特許第6896656号(P6896656)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ ヤフー株式会社の特許一覧

特許6896656情報提供装置、情報提供方法、および情報提供プログラム
<>
  • 特許6896656-情報提供装置、情報提供方法、および情報提供プログラム 図000002
  • 特許6896656-情報提供装置、情報提供方法、および情報提供プログラム 図000003
  • 特許6896656-情報提供装置、情報提供方法、および情報提供プログラム 図000004
  • 特許6896656-情報提供装置、情報提供方法、および情報提供プログラム 図000005
  • 特許6896656-情報提供装置、情報提供方法、および情報提供プログラム 図000006
  • 特許6896656-情報提供装置、情報提供方法、および情報提供プログラム 図000007
  • 特許6896656-情報提供装置、情報提供方法、および情報提供プログラム 図000008
  • 特許6896656-情報提供装置、情報提供方法、および情報提供プログラム 図000009
  • 特許6896656-情報提供装置、情報提供方法、および情報提供プログラム 図000010
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6896656
(24)【登録日】2021年6月11日
(45)【発行日】2021年6月30日
(54)【発明の名称】情報提供装置、情報提供方法、および情報提供プログラム
(51)【国際特許分類】
   G06Q 30/02 20120101AFI20210621BHJP
【FI】
   G06Q30/02 398
【請求項の数】9
【全頁数】17
(21)【出願番号】特願2018-6745(P2018-6745)
(22)【出願日】2018年1月18日
(65)【公開番号】特開2019-125265(P2019-125265A)
(43)【公開日】2019年7月25日
【審査請求日】2018年2月15日
【審判番号】不服2019-5762(P2019-5762/J1)
【審判請求日】2019年4月26日
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】319013263
【氏名又は名称】ヤフー株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110002147
【氏名又は名称】特許業務法人酒井国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】渡邉 裕作
(72)【発明者】
【氏名】久冨 伸彦
【合議体】
【審判長】 佐藤 聡史
【審判官】 岡 裕之
【審判官】 相崎 裕恒
(56)【参考文献】
【文献】 特開2018−005426(JP,A)
【文献】 特許第6215425(JP,B1)
【文献】 実用新案登録第3209161(JP,Y2)
【文献】 特開2014−075006(JP,A)
【文献】 国際公開第2013/047436(WO,A1)
【文献】 特開2014−139837(JP,A)
【文献】 特開2017−091054(JP,A)
【文献】 特開2016−53776(JP,A)
【文献】 特開2017−076167(JP,A)
【文献】 特開2014−137776(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q10/00-99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
電子商取引によって商品またはサービスを販売する店舗が一のユーザによって利用された場合に、当該ユーザに関する前記店舗の利用情報を取得する取得部と、
前記取得部によって前記利用情報が取得された場合に、前記ユーザが購入意欲を示した商品を前記利用情報に基づいて推定する推定部と、
前記推定部によって前記商品が推定された場合に、当該推定された前記商品に関連する複数のコンテンツから、当該ユーザに利用された前記店舗により提供されるコンテンツであって当該ユーザのタイムラインに表示される前記店舗の名称を含むコンテンツを、前記コンテンツに含まれる商品の販売実績および前記コンテンツの閲覧状況の少なくともいずれか一方に基づいて選択する選択部と、
前記選択部によって前記コンテンツが選択された場合に、当該選択された前記コンテンツを当該ユーザの前記利用情報に基づいて当該ユーザへ配信する配信部と
を備えることを特徴とする情報提供装置。
【請求項2】
前記配信部は、
前記店舗から商品またはサービスを購入した前記ユーザへ前記コンテンツを配信する
ことを特徴とする請求項1に記載の情報提供装置。
【請求項3】
前記配信部は、
前記店舗をフォローする前記ユーザへ前記コンテンツを配信する
ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の情報提供装置。
【請求項4】
前記配信部は、
前記店舗による前記コンテンツの提供時期が新しい順に前記コンテンツを配信する
ことを特徴とする請求項1〜のいずれか一つに記載の情報提供装置。
【請求項5】
前記配信部は、
前記コンテンツを閲覧したユーザによる前記コンテンツの評価に応じた優先順位で前記コンテンツを配信する
ことを特徴とする請求項1〜のいずれか一つに記載の情報提供装置。
【請求項6】
前記配信部は、
前記コンテンツに有効期間が設定されている場合、前記有効期間に応じた優先順位で前記コンテンツを配信する
ことを特徴とする請求項1〜のいずれか一つに記載の情報提供装置。
【請求項7】
前記配信部は、
前記コンテンツを閲覧したユーザによる評価が最高の前記コンテンツを複数の店舗が出店されるショッピングコンテンツの冒頭に表示されるコンテンツとして配信する
ことを特徴とする請求項1〜のいずれか一つに記載の情報提供装置。
【請求項8】
コンピュータが実行する情報提供方法であって、
電子商取引によって商品またはサービスを販売する店舗が一のユーザによって利用された場合に、当該ユーザに関する前記店舗の利用情報を取得する取得工程と、
前記取得工程によって前記利用情報が取得された場合に、前記ユーザが購入意欲を示した商品を前記利用情報に基づいて推定する推定工程と、
前記推定工程によって前記商品が推定された場合に、当該推定された前記商品に関連する複数のコンテンツから、当該ユーザに利用された前記店舗により提供されるコンテンツであって当該ユーザのタイムラインに表示される前記店舗の名称を含むコンテンツを、前記コンテンツに含まれる商品の販売実績および前記コンテンツの閲覧状況の少なくともいずれか一方に基づいて選択する選択工程と、
前記選択工程によって前記コンテンツが選択された場合に、当該選択された前記コンテンツを当該ユーザの前記利用情報に基づいて当該ユーザへ配信する配信工程と
を含むことを特徴とする情報提供方法。
【請求項9】
電子商取引によって商品またはサービスを販売する店舗が一のユーザによって利用された場合に、当該ユーザに関する前記店舗の利用情報を取得する取得手順と、
前記取得手順によって前記利用情報が取得された場合に、前記ユーザが購入意欲を示した商品を前記利用情報に基づいて推定する推定手順と、
前記推定手順によって前記商品が推定された場合に、当該推定された前記商品に関連する複数のコンテンツから、当該ユーザに利用された前記店舗により提供されるコンテンツであって当該ユーザのタイムラインに表示される前記店舗の名称を含むコンテンツを、前記コンテンツに含まれる商品の販売実績および前記コンテンツの閲覧状況の少なくともいずれか一方に基づいて選択する選択手順と、
前記選択手順によって前記コンテンツが選択された場合に、当該選択された前記コンテンツを当該ユーザの前記利用情報に基づいて当該ユーザへ配信する配信手順と
をコンピュータに実行させることを特徴とする情報提供プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
開示の実施形態は、情報提供装置、情報提供方法、および情報提供プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、例えば、インターネット等の通信ネットワークを使用した電子商取引によって商品やサービスを販売する店舗がある。店舗を運営する業者は、例えば、インターネット上のショッピングサイトや顧客となるユーザの端末装置にインストールされたショッピング用のアプリケーションプログラムに、販売する商品やサービスの情報を含むコンテンツを投稿してユーザに閲覧させる。
【0003】
また、ユーザは、閲覧する複数のコンテンツに含まれる商品やサービスから所望の商品やサービスを選択し、所定の決済処理を行うことにより、商品やサービスを購入することができる。
【0004】
かかる電子商取引によって商品やサービスを販売する店舗は、ユーザの方から積極的にコンテンツを閲覧してもらえない場合、商品やサービスの売り上げを増大させることが困難である。このため、コンテンツを含む電子メールをユーザへ送信し、ユーザにコンテンツを閲覧してもらうことにより売上の増大を図ろうとする店舗がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2013−114567号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、店舗は、ユーザがコンテンツを含む電子メールを受信しても、未開封のまま電子メールを削除する場合、ユーザにコンテンツを閲覧してもらえない。
【0007】
実施形態の一態様は、上記に鑑みてなされたものであって、顧客となるユーザに販売する商品やサービスの情報を含むコンテンツを閲覧させることができる情報提供装置、情報提供方法、および情報提供プログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
実施形態の一態様に係る情報提供装置は、取得部と、配信部とを備える。取得部は、電子商取引によって商品またはサービスを販売する店舗を利用するユーザに関する前記店舗の利用情報を取得する。配信部は、前記ユーザに利用された店舗により提供されるコンテンツであってタイムラインに表示されるコンテンツを前記取得部によって取得される前記利用情報に基づいて前記ユーザへ配信する。
【発明の効果】
【0009】
実施形態の一態様によれば、顧客となるユーザに販売する商品やサービスの情報を含むコンテンツを閲覧させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1図1は、実施形態に係る情報提供装置が行う情報提供方法の概要を示す説明図である。
図2図2は、実施形態に係る情報提供装置の構成の一例を示すブロック図である。
図3図3は、実施形態に係るコンテンツ情報の一例を示す説明図である。
図4図4は、実施形態係る販売閲覧情報の一例を示す説明図である。
図5図5は、実施形態に係るタイムラインの一例を示す説明図である。
図6図6は、実施形態に係るタイムラインの一例を示す説明図である。
図7図7は、実施形態に係るショッピングコンテンツの一例を示す説明図である。
図8図8は、実施形態に係る情報提供装置の制御部が実行する処理の一例を示すフローチャートである。
図9図9は、実施形態に係る情報提供装置の機能を実現するコンピュータの一例を示すハードウェア構成図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下に、本願に係る情報提供装置、情報提供方法、および情報提供プログラムを実施するための形態(以下、「実施形態」と記載する)について図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施形態により本願に係る情報提供装置、情報提供方法、および情報提供プログラムが限定されるものではない。また、以下の実施形態において同一の部位には同一の符号を付し、重複する説明は省略される。
【0012】
〔1.情報提供方法の概要〕
まず、図1を参照し、実施形態に係る情報提供装置1が行う情報提供方法の概要について説明する。図1は、実施形態に係る情報提供装置1が行う情報提供方法の概要を示す説明図である。
【0013】
ここでは、例えば、インターネット等の通信ネットワーク上に開設されるショッピングサイトを利用した電子商取引によって商品を販売する店舗を利用するユーザへ、店舗により提供されるコンテンツを閲覧させる情報提供装置1を例に挙げて説明する。
【0014】
店舗により提供されるコンテンツは、例えば、店舗が販売する商品の新着情報、店舗のフォロワー限定のセール情報、店舗で使用可能なクーポン情報、商品の開発ストーリー情報、ライブ動画での商品紹介、および店舗のこだわり情報等である。
【0015】
なお、実施形態に係る店舗は、顧客となるユーザの端末装置にインストールされたショッピング用のアプリケーションプログラムを利用した電子商取引によって商品を販売する店舗であってもよい。また、実施形態に係る店舗は、商品に限らず任意のサービスを販売する店舗であってもよい。
【0016】
図1に示すように、例えば、ある業者10が通信ネットワークN上に開設されるショッピングサイト11にAストア12という店舗を出店し(ステップS1)、ユーザ13がAストア12を利用する場合がある(ステップS2)。
【0017】
かかる場合、情報提供装置1は、例えば、ショッピングサイト11からユーザ13に関するAストア12の利用情報を取得する(ステップS3)。例えば、情報提供装置1は、ユーザ13がAストア12から商品を購入したことを示す利用情報を取得した場合、業者10がAストア12の運営に使用している店舗装置10aからAストア12により提供されるAストア12のコンテンツを取得する(ステップS4)。
【0018】
そして、情報提供装置1は、店舗装置10aから取得したAストア12のコンテンツCをユーザ13が使用する端末装置(以下、「ユーザ端末13a」と記載する)に配信してユーザ13のタイムラインTLに表示させる(ステップS5)。
【0019】
このように、情報提供装置1は、Aストア12により提供されるコンテンツCであってユーザ13のタイムラインTLに表示されるコンテンツCをユーザ13によるAストア12の利用情報に基づいてユーザ13へ配信する。
【0020】
これにより、情報提供装置1は、Aストア12によって販売される商品の情報等を含むコンテンツCをユーザ13に閲覧させることができる。次に、かかる情報提供方法を実行する情報提供装置1の構成の一例について説明する。
【0021】
〔2.情報提供装置の構成〕
図2は、実施形態に係る情報提供装置1の構成の一例を示すブロック図である。図2に示すように、情報提供装置1は、例えば、インターネット等の通信ネットワークNを介して複数の店舗装置10a、ショッピングサイトサーバ11a、およびユーザ端末13aと通信可能に接続され、通信部2と、記憶部3と、制御部4とを備える。
【0022】
複数の店舗装置10aは、それぞれ異なる業者10がショッピングサイト11に出店する店舗(例えば、Aストア12等)の運営に使用する装置である。ショッピングサイトサーバ11aは、ショッピングサイト11による電子商取引サービスを提供するサーバ装置である。ユーザ端末13aは、前述したようにユーザ13が使用する装置であり、例えば、スマートフォン等の携帯端末装置である。
【0023】
(通信部)
通信部2は、例えば、NIC(Network Interface Card)等によって実現される。通信部2は、例えば、通信ネットワークNを介して有線又は無線によって、複数の店舗装置10a、ショッピングサイトサーバ11a、およびユーザ端末13aと通信可能に接続される。
【0024】
(記憶部)
記憶部3は、例えば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)等の半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。かかる記憶部3は、利用情報31、コンテンツ情報32、および販売閲覧情報33等を記憶する。
【0025】
利用情報31は、ショッピングサイト11に出店される店舗のユーザ13による利用状況等を含む情報である。利用情報31は、例えば、ユーザ13が利用した店舗を示す情報を含む。
【0026】
ここでのユーザ13が利用した店舗は、ユーザ13が商品を注文または購入したことがある店舗、ユーザ13がコンテンツを閲覧したことがある店舗、ユーザ13がコンテンツ中の後述する「フォローする」ボタンを操作したことがある店舗等である。
【0027】
また、利用情報31は、例えば、ユーザ13が注文または購入したことがある商品、ユーザ13がタイムラインTL中の後述する「いいね!」ボタンを操作したことがあるコンテンツを示す情報、ユーザ13が閲覧したことがある各コンテンツの閲覧回数等を含む。
【0028】
コンテンツ情報32は、ユーザ13により利用された店舗が提供しているコンテンツを含む情報である。また、販売閲覧情報33は、ユーザ13により利用された店舗が提供しているコンテンツに含まれる商品の販売実績およびコンテンツの閲覧状況を示す情報である。
【0029】
ここで、図3および図4を参照し、実施形態に係るコンテンツ情報32および販売閲覧情報33の一例について説明する。図3は、実施形態に係るコンテンツ情報32の一例を示す説明図である。図4は、実施形態に係る販売閲覧情報33の一例を示す説明図である。
【0030】
図3に示すように、コンテンツ情報32は、提供日と、有効期限と、コンテンツとが対応付けられた情報である。図3に示すコンテンツC1〜C5は、例えば、ユーザ13が利用したことがある店舗(例えば、Aストア12、Bストア等)により提供されているコンテンツである。
【0031】
各コンテンツC1〜C5には、店舗が販売する商品の画像や価格、割引セールに関する情報、割引クーポンに関する情報、商品の開発ストーリーに関する情報、および店舗のこだわりに関する情報等が含まれる。
【0032】
また、各コンテンツC1〜C5には、「フォローする」ボタンが含まれる。「フォローする」ボタンは、コンテンツを閲覧したユーザがコンテンツの提供元の店舗をフォローする場合(店舗のフォロワ―になる場合)に操作するボタンである。
【0033】
提供日は、各コンテンツC1〜C5が店舗から提供された年月日である。有効期限は、各コンテンツC1〜C5の有効期間である。なお、有効期間は、コンテンツC1〜C5によって設定される場合と設定されない場合とがある。
【0034】
例えば、Aストア12により提供される季節ものの新商品のコンテンツC1、Bストアにより提供される割引セールのコンテンツC2、Cストアによって提供されるクーポンのコンテンツC3等には、有効期間が設定される場合がある。
【0035】
一方、Dストアにより提供される商品の開発ストーリーのコンテンツC4や、Eストアにより提供される店舗のこだわりのコンテンツC5等は、有効期間が非設定とされる場合がある。
【0036】
次に、販売閲覧情報33について説明する。図4に示すように、販売閲覧情報33は、商品コードと、月間販売数と、コンテンツコードと、閲覧回数と、CTR(Click Through Rate)と、CVR(Conversion Rate)と、いいね数とが対応付けられた情報である。
【0037】
商品コードは、店舗が販売している商品の識別情報である。月間販売数は、商品コードによって識別される商品の当月の販売個数である。コンテンツコードは、商品コードによって識別される商品を含むコンテンツの識別情報である。
【0038】
閲覧回数は、コンテンツコードによって識別されるコンテンツがクリックまたはタップされて商品の詳細ページが閲覧された回数である。CTRは、コンテンツが表示された回数のうちコンテンツがクリックされた回数の割合である。
【0039】
CVRは、コンテンツがクリックされた回数のうち成果(コンテンツの目的)に結び付いた割合である。いいね数は、例えば、コンテンツに対してユーザが好印象を抱いた場合に操作する「いいね!」ボタンが操作された回数である。
【0040】
販売閲覧情報33に含まれる月間販売数、閲覧回数、CTR、CVR、および、いいね数は、値が大きな商品やコンテンツほどユーザによる評価が高い商品やコンテンツということになる。記憶部3は、ユーザ13によって利用された店舗毎に販売閲覧情報33を記憶する。
【0041】
(制御部)
図2へ戻り、制御部4の説明を続ける。制御部4は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、入出力ポートなどを有するマイクロコンピュータや各種の回路を含む。
【0042】
制御部4は、CPUがROMに記憶された各種プログラム(実施形態に係る情報提供プログラムの一例に相当)を、RAMを作業領域として使用して実行することにより機能する取得部41、推定部42、選択部43、および配信部44を備える。
【0043】
なお、制御部4が備える取得部41、推定部42、選択部43、および配信部44は、それぞれ一部または全部がASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等のハードウェアで構成されてもよい。
【0044】
取得部41、推定部42、選択部43、および配信部44は、それぞれ以下に説明する情報処理の作用を実現または実行する。なお、制御部4の内部構成は、図2に示した構成に限られず、後述する情報処理を行う構成であれば他の構成であってもよい。
【0045】
(取得部)
取得部41は、ショッピングサイトに出店される店舗(例えば、図1に示すAストア12等)を利用するユーザ13に関する店舗の利用情報31をショッピングサイトサーバ11aから取得する。
【0046】
取得部41は、例えば、ユーザ13が商品を注文または購入したことがある店舗、ユーザ13がコンテンツを閲覧したことがある店舗、ユーザ13がコンテンツ中の「フォローする」ボタンを操作したことがある店舗を示す情報を利用情報31として取得する。
【0047】
また、取得部41は、ユーザ13が注文または購入したことがある商品、タイムラインTL中の後述する「いいね!」ボタンを操作したことがあるコンテンツを示す情報、閲覧したことがある各コンテンツの閲覧回数等を利用情報31として取得する。そして、取得部41は、取得した利用情報31を記憶部3に記憶させる。
【0048】
また、取得部41は、ユーザ13によって利用された店舗により提供されるコンテンツに関するコンテンツ情報32を店舗装置10aから取得して記憶部3に記憶させる。取得部41は、店舗によって新コンテンツが提供される度にコンテンツ情報32を取得して記憶部3に記憶させる。
【0049】
さらに、取得部41は、ユーザ13によって利用された店舗装置10aから店舗が販売する商品および提供するコンテンツの販売閲覧情報33を取得して記憶部3に記憶させる。取得部41は、定期的に(例えば、1日1回)販売閲覧情報33を取得して、記憶部3に記憶されている販売閲覧情報33を更新する。
【0050】
(推定部)
推定部42は、ユーザ13が購入意欲を示した商品を利用情報31に基づいて推定する。例えば、推定部42は、タイムラインTL中の後述する「いいね!」ボタンを操作したことがあるコンテンツに含まれる商品をユーザ13が購入意欲を示した商品と推定する。
【0051】
また、推定部42は、ユーザ13による閲覧回数が閾値以上のコンテンツに含まれる商品をユーザ13が購入意欲を示した商品と推定する。また、推定部42は、ユーザによって過去に注文または購入された商品をユーザ13が購入意欲を示した商品と推定してもよい。
【0052】
(選択部)
選択部43は、記憶部3に記憶されたコンテンツ情報32に含まれる複数のコンテンツからユーザ13へ配信するコンテンツを販売閲覧情報33に基づいて選択する。例えば、選択部43は、販売閲覧情報33に含まれる月間販売数が所定の閾値以上となった商品を含むコンテンツであって、閲覧回数、CTR、CVR、およびいいね数が、それぞれに設けられた所定の閾値以上となったコンテンツを選択する。
【0053】
(配信部)
配信部44は、ユーザ13によって店舗が利用された場合に、ユーザ13によって利用された店舗により提供されるコンテンツを記憶部3に記憶されたコンテンツ情報32から読み出し、ユーザ端末13aへ配信してユーザのタイムラインTLに表示させる。
【0054】
例えば、配信部44は、利用情報31を参照し、ユーザ13が商品を購入した店舗により提供されるコンテンツをユーザ13のユーザ端末13aに配信してタイムラインTLに表示させる。
【0055】
このように、配信部44は、配信元の分からないダイレクトメールとは違い、ユーザ13が購買意欲をそそられて商品を購入した身に覚えのある店舗のコンテンツをユーザ端末13aへ配信することによって、ユーザ13にコンテンツを閲覧させることができる。
【0056】
また、これにより、配信部44は、ユーザ13とは関係のないコンテンツがタイムラインTLに表示されることによる、ユーザ13のタイムラインTLからの離脱リスクを低減することができる。
【0057】
また、配信部44は、例えば、利用情報31を参照し、ユーザが「フォローする」ボタンを操作した店舗により提供されるコンテンツをユーザ13のユーザ端末13aに配信してタイムラインTLに表示させる。
【0058】
このように、配信部44は、ユーザ13が好意を抱いてフォロワーとなった店舗のコンテンツをユーザ端末13aへ配信することによって、ユーザ13にコンテンツを閲覧させることができる。
【0059】
かかる配信部44は、推定部42によって推定されたユーザ13が購入意欲を示した商品に関連するコンテンツをユーザ端末13aに配信してタイムラインTLに表示させる。これにより、配信部44は、ユーザ13の購買意欲をそそる商品が含まれた閲覧される可能性の高いコンテンツをユーザ端末13aに配信することができる。
【0060】
また、配信部44は、選択部43によって選択されるコンテンツをユーザ端末13aに配信してタイムラインTLに表示させる。これにより、配信部44は、当月に多くのユーザによって購入された商品が含まれ、閲覧したユーザによる評価が高いコンテンツをユーザ端末13aに配信してタイムラインTLに表示させることによって、より確実にコンテンツを閲覧させることができる。
【0061】
また、配信部44は、コンテンツの提供時期や、コンテンツに対するユーザの評価、コンテンツの有効期間に基づいて、ユーザ端末13aへ配信するコンテンツの優先順位を決定する。これにより、配信部44は、ユーザ13によって閲覧される可能性をより高める表示順序でコンテンツをタイムラインTLに表示させることができる。次に、かかるタイムラインTLの一例について図5および図6を参照して説明する。
【0062】
〔3.コンテンツの表示例〕
図5および図6は、実施形態に係るタイムラインTLの一例を示す説明図である。情報提供装置1は、例えば、図3に示すコンテンツ情報32を記憶している場合に、Aストア12、Bストア、Cストア、Dストア、およびDストアのうち、いずれかの店舗がユーザ13によって利用されると、提供時期が新しい順にコンテンツを配信する。
【0063】
その結果、図5に示すように、ユーザ端末13aのタイムラインTLには、Aストア12のコンテンツC1、BストアのコンテンツC2、CストアのコンテンツC3、DストアのコンテンツC4、およびDストアのコンテンツC5の順にコンテンツが表示される。
【0064】
このように、情報提供装置1は、提供時期が新しく新鮮なコンテンツをタイムラインTLで上位になるように表示させてユーザ13の興味をタイムラインTLに引き付けることで、ユーザ13にコンテンツを閲覧させることができる。
【0065】
なお、タイムラインTLには、例えば、表示される各コンテンツの右下には、コンテンツに対してユーザ13が好印象を抱いた場合に操作する「いいね!」ボタンが設けられる。かかる「いいね!」ボタンが操作されると、前述した販売閲覧情報33のいいね数が増加する。
【0066】
また、情報提供装置1は、ユーザ13以外のコンテンツを閲覧した他のユーザによるコンテンツの評価の順に応じた優先順位でコンテンツをユーザ端末13aに配信することもできる。
【0067】
かかる場合、情報提供装置1は、例えば、記憶部3に記憶されている販売閲覧情報33に基づき、コンテンツ情報32に含まれる各コンテンツを閲覧したユーザによるコンテンツの評価を算出し、評価の高いコンテンツの順に配信する。
【0068】
これにより、情報提供装置1は、他のユーザの評価が高いコンテンツがタイムラインTLで上位になるように表示させてユーザ13の興味をタイムラインTLに引き付けることで、ユーザ13にコンテンツを閲覧させることができる。
【0069】
また、情報提供装置1は、ユーザ端末13aに配信するコンテンツに有効期間が設定されている場合、コンテンツに設定された有効期間に応じた優先順位でコンテンツを配信することもできる。
【0070】
例えば、情報提供装置1は、図3に示すAストア12のコンテンツC1、BストアのコンテンツC2、CストアのコンテンツC3のように有効期間が設定されているコンテンツは、有効期間が非設定のコンテンツよりも優先的に配信する。
【0071】
かかる場合に、図3に示すコンテンツ情報32では、有効期間が設定されている3つのコンテンツのうち、コンテンツC3の有効期間が最も早く終了し、コンテンツC2の有効期間がその次に早く終了し、コンテンツC1の有効期間が最も遅く終了する。
【0072】
そこで、例えば、図6に示すように、情報提供装置1は、有効期間の終了する時期が早いコンテンツがタイムラインTLで上位になるように、コンテンツC3、コンテンツC2、コンテンツC1の順で表示させる。
【0073】
このように、情報提供装置1は、ユーザ13が早く閲覧しなければ損をするようなコンテンツをタイムラインTLの上位に表示させてユーザ13の興味をタイムラインTLに引き付けることで、ユーザ13にコンテンツが閲覧させることができる。
【0074】
そして、情報提供装置1は、コンテンツC1よりも下位に、有効期間が非設定のコンテンツを表示させる。このとき、情報提供装置1は、他のユーザの評価が高い順にコンテンツを表示させる。
【0075】
これにより、情報提供装置1は、前述した他のユーザによるコンテンツの評価の順に応じた優先順位でコンテンツをユーザ端末13aに配信する場合と同じく、ユーザ13にコンテンツが閲覧させることができる。
【0076】
なお、情報提供装置1は、コンテンツ情報32に含まれるコンテンツを閲覧したユーザによるコンテンツの評価を算出した場合、評価が最高コンテンツを複数の店舗が出店されるショッピングコンテンツの冒頭に表示されるコンテンツとして配信することもできる。
【0077】
例えば、図7に示すように、情報提供装置1は、ショッピングサイト11のトップページTP(ショッピングコンテンツの一例)の冒頭に、評価1位のDストアのコンテンツC4(図6参照)を表示させる。これにより、情報提供装置1は、評価が最高のDストアのコンテンツC4をより多くのユーザに閲覧させることができる。
【0078】
〔4.情報提供装置の処理〕
次に、図8を参照し、実施形態に係る情報提供装置1の制御部4が実行する処理の一例について説明する。図8は、実施形態に係る情報提供装置1の制御部4が実行する処理の一例を示すフローチャートである。
【0079】
図8に示すように、制御部4は、まず、ユーザ13による店舗の利用があるか否かを判定する(ステップS101)。そして、制御部4は、店舗の利用がないと判定した場合(ステップS101,No)、店舗の利用があるまでステップS101の判定処理を繰り返す。
【0080】
また、制御部4は、店舗の利用があると判定した場合(ステップS101,Yes)、利用された店舗の店舗装置10aからコンテンツを取得する(ステップS102)。続いて、制御部4は、利用された店舗の店舗装置10aから販売閲覧情報33を取得する(ステップS103)。
【0081】
その後、制御部4は、ユーザ13が購入意欲を示した商品を推定し(ステップS104)、推定した商品に関連する複数のコンテンツから配信するコンテンツを販売閲覧情報33に基づいて選択する(ステップS105)。
【0082】
続いて、制御部4は、コンテンツの提供日、コンテンツの有効期間、評価に応じて配信するコンテンツの優先順位を決定する(ステップS106)。そして、制御部4は、決定した優先順位でコンテンツをユーザ端末13aへ配信してユーザ13のタイムラインTLに表示させる(ステップS107)。
【0083】
その後、制御部4は、評価が最高のコンテンツをショッピングサイト11のトップページに表示させる(ステップS108)。続いて、制御部4は、ユーザ13によって利用された店舗から新コンテンツの提供があるか否かを判定する(ステップS109)。
【0084】
そして、制御部4は、新コンテンツの提供があると判定した場合(ステップS109,Yes)、処理をステップS102へ移す。また、制御部4は、新コンテンツの提供がないと判定した場合(ステップS109,No)、ユーザ端末13aからコンテンツの配信停止要求を受信したか否かを判定する(ステップS110)。
【0085】
そして、制御部4は、配信停止要求を受診していないと判定した場合(ステップS110,No)、処理をステップS109へ移す。また、制御部4は、配信停止要求を受信したと判定した場合(ステップS110,Yes)、処理を終了する。
【0086】
〔5.変形例〕
上述した実施形態に係る情報提供装置は、上記実施形態以外にも種々の異なる形態にて実施されてよい。上述した実施形態では、ユーザ13が「フォローする」ボタンを操作した場合に、ユーザ13が店舗フォロワーとなり、フォロワーのユーザ13へ店舗のコンテンツを配信したが、商品またはサービスを購入した時点でユーザ13をフォロワーとしてもよい。
【0087】
また、上述した実施形態では、投稿時期が新しい順にコンテンツを配信した、ユーザ13に初めて利用された店舗のコンテンツを最初に配信する場合に、投稿時期が新しい順に配信し、その後は、コンテンツの評価に応じて配信順序を動的に変更してもよい。
【0088】
また、上述した実施形態では、有効期限の終了時期が早い順にコンテンツを配信したが、例えば、割引セールのコンテンツの場合、セール期間の開始時期が直近にせまっているコンテンツの順に配信してもよい。
【0089】
また、上述した実施形態では、コンテンツが連続して一列に並ぶユーザ13のタイムラインTLにコンテンツを配信したが、ユーザが利用するSNS(Social Networking Service)のタイムラインにコンテンツを配信してもよい。
【0090】
かかる場合、情報提供装置1は、例えば、ユーザ13およびユーザ13によって承認された他のユーザにより投稿される情報が時系列に表示されるタイムラインの各ユーザの投稿と投稿との間に、コンテンツを配信する。これにより、情報提供装置1は、ユーザ13だけでなく、ユーザ13の友達等、より多くのユーザにコンテンツを閲覧させることができる。
【0091】
〔6.効果〕
上述したように、実施形態に係る情報提供装置1は、取得部41と、配信部44とを備える。取得部41は、電子商取引によって商品またはサービスを販売する店舗を利用するユーザ13に関する店舗の利用情報31を取得する。
【0092】
配信部44は、ユーザに利用された店舗により提供されるコンテンツであってタイムラインTLに表示されるコンテンツを取得部41によって取得される利用情報31に基づいてユーザ13へ配信する。その結果、情報提供装置1は、顧客となるユーザ13に販売する商品やサービスの情報を含むコンテンツを閲覧させることができる。
【0093】
また、配信部44は、店舗から商品またはサービスを購入したユーザ13へコンテンツを配信する。これにより、情報提供装置1は、配信元の分からないダイレクトメールとは違い、ユーザ13が購買意欲をそそられて商品を購入した身に覚えのある店舗のコンテンツをユーザ端末13aへ配信することによって、ユーザ13にコンテンツを閲覧させることができる。
【0094】
また、配信部44は、店舗をフォローするユーザ13へコンテンツを配信する。これにより、情報提供装置1は、ユーザ13が好意を抱いてフォロワーとなった店舗のコンテンツをユーザ端末13aへ配信することによって、ユーザ13にコンテンツを閲覧させることができる。
【0095】
また、情報提供装置1は、ユーザ13が購入意欲を示した商品を利用情報31に基づいて推定する推定部42をさらに備え、配信部44は、推定部42によって推定された商品に関連するコンテンツをユーザへ配信する。これにより、情報提供装置1は、ユーザ13の購買意欲をそそる商品が含まれた閲覧される可能性の高いコンテンツをユーザ端末13aに配信することができる。
【0096】
また、情報提供装置1は、複数のコンテンツからユーザ13へ配信するコンテンツをコンテンツに含まれる商品の販売実績およびコンテンツの閲覧状況の少なくともいずれか一方に基づいて選択する選択部43をさらに備え、配信部44は、選択部43によって選択されるコンテンツを配信する。
【0097】
これにより、情報提供装置1は、例えば、多くのユーザによって購入された商品が含まれ、閲覧したユーザによる評価が高いコンテンツをユーザ端末13aに配信してタイムラインTLに表示させることによって、より確実にコンテンツを閲覧させることができる。
【0098】
また、配信部44は、店舗による提供時期が新しい順にコンテンツを配信する。これにより、情報提供装置1は、提供時期が新しく新鮮なコンテンツをタイムラインTLで上位になるように表示させてユーザ13の興味をタイムラインTLに引き付けることで、ユーザ13にコンテンツを閲覧させることができる。
【0099】
また、配信部44は、コンテンツを閲覧したユーザによるコンテンツの評価に応じた優先順位でコンテンツを配信する。これにより、情報提供装置1は、他のユーザの評価が高いコンテンツがタイムラインTLで上位になるように表示させてユーザ13の興味をタイムラインTLに引き付けることで、ユーザ13にコンテンツを閲覧させることができる。
【0100】
また、配信部44は、コンテンツに有効期間が設定されている場合、有効期間に応じた優先順位でコンテンツを配信する。これにより、情報提供装置1は、例えば、ユーザ13が早く閲覧しなければ損をするようなコンテンツをタイムラインTLの上位に表示させてユーザ13の興味をタイムラインTLに引き付けることで、ユーザ13にコンテンツが閲覧させることができる。
【0101】
また、配信部44は、ユーザによる評価が最高のコンテンツを複数の店舗が出店されるショッピングコンテンツの冒頭に表示されるコンテンツとして配信する。これにより、情報提供装置1は、評価が最高のコンテンツをより多くのユーザに閲覧させることができる。
【0102】
〔7.ハードウェア構成〕
また、上述してきた実施形態に係る情報提供装置1は、例えば図9に示すような構成のコンピュータ1000によって実現される。図9は、実施形態に係る情報提供装置1の機能を実現するコンピュータの一例を示すハードウェア構成図である。コンピュータ1000は、CPU1100、RAM1200、ROM1300、HDD1400、通信インターフェイス(I/F)1500、入出力インターフェイス(I/F)1600、及びメディアインターフェイス(I/F)1700を有する。
【0103】
CPU1100は、ROM1300またはHDD1400に格納されたプログラムに基づいて動作し、各部の制御を行う。ROM1300は、コンピュータ1000の起動時にCPU1100によって実行されるブートプログラムや、コンピュータ1000のハードウェアに依存するプログラム等を格納する。
【0104】
HDD1400は、CPU1100によって実行されるプログラム、及び、かかるプログラムによって使用されるデータ等を格納する。通信インターフェイス1500は、インターネット100等の通信ネットワークNを介して他の機器からデータを受信してCPU1100へ送り、CPU1100が生成したデータを通信ネットワークNを介して他の機器へ送信する。
【0105】
CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して、ディスプレイ、プリンタ等の出力装置、キーボード、マウス等の入力装置を制御する。CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して、入力装置からデータを取得する。また、CPU1100は、生成したデータを入出力インターフェイス1600を介して出力装置へ出力する。
【0106】
メディアインターフェイス1700は、記録媒体1800に格納されたプログラムまたはデータを読み取り、RAM1200を介してCPU1100に提供する。CPU1100は、かかるプログラムを、メディアインターフェイス1700を介して記録媒体1800からRAM1200上にロードし、ロードしたプログラムを実行する。記録媒体1800は、例えばDVD(Digital Versatile Disc)、PD(Phase change rewritable Disk)等の光学記録媒体、MO(Magneto-Optical disk)等の光磁気記録媒体、テープ媒体、磁気記録媒体、または半導体メモリ等である。
【0107】
例えば、コンピュータ1000が実施形態に係る情報提供装置1として機能する場合、コンピュータ1000のCPU1100は、RAM1200上にロードされたプログラムを実行することにより、制御部4の機能を実現する。コンピュータ1000のCPU1100は、これらのプログラムを記録媒体1800から読み取って実行するが、他の例として、他の装置から通信ネットワークNを介してこれらのプログラムを取得してもよい。
【0108】
以上、本願の実施形態のいくつかを図面に基づいて詳細に説明したが、これらは例示であり、発明の開示の欄に記載の態様を始めとして、当業者の知識に基づいて種々の変形、改良を施した他の形態で本発明を実施することが可能である。
【0109】
〔8.その他〕
また、上記実施形態及び変形例において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を手動的に行うこともでき、あるいは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。
【0110】
この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。例えば、各図に示した各種情報は、図示した情報に限られない。
【0111】
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。
【0112】
例えば、取得部41、推定部42、選択部43、および配信部44を情報提供装置1の外部装置としてネットワーク経由で接続するようにしてもよい。また、取得部41、推定部42、選択部43、および配信部44を別の装置がそれぞれ有し、ネットワーク接続されて協働することで、上記の情報提供装置1の機能を実現するようにしてもよい。
【0113】
すなわち、情報提供装置1は、複数のサーバコンピュータで実現してもよく、また、機能によっては外部のプラットフォーム等をAPI(Application Programming Interface)やネットワークコンピューティングなどで呼び出して実現するなど、構成は柔軟に変更できる。
【0114】
また、上述してきた実施形態及び変形例は、処理内容を矛盾させない範囲で適宜組み合わせることが可能である。また、上述してきた「部(section、module、unit)」は、「手段」や「回路」などに読み替えることができる。例えば、取得部41は、取得手段や取得回路に読み替えることができる。
【符号の説明】
【0115】
1 情報提供装置
2 通信部
3 記憶部
31 利用情報
32 コンテンツ情報
33 販売閲覧情報
4 制御部
41 取得部
42 推定部
43 選択部
44 配信部
10a 店舗装置
11a ショッピングサイトサーバ
13a ユーザ端末
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9