【文献】
Guangdong OPPO Mobile Telecom,Signaling of starting OFDM symbols for PDSCH[online],3GPP TSG RAN WG1 #88 R1-1701953,Internet<URL:http://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG1_RL1/TSGR1_88/Docs/R1-1701953.zip>,2017年 2月17日
【文献】
ZTE, ZTE Microelectronics,Resource sharing between PDCCH and PDSCH[online],3GPP TSG RAN WG1 #88 R1-1701587,Internet<URL:http://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG1_RL1/TSGR1_88/Docs/R1-1701587.zip>,2017年 2月17日
【文献】
Samsung,Indication of Reserved Resources[online],3GPP TSG RAN WG1 #88 R1-1702977,Internet<URL:http://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG1_RL1/TSGR1_88/Docs/R1-1702977.zip>,2017年 2月17日
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記端末機器が、前記第1周波数領域リソースの複数の周波数領域リソースユニット上で、前記同じ時間領域リソースを使用して、前記ネットワーク機器へ前記ターゲットチャネルを送信するか、又は前記ネットワーク機器から送信された前記ターゲットチャネルを受信し、且つ前記第2周波数領域リソースの複数の周波数領域リソースユニット上で、前記第2リソース指示情報に指示された前記時間領域リソースを使用して、前記ネットワーク機器へ前記ターゲットチャネルを送信するか、又は前記ネットワーク機器から送信された前記ターゲットチャネルを受信するステップをさらに含む、ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
前記端末機器が、前記ネットワーク機器から送信された前記同じ時間領域リソースの情報を受信するステップをさらに含む、ことを特徴とする請求項1又は2に記載の方法。
前記同じ時間領域リソースの情報は、前記同じ時間領域リソースの識別子を含み、前記同じ時間領域リソースは予め設定した複数の時間領域リソース内で前記識別子に対応する時間領域リソースである、ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の方法。
前記同じ時間領域リソースは、前記少なくとも1つの時間領域リソースユニットにおけるすべての時間領域リソースである、ことを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の方法。
前記同じ時間領域リソースの情報は、前記同じ時間領域リソースの識別子を含み、前記同じ時間領域リソースは予め設定した複数の時間領域リソース内で前記識別子に対応する時間領域リソースである、ことを特徴とする請求項10〜12のいずれか1項に記載の端末機器。
前記同じ時間領域リソースは、前記少なくとも1つの時間領域リソースユニットにおけるすべての時間領域リソースである、ことを特徴とする請求項10〜15のいずれか1項に記載の端末機器。
前記時間領域リソースユニットは、スロット、ミニスロット及びサブフレームのうちいずれか1つを含む、ことを特徴とする請求項10〜16のいずれか1項に記載の端末機器。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本願の実施例は、データ伝送方法、端末機器及びネットワーク機器を提供し、リソース構成中に発生する制御シグナリングのオーバーヘッドを低減させ、且つネットワーク機器と端末機器の複雑さを低減させることができる。
【課題を解決するための手段】
【0005】
第1態様では、データ伝送方法が提供され、前記方法は、端末機器がネットワーク機器から送信された第1リソース指示情報を受信し、前記第1リソース指示情報は、少なくとも1つの時間領域リソースユニットにおける、ターゲットチャネルの伝送に用いられる第1周波数領域リソースを指示し、前記第1周波数領域リソースの複数の周波数領域リソースユニット上で前記ターゲットチャネルの伝送に用いられる時間領域リソースは同じであり、前記ターゲットチャネルは前記端末機器のデータチャネル又は制御チャネルを含むステップと、前記端末機器が前記ネットワーク機器から送信された第2リソース指示情報を受信し、前記第2リソース指示情報は、前記少なくとも1つの時間領域リソースユニットにおける第2周波数領域リソースの複数の周波数領域リソースユニット内で、各周波数領域リソースユニット上で前記ターゲットチャネルの伝送に用いられる時間領域リソースを指示し、前記第2周波数領域リソースの複数の周波数領域リソースユニット上で前記ターゲットチャネルの伝送に用いられる時間領域リソースは少なくとも一部が異なり、前記第2周波数領域リソースは、前記第1周波数領域リソース以外の他のチャネル伝送に使用できる周波数領域リソースであるステップとを含む。
【0006】
したがって、端末機器は、一部の周波数領域リソースのみでネットワーク機器から送信された、各周波数領域スケジューリング単位上で上り/下りチャネルの伝送に用いられる時間領域リソースをそれぞれ指示するための指示情報を受信し、別の部分の周波数領域リソース範囲内では、端末機器が複数の周波数領域スケジューリング単位上で上り/下りチャネルの伝送に用いる時間領域リソースは予め設定した同じ時間領域リソースである。したがって、端末機器は、周波数領域の全範囲内でネットワーク機器が各周波数領域リソースユニットにおける伝送用のリソースに対してそれぞれ行った指示を受信する必要がなく、それによってリソース構成プロセスにおける不必要な制御シグナリングのオーバーヘッドを低減させ、且つ端末機器の複雑さを低減させる。
【0007】
第1態様の一実施形態において、前記方法は、さらに、前記端末機器が、前記第1周波数領域リソースの複数の周波数領域リソースユニット上で、前記同じ時間領域リソースを使用して、前記ネットワーク機器へ前記ターゲットチャネルを送信するか、又は前記ネットワーク機器から送信された前記ターゲットチャネルを受信し、且つ前記第2周波数領域リソースの複数の周波数領域リソースユニット上で、前記第2リソース指示情報に指示された時間領域リソースユニットを使用して、前記ネットワーク機器へ前記ターゲットチャネルを送信するか、又は前記ネットワーク機器から送信された前記ターゲットチャネルを受信するステップを含む。
【0008】
第1態様の一実施形態において、前記方法は、さらに、前記端末機器が、前記ネットワーク機器から送信された前記同じ時間領域リソースの情報を受信するステップを含む。
【0009】
第1態様の一実施形態において、前記同じ時間領域リソースの情報は、端末機器が、前記少なくとも1つの時間領域リソースユニット内で前記ターゲットチャネルの伝送に用いる開始符号、前記少なくとも1つの時間領域リソースユニット内で前記ターゲットチャネルの伝送に用いる符号の数量、前記少なくとも1つの時間領域リソースユニット内で前記ターゲットチャネルの伝送に用いるミニスロット及び前記少なくとも1つの時間領域リソースユニット内で前記ターゲットチャネルの伝送に用いるミニスロットの数量のうち少なくとも1つを含む。
【0010】
第1態様の一実施形態において、前記同じ時間領域リソースの情報は、前記同じ時間領域リソースの識別子を含み、前記同じ時間領域リソースは予め設定した複数の時間領域リソース内で前記識別子に対応する時間領域リソースである。
【0011】
第1態様の一実施形態において、前記第1周波数領域リソースは、連続周波数領域リソース又は不連続周波数領域リソースを含む。
【0012】
第1態様の一実施形態において、前記同じ時間領域リソースは、前記少なくとも1つの時間領域リソースユニットにおけるすべての時間領域リソースである。
【0013】
第1態様の一実施形態において、前記時間領域リソースユニットは、スロット、ミニスロット及びサブフレームのうちいずれか1つを含む。
【0014】
第1態様の一実施形態において、前記データチャネルは、上りリンクデータチャネル、下りリンクデータチャネル及びサイドリンクデータチャネルのうちいずれか1つを含む。
【0015】
第1態様の一実施形態において、端末機器がネットワーク機器から送信された第1リソース指示情報を受信する前記ステップは、端末機器が、ネットワーク機器がシステム情報又は無線リソース制御RRC制御シグナリングを介して送信した前記第1リソース指示情報を受信することを含む。
【0016】
第2態様では、データ伝送方法が提供され、前記方法は、ネットワーク機器が、チャネル伝送に使用できる周波数領域リソース内で、少なくとも1つの時間領域リソースユニットにおける、ターゲットチャネルの伝送に用いられる第1周波数領域リソースを確定し、前記第1周波数領域リソースの複数の周波数領域リソースユニット上で前記ターゲットチャネルの伝送に用いられる時間領域リソースは同じであり、前記ターゲットチャネルは前記端末機器のデータチャネル又は制御チャネルを含むステップと、前記ネットワーク機器が、前記端末機器へ前記少なくとも1つの時間領域リソースユニットにおける前記第1周波数領域リソースを指示するための第1リソース指示情報を送信するステップと、前記ネットワーク機器が前記端末機器へ第2リソース指示情報を送信し、前記第2リソース指示情報は、前記少なくとも1つの時間領域リソースユニットにおける第2周波数領域リソースの複数の周波数領域リソースユニット内で、各周波数領域リソースユニット上で前記ターゲットチャネルの伝送に用いられる時間領域リソースを指示するために用いられ、前記第2周波数領域リソースの複数の周波数領域リソースユニット上で前記ターゲットチャネルの伝送に用いられる時間領域リソースは少なくとも一部が異なり、前記第2周波数領域リソースは、前記第1周波数領域リソース以外の他のチャネル伝送に使用できる周波数領域リソースであるステップとを含む。
【0017】
したがって、ネットワーク機器は、一部の周波数領域リソースのみで端末機器へ各周波数領域スケジューリング単位上で伝送上り/下りチャネルに用いられる時間領域リソースをそれぞれ指示し、別の部分の周波数領域リソース範囲内では、端末機器が複数の周波数領域スケジューリング単位上で上り/下りチャネルの伝送に用いる時間領域リソースは予め設定した同じ時間領域リソースである。したがって、ネットワーク機器は、周波数領域の全範囲内で各周波数領域リソースユニットにおける伝送用のリソースをそれぞれ指示する必要がなく、それによってリソース構成プロセスにおける不必要な制御シグナリングのオーバーヘッドを低減させ、且つネットワーク機器の複雑さを低減させる。
【0018】
第2態様の一実施形態において、前記方法は、さらに、前記ネットワーク機器が、前記第1周波数領域リソースの複数の周波数領域リソースユニット上で、前記同じ時間領域リソースを使用して、前記端末機器へ前記ターゲットチャネルを送信するか、又は前記端末機器から送信された前記ターゲットチャネルを受信し、且つ前記第2周波数領域リソースの複数の周波数領域リソースユニット上で、前記第2リソース指示情報に指示された時間領域リソースユニットを使用して、前記端末機器へ前記ターゲットチャネルを送信するか、又は前記端末機器から送信された前記ターゲットチャネルを受信するステップを含む。
【0019】
第2態様の一実施形態において、前記方法は、さらに、前記ネットワーク機器が前記端末機器へ送信した前記同じ時間領域リソースの情報を送信するステップを含む。
【0020】
第2態様の一実施形態において、前記同じ時間領域リソースの情報は、端末機器が、前記少なくとも1つの時間領域リソースユニット内で前記ターゲットチャネルの伝送に用いる開始符号、前記少なくとも1つの時間領域リソースユニット内で前記ターゲットチャネルの伝送に用いる符号の数量、前記少なくとも1つの時間領域リソースユニット内で前記ターゲットチャネルの伝送に用いるミニスロット及び前記少なくとも1つの時間領域リソースユニット内で前記ターゲットチャネルの伝送に用いるミニスロットの数量のうち少なくとも1つを含む。
【0021】
第2態様の一実施形態において、前記同じ時間領域リソースの情報は、前記同じ時間領域リソースの識別子を含み、前記同じ時間領域リソースは予め設定した複数の時間領域リソース内で前記識別子に対応する時間領域リソースである。
【0022】
第2態様の一実施形態において、前記第1周波数領域リソースは、連続周波数領域リソース又は不連続周波数領域リソースを含む。
【0023】
第2態様の一実施形態において、前記同じ時間領域リソースは、前記少なくとも1つの時間領域リソースユニットにおけるすべての時間領域リソースである。
【0024】
第2態様の一実施形態において、前記時間領域リソースユニットは、スロット、ミニスロット及びサブフレームのうちいずれか1つを含む。
【0025】
第2態様の一実施形態において、前記データチャネルは、上りリンクデータチャネル、下りリンクデータチャネル及びサイドリンクデータチャネルのうちいずれか1つを含む。
【0026】
第2態様の一実施形態において、ネットワーク機器が前記端末機器へ第1リソース指示情報を送信する前記ステップは、前記ネットワーク機器がシステム情報又は無線リソース制御RRC制御シグナリングを介して前記端末機器へ前記第1リソース指示情報を送信することを含む。
【0027】
第3態様では、端末機器が提供され、当該端末機器は、上記第1態様又は第1態様の任意選択的な実施形態における端末機器の操作を実行できる。具体的には、当該端末機器は、上記第1態様又は第1態様の任意選択的な実施形態における端末機器の操作を実行するためのモジュールユニットを含んでよい。
【0028】
第4態様では、ネットワーク機器が提供され、当該ネットワーク機器は、上記第2態様又は第2態様の任意選択的な実施形態におけるネットワーク機器の操作を実行できる。具体的には、当該ネットワーク機器は、上記第2態様又は第2態様の任意選択的な実施形態におけるネットワーク機器の操作を実行するためのモジュールユニットを含んでよい。
【0029】
第5態様では、端末機器が提供され、当該端末機器は、プロセッサ、送受信機及びメモリを含む。当該プロセッサ、送受信機及びメモリは内部接続経路を介して互いに通信する。当該メモリはコマンドを格納するために用いられ、当該プロセッサは当該メモリに格納されているコマンドを実行するために用いられる。当該プロセッサが当該メモリに格納されているコマンドを実行するとき、当該実行により当該端末機器が第1態様又は第1態様の任意選択的な実施形態における方法を実行するか、又は当該実行により当該端末機器が第3態様に係る端末機器を実現する。
【0030】
第6態様では、ネットワーク機器が提供され、当該ネットワーク機器は、プロセッサ、送受信機及びメモリを含む。当該プロセッサ、送受信機及びメモリは内部接続経路を介して互いに通信する。当該メモリはコマンドを格納するために用いられ、当該プロセッサは当該メモリに格納されているコマンドを実行するために用いられる。当該プロセッサが当該メモリに格納されているコマンドを実行するとき、当該実行により当該ネットワーク機器が第2態様又は第2態様の任意選択的な実施形態における方法を実行するか、又は当該実行により当該ネットワーク機器が第4態様に係るネットワーク機器を実現する。
【0031】
第7態様では、コンピュータ可読記憶媒体が提供され、前記コンピュータ可読記憶媒体には、上記第1態様及びその各種の実施形態におけるいずれか1つのデータ伝送方法をネットワーク機器に実行させるプログラムが格納されている。
【0032】
第8態様では、コンピュータ可読記憶媒体が提供され、前記コンピュータ可読記憶媒体には、上記第2態様及びその各種の実施形態におけるいずれか1つのデータ伝送方法をネットワーク機器に実行させるプログラムが格納されている。
【0033】
第9態様では、システムチップが提供され、当該システムチップは、入力インタフェース、出力インタフェース、プロセッサ及びメモリを含み、当該プロセッサは当該メモリに格納されているコマンドを実行するために用いられ、当該コマンドが実行されるとき、当該プロセッサは上記第1態様及びその各種の実施形態におけるいずれか1つの方法を実現することができる。
【0034】
第10態様では、システムチップが提供され、当該システムチップは、入力インタフェース、出力インタフェース、プロセッサ及びメモリを含み、当該プロセッサは当該メモリに格納されているコマンドを実行するために用いられ、当該コマンドが実行されるとき、当該プロセッサは上記第2態様及びその各種の実施形態におけるいずれか1つの方法を実現することができる。
【0035】
第11態様では、データ伝送方法が提供され、前記方法は、端末機器がネットワーク機器から送信された第1リソース指示情報を受信し、前記第1リソース指示情報は少なくとも1つの時間領域リソースユニットにおける、ターゲットチャネルの伝送に用いられる第2周波数領域リソースを指示し、前記ターゲットチャネルは前記端末機器のデータチャネル又は制御チャネルを含むステップと、前記端末機器が前記第2周波数領域リソースに基づいて、前記少なくとも1つの時間領域リソースユニットにおける第1周波数領域リソースを確定し、ただし、前記第1周波数領域リソースの複数の周波数領域リソースユニット上で前記ターゲットチャネルの伝送に用いられる時間領域リソースは同じであり、前記第1周波数領域リソースは前記第2周波数領域リソース以外の他のチャネル伝送に使用できる周波数領域リソースであるステップと、前記端末機器が前記ネットワーク機器から送信された第2リソース指示情報を受信し、前記第2リソース指示情報は、前記少なくとも1つの時間領域リソースユニットにおける第2周波数領域リソースの複数の周波数領域リソースユニット内で、各周波数領域リソースユニット上で前記ターゲットチャネルの伝送に用いられる時間領域リソースを指示し、前記第2周波数領域リソースの複数の周波数領域リソースユニット上で前記ターゲットチャネルの伝送に用いられる時間領域リソースは少なくとも一部が異なるステップとを含む。
【0036】
第12態様では、データ伝送方法が提供され、前記方法は、ネットワーク機器が、チャネル伝送に使用できる周波数領域リソース内で、少なくとも1つの時間領域リソースユニットにおける、ターゲットチャネルの伝送に用いられる第2周波数領域リソースを確定し、前記ターゲットチャネルは前記端末機器のデータチャネル又は制御チャネルを含むステップと、前記ネットワーク機器が前記端末機器へ第1リソース指示情報を送信し、前記第1リソース指示情報は、前記端末機器が前記第2周波数領域リソースに基づいて第1周波数領域リソースを確定しやすくするために、前記少なくとも1つの時間領域リソースユニットにおける前記第2周波数領域リソースを指示するために用いられ、前記第1周波数領域リソースの複数の周波数領域リソースユニット上で前記ターゲットチャネルの伝送に用いられる時間領域リソースは同じであり、前記第1周波数領域リソースは前記第2周波数領域リソース以外の他のチャネル伝送に使用できる周波数領域リソースであるステップと、前記ネットワーク機器が前記端末機器へ第2リソース指示情報を送信し、前記第2リソース指示情報は、前記少なくとも1つの時間領域リソースユニットにおける第2周波数領域リソースの複数の周波数領域リソースユニット内で、各周波数領域リソースユニット上で前記ターゲットチャネルの伝送に用いられる時間領域リソースを指示するために用いられ、前記第2周波数領域リソースの複数の周波数領域リソースユニット上で前記ターゲットチャネルの伝送に用いられる時間領域リソースは少なくとも一部が異なるステップとを含む。
【0037】
つまり、第1態様及び第2態様に記載のように、ネットワーク機器は第1リソース指示情報を介して第1周波数領域リソースを指示することができ、端末機器は第1周波数領域リソースに基づいて第2周波数領域リソースの位置を推測することができ、又は、ネットワーク機器は第11態様及び第12態様の記載にしたがって、第1リソース指示情報を介して第2周波数領域リソースを指示してもよく、それにより端末機器は第2周波数領域リソースに基づいて第1周波数領域リソースの位置を推測することができる。第11態様及び第12態様に記載の方法は、具体的には第1態様及び第2態様の説明を参照すればよく、ここでは、簡潔にするために詳細な説明を省略する。
【0038】
第13態様では、端末機器が提供され、当該端末機器は、上記第11態様又は第11態様の任意選択的な実施形態における端末機器の操作を実行できる。具体的には、当該端末機器は、上記第11態様又は第11態様の任意選択的な実施形態における端末機器の操作を実行するためのモジュールユニットを含んでよい。
【0039】
第14態様では、ネットワーク機器が提供され、当該ネットワーク機器は、上記第12態様又は第12態様の任意選択的な実施形態におけるネットワーク機器の操作を実行できる。具体的には、当該ネットワーク機器は、上記第12態様又は第12態様の任意選択的な実施形態におけるネットワーク機器の操作を実行するためのモジュールユニットを含んでよい。
【0040】
第15態様では、端末機器が提供され、当該端末機器は、プロセッサ、送受信機及びメモリを含む。当該プロセッサ、送受信機及びメモリは内部接続経路を介して互いに通信する。当該メモリはコマンドを格納するために用いられ、当該プロセッサは当該メモリに格納されているコマンドを実行するために用いられる。当該プロセッサが当該メモリに格納されているコマンドを実行するとき、当該実行により当該端末機器が第11態様又は第11態様の任意選択的な実施形態における方法を実行するか、又は当該実行により当該端末機器が第13態様に係る端末機器を実現する。
【0041】
第16態様では、ネットワーク機器が提供され、当該ネットワーク機器は、プロセッサ、送受信機及びメモリを含む。当該プロセッサ、送受信機及びメモリは内部接続経路を介して互いに通信する。当該メモリはコマンドを格納するために用いられ、当該プロセッサは当該メモリに格納されているコマンドを実行するために用いられる。当該プロセッサが当該メモリに格納されているコマンドを実行するとき、当該実行により当該ネットワーク機器が第12態様又は第12態様の任意選択的な実施形態における方法を実行するか、又は当該実行により当該ネットワーク機器が第14態様に係るネットワーク機器を実現する。
【0042】
第17態様では、コンピュータ可読記憶媒体が提供され、前記コンピュータ可読記憶媒体には、上記第11態様及びその各種の実施形態におけるいずれか1つのデータ伝送方法をネットワーク機器に実行させるプログラムが格納されている。
【0043】
第18態様では、コンピュータ可読記憶媒体が提供され、前記コンピュータ可読記憶媒体には、上記第12態様及びその各種の実施形態におけるいずれか1つのデータ伝送方法をネットワーク機器に実行させるプログラムが格納されている。
【0044】
第19態様では、システムチップが提供され、当該システムチップは、入力インタフェース、出力インタフェース、プロセッサ及びメモリを含み、当該プロセッサは当該メモリに格納されているコマンドを実行するために用いられ、当該コマンドが実行されるとき、当該プロセッサは前記の第11態様及びその各種の実施形態におけるいずれか1つの方法を実現することができる。
【0045】
第20態様では、システムチップが提供され、当該システムチップは、入力インタフェース、出力インタフェース、プロセッサ及びメモリを含み、当該プロセッサは当該メモリに格納されているコマンドを実行するために用いられ、当該コマンドが実行されるとき、当該プロセッサは前記の第12態様及びその各種の実施形態におけるいずれか1つの方法を実現することができる。
【発明を実施するための形態】
【0047】
以下、添付図面を参照しながら、本願の実施例における、技術的解決手段について説明する。
【0048】
なお、本願の実施例の技術的解決手段は、例えば、モバイルコミュニケーションズのグローバルシステム(Global System of Mobile communication、略称「GSM」)、符号分割多元接続(Code Division Multiple Access、略称「CDMA」)システム、広帯域符号分割多元接続(Wideband Code Division Multiple Access、略称「WCDMA」)システム、ロングタームエボリューション(Long Term Evolution、略称「LTE」)システム、LTE周波数分割複信(Frequency Division Duplex、略称「FDD」)システム、LTE時分割複信(Time Division Duplex、略称「TDD」)システム、ユニバーサル移動体通信システム(Universal Mobile Telecommunication System、略称「UMTS」)及び未来の5G通信システムなど、様々な通信システムに適用することができることは理解されたい。
【0049】
本願は、端末機器と合わせて各実施例について説明した。端末機器は、ユーザ機器(User Equipment、略称「UE」)、アクセス端末、ユーザユニット、加入者局、移動局、モバイルステーション、遠隔局、遠隔端末、移動機器、ユーザ端末、端末、無線通信機器、ユーザエージェント又はユーザ装置であってもよい。アクセス端末は、携帯電話、無線電話、セッションイニシエーションプロトコル(Session Initiation Protocol、略称SIP)電話、無線ローカルループ(Wireless Local Loop、略称WLL)局、パーソナルデジタルアシスタント(Personal Digital Assistant、略称PDA)、無線通信機能を有するハンドヘルド機器、計算機器又は無線モデムに接続されたその他の処理機器、車載機器、ウェアラブル機器、未来の5Gネットワークにおける、端末機器、又は未来の進化型地上波公共移動通信ネットワーク(Public Land Mobile Network、略称「PLMN」)における、端末機器などであってよい。
【0050】
本願は、ネットワーク機器と合わせて各実施例について説明した。ネットワーク機器は、端末機器との通信に使用できる機器であってよく、例えば、GSMシステム又はCDMAシステムにおける、基地局(Base Transceiver Station、略称「BTS」)であってよく、WCDMAシステムにおける、基地局(NodeB、略称「NB」)であってもよく、LTEシステムにおける、進化型基地局(Evolved Node B、略称「eNB」又は「eNodeB」)であってもよく、又は当該ネットワーク機器は、中継局、アクセスポイント、車載機器、ウェアラブル機器、及び未来の5Gネットワークにおける、ネットワーク側機器若しくは未来の進化型PLMNネットワークにおける、ネットワーク側の機器などであってもよい。
【0051】
図1は、本願の実施例の1つの使用シナリオを示す模式図である。
図1における、通信システムは、ネットワーク機器10と端末機器20を含んでよい。ネットワーク機器10は、端末機器20に通信サービス及びコアネットワークへのアクセスを提供するために用いられ、端末機器20は、ネットワーク機器10から送信された同期信号、放送信号などを検索することにより、ネットワークにアクセスし、それによりネットワークと通信することができる。
図1に示す矢印は、端末機器20とネットワーク機器10との間でセルラーリンクを介して行われる上り/下り伝送を表すことができる。
【0052】
本願の実施例におけるネットワークは、地上波公共移動通信ネットワーク(Public Land Mobile Network、略称「PLMN」)、又は機器対機器(Device to Device、略称「D2D」)ネットワーク、又はマシン対マシン/ヒューマン(Machine to Machine/Man、略称「M2M」)ネットワーク、又はその他のネットワークであってよく、
図1は例の簡易模式図にすぎず、ネットワークは、さらに、その他の端末機器を含んでもよく、
図1に示されていない。
【0053】
現在、ロングタームエボリューション(Long Term Evolution、略称「LTE」)システムのシステム全帯域幅において、物理下り制御チャネル(Physical Downlink Control Channel、略称「PDCCH」)は1つのサブフレームにおける最初のいくつの符号を占用して伝送を行い、PDCCHが占用した符号の数は、同じサブフレームにおける物理制御フォーマットインジケータチャネル(Physical Control Format Indicator Channel、略称「PCFICH」)により指示され、したがって、物理下り共有チャネル(Physical Downlink Shared CHannel、略称「PDSCH」)が1つのサブフレーム内で占用する符号がどれかは、同じサブフレーム内でPCFICHが指示したPDCCHに占用される符号の情報に基づいて推測して取得されることができ、端末に追加の指示をする必要がない。
【0054】
しかし、5Gニューラジオ(New Radio、略称「NR」)システムにおいて、1つの時間領域リソースユニット、又はスロット(slot)、ミニスロット(mini−slot)のような時間領域スケジューリング単位において、最初のいくつの符号にPDCCHがあってもよいが、具体的にPDCCHの伝送に用いられる符号の数は、各リソースブロック(Physical Resource Block、略称「PRB」)内で異なってもよい。基地局が、あるPRB内で端末へPDSCHを伝送するとき、当該PRB内でPDSCHの伝送に用いられる開始符号は下り制御情報(Downlink Control Information、略称「DCI」)を介して指示することができる。また、5Gシステムにおいて、「双方向スロット」をサポートし、すなわち1つのスロットの前半部分を下り伝送に使用し、後半部分を上り伝送に使用することができ、したがって1つのスロットの最後のいくつの符号は、PDSCHの伝送ではなく、物理上りリンク制御チャネル(Physical Uplink Control Channel、略称「PUCCH」)の伝送などの上りチャネルを伝送するために用いられ、当該PUCCHが当該スロット内で占用する符号の数はDCIを介して指示することができる。したがって、5Gシステムにおいて、1つのスロットにおけるどの符号がPDSCHの伝送に使用されるかは、DCIを介して知ることもできる。
【0055】
物理上り共有チャネル(Physical Uplink Shared Channel、略称「PUSCH」)について、LTEシステムにおいて、PUSCHが1つのサブフレーム内で占用する符号がどれかは、フレーム構造に基づいて静的に確定するため、基地局が端末のために割り当てたPUSCHの伝送に用いられるリソースのサブフレーム内でのリソース位置は完全に確定されており、端末に追加の指示をする必要がない。しかし、5Gシステムにおいて、1つの時間領域リソースユニット内で、基地局が端末のためにあるPRBをスケジューリングした後、当該PRBにおけるPUSCHは、全時間領域リソースユニットを占用する可能性があり、当該時間領域リソースユニットにおけるいくつの符号のみ占用して、その他の符号がPUCCH、PDCCHなどのその他のチャネルに占用される可能性もある。したがって、5Gシステムにおいて、DCIを介してPUCCH、PDCCHなどの伝送に使用されるリソース位置を指示する。
【0056】
したがって、5G NRシステムにおいて、DCIの指示によりデータチャネルと制御チャネルの時間領域リソース、及び下りチャネルと上りチャネルの時間領域リソースの動的多重化を実現することは、リソースの利用率の向上に有利で、且つ時間遅延の短縮にも有利である。しかし、このようなリソース構成方法は基地局と端末機器の複雑さを増加させ、且つ不必要な制御シグナリングのオーバーヘッドを大量引き起こす。
【0057】
図2に示したリソース構成方法を例とすると、PRB内でPDCCHの伝送に用いられる時間領域リソースのような各周波数領域スケジューリングユニットの長さは基地局により指示され、複数のPRBにおいて、各PRBにおけるPDCCHを伝送する時間領域リソースを指示するための制御シグナリングのオーバーヘッドが非常に多いことが分かる。しかし、実際に、5Gシステムにおける搬送波帯域幅は非常に広く、一般的にすべての帯域幅にPDCCHを割り当てる必要がなく、多くの周波数領域リソースはPDSCHの伝送に使用されるだけでよく、したがって各周波数領域スケジューリングユニット内でPDCCHの伝送に使用される全部の時間領域リソースを指示する必要がない。
【0058】
また、
図3に示したリソース構成方法を例とすると、PRB内でPUCCHの伝送に用いられる時間領域リソースのような各周波数領域スケジューリングユニットの長さは基地局により指示され、複数のPRBにおいて、各PRBにおけるPUCCHを伝送する時間領域リソースを指示するための制御シグナリングのオーバーヘッドが非常に多いことが分かる。しかし、実際に、5Gシステムの搬送波帯域幅は非常に広く、一般的にすべての帯域幅上にPUCCHを割り当てる必要がなく、多くの周波数領域リソースはPUSCHの伝送に使用さればよく、したがって各周波数領域スケジューリングユニット内でPUCCHの伝送に使用される全部の時間領域リソースを指示する必要がない。
【0059】
1つのシステムにおいて、一部の周波数領域の範囲内でリソースの動的指示を行えばよく、多くのリソース範囲内でリソースに動的指示を行う必要がない。したがって、周波数領域の全範囲で上記のリソース構成方法を統一的に使用すると、基地局と端末機器の複雑さを増加させ、且つ不必要な制御シグナリングのオーバーヘッドを大量引き起こす。したがって、本願の実施例において、ネットワーク機器がデータチャネルの伝送リソースをスケジューリングするとき、異なる周波数領域リソースの範囲内で異なるリソース構成方法を用いることにより上り/下りチャネルが占用する時間領域リソースを割り当てる。第2周波数領域リソースの範囲内で、ネットワーク機器が端末機器それぞれに各周波数領域スケジューリング単位上で上り/下りチャネルの伝送に用いられる時間領域リソースを指示し、第1周波数領域リソース内で、端末機器が複数の周波数領域スケジューリング単位上で上り/下りチャネルの伝送に用いる時間領域リソースは予め設定した同じ時間領域リソースである。したがって、周波数領域の全範囲内で各周波数領域リソースユニットにおける伝送リソースを指示する必要がなく、それによりリソース構成プロセスに不必要な制御シグナリングのオーバーヘッドを低減させ、且つネットワーク機器と端末機器の複雑さを低減させる。
【0060】
図4は、本願の実施例に係るデータ伝送方法400の概略フローチャートである。
図4における、データ伝送方法は、
図1に示す端末機器20のような端末機器により実行されることができる。
図4に示すように、当該データ伝送の具体的なフローはステップ410〜430を含む。
【0061】
410において、端末機器はネットワーク機器から送信された第1リソース指示情報を受信する。
【0062】
当該第1リソース指示情報は、少なくとも1つの時間領域リソースユニットにおける、ターゲットチャネルの伝送に用いられる第1周波数領域リソースを指示し、当該第1周波数領域リソースの複数の周波数領域リソースユニット上で当該ターゲットチャネルの伝送に用いられる時間領域リソースは同じで、当該ターゲットチャネルは端末機器のデータチャネル又は制御チャネルを含む。
【0063】
具体的には、端末機器は、ネットワーク機器から送信された、第1周波数領域リソースを指示する第1リソース指示情報を受信する。当該第1周波数領域リソースは、物理リソースブロックPRBのような複数の周波数領域リソースユニットを含み、第1周波数領域リソースにおける各周波数領域リソースユニット上でターゲットチャネルの伝送に用いられる時間領域リソースはいずれも同じものである。端末機器は、第1リソース指示情報が指示した第1周波数領域リソースを確定した後、当該第1周波数領域リソースにおけるいずれか1つの周波数領域リソースユニット内でターゲットチャネルの伝送に使用される時間領域リソースはいずれも同じものである。
【0064】
なお、当該第1周波数領域リソースは、スロットのような、ある時間領域リソースユニットに対するものであってよく、すなわち第1リソース指示情報が、あるスロット上でターゲットチャネルの伝送に用いられる当該第1周波数領域リソースを指示することであり、複数のスロットのような複数の時間領域リソースユニットに対するものであってもよく、すなわち第1リソース指示情報が複数のスロット上でターゲットチャネルの伝送に用いられる当該第1周波数領域リソースを指示することであると理解されたい。以下は、簡潔のために、いずれも当該第1周波数領域リソースを1つのスロット内でターゲットチャネルを伝送する周波数領域リソースとすることを例として説明するが、これに限定されるものではない。
【0065】
当該方法は、さらに、端末機器が前記ネットワーク機器から送信された当該同じ時間領域リソースの情報を受信することを含む。
【0066】
つまり、端末機器は、第1リソース指示情報に基づいて第1周波数領域リソースを確定した後、当該第1周波数領域リソースの複数の周波数領域リソースユニット内で当該ターゲットチャネルを伝送する時間領域リソースが同じであることを確定するとともに、ネットワーク機器から送信された当該同じ時間領域リソースの情報を受信することにより、具体的にどの時間領域リソース上でターゲットチャネルを伝送するかを確定することができる。
【0067】
例えば、当該同じ時間領域リソースは、端末機器が当該少なくとも1つの時間領域リソースユニット内で当該ターゲットチャネルの伝送に用いる開始符号、当該少なくとも1つの時間領域リソースユニット内で当該ターゲットチャネルの伝送に用いる符号の数量、当該少なくとも1つの時間領域リソースユニット内で当該ターゲットチャネルの伝送に用いるミニスロット及び当該少なくとも1つの時間領域リソースユニット内で当該ターゲットチャネルの伝送に用いるミニスロットの数量のうち少なくとも1つであってよい。
【0068】
具体的には、端末機器が受信した当該同じ時間領域リソースに基づく情報は、ターゲットチャネルの伝送に用いられる時間領域リソースが当該時間領域リソースユニット内で占用する符号の開始位置及び/又は占用する符号の数量を含んでもよく、さらに、ターゲットチャネルの伝送に用いられる時間領域リソースが第n+i個目の時間領域リソースユニット内で占用するミニスロットの開始位置及び/又は占用するミニスロットの数量を含んでもよく、このとき、1つの時間領域リソースユニットは数個のミニスロットを含んでもよく、1つの時間領域リソースユニットが数個のミニスロットを含み、且つ各ミニスロットが数個の符号をさらに含む場合、当該同じ時間領域リソースの情報はターゲットチャネルの伝送に用いられる時間領域リソースが当該時間領域リソースユニット内で占用するミニスロットの情報及び当該ミニスロット内で占用する符号の情報を含んでもよい。ここでは制限しない。
【0069】
また、例えば、当該同じ時間領域リソースの情報は、さらに、当該同じ時間領域リソースの識別子を含んでもよく、当該同じ時間領域リソースは、予め設定した複数の時間領域リソース内で当該識別子に対応する時間領域リソースである。
【0070】
つまり、当該時間領域リソースユニットにおける当該第1周波数領域リソース内で、ターゲットチャネルの伝送に用いられる時間領域リソースは、予め設定した様々な時間領域リソース構成のうち1つであってもよく、具体的には、時間領域リソースに対応する識別子により確定されることができる。例えば、時間領域リソースユニットはスロットで、識別子1に対応する時間領域リソースはスロットにおける2−7番目の符号で、識別子2に対応する時間領域リソースはスロットにおける3−7番目の符号であることなどが挙げられ、第2リソース指示情報が識別子1を搬送する場合、当該スロット内で端末機器は第2−7番目の符号上でターゲットチャネルを伝送する。
【0071】
当該時間領域リソースユニットは、スロット、ミニスロット及びサブフレームのうちいずれか1つを含む。
【0072】
当該第1周波数領域リソースは、連続周波数領域リソース又は不連続周波数領域リソースを含む。
【0073】
当該同じ時間領域リソースは、時間領域リソースユニットにおけるすべての時間領域リソースである。
【0074】
この場合、当該時間領域リソースユニットにおける当該第1周波数領域リソース内で、ターゲットチャネルの伝送に用いられる時間領域リソースが全時間領域リソースユニットを占用し、全時間領域リソースユニットは、全体がターゲットチャネルを伝送するために用いられ、その他種類のチャネルを伝送しない。
【0075】
端末機器がネットワーク機器から送信された第1リソース指示情報を受信することは、端末機器が、ネットワーク機器がシステム情報又は無線リソース制御RRC制御シグナリングを介して送信した当該第1リソース指示情報を受信することを含む。
【0076】
420において、端末機器は、ネットワーク機器から送信された第2リソース指示情報を受信する。
【0077】
当該第2リソース指示情報は、当該少なくとも1つの時間領域リソースユニットにおける第2周波数領域リソースの複数の周波数領域リソースユニットにおいて、各周波数領域リソースユニット上でターゲットチャネルの伝送に用いられる時間領域リソースを指示し、当該第2周波数領域リソースの複数の周波数領域リソースユニット上で当該ターゲットチャネルの伝送に用いられる時間領域リソースは少なくとも一部が異なり、当該第2周波数領域リソースは第1周波数領域リソース以外の他のチャネル伝送に使用できる周波数領域リソースである。
【0078】
具体的には、第1周波数領域リソース以外のチャネル伝送に使用できる周波数領域リソース、すなわち第2周波数領域リソース上で、端末機器が当該ターゲットチャネルを伝送する時間領域リソースはそれぞれ異なるか又は一部が異なり、したがってネットワーク機器は第2リソース指示情報を介して各周波数領域リソースユニット上でターゲットチャネルの伝送に用いられる時間領域リソースを指示する必要がある。
【0079】
ネットワーク機器は、第1周波数領域リソースと第2周波数領域リソースに分割され、且つ異なる周波数領域リソースの範囲内で異なるリソース構成方法を用いてターゲットチャネルが占用する時間領域リソースを割り当てる。例えば、第1周波数領域リソースの範囲内で、ネットワーク機器は端末機器に各周波数領域リソースユニット上でターゲットチャネルの伝送に用いられる時間領域リソースをそれぞれ指示し、第2周波数領域リソースの範囲内で端末機器が複数の周波数領域スケジューリング単位上でターゲットチャネルの伝送に用いられる時間領域リソースは予め設定した同じ時間領域リソースである。したがって従来技術における、各周波数領域リソースユニットでのターゲットチャネルリソースをそれぞれ指示することに従う必要がなく、それによりリソース構成プロセスにおける不必要な制御シグナリングのオーバーヘッドを低減させ、且つネットワーク機器と端末機器の複雑さを低減させる。
【0080】
420の後、当該方法は、430をさらに含んでもよい。
【0081】
430において、端末機器は、第1周波数領域リソースの複数の周波数領域リソースユニット上で、同じ時間領域リソースを使用して、ネットワーク機器に当該ターゲットチャネルを送信するか、又はネットワーク機器から送信された当該ターゲットチャネルを受信し、且つ第2周波数領域リソースの複数の周波数領域リソースユニット上で、第2リソース指示情報が指示した時間領域リソースユニットを使用して、ネットワーク機器に当該ターゲットチャネルを送信するか、又はネットワーク機器から送信された当該ターゲットチャネルを受信する。
【0082】
上記方法は、上り伝送と下り伝送のシナリオに使用することができ、当該ターゲットチャネルはデータチャネルであっても制御チャネルであってもよく、当該データチャネルは上りリンクデータチャネルであっても、下りリンクデータチャネルであっても、又はサイドリンク(sidelink)データチャネルであってもよい。
【0083】
なお、本願の実施例において、ネットワーク機器は第1リソース指示情報を介して第1周波数領域リソースを指示することができ、端末機器は第1周波数領域リソースに基づいて第2周波数領域リソースの位置を推測することができ、ネットワーク機器は第1リソース指示情報を介して第2周波数領域リソースを指示することもでき、それにより端末機器は第2周波数領域リソースに基づいて第1周波数領域リソースの位置を推測することができる。ネットワーク機器の指示により端末機器が第1周波数領域リソースと第2周波数領域リソースを知ることができればよく、ここでは制限しない。
【0084】
本願の実施例において、ネットワーク機器がデータチャネルの伝送リソースに対してスケジューリングを行う際、異なる周波数領域リソースの範囲内で異なるリソース構成方法を用いることにより上り/下りチャネルが占用する時間領域リソースを割り当て、例えば、第1周波数領域リソースの範囲内で、ネットワーク機器が端末機器に各周波数領域スケジューリング単位上で上り/下りチャネルの伝送に用いられる時間領域リソースをそれぞれ指示し、第2周波数領域リソースの範囲内で、端末機器が複数の周波数領域スケジューリング単位上で伝送上り/下りチャネルの伝送に用いられる時間領域リソースは予め設定した同じ時間領域リソースであり、したがってそれぞれ指示する必要がなく、それによりリソース構成プロセスにおける不必要な制御シグナリングのオーバーヘッドを低減させ、且つネットワーク機器と端末機器の複雑さを低減させる。
【0085】
以下、
図5〜
図10における例示を用いて本願の実施例のデータ伝送方法について詳細に説明する。
図5〜
図10は、ターゲットチャネルをデータチャネルとすることを例として説明する。
【0086】
例として、
図5は、PDSCHのリソース構成を示す模式図である。ネットワーク機器は、搬送波帯域幅の両側の周波数領域リソースを下り予約リソース、すなわち第1周波数領域リソースとし、第1周波数領域リソース内で、スロットにおけるすべての符号は、PDCCHの伝送ではなく、いずれもPDSCHの伝送に用いられる。ネットワーク機器は、システム情報又はRRCシグナリングを介して端末機器に当該第1周波数領域リソースを指示することができ、それにより端末機器は、第1周波数領域リソースの複数の周波数領域リソースユニット上で、ネットワーク機器から送信されたPDSCHのみを受信する。第2周波数領域リソースの各周波数領域リソースユニット上で、端末機器は第2リソース指示情報が指示した時間領域リソースユニットを使用して、ネットワーク機器から送信されたPDSCHを受信する。
【0087】
また、
図6は、PDSCHのリソース構成を示す模式図である。ネットワーク機器は、搬送波帯域幅の両側の周波数領域リソースを下り予約リソース、すなわち第1周波数領域リソースとし、第1周波数領域リソース内で、1つのスロット内でPDCCHの伝送に用いられる符号の数量は固定されたものであり、したがって当該スロット内でPDSCHを伝送する符号の数量も固定されたものである。ネットワーク機器は、システム情報又はRRCシグナリングを介して端末機器に当該第1周波数領域リソースを指示することができ、それにより端末機器は、第1周波数領域リソースの複数の周波数領域リソースユニット上で、固定の時間領域リソースを使用してネットワーク機器から送信されたPDCCHを受信し、且つ固定の時間領域リソースを使用してネットワーク機器から送信されたPDSCHを受信する。第2周波数領域リソースの各周波数領域リソースユニット上で、端末機器は第2リソース指示情報が指示した時間領域リソースユニットを使用して、ネットワーク機器から送信されたPDSCHを受信する。
【0088】
また、
図7は、PDSCHのリソース構成を示す模式図である。ネットワーク機器は、搬送波帯域幅の両側の周波数領域リソースを下り予約リソース、すなわち第1周波数領域リソースとし、第1周波数領域リソース内で、1つのスロット内にPUCCHの伝送のような上り伝送に用いられる固定数量と位置の符号があり、スロットにおける残りのすべての符号はいずれもPDSCHの伝送に用いられる。ネットワーク機器が端末機器に当該第1周波数領域リソースを指示し、それにより端末機器は、第1周波数領域リソースの複数の周波数領域リソースユニット上で、固定の時間領域リソースを使用してネットワーク機器から送信されたPDSCHを受信し、且つ固定の時間領域リソースを使用してネットワーク機器にPUCCHを送信する。第2周波数領域リソースの各周波数領域リソースユニット上で、端末機器は第2リソース指示情報が指示した時間領域リソースユニットを使用して、ネットワーク機器から送信されたPDSCHを受信する。
【0089】
また、
図8は、PUSCHリソース構成を示す模式図である。ネットワーク機器は、搬送波帯域幅の中心にある周波数領域リソースを上り予約リソース、すなわち第1周波数領域リソースとし、第1周波数領域リソース内で、1つのスロットのすべての符号は、PUCCHの伝送ではなく、いずれもPUSCHのために使用される。ネットワーク機器は、システム情報又はRRCシグナリングを介して端末機器に当該第1周波数領域リソースを指示することができ、それにより端末機器は、第1周波数領域リソースの複数の周波数領域リソースユニット上で、ネットワーク機器のみにPUSCHを送信する。第2周波数領域リソースの各周波数領域リソースユニット上で、端末機器は第2リソース指示情報が指示した時間領域リソースユニットを使用して、ネットワーク機器にPUSCHを送信する。
【0090】
また、
図9は、PUSCHのリソース構成を示す模式図である。ネットワーク機器は、搬送波帯域幅の中心にある周波数領域リソースを上り予約リソース、すなわち第1周波数領域リソースとし、第1周波数領域リソース内で、1つのスロット内でPUCCHの伝送に用いられる符号の数量と位置は固定され、したがって当該スロット内でPUSCHを伝送する符号の数量も固定される。ネットワーク機器は、システム情報又はRRCシグナリングを介して端末機器に当該第1周波数領域リソースを指示することができ、それにより端末機器は、第1周波数領域リソースの複数の周波数領域リソースユニット上で、固定の時間領域リソースを使用してネットワーク機器にPUCCHを送信し、且つ固定の時間領域リソースを使用してネットワーク機器にPUSCHを送信する。第2周波数領域リソースの各周波数領域リソースユニット上で、端末機器は第2リソース指示情報が指示した時間領域リソースユニットを使用して、ネットワーク機器にPUSCHを送信する。
【0091】
また、
図10は、PUSCHのリソース構成を示す模式図である。ネットワーク機器は、搬送波帯域幅の中心にある周波数領域リソースを上り予約リソース、すなわち第1周波数領域リソースとし、第1周波数領域リソース内で、1つのスロット内にPDCCHの伝送のような下り伝送に用いられる固定数量及び位置の符号があり、スロットにおける残りのすべての符号はいずれもPUSCHの伝送に用いられる。ネットワーク機器が端末機器に当該第1周波数領域リソースを指示し、それにより端末機器は、第1周波数領域リソースの複数の周波数領域リソースユニット上で、固定の時間領域リソースを使用してネットワーク機器から送信されたPDCCHを受信し、且つ固定の時間領域リソースを使用してネットワーク機器にPUSCHを送信する。第2周波数領域リソースの各周波数領域リソースユニット上で、端末機器は第2リソース指示情報が指示した時間領域リソースユニットを使用して、ネットワーク機器にPUSCHを送信する。
【0092】
上記の
図5〜
図10はネットワーク機器から送信された第1リソース指示情報が第1周波数領域リソースを指示することを説明したが、ネットワーク機器は第1リソース指示情報を介して第2周波数領域リソースを指示することもでき、それにより端末機器は第2周波数領域リソースに基づいて第1周波数領域リソースの位置を推測することができる。
【0093】
例えば、
図11は、PDSCHのリソース構成を示す模式図である。ネットワーク機器は、搬送波帯域幅の両側の周波数領域リソースを下り予約リソース、すなわち第1周波数領域リソースとし、第1周波数領域リソース内で、スロットにおけるすべての符号は、PDCCHの伝送ではなく、いずれもPDSCHの伝送に用いられる。ネットワーク機器は、システム情報又は或RRCシグナリングを介して端末機器に第2周波数領域リソースを指示することができ、端末機器は、第2周波数領域リソースに基づいて第1周波数領域リソースの位置を推測することができ、それにより第1周波数領域リソースの複数の周波数領域リソースユニット上で、ネットワーク機器から送信されたPDSCHのみを受信し、第2周波数領域リソース上でネットワーク機器から送信された、各PRB上でデータチャネルを伝送する時間領域リソースを指示するための指示情報に基づいて、データチャネルの伝送を行う。第2周波数領域リソースの各周波数領域リソースユニット上で、端末機器は第2リソース指示情報が指示した時間領域リソースユニットを使用して、ネットワーク機器から送信されたPDSCHを受信する。
【0094】
図12は、本願の実施例によるデータ伝送方法1200の概略フローチャートである。
図4における、データ伝送方法はネットワーク機器、例えば
図1に示すネットワーク機器10によって実行することができる。
図12に示すように、当該データ伝送の具体的なフローは1210〜1230を含む。
【0095】
1210において、ネットワーク機器が、チャネル伝送に使用できる周波数領域リソース内で、少なくとも1つの時間領域リソースユニットにおける、ターゲットチャネルの伝送に用いられる第1周波数領域リソースを確定する。
【0096】
当該第1周波数領域リソースの複数の周波数領域リソースユニット上で当該ターゲットチャネルの伝送に用いられる時間領域リソースは同じであり、前記ターゲットチャネルは端末機器のデータチャネル又は制御チャネルを含む。
【0097】
1220において、ネットワーク機器が端末機器に第1リソース指示情報を送信する。
【0098】
当該第1リソース指示情報は当該少なくとも1つの時間領域リソースユニットにおける当該第1周波数領域リソースを指示するために用いられる。
【0099】
具体的には、ネットワーク機器が端末機器に第1周波数領域リソースを指示するための第1リソース指示情報を送信する。当該第1周波数領域リソースは、物理リソースブロックPRBのような複数の周波数領域リソースユニットを含み、第1周波数領域リソースユニットにおける各周波数領域リソースユニット上でデータチャネルの伝送に用いられる時間領域リソースはいずれも同じである。ネットワーク機器が、第1リソース指示情報が指示した第1周波数領域リソースを確定した後、当該第1周波数領域リソースにおけるいずれか1つの周波数領域リソースユニット内でデータチャネルの伝送に使用される時間領域リソースはいずれも同じである。
【0100】
なお、当該第1周波数領域リソースは、スロットのようなある時間領域リソースユニットに対するものであってよく、すなわち第1リソース指示情報があるスロット上でデータチャネルの伝送に用いられる当該第1周波数領域リソースを指示し、複数のスロットのような複数の時間領域リソースユニットに対するものであってもよく、すなわち第1リソース指示情報が複数のスロット上でデータチャネルの伝送に用いられる当該第1周波数領域リソースを指示することが理解されたい。以下では、簡潔のために、いずれも当該第1周波数領域リソースを1つのスロット内でデータチャネルを伝送する周波数領域リソースとすることを例として説明するが、これに限定されるものではない。
【0101】
一実施形態において、当該方法は、更に、ネットワーク機器が端末機器に当該同じ時間領域リソースの情報を送信することを含む。
【0102】
一実施形態において、当該同じ時間領域リソースは、端末機器が当該少なくとも1つの時間領域リソースユニット内で当該ターゲットチャネルの伝送に用いる開始符号、当該少なくとも1つの時間領域リソースユニット内で当該ターゲットチャネルの伝送に用いる符号の数量、当該少なくとも1つの時間領域リソースユニット内で当該ターゲットチャネルの伝送に用いるミニスロット及び当該少なくとも1つの時間領域リソースユニット内で当該ターゲットチャネルの伝送に用いるミニスロットの数量のうちいずれか1つであってよい。
【0103】
一実施形態において、当該同じ時間領域リソースの情報は、さらに、当該同じ時間領域リソースの識別子を含んでよく、当該同じ時間領域リソースは予め設定した複数の時間領域リソース内で当該識別子に対応する時間領域リソースである。
【0104】
つまり、当該時間領域リソースユニットにおける当該第1周波数領域リソース内で、データチャネルの伝送に用いられる時間領域リソースは、予め設定した様々な時間領域リソース構成のうち1つであってよく、具体的には、時間領域リソースに対応する識別子により確定されることができる。
【0105】
一実施形態において、当該時間領域リソースユニットは、スロット、ミニスロット及びサブフレームのうちいずれか1つを含む。
【0106】
一実施形態において、当該第1周波数領域リソースは、連続周波数領域リソース又は不連続周波数領域リソースを含む。
【0107】
一実施形態において、当該同じ時間領域リソースは、時間領域リソースユニットにおけるすべての時間領域リソースである。
【0108】
この場合、当該時間領域リソースユニットにおける当該第1周波数領域リソース内で、データチャネルの伝送に用いられる時間領域リソースが全時間領域リソースユニットを占用し、全時間領域リソースユニットは、全体がデータチャネルを伝送するために用いられ、制御チャネルを伝送しない。
【0109】
一実施形態において、ネットワーク機器が前記端末機器へ第1リソース指示情報を送信することは、
ネットワーク機器がシステム情報又は無線リソース制御RRC制御シグナリングを介して端末機器に当該第1リソース指示情報を送信することを含む。
【0110】
1230において、ネットワーク機器は端末機器に第2リソース指示情報を送信する。
【0111】
当該第2リソース指示情報は当該少なくとも1つの時間領域リソースユニットにおける第2周波数領域リソースの複数の周波数領域リソースユニットにおいて、各周波数領域リソースユニット上でターゲットチャネルの伝送に用いられる時間領域リソースを指示し、当該第2周波数領域リソースの複数の周波数領域リソースユニット上で当該ターゲットチャネルの伝送に用いられる時間領域リソースは少なくとも一部が異なり、当該第2周波数領域リソースは第1周波数領域リソース以外の他のチャネル伝送に使用できる周波数領域リソースである。
【0112】
具体的には、第1周波数領域リソース以外のチャネル伝送に使用できる周波数領域リソース、すなわち第2周波数領域リソース上で、端末機器が当該ターゲットチャネルを伝送する時間領域リソースはそれぞれ異なるか又は一部が異なり、したがってネットワーク機器は第2リソース指示情報を介して各周波数領域リソースユニット上でターゲットチャネルの伝送に用いられる時間領域リソースを指示する必要がある。
【0113】
ネットワーク機器は第1周波数領域リソースと第2周波数領域リソースに分割され、且つ異なる周波数領域リソースの範囲内で異なるリソース構成方法を用いてターゲットチャネルが占用する時間領域リソースを割り当てる。例えば、第1周波数領域リソースの範囲内で、ネットワーク機器は端末機器に各周波数領域リソースユニット上でターゲットチャネルの伝送に用いられる時間領域リソースをそれぞれ指示し、第2周波数領域リソースの範囲内で端末機器が複数の周波数領域スケジューリング単位上でターゲットチャネルの伝送に用いる時間領域リソースは予め設定した同じ時間領域リソースである。したがって従来技術における、各周波数領域リソースユニットでのターゲットチャネルリソースをそれぞれ指示することに従う必要がなく、それによりリソース構成プロセスにおける不必要な制御シグナリングのオーバーヘッドを低減させ、且つネットワーク機器と端末機器の複雑さを低減させる。
【0114】
一実施形態において、1230の後、当該方法は、さらに1240を含んでもよい。
【0115】
1240において、ネットワーク機器は、第1周波数領域リソースの複数の周波数領域リソースユニット上で、当該同じ時間領域リソースを使用して、端末機器に当該ターゲットチャネルを送信するか又は端末機器から送信された当該ターゲットチャネルを受信し、且つ当該第2周波数領域リソースの複数の周波数領域リソースユニット上で、当該第2リソース指示情報が指示した時間領域リソースユニットを使用して、端末機器に当該ターゲットチャネルを送信するか又は端末機器から送信された当該ターゲットチャネルを受信する。
【0116】
上記方法は、上り伝送と下り伝送シナリオに使用されることができ、当該ターゲットチャネルはデータチャネルであっても制御チャネルであってもよく、当該データチャネルは上りリンクデータチャネルであっても、下りリンクデータチャネルであっても、又はサイドリンク(sidelink)データチャネルであってもよい。
【0117】
なお、本願の実施例において、ネットワーク機器は第1リソース指示情報を介して第1周波数領域リソースを指示することができ、端末機器は第1周波数領域リソースに基づいて第2周波数領域リソースの位置を推測することができ、ネットワーク機器は第1リソース指示情報を介して第2周波数領域リソースを指示することもでき、それにより端末機器は第2周波数領域リソースに基づいて第1周波数領域リソースの位置を推測することができる。ネットワーク機器の指示により端末機器が第1周波数領域リソースと第2周波数領域リソースを知ることができればよく、ここでは制限しない。
【0118】
さらに、ネットワーク機器が第1リソース指示情報と第2リソース指示情報を介して端末機器のために伝送リソースを割り当てる場合、前記の
図5〜
図11を参照すればよく、簡潔にするために詳細な説明を省略したことは理解されたい。
【0119】
さらに、本願の実施例において、ネットワーク機器は第1リソース指示情報を介して複数のスロットの予約周波数領域リソース範囲、すなわち第1周波数領域リソースを指示することができることは理解されたい。例えば、
図13は、PDSCHのリソース構成を示す模式図である。複数のスロットにおいて、ネットワーク機器は、いずれも搬送波帯域幅の両側の周波数領域リソースを下り予約リソース、すなわち第1周波数領域リソースとし、第1周波数領域リソース内で、この複数のスロットは、PDCCHの伝送ではなく、PDSCHの伝送にすべての符号を使用する。ネットワーク機器は、システム情報又はRRCシグナリングを介して端末機器にこの複数のスロットにおける当該第1周波数領域リソースを指示することができ、それにより端末機器はこれらのスロットにおける第1周波数領域リソースの複数の周波数領域リソースユニット上で、ネットワーク機器から送信されたPDSCHのみを受信する。これらのスロットにおける第2周波数領域リソースの各周波数領域リソースユニット上で、端末機器は第2リソース指示情報が指示した時間領域リソースユニットを使用して、ネットワーク機器から送信されたPDSCHを受信する。
【0120】
なお、本願の各種の実施例において、上記の各プロセスの番号は実行順序を意味せず、各プロセスの実行順序はその機能及び内部論理によって決定されるべきであり、本願の実施例の実施プロセスを何ら限定するものではないと理解すべきである。
【0121】
図14は、本願の実施例による端末機器1400の概略ブロック図である。
図14に示すように、当該端末機器1400は、受信ユニット1410及び送信ユニット1420を含む。
【0122】
当該受信ユニット1410は、ネットワーク機器から送信された第1リソース指示情報を受信し、前記第1リソース指示情報は、少なくとも1つの時間領域リソースユニットにおける、ターゲットチャネルの伝送に用いられる第1周波数領域リソースを指示し、前記第1周波数領域リソースの複数の周波数領域リソースユニット上で前記ターゲットチャネルの伝送に用いられる時間領域リソースは同じであり、前記ターゲットチャネルは前記端末機器のデータチャネル又は制御チャネルを含むことと、ネットワーク機器から送信された第2リソース指示情報を受信し、前記第2リソース指示情報は、前記少なくとも1つの時間領域リソースユニットにおける第2周波数領域リソースの複数の周波数領域リソースユニット内で、各周波数領域リソースユニット上で前記ターゲットチャネルの伝送に用いられる時間領域リソースを指示し、前記第2周波数領域リソースの複数の周波数領域リソースユニット上で前記ターゲットチャネルの伝送に用いられる時間領域リソースは少なくとも一部が異なり、前記第2周波数領域リソースは、前記第1周波数領域リソース以外の他のチャネル伝送に使用できる周波数領域リソースであることと、に用いられる。
【0123】
一実施形態において、前記送信ユニット1420は、前記第1周波数領域リソースの複数の周波数領域リソースユニット上で、前記同じ時間領域リソースを使用して、前記ネットワーク機器へ前記ターゲットチャネルを送信し、且つ前記第2周波数領域リソースの複数の周波数領域リソースユニット上で、前記第2リソース指示情報に指示された時間領域リソースユニットを使用して、前記ネットワーク機器へ前記ターゲットチャネルを送信するために用いられる。
【0124】
前記受信ユニット1410は、さらに、前記第1周波数領域リソースの複数の周波数領域リソースユニット上で、前記同じ時間領域リソースを使用して、前記ネットワーク機器から送信された前記ターゲットチャネルを受信し、且つ前記第2周波数領域リソースの複数の周波数領域リソースユニット上で、前記第2リソース指示情報に指示された時間領域リソースユニットを使用して、前記ネットワーク機器から送信された前記ターゲットチャネルを受信することに用いられる。
【0125】
したがって、端末機器は、一部の周波数領域リソースのみでネットワーク機器から送信された、各周波数領域スケジューリング単位上で上り/下りチャネルの伝送に用いられる時間領域リソースをそれぞれ指示するための指示情報を受信し、別の部分の周波数領域リソース範囲内では、端末機器が複数の周波数領域スケジューリング単位上で上り/下りチャネルの伝送に用いる時間領域リソースは予め設定した同じ時間領域リソースである。したがって、端末機器は、周波数領域の全範囲内でネットワーク機器が各周波数領域リソースユニットにおける伝送用のリソースに対してそれぞれ行った指示を受信する必要がなく、それによってリソース構成プロセスにおける不必要な制御シグナリングのオーバーヘッドを低減させ、且つ端末機器の複雑さを低減させる。
【0126】
一実施形態において、前記受信ユニット1410は、さらに、前記端末機器が、前記ネットワーク機器から送信された前記同じ時間領域リソースの情報を受信することに用いられる。
【0127】
一実施形態において、前記同じ時間領域リソースの情報は、端末機器が、前記少なくとも1つの時間領域リソースユニット内で前記データチャネルの伝送に用いる開始符号、前記少なくとも1つの時間領域リソースユニット内で前記データチャネルの伝送に用いる符号の数量、前記少なくとも1つの時間領域リソースユニット内で前記データチャネルの伝送に用いるミニスロット及び前記少なくとも1つの時間領域リソースユニット内で前記データチャネルの伝送に用いるミニスロットの数量のうち少なくとも1つを含む。
【0128】
一実施形態において、前記同じ時間領域リソースの情報は、前記同じ時間領域リソースの識別子を含み、前記同じ時間領域リソースは予め設定した複数の時間領域リソース内で前記識別子に対応する時間領域リソースである。
【0129】
一実施形態において、前記第1周波数領域リソースは、連続周波数領域リソース又は不連続周波数領域リソースを含む。
【0130】
一実施形態において、前記同じ時間領域リソースは、前記少なくとも1つの時間領域リソースユニットにおけるすべての時間領域リソースである。
【0131】
一実施形態において、前記時間領域リソースユニットは、スロット、ミニスロット及びサブフレームのうちいずれか1つを含む。
【0132】
一実施形態において、前記データチャネルは、上りリンクデータチャネル、下りリンクデータチャネル及びサイドリンクデータチャネルのうちいずれか1つを含む。
【0133】
一実施形態において、前記受信ユニット1410は、具体的には、ネットワーク機器がシステム情報又は無線リソース制御RRC制御シグナリングを介して送信した前記第1リソース指示情報を受信するために用いられる。
【0134】
図15は、本願の実施例に係るネットワーク機器1500の概略ブロック図である。
図15に示すように、当該ネットワーク機器1500は、確定ユニット1510と送信ユニット1520を含む。
【0135】
確定ユニット1510は、データチャネル伝送に使用できる周波数領域リソース内で、少なくとも1つの時間領域リソースユニットにおける、ターゲットチャネルの伝送に用いられる第1周波数領域リソースを確定するために用いられ、前記第1周波数領域リソースの複数の周波数領域リソースユニット上で前記ターゲットチャネルの伝送に用いられる時間領域リソースは同じであり、前記ターゲットチャネルは前記端末機器のデータチャネル又は制御チャネルを含む。
【0136】
送信ユニット1520は、前記端末機器へ前記少なくとも1つの時間領域リソースユニットにおける前記第1周波数領域リソースを指示するための第1リソース指示情報を送信するために用いられる。
【0137】
前記送信ユニット1520は、さらに、前記端末機器へ第2リソース指示情報を送信するために用いられ、前記第2リソース指示情報は、前記少なくとも1つの時間領域リソースユニットにおける第2周波数領域リソースの複数の周波数領域リソースユニット内で、各周波数領域リソースユニット上で前記ターゲットチャネルの伝送に用いられる時間領域リソースを指示するために用いられ、前記第2周波数領域リソースの複数の周波数領域リソースユニット上で前記ターゲットチャネルの伝送に用いられる時間領域リソースは少なくとも一部が異なり、前記第2周波数領域リソースは、前記第1周波数領域リソース以外の他のチャネル伝送に使用できる周波数領域リソースである。
【0138】
したがって、ネットワーク機器は、一部の周波数領域リソースのみで端末機器へ各周波数領域スケジューリング単位上で上り/下りチャネルの伝送に用いられる時間領域リソースをそれぞれ指示し、別の部分の周波数領域リソース範囲内では、端末機器が複数の周波数領域スケジューリング単位上で上り/下りチャネルの伝送に用いる時間領域リソースは予め設定した同じ時間領域リソースである。したがって、ネットワーク機器は、周波数領域の全範囲内で各周波数領域リソースユニットにおける伝送用のリソースをそれぞれ指示する必要がなく、それによりリソース構成プロセスにおける不必要な制御シグナリングのオーバーヘッドを低減させ、且つネットワーク機器の複雑さを低減させる。
【0139】
一実施形態において、前記端末機器は、さらに、前記第1周波数領域リソースの複数の周波数領域リソースユニット上で、前記同じ時間領域リソースを使用して、前記ネットワーク機器へ前記ターゲットチャネルを送信し、且つ前記第2周波数領域リソースの複数の周波数領域リソースユニット上で、前記第2リソース指示情報に指示された時間領域リソースユニットを使用して、前記ネットワーク機器へ前記ターゲットチャネルを送信するために用いられる送信ユニット1520を含む。
【0140】
前記受信ユニットは、さらに、前記第1周波数領域リソースの複数の周波数領域リソースユニット上で、前記同じ時間領域リソースを使用して、前記ネットワーク機器から送信された前記ターゲットチャネルを受信し、且つ前記第2周波数領域リソースの複数の周波数領域リソースユニット上で、前記第2リソース指示情報に指示された時間領域リソースユニットを使用して、前記ネットワーク機器から送信された前記ターゲットチャネルを受信するために用いられる。
【0141】
一実施形態において、前記受信ユニットは、さらに、前記端末機器が、前記ネットワーク機器から送信された前記同じ時間領域リソースの情報を受信するために用いられることを特徴とする。
【0142】
一実施形態において、前記同じ時間領域リソースの情報は、端末機器が、前記少なくとも1つの時間領域リソースユニット内で前記データチャネルの伝送に用いる開始符号、前記少なくとも1つの時間領域リソースユニット内で前記データチャネルの伝送に用いる符号の数量、前記少なくとも1つの時間領域リソースユニット内で前記データチャネルの伝送に用いるミニスロット及び前記少なくとも1つの時間領域リソースユニット内で前記データチャネルの伝送に用いるミニスロットの数量のうち少なくとも1つを含む。
【0143】
一実施形態において、前記同じ時間領域リソースの情報は、前記同じ時間領域リソースの識別子を含み、前記同じ時間領域リソースは予め設定した複数の時間領域リソース内で前記識別子に対応する時間領域リソースである。
【0144】
一実施形態において、前記第1周波数領域リソースは、連続周波数領域リソース又は不連続周波数領域リソースを含む。
【0145】
一実施形態において、前記同じ時間領域リソースは、前記少なくとも1つの時間領域リソースユニットにおけるすべての時間領域リソースである。
【0146】
一実施形態において、前記時間領域リソースユニットは、スロット、ミニスロット及びサブフレームのうちいずれか1つを含む。
【0147】
一実施形態において、前記データチャネルは、上りリンクデータチャネル、下りリンクデータチャネル及びサイドリンクデータチャネルのうちいずれか1つを含む。
【0148】
一実施形態において、前記受信ユニットは、具体的には、ネットワーク機器がシステム情報又は無線リソース制御RRC制御シグナリングを介して送信した前記第1リソース指示情報を受信するために用いられる。
【0149】
図16は、本願の実施例による端末機器1600の概略構造図である。
図16に示すように、当該端末機器は、プロセッサ1610、送受信機1620及びメモリ1630を含み、当該プロセッサ1610、送受信機1620及びメモリ1630は内部接続経路を介して互いに通信する。メモリ1630はコマンドを格納するために用いられ、当該プロセッサ1610は当該メモリ1630に格納されているコマンドを実行するために用いられ、それにより当該送受信機1620を制御して信号を受信するか又は信号を送信する。
【0150】
一実施形態において、当該プロセッサ1610は、メモリ1630に格納されているプログラムコードを呼び出して、
図6に示す方法600における、端末機器の対応する操作を実行することができ、簡潔にするため、ここでは詳細な説明を省略する。
【0151】
なお、本願の実施例において、当該プロセッサ1610は、中央処理装置(Central Processing Unit、略称「CPU」)であってよく、当該プロセッサ1610は、さらに、他の汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、既製のプログラマブルゲートアレイ(FPGA)又は他のプログラマブルロジックデバイス、ディスクリートゲート又はトランジスタロジックデバイス、ディスクリートハードウェアコンポーネントなどであってもよく、汎用プロセッサはマイクロプロセッサであってもよく、又は当該プロセッサは任意の従来のプロセッサなどであってもよいことが理解されたい。
【0152】
当該メモリ1630は、読み取り専用メモリとランダムアクセスメモリを含んでもよく、且つプロセッサ1610にコマンドとデータを提供する。メモリ1630の一部は、さらに、不揮発性ランダムアクセスメモリを含んでもよい。例えば、メモリ1630は、さらに、機器タイプの情報を含んでもよい。
【0153】
実現プロセスにおいて、プロセッサ1610におけるハードウェアの集積論理回路又はソフトウェアの形のコマンドを介して上記方法の各ステップを完了することができる。本願の実施例に開示された位置決め方法を結合したステップは、ハードウェアプロセッサにより実行されて完了すること、又はプロセッサ1610におけるハードウェア及びソフトウェアモジュールの組合せの実行により完了することで直接具現化できる。ソフトウェアモジュールは、ランダムアクセスメモリ、フラッシュメモリ、読み取り専用メモリ、プログラマブル読み取り専用メモリ又は電気的消去可能プログラマブルメモリ、レジスタなどの当分野の成熟した記憶媒体の中に位置してよい。当該記憶媒体がメモリ1630に位置し、プロセッサ1610はメモリ1630での情報を読み取り、そのハードウェアと合わせて上記方法のステップを完了する。ここでは、重複を避けるために詳細な説明を省略する。
【0154】
本願の実施例による端末機器1600は、方法400を実行するための端末機器及び本願の実施例による端末機器1400に対応することができ、且つ端末機器1600における、各ユニット又はモジュールは、それぞれ上記方法400において端末機器が実行する各動作又は処理プロセスを実行するために用いられ、ここでは、重複を避けるために詳細な説明を省略する。
【0155】
図17は、本願の実施例に係るネットワーク機器1700の概略構造図である。
図17に示すように、当該ネットワーク機器は、プロセッサ1710、送受信機1720及びメモリ1730を含み、当該プロセッサ1710、送受信機1720及びメモリ1730は内部接続経路を介して互いに通信する。当該メモリ1730は、コマンドを格納するために用いられ、当該プロセッサ1710は、当該メモリ1730に格納されているコマンドを実行するために用いられ、それにより当該送受信機1720が信号を受信するか又は信号を送信するように制御する。
【0156】
一実施形態において、当該プロセッサ1710は、メモリ1730に格納されているプログラムコードを呼び出して、
図11に示す方法1100における、ネットワーク機器の対応する操作を実行することができ、簡潔にするため、ここでは詳細な説明を省略する。
【0157】
なお、本願の実施例において、当該プロセッサ1710は、中央処理ユニット(Central Processing Unit、略称「CPU」)であってよく、当該プロセッサ1710は、さらに、他の汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、既製のプログラマブルゲートアレイ(FPGA)又は他のプログラマブルロジックデバイス、ディスクリートゲート又はトランジスタロジックデバイス、ディスクリートハードウェアコンポーネントなどであってもよく、汎用プロセッサはマイクロプロセッサであってもよく、又は当該プロセッサは、任意の従来のプロセッサなどであってもよいことが理解されたい。
【0158】
当該メモリ1730は、読み取り専用メモリとランダムアクセスメモリを含んでよく、且つプロセッサ1710にコマンドとデータを提供する。メモリ1730の一部は、さらに、不揮発性ランダムアクセスメモリを含んでもよい。例えば、メモリ1730は、さらに、機器タイプの情報を格納してもよい。
【0159】
実現プロセスにおいて、プロセッサ1710におけるハードウェアの集積論理回路又はソフトウェアの形のコマンドを介して上記方法の各ステップを完了することができる。本願の実施例に開示された位置決め方法を結合したステップは、ハードウェアプロセッサにより実行されて完了すること、又はプロセッサ1710におけるハードウェア及びソフトウェアモジュールの組合せの実行により完了することで直接具現化できる。ソフトウェアモジュールは、ランダムアクセスメモリ、フラッシュメモリ、読み取り専用メモリ、プログラマブル読み取り専用メモリ又は電気的消去可能プログラマブルメモリ、レジスタなどの当分野の成熟した記憶媒体の中に位置してよい。当該記憶媒体がメモリ1730に位置し、プロセッサ1710はメモリ1730における情報を読み取り、そのハードウェアと合わせて上記方法のステップを完了する。ここでは、重複を避けるために詳細な説明を省略する。
【0160】
本願の実施例に係るネットワーク機器1700は、方法1200を実行するためのネットワーク機器及び本願の実施例によるネットワーク機器1500に対応することができ、且つ当該ネットワーク機器1700における、各ユニット又はモジュールは、それぞれ上記方法1200においてネットワーク機器が実行する各動作又は処理プロセスを実行するために用いられ、ここでは、重複を避けるために詳細な説明を省略する。
【0161】
図18は、本願の実施例のシステムチップの1つの概略構造図である。
図18のシステムチップ1800は、入力インタフェース1801、出力インタフェース1802、少なくとも1つのプロセッサ1803及びメモリ1804を含み、前記入力インタフェース1801、出力インタフェース1802、前記プロセッサ1803及びメモリ1804は内部接続経路を介して互いに接続される。前記プロセッサ1803は、前記メモリ1804におけるコードを実行するために用いられる。
【0162】
一実施形態において、前記コードが実行されるとき、プロセッサ1803は、方法の実施例における、端末機器により実行される方法400を実施することができる。簡潔にするために詳細な説明を省略する。
【0163】
一実施形態において、前記コードが実行されるとき、前記プロセッサ1803は、方法の実施例における、ネットワーク機器により実行される方法1200を実施することができる。簡潔にするために詳細な説明を省略する。
【0164】
当業者であれば、本明細書に開示されている各実施例に記載の様々な例のユニット及びアルゴリズムステップは、電子ハードウェア、又はコンピュータソフトウェアと電子ハードウェアの組み合わせにより実現され得ることを理解することができる。これらの機能をハードウェアで実行するか又はソフトウェアで実行するかは、技術的解決手段の特定の用途及び設計上の制限条件によって決定される。当業者は、各特定の用途に対して異なる方法で記載の機能を実現することができるが、このような実現は、本願の範囲におけるものと見なすべきである。
【0165】
当業者であれば明確に理解することができるように、説明の便宜及び簡潔さのため、上記のシステム、装置及びユニットの具体的な動作プロセスについては前述の方法の実施例の対応するプロセスを参照すればよく、ここでは詳細な説明を省略する。
【0166】
なお、本願に係るいくつかの実施例に開示されているシステム、装置及び方法は、その他の形態で実施することができることが理解されたい。例えば、上述した装置の実施例は、例示的なものに過ぎず、例えば、当該ユニットの分割は、論理的な機能分割に過ぎず、実際に実現する際にその他の形態で分割してもよく、例えば、複数のユニット又は部品を組み合わせてもよく、別のシステムに集積してもよく、又は一部の特徴を無視するか実行しなくてもよい。また、表示又は検討される相互結合、直接結合又は通信接続は、一部のインタフェース、装置又はユニットを介して間接的に結合されるもの又は通信接続されるものであってもよく、電気的形態、機械的形態又はその他の形態であってもよい。
【0167】
分離されている部品として説明した当該ユニットは、物理的に分離したものであってもなくてもよい。ユニットとして表示された部品は、物理的なユニットであってもなくてもよく、すなわち、同一の場所に設けられても、複数のネットワークユニットに配置されてもよい。実際の必要性に応じて、一部のユニット又は全てのユニットを用いて当該実施例の目的を実現することができる。
【0168】
また、本願の各実施例において、各機能ユニットは、1つの処理ユニットに集積されても、各ユニットが物理的に別々の部品として存在しても、2つ以上のユニットが1つのユニットに集積されてもよい。
【0169】
当該機能は、ソフトウェアの機能ユニットの形態で実現されて、独立した製品として販売又は使用される場合、コンピュータ可読記憶媒体に格納できる。このような理解に基づいて、本願の技術的解決手段は、本質上、又は従来技術に貢献がある部分若しくは当該技術的解決手段の一部は、ソフトウェア製品の形態で具現化することができ、当該コンピュータソフトウェア製品は記憶媒体に格納され、コンピュータデバイス(パソコン、サーバ、又はネットワーク機器などであってもよい)に本願の各実施例に係るすべての方法又は一部の方法を実行させるためのいくつかのコマンドを含む。前記記憶媒体は、USBフラッシュメモリ、モバイルハードディスク、読み取り専用メモリ(Read−Only Memory、略称「ROM」)、ランダムアクセスメモリ(Random Access Memory、略称「RAM」)、磁気ディスク又はコンパクトディスクなど、プロクラムコードを格納できる様々な媒体を含む。
【0170】
以上、本願の具体的な実施形態について説明したが、本願の実施例の保護範囲はこれらに限定されず、当業者が、本願に開示された技術的範囲内で想到し得る変更や置換は、いずれも本願の実施例の保護範囲に含まれるべきである。したがって、本願の実施例の保護範囲は、特許請求の範囲に記載の内容に準拠するものとする。