【文献】
ShortGuid − A shorter and url friendly GUID class in C#, Dave Transom’s CSharpVitamins[online], 2007年12月20日, [検索日:2018年3月19日],インターネット<URL:https://www.singular.co.nz/2007/12/shortguid−a−shorter−and−url−friendly−guid−in−c−sharp/>
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明を実施するための形態】
【0014】
本開示の実施形態の目的、技術的解決法、及び、長所をより理解できるように、本開示の技術的解決法を、本開示の実施形態例と添付の図面を参照しながら、以下に記載する。記載の実施形態例は、本開示の実施形態の全てではなく、一部のみを表すことは明らかである。当業者によって創作的努力なしに得られる全ての他の実施形態は、本開示の保護範囲にあるものとする。
【0015】
図1は、本開示の実施形態例に係る、情報操作の例のプロセスで、以下の操作を含む。
【0016】
102において、元の識別番号に対応する短い識別番号を生成する。
【0017】
本開示の実施形態例において、元の識別番号は、任意の情報に対応する識別番号、例えば、製品番号、注文番号、及び、取引番号等、多くの桁数を有する識別番号であってよい。元の識別番号は、一般的に、数字、文字、または、数字と文字の組み合わせから構成される。ユーザが、ある情報を操作する許可を有する場合、ユーザは、このような情報に対応する元の識別番号を使用して、対応する詳細情報に関する操作を行ってよい。例えば、製品番号を用いて詳細な製品情報をクエリする、注文番号を用いて詳細な注文情報をクエリする、及び、取引番号を用いて詳細な取引情報をクエリする等である。
【0018】
サーバが、元の識別番号に関する短い識別番号を生成する要求を受信すると、元の識別番号に対応する短い識別番号が生成される。生成された短い識別番号は、元の識別番号より桁数が少ない。例えば、元の識別番号が28桁である場合、生成された短い識別番号は、4桁であってよい。
【0019】
例えば、ユーザが、元の識別番号に関する短い識別番号を生成する必要があるとき、ユーザは、短い識別番号を生成する要求をサーバに送信してよい。要求は、元の識別番号を有する。サーバは、短い識別番号を生成する要求を受信し、予め設定された規則に基づいて、短い識別番号を生成する。
【0020】
例えば、生成される短い識別番号は、元の識別番号に対応する独自の短い識別番号であるべきことを考慮すると、予め設定された規則に基づいて短い識別番号を生成した後、サーバは、サーバに記憶され、且つ、元の識別番号のそれぞれに対応する短い識別番号をクエリして、当該生成された短い識別番号が存在するか否かを判断する。生成された短い識別番号が存在する場合、サーバは、予め設定された規則に基づいて、短い識別番号を、当該短い識別番号が、元の識別番号のそれぞれに対応する記憶された短い識別番号内に存在しなくなるまで、再び生成する。サーバは、元の識別番号に対応して生成された短い識別番号として、生成された短い識別番号を使用する。生成された短い識別番号が存在しない場合、サーバは、予め設定された規則に基づいて生成された短い識別番号を、元の識別番号に対応する短い識別番号として使用する。
【0021】
例えば、予め設定された規則に基づいて短い識別番号を生成することは、以下の操作を含んでよい。予め設定された値範囲において、短い識別番号をランダムに生成する。すなわち、短い識別番号を生成する時、サーバは、短い識別番号の予め設定された値範囲にある値を、生成された短い識別番号として選択してよい。
【0022】
別の例に関しては、サーバは、他の規則に従って、短い識別番号を生成してもよい。一般的に、予め設定された規則は、2つのステップを含む。第1のステップは、短い識別番号の範囲を予め設定すること、例えば、各桁が0〜9、A〜Z等の値範囲である4桁に短い識別番号を予め設定することであり、第2のステップは、ランダム選択、順次選択等、生成された短い識別番号として範囲内の値を選択する選択方法を予め設定することである。
【0023】
例えば、サーバによって予め設定された規則は、下記のようになる。短い識別番号は、4桁で、各桁は、0〜9の値範囲にあり、選択可能な短い識別番号は、0000から始まる全ての整数を含み、値の選択方法は、順次選択モードである。短い識別番号を生成するプロセスは下記のようになる。最初に、生成された短い識別番号として0000を選択し、次に、短い識別番号0000が使用されているか否かのクエリがある。すなわち、記憶された対応関係内に、ある元の識別番号に対応する短い識別番号0000が既に存在するか否かである。存在する場合、次の短い識別番号0001が、生成された短い識別番号として、順次、選択される。短い識別番号0001が、記憶された対応関係内のある元の識別番号に対応しない場合、短い識別番号0001は、元の識別番号に対応する生成された短い識別番号として使用される。そうでない場合、短い識別番号の生成に成功するまで、次の短い識別番号0002が試される。
【0024】
本開示の実施形態例においては、サーバは、電子商取引の発注サーバ及び/若しくは支払いサーバ等のショッピングプラットフォームサーバ、または、図書館の本の借り出しプラットフォームのサーバ等の他の情報システムサーバであってよい。短い識別番号を生成する要求は、端末装置にインストールされたアプリケーションを通してユーザによって開始されてよい。例えば、端末装置は、コンピュータ、テレビ、または、携帯電話若しくはタブレット等のモバイル装置であってよい。例えば、ある支払いプラットフォームで取引番号を用いて各取引の詳細情報を識別するとき、ユーザは、携帯電話にインストールしたアプリケーションを通して、現在の取引番号に従った短い識別番号を生成する要求を支払いサーバに送信してよい。
【0025】
104において、短い識別番号と、元の識別番号と短い識別番号の対応関係とを記憶する。
【0026】
サーバが、短い識別番号と、元の識別番号と短い識別番号の対応関係とを記憶する。対応関係に従って、対応する元の識別番号は、短い識別番号を介して発見され、対応する短い識別番号は、元の識別番号を介して発見される。
【0027】
一般的に、元の識別番号と生成された短い識別番号は、一対一の対応関係にある。しかしながら、実際の適用の状況においては、ユーザは、同時に、複数の異なる情報のクエリが必要な場合がある。例えば、同じ日に、電子商取引ショッピングプラットフォームで複数の商品を購入した後、ユーザは、その複数の注文の詳細情報を同時にクエリすることが必要な場合がある。この時点で、各注文番号に関して短い識別番号をそれぞれ生成することは、短い識別番号のリソースの無駄であるだけではなく、クエリ効率が低くなる。よって、適用の実施形態例においては、このような状況では、同じユーザの複数の注文番号に関して共通の短い識別番号を生成し、これらの注文の詳細情報は、その短い識別番号を用いてクエリされる。言い換えると、このような状況では、短い識別番号を生成する要求は、複数の元の識別番号を有してよく、複数の元の識別番号を有する要求を受信すると、サーバは、1つの短い識別番号のみを生成してよく、短い識別番号と要求が有する複数の元の識別番号の対応関係を構築してよい。すなわち、要求が有する複数の元の識別番号は、同じ短い識別番号に対応し、短い識別番号は、短い識別番号の繰り返しとはみなされない。
【0028】
106において、短い識別番号を有する操作要求を受信すると、短い識別番号に対応する元の識別番号を検索し、元の識別番号に対応する情報に対して操作を行う。
【0029】
本開示の実施形態例においては、操作要求は、ユーザによって端末装置から開始されてもよく、または、サービスプロバイダによってサーバで開始されてもよい。例えば、サービスプロバイダの顧客サービスまたはバックグラウンド管理スタッフが、直接、サーバで操作する。
【0030】
短い識別番号を含む操作要求を受信すると、操作要求に含まれる短い識別番号に従って、サーバは、元の識別番号と生成された短い識別番号の記憶された対応関係から、操作要求に含まれた短い識別番号に対応する元の識別番号をクエリし、元の識別番号に基づいて関連情報を検索し、最後に、操作要求に基づいて発見された関連情報に操作を行ってよい。例えば、関連情報は、詳細な製品情報、詳細な注文情報、及び、詳細な取引情報等、元の識別番号に対応する詳細情報であってよい。
【0031】
上記操作を通して、対応する短い識別番号が、元の識別番号に対応して生成される。短い識別番号は、元の識別番号より桁数が少ないので、通信及び情報操作に関して、元の識別番号を短い識別番号で置き換えることによって、本開示の技術は、ユーザ及びサービスプロバイダに便利さを提供し、エラーを起こしにくくし、且つ、情報操作効率を有効に向上させる。
【0032】
さらに、サーバが、生成された短い識別番号を無限に記憶する場合、元の識別番号の量が増加すると、(絶え間なく増加する元の識別番号に対応する十分な短い識別番号を有するために)、生成された短い識別番号の桁数が増加する。一定期間を過ぎると、短い識別番号の使用でさえ便利ではなくなる。よって、本開示の実施形態例においては、短い識別番号の生成後、サーバは、短い識別番号の有効期間を設定してよい。サーバに記憶された短い識別番号の時間長が、その短い識別番号に対して予め設定された有効期間を超えると、サーバは、短い識別番号と、短い識別番号と元の識別番号の対応関係とを削除する。
【0033】
元の識別番号の取引番号としての使用を例に挙げると、実際の適用の状況においては、短い識別番号の有効期間は、取引量と短い識別番号の桁数に従って生成されてよい。サーバは、各桁が値範囲0〜9である4桁の短い識別番号を使用するように予め設定される場合、取引量は、有効期間前に、10000を超えてはならない。取引量を1分間に5000〜9999とする場合、短い識別番号の有効期間は1分間にするのが適切である。
【0034】
別の例に関しては、短い識別番号の有効期間は、短い有効期間に設定されなくてよく、ある適用の状況においては、短い識別番号に対してより長い有効期間の設定が必要である。例えば、ユーザが、共同購入ウェブサイトで注文または予約をする(この時点で、サーバが、対応する注文番号を生成する)と、注文番号に従って生成された短い識別番号は、ある期間を過ぎると、ユーザが店で購入する時のみ使用される。このような状況においては、短い識別番号の有効期間をより長くするべきである。
【0035】
さらに、サーバが、短い識別番号と、短い識別番号と元の識別番号の対応関係とを削除した後、このような短い識別番号は、別の元の識別番号に対応する短い識別番号として使用されてよい。ユーザは、従前通り、元の識別番号に関して短い識別番号を生成するよう要求してよい。
【0036】
さらに、本開示の実施形態例においては、操作要求は、クエリ要求を含み、発見された元の識別番号に対応する情報に関する操作を行うプロセスは、発見された元の識別番号を用いて、対応する情報をクエリすることを含んでよい。
【0037】
図2〜
図4を参照して、本開示の実施形態例に係る情報操作方法を、ユーザが、ショッピングプラットフォームで注文して商品を購入し、支払いプラットフォームで支払い操作を完了する例を用いて記載する。
【0038】
ユーザが、コンピュータを用いてショッピングプラットフォームで注文を行い、支払いプラットフォームで注文の支払いを完了する場合、ショッピングプラットフォーム及び支払いプラットフォームが用いるサーバを、ひとまとめにして、発注及び支払いサーバと称し、ユーザは、このような発注及び支払いサーバを使用して、発注操作と注文の支払い操作を完了する。元の識別番号に対応する短い識別番号を生成するサーバは、短い識別番号サーバと称する。
【0039】
短い識別番号の範囲及び生成規則が予め設定され、短い識別番号サーバに記憶される場合、予め設定された範囲及び生成規則は、以下のようになってよい。
【0040】
ショッピングプラットフォームの元の識別番号は、15桁の注文番号で、その注文番号に関して生成された短い識別番号は、a32等、3桁で、各桁は、0〜9及びa〜zの値範囲にあり、このような範囲の値を選択する選択方法は、ランダム選択である。
【0041】
支払いプラットフォームの元の識別番号は、28桁の取引番号で、その取引番号に関して生成された短い識別番号は、0169等、各桁が0〜9の値範囲にある4桁で、このような値を選択する選択方法は、昇順選択である。
【0042】
図2は、本開示の実施形態例に係る、実際の適用の状況における情報操作例のプロセスである。
【0043】
202において、ユーザは、ユーザ端末装置204を用いて、発注及び支払いサーバ206を介して注文を行い、注文の支払いを完了する。
【0044】
ユーザが注文Aを行った後、その注文に対応する注文番号が、注文情報で入手できる。注文Aの注文番号が573347044577565である場合、注文番号に加えて、注文情報は、製品情報、宛先住所、購入者メッセージ等をさらに含む。次に、ユーザは、注文Aの支払いを行い、このような支払い操作を識別する取引番号が、取引情報で入手可能になる。注文Aに対応する取引番号が2014031711001001040040725464だと仮定する。
【0045】
短い識別番号を生成する前に、ユーザ端末に表示される注文情報ページは、
図3のユーザ端末装置204のユーザインタフェース300に示され、そこから、注文情報ページ302は、製品情報、注文時間、宛先住所、郵便番号、受取人名、購入者メッセージ、注文番号等の注文の詳細情報を含む。ページの左下隅に、「短い識別番号を生成」ボタン304があり、このボタンをクリックすると、注文に対応する注文番号に関する短い識別番号を生成する要求を短い識別番号サーバ208に送信する。
【0046】
同様に、ユーザは、また、注文Aの取引番号に関する短い識別番号を生成する要求を短い識別番号サーバ208に送信してよい。
【0047】
210において、ユーザは、注文番号と取引番号のそれぞれに関する短い識別番号を生成する要求を、短い識別番号サーバ208に送信する。
【0048】
注文番号に関する短い識別番号を生成する要求は、注文番号を有し、取引番号に関する短い識別番号を生成する要求は、取引番号を有する。
【0049】
212において、短い識別番号サーバ208は、注文番号と取引番号のそれぞれに対応する短い識別番号は、予め設定された規則に基づいて生成する。
【0050】
例えば、注文番号に関して、予め設定された規則は、3桁の短い識別番号(各桁は、0〜9及びa〜zの値範囲である)を生成することであり、値を選択する選択方法は、ランダム選択である。注文番号に関してランダムに生成された短い識別番号は、a32で、短い識別番号サーバ208は、a32が注文番号と短い識別番号の記憶された対応関係に既に存在するか否かを検索し、存在しない場合、短い識別番号サーバ208は、注文番号に従って生成された短い識別番号としてa32を使用する。
【0051】
例えば、取引番号に関して、予め設定された規則は、4桁の短い識別番号(各桁が0〜9の値範囲)を生成することであり、値を選択する選択方法は、昇順選択である。取引番号に関して順次、生成される短い識別番号は、0000であり、短い識別番号サーバ208は、短い識別番号0000が取引番号と短い識別番号の記憶された対応関係に既に存在するか否かを検索する。存在する場合、短い識別番号サーバ208は、別の短い識別番号を、当該短い識別番号が記憶された対応関係に存在しなくなるまで、順次、再び生成する。例えば、生成された短い識別番号が0169で、取引番号と短い識別番号の記憶された対応関係に存在しないとき、短い識別番号サーバ208は、取引番号に従って生成された短い識別番号として0169を使用する。
【0052】
例えば、短い識別番号を順次、生成する場合、毎回、最小の数から短い識別番号を生成し、次に、最小の数から横断的に生成という時間がかかる方法を避けるために、最後に成功裏に生成された短い識別番号から開始して、順次、順方向循環検索(forward circle search)を進めてよい。
【0053】
214において、短い識別番号サーバ208は、生成された短い識別番号の有効期間を設定し、タイマーを作動させる。
【0054】
例えば、有効期間は、全ての生成された短い識別番号に関して一致するように設定してもよく、各短い識別番号に関して個々に設定してもよい。適用の状況の例においては、生成された短い識別番号の全ての有効期間を3分間、すなわち、180秒に設定する場合、短い識別番号サーバ208は、注文番号に対応する短い識別番号を生成した後、180秒のタイマーを作動させ、取引番号に対応する短い識別番号を生成した後、別の180秒のタイマーを作動させる。
【0055】
216において、短い識別番号サーバ208は、生成された短い識別番号をユーザ端末装置204に送信する。短い識別サーバ208は、ユーザ端末のユーザインタフェースにリアルタイムで、各短い識別番号の残り使用可能時間を表示してよい。
【0056】
生成された短い識別番号の使用可能時間は、生成された短い識別番号の存在時間である、よって、生成された短い識別番号の最大使用可能時間は、短い識別番号の有効期間であり、生成された短い識別番号の残りの使用可能時間は、短い識別番号の有効期間から短い識別番号の存在時間を引いたものである。
【0057】
短い識別番号の生成後、ユーザ端末装置204のユーザインタフェース400に表示された注文情報ページ402を
図4に示す。2つの情報が右下の隅に追加される。上の方の情報404は、注文Aの注文番号に対応する生成された短い識別番号で、下の方の情報406は、リアルタイムで表示された短い識別番号の現在の残り使用可能時間である。
【0058】
218において、ユーザは、注文番号に対応する短い識別番号を使用して、ユーザ端末装置204を介して短い識別番号サーバ208にクエリ要求を開始する。
【0059】
ユーザは、短い識別番号サーバ208に対して直接、クエリ要求を開始してよい、または、サービスプロバイダの顧客サービス等、サービスプロバイダに、短い識別番号を通知すると、顧客サービスが短い識別番号サーバ208に対してクエリ要求を開始する。
【0060】
220において、短い識別番号サーバ208は、注文番号に対応する短い識別番号に従って、注文番号をクエリし、注文番号を発注及び支払いサーバに送信する。
【0061】
222において、発注及び支払いサーバ206は、注文番号に従って、注文Aの詳細情報をクエリし、詳細情報をユーザ端末装置204に送信する。
【0062】
短い識別番号サーバ208が、18:10:00に、注文Aの注文番号に対応する短い識別番号を生成し、ユーザが18:12:00に、注文番号に対応する短い識別番号を使用して、ユーザ端末装置204を介して短い識別番号サーバ208にクエリ要求を開始するとする。この時点で、短い識別番号a32の使用可能時間は、有効期間の180秒を超えない120秒である。従って、短い識別番号サーバ208が、短い識別番号a32に従って短い識別番号a32に対応する注文番号をクエリし、注文番号を発注及び支払いサーバ206にクエリし得るように、短い識別番号サーバ208は、依然として、短い識別番号a32と、短い識別番号a32と対応する注文番号の対応関係とを記憶する。発注及び支払いサーバ206は、注文番号に従って、注文Aの詳細情報をクエリして、詳細情報をユーザ端末に送信してよい。
【0063】
224において、注文番号に対応する短い識別番号の有効期間が終了すると、短い識別番号サーバ208は、注文番号と対応する短い識別番号の記憶された対応関係を削除する。
【0064】
短い識別番号サーバ208が、18:10:00に、注文Aの注文番号に対応する短い識別番号を生成するので、注文番号に対応する短い識別番号は、18:13:00に有効期間が終了し、短い識別番号サーバ208は、注文番号と短い識別番号a32の記憶された対応関係を削除する。
【0065】
226において、取引番号に対応する短い識別番号の有効期間が終了すると、短い識別番号サーバ208は、取引番号と対応する短い識別番号の記憶された対応関係を削除する。
【0066】
短い識別番号サーバ208が、18: 10: 30に、注文Aに対するユーザの支払いの取引番号に対応する短い識別番号0169を生成する場合、18: 13: 30に、取引番号に対応する短い識別番号の有効期間が終了し、短い識別番号サーバ208は、取引番号と短い識別番号0169の記憶された対応関係を削除する。
【0067】
228において、ユーザは、取引番号に対応する短い識別番号を使用して、ユーザ端末装置204を介して短い識別番号サーバ208に対してクエリ要求を開始する。
【0068】
取引番号に対応する短い識別番号の有効期間が終了しているので、230において、短い識別番号サーバ208は、クエリに失敗し、ユーザ端末装置204を介して失敗情報をユーザに返信する。
【0069】
ユーザが、18:15:00に、短い識別番号0169を使用して、短い識別番号サーバ208にクエリ要求を開始する場合、この時点で、短い識別番号0169の使用可能時間は、有効期間を超えているので、すなわち、短い識別番号サーバ208は、短い識別番号0169と、短い識別番号0169と対応する取引番号の対応関係を削除しているので、短い識別番号サーバ208は、短い識別番号0169と、対応する取引番号とをクエリできない。従って、短い識別番号サーバ208は、クエリに失敗し、失敗情報をユーザに返信する。
【0070】
短い識別番号の有効期間が終了すると、注文情報に関して、ユーザ端末装置204は、
図3に示す注文情報を表示し、この時点で、ユーザは、短い識別番号を生成するためのボタンを、再度、クリックして、注文Aの注文番号に関する短い識別番号を生成する要求を短い識別番号サーバ208に再度、送信してよい。
【0071】
例えば、コンピュータに追加して、ユーザ端末装置204は、携帯電話及びタブレット等のモバイル装置であってよく、本開示の実施形態で提供された情報操作のプロセスは、このようなモバイル装置で、対応するアプリケーションを介して実施してもよい。
【0072】
例えば、
図2に示すプロセスにおいて、注文番号に対応する短い識別番号と、取引番号に対応する短い識別番号とを生成する短い識別番号サーバ208のシーケンスは、ユーザが、注文番号に関する短い識別番号を生成する要求と、取引番号に関する短い識別番号を生成する要求を送信するシーケンスによって決まる。
【0073】
一例として、ショッピングプラットフォーム、支払いプラットフォーム、及び、クエリ要求である操作要求を用いて記載してきた。当然、本開示の実施形態例においては、操作要求は、他のタイプの操作要求、例えば、ユニフォームリソースロケータ(URL)を生成する生成要求、URLを介して対応する情報にリンクするリンク要求であってもよい。
【0074】
操作要求が、URLを生成する生成要求であるとき、検索された元の識別番号に対応する情報に対してサーバが行う操作は、以下の操作を含んでよい。元の識別番号を含むURLは、元の識別番号に対応する情報のURLとして生成され、短い識別番号を含むURLが生成されて、ユーザに提供される。
【0075】
操作要求が、URLを介して対応する情報にリンクするリンク要求であるとき、リンク要求は、URLを有する。発見された元の識別番号に対応する情報に対してサーバが行う操作は、以下の操作を含んでよい。リンク要求が有するURLに含まれる短い識別番号は、発見された元の識別番号に置き換えられ、関連情報は、置き換えられたURLを介してリンクされる。
【0076】
以下の実施形態例は、短い識別番号に従ってURLを生成し、URLを用いて関連情報にリンクする方法の例を記載する。
【0077】
実際の適用の状況において、販売者が、販売しようとする製品の製品情報を投稿する必要がある場合、このような製品情報にリンクするURLは、一般的に、電子商取引ウェブサイトのサーバを介して生成される。製品の製品番号と製品の製品情報を一般的に含むURLは、製品番号を含むURLを介してリンクされる。
【0078】
一般に、マイクロブログを介して等、製品をオンラインで販売促進するとき、ユーザが、マイクロブログのウェブページリンクを直接クリックして、製品の情報を見るように、販売者は、マイクロブログにウェブページリンクを追加する。しかしながら、マイクロブログでは、許可される単語の数が限られているので、ウェブページリンクが長すぎる製品コードを含む場合、ウェブページリンクは、完全には、マイクロブログに追加されない場合があり、その結果、ユーザは、正確なウェブページにリンクできない。
【0079】
しかしながら、本開示によって提供される情報操作方法において、操作要求は、URLを生成する生成要求であってよい。すなわち、電子商取引ウェブサイトのサーバが、製品の製品番号に従って、製品番号に対応する短い識別番号を生成した場合、販売者は、製品の製品情報をマイクロブログに投稿しようとするとき、最初に、製品番号に従ってURLを生成する生成要求をサーバに送信してよい。サーバは、生成要求を受信すると、製品番号に対応する製品情報のURLとして製品番号を含むURLを生成する(すなわち、製品情報は、製品番号を含むURLを介してリンクされる)。次に、サーバは、製品番号に対応する短い識別番号を含むURLを生成し、そのURLをユーザに提供する。
【0080】
短い識別番号は、元の製品番号より桁数が少ないので、短い識別番号を含むURLは、マイクロブログに完全に表示される。
【0081】
従って、他のユーザが、短い識別番号を含むURLをクリックすると、電子商取引ウェブサイトのサーバのインターネットプロトコル(IP)アドレスは、ドメインネームシステム(DNS)が提供するサービスを介して取得される。次に、ユーザは、IPアドレスに従って、サーバにリンク要求を開始する。リンク要求は、短い識別番号を含むURLを有する。サーバは、リンク要求を受信すると、リンク要求のURLに含まれる短い識別番号に従って、対応する製品番号を検索し、リンク要求が有するURLに含まれる短い識別番号を、発見された製品番号で置き換え、次に、置き換えられたURLを介して製品番号に対応する製品情報にリンクしてよい。
【0082】
上記は、本開示の実施形態例によって提供された情報操作方法である。同じまたは類似の概念に基づいて、本開示は、
図5に示すように、情報操作装置の例をさらに提供する。
【0083】
図5は、本開示の実施形態に係る、情報操作のための装置500の例を示す構造図である。
【0084】
装置500は、1つ若しくは複数のプロセッサ502または1つ若しくは複数のデータ処理ユニットと、メモリ504とを備えてよい。装置500は、1つまたは複数の入力/出力装置とネットワークインタフェースと(
図5には示さず)をさらに備えてよい。メモリ504は、コンピュータ可読媒体の例である。
【0085】
メモリ504は、生成モジュール506、記憶モジュール508、及び、操作モジュール510を含む複数のモジュールまたはユニットを記憶してよい。
【0086】
生成モジュール506は、元の識別番号に対応する短い識別番号を生成する。短い識別番号は、元の識別番号より桁数が少ない。
【0087】
記憶モジュール508は、短い識別番号と、元の識別番号と短い識別番号の対応関係とを記憶する。
【0088】
操作モジュール510は、短い識別番号を含む操作要求を受信すると、操作要求が有する短い識別番号に対応する元の識別番号を検索し、検索された元の識別番号に対応する情報に基づいて操作を行う。
【0089】
例えば、生成モジュール506は、短い識別番号を生成する要求を受信し、予め設定された規則に基づいて短い識別番号を生成し、元の識別番号のそれぞれに対応する記憶された短い識別番号に従って、生成された短い識別番号が存在するか否かを判断してよい。生成された短い識別番号が存在する場合、生成モジュール506は、予め設定された規則に基づいて、ランダムに、短い識別番号を、当該短い識別番号が、元の識別番号のそれぞれに対応する記憶された短い識別番号内に存在しなくなるまで、再び生成し、生成された短い識別番号を、元の識別番号に対応する生成された短い識別番号として使用する。生成された短い識別番号が存在しない場合、生成モジュール506は、予め設定された規則に基づいて生成された短い識別番号を元の識別番号に対応して生成された短い識別番号として使用する。
【0090】
生成モジュール506は、予め設定された値範囲において、短い識別番号をランダムに生成してよい。
【0091】
例えば、記憶モジュール508は、短い識別番号を記憶する時間長が短い識別番号に関して予め設定された有効期間を超えると、短い識別番号と、短い識別番号と元の識別番号の対応関係とを削除する。
【0092】
例えば、操作要求は、クエリ要求を含む。操作モジュール510は、発見された元の識別番号を用いて、対応する情報をクエリする。
【0093】
例えば、操作要求は、ユニフォームリソースロケータ(URL)を生成する生成要求を含む。操作モジュール510は、元の識別番号に対応する情報のURLとして元の識別番号を含むURLを生成し、短い識別番号を含むURLを生成し、それをユーザに提供する。
【0094】
例えば、操作要求は、リンク要求を含み、リンク要求は、URLを有する。操作モジュール510は、リンク要求が有するURLに含まれる短い識別番号を発見された元の識別番号で置き換え、置き換えられたURLを介して関連情報にリンクする。
【0095】
例えば、元の識別番号は、製品番号、取引番号、及び、注文番号を含む。
【0096】
例えば、
図5に示す装置は、サーバに置かれてよい。
【0097】
本開示は、情報操作方法及び装置を提供する。開示の情報操作方法及び装置においては、サーバは、元の識別番号に対応する短い識別番号を生成し、短い識別番号と、元の識別番号と短い識別番号の対応関係とを記憶し、短い識別番号を有する操作要求を受信すると、操作要求が有する短い識別番号に対応する元の識別番号を検索し、検索された元の識別番号に対応する情報に基づいて、操作を行う。上記操作を通して、元の識別番号は、通信及び情報操作のために、生成された短い識別番号と置き換えられる、これは、便利であり、エラーを起こしにくくなり、操作効率を有効に向上させる。
【0098】
本開示の実施形態は、方法、システム、または、コンピュータのプログラミング製品であってよいことを、当業者は理解されよう。よって、本開示は、ハードウェア、ソフトウェア、または、両方の組み合わせで実施されてよい。さらに、本開示は、(ディスク、CD‐ROM、光ディスク等を含むが、それらに限らない)コンピュータ可読媒体で実施されてよいコンピュータ実行可能命令を含む1つまたは複数のコンピュータプログラムの形態であってよい。
【0099】
本開示は、本開示の実施形態の方法、装置(システム)、及び、コンピュータプログラムのフローチャート、及び/または、ブロック図を参照して記載する。フローチャート及び/またはブロック図の、各フロー及び/またはブロック、並びにフロー及び/またはブロックの組み合わせは、コンピュータプログラム命令によって実施されてよいことは理解されたい。これらのコンピュータプログラム命令は、一般的なコンピュータ、特殊なコンピュータ、組み込みプロセッサ、または、他のプログラム可能データプロセッサに提供されて、マシーンを生成してよく、結果として、フローチャートの1つまたは複数のフロー及び/またはブロック図の1つまたは複数のブロックを実施する装置は、コンピュータまたは他のプログラム可能データプロセッサによって操作される命令を通して生成されてよい。
【0100】
これらのコンピュータプログラム命令は、また、他のコンピュータ可読媒体に記憶されてよく、他のコンピュータ可読媒体は、コンピュータまたは他のプログラム可能データプロセッサに、ある一定の方法で動作するように命令してよく、その結果、コンピュータ可読記憶装置に記憶された命令は、命令装置を含む製品を生成し、命令装置は、フローチャートの1つまたは複数のフロー及び/またはブロック図の1つまたは複数のブロックに指定された機能を実施する。
【0101】
これらのコンピュータプログラム命令は、また、コンピュータまたは他のプログラム可能データプロセッサにロードされてよく、その結果、コンピュータまたは他のプログラム可能データプロセッサは、一連の操作ステップを行って、コンピュータによって実施されるプロセスを生成してよい。従って、コンピュータまたは他のプログラム可能データプロセッサで操作される命令は、フローチャートの1つまたは複数のフロー及び/またはブロック図の1つまたは複数のブロックで指定された機能を実施するステップを提供してよい。
【0102】
標準的な構成において、本開示に記載の、サーバ、ユーザ端末装置等のコンピューティングデバイスは、1つまたは複数の中央処理装置(CPU)、1つまたは複数の入力/出力インタフェース、1つまたは複数のネットワークインタフェース、及び、メモリを備えてよい。
【0103】
メモリは、コンピュータ可読媒体の、一時的メモリ、ランダムアクセスメモリ(RAM)、並びに/または、リードオンリメモリ(ROM)及びフラッシュランダムアクセスメモリ(フラッシュRAM)等の不揮発性メモリ等の形態を含む。メモリは、コンピュータ可読媒体の一例である。
【0104】
コンピュータ可読媒体は、情報の記憶を行う任意の方法または技術を使用し得る永続的及び一時的、可動及び固定の媒体を含む。情報は、コンピュータ可読命令、データ構造、ソフトウェアモジュール、または、任意のデータであってよい。コンピュータ記憶媒体の例は、相変化メモリ(PCM)、スタティックランダムアクセスメモリ(SRAM)、ダイナミックランダムアクセスメモリ(DRAM)、他の種類のRAM、ROM、電気的消去可能プログラマブルリードオンリメモリ(EEPROM)、フラッシュメモリ、内部メモリ、CD‐ROM、DVD、光学メモリ、磁気テープ、磁気ディスク、任意の他の磁気記憶装置、または、コンピューティングデバイスによってアクセス可能な情報を記憶し得る任意の他の非通信媒体を含んでよいが、それらに限らない。本明細書の規定では、コンピュータ可読媒体は、変調データ信号及び搬送波等の一過性の媒体は含まない。
【0105】
用語「including」、「comprising」または、それらの任意の変形は、排他的でなく含むことを意味し、よって、複数の要素を含むプロセス、方法、製品、または、装置は、その複数の要素だけでなく、明示的に列挙されていない任意の他の要素、または、このようなプロセス、方法、製品、または、装置に不可欠若しくは固有の任意の要素も含むことに留意されたい。さらなる制限がなければ、「including a ・・・」という句で規定される要素は、プロセス、方法、製品、または、装置が、その要素に加えて別の同じ要素を含むことを、除外するものではない。
【0106】
実施形態例は、方法、システム、または、コンピュータソフトウェア製品の形態で提示し得ることを、当業者は理解されよう。従って、本技術は、ハードウェア、コンピュータソフトウェア、または、それらの組み合わせで実施されてよい。さらに、本技術は、コンピュータ実行可能またはコンピュータ可読命令を含む(ディスク、CD‐ROM、または、光学記憶装置を含むがそれらに限らない)1つまたは複数のコンピュータ記憶媒体の形態のコンピュータソフトウェア製品として実施されてよい。
【0107】
上記記載は、本開示の実施形態例を記載しているが、それらは、本開示の制限に使用されるべきではない。当業者は、本技術に任意の修正または変更を行ってよい。本技術の精神及び範囲を逸脱しない任意の変更、同等の置き換え、または、改善は、本開示の請求項の範囲内にある。