【文献】
「パチスロ聖闘士星矢 海皇覚醒」,パチスロ必勝ガイド 2018年1月号,株式会社ガイドワークス,2018年 1月 1日,p.84-85,特に第84頁右下の「前兆見極めでモード判別」、同頁一番下の「前兆演出のかぶり」、第85頁上方の「GB前兆とSR前兆のゲーム数振り分け」、「アツい前兆演出をよりアツく楽しむ」参照。
【文献】
「SLOT魔法少女まどかマギカ」,パチスロ必勝本 2017年10月号,辰巳出版株式会社,2017年10月 1日,p.6-33,特に第9頁の「レア役解除」、第10頁の「ゲーム数解除」参照。
【文献】
「回胴黙示録カイジ3」,パチスロ必勝ガイドMAX 2013年11月号,株式会社ガイドワークス,2013年11月 1日,p.107-111,特に第107頁左側の「規定G数到達時前兆ゲーム数」、第109頁左側の「チャンス目でのAT直撃当選時・前兆ゲーム数」、同頁右下の「ATの当選契機」参照。
【文献】
「パチスロ 北斗の拳 転生の章」,パチスロ必勝ガイドMAX 2013年8月号,株式会社ガイドワークス,2013年 8月 1日,p.51-61,特に第51頁一番下の「天井機能」、第58頁左上の「規定あべし到達orAT直当りでAT当選」参照。
【文献】
「押忍!番長2」,パチスロ攻略マガジン 2011年12月号,株式会社双葉社,2011年11月 7日,p.4-20,特に第8頁右上の「規定ゲーム数の消化&レア小役でボーナスに当選」、第18頁一番下の「小役当選時の前兆について」参照。
【文献】
「パチスロ 天外魔境 卍MARU」,パチスロ攻略マガジンドラゴン 2009年11月号,株式会社双葉社,2009年10月21日,p.95-97,特に第96頁上方の「ART突入契機は2種類存在」参照。
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明を実施するための形態】
【0021】
(遊技機10)
本明細書では、各説明箇所において、方向についての定義等が示されていない場合には、遊技機10の方を向いて位置している遊技者から見て、遊技機10から遊技者の手前側に向かう方向を「前」方向とし、その逆方向を「後」方向とする。また、同様に、「左」や「右」等の左右方向及び「上」や「下」等の上下方向も、遊技者から見た場合の左方向や右方向、又は上方向や下方向を意味する。同様に、各部材の説明においても、方向についての定義等が示されていない場合には、各部材を、遊技機10の所定位置に固定した場合における遊技者から見た方向を意味する。
【0022】
本実施の形態に係る遊技機10としてのスロットマシンを、以下、
図1、
図3を参照しながら説明する。本実施の形態に係る遊技機10としてのスロットマシンは、前面側が開放され、他の面を板状態で形成される直方体状の筐体12と、この筐体12の前面側を開閉可能に覆う前扉14とを備えている。
【0023】
(回転リール62)
前扉14の上部には、薄板樹脂からなる上パネル20を備えている。この上パネル20の略中央には、3個の回転リール62(正面から向かって左側の左回転リール64、中央の中回転リール66、右側の右回転リール68)の円周上の図柄61を見ることができる透過可能な図柄表示窓部16が形成されている。この図柄表示窓部16は、3個全ての回転リール62の回転が停止した際には、縦3列横3行に配置した合計9個の図柄61を遊技者に見せるように形成されている。この図柄表示窓部16は、回転リール62の正面側に設けられて、回転リール62の回転が停止した際、後述する有効ライン86上に停止している複数の図柄61を視認するためのものである。回転リール62は、複数の図柄61を図柄表示窓部16を介して変動表示可能なものである。
【0024】
(リールユニット60)
前記図柄表示窓部16の後方向(奥方向)には、3個のリール駆動モータ65と、この各リール駆動モータ65によってそれぞれ回転させられる合計3個の前記回転リール62と、前記リール駆動モータ65及び前記回転リール62を保持するユニットホルダ(図示せず)とを有するリールユニット60が配置されている。また、リールユニット60には、回転リール62の回転位置が基準となる位置(基準位置)であることを検出するためリール位置センサ63が設けられている。このリール駆動モータ65は、メイン制御基板200から出力されるリール駆動モータ65を駆動するための駆動信号に基づき駆動する。さらに、リールユニット60には、回転リール62上の図柄61を照らすためのバックランプ67が設けられている。
【0025】
(クレジット表示器87、払出枚数表示器88)
前記図柄表示窓部16の下方には、クレジットメダルの貯留枚数を表示するクレジット表示器87と、このクレジット表示器87の左側に配置され、遊技機10から払い出されたメダルの総数を表示する払出枚数表示器88とが設けられている。これらの表示器は、例えば2個の7セグメントLEDで構成されており、クレジット表示器87は2桁の貯留枚数、払出枚数表示器88は2桁の払出枚数が表示可能になっている。
また、払出枚数表示器88は、後述する「有利区間」において、ストップスイッチ50の操作態様(押し順)を報知するようにしている。
【0026】
(区間報知ランプ90)
また、図柄表示窓部16の下方には、後述する「有利区間」に移行したことを契機にメイン制御基板200により点灯される区間報知ランプ90が設けられている。
この区間報知ランプ90は、押し順報知の状態が「有利区間」である間は常時点灯されており、「非有利区間」に移行したことを契機にメイン制御基板200により消灯される。
【0027】
なお、本実施の形態にかかる区間報知ランプ90は、「有利区間」である間、常時点灯するものであるが、これに限らず、有利区間中において、有利区間に移行してから、所定の出玉率を超え、かつ、ストップスイッチ50の押し順が表示されるまでの任意の契機で点灯するようにしても良い。
【0028】
ここで、区間報知ランプ90の点灯制御は、メイン制御基板200に搭載されている制御手段により制御されることが望ましく、有利区間を制御する有利区間制御手段260により実行する、或いは、当該点灯制御を実行する専用の区間報知制御手段を設けて実行する、ことが可能である。
【0029】
(操作部30)
前記前扉14の下部には下パネル22が設けられている。そして、前扉14には下パネル22の上部に位置して前扉14の前方向へ向けて突出する操作部30を備えている。
本実施の形態に係る遊技機10には、遊技開始の条件として投入するためのメダルを後述するメダル投入口38からあらかじめ投入して、最大50枚までクレジットメダルとして内部に貯留可能なクレジット機能(投入枚数を電子データとして電子的に記憶し管理する機能)を有している。なお、このクレジットメダルとして貯留可能な最大枚数である50枚を最大クレジットメダル数とする。
前記操作部30の上面右側には、遊技媒体としてのメダルを投入するためのメダル投入口38が設けられている。
【0030】
(メダルセレクタ17)
筐体12内部であって、前記メダル投入口38の近傍には、メダル投入口38に投入されたメダルが正規のものか否かを選別して、正規のメダルのみをホッパーユニット24に導くメダルセレクタ17が設けられている。このメダルセレクタ17には、メダル投入口38に投入されたメダルを1枚ずつ検出する投入センサ92が設けられている。
【0031】
なお、筐体12内部には図示しないメダル通路が設けられており、メダルセレクタ17において非正規のメダルとして排除されたメダルや、ホッパーユニット24から払い出されたメダルが、このメダル通路を通過してメダル払出口28から払い出される。
【0032】
(精算スイッチ36)
メダル投入口38の下方には、クレジット機能によりクレジットしたメダルの全てを払い出すための精算スイッチ36が設けられている。
【0033】
(ストップスイッチ50)
前記操作部30の中央には、操作により対応する回転リール62の回転を停止させるため、3個の回転リール62のそれぞれに対応する3個のストップスイッチ50が設けられている。このストップスイッチ50は、左回転リール64を停止させるための左ストップスイッチLと、中回転リール66を停止させるための中ストップスイッチCと、右回転リール68を停止させるための右ストップスイッチRと、を有している。すなわち、これらのストップスイッチ50は、複数の回転リール62それぞれに対応して設けられ、複数の回転リール62の図柄61の変動表示の開始後、遊技者の操作により回転リール62の図柄61の変動表示を個別に停止させるためのものである。
【0034】
(スタートスイッチ40)
このストップスイッチ50の左側には、メダルの投入又は後述するベットスイッチ32の操作を条件に回転リール62の回転を開始させるためのスタートスイッチ40が設けられている。すなわち、このスタートスイッチ40は、遊技者の操作により回転リール62の図柄61の変動表示を開始させるためのものである。
【0035】
(ベットスイッチ32)
このスタートスイッチ40の上方には、貯留されたクレジットメダルから投入されたメダル数(クレジットされたメダル数)から最大投入枚数(具体的には2枚又は3枚)に達するまで投入可能なメダル数を減じて2枚又は3枚のメダル投入に代えるマックスベットスイッチ34と、クレジットしたメダル数から1枚のメダル数を減じて1枚のメダル投入に代えるシングルベットスイッチ35とが設けられている。
【0036】
(演出用ボタンスイッチ42)
マックスベットスイッチ34の右側には、所定の演出において遊技者が操作可能な演出用ボタンスイッチ42が設けられている。
前記前扉14の裏側には、扉開閉用スイッチ19、設定変更スイッチ46、設定表示器89などが配置されている。
【0037】
(扉開閉用スイッチ19)
扉開閉用スイッチ19は前扉14が閉じているか否かを検知するためのものである。この扉開閉用スイッチ19は、前扉14が閉塞している場合に、前扉14の背面と扉開閉用スイッチ19の前面とが押圧されることでオンとなり、前扉14が開放するに従って、前扉14の背面が扉開閉用スイッチ19の前面から離間して押圧が解除されることでオフとなる。
【0038】
(設定変更スイッチ46)
設定変更スイッチ46は、後述する電源ユニット43の設定キースイッチ45と共に設定変更を行うためのものである。
【0039】
(設定表示器89)
設定表示器89は、例えば7セグメントの小型のLEDにより、大当り確率の設定値を表示するものである。設定表示器89には、当該遊技機10の設定値が表示されるが、外部から視認できないようにすべく、設定後一定時間が経過するとその表示は解除される。
【0040】
前記前扉14の下部に相当する筐体12の内部には、メダルを貯留することができるとともに、メダルを払い出すことができるホッパーユニット24と、電源投入又は電源遮断のための操作が可能な電源スイッチ44を有すると共に各部品に電力を供給するための電源ユニット43とが配置されている。
【0041】
(ホッパーユニット24)
このホッパーユニット24には、メダルセレクタ17から流下した正規のメダルを貯留するメダルタンク(図示せず)と、その駆動によりメダルをメダル払出口28に向けて払い出すホッパーモータ95と、ホッパーユニット24の出口に設けられ、メダル払出口28に払い出されたメダルを1枚ずつ検出する払出センサ94と、ホッパーユニット24のメダルタンクから溢れたメダルを収納するための補助タンクの近傍に設けられ、補助タンク内のメダルが満杯になったことを検出してメイン制御基板200へ信号を出力するオーバーフローセンサ96とが設けられている。
【0042】
(電源ユニット43)
この電源ユニット43には、電源投入又は電源遮断のための操作が可能な電源スイッチ44と、設定変更処理のための設定キースイッチ45とが設けられている。
【0043】
(メダル払出口28等)
前記前扉14の下部には、所定の場合にホッパーユニット24からメダルが払い出されるメダル払出口28が形成されている。このメダル払出口28の下方には、メダル払出口28から払い出されたメダルを貯留するため、上方に向かって開口する皿状のメダル受け皿26が形成されている。なお、クレジットされているメダル数が最大クレジットメダル数である50枚未満の場合は、50枚に到達するまで、獲得したメダルはメダル払出口28から払い出されずにクレジットメダルの枚数に加算される。
【0044】
(遊技の流れの説明)
本実施の形態に係る遊技機10は、マックスベットスイッチ34やシングルベットスイッチ35等の操作又はメダル投入により所定枚数のメダルを投入することにより遊技の開始を可能とするものである。そして、スタートスイッチ40の押下操作により、回転リール62の回転を開始させて遊技が開始されるとともに、複数の役のいずれかに当選か又はハズレかの役抽選が行われる。そして、当該遊技機10は、各回転リール62に対応するストップスイッチ50の操作タイミング及び役抽選の結果に基づいて、回転リール62の回転を役抽選の結果に適合するように停止させる。当該遊技機10は、停止時の図柄61の組み合わせによって、当選した役を構成する図柄61の組み合わせが所定の有効なライン(所定の役の図柄61の組み合わせが当該ライン上に揃ったときに所定の利益が付与されるラインのことであり、以下、有効ライン86とする。)上に停止した場合に、入賞等となり、所定枚数のメダルを払い出す等の所定の利益を遊技者に付与する。これにより、1回の遊技が終了するものである。
【0045】
この有効ライン86は、具体的には3個の回転リール62にそれぞれ表示されている図柄61のうち図柄表示窓部16から視認可能な図柄61を各回転リール62につき1個ずつ繋いでできる、複数の回転リール62の全てを貫くライン(途中で折れ曲がりも可)のうち、入賞等するために有効となる図柄61の組み合わせの並びを規定したラインである。このラインは、規定の賭け数(予め定められた数であって本実施の形態では2又は3)のメダルをベットすることにより有効ライン86になる。
【0046】
ここで、規定の賭け数(規定数)は、後述するが、遊技状態(
図16参照)に応じて規定の賭け数が変動する場合がある。
【0047】
本実施の形態の有効ライン86は、左回転リール64、中回転リール66の中段と、右回転リール68の下段とを結んだライン、の1本である。
なお、有効ライン86として、1ラインを示したが、これに限定されず、2〜5ライン、或いはV字形や山形を含めて6ライン以上としても良い。
また、遊技状態(
図16参照)や投入枚数を問わず1ラインとしたが、これに限定されず、遊技状態や投入枚数で有効ラインの数を変えるようにしても良い。
【0048】
また、
図2に示すように、左回転リール64、中回転リール66、右回転リール68の表面には、「白セブン」、「赤セブン」、「バー1」、「バー2」、「チェリー」、「スイカ」、「リプレイ」、「ベル」、「ブランク」などの複数の種々の図柄61が形成されている。
これらの図柄61は、それぞれの絵柄がプリントされたテープを回転リール62の外周表面に貼付することで形成されている。
【0049】
(演出装置70)
前記前扉14と前記筐体12には、遊技者に役抽選の当選等の種々の情報を音や光や映像等で報知させるための演出装置70が形成されている。この演出装置70は、スピーカー72と、演出用ランプ78、表示装置84とを備えている。
【0050】
(スピーカー72)
前記スピーカー72は、前扉14の上部左右に配置された上部スピーカー74と、前扉14の下部左右に配置された下部スピーカー76とを備えている。
【0051】
(演出用ランプ78)
前記演出用ランプ78は、前扉14の上部に配置された上部ランプ80と、前扉14の下部の左右に配置された下部ランプ82とを備えている。
【0052】
(表示装置84)
前記表示装置84は、その画面に種々の映像を表示し、演出内容を表示可能な液晶表示装置である。
なお、表示装置84を用いて行われる種々の演出を液晶表示装置以外の表示装置、例えば、ドット表示器や、演出用の回転リールや、ランプなどを用いて行うようにしても良い。
【0053】
(制御装置100)
図3に示すように、遊技機10の内部には、遊技機10の全体の動作を制御するための制御装置100が形成されている。この制御装置100は、主制御装置の一例であり遊技を進行させて遊技状態を制御するメイン制御基板200(メイン制御手段ともいう)と、このメイン制御基板200からの情報(コマンド)を受けて、遊技の進行に応じた演出を制御し、主に遊技内容に関する情報を遊技者に報知する演出を行うための制御を行うサブ制御基板300(サブ制御手段ともいう)とを備えている。
【0054】
なお、メイン制御基板200とサブ制御基板300との間は、メイン制御基板200への不正操作を防止するために、メイン制御基板200からサブ制御基板300への一方向の通信により行われ、サブ制御基板300からメイン制御基板200への逆方向の通信は行われていない(すなわち双方向の通信ではない)。メイン制御基板200は、スタートスイッチ40、ストップスイッチ50、ベットスイッチ32、精算スイッチ36の入力を受け付け、役抽選を行い、リールユニット60及びホッパーユニット24の作動を制御する。サブ制御基板300は、メイン制御基板200から信号を入力し、表示装置84等の演出装置70の作動を制御する。サブ制御基板300の出力側には、演出装置70としての表示装置84、スピーカー72、演出用ランプ78の各パーツが接続されている。
【0055】
なお、特に図示していないが、メイン制御基板200を有するメイン基板と、サブ制御基板300を有するサブ基板とは、それぞれ専用の基板ケースの内部に収納されている。具体的には、メイン制御基板200は、メイン基板ケースの内部に収納され、サブ制御基板300は、サブ基板ケースの内部に収納されている。そして、メイン基板ケースは、筐体12内部の奥側の上部に固定され、サブ基板ケースは、筐体12内部の正面から向かって左側に固定されている。
【0056】
メイン制御基板200及びサブ制御基板300は、CPU、ROM、RAM、I/Oポート(図示せず)を備えたマイクロコンピュータにより構成される。CPUは、タイマ割込などの割込機能を持ち、ROMに記憶されたプログラムを実行して、種々の処理を行う。ROMは、CPUが実行するプログラムや各種テーブル等の固定的なデータを記憶し、RAMは、CPUがプログラムを実行する際の一時的な記憶領域、例えば遊技機10の状態を記憶するための記憶領域や、役抽選の抽選結果を記憶するための記憶領域として使用される。
【0057】
(外部集中端子板18)
また、筐体12内部の正面から向かって右側には、外部集中端子板18が設けられている。
外部集中端子板18は、遊技データを遊技機10外部に出力させるものであり、メイン制御基板200と配線される接続端子(コネクタ)や、外部機器(図示省略)と配線される接続端子(コネクタ)が設けられた端子板である。また、外部集中端子板18は、図示しないが、データ表示器などの遊技島設備やホールコンピュータに接続されている。
【0058】
(メイン制御基板200)
メイン制御基板200は、
図4に示すように、役抽選手段210、リール制御手段220、停止図柄判定手段230、払出制御手段240、遊技制御手段250、有利区間制御手段260及び送信手段270の各手段を有する。各手段の詳細については後述する。なお、有利区間制御手段260は、メイン制御基板200ではなく、サブ制御基板300が有しても良いし、又、メイン制御基板200とサブ制御基板300との両方に分けて有するようにしても良い。
【0059】
以上の構成をもって、メイン制御基板200は、役の抽選を行い、回転リール62の回転及び停止を制御し、回転リール62がすべて停止したときに停止図柄61の判定を行い、遊技の進行を行う手段として機能することとなる。
メイン制御基板200は、遊技を制御するためのものであって、遊技を進行させるためのものである。以下、本実施の形態における遊技について説明する。
【0060】
上述したように、遊技状態に応じて規定の賭け数が設定されると、有効ライン86(
図1参照)が設定される。
賭け数を設定する方法には、メダル投入口38からメダルを投入する方法と、ベットスイッチ32を操作することによってクレジットメダルを賭け数として設定する方法とがある。そして、規定の賭け数(2枚又は3枚)が設定されていることを条件に、スタートスイッチ40を操作すると、賭け数が確定し、役抽選手段210により、複数の役のいずれかに当選したか又はハズレかの抽選(役抽選)が行われる。また、役抽選とほぼ同時に、前回の遊技での回転リール62の回転開始時から所定の時間(本実施の形態では、4.1秒)が経過しているか否かが判定され、所定の時間が経過すると、3個すべての回転リール62の回転が開始する。
【0061】
回転リール62の回転開始後、所定の条件(本実施の形態では、回転リール62を加速する処理を実行した後、所定のセンサにより回転リール62の回転位置が基準位置であることを検出すること)が成立すると、ストップスイッチ50の操作が可能な状態(停止操作可能状態)となる。
【0062】
その後に、3個のストップスイッチ50のうち1個を操作すると、当該ストップスイッチ50に対応した回転リール62の回転が停止する。そして、3個すべてのストップスイッチ50の操作を終えると、3個すべての回転リール62の回転が停止する。
このとき、有効ライン86上に所定の図柄61の組み合わせが揃うと、当該図柄61の組み合わせに対応した処理が行われる。本実施の形態に係る遊技機10は、有効ライン86上に予め定められた図柄61の組み合わせが揃うと遊技者に利益が付与されるように形成されている。例えば小役に対応した図柄61の組み合わせが有効ライン86上に揃うと、小役に対応した枚数のメダルが遊技者に対して付与される。
【0063】
役抽選の当選確率は、複数段階、本実施の形態では、6段階(設定値1(SET1)〜設定値6(SET6))設定されており、設定値によって当選確率の差がある役については、設定値1が最も低く、設定値6が最も高くなるように設定されている。
なお、設定値の段階は、6段階に限定されず、6段階未満の段階(具体的には、例えば3段階)や、7段階以上であっても良い。
【0064】
また、有効ライン86上に再遊技役(リプレイ役)に対応する図柄61の組み合わせが揃うと、メダルの払い出しはないものの、次回の遊技において遊技者所有のメダルを使用することなく賭け数が自動的に設定され遊技を行うことができる。
【0065】
(役抽選手段210)
役抽選手段210は、役に当選するか否かの役抽選を実行するものである。そして、役抽選において決定された役を当選役ともいう。すなわち、役抽選手段210は、メイン制御基板200が備える手段であり、スタートスイッチ40の操作を契機に、複数段階の設定値毎に予め定められた抽選確率で役に当選するか否かの役抽選を行うためのものである。
【0066】
役抽選手段210は、役に当選したか否かを決定するための抽選テーブルを、主な分類としてノーマル遊技状態用、ボーナス内部中状態用、ボーナス遊技状態用のそれぞれに対応して複数備えており、メイン制御基板200のROM上に記憶されている。
【0067】
役抽選手段210は、予め定めた抽選データと、所定範囲の整数値を繰り返してカウントするループカウンタを有する所定の乱数発生手段(乱数発生回路)が発生した乱数のうちから抽出した乱数とを比較して、当選か否かを判定する。なお、役抽選手段210による処理は、後述するステップS11(
図18参照)において行われる。
【0068】
本実施の形態では、役抽選手段210により抽選される役として、
図6〜
図10に示すように、大別すると、ボーナス移行役(遊技状態の移行を伴う役)、リプレイ役(遊技者所有のメダルを使用することなく次回の遊技を開始可能とする役、いわゆる再遊技役)、小役(メダルの払い出しを伴う役)が設けられている。
【0069】
つぎに、
図6〜
図10に示すように、役抽選手段210により抽選される役の種類と図柄の組み合わせについて説明する。
なお、役抽選手段210により抽選される役の種類と図柄61の組み合わせについては、
図6〜
図10に示すものに限定されない。
【0070】
例えば、
図6に示すように、ボーナス移行役として、左回転リール64、中回転リール66、右回転リール68の順(以下同様)に「白セブン 白セブン バー1」の図柄61の組み合わせのRBB1、「白セブン 赤セブン バー1」の図柄61の組み合わせのRBB2、「白セブン バー1 バー1」の図柄61の組み合わせのRBB3、「白セブン バー2 バー1」の図柄61の組み合わせのRBB4、「赤セブン 白セブン バー1」の図柄61の組み合わせのRBB5、「赤セブン 赤セブン バー1」の図柄61の組み合わせのRBB6、が設けられている。
【0071】
また、
図7に示すように、リプレイ役(再遊技役)として、例えば、「リプレイ リプレイ 白セブン」の図柄61の組み合わせのRP_1や、「リプレイ リプレイ 赤セブン」の図柄61の組み合わせのRP_2、「リプレイ リプレイ ベル」の図柄61の組み合わせのRP_15、「リプレイ バー2 ベル」の図柄61の組み合わせのRP_16、などが設けられている。
【0072】
また、
図8に示すように、小役(入賞役)の押し順正解役として、「リプレイ スイカ リプレイ」の図柄61の組み合わせのAT_1、「リプレイ ベル ベル」の図柄61の組み合わせのAT_2、「スイカ ベル ベル」の図柄61の組み合わせのAT_6、などが設けられている。
【0073】
また、
図8に示すように、小役(入賞役)のスイカとして、「ベル 白セブン チェリー」の図柄61の組み合わせのWM_1、「ベル 赤セブン チェリー」の図柄61の組み合わせのWM_2、「ブランク ベル スイカ」の図柄61の組み合わせのWM_8、などが設けられている。
【0074】
また、
図8に示すように、小役(入賞役)の変則チェリーとして、「バー1 チェリー リプレイ」の図柄61の組み合わせのCH_1、「バー2 チェリー リプレイ」の図柄61の組み合わせのCH_2、「スイカ チェリー リプレイ」の図柄61の組み合わせのCH_3、が設けられている。
【0075】
また、
図8に示すように、小役(入賞役)の弱チェリーとして、「バー1 チェリー チェリー」の図柄61の組み合わせのCHL_1、「バー2 チェリー チェリー」の図柄61の組み合わせのCHL_2、「スイカ ベル チェリー」の図柄61の組み合わせのCHL_15、などが設けられている。
【0076】
また、
図8に示すように、小役(入賞役)の強チェリーとして、「スイカ チェリー チェリー」の図柄61の組み合わせのCHH_1、「バー1 チェリー 白セブン」の図柄61の組み合わせのCHH_2、「スイカ ベル バー2」の図柄61の組み合わせのCHH_13、などが設けられている。
【0077】
また、
図8に示すように、小役(入賞役)の滑らないチャンス目として、「リプレイ 白セブン ベル」の図柄61の組み合わせのSPA_1、「リプレイ 赤セブン ベル」の図柄61の組み合わせのSPA_2、「リプレイ チェリー リプレイ」の図柄61の組み合わせのSPA_3、が設けられている。
【0078】
また、
図8に示すように、小役(入賞役)の滑るチャンス目として、「ベル バー2 スイカ」の図柄61の組み合わせのSPB_1、「ブランク スイカ スイカ」の図柄61の組み合わせのSPB_2、が設けられている。
【0079】
また、
図9に示すように、小役(入賞役)として、「リプレイ 白セブン チェリー」の図柄61の組み合わせのATL_1、「白セブン リプレイ 白セブン」の図柄61の組み合わせのATC_1、「バー2 スイカ 赤セブン」の図柄61の組み合わせのATC_40、などが設けられている。
【0080】
また、
図10に示すように、小役(入賞役)として、「バー1 白セブン ベル」の図柄61の組み合わせのATR_1、「バー1 赤セブン ベル」の図柄61の組み合わせのATR_2、「ベル バー2 ベル」の図柄61の組み合わせのATR_40、などが設けられている。
【0081】
また、
図10に示すように、小役(入賞役)として、「ベル チェリー 白セブン」の図柄61の組み合わせのONE_1、「ベル チェリー 赤セブン」の図柄61の組み合わせのONE_2、「ブランク チェリー リプレイ」の図柄61の組み合わせのONE_30、などが設けられている。
【0082】
そして、
図8〜
図10に示すように、小役(入賞役)のうち、押し順正解役であるAT_1〜AT_6が10枚の払い出しが得られる役であり、スイカであるWM_1〜WM_8が3枚の払い出しが得られる役であり、その他が1枚のメダルの払い出しが得られる役である。
【0083】
つぎに、同様に
図11〜
図13を用いて、当選役グループについて説明する。
なお、当選役グループについては、
図11〜
図13に示すものに限定されない。
図11〜
図13は、予め定められた複数種類の当選役グループを示し、各当選役グループは、1つの役又は複数の役の組み合わせから構成される。
【0084】
そのため、当選役グループが複数の役から構成されている場合は、当選役グループの複数の役に同時に当選(重複して当選)していることとなる。
そして、本実施の形態では、役抽選手段210は、役抽選により
図11〜
図13に示すいずれかの当選役グループが当選するか否かを決定している。
【0085】
図11に示すように、ボーナス移行役が含まれる当選役グループには、RBB1が当選する「RBB1」、RBB2が当選する「RBB2」、RBB3が当選する「RBB3」、RBB4が当選する「RBB4」、RBB5が当選する「RBB5」、RBB6が当選する「RBB6」が設けられている。
【0086】
図12に示すように、当選役グループ「HZ」(ハズレ)は、他のいずれの当選役グループも当選しなかった場合を示している。
【0087】
図12に示すように、リプレイ役が含まれる当選役グループには、RP_1〜RP_14が当選する「NXP1」、RP_1〜RP_14、RP_15、RP_16が当選する「NXP2」、が設けられている。
【0088】
図12、
図13に示すように、小役が含まれる当選役グループには、CH_1〜CH_3(変則チェリー)、CHL_1〜CHL_15(弱チェリー:
図8参照)が当選する「NCH」、CH_1〜CH_3(変則チェリー:
図8参照)、CHH_1〜CHH_13(強チェリー:
図8参照)が当選する「HCH」、WM_1〜WM_8(スイカ:
図8参照)が当選する「WM」、AT_1〜AT_6(押し順正解役:
図8参照)が当選する「PZ」、WM_1〜WM_8(スイカ)、AT_1〜AT_6(押し順正解役:
図8参照)、ALL2(払出枚数が1枚の役全部)が当選する「ALL1」、AT_1、ATL_1、ATL_2、ATC_1〜ATC_4、ATR_1〜ATR_4、ONE_1〜ONE_6が当選する「ATA1」、などが設けられている。
【0089】
ここで、例えば、当選役グループ「ATA1」は、ストップスイッチ50の押し順によって成立(入賞)する役が異なるものであり、ストップスイッチ50の押し順が正解の場合にAT_1が成立(入賞)する押し順役であり、押し順が正解した場合は、メダルが10枚払い出され、押し順に不正解の場合は、他の役が成立(入賞)してメダルが1枚払い出される(
図9、
図10参照)。
なお、
図12及び
図13における「LCRが正解でAT_1」などの表記は、当選役グループ「ATA1」に当選した場合は、ストップスイッチ50の押し順の正解がLCR、すなわち、左ストップスイッチL、中ストップスイッチC、右ストップスイッチRの順であり、当該正解の押し順でストップスイッチ50が操作された場合にAT_1が成立(入賞)する旨を表すものである。
【0090】
なお、役抽選において複数の当選役グループに同時に当選する当選役グループが設定されていても良い。
【0091】
つぎに、
図14を用いて、遊技状態毎に抽選される当選役グループについて説明する。
図14に示すように、各当選役グループは、遊技状態(
図16参照)と投入枚数とに応じて、役抽選手段210による役抽選が行われるか否かが設定されている。
【0092】
図14(A)は、遊技者がマックスベットスイッチ34を操作した場合に抽選対象となる当選役グループを示す。そのため、規定数が2枚又は3枚の遊技状態の場合(RT0,RT1,RT2)は投入枚数が3枚であり、規定数が3枚の遊技状態の場合(RBB1,RBB2,RBB4,RBB4)は投入枚数が3枚であり、規定数が2枚の遊技状態の場合(RBB5,RBB6)は投入枚数が2枚である。
【0093】
また、
図14(B)は、遊技者が規定数が3枚の場合の2枚投入した場合に抽選対象となる当選役グループを示している。
例えば、ボーナス移行役であっても、遊技状態「RT0」の場合に、マックスベットスイッチ34が操作された場合は、当選役グループ「RBB1」〜「RBB4」が抽選対象となるが、シングルベットスイッチ35が2回操作された場合は、当選役グループ「RBB5」、「RBB6」が抽選対象となる。
【0094】
(リール制御手段220)
リール制御手段220は、メイン制御基板200が備える手段であり、各回転リール62の回転を停止させるためのものである。リール制御手段220は、役抽選手段210の抽選結果と、各ストップスイッチ50が操作されたときの対応する回転リール62の回転位置とに基づいて、各回転リール62の回転を停止させる。なお、リール制御手段220は、必要に応じて各ストップスイッチ50が停止操作されるときの順番(押し順)が所定の条件に適合しているか否かも停止させる条件にする場合がある。リール制御手段220による処理は、後述するステップS13(
図18参照)において行われる。
【0095】
(停止図柄判定手段230)
停止図柄判定手段230は、メイン制御基板200が備える手段であり、すべての回転リール62が停止した際における有効ライン86上の図柄61の組み合わせを記憶するとともに入賞等の判定をするためのものである。なお、停止図柄判定手段230による処理は、後述するステップS14(
図18参照)において行われる。
【0096】
(払出制御手段240)
払出制御手段240は、停止図柄判定手段230の判定結果に基づいて、メダル払い出し等の所定の処理を行うためのものである。払出制御手段240は、停止図柄判定手段230の判定の結果、小役が入賞していると判定されるとメダルの払い出しを行う。なお、払出制御手段240による処理は、後述するステップS15(
図18参照)において行われる。
【0097】
(遊技制御手段250)
遊技制御手段250は、遊技状態を制御するものである。
具体的には、遊技制御手段250は、
図4に示すように、大別すると、ノーマル遊技状態制御手段251、ボーナス内部中状態制御手段252及びボーナス遊技状態制御手段253の各手段を有する。
【0098】
(ノーマル遊技状態制御手段251)
ノーマル遊技状態制御手段251は、「ノーマル遊技状態」(
図16参照)を制御するものである。ここで、ノーマル遊技状態は、ボーナス内部中状態制御手段252によるボーナス内部中状態、ボーナス遊技状態制御手段253によるボーナス遊技状態、以外の状態をいう。
【0099】
(ボーナス内部中状態制御手段252)
ボーナス内部中状態制御手段252は、「ボーナス内部中状態」(
図16参照)を制御するものである。ここで、ボーナス内部中状態は、ボーナス移行役「RBB1」〜「RBB6」に当選したが、当該ボーナス移行役に対応した図柄61の組み合わせを有効ライン86上に停止表示できなかった場合に移行する。
【0100】
(ボーナス遊技状態制御手段253)
ボーナス遊技状態制御手段253は、「ボーナス遊技状態」(
図16参照)を制御するものである。
ボーナス遊技状態は、ボーナス移行役「RBB1」〜「RBB6」に当選し、当該ボーナス移行役に対応した図柄61の組み合わせを有効ライン86上に停止表示させることで移行する。
【0101】
ここで、「RBB1」〜「RBB4」は、所定の枚数、例えば36枚を超えるメダルの払い出しで終了し、「RBB5」、「RBB6」は、所定の枚数、例えば5枚を超えるメダルの払い出しで終了する。
そして、ボーナス遊技状態終了後、ノーマル遊技状態に移行する。
【0102】
(有利区間制御手段260)
有利区間制御手段260は、
図17を用いて後述するストップスイッチ50の操作態様を報知不可能な非有利区間と、報知可能な有利区間とを制御するものである。
そして、後述する演出制御手段320を用いてストップスイッチ50の押し順を報知させる演出等を実行させる。
【0103】
また、有利区間制御手段260は、所定条件が成立した場合、具体的には例えば、役抽選により予め定められた役に当選した場合に行われる「非有利区間」から「有利区間」への移行抽選に当選することにより「非有利区間」から「有利区間」へ移行させる(
図15参照)。
【0104】
なお、役抽選により予め定められた役に当選することを契機に実行される抽選(有利区間移行抽選)により、有利区間へ移行することが決定された場合に移行する場合に限定されず、予め定められた役に当選することにより、有利区間移行抽選をすることなく非有利区間から有利区間へ移行するようにしても良い。
【0105】
また、有利区間制御手段260は、後述するように、有利区間に属する各状態において、各種の抽選を実行している。
【0106】
また、有利区間制御手段260は、有利区間へ移行したときに遊技数の計数を開始し、計数された遊技数が、後述する所定の遊技数に到達することにより、後述するAT状態へ移行させるようにしている(いわゆる天井)。
ここで、所定の遊技数に到達する前に、役抽選結果に基づく移行抽選に当選した場合(後述するAT状態へ移行するか否かの抽選(AT状態移行抽選)に当選した場合は、有利区間制御手段260が有する天井遊技数カウンタにより計数されている遊技数は初期化される。
なお、所定の遊技数は、抽選により決定される場合に限定されず、予め定められた遊技数であっても良い。
【0107】
また、かかる天井遊技数カウンタによる遊技数の計数は、3枚賭けでの遊技の遊技数のみ計数され、2枚賭けでの遊技の遊技数は計数されないようにしている。
これは、後述するように、3枚賭けでの遊技のみ、有利区間に関する処理、例えば、有利区間移行抽選や、押し順ナビなどが行われることから、有利区間に関する処理が行われない2枚賭けでの遊技の遊技数は計数されないようにしたものである。
もちろん、2枚賭けでの遊技でも、有利区間に関する処理を行うようにして、2枚掛けでの遊技数も計数するようにしてもよく、さらに、これらの有利区間に関する処理を行うか否かに拘わらず、2枚掛け及び3枚掛けでの遊技の遊技数を計数するようにしてもよい。
【0108】
また、有利区間は、遊技可能な遊技区間に上限が設定されており、非有利区間から有利区間へ移行してから、所定の上限遊技数、例えば1500回を消化した場合は、有利区間の上限遊技数に到達したとして、有利区間から非有利区間へ移行するようにしている。
また、本実施の形態では、非有利区間から有利区間へ移行した後、所定の上限遊技数(1500回)を消化する前(有利区間の上限遊技数に到達する前)であっても、予め定められた所定枚数の出玉(例えばいわゆるMY2400枚)を獲得したときには、これを契機に、上限遊技数を消化する前であっても、有利区間から非有利区間へ移行するようにしている。
【0109】
本実施の形態では、
図17に示すように、通常状態としての有利区間通常状態と、当該通常状態としての有利区間通常状態より遊技者に有利な有利状態としての後述するAT状態とを有している。
また、本実施の形態では、
図17に示すように通常状態としての有利区間通常状態中に、「所定の条件」が成立すると、前兆状態を経由して有利状態としてのAT状態に移行可能に形成されている。
【0110】
ここで、「所定の条件」は、通常状態としての有利区間通常状態を「所定の遊技数」実行した場合、又は、役抽選結果に基づく移行抽選に当選した場合に設定されている。
「所定の遊技数」は、具体的には、先ず、有利区間制御手段260の抽選により、400回、500回、600回、700回、800回、965回のうちから決定されるいずれかの遊技数が決定される。
【0111】
さらに、本実施の形態では、有利区間制御手段260は、上述した400回、500回、600回、700回、800回、965回のうちから決定したいずれかの遊技数に1回〜32回の振れ幅を抽選により決定し、当該抽選により決定された振れ幅の遊技数(1回〜32回のいずれかの遊技数)を、上述した400回、500回、600回、700回、800回、965回のうちから決定したいずれかの遊技数に加算し、この加算後の遊技数を、上述した「所定の条件」のうちの、「通常状態としての有利区間通常状態を「所定の遊技数」実行した場合」の「所定の遊技数」に設定する。もちろん、これらの数値は、上述したものに限定されるものではなく、上述した数値以外の数値から抽選で決定するようにしてもよい。また、上述した振れ幅の遊技数は「加算」しているが、「減算」するようにしてもよいし、加算するか減算するかを抽選により決定してもよい。
なお、上述した400回、500回、600回、700回、800回、965回のうちから抽選により決定した遊技数が最大の965回の場合には、上述した振れ幅の抽選を行わないようにしてもよい。
【0112】
また、ここで、「役抽選結果に基づく移行抽選に当選した場合」とは、役抽選手段210の役抽選の結果、いわゆる「レア役」としての「移行契機役」に当選した場合に、有利区間制御手段260により行われるAT状態への移行抽選に当選した場合を意味する。
本実施の形態では、「レア役」としての移行契機役は、当選役グループのうちのスイカ(WM)、チェリー(NCH、HCH)、チャンス目(SPA、SPB)に設定されている。もちろん、レア役(移行契機役)は、特にこれらに限定されるものではなく、これに加えて、又は、これに代えて、別の役(当選役グループ)を設定してもよく、さらにこれらの一部だけに限定して設定してもよい。
【0113】
本実施の形態にける「前兆状態」は、通常状態としての有利区間通常状態を上述した「所定の遊技数実行した場合の前兆状態」と、上述した「役抽選結果に基づく移行抽選に当選した場合の前兆状態」とを有している。
なお、本実施の形態における有利区間制御手段260は、上述した「400回、500回、600回、700回、800回、965回のうちから抽選により決定されるいずれかの遊技数」に、上述した「振れ幅(1回〜32回のうちから抽選により決定されるいずれかの遊技数)」を加算した遊技数到達時の遊技で、役抽選結果に基づく移行抽選の契機となった場合(すなわち、役抽選結果、レア役としての移行契機役に当選した場合)には、上述した「役抽選結果に基づく移行抽選に当選した場合の前兆状態」を経由して、有利状態に移行するように設定している。
なお、本実施の形態では、上述したように、いわゆる天井の遊技数として、上述した400回、500回、600回、700回、800回、965回のうちから抽選により決定されるいずれかの遊技数に、上述した「振れ幅(1回〜32回のうちから抽選により決定されるいずれかの遊技数)」を加算しているが、特にこれに限定されるものではない。具体的には、例えば、いわゆる天井の遊技数として、上述した400回、500回、600回、700回、800回、965回のうちから抽選により決定されるいずれかの遊技数に設定して、上述したような振れ幅等を設けないようにしてもよい。
【0114】
本実施の形態における有利区間制御手段260は、通常状態としての有利区間通常状態を所定の遊技数実行した場合の前兆状態と、役抽選結果に基づく移行抽選に当選した場合の前兆状態とは、遊技数が異なるように設定している。
本実施の形態では、上述したように、抽選により決定される遊技数が、複数種類(400回、500回、600回、700回、800回、965回)設けられている。
本実施の形態における有利区間制御手段260は、上述した複数種類の遊技数のうち、遊技数が最も多い遊技数(具体的には、965回)が選択された場合、上述した「所定の遊技数」実行した場合の前兆状態は、特定の前兆状態(具体的には、後述するように前兆状態の遊技数は1回〜5回のいずれかに設定されている)となるように設定している。
さらに、本実施の形態では、前兆状態の遊技数が複数種類設けられており、特定の前兆状態(具体的には、上述した抽選により決定される遊技数が965回の場合の前兆状態)の遊技数は、複数種類の前兆状態の遊技数の中で最も遊技数が少ないように設定されている。
具体的には、上述した抽選により決定される遊技数が965回の場合には、前兆状態の遊技数を1回〜5回の中から抽選によりいずれかの1つの遊技数に決定し、上述した抽選により決定される遊技数が、400回、500回、600回、700回、800回のいずれかの場合には、その都度、前兆状態の遊技数を10回〜14回の中から抽選によりいずれかの1つの遊技数に決定する。
つまり、本実施の形態では、「所定の遊技数」実行した場合の前兆状態を特定の前兆状態とするか否かは、上述した振れ幅を考慮せず、抽選により決定される遊技数で決定している。
なお、特定の前兆状態とするか否かの決定は、上述したものに限定されるものではなく、振れ幅を考慮して、「所定の遊技数」実行した場合の前兆状態を特定の前兆状態とするか否かを決定するようにしてもよい。
具体的には、上述した複数種類の遊技数のうち、遊技数が最も多い遊技数(具体的には、965回)が選択され、かつ上述した振れ幅が最も多い遊技数(具体的には、32回)が選択された場合に、「所定の遊技数」実行した場合の前兆状態を特定の前兆状態にすると決定するようにしてもよい。
また、本実施の形態における有利区間制御手段260は、「役抽選結果に基づく移行抽選に当選した場合、いわゆる移行契機役に当選し、AT状態への移行抽選に当選した場合の前兆状態」の遊技数を、20回〜24回の中から抽選によりいずれか1つの遊技数に決定する。
【0115】
なお、上述した遊技数の数値は、上述したものに限定されるものではなく、上述した条件等を満足するものであれば他の数値に設定してもよい。また、上述した内容では、前兆状態の遊技数を予め定めた所定範囲の中から抽選により決定しているが、特にこれに限定されるものではなく、上述した条件を満足するような予め定めた固定の数値に設定しておいてもよい。
【0116】
また、本実施の形態における有利区間制御手段260は、「通常状態としての有利区間通常状態を所定の遊技数実行した場合の前兆状態」と、「役抽選結果に基づく移行抽選に当選した場合の前兆状態」とは、実行される演出内容が異なるように設定している。
【0117】
この「演出内容が異なる」とは、「通常状態としての有利区間通常状態を所定の遊技数実行した場合の前兆状態」と、「役抽選結果に基づく移行抽選に当選した場合の前兆状態」とは、予め記憶されているプログラムが異なることにより、表示装置84に表示されるキャラクターや、演出のストーリーが異なることに加えて、上述したように前兆状態の遊技数が異なることで、実施されているものであるが、特にこれに限定されるものではなく、表示装置84に表示されるキャラクターや、ストーリーは、全く同一にして、遊技数だけが異なることで、「演出内容が異なる」ようにしてもよい。
また、上述した遊技数は同一であるが、表示装置84に表示されるキャラクターが、一方は、キャラクターAが登場し、他方は、キャラクターBが登場するようにして演出内容が異なるようにしてもよく、また、一方はストーリーAが展開され、他方はストーリーBが展開するようにして演出内容が異なるようにしてもよく、さらに、これらを任意の組み合わせで適当に組み合わせることで、演出内容が異なるようにしてもよい。
【0118】
本実施の形態では、上述したように、有利区間制御手段260は、通常状態としての有利区間通常状態を所定の遊技数実行した場合の前兆状態の遊技数を、1〜5回(抽選により決定される遊技数が965回の場合)又は10〜14回(抽選により決定される遊技数が965回以外の場合)の中のいずれかの数値に決定し、役抽選結果に基づく移行抽選に当選した場合、いわゆる移行契機役に当選し、AT状態への移行抽選に当選した場合の前兆状態の遊技数を、20回〜24回の中から抽選によりいずれかの数値に決定することで、前兆状態の遊技数が異なり、さらに、演出内容として表示されるキャラクターや、ストーリーを異なるものにしていることで、遊技者は、両者が異なるものであることを即時に理解することができるように設定されている。
なお、これらの天井の遊技数や、前兆状態の遊技数は、予めどのような範囲から選択されるか等の情報を遊技者が知ることができるように形成されている。具体的に例えば、遊技機前面側の上パネル20や下パネル22の表面に直接、記載又は貼付したシール等に記載することで予め表示して遊技者に報知するようにしてもよく、また、当該遊技機10専用の冊子等を作成して当該遊技機10を設置する遊技ホールに置いて、又は当該遊技機10の横に載置してもよく、また、当該内容を、表示装置84を用いて遊技の途中で表示するようにしてもよく、また、当該内容を業界雑誌等に掲載して周知させるようにしてもよい。
なお、これらの積極的な周知手法を用いずに、当該遊技機10で長時間、遊技することにより経験で遊技者に理解させるようにしてもよい。
【0119】
(送信手段270)
送信手段270は、サブ制御基板300へ信号を送信するためのものである。
【0120】
(サブ制御基板300)
サブ制御基板300は、
図5に示すように、受信手段310、演出制御手段320の各手段を有する。各手段の詳細については後述する。
【0121】
以上の構成をもって、サブ制御基板300は、メイン制御基板200からの信号を受けて、遊技の進行に伴う演出を行うものである。
具体的には、サブ制御基板300は、演出用ランプ78を駆動するためのLED駆動回路(図示せず)に対してLEDの点灯や消灯を規定するデータを出力したり、スピーカー72から音を出力するための音声出力回路(図示せず)に対して出力する音声を規定するデータを出力したり、表示装置84を駆動するための液晶制御基板(図示せず)に対して出力する映像データを規定するデータを出力したりする。
【0122】
(受信手段310)
受信手段310は、送信手段270からの信号を受信するものである。
【0123】
(演出制御手段320)
演出制御手段320は、
図16に示す遊技状態及び
図17に示す有利区間の状態に応じた遊技機10の演出を制御するものである。なお、この演出には、前兆状態における演出も含まれる。
【0124】
また、演出制御手段320は、
図17に示す有利区間の間、メイン制御基板200の有利区間制御手段260からストップスイッチ50の押し順を報知させるコマンドを受信した場合に当該ストップスイッチ50の押し順を報知させる演出を実行可能である。
【0125】
具体的には、各ストップスイッチ50の位置(詳しくは各ストップスイッチ50に対応する回転リール62の位置)と対応する表示装置84の画面に、押し順を示す複数の画像又は映像(例えば「1」「2」「3」)を表示することで押し順を報知する。その後、前記押し順を示す画像又は映像は、ストップスイッチ50が操作される度に、当該操作されたストップスイッチ50の位置に対応する部分が消去(又は順序を示さない画像に変更)される。
【0126】
(
図16を用いた遊技状態の説明)
つぎに、
図16を用いて遊技状態について説明する。
遊技状態は、メイン制御基板200により管理され、
図16に示すように、大別すると、ノーマル遊技状態、ボーナス内部中状態、ボーナス遊技状態がある。
【0127】
(ノーマル遊技状態)
ノーマル遊技状態は、ノーマル遊技状態制御手段251により制御される。
ノーマル遊技状態におけるリプレイ役への当選確率は、通常(1/7.3)に設定されている。
ノーマル遊技状態における役抽選によりボーナス移行役に当選し、当該ボーナス移行役に対応する図柄組み合わせが有効ライン86上に停止表示されなかった場合に、ノーマル遊技状態からボーナス内部中状態へ移行し、停止表示された場合はボーナス遊技状態へ移行する。
【0128】
ノーマル遊技状態の規定数は、2枚又は3枚であり、マックスベットスイッチ34を操作した場合は3枚のメダルが投入される。
また、ノーマル遊技状態では、
図14(B)に示すように、賭け数が2枚の場合のみ当選役グループ「RBB5」、「RBB6」が役抽選の対象となっているため、遊技者は、マックスベットスイッチ34を操作せず、シングルベットスイッチ35を2回操作して投入枚数を2枚にすることが望まれる。
これは、後述するように、遊技状態「RT1」(RBB1F,RBB2F,RBB3F,RBB4F)では、賭け数が3枚である場合も2枚である場合も有利区間移行抽選がされないため、遊技状態「RT1」(RBB1F,RBB2F,RBB3F,RBB4F)に移行しないように、且つ、有利区間移行抽選が可能な遊技状態「RT2」に移行するように、遊技状態「RT2」のボーナス移行役である当選役グループ「RBB5」、「RBB6」を抽選対象に含めるようにするためである。
【0129】
また、ノーマル遊技状態に滞在中で賭け数が3枚の場合は、有利区間に関する処理、例えば、有利区間移行抽選や、押し順ナビなどが行われるが、賭け数が2枚の場合は、有利区間に関する処理は行われない。
【0130】
(ボーナス内部中状態)
ボーナス内部中状態は、ボーナス内部中状態制御手段252により制御され、ノーマル遊技状態において、ボーナス移行役「RBB1」〜「RBB6」(
図11参照)に当選し、当該ボーナス移行役「RBB1」〜「RBB6」に対応する図柄組み合わせが有効ライン86上に停止表示されなかった場合に移行する。
【0131】
具体的には、ボーナス移行役「RBB1」に当選した場合は「RBB1F(RT1)」に、ボーナス移行役「RBB2」に当選した場合は「RBB2F(RT1)」に、ボーナス移行役「RBB3」に当選した場合は「RBB3F(RT1)」に、ボーナス移行役「RBB4」に当選した場合は「RBB4F(RT1)」に、ボーナス移行役「RBB5」に当選した場合は「RBB5F(RT2)」に、ボーナス移行役「RBB6」に当選した場合は「RBB6F(RT2)」に、それぞれ移行する。
ボーナス内部中状態におけるリプレイ役への当選確率は、ノーマル遊技状態よりも高く設定されている。
【0132】
ボーナス内部中状態の規定数は、2枚又は3枚であり、マックスベットスイッチ34を操作した場合は3枚のメダルが投入される。
【0133】
また、ボーナス内部中状態のうち、「RBB1F(RT1)」、「RBB2F(RT1)」、「RBB3F(RT1)」、「RBB4F(RT1)」に滞在中で賭け数が3枚の場合は、有利区間に関する処理、例えば、有利区間移行抽選や、押し順ナビなどが行われず、賭け数が2枚の場合も同様、有利区間に関する処理は行われない。
また、ボーナス内部中状態のうち、「RBB5F(RT2)」、「RBB6F(RT2)」に滞在中で賭け数が3枚の場合は、有利区間に関する処理、例えば、有利区間移行抽選や、押し順ナビなどが行われるが、賭け数が2枚の場合は、有利区間に関する処理は行われない。
【0134】
また、ボーナス内部中状態「RBB5F(RT2)」、「RBB6F(RT2)」では、賭け数が3枚の場合は、リール制御手段220により、対応する図柄組み合わせが有効ライン86上に停止表示されないように設定されている。
しかし、賭け数が2枚の場合は、リール制御手段220により、対応する図柄組み合わせが有効ライン86上に停止表示可能に設定されているが、
図14(B)に示すように、ボーナス内部中状態「RBB5F(RT2)」、「RBB6F(RT2)」では、当選役グループ「HZ(ハズレ)」が役抽選の対象となっておらず、必ず他の当選役グループが当選しており、リール制御手段220は、ボーナス移行役「RBB5」、「RBB6」に対応する図柄61よりも、小役やリプレイを優先して引き込み制御が行われるため(いわゆる小役優先制御、リプレイ優先制御)、ボーナス移行役「RBB5」、「RBB6」の図柄組み合わせが有効ライン86上に停止表示されることはないため、ボーナス内部中状態「RBB5F(RT2)」、「RBB6F(RT2)」に一旦移行した場合は、他の遊技状態に移行することはないように設定されている。
【0135】
(ボーナス遊技状態)
ボーナス遊技状態は、ボーナス遊技状態制御手段253により制御され、本実施の形態では、ボーナス移行役「RBB1」〜「RBB6」(
図11参照)に当選し、当該ボーナス移行役「RBB1」〜「RBB6」に対応する図柄組み合わせが有効ライン86上に停止表示された場合に移行する。
ボーナス遊技状態におけるリプレイ役への当選確率は、「0」に設定されている。
【0136】
ボーナス遊技状態は、本実施の形態では、ボーナス移行役「RBB1」に当選した場合に移行可能な「RBB1」に、ボーナス移行役「RBB2」に当選した場合に移行可能な「RBB2」、ボーナス移行役「RBB3」に当選した場合に移行可能な「RBB3」、ボーナス移行役「RBB4」に当選した場合に移行可能な「RBB4」に、ボーナス移行役「RBB5」に当選した場合に移行可能な「RBB5」に、ボーナス移行役「RBB6」に当選した場合に移行可能な「RBB6」が、それぞれ設けられている。
【0137】
なお、上述したように、ボーナス遊技状態「RBB5」、「RBB6」は、ボーナス内部中状態では対応する図柄組み合わせが有効ライン86上に停止表示されることはないため、ノーマル遊技状態でボーナス移行役「RBB5」、「RBB6」に当選した当該遊技で対応する図柄組み合わせが有効ライン86上に停止表示された場合のみ移行する状態である。
【0138】
ここで、「RBB1」〜「RBB4」は、所定の枚数、例えば36枚を超えるメダルの払い出しで終了し、「RBB5」、「RBB6」は、所定の枚数、例えば5枚を超えるメダルの払い出しで終了する。
そして、ボーナス遊技状態の終了後、ノーマル遊技状態に移行する。
【0139】
また、ボーナス遊技状態「RBB1」〜「RBB4」に滞在中で賭け数が3枚の場合は、有利区間に関する処理、例えば、有利区間移行抽選や、押し順ナビなどが行われない。
なお、ボーナス遊技状態「RBB1」〜「RBB4」は、規定数が3枚であるため、賭け数が2枚では遊技ができないようにされている。
【0140】
また、ボーナス遊技状態「RBB5」、「RBB6」に滞在中で賭け数が2枚の場合は、有利区間に関する処理、例えば、有利区間移行抽選や、押し順ナビなどが行われない。
なお、ボーナス遊技状態「RBB5」、「RBB6」は、規定数が2枚であるため、賭け数が3枚では遊技ができないようにされている。
【0141】
(
図17を用いた有利区間の説明)
図17に示すように、役抽選結果により予め定められた押し順でストップスイッチ50の操作がされた場合に入賞となる押し順役に当選した場合に、当該押し順を遊技者に報知不可能な「非有利区間」と、「非有利区間」から移行可能であり、役抽選により予め定められた押し順でストップスイッチ50の操作がされた場合に入賞となる押し順役に当選した場合に、当該押し順を遊技者に報知可能な「有利区間」とがある。
【0142】
「非有利区間」は、「有利区間」を除いた区間である。
「非有利区間」から「有利区間」には、本実施の形態では、役抽選により予め定められた役、
図15に示すように、遊技状態が「RT0」で賭け数が3枚の場合では、当選役グループ「NXP1」、「NCH」、「HCH」、「SPA」、「SPB」、「WM」、「ATA1」〜「ATA12」、に当選した場合に「非有利区間」から「有利区間」への有利区間移行抽選がされ、当該有利区間移行抽選に当選することにより移行させる。
【0143】
また、遊技状態が「RT1」(RBB1F,RBB2F,RBB3F,RBB4F)で賭け数が3枚の場合では、役抽選の結果が、いずれの当選役グループの当選であっても有利区間移行抽選はされないようにしている。
【0144】
また、遊技状態が「RT2」(RBB5F,RBB6F)で賭け数が3枚の場合では、当選役グループ「NXP1」、「NCH」、「HCH」、「SPA」、「SPB」、「WM」、「ATA1」〜「ATA12」、に当選した場合に「非有利区間」から「有利区間」への有利区間移行抽選がされ、当該有利区間移行抽選に当選することにより移行させる。
【0145】
また、賭け数が2枚の場合では、遊技状態がRT0、RT1、RT2であるかを問わず、役抽選の結果が、いずれの当選役グループの当選であっても有利区間移行抽選はされないようにしている。
【0146】
ここで、遊技状態「RT1」(RBB1F,RBB2F,RBB3F,RBB4F)では、賭け数が3枚である場合も2枚である場合も有利区間移行抽選がされないため、遊技者は、遊技状態「RT1」(RBB1F,RBB2F,RBB3F,RBB4F)に移行しないように、ノーマル遊技状態の「RT0」では、上述したように、シングルベットスイッチ35を2回操作することにより「RT2」(RBB5F、RBB6F)へ移行するように遊技することになる。
【0147】
なお、本実施の形態では、有利区間移行抽選の当選確率は、高確率に設定されており、非有利区間の数遊技で有利区間へ移行するように設定されている。
また、「非有利区間」から「有利区間」へは、役抽選により予め定められた役に当選した場合に行われる有利区間移行抽選に当選することにより移行する場合に限定されず、役抽選により予め定められた役に当選した場合は有利区間移行抽選をすることなく有利区間へ移行するようにしても良い。
【0148】
また、本実施の形態では、区間報知ランプ90は、有利区間へ移行する契機となる予め定められた役に当選した遊技のいわゆる第3停止後に点灯するように設定されている。
なお、区間報知ランプ90の点灯は、上述した場合に限定されない。
【0149】
(有利区間)
「有利区間」は、「非有利区間」よりも遊技者にとって有利な区間であって、「有利区間通常状態」、「AT状態」を備える。
【0150】
また、有利区間には、
図17に示すように、AT状態としての第1AT状態の遊技数を上乗せさせるか否かを抽選する上乗せ特化ゾーンを有している。この上乗せ特化ゾーンでは、役抽選結果とは関係無く、有利区間制御手段260により、毎回の遊技で第1AT状態の遊技数を上乗せするか否かの抽選と、上乗せする場合には、上乗せ遊技数50回、100回、200回、300回のいずれかが抽選により選択される。
また、有利区間には、
図17に示すように、第1AT状態の終了時に突入する引き戻し抽選を行う引き戻し状態を有している。この引き戻し状態は、役抽選の結果、予め定めた所定の役に当選した場合に、有利区間制御手段260により、予め定めた所定の抽選確率で抽選を行い、当選した場合には、第1AT状態へ復帰する(引き戻される)、非当選の場合には、非有利区間通常状態へ移行する。
【0151】
なお、ここで、遊技者に有利な区間とは、例えば、非有利区間では、役抽選により予め定められた押し順でストップスイッチ50の操作がされた場合に入賞となる押し順役に当選した場合であっても、当該押し順を遊技者に報知することが不可能であった状態から可能な状態になったことや、非有利区間では実行されないAT状態が実行されることなどから、遊技者に有利な区間となっている。
したがって、「有利区間」全体を通して遊技者にとって有利である必要はなく、「有利区間」の一部で遊技者にとって有利ではないことがあっても良い。
【0152】
また、非有利区間から有利区間へ移行してから、所定の上限遊技数、例えば1500回を消化した場合は、有利区間の上限遊技数に到達したとして、有利区間から非有利区間へ移行するようにしている。
そのため、メイン制御基板200では、上限遊技数カウンタを備え、所定の上限遊技数(1500回)に到達するか否か判定するため、有利区間へ移行した後の消化遊技数を計数している。
【0153】
また、非有利区間から有利区間へ移行した後、所定の上限遊技数(1500回)を消化する前(有利区間の上限遊技数に到達する前)であっても、予め定められた所定枚数の出玉(例えばいわゆるMY2400枚)を獲得したときには、これを契機に、上限遊技数を消化する前であっても、有利区間から非有利区間へ移行するようにしている。
そのため、メイン制御基板200では、予め定められた所定枚数の出玉(いわゆるMY2400枚)に到達するか否か判定するため、有利区間へ移行した後の投入枚数と払出枚数とを計数している。
【0154】
また、有利区間移行時には、天井遊技数抽選が行われる。
また、有利区間移行時に行われる抽選は、遊技者によるスタートスイッチ40操作時に行われるが、これに限定されない。
【0155】
天井遊技数抽選は、有利区間移行時に予め定めた複数の遊技数の中から抽選により決定するものである。具体的には、400回、500回、600回、700回、800回、965回の中から抽選により決定される。なお、本実施の形態では、設定値は1〜6の6段階に設定されているが、設定値の数値が大きい程、上述した遊技数400回〜965回の中でより小さい数値の遊技数が抽選により選択され易くなるように抽選確率が設定値毎に予め決定されている。
【0156】
さらに、有利区間制御手段260は、上述したように400回〜965回の中から抽選により決定した後、振れ幅の遊技数を抽選により、0回〜32回の中から決定し、決定した振れ幅の遊技数を、先に決定した遊技数(400回〜965回)に加算する。これにより、正確な天井遊技数が遊技者に推測されてしまうようなことが回避される。なお、天井遊技数の算出方法は上述したものに限定されるものではなく、他の所定の演算式により、算出するようにしてもよい。
【0157】
(有利区間通常状態)
有利区間通常状態は、「有利区間」における「AT状態」等の特殊な状態を除いた状態である。
有利区間通常状態は、非有利区間の非有利区間通常状態を継続した状態となっており、演出制御手段320により非有利区間通常状態と同様の演出が行われる。つまり、非有利区間通常状態と有利区間通常状態との違いは、滞在している区間が「非有利区間」か「有利区間」かの違いとなっている。
【0158】
有利区間通常状態には、後述する第1AT状態への移行の期待度を有する「有利通常状態」が設けられている。
ここで、第1AT状態への移行の期待度は、「有利通常状態」において、1種類の標準的なものに設定されているが、特にこれに限定されるものではなく、「低確」「通常」「高確」「超高確」等のように、期待度の異なる複数の状態を設定してもよい。このように設定した場合、後述するAT状態移行抽選において、AT状態への移行が決定される確率は、「超高確率」が最も高く、「低確」が最も低くなるように設定してもよい。
また、有利区間通常状態では、AT状態移行抽選、本前兆遊技数抽選、ガセ前兆遊技数抽選、上乗せ特化ゾーン設定抽選が行われる。
なお、AT状態移行抽選の抽選結果は、AT状態への移行、ガセ前兆への移行、非当選がある。
また、有利区間通常状態で行われる抽選は、上述のものに限定されず、又、上述のもののうち、実行されない抽選があっても良い。
さらに、有利区間通常状態で行われる抽選は、遊技者によるスタートスイッチ40操作時に行われるが、これに限定されない。
【0159】
なお、本実施の形態に係る天井機能は、有利状態へ長期間移行しない、いわゆる「ハマリ」を回避するために、遊技数の上限を定め、救済処置的な意味で、搭載されているものであって、通常状態を所定の遊技数実行した場合、「本前兆状態」から有利状態としての「第1AT状態」へ移行する際(
図17の点線太線矢印)に規定されているものであるが、特に天井機能により移行する移行先としての有利状態は、上述したような「第1AT状態」に限定されるものではない。例えば、天井機能により移行する有利状態としての移行先は、第1AT状態の代わりに、毎ゲーム高確率で所定の状態(例えばAT状態)への移行抽選が行われる高確率状態(高確率ゾーン)、いわゆるチャンスゾーン状態(CZ状態)であってもよいものである。
具体的には、例えば、天井機能により所定の遊技数到達時の遊技、いわゆる天井遊技数到達時の遊技で、役抽選結果に基づく、高確率状態やCZ状態等の所定の有利状態への移行抽選の契機となった場合、本実施の形態と同様に、役抽選結果に基づく有利状態(高確率状態、CZ状態)への移行抽選に当選した場合の前兆状態を経由して、有利状態(高確率状態、CZ状態)に移行するように形成してもよいものである。このような場合にも、本実施の形態と同様の作用及び効果を奏するものである。
【0160】
AT状態移行抽選は、役抽選により予め定められた役であって、上述したレア役としての移行契機役、具体的には、当選役グループ「NCH」、「WM」、「HCH」、「SPA」、「SPB」、に当選した場合に行われ、AT状態へ移行するか否かを抽選するものである。
そして、本抽選では、本実施の形態では、役抽選の当選確率の設定値が高いほどAT状態への移行が決定される確率が高く、設定値が低いほどAT状態への移行が決定される確率が低くなるように設定されているが、これに限定されず、設定値に依存せず、一律の当選確率で抽選するようにしても良い。
【0161】
本抽選でAT状態への移行が決定した場合は、本前兆遊技数抽選が行われ、AT状態へ移行するか否かの前兆演出が行われる前兆状態の遊技数が抽選により決定され、当該遊技数を消化することで、AT状態へ移行する。
ここで、既に説明しているように、通常状態を所定の遊技数実行した場合、いわゆる天井の場合の前兆状態と、役抽選結果に基づく移行抽選に当選した場合の前兆状態とは、上述した本前兆遊技数抽選において、当該抽選の結果、遊技数が異なるように設定されている。
【0162】
また、本前兆遊技数抽選において、上述した複数種類の遊技数(具体的には、400回、500回、600回、700回、800回、965回)のうち、遊技数が最も多い遊技数(具体的には、965回)が抽選により選択された場合、所定の遊技数実行した場合の前兆状態は、特定の前兆状態となるように形成されている。
そして、この「特定の前兆状態」の遊技数は、複数種類の前兆状態の遊技数の中で最も遊技数が少なくなるように設定されている。具体的には、上述した抽選により決定された遊技数が965回場合、所定の遊技数実行した場合、すなわち天井に到達した場合の前兆状態は、前兆状態の遊技数が他の場合と比較しても最も遊技数が少なくなるように設定されている複数の遊技数のグループから抽選により選択されるような抽選テーブルが用いられる。いわゆる天井の遊技数が多い場合(具体的には、上述した抽選により決定された遊技数が965回)には、前兆状態の遊技数も多くなると遊技開始のために投入しなければならないメダル数も多くなり遊技者に著しく不利益となるので、前兆状態の遊技数は、他の場合よりも少なくなるようにすることで遊技者を救済しているものである。
【0163】
本前兆遊技数抽選は、AT状態移行抽選において、AT状態への移行が決定された場合や、前述の通常状態を所定の遊技数実行した場合に行われる抽選であり、本前兆の遊技数を抽選により決定するものである。なお、本実施の形態では、後述するように天井到達遊技数でAT状態移行抽選の契機役に当選した場合、役抽選結果に基づくAT移行抽選に当選した場合の前兆状態の実行処理が行われる。
当該遊技数を消化することで、後述するように本前兆から第1AT状態へ移行する。
【0164】
ガセ前兆遊技数抽選は、AT状態移行抽選において、ガセ前兆への移行が決定された場合に行われる抽選であり、ガセ前兆の遊技数を抽選により決定するものである。なお、本実施の形態では、役抽選結果に拘わらず、所定の契機でガセ前兆抽選が行われる。
当該遊技数を消化することで、後述するようにガセ前兆から有利通常状態へ移行する。
【0165】
(前兆状態)
前兆状態は、本前兆遊技数抽選、ガセ前兆遊技数抽選により決定された遊技数の間、第1AT状態へ移行する可能性があることを報知する煽り演出が行われる状態である。
そして、「前兆状態」の抽選により決定された遊技数を消化することで、「本前兆」の場合は、「第1AT状態」へ移行し、「ガセ前兆」の場合は、「有利通常状態」へ移行する。
【0166】
また、ガセ前兆では、上述したAT状態移行抽選が行われる。
なお、前兆状態で行われる抽選は、上述のものに限定されない。
【0167】
なお、本実施の形態では設けていないが、本実施の形態においても、有利通常状態又は前兆状態から移行可能であって、予め定められた遊技数、例えば、20回の間実行され、有利通常状態よりも、AT状態へ移行する期待度の高い状態である、いわゆるチャンスゾーン状態(CZ状態)のようなものを設けてもよい。
【0168】
仮に上述したようなCZ状態を設けるような場合、当該CZ状態は、例えば、AT状態への移行抽選の当選確率(AT状態移行抽選(CZ状態中))が、AT状態移行抽選(有利通常状態中)に比べ、高く設定されているような状態である。なお、このCZ状態は、当選確率が高く設定されている場合に限定されず、AT状態への移行抽選の回数が多く得られるなどであっても良い。
【0169】
なお、上述したようなCZ状態では、AT状態移行抽選によりAT状態へ移行することが決定された場合は、次の遊技からAT状態(第1AT状態)へ移行し、AT状態へ移行することが決定されなかった場合は、次の遊技から有利通常状態へ移行するようなものが含まれる。
【0170】
(AT状態)
「AT状態」は、「非有利区間」より遊技者に有利な状態である。当該「AT状態」に移行すると、所定の役の入賞をアシストするための報知演出として、当選した役の押し順が報知(押し順ナビ)される遊技(AT)が開始され、報知された押し順に従ってストップスイッチ50を操作することで、当選した小役や再遊技役の図柄の組み合わせを停止表示させることができる。このため、成立した小役に対応する所定枚数のメダルが払い出される。
【0171】
「AT状態」は、上述したAT移行抽選に当選することで移行してくる状態である。
【0172】
また、「AT状態」へは、非有利区間から有利区間へ移行後計数が開始される遊技数が、上述した天井遊技数抽選により決定された遊技数(400回など)に上述した振れ幅を加算した遊技数に到達すること(いわゆる天井)によっても移行してくるようにしている。
そして、「AT状態」の終了後、非有利区間通常状態へ移行する。
【0173】
「AT状態」には、本実施の形態では、「第1AT状態」、「上乗せ特化ゾーン」、「引き戻し状態」を備える。
なお、「AT状態」が備える状態には、上述したものに限定されず、他の状態を備えても良い。
【0174】
(第1AT状態)
第1AT状態は、AT状態の一例である。
なお、AT状態の一例は、第1AT状態に限定されず、遊技数や抽選確率や、演出内容等が異なる別のAT状態としての第2AT状態等を設けてもよい。
第1AT状態の遊技数は、予め定めた遊技数だけ実行可能である。
【0175】
なお、この予め定めた遊技数に限定されるものではなく、他のパラメータ、例えばポイント管理等により実行可能な遊技数を決定するようにしてもよい。具体的には、例えば、前兆状態における本前兆の最終遊技において、予め定めた初期ポイント(例えば初期ポイント100)を設定し、第1AT状態へ移行した後は、第1AT状態の押し順報知(いわゆるナビ発生)の遊技実行により所定のポイント(例えば12ポイント(15枚−投入枚数3枚に相当する数値ポイント))を減算して、当該ポイントが所定の閾値(具体的には、例えば0ポイント)に到達するまで実行できるようにしてもよい。
すなわち、押し順報知(いわゆるナビ発生)を実行した遊技では、メダルの獲得枚数に拘わらず、ポイントが減算されるものである。このようにすると、遊技者の停止操作ミスの如何によって、第1AT状態中に獲得可能なメダル枚数に差異を生じさせることができる。
【0176】
なお、上述した減算する数値ポイント(12ポイント)は、上述したものに限定されるものではない、例えば、押し順報知(いわゆるナビ発生)の有無により、当該数値の算出式を変更してもよい。具体的には例えば、押し順報知(ナビ発生)有りの遊技では、上述した15枚−投入枚数(3枚)に相当する数値、押し順報知(ナビ発生)無しの遊技では、払出枚数−投入枚数(例えば3枚)に相当する数値等のように設定してもよい。
【0177】
(上乗せ特化ゾーン)
本実施の形態に係る上乗せ特化ゾーンは、有利区間通常状態又は第1AT状態中に、役抽選手段210の役抽選結果、予め定めた所定の役に当選した場合に行われる抽選に当選した場合に移行可能な状態であって、第1AT状態の遊技数の上乗せが可能な遊技状態である。
なお、有利区間移行時の有利区間通常状態において実行される上乗せ特化ゾーン設定抽選に当選した場合、有利区間中の最初のAT状態は、上乗せ特化ゾーンから開始され、かかる場合には、有利区間通常状態から上乗せ特化ゾーンへ移行し、上乗せ特化ゾーン終了後、第1AT状態が開示されることになる。
有利区間制御手段260は、この上乗せ特化ゾーンにおいて、予め定めた遊技数(具体的には、遊技数5回)に到達するまで、毎回の遊技で第1AT状態の遊技数の上乗せ抽選を行うように設定されている。なお、当該遊技状態は、最低保障回数が5回に設定されているが、最後に継続抽選が行われ、継続抽選に当選した場合は、当該遊技状態が継続され、継続抽選に外れるまで当該遊技状態が継続されるように設定されている。
なお、第1AT状態の上乗せ遊技数は、上乗せをすることに決定した場合、上乗せ遊技数50回、100回、200回、300回の中から抽選により決定される。もちろん、この上乗せ遊技数や、上述した最低保障回数等の数値は、これらの数値に限定されるものではなく、他の数値に設定してもよい。
【0178】
(引き戻し状態)
本実施の形態では、「AT状態」には、引き戻し状態を備えている。
引き戻し状態は、継続抽選により第1AT状態を継続することが決定されない場合に、第1AT状態から移行し、所定の遊技数の間、例えば3回の間、第1AT状態を再び行わせるか否かの引き戻し抽選が行われる状態である。
【0179】
引き戻し状態を備えた場合は、引き戻し抽選に当選することにより、再度第1AT状態へ移行する。
また、引き戻し抽選に当選しなかった場合は、非有利区間通常状態へ移行する。
【0180】
引き戻し抽選は、本実施の形態では、役抽選により予め定められた役、例えば、当選役グループ「NCH」、「HCH」、「WM」、「SPA」、「SPB」に当選した場合に行われる。
なお、役抽選により予め定められた役に当選することにより行われる場合に限定されず、毎遊技行うようにしても良い。
また、第1AT状態において、所定の契機で継続ストック抽選が行われ、継続ストックを獲得可能であり、継続ストックをストック可能に形成されている。この継続ストックがある場合には、第1AT状態が終了すると、引き戻し状態へ移行し、継続ストックを1個減算するとともに、第1AT状態へ移行することが可能となるように形成されている。
【0181】
(
図18を用いた遊技の基本的な流れの説明)
図18に示すフローチャートに基づいて、メイン制御基板200が1回の遊技毎に実行する一般的な遊技制御処理について説明する。
【0182】
ステップS10において、メイン制御基板200により、スタートスイッチ40の操作があったか否かの判定が行われる。ここで、スタートスイッチ40の操作があったと判定されると、メイン制御基板200により、賭け数の設定が不可能な状態とされる。その後、次のステップS11に進む。一方、スタートスイッチ40の操作がないと判定されると、再度ステップS10となる。
【0183】
なお、このステップS10の前提として、賭け数設定処理が行われている。この賭け数設定処理では、賭け数として規定の賭け数が設定されたか否かが判定されるものである。具体的には、メイン制御基板200により、当該遊技の賭け数として設定されているメダルの枚数が規定の賭け数(例えば3枚)に達しているか否かの判定が行われる。
【0184】
ステップS11において、役抽選手段210により、役抽選処理が行われる。また、このとき、役抽選の結果がメイン制御基板200からサブ制御基板300へ送信される。役抽選処理が終了すると、次のステップS12に進む。
【0185】
ステップS12において、前兆状態の実行処理が行われる。なお、当該処理の内容は後で詳細に説明する。そして、次のステップS13に進む。
【0186】
ステップS13において、リールユニット60における回転リール62の回転変動処理が行われる。回転リール62が所定の回転速度に達した後、メイン制御基板200により、回転中の回転リール62に対応するストップスイッチ50の操作があった場合に、リール制御手段220により、各回転リール62の回転が停止させられる。このときのストップスイッチ50(左ストップスイッチL、中ストップスイッチC、右ストップスイッチR)の当選役に対応する押し順は、メイン制御基板200に形成された所定の記憶領域に記憶されると共に、その後の処理にて読み出される。
【0187】
また、全ての停止操作終了後、メイン制御基板200の送信手段270からサブ制御基板300の受信手段310へ全回転リール62の回転停止情報が送信される。そして、すべての回転リール62の回転変動処理が終了すると、次のステップS14に進む。
ステップS14において、停止図柄判定手段230により、有効ライン86上の図柄61の組み合わせに対して所定の役の図柄61の組み合わせが揃っているか否かの入賞等の判定処理が行われる。ここで、入賞等の判定処理の判定結果のデータは、メイン制御基板200からサブ制御基板300へ送信される。そして、判定処理が終わると、次のステップS15に進む。
【0188】
ステップS15において、払出制御手段240により、停止図柄判定手段230の判定結果に対応した払出処理等が行われる。なお、判定結果、払出が不要な場合には、払出処理は行われない。そして、当該処理が終了する。
【0189】
なお、本発明は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて、上述したもの以外に種々の変更を行うことが可能である。
例えば、上述したように、回転リール62が3個ある場合を用いて説明したが、これに限定されず、3個以外の、例えば4個であっても良い。
【0190】
図18で説明したフローチャートのステップS12について、
図19及び
図20を用いて、詳細に説明する。
先ず、
図19に示すように、ステップS230において、有利区間制御手段260により、カウントしている遊技数が天井の遊技数に到達したか否かが判定される。そして、カウントしている遊技数が天井に到達していると判定された場合、次のステップS231に進み、到達していないと判定された場合、ステップS251(
図20)に進む。
【0191】
ステップS231において、有利区間制御手段260により、当該遊技の役抽選結果、移行契機役に当選しているか否かが判定される。移行契機役に当選していると判定された場合、次のステップS232に進み、当選していないと判定された場合、ステップS233に進む。
ステップS232において、役抽選結果に基づくAT移行抽選に当選(AT状態移行抽選においてAT状態への移行が決定)した場合の前兆状態の実行処理が行われる。そして、当該処理が終了する。
ステップS233において、天井到達に基づく前兆状態(天井の遊技数に到達した場合の前兆状態)の実行処理が行われる。そして、当該処理が終了する。
【0192】
図20に示すように、ステップS251において、有利区間制御手段260により、当該遊技の役抽選結果、移行契機役に当選したか否かが判定される。そして、移行契機役に当選していると判定された場合、ステップS252に進み、移行契機役に当選していないと判定された場合、ステップS255に進む。
ステップS252において、有利区間制御手段260により、有利状態(AT)への移行抽選処理が行われる。そして、次のステップS253に進む。
ステップS253において、AT移行抽選の結果、AT移行抽選に当選したか否かが判定される。AT移行抽選に当選したと判定された場合、次のステップS254に進み、当選していないと判定された場合、ステップS255に進む。
【0193】
ステップS254において、役抽選結果に基づくAT移行抽選に当選(AT状態移行抽選においてAT状態への移行が決定)した場合の前兆状態(本前兆)の実行処理が行われる。そして、当該処理が終了する。
一方、ステップS253でAT移行抽選に当選していない(AT状態移行抽選においてAT状態への移行が決定されていない)と判定された場合又はステップS251で役抽選の結果、移行契機役に当選していないと判定された場合、ステップS255において、役抽選の結果、ガセ前兆演出に当選しているか否か(AT状態移行抽選においてガセ前兆への移行が決定されたか否か)、または、ガセ前兆抽選に当選しているか否かが判定される。ガセ前兆演出に当選している(AT移行抽選においてガセ前兆への移行が決定、または、ガセ前兆抽選に当選)と判定された場合、ステップS256に進み、当選していないと判定された場合、当該処理は終了する。
ステップS256において、ガセ前兆演出の実行処理が行われる。そして、当該処理が終了する。
なお、本実施の形態では、ステップS231において天井到達か否かの判断を行った後、ステップS232において、移行契機役に当選か否かの判断を行っているが、この順番は特にこれに限定されるものではなく、逆にしてもよい。すなわち、移行契機役に当選か否かの判断を行った後、移行契機役に当選している場合に、天井到達か否かの判断を行うようにしてもよいものである。具体的には、例えば、有利状態(AT状態)への移行抽選でNo(非当選)の場合に、天井到達か否かの判断(S231)を行って、天井到達の場合に役抽選結果に基づくAT移行抽選に当選した場合の前兆状態の実行処理(S232)を行うようなものが含まれるものである。
なお、天井到達遊技でAT状態移行抽選の移行契機役に当選した場合、AT状態移行抽選を行わず、役抽選結果に基づくAT移行抽選に当選した場合の前兆状態の実行処理を行うようにしてもよいものである。
【0194】
(作用効果)
上述したような構成を有することにより、本実施の形態に係る発明は下記に示すような作用及び効果を奏する。
ここで、通常状態としての有利区間通常状態を所定の遊技数到達した時の遊技で、さらに役抽選結果に基づくAT状態への移行契機役に当選した場合に、仮に所定の遊技数実行した場合(いわゆる天井に到達した場合)の前兆状態が行われると、せっかく役抽選結果に基づく移行抽選の契機となったにも拘わらず、遊技者は、役抽選結果に基づく移行抽選の契機になったことが無駄引きになってしまったという印象を持ってしまう。
【0195】
本実施の形態では、通常状態(有利区間通常状態)を所定の遊技数到達時(いわゆる天井到達時)の遊技で、役抽選結果に基づく移行抽選の契機となった場合、役抽選結果に基づく移行抽選に当選した場合の前兆状態を経由して、有利状態に移行することで、役抽選結果に基づく移行抽選の契機になったことが無駄引きになってしまうという印象を持つことは無い。
結果として、役抽選結果に基づく移行抽選に当選した場合の前兆状態を経由して、有利状態に移行することにより、遊技者に無駄引き感を与えず、遊技者が不満を感じて遊技意欲が減退するようなことを防ぐことができる。
【0196】
本実施の形態によれば、通常状態としての有利区間通常状態を所定の遊技数実行した場合、いわゆる天井に到達した場合の前兆状態(遊技数1〜5回のいずれか)と、役抽選結果に基づく移行抽選に当選した場合(すなわち役抽選結果、移行契機役に当選し、移行契機役の当選に基づく、AT状態への移行抽選に当選した場合)の前兆状態(遊技数20回〜24回のいずれか)とは、遊技可能な遊技数が1〜5回と、20〜24回と異なることで、遊技者は、遊技数の相違により、いずれの前兆状態であるかを認識することができる。
【0197】
本実施の形態によれば、通常状態を所定の遊技数実行した場合の前兆状態と、役抽選結果に基づく移行抽選に当選した場合の前兆状態とは、表示装置84に表示される演出において、キャラクターや、ストーリーが異なることで、実行される演出内容が異なり、遊技者は、一目見た瞬間に演出内容の相違を判断することができ、いずれの前兆状態であるかを瞬間的に認識することができる。
【0198】
本実施の形態によれば、天井の遊技数である「所定の遊技数」が複数種類設けられ、最も遊技数が多いものについては、特定の前兆状態が設けられている。遊技者は、有利状態に移行可能な、通常状態の「所定の遊技数」実行した場合の前兆状態が、特定の前兆状態であることで、有利状態に移行可能になった「所定の条件」における通常状態の「所定の遊技数」が、複数種類の「所定の遊技数」のうち、遊技数が最も多い「所定の遊技数」が選択された結果であることを容易に認識することができる。すなわち、特定の前兆状態が行われることで、いわゆる天井の遊技数が最も多いものであったことを遊技者に容易に認識させることができる。
【0199】
本実施の形態によれば、特定の前兆状態であったということは、有利状態に移行可能になった「所定の条件」における通常状態の「所定の遊技数」が、複数種類の「所定の遊技数」のうち、遊技数が最も多い「所定の遊技数」、具体的には、天井の遊技数965回が選択された結果であるということになる。遊技数が最も多い「所定の遊技数(965回)」を経由して、特定の前兆状態へ至ったのであるから、この特定の前兆状態の遊技数は、複数種類の前兆状態の遊技数の中で最も遊技数が少ないものにすることで、遊技数がいたずらに多くなることでの当該遊技者の負担を少なくすることができ、遊技者が有利状態に至るまでの遊技数を抑えることができて、結果として、遊技者の損失や、利益の減少を抑えることができる。