【文献】
LG Electronics,Remaining details of (E)PDCCH design of scheduling for sidelink resource,3GPP TSG-RAN WG1#86 R1-166830,2016年 8月26日
【文献】
Panasonic,Discussion on DCI design in V2V,3GPP TSG-RAN WG1#86 R1-166970,2016年 8月26日
【文献】
NTT DOCOMO,Multiple SPS support for sidelink and uplink V2X,3GPP TSG-RAN WG1#86b R1-1610037,インターネット<URL:http://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG1_RL1/TSGR1_86b/Docs/R1-1610037.zip>,2016年10月14日
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下の詳細な説明では、本明細書の一部を形成する添付の図面を参照する。図面において、類似した記号は、文脈上別の解釈が求められない限り、通常は類似した構成要素を識別する。本開示の態様は、多種多様な異なる構成として配置し、置換し、組み合わせ、設計することができ、これらすべてが明示的に企図されており、本開示の一部をなすことが容易に理解されるであろう。
【0013】
上述したように、サイドリンクSPSと、サイドリンクSPS DCIフォーマットとも呼ばれるサイドリンクSPSの専用DCIフォーマットとが3GPPにおいて検討中である。具体的には、V2V/V2X(Vehicle to anything(車車間・路車間))トラフィックの動的スケジューリングに使用されるサイドリンクDCIフォーマットに2つの追加フィールドを追加するよう提案されている。以下で、表1に、スケジュールされるべきキャリアの異なる帯域幅に関する提案のサイドリンクSPS DCIフォーマットの詳細設計を示す。ここでは、3GPPの作業仮定に基づき、SL SPS構成インデックスは3ビットであり、アクティブ化/リリース指示は1ビットであると仮定するが、最終的に、これらのフィールドのサイズは変更される可能性がある。
【表1】
【0014】
表1において、第1列の最初の4つの表セルは、3GPP TS 36.312に基づく動的スケジューリングに使用される既存のサイドリンクDCIフォーマットに含まれる内容(すなわちフィールド)を示す。具体的には、これらの内容は、「キャリアインジケータ」、「サブチャネル割当の最低インデックス」、「周波数リソース位置」、および「初回送信と再送信との間のタイムギャップ」である。スケジュールされるべきキャリアの異なる帯域幅に対して、これらのフィールドのいくつかのフィールドのサイズは異なり、これらのフィールドの他のフィールドのサイズは同じである。例えば、表1には6つの異なる帯域幅、すなわち1.4MHz、3MHz、5MHz、10MHz、15MHz、20MHzが示されている。「キャリアインジケータ」のサイズは、これら6つの帯域幅すべてについて3ビットであり、「初回送信と再送信との間のタイムギャップ」のサイズは、これら6つの帯域幅すべてについて4ビットである。対照的に、「サブチャネル割当の最低インデックス」のサイズは、1.4MHz、3MHz、5MHz、10MHz、15MHz、および20MHzの帯域幅に対して、それぞれ、0ビット、2ビット、3ビット、4ビット、4ビット、および5ビットである。また、「周波数リソース位置」のサイズも、表1に示されるように、スケジュールされるべきキャリアの帯域幅ごとに変わる。
【0015】
表1において、第1列の第5の表セルと第6の表セルとは、上述したサイドリンク(SL)SPSのための提案の2つの追加フィールドを示す。具体的には、これら2つの追加フィールドは「SL SPS構成インデックス」および「アクティブ化/リリース指示」である。これらはどちらもスケジュールされるべきキャリアの異なる帯域幅に対して固定サイズ(それぞれ3ビットと1ビット)であると想定されている。
【0016】
表1の最後の2行は、スケジュールされるべきキャリアの異なる帯域幅に対する設計のサイドリンクSPS DCIフォーマットの合計ペイロードサイズ(すなわち、合計ビット数)と、想定されるサブチャネルサイズ(すなわち、PRB(Physical Resource Block(物理リソースブロック))の数)とをそれぞれ示す。明らかに、2つの追加フィールドが原因で、サイドリンクSPS DCIの合計ペイロードサイズは動的スケジューリングのサイドリンクDCIの合計ペイロードサイズよりも大きくなる。
【0017】
上記の説明は、V2V/V2X通信を用いてなされているが、車両はUEとしても理解され得る。すなわち、2つのUE間の直接通信はそれらの間のサイドリンクを介して行われ、上述したようにサイドリンクDCIを介して基地局/eNodeBによってスケジュールされ得る。同時に、UEとeNodeBとの間で通信が行われてもよく、そのような通信は一般に、DCIフォーマット0、DCIフォーマット1Aなどの従来のDCIフォーマットを介してeNodeBによってスケジュールされる。説明のために、UEとeNodeBとの間の送信をスケジュールするためのこれらのDCIを、Uu(ユーザ機器から無線ネットワークシステムへの)DCIと呼ぶ。
【0018】
UEでは、別のUEとのサイドリンク通信と、eNodeBとの上り/下り通信の両方が行われ得るため、同じサーチスペースにおいて、サイドリンクDCIと上述したUu DCIが同時に現れ、UE側でブラインド検出/デコードされる必要が生じ得る。この場合、サイドリンクDCIのサイズが各Uu DCIと異なると、UE側でのブラインド検出/デコード回数はSL DCIを導入するために増加することになる。例えば、表2に、スケジュールされるべきキャリアの異なる帯域幅に対するDCIフォーマット0の内容およびDCIサイズを示す。
【表2】
【0019】
ここで、DCIフォーマット0に含まれるフィールドおよびそれらのフィールドそれぞれのサイズは当業者には周知であるので、本開示の発明点を混乱させないようにその詳細を省略する。表2において、最後の行は、DCIフォーマット0の合計ペイロードサイズが、1.4MHz、3MHz、5MHz、10MHz、15MHzおよび20MHzの異なる帯域幅に対して、それぞれ、23ビット、25ビット、27ビット、29ビット、30ビットおよび31ビットであることを示している。
【0020】
表1には示されていないが、表1で与えられた内容から、動的スケジューリングのサイドリンクDCIフォーマットの合計ペイロードサイズは、1.4MHz、3MHz、5MHz、10MHz、15MHz、および20MHzの異なる帯域幅に対して、それぞれ、7ビット、12ビット、14ビット、17ビット、18ビット、および20ビットであることを導出することができる。DCIフォーマット0と動的スケジューリングのサイドリンクDCIフォーマットとを比較すると、動的スケジューリングのサイドリンクDCIフォーマットのサイズはDCIフォーマット0のサイズよりも小さいことが分かる。よって、現在の仕様および合意に基づき、そのサイズをDCIフォーマット0のサイズに揃えるために、動的スケジューリングのサイドリンクDCIフォーマットにゼロビットがパディングされる。これにより、UE側でのブラインド検出(デコーディング)回数を低減させることができる。
【0021】
しかしながら、上述したように、表1に示される2つの追加フィールドのために、サイドリンクSPS DCIの合計ペイロードサイズは、例えば、表1に示されるように帯域幅ごとに4ビットずつ、動的スケジューリングのサイドリンクDCIの合計ペイロードサイズより大きくなる。よって、DCIフォーマット0とサイドリンクSPS DCIフォーマットとを比較すると、サイドリンクSPS DCIフォーマットのサイズがDCIフォーマット0のサイズよりも大きい可能性がある。理解を容易にするために、表3にSL SPS DCIとDCIフォーマット0とのサイズ比較を示す。
【表3】
【0022】
表3に示されるように、2つの数字を含む各表セルにおいて、「\」の左側の数字は、スケジュールされるべきキャリアのある特定の帯域幅のSL SPS DCIのサイズ(合計ペイロードサイズ)を示し、「\」の右側の数字は、スケジュールされるべきキャリアのその特定の帯域幅のDCIフォーマット0のサイズ(合計ペイロードサイズ)を示す。表3から分かるように、SL SPS DCIが20MHzの帯域幅のキャリアをスケジュールするために使用され、DCIフォーマット0が1.4MHzの帯域幅のキャリアをスケジュールするために使用される場合、表セル「24/23」に示されるように、SL SPS DCIのサイズ(24ビット)はDCIフォーマット0のサイズ(23ビット)よりも大きい。現在の仕様および合意では、動的スケジューリングのサイドリンクDCIフォーマットのサイズがDCIフォーマット0のサイズより小さい場合のみを考慮するので、SL SPS DCIのサイズがDCIフォーマット0のサイズより大きい場合のUEの挙動が不明確である。
【0023】
さらに、LTE(Long Term Evolution(ロング・ターム・エボリューション))では、サイズアラインメントのためにDCIフォーマット0とDCIフォーマット1Aとが(フォーマット3/3Aも)互いにパディングされることが知られている。ただし、DCIフォーマット0とDCIフォーマット1Aとは、2つのDCI間のサイズアラインメントにのみ関連する。これまでのところは、少なくとも1つのサイドリンクDCIと少なくとも1つのUu DCIとを含む2つ以上のDCIがある場合にサイズアラインメントをどのように処理するかが不明確である。例えば、サイドリンクDCIのサイズは、あるUu DCIのサイズよりも小さいが、別のUu DCIのサイズよりも大きい場合がある。
【0024】
さらに、NR(New Radio access technology(新無線アクセス技術))または5G(The fifth Generation(第5世代))システムでは、サイドリンクDCIとUu DCIとが、上述した場合と同様にやはり同じサーチスペースに現れる可能性があり、DCI間のサイズアラインメントをどのように実装するかを考慮する必要がある。
【0025】
本開示の実施形態では、
図2に示されるように基地局のための無線通信方法20が提供される。
図2に、本開示の実施形態に係る基地局のための無線通信方法20のフローチャートを示す。
【0026】
図2に示されるように、無線通信方法20はステップS201で開始し、ここで、第1のDCIグループのDCIごとに、第1のグループのDCIのサイズが第2のDCIグループの各DCIのサイズと異なる場合に、第1のグループのDCIのサイズと第2のDCIグループの選択されたDCIのサイズの一方が他方と揃えられ、第2のグループの選択されたDCIは、第1のグループのDCIのサイズより大きいサイズの第2のグループのDCIの間でそのサイズが第1のグループのDCIのサイズに最も近いDCI、または第1のグループのDCIのサイズより小さいサイズの第2のグループのDCIの間でそのサイズが第1のグループのDCIのサイズに最も近いDCIである。次いで、ステップS202で、サイズアラインメント後の第1のDCIグループおよび第2のDCIグループがユーザ機器に送信される。ステップS202の後、無線通信方法20は終了する。サイズアラインメントは、基地局とユーザ機器とに予め知られている規則に基づくものである。
【0027】
具体的には、例えば、基地局は、
図1に示されるようにeNodeB101であってよく、ユーザ機器は、
図1に示されるように車両102および103のうちのいずれか1つであってよい。すなわち、無線通信方法20は、eNodeB101によって、サイドリンク送信および/または受信、ならびに車両102および103の上り送信および下り受信をスケジュールするために使用され得る。
【0028】
説明のために、第1のDCIグループは、ユーザ機器と別のユーザ機器との間のサイドリンク送信をスケジュールするためのDCIであり、第2のDCIグループは、ユーザ機器と基地局との間の送信をスケジュールするためのDCIであると仮定され得る。上述したように、第1のDCIグループを単にSL DCIと呼ぶことがあり、第2のDCIグループを単にUu DCIと呼ぶことがある。
【0029】
上述したように、ある場合には、同じサーチスペースに、少なくとも1つのSL DCIと少なくとも1つのUu DCIとがあり、SL DCIのサイズは、Uu DCIよりも小さいかまたは大きい。別の場合には、同じサーチスペースに、複数のSL DCIおよび複数のUu DCIがあり、SL DCIとUu DCIとの間のサイズ関係は非常に複雑であり得る。これらのDCIのサイズアラインメントが行われないと、多種類のサイズのDCIがあることになり、これらのDCIを正しく検出するためにユーザ機器においてこれらのDCIのブラインド検出が何度も行われる必要があり、その結果時間がかかり、システム負荷が増加することとなる。
【0030】
ステップS201で、SL DCIごとに、SL DCIのサイズが各Uu DCIのサイズと異なる場合、SL DCIと、SL DCIより大きいサイズのUu DCIの間でそのサイズが最も小さいUu DCI、またはSL DCIより小さいサイズのUu DCIの間でそのサイズが最も大きいUu DCIとの間でサイズアラインメントが行われる。よって、第1に、UE側でのブラインド検出回数を低減させることができる。第2に、選択されたUu DCIは、SL DCIより大きいサイズのUu DCIの間でそのサイズが最も小さいUu DCI、またはSL DCIより小さいサイズのUu DCIの間でそのサイズが最も大きいUu DCIであるので、DCIのサイズ変更を最小限に保つことができる。
【0031】
さらに、サイズアラインメントの基準となる規則は基地局とユーザ機器とに予め知られているので、UEは、規則に基づいた基地局によるサイズアラインメント後にこれらのDCIをブラインド検出し得る。規則は規格において事前定義され得る。あるいは、規則は基地局によって定義されてもよく、基地局は、例えば、UEがDCIのブラインド検出を行う前に上位層シグナリングによって、UEに規則を通知する必要がある。明らかに、規則の定義方法はその他の適切な方法であってもよく、本開示は上記の2つの方法に限定されない。
【0032】
複数のSL DCIと複数のUu DCIとがある場合には、異なるSL DCIが異なるUu DCIと揃えられ得る。無線通信方法20の理解を容易にするために、SL DCIとUu DCIとの間のサイズアラインメントの具体例を後でさらに示す。
【0033】
無線通信方法20では、第1のDCIグループの各DCIと、そのサイズが第1のグループの各DCIのサイズに最も近い第2のグループの選択されたDCIとの間のサイズアラインメントを行うことによって、DCIのサイズ変更を最小限にすると同時に、ユーザ機器におけるブラインド検出回数を低減させることができる。
【0034】
本開示の実施形態によれば、
図2に示すような無線通信方法20において、第2のグループの選択されたDCIは、第1のグループのDCIのサイズより大きいサイズの第2のグループのDCIの間でそのサイズが第1のグループのDCIのサイズに最も近いDCIである。また、
図2には示されていないが、ステップS201で、第1のグループのDCIのサイズと第2のDCIグループの選択されたDCIのサイズの一方を他方と揃える工程は、第1のグループのDCIのビット数を増やすサブステップであって、増やされるビットの数が、第1のグループのDCIのサイズと第2のグループの選択されたDCIのサイズとの差に等しい、サブステップを含み得る。
【0035】
具体的には、第1の例において、UEは、TM(Transmission Mode(送信モード))10で構成され、1.4MHzの帯域幅のUuチャネルのDCIフォーマット0およびDCIフォーマット2Dをデコードし、20MHzの帯域幅のサイドリンクチャネルのSL SPS DCIをデコードすると予期されるものと仮定する。すなわち、第1のDCIグループは、ただ1つのSL DCI、すなわち、表1に示すSL SPS DCIのみを含み、第2のDCIグループは、2つのUu DCI、すなわち、表2に示すDCIフォーマット0と、DCIフォーマット2Dとを含む。表4に、1.4MHzの帯域幅のDCIフォーマット2Dの設計(内容/フィールドおよびサイズ)を示す。
【表4】
【0036】
表1によれば、SL SPS DCIのサイズは、20MHzの帯域幅では24ビットである。表2によれば、DCIフォーマット0のサイズは、1.4MHzの帯域幅では23ビットである。さらに、表4によれば、DCIフォーマット2Dのサイズは、1.4MHzの帯域幅では35ビットである。DCIフォーマット2Dは当業者には周知であるので、本開示の発明点を混乱させないように、ここには他の帯域幅でのその詳細な設計の詳細を示さない。この場合、SL SPS DCIのサイズはDCIフォーマット0のサイズよりも大きく、DCIフォーマット2Dのサイズよりも小さい。SL SPS DCIのビット数を11ビット増やして、SL SPS DCIのサイズをDCIフォーマット2Dのサイズと揃えることが可能である。このため、SPS SL DCIを導入することによってUE側でのブラインド検出回数は増加せず、一方、2つのUu DCI(DCIフォーマット0およびDCIフォーマット2D)も、サイズ、内容およびカバレッジのあらゆる点で影響を受けない。
【0037】
第1のグループのDCIのビット数を増やして第1のグループのDCIのサイズを第2のグループの選択されたDCIと揃えることによって、第2のDCIグループに影響を与えずにユーザ機器でのブラインド検出回数を低減させることができる。
【0038】
本開示の実施形態によれば、
図2に示す無線通信方法20において、
図2には示されていないが、上記のサブステップは、第1のグループのDCIにビットをパディングすること、または第1のグループのDCIのCRC(Cyclic Redundancy Check(巡回冗長検査))サイズを増やすこと、を含み得る。
【0039】
具体的には、第1の例では、SL SPS DCIが、DCIフォーマット2Dと揃うように11個の「0」ビットでパディングされ得る。パディングされるビットは「0」に限定されず、「1」またはその他の適切なビットであってよいことに留意されたい。
【0040】
あるいは、SL SPS DCIのCRCサイズを、DCIフォーマット2Dと揃うように、11ビットだけ増やすことも可能である。この場合、CRCサイズを増やすことによって、UE側でのブラインド検出回数を低減させると同時に、データ送信の正確さおよび完全性がさらに改善される。
【0041】
第1のグループのDCIのビット数を第2のグループの選択されたDCIと揃うように増やす上記の方法は例にすぎず、本開示はこれに限定されず、当業者であればその他の適切な方法を用い得ることに留意されたい。
【0042】
本開示の実施形態によれば、
図2に示す無線通信方法20において、第2のグループの選択されたDCIは、第1のグループのDCIのサイズより小さいサイズの第2のグループのDCIの間でそのサイズが第1のグループのDCIのサイズに最も近いDCIである。また、
図2には示されていないが、ステップS201で、第1のグループのDCIのサイズと第2のDCIグループの選択されたDCIのサイズの一方を他方と揃える工程は、第1のグループのDCIのビット数を減らすサブステップであって、減らされるビットの数は、第1のグループのDCIのサイズと第2のグループの選択されたDCIのサイズとの差に等しい、サブステップを含み得る。
【0043】
理解の便宜を図るために、上記第1の例をさらに例に取る。上記の説明では、SL SPS DCIのサイズがDCIフォーマット2Dのサイズと揃えられるが、本開示はこれに限定されない。SL SPS DCIを1ビット減らすことによって、SL SPS DCIのサイズをDCIフォーマット0のサイズと揃えることも可能である。同様に、SPS SL DCIを導入することによってUE側でのブラインド検出回数は増加せず、一方、2つのUu DCI(DCIフォーマット0およびDCIフォーマット2D)も、サイズ、内容およびカバレッジのあらゆる点で影響を受けない。
【0044】
よって、第1のグループのDCIのビット数を減らして第1のグループのDCIのサイズを第2のグループの選択されたDCIと揃えることによって、第2のDCIグループに影響を与えずにユーザ機器でのブラインド検出回数を低減させることができる。
【0045】
本開示の実施形態によれば、
図2に示す無線通信方法20において、
図2には示されていないが、上記のサブステップは、第1のグループのDCIの少なくとも1つのフィールドのビット数を制限すること、または第1のグループのDCIのリソース割当の粒度を上げること、を含み得る。
【0046】
具体的には、例えば規格において、ある特殊な場合、例えば、SLが、20MHzなどの大きい帯域幅を指し、Uuが1.4MHzなどの小さい帯域幅を指す場合のSL DCIにおけるフィールド使用に関する何らかの制限を指定することが可能である。より具体的には、第1の例では、SL SPS DCIは20MHzの帯域幅のサイドリンクチャネルを指し、2つのUu DCIは1.4MHzの帯域幅のUuチャネルを指すので、SL SPS DCI内の「SPS構成インデックス」のフィールドが表1に示すデフォルトの3ビットから2ビットに絞られると指定することができる。このため、SL SPS DCIの合計ペイロードサイズを、DCIフォーマット0の合計ペイロードサイズと等しい23ビットになるように縮小することができる。
【0047】
あるいは、DCIにおけるリソース割当の粒度が大きいほど、DCIのサイズが小さくなるので、SL SPS DCIを1ビット減らすためにSL SPS DCIにおけるリソース割当の粒度が上げられてもよい。より具体的には、構成されるサブチャネルサイズは、例えば第1の例のSL SPS DCIの6PRBより大きくなるはずである。
【0048】
第1のグループのDCIのビット数を第2のグループの選択されたDCIと揃うように減らす上記の方法は例にすぎず、本開示はこれに限定されず、当業者であればその他の適切な方法を用い得ることに留意されたい。
【0049】
上記の第1の例は、ただ1つのSL DCIしかない単純な事例を示しているにすぎない。以下では、第2の例によってより複雑な事例を示す。第2の例では、UEは、一方が、CP−OFDM(Cyclic Prefix−Orthogonal Frequency Division Multiplexing(サイクリックプレフィックス−直交周波数分割多重))ベースの上り送信に使用され、他方が、DFT−S−OFDM(Discrete Fourier Transform−Spread−OFDM(離散フーリエ変換−拡散OFDM))ベースの上り送信に使用される、2つのUu上りDCIを受信するものと仮定する。また、UEは、一方が動的スケジューリングに使用され、他方がSL SPSに使用される2つのSL DCIを受信するものとも仮定する。
【0050】
説明の便宜上、2つのUu DCIをDCI1_uuおよびDCI2_uuで表し、2つのSL DCIをDCI3_SLおよびDCI4_SLで表す。さらに、これら4つのDCIのサイズ関係を、DCI1_uu>DCI4_SL>DCI2_uu>DCI3_SLで表すことができる。この場合、
図2に示す無線通信方法30によれば、1つの選択肢は、例えば、DCI4_SLにビットをパディングすることによってDCI4_SLのサイズをDCI1_uuのサイズと揃え、例えば、DCI3_SLにビットをパディングすることによってDCI3_SLのサイズをDCI2_uuのサイズと揃えることである。これにより、上述したように、異なるSL DCIが異なるUu DCIと揃えられる。
【0051】
より多くのビットをパディングすると、オーバーヘッドが増加し、誤り率が増加することになることが知られている。DCI4_SLはその最小のより大きいUu DCI(すなわち、DCI1_uu)と揃えられ、DCI3_SLはその最小のより大きいUu DCI(すなわち、DCI2_uu)と揃えられるので、各SL DCIにパディングされるビット数を最小限に保つことができる。このため、SL DCIのサイズ増加が最小限に抑えられる。一方、UE側でのブラインド検出回数もSL DCIがない場合と比べて変わらない。
【0052】
第1の例と同様に、第2の例では、別の選択肢は、DCI4_SLのビット数を減らすことによってDCI4_SLをその最大のより小さいUu DCI(すなわちDCI2_uu)と揃え、DCI3_SLのビット数を増やすことによってDCI3_SLのサイズをその最小のより大きいUu DCI(すなわちDCI2_uu)のサイズと揃えることであり得る。
【0053】
上記第1および第2の例では、SL DCIのサイズは、SL DCIのビット数を増減することによって、Uu DCIのサイズと揃えられる。しかしながら、本開示はこれに限定されない。NR/5Gの場合、Uu DCIのサイズをSL DCIのサイズと揃えることも可能である。
【0054】
本開示の実施形態によれば、
図2に示す無線通信方法20において、第2のグループの選択されたDCIは、第1のグループのDCIのサイズより小さいサイズの第2のグループのDCIの間でそのサイズが第1のグループのDCIのサイズに最も近いDCIである。また、
図2には示されていないが、ステップS201で、第1のグループのDCIのサイズと第2のDCIグループの選択されたDCIのサイズの一方を他方と揃える工程は、第2のグループの選択されたDCIにビットを追加するサブステップであって、追加されるビットの数は、第1のグループのDCIのサイズと第2のグループの選択されたDCIのサイズとの差に等しい、サブステップを含み得る。
【0055】
理解の便宜を図るために、第3の例に基づいて説明する。第3の例では、UEは、一方がTM固有のDCIであり、他方がフォールバックDCIである2つのUu DCIを受信するものと仮定する。また、UEは、一方が動的スケジューリングに使用され、他方がSL SPSに使用される2つのSL DCIを受信するものとも仮定する。
【0056】
説明の便宜を図るために、第2の例の場合と同様に、2つのUu DCIをやはりDCI1_uuおよびDCI2_uuで表し、2つのSL DCIをやはりDCI3_SLおよびDCI4_SLで表す。第2の例とは異なり、第3の例では、これら4つのDCIのサイズ関係を、DCI4_SL>DCI3_SL>DCI1_uu>DCI2_uuとして表すことができる。この場合、上記サブステップに基づき、第1に、DCI4_SLについて、DCI1_uuは最大のより小さいUu DCIであるので、上記第1および第2の例とは異なり、DCI1_uuにビットを追加することによって、DCI1_uuのサイズをDCI4_SLのサイズと揃えることが可能である。第2に、DCI3_SLについて、DCI1_uuもやはり最大のより小さいUu DCIであるので、サイズアラインメントがやはりDCI3_SLとDCI1_uuの間で行われる必要があり、これは、DCI3_SLのビット数を増やすことによってDCI3_SLのサイズがDCI4_SLのサイズと揃えられることと等しい、要約すると、DCI1_uuのサイズとDCI3_SLのサイズの両方がDCI4_SLのサイズと揃えられる。そのため、フォールバックDCI(DCI2_uu)は不変のまま保持され、すなわち、その内容、サイズおよびカバレッジが保持される。一方、DCI1_uuのサイズとDCI3_SLのサイズの両方をDCI4_SLのサイズと揃えることによって、UE側でのブラインド検出回数を低減させることができる。
【0057】
あるいは、第3の例の別の選択肢は、DCI3_SL、DCI1_uuおよびDCI2_uuのすべてのサイズをDCI4_SLのサイズと揃えることであり得る。この場合、UE側でのブラインド検出回数は最小であり得る。
【0058】
第3の例によれば、どのUu DCIのサイズもSL DCIのサイズ以下である場合、すべてのUu DCIまたは少なくともTM固有のUu DCIが最大のSL DCIとサイズを揃えられることが分かる。しかしながら、これはDCIのサイズアラインメントの2つの可能な方法にすぎず、本開示はこれに限定されず、当業者はその他の適切な方法によるDCIのサイズアラインメントを用いてよい。例えば、DCI1_uuのサイズとDCI2_uuのサイズの両方、またはDCI1_uuのサイズのみが、それらにビットを追加することによってDCI3_SLと揃えられてもよく、一方、DCI4_SLのサイズは、DCI4_SLのビット数を減らすことによってDCI3_SLのサイズと揃えされてよい。
【0059】
よって、第2のグループの選択されたDCIにビットを追加して、第2のグループの選択されたDCIのサイズを第1のグループのDCIと揃えることによって、ユーザ機器でのブラインド検出回数を低減させることができる。
【0060】
本開示の実施形態によれば、
図2に示す無線通信方法20において、
図2には示されていないが、上記サブステップは、第2のグループの選択されたDCIにビットをパディングすること、または選択されたDCIの少なくとも1つのフィールドのビット数を増やすこと、を含み得る。
【0061】
例えば、第3の例では、DCI1_uuのサイズをDCI4_uuのサイズと揃えるように、DCI1_uuに「0」、「1」、またはその他のビットなどのビットをパディングすることが可能である。また、上述したような別の選択肢では、DCI2_uuのサイズをDCI4_uuのサイズと揃えるように、DCI2_uuに「0」、「1」、またはその他のビットなどのビットをパディングすることが可能である。
【0062】
あるいは、SL DCIについては、例えば規格において、ある特殊な場合、例えば、SLが、20MHzなどの大きい帯域幅を指し、Uuが1.4MHzなどの小さい帯域幅を指す場合のUu DCIにおけるフィールド使用に関する何らかの制限を指定することも可能である。より具体的には、この場合、「CSI要求」のフィールドにはデフォルトの1ビットではなく2または3ビットしか設定できないと指定することができる。それによって、Uu DCIのビット数が増加し得る。また、SL DCIと同様に、Uu DCIにビットを追加するように、Uu DCIのCRCサイズを増やすことも可能である。
【0063】
さらに、本開示の理解を容易にするために、第1の例の拡張および一般的な事例としての第4の例について以下でさらに説明する。第4の例では、UEは、DCI1_uuおよびDCI2_uuとして表される少なくとも2つのUu DCIを受信し、DCI3_SLで指示される少なくとも1つのSL DCIを受信するものと仮定され、これら3つのDCI間には、少なくとも3つの可能なサイズ関係がある。第1のサイズ関係はDCI1_uu>DCI3_SL>DCI2_uuであると想定され、これは例えば第1の例の場合に対応する。この場合、上述したように、1つの選択肢は、DCI3_SLのビット数を増やすことによってDCI3_SLのサイズをDCI1_uuのサイズと揃えることである。別の選択肢は、DCI3_SLのビット数を減らすことによってDCI3_SLのサイズをDCI2_uuのサイズと揃えることである。別の選択肢は、DCI2_uuにビットを追加することによってDCI2_uuのサイズをDCI3_SLのサイズと揃えることである。
【0064】
第2のサイズ関係は、DCI1_uu>DCI2_uu>DCI3_SLであると想定される。この場合、DCI3_SLのサイズは、DCI3_SLのビット数を増やすことによってDCI2_uuのサイズと揃えられる。
【0065】
第3のサイズ関係は、DCI3_SL>DCI1_uu>DCI2_uuであると想定される。この場合、1つの選択肢は、DCI1_uuにビットを追加することによってDCI1_uuのサイズをDCI3_SLのサイズと揃えることである。別の選択肢は、DCI3_SLのビット数を減らすことによってDCI3_SLのサイズをDCI1_uuのサイズと揃えることである。1つの選択肢では、DCI2_uuにビットを追加することによってDCI2_uuのサイズをDCI3_SLのサイズとさらに揃えることも可能であり、これによりUE側での最小回数のブラインド検出が得られる。
【0066】
上記の例ではSL DCIおよびUu DCIが説明されているが、本開示はこれに限定されず、第1のDCIグループをSL DCI以外のタイプのDCIとすることもでき、第2のDCIグループをUu DCI以外のタイプのDCIとすることもできることに留意されたい。また、上記には示されていないが、第2のグループの選択されたDCIは、特定の場合に応じてビット数を減らすことによって、第1のグループのDCIのサイズと揃えられてもよい。
【0067】
以上では、
図1〜
図2を参照して無線通信方法20について詳細に説明した。無線通信方法20では、第1のDCIグループの各DCIと、そのサイズが第1のグループの各DCIのサイズに最も近い第2のグループの選択されたDCIとの間のサイズアラインメントを行うことによって、DCIのサイズ変更を最小限にすると同時に、ユーザ機器でのブラインド検出回数を低減させることができる。
【0068】
本開示の別の実施形態では、
図3に示されるようにユーザ機器のための無線通信方法30が提供される。
図3に、本開示の別の実施形態に係るユーザ機器のための無線通信方法30のフローチャートを示す。
【0069】
図3に示されるように、無線通信方法30は、ステップS301で開始し、ここで、基地局から第1のDCIグループおよび第2のDCIグループが受信される。次いで、ステップS302で、第1のDCIグループおよび第2のDCIグループは、基地局とユーザ機器とに予め知られている規則に基づいて送信および/または受信を行うようにブラインド検出される。ステップS302の後、無線通信方法30は終了する。前記規則は、ユーザ機器によって受信される前に、第1のDCIグループと第2のDCIグループとが、第1のDCIグループのDCIごとに、第1のグループのDCIのサイズが第2のDCIグループの各DCIのサイズと異なる場合に、前記規則に基づいて、第1のグループのDCIのサイズと第2のDCIグループの選択されたDCIのサイズの一方を他方と揃える工程、を含むサイズアラインメントを施されていることを指示し、第2のグループの選択されたDCIは、第1のグループのDCIのサイズより大きいサイズの第2のグループのDCIの間でそのサイズが第1のグループのDCIのサイズに最も近いDCI、または第1のグループのDCIのサイズより小さいサイズの第2のグループのDCIの間でそのサイズが第1のグループのDCIのサイズに最も近いDCIである。例えば、無線通信方法30は、
図1に示すような車両102および130に適用され得る。
【0070】
本開示の実施形態によれば、
図3に示す無線通信方法30において、第2のグループの選択されたDCIは、第1のグループのDCIのサイズより大きいサイズの第2のグループのDCIの間でそのサイズが第1のグループのDCIのサイズに最も近いDCIであり、第1のグループのDCIのサイズと第2のDCIグループの選択されたDCIのサイズの一方を他方と揃える前記ことは、第1のグループのDCIのビット数を増やすことであって、増やされるビットの数は、第1のグループのDCIのサイズと第2のグループの選択されたDCIのサイズとの差に等しいこと、を含む。
【0071】
本開示の実施形態によれば、
図3に示す無線通信方法30において、第1のグループのDCIのビット数を増やす前記ことは、第1のグループのDCIにビットをパディングすること、または第1のグループのDCIのCRCサイズを増やすこと、を含む。
【0072】
本開示の実施形態によれば、
図3に示す無線通信方法30において、第2のグループの選択されたDCIは、第1のグループのDCIのサイズより小さいサイズの第2のグループのDCIの間でそのサイズが第1のグループのDCIのサイズに最も近いDCIであり、第1のグループのDCIのサイズと第2のDCIグループの選択されたDCIのサイズの一方を他方と揃える前記ことは、第1のグループのDCIのビット数を減らすことであって、減らされるビットの数は、第1のグループのDCIのサイズと第2のグループの選択されたDCIのサイズとの差に等しいこと、を含む。
【0073】
本開示の実施形態によれば、
図3に示す無線通信方法30において、第1のグループのDCIのビット数を減らす前記ことは、第1のグループのDCIの少なくとも1つのフィールドのビット数を制限すること、または第1のグループのDCIのリソース割当の粒度を上げること、を含む。
【0074】
本開示の実施形態によれば、
図3に示す無線通信方法30において、第2のグループの選択されたDCIは、第1のグループのDCIのサイズより小さいサイズの第2のグループのDCIの間でそのサイズが第1のグループのDCIのサイズに最も近いDCIであり、第1のグループのDCIのサイズと第2のDCIグループの選択されたDCIのサイズの一方を他方と揃える前記ことは、第2のグループの選択されたDCIにビットを追加することであって、追加されるビットの数は、第1のグループのDCIのサイズと第2のグループの選択されたDCIのサイズとの差に等しいこと、を含む。
【0075】
本開示の実施形態によれば、
図3に示す無線通信方法30において、第2のグループの選択されたDCIにビットを追加する前記ことは、第2のグループの選択されたDCIにビットをパディングすること、または選択されたDCIの少なくとも1つのフィールドのビット数を増やすこと、を含む。
【0076】
本開示の実施形態によれば、
図3に示す無線通信方法30において、第1のDCIグループは、ユーザ機器と別のユーザ機器との間のサイドリンク送信をスケジュールするためのDCIであり、第2のDCIグループは、ユーザ機器と基地局との間の送信をスケジュールするためのDCIである。
【0077】
無線通信方法30では、第1のDCIグループの各DCIと、そのサイズが第1のグループの各DCIのサイズに最も近い第2のグループの選択されたDCIとの間のサイズアラインメントを行うことによって、DCIのサイズ変更を最小限にすると同時に、ユーザ機器でのブラインド検出回数を低減させることができる。
【0078】
本開示の別の実施形態では、
図4に示すような基地局400が提供される。
図4に、本開示の別の実施形態に係る基地局400のブロック図を示す。
【0079】
図4に示されるように、基地局400は、第1のDCIグループのDCI(下り制御情報)ごとに、第1のグループのDCIのサイズが第2のDCIグループの各DCIのサイズと異なる場合に、第1のグループのDCIのサイズと第2のDCIグループの選択されたDCIのサイズの一方を他方と揃えるように動作する回路401であって、第2のグループの選択されたDCIが、第1のグループのDCIのサイズより大きいサイズの第2のグループのDCIの間でそのサイズが第1のグループのDCIのサイズに最も近いDCI、または第1のグループのDCIのサイズより小さいサイズの第2のグループのDCIの間でそのサイズが第1のグループのDCIのサイズに最も近いDCIである、回路401と、回路によるサイズアラインメント後の第1のDCIグループおよび第2のDCIグループをユーザ機器に送信するように動作する送信部402と、を含む。サイズアラインメントは、基地局とユーザ機器とに予め知られている規則に基づくものである。
【0080】
本実施形態に係る基地局400は、基地局400において様々なデータを処理し、それぞれのユニットの動作を制御する関連したプログラムを実行するためのCPU(Central Processing Unit(中央処理装置))410、CPU410によって様々な処理および制御を行うために必要とされる様々なプログラムを格納するためのROM(Read Only Memory(読取り専用メモリ))413、CPU410によってプロセスおよび制御の手順で一時的に生成される中間データを格納するためのRAM(Random Access Memory(ランダム・アクセス・メモリ))415、ならびに/または様々なプログラム、データなどを格納するための記憶部417をさらに含み得る。上記の回路401、送信部402、CPU410、ROM413、RAM415および/または記憶部417などは、データおよび/またはコマンドバス420を介して相互接続され、互いに信号を転送し合うことができる。
【0081】
上述した各部は、本開示の範囲を限定するものではない。本開示の一実施形態によれば、上記の回路401および送信部402の機能はハードウェアによって実装されてもよく、上記のCPU410、ROM413、RAM415および/または記憶部417は必要でない場合もある。あるいは、上記回路401または送信部402の機能の一部または全部が、上記CPU410、ROM413、RAM415および/または記憶部417などと組み合わせた機能ソフトウェアによって実現されてもよい。
【0082】
具体的には、基地局400は、
図1に示すeNodeB101であってよく、
図2に関連して上述した無線通信方法20を行い得る。
【0083】
基地局400では、第1のDCIグループの各DCIと、そのサイズが第1のグループの各DCIのサイズに最も近い第2のグループの選択されたDCIとの間のサイズアラインメントを行うことによって、DCIのサイズ変更を最小限にすると同時に、ユーザ機器でのブラインド検出回数を低減させることができる。
【0084】
なお、上記無線通信方法20におけるその他の技術的特徴も基地局400に組み込むことができ、ここでは冗長にならないように説明を省略する。
【0085】
本開示の別の実施形態では、
図5に示すようなユーザ機器500が提供される。
図5に、本開示の別の実施形態に係るユーザ機器500のブロック図を示す。
【0086】
図5に示されるように、ユーザ機器500は、基地局から第1のDCIグループおよび第2のDCIグループを受信するように動作する受信部501と、基地局とユーザ機器とに予め知られている規則に基づいて送信および/または受信を行うように、第1のDCIグループおよび第2のDCIグループをブラインド検出するように動作する回路502と、を含む。また、前記規則は、ユーザ機器によって受信される前に、第1のDCIグループと第2のDCIグループとが、第1のDCIグループのDCIごとに、第1のグループのDCIのサイズが第2のDCIグループの各DCIのサイズと異なる場合に、前記規則に基づいて、第1のグループのDCIのサイズと第2のDCIグループの選択されたDCIのサイズの一方を他方と揃える工程、を含むサイズアラインメントを施されていることを指示し、第2のグループの選択されたDCIは、第1のグループのDCIのサイズより大きいサイズの第2のグループのDCIの間でそのサイズが第1のグループのDCIのサイズに最も近いDCI、または第1のグループのDCIのサイズより小さいサイズの第2のグループのDCIの間でそのサイズが第1のグループのDCIのサイズに最も近いDCIである。
【0087】
本実施形態に係るユーザ機器500は、ユーザ機器500において様々なデータを処理し、それぞれのユニットの動作を制御する関連したプログラムを実行するためのCPU(Central Processing Unit(中央処理装置))510、CPU510によって様々な処理および制御を行うために必要とされる様々なプログラムを格納するためのROM(Read Only Memory(読取り専用メモリ))513、CPU510によってプロセスおよび制御の手順で一時的に生成される中間データを格納するためのRAM(Random Access Memory(ランダム・アクセス・メモリ))515、ならびに/または様々なプログラム、データなどを格納するための記憶部517をさらに含み得る。上記の受信部501、回路502、CPU510、ROM513、RAM515および/または記憶部517などは、データおよび/またはコマンドバス520を介して相互接続され、互いに信号を転送し合うことができる。
【0088】
上述した各部は、本開示の範囲を限定するものではない。本開示の一実施形態によれば、上記の受信部501および回路502の機能はハードウェアによって実装されてもよく、上記のCPU510、ROM513、RAM515および/または記憶部517は必要でない場合もある。あるいは、上記受信部501および/または回路502の機能の一部または全部が、上記CPU510、ROM513、RAM515および/または記憶部517などと組み合わせた機能ソフトウェアによって実現されてもよい。
【0089】
具体的には、ユーザ機器500は、
図1に示す車両102および103であってよく、
図3に関連して上述した無線通信方法30を行い得る。
【0090】
ユーザ機器500では、第1のDCIグループの各DCIと、そのサイズが第1のグループの各DCIのサイズに最も近い第2のグループの選択されたDCIとの間のサイズアラインメントを行うことによって、DCIのサイズ変更を最小限にすると同時に、ユーザ機器でのブラインド検出回数を低減させることができる。
【0091】
なお、上記無線通信方法30におけるその他の技術的特徴もユーザ機器500に組み込むことができ、ここでは冗長にならないように説明を省略する。
【0092】
本開示は、ソフトウェア、ハードウェア、またはハードウェアと協働するソフトウェアによって実現することができる。上述した各実施形態の説明で使用した各機能ブロックを集積回路としてのLSIによって実現することができ、各実施形態で説明した各処理はLSIによって制御され得る。機能ブロックはチップとして個別に形成されてもよいし、機能ブロックの一部または全部を含むように1つのチップが形成されてもよい。それらは、そこに結合されたデータ入出力を含み得る。この場合のLSIは、集積度の違いに応じて、IC、システムLSI、スーパーLSI、またはウルトラLSIと呼ばれ場合がある。ただし、集積回路を実現する技術はLSIに限定されず、専用回路や汎用プロセッサを使用して実現されてもよい。さらに、LSIの製造後にプログラムすることができるFPGA(Field Programmable Gate Array(フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ))や、LSI内部に配置された回路セルの接続および設定を再構成することができるリコンフィギュラブルプロセッサが使用されてもよい。
【0093】
本開示は、本開示の内容および範囲から逸脱することなく、本明細書に提示した説明および既知の技術に基づいて当業者によって様々に変更または改変されることが意図されており、そうした変更および応用は、保護されるべき特許請求の範囲内に含まれることに留意されたい。さらに、本開示の内容から逸脱しない範囲において、上述した実施形態の構成要素が任意に組み合わされてもよい。
【0094】
本開示の実施形態は、少なくとも以下の主題を提供することができる。
【0095】
(1)第1のDCIグループのDCI(下り制御情報)ごとに、第1のグループのDCIのサイズが第2のDCIグループの各DCIのサイズと異なる場合に、第1のグループのDCIのサイズと第2のDCIグループの選択されたDCIのサイズの一方を他方と揃えるように動作する回路であって、第2のグループの選択されたDCIが、第1のグループのDCIのサイズより大きいサイズの第2のグループのDCIの間でそのサイズが第1のグループのDCIのサイズに最も近いDCI、または第1のグループのDCIのサイズより小さいサイズの第2のグループのDCIの間でそのサイズが第1のグループのDCIのサイズに最も近いDCIである、回路と、
回路によるサイズアラインメント後の第1のDCIグループおよび第2のDCIグループをユーザ機器に送信するように動作する送信部と、
を含み、サイズアラインメントが、基地局とユーザ機器とに予め知られている規則に基づくものである、基地局。
【0096】
(2)第2のグループの選択されたDCIが、第1のグループのDCIのサイズより大きいサイズの第2のグループのDCIの間でそのサイズが第1のグループのDCIのサイズに最も近いDCIであり、
回路が、第1のグループのDCIのビット数をさらに増やし、増やされるビットの数が、第1のグループのDCIのサイズと第2のグループの選択されたDCIのサイズとの差に等しい、(1)に記載の基地局。
【0097】
(3)回路が、ビットをパディングすること、またはCRC(巡回冗長検査)サイズを増やすことによって第1のグループのDCIのビット数を増やす、(2)に記載の基地局。
【0098】
(4)第2のグループの選択されたDCIが、第1のグループのDCIのサイズより小さいサイズの第2のグループのDCIの間でそのサイズが第1のグループのDCIのサイズに最も近いDCIであり、
回路が、第1のグループのDCIのビット数をさらに減らし、減らされるビットの数が、第1のグループのDCIのサイズと第2のグループの選択されたDCIのサイズとの差に等しい、(1)に記載の基地局。
【0099】
(5)回路が、第1のグループのDCIの少なくとも1つのフィールドのビット数を制限することによって、または第1のグループのDCIのリソース割当の粒度を上げることによって第1のグループのDCIのビット数を減らす、(4)に記載の基地局。
【0100】
(6)第2のグループの選択されたDCIが、第1のグループのDCIのサイズより小さいサイズの第2のグループのDCIの間でそのサイズが第1のグループのDCIのサイズに最も近いDCIであり、
回路が、第2のグループの選択されたDCIにビットをさらに追加し、追加されるビットの数が、第1のグループのDCIのサイズと第2のグループの選択されたDCIのサイズとの差に等しい、(1)に記載の基地局。
【0101】
(7)回路が、ビットをパディングすることによって、または選択されたDCIの少なくとも1つのフィールドのビット数を増やすことによって第2のグループの選択されたDCIにビットを追加する、(6)に記載の基地局。
【0102】
(8)第1のDCIグループが、ユーザ機器と別のユーザ機器との間のサイドリンク送信をスケジュールするためのDCIであり、第2のDCIグループが、ユーザ機器と基地局との間の送信をスケジュールするためのDCIである、(1)に記載の基地局。
【0103】
(9)基地局から第1のDCIグループおよび第2のDCIグループを受信するように動作する受信部と、
基地局とユーザ機器とに予め知られている規則に基づいて送信および/または受信を行うように、第1のDCIグループおよび第2のDCIグループをブラインド検出するように動作する回路と、
を含み、前記規則が、ユーザ機器によって受信される前に、第1のDCIグループと第2のDCIグループとが、第1のDCIグループのDCIごとに、第1のグループのDCIのサイズが第2のDCIグループの各DCIのサイズと異なる場合に、前記規則に基づいて、第1のグループのDCIのサイズと第2のDCIグループの選択されたDCIのサイズの一方を他方と揃える工程、を含むサイズアラインメントを施されていることを指示し、第2のグループの選択されたDCIが、第1のグループのDCIのサイズより大きいサイズの第2のグループのDCIの間でそのサイズが第1のグループのDCIのサイズに最も近いDCI、または第1のグループのDCIのサイズより小さいサイズの第2のグループのDCIの間でそのサイズが第1のグループのDCIのサイズに最も近いDCIである、ユーザ機器。
【0104】
(10)第2のグループの選択されたDCIが、第1のグループのDCIのサイズより大きいサイズの第2のグループのDCIの間でそのサイズが第1のグループのDCIのサイズに最も近いDCIであり、
第1のグループのDCIのサイズと第2のDCIグループの選択されたDCIのサイズの一方を他方と揃える前記工程が、
第1のグループのDCIのビット数を増やす工程であって、増やされるビットの数が、第1のグループのDCIのサイズと第2のグループの選択されたDCIのサイズとの差に等しい工程、
を含む、(9)に記載のユーザ機器。
【0105】
(11)第1のグループのDCIのビット数を増やす前記工程が、
第1のグループのDCIにビットをパディングする工程、または第1のグループのDCIのCRCサイズを増やす工程、
を含む、(10)に記載のユーザ機器。
【0106】
(12)第2のグループの選択されたDCIが、第1のグループのDCIのサイズより小さいサイズの第2のグループのDCIの間でそのサイズが第1のグループのDCIのサイズに最も近いDCIであり、
第1のグループのDCIのサイズと第2のDCIグループの選択されたDCIのサイズの一方を他方と揃える前記工程が、
第1のグループのDCIのビット数を減らす工程であって、減らされるビットの数が、第1のグループのDCIのサイズと第2のグループの選択されたDCIのサイズとの差に等しい工程、
を含む、(9)に記載のユーザ機器。
【0107】
(13)第1のグループのDCIのビット数を減らす前記工程が、
第1のグループのDCIの少なくとも1つのフィールドのビット数を制限する工程、または第1のグループのDCIのリソース割当の粒度を上げる工程、
を含む、(12)に記載のユーザ機器。
【0108】
(14)第2のグループの選択されたDCIが、第1のグループのDCIのサイズより小さいサイズの第2のグループのDCIの間でそのサイズが第1のグループのDCIのサイズに最も近いDCIであり、
第1のグループのDCIのサイズと第2のDCIグループの選択されたDCIのサイズの一方を他方と揃える前記工程が、
第2のグループの選択されたDCIにビットを追加する工程であって、追加されるビットの数が、第1のグループのDCIのサイズと第2のグループの選択されたDCIのサイズとの差に等しい工程、
を含む、(9)に記載のユーザ機器。
【0109】
(15)第2のグループの選択されたDCIにビットを追加する前記工程が、
第2のグループの選択されたDCIにビットをパディングする工程、または選択されたDCIの少なくとも1つのフィールドのビット数を増やす工程、
を含む、(14)に記載のユーザ機器。
【0110】
(16)第1のDCIグループが、ユーザ機器と別のユーザ機器との間のサイドリンク送信をスケジュールするためのDCIであり、第2のDCIグループが、ユーザ機器と基地局との間の送信をスケジュールするためのDCIである、(9)に記載のユーザ機器。
【0111】
(17)第1のDCIグループのDCI(下り制御情報)ごとに、第1のグループのDCIのサイズが第2のDCIグループの各DCIのサイズと異なる場合に、第1のグループのDCIのサイズと第2のDCIグループの選択されたDCIのサイズの一方を他方と揃える工程であって、第2のグループの選択されたDCIが、第1のグループのDCIのサイズより大きいサイズの第2のグループのDCIの間でそのサイズが第1のグループのDCIのサイズに最も近いDCI、または第1のグループのDCIのサイズより小さいサイズの第2のグループのDCIの間でそのサイズが第1のグループのDCIのサイズに最も近いDCIである、工程と、
サイズアラインメント後の第1のDCIグループおよび第2のDCIグループをユーザ機器に送信する工程と、
を含み、サイズアラインメントが、基地局とユーザ機器とに予め知られている規則に基づくものである、基地局のための無線通信方法。
【0112】
(18)第2のグループの選択されたDCIが、第1のグループのDCIのサイズより大きいサイズの第2のグループのDCIの間でそのサイズが第1のグループのDCIのサイズに最も近いDCIであり、
第1のグループのDCIのサイズと第2のDCIグループの選択されたDCIのサイズの一方を他方と揃える前記工程が、
第1のグループのDCIのビット数を増やす工程であって、増やされるビットの数が、第1のグループのDCIのサイズと第2のグループの選択されたDCIのサイズとの差に等しい、工程、
を含む、(17)に記載の無線通信方法。
【0113】
(19)第1のグループのDCIのビット数を増やす前記工程が、
第1のグループのDCIにビットをパディングする工程、または第1のグループのDCIのCRCサイズを増やす工程、
を含む、(18)に記載の無線通信方法。
【0114】
(20)第2のグループの選択されたDCIが、第1のグループのDCIのサイズより小さいサイズの第2のグループのDCIの間でそのサイズが第1のグループのDCIのサイズに最も近いDCIであり、
第1のグループのDCIのサイズと第2のDCIグループの選択されたDCIのサイズの一方を他方と揃える前記工程が、
第1のグループのDCIのビット数を減らす工程であって、減らされるビットの数が、第1のグループのDCIのサイズと第2のグループの選択されたDCIのサイズとの差に等しい、工程、
を含む、(17)に記載の無線通信方法。
【0115】
(21)第1のグループのDCIのビット数を減らす前記工程が、
第1のグループのDCIの少なくとも1つのフィールドのビット数を制限する工程、または第1のグループのDCIのリソース割当の粒度を上げる工程、
を含む、(20)に記載の無線通信方法。
【0116】
(22)第2のグループの選択されたDCIが、第1のグループのDCIのサイズより小さいサイズの第2のグループのDCIの間でそのサイズが第1のグループのDCIのサイズに最も近いDCIであり、
第1のグループのDCIのサイズと第2のDCIグループの選択されたDCIのサイズの一方を他方と揃える前記工程が、
第2のグループの選択されたDCIにビットを追加する工程であって、追加されるビットの数が、第1のグループのDCIのサイズと第2のグループの選択されたDCIのサイズとの差に等しい、工程、
を含む、(17)に記載の無線通信方法。
【0117】
(23)第2のグループの選択されたDCIにビットを追加する前記工程が、
第2のグループの選択されたDCIにビットをパディングする工程、または選択されたDCIの少なくとも1つのフィールドのビット数を増やす工程、
を含む、(22)に記載の無線通信方法。
【0118】
(24)第1のDCIグループが、ユーザ機器と別のユーザ機器との間のサイドリンク送信をスケジュールするためのDCIであり、第2のDCIグループが、ユーザ機器と基地局との間の送信をスケジュールするためのDCIである、(17)に記載の無線通信方法。
【0119】
(25)基地局から第1のDCIグループおよび第2のDCIグループを受信する工程と、
基地局とユーザ機器とに予め知られている規則に基づいて送信および/または受信を行うように第1のDCIグループおよび第2のDCIグループをブラインド検出する工程と、
を含み、前記規則が、ユーザ機器によって受信される前に、第1のDCIグループと第2のDCIグループとが、第1のDCIグループのDCIごとに、第1のグループのDCIのサイズが第2のDCIグループの各DCIのサイズと異なる場合に、前記規則に基づいて、第1のグループのDCIのサイズと第2のDCIグループの選択されたDCIのサイズの一方を他方と揃える工程、を含むサイズアラインメントを施されていることを指示し、第2のグループの選択されたDCIが、第1のグループのDCIのサイズより大きいサイズの第2のグループのDCIの間でそのサイズが第1のグループのDCIのサイズに最も近いDCI、または第1のグループのDCIのサイズより小さいサイズの第2のグループのDCIの間でそのサイズが第1のグループのDCIのサイズに最も近いDCIである、ユーザ機器のための無線通信方法。
【0120】
(26)第2のグループの選択されたDCIが、第1のグループのDCIのサイズより大きいサイズの第2のグループのDCIの間でそのサイズが第1のグループのDCIのサイズに最も近いDCIであり、
第1のグループのDCIのサイズと第2のDCIグループの選択されたDCIのサイズの一方を他方と揃える前記工程が、
第1のグループのDCIのビット数を増やす工程であって、増やされるビットの数が、第1のグループのDCIのサイズと第2のグループの選択されたDCIのサイズとの差に等しい、工程、
を含む、(25)に記載の無線通信方法。
【0121】
(27)第1のグループのDCIのビット数を増やす前記工程が、
第1のグループのDCIにビットをパディングする工程、または第1のグループのDCIのCRCサイズを増やす工程、
を含む、(26)に記載の無線通信方法。
【0122】
(28)第2のグループの選択されたDCIが、第1のグループのDCIのサイズより小さいサイズの第2のグループのDCIの間でそのサイズが第1のグループのDCIのサイズに最も近いDCIであり、
第1のグループのDCIのサイズと第2のDCIグループの選択されたDCIのサイズの一方を他方と揃える前記工程が、
第1のグループのDCIのビット数を減らす工程であって、減らされるビットの数が、第1のグループのDCIのサイズと第2のグループの選択されたDCIのサイズとの差に等しい、工程、
を含む、(25)に記載の無線通信方法。
【0123】
(29)第1のグループのDCIのビット数を減らす前記工程が、
第1のグループのDCIの少なくとも1つのフィールドのビット数を制限する工程、または第1のグループのDCIのリソース割当の粒度を上げる工程、
を含む、(28)に記載の無線通信方法。
【0124】
(30)第2のグループの選択されたDCIが、第1のグループのDCIのサイズより小さいサイズの第2のグループのDCIの間でそのサイズが第1のグループのDCIのサイズに最も近いDCIであり、
第1のグループのDCIのサイズと第2のDCIグループの選択されたDCIのサイズの一方を他方と揃える前記工程が、
第2のグループの選択されたDCIにビットを追加する工程であって、追加されるビットの数が、第1のグループのDCIのサイズと第2のグループの選択されたDCIのサイズとの差に等しい、工程、
を含む、(25)に記載の無線通信方法。
【0125】
(31)第2のグループの選択されたDCIにビットを追加する前記工程が、
第2のグループの選択されたDCIにビットをパディングする工程、または選択されたDCIの少なくとも1つのフィールドのビット数を増やす工程、
を含む、(30)に記載の無線通信方法。
【0126】
(32)第1のDCIグループが、ユーザ機器と別のユーザ機器との間のサイドリンク送信をスケジュールするためのDCIであり、第2のDCIグループが、ユーザ機器と基地局との間の送信をスケジュールするためのDCIである、(25)に記載の無線通信方法。