(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明を実施するための形態】
【0091】
本発明を詳しく説明するように、下記実施例を挙げたが、本発明の範囲はこれに限定されるものではない。
【0092】
【化19】
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【0094】
【化20】
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【0096】
【化21】
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【0097】
室温下で、1−ヒドロ−インダゾール−5−ヒドロキシ(54グラム、0.4モル)とイミダゾール(40グラム、0.6モル)とのDMF(1リットル)溶液にTBSCl(90グラム、0.6モル)をバッチで添加した。添加後、反応は15℃で5時間攪拌しながら行われていた。最終的に、反応液に水を3リットル入れ希釈させ、酢酸エチル(0.8リットル×3)で抽出し、組み合わされた有機相を水(0.8リットル×3)で洗浄し、有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、ろ過して蒸発した。残留物を高速クロマトグラフィー法によるシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製することによって表題化合物(90グラム、90%の収率)を得た。LCMS(ESI)m/z:249[M+1]
+。
【0099】
【化22】
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【0100】
10℃で、実施例1Aにおける(90グラム、0.36モル)のジクロロメタン(1.2リットル)溶液にNIS(88グラム、0.4モル)をバッチで添加した。反応液は、10℃で2時間攪拌した。10%の亜硫酸ナトリウム溶液(体積を含む)で急冷反応を起こさせ、有機層を飽和食塩水(300ミリリットル×2)で洗浄し、有機相を合わせて、そして、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、ろ過して蒸発した。残留物を高速クロマトグラフィー法によるシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製することによって表題化合物(125グラム、92%の収率)を得た。LCMS(ESI)m/z:375[M+1]
+。
【0102】
【化23】
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【0103】
まず、実施例1Bをジクロロメタン(1リットル)とテトラヒドロフラン(0.4リットル)との混合溶媒に溶解させ、そして、メチルスルホン酸(6.0グラム、60ミリモル)を入れ、最後に、3,4−テトラヒドロ−2H−ピラン(124.2グラム、0.92モル)を反応液にバッチで添加した。添加後、12℃で5時間攪拌した。反応後の反応液をジクロロメタン(500ミリリットル)で希釈し、飽和重炭酸ナトリウム溶液(300ミリリットル)で洗浄した。有機層は、飽和食塩水で再度洗浄され、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、ろ過して蒸発乾固された。残留物を高速クロマトグラフィー法によるシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製することによって表題化合物(132グラム、93.6%の収率)を得た。LCMS(ESI)m/z:459[M+1]
+。
【0105】
【化24】
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【0106】
10℃で、実施例1C(132グラム、0.29モル)のテトラヒドロフラン(1.4リットル)溶液にフッ化テトラブチルアンモニウムのテトラヒドロフラン溶液(0.35リットル、0.35モル、1モル/リットル)を一回添加した。混合液は、10℃で2時間攪拌した。反応液を1.5リットルの氷水に入れ、20分間十分に攪拌した。水相を酢酸エチル(400ミリリットル×3)で抽出し、有機相を合わせて、飽和食塩水(200ミリリットル×2)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、ろ過して蒸発した。残留物を高速クロマトグラフィー法によるシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製することによって表題化合物(64グラム、65%の収率)を得た。LCMS(ESI)m/z:345[M+1]
+。
【0108】
【化25】
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【0109】
−78℃の窒素ガスの保護下で、3,5−ジクロロピリジン(58.8グラム、404ミリモル)のテトラヒドロフラン(600ミリリットル)溶液に、LDA(242ミリリットル、484ミリモル、2.0モル/リットル)を滴下した。滴下した後、−78℃の窒素ガスの保護下で、一時間攪拌した。その後、無水アセトアルデヒド(35.5グラム、808ミリモル)を反応液にバッチで添加した。滴下した後、反応液を、室温の20℃に
昇温し、続いで2時間攪拌した。飽和塩化アンモニウム(200ミリリットル)を添加し、急冷反応を起こさせ、そして、酢酸エチル(400ミリリットル×3)で抽出し、有機相を合わせて、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、ろ過してから、ろ液を濃縮することによって、残留物を得、高速クロマトグラフィー法によるシリカゲルカラムクロマトグラフィー精製を行い、表題化合物(51グラム、66%の収率)を得た。
1HNMR(400MHz,メタノール−d
4)ppm:8.43(s,2H),5.53(t,J=6Hz,1H),3.12(d,J=6Hz,1H),1.64(d,J=6.8Hz,3H)。
【0111】
【化26】
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【0112】
0℃で、混合物の実施例1E(36グラム、0.91モル)とトリエチルアミン(21グラム、0.21モル)のジクロロメタン(1リットル)溶液に、MsCl(32グラム、0.28mol)をバッチで添加した。0℃で反応液を3時間攪拌し、そして、氷浴中に、水(100ミリリットル)を入れ急冷しながら1時間十分に攪拌した。層分離後、有機相を飽和重炭酸ナトリウム溶液(200ミリリットル×3)と飽和食塩水(200ミリリットル)で洗浄し、そして、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、ろ過してから、ろ液を濃縮することによって、残留物を得、高速クロマトグラフィー法によるシリカゲルカラムクロマトグラフィー精製を行い、表題化合物(淡黄色、50グラム、98%の収率)を得た。
【0114】
【化27】
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【0115】
実施例1D(35グラム、0.1モル)と、実施例1F(33グラム、0.12モル)と、炭酸セシウム(66グラム、0.2モル)とのアセトニトリル(1.5リットル)混合物を90℃で12時間反応させた。室温に冷却した後、ろ過してろ液を蒸発させ粗化合物を得た。残留物を高速クロマトグラフィー法によるシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製することによって表題化合物(35グラム、85%の収率)を得た。LCMS(ESI)m/z:518[M+1]
+。
1HNMR(400MHz、メタノール−d
4)ppm 8.44(s,2H),7.46(dd,J=2.8,8.8Hz,1H),7.17(dd,J=2.4,9.2Hz,1H),6.71(s,1H),6.08(d,J=6.8Hz,1H),5.64〜5.59(m,1H),4.01〜3.97(m,1H),3.73〜3.69(m,1H),2.48〜2.47(m,1H),2.13〜2.11(m,2H),1.83(d,J=6.8Hz,3H),1.75〜1.64(m,3H)。
【0117】
【化28】
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【0118】
室温の窒素ガス下で、実施例1G(10グラム、19.3ミリモル)のDMF(300ミリリットル)溶液に、Pd(PPh
3)
2Cl
2(1.36グラム、2ミリモル)とギ酸ナトリウム(6グラム、58ミリモル)を添加した。その後、水素化ボトルに対して、一酸化炭素ガスによって置き換え、ボトルを一酸化炭素ガスで満たした。反応液は、攪拌反応を一酸化炭素(50 psi)および80℃で12時間行った。ろ過してから、ろ液を濃縮することによって残留物を得、高速クロマトグラフィー法によるシリカゲルカラムクロマトグラフィー精製を行い、表題化合物(7.2グラム、89%の収率)を得た。LCMS(ESI)m/z:420[M+1]
+。
【0120】
【化29】
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【0121】
実施例1H(7.2グラム、17.1ミリモル)と、亜リン酸ジエチル(5.4ミリリットル、51.4ミリモル)と、水酸化バリウムオクタハイドレート(2.7グラム、8.6ミリモル)のテトラヒドロフラン溶液(130ミリリットル)混合物を50℃に加熱して、反応を5時間行った。TLCによる検出は、反応原料がなくなり、反応が終わることを示した。ろ過濃縮により残留物を得、高速クロマトグラフィー法によるシリカゲルカラムクロマトグラフィー精製を行い、表題化合物(無色油状液体、5.5グラム、58%の収率)を得た。LCMS(ESI)m/z:558[M+1]
+。
【0123】
【化30】
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【0124】
窒素ガスの保護下で、氷浴中に実施例1I(5.5グラム、9.9ミリモル)のジクロロエタン(100ミリリットル)溶液へDAST(3.7ミリリットル、29.7ミリモル)をゆっくり滴下した。滴下した後、0℃の窒素ガスの保護下で攪拌反応を2時間させた。TLCによる検出は、原料が全てなくなり、新たなメインポイントが生じることを示した。反応液は、氷浴の条件で水(10ミリリットル)で急冷され、そして、10分間十分に攪拌された。分液した後、有機相を飽和重炭酸ナトリウム(20ミリリットル×2)および食塩水(20ミリリットル)を用い逐次に洗浄して、そして、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、最後にろ過蒸発した。残留物を高速クロマトグラフィー法によるシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製することによって表題化合物(黄色油状物、2.7グラム、50%の収率)を得た。LCMS(ESI)m/z:560[M+1]
+。
【0126】
【化31】
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【0127】
10℃の窒素ガスの保護下で、実施例1J(1.42グラム、2.5ミリモル)のテトラヒドロフラン(15ミリリットル)溶液に、水素化ナトリウム(60%の含量)(0.63グラム、3.0ミリモル)をバッチで添加した。添加後、反応液を、10℃で30分間攪拌した。6−(モルホリンメチル)−3−ホルミル基ピリジン(0.63グラム、3.0ミリモル)を攪拌中の反応液に入れ、そして、反応液を80℃に加熱した後3時間反応させた。薄層クロマトグラフィーは、反応完了を示した。反応液を室温に冷却した後、水(2ミリリットル)を入れ、急冷反応を起こさせ、氷水の急冷を行った後、室温で十分間攪拌し、酢酸エチル(10ミリリットル×3)で抽出した。有機相を合わせて、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、ろ過して蒸発乾固した。残留物を高速クロマトグラフィー法によるシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製することによって表題化合物(黄色油状物、0.28グラム混合物1K(シス1Kaおよびトランス1Kb)、54%の収率)を得た。LCMS(ESI)m/z:612[M+1]
+。
【0129】
【化32】
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【0130】
0℃で、メタノール(12ミリリットル)に、塩化アセチル(3ミリリットル)をゆっくり滴下した。そして、反応液は、室温下で攪拌しながら15分間反応させた。実施例1K(800ミリグラム、1.3ミリモル)を攪拌中の反応液に添加した。反応液を40℃に加熱した後、攪拌しながら3時間反応させた。LCMSは、反応完了を示した。反応液をそのまま蒸発乾固させ、化合物1L(ラセミ体)、LCMS(ESI)m/z:528.4[M+1]
+を得た。
【0132】
【化33】
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【0133】
実施例1Lを、SFC分離(SFC分離条件は、カラム:Chiralpak AD−3 50*4.6mmのI.D.、3uMの移動相:エタノール(0.05%のDEA)−CO
2 5%から40%までの流速:4mL/分 波長:254nm)に使用し、実例2、実例3、実例4、実例5、副生成物の実例6を得た。
【0134】
実施例2LCMS(ESI)m/z:528.4[M+1]
+。
1HNMR(400MHz,メタノール−d
4)ppm 8.81(s,1H),8.49(s,2H),8.10(d,1H),7.65−7.43(m,2H),7.17(d,J=7.3Hz,1H),6.84(m,1H),6.77−6.63(m,1H),6.01(m,1H),4.54(s,2H),4.02−3.87(m,4H),3.31(m,4H),1.84(d,3H)。
【0136】
【化34】
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【0137】
この実施例は、実施例2に示したように製造された。LCMS(ESI)m/z:528.4[M+1]
+。
1HNMR(400MHz,DMSO−d
6)ppm 8.65(s,1H),8.55(s,2H),7.96(d,J=8.0Hz,1H),7.56(d,J=9.0Hz,1H),7.46(d,J=8.3Hz,1H),7.14(dd,J=2.3,9.0Hz,1H),6.84(s,1H),6.78(s,2H),5.94(q,J=6.4Hz,1H),4.44(s,2H),3.83(m,4H),3.22(m,4H),1.71(d,J=6.5Hz,3H)。
【0139】
【化35】
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【0140】
この実施例は、実施例2に示したように製造された。LCMS(ESI)m/z:528.4[M+1]
+。
1HNMR(400MHz,DMSO−d
6)ppm 8.94(s,1H),8.60(s,2H),8.21(d,J=8.3Hz,1H),7.71−7.52(m,2H),7.23−7.12(m,2H),6.80−6.65(m,1H),6.14(q,J=6.5Hz,1H),4.54(s,2H),3.88(m,4H),3.31(m,4H),1.77(d,J=6.5Hz,3H)。
【0142】
【化36】
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【0143】
この実施例は、実施例2に示したように製造された。LCMS(ESI)m/z:528.4[M+1]
+。
1HNMR(400MHz,メタノール−d
4)ppm 8.98(s,1H),8.52(s,2H),8.36(d,J=7.5Hz,1H),7.78(d,J=8.3Hz,1H),7.51(d,J=8.8Hz,1H),7.26−7.14(m,2H),6.74−6.60(m,1H),6.18(q,J=6.5Hz,1H),4.63(s,2H),3.99(m,4H),3.46(m,4H),1.83(d,J=6.5Hz,3H)。
【0145】
【化37】
[この文献は図面を表示できません]
【0146】
この実施例は、実施例2に示したように製造された。LCMS(ESI)m/z:526.4[M+1]
+。
1HNMR(400MHz,メタノール−d
4)ppm 8.92(s,1H),8.49(s,2H),8.41(d,J=7.3Hz,1H),8.11(d,J=7.8Hz,1H),7.55(d,J=9.0Hz,1H),7.43(d,J=2.0Hz,1H),7.19(dd,J=2.0,9.0Hz,1H),6.10(q,J=6.5Hz,1H),4.74(d,J=7.8Hz,4H),3.99(br. s.,4H),3.47(br. s.,4H),1.79(d,J=6.8Hz,3H)。
【0148】
【化38】
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【0150】
【化39】
[この文献は図面を表示できません]
【0152】
【化40】
[この文献は図面を表示できません]
【0153】
0℃の条件で、6−ギ酸メチル−1−メチルピリジン(20グラム、0.13モル)のN,N−ジメチルスルホキシド(200ミリリットル)溶液に、ヨウ素単体(33.5グラム、0.13ミリモル)およびトリフルオロ酢酸(35.3ミリリットル、0.4ミリモル)を添加し、1時間攪拌した後、140℃に昇温し、2.5時間攪拌した。0℃に冷却した後、飽和チオ硫酸ナトリウム溶液(30ミリリットル)で急冷し、30分間攪拌し、水層を酢酸エチル(150ミリリットル×3)で抽出し、有機層を飽和食塩水(50ミリリットル×2)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、ろ過して真空濃縮し、残留物をシリカゲル高速クロマトグラフィー法によるシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製することによって表題化合物(8グラム、37%の収率)を得た。
1HNMR(400MHz,CHLOROFORM−d)ppm:10.14(s,1H),9.36(s,1H),
8.47(dd,J=1.3,8.0Hz,1H),8.03(d,J=8.0Hz,1H),4.05−3.94(s,3H)。
【0155】
【化41】
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【0156】
0℃の条件で、実施例7A(20グラム、120ミリモル)のオルトギ酸トリメチル(400ミリリットル)溶液に、ギ酸(40ミリリットル)をゆっくり滴下し、この温度で30分間攪拌した後、濃硫酸(1.2ミリリットル)を滴下した後、50℃に昇温して30分間攪拌し、そして、再度温度を25℃に下げて3時間攪拌した。室温に冷却し、水(100ミリリットル)に入れ、水層を酢酸エチル(200ミリリットル×3)で抽出し、有機相を合わせて、飽和食塩水(100ミリリットル×2)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、ろ過して真空濃縮することによって褐色油状の表題化合物(25グラム、98.8%の収率)を得てそのまま次のステップに用いられる。
【0158】
【化42】
[この文献は図面を表示できません]
【0159】
0℃の窒素ガスの保護下で、実施例7B(8グラム、38ミリモル)のテトラヒドロフラン(120ミリリットル)溶液に、テトラヒドロアルミニウムリチウム(4.4グラム、114ミリモル)をバッチで添加し、添加した後、この温度で1時間攪拌した。水(4.4ミリリットル)、15%の水酸化ナトリウム(4.4ミリリットル)を使って、そして、再度水(13.2ミリリットル)を入れ、急冷し、30分間攪拌してろ過し、真空濃縮することによって黄色油状の表題化合物(5グラム、71%の収率)を得てそのまま次のステップに用いられる。
【0161】
【化43】
[この文献は図面を表示できません]
【0162】
実施例7C(5グラム、27ミリモル)のジクロロメタン(120ミリリットル)溶液に、二酸化マンガン(19グラム、216ミリモル)を添加し、そして、40℃に昇温して16時間攪拌した。室温に冷却した後、ろ過して真空濃縮し、残留物をシリカゲル高速クロマトグラフィー法によるシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製することによって黄色油状の表題化合物(2.62グラム、52.4%の収率)を得た。
1HNMR(400MHz,CHLOROFORM−d)ppm 10.1(s,1H),9.04−9.13(m,1H),8.22(dd,J=2.01,8.03Hz,1H),7.75(d,J=8.03Hz,1H),5.44(s,1H),3.43(s,6H)。
【0164】
【化44】
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【0165】
5℃の窒素ガスの保護下で、実施例7D(2.7グラム、5ミリモル)のテトラヒドロフラン(80ミリリットル)溶液に、水素化ナトリウム(600ミリグラム、60%、14.5ミリモル)をバッチで添加し、その後、この温度で30分間攪拌し、実施例1J(2グラム、10.6ミリモル)を加え、そして、70℃に加熱して16時間攪拌した。室温に冷却した後、氷水(50ミリリットル)に入れ、水層を酢酸エチル(40ミリリットル×3)で抽出し、有機相を合わせて、飽和食塩水(20ミリリットル×2)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、ろ過して真空濃縮し、残留物をカラムクロマトグラフィーで精製することによって無色油状の表題化合物(1.35グラム、48%の収率)を得た。
【0166】
この混合物は、キラルHPLC分離によってシス-トランス異性体を得り、キラルカラム:Chiralcel OD−3 150×4.6mmのI.D.,3um、移動相:エタノール(0.05%のDEA)−CO
2、5%から40%まで、流速:2.5mL/分、波長:220nmである。
【0168】
【化45】
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【0169】
実施例7E(0.2グラム、0.34ミリモル)とp-フェニル基メタンスルホン酸一水和物(12ミリグラム、0.068ミリモル)の水(8ミリリットル)とアセトン(10ミリリットル)の混合液を、50℃で加熱しながら3時間攪拌した。冷却して、水層をジクロロメタン(4ミリリットル×3)で抽出し、有機層を飽和食塩水(4ミリリットル×2)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、ろ過して真空濃縮することで、表題化合物(140ミリグラム、76%の収率)を得てそのまま次のステップに用いられる。LCMS(ESI)m/z:541.4[M+1]
+。
【0171】
【化46】
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【0172】
実施例7F(70ミリグラム、130マイクロモル)と(S)−2−アミノプロパン−1−オール(29ミリグラム、390マイクロモル)の1,2−ジクロロエタン(1ミリリットル)の混合液に、酢酸(9ミリグラム、147.77ミリモル)を滴下し、滴下完了後、20℃で30分間攪拌した。シアノホウ水素化ナトリウム(24ミリグラム、390マイクロモル)をゆっくり加え、引き続き20℃で2時間攪拌した。水(1ミリリットル)を入れて急冷し、水層をジクロロメタン(5ミリリットル×3)で抽出し、有機層を飽和食塩水(3ミリリットル×2)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、ろ過して真空濃縮し、残留物を分取HPLC(HCl)分離で精製することによって、表題化合物(3ミリグラム、3.32%の収率)を得た。LCMS(ESI)m/z:600.1[M+1]
+。
1HNMR(400MHz,メタノール−d
4)ppm 8.94(s,1H),8.49(s,2H),8.36−8.30(m,1H),7.69(dd,J=8.8,18.8Hz,2H),7.25−7.15(m,2H),6.78−6.64(m,1H),6.17(q,J=6.5Hz,1H),5.86−5.76(m,1H),4.59−4.45(m,2H),4.03−3.88(m,2H),3.85−3.75(m,1H),3.69(dd,J=6.0,12.0Hz,1H),3.56−3.47(m,1H),2.56−2.40(m,1H),2.18−2.08(m,1H),2.02(d,J=13.3Hz,1H),1.83(d,J=6.5Hz,3H),1.73−1.62(m,2H),1.42(d,J=6.8Hz,3H)。
【0174】
【化47】
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【0175】
この実施例は、実施例1Lに示したように製造された。LCMS(ESI)m/z:516.1[M+1]
+。
1HNMR(400MHz,DMSO−d
6)ppm 8.89(br. s.,1H),8.58(s,2H),8.17(d,J=8.53Hz,1H),7.51−7.66(m,2H),7.27(s,1H),7.01(s,1H),6.63−6.76(m,2H),6.13(d,J=6.78Hz,1H),4.38(br. s.,2H),3.68(d,J=15.81Hz,2H),2.66(br. s.,1H),1.76(d,J=6.53Hz,3H),1.25(d,J=6.53Hz,3H)。
【0177】
【化48】
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【0178】
この実施例は、実施例7に示したように製造された。LCMS(ESI)m/z:556.1[M+1]
+。
1HNMR(400MHz,メタノール−d
4)ppm 8.93(s,1H),8.49(s,2H),8.23(d,J=6.27Hz,1H),7.45−7.66(m,2H),7.10−7.26(m,2H),6.53−6.70(m,1H),6.12−6.22(m,1H),4.50(br. s.,2H),3.49(br. s.,2H),3.17(br. s.,2H),2.03(d,J=12.80Hz,2H),1.83(d,J=6.53Hz,3H),1.59(br. s.,2H),1.29(s,2H)。
【0180】
【化49】
[この文献は図面を表示できません]
【0181】
この実施例は、実施例7に示したように製造された。LCMS(ESI)m/z:542.1[M+1]
+。
1HNMR(400MHz,メタノール−d
4)ppm 8.91(s,1H),8.50(s,2H),8.23(d,J=8.28Hz,1H),7.49−7.61(m,2H),7.17−7.27(m,2H),6.53−6.71(m,2H),6.14−6.26(m,2H),4.48(s,2H),4.05−4.13(m,2H),3.39−3.59(m,4H),2.15(d,J=12.05Hz,3H),1.70−1.90(m,5H)。
【0183】
【化50】
[この文献は図面を表示できません]
【0184】
この実施例は、実施例7に示したように製造された。LCMS(ESI)m/z:571.4[M+1]
+。
1HNMR(400MHz,メタノール−d
4)ppm 8.92(s,1H),8.50(s,2H),8.25(d,J=8.28Hz,1H),7.47−7.67(m,3H),7.16−7.28(m,2H),6.56−6.69(m,1H),6.19(q,J=6.61Hz,1H),4.57(s,2H),4.04(br. s.,4H),3.60−3.80(m,5H),3.49(br. s.,3H),1.85(d,J=6.78Hz,3H)。
【0186】
【化51】
[この文献は図面を表示できません]
【0188】
【化52】
[この文献は図面を表示できません]
【0189】
実施例7F(50ミリグラム、90マイクロモル)と3−ヒドロキシピロール(23ミリグラム、270マイクロモル)の1,2−ジクロロエタン(1ミリリットル)の混合液に、酢酸(8.87ミリグラム、147.77マイクロモル)を滴下し、滴下完了後、20℃で30分間攪拌した。シアノホウ水素化ナトリウム(17ミリグラム、270マイクロモル)をゆっくり加え、引き続き20℃で2時間攪拌した。水で急冷し、水層をジクロロメタン(5ミリリットル×3)で抽出し、有機層を飽和食塩水(3ミリリットル×2)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、ろ過して真空濃縮し、残留物を高速クロマトグラフィー法によるシリカゲルカラムで精製することによって表題化合物(29ミリグラム、53%の収率)を得た。LCMS(ESI)m/z:612.5[M+1]
+。
【0191】
【化53】
[この文献は図面を表示できません]
【0192】
この実施例は、実施例7に示したように製造された。LCMS(ESI)m/z:528.1[M+1]
+。
1HNMR(400MHz,メタノール−d
4)ppm 8.95(br. s.,1H),8.52(br. s.,2H),8.33(br. s.,1H),7.73(d,J=4.77Hz,1H),7.50(d,J=9.03Hz,1H),7.13−7.24(m,2H),6.58−6.73(m,1H),6.18(d,J=6.53Hz,1H),4.60−4.73(m,4H),3.35(s,2H),1.83(d,J=6.27Hz,4H),1.28(s,1H)。
【0194】
【化54】
[この文献は図面を表示できません]
【0196】
【化55】
[この文献は図面を表示できません]
【0198】
【化56】
[この文献は図面を表示できません]
【0199】
アセチルプロピオン酸エチル(30グラム、208ミリモル)を、エタノール(100ミリリットル)に溶解してから、ヒドラジン水和物(15.63グラム、312ミリモル、85%)がゆっくり滴下し、混合物を80℃下で2時間攪拌しながら還流し、反応液を室温に冷却して、目的化合物である6−メチル−4,5−ジ−ヒドロピリダジン−3(2−ヒドロ)−オン(23グラム、収率98%)を析出し、化合物が精製せずそのまま次のステップの反応を行う。
【0201】
【化57】
[この文献は図面を表示できません]
【0202】
実施例13A(23グラム、205.4ミリモル)を、酢酸(100ミリリットル)に溶解してから、強く攪拌しながら温度が40℃を超えないように液体臭素(55.03グラム、348.5ミリモル)を滴下し、滴下完了後、混合物を80℃で30分間反応させた。室温に冷却してろ過し、メチルtert-ブチルエーテルでフィルタケーキを二回洗浄して目的化合物(20グラム、87%の収率)を得て、該目的化合物を更に精製せずそのまま次のステップに用いられる。LCMS(ESI)m/z:133[M+1]
+。
1HNMR(CHLOROFORM−d,Bruker Avance 400MHz):ppm 7.36−7.39(m,1H),6.69−6.89(m,1H),2.22(s,3H)。
【0204】
【化58】
[この文献は図面を表示できません]
【0205】
実施例13B(18グラム、163.44ミリモル)とオキシ臭化リン(93.8グラム、327.6ミリモル)との混合物を70℃で攪拌しながら一晩放置した。混合物を40℃に冷却し、氷水に入れ、重炭酸ナトリウム飽和溶液(20ミリリットル)で急冷反応を起こさせ、ジクロロメタン(100ミリリットル×3)で再度抽出し、有機層を合わせて無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、ろ過して蒸発することによって、目的化合物である3−ブロモ−6−メチルピリダジン(8グラム、31%の収率)を得た。LCMS(ESI)m/z:173[M+1]
+。
1HNMR(CHLOROFORM−d,Bruker Avance 400MHz):ppm7.86−7.88(d,1H,J=8Hz),7.52−7.54(d,1H,J=8Hz),2.55(s,3H)。
【0207】
【化59】
[この文献は図面を表示できません]
【0208】
実施例13C(8.0グラム、48.0ミリモル)NBS(9.44グラム、48.0ミリモル)を、四塩化炭素(200ミリリットル)に溶解してから、AIBN(1.58グラム、9.6ミリモル)を添加し、混合物を80℃で12時間反応させ、ろ過して濃縮し、残留物を高速クロマトグラフィー法によるシリカゲルカラムで精製することによって目的化合物である3−ブロモ−6−(ブロモメチル)ピリダジン(2.2グラム、19%の収率)を得た。LCMS(ESI)m/z:332[M+1]
+。
1HNMR(400MHz,CHLOROFORM−d)ppm 7.69(d,J=8.53Hz,1H),7.56(d,J=9.04Hz,1H)。
【0210】
【化60】
[この文献は図面を表示できません]
【0211】
実施例13D(2.0グラム、8.0ミリモル)を、DMF(15ミリリットル)に溶解してから、モルホリン(1.4グラム、16ミリモル)とK
2CO
3(2.2グラム、16ミリモル)を溶液に添加し、混合物を20℃で12時間反応させた。混合物に、5ミリリットルの水を加え、ジクロロメタンで抽出し、有機相を濃縮し、残留物を高速クロマトグラフィー法によるシリカゲルカラムで精製することによって目的化合物(1.46グラム、72%の収率)を得た。LCMS(ESI)m/z:258[M+1]
+。
1HNMR(400MHz,CHLOROFORM−d)ppm 8.19(d,J=8.53Hz,1H),7.86(d,J=8.53Hz,1H),4.00(s,2H),3.71−3.78(m,4H),2.53−2.60(m,4H)。
【0213】
【化61】
[この文献は図面を表示できません]
【0214】
実施例1G(1グラム、1.93ミリモル)、Pd(PPh
3)
2Cl
2(136ミリグラム、0.19ミリモル)、エチニルトリメチルシラン(227ミリグラム、2.32ミリモル)、ヨウ化第一銅(368ミリグラム、0.19ミリモル)およびトリエチルアミン(586ミリグラム、5.79ミリモル)をアセトニトリル(14ミリリットル)に懸濁させた。反応液を80℃で18時間攪拌した。反応液を室温に冷却した後ろ過し、溶媒を減圧濃縮することによって、表題化合物(黄色液体、0.8グラム、粗化合物)を得た。
1HNMR(400MHz,CHLOROFORM−d)ppm 8.42(s,1H),7.48(d,J=9.03Hz,1H),7.12(dd,J=2.51,9.03Hz,1H),6.91(d,J=2.01Hz,1H),6.04(d,J=6.53Hz,1H),5.58−
5.68(m,1H),3.95(br. s.,1H),3.63−3.74(m,1H),2.47(d,J=9.54Hz,1H),2.11(br. s.,1H),2.00(br. s.,1H),1.81(d,J=6.53Hz,3H),1.58−1.75(m,3H),0.30(s,9H)。
【0216】
【化62】
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【0217】
1モル/リットルのテトラブチルアンモニウムフルオリドのテトラヒドロフラン溶液(8.6ミリリットル、8.6ミリモル)を、実施例13F(2.8グラム、5.73ミリモル)のテトラヒドロフラン(30ミリリットル)溶液に滴下した。反応液を15℃で3時間攪拌した。飽和食塩水(50ミリリットル)を反応液に加え、酢酸エチル(40ミリリットル×3回)で抽出して分液し、有機相を合わせて、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、ろ過し、溶媒を減圧でスピン乾燥してから、シリカゲル高速クロマトグラフィー法によるシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製分離することによって(石油エーテル/酢酸エチル=20/1から10/1まで)表題化合物(無色油状液体、1グラム、収率42%)を得た。
1HNMR(400MHz,CHLOROFORM−d)ppm 8.42(s,2H),7.50(dd,J=3.01,9.03Hz,1H),7.13(dd,J=2.26,9.29Hz,1H),7.01(d,J=2.01Hz,1H),6.06(q,J=6.69Hz,1H),5.64(ddd,J=3.01,6.15,8.91Hz,1H),3.92−4.00(m,1H),3.64−3.74(m,1H),3.35(s,1H),2.49(dd,J=1.76,8.78Hz,1H),1.97−2.20(m,2H),1.61−1.86(m,6H)。
【0219】
【化63】
[この文献は図面を表示できません]
【0220】
実施例13G(1グラム、2.4ミリモル)、フッ化銀(762ミリグラム、6ミリモル)及びNBS(470ミリグラム、2.64ミリモル)を、アセトニトリル(10ミリリットル)と水(1ミリリットル)が充填された混合液の封止管に添加した。反応液を、80〜90℃で18時間攪拌した。反応の進行はTLCにより監視された。反応液を室温に冷却した後、飽和食塩水(10ミリリットル)を反応液に入れ、酢酸エチルで抽出し(20ミリリットル×3)、有機相を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、ろ過し、溶媒を真空でスピン乾燥してから、シリカゲル高速クロマトグラフィー法によるシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製分離することによって(石油エーテル/酢酸エチル=20/1から10/1まで)表題化合物(シス-トランス混合物、無色油状液体、200ミリグラム、収率16%)を得た。
1HNMR(400MHz,CHLOROFORM−d)ppm
8.45(s,2H),7.47−7.55(m,1H),7.12−7.20(m,1H),7.10(s,1H),6.30−6.46(m,1H),6.01−6.12(m,1H),5.60−5.70(m,1H),3.95−4.06(m,1H),3.66−3.79(m,1H),2.42−2.55(m,1H),2.09−2.21(m,1H),1.95−2.05(m,1H),1.83(d,J=6.78Hz,3H),1.62−1.79(m,3H)。
【0222】
【化64】
[この文献は図面を表示できません]
【0223】
実施例13H(30ミリグラム、58マイクロモル)、ビス(ピナコラート)ジボロン(16ミリグラム、64マイクロモル)、Pd(dppf)Cl
2CH
2Cl
2(5ミリグラム、6マイクロモル)および酢酸カリウム(12ミリグラム、120マイクロモル)をジオキサン(1.5ミリリットル)に懸濁させ、窒素ガスで置換した後、反応液を100℃で18時間攪拌した。反応の進行はTLCにより監視された。反応液を室温に冷却した後、減圧下で溶媒を除去し、高速クロマトグラフィー法によるシリカゲルカラム高速クロマトグラフィー法によるシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製分離することによって(石油エーテル/酢酸エチル=10/1)表題化合物(無色油状液体、10ミリグラム、収率30%)を得た。LCMS(ESI)m/z:562.1[M+1]
+。
【0225】
【化65】
[この文献は図面を表示できません]
【0226】
実施例13I(10ミリグラム、18マイクロモル)、実施例13E(9ミリグラム、36マイクロモル)、Pd(DTBPF)Cl
2(2ミリグラム、3.6マイクロモル)および炭酸カリウム(5ミリグラム、36マイクロモル)を、テトラヒドロフラン(1ミリリットル)と水(0.2ミリリットル)の混合溶媒に懸濁させ、マイクロ波の条件下105℃で15分間反応させた。反応液を室温に冷却した後、調製プレートによる分離(石油エーテル/酢酸エチル=10/1)によって表題化合物(無色油状液体、5ミリグラム、収率46%)を得た。LCMS(ESI)m/z:613.2[M+1]
+。
【0228】
【化66】
[この文献は図面を表示できません]
【0229】
実施例13J(5ミリグラム、8マイクロモル)を無水メタノール(1ミリリットル)に溶解させ、そして、この溶液を新たに調製された塩化アセチル(0.5ミリリットル)無水メタノール(2ミリリットル)溶液に滴下した。反応液を40℃下3時間攪拌した。反応完了後、スピンにより溶媒を除去することによって表題化合物(4ミリグラム、収率91%)を得た。LCMS(ESI)m/z:541.1[M+1]
+。
【0231】
【化67】
[この文献は図面を表示できません]
【0233】
【化68】
[この文献は図面を表示できません]
【0235】
【化69】
[この文献は図面を表示できません]
【0237】
【化70】
[この文献は図面を表示できません]
【0238】
窒素ガスの保護下で、室温下で6−メチル−ニコチン酸メチル(5グラム、30ミリモル)とブロモスクシンイミド(6.48グラム、30ミリモル)の四塩化炭素(40ミリリットル)溶液に、アゾビスイソブチロニトリル(1.08グラム、7ミリモル)を加え、反応液を80℃に加熱した後12時間攪拌し、熱いうちにろ過した。ろ液を蒸発乾固し、残留物を高速クロマトグラフィー法によるシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製することによって表題化合物(1.6グラム、収率:21%)を得た。
1HNMR(400MHz,CHLOROFORM−d)ppm 9.16(d,J=1.00Hz,1H),8.29(dd,J=1.76,8.03Hz,1H),7.53(d,J=8.03Hz,1H),4.58(s,2H),3.95(s,3H)。
【0240】
【化71】
[この文献は図面を表示できません]
【0241】
窒素ガスの保護下で、室温で実施例16A(1.6グラム、7ミリモル)のDMF(12ミリリットル)溶液に、炭酸カリウム(1.16グラム、8.4ミリモル)を一回に添加し、攪拌しながら一晩放置した。反応液を氷水(20ミリリットル)に入れ、酢酸エチル
(40ミリリットル×3)を添加して抽出し、有機相を合わせて、飽和食塩水(50ミリリットル)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、ろ過して濃縮し、残留物を高速クロマトグラフィー法によるシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製することによって表題化合物(1グラム、収率:60%)を得た。
1HNMR(400MHz,CHLOROFORM−d)ppm 9.15(d,J=1.51Hz,1H),8.26(dd,J=2.01,8.03Hz,1H),7.53(d,J=8.28Hz,1H),3.94(s,3H),3.68−3.78(m,6H),2.46−2.55(m,4H)。
【0243】
【化72】
[この文献は図面を表示できません]
【0244】
窒素ガスの保護下で、0℃で実施例16B(6.7グラム、28.4ミリモル)のテトラヒドロフラン(85ミリリットル)溶液に、テトラヒドロアルミニウムリチウム(1.08グラム、28.4ミリモル)をバッチで添加して、2時間攪拌した。反応液へ水(1ミリリットル)、水酸化ナトリウム(1ミリリットル、15%)、水(3ミリリットル)をゆっくり逐次に添加して、20分間攪拌し、ろ過し、減圧下でろ液を濃縮して表題化合物(4.8グラム、収率:70%)を得た。
1HNMR(400MHz,CHLOROFORM−d)ppm 8.45(s,1H),7.68(dd,J=1.51,8.03Hz,1H),7.38(d,J=8.03Hz,1H),4.67(s,2H),3.67−3.72(m,4H),3.61(s,2H),2.41−2.52(m,4H)。
【0246】
【化73】
[この文献は図面を表示できません]
【0247】
室温で、実施例16C(4.06グラム、19.5ミリモル)のジクロロメタン(70ミリリットル)溶液に、活性二酸化マンガン(39グラム、449ミリモル)をバッチで添加し、反応液を16時間加熱還流した。反応完了後、ろ過し、ろ液を蒸発乾固し、残留物を高速クロマトグラフィー法によるシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製することによって表題化合物(1.2グラム、30%の収率)を得た。
1HNMR(400MHz,CHLOROFORM−d)ppm 10.10(s,1H),9.02(d,J=1.00Hz,1H),8.15(dd,J=2.01,8.03Hz,1H),7.65(d,J=8.03Hz,1H),3.73−3.79(m,6H),2.49−2.58(m,4H)。
【0249】
【化74】
[この文献は図面を表示できません]
【0250】
室温下で、実施例16D(300ミリグラム、1.45ミリモル)と亜リン酸ジエチル(603ミリグラム、4.36ミリモル)のテトラヒドロフラン(5ミリリットル)溶液に、水酸化バリウムオクタハイドレート(229ミリグラム、0.728ミリモル)を一回に添加し、反応液を45℃に加熱して4時間攪拌した。反応完了後、水(20ミリリッ
トル)を添加すると共に、酢酸エチル(40ミリリットル×3)を添加して抽出し、有機相を合わせて、飽和食塩水(50ミリリットル)で洗浄し、そして、硫酸ナトリウムで乾燥させ、ろ過して濃縮し、残留物を高速クロマトグラフィー法によるシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製することによって黄色液体である表題化合物(120ミリグラム、24%の収率)を得た。LCMS(ESI)m/z:345.1[M+1]
+。
【0252】
【化75】
[この文献は図面を表示できません]
【0253】
0℃下で、実施例16E(120ミリグラム、0.35ミリモル)のジクロロメタン(5ミリリットル)溶液に、ジエチルアミノ三フッ化硫黄(168ミリグラム、1.04ミリモル)をゆっくり滴下し、滴下完了後、反応液を0℃で1時間攪拌した。反応完了後、反応液を飽和重炭酸ナトリウム(5ミリリットル)、飽和食塩水(5ミリリットル)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、ろ過して濃縮し、残留物を高速クロマトグラフィー法によるシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製することによって、無色液体である表題化合物(60ミリグラム、収率:50%)を得た。LCMS(ESI)m/z:347.1[M+1]
+。
【0255】
【化76】
[この文献は図面を表示できません]
【0256】
窒素ガスの保護下で、室温で実施例16F(400ミリグラム、1.15ミリモル)のテトラヒドロフラン(10ミリリットル)溶液に、水素化ナトリウム(139ミリグラム、60%の鉱油における3.46ミリモル)をバッチで添加して、10分間攪拌し、そして、5−(1−(3,5−ジクロロピリジン−4−)エトキシ)−1−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−)−1H−インダゾール−3−カルバルアルデヒド(485ミリグラム、1.15ミリモル)1Hを上記の反応液に加え、10分間攪拌した。そして、反応液を80℃に加熱して3時間攪拌した。反応後、室温に冷却し、水(10ミリリットル)で急冷し、酢酸エチル(40ミリリットル×3)を入れて抽出し、有機相を合わせて、飽和食塩水(50ミリリットル)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、ろ過して濃縮し、残留物を高速クロマトグラフィー法によるシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製し、キラルHPLC分離により表題化合物(Z式)(250ミリグラム、収率:35%)、黄色液体である異性体(E式)(200ミリグラム、収率:28%)を得た。LCMS(ESI)m/z:612[M+1]
+。
【0258】
【化77】
[この文献は図面を表示できません]
【0259】
窒素ガスの保護下で、室温で実施例16G(80ミリグラム、1.3ミリモル)のメタノール(1ミリリットル)溶液に、新たに製造された塩化アセチル(1ミリリットル)、メタノール(3ミリリットル)溶液を添加した。反応液を、40℃で3時間攪拌した。真空で溶液を除去したものが表題化合物(33ミリグラム、収率:52%)である。LCMS(ESI)m/z:528.4[M+1]
+。
1HNMR(400MHz,メタノール−d
4)ppm 9.08(s,1H),8.52(br. s.,1H),8.26(d,J=7.03Hz,1H),7.66(d,J=8.03Hz,1H),7.48(d,J=9.79Hz,1H),7.23(br. s.,2H),6.92−7.08(m,1H),6.12(d,J=6.78Hz,1H),4.63(s,2H),4.00(br. s.,4H),3.47(br. s.,4H),1.83(d,J=6.53Hz,3H)。
【0261】
【化78】
[この文献は図面を表示できません]
【0263】
【化79】
[この文献は図面を表示できません]
【0265】
【化80】
[この文献は図面を表示できません]
【0266】
室温下で、実施例7E(900ミリグラム、1.53ミリモル)のアセトン(4ミリリットル)と水(4ミリリットル)の混合液に、p−トルエンスルホン酸一水和物(291ミリグラム、1.53ミリモル)を入れ、反応液を50℃に加熱して10時間攪拌した。反応完了後、水(4ミリリットル)を加えると共に、ジクロロメタン(30ミリリットル×3)を加えて抽出を行い、有機相を合わせて、飽和食塩水(20ミリリットル)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、ろ過して蒸発することにより、表題化合物(850ミリグラム、収率:92%)を得た。LCMS(ESI)m/z:541[M+1]
+。
【0268】
【化81】
[この文献は図面を表示できません]
【0269】
窒素ガスの保護下で、室温で実施例17A(850ミリグラム、1.57ミリモル)のメタノール(8ミリリットル)溶液に、ホウ素水素化ナトリウム(119ミリグラム、3.14ミリモル)をバッチで添加して1時間攪拌した。水(30ミリリットル)を加えて急冷し、酢酸エチル(40ミリリットル×3)を入れて抽出を行い、有機相を合わせて飽
和食塩水(20ミリリットル)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、ろ過して蒸発することによって、黄色液体である表題化合物(900ミリグラム、粗化合物)を得た。LCMS(ESI)m/z:543[M+1]
+。
【0271】
【化82】
[この文献は図面を表示できません]
【0272】
室温での窒素ガスの保護下で、実施例17B(900ミリグラム、粗化合物)のメタノール(2ミリリットル)溶液に、新たに製造された塩化アセチル(2ミリリットル)、メタノール(6ミリリットル)の溶液を添加した。反応液を40℃で3時間攪拌した。真空で溶液を除去したものが表題化合物(850ミリグラム、粗化合物)である。LCMS(ESI)m/z:459[M+1]
+。
【0274】
【化83】
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【0275】
室温窒素ガスの保護下で、実施例17C(748ミリグラム、1.63ミリモル)のジクロロメタン(12ミリリットル)溶液に、トリエチルアミン(495ミリグラム、4.89ミリモル)、ジ-tert-ブチルジカーボネート(356ミリグラム、1.63ミリモル)、DMAP(20ミリグラム、0.16ミリモル)を添加し、反応液を室温下で30分間攪拌した。反応完了後、1Mの塩酸によりpHをほぼ7に調節し、ジクロロメタン(20ミリリットル×3)を入れて抽出を行い、有機相を合わせて、飽和食塩水(20ミリリットル)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、ろ過して蒸発し、残留物を高速クロマトグラフィー法によるシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製することによって表題化合物(280ミリグラム、収率:30.7%)を得た。LCMS(ESI)m/z:559[M+1]
+。
【0277】
【化84】
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【0278】
室温下で、実施例17D(280ミリグラム、0.5ミリモル)のジクロロメタン(6ミリリットル)溶液に、デス・マーチン試薬(318.ミリグラム、0.75ミリモル)をバッチで添加し、反応液を室温で2時間攪拌し、反応完了後、反応液を氷水浴により冷却してろ過し、ろ液を蒸発乾固することによって、表題化合物(230ミリグラム、収率:82.4%)を得た。LCMS(ESI)m/z:557[M+1]
+。
【0280】
【化85】
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【0281】
室温下で、実施例17E(50ミリグラム、90マイクロモル)、テトラヒドロ−2H−ピラン−4アミン(18ミリグラム、180マイクロモル)の1,2−ジクロロエタン(2.5ミリリットル)溶液に、pHが5程度になるように酢酸(約0.1ミリリットル)を入れ、2時間攪拌した。シアノホウ水素化ナトリウム(12ミリグラム、180マイクロモル)を室温下で反応液に添加し、引き続き1時間攪拌し、水(5ミリリットル)を添加し、ジクロロメタン(20ミリリットル×3)を添加して抽出を行い、そして、有機相を合わせて、飽和食塩水(20ミリリットル)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、ろ過して蒸発し、残留物を高速クロマトグラフィー法によるシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製することによって表題化合物(20ミリグラム、収率:34.7%)を得た。試料は、キラルカラム分離により実施例17F−Rの配置(8ミリグラム)と、実施例17F−Sの配置(8ミリグラム)を得た。
【0282】
LCMS(ESI)m/z:642[M+1]
+。
キラルカラム方法:キラルカラム、Chiralcel OJ−H 250×4.6mmのI.D.,5um、移動相:メタノール(0.05%のDEA)−CO
2 5%から40%まで、流速:2.35mL/分、波長:280nm。
【0284】
【化86】
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【0285】
室温窒素ガスの保護下で、実施例17F−Sの配置(15ミリグラム、23マイクロモル)(実施例17Fの製造方法に従って、反応のスケールを200ミリグラム増幅することで、17F−Sの配置の生成物を15ミリグラム得た)のメタノール(1ミリリットル)溶液に、新たに配置された塩化アセチル(1ミリリットル)とメタノール(3ミリリットル)の溶液を添加した。反応液を、40℃で3時間攪拌した。真空で溶液を除去したものが表題化合物(33ミリグラム、収率:52%)である。LCMS(ESI)m/z:542[M+1]
+。
1HNMR(400MHz,メタノール−d
4)ppm 9.04(s,1H),8.50(br. s.,2H),8.23(d,J=7.03Hz,1H),7.64(d,J=8.03Hz,1H),7.49(d,J=8.53Hz,1H),7.18−7.26(m,2H),7.04(s,2H),6.12(q,J=6.53Hz,1H),4.53(s,2H),4.08(dd,J=4.02,11.54Hz,2H),3.56−3.66(m,7H),2.15(d,J=11.04Hz,2H),1.83(d,J=6.53Hz,4H),1.18(t,J=7.03Hz,9H)。
【0287】
【化87】
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【0288】
本実施例では、実施例17に記載の手段で実施例17Fを製造したように、反応のスケールを200ミリグラム増幅することで、17F−Rの配置の生成物である実施例18を15ミリグラム得た。LCMS(ESI)m/z:542[M+1]
+。
1HNMR(400MHz,メタノール−d
4)ppm 8.95−9.12(m,1H),8.44−8.59(m,1H),8.25(br. s.,1H),7.68(br. s.,1H),7.51(d,J=8.78Hz,1H),7.25(d,J=15.06Hz,2H),6.91−7.10(m,1H),6.13(d,J=5.77Hz,1H),4.54(br. s.,2H),4.07(d,J=10.54Hz,2H),3.42−3.57(m,3H),2.15(d,J=10.79Hz,2H),1.83(m,5H)。
【0290】
【化88】
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【0291】
実施例18(15ミリグラム、27.68マイクロモル)と無水アセトアルデヒド(5ミリグラム、110マイクロモル)の1,2−ジクロロエタン(2ミリリットル)混合液に、酢酸(2.21ミリグラム、38.87マイクロモル)を滴下した後、20℃で1時間攪拌した。シアノホウ水素化ナトリウム(7ミリグラム、110マイクロモル)をゆっくり添加し、引き続き20℃で1時間攪拌した。水で急冷し、水層をジクロロメタン(3ミリリットル×2)で抽出し、有機層を合わせて飽和食塩水(5ミリリットル)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、ろ過して真空濃縮し、残留物を分取カラムクロマトグラフィーで精製することによって実施例18b(12ミリグラム、76%の収率)を得た。
【0292】
LCMS(ESI)m/z:571[M+1]
+。
1HNMR(400MHz,メタノール−d4) 9.09(s,1H),8.31(d,J=8.03Hz,1H),7.72(d,J=8.28Hz,1H),7.54(d,J=9.03Hz,1H),7.24−7.33(m,2H),7.00−7.16(m,1H),6.17(q,J=6.69Hz,1H),4.11(d,J=8.53Hz,2H),3.79(t,J=11.80Hz,1H),3.38−3.58(m,4H),3.26−3.32(m,2H),2.09(br. s.,2H),1.90−2.01(m,2H),1.85(d,J=6.78Hz,3H),1.39(t,J=7.15Hz,3H)。
【0294】
【化89】
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【0295】
本実施例は、実施例17に示したように製造された。LCMS(ESI)m/z:556.1[M+1]
+。
1HNMR(400MHz,メタノール−d
4)ppm 9.10(br. s.,1H),8.58(br. s.,1H),8.29(br. s.,1H),7.72(br. s.,1H),7.53(d,J=8.53Hz,1H),7.21−7.33(m,3H),6.97−7.18(m,1H),6.14(d,J=5.52Hz,1H),4.59(br. s.,2H),3.57−3.74(m,6H),3.50(br. s.,3H),3.19(br. s.,1H),2.03(d,J=12.55Hz,3H),1.83(d,J=5.52Hz,6H),1.66(br.s.,3H)。
【0297】
【化90】
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【0298】
本実施例は、実施例17に示したように製造された。LCMS(ESI)m/z:556.1[M+1]
+。
1HNMR(400MHz,メタノール−d
4)ppm 9.09(s,1H),8.54(br.s.,2H),8.27(d,J=7.53Hz,1H),7.68(d,J=8.03Hz,1H),7.51(d,J=9.03Hz,1H),7.23−7.28(m,2H),7.09(s,1H),6.14(q,J=6.53Hz,1H),4.57(br.s.,2H),3.66(d,J=7.03Hz,2H),3.50(br.s.,2H),2.03(d,J=13.55Hz,3H),1.83(d,J=6.53Hz,4H),1.64(br.s.,2H),1.29(br.s.,3H)。
【0300】
【化91】
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【0301】
本実施例は、実施例17に示したように製造された。LCMS(ESI)m/z:528.1[M+1]
+。
1HNMR(400MHz,DMSO−d
6)ppm 9.08(s,1H),8.62(s,2H),8.29(d,J=6.27Hz,1H),7.73(d,J=7.78Hz,1H),7.50(d,J=9.03Hz,1H),7.09−7.33(m,3H),6.04(q,J=6.53Hz,1H),4.38−4.68(m,1H),2.68(br.s.,1H),2.33(br.s.,1H),1.69−1.82(m,3H)。
【0303】
【化92】
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【0305】
【化93】
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【0307】
【化94】
[この文献は図面を表示できません]
【0308】
−20℃の窒素ガスの保護下で、5−ブロモ−2−ヨードピリジン(61グラム、214.87ミリモル)のテトラヒドロフラン(700ミリリットル)溶液に、塩化イソプロピルマグネシウフォーマットの試薬(26.52グラム、257.84ミリモル)のテトラヒドロフラン溶液をゆっくり滴下し、そして、該溶液を、−20℃での3時間の攪拌し、0℃に昇温し、N,N−ジメチルホルムアミド(18.85グラム、257.84ミリモル)を0℃でバッチで滴下した後、20℃に昇温してから、引き続き6時間攪拌した。薄層クロマトグラフィープレートによる検出が反応完了を示し、飽和塩化アンモニウム(100ミリリットル)を添加して急冷し、水層を酢酸エチル(140ミリリットル×3)で抽出し、有機層を合わせて飽和食塩水(100ミリリットル×2)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、ろ過して真空濃縮することによって、更に精製される必要がなくそのまま次のステップに用いられる表題化合物(44グラム)を得た。
1HNMR(400MHz,CHLOROFORM−d)ppm 10.04(s,1H),8.85(d,J=1.8Hz,1H),8.03(dd,J=1.8,8.3Hz,1H),7.86(d,J=8.3Hz,1H)。
【0310】
【化95】
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【0311】
窒素ガスの保護下で、20℃で実施例1A(40グラム、215.05ミリモル)とオルトギ酸トリメチル(27.38グラム、258.06ミリモル)のメタノール(400ミリリットル)混合液に、p−トルエンスルホン酸一水和物(818.11ミリグラム、4.30ミリモル)をバッチで添加した。滴下完了後、20℃での10分間攪拌し、70℃に昇温して、16時間攪拌した。薄層クロマトグラフィープレートによる検出が反応完了を示し、温度を20℃に下げ、一部的に真空濃縮して、氷水(150ミリリットル)に入れ20分間攪拌した後、水層を酢酸エチル(100ミリリットル×3)で抽出し、有機相を合わせて、飽和食塩水(100ミリリットル×2)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、ろ過して真空濃縮し、残留物を高速クロマトグラフィー法によるシリカゲルカラムで精製することによって黄色油状の表題化合物(19グラム、38.07%の収率)を得た。
1HNMR(400MHz,CHLOROFORM−d)ppm 8.67(d,J=2.0Hz,1H),7.86(dd,J=2.3,8.3Hz,1H),7.46(d,J=8.0Hz,1H),3.39(s,6H)。
【0313】
【化96】
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【0314】
窒素ガスの保護下で、実施例24B(2グラム、8.62ミリモル)、ビス(ピナコラート)ジボロン(2.85グラム、11.21ミリモル)、酢酸カリウム(2.54グラム、25.86ミリモル)のジオキサン(10ミリリットル)混合液に、Pd(dppf)Cl
2(630.73ミリグラム、862.00マイクロモル)を添加して、そして、110℃
で2時間反応させた。LC−MSによる検出は、反応が終わることを示した。室温へ冷却した後、ろ過して真空濃縮し、残留物を高速クロマトグラフィー法によるシリカゲルカラムで精製することによって、黒色油状の表題化合物(2グラム、83.12%の収率)を得た。
1HNMR(400MHz,CHLOROFORM−d)ppm 8.94(s,1H),8.11(dd,J=1.4,7.7Hz,1H),7.54(d,J=7.8Hz,1H),5.40(s,1H),3.39(s,6H),1.35(s,12H)。
【0316】
【化97】
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【0317】
20℃で、1Eの1−(3,5−ジクロロピリジン−4−)エタノール(85.60グラム、445.74モル)とトリエチルアミン(90.21グラム、891.47ミリモル)のジクロロメタン(1.50リットル)溶液に、塩化アセチル(41.99グラム、534.88ミリモル)を滴下し、20℃で1時間攪拌した後、TLCによる検出が反応完了を示し、溶媒を減圧で蒸発乾固し、残留物をカラムクロマトグラフィーで精製することによって、表題化合物(無色油状物、57.10グラム、54.7%の収率)を得た。
1HNMR(400MHz,CHLOROFORM−d)ppm 8.44(s,2H),6.25(q,J=6.8Hz,1H),2.09(s,3H),1.63(d,J=7.2Hz,3H)。
【0319】
【化98】
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【0320】
20℃で、実施例24D(31グラム、243ミリモル)のDMSO(78ミリリットル)と1MのNaH
2PO
4/Na
2HPO
4緩衝液(pH7.5、775ミリリットル)の混合液に、Novozymeリパーゼ435(31.78グラム、3.12×10
4PLU)を添加した。51℃で129時間攪拌した後、LCMSによる検出は、原料が約50%変換したことを示した。水(1リットル)を入れて希釈させ、酢酸エチル(1リットル×5)で抽出した。合わせた有機層を、水(500ミリリットル)、塩水(500ミリリットル×2)で洗浄した後、硫酸ナトリウムで乾燥させ、ろ過して蒸発し、残留物をカラムクロマトグラフィーで精製することによって、表題化合物(無色油状物、12.00グラム、77%の収率)を得た。LCMS(ESI)m/z:233.9[M+1]
+。
【0322】
【化99】
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【0323】
20℃で、実施例24E(12.00グラム、51.26ミリモル)のテトラヒドロフラン(50ミリリットル)とメタノール(50ミリリットル)の混合液に、1Mの水酸化ナトリウム溶液(51.26ミリリットル、51.26ミリモル)を滴下し、20℃で30分間攪拌した後、TLCによる検出が反応完了を示し、水(30ミリリットル)を入れて希釈させ、酢酸エチル(100ミリリットル×3)で抽出した。合わせた有機層を塩水(20ミリリットル×2)で洗浄した後、硫酸ナトリウムで乾燥させ、溶媒を減圧で蒸発乾固することによって、表題化合物(無色油状物、7.99グラム、81.2%の収率)を得た。LCMS(ESI)m/z:191.8[M+1]
+。
【0325】
【化100】
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【0326】
0℃の氷浴中で、実物の25F(18グラム、94ミリモル)とトリエチルアミン(28.45グラム、281ミリモル)のジクロロメタン(400ミリリットル)混合液に、メタンスルホニルクロリド(32.21グラム、281.2ミリモル)をゆっくり添加した。反応液を、室温条件で4時間攪拌した。反応完了後、水を入れ、急冷反応を起こさせて、ジクロロメタン(500ミリリットル×3)で抽出した。有機相を合わせて、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、蒸発乾固することによって残留物が得られ、カラムクロマトグラフィーにより実物24G(24グラム、88.9ミリモル、94.8%の収率)を得た。
【0328】
【化101】
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【0329】
窒素ガスの保護下で、実物の24G(24グラム、88.9ミリモル)、実施例1D(35グラム、101.7ミリモル)、及び炭酸セシウム(57.9グラム、177.7ミリモル)のアセトニトリル(1000ミリリットル)溶液を、油浴で110℃に加熱した後、12時間攪拌しながら反応させた。反応完了後、ろ過して、ろ液を蒸発乾固することによって残留物が得られ、カラムクロマトグラフィーにより実施例25E(26グラム、5
0.2ミリモル、56.5%の収率)の淡黄色物質を得た。LCMS(ESI)m/z:518.0[M+1]
+。
1HNMR(400MHz,メタノール−d
4)ppm 8.44(s,2H),7.46(dd,J=2.8,8.8Hz,1H),7.17(dd,J=2.4,9.2Hz,1H),6.71(s,1H),6.08(d,J=6.8Hz,1H),5.64〜5.59(m,1H),4.01〜3.97(m,1H),3.73〜3.69(m,1H),2.48〜2.47(m,1H),2.13〜2.11(m,2H),1.83(d,J=6.8Hz,3H),1.75〜1.64(m,3H)。
【0331】
【化102】
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【0332】
室温の窒素ガスで、実施例25E(24グラム、46.3ミリモル)のDMF(500ミリリットル)溶液に、Pd(PPh
3)
2Cl
2(1.63グラム、2.32ミリモル)およびギ酸ナトリウム(9.5グラム、139.0ミリモル)を添加した。そして、水素化ボトルに対して、一酸化炭素ガスによって置き換え、ボトルを一酸化炭素ガスで満たした。反応液を、一酸化炭素(50psi)及び80℃で12時間攪拌しながら反応させた。ろ過して、ろ液を濃縮乾固し、残留物をカラムクロマトグラフィーにより、表題化合物(16グラム、64%の収率)を得た。LCMS(ESI)m/z:420.1[M+1]
+。
【0334】
【化103】
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【0335】
0℃の条件で、24F[1−(3,5−ジクロロ−4−ピリジン)エトキシ]−1−テトラヒドロピラン−2−ベンゾインダゾール−3−カルバルアルデヒド(10グラム、23.8ミリモル)のエタノール(180ミリリットル)溶液に、ヒドラジン水和物(2.38グラム、47.6ミリモル)を添加し、そして、該混合物を20℃で3時間攪拌した。エチレンジアミン(2.86グラム、47.6ミリモル)および塩化第一銅(2.35.6グラム、23.8ミリモル)を入れ、10分間後、0℃の条件で、トリブロモフルオロメタン(16.1グラム、59.6ミリモル)をゆっくり滴下し、滴下完了後、20℃で16時間攪拌した。薄層クロマトグラフィープレートによる検出が反応完了を示し、1モルのクエン酸を滴下して急冷反応を起こさせ、水層を酢酸エチル(50ミリリットル×3)で抽出
し、有機層を合わせて飽和食塩水(50ミリリットル×2)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、ろ過して真空濃縮し、残留物を高速クロマトグラフィー法によるシリカゲルカラムで精製することによって黄色油状の表題化合物(6グラム、48.97%の収率)を得た。
1HNMR(400MHz,CHLOROFORM−d)ppm 8.41(s,2H),7.46−7.43(m,1H),7.13−7.10(dd,J=2.3,9.0Hz,1H),6.98(d,J=2.5Hz,1H),6.33(d,J=2.5Hz,1H),6.25(d,J=20Hz 1H),6.02(q,J=6.7Hz,1H),5.69−5.57(m,1H),4.04−3.92(m,1H),3.74−3.65(m,1H),2.54−2.40(m,1H),2.19−2.06(m,1H),2.04−1.93(m,1H),1.80(d,J=6.5Hz,3H),1.76−1.60(m,3H)。
【0337】
【化104】
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【0338】
窒素ガスの保護下で、実施例24C(703.99ミリグラム、2.52ミリモル)と実施例24J(1.00グラム、1.94ミリモル)のテトラヒドロフラン(9ミリリットル)混合液に、Pd(dppf)Cl
2(141.95ミリグラム、194.00マイクロモル)を添加して、そして、80℃で攪拌還流しながら一晩放置した。冷却ろ過して、真空濃縮し、残留物を高速クロマトグラフィー法によるシリカゲルカラムで精製することによって黄色油状の表題化合物(1.0グラム、90%の収率)を得た。LCMS(ESI)m/z:587.1[M+1]
+。
1HNMR(400MHz,CHLOROFORM−d)ppm 8.98−8.93(m,1H),8.41(s,2H),7.98(d,J=7.0Hz,1H),7.64(d,J=8.5Hz,1H),7.48(dd,J=3.8,9.3Hz,1H),7.24−7.13(m,2H),6.84−6.70(m,1H),6.05(q,J=6.5Hz,1H),5.68−5.61(m,1H),5.44(s,1H),4.03(m,1H),3.72(m.,1H),3.49(d,J=4.5Hz,1H),3.45(s,6H),2.57−2.42(m,1H),2.07−1.98(m,2H),1.81(d,J=6.5Hz,3H),1.78−1.70(m,2H)。
【0340】
【化105】
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【0341】
実施例24K(1.00グラム、1.70ミリモル)、p-フェニルメタンスルホン酸一水和物(194ミリグラム、1.02ミリモル)の水(8ミリリットル)とアセトン(10ミリリットル)の混合液を、50℃で12時間加熱攪拌した。冷却してから、水層をジクロロメタン(10ミリリットル×3)で抽出し、有機層を飽和食塩水(10ミリリットル×2)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、ろ過して真空濃縮して得た表題化合物(940ミリグラム、粗化合物)は、そのまま次のステップに用いられる。LCMS(ESI)m/z:541.4[M+1]
+。
【0343】
【化106】
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【0344】
実施例24L(80ミリグラム、147.77マイクロモル)と1−アミノ−2−メチルプロパン−2−ヒドロキシ(54.78ミリグラム、443.31マイクロモル)の1,2−ジクロロエタン(2ミリリットル)混合液に、酢酸(8.87ミリグラム、147.77マイクロモル)を滴下完了後、20℃で30分間攪拌した。シアノホウ水素化ナトリウム(27.86ミリグラム、443.31マイクロモル)をゆっくり添加して、引き続き20℃で2時間攪拌した。水で急冷し、水層をジクロロメタン(5ミリリットル×3)で抽出し、有機層を飽和食塩水(3ミリリットル×2)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、ろ過して真空濃縮し、残留物を高速クロマトグラフィー法によるシリカゲルカラムで精製することによって黄色油状の表題化合物(30ミリグラム、33%)を得た。LCMS(ESI)m/z:613.2[M+1]
+。
【0346】
【化107】
[この文献は図面を表示できません]
【0347】
本実施例は、実施例24に示したように製造された。LCMS(ESI)m/z:529.4[M+1]
+。
1HNMR(400MHz,メタノール−d
4)ppm 9.09(s,1H),8.55(s,2H),8.32(d,J=7.0Hz,1H),7.72(d,J=8.0Hz,1H),7.56(d,J=9.0Hz,1H),7.35−7.24(m,2H),7.16−7.00(m,1H),6.16(q,J=6.5Hz,1H),4.57(s,2H),3.16(s,2H),1.84(d,J=6.5Hz,3H),1.42−1.35(m,6H)。
【0349】
【化108】
[この文献は図面を表示できません]
【0350】
本実施例は、実施例24に示したように製造された。LCMS(ESI)m/z:529.4[M+1]
+。
1HNMR(400MHz,メタノール−d
4)ppm 9.04(s,1H),8.51(m,2H),8.23(d,J=6.8Hz,1H),7.68−7.43(m,1H),7.26−7.17(m,2H),7.06−6.88(m,2H),6.12(d,J=6.5Hz,1H),4.55(m,1H),4.40(s,2H),4.08−4.01(m,1H),2.61(d,J=6.0Hz,2H),2.41(m,2H),1.84(d,J=6.5Hz,3H)。
【0352】
【化109】
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【0354】
【化110】
[この文献は図面を表示できません]
【0355】
実施例24L(80ミリグラム、147.77マイクロモル)と2−ピペラジン−1−エタノール(57.71ミリグラム、443.31マイクロモル)の1,2−ジクロロエタン(2ミリリットル)混合液に、酢酸(8.87ミリグラム、147.77マイクロモル)を滴下完了後、20℃で30分間攪拌した。シアノホウ水素化ナトリウム(27.86ミリグラム、443.31マイクロモル)をゆっくり添加して、引き続き20℃で2時間攪拌した。水で急冷し、水層をジクロロメタン(5ミリリットル×3)で抽出し、有機層を
合わせて飽和食塩水(3ミリリットル×2)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、ろ過して真空濃縮し、残留物を高速クロマトグラフィー法によるシリカゲルカラムで精製することによって表題化合物(30ミリグラム、30.9%)を得た。LCMS(ESI)m/z:655.2[M+1]
+。
【0357】
【化111】
[この文献は図面を表示できません]
【0358】
実施例27A(20ミリグラム、30.51マイクロモル)のメタノール(1ミリリットル)溶液に、メタノール(1ミリリットル)/塩化アセチル(0.25ミリリットル)混合液を添加し、40℃に加熱して3時間攪拌した。冷却して真空濃縮することによって表題化合物(11.50ミリグラム、65.5%の収率)を得た。LCMS(ESI)m/z:571.4[M+1]
+。
1HNMR(400MHz,メタノール−d
4)ppm:9.07(s,1H),8.58−8.49(m,3H),7.92(d,J=8.5Hz,1H),7.50(d,J=9.0Hz,1H),7.27−7.20(m,1H),7.18−7.06(m,2H),6.14(q,J=6.5Hz,1H),4.32(s,2H),3.98−3.92(m,2H),3.67−3.45(m,4H),3.43−3.37(m,2H),3.28−3.13(m,4H),1.85(d,J=7.0Hz,3H)。
【0360】
【化112】
[この文献は図面を表示できません]
【0362】
【化113】
[この文献は図面を表示できません]
【0363】
窒素tert-ブチルオキシカーボニルピペリジン(2グラム、10.7ミリモル)、ブロモ酢酸エチル(1.79グラム、10.7ミリモル)および炭酸カリウム(4.45グラム、
32.2ミリモル)のアセトニトリル(30ミリリットル)溶液混合物を、90℃に加熱して16時間攪拌しながら反応させた。薄層クロマトグラフィーは、反応原料がなくなったことを示した。ろ過して、ろ液を蒸発乾固し、残留物を高速クロマトグラフィー法によるシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製することによって表題化合物(無色油状物、2.1グラム、7.7ミリモル)を得た。LCMS(ESI)m/z:273.2[M+1]
+。
【0365】
【化114】
[この文献は図面を表示できません]
【0366】
実施例29A(2.1グラム、7.7ミリモル)を酢酸エチル塩酸塩(30ミリリットル)に添加し、そして、反応液を室温条件で16時間攪拌した。薄層クロマトグラフィーは、反応完了を示した。反応液をそのまま蒸発乾固することによって、更に精製される必要がなくそのまま次のステップに用いられる表題化合物(1.2グラム、90.4%の収率)を得た。
【0368】
【化115】
[この文献は図面を表示できません]
【0369】
実施例29B(15ミリグラム、87マイクロモル)と実施例24L(47ミリグラム、87マイクロモル)の1,2−ジクロロエタン(4ミリリットル)溶液混合物を、室温条件で1時間攪拌し、氷浴中、シアノホウ水素化ナトリウム(5.5ミリグラム、87マイクロモル)を反応液に添加した。最後、反応液を室温に昇温してから3時間攪拌した。水を入れ急冷反応を起こさせ、ジクロロメタンで抽出し、有機相を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、蒸発乾固した。残留物は、HPLCの製造分離によって表題化合物(30ミリグラム、49.5%の収率)を得た。LCMS(ESI)m/z:698.6[M+1]
+。
【0371】
【化116】
[この文献は図面を表示できません]
【0372】
0℃で、メタノール(8ミリリットル)に、塩化アセチル(3ミリリットル)をゆっくり滴下した。そして、反応液を室温下で15分間攪拌反応させた。実施例29C(35ミリグラム、50マイクロモル)を攪拌中の反応液に添加した。反応液を40℃に加熱してから、3時間攪拌しながら反応させた。LCMSは、反応完了を示した。反応液をそのまま蒸発乾固することによって、更に精製される必要がなくそのまま次のステップに用いられる表題化合物(濃黄色油状物、30ミリグラム、97.5%の収率)を得た。LCMS(ESI)m/z:614.5[M+1]
+。
【0374】
【化117】
[この文献は図面を表示できません]
【0375】
室温下で、実施例29D(30ミリグラム、49マイクロモル)のテトラヒドロフラン(1ミリリットル)、メタノール(1ミリリットル)と水(1ミリリットル)の混合溶媒に、水酸化ナトリウム(10ミリグラム、245マイクロモル)を一回に添加した。反応液を、21℃で16時間攪拌した。LCMSは、反応完了を示した。反応液を、そのまま蒸発乾固し、そして、メタノールで溶解し、ろ過することによって得られたろ液を蒸発した。残留物は、分取クロマトグラフィーにより分離して表題化合物(緑色油状物、5ミリグラム、17.5%の収率)を得た。LCMS(ESI)m/z:585.2[M+1]
+。
1HNMR(400MHz,メタノール−d
4)ppm 9.11(s,1H),8.87(d,J=8Hz,1H),8.53(s,2H),8.00(d,J=8.4Hz,1H),7.50(d,J=9.2Hz,1H),7.24(m,2H),7.18(d,J=33.6Hz,1H),6.14(t,J=6.8Hz,1H),4.40(s,2H),4.21(s,2H),3.65(s,4H),3.3(m,2H),1.84(d,J=6.8Hz,3H)。
【0377】
【化118】
[この文献は図面を表示できません]
【0378】
本実施例は、実施例24に示したように製造された。LCMS(ESI)m/z:556.1[M+1]
+。
1HNMR(400MHz,メタノール−d
4)ppm 9.10(br.s.,1H),8.58(br.s.,1H),8.29(br.s.,1H),7.72(br.s.,1H),7.53(d,J=8.53Hz,1H),7.21−7.33(m,3H),6.97−
7.18(m,1H),6.14(d,J=5.52Hz,1H),4.59(br.s.,2H),3.57−3.74(m,6H),3.50(br.s.,3H),3.19(br.s.,1H),2.03(d,J=12.55Hz,3H),1.83(d,J=5.52Hz,6H),1.66(br.s.,3H)。
【0380】
【化119】
[この文献は図面を表示できません]
【0381】
本実施例は、実施例24に示したように製造された。LCMS(ESI)m/z:528.1[M+1]
+。
1HNMR(400MHz,DMSO−d
6)ppm 9.08(s,1H),8.62(s,2H),8.29(d,J=6.27Hz,1H),7.73(d,J=7.78Hz,1H),7.50(d,J=9.03Hz,1H),7.09−7.33(m,3H),6.04(q,J=6.53Hz,1H),4.38−4.68(m,1H),2.68(br.s.,1H),2.33(br.s.,1H),1.69−1.82(m,3H)。
【0383】
【化120】
[この文献は図面を表示できません]
【0384】
本実施例は、実施例24に示したように製造された。LCMS(ESI)m/z:527.1[M+1]
+。
1HNMR(400MHz,メタノール−d
4)ppm 9.07(s,1H),8.51(s,3H),7.89(d,J=8.4Hz,1H),7.49(d,J=8.8Hz,1H),7.23−7.21(m,2H),7.15(d,J=43.2Hz,1H),6.13(q,J=6.4Hz,1H),4.44(s,2H),3.56−3.53(m,4H),3.37(m,4H),1.84(d,J=6.4Hz,3H)。
【0386】
【化121】
[この文献は図面を表示できません]
【0387】
本実施例は、実施例24に示したように製造された。LCMS(ESI)m/z:541.1[M+1]
+。
1HNMR(400MHz,メタノール−d
4)ppm 9.06(s,1H),8.59(d,J=8.0Hz,1H),7.95(d,J=8.0Hz,1H),7.50(d,J=8.0Hz,1H),7.25−7.21(m,2H),7.14(d,J=40Hz,1H),6.14(q,J=8.0Hz,1H),4.20(s,2H),3.00(s,3H),1.85(d,J=8.0Hz,3H)。
【0389】
【化122】
[この文献は図面を表示できません]
【0390】
本実施例は、実施例24に示したように製造された。LCMS(ESI)m/z:542.4[M+1]
+。
1HNMR(400MHz,メタノール−d
4)ppm 9.04−9.14(m,1H),8.53(s,2H),8.26(dd,J=2.01,8.28Hz,1H),7.65(d,J=8.28Hz,1H),7.52(d,J=9.03Hz,1H),7.21−7.32(m,2H),6.15(q,J=6.53Hz,1H),4.72(s,2H),4.32−4.24(m.,1H),3.41(s,3H),1.85(d,J=6.78Hz,3H)。
【0392】
【化123】
[この文献は図面を表示できません]
【0394】
【化124】
[この文献は図面を表示できません]
【0396】
【化125】
[この文献は図面を表示できません]
【0397】
窒素ガスの保護下で、室温で5−ブロモ−2フッ素−ピリジン(10グラム、56.82ミリモル)、ビス(ピナコラート)ジボロン(21.64グラム、85.23ミリモル)、酢酸カリウム(16.73グラム、170.46ミリモル)のジオキサン(100ミリリットル)溶液に、Pd(dppf)Cl
2(4.16グラム、5.68ミリモル)を一回に添加して、10分間攪拌し、6時間加熱還流した。反応完了後、溶媒をそのまま蒸発乾固により除去し、残留物を高速クロマトグラフィー法によるシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製することによって表題化合物(10.5グラム、収率:82.85%)を得た。
1HNMR(400MHz,CHLOROFORM−d)ppm 8.59(s,1H),8.15(dt,J=1.76,8.41Hz,1H),6.91(dd,J=2.26,8.28Hz,1H),1.35(s,12H)。
【0399】
【化126】
[この文献は図面を表示できません]
【0400】
窒素ガスの保護下で、室温で実施例24J(720ミリグラム、1.40ミリモル)、実施例36A(311.72ミリグラム、1.40ミリモル)のテトラヒドロフラン(9ミリリットル)に、リン酸カリウム(1モル/リットル,3.ミリリットル)およびPd(dppf)Cl
2(102ミリグラム、0.14ミリモル)を加え10分間攪拌し、そして、80℃に加熱した後6時間攪拌した。室温に冷却し、酢酸エチル(40ミリリットル×3)を入れ、抽出を行って、有機相を合わせて、飽和食塩水(20ミリリットル)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、ろ過して蒸発し、残留物を高速クロマトグラフィー法によるシリカゲルカラムクロマトグラフィー法で精製することによって、無色油状物である表題化合物(480ミリグラム、収率:64.52%)を得た。LCMS(ESI)m/z:531.0[M+1]
+。
1HNMR(400MHz,CHLOROFORM−d)ppm
8.56(s,1H),8.41(s,2H),8.04(t,J=6.78Hz,1H),7.48(dd,J=4.02,9.03Hz,1H),7.13−7.23(m,2H),7.04(dd,J=2.76,8.78Hz,1H),6.59−6.75(m,1H),6.05(q,J=6.53Hz,1H),5.59−5.69(m,1H),4.03(br.s.,1H),3.66−3.80(m,1H),2.43−2.56(m,1H),2.13(br.s.,1H),2.02(br.s.,1H),1.81(d,J=6.53Hz,3H),1.62−1.78(m,3H)。
【0402】
【化127】
[この文献は図面を表示できません]
【0403】
室温下で、マイクロ波管にテトラヒドロピラン−4−オール(35ミリグラム、0.34ミリモル)のテトラヒドロフラン(2ミリリットル)溶液を入れ、水素化ナトリウム(10ミリグラム、0.25ミリモル)をゆっくりバッチで添加して、10分間攪拌した後、実施例36B(45ミリグラム、0.085ミリモル)を添加して10分間攪拌した。マイクロ波機器では、70℃で10分間反応した後、原料がまだ残っていることが監視して、90℃で30分間反応を続けた。室温に冷却して、氷水(5ミリリットル)で注意深く急冷し、有機相を分離した後、食塩水で洗浄して、硫酸ナトリウムで乾燥させ、ろ過して蒸発し、残留物を高速クロマトグラフィー法によるシリカゲルカラムクロマトグラフィー法で精製することによって、無色油状物である表題化合物(35ミリグラム、収率:67%)を得た。LCMS(ESI)m/z:613.2[M+1]
+。
【0405】
【化128】
[この文献は図面を表示できません]
【0406】
本実施例は、実施例24に示したように製造された。LCMS(ESI)m/z:529.4[M+1]
+1HNMR(400MHz,メタノール−d
4)ppm 8.70(s,1H),8.60−8.56(m,3H),7.60(d,J=9.29Hz,1H),7.54(d,J=6.78Hz,1H),7.39(d,J=9.03Hz,1H),7.33(br.s.,1H),6.98−7.17(m,1H),6.21(q,J=6.19Hz,1H),5.34(br.s.,1H),4.02(d,J=11.54Hz,2H),3.64−3.75(m,2H),2.20(d,J=11.54Hz,2H),1.81−1.96(m,5H)。
【0408】
【化129】
[この文献は図面を表示できません]
【0409】
本実施例は、実施例36に示したように製造された。LCMS(ESI)m/z:516.1[M+1]
+。
1HNMR(400MHz,DMSO−d
6)ppm 8.89(s,1H),8.58(s,2H),8.16(d,J=8.28Hz,1H),7.49−7.65(m,3H),7.32(s,3H),7.14(d,J=9.03Hz,1H),7.06(s,2H),6.62−6.77(m,2H),6.13(d,J=6.78Hz,1H),4.38(br.s.,2H),3.61−3.71(m,2H),2.62−2.70(m,2H),1.75(d,J=6.53Hz,3H),1.26(d,J=6.53Hz,3H)。
【0411】
【化130】
[この文献は図面を表示できません]
【0412】
本実施例は、実施例37に示したように製造された。LCMS(ESI)m/z:516.1[M+1]
+1HNMR(400MHz,DMSO−d6)ppm 8.89(s,1H),8.58(s,2H),8.16(d,J=8.28Hz,1H),7.49−7.65(m,3H),7.32(s,3H),7.14(d,J=9.03Hz,1H),7.06(s,2H),6.62−6.77(m,2H),6.13(d,J=6.78Hz,1H),4.38(br.s.,2H),3.61−3.71(m,2H),2.62−2.70(m,2H),1.75(d,J=6.53Hz,3H),1.26(d,J=6.53Hz,3H)。
【0414】
【化131】
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【0416】
【化132】
[この文献は図面を表示できません]
【0417】
0℃の窒素ガスの保護下で、テトラヒドロ−2H−ピラン−4−カルボン酸メチル(3グラム、21ミリモル)のテトラヒドロフラン(30ミリリットル)溶液に、テトラヒドロアルミニウムリチウム(1.18グラム、31ミリモル)をゆっくりバッチで添加した。反応液を0℃で1時間攪拌した。注意深くH
2O(1.2ミリリットル),NaOH(1.2ミリリットル,15%)、H
2O(3.6ミリリットル)で逐次に急冷し、20分間攪拌した。ろ過して、ろ液をそのまま濃縮することによって、無色液体である表題化合物(2.1グラム、87%の収率)を得た。
1HNMR(400MHz,CHLOROFORM−d)ppm 4.00(dd,J=4.02,11.04Hz,1H),3.51(t,J=5.77Hz,1H),3.41(dt,J=1.76,11.67Hz,1H),1.70−1.81(m,1H),1.66(d,J=13.05Hz,2H),1.27−1.40(m,3H)。
【0419】
【化133】
[この文献は図面を表示できません]
【0420】
本実施例は、実施例36に示したように製造された。LCMS(ESI)m/z:529.4[M+1]
+。
1HNMR(400MHz,メタノール−d
4)ppm 8.43−8.68(m,1H),7.54(d,J=9.29Hz,1H),7.40(d,J=9.03Hz,1H),7.31(dd,J=1.88,9.16Hz,1H),7.26(s,1H),6.90−7.06(m,1H),6.16(q,J=6.53Hz,1H),4.36(d,J=6.53Hz,2H),4.01(dd,J=3.51,11.29Hz,2H),3.50(t,J=10.92Hz,2H),2.20(br.s.,1H),1.74−1.87(m,6H),1.48−1.58(m,2H),0.99(d,J=5.02Hz,2H)。
【0422】
【化134】
[この文献は図面を表示できません]
【0424】
【化135】
[この文献は図面を表示できません]
【0425】
室温下で、マイクロ波管にtert-ブチルオキシカルボニル4−ヒドロキシピペリジン(13.12ミリグラム0.11マイクロモル)のテトラヒドロフラン(3ミリリットル)溶液を入れ、水素化ナトリウム(14ミリグラム、0.34ミリモル)をゆっくりバッチで添加して、10分間攪拌した後、実施例36B(40ミリグラム、0.075ミリモル)を添加して10分間攪拌した。マイクロ波機器では、80℃で15分間反応した後、室温に冷却して氷水(5ミリリットル)で注意深く急冷し、酢酸エチル(40ミリリットル×3)を入れ、抽出を行って、有機相を分離して合わせてから食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、ろ過して蒸発し、残留物を高速クロマトグラフィー法によるシリカゲルカラムクロマトグラフィー法で精製することによって、無色油状物である表題化合物(31ミリグラム、収率:66%)を得た。LCMS(ESI)m/z:712.3[M+1]
+。
【0427】
【化136】
[この文献は図面を表示できません]
【0428】
室温窒素ガスの保護下で、実施例43A(40ミリグラム、56マイクロモル)のメタノール(1ミリリットル)溶液に、新たに配置された塩化アセチル(1ミリリットル)、メタノール(3ミリリットル)溶液を添加した。反応液を40℃で3時間攪拌した。真空で溶液を除去したものが表題化合物(、35ミリグラム、収率:98%)である。LCMS(ESI)m/z:528.2[M+1]
+。
1HNMR(400MHz,メタノール−d
4)ppm 8.43−8.68(m,1H),7.54(d,J=9.29Hz,1H),7.40(d,J=9.03Hz,1H),7.31(dd,J=1.88,9.16Hz,1H),7.26(s,1H),6.90−7.06(m,1H),6.16(q,J=6.53Hz,1H),4.36(d,J=6.53Hz,2H),4.01(dd,J=3.51,11.29Hz,2H),3.50(t,J=10.92Hz,2H),2.20(br.s.,1H),1.74−1.87(m,6H),1.48−1.58(m,2H),0.99(d,J=5.02Hz,2H)。
【0430】
【化137】
[この文献は図面を表示できません]
【0431】
本実施例は、実施例36に示したように製造された。LCMS(ESI)m/z:529.4[M+1]
+1HNMR(400MHz,メタノール−d
4)ppm 8.46−8.58(m,3H),8.04−8.13(m,1H),7.46(d,J=9.03Hz,1H),7.14−7.24(m,2H),7.03(d,J=8.78Hz,1H),6.62−6.78(m,1H),6.11(q,J=6.53Hz,1H),5.53(br.s.,1H),3.67(d,J=12.80Hz,1H),3.38(s,3H),3.21−3.30(m,1H),2.95−3.00(m,3H),2.50−2.60(m,1H),2.40(d,J=15.56Hz,1H),2.12−2.24(m,1H),1.84(d,J=6.78Hz,3H)。
【0433】
【化138】
[この文献は図面を表示できません]
【0435】
【化139】
[この文献は図面を表示できません]
【0437】
【化140】
[この文献は図面を表示できません]
【0438】
(5−ブロモ−2−ピリジン)ボロン酸エステル(70ミリグラム、0.35ミリモル)、24J(198.56ミリグラム、385.40マイクロモル)、Pd(dppf)Cl
2(28.20ミリグラム、38.54マイクロモル)およびリン酸カリウム(245.43ミリグラム、1.16ミリモル)は、テトラヒドロフラン(4ミリリットル)、水(2ミリリットル)に溶解してから、混合物を窒素ガスの保護下で90℃で12時間反応させた。反応混合物を減圧濃縮して、薄層クロマトグラフィー法(石油エーテル:酢酸エチ
ル=2/1)により分離することによって表題化合物(70.00ミリグラム、118.19マイクロモル、30.67%)を得た。LCMS(ESI)m/z:593.1[M+1]
+。
【0440】
【化141】
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【0441】
実施例45A(30.00ミリグラム、50.65マイクロモル)、4−アミノ−テトラヒドロ
ピラン(6.15ミリグラム、60.78マイクロモル)、ナトリウムtert-ブトキシド(14.60ミリグラム、151.95マイクロモル)および(±)−2,2'−ビス−(ジフェニルホスフィノ)−1,1'−ジナフタレン(6.31ミリグラム、10.13マイクロモル)を、トルエン(2ミリリットル)に添加して、混合物を窒素ガスの保護下で110℃で12時間反応させ、反応混合物を減圧濃縮した後、そのままHPLCにより製造分離することによって、表題化合物(11.00ミリグラム、35.46%)を得た。LCMS(ESI)m/z:612.1[M+1]
+。
【0443】
【化142】
[この文献は図面を表示できません]
【0444】
塩化アセチル(0.5ミリリットル)およびメタノール(2ミリリットル)を、0℃下30分間攪拌した後、実施例44B(11.00ミリグラム、17.96マイクロモル)のメタノール溶液に滴下し、反応混合物を40℃で2時間攪拌した。反応混合物を、そのまま減圧濃縮することによって表題化合物(6.00ミリグラム、11.36マイクロモル、63.22%)を得た。LCMS(ESI)m/z:528.0[M+1]
+。
1HNMR(400MHz,メタノール−d
4)ppm 8.59(br.s.,2H),8.30(br.s.,1H),8.13(br.s.,1H),7.57(d,J=9.03Hz,1H),7.34(d,J=9.03Hz,1H),7.19−7.28(m,2H),6.86−7.01(m,1H),6.17(d,J=6.53Hz,1H),4.07(br.s.,1H),4.05(br.s.,2H),3.64(t,J=11.29Hz,2H),2.09(d,J=12.05Hz,2H),1.82−1.89(m,3H),1.74(d,J=9.54Hz,2H)。
【0446】
【化143】
[この文献は図面を表示できません]
【0447】
本実施例は、実施例45に示したように製造された。LCMS(ESI)m/z:527.1[M+1]
+1HNMR(400MHz,メタノール−d
4)ppm 8.51(s,1H),8.28(d,J=9.29Hz,1H),8.11(s,1H),7.51(d,J=9.29Hz,1H),7.27(d,J=9.54Hz,1H),7.21(dd,J=2.01,9.29Hz,1H),7.14(s,1H),6.71−6.87(m,1H),6.04−6.16(m,1H),4.06−4.20(m,1H),3.59(d,J=13.30Hz,2H),3.21−3.29(m,2H),2.38(d,J=12.30Hz,2H)。
【0449】
【化144】
[この文献は図面を表示できません]
【0451】
【化145】
[この文献は図面を表示できません]
【0453】
【化146】
[この文献は図面を表示できません]
【0454】
窒素ガスの保護下で、1G(1.5グラム、2.89ミリモル)のトルエン(10ミリリットル)溶液に、ビニルピナコールボロン酸エステル(890ミリグラム、5.79ミリモル)、Pd(t−Bu
3P)
2(130ミリグラム、0.3ミリモル)およびトリエチルアミン(900ミリグラム、8.9ミリモル)を添加して、該混合物を、マイクロ波の条件下90℃で2時間攪拌した。反応液を、重炭酸ナトリウム溶液(50ミリリットル)に入れ、水層を酢酸エチル(50ミリリットル×3)で抽出し、有機層を合わせて飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、ろ過して真空濃縮し、残留物をカラムクロマトグラフィーで精製することによって表題化合物(1.2グラム、76%の収率)を得た。LCMS(ESI)m/z:544.1[M+1]
+。
【0456】
【化147】
[この文献は図面を表示できません]
【0457】
窒素ガスの保護下で、実施例48A(80ミリグラム、0.15ミリモル)のテトラヒドロフラン(2.5ミリリットル)と水(0.5ミリリットル)に、4−((5−ブロモピリジン−2−イル)メチル)モルホリン(60ミリグラム、0.23ミリモル)、Pd(dppf)Cl
2(20ミリグラム、0.027ミリモル)および炭酸ナトリウム(80ミリグラム、0.75ミリモル)を添加して、該混合物をマイクロ波条件下の90℃で1.5時間攪拌した。室温に冷却した後、氷水(5ミリリットル)に入れ、水層を酢酸エチル(10ミリリットル×3)で抽出し、有機層を合わせて飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、ろ過して真空濃縮し、残留物を分取薄層クロマトグラフィープレートで精製することによって、表題化合物(50ミリグラム、57%の収率)を得た。LCMS(ESI)m/z:594.1[M+1]
+。
【0459】
【化148】
[この文献は図面を表示できません]
【0460】
実施例48B(50ミリグラム、0.08ミリモル)のメタノール(8ミリリットル)溶液に、塩酸水溶液(0.6ミリリットル)を滴下し、該混合物を28℃の条件で16時間攪拌した。飽和重炭酸ナトリウム溶液(15ミリリットル)でアルカリ化し、水層を酢酸エチル(20ミリリットル×3)で抽出し、有機層を合わせて飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、ろ過して真空濃縮し、残留物を分取薄層クロマトグラフィープレートで精製することによって(ジクロロメタン/メタノール=30:1)、表題化合物(20ミリグラム、40%の収率)を得た。LCMS(ESI)m/z:594.1[M+1]
+。
1HNMR(400MHz,DMSO−d
6)ppm8.94(s,1H),8.60(s,2H),8.27(dd,J=8.0 &2.0Hz,1H),7.65−7.69(m,2H),7.49(d,J=8.8Hz,1H),7.40(s,1H),7.29(d,J=17.2Hz,1H),7.11(dd,J=9.2 &2.0Hz,1H),6.18(q,J=6.8Hz,1H),4.53(s,2H),3.89(s,4H),3.31(s,4H),1.79(d,J=7.2Hz,3H)。
【0462】
【化149】
[この文献は図面を表示できません]
【0464】
【化150】
[この文献は図面を表示できません]
【0465】
2−クロロニコチンアルデヒド(2グラム、0.014モル)のテトラヒドロフラン溶液(40ミリリットル)に、モルホリン(1.48グラム、0.017モル)および氷酢酸(0.2mL)を添加して、20℃下2時間攪拌した。NaBH(OAc)
3(6グラム、0.028モル)を入れ、1時間攪拌し、水(40ミリリットル)を入れ、酢酸エチル(30ミリリットル×3)で抽出した。合わせた有機層を飽和食塩水で洗浄してから、硫酸ナトリウムで乾燥し、ろ過した後、溶媒を減圧で蒸発乾固することによって、表題化合物(無色油状物、2グラム、67%の収率)を得た。
1HNMR(CHLOROFORM−d,Bruker Avance 400MHz)ppm 8.30(d,J=5.0Hz,1H),7.34(s,1H),7.21(d,J=4.3Hz,1H),3.79−3.65(m,4H),3.48(s,2H),2.52−2.36(m,4H)。
【0467】
【化151】
[この文献は図面を表示できません]
【0468】
この実施例は、実施例48に示したように製造された。LCMS(ESI)m/z:510.0[M+1]
+。
1HNMR(DMSO−d
6,Bruker Avance 400MHz):ppm 8.74(d,J=4.8Hz,1H),8.62(s,2H),7.90(d,J=16.6Hz,1H),7.73(s,1H),7.51(d,J=9.0Hz,1H),7.43(d,J=4.5Hz,1H),7.37−7.27(m,2H),7.12(dd,J=2.1,8.9Hz,1H),6.17(q,J=6.4Hz,1H),4.40(br.s.,2H),3.22(br.s.,8H),1.79(d,J=6.5Hz,3H)。
【0470】
【化152】
[この文献は図面を表示できません]
【0472】
【化153】
[この文献は図面を表示できません]
【0473】
5−ブロモニコチンアルデヒド(2グラム、0.01モル)のテトラヒドロフラン溶液(40ミリリットル)に、モルホリン(1.1グラム、0.013モル)および氷酢酸(0.2mL)を添加して、20℃で2時間攪拌した。NaBH(OAc)
3(4.3グラム、0.02モル)を入れ、1時間攪拌し、水(40ミリリットル)を加え、酢酸エチル(30ミリリットル×3)で抽出した。合わせた有機層を飽和食塩水で洗浄してから、硫酸ナトリウムで乾燥し、ろ過した後、溶媒を減圧で蒸発乾固することによって、表題化合物(無色油状物、2グラム、71%の収率)を得た。
【0475】
【化154】
[この文献は図面を表示できません]
【0476】
この実施例は、実施例48に示したように製造された。LCMS(ESI)m/z:510.0[M+1]
+。
1HNMR(DMSO−d
6,Bruker Avance 400MHz):ppm8.91(s,1H),8.60(s,2H),8.28(s,1H),7.62(d,J=16.8Hz,1H),7.49(d,J=9.0Hz,1H),7.40(s,1H),7.30(d,J=16.8Hz,1H),7.11(dd,J=2.1,9.2Hz,1H),6.22−6.13(m,1H),4.44(br.s.,2H),4.02−3.62(m,4H),3.27−3.13(m,4H),1.79(d,J=6.8Hz,3H)。
【0478】
【化155】
[この文献は図面を表示できません]
【0479】
この実施例は、実施例48に示したように製造された。LCMS(ESI)m/z:511.1[M+1]
+。
1HNMR(DMSO−d
6、Bruker Avance 400MHz)ppm 13.35(s,1H),9.24(s,2H),8.60(s,2H),7.83(d,J=16.8Hz,1H),7.51−7.46(m,2H),7.29(d,J=16.8,1H),7.11−7.09(m,1H),6.20−6.16(m,1H),4.72(s,2H),3.93(d,J=19.8,4H),3.52(s,4H),1.79(s,3H)。
【0481】
【化156】
[この文献は図面を表示できません]
【0483】
【化157】
[この文献は図面を表示できません]
【0484】
0℃下で、DMF(62ミリリットル)を温度が30℃に超えないように激しく攪拌されているオキシ塩化リン(64ミリリットル)にゆっくり滴下した。40℃に昇温し、1,1−ジエトキシプロパン(53ミリリットル、307.9ミリモル)をゆっくり加え、反応液の温度を60℃〜70℃に保持しそして、濃褐色の反応液を70℃に昇温した後2時間攪拌した。室温に冷却した後、混合物を氷水に入れて一晩放置し、無水炭酸カリウムをpHが9になるように調節し、水層をジクロロメタンで抽出し、有機層を乾燥して真空濃縮することによって液体の表題化合物(15グラム、粗化合物混合物)を得た。
【0486】
【化158】
[この文献は図面を表示できません]
【0487】
室温下で、無水エタノール(200ミリリットル)に、ナトリウム単純物質(12.2グラム、530.3ミリモル)を添加して、そして、ナトリウム単純物質がなくなるまで撹拌した。そして、(E)−3−エトキシ−2−メチルアクリルアルデヒド、(E)−3−(ジメチルアミン)−2−メチルアクリルアルデヒド(15グラム、134ミリモル)のエタノール溶液(100ミリリットル)および尿素(9.6グラム、159ミリモル)を加え、混合物を二日間還流攪拌した。pHを9になるように調節し、引き続き一晩還流した。真空濃縮して、残留物をカラムクロマトグラフィーで精製することによって表題化合物(9グラム)を得た。
1HNMR(400MHz,DMSO−d
6)ppm 7.92−8.14(m,2H),2.52(s,3H)。
【0489】
【化159】
[この文献は図面を表示できません]
【0490】
実施例52B(8.8グラム、79.9ミリモル)のオキシ塩化リン(50ミリリットル)溶液を、90℃で一晩攪拌した。反応液を氷水に入れ、重炭酸ナトリウム溶液を添加して、水層をジクロロメタンで抽出し、有機層を濃縮して表題化合物(2.8グラム)を得た。
1HNMR(400MHz,DMSO−d
6)ppm2.27(s,3H)8.64(s,2H)。
【0492】
【化160】
[この文献は図面を表示できません]
【0493】
実施例52C(0.2グラム、1.56ミリモル)の四塩化炭素(10ミリリットル)溶液に、NBS(0.28グラム、1.56ミリモル)およびAIBN(0.05グラム、0.31ミリモル)を添加して、該混合物を80℃で12時間攪拌した。水を加え、水層をジクロロメタンで抽出し、有機層を分取薄層クロマトグラフィープレート(酢酸エチル)で精製することによって表題化合物(40ミリグラム)を得た。LCMS(ESI)m/z:206[M+1]
+。
【0495】
【化161】
[この文献は図面を表示できません]
【0496】
5−(ブロモメチル)−2−クロロピリミジン(0.5グラム、2.4ミリモル)のDMF(5ミリリットル)溶液に、モルホリン(0.25グラム、2.9ミリモル)および炭酸カリウム(0.65グラム、4.8ミリモル)を添加して、該混合物を室温下で12時間攪拌した。水を加え、水層をジクロロメタンで抽出し、有機層を分取薄層クロマトグラフィープレートで精製することによって表題化合物(330ミリグラム)を得た。LCMS(ESI)m/z:214[M+1]
+。
1HNMR(400MHz,DMSO−d
6)ppm2.34−2.42(m,4H),3.50−3.54(m,2H),3.56(d,J=4.52Hz,4H),8.71(s,2H)。
【0498】
【化162】
[この文献は図面を表示できません]
【0499】
この実施例は、実施例24Kに示したように製造された。LCMS(ESI)m/z:511.1[M+1]
+。
1HNMR(DMSO−d
6,Bruker Avance 400MHz)ppm 1.85(d,J=6.62Hz,3H)3.46−3.56(m,1H)3.81(t,J=12.46Hz,1H)4.10(d,J=12.13Hz,2H)4.50(s,2H)6.20(d,J=6.62Hz,1H)7.21(dd,J=9.04,1.98Hz,1H)7.27(s,1H)7.35(d,J=16.32Hz,1H)7.50(d,J=9.04Hz,1H)8.28(d,J=16.32Hz,1H)8.50(s,2H)9.00(s,2H)。
【0501】
【化163】
[この文献は図面を表示できません]
【0502】
この実施例は、実施例52に示したように製造された。LCMS(ESI)m/z:511.2[M+1]
+。
1HNMR(DMSO−d
6,Bruker Avance 400MHz)ppm 1.83(d,J=6.39Hz,3H)3.33−3.46(m,2H)3.60(d,J=9.26Hz,2H)3.90(br.s.,2H)4.09(d,J=11.91Hz,2H)4.65(br.s.,2H)6.17(d,J=6.39Hz,1H)7.17−7.26(m,2H)7.36(d,J=16.10Hz,1H)7.50(d,J=9.04Hz,1H)8.03(d,J=16.32Hz,1H)8.52(br.s.,2H)8.75−8.87(m,2H)。
【0504】
【化164】
[この文献は図面を表示できません]
【0505】
この実施例は、実施例52に示したように製造された。LCMS(ESI)m/z:511.1[M+1]
+。
1HNMR(MeOD−d
4,Bruker Avance 400MHz)ppm 8.
49(s,2H),8.23(d,J=8.4Hz,1H),8.07(d,J=16.4Hz,1H),7.92(d,J=8.8Hz,1H),7.51−7.49(m,2H),7.36(s,1H),7.22(d,J=2.0Hz,1H),6.25−6.20(q,1H),4.79(s,2H),4.02(s,4H),3.54(s,4H),1.86(d,J=6.4Hz,3H)。
【0507】
【化165】
[この文献は図面を表示できません]
【0508】
この実施例は、実施例51に示したように製造された。LCMS(ESI)m/z:543.1[M+1]
+。
1HNMR(DMSO−d
6,Bruker Avance 400MHz)ppm 1.77(d,J=6.62Hz,3H)2.33(d,J=1.76Hz,4H)3.49(s,2H)3.60(d,J=4.19Hz,4H)5.97−6.26(m,1H)6.99−7.19(m,1H)7.26−7.38(m,2H)7.39−7.60(m,5H)7.89(d,J=7.94Hz,1H)8.57(s,2H)13.21(s,1H)。
【0510】
【化166】
[この文献は図面を表示できません]
【0511】
この実施例は、実施例51に示したように製造された。LCMS(ESI)m/z:559.1[M+1]
+。
1HNMR(400MHz,メタノール−d
4)ppm 8.45−8.33(m,4H),7.93(d,J=9.2Hz,1H),7.81(d,J=6.4Hz,4H),7.54(d,J=8.8Hz,2H),7.32−7.28(m,2H),6.20(d,J=6Hz,1H),4.96(s,2H)4.06(d,J=12.4Hz 2H)3.85−3.80(m,2H)3.48(s,4H),1.84(d,J=6.4Hz,3H)。
【0513】
【化167】
[この文献は図面を表示できません]
【0514】
この実施例は、実施例51に示したように製造された。LCMS(ESI)m/z:577.1[M+1]
+。
1HNMR(CD
3OD,400MHz):ppm8.47(s,2H),8.16(s,1H),8.04(d,J=6.8Hz,1H),7.86(d,J=8.4Hz,1H),7.58(d,J=16.8Hz,1H),7.46(d,J=9.2Hz,1H),7.30(d,J=13.6Hz,2H), 7.23(d,J=31.2Hz,1H),6.23−6.18(m,1H),4.62(s,2H),4.08(br.s.,2H),3.80(br.s.,2H),3.46(d,J=41.6Hz,4H),1.84(d,J=6.8Hz,3H)。
【0516】
【化168】
[この文献は図面を表示できません]
【0517】
この実施例は、実施例51に示したように製造された。LCMS(ESI)m/z:523.2[M+1]
+。
1HNMR(DMSO−d
6,Bruker Avance 400MHz)ppm 1.78(d,J=6.62Hz,3H)2.43−2.46(m,3H)3.84−3.97(m,4H)4.35(br.s.,2H)6.17(q,J=6.62Hz,1H)7.09(dd,J=8.93,1.87Hz,1H)7.18(d,J=16.76Hz,1H)7.33(s,1H)7.44−7.53(m,2H)7.57(s,2H)7.69(d,J=8.38Hz,1H)8.61(s,2H)。
【0519】
【化169】
[この文献は図面を表示できません]
【0520】
この実施例は、実施例51に示したように製造された。LCMS(ESI)m/z:577.1[M+1]
+。
1HNMR(MeOD−d
4,Bruker Avance 400MHz)ppm 8.49(s,2H),7.46−7.41(m,2H),7.26−7.19(m,5H),6.22−6.19(m,1H),4.58(s,2H),3.70(t,J=4.4Hz,4H),2.58(s,4H),1.85(d,J=6.8Hz,3H)。
【0522】
【化170】
[この文献は図面を表示できません]
【0524】
【化171】
[この文献は図面を表示できません]
【0525】
2−ブロモ−5−メチルベンゾニトリル(0.5グラム、2.53ミリモル)およびNBS(404.58ミリグラム、2.27ミリモル)を、テトラクロロメタン(20ミリリットル)に溶解してから、AIBN(触媒量)を上記の溶液に添加した。反応液を60℃〜80℃の範囲に12時間還流させてから、水(20ミリリットル)に加え、有機層を分離し、有機相を飽和食塩水で洗浄し、そして、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧濃縮することによって、表題化合物(無色液体、0.5g、72%の収率)を得た。
【0527】
【化172】
[この文献は図面を表示できません]
【0528】
2−ブロモ−5−(臭化ベンジル)ベンゾニトリルを、メタノール(20ミリリットル)に溶解してから、上記の溶液にモルホリン(661.3ミリグラム、7.58ミリモル)を1滴ずつ添加し、反応を室温下で16時間攪拌した。反応液をpHが2.0になるように調節してから、水(10ミリリットル×3)を加え有機相を洗浄し、そして、有機層をpHが11になるように調節した。最後、有機相をジクロロメタン(20ミリリットル)で三回抽出して、有機相を濃縮することによって表題化合物(淡黄色油状、350ミリグラム、収率:49.4%)を得た。LCMS(ESI)m/z:281.6[M+1]
+。
【0530】
【化173】
[この文献は図面を表示できません]
【0531】
この実施例は、実施例51に示したように製造された。LCMS(ESI)m/z:534.1[M+1]
+。
1HNMR(MeOD−d
4,Bruker Avance 400MHz):ppm.77(d,J=6.39Hz,3H)2.39(br.s.,4H)3.60(br.s.,6H)6.15(d,J=6.62Hz,1H)7.12(d,J=8.82Hz,1H)7.39−7.59(m,3H)7.63−7.73(m,2H)7.77(s,1H)8.06(d,J=8.16Hz,1H)8.57(s,2H)13.33(br.s.,1H)。
【0533】
【化174】
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【0535】
【化175】
[この文献は図面を表示できません]
【0536】
1−ブロモ−2−フッ素−4−メチル−5−ニトロベンゼン(2.0グラム、8.5ミリモル)およびNBS(1.53グラム、8.6ミリモル)を、CCl
4(15ミリリットル)に溶解してから、AIBN(100ミリグラム、0.61ミリモル)を上記の溶液に添加した。反応液を16時間還流した。溶液に水(20ミリリットル)を加えて分離することによって得られた有機層を飽和食塩水で洗浄し、、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧濃縮することにより表題化合物(褐色油状、2.7グラム、50%の収率)を得た。
【0538】
【化176】
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【0539】
実施例61A(2.7グラム、4.3ミリモル)をメタノールに溶解させ、0℃下で、モルホリン(750ミリグラム、8.6ミリモル)をゆっくり滴下し、反応液を0℃で4時間攪拌した。反応液に水(50ミリリットル)を入れて希釈し、ジクロロメタン(50ミリリットル×2)で抽出し、有機相を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、ろ過して減圧濃縮して得た残留物を、カラムクロマトグラフィーで分離することによって(酢酸エチル/石油エーテル=1/10〜1/5)、表題化合物(740ミリグラム、54%の収率)を得た。LCMS(ESI)m/z:318.7[M+1]
+。
【0541】
【化177】
[この文献は図面を表示できません]
【0542】
実施例61B(200ミリグラム、0.63ミリモル)をトルエン(4ミリリットル)に溶解させ、窒素ガスの保護下で、その溶液に4,4,5,5−テトラメチル−2−ビニル−1,3,2−ボロン酸ピナコールエステル(200ミリグラム、1.98ミリモル)、Pd(t−Bu
3P)
2(48ミリグラム、0.09ミリモル)、Et
3N(200ミリグラム、1.98ミリモル)を添加して、反応液をマイクロ波の条件下で80℃で1時間攪拌した。反応液を重炭酸ナトリウム溶液(10ミリリットル)に入れ、酢酸エチル(10ミリリットル×3)で抽出し、飽和食塩水で洗浄して、乾燥させ、減圧濃縮して得た残留物をカラムクロマトグラフィーで分離することによって、表題化合物(195ミリグラム、56%の収率)を得た。LCMS(ESI)m/z:393[M+1]
+。
【0544】
【化178】
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【0545】
実施例61C(150ミリグラム、0.28ミリモル)をテトラヒドロフランと水の混合液(5/1、3ミリリットル)に溶解した。そして、1G(170ミリグラム、0.28ミリモル)、Na
2CO
3(100ミリグラム、0.84ミリモル)およびPd(dppf)Cl
2(20ミリグラム、0.027ミリモル)を、窒素ガスの保護下で上記の溶液に加えた。反応液を窒素ガス雰囲気のマイクロ波条件下80℃で1時間反応させた。水(5ミリリットル)を入れ、酢酸エチル(10ミリリットル×3)、飽和食塩水で洗浄して、乾燥させ、減圧濃縮して得た残留物を、薄層クロマトグラフィーで分離することにより(酢酸エチル/石油エーテル=1/2)、表題化合物(220ミリグラム、96%の収率)を得た。LCMS(ESI)m/z:656.0[M+1]
+。
【0547】
【化179】
[この文献は図面を表示できません]
【0548】
実施例61D(80ミリグラム、0.12ミリモル)をエタノール(10ミリリットル)および水(5ミリリットル)の混合液に溶解しており、反応液に還元鉄粉(50ミリグラム、0.89ミリモル)、塩化アンモニウム(50ミリグラム、0.94ミリモル)を加
え、反応液を6時間還流した。飽和重炭酸ナトリウム溶液(10ミリリットル)で急冷反応を起こさせ、ジクロロメタン(10ミリリットル×3)で抽出し、有機相を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧濃縮して得た残留物を、薄層クロマトグラフィーで分離することにより(ジクロロメタン/メタノール=20/1)、表題化合物(淡黄色液体、80ミリグラム、収率:73%)を得た。LCMS(ESI)m/z:538.9[M+1]
+。
【0550】
【化180】
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【0551】
実施例61E(80ミリグラム、0.09ミリモル)をメタノール(2ミリリットル)に溶解させ、そして、溶液に濃塩酸(0.1ミリリットル)を滴下した。反応液を30℃で16時間攪拌した後、反応液に飽和重炭酸ナトリウム(15ミリリットル)を加え、酢酸エチル(20ミリリットル×3)で抽出して、有機相を減圧濃縮して得た残留物を、薄層クロマトグラフィーで分離(ジクロロメタン/メタノール=10/1)することにより、表題化合物(淡黄色液体、44ミリグラム、63%の収率)を得た。LCMS(ESI)m/z:542.0[M+1]
+。
1HNMR(CDCl
3,Bruker Avance 400MHz):ppm 8.44(s,2H),7.37(d,J=8.8Hz,1H),7.34(s,2H),7.25(d,J=2.0Hz,1H),7.16(dd,J
1=2.0Hz,J
2=8.8,1H),6.91(d,J=6.4Hz,1H),6.83(d,J=10.4Hz,1H),6.10(q,J=6.4Hz,1H),4.35(d,J=4.8Hz,2H),3.75(s,3H),3.56(s,1H),3.48(s,6H),1.82(d,J=6.4Hz,3H)。
【0553】
【化181】
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【0555】
【化182】
[この文献は図面を表示できません]
【0556】
2−ブロモ−4−フッ素−5−メチルベンゾニトリル(1グラム、4.67ミリモル)およびNBS(838ミリグラム、4.7ミリモル)を、四塩化炭素(15ミリリットル)に溶解した。そして、AIBN(50ミリグラム、0.30ミリモル)を溶液に加えた。最後、反応液を16時間還流した。反応液を水(20ミリリットル)に急冷させることにより分離された有機相を、飽和食塩水(40ミリリットル)で洗浄した。有機相を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、蒸発することによって粗表題化合物(褐色油状物、1.2グラム(70%の純度))を得た。
【0558】
【化183】
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【0559】
0℃の条件で、実施例62A(1.2グラム、2.9ミリモル)のメタノール(40ミリリットル)溶液に、モルホリン(500ミリグラム、5.8ミリモル)を滴下し、反応を4時間行った。反応液を水(50ミリリットル)で希釈し、ジクロロメタン(50ミリリットル×2)で抽出し、有機相を合わせて無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、ろ過してろ液を得、加圧で蒸発乾固を行って得た残留物をカラムクロマトグラフィーにより表題化合物(600ミリグラム、69%の収率)を得た。LCMS(ESI)m/z:300.6[M+1]
+。
【0561】
【化184】
[この文献は図面を表示できません]
【0562】
この実施例は、実施例51に示したように製造された。LCMS(ESI)m/z:551.9[M+1]
+。
1HNMR(MeOD−d
4,Bruker Avance 400MHz):ppm 8.47(s,2H),8.14(d,J=6.8Hz,1H),7.96(d,J=11.2Hz,1H),7.60−7.8(m,2H),7.50(d,J=9.6Hz,1H),7.42(d,J=1.6Hz,1H),7.23(dd,J
1=8.8Hz,J
2=2.0Hz,1H),6.24(q,J=7.2Hz,1H),4.52(s,2H),4.09(d,J=12.4Hz,2H),3.83(t,J=12.4Hz,2H),3.50(d,J=12Hz,2H),3.35(t,J=12.4Hz,2H),1.84(d,J=6.4Hz,3H)。
【0564】
【化185】
[この文献は図面を表示できません]
【0566】
【化186】
[この文献は図面を表示できません]
【0567】
4−ブロモベンズアルデヒド(1グラム、5.45ミリモル)のトルエン溶液(10ミリリットル)に、ビニルピナコールボロン酸エステル(923ミリグラム、6ミリモル)、Pd(t−Bu
3P)
2(56ミリグラム、0.11ミリモル)およびトリエチルアミン(1.1グラム、10.9ミリモル)を添加して、窒素ガスの保護下で、80℃の条件下で5時間攪拌した。重炭酸ナトリウム溶液(10ミリリットル)に入れ、水層を酢酸エチル(10ミリリットル×3)で抽出し、有機層を合わせて飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、ろ過して真空濃縮し、残留物をカラムクロマトグラフィーで精製することによって、淡黄色の固形の表題化合物(1グラム、71%の収率)を得た。
1HNMR(CHLOROFORM−d,Bruker Avance 400MHz)ppm 10.01(s,1H),7.86(d,J=8.3Hz,2H),7.63(d,J=8.3Hz,2H),7.43(d,J=18.6Hz,1H),6.33(d,J=18.3Hz,1H),1.33(s,12H)。
【0569】
【化187】
[この文献は図面を表示できません]
【0570】
実施例63A(300ミリグラム、1.2ミリモル)のジクロロメタン溶液(5ミリリットル)に、モルホリン(202ミリグラム、2.4ミリモル)、シアノホウ水素化ナトリウム(93ミリグラム、1.5ミリモル)および氷酢酸(0.1ミリリットル)を添加して、その混合物を30℃の条件で2時間攪拌した。水(5ミリリットル)を入れ、水層をジクロロメタン(10ミリリットル×3)で抽出し、有機層を合わせて飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、ろ過して真空濃縮し、残留物を分取薄層クロマトグラフィープレートで精製することによって(酢酸エチル/石油エーテル=1:10)、淡黄色油状の表題化合物(240ミリグラム、63%の収率)を得た。LCMS(ESI)m/z:330.1[M+1]
+。
【0572】
【化188】
[この文献は図面を表示できません]
【0573】
窒素ガスの保護下で、1G(100ミリグラム、0.19ミリモル)のテトラヒドロフラン(5ミリリットル)および水(1.0ミリリットル)に、63B(96ミリグラム、
0.29ミリモル)、Pd(dppf)Cl
2(15ミリグラム、0.02ミリモル)および炭酸ナトリウム(40ミリグラム、0.38ミリモル)を添加して、その混合物を80℃の条件で18時間攪拌した。室温に冷却した後、氷水(5ミリリットル)に入れ、水層を酢酸エチル(10ミリリットル×3)で抽出し、有機層を合わせて飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、ろ過して真空濃縮し、残留物を分取薄層クロマトグラフィープレートで精製することによって(酢酸エチル/石油エーテル=1:2)、淡黄色油状の表題化合物(50ミリグラム、43%の収率)を得た。LCMS(ESI)m/z:593.5[M+1]
+。
【0575】
【化189】
[この文献は図面を表示できません]
【0576】
実施例63C(50ミリグラム、0.08ミリモル)のメタノール(2ミリリットル)溶液に、塩酸水溶液(0.1ミリリットル)を滴下し、その混合物を30℃の条件で4時間攪拌した。真空濃縮してから、残渣を分取液相クロマトグラフィーで精製することによって、表題化合物(15ミリグラム、35%の収率)を得た。LCMS(ESI)m/z:501.0[M+1]
+。
1HNMR(DMSO−d
6,Bruker Avance 400MHz)ppm11.35(br.s.,1H),8.62(s,2H),7.78−7.71(m,2H),7.67(d,J=8.3Hz,2H),7.55−7.46(m,2H),7.35(d,J=2.0Hz,1H),7.24(d,J=16.6Hz,1H),7.14−7.08(m,1H),6.18(q,J=6.8Hz,1H),4.35(d,J=4.8Hz,2H),4.00−3.92(m,3H),3.26(d,J=12.0Hz,2H),3.11(d,J=12.0Hz,3H),1.79(d,J=6.5Hz,3H)。
【0578】
【化190】
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【0579】
この実施例は、実施例63に示したように製造された。LCMS(ESI)m/z:577.1[M+1]
+。
1HNMR(CDCl
3,Bruker Avance 400MHz):ppm8.46(s,2H),7.84−7.80(m,2H),7.72(s,1H),7.44−7.37(m,2H),7.22−7.16(m,3H),6.12−6.06(m,1H),3.73(d,J=28.0Hz,6H),2.53(s,4H),1.85(d,J=6.8Hz,3H)。
【0581】
【化191】
[この文献は図面を表示できません]
【0583】
【化192】
[この文献は図面を表示できません]
【0585】
【化193】
[この文献は図面を表示できません]
【0586】
6−オキソ−1,6−ジヒドロピリダジン−3−カルボン酸(3グラム、0.02モル)に、HCl/MeOH溶液(4M、30ミリリットル)を添加して、混合物を80℃に加熱して2時間攪拌した。溶媒を減圧で蒸発乾固することによって、表題化合物(2.8グラム、85%の収率)を得た。
1HNMR(CHLOROFORM−d,Bruker Avance 400MHz)ppm11.26(br.s.,1H),7.91(d,J=10.
0Hz,1H),7.02(d,J=10.0Hz,1H),3.99(s,3H)。
【0588】
【化194】
[この文献は図面を表示できません]
【0589】
室温下で、実施例65A(2.8グラム、0.018モル)のトルエン溶液に、POCl
3(5.60グラム、0.036モル)を添加して、混合物を120℃に加熱して2時間攪拌した。溶媒を蒸発乾固して、水(20ミリリットル)を入れ、酢酸エチル(15ミリリットル×3)で抽出した。合わせた有機層を飽和食塩水で洗浄した後、硫酸ナトリウムで乾燥させ、ろ過して蒸発し、残留物をカラムクロマトグラフィーで精製することによって、表題化合物(1.5グラム、50%の収率)を得た。
1HNMR(CHLOROFORM−d,Bruker Avance 400MHz)ppm8.17(d,J=8.8Hz,1H),7.68(d,J=8.8Hz,1H),4.09(s,3H)。
【0591】
【化195】
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【0592】
室温下で、マイクロ波反応管に47A(1グラム、1.93ミリモル)、実施例65B(400ミリグラム、2.32ミリモル)、Na
2CO
3(307ミリグラム、2.9ミリモル)、アセトニトリル/水(9ミリリットル/3ミリリットル)の混合溶媒およびPd(PPh3)
2Cl
2(135ミリグラム、0.19ミリモル)を添加した。窒素ガスで置き換え、マイクロ波反応器中で130℃に加熱して反応を30分間させた。水(10ミリリットル)を入れて希釈し、酢酸エチル(15ミリリットル×3)で抽出した。合わせた有機層を飽和食塩水で洗浄した後、硫酸ナトリウムで乾燥させ、ろ過して蒸発し、残留物をカラムクロマトグラフィーで精製することによって、表題化合物(500ミリグラム、50%の収率)を得た。LCMS(ESI)m/z:540.0[M+1]
+。
【0594】
【化196】
[この文献は図面を表示できません]
【0595】
室温下で、実施例65C(450ミリグラム、0.83ミリモル)のDMF溶液に炭酸カリウム(229ミリグラム、1.66ミリモル)を添加して、ヨードメタン(118ミリグラム、0.83ミリモル)を滴下した。20℃で2時間攪拌した。水(10ミリリットル)を入れ、酢酸エチル(15ミリリットル×3)で抽出した。合わせた有機層を飽和食塩水で洗浄した後、硫酸ナトリウムで乾燥させ、ろ過して蒸発し、残留物をカラムクロマトグラフィーで精製することによって、表題化合物(160ミリグラム、35%の収率)を得た。LCMS(ESI)m/z:554.0[M+1]
+。
【0597】
【化197】
[この文献は図面を表示できません]
【0598】
0℃で、実施例65D(160ミリグラム、0.29ミリモル)のテトラヒドロフラン(5ミリリットル)溶液に、LiAlD
4(24ミリグラム、0.58ミリモル)を添加した。0℃下で2時間攪拌した。水(0.1ミリリットル)を入れて、急冷反応を行い、ろ過して、ろ液を減圧して溶媒を蒸発乾固することによって、表題化合物(158ミリグラム、粗化合物)を得た。LCMS(ESI)m/z:528.1[M+1]
+。
【0600】
【化198】
[この文献は図面を表示できません]
【0601】
0℃で、実施例65E(158ミリグラム、0.30ミリモル)とトリエチルアミン(61ミリグラム、0.60ミリモル)のジクロロメタン(5ミリリットル)溶液に、メタンスルホニルクロリド(38ミリグラム、0.33ミリモル)をバッチで添加した。0℃下で1時間攪拌した。反応液を氷水(10ミリリットル)に入れて、分液した後、有機層を飽和重炭酸ナトリウム溶液(10ミリリットル)、飽和食塩水(20ミリリットル)で逐次に洗浄して、硫酸ナトリウムで乾燥させ、ろ過して蒸発し、残留物をカラムクロマトグラフィーで精製することによって、表題化合物(84ミリグラム、46%の収率)を得た。LCMS(ESI)m/z:606.0[M+1]
+。
【0603】
【化199】
[この文献は図面を表示できません]
【0604】
実施例65F(84ミリグラム、0.14ミリモル)のジクロロメタン(5ミリリットル)溶液に、モルホリン(14.5ミリグラム、0.17ミリモル)およびトリエチルアミン(21ミリグラム、0.029ミリモル)を添加した。15℃下で18時間攪拌した。水(10ミリリットル)を入れて、ジクロロメタン(15ミリリットル×3)で抽出した。合わせた有機層を、飽和食塩水で洗浄した後、硫酸ナトリウムで乾燥させ、ろ過して蒸発し、残留物をカラムクロマトグラフィーで精製することによって、表題化合物(40ミリグラム、49%の収率)を得た。LCMS(ESI)m/z:597.1[M+1]
+。
【0606】
【化200】
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【0607】
実施例65G(40ミリグラム、0.07ミリモル)のメタノール(2ミリリットル)溶液に濃塩酸(0.1ミリリットル)を滴下した。混合物を50℃に加熱して4時間攪拌した。ろ過して、ろ液を分取グレードの高速液相クロマトグラフィーで分離することによって、表題化合物(26ミリグラム、76%の収率)を得た。LCMS(ESI)m/z:513.1[M+1]
+。
1HNMR(DMSO−d
6,Bruker Avance 400MHz):ppm8.60(s,2H),8.21(d,J=8.8Hz,1H),8.06(d,J=16.8Hz,1H),7.84(d,J=8.8Hz,1H),7.55−7.44(m,2H),7.38(s,1H),7.14(dd,J=2.3,9.0Hz,1H),6.22−6.15(m,1H),3.87(br.s.,4H),3.34(br.s.,4H),1.79(d,J=6.5Hz,3H)。
【0609】
【化201】
[この文献は図面を表示できません]
【0611】
【化202】
[この文献は図面を表示できません]
【0613】
【化203】
[この文献は図面を表示できません]
【0614】
2−カルボニルグルタル酸(20グラム、136.89ミリモル)のエタノール溶液(200ミリリットル)に、ヒドラジン水和物(6,85グラム、136.89ミリモル)を添加して、その混合物を60℃で3時間攪拌した。冷却してろ過することによって一部の表題化合物(12グラム、粗化合物)を得て、ろ液の濃縮して淡黄色の表題化合物(8グラム、粗化合物)を得た。
1HNMR(400MHz,DMSO−d
6)ppm 11.1
7(s,1H),2.78−2.68(m,2H),2.45−2.36(m,2H)。
【0616】
【化204】
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【0617】
25℃の条件で、実施例66A(20グラム、140.74ミリモル)の氷酢酸溶液(200ミリリットル)に、液体臭素(38.23グラム、239.25ミリモル)をゆっくり滴下した後、80℃に昇温して3時間攪拌した。薄層クロマトグラフィープレートによる検出が原料を完全に使い切ったことを示し、冷却してろ過することによって表題化合物(20グラム、粗化合物)を得た。
1HNMR(400MHz,DMSO−d
6)ppm 13.49(s,1H),7.80(d,J=9.8Hz,1H),6.92(d,J=9.8Hz,1H)。
【0619】
【化205】
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【0620】
実施例66B(20グラム、142.76ミリモル)のメタノール溶液(500ミリリットル)に、濃硫酸(19.9グラム、202.9ミリモル)をゆっくり滴下した後、70℃に昇温して2時間攪拌した。冷却して真空濃縮を行い、氷水(300ミリリットル)を入れて、ろ過して、フィルタケーキを水で洗浄することにより、表題化合物(17グラム、73.4%の収率)を得た。
1HNMR(400MHz,DMSO−d
6)ppm 13.62(s.,1H),7.83(d,J=10.0Hz,1H),6.97(d,J=9.8Hz,1H),3.85(s,3H)。
【0622】
【化206】
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【0623】
実施例66C(5グラム、32.44ミリモル)のオキシ塩化リン溶液(60ミリリットル)を110℃で3時間攪拌した。冷却して真空濃縮を行い、残留物を氷水(20ミリリットル)にゆっくり加え、沈殿ろ過を行い、フィルタケーキを水で洗浄することによって、淡白色の表題化合物(1.8グラム、32.15%の収率)を得た。
1HNMR(400MHz,DMSO−d
6)ppm 8.27(d,J=9.0Hz,1H),8.13(d,J=9.0Hz,1H),3.96(s,3H)。
【0625】
【化207】
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【0626】
窒素ガスの保護下で、実施例65D(600ミリグラム、3.48ミリモル)、ビニルピナコールボロン酸エステル(803.2ミリグラム、5.22ミリモル)、炭酸カリウム(961.07ミリグラム、6.95ミリモル)およびPd(PPh
3)
4(602.66ミリグラム、521.53ミリモル)のDMF(8ミリリットル)溶液を、100℃下で5時間攪拌した。冷却してろ過し、真空濃縮を行い、残留物をカラムクロマトグラフィーで精製することによって表題化合物(500ミリグラム、84.02%の収率)を得た。
1HNMR(400MHz,CHLOROFORM−d)ppm 8.18(d,J=8.8Hz,1H),7.72(d,J=8.8Hz,1H),7.16(dd,J=11.0,17.8Hz,1H),6.44(d,J=17.8Hz,1H),5.85(d,J=10.8Hz,1H),4.10(s,3H)。
【0628】
【化208】
[この文献は図面を表示できません]
【0629】
窒素ガスの保護下で、実施例66E(200ミリグラム、1.22ミリモル)、1G(694.43ミリグラム、1.34ミリモル)、POT(37.08ミリグラム、121.83マイクロモル)、酢酸パラジウム(27.35ミリグラム、121.83ミリモル)およびトリエチルアミン(369.85ミリモル、3.65ミリモル)のDMF(4ミリリットル)懸濁液を、110℃のマイクロ波の条件下で30分間攪拌した。冷却してろ過し、真空濃縮を行い、残留物を分取薄層クロマトグラフィープレートで精製することによって、黄色の表題化合物(345ミリグラム、50%の収率)を得た。LCMS(ESI)m/z:554.4[M+1]
+。
1HNMR(400MHz,DMSO−d
6)ppm 8.60(s,2H),8.26(q,J=9.0Hz,1H),8.13(d,J=16.6Hz,1H),7.74(d,J=9.0Hz,1H),7.59(d,J=17.1Hz,1H),7.47(s,1H),7.20(d,J=9.0Hz,1H),6.23(dd,J=3.0,6.5Hz,1H),5.86(d,J=9.5Hz,1H),4.00(s,3H),3.87(br.s.,1H),3.75(br.s.,1H),2.68(br.s.,1H),2.41−2.31(m,2H),2.00(br.s.,3H),1.81(d,J=6.5Hz,3H)。
【0631】
【化209】
[この文献は図面を表示できません]
【0632】
0℃の条件下、実施例66F(100ミリグラム、180.37マイクロモル)のテトラヒドロフラン溶液(1ミリリットル)に、テトラヒドロアルミニウムリチウム(10.27ミリグラム、270.55ミリモル)をゆっくり添加して、そして、この温度で30分間攪拌した。水(0.1ミリリットル)と水酸化ナトリウムの水溶液(0.1ミリリットル、15%)、水(0.3ミリリットル)で急冷し、ろ過して真空濃縮し、残留物を分取薄層クロマトグラフィープレートで精製することによって、黄色油状の表題化合物(30ミリグラム、30.33%)を得た。LCMS(ESI)m/z:526.4[M+1]
+。
1HNMR(400MHz,メタノール−d
4)ppm 8.51(s,2H),8.08(d,J=8.8Hz,1H),7.93−7.86(m,2H),7.65(d,J=9.0Hz,1H),7.54(d,J=16.8Hz,1H),7.36(s,1H),7.22(dd,J=2.1,9.2Hz,1H),6.24(q,J=6.7Hz,1H),5.79(d,J=9.3Hz,1H),4.94(s,2H),3.99(br.s.,1H),3.81(t,J=10.8Hz,1H),3.62−3.56(m,1H),2.58−2.44(m,1H),2.15(d,J=13.3Hz,1H),2.05(br.s.,1H),1.87(d,J=6.8Hz,3H),1.76−1.62(m,3H)。
【0634】
【化210】
[この文献は図面を表示できません]
【0635】
0℃の条件下、実施例66G(30ミリグラム、56.99ミリモル)のジクロロメタン溶液(2ミリリットル)に、Dess−Martin酸化剤(36.26ミリグラム、85.48ミリモル)を添加して、その懸濁液を25℃で12時間攪拌した。ろ過して真空濃縮し、残留物を分取薄層クロマトグラフィー板で精製することによって、表題化合物(25ミリグラム、81.98%の収率)を得た。LCMS(ESI)m/z:524.4[M+1]
+。
【0636】
1HNMR(400MHz,CHLOROFORM−d)ppm 10.44(s,1H),8.47(s,2H),8.14−8.00(m,2H),7.82(d,J=8.8Hz,1H),7.70−7.51(m,2H),7.35(s,1H),7.19(dd,J=2.1,9.2Hz,1H),6.16(q,J=6.5Hz,1H),5.70(dd,J=2.9,8.9Hz,1H),4.04(br.s.,1H),3.81−3.71(m,1H),2.54(d,J=9.5Hz,1H),2.24−2.02(m,2H),1.87(d,J=6.5Hz,3H),1.82
−1.67(m,3H)。
【0638】
【化211】
[この文献は図面を表示できません]
【0639】
実施例66H(30ミリグラム、57.21マイクロモル)とモルホリン(15ミリグラム、171.63マイクロモル)の1,2−ジクロロエタン(2ミリリットル)混合液に、酢酸(3.44ミリグラム、57.2マイクロモル)を滴下した後、28℃で2時間攪拌した。シアノホウ水素化ナトリウム(11ミリグラム、171.6マイクロモル)をゆっくり添加して、引き続き28℃で1時間攪拌した。水で急冷して、水層をジクロロメタン(3ミリリットル×3)で抽出し、有機層を合わせて飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、ろ過して真空濃縮し、残留物を分取薄層クロマトグラフィープレートで精製することによって、黄色油状の表題化合物(25ミリグラム、粗化合物)を得た。LCMS(ESI)m/z:594.2[M+1]
+。
【0641】
【化212】
[この文献は図面を表示できません]
【0642】
実施例66I(25ミリグラム、42マイクロモル)を無水メタノール(1ミリリットル)に溶解させ、そして、この溶液を塩化アセチル(0.2ミリリットル)の無水メタノール(0.8ミリリットル)に滴下した。反応液を40℃で1時間攪拌した。真空濃縮を行い、残留物を分取液相クロマトグラフィーで精製することによって、黄色油状の表題化合物(8ミリグラム、37.26%の収率)を得た。LCMS(ESI)m/z:528.4[M+1]
+。
1HNMR(400MHz,メタノール−d
4)ppm 8.59(m,2H),8.20(d,J=8.8Hz,1H),8.06(d,J=16.8Hz,1H),7.88(d,J=8.5Hz,1H),7.60−7.48(m,2H),7.36(s,1H),7.26−7.19(m,1H),6.28−6.20(m,1H),4.80(m,2H),4.03(m,4H),3.62−3.48(m,4H),1.91−1.83(d,3H)。
【0644】
【化213】
[この文献は図面を表示できません]
【0645】
この実施例は、実施例66に示したように製造された。
1HNMR(400MHz,DMSO−d
6)ppm 8.59(s,2H),8.21(d,J=8.8Hz,1H),8.09−7.97(m,2H),7.55−7.43(m,2H),7.38(d,J=1.8Hz,1H),7.12(dd,J=2.3,9.0Hz,1H),6.17(q,J=6.5Hz,1H),4.72(s,2H),3.90(m,4H),3.35(m,4H),1.78(d,J=6.5Hz,3H)。
【0647】
【化214】
[この文献は図面を表示できません]
【0648】
この実施例は、実施例66に示したように製造された。
1HNMR(400MHz,DMSO−d
6)ppm 9.50(m,1H),8.59(s,2H),8.20(d,J=8.8Hz,1H),8.01(d,J=16.8Hz,1H),7.84(d,J=8.8Hz,1H),7.52(d,J=9.0Hz,1H),7.46(d,J=16.8Hz,1H),7.36(s,1H),7.15−7.10(m,1H),6.17(d,J=6.8Hz,1H),4.58(m,2H),3.95(d,J=7.3Hz,1H),2.66(m,2H),2.32(m,2H),2.06(d,J=11.5Hz,2H),1.78(d,J=6.5Hz,3H),1.70(d,J=11.8Hz,2H)。
【0650】
【化215】
[この文献は図面を表示できません]
【0651】
この実施例は、実施例66に示したように製造された。
1HNMR(400MHz,メタノール−d
4)ppm 8.63(d,J=9.0Hz,1H),8.51(s,2H),8.30(d,J=16.6Hz,1H),8.20(d,J=9.0Hz,1H),7.65(d,J=16.6Hz,1H),7.55(d,J=9.0Hz,1H),7.49(d,J=1.8Hz,1H),7.23(dd,J=2.0,9.0Hz,1H),6.27(q,J=6.8Hz,1H),5.04−4.94(m,2H),4.67(br.s.,1H),4.09−3.72(m,3H),2.33−2.11(m,2H),1.88(d,J=6.5Hz,3H)。
【0653】
【化216】
[この文献は図面を表示できません]
【0655】
【化217】
[この文献は図面を表示できません]
【0657】
【化218】
[この文献は図面を表示できません]
【0658】
実施例1G(400ミリグラム、0.78ミリモル)のアセトニトリル(6ミリリットル)と水(2ミリリットル)の混合液に、5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジボロン酸−2−サイト)ピリジン−2−アミノ(205ミリグラム、0.93ミリモル)、Pd(dppf)Cl
2(57ミリグラム、0.078ミリモル)および炭酸ナトリウム(165ミリグラム、1.56ミリモル)を添加した。反応は、窒素ガスの保護下で100℃にマイクロ波加熱して、反応を15分間攪拌した。水(10ミリリットル)を反応液に添加して、酢酸エチル(15ミリリットル×3)、飽和食塩水で洗浄し、乾燥濃縮することによって残留物を得、カラムクロマトグラフィーを行い、表題化合物(340ミリグラム、91%の収率)を得た。LCMS(ESI)m/z:483.9[M+1]
+。
【0660】
【化219】
[この文献は図面を表示できません]
【0661】
実施例70A(100ミリグラム、0.21ミリモル)のジクロロメタン(5ミリリットル)溶液に、ジクロロ塩化アセチル(35ミリグラム、0.31ミリモル)およびトリエチルアミン(31ミリグラム、0.31ミリモル)を添加した。反応液を15℃で18時間攪拌した。水(10ミリリットル)を反応液に入れ、ジクロロメタン(15ミリリットル×3)で抽出し、飽和食塩水で洗浄し、乾燥蒸発し、残留物を得て、カラムクロマトグラフィーにより表題化合物(褐色油状物、73ミリグラム、収率63%)を得た。LCMS(ESI)m/z:559.6[M+1]
+。
【0663】
【化220】
[この文献は図面を表示できません]
【0664】
実施例70B(73ミリグラム、0.13ミリモル)のジクロロメタン(5ミリリットル)溶液に、モルホリン(14ミリグラム、0.16ミリモル)およびトリエチルアミン(20ミリグラム、0.20ミリモル)を添加した。反応液を15℃で18時間攪拌した
。水(10ミリリットル)を反応液に入れ、ジクロロメタン(15ミリリットル×3)で抽出し、飽和食塩水で洗浄し、乾燥蒸発し、残留物を得、薄クロマトグラフィー製造で分離することによって表題化合物(褐色油状物、75ミリグラム、74%の収率)を得た。LCMS(ESI)m/z:611.1[M+1]
+。
【0666】
【化221】
[この文献は図面を表示できません]
【0667】
実施例70C(75ミリグラム、0.12ミリモル)のメタノール(2ミリリットル)溶液に、濃塩酸(0.1ミリリットル)を滴下した。反応液を50℃で4時間攪拌反応した。ろ過によりろ液を得、液相クロマトグラフィーカラムで分離することによって、表題化合物(23ミリグラム、34%の収率)を得た。LCMS(ESI)m/z:510.0[M+1]
+。
1HNMR(DMSO−d
6,Bruker Avance 400MHz):ppm10.18(s,1H),8.76(s,1H),8.58(s,2H),8.27−8.18(m,2H),7.51(d,J=8.8Hz,1H),7.25(s,1H),7.12(dd,J=2.0,9.0Hz,1H),6.16(q,J=6.6Hz,1H),3.73−3.60(m,4H),3.25(s,2H),2.57(br.s.,4H),1.76(d,J=6.5Hz,3H)。
【0669】
【化222】
[この文献は図面を表示できません]
【0671】
【化223】
[この文献は図面を表示できません]
【0673】
【化224】
[この文献は図面を表示できません]
【0674】
30℃下で、5−ブロモ−2−フッ素ピリジン(5.0グラム、28.4ミリモル)のDMF溶液(50ミリリットル)に、N−メチルピペラジン(2.8グラム、28.4ミリモル)および炭酸カリウム(7.8グラム、56.8ミリモル)を添加した。混合物を80〜90℃に加熱した後16時間攪拌した。33℃に冷却して、水(50ミリリットル)を入れ、酢酸エチル(50ミリリットル×3)で抽出した。合わせた有機層を水(20ミリリットル×3)で洗浄した後、硫酸ナトリウムで乾燥させ、ろ過して蒸発し、残留物をカラムクロマトグラフィーで精製することによって、表題化合物(5.3グラム、73%の収率)を得た。
1HNMR(CDCl
3,Bruker Avance 400MHz):ppm 8.21(d,J=2.3Hz,1H),7.54(dd,J=9.0Hz,2.5Hz,1H),6.56(d,J=9.0Hz,1H),3.57−3.52(m,4H),2.55−2.50(m,4H),2.36(s,3H)。
【0676】
【化225】
[この文献は図面を表示できません]
【0677】
30℃下で、実施例71A(1.0グラム、3.90ミリモル)、4,4,5,5−テトラメチル−2−ビニル−1,3,2−ジオキシシクロペンタラン(0.66グラム、4.30ミリモル)およびトリエチルアミン(0.79グラム、7.80ミリモル)のトルエン溶液(10ミリリットル)に、Pd(tBu
3P)
2(20ミリグラム、0.04ミリモル)を添加して、混合物を10分間脱気してから、窒素で保護した。80℃に加熱して16時間
攪拌した。35℃に冷却して、溶媒を減圧で蒸化し、残留物をカラムクロマトグラフィーで精製することによって、表題化合物(黄色油状物、370ミリグラム、粗化合物)を得た。LCMS(ESI)m/z:330.0[M+1]
+。
【0679】
【化226】
[この文献は図面を表示できません]
【0680】
37℃下で、実施例71B(50ミリグラム、0.15ミリモル)のテトラヒドロフラン/水(v/v=5/1、5ミリリットル)混合液に、5−(1−(3,5−ジクロロピリジン−4−サイト)エトキシ)−3−ヨード−1−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−サイト)−1H−インダゾール(79ミリグラム、0.15ミリモル)、炭酸カリウム(32ミリグラム、0.30ミリモル)およびPd(dppf)Cl
2(11ミリグラム、0.015ミリモル)を添加した。混合物を10分間脱気してから、窒素で保護した。75℃に加熱して16時間攪拌した。30℃に冷却して、水(10ミリリットル)を入れ、酢酸エチル(20ミリリットル)で抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、ろ過して蒸発し、残留物を分取薄層クロマトグラフィーで精製することによって、表題化合物(黄色油状物、50ミリグラム、粗化合物)を得た。LCMS(ESI)m/z:606.2[M+1]
+。
【0682】
【化227】
[この文献は図面を表示できません]
【0683】
0℃下で、実施例70C(50ミリグラム、0.08ミリモル)のメタノール(4ミリリットル)溶液に、濃塩酸(0.2ミリリットル)を滴下した。混合物を38℃に加熱して16時間攪拌した。反応液を分取グレードの高速液相クロマトグラフィーで分離し、アセトニトリルで再結晶することによって表題化合物(5.0ミリグラム、10%の収率)を得た。
1HNMR(DMSO−d
6,Bruker Avance 400MHz):ppm 8.61(s,2H),8.36(d,J=1.8Hz,1H),8.23(d,J=8.8Hz,1H),7.47−7.36(m,3H),7.26−7.16(m,2H),7.08(dd,J
1=9.0Hz,J
2=2.0Hz,1H),6.17(q,J=6.6Hz,1H),4.52(d,J=13.6Hz,2H),3.45−3.36(m,4H),3.24−2.95(m,4H),2.81(d,J=2.5Hz,3H),1.78(d,J=6.5Hz,3H)。
【0685】
【化228】
[この文献は図面を表示できません]
【0687】
【化229】
[この文献は図面を表示できません]
【0688】
この実施例は、実施例17に示したように製造された。
LCMS(ESI)m/z:523.2[M+1]
+。
1HNMR(DMSO−d
6,Bruker Avance 400MHz):ppm10.83−10.65(m,1H),8.61(s,2H),7.77−7.62(m,4H),7.56−7.45(m,2H),7.33(s,1H),7.24(d,J=16.8Hz,1H),7.15−7.07(m,1H),6.22−6.11(m,1H),4.28(dd,J=13.3,4.5Hz,2H),3.32(d,J=11.5Hz,2H),3.18−3.12(m,2H),2.99−2.90(m,1H),2.07−1.90(m,2H),1.84−1.69(m,5H)。
【0690】
【化230】
[この文献は図面を表示できません]
【0691】
この実施例は、実施例17に示したように製造された。
LCMS(ESI)m/z:536.3[M+1]
+。
1HNMR(DMSO−d
6,Bruker Avance 400MHz):ppm12.09−11.52(m,1H),8.63−8.57(m,2H),7.72(s,4H),7.54−7.46(m,2H),7.34(d,J=1.5Hz,1H),7.24(d,J=16.8Hz,1H),7.10(dd,J=9.0,2.0Hz,1H),6.16(q,J=7.0Hz,1H),4.58−4.40(m,3H),3.46(brs,4H),2.81(brs,6H),2.42−2.28(m,1H),1.77(d,J=6.5Hz,3H)。
【0693】
【化231】
[この文献は図面を表示できません]
【0694】
この実施例は、実施例17に示したように製造された。
LCMS(ESI)m/z:537.2[M+1]
+。
1HNMR(DMSO−d
6,Bruker Avance 400MHz):ppm10.48(brs,1H),8.61(s,2H),7.73(d,J=8.0Hz,2H),7.65(d,J=8.0Hz,2H),7.54−7.46(m,2H),7.34(d,J=1.8Hz,1H),7.24(d,J=16.8Hz,1H),7.11(dd,J=8.9,1.9Hz,1H),6.17(q,J=6.5Hz,1H),4.27(d,J=4.8Hz,2H),3.38−3.26(m,4H),2.91(q,J=10.5Hz,2H),1.87−1.77(m,5H),1.69−1.44(m,3H)。
【0696】
【化232】
[この文献は図面を表示できません]
【0697】
この実施例は、実施例17に示したように製造された。
LCMS(ESI)m/z:536.1[M+1]
+。
1HNMR(DMSO−d
6,Bruker Avance 400MHz):ppm10.80(brs,1H),9.74(brs,1H),8.61(s,2H),7.75−7.64(m,4H),7.53−7.46(m,2H),7.35(s,1H),7.24(d,J=16.6Hz,1H),7.10(dd,J=9.0,2.0Hz,1H),6.18(q,J=6.5Hz,1H),4.24−4.17(m,2H),3.51(d,J=11.5Hz,2H),3.31−3.25(m,1H),3.02(q,J=11.1Hz,2H),2.71(d,J=4.3Hz,3H),2.40〜2.33(m,2H),2.16−2.02(m,2H),1.78(d,J=6.5Hz,3H)。
【0699】
【化233】
[この文献は図面を表示できません]
【0700】
この実施例は、実施例17に示したように製造された。
LCMS(ESI)m/z:497.1[M+1]
+。
1HNMR(DMSO−d
6,Bruker Avance 400MHz):ppm9.23(brs,1H),9.02(brs,1H),8.61(s,2H),7.74−7.69(m,2H),7.67−7.61(m,2H),7.53−7.46(m,2H),7.34(s,1H),7.23(d,J=16.8Hz,1H),7.10(dd,J=8.9,1.9Hz,1H),6.18(q,J=6.5Hz,1H),4.21(t,J=5.3Hz,2H),3.63−3.57(m,2H),3.21−3.15(m,1H),1.78(d,J=6.5Hz,3H),1.
28(d,J=6.5Hz,3H)。
【0702】
【化234】
[この文献は図面を表示できません]
【0703】
この実施例は、実施例17に示したように製造された。
LCMS(ESI)m/z:523.1[M+1]
+。
1HNMR(DMSO−d
6,Bruker Avance 400MHz):ppm9.53(brs,2H),8.61(s,2H),7.75−7.70(m,2H),7.68−7.64(m,2H),7.53−7.46(m,2H),7.34(d,J=1.5Hz,1H),7.24(d,J=16.8Hz,1H),7.10(dd,J=9.0,2.0Hz,1H),6.18(q,J=6.5Hz,1H),4.17(d,J=5.5Hz,4H),3.35−3.27(m,3H),2.11−2.04(m,2H),1.80〜1.71(m,5H)。
【0705】
【化235】
[この文献は図面を表示できません]
【0706】
この実施例は、実施例17に示したように製造された。
LCMS(ESI)m/z:555.1[M+1]
+。
実施例81
【0707】
【化236】
[この文献は図面を表示できません]
【0708】
この実施例は、実施例17に示したように製造された。
LCMS(ESI)m/z:507.1[M+1]
+。
1HNMR(400MHz,メタノール−d
4):ppm8.60〜8.47(m,2H),7.83−7.76(m,2H),7.68−7.63(m,2H),7.61−7.55(m,1H),7.52−7.43(m,2H),7.41−7.34(m,1H),7.33−7.30(m,1H),6.29−6.21(m,1H),4.37(s,2H),3.56−3.47(m,2H),3.10〜2.98(m,2H),2.04−1.93(m,2H),1.88(d,m,6H),1.63−1.51(m,1H)。
【0710】
【化237】
[この文献は図面を表示できません]
【0711】
この実施例は、実施例17に示したように製造された。
LCMS(ESI)m/z:583.1[M+1]
+。
1HNMR(400MHz,メタノール−d
4):ppm8.58−8.44(m,2H),7.87−7.73(m,2H),7.68−7.60(m,2H),7.54−7.42(m,2H),7.38−7.21(m,8H),6.27−6.17(m,1H),4.43(s,2H),3.72−3.62(m,2H),3.28−3.18(m,2H),3.00〜2.88(m,1H),2.22−1.96(m,4H),1.90〜1.83(m,3H)。
【0713】
【化238】
[この文献は図面を表示できません]
【0714】
この実施例は、実施例17に示したように製造された。
LCMS(ESI)m/z:584.1[M+1]
+。
実施例86
【0715】
【化239】
[この文献は図面を表示できません]
【0716】
この実施例は、実施例17に示したように製造された。
LCMS(ESI)m/z:600.2[M+1]
+。
実施例87
【0717】
【化240】
[この文献は図面を表示できません]
【0718】
この実施例は、実施例17に示したように製造された。
LCMS(ESI)m/z:529.1[M+1]
+。
実施例88
【0719】
【化241】
[この文献は図面を表示できません]
【0720】
この実施例は、実施例17に示したように製造された。
LCMS(ESI)m/z:539.1[M+1]
+。
1HNMR(400MHz,DMSO−d
6):ppm11.5(brs,1H),8.60(s,2H),7.75−7.66(m,4H),7.54−7.47(m,2H),7.34(s,1H),7.26−7.22(m,1H),7.10(dd,J=8.0,1.6Hz,1H),6.20〜6.15(m,1H),4.37(brs,2H),4.01-3.99(m,2H),3.41-3.48(m,3H),3.38-3.28(m,2H),3.06-2.91(m,2H),1.78(d,J=6.4Hz,3H)。
【0722】
【化242】
[この文献は図面を表示できません]
【0723】
この実施例は、実施例17に示したように製造された。
LCMS(ESI)m/z:552.1[M+1]
+。
1HNMR(400MHz,DMSO−d
6):ppm 11.4(brs,1H),9.85(brs,2H),8.61(s,2H),7.73−7.66(m,4H),7.53−7.47(m,2H),7.35(s,1H),7.26−7.22(m,1H),7.11(dd,J=8.0,1.6Hz,1H),6.20〜6.15(m,1H),4.23(brs,2H),4.00(brs,2H),3.56(brs,3H),3.17(brs,2H),1.76(d,J=6.4Hz,3H)。
【0725】
【化243】
[この文献は図面を表示できません]
【0726】
この実施例は、実施例17に示したように製造された。
LCMS(ESI)m/z:597.1[M+1]
+。
実施例91
【0727】
【化244】
[この文献は図面を表示できません]
【0728】
この実施例は、実施例17に示したように製造された。
LCMS(ESI)m/z:557.1[M+1]
+。
実施例93
【0729】
【化245】
[この文献は図面を表示できません]
【0730】
この実施例は、実施例17に示したように製造された。
LCMS(ESI)m/z:522.1[M+1]
+。
実施例94
【0731】
【化246】
[この文献は図面を表示できません]
【0732】
この実施例は、実施例17に示したように製造された。
LCMS(ESI)m/z:543.1[M+1]
+。
実施例95
【0733】
【化247】
[この文献は図面を表示できません]
【0734】
この実施例は、実施例17に示したように製造された。
LCMS(ESI)m/z:558.1[M+1]
+。
実施例97
【0735】
【化248】
[この文献は図面を表示できません]
【0736】
この実施例は、実施例17に示したように製造された。
LCMS(ESI)m/z:522.1[M+1]
+。
1HNMR(DMSO−d
6,Bruker Avance 400MHz):ppm10.34-10.21(m,1H),10.14(brs,1H),8.65−8.59(m,2H),7.77−7.69(m,4H),7.55−7.46(m,2H),7.35(d,J=2.0Hz,1H),7.24(d,J=16.8Hz,1H),7.10(dd,J=9.0,2.0Hz,1H),6.18(q,J=7.0Hz,1H),4.41(brs,2H),3.86−3.76(m,1H),3.62−3.46(m,4H),3.34−3.26(m,1H),3.15(t,J=12.3Hz,1H),1.78(d,J=6.5Hz,3H),1.32(d,J=6.3Hz,3H)。
【0738】
【化249】
[この文献は図面を表示できません]
【0739】
この実施例は、実施例17に示したように製造された。
LCMS(ESI)m/z:514.9[M+1]
+。
実施例100
【0740】
【化250】
[この文献は図面を表示できません]
【0741】
この実施例は、実施例17に示したように製造された。
LCMS(ESI)m/z:523.1[M+1]
+。
実施例101
【0742】
【化251】
[この文献は図面を表示できません]
【0743】
この実施例は、実施例17に示したように製造された。
LCMS(ESI)m/z:537.1[M+1]
+。
実施例102
【0744】
【化252】
[この文献は図面を表示できません]
【0745】
この実施例は、実施例17に示したように製造された。
LCMS(ESI)m/z:550.1[M+1]
+。
1HNMR(DMSO−d
6,Bruker Avance 400MHz):ppm11.64(br.s.,1H),8.61(s,2H),7.79−7.73(m,2H),7.71−7.65(m,2H),7.55−7.45(m,2H),7.35(d,J=1.5Hz,1H),7.24(d,J=16.8Hz,1H),7.10(dd,J=2.0,9.0Hz,1H),6.18(q,J=6.5Hz,1H),4.42(br.s.,2H),3.69−3.45(m,9H),1.78(d,J=6.5Hz,3H),1.28(d,J=6.0Hz,6H)。
【0747】
【化253】
[この文献は図面を表示できません]
【0748】
この実施例は、実施例17に示したように製造された。
LCMS(ESI)m/z564.1[M+1]
+。
実施例104
【0749】
【化254】
[この文献は図面を表示できません]
【0750】
この実施例は、実施例17に示したように製造された。
LCMS(ESI)m/z:549.2[M+1]
+。
実施例106
【0751】
【化255】
[この文献は図面を表示できません]
【0752】
この実施例は、実施例17に示したように製造された。
LCMS(ESI)m/z:509.0[M+1]
+。
1HNMR(DMSO−d
6,Bruker Avance 400MHz):ppm11.56-11.41(m,0.5H),11.08-10.94(m,0.5H),8.61(s,2H),7.76-7.64(m,4H),7.54-7.45(m,2H),7.35(s,1H),7.24(d,J=16.8Hz,1H),7.10(dd,J=9.0,1.8Hz,1H),6.18(q,J=6.4Hz,1H),4.47-4.32(m,3H),3.55-3.39(m,1.5H),3.32-3.12(m,2H),3.01-2.96(m,0.5H),2.34-2.26(m,0.5H),2.08-1.86(m,1.5H),1.78(d,J=6.8Hz,3H)。
【0754】
【化256】
[この文献は図面を表示できません]
【0755】
この実施例は、実施例17に示したように製造された。
LCMS(ESI)m/z:524.9[M+1]
+。
実施例108
【0756】
【化257】
[この文献は図面を表示できません]
【0757】
この実施例は、実施例17に示したように製造された。
LCMS(ESI)m/z:537.1[M+1]
+。
実施例109
【0758】
【化258】
[この文献は図面を表示できません]
【0759】
この実施例は、実施例17に示したように製造された。
LCMS(ESI)m/z:550.1[M+1]
+。
フローO
【0760】
【化259】
[この文献は図面を表示できません]
【0762】
【化260】
[この文献は図面を表示できません]
【0764】
【化261】
[この文献は図面を表示できません]
【0765】
窒素ガスの保護下で、室温で化合物1G(200ミリグラム、0.39ミリモル)のテトラヒドロフラン(5ミリリットル)、水(1ミリリットル)混合液に、4−カルボキシルベンゼンボレート(84ミリグラム、0.50ミリモル)、Pd(dppf)Cl2(29ミリグラム、0.04ミリモル)、炭酸ナトリウム(83ミリグラム、0.78ミリモル)を添加して、反応液を80℃に加熱した後18時間攪拌した。反応液を室温に冷却して、水(5ミリリットル)を入れ、酢酸エチル(10ミリリットル×3)で抽出し、有機相を合わせて、食塩水で洗浄し、乾燥して、ろ液を蒸発乾固し、残留物を高速クロマトグラフィー法によるシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製することによって表題化合物(85ミリグラム、収率:43%)を得た。LCMS(ESI)m/z:512.0[M+1]
+1。
【0767】
【化262】
[この文献は図面を表示できません]
【0768】
室温下で実施例111A(40ミリグラム、0.08ミリモル)、HATU(46ミリグラム、0.12ミリモル)トリエチルアミン(24ミリグラム、0.24ミリモル)のDMF(2ミリリットル)溶液に、(R)−1−アミノイソプロパノール(7ミリグラム、0.09ミリモル)を添加した。反応液を30℃で1時間攪拌した。反応液に水(5ミリリットル)を入れ、酢酸エチル(10ミリリットル×3)で抽出し、有機相を合わせて、食塩水で洗浄し、乾燥して、ろ液を蒸発乾固することによって、表題化合物(50ミリグラム、粗化合物)を得た。LCMS(ESI)m/z:569.1[M+1]
+1。
【0770】
【化263】
[この文献は図面を表示できません]
【0771】
実施例111B(50ミリグラム、0.08ミリモル)をメタノール(2ミリリットル)に溶解させ、濃HCl(0.1ミリリットル)をゆっくり滴下した。反応液を室温下で4時間攪拌した。反応液を濃縮して、HPLCを製造し、精製を行い、目的化合物(18ミリグラム、収率:42%)を得た。
【0772】
LCMS(ESI)m/z:485[M+1]
+11HNMR(DMSO−d
6,Bruker Avance 400MHz):ppm8.63(s,2H),8.53(t,J=5.3Hz,1H),8.01(d,J=8.3Hz,2H),7.84(d,J=8.3Hz,2H),7.52(d,J=9.0Hz,1H),7.20(d,J=1.8Hz,1H),7.13(dd,J=2.1,8.9Hz,1H),6.13(q,J=6.5Hz,1H),3.84(td,J=6.2,12.4Hz,2H),3.32−3.18(m,2H),1.77(d,J=6.5Hz,3H),1.10(d,J=6.3Hz,3H)。
【0774】
【化264】
[この文献は図面を表示できません]
【0775】
この実施例は、実施例111に示したように製造された。
LCMS(ESI)m/z:510.1[M+1]
+。
1HNMR(400MHz,DMSO−d
6):ppm 9.64(d,J=10.4Hz,1H),9.16(s,2H),8.63(d,J=4.4Hz,2H),7.82(t,J=3.6Hz,2H),7.59(d,J=7.6Hz,2H),7.52(d,J=4.4Hz,1H),7.16−7.11(m,2H),6.12−6.07(m,1H),4.51(m,1H),4.06(m,1H),3.21(m,3H),3.05(m,2H),1.76(d,J=6.8Hz,3H),1.39(d,J=5.6Hz,3H)。
【0777】
【化265】
[この文献は図面を表示できません]
【0778】
この実施例は、実施例111に示したように製造された。
LCMS(ESI)m/z:497.0[M+1]
+。
実施例114
【0779】
【化266】
[この文献は図面を表示できません]
【0780】
この実施例は、実施例111に示したように製造された。
LCMS(ESI)m/z:511.1[M+1]
+
1HNMR(DMSO−d6,varian 400MHz):ppm8.60(s,2H),7.77(d,J=8.0Hz,3H)7.50(s,1H)7.49(d,J=8.0Hz,2H),7.13(d,J=2Hz,2H),7.11−7.08(m,2H),6.07(dd,J=6.8Hz,J=13.6Hz,1H),4.02(s,1H),3.75(m,1H),3.20(s,2H),1.75−1.73(m,5H),1.39(s,2H)。
【0782】
【化267】
[この文献は図面を表示できません]
【0783】
この実施例は、実施例111に示したように製造された。
LCMS(ESI)m/z:540.2[M+1]
+。
実施例116
【0784】
【化268】
[この文献は図面を表示できません]
【0785】
この実施例は、実施例111に示したように製造された。
LCMS(ESI)m/z:509.9[M+1]
+。
実施例117
【0786】
【化269】
[この文献は図面を表示できません]
【0787】
この実施例は、実施例111に示したように製造された。
LCMS(ESI)m/z:538.3[M+1]
+。
実施例119
【0788】
【化270】
[この文献は図面を表示できません]
【0789】
この実施例は、実施例111に示したように製造された。
LCMS(ESI)m/z:497.3[M+1]
+。
1HNMR(400MHz,DMSO−d
6):ppm8.63(d,2H),7.80(d,J=8,2H),7.65(dd,J=3.2,J=7.6,2H),7.51(d,J=9.2,1H),7.16(s,1H),7.13(d,J=8.8,1H),6.10(t,J=2.8,1H),4.28(s,2H),3.45−3.66(m,3H),1.98−1.92(m,2H),1.76(d,J=6.4,3H)。
【0791】
【化271】
[この文献は図面を表示できません]
【0792】
この実施例は、実施例111に示したように製造された。
LCMS(ESI)m/z:552.3[M+1]
+。
実施例121
【0793】
【化272】
[この文献は図面を表示できません]
【0794】
この実施例は、実施例111に示したように製造された。
LCMS(ESI)m/z:524.2[M+1]
+。
1HNMR(400MHz,DMSO−d
6):ppm 11.42(s,1H),8.64(s,2H),7.82(d,J=7.60Hz,2H),7.69(d,J=6.80Hz,2H),7.52(d,J=9.20Hz,1H),7.13(t,2H),6.07(d,J=6.40Hz,1H),3.89(m,5H),2.80(s,6H),2.29(m,3H),1.74(d,J=6.80Hz,3H)。
【0796】
【化273】
[この文献は図面を表示できません]
【0797】
この実施例は、実施例111に示したように製造された。
LCMS(ESI)m/z:540.2[M+1]
+。
実施例126
【0798】
【化274】
[この文献は図面を表示できません]
【0799】
この実施例は、実施例111に示したように製造された。
LCMS(ESI)m/z:532.1[M+23]
+。
1HNMR(400MHz,DMSO−d
6):ppm 13.26(s,1H),8.62(s,2H),8.18(s,1H),7.81(d,J=8.0Hz,2H),7.56(d,J=8.0Hz,2H),7.51(d,J=9.2Hz,1H),7.17(s,1H),7.12(dd,J
1=2Hz,J
2=9.2Hz 1H),6.12−6.06(m,1H),4.41−4.39(m,2H),3.12−2.85(m,5H),1.76(d,J=6.4Hz,3H),1.12−1.10(m,3H)。
【0801】
【化275】
[この文献は図面を表示できません]
【0803】
【化276】
[この文献は図面を表示できません]
【0805】
【化277】
[この文献は図面を表示できません]
【0806】
窒素ガスの保護下で、実施例24H(600ミリグラム、1.16ミリモル)、3−メトキシカルボニル−ベンゼンボロン酸(229.23ミリグラム、1.27ミリモル)、Pd(dppf)Cl
2(84.73ミリグラム、115.79マイクロモル)、リン酸カリウム三水和物(925.10ミリグラム、3.47ミリモル)およびトリエチルアミン(555.53ミリモル、5.49ミリモル)のTHF/H2O(4/2ミリリットル)懸濁液を、100℃の条件で2時間攪拌した。水(50ミリリットル)を入れ、酢酸エチル(50ミリリットル*3)で抽出し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、真空濃縮し、残留物をカラムクロマトグラフィーで精製することによって表題化合物(600ミリグラム、93.35%の収率)を得た。
【0807】
LCMS(ESI)m/z:526.2[M+1]
+。
1HNMR(CHLOROFORM−d,400MHz)ppm8.51(d,J=1.00Hz,1H),8.40(d,J=2.51Hz,2H),7.95−8.07(m,2H),7.47−7.58(m,2H),7.24(d,J=1.51Hz,1H),7.15(dd,J=2.01,9.03Hz,1H),6.08(q,J=6.53Hz,1H),5.69(ddd,J=3.01,6.02,9.03Hz,1H),4.00〜4.07(m,1H),3.97(s,3H),3.73(t,J=10.29Hz,1H),2.59(dd,J=3.26,7.78Hz,1H),2.06−2.23(m,2H),1.71−1.84(m,5H)。
【0809】
【化278】
[この文献は図面を表示できません]
【0810】
30℃の条件で、実施例1A(600ミリグラム、1.14ミリモル)のメタノール/テトラヒドロフラン/水溶液(6/6/4ミリリットル)に、水酸化リチウム一水和物(51.34ミリグラム、1.35ミリモル)を一回添加して、そして、この温度で5時間攪拌した。真空濃縮を行い、水(50ミリリットル)を入れ、2Mの稀塩酸でpHが6になるように調節して、酢酸エチル(50ミリリットル*3)で抽出し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、組み合わせを行い、真空濃縮することによって、表題化合物(520ミリグラム、85.26%の収率)を得た。
【0811】
1HNMR(CHLOROFORM−d,400MHz)ppm8.44−8.56(m,1H),8.03−8.19(m,1H),7.48−7.62(m,1H),7.12−7.23(m,1H),6.08(q,J=6.53Hz,1H),5.66−5.75(m,1H),4.03(d,J=6.53Hz,1H),3.74(br.s.,1H),2.53−2.67(m,1H),2.06−2.23(m,2H),1.59−1.86(m,6H)。
【0813】
【化279】
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【0814】
30℃の条件で、実施例127A(80ミリグラム、156.13マイクロモル)、HATU(89.05ミリグラム、234.20マイクロモル)およびDIPEA(80.72ミリグラム、624.54マイクロモル)のDMF溶液(5ミリリットル)に、4−アミノテトラヒドロピラン塩酸塩(23.63ミリグラム、1.42ミリモル)を添加して、その懸濁液を30℃で2時間攪拌した。水(50ミリリットル)を入れ、酢酸エチル(50ミリリットル*3)で抽出し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、真空濃縮を行い、残留物を分取薄層クロマトグラフィー板で精製することによって、黄色油状の表題化合物(90ミリグラム、89.05%の収率)を得た。
【0815】
LCMS(ESI)m/z:595.1[M+1]
+。
実施例127D
【0816】
【化280】
[この文献は図面を表示できません]
【0817】
0℃の条件で、メタノール(4ミリリットル)に塩化アセチル(1ミリリットル)を滴下して15分間攪拌した後、溶液に実施例127C(90ミリグラム、151.13マイクロモル)を加え、滴下した後、40℃で2時間攪拌した。真空濃縮を行い、残留物へのHPLC(塩酸系)製造によって表題化合物(20ミリグラム、24.16%の収率)を得た。
【0818】
LCMS(ESI)m/z:511.2[M+1]
+。
1HNMR(メタノール−d4,400MHz)ppm 8.49(s,2H),8.22(s,1H),7.88(d,J=7.28Hz,2H),7.59−7.67(m,1H),7.54(d,J=9.29Hz,1H),7.27(dd,J=2.01,9.03Hz,1H),7.16(d,J=1.76Hz,1H),6.15(q,J=6.78Hz,1H),4.11−4.27(m,1H),4.02(d,J=9.29Hz,2H),3.56(t,J=11.67Hz,2H),1.97(d,J=11.29Hz,2H),1.66−1.84(m,5H)。
【0820】
【化281】
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【0821】
この実施例は、実施例127に示したように製造された。
LCMS(ESI)m/z[M+H]
+:497.1[M+1]
+。
実施例130
【0822】
【化282】
[この文献は図面を表示できません]
【0823】
この実施例は、実施例127に示したように製造された。
LCMS(ESI)m/z[M+H]
+:525.3[M+1]
+。
フローQ
【0824】
【化283】
[この文献は図面を表示できません]
【0826】
【化284】
[この文献は図面を表示できません]
【0828】
【化285】
[この文献は図面を表示できません]
【0829】
3−ブロモベンズアルデヒド(1グラム、5.40ミリモル)、4,4,5,5−テトラメチル−2−ビニル−1,3,2−ボロン酸ピナコールエステル(1.2グラム、8.10マイクロモル)、Pd(OAc)
2(121.24ミリグラム、0.54ミリモル)、PPh
3(283.27ミリグラム、1.08ミリモル)、Na
2CO
3(1.14ミリグラム、10.80ミリモル)を、水(3ミリリットル)とDMF(9ミリリットル)の混合液に溶解させ、混合物を窒素ガスの保護下80℃で12時間反応させた。薄層クロマトグラフィーは、(石油エーテル:酢酸エチル=2/1)原料が完全的に反応したことを示した。反応混合物を減圧濃縮し、シリカゲルカラムクロマトグラフィーによる分離(石油エーテル/酢酸エチル=40/1−30/1)を行い、表題化合物(黄色油状液体、540.00ミリグラム、3.40マイクロモル、収率63.05%)を得た。
【0830】
1HNMR(400MHz,メタノール−d
4) 9.99−10.05(m,1H),7.98(s,1H),7.71−7.86(m,2H),7.48−7.60(m,1H),6.78−6.90(m,1H),5.93(d,J=17.57Hz,1H),5.38(d,J=11.04Hz,1H)。
【0832】
【化286】
[この文献は図面を表示できません]
【0833】
実施例24H(300.00ミリグラム、0.58ミリモル)、132A(76.52ミリグラム、578.96マイクロモル)、Et3N(175.75ミリグラム、1.74ミリモル)、PPh
3(283.27ミリグラム、1.08ミリモル)、Pd(OAc)2(13.00ミリグラム、57.90ミリモル)、トリ-o-トリルホスフィン(17.62ミリグラム、57.90ミリモル)を、DMF(4ミリリットル)に溶解させ、混合物を窒素ガスの保護下100℃で12時間反応させた。薄層クロマトグラフィーは、(石油エーテル:酢酸エチル=2/1)原料が完全的に反応したことを示した。反応液に氷水を5ミリリットル加え、急冷して、5分間攪拌し、そして、酢酸エチルで10ミリリットル×3回抽出してから分液した。有機相を飽和食塩水で洗浄して、無水硫酸ナトリウムで脱水してろ過し、溶媒を蒸発乾固後、シリカゲルカラムクロマトグラフィーで分離することによって(石油エーテル/酢酸エチル=15/1)、表題化合物(220.00ミリグラム、421.12マイクロモル、72.74%の収率)を得た。LCMS(ESI)m/z[M+H]
+:552.1。
【0835】
【化287】
[この文献は図面を表示できません]
【0836】
実施例132B(70ミリグラム、133.99マイクロモル)とテトラヒドロピラン−4−アミノ(40.66ミリグラム、401.97マイクロモル)の1,2−ジクロロエタン(1ミリリットル)の混合液に、酢酸(0.80ミリグラム、13.4マイクロモル)を滴下した後、20℃で30分間攪拌した。シアノホウ水素化ナトリウム(25.26ミリグラム、401.98マイクロモル)をゆっくり添加して、引き続き20℃で2時間攪拌した。水で急冷し、水層をジクロロメタン(10ミリリットル×3)で抽出し、有機層を飽和食塩水(10ミリリットル×2)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、ろ過して真空濃縮し、残留物を薄層クロマトグラフィー(石油エーテル/酢酸エチル=1/1)で精製することによって、表題化合物(黄色油状液体、30ミリグラム、49.38マイクロモル、36.85%の収率)を得た。LCMS(ESI)m/z[M+H]
+:607.4。
【0838】
【化288】
[この文献は図面を表示できません]
【0839】
実施例132C(30.00ミリグラム、49.38マイクロモル)を無水メタノール(1ミリリットル)に溶解させ、そして、0℃下でこの溶液を塩化アセチル(1ミリリットル)の無水メタノール(4ミリリットル)に滴下した。反応液を40℃に昇温後30時間攪拌した。反応後、スピンにより溶媒を除去することによって表題化合物(22ミリグラム、42.03マイクロモル、収率85.11%)を得た。LCMS(ESI)m/z[M+H]
+:522.3。
【0841】
【化289】
[この文献は図面を表示できません]
【0842】
この実施例は、実施例132に示したように製造された。LCMS(ESI)m/z[M+H]
+:509.1。
実施例135
【0843】
【化290】
[この文献は図面を表示できません]
【0844】
この実施例は、実施例132に示したように製造された。LCMS(ESI)m/z[M+H]
+:537.5。
フローR
【0845】
【化291】
[この文献は図面を表示できません]
【0847】
【化292】
[この文献は図面を表示できません]
【0849】
【化293】
[この文献は図面を表示できません]
【0850】
窒素ガスの保護下で、ビスピナコールボロン酸エステル(995.45ミリグラム、6.46ミリモル)、5−ブロモ−2−(ジメトキシメチル)ピリジン(1グラム、4.31ミリモル)、Pd(dppf)Cl
2(315.29ミリグラム、0.43ミリモル)および炭酸カリウム(1.79グラム、12.93ミリモル)のジオキサン(15ミリリットル)懸濁液を100℃下16時間加熱した。冷却して、水(10ミリリットル)を入れ、酢酸エチル(3×10ミリリットル)で抽出し、飽和食塩水で洗浄し、乾燥させ、ろ過して真空濃縮し、残留物をカラムクロマトグラフィーで精製することによって、黄色油状の表題化合物(700ミリグラム、87%の収率)を得た。
1HNMR(400MHz,CHLOROFORM−d)=8.63(d,J=1.8Hz,1H),7.80(dd,J=2.1,8.2Hz,1H),7.53(d,J=8.3Hz,1H),6.74(dd,J=11.0,17.6Hz,1H),5.86(d,J=17.8Hz,1H),5.45−5.37(m,2H),3.43(s,6H)。
【0852】
【化294】
[この文献は図面を表示できません]
【0853】
窒素ガスの保護下で、実施例137A(850ミリグラム、4.74ミリモル)、24H(2.46グラム、4.74ミリモル)、POT(144.27ミリグラム、474マイクロモル)、酢酸パラジウム(106.42ミリグラム、474ミリモル)およびDIEA(1.84グラム、14.2ミリモル)のDMF(30ミリリットル)懸濁液を100℃の条件で16時間攪拌した。冷却ろ過して、真空濃縮を行い、残留物を分取カラムクロマトグラフィーで精製することによって、黄色油状の表題化合物(1.4グラム、52%の収率)を得た。LCMS(ESI)m/z[M+H]
+:569.4.
1HNMR(400MHz,CHLOROFORM−d)ppm 8.82−8.77(m,1H),8.46(s,2H),8.40〜8.36(m,1H),7.95(dd,J=2.0,8.3Hz,1H),7.60(d,J=8.0Hz,1H),7.45(d,J=16.8Hz,1H),7.28−7.22(m,1H),7.21−7.15(m,2H),6.18−6.07(m,1H),5.65(ddd,J=2.5,5.8,9.0Hz,1H),5.47−5.43(m,1H),4.05(t,J=8.9Hz,1H),3.86−3.69(m,2H),3.50〜3.42(m,6H),2.61−2.49(m,1H),2.22−2.11(m,1H),2.09−1.99(m,3H),
1.85(d,J=6.5Hz,3H),1.80〜1.73(m,2H)。
【0855】
【化295】
[この文献は図面を表示できません]
【0856】
実施例137B(1.4グラム、2.46ミリモル)、p-フェニルメタンスルホン酸一水和物(234ミリグラム、1.23ミリモル)の水(5ミリリットル)およびアセトン(15ミリリットル)の混合液を50℃で3時間加熱攪拌した。冷却して、水層をジクロロメタン(10ミリリットル×3)で抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、ろ過して真空濃縮することによって、そのまま次のステップに移行する表題化合物(1.2グラム、76%の収率)を得た。LCMS(ESI)m/z:541.4(M+1)。
【0858】
【化296】
[この文献は図面を表示できません]
【0859】
実施例137C(100ミリグラム、191マイクロモル)とモルホリン(50ミリグラム、573.15マイクロモル)の1,2−ジクロロエタン(2ミリリットル)の混合液に、pHが5になるまでに酢酸(100マイクロリットル)を滴下した後、29℃で2時間攪拌した。シアノホウ水素化ナトリウム(36ミリグラム、573.15マイクロモル)をゆっくり添加して、引き続き29℃で3時間攪拌した。水で急冷し、水層をジクロロメタン(5ミリリットル×3)で抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、ろ過して真空濃縮し、黒色油状の表題化合物(100ミリグラム、粗化合物)を得た。LCMS(ESI)m/z:594.2[M+1]
+。
【0861】
【化297】
[この文献は図面を表示できません]
【0862】
実施例137D(100ミリグラム、148マイクロモル)のメタノール(1ミリリットル)溶液に、メタノール(1ミリリットル)/塩化アセチル(0.25ミリリットル)混合液を添加して、40℃に加熱した後3時間攪拌した。冷却して、真空濃縮することによって、表題化合物(20.00ミリグラム、46%の収率)を得た。LCMS(ESI)m/z 510.4(M+1)。
1HNMR(400MHz,メタノール−d
4)ppm 8.95(d,J=1.8Hz,1H),8.51(s,2H),8.26(dd,J=2.0,8.3Hz,1H),7.67(d,J=8.0Hz,1H),7.60(d,J=16.8Hz,1H),7.51(d,J=9.3Hz,1H),7.37(s,2H),7.25(dd,J=2.1,9.2Hz,1H),6.24(q,J=6.7Hz,1H),4.61(s,2H),4.04−3.98(m,4H),3.47(t,J=4.5Hz,4H),1.87(d,J=6.5Hz,3H)。
【0864】
【化298】
[この文献は図面を表示できません]
【0865】
1HNMR(400MHz,メタノール−d
4)ppm 9.06(s,1H),8.60〜8.49(m,3H),7.98(d,J=8.0Hz,1H),7.71(d,J=16.6Hz,1H),7.57(d,J=9.0Hz,1H),7.46(d,J=16.8Hz,1H),7.39−7.28(m,2H),6.25(q,J=6.5Hz,1H),4.84(s,2H),4.66(br.s.,1H),3.70(br.s.,4H),2.39(br.s.,1H),2.18(br.s.,1H),1.86(d,J=6.5Hz,3H)。
【0867】
【化299】
[この文献は図面を表示できません]
【0868】
この実施例は、実施例137に示したように製造された。LCMS(ESI)m/z:538.4(M+1)。
実施例142
【0869】
【化300】
[この文献は図面を表示できません]
【0871】
【化301】
[この文献は図面を表示できません]
【0873】
【化302】
[この文献は図面を表示できません]
【0874】
−20℃の条件で、DIPCl(3.09グラム、9.65ミリモル)のテトラヒドロフラン(5ミリリットル)溶液に、1−(3−クロロ−4−ピリジン)エタノン(1グラム、6.43ミリモル)テトラヒドロフラン(5ミリリットル)溶液を添加して、この温度で1.5時間攪拌し、0℃に昇温後30分間攪拌した。メタノール(3ミリリットル)で急冷して、濃縮した。残留物を水(15ミリリットル)に加え、酢酸エチル(3×10ミリリットル)で抽出し、飽和食塩水(10ミリリットル)で洗浄して乾燥させ、ろ過して真空濃縮し、残留物をカラムクロマトグラフィーで精製することによって、黄色油状の表題化合物(650ミリグラム、61%の収率)を得た。
【0875】
LCMS(ESI)m/z:158.5[M+1]
+。
実施例142B
【0876】
【化303】
[この文献は図面を表示できません]
【0877】
0℃の条件で、実施例142A(650ミリグラム、4.12ミリモル)のジクロロメタン(6ミリリットル)溶液に、MsCl(1.42グラム、12.37ミリモル)およびトリエチルアミン(1.25グラム、12.37ミリモル)を添加して、この温度で1時間攪拌した。水(1ミリリットル)、重炭酸ナトリウム水溶液でpH7〜8になるように塩基化して、水(10ミリリットル)を入れ、ジクロロメタン(2×8ミリリットル)で抽出し、飽和食塩水(5ミリリットル)で洗浄して乾燥させ、ろ過して真空濃縮し、残留物をカラムクロマトグラフィーで精製することによって、黄色油状の表題化合物を得た。
【0878】
LCMS(ESI)m/z:236.7[M+1]
+。
実施例142
【0879】
【化304】
[この文献は図面を表示できません]
【0880】
化合物3から実施例142までは、実施例24と同一の方法で合成され、実施例142(11.00ミリグラム、20%の収率)が得られた。
LCMS(ESI)m/z:508.1[M+1]
+。
【0881】
1HNMR(400MHz,メタノール−d4)Shift 9.05−9.18(m,1H),8.78(d,J=5.52Hz,1H),8.24−8.32(m,2H),7.66(d,J=8.03Hz,1H),7.57(d,J=9.54Hz,1H),7.41(s,1H),7.32(d,J=9.03Hz,1H),7.03−7.18(m,1H),6.05(q,J=6.02Hz,1H),4.54(s,2H),4.09(dd,J=4.02,11.54Hz,2H
),3.45−3.65(m,3H),2.16(d,J=10.54Hz,2H),1.74−1.89(m,5H)。
【0883】
【化305】
[この文献は図面を表示できません]
【0885】
【化306】
[この文献は図面を表示できません]
【0887】
【化307】
[この文献は図面を表示できません]
【0888】
2−クロロ−4−フッ素安息香酸(10.00グラム、57.29ミリモル)、1−メトキシ−1−メチルアミン塩酸塩(10.00グラム、57.29ミリモル)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール(11.61グラム、85.94ミリモル)、1−エチル−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(16.47グラム、85.94ミリモル)、トリエチルアミン(14.49グラム、143.23ミリモル)のDCM(200.00ミリリットル)溶液は、15℃の条件で3時間攪拌した。水(300ミリリットル)を加え、DCM(200ミリリットル*3)で抽出し、塩水(500ミリリットル*2)で洗浄して、有機相を合わせて、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、ろ過して真空濃縮し、残留物をカラムクロマトグラフィーで精製することによって、無色油状の実施例143A(12.30グラム、98.66%の収率)を得た。
【0889】
1HNMR(400MHz,CHLOROFORM−d)7.35(dd,J=6.02,8.53Hz,1H),7.17(dd,J=2.51,8.53Hz,1H),7.04(dt,J=2.26,8.28Hz,1H),3.27−3.58(m,6H)。
【0891】
【化308】
[この文献は図面を表示できません]
【0892】
−78℃の条件で、実施例144A(12.30グラム、56.52ミリモル)のテトラヒドロフラン(100.00ミリリットル)溶液にメチル臭化マグネシウム(13.48グラム、113.04ミリモル)を30分間内滴下してから、0℃の条件で5時間攪拌した。飽和塩化アンモニウム水溶液(100ミリリットル)を加え、水(50ミリリットル)を入れて希釈し、酢酸エチル(200ミリリットル*3)で抽出し、塩水(400ミリリットル*2)で洗浄して、有機相を合わせて、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、ろ過して真空濃縮し、残留物をカラムクロマトグラフィーで精製することによって、無色油状の実施例143B(9.60グラム、98.42%の収率)を得た。
【0893】
1HNMR(400MHz,CHLOROFORM−d)7.64(dd,J=6.02,8.53Hz,1H),7.17(dd,J=2.38,8.41Hz,1H),7.01−7.07(m,1H),2.61−2.67(m,3H)。
【0895】
【化309】
[この文献は図面を表示できません]
【0896】
0℃の条件で、実施例144B(9.60グラム、55.63ミリモル)のMeOH(80.00ミリリットル)溶液に、ホウ素水素化ナトリウム(5.26グラム、139.08ミリモル)を添加して、15℃の条件で3時間攪拌した。0℃下で水(100ミリリットル)を入れて、DCM(100ミリリットル*2)で抽出し、塩水(200ミリリットル*
3)で洗浄して、有機相を合わせて、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、ろ過して真空濃縮し、残留物をカラムクロマトグラフィーで精製することによって、無色油状の実施例143C(9.50グラム、97.81%の収率)を得た。
【0898】
【化310】
[この文献は図面を表示できません]
【0899】
化合物4から実施例143までは、実施例24と同一の方法で合成され、実施例143(350.00ミリグラム、33.84%の収率)が得られた。
LCMS(ESI)m/z[M+H]
+:525.1[M+1]
+。
【0900】
1HNMR(400MHz,メタノール−d4)9.04(d,J=1.76Hz,1H),8.23(dd,J=2.26,8.28Hz,1H),7.52−7.65(m,2H),7.48(d,J=9.03Hz,1H),7.16−7.28(m,3H),6.90〜7.10(m,2H),5.79(q,J=6.36Hz,1H),4.52(s,2H),4.08(dd,J=4.52,11.80Hz,2H),3.39−3.58(m,3H),2.14(dd,J=2.38,12.42Hz,2H),1.79(dq,J=4.64,12.26Hz,2H),1.60〜1.69(m,3H)。
【0902】
【化311】
[この文献は図面を表示できません]
【0903】
この実施例は、実施例144に示したように製造された。LCMS(ESI)m/z:509.1[M+1]
+。
実施例145
【0904】
【化312】
[この文献は図面を表示できません]
【0905】
この実施例は、実施例144に示したように製造された。LCMS(ESI)m/z:525.1[M+1]
+。
1HNMR(400MHz,メタノール−d4)9.07(s,1H),8.25(d,J=8.03Hz,1H),7.63(d,J=8.28Hz,1H),7.44(d,J=9.03Hz,1H),7.37(br.s.,1H),7.22−7.31(m,2H),7.17(d,J=9.03Hz,1H),6.90〜7.09(m,2H),6.01(d,J=6.53Hz,1H),4.53(s,2H),4.10(d,J=8.28Hz,2H),3.43−3.58(m,3H),2.16(d,J=12.30Hz,2H),1.81(d,J=6.53Hz,5H)。
【0907】
【化313】
[この文献は図面を表示できません]
【0908】
この実施例は、実施例144に示したように製造された。LCMS(ESI)m/z:510.4[M+1]
+。
1HNMR(400MHz,メタノール−d4)9.09−9.38(m,1H),8.42−8.82(m,3H),7.85−8.06(m,1H),7.55−7.76(m,2H),7.31−7.54(m,2H),5.92−6.30(m,1H),4.65(br.s.,2H),4.07(d,J=7.78Hz,2H),3.41−3.67(m,3H),2.20(d,J=9.79Hz,2H),1.88(br.s.,5H)。
【0910】
【化314】
[この文献は図面を表示できません]
【0911】
この実施例は、実施例144に示したように製造された。
LCMS(ESI)m/z:509.5[M+1]+。
1HNMR(400MHz,メタノール−d4) 9.09(d,J=1.25Hz,1H),8.28(d,J=6.78Hz,1H),7.66(d,J=8.03Hz,1H),7.43−7.55(m,2H),7.26−7.35(m,1H),7.22(dd,J=2.01,9.03Hz,1H),7.00〜7.16(m,1H),6.94(t,J=8.53Hz,2H),5.89(q,J=6.53Hz,1H),4.54(s,2H),4.08(dd,J=4.27,11.54Hz,2H),3.42−3.59(m,3H),2.16(d,J=11.04Hz,2H),1.67−1.89(m,5H)。
【0913】
【化315】
[この文献は図面を表示できません]
【0914】
この実施例は、実施例137に示したように製造された。LCMS(ESI)m/z:475.3[M+1]+。
1HNMR(400MHz,メタノール−d
4) 7.79−7.84(m,2H),7.54−7.63(m,4H),7.52(d,J=7.53Hz,2H),7.40〜7.49(m,1H),7.15(d,J=9.03Hz,1H),4.49(t,J=5.77Hz,1H),4.41(s,2H),4.03−4.15(m,2H),3.73−3.85(m,2H),3.67(br.s.,2H),3.38−3.50(m,3H),3.17−3.27(m,5H),2.93−3.06(m,1H),2.05−2.37(m,1H),1.40(br.s.,3H),1.38(br.s.,3H),1.35−1.37(m,2H)。
【0916】
【化316】
[この文献は図面を表示できません]
【0917】
この実施例は、実施例137に示したように製造された。LCMS(ESI)m/z:461.3[M+1]+。
1HNMR(400MHz,メタノール−d
4) 7.79−7.84(m,2H),7.56−7.61(m,3H),7.51−7.56(m,2H),7.50(d,J=9.29Hz,1H),7.13−7.19(m,1H),4.45−4.53(m,2H),4.41(s,2H),4.09(d,J=13.30Hz,2H),3.78(t,J=12.80Hz,2H),3.35−3.48(m,4H),3.20〜3.30(m,4H),3.07(t,J=13.05Hz,1H),2.90(s,3H),1.97(s,3H),1.36−1.40(m,3H),1.31(br.s.,2H)。
【0919】
【化317】
[この文献は図面を表示できません]
【0920】
この実施例は、実施例137に示したように製造された。
1HNMR(400MHz,メタノール−d
4)=8.95(d,J=1.5Hz,1H),8.52(s,2H),8.33(dd,J=2.0,8.3Hz,1H),7.72(d,J=8.3Hz,1H),7.62(d,J=16.8Hz,1H),7.53(d,J=9.0Hz,1H),7.38(d,J=16.8Hz,1H),7.33(d,J=1.8Hz,1H),7.27(dd,J=2.0,9.0Hz,1H),6.25(q,J=6.5Hz,1H),4.55(s,2H),4.10(dd,J=4.3,11.5Hz,2H),3.61−3.42(m,4H),2.22−2.12(m,2H),1.91−1.76(m,5H)。
【0921】
試験例1:本発明の化合物のインビトロ酵素活性のテスト
試験目的:
Z’−LYTE(商標)Detection Kinase Assayにより酵素活性をアッセイし、化合物のIC
50値を指標として用い、化合物によるFGFR1の阻害効果を評価した。
【0922】
試験材:
FGFR1(Invitrogen# PV4105)
Tyr4(Invitrogen−PR5053U)
ATP(Sigma−A7699)
DMSO(Sigmacat# 34869−100ML)
反応緩衝液:50mMのHepes(pH 7.5),10mMのMgCl
2、1mMのEGTA、0.01%のBrij−35、1mMのDTT、2mMのMnCl
2
384反応プレート(Corning Costar 3573)
384化合物プレート(Greiner # 781280)
DevelopmentreagentB(Invitrogen# PR5193D)
DevelopmentBuffer(Invitrogen# PR4876B)
遠心機(Eppendorf#5810R)
電子フィンピペット(Eppendorf)
Multidrop 液体処理ワークステーション(ThermoScientific)
Bravo自動液体処理ワークステーション(Agilent)
Envision(Perkin Elmer)
試験のステップ及び方法:
A. 酵素・基質混合液の用意
0.6nMのFGFR1、2uMのTyr4ペプチド及び10uMのATPと反応緩衝液(50mMのHepes、pH7.5、10mMのMgCl
2、0.01%のBRIJ−35、1mMのEGTA、4mMのMnCl
2、2mMのDTT)。
B. 化合物ローディング
a. 化合物が、DMSOを用い、3倍、11分の勾配、二重孔で、10mMに希釈され、
b. Bravo自動液体処理ワークステーションで化合物を1:25の希釈で中間プレートに移液し、そして、DMSOが1%の最終濃度になるように、反応プレートに2.5ul移液し、
c. 酵素・基質緩衝液をそれぞれの孔に5ulずつ移液し、
d. Multidrop液体処理ワークステーションにて、ATP溶液を各孔に移液し、
e. 1000rpmで1分間遠心分離させ
f. 反応プレートを23℃の恒温ボックスに置き60分間反応させた。
C. 発色反応試験:
a. 1:128でDevelopment regent BとDevelopment
Bufferの混合液を配合し、
b. 各孔に5ulずつ入れ、1000rpmで1分間遠心分離させ、
c. 遠心分離の後、反応プレートを恒温ボックス(23℃)に90分間放置し、取り出したらEnvision(Perkin Elmer)マイクロプレートリーダーでのカウントを読み取った。
D. データ解析:XLFIT(IDBS)を利用してデータを解析し、化合物のIC
50値を算出した。
【0924】
【表1】
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【0928】
注釈:50nM<A≦1uM、10nM<AA≦50nM、AAA≦10nM、N/Aは、未測定を表す。
結論:本発明における化合物は、FGFR1への阻害効果が顕著である。
【0929】
試験例2:本発明の化合物のインビトロ細胞学の阻害活性
試験目的:
CellTiter−Glo(登録商標)Luminescent Cell Viability Assayにより細胞内のATPの変化をアッセイし、化合物のIC
50値を指標として用い、化合物によるインビトロ細胞SNU−16の阻害効果を評価した。
【0930】
試験材:
細胞系:SNU−16細胞株
SNU−1細胞培地:RPMI 1640(Invitrogen # 22400105)、10%の血清(Invitrogen # 10099141)、ペニシリン−ストレプトマイシン(Invitrogen Gibco #15140〜122)
パンクレアチン(Invitrogen、#25200〜072)
DPBS(Hyclone、#SH30028.01B)
384細胞板(Greiner #781090)
384化合物プレート(Greiner # 781280)
CO
2 インキュベーター(Thermo#371)
遠心機(Eppendorf#5810R)
Vi−cell 生死細胞オートアナライザー(Beckman Coulter)
Bravo自動液体処理ワークステーション(Agilent)
Envision(Perkin Elmer)
試験のステップ及び方法:
E. 細胞接種(SNU−16細胞)
a. 37℃の湯浴で培地、パンクレアチン、DPBSを予熱した。細胞の培養のための培地を吸い取り、10mLのDPBSで洗浄し、
b. 予熱されたパンクレアチンを培養ボトルに添加し、パンクレアチンにより均一に被覆されるように培養ボトルを回転させ、37℃で5%のCO
2のインキュベーターに1〜2分間放置して消化させ、
c. T150ごとに10〜15mLの培地で細胞を懸濁させ、800rpmで5分間遠心分離させ、10mLの培地で細胞を懸濁させ、細胞懸濁液を1mL吸い取り、Vi−cellでカウントし、
d. 培地でSNU−16を希釈し、マルチチャンネルピペットで希釈された細胞を384板(Greiner. 781090)(50μL/孔、SNU−16細胞750個の細胞/孔)に加えた。細胞板を、37℃、5%のCO
2のインキュベーターに一晩放置した。
F. 化合物ローディング:
g. DMSOで化合物を3倍、11分の勾配、二重孔で10mMに希釈し、
h. Bravo自動液体処理ワークステーションで化合物を、細胞培養液を47.6ul添加した中間プレートに2.4ul移液し、そして、DMSOが0.4%の最終濃度になるように、細胞培養プレートに5ulから55ulまで移液し、
i. 細胞板を37℃、5%のCO
2のインキュベーターに入れ、三日間インキュベートした。
G. CTG試験:
d. Cell Titer Glo試薬を室温まで均衡させ、
e. 1:2の割合でCell Titer Glo試薬を各試料孔に30ulずつ配置し、穏やかに2分間混合し、
f. 細胞培養プレートを恒温ボックス(23℃)に10分間放置し、取り出してから1000rpmで1分間遠心分離させ、
g. Envision(Perkin Elmer)マイクロプレートリーダーでカウントの読み取りをした。
H. データ解析:XLFIT(IDBS)を利用しデータを解析し、化合物のIC50値を算出した。
【0931】
試験結果を表2に示す。
表2 CellTiter−Glo(登録商標)アッセイによるIC
50のテスト結果
【0932】
【表2】
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【0933】
注釈:10nM<+≦1uM、++≦10nM。
結論:本発明における化合物は、SNU−16への阻害効果が顕著である。
試験例3:腫瘍増殖阻害(TGI)解析
腫瘍は、腫瘍の体積と時間との関係によって進化や増殖を評価する。皮下腫瘍の長軸(L)及び短軸(W)がキャリパスにより週に二回測定し、式((L×W
2)/2)で腫瘍の体積(TV)を算出する。TGIは、溶媒群のマウス腫瘍体積のメディアンと薬物群のマウス腫瘍体積のメディアンとの差により算出され、溶媒対照群の腫瘍体積のメディアンのパーセントで表し、
下式で算出する。
【0934】
%のTGI=((真ん中腫瘍体積(対照)−真ん中腫瘍体積(投与群))/真ん中腫瘍体積(対照群))×100
オリジナル統計解析は、分散測定解析を繰り返すことによって行われる。引き続き、Scheffe psot hoc試験方法にて多重比較を行う。単一の溶媒(0.5%のメチルセルロース+0.2%のツウィーン水溶液)が陰性対照になる。
【0936】
【表3】
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【0937】
本発明に係る化合物は、優れたインビトロFGFR1キナーゼ阻害活性及びSNU−16細胞阻害活性が小分子のチロシンキナーゼ阻害剤として、細胞増殖及血管形成への阻害、優れた抗腫瘍活性、各種の哺乳動物(ヒトを含む)を治療する等という優れた効果を有する。
【0938】
試験例4:分子にフルオロアルケンが導入されアルケンを置換することで、化合物内の代謝安定性を大きく向上させ、例えばWX_018とWX_150とを比較するような化合物のバイオアベイラビリティを増加することができる。
【0939】
試験過程:20%のDMSO/60%のPEG400/20%の水の試験化合物の清澄液を、1mg/kgの投与量でメスのBalb/c nudeマウスの体内(夜間空腹、7〜9週齢)に1mg/ml経尾静脈内投与した。0.5%のMethocel/0.2%のTween 80に懸濁した試験化合物を、10mg/kgの投与量で、メスのBalb/c nudeマウス(夜間空腹、7〜9週齢)に1mg/ml経胃投与した。二つの動物群は、何れも投与されてから0.0833、0.25、0.5、1.0、2.0、4.0、8.0 及び24時間後、頸静脈または尾静脈から採血され、この採血された血液をEDTA−K2が付加された抗凝血管に約30μL入れ、血漿を遠心分離させた。LC−MS/MS法で血中濃度を測定し、WinNonlin(商標)Version 6.3(Pharsight,Mountain View,CA)薬物動態学的ソフトウェアを利用し、ナンコンパートメントモデル対数線形台形法により薬物動態学に関するパラメータを算出した。
【0940】
試験データ解析:メスのBalb/c nudeマウスは、WX_018を1.0mg/kg単回静脈内注射投与されてから、その血漿クリアランス(CL)が53.0±1.69mL/分/kgになり、定常状態の見かけの分布容積(Vdss)が5.45±0.491L/kgになり、排出半減期(T1/2)、及び0点から最後の一つの定量的な時点までの血漿濃度曲線下面積(AUC0−last)の値がそれぞれ1.57±0.0286時間及び567±19.4nM・hになる。
【0941】
メスのBalb/cnudeマウスは、WX_018を10mg/kg単回経胃投与されてから、そのバイオアベイラビリティが30.1%、AUC
0−lastが1649±40.1nM・hになり、最高血中濃度(C
max)が479±62.9nMになり、最高血中濃度到達時間が投与後2.00時間ほど現れる。メスのBalb/c nudeマウスは、WX_150を1.0mg/kg単回静脈内注射投与されてから、その血漿クリアランス(CL)が83.5±18.5mL/分/kgになり、定常状態の見かけの分布容積(Vdss)が5.31±0.268°L/kgになり、排出半減期(T1/2)及び0点から最後の一つの定量的な時点までの血漿濃度曲線下面積(AUC0−last)の値がそれぞれ0.971±0.461h及び386±88.3nM・hになる。
【0942】
メスのBalb/c nudeマウスは、WX_150を10mg/kg単回経胃投与されてから、そのバイオアベイラビリティが11.4%、AUC
0−lastが439±202nM・hになり、最高血中濃度(C
max)が134±68.3nMになり、最高血中濃度到達時間が投与後1.50±0.866時間ほど現れる。
【0943】
なお、アルケン結合における一つのフッ素の導入は、例えば1)フルオロアルケンの構造自身が新規なデザインであり、合成にはいろんな工夫が必要であり、2)化合物の物理化学的性質を大きく上げ、バイオフィルムに対しての溶解性を増加し、化合物の酸塩基性質を変え、化合物と有機組織との親和性相互作用を改善し、生物の体内吸収の伝達速度を促し、3)同時に化合物の安定性や体内の代謝安定性を高め、暴露量を増やし、それによって、体内の薬効を潜在的に向上することができ、同等の薬効の場合に、投与量を下げることができる。
【0944】
試験例5:式(I)の化合物B1は、チェーンエネルギーによって前月比で化合物体内の代謝安定性を大きく高めることができ、例えばWX_077とWX_063の比較の場合に、化合物のバイオアベイラビリティを増やすことができる。
【0945】
試験過程:20%のDMSO/60%のPEG400/20%の水の試験化合物の清澄液を、2mg/kgの投与量でメスのBalb/c nudeマウス(夜間空腹、7〜9週齢)に0.4mg/ml経胃投与した。二つの動物群は、何れも投与されてから0.25、0.5、1.0、2.0、4.0、8.0及び24時間後、頸静脈または尾静脈から採血され、この採血された血液をEDTA−K2が付加された抗凝血管に約30μL入れ、血漿を遠心分離させた。LC−MS/MS法で血中濃度を測定し、WinNonlin(商標)Version 6.3(Pharsight,Mountain View,CA)薬物動態学的ソフトウェアを利用し、ナンコンパートメントモデル対数線形台形法によって薬物動態学に関するパラメータを算出した。
【0946】
試験データ解析:メスのBalb/c nudeマウスは、WX_077を2mg/kg単回経胃投与されてから、AUC
0−lastが72.1±19.8nM・hになり、最高血中濃度(C
max)が41.7±6.45nMになり、最高血中濃度到達時間が投与後0.25時間ほど現れる。
【0947】
メスのBalb/c nudeマウスは、WX_063を2mg/kg単回経胃投与されてから、AUC
0−lastが221±71.3nM・hになり、最高血中濃度(C
max)が214±39.7nMになり、最高血中濃度到達時間が投与後0.25時間ほど現れる。