【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用 平成28年10月1日 https://pictum.nippon−control−system.co.jp/index.html https://pictum.nippon−control−system.co.jp/index_en.html https://pictum.nippon−control−system.co.jp/pictumCanvas/mitomi/index.html https://pictum.nippon−control−system.co.jp/pictumCanvas/kenroku/index.html https://pictum.nippon−control−system.co.jp/pictumCanvas/big−sight/index.html https://pictum.nippon−control−system.co.jp/news.html https://pictum.nippon−control−system.co.jp/news_en.html https://pictum.nippon−control−system.co.jp/pictum/view/gui.html https://pictum.nippon−control−system.co.jp/pictum/view/gui_en.html https://pictum.nippon−control−system.co.jp/manual/manual.pdf https://pictum.nippon−control−system.co.jp/manual/manual_en.pdf http://pictum−trial.nippon−control−system.co.jp/pictum/view/gui.html http://pictum−trial.nippon−control−system.co.jp/pictum/view/gui_en.html http://pictum−trial.nippon−control−system.co.jp/manual/manual.pdf http://pictum−trial.nippon−control−system.co.jp/manual/manual_en.pdfを通じて発表 平成28年
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記写真格納部の1以上の各写真に対応付いている1以上の地点情報を用いて、前記図面情報に、1以上の各地点情報に対応する地点に図柄を付加した図柄付き図面情報を構成する図柄付き図面情報構成部と、
図面情報の出力指示を受け付ける出力指示受付部と、
前記図面情報出力部は、
前記出力指示の受け付けに応じて、前記図柄付き図面情報を出力する請求項1から請求項6いずれか一項に記載の写真管理装置。
【発明を実施するための形態】
【0039】
以下、写真管理装置等の実施形態について図面を参照して説明する。なお、実施の形態において同じ符号を付した構成要素は同様の動作を行うので、再度の説明を省略する場合がある。
【0041】
本実施の形態における写真管理装置は、図面と写真を互いに関連付けて記録、整理する手法と、それを実現するシステムである。
【0042】
また、写真管理装置は、電子端末に表示した図面上をタッチ・スワイプすることで、写真を撮影する位置と方向を予め指定し、続けて撮影した写真と共に、図面上に撮影位置・方向・撮影された写真の情報を埋め込む機能を有する。
【0043】
また、写真管理装置において、上記撮影手順において、図面の代わりに、写真や画像を電子端末に表示しておくことが可能である。
【0044】
また、上記撮影手順において、図面上をタッチしてから電子端末のカメラを起動するまでにタッチ・スワイプ以外の操作を必要とせずに行うことが可能である。
【0045】
また、上記撮影手順において、マウス操作の場合、タッチはクリック、スワイプはドラッグにそれぞれ置き換えることが可能である。
【0046】
また、上記撮影手順において、続けて撮影した写真の代わりに、撮影済の写真や画像を図面上に埋め込むことが可能である。
【0047】
また、写真管理装置は、写真を撮影した位置と方向、そして日時などの付帯情報を図面上にマーカーとして表示する機能を有する。
【0048】
また、写真管理装置は、図面上に表示された上記マーカーから、対応する写真を検索する機能を有する。
【0049】
また、写真管理装置は、同位置から同方向を撮影した写真を、時系列順に一つのマーカーに記録する機能を有する。
【0050】
また、写真管理装置は、写真から、その写真に対応するマーカーを検索する機能を有する。
【0051】
また、写真管理装置は、記録した写真を任意の順序で整列表示する機能を有する。
【0052】
さらに、写真管理装置は、図面に埋め込まれた写真のうち、任意の指定期間内で撮影した写真のみを抽出して整列表示する機能を有する。
【0053】
また、本実施の形態において、第一の発明は、電子端末に表示した図面上をタッチ・スワイプすることで、写真を撮影する位置と方向を予め指定し、続けて撮影した写真と共に、図面上に撮影位置・撮影方向・撮影された写真の情報を埋め込むという写真撮影手順である。
【0054】
また、本実施の形態における第二の発明は、第一の発明によって図面上に埋め込まれた写真の撮影位置と撮影方向を図面上に表示するマーカーである。
【0055】
また、本実施の形態における第三の発明は、第二の発明によって表示されたマーカーを指定してから再度写真撮影を行うことで、同地点から同方向を撮影した写真を時系列順に複数枚記録することが可能な記録方法である。
【0056】
また、本実施の形態における第四の発明は、第二の発明によって表示されたマーカーを指定することで、指定されたマーカーに記録されている写真を表示することが可能という写真検索方法である。
【0057】
さらに、本実施の形態における第五の発明は、第一の発明によって撮影された写真を指定することで、指定された写真に対応する、第二の発明であるマーカーを表示することが可能という写真情報検索方法である。
【0058】
また、
図1は、第一の発明である写真撮影手順、および第二の発明であるマーカーの表示方法について説明する図である。
【0059】
図1は、建設する建物の図面の画像を示す図面情報である。
図1の(a)において、ユーザは「図面上をタッチ」すると、写真管理装置は、タッチした位置にマーカーを表示し、撮影位置として記録する。次に、ユーザは、任意の位置へのタッチに続けてスワイプすると(
図1(b)参照)、写真管理装置は、スワイプした方向に矢印が向き、撮影方向として記録する(
図1(c)参照)。次に、ユーザは、スワイプの操作に続けて、カメラを起動して、写真撮影を、写真管理装置を用いて行う(
図1(c)参照)。そして、写真撮影が完了した時点で、写真管理装置において、撮影位置、撮影方向の図面への埋め込みが完了する(
図1(d)参照)。
【0060】
図2も、建設する建物の図面の画像を示す図面情報である。そしてユーザは、図面上に表示されたマーカーを指示すると、そのマーカーに対応する写真を検索して表示する(
図2の202参照)。
図2の202のウィンドウにおいて、写真管理装置は、同位置から同方向を撮影した写真を時系列順に表示する。なお、マーカーの指示は、撮影位置と方向の指示と同意義である。
【0061】
図3において、写真管理装置は、図面に埋め込んだ写真の一覧を整列表示している(301参照)。そして、ユーザが、一の写真を指定することで、写真管理装置は、図面上で対応する撮影位置と方向を検索する。そして、写真管理装置は、指定された写真に対応する撮影位置と方向を強調表示する(303参照)。つまり、マーカー303は、他のマーカーと比較して、強調表示されている。
【0062】
以上、本実施の形態おける第一の発明によって、写真撮影と同時に図面と写真の整理と記録は完了し、従来必要であった写真撮影後の整理作業を行う必要がなくなる。
【0063】
また、本実施の形態おける第二の発明と第四の発明によって、写真撮影を行った位置と方向は図面上に明確に表示され、図面から写真を検索することが可能となる。
【0064】
また、本実施の形態おける第三の発明によって、異なる時刻において同じ撮影位置から同じ方向を撮影した写真を、時系列に沿って記録することが可能となる。
【0065】
さらに、本実施の形態おける第五の発明によって、第二の発明とは逆に、写真から、その写真が撮影された図面上の位置と方向を検索することが可能となる。
【0066】
なお、本実施の形態における処理は、ソフトウェアで実現しても良い。そして、このソフトウェアをソフトウェアダウンロード等により配布しても良い。また、このソフトウェアをCD−ROMなどの記録媒体に記録して流布しても良い。なお、このことは、本明細書における他の実施の形態においても該当する。
【0068】
本実施の形態における写真管理装置は、写真の撮影位置と撮影方向を図面上に自動的に表示する機能を有する。
【0069】
従来、GPS機能と方位計測機能を持った端末で撮影した写真は、撮影時の緯度経度と撮影方向をメタデータとして保持することが可能である。
【0070】
しかし、写真の撮影位置と撮影方向を図面上の位置と向きに対応付けるためには、撮影者の記憶や写りこんだものからその写真の撮影位置を判断する必要がある。しかし、人の記憶能力や被写体の識別のしやすさによってその精度には大きなぶれが生じる。このような記憶や識別のしやすさといった主観的かつ曖昧な情報への依存度を減らし、写真の撮影位置と撮影方向を図面上の位置と向きに自動的に対応付けることを、本実施の形態における写真管理装置の目的とする。
【0071】
上記の目的の達成のために、課題を解決するために、本実施の形態における写真管理装置は以下のような特徴を有する。
【0072】
ここで、写真管理装置が出力する図面は、曲率を無視できる地表範囲に限定されたものであるとする。その地表範囲の緯度がある実数αの近傍であるとき、その地表範囲は緯度と、αの余弦を乗じた経度を直交座標系とする2次元ユークリッド空間とみなすことが可能である。よってその地表範囲では、任意の異なる緯度経度を持つ3点を、互いの位置の相似性を保ったまま図面上の座標として変換することが可能である。つまり任意の異なる2つの地点の緯度経度と図面上での座標の対応を既知であると仮定することで、任意の緯度経度を持つ点を図面上の座標として求めることが可能となる。
【0073】
また、上記で仮定した2つの既知の点のうちのどちらかと経度が同じで緯度が異なる点の図面上の座標を求めることで、緯度軸が図面上でどの方向を向いているかが求まる。よって図面上での方位を求めることが可能である。
【0074】
また、図面上での任意の異なる3つ以上の地点の緯度経度が既知であることを仮定した場合、既知である地点の集合から同じ組み合わせとならないように抽出した異なる2つの地点のペア全てについて、上記の変換により図面上での座標を求めることが可能である。こうして求めた座標の加重平均をとることで、座標変換の精度を向上させることが可能である。
【0075】
図4は、写真撮影位置を図面上に自動で表示する手順を示す図面である。
図4(a)において、地表平面上のAの地点で撮影された写真A、Bの地点で撮影された写真Bが存在する、とする。そして、写真Aの図面(図面情報)上の位置をα、写真B(図面情報)上の位置をβとして、ユーザが図面上を指示した、とする(
図4(b))。
【0076】
そして、地表平面上のP地点で撮影された写真Pについて、
図4の(c)(d)に示すように、写真撮影位置は、点Pについて、ABPと相似な図形αβρを作る点ρを求める。つまり、2つの異なる撮影位置A,Bの図面上での位置α、βを予め指定することで、任意のPについて図面上での位置ρが計算可能である。
【0077】
以上、本実施の形態において、図面上での任意の異なる2つ以上の地点における緯度経度を予め指定することで、撮影地点の緯度経度、撮影方向を表す情報と共に保存された写真の撮影位置と撮影方向を、図面上に自動で表示する機能を説明した。
【0078】
また、本実施の形態において、緯度経度が予め指定された任意の異なる地点をより増やすことで、図面上に表示する写真の撮影位置と撮影方向の精度を向上させる機能を説明した。
【0079】
以上、本実施の形態によれば、図面上で任意の異なる2つの地点の緯度経度を予め指定することで、撮影地点の緯度経度と撮影方向をメタデータとして保持している写真の撮影位置と撮影方向を、図面上に自動で表示することが可能となる。さらに、図面上で予め緯度経度を指定する任意の異なる地点の数を増やすことで、図面上に表示する写真の撮影位置と撮影方向の精度を向上させることが可能となる。
【0081】
本実施の形態において、格納されている図面情報を出力している場合に、画像上の地点の指定を受け付け、撮影指示を受け付けた場合に、当該地点の地点に対応付けて、撮影した写真を蓄積する写真管理装置について説明する。
【0082】
また、本実施の形態において、指示は撮影の方向を示す情報を含み、方向情報も写真に対応付けて蓄積する写真管理装置について説明する。
【0083】
また、本実施の形態において、時刻情報等の付帯情報を取得し、当該付帯情報も写真に対応付けて蓄積する写真管理装置について説明する。
【0084】
また、本実施の形態において、同一の地点に対して、2以上の写真をリンク付けることが可能な写真管理装置について説明する。
【0085】
また、本実施の形態において、図面情報の出力時に、写真がリンク付いている地点が図的に明示される写真管理装置について説明する。
【0086】
また、本実施の形態において、一の地点の指示を受け付け、当該地点に対応付いている2以上の写真を、1以上の情報に基づき、並べて出力する写真管理装置について説明する。なお、1以上の情報は、例えば、時刻情報である。
【0087】
また、本実施の形態において、マーカーの指示後に、写真を撮影した場合、当該マーカーの地点に写真が対応付く写真管理装置について説明する。
【0088】
また、本実施の形態において、図面情報識別子、期間情報を受け付け、当該図面情報に対応付いており、期間情報が示す期間に撮影された1以上の写真を出力する写真管理装置について説明する。
【0089】
また、本実施の形態において、写真に対する指示を受け付け、当該写真に対応するマーカーを図面情報上に出力する写真管理装置について説明する。
【0090】
また、本実施の形態において、位置情報を有する2以上の各写真の画像上の位置の指定を受け付け、他の写真の画像上への位置を算出し、画像に対応付ける
【0091】
さらに、本実施の形態において、写真が撮影された図面情報上の方向も自動的に取得できる写真管理装置について説明する。
【0092】
図5は、本実施の形態における写真管理装置Aのブロック図である。写真管理装置Aは、格納部1、受付部2、処理部3、および出力部4を備える。
【0093】
格納部1は、図面情報格納部11、写真格納部12、および属性情報格納部13を備える。
【0094】
受付部2は、出力指示受付部21、指示情報受付部22、撮影指示受付部23、図柄指示受付部24、写真指示受付部25、検索指示受付部26、および写真位置指示受付部27を備える。
【0095】
処理部3は、撮影部31、付帯情報取得部32、写真蓄積部33、図柄付き図面情報構成部34、指示写真取得部35、写真検索部36、地点情報取得部37、対応情報取得部38、属性情報算出部39、および属性情報蓄積部40を備える。
【0096】
出力部4は、図面情報出力部41、指示写真出力部42、検索写真出力部43、および図柄出力部44を備える。
【0097】
格納部1には、各種の情報が格納される。各種の情報とは、例えば、後述する図面情報、写真、後述する属性情報である。
【0098】
図面情報格納部11は、1または2以上の図面情報が格納される。通常、図面情報は、当該図面情報を識別する図面情報識別子に対応付けて、図面情報格納部11に格納されている。図面情報は、位置情報を有さないことは好適である。図面情報には、位置情報を有する地図情報は含まれない。図面情報は、図面の情報である。図面は、例えば、建物の図面、工事現場の図面、地域の図面である。図面情報は、ベクトルデータ、ラスターデータ等、問わない。図面情報は、例えば、jpeg、gif等であるが、図面情報のデータ構造は問わない。なお、位置情報とは、通常、(緯度,経度)である。位置情報は、高度を含んでも良い。また、図面情報は、位置情報を有さない画像の情報も含むと考えても良い。
【0099】
写真格納部12は、1以上の写真が格納される。写真は、地点情報が対応付いていることは好適である。写真は、方向情報が対応付いていることは好適である。写真は、地点情報を含む属性情報が対応付いている、と考えても良い。属性情報は、図柄に対応する情報であり、図柄を構成する元になる情報である。属性情報は、方向情報も含むと考えても良い。写真は、位置情報に対応付けられていても良い。なお、地点情報は、図面情報の上の位置(地点)を特定する情報である。地点情報とは、通常、図面情報内の相対的な座標値(x,y)である。地点情報は、例えば、図面情報の基準点(例えば、図面情報の左上隅の点)からの相対的な位置を示す座標情報(x,y)である。地点情報は、通常、写真が撮影された位置である。ただし、地点情報は、写真の被写体の図面情報上の位置を特定する情報でも良い。写真は、通常、ユーザにより撮影された写真である。写真は、撮影画像と言っても良い。撮影画像は、通常、静止画である。ただし、撮影画像は、動画でも良い。方向情報は、図面情報の中での方向を示す情報である。方向情報は、例えば、図面情報上の基準線からの角度により表現される。方向情報は、例えば、2次元のベクトルである。なお、図柄は、上記のマーカーと同意義である、と考えても良い。図柄の形状や色やデータ構造等は問わない。図柄は視覚的に認識できるものであれば何でも良い。つまり、図柄は、例えば、画像、文字等により構成される。
【0100】
写真格納部12は、同一に地点情報に対応付けて、2以上の写真を格納し得る。また、写真格納部12は、同一に地点情報および同一の方向情報に対応付けて、2以上の写真を格納し得る。なお、写真格納部12は、対応する地点情報が同じで、方向情報が異なる2以上の写真を格納していても良い。
【0101】
また、写真格納部12は、位置情報に対応付けられた3以上の写真が格納されていても良い。写真格納部12は、位置情報および方角情報に対応付けられた3以上の写真が格納されていても良い。方角情報とは、地表面上の方角を示す情報である。方角情報は、例えば、北を基準とした角度を示す情報であるが、その表現形式は問わない。
【0102】
属性情報格納部13は、1または2以上の属性情報が格納される。属性情報は、写真が対応付いている図面情報上の地点を示す地点情報を有する。属性情報は、方向情報を有することは好適である。また、属性情報は、属性情報を識別する属性情報識別子と対応付いていても良い。また、属性情報は、付帯情報を含んでも良い。付帯情報とは、写真の撮影時のコンテキストの情報である、と言っても良い。付帯情報は、例えば、時刻、日付、天気などである。付帯情報は、例えば、撮影場所に関する属性情報である、と言っても良い。
【0103】
受付部2は、各種の指示や情報を受け付ける。各種の指示や情報とは、例えば、後述する出力指示、後述する指示情報、後述する撮影指示、後述する図柄指示、後述する写真指示、後述する検索指示である。
【0104】
各種の指示や情報等の入力手段は、テンキーやキーボードやマウスやメニュー画面によるもの等、何でも良い。受付部2は、テンキーやキーボード等の入力手段のデバイスドライバーや、メニュー画面の制御ソフトウェア等で実現され得る。
【0105】
出力指示受付部21は、図面情報の出力指示を受け付ける。出力指示は、通常、図面情報識別子を有する。
【0106】
指示情報受付部22は、指示情報を受け付ける。指示情報は、図面情報出力部41が出力している図面情報上の地点を特定する指示に関する情報である。指示情報は、図面情報上の地点等と、写真とを対応付ける指示が入力される場合に取得される情報である。指示情報は、図面情報上の地点を特定する地点情報を含む情報である。指示情報とは、例えば、地点情報と方向情報とを有する情報である。ここでは、通常、地点情報と方向情報とは、ユーザにより入力される指示や情報に基づく。
【0107】
ここで、出力指示の受け付けのために、ユーザにより入力される指示等は、例えば、タッチパネルへのタッチ、マウスでの押下などである。出力指示の受け付けのために、ユーザにより入力される指示等は、地点の指示と方向の入力等の一連の操作でも良い。出力指示の受け付けのために入力される指示の入力方法は何でも良い。
【0108】
撮影指示受付部23は、指示情報が受け付けられた後に、写真の撮影指示を受け付ける。撮影指示受付部23は、指示情報の受け付けに続けて、写真の撮影指示を受け付けることは好適である。撮影指示は、撮影ボタンの押下、撮影のメニュー項目の選択などである。撮影指示の入力方法は何でも良い。撮影指示の受け付けの後に、撮影指示受付部23は、写真撮影のためのシャッター押下指示を受け付けることは好適である。撮影指示は、撮影モードへの移行の指示でも良いし、撮影を行い、写真を取得する指示でも良い。
【0109】
図柄指示受付部24は、図柄指示を受け付ける。図柄指示とは、図面情報出力部41が出力している図柄付き図面情報の図柄に対する指示である。図柄指示の入力方法は、例えば、図柄へのタッチパネルを用いたタッチ、図柄へのマウスでの押下などである。図柄指示の入力方法は、問わないことは言うまでもない。
【0110】
写真指示受付部25は、出力されている写真に対する指示である写真指示を受け付ける。
【0111】
検索指示受付部26は、写真を検索する指示である検索指示を受け付ける。検索指示は、例えば、撮影の期間を示す期間情報を含む。期間情報は、例えば、期間の始点を示す期間始点情報と期間の終点を示す期間終点情報とを有する。かかる場合、検索指示は、例えば、「検索 2017/1/1<=期間<=2017/3/25」、「検索 2017/1/1<期間<2017/3/25」等である。期間情報は、例えば、期間の始点を示す期間始点情報のみを有する。かかる場合、検索指示は、例えば、「検索 2017/1/1<=期間」「検索 2017/1/1<期間」である。期間情報は、例えば、期間の終点を示す期間終点情報のみを有する。かかる場合、検索指示は、例えば、「検索 期間<=2017/3/25」、「検索 期間<2017/3/25」等である。
【0112】
写真位置指示受付部27は、2以上の写真位置指示を受け付ける。写真位置指示は、通常、位置情報に対応付いている写真を特定する操作、その写真の図面情報上の地点を特定する操作により受け付けられる。写真位置指示は、位置情報に対応付いている写真の、図面情報上の地点の指示である。写真位置指示は、通常、写真識別子と地点情報とを有する。
【0113】
処理部3は、各種の処理を行う。各種の処理とは、例えば、撮影部31、付帯情報取得部32、写真蓄積部33、図柄付き図面情報構成部34、指示写真取得部35、写真検索部36、地点情報取得部37、対応情報取得部38、属性情報算出部39、属性情報蓄積部40が行う処理である。
【0114】
撮影部31は、撮影指示に応じて、撮影し、写真を取得する。撮影部31は、カメラ、MPU、メモリ等より実現され得る。
【0115】
付帯情報取得部32は、写真の撮影時の付帯情報を取得する。なお、付帯情報取得部32は、例えば、図示しない時計や外部のサーバから付帯情報を取得する。
【0116】
写真蓄積部33は、指示情報が有する地点情報に対応付けて、撮影部31が取得した写真を写真格納部12に蓄積する。写真蓄積部33は、例えば、地点情報と写真とを対にして、写真格納部12に蓄積する。
【0117】
写真蓄積部33は、指示情報が有する地点情報と指示情報が有する方向情報とに対応付けて、写真を写真格納部12に蓄積しても良い。写真蓄積部33は、例えば、地点情報と方向情報と写真とを対にして、写真格納部12に蓄積する。
【0118】
写真蓄積部33は、付帯情報取得部32が取得した付帯情報をも、地点情報に対応付けて、写真格納部12に蓄積することは好適である。写真蓄積部33は、例えば、付帯情報と地点情報と写真とを対にして、写真格納部12に蓄積する。
【0119】
写真蓄積部33は、例えば、指示情報が有する地点情報を有し、属性情報識別子を有する属性情報を構成し、当該属性情報を属性情報格納部13に蓄積し、かつ属性情報識別子に対応付けて、写真を写真格納部12に蓄積する。なお、かかる場合、属性情報は、指示情報が有する方向情報を有しても良いし、付帯情報取得部32が取得した付帯情報を有しても良い。
【0120】
写真蓄積部33は、受け付けられた図柄指示に対応する図柄に対応する地点情報に対応付けて、写真を写真格納部12に蓄積することは好適である。写真蓄積部33は、例えば、受け付けられた図柄指示に対応する図柄に対応する地点情報等を、格納部1から取得する。そして、写真蓄積部33は、例えば、取得した地点情報等に対応付けて、写真を写真格納部12に蓄積する。なお、地点情報等とは、地点情報のみ、地点情報と方向情報、地点情報と付帯情報、地点情報と方向情報と付帯情報である。
【0121】
写真蓄積部33は、例えば、受け付けられた図柄指示に対応する図柄に対応する属性情報識別子を取得し、当該属性情報識別子に対応付けて、写真を写真格納部12に蓄積しても良い。かかる場合、図柄は属性情報識別子に対応付けられている。
【0122】
図柄付き図面情報構成部34は、図柄付き図面情報を構成する。図柄付き図面情報構成部34は、例えば、写真格納部12の1以上の各写真に対応付いている1以上の地点情報を用いて、図面情報に、1以上の各地点情報に対応する地点に図柄を付加した図柄付き図面情報を構成する。図柄付き図面情報構成部34は、例えば、属性情報格納部13の各属性情報が有する地点情報が示す地点に、図柄を配置し、図柄付き図面情報を構成する。
【0123】
さらに具体的には、例えば、図柄付き図面情報構成部34は、写真格納部12の1以上の各写真に対応付いている1以上の地点情報を取得する。そして、図柄付き図面情報構成部34は、1以上の地点情報が示す位置であり、図面情報上の位置に、図柄を配置する。なお、図柄は、格納部1に格納されている、とする。
【0124】
図柄付き図面情報構成部34は、例えば、1以上の各属性情報が有する方向情報を用いて、方向を示す情報(例えば、矢印)を図柄(例えば、円)に付加し、出力する図柄を構成し、当該構成した図柄を、当該方向情報と対になる地点情報が示す地点であり、図面情報上の地点に配置し、図柄付き図面情報を構成する。
【0125】
なお、図柄付き図面情報構成部34が図柄付き図面情報を構成するタイミングは問わない。図柄付き図面情報構成部34は、例えば、新たな地点の地点情報の写真が蓄積される毎に、図柄付き図面情報を構成しても良い。図柄付き図面情報構成部34は、図面情報の出力指示の受け付けに応じて、図柄付き図面情報を構成しても良い。
【0126】
指示写真取得部35は、図柄指示の受け付けに応じて、図柄指示に対する図柄に対応する地点情報と対になる2以上の写真を写真格納部12から取得する。指示写真取得部35は、例えば、図柄指示に対する図柄と対になる属性情報識別子と対になる写真を写真格納部12から取得しても良い。属性情報識別子と対になる写真は、地点情報と対になる写真でもある。
【0127】
写真検索部36は、検索指示の受け付けに応じて、当該検索指示が有する期間情報に対応する時刻情報と対になる1以上の写真を写真格納部12から取得する。写真検索部36は、例えば、検索指示が有する期間情報に対応する時刻情報と対になる属性情報識別子と対になる1以上の写真を写真格納部12から取得する。
【0128】
地点情報取得部37は、写真指示の受け付けに応じて、写真指示に対応する写真と対になる地点情報を格納部1から取得する。地点情報取得部37は、例えば、写真指示に対応する写真と対になる属性情報識別子と対になる地点情報を属性情報格納部13から取得する。
【0129】
対応情報取得部38は、2以上の各写真位置指示が有する写真識別子に対応する位置情報と、2以上の各写真位置指示が有する地点情報との組の情報である2以上の対応情報を取得する。なお、対応情報は、通常、位置情報(緯度,経度)と地点情報(座標値(x,y))との組である。また、対応情報は、格納部1に格納されていても良い。なお、対応情報取得部38が対応情報を取得するタイミングは問わない。
【0130】
属性情報算出部39は、対応情報取得部38が取得した2以上の対応情報と、写真格納部12の他の写真の位置情報とを用いて、他の写真の地点情報を算出する。なお、他の写真とは、写真位置指示で指示されていない写真である。また、他の写真は、位置情報が対応付いた写真である。2つの対応情報が「位置情報(緯度=X1,経度=Y1),地点情報(座標値(x1,y1))」「位置情報(緯度=X2,経度=Y2),地点情報(座標値(x2,y2))」であり、他の一の写真の位置情報が(緯度=X3,経度=Y3)である場合、属性情報算出部39は、他の一の写真の地点情報(x3,y3)を、以下の数式1により算出する。
【数1】
【0131】
属性情報算出部39は、対応情報取得部38が取得した2以上の対応情報と、写真格納部12の他の写真の位置情報と方角情報とを用いて、当該他の写真の地点情報と方向情報とを取得しても良い。2つの対応情報が「位置情報(緯度=X1,経度=Y1),方角情報(Θ1),地点情報(座標値(x1,y1)),方向情報(θ1)」「位置情報(緯度=X2,経度=Y2)),方角情報(Θ2),地点情報(座標値(x2,y2)),方向情報(θ2)」であり、他の一の写真の位置情報が(緯度=X3,経度=Y3),方角情報(Θ3)である場合、属性情報算出部39は、他の一の写真の地点情報(x3,y3)を数式1により算出し、方向情報(θ3)を以下の数式2により算出する。
【数2】
【0132】
なお、対応情報取得部38が取得した対応情報が3以上存在する場合、属性情報算出部39は、以下のような処理を行い、他の一の写真の地点情報の精度を高めることは好適である。つまり、属性情報算出部39は、対応情報取得部38が取得した3以上の対応情報から、2組以上の異なる組み合わせの2つの対応情報を取得する。そして、属性情報算出部39は、2組以上の対応情報の各組(2つの対応情報)を用いて、他の一の写真の地点情報を算出し、2以上の地点情報の候補値を取得する。そして、属性情報算出部39は、2以上の地点情報の候補値の平均を算出し、最終的な地点情報を取得する。
【0133】
また、属性情報算出部39は、他の2以上の写真の地点情報を取得することは好適である。
【0134】
属性情報蓄積部40は、属性情報算出部39が算出した地点情報を、他の写真に対応付けて蓄積する。属性情報蓄積部40は、属性情報算出部39が取得した地点情報と方向情報とを、他の写真に対応付けて蓄積しても良い。
【0135】
出力部4は、各種の情報を出力する。各種の情報とは、例えば、図面情報、図柄付き図面情報、写真、図柄等である。ここで、出力とは、通常、ディスプレイへの表示であるが、プロジェクターを用いた投影、プリンタでの印字、外部の装置への送信、記録媒体への蓄積、他の処理装置や他のプログラムなどへの処理結果の引渡しなどを含む概念でも良い。
【0136】
図面情報出力部41は、図面情報を出力する。図面情報出力部41は、出力指示の受け付けに応じて、図面情報を出力することは好適である。図面情報出力部41は、例えば、出力指示の受け付けに応じて、図柄付き図面情報を出力する。
【0137】
指示写真出力部42は、指示写真取得部35が取得した1または2以上の写真を出力する。指示写真出力部42は、指示写真取得部35が取得した2以上の写真を、1以上の情報に基づき、並べて出力することは好適である。ここで、1以上の情報とは、通常、付帯情報である。1以上の情報とは、例えば、時刻情報である。つまり、指示写真出力部42は、写真に対応付いている時刻情報に基づいて、指示写真取得部35が取得した2以上の写真をソートして出力することは好適である。
【0138】
検索写真出力部43は、写真検索部36が取得した1以上の写真を出力する。検索写真出力部43は、1以上の情報に基づき、並べて写真を出力することは好適である。
【0139】
図柄出力部44は、地点情報取得部37が取得した地点情報に対応する地点の図柄を、出力されている図面情報の上に出力する。図柄出力部44は、地点情報取得部37が取得した地点情報に対応する地点の図柄を、他の図柄と視覚的に異なる態様で出力することは好適である。視覚的に異なる態様とは、地点情報取得部37が取得した地点情報に対応する地点の図柄を、他の図柄と比較して、強調して出力することを含む。
【0140】
格納部1、図面情報格納部11、写真格納部12、および属性情報格納部13は、不揮発性の記録媒体が好適であるが、揮発性の記録媒体でも実現可能である。
【0141】
格納部1等に情報が記憶される過程は問わない。例えば、記録媒体を介して情報が格納部1等で記憶されるようになってもよく、通信回線等を介して送信された情報が格納部1等で記憶されるようになってもよく、あるいは、入力デバイスを介して入力された情報が格納部1等で記憶されるようになってもよい。
【0142】
処理部3、撮影部31、付帯情報取得部32、写真蓄積部33、図柄付き図面情報構成部34、指示写真取得部35、写真検索部36、地点情報取得部37、対応情報取得部38、属性情報算出部39、および属性情報蓄積部40は、通常、MPUやメモリ等から実現され得る。処理部3の処理手順は、通常、ソフトウェアで実現され、当該ソフトウェアはROM等の記録媒体に記録されている。但し、ハードウェア(専用回路)で実現しても良い。
【0143】
出力部4、図面情報出力部41、指示写真出力部42、検索写真出力部43、および図柄出力部44は、ディスプレイやスピーカー等の出力デバイスを含むと考えても含まないと考えても良い。出力部4は、出力デバイスのドライバーソフトまたは、出力デバイスのドライバーソフトと出力デバイス等で実現され得る。
【0144】
次に、写真管理装置Aの動作の例について、
図6、
図7のフローチャートを用いて説明する。
【0145】
(ステップS601)出力指示受付部21は、図面情報の出力指示を受け付けたか否かを判断する。出力指示を受け付けた場合はステップS602に行き、出力指示を受け付けない場合はステップS606に行く。なお、出力指示は、例えば、図面情報識別子を有する。
【0146】
(ステップS602)処理部3は、出力指示に対応する図面情報を図面情報格納部11から読み込む。なお、例えば、処理部3は、出力指示が有する図面情報識別子で識別される図面情報を図面情報格納部11から読み込む。
【0147】
(ステップS603)図柄付き図面情報構成部34は、ステップS602で読み込まれた図面情報に対応付く地点情報が存在するか否かを判断する。地点情報が存在する場合はステップS604に行き、地点情報が存在しない場合はステップS605に行く。なお、図柄付き図面情報構成部34は、例えば、属性情報格納部13に属性情報が存在するか否かにより、地点情報が存在するか否かを判断する。
【0148】
(ステップS604)図柄付き図面情報構成部34は、図柄付き図面情報の構成処理を行う。かかる図柄付き図面情報の構成処理について、
図8のフローチャートを用いて説明する。
【0149】
(ステップS605)図面情報出力部41は、ステップS604で構成された図柄付き図面情報、またはステップS602で読み込まれた図面情報を出力する。ステップS601に戻る。
【0150】
(ステップS606)指示情報受付部22は、指示情報を受け付けたか否かを判断する。指示情報を受け付けた場合はステップS607に行き、指示情報を受け付けない場合はステップS613に行く。
【0151】
(ステップS607)処理部3は、指示情報に含まれる地点情報等を図示しないバッファに一時蓄積する。
【0152】
(ステップS608)出力部4は、撮影を促すユーザインターフェイス(UI)を出力する。なお、撮影を促すUIは、カメラの図柄のボタン、撮影モードに移行するためのメニュー項目等である。また、かかるUIを構成するためのUI情報は、格納部1に格納されている、とする。なお、撮影を促すUIは、撮影指示を受け付けるUIである。また、指示情報受付部22の指示情報の受け付けにより、撮影を促すUIを出力することは好適である。
【0153】
(ステップS609)撮影指示受付部23は、撮影指示を受け付けたか否かを判断する。撮影指示を受け付けた場合はステップS610に行き、撮影指示を受け付けない場合はステップS609に戻る。なお、撮影指示は、ここでは、カメラモードに移行する指示であるが、撮影を行う指示でも良い。
【0154】
(ステップS610)処理部3は、写真管理装置Aのモードをカメラモードにする。なお、カメラモードとは、撮影を行うモードである。
【0155】
(ステップS611)受付部2は、シャッター押下指示を受け付けたか否かを判断する。シャッター押下指示を受け付けた場合はステップS612に行き、シャッター押下指示を受け付けない場合はステップS611に戻る。なお、シャッター押下指示とは、写真を撮影する指示である。
【0156】
(ステップS612)撮影部31は、撮影し、写真を取得する。そして、写真蓄積部33は、図示しないバッファに一時蓄積されている地点情報等に対応付けて、取得した写真を写真格納部12に蓄積する。ステップS601に戻る。なお、ここで、地点情報等とは、地点情報、または地点情報と方向情報である。また、付帯情報取得部32は付帯情報を取得しても良い。かかる場合、写真蓄積部33は、地点情報等と付帯情報とに対応付けて、取得した写真を写真格納部12に蓄積する。
【0157】
(ステップS613)図柄指示受付部24は、図柄指示を受け付けたか否かを判断する。図柄指示を受け付けた場合はステップS614に行き、出力指示を受け付けない場合はステップS618に行く。
【0158】
(ステップS614)指示写真取得部35は、図柄指示に対応する図柄が配置されている地点情報を取得する。ここで、図柄が配置されている地点情報と対に方向情報をも取得しても良い。なお、指示写真取得部35は、図柄指示に対応する図柄と対になる属性情報識別子を取得しても良い。
【0159】
(ステップS615)指示写真取得部35は、ステップS614で取得した地点情報等と対になる1以上の写真を写真格納部12から取得する。なお、指示写真取得部35は、属性情報識別子と対になる1以上の写真を写真格納部12から取得しても良い。
【0160】
(ステップS616)指示写真取得部35は、ステップS615で取得した1以上の写真と対になる付帯情報を取得する。そして、指示写真取得部35は、付帯情報をキーとして、1以上の写真をソートする。
【0161】
(ステップS617)指示写真出力部42は、ステップS616でソートされた1以上の写真を出力する。ステップS601に戻る。
【0162】
(ステップS618)写真指示受付部25は、写真指示を受け付けたか否かを判断する。写真指示を受け付けた場合はステップS619に行き、写真指示を受け付けない場合はステップS622に行く。
【0163】
(ステップS619)地点情報取得部37は、写真指示の受け付けに応じて、当該写真指示に対応する写真と対になる地点情報等を取得する。
【0164】
(ステップS620)処理部3は、標準の図柄に対して、目立つ態様に変更した図柄を取得する。なお、本ステップの処理は、図柄付き図面情報構成部34が行っても良い。
【0165】
(ステップS621)図柄出力部44は、変更された図柄を、ステップS619で取得された地点情報が示す地点であり、図面情報上の地点に出力する。ステップS601に戻る。なお、図柄出力部44は、出力されている図柄であり、
【0166】
(ステップS622)検索指示受付部26は、検索指示を受け付けたか否かを判断する。検索指示を受け付けた場合はステップS623に行き、検索指示を受け付けない場合はステップS628に行く。
【0167】
(ステップS623)写真検索部36は、検索指示に従って、写真格納部12を検索する。
【0168】
(ステップS624)写真検索部36は、ステップS623で写真が取得できたか否かを判断する。取得できた場合はステップS625に行き、取得できなかった場合はステップS601に戻る。
【0169】
(ステップS625)写真検索部36は、検索した1以上の写真等を取得する。写真等とは、写真と付帯情報である。
【0170】
(ステップS626)写真検索部36は、取得した1以上の写真を各写真と対になる付帯情報をキーとしてソートする。なお、写真のソート処理は必須ではないことは言うまでもない。
【0171】
(ステップS627)検索写真出力部43は、ステップS626でソートされた1以上の写真を出力する。ステップS601に戻る。
【0172】
(ステップS628)写真位置指示受付部27は、写真位置指示を受け付けたか否かを判断する。写真位置指示を受け付けた場合はステップS629に行き、写真位置指示を受け付けない場合はステップS631に行く。
【0173】
(ステップS629)対応情報取得部38は、写真位置指示から対応情報を取得し、格納部1に蓄積する。
【0174】
(ステップS630)処理部3は、写真位置指示に対応する写真と、写真位置指示に含まれる地点情報等とを対応付ける。ステップS601に戻る。
【0175】
(ステップS631)処理部3は、他の写真の対応付け処理を行うか否かを判断する。対応付け処理を行う場合はステップS632に行き、対応付け処理を行う場合はステップS601に戻る。なお、他の写真の対応付け処理のタイミングは問わない。ユーザに指示により、他の写真の対応付け処理を行うことは好適である。
【0176】
(ステップS632)属性情報算出部39は、カウンタiに1を代入する。
【0177】
(ステップS633)属性情報算出部39は、i番目の写真が存在するか否かを判断する。i番目の写真が存在する場合はステップS634に行き、存在しない場合はステップS601に戻る。なお、i番目の写真とは、地点情報に対応付けられていないi番目の写真である。
【0178】
(ステップS634)属性情報算出部39は、i番目の写真と対になる位置情報を取得する。
【0179】
(ステップS635)属性情報算出部39は、ステップS634で取得した位置情報を、ステップS629で蓄積された2以上の対応情報に適用し、i番目の写真に対応する地点情報等を算出する。
【0180】
(ステップS636)属性情報蓄積部40は、ステップS635で算出された地点情報等を、i番目の写真に対応付けて、格納部1に蓄積する。
【0181】
(ステップS637)属性情報算出部39は、カウンタiを1、インクリメントする。ステップS633に戻る。
【0182】
なお、
図6、
図7のフローチャートにおいて、電源オフや処理終了の割り込みにより処理は終了する。
【0183】
また、
図7のフローチャートにおいて、方向情報をも算出し、蓄積することは好適である。
【0184】
次に、ステップS604の図柄付き図面情報の構成処理の例について、
図8のフローチャートを用いて説明する。
【0185】
(ステップS801)図柄付き図面情報構成部34は、格納部1に格納されている図柄を読み出す。
【0186】
(ステップS802)図柄付き図面情報構成部34は、カウンタiに1を代入する。
【0187】
(ステップS803)図柄付き図面情報構成部34は、出力指示に対応する図面情報に対応付いている写真であり、i番目の写真が写真格納部12に格納されているか否かを判断する。格納されていればステップS804に行き、格納されていなければ上位処理にリターンする。
【0188】
(ステップS804)図柄付き図面情報構成部34は、i番目の写真に対応付いている地点情報等を取得する。
【0189】
(ステップS805)図柄付き図面情報構成部34は、ステップS804で取得した地点情報等は、新規な地点情報等であるか否かを判断する。新規な地点情報等である場合はステップS806に行き、既に図示しないバッファに蓄積されている地点情報等であればステップS809に行く。
【0190】
(ステップS806)図柄付き図面情報構成部34は、ステップS801で読み出した図柄を用いて、出力する図柄を構成する。なお、図柄付き図面情報構成部34は、例えば、ステップS801で読み出した図柄と方向情報とを用いて、出力する図柄を構成する。
【0191】
(ステップS807)図柄付き図面情報構成部34は、ステップS804で取得した地点情報が示す地点であり、図面情報上の地点に、ステップS806で構成した図柄を配置する。
【0192】
(ステップS808)図柄付き図面情報構成部34は、ステップS804で取得した地点情報等を図示しないバッファに一時蓄積する。
【0193】
(ステップS809)図柄付き図面情報構成部34は、カウンタiを1、インクリメントする。ステップS803に戻る。
【0194】
以下、本実施の形態における写真管理装置Aの具体的な動作について説明する。
【0195】
今、写真管理装置Aの図面情報格納部11は、
図9に示す図面情報を格納している。
図9に示す図面情報の図面情報識別子は、「fig1」である、とする。また、
図9に示す図面情報は、ここでは、8つの図柄が付加された図柄付き図面情報である。また、図面情報格納部11は、図示しない図面情報識別子「fig2」に対応付いた図面情報をも格納している、とする。ここでは、この図面情報には、図柄が付加されていない、とする。
【0196】
また、写真格納部12は、
図10に示す4つの写真を始めとする、多数の写真が格納されている、とする。また、(a)の写真の写真識別子は「P11」、(b)の写真の写真識別子は「P12」、(c)の写真の写真識別子は「P13」、(d)の写真の写真識別子は「P21」である、とする。
【0197】
さらに、属性情報格納部13は、
図11に示す属性情報管理表を格納している。属性情報管理表は、属性情報を管理する表である。属性情報管理表は、「ID」「図面情報識別子」「地点情報」「方向情報」「写真識別子」「付帯情報」を有するレコードを1以上格納し得る。「付帯情報」は、ここでは「日時」「天気」を有する。「ID」はレコードを識別する情報である。「図面情報識別子」は属性情報に対応する図面情報の識別子である。「地点情報」は属性情報が有する情報であり、写真が撮影された図面上の地点を示す情報であり、ここでは、平面上(図面上)の座標値である。「方向情報」は写真が撮影された図面上の方向を示す情報である。「写真識別子」は、写真の識別子である。「日時」は写真が撮影された日時を示す情報であり、図示しない時計から取得された情報である。「天気」は写真が撮影された日時における天気を示す情報であり、図示しないサーバから、撮影時に取得された情報である。
【0198】
かかる状況において、ユーザは、写真管理装置Aに対して、「fig1」の出力指示を入力した、とする。すると、出力指示受付部21は、図面情報の出力指示を受け付ける。そして、処理部3は、出力指示に対応する「fig1」の図面情報を図面情報格納部11から読み込む。
【0199】
次に、図面情報出力部41は、読み込んだ図柄付き図面情報を出力する。
【0200】
なお、図面情報格納部11に、図柄を付加されていない図面情報が格納されていない場合、以下のように動作する。つまり、例えば、図柄付き図面情報構成部34は、
図11の属性情報管理表に、図面情報識別子「fig1」と対になる属性情報が存在することを検知する。つまり、図柄付き図面情報構成部34は、読み込まれた図面情報に対応付く地点情報が存在すると、判断する。次に、図柄付き図面情報構成部34は、
図8のフローチャートで説明した処理により、図柄付き図面情報の構成処理を行い、図柄付き図面情報を取得する。そして、図面情報出力部41は、当該構成した図柄付き図面情報を出力する。
【0201】
次に、ユーザは、写真管理装置Aに対して、出力されている
図9の図面情報に対して、
図12に示す1201の地点を指示した、とする。すると、受付部2は、かかる地点の地点情報を含む地点の指示を受け付ける。そして、出力部4は、1202に示すメニューを出力する、とする。なお、メニューとは操作対象である。また、ユーザは、メニューの中の103のボタンを押下した、とする。すると、受付部2は、ボタン103の押下を受け付ける。そして、出力部4は、1303の領域のサークル等の操作対象を出力する。なお、1301の領域の1302の矢印は方向を変更する操作対象であり、矢印1303をドラグし、動かせば、方向を示す矢印1303が変更される、とする。そして、矢印1303が確定した場合、受付部2は、矢印1303が示す方向の情報である方向情報を受け付ける。また、十字の矢印と円から構成される
図1304は、地点情報を移動させるための図である、とする。ユーザは、かかる
図1304をドラッグし、移動させることにより、地点情報を変更できる。そして、地点情報と方向情報とが確定した後に、指示情報受付部22は、当該確定した地点情報と方向情報とを有する指示情報を受け付ける。
【0202】
次に、処理部3は、確定した地点情報と方向情報とを有する属性情報を構成し、図示しないバッファに一時蓄積する。
【0203】
次に、出力部4は、撮影を促すユーザインターフェイス1305を出力する。なお、このUI1305は、撮影ボタン1306と図柄編集ボタン1307を有する。撮影ボタン1306は、写真を撮影するためのボタンである。図柄編集ボタン1307は、図面情報上に表示される図柄の属性(色や文字列)を変更、入力するためのボタンである。
【0204】
次に、ユーザは、撮影ボタン1306を押下した、とする。すると、撮影指示受付部23は、撮影指示を受け付ける。そして、処理部3は、写真管理装置Aのモードをカメラモードにする。
【0205】
次に、ユーザは、シャッター押下指示を入力した、とする。すると、受付部2は、シャッター押下指示を受け付ける。
【0206】
次に、撮影部31は、撮影し、写真を取得する。また、付帯情報取得部32は付帯情報である、日時と天気とを取得する。なお、日時と天気とを取得する技術は公知技術であるので詳細な説明は省略する。そして、処理部3は、図面情報識別子「fig1」を取得する。また、処理部3は、図示しないバッファに一時蓄積されている地点情報と方向情報とを有する属性情報を取得する。また、処理部3は、ユニークな写真識別子を生成する。そして、処理部3は、図面情報識別子「fig1」、地点情報、方向情報、写真識別子、日時、天気等を有するレコードを、
図11の属性情報管理表に追記する。
【0207】
以上により、一つの図柄に対応する情報が蓄積された。そして、出力されている図柄付き図面情報は、
図14のようになる。
図14において、1401の図柄が追加された。
【0208】
なお、
図13において、ユーザが1307のボタンを押下した場合、
図15に示す図柄の編集画面1501が表示され、図柄を構成する円の色や、矢印の色、線種、サイズが変更できる。
【0209】
また、ユーザは、
図16に示すように、表示されている図面情報の中の図柄1601を押下した、とする。すると、図柄指示受付部24は、図柄1601に対する図柄指示を受け付ける。
【0210】
次に、指示写真取得部35は、図柄指示に対応する図柄が配置されている地点情報を取得する。
【0211】
次に、指示写真取得部35は、取得した地点情報と対になる3つの写真を写真格納部12から取得した、とする。
【0212】
次に、指示写真取得部35は、取得した3つの写真と対になる日時取得する。そして、指示写真取得部35は、日時をキーとして、古い順に3つの写真をソートする。
【0213】
次に、指示写真出力部42は、ソートされた1以上の写真を出力する。かかる出力例が
図16の1602である。なお、写真には、図示しない手段により、メモ書きが可能である、とする。
【0214】
また、1または2以上の写真が表示されている状況において、ユーザは、一の写真を選択した、とする。すると、写真指示受付部25は、写真指示を受け付ける。
【0215】
次に、地点情報取得部37は、写真指示の受け付けに応じて、当該写真指示に対応する写真と対になる地点情報等を取得する。
【0216】
次に、処理部3は、標準の図柄に対して、目立つ態様に変更した図柄を取得する。そして、図柄出力部44は、変更された図柄を、取得された地点情報が示す地点であり、図面情報上の地点に出力する。かかる出力例は、
図17である。
図17において、図柄1701の色が、他の図柄の色とは異なる色になっている。
【0217】
次に、ユーザは、期間情報を有する検索指示を入力した、とする。すると、検索指示受付部26は、検索指示を受け付ける。
【0218】
次に、写真検索部36は、検索指示に従って、当該期間情報が示す期間に対応する日付と対になる写真の1以上の写真識別子を、
図11の属性情報管理表から取得する。次に、当該1以上の各写真識別子により識別される写真を写真格納部12から読み出す。そして、検索写真出力部43は、取得された1以上の写真を出力する。
【0219】
以上、本実施の形態によれば、図面情報の地点に対応付けて、撮影した写真を、容易に管理できる。
【0220】
また、本実施の形態によれば、図面情報の地点と撮影方向に対応付けて、撮影した写真を、容易に管理できる。
【0221】
また、本実施の形態によれば、図面情報の地点と付帯情報とに対応付けて、撮影した写真を、容易に管理できる。
【0222】
また、本実施の形態によれば、一の地点で撮影した2以上の写真であり、適切に並べられた2以上の写真を容易に確認できる。
【0223】
また、本実施の形態によれば、図面情報の地点に対応付けて、同一地点から撮影した2以上の写真を、容易に管理できる。
【0224】
また、本実施の形態によれば、撮影した写真が対応付いている地点を、図面情報上で容易に確認できる。
【0225】
また、本実施の形態によれば、欲しい期間の写真が容易に出力できる。
【0226】
また、本実施の形態によれば、写真が撮影された図面情報上の地点を自動的に取得できる。
【0227】
さらに、本実施の形態によれば、写真が撮影された図面情報上の方向を自動的に取得できる。
【0228】
なお、本実施の形態において、写真管理装置Aはスタンドアロンの装置として説明したが、ユーザが使用する端末装置と通信を行うサーバ装置でも良いことは言うまでもない。かかる場合、受付部2、出力指示受付部21、指示情報受付部22、撮影指示受付部23、図柄指示受付部24、写真指示受付部25、検索指示受付部26、および写真位置指示受付部27は、端末装置から指示や情報を受信する。また、出力部4、図面情報出力部41、指示写真出力部42、検索写真出力部43、および図柄出力部44は、端末装置に情報を送信する。
【0229】
また、本実施の形態における処理は、ソフトウェアで実現しても良い。そして、このソフトウェアをソフトウェアダウンロード等により配布しても良い。また、このソフトウェアをCD−ROMなどの記録媒体に記録して流布しても良い。なお、このことは、本明細書における他の実施の形態においても該当する。なお、本実施の形態における写真管理装置Aを実現するソフトウェアは、例えば、以下のようなプログラムである。つまり、このプログラムは、コンピュータがアクセス可能な記録媒体は、図面情報が格納される図面情報格納部と、1以上の写真が格納される写真格納部とを具備し、コンピュータを、前記図面情報を出力する図面情報出力部と、前記図面情報出力部が出力している図面情報上の地点を特定する指示に関する情報であり、当該地点を特定する地点情報を含む情報である指示情報を受け付ける指示情報受付部と、前記指示情報を受け付けた後に、写真の撮影指示を受け付ける撮影指示受付部と、前記撮影指示に応じて、撮影し、写真を取得する撮影部と、前記指示情報が有する地点情報に対応付けて、前記写真を前記写真格納部に蓄積する写真蓄積部として機能させるためのプログラムである。
【0230】
また、
図18は、本明細書で述べたプログラムを実行して、上述した種々の実施の形態の写真管理装置等を実現するコンピュータの外観を示す。上述の実施の形態は、コンピュータハードウェア及びその上で実行されるコンピュータプログラムで実現され得る。
図18は、このコンピュータシステム300の概観図であり、
図19は、システム300のブロック図である。
【0231】
図18において、コンピュータシステム300は、CD−ROMドライブを含むコンピュータ301と、キーボード302と、マウス303と、モニタ304とを含む。
【0232】
図19において、コンピュータ301は、CD−ROMドライブ3012に加えて、MPU3013と、MPU3013、CD−ROMドライブ3012に接続されたバス3014と、ブートアッププログラム等のプログラムを記憶するためのROM3015と、MPU3013に接続され、アプリケーションプログラムの命令を一時的に記憶するとともに一時記憶空間を提供するためのRAM3016と、アプリケーションプログラム、システムプログラム、及びデータを記憶するためのハードディスク3017とを含む。ここでは、図示しないが、コンピュータ301は、さらに、LANへの接続を提供するネットワークカードを含んでも良い。
【0233】
コンピュータシステム300に、上述した実施の形態の写真管理装置等の機能を実行させるプログラムは、CD−ROM3101に記憶されて、CD−ROMドライブ3012に挿入され、さらにハードディスク3017に転送されても良い。これに代えて、プログラムは、図示しないネットワークを介してコンピュータ301に送信され、ハードディスク3017に記憶されても良い。プログラムは実行の際にRAM3016にロードされる。プログラムは、CD−ROM3101またはネットワークから直接、ロードされても良い。
【0234】
プログラムは、コンピュータ301に、上述した実施の形態の写真管理装置等の機能を実行させるオペレーティングシステム(OS)、またはサードパーティープログラム等は、必ずしも含まなくても良い。プログラムは、制御された態様で適切な機能(モジュール)を呼び出し、所望の結果が得られるようにする命令の部分のみを含んでいれば良い。コンピュータシステム300がどのように動作するかは周知であり、詳細な説明は省略する。
【0235】
なお、上記プログラムにおいて、情報を送信するステップや、情報を受信するステップなどでは、ハードウェアによって行われる処理、例えば、送信ステップにおけるモデムやインターフェースカードなどで行われる処理(ハードウェアでしか行われない処理)は含まれない。
【0236】
また、上記プログラムを実行するコンピュータは、単数であってもよく、複数であってもよい。すなわち、集中処理を行ってもよく、あるいは分散処理を行ってもよい。
【0237】
また、上記各実施の形態において、一の装置に存在する2以上の通信手段(端末情報送信部、端末情報受信部など)は、物理的に一の媒体で実現されても良いことは言うまでもない。
【0238】
また、上記各実施の形態において、各処理(各機能)は、単一の装置(システム)によって集中処理されることによって実現されてもよく、あるいは、複数の装置によって分散処理されることによって実現されてもよい。
【0239】
本発明は、以上の実施の形態に限定されることなく、種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることは言うまでもない。