特許第6911831号(P6911831)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ ソニー株式会社の特許一覧

<>
  • 特許6911831-プロジェクター 図000002
  • 特許6911831-プロジェクター 図000003
  • 特許6911831-プロジェクター 図000004
  • 特許6911831-プロジェクター 図000005
  • 特許6911831-プロジェクター 図000006
  • 特許6911831-プロジェクター 図000007
  • 特許6911831-プロジェクター 図000008
  • 特許6911831-プロジェクター 図000009
  • 特許6911831-プロジェクター 図000010
  • 特許6911831-プロジェクター 図000011
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6911831
(24)【登録日】2021年7月12日
(45)【発行日】2021年7月28日
(54)【発明の名称】プロジェクター
(51)【国際特許分類】
   G03B 21/20 20060101AFI20210715BHJP
   G03B 21/16 20060101ALI20210715BHJP
   G03B 21/14 20060101ALI20210715BHJP
   F21S 2/00 20160101ALI20210715BHJP
   F21V 29/503 20150101ALI20210715BHJP
   F21V 29/60 20150101ALI20210715BHJP
   H04N 5/74 20060101ALI20210715BHJP
   F21Y 101/00 20160101ALN20210715BHJP
【FI】
   G03B21/20
   G03B21/16
   G03B21/14 A
   F21S2/00 377
   F21V29/503
   F21V29/60
   H04N5/74 E
   H04N5/74 Z
   F21Y101:00 300
【請求項の数】9
【全頁数】22
(21)【出願番号】特願2018-505332(P2018-505332)
(86)(22)【出願日】2017年2月6日
(86)【国際出願番号】JP2017004233
(87)【国際公開番号】WO2017159113
(87)【国際公開日】20170921
【審査請求日】2019年12月10日
(31)【優先権主張番号】特願2016-55322(P2016-55322)
(32)【優先日】2016年3月18日
(33)【優先権主張国】JP
(73)【特許権者】
【識別番号】000002185
【氏名又は名称】ソニーグループ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100116942
【弁理士】
【氏名又は名称】岩田 雅信
(74)【代理人】
【識別番号】100167704
【弁理士】
【氏名又は名称】中川 裕人
(72)【発明者】
【氏名】寺崎 和弥
【審査官】 石本 努
(56)【参考文献】
【文献】 特開2012−173597(JP,A)
【文献】 特開2007−316318(JP,A)
【文献】 特開2009−237237(JP,A)
【文献】 特開2010−266569(JP,A)
【文献】 特開2009−175503(JP,A)
【文献】 特開2009−111255(JP,A)
【文献】 特開2004−152629(JP,A)
【文献】 特開2001−183746(JP,A)
【文献】 特開2006−309096(JP,A)
【文献】 特開2004−294986(JP,A)
【文献】 特開2005−024810(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G03B21/00−21/10
21/12−21/13
21/134−21/30
33/00−33/16
F21K9/00−9/90
F21S2/00−45/70
F21V1/00−15/04
23/00−37/00
99/00
H04N5/66−5/74
H05B37/00−39/10
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
変調素子を含む光学系が配置された光学ユニットと、
前記変調素子に信号を送出する信号ユニットと、
光を出射する光源と前記光源から出射された光を前記光学ユニットに入射させるレンズと内部に前記光源が配置されたケースとを有する光源ブロックと、
前記光源に電力を供給する光源用電源ブロックと、
前記信号ユニットと前記光源用電源ブロックに電力を供給する電源ユニットと、
前記光学ユニットと前記信号ユニットと前記電源ユニットと前記光源ブロックと前記光源用電源ブロックが配置された外筐とを備え、
前記光学ユニットと前記光源ブロックが前記光源の光軸方向に並んで配置され、
前記ケースの内部には放熱フィンを有するヒートシンクが設けられ、
前記ケースの内部には前記ヒートシンクから熱が放出される放熱空間と前記光源が配置される配置空間とが形成され、
前記放熱空間は前記光源ブロックにおいて前記光軸方向における前記光学ユニットと反対側に形成され、
前記放熱空間と前記配置空間は前記ヒートシンクによって仕切られると共に前記配置空間は前記ケースの一部と前記ヒートシンクによって密閉空間にされ、
前記光源ブロックは種類の異なる前記光源をそれぞれ有する異なる種類に交換可能とされた
プロジェクター。
【請求項2】
前記光源用電源ブロックは前記光源ブロックの種類に応じた異なる種類に交換可能とされた
請求項1に記載のプロジェクター。
【請求項3】
前記光源ブロックと前記光源用電源ブロックが光源ユニットとして設けられ、
前記光源ユニットは異なる種類に交換可能とされた
請求項1に記載のプロジェクター。
【請求項4】
冷却風を生成する少なくとも一つの冷却ファンを有する冷却機構が設けられ、
前記ケースには前記光源の種類に応じた位置に前記冷却ファンによって生成される冷却風を前記光源ブロックの内外で流動させる流動孔が形成された
請求項1に記載のプロジェクター。
【請求項5】
前記流動孔が前記冷却ファンに対向する位置に形成された
請求項4に記載のプロジェクター。
【請求項6】
前記冷却ファンが前記外筐に取り付けられている
請求項4に記載のプロジェクター。
【請求項7】
前記光源ブロックには前記光学ユニットに対して位置決めを行う位置決め部が設けられた
請求項1に記載のプロジェクター。
【請求項8】
前記光源ブロックには前記光学ユニットに締結される締結部が設けられた
請求項7に記載のプロジェクター。
【請求項9】
前記位置決め部と前記締結部が共通化された
請求項8に記載のプロジェクター。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本技術は変調素子によって光源から出射された光を変調して画像として投影するプロジェクターについての技術分野に関する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0002】
【特許文献1】特開2006−309096号公報
【特許文献2】特開2006−337941号公報
【背景技術】
【0003】
光源から出射された光を液晶パネルやDMD(digital micromirror device)素子等の変調素子によって変調し変調素子によって変調された光を投影レンズによってスクリーン上に画像として投影するように構成されたプロジェクターがある。
【0004】
プロジェクターは、変調素子を含む光学系が配置された光学ユニットと、変調素子に信号を送出する信号ユニットと、光を出射する光源を有する光源ブロックと、信号ユニットと光源用電源ブロックに電力を供給する電源ユニットとを備えている。プロジェクターにおいては、例えば、光源から出射された光を赤色と緑色と青色の波長帯域に分離して変調素子によってそれぞれ各波長帯域の光を変調し、スクリーン上に投射して重ね合わせることによってカラー画像が表示される。
【0005】
このようなプロジェクターには、メンテナンス性の向上を図るために、光源ブロックが交換可能に構成されたものがある(例えば、特許文献1及び特許文献2参照)。
【0006】
特許文献1に記載されたプロジェクターにあっては、光を出射する光源(バーナー)と光源が取り付けられたリフレクターとによって光源ブロックが構成され、光源ブロックが光源を冷却するランプ冷却装置に対して交換可能とされている。
【0007】
光源ブロックがランプ冷却装置に対して交換可能とされることにより、光源の破損時におけるメンテナンス性の向上が図られている。
【0008】
また、特許文献1に記載されたプロジェクターにあっては、リフレクターがランプ冷却装置に取り付けられており、光源とリフレクターとランプ冷却装置を一体化させたブロックが、変調素子を有する光学ユニット(光学エンジン本体部)に対して交換可能ともされている。
【0009】
このような光源とリフレクターとランプ冷却装置を一体化させたブロックが光学ユニットに対して交換されることにより、破損したバーナーの破片が残留するランプ冷却装置を光源とともに交換するため、破片の飛散が防止されメンテナンス性の一層の向上が図られる。
【0010】
特許文献2に記載されたプロジェクターにあっては、光を出射する光源と光源から出射された光を制御する制御素子(ダイクロイックミラー又はコリメートレンズ)を有する光源ブロックが設けられ、光源ブロックが変調素子を有する光学ユニットに対して交換可能とされている。
【0011】
光源と制御素子を有する光学ブロックが光学ユニットに対して交換可能とされることにより、予め光源と制御素子の間の光軸調整が行われている光源ブロックが交換されるため、交換後の光軸調整が不要になりメンテナンス性の向上が図られている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0012】
ところで、プロジェクターにおいては、光源として可視光領域での発光効率が高い超高圧水銀ランプ(Ultra High Performance Lamp)が用いられることが多いが、近年、技術の発展により光源としてレーザーダイオード(Laser Diode)や発光ダイオード(LED: Light Emitting Diode)等の他の種類の光源も用いられるようになってきた。
【0013】
レーザーダイオードは、出射される光が波長や振幅のばらつきの少ないコヒーレント光であり、レンズ等によって集光させた場合に色収差が生じ難いと言う特性を有している。また、レーザーダイオードは、特定の強度以上の電流が流れたときに光が出力されると言う閾値電流特性を有しており、閾値付近における電流の増減によって極めて高い感度での光の出力の切替を行うことが可能であり、高い波長領域での変調も可能とされている。
【0014】
一方、発光ダイオードは、信頼性が高く長寿命であり、コストパフォーマンスが高いと言う利点を有している。また、発光ダイオードは消費電力が低いと共に発熱性が低く、熱に変換されて消費される電力が少なくて済み、発光効率が高いと言う特性を有する他、光源の大きさが小さく発光部の小型化を図ることも可能である。
【0015】
このような状況において、特許文献1や特許文献2に記載されたように光源を有する光源ブロックを交換可能としてメンテナンス性の向上を図ることも必要であるが、プロジェクターにおいては、例えば、使用環境や使用目的等に応じて種類の異なる光源を使用可能として汎用性の向上を図ることが望まれる。
【0016】
そこで、本技術プロジェクターは、上記した問題点を克服し、メンテナンス性の向上を図った上で種類の異なる光源を使用可能として汎用性の向上を図ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0017】
第1に、本技術に係るプロジェクターは、上記した課題を解決するために、変調素子を含む光学系が配置された光学ユニットと、前記変調素子に信号を送出する信号ユニットと、光を出射する光源と前記光源から出射された光を前記光学ユニットに入射させるレンズと内部に前記光源が配置されたケースとを有する光源ブロックと、前記光源に電力を供給する光源用電源ブロックと、前記信号ユニットと前記光源用電源ブロックに電力を供給する電源ユニットと、前記光学ユニットと前記信号ユニットと前記電源ユニットと前記光源ブロックと前記光源用電源ブロックが配置された外筐とを備え、前記光学ユニットと前記光源ブロックが前記光源の光軸方向に並んで配置され、前記ケースの内部には放熱フィンを有するヒートシンクが設けられ、前記ケースの内部には前記ヒートシンクから熱が放出される放熱空間と前記光源が配置される配置空間とが形成され、前記放熱空間は前記光源ブロックにおいて前記光軸方向における前記光学ユニットと反対側に形成され、前記放熱空間と前記配置空間は前記ヒートシンクによって仕切られると共に前記配置空間は前記ケースの一部と前記ヒートシンクによって密閉空間にされ、前記光源ブロックは種類の異なる前記光源をそれぞれ有する異なる種類に交換可能とされたものである。
【0018】
これにより、異なる種類の光源ブロックの交換により種類の異なる光源の使用が可能とされる。
【0019】
第2に、上記した本技術に係るプロジェクターにおいては、前記光源用電源ブロックは前記光源ブロックの種類に応じた異なる種類に交換可能とされることが望ましい。
【0020】
これにより、交換される光源ブロックに応じた光源用電源ブロックに交換される。
【0021】
第3に、上記した本技術に係るプロジェクターにおいては、前記光源ブロックと前記光源用電源ブロックが光源ユニットとして設けられ、前記光源ユニットは異なる種類に交換可能とされることが望ましい。
【0022】
これにより、光源ブロックと光源用電源ブロックが一度の作業によって交換される。
【0023】
第4に、上記した本技術に係るプロジェクターにおいては、冷却風を生成する少なくとも一つの冷却ファンを有する冷却機構が設けられ、前記ケースには前記光源の種類に応じた位置に前記冷却ファンによって生成される冷却風を前記光源ブロックの内外で流動させる流動孔が形成されることが望ましい。
【0024】
これにより、冷却ファンによって生成された冷却風が交換された光源ブロックの種類に拘わらず光源ブロックの内外で流動される。
【0025】
第5に、上記した本技術に係るプロジェクターにおいては、前記流動孔が前記冷却ファンに対向する位置に形成されることが望ましい。
【0026】
これにより、光源ブロックに交換されたときに流動孔と冷却ファンの位置が一致される。
【0027】
第6に、上記した本技術に係るプロジェクターにおいては、前記冷却ファンが前記外筐に取り付けられていることが望ましい。
【0028】
これにより、冷却ファンが光源ブロックに配置されない分、光源ブロックが軽量化される。
【0029】
第7に、上記した本技術に係るプロジェクターにおいては、前記光源ブロックには前記光学ユニットに対して位置決めを行う位置決め部が設けられることが望ましい。
【0030】
これにより、光源ブロックの交換時に光源ブロックが光学ユニットに対して位置決めされて光源ブロックと光学ユニットの適正な位置関係が確保される。
【0031】
第8に、上記した本技術に係るプロジェクターにおいては、前記光源ブロックには前記光学ユニットに締結される締結部が設けられることが望ましい。
【0032】
これにより、光源ブロックの交換時に光源ブロックが光学ユニットに締結部によって締結される。
【0033】
第9に、上記した本技術に係るプロジェクターにおいては、前記位置決め部と前記締結部が共通化されることが望ましい。
【0034】
これにより、光源ブロックの交換時に光源ブロックが光学ユニットに対して位置決めされると共に光源ブロックが光学ユニットに締結部によって締結される。
【発明の効果】
【0035】
本技術によれば、異なる種類の光源ブロックの交換により種類の異なる光源の使用が可能とされるため、汎用性の向上を図ることができる。
【0036】
尚、ここに記載された効果は必ずしも限定されるものではなく、本開示中に記載された何れかの効果であってもよい。
【図面の簡単な説明】
【0037】
図1図2乃至図10と共に本技術プロジェクターの実施の形態を示すものであり、本図は、プロジェクターの構成を示す概念図である。
図2】光学ユニットの構成を示す概念図である。
図3】光源としてレーザーダイオードが用いられた光源ブロックの構成を示す概念図である。
図4】光源として発光ダイオードが用いられた光源ブロックの構成を示す概念図である。
図5】光源ユニットが設けられたプロジェクターの構成を示す概念図である。
図6図7乃至図9と共に光源としてレーザーダイオードが用いられた光源ブロックの変形例を示すものであり、本図は、第1の変形例の構成を示す概念図である。
図7】第2の変形例の構成を示す概念図である。
図8】第3の変形例の構成を示す概念図である。
図9】第4の変形例の構成を示す概念図である。
図10】光源として発光ダイオードが用いられた光源ブロックの変形例の構成を示す概念図である。
【発明を実施するための形態】
【0038】
以下に、本技術プロジェクターを実施するための形態を添付図面を参照して説明する。
【0039】
以下の説明にあっては、プロジェクターによる画像の投影時において投影方向を前方として前後上下左右の方向を示すものとする。尚、以下に示す前後上下左右の方向は説明の便宜上のものであり、本技術の実施に関しては、これらの方向に限定されることはない。
【0040】
<プロジェクターの全体構成>
プロジェクター1は外筐2の内外に所要の各部が配置されて成る(図1参照)。外筐2の外面には、電源供給用の接続端子3が設けられている。接続端子3には電源に接続される図示しない電源ケーブルの端子部が接続され、電源から電源ケーブルを介して接続端子3に電力が供給される。
【0041】
外筐2の内部には光源ブロック4と光源用電源ブロック5と光学ユニット6と信号ユニット7と電源ユニット8が配置されている。
【0042】
光源ブロック4はケース9と光源10とレンズ11を有している(図1及び図2参照)。
【0043】
ケース9は、例えば、直方体形状又は立方体形状の箱状に形成されている。ケース9には、例えば、対向する各面にそれぞれ流入孔9aと流出孔9bが形成されている。ケース9には、例えば、流入孔9aが形成された面に取入孔9cが形成されている。流入孔9aと流出孔9bと取入孔9cは冷却風を光源ブロック4の内外で流動させる流動孔として機能する。
【0044】
ケース9には流入孔9aの開口縁にケース9の内外を連通するダクト12が取り付けられている。ダクト12はケース9を貫通された状態で取り付けられ、外筐2の内部に保護された部分が光源10側を向くように傾斜されている。
【0045】
ケース9の前面には、例えば、前方に突出された位置決め部13、13とコネクター14が設けられている。
【0046】
尚、ケース9には光学ユニット6に締結される締結部が設けられていてもよく、この締結部は位置決め部13、13と共通化されていてもよい。締結部が位置決め部13、13と共通化されている場合には、位置決め部13、13が光学ユニット6に対する位置決め機能を有すると共に締結機能を有する。
【0047】
また、位置決め部13、13と締結部はそれぞれ外筐2に対する位置決めと外筐2に対する締結を行うためのものであってもよい。
【0048】
光源10としては、例えば、超高圧水銀ランプが用いられている。ケース9の内部にはリフレクター15が配置され、リフレクター15に光源10が取り付けられている。
【0049】
レンズ11は、例えば、集光レンズ又はコリメートレンズである。レンズ11はケース9の前面部に取り付けられ、光源10の前方に位置されている。
【0050】
外筐2の内部には第1の冷却ファン16と第2の冷却ファン17が光源ブロック4を挟んで反対側に配置されている(図1参照)。第1の冷却ファン16と第2の冷却ファン17は冷却機構を構成する。第1の冷却ファン16としては、例えば、シロッコファンが用いられ、第2の冷却ファン17としては、例えば、軸流ファンが用いられている。第1の冷却ファン16はダクト12に連結され、第2の冷却ファン17はケース9の流出孔9bを覆うように位置されている。
【0051】
上記のように構成された光源ブロック4において光源10から光が出射されると、出射された光はリフレクター15で反射されてレンズ11に入射され、レンズ11から光学ユニット6へ向かう。このとき第1の冷却ファン16によって流入孔9aを介してケース9の内部に冷却風が取り込まれて光源10とリフレクター15が冷却され、冷却により温度が上昇した冷却風が第2の冷却ファン17によって流出孔9bから排出される。また、同時に外筐2の内部に存在する空気が取入孔9cを介してケース9の内部に冷却風として取り込まれてリフレクター15が冷却され、冷却により温度が上昇した冷却風が第2の冷却ファン17によって流出孔9bから排出される。
【0052】
光源用電源ブロック5は第1の接続部18によって光源ブロック4のコネクター14に接続されている。光源用電源ブロック5は光源ブロック4の光源10に電源を供給する機能を有している。尚、第1の接続部18はフレキシブル配線板やケーブル等の接続線であり、後述する第2の接続部以下の各接続部も同様にフレキシブル配線板やケーブル等の接続線である。
【0053】
光学ユニット6は筐体19と光学系20を有している(図1及び図2参照)。
【0054】
筐体19の後面には位置合わせ部21、21が設けられている。位置合わせ部21、21にはそれぞれ位置決め部13、13が係合され、光学ユニット6に対する光源ブロック4の位置決めが行われている。光学ユニット6に対して光源ブロック4の位置決めが行われることにより、光源10の光軸と光学系20の光軸とが一致されている。
【0055】
尚、光源ブロック4の締結部が光学ユニット6に対する締結を行うものである場合には、光源ブロック4の締結部が光学ユニット6に締結されている。また、光源ブロック4の位置決め部13、13が外筐2に対する位置決めを行うためのものである場合には、光学ユニット6には位置合わせ部21、21が設けられず、光学ユニット6は外筐2に対して位置決めされた状態で外筐2の内部に配置されている。但し、この場合においても、光源ブロック4の位置決め部13、13が外筐2に対して位置決めされることにより、光源ブロック4が外筐2を介して光学ユニット6に位置決めされ、光源10の光軸と光学系20の光軸とが一致されている。
【0056】
光学系20は、例えば、各光路上に配置された第1のダイクロイックミラー22と第1の反射ミラー23と第2のダイクロイックミラー24と第2の反射ミラー25と第3の反射ミラー26を有している(図2参照)。第2のダイクロイックミラー24と第2の反射ミラー25の間には第1のリレーレンズ27が配置され、第2の反射ミラー25と第3の反射ミラー26の間には第2のリレーレンズ28が配置されている。
【0057】
赤色の光路R上には第1のフィールドレンズ29Rと第1の変調素子30Rが配置され、緑色の光路G上には第2のフィールドレンズ29Gと第2の変調素子30Gが配置され、青色の光路B上には第3のフィールドレンズ29Bと第3の変調素子30Bが配置されている。赤色の光路Rと緑色の光路Gと青色の光路Bが合成される位置にはダイクロイックプリズム31が配置され、ダイクロイックプリズム31に対向する位置には投影レンズ32が配置されている。ダイクロイックプリズム31はそれぞれ光を反射又は透過する第1の制御面31aと第2の制御面31bを有している。ダイクロイックプリズム31は各面がそれぞれ第1の変調素子30Rと第2の変調素子30Gと第3の変調素子30Bに対向して位置されている。
【0058】
上記のような光学系20において、光源10から出射されレンズ11を介して第1のダイクロイックミラー22に光(白色光)が入射されると、入射された光は赤色の成分が第1のダイクロイックミラー22を透過されると共に緑色の成分と青色の成分が第1のダイクロイックミラー22で反射される。
【0059】
第1のダイクロイックミラー22を透過された赤色の成分は第1の反射ミラー23で反射されて第1のフィールドレンズ29Rを介して第1の変調素子30Rに入射され、第1の変調素子30Rによって変調されてダイクロイックプリズム31に入射される。
【0060】
一方、第1のダイクロイックミラー22で反射された緑色の成分と青色の成分は第2のダイクロイックミラー24に入射され、緑色の成分が第2のダイクロイックミラー24で反射されると共に青色の成分が第2のダイクロイックミラー24を透過される。
【0061】
第2のダイクロイックミラー24で反射された緑色の成分は第2のフィールドレンズ29Gを介して第2の変調素子30Gに入射され、第2の変調素子30Gによって変調されてダイクロイックプリズム31に入射される。
【0062】
また、第2のダイクロイックミラー24を透過された青色の成分は第1のリレーレンズ27を透過されて第2の反射ミラー25で反射され第2のリレーレンズ28を介して第3の反射ミラー26に入射され、第3の反射ミラー26で反射されて第3のフィールドレンズ29Bを介して第3の変調素子30Bに入射され、第3の変調素子30Bによって変調されてダイクロイックプリズム31に入射される。
【0063】
ダイクロイックプリズム31に入射された赤色の成分は制御面31aで反射され、ダイクロイックプリズム31に入射された緑色の成分は第1の制御面31aと第2の制御面31bを透過され、ダイクロイックプリズム31に入射された青色の成分は第2の制御面31bで反射される。赤色の成分と緑色の成分と青色の成分は第1の制御面31aと第2の制御面31bにおいて反射又は透過されることにより合成され、投影レンズ32によって図示しないスクリーン等にカラーの画像として投影される。
【0064】
光学ユニット6の第1の変調素子30Rと第2の変調素子30Gと第3の変調素子30Bは第2の接続部33によって信号ユニット7に接続されている。信号ユニット7は第1の変調素子30Rと第2の変調素子30Gと第3の変調素子30Bにそれぞれ所定の信号を送出して第1の変調素子30Rと第2の変調素子30Gと第3の変調素子30Bの変調制御を行う機能を有している。
【0065】
信号ユニット7は第3の接続部34によって電源ユニット8に接続され、電源ユニット8は第4の接続部35によって光源用電源ブロック5に接続されている。従って、電源ユニット8は信号ユニット7と光源用電源ブロック5にそれぞれ電力を供給する機能を有している。また、電源ユニット8は第5の接続部36によって接続端子3に接続され、電源から電力が電源ケーブル及び接続端子3を介して電源ユニット8に供給される。
【0066】
上記のように構成されたプロジェクター1においては、光源ブロック4に代えてそれぞれ種類の異なる光源を有する光源ブロック4A又は光源ブロック4Xに交換可能とされている(図3及び図4参照)。
【0067】
光源ブロック4はコネクター14から第1の接続部18を取り外し位置決め部13、13を位置合わせ部21、21から取り外し締結部の締結を解除することにより外筐2から取り出すことができる。
【0068】
尚、プロジェクター1においては、逆に、光源ブロック4Aが用いられている場合に光源ブロック4Aが光源ブロック4又は光源ブロック4Xに交換可能とされ、光源ブロック4Xが用いられている場合に光源ブロック4Xが光源ブロック4又は光源ブロック4Aに交換可能とされている。
【0069】
このように、プロジェクター1においては、光源ブロック4A又は光源ブロック4Xに代えて光源ブロック4に交換可能とされており、光源ブロック4は、流動孔として機能する流入孔9aが外筐2に配置された第1の冷却ファン16に対向する位置に形成されている。
【0070】
従って、光源ブロック4に交換されたときに流入孔9aと第1の冷却ファン16の位置が一致されるため、第1の冷却ファン16に対する光源ブロック4の位置決め作業を行うことなく冷却機構による光源ブロック4に対する高い冷却性能を確保することができる。
【0071】
また、第1の冷却ファン16と第2の冷却ファン17が予め外筐2に取り付けられているため、第1の冷却ファン16と第2の冷却ファン17が光源ブロック4に配置されない分、光源ブロック4が軽量化され、光源ブロック4の交換作業における作業性の向上を図ることができる。
【0072】
光源ブロック4Aと光源ブロック4Xは光源10とは種類の異なる光源10A、10Xをそれぞれ有し光源ブロック4とは異なる種類の光源ブロックである。
【0073】
光源ブロック4Aはケース9Aと光源10Aとレンズ11を有している(図3参照)。
【0074】
ケース9Aは、例えば、直方体形状又は立方体形状の箱状に形成されている。ケース9Aには、例えば、対向する各面における後端部にそれぞれ取入孔9cと流出孔9bが形成されている。
【0075】
ケース9Aの前面には、例えば、前方に突出された位置決め部13、13とコネクター14が設けられている。
【0076】
尚、ケース9Aには光学ユニット6に締結される締結部が設けられていてもよく、この締結部は位置決め部13、13と共通化されていてもよい。締結部が位置決め部13、13と共通化されている場合には、位置決め部13、13が光学ユニット6に対する位置決め機能を有すると共に締結機能を有する。
【0077】
また、位置決め部13、13と締結部はそれぞれ外筐2に対する位置決めと外筐2に対する締結を行うためのものであってもよい。
【0078】
尚、光源ブロック4Aには重量の大きい後述するヒートシンクが設けられており、光源ブロック4Aは光源ブロック4に対して全体の重量が大きくなり易い。従って、光源ブロック4Aにおいては、外筐2の内部における安定した配置状態を確保するために、締結部が外筐2に締結される構成にされることが望ましい。
【0079】
光源10Aとしてはレーザーダイオードが用いられている。光源10Aは基板37上に搭載されている。
【0080】
ケース9Aの内部にはヒートシンク38と第1の反射ミラー39と第2の反射ミラー40とホイールモーター41が配置されている。
【0081】
ヒートシンク38は前後方向を向く板状に形成されたベース部38aとベース部38aから後方に突出された放熱フィン38b、38b、・・・とを有し、放熱フィン38b、38b、・・・の後端がケース9Aの後面部より前方に位置されている。従って、ケース9Aの内部には後面部とベース部38aの間に空間が形成され、この空間が放熱空間9dとされている。ケース9Aの内部空間のうちベース部38aの前側の空間は配置空間9eとして形成されている。配置空間9eは密閉空間とされている。
【0082】
ケース9Aに形成された取入孔9cと流出孔9bは放熱空間9dに連通されている。光源10Aが搭載された基板37はヒートシンク38のベース部38aに配置されている。
【0083】
光源10Aと基板37と第1の反射ミラー39と第2の反射ミラー40とホイールモーター41は配置空間9eに配置されている。
【0084】
上記のように構成された光源ブロック4Aは筐体19の位置合わせ部21、21にそれぞれ位置決め部13、13が係合されて光学ユニット6に対して位置決めされ、締結部が光学ユニット6に締結されることにより交換される。尚、光源ブロック4Aは外筐2に位置決め及び締結されることにより交換されてもよい。光源ブロック4Aが位置決めされて交換された状態においては、光源10Aの光軸と光学系20の光軸とが一致される。また、第2の冷却ファン17がケース9Aの流出孔9bを覆うように位置される。
【0085】
交換された光源ブロック4Aのコネクター14には第1の接続部18が接続され、光源ブロック4Aと光源用電源ブロック5が接続される。
【0086】
上記のように構成された光源ブロック4Aにおいて光源10Aから青色の光が出射されると、出射された光は順に第1の反射ミラー39と第2の反射ミラー40で反射され、ホイールモーター41の回転によって白色光にされた状態でレンズ11に入射され、レンズ11から光学ユニット6へ向かう。光源10Aから光が出射されるときには、光源10Aと基板37から発生する熱がヒートシンク38に伝達されてヒートシンク38から放熱空間9dに放出される。
【0087】
このとき外筐2の内部に存在する空気が取入孔9cを介して放熱空間9dに冷却風として取り込まれてヒートシンク38が冷却され、冷却により温度が上昇した冷却風が第2の冷却ファン17によって流出孔9bから排出される。
【0088】
尚、光源ブロック4Aも光源ブロック4と同様に、コネクター14から第1の接続部18を取り外し位置決め部13、13を位置合わせ部21、21から取り外し締結部の締結を解除することにより外筐2から取り出すことができる。
【0089】
光源ブロック4Xはケース9Xと光源10Xとレンズ11を有している(図4参照)。
【0090】
ケース9Xは、例えば、直方体形状又は立方体形状の箱状に形成されている。ケース9Xには、例えば、対向する各面における後端部にそれぞれ取入孔9cと流出孔9bが形成されている。
【0091】
ケース9Xの前面には、例えば、前方に突出された位置決め部13、13とコネクター14が設けられている。
【0092】
尚、ケース9Xには光学ユニット6に締結される締結部が設けられていてもよく、この締結部は位置決め部13、13と共通化されていてもよい。締結部が位置決め部13、13と共通化されている場合には、位置決め部13、13が光学ユニット6に対する位置決め機能を有すると共に締結機能を有する。
【0093】
また、位置決め部13、13と締結部はそれぞれ外筐2に対する位置決めと外筐2に対する締結を行うためのものであってもよい。
【0094】
尚、光源ブロック4Xには重量の大きい後述するヒートシンクが設けられており、光源ブロック4Xは光源ブロック4に対して全体の重量が大きくなり易い。従って、光源ブロック4Xにおいては、外筐2の内部における安定した配置状態を確保するために、締結部が外筐2に締結される構成にされることが望ましい。
【0095】
光源10Xとしては発光ダイオードが用いられている。光源10Xは基板42上に搭載されている。
【0096】
ケース9Xの内部にはヒートシンク43と反射鏡44が配置されている。
【0097】
ヒートシンク43は前後方向を向く板状に形成されたベース部43aとベース部43aから後方に突出された放熱フィン43b、43b、・・・とベース部43aから前方に突出された突状配置部43cとを有し、放熱フィン43b、43b、・・・の後端がケース9Xの後面部より前方に位置されている。従って、ケース9Xの内部には後面部とベース部43aの間に空間が形成され、この空間が放熱空間9dとされている。ケース9Xの内部空間のうちベース部43aの前側の空間は配置空間9eとして形成されている。配置空間9eは密閉空間とされている。
【0098】
ケース9Xに形成された取入孔9cと流出孔9bは放熱空間9dに連通されている。光源10Xが搭載された基板42はヒートシンク43の突状配置部43cに配置されている。
【0099】
光源10Xと基板42と反射鏡44は配置空間9eに配置されている。
【0100】
上記のように構成された光源ブロック4Xは筐体19の位置合わせ部21、21にそれぞれ位置決め部13、13が係合されて光学ユニット6に対して位置決めされ、締結部が光学ユニット6に締結されることにより交換される。尚、光源ブロック4Xは外筐2に位置決め及び締結されることにより交換されてもよい。光源ブロック4Xが位置決めされて交換された状態においては、光源10Xの光軸と光学系20の光軸とが一致される。また、第2の冷却ファン17がケース9Xの流出孔9bを覆うように位置される。
【0101】
交換された光源ブロック4Xのコネクター14には第1の接続部18が接続され、光源ブロック4Xと光源用電源ブロック5が接続される。
【0102】
上記のように構成された光源ブロック4Xにおいて光源10Xから光(白色光)が出射されると、出射された光は反射鏡44で反射されてレンズ11に入射され、レンズ11から光学ユニット6へ向かう。光源10Xから光が出射されるときには、光源10Xと基板42から発生する熱がヒートシンク43に伝達されてヒートシンク43から放熱空間9dに放出される。
【0103】
このとき外筐2の内部に存在する空気が取入孔9cを介して放熱空間9dに冷却風として取り込まれてヒートシンク43が冷却され、冷却により温度が上昇した冷却風が第2の冷却ファン17によって流出孔9bから排出される。
【0104】
尚、光源ブロック4Xも光源ブロック4と同様に、コネクター14から第1の接続部18を取り外し位置決め部13、13を位置合わせ部21、21から取り外し締結部の締結を解除することにより外筐2から取り出すことができる。
【0105】
上記には、光源ブロック4、4A、4Xが交換可能とされた例を示したが、プロジェクター1においては、光源用電源ブロック5が交換可能とされていてもよい。
【0106】
例えば、光源ブロック4と光源ブロック4Aと光源ブロック4Xにはそれぞれ異なる種類の光源10、10A、10Xが設けられており、光源用電源ブロック5の光源10、10A、10Xに対する電力の供給制御が異なる。従って、このような場合を想定して、交換される光源ブロック4、4A、4Xに応じて光源10、10A、10Xに対する電力の供給制御が異なる光源用電源ブロック5に交換する構成にすることが可能である。
【0107】
また、光源ブロック4Aには電力の供給が必要なホイールモーター41が設けられており、プロジェクター1に光源ブロック4Aが用いられる場合にはホイールモーター41の電力制御を行う回路基板を有する光源用電源ブロック5が必要とされる。従って、このような場合をも想定して、交換される光源ブロック4、4A、4Xに応じて電力の供給状態が異なる光源用電源ブロック5に交換する構成にすることも可能である。
【0108】
このように光源ブロック4の種類に応じた光源用電源ブロック5に交換可能とされることにより、交換される光源ブロック4、4A、4Xに応じた光源用電源ブロック5に交換されるため、交換された光源ブロック4、4A、4Xに関する適正な動作状態を確保することができる。
【0109】
さらに、プロジェクター1においては、光源ブロック4(光源ブロック4A、光源ブロック4X)と光源用電源ブロック5が光源ユニット100として設けられ、光源ユニット100が交換可能とされていてもよい(図5参照)。
【0110】
このように光源ブロック4と光源用電源ブロック5が一体化された光源ユニット100が交換可能とされることにより、光源ブロック4と光源用電源ブロック5が一度の作業によって交換されるため、交換作業を容易に行うことができると共に交換された光源ブロック4に関する適正な動作状態を確保することができる。
【0111】
尚、プロジェクター1においては、外筐2に光源ブロック4、光源用電源ブロック5又は光源ユニット100の交換用の開口が形成され、この開口が開閉可能な図示しないカバーによって閉塞されていてもよい。カバーが設けられることにより、外筐2からカバーを取り外すことにより光源ブロック4、光源用電源ブロック5又は光源ユニット100の交換を行うことが可能になり、交換作業を容易かつ迅速に行うことができる。また、カバーによる開口の閉塞時には、外筐2の内部への塵埃の侵入を防止することができる。
【0112】
また、外筐2の内部に冷却風の流動方向を変更することが可能なルーバーが設けられていてもよい。ルーバーが設けられていることにより、交換された光源ブロック4、4A、4Xに応じてルーバーの向きを変更して冷却風の流動方向を変更することが可能になり、交換された光源ブロック4、4A、4Xの種類に応じて必要な部位を冷却し、冷却効率の向上を図ることができる。
【0113】
さらに、交換される光源ブロック4、4A、4Xによって操作されるスイッチを設けたり、光源ブロック4、4A、4Xを検出する検出部を設けてもよい。このようなスイッチや検出部を設けることにより、スイッチの操作状態や検出部による検出結果に応じてルーバーの向きを自動的に変更したり冷却機構による冷却の程度を自動的に調整することが可能であり、交換された光源ブロック4、4A、4Xに最適な冷却状態を確保することができる。
【0114】
<光源ブロックの変形例>
以下に、光源ブロック4Aと光源ブロック4Xの変形例について説明する(図6乃至図10参照)。
【0115】
尚、以下に示す変形例に係る光源ブロック4B、4C、4D、4E、4Yは、上記した光源ブロック4A、4Xと比較して、ケースの構成又は内部構造の構成が異なることのみが相違するため、光源ブロック4A、4Xと比較して異なる部分についてのみ詳細に説明をし、その他の部分については光源ブロック4A、4Xにおける同様の部分に付した符号と同じ符号を付して説明は省略する。
【0116】
光源ブロック4Aの第1の変形例に係る光源ブロック4Bはケース9Bと光源10Bとレンズ11を有している(図6参照)。
【0117】
ケース9Bは一部が他の部分より突出されてファン配置部9fとして設けられている。ファン配置部9fには第1の冷却ファン16が配置されている。従って、光源ブロック4Bが用いられる場合には、光源ブロック4Bの外側に予め第1の冷却ファン16が配置されていない。
【0118】
光源10Bとしてはレーザーダイオードが用いられている。光源10Bは基板37上に搭載されている。
【0119】
ケース9Bの内部にはヒートシンク38と第1の反射ミラー39と第2の反射ミラー40とホイールモーター41が配置されている。ケース9Bの配置空間9eは密閉空間にされている。
【0120】
上記のように構成された光源ブロック4Bにおいて光源10Bから青色の光が出射されると、出射された光は順に第1の反射ミラー39と第2の反射ミラー40で反射され、ホイールモーター41の回転によって白色光にされた状態でレンズ11に入射され、レンズ11から光学ユニット6へ向かう。光源10Bから光が出射されるときには、光源10Bと基板37から発生する熱がヒートシンク38に伝達されてヒートシンク38から放熱空間9dに放出される。
【0121】
このとき外筐2の内部に存在する空気が取入孔9cを介して放熱空間9dに冷却風として取り込まれてヒートシンク38が冷却され、冷却により温度が上昇した冷却風が第2の冷却ファン17によって流出孔9bから排出される。また、ケース9Bの内部に存在する空気が第1の冷却ファン16によって配置空間9eにおいて対流し、この対流する空気が冷却風となりホイールモーター41等が冷却される。
【0122】
上記のように光源ブロック4Bにあっては、ケース9Bの配置空間9eが密閉空間にされているため、配置空間9eへの塵埃や水分の侵入が防止され、配置空間9eに配置された各部への塵埃や水分の付着を防止することができる。
【0123】
また、光源ブロック4Bにあっては、第1の冷却ファン16がホイールモーター41の近傍に位置されており、駆動時に温度が上昇するホイールモーター41を第1の冷却ファン16により生成される冷却風によって十分に冷却することができる。
【0124】
光源ブロック4Aの第2の変形例に係る光源ブロック4Cはケース9Cと光源10Cとレンズ11を有している(図7参照)。
【0125】
ケース9Cは、例えば、直方体形状又は立方体形状の箱状に形成されている。ケース9Cには同じ面に流入孔9aと循環用孔9gが形成されている。
【0126】
光源10Cとしてはレーザーダイオードが用いられている。
【0127】
ケース9Cの内部にはヒートシンク38と第1の反射ミラー39と第2の反射ミラー40とホイールモーター41が配置されている。
【0128】
ケース9Cの外面側にはダクト45とダクト46が設けられ、ダクト45は一端部が第1の冷却ファン16の吸気部に連結され他端部が循環用孔9gに連通され、ダクト46は一端部が第1の冷却ファン16の送風部に連結され他端部が流入孔9aに連通されている。従って、ケース9Cに形成された流入孔9aと循環用孔9gはダクト45と第1の冷却ファン16とダクト46を介して連通されている。
【0129】
上記のように構成された光源ブロック4Cにおいて光源10Cから青色の光が出射されると、出射された光は順に第1の反射ミラー39と第2の反射ミラー40で反射され、ホイールモーター41の回転によって白色光にされた状態でレンズ11に入射され、レンズ11から光学ユニット6へ向かう。光源10Cから光が出射されるときには、光源10Cと基板37から発生する熱がヒートシンク38に伝達されてヒートシンク38から放熱空間9dに放出される。
【0130】
このとき外筐2の内部に存在する空気が取入孔9cを介して放熱空間9dに冷却風として取り込まれてヒートシンク38が冷却され、冷却により温度が上昇した冷却風が第2の冷却ファン17によって流出孔9bから排出される。また、第1の冷却ファン16によってケース9Cの内部に存在する空気が配置空間9eとダクト45において循環された状態で対流し、この対流する空気が冷却風となりホイールモーター41等が冷却される。
【0131】
上記のように光源ブロック4Cにあっては、ケース9Cの内部に存在する空気が配置空間9eとダクト45とダクト46において循環されるため、配置空間9eへの塵埃や水分の侵入が抑制され、配置空間9eに配置された各部への塵埃や水分の付着を抑制することができる。
【0132】
また、光源ブロック4Cにあっては、流入孔9aがホイールモーター41の近傍に位置されており、駆動時に温度が上昇するホイールモーター41を第1の冷却ファン16により生成される冷却風によって十分に冷却することができる。
【0133】
さらに、光源ブロック4Cにおいては、流動孔として機能する流入孔9aが外筐2に配置された第1の冷却ファン16に対向する位置に形成されている。
【0134】
従って、光源ブロック4Cに交換されたときに流入孔9aと第1の冷却ファン16の位置が一致されるため、第1の冷却ファン16に対する光源ブロック4の位置決め作業を行うことなく冷却機構による光源ブロック4Cに対する高い冷却性能を確保することができる。
【0135】
光源ブロック4Aの第3の変形例に係る光源ブロック4Dはケース9Dと光源10Dとレンズ11を有している(図8参照)。
【0136】
ケース9Dは、例えば、直方体形状又は立方体形状の箱状に形成されている。ケース9Dには、例えば、対向する各面に流入孔9aと換気孔9hが形成されている。
【0137】
光源10Dとしてはレーザーダイオードが用いられている。
【0138】
ケース9Dの内部にはヒートシンク38と第1の反射ミラー39と第2の反射ミラー40とホイールモーター41が配置されている。
【0139】
上記のように構成された光源ブロック4Dにおいて光源10Dから青色の光が出射されると、出射された光は順に第1の反射ミラー39と第2の反射ミラー40で反射され、ホイールモーター41の回転によって白色光にされた状態でレンズ11に入射され、レンズ11から光学ユニット6へ向かう。光源10Dから光が出射されるときには、光源10Dと基板37から発生する熱がヒートシンク38に伝達されてヒートシンク38から放熱空間9dに放出される。
【0140】
このとき外筐2の内部に存在する空気が取入孔9cを介して放熱空間9dに冷却風として取り込まれてヒートシンク38が冷却され、冷却により温度が上昇した冷却風が第2の冷却ファン17によって流出孔9bから排出される。また、第1の冷却ファン16によって流入孔9aを介してケース9Dの内部に冷却風が取り込まれて配置空間9eに配置された各部が冷却され、冷却により温度が上昇した冷却風が換気孔9hから排出される。
【0141】
このように光源ブロック4Dにあっては、第1の冷却ファン16によってケース9Dの内部に冷却風が取り込まれて配置空間9eに配置された各部が冷却されるため、ケース9Dの内部に配置された各部に対する高い冷却性能を確保することができる。
【0142】
特に、光源ブロック4Dにあっては、流入孔9aがホイールモーター41の近傍に位置されており、駆動時に温度が上昇するホイールモーター41を第1の冷却ファン16により生成される冷却風によって十分に冷却することができる。
【0143】
また、光源ブロック4Dにおいては、流動孔として機能する流入孔9aが外筐2に配置された第1の冷却ファン16に対向する位置に形成されている。
【0144】
従って、光源ブロック4Dに交換されたときに流入孔9aと第1の冷却ファン16の位置が一致されるため、第1の冷却ファン16に対する光源ブロック4の位置決め作業を行うことなく冷却機構による光源ブロック4Dに対する高い冷却性能を確保することができる。
【0145】
光源ブロック4Aの第4の変形例に係る光源ブロック4Eはケース9Eと光源10E、10E、10Eとレンズ11を有している(図9参照)。
【0146】
ケース9Eは、例えば、直方体形状又は立方体形状の箱状に形成されている。
【0147】
光源10E、10E、10Eとしてはレーザーダイオードが用いられ、光源10E、10E、10Eからはそれぞれ赤色の光と緑色の光と青色の光とが出射される。光源10E、10E、10Eはそれぞれ基板37、37、37上に搭載されている。
【0148】
ケース9Eの内部にはヒートシンク47が配置され、第1の反射ミラー39と第2の反射ミラー40とホイールモーター41は配置されていない。
【0149】
ヒートシンク47は前後方向を向く板状に形成されたベース部47aとベース部47aから後方に突出された放熱フィン47b、47b、・・・とベース部47aから前方に突出された突状配置部47c、47cとを有し、放熱フィン47b、47b、・・・の後端がケース9Eの後面部より前方に位置されている。
【0150】
光源10E、10E、10Eが搭載された基板37、37、37はそれぞれヒートシンク47のベース部47aと突状配置部47c、47cに配置されている。
【0151】
配置空間9eにはレンズ11の後方にダイクロイックプリズム48が配置され、ダイクロイックプリズム48の三つの各面がそれぞれ光源10E、10E、10Eに対向した状態で近接して位置されている。ダイクロイックプリズム48はそれぞれ光を反射又は透過する第1の制御面48aと第2の制御面48bを有している。配置空間9eは密閉空間にされている。
【0152】
上記のように構成された光源ブロック4Eにおいて光源10E、10E、10Eからそれぞれ赤色の光と緑色の光と青色の光が出射されると、出射された光はダイクロイックプリズム48に入射され、赤色の光は第1の制御面48aで反射され、緑色の光は第1の制御面48aと第2の制御面48bを透過され、青色の光は第2の制御面48bで反射される。赤色の光と緑色の光と青色の光は第1の制御面48aと第2の制御面48bにおいて反射又は透過されることにより合成され、レンズ11から光学ユニット6へ向かう。光源10E、10E、10Eから光が出射されるときには、光源10E、10E、10Eと基板37、37、37から発生する熱がヒートシンク47に伝達されてヒートシンク47から放熱空間9dに放出される。
【0153】
このとき外筐2の内部に存在する空気が取入孔9cを介して放熱空間9dに冷却風として取り込まれてヒートシンク47が冷却され、冷却により温度が上昇した冷却風が第2の冷却ファン17によって流出孔9bから排出される。
【0154】
このように光源ブロック4Eにあっては、ダイクロイックプリズム48が配置されているが、第1の反射ミラー39と第2の反射ミラー40とホイールモーター41は配置されないため、部品点数の削減による製造コストの低減を図ることができる。
【0155】
また、第1の反射ミラー39と第2の反射ミラー40とホイールモーター41が配置されない分、配置空間9eの大きさを小さくしてヒートシンク47の放熱フィン47b、47b、・・・の長さを長くして放熱面積を大きくすることができ、高い放熱性を確保することができる。
【0156】
光源ブロック4Xの第1の変形例に係る光源ブロック4Yはケース9Yと光源10Y、10Y、10Yとレンズ11を有している(図10参照)。
【0157】
ケース9Yは、例えば、直方体形状又は立方体形状の箱状に形成されている。
【0158】
光源10Y、10Y、10Yとしては発光ダイオードが用いられ、光源10Y、10Y、10Yからはそれぞれ赤色の光と緑色の光と青色の光とが出射される。光源10Y、10Y、10Yはそれぞれ基板42、42、42上に搭載されている。
【0159】
ケース9Yの内部にはヒートシンク49が配置され、反射鏡44は配置されていない。
【0160】
ヒートシンク49は前後方向を向く板状に形成されたベース部49aとベース部49aから後方に突出された放熱フィン49b、49b、・・・とベース部49aから前方に突出された突状配置部49c、49cとを有し、放熱フィン49b、49b、・・・の後端がケース9Yの後面部より前方に位置されている。
【0161】
光源10Y、10Y、10Yが搭載された基板42、42、42はそれぞれヒートシンク49のベース部49aと突状配置部49c、49cに配置されている。
【0162】
配置空間9eにはレンズ11の後方にダイクロイックプリズム50が配置され、ダイクロイックプリズム50の三つの各面がそれぞれ光源10Y、10Y、10Yに対向した状態で近接して位置されている。ダイクロイックプリズム50はそれぞれ光を反射又は透過する第1の制御面50aと第2の制御面50bを有している。配置空間9eは密閉空間にされている。
【0163】
上記のように構成された光源ブロック4Yにおいて光源10Y、10Y、10Yからそれぞれ赤色の光と緑色の光と青色の光が出射されると、出射された光はダイクロイックプリズム50に入射され、赤色の光は第1の制御面50aで反射され、緑色の光は第1の制御面50aと第2の制御面50bを透過され、青色の光は第2の制御面50bで反射される。赤色の光と緑色の光と青色の光は第1の制御面50aと第2の制御面50bにおいて反射又は透過されることにより合成され、レンズ11から光学ユニット6へ向かう。光源10Y、10Y、10Yから光が出射されるときには、光源10Y、10Y、10Yと基板42、42、42から発生する熱がヒートシンク49に伝達されてヒートシンク49から放熱空間9dに放出される。
【0164】
このとき外筐2の内部に存在する空気が取入孔9cを介して放熱空間9dに冷却風として取り込まれてヒートシンク49が冷却され、冷却により温度が上昇した冷却風が第2の冷却ファン17によって流出孔9bから排出される。
【0165】
このように光源ブロック4Yにあっては、光源10Y、10Y、10Yに近接して位置されたダイクロイックプリズム50が配置されているが、反射鏡44は配置されない分、配置空間9eの大きさを小さくしてヒートシンク49の放熱フィン49b、49b、・・・の長さを長くして放熱面積を大きくすることができ、高い放熱性を確保することができる。
【0166】
<まとめ>
以上に記載した通り、プロジェクター1にあっては、光源ブロック4(4A、4B、4C、4D、4E、4X、4Y、以下同じ。)が種類の異なる光源(10A、10B、10C、10D、10E、10X、10Y、以下同じ。)が種類の異なる光源10をそれぞれ有する異なる種類に交換可能とされている。
【0167】
従って、異なる種類の光源ブロック4の交換により種類の異なる光源10の使用が可能とされるため、汎用性の向上を図ることができる。
【0168】
また、冷却風を生成する第1の冷却ファン16又は第2の冷却ファン17の少なくとも一方を有する冷却機構が設けられ、ケース9(9A、9B、9C、9D、9E、9X、9Y)には光源10の種類に応じた位置に冷却風を光源ブロック4の内外で流動させる流動孔(流入孔9a、流出孔9b、取入孔9c、循環用孔9g、換気孔9h)が形成されている。
【0169】
従って、第1の冷却ファン16又は第2の冷却ファン17によって生成された冷却風が交換された光源ブロック4の種類に拘わらず光源ブロック4の内外で流動されるため、光源ブロック4の種類に拘わらず必要な箇所に冷却風を送って光源ブロック4の冷却を行うことができる。
【0170】
さらに、光源ブロック4に光学ユニット6に対して位置決めを行う位置決め部13、13が設けられている。従って、光源ブロック4の交換時に光源ブロック4が光学ユニット6に対して位置決めされて光源ブロック4と光学ユニット6の適正な位置関係が容易に確保され、交換された光源ブロック4の種類に拘わらずプロジェクター1の動作の適正化を図ることができる。
【0171】
さらにまた、光源ブロック4に光学ユニット6に締結される締結部が設けられている場合には、光源ブロック4の交換時に光源ブロック4が光学ユニット6に締結部によって締結されるため、交換された光源ブロック4の種類に拘わらず光源ブロック4を光学ユニット6に容易に取り付けることができる。
【0172】
加えて、位置決め部13、13と締結部が共通化されている場合には、光源ブロック4の交換時に光源ブロック4が光学ユニット6に対して位置決めされると共に光源ブロック4が光学ユニット6に締結部によって締結されるため、交換された光源ブロック4の種類に拘わらず光源ブロック4の構造の簡素化を図ることができる。
【0173】
尚、上記には、光源ブロック4、4A、4B、4C、4D、4E、4X、4Yの相互間の交換について説明したが、プロジェクター1においては、同じ種類同士の光源ブロック4、光源用電源ブロック5又は光源ユニット100の交換を行うことも可能である。例えば、光源ブロック4を新たな光源ブロック4に交換したり、光源ブロック4Aを新たな光源ブロック4Aに交換することも可能である。
【0174】
<本技術>
本技術は、以下のような構成にすることができる。
【0175】
(1)
変調素子を含む光学系が配置された光学ユニットと、
前記変調素子に信号を送出する信号ユニットと、
光を出射する光源と前記光源から出射された光を前記光学ユニットに入射させるレンズと内部に前記光源が配置されたケースとを有する光源ブロックと、
前記光源に電力を供給する光源用電源ブロックと、
前記信号ユニットと前記光源用電源ブロックに電力を供給する電源ユニットと、
前記光学ユニットと前記信号ユニットと前記電源ユニットと前記光源ブロックと前記光源用電源ブロックが配置された外筐とを備え、
前記光学ユニットと前記光源ブロックが前記光源の光軸方向に並んで配置され、
前記ケースの内部には放熱フィンを有するヒートシンクが設けられ、
前記ケースの内部には前記ヒートシンクから熱が放出される放熱空間と前記光源が配置される配置空間とが形成され、
前記放熱空間は前記光源ブロックにおいて前記光軸方向における前記光学ユニットと反対側に形成され、
前記放熱空間と前記配置空間は前記ヒートシンクによって仕切られると共に前記配置空間は前記ケースの一部と前記ヒートシンクによって密閉空間にされ、
前記光源ブロックは種類の異なる前記光源をそれぞれ有する異なる種類に交換可能とされた
プロジェクター。
【0176】
(2)
前記光源用電源ブロックは前記光源ブロックの種類に応じた異なる種類に交換可能とされた
前記(1)に記載のプロジェクター。
【0177】
(3)
前記光源ブロックと前記光源用電源ブロックが光源ユニットとして設けられ、
前記光源ユニットは異なる種類に交換可能とされた
前記(1)に記載のプロジェクター。
【0178】
(4)
冷却風を生成する少なくとも一つの冷却ファンを有する冷却機構が設けられ、
前記ケースには前記光源の種類に応じた位置に前記冷却ファンによって生成される冷却風を前記光源ブロックの内外で流動させる流動孔が形成された
前記(1)から前記(3)の何れかに記載のプロジェクター。
【0179】
(5)
前記流動孔が前記冷却ファンに対向する位置に形成された
前記(4)に記載のプロジェクター。
【0180】
(6)
前記冷却ファンが前記外筐に取り付けられている
前記(4)又は前記(5)に記載のプロジェクター。
【0181】
(7)
前記光源ブロックには前記光学ユニットに対して位置決めを行う位置決め部が設けられた
前記(1)から前記(6)の何れかに記載のプロジェクター。
【0182】
(8)
前記光源ブロックには前記光学ユニットに締結される締結部が設けられた
前記(7)に記載のプロジェクター。
【0183】
(9)
前記位置決め部と前記締結部が共通化された
前記(8)に記載のプロジェクター。
【符号の説明】
【0184】
1…プロジェクター、2…外筐、4…光源ブロック、5…光源用電源ブロック、6…光学ユニット、7…信号ユニット、8…電源ユニット、9…ケース、9a…流入孔(流動孔)、9b…流出孔(流動孔)、9c…取入孔(流動孔)、10…光源、11…レンズ、13…位置決め部、16…第1の冷却ファン、17…第2の冷却ファン、20…光学系、30R…第1の変調素子、30G…第2の変調素子、30B…第3の変調素子、4A…光源ブロック、9A…ケース、10A…光源、4X…光源ブロック、9X…ケース、10X…光源、100…光源ユニット、4B…光源ブロック、9B…ケース、10B…光源、4C…光源ブロック、9C…ケース、9g…循環用孔(流動孔)、10C…光源、4D…光源ブロック、9D…ケース、9h…換気孔(流動孔)、10D…光源、4E…光源ブロック、9E…ケース、10E…光源、4Y…光源ブロック、9Y…ケース、10Y…光源
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10