(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6904969
(24)【登録日】2021年6月28日
(45)【発行日】2021年7月21日
(54)【発明の名称】無線通信方法、基地局、及び端末
(51)【国際特許分類】
H04W 72/12 20090101AFI20210708BHJP
H04W 72/04 20090101ALI20210708BHJP
H04W 16/14 20090101ALI20210708BHJP
H04L 27/26 20060101ALN20210708BHJP
【FI】
H04W72/12 150
H04W72/04 131
H04W72/04 111
H04W16/14
!H04L27/26 100
【請求項の数】26
【全頁数】28
(21)【出願番号】特願2018-543329(P2018-543329)
(86)(22)【出願日】2016年3月31日
(65)【公表番号】特表2019-512914(P2019-512914A)
(43)【公表日】2019年5月16日
(86)【国際出願番号】CN2016078188
(87)【国際公開番号】WO2017166228
(87)【国際公開日】20171005
【審査請求日】2018年8月16日
【前置審査】
(73)【特許権者】
【識別番号】503433420
【氏名又は名称】華為技術有限公司
【氏名又は名称原語表記】HUAWEI TECHNOLOGIES CO.,LTD.
(74)【代理人】
【識別番号】100107766
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠重
(74)【代理人】
【識別番号】100070150
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠彦
(74)【代理人】
【識別番号】100091214
【弁理士】
【氏名又は名称】大貫 進介
(72)【発明者】
【氏名】シュイ,カイ
(72)【発明者】
【氏名】リ,シアオツォイ
【審査官】
野村 潔
(56)【参考文献】
【文献】
国際公開第2014/110467(WO,A1)
【文献】
米国特許出願公開第2016/0057737(US,A1)
【文献】
特開2015−122792(JP,A)
【文献】
国際公開第2015/116866(WO,A1)
【文献】
国際公開第2015/023659(WO,A1)
【文献】
国際公開第2015/057368(WO,A1)
【文献】
CMCC,Discussion on issues related to PUSCH transmission for LAA[online],3GPP TSG-RAN WG1#84 R1-160495,インターネット<URL:http://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG1_RL1/TSGR1_84/Docs/R1-160495.zip>,2016年 2月 5日,pp.1-4
【文献】
Intel, WILUS Inc., Samsung,Way forward on UL LBT[online],3GPP TSG-RAN WG1#84 R1-161379,インターネット<URL:http://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG1_RL1/TSGR1_84/Docs/R1-161379.zip>,2016年 2月19日,p.4
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04B 7/24− 7/26
H04W 4/00−99/00
3GPP TSG RAN WG1−4
SA WG1−4
CT WG1、4
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
基地局により、アンライセンスキャリアを使用することにより、第1の下りリンク制御情報を端末に送出し、ライセンスキャリアを使用することにより、第2の下りリンク制御情報を前記端末に送出するステップであり、前記第1の下りリンク制御情報は、下りリンクスケジューリング指示情報及び上りリンクスケジューリング指示情報を含み、前記下りリンクスケジューリング指示情報は、少なくとも1つのアンライセンスキャリア上の複数の下りリンクサブフレーム内で下りリンクデータを受信するように前記端末に命令するために使用され、前記上りリンクスケジューリング指示情報は、少なくとも1つのアンライセンスキャリア上の複数の上りリンクサブフレーム内で上りリンクデータを送出するように前記端末に命令するために使用され、前記第2の下りリンク制御情報は、さらなる上りリンクスケジューリング指示情報を含み、前記さらなる上りリンクスケジューリング指示情報は、前記第1の下りリンク制御情報によりスケジュールされた前記複数の上りリンクサブフレームの後にスケジュールされる必要がある少なくとも1つのサブフレームが前記アンライセンスキャリア上に存在する場合、少なくとも1つのアンライセンスキャリア上の少なくとも1つの上りリンクサブフレーム内で上りリンクデータを送出するように前記端末に命令するために使用される、ステップ
を含む無線通信方法。
【請求項2】
基地局により、第1の下りリンク制御情報を端末に送出する前記ステップは、
前記基地局により、1つの下りリンクサブフレームを使用することにより1つの下りリンク制御情報を前記端末に送出するステップ
を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
基地局により、第1の下りリンク制御情報を端末に送出する前記ステップは、
前記基地局により、1つの下りリンクサブフレームを使用することにより複数の下りリンク制御情報を前記端末に送出するステップ、を含み、
各々の下りリンク制御情報が、下りリンクスケジューリング指示情報及び上りリンクスケジューリング指示情報を含む、
請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記上りリンクスケジューリング指示情報は、開始上りリンクサブフレーム位置情報と連続上りリンクサブフレームの数量とを含み、
前記上りリンクスケジューリング指示情報は、開始上りリンクサブフレーム周期及び開始上りリンクサブフレームオフセットをさらに含み、
前記上りリンクスケジューリング指示情報は、キャリアインデックスをさらに含む、
請求項1乃至3のうちいずれか1項に記載の方法。
【請求項5】
当該方法は、
前記基地局により、無線リソース制御シグナリングを前記端末に送出するステップであり、前記無線リソース制御シグナリングはシステム構成情報を含み、前記システム構成情報は、連続上りリンクサブフレームの数量と開始上りリンクサブフレーム周期とを含む、ステップ、をさらに含み、
対応して、前記上りリンクスケジューリング指示情報は、開始上りリンクサブフレーム位置情報及び開始上りリンクサブフレームオフセットを含む、
請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記上りリンクスケジューリング指示情報を送出するための下りリンクサブフレームのインデックスと、スケジュールされた上りリンクサブフレームのインデックスとの間の差は、可変値であり、整数である、請求項1乃至5のうちいずれか1項に記載の方法。
【請求項7】
スケジュールされた上りリンクサブフレームと、前記第1の下りリンク制御情報を送出するための下りリンクサブフレームとは、同じ最大チャネル占有時間MCOT内に入る、請求項1乃至6のうちいずれか1項に記載の方法。
【請求項8】
端末により、アンライセンスキャリアを使用することにより、基地局により送出された第1の下りリンク制御情報を受信し、ライセンスキャリアを使用することにより、前記基地局により送出された第2の下りリンク制御情報を受信するステップであり、前記第1の下りリンク制御情報は、下りリンクスケジューリング指示情報及び上りリンクスケジューリング指示情報を含み、前記下りリンクスケジューリング指示情報は、少なくとも1つのアンライセンスキャリア上の複数の下りリンクサブフレーム内で下りリンクデータを受信するように前記端末に命令するために使用され、前記上りリンクスケジューリング指示情報は、少なくとも1つのアンライセンスキャリア上の複数の上りリンクサブフレーム内で上りリンクデータを送出するように前記端末に命令するために使用され、前記第2の下りリンク制御情報は、さらなる上りリンクスケジューリング指示情報を含み、前記さらなる上りリンクスケジューリング指示情報は、前記第1の下りリンク制御情報によりスケジュールされた前記複数の上りリンクサブフレームの後にスケジュールされる必要がある少なくとも1つのサブフレームが前記アンライセンスキャリア上に存在する場合、少なくとも1つのアンライセンスキャリア上の少なくとも1つの上りリンクサブフレーム内で上りリンクデータを送出するように前記端末に命令するために使用される、ステップと、
前記端末により、前記下りリンクスケジューリング指示情報に基づき前記少なくとも1つのアンライセンスキャリア上の前記複数の下りリンクサブフレーム内で下りリンクデータを受信するステップと、
前記端末により、前記上りリンクスケジューリング指示情報に基づき前記少なくとも1つのアンライセンスキャリア上の前記複数の上りリンクサブフレーム内で上りリンクデータを送出するステップと、
前記端末により、前記さらなる上りリンクスケジューリング指示情報に基づき前記少なくとも1つのアンライセンスキャリア上の前記少なくとも1つの上りリンクサブフレーム内で上りリンクデータを送出するステップと、
を含む無線通信方法。
【請求項9】
端末により、基地局により送出された第1の下りリンク制御情報を受信する前記ステップは、
前記端末により1つの下りリンクサブフレームを使用することにより、前記基地局により送出された複数の下りリンク制御情報を受信するステップであり、各々の下りリンク制御情報が、下りリンクスケジューリング指示情報及び上りリンクスケジューリング指示情報を含む、ステップ、を含み、
前記端末により、前記上りリンクスケジューリング指示情報に基づき前記少なくとも1つのアンライセンスキャリア上の前記複数の上りリンクサブフレーム内で上りリンクデータを送出する前記ステップは、
前記端末により、前記複数の上りリンクスケジューリング指示情報に基づき1つのアンライセンスキャリア上の複数の上りリンクサブフレーム内で別個に前記上りリンクデータを送出するステップ、を含み、
前記上りリンクスケジューリング指示情報は、前記上りリンクサブフレームに対して1対1の対応関係にある、請求項8に記載の方法。
【請求項10】
当該方法は、
前記端末により、前記上りリンクスケジューリング指示情報に基づき上りリンクサブフレーム開始位置情報と連続上りリンクサブフレームの数量とを取得するステップ、をさらに含み、
前記端末により、前記上りリンクスケジューリング指示情報に基づき前記少なくとも1つのアンライセンスキャリア上の前記複数の上りリンクサブフレーム内で上りリンクデータを送出する前記ステップは、
前記端末により、前記上りリンクサブフレーム開始位置と前記連続上りリンクサブフレームの数量とに基づき前記複数の上りリンクサブフレームを決定するステップと、
前記端末により、前記複数の上りリンクサブフレーム内で前記上りリンクデータを送出するステップと、
を含む、請求項8又は9に記載の方法。
【請求項11】
当該方法は、
前記端末により、前記上りリンクスケジューリング指示情報に基づき開始上りリンクサブフレーム周期及び開始上りリンクサブフレームオフセットを取得するステップ、をさらに含み、
前記端末により、前記上りリンクスケジューリング指示情報に基づき前記少なくとも1つのアンライセンスキャリア上の前記複数の上りリンクサブフレーム内で上りリンクデータを送出する前記ステップは、
前記端末により、前記上りリンクサブフレーム開始位置と、前記連続上りリンクサブフレームの数量と、前記開始上りリンクサブフレーム周期と、前記開始上りリンクサブフレームオフセットとに基づき前記複数の上りリンクサブフレームを決定するステップと、
前記端末により、前記複数の上りリンクサブフレーム内で前記上りリンクデータを送出するステップと、
を含む、請求項10に記載の方法。
【請求項12】
当該方法は、
前記端末により、前記上りリンクスケジューリング指示情報に基づきキャリアインデックスを取得するステップ、をさらに含み、
前記端末により、前記上りリンクスケジューリング指示情報に基づき前記少なくとも1つのアンライセンスキャリア上の前記複数の上りリンクサブフレーム内で上りリンクデータを送出する前記ステップは、
前記端末により、前記上りリンクサブフレーム開始位置と、前記連続上りリンクサブフレームの数量と、前記キャリアインデックスとに基づき複数のアンライセンスキャリア上の前記複数の上りリンクサブフレームを決定するステップと、
前記端末により、前記複数のアンライセンスキャリア上の前記複数の上りリンクサブフレーム内で前記上りリンクデータを送出するステップと、
を含む、請求項10又は11に記載の方法。
【請求項13】
前記上りリンクスケジューリング指示情報は、開始上りリンクサブフレーム位置情報及び開始上りリンクサブフレームオフセットを含み、当該方法は、
前記端末により、前記基地局により送出された無線リソース制御シグナリングを受信するステップであり、前記無線リソース制御シグナリングはシステム構成情報を含む、ステップと、
前記端末により、前記システム構成情報に基づき連続上りリンクサブフレームの数量と開始上りリンクサブフレーム周期とを取得するステップと、
をさらに含み、
前記端末により、前記上りリンクスケジューリング指示情報に基づき前記少なくとも1つのアンライセンスキャリア上の前記複数の上りリンクサブフレーム内で上りリンクデータを送出する前記ステップは、
前記端末により、前記無線リソース制御シグナリング及び前記上りリンクスケジューリング指示情報に基づき前記少なくとも1つのアンライセンスキャリア上の前記複数の上りリンクサブフレーム内で前記上りリンクデータを送出するステップ、を含む、
請求項8に記載の方法。
【請求項14】
前記端末が前記上りリンクスケジューリング指示情報を受信するための下りリンクサブフレームのインデックスと、スケジュールされた上りリンクサブフレームのインデックスとの間の差は、可変値であり、整数である、請求項8乃至13のうちいずれか1項に記載の方法。
【請求項15】
スケジュールされた上りリンクサブフレームと、前記上りリンクスケジューリング指示情報を受信するための下りリンクサブフレームとは、同じ最大チャネル占有時間MCOT内に入る、請求項8乃至13のうちいずれか1項に記載の方法。
【請求項16】
アンライセンスキャリアを使用することにより、処理モジュールにより生成された第1の下りリンク制御情報を端末に送出し、ライセンスキャリアを使用することにより、第2の下りリンク制御情報を前記端末に送出するように構成された送出モジュールであり、前記第1の下りリンク制御情報は、下りリンクスケジューリング指示情報及び上りリンクスケジューリング指示情報を含み、前記下りリンクスケジューリング指示情報は、少なくとも1つのアンライセンスキャリア上の複数の下りリンクサブフレーム内で下りリンクデータを受信するように前記端末に命令するために使用され、前記上りリンクスケジューリング指示情報は、少なくとも1つのアンライセンスキャリア上の複数の上りリンクサブフレーム内で上りリンクデータを送出するように前記端末に命令するために使用され、前記第2の下りリンク制御情報は、さらなる上りリンクスケジューリング指示情報を含み、前記さらなる上りリンクスケジューリング指示情報は、前記第1の下りリンク制御情報によりスケジュールされた前記複数の上りリンクサブフレームの後にスケジュールされる必要がある少なくとも1つのサブフレームが前記アンライセンスキャリア上に存在する場合、少なくとも1つのアンライセンスキャリア上の少なくとも1つの上りリンクサブフレーム内で上りリンクデータを送出するように前記端末に命令するために使用される、送出モジュール
を含む基地局。
【請求項17】
前記送出モジュールは、
1つの下りリンクサブフレームを使用することにより1つの下りリンク制御情報を前記端末に送出する
ように構成される、請求項16に記載の基地局。
【請求項18】
前記送出モジュールは、1つの下りリンクサブフレームを使用することにより複数の下りリンク制御情報を前記端末に送出するように構成され、
各々の下りリンク制御情報が、下りリンクスケジューリング指示情報及び上りリンクスケジューリング指示情報を含む、
請求項16に記載の基地局。
【請求項19】
前記上りリンクスケジューリング指示情報は、開始上りリンクサブフレーム位置情報と連続上りリンクサブフレームの数量とを含み、
前記上りリンクスケジューリング指示情報は、開始上りリンクサブフレーム周期及び開始上りリンクサブフレームオフセットをさらに含み、
前記上りリンクスケジューリング指示情報は、キャリアインデックスをさらに含む、
請求項16乃至18のうちいずれか1項に記載の基地局。
【請求項20】
前記送出モジュールは、前記処理モジュールにより生成された無線リソース制御シグナリングを前記端末に送出するようにさらに構成され、前記無線リソース制御シグナリングはシステム構成情報を含み、前記システム構成情報は、連続上りリンクサブフレームの数量と開始上りリンクサブフレーム周期とを含み、
前記上りリンクスケジューリング指示情報は、開始上りリンクサブフレーム位置情報及び開始上りリンクサブフレームオフセットを含む、
請求項16に記載の基地局。
【請求項21】
アンライセンスキャリアを使用することにより、基地局により送出された第1の下りリンク制御情報を受信し、ライセンスキャリアを使用することにより、前記基地局により送出された第2の下りリンク制御情報を受信するように構成された受信モジュールであり、前記第1の下りリンク制御情報は、下りリンクスケジューリング指示情報及び上りリンクスケジューリング指示情報を含み、前記下りリンクスケジューリング指示情報は、少なくとも1つのアンライセンスキャリア上の複数の下りリンクサブフレーム内で下りリンクデータを受信するように端末に命令するために使用され、前記上りリンクスケジューリング指示情報は、少なくとも1つのアンライセンスキャリア上の複数の上りリンクサブフレーム内で上りリンクデータを送出するように前記端末に命令するために使用され、前記第2の下りリンク制御情報は、さらなる上りリンクスケジューリング指示情報を含み、前記さらなる上りリンクスケジューリング指示情報は、前記第1の下りリンク制御情報によりスケジュールされた前記複数の上りリンクサブフレームの後にスケジュールされる必要がある少なくとも1つのサブフレームが前記アンライセンスキャリア上に存在する場合、少なくとも1つのアンライセンスキャリア上の少なくとも1つの上りリンクサブフレーム内で上りリンクデータを送出するように前記端末に命令するために使用される、受信モジュールと、
送出モジュールを使用することにより、前記上りリンクスケジューリング指示情報に基づき前記少なくとも1つのアンライセンスキャリア上の前記複数の上りリンクサブフレーム内で上りリンクデータを送出し、前記送出モジュールを使用することにより、前記さらなる上りリンクスケジューリング指示情報に基づき前記少なくとも1つのアンライセンスキャリア上の前記少なくとも1つの上りリンクサブフレーム内で上りリンクデータを送出するように構成された処理モジュールと、
を含み、
前記受信モジュールは、前記下りリンクスケジューリング指示情報に基づき前記少なくとも1つのアンライセンスキャリア上の前記複数の下りリンクサブフレーム内で下りリンクデータを受信するようにさらに構成される、端末。
【請求項22】
前記受信モジュールは、1つの下りリンクサブフレームを使用することにより、前記基地局により送出された複数の下りリンク制御情報を受信するように構成され、各々の下りリンク制御情報が、下りリンクスケジューリング指示情報及び上りリンクスケジューリング指示情報を含み、
前記処理モジュールは、前記送出モジュールを使用することにより、前記複数の上りリンクスケジューリング指示情報に基づき1つのアンライセンスキャリア上の複数の上りリンクサブフレーム内で別個に上りリンクデータを送出するように構成され、
前記上りリンクスケジューリング指示情報は、前記上りリンクサブフレームに対して1対1の対応関係にある、請求項21に記載の端末。
【請求項23】
前記処理モジュールは、前記上りリンクスケジューリング指示情報に基づき上りリンクサブフレーム開始位置情報と連続上りリンクサブフレームの数量とを取得するようにさらに構成され、
前記処理モジュールが、送出モジュールを使用することにより、前記上りリンクスケジューリング指示情報に基づき前記少なくとも1つのアンライセンスキャリア上の前記複数の上りリンクサブフレーム内で上りリンクデータを送出するように構成されることは、
前記上りリンクサブフレーム開始位置と前記連続上りリンクサブフレームの数量とに基づき前記複数の上りリンクサブフレームを決定することと、
前記送出モジュールを使用することにより前記複数の上りリンクサブフレーム内で前記上りリンクデータを送出することと、
を含み、
前記処理モジュールは、前記上りリンクスケジューリング指示情報に基づき開始上りリンクサブフレーム周期及び開始上りリンクサブフレームオフセットを取得するようにさらに構成され、
前記処理モジュールが、送出モジュールを使用することにより、前記上りリンクスケジューリング指示情報に基づき前記少なくとも1つのアンライセンスキャリア上の前記複数の上りリンクサブフレーム内で上りリンクデータを送出するように構成されることは、
前記上りリンクサブフレーム開始位置と、前記連続上りリンクサブフレームの数量と、前記開始上りリンクサブフレーム周期と、前記開始上りリンクサブフレームオフセットとに基づき前記複数の上りリンクサブフレームを決定することと、
前記送出モジュールを使用することにより前記複数の上りリンクサブフレーム内で前記上りリンクデータを送出することと、
を含み、
前記処理モジュールは、前記上りリンクスケジューリング指示情報に基づきキャリアインデックスを取得するようにさらに構成され、
前記処理モジュールが、送出モジュールを使用することにより、前記上りリンクスケジューリング指示情報に基づき前記少なくとも1つのアンライセンスキャリア上の前記複数の上りリンクサブフレーム内で上りリンクデータを送出するように構成されることは、
前記上りリンクサブフレーム開始位置と、前記連続上りリンクサブフレームの数量と、前記キャリアインデックスとに基づき複数のアンライセンスキャリア上の前記複数の上りリンクサブフレームを決定することと、
前記送出モジュールを使用することにより前記複数のアンライセンスキャリア上の前記複数の上りリンクサブフレーム内で前記上りリンクデータを送出することと、
を含む、請求項21又は22に記載の端末。
【請求項24】
前記上りリンクスケジューリング指示情報は、開始上りリンクサブフレーム位置情報及び開始上りリンクサブフレームオフセットを含み、前記受信モジュールは、前記基地局により送出された無線リソース制御シグナリングを受信するようにさらに構成され、前記無線リソース制御シグナリングはシステム構成情報を含み、
前記処理モジュールは、前記システム構成情報に基づき連続上りリンクサブフレームの数量と開始上りリンクサブフレーム周期とを取得するようにさらに構成され、
前記処理モジュールが、送出モジュールを使用することにより、前記上りリンクスケジューリング指示情報に基づき前記少なくとも1つのアンライセンスキャリア上の前記複数の上りリンクサブフレーム内で上りリンクデータを送出するように構成されることは、
前記送出モジュールを使用することにより前記無線リソース制御シグナリング及び前記上りリンクスケジューリング指示情報に基づき前記少なくとも1つのアンライセンスキャリア上の前記複数の上りリンクサブフレーム内で前記上りリンクデータを送出すること
を含む、請求項21に記載の端末。
【請求項25】
基地局であって、当該基地局は送受信機、メモリ、バスシステム、及び少なくとも1つのプロセッサを含み、前記送受信機、前記メモリ、及び前記少なくとも1つのプロセッサは前記バスシステムを使用することにより接続され、
前記メモリは1つ以上のプログラムを記憶し、前記1つ以上のプログラムは命令を含み、前記命令が当該基地局により実行されたとき、当該基地局は請求項1乃至7のうちいずれか1項に記載の方法を実行する、基地局。
【請求項26】
端末であって、当該端末は送受信機、メモリ、バスシステム、及び少なくとも1つのプロセッサを含み、前記送受信機、前記メモリ、及び前記少なくとも1つのプロセッサは前記バスシステムを使用することにより接続され、
前記メモリは1つ以上のプログラムを記憶し、前記1つ以上のプログラムは命令を含み、前記命令が当該端末により実行されたとき、当該端末は請求項8乃至15のうちいずれか1項に記載の方法を実行する、端末。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明の実施例は通信技術に関し、詳細には無線通信方法、基地局、及び端末に関する。
【背景技術】
【0002】
ロングタームエボリューションを使用したライセンス支援アクセス(Licensed-Assisted Access Using Long Term Evolution、略してLAA‐LTE)は、ライセンスキャリア上でLTEシステムを展開し、動作させることに基づいて、アンライセンスキャリアがライセンスキャリア上のデータトラフィックを共有するために導入されることを具体的に意味する。アンライセンスキャリアは、低いコスト、低い参入要件、及びリソース共有などの利点を有する。具体的に、アンライセンスキャリアをLTEに適用する特定の実現方式が下記を含む:キャリアアグリゲーション(Carrier Aggregation、略してCA)及びデュアルコネクティビティ(Dual Connectivity、略してDC)モードに基づき、動作がキャリアアグリゲーションモードにおいて実行されるとき、ライセンスキャリアはプライマリセル(Pcell)の役割を果たし、アンライセンスキャリアはセカンダリセル(Scell)の役割を果たす。上りリンク及び下りリンクは双方、同じアンライセンスキャリア上で送信され得る。具体的に、送信は、時分割多重(Time Division Multiplexing、略してTDM)の形式で実行され得る。
【0003】
基地局が、アンライセンスキャリアを使用することにより上りリンク及び下りリンクデータ送信を実行するとき、最初、基地局は、クリアチャネル評価(clear channel assessment)を実行してチャネルを先取し、チャネルがアイドルであると検出したとき下りリンクデータを送出し、下りリンクデータ送出が完了された後に上りリンク・下りリンク変換を実行する。端末は、上りリンクデータを送出する前にCCAを実行し、次いで、端末は、上りリンクデータを送出する。前述のプロセスにおいて、基地局は、自己スケジューリングモードを使用して、上りリンクデータを送出するための上りリンクサブフレームをスケジュールし得る。具体的に、下りリンク制御情報が、アンライセンスキャリア上の下りリンクサブフレーム内で送出され、下りリンク制御情報は、上りリンクサブフレームをスケジュールするための上りリンクスケジューリング指示を含む。具体的に、1つの下りリンク制御情報が1つの下りリンクサブフレーム内で送出され、1つの下りリンクサブフレームと1つの上りリンクサブフレームとが下りリンク制御情報について対応してスケジュールされる。しかしながら、データ送信プロセスにおいて、スケジュールされる必要がある上りリンクサブフレームの数量が、スケジュールされる必要がある下りリンクサブフレームの数量よりもより大きい場合、自己スケジューリングモードは要件を満たすことができる。様々なスケジューリング要件をさらに満たすために、スケジュールされるべき上りリンクサブフレームの数量が、スケジュールされるべき下りリンクサブフレームの数量よりもより大きいとき、下りリンクサブフレームは、自己スケジューリングを使用することによりアンライセンスキャリア上にスケジュールされてよく、上りリンクサブフレームは、ライセンスキャリアを使用することによりキャリアにまたがりスケジュールされてよい。別法として、下りリンクサブフレームといくつかの上りリンクサブフレームとが、自己スケジューリングを使用することによりアンライセンスキャリア上にスケジュールされ、残りの上りリンクサブフレームは、ライセンスキャリアを使用することによりキャリアにまたがりスケジュールされる。
【0004】
しかしながら、前述の方式で上りリンクサブフレームをスケジュールするプロセスにおいて、1つの上りリンクサブフレームのスケジューリングは、1つの下りリンク制御情報内の上りリンクスケジューリング指示情報を必要とし、基地局は、大抵、複数の上りリンクサブフレームをスケジュールする必要がある。ゆえに、複数の下りリンクサブフレーム内の上りリンクスケジューリング指示情報が必要とされ、基地局と端末との間の重いシグナリングオーバーヘッドの問題を結果としてもたらす。
【発明の概要】
【0005】
本発明の実施例は、サブフレームスケジューリングプロセスにおける基地局と端末との間のシグナリングオーバーヘッドを低減するための無線通信方法、基地局、及び端末を提供する。
【0006】
第1の態様によれば、本発明の実施例は無線通信方法を提供し、該方法は、
基地局により、下りリンク制御情報を端末に送出するステップであり、下りリンク制御情報は、上りリンクスケジューリング指示情報を含み、上りリンクスケジューリング指示情報は、1つ以上のアンライセンスキャリア上の複数の上りリンクサブフレーム内で上りリンクデータを送出するように端末に命令するために使用される、ステップ
を含む。
【0007】
この実現方式において、基地局は、下りリンク制御情報を端末に送出し、下りリンク制御情報は、上りリンクスケジューリング指示情報を含み、上りリンクスケジューリング指示情報は、少なくとも1つのアンライセンスキャリア上の複数の上りリンクサブフレーム内で上りリンクデータを送出するように端末に命令するために使用され、それにより、端末は、上りリンクスケジューリング指示情報に基づき1つ以上の対応するアンライセンスキャリア上の複数の上りリンクサブフレーム内で上りリンクデータを送出し、これにより、1つの下りリンク制御情報内の上りリンクスケジューリング指示情報を使用することにより、上りリンク送信を実行するための複数の上りリンクサブフレームのスケジューリングを実現する。これは、スケジューリングシグナリングオーバーヘッドを効果的に低減すると同時にデータ送信におけるデータボリュームを増加させる。
【0008】
第1の態様を参照し、第1の態様の可能な実現方式において、基地局により、下りリンク制御情報を端末に送出するステップは、基地局により、アンライセンスキャリアを使用することにより下りリンク制御情報を端末に送出するステップ、又は、
基地局により、ライセンスキャリアを使用することにより下りリンク制御情報を端末に送出するステップ
を具体的に含んでよい。
【0009】
この実現方式において、基地局は、アンライセンスキャリアを使用することにより下りリンク制御情報を端末に送出し、すなわち、アンライセンスキャリアの自己スケジューリングモードを使用することによりスケジューリングを実行してよい。別法として、基地局は、ライセンスキャリアを使用することによりクロスキャリアスケジューリングを実行してよい。具体的に言えば、基地局は、制御シグナリングを送出するためのキャリアを柔軟に選択してよい。ライセンスキャリアを使用することにより下りリンク制御情報を送出することは、制御シグナリングの送信信頼性をさらに改善し得る。
【0010】
第1の態様又は第1の態様の前述の可能な実現方式のいずれかを参照し、第1の態様の別の可能な実現方式において、基地局により、下りリンク制御情報を端末に送出するステップは、
基地局により、1つの下りリンクサブフレームを使用することにより1つの下りリンク制御情報を端末に送出するステップ
を含む。
【0011】
具体的に言えば、基地局は、1つの下りリンクサブフレームを使用することにより端末に対して、少なくとも1つのアンライセンスキャリア上の複数の上りリンクサブフレーム内で上りリンクデータを送出するように端末に命令するために使用される1つの下りリンク制御情報を送出する。
【0012】
第1の態様又は第1の態様の前述の可能な実現方式のいずれかを参照し、第1の態様の別の可能な実現方式において、基地局により、下りリンク制御情報を端末に送出するステップは、
基地局により、1つの下りリンクサブフレームを使用することにより複数の下りリンク制御情報を端末に送出するステップ、を含み、
下りリンクサブフレームに対応するキャリアは、アンライセンスキャリア及びライセンスキャリアを含み、各々の下りリンク制御情報が、上りリンクスケジューリング指示情報を含み、上りリンクスケジューリング指示情報は、少なくとも1つのアンライセンスキャリア上の少なくとも1つの上りリンクサブフレーム内で上りリンクデータを送出するように端末に命令するために使用される。
【0013】
任意選択で、1つの下りリンク制御情報は、複数の上りリンクスケジューリング指示情報をさらに含んでよい。
【0014】
この実現方式において、基地局は、異なるキャリアの1つの下りリンクサブフレームを使用することにより複数の下りリンク制御情報を送出して複数の上りリンクサブフレームをスケジュールし、あるいは、1つの下りリンク制御情報を使用することにより複数の上りリンクスケジューリング指示情報を送出し、1つの上りリンクスケジューリング指示情報は、上りリンク送信を実行するように1つの上りリンクサブフレームをスケジュールするために使用され、これにより、複数の上りリンクサブフレームをスケジュールする。このスケジューリングモードは、より柔軟なスケジューリングを実現し得る。
【0015】
第1の態様又は第1の態様の前述の可能な実現方式のいずれかを参照し、第1の態様の別の可能な実現方式において、当該方法は、
基地局により、無線リソース制御シグナリングを端末に送出するステップであり、無線リソース制御シグナリングはシステム構成情報を含み、システム構成情報は、連続上りリンクサブフレームの数量と開始上りリンクサブフレーム周期とを含む、ステップ、さらに含み、
上りリンクスケジューリング指示情報は、開始上りリンクサブフレーム位置情報及び開始上りリンクサブフレームオフセットを含む。
【0016】
この実現方式において、基地局は、RRCシグナリングを上りリンクスケジューリング指示情報と協調させる方式で上りリンクサブフレームスケジューリングを実行し、これにより、シグナリングオーバーヘッドを効果的に低減し、またスケジューリング柔軟性を効果的に改善する。
【0017】
第2の態様によれば、本発明の実施例は無線通信方法を提供し、該方法は、
端末により、基地局により送出された下りリンク制御情報を受信するステップであり、下りリンク制御情報は、上りリンクスケジューリング指示情報を含む、ステップと、
端末により、上りリンクスケジューリング指示情報に基づき少なくとも1つのアンライセンスキャリア上の複数の上りリンクサブフレーム内で上りリンクデータを送出するステップと、
を含む。
【0018】
第2の態様を参照し、第2の態様の別の可能な実現方式において、端末により、基地局により送出された下りリンク制御情報を受信するステップは、
端末によりアンライセンスキャリアを使用することにより、基地局により送出された下りリンク制御情報を受信するステップ、又は、
端末によりライセンスキャリアを使用することにより、基地局により送出された下りリンク制御情報を受信するステップ
を含む。
【0019】
第2の態様又は第2の態様の前述の可能な実現方式のいずれかを参照し、第2の態様の別の可能な実現方式において、端末により、基地局により送出された下りリンク制御情報を受信するステップは、
端末により1つの下りリンクサブフレームを使用することにより、基地局により送出された複数の下りリンク制御情報を受信するステップであり、下りリンクサブフレームに対応するキャリアは、アンライセンスキャリア及びライセンスキャリアを含み、下りリンク制御情報は、上りリンクスケジューリング指示情報を含む、ステップ、を含み、
端末により、上りリンクスケジューリング指示情報に基づき少なくとも1つのアンライセンスキャリア上の複数の上りリンクサブフレーム内で上りリンクデータを送出するステップは、
端末により、複数の上りリンクスケジューリング指示情報に基づき1つのアンライセンスキャリア上の複数の上りリンクサブフレーム内で別個に上りリンクデータを送出するステップ、を含み、
上りリンクスケジューリング指示情報は、上りリンクサブフレームに対して1対1の対応関係にある。
【0020】
第2の態様又は第2の態様の前述の可能な実現方式のうちいずれか1つを参照し、第2の態様の別の可能な実現方式において、当該方法は、
端末により、上りリンクスケジューリング指示情報に基づき上りリンクサブフレーム開始位置情報と連続上りリンクサブフレームの数量とを取得するステップ、をさらに含み、
端末により、上りリンクスケジューリング指示情報に基づき少なくとも1つのアンライセンスキャリア上の複数の上りリンクサブフレーム内で上りリンクデータを送出するステップは、
端末により、上りリンクサブフレーム開始位置と連続上りリンクサブフレームの数量とに基づき複数の上りリンクサブフレームを決定するステップと、
端末により、複数の上りリンクサブフレーム内で上りリンクデータを送出するステップと、
を含む。
【0021】
第2の態様又は第2の態様の前述の可能な実現方式のうちいずれか1つを参照し、第2の態様の別の可能な実現方式において、当該方法は、
端末により、上りリンクスケジューリング指示情報に基づき開始上りリンクサブフレーム周期及び開始上りリンクサブフレームオフセットを取得するステップ、をさらに含み、
端末により、上りリンクスケジューリング指示情報に基づき少なくとも1つのアンライセンスキャリア上の複数の上りリンクサブフレーム内で上りリンクデータを送出するステップは、
端末により、上りリンクサブフレーム開始位置と、連続上りリンクサブフレームの数量と、開始上りリンクサブフレーム周期と、開始上りリンクサブフレームオフセットとに基づき複数の上りリンクサブフレームを決定するステップと、
端末により、複数の上りリンクサブフレーム内で上りリンクデータを送出するステップと、
を含む。
【0022】
第2の態様又は第2の態様の前述の可能な実現方式のうちいずれか1つを参照し、第2の態様の別の可能な実現方式において、当該方法は、
端末により、上りリンクスケジューリング指示情報に基づきキャリアインデックスを取得するステップ、をさらに含み、
端末により、上りリンクスケジューリング指示情報に基づき少なくとも1つのアンライセンスキャリア上の複数の上りリンクサブフレーム内で上りリンクデータを送出するステップは、
端末により、上りリンクサブフレーム開始位置と、連続上りリンクサブフレームの数量と、キャリアインデックスとに基づき複数のアンライセンスキャリア上の複数の上りリンクサブフレームを決定するステップと、
端末により、複数のアンライセンスキャリア上の複数の上りリンクサブフレーム内で上りリンクデータを送出するステップと、
を含む。
【0023】
第2の態様又は第2の態様の前述の可能な実現方式のいずれかを参照し、第2の態様の別の可能な実現方式において、上りリンクスケジューリング指示情報は、開始上りリンクサブフレーム位置情報及び開始上りリンクサブフレームオフセットを含み、当該方法は、
端末により、基地局により送出された無線リソース制御シグナリングを受信するステップであり、無線リソース制御シグナリングはシステム構成情報を含む、ステップと、
端末により、システム構成情報に基づき連続上りリンクサブフレームの数量と開始上りリンクサブフレーム周期とを取得するステップと、
をさらに含み、
端末により、上りリンクスケジューリング指示情報に基づき少なくとも1つのアンライセンスキャリア上の複数の上りリンクサブフレーム内で上りリンクデータを送出するステップは、
端末により、無線リソース制御シグナリング及び上りリンクスケジューリング指示情報に基づき少なくとも1つのアンライセンスキャリア上の複数の上りリンクサブフレーム内で上りリンクデータを送出するステップ、を含む。
【0024】
第3の態様によれば、本発明の実施例は基地局を提供し、該基地局は、
処理モジュールにより生成された下りリンク制御情報を端末に送出するように構成された送出モジュールであり、下りリンク制御情報は、上りリンクスケジューリング指示情報を含み、上りリンクスケジューリング指示情報は、少なくとも1つのアンライセンスキャリア上の複数の上りリンクサブフレーム内で上りリンクデータを送出するように端末に命令するために使用される、送出モジュール
を含む。
【0025】
第3の態様を参照し、第3の態様の別の可能な実現方式において、送出モジュールは、
アンライセンスキャリアを使用することにより下りリンク制御情報を端末に送出し、あるいは、
基地局により、ライセンスキャリアを使用することにより下りリンク制御情報を端末に送出する
ように具体的に構成される。
【0026】
第3の態様又は第3の態様の前述の可能な実現方式のいずれかを参照し、第3の態様の別の可能な実現方式において、送出モジュールは、
1つの下りリンクサブフレームを使用することにより1つの下りリンク制御情報を端末に送出する
ように具体的に構成される。
【0027】
第3の態様又は第3の態様の前述の可能な実現方式のいずれかを参照し、第3の態様の別の可能な実現方式において、送出モジュールは、1つの下りリンクサブフレームを使用することにより複数の下りリンク制御情報を端末に送出するように具体的に構成され、
下りリンクサブフレームに対応するキャリアは、アンライセンスキャリア及びライセンスキャリアを含み、各々の下りリンク制御情報が、上りリンクスケジューリング指示情報を含み、上りリンクスケジューリング指示情報は、少なくとも1つのアンライセンスキャリア上の少なくとも1つの上りリンクサブフレーム内で上りリンクデータを送出するように端末に命令するために使用される。
【0028】
第3の態様又は第3の態様の前述の可能な実現方式のいずれかを参照し、第3の態様の別の可能な実現方式において、送出モジュールは、処理モジュールにより生成された無線リソース制御シグナリングを端末に送出するようにさらに構成され、無線リソース制御シグナリングはシステム構成情報を含み、システム構成情報は、連続上りリンクサブフレームの数量と開始上りリンクサブフレーム周期とを含み、
上りリンクスケジューリング指示情報は、開始上りリンクサブフレーム位置情報及び開始上りリンクサブフレームオフセットを含む。
【0029】
第4の態様によれば、本発明の実施例は端末を提供し、該端末は、
基地局により送出された下りリンク制御情報を受信するように構成された受信モジュールであり、下りリンク制御情報は、上りリンクスケジューリング指示情報を含む、受信モジュールと、
上りリンクスケジューリング指示情報に基づき少なくとも1つのアンライセンスキャリア上の複数の上りリンクサブフレーム内で上りリンクデータを送出するように構成された処理モジュールと、
を含む。
【0030】
第4の態様を参照し、第4の態様の別の可能な実現方式において、受信モジュールは、
アンライセンスキャリアを使用することにより、基地局により送出された下りリンク制御情報を受信し、あるいは、
ライセンスキャリアを使用することにより、基地局により送出された下りリンク制御情報を受信する
ように具体的に構成される。
【0031】
第4の態様又は第4の態様の前述の可能な実現方式のいずれかを参照し、第4の態様の別の可能な実現方式において、受信モジュールは、1つの下りリンクサブフレームを使用することにより、基地局により送出された複数の下りリンク制御情報を受信するように具体的に構成され、下りリンクサブフレームに対応するキャリアは、アンライセンスキャリア及びライセンスキャリアを含み、各々の下りリンク制御情報が、上りリンクスケジューリング指示情報を含み、
処理モジュールは、複数の上りリンクスケジューリング指示情報に基づき1つのアンライセンスキャリア上の複数の上りリンクサブフレーム内で別個に上りリンクデータを送出するように具体的に構成され、
上りリンクスケジューリング指示情報は、上りリンクサブフレームに対して1対1の対応関係にある。
【0032】
第4の態様又は第4の態様の前述の可能な実現方式のうちいずれか1つを参照し、第4の態様の別の可能な実現方式において、処理モジュールは、上りリンクスケジューリング指示情報に基づき上りリンクサブフレーム開始位置情報と連続上りリンクサブフレームの数量とを取得するようにさらに構成され、
処理モジュールが、上りリンクスケジューリング指示情報に基づき少なくとも1つのアンライセンスキャリア上の複数の上りリンクサブフレーム内で上りリンクデータを送出するように構成されることは、
上りリンクサブフレーム開始位置と連続上りリンクサブフレームの数量とに基づき複数の上りリンクサブフレームを決定することと、
複数の上りリンクサブフレーム内で上りリンクデータを送出することと、
を含む。
【0033】
第4の態様又は第4の態様の前述の可能な実現方式のうちいずれか1つを参照し、第4の態様の別の可能な実現方式において、処理モジュールは、上りリンクスケジューリング指示情報に基づき開始上りリンクサブフレーム周期及び開始上りリンクサブフレームオフセットを取得するようにさらに構成され、
処理モジュールが、上りリンクスケジューリング指示情報に基づき少なくとも1つのアンライセンスキャリア上の複数の上りリンクサブフレーム内で上りリンクデータを送出するように構成されることは、
上りリンクサブフレーム開始位置と、連続上りリンクサブフレームの数量と、開始上りリンクサブフレーム周期と、開始上りリンクサブフレームオフセットとに基づき複数の上りリンクサブフレームを決定することと、
複数の上りリンクサブフレーム内で上りリンクデータを送出することと、
を含む。
【0034】
第4の態様又は第4の態様の前述の可能な実現方式のうちいずれか1つを参照し、第4の態様の別の可能な実現方式において、処理モジュールは、上りリンクスケジューリング指示情報に基づきキャリアインデックスを取得するようにさらに構成され、
処理モジュールが、上りリンクスケジューリング指示情報に基づき少なくとも1つのアンライセンスキャリア上の複数の上りリンクサブフレーム内で上りリンクデータを送出するように構成されることは、
上りリンクサブフレーム開始位置と、連続上りリンクサブフレームの数量と、キャリアインデックスとに基づき複数のアンライセンスキャリア上の複数の上りリンクサブフレームを決定することと、
複数のアンライセンスキャリア上の複数の上りリンクサブフレーム内で上りリンクデータを送出することと、
を含む。
【0035】
第4の態様又は第4の態様の前述の可能な実現方式のうちいずれか1つを参照し、第4の態様の別の可能な実現方式において、上りリンクスケジューリング指示情報は、開始上りリンクサブフレーム位置情報及び開始上りリンクサブフレームオフセットを含み、受信モジュールは、基地局により送出された無線リソース制御シグナリングを受信するようにさらに構成され、無線リソース制御シグナリングはシステム構成情報を含み、
処理モジュールは、システム構成情報に基づき連続上りリンクサブフレームの数量と開始上りリンクサブフレーム周期とを取得するようにさらに構成され、
処理モジュールが、上りリンクスケジューリング指示情報に基づき少なくとも1つのアンライセンスキャリア上の複数の上りリンクサブフレーム内で上りリンクデータを送出するように構成されることは、
無線リソース制御シグナリング及び上りリンクスケジューリング指示情報に基づき少なくとも1つのアンライセンスキャリア上の複数の上りリンクサブフレーム内で上りリンクデータを送出すること
を含む。
【0036】
第5の態様によれば、本発明の実施例は基地局を提供し、当該基地局は送受信機、メモリ、バスシステム、及び少なくとも1つのプロセッサを含み、送受信機、メモリ、及び少なくとも1つのプロセッサはバスシステムを使用することにより接続され、
メモリは1つ以上のプログラムを記憶し、1つ以上のプログラムは命令を含み、命令が当該基地局により実行されたとき、当該基地局は第1の態様又は第1の態様の可能な実現方式のうちいずれか1つに記載の方法を実行する。
【0037】
第6の態様によれば、本発明の実施例は端末を提供し、当該端末は送受信機、メモリ、バスシステム、及び少なくとも1つのプロセッサを含み、前記送受信機、前記メモリ、及び前記少なくとも1つのプロセッサは前記バスシステムを使用することにより接続され、
前記メモリは1つ以上のプログラムを記憶し、前記1つ以上のプログラムは命令を含み、前記命令が当該端末により実行されたとき、当該端末は第2の態様又は第2の態様の可能な実現方式のうちいずれか1つに記載の方法を実行する。
【0038】
前述の態様のいずれか、又は前述のいずれかの態様のいずれかの可能な実現方式を参照し、上りリンクスケジューリング指示情報は、開始上りリンクサブフレーム位置情報と連続上りリンクサブフレームの数量とを含む。
【0039】
前述の態様のいずれか、又は前述のいずれかの態様のいずれかの可能な実現方式を参照し、上りリンクスケジューリング指示情報は、開始上りリンクサブフレーム周期及び開始上りリンクサブフレームオフセットをさらに含む。
【0040】
前述の態様のいずれか、又は前述のいずれかの態様のいずれかの可能な実現方式を参照し、上りリンクスケジューリング指示情報は、キャリアインデックスをさらに含む。
【0041】
前述の態様のいずれか、又は前述のいずれかの態様のいずれかの可能な実現方式を参照し、上りリンクスケジューリング指示情報を送出するための下りリンクサブフレームのインデックスとスケジュールされた上りリンクサブフレームのインデックスとの間の差は、可変値であり、整数である。
【0042】
前述の態様のいずれか、又は前述のいずれかの態様のいずれかの可能な実現方式を参照し、スケジュールされた上りリンクサブフレームと、下りリンク制御情報を送出するための下りリンクサブフレームとは、同じ最大チャネル占有時間MCOT内に入る。
【0043】
本発明の実施例における無線通信方法、基地局、及び端末によれば、基地局は、下りリンク制御情報を端末に送出し、下りリンク制御情報は、上りリンクスケジューリング指示情報を含み、上りリンクスケジューリング指示情報は、少なくとも1つのアンライセンスキャリア上の複数の上りリンクサブフレーム内で上りリンクデータを送出するように端末に命令するために使用され、それにより、端末は、上りリンクスケジューリング指示情報に基づき1つ以上の対応するアンライセンスキャリア上の複数の上りリンクサブフレーム内で上りリンクデータを送出し、これにより、1つの下りリンク制御情報内の上りリンクスケジューリング指示情報を使用することにより、上りリンク送信を実行するための複数の上りリンクサブフレームのスケジューリングを実現する。これは、スケジューリングシグナリングオーバーヘッドを効果的に低減すると同時にデータ送信におけるデータボリュームを増加させる。
【図面の簡単な説明】
【0044】
本発明の実施例又は従来技術における技術的解決策をより明確に説明するために、実施例又は従来技術を説明するために必要な添付図面を下記で簡単に説明する。明らかに、下記の説明における添付図面は本発明のいくつかの実施例を示し、当業者は、創造的取り組みなしにこれらの添付図面から他の図面をさらに導き得る。
【
図2】本発明による無線通信方法の第1の実施例のシグナリング相互作用図である。
【
図3】本発明による上りリンクサブフレームスケジューリングモードの概略図である。
【
図4】本発明による別の上りリンクサブフレームスケジューリングモードの概略図である。
【
図5】本発明によるさらに別の上りリンクサブフレームスケジューリングモードの概略図である。
【
図6】本発明によるさらに別の上りリンクサブフレームスケジューリングモードの概略図である。
【
図7】本発明による上りリンクスケジューリング指示情報の一タイプの概略構造図である。
【
図8】本発明による別のタイプの上りリンクスケジューリング指示情報の概略構造図である。
【
図9】本発明によるさらに別のタイプの上りリンクスケジューリング指示情報の概略構造図である。
【
図10】本発明によるさらに別のタイプの上りリンクスケジューリング指示情報の概略構造図である。
【
図11A】本発明によるRRCシグナリングの一タイプの概略構造図である。
【
図11B】本発明によるさらに別のタイプの上りリンクスケジューリング指示情報の概略構造図である。
【
図12】本発明による基地局の第1の実施例の概略構造図である。
【
図13】本発明による端末の第1の実施例の概略構造図である。
【
図14】本発明による基地局の第2の実施例の概略構造図である。
【
図15】本発明による端末の第2の実施例の概略構造図である。
【発明を実施するための形態】
【0045】
本発明の実施例の目的、技術的解決策、及び利点をより明確にするために、本発明の実施例における技術的解決策を本発明の実施例における添付図面を参照して下記で明確かつ完全に説明する。明らかに、説明される実施例は、本発明の実施例のいくつかであり、すべてではない。創造的取り組みなしに本発明の実施例に基づき当業者により得られるすべての他の実施例は、本発明の保護範囲内に入るものとする。
【0046】
本発明の実施例は無線通信方法を開示し、具体的に、上りリンクスケジューリング方法に関する。本発明のこの実施例は、無線通信システム、例えば、LAA‐LTEシステムに適用されてよい。
図1は、端末と基地局との間の通信の概略図である。
図1に示されるように、基地局と端末とは、ライセンスキャリア(licensed carrier)及びアンライセンスキャリア(unlicensed carrier)を使用することによりデータを交換することができる。ライセンスキャリア及びアンライセンスキャリアの双方が、上りリンク及び下りリンクデータを送出するために使用でき、ライセンスキャリア及びアンライセンスキャリアの双方が、制御シグナリング及びサービスデータを送出するために使用できる。アンライセンスキャリアの周波数帯は、特定のシステムのために関連当局によりライセンスされておらず、無料及び共有などの特徴を有する。例として5GHz周波数帯を使用すると、この周波数帯のキャリアは、WiFi、Bluetooth、及び医療システムの信号を送信するために主に使用される。LTEシステムにおけるアンライセンスキャリアの使用(すなわち、LAA‐LTE)は、LTEシステムのデータスループットを効果的に改善し得る。本発明のこの実施例は、LAA‐LTEシステムにおいて上りリンクサブフレームスケジューリングプロセスにおけるシグナリングオーバーヘッドを低減するために使用される。
【0047】
図2は、本発明による無線通信方法の第1の実施例のシグナリング相互作用図である。
図3は、本発明による上りリンクサブフレームスケジューリングモードの概略図である。
図4は、本発明による別の上りリンクサブフレームスケジューリングモードの概略図である。
図5は、本発明によるさらに別の上りリンクサブフレームスケジューリングモードの概略図である。
図6は、本発明によるさらに別の上りリンクサブフレームスケジューリングモードの概略図である。
図2に示されるように、この実施例の方法は下記のステップを含み得る。
【0048】
ステップ101:基地局が下りリンク制御情報を端末に送出し、下りリンク制御情報は上りリンクスケジューリング指示情報を含む。
【0049】
具体的に、基地局は、データスケジューリング要件に基づき下りリンク制御情報を生成することができる。下りリンク制御情報は、下りリンクスケジューリング指示情報及び上りリンクスケジューリング指示情報を含むことができる。具体的に言えば、上りリンク及び下りリンク双方のスケジューリング指示が、下りリンク制御情報を使用することにより端末に通知され、それにより、端末は、対応する下りリンクサブフレーム内で、基地局により送出された下りリンクデータを受信し、対応する上りリンクサブフレーム内で、上りリンクデータを基地局に送出する。
【0050】
ステップ102:端末が、上りリンクスケジューリング指示情報に基づき少なくとも1つのアンライセンスキャリア上の複数の上りリンクサブフレーム内で上りリンクデータを送出する。
【0051】
具体的に、下りリンク制御情報は、1つ以上のアンライセンスキャリア上の複数の上りリンクサブフレームをスケジュールするための上りリンクスケジューリング指示情報を含む。ゆえに、端末は、解析を通して上りリンクスケジューリング指示情報を取得し、上りリンクスケジューリング指示情報に基づき対応するキャリア上の上りリンクサブフレーム内で上りリンクデータを送出する。
【0052】
ステップ101の可能な実現方式において、基地局は、アンライセンスキャリアを使用することにより下りリンク制御情報を端末に具体的に送出してよい。下りリンク制御情報は、アンライセンスキャリア上の複数の上りリンクサブフレームをスケジュールするために使用される。詳細について、
図3を参照する。
図3に示されるように、アンライセンスキャリア(SCell)が、異なるサブフレーム内で下りリンク送信及び上りリンク送信を実行するために使用される。具体的に言えば、基地局は、アンライセンスキャリアを使用して制御情報を送出して、アンライセンスキャリア上の下りリンクサブフレーム及び上りリンクサブフレームをスケジュールする。換言すると、基地局は、自己スケジューリング(self-scheduling)モードを使用する。
図3に示されるように、基地局は、アンライセンスキャリア上でCCAを最初実行し、次いで、アンライセンスキャリアを使用することにより下りリンク制御情報を送出して、下りリンクサブフレーム及び上りリンクサブフレームのスケジューリングを実現する。具体的に、基地局は、アンライセンスキャリア上のサブフレームN内で1つの下りリンク制御情報を送出する。下りリンク制御情報は、下りリンクデータを送出するようにサブフレームNをスケジュールするために使用され、上りリンク送信を実行するようにサブフレームN+4をスケジュールするために使用される。基地局は、アンライセンスキャリア上のサブフレームN+1内で別の下りリンク制御情報を送出する。下りリンク制御情報は、下りリンクデータを送出するようにサブフレームN+1をスケジュールするために使用され、上りリンク送信を実行するようにサブフレームN+5をスケジュールするために使用される。基地局は、アンライセンスキャリア上のサブフレームN+2内で別の下りリンク制御情報を送出する。サブフレームN及びサブフレームN+1内の下りリンク制御情報と異なり、サブフレームN+2内の下りリンク制御情報は、下りリンクデータを送出するようにサブフレームN+2をスケジュールするために使用され、上りリンク送信を実行するようにサブフレームN+6、サブフレームN+7、及びサブフレームN+8をスケジュールするために使用される。3つのスケジュールされたサブフレームは不連続でもよく、スケジュールされるサブフレームの位置は必要に応じて柔軟に構成されてよい点に留意すべきである。
【0053】
ステップ101の別の実現可能な実現方式において、基地局は、ライセンスキャリアを使用することにより下りリンク制御情報を端末に具体的に送出してよい。下りリンク制御情報は、アンライセンスキャリア上の複数の上りリンクサブフレームをスケジュールするために使用される。詳細について、
図4を参照する。
図4に示されるように、アンライセンスキャリア(SCell)が、異なるサブフレーム内で下りリンク送信及び上りリンク送信を実行するために使用される。具体的に、基地局は、アンライセンスキャリア上でCCAを最初実行し、次いで、アンライセンスキャリアを使用することにより下りリンク制御情報を送出する。アンライセンスキャリアを使用することにより送出された下りリンク制御情報は、下りリンク送信を実行するようにアンライセンスキャリア上のサブフレームをスケジュールすることにのみ使用される。
図4に示されるように、下りリンク制御情報は、アンライセンスキャリア上のサブフレームN内で送出される。サブフレームN内の下りリンク制御情報は、下りリンク送信を実行するようにサブフレームNをスケジュールすることにのみ使用される。アンライセンスキャリア上のサブフレームN+1が、下りリンク送信を実行するようにサブフレームN+1をスケジュールするために使用される。上りリンクサブフレームスケジューリングは、ライセンスキャリア(PCell)を使用することによりサブフレームN−1内で下りリンク制御情報を送出することにより実現され得る。サブフレームN−1内の下りリンク制御情報は、上りリンク送信を実行するようにアンライセンスキャリア上のサブフレームN+3、サブフレームN+4、サブフレームN+5、及びサブフレームN+6をスケジュールするために使用される。換言すると、上りリンクサブフレームスケジューリングは、クロスキャリアスケジューリング(cross-carrier scheduling)モードにおいて実行される。
図4は単に例示的な説明のための例である点に留意すべきである。ライセンスキャリア上でクロスキャリア上りリンクサブフレームスケジューリングが実行される特定のサブフレームと、アンライセンスキャリア上で上りリンク送信を実行するようにスケジュールされる特定のサブフレーム(の量及び位置)との双方が、必要に応じて柔軟に構成できる。
【0054】
ステップ101のさらに別の実現可能な実現方式において、基地局は、ライセンスキャリアを使用することにより下りリンク制御情報を端末に具体的に送出してよい。下りリンク制御情報は、アンライセンスキャリア上のいくつかの上りリンクサブフレームをスケジュールするために使用される。詳細について、
図5を参照する。
図5に示されるように、アンライセンスキャリア(SCell)が、異なるサブフレーム内で下りリンク送信及び上りリンク送信を実行するために使用される。具体的に、基地局は、アンライセンスキャリア上でCCAを最初実行し、次いで、アンライセンスキャリアを使用することにより下りリンク制御情報を送出する。アンライセンスキャリアを使用することにより送出された下りリンク制御情報は、下りリンク送信を実行するようにアンライセンスキャリア上のサブフレームをスケジュールし、上りリンク送信を実行するようにアンライセンスキャリア上のサブフレームをスケジュールするために使用される。
図5に示されるように、下りリンク制御情報は、アンライセンスキャリア上のサブフレームN−1内で送出される。サブフレームN−1内の下りリンク制御情報は、下りリンク送信を実行するようにサブフレームN−1をスケジュールするために使用され、上りリンク送信を実行するようにサブフレームN+3をスケジュールするために使用される。アンライセンスキャリア上のサブフレームNが、下りリンク送信を実行するようにサブフレームNをスケジュールするために使用され、上りリンク送信を実行するようにサブフレームN+4をスケジュールするために使用される。アンライセンスキャリア上のサブフレームN+2が、下りリンク送信を実行するようにサブフレームN+2をスケジュールするために使用され、上りリンク送信を実行するようにサブフレームN+6をスケジュールするために使用されるまで、以下同様である。このように、下りリンクサブフレームスケジューリングが完了された後、スケジュールされる必要があるアンライセンスキャリア上のサブフレームN+7及びサブフレームN+8が依然としてある。次いで、基地局は、ライセンスキャリア(PCell)を使用することによりサブフレームN+3内で下りリンク制御情報を送出して、上りリンク送信を実行するようにアンライセンスキャリア(SCell)上のサブフレームN+7及びサブフレームN+8をスケジュールすることができる。
図5は単に例示的な説明のための例である点に留意すべきである。ライセンスキャリア上でクロスキャリア上りリンクサブフレームスケジューリングが実行される特定のサブフレームと、アンライセンスキャリア上で上りリンク送信を実行するようにスケジュールされる特定のサブフレーム(の量及び位置)との双方が、必要に応じて柔軟に構成できる。
【0055】
ステップ101のさらに別の実現可能な実現方式において、基地局は、ライセンスキャリアを使用することにより下りリンク制御情報を端末に具体的に送出してよい。下りリンク制御情報は、異なるアンライセンスキャリア上の上りリンクサブフレームをスケジュールするために使用される。詳細について、
図6を参照する。
図6に示されるように、アンライセンスキャリア(SCell)が、異なるサブフレーム内で下りリンク送信及び上りリンク送信を実行するために使用される。具体的に、基地局は、アンライセンスキャリア上でCCAを最初実行し、次いで、アンライセンスキャリアを使用することにより下りリンク制御情報を送出する。アンライセンスキャリアを使用することにより送出された下りリンク制御情報は、下りリンク送信を実行するようにアンライセンスキャリア上のサブフレームをスケジュールすることにのみ使用される。
図6に示されるように、下りリンク制御情報は、アンライセンスキャリア1(SCell 1)上のサブフレームN及びアンライセンスキャリア2(SCell 2)上のサブフレームN内で別個に送出される。2つのアンライセンスキャリア上のサブフレームN内の下りリンク制御情報は、下りリンク送信を実行するようにそれぞれのサブフレームNをスケジュールするために使用される。アンライセンスキャリア1及びアンライセンスキャリア2上のサブフレームN+1は、下りリンク送信を実行するようにそれぞれのサブフレームN+1をスケジュールするために使用され、アンライセンスキャリア1及びアンライセンスキャリア2上のサブフレームN+2は、下りリンク送信を実行するようにそれぞれのサブフレームN+2をスケジュールするために使用される。このように、下りリンクサブフレームスケジューリングが完了された後、スケジュールされる必要があるアンライセンスキャリア1及びアンライセンスキャリア2上のサブフレームN+4並びにアンライセンスキャリア1上のサブフレームN+5が依然としてある。次いで、基地局は、ライセンスキャリア(PCell)上でサブフレームNを使用することにより下りリンク制御情報を送出して、上りリンク送信を実行するようにアンライセンスキャリア1及びアンライセンスキャリア2上のサブフレームN+4並びにアンライセンスキャリア1上のサブフレームN+5をスケジュールすることができる。
図6は単に例示的な説明のための例である点に留意すべきである。ライセンスキャリア上でクロスキャリア上りリンクサブフレームスケジューリングが実行される特定のサブフレームと、アンライセンスキャリア上でスケジュールされる特定のサブフレーム(の量及び位置)との双方が、必要に応じて柔軟に構成できる。
【0056】
上りリンクスケジューリング指示情報を送出するための下りリンクサブフレームのインデックスと、スケジュールされた上りリンクサブフレームのインデックスとの間の差は、可変値であり、整数である。例えば、
図6に示されるように、ライセンスキャリア上の上りリンクスケジューリング指示情報を送出するためのサブフレームNと、アンライセンスキャリア上のスケジュールされたサブフレームN+4との間の間隔は、4であり、ライセンスキャリア上の上りリンクスケジューリング指示情報を送出するためのサブフレームNと、アンライセンスキャリア上のスケジュールされたサブフレームN+5との間の間隔は、5である。
【0057】
具体的に、スケジュールされた上りリンクサブフレームと、下りリンク制御情報を送出するための下りリンクサブフレームとは、同じ最大チャネル占有時間(maximum channel occupancy time)(MCOT)内に入る。
【0058】
この実施例において、基地局は、下りリンク制御情報を端末に送出し、下りリンク制御情報は、上りリンクスケジューリング指示情報を含み、上りリンクスケジューリング指示情報は、少なくとも1つのアンライセンスキャリア上の複数の上りリンクサブフレーム内で上りリンクデータを送出するように端末に命令するために使用され、それにより、端末は、上りリンクスケジューリング指示情報に基づき1つ以上の対応するアンライセンスキャリア上の複数の上りリンクサブフレーム内で上りリンクデータを送出し、これにより、1つの下りリンク制御情報内の上りリンクスケジューリング指示情報を使用することにより、上りリンク送信を実行するための複数の上りリンクサブフレームのスケジューリングを実現する。これは、スケジューリングシグナリングオーバーヘッドを効果的に低減すると同時にデータ送信におけるデータボリュームを増加させる。
【0059】
いくつかの特定の実施例を使用することにより前述の方法実施例の技術的解決策における上りリンクスケジューリング指示情報を下記で詳細に説明する。
【0060】
図7は、本発明による上りリンクスケジューリング指示情報の一タイプの概略構造図である。
図7に示されるように、この実施例における上りリンクスケジューリング指示情報は、開始上りリンクサブフレーム位置情報と連続上りリンクサブフレームの数量とを含むことができる。具体的に、
図7に示される上りリンクスケジューリング指示情報は、連続サブフレームのスケジューリングに具体的に適用されてよい。例えば、
図3に示されるスケジューリングシナリオにおいて、すなわち、アンライセンスキャリア上のサブフレームN+2が、上りリンク送信を実行するようにサブフレームN+6、サブフレームN+7、及びサブフレームN+8をスケジュールするために使用されるとき、
図7に示される実施例における上りリンクスケジューリング指示情報の構造が使用されてよい。上りリンクスケジューリング指示情報は、開始上りリンクサブフレーム位置情報(サブフレームN+6)と、連続上りリンクサブフレームの数量(3)とを搬送することのみ必要である。
図7に示される上りリンクスケジューリング指示情報は、デフォルトキャリアのインデックスであり得る点に留意すべきである。この場合、端末が解析を通して、キャリアを搬送しないインデックスを取得したとき、上りリンクデータを送出するためのキャリアと上りリンクスケジューリング指示情報を受信するためのキャリアとが、同じキャリアと考えられてよい。開始上りリンクサブフレーム位置情報は、具体的に、開始上りリンクサブフレームインデックス(start subframe index)であり得る。
【0061】
図8は、本発明による別のタイプの上りリンクスケジューリング指示情報の概略構造図である。
図8に示されるように、この実施例における上りリンクスケジューリング指示情報は、
図7に示される構造に基づき、キャリアインデックスをさらに含むことができる。端末が、キャリアインデックスに基づき、上りリンク送信を実行するためのサブフレームに対応するキャリアを決定することができ、それにより、対応するサブフレーム上で上りリンクデータ送信が実行される。例えば、
図4に示されるスケジューリングシナリオにおいて、すなわち、上りリンクスケジューリング指示情報がライセンスキャリア(PCell)上のサブフレームN+1内で送出されるとき、サブフレームN+1内の上りリンクスケジューリング指示情報が、上りリンク送信を実行するようにアンライセンスキャリア上のサブフレームN+3、サブフレームN+4、サブフレームN+5、及びサブフレームN+6をスケジュールするために使用される場合、
図8に示される実施例における上りリンクスケジューリング指示情報の構造が使用されてよい。上りリンクスケジューリング指示情報は、キャリアインデックス(PCellのインデックス)と、開始上りリンクサブフレーム位置情報(サブフレームN+3)と、連続上りリンクサブフレームの数量(4)とを搬送する必要がある。
【0062】
図9は、本発明によるさらに別のタイプの上りリンクスケジューリング指示情報の概略構造図である。
図7及び
図8に示される上りリンクスケジューリング指示情報は、連続サブフレームをスケジュールするために使用される。
図9に示される上りリンクスケジューリング指示情報の構造を使用することにより、不連続サブフレームがスケジュールされ得る。
図9に示されるように、この実施例における上りリンクスケジューリング指示情報は、各々の連続部分の開始サブフレーム位置情報と連続サブフレームの数量とを含むことができる。例えば、アンライセンスキャリア上のサブフレームNが、サブフレームN+5、サブフレームN+6、及びサブフレームN+8をスケジュールするために使用されるとき、アンライセンスキャリア上のサブフレームN内の上りリンクスケジューリング指示情報は、第1の連続部分の開始上りリンクサブフレーム位置情報(N+5)及び連続サブフレームの数量(2)と、第2の連続部分の開始上りリンクサブフレーム位置情報(N+8)及び連続サブフレームの数量(0)とを含み得る。前述の方式は、より多くのサブフレームのスケジューリングに使用されてよい。詳細はここで一つずつ説明されない。
【0063】
図10は、本発明によるさらに別のタイプの上りリンクスケジューリング指示情報の概略構造図である。
図9に示される上りリンクスケジューリング指示情報の構造と異なり、この実施例における上りリンクスケジューリング指示情報は、固定間隔開始位置でサブフレームのスケジューリングを示すために使用される。
図10に示されるように、この実施例における上りリンクスケジューリング指示情報は、開始上りリンクサブフレーム位置情報と、上りリンクサブフレームの数量と、開始上りリンクサブフレーム周期(start subframe peorid)と、開始上りリンクサブフレームオフセット(start subframe offset)とを含むことができる。例えば、アンライセンスキャリア上のサブフレームNが、サブフレームN+5、サブフレームN+6、サブフレームN+8、及びサブフレームN+9をスケジュールするために使用されるとき、アンライセンスキャリア上のサブフレームN内の上りリンクスケジューリング指示情報は、開始上りリンクサブフレーム位置情報(N+4)と、上りリンクサブフレームの数量(2)と、開始上りリンクサブフレーム周期(3)と、開始上りリンクサブフレームオフセット(1)とを含み得る。前述の方式は、より多くのサブフレームのスケジューリングに使用されてよい。詳細はここで一つずつ説明されない。
【0064】
異なるキャリア上の不連続サブフレームが、上りリンク送信を実行するようにスケジュールされる必要があるとき、
図9及び
図10に示される上りリンクスケジューリング指示情報に基づいて、上りリンクスケジューリング指示情報は、キャリアインデックスをさらに含み、対応するキャリア上のサブフレーム内で上りリンク送信を実行するように命令することができる。
【0065】
図11Aは、本発明によるRRCシグナリングの一タイプの概略構造図であり、
図11Bは、本発明によるさらに別のタイプの上りリンクスケジューリング指示情報の概略構造図である。
図9に示される上りリンクスケジューリング指示情報の構造と異なり、この実施例における上りリンクスケジューリング指示情報は、上りリンクスケジューリング指示パラメータの一部(比較的動的なパラメータ)を搬送することにのみ使用され、上りリンクスケジューリング指示パラメータの残りの部分(比較的静的なパラメータ)は、RRCシグナリングを使用することにより端末に送出される。具体的に、
図11A及び
図11Bに示されるように、上りリンクスケジューリング指示パラメータは、RRCシグナリングと上りリンクスケジューリング指示情報とを組み合わせる方式で送出され、それにより、端末は、RRCシグナリング及び上りリンクスケジューリング指示情報に基づき、上りリンクデータを送出するために使用できるサブフレームを習得することができる。具体的に、RRCシグナリングは、連続上りリンクサブフレームの数量と開始上りリンクサブフレーム周期とを含むことができる。対応して、上りリンクスケジューリング指示情報は、開始上りリンクサブフレーム位置情報及び開始上りリンクサブフレームオフセットを含むことができる。さらに、RRCシグナリングは、MCS(Modulation and Coding Scheme、変調及び符号化方式)などのパラメータ情報をさらに含んでよく、上りリンクスケジューリング指示情報は、リソース割り振り情報及びTPC(Transmission Power Control、送信電力制御)などのパラメータ情報をさらに含んでよい。
【0066】
図12は、本発明による基地局の第1の実施例の概略構造図である。
図12に示されるように、この実施例における装置は、送出モジュール11及び処理モジュール12を含み得る。送出モジュール11は、処理モジュール12により生成された下りリンク制御情報を端末に送出するように構成され、下りリンク制御情報は、上りリンクスケジューリング指示情報を含み、上りリンクスケジューリング指示情報は、少なくとも1つのアンライセンスキャリア上の複数の上りリンクサブフレーム内で上りリンクデータを送出するように端末に命令するために使用される。
【0067】
任意選択で、送出モジュール11は、アンライセンスキャリアを使用することにより下りリンク制御情報を端末に送出し、あるいは、
ライセンスキャリアを使用することにより下りリンク制御情報を端末に送出する、ように具体的に構成される。
【0068】
任意選択で、送出モジュールは、1つの下りリンクサブフレームを使用することにより複数の下りリンク制御情報を端末に送出するように具体的に構成され、下りリンクサブフレームに対応するキャリアは、アンライセンスキャリア及びライセンスキャリアを含み、下りリンク制御情報は、複数の上りリンクスケジューリング指示情報を含み、上りリンクスケジューリング指示情報は、1つのアンライセンスキャリア上の1つの上りリンクサブフレーム内で上りリンクデータを送出するように端末に命令するために使用される。
【0069】
送出モジュール11は、処理モジュール12により生成された無線リソース制御シグナリングを端末に送出するようにさらに構成され、無線リソース制御シグナリングはシステム構成情報を含み、システム構成情報は、連続上りリンクサブフレームの数量と開始上りリンクサブフレーム周期とを含み、上りリンクスケジューリング指示情報は、開始上りリンクサブフレーム位置情報及び開始上りリンクサブフレームオフセットを含む。
【0070】
この実施例における装置は、
図1に示される方法実施例における技術的解決策を実行するために使用されてよい。その実現原理及び技術的効果は同様である。詳細は再度ここで説明されない。
【0071】
図13は、本発明による端末の第1の実施例の概略構造図である。
図13に示されるように、この実施例における装置は、受信モジュール21、処理モジュール22、及び送出モジュール23を含む。受信モジュール21は、基地局により送出された下りリンク制御情報を受信するように構成され、下りリンク制御情報は、上りリンクスケジューリング指示情報を含む。処理モジュール22は、送出モジュール23を使用することにより、上りリンクスケジューリング指示情報に基づき少なくとも1つのアンライセンスキャリア上の複数の上りリンクサブフレーム内で上りリンクデータを送出するように構成される。
【0072】
任意選択で、受信モジュール21は、アンライセンスキャリアを使用することにより、基地局により送出された下りリンク制御情報を受信し、あるいは、
ライセンスキャリアを使用することにより、基地局により送出された下りリンク制御情報を受信する、ように具体的に構成される。
【0073】
任意選択で、受信モジュール21は、1つの下りリンクサブフレームを使用することにより、基地局により送出された複数の下りリンク制御情報を受信するように具体的に構成され、下りリンクサブフレームに対応するキャリアは、アンライセンスキャリア及びライセンスキャリアを含み、下りリンク制御情報は、上りリンクスケジューリング指示情報を含む。処理モジュール22は、送出モジュール23を使用することにより、複数の上りリンクスケジューリング指示情報に基づき1つのアンライセンスキャリア上の複数の上りリンクサブフレーム内で別個に上りリンクデータを送出するように具体的に構成され、上りリンクスケジューリング指示情報は、上りリンクサブフレームに対して1対1の対応関係にある。
【0074】
任意選択で、処理モジュール22は、上りリンクスケジューリング指示情報に基づき上りリンクサブフレーム開始位置情報と連続上りリンクサブフレームの数量とを取得するようにさらに構成され、
処理モジュール22が、送出モジュール23を使用することにより、上りリンクスケジューリング指示情報に基づき少なくとも1つのアンライセンスキャリア上の複数の上りリンクサブフレーム内で上りリンクデータを送出するように構成されることは、上りリンクサブフレーム開始位置と連続上りリンクサブフレームの数量とに基づき複数の上りリンクサブフレームを決定することと、複数の上りリンクサブフレーム内で上りリンクデータを送出することとを含む。
【0075】
任意選択で、処理モジュール22は、上りリンクスケジューリング指示情報に基づき開始上りリンクサブフレーム周期及び開始上りリンクサブフレームオフセットを取得するようにさらに構成され、
処理モジュール22が、送出モジュール23を使用することにより、上りリンクスケジューリング指示情報に基づき少なくとも1つのアンライセンスキャリア上の複数の上りリンクサブフレーム内で上りリンクデータを送出するように構成されることは、上りリンクサブフレーム開始位置と、連続上りリンクサブフレームの数量と、開始上りリンクサブフレーム周期と、開始上りリンクサブフレームオフセットとに基づき複数の上りリンクサブフレームを決定することと、送出モジュール23を使用することにより複数の上りリンクサブフレーム内で上りリンクデータを送出することとを含む。
【0076】
任意選択で、処理モジュールは、上りリンクスケジューリング指示情報に基づきキャリアインデックスを取得するようにさらに構成され、
処理モジュール22が、送出モジュール23を使用することにより、上りリンクスケジューリング指示情報に基づき少なくとも1つのアンライセンスキャリア上の複数の上りリンクサブフレーム内で上りリンクデータを送出するように構成されることは、上りリンクサブフレーム開始位置と、連続上りリンクサブフレームの数量と、キャリアインデックスとに基づき複数のアンライセンスキャリア上の複数の上りリンクサブフレームを決定することと、送出モジュール23を使用することにより複数のアンライセンスキャリア上の複数の上りリンクサブフレーム内で上りリンクデータを送出することとを含む。
【0077】
任意選択で、上りリンクスケジューリング指示情報は、開始上りリンクサブフレーム位置情報及び開始上りリンクサブフレームオフセットを含み、受信モジュールは、基地局により送出された無線リソース制御シグナリングを受信するようにさらに構成され、無線リソース制御シグナリングはシステム構成情報を含み、
処理モジュール22は、システム構成情報に基づき連続上りリンクサブフレームの数量と開始上りリンクサブフレーム周期とを取得するようにさらに構成され、
処理モジュール22が、送出モジュール23を使用することにより、上りリンクスケジューリング指示情報に基づき少なくとも1つのアンライセンスキャリア上の複数の上りリンクサブフレーム内で上りリンクデータを送出するように構成されることは、
送出モジュール23を使用することにより、無線リソース制御シグナリング及び上りリンクスケジューリング指示情報に基づき少なくとも1つのアンライセンスキャリア上の複数の上りリンクサブフレーム内で上りリンクデータを送出することを含む。
【0078】
この実施例における装置は、前述の方法実施例における技術的解決策を実行するために使用されてよい。その実現原理及び技術的効果は同様である。詳細は再度ここで説明されない。
【0079】
図14は、本発明による基地局の第2の実施例の概略構造図である。
図14に示されるように、この実施例における基地局は、送受信機31、メモリ32、バスシステム33、及び少なくとも1つのプロセッサ34を含むことができ、送受信機31、メモリ32、及び少なくとも1つのプロセッサ34は、バスシステム33を使用することにより接続される。メモリ32は1つ以上のプログラムを記憶し、1つ以上のプログラムは命令を含む。命令が基地局により実行されたとき、基地局は、前述の方法実施例のステップを実行する。
【0080】
送受信機31は、受信機及び送信機を使用することにより置換されてよい点に留意すべきである。前述の実施例における送出モジュール11は、基地局の送受信機に対応してよい。処理モジュール12は、基地局のプロセッサに対応してよく、プロセッサ34は、中央処理ユニット(Central Processing Unit、CPU)、又は特定用途向け集積回路(Application-Specific Integrated Circuit、ASIC)、又は本発明のこの実施例を完成させる1つ以上の集積回路であり得る。
【0081】
図15は、本発明による端末の第2の実施例の概略構造図である。
図15に示されるように、この実施例における端末は、送受信機41、メモリ42、バスシステム43、及び少なくとも1つのプロセッサ44を含むことができ、送受信機41、メモリ42、及び少なくとも1つのプロセッサ44は、バスシステム43を使用することにより接続される。メモリ42は1つ以上のプログラムを記憶し、1つ以上のプログラムは命令を含む。命令が端末により実行されたとき、端末は、前述の方法実施例のステップを実行する。
【0082】
送受信機41は、受信機及び送信機を使用することにより置換されてよい点に留意すべきである。前述の実施例における受信モジュール21及び送出モジュール22は、端末の送受信機に対応してよく、処理モジュール22は、端末のプロセッサに対応してよい。プロセッサ44は、中央処理ユニット(Central Processing Unit、CPU)、又は特定用途向け集積回路(Application-Specific Integrated Circuit、ASIC)、又は本発明のこの実施例を完成させる1つ以上の集積回路であり得る。
【0083】
本発明において提供されるいくつかの実施例において、開示された装置及び方法は他の方式で実現されてもよいことが理解されるべきである。例えば、説明された装置実施例は単に例である。例えば、ユニット分割は単に論理機能分割であり、実際の実現において他の分割でもよい。例えば、複数のユニット又はコンポーネントが組み合わせられ、あるいは別のシステムに統合されてよく、あるいは、いくつかの特徴が無視され、あるいは実行されなくてよい。さらに、表示され又は論じられた相互結合又は直接結合又は通信接続は、いくつかのインターフェースを使用することにより実現されてよい。装置又はユニット間の間接結合又は通信接続は、電子的、機械的、又は他の形式で実現されてよい。
【0084】
別個の部分として説明されたユニットが、物理的に別個でも又はそうでなくてもよく、ユニットとして表示された部分が、物理ユニットでも又はそうでなくてもよく、1つの位置に位置してよく、あるいは複数のネットワークユニット上に分散されてよい。ユニットのうちいくつか又はすべてが、実施例の解決策の目的を達成するための実際の必要に基づき選択されてよい。
【0085】
さらに、本発明の実施例における機能ユニットは1つの処理ユニットに統合されてよく、あるいは、ユニットの各々が物理的に単体で存在してよく、あるいは、2つ以上のユニットが1つのユニットに統合される。統合されたユニットは、ハードウェアの形式で実現されてよく、あるいはソフトウェア機能ユニットに追加でハードウェアの形式で実現されてよい。
【0086】
前述の統合されたユニットがソフトウェア機能ユニットの形式で実現されるとき、統合されたユニットはコンピュータ読取可能記憶媒体に記憶されてよい。ソフトウェア機能ユニットは記憶媒体に記憶され、本発明の実施例において説明された方法のステップの一部を実行するようにコンピュータデバイス(これはパーソナルコンピュータ、サーバ、又はネットワークデバイスであり得る)又はプロセッサ(processor)に命令するためのいくつかの命令を含む。前述の記憶媒体は、プログラムコードを記憶できる任意の媒体、例えば、USBフラッシュドライブ、取外し可能ハードディスク、読取専用メモリ(Read-Only Memory、ROM)、ランダムアクセスメモリ(Random Access Memory、RAM)、磁気ディスク、又は光ディスクなどを含む。
【0087】
簡便かつ簡潔な説明を目的として、前述の機能モジュールの分割は例示のための例とみなされることが当業者により明確に理解され得る。実際の適用において、前述の機能は、異なる機能モジュールに割り振られ、要件に基づき実現されてよく、すなわち、装置の内部構造は、上記で説明された機能のすべて又は一部を実現するように異なる機能モジュールに分割される。前述の装置の詳細な作動プロセスについて、前述の方法実施例における対応するプロセスに対し参照が行われてよく、詳細はここでさらに説明されない。
【0088】
前述の実施例は、本発明を限定するのでなく単に本発明の技術的解決策を説明するように意図される点に最後留意すべきである。本発明は前述の実施例を参照して詳細に説明されているが、当業者は、本発明の実施例の技術的解決策の範囲から逸脱することなく、当業者が依然として前述の実施例において説明された技術的解決策に対する変更を行い、あるいはそのいくつかの技術的特徴に対する同等の置換を行い得ることを理解するべきである。