(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6902123
(24)【登録日】2021年6月22日
(45)【発行日】2021年7月14日
(54)【発明の名称】密封カバー、上蓋アセンブリ及び圧縮機
(51)【国際特許分類】
F04B 39/00 20060101AFI20210701BHJP
F04B 39/12 20060101ALI20210701BHJP
H01R 13/52 20060101ALI20210701BHJP
【FI】
F04B39/00 106B
F04B39/12 G
H01R13/52 B
【請求項の数】24
【全頁数】14
(21)【出願番号】特願2019-572812(P2019-572812)
(86)(22)【出願日】2019年3月1日
(65)【公表番号】特表2020-534462(P2020-534462A)
(43)【公表日】2020年11月26日
(86)【国際出願番号】CN2019076669
(87)【国際公開番号】WO2020037973
(87)【国際公開日】20200227
【審査請求日】2019年12月27日
(31)【優先権主張番号】201810947865.7
(32)【優先日】2018年8月20日
(33)【優先権主張国】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】520000191
【氏名又は名称】松下・万宝(▲広▼州)▲圧▼▲縮▼机有限公司
【氏名又は名称原語表記】PANASONIC WANBAO APPLIANCES COMPRESSOR (GUANGZHOU) CO., LTD.
(74)【代理人】
【識別番号】110001818
【氏名又は名称】特許業務法人R&C
(72)【発明者】
【氏名】▲ゴン▼ 沛
(72)【発明者】
【氏名】炊 ▲軍▼立
(72)【発明者】
【氏名】先本 孝正
(72)【発明者】
【氏名】綾 亨
(72)【発明者】
【氏名】▲デン▼ 燕
【審査官】
大瀬 円
(56)【参考文献】
【文献】
特開2004−003516(JP,A)
【文献】
特開2002−237347(JP,A)
【文献】
特開平05−321840(JP,A)
【文献】
特開2006−220000(JP,A)
【文献】
特開2004−076719(JP,A)
【文献】
米国特許出願公開第2005/0124203(US,A1)
【文献】
中国実用新案第206947565(CN,U)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
F04B 39/00
F04B 39/12
F04C 29/00
H01R 13/52
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
カバー本体と接続固定部と接続端子とを備えた密封カバーであって、
前記カバー本体は、頂壁および側壁から形成された半包囲構造であり、
前記接続固定部が底板と側板と位置決め突条とを含み、前記底板が前記カバー本体内に位置し、且つ前記底板の前記カバー本体の頂壁に向く側と前記カバー本体の頂壁及び側壁とから電線収容部を形成し、前記底板のカバー本体開口部に向く側と前記側壁とから係合固定部を形成し、
前記側板は前記電線収容部内に位置して前記底板と共に電線ガイド溝を形成し、前記底板にガイド用穴が設けられ、
前記位置決め突条が前記電線ガイド溝の底板に設けられ、前記ガイド用穴が前記位置決め突条に位置し、
前記接続端子が電気コネクタとリード線ホルダとを含み、前記電気コネクタは前記リード線ホルダの一端に固く接続し、且つ前記電気コネクタが前記電線ガイド溝内に挿設され、前記リード線ホルダが前記電線ガイド溝から露出され、
前記電気コネクタに2個のクランプを設け、前記電気コネクタが前記電線ガイド溝に挿設された時、前記2個のクランプが前記電線ガイド溝内の前記位置決め突条を挟むことで、
前記電気コネクタが前記位置決め突条に沿い前記ガイド用穴までスライドし、前記位置決め突条に固定することを特徴とする、密封カバー。
【請求項2】
前記2個のクランプの一端が各々前記リード線ホルダに固定され、且つ前記2個のクランプが互いに対向配置されることによってクランプ隙間を形成し、前記電気コネクタが前記電線ガイド溝に挿設された時、前記2個のクランプが前記電線ガイド溝内の前記位置決め突条を挟むことで、前記クランプ隙間の下側は前記位置決め突条により広げられ、前記電気コネクタを固定させることを特徴とする、請求項1に記載の密封カバー。
【請求項3】
前記カバー本体の頂壁に位置制限部を設け、前記位置制限部は前記電線ガイド溝に面して前記電線ガイド溝内まで延伸されることを特徴とする、請求項2に記載の密封カバー。
【請求項4】
前記位置制限部には位置制限フランジおよび位置制限プレートを設け、前記位置制限フランジが前記電線ガイド溝に面して前記電線ガイド溝内まで延伸され、且つ同一前記電線ガイド溝内に少なくとも2個の前記位置制限フランジが延伸され、同一電線ガイド溝内の2個の前記位置制限フランジ間に前記位置制限プレートを連結し、且つ前記位置制限プレートが前記電線ガイド溝の軸方向に平行にならず、前記2個の位置制限フランジは前記位置制限プレート及び前記カバー本体の前記頂壁と共に位置制限用係止溝を形成することを特徴とする、請求項3に記載の密封カバー。
【請求項5】
前記接続端子に接続部および位置制限用係止リブを設け、前記接続部が前記2個のクランプの他端に配設されてそこに固定され、前記位置制限用係止リブは、前記2個のクランプで形成されたクランプ隙間の上側に位置し、且つ一端が前記接続部に固定され、他端が前記リード線ホルダに向かって延伸され前記クランプ隙間の上側面とフレア角を形成し、前記電気コネクタが前記電線ガイド溝に挿設された時、前記位置制限用係止リブは前記位置制限部の位置制限プレートで圧縮されたことにより前記フレア角を圧縮し、前記電気コネクタが前記電線ガイド溝に挿設された後、前記位置制限用係止リブは跳ね返って前記フレア角が元の大きさに戻り、前記電気コネクタが前記電線ガイド溝に沿って前記カバー本体から離れた方向に向かって引っ張られた時、前記位置制限用係止リブの他端は前記位置制限用係止溝内に係入されることを特徴とする、請求項4に記載の密封カバー。
【請求項6】
前記2個のクランプは、いずれも円弧状のシートであることを特徴とする、請求項5に記載の密封カバー。
【請求項7】
前記接続固定部の側板と前記カバー本体の側壁との間は中実構造であることを特徴とする、請求項1〜6の何れか一項に記載の密封カバー。
【請求項8】
前記接続固定部の側板と前記カバー本体の側壁との間は中空構造であることを特徴とする、請求項1〜6の何れか一項に記載の密封カバー。
【請求項9】
前記カバー本体の側壁に電線ガイドスロットが設けられ、前記電線ガイドスロットは前記電線ガイド溝と連通することを特徴とする、請求項1〜6の何れか一項に記載の密封カバー。
【請求項10】
前記接続固定部及び前記カバー本体の頂壁は前記電線ガイドスロットの方向に沿って延伸し前記カバー本体の側壁から突出されることを特徴とする、請求項9に記載の密封カバー。
【請求項11】
前記接続固定部の底板と前記接続固定部の側板との間に複数の前記電線ガイド溝を形成することを特徴とする、請求項1〜6の何れか一項に記載の密封カバー。
【請求項12】
上蓋本体と、前記上蓋本体に嵌って設けられるターミナルポストホルダと、前記上蓋本体に組み込みながらターミナルポストホルダを挿通してモータとの接続用のターミナルポストと、ターミナルポストホルダに覆設される密封カバーと、を備えている上蓋アセンブリであって、
前記密封カバーはカバー本体と接続固定部と接続端子とを設け、前記カバー本体は頂壁および側壁から形成された半包囲構造であり、前記接続固定部が底板と側板と位置決め突条とを含み、前記底板が前カバー本体内に位置し、且つ前記底板の前記カバー本体の頂壁に向く側と前記カバー本体の頂壁及び側壁とから電線収容部を形成し、前記底板のカバー本体開口部に向く側と前記側壁とから係合固定部を形成し、前記側板は前記電線収容部内に位置して前記底板と共に電線ガイド溝を形成し、前記底板にガイド用穴が設けられ、
前記位置決め突条が前記電線ガイド溝の底板に設けられ、前記ガイド用穴が前記位置決め突条に位置し、
前記接続端子が電気コネクタとリード線ホルダとを含み、前記電気コネクタは前記リード線ホルダの一端に固く接続し、且つ前記電気コネクタが前記電線ガイド溝内に挿設され、前記リード線ホルダが前記電線ガイド溝から露出され、
前記電気コネクタに2個のクランプを設け、前記電気コネクタが前記電線ガイド溝に挿設された時、前記2個のクランプが前記電線ガイド溝内の前記位置決め突条を挟むことで、
前記電気コネクタが前記位置決め突条に沿い前記ガイド用穴までスライドし、前記位置決め突条に固定することを特徴とする、上蓋アセンブリ。
【請求項13】
前記2個のクランプの一端が各々前記リード線ホルダに固定され、且つ前記2個のクランプが互いに対向配置されることによってクランプ隙間を形成し、前記電気コネクタが前記電線ガイド溝に挿設された時、前記2個のクランプが前記電線ガイド溝内の前記位置決め突条を挟むことで、前記クランプ隙間の下側は前記位置決め突条により広げられ、前記電気コネクタを固定させることを特徴とする、請求項12に記載の上蓋アセンブリ。
【請求項14】
前記カバー本体の頂壁に位置制限部を設け、前記位置制限部は前記電線ガイド溝に面して前記電線ガイド溝内まで延伸され、前記位置制限部には、位置制限フランジおよび位置制限プレートを設け、前記位置制限フランジが前記電線ガイド溝に面して前記電線ガイド溝内まで延伸され、且つ同一前記電線ガイド溝内に少なくとも2個の前記位置制限フランジが延伸され、同一前記電線ガイド溝内の2個の前記位置制限フランジ間に前記位置制限プレートを連結し、且つ前記位置制限プレートが前記電線ガイド溝の軸方向に平行にならず、前記2個の位置制限フランジは前記位置制限プレート及び前記カバー本体の前記頂壁と共に位置制限用係止溝を形成することを特徴とする、請求項13に記載の上蓋アセンブリ。
【請求項15】
前記接続端子に接続部および位置制限用係止リブを設け、前記接続部が前記2個のクランプの他端に配設されてそこに固定され、前記位置制限用係止リブは、前記2個のクランプで形成されたクランプ隙間の上側に位置し、且つ一端が前記接続部に固定され、他端が前記リード線ホルダに向かって延伸され前記クランプ隙間の上側面とフレア角を形成し、前記電気コネクタが前記電線ガイド溝に挿設された時、前記位置制限用係止リブは前記位置制限部の位置制限プレートで圧縮されたことにより前記フレア角を圧縮し、前記電気コネクタが前記電線ガイド溝に挿設された後、前記位置制限用係止リブは跳ね返って前記フレア角が元の大きさに戻り、前記電気コネクタが前記電線ガイド溝に沿って前記カバー本体から離れた方向に向かって引っ張られた時、前記位置制限用係止リブの他端は前記位置制限用係止溝内に係入されることを特徴とする、請求項14に記載の上蓋アセンブリ。
【請求項16】
密封カバーおよびターミナルポストホルダの接合部に設けられたシールリングを含むことを特徴とする、請求項12〜15の何れか一項に記載の上蓋アセンブリ。
【請求項17】
受け台と押付部品とを含み、前記受け台は、前記ターミナルポストホルダに固定され、前記受け台の両側に左右対称になる掛止穴が突設され、前記押付部品の両側に前記掛止穴に掛けるための左右対称になる掛止フックが設けられ、前記頂壁の頂面の外側に前記押付部品を収容するための押付溝が設けられ、前記押付部品の掛止フックを前記掛止穴に掛け、前記頂壁の方向に向かって前記押付部品を押し、前記押付部品を前記押付溝に係入させることを特徴とする、請求項12に記載の上蓋アセンブリ。
【請求項18】
前記押付部品は、弾性ストリップ状構造であることを特徴とする、請求項17に記載の上蓋アセンブリ。
【請求項19】
筐体と前記筐体に覆設される上蓋アセンブリとを含み、前記筐体内にポンプ及びモータが設けられ、前記上蓋アセンブリは、上蓋本体と、前記上蓋本体に嵌って設けられるターミナルポストホルダと、前記上蓋本体に組み込みながらターミナルポストホルダを挿通してモータとの接続用のターミナルポストと、ターミナルポストホルダに覆設される密封カバーと、を備えている圧縮機であって、
前記密封カバーは、カバー本体と接続固定部と接続端子とを含み、前記カバー本体は頂壁および側壁から形成された半包囲構造であり、前記接続固定部が底板と側板と位置決め突条とを含み、前記底板が前記カバー本体内に位置し、且つ前記底板の前記カバー本体の前記頂壁に向く側と前記カバー本体の頂壁及び側壁とから電線収容部を形成し、前記底板のカバー本体開口部に向く側と前記側壁とから係合固定部を形成し、前記側板は前記電線収容部内に位置して前記底板と共に電線ガイド溝を形成し、前記底板にガイド用穴が設けられ、
前記位置決め突条が前記電線ガイド溝の底板に設けられ、前記ガイド用穴が前記位置決め突条に位置し、
前記接続端子が電気コネクタとリード線ホルダとを含み、前記電気コネクタは前記リード線ホルダの一端に固く接続し、且つ前記電気コネクタが前記電線ガイド溝内に挿設され、前記リード線ホルダが前記電線ガイド溝から露出され、
前記電気コネクタに2個のクランプを設け、前記電気コネクタが前記電線ガイド溝に挿設された時、前記2個のクランプが前記電線ガイド溝内の前記位置決め突条を挟むことで、
前記電気コネクタが前記位置決め突条に沿い前記ガイド用穴までスライドし、前記位置決め突条に固定することを特徴とする、圧縮機。
【請求項20】
前記2個のクランプの一端が各々前記リード線ホルダに固定され、且つ前記2個のクランプが互いに対向配置されることによってクランプ隙間を形成し、前記電気コネクタが前記電線ガイド溝に挿設された時、前記2個のクランプが前記電線ガイド溝内の位置決め突条を挟むことで、前記クランプ隙間の下側は前記位置決め突条により広げられ、前記電気コネクタを固定させることを特徴とする、請求項19に記載の圧縮機。
【請求項21】
前記カバー本体の頂壁に位置制限部を設け、前記位置制限部は前記電線ガイド溝に面して前記電線ガイド溝内まで延伸され、前記位置制限部には、位置制限フランジおよび位置制限プレートを設け、前記位置制限フランジが前記電線ガイド溝に面して前記電線ガイド溝内まで延伸され、且つ同一前記電線ガイド溝内に少なくとも2個の前記位置制限フランジが延伸され、同一前記電線ガイド溝内の2個の前記位置制限フランジ間に前記位置制限プレートを連結し、且つ前記位置制限プレートが前記電線ガイド溝の軸方向に平行にならず、前記2個の位置制限フランジは前記位置制限プレート及び前記カバー本体の頂壁と共に位置制限用係止溝を形成することを特徴とする、請求項20に記載の圧縮機。
【請求項22】
前記接続端子に接続部および位置制限用係止リブを設け、前記接続部が前記2個のクランプの他端に配設されてそこに固定され、前記位置制限用係止リブは、前記2個のクランプで形成されたクランプ隙間の上側に位置し、且つ一端が前記接続部に固定され、他端が前記リード線ホルダに向かって延伸され前記クランプ隙間の上側面とフレア角を形成し、前記電気コネクタが前記電線ガイド溝に挿設された時、前記位置制限用係止リブは前記位置制限部の位置制限プレートで圧縮されたことにより前記フレア角を圧縮し、前記電気コネクタが前記電線ガイド溝に挿設された後、前記位置制限用係止リブは跳ね返って前記フレア角が元の大きさに戻り、前記電気コネクタが前記電線ガイド溝に沿って前記カバー本体から離れた方向に向かって引っ張られた時、前記位置制限用係止リブの他端は前記位置制限用係止溝内に係入されることを特徴とする、請求項21に記載の圧縮機。
【請求項23】
密封カバーおよびターミナルポストホルダの接合部に設けられたシールリングを含むことを特徴とする、請求項19〜22の何れか一項に記載の圧縮機。
【請求項24】
受け台と押付部品とを含み、前記受け台は、前記ターミナルポストホルダに固定され、前記受け台の両側に左右対称になる掛止穴が突設され、前記押付部品の両側に前記掛止穴に掛けるための左右対称になる掛止フックが設けられ、前記頂壁の頂面の外側に前記押付部品を収容するための押付溝が設けられ、前記押付部品の掛止フックを前記掛止穴に掛け、前記頂壁の方向に向かって前記押付部品を押し、前記押付部品を前記押付溝に係入させることを特徴とする、請求項23に記載の圧縮機。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は圧縮機分野に関し、特に密封カバー、上蓋アセンブリ及び圧縮機に関する。
【背景技術】
【0002】
圧縮機は、低圧気体から高圧気体に圧縮する機械として、空調機等の分野に幅広く活用されている。圧縮機は筐体と筐体に覆設される上蓋アセンブリとを含む。前記筐体内にポンプ及びモータ等の装置が設けられる。前記上蓋アセンブリには、上蓋本体、上蓋本体に嵌って設けられるターミナルポストホルダ、上蓋本体に組み込みながらターミナルポストホルダを挿通してモータとの接続用のターミナルポスト、ターミナルポストと接続し外部電源との接続用の接続端子、及びターミナルポストホルダの上面に接しターミナルポストおよび接続端子をカバーするターミナルカバーを含む。
【0003】
本発明者は、本発明の製造プロセスにおいて、上蓋アセンブリを取り付ける場合、通常、最初に接続端子をターミナルポストに接続させてからターミナルカバーを被せ、ターミナルカバーを密封するため、接続端子とターミナルポストとターミナルカバーとの間にシール材を充填する必要があることを発見した。ターミナルカバーがターミナルポストを覆設した時、ターミナルカバーがターミナルポストホルダの半分を包囲し、接続端子とターミナルポストとターミナルカバーとの間の密封が極めて悪化し、且つ容易に隙間が生じ、接続端子の位置が固定されず、接続端子の間にも容易に隙間が生じ、良好な密封効果を奏することができなかった。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
そこで、本発明は、便利で効果的に接続端子、密封カバー及びターミナルポストを密封する密封カバーの提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
カバー本体と接続固定部とを含む密封カバーにおいて、前記カバー本体は頂壁および側壁から形成された半包囲構造であり、前記接続固定部が底板と側板とを含み、前記底板が前記カバー本体内に位置し、且つ前記底板の前記カバー本体の頂壁に向く側と前記カバー本体の頂壁及び側壁とから電線収容部を形成し、前記底板のカバー本体開口部に向く側と前記側壁とから係合固定部を形成し、前記側板は前記電線収容部内に位置して前記底板と共に電線ガイド溝を形成し、前記底板にガイド用穴が設けられる。
【0006】
電線ガイド溝に接続端子を挿設し易く、簡単に電線ガイド溝内にシール材を充填し、効果的に接続端子を密封することができる。前記係合固定部を介して簡単に密封カバーをターミナルポストホルダ上に覆設すると共に、ターミナルポストホルダ上のターミナルポストを前記ガイド用穴に挿通させた後、電線ガイド溝内の接続端子と密接させ、接続端子とターミナルポストの電気的な接続を達成し、便利で且つ効果的に密封カバーとターミナルポストホルダとの密封的な取り付けを実現し、接続端子とターミナルポストとの間の簡単な接続及び密封も実現できる。
【0007】
一実施の形態によれば、前記接続固定部に位置決め突条を設け、前記位置決め突条が前記電線ガイド溝の底板に設けられ、前記ガイド用穴が前記位置決め突条に位置することで、電線ガイド溝内に挿設された接続端子の位置を相対的に固定させることができ、ガイド用穴を挿通した後、ターミナルポストを接続端子と密接させることができる。
【0008】
一実施の形態によれば、さらに前記密封カバーに接続端子を設け、前記接続端子が電気コネクタとリード線ホルダとを含み、前記電気コネクタは前記リード線ホルダの一端に固く接続し、且つ前記電気コネクタが前記電線ガイド溝内に挿設され、前記リード線ホルダが前記電線ガイド溝から露出する。
【0009】
一実施の形態によれば、前記電気コネクタに2個のクランプを設け、
前記電気コネクタが前記電線ガイド溝に挿設された時、前記2個のクランプが前記電線ガイド溝内の前記位置決め突条を挟むことで、前記電気コネクタが前記位置決め突条に沿い前記ガイド用穴までスライドし、前記位置決め突条に固定する。
他の実施形態によれば、前記2個のクランプの一端が各々前記リード線ホルダに固定され、且つ前記2個のクランプが互いに対向配置されることによってクランプ隙間を形成し、前記電気コネクタが電線ガイド溝に挿設された時、前記2個のクランプが前記電線ガイド溝内の前記位置決め突条を挟むことで、前記クランプ隙間の下側は前記位置決め突条により広げられ、前記電気コネクタを固定させる。
【0010】
他の実施の形態によれば、前記カバー本体の頂壁に位置制限部を設け、前記位置制限部は前記電線ガイド溝に面して前記電線ガイド溝内まで延伸される。前記位置制限部において、位置制限フランジおよび位置制限プレートを設け、前記位置制限フランジが前記電線ガイド溝に面して前記電線ガイド溝内まで延伸され、且つ同一電線ガイド溝内に少なくとも2個の位置制限フランジが延伸され、同一電線ガイド溝内の2個の位置制限フランジ間に前記位置制限プレートを連結し、且つ前記位置制限プレートが前記電線ガイド溝の軸方向に平行にならず、前記2個の位置制限フランジは前記位置制限プレート及び前記カバー本体の頂壁と共に位置制限用係止溝を形成することにより、電気コネクタが電線ガイド溝から抜け落ちることを防止する。
【0011】
他の実施の形態によれば、前記接続端子に接続部および位置制限用係止リブを設け、前記接続部が前記2個のクランプの他端に配設されてそこに固定され、前記位置制限用係止リブは、前記2個のクランプで形成されたクランプ隙間の上側に位置し、且つ一端が前記接続部に固定され、他端が前記リード線ホルダに向かって延伸され前記クランプ隙間の上側面とフレア角を形成する。電気コネクタが電線ガイド溝に挿設された時、前記位置制限用係止リブは前記位置制限部の位置制限プレートで圧縮されたことにより前記フレア角を圧縮し、電気コネクタが電線ガイド溝に挿設された後、前記位置制限用係止リブは跳ね返って前記フレア角が元の大きさに戻り、電気コネクタが電線ガイド溝に沿ってカバー本体から離れた方向に向かって引っ張られた時、前記位置制限用係止リブの他端は前記位置制限用係止溝内に係入されることで、電線ガイド溝内に挿設されている電気コネクタが抜け落ちるのを防止し、さらに電気コネクタを固定させる役割がある。
【0012】
他の実施の形態によれば、前記接続固定部の側板と前記カバー本体の側壁との間は中実構造であり、密封カバーの射出成形が容易となる。
【0013】
他の実施の形態によれば、前記接続固定部の側板と前記カバー本体の側壁との間は中空構造であり、密封カバーの射出成形時、熱膨張冷収縮による変形又はクラック発生等の問題を防止し、射出成形の歩留まりを高める。
【0014】
他の実施の形態によれば、前記カバー本体の側壁に電線ガイドスロットが設けられ、前記電線ガイドスロットは前記電線ガイド溝と連通する。前記電線ガイド溝及び前記カバー本体の頂壁は、前記電線ガイドスロットの方向に沿って延伸し前記カバー本体の側壁から突出されることで、輸送等の移動途中で、ガイド溝内に挿設されている接続端子及び露出しているリード線ホルダが引っ張り等の操作により抜け落ちることを防止し、同時に外部とターミナルポストに一定の空間距離を空けることにより、効果的にターミナルポスト内への水や埃の侵入を防止させることができる。
【0015】
さらに、本発明は、上蓋アセンブリを提供する。前記上蓋アセンブリは、上蓋本体と、上蓋本体に嵌って設けられるターミナルポストホルダと、前記上蓋本体に組み込みながらターミナルポストホルダを挿通してモータとの接続用のターミナルポストと、上記の何れかの密封カバーとを含み、前記密封カバーを前記ターミナルポストホルダに覆設する。
【0016】
さらに、本発明は、筐体と筐体に覆設される上蓋アセンブリとを含む圧縮機を提供する。前記筐体内にポンプ及びモータ等の装置が設けられ、前記上蓋アセンブリは、上蓋本体と、上蓋本体に嵌って設けられるターミナルポストホルダと、前記上蓋本体に組み込みながらターミナルポストホルダを挿通してモータとの接続用のターミナルポストと、上記の何れかの密封カバーと、を含み、前記密封カバーを前記ターミナルポストホルダに覆設する。
【0017】
更なる理解と実施のため、以下において、添付図面を参照して本発明の実施の形態を詳しく説明する。
【図面の簡単な説明】
【0018】
【
図1】本発明の実施形態に係る密封カバーの構造を示す構成図である。
【
図6】一実施形態による
図4におけるA−A断面図である。
【
図8】他の実施形態による
図4におけるA−A断面図である。
【
図10】本発明の実施形態に係る接続端子の構成図である。
【
図12】一実施形態内のターミナルポストホルダに密封カバーを覆設した後の構成斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0019】
図1から
図5を参照して、
図1は本発明の実施形態に係る密封カバーの構造を示す構成図であり、
図2は
図1における密封カバーの底面図であり、
図3は
図1における密封カバーの左側面図であり、
図4は
図1における密封カバーの側面図であり、
図5は
図1における密封カバーの側断面図である。
【0020】
本発明に係る密封カバーは、カバー本体1と接続固定部2とを含む。前記カバー本体1は、頂壁11および側壁12から形成された半包囲構造であり、前記接続固定部2が底板21と側板22とを含み、前記底板21が
頂壁11と平行な状態で前記カバー本体1内に位置し、且つ前記底板21の前記カバー本体1の頂壁11に向く側と前記カバー本体1の頂壁11及び側壁12とから電線収容部13を形成することで、接続端子を電線収容部13に収容し、前記底板21の前記カバー本体1開口部に向く側と前記側壁12とから係合固定部14を形成することで、前記係合固定部14により密封カバーをターミナルポストホルダに覆設する。前記側板22は前記電線収容部13内に位置して
前記底板21に固定してあり、前記底板21と共に電線ガイド溝23を形成し、電線ガイド溝23により固定接続端子を挿設する。前記底板21にガイド用穴24が設けられ、前記ガイド用穴24により前記電線ガイド溝23が係合固定部14と貫通接続する。
【0021】
前記カバー本体1の側壁12に電線ガイドスロット121が設けられ、前記電線ガイドスロット121は前記電線ガイド溝23と連通し、前記電線ガイドスロット121を経由し前記電線ガイド溝23に接続端子が挿入される。
【0022】
密封カバーを簡便に保持し、密封カバーをターミナルポストホルダの上に覆設すると共に、密封カバーの体積を減少し密封カバーの持ち運びを容易にし、及び密封カバーの体裁を高めるため、一実施の形態において、前記電線収容部13の外側には面取り131が設けられる。
【0023】
前記接続固定部の底板21と前記接続固定部の側板22との間には複数の前記電線ガイド溝23が形成され、且つ前記接続固定部の側板22が前記カバー本体の頂壁11と接触して固定される。本実施形態において、ターミナルポストホルダ上のターミナルポストに合わせるため、前記電線ガイド溝23の数は三つである。
【0024】
電線ガイド溝に接続端子を挿設し易く、簡単に電線ガイド溝内にシール材を充填し、効果的に接続端子を密封することができる。前記係合固定部を介して簡単に密封カバーをターミナルポストホルダ上に覆設すると共に、ターミナルポストホルダ上のターミナルポストを前記ガイド用穴に挿通させた後、電線ガイド溝内の接続端子と密接させ、接続端子とターミナルポストの電気的な接続を達成し、便利で且つ効果的に密封カバーとターミナルポストホルダとを密封的に取り付けることができるとともに、接続端子とターミナルポストとの間の簡単な接続及び密封も実現できる。
【0025】
図6及び
図7を参照して、
図6は一実施形態による
図4におけるA−A断面図であり、
図7は
図6における断面図の斜視図である。
【0026】
加工製作を容易にするため、一実施形態によれば、前記接続固定部の側板22と前記カバー本体の側壁12との間は中実構造とする。
【0027】
図8及び
図9を参照して、
図8は他の実施形態による
図4におけるA−A断面図であり、
図9は
図8における断面図の斜視図である。
【0028】
密封カバーは一体化して射出成形して成るが、密封カバーの外側が薄いため冷却速度が速く、内側が中実で厚いため冷却速度が遅いことで熱膨張冷収縮による密封カバーの変形或いは内側にクラックの問題が発生し、射出成形の歩留まりを低下させる。よって、密封カバーの変形或いはクラックを防止し、歩留まりを高めるため、一実施形態において前記接続固定部2の側板22と前記カバー本体1の側壁12との間は中空構造とする。
【0030】
一実施形態によれば、さらに前記密封カバー1において接続端子3を設け、前記接続端子3が電気コネクタ31とリード線ホルダ32とを含み、前記電気コネクタ31が前記リード線ホルダ32の一端に固く接続し、且つ前記電気コネクタ31が前記電線ガイド溝23内に挿設され、前記リード線ホルダ32は前記電線ガイド溝23から露出され、外部の電源コードに接続し電源コードおよび電気コネクタ31を電気的に接続させるようにする。
【0031】
前記電気コネクタ31において2個のクランプを設け、前記2個のクランプの一端が前記リード線ホルダ32に固定され、且つ前記2個のクランプが互いに対向配置されることによってクランプ隙間311を形成する。電線ガイド溝23内に挿設されている接続端子を位置決めするため、好ましくは、前記接続固定部2において位置決め突条25を設け、前記位置決め突条25は前記電線ガイド溝23の底板21に設けられ、前記ガイド用穴24が前記位置決め突条25に位置する。前記電気コネクタ31が電線ガイド溝23に挿設された時、前記2個のクランプが前記電線ガイド溝23内の位置決め突条25を挟むことで、前記クランプ隙間311の下側を前記位置決め突条25により広げられ前記電気コネクタ31を固定させる。前記クランプ隙間311の幅はターミナルポストの直径寸法より小さいため、密封カバーの係合固定部14をターミナルポストホルダに設けた後、ターミナルポストがクランプ隙間311を一層広げ、2個のクランプと密接し、接続端子とターミナルポストの電気的な接続を実現する。好ましくは、前記2個のクランプは何れも円弧状のシートである。
【0032】
前記電線ガイド溝23内に挿設されている電気コネクタ31が抜け落ちることを防止し、電気コネクタ31を一層固定させるため、さらに前記カバー本体の頂壁11において位置制限部が設けられ、前記位置制限部は前記電線ガイド溝23に向いて前記電線ガイド溝23内まで延伸される。具体的に言えば、前記位置制限部において、位置制限フランジ26および位置制限プレート27を設け、前記位置制限フランジ26が前記電線ガイド溝23に面して前記電線ガイド溝23内まで延伸され、且つ同一電線ガイド溝23内に少なくとも2個の位置制限フランジ26が延伸され、同一電線ガイド溝23内の2個の位置制限フランジ26の間に前記位置制限プレート27を連結し、且つ前記位置制限プレート27が前記電線ガイド溝23の軸方向に平行にならず、前記2個の位置制限フランジ26は前記位置制限プレート27及び前記カバー本体1の頂壁11と共に位置制限用係止溝261を形成する。前記位置制限プレート27および前記頂壁11は平行に対向し、且つ前記位置制限プレート27が前記電線ガイド溝23の軸方向に垂直となり、且つ前記位置制限用係止溝261の長さが前記電線ガイド溝23の長さより短いと共に前記電線ガイドスロット121に近い。さらに前記接続端子において、接続部と位置制限用係止リブ33を設け、前記接続部が前記2個のクランプの他端に設けられクランプと固定し、前記位置制限用係止リブ33は、前記2個のクランプで形成されたクランプ隙間の上側に位置し、且つ一端が前記接続部に固定され、他端が前記リード線ホルダ32の方向に向かって延伸され前記クランプ隙間311の上側面とフレア角を形成する電気コネクタ31が電線ガイド溝23に挿設される時、前記位置制限用係止リブ33は前記位置制限部の位置制限プレート27で圧縮されたことにより前記フレア角を圧縮し、電気コネクタ31が電線ガイド溝23に挿設された後、前記位置制限用係止リブ33は跳ね返って前記フレア角が元の大きさに戻り、電気コネクタ31が電線ガイド溝23に沿ってカバー本体から離れた方向に向かって引っ張られた時、前記位置制限用係止リブ33の他端が前記位置制限用係止溝内に係入されることで、電気コネクタ31を電線ガイド溝23の内に固定されるため、輸送中の移動等により電気コネクタ31が緩んで電気コネクタ31が電線ガイド溝23から抜け落ちることを防止する。
【0033】
輸送等の移動途中で、電線ガイド溝内に挿設されている電気コネクタ31及び露出しているリード線ホルダ32が引っ張り等の操作により抜け落ちることを防止し、外部とターミナルポストに一定の空間距離をあけて、ターミナルポストの中への水や埃の侵入を効果的に防止させ、同時に、より一層効果的に電気コネクタ31とターミナルポストを密封させるため、好ましくは、前記接続固定部2及び前記カバー本体1の頂壁11は、前記電線ガイドスロット121の方向に沿って延伸し前記側壁12に突出し、電気コネクタ31が電線ガイド溝23内に挿設されターミナルポストと接続した後、電線ガイド溝23に露出しているリード線ホルダ32を配置するための十分なスペースを提供し、電気コネクタ31とリード線ホルダ32固定を補強し、より一層電気コネクタ31とターミナルポストを密封させる。
【0034】
図12から
図14を参照して、
図12は、一実施形態内の密封カバーをターミナルポストホルダに覆設した後の構成斜視図であり、
図13は、
図12における構造の上面図であり、
図14は、
図12における構造の側面図である。ターミナルポストホルダは、上蓋アセンブリの上蓋本体7上に嵌って設けられる。
【0035】
さらに、本発明は上蓋アセンブリを提供する。前記上蓋アセンブリは、上蓋本体7と、上蓋本体7に嵌って設けられるターミナルポストホルダと、上蓋本体7に組み込みながらターミナルポストホルダを挿通してモータとの接続用のターミナルポストと、上記の何れかの密封カバーと、を含み、前記密封カバーを前記ターミナルポストホルダに覆設する。
【0036】
さらに、密封効果を高めるため、前記上蓋アセンブリにおいて、シールリング4を設け、前記シールリング4が密封カバーおよびターミナルポストホルダの接合部に設けられ、ターミナルポストホルダに密封カバーを覆設した後前記シールリング4を押し付けることにより、前記密封カバーおよびターミナルポストホルダの隙間を減らし、密封カバーおよびターミナルポストホルダ間の密封を強化する。
【0037】
さらに、密封カバーおよびターミナルポストホルダ間の密封を強化するため、好ましくは、前記上蓋アセンブリにおいて、受け台5と押付部品6とを設ける。前記受け台5は、ターミナルポストホルダの表面に溶接され、前記受け台5の両側に左右対称になる掛止穴51が突設される。前記押付部品6の両側に掛止穴51に掛けるための左右対称掛止フック61が設けられ、前記頂壁11の頂面の外側に押付部品6を収容するための押付溝111が設けられる。前記押付部品6は、弾性ストリップ状構造である。前記受け台5をターミナルポストホルダの表面に溶接することにより、前記掛止穴51をターミナルポストホルダに突出させ、押付部品6の掛止フック61を掛止穴51に掛け、押付部品6および受け台5の固定を達成する。更に押付部品6を頂壁11側に向かって押し、押付部品6を押付溝111上に係入させ、密封カバーが前記シールリング4を押し付けることにより、密封カバーとターミナルポストホルダとの間の密封をより一層強化する。
【0038】
使用時、まず接続端子の2個のクランプ31を各々電線ガイドスロット121から電線ガイド溝23内に挿設して2個のクランプのクランプ隙間311が位置決め突条25で広げられ、接続端子3は電線ガイド溝23に固定される。次に、ターミナルポストホルダ上に係合固定部14が覆設されるように密封カバーを保持し、前記密封カバーを押し付け、前記係合固定部14およびターミナルポストホルダを固定し、一方ターミナルポストホルダ上のターミナルポストが電線ガイド溝23上のガイド用穴24を挿通して2個のクランプ間のクランプ隙間311に入り込み、ターミナルポストおよび2個のクランプを密接させ、それから密封カバーとターミナルポストホルダの取り付けを達成し、ターミナルポストおよび接続端子3の接続も実現する。受け台5を溶接したターミナルポストホルダの上に、押付部品6の掛止フック61を受け台5の掛止穴51に掛け、それから押付部品6を頂壁11側に向かって押し、押付部品6を頂壁11の押付溝111上に係入させ、密封カバーが前記シールリング4を押し付けて、密封カバーおよびターミナルポストホルダ間の密封を実現させる。
【0039】
さらに、本発明は、筐体と筐体に覆設される上蓋アセンブリとを含む圧縮機を提供する。前記筐体内にポンプ及びモータ等の装置が設けられ、前記上蓋アセンブリは上記の何れかのアセンブリ構成である。
【0040】
以上のことは、本発明につき、実施形態を挙げて詳しく説明したが、これらは決して本発明に限定するものではない。当業者にとって、本発明の概念から逸脱することなく、本発明の保護範囲に属するいくつかの修正および改善を行うことができることに留意されたい。