特許第6897986号(P6897986)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6897986
(24)【登録日】2021年6月14日
(45)【発行日】2021年7月7日
(54)【発明の名称】磁石ステープラー
(51)【国際特許分類】
   B25C 7/00 20060101AFI20210628BHJP
   B25C 5/02 20060101ALI20210628BHJP
   B25C 5/11 20060101ALI20210628BHJP
【FI】
   B25C7/00 Z
   B25C5/02 Z
   B25C5/11
【請求項の数】18
【全頁数】15
(21)【出願番号】特願2018-544395(P2018-544395)
(86)(22)【出願日】2016年11月16日
(65)【公表番号】特表2018-534167(P2018-534167A)
(43)【公表日】2018年11月22日
(86)【国際出願番号】CN2016106106
(87)【国際公開番号】WO2017084578
(87)【国際公開日】20170526
【審査請求日】2019年10月3日
(31)【優先権主張番号】201510785546.7
(32)【優先日】2015年11月16日
(33)【優先権主張国】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】518167457
【氏名又は名称】パリック ニンポー ステーショナリー アンド ギフツ エムエフジー.シーオー.,エルティーディー.
(74)【代理人】
【識別番号】100082072
【弁理士】
【氏名又は名称】清原 義博
(72)【発明者】
【氏名】リ,フーピン
【審査官】 城野 祐希
(56)【参考文献】
【文献】 特開2003−136425(JP,A)
【文献】 特開2005−319565(JP,A)
【文献】 米国特許第06349868(US,B1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B25C 7/00
B25C 5/02
B25C 5/11
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
磁石ステープラーであって、前記磁石ステープラーは、ベース(1)、位置決め板(2)およびステープラー(3)を含み、前記位置決め板(2)は、前記ベース(1)と前記ステープラー(3)との間に位置し、
前記位置決め板(2)は透明であり、その上に溝(4)が設けられ、該溝(4)の輪郭は前記ステープラー(3)の底部輪郭と合わさり、前記溝(4)の内側に複数の係止ボス(9)が設けられ、前記ステープラー(3)の底部外側に、前記係止ボス(9)にそれぞれ対応する複数の係止溝(10)が設けられ、前記係止ボス(9)は前記係止溝(10)に係着され、
前記位置決め板(2)の周縁に複数の第一磁石(5)が設けられ、
前記ベース(1)上前記第一磁石(5)にそれぞれ対応する複数の第二磁石(6)が設けられ、該第二磁石(6)は該第一磁石(5)の極性と逆であり、前記ベース(1)上にさらにステープル曲げテーブル(7)が設けられ、前記ステープラー(3)の底部にそのステープル排出端に対応するステープル出口(8)が設けられ、前記ステープル曲げテーブル(7)の位置は前記ステープル出口(8)の位置に対向する、ことを特徴とする、磁石ステープラー。
【請求項2】
磁石ステープラーであって、前記磁石ステープラーは、ベース(1)、位置決め板(2)およびステープラー(3)を含み、前記位置決め板(2)は、前記ベース(1)と前記ステープラー(3)との間に位置し、
前記位置決め板(2)は透明であり、その上に溝(4)が設けられ、該溝(4)の輪郭は前記ステープラー(3)の底部輪郭と合わさり、前記溝(4)の内側に、複数の係止溝(10)が設けられ、前記ステープラー(3)の底部外側に、前記係止溝(10)にそれぞれ対応する係止ボス(9)が設けられ、前記係止ボス(9)は前記係止溝(10)に係着され、
前記位置決め板(2)の周縁に複数の第一磁石(5)が設けられ、
前記ベース(1)上前記第一磁石(5)にそれぞれ対応する複数の第二磁石(6)が設けられ、該第二磁石(6)は該第一磁石(5)の極性と逆であり、前記ベース(1)上にさらにステープル曲げテーブル(7)が設けられ、前記ステープラー(3)の底部にそのステープル排出端に対応するステープル出口(8)が設けられ、前記ステープル曲げテーブル(7)の位置は前記ステープル出口(8)の位置に対向する、ことを特徴とする、磁石ステープラー。
【請求項3】
前記ベース(1)上に、前記第二磁石(6)にそれぞれ対応する複数の磁石収容室(11)が設けられ、前記第二磁石(6)は前記磁石収容室(11)内に組み込まれる、ことを特徴とする、
請求項1または2に記載の磁石ステープラー。
【請求項4】
前記磁石収容室(11)の底部に前記第二磁石(6)を取り外すための貫通孔(12)が設けられる、ことを特徴とする、
請求項3に記載の磁石ステープラー。
【請求項5】
前記ベース(1)上および前記ステープラー(3)の底部に、位置が対応しかつ互いに吸引する磁石(13)がそれぞれ設けられる、ことを特徴とする、
請求項3に記載の磁石ステープラー。
【請求項6】
前記ベース(1)上にさらに較正ライン(14)が設けられ、前記較正ライン(14)は前記ベース(1)の両側縁に近接する、ことを特徴とする、
請求項3に記載の磁石ステープラー。
【請求項7】
前記位置決め板(2)は可動式構造である、ことを特徴とする、
請求項1または2に記載の磁石ステープラー。
【請求項8】
前記位置決め板(2)は第一位置決め板(15)および第二位置決め板(16)を含み、前記第一位置決め板(15)と前記第二位置決め板(16)との間にスライド機構(17)が設けられ、前記第一位置決め板(15)はスライド機構(17)によって前記第二位置決め板(16)上に可動式に接続される、ことを特徴とする、
請求項7に記載の磁石ステープラー。
【請求項9】
前記スライド機構(17)はガイドレール(18)とガイド溝(19)との合わせ構造であり、ここで第一位置決め板(15)上にガイド溝(19)またはガイドレール(18)が設けられ、第二位置決め板(16)上に、第一位置決め板(15)と合わせたガイドレール(18)またはガイド溝(19)が設けられ、前記第二位置決め板(16)はガイド溝(19)とガイドレール(18)との間の合わせによって第一位置決め板(15)上で特定のトラックに沿ってスライドする、ことを特徴とする、
請求項8に記載の磁石ステープラー。
【請求項10】
前記スライド機構(17)はボール(21)とスライド溝(20)との合わせ構造であり、ここで第一位置決め板(15)上にスライド溝(20)が設けられ、第二位置決め板(16)上にボール(21)が設けられ、前記第二位置決め板(16)はボール(21)によって第一位置決め板(15)上のスライド溝(20)上でスライドする、ことを特徴とする、
請求項8に記載の磁石ステープラー。
【請求項11】
前記スライド機構(17)は、伸縮ガイドレール(25)と伸縮ガイドレール(25)を収容するガイド溝(26)との合わせ構造であり、ここで第一位置決め板(15)上にガイド溝(26)が設けられ、ガイド溝(26)の一端にバックル(23)が設けられ、前記第二位置決め板(16)上に伸縮ガイドレール(25)が設けられ、伸縮ガイドレール(25)の一端にバックルブロック(24)が設けられ、前記バックル(23)は前記バックルブロック(24)と固定されて、互いの位置を制限する、ことを特徴とする、
請求項8に記載の磁石ステープラー。
【請求項12】
前記伸縮ガイドレール(25)は、前記第二位置決め板(16)上に固定接続された第一伸縮セグメント(27)、および前記第一伸縮セグメント(27)に対してスライド可能な第二伸縮セグメント(28)を含み、前記バックル(23)は第二伸縮セグメント(28)上に設けられる、ことを特徴とする、
請求項11に記載の磁石ステープラー。
【請求項13】
磁石ステープラーであって、前記磁石ステープラーは、ベース(1)、位置決め板(2)およびステープル排出装置(22)を含み、前記位置決め板(2)は前記ベース(1)と前記ステープル排出装置(22)との間に位置し、前記位置決め板(2)は可動式構造であり、
前記位置決め板(2)上に溝(4)が設けられ、該溝(4)の輪郭は前記ステープル排出装置(22)の底部輪郭と合わさり、前記位置決め板(2)の周縁に吸引性能または被吸引性能を有する2つまたは複数の第一物質(5)が設けられ、
前記ベース(1)上に前記第一物質(5)にそれぞれ対応しかつ前記第一物質(5)と互いに吸引する第二物質(6)が設けられ、前記ベース(1)上にさらにステープル曲げテーブル(7)が設けられ、前記ステープル排出装置(22)の底部にそのステープル排出端に対応するステープル出口(8)が設けられ、前記ステープル曲げテーブル(7)の位置は前記ステープル出口(8)の位置に対向する、ことを特徴とする、
磁石ステープラー。
【請求項14】
前記位置決め板(2)は、第一位置決め板(15)および第二位置決め板(16)を含み、前記第一位置決め板(15)と前記第二位置決め板(16)との間にスライド機構(17)が設けられ、前記第一位置決め板(15)はスライド機構(17)によって前記第二位置決め板(16)上に可動式に接続される、ことを特徴とする、
請求項13に記載の磁石ステープラー。
【請求項15】
前記スライド機構(17)はガイドレール(18)とガイド溝(19)との合わせ構造であり、それは第一位置決め板(15)上にガイド溝(19)またはガイドレール(18)が設けられ、第二位置決め板(16)上に第一位置決め板(15)と合わせたガイドレール(18)またはガイド溝(19)が設けられ、前記第二位置決め板(16)はガイド溝(19)とガイドレール(18)との間の合わせによって第一位置決め板(15)上で特定のトラックに沿ってスライドする、ことを特徴とする、
請求項14に記載の磁石ステープラー。
【請求項16】
前記スライド機構(17)はボール(21)とスライド溝(20)との合わせ構造であり、それは第一位置決め板(15)上にスライド溝(20)が設けられ、第二位置決め板(16)上にボール(21)が設けられ、前記第二位置決め板(16)はボール(21)によって第一位置決め板(15)上のスライド溝(20)上でスライドする、ことを特徴とする、
請求項14に記載の磁石ステープラー。
【請求項17】
前記スライド機構(17)は、伸縮ガイドレール(25)と伸縮ガイドレール(25)を収容するガイド溝(26)との合わせ構造であり、それは、第一位置決め板(15)上にガイド溝(26)が設けられ、ガイド溝(26)の一端にバックル(23)が設けられ、前記第二位置決め板(16)上に伸縮ガイドレール(25)が設けられ、伸縮ガイドレール(25)の一端にバックルブロック(24)が設けられ、前記バックル(23)は前記バックルブロック(24)と固定されて、互いの位置を制限する、ことを特徴とする、
請求項14に記載の磁石ステープラー。
【請求項18】
前記伸縮ガイドレール(25)は、前記第二位置決め板(16)上に固定接続された第一伸縮セグメント(27)、および前記第一伸縮セグメント(27)に対してスライド可能な第二伸縮セグメント(28)を含み、前記バックル(23)は第二伸縮セグメント(28)上に設けられる、ことを特徴とする、
請求項17に記載の磁石ステープラー。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ステープラーに関し、特に磁石ステープラーに関する。
【背景技術】
【0002】
ステープラーは、ステープルを用いて多くの紙を一緒にバインディングし、人々が紙を保存するのを助け、人々のオフィス、学習、日常生活に利便性を提供する。
【0003】
現在、市場にはベースが取り外し可能な磁石ステープラーがあり、ベースの磁石とマガジン底部の磁石との吸引によって紙の位置を固定してバインディングを完了し、紙の任意の位置にバインディングすることができる。例えば中国特許番号201320874243.9の実用新案は磁石固定式ステープラーを開示し、それは、グランド、ステープル溝、ステープル、スライダ、プッシュバネ、ベース、磁石、回転軸で構成され、前記グランドの内部は中空であり、フォイルおよびプッシュバネが設けられ、下端にステープル溝が設けられ、後端の内壁に1組のボスが設けられ、外部に回転軸が接続され、前記ステープル溝の内部は中空であり、ステープル、スライダおよびプッシュバネが設けられ、前端の内壁に隙間が設けられ、後端に1組の溝口が設けられ、左側に磁石が設けられ、前記ベースの上端面にステープル押え溝が設けられ、左側に磁石が設けられ、後端が磁石に接続され、前記磁石は4つあり、このうち、ステープル溝の左側およびベースの左側に設けられた磁石はシート形状であり、ベースの後端および回転軸の下端に大きな正方形体が設けられ、左側面に較正ラインが設けられる。使用時に、まずグランドを上向きに回転し、ステープルをステープル溝内に入れ、さらにバインディングしようとする紙をベース上に置き、続いてグランドおよびステープル溝を紙上に置き、かつ後端および左側の磁石を較正し、グランド、ステープル溝およびベースを整列させ、最後にグランドを押し、グランド内のフォイルはステープルを押し、ステープルは紙を貫通し、紙を一緒にバインディングする。しかし、ベースが紙により覆われる可能性があるため、ステープラーをベースと吸引しようとする時に、位置を迅速かつ正確に見つけることができず、かつ穿孔時に位置をオフセットしやすく、紙が損傷し、または位置が正確ではないため、繰り返し穿孔する必要がある。
【発明の概要】
【0004】
解決しようとする技術的問題
本発明の目的は、従来技術に存在する上記問題に対して、特に磁石ステープラーを提供し、従来の磁石ステープラーにベースが紙により覆われ、ステープラーをベースと吸引しようとする時に、位置を迅速かつ正確に見つけることができず、穿孔する時に位置をオフセットしやすく、紙が損傷し、または位置が正確ではないため、繰り返し穿孔する必要がある欠陥を克服する。
【0005】
技術的解決手段
上記技術的問題を解決するために、本発明は、磁石ステープラーを提供し、前記磁石ステープラーは、ベース、位置決め板およびステープラーを含み、前記位置決め板は、前記ベースと前記ステープラーとの間に位置し、前記位置決め板は透明であり、その上に溝が設けられ、該溝の輪郭は前記ステープラーの底部輪郭と合わさり、前記位置決め板の周縁に複数の第一磁石が設けられる。
【0006】
前記ベース上に、前記第一磁石にそれぞれ対応する複数の第二磁石が設けられ、該第二磁石は該第一磁石の極性と逆であり、前記ベース上にさらにステープル曲げテーブルが設けられ、前記ステープラーの底部にそのステープル排出端に対応するステープル出口が設けられ、前記ステープル曲げテーブルの位置は前記ステープル出口の位置に対向する。
【0007】
このうち、上記磁石ステープラーでは、前記溝の内側に複数の係止ボスが設けられ、前記ステープラーの底部外側に、前記係止ボスにそれぞれ対応する複数の係止溝が設けられ、前記係止ボスは前記係止溝に係着される。
【0008】
このうち、上記磁石ステープラーでは、前記溝の内側に複数の係止溝が設けられ、前記ステープラーの底部外側に、前記係止溝にそれぞれ対応する係止ボスが設けられ、前記係止ボスは前記係止溝に係着される。
【0009】
このうち、上記磁石ステープラーでは、前記ベース上に、前記第二磁石にそれぞれ対応する複数の磁石収容室が設けられ、前記第二磁石は前記磁石収容室内に組み込まれる。
【0010】
このうち、上記磁石ステープラーでは、前記磁石収容室の底部に前記第二磁石を取り外すための貫通孔が設けられる。
【0011】
このうち、上記磁石ステープラーでは、前記ベース上および前記ステープラーの底部に、位置が対応しかつ互いに吸引する磁石がそれぞれ設けられる。
【0012】
このうち、上記磁石ステープラーでは、前記ベース上にさらに較正ラインが設けられ、前記較正ラインは前記ベースの両側縁に近接する。
【0013】
このうち、前記位置決め板は可動式構造である。
【0014】
このうち、前記位置決め板は第一位置決め板および第二位置決め板を含み、前記第一位置決め板と前記第二位置決め板との間にスライド機構が設けられ、前記第一位置決め板はスライド機構によって前記第二位置決め板上に可動式に接続される。
【0015】
このうち、前記スライド機構はガイドレールとガイド溝との合わせ構造であり、ここで第一位置決め板上にガイド溝またはガイドレールが設けられ、第二位置決め板上に第一位置決め板と合わせたガイドレールまたはガイド溝が設けられ、前記第二位置決め板はガイド溝とガイドレールとの間の合わせによって第一位置決め板上で特定のトラックに沿ってスライドする。
【0016】
このうち、前記スライド機構はボールとスライド溝との合わせ構造であり、それは第一位置決め板上にスライド溝が設けられ、第二位置決め板上にボールが設けられ、前記第二位置決め板はボールによって第一位置決め板上のスライド溝上でスライドする。
【0017】
本発明は、以下の技術的解決手段をさらに提供し、
【0018】
磁石ステープラーであって、前記磁石ステープラーは、ベース、位置決め板およびステープル排出装置を含み、前記位置決め板は前記ベースと前記ステープル排出装置との間に位置し、
【0019】
前記位置決め板は透明または非透明であり、その上に溝が設けられ、該溝の輪郭は前記ステープル排出装置の底部輪郭と合わさり、前記位置決め板の周縁に、吸引または被吸引性能を有する二つ以上の第一物質が設けられ、
【0020】
前記ベース上に、前記第一物質にそれぞれ対応しかつ前記第一物質と互いに吸引する第二物質が設けられ、前記ベース上にさらにステープル曲げテーブルが設けられ、前記ステープル排出装置の底部に、そのステープル排出端に対応するステープル出口が設けられ、前記ステープル曲げテーブルの位置は前記ステープル出口の位置に対向する。
【0021】
このうち、前記位置決め板は可動式構造である。
【0022】
このうち、前記位置決め板は、第一位置決め板および第二位置決め板を含み、前記第一位置決め板と前記第二位置決め板との間にスライド機構が設けられ、前記第一位置決め板はスライド機構によって前記第二位置決め板上に可動式に接続される。
【0023】
このうち、前記スライド機構はガイドレールとガイド溝との合わせ構造であり、ここで第一位置決め板上にガイド溝またはガイドレールが設けられ、第二位置決め板上に第一位置決め板と合わせたガイドレールまたはガイド溝が設けられ、前記第二位置決め板はガイド溝とガイドレールとの間の合わせによって第一位置決め板上で特定のトラックに沿ってスライドする。
【0024】
このうち、前記スライド機構はボールとスライド溝との合わせ構造であり、ここで第一位置決め板上にスライド溝が設けられ、第二位置決め板上にボールが設けられ、前記第二位置決め板はボールによって第一位置決め板上のスライド溝上でスライドする。
【0025】
前記スライドトラックは、ガイドレール、ガイド溝またはスライド溝の延伸形状を設置することによって設定することができる。1つの実施手段において、第一位置決め板上に直線形のスライド溝が設けられ、第二位置決め板上に前記第一位置決め板のスライド溝に合わせたボールが設けられる。スライド溝が直線形であるため、ステープラーが直線に沿った穿孔を実現しやすくすることができる。
【0026】
ある技術的解決手段において、前記スライド機構は、ガイド溝に収容された伸縮ガイドレールをさらに含み、すなわち前記ガイドレールの長さは可変長さである。例えば、第一位置決め板上にガイド溝が設けられ、第二位置決め板上に伸縮機能を有するガイドレールが設けられ、該伸縮機能は、第一位置決め板と第二位置決め板の相対スライド距離をより長くすることができ、ステープラーが連続的により長い直線距離に沿った穿孔を実現する。
【0027】
ある技術的解決手段において、前記スライド機構は、伸縮ガイドレールと伸縮ガイドレールを収容するガイド溝との合わせ構造であり、ここで、第一位置決め板上にガイド溝が設けられ、ガイド溝の一端にバックルが設けられ、前記第二位置決め板上に伸縮ガイドレールが設けられ、伸縮ガイドレールの一端にバックルブロックが設けられ、前記バックルは前記バックルブロックと固定されて、互いの位置を制限する。
【0028】
また、伸縮ガイドレールは、特定の高さに設定することができ、位置決め板全体をベース上に置く時に、伸縮ガイドレールの底端および位置決め板の底端は同時にベースに接触し、すなわち伸縮ガイドレールからベースまでの距離は、位置決め板からベースまでの距離に等しい。
【0029】
したがって、伸縮ガイドレールを設けることによって、それは以下の利点を有し、第一は、伸縮により、第一位置決め板の移動距離がより長くなることであり、第二は、第一位置決め板および第二位置決め板が分離状態に移動された時に、第一位置決め板からベースまでの距離を変化させないことである。
【0030】
本発明の有益な効果
従来技術に比べ、本発明の磁石ステープラーは、まずベースおよび透明位置決め板の磁石により、紙を2枚の板の中間に吸着させ、穿孔位置を正確に位置決めし、続いてステープラーを位置決め板の溝内に入れると穿孔することができ、位置決め板中間の溝の輪郭がステープラーの底部輪郭と合わさることで、ステープラーを任意に置くことができ、オフセット現象がなく、穿孔品質および効率を向上させ、かつ穿孔しようとする紙および手作り紙製品を損傷させにくい。
【0031】
本発明の磁石ステープラーは、全体が小さく、操作しやすく、実用性が強い等の多くの利点を有し、紙の任意の位置に穿孔することができる。
【図面の簡単な説明】
【0032】
図1】本発明の実施例1における磁石ステープラーの構造概略図である。
図2図1の分解構造概略図である。
図3図1におけるベースおよび位置決め板の分解構造概略図である。
図4図1におけるステープラーの構造概略図である。
図5】本発明の実施例2、実施例3の磁石ステープラーの位置決め板の構造概略図である。
図6】本発明の実施例2におけるガイド溝を備えた第一位置決め板の構造概略図である。
図7】本発明の実施例2におけるガイドレールを備えた第二位置決め板の構造概略図である。
図8】本発明の実施例2におけるスライド溝を備えた第一位置決め板の構造概略図である。
図9】本発明の実施例2におけるボールを備えた第二位置決め板の構造概略図である。
図10】本発明の実施例における磁石ステープラーの全体構造概略図(押し状態)である。
図11】本発明の実施例3におけるガイド溝を備えた第一位置決め板の構造概略図である。
図12】本発明の実施例3における伸縮ガイドレールを備えた第二位置決め板の構造概略図である。
図13】本発明の実施例3における開放伸縮ガイドレールを備えた第二位置決め板の構造概略図である。
【0033】
ここで、
1はベースであり、2は位置決め板であり、3はステープラーであり、4は溝であり、5は第一磁石であり、6は第二磁石であり、7はステープル曲げテーブルであり、8はステープル出口であり、9は係止ボスであり、10は係止溝であり、11は磁石収容室であり、12は貫通孔であり、13は磁石であり、14は較正ラインであり、15は第一位置決め板であり、16は第二位置決め板であり、17はスライド機構であり、18はガイドレールであり、19はガイド溝であり、20はスライド溝であり、21はボールであり、22はステープル排出装置であり、23はバックルであり、24はバックルブロックであり、25は伸縮ガイドレールであり、26はガイド溝であり、27は第一伸縮セグメントであり、28は第二伸縮セグメントである。
【発明を実施するための形態】
【0034】
以下は、図面および実施例を参照しながら、本発明の具体的な実施形態をさらに詳細に説明する。以下の実施例は、本発明を説明するために用いられるが、本発明の範囲を制限するために用いられない。
【0035】
実施例1
本実施例の磁石ステープラーの構造は図1図12に示すとおり、ベース(1)、位置決め板(2)およびステープラー(3)を含み、位置決め板(2)は、ベース(1)とステープラー(3)との間に位置する。
【0036】
使用時に、まずベース(1)および位置決め板(2)の磁石によって、紙を2枚の板の中間に吸着させ、穿孔位置を正確に位置決めし、続いてステープラー(3)を位置決め板(2)の溝内に入れると穿孔することができる。
【0037】
具体的に言えば、位置決め板(2)は透明であり、ベース(1)および透明位置決め板(2)の磁石によって、紙を2枚の板の中間に吸着させ、穿孔位置の正確な位置決めを実現する。位置決め板(2上に溝(4)が設けられ、該溝(4)の輪郭はステープラー(3)の底部輪郭と合わさり、ステープラー(3)を任意に置くことができ、オフセット現象がなく、使用しやすく、かつ位置決め板(2)の周縁に複数の第一磁石(5)が設けられる。ベース(1)上に、第一磁石(5)にそれぞれ対応する第二磁石(6)が設けられ、該第二磁石(6)は該第一磁石(5)の極性と逆であり、かつ数が一致する。このように、ベース(1)および透明位置決め板(2)上の第二磁石(6)および第一磁石(5)によって、紙を2枚の板の中間に吸着させ、穿孔位置の正確な位置決めを実現することができる。ベース(1)上にさらにステープル曲げテーブル(7が設けられ、ステープラー(3)の底部に、そのステープル排出端に対応するステープル出口(8)が設けられ、ステープル曲げテーブル(7)の位置はステープル出口(8)の位置に対向し、穿孔機能を実現する。
【0038】
本実施例において、溝(4)の内側に複数の係止ボス(9)が設けられ、ステープラー(3)の底部外側に係止ボス(9)にそれぞれ対応する複数の係止溝(10)が設けられ、該係止ボス(9)は係止溝(10)と係着され、ステープラー(3)を位置決め板(2)の溝(4)内に迅速に置くようにする。または、溝(4)の内側に複数の係止溝(10)が設けられ、ステープラー(3)の底部外側に、係止溝(10)にそれぞれ対応する複数の係止ボス(9)が設けられ、係止ボス(9)は係止溝(10)と係着される。
【0039】
ベース(1)上にさらに、第二磁石(6)にそれぞれ対応する複数の磁石収容室(11)が設けられ、第二磁石(6)は磁石収容室(11)内に組み込まれ、磁石収容室(11)は、第二磁石(6)を収容する作用を果たすだけでなく、また第二磁石(6)の磁気漏れを防止する作用を果たす。第二磁石(6)を取り外しやすくするために、磁石収容室(11)の底部に貫通孔(12)が設けられ、取り外し時に、ロッド状部材を貫通孔(12)内に挿入すれば、第二磁石(6)を楽に押し出すことができる。
【0040】
ベース(1)上およびステープラー(3)の底部に、それぞれ位置が対応しかつ互いに吸引する磁石(13)が設けられ、これは磁石(13)に対して主にガイド作用を果たし、すなわち一定の磁力によりステープラー(3)を位置決め板(2)の溝(4)内に迅速に置く。
【0041】
ベース(1)上にさらに較正ライン(14)が設けられ、該較正ライン(14)はベース(1)の両側辺に近接し、紙を置く位置を補助するために用いられる。
【0042】
これにより、本実施例は、1つの小さなステープラーによって、紙の上の任意の位置をバインディングすることができ、位置が正確であり、オフセットすることなく、かつ位置決め板およびベースの磁石の吸引により、紙のバインディング位置を固定し、ステープラーを位置決め板の溝内に入れるとバインディングすることができ、本実施例の鉄ステープラーのステープルモデルは24/6および26/6であり、最大8枚をバインディングできる。
【0043】
上記のように、本発明の磁石ステープラーは、まずベースおよび透明位置決め板の磁石によって、紙を2枚の板の中間に吸着させ、穿孔位置を正確に位置決めし、続いてステープラーを位置決め板の溝内に入れると穿孔することができ、位置決め板中間の溝の輪郭がステープラーの底部輪郭と合わさることで、ステープラーを任意に置くことができ、オフセット現象がなく、穿孔品質および効率を向上させ、かつ穿孔しようとする紙および手作り紙製品を損傷させにくい。
【0044】
同時に、同じ方向に繰り返し穿孔する必要がある時に、第一位置決め板(15)がスライド機構(17)によって第二位置決め板(16)と可動式に接続されたため、前記スライド機構(17)は以下の構造を含む。
【0045】
一、図5図6図7に示すとおり、第一位置決め板(15)上にガイド溝またはガイドレールが設けられ、その上に第一位置決め板(15)と合わせたガイドレール(18)またはガイド溝(19)が設けられ、前記第二位置決め板(16)はガイド溝(19)とガイドレール(18)との間の合わせによって第一位置決め板(15)上で同じ方向の往復スライドを行うことができ、このように同じ方向に繰り返し穿孔する時のステープルの複数回の位置決めを低減でき、また穿孔間の精度を向上させ、同時に、使用および操作しやすくなる。
【0046】
二、図5図8図9に示すとおり、第一位置決め板(15)上にスライド溝(20)が設けられ、第二位置決め板(16)上にボール(21)が設けられ、前記第二位置決め板(16)上のボール(21)によって第一位置決め板(15)上にスライド溝(20)が設けられ、前後左右の多方向のスライドを行い、このように同じ方向に繰り返し穿孔する時にステープルの位置を複数回位置決めする時間を低減させ、作業負荷を低減させ、作業コストを低減させ、またオフセット現象がなく、穿孔の精度を向上させ、同時に使用しやすくなる。
【0047】
本発明の磁石ステープラーは、全体が小さく、操作しやすく、実用性が強い等の多くの利点を有し、紙の任意の位置に穿孔することができる。
【0048】
実施例2
図10図5図6図7図8図9に示すとおり、磁石ステープラーであって、その特徴として、前記磁石ステープラーは、ベース(1)、位置決め板(2)およびステープル排出装置(22)を含み、前記位置決め板(2)は前記ベース(1)と前記ステープル排出装置(22)との間に位置し、
【0049】
前記位置決め板(2)は透明または非透明であり、その上に溝(4)が設けられ、該溝(4)の輪郭は前記ステープル排出装置(22)の底部輪郭と合わさり、前記位置決め板(2)の周縁に二つ以上の第一磁石(5)が設けられ、
【0050】
前記ベース(1)上に前記第一磁石または鉄(5)にそれぞれ対応する複数の第二磁石または鉄(6)が設けられ、該第二磁石(6)は該第一磁石(5)の極性と逆であり、前記ベース(1)上にさらにステープル曲げテーブル(7)が設けられ、前記ステープル排出装置(22)の底部にそのステープル排出端に対応するステープル出口(8)が設けられ、前記ステープル曲げテーブル(7)の位置は前記ステープル出口(8)の位置に対向し、
【0051】
ステープル排出装置(22)、前記位置決め板(2)は可動式構造であり、前記位置決め板(2)は、第一位置決め板(15)および第二位置決め板(16)を含み、前記第一位置決め板(15)と前記第二位置決め板(16)との間にスライド機構(17)が設けられ、前記第一位置決め板(15)はスライド機構(17)によって前記第二位置決め板(16)上に可動式に接続される。
【0052】
使用時に、まずベース(1)および位置決め板(2)の磁石によって、紙を2枚の板の中間に吸着させ、穿孔位置を正確に位置決めし、続いてステープル排出装置(22)を位置決め板(2)の溝内に入れると穿孔することができ、同時に、位置決め板(2)が可動式構造であるため、位置決め板(2)上に位置するステープル排出装置(22)は位置決め板(2)と共に複数回の穿孔位置の正確な位置決めおよび穿孔を行うことができる。
【0053】
具体的に言えば、位置決め板(2)は透明または非透明であり、ベース(1)および透明または非透明の第一位置決め板(15)の磁石によって、紙を2枚の板の中間に吸着させ、穿孔位置の正確な位置決めを実現する。第二位置決め板(16)上に溝(4)が設けられ、該溝(4)の輪郭はステープル排出装置(22)の底部輪郭と合わさり、ステープル排出装置(22)の底部輪郭と第二位置決め板(16)上の溝(4)上がよりよく合わさるために、前記ステープル排出装置(22)の一部は外向きに延伸しかつ凹形状となり、ステープル排出装置(22)を任意に置くことができ、オフセット現象がなく、使用しやすく、かつ第一位置決め板(15)の周縁に複数の第一磁石(5)が設けられ、同時に、同じ方向に繰り返し穿孔する必要がある時に、第一位置決め板(15)がスライド機構(17)によって第二位置決め板(16)と可動式に接続され、前記スライド機構(17)は、以下の構造を含む。
【0054】
一、図5図6図7に示すとおり、第一位置決め板(15)上にガイド溝またはガイドレールが設けられ、その上に第一位置決め板(15)と合わせたガイドレール(18)またはガイド溝(19)が設けられ、前記第二位置決め板(16)はガイド溝(19)とガイドレール(18)との間の合わせによって第一位置決め板(15)上で同じ方向の往復スライドを行うことができ、このように同じ方向に繰り返し穿孔する時のステープルの複数回位置決めを低減でき、また穿孔間の精度を向上させ、同時に、使用および操作しやすくなる。
【0055】
二、図5図8図9に示すとおり、第一位置決め板(15)上にスライド溝(20)が設けられ、第二位置決め板(16)上にボール(21)が設けられ、前記第二位置決め板(16)上のボール(21)によって第一位置決め板(15)上にスライド溝(20)が設けられ、前後左右の多方向のスライドを行い、このように同じ方向に繰り返し穿孔する時にステープルの位置を複数回位置決めする時間を低減させ、作業負荷を低減させ、作業コストを低減させ、またオフセット現象がなく、穿孔の精度を向上させ、同時に使用しやすくなる。
【0056】
ベース1上に、第一物質(5)にそれぞれ対応する複数の第二物質(6)が設けられ、該第二物質(6)は該第一物質(5)の極性と逆であり、かつ数が一致する。このように、ベース(1)および透明または非透明の第一位置決め板2上の第二物質(6)および第一物質5によって、紙を2枚の板の中間に吸着させ、穿孔位置の正確な位置決めを実現することができる。ベース(1)上にさらにステープル曲げテーブル(7)が設けられ、ステープル排出装置(22)の底部にそのステープル排出端に対応するステープル出口(8)が設けられ、ステープル曲げテーブル(7)の位置はステープル出口(8)の位置に対向し、穿孔機能を実現する。
【0057】
前記第一物質(5)が磁石である時に、前記第二物質(6)は磁石または鉄であってもよく、第一物質(5)が鉄である時に、前記第二物質(6)は磁石である。
【0058】
本出願書類において、実施例1に出現したステープラー(3)は実施例2におけるステープル排出装置(22)に相当する。
【0059】
実施例3
図5図11図12図13に示すとおり、本実施例は実施例1と完全に同じであり、相違点は単に以下のとおりである。前記スライド機構(17)は伸縮ガイドレール(25)と伸縮ガイドレール(25)を収容するガイド溝(26)との合わせ構造であり、それは、第一位置決め板(15)上にガイド溝(26)が設けられ、ガイド溝(26)の一端にバックル(23)が設けられ、前記第二位置決め板(16)上に伸縮ガイドレール(25)が設けられ、伸縮ガイドレール(25)の一端にバックルブロック(24)が設けられ、前記バックル(23)は前記バックルブロック(24)と固定されて、互いの位置を制限する。
【0060】
具体的に、前記伸縮ガイドレール(25)は、前記第二位置決め板(16)上に固定接続された第一伸縮セグメント(27)、および前記第一伸縮セグメント(27)に対してスライド可能な第二伸縮セグメント(28)を含む。前記バックル(23は第二伸縮セグメント(28)上に設けられる。前記第一位置決め板(15と第二位置決め板(16)が合わさり位置決め板全体を形成する時に、前記第一伸縮セグメント(27)および第二伸縮セグメント(28)は合わさった状態となり、前記ガイド溝(26)内に収容される。前記第一位置決め板(15)が第二位置決め板(16)に対して互いに分離状態で移動される時に、第一伸縮セグメント(27)および第二伸縮セグメント(28)も互いにスライドして分離される。
【0061】
また、伸縮ガイドレール(25)は特定の高さに設定することができ、位置決め板(2)全体がベース(1)上に置かれる時に、伸縮ガイドレール(25)の底端および位置決め板(2)の底端は同時にベース(1)に接触し、すなわち伸縮ガイドレール(25)からベース(1)までの距離は、位置決め板(2)からベース1までの距離に等しい。
【0062】
したがって、伸縮ガイドレール(25)を設けることによって、それは以下の利点を有し、第一は、伸縮により、第一位置決め板(15)の移動距離がより長くなることであり、第二は、第一位置決め板(15)および第二位置決め板(16)が分離状態に移動された時に、第一位置決め板(15)からベース(1)までの距離を変化させないことである。
【0063】
動作時に、バックル(23)とバックルブロック(24)が接触するまで、その第二位置決め板(16)は伸縮ガイドレール(25)によって第一位置決め板(15)上のガイド溝(26)に沿って横方向にスライドし、第二位置決め板16)に伸縮ガイドレール(25)が設けられるため、それは、第一位置決め板(15)および第二位置決め板(16)を分離状態で移動させ、穿孔間の精度に影響を与えない。
【0064】
以上は本発明の好ましい実施形態に過ぎず、当業者であれば、本発明の技術的原理を逸脱することなく、いくつかの改良および補正を行うことができ、これらの改良および補正も本発明の保護範囲とみなされるべきであることを指摘されたい。
図1
図2
図3
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図10
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図13