(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明を実施するための形態】
【0011】
<本発明の実施の形態に係るオーブントースターの構造>
本発明の実施の形態に係るオーブントースター100は、スチーム供給型のオーブントースターであって、
図1〜
図5に示されるように、主に、筐体110、前面扉120、リンク部材130、焼き網140、焼き網載置枠体145、コイルバネ(図示せず)、電熱ヒータ160、小型ボイラー170、水タンク180および操作ユニット190から構成されている。以下、これらの構成要素についてそれぞれ詳述する。
【0012】
(1)筐体
筐体110は、
図1〜
図3に示されるように、主に、本体壁111、外装壁112および脚LGから構成されている。以下、これらの構成要素についてそれぞれ詳述する。
【0013】
本体壁111は、金属壁であって、
図3に示されるように、主に、天壁111a、側壁111b、背壁111cおよび底枠(図示せず)から構成されている。側壁111bは、左右に一対設けられており、
図3に示されるように、主に、案内溝GD、電熱ヒータ支持孔(図示せず)、トレイレール(図示せず)および軸受け部(図示せず)を有する。案内溝GDは、側壁111bの上下方向略中央において前後方向に直線的に延びている。電熱ヒータ支持孔は、電熱ヒータ160を支持するための孔であって、側壁111bの上端部の前後方向の略中央の箇所、側壁111bの下端部の前後方向の前端から約1/3の箇所、側壁111bの下端部の前後方向の後端から約1/3の箇所の3箇所に形成されている。トレイレールは、側壁111bの内側下端に形成されており、トレイ113を脱着可能に支持している。軸受け部は、操作ユニット190の直上の側壁111bの前端に設けられており、前面扉120の回動シャフト(図示せず)を軸支している。底枠は、開口を有する枠体であって、側壁111bおよび背壁111cの下端に取り付けられている。
【0014】
トレイ113は、上述の通り、本体壁111の側壁111bのトレイレールにスライド移動可能に支持されており、
図2および
図3に示されるように、本体壁111の底を覆っている。なお、このトレイ113は、
図2および
図3に示される状態から前方に引き出されることによって、本体壁111から取り外すことができる。
【0015】
外装壁112は、
図1に示されるように、天壁、背壁、一対の側壁112A,112B(
図4参照)を有する化粧壁であって、本体壁111の天面、背面および側面の外側を覆っている。また、この外装壁112の右側壁112Aの前部の下側には、操作ユニット190内の発熱部品から生じる熱を系外に排出するための開口部POが配設されている。この開口部POには、
図1に示されるように吸気口OEが形成されている。なお、
図4に示されるように、この吸気口OEの直ぐ内側には吸気ファン194が配設されている。
【0016】
脚LGは、
図1に示されるように、本体壁111の底枠の四隅それぞれから下方に向かって延びている。なお、これらの脚LGの長さは、トレイ113がテーブル等の載置台(図示せず)の天面から一定距離離間する長さとされている。
【0017】
(2)前面扉
前面扉120は、
図12に示されるように、主に、本体パネル121、取っ手122および回動軸(図示せず)から構成されている。以下、これらの構成要素についてそれぞれ詳述する。
【0018】
本体パネル121は、
図3に示されるように、主に、窓部材121A、枠体121B、および軸受け121Cから構成されている。窓部材121Aは、例えば、ガラス板や透明樹脂板等であって、枠体121Bに固定されている。なお、ここで、窓部材121Aは、
図3に示されるように、枠体121Bの前側に配設されている。その結果、窓部材121Aの背面側には、枠体121Bに囲われた空間すなわち凹部CYが位置することになる。軸受け121Cは、
図3に示されるように、枠体121Bの下側に配設されている。そして、この軸受け121Cには、
図3に示されるように、可動式屑受け板SCの前端に設けられる軸が回動可能に嵌め込まれている。
図3に示されるように、可動式屑受け板SCは、前面扉120が前側に倒れ込むのに連動して焼き網載置枠体145と共に前方に引き出される。可動式屑受け板SCは、
図3に示されるように焼き網載置枠体145の下方に位置している。このため、可動式屑受け板SCは、前面扉120の開閉の際、常に焼き網140の下方に位置することになり、常に焼き網140からこぼれ落ちる屑等を受けることができる。
【0019】
取っ手122は、
図1〜
図3に示されるように、本体パネル121の枠体121Bの上梁部の前面に取り付けられている。オーブントースター100の使用者は、この取っ手122を手前に引き下げることによって前面扉120を下方に回動させ、前面扉120を開くと共に焼き網140を前方に引き出すことができる。なお、オーブントースター100の使用者は、焼き網140を前方に引き出した状態で、焼き網140の上に調理食材を載置したり、焼き網140の上の調理済み食材を取り出したりする。
【0020】
回動軸は、前面扉120の下側に設けられている。この回動軸は、本体壁111の両側壁111bに回動自在に嵌め込まれる。
【0021】
(3)リンク部材
リンク部材130は、
図3に示されるように、主に、第1節131、第2節132および接合ピン133から構成されている。以下、これらの構成要素についてそれぞれ詳述する。なお、本実施の形態に係るオーブントースター100において、このリンク部材130は、本体壁111の側壁111bの内側すなわち焼成室RBの内部に配設されている。
【0022】
第1節131は、
図3に示されるように、前面扉120の本体パネル121の枠体121Bの左右の一対の柱の裏面から後方に向かって延びている。
【0023】
第2節132は、
図3に示されるように、第1節131よりも長尺の節であって、基端部分で接合ピン133により第1節131と回転自在に連結されている。また、この第2節132の先端部分には、
図3に示されるように、係止溝RCが形成されている。この係止溝RCには、焼き網載置枠体145の前側突起部(後述)を挿入することができる。
【0024】
接合ピン133は、
図3に示されるように、第1節131に対して第2節132を回転自在に連結している。
【0025】
(4)焼き網
焼き網140は、主に、枠体(図示せず)および網体(図示せず)から形成されている。枠体は、外枠(図示せず)および梁(図示せず)から形成されている。外枠は、平面視において略正方形状の枠体である。網体は、調理物を載置する部分であって、枠体に固定されている。なお、この網体は、平面視において外枠の形状と同一形状とされている。
【0026】
(5)焼き網載置枠体
焼き網載置枠体145は、主に、枠本体145A、左右一対の前側突起部(図示せず)および左右一対の後側突起部(図示せず)から形成されている。以下、これらの構成要素についてそれぞれ詳述する。
【0027】
枠本体145Aは、上述の焼き網140を載置するためのものであって、焼き網140とほぼ同一の平面形状および大きさを有しており、焼き網140を安定的に載置することができる。
【0028】
前側突起部は、枠本体145Aの左右の側棒部の前側部分から外方に向かって延びている。また、後側突起部は、枠本体145Aの左右の側棒部の後側部分から外方に向かって延びている。そして、前側突起部および後側突起部は、共に本体壁111の両側壁111bの案内溝GDに挿通されている。これによって、焼き網載置枠体145は安定して前後方向にスライドすることができる。なお、
図5に示されるように、案内溝GDの外側には、保護カバーCVが配設される。この保護カバーCVは、「電源(図示せず)から安全装置SA(後述)や電熱ヒータ160まで延びる電線EL1,EL2」、「操作ユニット190からサーミスタ177まで延びる信号線SL1」および「水タンク180から小型ボイラー170まで延びる可撓性チューブTf」等が焼き網載置枠体145の前側突起部および後側突起部に引っ掛からないようにすると共に、案内溝GDを介して焼成室RBの外側に出ようとする水蒸気や水滴を堰き止める役目を担っている。また、ここで、保護カバーCVに対向する側壁111bの部分の下端部には、戻し穴Hrが形成されている(
図3参照。)。
図3に示されるように、この戻し穴Hrは、案内溝GDの形成位置よりも下方に位置している。すなわち、保護カバーCVの内部に侵入する水は、この戻し穴Hrを通ってトレイ113に向かって流れることになる。なお、この際、一部または全部の水は下側前方の電熱ヒータ160に加熱されて水蒸気化される。
【0029】
また、この前側突起部には、
図3に示されるように、リンク部材130の第2節132の係止溝RCが係止されている。この前側突起部は、
図3に示されるように、リンク部材130の接合ピン133よりも下側に位置している。また、この後側突起部には、コイルバネが取り付けられている。なお、このコイルバネは、後述する通り、本体壁111の背壁111cから延びている。すなわち、この焼き網載置枠体145は、後方に向かって付勢されている。
【0030】
(6)コイルバネ
コイルバネは、左右端において、本体壁111の背壁111cと、焼き網載置枠体145の後側突起部とに架け渡されている。なお、前面扉120が開状態となっている場合でも閉状態となっている場合でも、コイルバネには常に力がかかっており変形状態となっている。すなわち、このオーブントースター100において、コイルバネは、常に、焼き網載置枠体145を本体壁111の内部すなわち焼成室RBに収容する方向に付勢している。
【0031】
(7)電熱ヒータ
電熱ヒータ160は、上述の通り、側面透視において、上端部の前後方向の略中央の箇所、下端部の前後方向の前端から約1/3の箇所、下端部の前後方向の後端から約1/3の箇所の3箇所に配設されている。
【0032】
(8)小型ボイラー
小型ボイラー170は、
図5に示されるように、略直方体状を呈しており、本体壁111の左側壁111bの奥行方向中央付近の上側に取り付けられている。この小型ボイラー170は、
図6に示されるように、主に、第1ブロック体171、第2ブロック体173、パッキンPK、ヒータ175、サーミスタ177および安全装置SAから構成されている。以下、これらの構成部品について説明する。
【0033】
(8−1)第1ブロック体
第1ブロック体171は、
図6に示されるように、主に、第1基体部171A、チューブ連結部171Bおよび第1締結部171Dから形成されている。
【0034】
第1基体部171Aは、略矩形の板状部位である。そして、その背面側には、
図6に示されるように、第1通路溝GR1が形成されている。この第1通路溝GR1は、この小型ボイラー170において「水路」および「蒸気通路」として機能する。なお、この第1通路溝GR1は、正面透視においてヒータ175の形状に沿って形成されている。また、この第1基体部171Aには、
図6に示されるように、第1貫通孔Hp1が形成されている。なお、この第1貫通孔Hp1は、第2ブロック体173の第2貫通孔(図示せず)と同じ高さ位置に配設されている。
【0035】
チューブ連結部171Bは、
図6に示されるように、第1基体部171Aの前面から前方に向かって延びる円筒部位である。そして、このチューブ連結部171Bの筒孔Hcは、
図6に示されるように、第1基体部171Aの第1貫通孔Hp1に連通している。また、
図5に示されるように、このチューブ連結部171Bには、水タンク180から延びる可撓性チューブTfが連結されている。すなわち、この筒孔Hcおよび第1貫通孔Hp1は、この小型ボイラー170において水の入口IPとして機能している。また、この第2ブロック体173を第1ブロック体171に締結させた際、筒孔Hcおよび第1貫通孔Hp1は、第2ブロック体173の第2通路溝GR2の上端部に対向する(
図6参照)。
【0036】
第1締結部171Dは、
図5および
図6に示されるように、第1基体部171Aの左上隅、右上隅、右下隅、左下隅、上縁中央、右縁中央、下縁中央、左縁中央の8か所の外側に設けられている。この第1締結部171Dには、開口(図示せず)が形成されている。なお、後述するように、この開口には、第2ブロック体173結合用のボルトBTが挿通される。
【0037】
(8−2)第2ブロック体
第2ブロック体173は、
図5および
図6に示されるように、主に、第2基体部173A、突出部173B、片翼部173C、第2締結部173Dおよびヘッド部173Eから形成されている。なお、この第2ブロック体173には、ヒータ175が組み込まれている。なお、ヒータ175の組込みは、第2ブロック体173の鋳造時にインサート成形が行われることによって実現される。
【0038】
第2基体部173Aは、略矩形の板状部位である。そして、
図6に示されるように、その正面側には、パッキン設置溝PGおよび第2通路溝GR2が形成されている。パッキン設置溝PGは、正面視において枠形状を呈しており、第2通路溝GR2および第2貫通孔を囲むように形成されている。そして、このパッキン設置溝PGには、
図6に示されるように、パッキンPKが配設される。第2通路溝GR2は、この小型ボイラー170において、第1通路溝GR1と同様に「水路」および「蒸気通路」として機能する。また、この第2通路溝GR2は、正面透視したとき、ヒータ175の内側において、ヒータ175の形状に沿うように形成されている。また、上述の通り、この第2基体部173Aには、第2貫通孔が形成されている。そして、この第2ブロック体173を第1ブロック体171に締結させたときに、第2通路溝GR2と第1ブロック体171の第1通路溝GR1とから水路WPが形成される(
図6参照)。なお、この水路WPは、横断面において鉤形を呈している。
【0039】
突出部173Bは、
図6に示されるように、第2基体部173Aの背面から後方に向かって延びる円筒部位である。そして、この突出部173Bの筒孔は、第2基体部173Aの第2貫通孔に連通している。そして、この突出部173Bは、
図6に示されるように、本体壁111の左側壁111bを貫通して、オーブントースター100の焼成室RBにまで入り込んでいる。すなわち、この筒孔および第2貫通孔は、この小型ボイラー170において生成した水蒸気を焼成室RBに供給する供給口SPとして機能している。なお、焼成室側の突出部173Bの直下には、
図6に示されるように、屋根板RFが設けられている。この屋根板RFは、小型ボイラー170から供給される水蒸気が凝縮してできる水滴が案内溝GDに侵入しないようにするためのものであって、
図6に示されるように、本体壁111の左側壁111bの内面から斜め下に向かって延びている。また、
図6に示されるように、焼成室側の突出部173Bの正面には邪魔板JPが配設されている。これは、焼成室RBに均一に水蒸気を行き渡らせることを目的として設けられている。
【0040】
片翼部173Cは、
図5に示されるように、第2基体部173Aの左側の縁の下側部分から左側に向かって延びている。この片翼部173Cは、小型ボイラー170を本体壁111の左側壁111bに取り付けると共に、安全装置SAを保持する役目を担っている。
【0041】
第2締結部173Dは、第1締結部171Dと同様に、第2基体部173Aの左上隅、右上隅、右下隅、左下隅、上縁中央、右縁中央、下縁中央、左縁中央の8か所の外側に設けられており、各第1締結部171Dと対向している。この第2締結部173Dには開口が形成されている。なお、この第2ブロック体173を第1ブロック体171に締結させた際、開口の位置は、第1ブロック体171の第1締結部171Dの開口の位置と一致する。そして、この状態で開口にボルトBTが通され、第2ブロック体173の背面側からボルトBTの脚部にナットが螺合されることによって、第1ブロック体171と第2ブロック体173とが締結されることになる。なお、このとき、第1ブロック体171と第2ブロック体173とはパッキンPKを介して締結されるため、外部への水漏れはない。
【0042】
ヘッド部173Eは、
図5および
図6に示されるように、第2基体部173Aの右上側に形成されており、サーミスタ177を固定している。
【0043】
(8−3)パッキン
パッキンPKは、角丸方形の枠形状物であって、エラストマーやゴム材料から形成されている。なお、このパッキンPKは、
図6に示されるように、第1ブロック体171と第2ブロック体173との間に気密構造を形成するために用いられている。
【0044】
(8−4)ヒータ
ヒータ175は、略U字形状のヒータであって、第2ブロック体173の鋳造の際に、第2ブロック体173にインサートされている。このヒータ175の両端には接続端子CPが設けられている。また、このヒータ175は、
図6に示されるように、第2通路溝GR2の外周に位置すると共に、第1通路溝GR1の背面側に位置している。
【0045】
(8−5)サーミスタ
サーミスタ177は、小型ボイラー170の温度監視を行うための感温素子であって、
図6に示されるように、第2ブロック体173のヘッド部173Eに固定されている。なお、このサーミスタ177の感温部位は、
図6に示されるように、ヘッド部173Eに接するように配設されている。
【0046】
(8−6)安全装置
安全装置SAは、サーミスタ177の温度検知信号に基づいて動作する装置であって、サーミスタ177の温度検知信号が異常に上がり過ぎた場合にヒータ175への通電を遮断するものである。この安全装置SAは、
図5に示されるように、取付金具BPを介して片翼部173Cにネジ止めされている。
【0047】
(9)水タンク
水タンク180は、文字通り、貯水容器であって、
図1、
図2および
図4に示されるように、正面側の左下隅に配設されている。この水タンク180は、
図5に示されるように、可撓性チューブTfを介して小型ボイラー170に接続されている。そして、この水タンク内の水は、小型ポンプ(図示せず)を介して小型ボイラー170に送られる。
【0048】
(10)操作ユニット
操作ユニット190は、
図1および
図2に示されるように、主に、操作パネル192、操作ノブ191、電気部品群193および吸気ファン194から構成されている。操作パネル192は、
図1および
図2に示されるように、筐体110の前右下部分に露出するように配設されている。操作ノブ191は、回転可能なノブであって、操作パネル192から前方に突出している。なお、これらの操作ノブ191は、電熱ヒータ160への出力調整用(いわゆる温度設定用)のノブ、および、接点開放時間の設定用(いわゆるタイマー用)のノブである。電気部品群は、電熱ヒータ160や、小型ボイラー170のヒータ175、小型ポンプを制御するためのものであって、操作パネル192の裏側、すなわち筐体110の前右下部分に配設されている。また、この電気部品群193は、
図4に示されるように、幅方向に沿って配設されている。すなわち、この電気部品群193は、電熱ヒータ160と略平行に配設されていると言える。吸気ファン194は、
図4に示されるように、外装壁112の開口部POの直ぐ内側に配設されており、筐体110の外部の空気を吸い込んで電気部品群193および水タンク180に向かって送風する。
【0049】
<本発明の実施の形態に係るオーブントースターの特徴>
(1)
本発明の実施の形態に係るオーブントースター100では、外装壁112の右側壁112Aに吸気口OEが形成されており、その吸気口OEの直ぐ内側に吸気ファン194が配設されている。このため、このオーブントースター100は、その意匠創作の自由度が高まる。また、通常、オーブントースター100の使用者がオーブントースター100の使用時に側壁側に立つことは稀である。したがって、このオーブントースター100は、意匠性を損なわず人にも不快感を与えるおそれを低減することができる。
【0050】
(2)
本発明の実施の形態に係るオーブントースター100では、吸気ファン194は、電気部品群193のみならず水タンク180にも送風する。このため、このオーブントースター100では、1台の吸気ファン194で電気部品群193のみならず水タンク180をも冷却することができる。
【0051】
(3)
本発明の実施の形態に係るオーブントースター100では、電気部品群193が電熱ヒータ160と略平行に配設されている。したがって、このオーブントースター100では、電熱ヒータ160から生じる熱の電気部品群193への影響を低減することができる。
【0052】
<変形例>
(A)
先の実施の形態では、本発明がオーブントースター100に適用されたが、本発明はオーブントースター以外の調理器、例えば、スチームオーブンやスチームロースター等に適用されてもよい。
【0053】
(B)
先の実施の形態では、蒸気生成源として水が採用されたが、他の液体が採用されてもよい。
【0054】
(C)
先の実施の形態では特に言及しなかったが、吸気口OE、吸気ファン194、電気部品群193および水タンク180の配置は左右逆であってもかまわない。