(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6898311
(24)【登録日】2021年6月14日
(45)【発行日】2021年7月7日
(54)【発明の名称】デジタルコンテンツのプレビューを表示するシステムおよび方法
(51)【国際特許分類】
G06F 21/10 20130101AFI20210628BHJP
【FI】
G06F21/10
【請求項の数】12
【全頁数】13
(21)【出願番号】特願2018-511530(P2018-511530)
(86)(22)【出願日】2016年1月22日
(65)【公表番号】特表2018-530057(P2018-530057A)
(43)【公表日】2018年10月11日
(86)【国際出願番号】IB2016000053
(87)【国際公開番号】WO2016181203
(87)【国際公開日】20161117
【審査請求日】2019年1月22日
(31)【優先権主張番号】62/159,397
(32)【優先日】2015年5月11日
(33)【優先権主張国】US
(31)【優先権主張番号】14/823,091
(32)【優先日】2015年8月11日
(33)【優先権主張国】US
(73)【特許権者】
【識別番号】514094335
【氏名又は名称】ピクチャーワークス プライベート リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】110001302
【氏名又は名称】特許業務法人北青山インターナショナル
(72)【発明者】
【氏名】ジョン ホ ロク
【審査官】
平井 誠
(56)【参考文献】
【文献】
米国特許第09007402(US,B1)
【文献】
特表2008−513898(JP,A)
【文献】
米国特許出願公開第2014/0201527(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06F 21/00−88
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
保護されたメディアのプレビューを表示するシステムにおいて、
タッチスクリーンディスプレイと、
プロセッサと、
メモリであって、前記プロセッサにより実行されると、
ネットワーク上でサーバからオリジナル画像を受け取り、
前記オリジナル画像のぼかし加工コピーを生成し、
前記ぼかし加工コピーを前記オリジナル画像の上に重ねて、前記ぼかし加工コピーを前記タッチスクリーンディスプレイに表示し、前記オリジナル画像が第1の層にあり、前記ぼかし加工コピーが前記第1の層の上の第2の層にあり、
前記タッチスクリーンディスプレイ上のユーザインタラクションを検出し、前記ユーザインタラクションが、ユーザによる前記タッチスクリーンディスプレイ上の連続的な接触であり、
前記ユーザインタラクションの位置を特定し、および
前記オリジナル画像の前記ぼかし加工コピーの、前記ユーザインタラクションの前記特定された位置に対応する部分にマスクを適用し、前記マスクが適用されたときに、前記オリジナル画像の前記ぼかし加工コピーにおける対応する前記部分が透明になって、前記タッチスクリーンディスプレイ上の連続的な接触の間に前記部分における前記オリジナル画像の一部が見える状態になり、
特定された前記ユーザインタラクションの位置において前記ユーザインタラクションがなくなったことを判断し、
特定された前記ユーザインタラクションの位置において前記ユーザインタラクションがなくなったことを判断したことに応じて、前記オリジナル画像のぼかし加工コピーの前記部分に適用された前記マスクを取り除き、前記マスクが取り除かれて前記オリジナル画像のぼかし加工コピーのみが表示される、
ことを前記プロセッサに実行させる実行可能命令がそれに記憶されたメモリと
を含むことを特徴とするシステム。
【請求項2】
請求項1に記載のシステムにおいて、前記プロセッサは、前記オリジナル画像を複写し、および前記複写された画像にぼかし効果を適用することによって前記画像の前記ぼかし加工コピーを生成するように構成されることを特徴とするシステム。
【請求項3】
請求項1に記載のシステムにおいて、前記適用されたマスクは、前記オリジナル画像の前記ぼかし加工コピーの前記部分における所定の大きさおよび形状のウィンドウを含むことを特徴とするシステム。
【請求項4】
請求項1に記載のシステムにおいて、前記プロセッサは、
前記タッチスクリーン上の追加のユーザインタラクションを判断し、および
前記オリジナル画像の前記ぼかし加工コピーの、前記判断された追加のユーザインタラクションに対応する部分に追加のマスクを適用するようにさらに構成されることを特徴とするシステム。
【請求項5】
保護されたメディアのプレビューを表示するシステムにおいて、
タッチスクリーンディプレイと、
プロセッサと、
メモリであって、前記プロセッサにより実行されると、
ネットワーク上でサーバからオリジナル画像を受け取り、
前記オリジナル画像のぼかし加工コピーを生成し、
前記オリジナル画像の前記ぼかし加工コピーを提示し、
前記タッチスクリーンディスプレイ上の第一のユーザインタラクションを検出し、前記第一のユーザインタラクションが、ユーザによる前記タッチスクリーンディスプレイ上の連続的な接触であり、
前記第一のユーザインタラクションの位置を特定し、
前記オリジナル画像の、前記第一のユーザインタラクションの前記特定された位置に対応する第一の部分を抽出し、および
前記タッチスクリーンディスプレイ上の連続的な接触の間に、前記オリジナル画像の前記抽出された第一の部分を、前記抽出された第一の部分を前記オリジナル画像の前記提示されたぼかし加工コピーの上に貼り付けることによって提示し、
特定された前記第一のユーザインタラクションの位置において、前記第一のユーザインタラクションがなくなったことを判断し、
特定された前記第一のユーザインタラクションの位置において前記第一のユーザインタラクションがなくなったこと判断したことに応じて、前記オリジナル画像のぼかし加工コピーから前記抽出された第一の部分を取り除き、前記抽出された第一の部分が取り除かれて前記オリジナル画像のぼかし加工コピーのみが表示される、
ことを前記プロセッサに実行させる実行可能命令がそれに記憶されたメモリと
を含むことを特徴とするシステム。
【請求項6】
請求項5に記載のシステムにおいて、前記プロセッサは、前記オリジナル画像を複写し、および前記複写された画像にぼかし効果を適用することによって前記画像の前記ぼかし加工コピーを生成するように構成されることを特徴とするシステム。
【請求項7】
請求項5に記載のシステムにおいて、前記抽出された第一の部分は、前記第一のユーザインタラクションの前記位置を取り囲む所定の大きさおよび形状を含むことを特徴とするシステム。
【請求項8】
請求項5に記載のシステムにおいて、前記プロセッサは、
前記タッチスクリーン上の第二のユーザインタラクションを検出し、
前記オリジナル画像の前記抽出された第一の部分を前記オリジナル画像の前記ぼかし加工コピーの前記提示から取り除き、
前記第二のユーザインタラクションの位置を特定し、
前記オリジナル画像の、前記第二のユーザインタラクションの前記特定された位置に対応する第二の部分を抽出し、および
前記オリジナル画像の前記抽出された第二の部分を、前記抽出された第二の部分を前記オリジナル画像の前記提示されたぼかし加工コピーの上に貼り付けることによって提示するようにさらに構成されることを特徴とするシステム。
【請求項9】
デバイスにより実行される保護されたデジタルメディアのプレビューを行う方法において、前記デバイスが、タッチスクリーンディスプレイと、プロセッサと、メモリとを有し、前記メモリが、前記プロセッサにより実行されると以下のステップを前記プロセッサに実行させる実行可能命令を記憶して有しており、
前記ステップが、
ネットワーク上でサーバからオリジナル画像を受け取るステップと、
前記オリジナル画像のぼかし加工コピーを生成するステップと、
前記ぼかし加工コピーを前記タッチスクリーンディスプレイに表示するステップと、
前記タッチスクリーンディスプレイ上のユーザインタラクションを検出するステップであって、前記ユーザインタラクションが、ユーザによる前記タッチスクリーンディスプレイ上の連続的な接触であるステップと、
前記タッチスクリーンディスプレイ上のユーザインタラクションの位置を特定するステップと、
前記オリジナル画像のぼかし加工コピーにおける前記ユーザインタラクションの特定された位置に対応する部分にマスクを適用するステップであって、前記マスクが適用されたときに、前記タッチスクリーンディスプレイ上の連続的な接触の間に、前記ユーザインタラクションの特定された位置において、前記ぼかし加工コピーを取り除いて前記オリジナル画像を表示するものであるステップと、
前記ユーザインタラクションの特定された位置において前記ユーザインタラクションがなくなったことを判断するステップと、
前記ユーザインタラクションの特定された位置において前記ユーザインタラクションがなくなったことを判断したことに応じて、前記オリジナル画像のぼかし加工コピーの前記部分に適用された前記マスクを取り除くステップであって、前記マスクが取り除かれて前記オリジナル画像のぼかし加工コピーのみが前記保護されたメディアのプレビュー時に前記タッチスクリーンに表示されるものであるステップと、
を含むことを特徴とする方法。
【請求項10】
請求項1に記載のシステムにおいて、前記タッチスクリーンディスプレイ上のユーザインタラクションが、前記システムにおいて行われるスクリーンキャプチャを防ぐことを特徴とするシステム。
【請求項11】
請求項5に記載のシステムにおいて、前記タッチスクリーンディスプレイ上の第一のユーザインタラクションが、前記システムにおいて行われるスクリーンキャプチャを防ぐことを特徴とするシステム。
【請求項12】
請求項9に記載の方法において、前記タッチスクリーンディスプレイ上のユーザインタラクションが、前記デバイスにおいて行われるスクリーンキャプチャを防ぐことを特徴とする方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
著作権表示
本特許文献の開示の一部には、著作権保護の対象である素材が含まれている。著作権所有者は、特許商標庁の特許ファイルまたは記録に掲載されているかぎり、特許文献または特許開示の何人による複製に対しても異議を申し立てないが、それ以外はあらゆる著作権の一切を留保する。
【0002】
本明細書に記載されている発明は概して、画像プレビュー技術、特に著作権侵害を防止するために不明瞭化されたデジタルメディアのプレビュー表示に関する。
【背景技術】
【0003】
消費者がデジタル技術をより詳しく知るようになるのに伴い、テーマパーク、アトラクション、特別なイベントからストックフォトイメージングライブラリまで、多くの業界に関わるイメージング事業者は、販売内容をハードコピーのプリントおよびメディアからデジタルソフトコピー(画像ファイル、ビデオ等)へと移行させており、これらは特殊なコードまたはログインアクセスを介してオンラインで配信される。見込み顧客にデジタルメディアのプレビューを提供することによって、顧客に購入意思を決定させるのが一般的である。顧客は通常、例えば目を閉じていないかを確かめたり、赤ちゃんがカメラを見ているかを確かめたり、あるいは単純に写真のピントが合っているかを確認したり等の正当な理由でこれらのデジタルメディアのプレビューを見ることを望むであろう。顧客はデジタルメディアのプレビューを店頭、携帯機器上、またはコンピュータおよび現在入手可能であるか、または今後販売される他の同様のあらゆるデバイスを介したオンラインで見ることができる。しかしながら、デジタルメディアのプレビューが見込み客自身のPCまたはスマートフォン等のデバイス上で表示されると、これらは簡単に著作権所有者に無断で取り込めてしまう。
【0004】
このような悪用を防止するために、著作権所有者は見込み客に見せるデジタルメディアのプレビューをより小さいサムネイルまたは透かし入りの画像にすることができる。透かし入り、またはより小さいサムネイル画像の利用は、顧客にとって最善のエクスペリエンスを提供せず、顧客が使用のためにプレビューを取得するのを有効に防止することもできない。顧客が細部を明確に、しかし不正使用のために捕捉するには不十分にしか見えないようにする適正なサイズのサムネイルを選ぶことは困難である。透かしは、写真の重要な部分を見えなくするか、または簡単に露出される可能性がある。現在の方法および技術は、顧客がプレビュー中に(顧客がそれを買うかどうか決定する前に)デジタルメディアを盗み取るのを防止するには不十分である。それゆえ、デジタルメディアの不正使用を防止しながら、顧客によるデジタルメディアの購入意思決定の役割において有益なデジタルメディアのプレビューを提供する必要がある。
【発明の概要】
【0005】
本発明は、保護されたメディアのプレビューを表示する方法とシステムを提供する。1つの実施形態によれば、システムはタッチスクリーンディスプレイと、プロセッサと、メモリであって、プロセッサにより実行されると、ネットワーク上でサーバからオリジナル画像を受け取り、オリジナル画像のぼかし加工コピーを生成し、ぼかし加工画像をオリジナル画像の上に重ね、タッチスクリーンディスプレイ上のユーザインタラクションを検出し、ユーザインタラクションの位置を特定し、およびオリジナル画像のぼかし加工コピーの、ユーザインタラクションの特定された位置に対応する部分にマスクを適用することをプロセッサに実行させる実行可能命令がそれに記憶されたメモリとを含む。
【0006】
プロセッサは、オリジナル画像を複写し、および複写された画像にぼかし効果を適用することによって画像のぼかし加工コピーを生成するように構成されてもよい。適用されたマスクは、オリジナル画像のぼかし加工コピーのその部分を見える状態にするように動作可能である。少なくとも1つの実施形態において、適用されたマスクは、オリジナル画像のぼかし加工コピーのその部分における所定の大きさおよび形状のウィンドウを含む。プロセッサは、タッチスクリーン上の追加のユーザインタラクションを判断し、およびオリジナル画像のぼかし加工コピーの、判断された追加のユーザインタラクションに対応する部分に追加のマスクを適用するようにさらに構成されてもよい。プロセッサは、ユーザインタラクションがないことを判断し、およびオリジナル画像のぼかし加工コピーのその部分に適用されたマスクを取り除くようにもさらに構成されてよい。
【0007】
他の実施形態によれば、システムは、タッチスリーンディスプレイと、プロセッサと、メモリであって、プロセッサにより実行されると、ネットワーク上でサーバからオリジナル画像を受け取り、オリジナル画像のぼかし加工コピーを生成し、オリジナル画像のぼかし加工コピーを提示し、タッチスクリーンディスプレイ上の第一のユーザインタラクションを検出し、第一のユーザインタラクションの位置を特定し、オリジナル画像の、第一のユーザインタラクションの特定された位置に対応する第一の部分を抽出し、およびオリジナル画像の抽出された第一の部分を、その抽出された第一の部分をオリジナル画像の提示されたぼかし加工コピーの上に貼り付けることによって提示することをプロセッサに実行させる実行可能命令がそれに記憶されたメモリとを含む。
【0008】
プロセッサは、オリジナル画像を複写し、および複写された画像にぼかし効果を適用することによって画像のぼかし加工コピーを生成するように構成されてもよい。1つの実施形態において、抽出された第一の部分は、第一のユーザインタラクションの位置を取り囲む所定の大きさおよび形状を含む。プロセッサは、タッチスクリーン上の第二のユーザインタラクションを検出し、オリジナル画像の抽出された第一の部分をオリジナル画像のぼかし加工コピーの提示から取り除き、第二のユーザインタラクションの位置を特定し、オリジナル画像の、第二のユーザインタラクションの特定された位置に対応する第二の部分を抽出し、およびオリジナル画像の抽出された第二の部分を、その抽出された第二の部分をオリジナル画像の提示されたぼかし加工コピーの上に貼り付けることによって提示するようにさらに構成されてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明は、例示的であって限定的ではない添付の図面の各図に示されており、図中、同様の参照番号は同様のまたは対応する部品を指すものとする。
【0010】
【
図1】
図1は、本発明のある実施形態によるコンピューティングシステムを示す。
【
図2】
図2は、本発明のある実施形態によるコンピューティングデバイスを示す。
【
図3】
図3は、本発明のある実施形態による他のコンピューティングデバイスを示す。
【
図4】
図4は、本発明のある実施形態による、デジタルメディアのプレビューを表示する方法のフローチャートを示す。
【
図5】
図5は、本発明の他の実施形態による、デジタルメディアのプレビューを表示する方法のフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0011】
ここで、本明細書の一部を形成し、本発明をその中で実施できる例示的実施形態を実例として示す添付の図面を参照しながら、主題を以下により詳しく説明する。しかしながら、主題は様々な形態で実施されてよく、したがって、包含または特許請求される主題は、本明細書に記載の何れの例示的実施形態にも限定されないと解釈されることが意図されており、すなわち例示的実施形態は実例としてのみ提供されている。本発明の範囲から逸脱することなく、他の実施形態を利用してもよく、構造上の変更も加えてよいことが理解される。同様に、特許請求または包含される主題については、合理的に広い範囲であることが意図されている。とりわけ、例えば主題は方法、デバイス、コンポーネント、またはシステムとして実施されてよい。したがって、実施形態は例えば、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはそれらのあらゆる組合せ(ソフトウェア自体を除く)の形態をとってもよい。したがって、以下の詳細な説明は限定的な意味で解釈されないことが意図されている。
【0012】
本明細書および特許請求の範囲の全体を通じて、用語は明記された意味以外に、文脈上暗示または黙示されている微妙な意味を有し得る。同様に、「1つの実施形態において」という語句は、本明細書中で使用されるかぎり、必ずしも同じ実施形態を指すとはかぎらず、「他の実施形態において」という語句は、本明細書中で使用されるかぎり、必ずしも異なる実施形態を指すとはかぎらない。例えば、特許請求される主題は、例示的実施形態の全体または一部の組合せを含むことが意図されている。
【0013】
本明細書においては、消費者が代金支払前のデジタルメディアのプレビューを見ることができるようにし、その一方で、消費者がデジタルメディアを複写し、または盗み取るのを防止するシステムと方法が記載されている。代金支払前のデジタルメディアは、最も広い意味において、テーマパーク、アトラクション、特別なイベント、およびストックフォトライブラリ等、様々な企業および業界から提供されたものであってよい。
【0014】
図1は、本発明のある実施形態によるコンピューティングシステムを示す。例えばディズニーおよびユニバーサル等のテーマパークを訪れると、ゲストにはチケット、カード、バッジ、タグ、またはこれに類する手段が提供されてもよく、これらを、テーマパークのカメラマン、記録デバイス、フォトブース、またはゲストのクライアントデバイス(例えば、テーマパークが提供するソフトウェアアプリケーションを利用)により記録または撮影されてもよい特定の写真、ビデオ、またはその他のメディアにリンクさせ、または関連付けることができ、これを土産品として後に読み出し、購入できる。他の実施形態において、入園チケットはバーコードまたは識別手段を含んでいてもよく、これらはチケットの所持者の記録済みメディアに関連付けることができる。クライアントデバイス102、記録デバイス104、およびフォトブース106はゲストのメディアを捕捉するために使用可能な例示的デバイスである。メディアは、デバイス上に記録されて、ネットワーク108を介してサーバ110に転送されてもよい。サーバ110は、メディアをメディアデータベース112に保存してもよく、そこからゲストが後に自分のチケット、カード、バッジ、タグ、識別手段、その他に対応するメディアを再生またはダウンロードしてもよい。
【0015】
ネットワーク108は、それを通じてデータ通信の伝送を可能にする、何れの適当な種類のネットワークであってもよい。ネットワーク108は、サーバデバイスとクライアントデバイスとの間、例えば無線ネットワークを介して連結された無線デバイス間で通信を交換できるようにデバイスを連結してよい。ネットワークはまた、大量記憶装置、例えばネットワークアタッチトストレージ(NAS)、ストレージエリアネットワーク(SAN)、クラウドコンピューティングおよびストレージ、または他の形態のコンピュータまたは機械読取可能媒体を含んでいてもよい。1つの実施形態において、ネットワークは、データ通信のための既知のインターネットプロトコルに準じるインターネット、または他の何れかの通信ネットワーク、例えばローカルエリアネットワーク(LAN)、またはワイドエリアネットワーク(WAN)接続、セルラネットワーク、ワイヤライン型接続、無線型接続、またはこれらのあらゆる組合せであってもよい。クライアントデバイスに保存され、および/またはそこから転送される通信とコンテンツは、例えば256ビットキーサイズのAdvanced Encryption Standard(AES)または当技術分野で知られている他の何れかの暗号化標準を使って暗号化されてもよい。
【0016】
テーマパークは、テーマパークでのゲストの体験のストーリを捕捉して、ゲストの体験をデジタルメディア記録のストーリブックの中に再現するようにしてもよい。ソフトウェアアプリケーションがテーマパークによって提供され、(例えばウェブサイトを通じて、またはサーバ110から)ゲストによってそのクライアントデバイス102上にダウンロードされてもよい。ソフトウェアアプリケーションは、パークでのゲストの体験の仮想ストーリブックのアウトラインを作るために使用可能な仮想マップを提供してもよい。ゲストは、仮想ストーリブックのアウトラインを変更または修正するか、複数のテンプレートから選択することができる。仮想マップには、場所、ランドマーク、パーク内でゲストがテーマパークのデバイスまたはカメラマン(例えば、記録デバイス104とフォトブース106)を使って自分のデジタルメディアを記録できる箇所の位置が含まれる。ソフトウェアアプリケーションはまた、ゲストが自分のクライアントデバイス102を使ってデジタルメディアを記録できるようにするメディア記録機能も含んでいてよい。例えば、ゲストが自分のクライアントデバイス上のアプリケーションで写真を撮るたびに、この写真が自分の仮想ストーリブックに追加されてもよい。例えばパークの、またはテーマパークの特定の区域に対応する特定のテーマのイメージもまた、ダウンロードされたソフトウェアアプリケーションを使って、記録されたデジタルメディアに追加されてもよい。テンプレートはパーク内のライドおよびイベントのためのプロセスの一部として、位置、タイミング、画像、その他に固定されたソフトウェアアプリケーションにより提供されてもよい。
【0017】
記録されたデジタルデメディアは、ゲストが購入できるように、サーバ110とメディアデータベース112に送信され、保存されてもよい。サーバは、本明細書中で説明されているように、構成または能力の点では様々であってもよいが、少なくとも1つまたは複数の中央処理ユニットとメモリを含む少なくとも特定用途デジタルコンピューティングデバイスからなる。サーバはまた、1つまたは複数の大量記憶装置、1つまたは複数の電源、1つまたは複数の有線または無線ネットワークインタフェース、1つまたは複数の入力/出力インタフェース、または1つまたは複数のオペレーティングシステム、例えばWindows Server、Mac OS X、Unix、Linux、FreeBSD、またはその他を含んでいてもよい。サーバはクライアントデバイスからのリクエストを受け取り、このリクエストを処理して、ネットワークを通じてクライアントデバイスへの応答を生成するように動作する。リクエストとしては、デジタルメディアのプレビューを見るリクエスト、デジタルメディアおよび/またはデジタルメディアに関連付けられた商品を購入するリクエスト、および購入したデジタルメディアをダウンロード、ロック解除、認証し、またはその他にそこへのアクセスを許可する要求を含んでいてもよい。ネットワークは、それを通じたデータ通信の伝送を可能にする何れの適当な種類のネットワークであってもよい。
【0018】
ゲストは、記録されたデジタルメディアのプレビューを、記録されてから購入するまでの間に見ることができる。本発明の実施形態によれば、特定のユーザインタラクションの実行を要求することを利用して、スマートフォンとコンピュータ等のデバイス(プレビューデバイス)上でプレビューが見られる際に、デジタルメディアが不正に/料金を払わずに取得されないように保護することができる。デジタルメディアは、デバイス上にプレビューを表示するためにダウンロードされてもよいが、ぼかし加工プレビューフォーマットで示されるか、当初はオリジナルデジタルメディアコンテンツのぼかし加工レンダリングとして表示される。ぼかし加工およびぼかし加工フォーマッティングとは、本明細書において使用されるかぎり、画像、音声信号、およびビデオ信号等のデジタルメディアを保護するために適用され、使用される歪曲操作または機能を含むことが概して意図されている。しかしながら、これはその他の種類のデータ、例えば文書(例えば行間、単語間、または文字間シフトによる)、ソフトウェア、多次元グラフィクスモデル、およびオブジェクトのサーフィステクスチャにも適用されてよい。ぼかし加工レンダリングは、使用者がスクリーンキャプチャまたはその他の著作権侵害行為を行わないようにするための具体的なユーザインタラクションが実行されるまで、デジタルメディアコンテンツを不明瞭化または歪曲する。
【0019】
デジタルメディアを見える状態(例えば、ぼかし加工しない状態)にするために、使用者はぼかし加工されたプレビュー用デジタルメディア上でポインタ、すなわち指先のタッチまたはマウスカーソルの何れかを使い、乗せ、または作動させて、指の(例えば、タッチススクリーン上に乗せるか、これを押すこと)またはポインタの(例えば、マウスクリックまたはキーを押した状態を保持すること)ユーザインタラクションを移動させたり保持したりする必要があり得る。デジタルメディアのある部分(または所定の大きさのウィンドウ)が、その部分でユーザインタラクションを開始し、保持すると、明瞭に、または歪曲されずに表示されてもよい。例えば、使用者が指を電話機(例えば、プレビューデバイス)のタッチスクリーン上に乗せて、ぼかし加工されたプレビュー画像のうちのある部分を明瞭化し、可視化してもよい。ポインタが離れているか、取り外されると、デジタルメディア全体またはデジタルメディアの明瞭化された部分の何れかがぼかし加工されたプレビューフォーマットに戻されてもよい。ぼかし加工デジタルメディアの移動等のユーザインタラクションは、代金を支払わずに、使用のためにスクリーンを盗み取り、または印刷しようとするのを防止する。使用者にデジタルメディアとの具体的なユーザインタラクションを実行するように要求することによって、使用者がユーザインタラクションを保持することに没頭するあまりにスクリーンショットを撮ってしまう、またはデバイス上の他の機能を実行してしまうことが防止される。
【0020】
プレビューが表示されたデジタルメディアの大きさおよび/またはズームレベルを制限する必要はなく、これは使用者がデジタルメディアの細部をより明瞭に見ることができるようにする。これによってそのデジタルメディアを購入しようという使用者の傾向が高まるが、それは、使用者が低解像度から高解像度までのデジタルメディアのプレビューを実際の大きさまたはズームインした状態で見ることができるからである。プレビューに満足した使用者は、そのデジタルメディアの認証済み(ぼかし加工が解除された)バージョンをダウンロードするため、またはぼかし加工されたデジタルメディアをロック解除して明瞭化するためのパスまたはコードを購入してもよい。
【0021】
本発明の実施形態は、携帯電話機器上の、または他の何れかのクライアントデバイス上の、指もしくはマウスまたは、使用される他のあらゆる形態のポインティング手段を、デジタルメディアのプレビューを見るためにスクリーン上で移動させることのできる他のあらゆるクライアントデバイス上のタッチスクリーンを使って実施されてもよい。クライアントデバイスとしては、コンピューティングデバイス(例えば、デスクトップコンピュータ、テレビセットトップボックス、端末、ラップトップ、携帯情報端末(PDA)、携帯電話、スマートフォン、タブレットコンピュータ、電子書籍リーダ、スマートウォッチおよびウェアラブルデバイス、またはネットワークに接続可能な中央処理ユニットとメモリユニットを有するあらゆるコンピューティングデバイスを含んでいてもよい。これに加えて、クライアントデバイスは、マウス式もしくはポインタ式デバイス(例えば、Windows PC、Mac、Chromebook)またはタッチ式デバイス(例えば、スマートフォン、タブレット、他のあらゆる携帯機器)の何れであってもよい。本明細書中で使用される「ポインタ」という用語は一般に、マウス式デバイスが使用される場合はマウスポインタまたはカーソルを、タッチ式デバイスが使用される場合は指先のタッチを指してもよい。
【0022】
クライアントデバイスはまた、例えばテキストコンテンツ、マルチメディアコンテンツまたはその他のコンテンツを通信するためのアプリケーションを含み、または実行してもよい。クライアントデバイスはまた、ローカルに保存された、またはストリーミングされたビデオまたはゲーム等、様々な形態のコンテンツのブラウジング、検索、再生等の各種の考えうるタスクを実行するアプリケーションを含み、または実行してもよい。クライアントデバイスは、Windows、Mac OS、もしくはLinux等のパーソナルコンピュータオペレーティングシステム、またはiOS、Android、もしくはWindows Mobile等のモバイルオペレーティングシステム、あるいはその他を含む様々なオペレーティングシステムを含み、または実行してもよい。クライアントデバイスは、ごくわずかな可能な例を挙げれば、例えばFacebook、LinkedIn、Twitter、Flickr、またはGoogle+を含むソーシャルネットワーク等のネットワークを介して等、電子メール、ショートメッセージサービス(SMS)、またはマルチメディアメッセージサービス(MMS)を通じて1つまたは複数のメッセージを通信する等、他のデバイスとの通信を可能にするクライアントソフトウェアアプリケーションを含んでもよく、または実行してもよい。
【0023】
図2は、クライアントデバイス上にぼかし加工画像として示されているプレビュー画像を表す。
【0024】
図3は、クライアントデバイスに触れたときに、タッチ地点の周辺領域が徐々に明瞭になる様子を示す。使用者が指をスクリーン上で移動させる間に、明瞭化効果がタッチ地点を取り囲む直近の領域に追従し、その一方で、写真の残りの部分はぼけた状態のままである。図の実施形態によれば、使用者は、プレビュー画像上で、自分がプレビューを見たい領域を選択できるが、画像全体のプレビューを一度に見ることはできない。この機構は、使用者にスクリーンキャプチャを行わせないように動作可能である。
【0025】
図4は、本発明のある実施形態によるデジタルメディアのプレビューを表示する方法のフローチャートを示す。オリジナル画像のぼかし加工コピーが生成される(ステップ402)。オリジナル画像は、プレビューまたはクライアントデバイス上でプレビューを表示するためにサーバから受け取った写真、ビデオのコマ、テキスト、その他であってよい。オリジナル画像のぼかし加工コピーを生成するステップは、オリジナル画像を複写するステップと、ぼかし効果、フィルタ、または操作を複写された画像に適用するステップを含む。
【0026】
オリジナル画像のぼかし加工コピーがオリジナル画像の上に重ねられる(ステップ404)。オリジナル画像は、底部に、または第一の層の上に設置されてもよく、その一方で、オリジナル画像のぼかし加工コピーは、オリジナル画像の上、またはオリジナル画像のすぐ上の第二の層の上に設置される。画像の層を可視化したものが、クライアントデバイス上で使用者に対して提示または表示されてもよい。オリジナル画像のぼかし加工コピーは不透明であるか、または透明性がなく、それによって使用者から見ると、使用者はオリジナル画像のぼかし加工コピーしか見えない。方法は、ユーザインタラクションを待つ(ステップ406)。ユーザインタラクションは、オリジナル画像のぼかし加工コピー上でのタッチプレスまたはマウスクリックホバリングであってもよい。
【0027】
オリジナル画像のぼかし加工コピーの上で使用者によるタッチまたはマウスホバリングが検出されると、ユーザインタラクションの位置が特定される(ステップ408)。ぼかし加工画像上のその位置にマスクが適用される(ステップ410)。マスクによってオリジナル画像のぼかし加工コピーのうちのある部分が透明となり、したがって、一番下の層のオリジナル画像がその部分において見えるようになる。マスクは、ユーザインタラクションの位置を取り囲む所定の大きさおよび形状のウィンドウであってもよい。
【0028】
別の、または追加のユーザインタラクションが判断される(ステップ412)。オリジナル画像のぼかし加工コピー上で使用者がその指をドラッグするか、マウスを移動させると、マスクが指先のタッチまたはマウス位置に追従し、一番下の層のオリジナル画像の、ユーザインタラクションの位置に応じた部分が見えるようになる。使用者が指またはマウスを離すと(ユーザインタラクションがなくなると)、マスクがオリジナル画像のぼかし加工コピーから取り除かれ(ステップ414)、使用者にはオリジナル画像のぼかし加工コピーのみが見える。システムは、一番下の層の上のオリジナル画像の部分を累積的に見える状態にするか、または現在のユーザインタラクションの位置に応じた部分のみを見える状態にして、それ以前のユーザインタラクションの位置のマスクを取り外してもよい。
【0029】
図5は、本発明の他の実施形態によるデジタルメディアのプレビューを表示する方法のフローチャートを示す。オリジナル画像のぼかし加工コピーが生成される(ステップ502)。画像のぼかし加工コピーを生成するステップは、オリジナル画像を複写するステップと、複写された画像にぼかし効果を適用するステップを含む。オリジナル画像のぼかし加工コピーは、クライアントデバイス上で使用者に対して提示または表示されてもよい。ユーザインタラクションがモニタされる(ステップ504)。クライアントデバイスは、オリジナル画像のぼかし加工コピー上での使用者によるタッチプレスまたはマウスクリックホバリングを待機してもよい。
【0030】
ユーザインタラクションの位置が特定される(ステップ506)。オリジナル画像のぼかし加工コピー上で使用者が指先をタッチするか、マウスをクリックすると、クライアントデバイスがそのタッチまたはマウスの位置を検出してもよい。オリジナル画像の、ユーザインタラクションの位置に対応する部分が抽出される(ステップ508)。次のステップ510で、抽出された部分がオリジナル画像のぼかし加工コピーに貼り付けられる(ステップ510)。抽出された部分がぼかし加工画像の、ユーザインタラクション(指先タッチまたはマウスポインタ)の位置のある場所に貼り付けられ、これはオリジナル画像が指先タッチまたはマウスポインタの位置において示されているように見える。抽出された部分は、ユーザインタラクションの位置を取り囲む所定の大きさおよび形状であってもよい。
【0031】
追加のユーザインタラクションが判断される(ステップ512)。使用者がオリジナル画像のぼかし加工コピー上でその指をドラッグするか、マウスポインタを移動させたら、前に貼り付けられた部分が取り除かれてもよく(ステップ516)、方法が進んでステップ506〜510を繰り返す。これは、オリジナル画像が、指先が触れた、またはマウスポインタが移動した場所に示されるように見える。使用者が自分の指先またはマウスを離すと、貼り付けられた部分がすべて取り除かれ、オリジナル画像のぼかし加工コピーが表示されたままとなる(ステップ514)。
【0032】
図1〜5は、本発明を説明できるようにする概念的な図である。特に、上記の図と例は、本発明の範囲を1つの実施形態に限定するためのものではなく、これは、他の実施形態も説明または図示された要素のいくつかまたは全部の代替として実施できるからである。さらに、本発明の特定の要素が部分的に、または全体的に既知のコンポーネントを使って実施できる場合、このような既知のコンポーネントの、本発明の理解に必要な部分のみが説明されており、このような既知のコンポーネントの他の部分の詳細な説明は、本発明を曖昧にしないようにするために省略されている。本明細書中では、単独のコンポーネントを示す実施形態は、本明細書中に別段の明確な記載がなければ、必ずしも同じコンポーネントを複数含む他の実施形態に限定されるべきであるとはかぎらず、またその逆でもある。さらに、出願人は本明細書または特許請求の範囲の中の何れの用語も、その旨の明確な記載がないかぎり、一般的でない、または特別な意味を有することを意図していない。さらに、本発明は本明細書中で実例として言及された既知のコンポーネントの現時点で既知である、および将来知られる均等物を包含する。
【0033】
本発明の実施形態の各種の態様は、ハードウェア、ファームウェア、ソフトウェア、またはこれらの組合せにおいて実装できると理解されるべきである。このような実施形態において、各種のコンポーネントおよび/またはステップは、本発明の機能を実行するようにハードウェア、ファームウェア、および/またはソフトウェアで実装される。すなわち、同じ1つのハードウェア、ファームウェア、またはソフトウェアのモジュールが、図のブロック(例えば、コンポーネントまたはステップ)の1つまたは複数を実行できる。ソフトウェアで実装される場合、コンピュータソフトウェア(例えば、プログラムまたはその他の命令)および/またはデータは、コンピュータブログラム製品の一部として機械読取可能媒体上に記憶され、コンピュータシステムまたはその他のデバイスもしくは機械に、取り外し可能記憶ドライブ、ハードドライブ、または通信インタフェースを介してロードされる。コンピュータプログラム(コンピュータ制御ロジックまたはコンピュータ読取可能プログラムコードとも呼ばれる)は、メインおよび/または二次的メモリの中に記憶されて、1つまたは複数のプロセッサ(コントローラ、またはその他)によって実行され、1つまたは複数のプロセッサに、本明細書中に記載されている本発明の機能を実行させる。本明細書中では、「機械読取可能媒体」、「コンピュータ読取可能媒体」、「コンピュータプログラム媒体」、および「コンピュータ利用可能媒体」という用語は概して、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読取専用メモリ(ROM)、取り外し可能ストレージユニット(例えば、磁気または光ディスク、フラッシュメモリデバイス、またはその他)、ハードディスク、またはその他のメディアを指すように使用される。
【0034】
特定の実施形態の上記の説明は本発明の一般的な性質を十分に明らかにするため、関連する技術分野の知識(引用され、参照によって本願に援用されている文献の内容を含む)を適用することによって、かかる特定の実施形態を、過度な実験を行うことなく、また本発明の一般的概念から逸脱することなく、各種の用途に合わせて容易に変更し、および/または適応させることができる。かかる適応形態および変更形態はしたがって、本明細書中に記載されている教示および助言に基づき、開示されている実施形態の均等物の意味および範囲内に含まれることが意図されている。当然のことながら、本明細書中の語句または用語は説明を目的としたものであって、限定のためではなく、そのため、本明細書の用語または語句は、当業者により、本明細書中に記載された教示および助言を参照し、当業者の知識と併せて解釈されるべきである。
【0035】
以上、本発明の各種の実施形態を説明したが、これらは例として提示されたものであり、限定のためではないと理解するべきである。当業者にとっては、本発明の趣旨および範囲から逸脱することなく、その中に形態および詳細の各種の変更を加えることができることが明らかであろう。それゆえ、本発明は、上記の例示的実施形態の何れによっても限定されるべきでなく、以下の特許請求の範囲およびその均等物に従ってのみ定義されるべきである。