【実施例】
【0265】
(実施例1)
2-メチル-6-オキソ-4-o-トリル-1,4,5,6-テトラヒドロ-ピリジン-3-カルボン酸ベンジルエステル
2-メチル-6-オキソ-4-o-トリル-1,4,5,6-テトラヒドロ-ピリジン-3-カルボン酸ベンジルエステルを、一般的なプロトコルAに従って、2-メチルベンズアルデヒド(0.27mL)、アセト酢酸ベンゾイル(384mg)から出発して調製し、分取LC-MSによる精製後に白色粉末として得た(137mg、20%)。
【0266】
【数1】
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【0267】
(実施例2)
2-メチル-6-オキソ-4-m-トリル-1,4,5,6-テトラヒドロ-ピリジン-3-カルボン酸ベンジルエステル
2-メチル-6-オキソ-4-m-トリル-1,4,5,6-テトラヒドロ-ピリジン-3-カルボン酸ベンジルエステルを、一般的なプロトコルAに従って、3-メチルベンズアルデヒド(0.27mL)、アセト酢酸ベンゾイル(384mg)から出発して調製し、エタノール沈殿後に白色粉末として得た(78mg、11%)。
【0268】
【数2】
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【0269】
(実施例3)
2-メチル-6-オキソ-4-p-トリル-1,4,5,6-テトラヒドロ-ピリジン-3-カルボン酸ベンジルエステル
2-メチル-6-オキソ-4-p-トリル-1,4,5,6-テトラヒドロ-ピリジン-3-カルボン酸ベンジルエステルを、一般的なプロトコルAに従って、4-メチルベンズアルデヒド(0.27mL)、アセト酢酸ベンゾイル(384mg)から出発して調製し、エタノール沈殿後に白色粉末として得た(137mg、20%)。
【0270】
【数3】
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【0271】
(実施例4)
4-(2-メトキシ-フェニル)-2-メチル-6-オキソ-1,4,5,6-テトラヒドロ-ピリジン-3-カルボン酸ベンジルエステル
4-(2-メトキシ-フェニル)-2-メチル-6-オキソ-1,4,5,6-テトラヒドロ-ピリジン-3-カルボン酸ベンジルエステルを、一般的なプロトコルAに従って、2-メトキシベンズアルデヒド(150mg)、アセト酢酸ベンゾイル(210mg)から出発して調製し、エタノール沈殿後に白色粉末として得た(63mg)(16%)。
【0272】
【数4】
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【0273】
(実施例5)
4-(3-メトキシ-フェニル)-2-メチル-6-オキソ-1,4,5,6-テトラヒドロ-ピリジン-3-カルボン酸ベンジルエステル
4-(3-メトキシ-フェニル)-2-メチル-6-オキソ-1,4,5,6-テトラヒドロ-ピリジン-3-カルボン酸ベンジルエステルを、一般的なプロトコルAに従って、3-メトキシルベンズアルデヒド(0.3mL)、アセト酢酸ベンゾイル(384mg)から出発して調製し、エタノール沈殿後に白色粉末として得た(36mg、5%)。
【0274】
【数5】
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【0275】
(実施例6)
4-(4-メトキシ-フェニル)-2-メチル-6-オキソ-1,4,5,6-テトラヒドロ-ピリジン-3-カルボン酸ベンジルエステル
4-(4-メトキシ-フェニル)-2-メチル-6-オキソ-1,4,5,6-テトラヒドロ-ピリジン-3-カルボン酸ベンジルエステルを、一般的なプロトコルAに従って、4-メトキシルベンズアルデヒド(0.3mL)、アセト酢酸ベンゾイル(384mg)から出発して調製し、分取LC-MSによる精製後に黄色粉末として得た(27mg、5%)。
【0276】
【数6】
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【0277】
(実施例7)
2-メチル-6-オキソ-4-(2-トリフルオロメチル-フェニル)-1,4,5,6-テトラヒドロ-ピリジン-3-カルボン酸ベンジルエステル
2-メチル-6-オキソ-4-(2-トリフルオロメチル-フェニル)-1,4,5,6-テトラヒドロ-ピリジン-3-カルボン酸ベンジルエステルを、一般的なプロトコルAに従って、2-トリフルオロメチルベンズアルデヒド(0.27mL)、アセト酢酸ベンゾイル(384mg)から出発して調製し、エタノール沈殿後に白色粉末として得た(138mg、18%)。
【0278】
【数7】
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【0279】
(実施例8)
2-メチル-6-オキソ-4-(3-トリフルオロメチル-フェニル)-1,4,5,6-テトラヒドロ-ピリジン-3-カルボン酸ベンジルエステル
2-メチル-6-オキソ-4-(3-トリフルオロメチル-フェニル)-1,4,5,6-テトラヒドロ-ピリジン-3-カルボン酸ベンジルエステルを、一般的なプロトコルAに従って、3-トリフルオロメチルベンズアルデヒド(0.45mL)、アセト酢酸ベンゾイル(384mg)から出発して調製し、エタノール沈殿後に白色粉末として得た(141mg、18%)。
【0280】
【数8】
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【0281】
(実施例9)
2-メチル-6-オキソ-4-(4-トリフルオロメチル-フェニル)-1,4,5,6-テトラヒドロ-ピリジン-3-カルボン酸ベンジルエステル
2-メチル-6-オキソ-4-(4-トリフルオロメチル-フェニル)-1,4,5,6-テトラヒドロ-ピリジン-3-カルボン酸ベンジルエステルを、一般的なプロトコルAに従って、4-トリフルオロメチルベンズアルデヒド(0.44mL)、アセト酢酸ベンゾイル(384mg)から出発して調製し、エタノール沈殿後に白色粉末として得た(96mg、13%)。
【0282】
【数9】
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【0283】
(実施例10)
4-(2-クロロ-フェニル)-2-メチル-6-オキソ-1,4,5,6-テトラヒドロ-ピリジン-3-カルボン酸ベンジルエステル
4-(2-クロロ-フェニル)-2-メチル-6-オキソ-1,4,5,6-テトラヒドロ-ピリジン-3-カルボン酸ベンジルエステルを、一般的なプロトコルAに従って、2-クロロベンズアルデヒド(0.19mL)、アセト酢酸ベンゾイル(205mg)から出発して調製した。白色粉末26mgを、エタノール沈殿後に得た。
【0284】
【数10】
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【0285】
(実施例11)
4-(3-クロロ-フェニル)-2-メチル-6-オキソ-1,4,5,6-テトラヒドロ-ピリジン-3-カルボン酸ベンジルエステル
4-(3-クロロ-フェニル)-2-メチル-6-オキソ-1,4,5,6-テトラヒドロ-ピリジン-3-カルボン酸ベンジルエステルを、一般的なプロトコルAに従って、3-クロロベンズアルデヒド(0.35mL)、アセト酢酸ベンゾイル(384mg)から出発して調製し、エタノール沈殿後に白色粉末として得た(185mg、26%)。
【0286】
【数11】
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【0287】
(実施例12)
ベンジル4-(4-クロロフェニル)-6-メチル-2-オキソ-3,4-ジヒドロ-1H-ピリジン-5-カルボキシラート
ベンジル4-(4-クロロフェニル)-6-メチル-2-オキソ-3,4-ジヒドロ-1H-ピリジン-5-カルボキシラートを、一般的なプロトコルAに従って、p-クロロベンズアルデヒド(15mmol、2.108g)、アセト酢酸ベンゾイル(15mmol、2.58mL)から出発して調製し、エタノール沈殿後に薄黄色粉末として得た(1.54g、29%)。
【0288】
【数12】
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【0289】
(実施例13)
4-(4-フルオロ-フェニル)-2-メチル-6-オキソ-1,4,5,6-テトラヒドロ-ピリジン-3-カルボン酸ベンジルエステル
4-(4-フルオロ-フェニル)-2-メチル-6-オキソ-1,4,5,6-テトラヒドロ-ピリジン-3-カルボン酸ベンジルエステルを、一般的なプロトコルAに従って、4-フルオロベンズアルデヒド(0.22mL)、アセト酢酸ベンゾイル(384mg)から出発して調製し、エタノール沈殿後に白色粉末として得た(122mg)(18%)。
【0290】
【数13】
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【0291】
(実施例14)
2-メチル-6-オキソ-4-フェニル-1,4,5,6-テトラヒドロ-ピリジン-3-カルボン酸ベンジルエステル
2-メチル-6-オキソ-4-フェニル-1,4,5,6-テトラヒドロ-ピリジン-3-カルボン酸ベンジルエステルを、一般的なプロトコルAに従って、ベンズアルデヒド(0.22mL)、アセト酢酸ベンゾイル(384mg)から出発して調製し、エタノール沈殿後に白色粉末として得た(171mg、26%)。
【0292】
【数14】
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【0293】
(実施例15)
ベンジル4-(4-クロロ-2-フルオロ-フェニル)-6-メチル-2-オキソ-3,4-ジヒドロ-1H-ピリジン-5-カルボキシラート
ベンジル4-(4-クロロ-2-フルオロ-フェニル)-6-メチル-2-オキソ-3,4-ジヒドロ-1H-ピリジン-5-カルボキシラートを、一般的なプロトコルAに従って、4-クロロ-2-フルオロベンズアルデヒド(800mg)、アセト酢酸ベンゾイル(860μL)から出発して調製し、エタノール沈殿後に白色粉末として得た(730mg、39%)。
【0294】
【数15】
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【0295】
(実施例16)
ベンジル4-(4-ブロモフェニル)-6-メチル-2-オキソ-3,4-ジヒドロ-1H-ピリジン-5-カルボキシラート
p-ブロモベンズアルデヒド(15.0mmol、2.77g)、メルドラム酸(15.0mmol、2.16g)、アセト酢酸ベンジル(15.0mmol、2.58mL)及び酢酸アンモニウム(22.5mmol、1.73g)を、酢酸(15mL)に溶解させた。反応混合物を、110℃で18時間撹拌した。溶媒を除去した。粗製物をEtOH中で沈殿させ、0℃に冷却し、濾過して、所望のベンジル4-(4-ブロモフェニル)-6-メチル-2-オキソ-3,4-ジヒドロ-1H-ピリジン-5-カルボキシラートを白色粉末として得た(2.35g、39%)。
【0296】
【数16】
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【0297】
【表3】
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【0298】
(実施例17)
4-(4-クロロ-フェニル)-1,2-ジメチル-6-オキソ-1,4,5,6-テトラヒドロ-ピリジン-3-カルボン酸ベンジルエステル
ベンジル4-(4-クロロフェニル)-6-メチル-2-オキソ-3,4-ジヒドロ-1H-ピリジン-5-カルボキシラート(300mg、0.84mmol)を、DMF(4mL)に溶解させた。NaH(33mg)及びヨードメタン(52μL)を添加した。完了した後、水を添加し、反応混合物をEt
2Oで抽出した。有機層をMgSO
4で乾燥させ、減圧(pression)下で蒸発させた。生成物をフラッシュクロマトグラフィー(シクロヘキサン/EtOAc4:1)によって精製して、4-(4-クロロ-フェニル)-1,2-ジメチル-6-オキソ-1,4,5,6-テトラヒドロ-ピリジン-3-カルボン酸ベンジルエステルを白色粉末として得た(31mg、10%)。
【0299】
【数17】
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【0300】
(実施例18)
ベンジル4-(4-クロロフェニル)-6-エチル-1-メチル-2-オキソ-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボキシラート
ステップ1.p-クロロベンズアルデヒド(15mmol、2.108g)、メルドラム酸(15mmol、2.16g)、プロピオニル酢酸エチル(15mmol、2.13mL)及び酢酸アンモニウム(22.5mmol、1.73g)を、酢酸(15mL)に溶解させた。反応混合物を還流下で終夜撹拌した。溶媒を除去した。粗製物をEtOAcに溶解させ、1NのHCl水溶液及び飽和NaHCO
3溶液で洗浄した。有機層をMgSO
4で乾燥させ、溶媒を減圧下で除去した。粗製生成物を、フラッシュクロマトグラフィーによって、シクロヘキサン/EtOAc(8/2)混合物を溶離液として使用して精製して、所望の化合物を黄色油状物として得た(470mg、11%)。
【0301】
【数18】
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【0302】
ステップ2.ステップ1で得られたジヒドロピリドン中間体(180mg、0.58mmol)を、無水DMF(2mL)に溶解させた。炭酸セシウム(377mg、1.16mmol)及びヨードメタン(72μL、1.16mmol)を添加した。反応混合物を、60℃で3時間撹拌した。DMFを減圧下で除去した。残留物を水で希釈し、EtOAcで抽出した。有機層を合わせ、ブラインで洗浄し、MgSO
4で乾燥させた。溶媒を減圧下で除去した。粗製生成物を、フラッシュクロマトグラフィーによって、シクロヘキサン/DCM(1/1)混合物を溶離液として使用して精製して、所望の化合物を無色油状物として得た(143mg、76%)。
【0303】
【数19】
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【0304】
ステップ3.ステップ2で得られたジヒドロピリドン中間体(83mg、0.26mmol)をMeOH(1mL)に溶解させ、1NのNaOH水溶液(1mL、4.0当量)を添加した。反応混合物を、60℃で18時間撹拌した。反応混合物をRTに冷却し、ジエチルエーテルで1回抽出した。次に、水性相を、pH=1になるまで塩酸水溶液で酸性にした。水性相をEtOAcで抽出した。次に、有機層をブラインで洗浄し、MgSO
4で乾燥させた。溶媒を減圧下で除去して、所望の酸(56mg、0.19mmol)を得た。次に、粗製生成物を、次のステップでさらなる精製なしに使用した。酸を無水DMF(2mL)に溶解させ、次にCs
2CO
3(123mg、0.38mmol)及び臭化ベンジル(45μL、0.38mmol)を添加した。反応混合物をRTで1時間撹拌した。次に水を添加し、水性相をジエチルエーテルで抽出した。次に、有機層をブラインで洗浄し、MgSO
4で乾燥させた。溶媒を減圧下で除去した。粗製生成物を、フラッシュクロマトグラフィーによって、シクロヘキサン/ジクロロメタン3/1混合物を使用して精製して、所望のベンジル4-(4-クロロフェニル)-6-エチル-1-メチル-2-オキソ-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボキシラートを得た(28mg、28%)。
【0305】
【数20】
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【0306】
(実施例19)
ベンジル4-(4-クロロフェニル)-1-メチル-2-オキソ-6-フェニル-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボキシラート
ステップ1.p-クロロベンズアルデヒド(15mmol、2.108g)、メルドラム酸(15mmol、2.16g)、ベンゾイル酢酸エチル(15mmol、2.6mL)及び酢酸アンモニウム(22.5mmol、1.73g)を、酢酸(15mL)に溶解させた。反応混合物を還流下で終夜撹拌した。溶媒を除去した。粗製物をEtOH中で沈殿させ、濾過して、所望の化合物を白色粉末として得た(1.1g、21%)。
【0307】
【数21】
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【0308】
ステップ2.ステップ1で得られたジヒドロピリドン中間体(213mg、0.6mmol)を、無水DMF(2mL)に溶解させた。炭酸セシウム(292mg、0.9mmol)及びヨードメタン(56μL、0.9mmol)を添加した。反応混合物を、60℃で1時間撹拌した。DMFを減圧下で除去した。残留物を水で希釈し、EtOAcで抽出した。有機層を合わせ、ブラインで洗浄し、MgSO
4で乾燥させた。溶媒を減圧下で除去して、所望の化合物を白色粉末として得た(224mg、100%)。
【0309】
【数22】
[この文献は図面を表示できません]
【0310】
ステップ3.ステップ2で得られたジヒドロピリドン中間体(184mg、0.50mmol)をMeOH(2mL)に溶解させ、1NのNaOH水溶液(2mL、4.0当量)を添加した。反応混合物を、60℃で18時間撹拌した。反応混合物をRTに冷却し、ジエチルエーテルで1回抽出した。次に、水性相を、pH=1になるまで塩酸水溶液で酸性にした。水性相をEtOAcで抽出した。次に、有機層をブラインで洗浄し、MgSO
4で乾燥させた。溶媒を減圧下で除去して、所望の酸(116mg、0.34mmol)を得た。次に、粗製生成物を、次のステップでさらなる精製なしに使用した。酸を無水DMF(3mL)に溶解させ、次にCs
2CO
3(221mg、0.68mmol)及び臭化ベンジル(81μL、0.68mmol)を添加した。反応混合物をRTで1時間撹拌した。次に水を添加し、水性相をジエチルエーテルで抽出した。次に、有機層をブラインで洗浄し、MgSO
4で乾燥させた。溶媒を減圧下で除去した。粗製生成物を、フラッシュクロマトグラフィーによって、シクロヘキサン/ジクロロメタン7/3混合物を使用して精製して、ベンジル4-(4-クロロフェニル)-1-メチル-2-オキソ-6-フェニル-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボキシラートを白色粉末として得た(21mg、10%)。
【0311】
【数23】
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【0312】
(実施例20)
エチル4-(4-クロロフェニル)-1-メチル-2-オキソ-6-フェニル-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボキシラート(中間生成物)
ステップ1.p-クロロベンズアルデヒド(15mmol、2.108g)、メルドラム酸(15mmol、2.16g)、ベンゾイル酢酸エチル(15mmol、2.6mL)及び酢酸アンモニウム(22.5mmol、1.73g)を、酢酸(15mL)に溶解させた。反応混合物を還流下で終夜撹拌した。溶媒を除去した。粗製物をEtOH中で沈殿させ、濾過して、所望の化合物を白色粉末として得た(1.1g、21%)。
【0313】
【数24】
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【0314】
ステップ2.ステップ1で得られた中間体(213mg、0.6mmol)を、無水DMF(2mL)に溶解させた。炭酸セシウム(292mg、0.9mmol)及びヨードメタン(56μL、0.9mmol)を添加した。反応混合物を、60℃で1時間撹拌した。DMFを減圧下で除去した。残留物を水で希釈し、EtOAcで抽出した。有機層を合わせ、ブラインで洗浄し、MgSO
4で乾燥させた。溶媒を減圧下で除去して、所望の化合物を白色粉末として得た(224mg、100%)。
【0315】
【数25】
[この文献は図面を表示できません]
【0316】
(実施例21)
エチル4-(4-クロロフェニル)-6-エチル-1-メチル-2-オキソ-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボキシラート(中間生成物)
ステップ1.p-クロロベンズアルデヒド(15mmol、2.108g)、メルドラム酸(15mmol、2.16g)、プロピオニル酢酸エチル(15mmol、2.13mL)及び酢酸アンモニウム(22.5mmol、1.73g)を、酢酸(15mL)に溶解させた。反応混合物を還流下で終夜撹拌した。溶媒を除去した。粗製物をEtOAcに溶解させ、1NのHCl水溶液及び飽和NaHCO
3溶液で洗浄した。有機層をMgSO
4で乾燥させ、溶媒を減圧下で除去した。粗製生成物を、フラッシュクロマトグラフィーによって、シクロヘキサン/EtOAc(8/2)混合物を溶離液として使用して精製して、所望の化合物を黄色油状物として得た(470mg、11%)。
【0317】
【数26】
[この文献は図面を表示できません]
【0318】
ステップ2.ステップ1で得られた中間体(180mg、0.58mmol)を、無水DMF(2mL)に溶解させた。炭酸セシウム(377mg、1.16mmol)及びヨードメタン(72μL、1.16mmol)を添加した。反応混合物を、60℃で3時間撹拌した。DMFを減圧下で除去した。残留物を水で希釈し、EtOAcで抽出した。有機層を合わせ、ブラインで洗浄し、MgSO
4で乾燥させた。溶媒を減圧下で除去した。粗製生成物を、フラッシュクロマトグラフィーによって、シクロヘキサン/DCM(1/1)混合物を溶離液として使用して精製して、所望の化合物を無色油状物として得た(143mg、76%)。
【0319】
【数27】
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【0320】
(実施例22)
ベンジル4-(4-クロロフェニル)-6-(2-メトキシエチル)-2-オキソ-3,4-ジヒドロ-1H-ピリジン-5-カルボキシラート
ステップ1.p-クロロベンズアルデヒド(12mmol、1.68g)、メルドラム酸(12mmol、1.73g)、5-メトキシ-3-オキソ吉草酸メチル(12mmol、1.5mL)及び酢酸アンモニウム(18mmol、1.39g)を、酢酸(12mL)に溶解させた。反応混合物を還流下で終夜撹拌した。溶媒を除去した。粗製物をEtOAcに溶解させ、1NのHCl水溶液及び飽和NaHCO
3溶液で洗浄した。有機層をMgSO
4で乾燥させ、溶媒を減圧下で除去した。粗製生成物を、フラッシュクロマトグラフィーによって、シクロヘキサン/EtOAc(8/2)混合物を溶離液として使用して精製して、所望の化合物を黄色油状物として得た(344mg、10%)。
【0321】
ステップ2.得られたジヒドロピリドン中間体(300mg、0.93mmol)をMeOH(4mL)に溶解させ、1NのNaOH水溶液(3.3mL)を添加した。反応混合物を、60℃で8時間撹拌した。反応混合物をRTに冷却した。水性相を、塩酸水溶液でpH=1になるまで酸性にした。水性相をEtOAcで抽出した。次に、有機層をブラインで洗浄し、MgSO
4で乾燥させた。溶媒を減圧下で除去して、所望の酸を油状物として得た(260mg、0.91mmol、97%)。
【0322】
ステップ3.次に、この粗製物の画分(80mg、0.26mmol)を、さらなる精製なしに次のステップで使用した。酸を無水DMF(3mL)に溶解させ、次にDIEA(54μL、0.31mmol)及び臭化ベンジル(31μL、0.26mmol)を添加した。反応混合物をRTで18時間撹拌した。反応をLCMSによって制御し、出発材料の不完全な変換を示した。DIEA(54μL、0.31mmol)及び臭化ベンジル(31μL、0.26mmol)を添加した。反応混合物をr.t.で18時間撹拌し、次に40℃で3時間撹拌した。反応混合物をRTに冷却した。次に水を添加し、水性相をEtOAcで抽出した。次に、有機層をブラインで洗浄し、MgSO
4で乾燥させた。溶媒を減圧下で除去した。粗製生成物を、フラッシュクロマトグラフィーによって、シクロヘキサン/EtOAc9/1混合物を使用して精製して、所望の化合物を得た(44mg、43%)。
【0323】
【数28】
[この文献は図面を表示できません]
【0324】
【表4】
[この文献は図面を表示できません]
【0325】
(実施例23)
ベンジル4-(4-クロロフェニル)-2-オキソ-3,4-ジヒドロ-1H-ピリジン-5-カルボキシラート
メチル4-(4-クロロフェニル)-2-オキソ-3,4-ジヒドロ-1H-ピリジン-5-カルボキシラート(265mg、1.0mmol)を、無水メタノール(2mL)及び水(2mL)に溶解させた。LiOH.H
2O(72mg、3.0mmol)を添加した。反応混合物を、60℃で4時間撹拌した。水を添加し、水性相をEt
2Oで洗浄し、次にEtOAcで抽出した。有機相をブラインで洗浄し、MgSO
4で乾燥させた。溶媒を減圧下で除去して、所望の4-(4-クロロフェニル)-2-オキソ-3,4-ジヒドロ-1H-ピリジン-5-カルボン酸を白色粉末として得た(160mg、64%)。4-(4-クロロフェニル)-2-オキソ-3,4-ジヒドロ-1H-ピリジン-5-カルボン酸(89mg、0.35mmol)を、無水DMF(1mL)に溶解させ、次にDIEA(122μL、0.71mmol)及び臭化ベンジル(63μL、0.53mmol)を添加した。反応混合物をRTで1時間撹拌した。溶媒を減圧下で除去して、所望のベンジル4-(4-クロロフェニル)-2-オキソ-3,4-ジヒドロ-1H-ピリジン-5-カルボキシラートを白色粉末として得た(90mg、74%)。
【0326】
【数29】
[この文献は図面を表示できません]
【0327】
(実施例24)
ベンジル4-(4-クロロフェニル)-1-メチル-2-オキソ-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボキシラート
ベンジル4-(4-クロロフェニル)-2-オキソ-3,4-ジヒドロ-1H-ピリジン-5-カルボキシラート(70mg、0.20mmol)を、無水DMF(1mL)に溶解させた。炭酸セシウム(133mg、0.41mmol)及びヨードメタン(26μL、0.41mmol)を添加した。反応混合物を、60℃で3時間撹拌した。DMFを減圧下で除去した。残留物を水で希釈し、EtOAcで抽出した。有機層を合わせ、ブラインで洗浄し、MgSO
4で乾燥させた。溶媒を減圧下で除去した。粗製生成物を、フラッシュクロマトグラフィーによって、シクロヘキサン/EtOAc(95/5)混合物を溶離液として使用して精製して、所望のベンジル4-(4-クロロフェニル)-1-メチル-2-オキソ-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボキシラートを黄色油状物として得た(48mg、68%)。
【0328】
【数30】
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【0329】
(実施例25)
N-ベンジル-4-(4-クロロフェニル)-2-オキソ-3,4-ジヒドロ-1H-ピリジン-5-カルボキサミド
メチル4-(4-クロロフェニル)-2-オキソ-3,4-ジヒドロ-1H-ピリジン-5-カルボキシラート(265mg、1.0mmol)を、無水メタノール(2mL)及び水(2mL)に溶解させた。LiOH.H
2O(72mg、3.0mmol)を添加した。反応混合物を、60℃で4時間撹拌した。水を添加し、水性相をEt
2Oで洗浄し、次にEtOAcで抽出した。有機相をブラインで洗浄し、MgSO
4で乾燥させた。溶媒を減圧下で除去して、所望の4-(4-クロロフェニル)-2-オキソ-3,4-ジヒドロ-1H-ピリジン-5-カルボン酸を白色粉末として得た(160mg、64%)。
【0330】
4-(4-クロロフェニル)-2-オキソ-3,4-ジヒドロ-1H-ピリジン-5-カルボン酸を、さらなる精製なしに次のステップで使用した。酸(77mg、0.31mmol)を、無水EtOAc(3mL)に溶解させた。ベンジルアミン(51μL、0.46mmol)、DIEA(158μL、0.93mmol)及び50%T3PのEtOAc溶液(365μL、0.62mmol)を添加した。同量のすべての反応物(基質以外)を、再び更に3回添加した。反応混合物を、全体でRTにおいて48時間撹拌した。溶媒を減圧下で除去した。粗製物を、シリカによるフラッシュクロマトグラフィーによって、DCM/EA/アセトン2/1/1混合物を使用して精製して、所望のN-ベンジル-4-(4-クロロフェニル)-2-オキソ-3,4-ジヒドロ-1H-ピリジン-5-カルボキサミドを白色粉末として得た(12mg、11%)。
【0331】
【数31】
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【0332】
(実施例26)
N-ベンジル-4-(4-クロロフェニル)-1-メチル-2-オキソ-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボキサミド
メチル4-(4-クロロフェニル)-2-オキソ-3,4-ジヒドロ-1H-ピリジン-5-カルボキシラート(131mg、0.50mmol)を、無水DMF(2mL)に溶解させた。炭酸セシウム(325mg、1.0mmol)及びヨードメタン(62μL、1.0mmol)を添加した。反応混合物を30℃で1時間撹拌した。DMFを減圧下で除去した。残留物を水で希釈し、EtOAcで抽出した。有機層を合わせ、ブラインで洗浄し、MgSO
4で乾燥させた。溶媒を減圧下で除去した。粗製4-(4-クロロフェニル)-1-メチル-2-オキソ-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボキシラート(143mg)を、さらなる精製なしに次のステップで使用した。粗製メチル4-(4-クロロフェニル)-1-メチル-2-オキソ-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボキシラートを、メタノール(0.75mL)及び水(1.5mL)に溶解させた。水酸化リチウム(36mg、1.5mmol)を添加した。反応混合物を、50℃で3時間撹拌した。反応混合物をジエチルエーテルで洗浄した。次に、水性相を、pH=1まで酸性にし、EtOAcで抽出した。有機相を合わせ、ブラインで洗浄し、MgSO
4で乾燥させた。溶媒を減圧下で除去して、粗製4-(4-クロロフェニル)-1-メチル-2-オキソ-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボン酸を白っぽい粉末として得た(100mg)。粗製4-(4-クロロフェニル)-1-メチル-2-オキソ-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボン酸(100mg)を、無水EtOAc(2mL)に溶解させた。ベンジルアミン(66μL、0.60mmol)、DIEA(215μL、1.25mmol)及び50%T3PのEtOAc溶液(454μL、0.75mmol)を添加した。反応混合物をRTで4時間撹拌した。溶媒を減圧下で除去した。反応混合物を水で洗浄し、EtOAcで抽出した。有機相を合わせ、ブラインで洗浄し、MgSO
4で乾燥させた。溶媒を減圧下で除去した。粗製物を、シリカによるフラッシュクロマトグラフィーによって、シクロヘキサン/EA(7/3〜3/7)混合物を使用して精製して、所望のN-ベンジル-4-(4-クロロフェニル)-1-メチル-2-オキソ-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボキサミドを白色粉末として得た(68mg、3ステップにわたって38%)。
【0333】
【数32】
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【0334】
【化61】
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【0335】
(実施例27)
N-ベンジル-4-(4-クロロフェニル)-N-メチル-2-オキソ-3,4-ジヒドロ-1H-ピリジン-5-カルボキサミド
ステップ1.ニコチン酸(472mg、3.0mmol)を、酢酸エチルに溶解した(30mL)。DIEA(1.29mL、7.5mmol)、N-メチルベンジルアミン(460μL、3.6mmol)及び50%プロピルホスホン酸無水物の酢酸エチル溶液(2.64mL、4.5mmol)を添加した。反応混合物をRTで18時間撹拌した。NaHCO
3の5%水溶液を添加し、水性相を酢酸エチルで抽出した。有機相を合わせ、ブラインで洗浄し、MgSO
4で乾燥させた。溶媒を減圧下で除去した。粗製物を、フラッシュクロマトグラフィーによって、Cy/EA(8/2)混合物を溶離液として使用して精製して、所望のN-ベンジル-6-クロロ-N-メチルニコチンアミドを黄色油状物として得た(421mg、54%)。
【0336】
ステップ2.N-ベンジル-6-クロロ-N-メチルニコチンアミド(390mg、1.5mmol)を、無水THF(1.5mL)に溶解させた。溶液を0℃に冷却した。1.0Mの4-クロロフェニルマグネシウムクロリドのEt
2O溶液(3.0mL、3.0mmol)を、30分間にわたってゆっくり添加した。反応混合物をr.t.に温め、RTで18時間撹拌した。AcOH(1.0mL)を添加することによって、反応を停止させた。反応混合物を10分間撹拌し、次に飽和塩化アンモニウム溶液を添加し、反応混合物を酢酸エチルで抽出した。有機相を合わせ、MgSO
4で乾燥させ、溶媒を減圧下で除去した。粗製物を、フラッシュクロマトグラフィーによって、DCM/MeOH(9/1)混合物を溶離液として使用して精製して、所望のN-ベンジル-4-(4-クロロフェニル)-N-メチル-2-オキソ-3,4-ジヒドロ-1H-ピリジン-5-カルボキサミドを白色粉末として得た(151mg、28%)。
【0337】
【数33】
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【0338】
ベンジル4-(4-クロロフェニル)-1-(シクロプロピルメチル)-2-オキソ-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボキシラート(実施例29)及びN-ベンジル-4-(4-クロロフェニル)-1-(シクロプロピルメチル)-2-オキソ-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボキサミド(実施例30)の調製
【0339】
【化62】
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【0340】
ステップ1.ジイソプロピルアミン(1.52mL、10.8mmol)の無水THF(6mL)溶液に、0℃で2.5Mのn-BuLiのヘキサン溶液(4.32mL、10.8mmol)をゆっくり添加した。反応混合物をr.t.で20分間撹拌し、次に-55℃で冷却した。このLDA溶液に、3-(4-クロロフェニル)-5-メトキシ-5-オキソ-ペンタン酸(1.38g、5.4mmol)の無水THF(6mL)溶液を20分かけて添加した。-45℃で40分間経過した後、ギ酸メチル(826μL、13.5mmol)を添加した。混合物を-20℃までゆっくり温め、次に-20℃で1時間撹拌した。混合物を、pH=1になるまで濃HClでゆっくりクエンチし、水性相をEtOAcで抽出した。有機層を分離し、ブラインで洗浄し、MgSO
4で乾燥させた。溶媒を減圧下で除去して、3-(4-クロロフェニル)-4-ホルミル-5-メトキシ-5-オキソ-ペンタン酸を濃厚な油状物として得た。
【0341】
ステップ2.次に、この濃厚な油状物を酢酸(18mL)に溶解させ、酢酸アンモニウムを添加した(1.25g、16.2mmol)。反応(recation)混合物を、80℃で18時間撹拌した。溶媒を減圧下で除去した。EtOH中で粗製物を沈殿させて、所望のメチル4-(4-クロロフェニル)-2-オキソ-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボキシラートを白色粉末として得た(487mg、34%)。
【0342】
【数34】
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【0343】
ステップ3.メチル4-(4-クロロフェニル)-)-2-オキソ-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボキシラート(240mg、0.9mmol)を、無水DMF(3mL)に溶解させた。炭酸セシウム(585mg、1.8mmol)及び(ブロモメチル)シクロプロパン(172μL、1.8mmol)を添加した。反応混合物を、60℃で4時間撹拌した。DMFを減圧下で除去した。残留物を水で希釈した。水性相をEtOAcで抽出し、合わせた有機層をブラインで洗浄し、MgSO
4で乾燥させた。溶媒を減圧下で除去し、所望の(メチル4-(4-クロロフェニル)-1-(シクロプロピルメチル)-2-オキソ-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボキシラートを無色油状物として得た(287mg、100%)。
【0344】
ステップ4.(メチル4-(4-クロロフェニル)-1-(シクロプロピルメチル)-2-オキソ-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボキシラート(287mg、0.90mmol)を、1NのNaOH水溶液(20mL、20.0mmol)に溶解させた。反応混合物を、60℃で18時間撹拌した。反応混合物をr.t.に冷却し、ジエチルエーテルで1回抽出した。次に、水性相を、pH=1になるまで塩酸水溶液で酸性にした。水性相をEtOAcで抽出した。次に、有機層をブラインで洗浄し、MgSO
4で乾燥させた。溶媒を減圧下で除去して、所望の4-(4-クロロフェニル)-1-(シクロプロピルメチル)-2-オキソ-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボン酸(実施例28)を得た(210mg、78%)。
【0345】
(実施例29)
ベンジル4-(4-クロロフェニル)-1-(シクロプロピルメチル)-2-オキソ-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボキシラート
ステップ5.4-(4-クロロフェニル)-1-(シクロプロピルメチル)-2-オキソ-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボン酸(実施例28、70mg、0.23mmol)を、無水DMF(1mL)に溶解させ、次に炭酸セシウム(160mg、0.45mmol)及び臭化ベンジル(38μL、0.36mmol)を添加した。反応混合物をRTで18時間撹拌した。溶媒を減圧下で除去した。残留物をEtOAc及び水に溶解させた。水性相をEtOAcで抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、MgSO
4で乾燥させた。溶媒を減圧下で除去して、所望のベンジル4-(4-クロロフェニル)-1-(シクロプロピルメチル)-2-オキソ-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボキシラートを無色油状物として得た(76mg、83%)。
【0346】
【数35】
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【0347】
(実施例30)
N-ベンジル-4-(4-クロロフェニル)-1-(シクロプロピルメチル)-2-オキソ-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボキサミド
ステップ5'.4-(4-クロロフェニル)-1-(シクロプロピルメチル)-2-オキソ-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボン酸(実施例28、90mg、0.30mmol)を、無水EtOAc(2mL)に溶解させ、次にベンジルアミン(52μL、0.48mmol)、DIEA(172μL、1.0mmol)及び50%T3PのEtOAc溶液(353μL、0.6mmol)を添加した。反応混合物をRTで24時間撹拌した。同量の反応物を、再び、24時間ごとに2回添加した。全体でRTにおいて72時間経過した後、水を添加し、水性相をEtOAcで抽出した。有機相を合わせ、ブラインで洗浄し、MgSO
4で乾燥させた。溶媒を減圧下で除去した。粗製物を、フラッシュクロマトグラフィーによって、シクロヘキサン/EtOAc(8/2)混合物を溶離液として使用して精製して、所望のN-ベンジル-4-(4-クロロフェニル)-1-(シクロプロピルメチル)-2-オキソ-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボキサミドを黄色油状物として得た(67mg、55%)。
【0348】
【数36】
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【0349】
ベンジル4-(4-クロロフェニル)-1-(2-メトキシエチル)-2-オキソ-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボキシラート(実施例32)及びN-ベンジル-4-(4-クロロフェニル)-1-(2-メトキシエチル)-2-オキソ-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボキサミド(実施例33)の調製
【0350】
【化63】
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【0351】
ステップ1.メチル4-(4-クロロフェニル)-2-オキソ-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボキシラート(227mg、0.86mmol)を、無水DMF(3mL)に溶解させた。炭酸セシウム(556mg、1.71mmol)及び2-ブロモエチルメチルエーテル(161μL、1.71mmol)を添加した。反応混合物を、60℃で18時間撹拌した。DMFを減圧下で除去した。残留物を水で希釈した。水性相をEtOAcで抽出し、合わせた有機層をブラインで洗浄し、MgSO
4で乾燥させた。溶媒を減圧下で除去して、所望のメチル4-(4-クロロフェニル)-1-(2-メトキシエチル)-2-オキソ-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボキシラートを無色油状物として得た(254mg、91%)。MS[M+H]
+324。
【0352】
ステップ2.メチル4-(4-クロロフェニル)-1-(2-メトキシエチル)-2-オキソ-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボキシラート(254mg、0.78mmol)を、メタノール(5mL)及び1NのNaOH水溶液(20mL、20.0mmol)に溶解させた。反応混合物を、60℃で4時間撹拌した。反応混合物をRTに冷却し、ジエチルエーテルで1回抽出した。次に、水性相を、pH=1になるまで塩酸水溶液で酸性にした。水性相をEtOAcで抽出した。次に、有機層をブラインで洗浄し、MgSO
4で乾燥させた。溶媒を減圧下で除去して、所望の4-(4-クロロフェニル)-1-(2-メトキシエチル)-2-オキソ-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボン酸(実施例31)を得た(214mg、89%)。MS[M-H]
-308。
【0353】
(実施例32)
ベンジル4-(4-クロロフェニル)-1-(2-メトキシエチル)-2-オキソ-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボキシラート
4-(4-クロロフェニル)-1-(2-メトキシエチル)-2-オキソ-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボン酸(97mg、0.31mmol)を、無水DMF(1mL)に溶解させ、次に炭酸セシウム(305mg、0.86mmol)及び臭化ベンジル(69μL、0.65mmol)を添加した。反応混合物をRTで24時間撹拌した。溶媒を減圧下で除去した。残留物をEtOAc及び水に溶解させた。水性相をEtOAcで抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、MgSO
4で乾燥させた。溶媒を減圧下で除去した。粗製物を、フラッシュクロマトグラフィーによって、シクロヘキサン/EtOAc(8/2)混合物を溶離液として使用して精製して、所望のベンジル4-(4-クロロフェニル)-1-(2-メトキシエチル)-2-オキソ-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボキシラートを黄色油状物として得た(59mg、47%)。
【0354】
【数37】
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【0355】
(実施例33)
N-ベンジル-4-(4-クロロフェニル)-1-(2-メトキシエチル)-2-オキソ-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボキサミド
4-(4-クロロフェニル)-1-(2-メトキシエチル)-2-オキソ-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボン酸(116mg、0.38mmol)を、無水EtOAc(2mL)に溶解させ、次にベンジルアミン(168μL、1.55mmol)、DIEA(555μL、1.0mmol)及び50%T3PのEtOAc溶液(1.14mL、0.6mmol)を添加した。反応混合物をRTで18時間撹拌した。水を添加し、水性相をEtOAcで抽出した。有機相を合わせ、ブラインで洗浄し、MgSO
4で乾燥させた。溶媒を減圧下で除去した。粗製物を、フラッシュクロマトグラフィーによって、シクロヘキサン/EtOAc(1/1)混合物を溶離液として使用して精製して、所望のN-ベンジル-4-(4-クロロフェニル)-1-(2-メトキシエチル)-2-オキソ-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボキサミドを黄色粉末として得た(67mg、55%)。
【0356】
【数38】
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【0357】
(実施例33a)
N-ベンジル-4-(4-クロロフェニル)-N,1-ジメチル-2-オキソ-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボキサミド
N-ベンジル-4-(4-クロロフェニル)-N-メチル-2-オキソ-3,4-ジヒドロ-1H-ピリジン-5-カルボキサミド(実施例27、120mg,0.34mmol)を、無水DMF(1mL)に溶解させた。炭酸セシウム(220mg、0.68mmol)及びヨードメタン(42μL、0.68mmol)を添加した。反応混合物を、60℃で1時間撹拌した。DMFを減圧下で除去した。残留物を水で希釈し、EtOAcで抽出した。有機層を合わせ、ブラインで洗浄し、MgSO
4で乾燥させた。溶媒を減圧下で除去した。粗製生成物を、フラッシュクロマトグラフィーによって、DCM/EtOAc(8/2)混合物を溶離液として使用して精製して、所望のN-ベンジル-4-(4-クロロフェニル)-N,1-ジメチル-2-オキソ-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボキサミドを無色油状物として得た(72mg、58%)。
【0358】
【数39】
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【0359】
【表5A】
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【0360】
【表5B】
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【0361】
一般手順B
ベンジル4-(4-クロロフェニル)-6-メチル-2-オキソ-3,4-ジヒドロ-1H-ピリジン-5-カルボキシラート(1当量)を、無水DMF(0.1〜0.3M)に溶解させた。炭酸セシウム(1.5当量)及びR12-X(1〜3当量)を添加した。反応混合物を、完了するまで60℃で撹拌した。DMFを減圧下で除去した。残留物を水で希釈し、EtOAcで抽出した。有機層を合わせ、ブラインで洗浄し、MgSO
4で乾燥させ、減圧下で蒸発させた。
【0362】
【化64】
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【0363】
(実施例34)
ベンジル4-(4-クロロフェニル)-1-エチル-6-メチル-2-オキソ-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボキシラート
ベンジル4-(4-クロロフェニル)-1-エチル-6-メチル-2-オキソ-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボキシラートを、一般手順Bに従って、ベンジル4-(4-クロロフェニル)-6-メチル-2-オキソ-3,4-ジヒドロ-1H-ピリジン-5-カルボキシラート(0.42mmol)から出発し、フラッシュクロマトグラフィーによる精製(シクロヘキサン/EtOAc)の後に、無色油状物として得た(100mg、62%)。
【0364】
【数40】
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【0365】
(実施例35)
ベンジル4-(4-クロロフェニル)-6-メチル-2-オキソ-1-プロピル-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボキシラート
ベンジル4-(4-クロロフェニル)-6-メチル-2-オキソ-1-プロピル-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボキシラートを、一般手順Bに従って、ベンジル4-(4-クロロフェニル)-6-メチル-2-オキソ-3,4-ジヒドロ-1H-ピリジン-5-カルボキシラート(0.42mmol)から出発し、フラッシュクロマトグラフィーによる精製(シクロヘキサン/EtOAc)の後に、無色油状物として得た(108mg、65%)。
【0366】
【数41】
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【0367】
(実施例36)
ベンジル1-ブチル-4-(4-クロロフェニル)-6-メチル-2-オキソ-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボキシラート
ベンジル1-ブチル-4-(4-クロロフェニル)-6-メチル-2-オキソ-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボキシラートを、一般手順Bに従って、ベンジル4-(4-クロロフェニル)-6-メチル-2-オキソ-3,4-ジヒドロ-1H-ピリジン-5-カルボキシラート(0.42mmol)から出発し、フラッシュクロマトグラフィーによる精製(シクロヘキサン/EtOAc)の後に、無色油状物として得た(111mg、64%)。
【0368】
【数42】
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【0369】
(実施例37)
ベンジル4-(4-クロロフェニル)-1-(2-メトキシエチル)-6-メチル-2-オキソ-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボキシラート
ベンジル4-(4-クロロフェニル)-1-(2-メトキシエチル)-6-メチル-2-オキソ-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボキシラートを、一般手順Bに従って、ベンジル4-(4-クロロフェニル)-6-メチル-2-オキソ-3,4-ジヒドロ-1H-ピリジン-5-カルボキシラート(0.42mmol)から出発し、黄色油状物として得た(142mg、81%)。
【0370】
【数43】
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【0371】
(実施例38)
ベンジル1-アリル-4-(4-クロロフェニル)-6-メチル-2-オキソ-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボキシラート
ベンジル1-アリル-4-(4-クロロフェニル)-6-メチル-2-オキソ-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボキシラートを、一般手順Bに従って、ベンジル4-(4-クロロフェニル)-6-メチル-2-オキソ-3,4-ジヒドロ-1H-ピリジン-5-カルボキシラート(0.50mmol)から出発し、無色油状物として得た(152mg、77%)。
【0372】
【数44】
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【0373】
(実施例39)
ベンジル4-(4-クロロフェニル)-6-メチル-1-(2-メチルアリル)-2-オキソ-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボキシラート
ベンジル4-(4-クロロフェニル)-6-メチル-1-(2-メチルアリル)-2-オキソ-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボキシラートを、一般手順Bに従って、ベンジル4-(4-クロロフェニル)-6-メチル-2-オキソ-3,4-ジヒドロ-1H-ピリジン-5-カルボキシラート(0.42mmol)から出発し、無色油状物として得た(125mg、72%)。
【0374】
【数45】
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【0375】
(実施例40)
ベンジル4-(4-クロロフェニル)-6-メチル-2-オキソ-1-プロパ-2-イニル-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボキシラート
ベンジル4-(4-クロロフェニル)-6-メチル-2-オキソ-1-プロパ-2-イニル-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボキシラートを、一般手順Bに従って、ベンジル4-(4-クロロフェニル)-6-メチル-2-オキソ-3,4-ジヒドロ-1H-ピリジン-5-カルボキシラート(0.42mmol)から出発し、フラッシュクロマトグラフィーによる精製(シクロヘキサン/EtOAc)の後に、無色油状物として得た(85mg、51%)。
【0376】
【数46】
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【0377】
(実施例41)
ベンジル1-ベンジル-4-(4-クロロフェニル)-6-メチル-2-オキソ-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボキシラート
ベンジル1-ベンジル-4-(4-クロロフェニル)-6-メチル-2-オキソ-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボキシラートを、一般手順Bに従って、ベンジル4-(4-クロロフェニル)-6-メチル-2-オキソ-3,4-ジヒドロ-1H-ピリジン-5-カルボキシラート(0.42mmol)から出発し、フラッシュクロマトグラフィーによる精製(シクロヘキサン/EtOAc)の後に、無色油状物として得た(70mg、37%)。
【0378】
【数47】
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【0379】
(実施例42)
ベンジル4-(4-クロロフェニル)-1-イソプロピル-6-メチル-2-オキソ-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボキシラート
ベンジル4-(4-クロロフェニル)-1-イソプロピル-6-メチル-2-オキソ-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボキシラートを、一般手順Bに従って、ベンジル4-(4-クロロフェニル)-6-メチル-2-オキソ-3,4-ジヒドロ-1H-ピリジン-5-カルボキシラート(0.42mmol)から出発し、フラッシュクロマトグラフィーによる精製(シクロヘキサン/Et
2O)の後に、無色油状物として得た(23mg、14%)。
【0380】
【数48】
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【0381】
(実施例43)
ベンジル4-(4-クロロフェニル)-1-(シクロプロピルメチル)-6-メチル-2-オキソ-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボキシラート
ベンジル4-(4-クロロフェニル)-1-(シクロプロピルメチル)-6-メチル-2-オキソ-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボキシラートを、一般手順Bに従って、ベンジル4-(4-クロロフェニル)-6-メチル-2-オキソ-3,4-ジヒドロ-1H-ピリジン-5-カルボキシラート(0.42mmol)から出発し、フラッシュクロマトグラフィーによる精製(シクロヘキサン/EtOAc)の後に、無色油状物として得た(140mg、81%)。
【0382】
【数49】
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【0383】
(実施例44)
ベンジル4-(4-クロロフェニル)-1-(シクロブチルメチル)-6-メチル-2-オキソ-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボキシラート
ベンジル4-(4-クロロフェニル)-1-(シクロブチルメチル)-6-メチル-2-オキソ-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボキシラートを、一般手順Bに従って、ベンジル4-(4-クロロフェニル)-6-メチル-2-オキソ-3,4-ジヒドロ-1H-ピリジン-5-カルボキシラート(0.70mmol)から出発し、フラッシュクロマトグラフィーによる精製(シクロヘキサン/EtOAc)の後に、無色油状物として得た(163mg、55%)。
【0384】
【数50】
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【0385】
(実施例45)
ベンジル1-[(1-tert-ブトキシカルボニルアゼチジン-3-イル)メチル]-4-(4-クロロフェニル)-6-メチル-2-オキソ-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボキシラート
ベンジル1-[(1-tert-ブトキシカルボニルアゼチジン-3-イル)メチル]-4-(4-クロロフェニル)-6-メチル-2-オキソ-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボキシラートを、一般手順Bに従って、ベンジル4-(4-クロロフェニル)-6-メチル-2-オキソ-3,4-ジヒドロ-1H-ピリジン-5-カルボキシラート(0.62mmol)から出発し、フラッシュクロマトグラフィーによる精製(シクロヘキサン/EtOAc)の後に、無色油状物として得た(228mg、70%)。
【0386】
【数51】
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【0387】
(実施例46)
ベンジル1-(アゼチジン-3-イルメチル)-4-(4-クロロフェニル)-6-メチル-2-オキソ-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボキシラート
ベンジル1-[(1-tert-ブトキシカルボニルアゼチジン-3-イル)メチル]-4-(4-クロロフェニル)-6-メチル-2-オキソ-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボキシラート(180mg、0.34mmol)を、DCM(255μL)に溶解させた。TFA(255μL)を添加し、反応混合物をRTで2時間撹拌した。塩化アンモニウムの飽和水溶液を添加し、水性相をDCMで抽出した。有機相をMgSO
4の下で乾燥させた。溶媒を減圧下で除去した。粗製物を、シリカによるフラッシュクロマトグラフィーによって、DCM/MeOH(98/2〜9/1)混合物を使用して精製して、所望のベンジル1-(アゼチジン-3-イルメチル)-4-(4-クロロフェニル)-6-メチル-2-オキソ-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボキシラートを白色粉末として得た(105mg、72%)。
【0388】
【数52】
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【0389】
(実施例47)
ベンジル4-(4-クロロフェニル)-6-メチル-1-[(1-メチルアゼチジン-3-イル)メチル]-2-オキソ-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボキシラート
ベンジル1-(アゼチジン-3-イルメチル)-4-(4-クロロフェニル)-6-メチル-2-オキソ-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボキシラート(180mg、0.42mmol)、ナトリウムメトキシド(34mg、0.63mmol)及びパラホルムアルデヒド(19mg、0.63mmol)を、メタノール(4mL)に溶解させた。反応混合物をRTで2時間撹拌した。水素化ホウ素ナトリウム(16mg、0.42mmol)を、次に添加した。反応混合物をRTで2時間撹拌した。1Nの水酸化ナトリウム水溶液を添加した。水性相をEtOAcで抽出した。有機相を合わせ、ブラインで洗浄し、MgSO
4で乾燥させた。溶媒を減圧下で除去した。粗製物を、シリカによるフラッシュクロマトグラフィーによって、DCM/メタノール(95/5)混合物を溶離液として使用して精製して、所望のベンジル4-(4-クロロフェニル)-6-メチル-1-[(1-メチルアゼチジン-3-イル)メチル]-2-オキソ-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボキシラート(23mg、12%)を無色油状物として得た。
【0390】
【数53】
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【0391】
(実施例48)
ベンジル4-(4-クロロフェニル)-1-[(1,1-ジメチルアゼチジン-1-イウム-3-イル)メチル]-6-メチル-2-オキソ-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボキシラートヨージド
ベンジル4-(4-クロロフェニル)-6-メチル-1-[(1-メチルアゼチジン-3-イル)メチル]-2-オキソ-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボキシラート(14mg、0.032mmol)を、無水DMF(0.1mL)に溶解させた。ヨードメタン(3μL、0.048mmol)を添加した。反応混合物をRTで1時間撹拌した。溶媒を減圧下で除去して、所望のベンジル4-(4-クロロフェニル)-1-[(1,1-ジメチルアゼチジン-1-イウム-3-イル)メチル]-6-メチル-2-オキソ-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボキシラートヨージドを無色油状物として得た(18mg、100%)。
【0392】
【数54】
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【0393】
(実施例49)
ベンジル4-(4-クロロフェニル)-1-イソブチル-6-メチル-2-オキソ-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボキシラート
ベンジル4-(4-クロロフェニル)-1-イソブチル-6-メチル-2-オキソ-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボキシラートを、一般手順Bに従って、ベンジル4-(4-クロロフェニル)-6-メチル-2-オキソ-3,4-ジヒドロ-1H-ピリジン-5-カルボキシラート(0.56mmol)から出発し、フラッシュクロマトグラフィーによる精製(シクロヘキサン/EtOAc)の後に、無色油状物として得た(171mg、74%)。
【0394】
【数55】
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【0395】
(実施例50)
ベンジル4-(4-クロロフェニル)-1-[2-(ジメチルアミノ)エチル]-6-メチル-2-オキソ-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボキシラート
ベンジル4-(4-クロロフェニル)-1-[2-(ジメチルアミノ)エチル]-6-メチル-2-オキソ-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボキシラートを、一般手順Bに従って、ベンジル4-(4-クロロフェニル)-6-メチル-2-オキソ-3,4-ジヒドロ-1H-ピリジン-5-カルボキシラート(0.42mmol)から出発し、無色油状物として得た(177mg、98%)。
【0396】
【数56】
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【0397】
(実施例51)
2-[5-ベンジルオキシカルボニル-4-(4-クロロフェニル)-6-メチル-2-オキソ-3,4-ジヒドロピリジン-1-イル]エチル-トリメチル-アンモニウムヨージド
ベンジル4-(4-クロロフェニル)-1-[2-(ジメチルアミノ)エチル]-6-メチル-2-オキソ-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボキシラート(65mg、0.15mmol)を、無水DMF(1mL)に溶解させた。ヨードメタン(14μL、0.23mmol)を添加した。反応混合物をRTで2時間撹拌した。溶媒を減圧下で除去して、所望の2-[5-ベンジルオキシカルボニル-4-(4-クロロフェニル)-6-メチル-2-オキソ-3,4-ジヒドロピリジン-1-イル]エチル-トリメチル-アンモニウムヨージドを黄色粉末として得た(79mg、93%)。
【0398】
【数57】
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【0399】
(実施例52)
ベンジル1-[2-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)エチル]-4-(4-クロロフェニル)-6-メチル-2-オキソ-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボキシラート
ベンジル1-[2-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)エチル]-4-(4-クロロフェニル)-6-メチル-2-オキソ-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボキシラートを、一般手順Bに従って、ベンジル4-(4-クロロフェニル)-6-メチル-2-オキソ-3,4-ジヒドロ-1H-ピリジン-5-カルボキシラート(0.60mmol)から出発し、フラッシュクロマトグラフィーによる精製(シクロヘキサン/EtOAc)の後に、無色油状物として得た(157mg、52%)。
【0400】
【数58】
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【0401】
(実施例53)
ベンジル1-(2-アミノエチル)-4-(4-クロロフェニル)-6-メチル-2-オキソ-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボキシラートの塩酸塩
ベンジル1-[2-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)エチル]-4-(4-クロロフェニル)-6-メチル-2-オキソ-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボキシラート(38mg、0.076mmol)を、4M塩酸のジオキサン溶液(1mL)に溶解させた。反応混合物をRTで1時間撹拌した。溶媒を減圧下で除去して、所望のベンジル1-(2-アミノエチル)-4-(4-クロロフェニル)-6-メチル-2-オキソ-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボキシラートの塩酸塩を無色油状物として得た(32mg、97%)。
【0402】
【数59】
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【0403】
(実施例54)
ベンジル4-(4-クロロフェニル)-1-[3-(ジメチルアミノ)プロピル]-6-メチル-2-オキソ-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボキシラート
ベンジル4-(4-クロロフェニル)-1-[3-(ジメチルアミノ)プロピル]-6-メチル-2-オキソ-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボキシラートを、一般手順Bに従って、ベンジル4-(4-クロロフェニル)-6-メチル-2-オキソ-3,4-ジヒドロ-1H-ピリジン-5-カルボキシラート(0.28mmol)から出発し、フラッシュクロマトグラフィーによる精製(シクロヘキサン/EtOAc)の後に、無色油状物として得た(66mg、53%)。
【0404】
【数60】
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【0405】
(実施例55)
ベンジル4-(4-クロロフェニル)-6-メチル-2-オキソ-1-(2-ピロリジン-1-イルエチル)-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボキシラート
ベンジル4-(4-クロロフェニル)-6-メチル-2-オキソ-3,4-ジヒドロ-1H-ピリジン-5-カルボキシラート(71mg、0.20mmol)を、無水DMF(1mL)に溶解させた。水素化ナトリウム(14mg、0.60mmol)を添加した。反応混合物をr.t.で15分間撹拌した。N-(-2-クロロエチル)ピロリジン塩酸塩(55mg、0.30mmol)を添加した。反応混合物を、60℃で4時間撹拌した。LCMS分析によって反応が完了しなかったことが示された。水素化ナトリウム(7mg、0.30mmol)及びN-(-2-クロロエチル)ピロリジン塩酸塩(18mg、0.10mmol)を添加し、反応混合物を60℃で更に1時間撹拌した。DMFを減圧下で除去した。残留物を水で希釈し、EtOAcで抽出した。有機層を合わせ、ブラインで洗浄し、MgSO
4で乾燥させた。溶媒を減圧下で除去した。粗製生成物を、フラッシュクロマトグラフィーによって、DCM/アセトン(8/2)混合物を溶離液として使用して精製して、所望の化合物を白色粉末として得た(55mg、61%)。
【0406】
【数61】
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【0407】
(実施例56)
ベンジル4-(4-クロロフェニル)-6-メチル-2-オキソ-1-[2-(1-ピペリジル)エチル]-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボキシラート
ベンジル4-(4-クロロフェニル)-6-メチル-2-オキソ-3,4-ジヒドロ-1H-ピリジン-5-カルボキシラート(71mg、0.20mmol)を、無水DMF(1mL)に溶解させた。水素化ナトリウム(14mg、0.60mmol)を添加した。反応混合物をRTで15分間撹拌した。N-(-2-クロロエチル)ピペリジン塩酸塩(55mg、0.30mmol)を添加した。反応混合物を、60℃で4時間撹拌した。LCMS分析によって反応が完了しなかったことが示された。水素化ナトリウム(7mg、0.30mmol)及びN-(-2-クロロエチル)ピペリジン塩酸塩(18mg、0.10mmol)を添加した。反応混合物を60℃で更に1時間撹拌した。DMFを減圧下で除去した。残留物を水で希釈し、EtOAcで抽出した。有機層を合わせ、ブラインで洗浄し、MgSO
4で乾燥させた。溶媒を減圧下で除去した。粗製生成物を、フラッシュクロマトグラフィーによって、DCM/アセトン(8/2)混合物を溶離液として使用して、所望の化合物を白色粉末として得た(48mg、52%)。
【0408】
【数62】
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【0409】
(実施例57)
ベンジル4-(4-クロロフェニル)-1-(2-メトキシ-2-オキソ-エチル)-6-メチル-2-オキソ-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボキシラート
ベンジル4-(4-クロロフェニル)-6-メチル-2-オキソ-3,4-ジヒドロ-1H-ピリジン-5-カルボキシラート(75mg、0.21mmol)を、無水DMF(1mL)に溶解させた。水素化ナトリウム(10mg、0.42mmol)及びメチルブロモアセタート(45μL、0.42mmol)を添加した。反応混合物をRTで5時間撹拌した。DMFを減圧下で除去した。残留物を水で希釈し、EtOAcで抽出した。有機層を合わせ、ブラインで洗浄し、MgSO
4で乾燥させた。溶媒を減圧下で除去して、所望の化合物を黄色油状物として得た(90mg、100%)。
【0410】
【数63】
[この文献は図面を表示できません]
【0411】
(実施例58)
ベンジル1-(2-tert-ブトキシ-2-オキソ-エチル)-4-(4-クロロフェニル)-6-メチル-2-オキソ-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボキシラート
ベンジル4-(4-クロロフェニル)-6-メチル-2-オキソ-3,4-ジヒドロ-1H-ピリジン-5-カルボキシラート(106mg、0.30mmol)を、無水DMF(2mL)に溶解させた。水素化ナトリウム(9mg、0.36mmol)を添加した。反応混合物をRTで30分間撹拌した。tert-ブチルブロモアセタート(73μL、0.45mmol)を添加した。反応混合物をr.t.で4時間撹拌した。LCMS分析によって反応が完了しなかったことが示された。水素化ナトリウム(4mg、0.15mmol)及びtert-ブチルブロモアセタート(24μL、0.15mmol)を添加した。反応混合物をRTで1時間撹拌した。DMFを減圧下で除去した。残留物を水で希釈し、EtOAcで抽出した。有機層を合わせ、ブラインで洗浄し、MgSO
4で乾燥させた。溶媒を減圧下で除去した。粗製生成物を、フラッシュクロマトグラフィーによって、シクロヘキサン/EtOAc(9/1)混合物を溶離液として使用して精製して、所望のベンジル1-(2-tert-ブトキシ-2-オキソ-エチル)-4-(4-クロロフェニル)-6-メチル-2-オキソ-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボキシラートを白色粉末として得た(112mg、79%)。
【0412】
【数64】
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【0413】
(実施例59)
ベンジル4-(4-クロロフェニル)-6-メチル-1-[(3-メチル-1,2,4-オキサジアゾール-5-イル)メチル]-2-オキソ-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボキシラート
【0414】
【化65】
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【0415】
ステップ1.2-[5-ベンジルオキシカルボニル-4-(4-クロロフェニル)-6-メチル-2-オキソ-3,4-ジヒドロピリジン-1-イル]酢酸
ベンジル1-(2-tert-ブトキシ-2-オキソ-エチル)-4-(4-クロロフェニル)-6-メチル-2-オキソ-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボキシラート(100mg、0.21mmol)を、DCM(160μL)に溶解させた。トリフルオロ酢酸(160μL、2.3mmol)を添加した。反応混合物をRTで1時間撹拌した。水を添加した。酸をEtOAcで抽出した。有機層を合わせ、ブラインで洗浄し、MgSO
4で乾燥させた。溶媒を減圧下で除去した。粗製生成物を、フラッシュクロマトグラフィーによって、シクロヘキサン/アセトン/EtOAc(3/1/1)混合物を溶離液として使用して精製して、所望の化合物及び未確認の副生成物の混合物(80mg)を得た。この混合物を、ジエチルエーテルで希釈し、1MのNaHCO
3水溶液で洗浄した。水溶液を、pH=1になるまで塩酸によって酸性にし、EtOAcで抽出した。有機層を合わせ、ブラインで洗浄し、MgSO
4で乾燥させた。溶媒を減圧下で除去して、所望の2-[5-ベンジルオキシカルボニル-4-(4-クロロフェニル)-6-メチル-2-オキソ-3,4-ジヒドロピリジン-1-イル]酢酸を白色粉末として得た(44mg、50%)
【0416】
【数65】
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【0417】
ステップ2.ベンジル4-(4-クロロフェニル)-6-メチル-1-[(3-メチル-1,2,4-オキサジアゾール-5-イル)メチル]-2-オキソ-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボキシラート
ステップ1の2-[5-ベンジルオキシカルボニル-4-(4-クロロフェニル)-6-メチル-2-オキソ-3,4-ジヒドロピリジン-1-イル]酢酸(207mg、0.5mmol)を、無水DMF(2mL)に溶解させた。DIEA(430μL、2.5mmol)及びHBTU(228mg、0.6mmol)を添加した。反応混合物をRTで10分間撹拌した。次に、アミドキシム(41mg、0.55mmol)を添加した。反応混合物をRTで1時間撹拌した。水を添加した。水性相をEtOAcで抽出した。有機相を合わせ、ブラインで洗浄し、MgSO
4で乾燥させた。溶媒を減圧下で除去した。粗製物を無水DMF(2mL)に溶解させた。反応混合物を、110℃で3時間撹拌した。溶媒を減圧下で除去した。水を添加した。水性相をEtOAcで抽出した。有機相を合わせ、ブラインで洗浄し、MgSO
4で乾燥させた。溶媒を減圧下で除去した。粗製物を、フラッシュクロマトグラフィーによって、シクロヘキサン/EtOAc(8/2)混合物を使用して精製して、所望のベンジル4-(4-クロロフェニル)-6-メチル-1-[(3-メチル-1,2,4-オキサジアゾール-5-イル)メチル]-2-オキソ-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボキシラートを白色粉末として得た(124mg、55%)。
【0418】
【数66】
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【0419】
(実施例60)
ベンジル1-(2-アミノ-2-オキソ-エチル)-4-(4-クロロフェニル)-6-メチル-2-オキソ-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボキシラート
ベンジル4-(4-クロロフェニル)-6-メチル-2-オキソ-3,4-ジヒドロ-1H-ピリジン-5-カルボキシラート(106mg、0.30mmol)を、無水DMF(2mL)に溶解させた。水素化ナトリウム(9mg、0.36mmol)を添加した。反応混合物をRTで30分間撹拌した。2-ブロモアセトアミド(62mg、0.45mmol)を添加した。反応混合物をRTで4時間撹拌した。LCMS分析によって反応が完了しなかったことが示された。水素化ナトリウム(4mg、0.15mmol)及び2-ブロモアセトアミド(21mg、0.15mmol)を添加した。反応混合物をRTで1時間撹拌した。DMFを減圧下で除去した。残留物を水で希釈し、EtOAcで抽出した。有機層を合わせ、ブラインで洗浄し、MgSO
4で乾燥させた。溶媒を減圧下で除去した。粗製生成物を、フラッシュクロマトグラフィーによって、シクロヘキサン/EtOAc(9/1)混合物を溶離液として使用して精製して、所望の化合物を白色粉末として得た(100mg、81%)。
【0420】
【数67】
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【0421】
(実施例61)
2-[5-ベンジルオキシカルボニル-4-(4-クロロフェニル)-6-メチル-2-オキソ-3,4-ジヒドロピリジン-1-イル]酢酸
ベンジル1-(2-tert-ブトキシ-2-オキソ-エチル)-4-(4-クロロフェニル)-6-メチル-2-オキソ-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボキシラート(100mg、0.21mmol)を、DCM(160μL)に溶解させた。トリフルオロ酢酸(160μL、2.3mmol)を添加した。反応混合物をRTで1時間撹拌した。水を添加した。酸をEtOAcで抽出した。有機層を合わせ、ブラインで洗浄し、MgSO
4で乾燥させた。溶媒を減圧下で除去した。粗製生成物を、フラッシュクロマトグラフィーによって、シクロヘキサン/アセトン/EtOAc(3/1/1)混合物を溶離液として使用して精製して、所望の化合物及び未確認の副生成物の混合物(80mg)を得た。この混合物を、ジエチルエーテルで希釈し、1MのNaHCO
3水溶液で洗浄した。水溶液を、pH=1になるまで塩酸によって酸性にし、EtOAcで抽出した。有機層を合わせ、ブラインで洗浄し、MgSO
4で乾燥させた。溶媒を減圧下で除去して、所望の2-[5-ベンジルオキシカルボニル-4-(4-クロロフェニル)-6-メチル-2-オキソ-3,4-ジヒドロピリジン-1-イル]酢酸を白色粉末として得た(44mg、50%)
【0422】
【数68】
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【0423】
(実施例62)
ベンジル4-(4-クロロフェニル)-6-メチル-1-(2-メチルスルホニルエチル)-2-オキソ-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボキシラート
ベンジル4-(4-クロロフェニル)-6-メチル-1-(2-メチルスルホニルエチル)-2-オキソ-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボキシラートを、一般手順Bに従って、ベンジル4-(4-クロロフェニル)-6-メチル-2-オキソ-3,4-ジヒドロ-1H-ピリジン-5-カルボキシラート(0.50mmol)から出発し、フラッシュクロマトグラフィーによる精製(シクロヘキサン/EtOAc)の後に、白色粉末として得た(51mg、22%)。
【0424】
【数69】
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【0425】
(実施例63)
ベンジル4-(4-クロロフェニル)-1-(シアノメチル)-6-メチル-2-オキソ-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボキシラート
ベンジル4-(4-クロロフェニル)-1-(シアノメチル)-6-メチル-2-オキソ-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボキシラートを、一般手順Bに従って、ベンジル4-(4-クロロフェニル)-6-メチル-2-オキソ-3,4-ジヒドロ-1H-ピリジン-5-カルボキシラート(0.50mmol)から出発し、フラッシュクロマトグラフィーによる精製(ジクロロメタン)の後に、無色油状物として得た(162mg、88%)。
【0426】
【数70】
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【0427】
【表6】
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【0428】
(実施例64)
(2-メトキシフェニル)メチル4-(4-クロロフェニル)-1-(2-メトキシエチル)-6-メチル-2-オキソ-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボキシラート
2-メトキシベンジルアルコール(268μL、2.0mmol)及びトリエチルアミン(335μL、2.4mmol)を、無水DCM(7mL)に溶解させた。塩化チオニル(218μL、3.0mmol)をゆっくり添加した。反応混合物をRTで1時間撹拌した。反応混合物を1NのHCl水溶液で洗浄した。有機相をMgSO
4で乾燥させた。溶媒を減圧下で除去して、所望の2-メトキシベンジルクロリド(300mg、96%)を黄色がかった油状物として得た。4-(4-クロロフェニル)-1-(2-メトキシエチル)-6-メチル-2-オキソ-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボン酸(実施例74、85mg、0.26mmol)を、無水DMF(1mL)に溶解させ、次に炭酸セシウム(169mg、0.52mmol)及び2-メトキシベンジルクロリド(81mg、0.52mmol)を添加した。反応混合物をRTで18時間撹拌した。溶媒を減圧下で除去した。残留物をEtOAc及び水に溶解させた。水性相をEtOAcで抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、MgSO
4で乾燥させた。溶媒を減圧下で除去した。粗製物を、フラッシュクロマトグラフィーによって、シクロヘキサン/EtOAc(8/2)混合物を溶離液として使用して精製して、所望の(2-メトキシフェニル)メチル4-(4-クロロフェニル)-1-(2-メトキシエチル)-6-メチル-2-オキソ-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボキシラートを黄色がかった油状物として得た(36mg、31%)。
【0429】
【数71】
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【0430】
(実施例65a)
o-メトキシベンジル4-(4-クロロフェニル)-6-メチル-2-オキソ-3,4-ジヒドロ-1H-ピリジン-5-カルボキシラート(中間体)
【0431】
【化66】
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【0432】
(2-メトキシフェニル)メチル3-オキソブタノアート(1334mg、6.0mmol)を、酢酸(6mL)に溶解させた。p-クロロベンズアルデヒド(843mg、6.0mmol)、メルドラム酸(865mg、6.0mmol)及び酢酸アンモニウム(676mg、9.0mmol)を添加し、反応混合物を110℃で18時間撹拌した。反応混合物をRTに冷却した。溶媒を減圧下で除去した。粗製物をEtOH中で沈殿させ、0℃に冷却し、濾過して、所望のo-メトキシベンジル4-(4-クロロフェニル)-6-メチル-2-オキソ-3,4-ジヒドロ-1H-ピリジン-5-カルボキシラートを白色粉末として得た(1.041g、45%)。
【0433】
【数72】
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【0434】
(実施例65)
(2-メトキシフェニル)メチル4-(4-クロロフェニル)-1-(2-ヒドロキシエチル)-6-メチル-2-オキソ-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボキシラート
o-メトキシベンジル4-(4-クロロフェニル)-6-メチル-2-オキソ-3,4-ジヒドロ-1H-ピリジン-5-カルボキシラート(実施例65a、96mg、0.25mmol)を、無水DMF(1mL)に溶解させた。炭酸セシウム(162mg、0.50mmol)及び2-ブロモエタノール(35μL、0.50mmol)を添加した。反応混合物を、60℃で24時間撹拌した。反応は完了しなかった。炭酸セシウム(324mg、1.00mmol)及び2-ブロモエタノール(70μL、1.00mmol)を、24時間ごとに更に4回添加した。DMFを減圧下で除去した。残留物を水で希釈した。水性相をEtOAcで抽出し、合わせた有機層をブラインで洗浄し、MgSO
4で乾燥させた。溶媒を減圧下で除去した。粗製物を、フラッシュクロマトグラフィーによって、シクロヘキサン/EtOAc(4/6)混合物を溶離液として使用して精製して、所望の(2-メトキシフェニル)メチル4-(4-クロロフェニル)-1-(2-ヒドロキシエチル)-6-メチル-2-オキソ-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボキシラートを無色油状物として得た(9mg、8%)。
【0435】
【数73】
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【0436】
(実施例66)
2-ベンジル4-(4-クロロフェニル)-1-(2-フリルメチル)-6-メチル-2-オキソ-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボキシラート
o-メトキシベンジル4-(4-クロロフェニル)-6-メチル-2-オキソ-3,4-ジヒドロ-1H-ピリジン-5-カルボキシラート(実施例65a、96mg、0.25mmol)を、無水DMF(1mL)に溶解させた。炭酸セシウム(162mg、0.50mmol)及び2-クロロメチルフラン(145mg、0.50mmol)を添加した。反応混合物を、60℃で18時間撹拌した。DMFを減圧下で除去した。残留物を水で希釈した。水性相をEtOAcで抽出し、合わせた有機層をブラインで洗浄し、MgSO
4で乾燥させた。溶媒を減圧下で除去した。粗製物を、フラッシュクロマトグラフィーによって、シクロヘキサン/EtOAc(9/1)混合物を溶離液として使用して精製して、所望の2-ベンジル4-(4-クロロフェニル)-1-(2-フリルメチル)-6-メチル-2-オキソ-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボキシラートを黄色油状物として得た(43mg、50%)。
【0437】
【数74】
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【0438】
(実施例67)
(4S)-4-(4-クロロフェニル)-6-メチル-2-オキソ-1-[[(2R)-テトラヒドロフラン-2-イル]メチル]-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボキシラート(ラセミ)
o-メトキシベンジル4-(4-クロロフェニル)-6-メチル-2-オキソ-3,4-ジヒドロ-1H-ピリジン-5-カルボキシラート(実施例65a、96mg、0.25mmol)を、無水DMF(1mL)に溶解させた。炭酸セシウム(162mg、0.50mmol)及びテトラヒドロフルフリルブロミド(57μL、0.50mmol)を添加した。反応混合物を、60℃で18時間撹拌した。炭酸セシウム(162mg、0.50mmol)及びテトラヒドロフルフリルブロミド(57μL、0.50mmol)を、12時間ごとに更に3回添加した。全体的に、反応混合物を、60℃で66時間撹拌した。DMFを減圧下で除去した。残留物を水で希釈した。水性相をEtOAcで抽出し、合わせた有機層をブラインで洗浄し、MgSO
4で乾燥させた。溶媒を減圧下で除去した。粗製物を、フラッシュクロマトグラフィーによって、シクロヘキサン/EtOAc(9/1)混合物を溶離液として使用して精製して、所望の(2-メトキシフェニル)メチル(4S)-4-(4-クロロフェニル)-6-メチル-2-オキソ-1-[[(2R)-テトラヒドロフラン-2-イル]メチル]-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボキシラートを無色油状物として得た(25mg、21%)
【0439】
【数75】
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【0440】
(実施例68)
(4S)-4-(4-クロロフェニル)-6-メチル-2-オキソ-1-[[(2S)-テトラヒドロフラン-2-イル]メチル]-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボキシラート(ラセミ)
o-メトキシベンジル4-(4-クロロフェニル)-6-メチル-2-オキソ-3,4-ジヒドロ-1H-ピリジン-5-カルボキシラート(実施例65a、96mg、0.25mmol)を、無水DMF(1mL)に溶解させた。炭酸セシウム(162mg、0.50mmol)及びテトラヒドロフルフリルブロミド(57μL、0.50mmol)を添加した。反応混合物を、60℃で18時間撹拌した。炭酸セシウム(162mg、0.50mmol)及びテトラヒドロフルフリルブロミド(57μL、0.50mmol)を、12時間ごとに更に3回添加した。全体的に、反応混合物を、60℃で66時間撹拌した。DMFを減圧下で除去した。残留物を水で希釈した。水性相をEtOAcで抽出し、合わせた有機層をブラインで洗浄し、MgSO
4で乾燥させた。溶媒を減圧下で除去した。粗製物を、フラッシュクロマトグラフィーによって、シクロヘキサン/EtOAc(9/1)混合物を溶離液として使用して精製して、(4S)-4-(4-クロロフェニル)-6-メチル-2-オキソ-1-[[(2S)-テトラヒドロフラン-2-イル]メチル]-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボキシラートを無色油状物として得た(21mg、18%)。
【0441】
【数76】
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【0442】
(実施例69)
(2-メトキシフェニル)メチル4-(4-クロロフェニル)-1-(2-エトキシ-2-オキソ-エチル)-6-メチル-2-オキソ-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボキシラート
o-メトキシベンジル4-(4-クロロフェニル)-6-メチル-2-オキソ-3,4-ジヒドロ-1H-ピリジン-5-カルボキシラート(実施例65a、75mg、0.19mmol)を、無水DMF(0.3M)に溶解させた。炭酸セシウム(114mg、0.35mmol)及びメチルブロモアセタート(33μL、0.35mmol)を添加した。反応混合物をRTで2時間撹拌した。DMFを減圧下で除去した。残留物を水で希釈した。水性相をEtOAcで抽出し、合わせた有機層をブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させた。溶媒を減圧下で除去した。EtOHを添加し、減圧下で除去した(エステル交換)。粗製物を、フラッシュクロマトグラフィーによって、DCMを溶離液として使用して精製して、所望の化合物を無色油状物として得た。
【0443】
【数77】
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【0444】
(実施例70)
o-メトキシベンジル4-(4-クロロフェニル)-1-(シクロプロピルメチル)-6-メチル-2-オキソ-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボキシラート
o-メトキシベンジル4-(4-クロロフェニル)-6-メチル-2-オキソ-3,4-ジヒドロ-1H-ピリジン-5-カルボキシラート(実施例65a、96mg、0.25mmol)を、無水DMF(1mL)に溶解させた。炭酸セシウム(162mg、0.50mmol)及び(ブロモメチル)シクロプロパン(48μL、0.50mmol)を添加した。反応混合物を、60℃で18時間撹拌した。DMFを減圧下で除去した。残留物を水で希釈した。水性相をEtOAcで抽出し、合わせた有機層をブラインで洗浄し、MgSO
4で乾燥させた。溶媒を減圧下で除去した。粗製物を、フラッシュクロマトグラフィーによって、シクロヘキサン/EtOAc(9/1)混合物を溶離液として使用して精製して、所望のo-メトキシベンジル4-(4-クロロフェニル)-1-(シクロプロピルメチル)-6-メチル-2-オキソ-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボキシラートを黄色油状物として得た(77mg、71%)。
【0445】
【数78】
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【0446】
(実施例71)
(2-メトキシフェニル)メチル4-(4-クロロフェニル)-1-(3-メトキシプロピル)-6-メチル-2-オキソ-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボキシラート
(2-メトキシフェニル)メチル4-(4-クロロフェニル)-6-メチル-2-オキソ-3,4-ジヒドロ-1H-ピリジン-5-カルボキシラート(115mg、0.30mmol)を、無水DMF(1mL)に溶解させた。炭酸セシウム(195mg、0.60mmol)及び1-ブロモ-3-メトキシプロパン(68μL、0.60mmol)を添加した。反応混合物を、60℃で18時間撹拌した。DMFを減圧下で除去した。残留物を水で希釈し、EtOAcで抽出した。有機層を合わせ、ブラインで洗浄し、MgSO
4で乾燥させた。溶媒を減圧下で除去した。粗製生成物を、フラッシュクロマトグラフィーによって、シクロヘキサン/EtOAc(9/1)混合物を溶離液として使用して精製して、所望の(2-メトキシフェニル)メチル4-(4-クロロフェニル)-1-(3-メトキシプロピル)-6-メチル-2-オキソ-3,4-ジヒドロピリジン(ihydropyridine)-5-カルボキシラートを無色油状物として得た(96mg、70%)。
【0447】
【数79】
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【0448】
(実施例72)
(2-メトキシフェニル)メチル4-(4-クロロフェニル)-1-(1,3-ジオキソラン-2-イルメチル)-6-メチル-2-オキソ-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボキシラート
(2-メトキシフェニル)メチル4-(4-クロロフェニル)-6-メチル-2-オキソ-3,4-ジヒドロ-1H-ピリジン-5-カルボキシラート(115mg、0.30mmol)を、無水DMF(1mL)に溶解させた。炭酸セシウム(195mg、0.60mmol)及び2-ブロモメチル-1,3-ジオキソラン(62μL、0.60mmol)を添加した。反応混合物を、60℃で18時間撹拌した。DMFを減圧下で除去した。残留物を水で希釈し、EtOAcで抽出した。有機層を合わせ、ブラインで洗浄し、MgSO
4で乾燥させた。溶媒を減圧下で除去した。粗製生成物を、フラッシュクロマトグラフィーによって、シクロヘキサン/EtOAc(8/2)混合物を溶離液として使用して精製して、所望の(2-メトキシフェニル)メチル4-(4-クロロフェニル)-1-(1,3-ジオキソラン-2-イルメチル)-6-メチル-2-オキソ-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボキシラートを無色油状物として得た(73mg、52%)。
【0449】
【数80】
[この文献は図面を表示できません]
【0450】
(実施例73)
(2-メトキシフェニル)メチル4-(4-クロロフェニル)-1-(2-メトキシ-2-オキソ-エチル)-6-メチル-2-オキソ-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボキシラート
(2-メトキシフェニル)メチル4-(4-クロロフェニル)-6-メチル-2-オキソ-3,4-ジヒドロ-1H-ピリジン-5-カルボキシラート(116mg、0.30mmol)を、無水DMF(1mL)に溶解させた。2-ブロモメチルアセタート(41μL、0.45mmol)及びCs
2CO
3を添加した。反応混合物をRTで18時間撹拌した。2-ブロモメチルアセタート(28μL、0.30mmol)を再び添加し、反応混合物を50℃で6時間撹拌した。溶媒を減圧下で除去した。水を添加し、水性相を、Et
2Oで抽出し、ブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させた。溶媒を除去して、所望の(2-メトキシフェニル)メチル4-(4-クロロフェニル)-1-(2-メトキシ-2-オキソ-エチル)-6-メチル-2-オキソ-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボキシラートを無色油状物として得た(120mg、87%)。
【0451】
【数81】
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【0452】
【表7】
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【0453】
(実施例74)
4-(4-クロロフェニル)-1-(2-メトキシエチル)-6-メチル-2-オキソ-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボン酸(中間生成物)
【0454】
【化67】
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【0455】
メチル4-(4-クロロフェニル)-1-(2-メトキシエチル)-6-メチル-2-オキソ-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボキシラート(4.55g、13.5mmol)を、メタノール(47mL)に溶解させた。1MのNaOH水溶液(47mL)を添加した。反応混合物を、50℃で18時間撹拌した。反応混合物をジエチルエーテルで洗浄した。水性相を、塩酸の濃縮溶液でpH=1の酸性にし、次にEtOAcで抽出した。有機相を合わせ、ブラインで洗浄し、MgSO
4で乾燥させた。溶媒を減圧下で除去した。ジエチルエーテル中で粗製物を沈殿させて、所望の4-(4-クロロフェニル)-1-(2-メトキシエチル)-6-メチル-2-オキソ-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボン酸を白色粉末として得た(2.82g、65%)。
【0456】
【数82】
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【0457】
(実施例75)
N-ベンジル-4-(4-クロロフェニル)-1-(2-メトキシエチル)-6-メチル-2-オキソ-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボキサミド
4-(4-クロロフェニル)-1-(2-メトキシエチル)-6-メチル-2-オキソ-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボン酸(実施例74、323mg、1.0mmol)、ベンジルアミン(262μL、2.4mmol)、DIEA(860μL、5.0mmol)及び50%T3Pの酢酸エチル溶液(883μL、3.0mmol)を、無水EtOAc(3mL)に溶解させた。反応混合物をRTで24時間撹拌した後、反応は完了しなかった。ベンジルアミン(131μL、1.2mmol)、DIEA(430μL、2.5mmol)及び50%T3Pの酢酸エチル溶液(441μL、1.5mmol)を添加した。反応混合物をr.t.で6時間撹拌した。1M塩酸水溶液(20mL)を添加し、水性相をEtOAcで抽出した。有機相を合わせ、ブラインで洗浄し、MgSO
4で乾燥させた。溶媒を減圧下で除去した。粗製物を、シリカによるフラッシュクロマトグラフィーによって、DCM/MeOH9/1混合物を使用して精製して、所望の(2-メトキシフェニル)メチル1-(2-メトキシエチル)-6-メチル-2-オキソ-4-プロピル-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボキシラートを白色粉末として得た(267mg、65%)。
【0458】
【数83】
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【0459】
(実施例76)
4-(4-クロロフェニル)-1-(2-メトキシエチル)-6-メチル-2-オキソ-N-フェニル-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボキサミド
4-(4-クロロフェニル)-1-(2-メトキシエチル)-6-メチル-2-オキソ-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボン酸(実施例74、97mg、0.30mmol)、アニリン(31μL、0.33mmol)、EDCI(69mg、0.36mmol)及びDMAP(36mg、0.30mmol)を、無水DCM(2mL)に溶解させた。反応混合物をRTで18時間撹拌した。1M塩酸水溶液を添加した。水性相をDCMで抽出した。有機相を合わせ、MgSO
4で乾燥させた。溶媒を減圧下で除去した。粗製物を、シリカによるフラッシュクロマトグラフィーによって、シクロヘキサン/EtOAc7/3混合物を使用して精製して、所望の4-(4-クロロフェニル)-1-(2-メトキシエチル)-6-メチル-2-オキソ-N-フェニル-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボキサミドを白色粉末として得た(62mg、52%)。
【0460】
【数84】
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【0461】
(実施例77)
4-(4-クロロフェニル)-5-(3,4-ジヒドロ-2H-キノリン-1-カルボニル)-1-(2-メトキシエチル)-6-メチル-3,4-ジヒドロピリジン-2-オン
4-(4-クロロフェニル)-1-(2-メトキシエチル)-6-メチル-2-オキソ-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボン酸(実施例74、97mg、0.30mmol)、テトラヒドロキノリン(44μL、0.33mmol)、EDCI(69mg、0.36mmol)及びDMAP(36mg、0.30mmol)を、無水DCM(2mL)に溶解させた。反応混合物をRTで72時間撹拌した。反応は完了しなかった。テトラヒドロキノリン(44μL、0.33mmol)及びEDCI(69mg、0.36mmol)を添加した。反応混合物をRTで24時間撹拌した。1M塩酸水溶液を添加した。水性相をDCMで抽出した。有機相を合わせ、MgSO
4で乾燥させた。溶媒を減圧下で除去した。粗製物を、シリカによるフラッシュクロマトグラフィーによって、シクロヘキサン/EtOAc6/4混合物を使用して精製して、所望の4-(4-クロロフェニル)-5-(3,4-ジヒドロ-2H-キノリン-1-カルボニル)-1-(2-メトキシエチル)-6-メチル-3,4-ジヒドロピリジン-2-オンを無色油状物として得た(62mg、52%)。MS[M+H]
+439。HRMS:C
25H
28N
2O
3Cl、[M+H]
+算出値439.1788、実測値439.1767。
【0462】
【化68】
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【0463】
【表8A】
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【0464】
【表8B】
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【0465】
(実施例78)
4-(4-クロロフェニル)-1,6-ジメチル-2-オキソ-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボン酸(中間生成物)
【0466】
【化69】
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【0467】
ステップ1.一般手順Aに従って得られたジヒドロピリドン中間体(1.05g、3.75mmol)を、無水DMF(12.5mL)に溶解させた。炭酸セシウム(1.83g、5.63mmol)及びヨードメタン(350μL、5.63mmol)を添加した。反応混合物を、60℃で1時間撹拌した。DMFを減圧下で除去した。残留物を水で希釈し、EtOAcで抽出した。有機層を合わせ、ブラインで洗浄し、MgSO
4で乾燥させた。溶媒を減圧下で除去して、所望の化合物を黄色油状物として得た(1.10g、定量的)。MS[M+H]
+294。
【0468】
【化70】
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【0469】
ステップ2.ステップ1で得られた中間体(1.10mg、3.75mmol)をMeOH(15mL)に溶解させ、1NのNaOH水溶液(13mL、13.1mmol)を添加した。反応混合物を、60℃で18時間撹拌した。反応混合物をr.t.に冷却し、ジエチルエーテルで1回抽出した。次に、水性相を、pH=1になるまで塩酸水溶液で酸性にした。水性相をEtOAcで抽出した。次に、有機層をブラインで洗浄し、MgSO
4で乾燥させた。溶媒を減圧下で除去して、4-(4-クロロフェニル)-1,6-ジメチル-2-オキソ-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボン酸を得た(680mg、62%)。
【0470】
(実施例79)
p-トリルメチル4-(4-クロロフェニル)-1,6-ジメチル-2-オキソ-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボキシラート
4-(4-クロロフェニル)-1,6-ジメチル-2-オキソ-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボン酸(実施例78、0.36mmol)を、無水DMF(1.2mL)に溶解させ、次にCs
2CO
3(349mg、1.07mmol)及びアルファブロモ-p-キシレン(66mg、0.36mmol)を添加した。反応混合物をRTで1時間撹拌した。次に水を添加し、水性相をEtOAcで抽出した。次に、有機層をブラインで洗浄し、MgSO
4で乾燥させた。溶媒を減圧下で除去して、所望の化合物を白色固体として得た(87mg、63%)。
【0471】
【数85】
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【0472】
(実施例80)
[4-(トリフルオロメチル)フェニル]メチル4-(4-クロロフェニル)-1,6-ジメチル-2-オキソ-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボキシラート
4-(4-クロロフェニル)-1,6-ジメチル-2-オキソ-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボン酸(実施例78、0.36mmol)を、無水DMF(1.2mL)に溶解させ、次にCs
2CO
3(349mg、1.07mmol)及び4-(トリフルオロメチル)臭化ベンジル(85mg、0.36mmol)を添加した。反応混合物をRTで1時間撹拌した。次に水を添加し、水性相をEtOAcで抽出した。次に、有機層をブラインで洗浄し、MgSO
4で乾燥させた。溶媒を減圧下で除去して、所望の化合物を白色固体として得た(117mg、75%)。
【0473】
【数86】
[この文献は図面を表示できません]
【0474】
(実施例81)
(2-クロロ-4-フルオロ-フェニル)メチル4-(4-クロロフェニル)-1,6-ジメチル-2-オキソ-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボキシラート
4-(4-クロロフェニル)-1,6-ジメチル-2-オキソ-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボン酸(実施例78、0.36mmol)を、無水DMF(1.2mL)に溶解させ、次にCs
2CO
3(349mg、1.07mmol)及び2-クロロ-4-フルオロベンジルブロミド(85mg、0.36mmol)を添加した。反応混合物をRTで撹拌した。次に水を添加し、水性相をEtOAcで抽出した。次に、有機層をブラインで洗浄し、MgSO
4で乾燥させた。溶媒を減圧下で除去して、所望の化合物を無色油状物として得た(38mg、26%)。
【0475】
【数87】
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【0476】
(実施例82)
(2,6-ジフルオロフェニル)メチル4-(4-クロロフェニル)-1,6-ジメチル-2-オキソ-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボキシラート
4-(4-クロロフェニル)-1,6-ジメチル-2-オキソ-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボン酸(実施例78、75mg、0.27mmol)を、無水DMF(1mL)に溶解させ、次にCs
2CO
3(131mg、0.68mmol)及び2,6-ジフルオロベンジルブロミド(83mg、0.40mmol)を添加した。反応混合物をRTで1時間撹拌した。次に水を添加し、水性相をEtOAcで抽出した。次に、有機層をブラインで洗浄し、MgSO
4で乾燥させた。溶媒を減圧下で除去した。粗製生成物を、フラッシュクロマトグラフィーによって、シクロヘキサン/EtOAc9/1混合物を使用して精製して、所望の化合物を無色油状物として得た(73mg、66%)。
【0477】
【数88】
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【0478】
(実施例83)
(3,4-ジメトキシフェニル)メチル4-(4-クロロフェニル)-1,6-ジメチル-2-オキソ-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボキシラート
適切な酸中間体(75mg、0.27mmol)を、無水DMF(1mL)に溶解させ、次にCs
2CO
3(104mg、0.32mmol)及び3,4-ジメトキシベンジルクロリド(60mg、0.32mmol)を添加した。反応混合物をRTで1時間撹拌した。溶媒を減圧下で除去した。残留物をEtOAc及び水に溶解させた。水性相をEtOAcで3回抽出した。次に、有機層をブラインで洗浄し、MgSO
4で乾燥させた。溶媒を減圧下で除去した。粗製生成物を、フラッシュクロマトグラフィーによって、シクロヘキサン/EtOAc95/5混合物を使用して精製して、所望の化合物を無色油状物として得た(115mg、100%)。
【0479】
【数89】
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【0480】
(実施例84)
(2-フルオロフェニル)メチル4-(4-クロロフェニル)-1-(2-メトキシエチル)-6-メチル-2-オキソ-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボキシラート
4-(4-クロロフェニル)-1-(2-メトキシエチル)-6-メチル-2-オキソ-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボン酸(実施例74、75mg、0.23mmol)を、無水DMF(1mL)に溶解させ、次に炭酸セシウム(114mg、0.35mmol)及び2-フルオロベンジルブロミド(30μL、0.25mmol)を添加した。反応混合物をRTで1時間撹拌した。溶媒を減圧下で除去した。残留物をEtOAc及び水に溶解させた。水性相をEtOAcで抽出した。有機層を合わせ、ブラインで洗浄し、MgSO
4で乾燥させた。溶媒を減圧下で除去して、所望の(2-フルオロフェニル)メチル4-(4-クロロフェニル)-1-(2-メトキシエチル)-6-メチル-2-オキソ-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボキシラートを無色油状物として得た(94mg、95%)。
【0481】
【数90】
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【0482】
(実施例85)
(3-フルオロフェニル)メチル4-(4-クロロフェニル)-1-(2-メトキシエチル)-6-メチル-2-オキソ-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボキシラート
4-(4-クロロフェニル)-1-(2-メトキシエチル)-6-メチル-2-オキソ-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボン酸(実施例74、75mg、0.23mmol)を、無水DMF(1mL)に溶解させ、次に炭酸セシウム(114mg、0.35mmol)及び3-フルオロベンジルブロミド(31μL、0.25mmol)を添加した。反応混合物をRTで1時間撹拌した。溶媒を減圧下で除去した。残留物をEtOAc及び水に溶解させた。水性相をEtOAcで抽出した。有機層を合わせ、ブラインで洗浄し、MgSO
4で乾燥させた。溶媒を減圧下で除去して、所望の(3-フルオロフェニル)メチル4-(4-クロロフェニル)-1-(2-メトキシエチル)-6-メチル-2-オキソ-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボキシラートを白色粉末として得た(95mg、95%)。
【0483】
【数91】
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【0484】
(実施例86)
(4-フルオロフェニル)メチル4-(4-クロロフェニル)-1-(2-メトキシエチル)-6-メチル-2-オキソ-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボキシラート
4-(4-クロロフェニル)-1-(2-メトキシエチル)-6-メチル-2-オキソ-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボン酸(実施例74、45mg、0.14mmol)を、無水DMF(1mL)に溶解させ、次に炭酸セシウム(68mg、0.21mmol)及び4-フルオロベンジルブロミド(19μL、0.15mmol)を添加した。反応混合物をRTで18時間撹拌した。溶媒を減圧下で除去した。残留物をEtOAc及び水に溶解させた。水性相をEtOAcで抽出した。有機層を合わせ、ブラインで洗浄し、MgSO
4で乾燥させた。溶媒を減圧下で除去して、所望の(4-フルオロフェニル)メチル4-(4-クロロフェニル)-1-(2-メトキシエチル)-6-メチル-2-オキソ-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボキシラートを無色油状物として得た(48mg、80%)。
【0485】
【数92】
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【0486】
(実施例87)
(2-クロロフェニル)メチル4-(4-クロロフェニル)-1-(2-メトキシエチル)-6-メチル-2-オキソ-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボキシラート
4-(4-クロロフェニル)-1-(2-メトキシエチル)-6-メチル-2-オキソ-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボン酸(実施例74、75mg、0.23mmol)を、無水DMF(1mL)に溶解させ、次に炭酸セシウム(114mg、0.35mmol)及び2-クロロベンジルブロミド(33μL、0.25mmol)を添加した。反応混合物をRTで1時間撹拌した。溶媒を減圧下で除去した。残留物をEtOAc及び水に溶解させた。水性相をEtOAcで抽出した。有機層を合わせ、ブラインで洗浄し、MgSO
4で乾燥させた。溶媒を減圧下で除去して、所望の(2-クロロフェニル)メチル4-(4-クロロフェニル)-1-(2-メトキシエチル)-6-メチル-2-オキソ-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボキシラートを白色粉末として得た(99mg、96%)。
【0487】
【数93】
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【0488】
(実施例88)
(3-クロロフェニル)メチル4-(4-クロロフェニル)-1-(2-メトキシエチル)-6-メチル-2-オキソ-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボキシラート
4-(4-クロロフェニル)-1-(2-メトキシエチル)-6-メチル-2-オキソ-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボン酸(実施例74、75mg、0.23mmol)を、無水DMF(1mL)に溶解させ、次に炭酸セシウム(114mg、0.35mmol)及び3-クロロベンジルブロミド(33μL、0.25mmol)を添加した。反応混合物をRTで1時間撹拌した。溶媒を減圧下で除去した。残留物をEtOAc及び水に溶解させた。水性相をEtOAcで抽出した。有機層を合わせ、ブラインで洗浄し、MgSO
4で乾燥させた。溶媒を減圧下で除去して、所望の(3-クロロフェニル)メチル4-(4-クロロフェニル)-1-(2-メトキシエチル)-6-メチル-2-オキソ-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボキシラートを無色油状物として得た(100mg、97%)。
【0489】
【数94】
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【0490】
(実施例89)
(4-クロロフェニル)メチル4-(4-クロロフェニル)-1-(2-メトキシエチル)-6-メチル-2-オキソ-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボキシラート
4-(4-クロロフェニル)-1-(2-メトキシエチル)-6-メチル-2-オキソ-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボン酸(実施例74、mg、0.23mmol)を、無水DMF(1mL)に溶解させ、次に炭酸セシウム(114mg、0.35mmol)及び4-クロロベンジルブロミド(51mg、0.25mmol)を添加した。反応混合物をRTで1時間撹拌した。溶媒を減圧下で除去した。残留物をEtOAc及び水に溶解させた。水性相をEtOAcで抽出した。有機層を合わせ、ブラインで洗浄し、MgSO
4で乾燥させた。溶媒を減圧下で除去して、所望の(4-クロロフェニル)メチル4-(4-クロロフェニル)-1-(2-メトキシエチル)-6-メチル-2-オキソ-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボキシラートを白色粉末として得た(68mg、66%)。
【0491】
【数95】
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【0492】
(実施例90)
[2-(トリフルオロメチル)フェニル]メチル4-(4-クロロフェニル)-1-(2-メトキシエチル)-6-メチル-2-オキソ-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボキシラート
4-(4-クロロフェニル)-1-(2-メトキシエチル)-6-メチル-2-オキソ-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボン酸(実施例74、75mg、0.23mmol)を、無水DMF(1mL)に溶解させ、次に炭酸セシウム(114mg、0.35mmol)及び2-トリフルオロメチルベンジルブロミド(38μL、0.25mmol)を添加した。反応混合物をRTで2時間撹拌した。溶媒を減圧下で除去した。残留物をEtOAc及び水に溶解させた。水性相をEtOAcで3回抽出した。有機層を合わせ、ブラインで洗浄し、MgSO
4で乾燥させた。溶媒を減圧下で除去して、所望の[2-(トリフルオロメチル)フェニル]メチル4-(4-クロロフェニル)-1-(2-メトキシエチル)-6-メチル-2-オキソ-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボキシラートを無色油状物として得た(100mg、90%)。
【0493】
【数96】
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【0494】
(実施例91)
[3-(トリフルオロメチル)フェニル]メチル4-(4-クロロフェニル)-1-(2-メトキシエチル)-6-メチル-2-オキソ-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボキシラート
4-(4-クロロフェニル)-1-(2-メトキシエチル)-6-メチル-2-オキソ-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボン酸(実施例74、75mg、0.23mmol)を、無水DMF(1mL)に溶解させ、次に炭酸セシウム(114mg、0.35mmol)及び3-トリフルオロメチルベンジルブロミド(38μL、0.25mmol)を添加した。反応混合物をRTで1時間撹拌した。溶媒を減圧下で除去した。残留物をEtOAc及び水に溶解させた。水性相をEtOAcで3回抽出した。有機層を合わせ、ブラインで洗浄し、MgSO
4で乾燥させた。溶媒を減圧下で除去して、所望の[3-(トリフルオロメチル)フェニル]メチル4-(4-クロロフェニル)-1-(2-メトキシエチル)-6-メチル-2-オキソ-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボキシラートを無色油状物として得た(108mg、98%)。
【0495】
【数97】
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【0496】
(実施例92)
[4-(トリフルオロメチル)フェニル]メチル4-(4-クロロフェニル)-1-(2-メトキシエチル)-6-メチル-2-オキソ-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボキシラート
4-(4-クロロフェニル)-1-(2-メトキシエチル)-6-メチル-2-オキソ-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボン酸(実施例74、75mg、0.23mmol)を、無水DMF(1mL)に溶解させ、次に炭酸セシウム(114mg、0.35mmol)及び4-トリフルオロメチルベンジルブロミド(60mg、0.25mmol)を添加した。反応混合物をRTで1時間撹拌した。溶媒を減圧下で除去した。残留物をEtOAc及び水に溶解させた。水性相をEtOAcで3回抽出した。有機層を合わせ、ブラインで洗浄し、MgSO
4で乾燥させた。溶媒を減圧下で除去して、所望の[4-(トリフルオロメチル)フェニル]メチル4-(4-クロロフェニル)-1-(2-メトキシエチル)-6-メチル-2-オキソ-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボキシラートを白色粉末として得た(103mg、93%)。
【0497】
【数98】
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【0498】
(実施例93)
(2-シアノフェニル)メチル4-(4-クロロフェニル)-1-(2-メトキシエチル)-6-メチル-2-オキソ-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボキシラート
4-(4-クロロフェニル)-1-(2-メトキシエチル)-6-メチル-2-オキソ-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボン酸(実施例74、75mg、0.23mmol)を、無水DMF(1mL)に溶解させ、次に炭酸セシウム(114mg、0.35mmol)及び2-シアノベンジルブロミド(49mg、0.25mmol)を添加した。反応混合物をRTで18時間撹拌した。溶媒を減圧下で除去した。残留物をEtOAc及び水に溶解させた。水性相をEtOAcで抽出した。有機層を合わせ、ブラインで洗浄し、MgSO
4で乾燥させた。溶媒を減圧下で除去して、所望の(2-シアノフェニル)メチル4-(4-クロロフェニル)-1-(2-メトキシエチル)-6-メチル-2-オキソ-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボキシラートを無色油状物として得た(100mg、99%)。
【0499】
【数99】
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【0500】
(実施例94)
(3-シアノフェニル)メチル4-(4-クロロフェニル)-1-(2-メトキシエチル)-6-メチル-2-オキソ-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボキシラート
4-(4-クロロフェニル)-1-(2-メトキシエチル)-6-メチル-2-オキソ-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボン酸(実施例74、75mg、0.23mmol)を、無水DMF(1mL)に溶解させ、次に炭酸セシウム(114mg、0.35mmol)及び3-シアノベンジルブロミド(49mg、0.25mmol)を添加した。反応混合物をRTで18時間撹拌した。溶媒を減圧下で除去した。残留物をEtOAc及び水に溶解させた。水性相をEtOAcで抽出した。有機層を合わせ、ブラインで洗浄し、MgSO
4で乾燥させた。溶媒を減圧下で除去して、所望の(3-シアノフェニル)メチル4-(4-クロロフェニル)-1-(2-メトキシエチル)-6-メチル-2-オキソ-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボキシラートを無色油状物として得た(100mg、99%)。
【0501】
【数100】
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【0502】
(実施例95)
(4-シアノフェニル)メチル4-(4-クロロフェニル)-1-(2-メトキシエチル)-6-メチル-2-オキソ-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボキシラート
4-(4-クロロフェニル)-1-(2-メトキシエチル)-6-メチル-2-オキソ-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボン酸(実施例74、75mg、0.23mmol)を、無水DMF(1mL)に溶解させ、次に炭酸セシウム(114mg、0.35mmol)及び4-シアノベンジルブロミド(49mg、0.25mmol)を添加した。反応混合物をRTで3時間撹拌した。溶媒を減圧下で除去した。残留物をEtOAc及び水に溶解させた。水性相をEtOAcで抽出した。有機層を合わせ、ブラインで洗浄し、MgSO
4で乾燥させた。溶媒を減圧下で除去した。粗製生成物を、フラッシュクロマトグラフィーによって、シクロヘキサン/EtOAc(9/1〜8/2)混合物を溶離液として使用して精製して、所望の(4-シアノフェニル)メチル4-(4-クロロフェニル)-1-(2-メトキシエチル)-6-メチル-2-オキソ-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボキシラートを白色粉末として得た(62mg、62%)。
【0503】
【数101】
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【0504】
(実施例96)
(3-メトキシカルボニルフェニル)メチル4-(4-クロロフェニル)-1-(2-メトキシエチル)-6-メチル-2-オキソ-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボキシラート
4-(4-クロロフェニル)-1-(2-メトキシエチル)-6-メチル-2-オキソ-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボン酸(実施例74、75mg、0.23mmol)を、無水DMF(1mL)に溶解させ、次に炭酸セシウム(114mg、0.35mmol)及び3-(ブロモメチル)安息香酸メチルエステル(57mg、0.25mmol)を添加した。反応混合物をRTで3時間撹拌した。溶媒を減圧下で除去した。残留物をEtOAc及び水に溶解させた。水性相をEtOAcで抽出した。有機層を合わせ、ブラインで洗浄し、MgSO
4で乾燥させた。溶媒を減圧下で除去した。粗製生成物を、フラッシュクロマトグラフィーによって、シクロヘキサン/EtOAc(9/1〜8/2)混合物を溶離液として使用して精製して、所望の(3-メトキシカルボニルフェニル)メチル4-(4-クロロフェニル)-1-(2-メトキシエチル)-6-メチル-2-オキソ-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボキシラートを黄色がかった油状物として得た(108mg、99%)。
【0505】
【数102】
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【0506】
(実施例97)
(4-メトキシカルボニルフェニル)メチル4-(4-クロロフェニル)-1-(2-メトキシエチル)-6-メチル-2-オキソ-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボキシラート
4-(4-クロロフェニル)-1-(2-メトキシエチル)-6-メチル-2-オキソ-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボン酸(実施例74、75mg、0.23mmol)を、無水DMF(1mL)に溶解させ、次に炭酸セシウム(114mg、0.35mmol)及び4-(ブロモメチル)安息香酸メチルエステル(57mg、0.25mmol)を添加した。反応混合物をRTで3時間撹拌した。溶媒を減圧下で除去した。残留物をEtOAc及び水に溶解させた。水性相をEtOAcで抽出した。有機層を合わせ、ブラインで洗浄し、MgSO
4で乾燥させた。溶媒を減圧下で除去して、所望の(4-メトキシカルボニルフェニル)メチル4-(4-クロロフェニル)-1-(2-メトキシエチル)-6-メチル-2-オキソ-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボキシラートを白色粉末として得た(101mg、93%)。
【0507】
【数103】
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【0508】
(実施例98)
o-トリルメチル4-(4-クロロフェニル)-1-(2-メトキシエチル)-6-メチル-2-オキソ-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボキシラート
4-(4-クロロフェニル)-1-(2-メトキシエチル)-6-メチル-2-オキソ-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボン酸(実施例74、75mg、0.23mmol)を、無水DMF(1mL)に溶解させ、次に炭酸セシウム(114mg、0.35mmol)及びo-メチルベンジルブロミド(34μL、0.25mmol)を添加した。反応混合物をRTで1時間撹拌した。溶媒を減圧下で除去した。残留物をEtOAc及び水に溶解させた。水性相をEtOAcで3回抽出した。有機層を合わせ、ブラインで洗浄し、MgSO
4で乾燥させた。溶媒を減圧下で除去して、所望のo-トリルメチル4-(4-クロロフェニル)-1-(2-メトキシエチル)-6-メチル-2-オキソ-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボキシラートを白色粉末として得た(91mg、93%)。
【0509】
【数104】
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【0510】
(実施例99)
m-トリルメチル4-(4-クロロフェニル)-1-(2-メトキシエチル)-6-メチル-2-オキソ-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボキシラート
4-(4-クロロフェニル)-1-(2-メトキシエチル)-6-メチル-2-オキソ-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボン酸(実施例74、75mg、0.23mmol)を、無水DMF(1mL)に溶解させ、次に炭酸セシウム(114mg、0.35mmol)及びm-メチルベンジルブロミド(34μL、0.25mmol)を添加した。反応混合物をRTで1時間撹拌した。溶媒を減圧下で除去した。残留物をEtOAc及び水に溶解させた。水性相をEtOAcで3回抽出した。有機層を合わせ、ブラインで洗浄し、MgSO
4で乾燥させた。溶媒を減圧下で除去して、所望のm-トリルメチル4-(4-クロロフェニル)-1-(2-メトキシエチル)-6-メチル-2-オキソ-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボキシラートを無色油状物として得た(91mg、93%)。
【0511】
【数105】
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【0512】
(実施例100)
p-トリルメチル4-(4-クロロフェニル)-1-(2-メトキシエチル)-6-メチル-2-オキソ-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボキシラート
4-(4-クロロフェニル)-1-(2-メトキシエチル)-6-メチル-2-オキソ-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボン酸(実施例74、75mg、0.23mmol)を、無水DMF(1mL)に溶解させ、次に炭酸セシウム(114mg、0.35mmol)及びp-メチルベンジルブロミド(34μL、0.25mmol)を添加した。反応混合物をRTで1時間撹拌した。溶媒を減圧下で除去した。残留物をEtOAc及び水に溶解させた。水性相をEtOAcで3回抽出した。有機層を合わせ、ブラインで洗浄し、MgSO
4で乾燥させた。溶媒を減圧下で除去して、所望のp-トリルメチル4-(4-クロロフェニル)-1-(2-メトキシエチル)-6-メチル-2-オキソ-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボキシラートを無色油状物として得た(94mg、96%)。
【0513】
【数106】
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【0514】
(実施例101)
(2,4,6-トリメチルフェニル)メチル4-(4-クロロフェニル)-1-(2-メトキシエチル)-6-メチル-2-オキソ-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボキシラート
ステップ1.2,4,6-トリメチルベンジルアルコール(150mg、1.0mmol)を、無水DCM(4mL)に溶解させた。塩化チオニル(87μL、1.2mmol)を0℃でゆっくり温めた。反応混合物をRTで1時間撹拌した。溶媒を減圧下で除去して、所望の2,4,6-トリメチルベンジルクロリド(168mg、100%)を白色粉末として得た。
【0515】
【数107】
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【0516】
ステップ2.4-(4-クロロフェニル)-1-(2-メトキシエチル)-6-メチル-2-オキソ-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボン酸(実施例74、97mg、0.3mmol)を、無水DMF(1mL)に溶解させ、次に炭酸セシウム(97mg、0.3mmol)及び2,4,6-トリメチルベンジルクロリド(50mg、0.3mmol)を添加した。反応混合物をRTで1時間撹拌した。溶媒を減圧下で除去した。残留物をEtOAc及び水に溶解させた。水性相をEtOAcで抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、MgSO
4で乾燥させた。溶媒を減圧下で除去して、所望の(2,4,6-トリメチルフェニル)メチル4-(4-クロロフェニル)-1-(2-メトキシエチル)-6-メチル-2-オキソ-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボキシラートを黄色がかった油状物として得た(111mg、81%)。
【0517】
【数108】
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【0518】
(実施例103)
(3-メトキシフェニル)メチル4-(4-クロロフェニル)-1-(2-メトキシエチル)-6-メチル-2-オキソ-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボキシラート
3-メトキシベンジルアルコール(248μL、2.0mmol)及びトリエチルアミン(335μL、2.4mmol)を、無水DCM(7mL)に溶解させた。塩化チオニル(218μL、3.0mmol)をゆっくり添加した。反応混合物をRTで1時間撹拌した。反応混合物を1NのHCl水溶液で洗浄した。有機相をMgSO
4で乾燥させた。溶媒を減圧下で除去して、所望の2-メトキシベンジルクロリド(313mg、100%)を黄色がかった油状物として得た。4-(4-クロロフェニル)-1-(2-メトキシエチル)-6-メチル-2-オキソ-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボン酸(実施例74、85mg、0.26mmol)を、無水DMF(1mL)に溶解させ、次に炭酸セシウム(169mg、0.52mmol)及び3-メトキシベンジルクロリド(81mg、0.52mmol)を添加した。反応混合物をr.t.で18時間撹拌した。溶媒を減圧下で除去した。残留物をEtOAc及び水に溶解させた。水性相をEtOAcで抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、MgSO
4で乾燥させた。溶媒を減圧下で除去した。粗製物を、フラッシュクロマトグラフィーによって、シクロヘキサン/EtOAc(8/2)混合物を溶離液として使用して精製して、所望の(3-メトキシフェニル)メチル4-(4-クロロフェニル)-1-(2-メトキシエチル)-6-メチル-2-オキソ-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボキシラートを黄色がかった油状物として得た(11mg、9%)。
【0519】
【数109】
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【0520】
(実施例104)
(4-メトキシフェニル)メチル4-(4-クロロフェニル)-1-(2-メトキシエチル)-6-メチル-2-オキソ-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボキシラート
p-メトキシベンジルアルコール(54mg、0.39mmol)を無水THF(1mL)に溶解させた。4-(4-クロロフェニル)-1-(2-メトキシエチル)-6-メチル-2-オキソ-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボン酸(実施例74、85mg、0.26mmol)及びトリフェニルホスフィン(102mg、0.39mmol)を添加した。DEAD(61μL、68mg)の無水THF(0.4mL)溶液をゆっくり添加した。反応混合物をRTで18時間撹拌した。反応は完了しなかった。トリフェニルホスフィン(102mg、0.39mmol)、p-メトキシベンジルアルコール(54mg、0.39mmol)及びDEAD(61μL、68mg)の無水THF(0.4mL)溶液を0℃で添加し、反応混合物を60℃で24時間撹拌した。飽和NaHCO
3水溶液を添加した。水性相をEtOAcで抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、MgSO
4で乾燥させた。粗製物を、シリカによるフラッシュクロマトグラフィーによって、Cy/EtOAc(8/2)混合物を使用して精製して、所望の(4-メトキシフェニル)メチル4-(4-クロロフェニル)-1-(2-メトキシエチル)-6-メチル-2-オキソ-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボキシラートを無色油状物として得た(74mg、64%)。
【0521】
【数110】
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【0522】
(実施例105)
(2-トリフルオロメトキシフェニル)メチル4-(4-クロロフェニル)-1-(2-メトキシエチル)-6-メチル-2-オキソ-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボキシラート
4-(4-クロロフェニル)-1-(2-メトキシエチル)-6-メチル-2-オキソ-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボン酸(実施例74、97mg、0.3mmol)を、無水DMF(1mL)に溶解させ、次に炭酸セシウム(146mg、0.45mmol)及び2-トリフルオロメトキシベンジルブロミド(63μL、0.33mmol)を添加した。反応混合物をRTで18時間撹拌した。溶媒を減圧下で除去した。残留物をEtOAc及び水に溶解させた。水性相をEtOAcで抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、MgSO
4で乾燥させた。溶媒を減圧下で除去した。粗製物を、シリカによるフラッシュクロマトグラフィーによって、シクロヘキサン/EtOAc9/1混合物を使用して精製して、所望の(2-トリフルオロメトキシフェニル)メチル4-(4-クロロフェニル)-1-(2-メトキシエチル)-6-メチル-2-オキソ-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボキシラートを無色油状物として得た(121mg、81%)。
【0523】
【数111】
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【0524】
(実施例106)
2-ナフチルメチル4-(4-クロロフェニル)-1-(2-メトキシエチル)-6-メチル-2-オキソ-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボキシラート
4-(4-クロロフェニル)-1-(2-メトキシエチル)-6-メチル-2-オキソ-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボン酸(実施例74、75mg、0.23mmol)を、無水DMF(1mL)に溶解させ、次に炭酸セシウム(114mg、0.35mmol)及び4-(ブロモメチル)ピリジンヒドロブロミド(63mg、0.25mmol)を添加した。反応混合物をRTで1時間撹拌した。溶媒を減圧下で除去した。残留物をEtOAc及び水に溶解させた。水性相をEtOAcで3回抽出した。有機層を合わせ、ブラインで洗浄し、MgSO
4で乾燥させた。溶媒を減圧下で除去して、所望の生成物を白色粉末として得た(92mg、87%)。
【0525】
【数112】
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【0526】
(実施例107)
4-ピリジルメチル4-(4-クロロフェニル)-1-(2-メトキシエチル)-6-メチル-2-オキソ-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボキシラート
4-(4-クロロフェニル)-1-(2-メトキシエチル)-6-メチル-2-オキソ-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボン酸(実施例74、75mg、0.23mmol)を、無水DMF(1mL)に溶解させ、次に炭酸セシウム(114mg、0.35mmol)及び4-(ブロモメチル)ピリジンヒドロブロミド(63mg、0.25mmol)を添加した。反応混合物をRTで1時間撹拌した。溶媒を減圧下で除去した。残留物をEtOAc及び水に溶解させた。水性相をEtOAcで3回抽出した。有機層を合わせ、ブラインで洗浄し、MgSO
4で乾燥させた。溶媒を減圧下で除去して、所望の4-ピリジルメチル4-(4-クロロフェニル)-1-(2-メトキシエチル)-6-メチル-2-オキソ-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボキシラートを白色粉末として得た(95mg、99%)。
【0527】
【数113】
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【0528】
(実施例108)
(4-フェニルフェニル)メチル4-(4-クロロフェニル)-1-(2-メトキシエチル)-6-メチル-2-オキソ-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボキシラート
4-(4-クロロフェニル)-1-(2-メトキシエチル)-6-メチル-2-オキソ-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボン酸(実施例74、75mg、0.23mmol)を、無水DMF(1mL)に溶解させ、次に炭酸セシウム(114mg、0.35mmol)及び4-フェニルベンジルクロリド(65mg、0.33mmol)を添加した。反応混合物をRTで18時間撹拌した。溶媒を減圧下で除去した。残留物をEtOAc及び水に溶解させた。水性相をEtOAcで抽出した。有機層を合わせ、ブラインで洗浄し、MgSO
4で乾燥させた。溶媒を減圧下で除去した。粗製生成物を、フラッシュクロマトグラフィーによって、シクロヘキサン/EtOAc(9/1〜8/2)混合物を溶離液として使用して精製して、所望の(4-フェニルフェニル)メチル4-(4-クロロフェニル)-1-(2-メトキシエチル)-6-メチル-2-オキソ-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボキシラートを無色油状物として得た(67mg、60%)。
【0529】
【数114】
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【0530】
(実施例109)
ベンズヒドリル4-(4-クロロフェニル)-1-(2-メトキシエチル)-6-メチル-2-オキソ-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボキシラート
4-(4-クロロフェニル)-1-(2-メトキシエチル)-6-メチル-2-オキソ-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボン酸(実施例74、97mg、0.3mmol)を、無水DMF(1mL)に溶解させ、次に炭酸セシウム(146mg、0.45mmol)及びクロロジフェニルメタン(58μL、0.33mmol)を添加した。反応混合物をRTで18時間撹拌した。反応は完了しなかった。クロロジフェニルメタン(58μL、0.33mmol)を再び添加した。反応混合物を50℃で24時間撹拌した。溶媒を減圧下で除去した。残留物をEtOAc及び水に溶解させた。水性相をEtOAcで抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、MgSO
4で乾燥させた。溶媒を減圧下で除去した。粗製物を、シリカによるフラッシュクロマトグラフィーによって、Cy/EtOAc9/1混合物を使用して精製して、所望のベンズヒドリル4-(4-クロロフェニル)-1-(2-メトキシエチル)-6-メチル-2-オキソ-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボキシラートを白色粉末として得た(107mg、73%)。
【0531】
【数115】
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【0532】
(実施例110)
2-フェニルエチル4-(4-クロロフェニル)-1-(2-メトキシエチル)-6-メチル-2-オキソ-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボキシラート
4-(4-クロロフェニル)-1-(2-メトキシエチル)-6-メチル-2-オキソ-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボン酸(実施例74、75mg、0.23mmol)を、無水DMF(1mL)に溶解させ、次に炭酸セシウム(114mg、0.35mmol)及び(2-ブロモエチル)ベンゼン(43μL、0.33mmol)を添加した。反応混合物をRTで18時間撹拌した。溶媒を減圧下で除去した。残留物をEtOAc及び水に溶解させた。水性相をEtOAcで抽出した。有機層を合わせ、ブラインで洗浄し、MgSO
4で乾燥させた。溶媒を減圧下で除去した。粗製生成物を、フラッシュクロマトグラフィーによって、シクロヘキサン/EtOAc(9/1〜8/2)混合物を溶離液として使用して精製して、所望の2-フェニルエチル4-(4-クロロフェニル)-1-(2-メトキシエチル)-6-メチル-2-オキソ-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボキシラートを無色油状物として得た(64mg、65%)。
【0533】
【数116】
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【0534】
(実施例111)
3-フェニルプロピル4-(4-クロロフェニル)-1-(2-メトキシエチル)-6-メチル-2-オキソ-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボキシラート
4-(4-クロロフェニル)-1-(2-メトキシエチル)-6-メチル-2-オキソ-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボン酸(実施例74、75mg、0.23mmol)を、無水DMF(1mL)に溶解させ、次に炭酸セシウム(114mg、0.35mmol)及び(3-ブロモプロピル)ベンゼン(38μL、0.25mmol)を添加した。反応混合物をRTで3時間撹拌した。溶媒を減圧下で除去した。残留物をEtOAc及び水に溶解させた。水性相をEtOAcで抽出した。有機層を合わせ、ブラインで洗浄し、MgSO
4で乾燥させた。溶媒を減圧下で除去した。粗製生成物を、フラッシュクロマトグラフィーによって、シクロヘキサン/EtOAc(9/1〜8/2)混合物を溶離液として使用して精製して、所望の3-フェニルプロピル4-(4-クロロフェニル)-1-(2-メトキシエチル)-6-メチル-2-オキソ-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボキシラートを無色油状物として得た(58mg、57%)。
【0535】
【数117】
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【0536】
(実施例112)
フェナシル4-(4-クロロフェニル)-1-(2-メトキシエチル)-6-メチル-2-オキソ-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボキシラート
4-(4-クロロフェニル)-1-(2-メトキシエチル)-6-メチル-2-オキソ-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボン酸(実施例74、75mg、0.23mmol)を、無水DMF(1mL)に溶解させ、次に炭酸セシウム(114mg、0.35mmol)及び2-ブロモアセトフェノン(65mg、0.33mmol)を添加した。反応混合物をRTで18時間撹拌した。溶媒を減圧下で除去した。残留物をEtOAc及び水に溶解させた。水性相をEtOAcで抽出した。有機層を合わせ、ブラインで洗浄し、MgSO
4で乾燥させた。溶媒を減圧下で除去した。粗製生成物を、フラッシュクロマトグラフィーによって、シクロヘキサン/EtOAc(9/1〜8/2)混合物を溶離液として使用して精製して、所望のフェナシル4-(4-クロロフェニル)-1-(2-メトキシエチル)-6-メチル-2-オキソ-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボキシラートを無色油状物として得た(99mg、98%)。
【0537】
【数118】
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【0538】
(実施例113)
[シクロヘキシルメチル4-(4-クロロフェニル)-1-(2-メトキシエチル)-6-メチル-2-オキソ-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボキシラート
4-(4-クロロフェニル)-1-(2-メトキシエチル)-6-メチル-2-オキソ-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボン酸(実施例74、75mg、0.23mmol)を、無水DMF(1mL)に溶解させ、次に炭酸セシウム(114mg、0.35mmol)及びシクロヘキシルメチルブロミド(49μL、0.35mmol)を添加した。反応混合物を、50℃で24時間撹拌した。溶媒を減圧下で除去した。残留物をEtOAc及び水に溶解させた。水性相をEtOAcで抽出した。有機層を合わせ、ブラインで洗浄し、MgSO
4で乾燥させた。溶媒を減圧下で除去して、所望の[シクロヘキシルメチル4-(4-クロロフェニル)-1-(2-メトキシエチル)-6-メチル-2-オキソ-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボキシラートを黄色がかった油状物として得た(95mg、99%)。
【0539】
【数119】
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【0540】
【化71】
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【0541】
(実施例114)
メチル4-[3-(ジメチルアミノ)プロポキシ]ベンゾアート(中間生成物)
【0542】
【化72】
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【0543】
4-ヒドロキシ安息香酸メチル(3.04g、20.0mmol)、炭酸カリウム(4.14g、30.0mmol)及び3-ジメチルアミノプロピルクロリド塩酸塩(4.74g、30.0mmol)を、無水DMF(30mL)に溶解させた。反応(raction)混合物を、60℃で18時間撹拌した。反応は完了しなかった。炭酸カリウム(4.14g、30.0mmol)及び3-ジメチルアミノプロピルクロリド塩酸塩(4.74g、30.0mmol)を再び添加した。反応混合物を60℃で更に24時間撹拌した。溶媒を減圧下で除去して、所望のメチル4-[3-(ジメチルアミノ)プロポキシ]ベンゾアートを得(1.6g、34%)、それを、次のステップで精製なしに使用した。
【0544】
(実施例115)
[4-[3-(ジメチルアミノ)プロポキシ]フェニル]メタノール(中間生成物)
【0545】
【化73】
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【0546】
メチル4-[3-(ジメチルアミノ)プロポキシ]ベンゾアート(474mg、2.0mmol)を、無水THF(7mL)に溶解させた。反応混合物を0℃に冷却した。1M水酸化アルミニウムリチウムのジエチルエーテル溶液(2.4mL、2.4mmol)をゆっくり添加した。次に、反応混合物をRTで5時間撹拌した。水を添加し、水性相をジエチルエーテルで抽出した。有機相を合わせ、ブラインで洗浄し、MgSO
4で乾燥させた。溶媒を減圧下で除去して、所望の[4-[3-(ジメチルアミノ)プロポキシ]フェニル]メタノールを白色油状物として得た(208mg、50%)。
【0547】
【数120】
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【0548】
(実施例116)
[4-[3-(ジメチルアミノ)プロポキシ]フェニル]メチル4-(4-クロロフェニル)-1-(2-メトキシエチル)-6-メチル-2-オキソ-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボキシラート
4-(4-クロロフェニル)-1-(2-メトキシエチル)-6-メチル-2-オキソ-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボン酸(実施例74、330mg、1.02mmol)、[4-[3-(ジメチルアミノ)プロポキシ]フェニル]メタノール(194mg、0.93mmol)、EDCI(213mg、1.12mmol)及びDMAP(113mg、0.93mmol)を、無水DCM(4mL)に溶解させた。反応混合物をRTで18時間撹拌した。5%NaHCO
3水溶液を添加した。水性相をDCMで抽出した。有機相を合わせ、MgSO
4で乾燥させた。溶媒を減圧下で除去した。粗製物を、シリカによるフラッシュクロマトグラフィーによって、DCM/MeOH97/3混合物を使用して精製して、所望の[4-[3-(ジメチルアミノ)プロポキシ]フェニル]メチル4-(4-クロロフェニル)-1-(2-メトキシエチル)-6-メチル-2-オキソ-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボキシラートを無色油状物として得た(87mg、18%)。
【0549】
【数121】
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【0550】
(実施例117)
3-[4-[[4-(4-クロロフェニル)-1-(2-メトキシエチル)-6-メチル-2-オキソ-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボニル]オキシメチル]フェノキシ]プロピル-トリメチル-アンモニウム;ヨージド
[4-[3-(ジメチルアミノ)プロポキシ]フェニル]メチル4-(4-クロロフェニル)-1-(2-メトキシエチル)-6-メチル-2-オキソ-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボキシラート(実施例116)(27mg、0.05mmol)を、無水DMF(150μL)に溶解させた。ヨードメタン(8μL、0.12mmol)を添加した。反応混合物をRTで24時間撹拌した。溶媒を減圧下で除去して、所望の3-[4-[[4-(4-クロロフェニル)-1-(2-メトキシエチル)-6-メチル-2-オキソ-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボニル]オキシメチル]フェノキシ]プロピル-トリメチル-アンモニウムヨージドを無色油状物として得た(34mg、100%)。
【0551】
【数122】
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【0552】
(実施例118)
1-(クロロメチル)-4-(2-メトキシエトキシ)ベンゼン(中間生成物)
【0553】
【化74】
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【0554】
ステップ1:[4-(2-メトキシエトキシ)フェニル]メタノール
4-ヒドロキシ安息香酸メチルエステル(5.0mmol、760mg)を、DMF(6mL)に溶解させ、次に炭酸カリウム(7.5mmol、1.036g)をブロモエチルメチルエーテル(7.5mmol、704μL)に添加した。反応混合物を、60℃で18時間撹拌した。溶媒を減圧下で除去した。水を残留物に添加した。水性相をEtOAcで抽出した。有機相を合わせ、ブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させた。溶媒を減圧下で除去して、所望のメチル4-(2-メトキシエトキシ)ベンゾアートを無色油状物として得た(m=960mg、91%)。
【0555】
ステップ2:4-(2-メトキシエトキシ)フェニル]メタノール
メチル4-(2-メトキシエトキシ)ベンゾアートを、無水DMF(15mL)に溶解させた。反応混合物を0℃に冷却し、LiAlH
4のTHF溶液(1M、4.6mL)をゆっくり添加した。反応混合物を、0℃で3時間撹拌した。反応を、1NのHCl水溶液をゆっくり添加することによってクエンチした。有機相をEt
2Oで抽出し、ブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させた。溶媒を減圧下で除去して、所望の[4-(2-メトキシエトキシ)フェニル]メタノールを無色油状物として得た(m=554mg、67%)
【0556】
【数123】
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【0557】
ステップ3:1-(クロロメチル)-4-(2-メトキシエトキシ)ベンゼン
塩化チオニル(109μL、1.5mmol)を、ベンゾトリアゾール(179mg、1.5mmol)に添加した。得られた黄色溶液を、乾燥DCM(2mL)に溶解させた。5分後、この溶液を、[4-(2-メトキシエトキシ)フェニル]メタノール(218mg、1.2mmol)のDCM(8mL)溶液にゆっくり添加した。ベンゾトリアゾール塩が沈殿し始めた。反応の20分後、塩を濾過した。有機相を、水(10mL)及びNaOH溶液(0.05M、10mL)で洗浄した。有機相を、Na
2SO
4で乾燥させ、溶媒を減圧下で除去して、所望の1-(クロロメチル)-4-(2-メトキシエトキシ)ベンゼンを黄色油状物として得た(190mg、79%)。
【0558】
【数124】
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【0559】
(実施例119)
[4-(2-メトキシエトキシ)フェニル]メチル4-(4-クロロフェニル)-1-(2-メトキシエチル)-6-メチル-2-オキソ-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボキシラート
1-(クロロメチル)-4-(2-メトキシエトキシ)ベンゼン(180mg、0.9mmol)及び4-(4-クロロフェニル)-1-(2-メトキシエチル)-2-オキソ-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボン酸(実施例74、194mg、0.6mmol)を、無水DMF(2mL)に溶解させた。炭酸セシウム(293mg、0.9mmol)を添加し、反応混合物をRTで4時間撹拌した。溶媒を除去した。水を添加し、水性相をEtOAcで抽出した。有機層を合わせ、ブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させた。溶媒を減圧下で除去した。粗製物を、フラッシュクロマトグラフィーによって、Cy/EA(95/5)混合物を溶離液として使用して精製して、所望の[4-(2-メトキシエトキシ)フェニル]メチル4-(4-クロロフェニル)-1-(2-メトキシエチル)-6-メチル-2-オキソ-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボキシラートを白色粉末として得た(123mg、42%)。
【0560】
【数125】
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【0561】
【表9】
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【0562】
(実施例120)
(2-メトキシフェニル)メチル6-メチル-2-オキソ-4-プロピル-3,4-ジヒドロ-1H-ピリジン-5-カルボキシラート(中間生成物)
(2-メトキシフェニル)メチル3-オキソブタノアート(444mg、2.0mmol)を、酢酸(2mL)に溶解させた。n-ブタナール(180μL、2.0mmol)、メルドラム酸(288mg、2.0mmol)及び酢酸アンモニウム(231mg、3.0mmol)を添加し、反応混合物を110℃で18時間撹拌した。反応混合物をRTに冷却した。溶媒を減圧下で除去した。粗製物を、シリカによるフラッシュクロマトグラフィーによって、シクロヘキサン/EtOAc(85/15)混合物を溶離液として使用して精製して、所望の(2-メトキシフェニル)メチル6-メチル-2-オキソ-4-プロピル-3,4-ジヒドロ-1H-ピリジン-5-カルボキシラートを黄色油状物として得た(42mg、6%)。
【0563】
【数126】
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【0564】
(実施例121)
(2-メトキシフェニル)メチル1-(2-メトキシエチル)-6-メチル-2-オキソ-4-プロピル-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボキシラート
(2-メトキシフェニル)メチル6-メチル-2-オキソ-4-プロピル-3,4-ジヒドロ-1H-ピリジン-5-カルボキシラート(42mg、0.13mmol)を、無水DMF(1mL)に溶解させた。炭酸セシウム(85mg、0.26mmol)及び2-ブロモエチルメチルエーテル(25μL、0.26mmol)を添加した。反応混合物を、60℃で4日間撹拌した。同量の炭酸セシウム(85mg、0.26mmol)及び2-ブロモエチルメチルエーテル(25μL、0.26mmol)を毎日添加した。60℃で4日間経過した後、DMFを減圧下で除去した。残留物を水で希釈した。水性相をEtOAcで抽出し、合わせた有機層をブラインで洗浄し、MgSO
4で乾燥させた。溶媒を減圧下で除去した。粗製物を、フラッシュクロマトグラフィーによって、シクロヘキサン/EtOAc(8/2)混合物を溶離液として使用して精製して、所望の(2-メトキシフェニル)メチル1-(2-メトキシエチル)-6-メチル-2-オキソ-4-プロピル-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボキシラートを無色油状物として得た(32mg、67%)。
【0565】
【数127】
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【0566】
(実施例122)
ベンジル4-(4-ブロモフェニル)-1-(2-メトキシエチル)-6-メチル-2-オキソ-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボキシラート(中間生成物)
ベンジル4-(4-ブロモフェニル)-6-メチル-2-オキソ-3,4-ジヒドロ-1H-ピリジン-5-カルボキシラート(2.04g、5.1mmol)を、無水DMF(20mL)に溶解させた。炭酸セシウム(3.31mg、10.2mmol)及び(ブロモエチル)メチルエーテル(960μL、10.2mmol)を添加した。反応混合物を、60℃で24時間撹拌した。DMFを減圧下で除去した。残留物を水で希釈し、EtOAcで抽出した。有機層を合わせ、ブラインで洗浄し、MgSO
4で乾燥させた。溶媒を減圧下で除去して、所望のベンジル4-(4-ブロモフェニル)-1-(2-メトキシエチル)-6-メチル-2-オキソ-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボキシラートを無色油状物として得た(2.08g、89%)。
【0567】
【数128】
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【0568】
(実施例123)
ベンジル1-(2-メトキシエチル)-6-メチル-2-オキソ-4-(4-フェニルフェニル)-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボキシラート
ベンジル4-(4-ブロモフェニル)-1-(2-メトキシエチル)-6-メチル-2-オキソ-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボキシラート(120mg、0.26mmol)、フェニルボロン酸(63mg、0.52mmol)、炭酸ナトリウム(41mg、0.39mmol)及びPdCl
2dppf(21mg、0.026mmol)を、DME/水1/1混合物(1mL)に溶解させた。反応混合物を、マイクロ波の下で115℃において30分間温めた。反応混合物をr.t.に冷却し、次にセライトで濾過し、Et
2Oで洗浄した。有機相を、飽和NaHCO
3水溶液で洗浄した。水性相をEtOAcで抽出した。有機相を合わせ、ブラインで洗浄し、MgSO
4で乾燥させた。溶媒を減圧下で除去した。粗製物を、フラッシュクロマトグラフィーによって、シクロヘキサン/EtOAc(85/15)混合物を溶離液として使用して精製して、所望のベンジル1-(2-メトキシエチル)-6-メチル-2-オキソ-4-(4-フェニルフェニル)-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボキシラートを白色粉末として得た(56mg、46%)。
【0569】
【数129】
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【0570】
(実施例124)
(2-メトキシフェニル)メチル4-(4-シアノフェニル)-6-メチル-2-オキソ-3,4-ジヒドロ-1H-ピリジン-5-カルボキシラート(中間生成物)
(2-メトキシフェニル)メチル3-オキソブタノアート(667mg、3.0mmol)を、酢酸(3mL)に溶解させた。4-シアノベンズアルデヒド(393mg、3.0mmol)、メルドラム酸(432mg、3.0mmol)及び酢酸アンモニウム(338mg、4.5mmol)を添加し、反応混合物を110℃で18時間撹拌した。反応混合物をRTに冷却した。溶媒を減圧下で除去した。粗製物をEtOH中で沈殿させ、0℃に冷却し、濾過して、所望の(2-メトキシフェニル)メチル4-(4-シアノフェニル)-6-メチル-2-オキソ-3,4-ジヒドロ-1H-ピリジン-5-カルボキシラートを白色粉末として得た(476mg、42%)。
【0571】
【数130】
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【0572】
(実施例125)
(2-メトキシフェニル)メチル4-(4-シアノフェニル)-1-(2-メトキシエチル)-6-メチル-2-オキソ-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボキシラート
o-メトキシベンジル4-(4-シアノフェニル)-6-メチル-2-オキソ-3,4-ジヒドロ-1H-ピリジン-5-カルボキシラート(113mg、0.30mmol)を、無水DMF(1mL)に溶解させた。炭酸セシウム(195mg、0.60mmol)及び2-ブロモエチルメチルエーテル(56μL、0.60mmol)を添加した。反応混合物を、60℃で18時間撹拌した。反応は完了せず、炭酸セシウム(39mg、0.12mmol)及び2-ブロモエチルメチルエーテル(11μL、0.12mmol)を添加した。反応混合物を、60℃で18時間撹拌した。DMFを減圧下で除去した。残留物を水で希釈し、EtOAcで抽出した。有機層を合わせ、ブラインで洗浄し、MgSO
4で乾燥させた。溶媒を減圧下で除去した。粗製生成物を、フラッシュクロマトグラフィーによって、シクロヘキサン/EtOAc(100/0〜95/5)混合物を溶離液として使用して精製して、所望の(2-メトキシフェニル)メチル4-(4-シアノフェニル)-1-(2-メトキシエチル)-6-メチル-2-オキソ-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボキシラートを無色油状物として得た(102mg、78%)。
【0573】
【数131】
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【0574】
(実施例126)
4-(3,4-ジクロロフェニル)-6-メチル-2-オキソ-3,4-ジヒドロ-1H-ピリジン-5-カルボキシラート(中間生成物)
【0575】
【化75】
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【0576】
3,4-ジクロロベンズアルデヒド(3.0mmol、525g)、メルドラム酸(3.0mmol、432g)、o-メトキシベンジルアセトアセタート(3.0mmol、666mg)及び酢酸アンモニウム(4.5mmol、338mg)を、酢酸(3mL)に溶解させた。反応混合物を、110℃で18時間撹拌した。溶媒を除去した。粗製物は、EtOH中で沈殿しなかった。粗製物を、フラッシュクロマトグラフィー(Cy/EA(85/15)によって精製し、EtOH中で沈殿させて、所望の(2-メトキシフェニル)メチル4-(3,4-ジクロロフェニル)-6-メチル-2-オキソ-3,4-ジヒドロ-1H-ピリジン-5-カルボキシラートを白色粉末として得た(384mg、30%)。
【0577】
【数132】
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【0578】
(実施例127)
(2-メトキシフェニル)メチル4-(3,4-ジクロロフェニル)-1-(2-メトキシエチル)-6-メチル-2-オキソ-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボキシラート
o-メトキシベンジル4-(3,4-ジクロロフェニル)-6-メチル-2-オキソ-3,4-ジヒドロ-1H-ピリジン-5-カルボキシラート(126mg、0.30mmol)を、無水DMF(1mL)に溶解させた。炭酸セシウム(195mg、0.60mmol)及び2-ブロモエチルメチルエーテル(56μL、0.60mmol)を添加した。反応混合物を、60℃で18時間撹拌した。DMFを減圧下で除去した。残留物を水で希釈し、EtOAcで抽出した。有機層を合わせ、ブラインで洗浄し、MgSO
4で乾燥させた。溶媒を減圧下で除去した。粗製生成物を、フラッシュクロマトグラフィーによって、シクロヘキサン/EtOAc(100/0〜85/15)混合物を溶離液として使用して精製して、所望の(2-メトキシフェニル)メチル4-(3,4-ジクロロフェニル)-1-(2-メトキシエチル)-6-メチル-2-オキソ-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボキシラートを無色油状物として得た(102mg、71%)。
【0579】
【数133】
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【0580】
(実施例128)
(2-メトキシフェニル)メチル4-(2,4-ジクロロフェニル)-6-メチル-2-オキソ-3,4-ジヒドロ-1H-ピリジン-5-カルボキシラート(中間生成物)
【0581】
【化76】
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【0582】
2,4-ジクロロベンズアルデヒド(3.0mmol、525mg)、メルドラム酸(3.0mmol、432mg)、o-メトキシベンジルアセトアセタート(3.0mmol、666mg)及び酢酸アンモニウム(4.5mmol、338g)を、酢酸(3mL)に溶解させた。反応混合物を、110℃で18時間撹拌した。溶媒を除去した。粗製物をEtOH中で沈殿させ、0℃に冷却し、濾過して、所望の(2-メトキシフェニル)メチル4-(2,4-ジクロロフェニル)-6-メチル-2-オキソ-3,4-ジヒドロ-1H-ピリジン-5-カルボキシラートを白色粉末として得た(600mg、48%)。
【0583】
【数134】
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【0584】
(実施例129)
(2-メトキシフェニル)メチル4-(2,4-ジクロロフェニル)-1-(2-メトキシエチル)-6-メチル-2-オキソ-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボキシラート
o-メトキシベンジル4-(2,4-ジクロロフェニル)-6-メチル-2-オキソ-3,4-ジヒドロ-1H-ピリジン-5-カルボキシラート(126mg、0.30mmol)を、無水DMF(1mL)に溶解させた。炭酸セシウム(195mg、0.60mmol)及び2-ブロモエチルメチルエーテル(56μL、0.60mmol)を添加した。反応混合物を、60℃で18時間撹拌した。DMFを減圧下で除去した。残留物を水で希釈し、EtOAcで抽出した。有機層を合わせ、ブラインで洗浄し、MgSO
4で乾燥させた。溶媒を減圧下で除去した。粗製生成物を、フラッシュクロマトグラフィーによって、シクロヘキサン/EtOAc(100/0〜85/15)混合物を溶離液として使用して精製して、所望の(2-メトキシフェニル)メチル4-(2,4-ジクロロフェニル)-1-(2-メトキシエチル)-6-メチル-2-オキソ-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボキシラートを無色油状物として得た(111mg、77%)。
【0585】
【数135】
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【0586】
(実施例130)
o-メトキシベンジル4-(2,4-ジクロロフェニル)-6-メチル-2-オキソ-3,4-ジヒドロ-1H-ピリジン-5-カルボキシラート(中間生成物)
【0587】
【化77】
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【0588】
2-メトキシベンゾイルアセトアセタート(3.0mmol、666mg)を、酢酸(3mL)に溶解させた。メルドラム酸(3.0mmol、432mg)、2,5-ジクロロベンズアルデヒド(3.0mmol、432mg)及び酢酸アンモニウム(4.5mmol、338mg)を添加し、反応混合物を110℃で18時間撹拌した。反応混合物をRTで冷却した。溶媒を減圧下で除去した。残留物を、最小限のエタノールに溶解させた。混合物を超音波で超音波処理し、生成物を沈殿させた。混合物を冷却し、沈殿物を濾過し、次に冷却したエタノールで洗浄して、所望のo-メトキシベンジル4-(2,4-ジクロロフェニル)-6-メチル-2-オキソ-3,4-ジヒドロ-1H-ピリジン-5-カルボキシラートを白色粉末として得た(686mg、54%)。
【0589】
【数136】
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【0590】
(実施例131)
(2-メトキシフェニル)メチル4-(2,5-ジクロロフェニル)-1-(2-メトキシエチル)-6-メチル-2-オキソ-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボキシラート
o-メトキシベンジル4-(2,4-ジクロロフェニル)-6-メチル-2-オキソ-3,4-ジヒドロ-1H-ピリジン-5-カルボキシラート(126mg、0.30mmol)を、無水DMF(1mL)に溶解させた。炭酸セシウム(195mg、0.60mmol)及び2-ブロモエチルメチルエーテル(56μL、0.60mmol)を添加した。反応混合物を、60℃で18時間撹拌した。DMFを減圧下で除去した。残留物を水で希釈し、EtOAcで抽出した。有機層を合わせ、ブラインで洗浄し、MgSO
4で乾燥させた。溶媒を減圧下で除去した。粗製生成物を、フラッシュクロマトグラフィーによって、シクロヘキサン/EtOAc(9/1)混合物を溶離液として使用して精製して、所望の(2-メトキシフェニル)メチル4-(2,5-ジクロロフェニル)-1-(2-メトキシエチル)-6-メチル-2-オキソ-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボキシラートを白色粉末として得た(91mg、63%)。
【0591】
【数137】
[この文献は図面を表示できません]
【0592】
(実施例132)
(2-メトキシフェニル)メチル6-メチル-2-オキソ-4-(4-ピリジル)-3,4-ジヒドロ-1H-ピリジン-5-カルボキシラート(中間生成物)
【0593】
【化78】
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【0594】
4-ピリジルカルボキシアルデヒド(3.0mmol、280μL)、メルドラム酸(3.0mmol、432mg)、o-メトキシベンジルアセトアセタート(3.0mmol、666mg)及び酢酸アンモニウム(3.0mmol、338mg)を、酢酸(3mL)に溶解させた。反応混合物を、110℃で18時間撹拌した。溶媒を除去した。粗製生成物を、フラッシュクロマトグラフィーによって、DCM/MEOH(99/1〜99/2)混合物を溶離液として使用して精製し、次にEtOHに沈殿させ、濾過して、所望の(2-メトキシフェニル)メチル6-メチル-2-オキソ-4-(4-ピリジル)-3,4-ジヒドロ-1H-ピリジン-5-カルボキシラートを白色粉末として得た(164mg、16%)。
【0595】
【数138】
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【0596】
(実施例133)
(2-メトキシフェニル)メチル1-(2-メトキシエチル)-6-メチル-2-オキソ-4-(4-ピリジル)-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボキシラート
(2-メトキシフェニル)メチル6-メチル-2-オキソ-4-(4-ピリジル)-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボキシラート(105mg、0.30mmol)を、無水DMF(1mL)に溶解させた。炭酸セシウム(195mg、0.6mmol)及び2-ブロモエチルメチルエーテル(56μL、0.6mmol)を添加した。反応混合物を、60℃で18時間撹拌した。水(25mL)を添加した。生成物をEtOAcで抽出した。有機層を合わせ、ブラインで洗浄し、MgSO
4で乾燥させた。溶媒を減圧下で除去した。粗製生成物を、フラッシュクロマトグラフィーによって、シクロヘキサン/EtOAc(8/2〜6/4〜1/1)混合物を溶離液として使用して精製して、所望の(2-メトキシフェニル)メチル1-(2-メトキシエチル)-6-メチル-2-オキソ-4-(4-ピリジル)-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボキシラートを無色油状物として得た(104mg、84%)。
【0597】
【数139】
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【0598】
【表10】
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【0599】
(実施例134)
メチル(4S)-4-(4-クロロフェニル)-6-メチル-2-オキソ-1-[[(2R)-テトラヒドロフラン-2-イル]メチル]-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボキシラート及びメチル(4R)-4-(4-クロロフェニル)-6-メチル-2-オキソ-1-[[(2S)-テトラヒドロフラン-2-イル]メチル]-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボキシラート(中間生成物)
【0600】
【化79】
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【0601】
メチル4-(4-クロロフェニル)-6-メチル-2-オキソ-3,4-ジヒドロ-1H-ピリジン-5-カルボキシラート(3.40g、12.15mmol)を、無水DMF(10mL)に溶解させた。炭酸セシウム(7.92g、24.31mmol)及びヨウ化ナトリウム(91mg、0.61mmol)を添加した後、テトラヒドロフルフリルブロミド(2.77mL、24.31mmol)を添加した。反応混合物を、50℃で18時間撹拌した。溶媒を減圧下で除去した。水を添加し、水性相をEtOAcで抽出した。有機相を合わせ、ブラインで洗浄し、MgSO
4で乾燥させた。粗製物を、再び無水DMF(10mL)に溶解させた。炭酸セシウム(7.92g、24.31mmol)及びヨウ化ナトリウム(91mg、0.61mmol)を添加した後、テトラヒドロフルフリルブロミド(2.77mL、24.31mmol)を添加した。反応混合物を、50℃で18時間撹拌した。溶媒を減圧下で除去した。水を添加し、水性相をEtOAcで抽出した。有機相を合わせ、ブラインで洗浄し、MgSO
4で乾燥させた。溶媒を減圧下で除去した。粗製物を、シリカによるフラッシュクロマトグラフィーによって、Cy/EA(95/5〜88/12)混合物を溶離液として使用して精製して、メチル(4S)-4-(4-クロロフェニル)-6-メチル-2-オキソ-1-[[(2R)-テトラヒドロフラン-2-イル]メチル]-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボキシラート及びそのエナンチオマーを無色油状物として得た(1.58g、36%)
【0602】
【数140】
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【0603】
(実施例135)
(4S)-4-(4-クロロフェニル)-6-メチル-2-オキソ-1-[[(2R)-テトラヒドロフラン-2-イル]メチル]-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボン酸及び(4R)-4-(4-クロロフェニル)-6-メチル-2-オキソ-1-[[(2S)-テトラヒドロフラン-2-イル]メチル]-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボン酸(中間生成物)
【0604】
【化80】
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【0605】
1NのNaOH水溶液(15mL)を、メチル(4S)-4-(4-クロロフェニル)-6-メチル-2-オキソ-1-[[(2R)-テトラヒドロフラン-2-イル]メチル]-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボキシラート及びそのエナンチオマー(実施例134、1.58g、4.35mmol)のMeOH(15mL)溶液に添加した。反応混合物を、終夜40℃で撹拌した。溶媒を減圧下で除去し、水性相をEt
2Oで洗浄し、次に濃HClでpH=1まで酸性にした。水性相をDCMで抽出した。有機相を合わせ、Na
2SO
4で乾燥させた。溶媒を減圧下で除去して、所望の(4S)-4-(4-クロロフェニル)-6-メチル-2-オキソ-1-[[(2R)-テトラヒドロフラン-2-イル]メチル]-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボン酸を白色粉末として得た(m=1.3g、88%)。
【0606】
【数141】
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【0607】
(実施例136)
4-(2-メトキシエトキシ)フェニル]メチル(4S)-4-(4-クロロフェニル)-6-メチル-2-オキソ-1-[[(2R)-テトラヒドロフラン-2-イル]メチル]-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボキシラート及び4-(2-メトキシエトキシ)フェニル]メチル(4R)-4-(4-クロロフェニル)-6-メチル-2-オキソ-1-[[(2S)-テトラヒドロフラン-2-イル]メチル]-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボキシラート
1-(クロロメチル)-4-(2-メトキシエトキシ)ベンゼン(実施例118、125mg、0.60mmol)、及び(4S)-4-(4-クロロフェニル)-6-メチル-2-オキソ-1-[[(2R)-テトラヒドロフラン-2-イル]メチル]-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボン酸とそのエナンチオマーのラセミ混合物(実施例135、192mg、0.55mmol)を、無水DMF(2mL)に溶解させた。炭酸セシウム(269mg、0.825mmol)を添加し、反応混合物をr.t.で18時間撹拌した。溶媒を減圧下で除去した。水を添加し、水性相をジエチルエーテルで抽出し、ブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させた。溶媒を減圧下で除去した。粗製物を、フラッシュクロマトグラフィーによって、Cy/EtOAc(9/1)混合物を溶離液として使用して精製して、予想された[4-(2-メトキシエトキシ)フェニル]メチル(4S)-4-(4-クロロフェニル)-6-メチル-2-オキソ-1-[[(2R)-テトラヒドロフラン-2-イル]メチル]-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボキシラートを無色油状物として得た(m=105mg、37%)。
【0608】
【数142】
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【0609】
(実施例137)
インダン-1-イル(4S)-4-(4-クロロフェニル)-6-メチル-2-オキソ-1-[[(2R)-テトラヒドロフラン-2-イル]メチル]-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボキシラート(ラセミ)
1-クロロインダン(55mg、0.36mmol)及び(4S)-4-(4-クロロフェニル)-6-メチル-2-オキソ-1-[[(2R)-テトラヒドロフラン-2-イル]メチル]-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボン酸及びそのエナンチオマー(実施例135、115mg、0.33mmol)を、無水DMF(2mL)に溶解させた。炭酸セシウム(107mg、0.33mmol)及びヨウ化ナトリウム(2.5mg、0.017mmol)を添加した。反応混合物をr.t.で24時間、60℃で2時間、及び80℃で1時間撹拌した。反応混合物をr.t.に冷却した。水を添加し、水性相をEtOAcで抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、MgSO
4で乾燥させた。溶媒を減圧下で除去した。粗製物を、フラッシュクロマトグラフィーによって、シクロヘキサン/EtOAc(93/7)混合物を溶離液として使用して精製して、所望のインダン-1-イル(4S)-4-(4-クロロフェニル)-6-メチル-2-オキソ-1-[[(2R)-テトラヒドロフラン-2-イル]メチル]-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボキシラートを単一のジアステレオマーの黄色油状物として得た(30mg、17%)。
【0610】
【数143】
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【0611】
(実施例138)
1-(2-メトキシフェニル)エチル(4S)-4-(4-クロロフェニル)-6-メチル-2-オキソ-1-[[(2R)-テトラヒドロフラン-2-イル]メチル]-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボキシラート(ジアステレオ異性体混合物)
1-(1-クロロエチル)-2-メトキシ-ベンゼン(68mg、0.36mmol)、及び(4S)-4-(4-クロロフェニル)-6-メチル-2-オキソ-1-[[(2R)-テトラヒドロフラン-2-イル]メチル]-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボン酸とそのエナンチオマーのラセミ混合物(実施例135、126mg、0.36mmol)を、無水DMF(2mL)に溶解させた。炭酸セシウム(117mg、0.36mmol)を添加し、反応混合物をRTで24時間、60℃で24時間、及び90℃で6時間撹拌した。反応混合物をr.t.に冷却した。水を添加し、水性相をEtOAcで抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、MgSO
4で乾燥させた。溶媒を減圧下で除去した。粗製物を、フラッシュクロマトグラフィーによって、シクロヘキサン/EtOAc(93/7)混合物を溶離液として使用して精製して、所望の1-(2-メトキシフェニル)エチル(4S)-4-(4-クロロフェニル)-6-メチル-2-オキソ-1-[[(2R)-テトラヒドロフラン-2-イル]メチル]-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボキシラートを、黄色油状物のジアステレオマー1/1混合物として得た(m=30mg、17%)。
【0612】
【数144】
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【0613】
【化81】
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【0614】
(実施例139)
[4-(ポリエチレングリコキシメチルエーテル)フェニル]メタノール(中間生成物)
【0615】
【化82】
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【0616】
ポリ(エチレングリコール)メチルエーテル(Sigma-Aldrich、参照番号202487、平均Mn550、1mmol)を、THF(3mL)に溶解させた。溶液を0℃で冷却した。NaH(36mg、1.5mmol)を添加し、反応混合物を0℃〜20℃で2時間撹拌した。次に、p-トルエンスルホニルクロリド(381mg、2mmol)を0℃で添加し、反応(eaction)混合物を、完了するまでr.t.で撹拌した。溶媒を減圧下で除去した。粗製物を、フラッシュクロマトグラフィーによって、DCM/MeOH97/3混合物を溶離液として使用して精製して、所望のポリ(エチレングリコール)メチルエーテルトシラート(515mg、73%)を得た。ポリ(エチレングリコール)メチルエーテルトシラート(0.73mmol、502mg)を、MeCN(3mL)に溶解させ、フェノール(1.10mmol、136mg)及びK
2CO
3(1.10mmol、151mg)を添加した。反応混合物を還流下で終夜撹拌した。反応混合物は桃色になり、冷却した後に濾過した。濾液を真空下で濃縮し、フラッシュクロマトグラフィーによって精製して(DCM/MeOH100/0〜8/2)、予想された[4-(ポリエチレングリコキシメチルエーテル)フェニル]メタノールを黄色油状物として得た(390mg、78%)。
【0617】
【数145】
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【0618】
(実施例140)
1-クロロメチル-4--(ポリエチレングリコキシメチルエーテル)ベンゼン(中間生成物)
【0619】
【化83】
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【0620】
塩化チオニル(0.71mmol、52μL)を、ベンゾトリアゾール(0.71mmol、85mg)に添加した。得られた黄色溶液を乾燥DCM(1mL)に溶解させた。5分後、この溶液を[4-(ポリエチレングリコキシメチルエーテル)フェニル]メタノールのDCM溶液(6mL)にゆっくり添加した。1時間反応させた後、反応混合物を、MgSO
4.7H
2Oを添加することによってクエンチし、次に濾過した。溶媒を減圧下で除去して、1-クロロメチル-4-(ポリエチレングリコキシメチルエーテル)ベンゼンを黄色油状物として得た(m=400mg、定量的)。
【0621】
【数146】
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【0622】
(実施例141)
[4-(ポリエチレングリコキシメチルエーテル)フェニル]メチル(4S)-4-(4-クロロフェニル)-6-メチル-2-オキソ-1-[[(2R)-テトラヒドロフラン-2-イル]メチル]-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボキシラート(混合物m=8〜13)
【0623】
【化84】
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【0624】
1-クロロメチル-4-(ポリエチレングリコキシメチルエーテル)ベンゼン(実施例140、125mg、0.60mmol)及び(4S)-4-(4-クロロフェニル)-6-メチル-2-オキソ-1-[[(2R)-テトラヒドロフラン-2-イル]メチル]-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボン酸(実施例135、192mg、0.55mmol)を、無水DMF(2mL)に溶解させた。炭酸セシウム(269mg、0.82mmol)を添加し、反応混合物をRTで24時間撹拌した。1N塩酸水溶液及びブラインを添加した。水性相を、酢酸エチルで抽出した。粗製物を、フラッシュクロマトグラフィーによって、DCM/MeOH(100/0〜9/1)混合物を使用して精製して、清澄ではないが所望の生成物を得た。HPLCによる第2の精製(酸性条件)によって、所望の[4-(ポリエチレングリコキシメチルエーテル)フェニル]メチル(4S)-4-(4-クロロフェニル)-6-メチル-2-オキソ-1-[[(2R)-テトラヒドロフラン-2-イル]メチル]-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボキシラートを無色油状物として得た(m=87mg、17%)。
【0625】
【数147】
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【0626】
(実施例144)
アンモニウム2-[4-[[(4S)-4-(4-クロロフェニル)-6-メチル-2-オキソ-1-[[(2R)-テトラヒドロフラン-2-イル]メチル]-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボニル]オキシメチル]フェノキシ]エタンスルホナート
【0627】
【化85】
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【0628】
(実施例142)
[4-(2-クロロエトキシ)フェニル]メタノール(中間生成物)
【0629】
【化86】
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【0630】
1-ブロモ-2-クロロエタン(30mmol、2.5mL)、4-ヒドロキシベンジルアルコール(6mmol、745mg)及び炭酸カリウム(30mmol、4.15g)を、アセトニトリル(20mL)に添加した。反応混合物を還流下で60時間撹拌した。溶媒を減圧下で除去した。粗製物をEtOAcに溶解させ、水で洗浄した。水性相をEtOAcで抽出し、ブラインで洗浄し、Na
2SO
4の下で乾燥させた。溶媒を減圧下で除去して、粗製物を、フラッシュクロマトグラフィーによって精製して(Cy/EA85/15)、所望の化合物を白色粉末として得た(m=888mg、79%)。
【0631】
【数148】
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【0632】
(実施例143)
1-(2-クロロエトキシ)-4-(クロロメチル)ベンゼン(中間生成物)
【0633】
【化87】
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【0634】
塩化チオニル(45μL、0.63mmol)をベンゾトリアゾール(75mg、0.63mmol)に添加した。得られた黄色溶液を乾燥DCM(0.5mL)に溶解させた。5分後、この溶液を、アルコール142(93mg、0.50mmol)のDCM(4mL)溶液にゆっくり添加した。20分間反応させた後、塩を濾過した。有機相を、水(4mL)及びNaOH水溶液(0.05M、4mL)で洗浄した。有機相をNa
2SO
4で乾燥させ、溶媒を減圧下で除去して、所望の塩素化化合物を無色油状物として得た(70mg、68%)。
【0635】
【数149】
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【0636】
(実施例143a)
[4-(2-クロロエトキシ)フェニル]メチル(4S)-4-(4-クロロフェニル)-6-メチル-2-オキソ-1-[[(2R)-テトラヒドロフラン-2-イル]メチル]-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボキシラート(ラセミ混合物)(中間生成物)
【0637】
【化88】
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【0638】
(4S)-4-(4-クロロフェニル)-6-メチル-2-オキソ-1-[[(2R)-テトラヒドロフラン-2-イル]メチル]-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボン酸(実施例135、105mg、0.30mmol)及び炭酸セシウム(108mg、0.33mmol)を、無水DMF(2mL)に溶解させた。1-(2-クロロエトキシ)-4-(クロロメチル)ベンゼン143(67mg、0.33mmol)を添加した。反応混合物をRTで18時間撹拌した。溶媒を減圧下で除去した。残留物をEtOAcに溶解させ、水で洗浄した。水性相をEtOAcで抽出した。有機層を合わせ、ブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させた。オレンジ色の残留物を、フラッシュクロマトグラフィーによって精製して(Cy/DCM1/1〜DCM)、所望の[4-(2-クロロエトキシ)フェニル]メチル(4S)-4-(4-クロロフェニル)-6-メチル-2-オキソ-1-[[(2R)-テトラヒドロフラン-2-イル]メチル]-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボキシラートを無色油状物として得た(m=145mg、93%)。
【0639】
【数150】
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【0640】
(実施例143b)
4-(2-ヨードエトキシ)フェニル]メチル(4S)-4-(4-クロロフェニル)-6-メチル-2-オキソ-1-[[(2R)-テトラヒドロフラン-2-イル(中間生成物)
【0641】
【化89】
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【0642】
[4-(2-クロロエトキシ)フェニル]メチル(4S)-4-(4-クロロフェニル)-6-メチル-2-オキソ-1-[[(2R)-テトラヒドロフラン-2-イル]メチル]-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボキシラート143a(145mg、0.288mmol)を、ブタノン(1mL)に溶解させた。ヨウ化ナトリウム(168mg、1.12mmol)を添加し、反応混合物を80℃で32時間撹拌した。溶液をRTに冷却し、濾過し、アセトンで洗浄した。溶媒を減圧下で除去した。粗製物を、フラッシュクロマトグラフィーによって、Cy/DCM(1/1〜0/1)混合物を使用して精製して、所望の[4-(2-ヨードエトキシ)フェニル]メチル(4S)-4-(4-クロロフェニル)-6-メチル-2-オキソ-1-[[(2R)-テトラヒドロフラン-2-イル]メチル]-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボキシラートを無色油状物として得た(m=137mg、80%)
【0643】
【数151】
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【0644】
(実施例144)
アンモニウム2-[4-[[(4S)-4-(4-クロロフェニル)-6-メチル-2-オキソ-1-[[(2R)-テトラヒドロフラン-2-イル]メチル]-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボニル]オキシメチル]フェノキシ]エタンスルホナート
[4-(2-ヨードエトキシ)フェニル]メチル(4S)-4-(4-クロロフェニル)-6-メチル-2-オキソ-1-[[(2R)-テトラヒドロフラン-2-イル]メチル]-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボキシラート143b(145mg、0.24mmol)を、iPrOH/水1/1混合物(1mL)に溶解させた。亜硫酸ナトリウム(60mg、0.48mmol)を添加し、反応混合物を還流下で48時間撹拌した。溶媒を減圧下で除去した。粗製物をHPLC(塩基性条件)によって精製して、アンモニウム2-[4-[[(4S)-4-(4-クロロフェニル)-6-メチル-2-オキソ-1-[[(2R)-テトラヒドロフラン-2-イル]メチル]-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボニル]オキシメチル]フェノキシ]エタンスルホナートを白色粉末として得た(m=60mg、45%)。
【0645】
【数152】
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【0646】
(実施例145)
2-ピリジルメチル(4S)-4-(4-クロロフェニル)-6-メチル-2-オキソ-1-[[(2R)-テトラヒドロフラン-2-イル]メチル]-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボキシラート及び2-ピリジルメチル(4R)-4-(4-クロロフェニル)-6-メチル-2-オキソ-1-[[(2S)-テトラヒドロフラン-2-イル]メチル]-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボキシラート
(4S)-4-(4-クロロフェニル)-6-メチル-2-オキソ-1-[[(2R)-テトラヒドロフラン-2-イル]メチル]-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボン酸とそのエナンチオマーのラセミ混合物(実施例135、105mg、0.30mmol)を、無水DMF(1mL)に溶解させ、次に炭酸セシウム(215mg、0.66mmol)及び2-(クロロメチル)ピリジン塩酸塩(132mg、0.36mmol)を添加した。反応混合物をRTで18時間撹拌した。炭酸セシウム(60mg、0.18mmol)及び2-(クロロメチル)ピリジン塩酸塩(30mg、0.18mmol)を再び添加した。反応混合物を、60℃で12時間撹拌した。溶媒を減圧下で除去した。水を添加した。水性相をEt
2Oで抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、MgSO
4で乾燥させた。溶媒を減圧下で除去した。粗製物を、シリカによるフラッシュクロマトグラフィーによって、DCM/EtOAc(7/3)混合物を使用して精製して、所望の(2-ピリジルメチル(4S)-4-(4-クロロフェニル)-6-メチル-2-オキソ-1-[[(2R)-テトラヒドロフラン-2-イル]メチル]-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボキシラートを無色油状物として得た(83mg、63%)。
【0647】
【数153】
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【0648】
(実施例146)
3-ピリジルメチル(4S)-4-(4-クロロフェニル)-6-メチル-2-オキソ-1-[[(2R)-テトラヒドロフラン-2-イル]メチル]-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボキシラート及び3-ピリジルメチル(4R)-4-(4-クロロフェニル)-6-メチル-2-オキソ-1-[[(2S)-テトラヒドロフラン-2-イル]メチル]-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボキシラート
(4S)-4-(4-クロロフェニル)-6-メチル-2-オキソ-1-[[(2R)-テトラヒドロフラン-2-イル]メチル]-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボン酸とそのエナンチオマーのラセミ混合物(実施例135、105mg、0.30mmol)を、無水DMF(1mL)に溶解させ、次に炭酸セシウム(215mg、0.66mmol)及び3-(クロロメチル)ピリジン塩酸塩(132mg、0.36mmol)を添加した。反応混合物をRTで18時間撹拌した。溶媒を減圧下で除去した。水を添加した。水性相をEt
2Oで抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、MgSO
4で乾燥させた。溶媒を減圧下で除去した。粗製物を、シリカによるフラッシュクロマトグラフィーによって、DCM/EtOAc(8/2)混合物を使用して精製して、所望の(3-ピリジルメチル(4S)-4-(4-クロロフェニル)-6-メチル-2-オキソ-1-[[(2R)-テトラヒドロフラン-2-イル]メチル]-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボキシラート(ラセミ)を無色油状物として得た(101mg、76%)。
【0649】
【数154】
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【0650】
【表11】
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【0651】
(実施例147)
[4-(2-メトキシエトキシ)フェニル]メチル(4S)-4-(4-クロロフェニル)-6-メチル-2-オキソ-1-[[(2S)-テトラヒドロフラン-2-イル]メチル]-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボキシラート及び[4-(2-メトキシエトキシ)フェニル]メチル(4R)-4-(4-クロロフェニル)-6-メチル-2-オキソ-1-[[(2R)-テトラヒドロフラン-2-イル]メチル]-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボキシラート
1-(クロロメチル)-4-(2-メトキシエトキシ)ベンゼン(実施例118、125mg、0.60mmol)及び(4S)-4-(4-クロロフェニル)-6-メチル-2-オキソ-1-[[(2S)-テトラヒドロフラン-2-イル]メチル]-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボン酸(192mg、0.55mmol)を、無水DMF(2mL)に溶解させた。炭酸セシウム(269mg、0.825mmol)を添加し、反応混合物をRTで18時間撹拌した。溶媒を減圧下で除去した。水を添加し、水性相をジエチルエーテルで抽出し、ブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させた。溶媒を減圧下で除去した。粗製物を、フラッシュクロマトグラフィーによって、Cy/DCM1/1〜DCM混合物を使用して精製して、予想された[4-(2-メトキシエトキシ)フェニル]メチル(4S)-4-(4-クロロフェニル)-6-メチル-2-オキソ-1-[[(2S)-テトラヒドロフラン-2-イル]メチル]-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボキシラートを無色油状物として得た(59mg、21%)
【0652】
【数155】
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【0653】
【表12】
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【0654】
(実施例148)
(2-メトキシフェニル)メチル(4S)-4-(6-クロロ-3-ピリジル)-6-メチル-2-オキソ-1-[[(2R)-テトラヒドロフラン-2-イル]メチル]-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボキシラート及び2-メトキシフェニル)メチル(4R)-4-(6-クロロ-3-ピリジル)-6-メチル-2-オキソ-1-[[(2S)-テトラヒドロフラン-2-イル]メチル]-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボキシラート
ステップ1.6-クロロピリジン-3-カルバルデヒド(3mmol)、メルドラム酸(3mmol)、(2-メトキシフェニル)メチル-3-オキソブタノアート(3mmol)及び酢酸アンモニウム(4.5当量)を、酢酸(1N)に溶解させた。反応混合物を還流下で終夜撹拌した。溶媒を除去した。粗製生成物を、フラッシュクロマトグラフィーによって精製し、ステップ2で使用した。
【0655】
ステップ2.ステップ1で得られた中間体(1.3g、3.36mmol)を、無水DMF(12mL)に溶解させた。テトラヒドロフルフリルブロミド(573μL、5.04mmol)、Cs
2CO
3(1.64g、5.04mmol)、ヨウ化ナトリウム(25mg、0.17mmol)を添加した。反応混合物を、50℃で18時間撹拌した。DMFを減圧下で除去した。残留物を水で希釈した。水性相をEtOAcで抽出し、合わせた有機層をブラインで洗浄し、MgSO
4で乾燥させた。溶媒を減圧下で除去した。粗製物を、再び無水DMF(1mL)に溶解させた。テトラヒドロフルフリルブロミド(573μL、5.04mmol)及びCs
2CO
3(1.64g、5.04mmol)を添加した。反応混合物を、50℃で18時間撹拌した。DMFを減圧下で除去した。残留物を水で希釈した。水性相をEtOAcで抽出し、合わせた有機層をブラインで洗浄し、MgSO
4で乾燥させた。溶媒を減圧下で除去した。粗製物を、フラッシュクロマトグラフィーによって、シクロヘキサン/EtOAc(8/2)混合物を溶離液として使用して精製して、所望の(2-メトキシフェニル)メチル(4S)-4-(6-クロロ-3-ピリジル)-6-メチル-2-オキソ-1-[[(2R)-テトラヒドロフラン-2-イル]メチル]-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボキシラート及びそのエナンチオマーを無色油状物として得た(204mg、13%)。
【0656】
【数156】
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【0657】
(実施例149a)
4-(3,4-ジクロロフェニル)-6-メチル-2-オキソ-3,4-ジヒドロ-1H-ピリジン-5-カルボキシラート(中間生成物)
【0658】
【化90】
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【0659】
3,4-ジクロロベンズアルデヒド(3.0mmol、525g)、メルドラム酸(3.0mmol、432g)、o-メトキシベンジルアセトアセタート(3.0mmol、666mg)及び酢酸アンモニウム(4.5mmol、338mg)を、酢酸(3mL)に溶解させた。反応混合物を、110℃で18時間撹拌した。溶媒を除去した。粗製物は、EtOH中で沈殿しなかった。粗製物を、フラッシュクロマトグラフィーによって精製し(Cy/EA(85/15)、EtOH中で沈殿した。次に、濾過して、所望の(2-メトキシフェニル)メチル4-(3,4-ジクロロフェニル)-6-メチル-2-オキソ-3,4-ジヒドロ-1H-ピリジン-5-カルボキシラートを白色粉末として得た(384mg、30%)。
【0660】
【数157】
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【0661】
(実施例149)
(2-メトキシフェニル)メチル(4S)-4-(3,4-ジクロロフェニル)-6-メチル-2-オキソ-1-[[(2R)-テトラヒドロフラン-2-イル]メチル]-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボキシラート及び(2-メトキシフェニル)メチル(4R)-4-(3,4-ジクロロフェニル)-6-メチル-2-オキソ-1-[[(2S)-テトラヒドロフラン-2-イル]メチル]-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボキシラート
4-(3,4-ジクロロフェニル)-6-メチル-2-オキソ-3,4-ジヒドロ-1H-ピリジン-5-カルボキシラート(実施例149a、150mg、0.36mmol)を、無水DMF(1mL)に溶解させた。テトラヒドロフルフリルブロミド(81μL、0.72mmol)及びCs
2CO
3(232mg、0.72mmol)を添加した。反応混合物を、50℃で18時間撹拌した。DMFを減圧下で除去した。残留物を水で希釈した。水性相をEtOAcで抽出し、合わせた有機層をブラインで洗浄し、MgSO
4で乾燥させた。溶媒を減圧下で除去した。粗製物を、再び無水DMF(1mL)に溶解させた。テトラヒドロフルフリルブロミド(81μL、0.72mmol)及びCs
2CO
3(232mg、0.72mmol)を添加した。反応混合物を、50℃で18時間撹拌した。DMFを減圧下で除去した。残留物を水で希釈した。水性相をEtOAcで抽出し、合わせた有機層をブラインで洗浄し、MgSO
4で乾燥させた。溶媒を減圧下で除去した。粗製物を、フラッシュクロマトグラフィーによって、シクロヘキサン/EtOAc(8/2)混合物を溶離液として使用して精製して、所望の(2-メトキシフェニル)メチル(4S)-4-(3,4-ジクロロフェニル)-6-メチル-2-オキソ-1-[[(2R)-テトラヒドロフラン-2-イル]メチル]-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボキシラートを無色油状物として得(52mg、29%)、そのジアステレオマーを無色油状物として得た(33mg、18%)。
【0662】
【数158】
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【0663】
(実施例150)
(2-メトキシフェニル)メチル(4S)-6-メチル-2-オキソ-1-[[(2R)-テトラヒドロフラン-2-イル]メチル]-4-[6-(トリフルオロメチル)-3-ピリジル]-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボキシラート及び(2-メトキシフェニル)メチル(4R)-6-メチル-2-オキソ-1-[[(2S)-テトラヒドロフラン-2-イル]メチル]-4-[6-(トリフルオロメチル)-3-ピリジル]-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボキシラート
【0664】
【化91】
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【0665】
(実施例150a)
メチル6-メチル-2-オキソ-4-[6-(トリフルオロメチル)-3-ピリジル]-3,4-ジヒドロ-1H-ピリジン-5-カルボキシラート
3-オキソブタン酸メチル(0.37mL、3.43mmol)を酢酸(9mL)に溶解させた。6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-カルバルデヒド(600mg、3.43mmol)、メルドラム酸(494mg、3.43mmol)及び酢酸アンモニウム(396mg、5.14mmol)を添加し、反応混合物を110℃で18時間撹拌した。反応混合物をr.t.で冷却した。溶媒を減圧下で除去し、残留物を、最小限のエタノールに溶解させた。混合物を、超音波で超音波処理し、生成物を沈殿させた。混合物を冷却し、沈殿物を濾過し、冷却したエタノールで洗浄して、所望の生成物を白色粉末として得た(394mg、37%)。
【0666】
【数159】
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【0667】
(実施例150b)
メチル(4S)-6-メチル-2-オキソ-1-[[(2R)-テトラヒドロフラン-2-イル]メチル]-4-[6-(トリフルオロメチル)-3-ピリジル]-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボキシラート及びメチル(4R)-6-メチル-2-オキソ-1-[[(2S)-テトラヒドロフラン-2-イル]メチル]-4-[6-(トリフルオロメチル)-3-ピリジル]-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボキシラート
メチル6-メチル-2-オキソ-4-[6-(トリフルオロメチル)-3-ピリジル]-3,4-ジヒドロ-1H-ピリジン-5-カルボキシラート(150a、328mg、1.04mmol)及び2-(ブロモメチル)テトラヒドロフラン(345mg、2.09mmol)を、無水DMF(3mL)に溶解させ、Cs
2CO
3(681mg、2.09mmol)及びNaI(8mg、0.05mmol)を添加し、反応混合物を50℃で終夜撹拌した。溶媒を減圧下で除去した。水を添加し、混合物を酢酸エチルで抽出し、有機層をブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、濾過した。溶媒を除去し、粗製生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって精製して(CH
2Cl
2/Cy70/30〜100/0及びCH
2Cl
2/MeOH100/0〜96/4)、予想された生成物を油状物として得た(100mg、24%)。
【0668】
【数160】
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【0669】
(実施例150c)
(4S)-6-メチル-2-オキソ-1-[[(2R)-テトラヒドロフラン-2-イル]メチル]-4-[6-(トリフルオロメチル)-3-ピリジル]-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボン酸及び(4R)-6-メチル-2-オキソ-1-[[(2S)-テトラヒドロフラン-2-イル]メチル]-4-[6-(トリフルオロメチル)-3-ピリジル]-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボン酸
150b(95mg、0.24mmol)をMeOH(2mL)に溶解させ、1NのNaOH(1mL)を添加した。反応混合物を、終夜40℃で撹拌した。MeOHを減圧下で蒸発させ、水性相をEt
2Oで抽出し、次にHCl(1N)でpH=1まで酸性にした。水性相をEtOAcで抽出した。有機相を合わせ、Na
2SO
4の下で乾燥させ、濾過した。溶媒を減圧下で除去して、生成物を油状物として得た(m=86mg、92%)。
【0670】
【数161】
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【0671】
(実施例150)
(2-メトキシフェニル)メチル(4S)-6-メチル-2-オキソ-1-[[(2R)-テトラヒドロフラン-2-イル]メチル]-4-[6-(トリフルオロメチル)-3-ピリジル]-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボキシラート及び(2-メトキシフェニル)メチル(4R)-6-メチル-2-オキソ-1-[[(2S)-テトラヒドロフラン-2-イル]メチル]-4-[6-(トリフルオロメチル)-3-ピリジル]-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボキシラート
1-(クロロメチル)-2-メトキシ-ベンゼン(39mg、0.25mmol)及び酸150c(86mg、0.22mmol)を、乾燥DMF(2mL)に溶解させた。炭酸セシウム(109mg、0.34mmol)を添加し、反応混合物をRTで終夜撹拌した。溶媒を除去した。水を添加し、水性相をEt
2Oで抽出し、ブラインで洗浄し、Na
2SO
4の下で乾燥させた。濾過した後、溶媒を除去し、粗製生成物を、シリカゲルカラムクロマトグラフィーによって精製し(Cy/EA100〜80/20)、次にHPLCによって精製して(酸性条件)、予想された生成物を白色固体として得た(65mg、58%)。
【0672】
【数162】
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【0673】
(実施例151)
(2-メトキシフェニル)メチル(4R)-4-(2-クロロ-3-ピリジル)-6-メチル-2-オキソ-1-[[(2R)-テトラヒドロフラン-2-イル]メチル]-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボキシラート及び(2-メトキシフェニル)メチル(4S)-4-(2-クロロ-3-ピリジル)-6-メチル-2-オキソ-1-[[(2S)-テトラヒドロフラン-2-イル]メチル]-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボキシラート
【0674】
【化92】
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【0675】
(実施例151a)
メチル4-(2-クロロ-3-ピリジル)-6-メチル-2-オキソ-3,4-ジヒドロ-1H-ピリジン-5-カルボキシラート
3-オキソブタン酸メチル(0.68mL、6.30mmol)を、酢酸(7mL)に溶解させた。2-クロロピリジン-3-カルバルデヒド(892mg、6.30mmol)、メルドラム酸(908mg、6.30mmol)及び酢酸アンモニウム(729mg、9.45mmol)を添加し、反応混合物を110℃で18時間撹拌した。反応混合物をRTで冷却した。溶媒を減圧下で除去し、残留物を、シリカゲルカラムクロマトグラフィーによって精製して(CH
2Cl
2)、所望の生成物を白色粉末として得た(850mg、48%)。
【0676】
【数163】
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【0677】
(実施例151b)
メチル(4R)-4-(2-クロロ-3-ピリジル)-6-メチル-2-オキソ-1-[[(2R)-テトラヒドロフラン-2-イル]メチル]-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボキシラート及びメチル(4S)-4-(2-クロロ-3-ピリジル)-6-メチル-2-オキソ-1-[[(2S)-テトラヒドロフラン-2-イル]メチル]-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボキシラート
メチル4-(2-クロロ-3-ピリジル)-6-メチル-2-オキソ-3,4-ジヒドロ-1H-ピリジン-5-カルボキシラート(151a、700mg、2.5mmol)及び2-(ブロモメチル)テトラヒドロフラン(0.57mL、5.0mmol)を、乾燥DMF(6mL)に溶解させ、Cs
2CO
3(1.63g、5.0mmol)及びNaI(19mg、0.13mmol)を添加し、反応混合物を終夜50℃で撹拌した。溶媒を減圧下で除去した。水を添加し、水性相を酢酸エチルで抽出し、有機層をブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させた。溶媒を除去した。残留物を、再びDMF6mLに溶解させ、Cs
2CO
31.63g、NaI19mg及びアルキルブロミド(0.57mL)を添加し、混合物を50℃で18時間撹拌した。反応が終了した。溶媒を減圧下で除去した。水を添加し、水性相を酢酸エチルで抽出し、有機層をブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させた。溶媒を除去した。シリカによるカラムクロマトグラフィーによって精製して(CH
2Cl
2/Cy50/50〜100/0)、所望の生成物を白色生成物として得た(m=245mg、27%)。
【0678】
【数164】
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【0679】
(実施例151c)
(4R)-4-(2-クロロ-3-ピリジル)-6-メチル-2-オキソ-1-[[(2R)-テトラヒドロフラン-2-イル]メチル]-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボン酸及び(4S)-4-(2-クロロ-3-ピリジル)-6-メチル-2-オキソ-1-[[(2S)-テトラヒドロフラン-2-イル]メチル]-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボン酸
151b(130mg、0.36mmol)をMeOH(3mL)に溶解させ、1NのNaOH(2mL)を添加した。反応混合物を、終夜40℃で撹拌した。MeOHを減圧下で蒸発させ、水性相をEt
2Oで抽出し、次にHCl(1N)でpH=1まで酸性にした。水性相をEtOAcで抽出し、有機層を合わせ、Na
2SO
4の下で乾燥させた。溶媒を減圧下で除去して、生成物を白色固体として得た(m=110mg、88%)。
【0680】
【数165】
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【0681】
(実施例151)
(2-メトキシフェニル)メチル(4R)-4-(2-クロロ-3-ピリジル)-6-メチル-2-オキソ-1-[[(2R)-テトラヒドロフラン-2-イル]メチル]-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボキシラート及び(2-メトキシフェニル)メチル(4S)-4-(2-クロロ-3-ピリジル)-6-メチル-2-オキソ-1-[[(2S)-テトラヒドロフラン-2-イル]メチル]-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボキシラート
1-(クロロメチル)-2-メトキシ-ベンゼン(44mg、0.28mmol)及び酸151c(90mg、0.26mmol)を、乾燥DMF(2mL)に溶解させた。炭酸セシウム(125mg、0.38mmol)を添加し、反応混合物を終夜RTで撹拌した。溶媒を除去した。水を添加し、水性相をEt
2Oで抽出し、有機層をブラインで洗浄し、Na
2SO
4の下で乾燥させた。溶媒を除去した。シリカゲルカラムクロマトグラフィーによって精製して(Cy/EtOAc100/0〜80/20)、予想された生成物を白色粉末として得た(m=90mg、75%)。
【0682】
【数166】
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【0683】
(実施例152)
(2-メトキシフェニル)メチル(4S)-4-(2,1,3-ベンゾチアジアゾール-5-イル)-6-メチル-2-オキソ-1-[[(2R)-テトラヒドロフラン-2-イル]メチル]-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボキシラート及び(2-メトキシフェニル)メチル(4R)-4-(2,1,3-ベンゾチアジアゾール-5-イル)-6-メチル-2-オキソ-1-[[(2S)-テトラヒドロフラン-2-イル]メチル]-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボキシラート
【0684】
【化93】
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【0685】
(実施例152a)
メチル4-(2,1,3-ベンゾチアジアゾール-5-イル)-6-メチル-2-オキソ-3,4-ジヒドロ-1H-ピリジン-5-カルボキシラート
3-オキソブタン酸メチル(0.4mL、3.65mmol)を、酢酸(9mL)に溶解させた。2,1,3-ベンゾチアジアゾール-5-カルバルデヒド(600mg、3.65mmol)、メルドラム酸(527mg、3.65mmol)及び酢酸アンモニウム(422mg、5.48mmol)を添加し、反応混合物を110℃で18時間撹拌した。反応混合物をRTで冷却した。溶媒を減圧下で除去し、残留物を、最小限のエタノールに溶解させた。混合物を超音波で超音波処理し、生成物を沈殿させた。混合物を冷却し、沈殿物を濾過し、冷却したエタノールで洗浄して、所望の生成物をベージュ色の粉末として得た(490mg、44%)。
【0686】
【数167】
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【0687】
(実施例152b)
メチル(4S)-4-(2,1,3-ベンゾチアジアゾール-5-イル)-6-メチル-2-オキソ-1-[[(2S)-テトラヒドロフラン-2-イル]メチル]-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボキシラート及びメチル(4R)-4-(2,1,3-ベンゾチアジアゾール-5-イル)-6-メチル-2-オキソ-1-[[(2R)-テトラヒドロフラン-2-イル]メチル]-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボキシラート
メチル4-(2,1,3-ベンゾチアジアゾール-5-イル)-6-メチル-2-オキソ-3,4-ジヒドロ-1H-ピリジン-5-カルボキシラート(152a、400mg、1.32mmol)及び2-(ブロモメチル)テトラヒドロフラン(435mg、2.64mmol)を、無水DMF(3mL)に溶解させ、Cs
2CO
3(861mg、2.64mmol)及びNaI(10mg、0.07mmol)を添加し、反応混合物を終夜50℃で撹拌した。溶媒を減圧下で除去した。水を添加し、混合物を酢酸エチルで抽出し、有機層をブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、濾過した。溶媒を除去し、粗製生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって精製して(CH
2Cl
2/MeOH100/0〜96/4)、予想された生成物を油状物として得た(m=120mg、24%)。
【0688】
【数168】
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【0689】
(実施例152c)
(4S)-4-(2,1,3-ベンゾチアジアゾール-5-イル)-6-メチル-2-オキソ-1-[[(2R)-テトラヒドロフラン-2-イル]メチル]-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボン酸及び(4R)-4-(2,1,3-ベンゾチアジアゾール-5-イル)-6-メチル-2-オキソ-1-[[(2S)-テトラヒドロフラン-2-イル]メチル]-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボン酸
(実施例152b)(88mg、0.23mmol)を、MeOH(2mL)に溶解させ、1NのNaOH(1mL)を添加した。反応混合物を、終夜40℃で撹拌した。MeOHを減圧下で蒸発させ、水性相をEt
2Oで抽出し、次にHCl(1N)でpH=1まで酸性にした。水性相をEtOAcで抽出した。有機層を合わせ、Na
2SO
4で乾燥させ、濾過した。溶媒を減圧下で除去して、生成物を油状物として得た(m=70mg、82%)。
【0690】
【数169】
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【0691】
(実施例152)
(2-メトキシフェニル)メチル(4S)-4-(2,1,3-ベンゾチアジアゾール-5-イル)-6-メチル-2-オキソ-1-[[(2R)-テトラヒドロフラン-2-イル]メチル]-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボキシラート及び(2-メトキシフェニル)メチル(4R)-4-(2,1,3-ベンゾチアジアゾール-5-イル)-6-メチル-2-オキソ-1-[[(2S)-テトラヒドロフラン-2-イル]メチル]-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボキシラート
1-(クロロメチル)-2-メトキシ-ベンゼン(32mg、0.21mmol)及び酸152c(70mg、0.19mmol)を、乾燥DMF(2mL)に溶解させた。炭酸セシウム(92mg、0.28mmol)を添加し、反応混合物を終夜RTで撹拌した。溶媒を除去した。水を添加し、水性相をEt
2Oで抽出し、ブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させた。濾過した後、溶媒を除去し、粗製生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって精製して(Cy/EA100〜80/20)、予想された生成物を油状物として得た(80mg、86%)。
【0692】
【数170】
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【0693】
【表13】
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【0694】
(実施例153)
【0695】
【化94】
[この文献は図面を表示できません]
【0696】
(実施例153a)
メチル4-(6-クロロ-3-ピリジル)-6-メチル-2-オキソ-3,4-ジヒドロ-1H-ピリジン-5-カルボキシラート
3-オキソブタン酸メチル(1.52mL、14.13mmol)を、酢酸(14mL)に溶解させた。6-クロロピリジン-3-カルバルデヒド(2g、14.13mmol)、メルドラム酸(2g、14.13mmol)及び酢酸アンモニウム(1.63g、21.19mmol)を添加し、反応混合物を110℃で18時間撹拌した。反応混合物をRTで冷却した。溶媒を減圧下で除去し、残留物を最小限のエタノールに溶解させた。混合物を、超音波で超音波処理し、生成物を沈殿させた。混合物を冷却し、沈殿物を濾過し、冷却したエタノールで洗浄して、所望の生成物をベージュ色の粉末として得た(1.76g、44%)。
【0697】
【数171】
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【0698】
(実施例153b)
メチル(4S)-4-(6-クロロ-3-ピリジル)-6-メチル-2-オキソ-1-[[(2R)-テトラヒドロフラン-2-イル]メチル]-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボキシラート及びメチル(4R)-4-(6-クロロ-3-ピリジル)-6-メチル-2-オキソ-1-[[(2S)-テトラヒドロフラン-2-イル]メチル]-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボキシラート
メチル4-(6-クロロ-3-ピリジル)-6-メチル-2-オキソ-3,4-ジヒドロ-1H-ピリジン-5-カルボキシラート(600mg、2.14mmol)及び2-(ブロモメチル)テトラヒドロフラン(0.49mL、4.27mmol)を、乾燥DMF(5mL)に溶解させ、Cs
2CO
3(1.395g、4.28mmol)及びNaI(16.34mg、0.11mmol)を添加し、反応混合物を終夜50℃で撹拌した。溶媒を減圧下で除去した。水を添加し、水性相を酢酸エチルで抽出し、有機層をブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させた。溶媒を除去した。残留物を、再びDMF5mLに溶解させ、Cs
2CO
31.395g、NaI16mg及びアルキルブロミド(0.5mL)を添加し、混合物を50℃で18時間撹拌した。反応が終了した。溶媒を減圧下で除去した。水を添加し、水性相を酢酸エチルで抽出し、有機層をブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させた。溶媒を除去した。シリカゲルによるカラムクロマトグラフィーによって精製して(Cy/EtOAc100/0〜70/30及びCH
2Cl
2/Cy70/30〜100/0)、所望の生成物を白色生成物として得た(m=200mg、26%)。
【0699】
【数172】
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【0700】
(実施例153c)
(4S)-4-(6-クロロ-3-ピリジル)-6-メチル-2-オキソ-1-[[(2R)-テトラヒドロフラン-2-イル]メチル]-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボン酸及び(4R)-4-(6-クロロ-3-ピリジル)-6-メチル-2-オキソ-1-[[(2S)-テトラヒドロフラン-2-イル]メチル]-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボン酸
前述のエステル(200mg、0.55mmol)を、MeOH(3mL)に溶解させ、1NのNaOH(2mL)を添加した。反応混合物を、40℃で終夜撹拌した。MeOHを減圧下で蒸発させ、水性相をEt
2Oで抽出し、次にHCl(1N)でpH=1まで酸性にした。水性相をEtOAcで抽出し、有機層を合わせ、Na
2SO
4下で乾燥させた。溶媒を減圧下で除去して、生成物を白色固体として得た(m=175mg、91%)。
【0701】
【数173】
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【0702】
(実施例153d)
[4-(2-クロロエトキシ)フェニル]メタノール
1-ブロモ-2-クロロエタン(2.5mL、30mmol)、4-ヒドロキシベンジルアルコール(1.24g、10mmol)及び炭酸カリウム(1.38g、10mmol)を、アセトニトリル(33mL)に添加し、反応混合物を50℃で24時間撹拌した。4当量の反応物及び塩基を添加し、反応物を週末にかけて還流下で撹拌した。反応が終了した。溶媒を減圧下で除去した。粗製物をEtOAcに溶解させ、水で洗浄した。水性相をEtOAcで抽出し、有機層をブラインで洗浄し、Na
2SO
4の下で乾燥させた。溶媒を減圧下で除去して、標題化合物を得た。この粗製物をフラッシュクロマトグラフィーによって精製して(Cy/EA100/0〜70/30)、所望の化合物を白色粉末として得た(m=1.2g、64%)。
【0703】
(実施例153e)
1-(2-クロロエトキシ)-4-(クロロメチル)ベンゼン
塩化チオニル(0.10mL、1.34mmol)をベンゾトリアゾール(192mg、1.61mmol)に添加した。得られた混合物を乾燥CH
2Cl
2(1mL)に溶解させた。5分後、この溶液を、アルコール(200mg、1.07mmol)のCH
2Cl
2(8mL)溶液にゆっくり添加した。ベンゾトリアゾール塩は沈殿し始めた。反応の20分後、塩を濾過した。有機相を水(8mL)及びNaOH溶液(0.05M、8mL)で洗浄し、次にNa
2SO
4下で乾燥させ、溶媒を減圧下で除去して、所望の塩素化化合物を無色油状物として得た(m=120mg、55%)。
【0704】
【数174】
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【0705】
(実施例153f)
[4-(2-クロロエトキシ)フェニル]メチル(4S)-4-(6-クロロ-3-ピリジル)-6-メチル-2-オキソ-1-[[(2R)-テトラヒドロフラン-2-イル]メチル]-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボキシラート及び[4-(2-クロロエトキシ)フェニル]メチル(4R)-4-(6-クロロ-3-ピリジル)-6-メチル-2-オキソ-1-[[(2S)-テトラヒドロフラン-2-イル]メチル]-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボキシラート
(4S)-4-(6-クロロ-3-ピリジル)-6-メチル-2-オキソ-1-[[(2R)-テトラヒドロフラン-2-イル]メチル]-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボン酸及びそのエナンチオマー(162mg、0.46mmol)及び炭酸セシウム(165mg、0.51mmol)を、乾燥DMF(2mL)に溶解させた。1-(2-クロロエトキシ)-4-(クロロメチル)ベンゼン(104mg、0.51mmol)を添加し、反応混合物をr.t.で18時間撹拌した。溶媒を減圧下で除去した。残留物をEtOAcに溶解させ、水で洗浄した。水性相をEtOAcで抽出し、有機層を合わせ、ブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させた。フラッシュクロマトグラフィーによって精製して(Cy/CH
2Cl
21/1〜CH
2Cl
2)、所望の生成物を無色油状物として得た(m=170mg、71%)。
【0706】
【数175】
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【0707】
(実施例153g)
[4-(2-ヨードエトキシ)フェニル]メチル(4S)-4-(6-クロロ-3-ピリジル)-6-メチル-2-オキソ-1-[[(2R)-テトラヒドロフラン-2-イル]メチル]-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボキシラート及び[4-(2-ヨードエトキシ)フェニル]メチル(4R)-4-(6-クロロ-3-ピリジル)-6-メチル-2-オキソ-1-[[(2S)-テトラヒドロフラン-2-イル]メチル]-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボキシラート
前述の化合物(164mg、0.32mmol)をブタノン(1.5mL)に溶解させた。NaI(189mg、1.26mmol)を添加し、反応混合物を80℃で32時間撹拌した。溶液をRTに冷却し、次に濾過した。溶媒を減圧下で除去して、黄色がかった油状物を得た。この残留物を、フラッシュクロマトグラフィーによって精製して(Cy/CH
2Cl
21/1〜CH
2Cl
2)、所望の生成物を白色粉末として得た(m=130mg、67%)。
【0708】
【数176】
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【0709】
(実施例153)
アンモニウム,2-[4-[[(4S)-4-(6-クロロ-3-ピリジル)-6-メチル-2-オキソ-1-[[(2R)-テトラヒドロフラン-2-イル]メチル]-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボニル]オキシメチル]フェノキシ]エタンスルホナート及びアンモニウム,2-[4-[[(4R)-4-(6-クロロ-3-ピリジル)-6-メチル-2-オキソ-1-[[(2S)-テトラヒドロフラン-2-イル]メチル]-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボニル]オキシメチル]フェノキシ]エタンスルホナート
[4-(2-ヨードエトキシ)フェニル]メチル(4S)-4-(6-クロロ-3-ピリジル)-6-メチル-2-オキソ-1-[[(2R)-テトラヒドロフラン-2-イル]メチル]-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボキシラート(130mg、0.213mmol)を、iPrOH/水1/1混合物(1mL)に溶解させた。亜硫酸ナトリウム(54mg、0.426mmol)を添加し、反応混合物を還流下で48時間撹拌した。溶媒を減圧下で除去した。粗製物をHPLC(塩基性条件)によって精製して、アンモニウム,2-[4-[[(4S)-4-(6-クロロ-3-ピリジル)-6-メチル-2-オキソ-1-[[(2R)-テトラヒドロフラン-2-イル]メチル]-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボニル]オキシメチル]フェノキシ]エタンスルホナートを白色粉末として得た(m=30mg、24%)。
【0710】
【数177】
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【0711】
(実施例154)
【0712】
【化95】
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【0713】
(実施例154a)
ポリ(エチレングリコール)メチルエーテルトシラート
ポリ(エチレングリコール)メチルエーテル(Sigma-Aldrich社、参照番号202487、平均Mn=550、(1.06mmol)を、乾燥THF(3mL)に溶解させた。溶液を0℃で冷却した。NaH(56mg、油中60%、1.59mmol)を添加し、反応混合物を0℃〜20℃で2時間撹拌し、4-メチルベンゼンスルホニルクロリド(403mg、2.12mmol)を0℃で添加し、反応混合物をRTで24時間撹拌した。溶媒を蒸発させ、残留物をフラッシュクロマトグラフィーによって精製して(CH
2Cl
2〜CH
2Cl
2/MeOH94/6)、予想された生成物に相当する無色油状物497mgを得た(m=497mg、75%)。
【0714】
【数178】
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【0715】
(実施例154b)
1-(メタノール)-4-[ポリ(エチレングリコール)メチルエーテル]ベンゼン
ポリ(エチレングリコール)メチルエーテルトシラート(0.48mmol、300mg)を乾燥MeCN(3mL)に溶解させ、4-(ヒドロキシメチル)フェノール(0.72mmol、89mg)及びK
2CO
3(0.72mmol、99mg)を添加した。反応混合物を還流下で終夜撹拌した。冷却した後、混合物を濾過した。濾液を真空下で濃縮し、フラッシュクロマトグラフィーによって精製して(CH
2Cl
2/MeOH97/3)、生成物を油状物として得た(m=122mg、44%)。
【0716】
【数179】
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【0717】
(実施例154c)
1-(クロロメチル)-4-[ポリ(エチレングリコール)メチルエーテル]ベンゼン
塩化チオニル(0.26mmol、0.02mL)をベンゾトリアゾール(0.26mmol、31mg)に添加した。得られた混合物を乾燥CH
2Cl
2(1mL)に溶解させた。5分後、この溶液を、ベンジルアルコールのCH
2Cl
2(5mL)溶液にゆっくり添加した。ベンゾトリアゾール塩が沈殿し始めた。反応の1時間後、反応混合物を、MgSO
4.7H
2Oを添加することによってクエンチし、次に濾過した。溶媒を減圧下で除去して、黄色油状物を得た(m=125mg、99%)。
【0718】
【数180】
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【0719】
(実施例154)
[4-([ポリ(エチレングリコール)メチルエーテル])フェニル]メチル(4S)-4-(6-クロロ-3-ピリジル)-6-メチル-2-オキソ-1-[[(2R)-テトラヒドロフラン-2-イル]メチル]-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボキシラート及び[4-([ポリ(エチレングリコール)メチルエーテル])フェニル]メチル(4R)-4-(6-クロロ-3-ピリジル)-6-メチル-2-オキソ-1-[[(2S)-テトラヒドロフラン-2-イル]メチル]-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボキシラート(混合物m=7〜10)
塩素化化合物1-(クロロメチル)-4-[ポリ(エチレングリコール)メチルエーテル]ベンゼン(117mg、0.20mmol)及び酸(69mg、0.20mmol)を、乾燥DMF(2mL)に溶解させた。炭酸セシウム(64mg、0.20mmol)及びNaI(1.5mg、0.01mmol)を添加し、反応混合物をRTで18時間撹拌した。反応を、水を添加することによって停止させた。溶媒を減圧下で除去した。残留物をEtOAcで抽出し、有機物層を飽和NaCl溶液で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、溶媒を除去して、粗製生成物を得た。フラッシュクロマトグラフィーによって(CH
2Cl
2/MeOH100/0〜80/20)、次にHPLC(塩基性条件)によって精製して、予想された生成物を白色粉末として得た(m=63mg、35%)。
【0720】
【数181】
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【0721】
(実施例155)
【0722】
【化96】
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【0723】
(実施例155a)
1-(メタノール)-4-[ポリ(エチレングリコール)メチルエーテル]ベンゼン(混合物m=18〜23)
ポリ(エチレングリコール)メチルエーテルトシラート(Sigma-Aldrich社、参照番号729116、平均Mn=900、1.12mmol)を、アセトニトリル(4mL)に溶解させ、4-(ヒドロキシメチル)フェノール(209mg、1.68mmol)及びK
2CO
3(233mg、1.68mmol)を添加した。混合物を終夜還流下で撹拌した。反応物が桃色になり、冷却した後、濾過した。濾液を真空下で濃縮し、フラッシュクロマトグラフィーによって精製して(CH
2Cl
2/MeOH:100/0〜97/3)、予想された生成物を油状物として得た(900mg、95%)。
【0724】
【数182】
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【0725】
(実施例155b)
1-(クロロメチル)-4-[ポリ(エチレングリコール)メチルエーテル]ベンゼン(混合物m=18〜23)
乾燥CH
2Cl
2(1mL)に、塩化チオニル(0.01mL、0.19mmol)及びベンゾトリアゾール(22mg、0.19mmol)を添加した。得られた混合物を5分間撹拌し、この溶液を、1-(メタノール)-4-[ポリ(エチレングリコール)メチルエーテル]ベンゼンのCH
2Cl
2(9mL)溶液にゆっくり添加した。ベンゾトリアゾール塩が沈殿し始めた。反応の1時間後、反応混合物を、MgSO
4.7H
2Oを添加することによってクエンチし、次に濾過した。溶媒を減圧下で除去して、黄色油状物を得た(定量的)。
【0726】
(実施例155)
[4-([ポリ(エチレングリコール)メチルエーテル])フェニル]メチル(4S)-4-(6-クロロ-3-ピリジル)-6-メチル-2-オキソ-1-[[(2R)-テトラヒドロフラン-2-イル]メチル]-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボキシラート及び[4-([ポリ(エチレングリコール)メチルエーテル])フェニル]メチル(4R)-4-(6-クロロ-3-ピリジル)-6-メチル-2-オキソ-1-[[(2S)-テトラヒドロフラン-2-イル]メチル]-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボキシラート(混合物m=18〜23)
塩素化化合物155b(127mg、0.15mmol)及び酸(67mg、0.19mmol)を、乾燥DMF(2mL)に溶解させた。炭酸セシウム(63mg、0.19mmol)及びNaI(1.1mg、0.01mmol)を添加し、反応混合物を室温で18時間撹拌した。反応を、水を添加することによって停止させた。溶媒を減圧下で除去し、残留物をEtOAcで抽出した。有機物層を、飽和NaCl溶液で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、溶媒を除去して、粗製生成物を得た。HPLC(酸性条件)によって精製して、予想された生成物混合物(n=18〜23)を、油状物として得た(28mg、14%)。
【0727】
【数183】
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【0728】
(実施例156)
【0729】
【化97】
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【0730】
(実施例156a)
1-(メタノール)-4-[ポリ(エチレングリコール)メチルエーテル]ベンゼン
ポリ(エチレングリコール)メチルエーテルトシラート(sigma-Aldrich社、参照番号729124、平均Mn=2000)(1g、0.48mmol)を、MeCN(4mL)に溶解させた。4-(ヒドロキシメチル)フェノール(89mg、0.72mmol)及びK
2CO
3(100mg、0.72mmol)を添加した。反応混合物を還流下で終夜撹拌した。冷却した後、混合物を濾過した。濾液を真空下で濃縮し、フラッシュクロマトグラフィーによって精製して(CH
2Cl
2/MeOH97/3)、予想された生成物を得た(m=778mg、80%)。
【0731】
【数184】
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【0732】
(実施例156b)
1-(クロロメチル)-4-[ポリ(エチレングリコール)メチルエーテル]ベンゼン
塩化チオニル(0.03mL、0.46mmol)を、ベンゾトリアゾール(55mg、0.46mmol)に添加した。得られた黄色溶液を、乾燥CH
2Cl
2(2mL)に溶解させた。5分後、この溶液を、1-(メタノール)-4-[ポリ(エチレングリコール)メチルエーテル]ベンゼン(750mg、0.37mmol)のCH
2Cl
2(10mL)溶液にゆっくり添加した。ベンゾトリアゾール塩が沈殿し始めた。反応の1時間後、混合物を、MgSO
4.7H
2Oを添加することによってクエンチし、次に濾過した。溶媒を減圧下で除去して、所望の化合物を黄色油状物として得た(m=756mg、100%)。
【0733】
【数185】
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【0734】
(実施例156)
[4-([ポリ(エチレングリコール)メチルエーテル])フェニル]メチル(4S)-4-(6-クロロ-3-ピリジル)-6-メチル-2-オキソ-1-[[(2R)-テトラヒドロフラン-2-イル]メチル]-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボキシラート及び[4-([ポリ(エチレングリコール)メチルエーテル])フェニル]メチル(4R)-4-(6-クロロ-3-ピリジル)-6-メチル-2-オキソ-1-[[(2S)-テトラヒドロフラン-2-イル]メチル]-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボキシラート
【0735】
1-(メタノール)-4-[ポリ(エチレングリコール)メチルエーテル]ベンゼン(156b、680mg、0.33mmol)及び酸153c(158mg、0.43mmol)を、乾燥DMF(4mL)に溶解させた。炭酸セシウム(140mg、0.43mmol)及びNaI(2.5mg、0.02mmol)を添加し、反応混合物をRTで18時間撹拌した。反応を、水を添加することによって停止させた。溶媒を減圧下で除去した。残留物をEtOAcで抽出し、有機物層を、飽和NaCl溶液で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、溶媒を除去して、粗製生成物を得た。HPLC(酸性条件)によって精製して、予想された生成物を白色粉末として得た(m=60mg、8%)。
【0736】
【数186】
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【0737】
(実施例157)
【0738】
【化98】
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【0739】
(実施例157a)
1-(メタノール)-2-[ポリ(エチレングリコール)メチルエーテル]ベンゼン
ポリ(エチレングリコール)メチルエーテルトシラート154a(564mg、0.9mmol)を、MeCN(3mL)に溶解させ、2-(ヒドロキシメチル)フェノール(168mg、1.35mmol)及びK
2CO
3(187mg、1.35mmol)を添加した。反応混合物を還流下で終夜撹拌した。冷却した後、濾過した。濾液を真空下で濃縮し、フラッシュクロマトグラフィーによって精製して(CH
2Cl
2/MeOH:100/0〜97/3)、予想された生成物を油状物として得た(460mg、77%)。
【0740】
【数187】
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【0741】
(実施例157b)
1-(クロロメチル)-2-[ポリ(エチレングリコール)メチルエーテル]ベンゼン
乾燥CH
2Cl
2(3mL)に、塩化チオニル(0.02mL、0.34mmol)及びベンゾトリアゾール(40mg、0.34mmol)を添加した。得られた混合物を5分間撹拌し、この溶液を、アルコールである実施例157a(MM
peg=550g/mol)のCH
2Cl
2(15mL)溶液にゆっくり添加した。ベンゾトリアゾール塩が沈殿し始めた。反応の1時間後、反応混合物を、MgSO
4.7H
2Oを添加することによってクエンチし、次に濾過した。溶媒を減圧下で除去して、黄色油状物を得た(定量的)。
【0742】
(実施例157)
[2-([ポリ(エチレングリコール)メチルエーテル])フェニル]メチル(4S)-4-(6-クロロ-3-ピリジル)-6-メチル-2-オキソ-1-[[(2R)-テトラヒドロフラン-2-イル]メチル]-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボキシラート及び[2-([ポリ(エチレングリコール)メチルエーテル])フェニル]メチル(4R)-4-(6-クロロ-3-ピリジル)-6-メチル-2-オキソ-1-[[(2S)-テトラヒドロフラン-2-イル]メチル]-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボキシラート(混合物m=10〜14)
実施例157b(152mg、0.25mmol)及び酸153c(98mg、0.28mmol)を、乾燥DMF(3mL)に溶解させた。炭酸セシウム(108mg、0.33mmol)及びNaI(2mg、0.01mmol)を添加し、反応混合物を室温で18時間撹拌した。反応を、水を添加することによって停止させた。DMFを減圧下で除去した。残留物をEtOAcによって抽出し、有機物層を、飽和NaCl溶液で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、溶媒を除去した。分取HPLCによって精製して、予想された化合物(生成物混合物(m=10〜14)を油状物として得た(45mg、17%)。
【0743】
【数188】
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【0744】
(実施例158)
【0745】
【化99】
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【0746】
(実施例158a)
[2-(2-クロロエトキシ)フェニル]メタノール
1-ブロモ-2-クロロ-エタン(0.33mL、4.03mmol)、2-(ヒドロキシメチル)フェノール(500mg、4.03mmol)及び炭酸カリウム(557mg、4.03mmol)を、アセトニトリル中で合わせ、反応混合物を還流状態で終夜撹拌した。4当量の臭化物化合物(1.34mL)及びK
2CO
3(2.23g)を添加し、反応混合物を、再び還流状態で終夜撹拌した。反応が終了した。溶媒を減圧下で除去し、水を添加し、水性相をEtOAcで抽出し、次に有機層をブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させた。溶媒を減圧下で除去した。粗製物を、シリカゲルフラッシュクロマトグラフィーによって、Cy/EtOAc(100/0〜70/30)混合物を溶離液として使用して精製して、予想された生成物を黄色油状物として得た(m=500mg、66%)。
【0747】
【数189】
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【0748】
(実施例158b)
1-(2-クロロエトキシ)-2-(クロロメチル)ベンゼン
乾燥CH
2Cl
2(5mL)中、塩化チオニル(0.15mL、2.01mmol)及びベンゾトリアゾール(287mg、2.41mmol)を添加した。得られた混合物を5分間撹拌し、この溶液を、アルコール158aのCH
2Cl
2(10mL)溶液にゆっくり添加した。ベンゾトリアゾール塩が沈殿し始めた。反応の20分後、塩を濾過した。有機相を水(10mL)及びNaOH溶液(0.05M、10mL)で洗浄した。有機相をNa
2SO
4で乾燥させ、溶媒を減圧下で除去して、所望の塩素化化合物を無色油状物として得た(300mg、91%)。
【0749】
【数190】
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【0750】
(実施例158c)
[2-(2-クロロエトキシ)フェニル]メチル(4S)-4-(6-クロロ-3-ピリジル)-6-メチル-2-オキソ-1-[[(2R)-テトラヒドロフラン-2-イル]メチル]-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボキシラート及び[2-(2-クロロエトキシ)フェニル]メチル(4R)-4-(6-クロロ-3-ピリジル)-6-メチル-2-オキソ-1-[[(2S)-テトラヒドロフラン-2-イル]メチル]-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボキシラート
酸153c(93mg、0.27mmol)及び炭酸セシウム(95mg、0.29mmol)を、乾燥DMF(2mL)に溶解させた。実施例158bの化合物(60mg、0.29mmol)を添加した。反応混合物を室温で18時間撹拌した。溶媒を減圧下で除去した。残留物をEtOAcに溶解させ、水で洗浄した。水性相をEtOAcで抽出した。有機層を合わせ、ブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させた。残留物を、フラッシュクロマトグラフィーによって精製して(Cy/CH
2Cl
2:50/50〜0/100)、所望の生成物を無色油状物として得た(m=112mg、81%)。MS[M+H]
+519g/mol。
【0751】
(実施例158d)
[2-(2-ヨードエトキシ)フェニル]メチル(4S)-4-(6-クロロ-3-ピリジル)-6-メチル-2-オキソ-1-[[(2R)-テトラヒドロフラン-2-イル]メチル]-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボキシラート及び[2-(2-ヨードエトキシ)フェニル]メチル(4R)-4-(6-クロロ-3-ピリジル)-6-メチル-2-オキソ-1-[[(2S)-テトラヒドロフラン-2-イル]メチル]-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボキシラート
実施例158c(200mg、0.39mmol)をブタノン(3mL)に溶解させた。NaI(231mg、1.54mmol)を添加し、反応混合物を80℃で終夜撹拌した。溶液を室温に冷却し、濾過し、アセトンで洗浄した。溶媒を減圧下で除去して、黄色がかった油状物を得た。この残留物を、フラッシュクロマトグラフィーによって精製して(Cy/CH
2Cl
2:50/50〜0/100)、所望の生成物を油状物として得た(m=204mg、87%)。
【0752】
【数191】
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【0753】
(実施例158)
アンモニウム,2-[2-[[(4S)-4-(6-クロロ-3-ピリジル)-6-メチル-2-オキソ-1-[[(2R)-テトラヒドロフラン-2-イル]メチル]-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボニル]オキシメチル]フェノキシ]エタンスルホナート及びアンモニウム,2-[2-[[(4R)-4-(6-クロロ-3-ピリジル)-6-メチル-2-オキソ-1-[[(2S)-テトラヒドロフラン-2-イル]メチル]-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボニル]オキシメチル]フェノキシ]エタンスルホナート
化合物158d(200mg、0.33mmol)を、iPrOH/水1/1混合物(2mL)に溶解させた。亜硫酸ナトリウム(83mg、0.65mmol)を添加し、反応混合物を、封止管中で80℃において18時間加熱した。溶媒を減圧下で除去した。粗製物をHPLC(塩基性条件)によって精製して、予想された生成物を白色粉末として得た(m=112mg、59%)。
【0754】
【数192】
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【0755】
(実施例159)
【0756】
【化100】
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【0757】
(実施例159a)
メチル-(4S)-4-(6-クロロ-3-ピリジル)-6-メチル-2-オキソ-1-[[(2S)-テトラヒドロフラン-2-イル]メチル]-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボキシラート及びメチル(4R)-4-(6-クロロ-3-ピリジル)-6-メチル-2-オキソ-1-[[(2R)-テトラヒドロフラン-2-イル]メチル]-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボキシラート
メチル4-(6-クロロ-3-ピリジル)-6-メチル-2-オキソ-3,4-ジヒドロ-1H-ピリジン-5-カルボキシラート153a(600mg、2.14mmol)及び2-(ブロモメチル)テトラヒドロフラン(0.5mL、4.27mmol)を、乾燥DMF(5mL)に溶解させ、Cs
2CO
3(1,4g、4.28mmol)及びNaI(16mg、0.11mmol)を添加し、反応混合物を終夜50℃で撹拌した。溶媒を減圧下で除去した。水を添加し、水性相を酢酸エチルで抽出し、有機層をブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させた。溶媒を除去した。残留物をDMF5mLに再び溶解させ、Cs
2CO
31.4g、NaI16mg及びアルキルブロミド(0.5mL)を添加し、混合物を50℃で18時間撹拌した。反応が終了した。溶媒を減圧下で除去した。水を添加し、水性相を酢酸エチルで抽出し、有機層をブラインで洗浄し、MgSO
4で乾燥させた。溶媒を除去した。シリカによるカラムクロマトグラフィーによって精製して(Cy/EtOAc100/0〜70/30及びCH
2Cl
2/Cy70/30〜100/0)、所望の生成物を白色生成物として得た(m=300mg、39%)。
【0758】
【数193】
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【0759】
(実施例159b)
(4S)-4-(6-クロロ-3-ピリジル)-6-メチル-2-オキソ-1-[[(2S)-テトラヒドロフラン-2-イル]メチル]-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボン酸及び(4R)-4-(6-クロロ-3-ピリジル)-6-メチル-2-オキソ-1-[[(2R)-テトラヒドロフラン-2-イル]メチル]-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボン酸
エステル159a(300mg、0.82mmol)をMeOH(5mL)に溶解させ、1NのNaOH(3mL)を添加した。反応混合物を、40℃で終夜撹拌した。MeOHを減圧下で蒸発させ、水性相をEt
2Oで抽出し、次にHCl(1N)でpH=1まで酸性にした。水性相をEtOAcで抽出し、有機層を合わせ、Na
2SO
4で乾燥させた。溶媒を減圧下で除去して、生成物を油状物として得た(m=200mg、69%)。
【0760】
【数194】
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【0761】
(実施例159)
(2-メトキシフェニル)メチル-(4S)-4-(6-クロロ-3-ピリジル)-6-メチル-2-オキソ-1-[[(2S)-テトラヒドロフラン-2-イル]メチル]-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボキシラート及び(2-メトキシフェニル)メチル-(4R)-4-(6-クロロ-3-ピリジル)-6-メチル-2-オキソ-1-[[(2R)-テトラヒドロフラン-2-イル]メチル]-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボキシラート
1-(クロロメチル)-2-メトキシ-ベンゼン(98mg、0.63mmol)及び酸159b(200mg、0.57mmol)を、乾燥DMF(2mL)に溶解させた。炭酸セシウム(279mg、0.86mmol)を添加し、反応混合物をr.t.で終夜撹拌した。溶媒を除去した。水を添加し、水性相をEt
2Oで抽出し、ブラインで洗浄し、MgSO
4で乾燥させた。濾過した後、溶媒を除去し、粗製生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって精製して(Cy/AcOEt100〜80/20)、予想された生成物を白色固体として得た(110mg、41%)。
【0762】
【数195】
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【0763】
(実施例160)
【0764】
【化101】
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【0765】
(実施例160)
[4-([ポリ(エチレングリコール)メチルエーテル])フェニル]メチル(4S)-4-(4-クロロフェニル)-6-メチル-2-オキソ-1-[[(2R)-テトラヒドロフラン-2-イル]メチル]-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボキシラート及び[4-([ポリ(エチレングリコール)メチルエーテル])フェニル]メチル(4R)-4-(4-クロロフェニル)-6-メチル-2-オキソ-1-[[(2S)-テトラヒドロフラン-2-イル]メチル]-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボキシラート。(m=11〜18)
1-(クロロメチル)-4-[ポリ(エチレングリコール)メチルエーテル]ベンゼン(MMpeg=900g/mol)155b(225mg、0.26mmol)及び酸135(119mg、0.34mmol)を、乾燥DMF(4mL)に溶解させた。炭酸セシウム(111mg、0.34mmol)及びNaI(2.0mg、0.01mmol)を添加し、反応混合物を室温で18時間撹拌した。水を添加すると、反応が停止した。溶媒を減圧下で除去した。残留物をEtOAcで抽出し、有機物層を、飽和NaCl溶液で洗浄し、MgSO
4で乾燥させ、濾過し、溶媒を除去して、粗製生成物を得た。HPLC(酸性条件)によって精製して、予想された生成物を油状物として得た(m=139mg、44%)。
【0766】
【数196】
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【0767】
(実施例161)
【0768】
【化102】
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【0769】
(実施例161)
[4-([ポリ(エチレングリコール)メチルエーテル])フェニル]メチル(4S)-4-(4-クロロフェニル)-6-メチル-2-オキソ-1-[[(2R)-テトラヒドロフラン-2-イル]メチル]-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボキシラート及び[4-([ポリ(エチレングリコール)メチルエーテル])フェニル]メチル(4R)-4-(4-クロロフェニル)-6-メチル-2-オキソ-1-[[(2S)-テトラヒドロフラン-2-イル]メチル]-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボキシラート(m=38〜48)
1-(クロロメチル)-4-[ポリ(エチレングリコール)メチルエーテル]ベンゼン(MMpeg=2000g/mol)156b(580mg、0.28mmol)及び酸135(128mg、0.37mmol)を、乾燥DMF(4mL)に溶解させた。炭酸セシウム(120mg、0.37mmol)及びNaI(2mg、0.05mmol)を添加し、反応混合物をr.t.で18時間撹拌した。水を添加すると、反応が停止した。溶媒を減圧下で除去した。残留物をEtOAcで抽出し、有機物層を、飽和NaCl溶液で洗浄し、MgSO
4で乾燥させ、溶媒を除去して、粗製生成物を得た。HPLC(酸性条件)によって精製して、予想された生成物を油状物として得た(m=115mg、18%)。
【0770】
【数197】
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【0771】
n=38〜n=48の範囲の(中央値:n=43)PEG鎖を含有する化合物の混合物
【0772】
(実施例162)
【0773】
【化103】
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【0774】
(実施例162a)
[(2S)-テトラヒドロフラン-2-イル)メタノール
(2S)-テトラヒドロフラン-2-カルボン酸(2g、17.22mmol)を、アルゴン下でTHF20mLに溶解させ、氷浴でフラスコを冷却し、BH
3.SMe
2(THF中2M溶液、10mL、20.0mmol)を反応溶液に10分かけて添加した。氷浴を除去し、溶液を室温で1時間撹拌した。溶液を氷浴で再び冷却し、ガスの発生が観測されなくなるまで、メタノールをゆっくり添加し、次に溶液を真空下で濃縮して、所望の生成物を油状物として得た(m=1.7g、99%)。
【0775】
【数198】
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【0776】
(実施例162b)
(2S)-2-(ヨードメチル)テトラヒドロフラン
トリエチルアミン(1.65mL、11.75mmol)、TsCl(1.64g、8.62mmol)及びDMAP48mgの混合物を、CH
2Cl
2(25mL)中で合わせた。この溶液を氷浴で冷却し、それに、テトラヒドロフルフリルアルコール162a(800mg、7.83mmol)のCH
2Cl
2溶液10mLを20分かけて添加した。反応物を3時間撹拌し、次に真空中で濃縮し、残留物を酢酸エチルに溶解させ、次に飽和NaHCO
3溶液で2回洗浄し、飽和NaCl溶液で1回洗浄した。有機層をMgSO
4で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。LiI(3.1g、23.41mmol)を、真空下で30分間乾燥させ、次に[(2S)-テトラヒドロフラン-2-イル]メチル4-メチルベンゼンスルホナート(2g、7.8mmol)のアセトン40mL溶液に添加し、混合物を24時間還流させ、室温に冷却した。混合物を濾過し、真空中で濃縮して、褐色油状物を得た。この油状物をEt
2Oに溶解させ、水で洗浄した。有機層をMgSO
4で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、生成物を褐色油状物として得た(m=1.24g、75%)。
【0777】
【数199】
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【0778】
(実施例162c1)
メチル(4R)-4-(6-クロロ-3-ピリジル)-6-メチル-2-オキソ-1-[[(2S)-テトラヒドロフラン-2-イル]メチル]-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボキシラート及び
(実施例162c2)
メチル(4S)-4-(6-クロロ-3-ピリジル)-6-メチル-2-オキソ-1-[[(2S)-テトラヒドロフラン-2-イル]メチル]-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボキシラート
メチル4-(6-クロロ-3-ピリジル)-6-メチル-2-オキソ-3,4-ジヒドロ-1H-ピリジン-5-カルボキシラート153a(200mg、0.71mmol)及び(2S)-2-(ヨードメチル)テトラヒドロフラン162b(302mg、1.42mmol)を、乾燥DMF(3mL)に溶解させ、Cs
2CO
3(464mg、1.42mmol)及びNaI(5mg、0.04mmol)を添加し、反応混合物を50℃で終夜撹拌した。TLC及びLCMSによって生成物がほとんど形成されなかったことが観測された。溶媒を減圧下で除去した。水を添加し、水性相を酢酸エチルで抽出し、有機層をブラインで洗浄し、MgSO
4で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。粗製物を、DMF3mLに再び溶解させ、Cs
2CO
3464mg、NaI5mg及びアルキルヨージド(300mg)を添加し、混合物を50℃で18時間撹拌した。反応が終了した。溶媒を減圧下で除去した。水を添加し、水性相を酢酸エチルで抽出し、有機層をブラインで洗浄し、MgSO
4で乾燥させた。溶媒を除去し、残留物をフラッシュクロマトグラフィー(CH
2Cl
2/CyHex:100/0)及び(MeOH/CH
2Cl
2:0.5%)によって精製して、所望の生成物を油状物として得た(E1:m=58mg、22%)(E2:m=41mg、16%)。MS[M+H]
+365g/mol。
【0779】
162c1:
【0780】
【数200】
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【0781】
162c2:
【0782】
【数201】
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【0783】
(実施例162d1)
(4R)-4-(6-クロロ-3-ピリジル)-6-メチル-2-オキソ-1-[[(2S)-テトラヒドロフラン-2-イル]メチル]-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボン酸
エステル162c1(58mg)をMeOH(2mL)に溶解させ、1NのNaOH溶液(2mL)を添加した。反応混合物を40℃で終夜撹拌した。LCMSによって、反応の完了が示された。MeOHを減圧下で蒸発させ、水性相をEt
2Oで抽出し、次にHCl(1N)溶液でpH=1まで酸性にした。水性相をEtOACで抽出した。有機物層を合わせ、MgSO
4で乾燥させ、溶媒を減圧下で除去して、生成物を油状物として得た(m=55mg、98%)。
【0784】
【数202】
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【0785】
(実施例162)
(2-メトキシフェニル)-メチル-(4R)-4-(6-クロロ-3-ピリジル)-6-メチル-2-オキソ-1-[[(2S)-テトラヒドロフラン-2-イル]メチル]-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボキシラート
1-(クロロメチル)-2-メトキシ-ベンゼン(27mg、0.17mmol)及び酸162d1(55mg、0.16mmol)を、乾燥DMF(2mL)に溶解させた。炭酸セシウム(77mg、0.24mmol)を添加し、反応混合物を、終夜室温で撹拌した。溶媒を除去した。水を添加し、水性相をEt
2Oで抽出し、ブラインで洗浄し、MgSO
4で乾燥させた。濾過した後、溶媒を除去し、粗製生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって精製して(CH
2Cl
2/MeOH:100/0〜99/1)、予想された生成物を油状物として得た(m=60mg、81%)。
【0786】
【数203】
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【0787】
(実施例163)
【0788】
【化104】
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【0789】
(実施例162d2)
(4S)-4-(6-クロロ-3-ピリジル)-6-メチル-2-オキソ-1-[[(2S)-テトラヒドロフラン-2-イル]メチル]-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボン酸
エステル162c2(40mg)をMeOH(2mL)に溶解させ、1NのNaOH溶液(2mL)を添加した。反応混合物を、40℃で終夜撹拌した。LCMSによって、反応の完了が示された。MeOHを減圧下で蒸発させ、水性相をEt
2Oで抽出し、次にHCl溶液(1N)でpH=1まで酸性にした。水性相をEtOACで抽出した。有機物相を合わせ、MgSO
4で乾燥させ、溶媒を減圧下で除去して、生成物を油状物として得た(定量的)。
【0790】
【数204】
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【0791】
(実施例163)
(2-メトキシフェニル)メチル-(4S)-4-(6-クロロ-3-ピリジル)-6-メチル-2-オキソ-1-[[(2S)-テトラヒドロフラン-2-イル]メチル]-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボキシラート
1-(クロロメチル)-2-メトキシ-ベンゼン(19mg、0.12mmol)及び酸162d2(38mg、0.11mmol)を、乾燥DMF(2mL)に溶解させた。炭酸セシウム(53mg、0.16mmol)を添加し、反応混合物をr.t.で終夜撹拌した。溶媒を除去した。水を添加し、水層をEt
2Oで抽出し、ブラインで洗浄し、MgSO
4で乾燥させた。濾過した後、溶媒を除去し、粗製生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって精製して(CH
2Cl
2/MeOH:100/0〜99/1)、予想された生成物を油状物として得た(m=28mg、55%)。
【0792】
【数205】
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【0793】
(実施例164)
【0794】
【化105】
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【0795】
(実施例164a)
[(2R)-テトラヒドロフラン-2-イル]メタノール
(2R)-テトラヒドロフラン-2-カルボン酸(2g、17.22mmol)をTHF20mLにアルゴン下で溶解させ、フラスコを氷浴で冷却し、BH
3.SMe
2(THF中2M溶液、10mL、20.0mmol)を反応溶液に10分かけて添加した。氷浴を除去し、溶液を室温で1時間撹拌した。溶液を再び氷浴で冷却し、ガスの発生が観測されなくなるまで、メタノールをゆっくり添加した。溶液を真空中で濃縮して、所望の生成物を油状物として得た(m=1g、60%)。
【0796】
【数206】
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【0797】
(実施例164b)
[(2R)-テトラヒドロフラン-2-イル]メチル4-メチルベンゼンスルホナート
トリエチルアミン(6.4mL、45.53mmol)、TsCl(6.4g、33.39mmol)及びDMAP185mgの混合物を、CH
2Cl
2(70mL)中で合わせた。この溶液を氷浴で冷却し、それに、テトラヒドロフルフリルアルコール164a(3.1g、30.35mmol)のCH
2Cl
230mL溶液を20分かけて添加した。反応物を終夜撹拌し、次に真空中で濃縮し、残留物を酢酸エチルに溶解させ、次に飽和NaHCO
3溶液で2回洗浄し、ブラインで1回洗浄した。有機層をMgSO
4で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。粗製生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって精製して(CH
2Cl
2/CyHex:50/50)、予想された生成物を油状物として得た(m=5.6g、72%)。
【0798】
【数207】
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【0799】
(実施例164c1)
メチル-(4R)-4-(6-クロロ-3-ピリジル)-6-メチル-2-オキソ-1-[[(2R)-テトラヒドロフラン-2-イル]メチル]-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボキシラート及び
(実施例164c2)
メチル-(4S)-4-(6-クロロ-3-ピリジル)-6-メチル-2-オキソ-1-[[(2R)-テトラヒドロフラン-2-イル]メチル]-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボキシラート
メチル4-(6-クロロ-3-ピリジル)-6-メチル-2-オキソ-3,4-ジヒドロ-1H-ピリジン-5-カルボキシラート153a(400mg、1.42mmol)及び((2R)-テトラヒドロフラン-2-イル)メチル-4-メチルベンゼンスルホナート164b(470mg、2.85mmol)を、乾燥DMF(6mL)に溶解させ、Cs
2CO
3(929mg、2.85mmol)及びNaI(11mg、0.05mmol)を添加し、反応混合物を50℃で24時間撹拌した。溶媒を減圧下で除去した。水を添加し、水性相を酢酸エチルによって抽出し、有機層をブラインで洗浄し、MgSO
4で乾燥させた。溶媒を除去し、粗製生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって精製して(CH
2Cl
2/MeOH100/0〜95/5)、予想された生成物を油状物として得た(e1:m=126mg、24%)(e2:m=109mg、21%)。MS[M+H]
+365g/mol。
【0800】
164c1:
【0801】
【数208】
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【0802】
164c2:
【0803】
【数209】
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【0804】
(実施例164d2)
(4S)-4-(6-クロロ-3-ピリジル)-6-メチル-2-オキソ-1-[[(2R)-テトラヒドロフラン-2-イル]メチル]-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボン酸
エステル164c2(126mg)をMeOH(2mL)に溶解させ、1NのNaOH溶液(2mL)を添加した。反応混合物を40℃で終夜撹拌した。LCMSによって、反応の完了が示された。MeOHを減圧下で蒸発させ、水性相をEt
2Oで抽出し、次にHCl(1N)でpH=1まで酸性にした。水性相をEtOACで抽出した。有機相を合わせ、MgSO
4で乾燥させた。溶媒を減圧下で除去して、生成物を油状物として得た(m=66mg、55%)。
【0805】
【数210】
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【0806】
(実施例164)
(2-メトキシフェニル)メチル-(4S)-4-(6-クロロ-3-ピリジル)-6-メチル-2-オキソ-1-[[(2R)-テトラヒドロフラン-2-イル]メチル]-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボキシラート
1-(クロロメチル)-2-メトキシ-ベンゼン(33mg、0.21mmol)及び酸164d2(66mg、0.19mmol)を、乾燥DMF(3mL)に溶解させた。炭酸セシウム(92mg、0.28mmol)を添加し、反応混合物をr.t.で終夜撹拌した。溶媒を除去した。水を添加し、水性相をEt
2Oで抽出し、ブラインで洗浄し、MgSO
4で乾燥させた。濾過した後、溶媒を除去し、粗製生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって精製して(CH
2Cl
2/MeOH:100/0〜99/1)、予想された生成物を油状物として得た(m=48mg、54%)。
【0807】
【数211】
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【0808】
(実施例165)
【0809】
【化106】
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【0810】
(実施例164d1)
(4R)-4-(6-クロロ-3-ピリジル)-6-メチル-2-オキソ-1-[[(2R)-テトラヒドロフラン-2-イル]メチル]-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボン酸
エステル164c1(109mg)をMeOH(2mL)に溶解させ、1NのNaOH溶液(2mL)を添加した。反応混合物を終夜40℃で撹拌した。LCMSによって、反応の完了が示された。MeOHを減圧下で蒸発させ、水性相をEt
2Oで抽出し、次にHCl(1N)でpH=1まで酸性にした。水性相をEtOACで抽出した。有機相を合わせ、MgSO
4で乾燥させた。溶媒を減圧下で除去して、生成物を油状物として得た(m=98mg、94%)。
【0811】
【数212】
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【0812】
(実施例165)
(2-メトキシフェニル)メチル-(4R)-4-(6-クロロ-3-ピリジル)-6-メチル-2-オキソ-1-[[(2R)-テトラヒドロフラン-2-イル]メチル]-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボキシラート
1-(クロロメチル)-2-メトキシ-ベンゼン(48mg、0.31mmol)及び酸164d1(98mg、0.28mmol)を、乾燥DMF(4mL)に溶解させた。炭酸セシウム(137mg、0.42mmol)を添加し、反応混合物をr.t.で終夜撹拌した。溶媒を除去した。水を添加し、水性相をEt
2Oで抽出し、ブラインで洗浄し、MgSO
4で乾燥させた。濾過した後、溶媒を除去し、粗製生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって精製して(CH
2Cl
2/MeOH:100/0〜99/1)、予想された生成物を油状物として得た(m=100mg、76%)。
【0813】
【数213】
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【0814】
(実施例166)
【0815】
【化107】
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【0816】
(実施例166a)
[4-(3-クロロプロポキシ)フェニル)メタノール
1-ブロモ-3-クロロ-プロパン(2.4mL、24mmol)、4-ヒドロキシベンジルアルコール(1.0g、8mmol)及び炭酸カリウム(1.11g、8mmol)の混合物を、アセトニトリル(27mL)に添加し、反応物を50℃で終夜撹拌した。TLC及びLCMSによって生成物がほとんど形成されなかったことが観測された。RMを還流状態で8時間撹拌した。ほとんど進行しなかった(20%変換から30%変換)。3当量の反応物及び塩基を添加した。反応物を還流下で終夜撹拌した。反応が終了した。溶媒を減圧下で除去した。粗製物をEtOAcに溶解させ、水で洗浄した。水性相をEtOAcで抽出し、有機相をブラインで洗浄し、MgSO
4で乾燥させた。溶媒を減圧下で除去して、標題化合物を得た。この粗製物をフラッシュクロマトグラフィーによって精製して(Cy/EA100/0〜75/25)、所望の化合物を油状物として得た(m=1.34g、84%)。
【0817】
【数214】
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【0818】
(実施例166b)
1-(クロロメチル)-4-(3-クロロプロポキシ)ベンゼン
塩化チオニル(90□L、1.25mmol)をベンゾトリアゾール(178mg、1.50mmol)に添加した。得られた混合物をCH
2Cl
2(3mL)に溶解させた。5分後、この溶液を、[4-(3-クロロプロポキシ)フェニル)メタノール166a(200mg、1.0mmol)のCH
2Cl
2(7mL)溶液にゆっくり添加した。ベンゾトリアゾール塩が沈殿し始めた。反応の20分後、塩を濾過した。有機相を水及びNaOH溶液で洗浄した。有機相をMgSO
4の下で乾燥させ、溶媒を減圧下で除去して、所望の塩素化化合物を黄色油状物として得た(m=184mg、84%)。
【0819】
【数215】
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【0820】
(実施例166c)
[4-(3-クロロプロポキシ)フェニル]メチル-(4S)-4-(6-クロロ-3-ピリジル)-6-メチル-2-オキソ-1-[[(2R)-テトラヒドロフラン-2-イル]メチル]-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボキシラート
酸164d2(80mg、0.23mmol)及び炭酸セシウム(111mg、0.34mmol)を、乾燥DMF(2mL)に溶解させた。塩素化化合物166b(75mg、0.34mmol)を添加した。反応混合物をr.t.で24時間撹拌した。溶媒を減圧下で除去した。残留物をEtOAcに溶解させ、水で洗浄した。水性相をEtOAcで抽出した。有機層を合わせ、ブラインで洗浄し、MgSO
4で乾燥させた。残留物をフラッシュクロマトグラフィーによって精製して(Cy/CH
2Cl
2:50/50〜0/100)、所望の生成物を無色油状物として得た(m=97mg、80%)。
【0821】
【数216】
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【0822】
(実施例166d)
[4-(3-ヨードプロポキシ)フェニル]メチル(4S)-4-(6-クロロ-3-ピリジル)-6-メチル-2-オキソ-1-[[(2R)-テトラヒドロフラン-2-イル]メチル]-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボキシラート
塩素化化合物166c(96mg、0.18mmol)を、ブタノン(4mL)に溶解させた。NaI(108mg、0.72mmol)を添加し、反応混合物を終夜80℃で撹拌した。溶液をr.t.に冷却し、濾過し、濾液をアセトンで洗浄した。溶媒を減圧下で除去して、黄色がかった油状物を得た。この残留物をフラッシュクロマトグラフィーによって精製して(CH
2Cl
2)、所望の生成物を油状物として得た(m=103mg、92%)。
【0823】
【数217】
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【0824】
(実施例166)
アンモニウム,3-[4-[[(4S)-4-(6-クロロ-3-ピリジル)-6-メチル-2-オキソ-1-[[(2R)-テトラヒドロフラン-2-イル]メチル]-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボニル]オキシメチル]フェノキシ]プロパン-1-スルホナート
ヨウ化物化合物166d(100mg、0.16mmol)を、iPrOH/水混合物(1/1、2mL)に溶解させた。亜硫酸ナトリウム(40mg、0.32mmol)を添加し、反応混合物を、封止管中で80℃において18時間加熱した。溶媒を減圧下で除去した。粗製生成物をHPLC(酸性条件)によって精製して、アンモニウム;3-[4-[[(4S)-4-(6-クロロ-3-ピリジル)-6-メチル-2-オキソ-1-[[(2R)-テトラヒドロフラン-2-イル]メチル]-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボニル]オキシメチル]フェノキシ]プロパン-1-スルホナートを白色粉末として得た(m=52mg、54%)。
【0825】
【数218】
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【0826】
(実施例167)
【0827】
【化108】
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【0828】
(実施例167a)
メチル-(4S)-4-(4-クロロフェニル)-6-メチル-2-オキソ-1-[[(2R)-テトラヒドロフラン-2-イル]メチル]-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボキシラート
一般手順Aに従って得られたジヒドロピリドン中間体(1.5g、5.36mmol)及び[(2R)-テトラヒドロフラン-2-イル]メチル4-メチルベンゼンスルホナート164b(2.75g、10.72mmol)を、乾燥DMF(25mL)に溶解させ、Cs
2CO
3(3.5g、10.72mmol)及びNaI(40mg、0.27mmol)を添加し、反応混合物を50℃で24時間撹拌した。反応が終了した。溶媒を減圧下で除去した。水を添加し、水性相を酢酸エチルで抽出し、有機層をブラインで洗浄し、MgSO
4で乾燥させた。溶媒を除去し、粗製物をフラッシュクロマトグラフィーによって精製して(CH
2Cl
2/CyHex30/70〜100/0)、予想された生成物を油状物として得た(m=500mg、26%)。
【0829】
【数219】
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【0830】
(実施例167b)
(4S)-4-(4-クロロフェニル)-6-メチル-2-オキソ-1-[[(2R)-テトラヒドロフラン-2-イル]メチル]-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボン酸
エステル167a(480mg、1.32mmol)をMeOH(8mL)に溶解させ、1NのNaOH溶液(8mL)を添加した。反応混合物を40℃で3時間撹拌した。LCMSによって、反応の完了が示された。MeOHを減圧下で蒸発させ、水性相をEt
2Oで抽出し、次にHCl溶液(1N)でpH=1まで酸性にした。水性相をEtOACで抽出し、有機相を合わせ、MgSO
4の下で乾燥させた。溶媒を減圧下で除去して、生成物を白色固体として得た(m=459mg、99%)。
【0831】
【数220】
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【0832】
(実施例167)
(2-メトキシフェニル)メチル-(4S)-4-(4-クロロフェニル)-6-メチル-2-オキソ-1-[[(2R)-テトラヒドロフラン-2-イル]メチル]-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボキシラート
1-(クロロメチル)-2-メトキシ-ベンゼン(50mg、0.31mmol)及び酸167b(100mg、0.29mmol)を、乾燥DMF(5mL)に溶解させた。炭酸セシウム(140mg、0.43mmol)を添加し、反応混合物をr.t.で終夜撹拌した。溶媒を除去した。水を添加し、水性相をAcOEtで抽出し、ブラインで洗浄し、MgSO
4で乾燥させた。濾過した後、溶媒を除去し、粗製生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって精製して(CH
2Cl
2/MeOH:100/0〜99/1)、予想された生成物を油状物として得た(m=125mg、93%)。
【0833】
【数221】
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【0834】
(実施例168)
【0835】
【化109】
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【0836】
(実施例168a)
[4-(3-クロロプロポキシ)フェニル]メチル-(4S)-4-(4-クロロフェニル)-6-メチル-2-オキソ-1-[[(2R)-テトラヒドロフラン-2-イル]メチル]-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボキシラート
酸167b(100mg、0.29mmol)及び炭酸セシウム(140mg、0.43mmol)を、乾燥DMF(3mL)に溶解させ、塩素化化合物166b(94mg、0.43mmol)を添加し、反応混合物を室温で24時間撹拌した。溶媒を減圧下で除去した。残留物をEtOAcに溶解させ、水で洗浄した。水性相をEtOAcで抽出した。有機層を合わせ、ブラインで洗浄し、MgSO
4で乾燥させた。残留物をフラッシュクロマトグラフィーによって精製して(Cy/CH
2Cl
2:50/50〜0/100)、所望の生成物を無色油状物として得た(m=80mg、53%)。
【0837】
【数222】
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【0838】
(実施例168b)
[4-(3-ヨードプロポキシ)フェニル]メチル-(4S)-4-(4-クロロフェニル)-6-メチル-2-オキソ-1-[[(2R)-テトラヒドロフラン-2-イル]メチル]-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボキシラート
塩素化化合物168a(80mg、0.15mmol)をブタノン(4mL)に溶解させ、NaI(90mg、0.6mmol)を添加し、反応混合物を80℃で終夜撹拌した。溶液を室温に冷却し、濾過し、濾液をアセトンで洗浄した。溶媒を減圧下で除去して、黄色がかった油状物を得た。この残留物をフラッシュクロマトグラフィーによって精製して(CH
2Cl
2)、所望の生成物を油状物として得た(m=76mg、81%)。
【0839】
【数223】
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【0840】
(実施例168)
アンモニウム,3-[4-[[(4S)-4-(4-クロロフェニル)-6-メチル-2-オキソ-1-[[(2R)-テトラヒドロフラン-2-イル]メチル]-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボニル]オキシメチル]フェノキシ]プロパン-1-スルホナート
ヨウ化物化合物168b(75mg、0.12mmol)をiPrOH/水混合物(1/1、2mL)に溶解させた。亜硫酸ナトリウム(30mg、0.24mmol)を添加し、反応混合物を封止管中で80℃において18時間加熱した。溶媒を減圧下で除去した。粗製物をHPLC(酸性条件)によって精製して、アンモニウム;3-[4-[[(4S)-4-(6-クロロ-3-ピリジル)-6-メチル-2-オキソ-1-[[(2R)-テトラヒドロフラン-2-イル]メチル]-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボニル]オキシメチル]フェノキシ]プロパン-1-スルホナートを白色粉末として得た(m=45mg、63%)。
【0841】
【数224】
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【0842】
(実施例169)
【0843】
【化110】
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【0844】
(実施例169c)
[4-(4-クロロブトキシ)フェニル]メタノール
1-ブロモ-4-クロロ-ブタン(1.67mL、14.5mmol)、4-(ヒドロキシメチル)フェノール(600mg、4.83mmol)及び炭酸カリウム(668mg、4.83mmol)の混合物をアセトニトリル(16mL)に添加し、反応物を50℃で終夜撹拌した。TLC(CH
2Cl
2/MeOH:98/2)及びLCMSによって生成物がほとんど形成されなかったことが観測された。3当量の反応物及び塩基を添加し、反応物を終夜還流下で撹拌した。反応が終了した。溶媒を減圧下で除去した。粗製物をEtOAcに溶解させ、水で洗浄した。水性相をEtOAcで抽出し、有機相をブラインで洗浄し、MgSO
4で乾燥させた。溶媒を減圧下で除去し、粗製生成物をフラッシュクロマトグラフィーによって精製して(Cy/EA100/0〜75/25)、所望の化合物を油状物として得た(m=1g、96%)。
【0845】
【数225】
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【0846】
(実施例169d)
1-(4-クロロブトキシ)-4-(クロロメチル)ベンゼン
塩化チオニル(0.13mL、1.75mmol)を、ベンゾトリアゾール(250mg、2.1mmol)に添加した。得られた混合物を、CH
2Cl
2(5mL)に溶解させた。5分後、この溶液を、アルコール167a(300mg、1.4mmol)のCH
2Cl
2(10mL)溶液にゆっくり添加した。ベンゾトリアゾール塩が沈殿し始めた。反応の20分後、塩を濾過した。有機相を水及びNaOH溶液(0.05M)で洗浄した。有機相をMgSO
4で乾燥させ、溶媒を減圧下で除去して、所望の塩素化化合物を黄色油状物として得た(m=306mg、94%)。
【0847】
【数226】
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【0848】
(実施例169a)
[4-(4-クロロブトキシ)フェニル]メチル-(4S)-4-(4-クロロフェニル)-6-メチル-2-オキソ-1-[[(2R)-テトラヒドロフラン-2-イル]メチル]-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボキシラート
酸167b(60mg、0.17mmol)及び炭酸セシウム(84mg、0.26mmol)を、乾燥DMF(2mL)に溶解させた。塩素化化合物169d(60mg、0.26mmol)を添加した。反応混合物をr.t.で24時間撹拌した。溶媒を減圧下で除去した。残留物をEtOAcに溶解させ、水で洗浄した。水性相をEtOAcで抽出した。有機層を合わせ、ブラインで洗浄し、MgSO
4で乾燥させた。残留物をフラッシュクロマトグラフィーによって精製して(CH
2Cl
2)、所望の生成物を無色油状物として得た(m=54mg、58%)。
【0849】
【数227】
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【0850】
(実施例169b)
[4-(4-ヨードブトキシ)フェニル]メチル-(4S)-4-(4-クロロフェニル)-6-メチル-2-オキソ-1-[[(2R)-テトラヒドロフラン-2-イル]メチル]-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボキシラート
塩素化化合物169a(54mg、0.1mmol)を、ブタノン(3mL)に溶解させた。NaI(59mg、0.4mmol)を添加し、反応混合物を終夜80℃で撹拌した。溶液をr.t.に冷却し、濾過し、沈殿物をアセトンで洗浄した。溶媒を減圧下で除去して、黄色がかった油状物を得た。この残留物をフラッシュクロマトグラフィーによって精製して(CH
2Cl
2)、所望の生成物を油状物として得た(m=49mg、78%)。
【0851】
【数228】
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【0852】
(実施例169)
アンモニウム;4-[4-[[(4S)-4-(4-クロロフェニル)-6-メチル-2-オキソ-1-[[(2R)-テトラヒドロフラン-2-イル]メチル]-3,4-ジヒドロピリジン-5-カルボニル]オキシメチル]フェノキシ]ブタン-1-スルホナート
ヨウ化物化合物169b(49mg、0.077mmol)を、iPrOH/水1/1混合物(1mL)に溶解させた。亜硫酸ナトリウム(19mg、0.154mmol)を添加し、反応混合物を封止管中で80℃において18時間加熱した。溶媒を減圧下で除去した。粗製物をHPLC(塩基性条件)によって精製して、予想された生成物を黄色粉末として得た(m=40mg、85%)。
【0853】
【数229】
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【0854】
生物学的実施例
TGR5/CREルシフェラーゼアッセイ
以下の表では、本発明の化合物によるTGR5活性化、及びその後の細胞内cAMPの増大を、ルシフェラーゼレポーター遺伝子アッセイを使用して評価した。ヒト胚腎臓(HEK)293細胞を、JET PEI試薬(Polyplus transfection)を使用して、pCMV tag4b-TGR5h(hTGR5活性化を追跡するため)又はpCMV AC6-TGR5m(mTGR5活性化を追跡するため)発現プラスミド、及びpCRE TA-ルシフェラーゼレポータープラスミドと共に過渡的に共トランスフェクトした。トランスフェクトした細胞を96ウェルプレートに播種し、二重に試験される漸増濃度の試験化合物と共に、終夜インキュベートした。10μMのリトコール(Lithocolic)酸(LCA)を陽性参照化合物として使用した。cAMP依存性ルシフェラーゼ発現を、BrightGlo試薬を使用して、製造者(Promega社)の指示に従って追跡した。ルミネッセンスを、Mithrasプレートリーダー(Berthold社)又はVictor3(商標)V1420(Perkin Elmer社)で読み取った。データを、10μMのLCA値の百分率として表し、EC
50値を、XL fit 5ソフトウェア又はGraphPad Prism 5を使用して算出した。濃度応答曲線を、非線形回帰によって4パラメータのロジスティック方程式にフィットさせた。
【0855】
TGR5/CREルシフェラーゼアッセイの結果を、以下のTable 14(表14)に提示する。
【0856】
【表14A】
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【0857】
【表14B】
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【0858】
【表14C】
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【0859】
【表14D】
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