特許第6899052号(P6899052)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6899052フラットパネル用シリコンカバー(CRカセッテを含む)
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  • 特許6899052-フラットパネル用シリコンカバー(CRカセッテを含む) 図000002
  • 特許6899052-フラットパネル用シリコンカバー(CRカセッテを含む) 図000003
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6899052
(24)【登録日】2021年6月16日
(45)【発行日】2021年7月7日
(54)【発明の名称】フラットパネル用シリコンカバー(CRカセッテを含む)
(51)【国際特許分類】
   G01T 7/00 20060101AFI20210628BHJP
   A61B 6/00 20060101ALI20210628BHJP
【FI】
   G01T7/00 A
   A61B6/00 300T
【請求項の数】1
【全頁数】3
(21)【出願番号】特願2019-82317(P2019-82317)
(22)【出願日】2019年4月6日
(65)【公開番号】特開2020-173235(P2020-173235A)
(43)【公開日】2020年10月22日
【審査請求日】2019年6月13日
(73)【特許権者】
【識別番号】519149777
【氏名又は名称】圓川 勉
(72)【発明者】
【氏名】圓川 勉
【審査官】 鳥居 祐樹
(56)【参考文献】
【文献】 特開2008−233300(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G01T 7/00
A61B 6/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
フラットパネル又はCRカセッテを収納するシリコンカバーであって、
前記シリコンカバーはシリコン素材で形成され、前記フラットパネル又はCRカセッテを包み込む形状であり、
前記シリコンカバーの患者に接する側の面は滑りやすく防水性でコーティングされており、
前記シリコンカバーの患者に接する側の面の周縁部には、四角枠状にクッション素材が配置されていることを特徴とするフラットパネル又はCRカセッテを収納するシリコンカバー。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、医療現場で胸部X線ポータブル撮影に使われるフラットパネル用のクッション素材カバーに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、フラットパネルおよびCRカセッテは固い素材で作られており、直接患者の背中に敷いて使用するため、患者の背部に痛みが伴うことがある。
【先行技術文献】

【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2008−233300
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
これは次のような欠点があった。
従来のフラットパネルを直接患者の背中に敷いて撮影する場合に、フラットパネルが地肌にくっ付き滑らずフラットパネルが入り辛い。またフラットパネルの角が背中に接触して強い痛みを伴う場合がある。
本発明は、以上のような欠点をなくすためになされたものである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
フラットパネルを包み込む形状のカバーを装着する。カバーは簡単に脱着可能な伸縮性のあるシリコン素材で出来ており、表面は滑りやすく防水性でコーティングされている。
本発明は、以上の構成よりなるフラットパネル用シリコンカバーである。
【発明の効果】
【0006】
シリコン製クッション素材カバーの使用により患者の痛みが軽減される。また滑りやすい表面素材を採用したため容易な位置合わせが可能となった。シリコン素材は洗浄可能であり常に清潔を保つことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1】本発明の斜視図である。
図2】本発明の断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、本発明を実施するための形態について説明する。
フラットパネルを包み込む形状のシリコン製カバーを作成する。
フラットパネル辺縁にクッション素材を使用する。
表面に滑りやすく防水性でコーティングされている。
本発明は、以上のような構造である。
【符号の説明】
【0009】
1 クッション素材
2 シリコン製カバー
3 フラットパネル
図1
図2