(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記第2グラウンドパターンが前記固定部材によって前記結合部に接触されることによって、前記第1グラウンドパターンは前記載置部の一側に接触する、請求項5に記載のモーター。
前記基板の円周方向に沿って中央を通る仮想線(C)を基準として、前記ホールシグナル磁気素子は前記基板の内側に配置され、前記エンコーダーシグナル磁気素子は前記基板の外側に配置される、請求項7に記載のモーター。
【背景技術】
【0002】
一般に、モーターはローターとステーターの電磁的相互作用によってローターが回転するようになる。この時、ローターに挿入された回転軸も回転するようになって回転駆動力を発生させる。
【0003】
ローター位置感知装置として、モーターの内側には磁気素子を含むセンサが配置される。センサは,ローターと回転連動可能に設置されたセンシングマグネットの磁気力を感知してローターの現在位置を把握する。
【0004】
センサは複数個の磁気素子で構成され得る。この時、U、V、W相の情報をフィードバックするための3個の磁気素子の他に、モーターの回転方向とより精密な回転角を把握するために、2個の磁気素子がさらに設置される。2個の磁気素子は、センシングマグネットの円周方向に沿って一定の間隔で離れて配置される。それにより、2個の磁気素子で検出されたセンシングシグナルは位相差を有するようになり、これを通じてモーターの回転方向および回転角を細密に把握するようになる。
【0005】
前記磁気素子は印刷回路基板に実装されてモーターのハウジングの内部に配置され得、電磁波(EMI)に脆弱な構造であるため、EMI試験時、電磁波不良の可能性が高い。
【0006】
それに伴い、静電気(ESD)の試験時に前記磁気素子の不良可能性が高くなる問題がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明が達成しようとする技術的課題は前記した問題点を解決するためのものであって、基板にホールIC(IC)に対応するグラウンドパターンを形成することによって電磁波または静電気による不良可能性を減少させる、モーターおよびこれを含む電動式操向装置を提供する。
【0008】
実施例が解決しようとする課題は以上で言及された課題に限定されず、ここで言及されなかったさらに他の課題は下記の記載から当業者に明確に理解されるはずである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
前記課題は実施例により、内部に収容空間と一側に開口が形成されたハウジング;前記ハウジングの前記開口を覆うように配置されるブラケット;前記収容空間に配置されるステーター;前記ステーターの内部に配置されるローター;前記ローターに結合するシャフト;前記ローター上に配置されるセンシングマグネットアセンブリー;および前記センシングマグネットアセンブリーの磁束の変化を感知するローター位置感知装置を含み、前記ローター位置感知装置は、基板;前記基板に実装されるホールシグナル磁気素子;前記基板に実装されるエンコーダーシグナル磁気素子;および前記基板に形成された第1グラウンドパターンを含み、前記第1グラウンドパターンは前記ホールシグナル磁気素子と電気的に連結されるモーターによって達成される。
【0010】
前記第1グラウンドパターンは、前記基板の円周方向に沿って中央を通る仮想線Cを基準として前記基板の内側に配置され得る。
【0011】
そして、前記エンコーダーシグナル磁気素子に電気的に連結されるものの、前記基板の円周方向に沿って中央を通る仮想線Cを基準として前記基板の外側の縁に形成された第2グラウンドパターンをさらに含むことができる。
【0012】
ここで、前記ブラケットは、ブラケット本体;前記ブラケット本体の中央に形成されて前記シャフトが配置される結合孔;前記結合孔の周辺に前記ローターに向かって凹んで形成された載置部;および前記ブラケット本体の下面に突出して形成された結合部を含むことができる。
【0013】
また、固定部材によって前記第2グラウンドパターンは前記結合部の一側に接触するように固定され得る。
【0014】
また、前記第2グラウンドパターンが前記固定部材によって前記結合部に接触されることによって、前記第1グラウンドパターンは前記載置部の一側に接触することができる。
【0015】
一方、前記センシングマグネットアセンブリーは、センシングプレート;および前記センシングプレートに載置されるセンシングマグネットを含み、前記センシングプレートは前記シャフトに結合されて回転することができる。
【0016】
好ましくは、前記センシングマグネットは、前記センシングプレートの中央に配置されるメインマグネット;および前記センシングプレートの縁に配置されるサブマグネットを含み、前記ホールシグナル磁気素子は前記メインマグネットの磁束の変化を感知し、前記エンコーダーシグナル磁気素子は前記サブマグネットの磁束の変化を感知することができる。
【0017】
そして、前記基板の円周方向に沿って中央を通る仮想線Cを基準として、前記ホールシグナル磁気素子は前記基板の内側に配置され、前記エンコーダーシグナル磁気素子は前記基板の外側に配置され得る。
【0018】
また、前記メインマグネットは複数個の分割マグネットで形成され、前記分割マグネットの個数は前記ローターのマグネットの個数と同じであり得る。
【0019】
前記課題は実施例により、操向軸;前記操向軸に連結されるモーターを含み、前記モーターは上述されたモーターで提供される電動式操向装置によって達成される。
【発明の効果】
【0020】
前記のような構成を有する実施例に係るローター位置感知装置は、ホールICによるモーターの電磁波(EMI)不良可能性を減少させることができる。
【0021】
また、前記ローター位置感知装置は、モーターの静電気に対する不良可能性を減少させることができる。
【発明を実施するための形態】
【0023】
本発明は多様な変更を加えることができ、多様な実施例を有することができるところ、特定の実施例を図面に例示して説明する。しかし、これは本発明を特定の実施形態に対して限定しようとするものではなく、本発明の思想および技術範囲に含まれるすべての変更、均等物乃至代替物を含むものと理解されるべきである。
【0024】
第2、第1等のように序数を含む用語は、多様な構成要素の説明に使われ得るが、前記構成要素は前記用語によって限定されはしない。前記用語は一つの構成要素を他の構成要素から区別する目的でのみ使用される。例えば、本発明の権利範囲を逸脱することなく第2構成要素は第1構成要素と命名され得、同様に第1構成要素も第2構成要素と命名され得る。および/またはこれという用語は、複数の関連した記載された項目の組み合わせまたは複数の関連した記載された項目のうちいずれかの項目を含む。
【0025】
ある構成要素が他の構成要素に「連結されて」あるとか「接続されて」あると言及された時には、その他の構成要素に直接的に連結されているかまたは接続されていることもあるが、中間に他の構成要素が存在することもあると理解されるべきである。反面、ある構成要素が他の構成要素に「直接連結されて」あるとか「直接接続されて」あると言及された時には、中間に他の構成要素が存在しないと理解されるべきである。
【0026】
実施例の説明において、いずれか一つの構成要素が他の構成要素の「上(うえ)または下(した)(on or under)」に形成されると記載される場合において、「上(うえ)または下(した)(on or under)」は二つの構成要素が互いに直接(directly)接触するか一つ以上の他の構成要素が前記二つの構成要素の間に配置されて(indirectly)形成されることをすべて含む。また「上(うえ)または下(した)(on or under)」と表現される場合、一つの構成要素を基準として上方向だけでなく下方向の意味も含み得る。
【0027】
本出願で使用した用語は、単に特定の実施例を説明するために使用されたものであって、本発明を限定しようとする意図ではない。単数の表現は文脈上明白に異なることを意味しない限り、複数の表現を含む。本出願で、「含む」または「有する」等の用語は、明細書上に記載された特徴、数字、段階、動作、構成要素、部品またはこれらを組み合わせたものが存在することを指定しようとするものであって、一つまたはそれ以上の他の特徴や数字、段階、動作、構成要素、部品またはこれらを組み合わせたものなどの存在または付加の可能性をあらかじめ排除しないものと理解されるべきである。
【0028】
異なって定義されない限り、技術的であるか科学的な用語を含んでここで使われるすべての用語は、本発明が属する技術分野で通常の知識を有する者によって一般的に理解されるのと同じ意味を有する。一般的に使われる辞書に定義されているような用語は、関連技術の文脈上有する意味と一致する意味を有すると解釈されるべきであり、本出願で明白に定義しない限り、理想的であるか過度に形式的な意味と解釈されない。
【0029】
以下、添付された図面を参照して実施例を詳細に説明するものの、図面符号にかかわらず同一であるか対応する構成要素は同じ参照番号を付与し、これに対する重複する説明は省略する。
【0030】
本発明の実施例に係るモーターは基板にホールIC(IC)に対応するグラウンドパターンを形成することによって電磁波または静電気による不良可能性を減少させることができる。
【0031】
図1〜
図9を参照して詳察すると、本発明の実施例に係るモーター1は、ハウジング100、ブラケット200、ハウジング100の内側に配置されたステーター300、ステーター300に回転可能に配置されたローター400、ローター400に貫通挿入されて連動回転するシャフト500、ベアリング600、センシングマグネットアセンブリー700、ローター位置感知装置800およびバスバー900を含むことができる。
【0032】
また、前記モーター1は、シャフト500の回転を支持するように配置される下部ベアリング610、シャフト500の一側端部に配置されるカプラー620、バスバー電源線91)等をさらに含むことができる。
【0033】
ハウジング100は筒状に形成され得る。そしてハウジング100の内部には、ステーター300、ローター400およびバスバー900が装着され得る収容空間Sが設けられる。
【0034】
図1に図示された通り、ハウジング100は円筒状に形成され得、一側に形成された開口と前記開口と連通するように形成された収容空間Sを含むことができる。この時、ハウジング100の形状や材質は多様に変形され得るが高温でもよく耐え得る金属材質が選択され得る。
【0035】
ハウジング100は、前記開口を覆うように配置されるブラケット200と結合してステーター300とローター400とを外部と遮蔽する。また、内部の熱を容易に排出できるように、冷却構造(図示されず)がさらに含まれ得る。このような冷却構造は空冷または水冷構造が選択され得、冷却構造によりハウジング100の形状は適切に変形され得る。
【0036】
図4および
図5を参照して詳察すると、ブラケット200は、板状のブラケット本体210、ブラケット本体210の中央に形成された結合孔220、結合孔220の周辺に凹んだ形状に形成された載置部230および結合部240を含むことができる。
【0037】
ブラケット本体210はハウジング100の前記開口を覆うように配置され得る。
【0038】
載置部230は、
図4に図示された通り、ブラケット本体210の上面211を基準としてローター400に向かって中央に凹んだ溝の形状に形成され得る。そして、載置部230の中央にはシャフト500が配置されるように結合孔220が形成され得る。
【0039】
それにより、載置部230の載置面231にはベアリング600がシャフト500を回転可能に支持するように配置され得る。
【0040】
結合部240は、
図5に図示された通り、ブラケット本体210の下面212に突出して形成され得る。この時、結合部240は載置部230と離隔して配置され得る。
【0041】
そして、結合部240には、ボルト、ねじなどのような固定部材10によってローター位置感知装置800の一側が接触するように固定され得る。より詳細には、ローター位置感知装置800の第2グラウンドパターン850が固定部材10によって結合部240の接触面241に接触するように固定され得る。
【0042】
そして、第2グラウンドパターン850が固定部材10により結合部240の接触面241に接触するように固定されることによって、第1グラウンドパターン840は載置部230の接触面232に密着して配置され得る。
【0043】
ステーター300はハウジング100の収容空間Sに挿入される。ステーター300は、ステーターコア310およびステーターコア310に巻き取られるコイル320を含むことができる。ステーターコア310は、リング状に形成された一体型コアであるかまたは複数個の分割コアが結合されたコアでもよい。
【0044】
ステーター300はモーターの種類によって適切に変形され得る。例えば、DCモーターである場合には一体型ステーターコアにコイルが巻き取られ得、3相制御モーターである場合には複数個のコイルにU、V、W相がそれぞれ入力されるように製作されてもよい。
【0045】
ステーター300の上側にはバスバー(Busbar)900が配置され得、ステーター300のコイル320はバスバー900に連結され得る。この時、バスバー900にはコイル320と電気的に連結される複数の金属部材(ターミナル)がインシュレーターによって絶縁されつつ固定されるように配置され得る。
【0046】
ローター400はステーター300と回転可能に配置される。ローター400にはマグネットが配置され、ステーター300との電磁的相互作用によってローター400は回転することができる。
【0047】
ローター400の中央部にはシャフト500が結合される。したがって、ローター400が回転する場合、シャフト500も一緒に回転する。この時、シャフト500はベアリング600により回転可能に支持され得る。
【0048】
シャフト500は外部機構物と結合されて動力を提供する。一例として、前記モーター1がEPSモーターとして利用される場合、シャフト500は車両の操向軸に連結されて操向を補助する動力を提供することができる。
【0049】
本発明の一実施例に係るローター位置感知装置800は、シャフト500と連動回転するセンシングマグネットアセンブリー700の磁束の変化を検出することによってローター400の回転位置を検出する。
【0050】
図6を参照して詳察すると、センシングマグネットアセンブリー700は、センシングプレート710およびセンシングプレート710に載置されるセンシングマグネット720を含むことができる。センシングプレート710はシャフト500に結合して回転することができる。
【0051】
センシングマグネット720は円板状に形成され、センシングプレート710の中央に配置されるメインマグネット711と、センシングプレート710の縁に配置されるサブマグネット712を含むことができる。メインマグネット711は分割リング状に形成された複数個の分割マグネットを含む。メインマグネット711の分割マグネットの個数(極数)はローターマグネットの個数(極数)と同一に配置されてローターの回転を検出できるように構成される。
【0052】
サブマグネット712は円板の縁に配置され、メインマグネット711よりも多い個数(極数)の分割マグネットを含む。これに伴い、メインマグネット711の一つの極(分割マグネット)をさらに細分化して分解する。したがって、回転量の検出をさらに精密に測定するように測定することができる。ここで、サブマグネット712は円周方向に沿ってN極の分割マグネットとS極の分割マグネットとが交互に配置され得る。
【0053】
図7を参照して詳察すると、前記ローター位置感知装置800は、基板810、基板810に所定の間隔で離隔して配置される複数個のホールシグナル磁気素子820、基板810に所定の間隔で離隔して配置される複数個のエンコーダーシグナル磁気素子830、ホールシグナル磁気素子820と電気的に連結された第1グラウンドパターン840、エンコーダーシグナル磁気素子830と電気的に連結された第2グラウンドパターン850および固定孔860を含むことができる。
【0054】
基板810に配置された磁気素子820、830は、センシングマグネットアセンブリー700と離隔配置されて磁束の変化による回転角度を計算することができる。ここで、磁気素子820、830はホールIC(Hall IC)であり得、
図7に図示された通り、磁気素子820、830のそれぞれは、VccおよびグラウンドGNDが分離された構造に形成され得る。
【0055】
図7を参照して詳察すると、基板810は弧状のプレートに形成され得る。そして、基板810の円周方向に沿って基板810の中央に図示された仮想線Cを基準として内側にはホールシグナル磁気素子820と第1グラウンドパターン840が配置され得る。
【0056】
ここで、「外側」とはシャフト500の回転中心から半径方向に仮想線Cを基準として外側を意味し、「内側」とはシャフト500の回転中心から半径方向に仮想線Cを基準として内側を意味する。
【0057】
第1グラウンドパターン840は弧状に形成され得、基板810の内側の縁に配置され得る。そして、第1グラウンドパターン840はホールシグナル磁気素子820のグラウンドGNDと電気的に連結され得る。
【0058】
そして、第1グラウンドパターン840はブラケット200の一側に密着して配置され得る。例えば、第1グラウンドパターン840はブラケット200の載置面231の反対側に位置する接触面232に密着して配置され得る。
【0059】
したがって、ホールシグナル磁気素子820のグラウンドGND面積が相対的に増加するようになり、それに伴い、ホールシグナル磁気素子820による前記モーター1の電磁波(EMI)不良可能性または静電気に対する不良可能性が減少され得る。
【0060】
一方、基板810の円周方向に沿って図示された仮想線Cを基準として外側には、エンコーダーシグナル磁気素子830と第2グラウンドパターン850が配置され得る。
【0061】
ここで、第2グラウンドパターン850は弧状に形成され得、基板810の外側の縁に配置され得る。そして、第2グラウンドパターン850はエンコーダーシグナル磁気素子830のグラウンドGNDと電気的に連結され得る。
【0062】
そして、第2グラウンドパターン850はブラケット200の結合部240に密着して配置され得る。すなわち、固定孔860を貫通して配置される固定部材10により第2グラウンドパターン850は結合部240に密着して配置されながらも固定され得る。
【0063】
また、固定部材10の端部が結合部240と結合されることによって、第1グラウンドパターン840も接触面232に密着して配置され得る。
【0064】
図8は、本発明の一実施例に係るモーターのEMIの改善を示す図面である。すなわち、
図8の(a)は前記ローター位置感知装置800で第1グラウンドパターン840がない場合(基準例)を示す図面であり、
図8の(b)は基準例と前記モーター1のEMIの改善を比較したグラフである。
【0065】
図8の(b)に図示された通り、第1グラウンドパターン840によって、前記モーター1は基準例よりも約160%EMIが改善したことを確認することができる。
【0066】
以下、ローター位置感知装置800とセンシングマグネットアセンブリー700を利用してローター400の位置を感知する動作について詳察する。
【0067】
ローター位置感知装置800は、このようなセンシングマグネットアセンブリー700の回転による磁束の変化を感知してローター400の位置を感知する複数個の磁気素子820、830を含むことができる。
【0068】
センシングマグネットアセンブリー700のメインマグネット711は、ローター400のマグネットと対応するように設けられるため、ローター400の位置を感知するためにはメインマグネット711の磁束の変化を感知しなければならない。
【0069】
ローター位置感知装置800は、ホールシグナル磁気素子820を通じてメインマグネット711の磁束の変化を感知して3個のセンシングシグナルを感知することができる。そして、追加的に、エンコーダーシグナル磁気素子830を通じてサブマグネット712の磁束の変化を感知して2個のセンシングシグナルを感知することができる。ここで、2個のセンシングシグナルを通じてモーターの回転方向および細部的な回転角を算出することができる。
【0070】
一方、本発明の一実施例に係る電動式操向装置(EPS、2)は前記モーター1を含むことができる。
【0071】
図9を参照して詳察すると、前記電動式操向装置2は、前記モーター1、操向ホイール3、操向軸4、操向角センサ5および電子制御装置(ECU、6)を含むことができる。
【0072】
操向ホイール3は、一般にハンドルと呼ばれるものであって、運転者が自動車の方向を転換するために回転させる。操向ホイール3は操向軸4と連結されるように配置され得、運転者が操向ホイール3を回転させると、操向軸4は前記操向ホイール3の回転に連動して同一方向に回転する。
【0073】
前記モーター1は、運転者が操向をするために操向ホイール3を操作するトルクを補助するためのモーターであって、運転者がより手軽に自動車の操向作業ができるように補助する。
【0074】
前記モーター1の一端には減速機とトルクセンサ(図示されず)が結合され得る。前記トルクセンサは、操向ホイール3の回転による入力軸および出力軸の相対回転の変位を感知した電気的な信号を生成した後、この信号を前記電子制御装置6に伝送する。
【0075】
操向角センサ5は、前記操向ホイール3付近に設置され、運転者の操作によって回転する操向ホイール3の回転角度を直接測定する。そして、操向角センサ5は測定された回転角度に対する信号を前記電子制御装置6に伝送する。
【0076】
前記電子制御装置6は、図示されていない自動車速度感知センサと、前記トルクおよび操向角センサ5の情報に基づいて、前記モーター1を含む電動式操向装置の各種駆動源を電子制御することができる。
【0077】
ここで、前記モーター1は電動式操向装置2の操向軸に連結され得る。
【0078】
前記では本発明の実施例を参照して説明したが、該当技術分野の通常の知識を有する者は、下記の特許請求の範囲に記載された本発明の思想および領域から逸脱しない範囲内で本発明を多様に修正および変更させることができることが理解できるはずである。そして、このような修正と変更に関係した差異点も添付された特許請求の範囲で規定する本発明の範囲に含まれるものと解釈されるべきである。