(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明を実施するための形態】
【0014】
[サービス提供者(利用者)の例]
まず、サービス提供者の例について説明する。
サービス提供者は、サービスを提供する対象者に様々なサービスを提供する。ここで、サービス提供者が、サービスを提供する対象者に関する情報を得ることによって、適切なサービスを提供できる場合がある。
例えば、サービス提供者が宅配業者であって、対象者が宅配荷物の受領者である場合がある。宅配業者は、受領者の不在時に荷物を宅配した場合、再度受領者が在宅している時に荷物を配達することが求められる。これにより、受領者が不在である場合、宅配業者は、再配達に伴う手間やコストの増加を低減することが困難である場合があった。
ここで、宅配業者が、受領者に関する情報として、受領者が在宅であるか、不在であるかを示す情報を得ることによって、受領者が在宅している時に荷物を配達することができる場合がある。すなわち、宅配業者は、受領者に関する情報として、受領者が在宅であるか、不在であるかを示す情報を得ることによって、再配達に伴う手間やコストを低減することができる場合がある。
【0015】
また、例えば、サービス提供者が広告提供業者であって、対象者が消費者である場合がある。具体的には、広告提供業者は、消費者に対して家電の宣伝等の情報を提供する場合がある。この場合、広告提供業者は、消費者のニーズに合った宣伝等の情報を当該消費者に提供することが求められる。消費者のニーズに合った宣伝とは、例えば、消費者が使用している家電が古いタイプの家電ある場合、新しい家電を勧める内容の宣伝等である。広告提供業者が消費者のニーズに合った宣伝等が行えない場合、宣伝に基づいて消費者の家電の購入意欲を向上させることが困難である場合があった。
ここで、広告提供業者が、消費者に関する情報として、消費者が使用する電力の内訳を示す情報を得ることによって、消費者のニーズに合った宣伝等の情報を提供することができる場合がある。すなわち、広告提供業者は、消費者に関する情報として、消費者が使用する電力の内訳を示す情報を得ることによって、宣伝に基づいて消費者の家電の購入意欲を向上させることができる場合がある。
【0016】
また、例えば、エネルギー見える化サービスの提供者であって、対象者が電力供給事業者から電力の供給を受ける需要家である場合がある。この場合、エネルギー見える化サービスの提供者は、需要家に当該需要家が消費する消費電力を示す情報を提供することが求められる場合がある。
ここで、エネルギー見える化サービスの提供者が需要家に関する情報として、需要家が消費する消費電力を示す情報を得ることによって、需要家に当該需要家が消費する消費電力を示す情報を提供することができる場合がある。
【0017】
したがって、上述したように、サービス提供者に対して、サービスを提供する対象者に関する情報を提供することが可能であれば、サービス提供者が対象者に適切なサービスを提供することができる。
以下、サービス提供者が宅配業者である場合を一例として、本発明の第1実施形態について説明する。
なお、以下、ここでいうサービス提供者を利用者とも記載する。
【0018】
[第1実施形態:利用者が宅配業者である場合]
第1実施形態の消費電力情報加工装置1とは、電力供給事業者から電力の供給を受ける需要家CSが消費する消費電力に基づいて、需要家CSに関する情報を生成し、出力する装置である。
本実施形態では、需要家CSに関する情報を利用する利用者USが宅配業者である場合について説明する。また、本実施形態では、消費電力情報加工装置1が生成する需要家CSに関する情報が、需要家CSが在宅であるか、不在であるかを示す情報である場合について説明する。
以下、図を参照して本発明の第1実施形態について説明する。
【0019】
図1は、第1実施形態の消費電力情報加工装置1の概要を示す図である。
図1に示す通り、需要家CSは、電力供給事業者から電線WRを介して電力の供給を受ける。需要家CSとは、例えば、一般家庭である。電線WRとは、電力供給事業者と、需要家CSとの間に敷設される送電線や配電線である。需要家CSは、需要家CSの生活に伴い、電力供給事業者から供給された電力を消費する。具体的には、需要家CSは、需要家CSの生活に伴い、家庭用電気製品等の電気器具EAを使用すること等によって電力供給事業者から供給された電力を消費する。需要家CSは、需要家CSが消費する消費電力を検出する検出器Cを備える。検出器Cとは、例えば、電流計である。検出器Cは、例えば、契約用電流制限器の近傍に備えられる。
【0020】
図1に示す通り、消費電力情報加工装置1と、検出器Cとは、接続される。
消費電力情報加工装置1は、検出器Cが検出した需要家CSの消費電力を示す消費電力情報CPを需要家CSから取得する。
【0021】
具体的には、
図1に示す通り、需要家CS1であるAさん宅には、検出器C1が備えられる。また、需要家CS2であるBさん宅には、検出器C2が備えられる。また、需要家CSnであるnさん宅には、検出器Cnが備えられる。
検出器C1は、Aさん宅の消費電力を検出し、検出した消費電力を示す消費電力情報CP1を消費電力情報加工装置1へ供給する。また、検出器C2は、Bさん宅の消費電力を検出し、検出した消費電力を示す消費電力情報CP2を消費電力情報加工装置1へ供給する。また、検出器Cnは、nさん宅の消費電力を検出し、検出した消費電力を示す消費電力情報CPnを消費電力情報加工装置1へ供給する。消費電力情報加工装置1は、検出器C1、検出器C2及び検出器Cnから消費電力情報CP1、消費電力情報CP2及び消費電力情報CPnを取得する。
【0022】
なお、この一例では、消費電力情報加工装置1には、需要家CS1の検出器C1、需要家CS2の検出器C2及び需要家CSnの検出器Cnが接続され、消費電力情報CPを取得する場合について説明したが、これに限られない。消費電力情報加工装置1は、1つの需要家CSから消費電力情報CPを取得してもよく、複数の需要家CSから消費電力情報CPを取得してもよい。
【0023】
以降の説明において、検出器C1と、検出器C2と、検出器Cnとを特に区別しない売には、総称して検出器Cと記載する。また、以降の説明において、需要家CS1と、需要家CS2と、需要家CSnとを特に区別しない場合には、総称して需要家CSと記載する。また、以降の説明において、消費電力情報CP1と、消費電力情報CP2と、消費電力情報CPnとを特に区別しない場合には、総称して消費電力情報CPと記載する。
【0024】
消費電力情報加工装置1は、取得した需要家CSの消費電力情報CPを需要家CSに関する情報に加工し、加工後情報WDを生成する。消費電力情報加工装置1は、生成した加工後情報WDを利用者US1に出力する。消費電力情報加工装置1が消費電力情報CPを加工後情報WDに加工する詳細については後述する。
この一例では、加工後情報WDは、需要家CSが在宅であるか、不在であるかを示す。
また、この一例では、消費電力情報加工装置1は、加工後情報WDを利用する利用者US1である宅配業者に加工後情報WDを出力する。
【0025】
利用者US1である宅配業者は、消費電力情報加工装置1から加工後情報WDを取得する。宅配業者は、加工後情報WDに示される需要家CSが在宅であるか、不在であるかを示す情報に基づいて、荷物の配達を行う。
具体的には、
図1に示す通り、消費電力情報加工装置1は、利用者US1である宅配業者の物流倉庫BDに加工後情報WDを出力する。需要家CSに荷物の配達を行う車両Vは、物流倉庫BDと情報の送受を行うことができる携帯端末TMを備える。この一例では、物流倉庫BDは、消費電力情報加工装置1から取得した加工後情報WDを所定の時間毎に車両Vが備える携帯端末TMに供給する。
車両Vを運転し、荷物を配達するドライバーは、携帯端末TMに示される加工後情報WDに基づいて、荷物の配達先である需要家CSが在宅であるか、不在であるかを確認する。
【0026】
図2は、本実施形態の携帯端末TMの一例を示す図である。
図2に示す通り、車両Vが備える携帯端末TMは、表示部DSPを備える。例えば、加工後情報WDが需要家CS1であるAさんが在宅であることを示す場合、
図2(A)に示す通り、表示部DSPには、「Aさん在宅」と示される。また、加工後情報WDが需要家CS1であるAさんが不在であることを示す場合、
図2(B)に示す通り、表示部DSPには、「Aさん不在」と示される。
以下、図を参照して消費電力情報加工装置1が消費電力情報CPを加工後情報WDに加工する構成について説明する。
【0027】
図3は、本実施形態の消費電力情報加工装置1の構成の一例を示す図である。
図3に示す通り、検出器Cは、需要家CSの消費電力情報CPを消費電力情報加工装置1に供給する。上述したように、消費電力情報加工装置1は、検出器C1と、検出器C2と、検出器Cnとから消費電力情報CP1と、消費電力情報CP2と、消費電力情報CPnとを取得する。
【0028】
以下、
図4を参照して消費電力情報CPの詳細について説明する。
図4は、本実施形態の消費電力情報CP1の一例を示す表である。具体的には、
図4は、Aさん宅(需要家CS1)の消費電力情報CP1の一部を示す表である。
図4に示す通り、この一例では、検出器Cは、需要家CSの消費電力情報CPを1時間毎に消費電力情報加工装置1に供給する。
【0029】
図3に戻り、消費電力情報加工装置1は、制御部100と、記憶部500とを備える。
記憶部500には、予め契約情報AGが記憶される。契約情報AGとは、需要家CSと、利用者USとの契約の有無を示す情報である。
【0030】
以下、
図5を参照して契約情報AGの詳細について説明する。
図5は、本実施形態における契約情報AGの一例を示す表である。
図5に示す通り、契約情報AGには、利用者USと、需要家CSとの契約の有無が示される。この一例では、契約情報AGには、利用者USが宅配業者である利用者US1と、需要家CSとの契約の有無が示される。
また、
図5に示す通り、需要家CSには、識別番号IDが関連付けられる。具体的には、需要家CS1には、識別番号ID1が、需要家CS2には、識別番号ID2が、需要家CSnには、識別番号IDnが関連づけられる。
また、
図5に示す通り、この一例では、利用者US1である宅配業者と契約している需要家CSが需要家CS1である。
【0031】
図3に戻り、制御部100は、CPU(Central Processing Unit)を備えており、取得部110と、判定部115と、加工部120と、利用者出力部130とをその機能部として備える。また、加工部120は、時間変化算出部121と、在否判定部125とを備える。
取得部110は、検出器Cから消費電力情報CPを取得する。この一例では、取得部110は、検出器C1、検出器C2及び検出器Cnから消費電力情報CP1、消費電力情報CP2及び消費電力情報CPnを取得する。取得部110は、取得した消費電力情報CPを判定部115に供給する。
【0032】
判定部115は、取得部110から消費電力情報CPを取得する。また、判定部115は、記憶部500から契約情報AGを読み出す。
判定部115は、契約情報AGが、利用者US1と、消費電力情報CPの取得元である需要家CSとが契約していることを示すか否かを判定する。判定部115は、取得した消費電力情報CPのうち、契約情報AGが消費電力情報CPの取得元である需要家CSと、利用者US1とが契約していることを示す需要家CSの消費電力情報CPを消費電力選択情報SCPとして加工部120に供給する。
上述したように、この一例では、利用者US1と契約している需要家CSが需要家CS1である。この一例の場合、判定部115は、消費電力情報CP1を消費電力選択情報SCPとして加工部120に供給する。これにより、利用者US1と契約のない需要家CS2及び需要家CSnの消費電力情報CP2及び消費電力情報CPnは、加工部120に供給されない。
【0033】
加工部120は、判定部115から消費電力選択情報SCPを取得する。加工部120は、取得した消費電力選択情報SCPを加工後情報WDに加工する。
本実施形態の加工部120は、消費電力選択情報SCPを利用者US1である宅配業者が利用する加工後情報WDに加工する。上述したように、利用者US1である宅配業者が利用する加工後情報WDとは、需要家CSが在宅であるか、不在であるかを示す情報である。
【0034】
加工部120が備える時間変化算出部121は、判定部115から消費電力選択情報SCPを取得する。時間変化算出部121は、消費電力選択情報SCPの時間変化に伴う消費電力の傾きAを算出する。具体的には、時間変化算出部121は、消費電力選択情報SCPに含まれる消費電力情報CP1の時間変化に伴う傾きA1として算出する。
【0035】
以下、
図6を参照して時間変化算出部121の詳細について説明する。
図6は、本実施形態の消費電力情報CP1の時間変化の一例を示すグラフである。具体的には、
図6は、需要家CS1であるAさんが6時まで就寝しており、起床後の6時から8時まで需要家CS1である自宅で活動し、8時から19時まで外出し、19時に帰宅後から就寝前の22時まで需要家CS1である自宅で活動し、22時から就寝した場合における消費電力情報CP1の時間変化を示す。
【0036】
図6に示す通り、この一例では、Aさんが在宅であって、かつ活動している時間帯は、Aさんが電気器具EAを使用することに伴って、消費する電力が高い。この一例では、Aさんが在宅であって、かつ活動している6時から8時までと、19時から21時までとにおいて、Aさんが照明、テレビ及びエアコンを使用することに伴って、消費電力情報CP1の値が他の時間帯と比較して高くなる。
【0037】
上述したように、時間変化算出部121は、1時間毎に消費電力情報CP1の時間変化に伴う傾きA1を算出する。
ここで、需要家CS1であるAさんが起床する6時の消費電力情報CP1の傾きA1について説明する。時間変化算出部121は、5時から6時までの消費電力情報CP1の時間変化に伴う傾きA1を算出する。具体的には、
図6に示す通り、5時の消費電力は、0.15kWhである。また、
図6に示す通り、6時の消費電力は、0.4kWhである。
したがって、時間変化算出部121は、消費電力情報CP1の5時から6時までの時間変化に伴う傾きA1が0.25であると算出する。
【0038】
また、ここで、需要家CS1であるAさんが帰宅する19時の消費電力情報CP1の傾きについて説明する。時間変化算出部121は、18時から19時までの消費電力情報CP1の時間変化に伴う傾きA1を算出する。具体的には、
図6に示す通り、18時の消費電力は、0.3kWhである。また、
図6に示す通り、19時の消費電力は、0.6kWhである。したがって、時間変化算出部121は、18時から19時までの消費電力情報CP1の時間変化に伴う傾きA1が0.3であると算出する。
したがって、
図6に示す通り、Aさんが活動を開始することに伴って、6時と、19時とにおける消費電力情報CP1の傾きA1が正であって、かつ他の時間帯と比較して傾きA1の値が大きくなる。
【0039】
また、ここで、需要家CS1であるAさんが外出する9時の傾きA1について説明する。時間変化算出部121は、8時から9時までの消費電力情報CP1の時間変化に伴う傾きA1を算出する。具体的には、
図6に示す通り、8時の消費電力は、0.4kWhである。また、
図6に示す通り、9時の消費電力は、0.2kWhである。したがって、時間変化算出部121は、8時から9時までの消費電力情報CP1の時間変化に伴う傾きA1が−0.2であると算出する。
【0040】
また、ここで、需要家CS1であるAさんが就寝する22時の消費電力情報CP1の傾きA1について説明する。時間変化算出部121は、21時から22時までの消費電力情報CP1の時間変化に伴う傾きA1を算出する。具体的には、
図6に示す通り、21時の消費電力は、0.5kWhである。また、
図6に示す通り、22時の消費電力は、0.2kWhである。したがって、時間変化算出部121は、21時から22時までの消費電力情報CP1の時間変化に伴う傾きA1が−0.3であると算出する。
したがって、
図6に示す通り、Aさんが外出や就寝することに伴って、9時と、22時とにおける消費電力情報CP1の傾きA1が負であって、かつ他の時間と比較して傾きA1の値が大きくなる。
【0041】
なお、上述では、消費電力情報CP1が照明、テレビ及びエアコン等のAさんが在宅時に使用する電気器具EAの消費電力に基づいて変化する場合について説明したが、これに限られない。消費電力情報CP1は、Aさんの在否に関わらず使用される電気器具EAの消費電力に基づいて変化してもよい。例えば、消費電力情報CP1は、Aさんの在否に関わらず使用される電気器具EAである冷蔵庫を開閉することに伴って変化する消費電力に伴って変化してもよい。
【0042】
図3に戻り、在否判定部125は、時間変化算出部121から傾きAを取得する。在否判定部125は、取得した傾きAに基づいて、需要家CSが在宅であるか否かを判定する。具体的には、在否判定部125は、時間変化算出部121から傾きA1を取得する。在否判定部125は、取得した傾きA1に基づいて、需要家CS1であるAさんが在宅であるか否かを判定する。
【0043】
この一例では、在否判定部125は、需要家CSの現在の在否状態と、所定の閾値THと、傾きAとに基づいて、需要家CSが在宅であるか否かを判定する。
具体的には、在否判定部125は、傾きAが正であって、かつ傾きAの値が閾値THより大きい場合、需要家CSが在宅であると判定する。また、在否判定部125は、傾きAが負であって、かつ傾きAの値が閾値THより大きい場合、需要家CSが不在であると判定する。
また、この一例では、在否判定部125は、傾きAが在宅及び不在であると判定される以外の値の場合、需要家CSの状態を保持すると判定する。
在否判定部125は、判定した判定結果を加工後情報WDとして利用者出力部130へ供給する。
【0044】
加工部120が備える時間変化算出部121は、消費電力選択情報SCPの時間変化に伴う傾きAを算出する。また、在否判定部125は、時間変化算出部121が算出した傾きAに基づいて、需要家CSが在宅であるか、不在であるかを判定する。在否判定部125は、需要家CSが在宅であるか、不在であるかを判定し、判定結果を加工後情報WDとして利用者出力部130へ供給する。
したがって、加工部120は、消費電力選択情報SCPを取得し、需要家CSが在宅であるか、不在であるかを示す加工後情報WDに加工する。
【0045】
利用者出力部130は、加工部120から加工後情報WDを取得する。利用者出力部130は、利用者USに取得した加工後情報WDを供給する。この一例では、利用者出力部130は、利用者US1である宅配業者に取得した加工後情報WDを供給する。
利用者US1は、消費電力情報加工装置1から加工後情報WDを取得する。
【0046】
以下、
図7及び
図8を参照して消費電力情報加工装置1の動作について説明する。
図7は、本実施形態の消費電力情報加工装置1の動作の一例を示す第1の流れ図である。
図8は、本実施形態の消費電力情報加工装置1の動作の一例を示す第2の流れ図である。
図7に示す通り、取得部110は、消費電力情報CPを取得する(ステップS110)。取得部110は、取得した消費電力情報CPを判定部115へ供給する(ステップS120)。
【0047】
判定部115は、取得部110から消費電力情報CPを取得する(ステップS130)。また、判定部115は、記憶部500から契約情報AGを読み出す(ステップS140)。判定部115は、契約情報AGに含まれる需要家CSすべてに対して、需要家CSと、利用者USとが契約していることを示すか否かを判定する際、ステップS160からステップS180までの処理を繰り返す(ステップS150)。判定部115は、契約情報AGが需要家CSと、利用者US1とが契約していることを示すか否かを判定する(ステップS160)。判定部115は、契約情報AGが需要家CSと、利用者US1とが契約していることを示す場合(ステップS160;YES)、消費電力情報CPを利用者US1に供給すると判定する(ステップS170)。また、判定部115は、契約情報AGが需要家CSと、利用者US1とが契約していないことを示す場合(ステップS160;NO)、消費電力情報CPを利用者US1に供給しないと判定する(ステップS180)。
判定部115は、消費電力情報CPを利用者US1に供給すると判定した消費電力情報CPを消費電力選択情報SCPとして加工部120へ供給する(ステップS190)。
【0048】
図8に示す通り、加工部120が備える時間変化算出部121は、判定部115から消費電力選択情報SCPを取得する(ステップS200)。時間変化算出部121は、取得した消費電力選択情報SCPの時間変化に伴う傾きAを算出する(ステップS210)。
時間変化算出部121は、算出した傾きAを在否判定部125へ供給する(ステップS220)。
【0049】
加工部120が備える在否判定部125は、時間変化算出部121から消費電力選択情報SCPの傾きAを取得する(ステップS230)。在否判定部125は、取得した傾きAが正であって、かつ傾きAの値が閾値THより大きいか否かを判定する(ステップS240)。在否判定部125は、取得した傾きAが正であって、かつ傾きAの値が閾値THより大きい場合(ステップS240;YES)、需要家CSが在宅であると判定する(ステップS250)。在否判定部125は、傾きAが負である又は傾きAの傾きが閾値THより小さい場合(ステップS240;NO)、処理をステップS260に進める。在否判定部125は、取得した傾きAが負であって、かつ傾きAの値が閾値THより大きいか否かを判定する(ステップS260)。
【0050】
在否判定部125は、取得した傾きAが負であって、かつ傾きAの値が閾値THより大きい場合(ステップS260;YES)、需要家CSが不在であると判定する(ステップS270)。また、在否判定部125は、取得した傾きAが0である又は傾きAが正か負であっても傾きAの値が閾値THより大きくない場合(ステップS260;NO)、現在の需要家CSの状態を保持する判定をする(ステップS280)。
在否判定部125は、判定した判定結果を加工後情報WDとして利用者出力部130へ供給する(ステップS290)。
【0051】
利用者出力部130は、加工部120から加工後情報WDを取得する(ステップS300)。利用者出力部130は、加工後情報WDを利用者US1へ出力する(ステップS310)。
【0052】
以上説明したように、消費電力情報加工装置1は、制御部100と、記憶部500とを備える。記憶部500には、予め契約情報AGが記憶される。
制御部100は、CPUを備えており、取得部110と、判定部115と、加工部120と利用者出力部130とをその機能部として備える。
取得部110は、需要家CSが消費する消費電力を示す消費電力情報CPを取得する。
【0053】
判定部115は、取得部110から消費電力情報CPを取得する。また、判定部115は、記憶部500から契約情報AGを読み出す。判定部115は、契約情報AGが、利用者USと、消費電力情報CPの取得元である需要家CSとが契約していることを示すか否かを判定する。判定部115は、消費電力情報CPのうち、契約情報AGが利用者US1と契約していることを示す需要家CSの消費電力情報CPを消費電力選択情報SCPとして加工部120に供給する。
加工部120は、判定部115から消費電力選択情報SCPを取得する。加工部120は、取得した消費電力選択情報SCPを加工後情報WDに加工する。
本実施形態では、加工部120は、消費電力情報CPを消費電力の時間変化である傾きAに基づいた加工後情報WDに加工する。具体的には、加工部120は、消費電力情報CPを消費電力の時間変化である傾きAに基づいて、当該消費電力情報CPを消費する需要家CSが在宅であるか不在であるかを示す加工後情報WDに加工する。
加工部120は、加工した加工後情報WDを利用者出力部130へ供給する。
【0054】
利用者出力部130は、加工部120から加工後情報WDを取得する。利用者出力部130は、取得した加工後情報WDを利用者USに出力する。
【0055】
これにより、本実施形態の消費電力情報加工装置1は、需要家CSが消費する消費電力を示す消費電力情報CPを当該需要家CSに関する情報である加工後情報WDに加工することができる。本実施形態において、加工後情報WDとは、需要家CSが在宅であるか、不在であるかを示す情報である。したがって、本実施形態の消費電力情報加工装置1は、需要家CSが消費する消費電力を示す消費電力情報CPを当該需要家CSが在宅であるか、不在であるかを示す加工後情報WDに加工することができる。
【0056】
ここで、従来の技術では、需要家が消費する消費電力を算出することができても、需要家が消費する消費電力の時間変化である傾きに基づいて、需要家が在宅であるか、不在であるか判定することまでは困難である場合があった。この場合、需要家に荷物を配達する宅配業者は、需要家が在宅であるか、不在であるかを把握することができないため、需要家が不在の時に荷物を配達した場合、再度需要家が在宅している時に荷物を配達する手間を低減することが困難である場合があった。
【0057】
本実施形態の消費電力情報加工装置1によれば、消費電力情報CPを当該需要家CSが在宅であるか、不在であるかを示す加工後情報WDに加工することができる。
したがって、本実施形態の消費電力情報加工装置1によれば、需要家CSが在宅であるか、不在であるかを示す情報を加工後情報WDとして出力することができる。これにより、需要家CSに荷物の配達を行う宅配業者は、加工後情報WDに基づいて需要家CSが在宅である場合に荷物を配達することができる。したがって、宅配業者は、需要家CSが不在である場合に荷物を配達することで生じる再配達に要するコストを低減することができる。
すなわち、本実施形態の消費電力情報加工装置1によれば、需要家CSに関する情報を利用する利用者USに当該需要家CSに関する情報を提供することができる。これにより、需要家CSに関する情報を利用する利用者USは、当該需要家CSのニーズに合ったサービスを提供することができる。
【0058】
また、本実施形態の消費電力情報加工装置1は、判定部115が、消費電力情報CPのうち、契約情報AGが利用者US1と契約していることを示す需要家CSの消費電力情報CPを消費電力選択情報SCPとして加工部120に供給する。すなわち、判定部115は、需要家CSと契約の内容を示す契約情報AGに基づいて、消費電力選択情報SCPを加工部120に供給する。
これにより、本実施形態の消費電力情報加工装置1によれば、利用者USと契約がない需要家CSの消費電力情報CPが需要家CSの意図しない用途に用いられることを抑制することができる。
【0059】
なお、上述では、消費電力情報加工装置1が、消費電力情報CPを消費電力の時間変化である傾きAに基づいて、当該消費電力情報CPを消費する需要家CSが在宅であるか不在であるかを示す加工後情報WDに加工し、利用者US1である宅配業者に加工後情報WDを出力する場合について説明したが、これに限られない。
消費電力情報加工装置1は、消費電力情報CPを消費電力の時間変化である傾きAに基づいて、当該消費電力情報CPを消費する需要家CSが無事であるか否かを示す加工後情報WDに加工し、利用者US2である見守りシステム提供業者に提供してもよい。
以下、図を参照して第1実施形態の変形例について説明する。
【0060】
[変形例:利用者が見守りシステム提供業者である場合]
図9は、変形例の消費電力情報加工装置1の概要を示す図である。
図9に示す通り、この一例では、利用者USが見守りシステム提供業者である利用者US2である場合について説明する。なお、上述した第1実施形態と、同一の構成及び動作については、同一の符号を付してその説明を省略する。
【0061】
この一例では、利用者US2である見守りシステム提供業者と契約している需要家CSが需要家CS1である。
ここで、見守りシステムについて説明する。見守りシステムとは、高齢者等である需要家CSが無事であるか否かを、当該需要家CSから離れた土地に居住する当該需要家CSの親族KSに知らせるシステムである。
【0062】
変形例では、消費電力情報加工装置1は、需要家CSが無事であるか否かを示す加工後情報WDを出力する。変形例では、在否判定部125の判定基準が第1実施形態と異なる。
具体的には、変形例では、消費電力情報加工装置1は、需要家CSが電気器具EAを使用することに伴って変化する当該需要家CSの消費電力情報CPを、消費電力情報CPを消費電力の時間変化である傾きAに基づいて、当該消費電力情報CPを消費する需要家CSが無事であるか否かを示す加工後情報WDに加工する。より具体的には、消費電力情報加工装置1は、時間変化算出部121が算出した消費電力情報CPの傾きAが正であって、かつ傾きAの値が閾値THより大きい場合、需要家CSが無事であると判定する。
また、在否判定部125は、所定の時間、消費電力情報CPの値が閾値THを下回る場合、需要家CSが異常な状態であると判定する。
【0063】
消費電力情報加工装置1は、加工した加工後情報WDを、利用者US2である見守りシステム提供業者に出力する。
利用者US2は、需要家CSから離れた土地に居住する当該需要家CSの親族KSと、情報の送受が可能なネットワークを介して接続されており、需要家CSが無事であるか否かを示す加工後情報WDを、親族KSに供給する。
【0064】
これにより、変形例の消費電力情報加工装置1は、需要家CSが消費する消費電力を示す消費電力情報CPを当該需要家CSに関する情報に加工することができる。変形例において、需要家CSに関する情報とは、当該需要家CSが無事であるか否かを示す情報である。したがって、変形例の消費電力情報加工装置1は、需要家CSが消費する消費電力を示す消費電力情報CPを当該需要家CSが無事であるか否かを示す加工後情報WDに加工することができる。
【0065】
ここで、従来の技術では、需要家が消費する消費電力を算出することができても、需要家が消費する消費電力の時間変化である傾きに基づいて、需要家が無事であるか否かを判定することまでは困難である場合があった。この場合、見守りシステム提供業者は、需要家が無事であるか否かを把握することができないため、需要家から離れた土地に居住する当該需要家の親族に、当該需要家が無事であるか否かを示す情報を提供することが困難である場合があった。
【0066】
変形例の消費電力情報加工装置1によれば、消費電力情報CPを需要家CSが無事であるか否かを示す加工後情報WDに加工することができる。
したがって、変形例の消費電力情報加工装置1によれば、消費電力情報CPが示す消費電力を消費する需要家CSが無事であるか否かを示す情報を加工後情報WDとして出力することができる。これにより、見守りシステム提供業者は、加工後情報WDに基づいて需要家CSが無事であるか否かを示す情報を当該需要家CSの親族KSに提供することができる。したがって、需要家CSの親族KSは、見守りシステム提供業者を介して当該需要家CSの状態を把握することができる。
すなわち、変形例の消費電力情報加工装置1によれば、需要家CSに関する情報を利用する利用者USに当該需要家CSに関する情報を提供することができる。これにより、需要家CSに関する情報を利用する利用者USは、当該需要家CSのニーズに合ったサービスを提供することができる。
【0067】
[第2実施形態:利用者が広告提供業者である場合]
以下、図を参照して、本発明の第2実施形態について説明する。
図10は、第2実施形態の消費電力情報加工装置3の概要を示す図である。
図10に示す通り、この一例では、利用者USが広告提供業者である利用者US3である場合について説明する。
なお、上述した第1実施形態及び変形例と、同一の構成及び動作については、同一の符号を付してその説明を省略する。
【0068】
この一例では、契約情報AGには、利用者US3である広告提供業者と需要家CSとの契約の有無が示される。また、この一例では、利用者US3である広告提供業者と契約が有る契約需要家CSが需要家CSnである。
【0069】
図10に戻り、本実施形態では、消費電力情報加工装置3は、消費電力情報CPが示す需要家CSの消費電力のうち、ある電気器具EAが消費する消費電力を加工後情報WDとして算出する。消費電力情報加工装置3は、消費電力情報CPを加工後情報WDに加工し、利用者US3へ出力する。
利用者US3である広告提供業者は、消費電力情報加工装置3から加工後情報WDを取得する。上述したように、加工後情報WDには、消費電力情報CPが示す需要家CSの消費電力のうち、ある電気器具EAが消費する消費電力が示される。利用者US3は、取得した加工後情報WDに基づいて、利用者US3である広告提供業者と契約する需要家CSに対して広告情報ADVを供給する。広告情報ADVとは、例えば、電気器具EAに関する宣伝情報である。具体的には、利用者US3である広告提供業者は、加工後情報WDに基づいて、契約する需要家CSの消費電力のうち、ある電気器具EAが消費する消費電力が、最新の電気器具EAと比較して多い場合、契約している需要家CSに対して広告情報ADVを供給する。
以下、図を参照して消費電力情報加工装置3が消費電力情報CPを加工後情報WDに加工する構成について説明する。
【0070】
以下、図を参照して第2実施形態の消費電力情報加工装置3の構成について説明する。
図11は、本実施形態の消費電力情報加工装置3の構成の一例を示す図である。
図11に示す通り、消費電力情報加工装置3は、制御部300と、記憶部500とを備える。制御部300は、CPUを備えており、その機能部として、取得部110と、判定部115と、加工部320と、利用者出力部130とをその機能部として備える。また、加工部320は、分割値算出部321を備える。
【0071】
加工部320が備える分割値算出部321は、判定部115から消費電力選択情報SCPを取得する。上述したように、この一例は、利用者US3である広告提供業者と契約している需要家CSが需要家CSnである。したがって、分割値算出部321は、判定部115から消費電力選択情報SCPとして消費電力情報CPnを取得する。
分割値算出部321は、消費電力選択情報SCPを需要家CSが使用する電気器具EA毎の消費電力を示す情報に分割する。具体的には、分割値算出部321は、消費電力選択情報SCPに含まれる消費電力情報CPnを、需要家CSnが使用する電気器具EA毎の消費電力を示す情報に分割する。
【0072】
以下、
図12を参照して分割値算出部321の詳細について説明する。
図12は、本実施形態の消費電力情報CPnの分割の一例を示すグラフである。
この一例では、分割値算出部321は、既知の方法によって消費電力情報CPnを、需要家CSが使用する電気器具EA毎の消費電力を示す情報に分割する。ここで、既知の方法とは、例えば、ディスアグリゲーションである。
また、この一例では、電気器具EAが、冷蔵庫と、エアコンと、IH(Induction Heating)調理器と、照明とである。
図12に示す通り、この一例では、分割値算出部321は、消費電力情報CPnを需要家CSnが使用する電気器具EAが消費する消費電力を電気器具EA毎に示す情報に分割し、利用者出力部130へ供給する。
また、
図12に示す通り、この一例では、消費電力情報加工装置3は、1日毎に消費電力情報CPnを需要家CSnが使用する電気器具EA毎の消費電力に分割し、加工後情報WDに加工する。
【0073】
図11に戻り、加工部320は、消費電力選択情報SCPを取得し、需要家CSが使用する電気器具EA毎の消費電力を示す加工後情報WDに加工する。
これにより、加工部320は、消費電力選択情報SCPを加工した加工後情報WDを利用者出力部130へ供給する。
【0074】
利用者出力部130は、加工部320から加工後情報WDを取得する。利用者出力部130は、取得した加工後情報WDを利用者USに供給する。この一例では、利用者出力部130は、取得した加工後情報WDを利用者US3に供給する。
【0075】
以上説明したように、本実施形態の消費電力情報加工装置3は、制御部300と、記憶部500とを備える。
制御部300は、CPUを備えており、取得部110と、判定部115と、加工部320と、利用者出力部130とをその機能部として備える。また、加工部320は、分割値算出部321を備える。
加工部320が備える分割値算出部321は、消費電力情報CPを需要家CSが使用する電気器具EA毎の消費電力を示す情報に分割した加工後情報WDに加工する。
【0076】
これにより、本実施形態の消費電力情報加工装置3は、需要家CSが消費する消費電力を示す消費電力情報CPを当該需要家CSに関する情報に加工することができる。本実施形態において、需要家CSに関する情報とは、需要家CSが使用する電気器具EA毎の消費電力を示す情報に分割した加工後情報WDである。したがって、本実施形態の消費電力情報加工装置3は、需要家CSが消費する消費電力を示す消費電力情報CPを、消費電力情報CPの内訳を示す加工後情報WDに加工することができる。
【0077】
ここで、従来の技術では、需要家が消費する消費電力を算出することができても、需要家が使用する電気器具毎の消費電力を算出することまでは困難であった。この場合、需要家に電気器具の販売を目的として宣伝を行う広告提供業者は、需要家の消費電力が上昇する要因となる電気器具の詳細を把握することができないため、需要家のニーズに合った電気器具を適切に宣伝することが困難である場合があった。
【0078】
本実施形態の消費電力情報加工装置3によれば、消費電力情報CPを需要家CSが使用する電気器具EA毎の消費電力を示す情報に分割した加工後情報WDに加工することができる。
したがって、本実施形態の消費電力情報加工装置3によれば、需要家CSが使用する電気器具EAであって、当該電気器具EAが消費する消費電力の程度を加工後情報WDとして出力することができる。これにより、需要家CSに電気器具EAの販売を目的として宣伝を行う広告提供業者は、需要家CSが使用する電気器具EAの消費電力の多少を取得することができる。
【0079】
例えば、消費電力の多い電気器具EAを需要家CSが使用することに伴って、需要家CSの消費電力量が多くなっている場合がある。この場合、広告提供業者は、消費電力の多い電気器具EAを示す情報を需要家CSに提供することができる。また広告提供業者は、消費電力の多い電気器具EAに代わる消費電力の少ない電気器具EAの宣伝を需要家CSに提供することができる。これにより、広告提供業者は、需要家CSの購入意欲を向上させることができる。
すなわち、本実施形態の消費電力情報加工装置3によれば、需要家CSに関する情報を利用する利用者USに当該需要家CSに関する情報を提供することができる。また、これにより、需要家CSに関する情報を利用する利用者USは、当該需要家CSのニーズに合った情報を提供することができる。
【0080】
[第3実施形態:利用者がエネルギー見える化サービスを契約する需要家である場合]
以下、図を参照して、本発明の第3実施形態について説明する。
図13は、第3実施形態の消費電力情報加工装置4の概要を示す図である。
図13に示す通り、この一例では、利用者USがエネルギー見える化サービスを利用する需要家CSである場合について説明する。
なお、上述した第1実施形態、変形例及び第2実施形態と、同一の構成及び動作については、同一の符号を付してその説明を省略する。
【0081】
この一例では、エネルギー見える化サービスを利用する利用者US4とは、エネルギー見える化サービスを契約する需要家CSである。したがって、契約情報AGには、エネルギー見える化サービスを利用する需要家CSの契約の有無が示される。また、この一例では、エネルギー見える化サービスを利用する利用者US4が、需要家CS2である。
ここで、エネルギー見える化サービスについて説明する。この一例では、エネルギー見える化サービスとは、需要家CSが使用する消費電力をグラフ化して、需要家CSが消費電力の増減を確認することができるサービスである。
【0082】
図13に戻り、本実施形態の消費電力情報加工装置4は、需要家CSが電気器具EAを使用することに伴って変化する当該需要家CSの消費電力情報CPを、時間積分である面積に基づいた加工後情報WDに加工する。
図13に示す通り、エネルギー見える化サービスを契約する需要家CS2と、消費電力情報加工装置4とは、情報の送受を行うことができるネットワークNを介して接続される。利用者US4であるエネルギー見える化サービスを利用する需要家CS2は、消費電力情報加工装置4から加工後情報WDを取得する。需要家CS2は、消費電力情報加工装置4から取得した加工後情報WDに基づいて、消費電力の増減の程度を確認する。具体的には、需要家CS2は、消費電力情報加工装置4から取得した加工後情報WDをタブレット端末TB等に表示し、消費電力の増減の程度を確認する。
【0083】
図14は、本実施形態の加工後情報WDの表示の一例を示す図である。
図14に示す通り、本実施形態の消費電力情報加工装置4は、需要家CSが消費する消費電力を示す消費電力情報CPを、消費電力情報CPの時間積分によってグラフ化し、加工後情報WDに加工する。
以下、図を参照して消費電力情報加工装置4が消費電力情報CPを加工後情報WDに加工する構成について説明する。
【0084】
図15は、本実施形態の消費電力情報加工装置4の構成の一例を示す図である。
図15に示す通り、消費電力情報加工装置4は、制御部400と、記憶部500とを備える。
制御部400は、CPUを備えており、取得部110と、判定部115と、加工部420と、需要家出力部430とをその機能部として備える。また、加工部420は、時間積分算出部421を備える。
【0085】
加工部420が備える時間積分算出部421は、判定部115から消費電力選択情報SCPを取得する。上述したように、この一例では、エネルギー見える化サービスを利用する需要家CSは、需要家CS2である。したがって、時間積分算出部421は、判定部115から消費電力選択情報SCPとして消費電力情報CP2を取得する。
時間積分算出部421は、消費電力選択情報SCPを時間積分によってグラフ化する。
具体的には、時間積分算出部421は、消費電力選択情報SCPに含まれる消費電力情報CP2を、時間積分である面積に基づいた加工後情報WDに加工する。
【0086】
加工部420は、消費電力選択情報SCPを加工した加工後情報WDを需要家出力部430へ供給する。需要家出力部430は、加工部420から加工後情報WDを取得し、需要家CSへ供給する。この一例では、加工部420は、利用者US4であるエネルギー見える化サービスを契約する需要家CS2に加工後情報WDを供給する。
【0087】
以上説明したように、本実施形態の消費電力情報加工装置4は、制御部400と、記憶部500とを備える。
制御部400は、CPUを備えており、取得部110と、判定部115と、加工部420と、需要家出力部430とをその機能部として備える。また、加工部420は、時間積分算出部421を備える。
加工部420が備える時間積分算出部421は、消費電力情報CPを消費電力の時間積分である面積に基づいた加工後情報WDに加工する。
【0088】
これにより、本実施形態の消費電力情報加工装置4は、需要家CSが消費する消費電力を示す消費電力情報CPを当該需要家CSに関する情報に加工することができる。本実施形態において、需要家CSに関する情報とは、需要家CSが消費する消費電力を示すSPを、消費電力情報CPの時間積分した加工後情報WDである。換言すれば、本実施形態の消費電力情報加工装置4は、需要家CSが消費する消費電力を示す消費電力情報CPを、消費電力情報CPの時間積分である面積に基づいた加工後情報WDに加工することができる。
【0089】
ここで、従来の技術では、需要家が消費する消費電力を算出することができても、当該需要家が消費する消費電力の過去から現在までの増減を確認することまでは困難であった。この場合、エネルギー見える化を目的として、消費電力の確認を行う需要家は、現在の消費電力と、過去の消費電力とを比較することができないため、需要家が消費する消費電力の増減を確認することが困難である場合があった。
【0090】
本実施形態の消費電力情報加工装置4によれば、消費電力情報CPを消費電力の時間積分である面積に基づいた加工後情報WDに加工することができる。
したがって、本実施形態の消費電力情報加工装置4によれば、需要家CSが消費する消費電力を消費電力情報CPの時間積分である面積によって視覚的に認識することができる。したがって、エネルギー見える化サービスを契約する需要家CSは、当該需要家CSが消費する消費電力の増減を認識することができる。
すなわち、本実施形態の消費電力情報加工装置4によれば、需要家CSに関する情報を利用する利用者USに当該需要家CSに関する情報を提供することができる。また、これにより、需要家CSに関する情報を利用する利用者USは、当該需要家CSのニーズに合った情報を提供することができる。
【0091】
また、本実施形態の消費電力情報加工装置4は、需要家出力部430を備える。
需要家出力部430は、加工部120が加工した加工後情報WDを需要家CSに出力する。例えば、エネルギー見える化サービスのように、消費電力情報加工装置4が加工した加工後情報WDを需要家CSが利用する場合がある。この場合、本実施形態の消費電力情報加工装置4によれば、需要家CSに関する情報を利用する利用者USが、需要家CSである場合、需要家CSに関する情報である加工後情報WDを、需要家CSとは異なる他の利用者USを介さずに直接需要家CSに出力することができる。
【0092】
また、上述では、消費電力情報加工装置4が需要家CSに関する情報として消費電力情報CPを消費電力の時間積分である面積に基づいた加工後情報WDを直接需要家CSに出力する場合について説明したが、これに限られない。
消費電力情報加工装置4は、消費電力情報CPを消費電力の時間積分である面積に基づいた加工後情報WDの他、電気料金に関する情報を需要家CSに出力してもよい。
例えば、電力供給事業者が季節や時間帯に応じて電気料金の価格を設定する形式のデマンドレスポンスを実施する場合がある。この場合、消費電力情報加工装置4は、需要家CSの消費電力情報CPに基づいて、デマンドレスポンスの実施により変動した電気料金を需要家CSに出力してもよい。具体的には、消費電力情報加工装置4は、デマンドレスポンスの実施により変動した電気料金を需要家CSが所有するスマートフォン等に出力してもよい。
【0093】
なお、上述では、消費電力情報加工装置1の加工部120が、時間変化算出部121と、在否判定部125とを備える場合について説明したが、これに限られない。消費電力情報加工装置1の加工部120は、分割値算出部321と、在否判定部125とを備えていてもよい。この場合、消費電力情報加工装置1は、分割値算出部321が消費電力情報CPを電気器具EA毎の消費電力を示す情報に算出し、在否判定部125は分割値算出部321が算出した情報に基づいて、当該需要家CSが在宅であるか、不在であるかを示す加工後情報WDに加工してもよい。例えば、消費電力情報加工装置1は、消費電力情報CPのうち、照明の消費電力が所定の値より大きい場合、需要家CSが在宅であると判定し、小さい場合、需要家CSが不在であると判定してもよい。
【0094】
また、上述では、消費電力情報加工装置1の加工部120が、時間変化算出部121と、在否判定部125とを備える場合について説明したが、これに限られない。消費電力情報加工装置1は、時間積分算出部421と、在否判定部125とを備えていてもよい。この場合、消費電力情報加工装置1は、時間積分算出部421が消費電力情報CPの時間積分である面積として算出し、在否判定部125は、時間積分算出部421が算出した面積を示す情報に基づいて、当該需要家CSが在宅であるか、不在であるかを示す加工後情報WDに加工してもよい。例えば、消費電力情報加工装置1は、消費電力情報CPの時間積分である面積が所定の値より大きい場合、需要家CSが在宅であると判定し、小さい場合、需要家CSが不在であると判定してもよい。
【0095】
また、上述では、消費電力情報加工装置1、消費電力情報加工装置3及び消費電力情報加工装置4が備える判定部115が、契約情報AGに基づいて、需要家CSと、利用者USとが契約している場合、当該需要家CSの消費電力情報CPを加工部120に供給する場合について説明したが、これに限られない。たとえば、判定部115は、加工部120、加工部320及び加工部420が消費電力情報CPを加工し、加工後情報WDを生成した後、契約情報AGに基づいて加工後情報WDを利用者US又は需要家CSに供給してもよい。
【0096】
また、上述では、消費電力情報加工装置1、消費電力情報加工装置3及び消費電力情報加工装置4が加工した加工後情報WDを利用者USまたは需要家CSへ出力する場合について説明したが、これに限られない。消費電力情報加工装置1、消費電力情報加工装置3及び消費電力情報加工装置4は、加工後情報WDを需要家CSが有する電気器具EAに出力してもよい。
例えば、需要家CSがエネルギー見える化サービスを契約している場合、需要家CSは、外出中であっても需要家CSの消費電力情報CPをスマートフォン等で確認できる場合がある。また、これにより、需要家CSは、消費電力情報CPを参照し、外出中にエアコンの消し忘れ等の電気器具EAの動作状況を確認できる場合がある。
この場合、需要家CSは、エアコンの動作を停止する等の電気器具EAを制御する制御情報を送信してもよい。また、消費電力情報加工装置1、消費電力情報加工装置3及び消費電力情報加工装置4は、需要家CSから受信した電気器具EAの制御情報に基づいて、電気器具EAを制御する信号を加工後情報WDとして電気器具EAに出力してもよい。
【0097】
また、上述では、消費電力情報加工装置1、消費電力情報加工装置3及び消費電力情報加工装置4が複数の需要家CSの消費電力情報CPを集約し、利用者USに加工後情報WDを出力する場合について説明したが、これに限られない。消費電力情報加工装置1、消費電力情報加工装置3及び消費電力情報加工装置4は、各需要家CSの自宅に備えられていてもよい。
例えば、消費電力情報加工装置1、消費電力情報加工装置3及び消費電力情報加工装置4は、需要家CSの自宅に設置されているサービスブレーカーの周辺に備えられていてもよい。また、消費電力情報加工装置1、消費電力情報加工装置3及び消費電力情報加工装置4は、電力自由化に伴い撤去されたサービスブレーカーの跡地に備えられていてもよい。
【0098】
なお、上記の各実施形態における消費電力情報加工装置1、消費電力情報加工装置3及び消費電力情報加工装置4が備える各部は、専用のハードウェアにより実現されるものであってもよく、また、メモリおよびマイクロプロセッサにより実現させるものであってもよい。
【0099】
なお、消費電力情報加工装置1、消費電力情報加工装置3及び消費電力情報加工装置4が備える各部は、メモリおよびCPU(中央演算装置)により構成され、消費電力情報加工装置1、消費電力情報加工装置3及び消費電力情報加工装置4が備える各部の機能を実現するためのプログラムをメモリにロードして実行することによりその機能を実現させるものであってもよい。
【0100】
また、消費電力情報加工装置1、消費電力情報加工装置3及び消費電力情報加工装置4が備える各部の機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより処理を行ってもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。
【0101】
また、「コンピュータシステム」は、WWWシステムを利用している場合であれば、ホームページ提供環境(あるいは表示環境)も含むものとする。
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよく、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであってもよい。
【0102】
以上、本発明の実施形態を、図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更を加えることができる。上述した各実施形態に記載の構成を組み合わせてもよい。