.00。m/z:458.2(M+NH
4)
+精密質量:440.1。
【0229】
【化140】
[この文献は図面を表示できません]
化合物142
アミンとして(1R,2R)−2−アミノ−1−フェニル−プロパン−1−オールを用
いた手順S4、ワークアップW4に従う合成。方法F;保持時間:1.00分。m/z:
460.1(M+NH
4)
+精密質量:442.1。
1H NMR(400MHz,DM
SO−d
6)δppm 0.76(d,J=6.8Hz,3H)、2.25(d,J=1
.3Hz,3H)、3.37〜3.46(m,1H)、4.56(d,J=4.6Hz,
1H)、5.41(br.s.,1H)、7.14(t,J=9.2Hz,1H)、7.
18〜7.23(m,1H)、7.23〜7.32(m,4H)、7.49(br.s.
,1H)、7.56〜7.64(m,1H)、7.64〜7.72(m,2H)、7.8
8〜7.96(m,1H)、8.15(d,J=7.9Hz,1H)、8.31(t,J
=1.5Hz,1H)、10.42(s,1H)。
【0230】
【化141】
[この文献は図面を表示できません]
化合物143
アミンとして(1R,2S)−(−)−ノルエフェドリンを用いた手順S1、ワークア
ップW1に従う合成。方法F;保持時間:1.01分。m/z:460.1(M+NH
4
)
+精密質量:442.1。
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6)δppm
0.79(d,J=6.8Hz,3H)、2.25(d,J=1.8Hz,3H)、3.
33〜3.37(m,1H)、4.48(t,J=4.6Hz,1H)、5.42(d,
J=4.6Hz,1H)、7.10〜7.27(m,6H)、7.55〜7.63(m,
1H)、7.64〜7.71(m,2H)、7.78(d,J=8.4Hz,1H)、7
.91(dt,J=8.2,1.2Hz,1H)、8.12〜8.18(m,1H)、8
.30(t,J=1.7Hz,1H)、10.42(s,1H)。
【0231】
【化142】
[この文献は図面を表示できません]
化合物144
アミンとして(1S,2R)−(+)−ノルエフェドリンを用いた手順S1、ワークア
ップW1に従う合成。方法F;保持時間:1.01分。m/z:460.2(M+NH
4
)
+精密質量:442.1。
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6)δppm 0.79(d,J=6.8H
z,3H)、2.25(d,J=1.8Hz,3H)、3.32〜3.38(m,1H)
、4.48(t,J=4.6Hz,1H)、5.42(d,J=4.8Hz,1H)、7
.10〜7.27(m,6H)、7.56〜7.63(m,1H)、7.65〜7.71
(m,2H)、7.78(d,J=8.4Hz,1H)、7.89〜7.94(m,1H
)、8.15(dt,J=7.8,1.3Hz,1H)、8.30(t,J=1.7Hz
,1H)、10.42(s,1H)。
【0232】
【化143】
[この文献は図面を表示できません]
化合物145
アミンとして、3−アミノシクロペンタノールを用いた手順S4に従う合成。完了後、
反応混合物を、ヘプタンからEtOAcへの勾配を用いた精製用シリカゲルカラムクロマ
トグラフィーに直接ロードして、ジアステレオマーの83(145a、145b):17
(145c、145d)混合物として化合物145を取得した。方法F;保持時間:0.
82分及び0.86分。m/z:410.2(M+NH
4)
+精密質量:392.1。化
合物145をその異性体において、分取SFC(固定相:Chiralpak Diac
el AD 30×250mm)、移動相:CO
2、0.4%のiPrNH
2を含むMe
OH)により分離して、目的の画分を回収し、蒸発させ、MeOHに溶解させた後、再度
蒸発させることにより、化合物145a(238mg)及び145b(236mg)、並
びに化合物145c及び145dの混合物を得た。145c及び145dの混合物を分取
SFC(固定相:Chiralpak Diacel AD 30×250mm)、移動
相:CO
2、0.4%のiPrNH
2を含むEtOH)によりさらに精製して、目的の画
分を回収し、蒸発させ、MeOHに溶解させた後、再度蒸発させることにより、145c
(29mg)及び145d(27mg)を得た。145a及び145b:N−(4−フル
オロ−3−メチル−フェニル)−3−[[(1R,3S)−3−ヒドロキシシクロペンチ
ル]スルファモイル]ベンズアミド又はN−(4−フルオロ−3−メチル−フェニル)−
3−[[(1S,3R)−3−ヒドロキシシクロペンチル]スルファモイル]ベンズアミ
ド。
方法F;保持時間:0.85分。m/z:410.2(M+NH
4)
+精密質量:392
.1。
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6)δppm 1.21(ddd,J=13
.3,7.8,6.1Hz,1H)、1.36〜1.64(m,4H)、1.84〜1.
95(m,1H)、2.25(d,J=1.1Hz,3H)、3.37〜3.47(m,
1H)、3.85〜3.96(m,1H)、4.25〜5.00(1H,br.s.)、
7.14(t,J=9.2Hz,1H)、7.35〜7.75(1H,br.s)、7.
54〜7.63(m,1H)、7.68(dd,J=7.0,2.2Hz,1H)、7.
75(t,J=7.8Hz,1H)、8.01(d,J=7.9,1H)、8.19(d
,J=7.7Hz,1H)、8.36(s,1H)、10.46(br.s.,1H)
145c及び145d:N−(4−フルオロ−3−メチル−フェニル)−3−[[(1S
,3S)−3−ヒドロキシシクロペンチル]スルファモイル]ベンズアミド又はN−(4
−フルオロ−3−メチル−フェニル)−3−[[(1R,3R)−3−ヒドロキシシクロ
ペンチル]スルファモイル]ベンズアミド。方法F;保持時間:0.82分。m/z:4
10.2(M+NH
4)
+精密質量:392.1。
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6)δppm 1.17〜1.35(m,2
H)、1.41(ddd,J=13.4,8.0,5.7Hz,1H)、1.56(dd
d,J=13.2,7.3,2.6Hz,1H)、1.69〜1.83(m,2H)、2
.25(d,J=1.8Hz,3H)、3.59〜3.72(m,1H)、3.99〜4
.09(m,1H)、4.43(d,J=3.5Hz,1H)、7.14(t,J=9.
2Hz,1H)、7.55〜7.63(m,1H)、7.68(dd,J=7.0,2.
2Hz,1H)、7.73〜7.84(m,2H)、7.96〜8.02(m,1H)、
8.20(dt,J=7.9,1.2Hz,1H)、8.36(t,J=1.7Hz,1
H)、10.48(br.s.,1H)。145a:[α]
20D:+5.2°(c0.
56w/v%,DMF);145b:[α]
20D:−5.4°(c0.60w/v%,
DMF);145c:[α]
20D:−3.5°(c0.46w/v%,DMF);14
5d:[α]
20D:+2.5°(c4.4w/v%、DMF)。
【0233】
【化144】
[この文献は図面を表示できません]
化合物146
アミンとして6−オキサ−2−アザスピロ[3.4]オクタンオキサレートを用いた手
順S2に従う合成。完了後、ヘプタンからEtOAcへの勾配を用いた精製用シリカゲル
カラムクロマトグラフィーに反応混合物を直接ロードして、化合物146を得た。方法F
;保持時間:0.93分。m/z:422.3(M+NH
4)
+精密質量:404.1。
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6)ppm 1.81(t,J=6.9Hz
,2H)、2.26(d,J=1.8Hz,3H)、3.46(s,2H)、3.57(
t,J=6.9Hz,2H)、3.72〜3.80(m,4H)、7.15(t,J=9
.1Hz,1H)、7.58〜7.64(m,1H)、7.69(dd,J=7.0,2
.2Hz,1H)、7.87(t,J=7.8Hz,1H)、8.04(dt,J=8.
0,1.3Hz,1H)、8.32〜8.41(m,2H)、10.53(s,1H)。
【0234】
【化145】
[この文献は図面を表示できません]
化合物147
アミンとして6−オキサ−1−アザスピロ[3.3]ヘプタンを用いた手順S2に従う
合成。完了後、ヘプタンからEtOAcへの勾配を用いた精製用シリカゲルカラムクロマ
トグラフィーに反応混合物を直接ロードして、化合物147を得た。方法F;保持時間:
0.92分。m/z:408.2(M+NH
4)
+精密質量:390.1。
1H NMR
(400MHz,DMSO−d
6)δppm 2.25(d,J=1.8Hz,3H)、
2.53(t,J=7.3Hz,2H)、3.73(t,J=7.4Hz,2H)、4.
53(d,J=7.9Hz,2H)、5.01(d,J=7.9Hz,2H)、7.15
(t,J=9.1Hz,1H)、7.56〜7.64(m,1H)、7.68(dd,J
=7.0,2.2Hz,1H)、7.82(t,J=7.8Hz,1H)、8.05〜8
.11(m,1H)、8.29(dt,J=7.8,1.3Hz,1H)、8.40(t
,J=1.7Hz,1H)、10.51(s,1H)。
【0235】
【化146】
[この文献は図面を表示できません]
化合物148
アミンとして(S)−(+)−1−シクロヘキシルエチルアミンを用いた手順S4、ワ
ークアップW4に従う合成。方法F;保持時間:1.23分。m/z:436.2(M+
NH
4)
+精密質量:418.2。
【0236】
【化147】
[この文献は図面を表示できません]
化合物149
アミンとして4,4−ジフルオロシクロヘキシルアミンを用いた手順S4、ワークアッ
プW4に従う合成。方法F;保持時間:1.06分。m/z:444.5(M+NH
4)
+精密質量:426.1。
【0237】
【化148】
[この文献は図面を表示できません]
化合物150
アミンとして3−ブテン−2−アミン塩酸塩を用いた手順S4、ワークアップW4に従
う合成。方法F;保持時間:1.01分。m/z:380.3(M+NH
4)
+精密質量
:362.1。
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6)δppm 1.03(t
,J=6.8Hz,3H)、2.25(d,J=1.8Hz,3H)、3.74〜3.8
7(m,1H)、4.87(dt,J=10.5,1.4Hz,1H)、5.00(dt
,J=17.3,1.4Hz,1H)、5.61(ddd,J=17.3,10.5,6
.1Hz,1H)、7.14(t,J=9.2Hz,1H)、7.55〜7.63(m,
1H)、7.68(dd,J=7.2,2.3Hz,1H)、7.74(t,J=7.8
Hz,1H)、7.93(d,J=7.9Hz,1H)、7.96〜8.01(m,1H
)、8.18(dt,J=7.7,1.3Hz,1H)、8.35(t,J=1.7Hz
,1H)、10.45(s,1H)。
【0238】
【化149】
[この文献は図面を表示できません]
化合物151
アミンとして(S)−(+)−2−アミノ−3−メチルブタンを用いた手順S4(3時
間ではなく、20時間撹拌した)、ワークアップW4に従う合成。方法F;保持時間:1
.11分。m/z:396.2(M+NH
4)
+精密質量:378.1。
1H NMR(
400MHz,CHLOROFORM−d)δppm 0.81(d,J=6.8Hz,
6H)、0.95(d,J=6.8Hz,3H)、1.57〜1.67(m,1H)、2
.28(d,J=1.8,3H)、3.13〜3.28(m,1H)、4.85(d,J
=8.6Hz,1H)、6.98(t,J=9.0Hz,1H)、7.36〜7.46(
m,1H)、7.49〜7.57(m,1H)、7.61(t,J=7.8Hz,1H)
、8.00(dt,J=7.9,1.5Hz,1H)、8.12(dt,J=7.9,1
.5Hz,1H)、8.25(s,1H)、8.39(t,J=1.9Hz,1H)。
【0239】
【化150】
[この文献は図面を表示できません]
化合物152
アミンとして(1R)−1−シクロプロピルエチルアミンを用いた手順S4(3時間で
はなく、20時間撹拌した)、ワークアップW4に従う合成。
1H NMR(400MH
z,CHLOROFORM−d)δppm −0.05〜0.05(m,1H)、0.0
9〜0.16(m,1H)、0.20〜0.36(m,1H)、0.38〜0.51(m
,1H)、0.69〜0.81(m,1H)、1.13(d,J=6.6Hz,3H)、
2.27(d,J=1.8Hz,3H)、2.63〜2.85(m,1H)、5.10(
d,J=6.8,1H)、6.98(t,J=8.9Hz,1H)、7.37〜7.45
(m,1H)、7.52(dd,J=6.6,2.4Hz,1H)、7.60(t,J=
7.8Hz,1H)、7.98〜8.02(m,1H)、8.08〜8.13(m,1H
)、8.25(s,1H)、8.38(t,J=1.7Hz,1H)。方法F;保持時間
:1.07分。m/z:394.2(M+NH
4)
+精密質量:376.1。
【0240】
【化151】
[この文献は図面を表示できません]
化合物174
アミンとして(1R)−1−シクロプロピルエチルアミンを用いた手順S4(3時間で
はなく、20時間撹拌した)、ワークアップW4に従う合成。得られた残留物をジイソプ
ロピルエーテル/アセトニトリルから再結晶させた。沈殿物を回収し、55℃の真空で乾
燥させることにより、化合物174を得た。
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6)δppm −0.11〜−0.01(m,1H)、0.07〜0.23(m,2H)
、0.29〜0.38(m,1H)、0.70〜0.82(m,1H)、0.99(d,
J=6.6Hz,3H)、2.21〜2.30(m,3H)、2.66(quin,J=
6.8Hz,1H)、7.14(t,J=9.1Hz,1H)、7.56〜7.64(m
,1H)、7.68(dd,J=7.0,2.4Hz,1H)、7.75(t,J=7.
8Hz,1H)、7.85(br.s.,1H)、7.93〜8.07(m,1H)、8
.18(d,J=7.9Hz,1H)、8.37(t,J=1.7Hz,1H)、10.
46(br.s.,1H)。
【0241】
【化152】
[この文献は図面を表示できません]
化合物153
アミンとして3−アミノ−1−フェニルブタンを用いた手順S4(3時間ではなく、2
0時間撹拌した)、ワークアップW4に従う合成。方法F;保持時間:1.19分。m/
z:458.2(M+NH
4)
+精密質量:440.2。
1H NMR(400MHz,
CHLOROFORM−d)δppm 1.06(d,J=6.6Hz,3H)、1.6
2〜1.76(m,2H)、2.25(d,J=1.8Hz,3H)、2.44〜2.6
4(m,2H)、3.30〜3.43(m,1H)、5.05(d,J=8.4Hz,1
H)、6.96(t,J=8.9Hz,1H)、7.00〜7.04(m,2H)、7.
09〜7.17(m,1H)、7.17〜7.25(m,2H)、7.36〜7.42(
m,1H)、7.50(dd,J=6.8,2.4Hz,1H)、7.57(t,J=7
.8Hz,1H)、7.95(m,J=7.8,1H)、8.10(m,J=7.8Hz
,1H)、8.25(s,1H)、8.37(t,J=1.5Hz,1H)。
【0242】
【化153】
[この文献は図面を表示できません]
化合物154
CH
2Cl
2(15mL)に溶解させた3−[(4−フルオロ−3−メチル−フェニル
)カルバモイル]ベンゼンスルホニル塩化物(500mg、1.53mモル)及びDIP
EA(657μL、3.8mモル、2.5当量)を3−アミノ−1−Boc−3−メチル
−アゼチジン(1.1当量)を含む試験管に添加した。反応混合物を20時間撹拌した。
1M HCl(5mL)を添加し、混合物を5分撹拌した。有機層を分離し、有機層をシ
リカゲルカラムにロードした。ヘプタンからEtOAcへの勾配溶離を用いて、混合物を
精製することにより、化合物154(721mg)を得た。方法F;保持時間:1.11
分。m/z:478.2(M+H)
+精密質量:477.2。
【0243】
【化154】
[この文献は図面を表示できません]
化合物155
3−アミノ−1−Boc−3−メチル−アゼチジンの代わりに1−Boc−3−アミノ
ピペリジンを用いて、化合物154について記載したように調製した。方法F;保持時間
:1.13分。m/z:492.1(M+H)
+精密質量:491.2。
【0244】
【化155】
[この文献は図面を表示できません]
化合物156
3−アミノ−1−Boc−3−メチル−アゼチジンの代わりに(+/−)−3−アミノ
−1−Boc−ピロリジンを用いて、化合物154について記載したように調製した。方
法F;保持時間:1.08分。m/z:478.2(M+H)
+精密質量:477.2。
1H NMR(400MHz,CHLOROFORM−d)δppm 1.36(s,9
H)、1.71〜1.92(m,1H)、1.92〜2.15(m,1H)、2.28(
d,J=1.8Hz,3H)、3.10〜3.24(m,1H)、3.24〜3.44(
m,3H)、3.81〜3.94(m,1H)、5.50〜6.00(m,1H)、6.
98(t,J=9.0Hz,1H)、7.40〜7.48(m,1H)、7.52〜7.
71(m,2H)、7.93〜8.03(m,1H)、8.04〜8.17(m,1H)
、8.31(br.s.,1H)、8.45〜8.88(m,1H)。
【0245】
【化156】
[この文献は図面を表示できません]
化合物157
化合物154(721mg、1.51mモル)をCH
2Cl
2(10mL)に溶解させ
た後、HCl(iPrOH中6M、2.5mL)を添加した。混合物を一晩撹拌してから
、揮発物を真空で除去することにより、白色の固体としてN−(4−フルオロ−3−メチ
ル−フェニル)−3−[(3−メチルアゼチジン−3−イル)スルファモイル]ベンズア
ミド塩化物(0.57g)を得た。CH
2Cl
2(10mL)中のN−(4−フルオロ−
3−メチル−フェニル)−3−[(3−メチルアゼチジン−3−イル)スルファモイル]
ベンズアミド塩化物(150mg)に、DIPEA(263μL、1.5mモル)及びク
ロロギ酸メチル(44μL、0.57mモル)を添加した。混合物を55℃の穏やかな窒
素流下で、2mLのみが残るまで濃縮した。この残留物を、シリカゲルカラムクロマトグ
ラフィー(勾配溶離液:0:100〜100:0のEtOAc−ヘプタン)で精製した。
目的の画分を減圧下で濃縮し、得られた生成物を55℃の真空オーブン内で乾燥させるこ
とにより、明るい白色の粉末状の化合物157(74.2mg)を得た。方法F;保持時
間:0.93分。m/z:436.1(M+H)
+精密質量:435.1。
1H NMR
(400MHz,DMSO−d
6)δppm 1.36(s,3H)、2.25(d,J
=1.5Hz,3H)、3.52(s,3H)、3.56〜3.68(m,2H)、3.
83〜3.93(m,2H)、7.14(t,J=9.2Hz,1H)、7.57〜7.
62(m,1H)、7.68(dd,J=6.8,2.4Hz,1H)、7.77(t,
J=7.9Hz,1H)、8.01(m,J=7.9Hz,1H)、8.21(m,J=
7.9Hz,1H)、8.37(t,J=1.5Hz,1H)、8.48(bs,1H)
、10.49(s,1H)。
【0246】
【化157】
[この文献は図面を表示できません]
化合物158
化合物154の代わりに化合物156から出発し、中間体N−(4−フルオロ−3−メ
チル−フェニル)−3−(ピロリジン−3−イル−スルファモイル)ベンズアミド塩化物
を経て、化合物157について記載したのと同様に調製した。方法F;保持時間:0.9
1分。m/z:436.2(M+H)
+精密質量:435.1。
1H NMR(400M
Hz,DMSO−d
6)δppm 1.61〜1.77(m,1H)、1.80〜1.9
8(m,1H)、2.25(d,J=1.5Hz,3H)、3.00〜3.12(m,1
H)、3.14〜3.27(m,1H)、3.26〜3.39(m,2H)、3.50〜
3.58(m,3H)、3.67〜3.76(m,1H)、7.14(t,J=9.2H
z,1H)、7.57〜7.63(m,1H)、7.68(dd,J=7.2,2.3H
z,1H)、7.78(t,J=7.8Hz,1H)、7.97〜8.04(m,1H)
、8.04〜8.18(m,1H)、8.18〜8.25(m,1H)、8.37(t,
J=1.5Hz,1H)、10.48(s,1H)。
【0247】
【化158】
[この文献は図面を表示できません]
化合物159
化合物154の代わりに化合物155から出発し、中間体N−(4−フルオロ−3−メ
チル−フェニル)−3−(ピペリジル−スルファモイル)ベンズアミド塩化物を経て、化
合物157について記載したのと同様に調製した。方法F;保持時間:0.96分。m/
z:467.1(M+NH
4)
+精密質量:449.1。ラセミ化合物159を、分取S
FC(固定相:Chiralpak Daicel IC 20×250mm)、移動相
:CO
2、0.2%のiPrNH
2を含むMeOH)により分離して、目的の画分を回収
し、蒸発させ、メタノールに溶解させた後、再度蒸発させることにより、エナンチオマー
159a及び159bを得た。
カラム:ID−H(Daicel)250mm×4.6mm;流量:3mL/分;移動相
:20%EtOH(0.2%のiPrNH
2を含む)を15.00分維持;温度:30℃
;保持時間:9.6分(159a)、保持時間:11.0分(159b)。
【0248】
【化159】
[この文献は図面を表示できません]
化合物160
方法B;保持時間:4分。m/z:443.1(M+H)
+精密質量:442.0。
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6)δppm 1.41(s,3H)、4.
14(d,J=6.3Hz,2H)、4.56(d,J=6.0Hz,2H)、7.42
(t,J=8.8Hz,1H)、7.74〜7.82(m,2H)8.04(s,1H)
、8.15〜8.24(m,2H)、8.37(t,J=1.5Hz,1H)、8.54
(br.s,1H)、10.67(br.s,1H)。
【0249】
【化160】
[この文献は図面を表示できません]
化合物161
1−ピリジン−4−イル−エチルアミン(220mg、1.8mモル)と3−[(4−
フルオロ−3−メチル−フェニル)カルバモイル]ベンゼンスルホニル塩化物(500m
g、1.53mモル)をCH
2Cl
2(10mL)に溶解させた。DIPEA(6.2m
モル)を0℃で添加し、混合物を25℃で4時間撹拌した。混合物を水(20mL)で洗
浄し、水層をCH
2Cl
2(3×20mL)で抽出した。合わせた有機層を塩水で洗浄し
、Na
2SO
4で乾燥させた。溶媒を真空で除去し、得られた残留物を逆相高性能液体ク
ロマトグラフィー(移動相:水(0.1%TFA)中30%〜60%のCH
3CN)によ
り精製した。
【0250】
純粋な画分を回収し、固体NaHCO
3で中和した。有機溶媒を真空で除去し、形成さ
れた沈殿物を濾過し、H
2O(5mL)で洗浄し、高真空で乾燥させた。得られた残留物
を水(5mL)中に懸濁させ、水層を乾燥まで凍結乾燥することにより、化合物161(
410mg)を得た。方法A;保持時間:4.34分。m/z:414.3(M+H)
+
精密質量:413.1。
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6)δppm 1.
23(d,J=7.0Hz,3H)2.26(d,J=1.5Hz,3H)4.34〜4
.50(m,1H)7.15(t,J=9.3Hz,1H)7.20〜7.24(m,2
H)7.56〜7.66(m,2H)7.68(dd,J=7.0、2.3Hz,1H)
7.86(m,J=7.8Hz,1H)8.13(m,J=7.8Hz,1H)8.26
(t,J=1.3Hz,1H)8.32〜8.39(m,2H)8.55(d,J=8.
3Hz,1H)10.41(s,1H)。
【0251】
【化161】
[この文献は図面を表示できません]
化合物162
1−ピリジン−4−イル−エチルアミンの代わりに1−(3−ピリジル)エタンアミン
を用いて、化合物161について記載したのと同様に調製した。方法D;保持時間:5.
16分。m/z:414.3(M+H)
+精密質量:413.1。
【0252】
【化162】
[この文献は図面を表示できません]
化合物163
1−ピリジン−4−イル−エチルアミンの代わりに1−(2−ピリジル)エタンアミン
を用いて、化合物161について記載したのと同様に調製した。方法A;保持時間:4.
60分。m/z:414.3(M+H)
+精密質量:413.1。
【0253】
【化163】
[この文献は図面を表示できません]
化合物164
1−ピリジン−4−イル−エチルアミンの代わりに1−(1−メチル−4−ピペリジル
)エタンアミンを用いて、化合物161について記載したのと同様に調製した。方法B;
保持時間:3.35分。m/z:434.4(M+H)
+精密質量:433.2。
【0254】
【化164】
[この文献は図面を表示できません]
化合物165
1−ピリジン−4−イル−エチルアミンの代わりに4−モルホリノブタン−2−アミン
を用いて、化合物161について記載したのと同様に調製した。方法B;保持時間:3.
33分。m/z:450.3(M+H)
+精密質量:449.2。
【0255】
【化165】
[この文献は図面を表示できません]
化合物166
1−ピリジン−4−イル−エチルアミンの代わりに(R)−1−フェニルエタンアミン
を用いて、化合物161について記載したのと同様に調製した。不純な化合物を、分取高
性能液体クロマトグラフィー(カラム:Luna 150*30mm*5u、移動相:水
(0.1%NH
4HCO
3)中40%〜70%のCH
3CN、流量:35ml/分)によ
り精製した。方法B;保持時間:4.45分。m/z:413.3(M+H)
+精密質量
:412.1。[α]
20D:+55°(c0.12w/v、メタノール)。
【0256】
【化166】
[この文献は図面を表示できません]
化合物167
(R)−1−フェニルエタンアミンの代わりに(S)−1−フェニルエタンアミンを用
いて、化合物166について記載したのと同様に調製した。方法B;保持時間:4.45
分。m/z:413.3(M+H)
+精密質量:412.1。[α]
20D:−57°(
c0.12w/v、メタノール)。
【0257】
【化167】
[この文献は図面を表示できません]
化合物168
アミンとして2−アミノインダンを用いた手順S4(3時間ではなく、20時間の反応
時間)、ワークアップW4に従う合成。得られた残留物をジイソプロピルエーテル/アセ
トニトリルから再結晶させることにより、化合物168を得た。方法F;保持時間:1.
14分。m/z:442.2(M+NH
4)
+精密質量:424.1。
1H NMR(4
00MHz,DMSO−d
6)δppm 2.25(d,J=1.8Hz,3H)、2.
72(dd,J=15.6,7.0Hz,2H)、2.96(dd,J=15.8,7.
5Hz,2H)、3.95(quin,J=7.3Hz,1H)、7.08〜7.17(
m,5H)、7.57〜7.63(m,1H)、7.68(dd,J=6.9,2.3H
z,1H)、7.79(t,J=7.8Hz,1H)、8.03〜8.12(m,1H)
、8.13〜8.28(m,2H)、8.41(t,J=1.7Hz,1H)、10.4
9(br.s.,1H)。
【0258】
【化168】
[この文献は図面を表示できません]
化合物169
(R)−1−フェニルエタンアミンの代わりに1−フェニルプロパン−2−アミンを用
いて、化合物166について記載したのと同様に調製した。方法B;保持時間:4.60
分。m/z:427.3(M+H)
+精密質量:426.1。
【0259】
【表2】
[この文献は図面を表示できません]
【0260】
【表3】
[この文献は図面を表示できません]
【0261】
化合物175:
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6)δppm 2.25(d
,J=1.5Hz,3H)、2.62(dd,J=15.7,6.5Hz,1H)、3.
07(dd,J=15.7,6.7Hz,1H)、4.11(quin,J=6.2Hz
,1H)、4.50(dd,J=7.9,6.2Hz,1H)、5.14(d,J=5.
7Hz,1H)、6.92(d,J=7.5Hz,1H)、7.06〜7.24(m,4
H)、7.55〜7.65(m,1H)、7.69(dd,J=7.0,2.4Hz,1
H)、7.77(t,J=7.8Hz,1H)、8.05〜8.15(m,1H)、8.
19〜8.26(m,1H)、8.31(d,J=8.4Hz,1H)、8.47(t,
J=1.7Hz,1H)、10.45(s,1H)。
【0262】
化合物178:
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6)δppm 1.51〜1
.72(m,1H)、1.86〜1.99(m,1H)、2.22〜2.31(m,3H
)、2.60〜2.74(m,1H)、2.74〜2.85(m,1H)、3.26〜3
.41(m,1H)、4.38(t,J=6.2Hz,1H)、5.32〜5.39(m
,1H)、6.96〜7.09(m,1H)、7.11〜7.21(m,3H)、7.2
8〜7.37(m,1H)、7.51〜7.65(m,1H)、7.69(dd,J=7
.0,2.4Hz,1H)、7.72〜7.82(m,2H)、8.05〜8.12(m
,1H)、8.17〜8.24(m,1H)、8.43(t,J=1.7Hz,1H)、
10.48(s,1H)。
【0263】
化合物179:
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6)δppm 1.99(d
d,J=5.1,16.7Hz,1H)、2.25(d,J=1.8Hz,3H)、2.
35(dd,J=8.4,16.7Hz,1H)、2.66(s,3H)、3.10(d
d,J=10.1,4.6Hz,1H)、3.47(dd,J=10.3,7.3Hz,
1H)、3.80〜3.92(m,1H)、7.14(t,J=9.2Hz,1H)、7
.53〜7.63(m,1H)、7.68(dd,J=7.0,2.2Hz,1H)、7
.74〜7.86(m,1H)、7.97〜8.08(m,1H)、8.15〜8.32
(m,2H)、8.37(s,1H)、10.48(s,1H)。ラセミ化合物179を
エナンチオマー179a及び179bにおいて、分取SFC(固定相:Chiralpa
k Diacel AD 30×250mm)、移動相:CO
2、0.4%のiPrNH
2を含むiPrOH)により分離した。回収した画分を真空で濃縮し、化合物179a及
び179bを得た。カラム:AD−H(diacel)250mm×4.6mm;流量:
5mL/分;移動相:30%iPrOH(0.2%のiPrNH
2を含む)を4.00分
維持、1分で50%までにし、50%で2.00分維持;温度:40℃。保持時間:2.
2分(179a);2.9分(179b)。179a:+6.1°(589nm、c0.
6225w/v%、MeOH、20℃)。179b:−6.1°(589nm、c0.5
06w/v%、MeOH、20℃)。
【0264】
化合物180:
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6)δppm 1.55〜1
.79(m,2H)、2.01〜2.36(m,5H)、2.68(s,3H)、3.0
6(dd,J=12.3,6.8Hz,1H)、3.25〜3.30(m,1H)、3.
46〜3.58(m,1H)、7.14(t,J=9.1Hz,1H)、7.52〜7.
63(m,1H)、7.64〜7.71(m,1H)、7.78(t,J=7.8Hz,
1H)、8.01〜8.09(m,1H)、8.11〜8.27(m,2H)、8.39
(t,J=1.7Hz,1H)、10.47(s,1H)。
【0265】
化合物181:
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6)δppm 1.59(d
q,J=12.4,9.3Hz,1H)、1.93〜2.16(m,1H)、2.25(
d,J=1.5Hz,3H)、2.69(s,3H)、3.06〜3.24(m,2H)
、4.00(t,J=9.1Hz,1H)、7.14(t,J=9.2Hz,1H)、7
.54〜7.64(m,1H)、7.65〜7.71(m,1H)、7.74(t,J=
7.8Hz,1H)、7.99〜8.09(m,1H)、8.25(br.s,1H)、
8.11〜8.20(m,1H)、8.44(t,J=1.7Hz,1H)、10.42
(s,1H)。
【0266】
化合物182:
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6)δppm 1.12〜1
.52(m,9H)、2.26(d,J=1.3Hz,3H)、3.40〜3.60(m
,2H)、3.80〜4.00(m,2H)、4.02〜4.19(m,1H)、7.1
5(t,J=9.2Hz,1H)、7.57〜7.66(m,1H)、7.70(dd,
J=7.0,2.2Hz,1H)、7.80(t,J=7.8Hz,1H)、8.01(
m,J=8.1Hz,1H)、8.26(m,J=7.9Hz,1H)、8.38(t,
J=1.0Hz,1H)、8.51(d,J=8.4Hz,1H)、10.50(s,1
H)。
【0267】
化合物183:
1H NMR(400MHz,CHLOROFORM−d)δppm 1
.19〜1.43(m,4H)、2.28(d,J=1.8Hz,3H)、5.74(b
r.s.,1H)、6.99(t,J=8.8Hz,1H)、7.37(m,J=8.4
,3.7Hz,1H)、7.45〜7.54(m,1H)、7.64(t,J=7.8H
z,1H)、7.88(br.s.,1H)、8.03(m,J=8.1Hz,1H)、
8.10(m,J=7.9Hz,1H)、8.29〜8.38(m,1H)。
【0268】
【化169】
[この文献は図面を表示できません]
化合物184
アミンとして3−アミノシクロブタノールを用い、3時間ではなく1時間の反応時間で
、手順S4、ワークアップW4に従う合成。方法F;保持時間:0.81分。m/z:3
96.2(M+NH
4)
+精密質量:378.1。SFC:カラム:Diacel AD
−H(250mm×4.6mm);流量:5mL/分;移動相:30%MeOH(0.2
%のiPrNH
2を含む)を4.00分維持、1分で50%までにし、50%で2.00
分維持;温度:40℃;保持時間:184a(2.5分);184b(3.4分)。化合
物184のジアステレオマー混合物をジアステレオ異性体に分離した(分取SFC(固定
相:Chiralpak Diacel AD 30×250mm)、移動相:CO
2、
0.4%のiPrNH
2を含むMeOH)。得られた画分を真空下で濃縮し、55℃の真
空で乾燥させることにより、化合物184a及び184bを得た。
【0269】
【化170】
[この文献は図面を表示できません]
化合物184a
1H NMR(600MHz,DMSO−d
6)δppm 1.84〜1.91(m,2
H)、1.92〜1.98(m,2H)、2.25(d,J=1.8Hz,3H)、3.
77(quin,J=6.9Hz,1H)、4.10〜4.14(m,1H)、4.93
(d,J=4.9Hz,1H)、7.14(t,J=9.2Hz,1H)、7.59(d
dd,J=8.8,4.6,2.7Hz,1H)、7.68(dd,J=7.1,2.7
Hz,1H)、7.76(t,J=7.8Hz,1H)、7.96(ddd,J=7.8
,1.9,1.1Hz,1H)、8.06(br.s.,1H)、8.20(dt,J=
7.8,1.5Hz,1H)、8.33(t,J=1.8Hz,1H)、10.49(b
r.s.,1H)。
【0270】
【化171】
[この文献は図面を表示できません]
化合物184b
1H NMR(600MHz,DMSO−d
6)δppm 1.54〜1.60(m,2
H)、2.19〜2.24(m,2H)、2.25(d,J=1.8Hz,3H)、3.
09〜3.19(m,1H)、3.62〜3.68(m,1H)、5.00(d,J=5
.6Hz,1H)、7.14(t,J=9.2Hz,1H)、7.59(ddd,J=8
.5,4.5,2.8Hz,1H)、7.68(dd,J=7.0,2.2Hz,1H)
、7.75(t,J=7.8Hz,1H)、7.97(ddd,J=7.8,1.9,1
.0Hz,1H)、8.02(br.s.,1H)、8.19(ddd,J=7.8,1
.8,1.1Hz,1H)、8.34(t,J=1.6Hz,1H)、10.48(s,
1H)。
【0271】
【化172】
[この文献は図面を表示できません]
化合物185
化合物154の代わりに化合物182から出発し、中間体3−(アゼチジン−3−イル
スルファモイル)−N−(4−フルオロ−3−メチル−フェニル)ベンズアミド塩酸塩を
経て、化合物157について記載したのと同様に調製した。方法F;保持時間:0.89
分。m/z:439.2(M+NH
4)
+精密質量:421.1。
1H NMR(400
MHz,DMSO−d
6)δppm 2.25(d,J=1.8Hz,3H)、3.45
〜3.60(m,5H)、3.85〜4.05(m,2H)、4.07〜4.17(m,
1H)、7.15(t,J=9.1Hz,1H)、7.53〜7.64(m,1H)、7
.65〜7.71(m,1H)、7.78(t,J=7.8Hz,1H)、7.94〜8
.03(m,1H)、8.23(m,J=7.9Hz,1H)、8.33(t,J=1.
7Hz,1H)、8.44〜8.63(br.s,1H)、10.49(s,1H)。
【0272】
【化173】
[この文献は図面を表示できません]
化合物186
3−(イソプロピルスルファモイル)安息香酸(250mg、1.03mモル)、4−
フルオロ−3,5−ジメチル−アニリン(157mg、1.13mモル)、及びDIPE
A(398mg、3.08mモル)をアセトニトリル(10mL)中に、窒素雰囲気下、
室温で混合した。HATU(430mg、1.13mモル)を添加し、混合物を一晩撹拌
した。EtOAc(100mL)を添加してから、混合物を1M HCl、飽和NaHC
O
3及び塩水で洗浄した。MgSO
4で乾燥させた後、真空で乾燥まで蒸発させ、得られ
た残留物をMeOH(10mL)から結晶させることにより、白色の固体(216mg)
を得た。方法F;保持時間:1.04分。m/z:382.2(M+NH
4)
+精密質量
:364.1。
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6)δppm 0.96(d
,J=6.6Hz,6H)、2.23(d,J=2.0Hz,6H)、3.23〜3.2
9(m,1H)、7.48(d,J=6.6Hz,2H)、7.66〜7.80(m,2
H)、7.95〜8.04(m,1H)、8.18(d,J=7.9Hz,1H)、8.
35(t,J=1.7Hz,1H)、10.37(s,1H)。
【0273】
【化174】
[この文献は図面を表示できません]
化合物187
HOAc(300mL)中の2−フルオロ−6−メチル安息香酸(10g、0.064
9モル)の溶液を、少量の氷を含む水浴上で撹拌した。約15℃で、HNO
3(65%、
32.7mL)を滴下しながら添加した。添加後、H
2O(30mL)をゆっくりと添加
した。添加後、Br
2(3.7mL)を滴下しながら添加した。H
2O(100mL)中
の硝酸銀(14.33g、0.0844モル)の溶液を30分かけて滴下しながら添加し
た。添加後、反応混合物を室温で3時間30分撹拌した。反応混合物をH
2O(850m
L)に流し込み、EtOAc(300mL)を添加した。混合物を5分激しく撹拌した。
両方の上部液層を残留物から傾瀉した。分離した水層を残留物と合わせ、EtOAcで抽
出した。両方の上部液相を残留物から傾瀉した。分離した水層を残留物と合わせ、EtO
Acで抽出した。有機層を合わせ、飽和NaClで洗浄してから、Na
2SO
4で乾燥さ
せ、濾過により除去し、蒸発させた後、トルエンと同時蒸発させた。得られた固体残留物
を少量のジイソプロピルエーテル中で撹拌し、濾過により除去し、ジイソプロピルエーテ
ルで洗浄することにより、3−ブロモ−6−フルオロ−2−メチル−安息香酸(4g)を
得た。濾過物を蒸発させた。残留物をヘプタン中で撹拌し、濾過し、ヘプタン(3x)で
洗浄した後、50℃の真空で乾燥させることにより、ブロモ−6−フルオロ−2−メチル
−安息香酸及び2−フルオロ−6−メチル安息香酸(12g、1/0.4比)を得た。3
−ブロモ−6−フルオロ−2−メチル−安息香酸(4g、0.0172モル)を少量ずつ
クロロスルホン酸(25mL)に撹拌しながら添加した。得られた溶液を115℃で2時
間撹拌し、室温で一晩放置した後、115℃でさらに3時間撹拌した。反応混合物を室温
に戻し、砕氷(150g)及びH
2O(50mL)の撹拌混合物に、少量ずつ添加した。
生成物をEtOAc(2x)で抽出した。合わせた有機層を塩水で洗浄し、Na
2SO
4
で乾燥させ、濾過により除去し、蒸発させることにより、5−ブロモ−3−クロロスルホ
ニル−2−フルオロ−6−メチル−安息香酸(4.4g)を含む粗混合物(Na
2CO
3
、1.407g、0.0133モル)が得られ、これを水(25mL)に添加した。TH
F(20mL)中の(S)−3−アミノテトラヒドロフラン(2.312g、0.026
5モル)を添加し、反応混合物を氷浴上で0℃に冷却した。THF(30mL)中の粗5
−ブロモ−3−クロロスルホニル−2−フルオロ−6−メチル−安息香酸(4.4g)の
溶液を0℃で滴下しながら添加した。添加後、反応混合物を0℃で1時間、続いて室温で
2時間撹拌した。混合物を約35mLが残るまで濃縮した後、70時間放置した。固体を
濾過により除去し、H
2O(2x)で洗浄した。濾過物をEt
2Oで洗浄した。分離した
水層を1N HCl(30mL)で酸性化し、生成物を2−MeTHFで抽出した。分離
した水層をpH約2までさらに酸性化した後、2−MeTHFで抽出した。有機層を塩水
で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、蒸発させることにより、粗5−ブロモ−2
−フルオロ−6−メチル−3−[[(3S)−テトラヒドロフラン−3−イル]スルファ
モイル]安息香酸(6.5g)を取得した。N
2雰囲気下、CH
3CN(30mL)中の
粗5−ブロモ−2−フルオロ−6−メチル−3−[[(3S)−テトラヒドロフラン−3
−イル]スルファモイル]安息香酸(1.3g)の撹拌溶液に、トリエチルアミン(1.
42mL、0.0102モル)、3,4−ジフルオロアニリン(0.446mL、4.4
2mモル)及びHATU(1.55g、4.08mモル)を順次添加した。反応混合物を
室温で16時間撹拌した。揮発物を蒸発させ、得られた残留物をシリカゲルクロマトグラ
フィー(100/0〜0/100のヘプタン−EtOAc)で精製することにより、化合
物187(0.45g)を得た。分取HPLC(固定相:RP XBridge Pre
p C18 OBD−10μm、30×150mm)、移動相:水中0.25%NH
4H
CO
3溶液、CH
3CN)によって不純な画分をさらに精製することにより、さらに化合
物187(0.048g)を得た。
方法F;保持時間:1.06分。m/z:491.0(M−H)
−精密質量:492.0
。
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6)δppm 1.66〜1.76(m,
1H)、1.94〜2.05(m,1H)、2.41(s,3H)、3.43(dd,J
=8.9,4.5Hz,1H)、3.58〜3.65(m,1H)、3.68(dd,J
=8.9,6.3Hz,1H)、3.71〜3.78(m,1H)、3.83〜3.92
(m,1H)、7.36〜7.42(m,1H)、7.43〜7.52(m,1H)、7
.85(ddd,J=12.8,7.5,2.4Hz,1H)、8.02(d,J=6.
8Hz,1H)、8.55(s,1H)、11.09(s,1H)。
【0274】
【化175】
[この文献は図面を表示できません]
化合物188
化合物187(0.45g、0.912mモル)をMeOH(20mL)及びTHF(
30mL)に溶解させた。得られた溶液に、トリエチルアミン(0.254mL、1.8
2mモル)を添加し、混合物を室温の水素雰囲気下で10%Pd/C(0.2g)と撹拌
した。3時間後、触媒をダイカライトで濾過により除去した後、MeOH(3x)及びT
HF(1x)で洗浄した。揮発物を真空で除去し、得られた残留物を高温のMeOH(1
0mL)に溶解させ、高温のH
2O(10mL)を添加した。体積を約15mLまで濃縮
し、1時間放置した。沈殿した生成物を濾過により除去し、H
2O(3x)で洗浄してか
ら、50℃で乾燥させることにより、化合物188(245mg)を得た。方法F;保持
時間:0.93分。m/z:413.2(M−H)
−精密質量:414.1。
19F N
MR(377MHz,DMSO−d
6)δppm −143.7〜−143.2(m,1
F)、−137.1〜−136.5(m,1F)、−114.8(d,J=7.9Hz,
1F)。
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6)δppm 1.66〜1.77
(m,1H)、1.91〜2.03(m,1H)、2.39(s,3H)、3.43(d
d,J=9.0,4.6Hz,1H)、3.57〜3.70(m,2H)、3.70〜3
.77(m,1H)、3.78〜3.86(m,1H)、7.35(d,J=8.1Hz
,1H)、7.39〜7.52(m,2H)、7.79(t,J=7.8Hz,1H)、
7.87(ddd,J=12.9,7.5,2.1Hz,1H)、8.32(br.s.
,1H)、11.00(s,1H)。
【0275】
【化176】
[この文献は図面を表示できません]
化合物189
3,4−ジフルオロアニリンの代わりに、4−フルオロ−3−メチルアニリンを用いて
、化合物188について記載したのと同様に化合物189を調製した。方法F;保持時間
:0.94分。m/z:409.2(M−H)
−精密質量:410.1。
19F NMR
(377MHz,DMSO−d
6)δppm −122.40(dtd,J=9.3,4
.6,4.6,2.1Hz,1F)、−114.96(d,J=7.2Hz,1F)。
1
H NMR(400MHz,DMSO−d
6)δppm 1.67〜1.77(m,1H
)、1.92〜2.03(m,1H)、2.24(d,J=1.5Hz,3H)、2.3
8(s,3H)、3.43(dd,J=8.8,4.6Hz,1H)、3.58〜3.6
4(m,1H)、3.65〜3.70(m,1H)、3.70〜3.77(m,1H)、
3.78〜3.86(m,1H)、7.14(dd,J=9.1Hz,1H)、7.34
(d,J=8.1Hz,1H)、7.45〜7.53(m,1H)、7.63(dd,J
=7.0,2.4Hz,1H)、7.77(dd,J=7.9Hz,1H)、8.30(
br.s.,1H)、10.72(s,1H)。10℃/分で30〜300℃の示差走査
熱量測定:157.0℃でピーク。
【0276】
【化177】
[この文献は図面を表示できません]
化合物190
Na
2CO
3(1.60g、0.0151モル)を水(25mL)に溶解させた。TH
F(20mL)中の3−メチルオキセタン−3−アミン(2.63g、0.0302mモ
ル)の溶液を添加し、反応混合物を水浴上で0℃に冷却した。0℃で、THF(30mL
)中の粗5−ブロモ−3−クロロスルホニル−2−フルオロ−6−メチル−安息香酸(5
g)を滴下しながら添加した。添加後、反応混合物を0℃で30分激しく撹拌し、続いて
室温で2時間撹拌した。有機揮発物を蒸発させ、残った約30mLをEt
2O(50mL
)で洗浄した。分離した水層を1N HCl(40mL)で酸性化し、生成物を2−Me
THF(2x)で抽出した。合わせた有機層を塩水で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、
濾過により除去し、蒸発させ、CH
3CNと一緒に同時蒸発させることにより、粗5−ブ
ロモ−2−フルオロ−6−メチル−3−[(3−メチルオキセタン−3−イル)スルファ
モイル]安息香酸(3.6g)を取得した。N
2雰囲気下、CH
3CN(15mL)中の
粗5−ブロモ−2−フルオロ−6−メチル−3−[(3−メチルオキセタン−3−イル)
スルファモイル]安息香酸(0.72g、0.00188モル)の溶液に、NEt
3(0
.786mL、0.00565モル)、4−フルオロ−3−メチルアニリン(0.313
g、0.00245モル)及びHATU(0.86g、0.00226モル)を順次添加
した。反応混合物を室温で20時間撹拌した。さらに4−フルオロ−3−メチルアニリン
(0.1g)及びHATU(0.3g)を添加し、反応を20時間継続した。揮発物を蒸
発させた。残留物をシリカゲルクロマトグラフィー(100/0〜0/100のヘプタン
−EtOAc)で精製した。目的の画分を合わせ、蒸発させた。残留物をジイソプロピル
エーテル中で撹拌し、濾過により除去し、ジイソプロピルエーテルで洗浄した(3x)後
、50℃で乾燥させることにより、化合物190(0.38g)を得た。m/z:486
.9(M−H)
−精密質量:488.0。
19F NMR(377MHz,DMSO−d
6)δppm −122.15〜−121.89(m,1F)、−116.05(d,J
=6.4Hz,1F)。
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6)δppm 1.
47(s,3H)、2.25(d,J=1.5Hz,3H)、2.40(s,3H)、4
.22(d,J=6.6Hz,2H)、4.62(d,J=6.4Hz,2H)、7.1
6(dd,J=9.2Hz,1H)、7.44〜7.51(m,1H)、7.61(dd
,J=6.9,2.3Hz,1H)、8.01(d,J=6.8Hz,1H)、8.86
(br.s.,1H)、10.81(s,1H)。
【0277】
2−フルオロ−6−メチル−3−[(3−メチルオキセタン−3−イル)スルファモイル
]安息香酸の合成
MeOH(30mL)中の5−ブロモ−2−フルオロ−6−メチル−3−[(3−メチ
ルオキセタン−3−イル)スルファモイル]安息香酸(0.9g)及びトリエチルアミン
(0.98mL、7.1mモル)をPd/C10%(0.1g)と一緒に、水素雰囲気下
、室温で撹拌した。計算量の水素を溶解させた後、触媒を濾過により除去した。濾過物を
真空で濃縮し、CH
3CNと一緒に同時蒸発させた。得られた残留物は、2−フルオロ−
6−メチル−3−[(3−メチルオキセタン−3−イル)スルファモイル]安息香酸を含
有し、これをそのまま使用した。方法F;保持時間:0.38分。m/z:302.0(
M−H)
−精密質量:303.1。
【0278】
【化178】
[この文献は図面を表示できません]
化合物191
トリエチルアミン(0.206mg、0.00149mモル)を、2−フルオロ−6−
メチル−3−[(3−メチルオキセタン−3−イル)スルファモイル]安息香酸(0.1
5g、0.000495モル)、及びCH
3CN(10mL)の撹拌混合物にN
2雰囲気
下で混合した。得られた溶液に、HATU(0.207g、0.545mモル)を添加し
た。5分撹拌した後、5−アミノ−2−フルオロベンゾニトリル(79.9mg、0.5
69mモル)を添加し、反応混合物を室温で20時間撹拌した。続いて、反応を50℃で
4時間継続した。揮発物を蒸発させ、得られた残留物をCH
2Cl
2(2.5mL)に溶
解させた後、シリカゲルクロマトグラフィー(100/0〜0/100のヘプタン−Et
OAc)で精製し、続いて、溶離液として100/0〜98/2のCH
2Cl
2−MeO
Hを用いた再精製を実施した。目的の画分を合わせ、蒸発させた後、EtOAcと同時蒸
発させた。得られた残留物を50℃の真空でさらに乾燥させることにより、化合物191
(63mg)を得た。方法F;保持時間:0.88分。m/z:420.1(M−H)
−
精密質量:421.1。
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6)δppm 1.
46(s,3H)、2.40(s,3H)、4.19(d,J=6.6Hz,2H)、4
.62(d,J=6.2Hz,2H)、7.36(d,J=8.1Hz,1H)、7.5
8(t,J=9.1Hz,1H)、7.80(t,J=7.9Hz,1H)、7.96(
ddd,J=9.1,4.8,2.8Hz,1H)、8.22(dd,J=5.7,2.
6Hz,1H)、8.64(s,1H)、11.16(s,1H)。
19F NMR(3
77MHz,DMSO−d
6)δppm −115.10(d,J=7.9Hz,1F)
、−113.61(dt,J=8.9,5.2Hz,1F)。
【0279】
3−クロロ−4,5−ジフルオロ−アニリンの合成
3−クロロ−4,5−ジフルオロ安息香酸(astatechから市販のもの、25.
5g、0.132モル)をtert−ブチルアルコール(200mL)中に50℃で溶解
させた。Et
3N(20.2mL、0.146mモル)を添加した。ジフェニルホスホリ
ルアジド、30.0mL、0.139モル)をゆっくり添加した後、反応混合物を撹拌し
、18時間還流させた。揮発物を蒸発させ、EtOAcと同時蒸発させた。残留物をEt
2O(300mL)/飽和NaHCO
3(300mL)/H
2O(50mL)中で15分
撹拌した。分離した有機層をMgSO
4で乾燥させ、濾過により除去し、蒸発させた。固
体の残留物をジイソプロピルエーテル(20mL)中で撹拌し、濾過により除去し、ジイ
ソプロピルエーテル(3x)で洗浄した後、50℃で乾燥させることにより、tert−
ブチルN−(3−クロロ−4,5−ジフルオロ−フェニル)カルバメート(8.5g)を
得た。濾過物を真空で濃縮した。残留物をCH
2Cl
2(20mL)+ヘプタン(20m
L)中で撹拌し、濾過により除去し、CH
2Cl
2−ヘプタン1/1(2x)及びヘプタ
ン(2x)で洗浄した後、50℃の真空で乾燥させることにより、さらにtert−ブチ
ルN−(3−クロロ−4,5−ジフルオロ−フェニル)カルバメート、11.8g)を得
た。tert−ブチルN−(3−クロロ−4,5−ジフルオロ−フェニル)カルバメート
(8.5g、0.0322モル)を、撹拌HCl(40mL、0.16モル、ジオキサン
中4M)に少量ずつ添加した。混合物を室温で2時間撹拌した後、65時間放置した。撹
拌をさらに2時間続けた。形成された沈殿物を濾過により除去し、ジオキサン(4x)で
洗浄した後、50℃の真空で乾燥させることにより、3−クロロ−4,5−ジフルオロ−
アニリン塩酸塩(5.95g)を得た。3−クロロ−4,5−ジフルオロ−アニリン塩酸
塩(1g、0.005モル)、NaOH(H
2O中1M、10mL、0.01モル)及び
トルエン(15mL)を室温で1時間撹拌した。分離した有機層をMgSO
4で乾燥させ
、濾過により除去し、蒸発させた。得られた3−クロロ−4,5−ジフルオロ−アニリン
(0.81g)をそのまま使用した。
【0280】
【化179】
[この文献は図面を表示できません]
化合物192
5−アミノ−2−フルオロベンゾニトリルの代わりに、3−クロロ−4,5−ジフルオ
ロ−アニリン塩酸塩を用いて、化合物191について記載したのと同様に化合物192を
調製した。
19F NMR(377MHz,DMSO−d
6)δppm −144.93
(br.s.,1F)、−134.02〜−133.17(m,1F)、−115.09
(d,J=7.9Hz,1F)。
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6)δpp
m 1.45(s,3H)、2.38(s,3H)、4.18(d,J=6.4Hz,2
H)、4.61(d,J=6.2Hz,2H)、7.35(d,J=8.1Hz,1H)
、7.71〜7.83(m,3H)、8.64(br.s.,1H)、11.14(br
.s.,1H)。方法F;保持時間:1.05分。m/z:447.1(M−H)
−精密
質量:448.0。
【0281】
【化180】
[この文献は図面を表示できません]
化合物193
CH
2Cl
2(100mL)中の5−ブロモ−3−クロロスルホニル−2−フルオロ−
6−メチル−安息香酸(9.5g)及びDMF(0.111mL)の撹拌溶液に、塩化オ
キサリル(12.3mL、0.143モル)を滴下しながら添加した。添加後、反応混合
物を室温で2時間30分撹拌した。揮発物を真空で除去し、トルエンと同時蒸発させた。
得られた残留物は、5−ブロモ−3−クロロスルホニル−2−フルオロ−6−メチル−ベ
ンゾイル塩化物を含有し、これをそのまま使用した。トルエン(20mL)中の5−ブロ
モ−3−クロロスルホニル−2−フルオロ−6−メチル−ベンゾイル塩化物(1.75g
)の溶液をN
2流下の還流で撹拌した。トルエン(10mL)中の3−クロロ−4,5−
ジフルオロアニリン(0.818g、0.005モル)の溶液を滴下しながら添加した。
添加後、反応混合物を45分還流してから、室温に到達させ、18時間放置した。沈殿物
(0.51g)を濾過により除去し、トルエン(2x)で洗浄した後、真空50℃で乾燥
させた。(R)−1,1,1−トリフルオロ−2−プロピルアミン(0.181g、0.
0016モル)をCH
3CN(5mL)中にN
2雰囲気下で溶解させた。5−ブロモ−3
−[(3−クロロ−4,5−ジフルオロ−フェニル)カルバモイル]−2−フルオロ−4
−メチル−ベンゼンスルホニル塩化物(0.51g)、次にDIPEA(0.461mL
、0.00267モル)を添加した。混合物を密封した試験管において、80℃で20時
間撹拌した。反応混合物を室温に戻し、2時間放置した。混合物を濾過し、濾過物を蒸発
させた。残留物をCH
2Cl
2(2mL)に溶解させ、シリカゲルクロマトグラフィー[
100/0〜0/100のヘプタン−EtOAc]で精製した。目的の化合物を含む画分
を合わせ、蒸発させた後、EtOHと同時蒸発させることにより、粗5−ブロモ−N−(
3−クロロ−4,5−ジフルオロ−フェニル)−2−フルオロ−6−メチル−3−[[(
1R)−2,2,2−トリフルオロ−1−メチル−エチル]スルファモイル]ベンズアミ
ド(0.12g)を得た。EtOH(11mL)中の5−ブロモ−N−(3−クロロ−4
,5−ジフルオロ−フェニル)−2−フルオロ−6−メチル−3−[[(1R)−2,2
,2−トリフルオロ−1−メチル−エチル]スルファモイル]ベンズアミド(0.1g)
にH
2O(3.5mL)を添加した後、K
2CO
3水性飽和固体(aq.sat.sol
.)(1.25mL)、次いでパラジウム(0)テトラキス(トリフェニルホスフィン(
26.1mg、0.023mモル)を添加した。マイクロ波照射により混合物を150℃
で45分撹拌した。反応混合物を、20mgの5−ブロモ−N−(3−クロロ−4,5−
ジフルオロ−フェニル)−2−フルオロ−6−メチル−3−[[(1R)−2,2,2−
トリフルオロ−1−メチル−エチル]スルファモイル]ベンズアミドを出発材料とする類
似の反応混合物と合わせることにより、室温に戻し、15分放置した。上層を分液漏斗に
より分離し、蒸発させた。得られた残留物をシリカゲルクロマトグラフィー(100/0
〜0/100のヘプタン−EtOAc、また100/0〜98/2のCH
2Cl
2−Me
OH)で精製した後、分取HPLC(固定相:RP Vydac Denali C18
−10μm、200g、5cm)、移動相:水中0.25%のNH
4HCO
3溶液、CH
3CN)による分離を実施することによって、化合物193(11.4mg)を得た。方
法F;保持時間:1.17分。m/z:473.0(M−H)
−精密質量:474.0。
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6)δppm 1.17(d,J=6.8H
z,3H)、2.38(s,3H)、4.00〜4.15(m,1H)、7.35(d,
J=8.4Hz,1H)、7.71〜7.78(m,2H)、7.82(t,J=7.8
Hz,1H)、9.00(br.s,1H)、11.13(s,1H)。
19F NMR
(377MHz,DMSO−d
6)δppm −145.3〜−144.5(m,1F)
、−134.4〜−132.8(m,1F)、−114.9(br.s.,1F)、−7
6.0(d,J=7.2Hz,3F)。
【0282】
【化181】
[この文献は図面を表示できません]
化合物194
2−フルオロ−6−メチル−3−[(3−メチルオキセタン−3−イル)スルファモイ
ル]安息香酸(0.15g、0.473mモル)をDMF(5mL)に溶解させ、トリエ
チルアミン(0.2mL)及びHATU(233mg、0.61mモル)を反応混合物に
添加した。反応混合物を10分撹拌し、3,4−ジフルオロアニリン(123mg、0.
945mモル)を添加した。反応混合物を室温で42時間撹拌した。反応混合物を氷水(
50mL)に流し込んだ。混合物をMe−THF(3×20mL)で抽出した。合わせた
有機抽出物を塩水で洗浄してから乾燥(Na
2SO
4)させ、濃縮した。残留物をシリカ
ゲルカラムクロマトグラフィー(ヘプタン中0〜100%の酢酸エチル及びジクロロメタ
ン中0〜2%のメタノール)で精製することにより、白色の粉末状の化合物194(79
mg)が得られ、これを真空オーブンで一晩乾燥させた。方法F;保持時間:0.94分
。m/z:413.2(M−H)
−精密質量:414.1。
1H NMR(400MHz
,DMSO−d
6)δppm 1.45(s,3H)、2.39(s,3H)、4.18
(d,J=6.6Hz,2H)、4.62(d,J=6.2Hz,2H)、7.35(d
,J=8.1Hz,1H)、7.39〜7.51(m,2H)、7.79(t,J=7.
8Hz,1H)、7.87(ddd,J=12.9,7.4,2.0Hz,1H)、8.
64(br.s.,1H)、11.00(s,1H)。
【0283】
【化182】
[この文献は図面を表示できません]
化合物195
3,4−ジフルオロアニリンの代わりに、3−クロロ−4−フルオロアニリンを用いて
、化合物194に記載したのと同様に化合物195(98mg)を調製した。方法F;保
持時間:0.99分。m/z:429.1(M−H)
−精密質量:430.1。
1H N
MR(400MHz,DMSO−d
6)δppm 1.45(s,3H)、2.39(s
,3H)、4.18(d,J=6.4Hz,2H)、4.62(d,J=6.2Hz,2
H)、7.35(d,J=8.1Hz,1H)、7.45(t,J=9.0Hz,1H)
、7.60(ddd,J=9.0,4.3,2.5Hz,1H)、7.79(t,J=7
.9Hz,1H)、8.02(dd,J=6.8,2.6Hz,1H)、8.63(br
.s,1H)、10.99(s,1H)。
【0284】
【化183】
[この文献は図面を表示できません]
化合物196
炭酸ナトリウム(2.07g、19.48mモル)を蒸留水(30mL)に溶解させた
。これに、(S)−3−アミノテトラヒドロフラン(3.4g、38.97mモル)を一
度に添加し、次にTHF(30mL)を添加した。得られた溶液を撹拌し、氷浴中で冷却
した。3−(クロロスルホニル)−2,6−ジフルオロ安息香酸(5g、19.48mモ
ル)をTHF(40mL)に溶解させ、これを滴下しながら、撹拌溶液に添加した。冷却
を続けながら、反応混合物を30分撹拌した。次に、混合物を室温で3時間撹拌した。水
だけが残るまで、混合物を真空で濃縮した。水(20mL)を添加し、混合物をHCl(
1M/aq;40mL)で酸性化した。これをMe−THF(3×50mL)で抽出した
。合わせた有機層を塩水(50mL)で洗浄してから、Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し
た後、真空で濃縮することにより、黄色い粉末状の2,6−ジフルオロ−3−[[(3S
)−テトラヒドロフラン−3−イル]スルファモイル]安息香酸(5.9g)が得られた
。方法F;保持時間:0.33分。m/z:306.0(M−H)
−精密質量:307.
0。2,6−ジフルオロ−3−[[(3S)−テトラヒドロフラン−3−イル]スルファ
モイル]安息香酸(1g、2.99mモル)をN,N−ジメチルホルムアミド(5mL)
に溶解させた。HATU(1.42g、3.74mモル)、続いてジイソプロピルエチル
アミン(1.55mL、8.98mモル)を添加した。得られた混合物を室温で30分撹
拌した。次に、3,4−ジフルオロアニリン(0.77g、5.99mモル)を添加した
。得られた混合物を24時間撹拌し、水(50mL)に流し込み、Me−THF(3×5
0mL)を用いて抽出した。合わせた有機層を塩水で洗浄してから、Na
2SO
4で乾燥
させ、濾過した後、真空で濃縮した。得られた残留物を、ヘプタンからEtOAcへの勾
配溶離(100:0〜0:100)を用いたシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより
精製した。目的の画分を真空で濃縮し、55℃の真空オーブンで24時間乾燥させること
により、化合物196を得た。方法F;保持時間:0.92分。m/z:417.1(M
−H)
−精密質量:418.1。
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6)δpp
m 1.64〜1.79(m,1H)、1.92〜2.07(m,1H)、3.43(d
d,J=9.0,4.6Hz,1H)、3.56〜3.79(m,1H)、3.80〜3
.92(m,1H)、7.32〜7.43(m,1H)、7.44〜7.54(m,2H
)、7.84(ddd,J=12.7,7.4,2.5Hz,1H)、8.01(td,
J=8.6,6.2Hz,1H)、8.49(br.s.,1H)、11.21(br.
s.,1H)。
【0285】
化合物197〜201は、3,4−ジフルオロアニリンの代わりに、相応のアニリンを
用いて、化合物196に記載したのと同様に調製した。
【0286】
【化184】
[この文献は図面を表示できません]
化合物197
アニリンとして4−フルオロ−3−メチルアニリンを用いた。
1H NMR(400M
Hz,DMSO−d
6)δppm 1.64〜1.76(m,1H)、1.91〜2.0
5(m,1H)、2.25(d,J=1.8Hz,3H)、3.42(dd,J=8.9
,4.7Hz,1H)、3.56〜3.78(m,3H)、3.79〜3.88(m,1
H)、7.16(t,J=9.1Hz,1H)、7.41〜7.51(m,2H)、7.
60(dd,J=7.0,2.2Hz,1H)、7.97(td,J=8.6,6.2H
z,1H)、8.49(br.s,1H)、10.93(s,1H)。方法F;保持時間
:0.93分。m/z:413.2(M−H)−精密質量:414.1。
【0287】
【化185】
[この文献は図面を表示できません]
化合物198
アニリンとして3−ブロモ−4−フルオロアニリンを用いた。方法G;保持時間:1.
74分。m/z:478.8(M−H)
−精密質量:480.0。
1H NMR(400
MHz,DMSO−d
6)δppm 1.67〜1.77(m,1H)、1.93〜2.
05(m,1H)、3.43(dd,J=9.0,4.6Hz,1H)、3.57〜3.
78(m,3H)、3.80〜3.89(m,1H)、7.43(t,J=8.7Hz,
1H)、7.49(m,J=8.7,8.7Hz,1H)、7.61(ddd,J=9.
0,4.4,2.6Hz,1H)、8.00(td,J=8.6,6.2Hz,1H)、
8.11(dd,J=6.3,2.5Hz,1H)、8.49(br.s,1H)、11
.19(br.s,1H)。
【0288】
【化186】
[この文献は図面を表示できません]
化合物199
アニリンとして5−アミノ−2−フルオロベンゾニトリルを用いた。
方法G;保持時間:1.56分。m/z:423.9(M−H)
−精密質量:425.1
。
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6)δppm 1.65〜1.80(m,
1H)、1.94〜2.06(m,1H)、3.43(dd,J=9.0,4.6Hz,
1H)、3.57〜3.78(m,3H)、3.80〜3.91(m,1H)、7.49
(t,J=8.5Hz,1H)、7.59(t,J=9.1Hz,1H)、7.94(d
dd,J=9.2,4.8,2.6Hz,1H)、8.02(td,J=8.6,6.2
Hz,1H)、8.19(dd,J=5.7,2.9Hz,1H)、8.50(br.s
,1H)、11.37(br.s,1H)。
【0289】
【化187】
[この文献は図面を表示できません]
化合物200
アニリンとして4−フルオロ−3−(トリフルオロメチル)アニリンを用いた。
方法F;保持時間:1.02分。m/z:467.1(M−H)−精密質量:468.1
。
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6)δppm 1.72(ddt,J=1
2.6,7.2,5.6,5.6Hz,1H)、1.93〜2.08(m,1H)、3.
43(dd,J=9.0,4.6Hz,1H)、3.58〜3.79(m,3H)、3.
80〜3.91(m,1H)、7.49(t,J=8.4Hz,1H)、7.58(t,
J=9.7Hz,1H)、7.93(s,1H)、8.02(td,J=8.6,6.2
Hz,1H)、8.16(dd,J=6.4,2.6Hz,1H)、8.50(br.s
,1H)、11.35(br.s,1H)。
【0290】
【化188】
[この文献は図面を表示できません]
化合物201
アニリンとして3−クロロ−4−フルオロアニリンを用いた。
方法F;保持時間:0.97分。m/z:433.1(M−H)−精密質量:434.0
。
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6)δppm 1.72(ddt,J=1
2.5,7.2,5.6,5.6Hz,1H)、1.92〜2.12(m,1H)、3.
43(dd,J=8.8,4.6Hz,1H)、3.55〜3.79(m,3H)、3.
80〜3.91(m,1H)、7.35〜7.52(m,2H)、7.53〜7.67(
m,1H)、7.90〜8.12(m,2H)、8.49(br.s,1H)、11.2
0(br.s,1H)。
【0291】
化合物202〜203は、(S)−3−アミノテトラヒドロフランの代わりにイソプロ
ピルアミンを用いて、また化合物203の場合には、3,4−ジフルオロアニリンの代わ
りに3−(トリフルオロメチル)アニリンを用いて、化合物196について記載したのと
同様に調製した。
【0292】
【化189】
[この文献は図面を表示できません]
化合物202
方法G;保持時間:1.80分。m/z:388.9(M−H)−精密質量:390.1
。
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6)δppm 1.03(d,J=6.6H
z,8H)、3.34〜3.46(m,1H)、7.36〜7.53(m,3H)、7.
84(ddd,J=12.7,7.4,2.5Hz,1H)、8.00(td,J=8.
6,6.2Hz,1H)、8.09(br.s,1H)、11.20(br.s,1H)
。
【0293】
【化190】
[この文献は図面を表示できません]
化合物203
方法G;保持時間:1.82分。m/z:421.1(M−H)−精密質量:422.1
。
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6)δppm 1.04(d,J=6.6
Hz,6H)、3.34〜3.46(m,1H)、7.47(t,J=8.6Hz,1H
)、7.54(d,J=7.9Hz,1H)、7.65(t,J=7.9Hz,1H)、
7.87(d,J=8.4Hz,1H)、8.01(td,J=8.6,6.2Hz,1
H)、8.11(d,J=7.5Hz,1H)、8.15(s,1H)、11.32(s
,1H)。
【0294】
【化191】
[この文献は図面を表示できません]
化合物204
化合物187から化合物188への変換について記載したのと同様に、化合物190(
0.34g)を出発材料として化合物204(0.19g)を調製した。化合物204を
Et
2Oから結晶させ、濾過により取り出し、3×Et
2Oで洗浄した後、50℃の真空
で乾燥させた。
方法F;保持時間:0.94分。m/z:409.1(M−H)
−精密質量:410.1
。
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6)δppm 1.46(s,3H)、2
.24(d,J=1.8Hz,3H)、2.38(s,3H)、4.18(d,J=6.
6Hz,2H)、4.62(d,J=6.2Hz,2H)、7.14(dd,J=9.1
Hz,1H)、7.33(d,J=8.1Hz,1H)、7.45〜7.53(m,1H
)、7.63(dd,J=7.0,2.2Hz,1H)、7.77(t,J=7.9,1
H)、8.61(br.s,1H)、10.72(s,1H)。
【0295】
【化192】
[この文献は図面を表示できません]
化合物205
3−メチルオキセタン−3−アミンの代わりに、tert−ブチルアミンを用いて、2
−フルオロ−6−メチル−3−[(3−メチルオキセタン−3−イル)スルファモイル]
安息香酸について記載したのと同様に、3−(tert−ブチルスルファモイル)−2−
フルオロ−6−メチル−安息香酸を調製した。化合物205は、3,4−ジフルオロアニ
リンの代わりに、4−フルオロ−3−メチルアニリンを用い、また、2−フルオロ−6−
メチル−3−[(3−メチルオキセタン−3−イル)スルファモイル]安息香酸の代わり
に、3−(tert−ブチルスルファモイル)−2−フルオロ−6−メチル−安息香酸を
出発材料として、化合物194について記載したのと同様に調製した。方法F;保持時間
:1.08分。m/z:395.2(M−H)
−精密質量:396.1。
1H NMR(
400MHz,DMSO−d
6)δppm 1.16(s,9H)、2.24(d,J=
1.8Hz,3H)、2.37(s,3H)、7.14(t,J=9.2Hz,1H)、
7.30(d,J=8.1Hz,1H)、7.50(ddd,J=9.0,4.7,2.
3Hz,1H)、7.64(dd,J=6.9,2.3Hz,1H)、7.73〜7.8
4(m,2H)、10.70(br.s,1H)。
【0296】
【化193】
[この文献は図面を表示できません]
化合物206
化合物206は、2−フルオロ−6−メチル−3−[(3−メチルオキセタン−3−イル
)スルファモイル]安息香酸の代わりに、3−(tert−ブチルスルファモイル)−2
−フルオロ−6−メチル−安息香酸を出発材料として、化合物194について記載したの
と同様に調製した。方法F;保持時間:1.08分。m/z:399.1(M−H)
−精
密質量:400.1。
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6)δppm 1.1
6(s,9H)、2.31(s,3H)、7.32(d,J=8.1Hz,1H)、7.
40〜7.51(m,2H)、7.76〜7.82(m,2H)、7.88(ddd,J
=13.0,7.5,2.4Hz,1H)、10.97(br.s,1H)。
【0297】
6−クロロ−2−フルオロ−3−[(3−メチルオキセタン−3−イル)スルファモイル
]安息香酸及び2−クロロ−6−フルオロ−3−[(3−メチルオキセタン−3−イル)
スルファモイル]安息香酸の合成
2−クロロ−6−安息香酸(2g、11.46mモル)をクロロスルホン酸(10mL
、150.44mモル)で処理し、100℃に加熱した後、5時間撹拌した。得られた混
合物を室温まで冷却し、氷水(1リットル)に滴下しながら添加した。続いて、これをジ
クロロメタン(2×500mL)で抽出した。合わせた有機層をNa
2SO
4で乾燥させ
、濾過し、真空で濃縮することにより、やや黄色がかった粉末状の2−クロロ−3−クロ
ロスルホニル−6−フルオロ−安息香酸及び6−クロロ−3−クロロスルホニル−2−フ
ルオロ−安息香酸の異性体混合物(3.1g)が得られ、これをそのまま使用した。方法
F;保持時間:0.47分及び0.49分。m/z:270.9(M−H)
−精密質量:
271.9。炭酸ナトリウム(1.21g、11.4mモル)を蒸留水(22mL)に溶
解させた。これに、3−メチル−3−オキセタンアミン(1.19g、13.68mモル
)を一度に添加した後、THF(20mL)を添加した。得られた溶液を撹拌し、氷浴中
で冷却した。2−クロロ−3−クロロスルホニル−6−フルオロ−安息香酸及び6−クロ
ロ−3−クロロスルホニル−2−フルオロ−安息香酸の異性体混合物(3.1g、11.
4mモル)をTHF(30mL)に溶解させ、これを滴下しながら上記撹拌溶液に添加し
た。冷却を続けながら、得られた混合物を30分撹拌した。次に、混合物を室温で3時間
撹拌した。水だけが残るまで、混合物を真空で濃縮した。次に、水(20mL)を添加し
、混合物をHCl(46mL、1M/aq.)で酸性化した。これをMe−THF(3×
50mL)で抽出した。合わせた有機層をNa
2SO
4で乾燥させ、濾過し、真空で濃縮
した。残留物を精製し、異性体を分取HPLC(固定相:Uptisphere C18
ODB−10μm、200g、5cm)、移動相:水中0.25%のNH
4HCO
3溶
液、MeOH)により分離して、白色の粉末状の6−クロロ−2−フルオロ−3−[(3
−メチルオキセタン−3−イル)スルファモイル]安息香酸を得た。方法G;保持時間:
0.40分。m/z:322.0(M−H)
−精密質量:323.0。
1H NMR(4
00MHz,DMSO−d)ppm 1.42(s,3H)、4.15(d,J=6.6
Hz,2H)、4.61(d,J=5.9Hz,13H)、7.29(dd,J=8.5
,0.8Hz,1H)、7.36〜7.73(m,5H)。
並びに、白色の粉末状の2−クロロ−6−フルオロ−3−[(3−メチルオキセタン−3
−イル)スルファモイル]安息香酸。方法G;保持時間:0.34分。m/z:321.
9(M−H)
−精密質量:323.0。
【0298】
化合物207〜210は、2,6−ジフルオロ−3−[[(3S)−テトラヒドロフラ
ン−3−イル]スルファモイル]安息香酸の代わりに、6−クロロ−2−フルオロ−3−
[(3−メチルオキセタン−3−イル)スルファモイル]安息香酸を用い、また、3,4
−ジフルオロアニリンの代わりに、相応するアニリンを使用して、化合物196について
記載したのと同様に調製した。
【0299】
【化194】
[この文献は図面を表示できません]
化合物207
アニリンとして5−アミノ−2−フルオロベンゾニトリルを用いる。方法F;保持時間
:0.92分。m/z:440.0(M−H)
−精密質量:441.0。
1H NMR(
400MHz,DMSO−d
6)δppm 1.46(s,2H)、4.21(d,J=
6.4Hz,2H)、4.61(d,J=6.2Hz,2H)、7.59(t,J=9.
1Hz,1H)、7.66(d,J=8.8Hz,1H)、7.89〜7.99(m,2
H)、8.18(dd,J=5.6,2.8Hz,1H)、8.93(br.s,1H)
、11.37(br.s,1H)。
【0300】
【化195】
[この文献は図面を表示できません]
化合物208
アニリンとして4−フルオロ−3−(トリフルオロメチル)アニリンを用いる。方法F
;保持時間:1.06分。m/z:483(M−H)
−精密質量:484.0。
1H N
MR(400MHz,DMSO−d
6)δppm 1.46(s,2H)、4.20(d
,J=6.2Hz,2H)、4.61(d,J=6.2Hz,2H)、7.58(t,J
=9.9Hz,1H)、7.66(d,J=8.6Hz,1H)、7.94(m,J=8
.1,8.1Hz,2H)、8.07〜8.25(m,1H)、8.91(br.s,1
H)、11.34(br.s,1H)。
【0301】
【化196】
[この文献は図面を表示できません]
化合物209
アニリンとして3,4−ジフルオロ−5−メチル−アニリンを用いる。方法F;保持時
間:1.03分。m/z:447.1(M−H)
−精密質量:448.1。
1H NMR
(400MHz,DMSO−d
6)δppm 1.45(s,3H)、2.30(d,J
=2.0Hz,3H)、4.20(d,J=6.4Hz,2H)、4.61(d,J=6
.2Hz,2H)、7.32(m,J=5.9Hz,1H)、7.54〜7.69(m,
2H)、7.91(t,J=8.3Hz,1H)、8.92(br.s,1H)、11.
09(br.s,1H)。
【0302】
【化197】
[この文献は図面を表示できません]
化合物210
アニリンとして3−クロロ−4,5−ジフルオロ−アニリン塩酸塩を用いた。方法F;
保持時間:1.07分。m/z:467.0(M−H)
−精密質量:468.0。
1H
NMR(400MHz,DMSO−d
6)δppm 1.45(s,3H)、4.20(
d,J=6.6Hz,2H)、4.60(d,J=6.2Hz,2H)、7.64(d,
J=8.6Hz,1H)、7.67〜7.79(m,2H)、7.93(t,J=8.1
Hz,1H)、9.08(br.s,1H)、11.34(br.s,1H)。
【0303】
【化198】
[この文献は図面を表示できません]
化合物211
化合物211は、2,6−ジフルオロ−3−[[(3S)−テトラヒドロフラン−3−
イル]スルファモイル]安息香酸の代わりに、2−クロロ−6−フルオロ−3−[(3−
メチルオキセタン−3−イル)スルファモイル]安息香酸を用いて、化合物196につい
て記載したのと同様に調製した。方法F;保持時間:0.94分。m/z:433.1(
M−H)
−精密質量:434.0。
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6)δp
pm 1.46(s,3H)、4.20(d,J=6.6Hz,2H)、4.62(d,
J=6.4Hz,2H)、7.30〜7.43(m,1H)、7.43〜7.54(m,
1H)、7.61(t,J=8.6Hz,1H)、7.84(ddd,J=12.7,7
.4,2.3Hz,1H)、8.17(dd,J=9.0,5.9Hz,1H)、8.7
5(br.s,1H)、11.18(br.s,1H)。
【0304】
2−ブロモ−6−フルオロ−3−[(3−メチルオキセタン−3−イル)スルファモイ
ル]安息香酸及び6−ブロモ−2−フルオロ−3−[(3−メチルオキセタン−3−イル
)スルファモイル]安息香酸は、2−クロロ−6−フルオロ安息香酸の代わりに、2−ブ
ロモ−6−フルオロ安息香酸を出発材料として、2−クロロ−6−フルオロ−3−[(3
−メチルオキセタン−3−イル)スルファモイル]安息香酸及び6−クロロ−2−フルオ
ロ−3−[(3−メチルオキセタン−3−イル)スルファモイル]安息香酸について記載
したのと同様に調製した。
【0305】
【化199】
[この文献は図面を表示できません]
化合物212
化合物212は、2,6−ジフルオロ−3−[[(3S)−テトラヒドロフラン−3−
イル]スルファモイル]安息香酸の代わりに2−ブロモ−6−フルオロ−3−[(3−メ
チルオキセタン−3−イル)スルファモイル]安息香酸及び3,4−ジフルオロアニリン
の代わりに4−フルオロ−3−(トリフルオロメチル)アニリンを用いて、化合物196
について記載したのと同様に調製した。
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6)
δppm 1.48(s,3H)、4.20(d,J=6.6Hz,2H)、4.64(
d,J=6.2Hz,2H)、7.57(d,J=9.7Hz,1H)、7.65(t,
J=8.6Hz,1H)、7.93(dt,J=8.4,3.7Hz,1H)、8.08
〜8.31(m,2H)、8.70(br.s,1H)、11.29(br.s,1H)
。
【0306】
化合物213〜216は、2,6−ジフルオロ−3−[[(3S)−テトラヒドロフラ
ン−3−イル]スルファモイル]安息香酸の代わりに、6−ブロモ−2−フルオロ−3−
[(3−メチルオキセタン−3−イル)スルファモイル]安息香酸を用い、3,4−ジフ
ルオロアニリンの代わりに相応のアニリンを使用して、化合物196について記載したの
と同様に調製した。
【0307】
【化200】
[この文献は図面を表示できません]
化合物213
アニリンとして、4−フルオロ−3−メチルアニリンを用いる。方法F;保持時間:0
.99分。m/z:473.0(M−H)
−精密質量:474.0。
1H NMR(40
0MHz,DMSO−d
6)δppm 1.46(s,3H)、2.25(d,J=1.
5Hz,3H)、4.20(d,J=6.4Hz,2H)、4.62(d,J=6.2H
z,2H)、7.16(t,J=9.1Hz,1H)、7.42〜7.52(m,1H)
、7.60(dd,J=7.0,2.4Hz,1H)、7.68〜7.93(m,2H)
、8.65(br.s,1H)、10.82(br.s,1H)。
【0308】
【化201】
[この文献は図面を表示できません]
化合物214
アニリンとして、5−アミノ−2−フルオロベンゾニトリルを用いる。方法F;保持時
間:0.92分。m/z:484.0(M−H)
−精密質量:485.0。
1H NMR
(400MHz,DMSO−d
6)δppm 1.39〜1.55(m,3H)、4.2
0(d,J=6.6Hz,2H)、4.61(d,J=6.4Hz,2H)、7.59(
d,J=9.1Hz,1H)、7.77〜7.89(m,2H)、7.95(ddd,J
=9.2,4.8,2.8Hz,1H)、8.18(dd,J=5.7,2.6Hz,1
H)、8.90(br.s,1H)、11.34(br.s,1H)。
【0309】
【化202】
[この文献は図面を表示できません]
化合物215
アニリンとして、4−フルオロ−3−(トリフルオロメチル)アニリンを用いる。方法
F;保持時間:1.07分。m/z:527.0(M−H)
−精密質量:528.0。
1
H NMR(400MHz,DMSO−d
6)δppm 1.46(s,3H)、4.2
0(d,J=6.6Hz,2H)、4.61(d,J=6.2Hz,2H)、7.58(
d,J=9.8Hz,1H)、7.74〜7.89(m,2H)、7.90〜7.98(
m,1H)、8.16(dd,J=6.3,2.5Hz,1H)、8.84(br.s,
1H)、11.31(br.s,1H)。
【0310】
【化203】
[この文献は図面を表示できません]
化合物216
アニリンとして、3,4−フルオロ−5−メチル−アニリンを用いる。方法F;保持時
間:1.03分。m/z:491.0(M−H)
−精密質量:492.0。
1H NMR
(400MHz,DMSO−d
6)δppm 1.46(s,3H)、2.30(d,J
=1.8Hz,3H)、4.20(d,J=6.6Hz,2H)、4.61(d,J=6
.4Hz,2H)、7.32(m,J=5.7Hz,1H)、7.61(ddd,J=1
2.3,6.9,2.6Hz,1H)、7.72〜7.89(m,2H)、8.86(b
r.s,1H)、11.07(br.s,1H)。
【0311】
【化204】
[この文献は図面を表示できません]
化合物217
乾燥トルエン(10mL)中の3−(ジフルオロメチル)−4−フルオロ−アニリン(
1.02mL、8.58mモル)の溶液を滴下しながら(15分かけて)、乾燥トルエン
(100mL)中の5−クロロ−3−クロロスルホニル−2−フルオロ−ベンゾイル塩化
物(2500mg、8.576mモル)に添加した。添加後、反応混合物を還流で1時間
撹拌を維持した。反応混合物を撹拌しながら、窒素雰囲気下、室温まで冷却させた。5−
クロロ−3−[[3−(ジフルオロメチル)−4−フルオロ−フェニル]カルバモイル]
−2−フルオロ−ベンゼンスルホニル塩化物を含む褐色の溶液をそれ以上精製せずに使用
した。3−メチル−3−オキセタンアミン(580mg、6.66mモル)を室温で滴下
しながら前記溶液に添加した。次に、Et
3N(2.10mL、15.14mモル)を滴
下しながら反応混合物に添加し、反応混合物を室温で45分撹拌した。溶液を蒸発させ、
残留物をEtOAcに溶解させた。HCl(0.5N、30mL)を反応混合物に添加し
、各層を分離した。有機層をNaOH(0.5N、30mL)で再度洗浄した。有機層を
MgSO
4で乾燥させて、蒸発させた。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラ
フィー(溶離液:CH
2Cl
2:MeOH 100:0→95:5)で精製することによ
り、化合物217(1.8g)を得た。
1H NMR(360MHz,DMSO−d
6)
δppm 1.45(s,3H)、4.23(d,J=6.2Hz,2H)、4.63(
d,J=6.2Hz,2H)、7.27(t,J=54.3Hz,1H)、7.43(t
,J=9.7Hz,1H)、7.83(dt,J=8.1,4.0Hz,1H)、7.9
5(dd,J=5.9,2.6Hz,1H)、8.04(dd,J=6.0,2.4Hz
,1H)、8.13(dd,J=5.3,2.7Hz,1H)、8.98(s,1H)、
10.98(s,1H)。
方法F;保持時間:1.03分。m/z:465.1(M−H)
−精密質量:466.0
。
【0312】
【化205】
[この文献は図面を表示できません]
化合物218
MeOH(100mL)中の化合物217(345mg、0.673mモル)及びEt
3N(0.467mL)の溶液にPd/C(10%)(716mg)を窒素雰囲気下、室
温で懸濁させた。次に、1当量の窒素が吸収されるまで、水素雰囲気下、室温で反応混合
物を撹拌した。混合物をデカライト(Decalite)で濾過し、溶媒を蒸発させた。
得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(CH
2Cl
2:MeOH 10
0:0→95:5)で精製することにより、白色の固体として化合物218(206mg
)を取得し、これを50℃の真空で乾燥させた。
1H NMR(360MHz,DMSO−d
6)δppm 1.44(s,3H)、4.
19(d,J=6.6Hz,2H)、4.63(d,J=6.2Hz,2H)、7.26
(t,J=54.3Hz,1H)、7.42(t,J=9.5Hz,1H)、7.52(
t,J=7.7Hz,1H)、7.86(dd,J=8.1,3.7Hz,1H)、7.
93〜8.01(m,2H)、8.06(dd,J=6.4,2.4Hz,1H)、8.
77(s,1H)、10.92(s,1H)。方法F;保持時間:0.92分。m/z:
431.1(M−H)
−精密質量:432.1。
【0313】
【化206】
[この文献は図面を表示できません]
化合物219
化合物219(828mg)は、化合物217及び218について記載したのと同様に
調製した。3−(ジフルオロメチル)−4−フルオロ−アニリンの代わりに、4−フルオ
ロ−3−(トリフルオロメチル)アニリンを用いる。方法F;保持時間:1.00分。m
/z:449.1(M−H)
−精密質量:450.1。
1H NMR(360MHz,DMSO−d
6)δppm 1.44(s,3H)、4.
19(d,J=5.9Hz,2H)、4.62(d,J=6.2Hz,2H)、7.53
(t,J=7.9Hz,1H)、7.57(t,J=9.9Hz,1H)、7.94〜8
.02(m,3H)、8.20(dd,J=6.4,2.7Hz,1H)、8.78(s
,1H)、11.02(s,1H)。
【0314】
【化207】
[この文献は図面を表示できません]
化合物220
化合物220は、3−メチル−3−オキセタンアミンの代わりに、(S)−3−アミノ
テトラヒドロフランを用いて、化合物217及び218について記載したのと同様に調製
した。方法F;保持時間:0.90分。m/z:431.1(M−H)
−精密質量:43
2.1。
1H NMR(360MHz,DMSO−d
6)δppm 1.66〜1.77
(m,1H)、1.91〜2.03(m,1H)、3.43(dd,J=8.8,4.8
Hz,1H)、3.57〜3.70(m,2H)、3.70〜3.78(m,1H)、3
.79〜3.90(m,1H)、7.26(t,J=54.2Hz,1H)、7.42(
t,J=9.5Hz,1H)、7.53(t,J=7.7Hz,1H)、7.81〜7.
88(m,1H)、7.94〜8.00(m,2H)、8.07(dd,J=6.4,2
.4Hz,1H)、8.45(d,J=6.6Hz,1H)、10.92(s,1H)。
【0315】
【化208】
[この文献は図面を表示できません]
化合物221
化合物221は、3−メチル−3−オキセタンアミンの代わりに2−メチルプロパン−
2−アミンを、また、3−(ジフルオロメチル)−4−フルオロ−アニリンの代わりに4
−フルオロ−3−メチルアニリンを用いて、化合物217及び218について記載したの
と同様に調製した。方法F;保持時間:1.06分。m/z:381.2(M−H)
−精
密質量:382.1。
1H NMR(360MHz,DMSO−d
6)δppm 1.1
5(s,9H)2.24(d,J=1.5Hz,3H)7.15(t,J=9.1Hz,
1H)7.47(t,J=7.7Hz,1H)7.43〜7.55(m,1H)7.65
(dd,J=7.0,2.6Hz,1H)7.87(ddd,J=7.8,6.1,1.
8Hz,1H)7.93(s,1H)7.90〜7.99(m,1H)10.63(s,
1H)。
【0316】
【化209】
[この文献は図面を表示できません]
化合物243
化合物243は、3−メチル−3−オキセタンアミンの代わりに、tert−ブチルア
ミンを用いて、化合物217及び218について記載したのと同様に調製した。方法G;
保持時間:1.76分。m/z:417.1(M−H)
−精密質量:418.1。
1H
NMR(360MHz,DMSO−d
6)δppm 1.15(s,9H)、7.41(
t,J=9.7Hz,1H)、7.26(t,J=54.5Hz,1H)、7.49(t
,J=7.7Hz,1H)、7.85(ddd,J=8.6,4.4,3.1Hz,1H
)、7.88〜8.01(m,3H)、8.08(dd,J=6.2,2.6Hz,1H
)、10.90(s,1H)。
【0317】
【化210】
[この文献は図面を表示できません]
化合物222
化合物222は、2−メチルプロパン−2−アミンの代わりに3−メチル−3−オキセ
タンアミンを用いて、化合物221について記載したのと同様に調製した。方法F;保持
時間:0.91分。m/z:395.1(M−H)
−精密質量:396.1。
1H NM
R(360MHz,DMSO−d
6)δppm 1.44(s,3H)2.24(d,J
=1.5Hz,3H)4.19(d,J=6.6Hz,2H)4.62(d,J=6.2
Hz,2H)7.15(t,J=9.3Hz,1H)7.46〜7.55(m,2H)7
.63(dd,J=7.0,2.6Hz,1H)7.88〜7.99(m,2H)8.7
5(s,1H)10.65(s,1H)。
【0318】
【化211】
[この文献は図面を表示できません]
化合物223
3−メチルオキソラン−3−アミン塩酸塩(165.9mg、1.21mモル)を、室
温で乾燥CH
2Cl
2(20mL)中の3−[(4−フルオロ−3−メチル−フェニル)
カルバモイル]ベンゼンスルホニル塩化物(499mg、1.096mモル)に添加した
。次に、Et
3N(381μL)を反応混合物に滴下しながら添加し、反応混合物を室温
で1時間撹拌した。反応混合物をEtOAc(250mL)で希釈した。HCl 0.5
N(50mL)を添加し、各層を分離した。有機層をNaOH 0.5N(30mL)で
再度洗浄した。有機層をMgSO
4で乾燥させて、蒸発させた。得られた残留物をシリカ
ゲルカラムクロマトグラフィー(CH
2Cl
2:MeOH100:0→95:5)、次に
、分取HPLC(固定相:RP XBridge Prep C18 OBD−10μm
、30×150mm)、移動相:水中0.25%のNH
4HCO
3溶液、MeOH)で精
製し、50℃の真空で乾燥させることにより、白色の固体として化合物223(257m
g)を得た。方法F;保持時間:0.93分。m/z:391.2(M−H)
−精密質量
:392.1。
1H NMR(360MHz,DMSO−d
6)ppm 1.17(s,
3H)1.72(dt,J=12.8,7.7Hz,1H)2.14(ddd,J=12
.8,7.1,6.0Hz,1H)2.25(d,J=1.8Hz,3H)3.30〜3
.40(m,1H)3.61〜3.77(m,3H)7.15(t,J=9.3Hz,1
H)7.55〜7.64(m,1H)7.69(dd,J=7.0,2.2Hz,1H)
7.75(t,J=7.9Hz,1H)8.04(d,J=8.0Hz,1H)8.10
(br.s.,1H)8.18(dt,J=7.7,1.3Hz,1H)8.39(t,
J=1.6Hz,1H)10.49(br.s.,1H)。
【0319】
【化212】
[この文献は図面を表示できません]
化合物225
3−[(4−フルオロ−3−メチル−フェニル)カルバモイル]ベンゼンスルホニル塩
化物(0.5g、1.53mモル)及び(R)−1,1,1−トリフルオロ−2−プロピ
ルアミン(0.38g、3.36mモル)をジクロロメタン(10mL)中に溶解させた
。次に、ジイソプロピルエチルアミン(0.66mL、3.81mモル)を添加し、得ら
れた混合物を2時間撹拌した。次に、1M HCl(5mL)を添加し、有機層を分離し
て、シリカ上にロードし、ヘプタンからEtOAcへの勾配溶離(100:0〜0:10
0)を用いたシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付した。目的の画分を真空で濃縮し
、55℃の真空オーブンで24時間乾燥させることにより、白色の粉末状の化合物225
(233mg)を得た。方法F;保持時間:1.05分。m/z:403.1(M−H)
−精密質量:404.1。
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6)δppm 1
.01(d,J=6.8Hz,3H)、2.25(d,J=1.8Hz,3H)、4.0
6〜4.22(m,1H)、7.15(t,J=9.2Hz,1H)、7.51〜7.6
3(m,1H)、7.67(dd,J=7.2,2.3Hz,1H)、7.78(t,J
=7.8Hz,1H)、8.00〜8.10(m,1H)、8.16〜8.28(m,1
H)、8.40(t,J=1.7Hz,1H)、8.66(br.s.,1H)、10.
46(s,1H)。
【0320】
【化213】
[この文献は図面を表示できません]
化合物226
化合物226(416mg)は、(R)−1,1,1−トリフルオロ−2−プロピルア
ミンの代わりに(S)−1,1,1−トリフルオロ−2−プロピルアミンを用いて、化合
物225について記載したのと同様に調製した。方法F;保持時間:1.05分。m/z
:403.1(M−H)
−精密質量:404.1。
【0321】
【化214】
[この文献は図面を表示できません]
化合物227
化合物227(444mg)は、合成手順S3(アミンとして2,2−ジフルオロエチ
ルアミンを用いる)、ワークアップW4に記載したのと同様に調製した。方法F;保持時
間:0.93分。m/z:371.1(M−H)
−精密質量:372.1。
1H NMR
(400MHz,DMSO−d
6)δppm 2.25(d,J=1.8,3H)、3.
26(td,J=15.8,3.7Hz,2H)、6.00(tt,J=55.2,3.
5Hz,1H)、7.14(t,J=9.0Hz,1H)、7.52〜7.62(m,1
H)、7.63〜7.70(m,1H)、7.77(t,J=7.9Hz,1H)、7.
96〜8.06(m,1H)、8.14〜8.25(m,1H)、8.30〜8.45(
m,2H)、10.46(s,1H)。
【0322】
【化215】
[この文献は図面を表示できません]
化合物228
化合物228(238mg)は、合成手順S3(アミンとして2,2−ジフルオロエチ
ルアミンを用いる)、ワークアップW4に記載したのと同様に調製した後、分取HPLC
(SunFire Prep C18 OBD−10μm、30×150mm)を実施し
た。移動相(水中0.25%のNH
4HCO
3溶液、MeOH)。方法F;保持時間:0
.97分。m/z:389.1(M−H)
−精密質量:390.1。
1H NMR(40
0MHz,DMSO−d
6)δppm 2.25(d,J=1.8Hz,3H)、3.7
4(q,J=9.5Hz,2H)、7.15(t,J=9.2Hz,1H)、7.48〜
7.62(m,1H)、7.64〜7.71(m,1H)、7.77(t,J=7.8H
z,1H)、7.94〜8.10(m,1H)、8.20(m,J=8.1Hz,1H)
、8.37(t,J=1.7,1H)、8.49〜9.15(bs,1H)、10.45
(s,1H)。
【0323】
【化216】
[この文献は図面を表示できません]
化合物229
化合物243(239mg)は、合成手順S2(アミンとして3,3−ジフルオロ−シ
クロペンタンアミンを用いる)、ワークアップW4と同様に調製した。方法F;保持時間
:1.03分。m/z:411.2(M−H)
−精密質量:412.1。
1H NMR(
400MHz,DMSO−d
6)δppm 1.50〜1.165(m,1H)、1.8
1〜2.04(m,3H)、2.04〜2.23(m,2H)、2.25(s,3H)、
3.63〜3.76(m,1H)、7.14(t,J=9.1Hz,1H)、7.59(
dt,J=8.1,3.9Hz,1H)、7.65〜7.72(m,1H)、7.78(
t,J=7.8Hz,1H)、8.02(d,J=7.9Hz,1H)、8.14(d,
J=6.8Hz,1H)、8.22(d,J=7.7Hz,1H)、8.37(s,1H
)、10.47(s,1H)。
【0324】
【化217】
[この文献は図面を表示できません]
化合物230
2−メチル−3−フロン酸(4.2g、32.6mモル)を、CH
2Cl
2(100m
L)に溶解させ、氷浴で−5℃まで冷却した。次に、クロロスルホン酸(10.85ml
、163.2mモル)を0.250mL/分の速度で滴下しながら添加した。反応混合物
を室温まで温め、一晩撹拌した。反応混合物を氷上でクエンチングし、2−MeTHFで
抽出した。有機層を塩水で洗浄し、MgSO
4で乾燥させて、乾燥まで蒸発させることに
より、褐色の油状の粗5−クロロスルホニル−2−メチル−フラン−3−カルボン酸(4
20mg)を得た。5−クロロスルホニル−2−メチル−フラン−3−カルボン酸(42
0mg)をCH
2Cl
2(10mL)に溶解させた。ヒューニッヒ塩基(Hunig’s
base)(0.64mL、3.74mモル)及びイソプロピルアミン(0.478m
L、5.61mモル)を添加し、反応混合物を室温で一晩撹拌した。揮発物を減圧下で除
去し、残留物をそのまま次のステップで用いた。前記残留物をCH
2Cl
2(20mL)
に溶解させ、4−フルオロ−3−メチルアニリン(228mg、1.82mモル)、HA
TU(830mg、2.18mモル)及びN,N−ジイソプロピルエチルアラニン(0.
94mL、5.46mモル)を添加し、反応混合物を30分撹拌した。揮発物を減圧下で
除去し、残留物を、ヘプタンからEtOAcへの勾配を用いたシリカで精製することによ
り、白色の粉末状の化合物230(174mg)を得た。方法F;保持時間:1.00分
。m/z:353.1(M−H)
−精密質量:354.1。
1H NMR(400MHz
,DMSO−d
6)δppm 1.03(d,J=6.4Hz,6H)、2.23(s,
3H)、2.64(s,3H)、3.35〜3.43(m,1H)、7.11(t,J=
9.2Hz,1H)、7.53(dd,J=7.9,4.0Hz,1H)、7.59〜7
.69(m,1H),7.72(s,1H)、8.06(d,J=5.5Hz,1H)、
9.87(s,1H)。
【0325】
【化218】
[この文献は図面を表示できません]
化合物231
CH
2Cl
2(2mL)に溶解させた3−メチル−3−オキセタンアミン塩酸塩(30
2.6mg、2.45mモル)及びヒューニッヒ塩基(Hunig’s base)(1
.15mL、6.68mモル)を、CH
2Cl
2(10mL)中のメチル5−(クロロス
ルホニル)−2−フロン酸塩(thermo scientific,500mg、2.
23mモル)の溶液に添加した。反応混合物を室温で一晩撹拌した。揮発物を減圧下で除
去し、得られた残留物をそのまま用いた。前記残留物をTHF(10mL)に溶解させた
。H
2O(1mL)に溶解させたLiOH(60.2mg、2.514mモル)を反応混
合物に添加してから、MeOH(1mL)を添加し、これを室温で一晩撹拌した。揮発物
を減圧下で除去し、残留物を水(25mL)に溶解させた。1M HCl(2.5mL)
を添加し、続いて、2−MeTHF(50mL)を添加した。水層を除去し、有機層を塩
水(50mL)で洗浄した。有機層をMgSO
4で乾燥させ、濾過した後、乾燥まで蒸発
させることにより、油を取得し、これをそのまま次のステップで用いた。この油とHAT
U(573mg、1.51mモル)をCH
2Cl
2(5mL)中で撹拌させ、4−フルオ
ロ−3−メチルアニリン(157.3mg、1.26mモル)及びN,N−ジイソプロピ
ルエチルアラニン(0.65mL、3.77mモル)を添加した。反応混合物を室温で一
晩撹拌した。揮発物を減圧下で除去し、残留物を、ヘプタンからEtOAcへの勾配を用
いたシリカで精製した後、分取HPLC(固定相:RP Vydac Denali C
18−10μm、200g、5cm)、移動相:水中0.25%のNH
4HCO
3溶液、
CH
3CN)を実施して、目的の画分を回収し、蒸発させ、MeOHに溶解させてから、
再度蒸発させた。この画分をMeOH(4mL)中で粉砕し、濾過した後、オーブン内で
乾燥させることにより、白色の固体として化合物231(305mg)を得た。方法F;
保持時間:0.89分。m/z:367.1(M−H)
−精密質量:368.1。
1H
NMR(400MHz,DMSO−d
6)δppm 1.53(s,3H)、2.24(
d,J=1.8Hz,3H)、4.21(d,J=6.6Hz,2H)、4.61(d,
J=6.2Hz,2H)、7.14(t,J=9.2Hz,1H)、7.26(d,J=
3.7Hz,1H)、7.50(d,J=3.7Hz,1H)、7.51〜7.57(m
,1H)、7.60(dd,J=7.0,2.4Hz,1H)、8.92(s,1H)、
10.34(s,1H)。
【0326】
化合物232〜239は、前述のように、3−クロロスルホニルベンゾイル塩化物誘導
体の還流トルエン溶液にアニリンをゆっくり添加した後、NEt
3又はDIPEAなどの
塩基の存在下でアミンと反応させることにより、調製した。
【0327】
【表4】
[この文献は図面を表示できません]
【0328】
【表5】
[この文献は図面を表示できません]
【0329】
【表6】
[この文献は図面を表示できません]
【0330】
【表7】
[この文献は図面を表示できません]
【0331】
10℃/分で30〜300℃の示差走査熱量測定:
化合物232:169.6℃でピーク。
【0332】
旋光度:
化合物236:[α]
20D=−5.83(c0.67w/v%、MeOH)。
【0333】
【化219】
[この文献は図面を表示できません]
化合物240
温度を4〜7℃に維持しながら、SOCl
2(20.1mL、277.2mモル)を、
5℃に冷却した水(125mL)にゆっくりと添加した(添加に約1.5時間かかった)
。その後、温度をゆっくりと室温に戻しながら、溶液を一晩撹拌し続けた。次に、塩化銅
(I)(76.6mg、0.774mモル)を溶液に添加し、−10℃(ドライアイス/
アセトン浴)に冷却した(これにより溶液Aを得た)。0℃に冷却した別のフラスコにお
いて、温度を20℃未満に維持しながら、HCl(H
2O中37%、65mL)を3−ア
ミノ−5−フルオロ安息香酸(10g、64.46mモル)に滴下しながら添加した。こ
のスラリーを−10℃(ドライアイス/アセトン浴)に冷却し、温度を−5℃未満に維持
しながら、H
2O(20mL)中の亜硝酸ナトリウム(4.803g、69.62mモル
)をスラリーに非常にゆっくりと(1滴/5秒)添加した。
【0334】
添加後、オレンジ色の混合物を5分かけて−2℃まで昇温させた後、−15℃に冷却し
なおした(溶液B)。次に、溶液Bを少量ずつ(プラスチックピペット)、−10℃に冷
却した溶液Aに添加した。添加(約30分)後、反応混合物を0℃で2時間撹拌した。得
られたオレンジ色の固体を濾過し、水(2×25mL)で洗浄することにより、オレンジ
色の固体として3−クロロスルホニル−5−フルオロ−安息香酸が得られた(真空下35
℃で乾燥)。乾燥CH
2Cl
2(10mL)中の3−クロロスルホニル−5−フルオロ−
安息香酸(525mg、2.2mモル)の溶液にEt
3N(1.22mL、8.8mモル
)をゆっくりと添加した。次に、イソプロピルアミン(198μL、2.42mモル)を
室温で反応混合物に滴下しながら添加した。反応混合物を室温で30分撹拌した。褐色の
反応混合物をCH
2Cl
2及び水で希釈した。HCl 1NをpH2まで添加した。各層
を分離し、水層をCH
2Cl
2で2回抽出した。有機層をMgSO
4で乾燥させ、濾過し
た後、蒸発させることにより、オレンジ色の固体として3−フルオロ−5−(イソプロピ
ルスルファモイル)安息香酸を取得し、これをそれ以上精製せずに使用した。CH
2Cl
2(30mL)中の粗3−フルオロ−5−(イソプロピルスルファモイル)安息香酸(1
90mg)、4−フルオロ−3−メチルアニリン(78.3mg、0.625mモル)及
びN,N−ジイソプロピルエチルアミン(326.8μL、1.88mモル)の溶液にH
ATU(356.7mg、0.94mモル)を添加した。混合物を室温で1時間撹拌した
。反応混合物をCH
2Cl
2で希釈し、HCl 0.5Nで洗浄してから、Extrel
ut NT3で濾過した後、蒸発させた。得られた残留物をシリカゲル上のカラムクロマ
トグラフィー(Grace Resolv 12g、溶離液:CH
2Cl
2:MeOH
100:0→95:5)で精製することにより、白色の固体として化合物240(136
mg)が得られ、これを真空下50℃で乾燥させた。方法G;保持時間:1.87分。m
/z:366.9(M−H)
−精密質量:368.1。
1H NMR(360MHz,D
MSO−d
6)δppm 0.97(d,J=6.2Hz,6H)2.25(d,J=1
.5,3H)、3.30〜3.39(m,1H)7.16(t,J=9.3Hz,1H)
7.55〜7.62(m,1H)7.67(dd,J=7.1,2.4Hz,1H)7.
83(dt,J=8.0,1.9Hz,1H)7.88(d,J=7.0Hz,1H)8
.08(dt,J=9.3,1.7Hz,1H)8.22(s,1H)、10.52(s
,1H)。
【0335】
【化220】
[この文献は図面を表示できません]
化合物241
化合物241は、イソプロピルアミンの代わりに(S)−3−アミノテトラヒドロフラ
ントシレートを用いて、化合物240について記載したのと同様に調製した。方法G;保
持時間:1.70分。m/z:394.9(M−H)
−精密質量:396.1。
1H N
MR(360MHz,DMSO−d
6)δppm 1.55〜1.67(m,1H)1.
93(dq,J=12.8,7.4Hz,1H)2.25(d,J=1.8,3H)、3
.37(dd,J=9.0,4.2Hz,1H)3.55〜3.75(m,3H)3.7
5〜3.85(m,1H)7.16(t,J=9.1Hz,1H)7.56〜7.62(
m,1H)7.67(dd,J=7.3,2.6Hz,1H)7.82〜7.88(m,
1H)8.08〜8.13(m,1H)8.20〜8.25(m,2H)10.53(s
,1H)。
【0336】
【化221】
[この文献は図面を表示できません]
化合物242
ヨウ化銅(I)(45.43mg、0.24mモル)及び2,2−ジフルオロ−2−フ
ルオロスルホニル酢酸メチルエステル(0.21g、1.09mモル)を含むDMF(2
.5mL)及びN−メチルピロリジン(0.12mL)の混合物に、化合物237(40
0mg、0.87mモル)を溶解させた。得られた混合物を室温で2時間撹拌した。追加
量の2,2−ジフルオロ−2−フルオロスルホニル酢酸メチルエステル(0.21g、1
.09mモル)を添加し、混合物を60℃で1時間撹拌した。混合物を60℃で18時間
撹拌した。飽和塩化アンモニウム溶液(10mL)を反応混合物に添加した。次に、これ
をEtOAc(3×15mL)で抽出した。合わせた抽出物をNa
2SO
4で乾燥させ、
濾過した後、真空で濃縮した。得られた残留物を、シリカ上でのカラムクロマトグラフィ
ー(勾配溶離:0〜100%の酢酸エチル:ヘプタン)で精製した。目的の画分を全て合
わせ、減圧下で濃縮した後、50℃の真空オーブン内で乾燥させることにより、白色の粉
末状の化合物242(314mg)を得た。方法G;保持時間:1.73分。m/z:4
45.0(M−H)
−精密質量:446.1。
【0337】
生物学的例−式(I)の化合物の抗HBV活性
安定なトランスフェクト細胞株、HepG2.2.15を用いて、抗HBV活性を測定
した。この細胞株は、比較的一貫した高レベルのHBVビリオン粒子を分泌することが記
載されており、この粒子は、チンパンジーにおいて急性及び慢性両方の感染及び疾患を引
き起こすことが立証されている。
【0338】
抗ウイルス性に関しては、アッセイ細胞を3日間96ウェルプレート中の段階希釈化合
物で2回処理し、これを2回繰り返した。処理から6日後、リアルタイムPCRと、HB
V特異的プライマーセット及びプローブを用いて、分泌したビリオンからの精製したHB
VDNAの定量により、抗ウイルス活性を決定した。
【0339】
化合物の細胞傷害性は、CellTiter−Blueを用いて、HepG2細胞で試
験したが、その際、HepG2.2.15アッセイと同じインキュベーション時間及び用
量範囲を用いた。
【0340】
また、抗HBV活性は、安定な、誘導性HBV産生細胞株であるHepG2.117細
胞株を用いても測定したが、この細胞株は、ドキシサイクリンの非存在下でHBVを複製
する(Tet−off系)。抗ウイルスアッセイのために、HBV複製を誘導した後、9
6ウェルプレート中の段階希釈化合物で処理し、これを2回繰り返した。処理から3日後
、リアルタイムPCRと、HBV特異的プライマーセット及びプローブを用いて、細胞内
HBVDNAの定量により、抗ウイルス活性を決定した。
【0341】
化合物の細胞傷害性は、化合物の存在下で4日間インキュベートしたHepG2細胞を
用いて試験した。細胞の生存能は、Resazurinアッセイを用いて評価した。結果
を表1に示す。
【0342】
【表8】
[この文献は図面を表示できません]
【0343】
【表9】
[この文献は図面を表示できません]
【0344】
【表10】
[この文献は図面を表示できません]
【0345】
【表11】
[この文献は図面を表示できません]
【0346】
【表12】
[この文献は図面を表示できません]
【0347】
【表13】
[この文献は図面を表示できません]
【0348】
【表14】
[この文献は図面を表示できません]
【0349】
【表15】
[この文献は図面を表示できません]
【0350】
【表16】
[この文献は図面を表示できません]
【0351】
【表17】
[この文献は図面を表示できません]
【0352】
【表18】
[この文献は図面を表示できません]
【0353】
【表19】
[この文献は図面を表示できません]
【0354】
【表20】
[この文献は図面を表示できません]
【0355】
【表21】
[この文献は図面を表示できません]
【0356】
【表22】
[この文献は図面を表示できません]
【0357】
【表23】
[この文献は図面を表示できません]
【0358】
【表24】
[この文献は図面を表示できません]
【0359】
【表25】
[この文献は図面を表示できません]
【0360】
【表26】
[この文献は図面を表示できません]
【0361】
【表27】
[この文献は図面を表示できません]
【0362】
【表28】
[この文献は図面を表示できません]
【0363】
【表29】
[この文献は図面を表示できません]
【0364】
【表30】
[この文献は図面を表示できません]
【0365】
【表31】
[この文献は図面を表示できません]
【0366】
【表32】
[この文献は図面を表示できません]
【0367】
【表33】
[この文献は図面を表示できません]
【0368】
【表34】
[この文献は図面を表示できません]
【0369】
【表35】
[この文献は図面を表示できません]
【0370】
【表36】
[この文献は図面を表示できません]
【0371】
【表37】
[この文献は図面を表示できません]
【0372】
【表38】
[この文献は図面を表示できません]
【0373】
【表39】
[この文献は図面を表示できません]
【0374】
【表40】
[この文献は図面を表示できません]
【0375】
【表41】
[この文献は図面を表示できません]
【0376】
【表42】
[この文献は図面を表示できません]
【0377】
【表43】
[この文献は図面を表示できません]
【0378】
【表44】
[この文献は図面を表示できません]
【0379】
【表45】
[この文献は図面を表示できません]
【0380】
【表46】
[この文献は図面を表示できません]
【0381】
【表47】
[この文献は図面を表示できません]
【0382】
【表48】
[この文献は図面を表示できません]
【0383】
【表49】
[この文献は図面を表示できません]
【0384】
【表50】
[この文献は図面を表示できません]
【0385】
【表51】
[この文献は図面を表示できません]
【0386】
【表52】
[この文献は図面を表示できません]
本発明は以下の態様を含む。
<1>
式(Ia)
【化1】
[この文献は図面を表示できません]
の化合物又はその立体異性体若しくは互変異性型
(式中、
Bは、単環5〜6員芳香環を表し、これは、任意選択で、O、S及びNからなる群から各々独立に選択される1個又は複数のヘテロ原子を含み、このような5〜6員芳香環は、任意選択で、水素、ハロ、C1〜C3アルキル、CN、CFH2、CF2H及びCF3からなる群から各々独立に選択される1個又は複数の置換基により置換されており;
R1は、水素又はC1〜C3アルキルを表し;
R2は、C1〜C6アルキル、C1〜C3アルキル−R5、ベンジル、C(=O)−R5、CFH2、CF2H、CF3、又は、任意選択で、O、S及びNからなる群から各々独立に選択される1個又は複数のヘテロ原子を含む3〜7員飽和炭素環式環を表し、このような3〜7員飽和炭素環式環又はC1〜C6アルキルは、任意選択で、水素、ハロ、C1〜C4アルキルオキシ、オキソ、C(=O)−C1〜C3アルキル、C1〜C4アルキル、OH、CN、CFH2、CF2H及びCF3からなる群から各々独立に選択される1個又は複数の置換基により置換されており;
あるいは、R1、R2は、それらが結合している窒素と一緒に、1,4−ジオキサ−8−アザスピロ[4.5]デシル部分又は5〜7員飽和炭素環式環を形成し、これは、任意選択で、O、S及びNからなる群から各々独立に選択される1個又は複数の別のヘテロ原子を含み、このような5〜7員飽和炭素環式環は、任意選択で、水素、ハロ、C1〜C4アルキルオキシ、オキソ、C(=O)−C1〜C3アルキル、C1〜C4アルキル、OH、CN、CFH2、CF2H及びCF3からなる群から各々独立に選択される1個又は複数の置換基により置換されており;
各R4は、水素、ハロ、C1〜C4アルキルオキシ、C1〜C4アルキル、OH、CN、CFH2、CF2H、CF3、又は任意選択で、O及びNからなる群から各々独立に選択される1個又は複数のヘテロ原子を含む3〜5員飽和炭素環式環から独立に選択され;
R5は、C1〜C6アルキル、CFH2、CF2H、CF3、又は任意選択で、O、S及びNからなる群から各々独立に選択される1個又は複数のヘテロ原子を含む3〜7員飽和炭素環式環を表し、このような3〜7員飽和炭素環式環は、任意選択で、水素、ハロ、C1〜C4アルキルオキシ、オキソ、C(=O)−C1〜C3アルキル、C1〜C4アルキル、OH、CN、CFH2、CF2H及びCF3からなる群から各々独立に選択される1個又は複数の置換基により置換されている)、
又はこれらの薬学的に許容される塩若しくは溶媒和化合物。
<2>
R2が、O、S及びNからなる群から各々独立に選択される1個又は複数のヘテロ原子を含む3〜7員飽和炭素環式環を表し、このような3〜7員飽和炭素環式環は、任意選択で、水素、ハロ、C1〜C4アルキルオキシ、C(=O)−C1〜C3アルキル、C1〜C4アルキル、OH、CN、CFH2、CF2H及びCF3からなる群から各々独立に選択される1個又は複数の置換基により置換されており;
あるいは、R1、R2は、それらが結合している窒素と一緒に、5〜7員飽和炭素環式環を形成し、これは、任意選択で、O、S及びNからなる群から各々独立に選択される1個又は複数の別のヘテロ原子を含み、このような5〜7員飽和炭素環式環は、任意選択で、水素、ハロ、C1〜C4アルキルオキシ、オキソ、C(=O)−C1〜C3アルキル、C1〜C4アルキル、OH、CN、CFH2、CF2H及びCF3からなる群から各々独立に選択される1個又は複数の置換基により置換されている、<1>に記載の化合物又はその立体異性体若しくは互変異性型、又はこれらの薬学的に許容される塩若しくは溶媒和化合物。
<3>
R2が、炭素と、1個又は複数の酸素原子とを含む4〜7員飽和炭素環式環を表し、このような
4〜7員飽和炭素環式環は、任意選択で、水素、ハロ、C1〜C4アルキルオキシ、C(=O)−C1〜C3アルキル、C1〜C4アルキル、OH、CN、CFH2、CF2H及びCF3からなる群から各々独立に選択される1個又は複数の置換基により置換されている、<1>又は<2>に記載の化合物又はその立体異性体若しくは互変異性型、又はこれらの薬学的に許容される塩若しくは溶媒和化合物。
<4>
Bが、フェニル又はチオフェンを表し、これは、任意選択で、水素、ハロゲン、C1〜C3アルキル、CN、CFH2、CF2H及びCF3からなる群から各々独立に選択される1個又は複数の置換基により置換されている、<1>〜<3>のいずれかに記載の化合物又はその立体異性体若しくは互変異性型、又はこれらの薬学的に許容される塩若しくは溶媒和化合物。
<5>
R2が、C1〜C3アルキル−R5、炭素原子と、O又はSからなる群から各々独立に選択される1個又は複数のヘテロ原子を含む4〜7員飽和炭素環式環を表し、このような4〜7員飽和炭素環式環は、任意選択で、水素、ハロ、C1〜C4アルキルオキシ、オキソ、C(=O)−C1〜C3アルキル、C1〜C4アルキル、OH、CN、CFH2、CF2H及びCF3からなる群から各々独立に選択される1個又は複数の置換基により置換されており;
各R4が、水素、ハロ、C1〜C4アルキルオキシ、C1〜C4アルキル、OH、CN、CFH2、CF2H、CF3、又は任意選択で、O及びNからなる群から各々独立に選択される1個又は複数のヘテロ原子を含む3〜5員飽和炭素環式環から独立に選択され;
R5が、O又はSからなる群から各々独立に選択される1個又は複数のヘテロ原子を任意選択で含む4〜7員飽和炭素環式環を表し、このような4〜7員飽和炭素環式環は、任意選択で、水素、ハロ、C1〜C4アルキルオキシ、オキソ、C(=O)−C1〜C3アルキル、C1〜C4アルキル、OH、CN、CFH2、CF2H及びCF3からなる群から各々独立に選択される1個又は複数の置換基により置換されている、<1>〜<4>のいずれかに記載の式(I)の化合物又はその立体異性体若しくは互変異性型、又はこれらの薬学的に許容される塩若しくは溶媒和化合物。
<6>
式(Ib)
【化2】
[この文献は図面を表示できません]
(式中、R1、R2、R4は、請求項1〜5のいずれか1項と同様に定義され、R3は、水素、ハロ、C1〜C3アルキル、CN、CFH2、CF2H、CF3を含む群から選択される)の化合物である、<1>〜<5>のいずれかに記載の化合物又はその立体異性体若しくは互変異性型、又はこれらの薬学的に許容される塩若しくは溶媒和化合物。
<7>
少なくとも1つのR4が、フルオル、C1〜C3アルキル又はシクロプロピルを表す、<1>〜<6>のいずれかに記載の化合物又はその立体異性体若しくは互変異性型、又はこれらの薬学的に許容される塩若しくは溶媒和化合物。
<8>
パラ位置にある1つのR4が、フルオルを表し、メタ位置にある他の1つのR4が、メチルを表し、このような化合物は、
【化3】
[この文献は図面を表示できません]
ではない、<1>〜<7>のいずれかに記載の化合物又はその立体異性体若しくは互変異性型、又はこれらの薬学的に許容される塩若しくは溶媒和化合物。
<9>
R3が、フルオルを表す、<1>〜<8>のいずれかに記載の化合物又はその立体異性体若しくは互変異性型、又はこれらの薬学的に許容される塩若しくは溶媒和化合物。
<10>
Bが、フェニル又はチオフェンを表し、これは、任意選択で、水素、ハロゲン、C1〜C3アルキル、CN、CFH2、CF2H及びCF3からなる群から各々独立に選択される1個又は複数の置換基で置換されている、<1>〜<9>のいずれかに記載の化合物又はその立体異性体若しくは互変異性型、又はこれらの薬学的に許容される塩若しくは溶媒和化合物。
<11>
哺乳動物におけるHBV感染の予防又は治療での使用を目的とする、<1>〜<10>のいずれかに記載の化合物又はその立体異性体若しくは互変異性型、又はこれらの薬学的に許容される塩若しくは溶媒和化合物。
<12>
<1>〜<10>のいずれかに記載の化合物又はその立体異性体若しくは互変異性型、又はこれらの薬学的に許容される塩若しくは溶媒和化合物と、薬学的に許容される担体とを含む医薬組成物。
<13>
(a)<1>〜<10>のいずれかに記載の式Iの化合物又はその立体異性体若しくは互変異性型、又はこれらの薬学的に許容される塩若しくは溶媒和化合物と、(b)別のHBV阻害薬とを、HBV感染の治療に際して同時、個別若しくは逐次使用するための併用製剤として含む製品。