特許第6903150号(P6903150)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2015.5.11 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ サムスン エレクトロニクス カンパニー リミテッドの特許一覧
<>
  • 特許6903150-ディスプレイ装置及びその制御方法 図000002
  • 特許6903150-ディスプレイ装置及びその制御方法 図000003
  • 特許6903150-ディスプレイ装置及びその制御方法 図000004
  • 特許6903150-ディスプレイ装置及びその制御方法 図000005
  • 特許6903150-ディスプレイ装置及びその制御方法 図000006
  • 特許6903150-ディスプレイ装置及びその制御方法 図000007
  • 特許6903150-ディスプレイ装置及びその制御方法 図000008
  • 特許6903150-ディスプレイ装置及びその制御方法 図000009
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6903150
(24)【登録日】2021年6月24日
(45)【発行日】2021年7月14日
(54)【発明の名称】ディスプレイ装置及びその制御方法
(51)【国際特許分類】
   H04N 21/431 20110101AFI20210701BHJP
   H04N 21/436 20110101ALI20210701BHJP
   G09G 5/00 20060101ALI20210701BHJP
   G09G 5/02 20060101ALI20210701BHJP
   G09G 5/10 20060101ALI20210701BHJP
   G09G 5/36 20060101ALI20210701BHJP
【FI】
   H04N21/431
   H04N21/436
   G09G5/00 510X
   G09G5/02 B
   G09G5/10 B
   G09G5/36 520A
【請求項の数】11
【全頁数】20
(21)【出願番号】特願2019-548900(P2019-548900)
(86)(22)【出願日】2018年3月9日
(65)【公表番号】特表2020-515135(P2020-515135A)
(43)【公表日】2020年5月21日
(86)【国際出願番号】KR2018002814
(87)【国際公開番号】WO2018164527
(87)【国際公開日】20180913
【審査請求日】2019年9月9日
(31)【優先権主張番号】10-2017-0029866
(32)【優先日】2017年3月9日
(33)【優先権主張国】KR
(73)【特許権者】
【識別番号】503447036
【氏名又は名称】サムスン エレクトロニクス カンパニー リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100133400
【弁理士】
【氏名又は名称】阿部 達彦
(74)【代理人】
【識別番号】100110364
【弁理士】
【氏名又は名称】実広 信哉
(74)【代理人】
【識別番号】100154922
【弁理士】
【氏名又は名称】崔 允辰
(74)【代理人】
【識別番号】100140534
【弁理士】
【氏名又は名称】木内 敬二
(72)【発明者】
【氏名】ジュン−ヒ・ウ
【審査官】 大西 宏
(56)【参考文献】
【文献】 国際公開第2017/033811(WO,A1)
【文献】 国際公開第2016/072347(WO,A1)
【文献】 特開2016−213809(JP,A)
【文献】 特表2014−534719(JP,A)
【文献】 米国特許出願公開第2010/0309213(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04N 7/10
H04N 7/14 − 7/173
H04N 7/20 − 7/56
H04N 21/00 −21/858
G09G 5/00 − 5/40
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ディスプレイと、
HDR(High Dynamic Range)コンテンツに対応する第1出力設定値及びSDR(Standard Dynamic Range)コンテンツに対応する第2出力設定値が保存されているストレージと、
コンテンツを受信する通信部と、
ストリーミングされた第1コンテンツが、前記第1コンテンツに対応する前記第1出力設定値及び前記第2出力設定値のうちの一方に基づいてディスプレイされる状態で、第2コンテンツがストリーミングされると、前記第1出力設定値及び前記第2出力設定値のうちの一方を他方に段階的に変更し、前記第2コンテンツをディスプレイするように前記ディスプレイを制御するプロセッサとを含み、
前記第1コンテンツは、前記HDRコンテンツ及び前記SDRコンテンツのうちの一方であり、前記第2コンテンツは、前記HDRコンテンツ及び前記SDRコンテンツのうちの他方であり、
前記プロセッサは、
予め設定されたフレーム区間又は予め設定された時間の間、前記第1出力設定値及び前記第2出力設定値のうちの一方を他方に段階的に変更し、前記第1出力設定値及び前記第2出力設定値の差に基づいて、前記予め設定されたフレーム区間のフレームの数又は前記予め設定された時間を決定する、ディスプレイ装置。
【請求項2】
前記プロセッサは、
前記予め設定されたフレーム区間又は前記予め設定された時間の間、前記第1出力設定値及び前記第2出力設定値のうちの一方を他方に同一の単位分段階的に変更する
ことを特徴とする請求項1に記載のディスプレイ装置。
【請求項3】
前記プロセッサは、
ストリーミングされるコンテンツのVUI(Video Usability Information)情報及びSEI(Supplemental Enhancement Information)情報のうち少なくとも一方に基づいて、前記ストリーミングされるコンテンツが前記HDRコンテンツであるか又は前記SDRコンテンツであるかを判断する
ことを特徴とする請求項1に記載のディスプレイ装置。
【請求項4】
前記第1出力設定値及び前記第2出力設定値のそれぞれは、
最大画面輝度、ガンマカーブ(gamma curve)及び色空間(color space)のうち少なくとも一つを含む
ことを特徴とする請求項1に記載のディスプレイ装置。
【請求項5】
前記ストレージは、
前記HDRコンテンツに対応する第1最大画面輝度及び前記SDRコンテンツに対応する第2最大画面輝度を保存し、
前記プロセッサは、
前記第1最大画面輝度及び前記第2最大画面輝度に基づいて、段階的に変更される最大画面輝度を決定し、前記決定された最大画面輝度に基づいて前記第2コンテンツをディスプレイする
ことを特徴とする請求項1に記載のディスプレイ装置。
【請求項6】
前記ストレージは、
前記HDRコンテンツに対応する第1ガンマカーブ、前記SDRコンテンツに対応する第2ガンマカーブ及び前記第1ガンマカーブを前記第2ガンマカーブに段階的に変更するための少なくとも一つのガンマカーブ、並びに前記HDRコンテンツに対応する第1色空間、前記SDRコンテンツに対応する第2色空間及び前記第1色空間を前記第2色空間に段階的に変更するための少なくとも一つの色空間を保存し、
前記プロセッサは、
前記保存された情報に基づいて前記第2コンテンツをディスプレイする
ことを特徴とする請求項1に記載のディスプレイ装置。
【請求項7】
前記HDRコンテンツは放送コンテンツであり、前記SDRコンテンツは広告コンテンツである
ことを特徴とする請求項1に記載のディスプレイ装置。
【請求項8】
HDR(High Dynamic Range)コンテンツに対応する第1出力設定値及びSDR(Standard Dynamic Range)コンテンツに対応する第2出力設定値が保存されているディスプレイ装置の制御方法において、
ストリーミングされた第1コンテンツを、前記第1コンテンツに対応する前記第1出力設定値及び前記第2出力設定値のうちの一方に基づいてディスプレイするステップと、
第2コンテンツがストリーミングされると、前記第1出力設定値及び前記第2出力設定値のうちの一方を他方に段階的に変更し、前記第2コンテンツをディスプレイするステップとを含み、
前記第1コンテンツは、前記HDRコンテンツ及び前記SDRコンテンツのうちの一方であり、前記第2コンテンツは、前記HDRコンテンツ及び前記SDRコンテンツのうちの他方であり、
前記第2コンテンツをディスプレイするステップは、
予め設定されたフレーム区間又は予め設定された時間の間、前記第1出力設定値及び前記第2出力設定値のうちの一方を他方に段階的に変更し、前記第1出力設定値及び前記第2出力設定値の差に基づいて、前記予め設定されたフレーム区間のフレームの数又は前記予め設定された時間を決定する、制御方法。
【請求項9】
前記第2コンテンツをディスプレイするステップは、
前記予め設定されたフレーム区間又は前記予め設定された時間の間、前記第1出力設定値及び前記第2出力設定値のうちの一方を他方に同一の単位分段階的に変更する
ことを特徴とする請求項8に記載の制御方法。
【請求項10】
ストリーミングされるコンテンツのVUI(Video Usability Information)情報及びSEI(Supplemental Enhancement Information)情報のうち少なくとも一方に基づいて、前記ストリーミングされるコンテンツが前記HDRコンテンツであるか又は前記SDRコンテンツであるかを判断するステップを更に含む
ことを特徴とする請求項8に記載の制御方法。
【請求項11】
前記第1出力設定値及び前記第2出力設定値のそれぞれは、
最大画面輝度、ガンマカーブ(gamma curve)及び色空間(color space)のうち少なくとも一つを含む
ことを特徴とする請求項8に記載の制御方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ディスプレイ装置及びその制御方法に関し、より詳細には、HDR(High Dynamic Range)コンテンツをディスプレイすることができるディスプレイ装置及びその制御方法に関する。
【背景技術】
【0002】
電子技術の発達により、多様なディスプレイ装置が開発及び普及されている。特に、ユーザの目で風景を見るのと同様に、色再現率を高めるためのディスプレイ技術が開発されている。
【0003】
その中の一つの方法で、HDR(High Dynamic Range)コンテンツを生成し、それをディスプレイするためのディスプレイ装置が開発されている。HDRは、明暗をよりくっきりとし、人の目と類似するように自然な映像をディスプレイするための技術である。HDRコンテンツではない従来の技術によって生成されたコンテンツは、SDRコンテンツとし、まだHDRコンテンツ及びSDRコンテンツが混用されている。なお、HDRコンテンツ及びSDRコンテンツのうち一方から他方に変更される場合、突然ディスプレイ装置の設定が変更されてユーザに違和感を感じさせてしまうことがある。
【0004】
特に、コンテンツがストリーミングされる場合には、違和感は更に大きくなる。例えば、HDMI(登録商標)などで接続された従来の外部入力装置からコンテンツが提供されたりディスプレイ装置内部に保存されているコンテンツをディスプレイする場合、ユーザの選択によってHDRコンテンツ及びSDRコンテンツのいずれか一方から他方に変更されてよい。そのときは、ユーザの選択があって、ユーザはコンテンツが変更されてディスプレイ装置の設定が変更されることを予想することができる。
【0005】
それに対し、コンテンツがストリーミングされてディスプレイされる場合には、ユーザはコンテンツが変更されてディスプレイ装置の設定が変更されることを予想することができずに、違和感を相対的に大きく感じることがある。
【0006】
それにより、ディスプレイ装置の設定が変更される場合には、ユーザの違和感を最小化するための技術が求められる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、ストリーミングされるコンテンツがHDR(High Dynamic Range)コンテンツ及びSDR(Standard Dynamic Range)コンテンツのうちの一方から他方に変更される際、視聴者の違和感を最小化するディスプレイ装置及びその制御方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
以上のような目的を達成するための本発明の一実施形態によると、ディスプレイ装置は、ディスプレイと、HDR(High Dynamic Range)コンテンツに対応する第1出力設定値及びSDR(Standard Dynamic Range)コンテンツに対応する第2出力設定値が保存されているストレージと、コンテンツを受信する通信部と、ストリーミングされた第1コンテンツが、前記第1コンテンツに対応する前記第1出力設定値及び前記第2出力設定値のうちの一方に基づいてディスプレイされる状態で、第2コンテンツがストリーミングされると、前記第1出力設定値及び前記第2出力設定値のうちの一方を他方に段階的に変更し、前記第2コンテンツをディスプレイするように前記ディスプレイを制御するプロセッサとを含み、前記第1コンテンツは、前記HDRコンテンツ及び前記SDRコンテンツのうちの一方であり、前記第2コンテンツは、前記HDRコンテンツ及び前記SDRコンテンツのうちの他方であってよい。
【0009】
なお、前記プロセッサは、予め設定されたフレーム区間又は予め設定された時間の間、前記第1出力設定値及び前記第2出力設定値のうちの一方を他方に段階的に変更してよい。
【0010】
そして、前記プロセッサは、前記予め設定されたフレーム区間又は前記予め設定された時間の間、前記第1出力設定値及び前記第2出力設定値のうちの一方を他方に同一の単位分段階的に変更してよい。
【0011】
なお、前記プロセッサは、前記第1出力設定値及び前記第2出力設定値の差に基づいて、前記予め設定されたフレーム区間のフレームの数又は前記予め設定された時間を決定してよい。
【0012】
そして、前記プロセッサは、ストリーミングされるコンテンツのVUI(Video Usability Information)情報及びSEI(Supplemental Enhancement Information)情報のうち少なくとも一方に基づいて、前記ストリーミングされるコンテンツが前記HDRコンテンツであるか又は前記SDRコンテンツであるかを判断してよい。
【0013】
なお、前記第1出力設定値及び前記第2出力設定値のそれぞれは、最大画面輝度、ガンマカーブ(gamma curve)及び色空間(color space)のうち少なくとも一つを含んでよい。
【0014】
そして、前記ストレージは、前記HDRコンテンツに対応する第1最大画面輝度及び前記SDRコンテンツに対応する第2最大画面輝度を保存し、前記プロセッサは、前記第1最大画面輝度及び前記第2最大画面輝度に基づいて、段階的に変更される最大画面輝度を決定し、前記決定された最大画面輝度に基づいて前記第2コンテンツをディスプレイしてよい。
【0015】
なお、前記ストレージは、前記HDRコンテンツに対応する第1ガンマカーブ、前記SDRコンテンツに対応する第2ガンマカーブ及び前記第1ガンマカーブを前記第2ガンマカーブに段階的に変更するための少なくとも一つのガンマカーブ、並びに前記HDRコンテンツに対応する第1色空間、前記SDRコンテンツに対応する第2色空間及び前記第1色空間を前記第2色空間に段階的に変更するための少なくとも一つの色空間を保存し、前記プロセッサは、前記保存された情報に基づいて前記第2コンテンツをディスプレイしてよい。
【0016】
そして、前記HDRコンテンツは放送コンテンツであり、前記SDRコンテンツは広告コンテンツであってよい。
【0017】
一方、本発明の一実施形態によると、HDR(High Dynamic Range)コンテンツに対応する第1出力設定値及びSDR(Standard Dynamic Range)コンテンツに対応する第2出力設定値が保存されているディスプレイ装置の制御方法は、ストリーミングされた第1コンテンツを、前記第1コンテンツに対応する前記第1出力設定値及び前記第2出力設定値のうちの一方に基づいてディスプレイするステップと、第2コンテンツがストリーミングされると、前記第1出力設定値及び前記第2出力設定値のうちの一方を他方に段階的に変更し、前記第2コンテンツをディスプレイするステップとを含み、前記第1コンテンツは、前記HDRコンテンツ及び前記SDRコンテンツのうちの一方であり、前記第2コンテンツは、前記HDRコンテンツ及び前記SDRコンテンツのうちの他方であってよい。
【0018】
なお、前記第2コンテンツをディスプレイするステップは、予め設定されたフレーム区間又は予め設定された時間の間、前記第1出力設定値及び前記第2出力設定値のうちの一方を他方に段階的に変更してよい。
【0019】
そして、前記第2コンテンツをディスプレイするステップは、前記予め設定されたフレーム区間又は前記予め設定された時間の間、前記第1出力設定値及び前記第2出力設定値のうちの一方を他方に同一の単位分段階的に変更してよい。
【0020】
なお、前記第2コンテンツをディスプレイするステップは、前記第1出力設定値及び前記第2出力設定値の差に基づいて、前記予め設定されたフレーム区間のフレームの数又は前記予め設定された時間を決定してよい。
【0021】
そして、ストリーミングされるコンテンツのVUI(Video Usability Information)情報及びSEI(Supplemental Enhancement Information)情報のうち少なくとも一方に基づいて、前記ストリーミングされるコンテンツが前記HDRコンテンツであるか又は前記SDRコンテンツであるかを判断するステップを更に含んでよい。
【0022】
なお、前記第1出力設定値及び前記第2出力設定値のそれぞれは、最大画面輝度、ガンマカーブ(gamma curve)及び色空間(color space)のうち少なくとも一つを含んでよい。
【0023】
そして、前記ディスプレイ装置は、前記HDRコンテンツに対応する第1最大画面輝度及び前記SDRコンテンツに対応する第2最大画面輝度を保存し、前記第2コンテンツをディスプレイするステップは、前記第1最大画面輝度及び前記第2最大画面輝度に基づいて、段階的に変更される最大画面輝度を決定し、前記決定された最大画面輝度に基づいて前記第2コンテンツをディスプレイしてよい。
【0024】
なお、前記ディスプレイ装置は、前記HDRコンテンツに対応する第1ガンマカーブ、前記SDRコンテンツに対応する第2ガンマカーブ及び前記第1ガンマカーブを前記第2ガンマカーブに段階的に変更するための少なくとも一つのガンマカーブ、並びに前記HDRコンテンツに対応する第1色空間、前記SDRコンテンツに対応する第2色空間及び前記第1色空間を前記第2色空間に段階的に変更するための少なくとも一つの色空間を保存し、前記第2コンテンツをディスプレイするステップは、前記保存された情報に基づいて前記第2コンテンツをディスプレイしてよい。
【0025】
そして、前記HDRコンテンツは放送コンテンツであり、前記SDRコンテンツは広告コンテンツであってよい。
【0026】
一方、本発明の一実施形態によると、HDR(High Dynamic Range)コンテンツに対応する第1出力設定値及びSDR(Standard Dynamic Range)コンテンツに対応する第2出力設定値が保存されているディスプレイ装置の動作方法を行うためのプログラムが保存された記録媒体において、前記動作方法は、ストリーミングされた第1コンテンツを、前記第1コンテンツに対応する前記第1出力設定値及び前記第2出力設定値のうちの一方に基づいてディスプレイするステップと、第2コンテンツがストリーミングされると、前記第1出力設定値及び前記第2出力設定値のうちの一方を他方に段階的に変更し、前記第2コンテンツをディスプレイするステップとを含み、前記第1コンテンツは、前記HDRコンテンツ及び前記SDRコンテンツのうちの一方であり、前記第2コンテンツは、前記HDRコンテンツ及び前記SDRコンテンツのうちの他方であってよい。
【発明の効果】
【0027】
以上説明したように、本発明によれば、ディスプレイ装置は、HDR(High Dynamic Range)コンテンツ及びSDR(Standard Dynamic Range)コンテンツのうちの一方から他方に変更される際、ディスプレイの出力設定値を段階的に変更して視聴者の違和感を最小化することができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【0028】
図1A】本発明の一実施形態に係るディスプレイ装置を説明するためのブロック図である。
図1B】ディスプレイ装置の細部構成の一例を示すブロック図である。
図2】本発明の一実施形態に係るストリーミングコンテンツのタイプが変更される場合を説明するための図である。
図3】出力設定値のうち最大画面輝度値を変更する方法を説明するための図である。
図4】出力設定値のうちガンマカーブを変更する方法を説明するための図である。
図5】出力設定値のうち色空間を変更する方法を説明するための図である。
図6】本発明の一実施形態に係る中間出力設定値を決定する方法を具体的に説明するためのフローチャートである。
図7】本発明の一実施形態に係るディスプレイ装置の制御方法を説明するためのフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0029】
以下において、添付の図を用いて、本発明の多様な実施形態について具体的に説明する。
【0030】
図1Aは、本発明の一実施形態に係るディスプレイ装置100を説明するためのブロック図である。図1Aによると、ディスプレイ装置100は、ディスプレイ110、ストレージ120、通信部130及びプロセッサ140を含む。
【0031】
本発明の多様な実施形態に係るディスプレイ装置100は、一つ又はそれ以上のディスプレイを備え、アプリケーションを実行するかコンテンツを表示するように構成される装置として、例えば、デジタルテレビジョン(digital television)、タブレット(tablet)、パソコン(personal computer:PC)、携帯用マルチメディア再生装置(Portable Multimedia Player:PMP)、携帯情報端末(Personal Digital Assistant:PDA)、スマートフォン(Smart Phone)、携帯電話、電子フォトフレーム、デジタルサイネージ(Digital Signage)、キオスク端末などであってよい。
【0032】
ディスプレイ装置100は、HDR(High Dynamic Range)コンテンツ及びSDR(Standard Dynamic Range)コンテンツのそれぞれに対応する出力設定値に基づいて各コンテンツをディスプレイすることができる。
【0033】
ここで、HDRは、明暗をよりくっきり区分し、人の目と類似するように自然な映像をディスプレイするための技術である。HDRは、輝度を1000nitまで実現し、明暗をくっきり表現することができ、それによって、暗いところはより暗く、明るいところはより明るく表現することができる。SDRは、HDRが適用されていない状態で映像をディスプレイする場合を意味する。HDRコンテンツは、HDRに基づいて生成されたコンテンツを意味し、SDRコンテンツは、SDRに基づいて生成されたコンテンツを意味する。
【0034】
ディスプレイ装置100は、HDRコンテンツがストリーミングされると、HDRコンテンツに対応する出力設定値に基づいてHDRコンテンツをディスプレイすることができる。例えば、ディスプレイ装置100は、HDRコンテンツがストリーミングされると、HDRコンテンツに対応するようにディスプレイ装置100の最大画面輝度、ガンマカーブ(gamma curve)及び色空間(color space)のうち少なくとも一つを調整してHDRコンテンツをディスプレイすることができる。
【0035】
なお、ディスプレイ装置100は、SDRコンテンツがストリーミングされると、SDRコンテンツに対応する出力設定値に基づいてSDRコンテンツをディスプレイすることができる。ただ、ディスプレイ装置100は、ストリーミングされるコンテンツがHDRコンテンツ及びSDRコンテンツのうちの一方から他方に変更されると、出力設定値を段階的に変更することができ、それに対する具体的な説明は後述する。
【0036】
一方、現在までHDRに対する多様なフォーマットが開発されている。例えば、DolbyVision、Technicolor HDR10及びHLG10などのフォーマットが開発されている。ただ、本願の技術は、この中のいずれかに限定されるものではなく、今後開発されるHDRに対するフォーマットにも適用されてよい。以下では、説明の便宜のために、多様なHDRフォーマットをHDRとして称する。なお、説明の便宜のために、HDRコンテンツ及びSDRコンテンツのうちの一方が他方に変更されることをコンテンツのタイプが変更されたと記載する。
【0037】
ディスプレイ110は、プロセッサ140の制御によって多様なタイプのコンテンツをディスプレイすることができる。例えば、ディスプレイ110は、HDRコンテンツ又はSDRコンテンツをディスプレイすることができる。なお、ディスプレイ110は、コンテンツのタイプに基づいて相互異なる出力設定値で動作することができる。
【0038】
そして、ディスプレイ110は、LCD(Liquid Crystal Display Panel)、OLED(Organic Light Emitting Diodes)などで実現されてよいが、それに限定されるものではない。なお、ディスプレイ110は、場合によって、フレキシブルディスプレイ、透明ディスプレイなどで実現することも可能である。
【0039】
ストレージ120は、HDRコンテンツに対応する第1出力設定値及びSDRコンテンツに対応する第2出力設定値を保存することができる。ここで、出力設定値は、最大画面輝度、ガンマカーブ及び色空間のうち、少なくとも一つを含んでよい。
【0040】
最大画面輝度は、ディスプレイ110の最大画面輝度を示し、通常nit単位で表現されてよい。ガンマカーブは、入力されたコンテンツのデータ値対比出力値を示し、絶対値又は相対値で表現されてよい。ただ、以下では、説明の便宜のために、相対値として説明する。色空間は、ディスプレイ110が表示できる色相の全範囲を意味する。
【0041】
なお、ストレージ120は、後述の出力設定値が段階的に変更されるための値を更に保存することができる。例えば、ストレージ120は、HDRコンテンツに対応する第1最大画面輝度及びSDRコンテンツに対応する第2最大画面輝度を保存し、第1最大画面輝度値及び第2最大画面輝度値の間の予め設定された数の画面輝度値を更に保存することができる。
【0042】
なお、ストレージ120は、HDRコンテンツに対応する第1ガンマカーブ、第1色空間及びSDRコンテンツに対応する第2ガンマカーブ、第2色空間を保存する他に、更に複数のガンマカーブ及び複数の色空間を更に含んでよい。それに対する具体的な説明は後述する。
【0043】
通信部130は、コンテンツを受信することができる。例えば、通信部130は、HDRコンテンツ又はSDRコンテンツを受信することができる。そのとき、受信されるコンテンツは、ストリーミングが可能な形態で受信されてよい。なお、コンテンツに関連するメタデータなどが更に受信されてよい。
【0044】
通信部130は、コンテンツをリアルタイムで受信できる全ての装置を含んでよい。例えば、ディスプレイ装置100は、インターネット網を通じてコンテンツを受信することができ、この場合、通信部130は、ディスプレイ装置100に備えられたLANカードであってよい。又は、ディスプレイ装置100は、チューナを通じて放送コンテンツを受信することもでき、この場合、通信部130はディスプレイ装置100に備えられたチューナであってよい。
【0045】
プロセッサ140は、ディスプレイ装置100の動作の全般を制御する。
【0046】
プロセッサ140は、通信部130を介してリアルタイムで受信されるコンテンツをデコードしてリアルタイムでディスプレイするようにディスプレイ110を制御することができる。そのとき、プロセッサ140は、ストレージ120に保存された情報に基づいて受信されたコンテンツのタイプに対応するディスプレイ110の出力設定値を決定することができる。プロセッサ140は、決定された出力設定値に基づいて、受信されたコンテンツをディスプレイすることができる。
【0047】
例えば、プロセッサ140は、受信されたコンテンツがHDRコンテンツであれば、HDRコンテンツに対応する第1出力設定値に基づいて受信されたコンテンツをディスプレイすることができる。又は、プロセッサ140は、受信されたコンテンツがSDRコンテンツであれば、SDRコンテンツに対応する第2出力設定値に基づいて受信されたコンテンツをディスプレイすることができる。
【0048】
プロセッサ140は、ストリーミングされた第1コンテンツが第1コンテンツに対応する第1出力設定値及び第2出力設定値のうちの一方に基づいてディスプレイされる状態で、第2コンテンツがストリーミングされると、第1出力設定値及び第2出力設定値のうちの一方を他方に段階的に変更し、第2コンテンツをディスプレイするようにディスプレイ110を制御することができる。ここで、第1コンテンツは、HDRコンテンツ及びSDRコンテンツのうちの一方であり、第2コンテンツは、HDRコンテンツ及びSDRコンテンツのうちの他方であってよい。
【0049】
例えば、プロセッサ140は、ストリーミングされたHDRコンテンツがHDRコンテンツに対応する第1出力設定値に基づいてディスプレイされる状態で、SDRコンテンツがストリーミングされると、第1出力設定値を第2出力設定値に段階的に変更してSDRコンテンツをディスプレイすることができる。
【0050】
又は、プロセッサ140は、ストリーミングされたSDRコンテンツがSDRコンテンツに対応する第2出力設定値に基づいてディスプレイされる状態で、HDRコンテンツがストリーミングされると、第2出力設定値を第1出力設定値に段階的に変更してHDRコンテンツをディスプレイすることができる。
【0051】
ここで、プロセッサ140は、出力設定値として最大画面輝度、ガンマカーブ及び色空間のうち少なくとも一つを段階的に変更することができる。それに対する具体的な説明は、以下の図を参照して説明する。
【0052】
そして、HDRコンテンツは放送コンテンツであり、SDRコンテンツは広告コンテンツであってよい。ただ、それに限定するものではなく、HDRコンテンツが広告コンテンツであり、SDRコンテンツが放送コンテンツであってよい。又は、HDRコンテンツ、SDRコンテンツのいずれもが放送コンテンツであるか、HDRコンテンツ、SDRコンテンツのいずれもが広告コンテンツであってよい。
【0053】
プロセッサ140は、予め設定されたフレーム区間又は予め設定された時間の間、第1出力設定値及び第2出力設定値のうちの一方を他方に段階的に変更することができる。
【0054】
ここで、プロセッサ140は、第1出力設定値及び第2出力設定値の差に基づいて、予め設定されたフレームの数又は予め設定された時間を決定することができる。
【0055】
例えば、プロセッサ140は、第1最大画面輝度値が1000nitであり、第2最大画面輝度値が100nitである場合、差値である900を10で分けて90のフレームの間最大画面輝度を段階的に変更することができる。ただ、それは、一実施形態に過ぎず、プロセッサ140はいくらでも他の方法で予め設定されたフレームの数又は予め設定された時間を決定することができる。
【0056】
一方、プロセッサ140は、予め設定されたフレーム区間又は予め設定された時間の間、第1出力設定値及び第2出力設定値のうちの一方を他方に同一の単位分段階的に変更することができる。
【0057】
例えば、上述の例において、プロセッサ140は、90のフレームの間に第1最大画面輝度値100nitから段階的に990nit→980nit→970nit→…→120nit→110nit→100nitで最大画面輝度を変更することができる。
【0058】
ただ、それに限定されるものではなく、プロセッサ140は、いくらでも他の方法で出力設定値を変更することもできる。例えば、プロセッサ140は、指数的に出力設定値を変更することもできる。
【0059】
一方、プロセッサ140は、ストリーミングされるコンテンツのVUI(Video Usability Information)情報及びSEI(Supplemental Enhancement Information)情報のうち少なくとも一方に基づいて、ストリーミングされるコンテンツがHDRコンテンツであるか又はSDRコンテンツであるかを判断することができる。VUI情報及びSEI情報はコンテンツとともに受信されてよい。
【0060】
ただ、それに限定されるものではなく、ストリーミングされるコンテンツのタイプを判断することができる方法なら、如何なる方法でも構わない。例えば、プロセッサ140は、ストリーミングされるコンテンツのビット数に基づいて8bitである場合はSDRコンテンツと判断し、10bitである場合はHDRコンテンツと判断することもできる。
【0061】
一方、ストレージ120は、HDRコンテンツに対応する第1最大画面輝度及びSDRコンテンツに対応する第2最大画面輝度を保存し、プロセッサ140は、第1最大画面輝度及び第2最大画面輝度に基づいて段階的に変更される最大画面輝度を決定し、決定された最大画面輝度に基づいて第2コンテンツをディスプレイすることができる。
【0062】
例えば、ストレージ120は、100nitの第1最大画面輝度及び1000nitの第2最大画面輝度を保存し、プロセッサ140は、100nitの第1最大画面輝度及び1000nitの第2最大画面輝度に基づいて、段階的に変更される最大画面輝度を生成することができる。
【0063】
この場合、後述のガンマカーブ及び色空間の場合と違って、ストレージ120は第1最大画面輝度及び第2最大画面輝度のみを保存することができる。
【0064】
一方、ストレージ120は、HDRコンテンツに対応する第1ガンマカーブ、SDRコンテンツに対応する第2ガンマカーブ及び第1ガンマカーブを第2ガンマカーブに段階的に変更するための少なくとも一つのガンマカーブ、並びにHDRコンテンツに対応する第1色空間、SDRコンテンツに対応する第2色空間及び第1色空間を第2色空間に段階的に変更するための少なくとも一つの色空間を保存し、プロセッサ140は、保存された情報に基づいて第2コンテンツをディスプレイすることができる。
【0065】
例えば、ストレージ120は、第1ガンマカーブ及び第2ガンマカーブの他に、第3ガンマカーブないし第5ガンマカーブを更に保存し、プロセッサ140は、ガンマカーブを段階的に変更するために、第3ないし第5ガンマカーブを用いることができる。なお、ストレージ120は、第1色空間及び第2色空間の他に、第3ないし第5色空間を更に保存し、プロセッサ140は、色空間を段階的に変更するために第3ないし第5色空間を用いることができる。
【0066】
この場合、上述の最大画面輝度の場合と違って、ストレージ120は第1ガンマカーブ及び第2ガンマカーブの他に、少なくとも一つのガンマカーブを更に保存し、第1色空間及び第2色空間の他に、少なくとも一つの色空間を更に含んでよい。なお、プロセッサ140は、保存されたデータを用いるだけで、段階的に変更されるガンマカーブ又は色空間を生成しない。
【0067】
ただ、それに限定されるものではなく、プロセッサ140は、段階的に変更されるガンマカーブ又は色空間を生成することもできる。なお、ストレージ120は、段階的に変更される少なくとも一つの最大画面輝度を保存し、プロセッサ140は保存されたデータを用いることもできる。
【0068】
図1Bは、ディスプレイ装置の細部構成の一例を示すブロック図である。図1Bによると、ディスプレイ装置100は、ディスプレイ110、ストレージ120、通信部130、プロセッサ140、ユーザインターフェース部150、オーディオ処理部160、ビデオ処理部170、スピーカ180、ボタン181、カメラ182を含む。図1Bに示す構成要素のうち、図1に示す構成要素と重複する部分については、詳細な説明を省略する。
【0069】
プロセッサ140は、ストレージ120に保存された各種プログラムを用いてディスプレイ装置100の動作の全般を制御する。
【0070】
具体的には、プロセッサ140は、RAM141、ROM142、メインCPU143、グラフィック処理部144、第1ないし第nインターフェース145−1〜145−n、バス146を含む。
【0071】
RAM141、ROM142、メインCPU143、グラフィック処理部144、第1ないし第nインターフェース145−1〜145−nなどは、バス146を介して相互接続されてよい。
【0072】
第1ないし第nインターフェース145−1〜145−nは、上述の各種構成要素と接続される。インターフェースのいずれか一つは、ネットワークを介して外部装置と接続されるネットワークインターフェースであってよい。
【0073】
メインCPU143は、ストレージ120にアクセスし、ストレージ120に保存されたO/Sを用いてブートを行う。そして、ストレージ120に保存された各種プログラムなどを用いて多様な動作を行う。
【0074】
ROM142には、システムブートのための命令語セットなどが保存される。ターンオン命令が入力されて電源が供給されると、メインCPU143は、ROM142に保存された命令語に応じてストレージ120に保存されたO/SをRAM141にコピーし、O/Sを実行させてシステムをブートさせる。ブートが完了すると、メインCPU143は、ストレージ120に保存された各種アプリケーションプログラムをRAM141にコピーし、RAM141にコピーされたアプリケーションプログラムを実行させて各種動作を行う。
【0075】
グラフィック処理部144は、演算部(図示せず)及びレンダリング部(図示せず)を用いてアイコン、イメージ、テキストなどのような多様な客体を含む画面を生成する。演算部(図示せず)は、受信された制御命令に基づいて画面のレイアウトに応じて、各客体が表示される座標値、形、大きさ、カラーなどのような属性値を演算する。レンダリング部(図示せず)は、演算部(図示せず)で演算した属性値に基づいて客体を含む多様なレイアウトの画面を生成する。レンダリング部(図示せず)で生成された画面は、ディスプレイ110のディスプレイ領域内に表示される。
【0076】
一方、上述のプロセッサ140の動作は、ストレージ120に保存されたプログラムによって行われてよい。
【0077】
ストレージ120は、ディスプレイ装置100を駆動させるためのO/S(Operating System)ソフトウェアモジュール及びディスプレイ110の出力設定モジュールなどのように、多様なデータを保存する。
【0078】
この場合、プロセッサ140は、ストレージ120に保存された情報に基づいて入力された映像を処理してディスプレイすることができる。
【0079】
通信部130は、多様な通信方式によって多様な外部装置と通信を行う構成である。通信部130は、Wi−Fiチップ131、ブルートゥース(登録商標)チップ132、無線通信チップ133、NFCチップ134などを含む。プロセッサ140は、通信部130をもちいて各種外部装置と通信を行う。
【0080】
Wi−Fiチップ131、ブルートゥースチップ132は、Wi−Fi方式、ブルートゥース方式で通信を行う。Wi−Fiチップ131やブルートゥースチップ132を用いる場合には、SSID及びセッションキーなどのような各種接続情報を先に送受信し、それを用いて通信接続した後で各種情報を送受信することができる。無線通信チップ133は、IEEE、zigbee、3G(3rd Generation)、3GPP(3rd Generation Partnership Project)、LTE(Long Term Evoloution)などのような多様な通信規格によって通信を行うチップを意味する。NFCチップ134は、135kHz、13.56MHz、433MHz、860〜960MHz、2.45GHなどのような様々なRF−ID周波数帯域のうち、13.56MHz帯域を使うNFC(Near Field Communication)方式で動作するチップを意味する。
【0081】
一方、通信部130は、外部装置と単方向通信又は双方向通信を行うことができる。単方向通信を行う場合、通信部130は外部装置から信号を受信することができる。双方向通信を行う場合、通信部130は外部装置から信号を受信することもでき、外部装置に信号を送信することもできる。
【0082】
ユーザインターフェース部150は、多様なユーザインタラクション(interaction)を受信する。ここで、ユーザインターフェース部150は、ディスプレイ装置100の実現例によって多様な形態で実現が可能である。ディスプレイ装置100がテレビで実現される場合、ユーザインターフェース部150は遠隔制御装置からリモコン信号を受信するリモコン受信部、ユーザモーションを感知するカメラ、ユーザ音声を受信するマイクなどで実現できる。なお、ディスプレイ装置100がタッチ基板の電子装置で実現される場合、ユーザインターフェース150はタッチパッドと互いにレイヤ構造からなるタッチスクリーン形態で実現できてよい。この場合、ユーザインターフェース部150は、上述のディスプレイ110で使用することができるようになる。
【0083】
オーディオ処理部160は、オーディオデータに対する処理を行う構成要素である。オーディオ処理部160ではオーディオデータに対するデコードや増幅、ノイズフィルタリングなどのような様々な処理が行われてよい。
【0084】
ビデオ処理部170は、ビデオデータに対する処理を行う構成要素である。ビデオ処理部170では、ビデオデータに対するデコード、スケーリング、ノイズフィルタリング、フレームレート変換、解像度変換などのような様々なイメージ処理を行うことができる。
【0085】
スピーカ180は、オーディオ処理部160で処理された各種オーディオデータだけでなく、各種報知音や音声メッセージなどを出力する構成要素である。
【0086】
ボタン181は、ディスプレイ装置100の本体外観の全面部や側面部、背面部などの任意の領域に形成された機械的なボタン、タッチパッド、ホイールなどのような多様なボタンであってよい。
【0087】
カメラ182は、ユーザの制御によって静止画面又は動画を撮像するための構成である。カメラ182は、全面カメラ、背面カメラのように、複数で実現されてよい。
【0088】
以上のように、プロセッサ140は、HDRコンテンツ及びSDRコンテンツのうちの一方をストリーミングする状態で他方がストリーミングされると、出力設定値を段階的に変更して視聴者の視聴への妨げを最小化することができる。
【0089】
以下では、図面を通じてディスプレイ装置100の動作についてより詳細に説明する。
【0090】
図2は、本発明の一実施形態に係るストリーミングコンテンツのタイプが変更される場合を説明するための図である。
【0091】
まず、ディスプレイ装置100は、左から右に向かう方向にコンテンツを受信することができる。図2に示すように、ディスプレイ装置100は、HDR放送→SDR広告→HDR放送→SDR広告の順にコンテンツを受信することができる。ただ、それは一例に過ぎず、コンテンツの受信順はいくらでも異なってよい。
【0092】
プロセッサ140は、コンテンツのタイプが変更されたことを検知することができる。例えば、プロセッサ140は、コンテンツとともに受信されるVUI情報及びSEI情報のうち少なくとも一方に基づいてコンテンツのタイプが変更されたことを検知することができる。又は、プロセッサ140は、コンテンツのビット数を考慮して、コンテンツのタイプが変更されたことを検知することもできる。
【0093】
プロセッサ140は、コンテンツのタイプが変更されたと判断されると、予め設定されたフレーム区間又は予め設定された時間210の間、ディスプレイ110の出力設定値を段階的に変更することができる。
【0094】
ここで、プロセッサ140は、ストレージ120に保存されたHDRコンテンツに対応する第1出力設定値及びSDRコンテンツに対応する第2出力設定値の差に基づいて、予め設定されたフレームの数又は予め設定された時間を決定することができる。
【0095】
プロセッサ140は、予め設定されたフレームの数又は予め設定された時間が決定されると、第1出力設定値及び第2出力設定値のうちの一方を他方に同一の単位分段階的に変更することができる。
【0096】
図3は、出力設定値のうち最大画面輝度値を変更する方法を説明するための図である。図3に示すように、プロセッサ140は、SDRコンテンツがディスプレイされた状態でHDRコンテンツがストリーミングされると、最大画面輝度値を段階的に変更することができる。
【0097】
例えば、プロセッサ140は、SDRコンテンツがディスプレイされる間、50nitの最大画面輝度値からHDRコンテンツがストリーミングされると、55nit→60nit→…→100nitに最大画面輝度値を段階的に変更することができる。
【0098】
ここで、プロセッサ140は、最初の最大画面輝度値及び最終の最大画面輝度値に基づいて段階的に変更される最大画面輝度値を算出することができる。この場合、ストレージ120は、段階的に変更される最大画面輝度値を算出するための数式を保存することができ、プロセッサ140は、最初の最大画面輝度値、最終の最大画面輝度値及び数式に基づいて、段階的に変更される最大画面輝度値を算出することができる。
【0099】
ただ、それに限定されるものではなく、ストレージ120は、段階的に変更される最大画面輝度値を全て保存し、プロセッサ140は、保存された値に基づいてディスプレイ110を制御することもできる。この場合、ストレージ12は、数式を保存しなくてよい。
【0100】
図3では、HDRコンテンツをディスプレイする間、最大画面輝度値が段階的に変更されるものとして示しているが、それに限定されるものではない。例えば、プロセッサ140は、SDRコンテンツをディスプレイする間、最大画面輝度値を段階的に変更することもできる。又は、プロセッサ140は、SDRコンテンツ及びHDRコンテンツをディスプレイする間、最大画面輝度値を段階的に変更することもできる。
【0101】
このような動作は、コンテンツのストリーミング時点とディスプレイ時点に微差があるためである。例えば、プロセッサ140は、コンテンツをストリーミングした後で処理するための第1時間が必要であるが、コンテンツのタイプが変更されたことを判断する第2時間は、第1時間より短くてよい。それにより、プロセッサ140は、タイプが変更されてストリーミングされるコンテンツをディスプレイする前に最大画面輝度値を段階的に変更することもできる。
【0102】
なお、このような動作は、最大画面輝度値だけでなく、ガンマカーブ及び色空間にも同様に適用されてよい。
【0103】
図4は、出力設定値のうちガンマカーブを変更する方法を説明するための図である。
【0104】
図4に示すように、ストレージ120は、HDRコンテンツに対応する第1ガンマカーブ410、SDRコンテンツに対応する第2ガンマカーブ420及び第1ガンマカーブ410及び第2ガンマカーブ420のうちの一方を他方に段階的に変更するための少なくとも一つのガンマカーブ430を保存し、プロセッサ140は、保存された情報に基づいてガンマカーブを段階的に変更することができる。
【0105】
図4では、少なくとも一つのガンマカーブ430が3つであるとして示しているが、それに限定されるものではなく、異なる数であってよい。
【0106】
一方、ストレージ120は、少なくとも一つのガンマカーブ430を保存せずに、第1ガンマカーブ410及び第2ガンマカーブ420のうちの一方を他方に変更するための数式を保存することができる。この場合、プロセッサ140は、第1ガンマカーブ410、第2ガンマカーブ420及び数式に基づいて段階的に変更されるガンマカーブを算出することができる。
【0107】
例えば、プロセッサ140は、第1ガンマカーブ410及び第2ガンマカーブ420で同じピクセル値(x座標値)に対する比率値(y座標値)の差に基づいて、段階的に変更される比率値を算出することができる。この場合、プロセッサ140は、段階的に変更されるガンマカーブ全体を算出することができる。又は、プロセッサ140は、コンテンツのディスプレイの際に各ピクセル値に対する必要な比率値のみを算出することもできる。
【0108】
そして、プロセッサ140は、上述のように、SDRコンテンツ及びHDRコンテンツのうち少なくとも一方をディスプレイする間、段階的にガンマカーブを変更することもできる。
【0109】
図5は、出力設定値のうち色空間を変更する方法を説明するための図である。
【0110】
図5に示すように、ストレージ120は、HDRコンテンツに対応する第1色空間510、SDRコンテンツに対応する第2色空間520及び第1色空間510及び第2色空間520のうちの一方を他方に段階的に変更するための少なくとも一つの色空間530を保存し、プロセッサ140は、保存された情報に基づいて色空間を段階的に変更することができる。
【0111】
図5では、少なくとも一つの色空間530が3つであるとして示しているが、それに限定されるものではなく、異なる数であってよい。
【0112】
一方、ストレージ120は、少なくとも一つの色空間530を保存せずに、第1色空間510及び第2色空間520のうちの一方を他方に変更するための数式を保存することができる。この場合、プロセッサ140は、第1色空間510、第2色空間520及び数式に基づいて段階的に変更される色空間を算出することができる。
【0113】
例えば、プロセッサ140は、第1色空間510及び第2色空間520で対応する対の角を直線でつなげ、三角比例式を用いて段階的に変更される色空間を算出することもできる。
【0114】
そして、プロセッサ140は、上述のように、SDRコンテンツ及びHDRコンテンツのうち少なくとも一方をディスプレイする間、段階的に色空間を変更することもできる。
【0115】
図6は、本発明の一実施形態に係る中間出力設定値を決定する方法を具体的に説明するためのフローチャートである。
【0116】
まず、HDR/SDR信号を検出する(S610)。HDR/SDRの有無は、VUI情報及びSEI情報のうち少なくとも一方に基づいて判断することができる。そして、判断の結果、コンテンツ類型の変更があるかを判断する(S620)。
【0117】
コンテンツ類型が変更された場合、フレーム区間設定又は予め設定された時間を設定する(S630)。もし、コンテンツ類型が変更されていない場合、引き続きHDR/SDR信号を検出する。
【0118】
フレーム区間又は予め設定された時間が設定されると、初期の出力設定値及び目標出力設定値を決定する(S640)。そして、最後のフレームに到達しているか、又は予め設定された時間が経過しているかを判断する(S650)。
【0119】
最後のフレームに到達せずに、予め設定された時間が経過していない場合、中間出力設定値を決定することができる(S660)。中間出力設定値は、進行時間に応じて異なってよい。そして、決定された中間出力設定値に基づいてディスプレイ画質を設定する(S670)。この過程を繰り返し、再度のフレームに到達しているか、予め設定された時間が経過すると、終了する。この場合、再びHDR/SDR信号を検出することができる。
【0120】
又は、目標出力設定値に到達する前も、HDR/SDR信号を検出することもできる。目標出力設定値に到達する前に再びコンテンツ類型が変更されると、初期出力設定値が再びコンテンツ類型が変更された時点の中間出力設定値に決定されてよい。この場合、設定されたフレーム区間又は予め設定された時間を変更することもできる。
【0121】
図7は、本発明の一実施形態に係るディスプレイ装置の制御方法を説明するためのフローチャートである。
【0122】
HDR(High Dynamic Range)コンテンツに対応する第1出力設定値及びSDR(Standard Dynamic Range)コンテンツに対応する第2出力設定値が保存されているディスプレイ装置の制御方法は、まずストリーミングされた第1コンテンツを、第1コンテンツに対応する第1出力設定値及び第2出力設定値のうちの一方に基づいてディスプレイする(S710)。そして、第2コンテンツがストリーミングされると、第1出力設定値及び第2出力設定値のうちの一方を他方に段階的に変更し、第2コンテンツをディスプレイする(S720)。ここで、第1コンテンツは、HDRコンテンツ及びSDRコンテンツのうちの一方であり、第2コンテンツは、HDRコンテンツ及びSDRコンテンツのうちの他方であってよい。
【0123】
なお、第2コンテンツをディスプレイするステップ(S720)は、予め設定されたフレーム区間又は予め設定された時間の間、第1出力設定値及び第2出力設定値のうちの一方を他方に段階的に変更してよい。
【0124】
ここで、第2コンテンツをディスプレイするステップ(S720)は、予め設定されたフレーム区間又は予め設定された時間の間、第1出力設定値及び前2出力設定値のうちの一方を他方に同一の単位分段階的に変更してよい。
【0125】
そして、第2コンテンツをディスプレイするステップ(S720)は、第1出力設定値及び第2出力設定値の差に基づいて、予め設定されたフレームの数又は予め設定された時間を決定してよい。
【0126】
一方、ストリーミングされるコンテンツのVUI(Video Usability Information)情報及びSEI(Supplemental Enhancement Information)情報のうち少なくとも一方に基づいて、ストリーミングされるコンテンツがHDRコンテンツであるか又はSDRコンテンツであるかを判断するステップを更に含んでよい。
【0127】
そして、第1出力設定値及び第2出力設定値のそれぞれは、最大画面輝度、ガンマカーブ(gamma curve)及び色空間(color space)のうち少なくとも一つを含んでよい。
【0128】
一方、ディスプレイ装置は、HDRコンテンツに対応する第1最大画面輝度及びSDRコンテンツに対応する第2最大画面輝度を保存し、第2コンテンツをディスプレイするステップ(S720)は、第1最大画面輝度及び第2最大画面輝度に基づいて、段階的に変更される最大画面輝度を決定し、決定された最大画面輝度に基づいて第2コンテンツをディスプレイしてよい。
【0129】
なお、ディスプレイ装置は、HDRコンテンツに対応する第1ガンマカーブ、SDRコンテンツに対応する第2ガンマカーブ及び第1ガンマカーブを第2ガンマカーブに段階的に変更するための少なくとも一つのガンマカーブ、並びにHDRコンテンツに対応する第1色空間、SDRコンテンツに対応する第2色空間及び第1色空間を第2色空間に段階的に変更するための少なくとも一つの色空間を保存し、第2コンテンツをディスプレイするステップ(S720)は、保存された情報に基づいて第2コンテンツをディスプレイしてよい。
【0130】
一方、HDRコンテンツは放送コンテンツであり、SDRコンテンツは広告コンテンツであってよい。
【0131】
以上説明したように、本発明によれば、ディスプレイ装置は、HDR(High Dynamic Range)コンテンツ及びSDR(Standard Dynamic Range)コンテンツのうちの一方から他方に変更される際、ディスプレイの出力設定値を段階的に変更して視聴者の違和感を最小化することができるようになる。
【0132】
一方、以上では、ストレージが、HDRコンテンツに対応する第1出力設定値及びSDRコンテンツに対応する第2出力設定値を保存するものとして説明したが、それに限定されるものではない。例えば、ストレージは、HDRコンテンツ及びSDRコンテンツだけでなく、新たなタイプのコンテンツに対応する出力設定値を更に含んでよい。この場合でも、プロセッサの動作は、同様である。
【0133】
一方、このような多様な実施形態に係る方法は、プログラミングされて各種保存媒体に保存されてよい。それにより、保存媒体を実行する多様な電子装置で上述の多様な実施形態による方法が実現されてよい。
【0134】
具体的には、上述の制御方法を順次に行うプログラムが保存された非一時的な読み取り可能な媒体(non−transitory computer readable medium)が提供されてよい。
【0135】
非一時的な読み取り可能な媒体とは、レジスタやキャッシュ、メモリ等のような短い間データを保存する媒体ではなく、半永久的にデータを保存し、機器によって読み取り(Reading)が可能な媒体を意味する。具体的には、上述の多様なアプリケーションまたはプログラムは、CDやDVD、ハードディスク、ブルーレイディスク、USBメモリ、メモリカード、ROM等のような非一時的な読み取り可能な媒体に保存されて提供されてよい。
【0136】
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明は以上の実施形態に限定されない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的趣旨の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
【符号の説明】
【0137】
100 ディスプレイ装置
110 ディスプレイ
120 ストレージ
130 通信部
131 Wi−Fiチップ
132 ブルートゥースチップ
133 無線通信チップ
134 NFCチップ
140 プロセッサ
141 RAM
142 ROM
143 メインCPU
144 グラフィック処理部
145−1 第1インターフェース
145−n 第nインターフェース
146 バス
150 ユーザインターフェース部
160 オーディオ処理部
170 ビデオ処理部
180 スピーカ
181 ボタン
182 カメラ
図1A
図1B
図2
図3
図4
図5
図6
図7