特許第6912838号(P6912838)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6912838
(24)【登録日】2021年7月13日
(45)【発行日】2021年8月4日
(54)【発明の名称】写真付き荷物タグ
(51)【国際特許分類】
   G06K 19/077 20060101AFI20210727BHJP
   G06K 19/07 20060101ALI20210727BHJP
【FI】
   G06K19/077 220
   G06K19/077 120
   G06K19/07 230
【請求項の数】2
【全頁数】8
(21)【出願番号】特願2020-34777(P2020-34777)
(22)【出願日】2020年3月2日
(62)【分割の表示】特願2019-119465(P2019-119465)の分割
【原出願日】2019年6月27日
(65)【公開番号】特開2021-6892(P2021-6892A)
(43)【公開日】2021年1月21日
【審査請求日】2020年11月16日
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】518081980
【氏名又は名称】株式会社サクラ産業
(74)【代理人】
【識別番号】100151208
【弁理士】
【氏名又は名称】植田 吉伸
(72)【発明者】
【氏名】福本 勇夫
【審査官】 境 周一
(56)【参考文献】
【文献】 特開2014−099857(JP,A)
【文献】 米国特許出願公開第2008/0211224(US,A1)
【文献】 米国特許第06522253(US,B1)
【文献】 登録実用新案第3204785(JP,U)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06K 1/00−21/08
B42D 1/00−25/485
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
飛行機で目的地の空港に到着した後に荷物引き渡しコンベアによって送り出される複数の荷物の中からユーザによる荷物の探索を支援する荷物探索システムであって、
前記ユーザの顔写真を挟持する挟持部と、前記挟持部に設けられ、携帯端末と近距離無線による通信が可能な通信部を有し、該携帯端末のアプリケーションの画面上における前記ユーザの操作に応じて前記近距離無線により送信される音声発生指令に基づいて音声を発生する音声発生部とを有し、前記荷物に装着される写真付き荷物タグと、
前記目的地の空港内に存在し、前記アプリケーションの起動により前記写真付き荷物タグからの前記近距離無線の通信によって前記音声発生部の位置情報を取得しつつ前記位置情報をクラウドサーバに送信可能な前記ユーザの携帯端末と、
前記目的地とは別の空港内に存在し、前記アプリケーションの起動により前記写真付き荷物タグからの前記近距離無線の通信によって前記位置情報を取得しつつ前記位置情報を前記クラウドサーバに送信可能な前記ユーザの携帯端末とは別の携帯端末と、
を備え、
前記挟持部は、前記顔写真の表面側に設けられ透明性を有する表面側挟持部と、前記顔写真の裏面側に設けられ前記音声発生部を嵌合可能な凹部を有する裏面側挟持部とを有し、
前記音声発生部は、前記裏面側挟持部の前記凹部に嵌合されており、
前記通信部は、前記ユーザの携帯端末又は前記別の携帯端末に対して前記近距離無線により前記位置情報を送信し、
前記ユーザの携帯端末は、前記ユーザの携帯端末から伝送された前記位置情報、又は、前記別の空港に存在する前記別の携帯端末から伝送された前記位置情報を、前記クラウドサーバを経由して取得し、前記アプリケーションの画面上に探索対象の前記荷物の位置を表示することを特徴とする荷物探索システム。
【請求項2】
飛行機で目的地の空港に到着した後に荷物引き渡しコンベアによって送り出される複数の荷物の中からユーザによる荷物の探索を支援する荷物探索方法であって、
前記ユーザの顔写真を挟持する挟持部と、前記挟持部に設けられ、携帯端末と近距離無線による通信が可能な通信部を有し、前記携帯端末のアプリケーションの画面上における前記ユーザの操作に応じて前記近距離無線により送信される音声発生指令に基づいて音声を発生する音声発生部とを有し、探索対象の荷物に装着される写真付き荷物タグを前記荷物に設置する第1の工程と、
前記荷物引き渡しコンベアにて前記荷物を探索する際に前記アプリケーションを起動し、前記目的地の空港内に存在し、前記アプリケーションの起動により前記写真付き荷物タグからの前記近距離無線の通信によって前記音声発生部の位置情報を取得しつつ前記位置情報をクラウドサーバに送信可能な前記ユーザの携帯端末、又は、前記目的地とは別の空港内に存在し、前記アプリケーションの起動により前記写真付き荷物タグからの前記近距離無線の通信によって前記位置情報を取得しつつ前記位置情報を前記クラウドサーバに送信可能な前記ユーザの携帯端末とは別の携帯端末に対して前記近距離無線により前記音声発生部の位置情報を送信する第2の工程と、
前記ユーザの前記携帯端末から伝送された前記位置情報、又は、前記別の空港に存在する前記別の前記携帯端末から伝送された前記位置情報を、前記クラウドサーバを経由して取得し、前記アプリケーションの画面上に探索対象の前記荷物の位置を前記ユーザの携帯端末に表示する第3の工程と、
を備えることを特徴とする荷物探索方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、写真付き荷物タグに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、荷物を収容する鞄などが開発されて販売されている。飛行機を使って出張や旅行などに出かける際にスーツケースなどの大きな鞄を使用することがあるが、機内に持ち込まずに預けることがある。飛行機では、大量の荷物が預けられており、目的地に到着後、荷物引き渡しコンベアによって荷物が送り出されてきたものを取り出す必要がある。
【0003】
本発明に関連する技術として、例えば、特許文献1には、基材層の表面側に感熱材層を有するとともに裏面側に粘着剤層を介して剥離紙を積層してなる荷物タグにおいて、剥離紙の表面にICタグインレットが貼着され、そのICタグインレットを囲むようにして剥離紙にスリットが形成されていることを特徴とする荷物タグが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2008−305125号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
スーツケースは形や色などが似たようなものがあるため、取り違えなどが発生することがあり、自分のものを探すのに苦労することがある。
【0006】
本発明の目的は、多くの荷物の中から自分の荷物を容易に探し出すことができる荷物タグを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明に係る荷物探索システムは、飛行機で目的地の空港に到着した後に荷物引き渡しコンベアによって送り出される複数の荷物の中からユーザによる荷物の探索を支援する荷物探索システムであって、前記ユーザの顔写真を挟持する挟持部と、前記挟持部に設けられ、携帯端末と近距離無線による通信が可能な通信部を有し、該携帯端末のアプリケーションの画面上における前記ユーザの操作に応じて前記近距離無線により送信される音声発生指令に基づいて音声を発生する音声発生部とを有し、前記荷物に装着される写真付き荷物タグと、前記目的地の空港内に存在し、前記アプリケーションの起動により前記写真付き荷物タグからの前記近距離無線の通信によって前記音声発生部の位置情報を取得しつつ前記位置情報をクラウドサーバに送信可能な前記ユーザの携帯端末と、前記目的地とは別の空港内に存在し、前記アプリケーションの起動により前記写真付き荷物タグからの前記近距離無線の通信によって前記位置情報を取得しつつ前記位置情報を前記クラウドサーバに送信可能な前記ユーザの携帯端末とは別の携帯端末と、を備え、前記挟持部は、前記顔写真の表面側に設けられ透明性を有する表面側挟持部と、前記顔写真の裏面側に設けられ前記音声発生部を嵌合可能な凹部を有する裏面側挟持部とを有し、前記音声発生部は、前記裏面側挟持部の前記凹部に嵌合されており、前記通信部は、前記ユーザの携帯端末又は前記別の携帯端末に対して前記近距離無線により前記位置情報を送信し、前記ユーザの携帯端末は、前記ユーザの携帯端末から伝送された前記位置情報、又は、前記別の空港に存在する前記別の携帯端末から伝送された前記位置情報を、前記クラウドサーバを経由して取得し、前記アプリケーションの画面上に探索対象の前記荷物の位置を表示することを特徴とする。
【0008】
また、本発明に係る荷物探索方法は、飛行機で目的地の空港に到着した後に荷物引き渡しコンベアによって送り出される複数の荷物の中からユーザによる荷物の探索を支援する荷物探索方法であって、前記ユーザの顔写真を挟持する挟持部と、前記挟持部に設けられ、携帯端末と近距離無線による通信が可能な通信部を有し、前記携帯端末のアプリケーションの画面上における前記ユーザの操作に応じて前記近距離無線により送信される音声発生指令に基づいて音声を発生する音声発生部とを有し、探索対象の荷物に装着される写真付き荷物タグを前記荷物に設置する第1の工程と、前記荷物引き渡しコンベアにて前記荷物を探索する際に前記アプリケーションを起動し、前記目的地の空港内に存在し、前記アプリケーションの起動により前記写真付き荷物タグからの前記近距離無線の通信によって前記音声発生部の位置情報を取得しつつ前記位置情報をクラウドサーバに送信可能な前記ユーザの携帯端末、又は、前記目的地とは別の空港内に存在し、前記アプリケーションの起動により前記写真付き荷物タグからの前記近距離無線の通信によって前記位置情報を取得しつつ前記位置情報を前記クラウドサーバに送信可能な前記ユーザの携帯端末とは別の携帯端末に対して前記近距離無線により前記音声発生部の位置情報を送信する第2の工程と、前記ユーザの前記携帯端末から伝送された前記位置情報、又は、前記別の空港に存在する前記別の前記携帯端末から伝送された前記位置情報を、前記クラウドサーバを経由して取得し、前記アプリケーションの画面上に探索対象の前記荷物の位置を前記ユーザの携帯端末に表示する第3の工程と、を備えることを特徴とする。

【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、自分の荷物を簡単に探し出すことが出来る。
【図面の簡単な説明】
【0011】
図1】本発明に係る実施形態の写真付き荷物タグを示す図である。
図2】本発明に係る実施形態において、写真付き荷物タグの音声発生部の構成を示す図である。
図3】本発明に係る実施形態において、写真付き荷物タグの音声発生部と通信可能な携帯端末の表示画面を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下に、本発明に係る実施の形態について添付図面を参照しながら詳細に説明する。以下では、全ての図面において同様の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。また、本文中の説明においては、必要に応じそれ以前に述べた符号を用いるものとする。
【0013】
図1は、本発明に係る実施形態の写真付き荷物タグ10を示す図である。図1(a)は、写真付き荷物タグ10の正面側から見た斜視図であり、図1(b)は、写真付き荷物タグ10の背面図である。
【0014】
図2は、写真付き荷物タグ10の音声発生部20の構成を示す図である。図3は、写真付き荷物タグ10の音声発生部20と通信可能な携帯端末30の表示画面を示す図である。
【0015】
図3(a)は、荷物を探す際に操作を行う操作画面が表示されており、図3(b)は、探している荷物の位置を地図上に表示している様子を示している。
【0016】
写真付き荷物タグ10は、探索対象の荷物に装着されて、ユーザによる荷物の探索を支援する機能を有する。写真付き荷物タグ10は、挟持部12と、写真18と、音声発生部20とを備えている。
【0017】
探索対象の荷物とは、鍵や鞄など様々なものに設定することが出来るが、ここでは、飛行機を使って出張や旅行などに出かける際にスーツケースなどの大きな鞄であるものとして説明する。
【0018】
挟持部12は、ユーザの写真18を挟持する機能を有する。写真18は、図1(a)に示されるように、ユーザの顔が良く分かるような顔写真が好ましい。写真18の用紙の種類としては、様々なものが存在するが、例えば、印画紙、光沢紙、マット紙などを用いることが出来るが、もちろん、その他のものを用いてもよい。
【0019】
挟持部12は、写真18の表面側に設けられ透明性を有する表面側挟持部14と、写真18の裏面側に設けられ音声発生部20を嵌合可能な凹部16aを有する裏面側挟持部16とを備える。表面側挟持部14と裏面側挟持部16とは、図1(a)に示されるように、貼り合わせることが可能な略同一形状を有している。
【0020】
表面側挟持部14は、所定の厚みを有する略平板形状を有しており、図1(a)に示されるように、角部には荷物などへの装着に用いるリング状の紐部15を取り付けるための貫通孔が形成された突起部が設けられている。
【0021】
表面側挟持部14は、アクリル酸エステルあるいはメタクリル酸エステルの重合体で、透明性の高い非晶質の合成樹脂であるアクリル樹脂を用いて構成することが好ましいが、裏面側挟持部16との間に挟持された写真18が視認可能なように透明性を有する材質であれば、その他の材料を用いてもよい。
【0022】
裏面側挟持部16は、上記のように、表面側挟持部14と対となるような同一形状を有している。裏面側挟持部16は、表面側挟持部14と同様に透明性を有するアクリル樹脂を用いて形成してもよいが、写真18の裏面側であり、顔写真を視認させる必要がないため、透明性を有しない、着色された樹脂で形成してもよい。
【0023】
裏面側挟持部16は、図2に示されるように、略中央部に略正方形の凹部16aが形成されている。凹部16aは、音声発生部20を嵌合するために、音声発生部20の表面積と略同一の孔面積を有し、かつ、音声発生部20の厚みと略同一の深さを有している。
【0024】
音声発生部20は、携帯端末30と通信可能な通信部24を有し、挟持部12の裏面側挟持部16に嵌合可能な装置である。音声発生部20は、図示しない電池等から供給される電力を用いて作動する。
【0025】
携帯端末30は、音声発生部20と近距離無線による通信が可能な機能を有するスマートフォンやタブレット端末である。ここで、近距離無線による通信とは、例えば、ブルートゥース(登録商標)などの無線規格を適用することができる。
【0026】
通信部24は、ユーザの携帯端末30に対して音声発生部20の位置情報を送信する。また、ユーザの携帯端末30だけでなく、ブルートゥース(登録商標)などの近距離無線による通信を行える端末であれば、ユーザ以外の人の携帯端末30等と通信することが出来る。すなわち、通信部24は、ユーザとは別の人の携帯端末30に対しても音声発生部20の位置情報を送信する。
【0027】
携帯端末30は、ハードウェアとソフトウェアとを備えて構成されており、荷物探索用ソフトウェア(アプリケーションソフトウェア)が動作することによって様々な機能を実現することが出来る。
【0028】
例えば、携帯端末30において荷物探索用ソフトウェアを起動し、図3(a)に示されるように、探索画面を表示させて、「見つける」といった操作釦32を操作すると、ブルートゥース(登録商標)などの近距離無線によって音声発生指令が音声発生部22に対して送信される。
【0029】
この音声発生指令を音声発生部22の通信部24が受信すると、音声発生部22は、マイク21を介して、ユーザが荷物の探索をしやすいような音声やメロディを流す機能を有している。
【0030】
また、携帯端末30のアプリケーションソフトウェアである荷物探索用ソフトウェアにおいて、図3(b)に示されるように、携帯端末30の表示画面上に探索対象の荷物位置情報34を表示することが出来る。
【0031】
例えば、音声発生部20の位置情報が携帯端末30に送信されると、この位置情報に基づいて、荷物が位置する場所の周辺の地図情報を表示するとともに、当該荷物の場所を識別可能な状態(例えば、色付きや点滅など目印を付加した荷物位置情報34)で表示する。
【0032】
また、上記のように、ユーザの携帯端末30に送信された位置情報以外の情報を用いて、荷物の場所を表示してもよい。例えば、ユーザの携帯端末30が当該荷物に装着された写真付き荷物タグ10と近距離無線通信ができない位置に離れてしまった場合に、ユーザとは異なる人で、当該写真付き荷物タグ10の近くに位置して近距離無線通信が可能な携帯端末30に送信した位置情報についてクラウドサーバ等を経由して取得し、ユーザの携帯端末30の荷物探索用ソフトウェアで表示できるようにすることも可能である。
【0033】
続いて、上記構成の写真付き荷物タグ10の作用効果について説明する。ユーザは日常生活において、様々な探し物を行うことがあり、写真付き荷物タグ10が活躍する場面が多いが、ここでは、飛行機を用いた旅行や出張などの際に使うスーツケースに写真付き荷物タグ10を装着した場合について説明する。
【0034】
スーツケースなどの大きな鞄は、飛行機の機内に持ち込まずに預けることがある。この場合、飛行機で目的地に到着した後、荷物引き渡しコンベアによって荷物が送り出されてきたものをユーザが探し出して取り出す必要がある。
【0035】
写真付き荷物タグ10から近距離無線通信によりユーザの携帯端末30に位置情報が表示されると、携帯端末30の荷物探索用ソフトウェアを起動して、荷物の位置情報を表示するように操作すると、図3(b)に示されるように、携帯端末30の表示画面上に地図に重ねて荷物位置情報34を表示する。これにより、ユーザは自分の近くに荷物があることを確認することができる。
【0036】
また、荷物(スーツケース)が荷物引き渡しコンベアに乗って運ばれてくると、スーツケースに吊下げられた写真付き荷物タグ10の表面側には、ユーザの顔写真(写真18)が表示されているため、似たようなスーツケースの中からユーザは簡単に見つけ出すことが出来る。また、ユーザの顔写真が表示されているため、他人が荷物を取り違えてしまうことも抑制することが出来る。
【0037】
さらに、ユーザの顔写真をすぐに見つけることが出来ない場合に、ユーザは携帯端末30の荷物探索用ソフトウェアで、図3(a)に示されるように、荷物探索画面を表示し、「見つける」の操作釦32を操作することで、音声発生指令が写真付き荷物タグ10に送信されて、写真付き荷物タグ10から音声やメロディが流れるため、ユーザは荷物を容易に探し出すことが出来る。
【0038】
このように、写真付き荷物タグ10を用いることで、顔写真を用いることや音声を用いることで、ユーザは素早く荷物を探し出すことができるという顕著な効果を奏する。
【0039】
なお、飛行機で旅行や出張に出かけて荷物を預ける際に、目的地とは異なる場所に届いてしまい、ユーザが荷物引き渡しコンベアで待っていても荷物が一向に届かないといったアクシデントに遭遇することがある。
【0040】
しかしながら、写真付き荷物タグ10によれば、ユーザ以外の携帯端末30にも近距離無線通信によって位置情報を送信することが出来るため、この携帯端末30に送信された位置情報がクラウドサーバ上に提供され、クラウドサーバを経由して取得した位置情報に基づいてユーザの携帯端末30の画面上で荷物の位置を確認することができる。例えば、ユーザの目的地が関西空港であったときに、荷物が誤って成田空港に到着しているといったことも確認することができるという利点がある。
【符号の説明】
【0041】
10 荷物タグ、12 挟持部、14 表面側挟持部、15 紐部、16 裏面側挟持部、16a 凹部、18 写真、20 音声発生部、21 マイク、22 音声発生部、24 通信部、30 携帯端末、32 操作釦、34 荷物位置情報。
図1
図2
図3