特許第6899385号(P6899385)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6899385ネットワーク接続の切り替え中のユーザの中断を最小化するための技法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6899385
(24)【登録日】2021年6月16日
(45)【発行日】2021年7月7日
(54)【発明の名称】ネットワーク接続の切り替え中のユーザの中断を最小化するための技法
(51)【国際特許分類】
   H04W 36/16 20090101AFI20210628BHJP
   H04W 48/18 20090101ALI20210628BHJP
【FI】
   H04W36/16
   H04W48/18
【請求項の数】18
【全頁数】14
(21)【出願番号】特願2018-519383(P2018-519383)
(86)(22)【出願日】2016年12月14日
(65)【公表番号】特表2019-503601(P2019-503601A)
(43)【公表日】2019年2月7日
(86)【国際出願番号】US2016066524
(87)【国際公開番号】WO2017131881
(87)【国際公開日】20170803
【審査請求日】2019年10月4日
(31)【優先権主張番号】15/010,363
(32)【優先日】2016年1月29日
(33)【優先権主張国】US
(73)【特許権者】
【識別番号】502208397
【氏名又は名称】グーグル エルエルシー
【氏名又は名称原語表記】Google LLC
(74)【代理人】
【識別番号】100142907
【弁理士】
【氏名又は名称】本田 淳
(72)【発明者】
【氏名】ホー、ケーシー クォック チン
(72)【発明者】
【氏名】タン、ウェイホア
【審査官】 宮田 繁仁
(56)【参考文献】
【文献】 米国特許出願公開第2014/0094208(US,A1)
【文献】 特開2013−048406(JP,A)
【文献】 特表2014−514863(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04W4/00−99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
1つまたは複数のプロセッサを有するモバイルコンピューティングデバイスが、該モバイルコンピューティングデバイスと仮想移動体通信事業者(MVNO)に関連付けられた第1のセルラーキャリアとの間に第1のセルラー接続を確立するステップと、
(i)非アクティビティ閾値を下回る第1のセルラー接続を介したセルラーアクティビティのレベルと、(ii)MVNOに関連付けられた異なる第2のセルラーキャリアとの利用可能な第2のセルラー接続と、(iii)MVNOに関連付けられた前記第1のセルラーキャリアとの前記第1のセルラー接続と、MVNOに関連付けられた前記異なる第2のセルラーキャリアとの前記利用可能な第2のセルラー接続との間の信号強度差が最小の強度改善閾値よりも大きいことと、(iv)ユーザの使用パターンに基づく前記モバイルコンピューティングデバイスとユーザとの間の非アクティビティの予測期間とを示す状態を前記モバイルコンピューティングデバイスが検出するステップと、
前記状態の検出に応答して、
(a)前記モバイルコンピューティングデバイスが前記第1のセルラー接続を終了し、かつ、
(b)前記MVNOに関連付けられた前記第2のセルラーキャリアとの第2のセルラー接続を前記モバイルコンピューティングデバイスが開始するステップとを含む、コンピュータが実施する方法。
【請求項2】
前記状態は、前記モバイルコンピューティングデバイスのユーザインタフェースの非アクティブ状態を含む、請求項1に記載のコンピュータが実施する方法。
【請求項3】
前記状態は、前記モバイルコンピューティングデバイスによって実行可能な1つまたは複数のプライオリティソフトウェアアプリケーションによる非アクティビティを含む、請求項1に記載のコンピュータが実施する方法。
【請求項4】
前記状態は、前記モバイルコンピューティングデバイスが非セルラーネットワークに接続されていることを含む、請求項1に記載のコンピュータが実施する方法。
【請求項5】
前記非セルラーネットワークは、WiFiネットワークである、請求項4に記載のコンピュータが実施する方法。
【請求項6】
前記状態は、前記モバイルコンピューティングデバイスがバッテリー充電源に接続されていることをさらに含む、請求項5に記載のコンピュータが実施する方法。
【請求項7】
前記非アクティビティの予測期間は、(i)前記ユーザまたは(ii)平均的ユーザのいずれかに関するものである、請求項に記載のコンピュータが実施する方法。
【請求項8】
前記状態は、前記第1のセルラー接続を介した前記モバイルコンピューティングデバイスへの進行中のダウンロードがないことを含む、請求項1に記載のコンピュータが実施する方法。
【請求項9】
前記状態は、前記第1のセルラー接続の信号強度が、許容できないセルラー接続を示す閾値を下回ることを含む、請求項1に記載のコンピュータが実施する方法。
【請求項10】
一組の命令を格納するように構成されたメモリと、
情報を送受信するように構成された通信デバイスと、
一組の命令を実行するように構成された1つまたは複数のプロセッサと
を備えるモバイルコンピューティングデバイスであって、前記一組の命令は、
前記モバイルコンピューティングデバイスと仮想移動体通信事業者(MVNO)に関連付けられた第1のセルラーキャリアとの間に第1のセルラー接続を確立するように前記通信デバイスを制御すること、
(i)非アクティビティ閾値を下回る前記第1のセルラー接続を介したセルラーアクティビティのレベルと、(ii)MVNOに関連付けられた異なる第2のセルラーキャリアとの利用可能な第2のセルラー接続と、(iii)MVNOに関連付けられた前記第1のセルラーキャリアとの前記第1のセルラー接続と、MVNOに関連付けられた前記異なる第2のセルラーキャリアとの前記利用可能な第2のセルラー接続との間の信号強度差が最小の強度改善閾値よりも大きいことと、(iv)ユーザの使用パターンに基づく前記モバイルコンピューティングデバイスとユーザとの間の非アクティビティの予測期間とを示す状態を検出すること、
前記状態の検出に応答して、
(a)前記第1のセルラー接続を終了し、かつ、
(b)前記MVNOに関連付けられた前記第2のセルラーキャリアとの第2のセルラー接続を開始するように前記通信デバイスを制御することを含む処理を前記1つまたは複数のプロセッサに実行させる、モバイルコンピューティングデバイス。
【請求項11】
前記状態の検出は、前記モバイルコンピューティングデバイスのユーザインタフェースの非アクティブ状態を前記1つまたは複数のプロセッサが検出することを含む、請求項10に記載のモバイルコンピューティングデバイス。
【請求項12】
前記状態の検出は、前記モバイルコンピューティングデバイスによって実行可能な1つまたは複数のプライオリティソフトウェアアプリケーションによる非アクティビティを前記1つまたは複数のプロセッサが検出することを含む、請求項10に記載のモバイルコンピューティングデバイス。
【請求項13】
前記状態の検出は、前記モバイルコンピューティングデバイスが非セルラーネットワークに接続されていることを前記1つまたは複数のプロセッサが検出することを含む、請求項10に記載のモバイルコンピューティングデバイス。
【請求項14】
前記非セルラーネットワークは、WiFiネットワークである、請求項13に記載のモバイルコンピューティングデバイス。
【請求項15】
前記状態の検出は、前記モバイルコンピューティングデバイスがバッテリー充電源に接続されていることを前記1つまたは複数のプロセッサが検出することを含む、請求項14に記載のモバイルコンピューティングデバイス。
【請求項16】
前記非アクティビティの予測期間は、(i)前記ユーザまたは(ii)平均的ユーザのいずれかに関するものである、請求項10に記載のモバイルコンピューティングデバイス。
【請求項17】
前記状態の検出は、前記第1のセルラー接続を介した前記モバイルコンピューティングデバイスへの進行中のダウンロードがないことを前記1つまたは複数のプロセッサが検出することを含む、請求項10に記載のモバイルコンピューティングデバイス。
【請求項18】
前記状態の検出は、前記第1のセルラー接続の信号強度が許容できないセルラー接続を示す閾値を下回ることを前記1つまたは複数のプロセッサが検出することを含む、請求項10に記載のモバイルコンピューティングデバイス。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
ネットワーク接続の切り替え中のユーザの中断を最小化するための技法に関する。
【背景技術】
【0002】
本明細書で提供される背景説明は、本開示の背景を一般的に提示することを目的とするものである。本発明者らの成果は、この背景技術欄に記載されている限りにおいて、出願時に先行技術として適格とされない詳細な説明の態様と同様に、本開示の先行技術として明示的にも暗示的にも認められない。
【0003】
移動体通信事業者(MNO:mobile network operator)は、無線通信サービスのプロバイダであり、エンドユーザに無線スペクトル割り当てを配信するために必要なすべてのコンポーネントを所有または制御する。MNOは、無線サービスプロバイダ、無線キャリア、セルラーキャリア、および/またはモバイルネットワークキャリアとも呼ばれることがある。MNOは、ネットワークサービスへのアクセスを仮想移動体通信事業者(MVNOs:mobile virtual network operators)に販売することもできる。例えば、MVNOは、卸売レートでMNOからネットワークサービスを購入し、次にエンドユーザにネットワークサービスを再販することができる。このようにして、MVNOは、MNOによって所有され、かつ制御されるのに必要なコンポーネントのすべてを購入し、かつ維持することに関連する間接費用を有することがない。複数のMNOに関連する特定のMNVOについては、エンドユーザのデバイスにおけるMNO間の切り替えが望ましい状況が存在し得る。
【発明の概要】
【0004】
コンピュータが実施する技法が提示される。一実施形態において、本技法は、1つまたは複数のプロセッサを有するモバイルコンピューティングデバイスが、モバイルコンピューティングデバイスと仮想移動体通信事業者(MVNO)に関連付けられた第1のセルラーキャリアとの間に第1のセルラー接続を確立するステップと、(i)非アクティビティ閾値(inactivity threshold)を下回る第1のセルラー接続を介したセルラーアクティビティのレベル、および(ii)MVNOに関連付けられた異なる第2のセルラーキャリアとの利用可能な第2のセルラー接続を示す状態をモバイルコンピューティングデバイスが検出するステップと、その状態の検出に応答して、(a)モバイルコンピューティングデバイスが第1のセルラー接続を終了し、かつ、(b)MVNOに関連付けられた第2のセルラーキャリアとの第2のセルラー接続をモバイルコンピューティングデバイスが開始するステップとを含む。
【0005】
モバイルコンピューティングデバイスもまた提示される。一実施形態において、モバイルコンピューティングデバイスは、一組の命令を格納するように構成されたメモリと、情報を送信および受信するように構成された通信デバイスと、一組の命令を実行するように構成された1つまたは複数のプロセッサとを備え、一組の命令は、1つまたは複数のプロセッサに処理を実行させる。一実施形態において、その処理は、モバイルコンピューティングデバイスとMVNOに関連付けられた第1のセルラーキャリアとの間に第1のセルラー接続を確立するように通信デバイスを制御すること、(i)非アクティビティ閾値を下回る第1のセルラー接続を介したセルラーアクティビティのレベル、および(ii)MVNOに関連付けられた異なる第2のセルラーキャリアとの利用可能な第2のセルラー接続を示す状態を検出すること、その状態の検出に応答して、(a)第1のセルラー接続を終了し、かつ、(b)MVNOに関連付けられた第2のセルラーキャリアとの第2のセルラー接続を開始するように通信デバイスを制御することを含む。
【0006】
いくつかの実施形態において、前記状態は、モバイルコンピューティングデバイスのユーザインタフェースの非アクティブ状態を含むことができる。いくつかの実施形態において、前記状態は、モバイルコンピューティングデバイスによって実行可能な1つまたは複数のプライオリティソフトウェアアプリケーションによる非アクティビティを含むことができる。
【0007】
いくつかの実施形態において、前記状態は、モバイルコンピューティングデバイスが非セルラーネットワークに接続されていることを含むことができる。いくつかの実施形態において、非セルラーネットワークはWiFiネットワークとすることができる。いくつかの実施形態において、前記状態は、モバイルコンピューティングデバイスがバッテリー充電源に接続されていることをさらに含むことができる。
【0008】
いくつかの実施形態において、前記状態は、モバイルコンピューティングデバイスとそれに関連付けられたユーザとの間の非アクティビティの予測期間を含むことができる。いくつかの実施形態において、非アクティビティの予測期間は、(i)前記ユーザまたは(ii)平均的ユーザのいずれかに関するものであり得る。
【0009】
いくつかの実施形態において、前記状態は、第1のセルラー接続を介したモバイルコンピューティングデバイスへの進行中のダウンロードがないことを含むことができる。いくつかの実施形態において、前記状態は、第1のセルラー接続の信号強度が、許容できないセルラー接続を示す閾値を下回ることを含むことができる。
【0010】
本開示の適用可能なさらなる用例は、以下に提供される詳細な説明から明らかになるであろう。詳細な説明および具体的な実施形態は、説明の目的のみを意図しており、本開示の範囲を限定するものではないことを理解されたい。
【0011】
本開示は、詳細な説明および添付図面からより十分に理解されるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0012】
図1】本開示のいくつかの実施形態による例示的なモバイルコンピューティングデバイスを含む例示的なコンピューティングシステムの図。
図2図1の例示的なモバイルコンピューティングデバイスの機能ブロック図。
図3】本開示のいくつかの実施形態による仮想移動体通信事業者(MVNO)の異なるセルラーキャリア間で切り替える際のユーザの中断を最小化するための例示的技法のフロー図。
【発明を実施するための形態】
【0013】
前述したように、モバイルコンピューティングデバイスがネットワーク接続を切り替えることが望ましい状況が存在し得る。そのようなネットワーク接続の遷移の例には、(i)1つのセルラーキャリアから別のセルラーキャリアへの切り替え、(ii)WiFiからセルラーキャリアへの切り替え、(iii)セルラーキャリアからWiFiへの切り替え、(iv)ネットワークタイプ間(例えば、ブルートゥース(登録商標)、WiFi、有線(イーサネット(登録商標)またはUSB)など)の切り替え、(v)異なるWiFiアクセスポイント間の切り替え、および他の同様のネットワーク接続の切り替えが含まれるが、これらに限定されない。複数の移動体通信事業者(MNO)に関連付けられている仮想移動体通信事業者(MNVO)に関して、エンドユーザのモバイルコンピューティングデバイスにおいてMNO間の切り替えが望ましい状況が存在し得る。例えば、モバイルコンピューティングデバイスは、あるMNOがより良いセルラー接続を提供する特定の領域から、別のMNOがより良いセルラー接続を提供する別の領域に移動し得る。以下に使用される用語「セルラーキャリア」は、MNOを指すことができ、MNOは、無線サービスプロバイダ、無線キャリア、および/またはモバイルネットワークキャリアも指すこともできる。これらのMNOは、セルラーネットワークを提供するために必要なすべてのコンポーネントを所有し、動作させ、ネットワークサービスをMVNOに販売し、エンドユーザにネットワークサービスを再販する。異なるセルラーキャリア間での切り替えは、同じセルラーキャリアネットワーク内の異なるセルラータワー間の従来の切り替えまたはハンドオフとは非常に異なる待ち時間(例えば、約10秒〜15秒)を有する。キャリア切り替えにより生じる待ち時間は、モバイルコンピューティングデバイスにおけるユーザのアクティビティ(ファイルのダウンロード、音楽のストリーミング、オンラインゲームのプレイなど)の望ましくない中断を引き起こす可能性がある。従って、任意のセルラーキャリアの切り替えを自動的かつインテリジェントにスケジュールすることが望ましい。
【0014】
従って、MVNOの異なるセルラーキャリア間で切り替える際のユーザの中断を最小化する技法が提示される。本技法は、ユーザアクティビティが中断されないように動的キャリア切り替えのインテリジェントなスケジューリングを提供することができる。例えば、従来のMVNOは、動的キャリア切り替えを実行せず、代わりに、その請求先住所などのパラメータに基づいて、所与のユーザに単一のMNOを割り当てる。本技法は、モバイルコンピューティングデバイスとMVNOに関連付けられた第1のセルラーキャリアとの間の第1のセルラー接続を確立することを含む。本技法は、(i)非アクティビティ閾値を下回る第1のセルラー接続を介したセルラーアクティビティの現在のレベルまたは予測したレベル、および(ii)MVNOに関連付けられた異なる第2のセルラーキャリアとの利用可能な第2のセルラー接続を示す状態を検出する。例えば、利用可能な第2のセルラー接続は、第1のセルラー接続よりも潜在的に良好なセルラー接続であり得る。現在のセルラー接続が最小強度閾値を下回る場合、現在のセルラー接続が大半のまたはすべてのユーザに受け入れられないため、ユーザのアクティビティに関係なく、切り替えを実行することができる。一実施形態では、切り替えは、(i)現在のセルラー接続が最小強度閾値を下回っており、かつ(ii)現在のセルラー接続と新たなセルラー接続との間の差が最小の強度改善閾値よりも大きいという両方の場合に、ユーザのアクティビティに関係なく、行うことができる。前記状態の検出に応答して、モバイルコンピューティングデバイスは、第1のセルラー接続を終了させ、MVNOの第2のセルラーキャリアとの第2のセルラー接続を確立することができる。
【0015】
図1を参照すると、コンピューティングシステム100の一例が示されている。コンピューティングシステム100は、本開示のいくつかの実施形態による例示的なモバイルコンピューティングデバイス104を含むことができる。モバイルコンピューティングデバイス104は、セルラーネットワークに接続することができる任意の適切なコンピューティングデバイスとすることができる。モバイルコンピューティングデバイス104の例には、携帯電話、タブレットコンピュータ、およびラップトップコンピュータが含まれる。モバイルコンピューティングデバイス104は、タッチセンス式ディスプレイまたは非タッチセンス式ディスプレイ、物理キーボード、物理ボタン、またはそれらの組み合わせなどのユーザインタフェース108を含むことができる。ユーザ112は、モバイルコンピューティングデバイス104に関連付けられ、かつモバイルコンピューティングデバイス104を操作することができる。モバイルコンピューティングデバイス104は、ネットワーク116を介してリモートサーバ128などの他のデバイスと通信するように構成することができる。ネットワーク116は、ローカルエリアネットワーク(LAN)、例えばインターネットなどのワイドエリアネットワーク(WAN)、またはそれらのいくつかの組み合わせとすることができる。
【0016】
モバイルコンピューティングデバイス104は、異なるタイプの接続を介してネットワーク116に接続することができる。一例の接続は、セルラーネットワークへのセルラー接続である。第1および第2のセルラーキャリア120a、120b(集合的に「セルラーキャリア120」)によって異なるセルラーネットワークを提供することができる。セルラーキャリア120は、MVNO124と関連付けることができる。例えば、MVNO124は、セルラーキャリア120からネットワークサービスを購入し、ネットワークサービスをエンドユーザ(例えば、ユーザ120および自身のモバイルコンピューティングデバイス104)に再販することができる。しかしながら、セルラーキャリア120a、120bは、互いに連携していなくてもよい。別例の接続は、WiFiネットワークへのWiFi接続である。WiFiネットワークは、無線コンピュータルータ/モデム132によって管理することができる。ネットワーク116を介してリモートサーバ128に接続されると、モバイルコンピューティングデバイス104は、データのダウンロードやストリーミングなどの様々な機能を実行することができる。
【0017】
図2を参照すると、例示的なモバイルコンピューティングデバイス104の機能ブロック図が示されている。モバイルコンピューティングデバイス104は、ユーザインタフェース108、プロセッサ200、通信デバイス204、およびメモリ208を含むことができる。本明細書で使用する「プロセッサ」という用語は、単一プロセッサおよび並列または分散アーキテクチャで動作する複数のプロセッサの両方を指すことができる。プロセッサ200は、モバイルコンピューティングデバイス104のオペレーティングシステムをロード/実行すること、ユーザインタフェース108を介して入出力を制御すること、通信デバイス204を介して通信を制御すること、メモリ208における読み出し/書き込み動作を制御することを含むが、これに限定されない、モバイルコンピューティングデバイス104の動作を制御することができる。通信デバイス204は、セルラーキャリア120または送受信機などのルータ/モデム132を介してネットワーク116と通信するための任意の適切なコンポーネントを含むことができる。メモリ208は、モバイルコンピューティングデバイス104においてプロセッサ200による実行のための一組の命令のような情報を格納するように構成された任意の適切な非一時的な記憶媒体(フラッシュ、ハードディスクなど)であってもよい。
【0018】
モバイルコンピューティングデバイス104は、本開示の技法の少なくとも一部を実行するように構成することもできる。最初に、モバイルコンピューティングデバイス104は、MVNO124の第1のセルラーキャリア120aとの第1のセルラー接続を確立することができる。この第1のセルラー接続は、例えば、モバイルコンピューティングデバイス104のロケーションに基づいて確立することができる。例えば、モバイルコンピューティングデバイス104は、第1のセルラーキャリア120aにとって好ましい特定の領域が既知であるか、またはモバイルコンピューティングデバイス104に通知されてもよい。しかしながら、状態が変化すると、MVNO124の第2のセルラーキャリア120bへの変更が望ましい場合がある。より具体的には、モバイルコンピューティングデバイス104は、(i)第1のセルラー接続を介したセルラーアクティビティの欠如と、(ii)MVNOに関連付けられた第2のセルラーキャリア120bによる利用可能な第2のセルラー接続とを示す1つまたは複数の状態を検出することができる。
【0019】
一実施形態において、前記状態は、第1のセルラーキャリア120aに関連する領域を離れるモバイルコンピューティングデバイス104の位置を含む。例えば、モバイルコンピューティングデバイス104は、第2のセルラーキャリア120bに関連する領域に入り得る。一実施形態において、前記状態は、モバイルコンピューティングデバイス104のユーザインタフェース108の非アクティブ状態を含む。そのような状態は、モバイルコンピューティングデバイス104に現在入力を提供していないか、そうでなければ、モバイルコンピューティングデバイス104とインタラクションしていないユーザ112を示す。非アクティブ状態の例には、ユーザインタフェース108の表示が非アクティブ/オフおよび/またはモバイルコンピューティングデバイス104がスリープ/低電力モードにあることが含まれるが、これに限定されない。しかしながら、ユーザインタフェース108のそのような非アクティブ状態中であっても、前記状態は存在しない場合がある。一実施形態において、前記状態は、第1のセルラー接続を介してモバイルコンピューティングデバイス104に進行中のダウンロードがないことを含む。例えば、そのようなダウンロードは、ユーザ112がモバイルコンピューティングデバイス104を積極的に使用していなくても、モバイルコンピューティングデバイス104のバックグラウンドで発生している可能性がある。
【0020】
別の実施形態において、前記状態は、モバイルコンピューティングデバイス104によって実行可能な1つまたは複数のプライオリティソフトウェアアプリケーションによる非アクティビティを含む。このようなプライオリティソフトウェアアプリケーション(単数または複数)は、現在実行中であれば、中断のないセルラー接続を必要とする。プライオリティソフトウェアアプリケーションの例には、緊急ダイヤラー/位置アプリケーションおよびオペレーティングシステム更新アプリケーションが含まれるが、これに限定されない。別の実施形態において、前記状態は、モバイルコンピューティングデバイス104がWiFiコンピューティングネットワークなどの非セルラーネットワークに接続されていることを含む。オプションとして、前記状態は、非セルラーネットワークに接続されることに加えて、モバイルコンピューティングデバイス104がバッテリー充電源(例えば、アウトレット電源)に接続されていることを含み、それによりバッテリー充電がなくなる可能性のある過度のキャリア切り替えを防止することをさらに含むことができる。
【0021】
別の実施形態において、前記状態は、モバイルコンピューティングデバイス104とユーザ112(すなわち、ユーザ固有)または平均/集団のユーザとの間の非アクティビティの予測期間を含む。例えば、ユーザ112の習慣/使用パターンは、ユーザ112が典型的にモバイルコンピューティングデバイス104を使用する時刻など、モバイルコンピューティングデバイス104によって知り得る。あるいは、平均/集団のユーザについての習慣、使用パターンを利用することができる。例えば、平均/集団のユーザは、エレベータ内にいるときはいつでも、モバイルコンピューティングデバイス104を利用する。あるいは、例えば、平均/集団のユーザは、映画またはテレビエピソードをストリーミングし終えた後に休憩を取る。さらに別の実施形態において、前記状態は、第1のセルラー接続の信号強度が、許容できないセルラー接続を示す閾値を下回ることを含む。むしろ、ユーザ112は、キャリア切り替えによって引き起こされる待ち時間を知らないか、または気にしない程度に第1のセルラー接続状態が非常に悪いことがある。前記状態はまた、上記の例の任意の組み合わせを含むことができる。
【0022】
前述したように、上記したことは、前記状態の単なる例である。さらに、2つ以上の状態の任意の組み合わせが必要とされる可能性がある。別の例示的な状態は、現在/将来のアクティビティの処理負荷を含むことができる。例えば、映画を視聴することは、テキスト化に比べて実質的により多くの処理能力を必要とすることがある。他の例示的な状態は、セルラーキャリア120間のデータ価格差異(例えば、ユーザコストを最小限に抑えること)、位置変化(例えば、独自のカバレッジを示す地理上のフェンス(geo−fences)の横断)期間、特定の閾値期間を上回る特定の信号強度閾値未満、およびネットワーク障害を含む。例えば、ネットワーク障害は、モバイルコンピューティングデバイス104がセルラー接続を維持することができないため、モバイルコンピューティングデバイス104によって決定することができない。一方、セルラーキャリア120およびMVNO124に関連付けられたリモートサーバは、ネットワーク障害が発生したかどうかを判定し、もしそうであれば、この判定をモバイルコンピューティングデバイス104においてセルラーキャリア120間で切り替えるかどうかを決定する際に考慮することができる。
【0023】
前記状態の検出に応答して、モバイルコンピューティングデバイス104は、第2のセルラーキャリア120bへの切り替えを実行することができる。この切り替えは、例えば、第1のセルラー接続を終了させ、第2のセルラーキャリア120bとの第2のセルラー接続を開始することを含むことができる。いくつかの実施形態において、第2のセルラー接続は、第1のセルラー接続よりも悪くなる可能性がある。これらの状況では、プロセスが繰り返され、前記状態が検出され、その上で第1のセルラー接続に戻す切り替え(switch back)が実行されてもよい。あるいは、これらの状況では、第3の異なるセルラーキャリア(図示せず)をMVNO124に関連付けることができ、その状態を検出すると、第3のセルラーキャリアへの切り替えを行うことができる。この全体のプロセスは、例えば、異なるセルラーキャリアがより良いセルラー接続を提供することが期待できる異なる領域にモバイルコンピューティングデバイス104がロケーションを移動した場合などに経時的に繰り返すことができる。
【0024】
図3を参照すると、MVNOの異なるセルラーキャリア間の切り替えの際にユーザの中断を最小化するための例示的な技法のフロー図が示されている。304において、モバイルコンピューティングデバイス104は、MVNO124に関連付けられた第1のセルラーキャリア120aとの第1のセルラー接続を確立する。308において、モバイルコンピューティングデバイス104は、(i)第1のセルラー接続を介したセルラーアクティビティの欠如と、(ii)MVNO124に関連付けられた第2のセルラーキャリア120bとの利用可能な第2のセルラー接続とを示す状態を検出する。その状態が検出された場合、技法300は312に進行する。そうでなければ、技法300は終了するか、または308に戻る。312において、モバイルコンピューティングデバイス104は、第1のセルラー接続を終了する。316において、モバイルコンピューティングデバイス104は、MVNO124に関連付けられた第2のセルラーキャリア120bとの第2のセルラー接続を開始する。例えば、前記終了は、第1のセルラーキャリア120aに終了信号を送信することを含み、前記開始は、認証情報を第2のセルラーキャリア120bと交換して第2のセルラー接続を確立することを含む。一実施態様において、(例えば、モバイルコンピューティングデバイス104が2つ以上のセルラー無線通信装置を有する場合)第1のセルラー接続は、第2のセルラー接続の開始と同時に終了することができる。次いで、技法300は、終了するか、または1つまたは複数の追加のサイクル(例えば、第1のセルラー接続への可能性がある戻り切り替え、またはMVNO124に関連付けられた異なる第3のセルラーキャリアとのより良い第3のセルラー接続への切り替え)のために304に戻る。
【0025】
別の実施形態において、上述したように、モバイルコンピューティングデバイス104は、複数の通信デバイス204(セルラー無線通信装置、送受信機など)を含むことができ、2つ以上の異なる通信デバイス204は、所与の時間に2つ以上のセルラーキャリアに接続することができる。この例では、キャリア切り替えを実行するときにユーザのアクティビティが中断されることは生じ得ない。より詳細には、第2のセルラー接続は、第1のセルラー接続の接続強度に関係なく、別個に開始することができる。例えば、第2のセルラー接続は、第1のセルラー接続が確立されている全時間に確立することができる。従って、モバイルコンピューティングデバイスは、第1のセルラー接続を介した接続強度の低下が検出されたときに、第2のセルラー接続に即座に切り替えることができる。しかしながら、複数のセルラー無線通信装置を実装すると、デバイスのコスト/複雑性が増し、かつ/またはバッテリー寿命が短くなる可能性がある。
【0026】
上記の説明に加えて、本明細書に記載されたシステム、プログラムまたは機能がユーザ情報(例えば、ユーザの現在の場所についての情報またはユーザの現在のセルラー契約/課金プランについての情報)の収集を可能にするか、およびユーザにサーバからコンテンツまたは通信が送信されたかどうかの両方についてユーザが選択できるようにする制御をユーザが備えてもよい。さらに、特定のデータは、記憶または使用される前に1つまたは複数の方法で処理されて、個人識別可能な情報が削除されるようにしてもよい。例えば、ユーザの身元は、そのユーザについて個人識別可能な情報を特定することができないように扱われてもよく、またはユーザの特定の場所を特定することができないように、ユーザの地理的位置は、位置情報が得られる場所(都市、郵便番号、州レベルなど)に一般化されてもよい。従って、ユーザは、ユーザについてどのような情報が収集され、その情報がどのように使用され、どの情報がユーザに提供されるかを制御することができる。
【0027】
例示的な実施形態は、本開示が通読され、当業者に開示の範囲を完全に伝えるように提供される。本開示の実施形態の完全な理解を提供するために、特定の構成要素、デバイス、および方法の例など、多くの詳細な説明が記載されている。特定の詳細な説明を採用する必要はなく、例示的な実施形態は多くの異なる形態で実施することができ、異なる形態のいずれも本開示の範囲を限定するものと解釈すべきでないことは、当業者には明らかであろう。いくつかの例示的な実施形態では、周知の手順、周知のデバイス構造、および周知の技法は詳細には記載されていない。
【0028】
本明細書で使用される用語は、特定の例示的な実施形態を説明する目的のためのみであり、限定することを意図するものではない。本明細書で使用されるように、単数形「a」、「an」および「the」は、文脈が他に明白に示さない限り、複数形も含むことが意図されている。「および/または」という用語は、1つまたは複数の関連する列挙された項目の任意のおよびすべての組み合わせを含む。「備える」、「備えている」、「含む」、および「有する」という用語は、包括的であり、従って、記載された特徴、整数、ステップ、動作、要素、および/または構成要素の存在を特定するが、整数、ステップ、動作、要素、構成要素、および/またはそれらのグループの存在または追加を排除していない。本明細書に記載の方法のステップ、プロセス、および動作は、パフォーマンスの順序として具体的に特定されない限り、必ずしも説明または図示された特定の順序でパフォーマンスを必要とすると解釈されるべきではない。付加的または代替的なステップを用いることもできることも理解されたい。
【0029】
第1、第2、第3などの用語は、様々な要素、構成要素、領域、層および/またはセクションを説明するために本明細書で使用され得るが、これらの要素、構成要素、領域、層および/またはセクションはこれらの用語によって限定されるべきではない。これらの用語は、要素、コンポーネント、領域、層、またはセクションを別の領域、層またはセクションと区別するためにのみ使用されてもよい。「第1」、「第2」および他の数値的な用語等用語は、文脈によって明白に示されない限り、連続または順序を意味するものではない。従って、以下に説明する第1の要素、構成要素、領域、層またはセクションは、例示的な実施形態の教示から逸脱することなく、第2の要素、構成要素、領域、層またはセクションと呼ぶことができる。
【0030】
本明細書で使用される場合、モジュールという用語は、特定用途向け集積回路(ASIC:Application Specific Integrated Circuit)、電子回路、組合せ論理回路、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA:field programmable gate array)、コードまたはプロセスを実行するネットワーク化されたクラスタまたはデータセンタ内のプロセッサまたは(共有の、専用の、またはグループ化された)分散型ネットワークプロセッサおよびストレージ、記載された機能を提供する他の適切な構成要素、またはシステムオンチップ(system−on−chip)等の上記の一部または全部の組み合わせの一部であるか、または含むものとして言及される。モジュールという用語はまた、1つまたは複数のプロセッサによって実行されるコードを記憶する(共有の、専用の、またはグループ化された)メモリを含み得る。
【0031】
上記のように、用語「コード」は、ソフトウェア、ファームウェア、バイトコードおよび/またはマイクロコードを含むことができ、かつプログラム、ルーチン、機能、クラス、および/またはオブジェクトを指すことができる。上記のように、共有という用語は、複数のモジュールからの一部またはすべてのコードが、単一の(共有の)プロセッサを使用して実行されることを意味する。さらに、複数のモジュールからの一部またはすべてのコードが、単一の(共有の)メモリによって格納されてもよい。グループという用語は、上記で使用されているように、単一のモジュールからの一部またはすべてのコードがプロセッサのグループを使用して実行されることを意味する。さらに、単一のモジュールからの一部またはすべてのコードは、メモリのグループを使用して格納されてもよい。
【0032】
本明細書に記載の技法は、1つまたは複数のプロセッサによって実行される1つまたは複数のコンピュータプログラムによって実施されてもよい。コンピュータプログラムは、非一時的な有形のコンピュータ可読媒体に記憶されたプロセッサ実行可能な命令を含む。コンピュータプログラムはまた、格納されたデータを含むことができる。非一時的な有形のコンピュータ可読媒体の非限定的な例は、不揮発性メモリ、磁気記憶装置、および光学記憶装置である。
【0033】
上記の説明のいくつかの部分は、情報の操作のアルゴリズムおよび記号表現に関して本明細書で説明される技法を提示する。これらのアルゴリズム記述および表現は、データ処理分野の当業者が、それらの作業の内容を当業者に最も効果的に伝えるために使用される手段である。これらの処理は、機能的または論理的に記載されているが、コンピュータプログラムによって実現されるものであると理解される。さらに、一般性を失うことなく、これらの処理の配備をモジュールまたは機能的な名称で参照することが時には便利であることが実証されている。
【0034】
上記の説明から明らかなように特に明記しない限り、詳細な説明の全体で「処理する」、「算出する」、「計算する」、「決定する」、または「表示する」などの用語を利用する説明は、コンピュータシステムメモリまたはレジスタまたは他のそのような情報記憶、伝送または表示装置内の物理(電子)量として表されるデータを操作および変換するコンピュータシステムまたは同様の電子計算装置の動作および処理を参照していることが理解される。
【0035】
記載される技法の特定の態様は、アルゴリズムの形態で本明細書に記載されるプロセスのステップおよび命令を含む。記載されたプロセスのステップおよび命令は、ソフトウェア、ファームウェアまたはハードウェアで具体化され、ソフトウェアで具体化される場合、リアルタイムネットワークオペレーティングシステムによって使用される異なるプラットフォームに存在するようにダウンロードされ、かつプラットフォームから処理され得ることに留意されたい。
【0036】
本開示は、本明細書の処理を実行するための装置にも関する。この装置は、必要とされる目的のために特別に構成することができ、またはコンピュータによってアクセス可能なコンピュータ可読媒体に格納されたコンピュータプログラムによって選択的に動作または再構成される汎用コンピュータを含むことができる。そのようなコンピュータプログラムは、それぞれコンピュータシステムバスに接続された、フロッピー(登録商標)ディスク、光ディスク、CD−ROM、磁気光学ディスク、読出し専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、EPROM、EEPROM、磁気または光カード、特定用途向け集積回路(ASIC)、または電子命令を記憶するのに適した任意のタイプの媒体を含むが、これらに限定されない任意のタイプのディスクなどの有形のコンピュータ可読記憶媒体に格納することができる。さらに、本明細書で参照されるコンピュータは、単一のプロセッサを含むことができるか、または計算能力を高めるために複数のプロセッサ設計を採用するアーキテクチャであってもよい。
【0037】
本明細書で提示されるアルゴリズムおよび処理は、特定のコンピュータまたは他の装置に本質的に関連するものではない。様々な汎用システムもまた、本明細書の教示に従ってプログラムと共に使用されるか、または必要な方法ステップを実行するためにより特殊化された装置を構築することが好都合であり得る。様々なこれらのシステムに必要な構造は、当業者には同等の変形例と共に明らかであろう。さらに、本開示は、特定のプログラミング言語を参照して記載されていない。本明細書に記載される本開示の教示を実施するために様々なプログラミング言語が使用されてもよく、特定の言語への参照は、本発明の実施可能性および最良の形態の開示のために提供される。
【0038】
本開示は、多数のトポロジにわたる広範囲のコンピュータネットワークシステムに好適である。この分野において、大規模ネットワークの構成および管理は、インターネットなどのネットワークを介して異なるコンピュータおよび記憶装置に通信可能に結合された記憶装置およびコンピュータを含む。
【0039】
実施形態の前述の説明は、例示および説明のために提供されたものである。実施形態の前述の説明は、網羅的であること、または開示を限定することを意図するものではない。特定の実施形態の個々の要素または特徴は一般にその特定の実施形態に限定されないが、特に示されていないまたは記載されていない場合でも、適用可能であれば、交換可能であり、かつ選択された実施形態で使用することができる。同じことは、多くの点で変化し得る。そのような変形は、開示からの逸脱とみなされるべきではなく、そのような変更のすべては、本開示の範囲内に含まれることが意図される。
図1
図2
図3