【課題を解決するための手段】
【0012】
本発明の目的は、特に、遠距離通信ネットワークの広帯域アクセス・ネットワーク内のステートレス中央オフィス受渡し地点構成を含めて、中央オフィス受渡し地点の、改善され簡素化された動作およびアーキテクチャのための、および/または中央オフィス受渡し地点内でサービス経路を確立するための方法であって、
中央オフィス受渡し地点および/または広帯域アクセス・ネットワークは、コントローラ・ノードと、少なくとも1つのリポジトリ・ノードと、複数のライン終端ノードとを備え、複数のライン終端ノードの特定のライン終端ノードは、−特定のライン終端ノードのアクセス・ノード・ポートを使用して−、複数のネットワーク終端ノードの1つの特定のネットワーク終端ノードに接続可能であり、
広帯域アクセス・ネットワークまたは中央オフィス受渡し地点は、複数のサービス・エッジ・ノードを備え、
−特定のライン終端ノードに接続されて特定のネットワーク終端ノードが活性化されたとき−、サービス経路が、中央オフィス受渡し地点内で、または中央オフィス受渡し地点をトラバースしてセットアップまたは確立される、方法によって達成され、サービス経路をセットアップまたは確立するためのこの方法は、以下のステップ、すなわち、
− 第1のステップでは、特定のネットワーク終端ノードの識別情報が特定のライン終端ノードに送信され、
− 第2のステップでは、第1のステップに続いて、特定のネットワーク終端ノードの識別情報がリポジトリ・ノードに送信され、
− 第3のステップでは、第2のステップに続いて、複数のサービス・エッジ・ノードの特定のサービス・エッジ・ノードが、特定のネットワーク終端ノードの識別情報に基づいて選択または決定され、それにより特定のネットワーク終端ノードのためのサービス経路が確立されるステップを備える。本発明の好ましい実施形態によれば、方法の第1のステップに関して、複数のサービス・エッジ・ノードの特定のサービス・エッジ・ノードは、コントローラ・ノードによって選択または決定される。特に好ましい実施形態では、方法の第2のステップに関して、特定のネットワーク終端ノードの識別情報は、コントローラ・ノードを介してリポジトリ・ノードに送信される。
【0013】
これによって、本発明によれば、顧客コネクティビティを検証することに鑑みてコネクティビティをサービス・エッジに提供するために、信頼を得ていない光ネットワーク・ターミナル・デバイス(またはネットワーク終端ノード)を検出するための解決策を提供することが可能であることが有利である。特に本発明によれば、組み込まれた、しかし未知の識別情報またはハードウェアID(特にシリアル番号など、または別のハードウェア識別情報)を、顧客セッションおよび(中央オフィス)受渡し地点内での経路セットアップと相関するために、未知の光ネットワーク・ターミナル・デバイス(またはネットワーク終端ノード)を検出することが可能であることが有利である。
【0014】
従来知られている遠距離通信ネットワーク−特に、典型的にはアクセスアクセスPOD(中央オフィス受渡し地点)のバックボーンを提供する、典型的にはいわゆるSDNベースの(ソフトウェア定義ネットワークベースの)ネットワークまたはスイッチング・ネットワークであるスイッチング・ネットワーク−では、SDN(ソフトウェア定義ネットワーク)コントローラが、たとえばリーフおよびスパイン・スイッチ(またはノード)など、中央オフィス受渡し地点の異なるノード間のコネクティビティを処理する。従来知られている遠距離通信ネットワークでは、この構成は、典型的には一方で特定の光ネットワーク・ターミナル・デバイス(または特定のネットワーク終端ノード)と、他方でサービス・エッジ・ノードとの間の相互割当てを提供する(または実現する)発信元および宛先識別子(IDまたは識別情報)によって行われる。使用される受動光ネットワーク(PON)構成要素または光ネットワーク・ターミナルの自由選択により、光ネットワーク・ターミナル・デバイス(またはネットワーク終端ノード)の身元(または識別情報)がネットワーク・オペレータにとって未知である(または光ネットワーク・ターミナル・デバイスまたはネットワーク終端ノードの身元がネットワーク・オペレータの制御下にない)ことになり、したがって、従来知られている遠距離通信ネットワークでは、そのような割当てを、使用されるPON構成要素または光ネットワーク・ターミナルの自由選択を伴う受動光ネットワークベースの(PONベースの)アクセスに延長することが可能でない。なぜなら、中央オフィスベースの構成制御は、光ネットワーク・ターミナル・デバイスの(もしくはネットワーク終端ノードの)識別情報の、レイヤ2回路ID(ラインIDもしくは回線識別確認情報に対応する)に対する関係が失われているか、またはサービス・エッジ・ノードでは、光ネットワーク・ターミナル・デバイス(またはネットワーク終端ノード)の識別情報に対するセッション相関を実施することができないので、効率的に機能しないからである。
【0015】
従来知られている遠距離通信ネットワークにおける別の問題は、卸売りパートナに向かうレイヤ2ハンドオフ・ポートに関する物理的に固定された割当てである。これにより、典型的にはネットワーク・オペレータは、(広帯域ネットワークゲートウェイ、BNGなど)サービス・エッジ・ノードにて、単一の変更不能なハンドオフ・ポートを提供せざるを得ない。
【0016】
特に本発明によれば、これらの欠点を回避し、一方で光回線終端装置デバイス(またはライン終端ノード)と、他方でレイヤ2サービス・エッジ・ノードとの間の(中央オフィス受渡し地点内での)柔軟なファブリック・セットアップを提供することが可能であることが有利である。
【0017】
したがって、本発明によれば、広帯域アクセス・ネットワーク−しかし特に中央オフィス受渡し地点−内で、一方で特定のネットワーク終端ノードと、他方で複数の可能なサービス・エッジ・ノードの特定の選択された(または割り当てられた)サービス・エッジ・ノードとの間で、サービス経路が確立されることが可能であることが有利である。本発明によれば、−広帯域アクセス・ネットワーク内、特に中央オフィス受渡し地点内のリポジトリ・ノードを使用することによって−(特定のライン終端ノードに接続されて)特定のネットワーク終端ノードが活性化したとき、中央オフィス受渡し地点内で、または中央オフィス受渡し地点をトラバースして、そのようなサービス経路がセットアップまたは確立されることが可能であることが有利であり、これは、
− 第1のステップにおいて、特定のネットワーク終端ノードの識別情報を特定ライン終端ノードに送信し、
− 第2のステップにおいて、特定のネットワーク終端ノードの識別情報をリポジトリ・ノードに送信し、
− 第3のステップにおいて、特定のネットワーク終端ノードの識別情報に基づいて複数のサービス・エッジ・ノードの特定のサービス・エッジ・ノードを選択または決定することによる。
【0018】
本発明の方法は、光ファイバ・ネットワークとエンドユーザの敷地上の終端ノードとの間のラスト・マイルがワイヤレス接続によって橋渡しされる固定ワイヤレス・アクセス(FWA)またはワイヤレス・トゥ・ザ・ホーム(WTTH)インフラストラクチャ内でも実装することができる。そのようなワイヤレス通信の標準は、IEEE802.11に指定されている。WiFi信号の周波数は、IEEE802.11adまたは802.11ayによる60GHz範囲(ミリメートル範囲の波長に対応する)にある。WiFiを介したそのような接続は、固定回線技術から知られているマルチギガビット・サービスの提供を可能にする。最終的な目標は、加入者の家まで全体にわたって光ファイバ接続を提供することである(ファイバ・トゥ・ザ・ホームまたはFTTH)。WTTH技術は、暫定期間の間の過渡的な解決策と考えることができる。この目的のために設置される無線セルは、ローカルWiFiのために、またはWiFiバックホールとして使用することもできる。
【0019】
複数の自律的なアクセス・ポイントを効果的に管理するために、対応する管理機能が、指定されたコントローラ(たとえば、いわゆるSplit−MACアーキテクチャの形態にある)によって実施される。そのような管理機能は、無線チャネル上のフレームの処理において統合的な役割を果たさず、したがって、多数のアクセス・ポイントを調整する中央プラットフォームによって適切に実施される。したがって、アクセス・ポイントは、WiFiステーションの認証、セキュリティ・ポリシの管理、無線チャネルの選択、または電力出力の構成などの機能のために、コントローラに依存するようになる。リーフ−スパイン環境にいて動的接続を制御するために、中央コントローラは、終端ポイントを認識し、アクセス・ポイントおよびそれらのホーム・ユニットを発見することができなければならない。従来知られている遠距離通信ネットワークでは、これらの接続は要素管理ステーション(EMS)の制御下で静的にセットアップされる。そのような静的接続は、固定されたものであり、それらの属性は、サービス展開ライフサイクル中に変化しない。しかし、SDNベースの設定では、これらの接続属性は、動的に管理され、ライフサイクル中に修正される。
【0020】
本発明の方法をそのようなワイヤレス・アクセス技術の枠組み内で利用することにより、サービス・プロバイダがワイヤレス領域において動的なリソース管理を実施することを可能にする機構が提供される。この文脈では、特定のネットワーク終端ノードは、典型的にはユーザの敷地上のワイヤレスステーションであり、特定ライン終端ノードは、典型的には光ファイバ・ネットワークのアクセス・ポイントである。ユーザは、たとえば、回線クレデンシャルの形態にある特定のネットワーク終端ノードの識別情報を特定ライン終端ノードに接続されたターミナルデバイスにおいて、または特定ライン終端ノードそれ自体において直接、入力することができる。これは、特定ライン終端ノードの初期構成プロセス中に行われることが好ましい。本発明の方法の第1のステップでは、識別情報は、特定ライン終端ノードにワイヤレスで送信される。第2のステップでは、第1のステップに続いて、特定のネットワーク終端ノードの識別情報がリポジトリ・ノードに送信される。好ましい実施形態によれば、リポジトリ・ノードは、コントローラ・ノードによってアクセスを受けることができるローカル・データベースを備える。さらに、このローカル・データベースは、識別情報をラインIDにマッピングし、それにより認証プロセスを完了することが好ましい。第3のステップでは、第2のステップに続いて、複数のサービス・エッジ・ノードの特定のサービス・エッジ・ノードが、特定のネットワーク終端ノードの識別情報に基づいて選択または決定される。このプロセスを通して、特定のネットワーク終端ノードのためのサービス経路が確立される。
【0021】
本発明による遠距離通信ネットワークは、固定回線遠距離通信ネットワークまたはモバイル通信ネットワークであり得るが、好ましくは、固定回線遠距離通信ネットワークの側面(または一部)(またはそのような一部における固定回線遠距離通信ネットワークである)と、モバイル通信ネットワークの側面(または一部)(またはそのような一部におけるモバイル通信ネットワークである)とを有する遠距離通信ネットワークであり、そのようなネットワークは、固定モバイル融合ネットワーク(FMCネットワーク)という用語でも知られている。
【0022】
さらに、本発明によれば、特定のネットワーク終端ノードの識別情報は、特定のネットワーク終端ノードのハードウェア識別情報、特に特定のネットワーク終端ノードのシリアル番号であることが可能であり好ましいことが有利である。
【0023】
特定のネットワーク終端ノードの識別情報が特定のネットワーク終端ノードのハードウェア識別情報、特に特定のネットワーク終端ノードのシリアル番号であることによって、特定のネットワーク終端ノードを容易に識別すること、および/または異なるネットワーク終端ノードを区別することが可能であることが有利である。さらに好ましい実施形態によれば、特定のネットワーク終端ノードの識別情報は、識別情報が一意である、特に普遍的に一意であるような特定のネットワーク終端ノードのハードウェア識別情報である。
【0024】
さらに、本発明の代替実施形態によれば、リポジトリ・ノードは、関連の情報、特に広帯域アクセス・ネットワーク内または中央オフィス受渡し地点内の複数のネットワーク終端ノードのすべてのネットワーク終端ノードに関する対応する識別情報、および特に複数の対応するサービス経路に関する識別確認情報を備え、またはそれらにアクセスすることができることが好ましく、リポジトリ・ノードは、特に1つまたは複数の以下の情報、すなわち、
− 特にポート・ステータス・メッセージによって取り出された、ネットワーク終端ノードの識別情報
− 特にポート・ステータス・メッセージによって取り出された、ライン終端ノードのアクセス・ノード・ポートの識別確認情報、特に光ノード・ユニット識別確認情報
− 特に回線識別確認情報サーバによって提供された回線識別確認情報
− 対応するサービス・エッジ・ノードの識別確認情報を備え、またはそれらにアクセスすることができる。
【0025】
これによって、ネットワーク・オペレータの制御下にない、−したがって最初にネットワーク・オペレータにとって未知のである光ネットワーク・ターミナル・デバイスネットワークまたは終端ノードの識別確認を実現することが可能であることが有利である。
【0026】
本発明のさらに好ましい実施形態によれば、中央オフィス受渡し地点および/または広帯域アクセス・ネットワークは、−コントローラ・ノードおよび少なくとも1つのリポジトリ・ノードの他に−、運営管理ノードまたはデータベース、プラットフォーム制御サーバ・ノード、プラットフォーム制御サーバ・クライアント・ノードを備え、プラットフォーム制御サーバ・クライアント・ノードは、コントローラ・ノード内に位置することが好ましい。
【0027】
これによって、特にステートレス中央オフィス受渡し地点構成を含めて、中央オフィス受渡し地点の、改善され簡素化された動作およびアーキテクチャの本発明の方法を容易かつ効果的に実現することが可能であることが有利である。
【0028】
本発明のさらなる実施形態によれば、第4のステップでは、第2のステップに続いて、また第3のステップの前に、回線識別確認情報が、−回線識別確認情報サーバによって、また特定のネットワーク終端ノードの識別情報が第2のステップ中にリポジトリ・ノードに送信されることに鑑みて−、生成または提供され、特に第4のステップ中および/または第4のステップに続いて、インフラストラクチャ識別確認情報が特定のネットワーク終端ノードに割り当てられる。
【0029】
回線識別確認情報サーバによって、特定のネットワーク終端ノードの識別情報が第2のステップ中にリポジトリ・ノードに送信されることに鑑みて回線識別確認情報を生成または提供することによって、セッション・コンテキストの場合(たとえば、ポイント・トゥ・ポイント・プロトコル(PPP)または動的ホスト構成プロトコル(DHCP)などを介して顧客ダイヤルインを使用して)のために本発明の方法を実現することが可能であることが有利である。
【0030】
本発明のさらなる実施形態によれば、第5のステップでは、第2のステップに続いて、また第3のステップの前に、ビット・ストリーム・アクセス情報および/またはビジネス・ポート情報が、特定のネットワーク終端ノードの識別情報が第2のステップ中にリポジトリ・ノードに送信されることに鑑みて、生成または提供される。
【0031】
特定のネットワーク終端ノードの識別情報が第2のステップ中にリポジトリ・ノードに送信されることに鑑みてビット・ストリーム・アクセス情報および/またはビジネス・ポート情報を生成および提供することによって、セッション・コンテキストなしでのアクセス展開の場合のために本発明の方法を実現することが可能であることが有利である。
【0032】
本発明のさらなる実施形態によれば、第6のステップでは、第3のステップに続いて、かつ特定のネットワーク終端ノードが非活性化したとき、特定のネットワーク終端ノードのサービス経路がリポジトリ・ノード内で解放され、特に特定のネットワーク終端ノードの非活性化イベントが、エラー履歴データベースノード内に記録される。
【0033】
これによって、本発明の方法を容易かつ効果的に実装することが可能であることが有利である。
【0034】
本発明のさらなる実施形態によれば、第7のステップでは、第6のステップに続いて、かつ−特定ライン終端ノードに、または別の特定ライン終端ノードに接続されて−特定のネットワーク終端ノードが再活性化したとき、サービス経路または別のサービス経路が中央オフィス受渡し地点内で、または中央オフィス受渡し地点をトラバースしてセットアップまたは確立される。
【0035】
これによって、本発明の方法を容易かつ効果的に実装することが可能であることが有利である。
【0036】
さらに、本発明は、特に、遠距離通信ネットワークの広帯域アクセス・ネットワーク内のステートレス中央オフィス受渡し地点構成を含めて、中央オフィス受渡し地点の、改善され簡素化された動作のための、および/または中央オフィス受渡し地点内でサービス経路を確立するための遠距離通信ネットワークであって、
中央オフィス受渡し地点および/または広帯域アクセス・ネットワークは、コントローラ・ノードと、少なくとも1つのリポジトリ・ノードと、複数のライン終端ノードとを備え、複数のライン終端ノードの特定のライン終端ノードは、−特定のライン終端ノードのアクセス・ノード・ポートを使用して−、複数のネットワーク終端ノードの1つの特定のネットワーク終端ノードに接続可能であり、
広帯域アクセス・ネットワークまたは中央オフィス受渡し地点は、複数のサービス・エッジ・ノードを備え、
−特定のライン終端ノードに接続されて特定のネットワーク終端ノードが活性化されたとき−、サービス経路が、中央オフィス受渡し地点内で、または中央オフィス受渡し地点をトラバースしてセットアップまたは確立され、遠距離通信ネットワークは、サービス経路をセットアップまたは確立するために、
− 特定のネットワーク終端ノードの識別情報が特定ライン終端ノードに送信され、
− 特定のネットワーク終端ノードの識別情報がリポジトリ・ノードに送信され、
− 複数のサービス・エッジ・ノードの特定のサービス・エッジ・ノードが、特定のネットワーク終端ノードの識別情報に基づいて選択または決定され、それにより特定のネットワーク終端ノードのためのサービス経路が確立されるように構成される、遠距離通信ネットワークに関する。
【0037】
さらに、本発明は、特に、遠距離通信ネットワークの広帯域アクセス・ネットワーク内のステートレス中央オフィス受渡し地点構成を含めて、中央オフィス受渡し地点の、改善され簡素化された動作のための、および/または中央オフィス受渡し地点内でサービス経路を確立するためのシステムであって、遠距離通信ネットワークおよび中央オフィス受渡し地点を備え、
中央オフィス受渡し地点および/または広帯域アクセス・ネットワークは、コントローラ・ノードと、少なくとも1つのリポジトリ・ノードと、複数のライン終端ノードとを備え、複数のライン終端ノードの特定のライン終端ノードは、−特定のライン終端ノードのアクセス・ノード・ポートを使用して−、複数のネットワーク終端ノードの1つの特定のネットワーク終端ノードに接続可能であり、
広帯域アクセス・ネットワークまたは中央オフィス受渡し地点は、複数のサービス・エッジ・ノードを備え、
−特定のライン終端ノードに接続されて特定のネットワーク終端ノードが活性化されたとき−、サービス経路が、中央オフィス受渡し地点内で、または中央オフィス受渡し地点をトラバースしてセットアップまたは確立され、システムは、サービス経路をセットアップまたは確立するために、
− 特定のネットワーク終端ノードの識別情報が特定ライン終端ノードに送信され、
− 特定のネットワーク終端ノードの識別情報がリポジトリ・ノードに送信され、
− 複数のサービス・エッジ・ノードの特定のサービス・エッジ・ノードが、特定のネットワーク終端ノードの識別情報に基づいて選択または決定され、それにより特定のネットワーク終端ノードのためのサービス経路が確立されるように構成されるシステムに関する。
【0038】
本発明の好ましい実施形態−特に本発明の遠距離通信ネットワークに関して、および/または本発明のシステムに関して−によれば、特定のネットワーク終端ノードの識別情報は、特定のネットワーク終端ノードのハードウェア識別情報、特に特定のネットワーク終端ノードのシリアル番号である。
【0039】
さらに、本発明の好ましい実施形態−特に本発明の遠距離通信ネットワークに関して、および/または本発明のシステムに関して−によれば、リポジトリ・ノードは、関連の情報、特に広帯域アクセス・ネットワーク内または中央オフィス受渡し地点内の複数のネットワーク終端ノードのすべてのネットワーク終端ノードに関する対応する識別情報、および特に複数の対応するサービス経路に関する識別確認情報を備え、またはそれらにアクセスすることができ、リポジトリ・ノードは、特に1つまたは複数の以下の情報、すなわち、
− 特にポート・ステータス・メッセージによって取り出された、ネットワーク終端ノードの識別情報
− 特にポート・ステータス・メッセージによって取り出された、ライン終端ノードのアクセス・ノード・ポートの識別確認情報、特に光ノード・ユニット識別確認情報
− 特に回線識別確認情報サーバによって提供された回線識別確認情報
− 対応するサービス・エッジ・ノードの識別確認情報を備え、またはそれらにアクセスすることができる。
【0040】
さらに、本発明は、本発明の遠距離通信ネットワークの、または本発明のシステムの中央オフィス受渡し地点のリポジトリ・ノードに関し、および/または本発明の遠距離通信ネットワークにおける、または本発明のシステムにおける、または本発明の方法における、中央オフィス受渡し地点のリポジトリ・ノードの使用に関する。
【0041】
なおさらに、本発明は、コンピュータ上および/もしくは中央オフィス受渡し地点上および/もしくは中央オフィス受渡し地点のリポジトリ・ノード上、または一部には中央オフィス受渡し地点上および/もしくは一部には中央オフィス受渡し地点のリポジトリ・ノード上で実行されたとき、コンピュータおよび/または中央オフィス受渡し地点および/または中央オフィス受渡し地点のリポジトリ・ノードに本発明の方法を実施させるコンピュータ可読プログラム・コードを備えるプログラムに関する。
【0042】
さらに、本発明は、特に、遠距離通信ネットワークの広帯域アクセス・ネットワーク内のステートレス中央オフィス受渡し地点構成を含めて、中央オフィス受渡し地点の、改善され簡素化された動作のための、および/または中央オフィス受渡し地点内でサービス経路を確立するためのコンピュータ・プログラム製品に関し、コンピュータ・プログラム製品は、記憶媒体上に記憶されたコンピュータ・プログラムを備え、コンピュータ・プログラムは、コンピュータ上および/または中央オフィス受渡し地点上および/または中央オフィス受渡し地点のリポジトリ・ノード上、または一部には中央オフィス受渡し地点上および/または一部には中央オフィス受渡し地点のリポジトリ・ノード上で実行されたとき、コンピュータおよび/または中央オフィス受渡し地点および/または中央オフィス受渡し地点のリポジトリ・ノードに本発明の方法を実施させるプログラム・コードを備える。
【0043】
本発明のこれらの、および他の特性、特徴、および利点は、例として本発明の原理を例示する添付の図面と併せ読めば、以下の詳細な説明から明らかになろう。この説明は、本発明の範囲を限定することなしに、単に例として与えられている。下記の符号は、添付の図面を参照する。