(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
製品の型番ごとに、複数の認証マークのうちから使用する1又は複数の認証マークを指定する認証データと、前記製品の銘板ラベルあるいは製品の銘板領域に、前記認証マークを印刷または刻印する位置を示す位置データとを記憶する銘板情報記憶部と、
前記認証マークごとに対応した画像データを記憶する画像記憶部と、
前記認証マークごとに、検査装置ごとの検査条件を示す検査条件データを記憶する検査条件記憶部と、
前記型番が指示される指示部と、
前記指示部で指示された型番に基づいて、前記銘板情報記憶部から前記認証データと前記位置データを抽出し、前記画像記憶部から、前記認証データで指定される認証マークに対応した画像データを取得し、取得した画像データと位置データとにより、プリンタまたは刻印機が用いる銘板データを作成する銘板作成部と、
前記指示部で指示された型番に基づいて前記銘板情報記憶部から認証データを抽出し、当該抽出した認証データにより指定される1又は複数の認証マークに対応する検査条件データを、前記検査条件記憶部から読み出す認証確認部と、
前記認証確認部で読み出された対象の検査装置に対して、前記認証確認部で読み出された検査条件データを送信する送信部と、
前記検査装置から出力される合格判定通知を示す情報のうち、前記認証確認部で読み出された前記対象の検査装置のすべての合格判定通知を示す情報が入力された場合に、前記銘板作成部に対して、銘板データの作成、または前記プリンタもしくは前記刻印機へ銘板データの送信を許可する許可部と、
を備えることを特徴とする情報処理装置。
前記銘板情報記憶部は、前記製品の型番ごとに、銘板に用いるテキストデータと、前記銘板ラベルあるいは前記銘板領域に、前記テキストデータを印刷または刻印する位置を示すテキスト位置データとを記憶し、
前記銘板作成部は、前記指示部で指示された型番に基づいて、前記銘板情報記憶部から前記テキストデータとテキスト位置データとを抽出し、抽出した前記テキストデータと前記テキスト位置データとに基づいて、前記銘板データにテキストを加えることを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
前記銘板情報記憶部は、前記製品の型番ごとに、銘板に用いる記号マークを指定する記号データと、前記銘板ラベルあるいは前記銘板領域に、前記記号マークを印刷または刻印する位置を示す記号位置データとを記憶し、
前記画像記憶部は、前記記号マークに対応した記号画像データを記憶し、
前記銘板作成部は、前記指示部で指示された型番に基づいて、前記銘板情報記憶部から前記記号データと前記記号位置データとを抽出し、抽出した前記記号データと前記記号位置データとに基づいて、前記銘板データに前記記号画像データを加えることを特徴とする請求項1または2記載の情報処理装置。
製品の型番ごとに、複数の認証マークのうちから使用する1又は複数の認証マークを指定する認証データと、前記製品の銘板ラベルあるいは製品の銘板領域に、前記認証マークを印刷または刻印する位置を示す位置データとを記憶する銘板情報記憶部と、前記認証マークごとに対応した画像データを記憶する画像記憶部と、前記認証マークごとに、検査装置ごとの検査条件を示す検査条件データを記憶する検査条件記憶部と、を備える情報処理装置が実行する情報処理方法であって、
前記型番が指示される指示ステップと、
前記指示ステップで指示された型番に基づいて、前記銘板情報記憶部から前記認証データと前記位置データを抽出し、前記画像記憶部から、前記認証データで指定される認証マークに対応した画像データを取得し、取得した画像データと位置データとにより、プリンタまたは刻印機が用いる銘板データを作成する銘板作成ステップと、
前記指示ステップで指示された型番に基づいて前記銘板情報記憶部から認証データを抽出し、当該抽出した認証データにより指定される1又は複数の認証マークに対応する検査条件データを、前記検査条件記憶部から読み出す認証確認ステップと、
前記認証確認ステップで読み出された対象の検査装置に対して、前記認証確認ステップで読み出された検査条件データを送信する送信ステップと、
前記検査装置から出力される合格判定通知を示す情報のうち、前記認証確認ステップで読み出された前記対象の検査装置のすべての合格判定通知を示す情報が入力された場合に、前記銘板作成ステップにおける、銘板データの作成、または前記プリンタもしくは前記刻印機へ銘板データの送信を許可する許可ステップと、
を含むことを特徴とする情報処理方法。
製品の型番ごとに、複数の認証マークのうちから使用する1又は複数の認証マークを指定する認証データと、前記製品の銘板ラベルあるいは製品の銘板領域に、前記認証マークを印刷または刻印する位置を示す位置データとを記憶する銘板情報記憶部と、前記認証マークごとに対応した画像データを記憶する画像記憶部と、前記認証マークごとに、検査装置ごとの検査条件を示す検査条件データを記憶する検査条件記憶部と、を備える情報処理装置として、コンピュータを機能させるためのプログラムであって、
前記型番が指示される指示手段と、
前記指示手段で指示された型番に基づいて、前記銘板情報記憶部から前記認証データと前記位置データを抽出し、前記画像記憶部から、前記認証データで指定される認証マークに対応した画像データを取得し、取得した画像データと位置データとにより、プリンタまたは刻印機が用いる銘板データを作成する銘板作成手段と、
前記指示手段で指示された型番に基づいて前記銘板情報記憶部から認証データを抽出し、当該抽出した認証データにより指定される1又は複数の認証マークに対応する検査条件データを、前記検査条件記憶部から読み出す認証確認手段と、
前記認証確認手段で読み出された対象の検査装置に対して、前記認証確認手段で読み出された検査条件データを送信する送信手段と、
前記検査装置から出力される合格判定通知を示す情報のうち、前記認証確認手段で読み出された前記対象の検査装置のすべての合格判定通知を示す情報が入力された場合に、前記銘板作成手段に対して、銘板データの作成、または前記プリンタもしくは前記刻印機へ銘板データの送信を許可する許可手段と、
して機能させるためのプログラム。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
近年、製品に求められる適合規格は多様化しており、かつ、製品の仕向地(納品場所)によりそれらは異なる。よって、同一製品においても、適合すべき規格の組み合わせは多岐に渡り複雑化している。また、認証規格自体もそれぞれの機関において逐次見直しが行われており、その内容や認証マークが変更されることも少なくはない。一方、認証マークは、該当製品がその規格に適合していることを証明するものでもあり、万一誤った認証マークを貼付もしくは刻印して出荷した場合、重大なコンプライアンス違反となってしまう。
【0006】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、製品に認証マーク等を表示する際に、人手の介在を極力排除することにより誤表示の発生を低減することを目的とした情報処理装置、情報処理方法、及びプログラムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一態様は、製品の型番ごとに、複数の認証マークのうちから使用する1又は複数の認証マークを指定する認証データと、前記製品の銘板ラベルあるいは製品の銘板領域に、前記認証マークを印刷または刻印する位置を示す位置データとを記憶する銘板情報記憶部と、前記認証マークごとに対応した画像データを記憶する画像記憶部と、前記型番が指示される指示部と、前記指示部で指示された型番に基づいて、前記銘板情報記憶部から前記認証データと前記位置データを抽出し、前記画像記憶部から、前記認証データで指定される認証マークに対応した画像データを取得し、取得した画像データと位置データとにより、プリンタまたは刻印機が用いる銘板データを作成する銘板作成部と、備えることを特徴とする情報処理装置である。
【0008】
本発明の一態様は、上述の情報処理装置であって、前記銘板情報記憶部は、前記製品の型番ごとに、銘板に用いるテキストデータと、前記銘板ラベルあるいは前記銘板領域に、前記テキストデータを印刷または刻印する位置を示すテキスト位置データとを記憶し、前記銘板作成部は、前記指示部で指示された型番に基づいて、前記銘板情報記憶部から前記テキストデータとテキスト位置データとを抽出し、抽出した前記テキストデータと前記テキスト位置データとに基づいて、前記銘板データにテキストを加える。
【0009】
前記銘板情報記憶部は、上述の情報処理装置であって、前記製品の型番ごとに、銘板に用いる記号マークを指定する記号データと、前記銘板ラベルあるいは前記銘板領域に、前記記号マークを印刷または刻印する位置を示す記号位置データとを記憶し、前記画像記憶部は、前記記号マークに対応した記号画像データを記憶し、前記銘板作成部は、前記指示部で指示された型番に基づいて、前記銘板情報記憶部から前記記号データと前記記号位置データとを抽出し、抽出した前記記号データと前記記号位置データとに基づいて、前記銘板データに前記記号画像データを加える。
【0010】
本発明の一態様は、上述の情報処理装置であって、前記指示部は、バーコードを読み取ることにより、前記型番を取得するバーコードリーダーを有する。
【0011】
本発明の一態様は、上述の情報処理装置であって、前記認証マークごとに、検査装置ごとの検査条件を示す検査条件データを記憶する検査条件記憶部と、前記指示部で指示された型番に基づいて前記銘板情報記憶部から認証データを抽出し、当該抽出した認証データにより指定される1又は複数の認証マークに対応する検査条件データを、前記検査条件記憶部から読み出す認証確認部と、前記認証確認部で読み出された対象の検査装置に対して、前記認証確認部で読み出された検査条件データを送信する送信部と、を備える。
【0012】
本発明の一態様は、上述の情報処理装置であって、前記検査装置から出力される合格判定通知を示す情報のうち、前記認証確認部で読み出された前記対象の検査装置のすべての合格判定通知を示す情報が入力された場合に、前記銘板作成部に対して、銘板データの作成、または前記プリンタもしくは前記刻印機へ銘板データの送信を許可する許可部を備える。
【0013】
本発明の一態様は、製品の型番ごとに、複数の認証マークのうちから使用する1又は複数の認証マークを指定する認証データと、前記製品の銘板ラベルあるいは製品の銘板領域に、前記認証マークを印刷または刻印する位置を示す位置データとを記憶する銘板情報記憶部と、前記認証マークごとに対応した画像データを記憶する画像記憶部と、を備える情報処理装置が実行する情報処理方法であって、前記型番が指示される指示ステップと、前記指示ステップで指示された型番に基づいて、前記銘板情報記憶部から前記認証データと前記位置データを抽出し、前記画像記憶部から、前記認証データで指定される認証マークに対応した画像データを取得し、取得した画像データと位置データとにより、プリンタまたは刻印機が用いる銘板データを作成する銘板作成ステップと、含むことを特徴とする情報処理方法である。
【0014】
製品の型番ごとに、複数の認証マークのうちから使用する1又は複数の認証マークを指定する認証データと、前記製品の銘板ラベルあるいは製品の銘板領域に、前記認証マークを印刷または刻印する位置を示す位置データとを記憶する銘板情報記憶部と、前記認証マークごとに対応した画像データを記憶する画像記憶部と、を備える情報処理装置として、コンピュータを機能させるためのプログラムであって、前記型番が指示される指示手段と、前記指示手段で指示された型番に基づいて、前記銘板情報記憶部から前記認証データと前記位置データを抽出し、前記画像記憶部から、前記認証データで指定される認証マークに対応した画像データを取得し、取得した画像データと位置データとにより、プリンタまたは刻印機が用いる銘板データを作成する銘板作成手段と、して機能させるためのプログラムである。
【発明の効果】
【0015】
以上説明したように、本発明によれば、製品に認証マーク等を表示する際に、人手の介在を極力排除することにより誤表示の発生を低減することが可能となる。
【発明を実施するための形態】
【0017】
以下、図面を参照して、本発明の一実施形態について説明する。
【0018】
本発明の一実施形態に係る印字システムAは、製品に表示しなければならない規格の認証マークを銘板ラベルに印刷する、又は製品自体にレーザ刻印するシステムである。製品を出荷する場合、その製品の製造会社は、出荷国に応じた電気安全、EMC規制、レーザ規制、物質規制、防爆規格、省エネ等、種々の認証を取得する必要があり、その認証ごとに認証マークが定められている。そして、製品を世界各国の仕向地に出荷する場合、認証を受けた規格の認証マークを製品に表示する必要がある。ここで、認証マークとは、規格名をロゴ化等して示した文字、規格に適合したことを認証する認証機関の名称、規格の認証番号等から構成される、製品の品質、性能、安全等を証明したマークである。また、銘板ラベルとは、製品が適合している規格を示す認証マークを印字した標識である。
【0019】
図1は、本発明の一実施形態に係る印字システムAの概略構成の一例を示す図である。
印字システムAは、注文端末装置1、情報処理装置2、検査装置3、印字装置4、及び登録端末装置5を備える。
【0020】
注文端末装置1は、情報処理装置2と通信ネットワークNを介して情報を送受する。注文端末装置1は、操作者(例えば、営業担当者)から注文情報が入力されると、その注文情報を通信ネットワークNを介して情報処理装置2に送信する。ここで、注文情報とは、製品を注文する情報であって、例えば型番が含まれる情報である。型番は、製品の仕様及び製品の仕向地を一意に識別する情報である。例えば、同じ種類の製品でも製品の仕向地が異なれば、それらの製品には互いに異なる型番が設定される。また、同じ種類の製品でも製品の仕様が異なれば、それらの製品には互いに異なる型番が設定される。これは、製品の仕様や製品の仕向地に応じて認証を受けるべき(適合すべき)規格が異なるためである。
【0021】
通信ネットワークNは、無線通信の伝送路であってもよく、有線通信の伝送路であってもよく、無線通信の伝送路及び有線通信の伝送路の組み合わせであってもよい。通信ネットワークNは、携帯電話回線網などの移動体通信網、無線パケット通信網、インターネット及び専用回線又はそれらの組み合わせであってもよい。
【0022】
図2は、本発明の一実施形態に係る情報処理装置2の概略構成の一例を示す図である。
情報処理装置2は、指示部21、銘板情報記憶部22、画像記憶部23、検査条件記憶部24、銘板作成部25、認証確認部26、送信部27、及び許可部28を備える。
【0023】
指示部21は、注文端末装置1と通信ネットワークNを介して情報を取得する。具体的には、指示部21は、注文端末装置1と通信ネットワークNを介して通信することにより注文端末装置1から注文情報を取得する。また、指示部21は、取得した注文情報に含まれる型番を取得(抽出)する。
【0024】
図3は、銘板情報記憶部22に格納されている認証データの一例をテーブル形式で示す図である。具体的には、銘板情報記憶部22は、製品の型番ごとに、複数の認証マークのうちから使用する1又は複数の認証マークを指定する認証データを記憶する。
【0025】
例えば、
図3に示すように、型番AAAの製品に使用される規格としてCEマーク、RCMマーク、及びEMCマークの表示が義務付けられている場合には、銘板情報記憶部22において、型番AAAと、CEマーク、RCMマーク、及びEACマークの認証データとが対応付けられて格納されている。
また、例えば、型番BBBの製品に使用される規格としてRCMマーク、及びEMCマークの表示が義務付けられている場合には、銘板情報記憶部22において、型番BBBと、適合規格としてRCMマーク、及びEACマークの認証データとが対応付けられて格納されている。
【0026】
ここで、CEマークとは、EU(欧州連合)加盟国の基準を満たすものに付けられる基準適合マークである。RCMマークは、オーストラリアおよびニュージーランドでの新電気用品安全管理の統一制度(EESS)での電気用品安全基準を満たすものに付けられる基準適合マークである。EACマークは、ユーラシア経済委員会(ロシア・ベラルーシ・カザフスタン)の技術規則に基づき、適合性が検証された製品にのみ表示が許可される安全・EMC認証マークである。
【0027】
図4は、銘板情報記憶部22に格納されている位置データの一例をテーブル形式で示す図である。銘板情報記憶部22は、製品の銘板ラベルあるいは製品の銘板領域に、認証マークを印刷または刻印する位置を示す位置データを型番ごとに記憶する。すなわち、銘板情報記憶部22は、製品の型番と、その製品の認証マークの位置データとを対応付けて記憶する。
【0028】
ここで、銘板情報記憶部22に格納されている位置データについて、
図5を用いて説明する。
図5は、銘板情報記憶部22の位置データを説明する図である。
本実施形態の位置データとは、原点位置、原点位置からX方向(台紙の長手方向)への位置、原点位置からY方向(X方向と垂直な方向)への位置で表される。例えば、型番AAAに各認証マークが印字された銘板ラベルが貼付される場合には、一つの台紙100の所定の位置を原点位置として、各認証マークの位置がXY座標で表される。本実施形態では、台紙100の四隅のうち左下の隅を原点位置として、CEマーク110の位置データ(X1,Y1)、RCMマーク120の位置データ(X1,Y2)、EACマーク130の位置データ(X2,Y2)が型番AAAと対応付けられて銘板情報記憶部22に格納されている。また、型番BBBの場合、台紙100の四隅のうち左下の隅を原点位置として、RCMマーク120の位置データ(X1,Y2)、EACマーク130の位置データ(X2,Y2)が対応付けられて銘板情報記憶部22に格納されている。
【0029】
画像記憶部23は、各規格の認証マークごとに対応した画像データを記憶する。
【0030】
図6は、検査条件記憶部24に格納されている検査条件データの一例をテーブル形式で示す図である。検査条件記憶部24は、認証規格の認証マークごとに、検査装置3(検査装置3−1,3−2,…,3−n)ごとの検査条件を示す検査条件データを記憶する。ここで、耐圧試験、圧力試験等は、耐圧試験装置、圧力試験装置等を示す。
【0031】
ここで、本実施形態では、検査装置3は、製品の型番ごとに要求された1または複数の規格が要求する各検査を行う各検査装置3−1,3−2,…,3−nを備える。例えば、各検査装置3−1,3−2,…,3−nは、耐圧試験装置やEMC試験装置等である。また、検査条件データとは、例えば、各検査装置3−1,3−2,…,3−nで実施される試験の試験時間や試験値(印加する電圧や電流等)等の試験に関するデータである。
【0032】
図2に戻り、銘板作成部25は、指示部21で指示された型番に基づいて、銘板情報記憶部22から認証データと位置データを抽出し、画像記憶部23から、認証データに対応した画像データを取得し、この画像データと位置データとにより、印字装置4が用いる銘板データを作成する。
【0033】
例えば、銘板作成部25は、指示部21で指示された型番と一致する型番を銘板情報記憶部22から検索する。すなわち、銘板作成部25は、指示部21で指示された型番と一致する型番が銘板情報記憶部22に格納されているか否かを判定する。そして、銘板作成部25は、指示部21で指示された型番と一致する型番が銘板情報記憶部22に格納されていると判定した場合には、上記一致した型番の認証データを、銘板情報記憶部22から抽出する。そして、銘板作成部25は、抽出した認証データに対応した画像データを画像記憶部23から取得する。
【0034】
ただし、銘板作成部25は、指示部21で指示された型番と一致する型番が銘板情報記憶部22に格納されていないと判定した場合には、自装置の表示画面(不図示)でエラーメッセージを表示する。この場合には、設計担当者は、エラーメッセージを確認し、後述する登録端末装置5で、一致しないと判定された型番に関連する情報(認証データ及び位置データ、及び画像データ)を情報処理装置2に登録することができる。
【0035】
また、銘板作成部25は、指示部21で指示された型番と一致する型番が銘板情報記憶部22に格納されていると判定した場合には、上記一致した型番に対応付けられた位置データを、銘板情報記憶部22から抽出する。そして、銘板作成部25は、取得した画像データと抽出した位置データとにより銘板データを作成し、送信部27を介して印字装置4に送信する。
【0036】
認証確認部26は、指示部21で指示された型番に基づいて銘板情報記憶部22から認証データを抽出する。そして、認証確認部26は、その抽出した認証データにより指定される1又は複数の認証マークに対応する検査条件データを、検査条件記憶部24から読み出す。
【0037】
送信部27は、銘板作成部25で作成された銘板データを印字装置4へ送信する。また、送信部27は、認証確認部26で読み出された対象の検査装置3に対して、認証確認部26で読み出された検査条件データを送信する。
送信部27は、検査条件データを送信した上記対象の検査装置3を示す情報を許可部28に送信する。
【0038】
許可部28は、検査装置3から出力される合格判定通知を示す情報のうち、送信部27から送信された情報が示す対象の検査装置のすべての合格判定通知を示す情報が入力された場合に、銘板作成部25に対して、銘板データの作成、または印字装置4への銘板データの送信を許可する。
【0039】
各検査装置3−1,3−2,…,3−nは、送信部27から送信された検査条件データに基づいて、所定の検査を実施する。そして、各検査装置3−1,3−2,…,3−nは、検査結果が所定の基準を充足しているか否かを判定する。
各検査装置3−1,3−2,…,3−nは、検査結果が所定の基準を充足していると判定した場合には、その判定結果を示す合格判定通知を情報処理装置2に送信する。一方、各検査装置3−1,3−2,…,3−nは、検査結果が所定の基準を充足していないと判定した場合には、所定の基準を充足していない旨の表示を自装置の表示装置(不図示)に表示する。
【0040】
印字装置4は、プリンタまたは刻印機である。印字装置4は、銘板作成部25から通信ネットワークNを介して、銘板データを取得する。そして、印字装置4は、取得した銘板データに基づいて、銘板ラベルあるいは製品の銘板領域に、認証マークを印刷または刻印する。なお、プリンタは、UV転写型等であってもよい。銘板ラベルが電子ペーパー等で構成されている場合、IrDAなどにより、表示内容を設定してもよい。
【0041】
登録端末装置5は、型番の新規登録又は登録されている型番に関連する内容の変更を行うことができる。
図7は、本発明の一実施形態に係る登録端末装置5の概略構成の一例を示す図である。
登録端末装置5は、型番登録部51、位置データ調整部52、検査条件調整部53、及び通信部54を備える。
【0042】
型番登録部51は、例えば、設計担当者の操作に基づいて、入力された型番とその型番に対応する認証データを銘板情報記憶部22に登録(格納)することができる。また、型番登録部51は、設計担当者の操作に基づいて、銘板情報記憶部22に登録されている認証データを変更することができる。
【0043】
位置データ調整部52は、設計担当者によって入力された認証マークの位置データを、銘板情報記憶部22に新たに登録することができる。また、位置データ調整部52は、銘板情報記憶部22に既に登録されている認証マークの位置データを、型番ごとに調整可能である。例えば、設計担当者は、一つの型番において、複数の認証データが登録されている場合に、すなわち一つの台紙100に複数の認証マークが印字される場合において、各認証マークのレイアウト(位置データ)を位置データ調整部52を用いて調整することができる。
【0044】
検査条件調整部53は、検査条件記憶部24に記憶されている検査条件を、規格ごとに調整可能である。例えば、規格の検査条件が法的に変更された場合には、設計担当者は、検査条件記憶部24に記憶されている、その規格の検査条件を検査条件調整部53を用いて変更可能である。また、設計担当者は、新規の規格が銘板情報記憶部22に登録された場合には、その規格の検査条件を検査条件調整部53に入力することで検査条件記憶部24に登録することができる。
【0045】
次に、本発明の一実施形態に係る印字システムAの動作について、
図8を参照して説明する。
図8は、本発明の一実施形態に係る印字システムAの動作の流れを示すシーケンス図である。
【0046】
注文端末装置1は、操作者から注文情報が入力されると、その注文情報を通信ネットワークNを介して情報処理装置2に送信する(ステップS101)。
【0047】
指示部21は、注文端末装置1と通信ネットワークNを介して通信することにより注文端末装置1から注文情報を取得し、取得した注文情報に含まれる型番を取得(抽出)する(ステップS102)。指示部21は、取得した型番を銘板作成部25に対して指示する。銘板作成部25は、指示部21で指示された型番と一致する型番を銘板情報記憶部22から検索する(ステップS103)。そして、銘板作成部25は、検索した型番に対応付けられた認証データを、銘板情報記憶部22から抽出する(ステップS104)。
【0048】
認証確認部26は、指示部21で指示された型番に基づいて銘板情報記憶部22から認証データを抽出する。そして、認証確認部26は、その抽出した認証データにより指定される1又は複数の認証マークに対応する検査条件データを検査条件記憶部24から読み出す。送信部27は、認証確認部26で読み出された対象の検査装置3に対して、認証確認部26で読み出された検査条件データを送信する(ステップS105)。また、送信部27は、検査条件データを送信した上記対象の検査装置3を示す情報を許可部28に送信する。
【0049】
各検査装置3−1,3−2,…,3−nは、送信部27から送信された検査条件データに基づいて、検査を実施する(ステップS106)。そして、各検査装置3−1,3−2,…,3−nは、検査結果が所定の基準を充足しているか否かを判定する。各検査装置3−1,3−2,…,3−nは、各検査結果が所定の基準を充足していると判定した場合には、合格判定通知を情報処理装置2に送信する(ステップS107)。
【0050】
許可部28は、検査装置3から出力される合格判定通知を示す情報のうち、送信部27から送信された情報が示す対象の検査装置のすべての合格判定通知を示す情報が入力された場合に、銘板作成部25に対して、銘板データの作成を許可する。
【0051】
銘板作成部25は、許可部28により銘板データの作成が許可されると、指示部21の型番に基づいて、銘板情報記憶部22から位置データを抽出する。また、銘板作成部25は、画像記憶部23から、抽出した認証データに対応した画像データを取得する。
銘板作成部25は、取得した画像データと位置データとにより、印字装置4が用いる銘板データを作成する(ステップS108)。そして、送信部27は、銘板作成部25が作成した銘板データを印字装置4に送信する(ステップS109)。
【0052】
印字装置4は、銘板作成部25から通信ネットワークNを介して、銘板データを取得する。そして、印字装置4は、銘板ラベルあるいは製品の銘板領域において、銘板データに含まれている画像データを、位置データが示す位置に印刷又は刻印する(ステップS110)。
【0053】
上述したように、本発明の一実施形態に係る情報処理装置2は、指示部21で指示された型番に基づいて、銘板情報記憶部22から認証データと位置データを抽出し、画像記憶部23から、認証データで指定される認証マークに対応した画像データを取得し、この画像データと位置データとにより、プリンタまたは刻印機が用いる銘板データを作成して印字装置4に送信する。
【0054】
これにより、同一製品に対し、適合すべき規格の組み合わせが多岐に渡り複雑化していた場合においても、製品に認証マーク等を表示する際に、人手の介在を極力排除することにより誤表示の発生を低減することが可能となる。さらに、認証規格自体の見直し等に起因する認証マークや検査条件の変更が生じた場合でも、製品間や型番間における認証マークや検査条件の変更漏れ等を低減することが可能となる。したがって、顧客の要求する規格を満たした製品を、確実に提供することが可能となる。
【0055】
また、本発明の一実施形態に係る印字システムAは、銘板ラベルの製造場所(または、認証マークの刻印場所)、すなわち印字装置4が複数ある場合、通信ネットワークNを利用することで、所望の印字装置4に対して認証マークの印字の指示を容易に行うことができる。
【0056】
また、従来では、製造担当者が、製造指示書に従い、所定のデータベースから適合規格の検査条件データを抽出し、その抽出した検査条件データに基づき検査装置3で検査を実施している。ただし、前述の如く、同一製品種に対しても、要求される規格等は多様化、複雑化している。そのため、検査条件データ等の人手による抽出は漏れや誤りの発生を排除し難い。一方、本発明の一実施形態に係る情報処理装置2では、検査条件データを認証マークごとに格納する検査条件記憶部24と、抽出された認証データにより、検査条件記憶部24から検査条件データを読み出し、検査装置3へ送信する送信部27と、を備える。
これにより、製造担当者が、製造指示書に従い、データベースから検査条件データを抽出する必要がなくなり、対応規格に必要となる検査条件の漏れや誤りの発生を大幅に低減することが可能となる。
【0057】
また、現在では、製品に適合すべき規格も多岐にわたることで、銘板ラベルを製造する場合には、多種類の銘板ラベルを在庫管理する必要がある。そのため、銘板ラベルが変更した場合は、銘板ラベルの在庫調整や廃棄が必要となる。本実施形態では、型番を取得することに応じて、製品ごとに一つの台紙100に認証マークを印字して銘板ラベルを作成する。上述の印字システムAでは、認証マークの画像データを画像記憶部23に規格ごとに保持している。そのため、例えば、ある1つの規格の認証マークのデザインに変更があった場合でも、該当する画像記憶部23の画像データを修正しておけば、その後に受注した同規格を有する型番の銘板ラベル等にすべて反映することができる。これにより、誤った(古い)認証マークを表示して出荷してしまうといったミスを防ぐことが可能となる。
【0058】
また、上述の印字システムAは、銘板情報記憶部22に格納されている認証マークの位置データを調整可能な位置データ調整部52を備える。これにより、新規規格への適合、規格内容の変更、認証マークのデザイン変更、及び規格適合の削除等があった場合には、設計担当者は、位置データ調整部52で認証マークの位置データを調整すればよく、製造指示書を作成し直す必要はない。さらに、変更対象ではない規格については位置をずらす作業のみとなるため、設計担当者の変更作業におけるミス発生の可能性を低減できる。
【0059】
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、例えば以下のような変形例が考えられる。
【0060】
(1)本実施形態に係る印字システムAにおいて、例えば、該当製品に要求される規格の検査内容が、標準検査条件と同一である場合においては、規格毎の検査のステップ(
図8におけるステップS105〜ステップS107)をスキップしても良い。その場合には、銘板作成部25は、合格判定通知を取得しなくても、銘板データを印字装置4に送信する。
【0061】
(2)本実施形態に係る印字システムAにおいて、銘板情報記憶部22に格納されている型番ごとの各認証マークの位置データは、予め設計担当者により設定されていてもよいし、自動で設定されてもよい。例えば、型番ごとの各認証マークの位置データが自動で設定される場合には、各認証マークのそれぞれが重ならず、且つ台紙100の印刷可能範囲内にすべての認証マークが収まるように位置データが設定される。
【0062】
(3)本実施形態に係る印字システムAにおいて、銘板情報記憶部22、画像記憶部23、及び検査条件記憶部24は、一つのデータベースとして構成されてもよい。さらに、製品が複数の工場で製造される場合、同データベースをクラウド・コンピューティング等で共有してもよい。これによって、工場差異によるミスの発生を防ぐことができる。
【0063】
(4)本実施形態に係る印字システムAにおいて、銘板情報記憶部22は、製品の型番ごとに、銘板に用いるテキストデータと、製品の銘板ラベルあるいは製品の銘板領域に、そのテキストデータを印刷または刻印する位置を示すテキスト位置データとを記憶するようにしても良い。なお、テキスト位置データに関しても、
図5に示した位置データと同様の方法で表される。そして、銘板作成部25は、指示部21で指示される型番に基づいて、銘板情報記憶部22からテキストデータとテキスト位置データとを抽出し、その抽出したテキストデータとテキスト位置データに基づいて、銘板データにテキストを加えてもよい。規格の要求によって出荷する製品個々にユニークなIDを付与する必要がある場合には、ID発行サーバ(図示省略)より入手したID情報を元にテキストデータを作成しても良い。
【0064】
(5)本実施形態に係る印字システムAにおいて、銘板情報記憶部22は、製品の型番ごとに、銘板に用いる記号マークを指定する記号データと、製品の銘板ラベルあるいは製品の銘板領域に、上記記号マークを印刷または刻印する位置を示す記号位置データとを記憶するようにしても良い。なお、記号位置データに関しても、
図5に示した位置データと同様の方法で表される。また、画像記憶部23は、上記記号マークに対応した画像データ(記号画像データ)を記憶するようにしても良い。そして、銘板作成部25は、指示部21で指示される型番に基づいて、銘板情報記憶部22から記号データと記号位置データとを抽出し、抽出した記号データと記号位置データとに基づいて銘板データに記号画像データを加えてもよい。例えば、銘板作成部25は、銘板情報記憶部22から抽出した記号データが指定する記号マークの記号画像データを画像記憶部23から取得する。そして、銘板作成部25は、指示部21で指示された型番の記号位置データと、取得した記号画像データに基づいて、銘板データに当該記号画像データを加えてもよい。ここで、記号マークとは、製品の仕様を示すものである。製品の注文情報によっては、対応規格の変更だけでなく、例えば、電源をACにするかDCにするかといった製品仕様のカスタマイズに伴った記号マーク表示や検査条件の変更もあり得る。
【0065】
(6)本実施形態に係る印字システムAにおいて、指示部21は、バーコードリーダーを備えており、注文書に付されたバーコードを読み取ることで注文情報や型番を取得するものであっても良い。バーコードリーダーによって注文情報を取得した場合には、その注文情報に含まれる型番を抽出して銘板作成部25に指示すれば良く、バーコードリーダーによって型番を取得した場合には、その型番を銘板作成部25に直接指示すれば良い。また、バーコードリーダーによって注文番号(オーダー番号)のみが取得される場合には、注文番号と注文情報(型番を含む)とが対応付けられたデータベース(図示省略)から、注文情報に対応する注文情報に含まれる型番を取得して銘板作成部25に指示すれば良い。バーコード及びバーコードリーダに代え、もしくは、加えて、RFIDタグおよびRFIDリーダー等を用いても良い。なお、両者を併用する場合、例えば、銘板ラベル自体に実装したパッシブRFIDに情報を記憶しておき、バーコードリーダで読み取った注文情報と、RFIDリーダで読み取った銘板情報を比較チェックすることにより、銘板ラベルの誤貼付などのリスクをさらに低減することが可能となる。
【0066】
図9は、情報処理装置2、及び登録端末装置5をコンピュータ等の電子情報処理装置で構成した場合のハードウェア構成の一例を示す。情報処理装置2、及び登録端末装置5は、CPU(Central Processing Unit)周辺部と、入出力部と、レガシー入出力部とを備える。CPU周辺部は、ホスト・コントローラ801により相互に接続されるCPU802、RAM(Random Access Memory)803、グラフィック・コントローラ804、及び表示装置805を有する。入出力部は、入出力(I/O)コントローラ806によりホスト・コントローラ801に接続される通信インターフェース807、ハードディスクドライブ808、及びCD−ROM(Compact Disk Read Only Memory)ドライブ809を有する。レガシー入出力部は、入出力コントローラ806に接続されるROM(Read Only Memory)810、フレキシブルディスク(FD)・ドライブ811、及び入出力(I/O)チップ812を有する。
【0067】
ホスト・コントローラ801は、RAM803と、高い転送レートでRAM803をアクセスするCPU802、及びグラフィック・コントローラ804とを接続する。CPU802は、ROM810、及びRAM803に格納されたプログラムに基づいて動作して、各部の制御をする。グラフィック・コントローラ804は、CPU802等がRAM803内に設けたフレーム・バッファ上に生成する画像データを取得して、表示装置805上に表示させる。これに代えて、グラフィック・コントローラ804は、CPU802等が生成する画像データを格納するフレーム・バッファを、内部に含んでもよい。
【0068】
入出力コントローラ806は、ホスト・コントローラ801と、比較的高速な入出力装置であるハードディスクドライブ808、通信インターフェース807、CD−ROMドライブ809を接続する。ハードディスクドライブ808は、CPU802が使用するプログラム、及びデータを格納する。通信インターフェース807は、ネットワーク通信装置891に接続してプログラム又はデータを送受信する。CD−ROMドライブ809は、CD−ROM892からプログラム又はデータを読み取り、RAM803を介してハードディスクドライブ808、及び通信インターフェース807に提供する。
【0069】
入出力コントローラ806には、ROM810と、フレキシブルディスク・ドライブ811、及び入出力チップ812の比較的低速な入出力装置とが接続される。ROM810は、情報処理装置2、及び登録端末装置5が起動時に実行するブート・プログラム、あるいは情報処理装置2、及び登録端末装置5のハードウェアに依存するプログラム等を格納する。フレキシブルディスク・ドライブ811は、フレキシブルディスク893からプログラム又はデータを読み取り、RAM803を介してハードディスクドライブ808、及び通信インターフェース807に提供する。入出力チップ812は、フレキシブルディスク・ドライブ811、あるいはパラレル・ポート、シリアル・ポート、キーボード・ポート、マウス・ポート等を介して各種の入出力装置を接続する。
【0070】
CPU802が実行するプログラムは、フレキシブルディスク893、CD−ROM892、又はIC(Integrated Circuit)カード等の記録媒体に格納されて利用者によって提供される。記録媒体に格納されたプログラムは圧縮されていても非圧縮であってもよい。プログラムは、記録媒体からハードディスクドライブ808にインストールされ、RAM803に読み出されてCPU802により実行される。CPU802により実行されるプログラムは、情報処理装置2を、
図1から
図8に関連して説明した指示部21、銘板情報記憶部22、画像記憶部23、検査条件記憶部24、銘板作成部25、認証確認部26、送信部27、及び許可部28として機能させ、登録端末装置5を、
図1から
図8に関連して説明した型番登録部51、位置データ調整部52、検査条件調整部53、及び通信部54として機能させる。
【0071】
以上に示したプログラムは、外部の記憶媒体に格納されてもよい。記憶媒体としては、フレキシブルディスク893、CD−ROM892の他に、DVD(Digital Versatile Disk)又はPD(Phase Disk)等の光学記録媒体、MD(MiniDisk)等の光磁気記録媒体、テープ媒体、ICカード等の半導体メモリ等を用いることができる。また、専用通信ネットワークあるいはインターネットに接続されたサーバシステムに設けたハードディスク又はRAM等の記憶媒体を記録媒体として使用して、ネットワークを介したプログラムとして提供してもよい。