特許第6923193号(P6923193)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6923193
(24)【登録日】2021年8月2日
(45)【発行日】2021年8月18日
(54)【発明の名称】除湿装置
(51)【国際特許分類】
   B01D 53/26 20060101AFI20210805BHJP
   F24F 1/0083 20190101ALI20210805BHJP
   F24F 3/14 20060101ALI20210805BHJP
   A61L 9/14 20060101ALI20210805BHJP
   C02F 1/28 20060101ALI20210805BHJP
【FI】
   B01D53/26 100
   F24F1/0083
   F24F3/14
   A61L9/14
   C02F1/28 F
【請求項の数】12
【全頁数】14
(21)【出願番号】特願2017-148770(P2017-148770)
(22)【出願日】2017年8月1日
(65)【公開番号】特開2018-192469(P2018-192469A)
(43)【公開日】2018年12月6日
【審査請求日】2020年1月31日
(31)【優先権主張番号】特願2017-97407(P2017-97407)
(32)【優先日】2017年5月16日
(33)【優先権主張国】JP
(73)【特許権者】
【識別番号】506310050
【氏名又は名称】株式会社アクト
(74)【代理人】
【識別番号】100087398
【弁理士】
【氏名又は名称】水野 勝文
(74)【代理人】
【識別番号】100128783
【弁理士】
【氏名又は名称】井出 真
(74)【代理人】
【識別番号】100128473
【弁理士】
【氏名又は名称】須澤 洋
(74)【代理人】
【識別番号】100160886
【弁理士】
【氏名又は名称】久松 洋輔
(72)【発明者】
【氏名】内海 洋
【審査官】 山崎 直也
(56)【参考文献】
【文献】 特開平05−118596(JP,A)
【文献】 特開2006−109924(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B01D 53/26
A61L 9/00− 9/22
F24F
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
空気を取り込む吸気口と、前記吸気口から取り込まれた空気を移動させる流路と、前記流路を通過した空気を排出させる排気口とを含む筐体と、
前記筐体内に配置されており、前記流路を移動する空気が通過する複数の開口部を含む網と、
前記筐体の底部に溜められ、前記網と接触して前記網を冷却する冷却液と、を有し、
前記網は、空気が前記開口部に入り込む側の第1面が前記冷却液の液面を向くように、前記液面に対して傾斜しているすることを特徴とする除湿装置。
【請求項2】
空気を取り込む吸気口と、前記吸気口から取り込まれた空気を移動させる流路と、前記流路を通過した空気を排出させる排気口とを含む筐体と、
前記筐体内に配置されており、前記流路を移動する空気が通過する複数の開口部を含む網と、
前記筐体の底部に溜められ、前記網と接触して前記網を冷却する冷却液と、
前記網のうち、空気が前記開口部に入り込む側の第1面に設けられ、前記冷却液の液面に沿って配置される第1フィンと、
前記網のうち、前記開口部から空気が排出される側の第2面に設けられ、空気の移動方向に向かって空気の流路を狭める形状に形成された第2フィンと、
を有することを特徴とする除湿装置。
【請求項3】
空気を取り込む吸気口と、前記吸気口から取り込まれた空気を移動させる流路と、前記流路を通過した空気を排出させる排気口とを含む筐体と、
前記筐体内に配置されており、前記流路を移動する空気が通過する複数の開口部を含む網と、
前記筐体の底部に溜められ、前記網と接触して前記網を冷却する冷却液と、
前記網のうち、空気が前記開口部に入り込む側の第1面に設けられ、前記冷却液の液面に沿って配置される第1フィンと、
前記網のうち、前記開口部から空気が排出される側の第2面に設けられ、空気を前記液面に向かって移動させる第2フィンと、
を有することを特徴とする除湿装置。
【請求項4】
前記流路は、第1流路部と、前記第1流路部に対して、前記流路の上流及び下流のそれぞれに並んで配置された第2流路部とを有しており、
前記各第2流路部における前記筐体の上面は、前記第1流路部における前記筐体の上面よりも前記冷却液の液面に近づいていることを特徴とする請求項1から3のいずれか1つに記載の除湿装置。
【請求項5】
前記網は、前記第1流路部及び前記第2流路部の少なくとも一方に配置されていることを特徴とする請求項に記載の除湿装置。
【請求項6】
前記第2フィンは、平坦面又は曲面によって構成されていることを特徴とする請求項に記載の除湿装置。
【請求項7】
前記筐体は、前記冷却液を排出させる排出口を有しており、
前記排出口と接続され、前記排出口から排出された前記冷却液が収容される容器と、
前記容器に充填されており、前記冷却液と接触して前記冷却液を浄化させる活性化石炭又はセラミック粒子と、
を有することを特徴とする請求項1からのいずれか1つに記載の除湿装置。
【請求項8】
前記筐体及び前記網は、金属で形成されていることを特徴とする請求項1からのいずれか1つに記載の除湿装置。
【請求項9】
前記吸気口及び前記排気口は、上方に向かって開口していることを特徴とする請求項1からのいずれか1つに記載の除湿装置。
【請求項10】
前記吸気口は、前記除湿装置が載置される載置面に沿った方向に向かって開口しており、
前記排気口は、上方に向かって開口していることを特徴とする請求項1からのいずれか1つに記載の除湿装置。
【請求項11】
前記網を通過して前記排気口に向かう空気に対して消毒液を吐出するノズルを有することを特徴とする請求項1から10のいずれか1つに記載の除湿装置。
【請求項12】
前記筐体の内部において、前記消毒液を吐出させる前記ノズルの吐出口と対向する位置に配置されており、前記筐体との間に空気を移動させる流路を形成する風道壁形成体を有することを特徴とする請求項11に記載の除湿装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、空気に含まれる水分を除去する除湿装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、水分を含む空気から水滴を生成して除湿を行う装置が提案されている(特許文献1〜6)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2008−142818号公報
【特許文献2】実用新案登録第3155552号
【特許文献3】特開平7−246311号公報
【特許文献4】特開平6−341356号公報
【特許文献5】特開2012−101167号公報
【特許文献6】特表2016−526142号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、各特許文献1〜6とは異なる構造において、空気に含まれる水分を除去できる除湿装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
すなわち、本発明の要旨は、以下のとおりである。
[1] 空気を取り込む吸気口と、前記吸気口から取り込まれた空気を移動させる流路と、前記流路を通過した空気を排出させる排気口とを含む筐体と、
前記筐体内に配置されており、前記流路を移動する空気が通過する複数の開口部を含む網と、
前記筐体の底部に溜められ、前記網と接触して前記網を冷却する冷却液と、
を有することを特徴とする除湿装置。
[2] 前記流路は、第1流路部と、前記第1流路部に対して、前記流路の上流及び下流のそれぞれに並んで配置された第2流路部とを有しており、
前記各第2流路部における前記筐体の上面は、前記第1流路部における前記筐体の上面よりも前記冷却液の液面に近づいていることを特徴とする[1]に記載の除湿装置。
[3] 前記網は、前記第1流路部及び前記第2流路部の少なくとも一方に配置されていることを特徴とする[2]に記載の除湿装置。
[4] 前記網は、空気が前記開口部に入り込む側の第1面が前記冷却液の液面を向くように、前記液面に対して傾斜していることを特徴とする[1]から[3]のいずれか1つに記載の除湿装置。
[5] 前記網のうち、空気が前記開口部に入り込む側の第1面に設けられ、前記冷却液の液面に沿って配置される第1フィンと、
前記網のうち、前記開口部から空気が排出される側の第2面に設けられ、空気の移動方向に向かって空気の流路を狭める形状に形成された第2フィンと、
を有することを特徴とする[1]から[4]のいずれか1つに記載の除湿装置。
[6] 前記第2フィンは、平坦面又は曲面によって構成されていることを特徴とする[5]に記載の除湿装置。
[7] 前記網のうち、空気が前記開口部に入り込む側の第1面に設けられ、前記液面に沿って配置される第1フィンと、
前記網のうち、前記開口部から空気が排出される側の第2面に設けられ、空気を前記液面に向かって移動させる第2フィンと、
を有することを特徴とする[1]から[4]のいずれか1つに記載の除湿装置。
[8] 前記筐体は、前記冷却液を排出させる排出口を有しており、
前記排出口と接続され、前記排出口から排出された前記冷却液が収容される容器と、
前記容器に充填されており、前記冷却液と接触して前記冷却液を浄化させる活性化石炭又はセラミック粒子と、
を有することを特徴とする[1]から[7]のいずれか1つに記載の除湿装置。
[9] 前記筐体及び前記網は、金属で形成されていることを特徴とする[1]から[8]のいずれか1つに記載の除湿装置。
[10] 前記吸気口及び前記排気口は、上方に向かって開口していることを特徴とする[1]から[9]のいずれか1つに記載の除湿装置。
[11] 前記吸気口は、前記除湿装置が載置される載置面に沿った方向に向かって開口しており、
前記排気口は、上方に向かって開口していることを特徴とする[1]から[9]のいずれか1つに記載の除湿装置。
[12] 前記網を通過して前記排気口に向かう空気に対して消毒液を吐出するノズルを有することを特徴とする[1]から[11]のいずれか1つに記載の除湿装置。
[13] 前記筐体の内部において、前記消毒液を吐出させる前記ノズルの吐出口と対向する位置に配置されており、前記筐体との間に空気を移動させる流路を形成する風道壁形成体を有することを特徴とする[12]に記載の除湿装置。
【発明の効果】
【0006】
本発明では、網が冷却液に接触しているため、冷却液によって網が冷却されている。このため、吸気口から取り込まれた空気が、筐体の流路を移動して、冷却された網に接触することにより、空気が冷却される。空気の冷却によって、空気に含まれる水分を液化させることができ、空気に含まれる水分を除去することができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1】第1実施形態である除湿装置の内部構造を示す概略図である。
図2】浄化システムの構造を示す概略図である。
図3】冷却網にフィンを設けた構成を示す図である。
図4】冷却網にフィンを設けた構成を示す図である。
図5】冷却網にフィンを設けた構成を示す図である。
図6】フィンの形状を説明する図である。
図7】フィンの形状を説明する図である。
図8】フィンの形状を説明する図である。
図9】第2実施形態である除湿装置の内部構造を示す概略図である。
図10図9に示すA−A断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態である除湿装置の構造について、図1を用いて説明する。図1は、除湿装置1の内部構造を示す概略図である。
【0009】
除湿装置1は、除湿装置1の外装を構成する筐体10を有する。筐体10は、金属で形成することができる。筐体10には、除湿装置1の外部に存在する空気を取り込むための吸気口11と、除湿された空気を除湿装置1の外部に排出するための排気口12とが形成されている。筐体10は、吸気口11から排気口12に向かう空気の流路を形成している。
【0010】
吸気口11及び排気口12のそれぞれは、筐体10の上面に形成されており、除湿装置1の上方に向かって開口している。吸気口11はフィルタ21で覆われており、フィルタ21は、筐体10の内部に向けて空気を通過させるとともに、空気以外の異物が筐体10の内部に進入することを阻止する。フィルタ21の下方には、吸引ファン31が設けられている。吸引ファン31を駆動することにより、除湿装置1の外部に存在する空気を吸気口11から取り込むことができる。
【0011】
排気口12はフィルタ22で覆われており、フィルタ22は、筐体10の外部に向けて空気を通過させるとともに、空気以外の異物が筐体10の内部に進入することを阻止する。フィルタ22の下方には、排出ファン32が設けられている。排出ファン32を駆動することにより、筐体10の内部に存在する空気を排気口12から筐体10の外部に排出することができる。
【0012】
本実施形態では、吸引ファン31及び排出ファン32の両方を設けているが、吸引ファン31及び排出ファン32のいずれか一方だけを設けることもできる。この場合であっても、吸引ファン31又は排出ファン32を駆動することにより、吸気口11から空気を取り込むとともに、取り込んだ空気を排気口12から排出することができる。
【0013】
本実施形態では、フィルタ21が吸気口11に設けられているが、筐体10の内部にフィルタ21を設けることもできる。同様に、フィルタ22は、排気口12に設けなくてもよく、筐体10の内部に設けることもできる。また、本実施形態では、フィルタ21,22を設けているが、筐体10の内部への異物の進入を考慮しなければ、フィルタ21,22の少なくとも一方を省略することができる。
【0014】
筐体10の底部には、冷却液(例えば、水)Wが溜まっている。冷却液Wは、各冷却網41〜43の一部と接触して冷却網41〜43を冷却する。筐体10の側面には、排液ダクト13が設けられており、排液ダクト13は、過剰な冷却液Wを筐体10の外部に排出する。すなわち、冷却液Wの液面が、排液ダクト13が設けられた位置よりも上昇したときには、冷却液Wが排液ダクト13に浸入して筐体10の外部に排出される。
【0015】
第1冷却網41は、筐体10の内部に配置されており、空気を通過させるための複数の開口部を有する。第1冷却網41は、1枚の網によって構成することもできるし、複数枚の網を積層して構成することもできる。第1冷却網41は、金属で形成することができる。
【0016】
また、第1冷却網41は、冷却液Wの液面に対して傾斜している。具体的には、第1冷却網41のうちの吸気口11側の面41aが、冷却液Wの液面側を向くように、第1冷却網41が傾いている。第1冷却網41の面41aは、空気が第1冷却網41の開口部に入り込む側の面である。上述したように第1冷却網41を傾斜させることにより、第1冷却網41を冷却液Wの液面に対して略垂直に配置する場合と比べて、第1冷却網41が冷却液Wと接触する面積を増やすことができる。これにより、冷却液Wによる第1冷却網41の冷却効果を向上させることができる。
【0017】
筐体10には、空気の流路を制限するための第1流路制限部14(本発明の第2流路部に相当する)が設けられている。第1流路制限部14では、筐体10の上面が冷却液Wの液面に最も近づいており、第1流路制限部14における筐体10の上面は、冷却液Wの液面に沿った平面を含んでいる。ここで、第1流路制限部14における筐体10の上面は、冷却液Wに接触していなく、筐体10の上面及び冷却液Wの液面の間には、空気が移動する流路が形成されている。
【0018】
第1流路制限部14よりも吸気口11側に位置する筐体10の上面は、傾斜面15が形成されている。傾斜面15は、第1流路制限部14に近づくにつれて下方に向かっている。傾斜面15を設けることにより、空気を第1流路制限部14に向けて移動させやすくなる。
【0019】
第1流路制限部14には、第2冷却網42が配置されており、第2冷却網42は、空気を通過させるための複数の開口部を有する。第2冷却網42は、1枚の網によって構成することもできるし、複数枚の網を積層して構成することもできる。第2冷却網42は、金属で形成することができる。
【0020】
また、第2冷却網42は、冷却液Wの液面に対して傾斜している。具体的には、第2冷却網42のうちの第1冷却網41側の面42aが、冷却液Wの液面側を向くように、第2冷却網42が傾いている。第2冷却網42の面42aは、空気が第2冷却網42の開口部に入り込む側の面である。上述したように第2冷却網42を傾斜させることにより、第1冷却網41と同様に、第2冷却網42が冷却液Wと接触する面積を増やして、冷却液Wによる第2冷却網42の冷却効果を向上させることができる。
【0021】
第1流路制限部14に対して、空気の流路の下流には、第1流路拡大部16(本発明の第1流路部に相当する)が設けられている。第1流路拡大部16における筐体10の上面は、第1流路制限部14における筐体10の上面よりも冷却液Wの液面から離れている。第1流路拡大部16には、2つの傾斜面16a,16bを設けることができ、傾斜面16a,16bによって、第1流路拡大部16内で空気をスムーズに移動させやすくなる。
【0022】
第1流路拡大部16に対して、空気の流路の下流には、第2流路制限部17(本発明の第2流路部に相当する)が設けられている。第2流路制限部17における筐体10の上面は、第1流路拡大部16における筐体10の上面よりも冷却液Wの液面に近づいており、冷却液Wの液面に沿った平面を含んでいる。ここで、第2流路制限部17における筐体10の上面は、冷却液Wに接触していなく、筐体10の上面及び冷却液Wの液面の間には、空気が移動する流路が形成されている。
【0023】
第2流路制限部17に対して、空気の流路の下流には、第2流路拡大部18が設けられている。第2流路拡大部18は、傾斜面18aを有しており、傾斜面18aは、第2流路制限部17から離れるにつれて上方に向かっている。
【0024】
第2流路拡大部18には、第3冷却網43が配置されており、第3冷却網43は、空気を通過させるための複数の開口部を有する。第3冷却網43は、1枚の網によって構成することもできるし、複数枚の網を積層して構成することもできる。第3冷却網43は、金属で形成することができる。
【0025】
また、第3冷却網43は、冷却液Wの液面に対して傾斜している。具体的には、第3冷却網43のうちの第2冷却網42側の面43aが、冷却液Wの液面側を向くように、第3冷却網43が傾いている。第3冷却網43の面43aは、空気が第3冷却網43の開口部に入り込む側の面である。上述したように第3冷却網43を傾斜させることにより、第1冷却網41や第2冷却網42と同様に、第3冷却網43が冷却液Wと接触する面積を増やして、冷却液Wによる第3冷却網43の冷却効果を向上させることができる。
【0026】
第2流路拡大部18よりも上方であって、排出ファン32の下方には、第4冷却網44が配置されており、第4冷却網44は、空気を通過させるための複数の開口部を有する。第4冷却網44は、1枚の網によって構成することもできるし、複数枚の網を積層して構成することもできる。第4冷却網44は、金属で形成することができる。
【0027】
ここで、第4冷却網44は、冷却液Wの液面から離れた位置に配置されている。また、第4冷却網44は、垂直方向(図1の上下方向)に対して傾斜している。具体的には、第4冷却網44のうち、第2流路拡大部18に近い側の端部が最も下方に位置するように、第4冷却網44が傾いている。
【0028】
次に、除湿装置1の除湿作用について説明する。
【0029】
吸気口11から取り込まれた空気は、筐体10の下方に向かって移動し、第1冷却網41に導かれる。第1冷却網41は冷却液Wによって冷却されているため、空気が第1冷却網41と接触すると、空気が冷却される。これにより、空気に含まれる水分が液化して、第1冷却網41の表面に水滴が付着する。上述したように、第1冷却網41は、冷却液Wの液面に対して傾斜しているため、第1冷却網41に付着した水滴は、重力の作用を受けて下方に落下しやすくなる。これにより、第1冷却網41によって、空気に含まれる水分を除去しやすくなる。
【0030】
第1冷却網41を通過した空気は、第1流路制限部14に向かって移動する。第1流路制限部14には第2冷却網42が設けられているため、空気が第2冷却網42と接触して冷却される。ここで、第2冷却網42は、空気の流路が制限された第1流路制限部14に配置されているため、第2冷却網42において冷却液Wと接触する面積の割合は、第1冷却網41において冷却液Wと接触する面積の割合よりも高くなる。したがって、第2冷却網42の全体が冷却液Wによって冷却されやすくなり、第2冷却網42と接触する空気を冷却しやすくなる。
【0031】
第2冷却網42によって空気を冷却することにより、空気に含まれる水分が液化して第2冷却網42の表面に水滴が生成される。上述したように第2冷却網42が傾斜していることにより、第2冷却網42の表面に付着した水滴は、重力の作用を受けて落下しやすくなる。
【0032】
空気は、第2冷却網42だけでなく、第1流路制限部14によっても冷却される。ここで、筐体10は冷却液Wと接触しているため、筐体10も冷却液Wによって冷却されている。空気が第1流路制限部14を通過するとき、第1流路制限部14における筐体10の上面に空気が接触することにより、空気を冷却することができ、空気に含まれる水分を液化させることができる。本実施形態では、第1流路制限部14における筐体10の上面を、冷却液Wの液面に沿った平面で構成しているが、これに限るものではない。例えば、第1流路制限部14における筐体10の上面の少なくとも一部を、冷却液Wの液面に対して傾斜させることができる。この傾斜部分を設けることにより、筐体10の上面に付着した水分を傾斜部分に沿って移動させて冷却液Wの液面に向けて落下させやすくなる。
【0033】
第1流路制限部14を通過した空気は、第1流路拡大部16に移動する。第1流路拡大部16では、第1流路制限部14よりも空気の流路が大きいため、空気の流速が低下する。第1流路拡大部16を通過した空気は、第2流路制限部17に移動する。第2流路制限部17では、第1流路制限部14と同様に、筐体10の上面によって空気を冷却しやすくなる。本実施形態では、第2流路制限部17における筐体10の上面を、冷却液Wの液面に沿った平面で構成しているが、これに限るものではない。例えば、第2流路制限部17における筐体10の上面の少なくとも一部を、冷却液Wの液面に対して傾斜させることができる。この傾斜部分を設けることにより、筐体10の上面に付着した水分を傾斜部分に沿って移動させて冷却液Wの液面に向けて落下させやすくなる。
【0034】
本実施形態では、第1流路拡大部16に対して、空気の流路の上流側及び下流側に、第1流路制限部14及び第2流路制限部17をそれぞれ設けている。第1流路制限部14及び第2流路制限部17を連続して形成した場合、これらの流路制限部14,17では、空気の流速が増加しやすくなり、筐体10及び空気の間の熱伝達が効率良く行われにくくなる。そこで、本実施形態では、第1流路制限部14及び第2流路制限部17の間に第1流路拡大部16を設けることにより、第1流路拡大部16において空気の流速を低下させた後、空気を第2流路制限部17に移動させるようにしている。流速を低下させた空気を第2流路制限部17に導くことにより、第2流路制限部17において、筐体10及び空気の間の熱伝達を効率良く行わせることができる。
【0035】
第2流路制限部17を通過した空気は、第2流路拡大部18に移動する。第2流路拡大部18では、第1流路拡大部16と同様に、空気の流速が低下する。第2流路拡大部18には第3冷却網43が配置されているため、流速が低下した空気を第3冷却網43に接触させることができる。これにより、空気が第3冷却網43と接触する時間を確保することができ、空気の冷却を効率良く行うことができ、空気に含まれる水分を液化させやすくなる。
【0036】
第3冷却網43を通過した空気は、筐体10の上方に向かって移動して第4冷却網44と接触する。第4冷却網44は、冷却液Wと接触していないが、筐体10を介して冷却されている。これにより、第4冷却網44によって空気が冷却されることにより、空気に含まれる水分を液化させることができる。第4冷却網44は、垂直方向(図1の上下方向)に対して傾斜しているため、第4冷却網44に付着した水滴を第4冷却網44に沿って下方に移動させやすくなる。結果として、第4冷却網44から水滴を落下させることができる。
【0037】
第4冷却網44を通過した空気は、排出ファン32及びフィルタ22を通過して除湿装置1の外部に排出される。上述したように、除湿装置1では、空気に含まれる水分が除去されるため、排気口12から排出された空気の水分量を、吸気口11に取り込まれた空気の水分量よりも少なくでき、乾燥した空気を排気口12から排出することができる。
【0038】
次に、排液ダクト13から排出された冷却液Wの処理について、図2を用いて説明する。図2は、冷却液Wを浄化する浄化システムを示す概略図である。排液ダクト13には、図2に示す浄化システムが接続されている。
【0039】
排液ダクト13を通過した冷却液Wは、浄化容器51に導かれる。浄化容器51の入口51aにはフィルタ61が配置されており、フィルタ61は、排液ダクト13から排出された冷却液Wに異物が混入しているときに、この異物を取り除くために用いられる。フィルタ61を通過した冷却液Wは、浄化容器51の内部に移動する。
【0040】
浄化容器51の内部には、浄化粒子Pが充填されている。浄化粒子Pとしては、例えば、活性化石炭やセラミック粒子を用いることができる。冷却液Wは、浄化粒子Pと接触することにより浄化される。そして、冷却液Wは、浄化容器51の出口に配置されたフィルタ62を通過することにより、浄化容器51の外部に排出される。
【0041】
浄化容器51の外部に排出された冷却液Wは、フィルタ63を通過した後、RO膜(逆浸透膜)64において、不純物が除去される。RO膜64を通過した冷却液Wは再利用することができる。例えば浄化システムを、消毒液粒子を放出する空間消毒装置に付属する消毒液生成・供給機構に接続し、除湿装置1から排出された冷却液Wを用いて消毒液を生成するようにしてもよい。空間消毒装置としては、例えば特願2017−044855に記載のものを挙げることができる。これにより、例えば空間消毒装置と除湿装置1とを同一の室内に配置するときに、必要以上に湿度が高くなることを防ぐことができる。
【0042】
また、例えば、浄化システムを除湿装置1の筐体10に接続すれば、浄化システムによって浄化された冷却液Wを筐体10に戻すことができる。すなわち、除湿装置1及び浄化システムの間で冷却液Wを循環させることができる。一方、浄化システムによって浄化された冷却液Wを保管容器に収容しておき、必要に応じて、筐体10の内部に冷却液Wを補充することができる。
【0043】
なお、図2に示す浄化システムでは、入口51a及び出口51bを除いて、浄化容器51を密閉構造としているが、これに限るものではない。例えば、冷却液Wを大気中に露出させる容器(すなわち、開放型の容器)を用いることもできる。この場合には、開放型の容器に浄化粒子Pを収容しておけばよい。
【0044】
本実施形態における冷却網41〜44の少なくとも1つの冷却網にフィンを設けることができる。具体的には、冷却網において、空気が冷却網の開口部に入り込む側の面と、空気が開口部から排出される側の面とのうちの少なくとも一方の面にフィンを設けることができる。以下、フィンの構造について説明する。図3図5では、第1冷却網41に適用した場合について説明する。
【0045】
図3に示す構造では、第1冷却網41の面41aに第1フィン71が設けられており、第1冷却網41の面41bに第2フィン72が設けられている。面41bは、空気が第1冷却網41の開口部から排出される側の面である。第1フィン71は、冷却液Wの液面に沿って配置されており、平坦面で構成されている。第2フィン72は、空気の移動方向に向かって空気の流路を狭める形状に形成されており、平坦面によって構成されている。図3に示す矢印は、空気の移動方向を示している。第2フィン72によって空気の流路を狭めることにより、空気との接触面積を増加させて空気を冷却しやすくなる。
【0046】
図4に示す構造では、図3に示す第2フィン72を曲面で構成したものである。図4に示す矢印は、空気の移動方向を示している。図5に示す構造では、第2フィン72によって、空気の移動方向を変更している。具体的には、第2フィン72は、冷却液Wの液面に向かって空気を移動させる。図5に示す矢印は、空気の移動方向を示している。これにより、空気が冷却液Wと接触させることができ、空気を冷却することができる。空気を冷却することにより、空気に含まれる水分を液化させることができる。
【0047】
図3図5に示す第1フィン71は、平坦面で構成されているが、屈曲面で構成することもできる。例えば、第1フィン71を図6図8に示す形状に形成することができる。図6図8に示す矢印は、空気の移動方向を示している。なお、図6図8では、図3図5に示す複数の第1フィン71のうち、2つの第1フィン71の位置関係だけを示している。また、図6図8では、第1フィン71の形状を示しているが、図3図5に示す第2フィン72を図6図8に示す形状に形成することもできる。
【0048】
図6に示す構造では、一方の第1フィン71の谷部71aと、他方の第1フィン71の谷部71aとが、2つの第1フィン71の配列方向(図6の上下方向)において並んでいる。言い換えれば、一方の第1フィン71の山部71bと、他方の第1フィン71の山部71bとが、2つの第1フィン71の配列方向において並んでいる。空気は、各第1フィン71の谷部71a及び山部71bに沿って移動する。第1フィン71に谷部71a及び山部71bを設けることにより、第1フィン71及び空気の接触面積を増加させて空気を冷却しやすくなる。
【0049】
図7に示す構造では、図6に示す構造と比べて、空気の移動方向が異なっている。ここで、空気は、2つの第1フィン71における谷部71a,71aの間や、2つの第1フィン71における山部71b,71bの間を移動する。
【0050】
図8に示す構造では、一方の第1フィン71の谷部71aと、他方の第1フィン71の山部71bとが、2つの第1フィン71の配列方向(図8の上下方向)において並んでいる。空気は、各第1フィン71の谷部71a及び山部71bに沿って移動する。図8に示すように2つの第1フィン71を配置すると、空気の流路が拡大される流路拡大部71Aと、空気の流路が制限される流路制限部71Bとを形成することができる。流路拡大部71Aでは、一方の第1フィン71の谷部71aと、他方の第1フィン71の山部71bとが、2つの第1フィン71の配列方向(図8の上下方向)において最も離れている。流路制限部71Bでは、一方の第1フィン71の谷部71aと、他方の第1フィン71の山部71bとが、2つの第1フィン71の配列方向(図8の上下方向)において最も近づいている。図8に示す構造であっても、第1フィン71及び空気の接触面積を増加させて空気を冷却しやすくなる。
【0051】
(第2実施形態)
本発明の第2実施形態である除湿装置の構造について、図9及び図10を用いて説明する。図9は、除湿装置1の内部構造を示す概略図である。図10は、図9におけるA−A断面図である。本実施形態において、第1実施形態で説明した部材と同様の機能を有する部材については、同一の符号を用いている。以下、第1実施形態と異なる点について、主に説明する。
【0052】
本実施形態の除湿装置1では、吸気口11が筐体10の側面に設けられている。そして、吸気口11から取り込まれた空気は、除湿装置1が載置される載置面に沿った方向に移動する。このように空気を取り込むことにより、空気の移動方向を変えずに、吸気口11から第1冷却網41に向かって空気を移動させることができる。これにより、吸気口11から取り込まれた水分を含む空気が第1冷却網41に衝突しやすくなり、第1冷却網41での冷却によって、空気に含まれる水分を液化させやすくなる。
【0053】
吸気口11はフィルタ22で覆われており、吸気口11の下方には、冷却液Wを排出するための排液ダクト13が設けられている。また、筐体10の内部に配置される吸引ファン31は、フィルタ22に沿って配置されている。
【0054】
なお、第1実施形態である除湿装置1において、吸気口11を本実施形態で説明した位置に設けることができる。また、第1実施形態である除湿装置1において、フィルタ22や吸引ファン31を本実施形態で説明した位置に設けることができる。
【0055】
筐体10には、複数のノズル81が設けられている。ノズル81は、第4冷却網44の上方であって、排気口12の下方に配置されている。図10に示すように、複数のノズル81は、筐体10の円筒部分の周方向に並んで配置されている。また、本実施形態では、図9に示すように、筐体10の上下方向(図9の上下方向)においても、ノズル81が並んで配置されている。
【0056】
なお、上方に配置されるノズル81と、下方に配置されるノズル81とは、排気口12の側から見たときに、互いに重なる位置に配置されていてもよいし、互いに重ならない位置に配置されていてもよい。また、筐体10の上下方向にノズル81を並べて配置しなくてもよいし、筐体10の上下方向に並んで配置されるノズル81の数は、3つ以上であってもよい。
【0057】
各ノズル81は、供給管82を介して、貯留容器83に接続されている。供給管82の一部には、ポンプ84が配置されている。貯留容器83には、次亜塩素酸水などの消毒液が溜められており、ポンプ84を駆動することにより、貯留容器83から各ノズル81に消毒液を供給することができる。ノズル81に供給された消毒液は、ノズル81の先端に形成された吐出口から吐出される。図10に示すように、各ノズル81は筐体10(円筒部分)を貫通しており、各ノズル81の吐出口は、筐体10の内部に位置している。これにより、ノズル81の吐出口から筐体10の内部に向かって消毒液が吐出される。
【0058】
筐体10の円筒部分の内部には、円筒状に形成された風道壁形成体85がノズル81の吐出口と対向する位置に配置されている。風道壁形成体85は、筐体10(円筒部分)に固定された支持部材(不図示)によって支持されている。風道壁形成体85は、筐体10の円筒部分の内周面から離れており、風道壁形成体85の外周面と、筐体10の円筒部分の内周面との間には、空気が移動する流路が形成されている。
【0059】
風道壁形成体85の下端部85a及び上端部85bは、円錐面で構成されている。具体的には、風道壁形成体85の下端部85aは、筐体10の下方に向かって凸となる円錐面で構成され、風道壁形成体85の上端部85bは、筐体10の上方に向かって凸となる円錐面で構成されている。
【0060】
これにより、第4冷却網44から風道壁形成体85の下端部85aに到達した空気は、下端部85aの円錐面に沿って移動し、風道壁形成体85及び筐体10の円筒部分の間に形成された流路に移動しやすくなる。ここで、風道壁形成体85の下端部85aを円錐面とすることにより、風道壁形成体85の外面に沿って移動する空気の流速を向上させることができる。また、風道壁形成体85の外周面に沿って上方に移動した空気は、風道壁形成体85の上端部85bの円錐面に沿って移動し、排気口12に導かれやすくなる。
【0061】
なお、風道壁形成体85の下端部85aや上端部85bは、円錐面で構成されていなくてもよい。例えば、下端部85aや上端部85bは、風道壁形成体85の長手方向(図9の上下方向)と直交する平面で構成することができる。
【0062】
ノズル81の吐出口から消毒液を吐出させることにより、風道壁形成体85及び筐体10(円筒部分)の間に形成された流路を通過する空気に粒子状の消毒液を含ませることができる。ここで、ノズル81の吐出口は、風道壁形成体85の外周面と対向しているため、ノズル81の吐出口から吐出された消毒液は、風道壁形成体85の外周面に衝突して飛散するため、粒子状になりやすい。粒子状の消毒液を含む空気は、排気口12から筐体10の外部に排出される。
【0063】
なお、本実施形態では、筐体10の内部に風道壁形成体85を配置しているが、風道壁形成体85を省略することもできる。ここで、ノズル81の吐出口から、粒子状の消毒液を吐出させると、消毒液を風道壁形成体85の外周面に衝突させた後の消毒液の粒子の径と比べて、消毒液の粒子の径が大きくなるが、排気口12から排出される空気に粒子状の消毒液を含めやすくなる。
【0064】
本実施形態では、ノズル81から消毒液を吐出させることにより、除湿された空気に粒子状の消毒液を含ませることができ、消毒作用を有する空気を排気口12から排出させることができる。
【0065】
ノズル81は排気口12の近傍に配置されているため、排気口12から排出される直前の空気に対して粒子状の消毒液を含ませることができる。これにより、排気口12から排出される空気に対して粒子状の消毒液を含ませやすくなり、排気口12から排出された空気に含まれる消毒液(粒子)の量を増加させやすくなる。そして、消毒液(粒子)の量を増加させることにより、消毒作用を向上させることができる。
【0066】
本実施形態のように、粒子状の消毒液を含む空気を排気口12から排出すると、除湿装置1の周辺環境における湿度が上昇することがある。特に、消毒液に含まれる消毒成分が揮発しやすいと、消毒液の溶媒だけが大気中に残ってしまい、除湿装置1の周辺環境における湿度が上昇しやすくなる。また、粒子状の消毒液を含む空気を排気口12から排出し続けると、除湿装置1の周辺環境における湿度が上昇しつづけてしまうことがある。
【0067】
そこで、本実施形態では、第1実施形態と同様に、冷却網41〜44を用いたり、流路制限部14,17を用いたりすることにより、湿度が上昇した空気を吸気口11から取り込んで冷却して、空気に含まれる水分を液化させることができる。結果として、粒子状の消毒液を含む空気を排気口12から排出しても、除湿装置1の周辺環境における湿度が上昇することを抑制できる。
【0068】
なお、本実施形態では、第1実施形態と同様に、冷却網41〜44の少なくとも1つの冷却網にフィンを設けることができる。具体的には、冷却網において、空気が冷却網の開口部に入り込む側の面と、空気が開口部から排出される側の面とのうちの少なくとも一方の面にフィンを設けることができる。また、本実施形態では、第1実施形態で説明した排出ファン32を省略しているが、この排出ファン32を設けることもできる。具体的には、フィルタ22及び風道壁形成体85の上端部85bの間に排出ファン32を設けたり、風道壁形成体85の下端部85a及び第4冷却網44の間に排出ファン32を設けたりすることができる。
【符号の説明】
【0069】
1:除湿装置、10:筐体、11:吸気口、12:排気口、14:第1流路制限部、
16:第1流路拡大部、17:第2流路制限部、18:第2流路拡大部、
41:第1冷却網、42:第2冷却網、43:第3冷却網、44:第4冷却網、
81:ノズル、82:供給管、83:貯留容器、84:ポンプ、85:風道壁形成体、
W:冷却液
図1
図2
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