【文献】
金田正哉ほか2名,生体情報収集システムにおける位置情報に依存したサービスの研究,マルチメディア,分散,協調とモバイル(DICOMO 2001)シンポジウム論文集,社団法人情報処理学会,2001年6月27日発行,Vol.2001,No.7,pp.609−614
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
呼び出し機器と、呼び出し機器サーバーと、前記呼び出し機器と前記呼び出し機器サーバーとにそれぞれ接続されたソーシャルサーバーと、前記ソーシャルサーバーをバックグラウンドサーバーとするソーシャルクライアントとを含む救助システムに応用される救助方法であって、
車両が衝突した場合、前記車両における呼び出し機器が、地理位置と前記呼び出し機器の機器マークを取得することと、
前記呼び出し機器が、前記ソーシャルサーバーに少なくとも前記地理位置と前記機器マークとを含む救援要求を送信することと、
前記ソーシャルサーバーが、前記呼び出し機器から送信された前記救援要求を受信することと、
前記ソーシャルサーバーが、前記機器マークに関連付けられたソーシャルクライアントを確定し、前記ソーシャルクライアントに前記救援要求を送信することと、前記ソーシャルサーバーが前記機器マークに関連付けられたソーシャルクライアントを確定することが、前記ソーシャルサーバーが予め記憶されたマッピング関係に基づいて前記機器マークに対応する授権リストを確定することと、前記マッピング関係は機器マークと授権リストとの間の対応関係を記録するために用いられ、前記授権リストは車両が衝突した時に救援要求を受信する少なくとも1つのソーシャルアカウントを記録するために用いられ、前記ソーシャルサーバーが、前記授権リストに記録されたソーシャルアカウントが登録されている各ソーシャルクライアントを確定することと、を含み、
前記ソーシャルクライアントが、前記ソーシャルサーバーから送信された前記救援要求を受信することと、
前記ソーシャルサーバーが、前記呼び出し機器サーバーに前記救援要求を送信することと、
前記呼び出し機器サーバーが、前記ソーシャルサーバーから送信された前記救援要求を受信することと、
前記呼び出し機器サーバーが、前記救援要求に基づいて、救援隊員に前記地理位置に行って救援するように指示することと、
前記呼び出し機器サーバーが、前記ソーシャルサーバーに救援進捗と前記機器マークを送信することと、
前記ソーシャルサーバーが、前記救援進捗と前記機器マークを受信することと、
前記ソーシャルサーバーが、前記機器マークに関連付けられたソーシャルクライアントを確定して、前記ソーシャルクライアントに前記救援進捗を送信することと、
を含む救助方法。
呼び出し機器と、呼び出し機器サーバーと、前記呼び出し機器と前記呼び出し機器サーバーにそれぞれ接続されたソーシャルサーバーと、前記ソーシャルサーバーをバックグラウンドサーバーとするソーシャルクライアントと、を含む救助システムであって、
車両が衝突した場合、地理位置と前記呼び出し機器の機器マークを取得するように構成された前記車両における呼び出し機器と、
前記ソーシャルサーバーに少なくとも前記地理位置と前記機器マークとを含む救援要求を送信するように構成された前記呼び出し機器と、
前記呼び出し機器から送信された前記救援要求を受信するように構成された前記ソーシャルサーバーと、
前記機器マークに関連付けられたソーシャルクライアントを確定し、前記ソーシャルクライアントに前記救援要求を送信するように構成された前記ソーシャルサーバーと、前記ソーシャルサーバーは、予め記憶されたマッピング関係に基づいて、前記機器マークに対応する授権リストを確定し、前記ソーシャルサーバーが、前記授権リストに記録されたソーシャルアカウントに登録されている各ソーシャルクライアントを確定するように構成され、前記マッピング関係は機器マークと授権リストとの間の対応関係を記録するために用いられ、前記授権リストは車両が衝突した時に救援要求を受信する少なくとも1つのソーシャルアカウントを記録するために用いられ、
前記ソーシャルサーバーから送信された前記救援要求を受信するように構成された前記ソーシャルクライアントと、
前記呼び出し機器サーバーに前記救援要求送信するように構成された前記ソーシャルサーバーと、
前記ソーシャルサーバーから送信された前記救援要求を受信するように構成された前記呼び出し機器サーバーと、
前記救援要求に基づいて、救援隊員に前記地理位置に行って救援するように指示するように構成された前記呼び出し機器サーバーと、を含む救助システムであって、
前記呼び出し機器サーバーがさらに、前記ソーシャルサーバーに救援進捗と前記機器マークを送信するように構成され、
前記ソーシャルサーバーがさらに、前記救援進捗と前記機器マークを受信するように構成され、
前記ソーシャルサーバーは、前記機器マークに関連付けられたソーシャルクライアントを確定して、前記ソーシャルクライアントに前記救援進捗を送信するように構成された
救助システム。
【発明を実施するための形態】
【0015】
本発明の目的、技術案とメリットを一層明確化するため、以下、図面を結合して本発明の実施形態をさらに詳しく説明する。
【0016】
図1―1を参照すると、本発明の実施例で提供する実施環境の構成を示す。該実施環境は、呼び出し機器110と、呼び出し機器サーバー120と、端末130と、ソーシャルサーバー140とを含み、ここで、
呼び出し機器110は車両150に装着され、データ伝送能力を有する。例えば、呼び出し機器はecall機器であることができる。ここで、車両150は歩き代わりの機能を有する運転工具、例えば自動車、自転車、電動車、車いす等等である。
【0017】
呼び出し機器サーバー120は呼び出し機器110のバックグラウンドサーバーで、データ伝送能力を有する。また、呼び出し機器サーバー120が呼び出し機器サービスプロバイダにモニターされ、且つ表示機能を有し、呼び出し機器サーバー120が救援要求を受信して表示した場合、呼び出し機器サービスプロバイダが救援要求に基いて車両衝突地点に行って救助するように救援隊員を手配することができる。
【0018】
端末130はデータ伝送能力を有し、且つ端末130にソーシャルクライアントが装着されている。ここで、ソーシャルクライアントは、例えばMSN、WeChat、QQ等等の即時通信タイプのアプリケーションである。
【0019】
ソーシャルサーバー140は、ソーシャルクライアントのバックグラウンドサーバーで、一つのサーバー又は複数のサーバーからなるサーバー集合又はクラウドセンターであることができる。ここで、ソーシャルサーバー140に呼び出し機器の機器マークと車両が衝突した時に救援要求を受信するソーシャルアカウントとのマッピング関係が記憶されている。
【0020】
呼び出し機器110とソーシャルサーバー140とは無線ネットワークを介して接続される。
【0021】
呼び出し機器サーバー120とソーシャルサーバー140とは、有線ネットワーク又は無線ネットワーク又はデータ伝送線を介して接続される。
【0022】
少なくとも一つの端末130におけるソーシャルクライアントとソーシャルサーバー140は有線ネットワーク又は無線ネットワーク又はデータ伝送線を介して接続される。
【0023】
図2を参照すると、本発明の一例示的な実施例で提供する救助方法を示すフローチャートである。本実施例は該救助方法を
図1−1に示す実施環境に応用する場合を例に説明する。該救助方法はステップ201〜ステップ208を含む。
【0024】
ステップ201において、車両が衝突した場合、車両における呼び出し機器が地理位置と呼び出し機器の機器マークを取得する。
【0025】
車両が衝突した場合、車両における呼び出し機器が、該車両が衝突した地点の地理位置と該呼び出し機器の機器マークを取得する。
【0026】
ステップ202において、呼び出し機器が、ソーシャルサーバーに救援要求を送信し、救援要求は少なくとも地理位置と機器マークを含む。
【0027】
ステップ203において、ソーシャルサーバーが、呼び出し機器から送信された救援要求を受信する。
【0028】
ステップ204において、ソーシャルサーバーが、機器マークに関連つけられたソーシャルクライアントを確定し、ソーシャルクライアントに救援要求を送信する。
【0029】
ソーシャルサーバーが、受信した救援要求に含まれた機器マークに基いて、機器マークに関連つけられたソーシャルクライアントを確定して、確定されたソーシャルクライアントに救援要求を送信する。
【0030】
ステップ205において、ソーシャルクライアントが、ソーシャルサーバーから送信された救援要求を受信する。
【0031】
ステップ206において、ソーシャルサーバーが、呼び出し機器サーバーに救援要求を送信する。
【0032】
ステップ207において、呼び出し機器サーバーが、ソーシャルサーバーから送信された救援要求を受信する。
【0033】
ステップ208において、呼び出し機器サーバーが、救援要求に基いて、救援隊員に該地理位置に行って救助するように指示する。
【0034】
尚、ステップ206乃至ステップ207をステップ204乃至ステップ205の前に実行することもでき、又はステップ204乃至ステップ205と同時に実行することもでき、本実施例においては特に限定しない。
【0035】
ここで、ステップ201と202を呼び出し機器側の実施例として単独に実施することができ、ステップ203、204、206をソーシャルサーバー側の実施例として単独に実施することもでき、ステップ207と208を呼び出し機器サーバー側の実施例として単独に実施することもできる。
【0036】
また、呼び出し機器サーバーは、ソーシャルサーバーから送信された救援要求を受信した後、救援要求に基いて、救援隊員に車両が衝突した地点である地理位置に行って救援するように指示する。
【0037】
上述のように、本発明の実施例で提供する救助方法によると、車両が衝突した場合、車両における呼び出し機器が地理位置と呼び出し機器の機器マークを取得し、そして、呼び出し機器がソーシャルサーバーに救援要求を送信し、ソーシャルサーバーが受信した救援要求に基いて、機器マークに関連つけられたソーシャルクライアントを確定した後、ソーシャルクライアントに救援要求を送信し、ソーシャルサーバーが呼び出し機器サーバーに救援要求を送信し、呼び出し機器サーバーが受信した救援要求に基いて、救援隊員に救援を指示する。車両が衝突した時に、呼び出し機器によってソーシャルサーバーに救援要求を送信し、そしてソーシャルサーバーがソーシャルクライアントと呼び出し機器サーバーに援要求を送信することで、車両主人が呼び出し機器で救助する必要がなく、車両主人が救助できない又は他の救援隊員が即時に到着できないことで救援の最適な機会を失ってしまう問題を回避し、直ちに車両主人の友人に通知し、友人の注目を集めることができ、救助効率を向上させ、死亡率を低下させる効果を実現できる。
【0038】
図3を参照すると、本発明の他の例示的な実施例で提供する救助方法を示すフローチャートである。本実施例は該救助方法を
図1−1に示す実施環境に応用する場合を例に説明する。該救助方法はステップ301〜ステップ311を含む。
【0039】
ステップ301において、車両が衝突した場合、車両における呼び出し機器が、地理位置と呼び出し機器の機器マークを取得する。
【0040】
ここで、呼び出し機器に重力センサー(Gravity−sensor、G−sensor)が装着されていて、呼び出し機器は重力センサーによって車両の加速力の変化を検出して、加速力の変化に基いて、車両が衝突したか否かを確定することができ、加速力は物理的に加速中に物体に作用される力で、物体が揺れたり、落ちたり、上昇したり、下がる等の移動変化時に重力センサーによって電気信号に変換される。車両が走行中に衝突した場合、重力センサーが車両の加速力の変化を電気信号に変換して、該電気信号を呼び出し機器に送信し、呼び出し機器が電気信号に基いて車両が衝突したか否かを確定する。
【0041】
呼び出し機器が車両が衝突したと確定した時に、該車両が衝突した地点の地理位置と該呼び出し機器の機器マークを取得する。具体的に、呼び出し機器は全地球測位システム(Global Positioning System、GPS)を介して、又はデータサービスを提供する基地局等を介する方式で地位位置を取得することができる。例えば、
図1−2を参照すると、車両が意外に衝突した場合、呼び出し機器110をトリガーすることができ、この時、呼び出し機器110はGPS又は基地局を介して車両の現在の地理位置を取得する。
【0042】
ステップ302において、呼び出し機器が、車両の衝突程度を取得する。
【0043】
また、呼び出し機器が重力センサーで車両の衝突程度を取得することもできる。可能な実施形態において、呼び出し機器は、重力センサーによって変換された電気信号と衝突程度の計算式に従って計算して衝突程度の具体的な数値を得ることができる。他の可能な実施形態において、呼び出し機器は重力センサーによって変換された電気信号に基いて衝突程度のレベルを確定することもでき、例えば、ある範囲内の電気信号の数値に対応する衝突程度は同じレベルである。
【0044】
ステップ303において、呼び出し機器が、衝突程度が所定の閾値を超えるか否かを検出する。
【0045】
一部の衝突の衝突程度は車両主人に傷つけることがなく、車両主人が継続して運転することができるので、呼び出し機器が頻繁にソーシャルサーバーに救援要求を送信してリソースをある程度浪費することを回避するため、呼び出し機器が衝突程度が所定の閾値を超えるか否かを検出し、衝突程度が所定の閾値を超えると、ソーシャルサーバーが救援要求を送信し、衝突程度が所定の閾値以下であると、ソーシャルサーバーに救援要求を送信しない。
【0046】
ここで、所定の閾値はユーザが予め設定したものであって、又は呼び出し機器でデフォルトの数値であって、本実施例においては特に限定しない。
【0047】
例えば、呼び出し機器は、車両の規格及び車両の耐衝突力に基いてデフォルトの所定の閾値を設定することができる。
【0048】
ステップ304において、衝突程度が所定の閾値を超えると、呼び出し機器が、ソーシャルサーバーに地理位置、機器マークと衝突程度を含む救援要求を送信する。
【0049】
具体的に、呼び出し機器から送信された救援要求は言語ロジックに符合する文句であることができ、地理位置、機器マークと衝突程度を表すことのできる幾つかの短い句であることもできる。つまり、呼び出し機器が車両の衝突が一定の閾値を超えたと確定した後、自動的に、地理位置、機器マーク、衝突程度等の情報に基いて、カプセルかして救援要求を得る。
【0050】
例えば、車両が衝突した地点の地理位置が北緯31.5685、東経120.3841で、機器マークが2Qで、衝突程度が3級であると、呼び出し機器から送信された救援要求は、呼び出し機器2Qに対応する車両がxx市xxビルで3級の衝突事件があったや、又は、北緯31.5685、東経120.3841、2Q、3級であることができる。
【0051】
衝突程度が所定の閾値未満であると、呼び出し機器は、ソーシャルサーバーに救援要求を送信しない。
【0052】
また、衝突程度が所定の閾値未満であると、呼び出し機器は、呼び出し機器サーバーに車両の衝突状況を即時にフィードバックするため、呼び出し機器サーバーに地理位置、機器マーク、衝突程度を含む救援要求を送信し、呼び出し機器サーバーが救援要求を受信した後、呼び出し機器サーバーをモニターするバックグラウンド職員によって後続で救援作業を行うか否かを決定することもできる。
【0053】
尚、車両が衝突した場合、呼び出し機器はさらに、衝突程度が所定の閾値を超えるか否かを検出せずに、直接、地理位置と呼び出し機器の機器マークを取得して、地理位置と機器マークを含む救援要求をソーシャルサーバーに送信することもでき、この場合、ステップ302乃至ステップ304は実行しない。ここで、機器マークが車両に対応するマーク情報であることができ、例えば、車両のナンバープレート番号などの唯一の識別情報であることができる。
【0054】
ステップ305において、ソーシャルサーバーが、呼び出し機器から送信された救援要求を受信する。例えば、
図1−2を参照すると、呼び出し機器110によってソーシャルサーバー140に救援要求を報告し、救援要求に少なくとも地理位置を含む。
【0055】
ステップ306において、ソーシャルサーバーが、予め記憶されたマッピング関係に基いて、機器マークに対応する授権リストを確定する。
【0056】
マッピング関係は機器マークと授権リストとの間の対応関係を記録し、授権リストは車両が衝突した時に救援要求を受信するソーシャルアカウントを記録する。ここで、一つの機器マークに対応する授権リストに記録されたソーシャルアカウントは少なくとも一つである。例えば、授権リストに記録されたソーシャルアカウントは車両主人の友人それぞれのソーシャルアカウントであることができる。
【0057】
下表に、ソーシャルサーバーに予め記憶されたマッピング関係の一部を例示的に示す。
【0059】
また、車両主人はソーシャルクライアントを介して、機器マークとソーシャルアカウントとを関連つけることができる。例えば、車両主人がソーシャルクライアントに呼び出し機器の機器マークを追加してから、選択されたソーシャルアカウントにソーシャルアカウントと機器マークとを関連つける要求を送信し、ソーシャルアカウントが機器マークと関連つけると確定すると、ソーシャルサーバーがソーシャルアカウントを機器マークに対応する授権リストに追加する。又は、車両主人がソーシャルクライアントに呼び出し機器の機器マークを追加した後、ソーシャルサーバーが車両主人のソーシャルアカウント中の連絡頻度が一定の条件を満たすソーシャルアカウントを授権リストに追加することもでき、該プロセスは追加されるソーシャルアカウントによる確認を必要とすることができれば、追加されるソーシャルアカウントによる確認を必要としないこともできる。又は、車両主人がソーシャルクライアントに呼び出し機器の機器マークを追加した後、ソーシャルクライアントが特定のグループ、例えば親戚グループにおけるソーシャルアカウントを授権リストに追加することもでき、該プロセスは追加されるソーシャルアカウントによる確認を必要とすることができれば、追加されるソーシャルアカウントによる確認を必要としないこともできる。
【0060】
ステップ307において、ソーシャルサーバーが、各ソーシャルクライアントを確認し、各ソーシャルクライアントに授権リストに記録されたソーシャルアカウントが登録されている。
【0061】
ソーシャルサーバーが授権リストを確定した後、授権リストにおけるソーシャルアカウントを取得して、授権リストに記録されたソーシャルアカウントが登録されたソーシャルクライアントを確定することができる。
【0062】
ステップ308において、ソーシャルサーバーが、ソーシャルクライアントに救援要求を送信する。
【0063】
また、ソーシャルクライアントを使用するユーザが容易に救援信息を閲覧するように、ソーシャルサーバーがソーシャルクライアントに送信する救援要求は言語ロジックに符合する文句であることができる。
【0064】
ステップ309において、ソーシャルクライアントが、ソーシャルサーバーから送信された救援要求を受信する。ここで、ソーシャルクライアントは即時通信タイプのアプリケーションで、例えば、MSN、WeChat、QQ等等である。例えば、
図1−2に示すように、ソーシャルクライアントとしての端末130は、即時通信Aを介して救援要求を受信する。
【0065】
ステップ310において、ソーシャルサーバーが、呼び出し機器サーバーに救援要求を送信する。
【0066】
ステップ311において、呼び出し機器サーバーが、ソーシャルサーバーから送信された救援要求を受信する。
【0067】
尚、ステップ310乃至上記ステップ311をステップ308乃至ステップ309の前に実行することができ、ステップ308乃至ステップ309と同時に実行することもできる。
【0068】
ステップ312において、呼び出し機器
サーバーは、救援要求に基いて、救援隊員に該地理位置に行って救助するように指示する。例えば、
図1−2に示すように、救援ステーションで対応する地理位置に救援隊員を手配するように、救援要求を救援ステーション又は救援隊員に送信して、又は、救援隊員が直接に地理位置に応じてどこで救援するかを確定するように救援要求を直接に救援隊員に送信する。
【0069】
ステップ313において、呼び出し機器サーバーが、ソーシャルサーバーに救援進捗と機器マークを送信する。
【0070】
また、呼び出し機器サーバーが、救援要求を受信した後、救援隊員に衝突が発生した地理位置に行って救援するように指示し、又は、バックグラウンドの職員が衝突が発生した地理位置に行って救援するように救援隊員を手配し、救援隊員が、さらに救援進捗と機器マークを呼び出し機器サーバーにフィードバックし、呼び出し機器サーバーがソーシャルサーバーに救援進捗と機器マークを送信することもできる。
【0071】
また、救援進捗は、救援隊員が車両衝突事件についての救援状態を表すことができ、例えば、救援進捗は事故地点ヘ行く途中である、又はまもなく事故地点に到着する、又は既に事故地点に到着した、又は車両主人を病院に送ったであることができる。
【0072】
ステップ314において、ソーシャルサーバーが、救援進捗と機器マークを受信する。
【0073】
ステップ315において、ソーシャルサーバーが、機器マークに関連つけられたソーシャルクライアントを確定し、またソーシャルクライアントに救援進捗を送信する。
【0074】
ソーシャルサーバーが機器マークに関連つけられたソーシャルクライアントを確定する具体的な実現方式は、上記ステップ306乃至ステップ307のとおりで、ここでは詳細な説明を省略する。
【0075】
ソーシャルサーバーが授権リスト中のソーシャルアカウントを登録したソーシャルクライアントに救援進捗を送信して、ソーシャルクライアントを使用するユーザが即時に救援進捗を把握できる。例えば、
図1−2を参照すると、左側のクライアントは「事故地点に行く途中である」との救援進捗を表示できる。
【0076】
また、ソーシャルサーバーが授権リスト中のソーシャルアカウントを登録した全てのソーシャルクライアントに救援進捗を送信し、又は、ソーシャルサーバーが授権リスト中のソーシャルアカウントを登録した一部のソーシャルクライアントに救援進捗を送信する。
【0077】
ステップ316において、ソーシャルクライアントが、ソーシャルサーバーから送信された救援進捗を受信する。
【0078】
ここで、ステップ301乃至ステップ304を呼び出し機器側の実施例として単独に実現することができ、ステップ305乃至ステップ308、ステップ310、ステップ314乃至ステップ315をソーシャルサーバー側の実施例として単独に実現することもでき、ステップ311乃至ステップ313を呼び出し機器サーバー側の実施例として単独に実現することができる。
【0079】
上記のように、本発明の実施例で提供する救助方法によると、車両が衝突した場合、車両における呼び出し機器が地理位置と呼び出し機器の機器マークを取得し、そして呼び出し機器がソーシャルサーバーに救援要求を送信し、ソーシャルサーバーが受信した救援要求に基づいて機器マークに関連つけられたソーシャルクライアントを確定した後、ソーシャルクライアントに救援要求を送信し、ソーシャルサーバーがさらに呼び出し機器サーバーに救援要求を送信し、呼び出し機器サーバーが受信した救援要求に基づいて救援隊員に救援を指示する。車両が衝突した時に、呼び出し機器によってソーシャルサーバーに救援要求を送信し、そしてソーシャルサーバーがソーシャルクライアントと呼び出し機器サーバーに救援要求を送信して、車両主人が呼び出し機器で救助する必要がなく、車両主人が救助できない又は他の救援隊員が即時に到着できないことで救援の最適な機会を失ってしまう問題を回避し、直ちに車両主人の友人に通知し、友人の注目を集めることができ、救助効率を向上させ、死亡率を低下させる効果を実現できる。
【0080】
図2又は
図3に示す実施例に基づく選択可能な実施例において、ユーザはさらに、ソーシャルクライアントを介して主動的に救援進捗を問い合わせることもでき、即ち、
図4に示すように、ステップ311の後に、ステップ401〜ステップ409をさらに含むことができる。
【0081】
ステップ401において、ソーシャルクライアントがソーシャルサーバーに救援進捗問い合わせ要求を送信する。
【0082】
救援進捗問い合わせ要求は、少なくとも機器マークとソーシャルクライアントに登録されたソーシャルアカウントを含み、ソーシャルアカウントは授権リストに記録されたソーシャルアカウントである。
【0083】
また、ソーシャルアカウントに対応するユーザがソーシャルクライアントで機器マークと救援進捗を問い合わせする文句を入力し、ソーシャルクライアントがユーザが入力した文句に基づいて救援進捗問い合わせ要求を生成して、ソーシャルサーバーに救援進捗問い合わせ要求を送信し、又は、ユーザがソーシャルクライアントで救援進捗を問い合わせするショートカットをトリガーし、ソーシャルクライアントがその前に受信した機器マークに基づいて自動に救援進捗問い合わせ要求を生成して、ソーシャルサーバーに救援進捗問い合わせ要求を送信することもできる。
【0084】
例えば、ソーシャルサーバーがその前に既にソーシャルクライアントに機器マークを含むQ2の救援要求を送信したことがあるので、ユーザがソーシャルクライアントで「救援進捗問い合わせ、Q2」を入力すると、ソーシャルクライアントは自動に少なくとも機器マークとソーシャルクライアントにおけるソーシャルクライアントに登録されたソーシャルアカウントの救援進捗問い合わせ要求を生成して、ソーシャルサーバーに救援進捗問い合わせ要求を送信し、又は、ユーザがソーシャルクライアントで問い合わせ救援進捗のショートカットをトリガーすると、ソーシャルクライアントがソーシャルクライアントがその前に受信した機器マークQ2に基づいて、少なくとも機器マークとソーシャルクライアントにおけるソーシャルクライアントに登録されたソーシャルアカウントの救援進捗問い合わせ要求を生成して、ソーシャルサーバーに救援進捗問い合わせ要求を送信することもできる。
【0085】
ステップ402において、ソーシャルサーバーが、ソーシャルクライアントから送信された救援進捗問い合わせ要求を受信する。
【0086】
ステップ403において、ソーシャルサーバーが、呼び出し機器サーバーに救援進捗問い合わせ要求を送信する。
【0087】
ステップ404において、呼び出し機器サーバーが、救援進捗問い合わせ要求を受信する。
【0088】
ステップ405において、呼び出し機器サーバーが、救援進捗問い合わせ要求に含まれた機器マークに基づいて、救援進捗を確定する。
【0089】
また、呼び出し機器サーバーが機器マークに対応する救援隊員に救援進捗問い合わせを送信し、救援隊員が救援進捗問い合わせを受信した後、呼び出し機器サーバーに救援進捗をフィードバックすることもでき、ここで、救援進捗問い合わせは呼び出し機器サーバーが直接に救援隊員に送信することができれば、呼び出し機器サーバーのバックグラウンド職員が救援隊員に送信することもでき、同様に、救援隊員は直接に呼び出し機器サーバーに救援進捗をフィードバックすることができれば、呼び出し機器サーバーのバックグラウンド職員を介して呼救援進捗をフィードバックすることもできる。
【0090】
ステップ406において、呼び出し機器サーバーが、ソーシャルサーバーに救援進捗と機器マークを送信する。
【0091】
ステップ407において、ソーシャルサーバーが、救援進捗と機器マークを受信する。
【0092】
ステップ408において、ソーシャルサーバーが機器マークに基づいて、救援進捗問い合わせ要求を確定し、救援進捗問い合わせ要求に含まれたソーシャルアカウントに基づいて、ソーシャルクライアントを確定する。
【0093】
ステップ409において、ソーシャルサーバーが、ソーシャルクライアントに救援進捗を送信する。
【0094】
通常、ソーシャルサーバーは救援進捗問い合わせ要求を送信したソーシャルアカウントに対応するソーシャルクライアントのみへ救援進捗を送信する。可能な実施形態において、ソーシャルサーバーは機器マークに対応する授権リスト中の全てのソーシャルアカウントに対応するソーシャルクライアントに救援進捗を送信することもできる。
【0095】
対応して、ソーシャルクライアントは、ソーシャルサーバーから送信された救援進捗を受信する。
【0096】
そして、本発明の実施例で提供する救助方法によると、さらに、ソーシャルクライアントを介してソーシャルサーバーに救援進捗問い合わせ要求を送信し、ソーシャルサーバーは救援進捗問い合わせ要求を送信したソーシャルクライアントのみへ救援進捗をフィードバックして、ユーザが即時に救援進捗を問い合わせして、即時に救援進捗の関連情報を取得でき、サーバーは特定のソーシャルクライアントのみへ救援進捗をフィードバックして、ソーシャルサーバーがさらに高速に処理して情報を送信するに有利であって、ソーシャルサーバーのリソースを節約できる。
【0097】
尚、本発明の実施例で提供する救助方法によると、さらに、
図3に示す実施例におけるステップ301乃至ステップ311と、
図4に示す実施例におけるステップ401乃至ステップ409のみを実行することもできる。当業者は実際の需要に応じて、上記ステップを自由に組み合わせて、他の実施形態を得ることができ、ここでは詳細な説明を省略する。
【0098】
例示的な例において、衝突事件が発生した車両が自動車で、車両主人は王さんで、車両に装着された呼び出し機器がecall機器で、ecall機器の機器マークはE1で、ソーシャルクライアントはQQで、ソーシャルサーバーはQQサーバーで、呼び出し機器サーバーはecallサーバーである場合を例とし、
図5Aに示すように、該救助方法はステップ501〜ステップ523を含む。
【0099】
ステップ501において、車両が衝突した場合、車両におけるecall機器が地理位置とecall機器の機器マークを取得する。
【0100】
ecall機器は、重力センサーから送信された電気信号に基づいて、該自動車が衝突したと判断し、GPSを介して衝突が発生した地理位置が北緯31.5685、東経120.3841であると取得し、取得した機器マークはE1である。
【0101】
ステップ502において、ecall機器が車両の衝突程度を取得する。
【0102】
ecall機器は、電気信号から自動車の衝突程度が3級であることを計算する。
【0103】
ステップ503において、ecall機器が衝突程度が所定の閾値を超えるか否かを検出する。
【0104】
所定の閾値が2級であるとすると、ecall機器は該自動車の衝突程度が2級を超えると検出する。
【0105】
ステップ504において、ecall機器がQQサーバーに地理位置、機器マークと衝突程度を含む救援要求を送信する。
【0106】
ecall機器がQQサーバーに送信した救援要求は、ecall機器E1に対応する自動車が北緯31.5685、東経120.3841で3級衝突事件が発生し、直ちの救援を要求する、ことである。
【0107】
ステップ505において、QQサーバーが、ecall機器から送信された救援要求を受信する。
【0108】
ステップ506において、QQサーバーが予め記憶されたマッピング関係に基づいて、E1に対応する授権リストを確定する。
【0109】
QQサーバー中のE1に対応する授権リストに三つのQQ番号が記録されていて、それぞれ李さん、王先生、小華である。
【0110】
ステップ507において、QQサーバーは、各QQクライアントを確定し、各QQクライアントに授権リストに記録されたQQ番号が登録されている。
【0111】
QQサーバーは、三つのQQクライアントを確定し、当該三つのQQクライアントにそれぞれQQ番号李さん、王先生、小華が登録されていて、当該三つのQQ番号がそれぞれ王さんの妻、父親、息子に対応する。
【0112】
ステップ508において、QQサーバーがQQクライアントに救援要求を送信する。
【0113】
QQサーバーは、受信した救援要求における地理位置の経度と緯度に基づいて、地理位置を具体的な地点名に変換して、それぞれQQ番号を登録した李さん、王先生、小華のQQクライアントに救援要求を送信する。
【0114】
ステップ509において、QQクライアントが、QQサーバーから送信された救援要求を受信する。
【0115】
図5Bに示すように、李さんのQQクライアントがQQサーバーから送信された救援要求を受信し、救援要求は51に示すように「呼び出し機器E1に対応する自動車が格陵市幸福大道23号付近で3級衝突事件が発生し、救援を求める」であって、同様に、王先生と小華のQQクライアントも同様な救援要求を受信できる。
【0116】
ステップ510において、QQサーバーがecall機器サーバーに救援要求を送信する。
【0117】
ステップ511において、ecall機器サーバーがQQサーバーから送信された救援要求を受信する。
【0118】
ecall機器サーバーは、救援要求を受信した後、衝突地点である格陵市幸福大道23号に行って救援するように救援隊員を手配する。
【0119】
救援隊員は現場に到着した後、救援進捗を表す「既に事故現場に到着した」と機器マークE1をecall機器サーバーにフィードバックする。
【0120】
ステップ512において、ecall機器サーバーが、QQサーバーに救援進捗と機器マークを送信する。
【0121】
ecall機器サーバーは、QQサーバーに救援進捗を表す「既に事故現場に到着した」と機器マークE1を送信する。
【0122】
ステップ513において、QQサーバーがecall機器から送信された救援進捗と機器マークを受信する。
【0123】
ステップ514において、QQサーバーが機器マークE1に関連つけられたQQクライアントを確定して、QQ交クライアントに救援進捗を送信する。
【0124】
QQサーバーは、機器マークE1に基づいてQQクライアントがQQ番号を登録した李さん、王先生、小華のQQクライアントであると確定して、当該三つのQQクライアントに救援進捗を送信する。
【0125】
ステップ515において、QQクライアントがQQサーバーから送信された救援進捗を受信する。
【0126】
図5Cに示すように、李さんのQQクライアントはQQサーバーから送信された救援進捗を受信でき、
救援進捗は52に示すように「救援隊員が既に格陵市幸福大道23号付近に到着した」であって、同様に、王先生と小華のQQクライアントも同様な救援進捗を受信できる。
【0127】
ステップ516において、QQクライアントがQQサーバーに救援進捗問い合わせ要求を送信する。
【0128】
QQ番号を登録している小華のQQクライアントが、
図5Dに示すように、QQサーバーに救援進捗問い合わせ要求である「E1に対応する自動車の救援進捗の問い合わせ」を送信する。
【0129】
救援進捗問い合わせ要求にQQクライアントに登録されたQQ番号小華を含む。
【0130】
ステップ517において、QQサーバーが、QQクライアントから送信された救援進捗問い合わせ要求を受信する。
【0131】
ステップ518において、QQサーバーが、ecall機器サーバーに救援進捗問い合わせ要求を送信する。
【0132】
ステップ519において、ecall機器サーバーが救援進捗問い合わせ要求を受信する。
【0133】
ステップ520において、ecall機器サーバーが、救援進捗問い合わせ要求に含まれた機器マークに基づいて、救援進捗を確定する。
【0134】
ecall機器は、機器マークE1に基づいて、救援進捗が「既に車両主人を病院に送った」であると確定する。
【0135】
ステップ521において、ecall機器サーバーが、QQサーバーに救援進捗と機器マークを送信する。
【0136】
ecall機器
サーバーが、QQサーバーに救援進捗を表す「既に車両主人を病院に送った」と機器マークE1を送信する。
【0137】
ステップ522において、QQサーバーが、機器マークに基づいて救援進捗問い合わせ要求を確定し、救援進捗問い合わせ要求に含まれたQQ番号に基づいて、QQクライアントを確定する。
【0138】
QQサーバーは、機器マークE1に基づいて救援進捗問い合わせ要求がQQ番号小華を登録したQQクライアントからのものであると確定する。
【0139】
ステップ523において、QQサーバーがQQクライアントに救援進捗を送信する。
【0140】
QQサーバーが、QQ番号小華を登録したQQクライアントに救援進捗を表す「既に車両主人を病院に送った」を送信する。
【0141】
対応して、
図5Eに示すように、QQ番号小華を登録しているQQクライアントが救援進捗を受信する。
【0142】
図6を参照すると、本発明の一例示的な実施例で提供する救助装置の構造を示すブロック図である。該救助装置はソフトウェア、ハードウェア又は両方の結合によって、上記救助方法を提供できる呼び出し機器サーバーの全部又は一部として実現することができる。該装置は、救援要求受信手段610と、指示手段620と、を含むことができる。
【0143】
救援要求受信手段610は、ソーシャルサーバーから送信された救援要求を受信し、救援要求は車両における呼び出し機器が車両が衝突した時にソーシャルサーバーに送信するもので、救援要求は少なくとも車両の地理位置と呼び出し機器の機器マークを含む。
【0144】
指示手段620は、救援要求受信手段610が受信した救援要求に基づいて、救援隊員に地理位置に行って救援するように指示する。
【0145】
上記のように、本発明の実施例で提供する救助装置によると、車両が衝突した時に、呼び出し機器サーバーがソーシャルサーバーから送信された救援要求を受信し、また救援隊員に地理位置に行って救援するように指示する。車両が衝突した時に、呼び出し機器によってソーシャルサーバーに救援要求を送信し、そしてソーシャルサーバーがソーシャルクライアントと呼び出し機器サーバーに救援要求を送信して、車両主人が呼び出し機器で救助する必要がなく、車両主人が救助できない又は他の救援隊員が即時に到着できないことで救援の最適な機会を失ってしまう問題を回避し、直ちに車両主人の友人に通知し、友人の注目を集めることができ、救助効率を向上させ、死亡率を低下させる効果を実現できる。
【0146】
図7を参照すると、本発明の他の一例示的な実施例で提供する救助装置の構造を示すブロック図である。該救助装置はソフトウェア、ハードウェア又は両方の結合によって、上記救助方法を提供できる呼び出し機器サーバーの全部又は一部として実現することができる。該装置は、救援要求受信手段710と、指示手段720と、を含む。
【0147】
救援要求受信手段710は、ソーシャルサーバーから送信された救援要求を受信し、救援要求は車両における呼び出し機器が車両が衝突した時にソーシャルサーバーに送信するもので、救援要求は少なくとも車両の地理位置と呼び出し機器の機器マークを含む。
【0148】
指示手段720において、救援要求受信手段710が受信した救援要求に基づいて、救援隊員に地理位置に行って救援するように指示する。
【0149】
また、該装置は、進捗取得手段730と、第1進捗送信手段740と、をさらに含むことができる。
【0150】
進捗取得手段730は、救援隊員による車両の救援進捗を取得する。
【0151】
第1進捗送信手段740は、ソーシャルサーバーに進捗取得手段
730が取得した救援進捗と機器マークを送信する。
【0152】
また、該装置は、問い合わせ要求受信手段750と、進捗確定手段760と、第2進捗送信手段770と、をさらに含むことができる。
【0153】
問い合わせ要求受信手段750は、ソーシャルサーバーから送信された救援進捗問い合わせ要求を受信し、救援進捗問い合わせ要求は、ソーシャルクライアントがソーシャルサーバーに送信するもので、救援進捗問い合わせ要求は少なくとも機器マークとソーシャルクライアントを登録したソーシャルアカウントを含み、ソーシャルクライアントに授権リスト中のソーシャルアカウントが登録されていて、授権リストは車両が衝突した時に救援要求を受信するソーシャルアカウントを記録している。
【0154】
進捗確定手段760は、問い合わせ要求受信手段750が受信した救援進捗問い合わせ要求に含まれた機器マークに基づいて、救援進捗を確定する。
【0155】
第2進捗送信手段770は、ソーシャルサーバーに進捗確定手段760が確定した救援進捗と機器マークを送信する。
【0156】
上記のように、本発明の実施例で提供する救助装置によると、車両が衝突した時に、呼び出し機器サーバーがソーシャルサーバーから送信された救援要求を受信し、また、救援隊員に地理位置に行って救援するように指示する。車両が衝突した時に、呼び出し機器によってソーシャルサーバーに救援要求を送信し、そしてソーシャルサーバーがソーシャルクライアントと呼び出し機器サーバーに救援要求を送信して、車両主人が呼び出し機器で救助する必要がなく、車両主人が救助できない又は他の救援隊員が即時に到着できないことで救援の最適な機会を失ってしまう問題を回避し、直ちに車両主人の友人に通知し、友人の注目を集めることができ、救助効率を向上させ、死亡率を低下させる効果を実現できる。
【0157】
図8を参照すると、本発明の一実施例で提供する救助装置の構造を示すブロック図である。該救助装置はソフトウェア、ハードウェア又は両方の結合によって、上記救助方法を提供できるソーシャルサーバーの全部又は一部として実現することができる。該装置は、救援要求受信手段810と、第1要求送信手段820と、第2要求送信手段830と、を含む。
【0158】
救援要求受信手段810は、車両における呼び出し機器が前記車両が衝突した時に送信した救援要求を受信し、前記救援要求は少なくとも前記車両の地理位置と前記機器マークを含む。
【0159】
第1要求送信手段820は、前記機器マークに関連つけられたソーシャルクライアントを確定して、前記ソーシャルクライアントに前記救援要求を送信する。
【0160】
第2要求送信手段830は、前記呼び出し機器サーバーに救援要求を送信する。
【0161】
上記のように、本発明の実施例で提供する救助装置によると、車両が衝突した時に、ソーシャルサーバーが呼び出し機器から送信された救援要求を受信し、ソーシャルサーバーが機器マークに関連つけられたソーシャルクライアントを確定して、ソーシャルクライアントと呼び出し機器サーバーに救援要求を送信する。車両が衝突した時に、呼び出し機器によってソーシャルサーバーに救援要求を送信し、そしてソーシャルサーバーがソーシャルクライアントと呼び出し機器サーバーに救援要求を送信して、車両主人が呼び出し機器で救助する必要がなく、車両主人が救助できない又は他の救援隊員が即時に到着できないことで救援の最適な機会を失ってしまう問題を回避し、直ちに車両主人の友人に通知し、友人の注目を集めることができ、救助効率を向上させ、死亡率を低下させる効果を実現できる。
【0162】
図9を参照すると、本発明の他の一実施例で提供する救助装置の構造を示すブロック図である。該救助装置はソフトウェア、ハードウェア又は両方の結合によって、上記救助方法を提供できるソーシャルサーバーの全部又は一部として実現することができる。該装置は、救援要求受信手段910と、第1要求送信手段920と、第2要求送信手段930と、を含む。
【0163】
救援要求受信手段910は、車両における呼び出し機器が車両が衝突した時に送信した救援要求を受信し、救援要求は少なくとも車両の地理位置と機器マークを含む。
【0164】
第1要求送信手段920は、機器マークに関連つけられたソーシャルクライアントを確定して、ソーシャルクライアントに救援要求を送信する。
【0165】
第2要求送信手段930は、呼び出し機器サーバーに救援要求を送信する。
【0166】
また、該装置は、第1進捗受信手段940と、確定送信手段950と、をさらに含むことができる。
【0167】
第1進捗受信手段940は、呼び出し機器サーバーから送信された救援進捗と機器マークを受信する。
【0168】
確定送信手段950は、機器マークに関連つけられたソーシャルクライアントを確定して、ソーシャルクライアントに救援進捗を送信する。
【0169】
また、確定送信手段950は、第1確定ユニット951と、第2確定ユニット952と、を含むことができる。
【0170】
第1確定ユニット951は、予め記憶されたマッピング関係に基づいて、機器マークに対応する授権リストを確定し、マッピング関係は機器マークと授権リストとの間の対応関係を記録し、授権リストは車両が衝突した時に救援要求を受信するソーシャルアカウントを記録する。
【0171】
第2確定ユニット952は、各ソーシャルクライアントを確定し、各ソーシャルクライアントに授権リストに記録されたソーシャルアカウントが登録されている。
【0172】
また、該装置は、問い合わせ要求受信手段960と、問い合わせ要求送信手段970と、第2進捗受信手段980と、確定手段990と、送信手段991と、を含むことができる。
【0173】
問い合わせ要求受信手段960は、ソーシャルクライアントから送信された救援進捗問い合わせ要求を受信し、救援進捗問い合わせ要求は少なくとも機器マークとソーシャルクライアントに登録されたソーシャルアカウントを含み、ソーシャルアカウントは授権リストに記録されたソーシャルアカウントである。
【0174】
問い合わせ要求送信手段970は、呼び出し機器サーバーに救援進捗問い合わせ要求を送信する。
【0175】
第2進捗受信手段980は、呼び出し機器サーバーから送信された救援進捗と機器マークを受信し、救援進捗は呼び出し機器サーバーが機器マークに基づいて確定して送信したものである。
【0176】
確定手段990は、機器マークに基づいて、救援進捗問い合わせ要求を確定し、救援進捗問い合わせ要求に含まれたソーシャルアカウントに基づいてソーシャルクライアントを確定する。
【0177】
送信手段991は、ソーシャルクライアントに救援進捗を送信する。
【0178】
上記のように、本発明の実施例で提供する救助装置によると、車両が衝突した時に、ソーシャルサーバーが呼び出し機器から送信された救援要求を受信し、ソーシャルサーバーが機器マークに関連つけられたソーシャルクライアントを確定して、ソーシャルクライアントと呼び出し機器サーバーに救援要求を送信する。車両が衝突した時に、呼び出し機器によってソーシャルサーバーに救援要求を送信し、そしてソーシャルサーバーがソーシャルクライアントと呼び出し機器サーバーに救援要求を送信して、車両主人が呼び出し機器で救助する必要がなく、車両主人が救助できない又は他の救援隊員が即時に到着できないことで救援の最適な機会を失ってしまう問題を回避し、直ちに車両主人の友人に通知し、友人の注目を集めることができ、救助効率を向上させ、死亡率を低下させる効果を実現できる。
【0179】
尚、上記実施例で提供する救助装置で上記救助方法を実現する場合、上記各機能手段に区画する場合を例に説明したが、実際の応用において、需要に応じて上記機能を異なる機能手段で完成することもでき、即ち、機器の内部構造を異なる機能手段に区画して上述した機能の全部又は一部を実現することができる。そして、上記実施例で提供する救助装置は救助方法の実施例と同一の構想に属し、それの具体的な実現プロセスは方法実施例を参照することができるので、ここでは詳細な説明を省略する。
【0180】
上記本発明の実施例の番号は説明の便宜を図るためのもので、実施例の優劣を表すものではない。
【0181】
上記実施例を実現するステップの全部又は一部をハードウェアで完成することができれば、プログラムによって関連するハードウェアに完成するように命令することもでき、上述したプログラムはコンピュータが読み取り可能な記憶媒体に記憶され、上記記憶媒体は読み取り専用メモリ、磁気ディスクまたはCD等であることができることは当業者は理解できる。
【0182】
以上は、本発明の好適な実施例に過ぎず、本発明を限定するものではなく、本発明の精神や原則内での全ての修正、置換、改良などは本発明の保護範囲内に含まれる。
【0183】
上述したものに基づいて、本実施例で提供する装置をハードウェアエンティティとする一実例において、
図10に示すように、プロセッサと、記憶媒体と、少なくとも一つの外部通信インターフェースとを含み、前記プロセッサ、記憶媒体及び外部通信インターフェースはバスを介して接続される。
【0184】
本願の装置のプロセッサは以下の処理を実行する:
車両が衝突した場合、前記車両における呼び出し機器が、地理位置と前記呼び出し機器の機器マークを取得し、
前記呼び出し機器が、前記ソーシャルサーバーに少なくとも前記地理位置と前記機器マークを含む救援要求を送信し、
前記ソーシャルサーバーが、前記呼び出し機器から送信された前記救援要求を受信し、
前記ソーシャルサーバーが、前記機器マークに関連つけられたソーシャルクライアントを確定し、前記ソーシャルクライアントに前記救援要求を送信し、
前記ソーシャルクライアントが、前記ソーシャルサーバーから送信された前記救援要求を受信し、
前記ソーシャルサーバーが、前記呼び出し機器サーバーに前記救援要求を送信し、
前記呼び出し機器サーバーが、前記ソーシャルサーバーから送信された前記救援要求を受信し、
前記呼び出し機器サーバーが、前記救援要求に基づいて、救援隊員に前記地理位置に行って救援するように指示する。
【0185】
又は、本願の装置のプロセッサは以下の処理を実行する:
前記ソーシャルサーバーから送信される、車両における呼び出し機器が前記車両が衝突した時に前記ソーシャルサーバーに送信し且つ少なくとも前記車両の地理位置と前記呼び出し機器の機器マークを含む救援要求を受信し、
前記救援要求に基づいて、救援隊員に前記地理位置に行って救援するように指示する。
【0186】
又は、本願の装置のプロセッサは以下の処理を実行する:
車両における呼び出し機器が前記車両が衝突した時に送信した少なくとも前記車両の地理位置と前記機器マークを含む救援要求を受信し、
前記機器マークに関連つけられたソーシャルクライアントを確定し、前記ソーシャルクライアントに前記救援要求を送信し、前記呼び出し機器サーバーに救援要求を送信する。
【0187】
上記実施例の方法のステップの全部又は一部をコンピュータプログラムによって関連するハードウェアに完成するように命令する方式で実現することができ、前記プログラムはコンピュータ読み取り可能な記憶媒体に記憶され、本願において、当該プログラムはコンピュータシステムの記憶媒体に記憶されることができ、またコンピュータシステムにおける少なくとも一つのプロセッサによって実行されて、上記各方法の実施例のステップを実現する。ここで、前記記憶媒体は、磁気ディスク、CD、読み出し専用メモリ(Read−Only Memory、ROM)又はランダムアクセスメモリ(Random Access Memory、RAM)等であることができる。
【0188】
上述した実施例の各技術的特徴を任意に組み合せることができ、説明が簡単であるように、上記実施例中の各技術的特徴の全ての組み合せを説明しているのではないが、これらの技術的特徴の組み合せが矛盾いない限り、いずれも本願に記載の範囲に含まれる。
【0189】
上述した実施例は本発明の幾つかの実施形態を表し、具体的且つ詳細に説明したが、本発明の保護範囲を限定するものではない。当業者は本発明の構想を離脱せずに様々な変形や改良が可能であって、これらは全て本発明の保護範囲に含まれる。よって、本発明の保護範囲は特許請求の範囲を基準としなければならない。