【実施例】
【0241】
以下の実施例は、本開示の特定の実施形態を実証するために含まれる。以下の実施例中
に開示される技術は、本開示の実施において良好に機能する技術を代表するものであり、
従って、その実施のための具体的な様式を構築すると解釈され得ることが、当業者によっ
て理解されるべきである。しかし、当業者は、本開示を考慮して、本開示の趣旨および範
囲から逸脱することなく、多くの変更が、開示される特定の実施形態においてなされ得、
依然として、同様または類似の結果を得ることができることを、理解する。
略語および頭字語のリスト
略語 意味
℃ セ氏の度
Ac アセチル
aq. 水性
ATP アデノシン三リン酸
BOC tert−ブトキシカルボニル
br 幅広
BSA ウシ血清アルブミン
Cbz カルボキシベンジル
COD シクロオクタジエン
COPD 慢性閉塞性肺疾患
Cp シクロペンタジエニル
d 二重線
DABCO 1,4−ジアザビシクロ[2.2.2]オクタン
DBU 1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデカ−7−
エン
DCE ジクロロエタン
DCM ジクロロメタン
dd 二重線の二重線
DEF N,N−ジエチルホルムアミド
DMF ジメチルスルホキシド
DMSO ジメチルスルホキシド
dppf 1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン
dt 二重線−三重線
DTT ジチオトレイトール
EC
50 最大有効濃度の半分
EGFR 上皮成長因子レセプター
eq 当量
ES/MS エレクトロスプレー質量分析
Et エチル
FBS ウシ胎仔血清
g グラム
HEPES 2−[4−(2−ヒドロキシエチル)ピペラジン−1−
イル]エタンスルホン酸
HPLC 高圧液体クロマトグラフィー
hrs 時間
Hz ヘルツ
IBD 炎症性腸疾患
i−pr イソプロピル
J 結合定数(MHz)
Kg/kg キログラム
LCMS 液体クロマトグラフィー−質量分析
LPS リポ多糖類
M モル濃度
m 多重線
M+ 質量ピーク
M+H+ 質量ピーク+水素
Me メチル
mg ミリグラム
MHz メガヘルツ
min 分
ml/mL ミリリットル
mM ミリモル濃度
mmol ミリモル
MOPS 3−モルホリノプロパン−1−スルホン酸
MS 質量分析
Ms メシル
nBu/Bu ブチル
nL ナノリットル
nm ナノメートル
NMR 核磁気共鳴
NP−40 ノニルフェノキシポリエトキシエタノール
Ns ノシル
Pd−C/ Pd/C 炭素担持パラジウム
pg ピコグラム
Ph フェニル
PPTS p−トルエンスルホン酸ピリジニウム
PS ポリスチレン
p−TSOH/ pTSA p−トルエンスルホン酸
q 四重線
q.s. 記載される機能を達成するために十分な量
RBF 丸底フラスコ
RP 逆相
RPMI ロズウェルパーク記念研究所培地
rt 室温
s 一重線
sat. 飽和
t 三重線
TBAF テトラ−n−ブチルアンモニウムフルオリド
TBS tert−ブチルジメチルシリル
t−Bu tert−ブチル
TC チオフェン−2−カルボキシレート
TEA トリエタノールアミン
Tf トリフルオロメタンスルホニル
TFA トリフルオロ酢酸
THF テトラヒドロフラン
Tpl−2 腫瘍プログレッション遺伝子座2
TR−FRET 時間分解蛍光エネルギー移動
Ts トシル
δ 化学シフト(ppm)
μL/μl マイクロリットル
μM マイクロモル濃度
【0242】
中間体:
シアノキノリンコアの例示的な合成:
【化73】
[この文献は図面を表示できません]
【0243】
2−クロロ−4−ニトロアニリン(1eq)、(Z)−2−シアノ−3−エトキシアク
リル酸エチル(1.3eq)およびCs
2CO
3(1.3eq)のDMF中の混合物を4
5℃で一晩加熱した。室温まで冷却した後に、この混合物を水に注いだ。形成した固体を
濾過し、そして水で洗浄し、そして乾燥させて表題化合物を固体として得、これをさらに
精製せずに次の工程に使用した。
1H NMR (DMSO-d
6, 300 MHz): δ 11.28 (d, J
= 12.9 Hz, 1H), 8.84 (d, J = 12.9 Hz, 1H), 8.42 (d, J = 2.4 Hz
, 1H), 8.26-8.22 (m, 1H), 8.02 (d, J = 9.3 Hz, 1H), 4.27 (q, J =
7.2 Hz, 2H), 1.27 (t, J = 7.2 Hz, 3H)。
8−クロロ−6−ニトロ−4−オキソ−1,4−ジヒドロキノリン−3−カルボニトリ
ルの合成
【化74】
[この文献は図面を表示できません]
【0244】
(Z)−3−((2−クロロ−4−ニトロフェニル)アミノ)−2−シアノアクリル酸
エチルのジフェニルエーテル中の懸濁物を、窒素下で、加熱マントル内の砂浴を用いて2
4時間加熱還流させた。室温まで冷却した後に、この反応混合物をヘキサンに注ぎ、そし
て2時間撹拌した。この混合物を濾過し、そしてそのフィルターケーキをヘキサンで2回
洗浄して、表題化合物を褐色固体として得た。
1H NMR (DMSO-d
6, 300 MHz): δ 12
.86 (br s, 1H), 8.73-8.71 (m, 3H)。
4,8−ジクロロ−6−ニトロキノリン−3−カルボニトリルの合成
【化75】
[この文献は図面を表示できません]
【0245】
8−クロロ−6−ニトロ−4−オキソ−1,4−ジヒドロキノリン−3−カルボニトリ
ルおよび5滴のDMFの、POCl
3中の懸濁物を115℃で一晩加熱した。この褐色の
透明溶液を室温まで冷却し、そして過剰なPOCl
3を除去した。その残渣をDCMに溶
解させ、飽和NaHCO
3、ブラインで洗浄し、そしてNa
2SO
4で乾燥させた。この
溶液を濾過し、そして濃縮して、粗生成物を得た。その残渣をヘキサンおよびEtOAc
で摩砕して、表題化合物を褐色固体として得た。
1H NMR (DMSO-d
6, 300 MHz): δ
9.50 (s, 1H), 8.98 (d, J = 2.4 Hz, 1H), 8.89 (d, J = 2.4 Hz, 1H)
。
例示的なアルキニルアセテート
【化76】
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【0246】
酢酸1−(6−フルオロピリジン−3−イル)プロパ−2−イン−1−イル:6−フル
オロニコチンアルデヒド(300mg,2.40mmol)をTHF(15mL)に溶解
させ、そして0℃にした。エチニルマグネシウムブロミド(THF中0.5M,5.76
mL,2.88mmol)をゆっくりと添加し、そして得られた溶液を30分間撹拌した
。次いで、無水酢酸(0.45mL,4.80mmol)を添加し、その冷浴を外し、そ
してこの反応混合物を2時間かけて室温まで温めた。この反応の内容物を飽和水性NH
4
Cl(5mL)の添加によりクエンチし、水(5mL)に注ぎ、そしてEtOAc(3×
15mL)で抽出した。合わせた有機相をブライン(10mL)で洗浄し、MgSO
4で
乾燥させ、そして濃縮した。その粗製残渣をフラッシュクロマトグラフィー(溶出液:E
tOAc/ヘキサン)により精製して、所望の生成物を得た。
【化77】
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【0247】
酢酸1−(1−オキソ−1,2−ジヒドロイソキノリン−5−イル)プロパ−2−イン
−1−イル(200mg,0.83mmol)をDMF(2mL)に溶解させ、その後、
炭酸セシウム(405mg,1.2mmol)および2−ヨードプロパン(211mg,
1.2mmol)を添加し、そして得られた混合物を25℃で周囲雰囲気下で一晩撹拌し
た。この反応混合物を水(3mL)に注ぎ、そしてEtOAc(3×5mL)で抽出した
。その有機層をMgSO
4で乾燥させ、濾過し、濃縮し、そしてシリカゲルクロマトグラ
フィー(溶出液:EtOAc/ヘキサン)により精製して、N−アルキル化生成物を得た
。注記:同じアルキル化プロトコルを、先の1−オキソ−1,2−ジヒドロイソキノリン
−5−カルバルデヒドに対して実施することもできた。
酢酸アルキニル合成のための例示的なアルデヒド
【化78】
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【0248】
6−フルオロニコチン−アルデヒド−α−D:6−フルオロニコチンアルデヒド(1.
14g,9.11mmol)をMeOH(8mL)に室温で溶解させた。次いで、NaB
D
4(458mg,10.9mmol)を一度に添加し、そしてこの反応混合物を20分
間撹拌した。この反応混合物を水(5mL)で注意深くクエンチし、そしてEtOAc(
3×15mL)で抽出した。合わせた有機層をブライン(5mL)で洗浄し、MgSO
4
で乾燥させ、そして濃縮して、粗製アルコールを得、これをさらに精製せずに先に進めた
。この粗製アルコールをDCM(40mL)に再度溶解させ、そして酸化マンガン(IV
)(19.9g,281mmol)を室温で添加した。2時間後、この反応混合物を、D
CMおよびEtOAcですすぎながらセライトのパッドで濾過した。次いで、その濾液を
濃縮して、およそ95%の重水素が組み込まれた所望の生成物を得た。
【化79】
[この文献は図面を表示できません]
【0249】
2−アセチル−3−オキソイソインドリン−4−カルバルデヒド:3−オキソイソイン
ドリン−4−カルバルデヒド(300mg,1.86mmol)をTHF(5mL)に室
温で溶解させた。無水酢酸(0.53mL,5.59mmol)およびDMAP(45m
g,0.37mmol)を添加し、そしてこの反応混合物を一晩撹拌した。この反応の内
容物を飽和水性NH
4Cl(3mL)の添加によりクエンチし、水(3mL)に注ぎ、そ
してEtOAc(3×8mL)で抽出した。合わせた有機相をブライン(5mL)で洗浄
し、MgSO
4で乾燥させ、そして濃縮した。その粗製残渣をフラッシュクロマトグラフ
ィー(溶出液:EtOAc/ヘキサン)により精製して、所望の生成物を得た。
(7−ホルミルベンゾ[d]チアゾール−2−イル)カルバミン酸tert−ブチル
【化80】
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【0250】
2−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)ベンゾ[d]チアゾール−7−カル
ボン酸エチル:2−アミノベンゾ[d]チアゾール−7−カルボン酸エチル(300mg
,1.35mmol)、ジ炭酸ジ−tert−ブチル(0.34mL,1.49mmol
)およびDMAP(181mg,1.49mmol)をDCM(10mL)に溶解させ、
そして室温で3時間撹拌した。次いで、この反応混合物を水(10mL)に注ぎ、そして
DCM(2×20mL)で抽出した。合わせた有機抽出物をMgSO
4で乾燥させ、濃縮
し、そしてフラッシュクロマトグラフィー(溶出液:EtOAc/ヘキサン)により精製
して、所望の生成物を得た。
【0251】
(7−(ヒドロキシメチル)ベンゾ[d]チアゾール−2−イル)カルバミン酸ter
t−ブチル:2−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)ベンゾ[d]チアゾール
−7−カルボン酸エチル(204mg,0.63mmol)をTHF(7mL)に溶解さ
せ、そして0℃にした。LiAlH
4(72mg,1.90mmol)を少しずつ添加し
、そしてこの反応混合物を90分間撹拌した。この反応混合物を0℃で水(5mL)で注
意深くクエンチし、そしてEtOAc(3×8mL)で抽出した。合わせた有機相をブラ
イン(5mL)で洗浄し、MgSO
4で乾燥させ、そして濃縮して所望の生成物を得、こ
れをさらに精製せずに使用した。
【0252】
(7−ホルミルベンゾ[d]チアゾール−2−イル)カルバミン酸tert−ブチル:
(7−(ヒドロキシメチル)ベンゾ[d]チアゾール−2−イル)カルバミン酸tert
−ブチル(177mg,0.63mmol)をDCM(5mL)に溶解させ、その後、D
ess−Martinペルヨージナン(321mg,0.76mmol)を室温で添加し
た。30分後、この反応の内容物を飽和水性Na
2SO
3(3mL)の添加によりクエン
チし、そして5分間激しく撹拌した。次いで、この反応混合物を飽和水性NaHCO
3(
5mL)に注ぎ、そしてEtOAc(3×15mL)で抽出した。合わせた有機相をブラ
イン(5mL)で洗浄し、MgSO
4で乾燥させ、そして濃縮して所望のアルデヒドを得
、これをさらに精製せずに使用した。
【化81】
[この文献は図面を表示できません]
【0253】
2−メチル−1−オキソイソインドリン−4−カルバルデヒド:4−ブロモ−2−メチ
ルイソインドリン−1−オン(200mg,0.89mmol)のTHF(3mL)中の
溶液に、n−BuLi(0.78mL,1.95mmol)をこの溶液に−78℃で添加
した。30分後、DMF(0.273mL,3.57mmol)をこの溶液に添加した。
1時間後、この反応物は温まった。EtOAcで希釈し、そしてブラインで洗浄した。そ
の有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして濃縮した。その生成物を、シリカゲルでの
クロマトグラフィー(溶出液:EtOAc/ヘキサン)により精製して、水/MeCNか
らの凍結乾燥後、生成物を得た。
【化82】
[この文献は図面を表示できません]
【0254】
1−メチル−6−オキソ−1,6−ジヒドロピリジン−3−カルバルデヒド:6−クロ
ロ−2−メチルニコチンアルデヒド(1.0g,6.43mmol)の濃HCl(3mL
)中の溶液を90℃で一晩加熱した。これを冷却し、そしてこれを氷水(20mL)に注
いだ。濾過し、そして減圧で乾燥させた。さらに精製せずに使用した。
【0255】
6−オキソ−1,6−ジヒドロピリジン−3−カルバルデヒド(300mg,2.19
mmol)のDMF中の懸濁物に、水素化ナトリウム(96mg,2.4mmol)をこ
の懸濁物に氷浴条件下で添加した。ヨードメタン(0.15mL,2.4mmol)をこ
の懸濁物に添加した。次いで、これを一晩撹拌した。EtOAcで希釈し、そしてブライ
ンで洗浄した。その有機層を乾燥させ、そして濃縮した。さらに精製せずに使用した。
【化83】
[この文献は図面を表示できません]
【0256】
3−メチル−4−オキソ−3,4−ジヒドロキナゾリン−8−カルバルデヒド:3,8
−ジメチルキナゾリン−4(3H)−オン(300mg,2mmol)(Organic
and Biomolecular Chemistry, 2011 , vol
. 9, No. 17 p. 6089 − 6099に従って調製した)および二
酸化セレン(955mg,9mmol)の1,2−ジクロロベンゼン(1270mg,9
mmol)中の懸濁物を170℃で一晩加熱した。その有機層をMgSO
4で乾燥させ、
濾過し、濃縮し、そしてシリカゲルクロマトグラフィー(溶出液:EtOAc/ヘキサン
)により精製して、表題化合物を得た。
例示的なアミン
【化84】
[この文献は図面を表示できません]
【0257】
(2,2−ジメチルプロピル−1,1−d2)アミンHCl:LiAlD
4(252m
g,6.02mmol)をEt
2O(10mL)に室温で懸濁させた。次いで、トリメチ
ルアセトニトリル(0.67mL,6.02mmol)を、Et
2O(6mL)中の溶液
として、その温度を還流未満に維持しながらゆっくりと添加した。30分後、この反応混
合物を、水の注意深いゆっくりとした添加により、気体の発生が止むまでクエンチした。
次いで、飽和ロッシェル塩水溶液(50mL)を添加し、そして得られた溶液を2時間激
しく撹拌した。次いで、その相を分離し、そしてその水性物質をEt
2O(3×30mL
)で抽出した。合わせた有機相をブライン(15mL)で洗浄し、MgSO
4で乾燥させ
、そして濾過した。この生成物のエーテル溶液に、HCl(エーテル中1.0M,15m
L,15mmol)を添加し、その後、新たに形成したHCl塩を濾過により集めた。
(R)−1−フェニルプロパン−1−アミン−d7
【化85】
[この文献は図面を表示できません]
【0258】
エルマン補助剤縮合:(S)−(−)−2−メチル−2−プロパンスルフィンアミド(
862mg,7.12mmol)をDCM(15mL)に溶解させた。次いで、PPTS
(81mg,0.32mmol)、MgSO
4(3.89g,32.3mmol)、およ
びベンズアルデヒド−dを添加し、そして得られた混合物を室温で4時間撹拌した。この
反応混合物を、DCMですすぎながらセライトで濾過し、濃縮し、そしてフラッシュクロ
マトグラフィー(溶出液:EtOAc/ヘキサン)により精製して、所望の生成物を得た
。
【0259】
グリニャール形成およびスルフィンイミンへの付加:エチルブロミド−d5(1.00
g,8.77mmol)を、乾燥THF(2mL)中の溶液として、マグネシウム削り状
(426mg,17.5mmol)の乾燥THF(7mL)中の懸濁物に添加し、そして
室温で2時間撹拌した。熱の発生および脱色は、首尾よいグリニャール試薬形成を示し、
THF中およそ1.0MのEtMgBr−d5の溶液を得た。EtMgBr−d5(TH
F中1.0M,7.2mL,7.2mmol)を、スルフィンイミン(752mg,3.
58mmol)のDCM(10mL)中の溶液に−78℃で滴下により添加した。−78
℃で3時間撹拌した後に、この反応混合物を一晩かけて室温まで温めた。この反応の内容
物を飽和水性NH
4Cl(5mL)の添加によりクエンチし、水(5mL)に注ぎ、そし
てEtOAc(3×30mL)で抽出した。合わせた有機相をブライン(15mL)で洗
浄し、MgSO
4で乾燥させ、そして濃縮した。その粗製残渣をフラッシュクロマトグラ
フィー(溶出液:EtOAc/ヘキサン)により精製して、所望の生成物を得た。
【0260】
補助剤の除去:出発物質(451mg,1.84mmol)をMeOH(0.9mL)
に室温で溶解させた。HCl(ジオキサン中4.0M,0.92mL,3.69mmol
)を添加し、そしてこの溶液を30分間撹拌した。反応混合物をEt
2O(20mL)で
希釈し、そして生じた沈殿物を濾過により集めて、所望の生成物をHCl塩として得た。
(1R,2R)−2−((S)−アミノ(フェニル)メチル)シクロプロパンカルボニ
トリル
【化86】
[この文献は図面を表示できません]
【0261】
2−ベンゾイルシクロプロパンカルボニトリル:塩化フェナシル(10.0g,64.
7mmol)およびDABCO(7.26g,64.7mmol)をTHF(200mL
)およびDMSO(50mL)に室温で溶解させ、そして30分間撹拌した。次いで、N
a
2CO
3(10.3g,97.0mmol)およびアクリロニトリル(8.48mL,
129.4mmol)を添加し、そして得られた混合物を90℃まで一晩加熱した。この
反応の内容物を飽和水性NH
4Cl(40mL)の添加によりクエンチし、水(20mL
)に注ぎ、そしてEtOAc(3×150mL)で抽出した。合わせた有機相をブライン
(40mL)で洗浄し、MgSO
4で乾燥させ、そして濃縮した。その粗製残渣をフラッ
シュクロマトグラフィー(溶出液:EtOAc/ヘキサン)により精製して、trans
−2−ベンゾイルシクロプロパンカルボニトリル(5.91g,53%)およびcis−
2−ベンゾイルシクロプロパンカルボニトリルを別々に、両方をラセミ混合物として得た
。
【0262】
(R)−N−(((1S,2S)−2−シアノシクロプロピル)(フェニル)メチレン
)−2−メチルプロパン−2−スルフィンアミドおよび(R)−N−(((1R,2R)
−2−シアノシクロプロピル)(フェニル)メチレン)−2−メチルプロパン−2−スル
フィンアミド:ラセミ体のtrans−2−ベンゾイルシクロプロパンカルボニトリル(
1.00g,5.84mmol)、(R)−(+)−2−メチル−2−プロパンスルフィ
ンアミド(2.12g,17.5mmol)およびチタン(IV)エトキシド(7.35
mL,35.1mmol)を合わせ、そして85℃まで3時間加熱した。この反応混合物
を室温まで冷却し、EtOAc(100mL)で希釈し、その後、水(5mL)で希釈し
、そして30分間)撹拌した。白色沈殿物を濾過により除去し、そしてその濾液をブライ
ンで洗浄し、そして濃縮した。その粗製残渣をフラッシュクロマトグラフィー(溶出液:
EtOAc/ヘキサン)により精製して、(R)−N−(((1R,2R)−2−シアノ
シクロプロピル)(フェニル)メチレン)−2−メチルプロパン−2−スルフィンアミド
および(R)−N−(((1S,2S)−2−シアノシクロプロピル)(フェニル)メチ
レン)−2−メチルプロパン−2−スルフィンアミドを純粋なエナンチオマーとして得た
。
【0263】
(R)−N−((S)−((1R,2R)−2−シアノシクロプロピル)(フェニル)
メチル)−2−メチルプロパン−2−スルフィンアミド:(R)−N−(((1R,2R
)−2−シアノシクロプロピル)(フェニル)メチレン)−2−メチルプロパン−2−ス
ルフィンアミド(250mg,0.91mmol)をTHFに溶解させ、そして−78℃
にした。NaBH
4(70.0mg,1.85mmol)を一度に添加し、そしてこの反
応混合物をゆっくりと室温まで温めた。室温に達したら、この反応の内容物を水(2mL
)でクエンチし、そしてEtOAc(3×8mL)で抽出した。合わせた有機相をブライ
ン(5mL)で洗浄し、MgSO
4で乾燥させ、そして濃縮した。その粗製残渣をフラッ
シュクロマトグラフィー(溶出液:EtOAc/ヘキサン)により精製して、(R)−N
−((R)−((1R,2R)−2−シアノシクロプロピル)(フェニル)メチル)−2
−メチルプロパン−2−スルフィンアミド(56mg,22%)および(R)−N−((
S)−((1R,2R)−2−シアノシクロプロピル)(フェニル)メチル)−2−メチ
ルプロパン−2−スルフィンアミドを純粋なエナンチオマーとして得た。
【0264】
(1R,2R)−2−((S)−アミノ(フェニル)メチル)シクロプロパンカルボニ
トリル:(R)−N−((S)−((1R,2R)−2−シアノシクロプロピル)(フェ
ニル)メチル)−2−メチルプロパン−2−スルフィンアミド(143mg,0.52m
mol)をMeOH(0.5mL)に室温で溶解させた。HCl(ジオキサン中4.0M
,0.26mL,1.04mmol)を添加し、そしてこの溶液を30分間撹拌した。反
応混合物をEt
2O(20mL)で希釈し、そして生じた沈殿物を濾過により集めて、所
望の生成物をHCl塩として得た。
3−クロロ−2−シクロプロポキシアニリン
【化87】
[この文献は図面を表示できません]
【0265】
1−クロロ−2−シクロプロポキシ−3−ニトロベンゼン:NaH(鉱油中60%の分
散物,319mg,7.98mmol)のTHF(10mL)中の溶液に、シクロプロピ
ルアルコール(0.35mL,5.58mmol)をゆっくりと添加した。15分間の撹
拌後、1−クロロ−2−フルオロ−3−ニトロベンゼン(700mg,3.99mmol
)を添加し、そして得られた溶液を75℃まで1時間加熱した。この反応混合物を室温ま
で冷却し、水(5mL)でクエンチし、そしてEtOAc(3×15mL)で抽出した。
合わせた有機相をブライン(5mL)で洗浄し、MgSO
4で乾燥させ、そして濃縮した
。その粗製残渣をフラッシュクロマトグラフィー(溶出液:EtOAc/ヘキサン)によ
り精製して、所望の生成物を得た。
【0266】
3−クロロ−2−シクロプロポキシアニリン:1−クロロ−2−シクロプロポキシ−3
−ニトロベンゼン(420mg,1.97mmol)をEtOH(8mL)に室温で溶解
させた。次いで、鉄(549mg,9.83mmol)、CaCl
2(327mg,2.
95mmol)および水(1mL)を添加し、そして得られた混合物を75℃まで3時間
加熱した。その固体を、MeOHおよびEtOAcで洗浄しながら濾過により除去し、そ
の濾液を濃縮し、次いでEtOAc(100mL)に溶解させた。その有機相を飽和水性
NaHCO
3(2×20mL)、ブライン(20mL)で洗浄し、MgSO
4で乾燥させ
、そして濃縮して、生成物を得、これをさらに精製せずに使用した。
ジアゾ移動反応およびアジドの生成
【化88】
[この文献は図面を表示できません]
【0267】
3−(アミノメチル)オキセタン−3−オール(50mg,0.49mmol)を、1
H−イミダゾール−1−スルホニルアジド塩酸塩(129.5mg,0.62mmol)
、炭酸カリウム(136mg,0.99mmol)、および硫酸銅(II)五水和物(1
2.3mg,0.049mmol)のメタノール(1.0mL)中の懸濁物に添加した。
この青色混合物を室温で16時間撹拌し、そして後処理なしでクリック化学(実施例4)
で使用した。参考文献: E. D. Goddard, et. al., Org.
Lett., 2007, p. 3797。
ピペリジン−トリアゾールアルデヒド
【化89】
[この文献は図面を表示できません]
4−(トシルオキシ)ピペリジン−1−カルボン酸ベンジル(2)
【0268】
4−ヒドロキシピペリジン−1−カルボン酸ベンジル(1)(17.2g,73.1m
mol)およびp−トルエンスルホニルクロリド(15.3g,80.4mmol)をピ
リジン(50mL)に溶解させ、そして室温で撹拌した。23時間後、このピリジンを減
圧下で除去し、そしてその残渣をEtOAc(300mL)に溶解させた。その有機相を
水(2×150mL)および飽和塩化アンモニウム(100mL)で洗浄し、硫酸ナトリ
ウムで乾燥させ、そしてその溶媒を減圧下で除去した。その残渣をフラッシュクロマトグ
ラフィー(溶出液:酢酸エチル/ヘキサン)に供した。生成物を含む画分を合わせ、そし
てその溶媒を減圧下で除去し、4−(トシルオキシ)ピペリジン−1−カルボン酸ベンジ
ル(2)を得た。
4−アジドピペリジン−1−カルボン酸ベンジル(3)
【0269】
アジ化ナトリウム(2.48g,38.2mmol)を、4−(トシルオキシ)ピペリ
ジン−1−カルボン酸ベンジル(2)(12.4g,31.8mmol)のジメチルホル
ムアミド(100mL)中の溶液に添加した。この混合物を90℃で30分間加熱した。
この混合物を冷却し、そして酢酸エチル(250mL)で希釈し、そして水(2×15m
L)、5%の水性塩化リチウム(10mL)およびブライン(10mL)で洗浄した。そ
の有機相を硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして濃縮して(乾固させない)、所望の物質を
得た。全ての物質を次の工程で使用した。
4−(4−(ジエトキシメチル)−1H−1,2,3−トリアゾール−1−イル)ピペ
リジン−1−カルボン酸ベンジル(4)
【0270】
銅粉末(2.0g,31.5mmol)を、4−アジドピペリジン−1−カルボン酸ベ
ンジル(3)(8.2g,31.5mmol)、3,3−ジエトキシプロパ−1−イン(
4.44g,34.6mmol)および飽和硫酸銅(II)(8mL)のテトラヒドロフ
ラン(100mL)中の溶液に添加した。17時間後、この混合物をセライトのパッドで
濾過した。その溶媒を減圧下で除去し、そしてその残渣を酢酸エチル(200mL)に溶
解させた。その有機相をブライン(3×100mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥さ
せ、そして濃縮した。その残渣をシリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィー(溶出液
:酢酸エチル/ヘキサン)に供した。生成物を含む画分を合わせ、そしてその溶媒を減圧
下で除去し、4−(4−(ジエトキシメチル)−1H−1,2,3−トリアゾール−1−
イル)ピペリジン−1−カルボン酸ベンジル(4)を得た。
4−(4−ホルミル−1H−1,2,3−トリアゾール−1−イル)ピペリジン−1−
カルボン酸ベンジル(5)
【0271】
水性塩酸(1M,2.2mL,2.2mmol)を、4−(4−(ジエトキシメチル)
−1H−1,2,3−トリアゾール−1−イル)ピペリジン−1−カルボン酸ベンジル(
4)(429mg,1.1mmol)の、テトラヒドロフラン(4mL)および水(2m
L)中の溶液に添加した。その有機溶媒を減圧下で除去した。その水性混合物をアセトニ
トリル(2mL)で希釈し、そして凍結乾燥に供した。
3−ホルミル−4,7−ジヒドロチエノ[2,3−c]ピリジン−6(5H)−カルボ
ン酸tert−ブチル
【化90】
[この文献は図面を表示できません]
【0272】
N,N−ジイソプロピルエチルアミン(1.53mL,8.82mmol)を、6−(
tert−ブトキシカルボニル)−4,5,6,7−テトラヒドロチエノ[2,3−c]
ピリジン−3−カルボン酸(1.00g,3.53mmol)およびN−[(ジメチルア
ミノ)−1H−1,2,3−トリアゾロ−[4,5−b]ピリジン−1−イルメチレン]
−N−メチルメタンアミニウムヘキサフルオロホスフェートN−オキシド(1.62g,
4.24mmol)のジメチルホルムアミド(15mL)中の溶液に添加した。2分後、
N,O−ジメチルヒドロキシルアミン塩酸塩(413mg,4.24mmol)を添加し
た。16時間後、この反応物を酢酸エチル(75mL)で希釈し、そして水(2×25m
L)、飽和塩化アンモニウム(2×25mL)およびブライン(25mL)で洗浄した。
その有機相を硫酸ナトリウムで乾燥させ、そしてその溶媒を減圧下で除去した。その残渣
をフラッシュクロマトグラフィー(0〜100%の酢酸エチル/ヘキサン)に供した。生
成物を含む画分を合わせ、そしてその溶媒を減圧下で除去し、3−(メトキシ(メチル)
カルバモイル)−4,7−ジヒドロチエノ[2,3−c]ピリジン−6(5H)−カルボ
ン酸tert−ブチルを得た。
【化91】
[この文献は図面を表示できません]
【0273】
水素化ジイソブチルアルミニウムのテトラヒドロフラン中の溶液(4.42mL,1.
0M,4.42mmol)を、3−(メトキシ(メチル)カルバモイル)−4,7−ジヒ
ドロチエノ[2,3−c]ピリジン−6(5H)−カルボン酸tert−ブチル(1.0
3g,3.15mmol)のテトラヒドロフラン(20mL)中の溶液に、−78℃でア
ルゴンの雰囲気下で滴下により添加した。−78℃で5時間後、この反応は40%が完了
していた。水素化ジイソブチルアルミニウムのテトラヒドロフラン中の溶液(3.15m
L,1.0M,3.15mmolを滴下により添加した。30分後、この反応を飽和塩化
アンモニウム(20mL)で−78℃でクエンチし、そして室温まで温めた。その有機相
を水(20mL)および酢酸エチル(75mL)と一緒に振盪した(ゲルを形成させた)
。塩酸(2N,5mL)を添加し、そしてその固体をセライトのパッドでの濾過により除
去した。その有機相を飽和重炭酸ナトリウム(25mL)およびブライン(25mL)で
洗浄し、その有機相を硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして濃縮した。その残渣をフラッシ
ュクロマトグラフィー(0〜50%の酢酸エチル/ヘキサン)に供した。生成物を含む画
分を合わせ、そしてその溶媒を減圧下で除去し、3−ホルミル−4,7−ジヒドロチエノ
[2,3−c]ピリジン−6(5H)−カルボン酸tert−ブチルを得た。
化合物の実施例
実施例1 手順1
【化92】
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【0274】
8−クロロ−4−(ネオペンチルアミノ)−6−ニトロキノリン−3−カルボニトリル
:イソ−プロパノール(4mL)中の4,8−ジクロロ−6−ニトロキノリン−3−カル
ボニトリル(615mg,2.29mmol)、ネオペンチルアミン(220mg,0.
25mmol)およびトリエチルアミン(278mg,2.75mmol)を、マイクロ
波条件下で150℃で45分間加熱した。この反応物を室温まで冷却した。水を添加し、
そして生じた沈殿物を濾過により集めた。この粗生成物をさらに精製せずに次の工程で使
用した。
【0275】
ES/MS 319.1 (M+H
+)。
【0276】
この反応のための代替の反応条件:イソ−プロパノール(60mL)中の4,8−ジク
ロロ−6−ニトロキノリン−3−カルボニトリル(3000mg,11.2mmol)、
ネオペンチルアミン(1073mg,12.3mmol)およびトリエチルアミン(12
46mg,12.3mmol)を80℃で4時間加熱した。この反応物を室温まで冷却し
た。その溶媒を除去し、そしてその反応生成物をシリカゲルでのクロマトグラフィー(溶
出液:EtOAc/ヘキサン)により精製して、生成物を得た。
【0277】
ES/MS (M+H
+) 319.1。
【0278】
6−アミノ−8−クロロ−4−(ネオペンチルアミノ)キノリン−3−カルボニトリル
:8−クロロ−4−(ネオペンチルアミノ)−6−ニトロキノリン−3−カルボニトリル
(699mg,2.2mmol)、塩化カルシウム(483.6mg,3.28mmol
)、鉄粉(612.3mg,10.96mmol)をエタノール(22mL)/水(2.
2mL)中で60℃で1時間加熱した。この反応物を室温まで冷却し、そして固体を濾過
により除去した。この固体をEtOAcで洗浄し、そして合わせた有機層を重炭酸ナトリ
ウム水溶液、ブラインで洗浄し、そして硫酸ナトリウムで乾燥させた。濾過および全ての
揮発性物質のエバポレートにより、生成物を得た。
【0279】
ES/MS 289.1 (M+H
+)。
【0280】
塩化スズを用いる代替の反応条件:8−クロロ−4−(ネオペンチルアミノ)−6−ニ
トロキノリン−3−カルボニトリル(2,000mg,6.2mmol)および塩化スズ
(7079mg,31.3mmol)を70℃で4時間加熱した。さらなる塩化スズ(2
832mg,12.6mmol)を添加した。5時間後、この反応は完了した。この反応
物を室温まで冷却した。このエタノールの半分を減圧下で除去した。この混合物をNaH
CO
3(200mL)に添加し、そしてEtOAc(500mL)で希釈した。その有機
相をブライン(200mL)で洗浄し、そして硫酸ナトリウムで乾燥させた。その溶媒を
減圧下で除去し、所望の物質を得た。
【0281】
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 8.19 (s, 1H), 7.32 (d, J = 2.1 Hz,
1H), 7.29 (t, J = 7.3 Hz, 1H), 7.18 (d, J = 2.3 Hz, 1H), 5.74
(s, 2H), 3.66 (d, J = 6.6 Hz, 2H), 0.96 (s, 9H)。
【0282】
ES/MS 289.1 (M+H
+)。
【0283】
(S)−8−クロロ−6−(((1−シクロプロピル−1H−1,2,3−トリアゾー
ル−4−イル)(4−フルオロ−3−ピリジル)メチル−d)アミノ)−4−(ネオペン
チルアミノ)キノリン−3−カルボニトリル:6−アミノ−8−クロロ−4−(ネオペン
チルアミノ)キノリン−3−カルボニトリル(75mg,0.26mmol)、CuI(
3.6mg,0.019mmol)および2,6−ビス((4S,5R)−4,5−ジフ
ェニル−4,5−ジヒドロオキサゾール−2−イル)ピリジン[オキサゾリン配位子](
9.9mg,0.019mmol)をMeOH(3.5mL)中で約1分間超音波処理し
た。酢酸アルキニル(44.4mg,0.23mmol)およびジ−イソプロピルエチル
アミン(29.4mg,0.229mmol)を添加し、そしてこの反応物を室温で一晩
撹拌した。アジ化tert−ブチル(45mg,0.454mmol)を添加し、そして
この反応物を室温でさらに24時間撹拌した。溶媒を減圧中で除去し、そしてこの粗製物
質をRP−HPLC(溶出液:水/MeCN
*0.1%のTFA)により精製して、生成
物をトリフルオロ酢酸塩として得た。
【0284】
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 8.37 (m, 2H), 8.17 (s, 1H), 8.05 (
m, 1H), 7.79 (brs, 1H), 7.62 (d, J = 2.2 Hz, 1H), 7.51 (br s, 1
H), 7.15 (m, 2H), 4.03 (m, 1H), 3.44 (dd, J = 13.9 / 5.5 Hz, 1H),
1.59 (s, 9H), 0.88 (s, 9H)。
【0285】
ES/MS 522.2 (M+H
+)。
実施例2 手順2
8−クロロ−6−(((S)−(1−イソプロピル−1H−1,2,3−トリアゾール
−4−イル)(2−メチルピリジン−3−イル)メチル)アミノ)−4−(((R)−1
−フェニルプロピル)アミノ)キノリン−3−カルボニトリル
【化93】
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【0286】
(R)−8−クロロ−6−ニトロ−4−((1−フェニルプロピル)アミノ)キノリン
−3−カルボニトリル:イソ−プロパノール(3mL)中の4,8−ジクロロ−6−ニト
ロキノリン−3−カルボニトリル(200mg,0.75mmol)、(R)−エチルベ
ンジルアミン(121mg,0.895mmol)を、マイクロ波条件下で150℃で4
5分間加熱した。この反応物を室温まで冷却した。水およびEtOAcを添加した。その
水層をEtOAcで抽出し、そして合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させた。濾過
および溶媒のエバポレーションにより、粗生成物を得、これをさらに精製せずに次の工程
で使用した。
【0287】
ES/MS 367.1 (M+H
+)。
【0288】
6−アミノ−8−クロロ−4−((1−フェニルプロピル)アミノ)キノリン−3−カ
ルボニトリル:(R)−6−アミノ−8−クロロ−4−((1−フェニルプロピル)アミ
ノ)キノリン−3−カルボニトリル(287mg,0.78mmol)、塩化カルシウム
(172.6mg,1.17mmol)、鉄粉(218.5mg,3.91mmol)を
、エタノール(5mL)/水(0.5mL)中で60℃で1時間加熱した。この反応物を
室温まで冷却し、そして固体を濾過により除去した。この固体をEtOAcで洗浄し、そ
して合わせた有機層を重炭酸ナトリウム水溶液、ブラインで洗浄し、そして硫酸ナトリウ
ムで乾燥させた。濾過および全ての揮発性物質のエバポレートにより、生成物を得た。
【0289】
ES/MS 337.1 (M+H
+)。
【0290】
8−クロロ−6−(((R)−1−(2−メチルピリジン−3−イル)プロパ−2−イ
ン−1−イル)アミノ)−4−(((R)−1−フェニルエチル)アミノ)キノリン−3
−カルボニトリル:CuI(2.0mg,0.01mmol)および2,6−ビス((4
S,5R)−4,5−ジフェニル−4,5−ジヒドロオキサゾール−2−イル)ピリジン
[オキサゾリン配位子](6.9mg,0.013mmol)をMeOH(3.0mL)
中で約5分間超音波処理した。MeOH(1mL)中の酢酸1−(2−メチルピリジン−
3−イル)プロパ−2−イン−1−イル(50mg,0.27mmol)、(R)−6−
アミノ−8−クロロ−4−((1−フェニルプロピル)アミノ)キノリン−3−カルボニ
トリル(75mg,0.223mmol)、およびジ−イソプロピルエチルアミン(34
mg,0.27mmol)を添加し、そしてこの反応物を室温で一晩撹拌した。この粗製
反応生成物をシリカゲルクロマトグラフィー(ヘキサン中20%〜100%のEtOAc
)により精製して、生成物を得た。
【0291】
ES/MS 465.99 (M+H
+)。
8−クロロ−6−(((S)−(1−イソプロピル−1H−1,2,3−トリアゾール
−4−イル)(2−メチルピリジン−3−イル)メチル)アミノ)−4−(((R)−1
−フェニルプロピル)アミノ)キノリン−3−カルボニトリル:8−クロロ−6−(((
R)−1−(2−メチルピリジン−3−イル)プロパ−2−イン−1−イル)アミノ)−
4−(((R)−1−フェニルエチル)アミノ)キノリン−3−カルボニトリル(45m
g,0.10mmol)をTHF(0.5mL)に室温で溶解させ、そしてチオフェンカ
ルボン酸銅(I)(5.7mg,0.030mmol)を添加した。2−アジドプロパン
(10mg,0.120mmol)を添加し、そしてこの反応物を室温で4時間撹拌した
。この反応物を重炭酸ナトリウム水溶液とEtOAcとの間で分配した。その水層をEt
OAcで抽出し、そして合わせた層を飽和重炭酸ナトリウム溶液で洗浄し、そして硫酸ナ
トリウムで乾燥させた。濾過および溶媒のエバポレーションにより、粗製物質を得た。こ
の粗製物質をRP−HPLC(溶出液:水/MeCN
*0.1%のTFA)により精製し
て、生成物をトリフルオロ酢酸塩として得た。
【0292】
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ 8.61 (m, 1H), 8.37 (m, 1H), 8.29 (m,
1H), 8.05 (m, 1H), 7.73 (m, 1H), 7.60 (s, 1H), 7.32 (m, 5H), 7.14
(m, 1H), 6.46 (s, 1H), 5.64 (m, 1H), 4.88 (m, 1H), 2.83 (s, 3H), 2
.17 - 2.02 (m, 2H), 1.56 (d, 6H), 0.97 (m, 3H)。
【0293】
ES/MS 551.09 (M+H
+)。
実施例3 手順3
8−クロロ−6−(((S)−(1−シクロプロピル−1H−1,2,3−トリアゾー
ル−4−イル)(2,6−ジフルオロピリジン−3−イル)メチル−d))アミノ)−4
−(((R)−1−フェニルプロピル)アミノ)キノリン−3−カルボニトリル
【化94】
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【0294】
8−クロロ−6−(((S)−(1−シクロプロピル−1H−1,2,3−トリアゾー
ル−4−イル)(2,6−ジフルオロピリジン−3−イル)メチル−d))アミノ)−4
−(((R)−1−フェニルプロピル)アミノ)キノリン−3−カルボニトリル:CuI
(2.0mg,0.01mmol)および2,6−ビス((4S,5R)−4,5−ジフ
ェニル−4,5−ジヒドロオキサゾール−2−イル)ピリジン[オキサゾリン配位子](
4.6mg,0.009mmol)をMeOH(3.0mL)中で約5分間超音波処理し
た。MeOH(1mL)中の酢酸アルキニル(79mg,0.37mmol)、(R)−
6−アミノ−8−クロロ−4−((1−フェニルプロピル)アミノ)キノリン−3−カル
ボニトリル(50mg,0.148mmol)、およびジ−イソプロピルエチルアミン(
23mg,0.18mmol)を添加し、そしてこの反応物を室温で一晩撹拌した。この
粗製反応混合物を次の工程に直接使用した。
【0295】
ES/MS: 489.19 (M+H
+)。
【0296】
この反応混合物に、シクロプロピルアジド(16mg,0.192mmol)を添加し
た。室温で1時間後、この混合物を濾過し、次いでRP−HPLC(溶出液:水/MeC
N
*0.1%のTFA)により精製して、生成物をトリフルオロ酢酸塩として得た。
【0297】
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ 8.43 (m, 1H), 8.05 (m, 1H), 8.01 (m,
1H), 7.64 (m, 1H), 7.42 - 7.25 (m, 6H), 6.98 (m, 1H), 5.80 - 5.66
(m, 1H), 3.97 - 3.84 (m, 1H), 2.25 - 2.01 (m, 2H), 1.28 - 1.11
(m, 4H), 1.01 (m, 3H)。
【0298】
ES/MS: 572.24 (M+H
+)。
実施例4 手順4
【化95】
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【0299】
8−クロロ−6−(((S)−(1−((3−ヒドロキシオキセタン−3−イル)メチ
ル)−1H−1,2,3−トリアゾール−4−イル)(ピリジン−3−イル)メチル)ア
ミノ)−4−(((R)−1−フェニルプロピル)アミノ)キノリン−3−カルボニトリ
ル:8−クロロ−4−(((R)−1−フェニルプロピル)アミノ)−6−(((R)−
1−(ピリジン−3−イル)プロパ−2−イン−1−イル)アミノ)キノリン−3−カル
ボニトリル(20mg,0.046mmol)、銅粉末(15mg,0.23mmol)
、酢酸(118uL,1.8mmol)および飽和水性硫酸銅(II)(0.1mL)お
よびTHF(3mL)を、3−(アジドメチル)オキセタン−3−オール(0.049m
mol)のストック溶液に添加した。2時間後、この反応は完了していたので、揮発性物
質を減圧中で除去した。この粗製物質を酢酸エチル(15mL)と水との間で分配した。
その有機層を飽和重炭酸ナトリウム、ブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、そし
て濾過した後に濃縮した。その残渣を水(1mL)およびMeOH(1mL)(2滴のT
FAを含む)に溶解させ、そしてRP−HPLC(溶出液:水/MeCN
*0.1%のT
FA)に供した。所望の生成物を含む画分を合わせ、そして凍結乾燥に供し、所望の化合
物を得た。
【0300】
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 8.84 (dd, J = 14.0, 2.2 Hz, 1H), 8.
64 - 8.52 (m, 1H), 8.23 (d, J = 2.1 Hz, 1H), 8.14 (d, J = 7.8 H
z, 1H), 8.05 (d, J = 6.7 Hz, 1H), 7.65 - 7.54 (m, 2H), 7.46 (d,
J = 9.5 Hz, 1H), 7.43 - 7.38 (m, 1H), 7.38 - 7.31 (m, 2H), 7.28
- 7.21 (m, 2H), 7.21 - 7.15 (m, 3H), 6.48 (d, J = 6.9 Hz, 1H), 5
.48 (q, J = 7.7 Hz, 1H), 4.68 (d, J = 2.0 Hz, 2H), 4.50 (dd, J
= 6.2, 4.5 Hz, 3H), 4.41 (dd, J = 6.7, 3.4 Hz, 2H), 2.12 (dt, J
= 14.5, 7.4 Hz, 1H), 2.04 - 1.78 (m, 1H), 0.94 (t, J = 7.3 Hz, 3
H)。
ES/MS 581.2 (M+H
+)。
実施例5 手順5
【化96】
[この文献は図面を表示できません]
【0301】
(R)−8−クロロ−4−((3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ)−6−(
(1−(2,5−ジクロロチオフェン−3−イル)プロパ−2−イン−1−イル)アミノ
)キノリン−3−カルボニトリル:CuI(4.1mg,0.022mmol)および2
,6−ビス((4S,5R)−4,5−ジフェニル−4,5−ジヒドロオキサゾール−2
−イル)ピリジン[オキサゾリン配位子](13.5mg,0.026mmol)をMe
OH(1mL)中で約5分間超音波処理した。さらなるMeOH(4mL)を添加した。
酢酸アルキニル(150.7mg,0.61mmol)、6−アミノ−8−クロロ−4−
((4−クロロ−3−フルオロフェニル)アミノ)キノリン−3−カルボニトリル(15
0mg,0.43mmol)、およびジ−イソプロピルエチルアミン(67mg,0.5
2mmol)を添加し、そしてこの反応物を−15℃で4日間撹拌した。その溶媒を減圧
中で除去した。この粗製反応生成物をシリカゲルクロマトグラフィー(溶出液:EtOA
c/ヘキサン)により精製して、生成物を得た。
【0302】
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 9.51 (s, 1H), 8.45 (s, 1H), 7.54 (dd
, J = 6.4, 2.4 Hz, 2H), 7.43 (t, J = 9.0 Hz, 1H), 7.38 (d, J =
2.3 Hz, 1H), 7.30 (d, J = 4.3 Hz, 1H), 7.27 (s, 1H), 7.11 (d, J
= 8.6 Hz, 1H), 5.54 (dd, J = 8.6, 2.2 Hz, 1H), 3.51 (d, J = 2.
2 Hz, 1H)。
【0303】
ES/MS 534.9 (M+H
+)。
【0304】
(S)−4−(4−(((8−クロロ−4−((3−クロロ−4−フルオロフェニル)
アミノ)−3−シアノキノリン−6−イル)アミノ)(2,5−ジクロロチオフェン−3
−イル)メチル)−1H−1,2,3−トリアゾール−1−イル)ピペリジン−1−カル
ボン酸tert−ブチル:(R)−8−クロロ−4−((3−クロロ−4−フルオロフェ
ニル)アミノ)−6−((1−(2,5−ジクロロチオフェン−3−イル)プロパ−2−
イン−1−イル)アミノ)キノリン−3−カルボニトリル(174mg,0.324mm
ol)およびN−Bocピペリジン4アジド(73.4mg,0.324mmol)をT
HF(5mL)に溶解させた。チオフェンカルボン酸銅(6.2mg,0.032mmo
l)を添加し、そしてこの反応物を室温で16時間撹拌した。その揮発性物質を減圧下で
除去し、そしてその残渣をシリカゲルでのクロマトグラフィー(溶出液:EtOAc/ヘ
キサン)により精製した。生成物を含む画分を合わせ、そしてその溶媒を減圧下で除去し
、生成物を得た。
【0305】
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 9.41 (s, 1H), 8.47 (s, 1H), 8.16 (s,
1H), 7.60 (d, J = 2.2 Hz, 1H), 7.40 - 7.33 (m, 2H), 7.27 (d, J
= 8.3 Hz, 1H), 7.14 (dd, J = 7.1, 2.0 Hz, 2H), 7.10 (s, 1H), 5.
96 (d, J = 8.2 Hz, 1H), 4.72 - 4.59 (m, 1H), 4.01 (q, J = 9.1,
8.1 Hz, 3H), 2.86 (d, J = 17.5 Hz, 2H), 1.96 (d, J = 5.0 Hz, 3H)
, 1.77 (qd, J = 12.2, 4.4 Hz, 2H), 1.39 (s, 9H)。
【0306】
ES/MS 762.9 (M+H
+)。
【0307】
あるいは、環化は、N−アルキル化から存在するCu(I)を使用してワンポットの様
式で行われ得る。
【0308】
(S)−8−クロロ−4−((3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ)−6−(
((2,5−ジクロロチオフェン−3−イル)(1−(ピペリジン−4−イル)−1H−
1,2,3−トリアゾール−4−イル)メチル)アミノ)キノリン−3−カルボニトリル
:(S)−4−(4−(((8−クロロ−4−((3−クロロ−4−フルオロフェニル)
アミノ)−3−シアノキノリン−6−イル)アミノ)(2,5−ジクロロチオフェン−3
−イル)メチル)−1H−1,2,3−トリアゾール−1−イル)ピペリジン−1−カル
ボン酸tert−ブチル(157mg,0.206mmol)をDCM(0.5mL)に
懸濁させた。ジオキサン中のHCl(5mL;4M)を添加し、そしてこの反応物を室温
で30分間撹拌した。その溶媒を減圧下で除去した。その残渣をフラッシュクロマトグラ
フィー(溶出液:(EtOAc中20%のMeOH)/ヘキサン)に供した。生成物を含
む画分を合わせ、そしてその溶媒を減圧下で除去した。その残渣をEtOAc/飽和重炭
酸ナトリウム水溶液に溶解させた。その有機層を単離し、そして硫酸ナトリウムで乾燥さ
せた。濾過および減圧中での溶媒のエバポレーションにより、生成物を得た。
【0309】
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 9.41 (s, 1H), 8.45 (s, 1H), 8.10 (s,
1H), 7.59 (d, J = 2.1 Hz, 1H), 7.37 (t, J = 8.9 Hz, 2H), 7.26
(d, J = 8.1 Hz, 1H), 7.13 (d, J = 10.0 Hz, 3H), 5.96 (d, J = 8.
2 Hz, 1H), 4.48 (tt, J = 11.8, 4.3 Hz, 1H), 3.75 - 3.62 (m, 1H),
3.55 (s, 1H), 3.46 (dq, J = 9.7, 5.2 Hz, 1H), 2.99 (d, J = 12.2
Hz, 2H), 2.55 (td, J = 12.5, 2.4 Hz, 2H), 1.92 (dd, J = 11.9, 3
.7 Hz, 2H), 1.75 (t, J = 12.0 Hz, 3H)。
【0310】
ES/MS 662.1 (M+H
+)。
【0311】
(S)−8−クロロ−4−((3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ)−6−(
((2,5−ジクロロチオフェン−3−イル)(1−(1−エチルピペリジン−4−イル
)−1H−1,2,3−トリアゾール−4−イル)メチル)アミノ)キノリン−3−カル
ボニトリル:(S)−8−クロロ−4−((3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ
)−6−(((2,5−ジクロロチオフェン−3−イル)(1−(ピペリジン−4−イル
)−1H−1,2,3−トリアゾール−4−イル)メチル)アミノ)キノリン−3−カル
ボニトリル(138mg,0.208mmol)をTHF(3mL)およびジクロロエタ
ン(3mL)に溶解させた。アセトアルデヒド(91.8mg,2.08mmol)およ
びトリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(176mg,0.833mmol)を添加し
、そしてこの反応物を室温で1時間撹拌した。この反応物をEtOAcで希釈し、そして
重炭酸ナトリウム水溶液、ブラインで洗浄し、そして硫酸ナトリウムで乾燥させた。この
粗製物質を濾過し、そしてその揮発性物質を減圧中で除去し、そしてこの粗製物質をシリ
カゲルでのクロマトグラフィー(溶出液:EtOAc中のMeOH(20%)/ヘキサン
)により精製して、生成物を得た。
【0312】
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 9.41 (s, 1H), 8.47 (s, 1H), 8.14 (s,
1H), 7.60 (d, J = 2.3 Hz, 1H), 7.41 - 7.34 (m, 2H), 7.27 (d, J
= 8.2 Hz, 1H), 7.15 (dd, J = 9.1, 3.3 Hz, 2H), 7.12 (s, 1H), 5.
96 (d, J = 8.1 Hz, 1H), 4.50 - 4.32 (m, 1H), 3.00 - 2.83 (m, 2H)
, 2.42 - 2.25 (m, 2H), 2.18 - 1.81 (m, 6H), 0.98 (t, J = 7.2 Hz,
3H)。
【0313】
ES/MS 689.9 (M+H
+)。
実施例6 手順6
【化97】
[この文献は図面を表示できません]
【0314】
4−(4−(((8−クロロ−4−((3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ)
−3−シアノキノリン−6−イル)アミノ)(3−ピリジル)メチル)−1H−1,2,
3−トリアゾール−1−イル)ピペリジン−1−カルボン酸ベンジル:6−アミノ−8−
クロロ−4−((4−クロロ−3−フルオロフェニル)アミノ)キノリン−3−カルボニ
トリル(159mg,0.51mmol)、アルデヒド(176mg,0.51mmol
)およびpTSA(9.6mg,0.05mmol)のトルエン(12mL)中の懸濁物
を加熱還流させた(ヒックマンスチルを備え付けた50mLの丸底フラスコ)。4時間後
、その溶媒を減圧下で除去した。その固体をメチル−THFに溶解させ、そして3−ピリ
ジルマグネシウムブロミド(2.03mmol;8.1mL 0.25−M Me−TH
F)を−10Cで滴下により添加した。130分後、この反応を飽和NH
4Cl(3mL
)でクエンチした。その層を分離し、そしてその水相をEtOAc(15mL)で抽出し
た。合わせた有機層をブライン(5mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして
濃縮した。その残渣をシリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィー(溶出液:EtOA
c/ヘキサン)に供した。生成物を含む画分を合わせ、そしてその溶媒を除去して生成物
を得た。
【0315】
8−クロロ−4−((3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ)−6−(((1−
(1−エチルピペリジン−4−イル)−1H−1,2,3−トリアゾール−4−イル)(
ピリジン−3−イル)メチル)アミノ)キノリン−3−カルボニトリル:EtOH(3m
L)/EtOAc(2mL)中の4−(4−(((8−クロロ−4−((3−クロロ−4
−フルオロフェニル)アミノ)−3−シアノキノリン−6−イル)アミノ)(ピリジン−
3−イル)メチル)−1H−1,2,3−トリアゾール−1−イル)ピペリジン−1−カ
ルボン酸ベンジル(57mg,0.079mmol)、アセトアルデヒド(34.7mg
,0.79mmol)およびPd−C(25mg,10%)を水素の雰囲気下で撹拌した
。43時間後、この反応物を濾過し、そしてその揮発性物質を減圧中で除去し、そしてそ
の粗製物質をRP−HPLC(溶出液:水/MeCN 0.1%TFA)により精製して
、生成物をトリフルオロ酢酸塩として得た。
【0316】
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ 9.41 (s, 1H), 8.74 (d, J = 2.2 Hz,
1H), 8.54 (dd, J = 5.0, 1.5 Hz, 1H), 8.41 (s, 1H), 8.13 (s, 1H),
8.00 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 7.67 (d, J = 2.2 Hz, 1H), 7.49 (tt,
J = 6.8, 3.7 Hz, 3H), 7.42 (t, J = 9.0 Hz, 1H), 7.26 (d, J = 2.
5 Hz, 1H), 7.25 - 7.21 (m, 1H), 6.20 (d, J = 7.8 Hz, 2H), 4.79 -
4.69 (m, 1H), 3.61 (d, J = 12.4 Hz, 2H), 3.26 - 2.98 (m, 4H), 2
.34 (d, J = 13.9 Hz, 2H), 2.15 (q, J = 12.5, 11.6 Hz, 2H), 1.22
(t, J = 7.3 Hz, 3H)。
【0317】
ES/MS: 616.1 (M+H
+)。
【0318】
この手順の化合物を、C6 N−アルキル化が行われた後に、適切な手段(例えば、キ
ラル固定相を用いるクロマトグラフィー、結晶学)によって、それぞれの立体異性体に分
離し得る。
【0319】
反応パートナーの非存在下での保護基の除去は、その対応する非アルキル化アミン誘導
体を与える。
実施例7 手順7
【化98】
[この文献は図面を表示できません]
【0320】
8−クロロ−4−((3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ)−6−((ピリジ
ン−2−イル(ピリジン−3−イル)メチル)アミノ)キノリン−3−カルボニトリル:
6−アミノ−8−クロロ−4−((4−クロロ−3−フルオロフェニル)アミノ)キノリ
ン−3−カルボニトリル(50mg,0.144mmol)およびピリジン−2−イル(
ピリジン−3−イル)メタノン(27mg,0.144mmol)のDCM(1mL)中
の懸濁物に、トリエチルアミン(35mg,0.346mmol)を添加し、その後、D
CM中のTiCl
4(0.086mmol/0.086mL)を添加した。この反応物を
室温で一晩撹拌した。これをMeOH(2mL)で希釈し、そして水素化ホウ素ナトリウ
ム(16mg,0.432mmol)を添加した。この反応物を2時間撹拌し、次いで水
で希釈し、そして約13のpHに達するまで、1MのNaOHで処理した。固体を濾過に
より除去し、そしてDCMで洗浄した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾
過し、そして濃縮した。その生成物を、シリカゲルでのクロマトグラフィー(溶出液:E
tOAc/ヘキサン)により精製して、水/MeCNからの凍結乾燥後、生成物を得た。
【0321】
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 9.42 (s, 1H), 8.66 (dd, J = 2.4, 0.
8 Hz, 1H), 8.56 (ddd, J = 4.9, 1.8, 0.9 Hz, 1H), 8.47 - 8.39 (m,
2H), 7.87 - 7.75 (m, 3H), 7.61 - 7.19 (m, 8H), 6.08 (d, J = 8.7
Hz, 1H)。
【0322】
ES/MS: 515.1 (M+H
+)。
実施例8 手順8
【化99】
[この文献は図面を表示できません]
【0323】
8−クロロ−4−((5,6−ジフルオロピリジン−3−イル)アミノ)−6−ニトロ
キノリン−3−カルボニトリル:イソ−プロパノール(40mL)中の4,8−ジクロロ
−6−ニトロキノリン−3−カルボニトリル(1.4g,5.22mmol)、2,6−
ジフルオロピリジン−3−アミン(755mg,5.74mmol)およびピリジン塩酸
塩(1.8g,15.6mmol)を70℃で一晩加熱した。この反応物を室温まで冷却
した。水を添加し、そして生じた沈殿物を濾過により集めた。この粗生成物をさらに精製
せずに次の工程で使用した。ES/MS 362.0 (M+H
+)。
【0324】
6−アミノ−8−クロロ−4−((5,6−ジフルオロピリジン−3−イル)アミノ)
キノリン−3−カルボニトリル:8−クロロ−4−((5,6−ジフルオロピリジン−3
−イル)アミノ)−6−ニトロキノリン−3−カルボニトリルから、一般手順1の工程−
2によって作製した。ES/MS 332.0 (M+H
+)。
【0325】
(S)−8−クロロ−4−((5,6−ジフルオロピリジン−3−イル)アミノ)−6
−(((1−イソプロピル−1H−1,2,3−トリアゾール−4−イル)(ピリジン−
3−イル)メチル)アミノ)キノリン−3−カルボニトリル):6−アミノ−8−クロロ
−4−((5,6−ジフルオロピリジン−3−イル)アミノ)キノリン−3−カルボニト
リルから、一般手順1の工程−3によって作製した。ES/MS 532.1 (M+H
+)。
実施例9 手順9
【化100】
[この文献は図面を表示できません]
【0326】
(S)−6−((ベンゾ[d]チアゾール−7−イル(1−シクロプロピル−1H−1
,2,3−トリアゾール−4−イル)メチル)アミノ)−4−(ネオペンチルアミノ)キ
ノリン−3,8−ジカルボニトリル():DMF(2mL)を、マイクロ波バイアル内の
(S)−6−((ベンゾ[d]チアゾール−7−イル(1−シクロプロピル−1H−1,
2,3−トリアゾール−4−イル)メチル)アミノ)−8−ブロモ−4−(ネオペンチル
アミノ)キノリン−3−カルボニトリル(38mg,0.064mmol)およびCuC
N(41mg,0.46mmol)に添加した。このバイアルをマイクロ波内で200℃
で15分間加熱し、そして室温まで放冷した。この反応混合物を水(4mL)に注ぎ、そ
してEtOAc(3×8mL)で抽出した。合わせた有機相をブライン(5mL)で洗浄
し、MgSO
4で乾燥させ、そして濃縮した。この粗製残渣をRP−HPLC(溶出液:
水/MeCN
*0.1%のTFA)により精製して、生成物をトリフルオロ酢酸塩として
得た。
1H NMR (400 MHz, メタノール-d
4) δ 9.20 (s, 1H), 8.34 (s, 1H),
8.05 (dd, J = 7.3, 1.9 Hz, 1H), 7.86 (d, J = 2.5 Hz, 1H), 7.82
(s, 1H), 7.64 - 7.54 (m, 2H), 7.16 (d, J = 2.6 Hz, 1H), 6.34 (s
, 1H), 3.97 (d, J = 13.7 Hz, 1H), 3.91 - 3.80 (m, 1H), 3.49 (d,
J = 13.7 Hz, 1H), 1.23 - 1.07 (m, 4H), 0.81 (s, 9H). ES/MS 534.1
(M+H
+)。
8シアノ基の代替の導入
【化101】
[この文献は図面を表示できません]
【0327】
6−アミノ−4−(ネオペンチルアミノ)キノリン−3,8−ジカルボニトリル:固体
のZn(CN)
2(211mg,1.8mmol)およびPd(PPh)
4(35mg,
0.03mmol)を、6−アミノ−8−ブロモ−4−(ネオペンチルアミノ)キノリン
−3−カルボニトリル(500mg,1.5mmol)のNMP(20mL)中の溶液に
添加した。得られた混合物を、アルゴンガスを5分間吹き込むことによって脱気した。こ
の反応容器を密封し、次いで120℃まで16時間加熱した。この反応混合物を冷却し、
次いでシリカカラムに直接装填して、純粋なニトリルを得た。ES/MS 280.3
(M+H
+)。
本明細書中に概説される手順による最終化合物のさらなる改質
実施例10 手順10
【化102】
[この文献は図面を表示できません]
【0328】
(S)−6−((ベンゾ[d]チアゾール−6−イル(1H−1,2,3−トリアゾー
ル−4−イル)メチル)アミノ)−8−クロロ−4−((3−クロロ−4−フルオロフェ
ニル)アミノ)キノリン−3−カルボニトリル:(R)−6−((1−(ベンゾ[d]チ
アゾール−6−イル)プロパ−2−イン−1−イル)アミノ)−8−クロロ−4−((3
−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ)キノリン−3−カルボニトリル(40.0m
g,0.077mmol)をTHF(2mL)に溶解させた。Cu(I)−チオフェン−
2−カルボキシレート(4.4mg,0.023mmol)およびアジドメチルオキシピ
バレート(0.018mL,0.12mmol)を添加し、そして得られた溶液を室温で
30分間撹拌した。この反応の内容物を飽和NaHCO
3水溶液(5mL)に注ぎ、そし
てEtOAc(3×8mL)で抽出した。合わせた有機層をブライン(5mL)で洗浄し
、MgSO
4で乾燥させ、そして濃縮した。次いで、得られた粗製残渣をMeOH(2m
L)に溶解させた。NaOH(水中1.0M,0.17mL,0.17mmol)を添加
し、そしてこの反応物を室温で30分間撹拌した。次いで、HCl(水中1.0M,0.
17mL,0.17mmol)を添加し、得られた溶液を水(5mL)に注ぎ、そしてE
tOAc(3×8mL)で抽出した。合わせた有機層をブライン(5mL)で洗浄し、M
gSO
4で乾燥させ、そして濃縮した。得られた粗製残渣をRP−HPLC(溶出液:水
/MeCN
*0.1%のTFA)により精製して、生成物をトリフルオロ酢酸塩として得
た。
【0329】
ES/MS 561.0 (M+H
+)。
実施例11 手順11
8−クロロ−6−[[(S)−(1−シクロプロピルトリアゾール−4−イル)−ジュ
ウテリオ−(6−フルオロピリジン−3−イル)メチル]アミノ]−4−[[(1R)−
3−フルオロ−1−フェニルプロピル]アミノ]キノリン−3−カルボニトリル
【化103】
[この文献は図面を表示できません]
【0330】
(R)−8−クロロ−4−((3−ヒドロキシ−1−フェニルプロピル)アミノ)−6
−ニトロキノリン−3−カルボニトリル:イソ−プロパノール(1.5mL)中の4,8
−ジクロロ−6−ニトロキノリン−3−カルボニトリル(400mg,1.49mmol
)、(R)−3−アミノ−3−フェニルプロパン−1−オール(270.76mg,1.
79mmol)を、マイクロ波条件下で150℃で45分間加熱した。この反応物を室温
まで冷却した。水およびEt
2Oを添加した。その水層をEt
2Oで抽出し、そして合わ
せた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させた。濾過および溶媒のエバポレーションにより、
粗生成物を得、これをさらに精製せずに次の工程で使用した。
【0331】
ES/MS 383.1 (M+H
+)。
【0332】
(R)−8−クロロ−4−((3−フルオロ−1−フェニルプロピル)アミノ)−6−
ニトロキノリン−3−カルボニトリル:(R)−8−クロロ−4−((3−ヒドロキシ−
1−フェニルプロピル)アミノ)−6−ニトロキノリン−3−カルボニトリル(100m
g,0.26mmol)をdeoxofluor(登録商標)(0.6mL)で室温で1
6時間処理した。この反応混合物を氷浴内で冷却し、そして飽和重炭酸ナトリウム溶液で
注意深くクエンチし、次いで酢酸エチルで抽出した。その有機相を硫酸ナトリウムで乾燥
させ、濾過し、そして濃縮して、粗生成物(115mg)を得、これをさらに精製せずに
使用した。
【0333】
ES/MS 385.1 (M+H
+)。
【0334】
(R)−6−アミノ−8−クロロ−4−((3−フルオロ−1−フェニルプロピル)ア
ミノ)キノリン−3−カルボニトリル:(R)−8−クロロ−4−((3−フルオロ−1
−フェニルプロピル)アミノ)−6−ニトロキノリン−3−カルボニトリル(115mg
,0.3mmol)、塩化カルシウム二水和物(66mg,0.45mmol)、および
鉄粉(83mg,1.49mmol)をエタノール(3mL)/水(0.3mL)中で6
0℃で12時間加熱した。この反応物を室温まで冷却し、そして固体を濾過により除去し
た。この固体をEtOAcで洗浄し、そして合わせた有機層を重炭酸ナトリウム水溶液、
ブラインで洗浄し、そして硫酸ナトリウムで乾燥させた。濾過および全ての揮発性物質の
エバポレートにより、生成物を得た。
【0335】
ES/MS 355.0 (M+H
+)。
【0336】
8−クロロ−6−(((S)−(1−シクロプロピル−1H−1,2,3−トリアゾー
ル−4−イル)(4−フルオロフェニル)メチル)アミノ)−4−(((R)−3−フル
オロ−1−フェニルプロピル)アミノ)キノリン−3−カルボニトリル:(R)−6−ア
ミノ−8−クロロ−4−((3−フルオロ−1−フェニルプロピル)アミノ)キノリン−
3−カルボニトリル(50mg,0.14mmol)、CuI(1.4mg,0.05e
q)および2,6−ビス((4S,5R)−4,5−ジフェニル−4,5−ジヒドロオキ
サゾール−2−イル)ピリジン[オキサゾリン配位子](4.4mg,0.06eq)を
MeOH(2.0mL)中で約1分間超音波処理した。酢酸アルキニル(68mg,0.
35mmol)およびジ−イソプロピルエチルアミン(22mg,0.17mmol)を
添加し、そしてこの反応物を一晩撹拌した。シクロプロピルアジド(16mg)を添加し
、そしてこの反応物を室温でさらに16時間撹拌した。溶媒を減圧中で除去し、そしてそ
の粗製物質をRP−HPLC(溶出液:水/MeCN
*0.1%のTFA)により精製し
て、生成物をトリフルオロ酢酸塩として得た。
【0337】
ES/MS 572.0 (M+H
+)。
実施例12 手順12
【化104】
[この文献は図面を表示できません]
【0338】
(S)−8−クロロ−4−((3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ)−6−(
(インドリン−4−イル(1−イソプロピル−1H−1,2,3−トリアゾール−4−イ
ル)メチル)アミノ)キノリン−3−カルボニトリル:(S)−4−(((8−クロロ−
4−((3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ)−3−シアノキノリン−6−イル
)アミノ)(1−イソプロピル−1H−1,2,3−トリアゾール−4−イル)メチル)
インドリン−1−カルボン酸tert−ブチル(45mg,0.065mmol)をDC
Mおよびトリフルオロ酢酸に溶解させ、そして室温で撹拌した。30分後、この反応混合
物を濃縮乾固させ、そしてその残渣をRP−HPLC(溶出液:水/MeCN
*0.1%
のTFA)により精製して、生成物をトリフルオロ酢酸塩として得た。
【0339】
ES/MS 586.9 (M+H
+)。
実施例13 手順13
【化105】
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【0340】
(S)−6−(((1−(1−(tert−ブチル)ピペリジン−4−イル)−1H−
1,2,3−トリアゾール−4−イル)(2−エチルイソインドリン−4−イル)メチル
)アミノ)−8−クロロ−4−((3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ)キノリ
ン−3−カルボニトリル:(S)−6−(((1−(1−(tert−ブチル)ピペリジ
ン−4−イル)−1H−1,2,3−トリアゾール−4−イル)(イソインドリン−4−
イル)メチル)アミノ)−8−クロロ−4−((3−クロロ−4−フルオロフェニル)ア
ミノ)キノリン−3−カルボニトリル(80.0mg,0.12mmol)を、MeOH
(3mL)およびAcOH(1mL)に室温で溶解させた。次いで、アセトアルデヒド(
0.066mL,1.17mmol)およびポリマーに結合したPS−CNBH
3(46
7mg,1.17mmol)を添加し、そしてこの反応物を室温で撹拌した。1時間後、
さらなるアセトアルデヒド(0.066mL,1.17mmol)およびポリマーに結合
したPS−CNBH
3(467mg,1.17mmol)を添加した。さらに1時間後、
このPS−CNBH
3を減圧濾過により除去し、そしてその濾液を濃縮乾固させた。得ら
れた粗製残渣をRP−HPLC(溶出液:水/MeCN
*0.1%のTFA)により精製
して、生成物をトリフルオロ酢酸塩として得た。
【0341】
ES/MS 712.1 (M+H
+)。
実施例14 手順14
【化106】
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【0342】
(S)−6−(((1−(1−(tert−ブチル)ピペリジン−4−イル)−1H−
1,2,3−トリアゾール−4−イル)(2−(オキセタン−3−イル)イソインドリン
−4−イル)メチル)アミノ)−8−クロロ−4−((3−クロロ−4−フルオロフェニ
ル)アミノ)キノリン−3−カルボニトリル:(S)−6−(((1−(1−(tert
−ブチル)ピペリジン−4−イル)−1H−1,2,3−トリアゾール−4−イル)(イ
ソインドリン−4−イル)メチル)アミノ)−8−クロロ−4−((3−クロロ−4−フ
ルオロフェニル)アミノ)キノリン−3−カルボニトリル(15mg,0.022mmo
l)を、THFとDCEとの1:1の混合物に溶解させ、その後、オキセタノン(0.0
07mL,0.11mmol)およびトリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(23.2
mg,0.11mmol)を添加した。1.5時間後、この反応混合物を飽和水性NaH
CO
3に注ぎ、そしてEtOAcで抽出した。合わせた有機相をブラインで洗浄し、Mg
SO
4で乾燥させ、そして濃縮した。この粗製残渣をRP−HPLC(溶出液:水/Me
CN
*0.1%のTFA)により精製して、生成物をトリフルオロ酢酸塩として得た。
【0343】
ES/MS 740.0 (M+H
+)。
実施例15 手順15
【化107】
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【0344】
(S)−6−(((1−(1−(tert−ブチル)ピペリジン−4−イル)−1H−
1,2,3−トリアゾール−4−イル)(2−(2−ヒドロキシアセチル)イソインドリ
ン−4−イル)メチル)アミノ)−8−クロロ−4−((3−クロロ−4−フルオロフェ
ニル)アミノ)キノリン−3−カルボニトリル:(S)−6−(((1−(1−(ter
t−ブチル)ピペリジン−4−イル)−1H−1,2,3−トリアゾール−4−イル)(
イソインドリン−4−イル)メチル)アミノ)−8−クロロ−4−((3−クロロ−4−
フルオロフェニル)アミノ)キノリン−3−カルボニトリル(10.0mg,0.015
mmol)をDMF(1mL)に溶解させ、その後、グリコール酸(5.6mg,0.0
73mmol)、ジイソプロピルエチルアミン(0.008mL,0.044mmol)
およびHATU(7.1mg,0.022mmL)を室温で添加した。この反応混合物を
20分間撹拌し、この時点で、これを水(4mL)に注ぎ、そしてEtOAc(3×8m
L)で抽出した。合わせた有機相をブライン(5mL)で洗浄し、MgSO
4で乾燥させ
、そして濃縮した。この粗製残渣をRP−HPLC(溶出液:水/MeCN
*0.1%の
TFA)により精製して、生成物をトリフルオロ酢酸塩として得た。
【0345】
ES/MS 742.1 (M+H
+)。
実施例16 手順16
【化108】
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8−クロロ−6−(((S)−(1−(1,1−ジフルオロ−2−ヒドロキシエチル)
−1H−1,2,3−トリアゾール−4−イル)(ピリジン−3−イル)メチル)アミノ
)−4−(((R)−1−フェニルプロピル)アミノ)キノリン−3−カルボニトリル
【0346】
2−アジド−2,2−ジフルオロ酢酸エチル(47mg,0.29mmol)を、8−
クロロ−4−(((R)−1−フェニルプロピル)アミノ)−6−(((R)−1−(ピ
リジン−3−イル)プロパ−2−イン−1−イル)アミノ)キノリン−3−カルボニトリ
ル(130mg,0.26mmol)およびチオフェン−2−カルボン酸銅(I)(4.
9mg,0.026mmol)のTHF(2mL)中の溶液に添加した。1時間後、その
溶媒を減圧下で除去した。その残渣をメタノール(6mL)に溶解させ、そして水素化ホ
ウ素ナトリウム(19.5mg,0.52mmol)をこの溶液に添加した。1時間後、
この反応を水でクエンチし、そして酢酸エチル(3×10mL)で抽出した。合わせた有
機相をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして濃縮した。その残渣をフラ
ッシュクロマトグラフィー(ヘキサンに対して0〜100%の(酢酸エチル中20%のメ
タノール))に供した。生成物を含む画分を合わせ、そしてその溶媒を減圧下で除去した
。その残渣をメタノール/水(2滴のトリフルオロ酢酸を含む)に溶解させ、そしてアセ
トニトリル/水(0.1%のトリフルオロ酢酸を含む)で溶出する分取HPLCに供した
。生成物を含む画分を合わせ、そして凍結乾燥に供して、8−クロロ−6−(((S)−
(1−(1,1−ジフルオロ−2−ヒドロキシエチル)−1H−1,2,3−トリアゾー
ル−4−イル)(ピリジン−3−イル)メチル)アミノ)−4−(((R)−1−フェニ
ルプロピル)アミノ)キノリン−3−カルボニトリルを得た。
【0347】
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 8.92 - 8.83 (m, 1H), 8.67 (d, J =
9.5 Hz, 1H), 8.65 - 8.58 (m, 1H), 8.24 (d, J = 3.3 Hz, 1H), 8.15
(d, J = 7.7 Hz, 1H), 7.64 - 7.56 (m, 2H), 7.52 (d, J = 8.3 Hz,
1H), 7.42 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 7.39 - 7.29 (m, 2H), 7.29 - 7.16
(m, 6H), 6.54 (d, J = 7.8 Hz, 1H), 5.47 (q, J = 7.6 Hz, 1H), 4
.32 (t, J = 12.0 Hz, 2H), 2.11 (m, 1H), 2.04 - 1.83 (m, 1H), 0.93
(t, J = 7.3 Hz, 3H)。
【0348】
ES/MS 575.1 (M + H
+)。
実施例17 手順17
(S)−6−(((1−(1−(tert−ブチル)ピペリジン−4−イル)−1H−
1,2,3−トリアゾール−4−イル)(6−イソプロポキシピリジン−3−イル)メチ
ル)アミノ)−8−クロロ−4−((3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ)キノ
リン−3−カルボニトリル:
【化109】
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【0349】
NaH(鉱油中60%の分散物,26.6mg,0.66mmol)をiPrOH(2
mL)に、0℃で20分間で添加した。次いで、DMF(0.5mL)中の(S)−6−
(((1−(1−(tert−ブチル)ピペリジン−4−イル)−1H−1,2,3−ト
リアゾール−4−イル)(6−フルオロピリジン−3−イル)メチル)アミノ)−8−ク
ロロ−4−((3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ)キノリン−3−カルボニト
リル(22mg,0.033mmol)を、新たに形成したアルコキシドに添加した。そ
の冷浴を外し、そして得られた溶液を70℃まで1時間加熱した。この反応混合物を水(
1mL)によってクエンチし、そしてEtOAc(3×8mL)で抽出した。次いで、合
わせた有機相を
ブライン(5mL)で洗浄し、MgSO
4で乾燥させ、そして濃縮した。この粗製残渣を
RP−HPLC(溶出液:水/MeCN
*0.1%のTFA)により精製して、生成物を
トリフルオロ酢酸塩として得た。
実施例18 手順18
(S)−6−(((1−(1−(tert−ブチル)ピペリジン−4−イル)−1H−
1,2,3−トリアゾール−4−イル)(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)メチ
ル)アミノ)−8−クロロ−4−((3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ)キノ
リン−3−カルボニトリル:
【化110】
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【0350】
(S)−6−(((1−(1−(tert−ブチル)ピペリジン−4−イル)−1H−
1,2,3−トリアゾール−4−イル)(3,6−ジヒドロ−2H−ピラン−4−イル)
メチル)アミノ)−8−クロロ−4−((3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ)
キノリン−3−カルボニトリル(20.0mg,0.023mmol)、10%のPd/
C(2.5mg,0.002mmol)およびEtOH(1.5mL)を合わせ、そして
H
2をこの反応混合物に5分間吹き込んだ。この反応混合物を1atmのH
2下で一晩撹
拌し、その後、EtOAcおよびEtOHで洗浄しながら、これをセライトで濾過した。
次いで、その濾液を濃縮し、そしてRP−HPLC(溶出液:水/MeCN
*0.1%の
TFA)により精製して、生成物をトリフルオロ酢酸塩として得た。
実施例19 手順19
(S)−6−(((1−シクロプロピル−1H−1,2,3−トリアゾール−4−イル
)(3−オキソイソインドリン−4−イル)メチル)アミノ)−4−(ネオペンチルアミ
ノ)キノリン−3,8−ジカルボニトリル:
【化111】
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【0351】
(S)−6−(((2−アセチル−3−オキソイソインドリン−4−イル)(1−シク
ロプロピル−1H−1,2,3−トリアゾール−4−イル)メチル)アミノ)−4−(ネ
オペンチルアミノ)キノリン−3,8−ジカルボニトリル(34mg,0.059mmo
l)をMeOH(2mL)に室温で溶解させた。NaOH(1.0M aq,0.30m
L,0.30mmol)を添加し、そしてこの反応物を30分間撹拌した。HCl((1
.0M aq,0.30mL,0.30mmol)を添加した。その後、この反応混合物
を水(3mL)に注ぎ、そしてEtOAc(3×8mL)で抽出した。合わせた有機相を
ブライン(5mL)で洗浄し、MgSO
4で乾燥させ、そして濃縮した。この粗製残渣を
RP−HPLC(溶出液:水/MeCN
*0.1%のTFA)により精製して、生成物を
トリフルオロ酢酸塩として得た。
実施例20 手順20
8−クロロ−4−(3−クロロ−4−フルオロアニリノ)−6−[[(S)−[1−(
1−エチルピペリジン−4−イル)トリアゾール−4−イル]−(1,3−チアゾール−
4−イル)メチル]アミノ]キノリン−3−カルボニトリル
【化112】
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【0352】
表題化合物を、最終工程について以下のような条件として調製した:(S)−8−クロ
ロ−4−((3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ)−6−(((1−(ピペリジ
ン−4−イル)−1H−1,2,3−トリアゾール−4−イル)(チアゾール−4−イル
)メチル)アミノ)キノリン−3−カルボニトリル(74.31mg,0.13mmol
)を1.20mLの3:1の2−メチルテトラヒドロフラン:酢酸に溶解させ、そしてア
セトアルデヒド(10.52μl,0.19mmol)およびPS−BH
3CN(ポリス
チレン担持シアノ水素化ホウ素,58mg,2.28mmol/g)で処理した。この混
合物を一晩撹拌した。さらなるアセトアルデヒドおよび0.1mLのメタノールを添加す
ると、この反応は1時間で完了した。その樹脂を濾過し、そして得られた濾液を濃縮し、
ジクロロメタンに溶解させ、飽和重炭酸ナトリウムで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ
、濾過し、そして濃縮した。RP−HPLC(溶出液:水/MeCN
*0.1%のTFA
)を使用する精製により、生成物をトリフルオロ酢酸塩として得た。
【0353】
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ 9.02 (m, 1H), 8.46 (s, 1H), 8.01 (m,
1H), 7.68 (m, 1H), 7.60 (m, 1H), 7.52 (m, 1H), 7.33 (m, 4H), 6.31
(s, 1H), 3.75 (m, 2H), 3.25 - 3.13 (m, 3H), 2.45 (m, 2H), 2.36 (m,
2H), 2.25 - 2.01 (m, 2H), 1.37 (m, 3H),
ES/MS 622.0 (M+H
+)。
実施例21 手順21
8−クロロ−4−(3−クロロ−4−フルオロアニリノ)−6−[[(S)−(1−プ
ロパン−2−イルトリアゾール−4−イル)−[5−(ピロリジン−1−カルボニル)ピ
リジン−3−イル]メチル]アミノ]キノリン−3−カルボニトリル
【化113】
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【0354】
(S)−6−(((5−ブロモピリジン−3−イル)(1−イソプロピル−1H−1,
2,3−トリアゾール−4−イル)メチル)アミノ)−8−クロロ−4−((3−クロロ
−4−フルオロフェニル)アミノ)キノリン−3−カルボニトリル(200mg,0.3
2mmol)、ピロリジン(580.6mg,8.16mmol)、およびジクロロ1,
1−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセンパラジウム(II)ジクロロメタン(26
9.1mg,0.32mmol)のDMF(1.2ml)中の混合物を脱気して一酸化炭
素でパージすることを2回行い、80℃で5時間加熱した。この溶液を冷却し、そして水
に注ぎ、次いで酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾
過し、そして濃縮した。この粗生成物をRP−HPLC(溶出液:水/MeCN
*0.1
%のTFA)により精製して、生成物をトリフルオロ酢酸塩として得た。
ES/MS 644.1 (M+H
+)。
実施例22 手順22
【化114】
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【0355】
6−(((S)−(6−フルオロピリジン−3−イル)(1−メチル−1H−1,2,
3−トリアゾール−4−イル)メチル−d)アミノ)−4−(((R)−1−フェニルプ
ロピル)アミノ)キノリン−3,8−ジカルボニトリル:THF中1.0MのTBAFの
溶液(0.38mL,0.38mmol)を、6−(((R)−(6−フルオロピリジン
−3−イル)(1−((トリメチルシリル)メチル)−1H−1,2,3−トリアゾール
−4−イル)ジュウテロメチル)アミノ)−4−(((R)−1−フェニルプロピル)ア
ミノ)キノリン−3,8−ジカルボニトリル(6−(((R)−(6−fluoropy
ridin−3−yl)(1−((trimethylsilyl)methyl)−1
H−1,2,3−triazol−4−yl)deteromethyl)amino)
−4−(((R)−1−phenylpropyl)amino)quinoline−
3,8−dicarbonitrile)(150mg,0.25mmol)のTHF(
5mL)中の撹拌溶液に添加した。得られた溶液を2時間撹拌し、次いで濃縮して、粗製
物質を得た。HPLC精製により、表題化合物を得た。
【0356】
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 8.49 - 8.38 (m, 1H), 8.28 (d, J =
5.1 Hz, 1H), 8.13 - 8.02 (m, 2H), 7.84 (t, J = 2.4 Hz, 1H), 7.65
- 7.52 (m, 2H), 7.42 - 7.31 (m, 1H), 7.31 - 7.15 (m, 4H), 5.49
(q, J = 7.7 Hz, 1H), 4.04 (s, 3H), 3.20 - 3.11 (m, 1H), 2.20 - 2
.05 (m, 1H), 2.05 - 1.85 (m, 1H), 1.63 - 1.50 (m, 1H), 1.37 - 1.2
0 (m, 1H), 0.99 - 0.83 (m, 3H)。
【0357】
ES/MS 519.2 (M+H
+)。
実施例23 手順23
【化115】
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【0358】
CuI(2.6mg,0.014mmol)および配位子(8.7mg,0.017m
mol)をMeOH(1mL)に懸濁させ、そしてアルゴン下で5分間超音波処理した。
残りのMeOHを添加し、その後、アセテート(70.3mg,0.36mmol)およ
びアミン(80mg,0.27mmol)およびDIPEA(43mg,0.33mmo
l)をこの順序で室温で添加した。14時間後、このN−アルキル化反応は完了した。エ
バポレーションおよびシリカゲルでの精製(溶出液:ヘキサン中のEtOAc)により、
95mgのN−アルキル化生成物を得た。この物質をTHF(2mL)に溶解させた。ア
ジドストック(1mL/1eq.)、CuおよびCuSO4を添加した。室温で1時間の
撹拌。EtOAcで希釈し、NaHCO3 ブラインで洗浄し、そして硫酸ナトリウムで
乾燥させた。濾過、エバポレーション、およびRP−HPLC(溶出液:水/MeCN
*
0.1のTFA)での精製により、生成物をTFA塩として得た。
【0359】
1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 8.79 (s, 1H), 8.49 (s, 1H), 8.0
0 (s, 1H), 7.69 (d, J = 2.3 Hz, 1H), 7.26 (d, J = 2.3 Hz, 1H),
6.31 (s, 1H), 5.91 (t, J = 54.8 Hz, 1H), 4.09 (d, J = 13.9 Hz, 1
H), 3.93 (d, J = 14.0 Hz, 1H), 2.56 (s, 3H), 1.50 (m, 4H), 1.05 (
s, 9H)。
実施例24 手順24:
【化116】
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【0360】
SM(38mg,0.05mmol)、Zn(0.4mg,0.007mmol)、P
ddppfCl
2(0.8mg,0.001mmol)およびZn(CN)
2(7.1m
g,0.061mmol)をジメチルアセトアミド(1mL)中で合わせ、そして2分間
脱気した。この混合物をマイクロ波反応器内で200℃で20分間加熱した。この混合物
を濾過し、そしてRP−HPLCにより精製した。生成物の画分を合わせ、そして凍結乾
燥に供して、所望の化合物をTFA塩として得た。
【0361】
1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 8.78 (s, 1H), 8.37 (s, 1H), 8.0
2 (s, 1H), 7.83 (d, J = 2.5 Hz, 1H), 7.44 (d, J = 2.5 Hz, 1H),
6.32 (s, 1H), 5.92 (t, J = 54.8 Hz, 1H), 3.96 (d, J = 13.9 Hz, 1
H), 3.80 (d, J = 13.9 Hz, 1H), 2.56 (s, 3H), 1.50 (m, 4H), 1.02 (
s, 9H)。
実施例25 手順25:
【化117】
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【0362】
SM(0.04g,0.06mmol)、Zn粉末(0.006g,0.09mmol
)、Pd(dppf)Cl2(0.009g,0.012mmol)およびZn(CN)
2(0.021g,0.18mmol)をジメチルアセトアミド(0.7mL)中で合わ
せ、そして1分間脱気した。この混合物をマイクロ波反応器内で200℃で15分間加熱
した。この混合物を濾過し、そしてRP−HPLCにより精製した。生成物の画分を合わ
せ、そして凍結乾燥に供して、所望の化合物をTFA塩として得た。
【0363】
1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 9.61 (s, 1H), 8.69 (d, J = 6.1
Hz, 1H), 8.33 (s, 1H), 8.23 (s, 1H), 8.17 (d, J = 7.6 Hz, 1H),
8.16 (d, J = 6.1 Hz, 1H), 8.02 (d, J = 7.6 Hz, 1H), 7.83 (d, J
= 2.5 Hz, 1H), 7.02 (d, J = 2.5 Hz, 1H), 6.91 (s, 1H), 3.82 (d,
J = 13.8 Hz, 1H), 3.42 (d, J = 13.7 Hz, 1H), 1.79 - 1.55 (m, 4H)
, 0.62 (s, 9H)。
実施例26 手順26:
【化118】
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【0364】
(S)−8−クロロ−6−(((1−シクロプロピル−1H−1,2,3−トリアゾー
ル−4−イル)(2−フルオロピリジン−3−イル)メチル−d)アミノ)−4−(ネオ
ペンチルアミノ)キノリン−3−カルボニトリル(TFA塩,24mg,0.04mmo
l)にジメチルアミン(MeOH中2Mの溶液,0.9mL)を添加した。この溶液を1
00℃(外部温度,μW)で8時間加熱した。得られた溶液を濃縮し、分取HPLC(G
eminiカラム,10〜42%のMeCN/H
2O/0.1%のTFA)により精製し
、そして凍結乾燥させて、生成物をその対応するTFA塩として得た。
【0365】
1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 8.38 (s, 1H), 8.06 (dd, J = 5.
4, 1.8 Hz, 1H), 7.92 (s, 1H), 7.81 (dd, J = 7.6, 1.8 Hz, 1H), 7.4
9 (d, J = 2.3 Hz, 1H), 7.06 (d, J = 2.3 Hz, 1H), 7.02 (dd, J =
7.6, 5.4 Hz, 1H), 4.10 (d, J = 14.0 Hz, 1H), 3.78 (ddd, J = 11.
4, 7.1, 4.2 Hz, 1H), 3.63 (d, J = 14.0 Hz, 1H), 2.97 (s, 6H), 1.1
2 - 1.02 (m, 4H), 0.91 (s, 9H)。
実施例27 手順27:
【化119】
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【0366】
ヨウ化Cu(I)(16.5mg,0.09mmol)およびビス−オキサゾリン配位
子(54.2mg)をMeOH(10mL)中で5分間超音波処理した。この混合物を0
℃まで冷却した。酢酸アルキニル(687mg,3.3mmol)のMeOH(7mL)
中の溶液を添加し、その後、キノリン(500mg,1.73mmol)およびジ−イソ
−プロピルエチルアミン(268.5mg,2.08mmol)を添加した。0℃での撹
拌を続けた。出発物質の消費後に、この反応物の体積を減少させ、そしてその粗製物質を
シリカゲルクロマトグラフィー(el:ヘキサン中のEtOAc)により精製して、生成
物を得た。
【0367】
1H NMR (400 MHz, アセトニトリル-d3) δ 8.34 (s, 1H), 8.14 (t, J =
8.2 Hz, 1H), 7.43 (d, J = 2.3 Hz, 1H), 6.95 - 6.82 (m, 2H), 5.9
8 (t, J = 6.4 Hz, 1H), 5.64 (dd, J = 7.1, 2.2 Hz, 1H), 5.52 (d,
J = 7.2 Hz, 1H), 3.81 (dd, J = 13.4, 6.7 Hz, 1H), 3.67 (dd, J
= 13.4, 6.0 Hz, 1H), 2.88 (d, J = 2.2 Hz, 1H), 2.56 (s, 3H), 2.23
(s, 1H), 1.01 (s, 9H)。
【0368】
ES/MS m/z: 436.2。
【0369】
このアルキン出発物質(1.6g,3.67mmol)をMeTHF(16mL)に溶
解させ、そしてMTBE中のアジド溶液(0.5M,7.34mL)およびチオフェンカ
ルボン酸銅(I)(24mg,0.18mmol)を添加し、そして室温での撹拌を続け
た。SMが消費された後に、この反応物をEtOAcで希釈し、そして重炭酸ナトリウム
水溶液で洗浄し、そして硫酸ナトリウムで乾燥させた。濾過および溶媒のエバポレーショ
ンによって粗製物質を得、これをシリカゲルクロマトグラフィー(el.ヘキサン中のE
tOAc)により精製して、生成物を得た。
【0370】
1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ 8.45 (s, 1H), 7.93 (t, J = 8.
1 Hz, 1H), 7.41 (s, 1H), 7.35 (d, J = 2.3 Hz, 1H), 6.80 (dd, J =
8.4, 3.2 Hz, 1H), 6.25 (s, 1H), 5.93 (s, 1H), 5.91 (t, J = 56.0
Hz, 1H), 5.27 (s, 1H), 3.57 (m, 2H), 2.58 (s, 3H), 1.55 - 1.50 (
m, 4H), 0.94 (s, 9H)。
【0371】
ES/MS m/z: 569.6。
実施例28 手順28:
(S)−8−クロロ−6−(((1−シクロプロピル−5−ヨード−1H−1,2,3
−トリアゾール−4−イル)(6−フルオロ−2−メチルピリジン−3−イル)メチル)
アミノ)−4−(ネオペンチルアミノ)キノリン−3−カルボニトリル
【化120】
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【0372】
ヨウ化銅(I)(172.5mg,0.906mmol)および一塩化ヨウ素(147
mg,0.906mmol)を、(R)−8−クロロ−6−((1−(6−フルオロ−2
−メチルピリジン−3−イル)プロパ−2−イン−1−イル)アミノ)−4−(ネオペン
チルアミノ)キノリン−3−カルボニトリル(394mg,0.906mmol)、シク
ロプロピルアジド(79.1mg 0.906mmol)、およびトリエチルアミン(1
51.6uL,1.09mmol)のテトラヒドロフラン(15mL)中の溶液に添加し
た。16時間後、この反応物を酢酸エチル(50mL)で希釈し、そして水(25mL)
およびブライン(25mL)で洗浄した。その有機相を硫酸ナトリウムで乾燥させ、そし
てその溶媒を減圧下で除去した。この物質を酢酸エチル(5mL)と混合し、そしてその
固体を濾過により単離して、(S)−8−クロロ−6−(((1−シクロプロピル−5−
ヨード−1H−1,2,3−トリアゾール−4−イル)(6−フルオロ−2−メチルピリ
ジン−3−イル)メチル)アミノ)−4−(ネオペンチルアミノ)キノリン−3−カルボ
ニトリルを得た。
実施例29 手順29:
(S)−8−クロロ−6−(((1,5−ジシクロプロピル−1H−1,2,3−トリ
アゾール−4−イル)(6−フルオロ−2−メチルピリジン−3−イル)メチル)アミノ
)−4−(ネオペンチルアミノ)キノリン−3−カルボニトリル
【化121】
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【0373】
1,4−ジオキサン(4.0mL)および水(0.5mL)を、(S)−8−クロロ−
6−(((1−シクロプロピル−5−ヨード−1H−1,2,3−トリアゾール−4−イ
ル)(6−フルオロ−2−メチルピリジン−3−イル)メチル)アミノ)−4−(ネオペ
ンチルアミノ)キノリン−3−カルボニトリル(100mg,0.155mmol)、シ
クロプロピルボロン酸(20mg,0.223mmol)、テトラキス(トリフェニルホ
スフィン)パラジウム(0)(35.8mg,0.031mmol)、および炭酸カリウ
ム(42.8mg,0.310mmol)にマイクロ波バイアル内で添加した。この反応
物をマイクロ波反応器内で130℃で20分間加熱した。この混合物を酢酸エチル(10
mL)で希釈し、そしてブライン(5mL)で洗浄した。その有機相を硫酸ナトリウムで
乾燥させ、そしてその溶媒を減圧下で除去した。その残渣をフラッシュクロマトグラフィ
ー(0〜100%の酢酸エチル/ヘキサン)に供した。生成物を含む画分を合わせ、そし
てその溶媒を減圧下で除去した。その残渣をメタノール(1mL)および水(0.5mL
)(2滴のトリフルオロ酢酸を含む)に溶解させ、そして分取HPLCに供した。きれい
な画分を合わせ、そして凍結乾燥に供して、(S)−8−クロロ−6−(((1,5−ジ
シクロプロピル−1H−1,2,3−トリアゾール−4−イル)(6−フルオロ−2−メ
チルピリジン−3−イル)メチル)アミノ)−4−(ネオペンチルアミノ)キノリン−3
−カルボニトリルを得た。
実施例30 手順30:
(S)−8−クロロ−6−(((1−シクロプロピル−5−フルオロ−1H−1,2,
3−トリアゾール−4−イル)(6−フルオロ−2−メチルピリジン−3−イル)メチル
)アミノ)−4−(ネオペンチルアミノ)キノリン−3−カルボニトリル
【化122】
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【0374】
アセトニトリル(1.0mL)および水(1.0mL)を、(S)−8−クロロ−6−
(((1−シクロプロピル−5−ヨード−1H−1,2,3−トリアゾール−4−イル)
(6−フルオロ−2−メチルピリジン−3−イル)メチル)アミノ)−4−(ネオペンチ
ルアミノ)キノリン−3−カルボニトリル(50mg,0.078mmol)およびフッ
化カリウム(22.5mg,0.388mmol)にマイクロ波バイアル内で添加した。
このバイアルを密封し、そしてこの反応物をマイクロ波反応器内で180℃で12分間加
熱した。この反応物を酢酸エチル(10mL)で希釈し、そしてブライン(5mL)で洗
浄した。その有機相を硫酸ナトリウムで乾燥させ、そしてその溶媒を減圧下で除去した。
その残渣をフラッシュクロマトグラフィー(0〜100%の酢酸エチル/ヘキサン)に供
した。生成物を含む画分を合わせ、そしてその溶媒を減圧下で除去した。その残渣をメタ
ノール(1mL)および水(0.5mL)(2滴のトリフルオロ酢酸を含む)に溶解させ
、そして分取HPLCに供した。きれいな画分を合わせ、そして凍結乾燥に供して、(S
)−8−クロロ−6−(((1−シクロプロピル−5−フルオロ−1H−1,2,3−ト
リアゾール−4−イル)(6−フルオロ−2−メチルピリジン−3−イル)メチル)アミ
ノ)−4−(ネオペンチルアミノ)キノリン−3−カルボニトリルを得た。
実施例31 手順31:
(S)−8−クロロ−6−(((1−シクロプロピル−5−メトキシ−1H−1,2,
3−トリアゾール−4−イル)(6−フルオロ−2−メチルピリジン−3−イル)メチル
)アミノ)−4−(ネオペンチルアミノ)キノリン−3−カルボニトリル
【化123】
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【0375】
ナトリウムメトキシド(26uL,0.119mmol,THF中で25%純粋)を、
(S)−8−クロロ−6−(((1−シクロプロピル−5−フルオロ−1H−1,2,3
−トリアゾール−4−イル)(6−フルオロ−2−メチルピリジン−3−イル)メチル)
アミノ)−4−(ネオペンチルアミノ)キノリン−3−カルボニトリル(42.6mg,
0.079mmol)のテトラヒドロフラン(2.0mL)中の溶液に添加した。この溶
液を90℃で30分間加熱し、そしてこの反応を2滴の酢酸でクエンチした。この溶液を
酢酸エチル(15mL)で希釈し、そして飽和重炭酸ナトリウム(5mL)およびブライ
ン(5mL)で洗浄した。その有機相を硫酸ナトリウムで乾燥させ、そしてその溶媒を減
圧下で除去した。その残渣をフラッシュクロマトグラフィー(0〜100%の酢酸エチル
/ヘキサン)に供した。生成物を含む画分を合わせ、そしてその溶媒を減圧下で除去した
。その残渣をメタノール(1mL)および水(0.5mL)(2滴のトリフルオロ酢酸を
含む)に溶解させ、そして分取HPLCに供した。きれいな生成物を含む画分を合わせ、
そして凍結乾燥に供して、(S)−8−クロロ−6−(((1−シクロプロピル−5−メ
トキシ−1H−1,2,3−トリアゾール−4−イル)(6−フルオロ−2−メチルピリ
ジン−3−イル)メチル)アミノ)−4−(ネオペンチルアミノ)キノリン−3−カルボ
ニトリルを得た。
実施例32 手順32:
【化124】
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【0376】
アルデヒド(223mg,1.4mmol)をアセトニトリル(8mL)に溶解させた
。トリエチルアミン(0.29mL,2.1mmol)およびDMAP(34mg,0.
28mmol)を添加し、その後、Boc
2O(365mg,1.7mmol)を添加し
、そして得られた混合物を2分間撹拌した。完了したら、この反応の内容物を直接濃縮し
、次いでシリカゲルクロマトグラフィー(ヘキサン中のEtOAc)により精製して、生
成物を得た。
【0377】
新たに形成した物質をTHF(15mL)に溶解させ、そして0℃にした。エチニルマ
グネシウムブロミド(THF中0.5M,3.7mL,1.8mmol)を滴下により添
加し、そして得られた溶液を30分間撹拌し、この時点で、無水酢酸(0.29mL,3
.1mmol)を添加し、そしてこの反応の内容物を1時間かけて室温まで温めた。この
反応を飽和水性NH
4Clの添加によりクエンチし、そしてEtOAcで抽出した。その
有機層をブラインで洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、そして濃縮して、粗
製の酢酸プロパルギルを得、これをさらに精製せずに使用した。
【0378】
CuI(6.6mg,0.035mmol)および配位子(22mg,0.042mm
ol)をMeOH(5mL)に懸濁させ、そしてアルゴン下で5分間超音波処理した。M
eOH(2mL)中の溶液としてのアセテート(136mg,0.42mmol)、アミ
ン(100mg,0.35mmol)およびDIPEA(54mg,0.42mmol)
をこの順序で室温で添加した。2時間後、反応混合物を直接濃縮し、そしてシリカゲル(
ヘキサン中のEtOAc)で精製して、アルキル化生成物を得た。
【0379】
この物質をTHF(2mL)に溶解させた。アジドストック(1mL/1eq.)、C
uおよびCuSO4を添加し、そして得られた混合物を室温で30分間撹拌した。EtO
Acで希釈し、水、ブラインで洗浄し、そして硫酸マグネシウムで乾燥させた。濾過およ
び濃縮によって粗生成物を得、次いでこれを1mLの1:1のDCM:トリフルオロ酢酸
の混合物中で30分間撹拌した。このDCMおよびTFAをロータリーエバポレーション
により除去し、その後、その粗製残渣をRP−HPLC(溶出液:水/MeCN
*0.1
のTFA)により精製して、その生成物をTFA塩として得た。
実施例33 手順33:
【化125】
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【0380】
このアルキン出発物質(50mg,0.115mmol)の重水素化メタノール(CD
3OD,2mL)中の溶液を、DCM中のアジド溶液(25重量%,80mg,0.13
8mmol)およびチオフェンカルボン酸銅(I)(1mg)で室温で処理した。1時間
後、この反応物をEtOAcで希釈し、そして重炭酸ナトリウム水溶液で洗浄し、そして
硫酸ナトリウムで乾燥させた。濾過および溶媒のエバポレーションによって、粗製物質を
得、これを逆相HPLCにより精製して、きれいな生成物を得た。
【0381】
1H NMR (400 MHz, アセトニトリル-d3) δ 8.44 (s, 1H), 7.82 (t, J =
8.2 Hz, 1H), 7.49 (d, J = 2.3 Hz, 1H), 6.84 (dd, J = 8.4, 3.2
Hz, 1H), 6.78 (s, 1H), 6.17 (s, 1H), 3.83 (m, 2H), 1.78 - 1.65 (m,
2H), 1.65 (m, 2H), 0.95 (s, 9H)。
【0382】
ES/MS m/z: 588.31。
実施例34 手順34
【化126】
[この文献は図面を表示できません]
【0383】
(S)−8−ヨード−4−(ネオペンチルアミノ)−6−((キノリン−5−イル(1
−(1−(トリフルオロメチル)シクロプロピル)−1H−1,2,3−トリアゾール−
4−イル)メチル)アミノ)キノリン−3−カルボニトリル(61mg,0.09mmo
l)およびシアン化第一銅(23.53mg,0.26mmol)のDMF(2mL)中
の混合物を135℃でマイクロ波内で15分間加熱した。この溶液をSi−チオールで処
理し、濾過し、そして逆相HPLCにより精製して、(S)−4−(ネオペンチルアミノ
)−6−((キノリン−5−イル(1−(1−(トリフルオロメチル)シクロプロピル)
−1H−1,2,3−トリアゾール−4−イル)メチル)アミノ)キノリン−3,8−ジ
カルボニトリルをそのビス−トリフルオロ酢酸塩として得た。
【0384】
1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 9.11 (s, 1H), 9.04 (d, J = 8.7
Hz, 1H), 8.30 (s, 1H), 8.21 (s, 1H), 8.18 - 8.10 (m, 1H), 7.99 -
7.90 (m, 1H), 7.90 - 7.82 (m, 2H), 7.80 (s, 1H), 7.14 - 7.08 (m,
1H), 6.94 (s, 1H), 3.79 (d, J = 13.8 Hz, 1H), 3.48 (d, J = 13.8
Hz, 1H), 1.75 - 1.56 (m, 4H), 0.66 (s, 9H)。
【0385】
ES/MS m/z: 596.35。
実施例35 手順35:
【化127】
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【0386】
N−エチルジイソプロピルアミン(15.47μl,0.09mmol)を、(S)−
1−(4−(((8−クロロ−3−シアノ−4−(ネオペンチルアミノ)キノリン−6−
イル)アミノ)(6−フルオロ−2−メチルピリジン−3−イル)メチル)−1H−1,
2,3−トリアゾール−1−イル)シクロプロパン−1−カルボン酸(25mg,0.0
44mmol)、2−(7−アザ−1H−ベンゾトリアゾール−1−イル)−1,1,3
,3−テトラメチルウロニウムヘキサフルオロホスフェート(HATU),99%(17
.27mg,0.05mmol)、および2Mのジメチルアミン溶液(44.4μl,0
.053mmol)の、ジメチルホルムアミド(1mL)中の混合物に添加した。3時間
後、その溶媒の半分を減圧下で除去した。この溶液を、メタノール(0.75mL)、水
(0.5mL)およびTFA(50uL)で希釈しこの溶液を分取HPLCに供した。よ
りきれいな生成物を含む画分を合わせ、そして凍結乾燥に供し、所望の化合物を得た。凍
結乾燥させた固体をメタノール(0.5mL)に溶解させ、そしてメタノール洗浄液(5
mL)を用いてカーボネート樹脂に通した。その溶媒を減圧下で除去し、そしてその残渣
をACN(1mL)および水(1mL)(TFA(0.02mL)を含む)に溶解させ、
そして凍結乾燥に供して、(S)−1−(4−(((8−クロロ−3−シアノ−4−(ネ
オペンチルアミノ)キノリン−6−イル)アミノ)(6−フルオロ−2−メチルピリジン
−3−イル)メチル)−1H−1,2,3−トリアゾール−1−イル)−N,N−ジメチ
ルシクロプロパン−1−カルボキサミドを得た。
実施例36 手順36:
【化128】
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【0387】
(S)−8−クロロ−6−(((1−シクロプロピル−5−ヨード−1H−1,2,3
−トリアゾール−4−イル)(6−フルオロ−2−メチルピリジン−3−イル)メチル)
アミノ)−4−(ネオペンチルアミノ)キノリン−3−カルボニトリル(33mg,0.
051mmol)、シアン化銅(I)(13.7mg,0.15mmol)のジメチルホ
ルムアミド(1mL)中の溶液をマイクロ波反応器内で200Cで20分間加熱した。こ
の混合物を酢酸エチル(10ml)で希釈し、そして5%の塩化リチウム(2×5mL)
およびブライン(5mL)で洗浄した。その有機相を硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして
その溶媒を減圧下で除去した。その残渣をフラッシュクロマトグラフィー(0〜100%
のEtOAc/ヘキサン)に供した。生成物を含む画分を合わせ、そしてその溶媒を減圧
下で除去した。その残渣を水(0.5ml)およびメタノール(1mL)(2滴のTFA
を含む)に溶解させ、そして分取HPLCに供した。きれいな画分を合わせ、そして凍結
乾燥に供して、(S)−8−クロロ−6−(((5−シアノ−1−シクロプロピル−1H
−1,2,3−トリアゾール−4−イル)(6−フルオロ−2−メチルピリジン−3−イ
ル)メチル)アミノ)−4−(ネオペンチルアミノ)キノリン−3−カルボニトリルを得
た。
実施例37 手順37:
【化129】
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【0388】
(S)−3−(((3−シアノ−8−ヨード−4−(ネオペンチルアミノ)キノリン−
6−イル)アミノ)(1−シクロプロピル−1H−1,2,3−トリアゾール−4−イル
)メチル)−4,7−ジヒドロチエノ[2,3−c]ピリジン−6(5H)−カルボン酸
tert−ブチル(60.3mg,0.082mmol)、テトラキス(トリフェニルホ
スフィン)パラジウム(0)(7.55mg,0.01mmol)、およびシアン化亜鉛
(23.96mg,0.20mmol)の溶液をアルゴンで10分間脱気し、この混合物
を密封バイアル内で100℃で加熱した。36時間後、この反応物を酢酸エチル(20m
l)で希釈し、そして5%の塩化リチウム(2×5mL)およびブライン(5mL)で洗
浄した。その有機相を硫酸ナトリウムで乾燥させ、そしてその溶媒を減圧下で除去した。
その残渣をフラッシュクロマトグラフィー(0〜100%の(20%のメタノール/酢酸
エチル)/ヘキサン)に供した。生成物を含む画分を合わせ、そしてその溶媒を減圧下で
除去し、(S)−3−((1−シクロプロピル−1H−1,2,3−トリアゾール−4−
イル)((3,8−ジシアノ−4−(ネオペンチルアミノ)キノリン−6−イル)アミノ
)メチル)−4,7−ジヒドロチエノ[2,3−c]ピリジン−6(5H)−カルボン酸
tert−ブチルを得た。
【化130】
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【0389】
臭化亜鉛(88.6mg,0.39mmol)を、(S)−3−((1−シクロプロピ
ル−1H−1,2,3−トリアゾール−4−イル)((3,8−ジシアノ−4−(ネオペ
ンチルアミノ)キノリン−6−イル)アミノ)メチル)−4,7−ジヒドロチエノ[2,
3−c]ピリジン−6(5H)−カルボン酸tert−ブチル(50.2mg,0.07
9mmol)のニトロメタン(5mL)中の溶液に添加した。50分後、その溶媒を減圧
下で除去した。その残渣を酢酸エチル(20mL)と飽和重炭酸ナトリウム(10mL)
との間で分配した。固体が形成され、これを濾過により除去した。その有機相を飽和重炭
酸ナトリウム(10mL)およびブライン(10mL)で洗浄した。その有機相を硫酸ナ
トリウムで乾燥させ、そしてその溶媒を減圧下で除去して、(S)−6−(((1−シク
ロプロピル−1H−1,2,3−トリアゾール−4−イル)(4,5,6,7−テトラヒ
ドロチエノ[2,3−c]ピリジン−3−イル)メチル)アミノ)−4−(ネオペンチル
アミノ)キノリン−3,8−ジカルボニトリルを得た。
【化131】
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【0390】
3−オキセタノン(38.75μl,0.6mmol)を、(S)−6−(((1−シ
クロプロピル−1H−1,2,3−トリアゾール−4−イル)(4,5,6,7−テトラ
ヒドロチエノ[2,3−c]ピリジン−3−イル)メチル)アミノ)−4−(ネオペンチ
ルアミノ)キノリン−3,8−ジカルボニトリル(32.5mg,0.060mmol)
およびトリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(128.1mg,0.60mmol)の
テトラヒドロフラン(2mL)、ジクロロエタン(2mL)中の混合物に添加し、そして
40℃で16時間加熱した。この混合物を酢酸エチル(10mL)で希釈し、そして飽和
重炭酸ナトリウム(2×5mL)およびブライン(5mL)で洗浄した。その有機相を硫
酸ナトリウムで乾燥させ、そしてその溶媒を減圧下で除去した。その残渣をフラッシュク
ロマトグラフィー(0〜100%の(酢酸エチル中20%のメタノール)/ヘキサン)に
供した。生成物を含む画分を合わせ、そしてその溶媒を減圧下で除去した。その残渣をメ
タノール(0.5mL)/水(0.5mL)(2滴のTFAを含む)に溶解させ、そして
分取HPLC(水中0〜100%のアセトニトリル(0.05%のトリフルオロ酢酸を含
む)で溶出した)に供した。きれいな画分を合わせ、そして凍結乾燥に供し、(S)−6
−(((1−シクロプロピル−1H−1,2,3−トリアゾール−4−イル)(6−(オ
キセタン−3−イル)−4,5,6,7−テトラヒドロチエノ[2,3−c]ピリジン−
3−イル)メチル)アミノ)−4−(ネオペンチルアミノ)キノリン−3,8−ジカルボ
ニトリル。
実施例38 手順38:
【化132】
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【0391】
(S)−6−((ベンゾ[d]チアゾール−7−イル(1−シクロプロピル−1H−1
,2,3−トリアゾール−4−イル)メチル)アミノ)−4−(tert−ブトキシアミ
ノ)キノリン−3,8−ジカルボニトリル:N−メチル−2−ピロリドン(1mL)中の
(S)−6−((ベンゾ[d]チアゾール−7−イル(1−シクロプロピル−1H−1,
2,3−トリアゾール−4−イル)メチル)アミノ)−4−(tert−ブトキシアミノ
)−8−ヨードキノリン−3−カルボニトリル(59mg,0.093mmol)に、シ
アン化亜鉛(27mg,0.232mmol)およびパラジウムテトラキストリフェニル
ホスフィン(9mg,0.007mmol)を添加した。この反応混合物を窒素で5分間
脱気し、次いで100℃で一晩撹拌した。次いで、この反応物を室温にし、そして水およ
びEtOAcで希釈した。水層をEtOAcで1回抽出した。合わせた有機物を水、ブラ
インで洗浄し、乾燥させ(Na
2SO
4)、そして濃縮して、粗生成物を得、これをHP
LC(溶出液:水/MeCN
*0.1%のTFA)により精製して、表題生成物を得た。
ES/MS 536.20 (M+H
+)。
実施例39 手順39:
【化133】
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【0392】
(S)−6−((ベンゾ[d]チアゾール−7−イル(1−(1−(トリフルオロメチ
ル)シクロプロピル)−1H−1,2,3−トリアゾール−4−イル)メチル)アミノ)
−8−(メチルスルホニル)−4−(ネオペンチルアミノ)キノリン−3−カルボニトリ
ル:(S)−6−((ベンゾ[d]チアゾール−7−イル(1−(1−(トリフルオロメ
チル)シクロプロピル)−1H−1,2,3−トリアゾール−4−イル)メチル)アミノ
)−8−ブロモ−4−(ネオペンチルアミノ)キノリン−3−カルボニトリル(31mg
,0.047mmol)、(L)−プロリン(1.1mg,0.009mmol)、Cu
(I)I(1mg,0.005mmol)、メチルスルホン酸ナトリウム(5.8mg,
0.057mmol)、およびCs
2CO
3(15mg,0.047mmol)に、DM
SO(0.8mL)を添加した。この反応混合物を窒素の雰囲気下に置き、110℃で一
晩撹拌した。次いで、この反応物を室温にし、そして水およびEtOAcで希釈した。水
層をEtOAcでもう1回抽出した。合わせた有機物を水、ブラインで洗浄し、乾燥させ
(Na
2SO
4)、そして濃縮して、粗生成物を得、これをHPLC(溶出液:水/Me
CN
*0.1%のTFA)により精製して、表題生成物を得た。ES/MS 655.7
(M+H
+)。
実施例40 手順40:
【化134】
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【0393】
6−(((6−フルオロ−2−メチルピリジン−3−イル)(1−(1−(トリフルオ
ロメチル)シクロプロピル)−1H−1,2,3−トリアゾール−4−イル)メチル)ア
ミノ)−8−(3−ヒドロキシ−3−メチルブタ−1−イン−1−イル)−4−(ネオペ
ンチルアミノ)キノリン−3−カルボニトリル:6−(((6−フルオロ−2−メチルピ
リジン−3−イル)(1−(1−(トリフルオロメチル)シクロプロピル)−1H−1,
2,3−トリアゾール−4−イル)メチル)アミノ)−8−ヨード−4−(ネオペンチル
アミノ)キノリン−3−カルボニトリル(30mg,0.044mmol)、ヨウ化銅(
0.84mg,0.004mg)、および2−メチル−3−ブチン−2−オール(18.
6mg,0.22mmol)をMe−THFに溶解させた。次いで、ビス(トリフェニル
ホスフィン)パラジウム(II)ジクロリド(3.1mg,0.004mmol)をこの
混合物に添加し、その後、ジエチルアミン(0.05ml,0.44mmol)添加した
。この反応物を80Cで1時間加熱し、次いでEtOAcおよびブラインで希釈し、その
有機層を取っておき、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして濃縮した。この粗製残渣をRP
−HPLC(溶出液:水/MeCN
*0.1%のTFA)により精製して、生成物をトリ
フルオロ酢酸塩として得た。
実施例41 手順41:
【化135】
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【0394】
(S)−8−クロロ−6−(((1−(1−(ジフルオロメチル)シクロプロピル)−
1H−1,2,3−トリアゾール−4−イル)(6−フルオロ−2−メチルピリジン−3
−イル)メチル)アミノ)−5−フルオロ−4−(ネオペンチルアミノ)キノリン−3−
カルボニトリル:(S)−8−クロロ−6−(((1−(1−(ジフルオロメチル)シク
ロプロピル)−1H−1,2,3−トリアゾール−4−イル)(6−フルオロ−2−メチ
ルピリジン−3−イル)メチル)アミノ)−4−(ネオペンチルアミノ)キノリン−3−
カルボニトリル(100mg,0.18mmol)をACNに溶解させた。Select
fluor(31.8mg,0.176mmol)をこの撹拌混合物に添加した。この反
応を20分後に止め、EtOAcおよび水で希釈した。その有機層を硫酸ナトリウムで乾
燥させ、そして濃縮した。その生成物を、シリカゲルでのクロマトグラフィー(溶出液:
EtOAc/ヘキサン)により精製して、水/MeCNからの凍結乾燥後、生成物を得た
。
実施例42 手順42:
【化136】
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【0395】
(S)−5−ブロモ−8−クロロ−6−(((1−(1−(ジフルオロメチル)シクロ
プロピル)−5−フルオロ−1H−1,2,3−トリアゾール−4−イル)(6−フルオ
ロ−2−メチルピリジン−3−イル)メチル)アミノ)−4−(ネオペンチルアミノ)キ
ノリン−3−カルボニトリル:N−ブロモスクシンイミド(7.8mg,0.044mm
ol)を、(S)−8−クロロ−6−(((1−(1−(ジフルオロメチル)シクロプロ
ピル)−5−フルオロ−1H−1,2,3−トリアゾール−4−イル)(6−フルオロ−
2−メチルピリジン−3−イル)メチル)アミノ)−4−(ネオペンチルアミノ)キノリ
ン−3−カルボニトリル(26mg,0.044mmol)のアセトニトリル(1mL)
中の溶液に0℃で添加した。室温で24時間後、トリフルオロ酢酸(4滴)を添加し、そ
してこの混合物を水で希釈した。この黄色溶液を分取HPLCに供した。生成物を含む画
分を合わせ、そしてその溶媒を減圧にし、(S)−5−ブロモ−8−クロロ−6−(((
1−(1−(ジフルオロメチル)シクロプロピル)−5−フルオロ−1H−1,2,3−
トリアゾール−4−イル)(6−フルオロ−2−メチルピリジン−3−イル)メチル)ア
ミノ)−4−(ネオペンチルアミノ)キノリン−3−カルボニトリルをそのTFA塩とし
て得た。
実施例43 手順43:
【化137】
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【0396】
1−アジドビシクロ[1.1.1]ペンタン:2−アジド−1,3−ジメチルイミダゾ
リニウムヘキサフルオロホスフェート(429mg,1.5mmol)のアセトニトリル
(2mL)中の溶液を、ビシクロ[1.1.1]ペンタン−1−アミン塩酸塩(150m
g,1.25mmol)および1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデカ−7−エ
ン(420mg,4.2mmol)のアセトニトリル(3mL)中の溶液に滴下により1
分間かけて添加した。室温で16時間後、この反応物を40Cで3時間加熱した。この反
応を完了したとみなして、そのままクリック反応に加えた。
【化138】
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【0397】
(S)−6−(((1−(ビシクロ[1.1.1]ペンタン−1−イル)−1H−1,
2,3−トリアゾール−4−イル)(2−メチル−1−オキソ−1,2−ジヒドロイソキ
ノリン−5−イル)メチル)アミノ)−8−クロロ−4−(ネオペンチルアミノ)キノリ
ン−3−カルボニトリル:2−メチルテトラヒドロフラン(12mL)、銅粉末(394
mg,6.2mmol)および(R)−8−クロロ−6−((1−(2−メチル−1−オ
キソ−1,2−ジヒドロイソキノリン−5−イル)プロパ−2−イン−1−イル)アミノ
)−4−(ネオペンチルアミノ)キノリン−3−カルボニトリル(500mg,1.03
mmol)を合わせた。飽和硫酸銅(II)(0.6mL)を添加し、その後、酢酸(2
36uL,4.13mmol)を添加した。1−アジドビシクロ[1.1.1]ペンタン
(137mg,1.25mmol)のアセトニトリル中の溶液(5mL−上記からの反応
混合物)を添加した。1時間後、その固体を濾過により除去した。この混合物を酢酸エチ
ル(50mL)および飽和塩化アンモニウム(50mL)で分配した。エマルジョンが、
単色の固体と一緒に形成された。この固体を、セライトでの濾過により除去した。その有
機相を、飽和塩化アンモニウム(50mL)、飽和重炭酸ナトリウム(4×50mL)お
よびブライン(50mL)で洗浄した。その有機相を硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして
その溶媒を減圧下で除去した。その残渣をフラッシュクロマトグラフィー(0〜70%の
酢酸エチル/ヘキサン)に供した。生成物を含む画分を合わせ、そしてその溶媒を減圧下
で除去した。その残渣をアセトニトリル(15mL)および水(15mL)に溶解させ、
そして凍結乾燥に供して、(S)−6−(((1−(ビシクロ[1.1.1]ペンタン−
1−イル)−1H−1,2,3−トリアゾール−4−イル)(2−メチル−1−オキソ−
1,2−ジヒドロイソキノリン−5−イル)メチル)アミノ)−8−クロロ−4−(ネオ
ペンチルアミノ)キノリン−3−カルボニトリルを得た。
実施例44 手順44:
【化139】
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【0398】
(S)−8−クロロ−6−(((6−フルオロ−2−メチルピリジン−3−イル)(4
,5,6,7−テトラヒドロ−[1,2,3]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−3−
イル)メチル)アミノ)−4−(ネオペンチルアミノ)キノリン−3−カルボニトリル:
このブロモアルカン(54mg,0.09mmol)の、4.4mLのトルエン中の混合
物を、アルゴンで45分間パージした。これを加熱還流させ、次いでトリス(トリメチル
シリル)シラン(43.74mg,0.18mmol)を添加し、その後、0.44mL
のトルエン中の2,2’−アゾビスイソブチロニトリル,98%(1.44mg,0.0
1mmol)を滴下により添加した。16時間加熱還流させた後に、さらなるシランを添
加し、そして加熱をさらに4時間続けた。この混合物を濃縮し、そしてRP−HPLCに
より精製して、生成物をそのトリフルオロ酢酸塩として得た。
実施例45 手順45:
【化140】
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【0399】
(S)−8−クロロ−6−(((6,7−ジヒドロ−5H−[1,2,3]トリアゾロ
[5,1−b][1,3]オキサジン−3−イル)(6−フルオロ−2−メチルピリジン
−3−イル)メチル)アミノ)−4−(ネオペンチルアミノ)キノリン−3−カルボニト
リルおよび(S)−8−クロロ−6−(((6−フルオロ−2−メチルピリジン−3−イ
ル)(1−(3−ヒドロキシプロピル)−1H−1,2,3−トリアゾール−4−イル)
メチル)アミノ)−4−(ネオペンチルアミノ)キノリン−3−カルボニトリル:(S)
−8−クロロ−6−(((5−フルオロ−1−(3−ヒドロキシプロピル)−1H−1,
2,3−トリアゾール−4−イル)(6−フルオロ−2−メチルピリジン−3−イル)メ
チル)アミノ)−4−(ネオペンチルアミノ)キノリン−3−カルボニトリル(37mg
,0.07mmol,実施例23についてと同様に調製した)をDMFに溶解させ、そし
て氷水浴内で冷却した。鉱油中60%の分散物である水素化ナトリウム(5.6mg,0
.23mmol)をNaHとして添加し、そしてこの混合物を室温まで温めた。1時間後
、この反応は、UPLC−MSによれば完了しており、そして脱水された非環化生成物も
また含んでいた。RP HPLC(15分間の10〜49%)による精製により、2つの
生成物を独立して、その対応するトリフルオロ酢酸塩として得た。
【0400】
(S)−8−クロロ−6−(((6,7−ジヒドロ−5H−[1,2,3]トリアゾロ
[5,1−b][1,3]オキサジン−3−イル)(6−フルオロ−2−メチルピリジン
−3−イル)メチル)アミノ)−4−(ネオペンチルアミノ)キノリン−3−カルボニト
リル:ES/MS m/z: 535.34。1H NMR (400 MHz, アセトニトリル-d3) δ 8.42
(s, 1H), 7.92 (m, 1H), 7.48 (s, 1H), 6.79 (m, 1H), 6.70 (s, 1H), 5
.97 (s, 1H), 4.35 (m, 4H), 3.90 (m, 1H), 3.68 (m, 1H), 2.50 (s, 3H
), 2.23 (m, 2H), 0.94 (s, 9H)。
【0401】
(S)−8−クロロ−6−(((6−フルオロ−2−メチルピリジン−3−イル)(1
−(3−ヒドロキシプロピル)−1H−1,2,3−トリアゾール−4−イル)メチル)
アミノ)−4−(ネオペンチルアミノ)キノリン−3−カルボニトリル:ES/MS m/z:
537.27。1H NMR (400 MHz, アセトニトリル-d3) δ 8.41 (s, 1H), 7.84 (m
, 1H), 7.66 (m, 1H), 7.48 (m, 1H), 6.82 (m, 1H), 6.74 (m, 1H), 6.1
5 (m, 1H), 4.42 (m, 2H), 3.76 (m, 2H), 3.48 (m, 2H), 2.51 (s, 3H),
1.98 (m, 2H), 0.94 (s, 9H)。
実施例46 手順46:
【化141】
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【0402】
(S)−6−(((6−フルオロ−2−メチルピリジン−3−イル)(1−(1−(ト
リフルオロメチル)シクロプロピル)−1H−1,2,3−トリアゾール−4−イル)メ
チル)アミノ)−4−(ネオペンチルアミノ)−8−(ピリミジン−5−イル)キノリン
−3−カルボニトリル:6−(((6−フルオロ−2−メチルピリジン−3−イル)(1
−(1−(トリフルオロメチル)シクロプロピル)−1H−1,2,3−トリアゾール−
4−イル)メチル)アミノ)−8−ヨード−4−(ネオペンチルアミノ)キノリン−3−
カルボニトリル(20mg,0.03mmol)、炭酸カリウム(0.03mL,0.0
6mmol)、およびピリミジン−5−イルボロン酸(5.3mg,0.045mmol
)をDMEに溶解させた。次いで、ビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)
ジクロリド(1.0mg,0.002mmol)をこの混合物に添加した。この反応物を
110℃でマイクロ波反応器内で5分間加熱し、次いでEtOAcおよびブラインで希釈
し、その有機層を取っておき、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして濃縮した。この粗製残
渣をRP−HPLC(溶出液:水/MeCN
*0.1%のTFA)により精製して、生成
物をトリフルオロ酢酸塩として得た。
実施例47 手順47:
【化142】
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【0403】
(S)−8−クロロ−6−(((6−フルオロ−2−メチルピリジン−3−イル)(5
−ヨード−1−(1−メチルシクロプロピル)−1H−1,2,3−トリアゾール−4−
イル)メチル)アミノ)−4−(ネオペンチルアミノ)キノリン−3−カルボニトリル:
MeTHF(2mL)中の(R)−8−クロロ−6−((1−(6−フルオロ−2−メチ
ルピリジン−3−イル)プロパ−2−イン−1−イル)アミノ)−4−(ネオペンチルア
ミノ)キノリン−3−カルボニトリル(100mg,0.23mmol)に、ヨウ化銅(
i)(4mg,0.02mmol)およびN−ヨードモルホリン塩酸塩(95mg,0.
28mmol)を添加した。この溶液を室温で5時間撹拌した。得られた溶液をカーボネ
ート樹脂で濾過し、そして濃縮して、粗製の(S)−8−クロロ−6−((1−(6−フ
ルオロ−2−メチルピリジン−3−イル)−3−ヨードプロパ−2−イン−1−イル)ア
ミノ)−4−(ネオペンチルアミノ)キノリン−3−カルボニトリルを得た。
【0404】
(S)−8−クロロ−6−((1−(6−フルオロ−2−メチルピリジン−3−イル)
−3−ヨードプロパ−2−イン−1−イル)アミノ)−4−(ネオペンチルアミノ)キノ
リン−3−カルボニトリルのMeTHF(2mL)中の溶液に、トリエチルアミン(0.
05mL,0.36mmol)、ヨウ化銅(I)(4mg,0.02mmol)、および
1−アジド−1−メチルシクロプロパン(0.5mL,MTBE中0.5M,0.25m
mol)を添加した。得られた溶液を室温で3日間撹拌し、次いで水性重炭酸塩で洗浄し
た。その水層をEtOAcで逆抽出し(2回)、そして合わせた有機層をNa2SO4で
乾燥させ、そして濃縮した。その粗製残渣を逆相HPLC(10〜60%のMeCN/H
2O(0.1%のTFAを含む))により精製して、生成物をTFA塩として得た。この
生成物をEtOAcに溶解させ、そして水性重炭酸塩で洗浄した。この水層をEtOAc
で逆抽出し(2回)、そして合わせた有機層をNa
2SO4で乾燥させ、そして濃縮した
。この粗製残渣を順相クロマトグラフィー(10〜50%のEtOAc/CH
2Cl
2)
により精製して、生成物を得た。
【0405】
1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 8.51 (d, J = 1.1 Hz, 1H), 7.81
(t, J = 8.1 Hz, 1H), 7.65 (d, J = 2.3 Hz, 1H), 6.86 (dd, J =
8.6, 2.7 Hz, 1H), 6.83 (d, J = 2.3 Hz, 1H), 6.07 (s, 1H), 4.13 (d
, J = 13.9 Hz, 1H), 3.70 (d, J = 13.9 Hz, 1H), 2.40 (s, 3H), 1.6
4 (s, 3H), 1.44 - 1.31 (m, 2H), 1.22 (t, J = 2.0 Hz, 2H), 0.89 (
s, 9H)。
【0406】
ES/MS: 659.255 (M+H+)。
実施例48 手順48:
【化143】
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【0407】
(S)−8−クロロ−6−(((6−フルオロ−2−メチルピリジン−3−イル)(1
−(1−(トリフルオロメチル)シクロプロピル)−1H−1,2,3−トリアゾール−
4−イル)メチル)(メチル)アミノ)−4−(ネオペンチルアミノ)キノリン−3−カ
ルボニトリル:6−アミノ−8−クロロ−4−(ネオペンチルアミノ)キノリン−3−カ
ルボニトリル(1g,3.46mmol)の、H
2O(35mL)およびH2SO4(1
.8mL)中のスラリーに、0℃(外部)で1.5Mの水性NaNO
2(2.8ml)を
滴下により添加した。得られた溶液を0℃で1.5時間撹拌し、その後、H
2O(15m
L)中のヨウ化カリウム(1.2g,7.23mmol)を添加した。得られたスラリー
を室温で18時間激しく撹拌した。このスラリーをNaOH(2M)で中和し、濾過し、
そしてH2Oで2回洗浄した。得られた濾液をEtOAcに溶解させ、そして水性NaC
lで洗浄した。その水層をEtOAcで逆抽出し、そして合わせた有機層をMgSO4で
乾燥させ、そして濃縮した。この粗製物質をSiO
2クロマトグラフィー(5〜25〜1
00%のEtOAc/Hex,20%のMeOH/EtOAcで洗浄)で精製して、所望
の生成物を得た。
【0408】
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 8.82 (d, J = 1.7 Hz, 1H), 8.55 (s,
1H), 8.25 (d, J = 1.5 Hz, 1H), 8.19 (t, J = 7.0 Hz, 1H), 3.72
(d, J = 6.8 Hz, 2H), 0.96 (s, 9H)。
【0409】
ES/MS: 400.428 (M+H+)。
【化144】
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【0410】
(S,E)−2−メチル−N−(3−(トリメチルシリル)プロパ−2−イン−1−イ
リデン)プロパン−2−スルフィンアミド(0.5g,2.18mmol)のTHF(7
.5mL)中の溶液に、2−チオフェンカルボン酸Cu(I)(50mg,0.26mm
ol)、2,6−ルチジン(1.3ml,11.16mmol)、およびシクロプロピル
アジド(MTBE中17%,1ml,7.82mmol)を添加した。得られた溶液を4
0℃(外部)で18時間撹拌し、次いでEtOAcで希釈した。この溶液をH2Oで洗浄
し、そして水性NH4Clで2回洗浄した。その水層をEtOAcで逆抽出し、そして合
わせた有機層をMgSO4で乾燥させ、そして濃縮した。その残渣をSiO2クロマトグ
ラフィー(15〜50%のEtOAc/CH2Cl2)により精製して、所望の生成物を
得た。
1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ 8.78 (d, J = 1.2 Hz, 1H), 8.2
6 (s, 1H), 1.82 - 1.75 (m, 2H), 1.72 (dt, J = 8.0, 4.9 Hz, 2H),
1.26 (d, J = 1.2 Hz, 9H)。
【0411】
ES/MS: 309.100 (M+H+)。
【化145】
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【0412】
3−ブロモ−6−フルオロ−2−メチルピリジン(370mg,1.95mmol)の
MeTHF(7.5mL)中の溶液に、−78℃(外部)で、n−ブチルリチウム溶液(
ヘキサン中2.5M,1.25ml)を滴下により添加し、そしてこの反応物を−78℃
で1.5時間撹拌した。この黄/橙色溶液に、MeTHF(2mL)中の(S,E)−2
−メチル−N−((1−(1−(トリフルオロメチル)シクロプロピル)−1H−1,2
,3−トリアゾール−4−イル)メチレン)プロパン−2−スルフィンアミド(200m
g,0.65mmol)を添加し、そして得られた溶液を室温まで2時間温めた。この反
応物を50%のNH4Clで希釈し、そしてEtOAcで2回抽出した。合わせた有機層
をNa2SO4で乾燥させ、そして濃縮した。この粗製物質をSiO2クロマトグラフィ
ー(25〜60%のEtOAc(5%のMeOH)/CH2Cl2)により精製して、所
望の生成物を単一の異性体として得た。
【0413】
1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ 7.91 - 7.81 (m, 1H), 7.52 (s,
1H), 6.81 (dd, J = 8.5, 3.3 Hz, 1H), 5.93 (d, J = 3.4 Hz, 1H),
4.41 (d, J = 3.5 Hz, 1H), 2.55 (s, 3H), 1.74 - 1.59 (m, 4H), 1.
24 (d, J = 0.8 Hz, 9H)。
【0414】
ES/MS: 420.099 (M+H+)。
【化146】
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【0415】
(S)−N−((S)−(6−フルオロ−2−メチルピリジン−3−イル)(1−(1
−(トリフルオロメチル)シクロプロピル)−1H−1,2,3−トリアゾール−4−イ
ル)メチル)−2−メチルプロパン−2−スルフィンアミド(0.1g,0.25mmo
l)のTHF(3mL)中の溶液を0℃まで冷却した。水素化ナトリウム(鉱油中60%
の分散物,0.01g,0.29mmol)を添加し、そして30分間撹拌し、その後、
ヨードメタンを添加した(0.02mL,0.32mmol)。得られた溶液を室温で2
4時間撹拌し、そしてEtOAcで希釈した。この溶液を50%のNH4Clで洗浄し、
そしてこの水溶液をEtOAcで逆抽出した。合わせた有機層をNa2SO4で乾燥させ
、そして濃縮した。この粗製残渣をSiO2クロマトグラフィー(20〜50〜60%の
EtOAc(5%のMeOH)/CH2Cl2)により精製して、所望の生成物を得た。
【0416】
1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ 7.95 (t, J = 8.2 Hz, 1H), 7.7
8 (s, 1H), 6.83 (dd, J = 8.5, 3.3 Hz, 1H), 5.99 (s, 1H), 2.58 (s,
3H), 2.46 (s, 3H), 1.63 (d, J = 62.7 Hz, 4H), 1.17 (s, 9H)。
【0417】
ES/MS: 433.820 (M+H+)。
【化147】
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【0418】
(S)−N−((S)−(6−フルオロ−2−メチルピリジン−3−イル)(1−(1
−(トリフルオロメチル)シクロプロピル)−1H−1,2,3−トリアゾール−4−イ
ル)メチル)−N,2−ジメチルプロパン−2−スルフィンアミド(0.07g,0.1
7mmol)のMeOH(1mL)中の溶液に、ジオキサン中4MのHCl(0.45m
l)を添加した。得られた溶液を室温で2時間撹拌し、そして濃縮した。その粗製残渣を
EtOAcで希釈し、そして水性重炭酸塩で洗浄した。その水層をEtOAcで逆抽出し
、そして合わせた有機層をNa2SO4で乾燥させ、そして濃縮した。この粗製アミンを
、CH2Cl2とトルエンとの1:1の混合物に溶解させ、そして濃縮乾固させて、所望
の生成物を得た。
【0419】
ES/MS: 329.872 (M+H+)。
【化148】
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【0420】
(S)−1−(6−フルオロ−2−メチルピリジン−3−イル)−N−メチル−1−(
1−(1−(トリフルオロメチル)シクロプロピル)−1H−1,2,3−トリアゾール
−4−イル)メタンアミン(0.05g,0.17mmol)のトルエン(3.5mL)
中の溶液に、8−クロロ−6−ヨード−4−(ネオペンチルアミノ)キノリン−3−カル
ボニトリル(0.07g,0.17mmol)、2−(ジ−t−ブチルホスフィノ)ビフ
ェニル(0.02g,0.07mmol)、およびトリス(ジベンジリデンアセトン)ジ
パラジウム(O)(0.03g,0.03mmol)を添加した。このスラリーをアルゴ
ンで5分間脱気し、そしてカリウムtert−ブトキシド,95%(0.06g,0.5
mmol)を添加した。得られたスラリーを80℃(外部)で2時間加熱した。次いで、
この反応混合物をEtOAcで希釈し、そして水性重炭酸塩で洗浄した。その水層を逆抽
出し、そして得られた有機層を濃縮した。次いで、その粗製油状物を逆相HPLC(10
〜70%のMeCN/H2O(0.1%のTFAを含む))により精製した。この生成物
を2回目として逆相HPLC(10〜65%のMeCN/H2O(0.1%のTFAを含
む))により精製して、所望の生成物をTFA塩として得た。
【0421】
1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 8.55 (d, J = 1.6 Hz, 1H), 8.32
(s, 1H), 7.88 (d, J = 2.6 Hz, 1H), 7.59 (t, J = 8.1 Hz, 1H), 7
.40 (d, J = 2.6 Hz, 1H), 6.92 (dd, J = 8.5, 2.8 Hz, 1H), 6.76 (s
, 1H), 4.09 (d, J = 14.1 Hz, 1H), 3.96 (d, J = 14.1 Hz, 1H), 2.9
7 (s, 3H), 2.35 (s, 3H), 1.80 - 1.70 (m, 4H), 1.02 (d, J = 3.2 H
z, 9H)。
【0422】
ES/MS: 601.367 (M+H+)。
実施例49、手順49:
(S)−8−アセチル−6−(((1−(1−(ジフルオロメチル)シクロプロピル)
−1H−1,2,3−トリアゾール−4−イル)(6−フルオロ−2−メチルピリジン−
3−イル)メチル)アミノ)−4−(ネオペンチルアミノ)キノリン−3−カルボニトリ
ル
【化149】
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【0423】
トルエン(1mL)中の(S)−6−(((1−(1−(ジフルオロメチル)シクロプ
ロピル)−1H−1,2,3−トリアゾール−4−イル)(6−フルオロ−2−メチルピ
リジン−3−イル)メチル)アミノ)−8−ヨード−4−(ネオペンチルアミノ)キノリ
ン−3−カルボニトリル(37mg,0.056mmol)およびビス(トリフェニルホ
スフィン)パラジウム(II)ジクロリド(5mg,0.006mmol)に、トリブチ
ル(2−エトキシアリル)スタンナン(23mg,0.062mmol)を添加した。こ
の反応混合物を窒素でフラッシュし、そして100℃で一晩加熱した。室温まで冷却した
後に、2NのHCl(1mL)を添加し、そしてこの混合物を2時間撹拌した。反応物を
水で希釈し、そしてEtOAcで3回抽出した。合わせた有機物を水およびブラインで洗
浄し、そして乾燥させた(Na
2SO
4)。濾液を濃縮して粗製物質を得、これをHPL
C(溶出液:水/MeCN
*0.1%のTFA)により2回精製して、生成物を得た。
【0424】
以下の化合物を、本明細書中に記載される実施例および手順に従って(表1において実
施例/手順の下に示される)、適切な出発物質(単数または複数)および適切な保護基の
化学を必要に応じて使用して、調製した。
【表1-1】
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【表1-2】
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【表1-3】
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【表1-4】
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【表1-5】
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【表1-6】
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【表1-220】
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【表1-224】
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【表1-228】
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【表1-229】
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【表1-230】
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【表1-231】
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【表1-232】
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【表1-233】
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【表1-234】
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【表1-235】
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【表1-236】
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【表1-237】
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【表1-238】
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【表1-239】
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【表1-240】
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【表1-241】
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【表1-242】
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【表1-243】
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【表1-244】
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【表1-245】
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【表1-246】
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【表1-247】
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【表1-248】
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【表1-249】
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【表1-250】
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【表1-251】
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【表1-252】
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【表1-253】
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【0425】
選択された化合物についてのプロトンNMRデータを以下の表2に示す。
【表2-1】
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【表2-2】
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【表2-3】
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【表2-4】
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【表2-5】
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【表2-6】
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【表2-7】
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【表2-8】
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【表2-9】
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【表2-10】
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【表2-11】
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【表2-12】
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【表2-13】
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【表2-14】
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【表2-15】
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【表2-16】
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【表2-17】
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【表2-18】
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【表2-19】
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【表2-20】
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【表2-21】
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【表2-22】
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【表2-23】
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【表2-24】
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【表2-25】
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【表2-26】
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【表2-27】
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【表2-28】
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【表2-29】
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【表2-30】
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【表2-31】
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【表2-32】
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【表2-33】
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【表2-34】
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【表2-35】
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【表2-36】
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【表2-37】
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【表2-38】
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【表2-39】
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【表2-114】
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【表2-118】
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【表2-119】
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【表2-120】
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【表2-121】
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【表2-122】
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【表2-123】
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【表2-124】
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【表2-125】
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【表2-126】
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【表2-127】
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【表2-128】
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【表2-129】
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【表2-130】
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【表2-131】
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【表2-132】
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【表2-133】
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【表2-134】
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【0426】
生物学的アッセイ
【0427】
以下の実施例、実施例40〜42は、TNFα、Cot(Tpl2としても公知)およ
びEGFRに対する特定の試験化合物の活性の測定に関する生物学的アッセイを記載する
。表3にまとめられているとおり、試験化合物はCotの有効な阻害剤である。
実施例40:Cot単球TNFα細胞ベースアッセイ
【0428】
凍結保存したヒト単球(Stem Cell Technologies)を融解させ
、10% FBSを含有するGlutamax(10mM HEPES、1×Pen−S
trep、55μM β−メルカプトエタノール、1mM ピルビン酸ナトリウム)培地
入りのRPMI中、0.125×10^6細胞/mlに希釈し、そして、37℃にて2時
間回復させた。次いで、この細胞懸濁物を、黒色384ウェルGreiner透明底プレ
ート上に5,000細胞/ウェルの密度にてプレーティングした。プレートには、試験化
合物を事前にスポッティングし、DMSO中で段階希釈し、0.5%の最終DMSO濃度
について、Echo 550音響式液体ディスペンサー(Labcyte(登録商標))
を用いて200nL/ウェルが送達された。プレーティングした細胞を37℃で1時間化
合物で処理した。次いで、非刺激の細胞対照ウェルに用いるプレートの外側のカラムを除
いて、細胞を50pg/mlのLPS(Sigma)で刺激した。細胞を、37℃でさら
に4時間インキュベートした。次いで、細胞をスピンダウンして培地を除き、5μlのサ
ンプルを採り、TR−FRETヒトTNFα検出システム(CisBio)を用いて総T
NFα含有量について分析した。このシステムは、TNFα分子の2つの異なるエピトー
プに結合し、サンプル中のTNFαの濃度に比例するFRETシグナルを生じる、2つの
標識抗体(クリプテートおよびXL665)を利用する。検出抗体を50:50に混合し
、5μLを各ウェルに分注した。プレートを透明シールで覆い、室温にて一晩インキュベ
ートした。翌朝、それぞれ340nm/615nm/665nmに励起/発光/FRET
発光を有するEnvision 2103マルチラベルリーダー(PerkinElme
r)を用いてプレートを読み取った。615nmおよび665nmの発光波長における蛍
光強度を、比(665nm/615nm)として表した。対照に対する割合は以下のとお
り算出した:
%対照=100×(比
サンプル−比
0%刺激)/(比
100%刺激−比
0%刺激)
【0429】
ここで、非刺激の細胞(0%刺激)は陰性対照であり、刺激細胞(100%刺激)は陽性
対照として用いた。
実施例41:ハイスループットCot生化学アッセイ
【0430】
ヒトCot酵素活性を、KinEASE(Cisbio)、時間分解蛍光共鳴エネルギ
ー移動(TR−FRET)イムノアッセイを用いて測定した。このアッセイにおいて、C
otは、XL665標識ペプチド基質のリン酸化を触媒する。ユウロピウム結合体化ホス
ホ−チロシン特異的抗体は、得られたリン酸化ペプチドに結合する。リン酸化ペプチドの
形成は、2ステップのエンドポイントアッセイにおいて、ドナーとしてのユウロピウムと
アクセプターであるXL665を用いるTR−FRETによって定量される。精製された
組換えヒトCot触媒ドメイン(30−397アミノ酸)をCarna Bioscie
ncesから購入した。簡単に述べると、DMSO中に段階希釈した試験化合物を、Ec
ho 550音響式液体ディスペンサー(Labcyte(登録商標))を用いて、Pr
oxy白色低容量384ウェルプレートに送達した。Cot酵素および基質をMulti
−Flo(Bio−Tek Instruments)を用いてアッセイプレート中に分
注した。標準的な5μL反応混合物は、反応バッファー(10mM MOPS,pH7.
0、0.02% NaN
3、0.5mg/mL BSA、10mM MgOAc、1mM
DTT、0.025% NP−40、1.5% グリセロール)中400μM ATP
、1μM STK3ペプチド、5nMのCotと0.1% DMSOを含んだ。室温での
2.5時間のインキュベーション後、5μLの停止および検出溶液(十分なEDTAを含
有する50mM Hepes pH7.0検出バッファー中、1:200のユウロピウム
クリプテート標識抗リン酸化ペプチド抗体溶液と125nM ストレプトアビジン−XL
665トレーサー)を添加した。次いで、プレートを室温にて120分間さらにインキュ
ベートし、それぞれ340nm/615nm/665nmに励起/発光/FRET発光を
有するEnvision 2103マルチラベルリーダー(PerkinElmer)を
用いて読み取った。615nmおよび665nmの発光波長における蛍光強度を、比(6
65nm/615nm)として表した。阻害割合は以下のとおり算出した:
%阻害=100×(比
サンプル−比
0%阻害)/(比
100%阻害−比
0%阻害)
【0431】
ここで、0.1% DMSO(0%刺激)は陰性対照であり、100μM 比較例1(1
00%阻害)は陽性対照として用いた。
実施例42:ハイスループットEGFR生化学アッセイ
【0432】
EGFR活性を、KinEASE(Cisbio)、時間分解蛍光共鳴エネルギー移動
(TR−FRET)イムノアッセイを用いて測定した。このアッセイにおいて、EGFR
は、XL665で標識された汎用チロシンキナーゼペプチド基質のリン酸化を触媒する。
ユウロピウム結合体化ホスホ−チロシン特異的抗体は、得られたリン酸化ペプチドに結合
する。リン酸化ペプチドの形成は、ドナーとしてのユウロピウムとアクセプターであるX
L665を用いるTR−FRETによって定量される。このアッセイは、2つの主なステ
ップで行われた。第1のステップは、キナーゼ反応ステップであり、第2のステップは、
TR−FRET試薬を用いた検出ステップである。簡単に述べると、DMSO中に1:3
で段階希釈した試験化合物を、Echo 550音響式液体ディスペンサー(Labcy
te(登録商標))を用いて、Corning白色低容量非結合性384ウェルプレート
に送達した。EGFR酵素(ヒトEGFR、細胞質ドメイン[669−1210] Ca
rna Biosciences製カタログ番号08−115)、および、基質であるT
K基質−ビオチン(Cisbio HTRF KinEASE−TKキット カタログ番
号62TK0PEJに含まれる)を、Multi−Flo(Bio−Tek Instr
uments)を用いてアッセイプレート中に分注した。標準的な10μL反応混合物は
、反応バッファー(10mM MOPs,pH7.0、1.5% グリセロール、0.5
mg/mL BSA、10mM 酢酸Mg、1mM DTT、0.025% NP−40
)中、6μM ATP(1×Km)または12μM ATP(2×Km)、1μM ビオ
チン化ペプチド、0.3nM EGFR(1×Km ATPについて)または0.1nM
EGFR(2×Km ATPについて)を含んだ。室温での60分のインキュベーショ
ン後、10μLの停止および検出溶液(十分なEDTAを含有する50mM Hepes
pH7.0検出バッファー中、1:400のユウロピウムクリプテート標識抗リン酸化
ペプチド抗体溶液と125nM ストレプトアビジン−XL665トレーサー)を添加し
た。次いで、プレートを室温にて60分間さらにインキュベートし、それぞれ340nm
/615nm/665nmに励起/発光/FRET発光を有するEnvision 21
03マルチラベルリーダー(PerkinElmer)を用いて読み取った。615nm
および665nmの発光波長における蛍光強度を、比(665nm/615nm)として
表した。阻害割合は以下のとおり算出した:
%阻害=100×(比
サンプル−比
0%阻害)/(比
100%阻害−比
0%阻害)
【0433】
ここで、0.05% DMSO(0%刺激)は陰性対照であり、100μM スタウロス
ポリンおよびゲフィチニブ(100%阻害)は陽性対照として用いた。
【0434】
表3に示されるとおり、式Iの化合物はCot(キャンサーオオサカチロイド)の阻害
剤である。
【表3-1】
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【表3-2】
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【表3-3】
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【表3-4】
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【表3-5】
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【表3-6】
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【表3-7】
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【表3-8】
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【表3-9】
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【表3-10】
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【表3-11】
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【表3-12】
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【表3-13】
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【表3-14】
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【表3-15】
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【表3-16】
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【表3-17】
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【表3-18】
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【表3-19】
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【表3-20】
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【表3-21】
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【表3-22】
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【表3-23】
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【表3-24】
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【表3-25】
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【表3-26】
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【表3-27】
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【表3-28】
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【表3-29】
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【表3-30】
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【表3-31】
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【表3-32】
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【表3-33】
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【表3-34】
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【表3-35】
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【表3-36】
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【表3-37】
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【0435】
表4および表5のデータは、本明細書に開示される化合物が、キャンサーオオサカチロ
イド(Cot)の有効な阻害剤であることを示す。加えて、本発明の化合物は、有意なE
GFRリガンドではない。
【表4】
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【0436】
【表5】
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【0437】
本発明の好ましい実施形態によれば、例えば、以下が提供される。
(項1)
式I:
【化150】
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の化合物、またはその薬学的に受容可能な塩、立体異性体、立体異性体の混合物、もしく
は重水素化アナログであって、式Iにおいて、
R
1は、水素、−O−R
7、−N(R
8)(R
9)、−C(O)−R
7、−S(O)
2
−R
7、−C
1〜9アルキル、C
2〜6アルケニル、C
2〜6アルキニル、C
3〜15シ
クロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、またはヘテロアリールであり;
ここでC
1〜9アルキル、C
2〜6アルケニル、C
2〜6アルキニル、C
3〜15シ
クロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、およびヘテロアリールの各々は、1個〜4個
のZ
1で必要に応じて置換され得;
R
2は、水素、−C(O)−R
7、−C(O)O−R
7、−C(O)N(R
7)
2、C
1〜9アルキル、C
2〜6アルケニル、C
2〜6アルキニル、C
1〜6ハロアルキル、C
3〜15シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリル、またはヘテロアリールであり;
ここでC
1〜9アルキル、C
2〜6アルケニル、C
2〜6アルキニル、C
1〜6ハロ
アルキル、C
3〜15シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリル、およびヘテロアリー
ルの各々は、1個〜4個のZ
2で必要に応じて置換され得るか;
あるいはR
1とR
2とは、これらが結合している窒素と一緒になって、ヘテロシクリル
またはヘテロアリールを形成し、ここでヘテロシクリルまたはヘテロアリールの各々は、
1個〜4個のZ
2で必要に応じて置換されており;
R
3は、ヘテロシクリルまたはヘテロアリールであり、ここでヘテロシクリルまたはヘ
テロアリールの各々は、1個〜4個のZ
3で必要に応じて置換されており;
R
4は、ヘテロシクリルまたはヘテロアリールであり、ここでヘテロシクリルまたはヘ
テロアリールの各々は、1個〜4個のZ
4で必要に応じて置換されており;
R
5は、水素、ハロ、−CN、−NO
2、−O−R
7、−N(R
8)(R
9)、−S(
O)−R
7、−S(O)
2R
7、−S(O)
2N(R
7)
2、−C(O)R
7、−OC(
O)−R
7、−C(O)O−R
7、−OC(O)O−R
7、−OC(O)N(R
10)(
R
11)、−C(O)N(R
7)
2、−N(R
7)C(O)(R
7)、C
1〜9アルキル
、C
2〜6アルケニル、C
2〜6アルキニル、C
1〜9アルキルチオ、C
1〜6ハロアル
キル、C
3〜15シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリル、またはヘテロアリールで
あり;
ここでC
1〜9アルキル、C
2〜6アルケニル、C
2〜6アルキニル、C
1〜9アル
キルチオ、C
1〜6ハロアルキル、C
3〜15シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリ
ル、およびヘテロアリールの各々は、1個〜4個のZ
5で必要に応じて置換され得;
R
6は、水素、−C(O)−R
7、−C(O)O−R
7、−C(O)N(R
7)
2、C
1〜9アルキル、C
2〜6アルケニル、C
2〜6アルキニル、C
1〜6ハロアルキル、C
3〜15シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリル、またはヘテロアリールであり;
ここでC
1〜9アルキル、C
2〜6アルケニル、C
2〜6アルキニル、C
1〜6ハロ
アルキル、C
3〜15シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリル、およびヘテロアリー
ルの各々は、1個〜4個のZ
6で必要に応じて置換され得;
各R
7は独立して、水素、C
1〜9アルキル、C
2〜6アルケニル、C
2〜6アルキニ
ル、C
1〜6ハロアルキル、C
3〜15シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリル、ま
たはヘテロアリールであり;
ここでC
1〜9アルキル、C
2〜6アルケニル、C
2〜6アルキニル、C
1〜6ハロ
アルキル、C
3〜15シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリル、およびヘテロアリー
ルの各々は、1個〜4個のZ
7で必要に応じて置換され得;
R
8およびR
9は、各存在において独立して、水素、−S(O)
2R
10、−C(O)
−R
10、−C(O)O−R
10、−C(O)N(R
10)(R
11)、C
1〜9アルキ
ル、C
2〜6アルケニル、C
2〜6アルキニル、C
1〜6ハロアルキル、C
3〜15シク
ロアルキル、アリール、ヘテロシクリル、またはヘテロアリールであり;
ここでC
1〜9アルキル、C
2〜6アルケニル、C
2〜6アルキニル、C
1〜6ハロ
アルキル、C
3〜15シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリル、またはヘテロアリー
ルの各々は、1個〜4個のZ
8で必要に応じて置換され得;
R
10およびR
11は、各存在において独立して、水素、C
1〜9アルキル、C
2〜6
アルケニル、C
2〜6アルキニル、C
1〜6ハロアルキル、C
3〜15シクロアルキル、
アリール、ヘテロシクリル、またはヘテロアリールであり、
ここでC
1〜9アルキル、C
2〜6アルケニル、C
2〜6アルキニル、C
1〜6ハロ
アルキル、C
3〜15シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリル、およびヘテロアリー
ルの各々は必要に応じて、1個〜4個のZ
1bで置換されており;
各Z
1、Z
2、Z
3、Z
4、Z
5、Z
6、Z
7、およびZ
8は独立して、水素、オキソ
、ハロ、−NO
2、−N
3、−CN、チオキソ、C
1〜9アルキル、C
2〜6アルケニル
、C
2〜6アルキニル、C
3〜15シクロアルキル、C
1〜8ハロアルキル、アリール、
ヘテロアリール、ヘテロシクリル、−O−R
12、−C(O)−R
12、−C(O)O−
R
12、−C(O)−N(R
13)(R
14)、−N(R
13)(R
14)、−N(R
1
3)
2(R
14)
+、−N(R
12)C(O)−R
12、−N(R
12)C(O)O−R
12、−N(R
12)C(O)N(R
13)(R
14)、−N(R
12)S(O)
2(R
12)、−NR
12S(O)
2N(R
13)(R
14)、−NR
12S(O)
2O(R
1
2)、−OC(O)R
12、−OC(O)−N(R
13)(R
14)、−P(O)(OR
12)
2、−OP(O)(OR
12)
2、−CH
2P(O)(OR
12)
2、−OCH
2
P(O)(OR
12)
2、−C(O)OCH
2P(O)(OR
12)
2、−P(O)(R
12)(OR
12)、−OP(O)(R
12)(OR
12)、−CH
2P(O)(R
12
)(OR
12)、−OCH
2P(O)(R
12)(OR
12)、−C(O)OCH
2P(
O)(R
12)(OR
12)、−P(O)(N(R
12)
2)
2、−OP(O)(N(R
12)
2)
2、−CH
2P(O)(N(R
12)
2)
2、−OCH
2P(O)(N(R
1
2)
2)
2、−C(O)OCH
2P(O)(N(R
12)
2)
2、−P(O)(N(R
1
2)
2)(OR
12)、−OP(O)(N(R
12)
2)(OR
12)、−CH
2P(O
)(N(R
12)
2)(OR
12)、−OCH
2P(O)(N(R
12)
2)(OR
12
)、−C(O)OCH
2P(O)(N(R
12)
2)(OR
12)、−P(O)(R
12
)(N(R
12)
2)、−OP(O)(R
12)(N(R
12)
2)、−CH
2P(O)
(R
12)(N(R
12)
2)、−OCH
2P(O)(R
12)(N(R
12)
2)、−
C(O)OCH
2P(O)(R
12)(N(R
12)
2)、−Si(R
12)
3、−S−
R
12、−S(O)R
12、−S(O)(NH)R
12、−S(O)
2R
12または−S
(O)
2N(R
13)(R
14)であり;
ここで任意のアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ハロアルキル、
アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルは、1個〜4個のZ
1a基で必要に応じ
て置換されており;
各Z
1aは独立して、オキソ、ハロ、チオキソ、−NO
2、−CN、−N
3、C
1〜9
アルキル、C
2〜6アルケニル、C
2〜6アルキニル、C
3〜15シクロアルキル、C
1
〜8ハロアルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、−O−R
12、−C(
O)R
12、−C(O)O−R
12、−C(O)N(R
13)(R
14)、−N(R
13
)(R
14)、−N(R
13)
2(R
14)
+、−N(R
12)−C(O)R
12、−N
(R
12)C(O)O(R
12)、−N(R
12)C(O)N(R
13)(R
14)、−
N(R
12)S(O)
2(R
12)、−N(R
12)S(O)
2−N(R
13)(R
14
)、−N(R
12)S(O)
2O(R
12)、−OC(O)R
12、−OC(O)OR
1
2、−OC(O)−N(R
13)(R
14)、−Si(R
12)
3、−S−R
12、−S
(O)R
12、−S(O)(NH)R
12、−S(O)
2R
12または−S(O)
2N(
R
13)(R
14)であり;
ここで任意のアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリール、ヘテ
ロアリールまたはヘテロシクリルは、1個〜4個のZ
1b基で必要に応じて置換されてお
り;
各R
12は独立して、水素、C
1〜
9アルキル、C
2〜
6アルケニル、C
2〜
6アルキ
ニル、C
3〜15シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルであ
り、
ここで任意のアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリール、ヘテ
ロアリールまたはヘテロシクリルは、1個〜4個のZ
1b基で必要に応じて置換されてお
り;
R
13およびR
14は、各存在において、各々独立して、水素、C
1〜9アルキル、C
2〜6アルケニル、C
2〜6アルキニル、C
3〜15シクロアルキル、アリール、ヘテロ
アリールまたはヘテロシクリルであり;
ここで任意のアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリール、ヘテ
ロアリールまたはヘテロシクリルは、1個〜4個のZ
1b基で必要に応じて置換されてい
るか、あるいはR
13とR
14とは、これらが結合している窒素と一緒になって、ヘテロ
シクリルを形成し、ここで該ヘテロシクリルは、1個〜4個のZ
1b基で必要に応じて置
換されており;
各R
15は独立して、ハロ、−CN、−NO
2、−O−R
7、−N(R
8)(R
9)、
−S(O)−R
7、−S(O)
2R
7、−S(O)
2N(R
7)
2、−C(O)R
7、−
OC(O)−R
7、−C(O)O−R
7、−OC(O)O−R
7、−OC(O)N(R
1
0)(R
11)、−C(O)N(R
7)
2、−N(R
7)C(O)(R
7)、C
1〜9ア
ルキル、C
2〜6アルケニル、C
2〜6アルキニル、C
1〜9アルキルチオ、C
1〜6ハ
ロアルキル、C
3〜15シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリル、またはヘテロアリ
ールであり;そして
各Z
1bは独立して、オキソ、チオキソ、ヒドロキシ、ハロ、−NO
2、−N
3、−C
N、C
1〜9アルキル、C
2〜6アルケニル、C
2〜6アルキニル、C
3〜15シクロア
ルキル、C
1〜8ハロアルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、−O(C
1〜9アルキル)、−O(C
2〜6アルケニル)、−O(C
2〜6アルキニル)、−O(
C
3〜15シクロアルキル)、−O(C
1〜8ハロアルキル)、−O(アリール)、−O
(ヘテロアリール)、−O(ヘテロシクリル)、−NH
2、−NH(C
1〜9アルキル)
、−NH(C
2〜6アルケニル)、−NH(C
2〜6アルキニル)、−NH(C
3〜15
シクロアルキル)、−NH(C
1〜8ハロアルキル)、−NH(アリール)、−NH(ヘ
テロアリール)、−NH(ヘテロシクリル)、−N(C
1〜9アルキル)
2、−N(C
3
〜15シクロアルキル)
2、−N(C
2〜6アルケニル)
2、−N(C
2〜6アルキニル
)
2、−N(C
3〜15シクロアルキル)
2、−N(C
1〜8ハロアルキル)
2、−N(
アリール)
2、−N(ヘテロアリール)
2、−N(ヘテロシクリル)
2、−N(C
1〜9
アルキル)(C
3〜15シクロアルキル)、−N(C
1〜9アルキル)(C
2〜6アルケ
ニル)、−N(C
1〜9アルキル)(C
2〜6アルキニル)、−N(C
1〜9アルキル)
(C
3〜15シクロアルキル)、−N(C
1〜9アルキル)(C
1〜8ハロアルキル)、
−N(C
1〜9アルキル)(アリール)、−N(C
1〜9アルキル)(ヘテロアリール)
、−N(C
1〜9アルキル)(ヘテロシクリル)、−C(O)(C
1〜9アルキル)、−
C(O)(C
2〜6アルケニル)、−C(O)(C
2〜6アルキニル)、−C(O)(C
3〜15シクロアルキル)、−C(O)(C
1〜8ハロアルキル)、−C(O)(アリー
ル)、−C(O)(ヘテロアリール)、−C(O)(ヘテロシクリル)、−C(O)O(
C
1〜9アルキル)、−C(O)O(C
2〜6アルケニル)、−C(O)O(C
2〜6ア
ルキニル)、−C(O)O(C
3〜15シクロアルキル)、−C(O)O(C
1〜8ハロ
アルキル)、−C(O)O(アリール)、−C(O)O(ヘテロアリール)、−C(O)
O(ヘテロシクリル)、−C(O)NH
2、−C(O)NH(C
1〜9アルキル)、−C
(O)NH(C
2〜6アルケニル)、−C(O)NH(C
2〜6アルキニル)、−C(O
)NH(C
3〜15シクロアルキル)、−C(O)NH(C
1〜8ハロアルキル)、−C
(O)NH(アリール)、−C(O)NH(ヘテロアリール)、−C(O)NH(ヘテロ
シクリル)、−C(O)N(C
1〜9アルキル)
2、−C(O)N(C
3〜15シクロア
ルキル)
2、−C(O)N(C
2〜6アルケニル)
2、−C(O)N(C
2〜6アルキニ
ル)
2、−C(O)N(C
3〜15シクロアルキル)
2、−C(O)N(C
1〜8ハロア
ルキル)
2、−C(O)N(アリール)
2、−C(O)N(ヘテロアリール)
2、−C(
O)N(ヘテロシクリル)
2、−NHC(O)(C
1〜9アルキル)、−NHC(O)(
C
2〜6アルケニル)、−NHC(O)(C
2〜6アルキニル)、−NHC(O)(C
3
〜15シクロアルキル)、−NHC(O)(C
1〜8ハロアルキル)、−NHC(O)(
アリール)、−NHC(O)(ヘテロアリール)、−NHC(O)(ヘテロシクリル)、
−NHC(O)O(C
1〜9アルキル)、−NHC(O)O(C
2〜6アルケニル)、−
NHC(O)O(C
2〜6アルキニル)、−NHC(O)O(C
3〜15シクロアルキル
)、−NHC(O)O(C
1〜8ハロアルキル)、−NHC(O)O(アリール)、−N
HC(O)O(ヘテロアリール)、−NHC(O)O(ヘテロシクリル)、−NHC(O
)NH(C
1〜9アルキル)、−NHC(O)NH(C
2〜6アルケニル)、−NHC(
O)NH(C
2〜6アルキニル)、−NHC(O)NH(C
3〜15シクロアルキル)、
−NHC(O)NH(C
1〜8ハロアルキル)、−NHC(O)NH(アリール)、−N
HC(O)NH(ヘテロアリール)、−NHC(O)NH(ヘテロシクリル)、−SH、
−S(C
1〜9アルキル)、−S(C
2〜6アルケニル)、−S(C
2〜6アルキニル)
、−S(C
3〜15シクロアルキル)、−S(C
1〜8ハロアルキル)、−S(アリール
)、−S(ヘテロアリール)、−S(ヘテロシクリル)、−NHS(O)(C
1〜9アル
キル)、−N(C
1〜9アルキル)(S(O)(C
1〜9アルキル)、−S(O)N(C
1〜9アルキル)
2、−S(O)(C
1〜9アルキル)、−S(O)(NH)(C
1〜9
アルキル)、−S(O)(C
2〜6アルケニル)、−S(O)(C
2〜6アルキニル)、
−S(O)(C
3〜15シクロアルキル)、−S(O)(C
1〜8ハロアルキル)、−S
(O)(アリール)、−S(O)(ヘテロアリール)、−S(O)(ヘテロシクリル)、
−S(O)
2(C
1〜9アルキル)、−S(O)
2(C
2〜6アルケニル)、−S(O)
2(C
2〜6アルキニル)、−S(O)
2(C
3〜15シクロアルキル)、−S(O)
2
(C
1〜8ハロアルキル)、−S(O)
2(アリール)、−S(O)
2(ヘテロアリール
)、−S(O)
2(ヘテロシクリル)、−S(O)
2NH(C
1〜9アルキル)、または
−S(O)
2N(C
1〜9アルキル)
2であり;
ここで任意のアルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、またはヘテロ
シクリルは、1個〜4個のハロ、C
1〜9アルキル、C
1〜8ハロアルキル、−OH、−
NH
2、−NH(C
1〜9アルキル)、−NH(C
3〜15シクロアルキル)、−NH(
C
1〜8ハロアルキル)、−NH(アリール)、−NH(ヘテロアリール)、−NH(ヘ
テロシクリル)、−N(C
1〜9アルキル)
2、−N(C
3〜15シクロアルキル)
2、
−NHC(O)(C
3〜15シクロアルキル)、−NHC(O)(C
1〜8ハロアルキル
)、−NHC(O)(アリール)、−NHC(O)(ヘテロアリール)、−NHC(O)
(ヘテロシクリル)、−NHC(O)O(C
1〜9アルキル)、−NHC(O)O(C
2
〜6アルキニル)、−NHC(O)O(C
3〜15シクロアルキル)、−NHC(O)O
(C
1〜8ハロアルキル)、−NHC(O)O(アリール)、−NHC(O)O(ヘテロ
アリール)、−NHC(O)O(ヘテロシクリル)、−NHC(O)NH(C
1〜9アル
キル)、−S(O)(NH)(C
1〜9アルキル)、S(O)
2(C
1〜9アルキル)、
−S(O)
2(C
3〜15シクロアルキル)、−S(O)
2(C
1〜8ハロアルキル)、
−S(O)
2(アリール)、−S(O)
2(ヘテロアリール)、−S(O)
2(ヘテロシ
クリル)、−S(O)
2NH(C
1〜9アルキル)、−S(O)
2N(C
1〜9アルキル
)
2、−O(C
3〜15シクロアルキル)、−O(C
1〜8ハロアルキル)、−O(アリ
ール)、−O(ヘテロアリール)、−O(ヘテロシクリル)、または−O(C
1〜9アル
キル)で必要に応じて置換されており;
mは、0、1、または2である;
化合物、またはその薬学的に受容可能な塩、立体異性体、立体異性体の混合物、もしくは
重水素化アナログ。
(項2)
R
2は水素である、上記項1に記載の化合物、またはその薬学的に受容可能な塩。
(項3)
mは0である、上記項1もしくは2に記載の化合物、またはその薬学的に受容可能な塩
。
(項4)
式II:
【化151】
[この文献は図面を表示できません]
の化合物、またはその薬学的に受容可能な塩であって、式IIにおいて、R
1、R
3、R
4、R
5およびR
6は、上記項1において定義されるとおりである、化合物、またはその
薬学的に受容可能な塩。
(項5)
式IIA:
【化152】
[この文献は図面を表示できません]
の化合物、またはその薬学的に受容可能な塩であって、式IIAにおいて、R
1、R
3、
R
4、R
5およびR
6は、上記項1において定義されるとおりである、化合物、またはそ
の薬学的に受容可能な塩。
(項6)
式IIIA:
【化153】
[この文献は図面を表示できません]
の化合物、またはその薬学的に受容可能な塩、立体異性体、立体異性体の混合物、もしく
は重水素化アナログであって、式IIIAにおいて、
R
1、R
4、R
5およびR
6は、上記項1において定義されるとおりであり、
W、XおよびYは各々独立して、NまたはCであり;
nは、1、2、または3であり;
各Z
3は独立して、水素、オキソ、ハロ、−NO
2、−N
3、−CN、チオキソ、C
1
〜9アルキル、C
2〜6アルケニル、C
2〜6アルキニル、C
3〜15シクロアルキル、
C
1〜8ハロアルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、−O−R
12、−
C(O)−R
12、−C(O)O−R
12、−C(O)−N(R
13)(R
14)、−N
(R
13)(R
14)、−N(R
13)
2(R
14)
+、−N(R
12)C(O)−R
1
2、−N(R
12)C(O)O−R
12、−N(R
12)C(O)N(R
13)(R
14
)、−N(R
12)S(O)
2(R
12)、−NR
12S(O)
2N(R
13)(R
14
)、−NR
12S(O)
2O(R
12)、−OC(O)R
12、−OC(O)−N(R
1
3)(R
14)、−P(O)(OR
12)
2、−OP(O)(OR
12)
2、−CH
2P
(O)(OR
12)
2、−OCH
2P(O)(OR
12)
2、−C(O)OCH
2P(O
)(OR
12)
2、−P(O)(R
12)(OR
12)、−OP(O)(R
12)(OR
12)、−CH
2P(O)(R
12)(OR
12)、−OCH
2P(O)(R
12)(O
R
12)、−C(O)OCH
2P(O)(R
12)(OR
12)、−P(O)(N(R
1
2)
2)
2、−OP(O)(N(R
12)
2)
2、−CH
2P(O)(N(R
12)
2)
2、−OCH
2P(O)(N(R
12)
2)
2、−C(O)OCH
2P(O)(N(R
1
2)
2)
2、−P(O)(N(R
12)
2)(OR
12)、−OP(O)(N(R
12)
2)(OR
12)、−CH
2P(O)(N(R
12)
2)(OR
12)、−OCH
2P(
O)(N(R
12)
2)(OR
12)、−C(O)OCH
2P(O)(N(R
12)
2)
(OR
12)、−P(O)(R
12)(N(R
12)
2)、−OP(O)(R
12)(N
(R
12)
2)、−CH
2P(O)(R
12)(N(R
12)
2)、−OCH
2P(O)
(R
12)(N(R
12)
2)、−C(O)OCH
2P(O)(R
12)(N(R
12)
2)、−Si(R
12)
3、−S−R
12、−S(O)R
12、−S(O)(NH)R
1
2、−S(O)
2R
12または−S(O)
2N(R
13)(R
14)であり;
ここで任意のアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ハロアルキル
アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルは、1個〜4個のZ
1a基で必要に応じ
て置換されており;
各Z
1aは独立して、オキソ、ハロ、チオキソ、−NO
2、−CN、−N
3、C
1〜9
アルキル、C
2〜6アルケニル、C
2〜6アルキニル、C
3〜15シクロアルキル、C
1
〜8ハロアルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、−O−R
12、−C(
O)R
12、−C(O)O−R
12、−C(O)N(R
13)(R
14)、−N(R
13
)(R
14)、−N(R
13)
2(R
14)
+、−N(R
12)−C(O)R
12、−N
(R
12)C(O)O(R
12)、−N(R
12)C(O)N(R
13)(R
14)、−
N(R
12)S(O)
2(R
12)、−N(R
12)S(O)
2−N(R
13)(R
14
)、−N(R
12)S(O)
2O(R
12)、−OC(O)R
12、−OC(O)OR
1
2、−OC(O)−N(R
13)(R
14)、−Si(R
12)
3、−S−R
12、−S
(O)R
12、−S(O)(NH)R
12、−S(O)
2R
12または−S(O)
2N(
R
13)(R
14)であり;
ここで任意のアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリール、ヘテ
ロアリールまたはヘテロシクリルは、1個〜4個のZ
1b基で必要に応じて置換されてお
り;
各R
12は独立して、水素、C
1〜9アルキル、C
2〜6アルケニル、C
2〜6アルキ
ニル、C
3〜15シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルであ
り、
ここで任意のアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリール、ヘテ
ロアリールまたはヘテロシクリルは、1個〜4個のZ
1b基で必要に応じて置換されてお
り;
R
13およびR
14は、各存在において、各々独立して、水素、C
1〜9アルキル、C
2〜6アルケニル、C
2〜6アルキニル、C
3〜15シクロアルキル、アリール、ヘテロ
アリールまたはヘテロシクリルであり;
ここで任意のアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリール、ヘテ
ロアリールまたはヘテロシクリルは、1個〜4個のZ
1b基で必要に応じて置換されてい
るか、あるいはR
13とR
14とは、これらが結合している窒素と一緒になって、ヘテロ
シクリルを形成し、ここで該ヘテロシクリルは、1個〜4個のZ
1b基で必要に応じて置
換されており;そして
各Z
1bは独立して、オキソ、チオキソ、ヒドロキシ、ハロ、−NO
2、−N
3、−C
N、C
1〜9アルキル、C
2〜6アルケニル、C
2〜6アルキニル、C
3〜15シクロア
ルキル、C
1〜8ハロアルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、−O(C
1〜9アルキル)、−O(C
2〜6アルケニル)、−O(C
2〜6アルキニル)、−O(
C
3〜15シクロアルキル)、−O(C
1〜8ハロアルキル)、−O(アリール)、−O
(ヘテロアリール)、−O(ヘテロシクリル)、−NH
2、−NH(C
1〜9アルキル)
、−NH(C
2〜6アルケニル)、−NH(C
2〜6アルキニル)、−NH(C
3〜15
シクロアルキル)、−NH(C
1〜8ハロアルキル)、−NH(アリール)、−NH(ヘ
テロアリール)、−NH(ヘテロシクリル)、−N(C
1〜9アルキル)
2、−N(C
3
〜15シクロアルキル)
2、−N(C
2〜6アルケニル)
2、−N(C
2〜6アルキニル
)
2、−N(C
3〜15シクロアルキル)
2、−N(C
1〜8ハロアルキル)
2、−N(
アリール)
2、−N(ヘテロアリール)
2、−N(ヘテロシクリル)
2、−N(C
1〜9
アルキル)(C
3〜15シクロアルキル)、−N(C
1〜9アルキル)(C
2〜6アルケ
ニル)、−N(C
1〜9アルキル)(C
2〜6アルキニル)、−N(C
1〜9アルキル)
(C
3〜15シクロアルキル)、−N(C
1〜9アルキル)(C
1〜8ハロアルキル)、
−N(C
1〜9アルキル)(アリール)、−N(C
1〜9アルキル)(ヘテロアリール)
、−N(C
1〜9アルキル)(ヘテロシクリル)、−C(O)(C
1〜9アルキル)、−
C(O)(C
2〜6アルケニル)、−C(O)(C
2〜6アルキニル)、−C(O)(C
3〜15シクロアルキル)、−C(O)(C
1〜8ハロアルキル)、−C(O)(アリー
ル)、−C(O)(ヘテロアリール)、−C(O)(ヘテロシクリル)、−C(O)O(
C
1〜9アルキル)、−C(O)O(C
2〜6アルケニル)、−C(O)O(C
2〜6ア
ルキニル)、−C(O)O(C
3〜15シクロアルキル)、−C(O)O(C
1〜8ハロ
アルキル)、−C(O)O(アリール)、−C(O)O(ヘテロアリール)、−C(O)
O(ヘテロシクリル)、−C(O)NH
2、−C(O)NH(C
1〜9アルキル)、−C
(O)NH(C
2〜6アルケニル)、−C(O)NH(C
2〜6アルキニル)、−C(O
)NH(C
3〜15シクロアルキル)、−C(O)NH(C
1〜8ハロアルキル)、−C
(O)NH(アリール)、−C(O)NH(ヘテロアリール)、−C(O)NH(ヘテロ
シクリル)、−C(O)N(C
1〜9アルキル)
2、−C(O)N(C
3〜15シクロア
ルキル)
2、−C(O)N(C
2〜6アルケニル)
2、−C(O)N(C
2〜6アルキニ
ル)
2、−C(O)N(C
3〜15シクロアルキル)
2、−C(O)N(C
1〜8ハロア
ルキル)
2、−C(O)N(アリール)
2、−C(O)N(ヘテロアリール)
2、−C(
O)N(ヘテロシクリル)
2、−NHC(O)(C
1〜9アルキル)、−NHC(O)(
C
2〜6アルケニル)、−NHC(O)(C
2〜6アルキニル)、−NHC(O)(C
3
〜15シクロアルキル)、−NHC(O)(C
1〜8ハロアルキル)、−NHC(O)(
アリール)、−NHC(O)(ヘテロアリール)、−NHC(O)(ヘテロシクリル)、
−NHC(O)O(C
1〜9アルキル)、−NHC(O)O(C
2〜6アルケニル)、−
NHC(O)O(C
2〜6アルキニル)、−NHC(O)O(C
3〜15シクロアルキル
)、−NHC(O)O(C
1〜8ハロアルキル)、−NHC(O)O(アリール)、−N
HC(O)O(ヘテロアリール)、−NHC(O)O(ヘテロシクリル)、−NHC(O
)NH(C
1〜9アルキル)、−NHC(O)NH(C
2〜6アルケニル)、−NHC(
O)NH(C
2〜6アルキニル)、−NHC(O)NH(C
3〜15シクロアルキル)、
−NHC(O)NH(C
1〜8ハロアルキル)、−NHC(O)NH(アリール)、−N
HC(O)NH(ヘテロアリール)、−NHC(O)NH(ヘテロシクリル)、−SH、
−S(C
1〜9アルキル)、−S(C
2〜6アルケニル)、−S(C
2〜6アルキニル)
、−S(C
3〜15シクロアルキル)、−S(C
1〜8ハロアルキル)、−S(アリール
)、−S(ヘテロアリール)、−S(ヘテロシクリル)、−NHS(O)(C
1〜9アル
キル)、−N(C
1〜9アルキル)(S(O)(C
1〜9アルキル)、−S(O)N(C
1〜9アルキル)
2、−S(O)(C
1〜9アルキル)、−S(O)(NH)(C
1〜9
アルキル)、−S(O)(C
2〜6アルケニル)、−S(O)(C
2〜6アルキニル)、
−S(O)(C
3〜15シクロアルキル)、−S(O)(C
1〜8ハロアルキル)、−S
(O)(アリール)、−S(O)(ヘテロアリール)、−S(O)(ヘテロシクリル)、
−S(O)
2(C
1〜9アルキル)、−S(O)
2(C
2〜6アルケニル)、−S(O)
2(C
2〜6アルキニル)、−S(O)
2(C
3〜15シクロアルキル)、−S(O)
2
(C
1〜8ハロアルキル)、−S(O)
2(アリール)、−S(O)
2(ヘテロアリール
)、−S(O)
2(ヘテロシクリル)、−S(O)
2NH(C
1〜9アルキル)、または
−S(O)
2N(C
1〜9アルキル)
2であり;
ここで任意のアルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、またはヘテロ
シクリルは、1個〜4個のハロ、C
1〜9アルキル、C
1〜8ハロアルキル、−OH、−
NH
2、−NH(C
1〜9アルキル)、−NH(C
3〜15シクロアルキル)、−NH(
C
1〜8ハロアルキル)、−NH(アリール)、−NH(ヘテロアリール)、−NH(ヘ
テロシクリル)、−N(C
1〜9アルキル)
2、−N(C
3〜15シクロアルキル)
2、
−NHC(O)(C
3〜15シクロアルキル)、−NHC(O)(C
1〜8ハロアルキル
)、−NHC(O)(アリール)、−NHC(O)(ヘテロアリール)、−NHC(O)
(ヘテロシクリル)、−NHC(O)O(C
1〜9アルキル)、−NHC(O)O(C
2
〜6アルキニル)、−NHC(O)O(C
3〜15シクロアルキル)、−NHC(O)O
(C
1〜8ハロアルキル)、−NHC(O)O(アリール)、−NHC(O)O(ヘテロ
アリール)、−NHC(O)O(ヘテロシクリル)、−NHC(O)NH(C
1〜9アル
キル)、−S(O)(NH)(C
1〜9アルキル)、S(O)
2(C
1〜9アルキル)、
−S(O)
2(C
3〜15シクロアルキル)、−S(O)
2(C
1〜8ハロアルキル)、
−S(O)
2(アリール)、−S(O)
2(ヘテロアリール)、−S(O)
2(ヘテロシ
クリル)、−S(O)
2NH(C
1〜9アルキル)、−S(O)
2N(C
1〜9アルキル
)
2、−O(C
3〜15シクロアルキル)、−O(C
1〜8ハロアルキル)、−O(アリ
ール)、−O(ヘテロアリール)、−O(ヘテロシクリル)、または−O(C
1〜9アル
キル)で必要に応じて置換されている;
化合物、またはその薬学的に受容可能な塩、立体異性体、立体異性体の混合物、もしくは
重水素化アナログ。
(項7)
R
5は、水素、ハロ、−CN、O−R
7、−S(O)−R
7、−S(O)
2R
7、−S
(O)
2N(R
7)
2、−C(O)R
7、−C(O)N(R
7)
2、C
1〜9アルキル、
C
2〜6アルケニル、C
2〜6アルキニル、C
3〜15シクロアルキル、アリール、ヘテ
ロシクリル、またはヘテロアリールであり;
ここでC
1〜9アルキル、C
2〜6アルケニル、C
2〜6アルキニル、C
3〜15シク
ロアルキル、アリール、ヘテロシクリル、およびヘテロアリールの各々は、1個〜4個の
Z
5で必要に応じて置換され得る、
上記項1〜6のいずれか1項に記載の化合物、またはその薬学的に受容可能な塩。
(項8)
R
5は、水素、ハロ、−CN、−C(O)R
7、−O−R
7、−S(O)
2R
7または
ヘテロアリールである、上記項1〜6のいずれか1項に記載の化合物、またはその薬学的
に受容可能な塩。
(項9)
R
6は水素である、上記項1〜8のいずれか1項に記載の化合物、またはその薬学的に
受容可能な塩。
(項10)
R
1は、−O−R
7、C
1〜9アルキル、C
3〜15シクロアルキル、ヘテロシクリル
、アリール、またはヘテロアリールであり;ここで該C
1〜9アルキル、C
3〜15シク
ロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、またはヘテロアリールは、ハロ、−CN、−O
−R
12、−S(O)
2R
12、C
1〜9アルキル、C
1〜9ハロアルキル、C
3〜15
シクロアルキル、ヘテロシクリル、およびアリールからなる群より独立して選択される1
個〜4個の置換基で必要に応じて置換され得、ここで該C
3〜15シクロアルキルは、C
1〜9アルキル、およびC
1〜9ハロアルキルからなる群より独立して選択される1個〜
4個の置換基で必要に応じて置換され得る、上記項1〜9のいずれか1項に記載の化合物
、またはその薬学的に受容可能な塩。
(項11)
R
1は、ハロ、−CN、−O−R
12、−S(O)
2R
12、C
3〜15シクロアルキ
ル、ヘテロシクリル、およびアリールからなる群より独立して選択される1個〜3個の置
換基で必要に応じて置換されたC
1〜9アルキルであり、ここで該C
3〜15シクロアル
キルまたはヘテロシクリルは、C
1〜9アルキル、およびC
1〜9ハロアルキルからなる
群より独立して選択される1個〜4個の置換基で必要に応じて置換され得る、上記項1〜
9のいずれか1項に記載の化合物、またはその薬学的に受容可能な塩。
(項12)
WはNであり、XはN−Z
3であり、そしてYはC−Z
3である、上記項6に記載の化
合物、またはその薬学的に受容可能な塩。
(項13)
R
1は、C
3〜15シクロアルキル、ヘテロシクリルまたはヘテロアリールであり、こ
こで該C
3〜15シクロアルキル、ヘテロシクリルまたはヘテロアリールは、ハロ、−C
N、−O−R
12、C
1〜9アルキル、およびアリールからなる群より独立して選択され
る1個〜3個の置換基で必要に応じて置換されている、上記項1〜9のいずれか1項に記
載の化合物、またはその薬学的に受容可能な塩。
(項14)
R
1は、ヘテロシクリルまたはヘテロアリールであり、ここで該ヘテロシクリルまたは
ヘテロアリールは、ハロ、およびC
1〜9アルキルからなる群より独立して選択される1
個〜3個の置換基で必要に応じて置換されている、上記項1〜9のいずれか1項に記載の
化合物、またはその薬学的に受容可能な塩。
(項15)
R
1は、ハロ、−CN、−O−R
7、C
1〜9アルキル、およびアリールからなる群よ
り独立して選択される1個〜3個の置換基で必要に応じて置換されたアリールである、上
記項1〜9のいずれか1項に記載の化合物、またはその薬学的に受容可能な塩。
(項16)
R
1は、ハロ、−O−R
7、およびC
1〜9アルキルからなる群より独立して選択され
る1個〜3個の置換基で必要に応じて置換されたアリールである、上記項1〜9のいずれ
か1項に記載の化合物、またはその薬学的に受容可能な塩。
(項17)
Z
3は、水素、または−CN、ハロ、−O−R
12、−C(O)O−R
12、−OC(
O)−R
12、−N(R
13)(R
14)、−N(R
13)
2(R
14)
+、−C(O)
N(R
12)−S(O)
2R
12、C
1〜9アルキル、ヘテロシクリル、アリール、およ
びヘテロアリールからなる群より独立して選択される1個〜4個の置換基で必要に応じて
置換されたC
1〜9アルキルである、上記項6もしくは12に記載の化合物、またはその
薬学的に受容可能な塩。
(項18)
Z
3は、C
3〜15シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、またはヘテロアリー
ルであり;そして該C
3〜15シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、またはヘテ
ロアリールは、−CN、ハロ、−O−R
12、−C(O)−R
12、−C(O)O−R
1
2、−OC(O)−R
12、−N(R
13)(R
14)、−N(R
13)
2(R
14)
+
、C
1〜9アルキル、C
1〜8ハロアルキル、C
1〜8ヒドロキシアルキル、C
3〜15
シクロアルキル、ヘテロシクリル、およびヘテロアリールからなる群より独立して選択さ
れる1個〜4個の置換基で必要に応じて置換され得る、上記項6もしくは12に記載の化
合物、またはその薬学的に受容可能な塩。
(項19)
式VIIIA:
【化154】
[この文献は図面を表示できません]
の化合物、またはその薬学的に受容可能な塩、立体異性体、立体異性体の混合物、もしく
は重水素化アナログであって、式VIIIAにおいて、Z
3、R
1、R
4、R
5およびR
6は、上記項1において定義されるとおりであり、そしてZ
9は、水素、ハロ、−CN、
または−O−R
12である;化合物、またはその薬学的に受容可能な塩、立体異性体、立
体異性体の混合物、もしくは重水素化アナログ。
(項20)
Z
3は、水素、C
1〜9アルキル、C
3〜15シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリ
ール、またはヘテロアリールであり;
ここで該C
1〜9アルキル、C
3〜15シクロアルキル、またはヘテロシクリルは、
オキソ、−CN、ハロ、−O−R
12、−C(O)−R
12、−C(O)O−R
12、−
OC(O)−R
12、−C(O)−N(R
13)(R
14)、−N(R
12)S(O)
2
(R
12)、−N(R
13)(R
14)、−N(R
13)
2(R
14)
+、−C(O)N
(R
12)−S(O)
2R
12、C
1〜9アルキル、C
1〜8ハロアルキル、C
1〜8ヒ
ドロキシアルキル、C
3〜15シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリル、およびヘテ
ロアリールからなる群より独立して選択される1個〜4個の置換基で必要に応じて置換さ
れ得;
Z
9は水素であり;
R
1は、C
1〜9アルキル、C
3〜15シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、
またはヘテロアリールであり;
ここで該C
1〜9アルキル、ヘテロシクリル、アリール、またはヘテロアリールは、
ハロ、−CN、−O−R
12、−S(O)
2R
12、C
1〜9アルキル、C
1〜9ハロア
ルキル、ヘテロシクリル、およびアリールからなる群より独立して選択される1個〜3個
の置換基で必要に応じて置換され得、ここで該C
3〜15シクロアルキルは、C
1〜9ア
ルキル、およびC
1〜9ハロアルキルからなる群より独立して選択される1個〜4個の置
換基で必要に応じて置換され得;
R
4は、ヘテロシクリルまたはヘテロアリールであり;
ここで該ヘテロシクリルまたはヘテロアリールは、−CN、ハロ、−O−R
12、−
C(O)−R
12、−N(R
13)(R
14)、C
1〜9アルキル、C
1〜9ハロアルキ
ル、およびヘテロシクリルからなる群より独立して選択される1個〜3個の置換基で必要
に応じて置換されており;
R
5は、−CN、ハロ、−O−R
7または−S(O)
2R
7であり;
R
6は水素であり;
各R
7は独立して、水素またはC
1〜9アルキルであり;
ここで該C
1〜9アルキルは、ヒドロキシル、ハロ、−O(C
1〜9アルキル)およ
びアリールからなる群より独立して選択される1個〜3個の置換基で必要に応じて置換さ
れ得;
各R
12は独立して、水素、C
1〜9アルキルまたはヘテロシクリルであり;
ここで該C
1〜9アルキルは、ヒドロキシル、ハロ、−O(C
1〜9アルキル)およ
びアリールからなる群より独立して選択される1個〜3個の置換基で必要に応じて置換さ
れ得;そして
R
13およびR
14の各々は独立して、水素またはC
1〜9アルキルであり;
ここで該C
1〜9アルキルは、ヒドロキシル、ハロ、−O(C
1〜9アルキル)およ
びアリールからなる群より独立して選択される1個〜3個の置換基で必要に応じて置換さ
れ得る;
上記項19に記載の化合物、またはその薬学的に受容可能な塩、立体異性体、立体異性体
の混合物。
(項21)
Z
3は、−CN、ハロ、−C(O)−R
12、−OC(O)−R
12、−C(O)N(
R
13)(R
14)、C
1〜9アルキル、C
1〜8ハロアルキル、C
1〜8ヒドロキシア
ルキル、C
3〜15シクロアルキル、およびヘテロアリールからなる群より独立して選択
される1個〜4個の置換基で必要に応じて置換されたC
3〜15シクロアルキルである、
上記項20に記載の化合物、またはその薬学的に受容可能な塩。
(項22)
Z
3は、−O−R
12、−C(O)O−R
12、C
1〜9アルキル、C
1〜8ハロアル
キル、C
1〜8ヒドロキシアルキル、およびヘテロシクリルからなる群より独立して選択
される1個〜4個の置換基で必要に応じて置換されたヘテロシクリルである、上記項20
に記載の化合物、またはその薬学的に受容可能な塩。
(項23)
R
5は、シアノまたはハロである、上記項19もしくは20に記載の化合物、またはそ
の薬学的に受容可能な塩。
(項24)
R
6は水素である、上記項19もしくは20に記載の化合物、またはその薬学的に受容
可能な塩。
(項25)
R
4は、ヘテロシクリルまたはヘテロアリールであり;そして該ヘテロシクリルまたは
ヘテロアリールは、−CN、ハロ、−O−R
12、−C(O)−R
12、−N(R
13)
(R
14)、C
1〜9アルキル、C
1〜9ハロアルキル、およびヘテロシクリルからなる
群より独立して選択される1個〜3個の置換基で必要に応じて置換されている、任意の前
出の上記項に記載の化合物、またはその薬学的に受容可能な塩。
(項26)
R
4は、−CN、ハロ、−O−R
12、−C(O)−R
12、−N(R
13)(R
14
)、C
1〜9アルキル、C
1〜9ハロアルキル、およびヘテロシクリルからなる群より独
立して選択される1個〜3個の置換基で必要に応じて置換されたヘテロアリールである、
上記項25に記載の化合物、またはその薬学的に受容可能な塩。
(項27)
R
4は、−CN、ハロ、−O−R
12、−C(O)−R
12、−N(R
13)(R
14
)、C
1〜9アルキル、C
1〜9ハロアルキル、およびヘテロシクリルからなる群より独
立して選択される1個〜3個の置換基で必要に応じて置換されたヘテロシクリルである、
上記項25に記載の化合物、またはその薬学的に受容可能な塩。
(項28)
R
4は
【化155】
[この文献は図面を表示できません]
【化156】
[この文献は図面を表示できません]
であり、そしてqは、0、1、2、3または4である、上記項29に記載の化合物。
(項29)
R
4は
【化157】
[この文献は図面を表示できません]
であり、そしてqは、0、1、2、3または4である、上記項17に記載の化合物、また
はその薬学的に受容可能な塩。
(項30)
R
4は
【化158】
[この文献は図面を表示できません]
である、上記項29に記載の化合物、またはその薬学的に受容可能な塩。
(項31)
各Z
4は独立して、−CN、ハロ、−O−R
12、−C(O)−R
12、−N(R
13
)(R
14)、C
1〜9アルキル、C
1〜9ハロアルキル、およびヘテロシクリルからな
る群より選択される、上記項28〜30のいずれか1項に記載の化合物、またはその薬学
的に受容可能な塩。
(項32)
R
4は
【化159】
[この文献は図面を表示できません]
【化160】
[この文献は図面を表示できません]
【化161】
[この文献は図面を表示できません]
【化162】
[この文献は図面を表示できません]
である、上記項1に記載の化合物。
(項33)
表1から選択される化合物、またはその薬学的に受容可能な塩。
(項34)
上記項1〜33のいずれか1項に記載の化合物および薬学的に受容可能なキャリアを含
有する組成物。
(項35)
式I:
【化163】
[この文献は図面を表示できません]
の化合物の立体異性体の混合物を含有する組成物であって、該混合物は、式IAの化合物
および式IBの化合物を、少なくとも約3:1の比で含有し:
【化164】
[この文献は図面を表示できません]
ここでm、R
1、R
2、R
3、R
4、R
5、R
6およびR
15は、上記項1において定義
されるとおりである、組成物。
(項36)
キャンサーオオサカチロイド(Cot)によって媒介される疾患または状態を処置する
ことを必要とするヒト患者において、該キャンサーオオサカチロイド(Cot)によって
媒介される疾患または状態を処置するための方法であって、該患者に、有効量の上記項3
4または35に記載の組成物を投与する工程を包含する、方法。
(項37)
前記疾患または状態は、がんである、上記項36に記載の方法。
(項38)
前記疾患または状態は、糖尿病である、上記項36に記載の方法。
(項39)
前記疾患または状態は、炎症性疾患である、上記項36に記載の方法。
(項40)
前記疾患または状態は、炎症性腸疾患(IBD)である、上記項36に記載の方法。
(項41)
式:
【化165】
[この文献は図面を表示できません]
を有する化合物、またはその薬学的に受容可能な塩。
(項42)
上記項41に記載の化合物および薬学的に受容可能なキャリアを含有する組成物。
(項43)
式:
【化166】
[この文献は図面を表示できません]
を有する化合物、またはその薬学的に受容可能な塩。
(項44)
上記項43に記載の化合物および薬学的に受容可能なキャリアを含有する組成物。
(項45)
式:
【化167】
[この文献は図面を表示できません]
を有する化合物、またはその薬学的に受容可能な塩。
(項46)
上記項45に記載の化合物および薬学的に受容可能なキャリアを含有する組成物。
(項47)
式:
【化168】
[この文献は図面を表示できません]
を有する化合物、またはその薬学的に受容可能な塩。
(項48)
上記項47に記載の化合物および薬学的に受容可能なキャリアを含有する組成物。
(項49)
式:
【化169】
[この文献は図面を表示できません]
を有する化合物、またはその薬学的に受容可能な塩。
(項50)
上記項49に記載の化合物および薬学的に受容可能なキャリアを含有する組成物。
(項51)
式:
【化170】
[この文献は図面を表示できません]
を有する化合物、またはその薬学的に受容可能な塩。
(項52)
上記項51に記載の化合物および薬学的に受容可能なキャリアを含有する組成物。
(項53)
式:
【化171】
[この文献は図面を表示できません]
を有する化合物、またはその薬学的に受容可能な塩。
(項54)
上記項53に記載の化合物および薬学的に受容可能なキャリアを含有する組成物。
(項55)
キャンサーオオサカチロイド(Cot)によって媒介される疾患または状態を処置する
ことを必要とするヒト患者において、該キャンサーオオサカチロイド(Cot)によって
媒介される疾患または状態を処置するための方法であって、該患者に、有効量の上記項4
2、44、46、48、50、52または54に記載の組成物を投与する工程を包含する
、方法。
(項56)
前記疾患または状態は、がんである、上記項55に記載の方法。
(項57)
前記疾患または状態は、糖尿病である、上記項55に記載の方法。
(項58)
前記疾患または状態は、炎症性疾患である、上記項55に記載の方法。
(項59)
前記疾患または状態は、炎症性腸疾患(IBD)である、上記項55に記載の方法。
(項60)
前記疾患または状態は、膵臓がん、膀胱がん、結腸直腸がん、乳がん、前立腺がん、腎
臓がん、肝細胞がん、肺がん、卵巣がん、子宮頚部がん、胃がん、食道がん、頭頚部がん
、黒色腫、神経内分泌がん、CNSがん、脳腫瘍(例えば、神経膠腫、退形成型希突起膠
腫、成人多形性グリア芽細胞腫、および成人未分化星細胞腫)、骨がん、ならびに軟部組
織肉腫から選択される固形腫瘍である、上記項36または55に記載の方法。
(項61)
前記疾患または状態は、1型および2型糖尿病、妊娠糖尿病、糖尿病前症、インスリン
抵抗性、代謝症候群、空腹時血糖異常ならびにグルコース寛容減損から選択される、上記
項36または55に記載の方法。
(項62)
前記疾患または状態は、全身性エリテマトーデス(SLE)、重症筋無力症、関節リウ
マチ(RA)、急性散在性脳脊髄炎、特発性血小板減少性紫斑病、多発性硬化症(MS)
、炎症性腸疾患(IBD)、敗血症、乾癬、シェーグレン症候群、自己免疫性溶血性貧血
、喘息、または慢性閉塞性肺疾患(COPD)、強直性脊椎炎、反応性関節炎、単関節炎
、変形性関節症、痛風性関節炎、若年性関節炎、若年発症関節リウマチ、若年性関節リウ
マチ、および乾癬性関節炎から選択される、上記項36または55に記載の方法。
(項63)
前記疾患または状態は、空置大腸炎、虚血性大腸炎、感染性大腸炎、化学性大腸炎、顕
微鏡的大腸炎(コラーゲン蓄積大腸炎およびリンパ球性大腸炎が挙げられる)、非定型大
腸炎、偽膜性大腸炎、劇症大腸炎、自閉症性腸炎、不確定大腸炎、ベーチェット病、胃十
二指腸CD、空回腸炎、回腸炎、回結腸炎、クローン(肉芽腫性)大腸炎、過敏性腸症候
群、粘膜炎、放射線誘発腸炎、短腸症候群、セリアック病、胃潰瘍、憩室炎、回腸嚢炎、
直腸炎、ならびに慢性下痢症から選択される、上記項36または55に記載の方法。
(項64)
前記疾患または状態は、アルコール性肝炎である、上記項36または55に記載の方法
。
(項65)
前記疾患または状態は、全身性エリテマトーデス(SLE)、ループス腎炎、ループス
関連、および自己免疫障害またはSLEの症状から選択される、上記項36または55に
記載の方法。
(項66)
前記SLEの症状は、関節痛、関節腫脹、関節炎、疲労、脱毛、口の痛み、リンパ節腫
脹、日光感受性、皮膚発疹、頭痛、しびれ感、刺痛、痙攣、視覚障害、人格変化、腹痛、
悪心、嘔吐、不整脈、喀血および呼吸困難、斑状の皮膚の色およびレーノー現象から選択
される、上記項65に記載の方法。
(項67)
医薬の製造における、上記項1〜35および41〜54のいずれか1項に記載の化合物
または組成物の使用。
(項68)
ヒト患者におけるキャンサーオオサカチロイド(Cot)によって媒介される疾患また
は状態の処置のための医薬の製造における、上記項1〜35および41〜54のいずれか
1項に記載の化合物または組成物の使用。
(項69)
前記疾患または状態は、がん、糖尿病、炎症性疾患および炎症性腸疾患(IBD)から
選択される、上記項68に記載の使用。
(項70)
前記疾患または状態は、膵臓がん、膀胱がん、結腸直腸がん、乳がん、前立腺がん、腎
臓がん、肝細胞がん、肺がん、卵巣がん、子宮頚部がん、胃がん、食道がん、頭頚部がん
、黒色腫、神経内分泌がん、CNSがん、脳腫瘍(例えば、神経膠腫、退形成型希突起膠
腫、成人多形性グリア芽細胞腫、および成人未分化星細胞腫)、骨がん、ならびに軟部組
織肉腫から選択される固形腫瘍である、上記項68に記載の使用。
(項71)
前記疾患または状態は、1型および2型糖尿病、妊娠糖尿病、糖尿病前症、インスリン
抵抗性、代謝症候群、空腹時血糖異常ならびにグルコース寛容減損から選択される、上記
項68に記載の使用。
(項72)
前記疾患または状態は、全身性エリテマトーデス(SLE)、重症筋無力症、関節リウ
マチ(RA)、急性散在性脳脊髄炎、特発性血小板減少性紫斑病、多発性硬化症(MS)
、炎症性腸疾患(IBD)、敗血症、乾癬、シェーグレン症候群、自己免疫性溶血性貧血
、喘息、または慢性閉塞性肺疾患(COPD)、強直性脊椎炎、反応性関節炎、単関節炎
、変形性関節症、若年性関節炎、若年発症関節リウマチ、若年性関節リウマチ、痛風性関
節炎および乾癬性関節炎から選択される、上記項68に記載の使用。
(項73)
前記疾患または状態は、空置大腸炎、虚血性大腸炎、感染性大腸炎、化学性大腸炎、顕
微鏡的大腸炎(コラーゲン蓄積大腸炎およびリンパ球性大腸炎が挙げられる)、非定型大
腸炎、偽膜性大腸炎、劇症大腸炎、自閉症性腸炎、不確定大腸炎、ベーチェット病、胃十
二指腸CD、空回腸炎、回腸炎、回結腸炎、クローン(肉芽腫性)大腸炎、過敏性腸症候
群、粘膜炎、放射線誘発腸炎、短腸症候群、セリアック病、胃潰瘍、憩室炎、回腸嚢炎、
直腸炎、ならびに慢性下痢症から選択される、上記項68に記載の使用。
(項74)
前記疾患または状態は、アルコール性肝炎である、上記項68に記載の使用。
(項75)
前記疾患または状態は、全身性エリテマトーデス(SLE)、ループス腎炎、ループス
関連、および自己免疫障害またはSLEの症状である、上記項68に記載の使用。
(項76)
上記項1〜35および41〜54のいずれか1項に記載の化合物または組成物ならびに
さらなる抗炎症剤を含有する組成物。
(項77)
前記さらなる抗炎症剤は、α4β7阻害剤、ステロイド、MMP−9抗体、S1P1ア
ゴニスト、TNFバイオロジック、またはこれらの任意の組み合わせである、上記項76
に記載の組成物。