(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記第1電気的接触面の少なくとも一部は、前記現像カートリッジが前記ドラムフレームに装着された状態において、前記搬送開口に対して、前記第2電気的接触面の反対側に位置することを特徴とする請求項4に記載のドラムカートリッジ。
前記第1電気的接触面の少なくとも一部は、前記現像カートリッジが前記ドラムフレームに装着された状態において、前記搬送開口に対して、前記第2電気的接触面の反対側に位置することを特徴とする請求項17から請求項21のいずれか一項に記載のプロセスカートリッジ。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
【0012】
なお、以下では、ドラムカートリッジのハンドルと感光ドラムとが並ぶ方向を「第1方向」と称する。また、感光ドラムの回転軸が延びる方向を「第2方向」と称する。また、ドラムカートリッジのドラム底板と交差する方向を「第3方向」と称する。以下の実施形態では、第1方向と第2方向とが交差(好ましくは直交)し、第2方向と第3方向とが交差(好ましくは直交)し、第3方向と第1方向とが交差(好ましくは直交)する。
【0013】
<1.プロセスカートリッジについて>
図1は、現像カートリッジ1がドラムカートリッジ2に装着された状態の斜視図である。以下、現像カートリッジ11がドラムカートリッジ2に装着された状態のカートリッジを、プロセスカートリッジ100と称する。プロセスカートリッジ100は、電子写真方式の画像形成装置に用いられる交換可能なユニットである。電子写真方式の画像形成装置の例としては、レーザプリンタまたはLEDプリンタが挙げられる。画像形成装置は、プロセスカートリッジ100を保持するフレームを有する。プロセスカートリッジ100は、画像形成装置の当該フレームに対して着脱される。なお、プロセスカートリッジ100は、トナーの色ごとに用意される。例えば、4色のトナーを用いる画像形成装置には、4つのプロセスカートリッジ100が個別に装着される。
【0014】
図1に示すように、プロセスカートリッジ100は、現像カートリッジ1とドラムカートリッジ2とを有する。現像カートリッジ1は、ドラムカートリッジ2に対して着脱可能である。このため、現像カートリッジ1およびドラムカートリッジ2のうち、いずれか一方のみを新品に交換できる。したがって、画像形成装置のユーザは、現像カートリッジ1の寿命とドラムカートリッジ2の寿命とを、それぞれ有効に消費することができる。
【0015】
<2.ドラムカートリッジについて>
<2−1.ドラムカートリッジの構成>
図2および
図3は、ドラムカートリッジ2の斜視図である。
図4は、ドラムカートリッジ2の分解斜視図である。ドラムカートリッジ2は、現像カートリッジ1から供給されるトナーを、感光ドラム22を介して印刷用紙に転写する。
図2〜
図4に示すように、本実施形態のドラムカートリッジ2は、ドラムフレーム21、感光ドラム22、転写ローラ23、搬送ローラ24、ギア部25、帯電器26、第1押圧部材27、および第2押圧部材28を有する。
【0016】
ドラムフレーム21は、現像カートリッジ1を装着可能なフレームである。
図4に示すように、本実施形態のドラムフレーム21は、フレーム本体31とフレームカバー32の2部材で構成される。フレームカバー32は、フレーム本体31に対して固定される。感光ドラム22および転写ローラ23は、フレーム本体31とフレームカバー32との間に位置する。ただし、ドラムフレーム21は、単一の部材で構成されていてもよく、3つ以上の部材で構成されていてもよい。
【0017】
図2および
図3に示すように、ドラムフレーム21は、第1方向における一端部211と、一端部から第1方向に離れた他端部212と、を有する。一端部211は、他端部212よりも感光ドラム22に近い。ドラムフレーム21は、一端部211と他端部212との間に、現像カートリッジ1が挿入される凹部210を有する。
【0018】
ドラムフレーム21は、第1ドラム側板41、第2ドラム側板42、第1連結板43、第2連結板44、およびドラム底板45を有する。
【0019】
第1ドラム側板41は、ドラムフレーム21の第2方向の一端に位置する。第1ドラム側板41は、第1方向および第3方向に拡がる。ドラムフレーム21に現像カートリッジ1が装着された状態において、第1ドラム側板41は、後述する現像カートリッジ1のギアカバー152の一部分を覆う。また、ドラムフレーム21に現像カートリッジ1が装着された状態において、第1ドラム側板41と、後述する現像カートリッジ1の第1現像側板111とは、第2方向に向かい合う。第1ドラム側板41は、第1ガイド溝411を有する。ドラムカートリッジ2に現像カートリッジ1が装着された状態において、後述する現像ローラシャフト132の第2方向の一方の端部は、第1ガイド溝411に嵌まる。
【0020】
第2ドラム側板42は、ドラムフレーム21の第2方向の他端に位置する。第2ドラム側板42は、第1方向および第3方向に拡がる。第1ドラム側板41と第2ドラム側板42とは、第2方向に離れている。感光ドラム22および転写ローラ23は、第1ドラム側板41と第2ドラム側板42との間に位置する。ドラムカートリッジ2に現像カートリッジ1が装着された状態において、第1ドラム側板41は、後述するケーシング11の第2現像側板112の外表面の一部分を覆う。また、ドラムフレーム21に現像カートリッジ1が装着された状態において、第2ドラム側板42と、現像カートリッジ1の第2現像側板112とは、第2方向に向かい合う。第2ドラム側板42は、第2ガイド溝421を有する。ドラムカートリッジ2に現像カートリッジ1が装着された状態において、現像ローラシャフト132の第2方向の他方の端部は、第2ガイド溝421に嵌まる。
【0021】
第1連結板43は、ドラムフレーム21の第1方向の一端部211に位置する。第1連結板43は、第1ドラム側板41の第1方向の一方の端部と第2ドラム側板42の第1方向の一方の端部との間で、第2方向に延びる。第1ドラム側板41の第1方向の一方の端部と、第2ドラム側板42の第1方向の一方の端部とは、第1連結板43により連結される。感光ドラム22の外表面の一部は、第1連結板43に覆われる。本実施形態では、フレーム本体31の一部と、フレームカバー32の一部とで、第1連結板43が構成されている。ただし、第1連結板43は、1部材で構成されていてもよい。
【0022】
第2連結板44は、ドラムフレーム21の第1方向の他端部212に位置する。第2連結板44は、第1ドラム側板41の第1方向の他方の端部と第2ドラム側板42の第1方向の他方の端部との間で、第2方向に延びる。第1ドラム側板41の第1方向の他方の端部と、第2ドラム側板42の第1方向の他方の端部とは、第2連結板44により連結される。感光ドラム22および転写ローラ23は、第1連結板43と第2連結板44との間に位置する。
【0023】
第2連結板44は、ハンドル441を有する。すなわち、ドラムフレーム21は、第1方向の他端部212の外表面に、ハンドル441を有する。画像形成装置のユーザは、画像形成装置に対してプロセスカートリッジ100を着脱する際、このハンドル441を持つ。
【0024】
ドラム底板45は、第1ドラム側板41、第2ドラム側板42、第1連結板43、および第2連結板44の間で、第1方向および第2方向に拡がる。第1ドラム側板41と第2ドラム側板42とは、ドラム底板45によって連結される。ドラム底板45は、搬送開口451と第1開口452とを有する。
【0025】
搬送開口451は、ドラム底板45を第3方向に貫通する開口である。搬送開口451は、第1方向において、転写ローラ23と搬送ローラ24との間に位置する。また、ドラム底板45は、搬送開口451の内側へ向けて突出する複数のガイドリブ453を有する。搬送ローラ24により搬送される印刷用紙は、複数のガイドリブ453に接触しつつ、搬送開口451へ案内される。そして、搬送開口451を通過した印刷用紙は、感光ドラム22と転写ローラ23との間へ挿入される。
【0026】
第1開口452は、ドラム底板45を第3方向に貫通する開口である。第1開口452は、搬送開口451と第1ドラム側板41との間に位置する。搬送開口451と第1開口452とは、第2方向に隣り合う。ドラムフレーム21に現像カートリッジ1が装着された状態において、後述する現像カートリッジ1に搭載されたICチップ18の電気的接触面181は、第1開口452から露出する。したがって、電気的接触面181は、ドラム底板45に遮られることなく、画像形成装置の電気端子と接触可能となる。
【0027】
また、ドラム底板45は、第1開口452に繋がる切り欠き454を有する。切り欠き454は、第1開口452から後述するギア部25へ向けて、第1方向に凹む。ドラムカートリッジ2に現像カートリッジ1が装着された状態において、後述する現像カートリッジ1のギアカバー152の突起153は、切り欠き454に嵌まる。これにより、第1開口452に対して電気的接触面181が位置決めされる。
【0028】
感光ドラム22は、第2方向に延びる回転軸(第1軸)について回転可能なドラムである。感光ドラム22は、ドラムフレーム21の第1方向の一端部211に位置する。また、感光ドラム22は、第1連結板43に沿って配置される。ドラムカートリッジ2に現像カートリッジ1が装着されると、後述する現像ローラ13の外周面と感光ドラム22の外周面とは、互いに接触する。
【0029】
本実施形態の感光ドラム22は、ドラム本体221とドラムシャフト222とを有する。ドラム本体221は、第2方向に延びる円筒状の部材である。ドラム本体221の外周面は、感光材料に被覆されている。ドラムシャフト222は、感光ドラム22の回転軸に沿って第2方向に延びる円柱状の部材である。ドラムシャフト222は、ドラム本体221の中央に設けられた貫通孔に挿入される。ドラム本体221は、ドラムシャフト222に対して、相対回転不能に固定される。
【0030】
ドラムシャフト222の第2方向の一方の端部は、ドラムギア251に固定される。ドラムギア251は、後述するギア部25に属し、第1軸について回転可能である。したがって、ドラムシャフト222およびドラム本体221は、ギア部25の駆動によって回転する。なお、ドラムシャフト222は、ドラム本体221を第2方向に貫通していなくてもよい。例えば、一対のドラムシャフト222が、ドラム本体221の第2方向の両端から、第2方向にそれぞれ延びていてもよい。
【0031】
ドラムシャフト222の材料には、例えば、導体である金属が用いられる。ドラムシャフト222は、画像形成装置のアース端子に接続される。これにより、ドラムシャフトは、基準電圧に維持される。
【0032】
転写ローラ23は、第2方向に延びる回転軸(転写ローラ軸)について回転可能なローラである。転写ローラ23は、ドラムフレーム21の第1方向の一端部211に位置する。また、転写ローラ23は、第1連結板43に沿って配置される。感光ドラム22の外周面と、転写ローラ23の外周面とは、互いに接触する。感光ドラム22と転写ローラ23との間を印刷用紙が通過するとき、転写ローラ23は、印刷用紙を感光ドラム22の外周面へ向けて押し付ける。これにより、感光ドラム22の表面に付着したトナーが、印刷用紙に転写される。
【0033】
このように、本実施形態のドラムカートリッジ2は、転写ローラ23を有する。このため、ドラムカートリッジ2を交換するときに、転写ローラ23も同時に交換できる。
【0034】
搬送ローラ24は、第2方向に延びる回転軸(搬送ローラ軸)について回転可能なローラである。搬送ローラ24は、搬送開口451に沿って配置される。感光ドラム22と搬送ローラ24とは、第1方向に間隔をあけて、互いに平行に配置される。また、転写ローラ23と搬送ローラ24とは、第1方向に間隔をあけて、互いに平行に配置される。搬送ローラ24は、印刷用紙に接触しながら回転する。印刷用紙は、搬送ローラ24と、現像カートリッジ1の複数のリブ116とに接触することによって、感光ドラム22と転写ローラ23との間へ送られる。
【0035】
このように、本実施形態のドラムカートリッジ2は、搬送ローラ24を有する。このため、ドラムカートリッジ2を交換するときに、搬送ローラ24も同時に交換できる。
【0036】
ギア部25は、第1ドラム側板41に位置する。ギア部25は、上述したドラムギア251を含む複数のギアと、カップリング252とを有する。複数のギアは、フレーム本体31とフレームカバー32との間に形成される空間内に収容されている。カップリング252は、フレームカバー32から露出する。画像形成装置にプロセスカートリッジ100が装着されると、画像形成装置の駆動シャフトがカップリング252に接続される。そして、駆動シャフトの回転が、カップリング252を介して、ドラムギア251を含む複数のギアに伝達される。
【0037】
なお、ギア部25に含まれる複数のギアは、歯の噛み合いによって回転力を伝達するものであってもよく、摩擦によって回転力を伝達するものであってもよい。
【0038】
帯電器26は、ドラムフレーム21の第1方向の一端部211に位置する。帯電器26は、感光ドラム22に沿って配置される。帯電器26は、感光ドラム22の表面を一様に帯電させる。本実施形態では、帯電器26に、スコロトロン型帯電器が用いられている。スコロトロン型帯電器等の非接触式の帯電器を用いれば、感光ドラム22の表面を無加圧で帯電させることができる。したがって、感光ドラムの変形および損傷を抑制できる。ただし、非接触式の帯電器に代えて、帯電ローラ等の接触式の帯電器を用いてもよい。
【0039】
また、ドラムカートリッジ2は、帯電電極261を有する。帯電電極261は、帯電器26に電力を供給するための電極である。帯電電極261は、第2ドラム側板42の外表面に位置する。帯電電極261には、例えば、金属または導電性樹脂が用いられる。帯電電極261は、帯電器26と電気的に接触する。また、帯電電極261は、帯電接触面262を有する。プロセスカートリッジ100が画像形成装置に装着されると、画像形成装置に設けられた電極に、帯電接触面262が接触する。これにより、画像形成装置から帯電器26へ、電力が供給される。
【0040】
このように、本実施形態のドラムカートリッジ2は、帯電器26を有する。このため、ドラムカートリッジ2を交換するときに、帯電器26も同時に交換できる。
【0041】
第1押圧部材27および第2押圧部材28は、ドラムフレーム21の第1方向の他端部212に位置する。第1押圧部材27は、第2連結板44の第2方向の一端から、感光ドラム22へ向けて、第1方向に突出する。第2押圧部材28は、第2連結板44の第2方向の他端から、感光ドラム22へ向けて、第1方向に突出する。第1押圧部材27および第2押圧部材28は、第2連結板44と一体であってもよく、別部品であってもよい。
【0042】
ドラムフレーム21に現像カートリッジ1を装着すると、現像カートリッジ1のケーシング11が、第1押圧部材27および第2押圧部材28に接触する。これにより、現像カートリッジ1が、ドラムフレーム21の第1方向の一端部211へ向けて押圧される。その結果、現像ローラ13が、感光ドラム22に向けて押圧される。
【0043】
<2−2.ICチップについて>
このドラムカートリッジ2は、さらにICチップ29を有する。ICチップ29は、板状の記憶媒体(第1記憶媒体)である。ICチップ29には、ドラムカートリッジ2に関する種々の情報(例えば、感光ドラム22、帯電器26などの部品の寿命に関する情報)が記憶されている。
【0044】
図5は、ICチップ29の外観図である。
図5に示すように、ICチップ29は、複数の電気的接触面291(第1電気的接触面)を有する。複数の電気的接触面291は、第2方向または第3方向に並ぶ。ただし、ICチップ29が有する電気的接触面291の数は、1つであってもよい。電気的接触面291は、導体である金属からなる。プロセスカートリッジ100が画像形成装置に装着されると、画像形成装置に設けられた電気端子に、電気的接触面291が接触する。これにより、電気端子と電気的接触面291とが、電気的に導通する。その結果、画像形成装置は、ICチップ29からの情報の読み出しおよびICチップ29への情報の書き込みの少なくとも一方を行うことが可能となる。
【0045】
ICチップ29は、現像カートリッジ1がドラムフレーム21に装着された状態において、ドラムフレーム21の露出した外表面に位置する。具体的には、ドラムフレーム21の露出した外表面に、ICチップ29が固定される。このようにすれば、現像カートリッジ1がドラムフレーム21に装着された状態においても、ICチップ29の電気的接触面291を、画像形成装置の電気端子に接触させることができる。なお、ドラムフレーム21に対するICチップ29の固定方法には、例えば、接着またはねじ止めが用いられる。
【0046】
詳しくは、複数の電気的接触面291は、SIO(データ)端子291Aと、GND(グランド)端子291Bと、SCK(シリアルクロック)端子291Cと、PWR(電源)端子291Dと、を有する。複数の電気的接触面291は、第1方向において、SIO(データ)端子291A、GND(グランド)端子291B、SCK(シリアルクロック)端子291C、PWR(電源)端子291Dの順に並ぶ。
【0047】
ただし、SIO(データ)端子291A、GND(グランド)端子291B、SCK(シリアルクロック)端子291C、PWR(電源)端子291Dの並び順は、上記の実施形態に限らない。
【0048】
例えば、複数の電気的接触面291は、第1方向において、SIO(データ)端子291A、GND(グランド)端子291B、PWR(電源)端子291D、SCK(シリアルクロック)端子291Cの順に並んでいてもよい。
【0049】
また、例えば、複数の電気的接触面291は、第1方向において、SIO(データ)端子291A、SCK(シリアルクロック)端子291C、GND(グランド)端子291B、PWR(電源)端子291Dの順に並んでいてもよい。
【0050】
また、例えば、複数の電気的接触面291は、第1方向において、SIO(データ)端子291A、SCK(シリアルクロック)端子291C、PWR(電源)端子291D、GND(グランド)端子291Bの順に並んでいてもよい。
【0051】
また、例えば、複数の電気的接触面291は、第1方向において、SIO(データ)端子291A、PWR(電源)端子291D、GND(グランド)端子291B、SCK(シリアルクロック)端子291Cの順に並んでいてもよい。
【0052】
また、例えば、複数の電気的接触面291は、第1方向において、SIO(データ)端子291A、PWR(電源)端子291D、SCK(シリアルクロック)端子291C、GND(グランド)端子291Bの順に並んでいてもよい。
【0053】
また、例えば、複数の電気的接触面291は、第1方向において、GND(グランド)端子291B、SIO(データ)端子291A、SCK(シリアルクロック)端子291C、PWR(電源)端子291Dの順に並んでいてもよい。
【0054】
また、例えば、複数の電気的接触面291は、第1方向において、GND(グランド)端子291B、SIO(データ)端子291A、PWR(電源)端子291D、SCK(シリアルクロック)端子291Cの順に並んでいてもよい。
【0055】
また、例えば、複数の電気的接触面291は、第1方向において、GND(グランド)端子291B、SCK(シリアルクロック)端子291C、SIO(データ)端子291A、PWR(電源)端子291Dの順に並んでいてもよい。
【0056】
また、例えば、複数の電気的接触面291は、第1方向において、GND(グランド)端子291B、SCK(シリアルクロック)端子291C、PWR(電源)端子291D、SIO(データ)端子291Aの順に並んでいてもよい。
【0057】
また、例えば、複数の電気的接触面291は、第1方向において、GND(グランド)端子291B、PWR(電源)端子291D、SIO(データ)端子291A、SCK(シリアルクロック)端子291Cの順に並んでいてもよい。
【0058】
また、例えば、複数の電気的接触面291は、第1方向において、GND(グランド)端子291B、PWR(電源)端子291D、SCK(シリアルクロック)端子291C、SIO(データ)端子291Aの順に並んでいてもよい。
【0059】
また、例えば、複数の電気的接触面291は、第1方向において、SCK(シリアルクロック)端子291C、SIO(データ)端子291A、GND(グランド)端子291B、PWR(電源)端子291Dの順に並んでいてもよい。
【0060】
また、例えば、複数の電気的接触面291は、第1方向において、SCK(シリアルクロック)端子291C、SIO(データ)端子291A、PWR(電源)端子291D、GND(グランド)端子291Bの順に並んでいてもよい。
【0061】
また、例えば、複数の電気的接触面291は、第1方向において、SCK(シリアルクロック)端子291C、GND(グランド)端子291B、SIO(データ)端子291A、PWR(電源)端子291Dの順に並んでいてもよい。
【0062】
また、例えば、複数の電気的接触面291は、第1方向において、SCK(シリアルクロック)端子291C、GND(グランド)端子291B、PWR(電源)端子291D、SIO(データ)端子291Aの順に並んでいてもよい。
【0063】
また、例えば、複数の電気的接触面291は、第1方向において、SCK(シリアルクロック)端子291C、PWR(電源)端子291D、SIO(データ)端子291A、GND(グランド)端子291Bの順に並んでいてもよい。
【0064】
また、例えば、複数の電気的接触面291は、第1方向において、SCK(シリアルクロック)端子291C、PWR(電源)端子291D、GND(グランド)端子291B、SIO(データ)端子291Aの順に並んでいてもよい。
【0065】
また、例えば、複数の電気的接触面291は、第1方向において、PWR(電源)端子291D、SIO(データ)端子291A、GND(グランド)端子291B、SCK(シリアルクロック)端子291Cの順に並んでいてもよい。
【0066】
また、例えば、複数の電気的接触面291は、第1方向において、PWR(電源)端子291D、SIO(データ)端子291A、SCK(シリアルクロック)端子291C、GND(グランド)端子291Bの順に並んでいてもよい。
【0067】
また、例えば、複数の電気的接触面291は、第1方向において、PWR(電源)端子291D、GND(グランド)端子291B、SIO(データ)端子291A、SCK(シリアルクロック)端子291Cの順に並んでいてもよい。
【0068】
また、例えば、複数の電気的接触面291は、第1方向において、PWR(電源)端子291D、GND(グランド)端子291B、SCK(シリアルクロック)端子291C、SIO(データ)端子291Aの順に並んでいてもよい。
【0069】
また、例えば、複数の電気的接触面291は、第1方向において、PWR(電源)端子291D、SCK(シリアルクロック)端子291C、SIO(データ)端子291A、GND(グランド)端子291Bの順に並んでいてもよい。
【0070】
また、例えば、複数の電気的接触面291は、第1方向において、PWR(電源)端子291D、SCK(シリアルクロック)端子291C、GND(グランド)端子291B、SIO(データ)端子291Aの順に並んでいてもよい。
【0071】
図6は、プロセスカートリッジ100を、ドラム底板45側から視た平面図である。
図6には、ICチップ29を配置可能な位置29(A)〜29(F)が、破線で示されている。また、
図6には、印刷用紙の搬送経路9が、二点鎖線で示されている。
【0072】
ICチップ29は、例えば、位置29(A)〜29(F)のように、ドラム底板45の外表面に配置することができる。このようにすれば、後述する現像カートリッジ1のICチップ18の電気的接触面181と、ドラムカートリッジ2のICチップ29の電気的接触面291とが、同じ方向を向く。このため、画像形成装置へのプロセスカートリッジ100の挿入時に、これらの2つの電気的接触面181,291を、同じ姿勢で同じ方向に移動させることができる。したがって、画像形成装置の電気端子に電気的接触面181を確実に接触させることと、画像形成装置の他の電気端子に電気的接触面291を確実に接触させることとを、両立させやすい。
【0073】
また、電気的接触面181が画像形成装置の電気端子から受ける力の向きと、電気的接触面291が画像形成装置の電気端子から受ける力の向きとが、同じ向きとなる。このため、画像形成装置に対するプロセスカートリッジ100の位置決めが容易となる。
【0074】
位置29(A)〜29(C),29(E),29(F)の場合、電気的接触面291は、第2方向において、搬送開口451よりも外側に位置する。具体的には、位置29(A)〜29(C)の場合、電気的接触面291は、第2方向において、搬送開口451と、ドラムフレーム21の第2方向の他方の端部との間に位置する。また、位置29(E),29(F)の場合、電気的接触面291は、第2方向において、搬送開口451と、ドラムフレーム21の第2方向の一方の端部との間に位置する。すなわち、ドラム底板45の外表面のうち、印刷用紙の搬送経路9を避けた位置に、電気的接触面291が配置される。これにより、搬送される印刷用紙が、電気的接触面291に接触することを防止できる。
【0075】
特に、位置29(B)の場合、電気的接触面291は、搬送開口451に対して、第1開口452の反対側に位置する。すなわち、後述する現像カートリッジ1がドラムフレーム21に装着された状態において、電気的接触面291の少なくとも一部が、搬送開口451に対して、第1開口452に露出する電気的接触面181の反対側に位置する。このようにすれば、第2方向における搬送開口451の両側において、電気的接触面が電気端子に接触する。これにより、画像形成装置に対する電気的接触面181および電気的接触面291の傾きが抑制される。
【0076】
また、位置29(D)の場合、電気的接触面291は、第1方向において、搬送開口451と、ドラムフレーム21の第1方向の一端部211との間に位置する。この場合も、電気的接触面291の位置は、印刷用紙の搬送経路9を避けた位置となる。したがって、搬送される印刷用紙が、電気的接触面291に接触することを防止できる。また、ユーザは、ドラムフレーム21の第1方向の他端部212に設けられたハンドル441を持つ。このため、位置29(D)に電気的接触面291を配置することで、ユーザが電気的接触面291に接触することを抑制できる。
【0077】
位置29(D)の場合、電気的接触面291の少なくとも一部は、転写ローラ23に対して感光ドラム22の反対側に位置していてもよい。また、位置29(D)の場合、電気的接触面291と感光ドラム22とが、第3方向において重なっていてもよい。また、位置29(D)の場合、電気的接触面291の位置は、第2方向におけるドラム底板45の中央であることが好ましい。具体的には、ICチップ29が有する複数の電気的接触面291の少なくとも1つが、搬送開口451の第2方向の中央と、第1方向に重なっていることが好ましい。ただし、電気的接触面291の位置は、第2方向におけるドラム底板45の中央から外れた位置であってもよい。
【0078】
ドラム底板45は、第1端部455と第2端部456とを有する。第1端部455は、第2方向におけるドラムフレーム21の一方側に位置する。第2端部456は、第2方向におけるドラムフレーム21の他方側に位置する。すなわち、第1端部455は、第2端部456よりもドラムギア251に近い。第1端部455と第2端部456とは、第2方向に離れている。電気的接触面291は、位置29(A),29(B),29(C)のように、第1端部455の外表面に位置していてもよい。また、電気的接触面291は、位置29(E),29(F)のように、第2端部456の外表面に位置していてもよい。位置29(E),29(F)の場合、ドラムギア251からの振動が、電気的接触面291に伝達することを抑制できる。
【0079】
<3.現像カートリッジについて>
図7および
図8は、現像カートリッジ1の斜視図である。以下では、ドラムカートリッジ2に装着された状態の現像カートリッジ1について、上述した第1方向、第2方向、および第3方向を用いて、説明する。現像カートリッジ1は、現像剤であるトナーをドラムカートリッジ2の感光ドラム22へ供給する。
図7および
図8に示すように、本実施形態の現像カートリッジ1は、ケーシング11、アジテータ12、現像ローラ13、供給ローラ14、ギア部15、現像電極16、供給電極17、およびICチップ18を有する。
【0080】
ケーシング11は、トナーを収容可能な筐体である。ケーシング11は、第1現像側板111と第2現像側板112とを有する。第1現像側板111は、ケーシング11の第2方向の一端に位置する。第2現像側板112は、ケーシング11の第2方向の他端に位置する。第1現像側板111と第2現像側板112とは、第2方向に離れている。ギア部15は、第1現像側板111の外表面に位置する。現像電極16および供給電極17は、第2現像側板112の外表面に位置する。ケーシング11の内部には、収容室113が設けられる。トナーは、収容室113内に収容される。また、ケーシング11は、開口部114を有する。開口部114は、第1方向におけるケーシング11の一端部に位置する。収容室113と外部とは、開口部114を介して連通する。
【0081】
また、ケーシング11は、ハンドル115を有する。ハンドル115は、ケーシング11の第1方向の一端部および他端部のうち、現像ローラ13から遠い端部である他端部に位置する。画像形成装置のユーザは、ドラムカートリッジ2に対して現像カートリッジ1を着脱する際、このハンドル115を持つ。また、ケーシング11は、複数のリブ116を有する。複数のリブ116は、ケーシング11の第3方向の両端部の外表面のうち、現像ローラ13から遠い外表面に位置する。複数のリブ116は、第2方向に、互いに間隔をあけて並んでいる。各リブ116は、ケーシング11の外表面から第3方向に突出する。
【0082】
アジテータ12は、アジテータシャフト121と撹拌羽根122とを有する。アジテータシャフト121は、第2方向に延びる回転軸について回転可能である。撹拌羽根122は、アジテータシャフト121から径方向外側へ向けて拡がる。アジテータシャフト121の少なくとも一部と、撹拌羽根122とは、収容室113内に位置する。アジテータシャフト121の第2方向の一方の端部は、ギア部15に含まれるアジテータギアに固定される。したがって、アジテータシャフト121および撹拌羽根122は、ギア部の駆動によって回転する。撹拌羽根122が回転すると、収容室113内のトナーが撹拌される。
【0083】
現像ローラ13は、第2方向に延びる回転軸(第2軸)について回転可能なローラである。現像ローラ13は、ケーシング11の開口部114に位置する。すなわち、現像ローラ13は、第1方向におけるケーシング11の一端部に位置する。現像カートリッジ1がドラムカートリッジ2に装着されたときには、現像ローラ13の表面が、後述する感光ドラム22の表面に接触する。
【0084】
現像ローラ13は、現像ローラ本体131と現像ローラシャフト132とを有する。現像ローラ本体131は、第1方向に延びる円筒状の部材である。現像ローラ本体131の材料には、例えば、弾性を有するゴムが用いられる。現像ローラシャフト132は、現像ローラ本体131を第1方向に貫通する円柱状の部材である。現像ローラシャフト132の材料には、金属または導電性を有する樹脂が用いられる。現像ローラ本体131は、現像ローラシャフト132に対して、相対回転不能に固定される。
【0085】
現像ローラシャフト132の第2方向の一方の端部は、ギア部15に含まれる現像ローラギアに固定される。したがって、現像ローラシャフト132および現像ローラ本体131は、ギア部15の駆動によって回転する。なお、現像ローラシャフト132は、現像ローラ本体131を第2方向に貫通していなくてもよい。例えば、一対の現像ローラシャフト132が、現像ローラ本体131の第2方向の両端から、第2方向にそれぞれ延びていてもよい。
【0086】
供給ローラ14は、現像ローラ13と収容室113との間に位置する。供給ローラ14は、第2方向に延びる回転軸(供給ローラ軸)について回転可能なローラである。供給ローラ14は、供給ローラ本体141と供給ローラシャフト142とを有する。供給ローラ本体141は、第1方向に延びる円筒状の部材である。供給ローラ本体141の外周面は、現像ローラ本体131の外周面に接触する。供給ローラ本体141の材料には、例えば、弾性を有するゴムが用いられる。供給ローラシャフト142は、供給ローラ本体141を第1方向に貫通する円柱状の部材である。供給ローラシャフト142の材料には、金属または導電性を有する樹脂が用いられる。供給ローラ本体141は、供給ローラシャフト142に対して、相対回転不能に固定される。
【0087】
供給ローラシャフト142の第2方向の一方の端部は、ギア部15に含まれる供給ローラギアに固定される。したがって、供給ローラシャフト142および供給ローラ本体141は、ギア部15の駆動によって回転する。なお、供給ローラシャフト142は、供給ローラ本体141を第2方向に貫通していなくてもよい。例えば、一対の供給ローラシャフト142が、供給ローラ本体141の第2方向の両端から、第2方向にそれぞれ延びていてもよい。
【0088】
ギア部15が駆動すると、ケーシング11内の収容室113から、供給ローラ14を介して、現像ローラ13の外周面に、トナーが供給される。その際、供給ローラ14と現像ローラ13との間において、トナーは摩擦帯電される。一方、現像ローラ13の現像ローラシャフト132には、バイアス電圧がかけられている。このため、現像ローラシャフト132とトナーとの間の静電気力によって、現像ローラ本体131の外周面に、トナーが引き付けられる。
【0089】
また、現像カートリッジ1は、図示を省略した層厚規制ブレードを有する。層厚規制ブレードは、現像ローラ本体131の外周面に供給されたトナーを、一定の厚みに成形する。その後、現像ローラ本体131の外周面のトナーは、後述する感光ドラム22へ供給される。このとき、トナーは、感光ドラム22の外周面に形成された静電潜像に応じて、現像ローラ本体131から感光ドラム22へ移動する。これにより、感光ドラム22の外周面において、静電潜像が可視像化される。
【0090】
ギア部15は、ケーシング11の第1現像側板111の外表面に位置する。ギア部15は、上述したアジテータギア、現像ローラギア、および供給ローラギアを含む複数のギアと、カップリング151と、ギアカバー152とを有する。ギアカバー152は、ケーシング11の第1現像側板111に、例えばねじ止めで固定される。複数のギアの少なくとも一部は、第1現像側板111とギアカバー152との間に位置する。カップリング151は、ギアカバー152から露出する。画像形成装置にプロセスカートリッジ100が装着されると、画像形成装置の駆動シャフトがカップリング151に接続される。そして、駆動シャフトの回転が、カップリング151を介して、アジテータギア、現像ローラギア、および供給ローラギアを含む複数のギアに伝達される。
【0091】
なお、ギア部15に含まれる複数のギアは、歯の噛み合いによって回転力を伝達するものであってもよく、摩擦によって回転力を伝達するものであってもよい。
【0092】
現像電極16は、現像ローラ13に電力を供給するための電極である。現像電極16は、ケーシング11の第2現像側板112の外表面に位置する。現像電極16には、例えば、金属または導電性樹脂が用いられる。現像電極16は、現像ローラシャフト132の第2方向の他端部と電気的に接触しつつ、現像ローラシャフト132の第2方向の他端部を回転可能に支持する。また、現像電極16は、現像接触面161を有する。プロセスカートリッジ100が画像形成装置に装着されると、画像形成装置に設けられた電気端子に、現像接触面161が接触する。これにより、画像形成装置から現像ローラシャフト132へ、電力が供給される。
【0093】
供給電極17は、供給ローラ14に電力を供給するための電極である。供給電極17は、ケーシング11の第2現像側板112の外表面に位置する。供給電極17には、例えば、金属または導電性樹脂が用いられる。供給電極17は、供給ローラシャフト142の第2方向の他端部と電気的に接触しつつ、供給ローラシャフト142の第2方向の他端部を回転可能に支持する。また、供給電極17は、供給接触面181を有する。プロセスカートリッジ100が画像形成装置に装着されると、画像形成装置に設けられた電極に、供給接触面181が接触する。これにより、画像形成装置から供給ローラシャフト142へ、バイアス電圧が供給される。その結果、現像ローラ13と供給ローラ14との間に、バイアス電圧が生じる。
【0094】
ICチップ18は、板状の記憶媒体(第2記憶媒体)である。ICチップ18には、現像カートリッジ1に関する種々の情報(例えば、現像ローラ13などの部品の寿命に関する情報)が記憶されている。
図8に示すように、ICチップ18は、ケーシング11の第2方向の一端に位置する。本実施形態では、ギアカバー152の第3方向の両端の外表面のうち、現像ローラ13から遠い外表面に、ICチップ18が固定されている。ただし、ICチップ18は、ケーシング11の第3方向の両端の外表面のうち、現像ローラ13から遠い外表面に、固定されていてもよい。
【0095】
ICチップ18は、複数の電気的接触面181(第2電気的接触面)を有する。複数の電気的接触面181は、第2方向に並ぶ。各電気的接触面181は、第3方向に対して垂直な面である。ただし、ICチップ18が有する電気的接触面181の数は、1つであってもよい。電気的接触面181は、導体である金属からなる。プロセスカートリッジ100が画像形成装置に装着されると、画像形成装置に設けられた電気端子に、電気的接触面181が接触する。これにより、電気端子と電気的接触面181とが、電気的に導通する。その結果、画像形成装置は、ICチップ18からの情報の読み出しおよびICチップ18への情報の書き込みの少なくとも一方を行うことが可能となる。
【0096】
<4.変形例>
以上、本発明の第1実施形態および第2実施形態について説明したが、本発明は上記の実施形態に限定されるものではない。
【0097】
例えば、上記の実施形態では、ドラムフレームの外表面に、電気的接触面を有するICチップが固定されていた。しかしながら、ドラムフレームの外表面に電気的接触面のみを固定し、ICチップの電気的接触面以外の部分は、ドラムカートリッジの他の箇所に配置されていてもよい。
【0098】
また、第1方向と第2方向とは、互いに直交していなくてもよい。また、第2方向と第3方向とは、互いに直交していなくてもよい。また、第1方向と第3方向とは、互いに直交していなくてもよい。
【0099】
また、現像カートリッジおよびドラムカートリッジの細部の形状については、本願の各図に示された形状と相違していてもよい。また、上記の実施形態や変形例に登場した各要素を、矛盾が生じない範囲で、適宜に組み合わせてもよい。