(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下、本発明の複数の実施例について説明する。
【実施例1】
【0017】
以下、本発明の実施例1を含む複数の実施例に係るハンガーH1について、
図1A〜
図1Gを参照しつつ説明する。
図1A〜
図1Gには、実施例1に係るハンガーH1が示され、
図2A〜
図3Bには、実施例1の設計変更例に係るハンガーH1が示されている。
【0018】
ハンガーH1は、竿部100と、第1吊り下げ支持部200aと、第2吊り下げ支持部200bとを備えている。
図1A、
図1E、
図2A、
図2E及び
図3Aに示されるX−X’方向は、竿部100の長手方向及び特許請求の範囲の第1方向に相当する。X方向は第1方向の一方、X’方向は第1方向の他方に相当する。
図1A、
図1E、
図2A、
図2E及び
図3Aに示されるZ−Z’方向
(特許請求の範囲の第2方向に相当)は、Z−Z’方向に直交している。
【0019】
竿部100は、第1吊り下げ支持部200a及び第2吊り下げ支持部200bに吊り下げ支持されるものであれば良い。竿部100は、例えば、
図1A〜
図3Bに示されるように、X−X’方向に直線状に延びた棒又は筒とすることが可能である。又は、竿部100は、X−X’方向に延び且つZ方向又はZ’方向に凸の円弧状又は逆V字状の棒又は筒とすることが可能である。又は、竿部100は、X−X’方向に延びた略Ω字状の棒又は筒とすることが可能である。
【0020】
竿部100は、第1端部111aと、第2端部111bとを有している。第1端部111aは竿部100のX方向の端部であり、第2端部111bは竿部100のX’方向の端部である。第1端部111aは第1係合部112a及び第2係合部113aを有し、第2端部111bは第3係合部112b及び第4係合部113bを有している。第1係合部112aは第1端部111aのX方向の端部に設けられており、第2係合部113aは第1端部111aの第1係合部112aよりもX’方向側に設けられている。第3係合部112bは第2端部111bのX’方向の端部に設けられており、第4係合部113bは第2端部111bの第3係合部112bよりもX方向側に設けられている。
【0021】
第1係合部112a及び第2係合部113aは、第1吊り下げ支持部200aの第1部210aを着脱可能に係合できるものであれば良い。例えば、第1係合部112a及び第2係合部113aは、
図1A〜
図3Bに示されるように、第1端部111aをZ−Z’方向に各々貫通する係合孔とすることが可能である。
【0022】
第3係合部112b及び第4係合部113bは、第2吊り下げ支持部200bの第3部210bを着脱可能に係合できるものであれば良い。例えば、第3係合部112b及び第4係合部113bは、
図1A〜
図3Bに示されるように、第2端部111bをZ−Z’方向に各々貫通する係合孔とすることが可能である。
【0023】
第1吊り下げ支持部200a及び第2吊り下げ支持部200bは、
図1A〜
図3Bに示されるように可撓性を有する部材(例えば、紐や鎖)で構成されていても良いし、リジットな部材(例えば、線材や棒)で構成されていても良い。第1吊り下げ支持部200aは、竿部100の第1端部111aを吊り下げ支持し、第2吊り下げ支持部200bは、竿部100の第2端部111bを吊り下げ支持する。第1吊り下げ支持部200aは第1部210a及び第2部220aを有している。第2吊り下げ支持部200bは第3部210b及び第4部220bを有している。
【0024】
第1吊り下げ支持部200aの第1部210aは、第1吊り下げ支持部200aの第2部220aに対してZ’方向側の部分であって、第1係合部112a及び第2係合部113aの何れか一方に付け替え可能に係合される構成であれば良い。例えば、第1部210aは、
図1A〜
図3Bに示されるように第1吊り下げ支持部200aのZ’方向の端部とすることができるし、第1吊り下げ支持部200aの中間部とすることが可能である。第1係合部112a及び第2係合部113aが上記係合孔である場合、第1部210aは、更に以下の1)又は2)の構成とすることが可能である。1)第1部210aは、第1係合部112a及び第2係合部113aの何れか一方に挿通され、そのZ’方向側で固定されている。第1部210aの前記固定は、
図1A〜
図3Bに示されるように、第1部210aが第1係合部112a及び第2係合部113aの何れか一方のZ’方向側で結ばれていても良いし、第1部210aが第1係合部112a及び第2係合部113aの何れか一方のZ’方向側でピンや樹脂キャップ等が着脱可能に留められていても良い。2)第1部210aは、第1係合部112a及び第2係合部113aの何れか一方に付け替え可能に係合されるフックやカラビナ等の係合手段を有している。
【0025】
第2吊り下げ支持部200bの第3部210bは、第2吊り下げ支持部200bの第4部220bに対してZ’方向側の部分であって、第3係合部112b及び第4係合部113bの何れか一方に付け替え可能に係合される構成であれば良い。例えば、第3部210bは、
図1A〜
図3Bに示されるように第2吊り下げ支持部200bのZ’方向の端部とすることができるし、第2吊り下げ支持部200bの中間部とすることが可能である。第3係合部112b及び第4係合部113bが上記係合孔である場合、第3部210bは、更に以下の1)又は2)の構成とすることが可能である。1)第3部210bは、第3係合部112b及び第4係合部113bの何れか一方に挿通され、そのZ’方向側で固定されている。第3部210bの前記固定は、
図1A〜
図3Bに示されるように、第3部210bが第3係合部112b及び第4係合部113bの何れか一方のZ’方向側で結ばれていても良いし、第3部210bが第3係合部112b及び第4係合部113bの何れか一方のZ’方向側でピンや樹脂キャップ等が着脱可能に留められていても良い。2)第3部210bは、第3係合部112b及び第4係合部113bの何れか一方に付け替え可能に係合される構成フックやカラビナ等の係合手段を有している。
【0026】
第1部210aが第1係合部112aに係合され且つ第3部210bが第3係合部112bに係合された状態(
図1A〜
図1E、
図2A〜
図2Eおよび
図3A参照)で、第1吊り下げ支持部200aは図示しない上着の一対の肩の一方を支持可能なハンガーH1の一方の肩部となり、且つ第2吊り下げ支持部200bは上着の前記肩の他方を支持可能なハンガーH1の他方の肩部となる。一方、第1部210aが第2係合部113aに係合され且つ第3部210bが第4係合部113bに係合された状態(
図1F、
図2Fおよび
図3B参照)で、竿部100の第1端部111aの第2係合部113aよりもX方向側の部分が、第1吊り下げ支持部200aの第1部210aよりもX方向に延出し、竿部100の第2端部111bの第4係合部113bよりもX’方向側の部分が、第2吊り下げ支持部200bの第3部210bよりもX’方向に延出する。以下、第1端部111aの延出部を第1延出部と称し、第2端部111bの延出部を第2延出部と称する。第1延出部にリュックの一対のショルダーストラップの一方、一対の靴の一方又は一対の靴下の一方等を掛け、第2延出部にリュックの一対のショルダーストラップの他方、一対の靴の他方又は一対の靴下の他方等を掛けることが可能になる。
【0027】
第2部220aは、第1吊り下げ支持部200aの第1部210aに対してZ方向側の部分であれば良い。例えば、第2部220aは、
図1A〜
図3Bに示されるように第1吊り下げ支持部200aのZ方向の端部とすることができるし、第1吊り下げ支持部200aの中間部とすることが可能である。
【0028】
第4部220bは、第2吊り下げ支持部200bの第3部210bに対してZ方向側の部分であれば良い。例えば、第4部220bは、
図1A〜
図3Bに示されるように第1吊り下げ支持部200aのZ方向の端部とすることができるし、第1吊り下げ支持部200aの中間部とすることが可能である。
【0029】
第1吊り下げ支持部200aの第2部220aと第2吊り下げ支持部200bの第4部220bは、直接的又は間接的に連結可能であれば良い。
図1A〜
図3Bでは、第2部220aと第4部220bとが互いに結ばれ、直接的に連結されている。又は、第2部220a及び第4部220bが連結部材を介して間接的に連結されていても良い。又は、第2部220a及び第4部220bが物干し竿や家屋の梁等に結ばれ、間接的に連結されるようになっていても良い。
【0030】
上記した何れかの態様のハンガーH1は、係合手段300を更に備えた構成とすることが可能である。係合手段300はフックやカラビナ等であって、物干し竿や家屋の窓枠等に係合可能である。係合手段300は、
図1A〜
図3Bに示されるように互いに連結された第2部220a及び第4部220bの一方が接続されていても良いし、互いに連結された第2部220a及び第4部220bの双方が接続されていても良い。後者の場合、上記の通り、第2部220a及び第4部220bが係合手段300を介して連結される構成とすることが可能である。この場合、係合手段300が上記連結部材となる。なお、第2部220a及び第4部220bが物干し竿や家屋の梁等に結ばれる場合には、係合手段300は省略すると良い。
【0031】
竿部100は、更に以下の1)〜3)の何れかの構成を有していても良いが、これに限定されることはない。すなわち、竿部100は、1)〜3)の何れかの構成を有していなくても良い。
【0032】
1)竿部100は、X−X’方向に並ぶ複数のパーツを有する構成とすることが可能である。複数のパーツのうちの隣り合うパーツは着脱可能に連結されている。複数のパーツは、少なくともパーツ110a及びパーツ110bを含んでいると良い。パーツ110aは、複数のパーツのうちの最もX方向の端に位置しており、パーツ110bは、複数のパーツのうちの最もX’方向の端に位置している。パーツ110aは、上記した何れかの態様の第1端部111aを有していても良く、パーツ110bは、上記した何れかの態様の第2端部111bを有しても良い。又は、パーツ110aを含む複数のパーツが、上記した何れかの態様の第1端部111aを構成しており、パーツ110bを含む複数のパーツが上記した何れかの態様の第2端部111bを構成していても良い。
【0033】
図1A〜
図1Fでは、竿部100は、隣り合い且つ着脱可能に連結されたパーツ110a及びパーツ110bを有している。より具体的には、パーツ110bの嵌合突部114bが、パーツ110aのX’方向の端部内(嵌合孔114a)に着脱可能に嵌合している。
図1Gに示されるようにパーツ110bの嵌合突部114bをパーツ110aの嵌合孔114aから抜くことで、パーツ110aとパーツ110bと分離できる。
図2A〜
図2Fでは、竿部100は、パーツ110a、110b、110c及び110dを有しており、隣り合うパーツ110a、110cが着脱自在に連結され、隣り合うパーツ110c、110dが着脱自在に連結され、隣り合うパーツ110d、110bが着脱自在に連結されている。より具体的には、パーツ110bのX方向の端部(嵌合突部114b)が、パーツ110dのX’方向の端部内(嵌合孔114d)に着脱可能に嵌合し、パーツ110dのX方向の端部(嵌合突部115d)が、パーツ110cのX’方向の端部内(嵌合孔115c)に着脱可能に嵌合し、且つパーツ110cのX方向の端部(嵌合突部114c)が、パーツ110aのX’方向の端部内(嵌合孔114a)に着脱可能に嵌合している。パーツ110bの嵌合突部114bをパーツ110dの嵌合孔114dから抜き、パーツ110dの嵌合突部115dをパーツ110cの嵌合孔115cから抜き、且つパーツ110cの嵌合突部114cをパーツ110aの嵌合孔114aから抜くことで、パーツ110a〜110dを各々分離できる。
図3Aに示されるように、パーツ110dを除去することも可能である。この場合、パーツ110bのX方向の端部(嵌合突部114b)が、パーツ110cのX’方向の端部内(嵌合孔115c)に着脱可能に嵌合し、且つパーツ110cのX方向の端部(嵌合突部114c)が、パーツ110aのX’方向の端部内(嵌合孔114a)に着脱可能に嵌合している。
なお、パーツ110aは第1端部111aを有し、パーツ110bは第2端部111bを有している。
【0034】
2)竿部100は、第1端部111aと第2端部111bとの間に図示しない折り曲げ部が設けられた態様とすることが可能である。折り曲げ部は、展開位置から折り畳み位置にかけて折り曲げ可能である。展開位置は、竿部100の第1端部111aがX方向に向き、且つ竿部100の第2端部111bがX’方向に向く位置とすると良い。折り畳み位置は、竿部100の第1端部111aと竿部100の第2端部111bとが互いに沿う又は当接する位置とすると良い。
【0035】
3)竿部100は、X−X’方向に伸縮可能な構成である。例えば、竿部100は、異なる内径を有する複数の円筒又は異なる内形を有する複数の多角筒を有しており、隣り合う円筒又は多角筒のうちの一方が他方内にX−X’方向に移動自在に内嵌している。円筒又は多角筒のうちの最もX方向の端に位置する円筒又は多角筒は、上記した何れかの態様の第1端部111aを有していても良い。円筒又は多角筒のうちの最もX’方向の端に位置する円筒又は多角筒は、上記した何れかの態様の第2端部111bを有していても良い。又は、最もX方向の端に位置する円筒又は多角筒を含む複数の円筒又は多角筒が上記した何れかの態様の第1端部111aを構成しており、最もX’方向の端に位置する円筒又は多角筒を含む複数の円筒又は多角筒が上記した何れかの態様の第2端部111bを構成していても良い。
【0036】
以下、
図1A〜
図3Bに示されるハンガーH1の使用方法について説明する。第1吊り下げ支持部200aの第1部210aを竿部100の第1端部111aの第1係合部112a内に挿入し、そのZ’方向側で結ぶ。これにより、第1部210aの結び目が第1係合部112aの縁部に当接する。このようにして第1部210aが第1係合部112aに係合される。同様に、第2吊り下げ支持部200bの第3部210bを竿部100の第2端部111bの第3係合部112b内に挿入し、そのZ’方向側で結ぶ。これにより、第3部210bの結び目が第3係合部112bの縁部に当接する。このようにして第3部210bが第3係合部112bに係合される。この状態で、係合手段300を物干し竿や家屋の窓枠に係合させ、上着をハンガーH1に掛けると、上着の一対の肩の一方が第1吊り下げ支持部200aに支持され、一対の肩の他方が第2吊り下げ支持部200bに支持される。なお、第1部210aの結び目を解き、第1部210aを第1係合部112aから抜くことで、第1部210aと第1係合部112aとの係合を解除でき、第3部210bの結び目を解き、第3部210bを第3係合部112bから抜くことで、第3部210bと第3係合部112bとの係合を解除できる。
【0037】
一方、第1吊り下げ支持部200aの第1部210aを竿部100の第1端部111aの第2係合部113a内に挿入し、そのZ’方向側で結ぶ。これにより、第1部210aの結び目が第2係合部113aの縁部に当接する。このようにして第1部210aが第2係合部113aに係合される。すると、第1端部111aの第1延出部が第1部210aよりX方向に延出する。同様に、第2吊り下げ支持部200bの第3部210bを竿部100の第2端部111bの第4係合部113b内に挿入し、そのZ’方向側で結ぶ。これにより、第3部210bの結び目が第4係合部113bの縁部に当接する。このようにして第3部210bが第4係合部113bに係合される。すると、第2端部111bの第2延出部が第3部210bよりX’方向に延出する。この状態で、係合手段300を物干し竿や家屋の窓枠に係合させ、第1端部111aの第1延出部にリュックの一対のショルダーストラップの一方、一対の靴の一方又は一対の靴下の一方等を掛け、第2端部111bの第2延出部にリュックの一対のショルダーストラップの他方、一対の靴の他方又は一対の靴下の他方等を掛ける。なお、第1部210aの結び目を解き、第1部210aを第2係合部113aから抜くことで、第1部210aと第2係合部113aとの係合が解除でき、第3部210bの結び目を解き、第3部210bを第4係合部113bから抜くことで、第3部210bと第4係合部113bとの係合を解除できる。
【0038】
以上のようなハンガーH1は以下の技術的特徴及び効果を有している。第1に、第1吊り下げ支持部200aの第1部210aを第1係合部112a及び第2係合部113aに選択的に係合させると共に、第2吊り下げ支持部200bの第3部210bを第3係合部112b及び第4係合部113bに選択的に係合させることによって、上記の通りハンガーH1に多種の物を干すことができる。
【0039】
第2に、ハンガーH1の竿部100が、上記複数のパーツを有する場合、折り曲げ部を有する場合又は伸縮可能な構成である場合、ハンガーH1の可搬性が向上する。その理由は以下の通りである。1)竿部100を複数のパーツに分離にするよって、ハンガーH1をコンパクトにすることができる。2)竿部100を折り曲げ部で折り曲げ、竿部100の第1端部111aと第2端部111bとを互いに沿う又は互いに当接するように竿部100を折り畳むことによって、ハンガーH1をコンパクトにすることができる。3)竿部100を縮めることによって、ハンガーH1をコンパクトにすることができる。また、ハンガーH1の第1吊り下げ支持部200a及び第2吊り下げ支持部200bが紐や鎖で構成されている場合も、第1吊り下げ支持部200a及び第2吊り下げ支持部200bを可撓させ、ハンガーH1をコンパクトにすることができるので、ハンガーH1の可搬性が向上する。
【実施例2】
【0040】
以下、本発明の実施例2を含む複数の実施例に係るハンガーH2について、
図4を参照しつつ説明する。
図4には、前記実施例のうちの一つの実施例(実施例2)に係るハンガーH2が示されている。
図4にも、X−X’方向及びZ−Z’方向が、実施例1と同様に示されている。
【0041】
ハンガーH2は、第1係合部112a’、第2係合部113a’、第3係合部112b’及び第4係合部113b’の構成がハンガーH1の第1係合部112a、第2係合部113a、第3係合部112b及び第4係合部113bの構成と相違している以外、ハンガーH1と同じ構成である。よって、その相違点についてのみ詳しく説明し、ハンガーH1と重複する説明は省略する。
【0042】
第1係合部112a’は竿部100’の第1端部111a’のX方向の端部に設けられ、第2係合部113a’は第1端部111a’の第1係合部112a’よりもX’方向側に設けられている。第1係合部112a’及び第2係合部113a’は、以下の1)又は2)の構成とすることが可能である。1)第1係合部112a’及び第2係合部113a’は、Z方向に凸のタブを各々有しており、当該タブに係合孔が設けられている。2)第1係合部112a’及び第2係合部113a’は、フック等の係合手段を各々有している。
【0043】
第3係合部112b’は竿部100’の第2端部111b’のX’方向の端部に設けられ、第4係合部113b’は第2端部111b’の第3係合部112b’よりもX方向側に設けられている。第3係合部112b’及び第4係合部113b’も、第1係合部112a’及び第2係合部113a’の上記1)又は2)の構成と同様の構成とすることが可能である。
【0044】
第1係合部112a’及び第2係合部113a’が上記係合孔を有している場合、第1吊り下げ支持部200aの第1部210aは、以下の1)又は2)の構成とすることが可能である。1)第1部210aは、第1係合部112a’及び第2係合部113a’の何れか一方の係合孔に挿通され、固定されている。2)第1部210aは、第1係合部112a’及び第2係合部113a’の何れか一方の係合孔に係合可能なフックやカラビナ等の係合手段を有している。
【0045】
第1係合部112a’及び第2係合部113a’が上記係合手段を有している場合、第1吊り下げ支持部200aの第1部210aには、第1係合部112a’の係合手段及び第2係合部113a’の係合手段が選択的に係合可能なリングが設けられていると良い。
【0046】
第3係合部112b’及び第4係合部113b’が上記係合孔を有している場合、第2吊り下げ支持部200bの第3部210bは、以下の1)又は2)の構成とすることが可能である。1)第3部210bは、第3係合部112b’及び第4係合部113b’の何れか一方の係合孔に挿通され、固定されている。2)第3部210bは、第3係合部112b’及び第4係合部113b’の何れか一方の係合孔に係合可能なフックやカラビナ等の係合手段を有している。
【0047】
第3係合部112b’及び第4係合部113b’が上記係合手段を有している場合、第2吊り下げ支持部200bの第3部210bには、第3係合部112b’の係合手段及び第4係合部113b’の係合手段が選択的に係合可能なリングが設けられていると良い。
【0048】
なお、竿部100’は、竿部100と同様に、複数のパーツを有する構成、折り曲げ部を有する構成又は伸縮可能な構成とすることが可能である。
図4に示される110a’及び110b’は、竿部100’のパーツである。
【0049】
以下、ハンガーH2の使用方法について説明する。第1吊り下げ支持部200aの第1部210aを竿部100’の第1端部111a’の第1係合部112a’に係合させる。同様に、第2吊り下げ支持部200bの第3部210bを竿部100’の第2端部111b’の第3係合部112b’に係合させる。この状態で、係合手段300を物干し竿や家屋の窓枠に係合させ、上着をハンガーH2に掛けると、上着の一対の肩の一方が第1吊り下げ支持部200aに支持され、一対の肩の他方が第2吊り下げ支持部200bに支持される。なお、付け替え時に、第1部210aと第1係合部112a’との係合が解除でき、第3部210bと第3係合部112b’との係合を解除できる。
【0050】
一方、第1吊り下げ支持部200aの第1部210aを竿部100’の第1端部111a’の第2係合部113a’に係合される。すると、第1端部111a’の第1延出部が第1部210aよりX方向に延出する。同様に、第2吊り下げ支持部200bの第3部210bを竿部100’の第2端部111b’の第4係合部113b’に係合される。すると、第2端部111b’の第2延出部が第3部210bよりX’方向に延出する。この状態で、係合手段300を物干し竿や家屋の窓枠に係合させ、第1端部111a’の第1延出部にリュックの一対のショルダーストラップの一方、一対の靴の一方又は一対の靴下の一方等を掛け、第2端部111b’の第2延出部にリュックの一対のショルダーストラップの他方、一対の靴の他方又は一対の靴下の他方等を掛ける。なお、付け替え時に、第1部210aと第2係合部113a’との係合を解除でき、第3部210bと第4係合部113b’との係合を解除できる。
【0051】
以上のようなハンガーH2は、ハンガーH1の第1及び第2技術的特徴と同様の技術的特徴及び効果を有している。
【実施例3】
【0052】
以下、本発明の実施例3を含む複数の実施例に係るハンガーH3について、
図5を参照しつつ説明する。
図5には、前記実施例のうちの一つの実施例(実施例3)に係るハンガーH3が示されている。
図5にも、X−X’方向及びZ−Z’方向が、実施例1と同様に示されている。
【0053】
ハンガーH3は、下記1)及び2)の相違点以外、ハンガーH1と略同じ構成である。1)ハンガーH3の竿部100’’の構成がハンガーH1の竿部100の構成と相違している。2)第1吊り下げ支持部200aの第1部210aが竿部100’’の第1端部111a’’にX−X’方向に移動自在に接続され、第2吊り下げ支持部200bの第3部210bが竿部100’’の第2端部111b’’にX−X’方向に移動自在に接続されている。よって、これらの相違点についてのみ詳しく説明し、ハンガーH1と重複する説明は省略する。
【0054】
竿部100’’は、上記の通り第1吊り下げ支持部200aの第1部210a及び第2吊り下げ支持部200bの第3部210bが移動自在に接続されており、且つ第1吊り下げ支持部200a及び第2吊り下げ支持部200bに吊り下げ支持されるものであれば良い。竿部100’’は、例えば、
図5に示されるように、X−X’方向に直線状に延びた棒又は筒とすることが可能である。又は、竿部100’’は、X−X’方向に延び且つZ方向又はZ’方向に凸の円弧状又は逆V字状の棒又は筒とすることが可能である。又は、竿部100’’は、X−X’方向に延びた略Ω字状の棒又は筒とすることが可能である。
【0055】
竿部100’’は、第1端部111a’’と、第2端部111b’’と、第1ランナー400aと、第2ランナー400bとを有している。第1端部111a’’は、竿部100’’のX方向の端部であり、第2端部111b’’は竿部100’’のX’方向の端部である。
【0056】
第1ランナー400aは、第1端部111a’’に第1位置と第2位置との間でX−X’方向に移動自在に案内される構成であれば良い。第1位置は、
図5に示されるように第1ランナー400aが第1端部111a’’のX方向の端部に位置する位置である。第2位置は、第1ランナー400aが第1端部111a’’の第1位置よりもX’方向側に位置する位置である。図示しないストッパが第1ランナー400aのX’方向側から当接するように第1端部111a’’に着脱可能に取り付けられることによって、第1ランナー400aは、第1位置又は第2位置で位置固定される構成とすることが可能である。又は、第1ランナー400aは、ランナー本体と、摺動部とを有する構成とすることが可能である。摺動部は、第1端部111a’’にX−X’方向に摺動自在に外嵌したゴムスリーブ等である。スライダ本体は、摺動部に固定されており且つ摺動部と共に抵抗力に抗してX−X’方向に移動自在である。前記抵抗力は、摺動部と第1端部111a’’との間に生じる。この抵抗力によって、第1ランナー400aが第1位置又は第2位置で位置固定される。
【0057】
第1ランナー400aは、更に以下の1)又は2)の構成とすることが可能である。1)第1ランナー400aは、Z方向に凸のタブを各々有しており、当該タブに係合孔が設けられている。2)第1ランナー400aは、フック等の係合手段を有している。
【0058】
第2ランナー400bは、第2端部111b’’に第3位置と第4位置との間でX−X’方向に移動自在に案内される構成であればと良い。第3位置は、第2ランナー400bが第2端部111b’’のX’方向の端部に位置する位置である。第4位置は、第2ランナー400bが第2端部111b’’の第3位置よりもX方向側に位置する位置である。これら以外については、第2ランナー400bは、上記した何れかの態様の第1ランナー400aと同様の構成とすることが可能である。
【0059】
第1ランナー400aが上記係合孔を有している場合、第1吊り下げ支持部200aの第1部210aは、以下の1)又は2)の構成とすることが可能である。1)第1部210aは第1ランナー400aの係合孔に挿通され、固定されている。2)第1部210aは第1ランナー400aの係合孔に係合されるフックやカラビナ等の係合手段を有している。第1ランナー400aが上記係合手段を有している場合、第1吊り下げ支持部200aの第1部210aには、第1ランナー400aの係合手段が係合されるリングが設けられていると良い。
【0060】
第2ランナー400bが上記係合孔を有している場合、第2吊り下げ支持部200bの第3部210bは、以下の1)又は2)の構成とすることが可能である。1)第3部210bは第2ランナー400bの係合孔に挿通され、固定されている。2)第3部210bは第2ランナー400bの係合孔に係合されるフックやカラビナ等の係合手段を有している。第2ランナー400bが上記係合手段を有している場合、第2吊り下げ支持部200bの第3部210bには、第2ランナー400bの係合手段が係合されるリングが設けられていると良い。
【0061】
第1ランナー400a及び第1部210aが第1位置に位置し且つ第2ランナー400b及び第3部210bが第3位置に位置している状態で、第1吊り下げ支持部200aは図示しない上着の一対の肩の一方を支持可能なハンガーH3の一方の肩部となり、且つ第2吊り下げ支持部200bは上着の前記肩の他方を支持可能なハンガーH3の他方の肩部となる。一方、第1ランナー400a及び第1部210aが第2位置に位置し且つ第2ランナー400b及び第3部210bが第4位置に位置している状態で、竿部100’’の第1端部111a’’の第1ランナー400aよりもX方向側の部分が、第1吊り下げ支持部200aの第1部210a(第1ランナー400a)よりもX方向に延出し、竿部100’’の第2端部111b’’の第2ランナー400bよりもX’方向側の部分が、第2吊り下げ支持部200bの第3部210b(第2ランナー400b)よりもX’方向に延出する。以下、第1端部111a’’の延出部を第1延出部と称し、第2端部111b’’の延出部を第2延出部と称する。第1延出部にリュックの一対のショルダーストラップの一方、一対の靴の一方又は一対の靴下の一方等を掛け、第2延出部にリュックの一対のショルダーストラップの他方、一対の靴の他方又は一対の靴下の他方等を掛けることが可能になる。
【0062】
なお、竿部100’’は、竿部100と同様に、複数のパーツを有する構成、折り曲げ部を有する構成又は伸縮可能な構成とすることが可能である。
図5に示される110a’’及び110b’’は、竿部100’’のパーツである。
【0063】
以下、
図5に示されるハンガーH3の使用方法について説明する。第1吊り下げ支持部200aの第1部210a及び第1ランナー400aを竿部100’’の第1端部111a’’上の第1位置に位置固定させる。同様に、第2吊り下げ支持部200bの第3部210b及び第2ランナー400bを竿部100’’の第2端部111b’’上の第3位置に位置固定させる。この状態で、係合手段300を物干し竿や家屋の窓枠に係合させ、上着をハンガーH3に掛けると、上着の一対の肩の一方が第1吊り下げ支持部200aに支持され、一対の肩の他方が第2吊り下げ支持部200bに支持される。
【0064】
第1吊り下げ支持部200aの第1部210a及び第1ランナー400aを竿部100’’の第1端部111a’’上の第1位置から第2位置へ移動させ、第2位置で位置固定させる。すると、竿部100’’の第1端部111a’’の第1延出部が第1部210aよりX方向に延出する。同様に、第2吊り下げ支持部200bの第3部210b及び第2ランナー400bを竿部100’’の第2端部111b’’上の第3位置から第4位置へ移動させ、第4位置で位置固定させる。すると、第2端部111b’’の第2延出部が第3部210bよりX’方向に延出する。この状態で、係合手段300を物干し竿や家屋の窓枠に係合させ、第1端部111a’’の第1延出部にリュックの一対のショルダーストラップの一方、一対の靴の一方又は一対の靴下の一方等を掛け、第2端部111b’’の第2延出部にリュックの一対のショルダーストラップの他方、一対の靴の他方又は一対の靴下の他方等を掛ける。
【0065】
以上のようなハンガーH3は、ハンガーH1の第1及び第2技術的特徴と同様の技術的特徴及び効果を有している。
【実施例4】
【0066】
以下、本発明の実施例4を含む複数の実施例に係るハンガーH4について、
図6を参照しつつ説明する。
図6には、前記実施例のうちの一つの実施例(実施例4)に係るハンガーH4が示されている。
【0067】
ハンガーH4は、ハンガーH4の竿部500の構成がハンガーH4の竿部100’’の構成と相違している以外、ハンガーH3と略同じ構成である。よって、これらの相違点についてのみ詳しく説明し、ハンガーH3と重複する説明は省略する。
【0068】
竿部500は、第1吊り下げ支持部200aの第1部210a及び第2吊り下げ支持部200bの第3部210bが移動自在に接続されており、且つ第1吊り下げ支持部200a及び第2吊り下げ支持部200bに吊り下げ支持されるものであれば良い。竿部500は、例えば、
図6に示されるように、X−X’方向に直線状に延びた棒又は筒とすることが可能である。又は、竿部500は、X−X’方向に延び且つZ方向又はZ’方向に凸の円弧状又は逆V字状の棒又は筒とすることが可能である。又は、竿部500は、X−X’方向に延びた略Ω字状の棒又は筒とすることが可能である。
【0069】
竿部500は、第1端部511aと、第2端部511bとを有している。第1端部511aは、竿部500のX方向の端部であり、第2端部511bは竿部500のX’方向の端部である。
【0070】
第1端部511aには、X−X’方向に延びる第1溝512aが形成されている。第2端部511bには、X−X’方向に延びる第2溝512bが形成されている。
図6に示されるように、第1溝512aにはゴム等で構成された第1滑り止め520aが、第2溝512bにはゴム等で構成された第2滑り止め520bが取り付けられていても良いが、これに限定されることはない。
【0071】
第1吊り下げ支持部200aの第1部210aは、第1端部511aに第1位置と第2位置との間でX−X’方向に移動自在に案内される第1ランナーを有している。第1位置は、
図6に示されるように第1ランナーが第1端部511aのX方向の端部に位置する位置である。第2位置は、第1ランナーが第1端部511aの第1位置よりもX’方向側に位置する位置である。
【0072】
第1ランナーは、例えば、以下の1)又は2)の構成とすることが可能である。1)第1ランナーは、
図6に示されるように、第1部210aを結んだ結び目及びその上側部分であって、第1端部511a内をX−X’方向に移動自在に案内されている。第1溝512aに第1滑り止め520aが取り付けられている場合、第1部210aの結び目の上側部分が第1滑り止め520a内をX−X’方向に摺動する。第1部210aの結び目の上側部分と第1滑り止め520aとの間で生じる抵抗力によって、第1ランナーが第1位置で位置固定される。第1部210aの結び目の上側部分が第1滑り止め520aのX’方向の端に当接することによって、第1ランナーが第2位置で位置固定される。第1溝512aに第1滑り止め520aが取り付けられていない場合、図示しないストッパが第1位置の第1部210aの結び目の上側部分にX’方向側から当接するように第1溝512aに着脱可能に取り付けられることによって、第1ランナーは第1位置で位置固定され、第1部210aの結び目の上側部分が第1溝512aのX’方向の端に当接することによって、第1ランナーが第2位置で位置固定される。
【0073】
2)は、第1ランナーは、第1部210aに設けられており且つ第1溝512a内をX−X’方向に移動自在に案内されている。第1溝512aに第1滑り止め520aが取り付けられている場合、第1ランナーが第1滑り止め520a内をX−X’方向に摺動する。第1ランナーと第1滑り止め520aとの間で生じる抵抗力によって、第1ランナーが第1位置で位置固定される。第1ランナーが第1滑り止め520aのX’方向の端に当接することによって、第1ランナーが第2位置で位置固定される。第1溝512aに第1滑り止め520aが取り付けられていない場合、図示しないストッパが第1位置の第1ランナーにX’方向側から当接するように第1溝512aに着脱可能に取り付けられることによって、第1ランナーは第1位置で位置固定され、第1ランナーが第1溝512aのX’方向の端に当接することによって、第1ランナーが第2位置で位置固定される。
【0074】
第2吊り下げ支持部200bの第3部210bは、第2端部511bに第3位置と第4位置との間でX−X’方向に移動自在に案内される第2ランナーを有している。第3位置は、第2ランナーが第2端部511bのX’方向の端部に位置する位置である。第4位置は、第2ランナーが第2端部511bの第3位置よりもX方向側に位置する位置である。
【0075】
第2ランナーは、例えば、以下の1)又は2)の構成とすることが可能である。1)第2ランナーは、
図6に示されるように、第3部210bを結んだ結び目及びその上側部分であって、第2端部511b内をX−X’方向に移動自在に案内されている。第2溝512bに第2滑り止め520bが取り付けられている場合、第3部210bの結び目の上側部分が第2滑り止め520b内をX−X’方向に摺動する。第3部210bの結び目の上側部分と第2滑り止め520bとの間で生じる抵抗力によって、第2ランナーが第3位置で位置固定される。第3部210bの結び目の上側部分が第2滑り止め520bのX方向の端に当接することによって、第2ランナーが第4位置で位置固定される。第2溝512bに第2滑り止め520bが取り付けられていない場合、図示しないストッパが第3位置の第3部210bの結び目の上側部分にX方向側から当接するように第2溝512bに着脱可能に取り付けられることによって、第2ランナーは第3位置で位置固定され、第3部210bの結び目の上側部分が第2溝512bのX方向の端に当接することによって、第2ランナーが第4位置で位置固定される。
【0076】
2)は、第2ランナーは、第3部210bに設けられており且つ第2溝512b内をX−X’方向に移動自在に案内されている。第2溝512bに第2滑り止め520bが取り付けられている場合、第2ランナーが第2滑り止め520b内をX−X’方向に摺動する。第2ランナーと第2滑り止め520bとの間で生じる抵抗力によって、第2ランナーが第3位置で位置固定される。第2ランナーが第2滑り止め520bのX方向の端に当接することによって、第2ランナーが第4位置で位置固定される。第2溝512bに第2滑り止め520bが取り付けられていない場合、図示しないストッパが第3位置の第2ランナーにX方向側から当接するように第2溝512bに着脱可能に取り付けられることによって、第2ランナーは第3位置で位置固定され、第2ランナーが第2溝512bのX’方向の端に当接することによって、第2ランナーが第4位置で位置固定される。
【0077】
第1ランナー及び第1部210aが第1位置に位置し且つ第2ランナー及び第3部210bが第3位置に位置している状態で、第1吊り下げ支持部200aは図示しない上着の一対の肩の一方を支持可能なハンガーH4の一方の肩部となり、且つ第2吊り下げ支持部200bは上着の前記肩の他方を支持可能なハンガーH4の他方の肩部となる。一方、第1ランナー及び第1部210aが第2位置に位置し且つ第2ランナー及び第3部210bが第4位置に位置している状態で、竿部500の第1端部511aの第1ランナーよりもX方向側の部分が、第1吊り下げ支持部200aの第1部210a(第1ランナー)よりもX方向に延出し、竿部500の第2端部511bの第2ランナーよりもX’方向側の部分が、第2吊り下げ支持部200bの第3部210b(第2ランナー)よりもX’方向に延出する。以下、第1端部511aの延出部を第1延出部と称し、第2端部511bの延出部を第2延出部と称する。第1延出部にリュックの一対のショルダーストラップの一方、一対の靴の一方又は一対の靴下の一方等を掛け、第2延出部にリュックの一対のショルダーストラップの他方、一対の靴の他方又は一対の靴下の他方等を掛けることが可能になる。
【0078】
なお、竿部500は、竿部100と同様に、複数のパーツを有する構成、折り曲げ部を有する構成又は伸縮可能な構成とすることが可能である。
図6に示される510a及び510bは、竿部500のパーツであり、513aはパーツ510aの嵌合孔、513bはパーツ510bの嵌合突部である。
【0079】
図6に示されるハンガーH4は、ハンガーH3と同様に使用可能である。以上のようなハンガーH4は、ハンガーH3の第1及び第2技術的特徴と同様の技術的特徴及び効果を有している。
【0080】
なお、上記したハンガーは、上記実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲の記載範囲において任意に設計変更することが可能である。
【0081】
なお、上記実施例の各態様及び設計変形例におけるハンガーの各構成要素を構成する素材、形状、寸法、数及び配置等はその一例を説明したものであって、同様の機能を実現し得る限り任意に設計変更することが可能である。上述した実施例の各態様及び設計変更例は、互いに矛盾しない限り、相互に組み合わせることが可能である。なお、本発明の第1方向は、本発明の竿部が延びた方向である限り任意に設定可能である。