特許第6904527号(P6904527)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6904527申請業務管理装置、申請業務管理システム、及び申請業務管理方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】6904527
(24)【登録日】2021年6月28日
(45)【発行日】2021年7月21日
(54)【発明の名称】申請業務管理装置、申請業務管理システム、及び申請業務管理方法
(51)【国際特許分類】
   G06Q 50/26 20120101AFI20210708BHJP
   G06Q 10/02 20120101ALI20210708BHJP
【FI】
   G06Q50/26
   G06Q10/02
【請求項の数】10
【全頁数】21
(21)【出願番号】特願2020-147384(P2020-147384)
(22)【出願日】2020年9月2日
【審査請求日】2020年9月2日
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】501379247
【氏名又は名称】日本ソフトウェアマネジメント株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110000198
【氏名又は名称】特許業務法人湘洋内外特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】奈須 永典
【審査官】 田付 徳雄
(56)【参考文献】
【文献】 特開2004−178310(JP,A)
【文献】 特開2020−035398(JP,A)
【文献】 特開2018−139027(JP,A)
【文献】 特開2017−041138(JP,A)
【文献】 特開2018−147321(JP,A)
【文献】 特開2003−006362(JP,A)
【文献】 特開2018−206257(JP,A)
【文献】 米国特許出願公開第2012/0290524(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q 10/00 − 99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の質問と、前記質問の回答に応じて行政に申請する申請書と、前記申請書の準備期間と、申請の期限とが関連付けられた申請書絞込情報を記憶する記憶部と、
通信可能に接続された申請装置から申請要求を受け付ける申請要求受付部と、
前記申請要求を受け付けると、前記申請装置に前記質問を送信し、回答に応じて前記申請装置を操作する利用者の要する1又は複数の前記申請書を決定する申請書決定部と、
前記申請装置に入力された情報を受け付けて前記申請書決定部の決定した申請書を作成する申請書作成部と、
前記申請書作成部が作成した前記申請書に対し、前記申請書絞込情報において関連する前記準備期間と前記期限とを抽出し、抽出した期限のうち最も早い日程を上限とし、抽出した準備期間のうち最も長い準備期間を超えた日程を下限とする対応可能期間を決定し、前記申請装置に通知する期間決定部と、
前記期間決定部の決定した前記対応可能期間内の所定のタイミングを指定した予約を受け付ける来所予約受付部と、
を備えることを特徴とする、申請業務管理装置。
【請求項2】
請求項1に記載の申請業務管理装置であって、
申請書決定部は、決定した1又は複数の前記申請書を選択可能に表示する手続一覧画面の表示情報を生成し、
申請書作成部は、手続一覧画面で選択された前記申請書を作成し、作成した1又は複数の前記申請書を指定した登録要求を受け付けると、登録番号を付与し、
前記来所予約受付部は、通信可能に接続された発券機から、前記登録番号を取得し、
前記来所予約受付部が取得した前記登録番号に係る前記申請書が処理済みであるか否かを判定する進捗管理部を有することを特徴とする、申請業務管理装置。
【請求項3】
請求項1に記載の申請業務管理装置であって、
前記申請書決定部は、前記申請装置からの前記回答に矛盾がある場合に、回答済みの前記質問を再度前記申請装置に送信するとともに、1度目に回答を受け付けた当該質問より後に送信した前記質問への回答を取り消すことを特徴とする、申請業務管理装置。
【請求項4】
請求項1から3のいずれか一項に記載の申請業務管理装置であって、
行政への来所時に必要な持参物を決定する持参物決定部を備え、
前記申請書絞込情報は、前記質問の回答候補と、前記回答候補を選択した場合の前記持参物とが関連付けられ、
前記持参物決定部は、前記質問への回答に応じて持参物を決定し、前記申請装置に通知することを特徴とする、申請業務管理装置。
【請求項5】
請求項1から4のいずれか一項に記載の申請業務管理装置であって、
前記申請書作成部により作成された前記申請書ごとに、通信可能に接続された業務遂行装置による業務の進捗を管理する進捗管理部を備え、
前記申請書作成部は、作成した1又は複数の前記申請書を指定した登録要求を受け付けると、登録番号を付与し、
前記進捗管理部は、前記登録番号を指定した進捗問い合わせを受け付けると、前記登録番号に係る前記申請書と関連する進捗を示す業務ステータスを特定した応答を送信することを特徴とする、申請業務管理装置。
【請求項6】
請求項1から5のいずれか一項に記載の申請業務管理装置であって、
前記申請書絞込情報には、前記質問の回答候補と、前記回答候補を選択した場合に次に表示する前記質問を特定する情報と、前記申請書が必要か否かを示す必要フラグと、が関連付けられ、
前記申請書決定部は、申請が必要であることを示す前記必要フラグと関連する前記回答候補が選択された場合に、前記回答候補と関連付けられた前記申請書を決定することを特徴とする、申請業務管理装置。
【請求項7】
請求項1から6のいずれか一項に記載の申請業務管理装置であって、
前記申請書絞込情報には、行政の手続の種別ごとに、前記複数の質問が関連付けられており、
前記申請要求受付部は、前記種別を指定した前記申請要求を受け付け、
前記申請書決定部は、指定された前記種別と関連する前記質問を前記申請装置に送信することを特徴とする、申請業務管理装置。
【請求項8】
申請業務管理装置と、前記申請業務管理装置と各々通信可能に接続された申請装置と、業務遂行装置と、を有する申請業務管理システムであって、
前記申請装置は、
入力操作に応じて前記申請業務管理装置に申請要求を送信する申請要求部を備え、
前記申請業務管理装置は、
複数の質問と、前記質問の回答に応じて行政に申請する申請書と、前記申請書の準備期間と、申請の期限とが関連付けられた申請書絞込情報を記憶する記憶部と、
前記申請装置から申請要求を受け付ける申請要求受付部と、
前記申請要求を受け付けると、前記申請装置に前記質問を送信し、回答に応じて前記申請装置を操作する利用者の要する1又は複数の申請書を決定する申請書決定部と、
前記申請装置に入力された情報を受け付けて前記申請書決定部の決定した申請書を作成する申請書作成部と、
前記申請書作成部が作成した前記申請書に対し、前記申請書絞込情報において関連する前記準備期間と前記期限とを抽出し、抽出した期限のうち最も早い日程を上限とし、抽出した準備期間のうち最も長い準備期間を超えた日程を下限とする対応可能期間を決定し、前記申請装置に通知する期間決定部と、
前記期間決定部の決定した前記対応可能期間内の所定のタイミングを指定した予約を受け付ける来所予約受付部と、を備え、
前記業務遂行装置は、
前記申請書作成部により作成された前記申請書を取得し、入力操作に応じて前記申請書に関する業務を遂行し、遂行した前記業務に関する証書を作成する申請業務遂行部を備えることを特徴とする、申請業務管理システム。
【請求項9】
申請業務管理装置と、前記申請業務管理装置と各々通信可能に接続された申請装置と、業務遂行装置と、発券機とを有する申請業務管理システムであって、
前記申請装置は、
入力操作に応じて前記申請業務管理装置に申請要求を送信する申請要求部を備え、
前記申請業務管理装置は、
複数の質問と、前記質問の回答に応じて行政に申請する申請書とが関連付けられた申請書絞込情報を記憶する記憶部と、
前記申請装置から申請要求を受け付ける申請要求受付部と、
前記申請要求を受け付けると、前記申請装置に前記質問を送信し、回答に応じて前記申請装置を操作する利用者の要する1又は複数の申請書を決定するとともに、決定した1又は複数の前記申請書を選択可能に表示する手続一覧画面の表示情報を生成する申請書決定部と、
前記手続一覧画面で選択された申請書を作成し、作成した1又は複数の前記申請書を指定した登録要求を受け付けると、登録番号を付与する申請書作成部と、
前記申請書が処理済みであるか否かを判定する進捗管理部と、を備え、
前記業務遂行装置は、
前記申請書作成部により作成された前記申請書を取得し、入力操作に応じて前記申請書に関する業務を遂行し、遂行した前記業務に関する証書を作成する申請業務遂行部を備え、
前記発券機は、
前記登録番号の入力を受け付けて受付番号を発行し、
前記進捗管理部は、前記発券機に入力された前記登録番号に係る前記申請書が処理済みであるか否かを判定することを特徴とする、申請業務管理システム。
【請求項10】
申請業務管理装置が行う申請業務管理方法であって、
通信可能に接続された申請装置から申請要求を受け付ける申請要求受付手順と、
前記申請要求を受け付けると、複数の質問と、前記質問の回答に応じて行政に申請する申請書と、前記申請書の準備期間と、申請の期限とが関連付けられた申請書絞込情報を参照し、前記申請装置に前記質問を送信し、回答に応じて前記申請装置を操作する利用者の要する1又は複数の申請書を決定する申請書決定手順と、
前記申請装置に入力された情報を受け付けて、前記申請書決定手順で決定した申請書を作成する申請書作成手順と、
前記申請書作成手順で作成された前記申請書に対し、前記申請書絞込情報において関連する前記準備期間と前記期限とを抽出し、抽出した期限のうち最も早い日程を上限とし、抽出した準備期間のうち最も長い準備期間を超えた日程を下限とする対応可能期間を決定し、前記申請装置に通知する期間決定手順と、
前記期間決定手順で決定された前記対応可能期間内の所定のタイミングを指定した予約を受け付ける来所予約受付手順と、
を備えることを特徴とする、申請業務管理方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、申請業務管理装置、申請業務管理システム、及び申請業務管理方法に関する。
【背景技術】
【0002】
行政に手続の申請を行う場合において、必要な申請を利用者が把握していない場合、行政の職員が状況をヒアリングし、必要な申請を案内している。
【0003】
なお、特許文献1には、証明書交付申請処理を実行する受付端末に関する技術が開示されている。具体的には、特許文献1には、「利用者は交付申請する証明書をタッチパネルディスプレイ11より選択入力する(S105)。本実施の形態の場合には、住民票の交付を申請するものとする。このように受付端末10にて入力された申請に係る全てのデータ(申請データ)は、通信制御部14から端末運用センタ40に送信される。端末運用センタ40の受付端末運用サーバ41では、通信用インタフェース411を介して申請データ受信部412が申請データを受信する。申請書作成部413は、申請データ受信部412により受信された申請データに基づいて、フォーマット管理データベース42から申請書作成に必要な書式情報をダウンロードする(S105)。なお、フォーマット管理データベース42には、証明書毎、各自治体毎にフォーマットデータが格納されている。ダウンロードした書式に基づいて申請書作成部413は、申請書を作成する。」と記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】国際公開第2003/083739号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
必要な申請書を決定するにあたり、職員の支援を必要とする運用では、職員の負担が大きく煩雑である。職員のノウハウ次第で決定される申請書が異なれば、必要な申請が行われない可能性が生じる。また、現状では、利用者へのヒアリングに基づいて、申請書の作成を職員が行っており、職員の業務を圧迫する。
【0006】
特許文献1に開示された技術は、利用者が申請書を選択するため、必要な申請を利用者が把握していない場合を想定していない。
【0007】
本発明は、上記の点に鑑みてなされたものであって、行政に申請を行う際の利便性を向上する技術の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本願は、上記課題の少なくとも一部を解決する手段を複数含んでいるが、その例を挙げるならば、以下の通りである。
【0009】
上記課題を解決するため、本発明の一態様に係る申請業務管理装置は、複数の質問と、前記質問の回答に応じて行政に申請する申請書とが関連付けられた申請書絞込情報を記憶する記憶部と、通信可能に接続された申請装置から申請要求を受け付ける申請要求受付部と、前記申請要求を受け付けると、前記申請装置に前記質問を送信し、回答に応じて前記申請装置を操作する利用者の要する1又は複数の前記申請書を決定する申請書決定部と、前記申請装置に入力された情報を受け付けて前記申請書決定部の決定した申請書を作成する申請書作成部と、を備えることを特徴とする。
【0010】
本発明の前記申請業務管理装置は、前記申請書への対応が可能な期間を決定する期間決定部を備え、前記申請書絞込情報は、前記申請書に対し、前記申請書の対応に行政が要する準備期間が関連付けられ、前記期間決定部は、前記申請書作成部の作成した前記申請書の前記準備期間を超える期間を対応可能期間に決定し、前記申請装置に通知することを特徴としてもよい。
【0011】
本発明の前記申請業務管理装置は、利用者が来所するタイミングの予約であって、前記期間決定部の決定した前記対応可能期間内の前記予約を受け付ける来所予約受付部を備えることを特徴としてもよい。
【0012】
本発明の前記申請業務管理装置は、行政への来所時に必要な持参物を決定する持参物決定部を備え、前記申請書絞込情報は、前記質問の回答候補と、前記回答候補を選択した場合の前記持参物とが関連付けられ、前記持参物決定部は、前記質問への回答に応じて持参物を決定し、前記申請装置に通知することを特徴としてもよい。
【0013】
本発明の前記申請業務管理装置は、前記申請書作成部により作成された前記申請書ごとに、通信可能に接続された業務遂行装置による業務の進捗を管理する進捗管理部を備え、前記申請書作成部は、作成した1又は複数の前記申請書を指定した登録要求を受け付けると、登録番号を付与し、前記進捗管理部は、前記登録番号を指定した進捗問い合わせを受け付けると、前記登録番号に係る前記申請書と関連する進捗を示す業務ステータスを特定した応答を送信することを特徴としてもよい。
【0014】
本発明の前記申請書絞込情報には、前記質問の回答候補と、前記回答候補を選択した場合に次に表示する前記質問を特定する情報と、前記申請書が必要か否かを示す必要フラグと、が関連付けられ、前記申請書決定部は、申請が必要であることを示す前記必要フラグと関連する前記回答候補が選択された場合に、前記回答候補と関連付けられた前記申請書を決定することを特徴としてもよい。
【0015】
本発明の前記申請書絞込情報には、行政の手続の種別ごとに、前記複数の質問が関連付けられており、前記申請要求受付部は、前記種別を指定した前記申請要求を受け付け、前記申請書決定部は、指定された前記種別と関連する前記質問を前記申請装置に送信することを特徴としてもよい。
【0016】
また、上記課題を解決するため、本発明の他の態様に係る申請業務管理システムは、申請業務管理装置と、前記申請業務管理装置と各々通信可能に接続された申請装置と、業務遂行装置と、を有する申請業務管理システムであって、前記申請装置は、入力操作に応じて前記申請業務管理装置に申請要求を送信する申請要求部を備え、前記申請業務管理装置は、複数の質問と、前記質問の回答に応じて行政に申請する申請書とが関連付けられた申請書絞込情報を記憶する記憶部と、前記申請装置から申請要求を受け付ける申請要求受付部と、前記申請要求を受け付けると、前記申請装置に前記質問を送信し、回答に応じて前記申請装置を操作する利用者の要する1又は複数の申請書を決定する申請書決定部と、前記申請装置に入力された情報を受け付けて前記申請書決定部の決定した申請書を作成する申請書作成部と、を備え、前記業務遂行装置は、前記申請書作成部により作成された前記申請書を取得し、入力操作に応じて前記申請書に関する業務を遂行し、遂行した前記業務に関する証書を作成する申請業務遂行部を備えることを特徴とする。
【0017】
また、上記課題を解決するため、本発明の他の態様に係る申請業務管理方法は、申請業務管理装置が行う申請業務管理方法であって、通信可能に接続された申請装置から申請要求を受け付ける申請要求受付手順と、前記申請要求を受け付けると、複数の質問と、前記質問の回答に応じて行政に申請する申請書とが関連付けられた申請書絞込情報を参照し、前記申請装置に前記質問を送信し、回答に応じて前記申請装置を操作する利用者の要する1又は複数の申請書を決定する申請書決定手順と、前記申請装置に入力された情報を受け付けて、前記申請書決定手順で決定した申請書を作成する申請書作成手順と、を備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0018】
本発明によれば、行政に申請を行う際の利便性を向上することができる。
【0019】
上記した以外の課題、構成、及び効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
【図面の簡単な説明】
【0020】
図1】本実施形態における申請業務管理システムの概要の一例を示す図である。
図2】申請業務管理システムの機能ブロック図の一例である。
図3】申請書絞込情報のデータ構造の一例を示す図である。
図4】進捗情報のデータ構造の一例を示す図である。
図5】申請業務管理装置のハードウェア構成例を示す図である。
図6】申請書受付処理の一例を示すフローチャートである。
図7】申請要求画面及び質問表示画面の一例を示す図である。図7(A)は、申請要求画面の一例を示しており、図7(B)は、質問表示画面の一例を示している。
図8】手続一覧画面の一例を示す図である。
図9】来所対応処理の一例を示すフローチャートである。
図10】キュー画面の一例を示す図である。図10(A)は、業務キュー画面の一例であり、図10(B)は、受付キュー画面の一例である。
図11】従来の申請業務管理システムの概要の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0021】
以下、図面に基づいて本発明の概要を説明する。図11は、従来の申請業務管理システム2の概要の一例を示す図である。
【0022】
従来の申請業務管理システム2では、まず、(1)利用者aが発券機を操作し、受付番号を取得する。利用者aが、受付番号に応じたタイミングで、案内用の窓口Aに行くと、窓口Aの職員が利用者aにヒアリングし、必要な1又は複数の申請書を決定する。(2)窓口Aでは、決定した申請書と、当該申請書を作成する窓口を記載した窓口案内書を発行する。
【0023】
なお、本実施形態において、「申請書を決定する」とは、行政の取り扱う多くの申請書のうち、利用者aの提出すべき申請書の様式を決定する意味を有する。申請書には、例えば「小児医療費助成医療証交付申請書」、「児童手当・特例給付認定請求書」等が含まれる。申請書が決定されると、利用者aは行政に対し、どの申請書を提出すればよいかを認識することができる。また、本実施形態における「申請書」には、行政が応答を要しない届出書等が含まれる。
【0024】
利用者aは、窓口案内書に記載された各窓口に行く。(3)各窓口では、申請書の作成に必要な情報を職員が利用者aにヒアリングし、申請書を作成する。各窓口で作成された申請書は、バックヤードで使用される。バックヤードでは、申請書に基づいて、必要に応じた証書tが作成される。証書tが作成されると、利用者aは交付窓口に赴き、(4)証書tを受け取る。
【0025】
以上のように、従来の申請業務管理システム2では、窓口Aにおいて、利用者aに必要な申請書を、職員が決定しており、職員の業務負担が増すだけでなく、必要な申請書を決定するためのノウハウが共有されず、業務の効率化を阻害している。また、各窓口においても、申請書を作成する職員の業務負担が大きく、業務コストの増加を招いている。
【0026】
図1は、本実施形態における申請業務管理システム1の概要の一例を示す図である。本実施形態における申請業務管理システム1は、申請業務管理装置10と、申請装置20と、業務遂行装置30と、ストレージ用装置40とを有する。また、申請業務管理システム1は、図1に示すように、発券機50と、交付端末60とを有していてもよい。
【0027】
申請装置20は、申請業務管理装置10とネットワークNを介して通信可能に接続されている。申請業務管理装置10と、業務遂行装置30と、ストレージ用装置40と、発券機50と、交付端末60とは、行政主体sの有する装置であって、バスを介して通信可能に接続される。なお、接続態様はこれに限定されない。例えば、申請業務管理システム1に含まれる各装置が、ネットワークNを介して相互に通信可能であってもよいし、行政主体sの有する装置の一部が特定の装置とのみ接続され、他の装置とは接続されていない状態であってもよい。
【0028】
申請装置20は、例えば利用者aの有する装置である。利用者aは、行政主体sに行く前に、申請装置20に対して、申請を要求する入力操作を行う。なお、申請装置20は、行政主体sの有する装置であってもよい。その場合、申請装置20は、申請業務管理装置10と専用線で接続されていてもよい。申請装置20は、申請業務管理装置10に対し、申請要求を送信する。
【0029】
申請業務管理装置10は、申請要求に応じて、申請装置20に対して複数の質問を送信する。利用者aが各質問に対して回答を入力すると、申請業務管理装置10は、回答に応じて、利用者aの要する1又は複数の申請書を決定する。申請業務管理装置10は、申請書の作成に必要な情報を申請装置20に要求し、利用者aからの入力を受け付けることにより、申請書を作成する。作成された申請書を申請書uとする。
【0030】
利用者aが、作成された1又は複数の申請書uを指定した入力操作を行うと、申請装置20は登録要求を申請業務管理装置10に送信する。申請業務管理装置10は、登録要求に応じて登録番号を発行し、作成した申請書uを登録番号と関連付けてストレージ用装置40に格納する。
【0031】
業務遂行装置30は、ストレージ用装置40に格納された申請書uを用いて、申請に係る業務を実行する。業務遂行装置30は、必要に応じて、申請に関する証書tを作成する。
【0032】
なお、利用者aは、申請装置20を介して、申請に係る業務の進捗を確認することができる。また、利用者aは、申請装置20を介して、行政主体sに行くタイミングを予約することができる。申請装置20は、申請に対する対応可能期間を表示し、当該タイミングを指定した入力操作を受け付ける。
【0033】
その後、利用者aが行政主体sに行き、発券機50を操作して受付番号を取得する。その際、申請者は発券機50に登録番号を入力する。申請業務管理装置10は、登録番号により証書tを特定し、交付端末60に通知する。交付端末60を操作する職員は証書tを出力し、利用者aに渡す。
【0034】
図2は、申請業務管理システム1の機能ブロック図の一例である。申請業務管理装置10は、PC(Personal Computer)等の情報処理装置、又はサーバー装置であって、行政主体sにより管理される。
【0035】
申請装置20は、PC、スマートフォン、又はタブレット等の情報処理装置である。業務遂行装置30は、PC、スマートフォン、又はタブレット等の情報処理装置である。ストレージ用装置40は、PC、スマートフォン、もしくはタブレット等の情報処理装置、又はHDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)等の記憶装置である。
【0036】
申請業務管理装置10は、処理部110と、記憶部120と、入力部130と、出力部140と、通信部150とを備える。処理部110は、申請業務管理装置10の全体を統括的に制御する。記憶部120は、処理部110による処理に必要な情報を記憶する。入力部130は、後述する入力IF14を介して接続された入力装置から、申請業務管理装置10への情報の入力を受け付ける。出力部140は、後述する出力IF15を介して接続された出力装置から、申請業務管理装置10に記憶された情報の出力を行う。通信部150は、通信可能に接続された他の装置との情報の送信及び受信を仲介する。
【0037】
処理部110は、申請要求受付部111と、申請書決定部112と、申請書作成部113と、期間決定部114と、持参物決定部115と、来所予約受付部116と、進捗管理部117と、を備える。申請要求受付部111は、申請装置20からの申請要求を受け付ける。申請要求には、申請を行う行政の手続の種別を示す情報が含まれていてもよい。
【0038】
申請書決定部112は、申請要求を受け付けると、申請装置20に質問を送信し、回答に応じて利用者aの要する1又は複数の申請書を決定する。申請要求に手続の種別が含まれている場合、申請書決定部112は、後述する申請書絞込情報121を参照し、申請要求の種別と関連する質問を申請装置20に送信する。
【0039】
申請書作成部113は、申請書決定部112の決定した申請書に対し、申請装置20による情報の入力を受け付ける。即ち、申請書作成部は、申請書決定部112の決定した申請書の様式に対し、必要な方法の入力を受け付ける。申請書作成部113は、入力された情報を用いて、利用者の申請内容が記載された申請書を作成する。申請書作成部113は、作成した1又は複数の申請書uを指定した登録要求を受け付けると、登録番号を付与して申請装置20に通知する。
【0040】
期間決定部114は、作成された申請書uへの対応が可能な期間である対応可能期間を決定する。期間決定部114は、申請書作成部113の作成した申請書uに関する準備期間を超える期間を対応可能期間に決定し、申請装置20に送信する。例えば、期間決定部114は、申請書作成部113が登録要求を受け付けた1又は複数の申請書uに関する準備期間のうち、最も長い準備期間を1日超えた日程を対応可能期間の下限に決定する。期間決定部114は、当該1又は複数の申請書uの申請期限のうち、最も早い日程を対応可能期間の上限に決定する。期間決定部114は、下限及び上限により定まる期間を対応可能期間に決定する。
【0041】
持参物決定部115は、行政主体sへの来所時に必要な持参物を決定する。持参物決定部115は、質問への回答に応じて持参物を決定し、申請装置20に通知する。来所予約受付部116は、利用者aが行政主体sに来所するタイミングの予約を受け付ける。来所予約受付部116は、申請装置20から予約要求を示す情報を受信すると、期間決定部114の決定した対応可能期間内に対する予約を受け付ける。
【0042】
進捗管理部117は、申請書作成部113により作成された申請書uごとに、業務遂行装置30による業務の進捗を管理する。進捗管理部117は、登録番号を指定した進捗問い合わせを受け付けると、登録された1又は複数の申請書uと関連する進捗を示す業務ステータスを特定した応答を送信する。進捗管理部117は、申請装置20からの進捗問い合わせに応じて応答を送信してもよいし、業務遂行装置30からの進捗問い合わせに応じて応答を送信してもよい。
【0043】
記憶部120は、申請書絞込情報121と、進捗情報122と、予約情報123とを記憶している。申請書絞込情報121は、複数の質問と、該質問の回答に応じて行政主体sに申請する申請書の様式とが関連付けられた情報である。進捗情報122は、登録番号ごとに、登録された1又は複数の申請書に対する業務ステータスが関連付けられた情報である。予約情報123は、来所予約受付部116が予約を受け付けた、利用者aの来所タイミングに関する情報である。
【0044】
申請装置20は、処理部210と、入力部230と、出力部240と、通信部250とを備える。処理部210は、申請装置20の全体を統括的に制御する。入力部230は、入力IFを介して接続された入力装置から、申請装置20への情報の入力を受け付ける。出力部240は、出力IFを介して接続された出力装置から、申請装置20に記憶された情報の出力を行う。通信部250は、通信可能に接続された申請業務管理装置10等の他の装置との情報の送信及び受信を仲介する。
【0045】
処理部210は、申請要求部211と、申請書登録要求部212とを備える。申請要求部211は、利用者aの入力操作に応じて、行政主体sへの申請要求を申請業務管理装置10に送信する。申請要求には、申請を要求する手続の種別が指定されていてもよい。申請書登録要求部212は、入力操作に応じて、申請書作成部113により作成された申請書uの登録要求を申請業務管理装置10に送信する。
【0046】
業務遂行装置30は、処理部310と、入力部330と、出力部340と、通信部350とを備える。処理部310は、業務遂行装置30の全体を統括的に制御する。入力部330は、入力IFを介して接続された入力装置から、申請装置20への情報の入力を受け付ける。出力部340は、出力IFを介して接続された出力装置から、業務遂行装置30に記憶された情報の出力を行う。通信部350は、通信可能に接続された申請業務管理装置10やストレージ用装置40等の他の装置との情報の送信及び受信を仲介する。
【0047】
処理部310は、申請業務遂行部311を備える。申請業務遂行部311は、申請書作成部113により作成された申請書uを取得し、行政主体sの職員の入力操作に応じて申請書uに関する業務を遂行し、遂行した業務に関する証書tを作成する。本実施形態において、証書tとは、申請の受理により発行する書面全般を示す。なお、申請業務遂行部311が申請書uに対する業務を遂行した結果、必ず証書tを作成するとは限らない。
【0048】
ストレージ用装置40は、処理部410と、記憶部420と、通信部450とを備える。処理部410は、ストレージ用装置40の全体を統括的に制御する。記憶部420は、処理部410による処理に必要な情報を記憶するほか、通信可能に接続された他の装置から受信した情報を記憶する。通信部450は、通信可能に接続された申請業務管理装置10や業務遂行装置30等の他の装置との情報の送信及び受信を仲介する。
【0049】
記憶部420は、申請書情報421と、証書情報422とを記憶している。申請書情報421は、申請業務管理装置10により作成された申請書uに関する情報である。証書情報422は、業務遂行装置30の業務遂行の結果、作成される証書tに関する情報である。
【0050】
図3は、申請書絞込情報121のデータ構造の一例を示す図である。申請書絞込情報121は、手続種別ID(IDentifier)121aと、質問ID121bと、質問121cと、回答121dと、行先121eと、必要フラグ121fと、申請書ID121gと、持参物121hと、準備期間121iと、期限121jと、が関連付けられた情報である。
【0051】
手続種別ID121aは、行政の手続の種別を特定する識別情報である。申請書絞込情報121は、手続種別ID121aを有していなくてもよい。質問ID121bは、質問を特定する識別情報である。質問121cは、質問の内容を示す情報であって、例えば質問の文字列である。回答121dは、質問の回答候補を示す情報である。行先121eは、回答121dにより特定される回答候補が選択された場合に、次に表示する質問を特定する質問IDである。
【0052】
なお、本実施形態において、申請書決定部112は、申請装置に送信した質問に対する回答121dと関連する行先121eを特定し、行先121eに対応する質問を申請装置20に送信する。申請書決定部112は、この処理を繰り返し、申請装置から得た回答と関連する行先121eが空の情報になるまで、引き続き質問を申請装置に送信する。この場合において、行先121eは、既に先に回答を得た質問であってもよい。
【0053】
例えば、後の質問に進むにつれ、先に受け付けた回答との矛盾が生じる場合等に、回答済みの質問IDに戻るよう設定されていてもよい。その場合、1度目に回答を受け付けた質問IDより後に提示された質問への回答については、リセットするよう設定されていてもよい。
【0054】
必要フラグ121fは、回答121dにより特定される回答候補が選択された場合に、申請書が必要であるか否かを示すフラグ情報である。例えば、必要フラグ121fが「0」である回答候補が選択された合、申請書は必要でない。必要フラグ121fが「1」である回答候補が選択された場合、申請書が必要である。
【0055】
申請書ID121gは、申請書が必要である場合の、申請書の様式を特定する識別情報である。持参物121hは、申請書が必要である場合において、行政主体sに行く際に要する持参物を示す情報である。準備期間121iは、申請書ID121gにより特定される様式の申請書の対応に行政が要する期間を示す情報である。期限121jは、申請書ID121gにより特定される様式の申請書の提出期限を示す情報である。
【0056】
図4は、進捗情報122のデータ構造の一例を示す図である。進捗情報122は、登録番号122aと、申請書ID122bとが関連付けられた情報である。
【0057】
登録番号122aは、申請装置20からの登録要求に応じて付与される識別情報である。申請書ID122bは、登録要求に応じて登録される1又は複数の申請書uを特定する識別情報ごとに、申請書uの進捗を示す業務ステータスが関連付けられた情報である。
【0058】
例えば、業務ステータスが「0」である場合、業務が「手続きなし」である状況、即ち申請がされていない状況を示す。業務ステータスが「1」である場合、業務が「未処理」である状況を示す。業務ステータスが「2」である場合、業務が「手続き中」である状況を示す。業務ステータスが「3」である場合、業務が「処理済み」である状況を示す。
【0059】
例えば、図4に示す進捗情報122の最上位のレコードは、登録番号122aが「00011」であり、申請書ID122bが「A001」である欄に、業務ステータスとして「3」が関連付けられ、申請書ID122bが「A003」である欄に、業務ステータスとして「1」が関連付けられている。これは、登録番号が「00011」である登録には、申請書ID122bが「A001」及び「A003」である申請書uが登録されており、申請書ID122bが「A001」である申請は「処理済み」であり、申請書ID122bが「A003」である申請は「未処理」であることを示す。
【0060】
図5は、申請業務管理装置10のハードウェア構成例を示す図である。申請業務管理装置10は、演算装置11と、メモリ12と、外部記憶装置13と、入力IF(Interface)14と、出力IF15と、通信IF16と、記憶媒体駆動装置17とを備え、各構成要素はバスにより接続されている。
【0061】
演算装置11はCPU(Central Processing Unit)等の演算装置であり、メモリ12又は外部記憶装置13に記録されたプログラムに従って処理を実行する。申請業務管理装置10では、メモリ12又は外部記憶装置13上に読み出されたプログラムに従って動作する演算装置11により処理が行われる。処理部110を構成する各処理部は、演算装置11がプログラムを実行することにより各々の機能を実現する。
【0062】
メモリ12は、RAM(Random Access Memory)又はフラッシュメモリ等の記憶装置であり、プログラムやデータが一時的に読み出される記憶エリアとして機能する。外部記憶装置13は、例えばHDD(Hard Disk Drive)や、CD-R(Compact Disc- Recordable)、DVD-RAM(Digital Versatile Disk-Random Access Memory)等の書き込み及び読み出し可能な記憶メディア及び記憶メディア駆動装置等である。記憶部120は、メモリ12又は外部記憶装置13によりその機能が実現される。なお、記憶部120は、通信IF16を介して接続される記憶装置によってその機能が実現されてもよい。
【0063】
入力IF14は、操作者からの入力操作を受け付けるためのインターフェイスであり、例えばタッチパネル、キーボード、マウス、マイク等の入力装置が接続される。出力IF15は、申請業務管理装置10に内蔵されたLCD(Liquid Crystal Display)ディスプレイ等の表示装置等に対して情報を出力するためのインターフェイスである。
【0064】
通信IF16は、申請業務管理装置10をネットワークN及びバスに接続するためのインターフェイスであって、例えばLAN(Local Area Network)カード等の通信デバイスが接続される。通信部150は、通信IF16によりその機能が実現される。記憶媒体駆動装置17は、CD(Compact Disk)やDVD(Digital Versatile Disk)等の可搬性のメディア18から情報を入出力する装置である。
【0065】
なお、申請業務管理装置10の各構成要素の処理は、1つのハードウェアで実行されてもよいし、複数のハードウェアで実行されてもよい。また、申請業務管理装置10の各構成要素の処理は、1つのプログラムで実現されてもよいし、複数のプログラムで実現されてもよい。
【0066】
また、申請装置20、業務遂行装置30、及びストレージ用装置40のハードウェア構成は、申請業務管理装置10と同様であるため、説明を省略する。ストレージ用装置40は、入力IF14及び出力IF15を有していなくてもよい。
【0067】
図6は、申請書受付処理の一例を示すフローチャートである。本フローチャートの処理は、例えば、申請装置20の申請要求部211から送信された申請要求を、申請業務管理装置10の申請要求受付部111が受け付けると開始される。なお、以下、申請要求に手続の種別を示す情報が含まれているものとして説明する。
【0068】
図7は、申請要求画面251及び質問表示画面252の一例を示す図である。図7(A)は、申請要求画面251の一例を示しており、図7(B)は、質問表示画面252の一例を示している。申請要求画面251と、質問表示画面252は、申請装置20のディスプレイに表示される。
【0069】
図7(A)に示す質問要求画面には、手続の種別が選択可能に表示されている。手続の種別は、例えば「転入」、「転出」、「結婚」、「妊娠」等の利用者aの行動に応じて分類されている。申請装置20の申請要求部211は、申請要求画面251に表示された種別の選択を受け付けると、選択された種別を特定した申請要求を、申請業務管理装置10に送信する。なお、申請要求部211は、申請要求を行うことを示す図示しない操作ボタンの操作を受け付けると、種別を含めずに申請要求を申請業務管理装置10に送信してもよい。
【0070】
説明を図6に戻す。まず、申請書決定部112は、申請書絞込情報121に基づいて質問を送信する(ステップS11)。具体的には、申請書決定部112は、申請書絞込情報121を参照し、申請要求に含まれる種別と対応する手続種別ID121aと関連する質問121cのうち、所定の質問と、当該質問と関連する回答121dにより特定される複数の回答候補とを申請装置20に送信する。申請書決定部112は、例えば質問ID121bの番号の最も若い質問121cと、当該質問の回答候補とを送信する。なお、質問を受信した申請装置20は、質問表示画面252を出力する。
【0071】
図7(B)に示すように、質問表示画面252には、利用者aへの質問が含まれる。また、質問表示画面252には、申請業務管理装置10から受信した複数の回答候補が選択可能に表示される。図7(B)に示すように、質問表示画面252は、回答候補を選択肢として表示し、回答の選択を受け付ける方式で表示することが望ましい。申請装置20の申請要求部211は、選択された回答を申請業務管理装置10に送信する。
【0072】
説明を図6に戻す。次に、申請書決定部112は、申請装置20から応答を受信する(ステップS12)。具体的には、申請書決定部112は、申請装置20から送信された、選択された回答を応答として受信する。
【0073】
次に、申請書決定部112は、必要フラグが「1」である応答の場合、申請書絞込情報121のレコードを抽出する(ステップS13)。具体的には、申請書決定部112は、申請装置20から送信された回答候補を回答121dに含む申請書絞込情報121のレコードを参照し、当該レコードの必要フラグ121fが「1」である場合に、当該レコードを抽出する。
【0074】
次に、申請書決定部112は、ステップS12で受信した応答が、最後の質問に対する応答であるか否かを判定する(ステップS14)。具体的には、申請書決定部112は、ステップS12で受信した回答候補を特定する回答121dと申請書絞込情報121において関連する行先121eを特定する。申請書決定部112は、特定した行先121eが空である場合に、最後の質問に対する応答であるものと判定する。
【0075】
申請書決定部112が、最後の質問に対する応答でないと判定する場合(ステップS14で「NO」の場合)、申請書決定部112は、処理をステップS11に戻す。即ち、申請書決定部112は、ステップS14で特定した行先121eにより特定される、次に表示する質問121cと、当該質問と関連する回答121dにより特定される複数の回答候補とを、申請装置20に送信する(ステップS11)。
【0076】
申請書決定部112が、最後の質問に対する応答であると判定する場合(ステップS14で「YES」の場合)、申請書決定部112は、抽出したレコードの申請書IDから、申請書を決定する(ステップS15)。具体的には、申請書決定部112は、ステップS13で抽出した1又は複数の申請書絞込情報121のレコードを参照し、当該レコードの申請書ID121gにより特定される1又は複数の申請書を、利用者aの手続に必要な申請書に決定する。
【0077】
換言すれば、申請書決定部112は、申請が必要であることを示す必要フラグ121fと関連する回答候補が選択された場合に、当該回答候補と関連付けられた申請書を決定する。
【0078】
次に、持参物決定部115は、持参物を決定する(ステップS16)。具体的には、持参物決定部115は、ステップS13で抽出した申請書絞込情報121のレコードの持参物121hにより特定される持参物を、利用者aが来所時に要する持参物に決定する。
【0079】
次に、申請書決定部112は、手続一覧の表示情報を生成する(ステップS17)。申請書決定部112は、ステップS15で決定した申請書と、ステップS16で決定した持参物とを含む手続一覧画面253の表示情報を生成し、申請装置20に送信する。
【0080】
図8は、手続一覧画面253の一例を示す図である。手続一覧画面253は、申請書決定部112の決定した申請書ごとに、持参物等の詳細を表示する詳細情報表示領域2531と、申請書作成ボタン2532と、登録要求ボタン2533とを含んでいる。図8に示すように、詳細情報表示領域2531には、持参物のほか、交付端末60の所在地や、申請期限等が表示されてもよい。その場合、申請書決定部112は、抽出した申請書絞込情報121のレコードに含まれる期限121jを、手続一覧画面253の表示情報に使用する。また、申請書決定部112は、記憶部120に記憶された図示しない所在地情報を参照することにより、交付端末60の所在地を特定することができる。
【0081】
申請書作成ボタン2532は、申請書の作成指示を受け付けるためのボタンである。申請書作成ボタン2532が選択されると、選択された申請書作成ボタン2532と関連する申請書の作成画面が表示される。具体的には、申請書作成部113は、選択された申請書の申請書IDを用いて記憶部の図示しない領域を参照し、該当する申請書の様式を呼び出して申請装置20に送信する。申請装置20の申請要求部211は、申請書の様式を含む申請書の作成画面を表示する。
【0082】
なお、申請装置20の申請要求部211は、申請書の作成画面に対する必要事項の入力操作を受け付け、申請書への入力情報として申請業務管理装置10に送信する。申請書の作成が完了すると、手続一覧画面253には、作成が完了した申請書uに対し、作成が完了したことを示す情報が表示される。
【0083】
登録要求ボタン2533は、作成された申請書uの登録要求の入力操作を受け付けるボタンである。登録要求ボタン2533が選択されると、申請装置20の申請書登録要求部212は、手続一覧画面253に表示され、作成が完了した1又は複数の申請書uを指定した登録要求を申請業務管理装置10に送信する。なお、手続一覧画面253に表示された申請書のうち、作成が完了していない申請書がある状態で登録要求ボタン2533が選択された場合、申請書登録要求部212は、エラーを示す情報を出力してもよいし、作成が完了した申請書のみを登録するよう要求する登録要求を送信してもよい。
【0084】
説明を図6に戻す。次に、申請書作成部113は、申請書への入力情報を受け付け、申請書uを作成する(ステップS18)。具体的には、申請書作成部113は、手続一覧画面253の申請書作成ボタン2532の選択を受け付け、申請書の作成画面の表示情報を申請装置20に送信する。申請書作成部113は、申請装置20から受信した申請書への入力情報を用いて申請書uを作成する。申請書作成部113は、作成した申請書uをストレージ用装置40の申請書情報421に記憶させる。
【0085】
次に、申請書作成部113は、登録要求を受け付けて登録番号を決定する(ステップS19)。具体的には、申請書作成部113は、手続一覧画面253の登録要求ボタン2533が選択されると、登録要求に含まれる、作成済みの1又は複数の申請書uを特定し、1つの登録番号を決定する。申請書作成部113は、決定した登録番号に、指定された申請書uを特定する申請書IDを関連付けて、進捗情報122を生成する。なお、進捗情報122のうち、登録番号と、申請書IDとが交わる欄には、「未処理」であることを示す業務ステータスが関連付けられる。
【0086】
次に、期間決定部114は、対応可能期間を決定する(ステップS20)。具体的には、期間決定部114は、ステップS19において1つの登録番号が決定された1又は複数の申請書uについて、申請書絞込情報121を参照し、対応する準備期間121iと、期限121jとを抽出する。期間決定部114は、例えば抽出した準備期間121iのうち、最も長い準備期間を1日超えた日程を対応可能期間の下限に決定する。また、期間決定部114は、抽出した期限121jのうち、最も早い日程を対応可能期間の上限に決定する。期間決定部114は、下限及び上限により定まる期間を対応可能期間に決定する。
【0087】
次に、来所予約受付部116は、期間内の来所予約を受け付ける(ステップS21)。具体的には、来所予約受付部116は、ステップS20で決定した対応可能期間内のタイミングを指定可能に表示する予約画面を申請装置20に送信する。申請装置20の処理部210は、予約画面に対して入力されたタイミングを指定した予約要求を、申請業務管理装置10に送信する。来所予約受付部116は、指定されたタイミングと、ステップS19で決定した登録番号とを関連付けて、予約情報123に記憶させる。その後、処理部110は本フローチャートの処理を終了する。
【0088】
本実施形態によれば、ノウハウを有する職員に頼ることなく、利用者aが必要な申請書を決定することができ、利用者aや行政の利便性が向上する。また、職員を煩わせることなく申請書uを作成することができ、コスト削減に資する。特に、利用者aの属性により申請書の様式が異なる場合に、質問により属性を特定することで、効率的に必要な申請書を決定することができる。
【0089】
また、来所の際に必要な持参物を利用者aに提示できるため、利用者aが持参物を検索したり、問い合わせたりする手間を削減でき、利用者aが持参物を忘れる等のトラブルを防ぐことができる。同じ種別の申請であっても、利用者aの属性等により様式が異なり、持参物が異なる場合がある。そのような場合においても、申請に応じた持参物を利用者aに提示することができる。
【0090】
また、申請書に応じた準備期間に基づいて、行政の対応可能期間を提示することにより、行政主体sにおいて、まだ準備の完了していない申請に関して利用者aが来所することを防ぎ、利便性が向上する。特に、利用者aの属性に応じて、他の行政主体sに必要書面を取り寄せる必要が生じ、より多くの準備期間を要する場合等に、属性に応じた対応可能期間を決定することができ、効率的である。また、対応可能期間は申請期限が考慮されているため、必要な手続が期間内になされないといった不都合を防ぐことができる。
【0091】
図9は、来所対応処理の一例を示すフローチャートである。本図は、例えば発券機50が受付番号を発行し、登録番号の入力操作を受け付けると開始される。以下、来所対応処理を申請業務管理装置10が行う例を用いて説明するが、来所対応処理を実行する装置は申請業務管理装置10に限定されない。
【0092】
まず、来所予約受付部116は、受付番号と登録番号とを取得する(ステップS31)。具体的には、来所予約受付部116は、発券機50が取得した、受付番号と登録番号の対応情報を取得する。
【0093】
次に、進捗管理部117は、すべての申請書uが処理済であるか否かを判定する(ステップS32)。具体的には、進捗管理部117は、ステップS31で取得した登録番号を用いて進捗情報122を参照し、登録番号と関連付けられたすべての申請書ID122bの業務ステータスが、処理済みであるか否かを判定する。
【0094】
進捗管理部117が、すべての申請書uが処理済みであると判定する場合(ステップS32で「YES」の場合)、進捗管理部117は、証書tがあるか否かを判定する(ステップS33)。なお、業務遂行装置30の申請業務遂行部311が、申請書uを用いた業務を遂行する際に、証書tを作成した場合、作成した証書tと登録番号とを関連付けてストレージ用装置40の証書情報422に格納する。進捗管理部117は、登録番号を用いてストレージ用装置40の証書情報422を参照することにより、登録番号と関連する証書tの有無を判定する。
【0095】
進捗管理部117が、証書tがないと判定する場合(ステップS33で「NO」の場合)、処理部110は本フローチャートの処理を終了する。なお、進捗管理部117は、受付番号を用いて利用者aを呼び出し、証書tがないことを利用者aに通知してもよい。
【0096】
進捗管理部117が、証書tがあると判定する場合(ステップS33で「YES」の場合)、進捗管理部117は、交付端末60に証書tの発行を指示する(ステップS34)。具体的には、進捗管理部117は、登録番号と関連付けられた証書tを交付端末60に通知し、証書tを発行するよう指示する情報を送信する。その後、例えば交付端末60では証書tが出力され、交付端末60を操作する職員から利用者aに手渡される。その後、処理部110は本フローチャートの処理を終了する。
【0097】
進捗管理部117が、すべての申請書uが処理済みであると判定しない場合(ステップS32で「NO」の場合)、即ち、処理済みでない申請書uが1つ以上ある場合、進捗管理部117は、キュー画面の表示指示があるか否かを判定する(ステップS35)。なお、利用者aが申請書uの進捗を知りたい場合、申請業務管理装置10か、又は申請業務管理装置10と通信可能に接続された他の装置(申請装置20や発券機50を含む)に対し、登録番号を指定し、キュー画面を表示するよう入力操作を行う。
【0098】
また、行政主体sの職員が、申請書uの進捗を知りたい場合、例えば業務遂行装置30に対し、申請書ID又は手続の種別を指定し、キュー画面を表示するよう入力操作を行う。進捗管理部117は、申請業務管理装置10か、又は申請業務管理装置10に通信可能に接続された他の装置から、キュー画面の表示指示を受け付けたか否かを判定する。
【0099】
進捗管理部117が、キュー画面の表示指示を受け付けた場合、進捗問い合わせがあったものと取り扱う。
【0100】
進捗管理部117が、キュー画面の表示指示がないと判定する場合(ステップS35で「NO」の場合)、進捗管理部117は処理をステップS32に戻す。
【0101】
進捗管理部117が、キュー画面の表示指示があると判定する場合(ステップS35で「YES」の場合)、進捗管理部117は、進捗情報122を参照してキュー画面を表示する(ステップS36)。具体的には、進捗管理部117は、ステップS35で指定された申請書ID、手続の種別、又は登録番号を用いて進捗情報122を参照し、申請書uの業務ステータスを取得する。進捗管理部117は、取得した業務ステータスを含むキュー画面の表示情報を生成し、キュー画面を要求した装置に対する応答として送信する。換言すれば、進捗管理部117は、進捗問い合わせを受け付けると、申請書の業務ステータスを特定した応答を問い合わせた装置に送信する。その後、進捗管理部117は処理をステップS32に戻す。
【0102】
図10は、キュー画面の一例を示す図である。図10(A)は、業務キュー画面351の一例であり、図10(B)は、受付キュー画面254の一例である。業務キュー画面351は、職員の表示要求に基づいて業務遂行装置30に表示されるキュー画面であり、受付キュー画面254は、利用者aの表示要求に基づいて、申請業務管理装置10又は申請業務管理装置10と通信可能に接続された他の装置に表示されるキュー画面である。
【0103】
業務キュー画面351は、キュー画面の表示要求の際に指定された申請書IDに係る申請書uの業務ステータスを表示する画面である。業務キュー画面351には、申請書IDごとに、当該申請書uについて1又は複数の利用者aに付与された登録番号と、各登録番号と関連する申請書の業務ステータスと、が表示される。
【0104】
なお、キュー画面の表示要求時に、手続の種別が指定された場合、進捗管理部117は、例えばステータス用装置の図示しない領域に記憶された種別申請対応情報を参照し、当該種別と関連する申請書IDを抽出する。進捗管理部117は、各々の申請書uに関する業務ステータスを取得して、業務キュー画面351の表示情報を生成する。行政主体sの職員は、業務に関連する申請書IDや種別を軸として業務キュー画面を表示することにより、未処理の申請書を認識するなど、効率的に業務を把握することができる。
【0105】
受付キュー画面254は、キュー画面の表示要求の際に指定された登録番号と関連付けられた申請書uの業務ステータスを表示する画面である。受付キュー画面254には、登録番号ごとに、当該登録番号で登録された1又は複数の申請書uの業務ステータスが表示される。
【0106】
なお、本実施形態では、利用者aが来所した際に受付キュー画面254を表示するものとして説明した。しかしながら、利用者aは、例えば自宅において、申請装置20を用いて受付キュー画面254を参照することができる。その場合、利用者aが申請装置20に対して、登録番号を指定したキュー画面の表示指示の入力操作を行う。申請装置20の処理部210が、申請業務管理装置10に対し、登録番号を指定した進捗問い合わせを行うと、進捗管理部117は進捗問い合わせの応答として、受付キュー画面254の表示情報を送信する。
【0107】
以上、本実施形態により、利用者a及び職員は、申請書uに対する処理の進捗状況を把握することができる。特に、申請装置20に受付キュー画面254を表示することにより、利用者aは来所前に、登録した申請書uに対する手続の進捗状況を把握することができ、未処理の申請に対する不要な来所を防ぐことができる。
【0108】
以上、本発明に係る各実施形態及び変形例の説明を行ってきたが、本発明は、上記した実施形態の一例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記した実施形態の一例は、本発明を分かり易くするために詳細に説明したものであり、本発明は、ここで説明した全ての構成を備えるものに限定されない。また、ある実施形態の一例の構成の一部を他の一例の構成に置き換えることが可能である。また、ある実施形態の一例の構成に他の一例の構成を加えることも可能である。また、各実施形態の一例の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることもできる。また、上記の各構成、機能、処理部、処理手段等は、それらの一部又は全部を、例えば集積回路で設計する等によりハードウェアで実現してもよい。また、図中の制御線や情報線は、説明上必要と考えられるものを示しており、全てを示しているとは限らない。ほとんど全ての構成が相互に接続されていると考えてもよい。
【0109】
また、上記の申請業務管理装置10、申請装置20、業務遂行装置30、及びストレージ用装置40の機能構成は、理解を容易にするために、主な処理内容に応じて分類したものである。構成要素の分類の仕方や名称によって、本願発明が制限されることはない。上述の通り、申請業務管理装置10、申請装置20、業務遂行装置30、及びストレージ用装置40の構成は、処理内容に応じて、さらに多くの構成要素に分類することもできる。また、1つの構成要素がさらに多くの処理を実行するように分類することもできる。
【符号の説明】
【0110】
1・2:申請業務管理システム、10:申請業務管理装置、11:演算装置、12:メモリ、13:外部記憶装置、14:入力IF、15:出力IF、16:通信IF、17:記憶媒体駆動装置、18:メディア、20:申請装置、30:業務遂行装置、40:ストレージ用装置、50:発券機、60:交付端末、110・210・310・410:処理部、111:申請要求受付部、112:申請書決定部、113:申請書作成部、114:期間決定部、115:持参物決定部、116:来所予約受付部、117:進捗管理部、120・420:記憶部、121:申請書絞込情報、122:進捗情報、123:予約情報、130・230・330:入力部、140・240・340:出力部、150・250・350・450:通信部、211:申請要求部、212:申請書登録要求部、251:申請要求画面、252:質問表示画面、253:手続一覧画面、254:受付キュー画面、311:申請業務遂行部、351:業務キュー画面、421:申請書情報、422:証書情報、2531:詳細情報表示領域、2532:申請書作成ボタン、2533:登録要求ボタン、a:利用者、s:行政主体、t:証書、N:ネットワーク、u:申請書
【要約】      (修正有)
【課題】行政に申請を行う際の利便性を向上する申請業務管理装置を提供する。
【解決手段】申請業務管理システムにおいて、申請業務管理装置10は、申通信可能に接続された申請装置20から申請要求を受け付ける請要求受付部111と、、申請要求を受け付けると、申請装置20に記憶部120に記憶されている質問を送信し、申請装置20から質問の回答を受信すると、記憶部120に記憶されている質問の回答に応じて行政に申請する申請書とが関連付けられた申請書絞込情報を参照し、申請装置20を操作する利用者の要する1又は複数の申請書を決定する申請書決定部112と、申請装置20に入力された情報を受け付けて申請書決定部112が決定した申請書を作成する申請書作成部113と、を有する。
【選択図】図2
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