特許第6910503号(P6910503)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】6910503
(24)【登録日】2021年7月8日
(45)【発行日】2021年7月28日
(54)【発明の名称】ブラインドのスラット構造
(51)【国際特許分類】
   E06B 9/36 20060101AFI20210715BHJP
【FI】
   E06B9/36 E
   E06B9/36 F
   E06B9/36 H
【請求項の数】6
【全頁数】11
(21)【出願番号】特願2020-85502(P2020-85502)
(22)【出願日】2020年5月14日
【審査請求日】2020年5月15日
(31)【優先権主張番号】109203084
(32)【優先日】2020年3月18日
(33)【優先権主張国】TW
(73)【特許権者】
【識別番号】518010038
【氏名又は名称】アボー ウィンドー ファッション コーポレーション
【氏名又は名称原語表記】ABO WINDOW FASHION CORP.
(73)【特許権者】
【識別番号】520059960
【氏名又は名称】荘善棋
(74)【代理人】
【識別番号】110001139
【氏名又は名称】SK特許業務法人
(74)【代理人】
【識別番号】100130328
【弁理士】
【氏名又は名称】奥野 彰彦
(74)【代理人】
【識別番号】100130672
【弁理士】
【氏名又は名称】伊藤 寛之
(72)【発明者】
【氏名】荘善棋
【審査官】 砂川 充
(56)【参考文献】
【文献】 登録実用新案第3220935(JP,U)
【文献】 登録実用新案第3215738(JP,U)
【文献】 特開2005−137740(JP,A)
【文献】 実開昭58−114397(JP,U)
【文献】 登録実用新案第3226117(JP,U)
【文献】 登録実用新案第3226735(JP,U)
【文献】 米国特許第6892783(US,B1)
【文献】 仏国特許出願公開第2350491(FR,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
E06B 9/00− 9/92
A47H 1/00−23/14
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
スラットと、スラットハンガーと、ウェイトバーと、第一ストッパーユニットと、二つの第二ストッパーユニットとを含むブラインドのスラット構造であって、
上記スラットの上、下両端にはそれぞれ押さえリブが設けられ、
上記スラットハンガーの側辺には位置限定溝構造が設けられ、底部にスラット溝が設けられ、上記スラット溝は上記位置限定溝構造の下方に位置し、また上記スラット溝は上記スラットの上端の押さえリブの外に取り付けられ、
上記ウェイトバーはU字型を呈して組合せ空間があり、また上記組合せ空間によって上記スラットの下端の押さえリブの外に取り付けられ、上記組合せ空間の両側端口はそれぞれ底部に位置限定孔が設けられ、
上記第一ストッパーユニットは組合せブロックと開閉阻止ブロックとを含み、上記組合せブロックの一端は上記位置限定溝構造内に組み入れられ、もう一端には接続部が形成され、上記開閉阻止ブロックは両端を貫通して組合せ溝構造が設けられ、上記組合せ溝構造の外側端にはさらに拡孔溝が設けられ、上記組合せ溝構造と上記拡孔溝との間には階段状の嵌合部が形成され、上記開閉阻止ブロックは上記組合せ溝構造がスライドして位置移動することで、上記組合せブロックの接続部と組合せて制限し、上、下にスライドしてスラット溝の開放と阻止効果を奏し、
二つの第二ストッパーユニットは組合せ外蓋と蓋封じ板とを含み、上記組合せ外蓋の片側には内に向けて包み空間が設けられ、また上記包み空間によって上記ウェイトバーの両側端を貫通し、上記組合せ外蓋のもう片側には貫通溝が設けられて上記包み空間と繋がり、上記蓋封じ板の片側には嵌合凸リブと位置限定凸柱とが設けられ、上記嵌合凸リブの前端底部にはさらに嵌合栓が突設され、上記嵌合凸リブと上記位置限定凸柱とはスライドして上記貫通溝内に組合され、また上記嵌合凸リブは上記包み空間内に貫通され、さらに底部の嵌合栓によって上記ウェイトバーの位置限定孔に嵌合して固定されることで、上記組合せ外蓋が上記ウェイトバーより抜け落ちることを防止することを特徴とするブラインドのスラット構造。
【請求項2】
上記組合せブロックの接続部の前端には前阻止部が形成され、また上記前阻止部から離れる位置に後阻止部が設けられ、さらに上記前阻止部と上記後阻止部との間に位置限定誘導溝が形成され、上記位置限定誘導溝の厚みは上記前阻止部と上記後阻止部との厚みより薄いことで、上記組合せブロックと上記開閉阻止ブロックとを取り付ける時、上記前阻止部が上記組合せ溝構造の嵌合部の外に嵌合され、上記後阻止部は上記開閉阻止ブロックのもう一端の外を当てることで、上記組合せ溝構造が位置限定誘導溝内に制限されることを特徴とする請求項1のブラインドのスラット構造。
【請求項3】
上記開閉阻止ブロックの外壁には滑らかはない粗面部が設けられ、上記開閉阻止ブロックを動かして上下に位置移動しやすいようにすることを特徴とする請求項1のブラインドのスラット構造。
【請求項4】
上記ウェイトバーはU字型を呈して、内部に組合せ空間が形成され、外部の両側はそれぞれ当て辺が形成され、上記当て辺の頂端にはすべて上記組合せ空間に向かって位置限定誘導板が内に湾曲して設けられ、上記位置限定誘導板が中央に向かって集中して徐々に傾斜状に形成され、上記位置限定誘導板と上記当て辺との間はすべて緩和空間が形成され、上記当て辺が少し外へ拡張し、また上記位置限定誘導板の末端にはすべて挟み合い部が湾曲して設けられることを特徴とする請求項1のブラインドのスラット構造。
【請求項5】
上記組合せ外蓋の貫通溝は側壁に対称して二つの緊迫凸部が設けられることを特徴とする請求項1のブラインドのスラット構造。
【請求項6】
上記蓋封じ板の嵌合凸リブの前端には徐々に縮小するロック部が形成され、また上記ロック部と上記蓋封じ板との間は位置限定スライド溝が区切られることを特徴とする請求項1のブラインドのスラット構造。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はブラインド構造に関し、特にブラインドのスラット構造に関する。
【背景技術】
【0002】
従来のブラインドは、主に平面を呈する複数のスラットがスラットハンガーによってレールに沿って吊り下げられ、各スラットがそれぞれ該レールに沿ってスライドでき、さらに各スラットハンガーに連動されて開けたり、閉めたりする。これによって、該従来のブラインドが開閉する。しかし、従来のブラインドの各スラットと各スラットハンガーの間は面ファスナー(よく知られる名称はマジックテープ(登録商標))によって組み合わせられる。即ち、各スラットの内側面の頂端部と各スラットハンガーの外側面とにはそれぞれマジックテープ(登録商標)のループ面とフック面を設けることで、両者を組み合わせる。これによって、組み合わせやすい効果を達せるが、マジックテープ(登録商標)の粘着性は使用すればするほど悪くなるため、各スラットは抜け落ちる恐れがある。また、スラットの重さの増加につれて、マジックテープ(登録商標)の粘着性も低減され、該スラットを取り付ける安定性は大幅に下げるため、改善する必要が確実である。
【0003】
従って、本発明者は長年にわたって関係商品の製造開発と設計をした経験により、上述の目標について、詳しく設計をして慎重に評価した結果、実用性に満ちた本発明を得た。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明が解決しようとする課題は、従来技術に存在する上述の欠点について解決し、ブラインドのスラット構造を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明のブラインドのスラット構造は、スラットと、スラットハンガーと、ウェイトバーと、第一ストッパーユニットと、第二ストッパーユニットとを含む。該スラットの上、下両端にはそれぞれ押さえリブが設けられ、該スラットハンガーの側辺には位置限定溝構造が設けられ、底部にスラット溝が設けられる。該スラット溝は該位置限定溝構造の下方に位置し、また該スラット溝は該スラットの上端の押さえリブの外に取り付けられる。該ウェイトバーはU字型を呈して組合せ空間があり、また該組合せ空間によって該スラットの下端の押さえリブの外に取り付けられ、該組合せ空間の両側端口はそれぞれ底部に位置限定孔が設けられる。該第一ストッパーユニットは組合せブロックと開閉阻止ブロックとを含み、該組合せブロックの一端は該位置限定溝構造内に組み入れられる。もう一端には接続部が形成され、該開閉阻止ブロックは両端を貫通して組合せ溝構造が設けられ、該組合せ溝構造の外側端にはさらに拡孔溝が設けられ、該組合せ溝構造と該拡孔溝との間には階段状の嵌合部が形成される。該開閉阻止ブロックは該組合せ溝構造がスライドして位置移動することで、該組合せブロックの接続部と組合せて制限し、上、下にスライドしてスラット溝の開放と阻止効果を奏する。二つの第二ストッパーユニットは組合せ外蓋と蓋封じ板とを含み、該組合せ外蓋の片側には内に向けて包み空間が設けられ、また該包み空間によって該ウェイトバーの両側端を貫通し、該組合せ外蓋のもう片側には貫通溝が設けられて該包み空間と繋がる。該蓋封じ板の片側には嵌合凸リブと位置限定凸柱とが設けられ、該嵌合凸リブの前端底部にはさらに嵌合栓が突設される。該嵌合凸リブと該位置限定凸柱はスライドして該貫通溝内に組合され、また該嵌合凸リブは該包み空間内に貫通され、さらに底部の嵌合栓によって該ウェイトバーの位置限定孔に嵌合して固定されることで、該組合せ外蓋が該ウェイトバーより抜け落ちることを防止する。
【0006】
該組合せブロックの接続部の前端には前阻止部が形成され、また該前阻止部から離れる位置に後阻止部が設けられ、さらに該前阻止部と該後阻止部との間に位置限定誘導溝が形成される。該位置限定誘導溝の厚みは該前阻止部と該後阻止部との厚みより薄いことで、該組合せブロックと該開閉阻止ブロックとを取り付ける時、該前阻止部が該組合せ溝構造の嵌合部の外に嵌合され、該後阻止部は該開閉阻止ブロックのもう一端の外を当てることで、該組合せ溝構造が位置限定誘導溝内に制限される。
【0007】
該開閉阻止ブロックの外壁には滑らかはない粗面部が設けられ、該開閉阻止ブロックを動かして上下に位置移動しやすいようにする。
【0008】
該ウェイトバーはU字型を呈して、内部に組合せ空間が形成される。外部の両側はそれぞれ当て辺が形成され、上述当て辺の頂端にはすべて該組合せ空間に向かって位置限定誘導板が内に湾曲して設けられる。上述位置限定誘導板が中央に向かって集中して徐々に傾斜状に形成され、上述位置限定誘導板と上述当て辺との間はすべて緩和空間が形成され、上述当て辺が少し外へ拡張し、また上述位置限定誘導板の末端にはすべて挟み合い部が湾曲して設けられる。
【0009】
該組合せ外蓋の貫通溝は側壁に対称して二つの緊迫凸部が設けられる。
【0010】
該蓋封じ板の嵌合凸リブの前端には徐々に縮小するロック部が形成され、また該ロック部と該蓋封じ板との間は位置限定スライド溝が区切られる。
【0011】
本発明のスラットはそれぞれ上、下端部の押さえリブによって該スラットハンガーと該ウェイトバーとを取り付けられ、また該第一ストッパーユニットと該第二ストッパーユニットをそれぞれ利用して該スラットハンガーとウェイトバーを制限して位置決めすることで、該スラットは該第一、第二ストッパーユニットの上、下の位置移動によって、該スラットハンガーとウェイトバーより簡単に取り外しまたは固定する目的を達せる。該スラットは自分で取り外したり、取り付けたりできることで、消費者がスラットの交換をしやすく、室内の美化とブラインドの使用変化性をもたらし、さらに該スラットの取り付けの安定性を向上し、実用性を増進する。
【図面の簡単な説明】
【0012】
図1図1は、本発明に係るブラインドのスラット構造を示す立体図である。
図2図2は、本発明のスラットの上半部分の分解図である。
図3図3は、本発明のスラットの下半部分の分解図である。
図4図4は、本発明のスラットの上半部分の組合せ状態の断面図である。
図5図5は、本発明のスラットの上半部分の組合せ状態の局部断面図である。
図6図6は、本発明のスラットの上半部分の組合せ状態のもう一つの角度の断面図である。
図7図7は、本発明のスラットの上半部分の離脱状態の局部断面図である。
図8図8は、本発明のスラットの上半部分の離脱状態のもう一つの角度の断面図である。
図9図9は、本発明のスラットの下半部分の組合せ状態の断面図である。
図10図10は、本発明のスラットの下半部分の組合せ状態のもう一つの角度の断面図である。
図11図11は、本発明のスラットの下半部分の離脱状態の断面図である。
図12図12は、本発明の第二ストッパーユニットをウェイトバーから取り外した断面図である。
図13図13は、本発明のスラットが実際に応用することを示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
まず、図1から図3を参照されたい。本発明のブラインドのスラット構造は、スラット10と、スラットハンガー20と、ウェイトバー30と、第一ストッパーユニット40と、第二ストッパーユニット50とを含む。該スラット10の上、下両端にはそれぞれ押さえリブ11が設けられ、該押さえリブ11の厚みはスラット10の厚みより厚いである。該スラットハンガー20の側辺には位置限定溝構造21が設けられ、底部にスラット溝22が設けられる。該スラット溝22は該位置限定溝構造22の下方に位置し、また該スラット溝22は該スラット10の上端の押さえリブ11の外に取り付けられる。該ウェイトバー30はU字型を呈して組合せ空間31があり、該スラット10下端の押さえリブ11の外に取り付けられる。外部の両側はそれぞれ当て辺32が形成され、上述当て辺32の頂端にはすべて該組合せ空間31に向かって位置限定誘導板33が内に湾曲して設けられる。上述位置限定誘導板33が中央に向かって集中して徐々に傾斜状に形成され、上述位置限定誘導板33と上述当て辺32との間はすべて緩和空間34が形成され、上述当て辺32が少し外へ拡張し、また上述位置限定誘導板33の末端にはすべて挟み合い部35が湾曲して設けられる。該組合せ空間31の両側端口はそれぞれ底部に位置限定孔36が設けられる。該第一ストッパーユニット40は組合せブロック41と開閉阻止ブロック42とを含み、該組合せブロック41の一端は該位置限定溝構造21内に組み入れられる。もう一端には接続部411が形成され、該接続部411の前端には徐々に縮小する円錐状の前阻止部412が形成され、また該前阻止部412から離れる位置に後阻止部413が設けられ、さらに該前阻止部412と該後阻止部413との間に位置限定誘導溝414が形成される。該位置限定誘導溝414の厚みは該前阻止部412と該後阻止部413との厚みより薄いである。該開閉阻止ブロック42は両端を貫通して組合せ溝構造421が設けられ、該組合せ溝構造421の外側端にはさらに拡孔溝422が設けられ、該組合せ溝構造421と該拡孔溝422との間には階段状の嵌合部423が形成される。該開閉阻止ブロック42の外壁には滑らかはない粗面部424が設けられ、該開閉阻止ブロック42を動かして上下に位置移動しやすいようにする。二つの第二ストッパーユニット50は組合せ外蓋51と蓋封じ板52とを含み、該組合せ外蓋51の片側には内に向けて包み空間511が設けられ、また該包み空間511によって該ウェイトバー30の両側端を貫通し、該組合せ外蓋51のもう片側には貫通溝512が設けられて該包み空間511と繋がる。該貫通溝512は側壁に対称して二つの緊迫凸部513が設けられる。該蓋封じ板52の片側には嵌合凸リブ521と位置限定凸柱522とが設けられ、該嵌合凸リブ521の前端には徐々に縮小するロック部523が形成され、また該ロック部523と該蓋封じ板52との間は位置限定スライド溝524が区切られ、さらに該ロック部523の前端底部に嵌合栓525が突設される。
【0014】
構造の組み立ては引き続き図1図2図3を併せて図4から図12まで参照されたい。該スラットハンガー20はスラット溝22によって該スラット10の上端にある押さえリブ11の外に取り付けられた後、該第一ストッパーユニット40を該位置限定溝構造21に取り付けられる。該第一ストッパーユニット40の組合せブロック41は接続部411によって該開閉阻止ブロック42の組合せ溝構造421内に穿設され、また該接続部411の前阻止部412は該組合せ溝構造421の嵌合部423の外に嵌合され、該後阻止部413は該開閉阻止ブロック42のもう一端の外を当てることで、該組合せ溝構造421が位置限定誘導溝414内に制限される。該開閉阻止ブロック42は該組合せ溝構造421がスライドして位置移動することで、該組合せブロック41の接続部411と組合せて制限し、該組合せブロック41のもう一端は該位置限定溝構造21内に組み入れられ、該開閉阻止ブロック42の上、下にスライドしてスラット溝22の開放と阻止効果を達する。該ウェイトバー30は該スラット10の下端にある押さえリブ11の外を貫通して嵌められ、また該押さえリブ11を該組合せ空間31と二つの位置限定誘導板33との間に制限し、さらに二つの第二ストッパーユニット50を該ウェイトバー30の両端に取り付ける。該組合せ外蓋51の包み空間511は該ウェイトバー30の外径サイズにより小さく、また該位置限定誘導板33と当て辺32の間は緩和空間34があり、上述の緩和空間34によって該ウェイトバー30の当て辺32を内に押さえ合わせることで、該組合せ外蓋51は該ウェイトバー30の両端に嵌められ、さらに該蓋封じ板52を嵌合凸リブ521と該位置限定凸柱522とによってスライドして位置移動して該組合せ外蓋51の貫通溝512内に組設する。該嵌合凸リブ521はさらに該包み空間511内に貫通することで、該ロック部523が該貫通溝512を貫通して嵌合固定すると同時、該位置限定スライド溝524はスライドして該貫通溝512内に制限し、また底部の嵌合栓525によって該ウェイトバー30の位置限定孔36に嵌合して固定されることで、該組合せ外蓋51が該ウェイトバー30より抜け落ちることを防止する。
【0015】
構造の実際の使用状態は図13を併せて図4から図12まで参照されたい。該スラット10は主にブラインドのスラット構造に応用され、該ブラインドのスラット構造は複数の互いに連動するスラットハンガー20が設けられ、また上述スラットハンガー20のスラット溝22によって該スラット10を取り付け、さらに該第一ストッパーユニット40によってスラット10を制限して位置決めする。該スラットハンガー20から該スラット10を取り外したり取り付けたりしたい時、該開閉阻止ブロック42が該接続部411に沿って上へスライドして位置移動し、該スラット溝22の一端部が開放状態になることで、該スラット10を引っ張り出したり、スラット溝22内に組み入れたりできる。最後は該開閉阻止ブロック42を下へスライドして位置移動することで、該スラット溝22の一端を止めると、該スラット10を該スラット溝22内に取り付けて制限する。次に、該スラット10の底部はさらに該押さえリブ11によって該ウェイトバー30が取り付けられ、また該ウェイトバー30の両端には該第二ストッパーユニット50がそれぞれ取り付けられる。該第二ストッパーユニット50の組合せ外蓋51はすべて貫通溝512によって該蓋封じ板52が取り付けられ、該蓋封じ板52が該貫通溝512に沿って下へスライドする時、該嵌合凸リブ521の嵌合栓525は相対的に該ウェイトバー30の位置限定孔36に嵌められて固定されることで、該組合せ外蓋51は該ウェイトバー30に固定されるため、該組合せ外蓋51が外れて無くす恐れを防止する。同時に、ウェイトバー30が該スラット10にスライドして位置移動したり、抜け落ちったりする状況の発生を防ぎ、ウェイトバー30の取り付けの安定性を向上し、スラット10またはウェイトバー30を交換したい時、該蓋封じ板52を該貫通溝512に沿って上へスライドすると、該嵌合栓525を該位置限定孔36より離れさせることで、該組合せ外蓋51と該ウェイトバー30との固定状態を解除でき、該組合せ外蓋51を該ウェイトバー30より取り外せる。
【0016】
上述具体的な実施例の構造によって、以下の効果が得られる。本発明のスラット10はそれぞれ上、下端部の押さえリブ11によって該スラットハンガー20と該ウェイトバー30とを取り付け、また該第一ストッパーユニット40と該第二ストッパーユニット50とをそれぞれ利用して該スラットハンガー20とウェイトバー30を制限して位置決めすることで、該スラット10は該第一、第二ストッパーユニット40、50の上、下の位置移動によって、該スラットハンガー20とウェイトバー30とより簡単に取り外しまたは固定する目的を達せる。該スラット10は自分で取り外したり、取り付けたりできることで、消費者がスラット10の交換をしやすく、室内の美化とブラインドの使用変化性をもたらし、さらに該スラット10の取り付けの安定性を向上し、実用性を増進する。
【0017】
以上は、本発明に係る実施例の一部に過ぎないため、本発明の実施範囲を制限するものではない。即ち、本発明の特許請求の範囲内で行われる変化、修飾なども本発明の範囲に属すべきである。
【符号の説明】
【0018】
10 スラット
11 押さえリブ
20 スラットハンガー
21 位置限定溝構造
22 スラット溝
30 ウェイトバー
31 組合せ空間
32 当て辺
33 位置限定誘導板
34 緩和空間
35 挟み合い部
36 位置限定孔
40 第一ストッパーユニット
41 組合せブロック
411 接続部
412 前阻止部
413 後阻止部
414 位置限定誘導溝
42 開閉阻止ブロック
421 組合せ溝構造
422 拡孔溝
423 嵌合部
424 粗面部
50 第二ストッパーユニット
51 組合せ外蓋
511 包み空間
512 貫通孔
513 緊迫凸部
52 蓋封じ板
521 嵌合凸リブ
522 位置限定凸柱
523 ロック部
524 位置限定スライド溝
525 嵌合栓
【要約】      (修正有)
【課題】従来のブラインドのスラット構造における欠点を解決し、ブラインドのスラット構造を提供する。
【解決手段】スラット10と、スラットハンガー20と、ウェイトバー30と、第一ストッパーユニット40と、第二ストッパーユニット50とを含み、スラットはそれぞれ上、下端部の押さえリブによってスラットハンガーとウェイトバーとを取り付け、また第一ストッパーユニットと第二ストッパーユニットとをそれぞれ利用してスラットハンガーとウェイトバーとを制限して位置決めすることで、スラットは第一、第二ストッパーユニットの上、下の位置移動によって、スラットハンガーとウェイトバーとより簡単に取り外しまたは固定する。スラットは自分で取り外したり、取り付けたりできることで、消費者がスラットの交換をしやすく、室内の美化とブラインドの使用変化性をもたらし、さらにスラットの取り付けの安定性を向上し、実用性を増進する。
【選択図】図1
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13