【文献】
Sony,PBCH coverage extension for low-cost MTC UEs by power-density boosting[online],3GPP TSG-RAN WG1#72b R1-130958,インターネット<URL:http://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG1_RL1/TSGR1_72b/Docs/R1-130958.zip>,2013年 4月19日
【文献】
Hitachi Ltd.,Further Consideration on the Signaling Support for Reduced Power ABS[online],3GPP TSG-RAN WG1#69 R1-122698,インターネット<URL:http://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG1_RL1/TSGR1_69/Docs/R1-122698.zip>,2012年 5月25日
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
システム情報ブロック(SIB)、無線リソース制御(RRC)シグナリング、新規のPBCHレートマッチング情報、または準コロケーションシグナリングの再使用のうちの少なくとも1つを介して前記PBCH送信のためのレートマッチング情報を受信することをさらに備える、請求項1に記載の方法。
【発明を実施するための形態】
【0016】
[0031]本開示の態様は、いくつかのユーザ機器(たとえば、低コストUE、低データレートUE)のダウンリンクカバレージを拡張するための技法および装置を提供する。
【0017】
[0032]本明細書で説明する技法は、符号分割多元接続(CDMA)ネットワーク、時分割多元接続(TDMA)ネットワーク、周波数分割多元接続(FDMA)ネットワーク、直交FDMA(OFDMA)ネットワーク、シングルキャリアFDMA(SC−FDMA)ネットワークなどの様々なワイヤレス通信ネットワークに使用され得る。「ネットワーク」および「システム」という用語は、しばしば互換的に使用される。CDMAネットワークは、Universal Terrestrial Radio Access(UTRA)、CDMA2000などの無線技術を実装し得る。UTRAは、広帯域CDMA(W−CDMA(登録商標))、時分割同期CDMA(TD−SCDMA)、およびCDMAの他の変形態を含む。cdma2000は、IS−2000規格、IS−95規格、およびIS−856規格をカバーする。TDMAネットワークは、モバイル通信用グローバルシステム(GSM(登録商標):Global System for Mobile Communications)などの無線技術を実装し得る。OFDMAネットワークは、Evolved UTRA(E−UTRA)、Ultra Mobile Broadband(UMB)、IEEE802.11(Wi−Fi(登録商標))、IEEE802.16(WiMAX(登録商標))、IEEE802.20、Flash−OFDM(登録商標)などの無線技術を実装し得る。UTRAおよびE−UTRAは、ユニバーサルモバイルテレコミュニケーションシステム(UMTS)の一部である。周波数分割複信(FDD)と時分割複信(TDD)の両方における3GPPロングタームエボリューション(LTE)およびLTEアドバンスト(LTE−A)は、ダウンリンク上ではOFDMAを利用し、アップリンク上ではSC−FDMAを利用するE−UTRAを使用するUMTSの新しいリリースである。UTRA、E−UTRA、UMTS、LTE、LTE−AおよびGSMは、「第3世代パートナーシッププロジェクト」(3GPP)と称する団体の文書に記載されている。CDMA2000およびUMBは、「第3世代パートナーシッププロジェクト2」(3GPP2)と称する団体の文書に記載されている。本明細書で説明する技法は、上述のワイヤレスネットワークおよび無線技術、ならびに他のワイヤレスネットワークおよび無線技術に使用され得る。明快のために、本技法のいくつかの態様について以下ではLTE/LTE−Aに関して説明し、以下の説明の大部分でLTE/LTE−A用語を使用する。
例示的なワイヤレス通信システム
[0033]
図1は、本開示の技法および装置が適用され得る、LTEネットワークまたは何らかの他のワイヤレスネットワークであり得る、ワイヤレス通信ネットワーク100を示す。ワイヤレスネットワーク100は、いくつかの発展型ノードB(eNB)110と、他のネットワークエンティティとを含み得る。eNBは、ユーザ機器(UE)と通信するエンティティであり、基地局、ノードB、アクセスポイント(AP)などと呼ばれることもある。各eNBは、特定の地理的エリアに通信カバレッジを提供し得る。3GPPでは、「セル」という用語は、この用語が使用されるコンテキストに応じて、eNBのカバレージエリア、またはこのカバレージエリアにサービスするeNBサブシステムを指すことがある。
【0018】
[0034]eNBは、マクロセル、ピコセル、フェムトセル、または他のタイプのセルに通信カバレージを提供し得る。マクロセルは、比較的大きい地理的エリア(たとえば、半径数キロメートル)をカバーすることができ、サービスに加入しているUEによる無制限のアクセスを許容する場合がある。ピコセルは、比較的小さい地理的エリアをカバーすることができ、サービスに加入しているUEによる無制限のアクセスを許容する場合がある。フェムトセルは、比較的小さい地理的エリア(たとえば、住宅)をカバーすることができ、フェムトセルとの関連を有するUE(たとえば、限定加入者グループ(CSG:Closed Subscriber Group)中のUE)による制限付きアクセスを許容する場合がある。マクロセル用のeNBは、マクロeNBと呼ばれることがある。ピコセル用のeNBは、ピコeNBと呼ばれることがある。フェムトセル用のeNBは、フェムトeNBまたはホームeNB(HeNB)と呼ばれることがある。
図1に示す例では、eNB110aは、マクロセル102a用のマクロeNBである場合があり、eNB110bは、ピコセル102b用のピコeNBである場合があり、eNB110cは、フェムトセル102c用のフェムトeNBである場合がある。eNBは、1つまたは複数の(たとえば、3つの)セルをサポートし得る。「eNB」、「基地局」、および「セル」という用語は、本明細書では互換的に使用され得る。
【0019】
[0035]ワイヤレスネットワーク100はまた、中継局を含み得る。中継局は、上流局(たとえば、eNBまたはUE)からデータの送信を受信し、そのデータの送信を下流局(たとえば、UEまたはeNB)に送ることができるエンティティである。中継局は、他のUEに対して送信を中継することのできるUEであってもよい。
図1に示す例では、中継局110dは、eNB110aとUE120dとの間の通信を容易にするためにマクロeNB110aおよびUE120dと通信することができる。中継局は、中継eNB、中継基地局、リレーなどと呼ばれる場合もある。
【0020】
[0036]ワイヤレスネットワーク100は、様々なタイプのeNB、たとえば、マクロeNB、ピコeNB、フェムトeNB、リレーeNBなどを含む異種ネットワークであり得る。これらの様々なタイプのeNBは、様々な送信パワーレベル、様々なカバレージエリア、およびワイヤレスネットワーク100中の干渉に対する様々な影響を有し得る。たとえば、マクロeNBは、高い送信電力レベル(たとえば、5〜40W)を有し得るが、ピコeNB、フェムトeNB、および中継eNBは比較的低い送信電力レベル(たとえば、0.1〜2W)を有し得る。
【0021】
[0037]ネットワークコントローラ130は、1組のeNBに結合することができ、これらのeNBに調整および制御を提供することができる。ネットワークコントローラ130は、バックホールを介してeNBと通信し得る。eNBはまた、たとえば、ワイヤレスバックホールまたはワイヤラインバックホールを介して直接または間接的に互いに通信し得る。
【0022】
[0038]UE120(たとえば、120a、120b、120c)は、ワイヤレスネットワーク100全体に拡散される場合があり、各UEは、固定またはモバイルであり得る。UEは、アクセス端末、端末、移動局(MS)、加入者ユニット、局(STA)などと呼ばれることもある。UEは、セルラーフォン、携帯情報端末(PDA)、ワイヤレスモデム、ワイヤレス通信デバイス、ハンドヘルドデバイス、ラップトップコンピュータ、コードレスフォン、ワイヤレスローカルループ(WLL)局、タブレット、スマートフォン、ネットブック、スマートブック、ウルトラブックなどであり得る。
【0023】
[0039]
図2は、
図1の基地局/eNBのうちの1つであり得る基地局/eNB110、および
図1のUEのうちの1つであり得るUE120の設計のブロック図を示す。基地局110は、T個のアンテナ234a〜234tを装備される場合があり、UE120は、R個のアンテナ252a〜252rを装備される場合があるが、ここにおいて、一般にT≧1およびR≧1である。
【0024】
[0040]基地局110において、送信プロセッサ220が、1つまたは複数のUEについてデータソース212からデータを受信し、UEから受信されたチャネル品質インジケータ(CQI:channel quality indicator)に基づいて各UEのための1つまたは複数の変調およびコーディング方式(MCS:modulation and coding scheme)を選択し、そのUEのために選択された(1つまたは複数の)MCSに基づいて各UEのためのデータを処理(たとえば、符号化および変調)し、すべてのUEについてデータシンボルを提供し得る。送信プロセッサ220はまた、(たとえば、準静的リソース区分情報(SRPI:semi-static resource partitioning information)などのための)システム情報および制御情報(たとえば、CQI要求、許可、上位レイヤシグナリングなど)を処理し、オーバーヘッドシンボルおよび制御シンボルを提供し得る。プロセッサ220はまた、基準信号(たとえば、共通基準信号(CRS))および同期信号(たとえば、1次同期信号(PSS:primary synchronization signal:secondary synchronization signal)および2次同期信号(SSS))のための基準シンボルを生成し得る。送信(TX)多入力多出力(MIMO)プロセッサ230は、適用可能な場合、データシンボル、制御シンボル、オーバーヘッドシンボル、または基準シンボルに対して空間処理(たとえば、プリコーディング)を実行する場合があり、T個の出力シンボルストリームをT個の変調器(MOD)232a〜232tに提供する場合がある。各変調器232は、出力サンプルストリームを取得するために(たとえば、OFDMなどのための)それぞれの出力シンボルストリームを処理し得る。各変調器232はさらに、ダウンリンク信号を取得するために出力サンプルストリームを処理(たとえば、アナログへの変換、増幅、フィルタ処理、およびアップコンバート)し得る。変調器232a〜232tからのT個のダウンリンク信号は、それぞれT個のアンテナ234a〜234tを介して送信され得る。
【0025】
[0041]UE120において、アンテナ252a〜252rが、基地局110または他の基地局からダウンリンク信号を受信する場合があり、受信信号をそれぞれ復調器(DEMOD)254a〜254rに提供する場合がある。各復調器254は、入力サンプルを取得するために、その受信信号を調整(たとえば、フィルタ処理、増幅、ダウンコンバート、およびデジタル化)し得る。各復調器254はさらに、受信シンボルを取得するために(たとえば、OFDMなどのための)入力サンプルを処理し得る。MIMO検出器256は、R個すべての復調器254a〜254rから受信シンボルを取得し、適用可能な場合、受信シンボルに対してMIMO検出を実行し、検出されたシンボルを提供し得る。受信プロセッサ258は、検出されたシンボルを処理(たとえば、復調および復号)し、UE120のための復号されたデータをデータシンク260に提供し、復号された制御信号およびシステム情報をコントローラ/プロセッサ280に提供し得る。チャネルプロセッサは、基準信号受信電力(RSRP:reference signal received power)、受信信号強度インジケータ(RSSI:received signal strength indicator)、基準信号受信品質(RSRQ:reference signal received quality)、CQIなどを決定し得る。
【0026】
[0042]アップリンク上では、UE120において、送信プロセッサ264が、データソース262からのデータと、コントローラ/プロセッサ280からの(たとえば、RSRP、RSSI、RSRQ、CQIなどを備えるレポートのための)制御情報とを受信し、処理し得る。プロセッサ264は、1つまたは複数の基準信号のための基準シンボルを生成することもできる。送信プロセッサ264からのシンボルは、適用可能な場合、TX MIMOプロセッサ266によってプリコーディングされ、(たとえば、SC−FDM、OFDMなどのための)変調器254a〜254rによってさらに処理され、基地局110に送信され得る。基地局110において、UE120および他のUEからのアップリンク信号は、アンテナ234によって受信され、復調器232によって処理され、適用可能な場合、MIMO検出器236によって検出され、UE120によって送られた復号済データおよび復号済制御情報を取得するために、受信プロセッサ238によってさらに処理され得る。プロセッサ238は、復号済データをデータシンク239に提供し、復号済制御情報をコントローラ/プロセッサ240に提供し得る。基地局110は、通信ユニット244を含み、通信ユニット244を介してネットワークコントローラ130に通信し得る。ネットワークコントローラ130は、通信ユニット294と、コントローラ/プロセッサ290と、メモリ292とを含み得る。
【0027】
[0043]コントローラ/プロセッサ240および280は、それぞれ基地局110およびUE120における動作を指示し得る。基地局110におけるコントローラ/プロセッサ240もしくは他のコントローラ/プロセッサおよびモジュール、またはUE120におけるコントローラ/プロセッサ280もしくは他のコントローラ/プロセッサおよびモジュールは、本明細書で説明する技法のためのプロセスを実行または指示し得る。メモリ242および282はそれぞれ、基地局110およびUE120においてデータおよびプログラムコードを記憶することができる。スケジューラ246は、ダウンリンクまたはアップリンクにおけるデータ送信のためにUEをスケジューリングし得る。
【0028】
[0044]UE120にデータを送信するとき、基地局110は、データ割振りサイズに少なくとも部分的に基づいてバンドルサイズを決定し、決定されたバンドルサイズのバンドルされた連続リソースブロック中のデータをプリコーディングするように構成される場合があり、ここにおいて、各バンドル中のリソースブロックは、共通プリコーディング行列を用いてプリコーディングされる場合がある。すなわち、リソースブロック中のUE−RSなどの基準信号(RS)またはデータは、同じプリコーダを使用してプリコーディングされ得る。バンドルRBの各リソースブロック(RB)中のUE−RSに使用される電力レベルも同じであり得る。
【0029】
[0045]UE120は、基地局110から送信されたデータを復号するために、相補的処理を実行するように構成され得る。たとえば、UE120は、連続RBのバンドル中の基地局から送信された受信データのデータ割振りサイズに基づいてバンドルサイズを決定することと、ここにおいて、各バンドル中のリソースブロック中の少なくとも1つの基準信号が共通プリコーディング行列を用いてプリコーディングされる、決定されたバンドルサイズと、基地局から送信された1つまたは複数のRSとに基づいて、少なくとも1つのプリコードチャネルを推定することと、推定されたプリコードチャネルを使用して、受信されたバンドルを復号することとを行うように構成され得る。
【0030】
[0046]
図3は、LTEにおけるFDDのための例示的なフレーム構造300を示す。ダウンリンクおよびアップリンクの各々に関する送信タイムラインは、無線フレームの単位に区分され得る。各無線フレームは、所定の持続時間(たとえば、10ミリ秒(ms))を有する場合があり、0〜9のインデックスを有する10個のサブフレームに区分される場合がある。各サブフレームは、2つのスロットを含み得る。したがって、各無線フレームは、0〜19のインデックスを有する20個のスロットを含み得る。各スロットは、L個のシンボル期間、たとえば、ノーマルサイクリックプレフィックスでは7つのシンボル期間(
図2に示す)、または拡張サイクリックプレフィックスでは6つのシンボル期間を含み得る。各サブフレーム中の2L個のシンボル期間は、0〜2L−1のインデックスを割り当てられ得る。
【0031】
[0047]LTEでは、eNBは、eNBによってサポートされるセルごとにシステム帯域幅の中心1.08MHzにおいてダウンリンク上で1次同期信号(PSS:primary synchronization signal)と2次同期信号(SSS:secondary synchronization signal)とを送信し得る。
図3に示すように、PSSおよびSSSは、それぞれ、ノーマルサイクリックプレフィックスを有する各無線フレームのサブフレーム0および5の中のシンボル期間6および5において送信され得る。PSSおよびSSSは、セル探索および捕捉のためにUEによって使用され得る。eNBは、eNBによってサポートされるセルごとにシステム帯域幅全体でセル固有の基準信号(CRS:cell-specific reference signal)を送信し得る。CRSは、各サブフレームのいくつかのシンボル期間において送信される場合があり、チャネル推定、チャネル品質測定、または他の機能を実行するためにUEによって使用される場合がある。eNBは、いくつかの無線フレームのスロット1中の0〜3のシンボル期間において物理ブロードキャストチャネル(PBCH)を送信する場合もある。PBCHは、何らかのシステム情報を搬送する場合がある。eNBは、いくつかのサブフレームにおいて物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)上でシステム情報ブロック(SIB)などの他のシステム情報を送信し得る。eNBは、サブフレームの第1のB個のシンボル期間において物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH:physical downlink control channel)上で制御情報/データを送信し得るが、ここにおいて、Bは各サブフレームに関して構成可能であり得る。eNBは、各サブフレームの残りのシンボル期間においてPDSCH上でトラフィックデータまたは他のデータを送信し得る。
【0032】
[0048]LTEにおけるPSS、SSS、CRS、およびPBCHは、公開されている「Evolved Universal Terrestrial Radio Access(E−UTRA);Physical Channels and Modulation」と題する3GPP TS 36.211に記載されている。
【0033】
[0049]
図4は、ノーマルサイクリックプレフィックスを有する、ダウンリンクのための2つの例示的なサブフレームフォーマット410および420を示す。ダウンリンクのための利用可能な時間周波数リソースは、リソースブロックに区分され得る。各リソースブロックは、1つのスロット中で12個のサブキャリアをカバーする場合があり、いくつかのリソース要素を含む場合がある。各リソース要素は、1つのシンボル期間内に1つのサブキャリアをカバーする場合があり、実数値または複素数値であり得る1つの変調シンボルを送るために使用される場合がある。
【0034】
[0050]サブフレームフォーマット410は、2つのアンテナを装備されたeNBに使用され得る。CRSは、シンボル期間0、4、7、および11中にアンテナ0および1から送信され得る。基準信号は、送信機および受信機によってアプリオリに知られる信号であり、パイロットと呼ばれることもある。CRSは、たとえば、セル識別情報(ID)に基づいて生成された、セルに固有の基準信号である。
図4では、ラベルRaを有する所与のリソース要素に関して、アンテナaからはそのリソース要素上で変調シンボルが送信される場合があり、他のアンテナからはそのリソース要素上で変調シンボルが送信されない場合がある。サブフレームフォーマット420は、4つのアンテナを装備されたeNBに使用され得る。CRSは、シンボル期間0、4、7および11中にアンテナ0および1から送信される場合があり、シンボル期間1および8中にアンテナ2および3から送信される場合がある。サブフレームフォーマット410と420の両方に関して、CRSは、セルIDに基づいて決定され得る、均等に離間したサブキャリア上で送信され得る。様々なeNBが、それらのセルIDに応じて、同じまたは異なるサブキャリアでそれらのCRSを送信し得る。サブフレームフォーマット410と420の両方に関して、CRSに使用されないリソース要素は、データ(たとえば、トラフィックデータ、制御データ、または他のデータ)を送信するために使用され得る。
【0035】
[0051]LTEにおけるFDDのダウンリンクおよびアップリンクの各々に、インターレース構造が使用され得る。たとえば、0〜Q−1のインデックスを有するQ個のインターレースが定義される場合があり、ここにおいて、Qは、4、6、8、10、または何らかの他の値に等しいものとすることができる。各インターレースは、Q個のフレームだけ離間したサブフレームを含み得る。具体的には、インターレースqは、サブフレームq、q+Q、q+2Qなどを含む場合があり、ここにおいて、q∈{0,...,Q−1}である。
【0036】
[0052]ワイヤレスネットワークは、ダウンリンクおよびアップリンクにおけるデータ送信のためのハイブリッド自動再送信要求(HARQ)をサポートし得る。HARQの場合、送信機(たとえば、eNB110)は、パケットが受信機(たとえば、UE120)によって正しく復号されるまで、または何らかの他の終了条件に遭遇するまで、そのパケットの1つまたは複数の送信を送り得る。同期HARQの場合、パケットのすべての送信は、単一インターレースの複数のサブフレームにおいて送られる場合がある。非同期HARQの場合、パケットの各送信は、任意のサブフレームにおいて送られる場合がある。
【0037】
[0053]UEは、複数のeNBのカバレージ内に位置し得る。そのUEにサービスするために、これらのeNBのうちの1つが選択され得る。サービングeNBは、受信信号強度、受信信号品質、経路損失などの様々な基準に基づいて選択され得る。受信信号品質は、信号対干渉プラス雑音比(SINR:signal-to-interference-plus-noise ratio)、または基準信号受信品質(RSRQ:reference signal received quality)、または何らかの他のメトリックによって定量化され得る。UEは、UEが1つまたは複数の干渉eNBからの高い干渉を観測し得る支配的干渉シナリオにおいて動作し得る。
カバレージ拡張を含む例示的なPBCH設計
[0054]いくつかのシステム(たとえば、ロングタームエボリューション(LTE)リリース8またはより最近のリリース)では、送信時間間隔(TTI:transmission time interval)バンドル(たとえば、サブフレームバンドル)は、ユーザ機器(UE)ごとのベースで構成され得る。TTIバンドルは、上位レイヤから提供されたパラメータ、ttiBundlingによって構成され得る。TTIバンドルがUEに関して構成される場合、サブフレームバンドル動作は、アップリンク共有チャネル(UL−SCH:uplink shared channel)、たとえば物理アップリンク共有チャネル(PUSCH:physical uplink shared channel)にのみ適用される場合があり、他のアップリンク信号またはトラフィック(たとえば、アップリンク制御情報(UCI:uplink control information)など)には適用されない場合がある。いくつかの場合、4つのサブフレームにおいて、TTIバンドルサイズが固定される(たとえば、4つの連続したサブフレームにおいて、PUSCHが送信される)。バンドルされたサブフレームの各々において、同じハイブリッド自動再送要求(HARQ)プロセス数が使用され得る。リソース割振りサイズは、3つのリソースブロック(RB)までに制限される場合があり、変調次数は、2(たとえば、直角位相シフトキーイング(QPSK))に設定される場合がある。TTIバンドルは、各バンドルに単一の許可および単一のHARQ確認応答(ACK)が使用される、単一のリソースとして取り扱われる場合がある。
【0038】
[0055]いくつかのシステム(たとえば、LTEリリース12)では、様々なシナリオにおいて、(たとえば、物理ブロードキャストチャネル(PBCH)の)カバレージ拡張が望ましい場合がある。たとえば、カバレージ拡張は、マシンタイプ通信(MTC)デバイス、または深いカバレージホール(たとえば、地階、または谷)内のデバイスにサービスを提供するために望ましい場合がある。カバレージ拡張は、増加された帯域幅の通信のための比較的高い周波数(たとえば、高いマイクロ波周波数または高いミリメートル波周波数)の展開において望ましい場合がある。カバレージ拡張はさらに、低データレートユーザ、遅延に寛容なユーザ、ボイスオーバーインターネットプロトコル(VoIP)、および中間データレートユーザなどには望まれる場合がある。
【0039】
[0056]典型的には、PBCHは、10msごとに1つのバーストを含んで40msごとに送信される。いくつかの態様によれば、PBCHカバレージ拡張では、eノードB(eNB)は、PBCHの反復またはバンドルを実行し得る。いくつかの態様によれば、PBCHカバレージ拡張では、eNBは、UEへの送信のための送信電力を上昇させ得る。いくつかの態様によれば、PBCHカバレージ拡張では、eNBは、PBCHのペイロードサイズを低減し得る。
PBCHの電力上昇
[0057]上述のように、いくつかの態様によれば、PBCHは、カバレージを拡張するために電力上昇される(増加された電力で送信される)場合がある。電力の増加は、様々な方法において生成され得る。たとえば、eNBは、いくつかのヌルトーンを再割り振りし、PBCH送信電力を増加させるためにヌルトーン上で送信するのに使用されてきた電力を使用する場合がある。別の例では、他の周波数位置からの1つまたは複数のトーンにわたって電力スペクトル密度(PSD)が低減される場合があり、電力低減された各トーンからの電力低減量が、PBCH送信電力を増加させるために割り振られる場合がある。
【0040】
[0058]いくつかの態様によれば、eNBは、UEに電力上昇をシグナリングする場合がある。物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)上の2つの電力割振りパラメータは、PaおよびPbとして記録され得る。Paの範囲は{−6,−4.77,−3,−1.77,0,1,2,3}dBである場合があり、Pbの範囲は{0,1,2,3}である場合がある。PaおよびPbは、(たとえば、情報要素において)無線リソース制御(RRC)シグナリングによって制御される場合があり、UEは、PaおよびPbに基づいてPDSCH電力を計算する場合がある。
【0041】
[0059]いくつかの態様によれば、広帯域幅で送信するeNBでは、eNBは、4つのPBCH送信シンボル中のあるPBCHの電力を上昇させ、他のPDSCHトーンに関する残りの電力を低減する場合がある。たとえば、eNBは、PBCHが他の周波数トーンにおけるPDSCH送信信号に対して送信される、4つのシンボルの各々に関する電力調整をシグナリングする場合がある。あるいは、eNBは、PBCHが送信される、これら4つのシンボルにおいていくつかのヌルトーンを送信する場合があり、ヌルトーンの周りでレートマッチングするためにUEにシグナリングする場合もある。
【0042】
[0060]PBCHが電力上昇されるとき、CRSを有する、または有しないシンボルに関して現在規定されたPaおよびPbと同様にPBCHに再割り振りされた電力量をシグナリングするために新規のPa’およびPb’のパラメータを導入し得る。いくつかの態様によれば、電力上昇は、2次同期信号(SSS)および1次同期信号(PSS)に適用する場合もあり、eNBは、PaおよびPbとそれぞれ同様である場合もある、送信電力割振りパラメータPa”およびPb”を使用してUEに電力調整をシグナリングし得る。PSSまたはSSSが電力上昇される場合、電力スケーリングパラメータPb”は、PSSまたはSSSが電力上昇されることをシグナリングするために導入され得る。いくつかの場合には、Pa’、Pa”、Pb’、Pb”のうちのいくつかのサブセットは、同じである場合があり、同じまたは異なるパラメータは、ヌルトーンにおいて再使用される場合がある。いくつかの態様では、PSSまたはSSSが電力上昇される場合、PSSおよびSSSが共通基準信号(CRS)を含まないとき、パラメータPa’は省略される場合がある。
PBCH時間領域反復
[0061]上述のように、PBCHは、カバレージを拡張するために反復され得る。いくつかの態様によれば、(たとえば、バンドルされた)PBCHは、時間領域において反復され得る。たとえば、PBCHは、無線フレーム内の複数のサブフレームにおいて送信され得る。たとえば、送信帯域幅が1.4MHzよりも大きい場合、PBCHは、サブフレーム0(
図3に示すPBCH送信の典型的な位置)において送信され、サブフレーム5において反復され得る。したがって、PBCHは、2倍のカバレージを達成し得る。いくつかの態様によれば、システム情報ブロック1(SIB1)は、中心の6つのリソースブロック(RB)の外部で送信され得る。しかしながら、帯域幅が1.4MHzである場合、PBCHは、すべての無線フレーム中のサブフレーム0において、および、偶数の無線フレームに関するサブフレーム5がSIB1送信に使用されるときは、奇数の無線フレームのみにおけるサブフレーム5において、反復され得る。
【0043】
[0062]別の例では、PBCHは、サブフレーム0において送信され、別のサブフレームにおいて反復され得る。たとえば、PBCHは、サブフレーム0において送信されたPBCHに隣接するようにサブフレーム1または9において反復され得る。PBCHは、サブフレーム5において送信されたPBCHに隣接するようにサブフレーム4または6において送信され得る。サブフレーム0、サブフレーム5、またはサブフレーム0と5の両方に隣接する1つまたは複数のフレームにおいてPBCHを送信することは、UEがサブフレーム0および5中のPSS/SSS検出を実行するとき、UE起動時間または測定ギャップを低減する場合がある。
【0044】
[0063]いくつかの態様によれば、PBCHは、同じサブフレーム内で反復され得る。たとえば、4つのシンボルにおいてPBCHが送信されるので、サブフレームが少なくとも4つの余剰シンボルを有する場合、PBCHの2つのコピーが送られる場合がある。
【0045】
[0064]いくつかの態様によれば、PBCHは、無線フレーム内の異なるサブフレームにおいて反復される場合があり、サブフレーム内で複数回反復される場合もある。
PBCH周波数領域反復
[0065]いくつかの態様によれば、PBCHは、拡張されたカバレージを達成するために周波数領域において反復され得る。典型的には、PBCHは、(たとえば、
図3に示すように)各無線フレームのサブフレーム0中の4つの連続したOFDMシンボルの中心の6RBにおいて送信される。様々な周波数においてPBCHを反復することを可能にする広帯域幅(たとえば、6RBよりも大きい)上でシステムが動作している場合、周波数領域反復が実行され得る。いくつかの態様によれば、PBCHは、最大ダイバーシティを達成するために帯域のエッジにおいて送信(反復)される場合がある。
【0046】
[0066]いくつかの態様によれば、UEは、PBCHを復号する前には、帯域幅を知らない場合がある。いくつかの態様によれば、PBCHは、同じ周波数位置において常に反復される可能性がある。たとえば、PBCHは、固定位置において(たとえば、実際の送信帯域幅に関係なく5MHzのエッジにおいて)常に反復される場合がある。いくつかの態様によれば、PBCHは、ダウンリンク帯域幅の帯域エッジにおいて常に反復される場合があり、受信側UEは、実際の帯域幅を決定するためにPBCHのブラインド復号を実行する場合がある。
【0047】
[0067]いくつかの態様によれば、PBCHは、時間領域と周波数領域の両方において反復され得る(たとえば、2D反復)。
【0048】
[0068]いくつかの態様によれば、PBCHの拡張されたカバレージでは、カバレージ拡張が常に利用可能となるように、電力上昇によって、時間領域反復または周波数領域反復のいずれも、すべての無線フレーム中の拡張されたPBCHの送信を含む場合がある。あるいは、PBCHカバレージ拡張は、そのようなカバレージ拡張が必要であるか、または望まれる、いくつかの無線フレームにおいてのみ送信され得る。
レートマッチング
[0069]いくつかの態様によれば、eNBは、拡張されたPBCHの周りでPDSCHレートマッチングを可能にするためにPBCHカバレージ拡張をUEに知らせる場合がある。PBCHの時間領域反復によって拡張されたカバレージを有するPBCHでは、eNBは、サブフレーム内でまたはサブフレームにわたってPBCHの反復パターンをUEに知らせる場合がある。ヌルトーンによる電力上昇を有するPBCHでは、eNBは、電力上昇レベルとヌルトーンの割振りとをUEに知らせる場合がある。いくつかの態様によれば、残りのトーンが、PDSCHに割り当てられる場合がある。レートマッチングは、拡張されたPBCHが割り振られる、RB全体の周りで実行され得る。あるいは、レートマッチングは、拡張されたPBCHリソース要素(RE)の周りで実行され得る。
【0049】
[0070]いくつかの態様によれば、PBCHカバレージ拡張モードでeNBが動作していることをUEにシグナリングするためにeNBには、様々なシグナリングオプションが使用され得る。たとえば、eNBは、PBCHレートマッチング情報を有するSIBをブロードキャストし得る。代替的に、eNBは、PBCHレートマッチング情報のRRCシグナリングを使用し得る。さらに別の代替として、eNBは、PBCHレートマッチング情報をシグナリングするために準コロケーションおよびPDSCHレートマッチングシグナリング機構を再使用する場合がある。いくつかの態様によれば、PSSまたはSSSが電力上昇される場合、同様のレートマッチング動作およびシグナリングが、ヌルトーンの周りで使用され得る。
【0050】
[0071]いくつかの態様によれば、eNBは、カバレージ拡張を有するPBCHに関してバンドルされたブロードキャスト送信を機会主義的に実行し得る。たとえば、UEは、バンドルされたランダムアクセスチャネル(RACH)送信をeNBに送信することによって、PBCHカバレージ拡張が望まれることをeNBにシグナリングし得る。いくつかの態様によれば、eNBからのバンドルされたブロードキャスト送信は、SIBのサブセット(たとえば、SIB2およびそれ以降)のみ、すべてのSIB、またはPBCHとSIBの両方を含み得る。いくつかの態様によれば、バンドルされたブロードキャストがSIBのサブセットを含み、PBCHおよびSIB1が常にバンドルされ、eNBが、UEからバンドルされたRACHを受信すると、SIBサブセットバンドルを有効にし得る場合、UEは、SIB1からバンドルされたRACHの構成を得ることができる。いくつかの態様によれば、eNBがUEにバンドルされたブロードキャスト送信を送った後、eNBは、他のUEにサービスするために(たとえば、SIB2およびそれ以降に関して)バンドルをオフにする場合がある。
【0051】
[0072]いくつかの態様によれば、バンドルされたブロードキャスト送信はすべてのSIBを含み、バンドルされたPRACH構成を示すために、簡略化されたバンドルSIBが使用され得る。いくつかの態様によれば、eNBは、バンドルされたRACHの検出後、バンドルSIBのブロードキャストを開始し得る。いくつかの態様によれば、UEは、適宜、少なくとも既定のRACHシーケンスと、PSS/SSSに対する開始位置と、他のパラメータとを含む、事前設定されたRACHを送る場合がある。
【0052】
[0073]
図5は、本開示のいくつかの態様による、ワイヤレス通信のための例示的な動作500を示す。動作は、たとえば、基地局(たとえば、eNB110)によって実行され得る。動作500は、502において、物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)を送信する際に使用するための1つまたは複数の電力割振りパラメータの第1の組を取得することによって開始し得る。
【0053】
[0074]504では、基地局は、1つまたは複数の電力割振りパラメータの第2の組に基づいて、(たとえば、電力割振りパラメータの第1の組を使用して送られた)PDSCH送信と比較して上昇した送信電力で異なるタイプのダウンリンク送信(たとえば、PBCH、PSS、SSS)を送信し得る。いくつかの態様によれば、BSは、上昇した送信電力で異なるタイプのダウンリンク送信を送信することを補償するために調整された電力でPDSCHを送信し得る。いくつかの態様によれば、基地局は、UEに電力割振りパラメータの第2の組に関する情報をシグナリングし得る。たとえば、1つまたは複数の電力割振りパラメータの第2の組は、PBCHシンボル用の少なくとも1つの電力割振りパラメータと、非PBCHシンボル用の少なくとも1つの電力割振りパラメータとを含み得る。異なるタイプのダウンリンク送信を送信することは、いくつかの周波数トーン上でヌルトーンを送信しながら、PBCHシンボルの電力を上昇させることを含み得る。
【0054】
[0075]いくつかの態様によれば、基地局は、SIB、RRCシグナリング、新規のPBCHレートマッチング情報、または準コロケーションシグナリングの再使用のうちの少なくとも1つを介してヌルトーンを有するPBCH送信のためのレートマッチング情報をシグナリングし得る。PBCHを送信することは、残りのPDSCHシンボルに関する送信電力を低減しながら、PBCHシンボルの電力を上昇させることを含み得る。
【0055】
[0076]いくつかの態様では、BSは、残りのPDSCHシンボルの電力調整に関する情報をシグナリングする場合もある。
【0056】
[0077]
図6は、本開示のいくつかの態様による、ワイヤレス通信のための例示的な動作600を示す。動作600は、たとえば、UE(たとえば、UE120)によって実行され得る。動作600は、602において、PDSCH送信を受信することによって開始し得る。
【0057】
[0078]604では、UEは、PDSCH送信と比較して上昇した送信電力を有する、異なるタイプのダウンリンク送信を受信し得る。たとえば、UEは、1つまたは複数の電力割振りパラメータの第2の組(たとえば、PBCHシンボル用の少なくとも1つの電力割振りパラメータ、および非PBCHシンボル用の少なくとも1つの電力割振りパラメータ)に基づいて上昇した送信電力を有するPBCHを受信し得る。別の例では、UEは、少なくとも1つの同期信号を受信し得る。
【0058】
[0079]606では、UEは、異なるタイプのダウンリンク送信の送信電力に基づいて共通基準信号(CRS)に対するPDSCH送信の相対送信電力に関する情報を受信し得る。たとえば、UEは、ヌルトーンの電力調整に関するシグナリングを受信し得る。別の例では、UEは、PBCHには使用されないPDSCHシンボルの電力調整に関するシグナリングを受信し得る。
【0059】
[0080]いくつかの態様によれば、UEは、SIB、RRCシグナリング、新規のPBCHレートマッチング情報、または準コロケーションシグナリングの再使用のうちの少なくとも1つを介してPBCH送信のためのレートマッチング情報を受信する場合もある。
【0060】
[0081]608では、UEは、606において受信された情報に基づいてPDSCH送信を処理し得る。
【0061】
[0082]
図7は、本開示のいくつかの態様による、ワイヤレス通信のための例示的な動作700を示す。動作は、たとえば、基地局(たとえば、eNB110)によって実行され得る。動作700は、702において、無線フレームの少なくとも1つのサブフレーム中のPBCHを送信することによって開始し得る。
【0062】
[0083]704では、基地局は、(たとえば、第1のPBCHとは異なるシンボルまたは異なる周波数を使用して)無線フレームの同じサブフレーム、または異なるサブフレームのうちの少なくとも1つにおいてPBCHの送信を反復する。いくつかの態様によれば、PBCH送信は、いくつかの動作帯域幅によってのみ反復され得る。いくつかの態様によれば、PBCH送信は、各送信における同じバージョンおよびペイロードで反復され得る。いくつかの態様によれば、PBCH送信は、いくつかの無線フレームにおいてのみ反復され得る。いくつかの態様によれば、反復されたPBCH送信は、UEからバンドルされたRACH送信を受信することによってトリガされ得る。
【0063】
[0084]いくつかの態様によれば、eNBは、SIB、RRCシグナリング、新規のPBCHレートマッチング情報、または準コロケーションシグナリングの再使用のうちの少なくとも1つを介して反復されるPBCH送信のためのレートマッチング情報をシグナリングする場合がある。
【0064】
[0085]
図8は、本開示のいくつかの態様による、ワイヤレス通信のための例示的な動作800を示す。動作800は、たとえば、UE(たとえば、UE120)によって実行され得る。動作800は、802において、無線フレーム中の反復されるPBCH送信のためのレートマッチング情報を(たとえば、SIB、RRCシグナリング、新規のPBCHレートマッチング情報、または準コロケーションシグナリングの再使用を介して)受信することによって開始し得る。いくつかの態様によれば、反復されるPBCH送信は、無線フレームの同じサブフレームまたは異なるサブフレームのうちの少なくとも1つにおいて反復され得る。
【0065】
[0086]804では、UEは、レートマッチング情報に基づいて無線フレーム中のダウンリンク送信を処理し得る。
【0066】
[0087]
図9は、本開示のいくつかの態様による、ワイヤレス通信のための例示的な動作900を示す。動作は、たとえば、基地局(たとえば、eNB110)によって実行され得る。動作900は、902において、UEからバンドルされたRACH送信を受信することによって開始し得る。
【0067】
[0088]904では、基地局は、バンドルされたRACH送信を受信することに応答してブロードキャスト情報(たとえば、SIB、利用可能なSIBのサブセット、PBCHなど、またはそれらの組合せ)のバンドルされた送信をトリガし得る。
【0068】
[0089]いくつかの態様によれば、基地局は、バンドルされたRACHを検出する前にバンドルされたPRACH構成を示すSIBのバンドルされた送信を送信し得る。
【0069】
[0090]
図10は、本開示のいくつかの態様による、ワイヤレス通信のための例示的な動作1000を示す。動作1000は、たとえば、UE(たとえば、UE120)によって実行され得る。動作1000は、1002において、バンドルされたPRACH構成を示すSIBのバンドルされた送信を受信することによって開始し得る。
【0070】
[0091]1004では、UEは、ブロードキャスト情報(たとえば、SIB、利用可能なSIBのサブセット、PBCHなど、またはそれらの組合せ)のバンドルされた送信をトリガするためにPRACH構成に従ってバンドルされたRACH送信を実行し得る。
【0071】
[0092]いくつかの態様によれば、上記の技法および装置は、マシンタイプ通信(MTC)に適用され得る。いくつかの態様によれば、上記の技法および装置は、LTE無認可スペクトル(LTE−U:LTE(登録商標) unlicensed spectrum)において適用され得る。たとえば、送信が広帯域幅を超える場合、ブロードキャスト送信(たとえば、PBCHまたは同期信号)は、周波数領域において(たとえば、中心の6つのリソースブロック(RB)の外部で)反復され得る。いくつかの態様によれば、上記の技法および装置は、高次元多入力多出力(MIMO)において適用され得る。たとえば、ビームフォーミングゲインのためのアンテナアレイがPBCHに適用できない可能性がある場合、代わりにPBCHが反復されるか、またはゲインを上昇され得る。いくつかの態様によれば、上記の技法および装置は、ミニマムアレイに適用され得る。たとえば、60GHzにおいて、伝搬損失が大きい場合があり、したがって、リンクバジェット拡張が望まれる場合がある。PBCHは、リンクバジェット拡張を達成するために上述したように反復または上昇され得る。
【0072】
[0093]本明細書で使用する「決定すること」という用語は、多種多様なアクションを包含する。たとえば、「決定すること」は、計算すること、算出すること、処理すること、導出すること、調査すること、探索すること(たとえば、テーブル、データベースまたは別のデータ構造で探索すること)、確認することなどを含み得る。また、「決定すること」は、受け取ること(たとえば、情報を受け取ること)、アクセスすること(たとえば、メモリ内のデータにアクセスすること)などを含み得る。さらに、「決定すること」は、解決すること、選択すること、選ぶこと、確立することなどを含み得る。
【0073】
[0094]上述した方法の様々な動作は、対応する機能を実施することができる任意の好適な手段によって実施され得る。手段は、限定はしないが、回路、特定用途向け集積回路(ASIC)、またはプロセッサを含む、様々なハードウェアまたはソフトウェア構成要素もしくはモジュールを含み得る。ソフトウェアは、ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、マイクロコード、ハードウェア記述言語などの名称にかかわらず、命令、命令セット、コード、コードセグメント、プログラムコード、プログラム、サブプログラム、ソフトウェアモジュール、アプリケーション、ソフトウェアアプリケーション、ソフトウェアパッケージ、ファームウェア、ルーチン、サブルーチン、オブジェクト、実行ファイル、実行スレッド、プロシージャ、関数などを意味すると広く解釈されたい。概して、図に示した動作がある場合、それらの動作は、同様の番号を有する対応するカウンターパートのミーンズプラスファンクション構成要素を有し得る。たとえば、
図5〜
図10に示す動作502〜1002は、それぞれ、
図5A〜
図10Aに示す手段502A〜1002Aにそれぞれ対応する。
【0074】
[0095]たとえば、この構成により、送信するための手段は、UE120の送信機もしくはアンテナ252、またはeNB110の送信機もしくはアンテナ234を備え得る。受信するための手段は、UE120の受信機もしくはアンテナ252、またはeNB110の受信機もしくはアンテナ234を備え得る。決定するための手段は、
図2に示したUE120およびeNB110のコントローラ/プロセッサのうちのいずれかなどの、1つまたは複数のコントローラ/プロセッサを含み得る、処理システムを備え得る。
【0075】
[0096]いくつかの態様によれば、そのような手段は、様々なアルゴリズムを実装することによって(たとえば、ハードウェアにおいて、またはソフトウェア命令を実行することによって)、対応する機能を実行するように構成された処理システムによって実装され得る。たとえば、アルゴリズムは、PDSCHを送信する際に使用するための1つまたは複数の電力割振りパラメータの第1の組を取得するためのアルゴリズムと、1つまたは複数の電力割振りパラメータの第2の組に基づいて、電力割振りパラメータの第1の組を使用して送られたPDSCH送信と比較して上昇した送信電力で異なるタイプのダウンリンク送信を送信するためのアルゴリズムとを含む。いくつかの態様では、アルゴリズムは、PDSCH送信を受信するためのアルゴリズムと、PDSCH送信と比較して上昇した送信電力を有する異なるタイプのダウンリンク送信を受信するためのアルゴリズムと、異なるタイプのダウンリンク送信の送信電力に基づいて共通基準信号(CRS)に対するPDSCH送信の相対送信電力に関する情報を受信するためのアルゴリズムと、その情報に基づいてPDSCH送信を処理するためのアルゴリズムとを含む。いくつかの態様では、アルゴリズムは、無線フレームの少なくとも1つのサブフレーム中のPBCHを送信するためのアルゴリズムと、無線フレームの同じサブフレームまたは異なるサブフレームのうちの少なくとも1つの中のPBCHの送信を反復するためのアルゴリズムとを含む。いくつかの態様では、アルゴリズムは、無線フレーム中の反復されたPBCH送信のためのレートマッチング情報を受信するためのアルゴリズムと、レートマッチング情報に基づいて無線フレーム中のダウンリンク送信を処理するためのアルゴリズムとを含む。いくつかの態様では、アルゴリズムは、UEからバンドルされたRACH送信を受信するためのアルゴリズムと、バンドルされたRACH送信を受信することに応答してブロードキャスト情報のバンドルされた送信をトリガするためのアルゴリズムとを含む。いくつかの態様では、アルゴリズムは、バンドルされたPRACH構成を示すSIBのバンドルされた送信を受信するためのアルゴリズムと、ブロードキャスト情報のバンドルされた送信をトリガするためにPRACH構成に従ってバンドルされたRACH送信を実行するためのアルゴリズムとを含む。
【0076】
[0097]様々なアルゴリズムは、コンピュータ可読媒体、たとえば非一時的コンピュータ可読媒体によって実装され得る。コンピュータ可読媒体は、その上に記憶されたコンピュータ実行可能命令(たとえば、コード)を有し得る。たとえば、これらの命令は、
図2に示したUE120またはeNB110のプロセッサのうちのいずれかなどの、プロセッサまたは処理システムによって実行され、UE120のメモリ282、またはeNB110のメモリ242などのメモリ内に記憶され得る。たとえば、コンピュータ可読媒体は、PDSCHを送信する際に使用するための1つまたは複数の電力割振りパラメータの第1の組を取得するためのその上に記憶されたコンピュータ実行可能命令と、1つまたは複数の電力割振りパラメータの第2の組に基づいて、電力割振りパラメータの第1の組を使用して送られたPDSCH送信と比較して上昇した送信電力で異なるタイプのダウンリンク送信を送信するための命令とを有し得る。いくつかの態様では、コンピュータ可読媒体は、PDSCH送信を受信するためのその上に記憶されたコンピュータ実行可能命令と、PDSCH送信と比較して上昇した送信電力を有する異なるタイプのダウンリンク送信を受信するための命令と、異なるタイプのダウンリンク送信の送信電力に基づいて共通基準信号(CRS)に対するPDSCH送信の相対送信電力に関する情報を受信するための命令と、その情報に基づいてPDSCH送信を処理するための命令とを有し得る。いくつかの態様では、コンピュータ可読媒体は、無線フレームの少なくとも1つのサブフレーム中のPBCHを送信するためのその上に記憶されたコンピュータ実行可能命令と、無線フレームの同じサブフレームまたは異なるサブフレームのうちの少なくとも1つの中のPBCHの送信を反復するための命令とを有し得る。いくつかの態様では、コンピュータ可読媒体は、無線フレーム中の反復されたPBCH送信のためのレートマッチング情報を受信するためのその上に記憶されたコンピュータ実行可能命令と、レートマッチング情報に基づいて無線フレーム中のダウンリンク送信を処理するための命令とを有し得る。いくつかの態様では、コンピュータ可読媒体は、UEからバンドルされたRACH送信を受信するためのその上に記憶されたコンピュータ実行可能命令と、バンドルされたRACH送信を受信することに応答してブロードキャスト情報のバンドルされた送信をトリガするための命令とを有し得る。いくつかの態様では、コンピュータ可読媒体は、バンドルされたPRACH構成を示すSIBのバンドルされた送信を受信するためのその上に記憶されたコンピュータ実行可能命令と、ブロードキャスト情報のバンドルされた送信をトリガするためにPRACH構成に従ってバンドルされたRACH送信を実行するための命令とを有し得る。
【0077】
[0098]「または」という用語は、排他的な「または」ではなく、包括的な「または」を意味するものとする。すなわち、別段に規定されていない限り、または文脈から明らかでない限り、「XはAまたはBを採用する」という語句は、自然包括的並べ替えのいずれかを意味するものとする。すなわち、「XはAまたはBを使用する」という語句は、以下の場合、すなわち、XがAを使用する場合、XがBを使用する場合、またはXがAとBの両方を使用する場合のうちのいずれかによって満足される。その上、本出願と添付の特許請求の範囲とで使用されるとき、冠詞「a」および「an」は、別段に規定されていない限り、または単数形を対象とすべきであると文脈から明らかでない限り、通常、「1つまたは複数」を意味すると解釈されるべきである。項目のリスト「のうちの少なくとも1つ」を指す語句は、個々のメンバーおよび重複したメンバーを含む、それらの項目の任意の組合せを指す。一例として、「a、b、またはcのうちの少なくとも1つ」は、たとえば、a、b、c、a−b、a−c、b−c、a−b−c、aa、a−bb、a−b−ccなどをカバーするものとする。
【0078】
[0099]本明細書での開示に関連して説明される方法またはアルゴリズムのステップは、ハードウェアで直接的に、プロセッサによって実行されるソフトウェアモジュールにおいて、またはその2つ組合せで実施され得る。ソフトウェアモジュールは、RAMメモリ、フラッシュメモリ、ROMメモリ、EPROMメモリ、EEPROM(登録商標)メモリ、抵抗器、ハードディスク、取外し可能ディスク、CD−ROM、または、当技術分野で知られている任意の他の形の記憶媒体内に存在し得る。例示的記憶媒体は、プロセッサが記憶媒体から情報を読み取り、または記憶媒体に情報を書き込むことができるようにプロセッサに結合される。代替で、その記憶媒体は、プロセッサと一体型でもよい。プロセッサおよび記憶媒体は、ASIC中に存在し得る。ASICは、ユーザ端末中に存在し得る。代替として、プロセッサおよび記憶媒体は、ユーザ端末中の個別構成要素として存在し得る。概して、図に示された動作がある場合、それらの動作は、同様の番号を有する対応するカウンターパートのミーンズプラスファンクション構成要素を有する。
【0079】
[0100]1つまたは複数の例示的な設計では、説明した機能は、ハードウェア、ソフトウェア、またはそれらの組合せで実装され得る。ソフトウェアで実装される場合、機能は、1つまたは複数の命令またはコードとしてコンピュータ可読媒体上に記憶されるか、またはコンピュータ可読媒体を介して送信され得る。コンピュータ可読媒体は、ある場所から別の場所へのコンピュータプログラムの転送を可能にする任意の媒体を含む、コンピュータ記憶媒体とコンピュータ通信媒体の両方を含む。記憶媒体は、汎用または専用コンピュータによってアクセスされ得る任意の入手可能な媒体であり得る。限定ではなく例として、そのようなコンピュータ可読媒体は、RAM、ROM、EEPROM、CD−ROMもしくは他の光ディスクストレージ、磁気ディスクストレージもしくは他の磁気記憶デバイス、または命令またはデータ構造の形態の所望のプログラムコード手段を搬送または格納するために使用され得、汎用もしくは専用コンピュータ、または汎用もしくは専用プロセッサによってアクセスされ得る任意の他の媒体を備え得る。さらに、任意の接続がコンピュータ可読媒体と適切に呼ばれる。たとえば、ソフトウェアが、同軸ケーブル、光ファイバケーブル、撚線対、デジタル加入者線(DSL)、または赤外線、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術を使用して、ウェブサイト、サーバ、または他のリモートソースから送信される場合、同軸ケーブル、光ファイバケーブル、撚線対、DSL、または赤外線、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術が、媒体の定義に含まれる。本明細書で使用するディスク(disk)およびディスク(disc)は、コンパクトディスク(disc)(CD)、レーザーディスク(登録商標)(disc)、光ディスク(disc)、デジタル多用途ディスク(disc)(DVD)、フロッピー(登録商標)ディスク(disk)、およびBlu−ray(登録商標)ディスク(disc)を含み、ここで、ディスク(disk)は、通常、データを磁気的に再生し、ディスク(disc)は、データをレーザーで光学的に再生する。上述の組合せもコンピュータ可読媒体の範囲内に含まれるべきである。
【0080】
[0101]本開示についての以上の説明は、いかなる当業者でも本開示を作成または使用することができるように与えたものである。本開示への様々な修正は当業者には容易に明らかになり、本明細書で定義した一般原理は、本開示の趣旨または範囲から逸脱することなく他の変形形態に適用され得る。したがって、本開示は、本明細書に示される例および設計に限定されるものではなく、本明細書で開示される原理および新規な特徴と一致する最も広い範囲が与えられるべきである。
以下に本願の出願当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[C1] ユーザ機器(UE)によるワイヤレス通信のための方法であって、
物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)送信を受信することと、
前記PDSCH送信と比較して上昇した送信電力を有する、異なるタイプのダウンリンク送信を受信することと、
前記異なるタイプのダウンリンク送信の前記送信電力に基づいて共通基準信号(CRS)に対する前記PDSCH送信の相対送信電力に関する情報を受信することと、
前記情報に基づいて前記PDSCH送信を処理することと
を備える、方法。
[C2] 前記異なるタイプのダウンリンク送信が、物理ブロードキャストチャネル(PBCH)送信を備え、ここにおいて、
前記PBCH送信の送信電力が、1つまたは複数の電力割振りパラメータの組に基づいて上昇され、
1つまたは複数の電力割振りパラメータの前記組が、PBCHシンボル用の少なくとも1つの電力割振りパラメータと、非PBCHシンボル用の少なくとも1つの電力割振りパラメータとを備える、
C1に記載の方法。
[C3] ヌルトーンの電力調整に関するシグナリングを受信することをさらに備える、C2に記載の方法。
[C4] システム情報ブロック(SIB)、無線リソース制御(RRC)シグナリング、新規のPBCHレートマッチング情報、または準コロケーションシグナリングの再使用のうちの少なくとも1つを介して前記PBCH送信のためのレートマッチング情報を受信することをさらに備える、C2に記載の方法。
[C5] 前記PBCH送信に使用されないPDSCHシンボルの電力調整に関するシグナリングを受信することをさらに備える、C2に記載の方法。
[C6] 前記異なるタイプのダウンリンク送信が、少なくとも1つの同期信号を備える、C1に記載の方法。
[C7] 基地局(BS)によるワイヤレス通信のための方法であって、
無線フレームの少なくとも1つのサブフレーム中の物理ブロードキャストチャネル(PBCH)を送信することと、
前記無線フレームの前記同じサブフレームまたは異なるサブフレームのうちの少なくとも1つにおいて前記PBCHの送信を反復することと
を備える、方法。
[C8] 前記PBCHの反復送信が、いくつかの動作帯域幅のみを用いて実行される、C7に記載の方法。
[C9] 前記PBCHの反復送信が、前記送信されたPBCHとは異なるシンボルを使用した前記同じサブフレーム中の前記PBCHの反復送信を備える、C7に記載の方法。
[C10] 前記PBCHの反復送信が、異なる周波数リソースを使用した前記同じサブフレーム中の前記PBCHの反復送信を備える、C7に記載の方法。
[C11] 前記PBCHの反復送信が、各送信における同じバージョンおよびペイロードでの前記PBCHの反復送信を備える、C7に記載の方法。
[C12] 前記PBCHの反復送信が、いくつかの無線フレームのみにおいて実行される、C7に記載の方法。
[C13] システム情報ブロック(SIB)、無線リソース制御(RRC)シグナリング、新規のPBCHレートマッチング情報、または準コロケーションシグナリングの再使用のうちの少なくとも1つを介して前記反復されたPBCH送信のためのレートマッチング情報をシグナリングすることをさらに備える、C7に記載の方法。
[C14] 前記PBCHの反復送信は、ユーザ機器(UE)からのバンドルされたランダムアクセスチャネル(RACH)送信の受信によってトリガされる、C7に記載の方法。
[C15] ユーザ機器(UE)によるワイヤレス通信のための方法であって、
無線フレーム中の反復された物理ブロードキャストチャネル(PBCH)送信のためのレートマッチング情報を受信することと、
前記レートマッチング情報に基づいて前記無線フレーム中のダウンリンク送信を処理することと
を備える、方法。
[C16] 前記PBCH送信が、前記無線フレームの同じサブフレームまたは異なるサブフレームのうちの少なくとも1つにおいて反復される、C15に記載の方法。
[C17] 前記レートマッチング情報が、システム情報ブロック(SIB)、無線リソース制御(RRC)シグナリング、新規のPBCHレートマッチング情報、または準コロケーションシグナリングの再使用のうちの少なくとも1つを介してシグナリングされる、C15に記載の方法。
[C18] 基地局(BS)によるワイヤレス通信のための方法であって、
ユーザ機器(UE)からバンドルされたランダムアクセスチャネル(RACH)送信を受信することと、
前記バンドルされたRACH送信を受信することに応答してブロードキャスト情報のバンドルされた送信をトリガすることと
を備える、方法。
[C19] ブロードキャスト情報の前記バンドルされた送信が、少なくとも1つのシステム情報ブロック(SIB)を備える、C18に記載の方法。
[C20] ブロードキャスト情報の前記バンドルされた送信が、利用可能なSIBのサブセットのみを備える、C19に記載の方法。
[C21] ブロードキャスト情報の前記バンドルされた送信が、少なくとも1つの物理ブロードキャストチャネル(PBCH)を備える、C18に記載の方法。
[C22] ブロードキャスト情報の前記バンドルされた送信が、少なくとも1つのシステム情報ブロック(SIB)をさらに備える、C21に記載の方法。
[C23] 前記バンドルされたRACH送信を受信する前にバンドルされた物理RACH(PRACH)構成を示すシステム情報ブロック(SIB)のバンドルされた送信を送信することをさらに備える、C18に記載の方法。