特許第6918700号(P6918700)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6918700
(24)【登録日】2021年7月27日
(45)【発行日】2021年8月11日
(54)【発明の名称】発音モジュールおよび表示装置
(51)【国際特許分類】
   H04N 5/64 20060101AFI20210729BHJP
   H04R 1/02 20060101ALI20210729BHJP
   H04R 1/00 20060101ALI20210729BHJP
【FI】
   H04N5/64 541N
   H04R1/02 102Z
   H04R1/00 318A
【請求項の数】15
【全頁数】10
(21)【出願番号】特願2017-552176(P2017-552176)
(86)(22)【出願日】2017年4月1日
(65)【公表番号】特表2019-522385(P2019-522385A)
(43)【公表日】2019年8月8日
(86)【国際出願番号】CN2017079289
(87)【国際公開番号】WO2017202143
(87)【国際公開日】20171130
【審査請求日】2020年3月19日
(31)【優先権主張番号】201620497930.7
(32)【優先日】2016年5月26日
(33)【優先権主張国】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】510280589
【氏名又は名称】京東方科技集團股▲ふん▼有限公司
【氏名又は名称原語表記】BOE TECHNOLOGY GROUP CO.,LTD.
(73)【特許権者】
【識別番号】517343988
【氏名又は名称】高▲創▼(▲蘇▼州)▲電▼子有限公司
【氏名又は名称原語表記】K−TRONICS(SUZHOU)TECHNOLOGY CO.,LTD.
(74)【代理人】
【識別番号】100108453
【弁理士】
【氏名又は名称】村山 靖彦
(74)【代理人】
【識別番号】100110364
【弁理士】
【氏名又は名称】実広 信哉
(72)【発明者】
【氏名】王 杰
【審査官】 大室 秀明
(56)【参考文献】
【文献】 中国実用新案第204180220(CN,U)
【文献】 中国実用新案第201533384(CN,U)
【文献】 米国特許出願公開第2009/0242322(US,A1)
【文献】 米国特許出願公開第2011/0186705(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
F16F 7/00−7/14
H04N 5/64−5/655
H04R 1/00−1/08
H04R 1/12−1/14
H04R 1/42−1/46
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
発音部材と、バックプレートと、少なくとも1つの弾性部材と、を備える発音モジュールであって、
前記弾性部材は、第1係止部と第2係止部とを含み、
前記発音部材は、第1取付部を含み、
前記バックプレートは、第2取付部を含み、
前記第1取付部は、前記第1係止部に係止され、
前記第2取付部は、前記第2係止部に係止され
前記弾性部材は、本体と、前記本体から突出され前記本体において順番に配列される第1突出部、第2突出部および第3突出部と、を含み、
前記第1突出部と前記第2突出部と前記本体との間には、前記第1係止部が形成され、
前記第2突出部と前記第3突出部と前記本体との間には、前記第2係止部が形成され、
前記第1取付部は、前記第1係止部に対応した形状に形成され、
前記第2取付部は、前記第2係止部に対応した形状に形成され、
前記弾性部材には、第1溝が設けられ、
前記第1取付部には、前記第1溝に対応した第1突起が設けられる、発音モジュール。
【請求項2】
2つの弾性部材を含み、
前記2つの弾性部材は、それぞれ前記発音部材の両側に設けられる請求項に記載の発音モジュール。
【請求項3】
3つの弾性部材を含み、
そのうちの2つの弾性部材はそれぞれ前記発音部材の両側に設けられ、もう1つの弾性部材は前記発音部材の第3側に設けられる請求項1または2に記載の発音モジュール。
【請求項4】
前記本体は、円柱体を含む請求項1〜3のいずれか一項に記載の発音モジュール。
【請求項5】
前記第1突出部、前記第2突出部および前記第3突出部は、前記本体においてその中心軸の方向に順次に配列される請求項1〜4のいずれか一項に記載の発音モジュール。
【請求項6】
前記第1突出部、前記第2突出部および前記第3突出部は、それぞれ前記本体の中心軸に垂直な方向に沿って前記本体から突出される請求項に記載の発音モジュール。
【請求項7】
前記第1突出部、前記第2突出部および前記第3突出部は、前記本体の周りに沿って一周に亘り前記本体から突出される請求項に記載の発音モジュール。
【請求項8】
前記第1取付部と前記第1係止部との係止長さは、前記本体の円周の周長の半分よりも大きく、
前記第2取付部と前記第2係止部との係止長さは、前記本体の円周の周長に等しい請求項に記載の発音モジュール。
【請求項9】
前記第1取付部は、開口または貫通穴を含み、
前記第1突起は、前記第1取付部の前記開口または貫通穴に挿通されるか、あるいは前記第1取付部の前記開口または貫通穴の一側に位置されるとともに、前記第1取付部に対して垂直な方向に前記第1取付部から突出される請求項1〜8のいずれか一項に記載の発音モジュール。
【請求項10】
前記第2取付部は、貫通穴を含む請求項1〜のいずれか一項に記載の発音モジュール。
【請求項11】
前記弾性部材の材質は、ゴムを含む請求項1〜10のいずれか一項に記載の発音モジュール。
【請求項12】
前記第1突起は、前記第1取付部の前記開口または貫通孔の中心線を越える請求項9に記載の発音モジュール。
【請求項13】
前記第1溝は、前記本体、前記第2突出部、および前記第3突出部のうち前記第2突出部に近接する一部に溝として設けられる請求項1〜11のいずれか一項に記載の発音モジュール。
【請求項14】
前記本体の中心軸に平行な方向における前記第1溝の大きさは、前記本体の前記中心軸の方向における前記本体の大きさよりも小さい請求項1〜13のいずれか一項に記載の発音モジュール。
【請求項15】
請求項1〜14のいずれか一項に記載の発音モジュールを備える表示装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明の少なくとも一実施例は、発音モジュールおよび表示装置に関する。
【背景技術】
【0002】
例えばテレビのような表示装置に対し、ユーザが1番気にするのが画質で、2番目が音響効果であるため、よい音響効果はユーザ体験を向上できる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明の少なくとも一実施例は、発音モジュールおよび表示装置に関し、よって、音響効果が向上し、コストダウンになり、産能が最適化される。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明の少なくとも一実施例は、発音部材と、バックプレートと、少なくとも1つの弾性部材と、を備える発音モジュールであって、前記弾性部材は、第1係止部と第2係止部とを含み、前記発音部材は、第1取付部を含み、前記バックプレートは、第2取付部を含み、前記第1取付部は、前記第1係止部に係止され、前記第2取付部は、前記第2係止部に係止される発音モジュールを提供する。そこで、前記発音部材は前記バックプレートに固定される。
【0005】
本発明の少なくとも一実施例は、本発明の実施例に係る発音モジュールのいずれかを備える表示装置を提供する。
【0006】
以下、本発明の実施例に係る技術思想をより明確に説明するため、実施例の図面について簡単に説明する。下で述べる図面は勿論、単なる本発明の実施例の一部に触れており、本発明はこれらに限定するものではない。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1図1は、スピーカと完成品との従来の取付態様の模式図である。
図2図2は、本発明の一実施例に係る発音モジュールの立体模式図である。
図3a図3aは、本発明の一実施例に係る発音モジュールの弾性部材の立体模式図である。
図3b図3bは、本発明の一実施例に係る発音モジュールの弾性部材の別の視点から見た立体模式図である。
図4図4は、本発明の一実施例に係る発音モジュールの発音部材の立体模式図である。
図5図5は、本発明の一実施例に係る発音モジュールのバックプレートの立体模式図である。
図6a図6aは、本発明の一実施例に係る発音モジュールにおける発音部材と弾性部材との組み付け構造を示す立体模式図である。
図6b図6bは、本発明の一実施例に係る発音モジュールにおけるバックプレートと弾性部材との組み付け構造を示す模式図である。
図7図7は、本発明の他の実施例に係る発音モジュールの模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、本発明の目的、技術手段、およびメリットをより明白にするため、本発明の実施例に係る技術思想について本発明の実施例の図面を参照しながら全体として明確に説明する。説明された実施例が本発明の一部の実施例のみであり、本発明の全ての実施例ではないことは明白であろう。当業者には、開示された本発明の実施例に基づき、容易に成し遂げることができた他の実施例の全ては本発明の精神から逸脱しない。
【0009】
特に定義しない限り、本開示に使用された技術用語または科学用語は、当業者に理解される一般的な意味である。本開示に使用された「第1」、「第2」及び類似する用語は、順番、数量や重要度を表すものではなく、異なる構成要素を区別させるものに過ぎない。同様に、「1個」、「1つ」、もしくは「当該」などのような用語も数量を制限するわけではなく、少なくとも1つ存在することを表す。「備える」、「含む」および類似する用語は、挙げられた要素に加えて、他の要素が共存してもよいことを意味する。「上」、「下」、「左」、「右」等の用語は、相対的位置関係を表すものに過ぎず、説明しようとする対象の絶対的位置が変わると、その相対的位置関係がそれ相応に変わる場合もある。
【0010】
音響効果の向上について、品質のよいスピーカを選択すること以外、スピーカと完成品(表示装置のバックプレート)との取付構造や態様も音響効果に大きい影響を与える。スピーカと完成品とがよく固定されなければ、品質のよいスピーカが選択されても、完成品が出す音響効果も大幅に落ちてしまう。
【0011】
図1に示すように、一般的に、スピーカ01はねじ04によるロックによってバックプレート02に固定され、バックプレート02の取付部021にはゴムリング03が設けられ、ゴムリング03はねじ04によってバックプレート02の取付部021に固定され、スピーカの取付部011はゴムリング03の中に取り付けられ。よって、スピーカは完成品に取り付けられる。スピーカが発音するときに、完成品はこのような接続構造のスピーカにつれられて振動され、「ツーツー」の音が出され、スピーカの全体的な音響効果が影響される。そして、このような接続構造はねじでロックする必要があり、工程が複雑で、操作が煩雑で、産能の最適化に不利である。
【0012】
本発明の少なくとも1つの実施例は、発音部材と、バックプレートと、少なくとも1つの弾性部材と、を備える発音モジュールを提供する。弾性部材は、第1係止部と第2係止部とを含み、発音部材は、第1取付部を含み、バックプレートは、第2取付部を含み、第1取付部は、第1係止部と第2係止部との一方に係止され、第2取付部は、第1係止部と第2係止部との他方に係止される。そこで、発音部材はバックプレートに固定される。
【0013】
本発明の少なくとも1つの実施例に係る発音モジュールによれば、音響効果が向上し、コストダウンになり、産能が最適化される。
【0014】
以下、具体的な実施例をいくつか挙げて説明する。
実施例1
【0015】
図2に示すように、本実施例は、発音部材10と、バックプレート20と、少なくとも1つの弾性部材30と、を備える発音モジュールを提供する。弾性部材30は、第1係止部301と第2係止部302とを含み、発音部材10は、第1取付部101を含み、バックプレート20は、第2取付部201(図5に示される)を含み、第1取付部101は、第1係止部301と第2係止部302との一方に係止され、第2取付部201は、第1係止部301と第2係止部302との他方に係止される。そこで、発音部材10はバックプレート20に固定される。
【0016】
本実施例に係る発音モジュールは、従来の発音部材と完成品との固定態様を変え、発音部材と弾性部材とバックプレート(完成品)との係合型の取付構造によって、発音部材が発音する際に完成品との振動周波数が低減され、全体的な音質の効果が向上される。
【0017】
従来通常の取付方式に比べると、発音部材と完成品との接触部分は、全弾性部材係合型に変更され、よって、発音部材が発声する際に完成品との振動が低減され、発音部材の全体的な発声効果が最適化されることができ、また、生産の観点から見れば、工程が従来の複数から1つに低減され、人力作業が減少され、従来のロック型用のねじが節約され、よって、生産コストが低減され、産能が最適化されることができる。
【0018】
図2に示すように、いくつかの例示において、発音モジュールは、それぞれ発音部材10の両側に設けられた2つの弾性部材30を含む。図2において2つの発音部材10を示した。図2の左側の弾性部材30は断面構造で示すことによって、発音部材10の第1取付部101と弾性部材30との対応した構造がよりよく示される。
【0019】
本発明の実施例において、発音部材10は例えばスピーカである。例えば、弾性部材30はゴム素子を含むが、それに限定されるものではない。
【0020】
図3aと3bに示すように、いくつかの例示において、弾性部材30は、本体300と、本体300から突出され本体300において順番に配列された第1突出部311、第2突出部312および第3突出部313を含み、第1突出部311と第2突出部312と本体300との間に第1係止部301が形成され、第2突出部312と第3突出部313と本体300との間に第2係止部302が形成される。例えば、第1突出部311の下面と、第2突出部312の上面と、第1突出部311と第2突出部312との間に位置される本体300と、の間に第1係止部301が形成され、第2突出部312の下面と、第3突出部313の上面と、第2突出部312と第3突出部313との間に位置される本体300と、の間に第2係止部302が形成される。本例示に係る弾性部材30は、形成した第1係止部301と第2係止部302とが、発音部材10の第1取付部101とバックプレート20の第2取付部201とをよりよく収納することができ、発音部材10の支持に役立つ。弾性部材30を利用して、発音部材10とバックプレート20とを固定する効果を果たす。弾性部材30と完成品との接触面積が減少され、さらに弾性部材30の柔軟性が利用されることで、発音部材10が発声する際に完成品との振動周波数が軽減され、全体的な音質効果が向上される。
【0021】
図3aと3bに示すように、いくつかの例示において、本体300は円柱体を含むが、それに限定されるものではない。例えば、第1突出部311、第2突出部312および第3突出部313は、この順に本体300において本体の中心軸の方向3001に沿って配列される。例えば、第1突出部311と第2突出部312と第3突出部313とは、それぞれ本体の中心軸の方向に対して垂直な方向3002に沿って本体300から突出される。例えば、第1突出部311と第2突出部312と第3突出部313とは、本体300周りに沿って一周に亘り本体300から突出される。
【0022】
いくつかの例示において、第1取付部101は、それに係止される第1係止部301または第2係止部302の形状に対応され、第2取付部201は、それに係止される第2係止部302または第1係止部301の形状に対応される。よって、係止はさらに堅固になる。
【0023】
図3aと、図3bと、図4に示すように、いくつかの例示において、弾性部材30には第1溝331が設けられ、第1取付部101には第1溝331に対応される第1突起102が設けられる。発音部材10が一定な重量を持つため、第1溝331と第1突起102とを設けることで、発音部材10と弾性部材30との係止をさらに堅固にならせ、発音部材10をよりよく支持することができる。なお、第1溝331と第1突起102とを設けなくてもよく、本発明の実施例はそれを限定しない。
【0024】
例えば、如図4に示すように、第1取付部101は開口1011を1つ含むが、それに限定されるものではなく、例えば、第1取付部101は貫通穴を1つ含んでもよい。開口または貫通穴は、第1係止部301または第2係止部302に係止されるように配置される。図2にも示すように、第1突起102は、第1取付部101の開口または貫通穴の中に設けられるとともに、第1取付部101に対して垂直な方向に第1取付部101から突出される。図2において、第1突起102は開口101に挿通される。もちろん、第1突起102は第1取付部101の開口または貫通穴の一側に位置されてもよく、本実施例はそれに限定されるものではない。なお、本実施例は、第1取付部101と第1突起102との形状を限定しない。
【0025】
図3aと、図3bと、図4と、図5に示すように、いくつかの例示において、第1取付部101と、第1係止部301と第2係止部302との一方とが係止される係止長さは、本体300の円周の周長の半分よりも大きく、第2取付部201と、第1係止部301と第2係止部302との他方とが係止される係止長さは、本体300の円周の周長に等しい。よって、係止はさらに堅固になる。図5には第2取付部201が貫通穴2011を1つ含むことを示した。貫通穴2011とバックプレート10とが係止される模式図は図6bに示す通りである。
【0026】
図6aには発音部材10と弾性部材30との取付模式図が示され、図6bにはバックプレート20と弾性部材30との取付模式図を示した。例えば、取り付ける際に、発音部材10の第1取付部101と、弾性部材30の第1係止部301とを係止可能になり、例えば、第1取付部101の開口または貫通穴を第1突出部311と第2突出部312との間に位置される本体300に接触させる。第1溝331と第1突起102とが設けられた場合に、弾性部材30と発音部材10が係止される際に、第1溝331と第1突起102とも互いに対応される。そして、弾性部材30の第2係止部302をバックプレート20に係止させ、例えば、第3突出部313をバックプレート20の第2取付部201の貫通穴2011に挿通させるとともに第2突出部312と第3突出部313との間における本体300を貫通穴2011の中に入れる。もちろん、先に弾性部材30とバックプレート20とを取り付けてから弾性部材30と発音部材10とを取り付けてもよく、本実施例はそれを限定しない。例えば、図6aに示すように、発音部材10の第1取付部101は弾性部材30に緊密的に接触される。例えば、第1取付部101の上面は第1突出部311の下面に緊密的に接触され、第1取付部101の下面は第2突出部312の上面に緊密的に接触され、第1取付部101の開口または貫通穴の縁は第1突出部311と第2突出部312との間に位置される本体300に緊密的に接触される。例えば、図6bに示すように、バックプレート20の第2取付部201は弾性部材30にも緊密的に接触される。例えば、第2取付部201の上面は第2突出部312の下面に緊密的に接触され、第2取付部201の下面は第3突出部313の上面に緊密的に接触され、第1取付部201例えば貫通穴の縁は第2突出部312と第3突出部313との間に位置される本体300に緊密的に接触される。本実施例に係る弾性部材30によれば、発音部材10とバックプレート20との取り付けの操作性が向上し、より便利になり、生産ラインの効率の向上や人力コストの節約が図られ、通常の発音部材とバックプレートとが固定接続される際に必要となるねじも節約し、よって、材料のコストも下げ、現在の市場のニーズを満すようになる。
【0027】
実施例2
図7に示すように、本実施例と実施例1との異なる箇所は、発音モジュールが弾性部材30を3つ含み、そのうちの2つの弾性部材30がそれぞれ発音部材10の両側(第1側1001と第2側1002)に設けられ、もう1つの弾性部材30が発音部材10の第3側1003に設けられることにある。例えば、発音モジュールは弾性部材30を4つ含んでもよく、4つ目の弾性部材は第3側に対向する第4側1004に位置されてもよい。
【0028】
なお、本発明の実施例において、各発音部材10を取り付けるための弾性部材30の数は限定されない。
【0029】
それ以外は実施例1の説明を参考してもよいため、ここで省略する。
【0030】
実施例3
本実施例は、本発明の実施例に記載したいずれかの発音モジュールを含む表示装置を提供する。
【0031】
いくつかの例示において、表示装置はテレビを含むが、それに限定されるものではない。
【0032】
なお、
(1)特に定義しない限り、本発明の実施例と図面における同一の符号は同一の意味を表す。
(2)本発明の実施例に係る図面において、本発明の実施例に関する構造のみに関し、その他の構造は通常の設計を参考してもよい。
(3)明確にするためには、本発明の実施例を説明するための図面において、部品または領域の厚さが拡大される場合もある。
(4)互いに矛盾しない限り、本発明の異なる実施例または同一の実施例における特徴を組み合わせることが可能である。
【0033】
上記したのは、本発明の具体的な実施形態のみに過ぎなく、本発明の保護範囲はこれに限定されるものではなく、当業者が本発明に開示された技術範囲内において考えられるすべての変更または置換は、本発明の保護範囲内に含まれるべきである。そのため、本発明の保護範囲は前記請求項の保護範囲によって確定されるべきである。
【0034】
本願は、2016年5月26日に出願された中国特許出願第201620497930.7号の優先権を主張し、上記出願の全ての内容は参照により本明細書の一部として組み込まれた。
【符号の説明】
【0035】
01 スピーカ
011 スピーカの取付部
02 バックプレート
03 ゴムリング
04 ナット
021 バックプレートにおける取付部
10 発音部材
20 バックプレート
30 弾性部材
101 第1取付部
102 第1突起
201 第2取付部
300 本体
301 第1係止部
302 第2係止部
311 第1突出部
312 第2突出部
313 第3突出部
331 第1溝
1011 開口
2011 貫通穴
3001 本体の中心軸の方向
3002 本体の中心軸に対して垂直な方向
1001 発音部材の第1側
1002 発音部材の第2側
1003 発音部材の第3側
1004 発音部材の第4側
図1
図2
図3a
図3b
図4
図5
図6a
図6b
図7