(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記キャップは、前記キャップは、前記本体上のフランジと係合する戻り止めによって前記本体に取り外し可能に取り付けられる、請求項1に記載の組み合わせアセンブリ。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【
図1A】[0009]多軸椎弓根ねじの前面図を示している。
【
図1B】[0010]多軸椎弓根ねじの断面図をしている。
【
図1C】[0011]多軸椎弓根ねじの上面図を示している。
【
図1D】[0012]多軸椎弓根ねじの等角投影図を示している。
【
図2A】[0013]椎弓根ねじ組立体のワッシャの前面図を示している。
【
図2B】[0014]椎弓根ねじ組立体のワッシャの上面図を示している。
【
図2C】[0015]椎弓根ねじ組立体のワッシャの断面図を示している。
【
図2D】[0016]椎弓根ねじ組立体のワッシャの等角投影図を示している。
【
図3A】[0017]椎弓根ねじ組立体のチューリップヘッドの1つの実施形態の前面図を示している。
【
図3B】[0018]
図3Aに示されているチューリップヘッドの上面図を示している。
【
図3C】[0019]
図3Aに示されているチューリップヘッドの断面図を示している。
【
図3D】[0020]
図3Aに示されているチューリップヘッドの等角投影図を示している。
【
図4A】[0021]椎弓根ねじのチューリップヘッドの別の実施形態の等角投影図を示している。
【
図4B】[0022]
図4Aに示されているチューリップヘッドの側面図を示している。
【
図4C】[0023]
図4Aに示されているチューリップヘッドの前面図を示している。
【
図5A】[0024]多軸椎弓根ねじと共に示されている
図3A−
図3Dのチューリップヘッドの等角投影図である。
【
図5B】[0025]多軸椎弓根ねじと共に示されている
図4A−
図4Cのチューリップヘッドの等角投影図である。
【
図6A】[0026]椎弓根ねじ組立体の止めねじの前面図を示している。
【
図6B】[0027]椎弓根ねじ組立体の止めねじの上面図を示している。
【
図6C】[0028]椎弓根ねじ組立体の止めねじの断面図を示している。
【
図6D】[0029]椎弓根ねじ組立体の止めねじの等角投影図を示している。
【
図7A】[0030]チューリップヘッドの底部の開口を通って延びる椎弓根ねじと、椎弓根ねじをチューリップヘッド内の所定場所にロックするワッシャと、チューリップヘッドのねじが切られた内部壁に係合する止めねじと、を有する椎弓根ねじ組立体の断面図を示している。
【
図7B】[0031]
図7Aの椎弓根ねじ組立体の等角投影図を示している。
【
図7C】[0032]椎弓根ねじ組立体の前面図を示している。この図では、チューリップヘッドはチューリップヘッド内のワッシャが視えるように透明である。
【
図8A】[0033]締結式ロック機構を有する包装組立体の1つの実施形態の前面図を示している。
【
図8B】[0034]
図8Aの包装組立体の不等角投影(又は未組立)図を示している。
【
図9A】[0035]スパンロック機構を有する3部品型包装組立体の別の実施形態の前面図を示している。
【
図9B】[0036]
図9Aの包装組立体の不等角投影(又は未組立)図を示している。
【
図10A】[0037]2部品型包装組立体の或る実施形態の前面図を示している。
【
図10B】[0038]
図10Aの包装組立体の不等角投影(又は未組立)図を示している。
【
図11A】[0039]1部品型包装組立体の1つの実施形態の前面図を示している。
【
図11B】[0040]
図11Aの包装組立体の不等角投影(又は未組立)図を示している。
【
図11C】[0041]
図11Aの包装組立体の前面図を示している。本図では、内側の働きがより分かり易いように諸部分はホログラフィックである。
【
図11D】[0042]
図11Bの包装組立体の側面図を示している。本図では、内側の働きがより分かり易いように諸部分はホログラフィックである。
【
図12A】[0043]スリーブインサートを有する1部品型包装組立体の別の実施形態の断面図を示している。
【
図13A】[0045]第1の位置にある椎弓根ねじ用ねじドライバー組立体の等角投影図を示している。
【
図13B】[0046]第2の位置にある椎弓根ねじ用ねじドライバー組立体の等角投影図を示している。
【
図14A】[0047]止めねじ用ねじドライバー組立体の等角投影図を示している。
【
図14B】[0048]止めねじ用ねじドライバー組立体の側面図を示している。
【
図14C】[0049]止めねじ用ねじドライバー組立体の等角投影図を示している。
【発明を実施するための形態】
【0012】
[0050]本開示では脊柱固定組立体の観点から様々な実施形態を説明している。次に続く
実施形態の詳細な説明は例示目的でしかなく何ら制限を課す意図はないことが当業者には認識されるであろう。本開示の恩恵を享受する当業者には他の実施形態が容易に想起されるであろう。本開示の中での「実施形態」、「態様」、又は「実施例」への言及は、その様に言い表されている本発明の実施形態が特定の特徴、構造、又は特性を含み得る、ということを含意しているが、但し実施形態どれもが当該の特定の特徴、構造、又は特性を含んでいるとは限らない。また、「1つの実施形態」という語句の繰り返し使用は、同じ実施形態を指している場合もないではないが、必ずしも同じ実施形態を指すとは限らない。
【0013】
[0051]本発明の更に詳しい説明の前に、簡便さを期して、本明細書、実施例、及び付随の特許請求の範囲の中で用いられている特定の用語類がここに集められている。これらの定義は本開示の残り部分に照らして読まれるべきであり、当業者による様に理解されるべきである。別途特に定義されていない限り、ここに使用されている全ての技術用語及び科学用語は当業者が普通に理解している意味と同じ意味を有する。
【0014】
[0052]英語の冠詞「a」及び「an」の対訳である「或る」及び「一」は、1つ又は1つより多い(即ち少なくとも1つの)、当該冠詞の文法上の目的語を指すのに使用されている。一例として、「或る要素」は1つの要素又は1つより多い要素を意味する。
【0015】
[0053]「複数の」という用語は1つより多いという意味である。
【0016】
[0054]「〜を備える」及び「〜を備えている」は、包含的、開放的な語義で使用されており、追加の要素が含まれ得ることを意味する。
【0017】
[0055]「〜を含む」という用語は「限定するわけではないが〜を含む、を意味しており、「〜を含む」と「限定するわけではないが〜を含む」は入れ換え可能に使用される。
【0018】
[0056]ここには、椎弓根ねじ組立体、椎弓根ねじ包装組立体、椎弓根ねじ用ねじドライバー組立体、及び止めねじ用ねじドライバー組立体、を含む脊柱固定組立体が提供されている。
【0019】
[0057]椎弓根ねじ組立体
[0058]まず
図7A−
図7Dを参照して全体としての概念を示すと、組立式の椎弓根ねじ組立体8が、椎弓根ねじ10と、ワッシャ40と、チューリップヘッド60と、止めねじ80と、備えている。ワッシャ40は、組立体8では、椎弓根ねじ頭部16の上に座す。椎弓根ねじ頭部16は、チューリップヘッド60の・・・に配置されている。チューリップヘッドは椎弓根ねじ12を通すための底部開口68を有している。その様な椎弓根ねじ組立体の使用時(例えば、椎骨ロッドが患者内で所定場所に入れられたら)、止めねじ40を使用しロッドをワッシャ40上へ押し付け、ワッシャ40に椎弓根ねじ頭部16を押さえ付けさせ、それにより椎弓根ねじ軸部12をその場にロックする。ここで更に解説すると、患者の中へ挿入されてからの患者内の所定場所でのこのロック掛けが組立体8の多軸特性を消し去る。止めねじ80とチューリップヘッド60がロッドを確実にその場に保持するよう機能する。
【0020】
[0059]
図1A−
図1Dは、椎弓根ねじ10の様々な図を示している。
図1Aに見られる様に、椎弓根ねじ10は、ねじ部14を有する長くて細い本体又は軸部12を有している。軸部14の頂部は部分球状頭部16を有している。特定の実施形態では、頭部16の一部分はワッシャ40を適正にとらえるためのローレットが切られた面18を有している。特定の実施形態では、軸部12の底部分は軸部12に沿った1つ又はそれ以上のカット20を有し、椎弓根ねじ10がセルフタッピング式となれるようにしている。
【0021】
[0060]軸部12は、直径、長さ、及びねじ部型式が変わってもよい。軸部の直径及び長さは、患者の椎骨の寸法に適応するよう可変である。より大きい椎骨なら概してより大きい軸部直径及び長さを求めるであろうし、より小さい椎骨なら概してより小さい軸部直径及び長さを求めるであろう。軸部は、更に、中心軸を貫いてカニューレ様式になっていてもよい。カニューレ挿入は外科医がねじ設置の軌道をマップするのを可能にさせる。軸部は更にカニューレ挿入を通じてセメントを差し入れるために有窓化されていてもよい。セメント注入はねじと骨の間により強力な把持を提供する。
【0022】
[0061]
図1Cの実施形態に見られる様に、軸部12は六角形状の溝24を有するものとすることができる。溝24は、適した六角頭部ねじドライバーを使用して椎弓根ねじ10を患者の骨の中へ挿入する場合に使用される。溝4及び対応するねじドライバーについてはトルクス形状又はフラワー形状の様な代わりの幾何学形状も実施可能である。
【0023】
[0062]
図1C−
図1Dに見られる様に、軸部12のねじ部14は螺旋状である。ねじ部14は、単条、2条、又は3条とすることができる。ねじ部14は、椎弓根ねじ10が脊椎の骨を適正に把持できるようにする。概して、骨把持力は手術が施行された後に何らかの緩みが起こるのを防止するには十分に強い。
【0024】
[0063]
図2A−
図2Dはワッシャ40の1つの実施形態の様々な図を示している。使用のために組み立てられたとき、ワッシャ40はチューリップヘッド60の内部で軸部頭部16の上に座す。
【0025】
[0064]
[0065]特定の実施形態では、ワッシャ40の内面は、ワッシャ40を軸部16上へ適正にロックするためにローレット仕上げ42が施されている。ワッシャ40は、ワッシャ40が軸部頭部16上へきつく押圧されたときの拡がりを可能にさせるように1つ又はそれ以上のスロット44を有していてもよい。ワッシャ40は、患者の中へ挿入されたときにロッドに適応するように切削された頂部分46を更に有している。示されている実施形態では、切削された頂部分46は半円状であるとして示されているが、その様な形状は患者の中へ挿入されることになるロッドの断面構成に概ね沿うものとなることを理解されたい。ワッシャ40は、患者の中へ挿入されてから、ロッドがワッシャ40上へ押し付けられたら、チューリップヘッド60を安定させるのに助けとなる。この作用はチューリップヘッド60を軸部頭部16上へロックし、確実にチューリップヘッド60が固定位置に入っているようにする。椎弓根ねじ10は、当該椎弓根ねじ10を患者の中へ挿入している外科医によってロッドが所定場所にロックされワッシャ40の切削された頂部分46に当てて保持されるというような時点までは、ワッシャ40内で自由に回転できる。
【0026】
[0066]
図3A−
図3Dは、チューリップヘッド60の1つの実施形態の様々な図を示している。使用のために組み立てられたとき、椎弓根ねじ10の軸部12はチューリップヘッド60の中で椎弓根ねじ10の軸部頭部16がチューリップヘッド60の底部分62に座するように位置決めされている。その様な位置決めは、チューリップヘッド60が様々な回転方向に動くことを許容し、椎弓根ねじ10に患者への挿入前のチューリップヘッド60内での多軸運動を提供する。チューリップヘッド60は、患者の中へ挿入されたときにロッドがチューリップヘッド60の中へ滑り込めるようにするチャネル64をその前面に沿って有している。
【0027】
[0067]チューリップヘッド60は、ロッドをワッシャ40に当てて押し付け多軸ねじ10を患者内の所定位置へロックするために止めねじ80をねじ込めるようにする内ねじ部66を有している。止めねじ80は、更に、外科医が施行し終えたらロッドをその場に何らの緩みもなく引き留めるよう機能する。
図3Cから最もよく分かる様に、チューリップ
ヘッド60は、ワッシャ40をチューリップヘッド60内にロックするよう、底部分62の内面に切削された円状溝68を有するものとすることができる。チューリップヘッド60は、更に、患者内での固定が実現されたらチューリップヘッド60の余計な延長部分74を外科医が破断するのを可能にさせる少なくとも1つの円状カット70をその外面72上に有するものとすることができる。その様な実施形態では、延長部分74は止めねじ80のチューリップヘッド60内への位置決めをやり易くしている。特定の実施形態では、チューリップヘッド60の外面72は、チューリップヘッド60を適正な外科用器械で把持し椎弓根ねじ10を所定場所へと推し進めるのに使用される1つ又はそれ以上のスロット76を(随意であるが、外面72の互いに反対側に)有している。
【0028】
[0068]
図4A−
図4Cは、別の実施形態のチューリップヘッド160の様々な図を示している。使用のために組み立てられたとき、椎弓根ねじ10の軸部12はチューリップヘッド160の中で椎弓根ねじ10の軸部頭部16がチューリップヘッド160の底部分162に座するように位置決めされている。その様な位置決めは、チューリップヘッド160が様々な回転方向に動くことを許容し、椎弓根ねじ10に患者への挿入前のチューリップヘッド160内での多軸運動を提供する。チューリップヘッド160は、患者の中へ挿入されたときにロッドがチューリップヘッド160の中へ滑り込めるようにするチャネル164をその前面に沿って有している。
【0029】
[0069]チューリップヘッド160は、ロッドをワッシャ40に当てて押し付け多軸ねじ10を患者内の所定位置へロックするために止めねじ80をねじ込めるようにする内ねじ部166を有している。止めねじ80は、更に、外科医が施行し終えたらロッドをその場に何らの緩みもなく引き留めるよう機能する。チューリップヘッド160は、ワッシャ40をチューリップヘッド160内にロックするよう、底部分162の内面に切削された溝168を有するものとすることができる。チューリップヘッド160は、更に、患者内での固定が実現されたらチューリップヘッド160の余計な延長部分174を外科医が破断するのを可能にさせる少なくとも1つの円状カット170をその外面172上に有するものとすることができる。その様な実施形態では、延長部分174は止めねじ80のチューリップヘッド160内への位置決めをやり易くしている。特定の実施形態では、チューリップヘッド160の外面172は、チューリップヘッド160を適正な外科用器械で把持し椎弓根ねじ10を所定場所へと推し進めるのに使用される1つ又はそれ以上のスロット176を(随意であるが、外面172の互いに反対側に)有している。
【0030】
[0070]
図4A−
図4Cに示されている実施形態では、チューリップヘッド160は、1つ又はそれ以上の横断カット178をチューリップヘッド160の底部162に含んでいる。(単数又は複数の)横断カット178はロッドの中心軸に直角となる軸部の多軸運動を強化する。
【0031】
[0071]ここに説明されているチューリップヘッドの多くの他の変型が実施可能である。チューリップヘッドは長さが変わってもよいものと理解されたい。これらの変型は、限定するわけではないが、チューリップヘッドの外部へのナットの挿入を可能にさせるようチューリップヘッドの外部にねじ部を有することを含んでいる――より大きな保持力を可能にさせチューリップウイングへ強度を加増することが目的。チューリップヘッドの外ねじ部は更に低侵襲性手術の場合に管を外部へねじ込むことを可能にさせる。
【0032】
[0072]
図5Aは、チャネル64の中へ挿入されチューリップヘッド60の底部開口68を通された椎弓根ねじ10を示している。底部開口68は、椎弓根ねじ軸部10の遠位端をチューリップヘッドの中でチャネルによって画定されているX軸周りに周回式に自由に回転させられるように構成されている。つまり、椎弓根ねじ10は、Y軸方向に大凡角度αそしてZ軸方向に大凡角度βまでのどちらにも円周回転することができる。
【0033】
[0073]
図5Bは、チャネル164の中へ挿入され、(単数又は複数の)横断カット178を有するチューリップヘッド160の底部開口168を通された椎弓根ねじ10を示している。椎弓根ねじ10は、Y軸周りは大凡角度α’までそしてZ軸周りに大凡角度β’まで回転することができる。而して、チューリップヘッド160が横断カット178を含んでいる実施形態については、椎弓根ねじ10の回転自由度はより大きいことが容易に理解できる。
【0034】
[0074]
図6A−
図6Dは、外部表面84にねじ部82を有する止めねじ80の1つの実施形態の様々な図を示している。止めねじのねじ部82は、止めねじ80をチューリップヘッド60の中へ挿入しその場にロックさせられるようにする。患者への挿入中に締められると、止めねじ80の底部表面88がロッドの頂部を押圧して、ワッシャ40を椎弓根ねじ10の軸部頭部16上へロックする。
【0035】
[0075]特定の実施形態では、止めねじ80は頂部にトルクスカットの突出86を有するものとすることができる。これは止めねじ80をチューリップヘッド60の中へ挿入する場合のトルクスドライバーの使用を実現し易くする。但し、トルクス突出に代わる他の幾何学形状を、止めねじ頂部側と対応する止めねじ用ねじドライバー側に使用することもできる。
【0036】
[0076]
図7A−
図7Bは、椎弓根ねじ10とワッシャ40とチューリップヘッド60と止めねじ80の各々を含む椎弓根ねじ組立体8の様々な図を示している。使用時、椎弓根ねじ軸部12は、脊椎骨の中へねじ込んで自身を骨の中にロックするよう機能する。ワッシャ40は、チューリップヘッド60の適正な位置決めが確定されたら、チューリップヘッド60を椎弓根ねじ10に対してロックするよう機能する。これは、椎弓根ねじ10の軸部頭部16への下方押し付けによって果たされる。チューリップヘッド60は、止めねじ80を手助けするよう機能するとともに、ロッド、ワッシャ40、及び椎弓根ねじ頭部16のためのハウジングを提供する。止めねじ80はロッドをワッシャ40に当てて押圧するよう機能し、ひいては椎弓根ねじ組立体8を患者内の所定場所にロックする。止めねじ80は、更に、ロッドが患者への挿入後に滑落したり滑走したりすることなくその場に保持されるようにロッドに当てて把持力を提供する。
【0037】
[0077]包装組立体
[0078]多軸椎弓根ねじ組立体8は、滅菌のし易さ及び手術時挿入についてのアクセスのし易さを提供する幾つかの包装組立体の1つに包装されていてもよい。概して、特定の包装組立体は、椎弓根ねじ10とワッシャ40とチューリップヘッド60を包装された格好に保持している。特定の実施形態では、包装組立体は止めねじ80を保持する余分の区画を含んでいる。他の実施形態では、包装組立体は、更に、止めねじ80を、包装された格好に、椎弓根ねじ10、ワッシャ40、及びチューリップヘッド60と共に保持している。
【0038】
[0079]包装組立体は、椎弓根ねじ及び止めねじが、包装されている間もずっと直立に座していられるようにする。これは、外科医がドライバーを使用して椎弓根ねじ及び止めねじをそれらねじに触れることなく掴むことを可能にさせており、それにより手術中の感染のリスクが低減される。
【0039】
[0080]
図8A−
図8Bは、キップ112と、本体130と、底部区画140と、を有している締結式ロック型包装組立体110の1つの実施形態を示している。
【0040】
[0081]本体130は、概して、組立前の椎弓根ねじ10とワッシャ40とチューリップ
ヘッド60/160を受け入れるように構成されている軸方向に延びる開口131(
図8Bに仮想線で図示)を画定している。キャップ112は取り外し可能に本体130へ接続できる。キャップ112は、本体130の頂部分の外ねじ部132に噛み合い式に係合することのできる内ねじ部又は戻り止め116を・・・ものとすることができる。当業者には認識される様に、キャップ112及び本体130の湾曲及びローレットが切られた面は設計が著しく変わってもよい。
【0041】
[0082]特定の実施形態では、キャップ112は、滅菌ガスが本体130内の椎弓根ねじ、ワッシャ、及びチューリップヘッドにアクセスできるようにする開口114を頂部に含んでいる。キャップ112は、更に、湾曲118を有するものとすることができ、湾曲118はローレット119と共に、外科医がキャップ112を本体130からの取り外しのために掴めるようにする。
【0042】
[0083]本体130は、曲線状でローレットが切られた外面134を有するものとすることができる。この型式の外面は外科医が手術中に包装組立体の本体をより上手く把持できるようにする。また、包装組立体は形状が変わってもよい。例えば、包装組立体は方形本体又は何れかの他の多角形の幾何学形状を有することもできる。
【0043】
[0084]底部区画140は本体130の底部へ取り外し可能に付着させることができる。本体130は、組み立てられたとき、底部区画140の内面142に係合することのできるフランジ146を含んでいてもよい。底部区画140の内面142は、止めねじ80を必要時には簡単に取り外せるように保持するよう構成されている室144を画定している。別の代わりの実施形態では、止めねじ区画は包装組立体の底部の代わりに頂部に設けられている。
【0044】
[0085]概して、椎弓根ねじ、ワッシャ、及びチューリップヘッドは、包装組立体110内で直立に座しているので、外科医は組立前の椎弓根ねじ、ワッシャ、及びチューリップヘッドを、椎弓根ねじ自体には一切接触すること無くねじドライバーを用いて本体130から掴める。これは患者感染の機会を減少させることになる。同じことが止めねじにも当て嵌まり、外科医は止めねじ自体には一切接触すること無しに底部区画140から掴み出すことができる。
【0045】
[0086]
図9A−
図9Bは、キャップ212と、本体230と、底部区画240と、を有しているスナップ嵌めロック型包装組立体210の1つの実施形態を示している。
【0046】
[0087]本体230は、概して、組立前の椎弓根ねじ10とワッシャ40とチューリップヘッド60/160を受け入れるように構成されている軸方向に延びる開口231(
図9Bに仮想線で図示)を画定している。キャップ212は、本体230の頂部分のフランジ232に噛み合い式に係合することのできる戻り止め216付きの本体230へ取り外し可能に接続できる。当業者には認識される様に、キャップ212及び本体230の湾曲及びローレットが切られた面は設計が著しく変わってもよい。非限定的な例として、包装組立体210は、外科医が或る一定の力だけでキャップ212及び底部区画240を引き外せるようにする密嵌め機構を有するものとすることができる。
【0047】
[0088]特定の実施形態では、キャップ212は、滅菌ガスが本体130内の椎弓根ねじ、ワッシャ、及びチューリップヘッドにアクセスするのを許容する開口214を頂部に含んでいる。キャップ212は、更に、湾曲218を有するものとすることができ、湾曲218はローレット219と共に、外科医がキャップ212を本体230からの取り外しのために握れるようにする。
【0048】
[0089]本体230は、曲線状でローレットが切られた外面234を有するものとすることができる。この型式の外面は外科医が手術中に包装組立体の本体をより上手く把持できるようにする。また、包装組立体は形状が変わってもよい。例えば、包装組立体は方形本体又は何れかの他の多角形の幾何学形状を有することもできる。別の代わりの実施形態では、止めねじ区画は包装組立体の底部の代わりに頂部に設けられている。
【0049】
[0090]底部区画240は本体230の底部へ取り外し可能に付着させることができる。本体230は、組み立てられたとき、底部区画240の内面242に係合することのできるフランジ236を含んでいてもよい。底部区画240の内面242は、止めねじ80を必要時には簡単に取り外せるように保持するよう構成されている室244を画定している。
【0050】
[0091]概して、椎弓根ねじ、ワッシャ、及びチューリップヘッドは、包装組立体210内で直立に座しているので、外科医は組立前の椎弓根ねじ、ワッシャ、及びチューリップヘッドを、椎弓根ねじ自体には一切接触すること無くねじドライバーを用いて本体230から掴める。これは患者感染の機会を減少させることになる。同じことが止めねじにも当て嵌まり、外科医は止めねじ自体には一切接触すること無しに底部区画240から掴み出すことができる。
【0051】
[0092]
図10A−
図10Bは、キャップ312及び本体330を有する1つの実施形態の包装組立体310を示している。
【0052】
[0093]本体330は、概して、組立前の椎弓根ねじ10とワッシャ40とチューリップヘッド60/160を受け入れるように構成されている軸方向に延びる開口131(
図10Bに仮想線で図示)を画定している。キャップ312は本体330の頂部分に噛み合い式に係合することによって取り外し可能に本体330へ接続できる。当業者には認識される様に、キャップ312及び本体330の湾曲及びローレットが切られた面は設計が著しく変わってもよい。非限定的な例として、包装組立体310は、外科医が或る一定の力だけでキャップ312を引き外せるようにする密嵌め機構を有するものとすることができる。
【0053】
[0094]特定の実施形態では、キャップ312は、止めねじ80の取り出し可能な挿入を可能にさせる止めねじ保管区画340を頂部に含んでいる。止めねじ保管区画340は、外科医が簡単に取り外せるよう止めねじ80の側面への容易アクセスを可能にさせる半径方向に延びる壁334を有するものとすることができる。更に、特定の実施形態では、キャップ312は、滅菌ガスが本体130内の椎弓根ねじ、ワッシャ、及びチューリップヘッドにアクセスできるようにする開口314を頂部に含んでいる。
【0054】
[0095]キャップ312は、更に、湾曲318を有するものとすることができ、湾曲318はローレット319と共に、外科医がキャップ312を本体330からの取り外しのために握れるようにする。
【0055】
[0096]本体330は、曲線状でローレットが切られた外面334を有するものとすることができる。この型式の外面は外科医が手術中に包装組立体の本体をより上手く把持できるようにする。また、包装組立体は形状が変わってもよい。例えば、包装組立体は方形本体又は何れかの他の多角形の幾何学形状を有することもできる。別の代わりの実施形態では、止めねじ区画は包装組立体の底部の代わりに頂部に設けられている。
【0056】
[0097]概して、椎弓根ねじ、ワッシャ、及びチューリップヘッドは、包装組立体310内で直立に座しているので、外科医は椎弓根ねじ、ワッシャ、及びチューリップヘッドを
、椎弓根ねじ自体には一切接触すること無くねじドライバーを用いて掴める。これは患者感染の機会を減少させることになる。同じことが止めねじにも当て嵌まり、外科医は止めねじ自体には一切接触すること無しにキャップ区画340から掴み出すことができる。
【0057】
[0098]
図11A−
図11Dは、チャネル部分412を第1端に、ねじ止め区画440を第2端に、有している中央本体部分430を有する1つの実施形態の包装組立体410を示している。
【0058】
[0099]本体430は、概して、組立前の椎弓根ねじ10とワッシャ40とチューリップヘッド60/160を受け入れるように構成されている軸方向に延びる開口131(
図11Bに仮想線で図示)を画定している。当業者には認識される様に、湾曲本体部分430は設計が著しく変わってもよい。本体430は、曲線状でローレットが切られた外面434を有するものとすることができる。この型式の外面は外科医が手術中に包装組立体の本体をより上手く把持できるようにする。また、包装組立体は形状が変わってもよい。例えば、包装組立体は方形本体又は何れかの他の多角形の幾何学形状を有することもできる。別の代わりの実施形態では、止めねじ区画は包装組立体の底部の代わりに頂部に設けられている。
【0059】
[0100]ねじ区分440は、止めねじの取り出し可能な挿入を可能にさせる壁442によって画定されている。概して、椎弓根ねじ、ワッシャ、及びチューリップヘッドは、包装組立体410内で直立に座しているので、外科医は組立前の椎弓根ねじ、ワッシャ、及びチューリップヘッドを、椎弓根ねじ自体には一切接触すること無くねじドライバーを用いて掴める。これは患者感染の機会を減少させることになる。
【0060】
[0101]本体のチャネル部分412は、包装体チャネル416を画定する向い合う壁414を有するものとすることができる。示されている実施形態では、包装体チャネル416はチューリップヘッド60/160によって画定されているチャネル164と実質的に同じ構成を有している。
図11C−
図11Dから最もよく分かる様に、チャネル部分412は内壁414から半径方向内方に延びているリップ又は縁418を含んでいる。縁418はチューリップヘッド60/160の底部61/162を噛み合い式に受け入れる。
【0061】
[0102]
図12A−
図12Bに示されている実施形態では、包装組立体410は、包装組立体410のチャネル部分412から滑動式に取り出されてゆくときのチューリップヘッド60/160の何らかの汚染を実質的に予防する適した材料で作られたスリーブ512を含むものとすることができる。スリーブ512はチューリップヘッド60/160によって画定されているチャネル64/164と実質的に同じ構成を有するスリーブチャネル516を画定している向い合う壁514を有している。
【0062】
[0103]同様に、
図12A−
図12Bに示されている実施形態では、包装組立体410は
更に、包装組立体410のねじ区画440から取り出されてゆくときの止めねじの何らかの汚染を実質的に予防する適した材料で作られたスリーブ612を含むものとすることができる。スリーブ612はねじ区画440と実質的に同じ構成を有するねじスリーブチャネル616を画定している壁614を有している。
【0063】
[0104]椎弓根ねじ用ねじドライバー組立体
[0105]椎弓根ねじ組立体8は、例えば
図13A−
図13Bに示されている椎弓根ねじ用ねじドライバー組立体510の様な適した道具を使用して患者の中へ挿入させることができる。概して、椎弓根ねじ用ねじドライバー組立体510は、スリーブ520とドライバー530を含んでおり、それらは同軸関係にあって互いに関して軸方向に動くことができる。スリーブ520はドライバー530に対する何れの回転運動も無しに上下に滑動する
。これは外科医が、椎弓根ねじを捕え、装置を植え込み、そしてスリーブ520を引き上げることによって保持力を解放できるようにする。
【0064】
[0106]スリーブ520は、チューリップヘッドを外側と内側で把持することを可能にさせる内ウイング523と外ウイング524を有するものとすることができる。これは外科医が椎弓根ねじを包装体から掴み出し次いで椎弓根ねじをそれが役立たずになる心配をすること無く植え込めるようにする。
【0065】
[0107]ドライバー530は頂部に突出532を有している。この突出532の寸法は、概して、チューリップヘッドの開口の寸法に整合している。突出532は、手術施工時にチューリップヘッド60が軸部と共に回転するのをやり易くする。突出532は更にドライバー530とチューリップヘッド60の間の把持力を割増する。
【0066】
[0108]特定の実施形態では、スリーブ520はスリーブ520の内面(仮想線で図示)に沿ってカット526を有している。スリーブ520は、更に、外科医がスリーブ520を適正に握って引き上げたり押し下げたりできるようにする「プラス」形状の突出528を有している。
【0067】
[0109]ドライバー530の外部もまたスリーブ520の内部のカット526に整合する小さい突出536を有している。整合し合う突出536とカット526はスリーブ520とドライバー530の間の何らの相対回転も無しにスリーブ520がドライバー530に沿って上下に滑動するのを可能にさせる。スリーブ520を(
図13Aに示されている様に)押し上げることによって、外科医は多軸椎弓根ねじを捕えることができ、外科医が椎弓根ねじを植え込んだ後、スリーブ520を(
図13Bに示されている様に)引き下げることによって、外科医は把持力を解放することができる。
【0068】
[0110]特定の実施形態では、ドライバー520は標準的な外科用ラチェット式ハンドルに整合する特定の基部形状535を有するものとすることができる。但し、ドライバー基部535の具体的な形状は変わってもよい。
【0069】
[0111]止めねじ用ねじドライバー組立体
[0112]止めねじ80は、例えば
図14A−
図14Cに示されている止めねじ用ねじドライバー組立体610の様な適した道具を使用して患者の中へ挿入させることができる。概して、止めねじ用ねじドライバー組立体610は、スリーブ620とドライバー630を含んでおり、それらは同軸関係にあって互いに関して軸方向に動くことができる。止めねじ用ねじドライバー組立体610は、外科医が、止めねじを捕え、止めねじを締め、そしてスリーブを引き上げることによって保持力を解放できるようにする。
【0070】
[0113]スリーブ620の頂部はチューリップヘッド内部に止めねじを適正に設置するためのカット622を有している。スリーブ620の頂部は、更に、止めねじの外部を把持するウイング624を有している。これは、外科医が実際に止めねじ自体に触れること無しに止めねじを掴みそれを挿入できるようにする。
【0071】
[0114]ドライバー630は止めねじのカットの幾何学形状に整合しているトルクス状頭部632を有している。止めねじに合わせ、この幾何学形状は変わってもよいものと理解されたい。
【0072】
[0115]止めねじ用ねじドライバー組立体は、スリーブ36がドライバー37に対する何らの回転運動も無しに上下に滑動することができるという点で椎弓根ねじ用ねじドライバー組立体と似た方式で作動する。
【0073】
[0116]ここに開示されている脊柱固定組立体の特定の実施形態は明細に述べられているが、これらの実施形態は単に例示として与えられているものと理解されたい。上記論考から、当業者はこの開示の本質的な特性を解明し、その精神及び範囲から逸脱すること無く、ここに記載の構成形態及び方法を適合様々な利用法及び条件に適合させるべく様々な変更及び修正を施すことができる。本開示の本質的な範囲から逸脱すること無く、様々な変更がなされてもよく、要素については等価物が代用されてもよい。加えて、或る特定の要素又は材料を本開示の教示に適合させるべく、多くの修正が本開示の基本的範囲から逸脱すること無くなされてもよい。