【実施例】
【0122】
次に本発明を実施例に基づいてさらに詳細に説明するが、本発明は、かかる実施例のみに限定されるものではない。なお、以下の実施例において、特に断りがない限り、「部」は「質量部」を意味する。
【0123】
製造例
脱イオン水404.9部、分散剤〔花王(株)製、商品名:デモールEP〕20部、分散剤〔第一工業製薬(株)製、商品名:ディスコートN−14〕16.7部、消泡剤〔サンノプコ(株)製、商品名:ノプコ8034L〕5.0部、炭酸カルシウム〔重質炭酸カルシウム、丸尾カルシウム(株)製、R重炭、平均粒子径:7.4μm〕1000部および増粘剤〔(株)日本触媒製、商品名:アクリセットWR−503A〕6部をディスパーによる攪拌下で混合した後、3000min
-1にて30分間攪拌することによって熟成を行ない、100メッシュの金網で濾過し、不揮発分量が70質量%である炭酸カルシウムペーストを得た。なお、炭酸カルシウムペーストにおける不揮発分量は、樹脂エマルションにおける不揮発分量と同様の方法で求めた。
【0124】
実施例1
滴下ロート、攪拌機、窒素ガス導入管、温度計および還流冷却管を備えたフラスコ内に、脱イオン水96.7部を仕込んだ。
【0125】
滴下ロートに、脱イオン水32.6部、乳化剤〔第一工業製薬(株)製、商品名:アクアロンBC−10〕の25%水溶液16.0部、スチレン72.0部、2−エチルヘキシルアクリレート22.5部、アクリル酸2.0部、2−ヒドロキシエチルメタクリレート0.5部、アクリロニトリル1.5部およびアセトアセトキシエチルメタクリレート1.5部からなる滴下用プレエマルションを調製した。
【0126】
得られた滴下用プレエマルションのうち、5.0部を前記フラスコ内に添加し、ゆるやかに窒素ガスを吹き込みながら80℃まで昇温し、3.5%過硫酸アンモニウム水溶液1.4部をフラスコ内に添加し、乳化重合を開始した。
【0127】
次に、滴下用プレエマルションの残部、3.5%過硫酸アンモニウム水溶液8.6部および2.5%亜硫酸水素ナトリウム水溶液6.0部を240分間かけてフラスコ内に滴下させた。滴下終了後、80℃の温度で120分間維持した。
【0128】
その後、25%アンモニア水を添加し、pH〔(株)堀場製作所製、品番:F−23を用いて23℃で測定、以下同様〕を8に調整して乳化重合反応を終了した。得られた反応混合物を室温まで冷却した後、300メッシュ(JISメッシュ、以下同様)の金網で濾過することにより、不揮発分量が40.0質量%の樹脂エマルションを得た。
【0129】
前記で得られた樹脂エマルションに含まれるエマルション粒子全体のガラス転移温度は39.3℃であった。エマルション粒子の平均粒子径は110nmであった。
【0130】
次に、前記で得られた樹脂エマルション100部をホモディスパーにより1000min
-1で分散させながら、造膜助剤として2,2,4−トリメチル−1,3−ペンタンジオールモノイソブチレート〔JNC(株)製、品番:CS−12〕をその造膜温度が0℃となるように前記樹脂エマルションに添加し、混合物を得た。
【0131】
前記で得られた混合物に、製造例で得られた炭酸カルシウムペーストを前記で得られた樹脂エマルションに含まれるエマルション粒子および当該炭酸カルシウムペーストの合計固形分の65質量%となるように添加し、さらに不揮発分量が50質量%となるように適量の希釈水および適量のシリコーン系消泡剤〔サンノプコ(株)製、商品名:SNデフォーマー777〕を添加した後、BM型粘度計〔東京計器(株)製〕で回転速度30min
-1における25℃での粘度が2000mPa・sとなるように増粘剤〔(株)ADEKA製、商品名:アデカノールUH−420〕を添加し、回転速度1000min
-1で15分間攪拌することにより、シーラー用水性樹脂組成物を得た。
【0132】
実施例2
滴下ロート、攪拌機、窒素ガス導入管、温度計および還流冷却管を備えたフラスコ内に、脱イオン水96.7部を仕込んだ。
【0133】
滴下ロートに、脱イオン水32.6部、乳化剤〔第一工業製薬(株)製、商品名:アクアロンBC−10〕の25%水溶液16.0部、スチレン72.0部、2−エチルヘキシルアクリレート22.5部、アクリル酸2.0部、2−ヒドロキシエチルメタクリレート0.5部、アクリロニトリル1.5部およびアセトアセトキシエチルメタクリレート1.5部からなる滴下用プレエマルションを調製した。
【0134】
得られた滴下用プレエマルションのうち、5.0部を前記フラスコ内に添加し、ゆるやかに窒素ガスを吹き込みながら80℃まで昇温し、3.5%過硫酸アンモニウム水溶液1.4部をフラスコ内に添加し、乳化重合を開始した。
【0135】
次に、滴下用プレエマルションの残部、3.5%過硫酸アンモニウム水溶液8.6部および2.5%亜硫酸水素ナトリウム水溶液6.0部を240分間かけてフラスコ内に滴下させた。滴下終了後、80℃の温度で120分間維持した。
【0136】
その後、25%アンモニア水を添加し、pH〔(株)堀場製作所製、品番:F−23を用いて23℃で測定、以下同様〕を8に調整して乳化重合反応を終了した。得られた反応混合物を室温まで冷却した後、300メッシュの金網で濾過することにより、不揮発分量が40.0質量%の樹脂エマルションを得た。
【0137】
前記で得られた樹脂エマルションに含まれるエマルション粒子全体のガラス転移温度は39.3℃であった。エマルション粒子の平均粒子径は110nmであった。
【0138】
次に、前記で得られた樹脂エマルション100部をホモディスパーにより1000min
-1で分散させながら、造膜助剤として2,2,4−トリメチル−1,3−ペンタンジオールモノイソブチレート〔JNC(株)製、品番:CS−12〕をその造膜温度が0℃となるように前記樹脂エマルションに添加し、混合物を得た。
【0139】
前記で得られた混合物に、製造例で得られた炭酸カルシウムペーストを前記で得られた樹脂エマルションに含まれるエマルション粒子および当該炭酸カルシウムペーストの合計固形分の60質量%となるように添加し、さらに不揮発分量が50質量%となるように適量の希釈水および適量のシリコーン系消泡剤〔サンノプコ(株)製、商品名:SNデフォーマー777〕を添加した後、BM型粘度計〔東京計器(株)製〕で回転速度30min
-1における25℃での粘度が2000mPa・sとなるように増粘剤〔(株)ADEKA製、商品名:アデカノールUH−420〕を添加し、回転速度1000min
-1で15分間攪拌することにより、シーラー用水性樹脂組成物を得た。
【0140】
実施例3
滴下ロート、攪拌機、窒素ガス導入管、温度計および還流冷却管を備えたフラスコ内に、脱イオン水96.7部を仕込んだ。
【0141】
滴下ロートに、脱イオン水32.6部、乳化剤〔第一工業製薬(株)製、商品名:アクアロンBC−10〕の25%水溶液16.0部、スチレン72.0部、2−エチルヘキシルアクリレート22.5部、アクリル酸2.0部、2−ヒドロキシエチルメタクリレート0.5部、アクリロニトリル1.5部およびアセトアセトキシエチルメタクリレート1.5部からなる滴下用プレエマルションを調製した。
【0142】
得られた滴下用プレエマルションのうち、5.0部を前記フラスコ内に添加し、ゆるやかに窒素ガスを吹き込みながら80℃まで昇温し、3.5%過硫酸アンモニウム水溶液1.4部をフラスコ内に添加し、乳化重合を開始した。
【0143】
次に、滴下用プレエマルションの残部、3.5%過硫酸アンモニウム水溶液8.6部および2.5%亜硫酸水素ナトリウム水溶液6.0部を240分間かけてフラスコ内に滴下させた。滴下終了後、80℃の温度で120分間維持した。
【0144】
その後、25%アンモニア水を添加し、pH〔(株)堀場製作所製、品番:F−23を用いて23℃で測定、以下同様〕を8に調整して乳化重合反応を終了した。得られた反応混合物を室温まで冷却した後、300メッシュの金網で濾過することにより、不揮発分量が40.0質量%の樹脂エマルションを得た。
【0145】
前記で得られた樹脂エマルションに含まれるエマルション粒子全体のガラス転移温度は39.3℃であった。エマルション粒子の平均粒子径は110nmであった。
【0146】
次に、前記で得られた樹脂エマルション100部をホモディスパーにより1000min
-1で分散させながら、造膜助剤として2,2,4−トリメチル−1,3−ペンタンジオールモノイソブチレート〔JNC(株)製、品番:CS−12〕をその造膜温度が0℃となるように前記樹脂エマルションに添加し、混合物を得た。
【0147】
前記で得られた混合物に、製造例で得られた炭酸カルシウムペーストを前記で得られた樹脂エマルションに含まれるエマルション粒子および当該炭酸カルシウムペーストの合計固形分の70質量%となるように添加し、さらに不揮発分量が50質量%となるように適量の希釈水および適量のシリコーン系消泡剤〔サンノプコ(株)製、商品名:SNデフォーマー777〕を添加した後、BM型粘度計〔東京計器(株)製〕で回転速度30min
-1における25℃での粘度が2000mPa・sとなるように増粘剤〔(株)ADEKA製、商品名:アデカノールUH−420〕を添加し、回転速度1000min
-1で15分間攪拌することにより、シーラー用水性樹脂組成物を得た。
【0148】
実施例4
滴下ロート、攪拌機、窒素ガス導入管、温度計および還流冷却管を備えたフラスコ内に、脱イオン水96.7部を仕込んだ。
【0149】
滴下ロートに、脱イオン水32.6部、乳化剤〔第一工業製薬(株)製、商品名:アクアロンBC−10〕の25%水溶液16.0部、スチレン73.0部、2−エチルヘキシルアクリレート22.5部、アクリル酸2.0部、2−ヒドロキシエチルメタクリレート0.5部、アクリロニトリル0.5部およびアセトアセトキシエチルメタクリレート1.5部からなる滴下用プレエマルションを調製した。
【0150】
得られた滴下用プレエマルションのうち、5.0部を前記フラスコ内に添加し、ゆるやかに窒素ガスを吹き込みながら80℃まで昇温し、3.5%過硫酸アンモニウム水溶液1.4部をフラスコ内に添加し、乳化重合を開始した。
【0151】
次に、滴下用プレエマルションの残部、3.5%過硫酸アンモニウム水溶液8.6部および2.5%亜硫酸水素ナトリウム水溶液6.0部を240分間かけてフラスコ内に滴下させた。滴下終了後、80℃の温度で120分間維持した。
【0152】
その後、25%アンモニア水を添加し、pH〔(株)堀場製作所製、品番:F−23を用いて23℃で測定、以下同様〕を8に調整して乳化重合反応を終了した。得られた反応混合物を室温まで冷却した後、300メッシュの金網で濾過することにより、不揮発分量が40.0質量%の樹脂エマルションを得た。
【0153】
前記で得られた樹脂エマルションに含まれるエマルション粒子全体のガラス転移温度は39.3℃であった。エマルション粒子の平均粒子径は110nmであった。
【0154】
次に、前記で得られた樹脂エマルション100部をホモディスパーにより1000min
-1で分散させながら、造膜助剤として2,2,4−トリメチル−1,3−ペンタンジオールモノイソブチレート〔JNC(株)製、品番:CS−12〕をその造膜温度が0℃となるように前記樹脂エマルションに添加し、混合物を得た。
【0155】
前記で得られた混合物に、製造例で得られた炭酸カルシウムペーストを前記で得られた樹脂エマルションに含まれるエマルション粒子および当該炭酸カルシウムペーストの合計固形分の65質量%となるように添加し、さらに不揮発分量が50質量%となるように適量の希釈水および適量のシリコーン系消泡剤〔サンノプコ(株)製、商品名:SNデフォーマー777〕を添加した後、BM型粘度計〔東京計器(株)製〕で回転速度30min
-1における25℃での粘度が2000mPa・sとなるように増粘剤〔(株)ADEKA製、商品名:アデカノールUH−420〕を添加し、回転速度1000min
-1で15分間攪拌することにより、シーラー用水性樹脂組成物を得た。
【0156】
実施例5
滴下ロート、攪拌機、窒素ガス導入管、温度計および還流冷却管を備えたフラスコ内に、脱イオン水96.7部を仕込んだ。
【0157】
滴下ロートに、脱イオン水32.6部、乳化剤〔第一工業製薬(株)製、商品名:アクアロンBC−10〕の25%水溶液16.0部、スチレン73.0部、2−エチルヘキシルアクリレート22.5部、アクリル酸2.0部、2−ヒドロキシエチルメタクリレート0.5部、アクリロニトリル1.5部およびアセトアセトキシエチルメタクリレート0.5部からなる滴下用プレエマルションを調製した。
【0158】
得られた滴下用プレエマルションのうち、5.0部を前記フラスコ内に添加し、ゆるやかに窒素ガスを吹き込みながら80℃まで昇温し、3.5%過硫酸アンモニウム水溶液1.4部をフラスコ内に添加し、乳化重合を開始した。
【0159】
次に、滴下用プレエマルションの残部、3.5%過硫酸アンモニウム水溶液8.6部および2.5%亜硫酸水素ナトリウム水溶液6.0部を240分間かけてフラスコ内に滴下させた。滴下終了後、80℃の温度で120分間維持した。
【0160】
その後、25%アンモニア水を添加し、pH〔(株)堀場製作所製、品番:F−23を用いて23℃で測定、以下同様〕を8に調整して乳化重合反応を終了した。得られた反応混合物を室温まで冷却した後、300メッシュの金網で濾過することにより、不揮発分量が40.0質量%の樹脂エマルションを得た。
【0161】
前記で得られた樹脂エマルションに含まれるエマルション粒子全体のガラス転移温度は40.0℃であった。エマルション粒子の平均粒子径は110nmであった。
【0162】
次に、前記で得られた樹脂エマルション100部をホモディスパーにより1000min
-1で分散させながら、造膜助剤として2,2,4−トリメチル−1,3−ペンタンジオールモノイソブチレート〔JNC(株)製、品番:CS−12〕をその造膜温度が0℃となるように前記樹脂エマルションに添加し、混合物を得た。
【0163】
前記で得られた混合物に、製造例で得られた炭酸カルシウムペーストを前記で得られた樹脂エマルションに含まれるエマルション粒子および当該炭酸カルシウムペーストの合計固形分の65質量%となるように添加し、さらに不揮発分量が50質量%となるように適量の希釈水および適量のシリコーン系消泡剤〔サンノプコ(株)製、商品名:SNデフォーマー777〕を添加した後、BM型粘度計〔東京計器(株)製〕で回転速度30min
-1における25℃での粘度が2000mPa・sとなるように増粘剤〔(株)ADEKA製、商品名:アデカノールUH−420〕を添加し、回転速度1000min
-1で15分間攪拌することにより、シーラー用水性樹脂組成物を得た。
【0164】
実施例6
滴下ロート、攪拌機、窒素ガス導入管、温度計および還流冷却管を備えたフラスコ内に、脱イオン水96.7部を仕込んだ。
【0165】
滴下ロートに、脱イオン水32.6部、乳化剤〔第一工業製薬(株)製、商品名:アクアロンBC−10〕の25%水溶液16.0部、スチレン68.5部、2−エチルヘキシルアクリレート22.5部、アクリル酸2.0部、2−ヒドロキシエチルメタクリレート0.5部、アクリロニトリル5.0部およびアセトアセトキシエチルメタクリレート1.5部からなる滴下用プレエマルションを調製した。
【0166】
得られた滴下用プレエマルションのうち、5.0部を前記フラスコ内に添加し、ゆるやかに窒素ガスを吹き込みながら80℃まで昇温し、3.5%過硫酸アンモニウム水溶液1.4部をフラスコ内に添加し、乳化重合を開始した。
【0167】
次に、滴下用プレエマルションの残部、3.5%過硫酸アンモニウム水溶液8.6部および2.5%亜硫酸水素ナトリウム水溶液6.0部を240分間かけてフラスコ内に滴下させた。滴下終了後、80℃の温度で120分間維持した。
【0168】
その後、25%アンモニア水を添加し、pH〔(株)堀場製作所製、品番:F−23を用いて23℃で測定、以下同様〕を8に調整して乳化重合反応を終了した。得られた反応混合物を室温まで冷却した後、300メッシュの金網で濾過することにより、不揮発分量が40.0質量%の樹脂エマルションを得た。
【0169】
前記で得られた樹脂エマルションに含まれるエマルション粒子全体のガラス転移温度は39.2℃であった。エマルション粒子の平均粒子径は120nmであった。
【0170】
次に、前記で得られた樹脂エマルション100部をホモディスパーにより1000min
-1で分散させながら、造膜助剤として2,2,4−トリメチル−1,3−ペンタンジオールモノイソブチレート〔JNC(株)製、品番:CS−12〕をその造膜温度が0℃となるように前記樹脂エマルションに添加し、混合物を得た。
【0171】
前記で得られた混合物に、製造例で得られた炭酸カルシウムペーストを前記で得られた樹脂エマルションに含まれるエマルション粒子および当該炭酸カルシウムペーストの合計固形分の65質量%となるように添加し、さらに不揮発分量が50質量%となるように適量の希釈水および適量のシリコーン系消泡剤〔サンノプコ(株)製、商品名:SNデフォーマー777〕を添加した後、BM型粘度計〔東京計器(株)製〕で回転速度30min
-1における25℃での粘度が2000mPa・sとなるように増粘剤〔(株)ADEKA製、商品名:アデカノールUH−420〕を添加し、回転速度1000min
-1で15分間攪拌することにより、シーラー用水性樹脂組成物を得た。
【0172】
実施例7
滴下ロート、攪拌機、窒素ガス導入管、温度計および還流冷却管を備えたフラスコ内に、脱イオン水90.4部を仕込んだ。
【0173】
滴下ロートに、脱イオン水12部、乳化剤〔第一工業製薬(株)製、商品名:アクアロンKH−10〕の25%水溶液8.0部、スチレン32.3部および2−エチルヘキシルアクリレート7.7部からなる滴下用プレエマルションを調製した。
【0174】
得られた滴下用プレエマルションのうち、2.0部を前記フラスコ内に添加し、ゆるやかに窒素ガスを吹き込みながら80℃まで昇温し、3.5%過硫酸アンモニウム水溶液1.4部をフラスコ内に添加し、重合を開始した。
【0175】
次に、滴下用プレエマルションの残部、3.5%過硫酸アンモニウム水溶液2.9部および2.5%亜硫酸水素ナトリウム水溶液2.0部を90分間かけてフラスコ内に滴下させた。滴下終了後、80℃の温度で60分間維持した。
【0176】
その後、脱イオン水30.9部、乳化剤〔第一工業製薬(株)製、商品名:アクアロンKH−10〕の25%水溶液8.0部、スチレン30.0部、2−エチルヘキシルアクリレート24.0部、アクリル酸3.5部、2−ヒドロキシエチルメタクリレート0.5部、ダイアセトンアクリルアミド1.0部およびアセトアセトキシエチルメタクリレート1.0部からなる2段目のプレエマルション、3.5%過硫酸アンモニウム水溶液2.9部および2.5%亜硫酸水素ナトリウム水溶液2.0部を90分間かけてフラスコ内に滴下した。滴下終了後、80℃の温度で60分間維持し、25%アンモニア水を添加し、pHを8に調整して乳化重合反応を終了した。得られた反応混合物を室温まで冷却した後、300メッシュの金網で濾過することにより、不揮発分量が40.0質量%の樹脂エマルションを得た。
【0177】
前記で得られた樹脂エマルションに含まれるエマルション粒子全体のガラス転移温度は20.7℃であった。エマルション粒子の平均粒子径は150nmであった。
【0178】
次に、前記で得られた樹脂エマルション100部をホモディスパーにより1000min
-1で分散させながら、造膜助剤として2,2,4−トリメチル−1,3−ペンタンジオールモノイソブチレート〔JNC(株)製、品番:CS−12〕をその造膜温度が0℃となるように前記樹脂エマルションに添加し、混合物を得た。
【0179】
前記で得られた混合物に、製造例で得られた炭酸カルシウムペーストを前記で得られた樹脂エマルションに含まれるエマルション粒子および当該炭酸カルシウムペーストの合計固形分の70質量%となるように添加し、さらに不揮発分量が50質量%となるように適量の希釈水および適量のシリコーン系消泡剤〔サンノプコ(株)製、商品名:SNデフォーマー777〕を添加した後、BM型粘度計〔東京計器(株)製〕で回転速度30min
-1における25℃での粘度が2000mPa・sとなるように増粘剤〔(株)ADEKA製、商品名:アデカノールUH−420〕を添加し、回転速度1000min
-1で15分間攪拌することにより、シーラー用水性樹脂組成物を得た。
【0180】
実施例8
滴下ロート、攪拌機、窒素ガス導入管、温度計および還流冷却管を備えたフラスコ内に、脱イオン水90.4部を仕込んだ。
【0181】
滴下ロートに、脱イオン水12部、乳化剤〔第一工業製薬(株)製、商品名:アクアロンKH−10〕の25%水溶液8.0部、スチレン32.3部および2−エチルヘキシルアクリレート7.7部からなる滴下用プレエマルションを調製した。
【0182】
得られた滴下用プレエマルションのうち、2.0部を前記フラスコ内に添加し、ゆるやかに窒素ガスを吹き込みながら80℃まで昇温し、3.5%過硫酸アンモニウム水溶液1.4部をフラスコ内に添加し、重合を開始した。
【0183】
次に、滴下用プレエマルションの残部、3.5%過硫酸アンモニウム水溶液2.9部および2.5%亜硫酸水素ナトリウム水溶液2.0部を90分間かけてフラスコ内に滴下させた。滴下終了後、80℃の温度で60分間維持した。
【0184】
その後、脱イオン水30.9部、乳化剤〔第一工業製薬(株)製、商品名:アクアロンKH−10〕の25%水溶液8.0部、スチレン30.0部、2−エチルヘキシルアクリレート24.0部、アクリル酸3.5部、2−ヒドロキシエチルメタクリレート0.5部、ダイアセトンアクリルアミド1.0部およびアセトアセトキシエチルメタクリレート1.0部からなる2段目のプレエマルション、3.5%過硫酸アンモニウム水溶液2.9部および2.5%亜硫酸水素ナトリウム水溶液2.0部を90分間かけてフラスコ内に滴下した。滴下終了後、80℃の温度で60分間維持し、25%アンモニア水を添加し、pHを8に調整して乳化重合反応を終了した。得られた反応混合物を室温まで冷却した後、300メッシュの金網で濾過することにより、不揮発分量が40.0質量%の樹脂エマルションを得た。
【0185】
前記で得られた樹脂エマルションに含まれるエマルション粒子全体のガラス転移温度は20.7℃であった。エマルション粒子の平均粒子径は150nmであった。
【0186】
次に、前記で得られた樹脂エマルション100部をホモディスパーにより1000min
-1で分散させながら、造膜助剤として2,2,4−トリメチル−1,3−ペンタンジオールモノイソブチレート〔JNC(株)製、品番:CS−12〕をその造膜温度が0℃となるように前記樹脂エマルションに添加し、混合物を得た。
【0187】
前記で得られた混合物に、製造例で得られた炭酸カルシウムペーストを前記で得られた樹脂エマルションに含まれるエマルション粒子および当該炭酸カルシウムペーストの合計固形分の60質量%となるように添加し、さらに不揮発分量が50質量%となるように適量の希釈水および適量のシリコーン系消泡剤〔サンノプコ(株)製、商品名:SNデフォーマー777〕を添加した後、BM型粘度計〔東京計器(株)製〕で回転速度30min
-1における25℃での粘度が2000mPa・sとなるように増粘剤〔(株)ADEKA製、商品名:アデカノールUH−420〕を添加し、回転速度1000min
-1で15分間攪拌することにより、シーラー用水性樹脂組成物を得た。
【0188】
実施例9
滴下ロート、攪拌機、窒素ガス導入管、温度計および還流冷却管を備えたフラスコ内に、脱イオン水90.4部を仕込んだ。
【0189】
滴下ロートに、脱イオン水12部、乳化剤〔第一工業製薬(株)製、商品名:アクアロンKH−10〕の25%水溶液8.0部、スチレン32.3部および2−エチルヘキシルアクリレート7.7部からなる滴下用プレエマルションを調製した。
【0190】
得られた滴下用プレエマルションのうち、2.0部を前記フラスコ内に添加し、ゆるやかに窒素ガスを吹き込みながら80℃まで昇温し、3.5%過硫酸アンモニウム水溶液1.4部をフラスコ内に添加し、重合を開始した。
【0191】
次に、滴下用プレエマルションの残部、3.5%過硫酸アンモニウム水溶液2.9部および2.5%亜硫酸水素ナトリウム水溶液2.0部を90分間かけてフラスコ内に滴下させた。滴下終了後、80℃の温度で60分間維持した。
【0192】
その後、脱イオン水30.9部、乳化剤〔第一工業製薬(株)製、商品名:アクアロンKH−10〕の25%水溶液8.0部、スチレン30.0部、2−エチルヘキシルアクリレート24.0部、アクリル酸3.5部、2−ヒドロキシエチルメタクリレート0.5部、ダイアセトンアクリルアミド1.0部およびアセトアセトキシエチルメタクリレート1.0部からなる2段目のプレエマルション、3.5%過硫酸アンモニウム水溶液2.9部および2.5%亜硫酸水素ナトリウム水溶液2.0部を90分間かけてフラスコ内に滴下した。滴下終了後、80℃の温度で60分間維持し、25%アンモニア水を添加し、pHを8に調整して乳化重合反応を終了した。得られた反応混合物を室温まで冷却した後、300メッシュの金網で濾過することにより、不揮発分量が40.0質量%の樹脂エマルションを得た。
【0193】
前記で得られた樹脂エマルションに含まれるエマルション粒子全体のガラス転移温度は20.7℃であった。エマルション粒子の平均粒子径は150nmであった。
【0194】
次に、前記で得られた樹脂エマルション100部をホモディスパーにより1000min
-1で分散させながら、造膜助剤として2,2,4−トリメチル−1,3−ペンタンジオールモノイソブチレート〔JNC(株)製、品番:CS−12〕をその造膜温度が0℃となるように前記樹脂エマルションに添加し、混合物を得た。
【0195】
前記で得られた混合物に、製造例で得られた炭酸カルシウムペーストを前記で得られた樹脂エマルションに含まれるエマルション粒子および当該炭酸カルシウムペーストの合計固形分の65質量%となるように添加し、さらに不揮発分量が50質量%となるように適量の希釈水および適量のシリコーン系消泡剤〔サンノプコ(株)製、商品名:SNデフォーマー777〕を添加した後、BM型粘度計〔東京計器(株)製〕で回転速度30min
-1における25℃での粘度が2000mPa・sとなるように増粘剤〔(株)ADEKA製、商品名:アデカノールUH−420〕を添加し、回転速度1000min
-1で15分間攪拌することにより、シーラー用水性樹脂組成物を得た。
【0196】
実施例10
滴下ロート、攪拌機、窒素ガス導入管、温度計および還流冷却管を備えたフラスコ内に、脱イオン水90.4部を仕込んだ。
【0197】
滴下ロートに、脱イオン水12部、乳化剤〔第一工業製薬(株)製、商品名:アクアロンKH−10〕の25%水溶液8.0部、スチレン32.3部および2−エチルヘキシルアクリレート7.7部からなる滴下用プレエマルションを調製した。
【0198】
得られた滴下用プレエマルションのうち、2.0部を前記フラスコ内に添加し、ゆるやかに窒素ガスを吹き込みながら80℃まで昇温し、3.5%過硫酸アンモニウム水溶液1.4部をフラスコ内に添加し、重合を開始した。
【0199】
次に、滴下用プレエマルションの残部、3.5%過硫酸アンモニウム水溶液2.9部および2.5%亜硫酸水素ナトリウム水溶液2.0部を90分間かけてフラスコ内に滴下させた。滴下終了後、80℃の温度で60分間維持した。
【0200】
その後、脱イオン水30.9部、乳化剤〔第一工業製薬(株)製、商品名:アクアロンKH−10〕の25%水溶液8.0部、スチレン30.0部、2−エチルヘキシルアクリレート24.0部、アクリル酸3.5部、2−ヒドロキシエチルメタクリレート0.5部、アクリロニトリル1.0部およびアセトアセトキシエチルメタクリレート1.0部からなる2段目のプレエマルション、3.5%過硫酸アンモニウム水溶液2.9部および2.5%亜硫酸水素ナトリウム水溶液2.0部を90分間かけてフラスコ内に滴下した。滴下終了後、80℃の温度で60分間維持し、25%アンモニア水を添加し、pHを8に調整して乳化重合反応を終了した。得られた反応混合物を室温まで冷却した後、300メッシュの金網で濾過することにより、不揮発分量が40.0質量%の樹脂エマルションを得た。
【0201】
前記で得られた樹脂エマルションに含まれるエマルション粒子全体のガラス転移温度は20.7℃であった。エマルション粒子の平均粒子径は150nmであった。
【0202】
次に、前記で得られた樹脂エマルション100部をホモディスパーにより1000min
-1で分散させながら、造膜助剤として2,2,4−トリメチル−1,3−ペンタンジオールモノイソブチレート〔JNC(株)製、品番:CS−12〕をその造膜温度が0℃となるように前記樹脂エマルションに添加し、混合物を得た。
【0203】
前記で得られた混合物に、製造例で得られた炭酸カルシウムペーストを前記で得られた樹脂エマルションに含まれるエマルション粒子および当該炭酸カルシウムペーストの合計固形分の70質量%となるように添加し、さらに不揮発分量が50質量%となるように適量の希釈水および適量のシリコーン系消泡剤〔サンノプコ(株)製、商品名:SNデフォーマー777〕を添加した後、BM型粘度計〔東京計器(株)製〕で回転速度30min
-1における25℃での粘度が2000mPa・sとなるように増粘剤〔(株)ADEKA製、商品名:アデカノールUH−420〕を添加し、回転速度1000min
-1で15分間攪拌することにより、シーラー用水性樹脂組成物を得た。
【0204】
実施例11
滴下ロート、攪拌機、窒素ガス導入管、温度計および還流冷却管を備えたフラスコ内に、脱イオン水90.4部を仕込んだ。
【0205】
滴下ロートに、脱イオン水12部、乳化剤〔第一工業製薬(株)製、商品名:アクアロンKH−10〕の25%水溶液8.0部、スチレン32.3部および2−エチルヘキシルアクリレート7.7部からなる滴下用プレエマルションを調製した。
【0206】
得られた滴下用プレエマルションのうち、2.0部を前記フラスコ内に添加し、ゆるやかに窒素ガスを吹き込みながら80℃まで昇温し、3.5%過硫酸アンモニウム水溶液1.4部をフラスコ内に添加し、重合を開始した。
【0207】
次に、滴下用プレエマルションの残部、3.5%過硫酸アンモニウム水溶液2.9部および2.5%亜硫酸水素ナトリウム水溶液2.0部を90分間かけてフラスコ内に滴下させた。滴下終了後、80℃の温度で60分間維持した。
【0208】
その後、脱イオン水30.9部、乳化剤〔第一工業製薬(株)製、商品名:アクアロンKH−10〕の25%水溶液8.0部、スチレン30.0部、2−エチルヘキシルアクリレート24.0部、アクリル酸3.5部、2−ヒドロキシエチルメタクリレート0.5部、アクリルアミド1.0部およびアセトアセトキシエチルメタクリレート1.0部からなる2段目のプレエマルション、3.5%過硫酸アンモニウム水溶液2.9部および2.5%亜硫酸水素ナトリウム水溶液2.0部を90分間かけてフラスコ内に滴下した。滴下終了後、80℃の温度で60分間維持し、25%アンモニア水を添加し、pHを8に調整して乳化重合反応を終了した。得られた反応混合物を室温まで冷却した後、300メッシュの金網で濾過することにより、不揮発分量が40.0質量%の樹脂エマルションを得た。
【0209】
前記で得られた樹脂エマルションに含まれるエマルション粒子全体のガラス転移温度は20.7℃であった。エマルション粒子の平均粒子径は150nmであった。
【0210】
次に、前記で得られた樹脂エマルション100部をホモディスパーにより1000min
-1で分散させながら、造膜助剤として2,2,4−トリメチル−1,3−ペンタンジオールモノイソブチレート〔JNC(株)製、品番:CS−12〕をその造膜温度が0℃となるように前記樹脂エマルションに添加し、混合物を得た。
【0211】
前記で得られた混合物に、製造例で得られた炭酸カルシウムペーストを前記で得られた樹脂エマルションに含まれるエマルション粒子および当該炭酸カルシウムペーストの合計固形分の70質量%となるように添加し、さらに不揮発分量が50質量%となるように適量の希釈水および適量のシリコーン系消泡剤〔サンノプコ(株)製、商品名:SNデフォーマー777〕を添加した後、BM型粘度計〔東京計器(株)製〕で回転速度30min
-1における25℃での粘度が2000mPa・sとなるように増粘剤〔(株)ADEKA製、商品名:アデカノールUH−420〕を添加し、回転速度1000min
-1で15分間攪拌することにより、シーラー用水性樹脂組成物を得た。
【0212】
実施例12
滴下ロート、攪拌機、窒素ガス導入管、温度計および還流冷却管を備えたフラスコ内に、脱イオン水189部を仕込んだ。
【0213】
滴下ロートに、脱イオン水10.3部、乳化剤〔第一工業製薬(株)製、商品名:アクアロンKH−10〕の25%水溶液4.0部およびスチレン30.0部からなる滴下用プレエマルションを調製した。
【0214】
得られた滴下用プレエマルションのうち、1.5部を前記フラスコ内に添加し、ゆるやかに窒素ガスを吹き込みながら80℃まで昇温し、3.5%過硫酸アンモニウム水溶液1.4部をフラスコ内に添加し、重合を開始した。
【0215】
次に、滴下用プレエマルションの残部、3.5%過硫酸アンモニウム水溶液2.9部および2.5%亜硫酸水素ナトリウム水溶液2.0部を90分間かけてフラスコ内に滴下させた。滴下終了後、80℃の温度で60分間維持した。
【0216】
その後、脱イオン水11.8部、乳化剤〔第一工業製薬(株)製、商品名:アクアロンKH−10〕の25%水溶液6.0部、スチレン19.5部、2−エチルヘキシルアクリレート19.5部およびアクリル酸1.0部からなる2段目のプレエマルション、3.5%過硫酸アンモニウム水溶液2.9部および2.5%亜硫酸水素ナトリウム水溶液2.0部を90分間かけてフラスコ内に滴下した。滴下終了後、80℃の温度で60分間維持した。
【0217】
次に、脱イオン水17.8部、乳化剤〔第一工業製薬(株)製、商品名:アクアロンKH−10〕の25%水溶液6.0部、スチレン15.0部、2−エチルヘキシルアクリレート8.5部、アクリル酸2.0部、アクリロニトリル3.0部およびアセトアセトキシエチルメタクリレート1.5部からなる3段目のプレエマルション、3.5%過硫酸アンモニウム水溶液2.9部および2.5%亜硫酸水素ナトリウム水溶液2.0部を90分間かけてフラスコ内に滴下した。滴下終了後、80℃の温度で60分間維持し、25%アンモニア水を添加し、pHを8に調整して乳化重合反応を終了した。得られた反応混合物を室温まで冷却した後、300メッシュの金網で濾過することにより、不揮発分量が40.0質量%の樹脂エマルションを得た。
【0218】
前記で得られた樹脂エマルションに含まれるエマルション粒子全体のガラス転移温度は27.8℃であった。エマルション粒子の平均粒子径は150nmであった。
【0219】
次に、前記で得られた樹脂エマルション100部をホモディスパーにより1000min
-1で分散させながら、造膜助剤として2,2,4−トリメチル−1,3−ペンタンジオールモノイソブチレート〔JNC(株)製、品番:CS−12〕をその造膜温度が0℃となるように前記樹脂エマルションに添加し、混合物を得た。
【0220】
前記で得られた混合物に、製造例で得られた炭酸カルシウムペーストを前記で得られた樹脂エマルションに含まれるエマルション粒子および当該炭酸カルシウムペーストの合計固形分の70質量%となるように添加し、さらに不揮発分量が50質量%となるように適量の希釈水および適量のシリコーン系消泡剤〔サンノプコ(株)製、商品名:SNデフォーマー777〕を添加した後、BM型粘度計〔東京計器(株)製〕で回転速度30min
-1における25℃での粘度が2000mPa・sとなるように増粘剤〔(株)ADEKA製、商品名:アデカノールUH−420〕を添加し、回転速度1000min
-1で15分間攪拌することにより、シーラー用水性樹脂組成物を得た。
【0221】
実施例13
滴下ロート、攪拌機、窒素ガス導入管、温度計および還流冷却管を備えたフラスコ内に、脱イオン水189部を仕込んだ。
【0222】
滴下ロートに、脱イオン水10.3部、乳化剤〔第一工業製薬(株)製、商品名:アクアロンKH−10〕の25%水溶液4.0部およびスチレン30.0部からなる滴下用プレエマルションを調製した。
【0223】
得られた滴下用プレエマルションのうち、1.5部を前記フラスコ内に添加し、ゆるやかに窒素ガスを吹き込みながら80℃まで昇温し、3.5%過硫酸アンモニウム水溶液1.4部をフラスコ内に添加し、重合を開始した。
【0224】
次に、滴下用プレエマルションの残部、3.5%過硫酸アンモニウム水溶液2.9部および2.5%亜硫酸水素ナトリウム水溶液2.0部を90分間かけてフラスコ内に滴下させた。滴下終了後、80℃の温度で60分間維持した。
【0225】
その後、脱イオン水11.8部、乳化剤〔第一工業製薬(株)製、商品名:アクアロンKH−10〕の25%水溶液6.0部、スチレン19.5部、2−エチルヘキシルアクリレート19.5部およびアクリル酸1.0部からなる2段目のプレエマルション、3.5%過硫酸アンモニウム水溶液2.9部および2.5%亜硫酸水素ナトリウム水溶液2.0部を90分間かけてフラスコ内に滴下した。滴下終了後、80℃の温度で60分間維持した。
【0226】
次に、脱イオン水17.8部、乳化剤〔第一工業製薬(株)製、商品名:アクアロンKH−10〕の25%水溶液6.0部、スチレン15.0部、2−エチルヘキシルアクリレート8.5部、アクリル酸2.0部、アクリロニトリル3.0部およびアセトアセトキシエチルメタクリレート1.5部からなる3段目のプレエマルション、3.5%過硫酸アンモニウム水溶液2.9部および2.5%亜硫酸水素ナトリウム水溶液2.0部を90分間かけてフラスコ内に滴下した。滴下終了後、80℃の温度で60分間維持し、25%アンモニア水を添加し、pHを8に調整して乳化重合反応を終了した。得られた反応混合物を室温まで冷却した後、300メッシュの金網で濾過することにより、不揮発分量が40.0質量%の樹脂エマルションを得た。
【0227】
前記で得られた樹脂エマルションに含まれるエマルション粒子全体のガラス転移温度は27.8℃であった。エマルション粒子の平均粒子径は150nmであった。
【0228】
次に、前記で得られた樹脂エマルション100部をホモディスパーにより1000min
-1で分散させながら、造膜助剤として2,2,4−トリメチル−1,3−ペンタンジオールモノイソブチレート〔JNC(株)製、品番:CS−12〕をその造膜温度が0℃となるように前記樹脂エマルションに添加し、混合物を得た。
【0229】
前記で得られた混合物に、製造例で得られた炭酸カルシウムペーストを前記で得られた樹脂エマルションに含まれるエマルション粒子および当該炭酸カルシウムペーストの合計固形分の60質量%となるように添加し、さらに不揮発分量が50質量%となるように適量の希釈水および適量のシリコーン系消泡剤〔サンノプコ(株)製、商品名:SNデフォーマー777〕を添加した後、BM型粘度計〔東京計器(株)製〕で回転速度30min
-1における25℃での粘度が2000mPa・sとなるように増粘剤〔(株)ADEKA製、商品名:アデカノールUH−420〕を添加し、回転速度1000min
-1で15分間攪拌することにより、シーラー用水性樹脂組成物を得た。
【0230】
実施例14
滴下ロート、攪拌機、窒素ガス導入管、温度計および還流冷却管を備えたフラスコ内に、脱イオン水189部を仕込んだ。
【0231】
滴下ロートに、脱イオン水10.3部、乳化剤〔第一工業製薬(株)製、商品名:アクアロンKH−10〕の25%水溶液4.0部およびスチレン30.0部からなる滴下用プレエマルションを調製した。
【0232】
得られた滴下用プレエマルションのうち、1.5部を前記フラスコ内に添加し、ゆるやかに窒素ガスを吹き込みながら80℃まで昇温し、3.5%過硫酸アンモニウム水溶液1.4部をフラスコ内に添加し、重合を開始した。
【0233】
次に、滴下用プレエマルションの残部、3.5%過硫酸アンモニウム水溶液2.9部および2.5%亜硫酸水素ナトリウム水溶液2.0部を90分間かけてフラスコ内に滴下させた。滴下終了後、80℃の温度で60分間維持した。
【0234】
その後、脱イオン水11.8部、乳化剤〔第一工業製薬(株)製、商品名:アクアロンKH−10〕の25%水溶液6.0部、スチレン19.5部、2−エチルヘキシルアクリレート19.5部およびアクリル酸1.0部からなる2段目のプレエマルション、3.5%過硫酸アンモニウム水溶液2.9部および2.5%亜硫酸水素ナトリウム水溶液2.0部を90分間かけてフラスコ内に滴下した。滴下終了後、80℃の温度で60分間維持した。
【0235】
次に、脱イオン水17.8部、乳化剤〔第一工業製薬(株)製、商品名:アクアロンKH−10〕の25%水溶液6.0部、スチレン15.0部、2−エチルヘキシルアクリレート8.5部、アクリル酸2.0部、アクリロニトリル3.0部およびアセトアセトキシエチルメタクリレート1.5部からなる3段目のプレエマルション、3.5%過硫酸アンモニウム水溶液2.9部および2.5%亜硫酸水素ナトリウム水溶液2.0部を90分間かけてフラスコ内に滴下した。滴下終了後、80℃の温度で60分間維持し、25%アンモニア水を添加し、pHを8に調整して乳化重合反応を終了した。得られた反応混合物を室温まで冷却した後、300メッシュの金網で濾過することにより、不揮発分量が40.0質量%の樹脂エマルションを得た。
【0236】
前記で得られた樹脂エマルションに含まれるエマルション粒子全体のガラス転移温度は27.8℃であった。エマルション粒子の平均粒子径は150nmであった。
【0237】
次に、前記で得られた樹脂エマルション100部をホモディスパーにより1000min
-1で分散させながら、造膜助剤として2,2,4−トリメチル−1,3−ペンタンジオールモノイソブチレート〔JNC(株)製、品番:CS−12〕をその造膜温度が0℃となるように前記樹脂エマルションに添加し、混合物を得た。
【0238】
前記で得られた混合物に、製造例で得られた炭酸カルシウムペーストを前記で得られた樹脂エマルションに含まれるエマルション粒子および当該炭酸カルシウムペーストの合計固形分の50質量%となるように添加し、さらに不揮発分量が50質量%となるように適量の希釈水および適量のシリコーン系消泡剤〔サンノプコ(株)製、商品名:SNデフォーマー777〕を添加した後、BM型粘度計〔東京計器(株)製〕で回転速度30min
-1における25℃での粘度が2000mPa・sとなるように増粘剤〔(株)ADEKA製、商品名:アデカノールUH−420〕を添加し、回転速度1000min
-1で15分間攪拌することにより、シーラー用水性樹脂組成物を得た。
【0239】
実施例15
滴下ロート、攪拌機、窒素ガス導入管、温度計および還流冷却管を備えたフラスコ内に、脱イオン水189部を仕込んだ。
【0240】
滴下ロートに、脱イオン水10.3部、乳化剤〔第一工業製薬(株)製、商品名:アクアロンKH−10〕の25%水溶液4.0部およびスチレン30.0部からなる滴下用プレエマルションを調製した。
【0241】
得られた滴下用プレエマルションのうち、1.5部を前記フラスコ内に添加し、ゆるやかに窒素ガスを吹き込みながら80℃まで昇温し、3.5%過硫酸アンモニウム水溶液1.4部をフラスコ内に添加し、重合を開始した。
【0242】
次に、滴下用プレエマルションの残部、3.5%過硫酸アンモニウム水溶液2.9部および2.5%亜硫酸水素ナトリウム水溶液2.0部を90分間かけてフラスコ内に滴下させた。滴下終了後、80℃の温度で60分間維持した。
【0243】
その後、脱イオン水11.8部、乳化剤〔第一工業製薬(株)製、商品名:アクアロンKH−10〕の25%水溶液6.0部、スチレン20.0部、2−エチルヘキシルアクリレート19.5部、アクリル酸0.5部、アクリロニトリル1.5部およびアセトアセトキシエチルメタクリレート1.5部からなる2段目のプレエマルション、3.5%過硫酸アンモニウム水溶液2.9部および2.5%亜硫酸水素ナトリウム水溶液2.0部を90分間かけてフラスコ内に滴下した。滴下終了後、80℃の温度で60分間維持した。
【0244】
次に、脱イオン水17.8部、乳化剤〔第一工業製薬(株)製、商品名:アクアロンKH−10〕の25%水溶液6.0部、スチレン15.5部、2−エチルヘキシルアクリレート8.5部、アクリル酸1.5部およびアクリロニトリル1.5部からなる3段目のプレエマルション、3.5%過硫酸アンモニウム水溶液2.9部および2.5%亜硫酸水素ナトリウム水溶液2.0部を90分間かけてフラスコ内に滴下した。滴下終了後、80℃の温度で60分間維持し、25%アンモニア水を添加し、pHを8に調整して乳化重合反応を終了した。得られた反応混合物を室温まで冷却した後、300メッシュの金網で濾過することにより、不揮発分量が40.0質量%の樹脂エマルションを得た。
【0245】
前記で得られた樹脂エマルションに含まれるエマルション粒子全体のガラス転移温度は27.8℃であった。エマルション粒子の平均粒子径は150nmであった。
【0246】
次に、前記で得られた樹脂エマルション100部をホモディスパーにより1000min
-1で分散させながら、造膜助剤として2,2,4−トリメチル−1,3−ペンタンジオールモノイソブチレート〔JNC(株)製、品番:CS−12〕をその造膜温度が0℃となるように前記樹脂エマルションに添加し、混合物を得た。
【0247】
前記で得られた混合物に、製造例で得られた炭酸カルシウムペーストを前記で得られた樹脂エマルションに含まれるエマルション粒子および当該炭酸カルシウムペーストの合計固形分の70質量%となるように添加し、さらに不揮発分量が50質量%となるように適量の希釈水および適量のシリコーン系消泡剤〔サンノプコ(株)製、商品名:SNデフォーマー777〕を添加した後、BM型粘度計〔東京計器(株)製〕で回転速度30min
-1における25℃での粘度が2000mPa・sとなるように増粘剤〔(株)ADEKA製、商品名:アデカノールUH−420〕を添加し、回転速度1000min
-1で15分間攪拌することにより、シーラー用水性樹脂組成物を得た。
【0248】
実施例16
滴下ロート、攪拌機、窒素ガス導入管、温度計および還流冷却管を備えたフラスコ内に、脱イオン水189部を仕込んだ。
【0249】
滴下ロートに、脱イオン水10.3部、乳化剤〔第一工業製薬(株)製、商品名:アクアロンKH−10〕の25%水溶液4.0部およびスチレン30.0部からなる滴下用プレエマルションを調製した。
【0250】
得られた滴下用プレエマルションのうち、1.5部を前記フラスコ内に添加し、ゆるやかに窒素ガスを吹き込みながら80℃まで昇温し、3.5%過硫酸アンモニウム水溶液1.4部をフラスコ内に添加し、重合を開始した。
【0251】
次に、滴下用プレエマルションの残部、3.5%過硫酸アンモニウム水溶液2.9部および2.5%亜硫酸水素ナトリウム水溶液2.0部を90分間かけてフラスコ内に滴下させた。滴下終了後、80℃の温度で60分間維持した。
【0252】
その後、脱イオン水11.8部、乳化剤〔第一工業製薬(株)製、商品名:アクアロンKH−10〕の25%水溶液6.0部、スチレン20.0部、2−エチルヘキシルアクリレート20.5部、アクリル酸0.3部、アクリロニトリル1.7部およびアセトアセトキシエチルメタクリレート0.5部からなる2段目のプレエマルション、3.5%過硫酸アンモニウム水溶液2.9部および2.5%亜硫酸水素ナトリウム水溶液2.0部を90分間かけてフラスコ内に滴下した。滴下終了後、80℃の温度で60分間維持した。
【0253】
次に、脱イオン水17.8部、乳化剤〔第一工業製薬(株)製、商品名:アクアロンKH−10〕の25%水溶液6.0部、スチレン15.5部、2−エチルヘキシルアクリレート8.5部、アクリル酸1.0部、アクリロニトリル1.5部およびアセトアセトキシエチルメタクリレート0.5部からなる3段目のプレエマルション、3.5%過硫酸アンモニウム水溶液2.9部および2.5%亜硫酸水素ナトリウム水溶液2.0部を90分間かけてフラスコ内に滴下した。滴下終了後、80℃の温度で60分間維持し、25%アンモニア水を添加し、pHを8に調整して乳化重合反応を終了した。得られた反応混合物を室温まで冷却した後、300メッシュの金網で濾過することにより、不揮発分量が40.0質量%の樹脂エマルションを得た。
【0254】
前記で得られた樹脂エマルションに含まれるエマルション粒子全体のガラス転移温度は26.0℃であった。エマルション粒子の平均粒子径は150nmであった。
【0255】
次に、前記で得られた樹脂エマルション100部をホモディスパーにより1000min
-1で分散させながら、造膜助剤として2,2,4−トリメチル−1,3−ペンタンジオールモノイソブチレート〔JNC(株)製、品番:CS−12〕をその造膜温度が0℃となるように前記樹脂エマルションに添加し、混合物を得た。
【0256】
前記で得られた混合物に、製造例で得られた炭酸カルシウムペーストを前記で得られた樹脂エマルションに含まれるエマルション粒子および当該炭酸カルシウムペーストの合計固形分の70質量%となるように添加し、さらに不揮発分量が50質量%となるように適量の希釈水および適量のシリコーン系消泡剤〔サンノプコ(株)製、商品名:SNデフォーマー777〕を添加した後、BM型粘度計〔東京計器(株)製〕で回転速度30min
-1における25℃での粘度が2000mPa・sとなるように増粘剤〔(株)ADEKA製、商品名:アデカノールUH−420〕を添加し、回転速度1000min
-1で15分間攪拌することにより、シーラー用水性樹脂組成物を得た。
【0257】
実施例17
滴下ロート、攪拌機、窒素ガス導入管、温度計および還流冷却管を備えたフラスコ内に、脱イオン水96.7部を仕込んだ。
【0258】
滴下ロートに、脱イオン水32.6部、乳化剤〔第一工業製薬(株)製、商品名:アクアロンBC−10〕の25%水溶液16.0部、スチレン72.0部、2−エチルヘキシルアクリレート22.5部、アクリル酸2.0部、2−ヒドロキシエチルメタクリレート0.5部、アクリロニトリル1.5部およびアリルアセトアセテート1.5部からなる滴下用プレエマルションを調製した。
【0259】
得られた滴下用プレエマルションのうち、5.0部を前記フラスコ内に添加し、ゆるやかに窒素ガスを吹き込みながら80℃まで昇温し、3.5%過硫酸アンモニウム水溶液1.4部をフラスコ内に添加し、乳化重合を開始した。
【0260】
次に、滴下用プレエマルションの残部、3.5%過硫酸アンモニウム水溶液8.6部および2.5%亜硫酸水素ナトリウム水溶液6.0部を240分間かけてフラスコ内に滴下させた。滴下終了後、80℃の温度で120分間維持した。
【0261】
その後、25%アンモニア水を添加し、pH〔(株)堀場製作所製、品番:F−23を用いて23℃で測定、以下同様〕を8に調整して乳化重合反応を終了した。得られた反応混合物を室温まで冷却した後、300メッシュ(JISメッシュ、以下同様)の金網で濾過することにより、不揮発分量が40.0質量%の樹脂エマルションを得た。
【0262】
前記で得られた樹脂エマルションに含まれるエマルション粒子全体のガラス転移温度は
39.6℃であった。エマルション粒子の平均粒子径は110nmであった。
【0263】
次に、前記で得られた樹脂エマルション100部をホモディスパーにより1000min
-1で分散させながら、造膜助剤として2,2,4−トリメチル−1,3−ペンタンジオールモノイソブチレート〔JNC(株)製、品番:CS−12〕をその造膜温度が0℃となるように前記樹脂エマルションに添加し、混合物を得た。
【0264】
前記で得られた混合物に、製造例で得られた炭酸カルシウムペーストを前記で得られた樹脂エマルションに含まれるエマルション粒子および当該炭酸カルシウムペーストの合計固形分の65質量%となるように添加し、さらに不揮発分量が50質量%となるように適量の希釈水および適量のシリコーン系消泡剤〔サンノプコ(株)製、商品名:SNデフォーマー777〕を添加した後、BM型粘度計〔東京計器(株)製〕で回転速度30min
-1における25℃での粘度が2000mPa・sとなるように増粘剤〔(株)ADEKA製、商品名:アデカノールUH−420〕を添加し、回転速度1000min
-1で15分間攪拌することにより、シーラー用水性樹脂組成物を得た。
【0265】
比較例1
滴下ロート、攪拌機、窒素ガス導入管、温度計および還流冷却管を備えたフラスコ内に、脱イオン水96.7部を仕込んだ。
【0266】
滴下ロートに、脱イオン水32.6部、乳化剤〔第一工業製薬(株)製、商品名:アクアロンBC−10〕の25%水溶液16.0部、スチレン74.5部、2−エチルヘキシルアクリレート23.0部、アクリル酸2.0部および2−ヒドロキシエチルメタクリレート0.5部からなる滴下用プレエマルションを調製した。
【0267】
得られた滴下用プレエマルションのうち、5.0部を前記フラスコ内に添加し、ゆるやかに窒素ガスを吹き込みながら80℃まで昇温し、3.5%過硫酸アンモニウム水溶液1.4部をフラスコ内に添加し、乳化重合を開始した。
【0268】
次に、滴下用プレエマルションの残部、3.5%過硫酸アンモニウム水溶液8.6部および2.5%亜硫酸水素ナトリウム水溶液6.0部を240分間かけてフラスコ内に滴下させた。滴下終了後、80℃の温度で120分間維持した。
【0269】
その後、25%アンモニア水を添加し、pHを8に調整して乳化重合反応を終了した。得られた反応混合物を室温まで冷却した後、300メッシュの金網で濾過することにより、不揮発分量が40.0質量%の樹脂エマルションを得た。
【0270】
前記で得られた樹脂エマルションに含まれるエマルション粒子全体のガラス転移温度は39.4℃であった。エマルション粒子の平均粒子径は110nmであった。
【0271】
次に、前記で得られた樹脂エマルション100部をホモディスパーにより1000min
-1で分散させながら、造膜助剤として2,2,4−トリメチル−1,3−ペンタンジオールモノイソブチレート〔JNC(株)製、品番:CS−12〕をその造膜温度が0℃となるように前記樹脂エマルションに添加し、混合物を得た。
【0272】
前記で得られた混合物に、製造例で得られた炭酸カルシウムペーストを前記で得られた樹脂エマルションに含まれるエマルション粒子および当該炭酸カルシウムペーストの合計固形分の70質量%となるように添加し、さらに不揮発分量が50質量%となるように適量の希釈水および適量のシリコーン系消泡剤〔サンノプコ(株)製、商品名:SNデフォーマー777〕を添加した後、BM型粘度計〔東京計器(株)製〕で回転速度30min
-1における25℃での粘度が2000mPa・sとなるように増粘剤〔(株)ADEKA製、商品名:アデカノールUH−420〕を添加し、回転速度1000min
-1で15分間攪拌することにより、シーラー用水性樹脂組成物を得た。
【0273】
比較例2
滴下ロート、攪拌機、窒素ガス導入管、温度計および還流冷却管を備えたフラスコ内に、脱イオン水96.7部を仕込んだ。
【0274】
滴下ロートに、脱イオン水32.6部、乳化剤〔第一工業製薬(株)製、商品名:アクアロンBC−10〕の25%水溶液16.0部、スチレン72.5部、2−エチルヘキシルアクリレート23.5部、アクリル酸2.0部、2−ヒドロキシエチルメタクリレート0.5部およびアクリロニトリル1.5部からなる滴下用プレエマルションを調製した。
【0275】
得られた滴下用プレエマルションのうち、5.0部を前記フラスコ内に添加し、ゆるやかに窒素ガスを吹き込みながら80℃まで昇温し、3.5%過硫酸アンモニウム水溶液1.4部をフラスコ内に添加し、乳化重合を開始した。
【0276】
次に、滴下用プレエマルションの残部、3.5%過硫酸アンモニウム水溶液8.6部および2.5%亜硫酸水素ナトリウム水溶液6.0部を240分間かけてフラスコ内に滴下させた。滴下終了後、80℃の温度で120分間維持した。
【0277】
その後、25%アンモニア水を添加し、pHを8に調整して乳化重合反応を終了した。得られた反応混合物を室温まで冷却した後、300メッシュの金網で濾過することにより、不揮発分量が40.0質量%の樹脂エマルションを得た。
【0278】
前記で得られた樹脂エマルションに含まれるエマルション粒子全体のガラス転移温度は38.2℃であった。エマルション粒子の平均粒子径は110nmであった。
【0279】
次に、前記で得られた樹脂エマルション100部をホモディスパーにより1000min
-1で分散させながら、造膜助剤として2,2,4−トリメチル−1,3−ペンタンジオールモノイソブチレート〔JNC(株)製、品番:CS−12〕をその造膜温度が0℃となるように前記樹脂エマルションに添加し、混合物を得た。
【0280】
前記で得られた混合物に、製造例で得られた炭酸カルシウムペーストを前記で得られた樹脂エマルションに含まれるエマルション粒子および当該炭酸カルシウムペーストの合計固形分の70質量%となるように添加し、さらに不揮発分量が50質量%となるように適量の希釈水および適量のシリコーン系消泡剤〔サンノプコ(株)製、商品名:SNデフォーマー777〕を添加した後、BM型粘度計〔東京計器(株)製〕で回転速度30min
-1における25℃での粘度が2000mPa・sとなるように増粘剤〔(株)ADEKA製、商品名:アデカノールUH−420〕を添加し、回転速度1000min
-1で15分間攪拌することにより、シーラー用水性樹脂組成物を得た。
【0281】
比較例3
滴下ロート、攪拌機、窒素ガス導入管、温度計および還流冷却管を備えたフラスコ内に、脱イオン水96.7部を仕込んだ。
【0282】
滴下ロートに、脱イオン水32.6部、乳化剤〔第一工業製薬(株)製、商品名:アクアロンBC−10〕の25%水溶液16.0部、スチレン61.0部、2−エチルヘキシルアクリレート29.0部、アクリル酸8.0部、2−ヒドロキシエチルメタクリレート0.5部およびアクリロニトリル1.5部からなる滴下用プレエマルションを調製した。
【0283】
得られた滴下用プレエマルションのうち、5.0部を前記フラスコ内に添加し、ゆるやかに窒素ガスを吹き込みながら80℃まで昇温し、3.5%過硫酸アンモニウム水溶液1.4部をフラスコ内に添加し、乳化重合を開始した。
【0284】
次に、滴下用プレエマルションの残部、3.5%過硫酸アンモニウム水溶液8.6部および2.5%亜硫酸水素ナトリウム水溶液6.0部を240分間かけてフラスコ内に滴下させた。滴下終了後、80℃の温度で120分間維持した。
【0285】
その後、25%アンモニア水を添加し、pHを8に調整して乳化重合反応を終了した。得られた反応混合物を室温まで冷却した後、300メッシュの金網で濾過することにより、不揮発分量が40.0質量%の樹脂エマルションを得た。
【0286】
前記で得られた樹脂エマルションに含まれるエマルション粒子全体のガラス転移温度は27.0℃であった。エマルション粒子の平均粒子径は110nmであった。
【0287】
次に、前記で得られた樹脂エマルション100部をホモディスパーにより1000min
-1で分散させながら、造膜助剤として2,2,4−トリメチル−1,3−ペンタンジオールモノイソブチレート〔JNC(株)製、品番:CS−12〕をその造膜温度が0℃となるように前記樹脂エマルションに添加し、混合物を得た。
【0288】
前記で得られた混合物に、製造例で得られた炭酸カルシウムペーストを前記で得られた樹脂エマルションに含まれるエマルション粒子および当該炭酸カルシウムペーストの合計固形分の70質量%となるように添加し、さらに不揮発分量が50質量%となるように適量の希釈水および適量のシリコーン系消泡剤〔サンノプコ(株)製、商品名:SNデフォーマー777〕を添加した後、BM型粘度計〔東京計器(株)製〕で回転速度30min
-1における25℃での粘度が2000mPa・sとなるように増粘剤〔(株)ADEKA製、商品名:アデカノールUH−420〕を添加し、回転速度1000min
-1で15分間攪拌することにより、シーラー用水性樹脂組成物を得た。
【0289】
比較例4
滴下ロート、攪拌機、窒素ガス導入管、温度計および還流冷却管を備えたフラスコ内に、脱イオン水96.7部を仕込んだ。
【0290】
滴下ロートに、脱イオン水32.6部、乳化剤〔第一工業製薬(株)製、商品名:アクアロンBC−10〕の25%水溶液16.0部、スチレン72.0部、2−エチルヘキシルアクリレート22.5部、アクリル酸2.0部、2−ヒドロキシエチルメタクリレート0.5部、アクリロニトリル1.5部およびアセトアセトキシエチルメタクリレート1.5部からなる滴下用プレエマルションを調製した。
【0291】
得られた滴下用プレエマルションのうち、5.0部を前記フラスコ内に添加し、ゆるやかに窒素ガスを吹き込みながら80℃まで昇温し、3.5%過硫酸アンモニウム水溶液1.4部をフラスコ内に添加し、乳化重合を開始した。
【0292】
次に、滴下用プレエマルションの残部、3.5%過硫酸アンモニウム水溶液8.6部および2.5%亜硫酸水素ナトリウム水溶液6.0部を240分間かけてフラスコ内に滴下させた。滴下終了後、80℃の温度で120分間維持した。
【0293】
その後、25%アンモニア水を添加し、pH〔(株)堀場製作所製、品番:F−23を用いて23℃で測定、以下同様〕を8に調整して乳化重合反応を終了した。得られた反応混合物を室温まで冷却した後、300メッシュ(JISメッシュ、以下同様)の金網で濾過することにより、不揮発分量が40.0質量%の樹脂エマルションを得た。
【0294】
前記で得られた樹脂エマルションに含まれるエマルション粒子全体のガラス転移温度は39.3℃であった。エマルション粒子の平均粒子径は110nmであった。
【0295】
次に、前記で得られた樹脂エマルション100部をホモディスパーにより1000min
-1で分散させながら、造膜助剤として2,2,4−トリメチル−1,3−ペンタンジオールモノイソブチレート〔JNC(株)製、品番:CS−12〕をその造膜温度が0℃となるように前記樹脂エマルションに添加し、混合物を得た。
【0296】
前記で得られた混合物に、不揮発分量が35質量%となるように適量の希釈水および適量のシリコーン系消泡剤〔サンノプコ(株)製、商品名:SNデフォーマー777〕を添加した後、BM型粘度計〔東京計器(株)製〕で回転速度30min
-1における25℃での粘度が2000mPa・sとなるように増粘剤〔(株)ADEKA製、商品名:アデカノールUH−420〕を添加し、回転速度1000min
-1で15分間攪拌することにより、シーラー用水性樹脂組成物を得た。
【0297】
比較例5
滴下ロート、攪拌機、窒素ガス導入管、温度計および還流冷却管を備えたフラスコ内に、脱イオン水96.7部を仕込んだ。
【0298】
滴下ロートに、脱イオン水32.6部、乳化剤〔第一工業製薬(株)製、商品名:アクアロンBC−10〕の25%水溶液16.0部、スチレン72.0部、2−エチルヘキシルアクリレート22.5部、アクリル酸2.0部、2−ヒドロキシエチルメタクリレート0.5部、アクリロニトリル1.5部およびアセトアセトキシエチルメタクリレート1.5部からなる滴下用プレエマルションを調製した。
【0299】
得られた滴下用プレエマルションのうち、5.0部を前記フラスコ内に添加し、ゆるやかに窒素ガスを吹き込みながら80℃まで昇温し、3.5%過硫酸アンモニウム水溶液1.4部をフラスコ内に添加し、乳化重合を開始した。
【0300】
次に、滴下用プレエマルションの残部、3.5%過硫酸アンモニウム水溶液8.6部および2.5%亜硫酸水素ナトリウム水溶液6.0部を240分間かけてフラスコ内に滴下させた。滴下終了後、80℃の温度で120分間維持した。
【0301】
その後、25%アンモニア水を添加し、pH〔(株)堀場製作所製、品番:F−23を用いて23℃で測定、以下同様〕を8に調整して乳化重合反応を終了した。得られた反応混合物を室温まで冷却した後、300メッシュ(JISメッシュ、以下同様)の金網で濾過することにより、不揮発分量が40.0質量%の樹脂エマルションを得た。
【0302】
前記で得られた樹脂エマルションに含まれるエマルション粒子全体のガラス転移温度は39.3℃であった。エマルション粒子の平均粒子径は110nmであった。
【0303】
次に、前記で得られた樹脂エマルション100部をホモディスパーにより1000min
-1で分散させながら、造膜助剤として2,2,4−トリメチル−1,3−ペンタンジオールモノイソブチレート〔JNC(株)製、品番:CS−12〕をその造膜温度が0℃となるように前記樹脂エマルションに添加し、混合物を得た。
【0304】
前記で得られた混合物に、製造例で得られた炭酸カルシウムペーストを前記で得られた樹脂エマルションに含まれるエマルション粒子および当該炭酸カルシウムペーストの合計固形分の30質量%となるように添加し、さらに不揮発分量が50質量%となるように適量の希釈水および適量のシリコーン系消泡剤〔サンノプコ(株)製、商品名:SNデフォーマー777〕を添加した後、BM型粘度計〔東京計器(株)製〕で回転速度30min
-1における25℃での粘度が2000mPa・sとなるように増粘剤〔(株)ADEKA製、商品名:アデカノールUH−420〕を添加し、回転速度1000min
-1で15分間攪拌することにより、シーラー用水性樹脂組成物を得た。
【0305】
各実施例または各比較例で得られたシーラー用水性樹脂組成物を25℃の雰囲気中で24時間静置した後、このシーラー用水性樹脂組成物をスポンジロールコーターでスレート板〔日本テストパネル(株)製、厚さ:15mm〕に90g/m
2の量で塗布し、熱風乾燥機にて100℃で10分間乾燥させることにより、試験板を得た。前記で得られた試験板を用いて、前記で得られたシーラー用水性樹脂組成物の物性として、耐透水性、耐ブロッキング性、含浸密着性および耐折り曲げ性を以下の方法に基づいて調べた。その結果を表1に示す。
【0306】
<耐透水性>
試験板に形成された塗膜上にロート(直径:10cm)を載置し、両者の接触部をシリコーン系バスボンド〔コニシ(株)製〕でシールし、JIS K5400に規定の「ロート法」に準拠して24時間経過後の減水量を測定し、以下の評価基準に基づいて耐透水性を評価した。
(評価基準)
25点:減水量が0.03mL/cm
2未満
15点:減水量が0.03mL/cm
2以上0.10mL/cm
2未満
0点:減水量が0.10mL/cm
2以上
【0307】
<耐ブロッキング性>
2枚の試験板(7×15cm)を60℃の雰囲気中で1時間放置した後、各試験片の塗膜が形成されている面同士を重ね合わせ、その上に300g/cm
2の荷重をかけ、その状態で60℃の温度にて24時間静置させた後、各試験板を分離し、塗膜表面の状態を目視にて観察し、以下の評価基準に基づいて評価した。
(評価基準)
25点:塗膜同士を引き剥がす際に、抵抗が全くない。
15点:塗膜同士を引き剥がす際に、抵抗があるが、引き剥がした後に剥がれがない。
0点:塗膜同士を引き剥がす際に、抵抗があり、引き剥がした後に剥がれが発生した。
【0308】
<含浸密着性>
試験片の塗膜が形成されている面以外の側面および裏面をシリコーン系バスボンドで密閉し、25℃のイオン交換水100gに24時間浸漬させた後に、当該試験板を水中から引き上げ、試験板の表面に付着している水分を除去した後、当該試験片の塗膜をカッターナイフで2mm角の碁盤目が100個形成されるようにカットし、セロハン粘着テープ〔ニチバン(株)製、品番:CT405AP−18〕をこの碁盤目に貼り付け、JIS K5600に準拠して剥離試験を行ない、残存している碁盤目数を数え、以下の評価基準に基づいて評価した。
(評価基準)
25点:残存している碁盤目が全体の90%以上
15点:残存している碁盤目が全体の70%以上90%未満
0点:残存している碁盤目が全体の70%未満
【0309】
<耐折り曲げ性>
前記で得られたシーラー用水性樹脂組成物をスポンジロールコーターでポリプロピレン板〔日本テストパネル(株)製〕に乾燥後の塗膜の厚さが250μmとなるように塗布した後、25℃の雰囲気中で24時間静置することにより、乾燥させた。その後、ポリプロピレン板から塗膜を引き剥がし、3cm×3cmの大きさに切り取り、25℃のイオン交換水100gに24時間浸漬させた後に、塗膜を水中から引き上げ、150℃で1時間乾燥させることにより、耐折り曲げ性評価用の塗膜を得た。
【0310】
前記で得られた耐折り曲げ性評価用の塗膜に分度器を沿わせた状態で、当該塗膜を折り曲げながら、当該塗膜の折り曲げ部位の形態を目視により観察し、折り曲げの途中で割れが生じた場合にはそのときの角度を測定し、以下の評価基準に基づいて評価した。
(評価基準)
25点:塗膜を150度以上に折り曲げても割れが生じない。
15点:塗膜を90度以上150度未満に折り曲げても割れが生じないが、150度以上に折り曲げると割れが生じる。
0点:塗膜を90度未満に折り曲げると割れが生じる。
【0311】
〔総合評価〕
各試験項目における評価得点を合計することにより、総合評価を行なった。なお、物性評価において0点の評価が1つでもあるシーラー用水性樹脂組成物は、不合格である。
【0312】
【表1】
【0313】
表1に示された結果から、各実施例で得られたシーラー用水性樹脂組成物は、いずれも、耐透水性、耐ブロッキング性、含浸密着性および耐折り曲げ性に総合的に優れた塗膜を形成することがわかる。