特許第6898968号(P6898968)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ 北京百度网▲訊▼科技有限公司の特許一覧

<>
  • 特許6898968-応答時間を確定するための方法及び装置 図000002
  • 特許6898968-応答時間を確定するための方法及び装置 図000003
  • 特許6898968-応答時間を確定するための方法及び装置 図000004
  • 特許6898968-応答時間を確定するための方法及び装置 図000005
  • 特許6898968-応答時間を確定するための方法及び装置 図000006
  • 特許6898968-応答時間を確定するための方法及び装置 図000007
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6898968
(24)【登録日】2021年6月15日
(45)【発行日】2021年7月7日
(54)【発明の名称】応答時間を確定するための方法及び装置
(51)【国際特許分類】
   G06F 11/34 20060101AFI20210628BHJP
   H04N 21/258 20110101ALI20210628BHJP
【FI】
   G06F11/34 123
   H04N21/258
【請求項の数】11
【外国語出願】
【全頁数】16
(21)【出願番号】特願2019-127386(P2019-127386)
(22)【出願日】2019年7月9日
(65)【公開番号】特開2020-30811(P2020-30811A)
(43)【公開日】2020年2月27日
【審査請求日】2019年7月10日
(31)【優先権主張番号】201810962004.6
(32)【優先日】2018年8月22日
(33)【優先権主張国】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】515002757
【氏名又は名称】北京百度网▲訊▼科技有限公司
【氏名又は名称原語表記】BEIJING BAIDU NETCOM SCIENCE AND TECHNOLOGY CO.,LTD.
(74)【代理人】
【識別番号】110002675
【氏名又は名称】特許業務法人ドライト国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】ペン,イーハイ
【審査官】 多賀 実
(56)【参考文献】
【文献】 中国特許出願公開第104090842(CN,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06F 11/07
G06F 11/28−11/36
H04N 21/00−21/258
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
応答時間を確定するための、コンピュータにより実施される方法であって、
目標操作指令を検出対象設備が実行する時にスクリーンに表示される、予め撮影されたイメージの映像を取得することと、
前記映像をフレームシーケンスに解析することと、
前記フレームシーケンスから開始フレーム及び終了フレームを確定することと、
前記開始フレーム及び前記終了フレームに基づいて、前記目標操作指令を前記検出対象設備が実行する時の応答時間を確定することと、を備え、
前記開始フレームは、前記検出対象設備が前記目標操作指令を実行し始める時にスクリーンに表示されるイメージを含むフレームであり、前記終了フレームは、前記検出対象設備が前記目標操作指令の実行を完成した時にスクリーンに表示されるイメージを含むフレームであ
前記目標操作指令を前記検出対象設備が実行する時にスクリーンに表示される、予め撮影されたイメージの映像を取得することの前に、前記方法は、
前記目標操作指令を前記検出対象設備が実行し始めることを示すための信号の受信に応答して、映像の録画開始を示すための開始指令をクライアントに送信することと、
前記目標操作指令の実行を前記検出対象設備が完成したことを示すための信号の受信に応答して、映像の録画停止を示すための停止指令を前記クライアントに送信することと、
前記クライアントから送信された目標映像を受信し、前記目標映像を、前記目標操作指令を前記検出対象設備が実行する時にスクリーンに表示されるイメージの映像として決定することと、をさらに備え、
前記目標映像は、前記クライアントが前記開始指令の受信に応答して録画を開始し、前記停止指令の受信に応答して録画を停止して取得された映像である、
応答時間を確定するための、コンピュータにより実施される方法。
【請求項2】
前記応答時間が目標閾値より大きいと確定されたことに応答して、前記応答時間が前記目標閾値より大きいことを示すための提示情報を出力することをさらに備えることを特徴とする、
請求項1に記載の応答時間を確定するための、コンピュータにより実施される方法。
【請求項3】
前記目標閾値は、
過去の応答時間の集合を取得することと、
前記過去の応答時間の集合に基づいて前記目標閾値を決定することと、によって取得されることを特徴とする、
請求項2に記載の応答時間を確定するための、コンピュータにより実施される方法。
【請求項4】
前記フレームシーケンスから前記開始フレーム及び前記終了フレームを確定することは、
前記フレームシーケンスにおける隣接した2つのフレームの類似度が所定の閾値より大きいと確定されたことに応答して、前記隣接した2つのフレーム中の1つを前記開始フレームまたは前記終了フレームとして確定することを備えることを特徴とする
請求項1乃至3のいずれか一項に記載の応答時間を確定するための、コンピュータにより実施される方法。
【請求項5】
応答時間を確定するための装置であって、
目標操作指令を検出対象設備が実行する時にスクリーンに表示される、予め撮影されたイメージの映像を取得するように構成された取得ユニットと、
前記映像をフレームシーケンスに解析するように構成された解析ユニットと、
前記フレームシーケンスから開始フレーム及び終了フレームを確定するように構成されたキーフレーム確定ユニットと、
前記開始フレーム及び前記終了フレームに基づいて、前記目標操作指令を前記検出対象設備が実行する時の応答時間を確定するように構成された応答時間確定ユニットと、を備え、
前記開始フレームは、前記検出対象設備が前記目標操作指令を実行し始める時にスクリーンに表示されるイメージを含むフレームであり、前記終了フレームは、前記検出対象設備が前記目標操作指令の実行を完成した時にスクリーンに表示されるイメージを含むフレームであ
前記装置は、
前記目標操作指令を前記検出対象設備が実行し始めることを示すための信号の受信に応答して、映像の録画開始を示すための開始指令をクライアントに送信するように構成された開始指令送信ユニットと、
前記目標操作指令の実行を前記検出対象設備が完成したことを示すための信号の受信に応答して、映像の録画停止を示すための停止指令を前記クライアントに送信するように構成された停止指令送信ユニットと、
前記クライアントから送信された目標映像を受信し、前記目標映像を、前記目標操作指令を前記検出対象設備が実行する時にスクリーンに表示されるイメージの映像として決定するように構成された受信ユニットと、をさらに備え、
前記目標映像は、前記クライアントが前記開始指令の受信に応答して録画を開始し、前記停止指令の受信に応答して録画を停止して取得された映像である、
応答時間を確定するための装置。
【請求項6】
前記応答時間が目標閾値より大きいと確定されたことに応答して、前記応答時間が前記目標閾値より大きいことを示すための提示情報を出力するように構成された出力ユニットをさらに備えることを特徴とする、
請求項に記載の応答時間を確定するための装置。
【請求項7】
前記目標閾値は、
過去の応答時間の集合を取得することと、
前記過去の応答時間の集合に基づいて前記目標閾値を決定することと、によって取得されることを特徴とする、
請求項に記載の応答時間を確定するための装置。
【請求項8】
前記キーフレーム確定ユニットは、さらに、
前記フレームシーケンスにおける隣接した2つのフレームの類似度が所定の閾値より大きいと確定されたことに応答して、前記隣接した2つのフレーム中の1つを前記開始フレームまたは前記終了フレームとして確定するように構成されたことを特徴とする
請求項乃至のいずれか一項に記載の応答時間を確定するための装置。
【請求項9】
1つまたは複数のプロセッサーと、
1つまたは複数のプログラムが格納されている記憶装置とを備えるサーバであって、
前記1つまたは複数のプログラムが前記1つまたは複数のプロセッサーによって実行されると、前記1つまたは複数のプロセッサーに請求項1乃至のいずれか一項に記載の方法を実現させる、サーバ。
【請求項10】
コンピュータプログラムが格納されているコンピュータ可読記憶媒体であって、
前記プログラムがプロセッサーによって実行されると、請求項1乃至のいずれか一項に記載の方法が実現されるコンピュータ可読記憶媒体。
【請求項11】
コンピュータプログラムであって、
前記コンピュータプログラムがプロセッサーにより実行されると、請求項1乃至のいずれか一項に記載の方法を実現させるコンピュータプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、コンピュータ技術分野に関し、具体的に、応答時間を確定するための方法及び装置に関する。
【背景技術】
【0002】
インターネット技術の絶え間ない発展と移動端末の急速な普及により、様々なタイプのアプリケーション(App、Application)が次々と登場している。ユーザーがこれらのAppを使用する時に、動かなくなったり遅延したりする現象が頻繁に発生する。これらの問題を解決するために、Appの応答時間をテストする必要がある。現在、Appの応答時間は、通常、手動テストまたはログ分析によってテストされている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明の実施形態は、応答時間を確定するための方法及び装置を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0004】
第1の態様において、本発明の実施形態は、応答時間を確定するための方法を提供し、当該方法は、目標操作指令を検出対象設備が実行する時にスクリーンに表示される、予め撮影されたイメージの映像を取得することと、映像をフレームシーケンスに解析することと、フレームシーケンスから開始フレーム及び終了フレームを確定することであって、開始フレームは、目標操作指令を検出対象設備が実行し始める時にスクリーンに表示されるイメージを含むフレームであり、終了フレームは、検出対象設備が目標操作指令の実行を完成した時にスクリーンに表示されるイメージを含むフレームである、ことと、開始フレーム及び終了フレームに基づいて、目標操作指令を検出対象設備が実行する時の応答時間を確定することと、を備える。
【0005】
一部の実施形態において、当該応答時間を確定するための方法は、応答時間が目標閾値より大きいと確定されたことに応答して、応答時間が目標閾値より大きいことを示すための提示情報を出力することをさらに備える。
【0006】
一部の実施形態において、目標閾値は、過去の応答時間の集合を取得することと、過去の応答時間の集合に基づいて目標閾値を決定することと、によって取得される。
【0007】
一部の実施形態において、目標操作指令を検出対象設備が実行する時にスクリーンに表示される、予め撮影されたイメージの映像を取得することの前に、応答時間を確定するための方法は、目標操作指令を検出対象設備が実行し始めることを示すための信号の受信に応答して、映像の録画開始を示すための開始指令をクライアントに送信することと、目標操作指令の実行を検出対象設備が完成したことを示すための信号の受信に応答して、映像の録画停止を示すための停止指令をクライアントに送信することと、クライアントから送信された目標映像を受信し、目標映像を、目標操作指令を検出対象設備が実行する時にスクリーンに表示されるイメージの映像として決定することであって、目標映像は、クライアントが開始指令の受信に応答して録画を開始し、停止指令の受信に応答して録画を停止して取得された映像である、ことと、をさらに備える。
【0008】
一部の実施形態において、フレームシーケンスから開始フレーム及び終了フレームを確定することは、フレームシーケンスにおける隣接した2つのフレームの類似度が所定の閾値より大きいと確定されたことに応答して、隣接した2つのフレーム中の1つを開始フレームまたは終了フレームとして確定することを備える。
【0009】
第2の態様において、本発明の実施形態は、応答時間を確定するための装置を提供し、当該装置は、目標操作指令を検出対象設備が実行する時にスクリーンに表示される、予め撮影されたイメージの映像を取得するように構成された取得ユニットと、映像をフレームシーケンスに解析するように構成された解析ユニットと、フレームシーケンスから開始フレーム及び終了フレームを確定するように構成されたキーフレーム確定ユニットであって、開始フレームは、目標操作指令を検出対象設備が実行し始める時にスクリーンに表示されるイメージを含むフレームであり、終了フレームは、検出対象設備が目標操作指令の実行を完成した時にスクリーンに表示されるイメージを含むフレームである、キーフレーム確定ユニットと、開始フレーム及び終了フレームに基づいて、目標操作指令を検出対象設備が実行する時の応答時間を確定するように構成された応答時間確定ユニットと、を備える。
【0010】
一部の実施形態において、当該応答時間を確定するための装置は、応答時間が目標閾値より大きいと確定されたことに応答して、応答時間が目標閾値より大きいことを示すための提示情報を出力するように構成された出力ユニットをさらに備える。
【0011】
一部の実施形態において、目標閾値は、過去の応答時間の集合を取得することと、過去の応答時間の集合に基づいて目標閾値を決定することと、によって取得される。
【0012】
一部の実施形態において、当該応答時間を確定するための装置は、目標操作指令を検出対象設備が実行し始めることを示すための信号の受信に応答して、映像の録画開始を示すための開始指令をクライアントに送信するように構成された開始指令送信ユニットと、目標操作指令を検出対象設備が実行完成したことを示すための信号の受信に応答して、映像の録画停止を示すための停止指令をクライアントに送信するように構成された停止指令送信ユニットと、クライアントから送信された目標映像を受信し、目標映像を、目標操作指令を検出対象設備が実行する時にスクリーンに表示されるイメージの映像として決定するように構成された受信ユニットであって、目標映像は、クライアントが開始指令の受信に応答して録画を開始し、停止指令の受信に応答して録画を停止して取得された映像である、受信ユニットと、をさらに備える。
【0013】
一部の実施形態において、キーフレーム確定ユニットは、さらに、フレームシーケンスにおける隣接した2つのフレームの類似度が所定の閾値より大きいと確定されたことに応答して、隣接した2つのフレーム中の1つを開始フレームまたは終了フレームとして確定するように構成される。
【0014】
第3の態様において、本発明の実施形態は、1つまたは複数のプロセッサーと、1つまたは複数のプログラムが格納されている記憶装置とを備えるサーバであって、前記1つまたは複数のプログラムが前記1つまたは複数のプロセッサーによって実行されると、前記1つまたは複数のプロセッサーに第1の態様のいずれかの実施形態に記載の方法を実現させるサーバを提供する。
【0015】
第4の態様において、本発明の実施形態は、コンピュータプログラムが格納されているコンピュータ可読媒体であって、前記プログラムがプロセッサーによって実行されると、第1の態様のいずれかの実施形態に記載の方法が実現されるコンピュータ可読媒体を提供する。
【発明の効果】
【0016】
本発明の実施形態によって提供される応答時間を確定するための方法及び装置は、まず映像のフレームシーケンスにおける開始フレーム及び終了フレームを確定することによって、開始フレーム及び終了フレームに基づいて応答時間を確定することができる。手動テストと比較すると、肉眼の知覚できるものを超える粒度で分析することができ、取得された応答時間の精度を向上することができる。なお、ログ分析の方法と比較すると、非同期演算による誤差を回避することによっても、取得された応答時間の精度を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
本発明の他の特徴、目的及び利点は、図面を参照して非限定的な実施例に対してなされる詳細な説明によってさらに明らかになる。
図1】本発明の一実施例が応用される例示的なシステムアーキテクチャ図である。
図2】本発明に係る応答時間を確定するための方法の一実施例のフローチャートである。
図3】本発明の実施例に係る応答時間を確定するための方法の1つの応用シナリオの模式図である。
図4】本発明に係る応答時間を確定するための方法のもう1つの実施例のフローチャートである。
図5】本発明に係る応答時間を確定するための装置の一実施例の構造の模式図である。
図6】本発明の実施例のサーバを実現するのに適するコンピュータシステムの構造の模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
以下、図面と実施例を参照しながら、本願を詳細に説明する。ここで記載される具体的な実施例は、関連の発明を解釈するのみに用いられ、当該発明に対する限定ではないことは理解される。なお、説明の便宜上、図面には、関連の発明に関わる部分のみを示す。
【0019】
なお、矛盾が生じない限り、本願における実施例及び実施例における特徴は互いに組み合わせることができるものとする。以下、図面を参照しながら、実施例を併せて本願を詳しく説明する。
【0020】
図1は、本発明の実施例が応用される応答時間を確定するための方法または応答時間を確定するための装置の例示的なシステムアーキテクチャ図を示す。
【0021】
図1に示すように、システムアーキテクチャ100は、サーバ101、クライアント102、検出対象設備103及びネットワーク104、105を備えてもよい。ここで、ネットワーク104は、サーバ101とクライアント102との間で通信リンクを提供するための媒体として使用される。ネットワーク105は、サーバ101と検出対象設備103との間で通信リンクを提供するための媒体として使用される。ネットワーク104、105は、有線、無線通信リンクまたは光ファイバケーブルなどの様々な種類の接続を備えてもよい。
【0022】
クライアント102は、ネットワーク104を介してサーバ101と通信して、メッセージなどを送受信する。検出対象設備103は、ネットワーク105を介してサーバ101と通信して、メッセージなどを送受信する。
【0023】
サーバ101は、クライアント102の撮影した映像に対して解析などの処理を行うことができる映像処理サーバのような、様々なサービスを提供するサーバであってもよい。映像処理サーバは、受信された映像に対して解析などの処理を行って、処理結果(例えば、応答時間)を取得することができる。
【0024】
検出対象設備103は、ハードウェアであっても、ソフトウェアであってもよい。検出対象設備103がハードウェアである場合、表示画面を有し、且つアプリケーションのインストールをサポートする様々な電子機器であってもよく、スマートフォン、タブレットコンピュータ、ラップトップポータブルコンピュータ及びデスクトップコンピュータなどを含むがこれらに限定されない。検出対象設備103がソフトウェアである場合、前記に列挙された電子機器にインストールされることができる。複数のソフトウェアまたはソフトウェアモジュールとして、あるいは単一のソフトウェアまたはソフトウェアモジュールとして実現されることができる。ここでは具体的に限定しない。
【0025】
なお、本発明の実施例によって提供される応答時間を確定するための方法は、一般にサーバ101によって実行され、対応して、応答時間を確定するための装置は、一般にサーバ101に設置されている。
【0026】
サーバ101、クライアント102は、ハードウェアであっても、ソフトウェアであってもよい。サーバ101、クライアント102がハードウェアである場合、複数の設備から構成された分散型設備クラスタで実現されることもでき、単一の設備で実現されることもできる。サーバ101、クライアント102がソフトウェアである場合、複数のソフトウェアまたはソフトウェアモジュールで実現されることもでき、単一のソフトウェアまたはソフトウェアモジュールで実現されることもでき、ここでは具体的に限定しない。
【0027】
図1におけるサーバ、クライアント、検出対象設備及びネットワークの数は、単なる例示であることを理解しなければならない。実現の需要に応じて、任意の数のサーバ、クライアント、検出対象設備及びネットワークを有してもよい。
【0028】
続いて、図2を参照すると、本発明に係る応答時間を確定するための方法の一実施例のフロー200である。
【0029】
ステップ201において、目標操作指令を検出対象設備が実行する時にスクリーンに表示される、予め撮影されたイメージの映像を取得する。
【0030】
本実施例において、応答時間を確定するための方法の実行主体(例えば、図1に示すサーバ101)は、通信接続されたクライアント(例えば、図1に示すクライアント102)から、検出対象設備(例えば、図1に示す検出対象設備103)が目標操作指令を実行する時にスクリーンに表示される、予め撮影されたイメージの映像を取得することができる。ここで、操作指令は、コンピュータにある操作を実行させるように指示するための指令であってもよい。実際には、操作指令は、様々な既存のコンピュータ言語(例えば、機械言語、アセンブリ言語、高級言語)によって表現されることができる。目標操作指令は、技術者によって入力された操作指令であってもよく、ユーザーがある操作を行うことによってトリガされた指令であってもよい。
【0031】
検出対象設備が目標操作指令を実行する時に、対応するイメージが検出対象設備のディスプレイに表示される。一例として、検出対象設備が目標操作指令を実行する前に、技術者は、クライアントの撮影機能をオンにして、検出対象設備のディスプレイに揃えて撮影を開始することができる。検出対象設備が目標操作指令の実行を完成した後、撮影を停止することができる。これにより、目標操作指令を検出対象設備が実行する時にスクリーンに表示されるイメージの映像を取得することができる。他の一例として、検出対象設備にインストールされたスクリーンレコーディング機能付きアプリケーションで撮影を完了することもできる。これにより、目標操作指令を検出対象設備が実行する時にスクリーンに表示されるイメージの映像を取得することもできる。
【0032】
なお、前記検出対象設備が目標操作指令を実行する時にスクリーンに表示されるイメージの映像は、前記実行主体にローカルで格納されることもできる。この時、前記実行主体は、検出対象設備が行目標操作指令を実行する時にスクリーンに表示されるイメージの映像を、直接にローカルで取得することができる。
【0033】
ステップ202において、映像をフレームシーケンスに解析する。
【0034】
本実施例において、前記実行主体は、様々な方法によって、ステップ201で取得した映像をフレームシーケンスに解析することができる。実際に、映像は、複数の静止イメージからなり、肉眼には視覚的な一時停止現象があるため、1秒当たりに表示されるフレーム数が一定の値を超えると、肉眼では連続した映像が観察される。従って、様々な既存の映像処理ソフトウェアによって、映像をフレームシーケンスに復元することができる。実際に、映像のフレームレートは、1秒当たりに表示されるフレームの数を表示することができる。選択的に、映像のフレームレート(例えば、240fpsであってもよい)を向上させることによって、フレームシーケンスにおけるイメージの数を増加することができる。これにより、後続の処理が容易になる。
【0035】
ステップ203において、フレームシーケンスから開始フレーム及び終了フレームを確定する。
【0036】
本実施例において、前記実行主体は、様々な方法によって開始フレーム及び終了フレームを確定することができる。ここで、開始フレームは、検出対象設備が目標操作指令を実行し始める時にスクリーンに表示されるイメージを含み、終了フレームは、検出対象設備が目標操作指令の実行を完成した時にスクリーンに表示されるイメージを含む。
【0037】
一例として、前記実行主体は、以下の方法によって開始フレーム及び終了フレームを確定することができる。
【0038】
第1のステップにおいて、イメージにおけるノイズ情報を減少し、後続の処理が容易になるように、フレームシーケンスにおける各イメージに対して2値化処理を行う。
【0039】
第2のステップにおいて、2値化処理されたフレームシーケンスにおける各イメージに対して、各イメージ中の連結体(Connected)を決定する。これにより、各イメージに表示される複数の対象に対する区別を実現し、後続の処理が容易になる。
【0040】
第3のステップにおいて、第2のステップの処理を経たフレームシーケンスにおけるイメージに対して、各組の隣接したフレームの間の類似度を計算することができる。これを基に、類似度の小さいものから大きいものの順序で、2組の隣接したフレームを選択する。選択された2組の隣接したフレームの時間軸での位置に応じて、時間的に早い1組の隣接したフレームを第1隣接フレームとして決定し、時間的に遅い1組の隣接フレームを第2隣接フレームとして決定することができる。さらに、一例として、第1隣接フレームにおける2つのフレームに対して、この2つのフレーム中の時間的に早い1つのフレームを開始フレームとして決定することができる。第2隣接フレームにおける2つのフレームに対して、この2つのフレーム中の時間的に早い1つのフレームを終了フレームとして決定することができる。
【0041】
本実施例の一部の選択的な実施形態において、フレームシーケンスから開始フレーム及び終了フレームを確定することは、フレームシーケンスにおける隣接した2つのフレームの類似度が所定の閾値より大きいと確定されたことに応答して、隣接した2つのフレームにおける1つのフレームを開始フレームまたは終了フレームとして確定することを備える。
【0042】
ステップ204において、開始フレーム及び終了フレームに基づいて、目標操作指令を検出対象設備が実行する時の応答時間を確定する。
【0043】
本実施例において、前記実行主体は、開始フレーム及び終了フレームに基づいて、目標操作指令を検出対象設備が実行する時の応答時間を確定することができる。実際には、映像に時間軸が含まれているので、映像中の各フレームは、時間軸上の1つの時点に対応する。従って、開始フレーム及び終了フレームの時間軸上に対応される2つの時点を確定することができる。その後、この2つの時点の間の差を、目標操作指令を検出対象設備が実行する時の応答時間として確定することができる。
【0044】
本実施例の一部の選択的な実施形態において、当該応答時間を確定するための方法は、応答時間が目標閾値より大きいと確定されたことに応答して、応答時間が目標閾値より大きいことを示すための提示情報を出力することをさらに備えてもよい。
【0045】
本実施例の一部の選択的な実施形態において、目標閾値は、過去の応答時間の集合を取得することと、過去の応答時間の集合に基づいて目標閾値を決定することによって取得されたものである。
【0046】
続いて、図3を参照すると、図3は、本実施例に係る応答時間を確定するための方法の1つの応用シナリオの模式図である。図3の応用シナリオにおいて、応答時間を確定するための方法の実行主体は、サーバ301であってもよい。検出対象設備は、タブレットコンピュータ302であってもよい。その中にはインスタントメッセージングアプリケーションがインストールされている。図面では、当該インスタントメッセージングアプリケーションのログイン画面が表示されている。サーバ301は、ブルートゥース(登録商標)によってスマートフォン300に接続される。サーバ301は、データ線を介してタブレットコンピュータ302に接続される。スマートフォン300は、タブレットコンピュータ302がログイン指令を実行する時にスクリーンに表示されるイメージを予め撮影することで、ログイン指令をタブレットコンピュータ302が実行する時にスクリーンに表示されるイメージの映像を取得することができる。その後、サーバ301は、スマートフォン300から前記映像3011を取得することができる。その後、映像をフレームシーケンス3012に解析することができる。これを基に、フレームシーケンス3012における隣接するイメージの類似度を計算することにより、フレームシーケンス3012から開始フレーム3013及び終了フレーム3014を確定する。開始フレーム3013及び終了フレーム3014の時間軸に対応される2つの時点の差に基づいて、前記インスタントメッセージングアプリケーションのログイン操作指令をタブレットコンピュータ302が実行する時の応答時間3015を取得する。
【0047】
本発明の前記実施例により提供される応答時間を確定するための方法は、まず、映像をフレームシーケンスに解析して、開始フレーム及び終了フレームを確定することができる。これを基に、開始フレーム及び終了フレームに基づいて、目標操作指令を検出対象設備が実行する時の応答時間を確定する。手動テストと比較すると、肉眼が知覚できるものを超える粒度で分析することができ、取得された応答時間の精度を向上することができる。さらに、ログ分析の方法と比較すると、非同期演算による誤差を回避することによっても、取得された応答時間の精度を向上することができる。
【0048】
さらに図4に、応答時間を確定するための方法のまた1つの実施例のフロー400を示す。当該応答時間を確定するための方法のフロー400は、以下のステップを含む。
【0049】
ステップ401において、目標操作指令を検出対象設備が実行し始めることを示すための信号の受信に応答して、映像の録画開始を示すための開始指令をクライアントに送信する。
【0050】
本実施例において、目標操作指令を検出対象設備が実行し始めることを示すための信号を受信したことに応答して、応答時間を確定するための方法の実行主体(例えば、図1に示すサーバ101)は、クライアント(例えば、図1に示すクライアント102)に、映像の録画開始を示すための開始指令を送信することができる。ここで、目標操作指令を検出対象設備が実行し始めることを示すための信号は、検出対象設備によって前記実行主体に送信されたものであってもよい。
【0051】
実際に、技術者は、検出対象設備をテストするためのテストケースを予め作成することができる。1つのテストケースは、ユーザーの1つまたは複数の操作に対応することができる。例えば、ログインテストケースは、ユーザーのログイン操作に対応することができる。更新テストケースは、ユーザーの更新操作に対応することができる。予め作成されたテストケースは、前記実行主体ローカルに格納されることができる。
【0052】
例えば、ログイン指令(ユーザーログイン操作によってトリガされた指令)をテスト対象設備(検出対象設備)が実行する時の応答時間をテストする必要がある場合、前記実行主体は、ログインテストケースをテスト対象設備に送信することができる。これによって、テスト対象設備は、ログインテストケースを実行することで、ユーザーがテスト対象設備でログイン操作をすることと同じ効果を達成することができる。ログインテストケースの開始に応答して、テスト対象設備は、目標操作指令を検出対象設備が実行し始めることを示すための信号を前記実行主体に送信することができる。例えば、1つの中断信号であってもよい。これによって、前記実行主体は、目標操作指令を検出対象設備が実行し始めることを示すための信号を受信することができる。これを基に、前記実行主体は、映像の録画開始を示すための開始指令をクライアントに送信することができる。
【0053】
ステップ402において、目標操作指令を検出対象設備が実行完成したことを示すための信号の受信に応答して、映像の録画停止を示すための停止指令をクライアントに送信する。
【0054】
本実施例において、目標操作指令を検出対象設備が実行完成したことを示すための信号を受信したことに応答して、前記実行主体は、映像の録画停止を示すための停止指令をクライアントに送信することができる。
【0055】
続いてステップ401におけるログインテストケースを例として、ログインテストケースの実行を完成したことに応答して、テスト対象設備は、目標操作指令を検出対象設備が実行完成したことを示すための信号を、前記実行主体に送信することができる。例えば、1つの中断信号であってもよい。これによって、前記実行主体は、目標操作指令を検出対象設備が実行完成したことを示すための信号を受信することができる。これを基に、前記実行主体は、映像の録画停止を示すための停止指令をクライアントに送信することができる。
【0056】
ステップ403において、クライアントから送信された目標映像を受信し、目標映像を、検出対象設備が目標操作指令を実行する時にスクリーンに表示されるイメージの映像として決定する。
【0057】
本実施例において、前記実行主体は、クライアントから送信された目標映像を受信し、目標映像を、検出対象設備が目標操作指令を実行する時にスクリーンに表示されるイメージの映像として決定することができる。ここで、目標映像は、クライアントが開始指令の受信に応答して録画を開始し、停止指令の受信に応答して録画を停止して取得された映像である。
【0058】
ステップ404において、目標操作指令を検出対象設備が実行する時にスクリーンに表示される、予め撮影されたイメージの映像を取得する。
【0059】
ステップ405において、映像をフレームシーケンスに解析する。
【0060】
ステップ406において、フレームシーケンスから開始フレーム及び終了フレームを確定する。
【0061】
ここで、開始フレームは、検出対象設備が目標操作指令を実行し始める時にスクリーンに表示されるイメージを含み、終了フレームは、検出対象設備が目標操作指令の実行を完成した時にスクリーンに表示されるイメージを含む。
【0062】
ステップ407において、開始フレーム及び終了フレームに基づいて、目標操作指令を検出対象設備が実行する時の応答時間を確定する。
【0063】
本実施例において、ステップ404〜407の具体的な実現及びそれからもたらす技術的効果は、図2の対応する実施例におけるステップ201〜204を参照することができ、ここでは繰り返して説明しない。
【0064】
図4から分かるように、図2の対応する実施例と比較すると、本実施例における応答時間を確定するための方法は、クライアントに開始指令及び停止指令を送信することによって、クライアントに映像の録画を完成させるように制御する。手動録画と比較して、自動録画を実現することができる。
【0065】
さらに図5を参照すると、前記各図に示す方法に対する実現として、本発明は、応答時間を確定するための装置を提供し、当該装置の実施例は、図2に示す方法実施例に対応され、当該装置は、具体的に様々な電子機器に適用される。
【0066】
図5に示すように、本実施例の応答時間を確定するための装置は、取得ユニット501、解析ユニット502、キーフレーム確定ユニット503及び応答時間確定ユニット504を備える。ここで、取得ユニット501は、目標操作指令を検出対象設備が実行する時にスクリーンに表示される、予め撮影されたイメージの映像を取得するように構成される。解析ユニット502は、映像をフレームシーケンスに解析するように構成される。キーフレーム確定ユニット503は、フレームシーケンスから開始フレーム及び終了フレームを確定するように構成される。ここで、開始フレームは、目標操作指令を検出対象設備が実行し始める時にスクリーンに表示されるイメージを含み、終了フレームは、目標操作指令の実行を検出対象設備が完成した時にスクリーンに表示されるイメージを含む。応答時間確定ユニット504は、開始フレーム及び終了フレームに基づいて、目標操作指令を検出対象設備が実行する時の応答時間を確定するように構成される。
【0067】
本実施例において、応答時間を確定するための装置500における取得ユニット501、解析ユニット502、キーフレーム確定ユニット503及び応答時間確定ユニット504の具体的な処理及びそれがもたらす技術的な効果は、図2の対応する実施例におけるステップ201〜204と類似するので、ここでは繰り返して説明しない。
【0068】
本実施例の一部の選択的な実施形態において、応答時間を確定するための装置500は、出力ユニット(図示せず)をさらに備えてもよい。ここで、出力ユニットは、応答時間が目標閾値より大きいと確定されたことに応答して、応答時間が目標閾値より大きいことを示すための提示情報を出力するように構成される。
【0069】
本実施例の一部の選択的な実施形態において、目標閾値は、過去の応答時間の集合を取得することと、過去の応答時間の集合に基づいて目標閾値を決定することと、によって取得されたものである。
【0070】
本実施例の一部の選択的な実施形態において、応答時間を確定するための装置500は、開始指令送信ユニット(図示せず)、停止指令送信ユニット(図示せず)及び受信ユニット(図示せず)をさらに備える。ここで、開始指令送信ユニットは、目標操作指令を検出対象設備が実行し始めることを示すための信号を受信したことに応答して、映像の録画開始を示すための開始指令をクライアントに送信するように構成される。停止指令送信ユニットは、目標操作指令を検出対象設備が実行完成したことを示すための信号を受信したことに応答して、映像の録画停止を示すための停止指令をクライアントに送信するように構成される。受信ユニットは、クライアントから送信された目標映像を受信し、目標映像を、検出対象設備が目標操作指令を実行する時にスクリーンに表示されるイメージの映像として決定するように構成される。ここで、目標映像は、クライアントが開始指令の受信に応答して録画を開始し、停止指令の受信に応答して録画を停止して取得された映像である。
【0071】
本実施例の一部の選択的な実施形態において、キーフレーム確定ユニット503は、さらに、フレームシーケンスにおける隣接した2つのフレームの類似度が所定の閾値より大きいと確定されたことに応答して、隣接した2つのフレーム中の1つを開始フレームまたは終了フレームとして確定するように構成される。
【0072】
本実施例において、前記応答時間を確定するための装置500における解析ユニット502は、まず、取得ユニット501により取得された映像をフレームシーケンスに解析することができ、次に、キーフレーム確定ユニット503は、開始フレーム及び終了フレームを確定することができる。これを基に、応答時間確定ユニット504は、開始フレーム及び終了フレームに基づいて、目標操作指令を検出対象設備が実行する時の応答時間を確定することができる。手動テストと比較すると、肉眼が知覚できるものを超える粒度で分析することができ、取得された応答時間の精度を向上することができる。なお、ログ分析の方法と比較すると、非同期演算による誤差を回避することによっても、取得された応答時間の精度を向上することができる。
【0073】
以下、図6に、本発明の実施例のサーバを実現するのに適するコンピュータシステム600の構造の模式図を示す。図6に示すサーバは、単に1つの例示であり、本発明の実施例の機能及び使用範囲にいずれの限定をもたらすものではない。
【0074】
図6に示すように、コンピュータシステム600は、読み取り専用メモリ(ROM)602に格納されたプログラム、または記憶部分608からランダムアクセスメモリ(RAM)603にローディングされたプログラムによって、様々な適切な動作及び処理を実行することができる中央処理装置(CPU)601を備える。RAM603にはさらにシステム600の操作に必要な各種プログラムとデータが格納されている。CPU601、ROM602及びRAM603は、バス604を介して相互接続される。入力/出力(I/O)インターフェース605もバス604に接続される。
【0075】
キーボード、マウスなどを備える入力部分606、液晶ディスプレイ(LCD)など及びスピーカなどを備える出力部分607、ハードディスクなどを備える記憶部分608、及びLANカード、モデムなどを備えるネットワークインターフェースカードの通信部分609は、I/Oインターフェース605に接続される。通信部分609は、インターネットなどのネットワークを介して通信処理を実行する。ドライブ610も必要に応じてI/Oインターフェース605に接続される。磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、半導体メモリなどのリムーバブル媒体611は、必要に応じてドライブ610に装着されて、それから読み出されるコンピュータプログラムが必要に応じて記憶部分608にインストールされるようにする。
【0076】
特に、本開示に係る実施例において、フローチャートを参照して上述した過程は、コンピュータソフトウェアプログラムとして実現されることができる。例えば、本開示の実施例は、コンピュータ可読媒体に担持されているコンピュータプログラムを備えるコンピュータプログラム製品を備え、当該コンピュータプログラムは、フローチャートに示された方法を実行するプログラムコードを備える。このような実施例において、当該コンピュータプログラムは、通信部分609を介してネットワークからダウンロード及びインストールされることができ、および/またはリムーバブル媒体611からインストールされることができる。当該コンピュータプログラムが中央処理装置(CPU)601によって実行される時、本発明の方法に限定された前記機能を実行する。
【0077】
本発明に記載のコンピュータ可読媒体は、コンピュータ可読信号媒体またはコンピュータ可読記憶媒体または両方の任意の組み合わせであることができることを説明すべきである。コンピュータ可読記憶媒体は、例えば、電子、磁気、光、電磁気、赤外線、または半導体のシステム、装置、またはデバイス、またはこれらの任意の組み合わせであり得るが、これらに限定されない。コンピュータ可読記憶媒体のより具体的な例は、1つまたは複数のワイヤを有する電気的接続、ポータブルコンピュータディスク、ハードディスク、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読み取り専用メモリ(ROM)、消去可能なプログラマブル読み出し専用メモリ(EPROMまたはフラッシュメモリ)、光ファイバ、ポータブルコンパクトディスク読み出し専用メモリ(CD−ROM)、光記憶素子、磁気記憶素子、またはこれらの任意の組み合わせを備えるが、これらに限定されない。本発明において、コンピュータ可読記憶媒体は、プログラムを備えるかまたは格納する任意の有形の媒体であることができ、当該プログラムは、指令実行システム、装置、または素子によって使用され、またはそれらとの結合によって使用される。本発明において、コンピュータ可読信号媒体は、コンピュータが読み取り可能なプログラムコードを担持し、ベースバンドに備えたり、または搬送波の一部として伝播されるデータ信号に備えることができる。このように伝播されたデータ信号は、電磁信号、光信号、またはこれらの任意の適切な組み合わせを備えるがこれらに限定されない様々な形態をとることができる。コンピュータ可読信号媒体は、またコンピュータ可読記憶媒体以外のいずれのコンピュータ可読媒体であることができ、当該コンピュータ可読媒体は、指令実行システム、装置または素子によって使用され、またはそれらとの結合によって使用されるプログラムを送信、伝播、または移送することができる。コンピュータ可読媒体に含まれるプログラムコードは、無線、ワイヤ、光ファイバケーブル、RFなど、またはこれらの任意の適切な組み合わせを備えるがこれらに限定されないいずれの適切な媒体によって伝送されることができる。
【0078】
本発明の操作を実行するためのコンピュータプログラムコードは、1つまたは複数のプログラミング言語、またはその組み合わせで作成することができ、前記プログラミング言語は、Java(登録商標)、Smalltalk、C++、及び従来のものなどのオブジェクト指向プログラミング言語を備え、また「C」言語または類似なプログラミング言語などの従来の手続き型プログラミング言語も備える。プログラムコードは、完全にユーザーコンピュータで実行されたり、部分的にユーザーコンピュータで実行されたり、1つの独立的なソフトウェアパッケージとして実行されたり、部分的にユーザーコンピュータで部分的にリモートコンピュータで実行されたり、または完全にリモートコンピュータまたはサーバで実行されることができる。リモートコンピュータの場合、リモートコンピュータは、ローカルエリアネットワーク(LAN)またはワイドエリアネットワーク(WAN)を備える任意の種類のネットワークを介して、ユーザーのコンピュータに接続することができ、または外部コンピュータに接続(例えば、インターネットサービスプロバイダを使用して、インターネットを介して接続)することができる。
【0079】
図面におけるフローチャート及びブロック図は、本発明の様々な実施例によるシステム、方法及びコンピュータプログラム製品の実現可能な実施形態の構造、機能、及び操作を示す。これに関して、フローチャートまたはブロック図における各ブロックは、1つのモジュール、プログラムセグメントまたはコードの一部を表すことができ、当該モジュール、プログラムセグメントまたはコードの一部は、規定された論理機能を実現するための1つまたは複数の実行可能な指令を備える。また、代替実施形態において、ブロックに示されている機能は、図面に示されているものとは異なる順序で発生することもあることに留意されたい。例えば、連続して表示される2つのブロックは、実際には実質的に並列に実行されてもよく、それらは含まれる機能に応じて逆の順序で実行されてもよい。また、ブロック図および/またはフローチャートの各ブロック、及びブロック図および/またはフローチャートのブロックの組み合わせは、規定された機能または操作を実行する専用のハードウェアベースのシステムで実現され、または専用のハードウェアとコンピュータ指令の組み合わせによって実現されることができることにも留意されたい。
【0080】
本発明の実施例で言及されたユニットは、ソフトウェアによって実現されることができ、またはハードウェアによって実現されることもできる。記述されたユニットは、また、例えば、取得ユニット、解析ユニット、キーフレーム確定ユニット及び応答時間確定ユニットを備えるプロセッサーとしてプロセッサーに設置されることができる。ここで、これらのユニットの名称は、当該ユニット自体を限定するものではない場合があり、例えば、取得ユニットは、また、「目標操作指令を検出対象設備が実行する時にスクリーンに表示される予め撮影されたイメージの映像を取得するユニット」と記述されることもできる。
【0081】
他の態様として、本発明は、コンピュータ可読媒体をさらに提供し、当該コンピュータ可読媒体は、前記実施例で説明したサーバに含まれることができ、または別途に存在し、当該サーバにインストールされていないことができる。前記コンピュータ可読媒体は、1つまたは複数のプログラムが担持されることができ、前記1つまたは複数のプログラムが当該サーバによって実行される場合、当該サーバは、目標操作指令を検出対象設備が実行する時にスクリーンに表示される予め撮影されたイメージの映像を取得し、映像をフレームシーケンスに解析し、フレームシーケンスから目標操作指令を検出対象設備が実行し始める時にスクリーンに表示されるイメージを含む開始フレームと、検出対象設備が目標操作指令の実行を完成した時にスクリーンに表示されるイメージを含む終了フレームとを決定し、開始フレーム及び終了フレームに基づいて、目標操作指令を検出対象設備が実行する時の応答時間を確定する。
【0082】
以上の説明は、本発明の好ましい実施例及び応用された技術の原理の説明にすぎない。本発明で言及される本発明の範囲は、前記の技術的特徴の特定の組み合わせに限定されず、同時に、前記の発明構想から逸脱することなく、前記の技術的特徴または均等な特徴を任意に組み合わせて形成された。例えば、前記の特徴と本発明において開示されるがこれに限定されない技術的特徴と類似した機能を有する技術的特徴が互いに交換されて形成される他の技術的解決手段を網羅すべきであることを当業者は理解すべきである。

図1
図2
図3
図4
図5
図6