(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記システムによって使用される前記周波数帯域と前記周波数領域位置オフセットおよび/または同期チャネルの前記周波数間隔との間に対応関係があり、mの値範囲は前記システムによって使用される前記周波数帯域に基づいて決定される、請求項1に記載の方法。
物理リソースブロックの前記あらかじめ定義されたサブキャリア間隔が15kHzであり、物理リソースブロックの前記あらかじめ定義されたサブキャリア量が12または16である、請求項3に記載の方法。
前記ターゲット周波数リソースの前記周波数領域位置が、前記ターゲット周波数リソースの中心周波数の周波数領域位置、前記ターゲット周波数リソースの開始周波数の周波数領域位置、または前記ターゲット周波数リソースの終了周波数の周波数領域位置を含む、請求項1から4のいずれか一項に記載の方法。
前記システムによって使用される前記周波数帯域と前記周波数領域位置オフセットおよび/または同期チャネルの前記周波数間隔との間に対応関係があり、mの値範囲は前記システムによって使用される前記周波数帯域に基づいて決定される、請求項7に記載の方法。
物理リソースブロックの前記あらかじめ定義されたサブキャリア間隔が15kHzであり、物理リソースブロックの前記あらかじめ定義されたサブキャリア量が12または16である、請求項9に記載の方法。
前記ターゲット周波数リソースの前記周波数領域位置が、前記ターゲット周波数リソースの中心周波数の周波数領域位置、前記ターゲット周波数リソースの開始周波数の周波数領域位置、または前記ターゲット周波数リソースの終了周波数の周波数領域位置を含む、請求項7から10のいずれか一項に記載の方法。
前記システムによって使用される前記周波数帯域と前記周波数領域位置オフセットおよび/または同期チャネルの前記周波数間隔との間に対応関係があり、mの値範囲は前記システムによって使用される前記周波数帯域に基づいて決定される、請求項13に記載の装置。
物理リソースブロックの前記あらかじめ定義されたサブキャリア間隔が15kHzであり、物理リソースブロックの前記あらかじめ定義されたサブキャリア量が12または16である、請求項15に記載の装置。
前記ターゲット周波数リソースの前記周波数領域位置が、前記ターゲット周波数リソースの中心周波数の周波数領域位置、前記ターゲット周波数リソースの開始周波数の周波数領域位置、または前記ターゲット周波数リソースの終了周波数の周波数領域位置を含む、請求項13から16のいずれか一項に記載の装置。
前記システムによって使用される前記周波数帯域と前記周波数領域位置オフセットおよび/または同期チャネルの前記周波数間隔との間に対応関係があり、mの値範囲は前記システムによって使用される前記周波数帯域に基づいて決定される、請求項19に記載の装置。
物理リソースブロックの前記あらかじめ定義されたサブキャリア間隔が15kHzであり、物理リソースブロックの前記あらかじめ定義されたサブキャリア量が12または16である、請求項21に記載の装置。
前記ターゲット周波数リソースの前記周波数領域位置が、前記ターゲット周波数リソースの中心周波数の周波数領域位置、前記ターゲット周波数リソースの開始周波数の周波数領域位置、または前記ターゲット周波数リソースの終了周波数の周波数領域位置を含む、請求項19から22のいずれか一項に記載の装置。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0005】
この出願の実施形態は、同期信号のための利用可能な周波数領域マッピング位置を増加させるように、同期信号送信方法および受信方法、ならびに装置を提供する。
【0006】
第1の態様によれば、
ターゲット周波数リソースを決定するステップであって、ターゲット周波数リソースの周波数領域位置が同期チャネルの周波数間隔に基づいて決定され、同期チャネルの周波数間隔が、物理リソースブロックの周波数リソースのあらかじめ定義された周波数帯域幅の2
m倍であり、mがあらかじめ設定された負でない整数である、ステップと、
ターゲット周波数リソースを使用することによって同期信号を送信するステップと、
を含む同期信号送信方法が提供される。
【0007】
同期信号によって占有される周波数リソースの周波数領域位置は、同期チャネルの周波数間隔に基づいて決定され、同期チャネルの周波数間隔は、物理リソースブロックの周波数リソースのあらかじめ定義された周波数帯域幅の2
m倍である。これは、同期信号の候補周波数リソースの量を増加させ、それにより同期信号のための利用可能な周波数領域マッピング位置を増加させる利点のためである。
【0008】
可能な実装において、ターゲット周波数リソースの開始周波数領域位置または終了周波数領域位置は、データチャネルの物理リソースブロックの境界と整列する。
【0009】
これは、同期信号が余分な物理リソースブロックを占有することを防ぎ、システム内の同期信号の物理リソースブロックオーバーヘッドを減らすことができ、それによりシステムの物理リソースブロック利用を改善する。
【0010】
可能な実装において、ターゲット周波数リソースの周波数領域位置は、同期チャネルの周波数間隔およびあらかじめ設定された周波数領域位置オフセットに基づいて決定される。
【0011】
同期信号のための利用可能な周波数領域マッピング位置は、周波数領域位置オフセットの値を柔軟に定義することによってさらに増加されることができる。
【0012】
可能な実装において、ターゲット周波数リソースの周波数領域位置は、以下の関係式、
p=offset+n*frequency_interval
に従って決定され、ここで、pはターゲット周波数リソースの周波数領域位置であり、offsetは周波数領域位置オフセットであり、nはあらかじめ設定された整数であり、frequency_intervalは同期チャネルの周波数間隔である。
【0013】
可能な実装において、nは、システムによって使用される周波数帯域に基づいて決定される整数セット内の整数である。
【0014】
このようにして、同期信号の候補周波数リソースは、システムによって使用される周波数帯域に基づいて柔軟に設定されることができ、それにより同期信号のための利用可能な周波数領域マッピング位置をさらに増加させる。
【0015】
可能な実装において、システムによって使用される周波数帯域と周波数領域位置オフセットおよび/または同期チャネルの周波数間隔との間に対応関係があり、mの値範囲はシステムによって使用される周波数帯域に基づいて決定される。
【0016】
このようにして、同期信号の候補周波数リソースは、システムによって使用される周波数帯域に基づいて柔軟に設定されることができ、それにより同期信号のための利用可能な周波数領域マッピング位置をさらに増加させる。
【0017】
可能な実装において、周波数領域位置オフセットは、0kHz、-7.5kHz、または7.5kHzである。
【0018】
いくつかの実施形態において、LTEシステムが将来のシステム(たとえば、5Gシステム)と共存することができるように、周波数領域位置オフセットは、-7.5kHzまたは7.5kHzである。
【0019】
可能な実装において、物理リソースブロックの周波数リソースのあらかじめ設定された周波数帯域幅は、以下の関係式、
【0020】
【数1】
【0021】
を満たし、ここで、F
RBは物理リソースブロックの周波数リソースのあらかじめ定義された周波数帯域幅であり、SCSは、物理リソースブロックのあらかじめ設定されたサブキャリア間隔であり、
【0022】
【数2】
【0023】
は、物理リソースブロックのあらかじめ定義されたサブキャリア量である。
【0024】
可能な実装において、物理リソースブロックのあらかじめ定義されたサブキャリア間隔は15kHzであり、物理リソースブロックのあらかじめ定義されたサブキャリア量は12または16である。
【0025】
可能な実装において、ターゲット周波数リソースの周波数領域位置は、周波数リソースの中心周波数の周波数領域位置、周波数リソースの開始周波数の周波数領域位置、または周波数リソースの終了周波数の周波数領域位置を含む。
【0026】
第2の態様によれば、
ターゲット周波数リソースを取得するステップであって、ターゲット周波数リソースの周波数領域位置が同期チャネルの周波数間隔に基づいて決定され、同期チャネルの周波数間隔が、物理リソースブロックの周波数リソースのあらかじめ定義された周波数帯域幅の2
m倍であり、mがあらかじめ設定された負でない整数である、ステップと、
ターゲット周波数リソースに基づいて、基地局から同期信号を受信するステップと、
を含む同期信号受信方法が提供される。
【0027】
同期信号によって占有される周波数リソースの周波数領域位置は、同期チャネルの周波数間隔に基づいて決定され、同期チャネルの周波数間隔は、物理リソースブロックの周波数リソースのあらかじめ設定された周波数帯域幅の2
m倍である。これは、同期信号の候補周波数リソースの量を増加させ、それにより同期信号のための利用可能な周波数領域マッピング位置を増加させる利点のためである。
【0028】
可能な実装において、ターゲット周波数リソースの開始周波数領域位置または終了周波数領域位置は、データチャネルの物理リソースブロックの境界と整列する。
【0029】
これは、同期信号が余分な物理リソースブロックを占有することを防ぎ、システム内の同期信号の物理リソースブロックオーバーヘッドを減らすことができ、それによりシステムの物理リソースブロック利用を改善する。
【0030】
可能な実装において、ターゲット周波数リソースの周波数領域位置は、同期チャネルの周波数間隔およびあらかじめ設定された周波数領域位置オフセットに基づいて決定される。
【0031】
同期信号のための利用可能な周波数領域マッピング位置は、周波数領域位置オフセットの値を柔軟に定義することによってさらに増加されることができる。
【0032】
可能な実装において、ターゲット周波数リソースの周波数領域位置は、以下の関係式、
p=offset+n*frequency_interval
に従って決定され、ここで、pはターゲット周波数リソースの周波数領域位置であり、offsetは周波数領域位置オフセットであり、nはあらかじめ設定された整数であり、frequency_intervalは同期チャネルの周波数間隔である。
【0033】
可能な実装において、nは、システムによって使用される周波数帯域に基づいて決定される整数セット内の整数である。
【0034】
このようにして、同期信号の候補周波数リソースは、システムによって使用される周波数帯域に基づいて柔軟に設定されることができ、それにより同期信号のための利用可能な周波数領域マッピング位置をさらに増加させる。
【0035】
可能な実装において、システムによって使用される周波数帯域と周波数領域位置オフセットおよび/または同期チャネルの周波数間隔との間に対応関係があり、mの値範囲はシステムによって使用される周波数帯域に基づいて決定される。
【0036】
このようにして、同期信号の候補周波数リソースは、システムによって使用される周波数帯域に基づいて柔軟に設定されることができ、それにより同期信号のための利用可能な周波数領域マッピング位置をさらに増加させる。
【0037】
可能な実装において、周波数領域位置オフセットは、0kHz、-7.5kHz、または7.5kHzである。
【0038】
いくつかの実施形態において、LTEシステムが将来のシステム(たとえば、5Gシステム)と共存することができるように、周波数領域位置オフセットは、-7.5kHzまたは7.5kHzである。
【0039】
可能な実装において、物理リソースブロックの周波数リソースのあらかじめ定義された周波数帯域幅は、以下の関係式、
【0040】
【数3】
【0041】
を満たし、ここで、F
RBは物理リソースブロックの周波数リソースのあらかじめ定義された周波数帯域幅であり、SCSは、物理リソースブロックのあらかじめ定義されたサブキャリア間隔であり、
【0042】
【数4】
【0043】
は、物理リソースブロックのあらかじめ定義されたサブキャリア量である。
【0044】
可能な実装において、物理リソースブロックのあらかじめ定義されたサブキャリア間隔は15kHzであり、あらかじめ定義された物理リソースブロックのあらかじめ定義されたサブキャリア量は12または16である。
【0045】
可能な実装において、ターゲット周波数リソースの周波数領域位置は、周波数リソースの中心周波数の周波数領域位置、周波数リソースの開始周波数の周波数領域位置、または周波数リソースの終了周波数の周波数領域位置を含む。
【0046】
第3の態様によれば、基地局が提供され、ここで基地局は、第1の態様または第1の態様の上記の可能な実装のいずれか1つによる方法を実装するように構成される。
【0047】
具体的には、基地局は、第1の態様または第1の態様の可能な実装のいずれか1つによる方法を実行するように構成されたユニットを含み得る。
【0048】
第4の態様によれば、端末デバイスが提供され、ここで
端末デバイスは、第2の態様または第2の態様の上記の可能な実装のいずれか1つによる方法を実装するように構成される。
【0049】
具体的には、端末デバイスは、第2の態様または第2の態様の可能な実装のいずれか1つによる方法を実行するように構成されたユニットを含み得る。
【0050】
第5の態様によれば、プロセッサ、送信機、メモリ、およびバスシステムを含む基地局が提供され、ここでプロセッサ、送信機、およびメモリはバスシステムを使用することによって接続され、メモリは命令またはコードを記憶するように構成され、基地局が、第1の態様または第1の態様の可能な実装のいずれか1つによる方法を実行するように、プロセッサは、メモリ内に記憶された命令またはコードを実行するように構成される。
【0051】
第6の態様によれば、プロセッサ、受信機、メモリ、およびバスシステムを含む端末デバイスが提供され、ここでプロセッサ、受信機、およびメモリはバスシステムを使用することによって接続され、メモリは命令またはコードを記憶するように構成され、端末デバイスが、第2の態様または第2の態様の可能な実装のいずれか1つによる方法を実行するように、プロセッサは、メモリ内に記憶された命令またはコードを実行するように構成される。
【0052】
第7の態様によれば、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体が提供され、ここでコンピュータ読み取り可能な記憶媒体はプログラムを記憶し、プログラムは、基地局が、第1の態様または第1の態様の可能な実装のいずれか1つによる方法を実行することを可能にする。
【0053】
第8の態様によれば、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体が提供され、ここでコンピュータ読み取り可能な記憶媒体はプログラムを記憶し、プログラムは、端末デバイスが、第2の態様または第2の態様の可能な実装のいずれか1つによる方法を実行することを可能にする。
【発明を実施するための形態】
【0055】
以下は、この出願の実施形態の添付図面を参照して、この出願の実施形態における技術的解決策を説明する。
【0056】
この出願の技術的解決策は、様々な通信システム、たとえば、ワイヤレス・フィデリティ(WiFi)、ワールドワイド・インターオペラビリティ・フォー・マイクロウェーブ・アクセス(Worldwide Interoperability for Microwave Access, WiMAX)、グローバル・システム・フォー・モバイル・コミュニケーションズ(Global System for Mobile Communications, GSM(登録商標))、符号分割多元接続(Code Division Multiple Access, CDMA)システム、広帯域符号分割多元接続(Wideband Code Division Multiple Access, WCDMA(登録商標))システム、汎用パケット無線サービス(General Packet Radio Service, GPRS)、ロング・ターム・エボリューション(Long Term Evolution, LTE)システム、アドバンスト・ロング・ターム・エボリューション(Advanced Long Term Evolution, LTE-A)システム、ユニバーサル・モバイル・テレコミュニケーションズ・システム(Universal Mobile Telecommunications System, UMTS)、および第3世代パートナーシップ・プロジェクト(the 3rd Generation Partnership Project, 3GPP)に関連するセルラーシステムに適用され得ることが理解されるべきである。この出願の実施形態は限定を設定しない。しかしながら、説明の容易さのために、この出願の実施形態において、説明のための例としてLTEネットワークが使用される。
【0057】
この出願の実施形態は、異なる標準のワイヤレスネットワークのために使用され得る。異なるシステムにおける無線アクセスネットワークは、異なるネットワーク要素を含み得る。たとえば、ロング・ターム・エボリューション(Long Term Evolution, LTE)およびLTE-Aの無線アクセスネットワークは、発展型NodeB(eNodeB, eNB)を含み、広帯域符号分割多元接続(Wideband Code Division Multiple Access, WCDMA(登録商標))の無線アクセスネットワークは、無線ネットワークコントローラ(Radio Network Controller, RNC)およびNodeBを含む。同様に、ワールドワイド・インターオペラビリティ・フォー・マイクロウェーブ・アクセス(Worldwide Interoperability for Microwave Access, WiMax)などの他のワイヤレスネットワークは、また、基地局システム内の関連するモジュールが変わり得ることを除いて、この出願の実施形態と同様の解決策を使用し得る。この出願の実施形態は限定を設定しない。しかしながら、説明の容易さのために、以下の実施形態において、説明のための例として基地局が使用される。
【0058】
この出願の実施形態において、端末デバイスは、ユーザ機器(User Equipment, UE)、移動局(Mobile Station, MS)、モバイル端末(Mobile Terminal)、または同様のものとも呼ばれることがさらに理解されるべきである。端末は、無線アクセスネットワーク(Radio Access Network, RAN)を介して1つ以上のコアネットワークと通信し得る。たとえば、端末は、モバイルホン(または、「セルラー」ホンと呼ばれる)、通信機能を有するコンピュータ、または同様のものであってもよい。たとえば、端末は、また、持ち運びできる、ポケットサイズの、手で持てる、コンピュータ内蔵の、または車載のモバイル装置であってもよい。
【0059】
同期チャネルの周波数間隔は、2つの同期チャネルの中心周波数間の周波数間隔であってもよく、2つの同期チャネルの開始周波数間の周波数間隔であってもよく、または2つの同期チャネルの終了周波数間の周波数間隔であってもよいことが留意されるべきである。
【0060】
図2は、この出願の実施形態による同期信号送信方法200の概略フローチャートである。方法200は基地局によって実行され得ることが理解されるべきである。
図2に表わされるように、方法200は以下の内容を含む。
【0061】
210.ターゲット周波数リソースを決定し、ここでターゲット周波数リソースの周波数領域位置が同期チャネルの周波数間隔に基づいて決定され、同期チャネルの周波数間隔が、物理リソースブロック内の周波数リソースのあらかじめ定義された周波数帯域幅の2
m倍であり、mがあらかじめ設定された負でない整数である。
【0062】
任意選択で、基地局は、同期チャネル周波数リソースセットから1つ以上の周波数リソースをターゲット周波数リソースとして選択し得る。
【0063】
いくつかの実施形態において、同期チャネル周波数リソースセット内の少なくとも2つの周波数リソースの間隔は、同期チャネルの周波数間隔の整数倍である。
【0064】
いくつかの実施形態において、同期信号周波数リソースセットは複数の周波数リソースを含み得る。この出願のこの実施形態において定義された同期チャネルの周波数間隔に基づいて、複数の周波数リソースにおける少なくとも1つの周波数リソースの周波数領域位置が決定される。その代わりに、複数の周波数リソースにおける他の周波数リソースの周波数領域位置は、他のあらかじめ設定された規則に従って定義され得る。この出願のこの実施形態は、それへの限定を設定しない。
【0065】
たとえば、その代わりに、周波数リソースセットにおけるいくつかの周波数リソースの周波数領域位置は、先行技術における同期チャネルの周波数間隔に基づいて決定され得る。たとえば、LTEプロトコルは、同期チャネルが、周波数領域において100kHzの整数倍である周波数、たとえば、2MHz、2.1MHz、または2.2MHzにおいて配置される必要があることを定義する。
【0066】
いくつかの実施形態において、ターゲット周波数リソースが1つ以上の周波数リソースを含むならば、1つ以上の周波数リソースは、この出願のこの実施形態において定義される同期チャネルの周波数間隔に基づいて決定されてもよく、または別のあらかじめ設定された規則に従って決定されてもよい。
【0067】
220.ターゲット周波数リソースを使用することによって同期信号を送信する。
【0068】
この出願のこの実施形態において、ターゲット周波数リソースは同期チャネルの周波数間隔に基づいて決定され、同期チャネルの周波数間隔は、物理リソースブロックの周波数リソースのあらかじめ定義された周波数帯域幅の2
m倍である。たとえば、物理リソースブロックの周波数リソースのあらかじめ定義された周波数帯域幅は180kHzであり、m=0である。そして、同期チャネルの周波数間隔の値は180kHzである。明らかに、この出願のこの実施形態は、同期信号の候補周波数リソースの量を増加させるために有利である。
【0069】
したがって、この出願のこの実施形態において、同期信号によって占有される周波数リソースの周波数領域位置は、同期チャネルの周波数間隔に基づいて決定され、同期チャネルの周波数間隔は、物理リソースブロックの周波数リソースのあらかじめ定義された周波数帯域幅の2
m倍である。これは、同期信号の候補周波数リソースの量を増加させ、それにより同期信号のための周波数領域マッピング位置の利用可能性を増加させる利点のためである。
【0070】
任意選択で、ターゲット周波数リソースの開始周波数領域位置または終了周波数領域位置は、データチャネルの物理リソースブロックの境界と整列する。これは、同期信号が余分な物理リソースブロックを占有することを防ぎ、システム内の同期信号の物理リソースブロックオーバーヘッドを減らすことができ、それによりシステムの物理リソースブロック利用を改善する。
【0071】
図3に表わされるように、同期信号の周波数リソースの開始周波数領域位置がデータチャネルの物理リソースブロック6の境界と整列しないならば、同期信号は、インデックスが6から12である物理リソースブロックを占有する。
図4に表わされるように、同期信号の周波数リソースの開始周波数領域位置がデータチャネルの物理リソースブロック7の境界と整列するならば、同じ同期信号は、インデックスが7から12である物理リソースブロックを占有する。明らかに、周波数リソースの開始周波数領域位置をデータチャネルの物理リソースブロックの境界と整列することは、余分な物理リソースブロックの占有を防ぐことができる。同様に、同じ効果は、また、周波数リソー
スの終了周波数領域位置をデータチャネルの物理リソースブロックの境界と整列することによって達成されることができる。詳細は再度ここで説明されない。
【0072】
いくつかの実施形態において、あらかじめ定義された物理リソースブロックはデータチャネルの物理リソースブロックと同じであり得る。いくつかの他の実施形態において、その代わりに、あらかじめ定義された物理リソースブロックはデータチャネルの物理リソースブロックとは異なり得る。この出願のこの実施形態は、それへの限定を設定しない。
【0073】
いくつかの実施形態において、同期チャネルの周波数間隔は以下の関係式、raster=F
RB*2
mを満たし、ここで、F
RBは、物理リソースブロックの周波数リソースのあらかじめ定義された周波数帯域幅である。
【0074】
任意選択で、mの値範囲とシステムによって使用される周波数帯域との間に対応関係がある。たとえば、システムによって使用される複数の周波数帯域はmの同じ値範囲に対応し、システムによって使用される各周波数帯域はmの1つの値範囲に対応し、またはシステムによって使用される各周波数帯域はmの複数の値範囲に対応する。同期信号を送信する前に、基地局は、ターゲット周波数リソースを決定するように、mの値範囲から、決定された値を選択し得る。
【0075】
システムによって使用される周波数帯域は、2G周波数帯域、3G周波数帯域、4G周波数帯域、5G周波数帯域、または同様のものであり得る。この出願のこの実施形態は、それへの限定を設定しない。
【0076】
この出願のこの実施形態において、物理リソースブロックの周波数リソースのあらかじめ定義された周波数帯域幅は、あらかじめ定義されたサブキャリア間隔および少なくとも1つのあらかじめ定義されたサブキャリアによって決定される。
【0077】
たとえば、物理リソースブロックの周波数リソースのあらかじめ定義された周波数帯域幅は、以下の関係式、
【0079】
を満たし、ここで、F
RBは、物理リソースブロックの周波数リソースのあらかじめ定義された周波数帯域幅であり、SCSは、物理リソースブロックのあらかじめ定義されたサブキャリア間隔であり、
【0081】
は、物理リソースブロックのあらかじめ定義されたサブキャリア量である。
【0082】
言い換えれば、この出願のこの実施形態におけるあらかじめ定義された物理リソースブロックは、周波数領域における
【0085】
いくつかの実施形態において、物理リソースブロックのあらかじめ定義されたサブキャリア間隔は15kHzであり、物理リソースブロックのあらかじめ定義されたサブキャリア量は12または16である。それに対応して、物理リソースブロックの周波数リソースのあらかじめ定義された周波数帯域幅は180kHzまたは240kHzである。
【0086】
物理リソースブロックのあらかじめ定義されたサブキャリア間隔およびあらかじめ定義されたサブキャリア量は、その代わりに別の値であり得ることが理解されるべきである。この出願のこの実施形態は、それへの限定を設定しない。
【0087】
たとえば、物理リソースブロックのあらかじめ定義されたサブキャリア間隔は、その代わりに30kHz、60kHz、または同様のものであってもよい。
【0088】
この出願のこの実施形態におけるあらかじめ定義された物理リソースブロックと将来のシステムにおける物理リソースブロックは、同じであってもよく、または異なってもよいことが留意されるべきである。
【0089】
たとえば、将来のシステム(5Gシステムなど)において、複数のサブキャリア間隔がサポートされ得る。システムが同じ時間リソースにおいて1つのサブキャリア間隔を可能にするとき、同期チャネルの周波数間隔の値は、サブキャリア間隔に基づいて決定された、物理リソースブロックの周波数帯域幅であり得る。言い換えれば、そのようなシステムにおいて、mは一意の値を有する。システムが周波数分割多重化のために同じ時間リソース内の複数のサブキャリア間隔を可能にするとき、異なるサブキャリア間隔の範囲にマッピングされる同期チャネルの周波数間隔は、現在のマッピング範囲における1つのPRBの周波数帯域幅である。そのようなシステムにおいて、mの値は一意ではない。
【0090】
以下は、説明のために1つの物理リソースブロックが12個のサブキャリアを含む例を使用する。たとえば、システムは、同じ時間リソース内で15kHzと30kHzのサブキャリア間隔を可能にする。そして、15kHzサブキャリア間隔の範囲にマッピングされる同期チャネルの周波数間隔は180kHzであってもよく(ここでmの対応する値は0である)、30kHzサブキャリア間隔の範囲にマッピングされる同期チャネルの周波数間隔は360kHzであってもよい(ここでmの対応する値は1である)。
【0091】
任意選択で、ターゲット周波数リソースの周波数領域位置は、同期チャネルの周波数間隔およびあらかじめ設定された周波数領域位置オフセットに基づいて決定される。
【0092】
周波数領域位置オフセットの値を柔軟に定義することによって、同期信号のための利用可能な周波数領域マッピング位置がさらに増加されることができる。
【0093】
任意選択で、ターゲット周波数リソースの周波数領域位置は、以下の関係式、
p=offset+n*frequency_interval
に従って決定され、ここで、pはターゲット周波数リソースの周波数領域位置であり、offsetは周波数領域位置オフセットであり、nはあらかじめ設定された整数であり、frequency_intervalは同期チャネルの周波数間隔である。
【0094】
任意選択で、周波数領域位置オフセットは、0kHz、-7.5kHz、または7.5kHzであってもよい。
【0095】
たとえば、5GシステムがLTEシステムとともに同じ周波数帯域において連続的に配備されないとき、LTEとの共存の影響は5Gシステムについて考慮されなくてもよく、周波数領域位置オフセットの値は0kHzであってもよい。その代わりに、周波数領域位置オフセットは、他の配備の柔軟性の考慮のために他のあらかじめ定義された値であってもよい。
【0096】
5GシステムとLTEシステムの間で連続したキャリアアグリゲーションが実行されるとき、5GシステムにおいてLTEシステムとのサブキャリア直交性が考慮される必要がある。LTEシステムの設計において、ブランクサブキャリアは周波数帯域の中心において確保される。システム周波数帯域の中心は、実際には、ブランクサブキャリアの中心において配置されている。したがって、LTEシステムのすべてのサブキャリアの境界は(n×100kHz±7.5kHz)にある。LTEとLTEの連続したキャリアアグリゲーションの間、両方のキャリアは7.5kHzのオフセットを有する。したがって、同期チャネルの周波数間隔が(100kHzの最小公倍数および15kHzのサブキャリア間隔である)300kHzを満たすという条件で、サブキャリア直交性が実装されることができる。しかしながら、5Gシステムにおいて、ブランクサブキャリアの予約はキャンセルされる。したがって、5GシステムとLTEシステムの間の連続したキャリアアグリゲーションの間、7.5kHzのオフセットが加えて補償される必要がある。7.5kHzのオフセットが補償された後、LTEシステムの同期チャネルの周波数間隔は300kHzの条件を満たす。加えて、この出願のこの実施形態において、同期チャネルのすべての周波数間隔は15kHzの整数倍である。したがって、これは、5GシステムとLTEシステムの間のサブキャリア直交性を確実にすることができる。
【0097】
したがって、-7.5kHzまたは7.5kHzの周波数領域位置オフセットは、LTEシステムが将来のシステム(たとえば、5Gシステム)と共存することを可能にする。
【0098】
任意選択で、nの値範囲とシステムによって使用される周波数帯域との間に対応関係がある。たとえば、少なくとも1つの整数セットは、システムによって使用される周波数帯域に基づいて決定され得る。同期信号を送信する前に、基地局は、nの値として、システムによって現在使用されている周波数帯域に対応する整数セットからの整数を選択し得る。言い換えれば、nは、システムによって使用される周波数帯域に基づいて決定される整数セット内の整数である。
【0099】
このようにして、同期信号の候補周波数リソースは、システムによって使用される周波数帯域に基づいて柔軟に設定されることができ、同期信号のための利用可能な周波数領域マッピング位置をさらに増加させる。
【0100】
任意選択で、周波数領域位置オフセットとシステムによって使用される周波数帯域との間に対応関係がある。たとえば、システムによって使用される複数の周波数帯域は、同じ周波数領域位置オフセットに対応し、システムによって使用される各周波数帯域は、1つの周波数領域位置オフセットに対応し、またはシステムによって使用される各周波数帯域は複数の周波数領域位置オフセットに対応し、同期信号を送信する前に、基地局は、ターゲット周波数リソースを決定するために、複数の周波数領域位置オフセットから1つの周波数領域位置オフセットを選択し得る。
【0101】
任意選択で、同期チャネルの周波数間隔とシステムによって使用される周波数帯域との間に対応関係がある。たとえば、システムによって使用される複数の周波数帯域は、同期チャネルの同じ周波数間隔に対応し、システムによって使用される各周波数帯域は、同期チャネルの1つの周波数間隔に対応し、またはシステムによって使用される各周波数帯域は同期チャネルの複数の周波数間隔に対応し、同期信号を送信する前に、基地局は、ターゲット周波数リソースを決定するために、同期チャネルの複数の周波数間隔から同期チャネルの1つの周波数間隔を選択し得る。
【0102】
いくつかの実施形態において、周波数領域位置オフセットと同期チャネルの周波数間隔との間に関連付け関係がなくてもよい。たとえば、周波数領域位置オフセットとシステムによって使用される周波数帯域との間の対応関係は、同期チャネルの周波数間隔とシステムによって使用される周波数帯域との間の対応関係に影響を及ぼさない。たとえば、システムによって使用される2G周波数帯および3G周波数帯は、それぞれ異なる周波数領域位置オフセットに対応するが、同期チャネルの同じ周波数間隔に対応する。
【0103】
いくつかの実施形態において、システムによって使用される周波数帯域と、周波数領域位置オフセットおよび同期チャネルの周波数間隔の両方との間に対応関係があってもよい。たとえば、システムによって使用される4G周波数帯域は、同期チャネルの第1の周波数領域位置オフセットおよび第1の周波数間隔に対応し、システムによって使用される3G周波数帯域は、同期チャネルの第2の周波数領域位置オフセットおよび第2の周波数間隔に対応し、ここで第1の周波数領域位置オフセットは第2の周波数領域位置オフセットとは異なり、同期チャネルの第1の周波数間隔は同期チャネルの第2の周波数間隔とは異なる。
【0104】
任意選択で、ターゲット周波数リソースの周波数領域位置は、ターゲット周波数リソースの中心周波数の周波数領域位置を含む。
【0105】
ターゲット周波数リソースの周波数領域位置は、ターゲット周波数リソースの開始周波数の周波数領域位置、またはターゲット周波数リソースの終了周波数の周波数領域位置をさらに含んでもよいことが理解されるべきである。この出願のこの実施形態は、それへの限定を設定しない。
【0106】
この出願のこの実施形態において、周波数リソースの周波数領域位置は、周波数リソースに対応する周波数を使用することによって示されてもよく、または周波数リソースに対応する番号またはインデックスを使用することによって示されてもよい。
【0107】
図5は、この出願の別の実施形態による同期信号検出方法400の概略フローチャートである。方法400は端末デバイスによって実行され得ることが理解されるべきである。方法400は方法200に対応し、対応する内容はここで適宜省略される。
図5に表わされるように、方法400は以下の内容を含む。
【0108】
410.ターゲット周波数リソースを取得し、ここでターゲット周波数リソースの周波数領域位置が同期チャネルの周波数間隔に基づいて決定され、同期チャネルの周波数間隔が、物理リソースブロックの周波数リソースのあらかじめ定義された周波数帯域幅の2
m倍であり、mがあらかじめ設定された負でない整数である。
【0109】
任意選択で、ターゲット周波数リソースは、同期信号のあらかじめ構成された周波数リソースセットから取得され得る。
【0110】
同期信号の周波数リソースセットは、あらかじめ定義された方式で端末デバイス内にあらかじめ構成されてもよく、または基地局によって端末デバイス内にあらかじめ構成されてもよいことが理解されるべきである。
【0111】
たとえば、端末デバイスが同期信号の周波数リソースセットを取得することは、以下を含み得る。端末デバイスは、基地局からリソース構成情報を受信し、基地局によって送信された、同期信号のリソース構成情報に基づいて、同期信号のリソース構成セットを取得する。
【0112】
420.ターゲット周波数リソースに基づいて、基地局から同期信号を受信する。
【0113】
たとえば、システムにアクセスする前に、端末デバイスは、まず同期信号の周波数リソースセットを取得する。端末デバイスは、同期信号を送信するために基地局によって使用される周波数リソースセット内の具体的な周波数リソースの知識を有することができない。したがって、端末デバイスは、ターゲット周波数リソースを使用することによって基地局から同期信号を受信するまで、同期信号の周波数リソースセットに基づいて、基地局によって送信された同期信号のブラインド検出を実行する。
【0114】
この出願のこの実施形態において、同期信号によって占有される周波数リソースの周波数領域位置は、同期チャネルの周波数間隔に基づいて決定され、同期チャネルの周波数間隔は、物理リソースブロックの周波数リソースのあらかじめ定義された周波数帯域幅の2
m倍である。これは、同期信号の候補周波数リソースの量を増加させ、それにより同期信号のための利用可能な周波数領域マッピング位置を増加させるために有利である。
【0115】
任意選択で、ターゲット周波数リソースの開始周波数領域位置または終了周波数領域位置は、あらかじめ定義された物理リソースブロックの境界と整列する。
【0116】
任意選択で、ターゲット周波数リソースの周波数領域位置は、同期チャネルの周波数間隔およびあらかじめ設定された周波数領域位置オフセットに基づいて決定される。
【0117】
任意選択で、システムによって使用される周波数帯域と周波数領域位置オフセットおよび/または同期チャネルの周波数間隔との間に対応関係があり、mの値範囲はシステムによって使用される周波数帯域に基づいて決定される。
【0118】
任意選択で、ターゲット周波数リソースの周波数領域位置は、以下の関係、
p=offset+n*frequency_interval
に基づいて決定され、ここで、pはターゲット周波数リソースの周波数領域位置であり、offsetは周波数領域位置オフセットであり、nはあらかじめ設定された整数であり、frequency_intervalは同期チャネルの周波数間隔である。
【0119】
任意選択で、nは、システムによって使用される周波数帯域に基づいて決定される整数セット内の整数である。
【0120】
任意選択で、物理リソースブロックの周波数リソースのあらかじめ定義された周波数帯域幅は、以下の関係式、
【0122】
を満たし、ここで、F
RBは、物理リソースブロックの周波数リソースのあらかじめ定義された周波数帯域幅であり、SCSは、物理リソースブロックのあらかじめ定義されたサブキャリア間隔であり、
【0124】
は、物理リソースブロックのあらかじめ定義されたサブキャリア量である。
【0125】
任意選択で、物理リソースブロックのあらかじめ定義されたサブキャリア間隔は15kHzであり、あらかじめ定義された物理リソースブロックのあらかじめ定義されたサブキャリア量は12または16である。
【0126】
任意選択で、周波数領域位置オフセットは、0kHz、-7.5kHz、または7.5kHzである。
【0127】
-7.5kHzまたは7.5kHzの周波数領域位置オフセットは、LTEシステムが将来のシステム(たとえば、5Gシステム)と共存することを可能にする。
【0128】
任意選択で、ターゲット周波数リソースの周波数領域位置は、ターゲット周波数リソースの中心周波数の周波数領域位置、ターゲット周波数リソースの開始周波数の周波数領域位置、またはターゲット周波数リソースの終了周波数の周波数領域位置を含む。
【0129】
上記は、この出願の実施形態による同期信号送信方法および受信方法を説明している。以下は、
図6から
図9を参照して、この出願の実施形態による基地局および端末デバイスを説明する。
【0130】
図6は、この出願の実施形態による基地局500の概略構造図である。
図6に表わされるように、基地局500は、処理ユニット510および送信ユニット520を含む。
【0131】
処理ユニット510は、ターゲット周波数リソースを決定するように構成され、ここでターゲット周波数リソースの周波数領域位置が同期チャネルの周波数間隔に基づいて決定され、同期チャネルの周波数間隔が、物理リソースブロックの周波数リソースのあらかじめ定義された周波数帯域幅の2
m倍であり、mがあらかじめ設定された負でない整数である。
【0132】
送信ユニット520は、処理ユニット510によって決定されたターゲット周波数リソースを使用することによって同期信号を送信するように構成される。
【0133】
この出願のこの実施形態において、同期信号によって占有される周波数リソースの周波数領域位置は、同期チャネルの周波数間隔に基づいて決定され、同期チャネルの周波数間隔は、物理リソースブロックの周波数リソースのあらかじめ定義された周波数帯域幅の2
m倍である。これは、同期信号の候補周波数リソースの量を増加させ、それにより同期信号のための利用可能な周波数領域マッピング位置を増加させる利点のためである。
【0134】
この出願のこの実施形態による基地局500は、この出願の実施形態による同期信号送信方法200における基地局に対応し得るとともに、基地局500におけるユニットの上記のおよび他の動作および/または機能は、それぞれ、
図2に表わされる方法200における対応するプロセスを実装するように意図されることが理解されるべきである。簡潔さのために、詳細は再度ここで説明されない。
【0135】
処理ユニット510はプロセッサを使用することによって実装されてもよく、送信ユニット520は送信機を使用することによって実装されてもよいことが留意されるべきである。
図7は、この出願の実施形態による基地局600の概略構造図である。
図7に表わされるように、基地局600は、プロセッサ610、送信機620、メモリ630、およびバスシステム640を含む。プロセッサ610、送信機620、およびメモリ630は、バスシステム640を使用することによって接続される。メモリ630は、プロセッサ610によって実行されるコードまたは同様のものを記憶するように構成され得る。送信機620は、プロセッサ610の制御下で信号を送信するように構成される。
【0136】
この出願のこの実施形態による基地局600は、この出願の実施形態による同期信号送信方法200における基地局、およびこの出願の実施形態による基地局500に対応し得るとともに、基地局
600におけるユニットの上記のおよび他の動作および/または機能は、それぞれ、
図2に表わされる方法200における対応するプロセスを実装するように意図されることが理解されるべきである。簡潔さのために、詳細は再度ここで説明されない。
【0137】
図8は、この出願の実施形態による端末デバイス700の概略構造図である。
図8に表わされるように、端末デバイス700は、処理ユニット710および受信ユニット720を含む。
【0138】
処理ユニット710は、ターゲット周波数リソースを取得するように構成され、ここでターゲット周波数リソースの周波数領域位置が同期チャネルの周波数間隔に基づいて決定され、同期チャネルの周波数間隔が、あらかじめ定義された物理リソースブロック内の周波数リソースの周波数帯域幅の2
m倍であり、mがあらかじめ設定された負でない整数である。
【0139】
受信ユニット720は、処理ユニット710によって取得されたターゲット周波数リソースに基づいて、基地局から同期信号を受信するように構成される。
【0140】
この出願のこの実施形態において、同期信号によって占有される周波数リソースの周波数領域位置は、同期チャネルの周波数間隔に基づいて決定され、同期チャネルの周波数間隔は、あらかじめ定義された物理リソースブロック内の周波数リソースの周波数帯域幅の2
m倍である。これは、同期信号の候補周波数リソースの量を増加させ、それにより同期信号のための利用可能な周波数領域マッピング位置を増加させるために有利である。
【0141】
この出願のこの実施形態による端末デバイス700は、この出願の実施形態による同期信号受信方法400における端末デバイスに対応し得るとともに、端末デバイス700におけるユニットの上記のおよび他の動作および/または機能は、それぞれ、
図5に表わされる方法400における対応するプロセスを実装するように意図されることが理解されるべきである。簡潔さのために、詳細は再度ここで説明されない。
【0142】
処理ユニット710はプロセッサを使用することによって実装されてもよく、受信ユニット720は受信機を使用することによって実装されてもよいことが留意されるべきである。
図9は、この出願の別の実施形態による端末デバイス800の概略構造図である。
図9に表わされるように、端末デバイス800は、プロセッサ810、受信機820、メモリ830、およびバスシステム840を含む。プロセッサ810、受信機820、およびメモリ830は、バスシステム840を使用することによって接続される。メモリ830は、プロセッサ810によって実行されるコードまたは同様のものを記憶するように構成され得る。受信機820は、プロセッサ810の制御下で信号を受信するように構成される。
【0143】
この出願のこの実施形態による端末デバイス800は、この出願の実施形態による同期信号受信方法400における端末デバイス、およびこの出願の実施形態による端末デバイス700に対応し得るとともに、端末デバイス800におけるユニットの上記のおよび他の動作および/または機能は、それぞれ、
図5に表わされる方法400における対応するプロセスを実装するように意図されることが理解されるべきである。簡潔さのために、詳細は再度ここで説明されない。
【0144】
上記の実施形態において、データバスを含むことに加えて、バスシステムは、電力バス、制御バス、およびステータス信号バスをさらに含み得ることが留意されるべきである。表現の容易さのために、様々なバスは、図面においてバスシステムとして一様に表記される。
【0145】
上記の実施形態におけるメモリは、揮発性メモリ(volatile memory)、たとえばランダムアクセスメモリ(random access memory, RAM)を含み得る。メモリは、また、非一時的メモリ(non-transitory memory)、たとえば、フラッシュメモリ(flash memory)、ハードディスクドライブ(hard disk drive, HDD)、またはソリッドステートドライブ(solid-state drive, SSD)を含み得る。メモリは、上記のタイプのメモリの組合せをさらに含み得る。
【0146】
上記の実施形態におけるプロセッサは、中央処理ユニット(central processing unit, CPU)、ネットワークプロセッサ(NP)、またはCPUとNPの組合せであり得る。プロセッサはハードウェアチップをさらに含み得る。上記のハードウェアチップは、特定用途向け集積回路(application-specific integrated circuit, ASIC)、プログラマブル・ロジック・デバイス(programmable logic device, PLD)、またはそれらの組合せであり得る。上記のPLDは、複合プログラマブル・ロジック・デバイス(complex programmable logic device, CPLD)、フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(field-programmable gate array, FPGA)、ジェネリック・アレイ・ロジック(generic array logic, GAL)、またはそれらの任意の組合せであり得る。
【0147】
この技術分野の当業者は、この明細書において開示された実施形態を参照して説明された例におけるユニットおよびアルゴリズムのステップは、電子ハードウェア、またはコンピュータソフトウェアと電子ハードウェアの組合せによって実装され得ることを認識し得る。機能がハードウェアによって実行されるか、またはソフトウェアによって実行されるかは、特定の用途および技術的解決策の設計制約条件に依存する。この技術分野の当業者は、各々の特定の用途について、説明された機能を実装するために異なる方法を使用し得るが、その実装がこの出願の範囲を超えていると考えられるべきではない。
【0148】
便利で簡単な説明の目的のために、システム、装置、およびユニットの詳細な作動プロセスについて、方法の実施形態における対応するプロセスを参照することが、この技術分野の当業者によって明確に理解され得る。詳細は再度ここで説明されない。
【0149】
この出願において提供されるいくつかの実施形態において、開示されたシステム、装置、および方法は他の方式で実装され得ることが理解されるべきである。たとえば、説明された装置の実施形態は単なる例である。たとえば、ユニットの区分は単なる論理的機能区分であり、実際の実装においては他の区分であってもよい。たとえば、複数のユニットまたは構成要素が組み合わされ、または別のシステムに統合されてもよく、またはいくつかの機能が無視され、または実行されなくてもよい。加えて、表示され、または論じられた相互結合または直接結合または通信接続は、いくつかのインターフェースを使用することによって実装され得る。装置またはユニット間の間接結合または通信接続は、電気的、機械的、または他の形式で実装され得る。
【0150】
別個の部分として説明されたユニットは、物理的に別個であっても、または物理的に別個でなくてもよく、ユニットとして表示された部分は、物理的ユニットであっても、または物理的ユニットでなくてもよく、1つの位置に配置されてもよく、または複数のネットワークユニットにおいて分散されてもよい。実施形態の解決策の目的を達成するための実際の必要性に基づいて、ユニットのいくつかまたはすべてが選択され得る。
【0151】
加えて、この出願の実施形態における機能ユニットは、1つの処理ユニットに統合されてもよく、またはユニットの各々が物理的に単独で存在してもよく、または2つ以上のユニットが1つのユニットに統合される。
【0152】
機能がソフトウェア機能ユニットの形式で実装され、独立した製品として販売または使用されるとき、機能はコンピュータ読み取り可能な記憶媒体に記憶されてもよい。そのような理解に基づいて、本質的にこの出願の技術的解決策、または先行技術に寄与する部分、または技術的解決策のいくつかは、ソフトウェア製品の形式で実装され得る。コンピュータソフトウェア製品は記憶媒体に記憶され、(パーソナルコンピュータ、サーバ、ネットワークデバイスまたは同様のものであり得る)コンピュータデバイスに、この出願の実施形態において説明された方法のステップのすべてまたはいくつかを実行するように命令するためのいくつかの命令を含む。上記の記憶媒体は、USBフラッシュドライブ、リムーバブルハードディスク、リードオンリメモリ(Read-Only Memory, ROM)、ランダムアクセスメモリ(Random Access Memory, RAM)、磁気ディスク、または光ディスクなどの、プログラムコードを記憶することができる任意の媒体を含む。
【0153】
説明は、この出願の単なる具体的な実装であるが、この出願の保護範囲を限定するように意図されない。この出願において開示された技術的範囲内で、この技術分野の当業者によって容易に考え出される任意の変形または置換は、この出願の保護範囲内にあるものである。したがって、この出願の保護範囲は、特許請求の範囲の保護範囲に従うものである。