特許第6903923号(P6903923)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6903923ヘテロアリールで置換されたフェニルテトラヒドロイソキノリン化合物を有効成分として含有する医薬
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6903923
(24)【登録日】2021年6月28日
(45)【発行日】2021年7月14日
(54)【発明の名称】ヘテロアリールで置換されたフェニルテトラヒドロイソキノリン化合物を有効成分として含有する医薬
(51)【国際特許分類】
   A61K 31/4725 20060101AFI20210701BHJP
   A61K 31/501 20060101ALI20210701BHJP
   A61P 43/00 20060101ALI20210701BHJP
   A61P 7/00 20060101ALI20210701BHJP
【FI】
   A61K31/4725
   A61K31/501
   A61P43/00 111
   A61P7/00
【請求項の数】6
【全頁数】162
(21)【出願番号】特願2017-8470(P2017-8470)
(22)【出願日】2017年1月20日
(65)【公開番号】特開2017-132759(P2017-132759A)
(43)【公開日】2017年8月3日
【審査請求日】2020年1月9日
(31)【優先権主張番号】特願2016-10223(P2016-10223)
(32)【優先日】2016年1月22日
(33)【優先権主張国】JP
(73)【特許権者】
【識別番号】000002819
【氏名又は名称】大正製薬株式会社
(72)【発明者】
【氏名】黒田 翔一
(72)【発明者】
【氏名】川部 憲一
(72)【発明者】
【氏名】宇敷 康信
(72)【発明者】
【氏名】太田 裕之
(72)【発明者】
【氏名】宇根内 史
(72)【発明者】
【氏名】柴田 剛
(72)【発明者】
【氏名】田伏 英哲
(72)【発明者】
【氏名】宗友 栄二
(72)【発明者】
【氏名】長南 寿実
【審査官】 新熊 忠信
(56)【参考文献】
【文献】 特許第6292307(JP,B2)
【文献】 特表2008−526906(JP,A)
【文献】 特表2005−515205(JP,A)
【文献】 国際公開第2014/169094(WO,A2)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A61K 31/00−33/44
A61P 1/00
A61P 7/00
A61P 9/00
A61P 13/00
A61P 43/00
JSTPlus/JMEDPlus/JST7580(JDreamIII)
CAplus/REGISTRY/MEDLINE/EMBASE/BIOSIS(STN)
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
以下に示す化合物群から選ばれる化合物又はその製剤学的に許容される塩を有効成分として含有し、経口用組成物である医薬。
【化1】
【化2】
【化3】
【化4】
【化5】
【化6】
【化7】
【化8】
【請求項2】
請求項1に示す化合物群から選ばれる化合物又はその製薬学的に許容される塩の投与量が0.1〜1000mg/日である、請求項1に記載の医薬。
【請求項3】
さらに薬剤学的に許容される添加剤を含み、該薬剤学的に許容される添加剤が、乳糖、ステアリン酸マグネシウム、デンプン、タルク、ゼラチン、寒天、ペクチン、アラビアゴム、オリーブ油、ゴマ油、カカオバター、及びエチレングリコールからなる群から選ばれる少なくとも一種であり、医薬としての形態が、錠剤、丸剤、カプセル剤、顆粒剤、粉剤、又は散剤であることを特徴とする請求項1又は2に記載の医薬。
【請求項4】
便秘、高血圧、腎症、体液貯留、高リン血症、又はCKD−MBDの予防薬又は治療薬である請求項1〜3に記載の医薬。
【請求項5】
リン吸収抑制及び/又はリン排出亢進に基づく高リン血症の予防又は治療のための、請求項1〜4に記載の医薬。
【請求項6】
請求項1に示す化合物群から選ばれる化合物又はその製剤学的に許容される塩を有効成分として含有するリン排出亢進剤。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ナトリウム/プロトン交換輸送体3(Na/H exchanger 3、 Natrium Hydrogen Exchanger 3、以下、「NHE3」ともいう)阻害作用を有する新規化合物およびそれらを有効成分として含有する医薬に関する。
【背景技術】
【0002】
便秘および便秘症は、便通の回数と排便量が減少し、便の排泄に苦痛あるいは困難を伴う状態をいう。食生活の変化、運動不足、時間に拘束されストレスの多い社会生活、人口の高齢化により便秘症の頻度は増加していると推定される。
【0003】
摂取された食物は胃および小腸にて消化され、その栄養分は主に小腸にて吸収される。その後、不消化物となった腸内容物は小腸から大腸に送られる。大腸では水分が吸収されながら固形化し、蠕動運動により肛門側に移動し、S状結腸に達して貯留する。貯留した便が、大蠕動と呼ばれる収縮運動により直腸内に流入すると、直腸壁が進展しその刺激により脊髄の排便中枢に伝わり、排便反射が生じて、肛門括約筋の弛緩、直腸の収縮が引き起こされる。同時に大脳に便意として認識され、随意的に腹圧を高め、排便が行われる。しかし、加齢や食生活の変化あるいは運動不足などによって、下部消化管の自律神経機能や運動機能あるいは排便反射機能が低下すると、あるいは、腸管における水分の過吸収や腸液分泌低下等が誘発されると、便秘症が発症する。
【0004】
大多数の便秘症患者は、不快感を伴っても日常生活に大きな支障を来すことが少ないために、OTC薬や民間療法などで自己治療することが多い。しかし、便秘はQOL低下に加え、便秘により全身に不調を招き、便秘が全身疾患に伴う一部分症として生じる場合は、その治療の重要性が指摘されている。
【0005】
便秘症は、その原因により、器質性便秘と機能性便秘に分けられる。器質性便秘は大腸ポリープや大腸がんなどによって、消化管が閉塞することによって発症する便秘である。一方、機能性便秘は、薬物性便秘と症候性便秘および慢性特発性便秘症に分類される。薬物性便秘はオピオイドなどの腸管運動を抑制する薬物による便秘である。症候性便秘は消化器疾患以外の疾患にて続発的に発症する便秘である。そして、慢性特発性便秘症は機能性便秘の中で最も高頻度に発症する便秘である。慢性特発性便秘症はストレスや食環境の変化によって発症する。
【0006】
便秘型過敏性腸症候群(IBS-C)は、消化管に器質的な変化がなく、腹痛・腹部不快感と便通異常を主体とする消化器症状が持続する便秘症である。機能性便秘の患者の一部は、IBS-Cに分類されることもある。
【0007】
便秘症に使用される薬剤として、酸化マグネシウムなどの塩類下剤あるいはラクツロースなどの糖類下剤に分類される浸透圧性下剤、ポリカルボフィルカルシウムなどの膨張性下剤、センノシドやピコスルファートナトリウムなどの刺激性下剤、ジオクチルソジウムスルホサクシネートなどの浸潤性下剤などが挙げられる。プルカロプリドなどのセロトニン4(5−HT4)受容体アゴニスト、ルビプロストンなどのタイプ−2クロライドチャンネル(ClC−2)アゴニストなども使用される。
【0008】
便秘症の薬物治療では、まず塩類下剤あるいは膨張性下剤が使用される。塩類下剤である酸化マグネシウムは、高齢者あるいは腎障害時などでの高マグネシウム血症に注意を要する。膨張性下剤であるポリカルボフィルカルシウムは、作用は穏やかで効果の発現に時間を要する。これら薬剤で不十分な場合は、刺激性下剤が使用される。しかし、刺激性下剤は、腸管神経叢に作用し蠕動運動を亢進させるが、長期使用で習慣性となり、神経叢の萎縮が生じ大腸の弛緩を悪化させる。その使用は可能な限り少量で短期間に留められる。
近年、承認されたルビプロストンにおいても、副作用として悪心や嘔吐が認められる。また、腎機能が高度に低下した患者には慎重投与となっている。
【0009】
このように、既存の便秘治療薬は安全性面、薬効面で未だ完全とは言えず、いずれの薬剤でも満足度は高くないことが報告されている(非特許文献1および2)。より安全で、より有効な便秘症治療薬を創出することが望まれ、そのような薬剤は、多くの慢性便秘症患者にとって有益であると考えられる。
【0010】
さて、消化管内に分泌された消化液には大量のナトリウムが存在する。これを消化管が再吸収することで、ナトリウムの体内のホメオスタシスを維持している。すなわち、消化管は体液9Lと約800mmolのナトリウムを吸収するが、そのうち7.5Lの体液とナトリウム650mmolが消化液由来であり、残りの1.5Lの体液と150mmolのナトリウムが経口由来である(非特許文献3)。そして消化管はほぼすべてのナトリウムを吸収し、便中に排泄されるナトリウムは、5mmol程度である。
【0011】
このナトリウム再吸収の主要な機構は、electroneutralな輸送とelectrogenicな輸送である(非特許文献4)。electroneutralな輸送は、小腸および近接結腸に発現するNHE3によって主になされる。例えば、空腸でのナトリウム吸収の半分程度がNHE3由来であると報告されている(非特許文献5)。electrogenicな輸送は、遠位結腸にて上皮ナトリウムチャネルENacによってなされる。
【0012】
腸管のNHE3活性を阻害する物質(以下、NHE3阻害物質と記載する)は、腸管からのナトリウム吸収を抑制することで、腸管内でナトリウムを貯留させる。貯留したナトリウムは浸透圧によって水分を引き出すため、腸管内容物を軟化させる。そのため、NHE3阻害物質は、慢性便秘やIBS-Cあるいは薬剤誘発性便秘の治療薬として有用であると考えられる(非特許文献6および7)。
【0013】
また、NHE3阻害物質は腸管からのナトリウム吸収を抑制して、糞便にナトリウムを排出する。そのため、減塩を模倣した薬剤としても有用であると考えられる。
【0014】
既存の高血圧治療薬や腎症治療薬として、アンジオテンシン受容体拮抗薬やアンジオテンシン変換酵素阻害薬などの降圧薬が用いられているが、これら薬剤の効果は十分ではない。また、減塩療法は、これら疾患の予防および治療に有益であることが知られているが、現代生活において減塩を継続的に遵守することは難しい。一方、減塩を模倣したNHE3阻害物質はラットにおいて血圧を低下させ、さらにアンジオテンシン変換酵素阻害薬との併用にて、より強力に血圧を低下させることが報告されている(非特許文献6)。そのため、NHE3阻害物質は、単剤および、既存の降圧薬との併用療法にて、治療効果を発揮すると考えられる。
【0015】
ここで、高度に腎機能が低下した腎不全患者は、余剰のナトリウムおよび体液を尿中に十分排泄することができない。そして、利尿薬の薬効も消失する。そのため、週に数回血液透析を受けなければならない。透析間では体液貯留による体重増加および血圧上昇が発症し、透析操作にて体液貯留が改善することによる血圧低下が起こる。この体液貯留および透析による除水が繰り返されることによる、血圧の上昇下降が腎不全患者の心機能に悪影響を与え、心疾患発症リスクが増大し、予後を悪化させてしまう。そのため、腎不全患者には血圧の変動を軽減するために、透析間に厳しい減塩および飲水制限が課せられるが、その厳しさゆえ、遵守するのは困難である。NHE3阻害物質は、ラットにおいて、糞便へのナトリウム排出を亢進し、体液貯留を抑制し、心肥大を抑制することが報告されている(非特許文献7)。
【0016】
そのため、NHE3阻害物質は、腎不全患者の心疾患発症リスクを軽減する薬剤としても有用であると考えられる。
【0017】
一方、ある種のNHE3阻害物質には、腸管からのナトリウム吸収を抑制するだけではなく、リン吸収も抑制し、糞便へのリン排出を亢進することが報告されている(特許文献24、非特許文献8)。さらに、ある種のNHE3阻害物質には、腎不全ラットへの投与にて血中リン濃度を低下させることが報告されている。
【0018】
リン代謝は小腸と腎臓における吸収と排泄の二つの主要な作用によって維持されている。一日約1.2gのリンを摂取し、その3分の1の約0.4gは糞便中に排泄され、残り3分の2の約0.8gは吸収される(非特許文献9)。そして、毎日約0.8gのリンが尿中へ排泄される。また消化液にもリンが含有されており、糞便中に排泄される。体内においても、骨および血液間でリンの平衡状態にある。
【0019】
ここで、腎機能が高度に低下した腎不全患者では、一日約0.8gのリン排泄ができないため、血中リン濃度が上昇し、高リン血症が発症する。高リン血症では、骨や副甲状腺の機能異常が起こり、骨粗鬆症や副甲状腺機能亢進症が発症する。また、リンがカルシウムとともに血管に沈着し、石灰化するため、心血管疾患の発症リスクが増大する。
【0020】
日本透析医学会のガイドライン「慢性腎臓病に伴う骨・ミネラル代謝異常の診療ガイドライン」では、慢性腎臓病で生ずるミネラル代謝異常は、骨や副甲状腺の異常のみならず、血管の石灰化などを介して、生命予後に大きな影響を与えることを報告し、これらの複合疾患を、慢性腎臓病に伴う骨−ミネラル代謝異常(Chronic Kidney Disease−Mineral and Bone Disorder、以下、CKD−MBDともいう)と提唱している(非特許文献10)。CKD−MBDガイドラインでは、特に、高リン血症が、骨や副甲状腺の機能異常を引き起こし、血管石灰化を増悪させて、骨粗鬆症や心血管疾患の発症リスクを増大させて、生命予後に大きな影響を与えることを指摘している。そして、高リン血症を優先して是正することを推薦している。
【0021】
腎不全患者では、透析にて血中リンの除去を行う。しかし、透析だけで血中リン濃度を正常域に維持することはできない。そのため、次善の策として、高リン血症治療薬のリン吸着薬が使用される。リン吸着薬は腸管内でリンと結合し、そのまま糞便へ移行することで、リン排出を亢進させる薬剤である。これら薬剤は、血中リン濃度の低下作用は確実なものの、服用量は一日数グラムと服薬負担が大きい。元来、飲水制限を余儀なくされる一方、服薬錠数が多い透析患者においては、服薬負担にてアドヒアランスを著しく損なう。また、リン吸着薬は金属含有タイプとポリマー系のリン吸着薬に分類されるが、それぞれに問題がある。金属系のリン吸着薬では、金属負荷による長期安全性の懸念がある。また、ポリマー系のリン吸着薬は腸管内で膨張するために、便秘や腹部膨満感などの消化管症状が頻発する。
【0022】
そのため、新規高リン血症治療薬には、安全性面、利便性面が改善された、アドヒアランスの良い薬物が望まれている。
【0023】
NHE3阻害物質は金属を含まず、ポリマーでもないため、上記のリン吸着薬に特有の副作用は存在しない。また、リン吸着薬と比較して服用量も低減できると考えられる。そのため、NHE3阻害物質は、安全性面、利便性面が改善された、アドヒアランスの良い高リン血症治療薬として有用であると考えられる。そして、長期使用できるNHE3阻害物質は、CKD−MBDを改善する薬剤として有用であると考えられる。
【0024】
また、腎不全患者には、体液貯留を悪化させないよう飲水制限が課せられる。そのため、腸管内の水分含量が低下する。また、腎不全患者には高カリウム血症のリスクもあり、カリウム摂取を制限するために、野菜の摂取制限が課せられる。この飲水制限および野菜摂取制限のため、腎不全患者は高頻度に便秘を発症する。NHE3阻害物質は、腎不全患者特有の便秘に対しても改善作用を有すると考えられる。
【0025】
このように、NHE3阻害物質は、腎不全患者の高リン血症およびCKD−MBDを治療できる薬剤、および体液貯留を軽減できる薬剤、ならびに腎不全患者の便秘までも改善できる薬剤となり、腎不全患者のQOLを総括的に改善し、非常に有用な薬剤として期待される。
【0026】
心不全患者においても体液貯留が発症する。そして、この体液貯留がさらに心機能を増悪させる。一般的に、心不全治療には利尿薬を使用するが、利尿薬は腎機能が低下した患者には薬効が減弱し、また、カリウム異常を引き起こす場合がある。NHE3阻害物質は、腎機能に関係なく体液を糞便に排出することができる。そのため、NHE3阻害物質は新規心不全治療薬として有用であると考えられる。
【0027】
さらに、肝硬変患者においても体液貯留が発症する。また、2型糖尿病の治療に有用であるPPARアゴニストなどによっても薬剤性の体液貯留が発症する。NHE3阻害物質は、これらの体液貯留も軽減することができると考えられる。
【0028】
さて、NHE3を阻害する化合物としては、アシルグアニジン誘導体(特許文献1)、アミジン誘導体(特許文献2〜3)、グアニジン誘導体(特許文献4〜6)、テトラヒドロイソキノリン誘導体(特許文献7〜14)、2−アミノイミダゾリジンあるいは2−アミノイミダゾール誘導体(特許文献15〜19)、アミノジヒドロイソキノリン誘導体(特許文献20〜21)、アミノインダン誘導体(特許文献22〜23)等が報告されているが、本発明の構造を有する化合物は開示されていない。
【0029】
また、ある種のNHE3阻害化合物には、リン吸収抑制作用があることが報告されているが、本発明の構造を有する化合物にその作用は報告されていない(特許文献24、非特許文献8)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0030】
【特許文献1】WO97/24113号
【特許文献2】WO2001/021582号
【特許文献3】WO2001/072742号
【特許文献4】WO2001/079186号
【特許文献5】WO2003/051866号
【特許文献6】WO2003/055490号
【特許文献7】WO2003/048129号
【特許文献8】WO2003/055880号
【特許文献9】WO2004/085404号
【特許文献10】WO2006/032372号
【特許文献11】WO2006/074813号
【特許文献12】WO2007/033773号
【特許文献13】WO2010/078449号
【特許文献14】WO2014/029984号
【特許文献15】WO2003/053434号
【特許文献16】WO2003/101984号
【特許文献17】WO2004/069806号
【特許文献18】WO2004/069811号
【特許文献19】WO2005/026173号
【特許文献20】WO2007/107245号
【特許文献21】WO2007/107246号
【特許文献22】WO2010/025856号
【特許文献23】WO2014/029983号
【特許文献24】WO2014/169094号
【非特許文献】
【0031】
【非特許文献1】Alimentary Pharmacology and Therapeutics,37,137−145,2013
【非特許文献2】Alimentary Pharmacology and Therapeutics,25,599−608,2007
【非特許文献3】Annual Review of Physiology, 67,411−443,2005
【非特許文献4】Journal of physiology and pharmacology,57,7,51-79,2006
【非特許文献5】American Journal of Physiology-Gastrointestinal and Liver Physiology,282,G776-G784,2002
【非特許文献6】Hypertension,60,1560-1567,2012
【非特許文献7】Science Translational Medicine,6,227ra36,1−6,2014
【非特許文献8】Journal of the American Society of Nephrology,26,5,1138−1149,2015
【非特許文献9】透析療法ネクストXIII
【非特許文献10】透析会誌,45,4,301-356,2012
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0032】
本発明の目的は、優れたNHE3阻害作用を有する化合物を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0033】
本発明者らは、上記課題を達成すべく鋭意検討を重ねた結果、下記式[1]で表される化合物が、優れたNHE3阻害作用を有することを見出した。
【0034】
すなわち、本発明は、
【0035】
(1)下記式[1]
【0036】
【化1】
(式[1]中、
Aは、下記式[2]で表される構造を示し、
【0037】
【化2】
ここで、式[2]中、
11及びR12は、同一に又は異なって、水素原子又はハロゲン原子を示し、
2は、水素原子又はC1-6アルキルを示し、
環Eは、ピロール、フラン、ピラゾール、イミダゾール、イソオキサゾール、オキサゾール、イソチアゾール、トリアゾール、オキサジアゾール、テトラゾール、ピリジン、ピリダジン、ピリミジン、又はピラジンを示し、
31及びR32は、同一に又は異なって、水素原子、シアノ、C1-6アルキル、C1-6アルコキシ、又はモノC1-6アルキルアミノを示し、
Wは、単結合、式−NH−、式−O−、又は式−CONH−を示し、
Yは、水素原子又は下記式[3’]のいずれかの構造を示し、
【0038】
【化3】
ここで、式[3’]中、
1は、下記式群[4’]のいずれかの構造を示し、
【0039】
【化4】
は、下記式[4−a]の構造を示し、
【0040】
【化5】
2、L2’、L2”及びL2’”は、同一に又は異なって、下記式群[5]のいずれかの構造を示し、
【0041】
【化6】
A’、A”及びA’”は、前記Aで表される構造と同一の構造を示す。)
で表される化合物又はその製薬学的に許容される塩を有効成分として含有する医薬を提供することである。
(2)本発明の他の態様としては、
Yが、水素原子又は下記式[3]で表される構造であり、
【0042】
【化7】
ここで、式[3]中、
1が、下記式群[4]のいずれかの構造であり、
【0043】
【化8】
2及びL2’が、同一に、下記式群[5]のいずれかの構造であり、
【0044】
【化9】
A’が、前記Aで表される構造と同一の構造
である、(1)に記載の化合物又はその製薬学的に許容される塩を有効成分として含有する医薬を提供することである。
【0045】
(3)本発明の他の態様としては、
Yが、下記式[3]で表される構造
【0046】
【化10】
(式[3]中、
2、L2’、Z1、及びA’は、前記の通りである。)
である、(1)又は(2)に記載の化合物又はその製薬学的に許容される塩を有効成分として含有する医薬を提供することである。
【0047】
(4)本発明の他の態様としては、
1が、下記式群[6]のいずれかの構造
【0048】
【化11】
である、(1)〜(3)のいずれかに記載の化合物又はその製薬学的に許容される塩を有効成分として含有する医薬を提供することである。
【0049】
(5)本発明の他の態様としては、
前記式[2]で表される構造が、下記式[7]
【0050】
【化12】
(式[7]中、
環E及びWは、前記の通りである。)
である、(4)に記載の化合物又はその製薬学的に許容される塩を有効成分として含有する医薬を提供することである。
【0051】
(6)本発明の他の態様としては、
前記式[7]中、下記式[8]で表される構造が、下記式群[9]のいずれかの構造
【0052】
【化13】
【0053】
【化14】
である、(5)に記載の化合物又はその製薬学的に許容される塩を有効成分として含有する医薬を提供することである。
【0054】
(7)本発明の他の態様としては、
下記式[16]
【0055】
【化15】
(式[16]中、
11及びR12が、ハロゲン原子であり、
2が、C1-6アルキルであり、
環Eが、ピラゾール、イミダゾール、トリアゾール、テトラゾール、ピリジン、ピリダジン、又はピリミジンであり、
Wが、単結合、式−NH−、式−O−、又は式−CONH−であり、
1が、下記式群[17]のいずれかの構造であり、
【0056】
【化16】
2及びL2’が、下記式群[5]のいずれかの構造
【0057】
【化17】
である。)
で表される、(1)に記載の化合物又はその製薬学的に許容される塩を有効成分として含有する医薬を提供することである。
【0058】
(8)本発明の他の態様としては、
11及びR12が、塩素原子であり、
2が、メチルであり、
環Eが、トリアゾール、テトラゾール、ピリジン、ピリダジン、又はピリミジンであり、
Wが、単結合、式−NH−、又は式−CONH−であり、
1が、下記式群[17’]のいずれかの構造
【0059】
【化18】
である、(7)に記載の化合物又はその製薬学的に許容される塩を有効成分として含有する医薬を提供することである。
【0060】
(9)本発明の他の態様としては、
前記式[16]中、下記式[8]で表される構造が、下記式群[18]のいずれかの構造
【0061】
【化19】
【0062】
【化20】
である、(8)に記載の化合物又はその製薬学的に許容される塩を有効成分として含有する医薬を提供することである。
【0063】
(10)本発明の他の態様としては、
以下に示す、(1)又は(7)に記載の化合物又はその製薬学的に許容される塩を有効成分として含有する医薬を提供することである:
【0064】
【化21】
【0065】
【化22】
【0066】
(11)本発明の他の態様としては、
以下に示す、(10)に記載の化合物又はその製薬学的に許容される塩を有効成分として含有する医薬を提供することである:
【0067】
【化23】
【0068】
(12)本発明の他の態様としては、
以下に示す、(10)に記載の化合物又はその製薬学的に許容される塩を有効成分として含有する医薬を提供することである:
【0069】
【化24】
【0070】
(13)本発明の他の態様としては、
以下に示す、(10)に記載の化合物又はその製薬学的に許容される塩を有効成分として含有する医薬を提供することである:
【0071】
【化25】
【0072】
(14)本発明の他の態様としては、
以下に示す、(10)に記載の化合物又はその製薬学的に許容される塩を有効成分として含有する医薬を提供することである:
【0073】
【化26】
【0074】
(15)本発明の他の態様としては、
(1)〜(14)のいずれかに記載の化合物又はその製薬学的に許容される塩を有効成分として含有する医薬を提供することである。
【0075】
(16)本発明の他の態様としては、
(1)〜(14)のいずれかに記載の化合物又はその製薬学的に許容される塩を有効成分として含有するNHE3阻害剤を提供することである。
【0076】
(17)本発明の他の態様としては、
(1)〜(14)のいずれかに記載の化合物又はその製薬学的に許容される塩を有効成分として含有する腸内水分分泌促進剤を提供することである。
【0077】
(18)本発明の他の態様としては、
(1)〜(14)のいずれかに記載の化合物又はその製薬学的に許容される塩を有効成分として含有する便秘の予防薬又は治療薬を提供することである。
【0078】
(19)本発明の他の態様としては、
(1)〜(14)のいずれかに記載の化合物又はその製薬学的に許容される塩を有効成分として含有するナトリウム吸収抑制剤を提供することである。
【0079】
(20)本発明の他の態様としては、
(1)〜(14)のいずれかに記載の化合物又はその製薬学的に許容される塩を有効成分として含有する高血圧の予防薬又は治療薬を提供することである。
【0080】
(21)本発明の他の態様としては、
(1)〜(14)のいずれかに記載の化合物又はその製薬学的に許容される塩を有効成分として含有する腎症の予防薬又は治療薬を提供することである。
【0081】
(22)本発明の他の態様としては、
(1)〜(14)のいずれかに記載の化合物又はその製薬学的に許容される塩を有効成分として含有する体液貯留の予防薬又は治療薬を提供することである。
【0082】
(23)本発明の他の態様としては、
(1)〜(14)のいずれかに記載の化合物又はその製薬学的に許容される塩を有効成分として含有するリン吸収抑制剤を提供することである。
【0083】
(24)本発明の他の態様としては、
(1)〜(14)のいずれかに記載の化合物又はその製薬学的に許容される塩を有効成分として含有する高リン血症の予防薬又は治療薬を提供することである。
【0084】
(25)本発明の他の態様としては、
(1)〜(14)のいずれかに記載の化合物又はその製薬学的に許容される塩を有効成分として含有するCKD−MBDの予防薬又は治療薬を提供することである。
【0085】
(26)本発明の他の態様としては、
(1)に記載の化合物又はその製薬学的に許容される塩を有効成分として含有し、さらに薬剤学的に許容される添加剤を含む、経口用固体組成物である医薬を提供することである。
【0086】
(27)本発明の他の態様としては、
(10)〜(14)のいずれかに記載の化合物又はその製薬学的に許容される塩を有効成分として含有し、さらに薬剤学的に許容される添加剤を含む、経口用固体組成物である医薬を提供することである。
【0087】
(28)本発明の他の態様としては、
薬剤学的に許容される添加剤が、水、乳糖、デキストロース、フラクトース、ショ糖、ソルビトール、マンニトール、ポリエチレングリコール、プロピレングリコール、デンプン、コーンスターチ、ガム、ゼラチン、アルギネート、ケイ酸カルシウム、リン酸カルシウム、セルロース、水シロップ、メチルセルロース、ポリビニルピロリドン、アルキルパラヒドロキシベンゾエート、タルク、ステアリン酸、ステアリン酸マグネシウム、寒天、ペクチン、アラビアゴム、グリセリン、ゴマ油、オリーブ油、大豆油カカオバター、エチレングリコール、低粘度ヒドロキシプロピルセルロース(HPC−L)、微結晶セルロース、カルボキシメチルセルロース(CMC)、及びカルボキシメチルセルロースナトリウム(CMC−Na)からなる群より選ばれる1種以上である、(26)又は(27)に記載の医薬を提供することである。
【0088】
(29)本発明の他の態様としては、
医薬としての形態が、錠剤、丸剤、カプセル剤、顆粒剤、粉剤、又は散剤である、(26)〜(28)に記載の医薬を提供することである。
【0089】
(30)本発明の他の態様としては、
化合物又はその製薬学的に許容される塩の投与量が0.1mg〜1000mg/日である、(26)〜(29)のいずれかに記載の医薬を提供することである。
【発明の効果】
【0090】
本発明により、優れたNHE3阻害作用を有する化合物を提供することが可能となった。
本発明化合物はNHE3阻害作用を有する。本発明化合物を有効成分とする医薬は、便秘、高血圧、腎症、腎不全に由来する体液貯留、心不全や肝硬変や薬剤による体液貯留の予防又は治療に有効な医薬となり得る。
また、本発明化合物の中にはリン吸収抑制作用を有するものも存在する。これらの化合物を有効成分とする医薬は、高リン血症やCKD-MBDの予防又は治療に有効な医薬となり得る。
【発明を実施するための形態】
【0091】
本発明は、優れたNHE3阻害作用を有する前記式[1]で表される化合物又はその製薬学的に許容される塩を提供する。
【0092】
以下に、本発明の化合物についてさらに詳細に説明するが、本発明は、例示されたものに特に限定されない。
【0093】
「ハロゲン原子」とは、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子を示す。
【0094】
「C1-6アルキル」とは、炭素原子を1〜6個有する直鎖状又は分岐状のアルキルを示す。例えば、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、n−ペンチル、イソペンチル、ネオペンチル、2−メチルブチル、n−ヘキシル、イソヘキシル等が挙げられる。
【0095】
「C1-6アルコキシ」とは、炭素原子を1〜6個有する直鎖状又は分岐状のアルコキシを示す。例えば、メトキシ、エトキシ、n−プロポキシ、イソプロポキシ、n−ブトキシ、イソブトキシ、sec−ブトキシ、tert−ブトキシ、n−ペンチルオキシ、イソペンチルオキシ、ネオペンチルオキシ、2−メチルブトキシ、n−ヘキシルオキシ、イソヘキシルオキシ等が挙げられる。
【0096】
「モノC1-6アルキルアミノ」とは、前記「C1-6アルキル」を置換基として1個有するアミノを示す。例えば、メチルアミノ、エチルアミノ、n−プロピルアミノ、イソプロピルアミノ、n−ブチルアミノ、イソブチルアミノ、sec−ブチルアミノ、tert−ブチルアミノ、n−ペンチルアミノ、イソペンチルアミノ、ネオペンチルアミノ、2−メチルブチルアミノ、n−ヘキシルアミノ、イソヘキシルアミノ等が挙げられる。
【0097】
本発明化合物のひとつの好ましい態様は、以下の通りである。
【0098】
好ましいR11はハロゲン原子であり、より好ましいR11は塩素原子であり、
好ましいR12はハロゲン原子であり、より好ましいR12は塩素原子であり、
好ましいR2はC1-6アルキルであり、より好ましいR2はメチルであり、
【0099】
好ましい環Eは、ピラゾール、イミダゾール、トリアゾール、テトラゾール、ピリジン、ピリダジン、ピリミジン、又はピラジンであり、
このとき、好ましいR31は水素原子であり、好ましいR32は水素原子であり、
このとき、好ましいWは単結合又は式−NH−であり、
より好ましい環Eは、トリアゾール、テトラゾール、又はピリミジンであり、
このとき、好ましいR31は水素原子であり、好ましいR32は水素原子であり、
このとき、好ましいWは単結合又は式−NH−であり、
ひとつのさらに好ましい環Eは、トリアゾール又はテトラゾールであり、
このとき、好ましいR31は水素原子であり、好ましいR32は水素原子であり、
このとき、好ましいWは単結合であり、
このとき、特に好ましい環EとW(前記式[7]中、下記式[8]で表される構造)は、下記式群[10]のいずれかの構造であり、
【0100】
【化27】
【0101】
【化28】
他のさらに好ましい環Eは、ピリミジンであり、
このとき、好ましいR31は水素原子であり、好ましいR32は水素原子であり、
このとき、好ましいWは式−NH−であり、
このとき、特に好ましい環EとW(前記式[7]中、下記式[8]で表される構造)は、下記式[11]の構造であり、
【0102】
【化29】
【0103】
【化30】
【0104】
好ましいYは、下記式[3]で表される構造であり、
【0105】
【化31】
【0106】
ここで、
好ましいZ1は、下記式群[6]のいずれかの構造であり、
【0107】
【化32】
好ましいL2及びL2’は、下記式群[5]のいずれかの構造である。
【0108】
【化33】
【0109】
本発明化合物の他の好ましい態様は、以下の通りである。
【0110】
好ましいR11はハロゲン原子であり、より好ましいR11は塩素原子であり、
好ましいR12はハロゲン原子であり、より好ましいR12は塩素原子であり、
好ましいR2はC1-6アルキルであり、より好ましいR2はメチルであり、
【0111】
好ましい環Eは、ピラゾール、イミダゾール、トリアゾール、テトラゾール、ピリジン、ピリダジン、又はピリミジンであり、
このとき、好ましいR31は水素原子であり、好ましいR32は水素原子であり、
このとき、好ましいWは単結合、式−NH−、又は式−CONH−であり、
より好ましい環Eは、トリアゾール、テトラゾール、ピリジン、ピリダジン、又はピリミジンであり、
このとき、好ましいR31は水素原子であり、好ましいR32は水素原子であり、
このとき、好ましいWは単結合、式−NH−、又は式−CONH−であり、
ひとつのさらに好ましい環Eは、トリアゾール又はテトラゾールであり、
このとき、好ましいR31は水素原子であり、好ましいR32は水素原子であり、
このとき、好ましいWは単結合であり、
このとき、特に好ましい環EとW(前記式[7]中、下記式[8]で表される構造)は、下記式群[19]のいずれかの構造であり、
【0112】
【化34】
【0113】
【化35】
他のさらに好ましい環Eは、ピリジン、ピリダジン、又はピリミジンであり、
このとき、好ましいR31は水素原子であり、好ましいR32は水素原子であり、
このとき、好ましいWは式−NH−又は式−CONH−であり、
このとき、特に好ましい環EとW(前記式[7]中、下記式[8]で表される構造)は、下記式[20]の構造であり、
【0114】
【化36】
【0115】
【化37】
【0116】
好ましいYは、下記式[3]で表される構造であり、
【0117】
【化38】
【0118】
ここで、
好ましいZ1は、下記式群[17]のいずれかの構造であり、
【0119】
【化39】
より好ましいZ1は、下記式群[17’]のいずれかの構造であり、
【0120】
【化40】
好ましいL2及びL2’は、下記式群[5]のいずれかの構造である。
【0121】
【化41】
【0122】
本発明化合物のひとつの好ましい態様は、下記式[1−a]で示される化合物又はその製薬学的に許容される塩である。
【0123】
【化42】
ここで、環E、W、Z1、L2、及びL2’の好ましい態様は、上記に記載した通りである。
【0124】
このとき、より好ましい態様は、
環Eがトリアゾール、テトラゾール、又はピリミジンであり、
このとき、好ましいWは単結合又は式−NH−である場合である。
【0125】
このとき、ひとつのさらに好ましい態様は、
環Eがトリアゾール又はテトラゾールであり、
このとき、好ましいWは単結合である場合であり、
このとき、特に好ましい態様は、
前記式[1−a]中、下記式[8]で表される構造が、下記式群[10]のいずれかの構造である場合である。
【0126】
【化43】
【0127】
【化44】
このとき、他のさらに好ましい態様は、
環Eが、ピリミジンであり、
このとき、好ましいWは式−NH−であり、
1が、下記式[12]の構造であり、
【0128】
【化45】
2及びL2’が、同一に、下記式群[13]のいずれかの構造である場合であり、
【0129】
【化46】
【0130】
このとき、特に好ましい態様は、
前記式[1−a]中、下記式[8]で表される構造が、下記式[11]の構造である場合である。
【0131】
【化47】
【0132】
【化48】
【0133】
本発明化合物の他の好ましい態様は、下記式[1−a]で示される化合物又はその製薬学的に許容される塩である。
【0134】
【化49】
ここで、環E、W、Z1、L2、及びL2’の好ましい態様は、上記に記載した通りである。
【0135】
このとき、より好ましい態様は、
環Eがトリアゾール、テトラゾール、ピリジン、ピリダジン、又はピリミジンであり、
このとき、好ましいWは単結合、式−NH−、又は式−CONH−である場合である。
【0136】
このとき、ひとつのさらに好ましい態様は、
環Eがトリアゾール又はテトラゾールあり、
このとき、好ましいWは単結合である場合であり、
好ましいZ1は、下記式[17’]の構造であり、
【0137】
【化50】
好ましいL2及びL2’は、同一に、下記式群[5]のいずれかの構造である。
【0138】
【化51】
このとき、特に好ましい態様は、
前記式[1−a]中、下記式[8]で表される構造が、下記式群[19]のいずれかの構造である場合であり、
【0139】
【化52】
【0140】
【化53】
【0141】
このとき、他のさらに好ましい態様は、
環Eが、ピリジン、ピリダジン、又はピリミジンであり、
このとき、好ましいWは式−NH−又は式−CONH−であり、
好ましいZ1は、下記式[21]の構造であり、
【0142】
【化54】
2及びL2’が、同一に、下記式群[22]のいずれかの構造である場合であり、
【0143】
【化55】
【0144】
このとき、特に好ましい態様は、
前記式[1−a]中、下記式[8]で表される構造が、下記式[23]の構造である場合である。
【0145】
【化56】
【0146】
【化57】
【0147】
本発明の化合物は、ヘテロアリールで置換されたフェニルテトラヒドロイソキノリン化合物であり、本発明の化合物はその製薬学的に許容される塩でも良い(以下、適宜「本発明の化合物」という。)。
【0148】
製薬学的に許容される塩としては、例えば、塩酸塩、臭化水素酸塩、ヨウ化水素酸塩、リン酸塩、硫酸塩、硝酸塩のような鉱酸塩、メタンスルホン酸塩、エタンスルホン酸塩、ベンゼンスルホン酸塩、p−トルエンスルホン酸塩、トリフルオロメタンスルホン酸塩のようなスルホン酸塩、シュウ酸塩、酒石酸塩、クエン酸塩、マレイン酸塩、コハク酸塩、酢酸塩、トリフルオロ酢酸塩、安息香酸塩、マンデル酸塩、アスコルビン酸塩、乳酸塩、グルコン酸塩、リンゴ酸塩のような有機酸塩等の酸付加塩、グリシン塩、リジン塩、アルギニン塩、オルニチン塩、グルタミン酸塩、アスパラギン酸塩のようなアミノ酸塩、又は、リチウム塩、ナトリウム塩、カリウム塩、カルシウム塩、マグネシウム塩のような無機塩若しくはアンモニウム塩、トリエチルアミン塩、ジイソプロピルアミン塩、シクロヘキシルアミン塩のような有機塩基との塩が挙げられる。なお、塩には、含水塩が含まれる。
【0149】
本発明の化合物は、不斉中心を持つことがあり、その場合種々の光学異性体が存在する。したがって、本発明の化合物は、(R)および(S)の別々の光学活性体として、およびラセミ体又は(RS)混合物として存在し得る。また、不斉中心を2個以上持つ化合物の場合には、さらにそれぞれの光学異性によるジアステレオマーも存在する。本発明の化合物は、これらすべての型を、任意の割合で含む混合物も含む。たとえば、ジアステレオマーは当業者によく知られた方法、たとえば分別結晶法等によって分離することができ、また、光学活性体はこの目的のためによく知られた有機化学的手法によって得ることができる。また、本発明の化合物には、シス体、トランス体などの幾何異性体が存在することがある。さらに、本発明の化合物は、互変異性を有し、種々の互変異性体が存在する。本発明の化合物は、それらの異性体、及びそれらの異性体を任意の割合で含んだ混合物も含む。
さらに、本発明化合物又はその塩が水和物又は溶媒和物を形成する場合、それらも本発明化合物又はその塩の範囲内に含まれる。
【0150】
本発明化合物は、NHE3阻害作用を有する。本発明化合物は、腸管内でナトリウムを貯留させて、水を引き出すことで、腸管内容物を軟化させ、便秘を解消することができる。ここで、便秘とは、器質性便秘、薬物性便秘と症候性便秘および、その他便秘を包含する。
【0151】
本発明化合物は、NHE3阻害作用以外の作用機序を有する、既存の便秘治療薬あるいは開発中の薬物と併用して使用することもできる。本発明化合物とその他の薬剤を組み合わせることによって、それぞれ単剤で得られる効果よりも、併用した場合に、より強力な薬理効果が期待できる。
【0152】
上記の併用可能な既存の便秘治療薬としては、例えば、酸化マグネシウムなどの塩類下剤あるいはラクツロースなどの糖類下剤に分類される浸透圧性下剤、ポリカルボフィルカルシウムなどの膨張性下剤、センノシドやピコスルファートナトリウムなどの刺激性下剤、ジオクチルソジウムスルホサクシネートなどの浸潤性下剤、モサプリドなどのセロトニン4(5−HT4)受容体アゴニスト、ルビプロストンなどのタイプ−2クロライドチャンネル(ClC−2)アゴニストなどを挙げることができる。
【0153】
上記の併用可能な開発中の薬物としては、例えば、リナクロチドなどのグアニル酸シクラーゼ受容体アゴニスト、メチルナルトレキソンなどのオピオイド受容体アンタゴニスト、エロビキシバットなどのIBAT阻害物質、KWA-0711などのSGLT1阻害物質、DSP-6952などのセロトニン4(5−HT4)受容体アゴニスト、DS-3801などのGPR38アゴニストを挙げることができる。
【0154】
本発明化合物は、腸管内でナトリウムの吸収を阻害し、糞便にナトリウムを排出することで、高血圧を予防又は治療することができる。ここで、高血圧とは、本態性高血圧、二次性高血圧、食塩感受性高血圧を包含する。また、減塩を模倣した薬剤としても有用であると考えられる。
【0155】
本発明化合物は、腸管内でナトリウムの吸収を阻害することで、腎症を予防又は治療することができる。ここで、腎症とは、糖尿病性腎症、糸球体腎炎、腎硬化症、多発性嚢胞腎を包含する。
【0156】
本発明化合物は、腸管内でナトリウムの吸収を阻害し、糞便へのナトリウム排出および体液排出を亢進させるため、体液貯留を予防又は治療することができる。ここで、体液貯留とは、腎不全による体液貯留、心不全による体液貯留、肝硬変による体液貯留、薬剤による体液貯留を包含する。
【0157】
そのため、本発明化合物は、NHE3阻害作用以外の作用機序を有する、既存の高血圧治療薬や腎症治療薬さらには体液貯留を改善する既存の治療薬あるいは開発中の薬物と併用して使用することもできる。本発明化合物とその他の薬剤を組み合わせることによって、それぞれ単剤で得られる効果よりも、併用した場合に、より強力な薬理効果が期待できる。
【0158】
上記の併用可能な既存の高血圧治療薬や腎症治療薬や心不全治療薬さらには体液貯留を改善する薬物としては、例えば、カンデサルタンなどのアンジオテンシンII受容体アンタゴニスト、リシノプリルなどのアンジオテンシン変換酵素阻害剤、エプレレノンなどのアルドステロン受容体アンタゴニスト、アリスキレンなどのレニン阻害剤、アムロジピンなどのカルシウムチャネルアンタゴニスト、サイアザイド系やループ利尿薬などの利尿薬、カルベジロールなどのαおよびβ遮断薬、アミオダロンなどのKチャネル遮断薬などを挙げることができる。
【0159】
上記の併用可能な開発中の薬物としては、例えば、アトラセンタンなどのエンドセリン受容体アンタゴニスト、ルボキシスタウリンなどのPKC阻害薬、BMS-741672などのCCR2受容体アンタゴニスト、BAY-94-8862などのアルドステロン受容体アンタゴニスト、ACT−058362などのウロテンシン受容体アンタゴニスト、PF−489791などのホスホジエステラーゼ阻害薬、ダグルトリルなどのNEP/ECE阻害薬、LY−2382770などのTGFベータ抗体、アミノグアニジンなどの糖化反応阻害剤、バルドキソロンメチルなどのKeap1−Nrf2活性化薬、ASP-8232などのVAP−1阻害薬、アルドステロン合成酵素阻害薬、腸管内トリプシン阻害薬、LPA受容体アンタゴニスト、エポキシドヒドロラーゼ阻害薬、EP4受容体アンタゴニストなどを挙げることができる。
【0160】
さらに、本発明化合物は、糖尿病治療薬あるいは開発中の薬物との組み合わせによって、糖尿病性腎症の進展を抑制することが期待される。
【0161】
上記の併用可能な糖尿病治療薬としては、インスリン製剤、アカルボースなどのα−グルコシダーゼ阻害薬、ルセオグリフロジンなどのSGLT2阻害薬、メトホルミンなどのビグアナイド薬、ミチグリニドなどのインスリン分泌促進薬、シタグリプチンなどのジペプチジルペプチダーゼIV阻害薬、リラグルチドなどのGLP−1受容体アゴニスト、ピオグリタゾンなどのPPARγアゴニスト、エパルレスタットなどのアルドース還元酵素阻害薬などを挙げることができる。
【0162】
上記の併用可能な開発中の薬物としては、PF−04937319などのグルコキナーゼアクチベーター、MK−0893などのグルカゴン受容体アンタゴニスト、TTP054などのGLP−1受容体アゴニスト、プラムリンチドなどのアミリンアゴニスト、INCB−13739などの11ベータHSD1阻害薬、TAK−875などのGPR40受容体アゴニスト、PF−05175157などのACC阻害薬、PSN−821などのGPR119受容体アゴニスト、LC−540449などのGPR120受容体アゴニスト、SB-756050などのTGR5受容体アゴニスト、ラニレスタットなどのアルドース還元酵素阻害薬、KWA-0711などのSGLT1阻害物質、アディポネクチン受容体アゴニストなどを挙げることができる。
【0163】
さらに、本発明化合物は、腸管内でリンの吸収を阻害し、糞便にリンを排出する。そのため、高リン血症治療薬としても有用であると考えられる。
【0164】
本発明化合物は、腸管内でリンの吸収を阻害することで、CKD−MBDを予防又は治療することができる。ここで、CKD−MBDとは、高リン血症、高カルシウム血症、副甲状腺機能亢進症、血管石灰化および、骨代謝異常による骨粗鬆症を包含する。
【0165】
そのため、本発明化合物は、NHE3阻害作用以外の作用機序を有する、CKD−MBDの既存の治療薬あるいは開発中の薬物と併用して使用することもできる。本発明化合物とその他の薬剤を組み合わせることによって、それぞれ単剤で得られる効果よりも、併用した場合に、より強力な薬理効果が期待できる。
【0166】
併用可能な既存のCKD−MBDの治療薬としては、例えば、炭酸カルシウム、塩酸セベラマー、ビキサロマー、炭酸ランタンやクエン酸第二鉄などのリン吸着薬、シナカルセトやファレカルシトリオールなどの副甲状腺機能亢進症治療薬、イバンドロン酸ナトリウムなどのビスホスホネート製剤などの骨粗鬆症治療薬などを挙げることができる。
【0167】
併用可能な開発中のCKD−MBDの治療薬としては、例えば、PA21などのリン吸着薬、ONO−5163やKHK7580などの副甲状腺機能亢進症の治療薬などを挙げることができる。
【0168】
本発明化合物は、単独又は薬学的あるいは薬剤学的に許容される添加剤と共に投与することができる。
【0169】
本発明の化合物を医薬として用いるためには、固体組成物、液体組成物及びその他の組成物のいずれの形態でもよく、必要に応じて最適のものが選択される。本発明の医薬は、本発明の化合物に薬学的に許容される添加剤を配合して製造することができる。具体的には、常用の賦形剤又は希釈剤、そして、必要に応じて一般に使用される結合剤、崩壊剤、潤滑剤、被覆剤、糖衣剤、pH調整剤、溶解剤又は水性若しくは非水性溶媒などを添加し、常用の製剤技術によって、錠剤、丸剤、カプセル剤、顆粒剤、粉剤、散剤、液剤、乳剤、懸濁剤、注射剤等に調製する事ができる。前記添加剤としては、たとえば、水、乳糖、デキストロース、フラクトース、ショ糖、ソルビトール、マンニトール、ポリエチレングリコール、プロピレングリコール、デンプン、コーンスターチ、ガム、ゼラチン、アルギネート、ケイ酸カルシウム、リン酸カルシウム、セルロース、水シロップ、メチルセルロース、ポリビニルピロリドン、アルキルパラヒドロキシベンゾエート、タルク、ステアリン酸、ステアリン酸マグネシウム、寒天、ペクチン、アラビアゴム、グリセリン、ゴマ油、オリーブ油、大豆油カカオバター、エチレングリコール、低粘度ヒドロキシプロピルセルロース(HPC−L)、微結晶セルロース、カルボキシメチルセルロース(CMC)、カルボキシメチルセルロースナトリウム(CMC−Na)等やその他常用されるものを挙げることができる。
【0170】
また、本発明化合物は、α、β若しくはγ−シクロデキストリン又はメチル化シクロデキストリン等と包接化合物を形成させて製剤化することができる。
【0171】
本発明に係る医薬は、本発明化合物と前述の併用可能な化合物について、単一の製剤(配合剤)又は別々に製剤化して得られる2種以上の製剤とすることができる。これらの化合物を別々に製剤化して2種以上の製剤とした場合には、個々の製剤を同時又は一定の時間間隔を空けて投与することが可能である。当該2種以上の製剤は、1日にそれぞれ異なる回数で投与することもできる。また、当該2種以上の製剤は、異なる経路で投与することもできる。
【0172】
本発明に係る医薬を異なる2種の製剤とする場合は、同時に、又は極めて短い間隔で投与する可能性が高いため、例えば、市販されている医薬の添付文書や販売パンフレット等の文書に、それぞれを併用する旨を記載するのが好ましい。
【0173】
本発明化合物の製剤の製造例を以下に示す。
製剤例1
以下の成分を含有する顆粒剤を製造する。
成分:式[1]で表される化合物又はその製薬学的に許容される塩、乳糖、コーンスターチ、HPC−L。
式[1]で表される化合物又はその製薬学的に許容される塩と乳糖をふるいに通す。コーンスターチをふるいに通す。これらを混合機にて混合する。混合末にHPC−L水溶液を添加し、練合、造粒(押し出し造粒)した後、乾燥する。得られた乾燥顆粒を振動ふるいで篩過し顆粒剤を得る。
【0174】
製剤例2
以下の成分を含有するカプセル充填用散剤を製造する。
成分:式[1]で表される化合物又はその製薬学的に許容される塩、乳糖、コーンスターチ、ステアリン酸マグネシウム。
式[1]で表される化合物又はその製薬学的に許容される塩と乳糖をふるいに通す。コーンスターチをふるいに通す。これらとステアリン酸マグネシウムを混合機にて混合し、散剤を得る。得られた散剤はカプセルに充填することができる。
【0175】
製剤例3
以下の成分を含有するカプセル充填用顆粒剤を製造する。
成分:式[1]で表される化合物又はその製薬学的に許容される塩、乳糖、コーンスターチ、HPC−L。
式[1]で表される化合物又はその製薬学的に許容される塩と乳糖をふるいに通す。コーンスターチをふるいに通す。これらを混合機にて混合する。混合末にHPC−L水溶液を添加し、練合、造粒した後、乾燥する。得られた乾燥顆粒を振動ふるいで篩過し整粒し、顆粒を得る。得られた顆粒はカプセルに充填することができる。
【0176】
製剤例4
以下の成分を含有する錠剤を製造する。
成分:式[1]で表される化合物又はその製薬学的に許容される塩、乳糖、微結晶セルロース、ステアリン酸マグネシウム、CMC−Na。
式[1]で表される化合物又はその製薬学的に許容される塩と乳糖と微結晶セルロース、CMC−Naをふるいに通し、混合する。混合末にステアリン酸マグネシウムを添加し、製剤用混合末を得る。本混合末を直打し錠剤を得る。
【0177】
本発明化合物をNHE3阻害剤などとして使用する場合は、本発明化合物をそのまま経口投与してもよい。また、本発明化合物を有効成分として含む剤として経口投与してもよい。
【0178】
本発明化合物をリン吸収抑制剤などとして使用する場合は、本発明化合物をそのまま経口投与してもよい。また、本発明化合物を有効成分として含む剤として経口投与してもよい。
【0179】
本発明化合物の投与量は、投与対象、投与ルート、対象疾患、症状などによっても異なるが、例えば、成人の患者に経口投与する場合、通常1回量として0.1mg〜1000mg、好ましくは1mg〜200mgであり、この量を、1日に1回〜3回、又は2日〜3日に1回投与するのが望ましい。
【0180】
本発明化合物は、以下に示す方法によって合成することができるが、下記製造法は一般的製造法例を示すものであり、製造法を限定するものではない。
【0181】
本発明化合物の合成は、化学の分野において自体公知の方法、又はそれに類似する一つ若しくは二つ以上のプロセスを経る方法を用いることも可能である。このような方法としては、例えば、オーガニック ファンクショナル グループ プレパレーションズ(ORGANIC FUNCTIONAL GROUP PREPARATIONS) 第2版 アカデミックプレス社(ACADEMIC PRESS,INC.)1986年刊、コンプリヘンシブ・オーガニック・トランスフォーメーションズ(Comprehensive Organic Transformations) ブイシーエイチ パブリッシャーズ(VCH Publishers Inc.)1989年刊、ペプチド合成の基礎と実験 丸善株式会社刊 1985年、などに記載の方法等が挙げられる。
【0182】
本発明化合物の合成において、出発原料又は中間体等に含まれる官能基の適当な保護及び脱保護の方法は、当業者に周知の方法、例えば、グリーンズ プロテクティブ グループス イン オーガニック シンセシス(Greene’s Protective Groups in Organic Synthesis) ジョン・ウィリー アンド サンズ(John Wiley and Sons社)2006年刊等に記載の方法に準じて実施することができる。
【0183】
本発明化合物の一般的な製造法をスキーム1から18に示すが、下記製造法は実施例の大部分を占める化合物の一般的製造法例を示すものであり、製造法を限定するものではない。工程を実施する順番を変更する、ヒドロキシ基やアミノ基に保護基を施して反応を実施し後の工程で脱保護を実施する、それぞれの工程途中において新たな工程を追加することによりR、R11、R12、環E、G、G、G、Z、Z、X、Z、及びWを本発明から逸脱しない範囲内で変更する等の当業者において周知の方法を用いることでも本発明化合物は製造できる。
【0184】
本一般的製造法において「薗頭カップリング反応」とは、例えば、不活性溶媒中、20℃乃至200℃の温度で、トリエチルアミン、N,N−ジイソプロピルエチルアミン等の塩基存在下、パラジウム触媒と銅触媒を用いてアリールハライド化合物又はヘテロアリールハライド化合物とアセチレン化合物をカップリングさせる反応を意味する。
【0185】
「薗頭カップリング反応」に用いるパラジウム触媒としては、例えば、テトラキストリフェニルホスフィンパラジウム(0)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)、ビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)ジクロリド等の当業者に公知のパラジウム触媒が挙げられる。また銅触媒としては、例えば、ヨウ化銅(I)、臭化銅(I)、塩化銅(I)等の当業者に公知の銅触媒が挙げられる。
【0186】
本一般的製造法において「ヒュスゲン環化反応」とは、例えば、不活性溶媒中、20℃乃至160℃の温度で、銅触媒、塩基存在下又は非存在下、及びアスコルビン酸ナトリウム存在下、又は非存在下、アジド化合物とアルキン化合物を [3+2]双極子環化付加させる反応を意味する。
【0187】
「ヒュスゲン環化反応」に用いる銅触媒としては、例えば、ヨウ化銅(I)、臭化銅(I)、硫酸銅(II)等の当業者に公知の銅触媒が挙げられる。
【0188】
本一般的製造法において「鈴木カップリング反応」とは、例えば、不活性溶媒中、20℃乃至160℃の温度で、パラジウム触媒と炭酸カリウム、炭酸ナトリウム等の塩基存在下、ビニルハライド化合物、アリールハライド化合物又はヘテロアリールハライド化合物とアリールホウ素化合物又はヘテロアリールホウ素化合物をカップリングさせる反応を意味する。
【0189】
「鈴木カップリング反応」に用いるパラジウム触媒としては、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)、ビス(ジベンジリデンアセトン)パラジウム(0)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)、ビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)ジクロリド、ビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)ジアセテート又は[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]パラジウム(II)ジクロリド ジクロロメタン錯体(1:1)等の当業者に公知のパラジウム触媒が挙げられる。また、塩基存在下、酢酸パラジウム(II)又はパラジウム−活性炭素とトリフェニルホスフィンを用いて系中でパラジウム(0)触媒を発生させて反応に用いることもできる。
【0190】
以下の一般的合成法で用いる原料である化合物(1−a)、(2−a)、(3−a)、(3−b)、(3−c)、(3−e)、(5−b)、(6−a)、(7−a)、(7−b)、(8−a)、(8−b)、(8−c)、(10−a)、(10−b)、(10−d)、(10−j)、(11−a)、(11−g)、(12−a)、(12−b)、(13−b)、(14−a)、(16−c)、(18−a)は、市販化合物、公知化合物、又は当業者に公知である種々の有機合成手法を用いて入手容易な化合物より合成した化合物として入手できる。
スキーム1:化合物(1−a)から化合物(1−b)、(1−c)の合成法
【0191】
【化58】
【0192】
(スキーム中、R、R11、及びR12は前記に同じである。)
【0193】
工程(1−1):
化合物(1−b)、化合物(1−c)の製造方法:キラル分取HPLC等を用いて化合物(1−a)を光学分割することにより、化合物(1−b)、化合物(1−c)を高い光学純度で入手することができる。
スキーム2:化合物(1−b)から化合物(2−c)の合成法
【0194】
【化59】
【0195】
(スキーム中、R、R11、及びR12は前記に同じであり、Gはアセチレン基の保護基を示す。)
【0196】
工程(2−1):
化合物(2−b)の製造方法:化合物(1−b)と化合物(2−a)の「薗頭カップリング反応」を行うことにより、化合物(2−b)を製造することができる。
工程(2−2):
化合物(2−c)の製造方法:化合物(2−b)を基質とし、不活性溶媒中、0℃乃至80℃の温度で、炭酸カリウム、又はテトラブチルアンモニウムフルオライド等を用いた脱保護反応により、化合物(2−c)を製造することができる。
スキーム3:化合物(1−b)、又は(3−d)から化合物(3−f)の合成法
【0197】
【化60】
【0198】
(スキーム中、R、R11、R12、R31、R32、及び環Eは前記に同じであり、Halはハロゲン原子を示す。)
【0199】
工程(3−1):
化合物(3−f)の製造方法:化合物(1−b)と化合物(3−a)の「鈴木カップリング反応」を行うことにより、化合物(3−f)を製造することができる。
工程(3−2):
化合物(3−f)の別途製造方法:化合物(1−b)と化合物(3−b)の「鈴木カップリング反応」を行うことにより、化合物(3−f)を製造することができる。
工程(3−3):
化合物(3−f)の別途製造方法:化合物(1−b)と化合物(3−c)を、不活性溶媒中、20℃乃至160℃の温度で、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)等のパラジウム(0)触媒を用いてカップリング反応させることにより、化合物(3−f)を製造することができる。
工程(3−4):
化合物(3−d)の製造方法:化合物(1−b)を基質とし、不活性溶媒中、20℃乃至160℃の温度で、[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]パラジウム(II)ジクロリド ジクロロメタン錯体(1:1)等のパラジウム触媒、及び酢酸カリウム等の塩基存在下、ビス(ピナコラト)ジボロンと反応させることにより、化合物(3−d)を製造することができる。
工程(3−5):
化合物(3−f)の別途製造方法:化合物(3−d)と化合物(3−e)の「鈴木カップリング反応」を行うことにより、化合物(3−f)を製造することができる。
スキーム4:化合物(1−b)から化合物(4−b)の合成法
【0200】
【化61】
【0201】
(スキーム中、R、R11、及びR12は前記に同じである。)
【0202】
工程(4−1):
化合物(4−a)の製造方法:化合物(1−b)を基質とし、不活性溶媒中、20℃乃至160℃の温度で、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)等のパラジウム(0)触媒存在下、亜鉛ジシアニドと反応させることにより、化合物(4−a)を製造することができる。
工程(4−2):
化合物(4−b)の製造方法:化合物(4−a)を基質とし、不活性溶媒中、20℃乃至150℃の温度で、塩化アンモニウム、又はトリエチルアミン塩酸塩等のアミンの無機酸塩存在下、アジ化ナトリウム等のアジ化物を反応させることにより、化合物(4−b)を製造することができる。
スキーム5:化合物(4−a)から化合物(5−c)の合成法
【0203】
【化62】
【0204】
(スキーム中、R、R11、及びR12は前記に同じであり、GはC1−6アルキル基を示す。)
【0205】
工程(5−1):
化合物(5−a)の製造方法:化合物(4−a)を基質とし、不活性溶媒中、20℃乃至80℃の温度で、ヒドロキシルアミンと反応させることにより、化合物(5−a)を製造することができる。
工程(5−2):
化合物(5−c)の製造方法:化合物(5−a)を基質とし、不活性溶媒中、0℃乃至160℃の温度で、トリエチルアミン、N,N−ジイソプロピルエチルアミン等の塩基存在下、化合物(5−b)と反応させることにより、化合物(5−c)を製造することができる。
スキーム6:化合物(2−c)から化合物(6−b)の合成法
【0206】
【化63】
【0207】
(スキーム中、R、R11、及びR12は前記に同じであり、GはC1−6アルキル基を示す。)
【0208】
工程(6−1):
化合物(6−b)の製造方法:化合物(2−c)を基質とし、不活性溶媒中、20℃乃至100℃の温度で、イソシアン酸フェニル、及びトリエチルアミン、N,N−ジイソプロピルエチルアミン等の塩基存在下、化合物(6−a)と反応させることにより、化合物(6−b)を製造することができる。
スキーム7:化合物(7−a)から化合物(7−d)の合成法
【0209】
【化64】
【0210】
(スキーム中、nは2〜5の整数を示し、Zは下記式群[14]で表されるいずれかの構造を示す。)
【0211】
【化65】
【0212】
工程(7−1):
化合物(7−c)の製造方法:化合物(7−a)を基質とし、不活性溶媒中、0℃乃至100℃の温度で、トリエチルアミン、N,N−ジイソプロピルエチルアミン等の塩基存在下、又は非存在下、化合物(7−b)と反応させることにより、化合物(7−c)を製造することができる。
工程(7−2):
化合物(7−d)の製造方法:化合物(7−b)を基質とし、不活性溶媒中、0℃乃至80℃の温度で、トリフェニルホスフィン、水を作用させるか、又は水素雰囲気下又は水素加圧下、酸存在下又は非存在下、パラジウム−活性炭素等を作用させることにより、化合物(7−d)を製造することができる。
スキーム8:化合物(7−a)から化合物(8−d)の合成法
【0213】
【化66】
【0214】
(スキーム中、Gはカルボキシ基の保護基であり、n、及びZは前記に同じである。)
【0215】
工程(8−1):
化合物(8−d)の製造方法:化合物(7−a)を基質とし、不活性溶媒中、0℃乃至80℃の温度で、各種カルボジイミド、ジフェニルリン酸アジド、ベンゾトリアゾール−1−イルオキシ−トリスジメチルアミノホスホニウム塩、4−(4、6−ジメトキシ−1、3、5−トリアジン−2−イル)−4−メチルモルホリン塩酸塩等の脱水縮合剤存在下、トリエチルアミン、N,N−ジイソプロピルエチルアミン等の塩基存在下、又は非存在下、化合物(8−a)を反応させることにより、化合物(8−d)を製造することができる。
工程(8−2):
化合物(8−d)の別途製造方法:化合物(7−a)を基質とし、不活性溶媒中、0℃乃至80℃の温度で、トリエチルアミン、N,N−ジイソプロピルエチルアミン等の塩基存在下、化合物(8−b)を反応させることにより、化合物(8−d)を製造することができる。
工程(8−3):
化合物(8−d)の別途製造方法:化合物(7−a)を基質とし、不活性溶媒中、0℃乃至80℃の温度で、トリエチルアミン、N,N−ジイソプロピルエチルアミン等の塩基存在下又は非存在下、化合物(8−c)を反応させることにより、化合物(8−d)を製造することができる。
スキーム9:化合物(2−c)から化合物(9−a)の合成法
【0216】
【化67】
【0217】
(スキーム中、R、R11、R12、及びnは前記に同じである。)
【0218】
工程(9−1):
化合物(9−a)の製造方法:化合物(2−c)と化合物(7−a)の「ヒュスゲン環化反応」を行うことにより、化合物(9−a)を製造することができる。
スキーム10:化合物(10−a)から化合物(10−i)の合成法
【0219】
【化68】
【0220】
(スキーム中、R、R11、R12、環E、及びnは前記に同じであり、Hal、Halは同一の又は異なったハロゲン原子を示し、Gはアミノ基の保護基を示す。)
【0221】
工程(10−1):
化合物(10−c)の製造方法:化合物(10−a)を基質とし、不活性溶媒中、20℃乃至180℃の温度で、トリエチルアミン、N,N−ジイソプロピルエチルアミン、あるいは炭酸カリウム等の塩基存在下、又は非存在下、(10−b)を反応させることにより、化合物(10−c)を製造することができる。
工程(10−2):
化合物(10−e)の製造方法:化合物(10−a)を基質とし、工程(10−1)と同様の操作で化合物(10−d)と反応させることにより、化合物(10−e)を製造することができる。
工程(10−3):
化合物(10−f)の製造方法:化合物(10−e)を基質とし、不活性溶媒中、0℃乃至80℃の温度で、トリフェニルホスフィン、水を作用させることにより、化合物(10−f)を製造することができる。
工程(10−4):
化合物(10−c)の別途製造方法:化合物(10−f)を基質とし、不活性溶媒中、0℃乃至80℃の温度で、二炭酸ジ−tert−ブチル等を用いてアミノ基を保護することにより、化合物(10−c)を製造することができる。
工程(10−5):
化合物(10−g)の製造方法:化合物(10−c)と化合物(3−d)の「鈴木カップリング反応」を行うことにより、化合物(10−g)を製造することができる。
工程(10−6):
化合物(10−h)の製造方法:化合物(10−a)と化合物(3−d)の「鈴木カップリング反応」を行うことにより、化合物(10−h)を製造することができる。
工程(10−7):
化合物(10−g)の別途製造方法:化合物(10−h)を基質とし、工程(10−1)と同様の操作で化合物(10−b)と反応させることにより、化合物(10−g)を製造することができる。
工程(10−8):
化合物(10−i)の製造方法:化合物(10−g)を基質とし、不活性溶媒中、20℃乃至100℃の温度で、塩酸、臭化水素酸、あるいはトリフルオロ酢酸等の酸を用いた脱保護反応、又は水素雰囲気下又は水素加圧下、酸存在下又は非存在下、パラジウム−活性炭素等を用いた脱保護反応により、化合物(10−i)を製造することができる。
工程(10−9):
化合物(10−i)の別途製造方法:化合物(10−h)を基質とし、工程(10−1)と同様の操作で化合物(10−j)と反応させることにより、化合物(10−i)を製造することができる。
スキーム11:化合物(10−a)から化合物(11−f)の合成法
【0222】
【化69】
【0223】
(スキーム中、R、R11、R12、環E、Hal、Hal、n、及びGは前記に同じである。)
【0224】
工程(11−1):
化合物(11−b)の製造方法:化合物(10−a)を基質とし、不活性溶媒中、0℃乃至60℃の温度で、カリウム tert−ブトキシド等の塩基存在下、(11−a)を反応させることにより、化合物(11−b)を製造することができる。
工程(11−2):
化合物(11−c)の製造方法:化合物(11−b)を基質とし、工程(10−3)と同様の操作を行うことにより、化合物(11−c)を製造することができる。
工程(11−3):
化合物(11−d)の製造方法:化合物(11−c)を基質とし、不活性溶媒中、0℃乃至80℃の温度で、二炭酸ジ−tert−ブチル等を用いてアミノ基を保護することにより、化合物(11−d)を製造することができる。
工程(11−4):
化合物(11−e)の製造方法:化合物(11−d)と化合物(3−d)の「鈴木カップリング反応」を行うことにより、化合物(11−e)を製造することができる。
工程(11−5):
化合物(11−f)の製造方法:化合物(11−e)を基質とし、工程(10−8)と同様の操作を行うことにより、化合物(11−f)を製造することができる。
工程(11−6):
化合物(11−h)の製造方法:化合物(10−a)を基質とし、不活性溶媒中、0℃乃至100℃の温度で、水素化ナトリウム等の塩基存在下、(11−g)を反応させることにより、化合物(11−h)を製造することができる。
工程(11−7):
化合物(11−i)の製造方法:化合物(11−h)と化合物(3−d)の「鈴木カップリング反応」を行うことにより、化合物(11−i)を製造することができる。
工程(11−8):
化合物(11−f)の別途製造方法:化合物(11−i)を基質とし、不活性溶媒中、20℃乃至100℃の温度で、ヒドラジン等を用いた脱保護反応により、化合物(11−f)を製造することができる。
スキーム12:化合物(12−a)から化合物(12−f)の合成法
【0225】
【化70】
【0226】
(スキーム中、R、R11、R12、n、Hal、Hal、及びGは前記に同じであり、Xは同一に又は異なって、式−CH−あるいは窒素原子を示す。)
【0227】
工程(12−1):
化合物(12−c)の製造方法:化合物(12−a)を基質とし、不活性溶媒中、0℃乃至160℃の温度で、炭酸カリウム等の塩基存在下、及びテトラブチルアンモニウムヨージド存在下、又は非存在下、化合物(12−b)と反応させることにより、化合物(12−c)を製造することができる。
工程(12−2):
化合物(12−d)の製造方法:化合物(12−c)と化合物(3−d)の「鈴木カップリング反応」を行うことにより、化合物(12−d)を製造することができる。
工程(12−3):
化合物(12−d)の別途製造方法:化合物(12−a)を基質とし、不活性溶媒中、0℃乃至160℃の温度で、炭酸カリウム等の塩基存在下、及びテトラブチルアンモニウムヨージド存在下、又は非存在下、化合物(12−e)と反応させることにより、化合物(12−d)を製造することができる。
工程(12−4):
化合物(12−f)の製造方法:化合物(12−d)を基質とし、工程(10−8)と同様の操作を行うことにより、化合物(12−f)を製造することができる。
スキーム13:化合物(4−a)から化合物(13−e)、(13−f)の合成法
【0228】
【化71】
【0229】
(スキーム中、R、R11、R12、n、G及びGは前記に同じである。)
【0230】
工程(13−1):
化合物(13−a)の製造方法:化合物(4−a)を基質とし、メタノール、エタノール等のアルコール溶媒中、0℃乃至80℃の温度で、ナトリウムメトキシド等のアルカリ金属アルコキシド、又は塩酸等の酸、又は塩化アセチル等を作用させることにより、化合物(13−a)を製造することができる。
工程(13−2):
化合物(13−c)、化合物(13−d)の製造方法:化合物(13−a)を基質とし、不活性溶媒中、20℃乃至160℃の温度で、化合物(13−b)と反応させることにより、化合物(13−c)、化合物(13−d)を製造することができる。得られる化合物はシリカゲルカラムクロマトグラフィーやHPLC等を用い、分割することでそれぞれ単離することができる。
工程(13−3):
化合物(13−e)の製造方法:化合物(13−c)を基質とし、工程(10−8)と同様の操作を行うことにより、化合物(12−f)を製造することができる。
工程(13−4):
化合物(13−f)の製造方法:化合物(13−d)を基質とし、工程(10−8)と同様の操作を行うことにより、化合物(13−f)を製造することができる。
スキーム14:化合物(14−a)から化合物(14−e)の合成法
【0231】
【化72】
(スキーム中、R、R11、R12、環E、Hal、G、G、及びnは前記に同じである。)
【0232】
工程(14−1):
化合物(14−b)の製造方法:化合物(14−a)と化合物(3−d)の「鈴木カップリング反応」を行うことにより、化合物(14−b)を製造することができる。
工程(14−2):
化合物(14−c)の製造方法:化合物(14−b)を基質とし、不活性溶媒中、0℃乃至100℃の温度で、水酸化リチウム、又は水酸化ナトリウム等を作用させることにより、化合物(14−c)を製造することができる。
工程(14−3):
化合物(14−d)の別途製造方法:化合物(14−c)を基質とし、工程(8−1)と同様の操作で化合物(10−b)と反応させることにより、化合物(14−d)を製造することができる。
工程(14−4):
化合物(14−d)を基質とし、工程(10−8)と同様の操作を行うことにより、化合物(14−e)を製造することができる。
スキーム15:化合物(15−a)から化合物(15−b)の合成法
【0233】
【化73】
【0234】
(スキーム中、Z、R、R11、R12、及びnは前記に同じである。)
【0235】
工程(15−1):
化合物(15−b)の製造方法:化合物(15−a)と化合物(2−c)の「ヒュスゲン環化反応」を行うことにより、化合物(15−b)を製造することができる。
スキーム16:化合物(16−a)から化合物(16−b)の合成法
【0236】
【化74】
【0237】
(スキーム中、R、R11、R12、環E、W、n、及びZは前記に同じである。)
【0238】
工程(16−1):
化合物(16−b)の製造方法:化合物(16−a)を基質とし、工程(7−1)と同様の操作で化合物(7−b)と反応させることにより、化合物(16−b)を製造することができる。
化合物(16−d)の製造方法:化合物(16−a)を基質とし、不活性溶媒中、0℃乃至160℃の温度で、トリエチルアミン、N,N−ジイソプロピルエチルアミン等の塩基存在下、又は非存在下、化合物(16−c)と反応させることにより、化合物(16−d)を製造することができる。
化合物(16−b)の別途製造方法:化合物(16−d)を基質とし、不活性溶媒中、0℃乃至160℃の温度で、トリエチルアミン、N,N−ジイソプロピルエチルアミン等の塩基存在下、又は非存在下、化合物(16−e)と反応させることにより、化合物(16−b)を製造することができる。
スキーム17:化合物(16−a)から化合物(17−a)の合成法
【0239】
【化75】
【0240】
(スキーム中、R、R11、R12、環E、W、n、Z、及びGは前記に同じである。)
【0241】
工程(17−1):
化合物(17−a)の製造方法:化合物(16−a)を基質とし、工程(8−1)と同様の操作で化合物(8−a)と反応させることにより、化合物(17−a)を製造することができる。
工程(17−2):
化合物(17−a)の別途製造方法:化合物(16−a)を基質とし、工程(8−2)と同様の操作で化合物(8−b)と反応させることにより、化合物(17−a)を製造することができる。
工程(17−3):
化合物(17−a)の別途製造方法:化合物(16−a)を基質とし、工程(8−3)と同様の操作で化合物(8−c)と反応させることにより、化合物(17−a)を製造することができる。
スキーム18:化合物(18−a)から化合物(18−c)の合成法
【0242】
【化76】
【0243】
(スキーム中、n、Z、Hal、Hal、環E、R、R11、及びR12は前記に同じである。)
【0244】
工程(18−1):
化合物(18−b)の製造方法:化合物(18−a)を基質とし、工程(10−1)と同様の操作で化合物(10−a)と反応させることにより、化合物(18−b)を製造することができる。
工程(18−2):
化合物(18−c)の製造方法:化合物(18−b)と化合物(3−d)の「鈴木カップリング反応」を行うことにより、化合物(18−c)を製造することができる。
スキーム19:化合物(7−a)から化合物(19−c)の合成法
【0245】
【化77】
【0246】
(スキーム中、n、R、R11、及びR12は前記に前記に同じであり、nは4を示し、Zは下記式[15]で表される構造を示す。)
【0247】
【化78】
【0248】
工程(19−1):
化合物(19−b)の製造方法:化合物(7−a)を基質とし、工程(8−1)と同様の操作で化合物(19−a)と反応させることにより、化合物(19−b)を製造することができる。
工程(19−2):
化合物(19−c)の製造方法:化合物(19−b)と化合物(2−c)の「ヒュスゲン環化反応」を行うことにより、化合物(19−c)を製造することができる。
【0249】
本発明化合物の一般的製造法の反応温度とは、−78℃乃至250℃、好ましくは−20℃乃至80℃である。反応時間は5分乃至3日間であり、好ましくは30分乃至18時間である。本製造方法は常圧下、加圧下、マイクロウェーブ照射下等で実施することができる。
【0250】
本発明化合物の一般的製造法の記載における塩基、酸、及び不活性溶媒について、さらに具体的に記載するが、以下の例示に限定されない。また、使用できる単離手法についても具体的に記載するが、同様に以下の例示に限定されない。
【0251】
「塩基」とは、例えば、アルカリ金属又はアルカリ土類金属の水素化物(水素化リチウム、水素化ナトリウム、水素化カリウム、水素化カルシウム等)、アルカリ金属又はアルカリ土類金属のアミド類(リチウムアミド、ナトリウムアミド、リチウムジイソプロピルアミド、リチウムジシクロヘキシルアミド、リチウムヘキサメチルジシラジド、カリウムヘキサメチルジシラジド等)、アルカリ金属又はアルカリ土類金属の水酸化物(水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化リチウム、水酸化バリウム等)、アルカリ金属又はアルカリ土類金属の炭酸塩(炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸カルシウム、炭酸セシウム等)、アルカリ金属の炭酸水素塩(炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウム等)、アルカリ金属又はアルカリ土類金属のリン酸塩(リン酸三カリウム等)などの無機塩基、アルカリ金属又はアルカリ土類金属のC1−15アルコキシド(ナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシド、カリウム tert−ブトキシド等)、アミン類(トリエチルアミン、N,N−ジイソプロピルエチルアミン、N−メチルモルホリン等)、塩基性複素環化合物(ピリジン、4−ジメチルアミノピリジン、DBU(1,8−ジアザビシクロ〔5.4.0〕ウンデカ−7−エン)、DBN(1,5−ジアザビシクロ〔4.3.0〕ノナン−5−エン)、イミダゾール、2,6−ルチジン等)が挙げられる。
【0252】
「酸」とは、例えば、無機酸(塩酸、臭化水素酸、硫酸、硝酸、リン酸等)、有機酸(p−トルエンスルホン酸、メタンスルホン酸、トリフルオロ酢酸、ギ酸、酢酸、カンファースルホン酸等)、ルイス酸(三フッ化ホウ素、三臭化ホウ素、塩化アルミニウム、スカンジウムトリフラート、イッテルビウムトリフラート等)が挙げられる。
【0253】
「不活性溶媒」としては、反応を阻害せず、出発原料をある程度溶解するものであれば特に限定はなく、例えば、ニトリル系溶媒、アミド系溶媒、ハロゲン化炭素系溶媒、エーテル系溶媒、芳香族系溶媒、炭化水素系溶媒、エステル系溶媒、アルコール系溶媒、スルホキシド系溶媒、水が挙げられ、これらは、二種以上を適宜の割合で混合して用いてもよい。
【0254】
ニトリル系溶媒としては、例えば、アセトニトリル、プロピオニトリルが挙げられる。アミド系溶媒としては、例えば、N,N−ジメチルホルムアミド(以下DMFと略す場合もある)、N,N−ジメチルアセトアミド、N−メチルピロリドンが挙げられる。ハロゲン化炭素系溶媒としては、例えば、ジクロロメタン、クロロホルム、1,2−ジクロロエタン、四塩化炭素が挙げられる。エーテル系溶媒としては、例えば、ジエチルエーテル(以下“エーテル”と略す場合もある。)、テトラヒドロフラン(以下THFと略す場合もある。)、1,4−ジオキサン、1,2−ジメトキシエタンが挙げられる。芳香族系溶媒としては、例えば、ベンゼン、トルエン、キシレン、ピリジンが挙げられる。炭化水素系溶媒としては、例えば、ペンタン、ヘキサン、ヘプタン、シクロヘキサンが挙げられる。エステル系溶媒としては、例えば、酢酸エチル、ギ酸エチルが挙げられる。アルコール系溶媒としては、例えば、メタノール、エタノール、イソプロピルアルコール、tert−ブチルアルコール、エチレングリコールが挙げられる。スルホキシド系溶媒としては、例えば、ジメチルスルホキシド(以下DMSOと略す場合もある。)が挙げられる。
【0255】
上記製造法により得られた化合物は、公知の手段、例えば、溶媒抽出、液性変換、転溶、晶出、再結晶、各種クロマトグラフィーによって単離精製することができる。
【0256】
本発明化合物の一般的製造における化合物が用いることができる保護基を以下に記載するがその例示に限定されず、他にも適当に選択することができる。
【0257】
アミノの保護基としては、例えば、ペプチド合成時に一般的に用いられるC1−6アシル(ホルミル、アセチル、プロピオニル等)、C2−15アルコキシカルボニル(メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、tert−ブトキシカルボニル、ベンジルオキシカルボニル、9−フルオレニルメチレノキシカルボニル等)、アリールカルボニル(ベンゾイル等)、トリチル、フタロイル、N,N−ジメチルアミノメチレン、置換シリル(トリメチルシリル、トリエチルシリル、ジメチルフェニルシリル、tert−ブチルジメチルシリル、tert−ブチルジエチルシリル、tert−ブチルジフェニルシリル等)、C2−6アルケニル(1−アリル等)が挙げられる。これらの基は、ハロゲン原子、C1−6アルコキシ(メトキシ、エトキシ、プロポキシ等)、及びニトロから選ばれる1つ以上の置換基で置換されていてもよい。
【0258】
カルボキシの保護基としては、例えば、C1−6アルキル(メチル、エチル、tert−ブチル等)、C7−20アラルキル(ベンジル、トリチル等)、フェニル、置換シリル(トリメチルシリル、トリエチルシリル、ジメチルフェニルシリル、tert−ブチルジメチルシリル、tert−ブチルジエチルシリル、tert−ブチルジフェニルシリル等)、C2−6アルケニル(1−アリル等)が挙げられる。これらの基は、ハロゲン原子、C1−6アルコキシ(メトキシ、エトキシ、プロポキシ等)、及びニトロから選ばれる1つ以上の置換基で置換されていてもよい。
【0259】
ヒドロキシの保護基としては、例えば、C1−6アルキル(メチル、エチル、tert−ブチル等)、C7−20アラルキル(ベンジル、トリチル等)、フェニル、置換シリル(トリメチルシリル、トリエチルシリル、ジメチルフェニルシリル、tert−ブチルジメチルシリル、tert−ブチルジエチルシリル、tert−ブチルジフェニルシリル等)、C2−6アルケニル(1−アリル等)、C1−6アシル(ホルミル、アセチル、プロピオニル等)、C2−15アルコキシカルボニル(メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、tert−ブトキシカルボニル、ベンジルオキシカルボニル、9−フルオレニルメチレノキシカルボニル等)、アリールカルボニル(ベンゾイル等)、2−テトラヒドロピラニル、2−テトラヒドロフリルが挙げられる。これらの基は、ハロゲン原子、C1−6アルコキシ(メトキシ、エトキシ、プロポキシ等)、及びニトロから選ばれる1つ以上の置換基で置換されていてもよい。
【0260】
カルボニルは、例えば、環状アセタール(1,3−ジオキサン、1,3−ジオキソラン等)、非環状アセタール(ジ−C1−6アルキルアセタール(ジメチルアセタール、ジエチルアセタール等))を形成することで保護することができる。
【0261】
本発明は、以下の参考例、実施例、試験例及び製剤例によって、更に詳細に説明されるが、これらは本発明を限定するものではなく、また本発明の範囲を逸脱しない範囲で変化させてもよい。
【0262】
本発明は、以下の参考例、実施例、及び試験例によって、更に詳細に説明されるが、これらは本発明を限定するものではなく、また本発明の範囲を逸脱しない範囲で変化させてもよい。
【0263】
NMR(核磁気共鳴)スペクトルは、室温にて、200MHz(GEMINI2000/200,Varian Instruments) 300MHz(INOVA 300,Varian Instruments、JEOL JNM−ECP300,日本電子、JEOL JNM−ECX300,日本電子) 500MHz(JEOL ECA500、JEOL JNM−ECP500,日本電子) 600MHz(JEOL JNM−ECA600,日本電子)にて測定した。本明細書中の化学シフト値は、内部標準物質(テトラメチルシラン)に対するparts per million(δ)値で示した。
【0264】
質量スペクトルは、Waters micromass ZQ(ESI:電子スプレーイオン化法)、Waters Acquity SQ Detector (ESI:電子スプレーイオン化法)、Thermo SCIENTIFIC LTQ XL(ESI:電子スプレーイオン化法)、Micromass GCT mass spectrometer(EI:電子イオン化法)、島津LCMS−2010EV mass spectrometer(ESI:電子スプレーイオン化法/APCI:大気圧イオン化法 Dual)、島津LCMS−IT−TOF mass spectrometer(ESI:電子スプレーイオン化法/APCI:大気圧イオン化法 Dual)、ThermoFisher Scientific LCQ Deca XP(ESI:電子スプレーイオン化法)、又はAgilent Technologies Quadrupole LC/MS 6130 (ESI:電子スプレーイオン化法/APCI:大気圧イオン化法 Dual)にて測定した。
【0265】
反応はTLC(メルク「Silica gel 60、F254」又は富士シリシア化学「CHROMATOREX TLC Plates NH」)又は逆相HPLCもしくはLC−MSを用いて進行度合を測定した。
【0266】
シリカゲルカラムクロマトグラフィーには、メルク「Silica gel 60」、富士シリシア化学「Silica gel PSQ60」、関東化学「Silica gel 60」、「Silica gel 60N」、富士シリシア化学「CHROMATOREX NH」もしくはパックドカラム(YAMAZEN Hi−FlashTM Column もしくは MORITEX Purif Pack、MORITEX Purif Pack−NH、Biotage(登録商標)SNAP Cartridge KP−Sil、Biotage(登録商標)SNAP Cartridge KP−NH、Biotage(登録商標)SNAP Cartridge HP−Sphere、Biotage(登録商標)ZIPTMCartridge)を用いた。
【0267】
分取HPLCカラムには、SunFireTM Prep C18OBDTM 5μm (I.D.30mm、Length 50mm)、YMC−Actus Triart C18 5μm (50x30mm))、Daicel Corporation CHIRALCEL OD−H 5μm(I.D.20mm、Length 250mm)、GL Science Inc.Inertsil ODS−3 5μm(I.D.20mm、Length 250mm)、Daicel Corporation CHIRALPAK IA 5μm(I.D.20mm、Length 250mm)、Daicel Corporation CHIRALPAK IB 5μm(I.D.20mm、Length 250mm)又はDaicel Corporation CHIRALPAK IE 5μm(I.D.20mm、Length 250mm)を使用した。
【0268】
LC−MS分取にはAgilent Technologies Quadrupole LC/MS 6130(Waters XBridgeTM Prep C18 5μm OBDTM(I.D.19mm、Length 100mm)、又はYMC−Actus Triart C18 5μm (50x30mm))を使用した。
【0269】
参考例1−1 (4S)−4−(3−ブロモフェニル)−6,8−ジクロロ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン
【0270】
【化79】
4−(3−ブロモフェニル)−6,8−ジクロロ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン(20mg、WO2003/048129 パンフレット記載)を、5mgずつ4回に分けてキラル分取HPLC(CHIRALPAK IA 5μm(I.D.20mm、Length 250mm)、ヘキサン:2−プロパノール=10:90、5.0mL/min、254nm)で分離し、保持時間が遅い方(保持時間約22分)で溶出した画分を濃縮することで、表題化合物(6.0mg、100%ee)を無色油状物質として得た。
LC-MS 保持時間 0.647 min
LC:Agilent 1290
ESI/APCI MS:Agilent 6130
Column: Waters Acquity CSH C18 1.7um, 2.1x50mm
Solvent: H2O:CH3CN(0.1% Formic acid)
Gradient: 0.8mL/min, 0min(80:20) →1.2-1.4min(1:99)
MS (+) : 372 [M+H]+.
キラルHPLC 保持時間 2.780 min
Column: CHIRALPAK IA 3um, 4.6x150mm
Solvent: Hexane:2-propanol=10:90, 1ml/min.
【0271】
参考例1−2 (4S)−4−(3−ブロモフェニル)−6,8−ジクロロ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン(2S,3S)−(+)−ジベンゾイル−D−酒石酸塩1エタノール1水和物
4−(3−ブロモフェニル)−6,8−ジクロロ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン(68g、WO2003/048129 パンフレット記載)のエタノール(1.4L)溶液を40℃に加熱し、(2S,3S)−(+)−ジベンゾイル−D−酒石酸(65g)、水(68mL)を加え、72℃まで昇温後、放冷攪拌した。40〜50℃まで放冷した時点で種晶を加えた。反応系を氷冷し、不溶物をろ過、氷冷したエタノールで洗浄して、表題化合物(55g、38%、99.5%ee)を無色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, CD3OD) δ ppm 1.17 (t, J=7.0Hz, 3H), 2.87 (s, 3H), 3.13-3.26 (m, 1H), 3.46-3.54 (m, 1H), 3.55-3.65 (m, 2H), 4.05-4.17 (m, 1H), 4.37-4.54 (m, 2H), 4.83-4.91 (m, 2H), 5.87-5.93 (m, 2H), 6.64-6.70 (m, 1H), 7.10-7.18 (m, 1H), 7.28 (t, J=7.8Hz, 1H), 7.37-7.43 (m, 2H), 7.45-7.53 (m, 5H), 7.57-7.67 (m, 2H), 8.06-8.15 (m, 4H).
MS (+) : 372 [M+H]+.
【0272】
参考例2−1 (4S)−6,8−ジクロロ−4−(3−エチニルフェニル)−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン
【0273】
【化80】
(1)参考例1−1で得られた(4S)−4−(3−ブロモフェニル)−6,8−ジクロロ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン(0.20g)のアセトニトリル(2.0mL)、トリエチルアミン(2.3mL)溶液に、ヨウ化銅(I)(5.1mg)、ビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)ジクロリド(19mg)、トリメチルシリルアセチレン(0.12mL)を加え、マイクロウェーブ照射下(バイオタージ60、100℃)で1時間攪拌した。反応液をセライト(登録商標)ろ過した後、ろ液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(Biotage(登録商標)SNAP Cartridge HP−Sphere、ヘキサン:酢酸エチル=100:0→70:30)で精製し、(4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−4−{3−[(トリメチルシリル)エチニル]フェニル}−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン(0.13g、59%)を褐色油状物質として得た。
LC-MS 保持時間 0.935 min
LC:Agilent 1290
ESI/APCI MS:Agilent 6130
Column: Waters Acquity CSH C18 1.7um, 2.1x50mm
Solvent: H2O:CH3CN(0.1% Formic acid)
Gradient: 0.8mL/min, 0min(80:20) →1.2-1.4min(1:99)
MS (+) : 388 [M+H]+.
(2)(4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−4−{3−[(トリメチルシリル)エチニル]フェニル}−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン(0.13g)のメタノール(3.8mL)溶液に、氷冷下で炭酸カリウム(0.18g)を加え、室温で1時間攪拌した。反応液に水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、ろ別後、ろ液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(Biotage(登録商標)SNAP Cartridge KP−NH、ヘキサン:酢酸エチル=100:0→80:20)で精製し、表題化合物(83mg、82%)を褐色油状物質として得た。
LC-MS 保持時間 0.635 min
LC:Agilent 1290
ESI/APCI MS:Agilent 6130
Column: Waters Acquity CSH C18 1.7um, 2.1x50mm
Solvent: H2O:CH3CN(0.1% Formic acid)
Gradient: 0.8mL/min, 0min(80:20) →1.2-1.4min(1:99)
MS (+) : 316 [M+H]+.
【0274】
参考例2−2 (4S)−6,8−ジクロロ−4−(3−エチニルフェニル)−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン塩酸塩
参考例2−1で得られた(4S)−6,8−ジクロロ−4−(3−エチニルフェニル)−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリンをエタノール溶解させた後、4mol/L塩化水素−1,4−ジオキサンを加え、減圧下溶媒を留去して、表題化合物(0.17g)を無色固体として得た。
LC-MS 保持時間 0.635 min
LC:Agilent 1290
ESI/APCI MS:Agilent 6130
Column: Waters Acquity CSH C18 1.7um, 2.1x50mm
Solvent: H2O:CH3CN(0.1% Formic acid)
Gradient: 0.8mL/min, 0min(80:20) →1.2-1.4min(1:99)
MS (+) : 316 [M+H]+.
【0275】
参考例3−1 6,8−ジクロロ−2−メチル−4−[3−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル]−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン
【0276】
【化81】
窒素ガス雰囲気下、4−(3−ブロモフェニル)−6,8−ジクロロ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン(0.50g、WO2003/048129 パンフレット記載)(0.50g)の1,4−ジオキサン(5.0mL)溶液に、室温でビス(ピナコラト)ジボロン(0.51g)、[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]パラジウム(II)ジクロリド ジクロロメタン錯体(1:1)(0.11g)及び酢酸カリウム(0.26g)を加え、90℃で6時間攪拌した。反応溶液を放冷後、水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、セライト(登録商標)ろ過した後、ろ液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(Biotage(登録商標)SNAP Cartridge HP−Sphere、ヘキサン:酢酸エチル=100:0→50:50)で精製し、表題化合物(0.35g、53%)を褐色油状物質として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 1.36 (s, 12H), 2.49 (s, 3H), 2.59 (dd, J=11.5, 9.5Hz, 1H), 3.02-3.09 (m, 1H), 3.44-3.52 (m, 1H), 3.94 (d, J=16.0Hz, 1H), 4.25-4.33 (m, 1H), 6.72-6.77 (m, 1H), 7.15-7.23 (m, 2H), 7.28-7.35 (m, 1H), 7.63 (s, 1H), 7.73 (dt, J=7.3, 1.2Hz, 1H).
MS (+) : 418 [M+H]+.
【0277】
参考例3−2 (4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−4−[3−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル]−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン
【0278】
【化82】
アルゴンガス雰囲気下、参考例1−1で得られた(4S)−4−(3−ブロモフェニル)−6,8−ジクロロ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン(0.66g)、ビス(ピナコラト)ジボロン(0.67g)、酢酸カリウム(0.35g)、[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]パラジウム(II)ジクロリド ジクロロメタン錯体(1:1)(0.14g)の1,4−ジオキサン(8.8mL)懸濁液を、80℃で12時間撹拌した。反応液に水を加えた後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、ろ別後、減圧下溶媒を留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(Biotage(登録商標)SNAP Cartridge HP−Sphere、ヘキサン:酢酸エチル=100:0→70:30)で精製し、更にシリカゲルカラムクロマトグラフィー(Biotage(登録商標)SNAP Cartridge HP−Sphere、ヘキサン:酢酸エチル=99:1→50:50)で精製し、表題化合物(0.15g、20%)を無色アモルファス状物質として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 1.36 (s, 12H), 2.48 (s, 3H), 2.52-2.63 (m, 1H), 2.96-3.06 (m, 1H), 3.42-3.53 (m, 1H), 3.82-3.94 (m, 1H), 4.22-4.33 (m, 1H), 6.73-6.78 (m, 1H), 7.15-7.23 (m, 2H), 7.28-7.35 (m, 1H), 7.62-7.66 (m, 1H), 7.69-7.75 (m, 1H).
MS (+) : 418 [M+H]+.
【0279】
参考例3−3 (4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−4−[3−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル]−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン塩酸塩
参考例3−2で得られた((4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−4−[3−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル]−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン(25mg)に4mol/L塩化水素−酢酸エチル(0.20mL)を加え、室温で13時間攪拌した。不溶物をろ取して、表題化合物(22mg)を無色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.29 (s, 12H), 2.96 (s, 3H), 3.46-3.64 (m, 1H), 3.65-3.86 (m, 1H), 4.25-4.51 (m, 1H), 4.51-4.63 (m, 1H), 4.63-4.83 (m, 1H), 6.71 (br. s., 1H), 7.35-7.51 (m, 2H), 7.55 (br. s., 1H), 7.61-7.76 (m, 2H), 11.32 (br. s., 1H).
MS (+) : 418 [M+H]+
【0280】
参考例4−1 3−[(4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−4−イル]ベンゾニトリル
【0281】
【化83】
窒素ガス雰囲気下、参考例1−1で得られた(4S)−4−(3−ブロモフェニル)−6,8−ジクロロ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン(0.50g)のN,N−ジメチルホルムアミド(5.0mL)溶液に、室温で亜鉛ジシアニド(0.40g)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(0.31g)を加え、100℃で5時間攪拌した。反応液に水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、ろ別後、ろ液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(Biotage(登録商標)SNAP Cartridge HP−Sphere、ヘキサン:酢酸エチル=100:0→30:70)で精製し、表題化合物(0.40g、94%)を淡黄色油状物質として得た。
LC-MS 保持時間 0.553 min
LC:Agilent 1290
ESI/APCI MS:Agilent 6130
Column: Waters Acquity CSH C18 1.7um, 2.1x50mm
Solvent: H2O:CH3CN(0.1% Formic acid)
Gradient: 0.8mL/min, 0min(80:20) →1.2-1.4min(1:99)
MS (+) : 317 [M+H]+.
【0282】
参考例5−1 1,1’−ブタン−1,4−ジイルビス(3−{2−[2−(2−アジドエトキシ)エトキシ]エチル}尿素)
【0283】
【化84】
2−[2−(2−アジドエトキシ)エトキシ]エタンアミン(0.50g)の1,2−ジクロロエタン(10mL)溶液に、トリエチルアミン(0.60g)、1,4−ジイソシアナトブタン(0.20g)を加え、室温で終夜攪拌した。反応溶液を減圧下濃縮後、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(Biotage(登録商標)SNAP Cartridge HP−Sphere、クロロホルム:メタノール=100:0→80:20)で精製し、表題化合物(0.52g、37%)を無色固体として得た。
LC-MS 保持時間 0.588 min
LC:Agilent 1290
ESI/APCI MS:Agilent 6130
Column: Waters Acquity CSH C18 1.7um, 2.1x50mm
Solvent: H2O:CH3CN(0.1% Formic acid)
Gradient: 0.8mL/min, 0min(80:20) →1.2-1.4min(1:99)
MS (+) : 489 [M+H]+.
【0284】
参考例5−2 1,1’−ブタン−1,4−ジイルビス[3−(2−{2−[2−(2−アジドエトキシ)エトキシ]エトキシ}エチル)尿素]
【0285】
【化85】
2−(2−(2−(2−アジドエトキシ)エトキシ)エトキシ)エタンアミン(0.50g)のクロロホルム(7.5mL)溶液に、氷冷下でトリエチルアミン(0.79mL)を加え、室温で1,4−ジイソシアナトブタン(0.15mL)のクロロホルム(7.5mL)溶液を滴下し、室温で10分間攪拌した。反応溶液を減圧下濃縮後、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(Biotage(登録商標)SNAP Cartridge HP−Sphere、クロロホルム:メタノール=100:0→90:10)で精製し、表題化合物(0.50g、76%)を無色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 1.43-1.58 (m, 4H), 3.15-3.23 (m, 4H), 3.32-3.45 (m, 8H), 3.52-3.58 (m, 4H), 3.62-3.72 (m, 20H), 5.10-5.25 (m, 4H).
MS (+) : 577 [M+H]+
【0286】
参考例5−3 1,1’−ベンゼン−1,4−ジイルビス(3−{2−[2−(2−アジドエトキシ)エトキシ]エチル}尿素)
【0287】
【化86】
1,4−ジイソシアナトブタンを使用する代わりに、1,4−ジイソシアナトベンゼンを使用する以外は、実質的に参考例5−1と同様の反応を実施して、表題化合物(0.16g、55%)を無色固体として得た。
LC-MS 保持時間 0.679 min
LC:Agilent 1290
ESI/APCI MS:Agilent 6130
Column: Waters Acquity CSH C18 1.7um, 2.1x50mm
Solvent: H2O:CH3CN(0.1% Formic acid)
Gradient: 0.8mL/min, 0min(80:20) →1.2-1.4min(1:99)
MS (+) : 509 [M+H]+.
【0288】
参考例5−4 1,1’−[カルボニルビス(イミノエタン−2,1−ジイル)]ビス[3−(2−{2−[2−(2−アジドエトキシ)エトキシ]エトキシ}エチル)尿素]
【0289】
【化87】
(1)1,1’−カルボニルジイミダゾール(1.6g)のテトラヒドロフラン(10mL)溶液に、(2−アミノエチル)カルバミン酸tert−ブチル(3.2g)を加え、室温で3時間攪拌した。反応溶液に水を加え、クロロホルムで抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、ろ別後、ろ液を減圧下濃縮した。得られた残渣に少量のクロロホルムを加えた後、酢酸エチルを加え、不溶物をろ取して、[カルボニルビス(イミノエタン−2,1−ジイル)]ビスカルバミン酸ジ−tert−ブチル(1.6g)を無色アモルファス状物質として得た。
LC-MS 保持時間 0.728 min
LC:Agilent 1290
ESI/APCI MS:Agilent 6130
Column: Waters Acquity CSH C18 1.7um, 2.1x50mm
Solvent: H2O:CH3CN(0.1% Formic acid)
Gradient: 0.8mL/min, 0min(80:20) →1.2-1.4min(1:99)
MS (+) : 347 [M+H]+.
(2)[カルボニルビス(イミノエタン−2,1−ジイル)]ビスカルバミン酸ジ−tert−ブチル(1.4g)に4mol/L塩化水素−1,4−ジオキサン溶液(5.0mL)を加え、室温で1時間攪拌後、1,4−ジオキサン(5.0mL)を加え、室温で16時間攪拌した。不溶物をろ取し、クロロホルムで洗浄して、1,3−ビス(2−アミノエチル)尿素 塩酸塩(0.70g、80%)を無色アモルファス状物質として得た。
LC-MS 保持時間 0.230 min
LC:Agilent 1290
ESI/APCI MS:Agilent 6130
Column: Waters Acquity CSH C18 1.7um, 2.1x50mm
Solvent: H2O:CH3CN(0.1% Formic acid)
Gradient: 0.8mL/min, 0min(80:20) →1.2-1.4min(1:99)
MS (+) : 147 [M+H]+.
(3)2−{2−[2−(2−アジドエトキシ)エトキシ]エトキシ}エタンアミン(0.93g)のクロロホルム(10mL)溶液に、トリエチルアミン(0.85mL)、カルボノクロリド酸4−ニトロフェニル(0.82g)を加え、0℃で30分間攪拌した。反応液に水を加え、クロロホルムで抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、ろ別後、ろ液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(Biotage(登録商標)SNAP Cartridge HP−Sphere、ヘキサン:酢酸エチル=95:5→0:100)で精製し、(2−{2−[2−(2−アジドエトキシ)エトキシ]エトキシ}エチル)カルバミン酸4−ニトロフェニル(0.90g、55%)を無色油状物質として得た。
LC-MS 保持時間 0.868 min
LC:Agilent 1290
ESI/APCI MS:Agilent 6130
Column: Waters Acquity CSH C18 1.7um, 2.1x50mm
Solvent: H2O:CH3CN(0.1% Formic acid)
Gradient: 0.8mL/min, 0min(80:20) →1.2-1.4min(1:99)
MS (+) : 384 [M+H]+.
(4)(2−{2−[2−(2−アジドエトキシ)エトキシ]エトキシ}エチル)カルバミン酸4−ニトロフェニル(0.89g)のクロロホルム(4.0mL)溶液に、トリエチルアミン(0.32mL)、1,3−ビス(2−アミノエチル)尿素 塩酸塩(0.25g)を加え、室温で30分攪拌した。その後N,N−ジメチルホルムアミド(4.0mL)を加え、60℃で2時間攪拌した。反応溶液に酢酸エチル(20mL)を加え、氷冷下30分攪拌した後、不溶物をろ取し、表題化合物(0.55g、75%)を無色アモルファス状物質として得た。
LC-MS 保持時間 0.580 min
LC:Agilent 1290
ESI/APCI MS:Agilent 6130
Column: Waters Acquity CSH C18 1.7um, 2.1x50mm
Solvent: H2O:CH3CN(0.1% Formic acid)
Gradient: 0.8mL/min, 0min(80:20) →1.2-1.4min(1:99)
MS (+) : 635 [M+H]+.
【0290】
参考例6−1 N,N’−ビス{2−[2−(2−アジドエトキシ)エトキシ]エチル}ブタンジアミド
【0291】
【化88】
2−[2−(2−アジドエトキシ)エトキシ]エタンアミン(0.20g)のN,N−ジメチルホルムアミド(10mL)溶液に、ブタン二酸(68mg)、O−(7−アザベンゾトリアゾール−1−イル)−N,N,N’,N’−テトラメチルウロニウムヘキサフルオロリン酸塩(0.87g)、トリエチルアミン(0.12g)を加え、室温で終夜攪拌した。反応溶液をLC−MS分取(LC(Agilent1260)、ESIMS(6130Quadrupole、ESI)、カラム(YMC−Actus Triart 5μm C18 50x30mm)、移動相(0.1%ギ酸 in HO:0.1%ギ酸 in CHCN=90:10→20:80→5:95)、50mL/min.)で精製し、表題化合物(0.16g、65%)を無色油状物質として得た。
LC-MS 保持時間 0.583 min
LC:Agilent 1290
ESI/APCI MS:Agilent 6130
Column: Waters Acquity CSH C18 1.7um, 2.1x50mm
Solvent: H2O:CH3CN(0.1% Formic acid)
Gradient: 0.8mL/min, 0min(80:20) →1.2-1.4min(1:99)
MS (+) : 431 [M+H]+.
【0292】
参考例6−2 1−アジド−N−{2−[2−(2−アジドエトキシ)エトキシ]エチル}−10−オキソ−3,6,12−トリオキサ−9−アザテトラデカン−14−アミド
【0293】
【化89】
ブタン二酸を使用する代わりに、2,2’−オキシ二酢酸を使用する以外は、実質的に参考例6−1と同様の反応を実施して、表題化合物(0.15g、61%)を無色油状物質として得た。
LC-MS 保持時間 0.601 min
LC:Agilent 1290
ESI/APCI MS:Agilent 6130
Column: Waters Acquity CSH C18 1.7um, 2.1x50mm
Solvent: H2O:CH3CN(0.1% Formic acid)
Gradient: 0.8mL/min, 0min(80:20) →1.2-1.4min(1:99)
MS (+) : 447 [M+H]+.
【0294】
参考例6−3 (2R,3R)−N,N’−ビス{2−[2−(2−アジドエトキシ)エトキシ]エチル}−2,3−ジヒドロキシブタンジアミド
【0295】
【化90】
ブタン二酸を使用する代わりに、L−(+)−酒石酸を使用する以外は、実質的に参考例6−1と同様の反応を実施して、表題化合物(0.15g、56%)を無色油状物質として得た。
LC-MS 保持時間 0.512 min
LC:Agilent 1290
ESI/APCI MS:Agilent 6130
Column: Waters Acquity CSH C18 1.7um, 2.1x50mm
Solvent: H2O:CH3CN(0.1% Formic acid)
Gradient: 0.8mL/min, 0min(80:20) →1.2-1.4min(1:99)
MS (+) : 463 [M+H]+.
【0296】
参考例6−4 (2R,3S,4R,5S)−N,N’−ビス{2−[2−(2−アジドエトキシ)エトキシ]エチル}−2,3,4,5−テトラヒドロキシヘキサンジアミド
【0297】
【化91】
D−ガラクタル酸1,6−ジメチル(0.25g、WO2014/002039 パンフレット記載)のメタノール(5.0mL)溶液に、2−[2−(2−アジドエトキシ)エトキシ]エタンアミン(0.46g)、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.46g)を加え、加熱還流下、6時間攪拌した。反応溶液を減圧下濃縮し、得られた残渣をLC−MS分取(LC(Agilent1260)、ESIMS(6130Quadrupole、ESI)、カラム(YMC−Actus Triart 5μm C18 50x30mm)、移動相(0.1%ギ酸 in HO:0.1%ギ酸 in CHCN=95:5→50:50→5:95)、50mL/min.)で精製して、表題化合物(0.25g、46%)を無色固体として得た。
LC-MS 保持時間 0.823 min
LC:Agilent 1290
ESI/APCI MS:Agilent 6130
Column: Waters Acquity CSH C18 1.7um, 2.1x50mm
Solvent: H2O:CH3CN(0.1% Formic acid)
Gradient: 0.8mL/min, 0min(95:5) →1.2min(50:50)
1.0mL/min, →1.38min(3:97)
MS (+) : 523 [M+H]+.
【0298】
参考例6−5 (2R,3S,4R,5S)−N,N’−ビス(2−{2−[2−(2−アジドエトキシ)エトキシ]エトキシ}エチル)−2,3,4,5−テトラヒドロキシヘキサンジアミド
【0299】
【化92】
D−ガラクタル酸1,6−ジメチル(0.50g、WO2014/002039 パンフレット記載)のメタノール(5.0mL)溶液に、2−{2−[2−(2−アジドエトキシ)エトキシ]エトキシ}エタンアミン(1.1g)、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.92g)を加え、加熱還流下、6時間攪拌した。反応溶液を減圧下濃縮し、得られた残渣をLC−MS分取(LC(Agilent1260)、ESIMS(6130Quadrupole、ESI)、カラム(YMC−Actus Triart 5μm C18 50x30mm)、移動相(0.1%ギ酸 in HO:0.1%ギ酸 in CHCN=95:5→50:50→5:95)、50mL/min.)で精製して、表題化合物(0.85g、66%)を無色固体として得た。
LC-MS 保持時間 0.934 min
LC:Agilent 1290
ESI/APCI MS:Agilent 6130
Column: Waters Acquity CSH C18 1.7um, 2.1x50mm
Solvent: H2O:CH3CN(0.1% Formic acid)
Gradient: 0.8mL/min, 0min(95:5) →1.2min(50:50)
1.0mL/min, →1.38min(3:97)
MS (+) : 611 [M+H]+.
【0300】
参考例6−6 1−アジド−N−(2−{2−[2−(2−アジドエトキシ)エトキシ]エトキシ}エチル)−15,18−ビス(1−アジド−13−オキソ−3,6,9−トリオキサ−12−アザテトラデカン−14−イル)−13−オキソ−3,6,9−トリオキサ−12,15,18−トリアザイコサン−20−アミド
【0301】
【化93】
2,2’,2’ ’,2’ ’ ’−(エタン−1,2−ジイルジニトリロ)四酢酸(0.17g)、2−{2−[2−(2−アジドエトキシ)エトキシ]エトキシ}エタンアミン(0.17g)のN,N−ジメチルホルムアミド(5.0mL)溶液に、2−{2−[2−(2−アジドエトキシ)エトキシ]エトキシ}エタンアミン(0.50g)、O−(7−アザベンゾトリアゾール−1−イル)−N,N,N’,N’−テトラメチルウロニウムヘキサフルオロリン酸塩(1.1g)、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.50mL)を加え、室温で終夜攪拌した。反応溶液を逆相分取HPLC(カラム(YMC−Actus Triart 5μm C18 50x30mm)、移動相(0.1%トリフルオロ酢酸 in HO:0.1%トリフルオロ酢酸 in MeCN=90:10→20:80→5:95、40mL/min.)で精製して、表題化合物(0.38g、61%)を無色油状物質として得た。
LC-MS 保持時間 1.200 min
LC:Agilent 1290
ESI/APCI MS:Agilent 6130
Column: Waters Acquity CSH C18 1.7um, 2.1x50mm
Solvent: H2O:CH3CN(0.1% Formic acid)
Gradient: 0.8mL/min, 0min(95:5) →1.2min(50:50)
1.0mL/min, →1.38min(3:97)
MS (+) : 1094 [M+H]+.
【0302】
参考例7−1 2−(2−{2−[2−(4−{3−[(4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−4−イル]フェニル}−1H−1,2,3−トリアゾール−1−イル)エトキシ]エトキシ}エトキシ)エタンアミン
【0303】
【化94】
参考例2−2で得られた(4S)−6,8−ジクロロ−4−(3−エチニルフェニル)−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン塩酸塩(50mg)、2−(2−(2−(2−アジドエトキシ)エトキシ)エトキシ)エタンアミン(31mg)、硫酸銅(2.0mg)、アスコルビン酸ナトリウム(6.0mg)のエタノール(2.0mL)−水(0.5mL)混合溶液を室温で終夜攪拌した。反応溶液を逆相分取HPLC(カラム(YMC−Actus Triart 5μm C18 50x30mm)、移動相(0.1%トリフルオロ酢酸 in HO:0.1%トリフルオロ酢酸 in MeCN=90:10→20:80→5:95、40mL/min.)で精製し、更にシリカゲルカラムクロマトグラフィー(Biotage(登録商標)SNAP Cartridge KP−NH、クロロホルム:メタノール=100:0→90:10)で精製して、表題化合物(40mg、53%)を無色油状物質として得た。
LC-MS 保持時間 0.769 min
LC:Agilent 1290
ESI/APCI MS:Agilent 6130
Column: Waters Acquity CSH C18 1.7um, 2.1x50mm
Solvent: H2O:CH3CN(0.1% Formic acid)
Gradient: 0.8mL/min, 0min(95:5) →1.2min(50:50)
1.0mL/min, →1.38min(3:97)
MS (+) : 534 [M+H]+.
【0304】
参考例7−2 14−(4−{3−[(4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−4−イル]フェニル}−1H−1,2,3−トリアゾール−1−イル)−3,6,9,12−テトラオキサテトラデカン−1−アミン
【0305】
【化95】
(1)3,6,9,12−テトラオキサテトラデカン−1,14−ジオール(2.0g)のクロロホルム(20mL)溶液に、p−トルエンスルホニルクロリド(3.2g)を加えた後、氷冷下で水酸化カリウム(3.8g)をゆっくりと加えた。氷冷下で3時間攪拌後、反応溶液に水を加え、クロロホルムで抽出した。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、ろ別後、ろ液を減圧下濃縮して、3,6,9,12−テトラオキサテトラデカン−1,14−ジイルビス(4−メチルベンゼンスルホナート)(4.7g)を淡黄色油状物質として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 2.45 (s, 6H), 3.50-3.65 (m, 12H), 3.66-3.72 (m, 4H), 4.11-4.19 (m, 4H), 7.30-7.38 (m, 4H), 7.74-7.84 (m, 4H).
MS (+) : 547 [M+H]+.
(2)3,6,9,12−テトラオキサテトラデカン−1,14−ジイルビス(4−メチルベンゼンスルホナート)(4.7g)のN,N−ジメチルホルムアミド(40mL)溶液に、テトラブチルアンモニウムヨージド(0.31g)、アジ化ナトリウム(2.2g)を加え、80℃で3時間攪拌した。反応溶液を放冷後、減圧下溶媒を留去した。得られた残渣にジエチルエーテルを加え、室温で15分攪拌した。不溶物をろ別し、ろ液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(Biotage(登録商標)SNAP Cartridge HP−Sphere、ヘキサン:酢酸エチル=75:25→10:90)で精製し、1,14−ジアジド−3,6,9,12−テトラオキサテトラデカン(1.7g、71%(2工程))を淡黄色油状物質として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 3.39 (t, J=5.1Hz, 4H), 3.64-3.71 (m, 16H).
MS (+) : 311 [M+Na]+.
(3)1,14−ジアジド−3,6,9,12−テトラオキサテトラデカン(1.7g)のジエチルエーテル(10mL)溶液に、氷冷下でテトラヒドロフラン(1mL)、1mol/L塩酸(15mL)を加えた。その後、トリフェニルホスフィン(1.6g)のジエチルエーテル(5.0mL)溶液を加え、室温で30時間攪拌した。有機層を除去し、水層をジエチルエーテルで洗浄した。水層に水酸化ナトリウムを加え、pHを14とした後、クロロホルムで抽出した。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、ろ別後、ろ液を減圧下濃縮して14−アジド−3,6,9,12−テトラオキサテトラデカン−1−アミン(1.3g、85%)を無色油状物質として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 2.87 (t, J=5.2Hz, 2H), 3.39 (t, J=5.2Hz, 2H), 3.48-3.54 (m, 2H), 3.58-3.72 (m, 14H).
MS (+) : 263 [M+H]+.
(4)2−(2−(2−(2−アジドエトキシ)エトキシ)エトキシ)エタンアミンを使用する代わりに、14−アジド−3,6,9,12−テトラオキサテトラデカン−1−アミンを使用する以外は、実質的に参考例7−1と同様の反応を実施して、表題化合物(98mg、30%)を無色油状物質として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 2.48 (s, 3H), 2.63 (dd, J=11.5, 8.5Hz, 1H), 2.84 (t, J=5.3Hz, 2H), 3.02 (dd, J=11.5, 5.3Hz, 1H), 3.42-3.69 (m, 15H), 3.84 (d, J=15.7Hz, 1H), 3.88-3.96 (m, 2H), 4.21-4.32 (m, 1H), 4.55-4.63 (m, 2H), 6.81 (dd, J=2.0, 0.9Hz, 1H), 7.10 (dt, J=7.7, 1.4Hz, 1H), 7.22 (dd, J=2.0, 0.9Hz, 1H), 7.36 (t, J=7.7Hz, 1H), 7.68 (dt, J=7.7, 1.4Hz, 1H), 7.74 (t, J=1.4Hz, 1H), 7.99 (s, 1H).
MS (+) : 578 [M+H]+.
【0306】
参考例7−3 17−(4−{3−[(4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−4−イル]フェニル}−1H−1,2,3−トリアゾール−1−イル)−3,6,9,12,15−ペンタオキサヘプタデカン−1−アミン
【0307】
【化96】
3,6,9,12−テトラオキサテトラデカン−1,14−ジオールを使用する代わりに、3,6,9,12,15−ペンタオキサヘプタデカン−1,17−ジオールを使用する以外は、実質的に参考例7−2(1)(2)(3)(4)と同様の反応を実施して、表題化合物(0.13g、28%(4工程))を無色油状物質として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 2.48 (s, 3H), 2.63 (dd, J=11.7, 8.5Hz, 1H), 2.84 (t, J=5.3Hz, 2H), 3.03 (dd, J=11.7, 4.7Hz, 1H), 3.43-3.70 (m, 19H), 3.84 (d, J=16.0Hz, 1H), 3.88-3.95 (m, 2H), 4.21-4.33 (m, 1H), 4.54-4.63 (m, 2H), 6.81 (d, J=1.1Hz, 1H), 7.10 (d, J=7.7Hz, 1H), 7.19-7.25 (m, 1H), 7.36 (t, J=7.7Hz, 1H), 7.68 (dt, J=7.7, 1.4Hz, 1H), 7.72-7.76 (m, 1H), 7.99 (s, 1H).
MS (+) : 622 [M+H]+.
【0308】
参考例7−4 (2R,3R)−N,N’−ビス(14−アジド−3,6,9,12−テトラオキサテトラデカ−1−イル)−2,3−ジヒドロキシブタンジアミド
【0309】
【化97】
参考例7−2(3)で得られた14−アジド−3,6,9,12−テトラオキサテトラデカン−1−アミン(0.30g)、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.20mL)のメタノール(6.0mL)に、L−酒石酸(+)−ジメチル(82mg)を加え、60℃で48時間攪拌した。室温まで放冷後、反応溶液を減圧下濃縮した。得られた残渣に1mol/L塩酸を加え、クロロホルムで抽出した。有機層をBiotage(登録商標)Phase Separatorへ通した後、ろ液を減圧下濃縮して、表題化合物(0.12g)を黄色油状物質として得た。
LC-MS 保持時間 1.097 min
LC:Agilent 1290
ESI/APCI MS:Agilent 6130
Column: Waters Acquity CSH C18 1.7um, 2.1x50mm
Solvent: H2O:CH3CN(0.1% Formic acid)
Gradient: 0.8mL/min, 0min(95:5) →1.2min(50:50)
1.0mL/min, →1.38min(3:97)
MS (+) : 639 [M+H]+.
【0310】
参考例7−5 (2R,3R)−N,N’−ビス(17−アジド−3,6,9,12,15−ペンタオキサヘプタデカ−1−イル)−2,3−ジヒドロキシブタンジアミド
【0311】
【化98】
参考例7−2(3)で得られた14−アジド−3,6,9,12−テトラオキサテトラデカン−1−アミンを使用する代わりに、参考例7−3(3)で得られた17−アジド−3,6,9,12,15−ペンタオキサヘプタデカン−1−アミンを使用する以外は、実質的に参考例7−4と同様の反応を実施して、表題化合物(0.19g、51%)を淡黄色油状物質として得た。
LC-MS 保持時間 1.144 min
LC:Agilent 1290
ESI/APCI MS:Agilent 6130
Column: Waters Acquity CSH C18 1.7um, 2.1x50mm
Solvent: H2O:CH3CN(0.1% Formic acid)
Gradient: 0.8mL/min, 0min(95:5) →1.2min(50:50)
1.0mL/min, →1.38min(3:97)
MS (+) : 727 [M+H]+.
【0312】
参考例7−6 (2R,3S,4R,5S)−N,N’−ビス(14−アジド−3,6,9,12−テトラオキサテトラデカ−1−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロキシヘキサンジアミド
【0313】
【化99】
2−[2−(2−アジドエトキシ)エトキシ]エタンアミンを使用する代わりに、参考例7−2(3)で得られた14−アジド−3,6,9,12−テトラオキサテトラデカン−1−アミンを使用する以外は、実質的に参考例6−4と同様の反応を実施して、表題化合物(0.20g、63%)を無色固体として得た。
LC-MS 保持時間 1.012 min
LC:Agilent 1290
ESI/APCI MS:Agilent 6130
Column: Waters Acquity CSH C18 1.7um, 2.1x50mm
Solvent: H2O:CH3CN(0.1% Formic acid)
Gradient: 0.8mL/min, 0min(95:5) →1.2min(50:50)
1.0mL/min, →1.38min(3:97)
MS (+) : 699 [M+H]+.
【0314】
参考例7−7 (2R,3S,4R,5S)−N,N’−ビス(17−アジド−3,6,9,12,15−ペンタオキサヘプタデカ−1−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロキシヘキサンジアミド
【0315】
【化100】
2−[2−(2−アジドエトキシ)エトキシ]エタンアミンを使用する代わりに、参考例7−3(3)で得られた17−アジド−3,6,9,12,15−ペンタオキサヘプタデカン−1−アミンを使用する以外は、実質的に参考例6−4と同様の反応を実施して、表題化合物(0.25g、61%)を無色固体として得た。
LC-MS 保持時間 1.066 min
LC:Agilent 1290
ESI/APCI MS:Agilent 6130
Column: Waters Acquity CSH C18 1.7um, 2.1x50mm
Solvent: H2O:CH3CN(0.1% Formic acid)
Gradient: 0.8mL/min, 0min(95:5) →1.2min(50:50)
1.0mL/min, →1.38min(3:97)
MS (+) : 787 [M+H]+.
【0316】
参考例8−1 4−ブロモ−N−メチルピリジン−2−アミン
【0317】
【化101】
4−ブロモ−2−フルオロピリジン(0.50g)に2.0mol/Lメチルアミン−テトラヒドロフラン溶液(7.1mL)を加え、マイクロウェーブ照射下(バイオタージ60、150℃)で1時間攪拌した。反応溶液を濃縮後、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(MORITEX Purif Pack−NH、ヘキサン:酢酸エチル=99:1→60:40)で精製し、表題化合物(0.49g、93%)を無色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 2.91 (d, J=5.1Hz, 3H), 6.56 (d, J=1.6Hz, 1H), 6.73 (dd, J=5.4, 1.6Hz, 1H), 7.90 (d, J=5.4Hz, 1H).
MS (+) : 187 [M+H]+.
【0318】
参考例8−2 6−クロロ−N−メチルピリミジン−4−アミン
【0319】
【化102】
4,6−ジクロロピリミジン(0.50g)のテトラヒドロフラン(0.84mL)溶液にトリエチルアミン(0.94mL)を加えた後、氷冷下で2.0mol/Lメチルアミン−テトラヒドロフラン溶液(1.7mL)を滴下し、室温で23時間攪拌した。反応溶液を濃縮後、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(MORITEX Purif Pack−NH、クロロホルム)で精製し、表題化合物(0.45g、93%)を無色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 2.96 (d, J=5.0Hz, 3H), 6.35 (s, 1H), 8.35 (s, 1H).
MS (+) : 144 [M+H]+.
【0320】
参考例8−3 N−{2−[2−(2−アミノエトキシ)エトキシ]エチル}−6−{3−[(4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−4−イル]フェニル}ピリミジン−4−アミン トリフルオロ酢酸塩
【0321】
【化103】
(1)4,6−ジクロロピリミジン(0.60g)のテトラヒドロフラン(10mL)溶液に、トリエチルアミン(0.56mL)を加えた後、{2−[2−(2−アミノエトキシ)エトキシ]エチル}カルバミン酸 tert−ブチル(0.50g)のテトラヒドロフラン(15mL)懸濁液を少量ずつ加え、室温で20時間攪拌した。更に60℃で5時間攪拌した。反応溶液を放冷後、減圧下濃縮した。得られた残渣に水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、ろ別後、ろ液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(Biotage(登録商標)SNAP Cartridge HP−Sphere、クロロホルム:メタノール=100:0→92:8)で精製し、[2−(2−{2−[(6−クロロピリミジン−4−イル)アミノ]エトキシ}エトキシ)エチル]カルバミン酸 tert−ブチル(0.59g、41%)を無色油状物質として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 1.45 (s, 9H), 3.22-3.76 (m, 12H), 6.39 (s, 1H), 8.35 (s, 1H).
MS (+) : 361 [M+H]+.
(2)アルゴンガス雰囲気下、参考例3−3で得られた(4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−4−[3−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル]−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン塩酸塩(0.25g)、[2−(2−{2−[(6−クロロピリミジン−4−イル)アミノ]エトキシ}エトキシ)エチル]カルバミン酸 tert−ブチル(0.20g)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(32mg)の1,4−ジオキサン(8.0mL)懸濁液に、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(1.4mL)を加え、加熱還流下12時間攪拌した。反応溶液を放冷後、不溶物をろ別した。得られたろ液を逆相分取HPLC(カラム(YMC−Actus Triart 5μm C18 50x30mm)、移動相(0.1%トリフルオロ酢酸 in HO:0.1%トリフルオロ酢酸 in MeCN=90:10→20:80→5:95、40mL/min.)にて精製して、[2−(2−{2−[(6−{3−[(4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−4−イル]フェニル}ピリミジン−4−イル)アミノ]エトキシ}エトキシ)エチル]カルバミン酸 tert−ブチル トリフルオロ酢酸塩(0.28g)を無色アモルファス状物質として得た。
1H NMR (300 MHz, CD3OD) δ ppm 1.41 (s, 9H), 3.12-3.25 (m, 5H), 3.44-3.97 (m, 12H), 4.45-4.56 (m, 1H), 4.73-4.84 (m, 2H), 6.85-6.92 (m, 1H), 6.98-7.08 (m, 1H), 7.53-7.61 (m, 2H), 7.65-7.91 (m, 3H), 8.65-8.75 (m, 1H).
MS (+) : 616 [M+H]+.
(3)[2−(2−{2−[(6−{3−[(4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−4−イル]フェニル}ピリミジン−4−イル)アミノ]エトキシ}エトキシ)エチル]カルバミン酸 tert−ブチル トリフルオロ酢酸塩(0.28g)の1,2−ジクロロエタン(15mL)溶液に、トリフルオロ酢酸(5.0mL)を加え、室温で2時間攪拌した。反応溶液を減圧下濃縮し、メタノール共沸し、減圧下溶媒を留去して、表題化合物(0.33g)を無色アモルファス状物質として得た。
1H NMR (600 MHz, CD3OD) δ ppm 3.04-3.15 (m, 5H), 3.57-3.91 (m, 12H), 4.41-4.51 (m, 1H), 4.69-4.78 (m, 2H), 6.80-6.89 (m, 1H), 6.96-7.07 (m, 1H), 7.47-7.57 (m, 2H), 7.62-7.69 (m, 1H), 7.70-7.88 (m, 2H), 8.59-8.71 (m, 1H).
MS (+) : 516 [M+H]+.
【0322】
参考例8−4 N−{2−[2−(2−アミノエトキシ)エトキシ]エチル}−6−{3−[(4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−4−イル]フェニル}ピラジン−2−アミン
(1)2,6−ジクロロピラジン(0.30g)、{2−[2−(2−アミノエトキシ)エトキシ]エチル}カルバミン酸 tert−ブチル(0.50g)、トリエチルアミン(0.62mL)のN,N−ジメチルホルムアミド(15mL)溶液を80℃で4時間攪拌した。反応溶液を放冷後、水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、ろ別後、ろ液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(Biotage(登録商標)SNAP Cartridge HP−Sphere、クロロホルム:メタノール=100:0→80:20)で精製し、更にシリカゲルカラムクロマトグラフィー(Biotage(登録商標)SNAP Cartridge HP−Sphere、ヘキサン:酢酸エチル=92:8→34:66)で精製して、[2−(2−{2−[(6−クロロピラジン−2−イル)アミノ]エトキシ}エトキシ)エチル]カルバミン酸 tert−ブチル(0.29g、40%)を無色油状物質として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 1.45 (s, 9H), 3.20-3.45 (m, 2H), 3.53-3.71 (m, 10H), 5.00-5.10 (m, 1H), 5.34-5.46 (m, 1H), 7.67-7.88 (m, 2H).
MS (+) : 361 [M+H]+
(2)窒素ガス雰囲気下、参考例3−2で得られた(4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−4−[3−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル]−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン(0.16g)、[2−(2−{2−[(6−クロロピラジン−2−イル)アミノ]エトキシ}エトキシ)エチル]カルバミン酸 tert−ブチル(0.25g)の1,4−ジオキサン(7.5mL)溶液に、炭酸水素ナトリウム(0.16g)の水溶液(2.5mL)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(22mg)を加え、110℃で12時間攪拌した。反応溶液を減圧下濃縮後、逆相分取HPLC(カラム(YMC−Actus Triart 5μm C18 50x30mm)、移動相(0.1%トリフルオロ酢酸 in HO:0.1%トリフルオロ酢酸 in MeCN=97:3→30:70→5:95、40mL/min.)で精製し、[2−(2−{2−[(6−{3−[(4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−4−イル]フェニル}ピラジン−2−イル)アミノ]エトキシ}エトキシ)エチル]カルバミン酸 tert−ブチル トリフルオロ酢酸塩(0.25g)を黄色油状物質として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 1.43 (br. s., 9H), 3.06 (s, 3H), 3.21-3.89 (m, 16H), 3.99-4.24 (m, 1H), 4.65-4.89 (m, 2H), 6.79-6.86 (m, 1H), 7.32 (d, J=7.7Hz, 1H), 7.36-7.39 (m, 1H), 7.53 (t, J=7.7Hz, 1H), 7.76 (s, 1H), 7.89 (d, J=7.7Hz, 1H), 8.10 (s, 1H), 8.21 (s, 1H).
MS (+) : 616 [M+H]+
(3)[2−(2−{2−[(6−{3−[(4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−4−イル]フェニル}ピラジン−2−イル)アミノ]エトキシ}エトキシ)エチル]カルバミン酸 tert−ブチル トリフルオロ酢酸塩(0.29g)の1,2−ジクロロエタン(3.0mL)溶液に、氷冷下、トリフルオロ酢酸(1.0mL)を加え、室温で1時間攪拌した。反応溶液を減圧下濃縮し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(Biotage(登録商標)SNAP Cartridge KP−NH、クロロホルム:メタノール=100:0→80:20)で精製し、表題化合物(0.18g、78%(2工程))を無色油状物質として得た。
1H NMR (600 MHz, CD3OD) δ ppm 2.50 (s, 3H), 2.66-2.71 (m, 1H), 2.76 (t, J=5.4Hz, 2H), 3.07-3.12 (m, 1H), 3.50 (t, J=5.4Hz, 2H), 3.58 (d, J=16.10Hz, 1H), 3.60-3.71 (m, 8H), 3.88 (d, J=16.10Hz, 1H), 4.37-4.41 (m, 1H), 6.85 (m, 1H), 7.25 (d, J=7.8Hz, 1H), 7.30-7.38 (m, 1H), 7.44 (t, J=7.8Hz, 1H), 7.81 (s, 1H), 7.86 (s, 1H), 7.92 (d, J=7.8Hz, 1H), 8.13 (s, 1H).
MS (+) : 516 [M+H]+
参考例8−5 N−{2−[2−(2−アミノエトキシ)エトキシ]エチル}−5−{3−[(4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−4−イル]フェニル}ピリミジン−2−アミン 2トリフルオロ酢酸塩
(1){2−[2−(2−アミノエトキシ)エトキシ]エチル}カルバミン酸 tert−ブチル(0.40g)のジメチルスルホキシド(5.0mL)溶液に、炭酸カリウム(0.45g)、2,5−ジブロモピリミジン(0.38g)を加え、100℃で2時間攪拌した。反応溶液に水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、ろ別後、ろ液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(Biotage(登録商標)SNAP Cartridge HP−Sphere、ヘキサン:酢酸エチル=100:0→20:80)で精製し、[2−(2−{2−[(5−ブロモピリミジン−2−イル)アミノ]エトキシ}エトキシ)エチル]カルバミン酸 tert−ブチル(0.51g、78%)を無色アモルファス状物質として得た。
LC-MS 保持時間 0.928 min
LC:Agilent 1290
ESI/APCI MS:Agilent 6130
Column: Waters Acquity CSH C18 1.7um, 2.1x50mm
Solvent: H2O:CH3CN(0.1% Formic acid)
Gradient: 0.8mL/min, 0min(80:20) →1.2-1.4min(1:99)
MS (+) : 405 [M+H]+.
(2)参考例8−3(1)で得られた[2−(2−{2−[(6−クロロピリミジン−4−イル)アミノ]エトキシ}エトキシ)エチル]カルバミン酸 tert−ブチルを使用する代わりに、[2−(2−{2−[(5−ブロモピリミジン−2−イル)アミノ]エトキシ}エトキシ)エチル]カルバミン酸 tert−ブチルを使用する以外は、実質的に参考例8−3(2)(3)と同様の反応を実施して、表題化合物(0.10g)を無色アモルファス状物質として得た。
LC-MS 保持時間 0.294 min
LC:Agilent 1290
ESI/APCI MS:Agilent 6130
Column: Waters Acquity CSH C18 1.7um, 2.1x50mm
Solvent: H2O:CH3CN(0.1% Formic acid)
Gradient: 0.8mL/min, 0min(80:20) →1.2-1.4min(1:99)
MS (+) : 516 [M+H]+.
【0323】
参考例8−6 N−{2−[2−(2−アミノエトキシ)エトキシ]エチル}−4−[3−(6,8−ジクロロ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−4−イル)フェニル]ピリジン−2−アミン トリフルオロ酢酸塩
4,6−ジクロロピリミジンを使用する代わりに4−ブロモ−2−フルオロピリジンを使用し、参考例3−3で得られた(4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−4−[3−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル]−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン塩酸塩を使用する代わりに参考例3−1で得られた6,8−ジクロロ−2−メチル−4−[3−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル]−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリンを使用する以外は、実質的に参考例8−3(1)(2)(3)と同様の反応を実施して、表題化合物(40mg)を無色アモルファス状物質として得た。
1H NMR (300 MHz, CD3OD) δ ppm 3.06-3.13 (m, 2H), 3.17 (s, 3H), 3.60-3.83 (m, 11H), 3.85-3.95 (m, 1H), 4.46-4.58 (m, 1H), 4.73-4.87 (m, 2H), 6.82-6.89 (m, 1H), 7.18-7.25 (m, 1H), 7.32-7.38 (m, 1H), 7.43-7.49 (m, 1H), 7.50-7.54 (m, 1H), 7.59-7.67 (m, 1H), 7.71-7.76 (m, 1H), 7.78-7.85 (m, 1H), 7.88-7.94 (m, 1H).
MS (+) : 515 [M+H]+.
【0324】
参考例8−7 N−{2−[2−(2−アミノエトキシ)エトキシ]エチル}−4−{3−[(4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−4−イル]フェニル}ピリジン−2−アミン トリフルオロ酢酸塩
4,6−ジクロロピリミジンを使用する代わりに、4−ブロモ−2−フルオロピリジンを使用する以外は、実質的に参考例8−3(1)(2)(3)と同様の反応を実施して、表題化合物(0.34g)を無色油状物質として得た。
1H NMR (300 MHz, CD3OD) δ ppm 3.06-3.13 (m, 2H), 3.16 (s, 3H), 3.60-3.75 (m, 9H), 3.75-3.82 (m, 2H), 3.85-3.96 (m, 1H), 4.46-4.57 (m, 1H), 4.72-4.83 (m, 2H), 6.84-6.90 (m, 1H), 7.18-7.24 (m, 1H), 7.31-7.35 (m, 1H), 7.43-7.49 (m, 1H), 7.53-7.56 (m, 1H), 7.59-7.67 (m, 1H), 7.70-7.74 (m, 1H), 7.79-7.85 (m, 1H), 7.88-7.93 (m, 2H).
MS (+) : 515 [M+H]+.
【0325】
参考例8−8 N−{2−[2−(2−アミノエトキシ)エトキシ]エチル}−6−{3−[(4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−4−イル]フェニル}ピリダジン−4−アミン トリフルオロ酢酸塩
2,5−ジブロモピリミジンの代わりに3,5−ジブロモピリダジンを使用する以外は、実質的に参考例8−5(1)(2)と同様の反応を実施して、表題化合物(0.18g)を褐色油状物質として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 1.45 (br. s., 9H), 2.49 (s, 3H), 2.61-2.71 (m, 1H), 2.87-3.20 (m, 1H), 3.25-3.90 (m, 14H), 4.27-4.41 (m, 1H), 4.95 (br. s., 1H), 5.06 (br. s., 1H), 6.67-7.01 (m, 2H), 7.12-7.26 (m, 2H), 7.42 (t, J=7.7Hz, 1H), 7.81 (d, J=7.7Hz, 1H), 7.88-7.96 (m, 1H), 8.53-8.70 (m, 1H).
MS (+) : 616 [M+H]+
(2)参考例8−3(2)で得られた[2−(2−{2−[(6−{3−[(4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−4−イル]フェニル}ピリミジン−4−イル)アミノ]エトキシ}エトキシ)エチル]カルバミン酸 tert−ブチルを使用する代わりに[2−(2−{2−[(6−{3−[(4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−4−イル]フェニル}ピリダジン−4−イル)アミノ]エトキシ}エトキシ)エチル]カルバミン酸 tert−ブチルを使用する以外は、実質的に参考例8−3(3)と同様の反応を実施して、表題化合物(0.18g、quant.)を褐色油状物質として得た。
1H NMR (600 MHz, CD3OD) δ ppm 3.07-3.14 (m, 2H), 3.19 (s, 3H), 3.63-3.75 (m, 10H), 3.75-3.83 (m, 4H), 3.86-3.98 (m, 1H), 4.44-4.58 (m, 1H), 4.76-4.90 (m, 3H), 6.89 (s, 1H), 7.33-7.40 (m, 1H), 7.49-7.57 (m, 1H), 7.59 (d, J=7.8Hz, 1H), 7.72 (t, J=7.8Hz, 1H), 7.85 (s, 1H), 7.88 (d, J=7.8Hz, 1H), 8.49-8.82 (m, 1H).
MS (+) : 516 [M+H]+
【0326】
参考例8−9 N−(2−{2−[2−(2−アミノエトキシ)エトキシ]エトキシ}エチル)−6−{3−[(4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−4−イル]フェニル}ピリミジン−4−アミン
(1)2−{2−[2−(2−アジドエトキシ)エトキシ]エトキシ}エタンアミン(2.8g)のN,N−ジメチルホルムアミド(24mL)溶液に、二炭酸ジ−tert−ブチル(2.8g)を加え、室温で2時間攪拌した。反応溶液を減圧下濃縮し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(Biotage(登録商標)SNAP Cartridge HP−Sphere、ヘキサン:酢酸エチル=98:2→30:70)で精製して、(2−{2−[2−(2−アジドエトキシ)エトキシ]エトキシ}エチル)カルバミン酸 tert−ブチル(4.2g)を無色油状物質として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 1.45 (s, 9H), 3.26-3.37 (m, 2H), 3.36-3.44 (m, 2H), 3.50-3.59 (m, 2H), 3.59-3.73 (m, 10H), 5.02 (br. s, 1H).
MS (+) : 341 [M+Na]+.
(2)(2−{2−[2−(2−アジドエトキシ)エトキシ]エトキシ}エチル)カルバミン酸 tert−ブチル(4.2g)のテトラヒドロフラン(35mL)溶液に、トリフェニルホスフィン(3.7g)を加え、室温で2時間攪拌した。反応溶液に水(10mL)を加え、室温で45分間、60℃で2時間攪拌した。反応溶液を放冷後、減圧下濃縮し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(Biotage(登録商標)SNAP Cartridge KP−NH、クロロホルム:酢酸エチル=100:0→0:100)で精製した。溶媒を減圧下留去後、得られた残渣に水を加え、トルエンで洗浄し、水層を減圧下濃縮して、(2−{2−[2−(2−アミノエトキシ)エトキシ]エトキシ}エチル)カルバミン酸 tert−ブチル(3.1g、84%(2工程))を無色油状物質として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 1.45 (s, 9H), 2.84-2.91 (m, 2H), 3.25-3.37 (m, 2H), 3.48-3.58 (m, 4H), 3.59-3.70 (m, 8H), 5.25 (br. s, 1H).
MS (+) : 293 [M+H]+.
(3)4,6−ジクロロピリミジン(0.20g)、(2−{2−[2−(2−アミノエトキシ)エトキシ]エトキシ}エチル)カルバミン酸 tert−ブチル(0.36g)のアセトニトリル(7.4mL)溶液に、炭酸カリウム(0.20g)を加え、80℃で17時間攪拌した。反応溶液を放冷後、減圧下濃縮し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(Biotage(登録商標)SNAP Cartridge HP−Sphere、クロロホルム:メタノール=100:0→88:12)で精製して{2−[2−(2−{2−[(6−クロロピリミジン−4−イル)アミノ]エトキシ}エトキシ)エトキシ]エチル}カルバミン酸 tert−ブチル(0.51g、quant.)を黄色油状物質として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 1.44 (s, 9H), 3.20-3.40 (m, 2H), 3.44-3.75 (m, 14H), 6.42 (s, 1H), 8.34 (s, 1H).
MS (+) : 405 [M+H]+.
(4)参考例8−3(1)で得られた[2−(2−{2−[(6−クロロピリミジン−4−イル)アミノ]エトキシ}エトキシ)エチル]カルバミン酸 tert−ブチルを使用する代わりに、{2−[2−(2−{2−[(6−クロロピリミジン−4−イル)アミノ]エトキシ}エトキシ)エトキシ]エチル}カルバミン酸 tert−ブチルを使用する以外は、実質的に参考例8−3(2)と同様の反応を実施して、{2−[2−(2−{2−[(6−{3−[(4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−4−イル]フェニル}ピリミジン−4−イル)アミノ]エトキシ}エトキシ)エトキシ]エチル}カルバミン酸 tert−ブチル トリフルオロ酢酸塩(0.17g)を無色油状物質として得た。
LC-MS 保持時間 0.547 min
LC:Agilent 1290
ESI/APCI MS:Agilent 6130
Column: Waters Acquity CSH C18 1.7um, 2.1x50mm
Solvent: H2O:CH3CN(0.1% Formic acid)
Gradient: 0.8mL/min, 0min(80:20) →1.2-1.4min(1:99)
MS (+) : 660 [M+H]+.
(5)参考例8−4(2)で得られた[2−(2−{2−[(6−{3−[(4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−4−イル]フェニル}ピラジン−2−イル)アミノ]エトキシ}エトキシ)エチル]カルバミン酸 tert−ブチル トリフルオロ酢酸塩を使用する代わりに、{2−[2−(2−{2−[(6−{3−[(4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−4−イル]フェニル}ピリミジン−4−イル)アミノ]エトキシ}エトキシ)エトキシ]エチル}カルバミン酸 tert−ブチルを使用する以外は、実質的に参考例8−4(3)と同様の反応を実施して、表題化合物(0.11g、40%(2工程)を無色油状物質として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 2.46 (s, 3H), 2.56-2.67 (m, 1H), 2.81-2.90 (m, 2H), 2.94-3.06 (m, 1H), 3.47-3.57 (m, 3H), 3.58-3.73 (m, 12H), 3.76-3.86 (m, 1H), 4.25-4.36 (m, 1H), 6.28 (br. s, 1H), 6.70-6.77 (m, 1H), 6.78-6.83 (m, 1H), 7.16-7.24 (m, 2H), 7.39 (t, J=7.6Hz, 1H), 7.78-7.87 (m, 2H), 8.64 (d, J=1.1Hz, 1H).
MS (+) : 560 [M+H]+.
【0327】
参考例8−10 N−(2−{2−[2−(2−アミノエトキシ)エトキシ]エトキシ}エチル)−6−{3−[(4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−4−イル]フェニル}ピリダジン−4−アミン
(1)2,5−ジブロモピリミジンの代わりに3,5−ジブロモピリダジンを使用し、{2−[2−(2−アミノエトキシ)エトキシ]エチル}カルバミン酸 tert−ブチルを使用する代わりに、参考例8−9(2)で得た(2−{2−[2−(2−アミノエトキシ)エトキシ]エトキシ}エチル)カルバミン酸 tert−ブチルを使用する以外は、実質的に参考例8−5(1)と同様の反応を実施して、{2−[2−(2−{2−[(6−ブロモピリダジン−4−イル)アミノ]エトキシ}エトキシ)エトキシ]エチル}カルバミン酸 tert−ブチル(0.28g、50%)を褐色油状物質として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 1.45 (s, 9H), 3.21-3.70 (m, 16H), 5.26 (br. s., 1H), 5.44 (br. s., 1H), 6.59-6.75 (m, 1H), 8.50-8.62 (m, 1H).
MS (+) : 449, 451 [M+H]+
MS (-) : 447, 449 [M-H]-
(2)参考例8−4(1)で得られた[2−(2−{2−[(6−クロロピラジン−2−イル)アミノ]エトキシ}エトキシ)エチル]カルバミン酸 tert−ブチルを使用する代わりに、{2−[2−(2−{2−[(6−ブロモピリダジン−4−イル)アミノ]エトキシ}エトキシ)エトキシ]エチル}カルバミン酸 tert−ブチルを使用する以外は、実質的に参考例8−4(2)(3)と同様の反応を実施して、表題化合物(34mg、13%(2工程))を無色油状物質として得た。
1H NMR (300 MHz, CD3OD) δ ppm 2.50 (s, 3H), 2.63-2.86 (m, 3H), 3.05-3.17 (m, 1H), 3.44-3.74 (m, 15H), 3.86-3.94 (m, 1H), 4.35-4.46 (m, 1H), 6.85 (s, 1H), 7.05 (d, J=3.4Hz, 1H), 7.25-7.35 (m, 2H), 7.44-7.53 (m, 1H), 7.74-7.85 (m, 2H), 8.53 (d, J=3.4Hz, 1H).
MS (+) : 560 [M+H]+
【0328】
参考例8−11 N−(2−{2−[2−(2−アミノエトキシ)エトキシ]エトキシ}エチル)−6−{3−[(4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−4−イル]フェニル}ピラジン−2−アミン
4,6−ジクロロピリミジンを使用する代わりに2,6−ジクロロピラジンを使用し、2−[2−(2−アミノエトキシ)エトキシ]エチル}カルバミン酸 tert−ブチルを使用する代わりに、参考例8−9(2)で得られた2−{2−[2−(2−アミノエトキシ)エトキシ]エトキシ}エチル)カルバミン酸 tert−ブチルを使用する以外は、実質的に参考例8−4(1)(2)(3)と同様の反応を実施して、表題化合物(0.14g、27%(3工程))を無色油状物質として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 2.46-2.51 (m, 3H), 2.55-2.75 (m, 1H), 2.84-2.92 (m, 2H), 2.98-3.08 (m, 1H), 3.50-3.60 (m, 3H), 3.61-3.77 (m, 12H), 3.77-3.85 (m, 1H), 4.25-4.37 (m, 1H), 5.68 (m, 1H), 6.83-6.87 (m, 1H), 7.14-7.21 (m, 1H), 7.21-7.26 (m, 1H), 7.32-7.52 (m, 1H), 7.78-7.83 (m, 1H), 7.83-7.93 (m, 2H), 8.22 (s, 1H).
MS (+) : 560 [M+H]+
【0329】
以下の表1−1に、参考例8−4〜8−11の構造を示す。
【0330】
【表1-1】
【0331】
参考例9−1 N−(2−{2−[2−(2−アミノエトキシ)エトキシ]エトキシ}エチル)−5−{3−[(4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−4−イル]フェニル}ピリミジン−2−アミン
【0332】
【化104】
(1)2−{2−[2−(2−アジドエトキシ)エトキシ]エトキシ}エタンアミン(1.5g)のジメチルスルホキシド(80mL)溶液に、2,5−ジブロモピリミジン(1.7g)、炭酸カリウム(1.9g)を加え、100℃で3時間攪拌した。反応溶液に水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、ろ別後、ろ液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(Biotage(登録商標)SNAP Cartridge HP−Sphere、ヘキサン:酢酸エチル=100:0→0:100)で精製し、N−(2−{2−[2−(2−アジドエトキシ)エトキシ]エトキシ}エチル)−5−ブロモピリミジン−2−アミン(2.1g、81%)を得た。
LC-MS 保持時間 0.849 min
LC:Agilent 1290
ESI/APCI MS:Agilent 6130
Column: Waters Acquity CSH C18 1.7um, 2.1x50mm
Solvent: H2O:CH3CN(0.1% Formic acid)
Gradient: 0.8mL/min, 0min(80:20) →1.2-1.4min(1:99)
MS (+) : 375, 377 [M+H]+.
(2)(N−(2−{2−[2−(2−アジドエトキシ)エトキシ]エトキシ}エチル)−5−ブロモピリミジン−2−アミン(1.8g)のテトラヒドロフラン(42mL)−水(8.3mL)混合溶液に、トリフェニルホスフィン(1.2g)を加え、室温で6時間攪拌した。反応溶液に二炭酸ジ−tert−ブチル(1.9g)を加え、室温で終夜間攪拌した。反応溶液に水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、ろ別後、ろ液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(Biotage(登録商標)SNAP Cartridge HP−Sphere、ヘキサン:酢酸エチル=100:0→0:100)で精製し、N−(2−{2−[2−(2−アジドエトキシ)エトキシ]エトキシ}エチル)−5−ブロモピリミジン−2−アミン(1.1g、57%)を得た。
LC-MS 保持時間 0.929 min
LC:Agilent 1290
ESI/APCI MS:Agilent 6130
Column: Waters Acquity CSH C18 1.7um, 2.1x50mm
Solvent: H2O:CH3CN(0.1% Formic acid)
Gradient: 0.8mL/min, 0min(80:20) →1.2-1.4min(1:99)
MS (+) : 449, 451 [M+H]+.
(3)参考例8−4(1)で得られた[2−(2−{2−[(6−クロロピラジン−2−イル)アミノ]エトキシ}エトキシ)エチル]カルバミン酸 tert−ブチルを使用する代わりに、({2−[2−(2−{2−[(5−ブロモピリミジン−2−イル)アミノ]エトキシ}エトキシ)エトキシ]エチル}カルバミン酸 tert−ブチルを使用する以外は、参考例8−4(2)(3)と同様の反応を実施して、表題化合物(0.27g、33%(2工程))を淡黄油状物質として得た。
LC-MS 保持時間 0.358 min
LC:Agilent 1290
ESI/APCI MS:Agilent 6130
Column: Waters Acquity CSH C18 1.7um, 2.1x50mm
Solvent: H2O:CH3CN(0.1% Formic acid)
Gradient: 0.8mL/min, 0min(80:20) →1.2-1.4min(1:99)
MS (+) : 560 [M+H]+.
【0333】
参考例10−1 N−{2−[2−(2−アミノエトキシ)エトキシ]エチル}−5−{3−[(4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−4−イル]フェニル}ピリジン−2−アミン トリフルオロ酢酸塩
【0334】
【化105】
(1)参考例1−1で得られた(4S)−4−(3−ブロモフェニル)−6,8−ジクロロ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン(0.15g)、(6−フルオロピリジン−3−イル)ボロン酸(0.12g)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(46mg)の1,4−ジオキサン(20mL)懸濁液に、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(1.0mL)を加え、100℃で2時間攪拌した。反応溶液に水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、ろ別後、ろ液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(Biotage(登録商標)SNAP Cartridge HP−Sphere、ヘキサン:酢酸エチル=88:12→0:100)で精製し、(4S)−6,8−ジクロロ−4−[3−(6−フルオロピリジン−3−イル)フェニル]−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン(0.14g、88%)を褐色油状物質として得た。
LC-MS 保持時間 0.661 min
LC:Agilent 1290
ESI/APCI MS:Agilent 6130
Column: Waters Acquity CSH C18 1.7um, 2.1x50mm
Solvent: H2O:CH3CN(0.1% Formic acid)
Gradient: 0.8mL/min, 0min(80:20) →1.2-1.4min(1:99)
MS (+) : 387 [M+H]+.
(2) (4S)−6,8−ジクロロ−4−[3−(6−フルオロピリジン−3−イル)フェニル]−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン(0.14g)と{2−[2−(2−アミノエトキシ)エトキシ]エチル}カルバミン酸 tert−ブチル(0.90g)の混合物を、マイクロウェーブ照射下(バイオタージ60、130℃)で4時間攪拌した。反応溶液に水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、ろ別後、ろ液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(Biotage(登録商標)SNAP Cartridge HP−Sphere、クロロホルム:メタノール=98:2→80:20)で精製し、[2−(2−{2−[(5−{3−[(4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−4−イル]フェニル}ピリジン−2−イル)アミノ]エトキシ}エトキシ)エチル]カルバミン酸 tert−ブチル(0.17g、75%)を淡褐色油状物質として得た。
LC-MS 保持時間 0.520 min
LC:Agilent 1290
ESI/APCI MS:Agilent 6130
Column: Waters Acquity CSH C18 1.7um, 2.1x50mm
Solvent: H2O:CH3CN(0.1% Formic acid)
Gradient: 0.8mL/min, 0min(80:20) →1.2-1.4min(1:99)
MS (+) : 615 [M+H]+.
(3)参考例8−3(2)で得られた[2−(2−{2−[(6−{3−[(4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−4−イル]フェニル}ピリミジン−4−イル)アミノ]エトキシ}エトキシ)エチル]カルバミン酸 tert−ブチル トリフルオロ酢酸塩を使用する代わりに、[2−(2−{2−[(5−{3−[(4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−4−イル]フェニル}ピリジン−2−イル)アミノ]エトキシ}エトキシ)エチル]カルバミン酸 tert−ブチルを使用する以外は、実質的に参考例8−3(3)と同様の反応を実施して、表題化合物(0.27g)を褐色油状物質として得た。
LC-MS 保持時間 0.568 min
LC:Agilent 1290
ESI/APCI MS:Agilent 6130
Column: Waters Acquity CSH C18 1.7um, 2.1x50mm
Solvent: H2O:CH3CN(0.1% Formic acid)
Gradient: 0.8mL/min, 0min(95:5) →1.2min(50:50)
1.0mL/min, →1.38min(3:97)
MS (+) : 515 [M+H]+.
【0335】
参考例10−2 N−(2−{2−[2−(2−アミノエトキシ)エトキシ]エトキシ}エチル)−5−{3−[(4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−4−イル]フェニル}ピリジン−2−アミン
【0336】
【化106】
{2−[2−(2−アミノエトキシ)エトキシ]エチル}カルバミン酸 tert−ブチルを使用する代わりに、参考例8−9(2)で得た(2−{2−[2−(2−アミノエトキシ)エトキシ]エトキシ}エチル)カルバミン酸 tert−ブチルを使用する以外は、実質的に参考例10−1(2)(3)と同様の反応を実施し、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(Biotage(登録商標)SNAP Cartridge SNAP Cartridge KP−NH、クロロホルム:メタノール=100:0→95:5)で精製して、表題化合物(60mg、60%(2工程))を黄色油状物質として得た。
LC-MS 保持時間 0.594 min
LC:Agilent 1290
ESI/APCI MS:Agilent 6130
Column: Waters Acquity CSH C18 1.7um, 2.1x50mm
Solvent: H2O:CH3CN(0.1% Formic acid)
Gradient: 0.8mL/min, 0min(95:5) →1.2min(50:50)
1.0mL/min, →1.38min(3:97)
MS (+) : 559 [M+H]+.
参考例10−3 N−{2−[2−(2−アミノエトキシ)エトキシ]エチル}−5−{3−[(4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−4−イル]フェニル}ピリダジン−3−アミン
【0337】
【化107】
(1)アルゴンガス雰囲気下、参考例3−2で得られた(4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−4−[3−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル]−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン(0.48g)、3,5−ジクロロピリダジン(0.22g)の1,4−ジオキサン(18mL)溶液に、炭酸ナトリウム(0.46g)の水溶液(6.0mL)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(63mg)を加え、加熱還流下、15時間攪拌した。反応溶液を減圧下濃縮後、得られた残渣に酢酸エチルを加え、セライト(登録商標)でろ過し、ろ液を減圧下濃縮した。得られた残渣を逆相分取HPLC(カラム(YMC−Actus Triart 5μm C18 50x30mm)、移動相(0.1%トリフルオロ酢酸 in HO:0.1%トリフルオロ酢酸 in MeCN=97:3→30:70→5:95、40mL/min.)で精製し、更にシリカゲルカラムクロマトグラフィー(Biotage(登録商標)SNAP Cartridge KP−NH、ヘキサン:酢酸エチル=100:0→80:20)で精製して、(4S)−6,8−ジクロロ−4−[3−(6−クロロピリダジン−4−イル)フェニル]−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン(0.37g、83%)を淡黄色油状物質として得た。
1H NMR (600 MHz, CDCl3) δ ppm 2.49 (s, 3H), 2.65-2.70 (m, 1H), 2.97-3.09 (m, 1H), 3.59 (d, J=16.1Hz, 1H), 3.81 (d, J=16.1Hz, 1H), 4.27-4.41 (m, 1H), 6.80-6.84 (m, 1H), 7.24-7.26 (m, 1H), 7.33 (d, J=7.7Hz, 1H), 7.49 (t, J=7.7Hz, 1H), 7.86 (d, J=2.3Hz, 1H), 7.91 (d, J=7.7Hz, 1H), 7.97 (s, 1H), 9.16 (d, J=2.3Hz, 1H).
MS (+) : 404 [M+H]+
(2)(4S)−6,8−ジクロロ−4−[3−(6−クロロピリダジン−4−イル)フェニル]−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン(0.14g)、2,2’−[エタン−1,2−ジイルビス(オキシ)]ジエタンアミン(0.52mL)の1,4−ジオキサン(4.0mL)溶液を外温150℃で4時間、120℃で19時間攪拌した。反応溶液を減圧下濃縮後、得られた残渣を逆相分取HPLC(カラム(YMC−Actus Triart 5μm C18 50x30mm)、移動相(0.1%ギ酸 in HO:0.1%ギ酸 in MeCN=95:5→80:20→50:50→5:95、40mL/min.)で精製し、更にシリカゲルカラムクロマトグラフィー(MORITEX Purif Pack−NH、クロロホルム:メタノール=100:0→80:20)で精製して、表題化合物(0.12g、64%)を無色油状物質として得た。
LC-MS 保持時間 0.477 min
LC:Agilent 1290
ESI/APCI MS:Agilent 6130
Column: Waters Acquity CSH C18 1.7um, 2.1x50mm
Solvent: H2O:CH3CN(0.1% Formic acid)
Gradient: 0.8mL/min, 0min(95:5) →1.2min(50:50)
1.0mL/min, →1.38min(3:97)
MS (+) : 516 [M+H]+
【0338】
参考例10−4 N−(2−{2−[2−(2−アミノエトキシ)エトキシ]エトキシ}エチル)−5−{3−[(4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−4−イル]フェニル}ピリダジン−3−アミン
【0339】
【化108】
2,2’−[エタン−1,2−ジイルビス(オキシ)]ジエタンアミンを使用する代わりに、2,2’−[オキシビス(エタン−2,1−ジイルオキシ)]ジエタンアミンを使用する以外は、実質的に参考例10−3(2)と同様の反応を実施して、表題化合物(71mg、59%)を無色油状物質として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 2.48 (s, 3H), 2.60-2.70 (m, 1H), 2.86-2.92 (m, 2H), 2.99-3.08 (m, 1H), 3.37-3.57 (m, 5H), 3.61-3.79 (m, 10H), 3.79-3.88 (m, 1H), 4.29-4.37 (m, 1H), 6.22 (br. s., 1H), 6.78 (d, J=2.7Hz, 1H), 6.81-6.85 (m, 1H), 7.18-7.25 (m, 2H), 7.41 (t, J=7.6Hz, 1H), 7.80 (d, J=7.6Hz, 1H), 7.88-7.92 (m, 1H), 8.61 (d, J=2.7Hz, 1H).
MS (+) : 560 [M+H]+
【0340】
参考例11−1 2−(2−{2−[(6−{3−[(4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−4−イル]フェニル}ピリミジン−4−イル)オキシ]エトキシ}エトキシ)エタンアミン
【0341】
【化109】
(1)2−[2−(2−クロロエトキシ)エトキシ]エタノール(1.0g)のN,N−ジメチルホルムアミド(35mL)溶液に、フタルイミドカリウム(6.0g)を加え、100℃で18時間攪拌した。反応溶液を放冷後、不溶物をろ別し、酢酸エチルで洗浄、ろ液を減圧下濃縮した。得られた残渣に水を加え、クロロホルムで抽出した。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、ろ別後、ろ液を減圧下濃縮し、2−{2−[2−(2−ヒドロキシエトキシ)エトキシ]エチル}−1H−イソインドール−1,3(2H)−ジオン(8.3g)を淡黄色油状物質として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 3.51-3.57 (m, 2H), 3.59-3.71 (m, 6H), 3.73-3.80 (m, 2H), 3.89-3.95 (m, 2H), 7.70-7.74 (m, 2H), 7.84-7.88 (m, 2H).
MS (+) : 280 [M+H]+.
(2)2−{2−[2−(2−ヒドロキシエトキシ)エトキシ]エチル}−1H−イソインドール−1,3(2H)−ジオン(0.16g)の1,4−ジオキサン(3.0mL)溶液に、氷冷下、水素化ナトリウム(純度55%、28mg)を加え、室温で25分間攪拌した。反応溶液に4,6−ジクロロピリミジン(0.10g)を少量ずつ加え、80℃で10時間攪拌した。氷冷下、硫酸ナトリウム10水和物を加え、不溶物をろ別し、ろ液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(Biotage(登録商標)SNAP Cartridge HP−Sphere、クロロホルム:メタノール=100:0→94:6)で精製し、更にシリカゲルカラムクロマトグラフィー(Biotage(登録商標)SNAP Cartridge HP−Sphere、ヘキサン:酢酸エチル=99::1→50:50→25:75)で精製して、2−[2−(2−{2−[(6−クロロピリミジン−4−イル)オキシ]エトキシ}エトキシ)エチル]−1H−イソインドール−1,3(2H)−ジオン(75mg、33%)を無色固体として得た。
1H NMR (600 MHz, CDCl3) δ ppm 3.54-3.59 (m, 4H), 3.66 (t, J=5.8Hz, 2H), 3.68-3.71 (m, 2H), 3.82 (t, J=5.8Hz, 2H), 4.35-4.41 (m, 2H), 6.69 (d, J=0.8Hz, 1H), 7.59-7.66 (m, 2H), 7.71-7.77 (m, 2H), 8.45 (s, 1H).
MS (+) : 392 [M+H]+.
(3)参考例8−3(1)で得られた[2−(2−{2−[(6−クロロピリミジン−4−イル)アミノ]エトキシ}エトキシ)エチル]カルバミン酸 tert−ブチルを使用する代わりに、2−[2−(2−{2−[(6−クロロピリミジン−4−イル)オキシ]エトキシ}エトキシ)エチル]−1H−イソインドール−1,3(2H)−ジオンを使用する以外は、実質的に参考例8−3(2)と同様の反応を実施して、{2−[2−(2−{2−[(6−{3−[(4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−4−イル]フェニル}ピリミジン−4−イル)オキシ]エトキシ}エトキシ)エチル]−1H−イソインドール−1,3(2H)−ジオン(0.57g、60%)を淡黄色アモルファス状物質として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 2.48 (s, 3H), 2.58-2.69 (m, 1H), 2.98-3.08 (m, 1H), 3.49-3.71 (m, 5H), 3.72-3.87 (m, 5H), 3.87-3.94 (m, 2H), 4.28-4.37 (m, 1H), 4.46-4.53 (m, 2H), 6.78-6.81 (m, 1H), 7.12 (d, J=1.1Hz, 1H), 7.21-7.29 (m, 2H), 7.40-7.47 (m, 1H), 7.65-7.69 (m, 2H), 7.79-7.83 (m, 2H), 7.86-7.93 (m, 2H), 8.80 (d, J=1.1Hz, 1H).
MS (+) : 647 [M+H]+.
(4){2−[2−(2−{2−[(6−{3−[(4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−4−イル]フェニル}ピリミジン−4−イル)オキシ]エトキシ}エトキシ)エチル]−1H−イソインドール−1,3(2H)−ジオン(0.57g)のエタノール(21mL)溶液に、ヒドラジン−1水和物(2.1mL)を加え、80℃で2時間攪拌した。反応溶液を放冷後、不溶物をろ別し、ジエチルエーテルで洗浄した。ろ液を減圧下濃縮し、残った水層をクロロホルムで抽出した。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、ろ別後、ろ液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(MORITEX Purif Pack−NH、酢酸エチル:メタノール=100:0→95:5)で精製し、更にシリカゲルカラムクロマトグラフィー(Biotage(登録商標)SNAP Cartridge HP−Sphere、クロロホルム:メタノール=99:1→91:9→80:20→50:50→75:25)で精製し表題化合物(0.34g、74%)を淡褐色油状物質として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 2.48 (s, 3H), 2.58-2.68 (m, 1H), 2.84-2.92 (m, 2H), 2.97-3.07 (m, 1H), 3.48-3.61 (m, 3H), 3.63-3.69 (m, 2H), 3.70-3.76 (m, 2H), 3.77-3.86 (m, 1H), 3.86-3.92 (m, 2H), 4.27-4.36 (m, 1H), 4.55-4.63 (m, 2H), 6.77-6.82 (m, 1H), 7.14 (d, J=1.1Hz, 1H), 7.21-7.29 (m, 2H), 7.39-7.48 (m, 1H), 7.85-7.93 (m, 2H), 8.81 (d, J=1.1Hz, 1H).
MS (+) : 517 [M+H]+.
【0342】
参考例11−2 2−[2−(2−{2−[(6−{3−[(4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−4−イル]フェニル}ピリミジン−4−イル)オキシ]エトキシ}エトキシ)エトキシ]エタンアミン
【0343】
【化110】
(1)4,6−ジクロロピリミジン(0.20g)のテトラヒドロフラン(3.9mL)溶液に、2−{2−[2−(2−アジドエトキシ)エトキシ]エトキシ}エタノール(0.29g)のテトラヒドロフラン(1.5mL)溶液を加え、氷冷下、カリウム tert−ブトキシド(0.14g)を少量ずつ加え、同温で1時間15分攪拌した。反応溶液に水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、ろ別後、ろ液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(Biotage(登録商標)SNAP Cartridge HP−Sphere、ヘキサン:酢酸エチル=100:0→50:50)で精製し、4−(2−{2−[2−(2−アジドエトキシ)エトキシ]エトキシ}エトキシ)−6−クロロピリミジン(0.39g、86%)を無色油状物質として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 3.33-3.45 (m, 2H), 3.59-3.76 (m, 10H), 3.79-3.90 (m, 2H), 4.51-4.60 (m, 2H), 6.79-6.85 (m, 1H), 8.56 (d, J=0.8Hz, 1H).
MS (+) : 332 [M+H]+.
(2)(N−(2−{2−[2−(2−アジドエトキシ)エトキシ]エトキシ}エチル)−5−ブロモピリミジン−2−アミンを使用する代わりに、4−(2−{2−[2−(2−アジドエトキシ)エトキシ]エトキシ}エトキシ)−6−クロロピリミジンを使用する以外は、実質的に参考例9−1(2)と同様の反応を実施して、{2−[2−(2−{2−[(6−クロロピリミジン−4−イル)オキシ]エトキシ}エトキシ)エトキシ]エチル}カルバミン酸 tert−ブチル(1.6g、92%)を無色油状物質として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 1.44 (s, 9H), 3.31 (q, J=5.2Hz, 2H), 3.50-3.57 (m, 2H), 3.58-3.74 (m, 8H), 3.82-3.88 (m, 2H), 4.51-4.62 (m, 2H), 5.06 (br. s., 1H), 6.82 (d, J=0.9Hz, 1H), 8.56 (d, J=0.9Hz, 1H).
MS (+) : 406 [M+H]+.
(3)窒素ガス雰囲気下、参考例3−3で得られた(4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−4−[3−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル]−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン塩酸塩(1.2g)の1,4−ジオキサン(16mL)−水(4.0mL)混合溶液に、炭酸カリウム(2.1g)を加え、室温で10分間攪拌後、{2−[2−(2−{2−[(6−クロロピリミジン−4−イル)オキシ]エトキシ}エトキシ)エトキシ]エチル}カルバミン酸 tert−ブチル(1.6g)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(0.31g)を加え、95℃で16時間攪拌した。反応溶液を減圧下濃縮後、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(Biotage(登録商標)SNAP Cartridge HP−Sphere、ヘキサン:酢酸エチル=85:15→0:100)で精製し、更にシリカゲルカラムクロマトグラフィー(Biotage(登録商標)SNAP Cartridge KP−NH、ヘキサン:酢酸エチル=92:8→65:35)で精製して、({2−[2−(2−{2−[(6−{3−[(4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−4−イル]フェニル}ピリミジン−4−イル)オキシ]エトキシ}エトキシ)エトキシ]エチル}カルバミン酸 tert−ブチル(1.2g、69%)を無色油状物質として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 1.43 (s, 9H), 2.48 (s, 3H), 2.63 (dd, J=11.8, 8.1Hz, 1H), 3.01 (dd, J=11.8, 5.4Hz, 1H), 3.31 (m, 2H), 3.50-3.56 (m, 2H), 3.57-3.85 (m, 10H), 3.85-3.93 (m, 2H), 4.26-4.36 (m, 1H), 4.55-4.63 (m, 2H), 5.06 (br. s., 1H), 6.80 (s, 1H), 7.13 (d, J=0.6Hz, 1H), 7.24 (m, J=2.2Hz, 2H), 7.43 (t, J=7.6Hz, 1H), 7.85-7.92 (m, 2H), 8.81 (d, J=0.6Hz, 1H).
MS (+) : 661 [M+H]+.
(4)参考例8−4(2)で得られた[2−(2−{2−[(6−{3−[(4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−4−イル]フェニル}ピラジン−2−イル)アミノ]エトキシ}エトキシ)エチル]カルバミン酸 tert−ブチル トリフルオロ酢酸塩を使用する代わりに、({2−[2−(2−{2−[(6−{3−[(4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−4−イル]フェニル}ピリミジン−4−イル)オキシ]エトキシ}エトキシ)エトキシ]エチル}カルバミン酸 tert−ブチルを使用する以外は、実質的に参考例8−4(3)と同様の反応を実施して、表題化合物(1.0g、97%)を無色油状物質として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 2.48 (s, 3H), 2.63 (dd, J=11.5, 8.1Hz, 1H), 2.86 (t, J=5.2Hz, 2H), 3.01 (dd, J=11.5, 5.4Hz, 1H), 3.45-3.76 (m, 11H), 3.81 (d, J=16.3Hz, 1H), 3.85-3.92 (m, 2H), 4.23-4.38 (m, 1H), 4.53-4.66 (m, 2H), 6.80 (d, J=1.2Hz, 1H), 7.14 (d, J=1.1Hz, 1H), 7.21-7.26 (m, 2H), 7.43 (t, J=7.6Hz, 1H), 7.84-7.94 (m, 2H), 8.81 (d, J=1.1Hz, 1H).
MS (+) : 561 [M+H]+.
【0344】
参考例12−1 2−{2−[2−(4−{3−[(4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−4−イル]フェニル}−1H−ピラゾール−1−イル)エトキシ]エトキシ}エタンアミン
【0345】
【化111】
(1){2−[2−(2−ヒドロキシエトキシ)エトキシ]エチル}カルバミン酸 tert−ブチル(1.0g)のテトラヒドロフラン(20mL)溶液に、トリフェニルホスフィン(2.1g)、四臭化炭素(2.7g)を加え、室温で1日攪拌した。反応液をセライト(登録商標)ろ過した後、ジエチルエーテルで洗浄後、ろ液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(Biotage(登録商標)SNAP Cartridge HP−Sphere、ヘキサン:酢酸エチル=100:0→50:50)で精製し、{2−[2−(2−ブロモエトキシ)エトキシ]エチル}カルバミン酸 tert−ブチル(1.0g、80%)を無色油状物質として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 1.45 (s, 9H), 3.28-3.36 (m, 2H), 3.45-3.51 (m, 2H), 3.53-3.58 (m, 2H), 3.62-3.69 (m, 4H), 3.78-3.86 (m, 2H), 5.01 (br. s., 1H).
(2)後述の実施例1−4で得られた(4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−4−[3−(1H−ピラゾール−4−イル)フェニル]−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン(0.11g)、{2−[2−(2−ブロモエトキシ)エトキシ]エチル}カルバミン酸 tert−ブチル(0.15g)、炭酸カリウム(76mg)、テトラブチルアンモニウムヨージド(11mg)の1,4−ジオキサン(1.1mL)溶液を、60℃で1日攪拌した。反応溶液を放冷後、水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、ろ別後、ろ液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(Biotage(登録商標)SNAP Cartridge KP−NH、ヘキサン:酢酸エチル=100:0→70:30)で精製し、(2−{2−[2−(4−{3−[(4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−4−イル]フェニル}−1H−ピラゾール−1−イル)エトキシ]エトキシ}エチル)カルバミン酸 tert−ブチル(85mg、47%)を無色油状物質として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 1.43 (s, 9H), 2.49 (s, 3H), 2.60 (dd, J=11.5, 8.7Hz, 1H), 3.02 (dd, J=11.5, 5.9Hz, 1H), 3.24-3.77 (m, 9H), 3.81-3.92 (m, 3H), 4.20-4.27 (m, 1H), 4.33 (t, J=5.4Hz, 2H), 5.02 (br. s., 1H), 6.81-6.83 (m, 1H), 6.99 (d, J=7.6Hz, 1H), 7.22-7.41 (m, 4H), 7.74 (s, 1H), 7.76 (s, 1H).
MS (+) : 589 [M+H]+.
(3)参考例8−4(2)で得られた[2−(2−{2−[(6−{3−[(4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−4−イル]フェニル}ピラジン−2−イル)アミノ]エトキシ}エトキシ)エチル]カルバミン酸 tert−ブチル トリフルオロ酢酸塩を使用する代わりに、(2−{2−[2−(4−{3−[(4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−4−イル]フェニル}−1H−ピラゾール−1−イル)エトキシ]エトキシ}エチル)カルバミン酸 tert−ブチルを使用する以外は、実質的に参考例8−4(3)と同様の反応を実施して、表題化合物(52mg、74%)を褐色油状物質として得た。
LC-MS 保持時間 0.736 min
LC:Agilent 1290
ESI/APCI MS:Agilent 6130
Column: Waters Acquity CSH C18 1.7um, 2.1x50mm
Solvent: H2O:CH3CN(0.1% Formic acid)
Gradient: 0.8mL/min, 0min(95:5) →1.2min(50:50)
1.0mL/min, →1.38min(3:97)
MS (+) : 489 [M+H]+.
【0346】
参考例12−2 2−{2−[2−(5−{3−[(4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−4−イル]フェニル}−2H−テトラゾール−2−イル)エトキシ]エトキシ}エタンアミン トリフルオロ酢酸塩
【0347】
【化112】
(1)後述の実施例1−4で得られた(4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−4−[3−(1H−ピラゾール−4−イル)フェニル]−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリンを使用する代わりに、実施例2−1で得られた(4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−4−[3−(2H−テトラゾール−5−イル)フェニル]−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリンを使用する以外は、実質的に参考例12−1(2)と同様の反応を実施して、(2−{2−[2−(5−{3−[(4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−4−イル]フェニル}−2H−テトラゾール−2−イル)エトキシ]エトキシ}エチル)カルバミン酸 tert−ブチル(0.24g、70%)を淡黄色油状物質として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 1.42 (s, 9H), 2.49 (s, 3H), 2.65 (dd, J=11.7, 8.4Hz, 1H), 3.03 (dd, J=11.7, 5.6Hz, 1H), 3.20-3.34 (m, 2H), 3.43-3.66 (m, 7H), 3.83 (d, J=15.9Hz, 1H), 4.11 (t, J=5.7 Hz, 2H), 4.26-4.36 (m, 1H), 4.85 (t, J=5.7Hz, 2H), 6.80 (d, J=1.1Hz, 1H), 7.22-7.30 (m, 2H), 7.44 (t, J=7.8 Hz, 1H), 7.98 (t, J=1.4 Hz, 1H), 8.06 (dt, J=7.8, 1.4Hz, 1H).
MS (+) : 591 [M+H]+.
(2)参考例8−3(2)で得られた[2−(2−{2−[(6−{3−[(4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−4−イル]フェニル}ピリミジン−4−イル)アミノ]エトキシ}エトキシ)エチル]カルバミン酸 tert−ブチルを使用する代わりに、(2−{2−[2−(5−{3−[(4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−4−イル]フェニル}−2H−テトラゾール−2−イル)エトキシ]エトキシ}エチル)カルバミン酸 tert−ブチルを使用する以外は、実質的に参考例8−3(3)と同様の反応を実施して、表題化合物(0.34g)を淡黄色油状物質として得た。
LC-MS 保持時間 0.720 min
LC:Agilent 1290
ESI/APCI MS:Agilent 6130
Column: Waters Acquity CSH C18 1.7um, 2.1x50mm
Solvent: H2O:CH3CN(0.1% Formic acid)
Gradient: 0.8mL/min, 0min(95:5) →1.2min(50:50)
1.0mL/min, →1.38min(3:97)
MS (+) : 491 [M+H]+.
参考例12−3 14−(5−{3−[(4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−4−イル]フェニル}−2H−テトラゾール−2−イル)−3,6,9,12−テトラオキサテトラデカン−1−アミン
【0348】
【化113】
(1)3,6,9,12−テトラオキサテトラデカン−1,14−ジオール(15g)のテトラヒドロフラン(50mL)溶液に、メタンスルホニルクロリド(1.2mL)を加えた後、氷冷下でトリエチルアミン(2.2mL)のテトラヒドロフラン(25mL)溶液を滴下し、室温で12時間攪拌した。減圧下溶媒を留去した。得られた残渣にエタノール(75mL)を加えた後、アジ化ナトリウム(5.1g)を加え、加熱還流下で3時間攪拌した。反応溶液を放冷後、減圧下濃縮した。得られた残渣に水を加え、クロロホルムで抽出した。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、ろ別後、ろ液を減圧下濃縮して14−アジド−3,6,9,12−テトラオキサテトラデカン−1−オール(5.5g)を淡赤色油状物質として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 3.39 (t, J=5.1Hz, 2H), 3.56-3.77 (m, 18H).
MS (+) : 264 [M+H]+.
(2)14−アジド−3,6,9,12−テトラオキサテトラデカン−1−オール(5.5g)のテトラヒドロフラン(60mL)溶液に、トリフェニルホスフィン(4.3g)を加え、室温で5分間攪拌後、水(6.0mL)を加え、室温で5時間攪拌した。その反応溶液に二炭酸ジ−tert−ブチル(4.3g)、テトラヒドロフラン(1.5mL)を加え、室温で66時間攪拌した。減圧下溶媒を留去後、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(Biotage(登録商標)SNAP Cartridge HP−Sphere、クロロホルム:メタノール=100:0→85:15)で精製し、(14−ヒドロキシ−3,6,9,12−テトラオキサテトラデカ−1−イル)カルバミン酸 tert−ブチル(3.3g)を淡黄色油状物質として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 1.45 (s, 9H), 3.32 (q, J=5.1Hz, 2H), 3.50-3.57 (m, 2H), 3.59-3.81 (m, 16H).
MS (+) : 360 [M+Na]+.
(3){2−[2−(2−ヒドロキシエトキシ)エトキシ]エチル}カルバミン酸 tert−ブチルの代わりに、(14−ヒドロキシ−3,6,9,12−テトラオキサテトラデカ−1−イル)カルバミン酸 tert−ブチルを使用する以外は、実質的に参考例12−1(1)と同様の反応を実施して、(14−ブロモ−3,6,9,12−テトラオキサテトラデカ−1−イル)カルバミン酸 tert−ブチル(1.1g、60%)を無色油状物質として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 1.45 (s, 9H), 3.31 (q, J=5.3Hz, 2H), 3.44-3.51 (m, 2H), 3.51-3.57 (m, 2H), 3.59-3.71 (m, 12H), 3.77-3.85 (m, 2H).
MS (+) : 422 [M+Na]+.
(4)後述の実施例1−4で得られた(4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−4−[3−(1H−ピラゾール−4−イル)フェニル]−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリンを使用する代わりに、実施例2−1で得られた(4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−4−[3−(2H−テトラゾール−5−イル)フェニル]−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリンを使用し、参考例12−1(1)で得られた{2−[2−(2−ブロモエトキシ)エトキシ]エチル}カルバミン酸 tert−ブチルの代わりに、(14−ブロモ−3,6,9,12−テトラオキサテトラデカ−1−イル)カルバミン酸 tert−ブチルを使用する以外は、実質的に参考例12−1(2)(3)と同様の反応を実施して、表題化合物(0.13g、36%(2工程))を無色油状物質として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 2.48 (s, 3H), 2.64 (dd, J=11.6, 8.3Hz, 1H), 2.86 (t, J=5.2Hz, 2H), 2.97-3.08 (m, 1H), 3.47-3.53 (m, 2H), 3.56-3.68 (m, 13H), 3.83 (d, J=16.0Hz, 1H), 4.06-4.15 (m, 2H), 4.26-4.34 (m, 1H), 4.84 (t, J=5.6Hz, 2H), 6.80 (dd, J=2.1, 1.0Hz, 1H), 7.21-7.29 (m, 2H), 7.44 (t, J=7.7Hz, 1H), 7.98 (t, J=1.7Hz, 1H), 8.05 (dt, J=7.7, 1.7Hz, 1H).
MS (+) : 579 [M+H]+.
【0349】
参考例12−4 2−(2−{2−[2−(5−{3−[(4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−4−イル]フェニル}−2H−テトラゾール−2−イル)エトキシ]エトキシ}エトキシ)エタンアミン
【0350】
【化114】
(1)参考例12−3(1)で得られた14−アジド−3,6,9,12−テトラオキサテトラデカン−1−オールを使用する代わりに、2−{2−[2−(2−アジドエトキシ)エトキシ]エトキシ}エタノールを使用する以外は、実質的に参考例12−3(2)と同様の反応を実施して、(2−{2−[2−(2−ヒドロキシエトキシ)エトキシ]エトキシ}エチル)カルバミン酸 tert−ブチル(2.4g、90%)を無色油状物質として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 1.45 (s, 9H), 3.32 (q, J=4.9Hz, 2H), 3.51-3.57 (m, 2H), 3.59-3.77 (m, 12H).
MS (+) : 316 [M+Na]+.
(2){2−[2−(2−ヒドロキシエトキシ)エトキシ]エチル}カルバミン酸 tert−ブチルの代わりに、(2−{2−[2−(2−ヒドロキシエトキシ)エトキシ]エトキシ}エチル)カルバミン酸 tert−ブチルを使用する以外は、実質的に参考例12−1(1)と同様の反応を実施して、(2−{2−[2−(2−ブロモエトキシ)エトキシ]エトキシ}エチル)カルバミン酸 tert−ブチル(2.2g、74%)を無色油状物質として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 1.45 (s, 9H), 3.32 (q, J=5.3Hz, 2H), 3.44-3.51 (m, 2H), 3.52-3.58 (m, 2H), 3.59-3.73 (m, 8H), 3.82 (t, J=6.3Hz, 2H).
MS (+) : 378 [M+Na]+.
(3)後述の実施例1−4で得られた(4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−4−[3−(1H−ピラゾール−4−イル)フェニル]−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリンを使用する代わりに、実施例2−1で得られた(4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−4−[3−(2H−テトラゾール−5−イル)フェニル]−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリンを使用し、参考例12−1(1)で得られた{2−[2−(2−ブロモエトキシ)エトキシ]エチル}カルバミン酸 tert−ブチルの代わりに、(2−{2−[2−(2−ブロモエトキシ)エトキシ]エトキシ}エチル)カルバミン酸 tert−ブチルを使用する以外は、実質的に参考例12−1(2)(3)と同様の反応を実施して、表題化合物(0.42g)を淡黄色アモルファス状物質として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 2.48 (s, 3H), 2.64 (dd, J=11.6, 8.3Hz, 1H), 2.84 (t, J=5.2Hz, 2H), 3.02 (dd, J=11.6, 5.7Hz, 1H), 3.47 (t, J=5.2Hz, 2H), 3.51-3.68 (m, 9H), 3.83 (d, J=16.2Hz, 1H), 4.07-4.15 (m, 2H), 4.27-4.35 (m, 1H), 4.84 (t, J=5.7Hz, 2H), 6.80 (d, J=1.1Hz, 1H), 7.23-7.28 (m, 2H), 7.44 (t, J=7.7Hz, 1H), 7.98 (t, J=1.7Hz, 1H), 8.02-8.09 (m, 1H).
MS (+) : 535 [M+H]+.
【0351】
参考例13−1 2−{2−[2−(4−{3−[(4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−4−イル]フェニル}−1H−イミダゾール−1−イル)エトキシ]エトキシ}エタンアミン
【0352】
【化115】
(1)4−ヨード−1H−イミダゾール(0.24g)のN,N−ジメチルホルムアミド(5.0mL)溶液に、炭酸カリウム(0.34g)、参考例12−1(1)で得られた{2−[2−(2−ブロモエトキシ)エトキシ]エチル}カルバミン酸 tert−ブチル(0.42g)を加え、100℃で3時間攪拌した。反応溶液に水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、ろ別後、ろ液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(Biotage(登録商標)SNAP Cartridge HP−Sphere、ヘキサン:酢酸エチル=100:0→0:100)で精製し、(2−{2−[2−(4−ヨード−1H−イミダゾール−1−イル)エトキシ]エトキシ}エチル)カルバミン酸 tert−ブチル(0.34g、65%)を得た。
LC-MS 保持時間 1.005 min
LC:Agilent 1290
ESI/APCI MS:Agilent 6130
Column: Waters Acquity CSH C18 1.7um, 2.1x50mm
Solvent: H2O:CH3CN(0.1% Formic acid)
Gradient: 0.8mL/min, 0min(95:5) →1.2min(50:50)
1.0mL/min, →1.38min(3:97)
MS (+) : 426 [M+H]+.
(2)窒素ガス雰囲気下、参考例3−2で得られた(4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−4−[3−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル]−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン(60mg)の1,4−ジオキサン(4.2mL)−水(0.83mL)混合溶液に、(2−{2−[2−(4−ヨード−1H−イミダゾール−1−イル)エトキシ]エトキシ}エチル)カルバミン酸 tert−ブチル(73mg)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(17mg)、炭酸カリウム(59mg)を加え、100℃で2時間攪拌した。反応溶液に水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、ろ別後、ろ液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(Biotage(登録商標)SNAP Cartridge HP−Sphere、クロロホルム:メタノール=100:0→90:10)で精製し、((2−{2−[2−(4−{3−[(4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−4−イル]フェニル}−1H−イミダゾール−1−イル)エトキシ]エトキシ}エチル)カルバミン酸 tert−ブチル(36mg、43%)をとして得た。
LC-MS 保持時間 0.873 min
LC:Agilent 1290
ESI/APCI MS:Agilent 6130
Column: Waters Acquity CSH C18 1.7um, 2.1x50mm
Solvent: H2O:CH3CN(0.1% Formic acid)
Gradient: 0.8mL/min, 0min(95:5) →1.2min(50:50)
1.0mL/min, →1.38min(3:97)
MS (+) : 589 [M+H]+.
(3)参考例8−4(2)で得られた[2−(2−{2−[(6−{3−[(4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−4−イル]フェニル}ピラジン−2−イル)アミノ]エトキシ}エトキシ)エチル]カルバミン酸 tert−ブチル トリフルオロ酢酸塩を使用する代わりに、{((2−{2−[2−(4−{3−[(4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−4−イル]フェニル}−1H−イミダゾール−1−イル)エトキシ]エトキシ}エチル)カルバミン酸 tert−ブチルを使用する以外は、実質的に参考例8−4(3)と同様の反応を実施して、表題化合物(30mg、100%)を淡黄色油状物質として得た。
LC-MS 保持時間 0.357 min
LC:Agilent 1290
ESI/APCI MS:Agilent 6130
Column: Waters Acquity CSH C18 1.7um, 2.1x50mm
Solvent: H2O:CH3CN(0.1% Formic acid)
Gradient: 0.8mL/min, 0min(95:5) →1.2min(50:50)
1.0mL/min, →1.38min(3:97)
MS (+) : 489 [M+H]+.
【0353】
参考例14−1 2−{2−[2−(5−{3−[(4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−4−イル]フェニル}−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)エトキシ]エトキシ}エタンアミン
【0354】
【化116】
(1)[2−(2−ヒドロキシエトキシ)エチル]カルバミン酸 tert−ブチル(5.0g)の1,4−ジオキサン(15mL)溶液に、アクリル酸 tert−ブチル(7.1mL)を加えた後、60%水酸化カリウム水溶液(0.57mL)を加え、室温で1日攪拌した。反応溶液に水を加え、クロロホルムで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、ろ別後、ろ液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(Biotage(登録商標)SNAP Cartridge HP−Sphere、ヘキサン:酢酸エチル=100:0→40:60)で精製し、2,2−ジメチル−4−オキソ−3,8,11−トリオキサ−5−アザテトラデカン−14−酸 tert−ブチル(5.0g、62%)を無色油状物質として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 1.42-1.48 (m, 18H), 2.52 (t, J=6.5Hz, 2H), 3.27-3.35 (m, 2H), 3.51-3.56 (m, 2H), 3.60 (s, 4H), 3.72 (t, J=6.5Hz, 2H), 4.81-5.17 (m, 1H).
(2)2,2−ジメチル−4−オキソ−3,8,11−トリオキサ−5−アザテトラデカン−14−酸 tert−ブチル(5.0g)のクロロホルム(25mL)溶液に、氷冷下でトリフルオロ酢酸(25mL)を加え、室温で4時間攪拌した。反応溶液を減圧下濃縮後、クロロホルム共沸し、減圧下溶媒を留去して、3−[2−(2−アミノエトキシ)エトキシ]プロパン酸 トリフルオロ酢酸塩(4.3g)を褐色油状物質として得た。
LC-MS 保持時間 0.208 min
LC:Agilent 1290
ESI/APCI MS:Agilent 6130
Column: Waters Acquity CSH C18 1.7um, 2.1x50mm
Solvent: H2O:CH3CN(0.1% Formic acid)
Gradient: 0.8mL/min, 0min(95:5) →1.2min(50:50)
1.0mL/min, →1.38min(3:97)
MS (+) : 178 [M+H]+.
MS (-) : 176 [M-H]-.
(3)3−[2−(2−アミノエトキシ)エトキシ]プロパン酸 トリフルオロ酢酸塩(3.3g)の水(17mL)溶液に、水浴中で飽和炭酸水素ナトリウム(2.4g)、クロロギ酸ベンジル(1.6mL)の1,4−ジオキサン(5.0mL)溶液を加え、室温で1日攪拌した。反応溶液を減圧下濃縮後、1mol/L塩酸を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、ろ別後、ろ液を減圧下濃縮して、3−オキソ−1−フェニル−2,7,10−トリオキサ−4−アザトリデカン−13−酸(3.5g、98%(2工程))を淡黄色油状物質として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 2.44 (t, J=6.4Hz, 2H), 3.10-3.17 (m, 2H), 3.38-3.43 (m, 2H), 3.46-3.50 (m, 4H), 3.57-3.62 (m, 2H), 5.01 (s, 2H), 7.28-7.37 (m, 5H).
MS (+) : 312 [M+H]+.
MS (-) : 310 [M-H]-.
(4)3−オキソ−1−フェニル−2,7,10−トリオキサ−4−アザトリデカン−13−酸(3.5g)、カルバジン酸 tert−ブチル(2.2g)、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(3.2g)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール1水和物(2.6g)、トリエチルアミン(2.4mL)のクロロホルム(35mL)溶液を、室温で1日攪拌した。反応溶液に水を加え、クロロホルムで抽出した。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、ろ別後、ろ液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(Biotage(登録商標)SNAP Cartridge HP−Sphere、クロロホルム:メタノール=100:0→90:10)で精製し、4,14−ジオキソ−16−フェニル−7,10,15−トリオキサ−2,3,13−トリアザヘキサデカン−1−酸 tert−ブチル(2.1g、44%)を無色油状物質として得た。
LC-MS 保持時間 0.789 min
LC:Agilent 1290
ESI/APCI MS:Agilent 6130
Column: Waters Acquity CSH C18 1.7um, 2.1x50mm
Solvent: H2O:CH3CN(0.1% Formic acid)
Gradient: 0.8mL/min, 0min(80:20) →1.2-1.4min(1:99)
MS (-) : 424 [M-H]-.
(5)4,14−ジオキソ−16−フェニル−7,10,15−トリオキサ−2,3,13−トリアザヘキサデカン−1−酸 tert−ブチル(2.1g)のクロロホルム(11mL)溶液に、氷冷下でトリフルオロ酢酸(11mL)を加え、室温で2時間攪拌した。反応溶液を減圧下濃縮後、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(Biotage(登録商標)SNAP Cartridge KP−NH、クロロホルム:メタノール=100:0→90:10)で精製し、{2−[2−(3−ヒドラジニル−3−オキソプロポキシ)エトキシ]エチル}カルバミン酸ベンジル (1.2g、72%)を無色アモルファス状物質として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 2.47-2.52 (m, 2H), 3.39-3.44 (m, 2H), 3.56-3.70 (m, 8H), 4.99-5.14 (m, 2H), 6.81-7.00 (m, 1H), 7.31-7.41 (m, 5H), 8.22 (br. s., 1 H).
MS (+) : 326 [M+H]+.
(6)窒素ガス雰囲気下、参考例4−1で得られた3−[(4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−4−イル]ベンゾニトリル(0.60g)のエタノール(6.0mL)溶液に、氷冷下で塩化アセチル(4.8mL)を滴下し、密閉条件下、室温で1日攪拌した。氷冷下で飽和炭酸水素ナトリウム水溶液をゆっくり加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、ろ別後、ろ液を減圧下濃縮して、3−[(4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−4−イル]ベンゼンカルボキシミド酸エチル(0.63g、91%)を黄色油状物質として得た。
LC-MS 保持時間 0.645 min
LC:Agilent 1290
ESI/APCI MS:Agilent 6130
Column: Waters Acquity CSH C18 1.7um, 2.1x50mm
Solvent: H2O:CH3CN(0.1% Formic acid)
Gradient: 0.8mL/min, 0min(95:5) →1.2min(50:50)
1.0mL/min, →1.38min(3:97)
MS (+) : 363 [M+H]+.
(7){2−[2−(3−ヒドラジニル−3−オキソプロポキシ)エトキシ]エチル}カルバミン酸ベンジル(0.33g)、3−[(4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−4−イル]ベンゼンカルボキシミド酸エチル(0.31g)の酢酸(3.1mL)溶液を、加熱還流下で2時間攪拌した。反応溶液を濃縮後、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(Biotage(登録商標)SNAP Cartridge HP−Sphere、クロロホルム:メタノール=100:0→90:10)で精製した後、更にシリカゲルカラムクロマトグラフィー(Biotage(登録商標)SNAP Cartridge KP−NH、ヘキサン:酢酸エチル=100:0→0:100)で精製して、(2−{2−[2−(5−{3−[(4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−4−イル]フェニル}−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)エトキシ]エトキシ}エチル)カルバミン酸ベンジル(0.35g、66%)を淡黄色油状物質として得た。また、(2−{2−[2−(5−{3−[(4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−4−イル]フェニル}−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)エトキシ]エトキシ}エチル)カルバミン酸ベンジル(0.16g、30%)を淡黄色油状物質として得た。
(7)−1:(2−{2−[2−(5−{3−[(4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−4−イル]フェニル}−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)エトキシ]エトキシ}エチル)カルバミン酸ベンジル
LC-MS 保持時間 1.171 min
LC:Agilent 1290
ESI/APCI MS:Agilent 6130
Column: Waters Acquity CSH C18 1.7um, 2.1x50mm
Solvent: H2O:CH3CN(0.1% Formic acid)
Gradient: 0.8mL/min, 0min(95:5) →1.2min(50:50)
1.0mL/min, →1.38min(3:97)
MS (+) : 624 [M+H]+.
MS (-) : 622 [M-H]-.
(7)−2:(2−{2−[2−(5−{3−[(4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−4−イル]フェニル}−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)エトキシ]エトキシ}エチル)カルバミン酸ベンジル
LC-MS 保持時間 1.219 min
LC:Agilent 1290
ESI/APCI MS:Agilent 6130
Column: Waters Acquity CSH C18 1.7um, 2.1x50mm
Solvent: H2O:CH3CN(0.1% Formic acid)
Gradient: 0.8mL/min, 0min(95:5) →1.2min(50:50)
1.0mL/min, →1.38min(3:97)
MS (+) : 625 [M+H]+.
(8)窒素ガス雰囲気下、(2−{2−[2−(5−{3−[(4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−4−イル]フェニル}−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)エトキシ]エトキシ}エチル)カルバミン酸ベンジル(0.35g)のメタノール(11mL)溶液に、10%パラジウム−活性炭素(35mg)を加え、水素ガス雰囲気下、室温で1日攪拌した。10%パラジウム−活性炭素をセライト(登録商標)でろ別し、クロロホルムで洗浄後、ろ液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(Biotage(登録商標)SNAP Cartridge KP−NH、ヘキサン:酢酸エチル=100:0→98:2)で精製して、表題化合物(0.12g、44%)を無色アモルファス状物質として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 2.48 (s, 3H), 2.62 (dd, J=11.5, 8.9Hz, 1H), 3.02-3.19 (m, 5H), 3.45-3.72 (m, 7H), 3.83-3.90 (m, 3H), 4.24-4.34 (m, 1H), 6.78-6.82 (m, 1H), 7.06-7.14 (m, 1H), 7.18-7.22 (m, 1H), 7.36 (t, J=7.7Hz, 1H), 7.89-7.95 (m, 1H), 7.97-8.03 (m, 1H).
MS (+) : 490 [M+H]+.
MS (-) : 488 [M-H]-.
【0355】
参考例14−2 2−{2−[2−(5−{3−[(4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−4−イル]フェニル}−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)エトキシ]エトキシ}エタンアミン
【0356】
【化117】
参考例14−1(7)−1で得られた(2−{2−[2−(5−{3−[(4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−4−イル]フェニル}−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)エトキシ]エトキシ}エチル)カルバミン酸ベンジルを使用する代わりに、参考例14−1(7)−2で得られた(2−{2−[2−(5−{3−[(4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−4−イル]フェニル}−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)エトキシ]エトキシ}エチル)カルバミン酸ベンジルを使用する以外は、実質的に参考例14−1(8)と同様の反応を実施して、表題化合物(47mg、38%)を淡黄色油状物質として得た。
LC-MS 保持時間 0.676 min
LC:Agilent 1290
ESI/APCI MS:Agilent 6130
Column: Waters Acquity CSH C18 1.7um, 2.1x50mm
Solvent: H2O:CH3CN(0.1% Formic acid)
Gradient: 0.8mL/min, 0min(95:5) →1.2min(50:50)
1.0mL/min, →1.38min(3:97)
MS (+) : 491 [M+H]+.
【0357】
参考例14−3 2−(2−{2−[2−(5−{3−[(4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−4−イル]フェニル}−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)エトキシ]エトキシ}エトキシ)エタンアミン
【0358】
【化118】
(1)3−{2−[2−(2−アミノエトキシ)エトキシ]エトキシ}プロパン酸 tert−ブチル(1.5g)の水(7.5mL)懸濁液に、水浴中で飽和炭酸水素ナトリウム(1.1g)、クロロギ酸ベンジル(0.76mL)の1,4−ジオキサン(7.5mL)溶液を加え、室温で1日攪拌した。反応溶液を減圧下濃縮後、水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、ろ別後、ろ液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(Biotage(登録商標)SNAP Cartridge HP−Sphere、クロロホルム:メタノール=100:0→90:10)で精製し、3−オキソ−1−フェニル−2,7,10,13−テトラオキサ−4−アザヘキサデカン−16−酸 tert−ブチル(2.1g、92%)を無色油状物質として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 1.44 (s, 9H), 2.48 (t, J=6.5Hz, 2H), 3.33-3.42 (m, 2H), 3.51-3.63 (m, 10H), 3.67-3.73 (m, 2H), 5.10 (s, 2H), 5.28-5.39 (m, 1H), 7.31-7.40 (m, 5H).
(2)3−オキソ−1−フェニル−2,7,10,13−テトラオキサ−4−アザヘキサデカン−16−酸 tert−ブチル(2.1g)の1,4−ジオキサン(10mL)溶液に、4mol/L塩化水素−1,4−ジオキサン溶液(10mL)を加え、室温で1日攪拌した。反応溶液を減圧下濃縮後、クロロホルム共沸し、減圧下溶媒を留去して、3−オキソ−1−フェニル−2,7,10,13−テトラオキサ−4−アザヘキサデカン−16−酸(1.8g、99%)を無色油状物質として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 2.59 (t, J=5.9Hz, 2H), 3.36-3.77 (m, 14H), 5.07-5.14 (m, 2H), 7.34-7.38 (m, 5H).
MS (+) : 356 [M+H]+.
MS (-) : 354 [M-H]-.
(3)参考例14−1(3)で得られた3−オキソ−1−フェニル−2,7,10−トリオキサ−4−アザトリデカン−13−酸を使用する代わりに、3−オキソ−1−フェニル−2,7,10,13−テトラオキサ−4−アザヘキサデカン−16−酸を使用する以外は、実質的に参考例14−1(4)(5)(7)(8)と同様の反応を実施して、表題化合物(0.11g、18%(4工程))を無色アモルファス状物質として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 2.46-2.49 (m, 3H), 2.63 (dd, J=11.5, 9.0Hz, 1H), 2.88-2.94 (m, 2H), 2.98-3.08 (m, 1H), 3.14 (t, J=5.4Hz, 2H), 3.50-3.85 (m, 14H), 4.27-4.34 (m, 1H), 6.79-6.82 (m, 1H), 7.09-7.15 (m, 1H), 7.21 (dd, J=2.0, 0.8Hz, 1H), 7.36 (t, J=7.6Hz, 1H), 7.89-7.94 (m, 1H), 7.98-8.04 (m, 1H).
MS (+) : 534 [M+H]+.
MS (-) : 532 [M-H]-.
参考例15−1 N−{2−[2−(2−アミノエトキシ)エトキシ]エチル}−5−{3−[(4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−4−イル]フェニル}ピリジン−2−カルボキサミド
【0359】
【化119】
(1)(6−フルオロピリジン−3−イル)ボロン酸を使用する代わりに、[6−(メトキシカルボニル)ピリジン−3−イル]ボロン酸を使用する以外は、実質的に参考例10−1(1)と同様の反応を実施して、5−{3−[(4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−4−イル]フェニル}ピリジン−2−カルボン酸メチル(90mg、62%)を無色油状物質として得た。
LC-MS 保持時間 0.606 min
LC:Agilent 1290
ESI/APCI MS:Agilent 6130
Column: Waters Acquity CSH C18 1.7um, 2.1x50mm
Solvent: H2O:CH3CN(0.1% Formic acid)
Gradient: 0.8mL/min, 0min(80:20) →1.2-1.4min(1:99)
MS (+) : 427 [M+H]+.
(2)5−{3−[(4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−4−イル]フェニル}ピリジン−2−カルボン酸メチル(90mg)のテトラヒドロフラン(3.0mL)−水(1.0mL)混合溶液に、水酸化リチウム1水和物(18mg)を加え、室温で1時間攪拌した。反応溶液の減圧下濃縮して、5−{3−[(4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−4−イル]フェニル}ピリジン−2−カルボン酸 リチウム(88mg)を淡黄色固体として得た。
LC-MS 保持時間 0.882 min
LC:Agilent 1290
ESI/APCI MS:Agilent 6130
Column: Waters Acquity CSH C18 1.7um, 2.1x50mm
Solvent: H2O:CH3CN(0.1% Formic acid)
Gradient: 0.8mL/min, 0min(95:5) →1.2min(50:50)
1.0mL/min, →1.38min(3:97)
MS (+) : 413 [M+H]+.
(3)5−{3−[(4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−4−イル]フェニル}ピリジン−2−カルボン酸 リチウム(88mg)のN,N−ジメチルホルムアミド(2.0mL)溶液に、{2−[2−(2−アミノエトキシ)エトキシ]エチル}カルバミン酸 tert−ブチル(80mg)、O−(7−アザベンゾトリアゾール−1−イル)−N,N,N’,N’−テトラメチルウロニウムヘキサフルオロリン酸塩(0.13g)、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(45mg)を加え、室温で終夜攪拌した。反応溶液を逆相分取HPLC(カラム(YMC−Actus Triart 5μm C18 50x30mm)、移動相(0.1%トリフルオロ酢酸 in HO:0.1%トリフルオロ酢酸 in MeCN=90:10→20:80→5:95、40mL/min.)で精製し、{2−[2−(2−{[(5−{3−[(4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−4−イル]フェニル}ピリジン−2−イル)カルボニル]アミノ}エトキシ)エトキシ]エチル}カルバミン酸 tert−ブチル(0.14g)を淡褐色油状物質として得た。
LC-MS 保持時間 1.275 min
LC:Agilent 1290
ESI/APCI MS:Agilent 6130
Column: Waters Acquity CSH C18 1.7um, 2.1x50mm
Solvent: H2O:CH3CN(0.1% Formic acid)
Gradient: 0.8mL/min, 0min(95:5) →1.2min(50:50)
1.0mL/min, →1.38min(3:97)
MS (+) : 643 [M+H]+.
(4)参考例8−4(2)で得られた[2−(2−{2−[(6−{3−[(4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−4−イル]フェニル}ピラジン−2−イル)アミノ]エトキシ}エトキシ)エチル]カルバミン酸 tert−ブチル トリフルオロ酢酸塩を使用する代わりに、{2−[2−(2−{[(5−{3−[(4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−4−イル]フェニル}ピリジン−2−イル)カルボニル]アミノ}エトキシ)エトキシ]エチル}カルバミン酸 tert−ブチルを使用する以外は、実質的に参考例8−4(3)と同様の反応を実施して、表題化合物(25mg、22%(3工程))を無色油状物質として得た。
LC-MS 保持時間 0.793 min
LC:Agilent 1290
ESI/APCI MS:Agilent 6130
Column: Waters Acquity CSH C18 1.7um, 2.1x50mm
Solvent: H2O:CH3CN(0.1% Formic acid)
Gradient: 0.8mL/min, 0min(95:5) →1.2min(50:50)
1.0mL/min, →1.38min(3:97)
MS (+) : 543 [M+H]+.
【0360】
参考例16−1 [2−(2−{2−[2−(4−{3−[(4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−4−イル]フェニル}−1H−1,2,3−トリアゾール−1−イル)エトキシ]エトキシ}エトキシ)エチル]カルバミン酸 4−ニトロフェニル
【0361】
【化120】
クロロぎ酸4−ニトロフェニル(0.10g)のクロロホルム(2.0mL)溶液に、参考例7−1で得られた2−(2−{2−[2−(4−{3−[(4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−4−イル]フェニル}−1H−1,2,3−トリアゾール−1−イル)エトキシ]エトキシ}エトキシ)エタンアミン(0.22g)を加え、トリエチルアミン(86μL)を加えて、室温で終夜攪拌した。反応溶液をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(Biotage(登録商標)SNAP Cartridge HP−Sphere、ヘキサン:酢酸エチル=90:10→0:100→アセトン)で精製し、表題化合物(0.18g、63%)を無色油状物質として得た。
LC-MS 保持時間 1.235 min
LC:Agilent 1290
ESI/APCI MS:Agilent 6130
Column: Waters Acquity CSH C18 1.7um, 2.1x50mm
Solvent: H2O:CH3CN(0.1% Formic acid)
Gradient: 0.8mL/min, 0min(95:5) →1.2min(50:50)
1.0mL/min, →1.38min(3:97)
MS (+) : 699 [M+H]+.
【0362】
参考例17−1 1,1’−ブタン−1,4−ジイルビス[3−(2−アミノエチル)尿素]塩酸塩
【0363】
【化121】
(1)(2−アミノエチル)カルバミン酸tert−ブチル(0.69g)のクロロホルム(10mL)溶液に、1,4−ジイソシアナトブタン(0.30g)を加えた。室温にて1時間攪拌後、不溶物をろ取し、クロロホルムで洗浄して(4,11−ジオキソ−3,5,10,12−テトラアザテトラデカン−1,14−ジイル)ビスカルバミン酸ジ−tert−ブチル(0.81g、82%)を無色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, CD3OD) δ ppm 1.33-1.56 (m, 22H) 3.02-3.24 (m, 12H).
(2)(4,11−ジオキソ−3,5,10,12−テトラアザテトラデカン−1,14−ジイル)ビスカルバミン酸ジ−tert−ブチル(0.40g)のメタノール(10mL)溶液に、4mol/L塩化水素−1,4−ジオキサン溶液(0.9mL)を加え、室温で6時間攪拌した。反応溶液を減圧下濃縮後、メタノール、クロロホルム、テトラヒドロフランを加え、室温で攪拌し、不溶物をろ取して表題化合物(0.20g、88%)を無色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, CD3OD) δ ppm 1.41-1.60 (m, 4H) 2.96-3.05 (m, 4H) 3.08-3.19 (m, 4H) 3.33-3.42 (m, 4H).
【0364】
実施例1−1 (4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−4−[3−(ピリジン−4−イル)フェニル]−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン
【0365】
【化122】
アルゴンガス雰囲気下、参考例1−1で得られた(4S)−4−(3−ブロモフェニル)−6,8−ジクロロ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン(50mg)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(7.8mg)、ピリジン−4−イルボロン酸(25mg)のエタノール(1.5mL)懸濁液に、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(0.30mL)を加え、加熱還流下、4時間攪拌した。反応溶液に無水硫酸マグネシウムを加え、ろ別後、ろ液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(Biotage(登録商標)SNAP Cartridge HP−Sphere、クロロホルム:メタノール=100:0→90:10)で精製し、表題化合物(34mg、68%)を黄色アモルファス状物質)として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 2.49 (s, 3H), 2.57-2.68 (m, 1H), 2.95-3.06 (m, 1H), 3.52-3.62 (m, 1H), 3.74-3.85 (m, 1H), 4.24-4.35 (m, 1H), 6.83 (d, J=1.2Hz, 1H), 7.21-7.27 (m, 2H), 7.40-7.51 (m, 4H), 7.51-7.57 (m, 1H), 8.61-8.69 (m, 2H).
MS (+) : 369 [M+H]+
【0366】
実施例1−2 (4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−4−[3−(ピリジン−3−イル)フェニル]−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン トリフルオロ酢酸塩
アルゴンガス雰囲気下、参考例1−1で得られた(4S)−4−(3−ブロモフェニル)−6,8−ジクロロ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン(50mg)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(7.8mg)、ピリジン−3−イルボロン酸(25mg)のエタノール(1.5mL)懸濁液に、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(0.30mL)を加え、加熱還流下、4時間攪拌した。反応溶液に無水硫酸マグネシウムを加え、ろ別後、ろ液を減圧下濃縮した。得られた残渣を逆相分取HPLC(カラム(YMC−Actus Triart 5μm C18 50x30mm)、移動相(0.1%ギ酸 in HO:0.1%ギ酸 in MeCN=95:5→80:20→50:50→5:95、40mL/min.)で精製し、表題化合物(32mg)を無色油状物質として得た。
1H NMR (300 MHz, CD3OD) δ ppm 3.18 (s, 3H), 3.64-3.78 (m, 1H), 3.85-3.99 (m, 1H), 4.46-4.59 (m, 1H), 4.73-4.90 (m, 2H), 6.87-6.92 (m, 1H), 7.42-7.49 (m, 1H), 7.50-7.55 (m, 1H), 7.62-7.70 (m, 1H), 7.74-7.79 (m, 1H), 7.82-7.88 (m, 1H), 8.11 (dd, J=8.2, 5.7Hz, 1H), 8.79-8.90 (m, 2H), 9.18 (d, J=1.6Hz, 1H).
MS (+) : 369 [M+H]+.
【0367】
実施例1−3 (4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−4−[3−(1H−ピラゾール−3−イル)フェニル]−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン
(1)窒素ガス雰囲気下、参考例1−2で得られた(4S)−4−(3−ブロモフェニル)−6,8−ジクロロ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン (2S,3S)−(+)−ジベンゾイル−D−酒石酸塩1エタノール1水和物(0.10g)の1,4−ジオキサン(8.0mL)−水(2.0mL)混合溶液に、1−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)−5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾール(57mg)、クロロ[2−(ジシクロヘキシルホスフィノ)−3,6−ジメトキシ−2’−4’−6’−トリ−i−プロピル−1,1’−ビフェニル][2−(2−アミノエチル)フェニル]パラジウム(II)(10mg)、ナトリウム tert−ブトキシド(60mg)を加え、100℃で1時間攪拌した。反応溶液に水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、ろ別後、ろ液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(Biotage(登録商標)SNAP Cartridge HP−Sphere、ヘキサン:酢酸エチル=100:0→0:100)で精製し、(4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−4−{3−[1−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)−1H−ピラゾール−5−イル]フェニル}−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン(10mg、16%)を無色油状物質として得た。
LC-MS 保持時間 0.661 min
LC:Agilent 1290
ESI/APCI MS:Agilent 6130
Column: Waters Acquity CSH C18 1.7um, 2.1x50mm
Solvent: H2O:CH3CN(0.1% Formic acid)
Gradient: 0.8mL/min, 0min(80:20) →1.2-1.4min(1:99)
MS (+) : 442 [M+H]+.
(2)(4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−4−{3−[1−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)−1H−ピラゾール−5−イル]フェニル}−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン(10mg)のメタノール(1.6mL)−水(0.40mL)混合溶液に、トリフルオロ酢酸(1.0mL)を加え、室温で1時間攪拌した。反応溶液を減圧下濃縮し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(Biotage(登録商標)SNAP Cartridge KP−NH、ヘキサン:酢酸エチル=100:0→0:100)で精製して、表題化合物(0.30mg、4.0%)を無色アモルファス状物質として得た。
LC-MS 保持時間 0.541 min
LC:Agilent 1290
ESI/APCI MS:Agilent 6130
Column: Waters Acquity CSH C18 1.7um, 2.1x50mm
Solvent: H2O:CH3CN(0.1% Formic acid)
Gradient: 0.8mL/min, 0min(80:20) →1.2-1.4min(1:99)
MS (+) : 358 [M+H]+.
【0368】
実施例1−4 (4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−4−[3−(1H−ピラゾール−4−イル)フェニル]−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン トリフルオロ酢酸塩
(1)窒素ガス雰囲気下、参考例1−1で得られた(4S)−4−(3−ブロモフェニル)−6,8−ジクロロ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン(0.50g)の1,4−ジオキサン(10mL)−水(2.5mL)混合溶液に、4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾール−1−カルボン酸 tert−ブチル(0.59g)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(0.12g)、トリ(2-フリル)ホスフィン(0.19g)、炭酸セシウム(0.88g)を加え、90℃で5時間攪拌した。反応溶液に水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、ろ別後、ろ液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(Biotage(登録商標)SNAP Cartridge HP−Sphere、ヘキサン:酢酸エチル=100:0→5:95)で精製し、4−{3−[(4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−4−イル]フェニル}−1H−ピラゾール−1−カルボン酸 tert−ブチル(0.42g、68%)を無色油状物質として得た。
LC-MS 保持時間 0.740 min
LC:Agilent 1290
ESI/APCI MS:Agilent 6130
Column: Waters Acquity CSH C18 1.7um, 2.1x50mm
Solvent: H2O:CH3CN(0.1% Formic acid)
Gradient: 0.8mL/min, 0min(80:20) →1.2-1.4min(1:99)
MS (+) : 458 [M+H]+.
(2)4−{3−[(4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−4−イル]フェニル}−1H−ピラゾール−1−カルボン酸 tert−ブチル(0.42g)のクロロホルム(2.1mL)溶液に、氷冷下でトリフルオロ酢酸(2.1mL)を加え、室温で2時間攪拌した。反応溶液を減圧下濃縮後、クロロホルム共沸し、減圧下溶媒を留去して、表題化合物(0.42g)を黒色油状物質として得た。
LC-MS 保持時間 0.514 min
LC:Agilent 1290
ESI/APCI MS:Agilent 6130
Column: Waters Acquity CSH C18 1.7um, 2.1x50mm
Solvent: H2O:CH3CN(0.1% Formic acid)
Gradient: 0.8mL/min, 0min(80:20) →1.2-1.4min(1:99)
MS (+) : 358 [M+H]+.
【0369】
実施例1−5 (4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−4−[3−(6−メチルピリダジン−4−イル)フェニル]−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン トリフルオロ酢酸塩
ピリジン−3−イルボロン酸を使用する代わりに、3−メチル−5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピリダジンを使用する以外は、実質的に実施例1−2と同様の反応を実施して、表題化合物(28mg)を黄色アモルファス状物質として得た。
1H NMR (300 MHz, CD3OD) δ ppm 2.85 (s, 3H), 3.17 (s, 3H), 3.65-3.79 (m, 1H), 3.87-3.99 (m, 1H), 4.45-4.59 (m, 1H), 4.74-4.89 (m, 2H), 6.85-6.92 (m, 1H), 7.49-7.58 (m, 2H), 7.65-7.75 (m, 1H), 7.90-7.96 (m, 1H), 7.97-8.05 (m, 1H), 8.36-8.42 (m, 1H), 9.56-9.63 (m, 1H).
MS (+) : 384 [M+H]+.
【0370】
実施例1−6 (4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−4−[3−(ピリジン−2−イル)フェニル]−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン トリフルオロ酢酸塩
アルゴンガス雰囲気下、参考例1−1で得られた(4S)−4−(3−ブロモフェニル)−6,8−ジクロロ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン(50mg)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(7.8mg)、2−(トリブチルスタンナニル)ピリジン(74mg)の1,4−ジオキサン(1.5mL)溶液を、100℃で15時間攪拌した。反応溶液を放冷後、逆相分取HPLC(カラム(YMC−Actus Triart 5μm C18 50x30mm)、移動相(0.1%トリフルオロ酢酸 in HO:0.1%トリフルオロ酢酸 in MeCN=90:10→20:80→5:95、40mL/min.)にて精製して、表題化合物(65mg)を淡黄色油状物質として得た。
1H NMR (300 MHz, CD3OD) δ ppm 3.17 (s, 3H), 3.63-3.76 (m, 1H), 3.87-3.97 (m, 1H), 4.47-4.58 (m, 1H), 4.72-4.86 (m, 2H), 6.90-6.95 (m, 1H), 7.46-7.51 (m, 1H), 7.53-7.57 (m, 1H), 7.63-7.70 (m, 1H), 7.70-7.76 (m, 1H), 7.86-7.91 (m, 1H), 7.94-8.00 (m, 1H), 8.11-8.17 (m, 1H), 8.26-8.35 (m, 1H), 8.72-8.78 (m, 1H).
MS (+) : 369 [M+H]+.
【0371】
実施例1−7 4−{3−[(4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−4−イル]フェニル}ピリジン−2−カルボニトリル
ピリジン−4−イルボロン酸を使用する代わりに、4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピリジン−2−カルボニトリルを使用する以外は、実質的に実施例1−1と同様の反応を実施して、表題化合物(8.5mg、16%)を淡黄色アモルファス状物質として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 2.49 (s, 3H), 2.61-2.70 (m, 1H), 2.95-3.04 (m, 1H), 3.58-3.68 (m, 1H), 3.70-3.80 (m, 1H), 4.25-4.33 (m, 1H), 6.78-6.82 (m, 1H), 7.25-7.27 (m, 1H), 7.30-7.35 (m, 1H), 7.42-7.56 (m, 3H), 7.65-7.71 (m, 1H), 7.85-7.90 (m, 1H), 8.74 (dd, J=5.1, 0.8Hz, 1H).
MS (+) : 394 [M+H]+.
【0372】
実施例1−8 6,8−ジクロロ−2−メチル−4−[3−(1−メチル−1H−1,2,3−トリアゾール−4−イル)フェニル]−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン
窒素ガス雰囲気下、参考例3−1で得られた6,8−ジクロロ−2−メチル−4−[3−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル]−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン(50mg)のジオキサン(1.0mL)−水(0.25mL)混合溶液に、4−ブロモ−1−メチルトリアゾール(23mg)、トリ(2−フリル)ホスフィン(17mg)、炭酸セシウム(78mg)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(11mg)を加えて、90℃で5時間撹拌した。反応溶液を放冷後、水を加えて、酢酸エチルで抽出した。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、ろ別後、ろ液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(Biotage(登録商標)SNAP Cartridge HP−Sphere、ヘキサン:酢酸エチル=100:0→5:95)で精製し、表題化合物(12mg、収率23%)を淡褐色アモルファス状物質として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 2.48 (s, 3H), 2.63 (dd, J=11.0, 8.5Hz, 1H), 3.03 (dd, J=11.0, 4.9Hz, 1H), 3.52 (d, J=15.7Hz, 1H), 3.84 (d, J=15.7Hz, 1H), 4.15 (s, 3H), 4.25-4.32 (m, 1H), 6.80-6.83 (m, 1H), 7.08-7.15 (m, 1H), 7.23 (d, J=2.0Hz, 1H), 7.33-7.40 (m, 1H), 7.60-7.80 (m, 3H).
MS (+) : 373 [M+H]+.
【0373】
実施例1−9 4−{3−[(4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−4−イル]フェニル}−N−メチルピリジン−2−アミン トリフルオロ酢酸塩
窒素ガス雰囲気下、参考例3−2で得られた(4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−4−[3−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル]−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン(40mg)、参考例8−1で得られた4−ブロモ−N−メチルピリジン−2−アミン(36mg)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(5.6mg)、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(0.96mL)の1,4−ジオキサン(4.8mL)懸濁液を加熱還流下3.5時間攪拌した。反応溶液を逆相分取HPLC(カラム(YMC−Actus Triart 5μm C18 50x30mm)、移動相(0.1%トリフルオロ酢酸 in HO:0.1%トリフルオロ酢酸 in MeCN=90:10→20:80→5:95、40mL/min.)で精製し、表題化合物(39mg)を無色アモルファス状物質として得た。
1H NMR (300 MHz, CD3OD) δ ppm 3.08 (s, 3H), 3.17 (s, 3H), 3.63-3.76 (m, 1H), 3.85-3.96 (m, 1H), 4.46-4.58 (m, 1H), 4.73-4.87 (m, 2H), 6.83-6.90 (m, 1H), 7.17-7.23 (m, 1H), 7.24-7.28 (m, 1H), 7.43-7.49 (m, 1H), 7.50-7.55 (m, 1H), 7.59-7.67 (m, 1H), 7.71-7.76 (m, 1H), 7.79-7.85 (m, 1H), 7.87-7.92 (m, 1H).
MS (+) : 398 [M+H]+.
【0374】
実施例1−10 (4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−4−[3−(ピリミジン−5−イル)フェニル]−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン トリフルオロ酢酸塩
参考例3−2で得られた(4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−4−[3−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル]−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリンを使用する代わりに、参考例1−1で得られた(4S)−4−(3−ブロモフェニル)−6,8−ジクロロ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリンを使用し、参考例8−1で得られた4−ブロモ−N−メチルピリジン−2−アミンを使用する代わりに、ピリミジン−5−イルボロン酸を使用する以外は、実質的に実施例1−9と同様の反応を実施して、表題化合物(45mg)を無色アモルファス状物質として得た。
1H NMR (300 MHz, CD3OD) δ ppm 3.18 (s, 3H), 3.63-3.77 (m, 1H), 3.87-3.98 (m, 1H), 4.45-4.58 (m, 1H), 4.71-4.88 (m, 2H), 6.88-6.94 (m, 1H), 7.36-7.42 (m, 1H), 7.49-7.53 (m, 1H), 7.58-7.66 (m, 1H), 7.67-7.70 (m, 1H), 7.74-7.79 (m, 1H), 9.08 (s, 2H), 9.15 (s, 1H).
MS (+) : 370 [M+H]+.
【0375】
実施例1−11 (4S)−6,8−ジクロロ−4−[3−(2−メトキシピリジン−4−イル)フェニル]−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン トリフルオロ酢酸塩
参考例3−2で得られた(4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−4−[3−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル]−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリンを使用する代わりに、参考例1−1で得られた(4S)−4−(3−ブロモフェニル)−6,8−ジクロロ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリンを使用し、参考例8−1で得られた4−ブロモ−N−メチルピリジン−2−アミンを使用する代わりに、(2−メトキシピリジン−4−イル)ボロン酸を使用する以外は、実質的に実施例1−9と同様の反応を実施して、表題化合物(41mg)を無色アモルファス状物質として得た。
1H NMR (300 MHz, CD3OD) δ ppm 3.17 (s, 3H), 3.63-3.76 (m, 1H), 3.86-3.96 (m, 1H), 4.06 (s, 3H), 4.46-4.58 (m, 1H), 4.72-4.87 (m, 2H), 6.86-6.92 (m, 1H), 7.26-7.31 (m, 1H), 7.35-7.44 (m, 2H), 7.50-7.54 (m, 1H), 7.55-7.64 (m, 1H), 7.70-7.75 (m, 1H), 7.78-7.84 (m, 1H), 8.21-8.26 (m, 1H).
MS (+) : 399 [M+H]+.
【0376】
実施例1−12 (4S)−6,8−ジクロロ−4−[3−(2−エチルピリジン−4−イル)フェニル]−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン トリフルオロ酢酸塩
参考例3−2で得られた(4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−4−[3−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル]−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリンを使用する代わりに、参考例1−1で得られた(4S)−4−(3−ブロモフェニル)−6,8−ジクロロ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリンを使用し、参考例8−1で得られた4−ブロモ−N−メチルピリジン−2−アミンを使用する代わりに、2−エチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピリジンを使用する以外は、実質的に実施例1−9と同様の反応を実施して、表題化合物(25mg)を黄色アモルファス状物質として得た。
1H NMR (300 MHz, CD3OD) δ ppm 1.47 (t, J=7.6Hz, 3H), 3.09-3.17 (m, 2H), 3.17 (s, 3H), 3.65-3.79 (m, 1H), 3.88-4.00 (m, 1H), 4.46-4.58 (m, 1H), 4.75-4.89 (m, 2H), 6.84-6.92 (m, 1H), 7.50-7.57 (m, 2H), 7.65-7.74 (m, 1H), 7.90-7.95 (m, 1H), 7.97-8.04 (m, 1H), 8.17-8.23 (m, 1H), 8.24-8.29 (m, 1H), 8.69-8.75 (m, 1H).
MS (+) : 397 [M+H]+.
【0377】
実施例1−13 (4S)−6,8−ジクロロ−4−[3−(6−メトキシピリミジン−4−イル)フェニル]−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン トリフルオロ酢酸塩
参考例8−1で得られた4−ブロモ−N−メチルピリジン−2−アミンを使用する代わりに、4−クロロ−6−メトキシピリミジンを使用する以外は、実質的に実施例1−9と同様の反応を実施して、表題化合物(2.6mg)を無色アモルファス状物質として得た。
1H NMR (300 MHz, CD3OD) δ ppm 3.16 (s, 3H), 3.60-3.75 (m, 1H), 3.85-3.95 (m, 1H), 4.38 (s, 3H), 4.46-4.59 (m, 1H), 4.65-4.80 (m, 2H), 6.86-6.94 (m, 1H), 7.32-7.36 (m, 1H), 7.39-7.46 (m, 1H), 7.53-7.56 (m, 1H), 7.56-7.63 (m, 1H), 7.96-8.01 (m, 1H), 8.04-8.10 (m, 1H), 8.79 (d, J=1.1Hz, 1H).
MS (+) : 400 [M+H]+.
実施例1−14 (4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−4−[3−(ピラジン−2−イル)フェニル]−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン トリフルオロ酢酸塩
2−(トリブチルスタンナニル)ピリジンを使用する代わりに、2−(トリブチルスタンナニル)ピラジンを使用する以外は、実質的に実施例1−6と同様の反応を実施して、表題化合物(11mg)を淡黄色油状物質として得た。
1H NMR (300 MHz, CD3OD) δ ppm 3.17 (s, 3H), 3.62-3.76 (m, 1H), 3.86-3.98 (m, 1H), 4.46-4.59 (m, 1H), 4.70-4.84 (m, 2H), 6.88-6.95 (m, 1H), 7.37-7.45 (m, 1H), 7.51-7.56 (m, 1H), 7.57-7.66 (m, 1H), 8.00-8.05 (m, 1H), 8.08-8.15 (m, 1H), 8.54-8.60 (m, 1H), 8.66-8.71 (m, 1H), 9.11-9.17 (m, 1H).
MS (+) : 370 [M+H]+.
【0378】
実施例1−15 6−{3−[(4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−4−イル]フェニル}−N−メチルピリミジン−4−アミン トリフルオロ酢酸塩
参考例8−1で得られた4−ブロモ−N−メチルピリジン−2−アミンを使用する代わりに、参考例8−2で得られた6−クロロ−N−メチルピリミジン−4−アミンを使用する以外は、実質的に実施例1−9と同様の反応を実施して、表題化合物(49mg)を淡黄色アモルファス状物質として得た。
1H NMR (300 MHz, CD3OD) δ ppm 3.09-3.21 (m, 6H), 3.60-3.77 (m, 1H), 3.85-3.98 (m, 1H), 4.43-4.58 (m, 1H), 4.71-4.87 (m, 2H), 6.87 (s, 1H), 6.97-7.12 (m, 1H), 7.50-7.62 (m, 2H), 7.64-8.00 (m, 3H), 8.55-8.77 (m, 1H).
MS (+) : 399 [M+H]+.
【0379】
実施例1−16 (4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−4−[3−(ピリミジン−2−イル)フェニル]−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン トリフルオロ酢酸塩
2−(トリブチルスタンナニル)ピリジンを使用する代わりに、2−(トリブチルスタンナニル)ピリミジンを使用する以外は、実質的に実施例1−6と同様の反応を実施して、表題化合物(11mg)を無色アモルファス状物質として得た。
1H NMR (300 MHz, CD3OD) δ ppm 3.16 (s, 3H), 3.61-3.74 (m, 1H), 3.85-3.96 (m, 1H), 4.47-4.59 (m, 1H), 4.68-4.80 (m, 2H), 6.89-6.95 (m, 1H), 7.36-7.41 (m, 1H), 7.41-7.46 (m, 1H), 7.53-7.55 (m, 1H), 7.56-7.63 (m, 1H), 8.28-8.32 (m, 1H), 8.39-8.47 (m, 1H), 8.84 (s, 1H), 8.86 (s, 1H).
MS (+) : 370 [M+H]+.
【0380】
実施例1−17 (4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−4−[3−(ピリダジン−4−イル)フェニル]−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン トリフルオロ酢酸塩
2−(トリブチルスタンナニル)ピリジンを使用する代わりに、4−(トリブチルスタンナニル)ピリダジンを使用し、参考例1−1で得られた(4S)−4−(3−ブロモフェニル)−6,8−ジクロロ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリンを使用する代わりに、参考例1−2で得られた(4S)−4−(3−ブロモフェニル)−6,8−ジクロロ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン (2S,3S)−(+)−ジベンゾイル−D−酒石酸塩1エタノール1水和物を使用する以外は、実質的に実施例1−6と同様の反応を実施して、表題化合物(22mg)を淡褐色アモルファス状物質として得た。
1H NMR (300 MHz, CD3OD) δ ppm 3.18 (s, 3H), 3.64-3.77 (m, 1H), 3.87-3.98 (m, 1H), 4.44-4.59 (m, 1H), 4.75-4.87 (m, 2H), 6.87-6.93 (m, 1H), 7.45-7.51 (m, 1H), 7.52-7.55 (m, 1H), 7.63-7.71 (m, 1H), 7.84-7.89 (m, 1H), 7.92-7.97 (m, 1H), 8.17-8.23 (m, 1H), 9.29-9.35 (m, 1H), 9.62-9.67 (m, 1H).
MS (+) : 370 [M+H]+.
【0381】
実施例1−18 (4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−4−[3−(1−メチル−1H−イミダゾール−4−イル)フェニル]−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン
窒素ガス雰囲気下、参考例3−2で得られた(4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−4−[3−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル]−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン(50mg)のジオキサン(1.0mL)、水(0.25mL)溶液に、4−ブロモ−1−メチル−1H−イミダゾール(14mg)、トリ(2−フリル)ホスフィン(17mg)、炭酸セシウム(78mg)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(11mg)を加えて、90℃で1日撹拌した。反応溶液を放冷後、水を加えて、酢酸エチルで抽出した。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、ろ別後、ろ液を減圧下濃縮した。得られた残渣をLC−MS分取(LC(Agilent1260)、ESIMS(6130Quadrupole、ESI)、カラム(YMC−Actus Triart 5μm C18 50x30mm)、移動相(0.1%ギ酸 in HO:0.1%ギ酸 in CHCN=95:5→50:50→5:95)、50mL/min.)で精製して、表題化合物(3.6mg、収率6.7%)を無色油状物質として得た。
1H NMR (300 MHz, CD3OD) δ ppm 2.60 (s, 3H), 2.80 (dd, J=11.8, 9.8Hz, 1H), 3.17-3.26 (m, 1H), 3.62-3.71 (m, 1H), 3.76 (s, 3H), 4.01-4.12 (m, 1H), 4.37 (dd, J=9.8, 5.8Hz, 1H), 6.79-6.83 (m, 1H), 7.07 (d, J=7.6Hz, 1H), 7.31-7.38 (m, 2H), 7.46 (s, 1H), 7.54-7.69 (m, 3H).
MS (+) : 372 [M+H]+.
【0382】
実施例1−19 (4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−4−[3−(3−メチル−1,2−チアゾール−5−イル)フェニル]−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン塩酸塩
窒素ガス雰囲気下、参考例3−3で得られた(4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−4−[3−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル]−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン塩酸塩(50mg)のジオキサン(1.0mL)、水(0.25mL)溶液に、3−ブロモ−5−メチル−イソチアゾール(24mg)、トリ(2−フリル)ホスフィン(17mg)、炭酸セシウム(78mg)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(11mg)を加えて、90℃で5時間撹拌した。反応溶液を放冷後、水を加えて、酢酸エチルで抽出した。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、ろ別後、ろ液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(Biotage(登録商標)SNAP Cartridge HP−Sphere、ヘキサン:酢酸エチル=100:0→10:90)で精製した。得られた黄色油状物質(30mg)に酢酸エチル(1.5mL)と4mol/L塩化水素−酢酸エチル(0.5mL)を加え、減圧下溶媒を留去して、表題化合物(31mg、収率55%)を淡褐色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, CD3OD) δ ppm 2.50 (s, 3H), 3.17 (s, 3H), 3.57-3.70 (m, 1H), 3.86-3.96 (m, 1H), 4.40-4.53 (m, 1H), 4.62-4.84 (m, 2H), 6.87 (s., 1H), 7.28-7.37 (m, 1H), 7.45 (s, 1H), 7.50-7.59 (m, 2H), 7.63 (s, 1H), 7.71 (d, J=7.8Hz, 1H).
MS (+) : 389 [M+H]+.
【0383】
実施例1−20 (4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−4−[3−(ピリダジン−3−イル)フェニル]−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン塩酸塩
窒素ガス雰囲気下、参考例3−2で得られた(4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−4−[3−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル]−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン(30mg)、3−ブロモピリダジン臭化水素酸塩(25mg)の1,2−ジメトキシエタン(2.0mL)溶液に、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(12mg)、2mol/L炭酸水素ナトリウム水溶液(0.12mL)を加え、マイクロウェーブ照射下(バイオタージ60、120℃)で1時間攪拌した。反応溶液を放冷後、セライト(登録商標)ろ過し、ろ液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(Biotage(登録商標)SNAP Cartridge HP−Sphere、ヘキサン:酢酸エチル=80:20→0:100→クロロホルム:メタノール=100:0→80:20)で精製し、更にられた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(Biotage(登録商標)SNAP Cartridge KP−NH、ヘキサン:酢酸エチル=88:12→0:100)で精製した。減圧下溶媒を留去し、得られた残渣に酢酸エチル(0.1mL)を加えた後、4mol/L塩化水素−酢酸エチル(0.1mL)を滴下し、室温で15分間攪拌後、減圧下溶媒を留去して、表題化合物(2.4mg)を淡黄色固体として得た。
1H NMR (600 MHz, CD3OD) δ ppm 3.19 (br. s., 3H), 3.27-3.34 (m, 2H), 3.68-3.83 (m, 1H), 3.84-4.00 (m, 1H), 4.45-4.61 (m, 1H), 6.88 (br. s., 1H), 7.55 (br. s., 1H), 7.58-7.65 (m, 1H), 7.67-7.79 (m, 1H), 8.08-8.25 (m, 2H), 8.38-8.55 (m, 1H), 8.86-9.02 (m, 1H), 9.54 (br. s., 1H).
MS (+) : 370 [M+H]+.
【0384】
実施例1−21 (4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−4−[3−(1H−ピロール−2−イル)フェニル]−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン
(1)ピリジン−4−イルボロン酸を使用する代わりに、[1−(tert−ブトキシカルボニル)−1H−ピロール−2−イル]ボロン酸を使用する以外は、実質的に実施例1−1と同様の反応を実施して、2−{3−[(4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−4−イル]フェニル}−1H−ピロール−1−カルボン酸 tert−ブチル(54mg、58%)を淡黄色アモルファス状物質として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 1.35 (s, 9H), 2.48 (s, 3H), 2.60 (dd, J=11.5, 8.5Hz, 1H), 3.02 (dd, J=11.5, 5.4Hz, 1H), 3.48 (d, J=16.3Hz, 1H), 3.83 (d, J=16.3Hz, 1H), 4.23 (br. s., 1H), 6.13-6.19 (m, 1H), 6.19-6.24 (m, 1H), 6.85 (s, 1H), 7.10 (d, J=7.3Hz, 1H), 7.15 (s, 1H), 7.20-7.26 (m, 2H), 7.28 (d, J=7.5Hz, 1H), 7.33 (dd, J=3.2, 1.8Hz, 1H).
MS (+) : 457 [M+H]+
(2)2−{3−[(4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−4−イル]フェニル}−1H−ピロール−1−カルボン酸 tert−ブチル(42mg)の1,2−ジクロロエタン(1.8mL)溶液に、トリフルオロ酢酸(0.9mL)を加え、室温で30分間攪拌した。反応溶液に水を加え、飽和炭酸ナトリウム水溶液をゆっくり加えた後、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和炭酸ナトリウム水溶液及び飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、ろ別後、ろ液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(Biotage(登録商標)SNAP Cartridge HP−Sphere、ヘキサン:酢酸エチル=88:12→9:91)で精製し、表題化合物(16mg、48%)を無色アモルファス状物質として得た。
1H NMR (600 MHz, CDCl3) δ ppm 2.50 (s, 3H), 2.63 (br. s., 1H), 3.02 (br. s., 1H), 3.55 (d, J=15.7Hz, 1H), 3.84 (d, J=16.1Hz, 1H), 4.25 (br. s., 1H), 6.25-6.33 (m, 1H), 6.47-6.54 (m, 1H), 6.82 (s, 1H), 6.84-6.89 (m, 1H), 6.99 (d, J=7.8Hz, 1H), 7.24 (d, J=1.7Hz, 1H), 7.27 (br. s., 1H), 7.31 (t, J=7.6Hz, 1H), 7.39 (d, J=7.8Hz, 1H), 8.46 (br. s., 1 H).
MS (+) : 357 [M+H]+.
【0385】
実施例1−22 (4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−4−[3−(1,3−オキサゾール−2−イル)フェニル]−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン塩酸塩
2−(トリブチルスタンナニル)ピリジンを使用する代わりに、2−(トリブチルスタンナニル)−1,3−オキサゾールを使用する以外は、実質的に実施例1−6と同様の反応を実施して、表題化合物(6.6mg、13%)を無色固体として得た。
LC-MS 保持時間 0.581 min
LC:Agilent 1290
ESI/APCI MS:Agilent 6130
Column: Waters Acquity CSH C18 1.7um, 2.1x50mm
Solvent: H2O:CH3CN(0.1% Formic acid)
Gradient: 0.8mL/min, 0min(80:20) →1.2-1.4min(1:99)
MS (+) : 359 [M+H]+.
【0386】
実施例1−23 (4S)−6,8−ジクロロ−4−[3−(フラン−2−イル)フェニル]−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン
2−(トリブチルスタンナニル)ピリジンを使用する代わりに、トリブチル(フラン−2−イル)スタンナンを使用する以外は、実質的に実施例1−6と同様の反応を実施して、表題化合物(28mg、58%)を無色アモルファス状物質として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 2.37-2.53 (m, 3H), 2.60 (dd, J=11.6, 8.6Hz, 1H), 2.95-3.10 (m, 1H), 3.44-3.58 (m, 1H), 3.84 (d, J=16.2Hz, 1H), 4.17-4.34 (m, 1H), 6.47 (dd, J=3.3, 1.8Hz, 1H), 6.64 (dd, J=3.3, 0.7Hz, 1H), 6.81 (d, J=0.9Hz, 1H), 7.03 (dt, J=7.7, 1.4Hz, 1H), 7.23 (d, J=2.2Hz, 1H), 7.32 (t, J=7.7Hz, 1H), 7.43-7.52 (m, 2H), 7.53-7.61 (m, 1H).
MS (+) : 358 [M+H]+.
【0387】
以下の表2−1〜2−2に、実施例1−2〜1−23の構造を示す。
【0388】
【表2-1】
【0389】
【表2-2】
【0390】
実施例2−1 (4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−4−[3−(2H−テトラゾール−5−イル)フェニル]−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン
【0391】
【化123】
参考例4−1で得られた3−[(4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−4−イル]ベンゾニトリル(1.3g)のN,N−ジメチルホルムアミド(20mL)溶液に、塩化アンモニウム(0.77g)、アジ化ナトリウム(0.93g)を加え、100℃で17時間攪拌した。反応溶液に水を加え、クロロホルムで抽出した。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、ろ別後、ろ液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(SNAP Cartridge HP−Sphere、Biotage(登録商標)、クロロホルム:メタノール=95:5→40:60)で精製し、表題化合物(1.1g、73%)を淡褐色アモルファス状物質として得た。
1H NMR (300 MHz, CD3OD) δ ppm 2.75 (s, 3H), 2.92-3.05 (m, 1H), 3.38 (dd, J=11.2, 5.1Hz, 1H), 3.88 (d, J=16.2Hz, 1H), 4.25 (d, J=16.5Hz, 1H), 4.83-4.97 (m, 1H), 6.82 (d, J=1.2Hz, 1H), 7.13-7.30 (m, 2H), 7.44 (t, J=7.8Hz, 1H), 8.10 (d, J=7.8Hz, 1H), 8.23 (s, 1H).
MS (+) : 360 [M+H]+
【0392】
実施例3−1 (4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−4−[3−(3−メチル−1H−1,2,4−トリアゾール−5−イル)フェニル]−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン塩酸塩
【0393】
【化124】
参考例4−1で得られた3−[(4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−4−イル]ベンゾニトリル(50mg)のメタノール(0.50mL)懸濁液に、氷冷下でナトリウムメトキシド(28%メタノール溶液、17mg)を加え、室温で3日間攪拌した。反応溶液を濃縮し、得られた残渣に酢酸(0.50mL)、アセトヒドラジド(14mg)を加え、加熱還流下で2時間攪拌した。反応溶液を放冷後、減圧下濃縮した。得られた残渣に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、ろ別後、ろ液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(Biotage(登録商標)SNAP Cartridge HP−Sphere、クロロホルム:メタノール=100:0→90:10)で精製した。得られた無色油状物質(4.0mg)に酢酸エチル(1.5mL)と4mol/L塩化水素−酢酸エチル(0.5mL)を加え、減圧下溶媒を留去して、表題化合物(4.1mg)を無色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, CD3OD) δ ppm 2.72 (s, 3H), 3.18 (s, 3H), 3.59-3.79 (m, 1H), 3.93 (dd, J=11.8, 6.1Hz, 1H), 4.47-4.65 (m, 1H), 4.76-4.86 (m, 2H), 6.88 (br. s., 1H), 7.52-7.60 (m, 2H), 7.68 (t, J=7.8Hz, 1H), 7.94-8.05 (m, 2H).
MS (+) : 373 [M+H]+.
MS (-) : 371 [M-H]-.
【0394】
実施例4−1 (4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−4−[3−(5−メチル−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)フェニル]−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン塩酸塩
【0395】
【化125】
参考例4−1で得られた3−[(4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−4−イル]ベンゾニトリル(50mg)のメタノール(0.50mL)懸濁液に、氷冷下でヒドロキシルアミン(50%水溶液、34mg)を加え、室温で3日間攪拌した。反応溶液を濃縮し、得られた残渣にクロロホルム(0.50mL)を加えた後、氷冷下でトリエチルアミン(33μL)、塩化アセチル(13μL)を加え、室温で2時間、60℃で4時間攪拌した。減圧下溶媒を留去し、N,N−ジメチルホルムアミド(0.50mL)を加え、100℃で5時間攪拌した。反応溶液を放冷後、水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、ろ別後、ろ液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(Biotage(登録商標)SNAP Cartridge HP−Sphere、ヘキサン:酢酸エチル=100:0→30:70)で精製した。得られた黄色油状物質(9.1mg)に酢酸エチル(1.5mL)と4mol/L塩化水素−酢酸エチル(0.5mL)を加え、減圧下溶媒を留去して、表題化合物(9.3mg)を黄色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, CD3OD) δ ppm 2.65 (s, 3H), 3.16 (s, 3H), 3.55-3.72 (m, 1H), 3.86-3.96 (m, 1H), 4.43-4.55 (m, 1H), 4.68-4.85 (m, 2H), 6.84-6.92 (m, 1H), 7.44-7.64 (m, 3H), 7.96 (s, 1H), 8.04-8.12 (m, 1H).
MS (+) : 374 [M+H]+.
【0396】
実施例5−1 (4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−4−[3−(3−メチル−1,2−オキサゾール−5−イル)フェニル]−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン塩酸塩
【0397】
【化126】
参考例2−1で得られた(4S)−6,8−ジクロロ−4−(3−エチニルフェニル)−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン(90mg)、イソシアナトベンゼン(0.19mL)、ニトロエタン(20μL)のトルエン(2.0mL)溶液に、トリエチルアミン(2.6μL)を加え、80℃で12時間攪拌した。反応溶液を放冷後、水を加え50分間攪拌した。不溶物をろ別し、ろ液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(Biotage(登録商標)SNAP Cartridge HP−Sphere、ヘキサン:酢酸エチル=100:0→50:50)で精製した。減圧下溶媒を留去し、得られた残渣に酢酸エチル(0.5mL)に溶解させ、氷冷下、4mol/L塩化水素−酢酸エチル(0.5mL)を滴下した。15分間攪拌後に減圧下溶媒を留去して、表題化合物(49mg、42%)を淡褐色アモルファス状物質として得た。
1H NMR (600 MHz, DMSO-d6) δ ppm 2.28 (s, 3H), 2.98 (br. s., 3H), 3.51-3.69 (m, 1H), 3.69-3.88 (m, 1H), 4.31-4.48 (m, 1H), 4.53-4.70 (m, 1H), 4.70-4.80 (m, 1H), 6.78 (br. s., 1H), 6.91 (s, 1H), 7.39 (d, J=8.0Hz, 1H), 7.57 (t, J=8.0Hz, 1H), 7.68 (br. s., 1H), 7.76 (s, 1H), 7.83 (d, J=8.0Hz, 1H), 11.22 (br. s., 1H).
MS (+) : 373 [M+H]+
【0398】
実施例6−1−(1) 1,1’−ブタン−1,4−ジイルビス[3−(2−{2−[2−(4−{3−[(4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−4−イル]フェニル}−1H−1,2,3−トリアゾール−1−イル)エトキシ]エトキシ}エチル)尿素]
【0399】
【化127】
参考例2−1で得られた(4S)−6,8−ジクロロ−4−(3−エチニルフェニル)−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン(70mg)のtert−ブタノール(3.3mL)−水(1.7mL)混合溶液に、参考例5−1で得られた1,1’−ブタン−1,4−ジイルビス(3−{2−[2−(2−アジドエトキシ)エトキシ]エチル}尿素)(43mg)、硫酸銅(1.1mg)、アスコルビン酸ナトリウム(8.8mg)を加え、室温で3時間攪拌した。反応溶液を減圧下濃縮し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(Biotage(登録商標)SNAP Cartridge KP−NH、クロロホルム:メタノール=100:0→80:20)で精製し、表題化合物(65mg、52%)を無色アモルファス状物質として得た。
LC-MS 保持時間 0.548 min
LC:Agilent 1290
ESI/APCI MS:Agilent 6130
Column: Waters Acquity CSH C18 1.7um, 2.1x50mm
Solvent: H2O:CH3CN(0.1% Formic acid)
Gradient: 0.8mL/min, 0min(80:20) →1.2-1.4min(1:99)
MS (+) : 1121 [M+H]+.
実施例6−1−(2) 1,1’−ブタン−1,4−ジイルビス[3−(2−{2−[2−(4−{3−[(4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−4−イル]フェニル}−1H−1,2,3−トリアゾール−1−イル)エトキシ]エトキシ}エチル)尿素]酒石酸塩
実施例6−1−(1)で得られた1,1’−ブタン−1,4−ジイルビス[3−(2−{2−[2−(4−{3−[(4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−4−イル]フェニル}−1H−1,2,3−トリアゾール−1−イル)エトキシ]エトキシ}エチル)尿素](0.16g)、L−(+)−酒石酸(43mg)にメタノール(6.0mL)を加えて溶かし、減圧下溶媒を留去した。得られた残渣に酢酸エチル(30mL)を加え、再び減圧下溶媒を留去した。得られた無色アモルファス状物質をスパーテルで細かく粉砕した後、95℃で加温しながら真空ポンプで13時間乾燥し、表題化合物(0.19g、92%)を無色アモルファス状物質として得た。
LC-MS 保持時間 0.587 min
LC:Agilent 1290
ESI/APCI MS:Agilent 6130
Column: Waters Acquity CSH C18 1.7um, 2.1x50mm
Solvent: H2O:CH3CN(0.1% Formic acid)
Gradient: 0.8mL/min, 0min(80:20) →1.2-1.4min(1:99)
MS (+) : 1121 [M+H]+.
【0400】
なお、後述の試験例1には実施例6−1−(1)で得られた化合物を、試験例2及び3には実施例6−1−(2)で得られた化合物を使用した。
【0401】
実施例6−2 1,1’−ブタン−1,4−ジイルビス{3−[2−(2−{2−[2−(4−{3−[(4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−4−イル]フェニル}−1H−1,2,3−トリアゾール−1−イル)エトキシ]エトキシ}エトキシ)エチル]尿素}塩酸塩
参考例2−2で得られた(4S)−6,8−ジクロロ−4−(3−エチニルフェニル)−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン塩酸塩(0.30g)のtert−ブタノール(4.0mL)−水(1.0mL)混合溶液に、参考例5−2で得られた1,1’−ブタン−1,4−ジイルビス[3−(2−{2−[2−(2−アジドエトキシ)エトキシ]エトキシ}エチル)尿素](0.25g)、硫酸銅(21mg)、アスコルビン酸ナトリウム(33mg)を加え、室温で3時間攪拌した。その後、加熱還流下で2日間攪拌した。反応溶液を減圧下濃縮し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(Biotage(登録商標)SNAP Cartridge KP−NH、クロロホルム:メタノール=100:0→70:30)で精製し、減圧下溶媒を留去した。得られた残渣をLC−MS分取(LC(Agilent1260)、ESIMS(6130Quadrupole、ESI)、カラム(YMC−Actus Triart 5μm C18 50x30mm)、移動相(0.1%ギ酸 in HO:0.1%ギ酸 in CHCN=90:10→80:20→5:95)、50mL/min.)で精製した。減圧下溶媒を留去し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(Biotage(登録商標)SNAP Cartridge KP−NH、クロロホルム:メタノール=100:0→70:30)で精製した。減圧下溶媒を留去し、得られた残渣をエタノールに溶解させ、4mol/L塩化水素−1,4−ジオキサン(0.20mL)を加え、溶媒を減圧下留去して、表題化合物(78mg)を無色アモルファス状物質として得た。
LC-MS 保持時間 0.555 min
LC:Agilent 1290
ESI/APCI MS:Agilent 6130
Column: Waters Acquity CSH C18 1.7um, 2.1x50mm
Solvent: H2O:CH3CN(0.1% Formic acid)
Gradient: 0.8mL/min, 0min(80:20) →1.2-1.4min(1:99)
MS (+) : 1209 [M+H]+, 1231 [M+Na] +.
【0402】
実施例6−3 N,N’−ビス(2−{2−[2−(4−{3−[(4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−4−イル]フェニル}−1H−1,2,3−トリアゾール−1−イル)エトキシ]エトキシ}エチル)ブタンジアミド塩酸塩
参考例5−2で得られた1,1’−ブタン−1,4−ジイルビス[3−(2−{2−[2−(2−アジドエトキシ)エトキシ]エトキシ}エチル)尿素]を使用する代わりに参考例6−1で得られたN,N’−ビス{2−[2−(2−アジドエトキシ)エトキシ]エチル}ブタンジアミドを使用する以外は、実質的に実施例6−2と同様の反応を実施して、表題化合物(7.0mg)を無色アモルファス状物質として得た。
LC-MS 保持時間 0.542 min
LC:Agilent 1290
ESI/APCI MS:Agilent 6130
Column: Waters Acquity CSH C18 1.7um, 2.1x50mm
Solvent: H2O:CH3CN(0.1% Formic acid)
Gradient: 0.8mL/min, 0min(80:20) →1.2-1.4min(1:99)
MS (+) : 1063 [M+H]+.
【0403】
実施例6−4 1−(4−{3−[(4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−4−イル]フェニル}−1H−1,2,3−トリアゾール−1−イル)−N−(2−{2−[2−(4−{3−[(4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−4−イル]フェニル}−1H−1,2,3−トリアゾール−1−イル)エトキシ]エトキシ}エチル)−10−オキソ−3,6,12−トリオキサ−9−アザテトラデカン−14−アミド塩酸塩
参考例5−2で得られた1,1’−ブタン−1,4−ジイルビス[3−(2−{2−[2−(2−アジドエトキシ)エトキシ]エトキシ}エチル)尿素]を使用する代わりに参考例6−2で得られた1−アジド−N−{2−[2−(2−アジドエトキシ)エトキシ]エチル}−10−オキソ−3,6,12−トリオキサ−9−アザテトラデカン−14−アミドを使用する以外は、実質的に実施例6−2と同様の反応を実施して、表題化合物(33mg)を無色アモルファス状物質として得た。
LC-MS 保持時間 1.027 min
LC:Agilent 1290
ESI/APCI MS:Agilent 6130
Column: Waters Acquity CSH C18 1.7um, 2.1x50mm
Solvent: H2O:CH3CN(0.1% Formic acid)
Gradient: 0.8mL/min, 0min(95:5) →1.2min(50:50)
1.0mL/min, →1.38min(3:97)
MS (+) : 1079 [M+H]+.
【0404】
実施例6−5 1,1’−ベンゼン−1,4−ジイルビス[3−(2−{2−[2−(4−{3−[(4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−4−イル]フェニル}−1H−1,2,3−トリアゾール−1−イル)エトキシ]エトキシ}エチル)尿素]塩酸塩
参考例5−2で得られた1,1’−ブタン−1,4−ジイルビス[3−(2−{2−[2−(2−アジドエトキシ)エトキシ]エトキシ}エチル)尿素]を使用する代わりに参考例5−3で得られた1,1’−ベンゼン−1,4−ジイルビス(3−{2−[2−(2−アジドエトキシ)エトキシ]エチル}尿素)を使用する以外は、実質的に実施例6−2と同様の反応を実施して、表題化合物(41mg)を無色アモルファス状物質として得た。
LC-MS 保持時間 1.069 min
LC:Agilent 1290
ESI/APCI MS:Agilent 6130
Column: Waters Acquity CSH C18 1.7um, 2.1x50mm
Solvent: H2O:CH3CN(0.1% Formic acid)
Gradient: 0.8mL/min, 0min(95:5) →1.2min(50:50)
1.0mL/min, →1.38min(3:97)
MS (+) : 1141 [M+H]+.
【0405】
実施例6−6 (2R,3R)−N,N’−ビス(2−{2−[2−(4−{3−[(4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−4−イル]フェニル}−1H−1,2,3−トリアゾール−1−イル)エトキシ]エトキシ}エチル)−2,3−ジヒドロキシブタンジアミド塩酸塩
参考例5−2で得られた1,1’−ブタン−1,4−ジイルビス[3−(2−{2−[2−(2−アジドエトキシ)エトキシ]エトキシ}エチル)尿素]を使用する代わりに参考例6−3で得られた(2R,3R)−N,N’−ビス{2−[2−(2−アジドエトキシ)エトキシ]エチル}−2,3−ジヒドロキシブタンジアミドを使用する以外は、実質的に実施例6−2と同様の反応を実施して、表題化合物(20mg)を無色アモルファス状物質として得た。
LC-MS 保持時間 1.008 min
LC:Agilent 1290
ESI/APCI MS:Agilent 6130
Column: Waters Acquity CSH C18 1.7um, 2.1x50mm
Solvent: H2O:CH3CN(0.1% Formic acid)
Gradient: 0.8mL/min, 0min(95:5) →1.2min(50:50)
1.0mL/min, →1.38min(3:97)
MS (+) : 1095 [M+H]+.
【0406】
実施例6−7 (2R,3S,4R,5S)−N,N’−ビス(2−{2−[2−(4−{3−[(4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−4−イル]フェニル}−1H−1,2,3−トリアゾール−1−イル)エトキシ]エトキシ}エチル)−2,3,4,5−テトラヒドロキシヘキサンジアミド塩酸塩
参考例6−4で得られた(2R,3S,4R,5S)−N,N’−ビス{2−[2−(2−アジドエトキシ)エトキシ]エチル}−2,3,4,5−テトラヒドロキシヘキサンジアミド(74mg)のtert−ブタノール(8.0mL)−水(2.0mL)混合溶液に、参考例2−2で得られた(4S)−6,8−ジクロロ−4−(3−エチニルフェニル)−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン塩酸塩(0.10g)、硫酸銅(7.1mg)、アスコルビン酸ナトリウム(11mg)、トリエチルアミン(0.40mL)を加え、室温で3時間攪拌した。反応溶液を減圧下濃縮し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(Biotage(登録商標)SNAP Cartridge KP−NH、クロロホルム:メタノール=100:0→70:30)で精製し、減圧下溶媒を留去した。得られた残渣をエタノールに溶解させ、4mol/L塩化水素−1,4−ジオキサン(0.20mL)を加え、溶媒を減圧下留去して、表題化合物(0.15g)を淡緑色アモルファス状物質として得た。
LC-MS 保持時間 0.976 min
LC:Agilent 1290
ESI/APCI MS:Agilent 6130
Column: Waters Acquity CSH C18 1.7um, 2.1x50mm
Solvent: H2O:CH3CN(0.1% Formic acid)
Gradient: 0.8mL/min, 0min(95:5) →1.2min(50:50)
1.0mL/min, →1.38min(3:97)
MS (+) : 1155 [M+H]+.
【0407】
実施例6−8 (2R,3S,4R,5S)−N,N’−ビス[2−(2−{2−[2−(4−{3−[(4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−4−イル]フェニル}−1H−1,2,3−トリアゾール−1−イル)エトキシ]エトキシ}エトキシ)エチル]−2,3,4,5−テトラヒドロキシヘキサンジアミド塩酸塩
参考例6−5で得られた(2R,3S,4R,5S)−N,N’−ビス(2−{2−[2−(2−アジドエトキシ)エトキシ]エトキシ}エチル)−2,3,4,5−テトラヒドロキシヘキサンジアミド(87mg)のtert−ブタノール(8.0mL)−水(2.0mL)混合溶液に、参考例2−2で得られた(4S)−6,8−ジクロロ−4−(3−エチニルフェニル)−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン塩酸塩(0.10g)、硫酸銅(7.1mg)、アスコルビン酸ナトリウム(11mg)、トリエチルアミン(0.40mL)を加え、室温で3時間攪拌した。反応溶液を減圧下濃縮し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(Biotage(登録商標)SNAP Cartridge KP−NH、クロロホルム:メタノール=100:0→70:30)で精製し、減圧下溶媒を留去した。得られた残渣をエタノールに溶解させ、4mol/L塩化水素−1,4−ジオキサン(0.20mL)を加え、溶媒を減圧下留去して、表題化合物(0.14g)を淡緑色アモルファス状物質として得た。
LC-MS 保持時間 1.016 min
LC:Agilent 1290
ESI/APCI MS:Agilent 6130
Column: Waters Acquity CSH C18 1.7um, 2.1x50mm
Solvent: H2O:CH3CN(0.1% Formic acid)
Gradient: 0.8mL/min, 0min(95:5) →1.2min(50:50)
1.0mL/min, →1.38min(3:97)
MS (+) : 1243 [M+H]+.
【0408】
実施例6−9 (2R,3R)−N,N’−ビス[14−(4−{3−[(4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−4−イル]フェニル}−1H−1,2,3−トリアゾール−1−イル)−3,6,9,12−テトラオキサテトラデカ−1−イル]−2,3−ジヒドロキシブタンジアミド塩酸塩
参考例2−2で得られた(4S)−6,8−ジクロロ−4−(3−エチニルフェニル)−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン塩酸塩(0.13g)、硫酸銅(2.8mg)、アスコルビン酸ナトリウム(7.1mg)、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.18mL)のエタノール(6.4mL)−水(1.6mL)混合溶液に、参考例7−4で得られた(2R,3R)−N,N’−ビス(14−アジド−3,6,9,12−テトラオキサテトラデカ−1−イル)−2,3−ジヒドロキシブタンジアミド(0.11g)のエタノール(1.6mL)−水(0.4mL)混合溶液を加え、室温で22時間攪拌した。その後、硫酸銅(2.8mg)、アスコルビン酸ナトリウム(7.1mg)を加え、室温で24時間攪拌した。反応溶液を減圧下濃縮し、得られた残渣を逆相分取HPLC(カラム(YMC−Actus Triart 5μm C18 50x30mm)、移動相(0.1%ギ酸 in HO:0.1%ギ酸 in MeCN=95:5→80:20→50:50→5:95、40mL/min.)で精製した。減圧下溶媒を留去し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(Biotage(登録商標)SNAP Cartridge KP−NH、クロロホルム:メタノール=98:2→85:15)で精製した。減圧下溶媒を留去し、得られた残渣(30mg)にエタノール(3.0mL)、4mol/L塩化水素−酢酸エチル(24μL)を加え、室温で15分間攪拌した。減圧下溶媒を留去し、得られた残渣にジエチルエーテルを加え、粉末化した後、上澄みを除去した。得られた残渣を減圧下濃縮して、表題化合物(33mg、14%)を無色アモルファス状物質として得た。
LC-MS 保持時間 1.041 min
LC:Agilent 1290
ESI/APCI MS:Agilent 6130
Column: Waters Acquity CSH C18 1.7um, 2.1x50mm
Solvent: H2O:CH3CN(0.1% Formic acid)
Gradient: 0.8mL/min, 0min(95:5) →1.2min(50:50)
1.0mL/min, →1.38min(3:97)
MS (+) : 1271 [M+H]+.
【0409】
実施例6−10 (2R,3R)−N,N’−ビス[17−(4−{3−[(4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−4−イル]フェニル}−1H−1,2,3−トリアゾール−1−イル)−3,6,9,12,15−ペンタオキサヘプタデカ−1−イル]−2,3−ジヒドロキシブタンジアミド塩酸塩
参考例7−4で得られた(2R,3R)−N,N’−ビス(14−アジド−3,6,9,12−テトラオキサテトラデカ−1−イル)−2,3−ジヒドロキシブタンジアミドを使用する代わりに参考例7−5で得られた(2R,3R)−N,N’−ビス(17−アジド−3,6,9,12,15−ペンタオキサヘプタデカ−1−イル)−2,3−ジヒドロキシブタンジアミドを使用する以外は、実質的に実施例6−9と同様の反応を実施して、表題化合物(37mg、9.9%)を無色アモルファス状物質として得た。
LC-MS 保持時間 1.059 min
LC:Agilent 1290
ESI/APCI MS:Agilent 6130
Column: Waters Acquity CSH C18 1.7um, 2.1x50mm
Solvent: H2O:CH3CN(0.1% Formic acid)
Gradient: 0.8mL/min, 0min(95:5) →1.2min(50:50)
1.0mL/min, →1.38min(3:97)
MS (+) : 1360 [M+H]+.
【0410】
実施例6−11 (2R,3S,4R,5S)−N,N’−ビス[14−(4−{3−[(4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−4−イル]フェニル}−1H−1,2,3−トリアゾール−1−イル)−3,6,9,12−テトラオキサテトラデカ−1−イル]−2,3,4,5−テトラヒドロキシヘキサンジアミド塩酸塩
参考例7−4で得られた(2R,3R)−N,N’−ビス(14−アジド−3,6,9,12−テトラオキサテトラデカ−1−イル)−2,3−ジヒドロキシブタンジアミドを使用する代わりに参考例7−6で得られた(2R,3S,4R,5S)−N,N’−ビス(14−アジド−3,6,9,12−テトラオキサテトラデカ−1−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロキシヘキサンジアミドを使用する以外は、実質的に実施例6−9と同様の反応を実施して、表題化合物(72mg、19%)を無色アモルファス状物質として得た。
LC-MS 保持時間 1.022 min
LC:Agilent 1290
ESI/APCI MS:Agilent 6130
Column: Waters Acquity CSH C18 1.7um, 2.1x50mm
Solvent: H2O:CH3CN(0.1% Formic acid)
Gradient: 0.8mL/min, 0min(95:5) →1.2min(50:50)
1.0mL/min, →1.38min(3:97)
MS (-) : 1329 [M-H]-.
【0411】
実施例6−12 (2R,3S,4R,5S)−N−[17−(4−{3−[(4R)−6,8−ジクロロ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−4−イル]フェニル}−1H−1,2,3−トリアゾール−1−イル)−3,6,9,12,15−ペンタオキサヘプタデカ−1−イル]−N’−[17−(4−{3−[(4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−4−イル]フェニル}−1H−1,2,3−トリアゾール−1−イル)−3,6,9,12,15−ペンタオキサヘプタデカ−1−イル]2,3,4,5−テトラヒドロキシヘキサンジアミド塩酸塩
参考例7−4で得られた(2R,3R)−N,N’−ビス(14−アジド−3,6,9,12−テトラオキサテトラデカ−1−イル)−2,3−ジヒドロキシブタンジアミドを使用する代わりに参考例7−7で得られた(2R,3S,4R,5S)−N,N’−ビス(17−アジド−3,6,9,12,15−ペンタオキサヘプタデカ−1−イル)−2,3,4,5−テトラヒドロキシヘキサンジアミドを使用する以外は、実質的に実施例6−9と同様の反応を実施して、表題化合物(85mg、19%)を無色アモルファス状物質として得た。
LC-MS 保持時間 1.037 min
LC:Agilent 1290
ESI/APCI MS:Agilent 6130
Column: Waters Acquity CSH C18 1.7um, 2.1x50mm
Solvent: H2O:CH3CN(0.1% Formic acid)
Gradient: 0.8mL/min, 0min(95:5) →1.2min(50:50)
1.0mL/min, →1.38min(3:97)
MS (+) : 1420 [M+H]+.
【0412】
実施例6−13 1,1’−[カルボニルビス(イミノエタン−2,1−ジイル)]ビス{3−[2−(2−{2−[2−(4−{3−[(4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−4−イル]フェニル}−1H−1,2,3−トリアゾール−1−イル)エトキシ]エトキシ}エトキシ)エチル]尿素}塩酸塩
参考例2−2で得られた(4S)−6,8−ジクロロ−4−(3−エチニルフェニル)−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン塩酸塩(0.12g)のエタノール(6.0mL)−水(1.5mL)混合溶液に、炭酸水素ナトリウム(30mg)を加え、窒素ガス雰囲気下で10分間攪拌後、参考例5−4で得られた1,1’−[カルボニルビス(イミノエタン−2,1−ジイル)]ビス[3−(2−{2−[2−(2−アジドエトキシ)エトキシ]エトキシ}エチル)尿素](0.10g)、硫酸銅(2.6mg)、アスコルビン酸ナトリウム(7.0mg)を加え、50℃で3時間攪拌した。反応溶液を減圧下濃縮し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(Biotage(登録商標)SNAP Cartridge KP−NH、クロロホルム:メタノール=100:0→60:40)で精製した。減圧下溶媒を留去し、得られた残渣に1,4−ジオキサン(2.0mL)を加えた後、4mol/L塩化水素−1,4−ジオキサン(0.88mL)を加え、攪拌した。減圧下溶媒を留去し、得られた残渣を少量のメタノールに溶解させた後、酢酸エチルを加えた。得られた懸濁液を減圧下濃縮して、表題化合物(0.10g、49%)を無色アモルファス状物質として得た。
LC-MS 保持時間 0.561 min
LC:Agilent 1290
ESI/APCI MS:Agilent 6130
Column: Waters Acquity CSH C18 1.7um, 2.1x50mm
Solvent: H2O:CH3CN(0.1% Formic acid)
Gradient: 0.8mL/min, 0min(80:20) →1.2-1.4min(1:99)
MS (+) : 1267 [M+H]+.
【0413】
以下の表3−1〜3−2に、実施例6−2〜6−13の構造を示す。
【0414】
実施例6−2〜6−13
【0415】
【化128】
【0416】
【表3-1】
【0417】
【表3-2】
【0418】
実施例7−1 1,1’−ブタン−1,4−ジイルビス{3−[14−(4−{3−[(4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−4−イル]フェニル}−1H−1,2,3−トリアゾール−1−イル)−3,6,9,12−テトラオキサテトラデカ−1−イル]尿素}塩酸塩
【0419】
【化129】
参考例7−2で得られた14−(4−{3−[(4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−4−イル]フェニル}−1H−1,2,3−トリアゾール−1−イル)−3,6,9,12−テトラオキサテトラデカン−1−アミン(98mg)の1,2−ジクロロエタン(8.0mL)溶液に、1,4−ジイソシアナトブタンの1,2−ジクロロエタン溶液(0.05mol/L、1.5mL)を加え、室温で10分間攪拌した。その後、1,4−ジイソシアナトブタンの1,2−ジクロロエタン溶液(0.05mol/L、0.20mL)を追加し、室温で10分間攪拌した。反応溶液を濃縮後、得られた残渣を逆相分取HPLC(カラム(YMC−Actus Triart 5μm C18 50x30mm)、移動相(0.1%ギ酸 in HO:0.1%ギ酸 in MeCN=95:5→80:20→50:50→5:95、40mL/min.)で精製した。減圧下溶媒を留去し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(Biotage(登録商標)SNAP Cartridge KP−NH、クロロホルム:メタノール=99:1→85:15)で精製した。減圧下溶媒を留去し、得られた残渣(80mg)にエタノール(3.0mL)、4mol/L塩化水素−酢酸エチル(62μL)を加え、室温で15分間攪拌した。減圧下溶媒を留去し、得られた残渣にジエチルエーテルを加え、粉末化した後、上澄みを除去した。得られた残渣を減圧下濃縮して、表題化合物(80mg)を無色アモルファス状物質として得た。
LC-MS 保持時間 1.078 min
LC:Agilent 1290
ESI/APCI MS:Agilent 6130
Column: Waters Acquity CSH C18 1.7um, 2.1x50mm
Solvent: H2O:CH3CN(0.1% Formic acid)
Gradient: 0.8mL/min, 0min(95:5) →1.2min(50:50)
1.0mL/min, →1.38min(3:97)
MS (+) : 1297 [M+H]+.
【0420】
実施例7−2 1,1’−ブタン−1,4−ジイルビス{3−[2−(2−{2−[(6−{3−[(4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−4−イル]フェニル}ピリミジン−4−イル)アミノ]エトキシ}エトキシ)エチル]尿素}4塩酸塩
参考例8−3で得られたN−{2−[2−(2−アミノエトキシ)エトキシ]エチル}−6−{3−[(4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−4−イル]フェニル}ピリミジン−4−アミン トリフルオロ酢酸塩(0.12g)の1,2−ジクロロエタン(10mL)溶液に、トリエチルアミン(0.17mL)を加えた後、1,4−ジイソシアナトブタン(8.0mg)の1,2−ジクロロエタン(4.0mL)溶液を滴下し、室温で15分間攪拌した。反応溶液を減圧下濃縮後、逆相分取HPLC(カラム(YMC−Actus Triart 5μm C18 50x30mm)、移動相(0.1%トリフルオロ酢酸 in HO:0.1%トリフルオロ酢酸 in MeCN=97:3→30:70→5:95、40mL/min.)で精製し、更にリカゲルカラムクロマトグラフィー(MORITEX Purif Pack−NH)で精製した。減圧下溶媒を留去し、得られた残渣(49mg)にエタノール(1.5mL)、2mol/L塩酸(0.13mL)を加えた後、減圧下溶媒を留去して、表題化合物(55mg、61%)を淡黄色アモルファス状物質として得た。
LC-MS 保持時間 0.851 min
LC:Agilent 1290
ESI/APCI MS:Agilent 6130
Column: Waters Acquity CSH C18 1.7um, 2.1x50mm
Solvent: H2O:CH3CN(0.1% Formic acid)
Gradient: 0.8mL/min, 0min(95:5) →1.2min(50:50)
1.0mL/min, →1.38min(3:97)
MS (+) : 1173 [M+H]+.
【0421】
実施例7−3 1,1’−ブタン−1,4−ジイルビス{3−[2−(2−{2−[(5−{3−[(4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−4−イル]フェニル}ピリミジン−2−イル)アミノ]エトキシ}エトキシ)エチル]尿素}塩酸塩
参考例8−3で得られたN−{2−[2−(2−アミノエトキシ)エトキシ]エチル}−6−{3−[(4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−4−イル]フェニル}ピリミジン−4−アミン トリフルオロ酢酸塩を使用する代わりに、参考例8−5で得られたN−{2−[2−(2−アミノエトキシ)エトキシ]エチル}−5−{3−[(4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−4−イル]フェニル}ピリミジン−2−アミン トリフルオロ酢酸塩を使用する以外は、実質的に実施例7−2と同様の反応を実施して、表題化合物(32mg)を淡黄色アモルファス状物質として得た。
LC-MS 保持時間 1.103 min
LC:Agilent 1290
ESI/APCI MS:Agilent 6130
Column: Waters Acquity CSH C18 1.7um, 2.1x50mm
Solvent: H2O:CH3CN(0.1% Formic acid)
Gradient: 0.8mL/min, 0min(95:5) →1.2min(50:50)
1.0mL/min, →1.38min(3:97)
MS (+) : 1173 [M+H]+.
【0422】
実施例7−4 1,1’−ブタン−1,4−ジイルビス{3−[2−(2−{2−[(4−{3−[(4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−4−イル]フェニル}ピリジン−2−イル)アミノ]エトキシ}エトキシ)エチル]尿素}5塩酸塩
参考例8−3で得られたN−{2−[2−(2−アミノエトキシ)エトキシ]エチル}−6−{3−[(4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−4−イル]フェニル}ピリミジン−4−アミン トリフルオロ酢酸塩を使用する代わりに、参考例8−7で得られたN−{2−[2−(2−アミノエトキシ)エトキシ]エチル}−4−{3−[(4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−4−イル]フェニル}ピリジン−2−アミン トリフルオロ酢酸塩を使用する以外は、実質的に実施例7−2と同様の反応を実施して、表題化合物(62mg)を無色アモルファス状物質として得た。
LC-MS 保持時間 0.806 min
LC:Agilent 1290
ESI/APCI MS:Agilent 6130
Column: Waters Acquity CSH C18 1.7um, 2.1x50mm
Solvent: H2O:CH3CN(0.1% Formic acid)
Gradient: 0.8mL/min, 0min(95:5) →1.2min(50:50)
1.0mL/min, →1.38min(3:97)
MS (+) : 1171 [M+H]+.
【0423】
実施例7−5 1,1’−ブタン−1,4−ジイルビス[3−(2−{2−[2−(4−{3−[(4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−4−イル]フェニル}−1H−ピラゾール−1−イル)エトキシ]エトキシ}エチル)尿素]2ギ酸塩
参考例7−2で得られた14−(4−{3−[(4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−4−イル]フェニル}−1H−1,2,3−トリアゾール−1−イル)−3,6,9,12−テトラオキサテトラデカン−1−アミンを使用する代わりに、参考例12−1で得られた2−{2−[2−(4−{3−[(4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−4−イル]フェニル}−1H−ピラゾール−1−イル)エトキシ]エトキシ}エタンアミンを使用する以外は、実質的に実施例7−1と同様の反応を実施して(塩酸塩とする操作は行わない)、表題化合物(3.1mg、5.1%)を無色油状物質として得た。
LC-MS 保持時間 1.083 min
LC:Agilent 1290
ESI/APCI MS:Agilent 6130
Column: Waters Acquity CSH C18 1.7um, 2.1x50mm
Solvent: H2O:CH3CN(0.1% Formic acid)
Gradient: 0.8mL/min, 0min(95:5) →1.2min(50:50)
1.0mL/min, →1.38min(3:97)
MS (+) : 1119 [M+H]+.
【0424】
実施例7−6 1,1’−ブタン−1,4−ジイルビス{3−[2−(2−{2−[(6−{3−[(4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−4−イル]フェニル}ピリダジン−4−イル)アミノ]エトキシ}エトキシ)エチル]尿素}5塩酸塩
参考例8−3で得られたN−{2−[2−(2−アミノエトキシ)エトキシ]エチル}−6−{3−[(4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−4−イル]フェニル}ピリミジン−4−アミン トリフルオロ酢酸塩を使用する代わりに、参考例8−8で得られたN−{2−[2−(2−アミノエトキシ)エトキシ]エチル}−6−{3−[(4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−4−イル]フェニル}ピリダジン−4−アミン トリフルオロ酢酸塩を使用する以外は、実質的に実施例7−2と同様の反応を実施して、表題化合物(34mg、22%)を淡黄色アモルファス状物質として得た。
LC-MS 保持時間 0.748 min
LC:Agilent 1290
ESI/APCI MS:Agilent 6130
Column: Waters Acquity CSH C18 1.7um, 2.1x50mm
Solvent: H2O:CH3CN(0.1% Formic acid)
Gradient: 0.8mL/min, 0min(95:5) →1.2min(50:50)
1.0mL/min, →1.38min(3:97)
MS (+) : 1173 [M+H]+.
【0425】
実施例7−7 1,1’−ブタン−1,4−ジイルビス{3−[2−(2−{2−[(5−{3−[(4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−4−イル]フェニル}ピリジン−2−イル)アミノ]エトキシ}エトキシ)エチル]尿素}
参考例8−3で得られたN−{2−[2−(2−アミノエトキシ)エトキシ]エチル}−6−{3−[(4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−4−イル]フェニル}ピリミジン−4−アミン トリフルオロ酢酸塩を使用する代わりに、参考例10−1で得られたN−{2−[2−(2−アミノエトキシ)エトキシ]エチル}−5−{3−[(4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−4−イル]フェニル}ピリジン−2−アミン トリフルオロ酢酸塩を使用する以外は、実質的に実施例7−2と同様の反応を実施して(塩酸塩とする操作は行わない)、表題化合物(4.0mg、13%)を淡褐色固体として得た。
LC-MS 保持時間 0.829 min
LC:Agilent 1290
ESI/APCI MS:Agilent 6130
Column: Waters Acquity CSH C18 1.7um, 2.1x50mm
Solvent: H2O:CH3CN(0.1% Formic acid)
Gradient: 0.8mL/min, 0min(95:5) →1.2min(50:50)
1.0mL/min, →1.38min(3:97)
MS (+) : 1171 [M+H]+.
【0426】
実施例7−8 1,1’−ベンゼン−1,4−ジイルビス{3−[2−(2−{2−[(5−{3−[(4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−4−イル]フェニル}ピリジン−2−イル)アミノ]エトキシ}エトキシ)エチル]尿素}
参考例8−3で得られたN−{2−[2−(2−アミノエトキシ)エトキシ]エチル}−6−{3−[(4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−4−イル]フェニル}ピリミジン−4−アミン トリフルオロ酢酸塩を使用する代わりに、参考例10−1で得られたN−{2−[2−(2−アミノエトキシ)エトキシ]エチル}−5−{3−[(4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−4−イル]フェニル}ピリジン−2−アミン トリフルオロ酢酸塩を使用し、1,4−ジイソシアナトブタンを使用する代わりに1,4−ジイソシアナトベンゼンを使用する以外は、実質的に実施例7−2と同様の反応を実施して(塩酸塩とする操作は行わない)、表題化合物(4.0mg、13%)を淡褐色固体として得た。
LC-MS 保持時間 0.845 min
LC:Agilent 1290
ESI/APCI MS:Agilent 6130
Column: Waters Acquity CSH C18 1.7um, 2.1x50mm
Solvent: H2O:CH3CN(0.1% Formic acid)
Gradient: 0.8mL/min, 0min(95:5) →1.2min(50:50)
1.0mL/min, →1.38min(3:97)
MS (+) : 1191 [M+H]+.
【0427】
実施例7−9 1,1’−ブタン−1,4−ジイルビス[3−(2−{2−[2−(5−{3−[(4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−4−イル]フェニル}−2H−テトラゾール−2−イル)エトキシ]エトキシ}エチル)尿素]塩酸塩
参考例8−3で得られたN−{2−[2−(2−アミノエトキシ)エトキシ]エチル}−6−{3−[(4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−4−イル]フェニル}ピリミジン−4−アミン トリフルオロ酢酸塩を使用する代わりに、参考例12−2で得られた2−{2−[2−(5−{3−[(4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−4−イル]フェニル}−2H−テトラゾール−2−イル)エトキシ]エトキシ}エタンアミン トリフルオロ酢酸塩を使用する以外は、実質的に実施例7−2と同様の反応を実施して、表題化合物(62mg)を無色固体として得た。
LC-MS 保持時間 1.099 min
LC:Agilent 1290
ESI/APCI MS:Agilent 6130
Column: Waters Acquity CSH C18 1.7um, 2.1x50mm
Solvent: H2O:CH3CN(0.1% Formic acid)
Gradient: 0.8mL/min, 0min(95:5) →1.2min(50:50)
1.0mL/min, →1.38min(3:97)
MS (+) : 1123 [M+H]+.
【0428】
実施例7−10 1,1’−ベンゼン−1,4−ジイルビス[3−(2−{2−[2−(5−{3−[(4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−4−イル]フェニル}−2H−テトラゾール−2−イル)エトキシ]エトキシ}エチル)尿素]塩酸塩
参考例8−3で得られたN−{2−[2−(2−アミノエトキシ)エトキシ]エチル}−6−{3−[(4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−4−イル]フェニル}ピリミジン−4−アミン トリフルオロ酢酸塩を使用する代わりに、参考例12−2で得られた2−{2−[2−(5−{3−[(4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−4−イル]フェニル}−2H−テトラゾール−2−イル)エトキシ]エトキシ}エタンアミン トリフルオロ酢酸塩を使用し、1,4−ジイソシアナトブタンを使用する代わりに1,4−ジイソシアナトベンゼンを使用する以外は、実質的に実施例7−2と同様の反応を実施して、表題化合物(17mg)を無色固体として得た。
LC-MS 保持時間 1.135 min
LC:Agilent 1290
ESI/APCI MS:Agilent 6130
Column: Waters Acquity CSH C18 1.7um, 2.1x50mm
Solvent: H2O:CH3CN(0.1% Formic acid)
Gradient: 0.8mL/min, 0min(95:5) →1.2min(50:50)
1.0mL/min, →1.38min(3:97)
MS (+) : 1143 [M+H]+.
【0429】
実施例7−11 1,1’−ベンゼン−1,4−ジイルビス{3−[2−(2−{2−[(6−{3−[(4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−4−イル]フェニル}ピリミジン−4−イル)オキシ]エトキシ}エトキシ)エチル]尿素}トリフルオロ酢酸塩
参考例8−3で得られたN−{2−[2−(2−アミノエトキシ)エトキシ]エチル}−6−{3−[(4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−4−イル]フェニル}ピリミジン−4−アミン トリフルオロ酢酸塩を使用する代わりに参考例11−1で得られた2−(2−{2−[(6−{3−[(4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−4−イル]フェニル}ピリミジン−4−イル)オキシ]エトキシ}エトキシ)エタンアミンのトリフルオロ酢酸塩を使用し、1,4−ジイソシアナトブタンを使用する代わりに1,4−ジイソシアナトベンゼンを使用する以外は、実質的に実施例7−2と同様の反応を実施して(塩酸塩とする操作は行わない)、表題化合物(2.2mg)を淡黄色アモルファス状物質として得た。
LC-MS 保持時間 0.642 min
LC:Agilent 1290
ESI/APCI MS:Agilent 6130
Column: Waters Acquity CSH C18 1.7um, 2.1x50mm
Solvent: H2O:CH3CN(0.1% Formic acid)
Gradient: 0.8mL/min, 0min(80:20) →1.2-1.4min(1:99)
MS (+) : 1195 [M+H]+.
【0430】
実施例7−12 1,1’−ブタン−1,4−ジイルビス{3−[2−(2−{2−[(6−{3−[(4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−4−イル]フェニル}ピリミジン−4−イル)オキシ]エトキシ}エトキシ)エチル]尿素}4塩酸塩
参考例8−3で得られたN−{2−[2−(2−アミノエトキシ)エトキシ]エチル}−6−{3−[(4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−4−イル]フェニル}ピリミジン−4−アミン トリフルオロ酢酸塩を使用する代わりに参考例11−1で得られた2−(2−{2−[(6−{3−[(4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−4−イル]フェニル}ピリミジン−4−イル)オキシ]エトキシ}エトキシ)エタンアミンのトリフルオロ酢酸塩を使用する以外は、実質的に実施例7−2と同様の反応を実施して、表題化合物(15mg、60%)を無色アモルファス状物質として得た。
LC-MS 保持時間 1.143 min
LC:Agilent 1290
ESI/APCI MS:Agilent 6130
Column: Waters Acquity CSH C18 1.7um, 2.1x50mm
Solvent: H2O:CH3CN(0.1% Formic acid)
Gradient: 0.8mL/min, 0min(95:5) →1.2min(50:50)
1.0mL/min, →1.38min(3:97)
MS (+) : 1175 [M+H]+.
【0431】
実施例7−13 1,1’−ブタン−1,4−ジイルビス{3−[2−(2−{2−[(5−{3−[(4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−4−イル]フェニル}ピリダジン−3−イル)アミノ]エトキシ}エトキシ)エチル]尿素}4塩酸塩
参考例7−2で得られた14−(4−{3−[(4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−4−イル]フェニル}−1H−1,2,3−トリアゾール−1−イル)−3,6,9,12−テトラオキサテトラデカン−1−アミンを使用する代わりに、参考例10−3で得られたN−{2−[2−(2−アミノエトキシ)エトキシ]エチル}−5−{3−[(4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−4−イル]フェニル}ピリダジン−3−アミンを使用する以外は、実質的に実施例7−1と同様の反応を実施して、表題化合物(25mg、46%)を無色アモルファス状物質として得た。
LC-MS 保持時間 0.744 min
LC:Agilent 1290
ESI/APCI MS:Agilent 6130
Column: Waters Acquity CSH C18 1.7um, 2.1x50mm
Solvent: H2O:CH3CN(0.1% Formic acid)
Gradient: 0.8mL/min, 0min(95:5) →1.2min(50:50)
1.0mL/min, →1.38min(3:97)
MS (+) : 1173 [M+H]+.
【0432】
実施例7−14 1,1’−ベンゼン−1,4−ジイルビス{3−[2−(2−{2−[(6−{3−[(4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−4−イル]フェニル}ピリミジン−4−イル)アミノ]エトキシ}エトキシ)エチル]尿素}トリフルオロ酢酸塩
1,4−ジイソシアナトブタンを使用する代わりに1,4−ジイソシアナトベンゼンを使用する以外は、実質的に実施例7−2と同様の反応を実施して(塩酸塩とする操作は行わない)、表題化合物(11mg)を淡黄色アモルファス状物質として得た。
LC-MS 保持時間 0.870 min
LC:Agilent 1290
ESI/APCI MS:Agilent 6130
Column: Waters Acquity CSH C18 1.7um, 2.1x50mm
Solvent: H2O:CH3CN(0.1% Formic acid)
Gradient: 0.8mL/min, 0min(95:5) →1.2min(50:50)
1.0mL/min, →1.38min(3:97)
MS (+) : 1193 [M+H]+.
【0433】
実施例7−15 1,1’−ブタン−1,4−ジイルビス[3−(2−{2−[2−(4−{3−[(4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−4−イル]フェニル}−1H−イミダゾール−1−イル)エトキシ]エトキシ}エチル)尿素]塩酸塩
参考例7−2で得られた14−(4−{3−[(4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−4−イル]フェニル}−1H−1,2,3−トリアゾール−1−イル)−3,6,9,12−テトラオキサテトラデカン−1−アミンを使用する代わりに、参考例13−1で得られた2−{2−[2−(4−{3−[(4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−4−イル]フェニル}−1H−イミダゾール−1−イル)エトキシ]エトキシ}エタンアミンを使用する以外は、実質的に実施例7−1と同様の反応を実施して、表題化合物(15mg)を無色アモルファス状物質として得た。
LC-MS 保持時間 0.717 min
LC:Agilent 1290
ESI/APCI MS:Agilent 6130
Column: Waters Acquity CSH C18 1.7um, 2.1x50mm
Solvent: H2O:CH3CN(0.1% Formic acid)
Gradient: 0.8mL/min, 0min(95:5) →1.2min(50:50)
1.0mL/min, →1.38min(3:97)
MS (+) : 1119 [M+H]+.
【0434】
実施例7−16 1,1’−ベンゼン−1,4−ジイルビス(3−{2−[2−(2−{2−[(6−{3−[(4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−4−イル]フェニル}ピリミジン−4−イル)アミノ]エトキシ}エトキシ)エトキシ]エチル}尿素)塩酸塩
参考例7−2で得られた14−(4−{3−[(4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−4−イル]フェニル}−1H−1,2,3−トリアゾール−1−イル)−3,6,9,12−テトラオキサテトラデカン−1−アミンを使用する代わりに、参考例8−9で得られたN−(2−{2−[2−(2−アミノエトキシ)エトキシ]エトキシ}エチル)−6−{3−[(4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−4−イル]フェニル}ピリミジン−4−アミンを使用し、1,4−ジイソシアナトブタンを使用する代わりに1,4−ジイソシアナトベンゼンを使用する以外は、実質的に実施例7−1と同様の反応を実施して、表題化合物(42mg)を淡黄色アモルファス状物質として得た。
LC-MS 保持時間 0.890 min
LC:Agilent 1290
ESI/APCI MS:Agilent 6130
Column: Waters Acquity CSH C18 1.7um, 2.1x50mm
Solvent: H2O:CH3CN(0.1% Formic acid)
Gradient: 0.8mL/min, 0min(95:5) →1.2min(50:50)
1.0mL/min, →1.38min(3:97)
MS (+) : 1281 [M+H]+.
【0435】
実施例7−17 1,1’−ブタン−1,4−ジイルビス(3−{2−[2−(2−{2−[(5−{3−[(4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−4−イル]フェニル}ピリジン−2−イル)アミノ]エトキシ}エトキシ)エトキシ]エチル}尿素)塩酸塩
参考例7−2で得られた14−(4−{3−[(4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−4−イル]フェニル}−1H−1,2,3−トリアゾール−1−イル)−3,6,9,12−テトラオキサテトラデカン−1−アミンを使用する代わりに、参考例10−2で得られたN−(2−{2−[2−(2−アミノエトキシ)エトキシ]エトキシ}エチル)−5−{3−[(4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−4−イル]フェニル}ピリジン−2−アミンを使用する以外は、実質的に実施例7−1と同様の反応を実施して、表題化合物(14mg)を無色固体として得た。
LC-MS 保持時間 0.845 min
LC:Agilent 1290
ESI/APCI MS:Agilent 6130
Column: Waters Acquity CSH C18 1.7um, 2.1x50mm
Solvent: H2O:CH3CN(0.1% Formic acid)
Gradient: 0.8mL/min, 0min(95:5) →1.2min(50:50)
1.0mL/min, →1.38min(3:97)
MS (+) : 1260 [M+H]+.
【0436】
実施例7−18 N,N’−(10,17−ジオキソ−3,6,21,24−テトラオキサ−9,11,16,18−テトラアザヘキサコサン−1,26−ジイル)ビス(5−{3−[(4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−4−イル]フェニル}ピリジン−2−カルボキサミド)塩酸塩
参考例7−2で得られた14−(4−{3−[(4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−4−イル]フェニル}−1H−1,2,3−トリアゾール−1−イル)−3,6,9,12−テトラオキサテトラデカン−1−アミンを使用する代わりに、参考例15−1で得られたN−{2−[2−(2−アミノエトキシ)エトキシ]エチル}−5−{3−[(4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−4−イル]フェニル}ピリジン−2−カルボキサミドを使用する以外は、実質的に実施例7−1と同様の反応を実施して、表題化合物(26mg)を無色固体として得た。
LC-MS 保持時間 1.132 min
LC:Agilent 1290
ESI/APCI MS:Agilent 6130
Column: Waters Acquity CSH C18 1.7um, 2.1x50mm
Solvent: H2O:CH3CN(0.1% Formic acid)
Gradient: 0.8mL/min, 0min(95:5) →1.2min(50:50)
1.0mL/min, →1.38min(3:97)
MS (+) : 1227 [M+H]+.
実施例7−19 1,1’−ブタン−1,4−ジイルビス(3−{2−[2−(2−{2−[(6−{3−[(4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−4−イル]フェニル}ピリダジン−4−イル)アミノ]エトキシ}エトキシ)エトキシ]エチル}尿素)6塩酸塩
参考例7−2で得られた14−(4−{3−[(4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−4−イル]フェニル}−1H−1,2,3−トリアゾール−1−イル)−3,6,9,12−テトラオキサテトラデカン−1−アミンを使用する代わりに参考例8−10で得られたN−(2−{2−[2−(2−アミノエトキシ)エトキシ]エトキシ}エチル)−6−{3−[(4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−4−イル]フェニル}ピリダジン−4−アミンを使用する以外は、実質的に実施例7−1と同様の反応を実施して、表題化合物(34mg、76%)を無色アモルファス状物質として得た。
LC-MS 保持時間 0.771 min
LC:Agilent 1290
ESI/APCI MS:Agilent 6130
Column: Waters Acquity CSH C18 1.7um, 2.1x50mm
Solvent: H2O:CH3CN(0.1% Formic acid)
Gradient: 0.8mL/min, 0min(95:5) →1.2min(50:50)
1.0mL/min, →1.38min(3:97)
MS (+) : 1262 [M+H]+.
【0437】
実施例7−20 1,1’−ブタン−1,4−ジイルビス{3−[2−(2−{2−[(6−{3−[(4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−4−イル]フェニル}ピラジン−2−イル)アミノ]エトキシ}エトキシ)エチル]尿素}5塩酸塩
参考例7−2で得られた14−(4−{3−[(4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−4−イル]フェニル}−1H−1,2,3−トリアゾール−1−イル)−3,6,9,12−テトラオキサテトラデカン−1−アミンを使用する代わりに、参考例8−4で得られたN−{2−[2−(2−アミノエトキシ)エトキシ]エチル}−6−{3−[(4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−4−イル]フェニル}ピラジン−2−アミンを使用する以外は、実質的に実施例7−1と同様の反応を実施して、表題化合物(48mg、69%)を黄色アモルファス状物質として得た。
LC-MS 保持時間 1.114 min
LC:Agilent 1290
ESI/APCI MS:Agilent 6130
Column: Waters Acquity CSH C18 1.7um, 2.1x50mm
Solvent: H2O:CH3CN(0.1% Formic acid)
Gradient: 0.8mL/min, 0min(95:5) →1.2min(50:50)
1.0mL/min, →1.38min(3:97)
MS (+) : 1173 [M+H]+.
【0438】
実施例7−21 1,1’−ブタン−1,4−ジイルビス[3−(2−{2−[2−(5−{3−[(4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−4−イル]フェニル}−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)エトキシ]エトキシ}エチル)尿素]2ギ酸塩
参考例14−1で得られた2−{2−[2−(5−{3−[(4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−4−イル]フェニル}−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)エトキシ]エトキシ}エタンアミン(30mg)のクロロホルム(0.6mL)溶液に、1,4−ジイソシアナトブタン(3.9μL)のクロロホルム(0.6mL)溶液をゆっくり滴下し、室温で2時間攪拌した。反応溶液を減圧下濃縮後、得られた残渣をLC−MS分取(LC(Agilent1260)、ESIMS(6130Quadrupole、ESI)、カラム(YMC−Actus Triart 5μm C18 50x30mm)、移動相(0.1%ギ酸 in HO:0.1%ギ酸 in CHCN=95:5→50:50→5:95)、50mL/min.)で精製して、表題化合物(4.5mg、13%)を無色アモルファス状物質として得た。
LC-MS 保持時間 0.973 min
LC:Agilent 1290
ESI/APCI MS:Agilent 6130
Column: Waters Acquity CSH C18 1.7um, 2.1x50mm
Solvent: H2O:CH3CN(0.1% Formic acid)
Gradient: 0.8mL/min, 0min(95:5) →1.2min(50:50)
1.0mL/min, →1.38min(3:97)
MS (+) : 1121 [M+H]+.
【0439】
実施例7−22 1,1’−ブタン−1,4−ジイルビス{3−[2−(2−{2−[2−(5−{3−[(4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−4−イル]フェニル}−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)エトキシ]エトキシ}エトキシ)エチル]尿素}2ギ酸塩
参考例14−1で得られた2−{2−[2−(5−{3−[(4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−4−イル]フェニル}−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)エトキシ]エトキシ}エタンアミンを使用する代わりに、参考例14−3で得られた2−(2−{2−[2−(5−{3−[(4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−4−イル]フェニル}−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)エトキシ]エトキシ}エトキシ)エタンアミンを使用する以外は、実質的に実施例7−21と同様の反応を実施して、表題化合物(16mg、44%)を無色アモルファス状物質として得た。
LC-MS 保持時間 0.989 min
LC:Agilent 1290
ESI/APCI MS:Agilent 6130
Column: Waters Acquity CSH C18 1.7um, 2.1x50mm
Solvent: H2O:CH3CN(0.1% Formic acid)
Gradient: 0.8mL/min, 0min(95:5) →1.2min(50:50)
1.0mL/min, →1.38min(3:97)
MS (+) : 1209 [M+H]+.
MS (-) : 1207 [M-H]-.
【0440】
実施例7−23 1,1’−ブタン−1,4−ジイルビス[3−(2−{2−[2−(5−{3−[(4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−4−イル]フェニル}−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)エトキシ]エトキシ}エチル)尿素]4ギ酸塩
参考例14−1で得られた2−{2−[2−(5−{3−[(4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−4−イル]フェニル}−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)エトキシ]エトキシ}エタンアミンを使用する代わりに、参考例14−2で得られた2−{2−[2−(5−{3−[(4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−4−イル]フェニル}−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)エトキシ]エトキシ}エタンアミンを使用する以外は、実質的に実施例7−21と同様の反応を実施して、表題化合物(9.3mg、15%)を無色アモルファス状物質として得た。
LC-MS 保持時間 1.030 min
LC:Agilent 1290
ESI/APCI MS:Agilent 6130
Column: Waters Acquity CSH C18 1.7um, 2.1x50mm
Solvent: H2O:CH3CN(0.1% Formic acid)
Gradient: 0.8mL/min, 0min(95:5) →1.2min(50:50)
1.0mL/min, →1.38min(3:97)
MS (+) : 1123 [M+H]+.
【0441】
実施例7−24 1,1’−ベンゼン−1,4−ジイルビス{3−[2−(2−{2−[2−(4−{3−[(4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−4−イル]フェニル}−1H−1,2,3−トリアゾール−1−イル)エトキシ]エトキシ}エトキシ)エチル]尿素}塩酸塩
参考例7−1で得られた2−(2−{2−[2−(4−{3−[(4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−4−イル]フェニル}−1H−1,2,3−トリアゾール−1−イル)エトキシ]エトキシ}エトキシ)エタンアミン(40mg)のクロロホルム(1.0mL)溶液に、1,4−ジイソシアナトベンゼン(4.8mg)を加え、室温にて終夜攪拌した。反応溶液を濃縮後、得られた残渣を分取TLC(富士シリシア化学「CHROMATOREX TLC Plates NH 0.25mm」、クロロホルム:メタノール=40:1)で精製した。減圧下溶媒を留去後、得られた残渣をメタノールに溶解させ、4mol/L塩化水素−1,4−ジオキサン溶液を加えた後、減圧下溶媒を留去して、表題化合物(25mg)を無色固体として得た。
LC-MS 保持時間 1.066 min
LC:Agilent 1290
ESI/APCI MS:Agilent 6130
Column: Waters Acquity CSH C18 1.7um, 2.1x50mm
Solvent: H2O:CH3CN(0.1% Formic acid)
Gradient: 0.8mL/min, 0min(95:5) →1.2min(50:50)
1.0mL/min, →1.38min(3:97)
MS (+) : 1229 [M+H]+.
【0442】
実施例7−25 1,1’−ベンゼン−1,4−ジイルビス(3−{2−[2−(2−{2−[(6−{3−[(4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−4−イル]フェニル}ピリミジン−4−イル)オキシ]エトキシ}エトキシ)エトキシ]エチル}尿素)塩酸塩
参考例7−2で得られた14−(4−{3−[(4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−4−イル]フェニル}−1H−1,2,3−トリアゾール−1−イル)−3,6,9,12−テトラオキサテトラデカン−1−アミンを使用する代わりに、参考例11−2で得られた2−[2−(2−{2−[(6−{3−[(4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−4−イル]フェニル}ピリミジン−4−イル)オキシ]エトキシ}エトキシ)エトキシ]エタンアミンを使用し、1,4−ジイソシアナトブタンを使用する代わりに1,4−ジイソシアナトベンゼンを使用する以外は、実質的に実施例7−1と同様の反応を実施して、表題化合物(32mg)を淡黄色アモルファス状物質として得た。
LC-MS 保持時間 0.680 min
LC:Agilent 1290
ESI/APCI MS:Agilent 6130
Column: Waters Acquity CSH C18 1.7um, 2.1x50mm
Solvent: H2O:CH3CN(0.1% Formic acid)
Gradient: 0.8mL/min, 0min(80:20) →1.2-1.4min(1:99)
MS (+) : 1283 [M+H]+.
【0443】
実施例7−26 1,1’−[エタン−1,2−ジイルビス(オキシエタン−2,1−ジイル)]ビス{3−[2−(2−{2−[2−(4−{3−[(4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−4−イル]フェニル}−1H−1,2,3−トリアゾール−1−イル)エトキシ]エトキシ}エトキシ)エチル]尿素}塩酸塩
参考例16−1で得られた[2−(2−{2−[2−(4−{3−[(4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−4−イル]フェニル}−1H−1,2,3−トリアゾール−1−イル)エトキシ]エトキシ}エトキシ)エチル]カルバミン酸 4−ニトロフェニル(42mg)のクロロホルム(1.2mL)−トリエチルアミン(7.8μL)混合溶液に、トリエチルアミン(17μL)、2,2’−[エタン−1,2−ジイルビス(オキシ)]ジエタンアミンのクロロホルム溶液(0.5mol/L、48μL)を加え、80℃で3時間攪拌した。反応溶液を減圧下濃縮し、得られた残渣を分取TLC(富士シリシア化学「CHROMATOREX TLC Plates NH 0.25mm」、クロロホルム:メタノール=40:1)で精製した。減圧下溶媒を留去後、得られた残渣をメタノールに溶解させ、4mol/L塩化水素−1,4−ジオキサン溶液を加えた後、減圧下溶媒を留去して、表題化合物(15mg)を、無色アモルファス状物質として得た。
LC-MS 保持時間 1.036 min
LC:Agilent 1290
ESI/APCI MS:Agilent 6130
Column: Waters Acquity CSH C18 1.7um, 2.1x50mm
Solvent: H2O:CH3CN(0.1% Formic acid)
Gradient: 0.8mL/min, 0min(95:5) →1.2min(50:50)
1.0mL/min, →1.38min(3:97)
MS (+) : 1291 [M+Na]+.
【0444】
実施例7−27 1,1’−ヘキサン−1,6−ジイルビス{3−[2−(2−{2−[2−(4−{3−[(4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−4−イル]フェニル}−1H−1,2,3−トリアゾール−1−イル)エトキシ]エトキシ}エトキシ)エチル]尿素}塩酸塩
1,4−ジイソシアナトブタンを使用する代わりに1,6−ジイソシアナトヘキサンを使用する以外は、実質的に実施例7−1と同様の反応を実施して、表題化合物(11mg)を無色アモルファス状物質として得た。
LC-MS 保持時間 1.088 min
LC:Agilent 1290
ESI/APCI MS:Agilent 6130
Column: Waters Acquity CSH C18 1.7um, 2.1x50mm
Solvent: H2O:CH3CN(0.1% Formic acid)
Gradient: 0.8mL/min, 0min(95:5) →1.2min(50:50)
1.0mL/min, →1.38min(3:97)
MS (+) : 1237 [M+H]+.
【0445】
実施例7−28 1,1’−オクタン−1,8−ジイルビス{3−[2−(2−{2−[2−(4−{3−[(4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−4−イル]フェニル}−1H−1,2,3−トリアゾール−1−イル)エトキシ]エトキシ}エトキシ)エチル]尿素}塩酸塩
1,4−ジイソシアナトブタンを使用する代わりに1,8−ジイソシアナトオクタンを使用する以外は、実質的に実施例7−1と同様の反応を実施して、表題化合物(20mg)を無色アモルファス状物質として得た。
LC-MS 保持時間 1.139 min
LC:Agilent 1290
ESI/APCI MS:Agilent 6130
Column: Waters Acquity CSH C18 1.7um, 2.1x50mm
Solvent: H2O:CH3CN(0.1% Formic acid)
Gradient: 0.8mL/min, 0min(95:5) →1.2min(50:50)
1.0mL/min, →1.38min(3:97)
MS (+) : 1265 [M+H]+.
【0446】
実施例7−29 1,1’−ブタン−1,4−ジイルビス{3−[14−(5−{3−[(4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−4−イル]フェニル}−2H−テトラゾール−2−イル)−3,6,9,12−テトラオキサテトラデカ−1−イル]尿素}塩酸塩
参考例7−2で得られた14−(4−{3−[(4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−4−イル]フェニル}−1H−1,2,3−トリアゾール−1−イル)−3,6,9,12−テトラオキサテトラデカン−1−アミンを使用する代わりに、参考例12−3で得られた14−(5−{3−[(4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−4−イル]フェニル}−2H−テトラゾール−2−イル)−3,6,9,12−テトラオキサテトラデカン−1−アミンを使用する以外は、実質的に実施例7−1と同様の反応を実施して、表題化合物(60mg)を無色アモルファス状物質として得た。
LC-MS 保持時間 1.153 min
LC:Agilent 1290
ESI/APCI MS:Agilent 6130
Column: Waters Acquity CSH C18 1.7um, 2.1x50mm
Solvent: H2O:CH3CN(0.1% Formic acid)
Gradient: 0.8mL/min, 0min(95:5) →1.2min(50:50)
1.0mL/min, →1.38min(3:97)
MS (+) : 1299 [M+H]+.
【0447】
実施例7−30 1,1’−ブタン−1,4−ジイルビス{3−[2−(2−{2−[2−(5−{3−[(4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−4−イル]フェニル}−2H−テトラゾール−2−イル)エトキシ]エトキシ}エトキシ)エチル]尿素}塩酸塩
参考例7−2で得られた14−(4−{3−[(4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−4−イル]フェニル}−1H−1,2,3−トリアゾール−1−イル)−3,6,9,12−テトラオキサテトラデカン−1−アミンを使用する代わりに、参考例12−4で得られた2−(2−{2−[2−(5−{3−[(4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−4−イル]フェニル}−2H−テトラゾール−2−イル)エトキシ]エトキシ}エトキシ)エタンアミンを使用する以外は、実質的に実施例7−1と同様の反応を実施して、表題化合物(0.22g)を無色油状物質として得た。
LC-MS 保持時間 1.138 min
LC:Agilent 1290
ESI/APCI MS:Agilent 6130
Column: Waters Acquity CSH C18 1.7um, 2.1x50mm
Solvent: H2O:CH3CN(0.1% Formic acid)
Gradient: 0.8mL/min, 0min(95:5) →1.2min(50:50)
1.0mL/min, →1.38min(3:97)
MS (+) : 1211 [M+H]+.
【0448】
実施例7−31 1,1’−ブタン−1,4−ジイルビス(3−{2−[2−(2−{2−[(6−{3−[(4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−4−イル]フェニル}ピリミジン−4−イル)オキシ]エトキシ}エトキシ)エトキシ]エチル}尿素)塩酸塩
参考例7−2で得られた14−(4−{3−[(4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−4−イル]フェニル}−1H−1,2,3−トリアゾール−1−イル)−3,6,9,12−テトラオキサテトラデカン−1−アミンを使用する代わりに、参考例11−2で得られた2−[2−(2−{2−[(6−{3−[(4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−4−イル]フェニル}ピリミジン−4−イル)オキシ]エトキシ}エトキシ)エトキシ]エタンアミンを使用する以外は、実質的に実施例7−1と同様の反応を実施して、表題化合物(76mg)を無色油状物質として得た。
LC-MS 保持時間 0.654 min
LC:Agilent 1290
ESI/APCI MS:Agilent 6130
Column: Waters Acquity CSH C18 1.7um, 2.1x50mm
Solvent: H2O:CH3CN(0.1% Formic acid)
Gradient: 0.8mL/min, 0min(80:20) →1.2-1.4min(1:99)
MS (+) : 1263 [M+H]+.
【0449】
実施例7−32 1,1’−ブタン−1,4−ジイルビス(3−{2−[2−(2−{2−[(5−{3−[(4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−4−イル]フェニル}ピリダジン−3−イル)アミノ]エトキシ}エトキシ)エトキシ]エチル}尿素)4塩酸塩
参考例7−2で得られた14−(4−{3−[(4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−4−イル]フェニル}−1H−1,2,3−トリアゾール−1−イル)−3,6,9,12−テトラオキサテトラデカン−1−アミンを使用する代わりに、参考例10−4で得られたN−(2−{2−[2−(2−アミノエトキシ)エトキシ]エトキシ}エチル)−5−{3−[(4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−4−イル]フェニル}ピリダジン−3−アミンを使用する以外は、実質的に実施例7−1と同様の反応を実施して、表題化合物(29mg、77%)を無色アモルファス状物質として得た。
LC-MS 保持時間 0.788 min
LC:Agilent 1290
ESI/APCI MS:Agilent 6130
Column: Waters Acquity CSH C18 1.7um, 2.1x50mm
Solvent: H2O:CH3CN(0.1% Formic acid)
Gradient: 0.8mL/min, 0min(95:5) →1.2min(50:50)
1.0mL/min, →1.38min(3:97)
MS (+) : 1262 [M+H]+.
【0450】
実施例7−33 1,1’−ブタン−1,4−ジイルビス(3−{2−[2−(2−{2−[(6−{3−[(4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−4−イル]フェニル}ピラジン−2−イル)アミノ]エトキシ}エトキシ)エトキシ]エチル}尿素)6塩酸塩
参考例7−2で得られた14−(4−{3−[(4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−4−イル]フェニル}−1H−1,2,3−トリアゾール−1−イル)−3,6,9,12−テトラオキサテトラデカン−1−アミンを使用する代わりに、参考例8−11で得られたN−(2−{2−[2−(2−アミノエトキシ)エトキシ]エトキシ}エチル)−6−{3−[(4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−4−イル]フェニル}ピラジン−2−アミンを使用する以外は、実質的に実施例7−1と同様の反応を実施して、表題化合物(78mg、76%)を黄色アモルファス状物質として得た。
LC-MS 保持時間 1.154 min
LC:Agilent 1290
ESI/APCI MS:Agilent 6130
Column: Waters Acquity CSH C18 1.7um, 2.1x50mm
Solvent: H2O:CH3CN(0.1% Formic acid)
Gradient: 0.8mL/min, 0min(95:5) →1.2min(50:50)
1.0mL/min, →1.38min(3:97)
MS (+) : 1262 [M+H]+.
【0451】
実施例7−34 1,1’−エタン−1,2−ジイルビス{3−[2−(2−{2−[2−(4−{3−[(4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−4−イル]フェニル}−1H−1,2,3−トリアゾール−1−イル)エトキシ]エトキシ}エトキシ)エチル]尿素}塩酸塩
2,2’−[エタン−1,2−ジイルビス(オキシ)]ジエタンアミンを使用する代わりに、エタン−1,2−ジアミンを使用する以外は、実質的に実施例7−26と同様の反応を実施して、表題化合物(30mg)を無色アモルファス状物質として得た。
LC-MS 保持時間 1.045 min
LC:Agilent 1290
ESI/APCI MS:Agilent 6130
Column: Waters Acquity CSH C18 1.7um, 2.1x50mm
Solvent: H2O:CH3CN(0.1% Formic acid)
Gradient: 0.8mL/min, 0min(95:5) →1.2min(50:50)
1.0mL/min, →1.38min(3:97)
MS (+) : 1181 [M+H]+.
【0452】
実施例7−35 1,1’−プロパン−1,3−ジイルビス{3−[2−(2−{2−[2−(4−{3−[(4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−4−イル]フェニル}−1H−1,2,3−トリアゾール−1−イル)エトキシ]エトキシ}エトキシ)エチル]尿素}塩酸塩
実施例7−36 1,3−ビス[2−(2−{2−[2−(4−{3−[(4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−4−イル]フェニル}−1H−1,2,3−トリアゾール−1−イル)エトキシ]エトキシ}エトキシ)エチル]尿素 塩酸塩
2,2’−[エタン−1,2−ジイルビス(オキシ)]ジエタンアミンを使用する代わりに、プロパン−1,3−ジアミンを使用する以外は、実質的に実施例7−26と同様の反応を実施して、1,1’−プロパン−1,3−ジイルビス{3−[2−(2−{2−[2−(4−{3−[(4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−4−イル]フェニル}−1H−1,2,3−トリアゾール−1−イル)エトキシ]エトキシ}エトキシ)エチル]尿素}塩酸塩(25mg)を無色アモルファス状物質として得た。また、1,3−ビス[2−(2−{2−[2−(4−{3−[(4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−4−イル]フェニル}−1H−1,2,3−トリアゾール−1−イル)エトキシ]エトキシ}エトキシ)エチル]尿素 塩酸塩(13mg)を無色アモルファス状物質として得た。
実施例7−35
LC-MS 保持時間 1.053 min
LC:Agilent 1290
ESI/APCI MS:Agilent 6130
Column: Waters Acquity CSH C18 1.7um, 2.1x50mm
Solvent: H2O:CH3CN(0.1% Formic acid)
Gradient: 0.8mL/min, 0min(95:5) →1.2min(50:50)
1.0mL/min, →1.38min(3:97)
MS (+) : 1195 [M+H]+.
実施例7−36
LC-MS 保持時間 1.068 min
LC:Agilent 1290
ESI/APCI MS:Agilent 6130
Column: Waters Acquity CSH C18 1.7um, 2.1x50mm
Solvent: H2O:CH3CN(0.1% Formic acid)
Gradient: 0.8mL/min, 0min(95:5) →1.2min(50:50)
1.0mL/min, →1.38min(3:97)
MS (+) : 1095 [M+H]+.
【0453】
実施例7−37 1,1’−(オキシジエタン−2,1−ジイル)ビス{3−[2−(2−{2−[2−(4−{3−[(4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−4−イル]フェニル}−1H−1,2,3−トリアゾール−1−イル)エトキシ]エトキシ}エトキシ)エチル]尿素}塩酸塩
2,2’−[エタン−1,2−ジイルビス(オキシ)]ジエタンアミンを使用する代わりに、2,2’−オキシジエタンアミンを使用する以外は、実質的に実施例7−26と同様の反応を実施して、表題化合物(30mg)を無色固体として得た。
LC-MS 保持時間 1.052 min
LC:Agilent 1290
ESI/APCI MS:Agilent 6130
Column: Waters Acquity CSH C18 1.7um, 2.1x50mm
Solvent: H2O:CH3CN(0.1% Formic acid)
Gradient: 0.8mL/min, 0min(95:5) →1.2min(50:50)
1.0mL/min, →1.38min(3:97)
MS (+) : 1225 [M+H]+.
【0454】
実施例7−38 1,1’−ブタン−1,4−ジイルビス(3−{2−[2−(2−{2−[(5−{3−[(4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−4−イル]フェニル}ピリミジン−2−イル)アミノ]エトキシ}エトキシ)エトキシ]エチル}尿素)塩酸塩
参考例7−2で得られた14−(4−{3−[(4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−4−イル]フェニル}−1H−1,2,3−トリアゾール−1−イル)−3,6,9,12−テトラオキサテトラデカン−1−アミンを使用する代わりに、参考例9−1で得られたN−(2−{2−[2−(2−アミノエトキシ)エトキシ]エトキシ}エチル)−5−{3−[(4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−4−イル]フェニル}ピリミジン−2−アミンを使用する以外は、実質的に実施例7−1と同様の反応を実施して、表題化合物(30mg)を無色アモルファス状物質として得た。
LC-MS 保持時間 1.134 min
LC:Agilent 1290
ESI/APCI MS:Agilent 6130
Column: Waters Acquity CSH C18 1.7um, 2.1x50mm
Solvent: H2O:CH3CN(0.1% Formic acid)
Gradient: 0.8mL/min, 0min(95:5) →1.2min(50:50)
1.0mL/min, →1.38min(3:97)
MS (+) : 1283 [M+Na]+.
【0455】
実施例7−39 1,1’−ブタン−1,4−ジイルビス{3−[17−(4−{3−[(4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−4−イル]フェニル}−1H−1,2,3−トリアゾール−1−イル)−3,6,9,12,15−ペンタオキサヘプタデカ−1−イル]尿素}塩酸塩
参考例7−3で得られた17−(4−{3−[(4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−4−イル]フェニル}−1H−1,2,3−トリアゾール−1−イル)−3,6,9,12,15−ペンタオキサヘプタデカン−1−アミン(0.13g)の1,2−ジクロロエタン(4.0mL)溶液に、1,4−ジイソシアナトブタンの1,2−ジクロロエタン溶液(0.05mol/L、1.6mL)を加え、室温で10分間攪拌した。その後、1,4−ジイソシアナトブタンの1,2−ジクロロエタン溶液(0.05mol/L、0.20mL)を追加し、室温で10分間攪拌した。反応溶液を濃縮後、得られた残渣を逆相分取HPLC(カラム(YMC−Actus Triart 5μm C18 50x30mm)、移動相(0.1%ギ酸 in HO:0.1%ギ酸 in MeCN=95:5→80:20→50:50→5:95、40mL/min.)で精製した。減圧下溶媒を留去し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(Biotage(登録商標)SNAP Cartridge KP−NH、クロロホルム:メタノール=99:1→85:15)で精製した。減圧下溶媒を留去し、得られた残渣(0.10g)にエタノール(3.0mL)、4mol/L塩化水素−酢酸エチル(74μL)を加え、室温で15分間攪拌した。減圧下溶媒を留去し、得られた残渣にジエチルエーテルを加え、粉末化した後、上澄みを除去した。得られた残渣を減圧下濃縮して、表題化合物(83mg)を無色アモルファス状物質として得た。
LC-MS 保持時間 1.091 min
LC:Agilent 1290
ESI/APCI MS:Agilent 6130
Column: Waters Acquity CSH C18 1.7um, 2.1x50mm
Solvent: H2O:CH3CN(0.1% Formic acid)
Gradient: 0.8mL/min, 0min(95:5) →1.2min(50:50)
1.0mL/min, →1.38min(3:97)
MS (+) : 1283 [M+Na]+.
【0456】
実施例7−40 1,1’−ブタン−1,4−ジイルビス(3−{2−[2−(2−{2−[(6−{3−[(4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−4−イル]フェニル}ピリミジン−4−イル)アミノ]エトキシ}エトキシ)エトキシ]エチル}尿素)トリフルオロ酢酸塩
(1)窒素ガス雰囲気下、参考例5−2で得られた1,1’−ブタン−1,4−ジイルビス[3−(2−{2−[2−(2−アジドエトキシ)エトキシ]エトキシ}エチル)尿素](0.5g)のメタノール(10mL)溶液に、10%パラジウム−活性炭素(25mg)を加え、水素ガス雰囲気下、室温で3時間攪拌した。10%パラジウム−活性炭素をセライト(登録商標)でろ別し、クロロホルムで洗浄後、ろ液を減圧下濃縮して、1,1’−ブタン−1,4−ジイルビス[3−(2−{2−[2−(2−アミノエトキシ)エトキシ]エトキシ}エチル)尿素](0.45g、99%)を無色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.31-1.36 (m, 4H), 2.63 (t, J=5.8Hz, 4H), 2.92-3.00 (m, 4H), 3.12 (q, J=5.8Hz, 4H), 3.31-3.40 (m, 8H), 3.43-3.59 (m, 16H), 5.81 (t, J=5.7Hz, 2H), 5.93 (t, J=5.7Hz, 2H).
MS (+) : 525 [M+H]+
(2)4,6−ジクロロピリミジン(43mg)、1,1’−ブタン−1,4−ジイルビス[3−(2−{2−[2−(2−アミノエトキシ)エトキシ]エトキシ}エチル)尿素](30mg)のテトラヒドロフラン(1.0mL)懸濁液に、トリエチルアミン(40μL)を加え、70℃で19時間攪拌した。反応溶液を放冷後、減圧下濃縮した。得られた残渣に水を加え、クロロホルムで抽出した。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、ろ別後、ろ液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(Biotage(登録商標)SNAP Cartridge HP−Sphere、ヘキサン:酢酸エチル=99:1→0:100→クロロホルム:メタノール=100:0→80:20)で精製し、1,1’−ブタン−1,4−ジイルビス(3−{2−[2−(2−{2−[(6−クロロピリミジン−4−イル)アミノ]エトキシ}エトキシ)エトキシ]エチル}尿素)(28mg、65%)を無色油状物質として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 1.40-1.58 (m, 4H), 3.07-3.25 (m, 4H), 3.29-3.43 (m, 4H), 3.48-3.75 (m, 28H), 5.32-5.58 (m, 4H), 6.34-6.65 (m, 4H), 8.32 (s, 2H).
MS (+) : 749 [M+H]+.
(3)アルゴンガス雰囲気下、参考例3−3で得られた(4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−4−[3−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル]−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン塩酸塩(41mg)、1,1’−ブタン−1,4−ジイルビス(3−{2−[2−(2−{2−[(6−クロロピリミジン−4−イル)アミノ]エトキシ}エトキシ)エトキシ]エチル}尿素)(28mg)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(6.5mg)の1,4−ジオキサン(1.8mL)懸濁液に、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(0.45mL)を加え、加熱還流下12時間攪拌した。(4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−4−[3−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル]−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン塩酸塩(42mg)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(13mg)、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(0.23mL)を追加し、加熱還流下6時間攪拌した。反応溶液を放冷後、不溶物をろ別した。得られたろ液を逆相分取HPLC(カラム(YMC−Actus Triart 5μm C18 50x30mm)、移動相(0.1%トリフルオロ酢酸 in HO:0.1%トリフルオロ酢酸 in MeCN=97:3→30:70→5:95、40mL/min.)にて精製して、表題化合物(30mg)を淡黄色油状物質として得た。
LC-MS 保持時間 0.872 min
LC:Agilent 1290
ESI/APCI MS:Agilent 6130
Column: Waters Acquity CSH C18 1.7um, 2.1x50mm
Solvent: H2O:CH3CN(0.1% Formic acid)
Gradient: 0.8mL/min, 0min(95:5) →1.2min(50:50)
1.0mL/min, →1.38min(3:97)
MS (+) : 1262 [M+H]+.
【0457】
以下の表4−1〜4−3に、実施例7−2〜7−40の構造を示す。
【0458】
実施例7−2〜7−40
【0459】
【化130】
【0460】
【表4-1】
【0461】
【表4-2】
【0462】
【表4-3】
【0463】
実施例7−41 1,1’−ベンゼン−1,4−ジイルビス[3−(2−{2−[2−({4−[3−(6,8−ジクロロ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−4−イル)フェニル]ピリジン−2−イル}アミノ)エトキシ]エトキシ}エチル)尿素]トリフルオロ酢酸塩
【0464】
【化131】
参考例8−3で得られたN−{2−[2−(2−アミノエトキシ)エトキシ]エチル}−6−{3−[(4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−4−イル]フェニル}ピリミジン−4−アミン トリフルオロ酢酸塩を使用する代わりに参考例8−6で得られたN−{2−[2−(2−アミノエトキシ)エトキシ]エチル}−4−[3−(6,8−ジクロロ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−4−イル)フェニル]ピリジン−2−アミン トリフルオロ酢酸塩を使用し、1,4−ジイソシアナトブタンを使用する代わりに1,4−ジイソシアナトベンゼンを使用する以外は、実質的に実施例7−2と同様の反応を実施して、表題化合物(16mg)を淡褐色アモルファス状物質として得た。
LC-MS 保持時間 0.822 min
LC:Agilent 1290
ESI/APCI MS:Agilent 6130
Column: Waters Acquity CSH C18 1.7um, 2.1x50mm
Solvent: H2O:CH3CN(0.1% Formic acid)
Gradient: 0.8mL/min, 0min(95:5) →1.2min(50:50)
1.0mL/min, →1.38min(3:97)
MS (+) : 1191 [M+H]+.
【0465】
実施例7−42 3,3’−ブタン−1,4−ジイルビス{3−[16−(4−{3−[(4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−4−イル]フェニル}−1H−1,2,3−トリアゾール−1−イル)−4−オキソ−8,11,14−トリオキサ−3,5−ジアザヘキサデカ−1−イル]尿素}ギ酸塩
参考例16−1で得られた[2−(2−{2−[2−(4−{3−[(4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−4−イル]フェニル}−1H−1,2,3−トリアゾール−1−イル)エトキシ]エトキシ}エトキシ)エチル]カルバミン酸 4−ニトロフェニル(87mg)、参考例17−1で得られた1,1’−ブタン−1,4−ジイルビス[3−(2−アミノエチル)尿素]塩酸塩(20mg)、トリエチルアミン(43μL)のクロロホルム(2.0mL)溶液を80℃で4時間攪拌した。反応溶液を減圧下濃縮し、得られた残渣を逆相分取HPLC(カラム(YMC−Actus Triart 5μm C18 50x30mm)、移動相(0.1%ギ酸 in HO:0.1%ギ酸 in MeCN=95:5→80:20→50:50→5:95、40mL/min.)で精製し、表題化合物(8.0mg)を無色固体として得た。
LC-MS 保持時間 0.921 min
LC:Agilent 1290
ESI/APCI MS:Agilent 6130
Column: Waters Acquity CSH C18 1.7um, 2.1x50mm
Solvent: H2O:CH3CN(0.1% Formic acid)
Gradient: 0.8mL/min, 0min(95:5) →1.2min(50:50)
1.0mL/min, →1.38min(3:97)
MS (+) : 1381 [M+H]+.
【0466】
実施例7−43 1,3−ビス[14−(4−{3−[(4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−4−イル]フェニル}−1H−1,2,3−トリアゾール−1−イル)−3,6,9,12−テトラオキサテトラデカ−1−イル]尿素 塩酸塩
参考例7−2で得られた14−(4−{3−[(4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−4−イル]フェニル}−1H−1,2,3−トリアゾール−1−イル)−3,6,9,12−テトラオキサテトラデカン−1−アミン(85mg)、トリエチルアミン(45mg)のクロロホルム(5.0mL)溶液に、炭酸ビス(トリクロロメチル)(6.5mg)を加え、室温で30分間攪拌した。反応溶液を減圧下濃縮後、得られた残渣を逆相分取HPLC(カラム(YMC−Actus Triart 5μm C18 50x30mm)、移動相(0.1%ギ酸 in HO:0.1%ギ酸 in MeCN=95:5→80:20→50:50→5:95、40mL/min.)で精製した。減圧下溶媒を留去し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(Biotage(登録商標)SNAP Cartridge KP−NH、クロロホルム:メタノール=98:2→85:15)で精製した。減圧下溶媒を留去し、得られた残渣(82mg)にエタノール(3.0mL)、4mol/L塩化水素−酢酸エチル(69μL)を加え、室温で15分間攪拌した。減圧下溶媒を留去し、得られた残渣にジエチルエーテルを加え、粉末化した後、上澄みを除去した。得られた残渣を減圧下濃縮して、表題化合物(60mg、72%)を無色アモルファス状物質として得た。
LC-MS 保持時間 0.984 min
LC:Agilent 1290
ESI/APCI MS:Agilent 6130
Column: Waters Acquity CSH C18 1.7um, 2.1x50mm
Solvent: H2O:CH3CN(0.1% Formic acid)
Gradient: 0.8mL/min, 0min(95:5) →1.2min(50:50)
1.0mL/min, →1.38min(3:97)
MS (+) : 1183 [M+H]+.
【0467】
実施例7−44 1,3−ビス[14−(4−{3−[(4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−4−イル]フェニル}−1H−1,2,3−トリアゾール−1−イル)−3,6,9,12−テトラオキサテトラデカ−1−イル]尿素 塩酸塩
参考例7−2で得られた14−(4−{3−[(4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−4−イル]フェニル}−1H−1,2,3−トリアゾール−1−イル)−3,6,9,12−テトラオキサテトラデカン−1−アミンを使用する代わりに、参考例7−3で得られた17−(4−{3−[(4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−4−イル]フェニル}−1H−1,2,3−トリアゾール−1−イル)−3,6,9,12,15−ペンタオキサヘプタデカン−1−アミンを使用する以外は、実質的に実施例7−43と同様の反応を実施して、表題化合物(19mg、22%)を無色アモルファス状物質として得た。
LC-MS 保持時間 1.094 min
LC:Agilent 1290
ESI/APCI MS:Agilent 6130
Column: Waters Acquity CSH C18 1.7um, 2.1x50mm
Solvent: H2O:CH3CN(0.1% Formic acid)
Gradient: 0.8mL/min, 0min(95:5) →1.2min(50:50)
1.0mL/min, →1.38min(3:97)
MS (+) : 1271 [M+H]+.
【0468】
実施例7−45 1,1’−ベンゼン−1,4−ジイルビス{3−[14−(4−{3−[(4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−4−イル]フェニル}−1H−1,2,3−トリアゾール−1−イル)−3,6,9,12−テトラオキサテトラデカ−1−イル]尿素}塩酸塩
1,4−ジイソシアナトブタンを使用する代わりに1,4−ジイソシアナトベンゼンを使用する以外は、実質的に実施例7−1と同様の反応を実施して、表題化合物(47mg、61%)を無色アモルファス状物質として得た。
LC-MS 保持時間 1.004 min
LC:Agilent 1290
ESI/APCI MS:Agilent 6130
Column: Waters Acquity CSH C18 1.7um, 2.1x50mm
Solvent: H2O:CH3CN(0.1% Formic acid)
Gradient: 0.8mL/min, 0min(95:5) →1.2min(50:50)
1.0mL/min, →1.38min(3:97)
MS (+) : 1317 [M+H]+.
【0469】
実施例7−46 1,1’−ベンゼン−1,4−ジイルビス{3−[17−(4−{3−[(4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−4−イル]フェニル}−1H−1,2,3−トリアゾール−1−イル)−3,6,9,12,15−ペンタオキサヘプタデカ−1−イル]尿素}塩酸塩
参考例7−2で得られた14−(4−{3−[(4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−4−イル]フェニル}−1H−1,2,3−トリアゾール−1−イル)−3,6,9,12−テトラオキサテトラデカン−1−アミンを使用する代わりに、参考例7−3で得られた17−(4−{3−[(4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−4−イル]フェニル}−1H−1,2,3−トリアゾール−1−イル)−3,6,9,12,15−ペンタオキサヘプタデカン−1−アミンを使用し、1,4−ジイソシアナトブタンを使用する代わりに1,4−ジイソシアナトベンゼンを使用する以外は、実質的に実施例7−1と同様の反応を実施して、表題化合物(51mg、62%)を無色アモルファス状物質として得た。
LC-MS 保持時間 1.021 min
LC:Agilent 1290
ESI/APCI MS:Agilent 6130
Column: Waters Acquity CSH C18 1.7um, 2.1x50mm
Solvent: H2O:CH3CN(0.1% Formic acid)
Gradient: 0.8mL/min, 0min(95:5) →1.2min(50:50)
1.0mL/min, →1.38min(3:97)
MS (+) : 1405 [M+H]+.
【0470】
以下の表5−1に、実施例7−42〜7−46の構造を示す。
【0471】
実施例7−42〜7−46
【0472】
【化132】
【0473】
【表5-1】
【0474】
実施例8−1 N,N’−ビス[2−(2−{2−[(5−{3−[(4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−4−イル]フェニル}ピリジン−2−イル)アミノ]エトキシ}エトキシ)エチル]ブタンジアミド塩酸塩
【0475】
【化133】
参考例10−1で得られたN−{2−[2−(2−アミノエトキシ)エトキシ]エチル}−5−{3−[(4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−4−イル]フェニル}ピリジン−2−アミン トリフルオロ酢酸塩(30mg)の1,2−ジクロロエタン(1.0mL)溶液に、トリエチルアミン(17μL)、二塩化ブタンジオイルの1,2−ジクロロエタン溶液(0.5mol/L、46μL)を加え、室温で終夜攪拌した。反応溶液を逆相分取HPLC(カラム(YMC−Actus Triart 5μm C18 50x30mm)、移動相(0.1%トリフルオロ酢酸 in HO:0.1%トリフルオロ酢酸 in MeCN=90:10→20:80→5:95、40mL/min.)で精製した。減圧下溶媒を留去後、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、クロロホルムにて抽出した。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、ろ別後、ろ液を減圧下濃縮した。得られた残渣をエタノールに溶解させ、4mol/L塩化水素−1,4−ジオキサン溶液を加えた後、減圧下溶媒を留去して、表題化合物(14mg)を無色固体として得た。
LC-MS 保持時間 0.823 min
LC:Agilent 1290
ESI/APCI MS:Agilent 6130
Column: Waters Acquity CSH C18 1.7um, 2.1x50mm
Solvent: H2O:CH3CN(0.1% Formic acid)
Gradient: 0.8mL/min, 0min(95:5) →1.2min(50:50)
1.0mL/min, →1.38min(3:97)
MS (+) : 1113 [M+H]+.
【0476】
実施例8−2 (2R,3R)−N,N’−ビス[2−(2−{2−[(5−{3−[(4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−4−イル]フェニル}ピリジン−2−イル)アミノ]エトキシ}エトキシ)エチル]−2,3−ジヒドロキシブタンジアミド塩酸塩
参考例10−1で得られたN−{2−[2−(2−アミノエトキシ)エトキシ]エチル}−5−{3−[(4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−4−イル]フェニル}ピリジン−2−アミン トリフルオロ酢酸塩(45mg)のN,N−ジメチルホルムアミド(1.0mL)溶液に、O−(7−アザベンゾトリアゾール−1−イル)−N,N,N’,N’−テトラメチルウロニウムヘキサフルオロリン酸塩(27mg)、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(12μL)、L−(+)−酒石酸(5.4mg)を加え、室温で終夜攪拌した。反応用液を逆相分取HPLC(カラム(YMC−Actus Triart 5μm C18 50x30mm)、移動相(0.1%トリフルオロ酢酸 in HO:0.1%トリフルオロ酢酸 in MeCN=90:10→20:80→5:95、40mL/min.)で精製し、更に分取TLC(富士シリシア化学「CHROMATOREX TLC Plates NH 0.25mm」、クロロホルム:メタノール=20:1)で精製した。減圧下溶媒を留去後、得られた残渣をメタノールに溶解させ、4mol/L塩化水素−1,4−ジオキサン溶液を加えた後、減圧下溶媒を留去して、表題化合物(10mg)を無色固体として得た。
LC-MS 保持時間 0.809 min
LC:Agilent 1290
ESI/APCI MS:Agilent 6130
Column: Waters Acquity CSH C18 1.7um, 2.1x50mm
Solvent: H2O:CH3CN(0.1% Formic acid)
Gradient: 0.8mL/min, 0min(95:5) →1.2min(50:50)
1.0mL/min, →1.38min(3:97)
MS (+) : 1145 [M+H]+.
【0477】
実施例8−3 N,N’−ビス[2−(2−{2−[(5−{3−[(4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−4−イル]フェニル}ピリジン−2−イル)アミノ]エトキシ}エトキシ)エチル]ヘキサンジアミド塩酸塩
二塩化ブタンジオイルを使用する代わりに、二塩化ヘキサンジオイルを使用する以外は、実質的に実施例8−1と同様の反応を実施して、表題化合物(21mg)を無色固体として得た。
LC-MS 保持時間 0.833 min
LC:Agilent 1290
ESI/APCI MS:Agilent 6130
Column: Waters Acquity CSH C18 1.7um, 2.1x50mm
Solvent: H2O:CH3CN(0.1% Formic acid)
Gradient: 0.8mL/min, 0min(95:5) →1.2min(50:50)
1.0mL/min, →1.38min(3:97)
MS (+) : 1141 [M+H]+.
【0478】
実施例8−4 N,N’−ビス[2−(2−{2−[(5−{3−[(4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−4−イル]フェニル}ピリジン−2−イル)アミノ]エトキシ}エトキシ)エチル]ベンゼン−1,2−ジカルボキサミド塩酸塩
二塩化ブタンジオイルを使用する代わりに、二塩化ベンゼン−1,2−ジカルボニルを使用する以外は、実質的に実施例8−1と同様の反応を実施して、表題化合物(12mg)を無色固体として得た。
LC-MS 保持時間 0.861 min
LC:Agilent 1290
ESI/APCI MS:Agilent 6130
Column: Waters Acquity CSH C18 1.7um, 2.1x50mm
Solvent: H2O:CH3CN(0.1% Formic acid)
Gradient: 0.8mL/min, 0min(95:5) →1.2min(50:50)
1.0mL/min, →1.38min(3:97)
MS (+) : 1161 [M+H]+.
【0479】
実施例8−5 (2R,3R)−N,N’−ビス[2−(2−{2−[2−(4−{3−[(4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−4−イル]フェニル}−1H−1,2,3−トリアゾール−1−イル)エトキシ]エトキシ}エトキシ)エチル]−2,3−ジヒドロキシブタンジアミド塩酸塩
参考例7−1で得られた2−(2−{2−[2−(4−{3−[(4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−4−イル]フェニル}−1H−1,2,3−トリアゾール−1−イル)エトキシ]エトキシ}エトキシ)エタンアミン(40mg)のN,N−ジメチルホルムアミド(1.0mL)溶液に、O−(7−アザベンゾトリアゾール−1−イル)−N,N,N’,N’−テトラメチルウロニウムヘキサフルオロリン酸塩(28mg)、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(13μL)、L−(+)−酒石酸のN,N−ジメチルホルムアミド溶液(0.5mol/L、60μL)を加え、室温で終夜攪拌した。反応用液を逆相分取HPLC(カラム(YMC−Actus Triart 5μm C18 50x30mm)、移動相(0.1%トリフルオロ酢酸 in HO:0.1%トリフルオロ酢酸 in MeCN=90:10→20:80→5:95、40mL/min.)で精製し、更に分取TLC(富士シリシア化学「CHROMATOREX TLC Plates NH 0.25mm」、クロロホルム:メタノール=20:1)で精製した。減圧下溶媒を留去後、得られた残渣をメタノールに溶解させ、4mol/L塩化水素−1,4−ジオキサン溶液を加えた後、減圧下溶媒を留去して、表題化合物(14mg)を無色アモルファス状物質として得た。
LC-MS 保持時間 1.013 min
LC:Agilent 1290
ESI/APCI MS:Agilent 6130
Column: Waters Acquity CSH C18 1.7um, 2.1x50mm
Solvent: H2O:CH3CN(0.1% Formic acid)
Gradient: 0.8mL/min, 0min(95:5) →1.2min(50:50)
1.0mL/min, →1.38min(3:97)
MS (+) : 1183 [M+H]+.
【0480】
実施例8−6 N,N’−ビス[2−(2−{2−[(6−{3−[(4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−4−イル]フェニル}ピラジン−2−イル)アミノ]エトキシ}エトキシ)エチル]ブタンジアミド5塩酸塩
参考例10−1で得られたN−{2−[2−(2−アミノエトキシ)エトキシ]エチル}−5−{3−[(4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−4−イル]フェニル}ピリジン−2−アミン トリフルオロ酢酸塩を使用する代わりに、参考例8−4で得られたN−{2−[2−(2−アミノエトキシ)エトキシ]エチル}−6−{3−[(4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−4−イル]フェニル}ピラジン−2−アミンを使用する以外は、実質的に実施例8−1と同様の反応を実施して、表題化合物(23mg、31%)を黄色アモルファス状物質として得た。
LC-MS 保持時間 1.108 min
LC:Agilent 1290
ESI/APCI MS:Agilent 6130
Column: Waters Acquity CSH C18 1.7um, 2.1x50mm
Solvent: H2O:CH3CN(0.1% Formic acid)
Gradient: 0.8mL/min, 0min(95:5) →1.2min(50:50)
1.0mL/min, →1.38min(3:97)
MS (+) : 1115 [M+H]+.
【0481】
実施例8−7 1−[(5−{3−[(4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−4−イル]フェニル}ピリジン−2−イル)アミノ]−N−[2−(2−{2−[(5−{3−[(4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−4−イル]フェニル}ピリジン−2−イル)アミノ]エトキシ}エトキシ)エチル]−10−オキソ−3,6,12−トリオキサ−9−アザテトラデカン−14−アミド塩酸塩
二塩化ブタンジオイルを使用する代わりに、塩化 2,2’−オキシジアセチルを使用する以外は、実質的に実施例8−1と同様の反応を実施して、表題化合物(12mg)を無色固体として得た。
LC-MS 保持時間 0.827 min
LC:Agilent 1290
ESI/APCI MS:Agilent 6130
Column: Waters Acquity CSH C18 1.7um, 2.1x50mm
Solvent: H2O:CH3CN(0.1% Formic acid)
Gradient: 0.8mL/min, 0min(95:5) →1.2min(50:50)
1.0mL/min, →1.38min(3:97)
MS (+) : 1129 [M+H]+.
【0482】
実施例8−8 (2R,3R)−N,N’−ビス[2−(2−{2−[(6−{3−[(4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−4−イル]フェニル}ピリミジン−4−イル)アミノ]エトキシ}エトキシ)エチル]−2,3−ジヒドロキシブタンジアミド塩酸塩
参考例10−1で得られたN−{2−[2−(2−アミノエトキシ)エトキシ]エチル}−5−{3−[(4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−4−イル]フェニル}ピリジン−2−アミン トリフルオロ酢酸塩を使用する代わりに、実質的に参考例8−3で得られたN−{2−[2−(2−アミノエトキシ)エトキシ]エチル}−6−{3−[(4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−4−イル]フェニル}ピリミジン−4−アミン トリフルオロ酢酸塩をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(Biotage(登録商標)SNAP Cartridge KP−NH、クロロホルム:メタノール=100:0→85:15)で精製して得られたN−{2−[2−(2−アミノエトキシ)エトキシ]エチル}−6−{3−[(4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−4−イル]フェニル}ピリミジン−4−アミンを使用する以外は、実質的に実施例8−2と同様の反応を実施して、表題化合物(60mg)を淡黄色アモルファス状物質として得た。
LC-MS 保持時間 0.823 min
LC:Agilent 1290
ESI/APCI MS:Agilent 6130
Column: Waters Acquity CSH C18 1.7um, 2.1x50mm
Solvent: H2O:CH3CN(0.1% Formic acid)
Gradient: 0.8mL/min, 0min(95:5) →1.2min(50:50)
1.0mL/min, →1.38min(3:97)
MS (+) : 1147 [M+H]+.
【0483】
実施例8−9 (2S,3S)−N,N’−ビス[2−(2−{2−[2−(4−{3−[(4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−4−イル]フェニル}−1H−1,2,3−トリアゾール−1−イル)エトキシ]エトキシ}エトキシ)エチル]−2,3−ジヒドロキシブタンジアミド塩酸塩
参考例7−1で得られた2−(2−{2−[2−(4−{3−[(4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−4−イル]フェニル}−1H−1,2,3−トリアゾール−1−イル)エトキシ]エトキシ}エトキシ)エタンアミン(0.10g)のN,N−ジメチルホルムアミド(5.0mL)溶液に、O−(7−アザベンゾトリアゾール−1−イル)−N,N,N’,N’−テトラメチルウロニウムヘキサフルオロリン酸塩(85mg)、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(29mg)、D−(−)−酒石酸(13mg)を加え、室温で3時間攪拌した。反応溶液を濃縮後、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(Biotage(登録商標)SNAP Cartridge KP−NH、クロロホルム:メタノール=100:0→70:30)で精製した。減圧下溶媒を留去し、得られた残渣をエタノール(5.0mL)に溶解し、4mol/L塩化水素−酢酸エチル(0.20mL)を加えた。減圧下溶媒を留去し、表題化合物(15mg)を無色アモルファス状物質として得た。
LC-MS 保持時間 1.010 min
LC:Agilent 1290
ESI/APCI MS:Agilent 6130
Column: Waters Acquity CSH C18 1.7um, 2.1x50mm
Solvent: H2O:CH3CN(0.1% Formic acid)
Gradient: 0.8mL/min, 0min(95:5) →1.2min(50:50)
1.0mL/min, →1.38min(3:97)
MS (+) : 1183 [M+H]+.
【0484】
実施例8−10 (2R,3R)−N,N’−ビス{2−[2−(2−{2−[(6−{3−[(4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−4−イル]フェニル}ピリミジン−4−イル)アミノ]エトキシ}エトキシ)エトキシ]エチル}−2,3−ジヒドロキシブタンジアミド塩酸塩
参考例10−1で得られたN−{2−[2−(2−アミノエトキシ)エトキシ]エチル}−5−{3−[(4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−4−イル]フェニル}ピリジン−2−アミン トリフルオロ酢酸塩を使用する代わりに、参考例8−9で得られたN−(2−{2−[2−(2−アミノエトキシ)エトキシ]エトキシ}エチル)−6−{3−[(4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−4−イル]フェニル}ピリミジン−4−アミンを使用する以外は、実質的に実施例8−2と同様の反応を実施して、表題化合物(60mg)を淡黄色アモルファス状物質として得た。
LC-MS 保持時間 0.861 min
LC:Agilent 1290
ESI/APCI MS:Agilent 6130
Column: Waters Acquity CSH C18 1.7um, 2.1x50mm
Solvent: H2O:CH3CN(0.1% Formic acid)
Gradient: 0.8mL/min, 0min(95:5) →1.2min(50:50)
1.0mL/min, →1.38min(3:97)
MS (+) : 1235 [M+H]+.
【0485】
実施例8−11 1−[(6−{3−[(4R)−6,8−ジクロロ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−4−イル]フェニル}ピリミジン−4−イル)アミノ]−N−{2−[2−(2−{2−[(6−{3−[(4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−4−イル]フェニル}ピリミジン−4−イル)アミノ]エトキシ}エトキシ)エトキシ]エチル}−13−オキソ−3,6,9,15−テトラオキサ−12−アザヘプタデカン−17−アミド塩酸塩
参考例10−1で得られたN−{2−[2−(2−アミノエトキシ)エトキシ]エチル}−5−{3−[(4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−4−イル]フェニル}ピリジン−2−アミン トリフルオロ酢酸塩を使用する代わりに、参考例8−9で得られたN−(2−{2−[2−(2−アミノエトキシ)エトキシ]エトキシ}エチル)−6−{3−[(4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−4−イル]フェニル}ピリミジン−4−アミンを使用し、二塩化ブタンジオイルを使用する代わりに、塩化 2,2’−オキシジアセチルを使用する以外は、実質的に実施例8−1と同様の反応を実施して、表題化合物(30mg)を無色アモルファス状物質として得た。
LC-MS 保持時間 0.882 min
LC:Agilent 1290
ESI/APCI MS:Agilent 6130
Column: Waters Acquity CSH C18 1.7um, 2.1x50mm
Solvent: H2O:CH3CN(0.1% Formic acid)
Gradient: 0.8mL/min, 0min(95:5) →1.2min(50:50)
1.0mL/min, →1.38min(3:97)
MS (+) : 1219 [M+H]+.
【0486】
実施例8−12 N,N’−ビス{2−[2−(2−{2−[(6−{3−[(4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−4−イル]フェニル}ピリミジン−4−イル)アミノ]エトキシ}エトキシ)エトキシ]エチル}ブタンジアミド塩酸塩
参考例10−1で得られたN−{2−[2−(2−アミノエトキシ)エトキシ]エチル}−5−{3−[(4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−4−イル]フェニル}ピリジン−2−アミン トリフルオロ酢酸塩を使用する代わりに、参考例8−9で得られたN−(2−{2−[2−(2−アミノエトキシ)エトキシ]エトキシ}エチル)−6−{3−[(4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−4−イル]フェニル}ピリミジン−4−アミンを使用する以外は、実質的に実施例8−1と同様の反応を実施して、表題化合物(47mg)を無色アモルファス状物質として得た。
LC-MS 保持時間 0.884 min
LC:Agilent 1290
ESI/APCI MS:Agilent 6130
Column: Waters Acquity CSH C18 1.7um, 2.1x50mm
Solvent: H2O:CH3CN(0.1% Formic acid)
Gradient: 0.8mL/min, 0min(95:5) →1.2min(50:50)
1.0mL/min, →1.38min(3:97)
MS (+) : 1203 [M+H]+.
【0487】
実施例8−13 N,N’−ビス{2−[2−(2−{2−[(6−{3−[(4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−4−イル]フェニル}ピリミジン−4−イル)アミノ]エトキシ}エトキシ)エトキシ]エチル}ヘキサンジアミド塩酸塩
参考例10−1で得られたN−{2−[2−(2−アミノエトキシ)エトキシ]エチル}−5−{3−[(4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−4−イル]フェニル}ピリジン−2−アミン トリフルオロ酢酸塩を使用する代わりに、参考例8−9で得られたN−(2−{2−[2−(2−アミノエトキシ)エトキシ]エトキシ}エチル)−6−{3−[(4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−4−イル]フェニル}ピリミジン−4−アミンを使用し、二塩化ブタンジオイルを使用する代わりに、 二塩化ヘキサンジオイルを使用する以外は、実質的に実施例8−1と同様の反応を実施して、表題化合物(47mg)を無色アモルファス状物質として得た。
LC-MS 保持時間 0.894 min
LC:Agilent 1290
ESI/APCI MS:Agilent 6130
Column: Waters Acquity CSH C18 1.7um, 2.1x50mm
Solvent: H2O:CH3CN(0.1% Formic acid)
Gradient: 0.8mL/min, 0min(95:5) →1.2min(50:50)
1.0mL/min, →1.38min(3:97)
MS (+) : 1231 [M+H]+.
【0488】
実施例8−14 (2R,3R)−N−[2−(2−{2−[(5−{3−[(4R)−6,8−ジクロロ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−4−イル]フェニル}ピリダジン−3−イル)アミノ]エトキシ}エトキシ)エチル]−N’−[2−(2−{2−[(5−{3−[(4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−4−イル]フェニル}ピリダジン−3−イル)アミノ]エトキシ}エトキシ)エチル]−2,3−ジヒドロキシブタネアミド4塩酸塩
参考例10−3で得られたN−{2−[2−(2−アミノエトキシ)エトキシ]エチル}−5−{3−[(4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−4−イル]フェニル}ピリダジン−3−アミン(51mg)、L−(+)−酒石酸(7.4mg)のN,N−ジメチルホルムアミド(0.3mL)溶液に、トリエチルアミン(14μL)、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(19mg)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール1水和物(15mg)を加え、室温で4時間攪拌した。反応溶液を逆相分取HPLC(カラム(YMC−Actus Triart 5μm C18 50x30mm)、移動相(0.1%ギ酸 in HO:0.1%ギ酸 in MeCN=95:5→80:20→50:50→5:95、40mL/min.)で精製した。減圧下溶媒を留去し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(Biotage(登録商標)SNAP Cartridge KP−NH、クロロホルム:メタノール=100:0→80:20)で精製した。減圧下溶媒を留去し、得られた残渣(37mg)をエタノール(1.0mL)に溶解し、2mol/L塩酸(0.20mL)を加え、室温で10分間攪拌した。減圧下溶媒を留去し、表題化合物(35mg、55%)を無色アモルファス状物質として得た。
LC-MS 保持時間 0.734 min
LC:Agilent 1290
ESI/APCI MS:Agilent 6130
Column: Waters Acquity CSH C18 1.7um, 2.1x50mm
Solvent: H2O:CH3CN(0.1% Formic acid)
Gradient: 0.8mL/min, 0min(95:5) →1.2min(50:50)
1.0mL/min, →1.38min(3:97)
MS (+) : 1147 [M+H]+.
【0489】
実施例8−15 (2R,3R)−N,N’−ビス[2−(2−{2−[2−(5−{3−[(4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−4−イル]フェニル}−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)エトキシ]エトキシ}エトキシ)エチル]−2,3−ジヒドロキシブタンジアミド2ギ酸塩
参考例14−3で得られた2−(2−{2−[2−(5−{3−[(4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−4−イル]フェニル}−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)エトキシ]エトキシ}エトキシ)エタンアミン(50mg)、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(27mg)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール1水和物(21mg)、トリエチルアミン(20μL)のクロロホルム(1.0mL)溶液に、L−(+)−酒石酸(6.3mg)のN,N−ジメチルホルムアミド(1.0mL)溶液をゆっくり滴下し、室温で5時間攪拌した。反応溶液を減圧下濃縮後、得られた残渣をLC−MS分取(LC(Agilent1260)、ESIMS(6130Quadrupole、ESI)、カラム(YMC−Actus Triart 5μm C18 50x30mm)、移動相(0.1%ギ酸 in HO:0.1%ギ酸 in CHCN=95:5→50:50→5:95)、50mL/min.)で精製して、表題化合物(7.0mg、13%)を黄色アモルファス状物質として得た。
LC-MS 保持時間 0.985 min
LC:Agilent 1290
ESI/APCI MS:Agilent 6130
Column: Waters Acquity CSH C18 1.7um, 2.1x50mm
Solvent: H2O:CH3CN(0.1% Formic acid)
Gradient: 0.8mL/min, 0min(95:5) →1.2min(50:50)
1.0mL/min, →1.38min(3:97)
MS (+) : 1183 [M+H]+.
【0490】
実施例8−16 (2R,3R)−N,N’−ビス[2−(2−{2−[(6−{3−[(4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−4−イル]フェニル}ピリミジン−4−イル)オキシ]エトキシ}エトキシ)エチル]−2,3−ジヒドロキシブタンジアミド塩酸塩
参考例10−1で得られたN−{2−[2−(2−アミノエトキシ)エトキシ]エチル}−5−{3−[(4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−4−イル]フェニル}ピリジン−2−アミン トリフルオロ酢酸塩を使用する代わりに、参考例11−1で得られた2−(2−{2−[(6−{3−[(4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−4−イル]フェニル}ピリミジン−4−イル)オキシ]エトキシ}エトキシ)エタンアミンを使用する以外は、実質的に実施例8−2と同様の反応を実施して、表題化合物(54mg)を無色アモルファス状物質として得た。
LC-MS 保持時間 1.133 min
LC:Agilent 1290
ESI/APCI MS:Agilent 6130
Column: Waters Acquity CSH C18 1.7um, 2.1x50mm
Solvent: H2O:CH3CN(0.1% Formic acid)
Gradient: 0.8mL/min, 0min(95:5) →1.2min(50:50)
1.0mL/min, →1.38min(3:97)
MS (+) : 1149 [M+H]+.
【0491】
実施例8−17 (2R,3R)−N,N’−ビス{2−[2−(2−{2−[(6−{3−[(4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−4−イル]フェニル}ピリミジン−4−イル)オキシ]エトキシ}エトキシ)エトキシ]エチル}−2,3−ジヒドロキシブタンジアミド塩酸塩
参考例10−1で得られたN−{2−[2−(2−アミノエトキシ)エトキシ]エチル}−5−{3−[(4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−4−イル]フェニル}ピリジン−2−アミン トリフルオロ酢酸塩を使用する代わりに、参考例11−2で得られた2−[2−(2−{2−[(6−{3−[(4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−4−イル]フェニル}ピリミジン−4−イル)オキシ]エトキシ}エトキシ)エトキシ]エタンアミンを使用する以外は、実質的に実施例8−2と同様の反応を実施して、表題化合物(60mg)を無色アモルファス状物質として得た。
LC-MS 保持時間 1.161 min
LC:Agilent 1290
ESI/APCI MS:Agilent 6130
Column: Waters Acquity CSH C18 1.7um, 2.1x50mm
Solvent: H2O:CH3CN(0.1% Formic acid)
Gradient: 0.8mL/min, 0min(95:5) →1.2min(50:50)
1.0mL/min, →1.38min(3:97)
MS (+) : 1237 [M+H]+.
【0492】
実施例8−18 1−[(6−{3−[(4R)−6,8−ジクロロ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−4−イル]フェニル}ピリミジン−4−イル)オキシ]−N−{2−[2−(2−{2−[(6−{3−[(4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−4−イル]フェニル}ピリミジン−4−イル)オキシ]エトキシ}エトキシ)エトキシ]エチル}−13−オキソ−3,6,9,15−テトラオキサ−12−アザヘプタデカン−17−アミド塩酸塩
参考例10−1で得られたN−{2−[2−(2−アミノエトキシ)エトキシ]エチル}−5−{3−[(4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−4−イル]フェニル}ピリジン−2−アミン トリフルオロ酢酸塩を使用する代わりに、参考例11−2で得られた2−[2−(2−{2−[(6−{3−[(4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−4−イル]フェニル}ピリミジン−4−イル)オキシ]エトキシ}エトキシ)エトキシ]エタンアミンを使用し、L−(+)−酒石酸を使用する代わりに、ジグリコール酸を使用する以外は、実質的に実施例8−2と同様の反応を実施して、表題化合物(75mg)を無色アモルファス状物質として得た。
LC-MS 保持時間 1.189 min
LC:Agilent 1290
ESI/APCI MS:Agilent 6130
Column: Waters Acquity CSH C18 1.7um, 2.1x50mm
Solvent: H2O:CH3CN(0.1% Formic acid)
Gradient: 0.8mL/min, 0min(95:5) →1.2min(50:50)
1.0mL/min, →1.38min(3:97)
MS (+) : 1221 [M+H]+.
【0493】
実施例8−19 (2R,3R)−N,N’−ビス{2−[2−(2−{2−[(5−{3−[(4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−4−イル]フェニル}ピリダジン−3−イル)アミノ]エトキシ}エトキシ)エトキシ]エチル}−2,3−ジヒドロキシブタンジアミド4塩酸塩
参考例10−3で得られたN−{2−[2−(2−アミノエトキシ)エトキシ]エチル}−5−{3−[(4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−4−イル]フェニル}ピリダジン−3−アミンを使用する代わりに、参考例10−4で得られたN−(2−{2−[2−(2−アミノエトキシ)エトキシ]エトキシ}エチル)−5−{3−[(4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−4−イル]フェニル}ピリダジン−3−アミンを使用する以外は、実質的に実施例8−14と同様の反応を実施して、表題化合物(18mg、41%)を無色アモルファス状物質として得た。
LC-MS 保持時間 0.758 min
LC:Agilent 1290
ESI/APCI MS:Agilent 6130
Column: Waters Acquity CSH C18 1.7um, 2.1x50mm
Solvent: H2O:CH3CN(0.1% Formic acid)
Gradient: 0.8mL/min, 0min(95:5) →1.2min(50:50)
1.0mL/min, →1.38min(3:97)
MS (+) : 1235 [M+H]+.
【0494】
実施例8−20 (2R,3R)−N,N’−ビス{2−[2−(2−{2−[(6−{3−[(4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−4−イル]フェニル}ピラジン−2−イル)アミノ]エトキシ}エトキシ)エトキシ]エチル}−2,3−ジヒドロキシブタンジアミド4塩酸塩
参考例10−3で得られたN−{2−[2−(2−アミノエトキシ)エトキシ]エチル}−5−{3−[(4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−4−イル]フェニル}ピリダジン−3−アミンを使用する代わりに、参考例8−11で得られたN−(2−{2−[2−(2−アミノエトキシ)エトキシ]エトキシ}エチル)−6−{3−[(4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−4−イル]フェニル}ピラジン−2−アミンを使用する以外は、実質的に実施例8−14と同様の反応を実施して、表題化合物(25mg、35%)を黄色アモルファス状物質として得た。
LC-MS 保持時間 1.131 min
LC:Agilent 1290
ESI/APCI MS:Agilent 6130
Column: Waters Acquity CSH C18 1.7um, 2.1x50mm
Solvent: H2O:CH3CN(0.1% Formic acid)
Gradient: 0.8mL/min, 0min(95:5) →1.2min(50:50)
1.0mL/min, →1.38min(3:97)
MS (+) : 1235 [M+H]+.
【0495】
実施例8−21 (2R,3R)−N,N’−ビス{2−[2−(2−{2−[(5−{3−[(4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−4−イル]フェニル}ピリミジン−2−イル)アミノ]エトキシ}エトキシ)エトキシ]エチル}−2,3−ジヒドロキシブタンジアミド ギ酸塩
参考例10−1で得られたN−{2−[2−(2−アミノエトキシ)エトキシ]エチル}−5−{3−[(4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−4−イル]フェニル}ピリジン−2−アミン トリフルオロ酢酸塩を使用する代わりに、参考例9−1で得られたN−(2−{2−[2−(2−アミノエトキシ)エトキシ]エトキシ}エチル)−5−{3−[(4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−4−イル]フェニル}ピリミジン−2−アミンを使用する以外は、実質的に実施例8−2と同様の反応を実施して(塩酸塩とする操作は行わない)、表題化合物(8.0mg、6.0%)を無色アモルファス状物質として得た。
LC-MS 保持時間 1.119 min
LC:Agilent 1290
ESI/APCI MS:Agilent 6130
Column: Waters Acquity CSH C18 1.7um, 2.1x50mm
Solvent: H2O:CH3CN(0.1% Formic acid)
Gradient: 0.8mL/min, 0min(95:5) →1.2min(50:50)
1.0mL/min, →1.38min(3:97)
MS (+) : 1235 [M+H]+.
【0496】
実施例8−22 N,N’−ビス{2−[2−(2−{2−[(6−{3−[(4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−4−イル]フェニル}ピリミジン−4−イル)オキシ]エトキシ}エトキシ)エトキシ]エチル}ブタンジアミド塩酸塩
参考例10−1で得られたN−{2−[2−(2−アミノエトキシ)エトキシ]エチル}−5−{3−[(4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−4−イル]フェニル}ピリジン−2−アミン トリフルオロ酢酸塩を使用する代わりに、参考例11−2で得られた2−[2−(2−{2−[(6−{3−[(4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−4−イル]フェニル}ピリミジン−4−イル)オキシ]エトキシ}エトキシ)エトキシ]エタンアミンを使用する以外は、実質的に実施例8−1と同様の反応を実施して、表題化合物(40mg)を無色アモルファス状物質として得た。
LC-MS 保持時間 0.657 min
LC:Agilent 1290
ESI/APCI MS:Agilent 6130
Column: Waters Acquity CSH C18 1.7um, 2.1x50mm
Solvent: H2O:CH3CN(0.1% Formic acid)
Gradient: 0.8mL/min, 0min(80:20) →1.2-1.4min(1:99)
MS (+) : 1205 [M+H]+, 1227 [M+Na]+.
【0497】
実施例8−23 N,N’−ビス{2−[2−(2−{2−[(6−{3−[(4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−4−イル]フェニル}ピリミジン−4−イル)オキシ]エトキシ}エトキシ)エトキシ]エチル}ヘキサンジアミド塩酸塩
参考例10−1で得られたN−{2−[2−(2−アミノエトキシ)エトキシ]エチル}−5−{3−[(4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−4−イル]フェニル}ピリジン−2−アミン トリフルオロ酢酸塩を使用する代わりに、参考例11−2で得られた2−[2−(2−{2−[(6−{3−[(4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−4−イル]フェニル}ピリミジン−4−イル)オキシ]エトキシ}エトキシ)エトキシ]エタンアミンを使用し、二塩化ブタンジオイルを使用する代わりに、 二塩化ヘキサンジオイルを使用する以外は、実質的に実施例8−1と同様の反応を実施して、表題化合物(14mg)を無色アモルファス状物質として得た。
LC-MS 保持時間 0.662 min
LC:Agilent 1290
ESI/APCI MS:Agilent 6130
Column: Waters Acquity CSH C18 1.7um, 2.1x50mm
Solvent: H2O:CH3CN(0.1% Formic acid)
Gradient: 0.8mL/min, 0min(80:20) →1.2-1.4min(1:99)
MS (+) : 1233 [M+H]+, 1255 [M+Na]+.
【0498】
実施例8−24 (2R,3S,4R,5S)−N,N’−ビス[2−(2−{2−[2−(5−{3−[(4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−4−イル]フェニル}−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)エトキシ]エトキシ}エトキシ)エチル]−2,3,4,5−テトラヒドロキシヘキサンジアミド塩酸塩
参考例14−3で得られた2−(2−{2−[2−(5−{3−[(4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−4−イル]フェニル}−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)エトキシ]エトキシ}エトキシ)エタンアミン(58mg)と、(4R,4’S,5S,5’R)−2,2,2’,2’−テトラメチル−4,4’−ビ−1,3−ジオキソラン−5,5’−ジカルボン酸(16mg、WO2006/091894 パンフレット記載)のN,N−ジメチルホルムアミド(1.1mL)溶液に、O−(7−アザベンゾトリアゾール−1−イル)−N,N,N’,N’−テトラメチルウロニウムヘキサフルオロリン酸塩(45mg)、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(38μL)を加え、室温で75分間攪拌した。反応溶液を逆相分取HPLC(カラム(YMC−Actus Triart 5μm C18 50x30mm)、移動相(0.1%ギ酸 in HO:0.1%ギ酸 in MeCN=97:3→30:70→5:95、40mL/min.)で精製した。減圧下溶媒を留去し、得られた残渣に水(1.0mL)、トリフルオロ酢酸(2.0mL)を加え、室温で終夜攪拌した。減圧下溶媒を留去し、得られた残渣を逆相分取HPLC(カラム(YMC−Actus Triart 5μm C18 50x30mm)、移動相(0.1%ギ酸 in HO:0.1%ギ酸 in MeCN=97:3→30:70→5:95、40mL/min.)で精製した。得られた精製溶液をPL−HCO MP−SPE(登録商標)(0.20g)用いて中和し、その溶液を減圧下濃縮した。得られた残渣をエタノール(1.0mL)に溶解し、2moL/L塩酸(3.0μL)を加えた後、減圧下濃縮して、表題化合物(2.4mg)を淡黄色アモルファス状物質として得た。
LC-MS 保持時間 0.960 min
LC:Agilent 1290
ESI/APCI MS:Agilent 6130
Column: Waters Acquity CSH C18 1.7um, 2.1x50mm
Solvent: H2O:CH3CN(0.1% Formic acid)
Gradient: 0.8mL/min, 0min(95:5) →1.2min(50:50)
1.0mL/min, →1.38min(3:97)
MS (+) : 1243 [M+H]+
【0499】
実施例8−25 (2R,3S,4R,5S)−N,N’−ビス[2−(2−{2−[2−(5−{3−[(4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−4−イル]フェニル}−2H−テトラゾール−2−イル)エトキシ]エトキシ}エトキシ)エチル]−2,3,4,5−テトラヒドロキシヘキサンジアミド塩酸塩
参考例14−3で得られた2−(2−{2−[2−(5−{3−[(4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−4−イル]フェニル}−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)エトキシ]エトキシ}エトキシ)エタンアミンを使用する代わりに、参考例12−4で得られた2−(2−{2−[2−(5−{3−[(4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−4−イル]フェニル}−2H−テトラゾール−2−イル)エトキシ]エトキシ}エトキシ)エタンアミンを使用する以外は、実質的に実施例8−24と同様の反応を実施して、表題化合物(20mg、28%)を淡黄色アモルファス状物質として得た。
LC-MS 保持時間 0.984 min
LC:Agilent 1290
ESI/APCI MS:Agilent 6130
Column: Waters Acquity CSH C18 1.7um, 2.1x50mm
Solvent: H2O:CH3CN(0.1% Formic acid)
Gradient: 0.8mL/min, 0min(95:5) →1.2min(50:50)
1.0mL/min, →1.38min(3:97)
MS (+) : 1245 [M+H]+
【0500】
実施例8−26 (2R,3S,4R,5S)−N,N’−ビス{2−[2−(2−{2−[(6−{3−[(4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−4−イル]フェニル}ピリミジン−4−イル)アミノ]エトキシ}エトキシ)エトキシ]エチル}−2,3,4,5−テトラヒドロキシヘキサンジアミド塩酸塩
参考例14−3で得られた2−(2−{2−[2−(5−{3−[(4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−4−イル]フェニル}−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)エトキシ]エトキシ}エトキシ)エタンアミンを使用する代わりに、参考例8−9で得られたN−(2−{2−[2−(2−アミノエトキシ)エトキシ]エトキシ}エチル)−6−{3−[(4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−4−イル]フェニル}ピリミジン−4−アミンを使用する以外は、実質的に実施例8−24と同様の反応を実施して、表題化合物(25mg、31%)を淡黄色アモルファス状物質として得た。
LC-MS 保持時間 0.738 min
LC:Agilent 1290
ESI/APCI MS:Agilent 6130
Column: Waters Acquity CSH C18 1.7um, 2.1x50mm
Solvent: H2O:CH3CN(0.1% Formic acid)
Gradient: 0.8mL/min, 0min(95:5) →1.2min(50:50)
1.0mL/min, →1.38min(3:97)
MS (+) : 1295 [M+H]+
【0501】
以下の表6−1〜6−3に、実施例8−2〜8−26の構造を示す。
【0502】
実施例8−2〜8−26
【0503】
【化134】
【0504】
【表6-1】
【0505】
【表6-2】
【0506】
【表6-3】
【0507】
実施例9−1 1−(4−{3−[(4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−4−イル]フェニル}−1H−1,2,3−トリアゾール−1−イル)−N−[2−(2−{2−[2−(4−{3−[(4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−4−イル]フェニル}−1H−1,2,3−トリアゾール−1−イル)エトキシ]エトキシ}エトキシ)エチル]−15,18−ビス[1−(4−{3−[(4S)−6,8−ジクロロ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−4−イル]フェニル}−1H−1,2,3−トリアゾール−1−イル)−13−オキソ−3,6,9−トリオキサ−12−アザテトラデカン−14−イル]−13−オキソ−3,6,9−トリオキサ−12,15,18−トリアザイコサン−20−アミド塩酸塩
【0508】
【化135】
参考例6−6で得られた1−アジド−N−(2−{2−[2−(2−アジドエトキシ)エトキシ]エトキシ}エチル)−15,18−ビス(1−アジド−13−オキソ−3,6,9−トリオキサ−12−アザテトラデカン−14−イル)−13−オキソ−3,6,9−トリオキサ−12,15,18−トリアザイコサン−20−アミド(62mg)、参考例2−1で得られた(4S)−6,8−ジクロロ−4−(3−エチニルフェニル)−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン(0.10g)、硫酸銅(4.5mg)、アスコルビン酸ナトリウム(12mg)のエタノール(2.0mL)−水(0.5mL)混合溶液を85℃で3時間攪拌した。減圧下エタノールを留去後、フィルターろ過し、ろ液を減圧下濃縮した。得られた残渣を逆相分取HPLC(カラム(YMC−Actus Triart 5μm C18 50x30mm)、移動相(0.1%トリフルオロ酢酸 in HO:0.1%トリフルオロ酢酸 in MeCN=90:10→20:80→5:95、40mL/min.)で精製し、更に分取TLC(富士シリシア化学「CHROMATOREX TLC Plates NH 0.25mm」、クロロホルム:メタノール=20:1)で精製した。減圧下溶媒を留去後、得られた残渣をメタノールに溶解させ、4mol/L塩化水素−1,4−ジオキサン溶液を加えた後、減圧下溶媒を留去して、表題化合物(10mg、14%)を淡黄色アモルファス状物質として得た。
LC-MS 保持時間 1.073 min
LC:Agilent 1290
ESI/APCI MS:Agilent 6130
Column: Waters Acquity CSH C18 1.7um, 2.1x50mm
Solvent: H2O:CH3CN(0.1% Formic acid)
Gradient: 0.8mL/min, 0min(95:5) →1.2min(50:50)
1.0mL/min, →1.38min(3:97)
MS (+) : 2359 [M+H]+.
【0509】
本発明化合物のNHE3阻害作用を評価するには、例えば、試験例1に記載した方法など、公知の手法に従って行うことができる。
【0510】
本発明化合物のNHE3阻害作用を、以下の試験例1に記載した方法を用いて測定した。
試験例1
【0511】
(1)内在NHE欠損細胞株の作製
内在NHE欠損細胞株はフクロネズミ腎臓(OK)細胞(ATCC)を用い、Jacques Pouyssegurらの方法(Proc. Natl. Acad. Sci.USA.1984 Vol. 81. 4833−4837)に従い作製した。
【0512】
(2)発現プラスミドおよびヒトNHE3安定発現細胞株の作製
発現プラスミドはヒトNHE3(SLC9A3、Accession No.NM_004174)cDNA配列(ジーンコピア社)をpcDNA3.2/V5−DESTベクター(ライフテクノロジーズ社)に挿入し構築した。
構築したヒトNHE3発現プラスミドを内在NHE欠損OK細胞へ遺伝子導入し、安定発現細胞を作製した。遺伝子導入はヌクレオフェクター2b装置(ロンザ社)を用いエレクトロポレーション法にて実施した。ジェネティシン(ライフテクノロジーズ社) 500 ug/mL含有培地下で選択し安定発現細胞株を単離した。
【0513】
(3)NHE3阻害試験
細胞を用いたNHE3活性測定法:細胞内の酸性化後にNHE3を介して起こる細胞内pHの回復を指標に活性を判定した。細胞内pHの測定はTsien ら(Proc. Natl. Acad. Sci. USA.,1984,81,7436−7440)により報告されたpH感受性蛍光指示薬法を一部改変して実施した。
ヒトNHE3安定発現細胞株をポリDリジンコート96ウェルプレート(グライナー社)中に播種し、一晩増殖させた。培地をウェルから吸引し、細胞をハンクス平衡塩緩衝液(137 mM NaCl、20 mM HEPES、5.6 mM グルコース、5.3 mM KCl、1.3 mM CaCl、0.5 mM MgCl、0.4 mM MgSO、0.4 mM KHPO、0.3mM NaHPO、pH7.4)で1回洗浄した後、0.25μM BCECF−AM(同仁化学社)を含むハンクス平衡塩緩衝液を加え37℃で30分間インキュベートした。ウェルから液を吸引し、NHCl緩衝液(20 mM NHCl、115 mM 塩化コリン、20 mM HEPES、5 mM グルコース、4.7 mM KCl、1.25 mM CaCl、1.25 mM MgCl、pH7.4)を添加後37℃で10分間インキュベートした。NHCl緩衝液中でインキュベートした細胞を、NHClを含まない緩衝液(133.8 mM 塩化コリン、10 mM HEPES、5 mM グルコース、4.7 mM KCl,1.25 mM CaCl、1.25 mM MgCl、0.97 mM KHPO、0.23 mM KHPO、pH7.4)で洗浄することによって細胞内pHを低下させた。洗浄工程後、NHClを含まない緩衝液で調製した試験化合物溶液70μLを細胞へ添加し、測定器FDSS6000(浜松ホトニクス社)内で70μLのナトリウムイオンを含む緩衝液(133.8 mM NaCl、10mM HEPES、5 mM グルコース、4.7 mM KCl、1.25 mM CaCl、1.25 mM MgCl、0.97 mM NaHPO、0.23 mM NaHPO、pH7.4)を加えることでpHの回復を開始させた。細胞内pHの回復をBCECF蛍光(励起波長480 nm、蛍光波長520〜560 nm)によってモニターし、pH回復の初速域をプロットした。試験化合物を含まないpHの回復を最大回復とし、その最大回復を50%抑制するのに必要な試験化合物濃度をIC50値として算出した。
【0514】
(4)結果
各化合物のヒトNHE3阻害活性(nM)を以下の表7−1に示す。
【0515】
【表7-1】
【0516】
本発明化合物のリン吸収抑制作用を評価するには、例えば、試験例2に記載した方法など、公知の手法に従って行うことができる。
【0517】
本発明化合物のリン吸収抑制作用を、以下の試験例2に記載した方法を用いて測定した。
試験例2
【0518】
SDラットでの32Pリン酸経口負荷試験における本発明化合物のリン吸収抑制作用
8週齢のSD系雄性ラット(日本エスエルシー株式会社)を実験動物として用いた。被験化合物を日本薬局方注射用水(光製薬社製)に、0.2mg/mLまたは0.6mg/mLの濃度となるように懸濁あるいは溶解し、5mL/kg体重の容量で経口投与した。対照群には日本薬局方注射用水を同容量投与した。被験化合物及び注射用水投与から5分後に 32Pリン酸(パーキンエルマー)を含有するリン酸溶液(1.3mM NaHPO)を5mL/kgで投与した。リン酸溶液投与30分後に尾静脈より採血し、血液試料を直ちにEDTA−2K(DOJINDO社製)と混合した。その後、3000rpm、10分間、4℃で遠心分離し、血漿を回収した。
血漿100μL中の放射活性を液体シンチレーションカウンターで測定し、リン酸吸収カウントとした。対照群の血漿中の放射活性をコントロールとして、リン酸吸収抑制率を以下の式により求めた。
リン酸吸収抑制率(%)=(1―被験化合物投与群のリン酸吸収カウント/対照群のリン酸吸収カウント)× 100
【0519】
(2)結果
各化合物のリン酸吸収抑制率(%、投与用量は1mg/kg又は3mg/kg)を以下の表8−1に示す。なお、複数の用量での抑制率を測定することで、最小有効用量(Minimum Effective Dose、MED)を算出することもできる。
【0520】
【表8-1】
【0521】
本発明化合物のリン排出亢進作用を評価するには、例えば、試験例3に記載した方法など、公知の手法に従って行うことができる。
【0522】
本発明化合物のリン排出亢進作用を、以下の試験例3に記載した方法を用いて測定した。
試験例3
【0523】
(1)SDラットでの32Pリン酸経口負荷試験における本発明化合物のリン排出亢進作用
8週齢のSD系雄性ラット(日本エスエルシー株式会社)を実験動物として用いた。被験化合物を日本薬局方注射用水(光製薬株式会社)に、0.006、0.02、0.06、又は0.2mg/mLの濃度となるように溶解し、5mL/kg体重の容量で経口投与した。対照群には日本薬局方注射用水を同容量投与した。被験化合物及び日本薬局方注射用水から5分後に32Pリン酸(パーキンエルマー)を含有するリン酸溶液(12mM NaHPO)を5mL/kgで投与した。リン酸溶液投与から48時間で排泄された糞便を回収し、重量を測定した。糞便重量に対して50mg/mLとなるように0.6M塩酸を添加し、24時間振盪混合した。混合後、ホモジナイザーを用いて糞便を破砕し、さらに48時間以上振盪させることで糞便中に含まれる32Pリン酸を抽出した。32Pリン酸を抽出した溶液から2mLを分取し、15000rpm、10分間、室温で遠心分離し、上清を回収した。
上清1mL中の放射活性を液体シンチレーションカウンターで測定し、添加した塩酸量を乗じることで糞便中に排出された32Pの放射活性を算出した。さらに、リン酸溶液1mL中の放射活性を測定し、投与したリン酸溶液量を乗じることで、投与された 32Pの放射活性を算出した。その後、以下の式によりリン排出率を求めた。
リン排出率(%)=糞便中に排出された32Pの放射活性/投与された32Pの放射活性×100
リン排出率を算出後、対照群のリン排出率をコントロールとして、被験化合物によるリン排出亢進率を以下の式により算出した。
リン排出亢進率(%)=(被験化合物投与群のリン排出率/対照群のリン排出率−1)× 100
【0524】
(2)結果
被験化合物の各投与量におけるリン排出亢進率(%)を以下の表9−1に示す。なお、複数の用量での抑制率を測定することで、最小有効用量(Minimum Effective Dose、MED)を算出することもできる。
【0525】
【表9-1】
【産業上の利用可能性】
【0526】
本発明化合物は、優れたNHE3阻害作用を有し、便秘、高血圧、腎症、腎不全に由来する体液貯留、心不全や肝硬変や薬剤による体液貯留の予防又は治療に有効な医薬品を提供するが可能となる。また、優れたリン吸収抑制作用を有し、高リン血症を代表とするCKD-MBDの予防又は治療に有効な医薬品を提供するが可能となる。本発明は、患者の負担を軽減し、医薬品産業の発達に寄与することが期待される。