(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本開示の実施例は、情報をバックアップするための方法及び装置を提供している。
【課題を解決するための手段】
【0004】
第1態様において、本開示の実施例は、情報システムのメタ情報記録テーブルを第1時間周期間隔で取得するステップであって、前記メタ情報記録テーブルには情報システム内の少なくとも1つのノードに保存されているメタ情報の名称情報が記録されているステップと、対応するノードにおけるメタ情報を取得するように指示するための第1メタ情報取得命令を前記メタ情報記録テーブルに基づいて前記少なくとも1つのノードのうちのノードに送信するステップと、前記少なくとも1つのノードのうちのノードから送信された、前記第1メタ情報取得命令に対応する少なくとも1つの第1フィードバック情報を受信したことに応答して、前記少なくとも1つの第1フィードバック情報を第1記憶領域に保存するステップであって、第1フィードバック情報は、対応するノードにおける前記第1メタ情報取得命令が指示するメタ情報を含むステップと、を含む情報をバックアップするための方法を提供している。
【0005】
いくつかの実施例において、前記第1メタ情報取得命令を前記メタ情報記録テーブルに基づいて前記少なくとも1つのノードのうちのノードに送信するステップは、メタ情報の名称情報及びメタ情報の所在ノードを含むメタ情報の第1分布情報を前記メタ情報記録テーブルに基づいて確定することと、前記少なくとも1つのノードのうちのノードについて、該ノードに対応する第1メタ情報取得命令を前記第1分布情報に基づいて構築することと、を含む。
【0006】
いくつかの実施例において、前記方法は、前記第1時間周期内でメタ情報を保存するステップをさらに含み、前記第1時間周期内でメタ情報を保存するステップは、前記第1時間周期よりも小さい第2時間周期内で変化するメタ情報を特徴づけるためのメタ情報の増分情報を第2時間周期間隔で取得することと、前記増分情報に対応するメタ情報の名称情報及びメタ情報の所在ノードを含むメタ情報の第2分布情報を前記増分情報に基づいて確定することと、前記少なくとも1つのノードのうちのノードについて、ノードにおける前記増分情報に対応するメタ情報を取得するように指示するための該ノードに対応する第2メタ情報取得命令を、前記第2分布情報に基づいて構築することと、前記少なくとも1つのノードのうちのノードから送信された、前記第2メタ情報取得命令に対応する少なくとも1つの第2フィードバック情報を受信したことに応答して、前記少なくとも1つの第2フィードバック情報を第2記憶領域に保存し、ここで、第2フィードバック情報は、対応するノードにおける前記第2メタ情報取得命令が指示するメタ情報を含むことと、を含む。
【0007】
いくつかの実施例において、前記メタ情報記録テーブルは、ノードにおけるメタ情報の保存時間をマークするための時間情報をさらに含み、前記メタ情報の増分情報を第2時間周期間隔で取得することは、前記メタ情報記録テーブルを取得し、前記第2時間周期に対応する時間情報に基づいて、前記メタ情報記録テーブル内のメタ情報の増分情報を確定することを含む。
【0008】
いくつかの実施例において、前記方法は、メタ情報の欠落に応答してメタ情報を復元するステップをさらに含み、前記メタ情報の欠落に応答してメタ情報を復元するステップは、欠落したメタ情報のデータ量が設定閾値未満であることに応答して、欠落したメタ情報に対応する第1記憶情報が存在する場合、該第1記憶情報により前記欠落したメタ情報を復元し、そうでない場合には、前記欠落したメタ情報の名称情報により前記第2記憶領域から前記欠落したメタ情報を検索して復元することを含み、ここで、記憶情報は、前記情報システムに保存されたメタ情報を記録するためのものである。
【0009】
いくつかの実施例において、前記メタ情報の欠落に応答してメタ情報を復元するステップは、前記欠落したメタ情報が前記第2記憶領域に存在しないことに応答して、前記欠落したメタ情報の名称情報により、前記第1記憶領域から前記欠落したメタ情報を検索して復元することを含む。
【0010】
いくつかの実施例において、前記メタ情報の欠落に応答してメタ情報を復元するステップは、欠落したメタ情報のデータ量が前記設定閾値以上であることに応答して、前記欠落したメタ情報の名称情報により前記第2記憶領域から前記欠落したメタ情報を検索して復元することを含む。
【0011】
いくつかの実施例において、前記メタ情報の欠落に応答してメタ情報を復元するステップは、欠落したメタ情報のデータ量が前記設定閾値以上であることに応答して、前記欠落したメタ情報が前記第1記憶領域及び第2記憶領域に保存されていない場合、前記欠落したメタ情報に対応する第2記憶情報を取得するとともに、該第2記憶情報により前記欠落したメタ情報を復元することを含む。
【0012】
第2態様において、本開示の実施例は、情報システムのメタ情報記録テーブルを第1時間周期間隔で取得するように構成されるメタ情報記録テーブル取得ユニットであって、前記メタ情報記録テーブルには情報システム内の少なくとも1つのノードに保存されているメタ情報の名称情報が記録されているメタ情報記録テーブル取得ユニットと、対応するノードにおけるメタ情報を取得するように指示するための第1メタ情報取得命令を、前記メタ情報記録テーブルに基づいて前記少なくとも1つのノードのうちのノードに送信するように構成される第1メタ情報取得命令送信ユニットと、前記少なくとも1つのノードのうちのノードから送信された、前記第1メタ情報取得命令に対応する少なくとも1つの第1フィードバック情報を受信したことに応答して、前記少なくとも1つの第1フィードバック情報を第1記憶領域に保存するように構成されるメタ情報バックアップユニットであって、第1フィードバック情報は、対応するノードにおける前記第1メタ情報取得命令が指示するメタ情報を含むメタ情報バックアップユニットと、を含む情報をバックアップするための装置を提供している。
【0013】
いくつかの実施例において、前記第1メタ情報取得命令送信ユニットは、メタ情報の名称情報及びメタ情報の所在ノードを含むメタ情報の第1分布情報を前記メタ情報記録テーブルに基づいて確定するように構成される第1分布情報確定サブユニットと、前記少なくとも1つのノードのうちのノードについて、該ノードに対応する第1メタ情報取得命令を前記第1分布情報に基づいて構築するように構成される第1メタ情報取得命令構築サブユニットと、を含む。
【0014】
いくつかの実施例において、前記装置は、前記第1時間周期内でメタ情報を保存するように構成されるメタ情報保存ユニットをさらに含み、前記メタ情報保存ユニットは、前記第1時間周期よりも小さい第2時間周期内で変化するメタ情報を特徴づけるためのメタ情報の増分情報を第2時間周期間隔で取得するように構成される増分情報取得サブユニットと、前記増分情報に対応するメタ情報の名称情報及びメタ情報の所在ノードを含むメタ情報の第2分布情報を前記増分情報に基づいて確定するように構成される第2分布情報確定サブユニットと、前記少なくとも1つのノードのうちのノードについて、ノードにおける前記増分情報に対応するメタ情報を取得するように指示するための該ノードに対応する第2メタ情報取得命令を前記第2分布情報に基づいて構築するように構成される第2メタ情報取得命令構築サブユニットと、前記少なくとも1つのノードのうちのノードから送信された、前記第2メタ情報取得命令に対応する少なくとも1つの第2フィードバック情報を受信したことに応答して、前記少なくとも1つの第2フィードバック情報を第2記憶領域に保存するように構成されるメタ情報保存サブユニットであって、第2フィードバック情報は、対応するノードにおける前記第2メタ情報取得命令が指示するメタ情報を含むメタ情報保存サブユニットと、を含む。
【0015】
いくつかの実施例において、前記メタ情報記録テーブルは、ノードにおけるメタ情報の保存時間をマークするための時間情報をさらに含み、前記増分情報取得サブユニットは、前記メタ情報記録テーブルを取得し、前記第2時間周期に対応する時間情報に基づいて、前記メタ情報記録テーブル内のメタ情報の増分情報を確定するように構成される増分情報確定モジュールを含む。
【0016】
いくつかの実施例において、前記装置は、メタ情報の欠落に応答して、メタ情報を復元するように構成されるメタ情報復元ユニットをさらに含み、前記メタ情報復元ユニットは、欠落したメタ情報のデータ量が設定閾値未満であることに応答して、欠落したメタ情報に対応する第1記憶情報が存在する場合、該第1記憶情報により前記欠落したメタ情報を復元し、そうでない場合には、前記欠落したメタ情報の名称情報により前記第2記憶領域から前記欠落したメタ情報を検索して復元するように構成される第1メタ情報復元サブユニットであって、記憶情報は、前記情報システムに保存されたメタ情報を記録するためのものである第1メタ情報復元サブユニットを含む。
【0017】
いくつかの実施例において、前記メタ情報復元ユニットは、前記欠落したメタ情報が前記第2記憶領域に存在しないことに応答して、前記欠落したメタ情報の名称情報により、前記第1記憶領域から前記欠落したメタ情報を検索して復元するように構成される第2メタ情報復元サブユニットを含む。
【0018】
いくつかの実施例において、前記メタ情報復元ユニットは、欠落したメタ情報のデータ量が前記設定閾値以上であることに応答して、前記欠落したメタ情報の名称情報により前記第2記憶領域から前記欠落したメタ情報を検索して復元するように構成される第3メタ情報復元サブユニットを含む。
【0019】
いくつかの実施例において、前記メタ情報復元ユニットは、欠落したメタ情報のデータ量が前記設定閾値以上であることに応答して、前記欠落したメタ情報が前記第1記憶領域及び第2記憶領域に保存されていない場合、前記欠落したメタ情報に対応する第2記憶情報を取得するとともに、該第2記憶情報により前記欠落したメタ情報を復元するように構成される第4メタ情報復元サブユニットを含む。
【0020】
第3態様において、本開示の実施例は、1つ又は複数のプロセッサと、1つ又は複数のプログラムが格納されているメモリと、を含む電子機器であって、前記1つ又は複数のプログラムが前記1つ又は複数のプロセッサによって実行される場合に、前記1つ又は複数のプロセッサに前記第1態様に記載の情報をバックアップするための方法を実行させる電子機器を提供している。
【0021】
第4態様において、本開示の実施例は、コンピュータプログラムが格納されているコンピュータ可読媒体であって、該プログラムがプロセッサによって実行される場合に、前記第1態様に記載の情報をバックアップするための方法を実現することを特徴とするコンピュータ可読媒体を提供している。
【0022】
本開示の実施例に係る情報をバックアップするための方法及び装置は、まず、情報システムの情報記録テーブルを第1時間周期間隔で取得するステップであって、情報記録テーブルには情報システム内の少なくとも1つのノードに保存されているメタ情報の名称情報が記録され、次に、対応するノードにおけるメタ情報を取得するように指示するための第1メタ情報取得命令を情報記録テーブルに基づいて少なくとも1つのノードのうちのノードに送信し、最後に、第1メタ情報取得命令に対応する第1フィードバック情報を受信して、第1フィードバック情報を第1記憶領域に保存する。本技術的手段は、メタ情報をバックアップすることによってデータのバックアップを実現し、バックアップするデータ量が低減され、データをバックアップする効率及び安定性が向上された。
【発明を実施するための形態】
【0024】
以下、添付図面及び実施例を参照しながら、本開示をより詳細に説明する。ここで説明する具体的な実施例は、関連する開示を説明するためのものに過ぎず、当該開示を限定するものではないことを理解されたい。また、説明の便宜上、図面には開示に関連する部分のみが示されていることに留意されたい。
【0025】
なお、本開示の実施例及び実施例における特徴は、矛盾を生じない限り、相互に組み合わせることができる。以下、添付図面及び実施例を参照しながら、本開示を詳細に説明する。
【0026】
図1は、本開示の実施例を適用できる情報をバックアップするための方法又は情報をバックアップするための装置の例示的なシステムアーキテクチャ100が示されている。
【0027】
図1に示すように、システムアーキテクチャ100は、マスタサーバ101、サブサーバ102、103、104、105、マスタバックアップサーバ106、スレーブバックアップサーバ107及びネットワーク108、109、110を備えてもよい。ネットワーク108、109、110は、マスタサーバ101、サブサーバ102、103、104、105、マスタバックアップサーバ106及びスレーブバックアップサーバ107の間に通信リンクを提供する媒体として用いられている。マスタバックアップサーバ106はさらに、マスタサーバ101と直接通信することができる。ネットワーク108、109、110は、有線、無線通信リンク、又は光ファイバケーブル等のような、様々な接続タイプを含んでもよい。
【0028】
マスタサーバ101とサブサーバ102、103、104、105とは、少なくとも1階層の情報システムを構成する。マスタサーバ101は、情報システム全体のデータ管理を担当し、情報システムにおける全てのデータ情報をマスタサーバ101に記録することができる。サブサーバ102、103、104、105のそれぞれは、対応するデータ処理を担当するとともに、マスタサーバ101にサブサーバにおけるデータ情報を送信する。マスタバックアップサーバ106は、マスタサーバ101によってバックアップされたメタ情報を第1時間周期間隔で保存するために使用されてもよい。マスタバックアップサーバ106は、グーグルファイルシステム(Google file system,GFSと略称する)、アドバンストファイルシステム(advanced file system,AFSと略称する)、Linux(登録商標)クラスタ並列ファイルシステムなどであってもよい。スレーブバックアップサーバ107は、サブサーバ102、103、104、105におけるメタ情報を第2時間周期間隔で保存するために使用されてもよい。スレーブバックアップサーバ107は、上述したGFS、AFS、Linux(登録商標)クラスタ並列ファイルシステムであってもよいし、他のタイプの記憶装置であってもよく、ここでは限定されない。通常、第1時間周期は第2時間周期よりも大きい。メタ情報は、情報の構造、意味、用途、使用方法などを記述するための情報に関する情報である。それぞれのデータは、対応するメタ情報を有する。メタ情報のデータ量は、一般的に対応する情報のデータ量よりも小さい。且つ、情報が欠落した場合などには、メタ情報により復元することができる。
【0029】
サブサーバ102、103、104、105のそれぞれは、関連するデータ処理を行うために、特定の領域内の端末装置又は他のサブサーバとデータのやり取りを行うことができる。サブサーバ102、103、104、105には、様々なデータ処理アプリケーションがインストールされてもよい。例えば、Webブラウザアプリケーション、ショッピングアプリケーション、検索アプリケーション、インスタントメッセンジャー、メールクライアント、ソーシャルプラットフォームソフトウェアなどである。
【0030】
サブサーバ102、103、104、105は、ハードウェアであってもよいし、ソフトウェアであってもよい。サブサーバ102、103、104、105がハードウェアである場合には、表示画面を有するとともにデータ処理をサポートする様々な電子機器であってもよく、タブレットコンピュータ、ラップトップコンピュータ、デスクトップコンピュータなどが含まれるが、これらに限定されない。サブサーバ102、103、104、105がソフトウェアである場合には、以上に挙げられた電子機器に実装されてもよい。これは、複数のソフトウェア又はソフトウェアモジュール(例えば、分散サービスを提供するもの)として実装されてもよく、単一のソフトウェア又はソフトウェアモジュールとして実装されてもよく、ここで特に限定されない。
【0031】
マスタサーバ101は、サブサーバ102、103、104、105におけるデータを管理するとともに、関連する制御命令をサブサーバ102、103、104、105に送信するような、様々なサービスを提供するサーバであってもよい。マスタサーバ101は、サブサーバ102、103、104、105にメタ情報取得命令を送信して、それぞれのサブサーバに対してそれに格納されているデータのメタ情報をアップロードするように指示することができる。次いで、マスタサーバ101は、取得したメタ情報をマスタバックアップサーバ106に保存してもよい。
【0032】
なお、本開示の実施例に係る情報をバックアップするための方法は、一般的にマスタサーバ101によって実行され、それによって、情報をバックアップするための装置は、一般的にマスタサーバ101に設けられている。
【0033】
なお、マスタサーバ101、サブサーバ102、103、104、105は、ハードウェアであってもよいし、ソフトウェアであってもよい。マスタサーバ101、サブサーバ102、103、104、105がハードウェアである場合には、複数のサーバからなる分散型サーバクラスタとして実現されてもよいし、単一のサーバとして実現されてもよい。前記マスタサーバ101、サブサーバ102、103、104、105がソフトウェアである場合には、複数のソフトウェア又はソフトウェアモジュール(例えば、分散サービスを提供するもの)として実現されてもよく、単一のソフトウェア又はソフトウェアモジュールとして実現されてもよく、ここで特に限定されない。
【0034】
図1におけるマスタサーバ、サブサーバ、マスタバックアップサーバ、スレーブバックアップサーバ及びネットワークの数は、単なる例示的なものであることを理解されたい。マスタサーバ、サブサーバ、マスタバックアップサーバ、スレーブバックアップサーバ及びネットワークの数として、必要に応じて任意の数を有してもよい。
【0035】
引き続き
図2を参照して、本開示に係る情報をバックアップするための方法の一実施例を示すフロー200が示されている。該情報をバックアップするための方法は、ステップ201、ステップ202及びステップ203を含む。
【0036】
ステップ201において、情報システムのメタ情報記録テーブルを第1時間周期間隔で取得する。
【0037】
本実施例において、情報をバックアップするための方法の実行主体(例えば、
図1に示すマスタサーバ101)が、有線接続方式又は無線接続方式によりメタ情報記録テーブルを取得することができる。メタ情報記録テーブルは、本実施例の実行主体に格納されていてもよいし、メタ情報サーバ又は他のデバイスに格納されていてもよい。なお、前記無線接続方式は、3G/4G接続、WiFi接続、ブルートゥース(登録商標)接続、WiMAX接続、Zigbee接続、UWB(ultra wideband)接続、及び他の現在既知又は将来開発される無線接続方式を含むことができるが、これらに限定されない。
【0038】
従来の情報システムがデータをバックアップする方法は、一般的に、毎日情報システム内のデータをミラーリングする方法1と、設定された時間周期でデータをミラーリングし、設定された時間周期内に、新規に追加されたデータを毎日バックアップする方法2との2つの方法を含む。しかしながら、方法1に所要のコンピューティングリソース及びストレージスペースが大きすぎである。方法2に所要のコンピューティングリソースは、方法1よりも小さいが、新たに追加されたデータをバックアップする際に情報システム全体をスキャンする必要があるので、バックアップされたデータに対応する大量の繰り返し動作をもたらし、情報システムのオンラインサービスに影響を与えてしまう。したがって、従来の方法では、データをバックアップする効率が低い。
【0039】
本開示の実行主体は、メタ情報記録テーブルを取得するために、メタ情報サーバ又は他のデバイスに第1時間周期間隔でリクエストを送信することができる。メタ情報記録テーブルは、通常、情報システム内の少なくとも1つのノード(例えば、サブサーバ102、103、104、105であってもよい)に格納されているメタ情報の名称情報が記録されている。実際には、実行主体におけるデータ量が大きく、毎回データをバックアップする時間が長い。通常、第1時間周期は、2週間、1ヶ月、又は2ヶ月などであってもよい。
【0040】
ステップ202において、第1メタ情報取得命令を前記メタ情報記録テーブルに基づいて前記少なくとも1つのノードのうちのノードに送信する。
【0041】
ノードにおけるデータにはメタ情報が対応付けられ、メタ情報は、現在のノードの異なるデータ領域に分布されてもよい。実行主体は、メタ情報記録テーブルによりそれぞれのノードにおけるメタ情報の名称情報を検索するとともに、名称情報に応じてそれぞれのノードに第1メタ情報取得命令を送信することができる。前記第1メタ情報取得命令は、対応するノードにおけるメタ情報を取得するように指示するために用いられてもよい。
【0042】
本実施例のいくつかの代替実施形態において、前記第1メタ情報取得命令を前記メタ情報記録テーブルに基づいて前記少なくとも1つのノードのうちのノードに送信することは、以下のステップを含んでもよい。
【0043】
第1ステップ:メタ情報の第1分布情報を前記メタ情報記録テーブルに基づいて確定する。
【0044】
実行主体は、メタ情報記録テーブルにおけるメタ情報の名称情報を検索して、それぞれのノードにおけるメタ情報の分布を確定して、第1分布情報を得ることができる。即ち、第1分布情報は、メタ情報の名称情報及びメタ情報の所在ノードを含んでもよい。
【0045】
第2ステップ:前記少なくとも1つのノードのうちのノードについて、該ノードに対応する第1メタ情報取得命令を前記第1分布情報に基づいて構築する。
【0046】
実行主体は、第1分布情報が得られた後に、対応するノードが第1メタ情報取得命令を受信した後に、第1メタ情報取得命令に応じて対応するメタ情報を取得するように、それぞれのノードにおけるメタ情報の名称情報に基づいて第1メタ情報取得命令を構築することができる。
【0047】
ステップ203において、前記少なくとも1つのノードのうちのノードから送信された、前記第1メタ情報取得命令に対応する少なくとも1つの第1フィードバック情報を受信したことに応答して、前記少なくとも1つの第1フィードバック情報を第1記憶領域に保存する。
【0048】
ノードは、第1メタ情報取得命令を受信した後に、第1メタ情報取得命令に応じてメタ情報を取得するとともに、メタ情報を第1フィードバック情報にカプセル化することができる。次に、第1フィードバック情報を実行主体に送信する。実行主体は、ノードから送信された第1メタ情報取得命令に対応する少なくとも1つの第1フィードバック情報を受信した後に、第1フィードバック情報を第1記憶領域(例えば、マスタバックアップサーバ106であってもよい)に保存してもよい。第1フィードバック情報は、対応するノードにおける前記第1メタ情報取得命令が指示するメタ情報を含んでもよい。このように、本実施例は、メタ情報をバックアップすることによりデータのバックアップを実現し、バックアップするデータ量が低減され、データをバックアップする効率及び安定性が向上された。
【0049】
引き続き
図3を参照して、
図3は、本実施例に係る情報をバックアップするための方法の適用シナリオを示す概略図である。
図3の適用シナリオにおいて、情報システムは、マスタサーバ101、サブサーバ102、マスタバックアップサーバ106及びネットワーク108を含む。マスタサーバ101は、情報システムのメタ情報をバックアップする際に、情報システムのメタ情報記録テーブルを第1時間周期間隔で取得することができ、次に、第1メタ情報取得命令をメタ情報記録テーブルに基づいてサブサーバ102に送信し、最後に、得られた第1フィードバック情報をマスタバックアップサーバ106に保存する。
【0050】
本開示の前記実施例に係る方法は、まず、情報システムの情報記録テーブルを第1時間周期間隔で取得するステップであって、情報記録テーブルには情報システム内の少なくとも1つのノードに保存されているメタ情報の名称情報が記録され、次に、対応するノードにおけるメタ情報を取得するように指示するための第1メタ情報取得命令を情報記録テーブルに基づいて少なくとも1つのノードのうちのノードに送信し、最後に、第1メタ情報取得命令に対応する第1フィードバック情報を受信して、第1フィードバック情報を第1記憶領域に保存する。本技術的手段は、メタ情報をバックアップすることによってデータのバックアップを実現し、バックアップするデータ量が低減され、データをバックアップする効率及び安定性が向上された。
【0051】
さらに、情報をバックアップするための方法の別の実施例のフロー400が示される
図4を参照する。該情報をバックアップするための方法は、前記
図2に対応する実施例の第1時間周期内にメタ情報を保存するために用いられ、フローチャートは400に示すように、ステップ401、ステップ402、ステップ403及びステップ404を含む。
【0052】
ステップ401において、メタ情報の増分情報を第2時間周期間隔で取得する。
【0053】
本実施例において、
図2に対応する実施例を基に、情報をバックアップするための方法の実行主体(例えば、
図1に示すマスタサーバ101)は、メタ情報の増分情報を第2時間周期間隔で取得することができる。前記増分情報は、前記第2時間周期内に変化するメタ情報を特徴付けるために用いられてもよい。
【0054】
本実施例のいくつかの代替実施形態において、前記メタ情報記録テーブルは、ノードにおけるメタ情報の保存時間をマークするための時間情報をさらに含み、前記メタ情報の増分情報を第2時間周期間隔で取得することは、前記メタ情報記録テーブルを取得し、前記第2時間周期に対応する時間情報に基づいて、前記メタ情報記録テーブル内のメタ情報の増分情報を確定することを含むことができる。
【0055】
メタ情報記録テーブルは、メタ情報の名称情報が記録されており、ノードにおけるメタ情報の保存時間をマークする時間情報をさらに含んでいてもよい。実行主体は、第2時間周期に対応する時間情報を検索し、さらにメタ情報記録テーブルにおいてどのメタ情報が増分情報であるかを判定することができる。以上の説明から明らかなように、実行主体は、情報システムにおけるメタ情報の全てを第1時間周期でバックアップする。一般的に、第1時間周期が長く、情報システムにおけるメタ情報も絶えずに変化するため、メタ情報を適時にバックアップすることができないという状況が起こりやすい。例えば、1ヶ月を第1時間周期として、実行主体は、毎月の初日に、情報システムの最初のデータから先月までの全てのメタ情報をバックアップし始めることができる。これは、今月の初日から最終日までに新たに出現するメタ情報を適時にバックアップすることができないことを意味する。情報システムにおいてメタ情報を欠落しないことを確保するために、実行主体は、第2時間周期で増分情報をさらに保存することができる。通常、前記第2時間周期は、前記第1時間周期よりも小さい。第2時間周期は、1日、2日などであってもよい。
【0056】
ステップ402において、メタ情報の第2分布情報を前記増分情報に基づいて確定する。
【0057】
実行主体は、上述した第1分布情報を取得するプロセスと同様に、さらにメタ情報の第2分布情報を増分情報によって確定することができる。前記第2分布情報は、前記増分情報に対応するメタ情報の名称情報及びメタ情報の所在ノードを含んでもよい。
【0058】
ステップ403において、前記少なくとも1つのノードのうちのノードについて、該ノードに対応する第2メタ情報取得命令を前記第2分布情報に基づいて構築する。
【0059】
実行主体はさらに、上述した第1メタ情報取得命令を取得するプロセスと同様に、該ノードに対応する第2メタ情報取得命令を第2分布情報に基づいて構築することができる。前記第2メタ情報取得命令は、ノードにおける前記増分情報に対応するメタ情報を取得するように指示するために用いられてもよい。
【0060】
ステップ404において、前記少なくとも1つのノードのうちのノードから送信された、前記第2メタ情報取得命令に対応する少なくとも1つの第2フィードバック情報を受信したことに応答して、前記少なくとも1つの第2フィードバック情報を第2記憶領域に保存する。
【0061】
実行主体はさらに、上述した第1フィードバック情報を取得するプロセスと同様に、取得した第2フィードバック情報を第2記憶領域(例えば、スレーブバックアップサーバ107であってもよい)に保存してもよい。第2フィードバック情報は、対応するノードにおける前記第2メタ情報取得命令が指示するメタ情報を含んでもよい。これにより、第1時間周期内にメタ情報をバックアップすることができ、メタ情報をバックアップする効率及び安定性が向上された。
【0062】
さらに、情報を復元するための方法の一実施例のフロー500が示される
図5を参照する。メタ情報の欠落に応答して、該情報を復元するための方法は、フローチャートは500に示すように、ステップ501及びステップ502を含む。
【0063】
ステップ501において、欠落したメタ情報のデータ量が設定閾値未満であることに応答して、欠落したメタ情報に対応する第1記憶情報が存在する場合、該第1記憶情報により前記欠落したメタ情報を復元し、そうでない場合には、前記欠落したメタ情報の名称情報により前記第2記憶領域から前記欠落したメタ情報を検索して復元する。
【0064】
メタ情報は、少量で欠落される可能性がある。欠落したメタ情報のデータ量が設定閾値未満で、実行主体が欠落したメタ情報に対応する第1記憶情報を見つけることができれば、実行主体は、該第1記憶情報により前記欠落したメタ情報を復元することができる。第1記憶情報には、通常、欠落したメタ情報のを最新状態が記録されており、第1記憶情報によって欠落したメタ情報を最新状態に復元することができる。欠落したメタ情報に対応する第1記憶情報を見つけない場合には、実行主体は、前記欠落したメタ情報の名称情報によって、前記第2記憶領域から前記欠落したメタ情報を検索して復元することができる。以上の説明から明らかなように、第2記憶領域に格納されているメタ情報は、最近に得られたものである。したがって、対応する第1記憶情報を見つけない場合には、第2記憶領域内に保存されているメタ情報によって、欠落したメタ情報を最近の状態に復元することもできる。記憶情報は、前記情報システムに保存されたメタ情報を記録するために用いられてもよい。記憶情報は、例えば、冗長データ、磁気ディスク履歴データ等の情報であってもよく、記憶媒体又は記憶方式によっては、記憶情報は他の種類の情報であってもよく、ここでは、詳細に説明しない。
【0065】
本実施例のいくつかの代替実施形態において、前記欠落したメタ情報が前記第2記憶領域に存在しないことに応答して、前記欠落したメタ情報の名称情報により、前記第1記憶領域から前記欠落したメタ情報を検索して復元する。
【0066】
前記欠落したメタ情報が第2記憶領域に存在しなければ、第1記憶領域から検索するしかできない。以上の説明から明らかなように、第1記憶領域内のメタ情報は、情報システム上に存在した全てのメタ情報を保存している。したがって、実行主体は、第1記憶領域内のメタ情報により、欠落したメタ情報を復元することができる。
【0067】
ステップ502において、欠落したメタ情報のデータ量が前記設定閾値以上であることに応答して、前記欠落したメタ情報の名称情報により前記第2記憶領域から前記欠落したメタ情報を検索して復元する。
【0068】
磁気ディスク全体の破損等により、メタ情報が広範囲で欠落する可能性もあり、欠落したメタ情報のデータ量は、通常、前記設定閾値以上である。この場合に、実行主体は、前記欠落したメタ情報の名称情報によって、前記第2記憶領域から前記欠落したメタ情報を検索して復元することができ、メタ情報の復元効率の向上に有利である。
【0069】
本実施例のいくつかの代替実施形態において、欠落したメタ情報のデータ量が前記設定閾値以上であることに応答して、前記欠落したメタ情報が前記第1記憶領域及び第2記憶領域に保存されていない場合、前記欠落したメタ情報に対応する第2記憶情報を取得するとともに、該第2記憶情報により前記欠落したメタ情報を復元する。
【0070】
いくつかの最新のメタ情報については、第1記憶領域及び第2記憶領域にはまだバックアップされていない可能性がある。このとき、実行主体は、前記欠落したメタ情報に対応する第2記憶情報を直接取得するとともに、該第2記憶情報により前記欠落したメタ情報を復元することができる。これにより、メタ情報の復元効率が向上され、メタ情報に対応する情報の復元効率及び信頼性が向上された。
【0071】
さらに
図6を参照して、前記各図に示される方法の実施態様として、本開示は、
図2に示される方法の実施例に対応する情報をバックアップするための装置の一実施例を提供し、当該装置は、具体的に様々な電子機器に適用可能である。
【0072】
図6に示すように、本実施例に係る情報をバックアップするための装置600は、メタ情報記録テーブル取得ユニット601と、第1メタ情報取得命令送信ユニット602と、メタ情報バックアップユニット603と、を備えてもよい。メタ情報記録テーブル取得ユニット601は、情報システムのメタ情報記録テーブルを第1時間周期間隔で取得するように構成され、前記メタ情報記録テーブルには情報システム内の少なくとも1つのノードに保存されているメタ情報の名称情報が記録されており、第1メタ情報取得命令送信ユニット602は、対応するノードにおけるメタ情報を取得するように指示するための第1メタ情報取得命令を、前記メタ情報記録テーブルに基づいて前記少なくとも1つのノードのうちのノードに送信するように構成され、メタ情報バックアップユニット603は、前記少なくとも1つのノードのうちのノードから送信された、前記第1メタ情報取得命令に対応する少なくとも1つの第1フィードバック情報を受信したことに応答して、前記少なくとも1つの第1フィードバック情報を第1記憶領域に保存するように構成され、ここで、第1フィードバック情報は、対応するノードにおける前記第1メタ情報取得命令が指示するメタ情報を含む。
【0073】
本実施例のいくつかの代替実施形態において、前記第1メタ情報取得命令送信ユニット602は、第1分布情報確定サブユニット(図示せず)と、第1メタ情報取得命令構築サブユニット(図示せず)とを備えてもよい。第1分布情報確定サブユニットは、メタ情報の名称情報及びメタ情報の所在ノードを含むメタ情報の第1分布情報を前記メタ情報記録テーブルに基づいて確定するように構成され、第1メタ情報取得命令構築サブユニットは前記少なくとも1つのノードのうちのノードについて、該ノードに対応する第1メタ情報取得命令を前記第1分布情報に基づいて構築するように構成される。
【0074】
本実施例のいくつかの代替実施形態において、情報をバックアップするための装置600は、前記第1時間周期内にメタ情報を保存するように構成されるメタ情報保存ユニット(図示せず)をさらに備えてもよく、前記メタ情報保存ユニットは、増分情報取得サブユニット(図示せず)、第2分布情報確定サブユニット(図示せず)、第2メタ情報取得命令構築サブユニット(図示せず)、及びメタ情報保存サブユニット(図示せず)を含んでいてもよい。増分情報取得サブユニットは、前記第1時間周期よりも小さい第2時間周期内で変化するメタ情報を特徴づけるためのメタ情報の増分情報を第2時間周期間隔で取得するように構成され、第2分布情報確定サブユニットは、前記増分情報に対応するメタ情報の名称情報及びメタ情報の所在ノードを含むメタ情報の第2分布情報を前記増分情報に基づいて確定するように構成され、第2メタ情報取得命令構築サブユニットは、前記少なくとも1つのノードのうちのノードについて、ノードにおける前記増分情報に対応するメタ情報を取得するように指示するための該ノードに対応する第2メタ情報取得命令を、前記第2分布情報に基づいて構築するように構成され、メタ情報保存サブユニットは、前記少なくとも1つのノードのうちのノードから送信された、前記第2メタ情報取得命令に対応する少なくとも1つの第2フィードバック情報を受信したことに応答して、前記少なくとも1つの第2フィードバック情報を第2記憶領域に保存するように構成され、ここで、第2フィードバック情報は、対応するノードにおける前記第2メタ情報取得命令が指示するメタ情報を含む。
【0075】
本実施例のいくつかの代替実施形態において、前記メタ情報記録テーブルは、ノードにおけるメタ情報の保存時間をマークするための時間情報をさらに含んでもよく、前記増分情報取得サブユニットは、前記メタ情報記録テーブルを取得し、前記第2時間周期に対応する時間情報に基づいて、前記メタ情報記録テーブル内のメタ情報の増分情報を確定するように構成される増分情報確定モジュール(図示せず)を含んでもよい。
【0076】
本実施例のいくつかの代替実施形態において、情報をバックアップするための装置600は、メタ情報の欠落に応答して、メタ情報を復元するように構成されるメタ情報復元ユニット(図示せず)をさらに含んでもよく、前記メタ情報復元ユニットは、欠落したメタ情報のデータ量が設定閾値未満であることに応答して、欠落したメタ情報に対応する第1記憶情報が存在する場合、該第1記憶情報により前記欠落したメタ情報を復元し、そうでない場合には、前記欠落したメタ情報の名称情報により前記第2記憶領域から前記欠落したメタ情報を検索して復元するように構成される第1メタ情報復元サブユニット(図示せず)を含んでもよく、ここで、記憶情報は、前記情報システムに保存されたメタ情報を記録するためのものである。
【0077】
本実施例のいくつかの代替実施形態において、前記メタ情報復元ユニットは、前記欠落したメタ情報が前記第2記憶領域に存在しないことに応答して、前記欠落したメタ情報の名称情報により、前記第1記憶領域から前記欠落したメタ情報を検索して復元するように構成される第2メタ情報復元サブユニット(図示せず)を含んでもよい。
【0078】
本実施例のいくつかの代替実施形態において、前記メタ情報復元ユニットは、欠落したメタ情報のデータ量が前記設定閾値以上であることに応答して、前記欠落したメタ情報の名称情報により前記第2記憶領域から前記欠落したメタ情報を検索して復元するように構成される第3メタ情報復元サブユニット(図示せず)を含んでもよい。
【0079】
本実施例のいくつかの代替実施形態において、前記メタ情報復元ユニットは、欠落したメタ情報のデータ量が前記設定閾値以上であることに応答して、前記欠落したメタ情報が前記第1記憶領域及び第2記憶領域に保存されていない場合、前記欠落したメタ情報に対応する第2記憶情報を取得するとともに、該第2記憶情報により前記欠落したメタ情報を復元するように構成される第4メタ情報復元サブユニット(図示せず)を含んでもよい。
【0080】
本実施例はさらに、1つ又は複数のプロセッサと、1つ又は複数のプログラムが格納されているメモリと、を含む電子機器であって、前記1つ又は複数のプログラムが前記1つ又は複数のプロセッサによって実行される場合に、前記1つ又は複数のプロセッサに前記情報をバックアップするための方法を実行させる電子機器を提供している。
【0081】
本実施例はさらに、コンピュータプログラムが格納されているコンピュータ可読媒体であって、該プログラムがプロセッサによって実行される場合に、前記情報をバックアップするための方法を実現するコンピュータ可読媒体を提供している。
【0082】
以下、本開示の実施例を実現するのに適した電子機器(例えば、
図1におけるマスタサーバ101)のコンピュータシステム700の構造概略図が示される
図7を参照する。
図7に示された電子機器はただの例示に過ぎず、本開示の実施例の機能及び使用範囲にいかなる限定を加えるものではない。
【0083】
図7に示すように、電子機器700は、読み出し専用メモリ(ROM)702に格納されているプログラム又は記憶デバイス708からランダムアクセスメモリ(RAM)703にロードされたプログラムよって様々で、適当な動作及び処理を実行することができる処理デバイス(例えば、中央処理装置、グラフィックプロセッサ等)701を含んでもよい。RAM703には、電子機器700の操作に必要な様々なプログラム及びデータがさらに格納されている。処理デバイス701、ROM702及びRAM703がバス704を介して互いに接続されている。入力/出力(I/O)インターフェース705もバス704に接続されている。
【0084】
通常、I/Oインターフェース705には、例えば、タッチスクリーン、タッチパッド、キーボード、マウス、カメラ、マイク、加速度計、ジャイロ等を含む入力デバイス706、例えば、液晶ディスプレイ(LCD)、スピーカ、バイブレータ等を含む出力デバイス707、例えば磁気テープ、ハードディスク等を含む記憶デバイス708及び通信デバイス709が接続されてもよい。通信デバイス709は、電子機器700が他のデバイスと無線又は有線で通信してデータを交換することを可能にする。
図7は、様々なデバイスを有する電子機器700が示されているが、示されたデバイスの全てを実施又は具備するように要求しないことを理解されたい。これより多い又は少ないデバイスが代替的に実施され又は具備されてもよい。
図7に示すそれぞれのブロックは、1つのデバイスを表すものであってもよいし、必要に応じて複数のデバイスを表すものであってもよい。
【0085】
特に、本開示の実施例によれば、以上でフローチャートを参照して記述されたプロセスは、コンピュータソフトウェアプログラムとして実現されてもよい。例えば、本開示の実施例は、コンピュータ可読媒体に担持されるコンピュータプログラムを備えるコンピュータプログラム製品を備え、該コンピュータプログラムは、フローチャートで示される方法を実行するためのプログラムコードを含む。このような実施例において、該コンピュータプログラムは、通信デバイス709を介してネットワークからダウンロードされてインストールされてもよく、又は記憶デバイス708からインストールされてもよく、又はROM702からインストールされてもよい。該コンピュータプログラムが処理デバイス701によって実行される場合に、本開示の実施例の方法で限定された上記の機能を実行する。
【0086】
注意すべきなのは、本開示の実施例に記載のコンピュータ可読媒体は、コンピュータ可読信号媒体又はコンピュータ可読記憶媒体、又はこれらの任意の組み合わせであってもよい。コンピュータ可読記憶媒体は、例えば、電子、磁気、光学、電磁気、赤外線、又は半導体のシステム、装置若しくはデバイス、又はこれらの任意の組み合わせを含むことができるが、これらに限定されない。コンピュータ可読記憶媒体のより具体的な例としては、1本又は複数の導線を有する電気的接続、ポータブルコンピュータディスク、ハードディスク、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読み出し専用メモリ(ROM)、消去可能プログラマブル読み出し専用メモリ(EPROM若しくはフラッシュメモリ)、光ファイバ、ポータブルコンパクトディスク読み出し専用メモリ(CD−ROM)、光メモリ、磁気メモリ、又はこれらの任意の適切な組み合わせを含むことができるが、これらに限定されない。本開示の実施例において、コンピュータ可読記憶媒体は、命令実行システム、装置若しくはデバイスで使用可能な、又はそれらに組み込まれて使用可能なプログラムを包含又は格納する任意の有形の媒体であってもよい。本開示の実施例において、コンピュータ可読信号媒体は、ベースバンド内で、又はキャリアの一部として伝送される、コンピュータ可読プログラムコードが担持されたデータ信号を含んでもよい。このような伝送されたデータ信号は、様々な形態をとることができ、電磁信号、光信号、又はこれらの任意の適切な組み合わせを含むことができるが、これらに限定されない。コンピュータ可読信号媒体は、さらにコンピュータ可読記憶媒体以外の任意のコンピュータ可読媒体であってもよい。該コンピュータ可読信号媒体は、命令実行システム、装置若しくはデバイスによって使用されるか、又はそれらに組み込まれて使用されるプログラムを、送信、伝送又は転送することができる。コンピュータ可読媒体に含まれるプログラムコードは任意の適切な媒体で伝送することができ、有線、光ケーブル、RF(無線周波数)など、又はこれらの任意の適切な組み合わせを含むが、これらに限定されない。
【0087】
前記コンピュータ可読媒体は、前記電子機器に含まれるものであってもよく、独立に存在して該電子機器に組み込まれていないものであってもよい。前記コンピュータ可読媒体に1つ又は複数のプログラムが担持されており、前記1つ又は複数のプログラムが該電子機器によって実行される場合に、情報システムのメタ情報記録テーブルを第1時間周期間隔で取得するステップであって、前記メタ情報記録テーブルには情報システム内の少なくとも1つのノードに保存されているメタ情報の名称情報が記録されているステップと、対応するノードにおけるメタ情報を取得するように指示するための第1メタ情報取得命令を前記メタ情報記録テーブルに基づいて前記少なくとも1つのノードのうちのノードに送信するステップと、前記少なくとも1つのノードのうちのノードから送信された、前記第1メタ情報取得命令に対応する少なくとも1つの第1フィードバック情報を受信したことに応答して、前記少なくとも1つの第1フィードバック情報を第1記憶領域に保存するステップであって、第1フィードバック情報は、対応するノードにおける前記第1メタ情報取得命令が指示するメタ情報を含むステップと、を含む動作を該電子機器に実行させる。
【0088】
1つ又は複数の種類のプログラミング言語又はそれらの組み合わせで、本開示の実施例の操作を実行するためのコンピュータプログラムコードを編集することができ、上記のプログラミング言語には、オブジェクト向けのプログラミング言語、例えばJava(登録商標)、Smalltalk、C++が含まれ、通常のプロシージャ向けプログラミング言語、例えば「C」言語又は類似するプログラミング言語も含まれる。プログラムコードは、完全的にユーザコンピュータに実行されてもよく、部分的にユーザコンピュータに実行されてもよく、1つの独立したソフトウェアパッケージとして実行されてもよく、部分的にユーザコンピュータに実行され且つ部分的にリモートコンピュータに実行されてもよく、又は完全的にリモートコンピュータ又はサーバに実行されてもよい。リモートコンピュータに係る場合に、リモートコンピュータは、ローカルエリアネットワーク(LAN)又は広域ネットワーク(WAN)を含む任意の種類のネットワークを介して、ユーザコンピュータ、又は、外部コンピュータに接続できる(例えば、インターネットサービス事業者によりインターネットを介して接続できる)。
【0089】
図面におけるフローチャート及びブロック図は、本開示の各実施例に係るシステム、方法及びコンピュータプログラム製品により実現可能なアーキテクチャ、機能及び操作を示す。ここで、フローチャート又はブロック図における各ブロックは、モジュール、プログラムセグメント若しくはコードの一部を表してもよく、該モジュール、プログラムセグメント、又はコードの一部は、規定されたロジック機能を達成するための1つ以上の実行可能な命令を含む。なお、いくつかの代替実施態様において、ブロック内に示された機能は、図面に示された順番とは異なるもので実行されてもよい。例えば、連続して示された2つのブロックは、実際には関連する機能に応じて、ほぼ並行に実行されてもよく、逆の順番で実行されてもよい。なお、ブロック図及び/又はフローチャートにおける各ブロック、並びに、ブロック図及び/又はフローチャートにおけるブロックの組み合わせは、規定された機能若しくは操作を実行する、ハードウェアに基づく専用システムで実現されてもよく、又は専用ハードウェアとコンピュータ命令との組み合わせで実行されてもよい。
【0090】
本開示の実施例に係るユニットは、ソフトウェアの形式で実現されてもよいし、ハードウェアの形式で実現されてもよい。記述されたユニットは、プロセッサに設けられてもよく、例えば、メタ情報記録テーブル取得ユニット、第1メタ情報取得命令送信ユニット及びメタ情報バックアップユニットを備えるプロセッサと記述されてもよい。ここで、これらのユニットの名称は、該ユニット自体を限定するものではなく、例えば、メタ情報バックアップユニットがさらに「メタ情報をバックアップするためのユニット」として記述されてもよい。
【0091】
以上の記載は、本開示の好ましい実施例、及び使用される技術的原理に関する説明に過ぎない。本開示に係る開示の範囲が、上記の技術的特徴の特定の組み合わせからなる技術案に限定されるものではなく、上記の本開示の趣旨を逸脱しない範囲で、上記の技術的特徴又はそれらの同等の特徴を任意に組み合わせてなる他の技術案も含むべきであることを、当業者に理解されたい。例えば、上記の特徴と、本開示に開示された類似の機能を持っている技術的特徴(これらに限定されていない)とを互いに置き換えてなる技術案が挙げられる。